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第117回攻城戦ニュース (2007/07/15) 各砦状況(2007/07/15) No Valkyrie Realms Chung-Rim Guild Britoniah Guild Luina Guild 1 Fragile Fragile Dis Pater Stilly-Zephyr 2 XYLITOL Boin of Super Sexy Extreme Penalty 上海アリス弦楽団 3 新撰組 Affection Valkirim Sweet Eternal Wing 4 Fefnir pochette 蒼き天眼 Silver Lights 5 Fragile Unity-of-Force Amazing kiss あなたの心の真ん中へ 間違い指摘お願いします。 完全防衛勢力 B2(Extreme Penalty),B4(蒼き天眼) 多砦獲得勢力 WFg(V1,V5,C1),蒼X紙暇(V2,B4) 同盟変化動向 新たなEMC取得ギルド
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第114回攻城戦ニュース (2007/06/24) 各砦状況(2007/06/24) No Valkyrie Realms Chung-Rim Guild Britoniah Guild Luina Guild 1 あなたの心の真ん中へ Affection Dis Pater Fountain of Elysium 2 暇 Freedom to the devil Extreme Penalty ヨウカン部 3 Fragile 上海アリス弦楽団 Step☆W.E.R Dis Pater 4 Dis Pater Silver Lights 蒼き天眼 Fragile 5 FefniR 暇 Valkirim Sweet 新撰組 間違い指摘お願いします。 完全防衛勢力 Dis Pater(B1),Step☆W.E.R(B3),蒼き天眼(B4),Fragile(L4) 多砦獲得勢力 蒼X紙暇(V2,C5,B4),WFg(V3,L4),Dis Pater(V4,B1,L3) 同盟変化動向 新たなEMC取得ギルド
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第123回攻城戦ニュース (2007/08/26) 各砦状況(2007/08/26) No Valkyrie Realms Chung-Rim Guild Britoniah Guild Luina Guild 1 Fragile Fragile Fragile 真・帝國華撃団 2 町の紙芝居屋さん Valkirim Sweet Step☆W.E.R Silver Lights 3 Freedom to the devil Folic+ Dis Pater Dis Pater 4 Die Erinnerung 上海アリス弦楽団 蒼き天眼 †Hold a Glory† 5 Unity of Force 赤い月 上海アリス弦楽団 Affection 間違い指摘お願いします。 完全防衛勢力 B1(Fragile),B2(Step☆W.E.R),B3(Dis Pater),B4(蒼き天眼) 多砦獲得勢力 Fragile(V1,C1,B1),蒼X紙暇(V2,B4),WoSF(C3,B2),Dis Pater(B3,L3),上海アリス弦楽団(C4,B5) 同盟変化動向 新たなEMC取得ギルド
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登録日:2016/03/17 (木) 11 22 07 更新日:2023/10/27 Fri 18 16 34NEW! 所要時間:約 16 分で読めます ▽タグ一覧 MHRise MHX イケメン オトモン タマミツネ メインモンスター モンスターハンター モンスターハンタークロス モンハン 二つ名モンスター 全盲 四天王 天眼 妖焔なる舞 妖艶 妖艶なる舞 月下泡影 水属性 泡 泡狐竜 海竜種 焔狐竜 男の娘 盲目 花魁 芸者 射干玉(ぬばたま)の 月に煌めく 水浅黄 夢幻か あわれ泡影 玉藻なす 浮かぶ宙狐の 艶姿 高雅淡紅 行逢(ゆきあい)の竜 ___________ ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ 妖艶なる舞 △△△△△△△△△△△  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。 初登場は『モンスターハンタークロス』(MHX)。 種族:海竜種 別名:泡狐竜(通常種) / 焔狐竜(希少種) 二つ名:天眼 危険度:★5(X)、★6(Rise)、★6(天眼) ◆もくじ ◆概要 ◆天眼タマミツネ ◆希少種 ◆戦闘能力 ◆攻撃手段 ◆破壊可能部位 ◆ミツネ装備◇武器 ◇防具 ◆MHST2 ◆余談 ◆概要 MHXのメインモンスター四天王の一角を占める。 海竜種らしく細長い体躯は薄桃色の鱗に覆われ、淡い菫色のヒレが体の各所にあるなど、従来の海竜種が備えていた特徴を有しているが、その姿は既存のどの海竜種とも異なる異様なものである。 まず特徴的な脚部だが、ラギアクルスやロアルドロスといったそれまでの海竜種と異なり、胴体横から脚が生えたワニのような姿勢の低い体型ではなく、胴体下部から地面方向に垂直に生えた哺乳類然としたものとなっている。(そのためそれらの海竜種と異なり腹を地面につけた体勢ではなくカワウソなどの哺乳類のように腹を地面から浮かせた状態で暮らしている) 一際目を引くのはその巨大な尻尾だろう。大きくモップ状に肥大化した尻尾には濃い紫色の毛が密に生えている。 この尻尾の毛は全身から分泌される特殊な粘液を泡立てるのに利用されており、タマミツネはこの尻尾と泡を利用して敵を翻弄するのを得意とする。 頭部から生える一際大きなヒレも特徴的で全体のビジュアルを眺めると立った耳のような頭部のヒレとふさふさした毛の生えた大きな尻尾が相まってまるで狐のように見える。泡狐竜の異名はこれが由来。 激昂すると全身のヒレが充血して赤く染まる。 MHRiseでは天眼によく似たヌシ・タマミツネという強化個体も登場している。 ◆天眼タマミツネ MHXXにて新たに登場したタマミツネの二つ名個体。 強敵との戦いで両目を潰され全盲になっており、本来は自然淘汰されるはずなのだが、それを補うかのように長年を掛け全身のヒレや爪の感覚を発達させて通常種に匹敵する機動力とより高い攻撃力を得て奇跡的に生き残ってきた。 通常種とは食べる餌が微妙に異なるのか、体液は赤色を帯びている。 後述の泡まみれ状態になるか、体力を一定以下に減らすと片眼に青い炎が灯る天眼状態という特殊な怒り状態になり攻撃性が増す。 天眼状態になると必ず前脚と尻尾の毛繕いをするという習性がある。 ◆希少種 MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』のタイトルアップデート第2弾(Ver12.0)で満を持して(?)登場。 ティガレックス希少種が登場してから、9年ぶりに追加された新規の希少種であり、 ラギアクルス希少種以来の、11年ぶりの二頭目となる海竜種の希少種となった。 同時にシリーズ初の「亜種より先に希少種が登場した」モンスターとなる。 謎の原理で追尾する泡に可燃性のガスを詰めて獲物を追い詰める。 別名は「焔狐竜」。「せんこりゅう」と読む。焔を「せん」と読むのはおそらくこの別名が唯一だろう。 ◆戦闘能力 やや鈍重なイメージがある海竜種だが、タマミツネは非常に俊敏な動きで攻めてくる。 発達した尻尾の力を使って縦横無尽にフィールドを跳ねまわったり、先述した泡の力を利用して滑走するような動きでこちらを翻弄してきたりする。 俊敏な身のこなしや頻繁に跳躍する、発達した尻尾を攻撃に利用するなどの行動特性はどちらかというとナルガクルガに近い。 タマミツネが繰り出す技の中でも特に印象的なのはやはり「泡」を巧みに利用した攻撃だろう。 泡ブレス後や倒れこみ攻撃を繰りだした後に残される大きな泡に接触すると「泡まみれ状態」という状態異常が発生する。 この泡まみれ状態は一段階目では基本的に何の影響もないのだが、泡まみれ状態でもう一度泡に接触すると今度は泡まみれ状態が悪化してしまい、完全行動不能(アイテム使用不可+攻撃付加)に加え、足が滑ってダッシュ不可・移動速度低下、回避行動が強制的に緊急回避に固定されるといったシャレにならないデメリットが発生してしまう。 この悪化した泡まみれ状態は消散剤を使用することで解除できるが、対処がもたついている間に尻尾を使った強烈な一撃を叩き込まれて即死させられることも… なおまき散らす泡にたまに赤や緑の泡が混じることがあるが、これらの泡に接触すると赤い泡の場合は攻撃力アップ、緑の泡の場合は体力回復がハンター側に発生する。 また、MHRiseにおいては泡まみれ状態の仕様が変更されており、一段階目では回避距離が伸び、二段階目では滑りこそするものの攻撃も行えるようになった。 全体的に技の威力は控えめなタマミツネだが、発達した尻尾を使った攻撃だけは例外。その場で立ち上がり尻尾をバネにして跳躍するとびかかりなどの大技はいずれも凄まじい威力を誇っており、特に二連続泡飛ばしからの大跳躍→ボディプレス+着地地点で大回転攻撃といった怒涛の連続技は獰猛化個体が放つと防御力600代+硬化薬グレート・体力150でも体力の半分近くを抉りとっていく恐るべき必殺技。回復を怠るとあっという間にノックアウトされてベースキャンプ送りにされる。 反面大技の後に頻繁に威嚇を挟む、疲労すると自分が出した泡のせいで突進後に思い切り横転してダウンする(疲労状態にならない獰猛化個体は例外)などつけ入る隙も残されており、タマミツネ戦ではいかにその隙を突けるかが重要になってくる。 天眼タマミツネは通常種より若干スピードで遅れを取るが、攻撃力が非常に高く、当たれば大きく吹き飛ばす狐火を始めとした追加行動がいずれも攻撃範囲が広く、非常に怖い。 全盲なので当たり前だが閃光玉も完全無効なのもキツい。 おまけに前脚と尻尾が紫でも弾かれるほどに硬化しているので狙える部位が限られるのだが、天眼状態になると毛繕いにより大幅に軟化して一転、弱点部位と化す。 慣れているなら戦闘開始直後に泡にわざと当たりに行くのをオススメする。 G1,G3,G4,超特殊許可クエストで戦う天眼はスタート時には必ず睡眠状態で隙だらけなので大ダメージのチャンス。是非とも大タル爆弾Gでご挨拶してやろう。 超特殊許可クエストでは攻撃範囲の広さと攻撃力の化け物っぷりが噛み合って事故率がとても高い難敵になっている。 オンラインでの野良プレイはクリアがほぼ不可能となっているが、一方で予備動作が大きい行動が多いので慣れればソロプレイのほうが圧倒的に簡単。 ◆攻撃手段 噛みつき 前方に向かって噛みつき攻撃を繰り出す。威力は低く食らっても尻餅をつくだけだが、技の発生が早く至近距離から急に出されると回避が間に合わないことも。 二連続で噛みついてくることもある。 水ブレス ガノトトスなどが使用するものとよく似た水ブレスを前方を大きく薙ぎ払うように放つ。 右側から来るパターンと左側から薙ぎ払うパターンが存在し、いずれも発射の直前に回転方向と逆の斜め後方(左回りなら右斜め後方、右回りなら左斜め後方)に体をひねる予備動作を挟む。 食らうと水属性やられになる。 MHRiseではブレス攻撃全体にかなりの強化が施されており、大きく滑りながら縦と横に薙ぎ払いながら発射するため避けるのが非常に困難になった。 チャージ水ブレス MHRiseで使うようになった新技。 少し溜めるような動作をしたあと正面に巨大な水弾を撃ち出す。 通常の水ブレスの派生で打ち出し、直撃すると大ダメージを受ける。 突進 後ずさりをした後、自身の分泌液で滑走するように突進してくる。 突進後慣性力で突っ込みそのまま水ブレスに繋げるコンボ攻撃を繰り出してくることもある。しかしコンボ攻撃時は攻撃終了直後に必ず威嚇行動をとるので攻撃のチャンスでもある。 滑走攻撃 倒れこみ攻撃の要領で大きく上体を起こした後、勢いをつけて体をくねらせながら滑走して攻撃。通った後に泡が発生する。 尻尾薙ぎ払い 前方を大きく薙ぎ払うようなモーションで尻尾を振り回しつつ泡を飛ばす。 右側から薙ぎ払うパターンと左から薙ぎ払うパターンの二種類が存在する。 前方尻尾叩き付け→サマーソルト 前方に思い切り尻尾を叩き付ける攻撃。叩き付け前に大きな溜め動作を挟んだ場合叩き付けの直後にサマーソルトへと派生させて来る。 このサマーソルトは非常に威力が高く、獰猛化個体が怒り状態時に繰り出そうものなら上位装備一式で身を固めても体力150から一気に半分近くを奪ってゆく恐ろしい技。後述の大跳躍攻撃と並んだタマミツネ屈指の大技である。 サマーソルトを食らうと大きくカチ上げられて行動不能になるため、回避が遅れたところにさらなる追撃を食らって一乙という地獄絵図に発展する危険性もある。見切りやすい大跳躍以上に警戒が必要。 跳びかかり 立ち上がった後、尻尾の力をバネのように利用して一気に跳びかかってくる。 倒れこみ 後ろ足で立ち上がった後、正面の敵めがけて倒れこんで攻撃。攻撃後泡が発生する。 滑走尻尾薙ぎ払い 滑走しながらカーブを描いてハンターの側面に回り込み、そのまま尻尾を叩き付ける。追尾してくるうえ滑走するタマミツネ本体にも当たり判定が存在している。 直前に小さく威嚇する予備動作を挟むのでタイミングを掴んで避けよう。 連続泡ブレス 左右に頭を振りながら計5個の泡を吐き出す。 バックジャンプ泡ブレス 後方にジャンプしながら泡を吐く。この攻撃でハンターとの距離が開くと高確率で先述の滑走攻撃に繋げてくる。 大跳躍攻撃 タマミツネ随一の大技。その場で尻尾を振り回しながら小さく跳ねて2回泡を飛ばし、直後一気に大跳躍してハンターの居た位置を狙って全体重を乗せたボディプレスを繰り出し、着地地点で大回転して攻撃する。 先にも述べた通りシャレにならないような大ダメージを叩き出す大技なので是が非でも回避すること。獰猛化個体のオーラ纏い時のこの技の威力はまさに破滅的。 狐火 天眼専用行動。 天眼状態限定で使用する。 泡ブレスと同じモーションで青色の泡を3個同時に発射する。 通常の泡ブレスと違って当たると大ダメージを受けて凄い勢いで吹っ飛ばされる。 おまけに火属性やられ【大】も付いてくるので非常に厄介。 ヌシ個体も同様の攻撃を行うが、こちらは爆破やられとなる。 回転突進 天眼専用行動。 独特のポーズで大きく溜めてから超スピードで突進する。 当たればただではすまず、G5、超特殊だと剣士でも問答無用で即死する。 ボディプレス 天眼 ヌシ専用行動。 回転突進と同じように溜めてから垂直に押し潰してくる。 やはり即死級の威力を持つ。 ◆破壊可能部位 頭部頭部のヒレが破壊される。2段階破壊となっており、2回部位耐久値を0にすることで破壊した扱いになる。サブクエストで部位破壊を要求されるときなどは注意。 背びれ背中部分のヒレが大きく削がれるようにして欠損する。 両前足(右足・左足)右足・左足ごとに別々の部位として扱われている。肉質が非常に硬く切れ味緑以下では弾かれ、小さいので攻撃を別の部位に吸われやすい。雷属性が良く通るので、破壊を狙う際は雷属性の武器を持ち込むのが有効。 尻尾こちらも二段階破壊。一段階目で尻尾に傷がつき、二段階目で尻尾の先端部分が切り落とされる。 ◆ミツネ装備 ◇武器 タマミツネの象徴である淡い桃色(希少種は菫色、二つ名は紅色)と、「和」を意識し、桜の意匠を取り入れた華やかなデザインが特徴。特に日本刀をイメージしてデザインされた双剣と太刀は非常に評価が高い。水属性の日本刀という個性を取られた南蛮刀は泣いていい… 性能面では水属性値と切れ味、物理攻撃力をバランスよく両立させたものが多く、扱いやすく高性能なものが揃っている。 ボウガン二丁は武器内蔵弾含めて水冷弾特化の性能となっており、ウラガンキンやグラビモスに暴力的なダメージを与えられる。 弓だけは何故か物理攻撃力がとても低く、やや不遇な性能である。 後述の防具のデザインも相まってMHXのメインモンスター装備の中でも際立って人気の高い装備となっている。 …さて武器の名前だが、いずれも日本の実在人物の辞世の句の一部を引用した非常に特徴的なものとなっている。 例:太刀「狐刀カカルクモナキ」→「たまのをの絶刀の斬振」(上杉謙信の句「極楽も地獄も先はありあけの 月の心にかかるくもなし」が元ネタ) 名称に古典仮名遣いや難読漢字なども含まれており、特に双剣の最終強化型「つるぎたち研刃の切耶(つるぎたちけんじんのきりがや)」は誤読するハンターが続出した。 いずれの武器もその武器種と関わりのある武将の辞世の句から取られており、説明文にもそれをにおわせる解説があるなど歴史好きはニヤッとさせられる演出もあるので、暇つぶしに元ネタを探ってみるのも良いかもしれない。 MHXXで登場した天眼武器は通常種武器よりスロット数、属性値、斬れ味で僅かに劣るが、物理攻撃力が上昇しており二つ名武器共通の狩技ゲージボーナスもあるのでこちらも有用性が高い。 弓は特に攻撃力が段違いに上昇して何故か重射弓になった。 因みに通常種武器の桃色を紅葉のような色彩にしたデザインとなっている。 MHRiseでは以前より属性値が全体的に下がったが会心率が上昇しており、天眼武器のような物理寄りの性能になった。 匠1から白ゲージが出る斬れ味の優秀さはそのままなので火力をさらに伸ばしやすい。 しかしアップデート前は大半のミツネ武器に最終強化が存在しなかったため、性能にかなりの難があった。 先述の太刀だが、大阪府堺市とのコラボイベントにて実在の職人たちによって原寸大の太刀が制作されることとなった。 2年の制作期間の末に完成した現物だが、なんと刃長2.2m、重量150kgと現実世界の刀剣を大きく上回る大きさであり、ゲーム中でそれらを振り回していたハンターたちの超人ぶりを感じられる出来となっている。 ◇防具 イメージは「狐の嫁入り」。男性用防具は新郎を、女性用防具は新婦をイメージしたデザインになっており、モチーフは和式の婚礼装束。オトモは新郎新婦のお付きの者(アイルー)と新婦を運ぶ馬(ガルク)をイメージしている。 性能面では、そこそこの防御力に中くらいの水耐性、そして一式装備すると下位では腹減り半減と新スキル「泡沫(うたかた)の舞」に加え雷耐性弱化、上位のSシリーズでは雷属性弱化が消えて窮地のスキルポイントが9付き、1ポイント加えることで「死中に活」が発動する。 なおその1ポイントを補っていないふんたーさんが一定数居たのも事実である(*1)。 最早いつものことだがメインモンスターの見栄えのいい防具故に致し方無し。 この「泡沫の舞」はなんと3回回避行動をとるとタマミツネの繰り出す泡まみれ状態になるという代物。シリーズ初となる自発的に状態異常を発生させることができるスキルである。 先ほども述べた通り泡まみれ第一段階では通常は何の効果もないのだが、このスキルを発動させた状態では回避性能+1、体術+1といったメリット効果が得られるようになる。 加えてSシリーズでは状態異常時に攻撃力が大きく上昇する「死中に活」も発動寸前になっているので、しっかり発動させてうまく維持できれば常時回避性能+1・体術+1、攻撃力【大】という凄まじい性能を発揮することになる。頻繁に緊急回避を繰り返すエリアルスタイルでは回避性能アップも合わせて非常に重宝することだろう。 ちなみにこの防具のスキルで泡まみれになっている場合はタマミツネの泡を食らっても泡まみれ状態が悪化しないので、タマミツネ戦でも安心して着込んで行ける。 一方、天眼戦に着込んでいくと常時ブチ切れ状態の天眼と相対する羽目になる。とはいえ、先述の通り怒り時は毛繕いで軟化するのでハイリスクハイリターン。自信があるなら着ていくのもよいだろう。 MHXXではG級版のミツネXが登場した。発動スキルはミツネSから順当にグレードアップし、 「腹減り無効・泡沫の舞・死中に活」になっている。ようやく装飾品や護石に頼らずに泡沫の舞+死中に活のコンボが発動出来るようになった。 なお泡沫スキルはミツネ装備の専用スキルではなく、二つ名モンスター「矛砕ダイミョウザザミ」の素材から作れる「矛砕」シリーズでも発動する。 MHXXでは二つ名防具の『天眼シリーズ』が登場。 女性用デザインはミツネシリーズを赤色にしたような感じで、髪のボリュームが凄い頭装備とモンハンでは珍しいハイヒールタイプの脚装備が特徴的。 問題は男性用デザインであり、なんと頭装備がフサフサとした獣人そのものな仮面でありインパクト抜群。 一式装備で泡沫の舞、軽業師(体術+1、回避性能+1)、天眼の魂(見切り3、挑戦者+1)が発動し、強化を重ねると真・天眼の魂(見切り3、挑戦者+2)が発動する。 「泡沫の舞と軽業師は同時に発動させても無意味なんじゃ…」と思われがちだがそこは心配無用。 泡まみれ中は体術+2と回避性能+2を発動させたのと同じ恩恵を得られる。 拡張性は二つ名防具故に低いが通常種譲りの回避スキルの充実さにより扱い易い。 護石と武器スロットで通常種防具のように死中に活を追加するのも良し、 真・天眼の魂の発動スキルで合わせて45%も上昇する会心率を超会心で存分に生かしてやるも良し。 ◆MHST2 通常種と天眼がMHST2でオトモン可の種で登場しており、層の薄い水属性である程度の強さの立場にいる。 天眼は敵としてもオトモンとしても「曲者」であり、まず敵として出てきた場合には、怒り状態で火属性攻撃してくる。ブレス対決も炎ブレスである。 怒りが抜けるときには火と水の大技を怒濤の連発。下手すると2発目の水の大技で共闘者含め全員KOされる4オチも免れられない。 一方オトモンとしては、水属性スピードタイプなのに、絆遺伝子に水属性攻撃のアクティブスキルが無い。 ただでさえ水属性は層が薄く、クリティカルが狙えるスキルが反動技だったり、スピードタイプのスキルに至っては「伝承の儀」で持ってくる絆遺伝子がボルボロスかドスガレオスからとなんとも威力に不安がある面子であり、イマイチかみ合ってくれない。 いっそのこと希少種みたいに火属性スキルで盛ってみるのもありかもしれない 絆技は通常種が「月下泡影」、天眼が「天眼泡影」。スキル名に全体的に横文字が多いMHST2では珍しい和風な名称。 ◆余談 キャッチコピーの「妖艶なる舞」やピンクを基調とした体色、細身でスリムな体型などから女性的なイメージを持たれがちであるが、モンスター図鑑をよく読んでみると「雄の個体のヒレは非常に立派で、感情に応じて赤く色づく」とある。…つまりハンターが本編で狩っているタマミツネはほぼすべて例外なくオスである可能性が高い。なんてことだ……。つまり?いまいちピンとこない人は歌舞伎の女形か刀を持ったイケメン侍を想像してみるといいかもしれない。ちなみにメスと比べてオスの方が派手な姿をしている生物は意外に多かったりする。因みに天眼タマミツネは盲目になりながらも生き長らえて老成した個体なので、おじいちゃんあるいは盲目の武術の達人と言ったところだろう。 爪素材の集めにくさで有名。爪の肉質が非常に硬く、緑ゲージ程度ではガンガンはじかれる。加えて部位が小さいので継続的に狙い続けるのも難しく部位破壊は困難を極める。おまけに捕獲報酬では一切出ず、爪を破壊しなければ討伐報酬か剥ぎ取りに期待するしかない。そんな爪素材がミツネSだと一式作るためには6個も必要になる。流石にやりすぎだと判断されたのかMHXXでは耐久値が下げられており、少しだけ入手難度が下がった。 原生林にも出没することがあるのだが、高い崖の上にエリア移動する際には軽く身をかがめたかと思うとそのまますさまじい勢いでジャンプして崖を上ってゆく。アグナコトルなどの海竜種よろしく地面に潜るのかと想像していたハンターはまるでドドブランゴのごとくとんでもない大跳躍を見せつけるその姿に唖然としたという。 哺乳類っぽい見た目のジンオウガと何かと対比されることが多い。実際のところ、MHXのOP映像やMHRiseの発売前に出た映像でも、ジンオウガとタマミツネが激闘を繰り広げる様子が描かれている。 おなじみ生態ムービーではうっかり縄張りに入り込んだアイルーに眠りを妨げられるが、泡で脅かすだけで済ませている。他の四天王(特に火と雷担当)に比べると何とも和やかな様相である。天眼タマミツネが大体眠っているのはこのムービーからきているのだろうか。 モンハンお馴染みのレア素材である逆鱗、宝玉、天鱗等のアイテムがタマミツネにも存在するが、リオレウス等と違い、捕獲報酬では入手できないという落とし穴が存在する。ソロプレイはともかくオンラインで捕獲してしまうと一部から白い目で見られることがあるのでなるだけ討伐で仕留めたい。 特徴的な泡まみれ状態だが、先述の「泡沫の舞」のイメージが強いためか「スキルの無い状態でも一段階目では回避性能+1、体術+1が発生する」との誤解が長いこと広まっていた。ミツネ以外で使ってくる敵がおらず、泡の維持も難しいので誤解するのも無理はないだろう。 MHRiseで復活モンスターに挙がるだけに留まらず、MHST2では四天王の中でいち早くオトモンとして紹介されたり、弓ライダーの装備がミツネ装備だったりと、MHRiseを境にMHW I以前のディノバルドに代わって四天王の中で目立つようになった気がしなくもない。ただし、少なくともMHRiseに関しては「和風モンハン」という要素が前面に押し出されている作風との関係もあると思われる。 また、インタビューなどでは開発スタッフ間では各作品におけるメインモンスターの参戦バランスも考慮しなければならない都合でMHX四天王の複数・全員参戦に消極的な意見が多い事が言及されており、「どれか一種に出番を絞らなければならない」という事情もあるだろう。 追記修正の際は消散剤をお忘れなく。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 初見じゃ少し戸惑うけど、結構な頻度で威嚇挟んでくれるし理不尽な動きも無い方だからやりやすいし武器も防具も雅で良性能。爪の硬さと小ささにはまいった -- 名無しさん (2016-03-17 11 54 49) タグは? -- 名無しさん (2016-03-17 16 08 33) タグ付けたぞい -- 名無しさん (2016-03-17 16 53 16) 記事書いた人マジオスと同じ人かな?「・・・さて」とか「・・・だろう」とか妙に気取った文だし。何で毎回破壊可能部位書かないんだろう -- 名無しさん (2016-03-17 17 09 25) ↑攻撃も一部しか書いてなかったりね。二連サマソとか回りこみ→後ろから尻尾ビターンとかもっとヤバイ攻撃はあるのに -- 名無しさん (2016-03-17 17 36 45) 通称はタマちゃんかみっちーか -- 名無しさん (2016-03-17 19 18 58) 擬人化というか人間の姿になったら及川光博似のイケメンになるイメージが…(笑) -- 名無しさん (2016-03-17 21 25 43) 色々と不完全なまま記事作ってしまって申し訳ない。調べ直して追記しました。あとマジオス書いたのは私じゃないです -- 建主 (2016-03-17 22 17 38) 男の娘というよりは「女形」って感じだよな。美しさと雅の中に凛々しさとあって好き -- 名無しさん (2016-03-17 22 35 24) 男の娘っていうほどかわいさはあんま感じないかな。凛々しさというか華やかさは凄く感じるけど -- 名無しさん (2016-03-17 23 09 07) 四天王連戦では空からダイナミック入場 -- 名無しさん (2016-03-17 23 32 41) ミツネの生態ムービーとOPムービーって繋がってるんだろうか。エリアが一緒で、生態ムービー中で眠った姿勢からOPムービーに登場してるし -- 名無しさん (2016-03-18 00 20 23) 四天王全員がそうだと言われているんだよな(ライゼクスはランポスを食った後に飛んだのだろう)。 -- 名無しさん (2016-03-18 00 34 46) 白面タマミツネはガンナーだと一発一発が即死しかねない強さ。ただ体力はほとんど変わらないから、ランディープみたいに頭おかしいレベルとは程遠い -- 名無しさん (2016-03-18 00 49 19) 大剣の元ネタの平忠度、操虫棍の元ネタの鳥居景近あたりはマイナーだな -- 名無しさん (2016-03-18 14 43 59) 男の娘というよりは、女物を着た粋人みたいなイメージがある。他作品でたとえればアマネ=ニシキ(ブレイブルー)みたいな -- 名無しさん (2016-03-18 15 49 33) ムービーはアイルーもジンオウガもじゃれてるようにしか見えない -- 名無しさん (2016-03-18 20 40 19) 自分にとってゼクスとタマさんはブシドーの先生だ。彼らと戦うことでブシドーの立ちまわり方を学び、傲慢になりそうな時には愛の鞭で諫めてくれる -- (2016-03-19 22 08 27) 正直泡まみれ状態で滑りまくるの超楽しい -- 名無しさん (2016-03-20 10 56 07) 最近英語版での名前が「Mizutsune」に決定した。凄く・・・ダサいです・・・ -- 名無しさん (2016-03-20 18 18 55) 水とミズチと義経をイメージしたいい名前なんだがな -- 名無しさん (2016-03-20 18 27 08) モンハンで初めて「かっこいい」じゃなくて「美しい」って思ったモンスターだった。でもまさかオスだったとは・・・w -- 名無しさん (2016-08-31 18 52 45) 泡まみれ好きでわざと泡に当たりに行くわ -- 名無しさん (2016-08-31 18 55 38) G級で全然動きが変わって慣れない… -- 名無しさん (2017-04-14 16 40 24) 泡まみれは泡沫スキル発動してないとメリットなし。あと天元突破つよい -- 名無しさん (2018-01-11 22 17 35) モンハンのモンスターではオオナズチに次いでマジにかわいいと思ったモンスターだった -- 名無しさん (2018-01-12 00 10 31) 天眼は火力こそアレだけど原種よりミエミエのモーションが多いからガンナーだとただの的。そもそも泡にも当たらないから天眼にならないし -- 名無しさん (2018-07-05 17 09 55) 難読漢字ではないが、勢いで読んで間違える人は少なくはないであろうと思われるのがハナノナゴリヲ -- 名無しさん (2019-04-01 20 33 18) 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-05-06 18 51 58) BGMがポンポン楽しい。他の死天王が脅威って感じなのに対してミツネは晴れ舞台的 -- 名無しさん (2019-12-25 08 12 01) 再登場おめでとう -- 名無しさん (2021-01-08 01 19 11) 実はラギア以上に海竜って感じのモンスター。海には住んでいなさそうだが -- 名無しさん (2021-03-13 08 10 37) 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2021-04-01 09 54 53) 全方位ブレスを虫にぶら下がって回避してるんだけど、ワイ以外にやってる人見ないな…… -- 名無しさん (2021-04-02 07 19 10) オスだと知った時は驚いたが、現実の動物に例えるとクジャクやマンドリルみたいなものだろうか(オスの方が派手でメスの方が地味って言う意味)。 -- 名無しさん (2021-11-29 15 12 38) 希少種登場!うおおおおお -- 名無しさん (2022-09-16 01 55 56) 希少種の泡がファンネルみたいに追尾してくるの、ジンオウ亜種の蝕龍蟲弾より原理が分からん -- 名無しさん (2022-09-30 15 11 30) まさか、亜種より先に希少種が来るとは。 -- 名無しさん (2022-09-30 16 37 41) 希少種参戦は朗報なのに、同期の茶ナス共々ティガとテオのファンから敵討ちだ憂さ晴らしだって足蹴にされてるのが可哀想すぎて... -- 名無しさん (2022-12-16 00 00 47) 希少種酷すぎる。過去作の嫌われた要素片っ端から入れてんのか。 -- 名無しさん (2023-05-23 23 42 17) 顔は狐だけど、ボディは若干ワニっぽいと思う。 -- 名無しさん (2023-09-26 20 59 48) やっぱり(創作の)源義経や牛若丸を意識しているのだろうか -- 名無しさん (2023-10-27 18 16 34) 名前 コメント
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[部分編集] 真の天眼を持つ者 真の天眼を持つ者 賽臥隆恭(さいが りゅうすけ) 概要探偵局 AMC1 AMC2 流神A 2008 新生2 鳴七 [部分編集] 賽臥隆恭(さいが りゅうすけ) 登場作品:2008,探偵局,AMC1,AMC2,流神A,2008,新生2,鳴七 種族:人間(能力者) 職業:鳴神学園高校 一年F組 年齢/誕生日:15歳/10月10日 身体:173cm・55kg ♂ 能力:万物の正邪を見分ける眼「天眼」 関連人物:神ヶ崎翔,富樫美波,日暮太郎《仲間》,犬丸薙《犬猿の仲》,倉持千夏《妹分》,久多良唯桜《幼馴染》柴田浩次,中雅臣《友人》,樺島由宇作,義李玲人《敵対》 関連用語:オカルト同好会,都市伝説探偵局《所属》,天眼《所有》 [部分編集] 概要 『探偵局』主人公。 オーソドックスな恐怖からズッコケな笑い話まで幅広く扱う現代の「都市伝説」に挑む作品の主人公なだけあり、本人の性格もシニカルで無気力な現代っ子。 性格的に今までの作品と一線を画した印象を与えた一方で強烈な宿命も背負うなど、なかなかに王道な主人公といえる。 中学を卒業し、とりあえずは名門と名高い「鳴神学園」に入学。両親はニューヨークへ海外出張のため日本から離れ、現在は懇意にしている久多良家に居候する身となっている。 ついでに入学する前から変な男(神ヶ崎翔)が、変な部活「オカルト同好会」に入るよう迫ってきたがとりあえず無視してきた。 が、彼はこんな特異な状態に置かれても、特に何もする気になれなかった。のんべんだらりと日常を送る――まさに「アパシー」な状態だったのである。 しかし彼、賽臥は都市伝説関係でなんだかんだあったこともあり、件のオカルト同好会に入部することになる。 (経緯に対しては数パターンあるが、ここでは割愛する。) 当初はいい加減な態度にあちらから怒りを露にしてきた現会長富樫美波や、いい加減な性格にこちらから業を煮やしてきた前会長神ヶ崎翔とのわたがまりもすっきりと打ち解け、晴れて同好会の2007年度入部者になるのだった。 予感はあった。同好会の真の姿である「都市伝説探偵局」を知ってからは尚更である。彼が同好会会員に共通する法則に漏れず、持っていた力は紫の邪気眼右眼「天眼」。詳細は該当の項目で記述するが、簡潔に述べれば「嘘発見器」である。 彼は幼少の頃からこの能力と折り合いを付け、適当に暮らしていたのだが、その日々は唐突に終わりを告げる。 きっかけは天眼を持つ予言者「樺島由宇作」に告げられた死の宣告。それを乗り切ったものの、今度は天眼の副作用で樺島が息絶えたことを知り、同時に天眼を持つものの宿命を知る。 天眼を持つ者は運命すらも捻じ曲げる強大な力を有するが、同時に天はこのような力を世に存在させることを許さない。曰く――、天眼の持ち主は、真の力が解放される18歳になった瞬間、死亡する。 時は樺島が18歳の享年を終えた二〇〇七年六月七日―― 。天眼を狙う者に追われつつも、彼を守る仲間達に支えられ、運命から逃れるべく彼の本当の学園生活が始まる。さぁ、残り時間は二年四ヶ月。 と、仰々しく述べたものの、彼は今時どこにでもいる普通の高校生そのもの。口調も皮肉っぽく投げやりで、年上相手でもその態度を崩すことはない。人付き合いもあんまり良くなく、わりと事なかれ主義、誠実とは言い難い性格をしている。 ただ、そっけない反面で意外とノリ易く、物事にのめりこむ側面も持っている。心を許した相手には途端に態度を軟化させ、年相応の子供っぽい面も見せる。生意気だけどどこか憎めない後輩のような人物と言えるだろう。また、部活の付き合いを除いても、人並みに友達はいる方である。 その一方で敵と味方の境界分けはしっかりしているようで、敵相手には一気に口が悪くなる。 意外と熱くなりやすく、挑発に乗りやすいがそんなところも先輩たちには微笑ましいところとみられているようだ。 オカルト同好会の仲間からは期待のルーキーとして激励を受けつつ、主に富樫部長から日々パシリに行かされる生活を送っている。[普段突っ張っている分、ヘタレた時のギャップが大きく、その辺は可愛いかもしれない。] 彼が辛い宿命を感じさせない明るい学園生活を送っていることは確かである。先輩達の遠慮のない態度も彼がこれから辿る運命を感じさせないためかもしれない。 交友関係では「柴田浩次」&「中雅臣」の迷コンビや「高井戸惣」先生などがいるが、近しい彼らとの会話ですらもっぱらツッコミ役に回っている。 身の回りでさえこうなのだから奇人変人揃いの鳴神で彼に呆れられる人材は豊富かもしれない。頻出する彼の独白の中でも周囲にまともな人間がいないことを嘆いているシーンは多い。なんだかんだ言って賽臥個人は常識人なのかもしれない。 敬語はできないようで年上には「センパイ」や「~さん」付け、「~っす」「~すよね」と言った偽敬語こそ使うが、口調はすっごく普通である。が、流神Aでは何気に突っ込みどころのある事を言ってたりもする。 また、どっかのラノベの主人公のごとく、恋愛フラグを結構頻繁に立てているのも特徴かも知れない。 一例として、幼馴染の「久多良唯桜」、慕ってくれるご近所さんの倉持千夏、先輩の富樫会長[と、ジンさん]。果てはシンババまで多種多様である。一方で、スルー能力も高いため、結構硬派な主人公ぶりを保っているかもしれない。 休日は家でゆっくり過ごすことを好むタイプだが、いわゆるオタク文化には興味が薄いようであり、そのような質問に対して珍回答で返す一幕もあった。 外見的な特徴は茶髪に、右眼が紫の天眼、左眼が茶のオッドアイであること。ただし、普段は右眼にカラーコンタクトをすることによって色を誤魔化しつつ、能力を抑えている。髪も右側にかかった印象である。鬼太郎。 また、かのシンババに見初められるだけあって容姿では人並み以上と思われる。 [部分編集] 探偵局 全話に登場。 主人公として全ての事件に関わり、生まれ持った右の眼で見つめていく。 (執筆者募集中) [部分編集] AMC1 「オカルト同好会」ルート、「山本さんと飴玉婆さん」ルートに登場。 本作においては同じ学校に籍を置く大学生ということもあって「財部美穂」と接点を持ち、独自の人脈も豊富な「神ヶ崎翔」らにお鉢が回ることが多く、まだ一年生ということもあって先輩の講釈を聞く聞き役としての立ち回りが多い。 「オカルト同好会」ルート。 (執筆者募集中) 「山本さんと飴玉婆さん」ルート。 本編の時間軸である1995年から十二年の時を跨ぎ、他の先輩部員ともども結末のひとつにゲスト出演である。 この場合は十二年越しでも半ば健在な「飴玉ばあさん」の噂をしているのだが、一方では経年によって噂は変化するということを一同は話のやり取りから教えてくれる。すなわち「飴玉ばあさん」から変化(代替わり)したという「飴玉おじさん」について他のオカルト同好会の面々と談義するという展開が存在するのだ。 とはいえ、直前までのやり取りを知っているプレイヤーにとってはこの噂の真偽は問うまでもない問題だろう。 [部分編集] AMC2 「探偵局編」に登場。 今回は主役を先輩たちに取られた外伝形式(過去編)のため、彼の視点でゲームが進行するのはオープニングのみである。 幼馴染にマズイ料理を振舞われつつ、変わらない日常を送っているようだ。 なお、前作で探偵局メンバーとして関わる事件の全てを経験している。 今後の作品がそれらを正史として踏まえたものになって進行していく可能性は高い。 [部分編集] 流神A オープニングおよび「アパシーサイド」に登場。 (執筆者募集中) [部分編集] 2008 6話「小夜子さん」に登場。 語り部のひとり「山本繁」が小夜子さんの話について展開させようとする流れを断ち切り、おそらくは七人目の語り部として新聞部部室に現れる。名こそ出ないが、特徴的な右目を眼帯で隠しての衝撃の登場である。 同じく語り部のひとり「真行寺葵」とはすでに知遇を得てでもいるのか、他人に手厳しい彼女としては珍しいことに笑みによってその場に迎えられ、賽臥もその言葉に笑みだけをもって返すのだった。 そして、物語はいっそう混迷を深めていくことになるのだろう。今は続巻制作再開の報を期待したい。 [部分編集] 新生2 「赤い靴下」に登場。 今回の立ち絵は『流神A』のもの。 時代設定が「現代」とされている『極』の設定を引き継いでいるため今回の主人公と共演できた。 都市伝説探偵局の一員らしく、医療系都市伝説の闇鍋である「黒百合総合病院」に入院患者として潜入調査していた。そこで病院の裏側を何も知らないまま即日入院させられていた坂上くんを発見、このままでは命はないと判断して当初の予定を変更。 彼を信頼のおける居候先の久多良家へと連れ帰った。 しかし、そこで待ち受ける料理を前に坂上くんを暗澹とさせたところでこの結末は幕引きとなる……。 [部分編集] 鳴七 「殺人クラブ」に登場。 まずは「オカルト同好会」の該当する節を参照のこと。 ⇒「オカルト同好会#鳴七」 第三者からの伝聞という形で言及されたのみだが、現部員であることが明かされた。 (執筆者募集中) 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 名前 コメント
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分岐 名前 Rank 切断 破砕 貫通 非物理 強化時[合成時]付加スキル ◇│ 双喰槍 6 0 0 298 神◎ マイティフォースⅠ【E】[スタミナLv10] 合成 5200fc 混沌砲x1 混沌角x2 混沌爪x2 混沌闇石x1 |◇│ 双喰槍 改 7 0 0 369 神◎ マイティフォースⅡ【E】[体力Lv10 スタミナLv10] 強化 7760fc 混沌角x1 混沌眼石x2 混沌爪x1 混沌闇石x1 混沌神毒x2 |├◇|│ 双喰槍 新 8 0 0 403 神◎ マイティフォースⅢ【E】[剣の達人Lv10 体力Lv10 スタミナLv10] 強化 8800fc 混沌雷砲x2 混沌神苔x2 混沌爪x1 混沌闇石x1 混沌眼石x1 |||◇|│ 双喰槍 真 10 0 0 513 神◎ マイティフォースⅣ【E】[剣の達人Lv10 体力Lv10 スタミナLv10 溜め動作速度Lv10] 強化 13600fc 混沌翁砲x1 混沌翁骨x2 混沌翁爪x1 混沌神苔x1 混沌神毒x1 |||◇|│ 双喰槍 継 12 0 0 551 神◎ 食いしん坊Ⅰ【E】[捕喰オラクル吸収量Lv10] 強化 40800fc 混沌翁砲x1 混沌翁骨x2 混沌翁爪x1 神蝕妃ノ黒鉄x2 混沌眼石x1 |||◇|│ 双喰槍 修 13 0 0 585 神◎ 食いしん坊Ⅱ【E】[捕喰オラクル吸収量Lv10 器用Lv5] 強化 52000fc 混沌翁砲x2 混沌翁骨x3 混沌翁爪x2 陰陽真切刀x1 陰陽真輪x1 |||◇| 双喰槍 極 14 0 0 605 神◎ 食いしん坊Ⅳ【E】[捕喰弾丸威力Lv10 【B】捕喰時獲得弾数Lv10 捕喰オラクル吸収量Lv10 器用Lv5] 強化 96000fc 汎用複合コアx1 |◇│ 双喰槍 雷 8 0 0 403 神◎ マイティフォースⅣ【E】[剣の達人Lv10 体力Lv10 スタミナLv10 溜め動作速度Lv10] 強化 8800fc 混沌雷砲x1 混沌神苔x2 堕天光石x1 混沌眼石x1 堕天神毒x1 |◇│ 双喰槍 雷 改 10 0 0 513 神◎ 食いしん坊Ⅰ【E】[捕喰オラクル吸収量Lv10] 強化 13600fc 堕天神砲x1 堕天神苔x2 堕天光晶x1 堕天眼晶x1 堕天神毒x1 |◇│ 双喰槍 雷 新 11 0 0 533 神◎ 食いしん坊Ⅱ【E】[捕喰オラクル吸収量Lv10 器用Lv5] 強化 16000fc 堕天神砲x1 堕天神角x1 堕天光晶x1 堕天眼晶x1 堕天神鋼x1 |◇│ 双喰槍 雷 真 13 0 0 585 神◎ 食いしん坊Ⅲ【E】[捕喰弾丸威力Lv10 捕喰オラクル吸収量Lv10 器用Lv5] 強化 52000fc 堕天神砲x2 日天神酒x1 堕天光晶x1 堕天眼晶x1 日煌天切刀x1 |◇ 双喰槍 雷 極 14 0 0 605 神◎ 食いしん坊Ⅳ【E】[捕喰弾丸威力Lv10 【B】捕喰時獲得弾数Lv10 捕喰オラクル吸収量Lv10 器用Lv5] 強化 96000fc 汎用複合コアx1
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けいと・てんつい 作品名:神咒神威神楽 使用者:摩多羅夜行 神座万象シリーズに登場する術技。 対象の箇所に星を墜落させる陰陽術。 虚空蔵天霊眼によって莫大な演算を瞬時に行い、星の運行を操作して放つ。 +詠唱 ざんざんびらり、ざんざんばり、びらりやびらり、ざんだりはんつくもふしょう、つかるるもふしょう、鬼神に王道なし、人に疑いなし総て、一時の夢ぞかし ここに天地位を定む八卦相錯って往を推し、来を知るものは神となる天地陰陽、神に非ずんば知ること無し計都・天墜――凶に敗れし者、凶の星屑へと還るがいい 術技についての詳細星墜とし 使用者との関連性天眼と太極の持ち主 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 術技についての詳細 星墜とし 大火球と化した星を落とすおそらく太極・無形によって彗星の軌道を修正していると思われる。 そして中天——夜行の呼びかけに応えるかのごとく、宙の果 てから燃える大火球と化して迫り来る計都彗星の威容を俺は見 た。 影響範囲は狭い着弾点から周囲へ及ぼす規模がほとんど無い。大欲界天狗道の太極が求道型のため? 流れ星が地に落ちるという現象そのものは知っていたが、実際目に するのは言うまでもなく初めてだ。ゆえに通常、それがどれくらいの 被害を及ぼすものなのか分からない。 だが主観では、規模の割に驚くほど効果が狭かったと思っている。 爆風や熱線、津波や諸々の脅威から、あの状況で艦隊が逃げ切れたの は有り得ないことのように感じるのだ。 使用者との関連性 天眼と太極の持ち主 大規模咒法をあっさりとこなせる天眼で発動に必要な演算を瞬時に行い、必要な星の運行を操作している。 天眼、正確には虚空蔵天霊眼という超視力で別位相の演算を可能にする ため、並の者なら数百人掛かりで数日を要する大咒法の詠唱も、夜行は たった二・三言で完了させる。それどころか特定の術には絶対必要な星 辰の条件さえ無視してしまい、むしろ己の都合で星の運行を支配するほ ど彼の咒力は強大無比極まりない。 元ネタ 計都 計都はインドのケートゥ(केतु)を漢訳したもの。西洋占星術ではドラゴンテイルとも呼ばれる。 インドの天文学やインド占星術が扱う9つの天体とそれらを神格化した神のひとつ。 インド神話では凶兆の星とされる。 計都は黄道と白道の交点のうち、月が北から南へ通過する点にある惑星とされる。 詠唱 中国の「易」にある八卦と陰陽(乾坤)による天地位を定める ことについて言っていると思われる。 関連項目 虚空蔵天霊眼 膨大な量の演算が行える眼。 関連タグ 天体操作 神咒神威神楽 神座万象シリーズ 術技 陰陽道 リンク Wikipedia 計都
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マテリア/マテリア生成傾向 スピネルリング (指IL49) 雄略のマテリガ 確認 -- ゴシェナイトセット(LV39INT+意思)x3で内訳、防土x1、防水x1、詠唱x1、武略x2、雄略x2、知力x8 -- ミスリルオーナメンタルハンマー(彫金主道具38):魔匠のマテリラ -- アンバーリング(指49):防氷のマテリダ -- アンバーリング(指49):天眼のマテリダ -- スピネルリング(指49):武略のマテリダ -- スピネルリング(49):活力のマテリダ -- スピネルイヤリング(耳49):武略のマテリダ -- スピネルブレスレット(腕48):天眼のマテリダ -- アンバーイヤリング(耳49) 剛柔のマテリダ -- ルべライトリング(指49)から天眼のマテリダ確認 -- アーバンチョーカー(首48)から武略のマテリダ確認 -- ラブトルブレー(脚)から天眼のマテリダ確認 -- アイテムレベルでア、ラ、ダ、ガが変わってくるよね、だいたいLv30後半か40代くらいからラが作れる気がする。 -- ↓ミスです 失礼 -- アンバー -- ペイストセスタスから武略のマテリダ確認 -- ↓旧FF14 ↑新生FF14 クラレットブリーチから再生のマテリダ -- ガルーダビークから武略のマテリガ、ガルーダスクリームから武技のマテリガ -- 1.23からガルーダ武器、ファクションNMのテンプラー、バッカニア、ハーレクインがマテリア化可能に -- モグモグリリーから鼓舞のマテリガ -- テンプラーファルシオンから防戦のマテリガ -- イフリートバトルアクスから武略のマテリラ -- 報告ではないのですが、傾向のとこで、”Lv41以上の装備からは〜マテリアは生成されない”と”Lv41以上の装備からはマテリア、〜全てが生成される”とありますが、マテリア生成にかんしてはどちらが正しいのでしょう? -- †ウォルナットマスクから達人 -- 公式を比較検証、頭=達人抜け 帯=達人が余分 だが、公式のほうが間違ってるような? -- ハートギザルメ(槍)から剛柔 -- デミルーンブージ(斧)から雄略 -- ホーンスタッフから智者のマテリラ -- †クラブボウ+2から雄略のマテリガ -- シルバーセプターDX(小呪)から智者のマテリラ -- ホーンスタッフ(呪大武器)から装土のマテリア -- フェルトワークグローブ;剛柔;マテリガ;受け流し発動力;21 -- †ジェイドクルークから知力 -- †クラブボウから信力 -- ミスリルチョーカーから興奮 -- †アクアマリンイヤリングから猫目 -- ペリドットチョーカーから鉄壁 -- †ペリドットイヤリングから機略 -- エレクトラムセプターから魔眼 -- ミスリルチョーカー、知力のマテリダ -- Wikiってテキスト入力ボックス組み合わせてマテリア報告フォームみたいなの作成できないんだっけ? --
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義勇兵 効果 戦闘開始時に、味方武将(全ての)戦力を+1回復する。 発動条件 戦闘チャート 先制特技の発動 使用可能武将 名前 切札 知行 兵科 戦力 特技 備考 清水宗治 - 3 足軽 3 義勇兵 毛利軍固有 長宗我部信親 - 5 鉄砲 5 義勇兵 長宗我部軍固有 内藤昌豊 - 5 鉄砲 5 義勇兵 武田軍固有 上杉綾 豊饒の海 4 足軽 3 義勇兵 上杉景勝 - 4 鉄砲 5 義勇兵 海北綱親 - 4 騎馬 3 義勇兵 黒田官兵衛 天眼 4 鉄砲 4 義勇兵 石田三成 天眼 6 足軽 6 義勇兵 立花道雪 雷切 6 足軽 7 義勇兵 解説 攻撃を受けた際に、スタックしている味方全ての戦力を回復させるため、 敵が個別攻撃を行ってきた場合に、被害を軽減することができます。 「連携」と同様に、集団行動しているときほど効果が高いです。 所有者の戦力が高いほど発動頻度も高くなり崩れにくくなるため、 敵に回したときの立花道雪がやたら鬱陶しく感じるのは気のせいではないです。
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登録日:2017/07/15 Sat 15 29 02 更新日:2024/03/17 Sun 16 51 16NEW! 所要時間:約 37 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ妖怪シリーズ アンチヒロイン インド ダークヒロイン ヒロイン ラスボス 中国 九尾の狐 伝承 何故かなかなか立たなかった項目 傾国の美女 化け狐 地球上に生きていてはいけない生物 外道 大妖怪 太公望 妖怪 妖狐 妲己 悪女 悪役 所要時間30分以上の項目 日本三大妖怪 栃木県 殺生石 狐 玉藻の前 白面の者 白面金毛九尾の狐 真の邪悪 純粋悪 絵本三国妖婦伝 絶対悪 腐れ外道 華陽夫人 那須野 邪悪 鳥羽上皇 夫(そ)れ太極の一理 陰陽の両儀と別れてより。天あれば地あり、暑あれば寒あり、男あれば女あり、 善あれば悪あり、吉あれば凶あり。 されば乾坤開闢(けんこんかいびゃく) 呂律(りょりつ)の気は清みて軽きは昇つて天となり、濁りて重きは降りて地と成り、中和の霊気大となれり。 其(そ)の大気禽獣(きんじゅう)となる時に、不正の陰気凝って一箇の狐となるあり。開闢(かいびゃく)より以来、年数を経て終(つひ)に姿を変じ、全身金色に化して面は白く九ツの尾あり。 名つけて白面金毛九尾の狐といへり。 元来邪悪妖気の生ずる所ゆへ世の人民を殺し盡(つく)し魔界となさんとす。 ― 「絵本三国妖婦伝」(高井蘭山)より 「白面金毛九尾(はくめんこんもうきゅうび)の狐(きつね)」(以下、『白面金毛』)とは、 その名の通り白い顔と金色の毛並を持ち九つに裂けた尻尾を持つ魔性の狐のことである。 好んで美女に化けその国の権力者に取り入り、彼らを操って国を傾けたという。 鈴鹿山の大嶽丸(おおたけまる)、大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)らとならぶ日本における三大妖怪の一体であり、 日本すべての妖魔悪鬼の中でも最も強大かつ邪悪な存在。 目次 【概要】○外見・性格 ○能力●妖術 ●知識 ●人心掌握術 ●その他 ○略歴 【伝承】○誕生 ○妲己(だっき)の章●寿羊(じゅよう)から妲己へ ●殷(いん)の紂王(ちゅうおう) ●西伯候(せいはくこう)姫昌(きしょう) ●周(しゅう)の武王(ぶおう) ○華陽夫人(かようふじん)の章●斑足太子(はんぞくたいし) ●華陽夫人(かようふじん) ●耆婆(ぎば) ●鷓岳叉(しゃがくしゃ) ○褒姒(ほうじ)の章●周(しゅう)の宣王(せんおう) ●褒姒(ほうじ) ○玉藻前(たまものまえ)の章●若藻(じゃくそう) ●藻(みくず) ●玉藻前(たまものまえ) ●安倍泰親(あべのやすちか) ●鳴弦(めいげん)の法 ○殺生石(せっしょうせき)の章●殺生石(せっしょうせき) ●玄翁和尚(げんのうおしょう) 【解説】○九尾の狐について ○現代の創作における白面金毛九尾の狐●白面の者(うしおととら) ●羽衣狐(はごろもぎつね)(ぬらりひょんの孫) ○物語の背景についての私見●白面金毛と安倍家の対決について ●「亡国の王」「傾国の美女」について 【概要】 「白面金毛九尾」 と称される狐は元々、江戸後期の読本作者高井蘭山の著作、 『絵本三国妖婦伝』 に登場する妖怪である。 高井蘭山は玉藻前をはじめとした妖狐・悪女譚をモチーフに妖婦伝を書きあげた。 そしてその妖狐悪女らをモデルにして作り上げたのが白面金毛という大妖怪なのである。 彼女のモデルとなった妖狐や悪女については後述の解説を参照してほしい。 作中における白面金毛は、齢千年とも言われ妖艶な美女への変化をはじめとした数々の妖術を操る古狐である。 妖術だけではなく古今東西神羅万象に関する知識、人を惹きつけるための作法礼法と、 人を誑し込み骨抜きにするあらゆる手練手管を併せ持っている。 ○外見・性格 白面金毛九尾の狐は、その名の通り金色の毛並と白い顔、九本の尾を持っている狐である。 体の大きさは子牛ほどもあると表現され、身の丈7尺(*1)、尻尾まで入れると1丈5尺(*2)にもなるという。 女に化ければ天下の 美女 となり、時の帝に感嘆させたほど。 また「この世の邪念・妖気そのものである」と表現される彼女はこの上なく邪悪で残忍な性格の持ち主。 「人を殺し尽くしこの世を魔界とする」という目的があるとされてはいるが、 作中の表現を見る限り、特に目的意識もなにも関係なくあきらかに人を殺すことを楽しんでいる。 しかもただ殺すだけでなくいかに苦痛を与えむごたらしく殺すかということに腐心し、それを眺めて楽しむのだ。 なので国の王をたぶらかし権力を握ったが最後、その国には想像を絶する地獄絵図が現出する。 また人を堕落させることも好み、自分の夫らを自分と同じように死と殺しを好むような人間に仕立て上げたり、 周りの人たちに恐怖や憎しみをふりまき、互いに恐れあい憎しみあい殺しあうように仕向けてほくそえむことも多い。 ○能力 白面金毛の能力としてあがるのが、まず第一に変化術をはじめとした妖術。 第二に古今東西あらゆる分野における卓越した知識。 第三にそれらを駆使し人の心を意のままに操る人心掌握術だろう。 ●妖術 彼女が操る妖術としては、美しい女性に化ける変化術が有名。 絶世の美女と化し、男を容易にたぶらかすのだ。 もちろん男性や子供、赤ん坊に化けることも可能。 また特定個人の姿に変化することも、あるいは特定の人間を殺して中に入ることでなりかわってしまうこともある。 人ではなく岩や風や炎など無機物に変化することもできるらしい。 これにより、消えたり現れたりと巧みに姿をくらまし幻惑する。 また危機が迫った時毒気を吐き出す巨大な石「殺生石」に変化したが、 これはどうやら最後の手段であるらしく、一度変じたが最後そこから狐に戻ったり生まれ変わったりすることはできないらしい(後述)。 それから人に幻を見せる幻術や、人の心を捕らえてしまう魅惑術なども用いることが出来る。 これらはその身に危機が迫った時に使うことが多く、黒雲の幻を巻き起こして追っ手を撒いたり、 自分を討とうとするものを魅了し手出しできなくさせたりしてしまうなどして身を守る。 ●知識 長年生きてきた彼女は、ありとあらゆる分野における知識をその頭に蓄えている。 その知識は歴史・仏道・神道はもちろん医術といった実学、 詩や短歌・歌や楽器といった文学・芸術の分野までさまざま。 さらに彼女は弁論術にも長けており、膨大な知識の中から適切な語句を瞬時に選び取り、 それを堂々たる態度の元でよどむことなくすらすらと口にすることが出来る。 専門家でさえ、自分の専門分野で言い負かされてしまうほどである。 ●人心掌握術 彼女の最も恐ろしい能力で、彼女を象徴している能力でもある。 他の能力は妖術も知識も全て、これを補助する手段にすぎない。 彼女は標的とした人物にとってもっとも愛される姿に変化する。 子供のいない夫婦の前で赤子に化けたり、権力者の男性の前では女性に化けたり自由自在である。 さらにその姿のみならず、言動も所作もなにもかもその人物から愛されるものを選び取ることが可能。 彼女に魅入られてしまったが最後、その誘惑をはねのける手段は皆無と言っても等しい。 そして彼女は自分を失うことを相手に恐れさせ、その心を自由自在に操るのだ。 彼女の力をもってすれば赤子の自身を拾わせ十二分な保護のもと育てさせることも、 時の権力者にとり入り、彼らに悪政を行わせるばかりか残虐な行動に駆り立てることもたやすい。 ●その他 恐るべき能力を持つ彼女だが直接の戦いは決して得意ではなく、人ひとり殺すくらいならなんとでもなるが武装した多数の人々相手にはとてもかなわない。 なので正体を暴かれてからはあっけなく追い払われ討ちとられてしまうことが多い。 殺すのもそう難しくはなく、普通の人間が普通の武器で殺すことも可能。 殺すよりむしろ正体を暴く方が難しく、神仏の加護に頼るほかないことが多い。 しかしたとえ殺されてしまっても、他の人間の体を使うなどしてふたたび再生してくることもできる。 物語の中では何度となく討たれてもそのたびに蘇り、再び世を魔界にせんと暗躍した。 ただやはりある程度の期間をおかないと再生することはできない。 また殺生石と化してしまった後は、生まれ変わることができなくなってしまった様子。 あと正体を暴かれてしまうと、心をつかんでいた相手でもあっさりと離れていってしまう。 狐でも魔物でもいい、というところまで魅了させるのはさすがに無理らしい。その人がケモナーだとか人外も好きだとかいう場合は不明 それから彼女に魅入られるとあっという間に生命力を失い病んでいってしまうが、 これは単に病気にさせているだけなのか生命力を吸い取っているのかは不明。 ○略歴 + ... 西暦 所在国 王朝名など 化身の名 概要 紀元前20世紀~∞? 不明 ― なし 誕生? 妲己の時点で「齢千年の狐」と言及されている。 紀元前11世紀ころ 中国 殷 寿羊(じゅよう) 少女を喰い殺してなりかわり紂王の妾に。名を妲己(だっき)と改める 妲己(だっき) 武王に討伐され、天竺へと逃れる。 紀元前9世紀ころ 周 褒姒(ほうじ) 数々の怪異とともに誕生。老夫婦に拾われ宮廷に献上される。 紀元前8世紀ころ 周の幽王の寵愛を得て、暴政をはたらかせる。 伯服(はくふく) 反乱がおき、周が滅亡。褒姒はわが子に化け脱出。 紀元前5世紀ごろ? 天竺 摩訶陀(マガダ)国 華陽夫人(かようふじん) 殷から逃れ出現。この地の王子斑足太子を惑わせる 正体を見抜かれ北へと逃げ去る。 734年 中国 唐 若藻(じゃくそう) 吉備真備の船に同乗。 735年 日本 奈良時代 来日、姿を隠す。 736年以降 およそ370年にわたり潜伏。 1098年 平安時代 藻(みくず) 赤子の姿で武士に拾われる。藻(みくず)と命名。 1104年 和歌の才を見出され宮中入り。 1120年3月 高陽殿で体から光を放つ。玉藻前(たまものまえ)と改名。後鳥羽上皇の寵愛を受ける。 同年5月 玉藻前(たまものまえ) 安倍泰親と対峙、論戦で圧倒。 同年9月 安倍泰親に正体を暴かれ退散。那須野へと逃亡。 1123年 討伐軍が那須野にさしむけられる。 1137年 討伐軍に討たれる直前、毒石へとその身を変ずる。 1166年以降 平安~鎌倉時代 殺生石(せっしょうせき) 朝廷から何度となく僧侶が派遣されるが、そのことごとくを毒殺。 建長年間(1249~56) 鎌倉時代 玄翁和尚により殺生石が粉砕される。 【伝承】 白面金毛は中国・インド・日本の三カ国を渡り歩き、それぞれの国で時の王を誑かし暴虐をはたらかせたり悪政を行わせたりして民を大いに苦しめたとされる。 ここではそれら全てのエピソードを網羅している「絵本三国妖婦伝」をベースに、 脚色や私見をまじえて彼女の経歴をその化身ごとに紹介していく。なので正確な記述でないことは了解されたし。 ただ殷→天竺(摩訶陀国)→周という彼女の経路については時系列がおかしなことになっている(*3)が、これはあくまで原典準拠のものである。 ○誕生 彼女がいつどこで誕生したかに関しては、あまりはっきりとは記されていない。 妲己の時点で齢千年の古狐とされているが、この「千年」というのは 実年齢ではなく比喩的表現なのだろう。 少なくとも本記事冒頭の誕生時の描写を見る限りさらに古くから、 それこそ天地開闢のすぐ後に生まれ落ちていてもまったく不思議ではない。 ― はじめ、この世にはなにもなかった。すべてがひとつだった。けれどそのひとつはいつしか、陰のものと陽のもの、ふたつにわかたれていった。澄みわたって軽いものは上に昇って天となり、濁って重いものは下に降りて地となった。そしてそのはざま、ただなかに、あらゆる命を産む大きな霊気が生じていった。その霊気が獣たちを産むとき、不浄の陰気だけがよりあつまり、一匹の狐が産まれた。その狐は齢を経て、ついに白面金毛九尾の狐に変じた。邪悪・妖気そのものである彼女は、人々を鏖(みなごろし)にしこの世を魔界と成さんとするという ― ○妲己(だっき)の章 ●寿羊(じゅよう)から妲己へ 彼女が最初に人間たちの前に姿を現したのは、実在が確認されているもののなかでは 中国で最も古い王朝殷においてである。 初代の湯王が夏王朝を倒してから28代の帝、紂王の治世のころ。冀州(きしゅう)に寿羊という16歳になる少女がいた。 容姿端麗にして音楽書道をたしなみ、また評判の働き者でもあり世に並ぶものない乙女と噂されていた。 この評判を聞きつけた紂王は後宮に迎えようと寿羊の親蘇護(そご)をたずねるが、娘を王の妾にすることを忍びなく思った蘇護はこれを断る。 怒った紂王は名臣西伯候(せいはくこう)姫昌(きしょう)に命じ、蘇護のもとに軍勢を指し向ける。 しかし西伯候は軍勢で蘇護を脅すことをよしとせず、使者を送って交渉を行った。 蘇護は紂王への恐れと西伯候の誠実さの前に、泣く泣く寿羊を差し出す。 寿羊は父、そして紂王より遣わされた武士や腰元らとともに一路都へと向かう。 そして道中で宿に泊まった折のこと。 寿羊の部屋に一陣の怪しき風が吹きこみ、灯火を吹き消した。 腰元のひとりが寿羊を守るため妖しき気配に立ち向かう。 しかし彼女は、たちまちのうちに何者かに蹴り殺されてしまった。 あくる朝、寿羊の部屋にいた腰元の一人がいなくなっている。 寿羊に聞いたところ「夜半に怪しい気配がして、灯火が消えた」と答えた。 辺りを探したところ、近隣の草むらの中で腰元の遺体が見つかる。 一行は大いに怪しみ、すぐにその地を出立した。 しかしこの時、寿羊もまた既に死んでいたのである。 昨晩、寿羊の部屋に忍びこんだ何者かは彼女の精と血を吸いつくし、 抜け殻となった体に入りこみ乗っ取ったのだ。 それこそが、徳によって治められる大国殷を滅ぼさんと乗りこんできた 白面金毛九尾の狐だったのである。 都に着いた寿羊を一目見た紂王は、たちまちその美しさの虜になってしまった。 王は寿羊の名を妲己(だっき)と改めさせ、政務を投げ捨てて彼女におぼれたのである。 ●殷(いん)の紂王(ちゅうおう) 紂王はもともとは大国殷の王にふさわしく聡明にして勇敢、大小数多くの国を束ね万民の尊敬を集める主君であったと伝えられる。 しかし寿羊を見初めたときから、あきらかに様子がおかしくなりはじめた。 そして彼女を妲己として迎え入れたときには、酒色におぼれる暗君と化していた。 紂王は王宮内に楼閣をつくり、妲己とともにその中で楽師らをはべらせ 臣下のたびかさなる諌めにも関わらず出てくることは無かったのである。 南山の道士雲中子は、殷の王宮を禍々しい気配が覆い尽くしているのを感じ取る。 宝鏡照魔鏡で王宮を映し見てみると、それは千歳にならんという妖狐の姿をしていた。 雲中子はただちに都に赴き進言するが、それを耳にした妲己は紂王にこう囁く。 「このような美しい楼を建てたのです、なんの祟りがありましょうや。妖しき方士の妄言に惑わされることの無きよう…」 紂王は雲中子の進言を伝えた役人を斬らせ「妖しき妄言を広めようとするものはこうなる」 という詔(みことのり)を発した。これにより臣下たちはもはや何も言おうとはしなくなった。 それでも皇后が紂王を諌めるが、妲己は皇后を奸臣費仲(ひちゅう)とともに死に追いやる。 皇后は楼閣から突き落とされ、ついに妲己が皇后にまで登りつめた。 紂王は妲己に請われるがまま王宮内に庭園を造り、池には酒を満たし干し肉を林のように吊るして毎晩酒宴にふけった(*4)。 また些細なことで人々を処刑し、ついにはそれを楽しむようにさえなった。 中で炭をおこし真っ赤に熱せられた銅柱に人を抱きつかせてあぶり殺す「焙烙(ほうろく)の刑」、 地面に穴を掘って蛇や毒虫の類を敷き詰めておき、裸に剥いた女性を放りこむ「蔓盆(たいぼん)の刑」。 これらの残酷な刑罰を微罪に対しても執行し、それを眺めて楽しむという有様だった。 またあるとき妲己は十数人の妊婦を紂王の前に集めてこう言った。 「この女らのお腹の子が男の子か女の子か当てて進ぜましょう」 妲己は全員の赤子の性別を予想すると、たちまち全員の腹を裂いてそれを確かめさせた。 彼女の予想はことごとく的中しており、夫妻はこれを見て手を叩き笑いあったという。 ●西伯候(せいはくこう)姫昌(きしょう) 紂王は国内に圧政をしき、自身たちの浪費を民からの重税や労役でもって賄っていた。 さらにそれを払えない者には上記のような残虐な刑罰で報いた。 そんな王の暴虐を前に、ついに殷の民が国を捨てて逃げ散りはじめる。 国を捨てた民を名臣西伯候は自らの領土である周の地に迎え入れ、彼らの生活を支えていた。 ここに至り、西伯候はじめとした家臣や紂王の息子たちが王の前に集まり一身を賭して紂王を諌めようとする。 しかし紂王はもはやその諌めをまったく耳に入れようとはしなかった。 それでも剛毅をもってなる西伯候が重ねて諌言を行う。 これに対し妲己は王をそそのかし西伯候を捕らえさせる。 それに憤った西伯候の息子伯邑(はくゆう)考は紂王と妲己の前でこう訴える。 「どうか父の代わりに私を獄につないでください。この身がどうなろうと王を恨むことはございません!」 妲己は彼に向かいこう語りかける。 「あなたは琴をたしなむそうね。 一曲弾いてくれないかしら?」 伯邑考は仰せのままにと一曲奏でてみせる。 それを前に妲己はこうあざわらった。 「まあ、なんて子でしょう。父が苦しんでいるときに、のんびり琴を奏でていられるとは!」 伯邑考は激怒し妲己の顔に唾を吐きかけ、その不実をののしる。 紂王はこれを見てたちまち伯邑考を斬り捨ててしまった。 その死体を前にして、妲己は薄く笑ってこう言った。 「『この身がどうなろうと』と言っておりましたね。その言葉がまことかどうか、試してみようではありませんか」 紂王は妲己の勧めのまま、伯邑考の遺体を塩漬けにして父である西伯候に送り届けこう伝える。 「これを喰えばそなたとそなたの息子の罪を許す。喰わねば刑に処す」 西伯候は煩悶したが、自分を信じ救いを求めて集まってきた人民たちのために心を殺してこれを喰らう。 紂王は言葉通り西伯候を許し、彼を解き放つ。 それを聞いた人民たちは怒りに打ち震え、続々と西伯候のもとに集った。 その勢力はついには国内の人口の3分の2近くに膨れ上がるのである。 ●周(しゅう)の武王(ぶおう) 国内の反紂王勢を糾合した西伯候は、志半ばにして97歳で亡くなる。 しかし西伯候は軍師呂子牙に息子である姫発(きはつ)を託した。 そして息子にも、病床からこう言い渡す。 「……従えるのではない。 お前が、太公望(たいこうぼう)に仕えるのだ。おまえが私に仕えたのと、同じように。」 呂子牙こそ、西伯候にその名を与えられた名軍師太公望であった。 姫発は周の武王を名乗り、太公望とともに殷へと進軍する。 妲己は幻術で反乱軍を足止めしようとするが、呂子牙により術をことごとく破られる。 こうなると疲弊しきっていた殷の軍に反乱軍を押しとどめる力はなかった。 武王の軍勢はたちまちのうちに殷の都へ攻め入り、奸臣費仲、そして紂王を討ちはたす(*5)。 さらに武王は妲己を捕らえ処刑しようとした。 しかし妲己が艶然と笑いかけると、どの処刑人たちも彼女に手を出せなくなってしまった。 そこで呂子牙が雲中子に与えられた照魔鏡で白面金毛の正体を暴く。 「おのれ、口惜しや!この恨み忘れまいぞ!」 狐の姿となった妲己は黒雲をかきおこし、そこに紛れて逃げ去ろうとした。 そこにすかさず宝剣が投げつけられ、地面に打ち落とされた白面金毛をさらに雷が撃ちすえる。 さしもの妖狐の体も3つに砕け、その死骸は瓶に詰められ土中深くに埋められた。 こうして殷王朝は倒れ、新たに周王朝が打ち建てられたのである。 しかし白面金毛は敗れこそしたが、徳高き紂王を堕落させ、殷王朝の名を貶め、これらを滅ぼすことには成功したのだ。 ○華陽夫人(かようふじん)の章 ●斑足太子(はんぞくたいし) はるか西の天竺、摩訶陀(マガダ)国には斑足太子(はんぞくたいし)という王子がいた。 獅子の血を引き、名の通り足にまだらの模様があったというこの王子は、 獅子の勇敢さと文学と音楽を愛する穏やかな心をあわせ持つ青年であった。 ある日その王子が得意の笛を吹いていたとき、異国の服を来た美しい女性が現われる。 女性は笛に合わせて歌い、王子はその歌声に魅せられた。 女性は自分のことを殷の紂王に仕えていた官女だと名乗る。 国を滅ぼさんと攻めこんできた武王に、慰み者にされんとしたところを逃れてきたと。 哀れに思った斑足太子は彼女を連れ帰り召使いとした。 しかし斑足太子はたちまちのうちにその女性の色香におぼれてしまう。 この女性こそ、武王に追われ殷から逃げのびてきた白面金毛の化身だったのである。 ●華陽夫人(かようふじん) 連れ帰った女性に身も心も蕩かされた斑足太子は、彼女を華陽夫人と名付け妻にした。 そして公務も勉学も投げ捨て、夜となく昼となく酒色に耽るようになってしまう。 王子の臣下や勉学の師が彼を諌めるが、その場では聞き入れるもののついに華陽夫人を遠ざけることは無かった。 逆に斑足太子は進言を行う臣下を冷遇したり放逐したりして遠ざけてしまうようになった。 特に年若く名臣との誉れ高い鷓岳叉(しゃがくしゃ)に対して、華陽夫人はこう斑足太子に耳打ちした。 「あの者はわたしに懸想しているのです。だから説教がましいことを申し立てわたしとあなたを引き離そうとしているのでしょう」 太子は疑うことも無くこの言葉を信じ、いずれ鷓岳叉を断罪せんと心に決めた。 王子は堕落の一途をたどり、民をことにつけて断罪し、処刑されるさまを夫人とともに眺めて喜ぶようになってしまう。 父王の命でさえ、彼の心を改めさせることはできなくなっていた。 そんなある日、斑足太子はお供とともに外出中、花園の中で一匹の狐が眠っているのを見かける。 太子が矢を狐に射かけると、その矢に額をかすめられた狐は一目散にやぶの中へ逃げていった。 王子が王宮に帰ってみると、華陽夫人が頭に布を巻き床に臥せっている。 彼女いわく、武王に追われた時のことを思い返し、頭が痛むようになってしまったという。 その痛みは王宮の典医たちがよってたかって診ても、まるで快方には至らなかった。 思いつめた太子は、国一番の名医を呼ぶこととしたのである。 ●耆婆(ぎば) 王子は床に臥せった夫人のために、国一番の医者を王宮に迎える。 その者こそ釈迦の病を治したという当世一の名医耆婆(ぎば) (*6)であった。 華陽夫人のかたわらに立った耆婆は、手始めに彼女の脈をとる。 しかしどうも様子がおかしい。耆婆は大いに驚いた様子でしきりと首をひねっていた。 耆婆は別室に移り人払いをし、太子にこう告げる。 「夫人の脈は人のものではございません。恐らくは狐のものであろうと思われます。一刻も早く彼女を遠ざけるべきでしょう」 斑足太子は大いに驚き、華陽夫人に事の次第を問う。 夫人はあわてず騒がずこう答えた。 「あの者は鷓岳叉(しゃがくしゃ)と口裏を合わせて示し合わせ、わたくしを除こうとしておるのでしょう」 斑足太子は怒り、耆婆を呼び寄せる。 太子のもとに出向いた華陽夫人は、耆婆を見るなりこう言い放つ。 「太子の臣の分際でこのわたしに邪恋をもよおし、淫らな文をよこすとはどのような了見か?」 耆婆はおどろきあきれ、そんなものがあるなら出してみよと言うが 夫人はあざけり笑いこう言った。 「そんなもの、封も切らずにそなたに送り返したわ。この期に及んでまだとぼけるおつもりか?」 その後耆婆は専門の医術の話になっても、 正確極まりない医学の知識をとうとうと述べる彼女を言い負かすことができなかった。 耆婆は大いに面目を潰され、王宮を後にする。 しかしその後、彼の夢枕に天人が立ちこう告げたのである。 「あの化生の正体を暴かんとするなら、ここより一千里のかなたにある金鳳山(きんほうざん)の薬王樹(やくおうじゅ)(*7)を用いよ ―」 ●鷓岳叉(しゃがくしゃ) 耆婆は夢のお告げに従い金鳳山へと旅立ち、厳しい旅路の果てについに薬王樹の枝を手にする。 摩訶陀(マガダ)国へと戻った耆婆は鷓岳叉らと密会し、華陽夫人…いや、太子を惑わす古狐を退治するための策を巡らせた。 鷓岳叉ら重臣たちは王宮へ出向き、太子に重ねて夫人を遠ざけるよう進言する。 「王子よ、夫人を遠ざけ精進潔斎(しょうじんけっさい)なさいませ!耆婆の言葉通り、あの女は悪しき狐に違いありませぬ!」 業を煮やした太子は兵に命じ彼らを捕らえさせる。 しかしその隙に耆婆が華陽夫人の前に立ちあらわれ、薬王樹の枝を振りかざした。 夫人は身を震わせ、たちまち白面金毛九尾の狐と化す。 「おのれ!おのれえぇぇぇっ!!いますこしで天竺を魔界に変じせしめたものを!!」 白面金毛が北へ向かって飛び去った後、斑足太子は憑き物が落ちたように立ち直った。 太子は耆婆や鷓岳叉らに伏して詫び、以後彼らを以前にも増して厚遇することで名誉を回復させ、 正道をもって国や民のために尽くしたという。 こうして天竺は白面金毛の脅威を退けた。 しかしこの件にて白面金毛の悪名は広く知れ渡り、中国全土、さらには遠く日本の人々までもを恐れさせるようになったのである。 ○褒姒(ほうじ)の章 ●周(しゅう)の宣王(せんおう) ここで舞台は時をさかのぼり、中国の周王朝に移る。 殷の紂王を倒した武王によって創建された周王朝は、時を経て12代目の宣王の時代になってもその名を天下に響かせ、国内を安らかに治めていた。 しかし王はある日、都の子供らが手を打ってこう歌っているのを耳にする。 ― 月が昇り、日が沈む。山桑の弓と矢を売る人が周の国を滅ぼすぞ。 これを不吉に思った宣王は、臣下たちに歌の意味を聞く。 すると一人の臣が、これは白面金毛の復活の兆しであると言上した。 王はただちに宮中の女性のなかで怪しい者はいないか調べさせる。 すると先王の時代から仕えていた女官のひとりが、18年もの間妊娠した末にひとりの女児を産み落としたという。 詳しく話を聞くと、先王の命によって白面金毛が封じられた塚が暴かれたとき、 そこからにわかに湧き出した泡を浴びたところ男に触れてもいないのに子供が出来てしまったという。 しかし、その子は不浄の子としてすでに王宮の堀に投げこんだということだった。 宣王は胸をなでおろし、歌の中の「山桑の弓と矢を売る人」を探させる。 果たして該当するものが見つかった。それは長安の都に住む夫婦だった。 王はただちに妻の方を斬り殺し、災いの芽を摘んだ。 狐の化身は女性とされていたため夫の方は許され、ほうほうの体で都を落ちのびていった。 その際に立ち寄った林の中で、泣いている赤ん坊を見つけた。 男はその赤子を哀れに思い、拾って大切に育てたという。 ●褒姒(ほうじ) 時は流れ、13代目の幽王の治世。 幽王は暗愚な王で、苦言を申し立てる者を遠ざけ自分に逆らわず追従する者のみを側に置いていた。 その王のもとに、ひとりの美しい少女が捧げられる。 この女性こそ、あの時林の中で拾われ育てられた赤子だった。 女性は褒姒(ほうじ)と名付けられ、幽王の側に仕えた。 幽王は彼女の美しさに骨抜きにされ、彼女を皇后とする。 王は褒姒を大いに寵愛したが、一つだけ気がかりなことがあった。 それは、彼女が決して笑わないことであった。 あるとき幽王はふと思い立ち、危急の際にあげるとされていた狼煙を平時に上げてみる(ミスだったというものもある)。 たちまち領内中から諸侯が集まってきたが、来たところで何の変事も無く右往左往するばかりであった。 この有様を見て、褒姒ははじめてにこりと微笑んだのである。 味を占めた幽王はその後も幾度にも渡り偽の狼煙を上げ、慌てふためく諸侯の姿を褒姒に見せた。 しかしある日、西方の異民族が大挙して都に押し寄せてくる。 ここに至って幽王はあわてて狼煙を焚くが、もはややってくる諸侯はひとりもいなかった。 たちまち異民族の軍勢は都に押し寄せ、王を斬り殺した。 さらに軍勢は幽王を狂わせた元凶である悪しき狐を除くため褒姒をはじめとした宮中の女性を皆殺しにした。 ここに至ってようやく諸侯たちが駆けつけ、異民族の軍を追い払う。 さらに諸侯らは新しい王を立てて乱を収め、どうにか国内に平穏を取り戻す。 この乱の中、かろうじて生き残った褒姒の息子伯服(はくふく)は、敵の追っ手を逃れなんとか落ちのびていった。 だが人里を離れた伯服は、たちまち美しい夫人と化した。 「……なかなか、手強い」 褒姒と化した白面金毛は、かつて自分を討ち取った周王朝を滅ぼし復讐を果たした(*8)。 しかし自分に対しての対策は徹底されており、世を魔界に変えるという大望は果たせなかった。 化身となる女性は徹底的に除かれ、それをかいくぐって国を乱してもたちまちのうちに建てなおされてしまう。 「……時を待ちましょう。人が、わたくしのことを忘れてしまうまで」 そうして、妖狐はいずことへもなく行方をくらましたのである。 「そして時が来たなら、海を渡りましょうか。まだわたくしのことを知らぬ国めざして ―」 ○玉藻前(たまものまえ)の章 ●若藻(じゃくそう) それから千年以上の時を経て、唐の時代。 日本から遣わされた吉備真備(きびのまきび)が、いままさに日本に帰ろうとしていたときのこと。 皇帝から賜った船に乗り出港してから二日後、船内に30歳前ほどの夫人がいるのを発見する。 吉備真備は驚き、なぜ無断で乗りこんだのか女を問いただす。 女は玄宗皇帝の臣下の娘若藻(じゃくそう)と名乗った。 「どうしても、あなたとともに日本へ渡りたかったのでございます。許されぬのなら、わたくしはここで鮫の餌となりましょう ―」 吉備真備は情けをかけ、彼女を日本まで連れていく。 しかし日本に着いたところ、若藻はいずこかへと消え失せてしまった。 彼女はやはり白面金毛の化身であり、これより長きにわたって日本に潜りこんで息を潜め、 世を魔界と成すという自分の大願を果たすため時勢をひたすらに待ち続けるのである。 ●藻(みくず) 若藻が吉備真備とともに日本に渡ってから、およそ370年後。 白面金毛は再び赤子に化け、武士の家に拾われていった。 武士はどこの誰の子とも知れぬ赤子に「根なし草」……「藻(みくず)」と名を付け、大切に育てた。 7年後、藻(みくず)は美しく利発な少女に成長する。 彼女はその和歌の才を見出され、宮中に迎えられることとなった。 ●玉藻前(たまものまえ) それから10年。 鳥羽院が位につき、藻(みくず)は美しい女官に成長していた。 そしてこのころには、すでに藻(みくず)は鳥羽院の手つきとなっていた。 院があまりに藻(みくず)を寵愛したため、臣下は眉をひそめたという。 そんな折、高陽殿での宴において怪事が起きる。 宴の席で藻(みくず)の体から光が放たれ、夜半の薄暗い殿中がまるで昼のような明るさになったという。 周囲の人々はこの変異を恐れ何らかの凶兆ではないかと言上するが、 院は怪しみもせず藻(みくず)のような才媛であればこのようなこともあろうと取り合わない。 院はこの時から藻(みくず)に玉藻前(たまものまえ)の名を与え、ますます彼女を寵愛するようになった。 しかしそれからまもなく院は体調を崩し、全身を走る苦痛に七転八倒するまでになってしまう。 医術も祈祷も効果がなく、みるかげもなくやせ衰えていってしまった。 ●安倍泰親(あべのやすちか) この異変の後ろに妖狐の存在があるのに気づいたのは、宮中の陰陽頭安倍泰親(あべのやすちか)であった。 彼は高陽殿の変事より玉藻前を怪しみ、易術によって彼女の正体を見抜いたのである。 彼はそれを院に伝えるため参内し、玉藻前と対峙する。 横たわる院のかたわらに美しく着飾って座し、まるで皇后のごとく振る舞う玉藻前に対し 泰親は「わが易術により、院の病は邪悪な獣によるものと明らかになったのでございます」と申し伝える。 玉藻前はあでやかに笑い、悠然と答えた。 「邪悪な獣とはそなた自身のことであろう。人が病み衰えるは天の定め、帝といえどそれを逃れることは能わず。それをわらわの仕業と言い立てるとは、どのような了見か?」 泰親は激昂し「正法に不思議なしと申す。高陽殿の怪異をなんとお考えか、どこの誰の胤(たね)ともわからぬ者が!」と彼女を弾劾する。 しかし玉藻前はいささかも動ぜず無くこう答える。 「よくよく愚かなことよ。わらわがどこの胤(たね)ともわからぬから怪しいと?子を捨てた親が、わたしが親でございますと名乗り出るはずもあるまいが」「それに正法に不思議なしなどと、よくも恥ずかしげもなく言えるものよ。知らぬのなら教えて進ぜよう。光明皇后をはじめとし、貴き御方や徳の高い僧らがその身から光をはなったという言い伝えは数多くあるものぞ」「かの釈迦の教えにも、異形の者が空を飛び病をばらまく話があろう。これでも正法に不思議なしと申すかや?」 泰親は立て板に水を流すような玉藻前の言説に一言たりとも言い返すことができず、 すごすごとその場を辞するしかなかった。 院は泰親の無礼と不明に怒り、彼を閉門に処する。 それでも泰親は玉藻前の正体に疑念を感じ、精進潔斎して院の平癒を願い祈祷を行い続けた。 ●鳴弦(めいげん)の法 寝食を忘れ院の病を癒さんと、そして玉藻前の正体を暴かんと祈祷を続ける泰親。 身も心も疲れ果て、意識がもうろうとしたところで不思議な夢を見る。 「宮中で鳴弦(めいげん)の法を行うべし。玉藻前は狐の本性を現し、院の病は平癒するであろう ―」 これぞ安倍家の守護者、加茂大明神の神託であった。 泰親が閉門の身でありながら自分のために祈祷を行っていることを知った鳥羽院は、 怒りをおさめ祈祷が成就したならば宮中へ来るよう命ずる。 そして玉藻前に、自分に代わって泰親に会うようにと伝えた。 玉藻前は平然とその勅を受け、泰親を清涼殿にて出迎える。 「なんという形相ぞ。祈祷ではなく呪詛でも行っていたのではあるまいな」「ただ、帝のためならば」「疑わしきことよ」「仮に私が呪詛していたとしても、心正しきあなたがそばにいたなら何の効き目がありましょうや」「……無駄なことを。もう付き合いきれんわ!」 そう言い放ち席を立とうとした玉藻前を、静かに泰親が制する。 「わが祈祷の成果を確かめたいというのは、帝のおぼしめしでございます。あなたは帝の代わりにそれを行うためここにおられる。それを蹴ってここを立ち去ろうとはいかなることか、お答え願いましょう」 玉藻前はついに返答に窮し、その場に座す。 泰親はおもむろに弓を取りだし、弓をつがえぬままそれを引き… ― 音高く、弦を鳴らす。 「おのれがあぁぁぁぁっ!!!」 玉藻前は顔色を失いわなわなと震え、血走った眼で泰親をにらみつけた。 にわかに空がかき曇り、雷鳴が鳴り響く。 みるみる内にその姿は白面金毛九尾の本性を現し、闇の中へ飛び去っていった。 ○殺生石(せっしょうせき)の章 ●殺生石(せっしょうせき) 白面金毛の正体が暴かれ宮中を追い払われたあと、鳥羽院の病はたちまち快癒した。 院は泰親を誉め称えるが、それでも白面金毛はまだ滅びたわけではない。 飛び去った妖狐は那須野の地に降り立ち、怪異をなすようになっていたのだ。 那須野の人々は白面に惑わされ、何人もの民が餌食になったという。 ただちに三浦介義明、千葉介常胤、上総介広常を将軍に、陰陽師・安部泰親を軍師として討伐軍が結成され派遣された。 しかし藪へ影へ闇へと逃れ走りながら妖術を使ってくる白面金毛を捕らえるのは困難を極める。 それでも討伐軍は犬相手に騎射をするなど訓練を重ね(*9)、次第に妖狐を追いつめていく(*10)。 追い立てられた妖狐が隠れたとおぼしき草原を焼き払うと、現れたのは子牛ほどもある巨大な古狐だった。 大狐は兵馬を跳びこえつかみ殺し逃れようとするが、ついに三浦介の弓が白面金毛を射捕らえる。 もんどりうって倒れたところに上総介が剛力で槍を突き立て、さしもの妖狐も動きを完全に止められてしまう。 そこに兵士が集まってきて顔といわず身といわず、よってたかって滅多切りにした。 しかしとどめをささんとするその瞬間、白面金毛の体は巨大な石と化した。 すると奇怪なことに、彼女に寄り集まって斬りつけていた兵たちがたちまちバタバタと倒れてしまう。 さしもの軍勢もこれには手出しできず、その場を引くよりほかになかった。 その後も、その石は那須野で毒気をまき散らしつづけた。石は狐に戻ったり動いたりすることこそ無かったが、 知らずに近づく人や獣をたちまちその毒気で餌食とし、石の周囲は死体と白骨で満ちた。 泰親も将軍たちも手の出しようが無く、立て札を立て接近を禁ずるよりほかになかった。 地元の人間たちは大いに恐れ、この石を殺生石(せっしょうせき)と呼ぶようになったのである。 ●玄翁和尚(げんのうおしょう) それから年月がたち、時の帝たちは殺生石を除かんとして数々の名僧や祈祷師を派遣した。 しかしそのことごとくが毒気に当てられ、石を打ち壊すどころか生きて帰ることもままならなかった。 そこを訪れたのが、法華寺の僧玄翁和尚(げんのうおしょう)である。 和尚は同行しようとした弟子たちを退け、ひとり殺生石のもとへと向かう。 玄翁和尚は払子と数珠を手に経文を唱えながら歩を進めるが、 たちまち毒気の風が吹きつけ着ているものがずたずたに破り裂かれてしまう。 けれども御仏の加護か和尚の体には毒気は及ばず、ついに殺生石と向かい合う。 玄翁和尚はひときわ通る声で、殺生石に向けて呼びかけた。 ― 嗚(ああ、)石霊石霊(せきれいせきれい)魔則有法済(ますればすなわちあってほうすくう)執魂無所帰(しゅうこんにかえるところなからん)即今汝念底(そくこんなんじねんていせい) すると絶えず吹き付けていた毒気の風がやみ、忽然と妙齢の、妖しいほどに美しい女性が現われる。 和尚はさてはこれがかの妖狐の化身かと身構え、迷うな執着するな成仏せよと一喝する。 しかし、女性は何をするでもなく、和尚に静かに語りかけてきた。 「いまさら隠し立てはせぬ。わらわこそ玉藻前(たまものまえ)……唐天竺で悪逆の限りを尽くした白面金毛九尾の狐ぞ」「わらわはいままで生まれかわり死にかわり、世を魔界に化さんとしてきた。人民鳥獣を害し、国を傾け、この身より生ずる恨み憎しみのままに幾星霜(いくせいそう) ……」「……御坊よ。 こんなわらわでも、仏のみもとへゆけるのかや?この恨み憎しみ、修羅の輪廻から解き放たれ、浄土とやらへゆけるのかや?」 和尚は、声高に経を唱えてそれに答える。 人畜悉皆宇宙塵(じんちくみなことごとくうちゅうのちり)端的不逢劫外春(たんてきあわずんばごうげのはるに)本来面目有何所(ほんらいのめんもくいずれのところにあらん)無位心印磨不磷(むいのしんいんますれどもうすろがず) 玉藻前の幻は静かに手を合わせてこうべを垂れ、その場から消え去った。 和尚はそれを見届けると気合一閃、殺生石を打つ。 「石に精あり水に音あり風は太虚にわたる、喝!」 殺生石は大きく二つに割れ砕け、破片とともに西めがけて飛んでいった。(*11) 玄翁和尚は破片で地蔵菩薩を彫り、鎌倉に安置した。 その像はその後京へと移され、あらたかな霊験を発揮したという。 こうして三国にわたって猛威を巻き起こした白面金毛九尾の狐は、西方の浄土へと旅立っていったのである。 【解説】 この項目では「白面金毛九尾の狐」について、その成り立ちや背景、現代創作での展開などについて説明する。 それぞれの詳しい内容についてはこちらも参照してほしい。 ○九尾の狐について 獣が年を経て化けるという説は、中国の伝承の影響が大きい。 狐もその例にもれず、 50年生きると(*12)女性に化けることが出来るようになると言われた。 さらに100年生きると美女や巫女、男性に化けられるようになる上に天眼通(*13)を身につける。 1000年を経れば天に通ずるようになり、体毛は金色に輝き尾は9本に裂ける。 そして日月の宮殿にて天帝に仕える、狐の最高位である天狐となるのである。 これが「九尾の狐」というキャラクターの始原である。 しかし天狐はもはや天界の住人なので、人と積極的にかかわることは無い。 むしろ出現すればよいことが起こる兆しとされる瑞獣として知られている。 なので九尾の狐は、本来人間に害をなす存在ではなかった。 けれど、最終的には神に等しい存在となる化け狐も、 その過程では人を惑わすこともあった。 すべての狐が仙狐を目指すわけでもなく、邪悪な化け狐も当然存在した。 仙孤を目指す狐も、修行法のひとつに 「人間と交わって精気を吸い取る」 というものがあったため、 特に下位の狐はよく男の精気を狙って女性に化けて近づいてきたのである。 この性質から、化け狐はよく女性と、しかも男を手玉に取る悪女と結び付けられた。 さらにそれを発展させ殷王朝の妲己など極めつけの悪女、いわゆる「傾国の美女」 と呼ばれるような女性が しばしば最上位の悪狐と……すなわち 「悪しき九尾の狐」 とされたのである。 そのイメージは日本にも伝わり妲己のほかにも周王朝の褒姒、そして玉藻前のモデルとなったと言われる 鳥羽帝の皇后美福門院(びふくもんいん)といった多くの悪女が狐の化身とされた。 それらすべての伝承が日本において習合され、さらに斑足太子から着想を得て華陽夫人のエピソードが作られ そこに那須野の殺生石の伝承も加えられて、大妖怪「白面金毛九尾の狐」として結実した のである。 なお上記の通り「九尾の狐」自体は単一の存在ではないので、白面金毛以外にも著名な九尾狐は存在する。 代表的なところでは南総里見八犬伝に登場する政木狐(まさきぎつね)など。 ○現代の創作における白面金毛九尾の狐 前述した通り、単なる「九尾の狐」であれば、邪悪な存在でも固有の存在でもない。 なので善性の狐として登場することもあるし、実力も低くはないまでもそれなりの扱いをされることが多い。 しかしこれが「白面金毛九尾の狐」あるいはその化身たる 「妲己」「華陽夫人」「褒姒」「玉藻前」らになると、ほぼ例外なく凶悪強大な存在として扱われる。 その存在感の大きさといい、スケールの大きな伝承といい、とても凡百のキャラクターとしておさまる存在ではないのである。 原典では決して高くはない戦闘力もきわめて強力であるという描写になることが多く、 出現するや否やその場の雰囲気を一気に凍り付かせ、作品自体をも我が物としてしまいかねない強烈な個性を発揮する。 ●白面の者(うしおととら) 現代日本の創作文化における「白面金毛九尾の狐」のキャラクターを決定づけた存在。 日本中の妖怪をすべて集めても歯が立たないほどの実力と、生命あるものすべてをもてあそびゴミクズのように扱う凶悪さをあわせもつ 当作にとどまらず近代日本の漫画作品全体の中でもその「格」において最強最大の悪役のひとり。 狐と呼ぶには異様な姿をしているが、このデザインは『山海経』にあらわれる九尾の狐(?)をベースにしていると思われる。 この妖怪は、諸国を荒らした狐との関係は不明だが、尾ばかりか首まで9つあり、虎の爪を持ち、赤ん坊のように鳴くという。漫画作中でよく「おぎゃあああ」と鳴いているのはこういうワケ。 あと、この作品には上記の伝承内の登場人物やエピソードが多数引用されている。 興味のある人は本作と「絵本三国妖婦伝」を読み比べてみてほしい。 詳しくは個別項目を参照されたし。 ●羽衣狐(はごろもぎつね)(ぬらりひょんの孫) 外見は黒いセーラー服を来た少女だが、その実齢(よわい)1000年を超える古狐。 京都一帯を勢力圏とする魑魅魍魎「京妖怪」を束ねる大妖怪である。 息子に安倍晴明を持つため「葛ノ葉」の要素も入っているが、 9本の尻尾を持ちその性格は極めて残虐で冷酷と、やはり白面金毛をベースにしたキャラクター。 人の体を依代(よりしろ)として転生を繰り返し、闇の子たる鵺(ぬえ)を産み落として この世を妖怪が跳梁跋扈する闇の世界へと変貌させんとしている。 なお白面金毛が登場するその他の作品はこちらを参照されたし。 ○物語の背景についての私見 ●白面金毛と安倍家の対決について 物語のクライマックスである、日本での対決。 大妖怪白面金毛九尾の狐を迎え撃ったのは、日本の陰陽師安倍泰親である。 恐るべき力を持った妖怪と、神仏の加護を受け敢然と立ちむかう人間との戦いであるが 見方を変えればこれは狐同士の対決であったとも取れるのだ。 安倍泰親は代々朝廷で陰陽頭を務めてきた安倍家の五代目当主である。 初代の当主は、かの名高い安倍晴明。 安倍晴明の出生に関しては有名な伝説があり、なんと彼は狐の子であったというのだ。 伝承によると彼の母は信太の森の稲荷神社の遣いである狐、「葛ノ葉」であった。 狐の正体を知られ去っていく母を追って信太の森にたどりついた童子丸(晴明の幼名)は、 稲荷神から母に託された宝具を受け取り陰陽師への第一歩を踏み出すのである。 この伝説を下敷きにして考えれば、安倍家は稲荷神の眷族とも言える立場になる。 実際のところはどうであったのかは定かではないが、少なくともこの伝説を踏まえて考えれば 玉藻前と安倍泰親との戦いは、白面金毛と稲荷神の代理戦争であったということになる。 それはすなわち中国の悪しき狐と日本の善なる狐の対決であったのだ。 中国における化け狐は天狐のようなごく一部の例外を除き、基本的には獰猛な魔物であった。 これは仏教における「野干(やかん)」(ジャッカルのこと)がルーツであると言われている。 この悪しき化け狐のイメージは仏教とともにインドから中国を経て、日本に伝来した。 しかし、日本では狐はもともと神の遣いだった。 稲作の大敵であるネズミを追い払う狐は、稲荷神の遣いとして信仰の対象になっていたのである。 その善なるイメージは大国から渡来した先進的な思想でさえも崩すことはできず、 日本の狐は善なる存在として、お稲荷さまとともに日本中に広がっていったのである。 「インド・中国を経て日本に渡ってきた『悪しき狐』のイメージに対し日本に根付いていた『善なる狐』のイメージが衝突して勝利をおさめた」 と考えると、史実と物語がちょうど符合するようで面白い。 ただ、日本においても狐の悪しきイメージは完全には払拭されず お稲荷さまの裏に隠れてひそかに日本中に伝播していったのではあるが。 これもまた、白面金毛の妄執のなせるわざだったのだろうか……?(*14) ●「亡国の王」「傾国の美女」について 白面金毛九尾の狐の物語は、権力を持った男の哀れさを描いたものである。 女に騙されどれほど愚かしくなろう残虐非道になろうと誰にも止めてもらえず、 自分が治めていた国とともに破滅へとひた走っていく様は憐れみを誘う。 現実においても殷の紂王にしろ周の幽王にしろ、暗愚であると伝えられている。 ただ実際のところ王朝の最後の王と言うものは、その行状が必要以上に悪く伝えられがちなのだ。 これは春秋時代の時点ですでに、孔子の弟子子貢(しこう)によって言及されている。 王と言う存在そのものが国の美点も汚点もかぶせられやすいことはもちろん、 亡国の王は次代の王朝が自分たちを正当化するために、ことされに悪く言われやすいのだ。 そうでなくとも国の滅亡を目前として平常心でいられる人間はそうはいない。 国と命運をともにする王であればなおのことである。 これは彼らの妻と言われる「傾国の美女」たちについても同じことである。 彼女らはその多くが実在が不確かだったりそもそも最初から創作であったりする。 彼女らは亡国の原因を国とともに滅んだ王やその国を直接滅ぼした国、そして国が滅んだ後も次の国で生き続ける民らの代わりに引き受けてくれる都合のいい存在であったのである。 亡国の王にしろ傾国の美女にしろ、あくまで物語の中の存在として見るべきだろう。 実際はえてして、彼ら彼女らを隠れ蓑にしている人物がいるものだ。 ただやはり、権力や色香というものは人を惹きつけ狂わせる恐るべき甘美な毒だということは確か。 歴史をひもとくまでもなく、身近ででもそれらで身を持ち崩した人など珍しくもないだろう。 それでもなお言えることは、それらに惑わされるのはやはり本人の責任でもあるということ。 人であれば誰しも男性であっても女性であっても、自分の権力や美貌で誰かを思いのままに操りたいと心の隅で願うことはある。 しかしその毒に心を冒されてしまえば、行きつく先は暴君か妖狐しかない。 特に男性は、もし権力をもってしまったなら、このことは心しておくべきことだろう。 あなたが惑わされたりしなければ、目の前の女性はただの女性であるにすぎないのだから。 彼女らを妖狐にしてしまうのは、ひとえに惑わされてしまう男性の弱さなのである。 貴賤美色に心を蕩(とら)わるものは家をうしなひ身を亡ぼす。古往のみにあらず、今来の美人、たとへ其(そ)の性妖狐の変ずるにあらずとも、男子昏迷(こんめい)せば何ぞ妖狐にあらずとせん。 これを鏡として少しく修身齋家(しゅうしんせいか)の端ともならば、奇怪の談も咎(とが)むべきに、しもあらざるかと聊(いささ)か弁じて筆をとどめぬ。 ― 「絵本三国妖婦伝」(高井蘭山)より △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ボリュームがヤバい。最近の狐狸記事は読みごたえがあって本当に楽しいな -- 名無しさん (2017-07-15 17 44 40) 読 -- 名無しさん (2017-07-15 19 33 19) 山怪経の頃は単なる野狐みたいな扱いだったんだっけか。昔の中国では狐の尻尾が多く見えてたのか実際にそうだったのか。 -- 名無しさん (2017-07-15 20 11 39) 白面の者が陰気の集合って言うのを知ってすごいと思ったが、実際に伝承でもそんな感じだったのか -- 名無しさん (2017-07-15 20 39 14) ↑三国妖婦伝はけっこう読みやすいので、機会があればぜひご一読を。戦闘力ではともかく、邪悪さにおいては白面の者含めたどの九尾の狐の中でも原典の彼女がぶっちぎりだと思ってます。 -- ページ作成者 (2017-07-15 21 12 26) ↑2 山海経:南山経だとそうですね。大荒東経だと、天下がやすらかであるときに現れる獣だとされています。 -- ページ作成者 (2017-07-15 21 29 37) ちょっとご意見お聞かせください。 「白面金毛九尾の狐」をモチーフとした近年の日本の創作キャラクターで、「白面の者」とその存在感と邪悪さで並べる存在って誰かいますか? 今のところ羽衣狐が候補ですが、他に誰かいれば。 -- ページ作成者 (2017-07-15 21 42 18) 「白面金毛」ではなく、「白面金剛」九尾だったからイヅナママンはセーフだな!…まぁモチーフはそれなんだろうけど -- 名無しさん (2017-07-16 00 00 44) あくまで出展としては「三国を荒らしまわったという設定の日本起源の妖怪」でいいのよね? -- 名無しさん (2017-07-16 10 50 38) さすが白面のプロフィール -- 名無しさん (2017-07-16 13 39 40) 殺生石は那須の観光地。普通に見に行ける。 -- 名無しさん (2017-07-16 14 15 05) 藤田先生はまさにこいつを画に描いた。愛する者を蹂躙、赤子うんぬんもここからか。 -- 名無しさん (2017-07-16 15 00 15) ↑4 そうです。 日本含めた各国の妖婦伝その他が日本で習合されたのが「三国妖婦伝」であり「白面金毛九尾の狐」です。 -- ページ作成者 (2017-07-16 21 26 39) 悪しき狐VS善なる狐 -- 名無しさん (2017-07-17 11 02 51) ↑3、5 シャガクシャの名もここからですね。 他にもいろいろ符合することがあるので、機会があればぜひ原典もご一読を。 -- ページ作成者 (2017-07-17 18 59 07) 確かに晴明の母の伝説を考えれば、人間との愛を持った狐(陽)vs愛を利用し、人間にあらゆる地獄を見せようとする邪悪な狐(陰)の戦いとも。 -- 名無しさん (2017-07-17 23 28 55) 能力のところが金毛白面になってる -- 名無しさん (2017-07-19 11 19 50) 当時ケモナーがいたら追い出されずにえらいことになってたかもな -- 名無しさん (2017-07-27 13 11 51) コヤンスカヤの正体はタマモヴィッチ(アサシン玉藻)ではなくこっちだと思う。ヴィッチの方は影武者って感じで -- 名無しさん (2018-05-20 01 19 19) QBの狐「僕と契約して、魔法昏君になってよ!」ってネタを見たときは吹いた -- 名無しさん (2018-05-26 00 03 28) 白面金毛って名前なのに人間態がブロンドの白人なのを見たことが無い。いや当然ではあるけど語感めっちゃそれなのに -- 名無しさん (2018-09-24 06 26 12) 記事作成者には頭が下がるけど、いかんせん色文字と太字が多すぎて読みにくい。あと元ネタを解説してる記事のタグに初っ端から「Fate」「サーヴァント」ってどうなん? -- 名無しさん (2018-10-17 23 09 20) ケモナー蔓延る今の世の中の場合、ヘタに完全に人間に化けるより狐耳だの尻尾だのを出していた方が人を魅了できるかも…w あるいは人になど化けずにキツネのままでもいいかもしれんw -- 名無しさん (2019-03-01 18 51 58) 空狐は天狐より偉いとか、そういう適当な内容だろうと思って開いたらえらいこだわりのある記事で驚いた。普通にwikiより詳しいな。ルビも丁寧だし、色彩にまで気を使ってるし、投票入れざるをえない。 -- 名無しさん (2019-04-25 19 33 05) 菊地秀行先生の「魔界都市ブルース:夜叉姫伝」の敵「姫」は妲己末喜褒姒そのものだけど白面金毛九尾の狐になった事はないから違うかな… -- 名無しさん (2019-09-23 12 53 17) 今更だけど遂に鬼太郎のアニメでも登場したね。人間体はめっちゃエロいお姉さんだった… -- 名無しさん (2019-11-09 02 48 23) 更新しました。タグは改行すると無効になるので気をつけてください -- 名無しさん (2020-03-28 02 21 02) なんだっけか、追い詰められて蝉に化けて木に捕まってやり過ごそうとしたら、泉に本来の姿が写っててすぐバレたって話なかったっけ -- 名無しさん (2021-04-29 21 27 58) グリム童話「奥様きつねの結婚」と言う話にも九尾の狐が出てくる。しかしこちらはオスなうえにでは無いみたい -- 名無しさん (2021-10-13 20 04 02) 殺生石の現物が割れたとの報が…… -- 名無しさん (2022-03-05 19 15 14) ↑時期は不明だが調査によると自然にパックリいっちゃったらしい。だから余計不気味だけど… -- 名無しさん (2022-03-06 14 07 04) とうとう九尾狐復活か 玄翁用意せにゃ -- 名無しさん (2022-03-06 19 24 11) ↑玄翁の逸話を信じるならあれもうただの石やで。狐の方は成仏しちゃった訳で -- 名無しさん (2022-03-06 19 40 51) シャドバのウェルサ編にも九尾の狐のははさまが出ていたけど9-4=5のさんすうすらわからないほど頭が悪いうえに分身より弱いせいで分身に狐火で焼かれて食われるで扱いが酷かった -- 名無しさん (2022-06-22 13 35 48) 殺生石が割れた日、実は羽田からモスクワ行きの最終便が飛んでたらしいのでたぶんロシアに渡ったのではないだろうか。 -- 名無しさん (2022-12-23 01 28 57) さいきん殺生石の周りでイノシシ8頭死んでたらしいし、意外に律儀に殺生石のあたりに戻って縄張り作ってイノシシ食ってんのかもしれん -- 名無しさん (2022-12-23 01 34 14) ↑2 最終的に玄翁に救われて成仏したという逸話を無視してまで、そういう妄想につなげるのはちょっと……。峰守ひろかずさんもtwitterで発言されてたけど、世相と絡めて不謹慎なこと言うのはやめた方が -- 名無しさん (2023-01-17 22 50 41) ↑でもそれも過去の伝承をもとにした創作やん。新しい創作作ってもええやん。 -- 名無しさん (2023-01-27 17 37 26) ↑現在進行形で被害者が出ている現実の戦争を創作のネタにして楽しむのは、さすがにいいとはいえないと思います。だからこそ妖怪もの書いてる作家の峰守さんも、戦争を面白がる不謹慎な発想に苦言を呈されたのでは。 -- 名無しさん (2023-02-02 22 38 52) 殺生石の正体は濃度が高い硫黄化合物?説がある -- 名無しさん (2023-05-20 07 21 09) 魔界都市ブルースの「姫」は、うしとらの白面とも割と正面からやり合えるレベルのばけもんである。なんせ菊地秀行時空のラスボスなもので。 -- 名無しさん (2023-05-20 07 27 11) 英傑大戦に玉藻前と晴明が同時に追加され出てきた -- 名無しさん (2023-05-26 00 51 40) 玉藻前を退治した話って安倍晴明ではなく5代くらい後の話なんだよね、鳥羽上皇だから当たり前だけど。あと九尾の狐が悪者化したのは射干が伝わったからなんだけど、実は中国に生息していないジャッカルのことだったりする。 -- 名無しさん (2023-10-22 02 19 28) ↑正確には陰陽師がやったのは退治ではなく正体看破で、実際の退治は三浦介義明達のような武士達です。 -- 名無しさん (2023-10-26 22 34 07) 絵本三国妖婦伝読んだけどレスバもめっちゃ強いな…。妖力がフィーチャーされがちだけどこっちも取り上げられている作品ってあるかしら -- 名無しさん (2024-03-17 16 51 16) 名前 コメント