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神無月の巫女 エロ総合投下もの 宮様は嫉妬魔   乙橘学園内での午前中の出来事 廊下で姫子と早乙女さんの弾む会話を偶然目撃した私は唇を強く噛んだ 2人に気付かれないように角に隠れる 特に何気ない会話なのに胸が熱くなるのは何故だろう? 「ねえ姫子聞いてるの!?」 「え・・・?あ、うん聞いてるよ・・・?」 「はあ・・・あんたは私が付いていないと駄目だね~」 と姫子の肩をとんとんと叩く 「うう・・・マコちゃん酷い・・・」 「うーん・・・今日も寒いね、この分じゃあ・・・今夜も一緒に寝ることになりそうだわ」 そう言いながら姫子に腕を絡んだり組んだりじゃれ付いたりしてる早乙女さん・・・ ときには後ろから姫子の両胸を揉んだり抱き締めたりしている、本人には悪気はないのだろうけれど 姫子の大親友でもある早乙女さん・・・私は姫子といつも一緒に居る貴女が・・・うう・・・ 私は立場上、姫子に馴れ馴れしくできないのが辛かった、話しかける勇気がない もしいま角から出て話しかけるようなことをすれば私達の関係は終わってしまうだろう 「くっ!・・・・・・」 私はその場に居座るのが嫌になり離れた そして昼休み、薔薇の園での出来事 「ねえ千歌音ちゃん・・・?どうしてずっと黙っているの?」 「・・・・・・・・」 昼休み、いつも通りの薔薇の園での出来事 「千歌音ちゃんどうしたの?なに怒ってるの?」 「・・・・・・・・」 姫子が不安そうに千歌音の様子を伺った 「千歌音ちゃんどうしちゃったの・・・?いつも無口だけど・・・今日は変だよ?」 薔薇の園で待っていた私、後から薔薇の園にこそっとやってきた姫子に言葉を開かなかった 「姫子・・・・・・午前中、早乙女さんとの会話を聞かせてもらったわ」 「え・・・・・千歌音ちゃん・・・・・?」 頭の中に誰か分からないが声が入ってきた 姫宮千歌音さん・・・・・・私は貴女の前世・・・・・・・ いいの?貴女は姫子が好きなんでしょ? ここで・・・姫子をものにしないといけないわ (貴女は誰なの・・・?私の中に入るのはおやめなさい・・・・!!) 私?私は・・・貴女・・・・よ 貴女と顔も声も貴女とそっくりよ・・・ 「はあ・・・・っ!」 私は我に返った 「千歌音ちゃん・・・・・・?」 ものにするんだ・・・姫子を私のものに・・・・・前世の私に導かれるまま・・・ 弁当を食べている姫子に近寄った 私は姫子を威嚇するように鋭く睨みつけた あまりの迫力に弁当を口に通していた姫子が立ち上がると後ずさりする 「姫子・・・・・貴女は私のものよ・・・・・・!!」 (前世の声、違うわね・・・あれは別の心の中の私の声よ嫉妬心が混じった私の声だわ) 「やだちょっと、どうしたの・・・・・千歌音ちゃん・・・・・・?」 「誰にも・・・・渡さないわ・・・・・!」 弁当すら一切手をつけずに目の前の美少女が突然物凄い形相でぐいっと歩み寄ってきた 恐怖を感じた姫子は慌てて後ずさりする しかし歩み寄る千歌音の方が動きは速かった 後ずさりしようとした姫子を簡単に捕まえると 呆気に取られた様子の姫子の唇に自分ので強引に塞いだ 「んっ・・・や、やだぁ!千歌音ちゃ・・・・んっ!!」 一度はキスから逃れようと唇を少し離した姫子を(絶対逃すものか!!!)逃すまいと顎を両手で掴み再び強引に唇を塞ぐ 「んんっ・・・・・・」 今度はがっちり両腕で姫子の小さな身体全体を押さえつけられているため姫子がキスから逃れることは出来なかった (さあ・・・もう逃げられないわよ姫子・・・) 姫子が両手で千歌音の身体を必死に引き離そうとするがびくとも動かない 「んんっ・・・・・・・」 唇をがっちり塞がれているため姫子は声を上げることも出来なかった 両足をばたつくが千歌音の身体は動かない、姫子は絶望感に包まれる やはり弓道で鍛えている千歌音と身体の弱い姫子では力の差があった 姫子の唇の感触というより味を何度も確認に味わう・・・ (ふふ・・・姫子・・・・貴女の唇・・・とても甘いのね・・・その上、美味しいから何度も食べたくなるわ・・・) 身動きできない姫子の唇を何度も奪い続けた 乙橘学園生徒が通ることのない薔薇の園で・・・その行動は続く 必死に千歌音のキスから逃れようとあがき苦しむ姫子を嘲笑うかのようにさらに強く身体全体で絡む そしてついに姫子は千歌音に完全に抑えられ身動き1つ取れなくなった 「!?」 姫子の口内に千歌音の長い舌が進入を開始した (そうね・・・もうただのキスだけじゃもう子供だもの、もうこんな子供染みたキスは嫌! もうおままごとのようなキスにはうんざりだわ・・・!) 「んんっ!」 姫子が両目を大きく開け必死に逃れようとするが千歌音の唇や身体、腕はびくりとも動くことはない (無駄よ姫子・・・そんな非力な力で私から逃れられるとでも思ってるのかしらね・・・・!) あがきつづける姫子を嘲笑うかのように私の行動は続く 右手を姫子のスカートを捲り上げ中にに進入させると生足をさすり始めた (あら・・・姫子のお肌・・・唇と一緒で柔らかいのね・・・) 下を見下ろすと目に涙を浮かべこちらを凝視している姫子の姿があった 「・・・・・・・・」 しかし非難の目に構うことなく行動を続ける 長い右腕がスカートの中の生足を通り越して・・・下着まで到達する (さあて・・・脱がせてしまおうかしらね・・・) 姫子のお尻を何度もさする、柔らかい感触で堪らない快感だった ああ・・・柔らかいのね・・・姫子 姫子を一度キスから解放する 千歌音の唾液が唇に付着していた、それほどまでに強烈なキスだった 姫子が気付くとハンカチで何度も拭き取りながら千歌音を涙目で睨みつけ非難した 「はあ・・・・千歌音ちゃん・・・どうしてこんなこと・・・・!!」 すぐさま態勢を整えると姫子に歩み寄ると唇を再びふいと寄せた 「姫子・・・・・・」 姫子は慌てて顔を背け恐怖を覚えると足を動かした 「や・・・・やだ!!」 薔薇の園から逃げ出そうとする姫子の腕を捕まえる 「あっ!」 園の緑に押し倒すと胸元に覆いかぶさった 私は再び唇を寄せた「や、やだっ!」 必死にキスから逃れようと唇をかわし続ける姫子 私は姫子の顎を掴むと・・・震えている姫子の唇に自分のを強引に重ねた 「んっ・・・・・・!」 ちゅるると何度も姫子の唇の味に酔いしれた 足をばたつかせているが気にもとめない 一度キスから解放すると涙目の姫子に微笑み告げた 「姫子・・・・・貴女の唇・・・・とても甘いのね」 (どうしちゃったのかな・・・・今日の千歌音ちゃんなんだか凄く怖い) 姫子・・・・貴女が悪いのよ・・・・私に見せ付けるように人との接触を図り続けるから だから・・・嫉妬の私が目覚めてしまったの・・・・ 「やだやだ!やだよう!千歌音ちゃん!やめてよう!もうすぐお昼休み終わっちゃうよ!」 「大丈夫よ姫子、午後の授業ならいくらでも休めるわ、私達出席率いいから・・・・」 両手両足をばたつかせる姫子を平手打ちで黙らせると制服を脱がせ 下着に顔を埋める 「好きよ・・・・・姫子」 その言葉で姫子の体全体が熱くなった・・・ 夢ではない、現実にあの憧れの対象でもあった宮様こと姫宮千歌音に抱かれながら愛の言葉を囁かれている 「ああ・・・・・」 姫子は一瞬我を忘れると抵抗を止めるどころか千歌音の背中に両手を自然と回していた 「はあ・・・・・はあ・・・・ああっ!」 姫子の下着を全て剥ぎ取ると乳首に唇を寄せ嘗め回した (姫子・・・小さいけど・・・美味しいわ) 「んん・・・・気持ちいいよ千歌音ちゃん」 「あら・・・・そう言ってくれて嬉しいわ」 姫子は千歌音の背中に両手を回しながら空を見上げた ここで・・・千歌音と初めて逢ったこの場所で千歌音にいいように抱かれている自分が居る あの子犬のお陰で千歌音の仲良くなれた・・・でも自分たちはその薔薇の園を汚そうとしている 姫子は快感を感じながらも心中複雑だった、それも女同士で・・・・ 千歌音には罪の意識はないのだろうか? 千歌音は状態を上げ姫子に再びキスをした、それも舌を入れる方だ・・・ 「んっ!・・・・・」 千歌音の長い舌が姫子の口内をいい様に嘗め回している うーん・・・これって気持ちいいのかな・・・・ 「うーん・・・千歌音ちゃんってキスは始めてなの?」 「え・・・・?そうよ、姫子が始めてよ・・・・生まれて初めて今日・・・キスしたわ」 「そうなんだ・・・・千歌音ちゃん・・・って人気あるからてっきりキスなんてしてるんじゃないかなって」 その言葉に千歌音が目を閉じ静かに呟いた 「私・・・・・姫子以外の人間とキスだなんて・・・・・考えられないわ、体を交わすことも・・・・私、貴女以外の人間なんて最初から眼中にもないの」 戸惑う姫子に再び唇を重ねた 「好き・・・・・好きよ・・・・・大好きよ姫子」 「わ・・・・・・私以外眼中にないって・・・・・・」 「ええ・・・そうよ、貴女以外の人間なんて興味すら沸かないわ・・・姫子、私には貴女さえ居ればいいの」 千歌音は平然と答えた、さもそれば当然かの如く 言葉を失っている姫子を上から覗き込むと胸元に顔に埋めた 「好きよ・・・・・・姫子」 まさか今日の昼休みに人生最初の処女を捧げることになるなんて考えてもいなかった それも親友で憧れの存在でもあった宮様こと姫宮千歌音に・・・ 「・・・・・・」 何故だろう?嫌な気持ちにはならない こう見上げるとやはり千歌音は綺麗な顔立ち、体の締り具合に大きな胸・・・月のように綺麗な長髪 こういう人のことを美少女って呼ぶんだ・・・ それに千歌音ちゃんは成績も優秀、それにピアノ弾きの天才なので手先も器用だ、さらに名家の令嬢・・・ つまりはっきり言ってしまえば文句のつけようのない完璧な美少女 でも今日理解した・・・姫宮千歌音の唯一の欠点、それは・・・いま自分にしてる行為・・・ それも親友である自分を・・・でも好きよって愛の言葉を囁かれている それに対して私は・・・千歌音ちゃんの気持ちに答えたかった 姫子はキスをしてきた千歌音に抵抗を見せずにそのまま自分も唇を序所に重ねて行った さっきまでは無理矢理気味にキスされたのでよく分からなかったが 落ち着くと千歌音の唇からは甘い薔薇のような味がした 姫子はその味や香りが欲しくなりぐいぐいと唇を押し付けた 「んっ・・・・・・」 ・・・・・ああ・・・・・気持ちいい・・・・・ もう姫子は抵抗を完全にやめ自分も乗り気だ いや、もはや抵抗しても無駄だというのがわかる 姫子に非力な腕や遅い足では運動神経抜群の千歌音から逃げられるわけがない 先程の出来事でもわかることだ 傍から見れば薔薇の園で2人の女の子がこの場に相応しくない行為をしてるようにしか見えない 「ち・・・・・千歌音ちゃん・・・・・」 それにしても薔薇の園で自分が制服を脱ぎ捨てられ犯されている、それも目の前の学園生徒の誰もが慕う美少女に 寮を出た朝では考えられなかった、それも姫子が毎日楽しみにしてるお昼休み 唯一学園内で千歌音と2人だけで話せる時間なのに・・・千歌音がなぜ怒っているのか想像できないでいた なぜ自分は今日千歌音に襲われたのか・・・? 考える暇もなく千歌音の舌が姫子の口内を踊っていた ・・・・・ちゅるるんと・・・・・千歌音の唾液、香りがもろに刺激された 「あ・・・・・ああ」 なんて快感・・・これは一体・・・ と、千歌音が突然立ち上がる 「ふう・・・・・・ここまでね」 「ち、千歌音ちゃん?」 千歌音は姫子の胸元を食い入るように見つめたが・・・静かに目を閉じ悠然と言った 「姫子、制服を着て頂戴・・・お弁当食べ残しもまだあるでしょう?私も食べようかしら・・・午後の授業の時間も近いもの」 (良かった・・・優しい千歌音ちゃんだ・・・) 自然に微笑んだ姫子は転がっている制服を見つけると静かに着直し、スカートを何度か叩き溝を直すと静かに座った 2人は食べながら無言だった 千歌音が無口でなのはいつものことだが姫子が無口なのは珍しいことだった 当然だろう・・・先程ああいう行為をしたのだ、和やかに会話が弾むほうがおかしいだろう 空気に耐えられなくなって姫子が口を開いた 「あ・・・・・・あの、千歌音ちゃん・・・?そのね・・・その」 弁当箱に目を向いたまま返事が返ってくる 「なにかしら」 「ど、どうしてあんなことしたのかなって・・・」 「・・・・・・・・・」 感情を表に出すことのない千歌音があきらかな憎悪の目を先程姫子に向けていた そして強引にキスをされた・・・・・・どうしてあんなことをしたのか怖いけど聞いてみた 「ち、千歌音ちゃん?」 「嫉妬・・・・・」 「・・・・貴女が早乙女さんと話したりじゃれついてるとこ見てて・・・楽しそうだったから」 「千歌音ちゃん・・・」 私は姫子を目を合わすことなく、目を下に落とすと話し始めた 「私、友達いないもの・・・この学園では貴女1人だけ、だから貴女が誰かと話してるの見るの辛いの・・・ごめんなさい」 千歌音は目を閉じ静かに呟き続けていた 「貴女が好きなの・・・心から、だから貴女が誰かと話してるの見てると苛立たしくなるの・・・今までは我慢してきたのだけれど・・・今日は感情が高ぶっちゃて・・・ごめんなさいね姫子」 姫子は呆気に取られていた、自分が知らない内に千歌音を傷付けていた・・・? 「それで・・・貴女を取られるのが嫌で、ついあんな行動に・・・ごめんなさい、軽蔑してくれて構わないわ、私のこと嫌いになったでしょ・・・?私、嫉妬深い女なのよ」 「千歌音ちゃん・・・」 「私ね・・・姫子が思ってくれてるような女じゃないの、姫子自身を束縛したいって思ってる、締め付けたいって思ってるの・・・最低だわ・・・」 千歌音ちゃんが苦しんでる、私のせいで・・・ここまで苦しめていたなんて・・・私は・・・私は・・・ 弁当そのままに千歌音近寄ると胸に飛び込んだ 「ひ、姫子・・・・?」 千歌音が手にしていた箸が落ちる 「ごめんね千歌音ちゃん、私が駄目だから、私がはっきりしないから・・・私のせいでここまで千歌音ちゃんのこと苦しめていたなんて・・・ごめんね!」 姫子は目に涙を零しながら飛び込んだ 「私好きだよ、千歌音ちゃんのこと好き!だから・・・・・・もう悲しい顔なんてしないで・・・愛してるよ千歌音ちゃん!」 顔を真っ赤に染めながら千歌音は呟いた 「姫子、ありがとう・・・・・とても嬉しいわ」 月のような綺麗な瞳をした姫宮千歌音がそこには居た 午後の授業中でも私は胸の高鳴りが収まらなかった 姫子から・・・好きだって、愛してるって言ってくれた・・・・・・! 周りにはいつも通りクールに装ってはいるけれど、気持ちが紅潮した 今まで胸が苦しかった、でもこれからは苦しむ必要はないわね (ああ・・・・姫子、まだかしら、まだ逢えないのかしら) 何百年と続く村の名家・・・その姫宮家の1人娘として生まれた私 幼少の頃から使用人付きでお嬢様育ちだった私には・・・友達なんて1人もいなかった まともな話し相手なんて・・・私のお世話係として雇われたメイド、如月乙羽さんだけだった 乙羽さんとは年が近いということで気が合った でも・・・私が10歳の頃、乙羽さんに一度「乙羽さん・・・私、貴女のこと友達のように思ってるから、私に対して敬語は今後使わなくてもいいわ」 勇気を振り絞って言った、でも乙羽さんの答えはこうだった 「お嬢様申し訳ありません、私は千歌音お嬢様に仕える使用人です、使用人の分際でそのようなご無礼なことはできません・・・お気遣い感謝します」 「・・・・・・」 姫子・・・私ね、貴女に薔薇の園で初めて逢ったとき・・・一目惚れしちゃったの・・・ 貴女は私のこと親しみを込めて「千歌音ちゃん」って言ってくれたわ・・・それが私凄く嬉しかったのよ? 好き・・・好きよ姫子・・・・・・貴女は私にとって掛け替えのない存在なの・・・ ああ姫子・・・はあ・・・はあ・・・早く逢いたいわ・・・貴女に早く この胸の高鳴りをどう抑えればいいのかしら 頬が赤く染まる・・・姫子と両思いになれたんですもの・・・ 恋なんて初めての経験、邸の空気しか知らないから 午後の授業が全て終わると小さく息を吐き出した ふふ・・・・・・姫子と恋人同士・・・ でも・・・今まで通り姫子と話せる機会は相変わらず限られている 昼休みの薔薇の園での唯一のひと時だけだ そもそも姫子は寮生だ、それに対して千歌音は自宅通学 会える機会があるはずもない・・・私は自分の立場を改めて憎んだ 名家の令嬢ではなく・・・私が普通の生徒だったら・・・ 「宮様ごきげんよう」「宮様本日もお疲れ様です」 自然と廊下を歩いているとどこからともなく声が飛んでくる 「・・・ごきげんよう・・・」 笑顔で微笑み挨拶を返すが・・・はっきり・・・姫子と逢うのに邪魔だった 「!?」 学校の外に出た私は遠くに居た姫子と目が合った 姫子の方は気付いていないようだ・・・ (姫子・・・・姫子・・・・逢いたかったわ姫子・・・・!) 「ひ・・・いえ・・・来栖川さ・・・・・・」 笑顔で微笑み声をかけるつもりで歩み寄ろうとしたら後ろから姫子と腕を組んで歩いている早乙女マコトを見て声を止めた 「!!・・・・・・っ!」 私は心が軋みを上げ・・・唇をぎゅっと強く噛んだ・・・ そうよね・・・・姫子には早乙女さんが付いてるものね・・・いつも1人だと限らないわよね 早乙女さんと手を繋ぎながら歩いている姫子、それを見て私は軽い嫉妬心を懐いた そうよ・・・姫子は私1人のものじゃないわ、早乙女さんというお友達がいるんですもの 「!?」はっと姫子と一瞬目が合う、姫子があっとした表情で私を・・・見つめた 早乙女さんは2人の目線には気付いていないようだ、もちろん周囲の生徒も・・・ 「・・・・・・・・・」 早乙女さんと一緒に居る姫子とは話すことなんてないわ・・・ 話しかけると大騒ぎになることも目に見えてるもの 私は姫子から目を逸らすと静かに薔薇の園の方向にゆっくりと足を向けた 「・・・・・・・・・」 弓道部の活動まではまだ時間もあるわ、適当につぶそう・・・ 生徒会もお仕事も残ってるけれど・・・いまはそんなことを考えたくなかった 「ふう・・・・・」 薔薇の園に入ると小さく息を吐きながら座った 今日はこの場所で姫子と・・・ 「はあ・・・ぜえ・・・はあ・・・・ち・・・・・・千歌音ちゃん?」 !?・・・・・・・姫子? ぜえぜえと・・・息を大きく吐きながら姫子がやってきた 「待って・・・・!待って千歌音ちゃん・・・」 相当疲れたのか肩で息をしている 姫子は体が弱く体力もないので・・・少し走ると疲れるのは仕方ないだろう 「・・・・・・・なにかしら?」 目を合わせぬまま静かに聞いた 「その・・・千歌音ちゃん・・・・・怒ってる?」 「・・・・どうしてそう思うのかしら」 姫子が呆気に取られたような表情をすると慌てた様子で聞いてきた 「だ・・・だって!千歌音ちゃん私から目を逸らしたから・・・」 「姫子、私ね・・・・貴女と2人だけの時間が欲しいの・・・第三者に介入されるのは嫌なのよ・・・」 それもそうだが違う・・・ほんとは・・・早乙女さんに嫉妬したから・・・・・・・・!! 「え?で・・・でもあれは違うの千歌音ちゃん!ま、マコちゃんと普通に帰っていただけなの・・・」 わかってるわ姫子・・・・早乙女さんと姫子は仲がいいから 「ええ、そうよね、ごめんなさいね私・・・」 「千歌音ちゃん・・・」 はっきり女友達相手に嫉妬だなんて異常だろう 「それで姫子、早乙女さんはいいのかしら?」 「あ、うんマコちゃん部活あるからって・・・」 「そう、良かった」 え!?平然と呟く千歌音に戸惑った・・・良かったってなにが・・・?姫子は一瞬戸困惑した しかし深く考えるのをやめると気を取り直して千歌音に聞いた あ・・・そうだ、千歌音ちゃんこんな所に居ていいのかな・・・? 「あ、千歌音ちゃんは部活は・・・・・・?弓道部だよね?それに生徒会のお仕事もあるんじゃ・・・」 姫子に顔を向けずに告げた 「いいの」貴女と2人だけの時間をいま過ごせてるんですもの こんなときに部活だなんて・・・どこにも行く気になんかなれないわ 私は姫子から顔を逸らしたまま・・・瞳を閉じたまま・・・静かに告げた 「ねえ姫子、私・・・寮に一度行ってみたいわ・・・貴女の部屋に案内してくれないかしら・・・?」 千歌音の提案に姫子は戸惑った 「え!?私の寮に・・・?」 「ええ・・・いけないかしら?いまは早乙女さんもいないし・・・いいんじゃないかしら?私、姫子の部屋行ってみたいの」 急な展開に姫子は慌てる 「で・・・!でも千歌音ちゃんが来たら寮の皆大騒ぎしちゃうと思う・・・」 そりゃそうだろう、宮様が寮に来るなんて、しかも人の部屋に入るだなんて前代未聞の出来事だろう 「構わないわ・・・・・・それに私言わなかったかしら?貴女以外の人間には興味ないって、それに人のいないときに行けば見られる心配もないわ、いまは皆部活で部屋にはいないと思うわ・・・」 「千歌音ちゃん・・・」 千歌音は姫子に寄り添いたかったが姫子が人目を気にして離れて歩くように言った (千歌音ちゃんもう少し自分のお立場を考えてほしいな・・・) 寮に行く途中の道でも女生徒から 「宮様ごきげんよう」「これからどちらにお行きになるんですか?」「宮様弓道部はいいのですか?道場はあちらですが」 こんなのはまだましな方だろう、早朝などは千歌音の周りには必ず生徒の取り巻きがいる、あれでは話もままならない なるべく姫子は千歌音から離れて歩いていた、これなら赤の他人に思われるだろう でないと生徒の心無い嫉妬から何を言われるかわかったものではない 姫子・・・・・・私はできらば貴女と腕を組んで歩きたいのだけれど・・・ 駄目でしょうね・・・(ああ・・・姫子とっても可愛くてよ、いますぐ・・・キスしたいくらい) 姫子を横顔を伺いながら私は胸が紅潮していた ここが姫子の・・・私は姫子から寮の部屋に案内された 失礼だが姫宮邸の千歌音の部屋の半分もない狭さ やはり所詮は寮、ベッドが2つと勉強用の机があるくらいだ、テレビもない 「あ、あんまりジロジロ見ないでね・・・・・・」 姫子が恥ずかしそうにたじろぐ、なにせ千歌音は宮殿のような豪華な御邸でいつも暮らしているのだ このような狭い部屋とは無縁のお嬢様なので、あまりに場違いであることは間違いない (そう・・・ここでいつも姫子は寝泊りしてるのね、ルームメイトの早乙女さんと2人っきりで) 「あ、左側にあるベッドがマコちゃんの・・・・で、こっちが私の・・・なんだけど・・・」 姫子が顔を赤く染めながら自分がいつも就寝しているベッドを紹介する 「せ、狭いでしょ?それに・・・ちょっと散かしてるから・・・千歌音ちゃんに見せるの恥ずかしいよ・・」 「そんなことないわ・・・姫子、素敵なお部屋よ」 千歌音は少し微笑むと姫子のベッドに駆け寄り・・・ゆっくりと座ると・・・寝転んだ 「や!ち、千歌音ちゃん!」 姫子が顔を真っ赤に染めおどおどする 「ふふ・・・・・姫子の香りがするわ・・・・・とっても気持ちいいわよ・・・」 (ほんと、姫子の香りがするわ・・・ああ・・・堪らないわ) ベッドに寝転ぶ千歌音に姫子は一瞬見とれた 千歌音のような超美少女は、どのような格好をしててもやはり絵にはなる あまりに気持ちよさに目を静かに瞑った、このベッドで姫子は・・・ 「姫子もいらっしゃい・・・とっても気持ちいいわよ」 私はベッドで寝転びながら姫子を手招きした 「え?・・・う・・・うん・・・じゃあ・・・私も寝ようかな」 少し戸惑い気味だったが姫子もベッドに近寄ると横になった ああ・・・私の間近に姫子の顔が・・・幸せだわ・・・ 可愛い、とても可愛いわよ・・・私の愛しい姫子 「ねえ姫子」 ふいと声をかけた 「ん?なに千歌音ちゃん・・・・・・」 「まだ昼休みでのこと怒ってる?」 「え・・・・・?ううん、ただ少しびっくりしたけど・・・」 そりゃ驚くだろう・・・予想もしていなかったはず 今まで親友だと思っていた、そして憧れの存在でもある宮様こと姫宮千歌音に薔薇の園で突然襲われ強引にキスをされた そしてそのまま・・・姫子は制服を脱がされ千歌音に抱かれてしまった、女同士で・・・ 「そう、ごめんなさいね」 「え?ううん、いいの・・・私の気持ち確かめられたから、」 「そう、良かったわ・・・」 貴女には酷いことをしたと思ってるわ、無理矢理キスしたりして・・・でも貴女に嫌われなくて・・・ほんとによかったわ 「ね・・・姫子・・・・・・キスしていい?」 「え!?」千歌音のふいとかけられた言葉に姫子の顔が一気に紅潮した 「いいかしら・・・?姫子」 「あ・・・・え、そ・・・そんなこと言われても・・・」 姫子もそうやすやすとはい、いいですとは言えない 「言ったはずよ?貴女が好きだって、もう女同士とか関係なく貴女が好きなの・・・」 口に手をやりながら姫子が佇む 「それに・・・もう私達ただの関係じゃないでしょ?キスもしたわ・・・それに姫子はもう処女じゃ・・・!」 「やめて!!!!!!!」 千歌音の言葉を遮るように姫子が叫んだ 「あれは・・・千歌音ちゃんが無理矢理・・・私を・・・・・・!力尽くで・・・・・・私を!」 思いもよらなかった昼休みでの千歌音の行動、薔薇の園での出来事が脳裏に甦る 姫子の非難の言葉に千歌音が起き上がり小さく息を付くと声を発した 「そうね・・・・・それは認めるわ、いくら非難されても仕方ないことをしたとは思ってるの・・・でも・・・姫子は私にキスをされた、そして体を私に許した、それは事実でしょう・・・?」 「そ、それは・・・・・・」 「それに最後は姫子からの抵抗を感じなかったわ、それって・・・私の気持ちに応えてくれたってことじゃないかしら・・・?受け入れてくれたんじゃないかしら?」 「!・・・・・・」 「そして初めてのキスの相手も私、初めて体を許した相手も・・・・私、そうよね姫子?」 顔を落としたまま姫子は静かに肯いた 「ごめんなさいね・・・私、今日のお昼は・・・どうしても理性と欲望を抑えられなかったの?でも姫子が好きってことは確かよ、貴女が好きなの・・・!」 「千歌音ちゃん・・・」 「だからお願い・・・キスさせて・・・おねがい姫子・・・好き、好きよ姫子・・・」 その言葉に姫子は優しく微笑んだ「千歌音ちゃん・・・」 こちらを向いた姫子は・・・静かに目を閉じた 「姫子・・・・・・好きよ」 そう囁くと・・・優しく姫子の唇に自分のを重ねた・・・ 「んっ!・・・ん~・・・」 千歌音の優しいキスが姫子を襲った ああ・・・よくってよ姫子・・・いいわ 蜜のような甘い口付けをくれる・・・貴女のキス 姫子、貴女の唇・・・甘くて・・・何度頂いても柔らかくて美味しくてよ 簡単に折れてしまいそうなくらい細い姫子の腰・・・それに私は両腕を静かに回す そして抱き締めながら再びキスをした 「ん・・・・・・」 驚いているというより戸惑っているのか姫子の瞳は明いたままだ (ふふ・・・そんなに戸惑っちゃって、私も経験ないのに・・・可愛いわよ姫子) 人形のように小さい姫子、私から見れば子供のように見える 私自身普通の子より大きいし身長も男の子みたいだからそう思うのかもしれないのだけれど・・・ ああ・・・千歌音ちゃん・・・まさか千歌音ちゃんとこういう関係になるなんて いままでは憧れの存在だったの、親友だなんて思ったら失礼に当たるんじゃないかなって だって千歌音ちゃんは綺麗だし頭もいいし強いしなんでもできるお嬢様だから、でも・・・ 「!?」 ぬるっと・・・千歌音の舌が姫子の口内に侵入を開始した 「んんっ!・・・ん~・・・・んん」 千歌音の舌が姫子の口内で踊り続けている (喉まで届いている・・・?千歌音ちゃんの舌って長すぎ・・・) そう、本日に二度目のディープキス、普通のキスですら姫子は初めてだったのだが 全てを千歌音に奪われてしまった、キス・・・そして体を・・・処女も千歌音に捧げた それも女同士だ、そう・・・それほどまでに千歌音は姫子のことが好きだ 女同士など関係ない、来栖川姫子という人間の心と体全てを愛しているから 一度舌を姫子の口内から解放した千歌音は姫子の制服を脱がせ唇を舐めながら耳元で囁く 「好き、好きよ・・・・・・・・・・・・姫子」 そう囁かれるたび胸が鼓動を浴び体全体が熱くなる こんな感じで好きなどといわれた経験はいままでなかった 早乙女マコトとは親友だし・・・マコトにも好きと言われることもあることはあるのだが それは友達としての好きであって千歌音の好きとは違う 「姫子・・・私の好きって意味は早乙女さんや貴女の好きって意味とは違うの・・・私の好きってのは・・・こういうことなの」 「千歌音ちゃん・・・」 千歌音は流れるように姫子の胸元に顔を埋めた
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, -‐ァ'ニ ^ヽ、 /. 〃. / \ {>.、 /-='". ji i⌒ヽ-\ / ̄ ,_ __ ノ{( /7〃 >┬‐'──- 、. 〈 j/  ̄´ Y {// | . 〃 人ヽ_. | f{ l| l . 〉′ヽ | ii {∨/ iハ\.. 〈 rrトJ! | . /∨( Vハ| /' ハノ ∧ く l \  ̄ ヽi|;i\ `しっとノ"/ i 1│ヽ、 l ! \ヽ|ノ / / フ│ 婦女子に心乱されるその脆弱な精神 ∧ヽ、_ヽl∠,___,.イ'< ,′リ . この俺が叩き直してくれる! { ヘレ~ -火‐~ '´ ̄´ / ノハ . . ヽ \ l /{ . . . . . 覚悟は良いか、少年! ∧ . .ヽ、 l / ∧ . . . . . / ヾ . .个┴一'7 . / . \ . . . . i V/ . .\ . / . , . . . . .i_ | ノ∧ . . .' _∠ _/ __/ . . . l . . . . 、__八_>'´¨二\ ヽ _. . . . . Z孔 r彳¨ヾ  ̄\\ \>‐、/´ ̄|! \ _\. タマムシ大会初戦に当たったトレーナー。 女にモてるためにトレーナーになったがまったく成果は出ていない。 大会での使用ポケモンはカイリキー?、エレブ-?、スターミー トレーナー特性はしっとゲージ 名前 コメント
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長門有希の妊婦生活2の続きです 「ただっいまー!」 彼が仕事から帰ってきた。 赤ちゃんから長い間目を離すことができなくなったから、最近はもう玄関で出迎えていない。 「…おかえ……」 「霙ちゃーんっ!」 彼はリビングにいた私に何も言わずに霙の元に駆け寄った。 「ただいまー、パパだよー!」 ぶんぶんと手を振り回す霙の手に自分の指を掴ませて遊んでいる。 …。 「…おかえりなさいませ。」 「あ、ああ。ただいまっ!」 こちらを向いてニコッと笑ってみせると、またすぐ霙のほうに戻った。 「うーん、かわいいなぁ…霙は…。」 …。 「…夕食はいかがなさいますか?…先に入浴されますか?」 「先にご飯食べようかな。…ところで何?その口調。」 「…別に。」 私にもよくわからない。 「アレか?ちょっと前に流行ったメイドさんってやつか?あはははは…!」 彼は笑いながら食卓に着いた。 …なんだろう、すごく胸がもやもやする。 ほぎゃあ、ほぎゃあ…! …多分、あの泣き方はお腹が空いたんだ。 「…よしよし…。」 霙をあやしながら抱き上げて、母乳を飲ませる。 彼の方を見ると…育児の本を必死に読んでいる。 …。 「今日、霙はどうだった?」 「…自分でやったげっぷに自分で驚いてた。」 「ウヒヒヒ、かわいいな!俺も見たかったよ!」 …。 その日、私は原因不明の暗雲を胸に抱いたまま眠りについた。 翌朝、彼を見送った後、ゴミ出しに表に出た。 「あらぁ、有希さん、おはよう。」 隣家の勝木さんだ。 「お宅の霙ちゃん、静かねぇ。夜泣きしないなんて。」 「…私も驚いてます。」 「旦那さん、昨日スキップしながらお家に帰ってるの見ましたわよ。よっぽど嬉しいんでしょうねぇ」 彼女はオホホホ、と笑った。 「…。」 「…あら、どうしたの?」 …勝木さんは出産祝いにと、紙オムツをたくさんくれたいい人。 (なんでもそういう会社に勤めてるかららしいけど、やっぱり嬉しかった。) 彼女になら話してもいいかもしれない。 「…何故か、気分が優れなくて。」 「あらぁ、育児疲れ?」 「…多分…違うかと…。」 霙の世話はとても楽しい。疲れだなんて、とんでもない。 「…それじゃあ…」 彼女はニヤリと笑って… 「あんまり旦那さんと上手くいってないんじゃない?」 「………。」 「例えばぁ…あんまり育児に関心がない、もしくはありすぎてあなたをないがしろにしてるとか。」 「………っ。」 「あらぁ、図星?もしかして今気付いた?オホホホ、じゃああなた、霙ちゃんに嫉妬してるのね!」 …嫉妬? 「だってそうよぉ、霙ちゃんに旦那さん取られて、いじけちゃってるのよぉ!かわいらしいのねあなたって!」 そしてまたオホホホと笑った。 …私が、嫉妬…。 「…どうすれば?」 「あらぁ、奪回作戦?オホホ…そうねぇ…。」 オギャー! 「あらら、霙ちゃんよ。早く行ってあげなきゃ。」 …残念。 「…失礼します。」 ドアに手をかけると後ろから声をかけられた。 「…後で霙ちゃん連れてうちにいらっしゃい!」 「…ありがとうございます。」 一礼をしてから家に戻った。 「…はい、お茶。」 「…ありがとうございます。」 ずずず…と茶を啜る音だけが部屋に響く。 「…さて、どうしましょうかね…!」 彼女はニヤニヤしてる。 …なにか、恥ずかしい。 「…どうしましょうか。」 「そうね…王道を行くなら……『たけやーさおだけー』……でしょ?」 「…なるほど。…他には?」 「私がやったのは……『…毎度おなじみちり紙交換ですっ!…』……かしらね?」 「…おぉ…。」 「その後……『磯野ー!野球やろうぜー!』……で完璧よぉ!」 その後も奪回作戦&育児方法について色々話し合った。 外の音がたまにうるさかったけど、私はちゃんと聞こえてたから、別にいい。 「…そろそろ。」 「あら、もうこんな時間。買い物行かなくちゃ!じゃあ、またね!明日報告よろしくっ!」 「…失礼します。」 …早速、今夜試してみよう。 「ただーいまー!」 「…おかえりなさい。」 作戦その1…決行中。 「おやぁ、霙ちゃんはママに抱かれてご機嫌かな?よしよし、かわいいなぁ!」 「…『ご機嫌です』(裏声)」 「うっひゃー、かわいい、かわいい!」 …作戦、効果なし。むしろ逆効果。 まだまだ…夕食後がある…。 作戦その2、開始。 「…ねぇ…あなた。霙を…お風呂に…。」 「お?任せろ任せろ!」 「…それで、私も「はーい、パパと入ろうねー!」 ――――脳内議会 A『…作戦中止?』 B『…やむを得ない。』 V『…諦めるにはまだ早い。』 V2『…そう。私も一緒に入ればいい。』 V3(会長)『賛成。他に意見がないようなら多数決を取ります。』 …満場一致。 ワアアアアア…!!パチパチパチ…!! ―――― 脱衣所にすっ飛んで行った彼を追いかける。 「…私も、一緒に…。」 「んー?霙が出たらすぐ拭いてあげたりしないとだろ?」 「…そう。」 …脳内議会の会長には辞任してもらおう。 作戦その3。れでぃ…。 「有希、寝ようぜ。」 ごー。 「…霙に、おっぱいあげないと。」 「ん、そうか。先にベッド入ってるぞ。」 …想定の範囲内。 霙を抱き上げて、母乳をあげる。 この時、いつもなら片方の乳房は隠すけど、あえて出しておく。 「…有希、おっぱい見えてるぞ。」 「…あなたも、飲まない?」 「…っ!」 彼は両目を見開いた。 …かかる。餌は目の前。 「あ、ああ…。」 計 算 通 「あ、いや…。」 「…?」 「やっぱ、やめとくわ。」 「…っ。…そう。」 …削除、削除、削除…。 …凄く虚しい。 うなだれながらベッドに入る。 …彼には背中を向けて寝よう。 「…なぁ、有希。」 「…何?」 「…久しぶりに…どうだ?」 彼が私の肩に触れてくる。 「…触らないで。」 「…な、なに怒ってるんだよ。」 「………。」 …完全にいじけている。 ムキになっている。 誘った時に来ないで、後から来る態度に素直に喜べない。 なんで私がこんな態度を取るかきっとわかってないのだろう。 …ぎゅう 「…ごめんな。」 「…触らな「…しばらく、有希の相手してあげてなかったな。」 ………ッ! 彼の方へ振り向く。 「…ごめんな。」 そう言って私の頭をゆっくり撫でてくれた。 「…有希のこと、ちゃんと見てあげてなかったな。…寂しかったよな。…ごめんな。」 「………っ。」 頬を熱いものが伝う。 「お、おい、泣くかよっ。…ま、参ったな…そこまで寂しい思いさせてたか…。」 ふるふる 「…違うのか?」 …コクリ 「………???」 「…気付いてくれて…嬉しくて…。」 「…っ!…あ、あはは…。…なぁ…有希?」 ………………ちゅ。 「…で、昨日はどうだったの?」 「…あ……う…。」 「あらぁ、顔赤らめちゃって!その様子だと上手くいったのね。肌も潤ってるものねー!」 …頷く。顔が真っ赤な気がする。声が思うように出せない。 「でも、あんまり旦那さんを独り占めしてたら霙ちゃんかわいそうよ?あんまりやり過ぎないようにね。」 …大丈夫。 彼は何も言わなくても気付いてくれたから。 …私のアクションが足りなかっただけ。 彼は…きっと私と…霙と。二人をちゃんと愛してくれる。 確か、彼…私が初めての恋人。 …そんな彼に、二股が…ちゃんとできるだろうか… 彼を取り合う私と霙 …でも、私は…母親だから 少しくらいはあなたに譲ってあげる …4:6……くらいで…
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嫉妬に狂う"FFF団" 読み:しっとにくるう"FFFだん" カテゴリー:Chara/男性 作品:バカとテストと召喚獣 属性:闇 ATK:1(-) DEF:1(-) [永続]パートナーにできない。 Main 〔このキャラを控え室に置き、自分の手札2枚を控え室に置く〕目標のフレンド1体を【裏】にする。 Main 〔【スタンド】から【レスト】にする〕自分のデッキの《嫉妬に狂う"FFF団"》1枚を公開し、控え室に置く。その後、自分のデッキをシャッフルする。この能力は1ターンに1回だけ発動できる。 裏切り者に死を! illust: BT-024 C 収録:ブースターパック 「OS:バカとテストと召喚獣1.00」
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属性 闇属性 最大Lv 70 初期HP - 最大HP - レアリティ ★5 タイプ 妖精 初期攻撃力 - 最大攻撃力 - #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 ([嫉妬の鏡]ミラリエi.jpg) 初期防御力 - 最大防御力 - 初期スピード - 最大スピード - +HP上限 - 最大HP上限 - +攻撃力上限 - 最大攻撃力上限 - +防御力上限 - 最大防御力上限 - +スピード上限 - 最大スピード上限 - リーダースキル スキル名 スキル効果 フォーススキル1 スキル名 スキル効果 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ? ? ? ? ? ? ? ディレイターン - 効果持続ターン - フォーススキル2 スキル名 スキル効果 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ? ? ? ? ? ? ? 進化前 なし ディレイターン - 効果持続ターン - 通常進化 [銀鏡の令嬢]ミラリエ 特殊能力 - 幻獣契約 [美少女の鑑]ミラリエ 契約素材 [蛇姫]メデューサ(3)[案山子]スケアクロウ[超人鳥]ペサギドーン[悪戯猫]チェシャ 入手方法 ・レアガチャ、他。 備考 CV 長谷川 育美・ハロウィンユニット登場!不思議の国のヴィランズガチャ開催!_http //crw.lionsfilm.co.jp/news/detail.php?id=616 k=3 ・イベントクエスト『不思議の国のヴィランズ』・2022/01/27アップデートにて進化/契約に潜在解放が追加。_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=2936 k=2 資料 *初期or最大ステータス。#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 ([嫉妬の鏡]ミラリエs.jpg) コメント 名前
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長門有希の妊婦生活2の続きです 「ただっいまー!」 彼が仕事から帰ってきた。 赤ちゃんから長い間目を離すことができなくなったから、最近はもう玄関で出迎えていない。 「…おかえ……」 「霙ちゃーんっ!」 彼はリビングにいた私に何も言わずに霙の元に駆け寄った。 「ただいまー、パパだよー!」 ぶんぶんと手を振り回す霙の手に自分の指を掴ませて遊んでいる。 …。 「…おかえりなさいませ。」 「あ、ああ。ただいまっ!」 こちらを向いてニコッと笑ってみせると、またすぐ霙のほうに戻った。 「うーん、かわいいなぁ…霙は…。」 …。 「…夕食はいかがなさいますか?…先に入浴されますか?」 「先にご飯食べようかな。…ところで何?その口調。」 「…別に。」 私にもよくわからない。 「アレか?ちょっと前に流行ったメイドさんってやつか?あはははは…!」 彼は笑いながら食卓に着いた。 …なんだろう、すごく胸がもやもやする。 ほぎゃあ、ほぎゃあ…! …多分、あの泣き方はお腹が空いたんだ。 「…よしよし…。」 霙をあやしながら抱き上げて、母乳を飲ませる。 彼の方を見ると…育児の本を必死に読んでいる。 …。 「今日、霙はどうだった?」 「…自分でやったげっぷに自分で驚いてた。」 「ウヒヒヒ、かわいいな!俺も見たかったよ!」 …。 その日、私は原因不明の暗雲を胸に抱いたまま眠りについた。 翌朝、彼を見送った後、ゴミ出しに表に出た。 「あらぁ、有希さん、おはよう。」 隣家の勝木さんだ。 「お宅の霙ちゃん、静かねぇ。夜泣きしないなんて。」 「…私も驚いてます。」 「旦那さん、昨日スキップしながらお家に帰ってるの見ましたわよ。よっぽど嬉しいんでしょうねぇ」 彼女はオホホホ、と笑った。 「…。」 「…あら、どうしたの?」 …勝木さんは出産祝いにと、紙オムツをたくさんくれたいい人。 (なんでもそういう会社に勤めてるかららしいけど、やっぱり嬉しかった。) 彼女になら話してもいいかもしれない。 「…何故か、気分が優れなくて。」 「あらぁ、育児疲れ?」 「…多分…違うかと…。」 霙の世話はとても楽しい。疲れだなんて、とんでもない。 「…それじゃあ…」 彼女はニヤリと笑って… 「あんまり旦那さんと上手くいってないんじゃない?」 「………。」 「例えばぁ…あんまり育児に関心がない、もしくはありすぎてあなたをないがしろにしてるとか。」 「………っ。」 「あらぁ、図星?もしかして今気付いた?オホホホ、じゃああなた、霙ちゃんに嫉妬してるのね!」 …嫉妬? 「だってそうよぉ、霙ちゃんに旦那さん取られて、いじけちゃってるのよぉ!かわいらしいのねあなたって!」 そしてまたオホホホと笑った。 …私が、嫉妬…。 「…どうすれば?」 「あらぁ、奪回作戦?オホホ…そうねぇ…。」 オギャー! 「あらら、霙ちゃんよ。早く行ってあげなきゃ。」 …残念。 「…失礼します。」 ドアに手をかけると後ろから声をかけられた。 「…後で霙ちゃん連れてうちにいらっしゃい!」 「…ありがとうございます。」 一礼をしてから家に戻った。 「…はい、お茶。」 「…ありがとうございます。」 ずずず…と茶を啜る音だけが部屋に響く。 「…さて、どうしましょうかね…!」 彼女はニヤニヤしてる。 …なにか、恥ずかしい。 「…どうしましょうか。」 「そうね…王道を行くなら……『たけやーさおだけー』……でしょ?」 「…なるほど。…他には?」 「私がやったのは……『…毎度おなじみちり紙交換ですっ!…』……かしらね?」 「…おぉ…。」 「その後……『磯野ー!野球やろうぜー!』……で完璧よぉ!」 その後も奪回作戦&育児方法について色々話し合った。 外の音がたまにうるさかったけど、私はちゃんと聞こえてたから、別にいい。 「…そろそろ。」 「あら、もうこんな時間。買い物行かなくちゃ!じゃあ、またね!明日報告よろしくっ!」 「…失礼します。」 …早速、今夜試してみよう。 「ただーいまー!」 「…おかえりなさい。」 作戦その1…決行中。 「おやぁ、霙ちゃんはママに抱かれてご機嫌かな?よしよし、かわいいなぁ!」 「…『ご機嫌です』(裏声)」 「うっひゃー、かわいい、かわいい!」 …作戦、効果なし。むしろ逆効果。 まだまだ…夕食後がある…。 作戦その2、開始。 「…ねぇ…あなた。霙を…お風呂に…。」 「お?任せろ任せろ!」 「…それで、私も「はーい、パパと入ろうねー!」 ――――脳内議会 A『…作戦中止?』 B『…やむを得ない。』 V『…諦めるにはまだ早い。』 V2『…そう。私も一緒に入ればいい。』 V3(会長)『賛成。他に意見がないようなら多数決を取ります。』 …満場一致。 ワアアアアア…!!パチパチパチ…!! ―――― 脱衣所にすっ飛んで行った彼を追いかける。 「…私も、一緒に…。」 「んー?霙が出たらすぐ拭いてあげたりしないとだろ?」 「…そう。」 …脳内議会の会長には辞任してもらおう。 作戦その3。れでぃ…。 「有希、寝ようぜ。」 ごー。 「…霙に、おっぱいあげないと。」 「ん、そうか。先にベッド入ってるぞ。」 …想定の範囲内。 霙を抱き上げて、母乳をあげる。 この時、いつもなら片方の乳房は隠すけど、あえて出しておく。 「…有希、おっぱい見えてるぞ。」 「…あなたも、飲まない?」 「…っ!」 彼は両目を見開いた。 …かかる。餌は目の前。 「あ、ああ…。」 計 算 通 「あ、いや…。」 「…?」 「やっぱ、やめとくわ。」 「…っ。…そう。」 …削除、削除、削除…。 …凄く虚しい。 うなだれながらベッドに入る。 …彼には背中を向けて寝よう。 「…なぁ、有希。」 「…何?」 「…久しぶりに…どうだ?」 彼が私の肩に触れてくる。 「…触らないで。」 「…な、なに怒ってるんだよ。」 「………。」 …完全にいじけている。 ムキになっている。 誘った時に来ないで、後から来る態度に素直に喜べない。 なんで私がこんな態度を取るかきっとわかってないのだろう。 …ぎゅう 「…ごめんな。」 「…触らな「…しばらく、有希の相手してあげてなかったな。」 ………ッ! 彼の方へ振り向く。 「…ごめんな。」 そう言って私の頭をゆっくり撫でてくれた。 「…有希のこと、ちゃんと見てあげてなかったな。…寂しかったよな。…ごめんな。」 「………っ。」 頬を熱いものが伝う。 「お、おい、泣くかよっ。…ま、参ったな…そこまで寂しい思いさせてたか…。」 ふるふる 「…違うのか?」 …コクリ 「………???」 「…気付いてくれて…嬉しくて…。」 「…っ!…あ、あはは…。…なぁ…有希?」 ………………ちゅ。 「…で、昨日はどうだったの?」 「…あ……う…。」 「あらぁ、顔赤らめちゃって!その様子だと上手くいったのね。肌も潤ってるものねー!」 …頷く。顔が真っ赤な気がする。声が思うように出せない。 「でも、あんまり旦那さんを独り占めしてたら霙ちゃんかわいそうよ?あんまりやり過ぎないようにね。」 …大丈夫。 彼は何も言わなくても気付いてくれたから。 …私のアクションが足りなかっただけ。 彼は…きっと私と…霙と。二人をちゃんと愛してくれる。 確か、彼…私が初めての恋人。 …そんな彼に、二股が…ちゃんとできるだろうか… 彼を取り合う私と霙 …でも、私は…母親だから 少しくらいはあなたに譲ってあげる …4:6……くらいで…
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嫉妬煽り/Jealousy Agitater 嫉妬煽り/Jealousy Agitater(X)(2)(B)(B) ソーサリー 黒でないクリーチャーX体を対象とし、それらを破壊する。 カードをX枚引く。 参考 地霊殿-レア
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作詞:*Luna 作曲:*Luna 編曲:*Luna 唄:GUMI/RANA 翻译:木子圣贤 嫉妒心 完全不是什么要紧事嘛 仰视你的我如是说道 再度将我 与映入这双眼瞳的你重叠 似乎谁都可以做到呢 仰视你的我如此说道 再度将以这只手触及的你 扯离了我 等等 等等 难道 又要留下我一人么 对如此恋慕你的我 却一直只是在远处招手 请把那个给我、给我、给我吧 就把它给你的我吧 你有很多的不是吗 就算稍微分我一点 也不会减少的不是吗? 不要小气、不要小气啊 你可不要显摆啊 仰视你的我如是说道 再度将苦笑的你 拥入我的怀中 要做奇怪的事了喔 目不转睛地直视着我的你如是说道 不管怎样都不想 放开你啊 越是想要 就越是喜欢与你说话的自己 根本就发不出同样的声音 这种事我明明是最清楚的 请把那个给我、给我、给我吧 就把它给你的我吧 你偷偷藏起来了不是吗 就算稍微给我看一点 也还是很充裕不是吗? 不要小气、不要小气啊 我越是伸手靠近你 你就越是往上走 我越是了解你 呼吸就越是急促紊乱 若是斜视你的缺陷 就会想要移开视线 明明是希望如此的 为何我会感到悲伤呢 请把那个给我、给我、给我吧 请装作给我了的样子逃开吧 现在还不要告诉我 也不要掩上你 稍微发出些光芒吧 夺去我的视线吧 狠狠嘲笑我吧 可不要小气、不要小气啊?
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嫉妬猟剣(しっとりょうけん)エンヴィーククリ 7(紫3緑2)/紫/剣刃 1 Lv1 7000 0 合体 -7000 フラッシュ【アクセル】コスト7(紫3緑2)(この効果は手札から使用できる)相手のスピリットすべてを疲労させる。その後、この効果で疲労したスピリット1体につき、自分はデッキの上から1枚ドローする。この効果発揮後、このカードはオープンして手元に置くか、自分のスピリット1体に直接合体するように、コストを支払わずに召喚する。 合体条件:コスト7以上 【合体中】『このスピリットのアタック時』相手のスピリット1体を重疲労させる。その後、この効果で疲労したスピリットのコア1個につき、ボイドからコア1個をこのスピリットに置く。 シンボル:なし フレーバーテキスト:司りしは嫉妬の罪。憎けりゃ蹴落とせ、欲しけりゃ奪え。 作者:玉垣シズ 評価 選択肢 投票 壊れ (0) 優秀 (0) 普通 (0) 微妙 (0) コメント 名前 コメント
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センナについて、旅を始めたころは、ただ彼と旅をする事が喜びだった。 自分は、変われるのかもしれないと、希望を持つこともできた。 マゴス開放の源となる、マゴスへの恐怖さえなくす事ができた。 何故なら、センナを、愛し始めたから。 人を愛することで、ザギヴは、変わりつつあった。 だが、その愛が、ザキヴを苦しみ始めた。 センナは、その無限のソウルゆえか、性格ゆえか、多くの人に救いをもたらした。 最初の頃は、そんな彼のことを頼もしく思えていた。 だが、センナへの想いを自覚しはじめてから、そのことが苦しく思えてきた。 アトレイア王女は、もう目が見えるようになったんでしょう? それなのに、どうして彼女に会いに行くの? クリュセイス、何で、あんな、あなたを嵌めた様な女と関わり続けるの? フレア。あんな、人形、土に返せばいいじゃない。 お願い、センナ。ほかの女に、私以外の人に、微笑むことをやめて。 救いの手を差し伸べないで。 そうしてくれないと、私が、救われない。 ずくん。 マゴスの鼓動。 さいきん、再びマゴスが活性化してきた。理由は解っている。 ザキヴの嫉妬心を糧に、マゴスは成長している。 「ん…あ…」 ベッドの上で、ザキブが艶かしい声を上げている。 はだけた浴衣から覗く乳房は陶器のようにしろく、美しい。 その形のととのった乳房の上を、ザキブの細い指が這う。 胎内のマゴスが蠢くと、ザキブの体はどうしようもなく発情してしまう。 体中が汗ばみ、目の焦点が合わなくなりる。 子宮が熱を持ち始め、どこに軽く触れるだけでも腰が立たなくなる。 体の熱を治めるため、ザキヴは自分で触れる。 生半可な愛撫で治まる疼きではないため、自然とそのやり方は激しくなっていった。 まだ幼かった頃、どうしても中がうずいて、大切な事と解っていながら、 自分で膜を破ってしまった。 あのときほど、マゴスを呪ったことは無かった。 ベッドの上で、激しく自慰を続けるザキヴ。 浴衣も乱れ、あられもない格好になっている。 そして、誰のも受け入れた事が無いまま、自身によって開発されきった箇所に、手を伸ばそうと した瞬間…… 「ザキヴ!!!」 ドアが勢いよく開けられ、センナが飛び込んできた。 「な、ななななにゃにゅあ」 何が起こったか、さっぱり理解できずに居るザキブの元へ、センナが駆け寄り、 混乱しているザキブをしっかりと抱きしめた。 「どどど、どう、どうしたのよ、センナ」 混乱しながらも、ザキブはセンナにたずねた。 「もう、大丈夫だ。大丈夫だよ。」 センナは、優しく、子供をあやすかの様にザキブを抱き続けた。 「声が、聞こえたんだ」 「こ、声?」 ザキブが聞き返すと、 「宿に帰ってきて、部屋で横になってたんだけど、隣から、ザキブの苦しむ声が聞こえてきたんだ。 だから、またマゴスがザキヴを苦しめてるんだと思って、飛んできたよ」 (声、って…まさか、私の…) 隣まで聞こえるほどの大声を出していたと気づき、センナに抱かれながら顔を 真っ赤にするザキヴ。 服の乱れも、センナは、苦しんだせいだと勘違いしてるようだ。 「ああ、心配しないで、センナ。マゴスの暴走じゃなくて、それは…」 「それは?」 顔を覗いてセンナは聞き返してくる。 「それは…」 なんと言えばいいのか。まさか、 「オナニーしてて、大声出してしまったのよ」 とでも言えというのか。 「…気にしないで」 フッと、自嘲的な笑いを漏らすザギヴ。 だが、センナはそんなザギブの態度を見ると、 「ザギブ…君が、苦しんでるのは知っているよ」 そういいながら、ザギヴの手をとり、 「けど、そうやって、なんでも自分の中に溜め込んじゃいけない。 俺たちは、仲間だろ? だから、君は、もっと俺たちを頼ってくれていいんだ。 そうじゃなきゃ、俺たちが一緒に旅する理由が無いじゃないか。 セラも、ルルアンタだって、きっとそう思ってる いいか?君が苦しんでるのを見るのはつらいけど、それより辛いのは、 君がそれを隠そうとすることなんだ」 ザキブの目を真摯に見つめながら、言い聞かせるかのように話し続けるセンナ。 だが、当のザギブからすれば拷問に近い。「あー」やら「うー」とだけ言って、 センナの視線から逃げようとする。 心配してくれるのはうれしいけど、今回だけは、ちょっと… あいまいにごまかして、センナを部屋に返した。 センナが出て行くと、どっと疲れが出てきた。 ぐったりと、ベッドに横になる。 しばらくうずくまっていたザギヴだったが、しばらくすると、独りで笑い始めた。 そうだった。私には、マゴスが居た。 マゴスが居る限り、センナは私を「放っておけない」だろう。 マゴスを利用すれば、センナは、ずっと私のそばに居る。 今まで、憎悪の対象でしか無かったマゴスが、急に愛おしく思えてきた。 私とセンナを結びつける大切な要素だ。 ザキヴは愛しそうにマゴスの眠るお腹を撫でる。 その姿は、胎児を撫でる母親のようだった。