約 99,382 件
https://w.atwiki.jp/tenj/pages/2394.html
2023/11/08閲覧数574 タイトル『天上スクラッチ』開催のご案内 内容 天上スクラッチ開催!! スクラッチボーナスでは 10回プレイ毎に 「周年記念逆天セット」をプレゼント! さらに! 一部天上引換券の当選確率が2倍にアップ!(※) 是非、この機会にお試しください。 (※)2023年9月開催時の同キャンペーンと比較 天上スクラッチはこちら スクラッチコインはこちら キャンペーン期間 2023年11月8日(水)メンテナンス~11月22日(水)メンテナンス キャンペーン内容目次 天上スクラッチ当選内容 スクラッチボーナス! スクラッチコインキャンペーン! 必要コイン数 必要コイン数 5枚 スクラッチ当選内容 レア度アイテム数量効果/機能 大当たり 当選確率 UP中!1条件によってプレゼント内容が異なる券。 [1]「未確認遺物」及び「覚醒遺物」を未所持 ⇒「未確認遺物」をプレゼント。 [2]「未確認遺物」又は「覚醒遺物」を所持 ⇒「遺物ポイント(金)」2,000P分 「遺物ポイント(銀)」4,000P分を プレゼント [3]「覚醒遺物」を所持している ⇒「遺物交換券」をプレゼント。 ※取引不可。 ※「遺物交換券」についてはコチラ ※「未確認遺物」又は「覚醒遺物」を 既に所持している場合には [1]と[2]どちらでもご選択いただけます。 当選時はご希望の番号について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり1装備に己を刻み込む為の石 奇縁等級の装備に刻印するときに使用可能 刻印石(封龍奇縁)を製作するための素材としても利用できる ※取引不可なので注意。 大当たり1自身の装備の強化値を+1する権利 【強化対象】(いずれか1項目選択) 強化 新強化 青血強化 ※神器武器は【強化/新強化】の対象外。 ※対象の強化が不可能な装備品は対象外。 ※肩甲/腰甲は対象外。 ※強化上限値を超えた強化はできません。 ※青血強化(武装進化)の上限は +17から+18への強化まで。 ※強化値は「申請いただいた際の数値」を 参考といたします。 申請後、送付前に強化をされている場合、 強化値が巻き戻る場合があります。 ご注意ください。 当選時は装備名と強化の種類について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり1自身の所持している八卦の強化値を 5に変更する権利。 極限卦は強化できません。 対象の卦について未封印の場合は 【卦封印書】を事前にお渡しします。 当選時は八卦名/強化値/封印状況について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり 当選確率 UP中!1収集図鑑に登録が可能なアイテムのうち 1点を獲得することができる権利。 ※【イベントタブ】のアイテムも選択可。 ※強化値は初期値となります。 開催中に追加された 収集図鑑アイテムは対象外。 クエスト/周年記念アイテムは対象外 (例) 新雷龍斬(虚像) 感謝の証[20th] 当選時はご希望のアイテム名について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり 当選確率 UP中!1下記より1点選択することができる券 [1]「中級精霊」をプレゼント 経験値及びオプションは初期値となります 【ステータス】 名声:1 力:+200 攻撃耐性:+250 【オプション】 体力:+20,000 気力:+20,000 体力:+20,000 気力:+20,000 [2]「精霊元素」を50個プレゼント [3]「剛神技」及び「上昇神技」を 168時間分(1週間分)をプレゼント [4]「回霊洞入場券(取引不可)」を 4個(計12時間分)をプレゼント ※回霊洞の詳細はコチラ 当選時はご希望の番号について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり 当選確率 UP中!1以下の中より1つと交換できる券。 [1]お好きな等級/種類の水晶と交換。 ※「紫水晶/黒水晶」のいずれか1点。 ※「肩甲/腰甲」の強化等級より高い水晶は 装着できませんのでご注意ください。 ※水晶の等級や効果は選択いただけます。 水晶の詳細はコチラ [2]所持している黄/白水晶の等級を +1したものと交換できる権利 ※黄/白水晶を所持していない場合 選択いただけません。 ※「肩甲/腰甲」の強化等級より高い水晶は 装着できませんのでご注意ください。 黄/白水晶の詳細はコチラ [3]「精霊経験値符(百)」100枚と交換できる [4]荘園の全施設のレベルを30にする ※官庁が30に到達している場合35に変更可 ※官庁が35以上の場合、建物LV+1に変更可 ※増築中の場合、対応できません。 [5]「燦爛たる光/新強化石[神器]」3個セット ※神器武器の強化以外には利用できません ※新強化石[神器]は取引不可のアイテム。 [6]「精霊強化アイテム」各1個セット 【内訳】 ・精霊オプション変更券 ・精霊能力値変更券 ・精霊オプション固定券 ※上記アイテムはすべて取引不可 [7]「紅竜アイテム」各1個セット 【内訳】 ・紅竜守護符 ・紅竜強化石 ・紅竜石 当選時はご希望の番号について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり1[1]自身のアバターの強化値を+1する権利 ※事前にアバター改造をされているもの限定 [2]以下より1点獲得できる権利(未強化) 当選時はご希望のアバター名について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり守護五行球 セット1守護五行球(破壊) 守護五行球(幸運) 守護五行球(祝福) の各1個セット 「守護五行球」の詳細はこちら 大当たり眞神霊珠 強化セット1守護霊珠(破)(弐)と守護霊珠(急)(弐)の 各1個セット 大当たり1以下の中より1つと交換できる券。 [1]自身の守護霊をもう一つ獲得できる権利。 ※強化値を引き継ぎます ※守護霊「白虎」も対象。 ※守護霊「紅竜」も対象とします。 [2]自身の守護霊の強化値を+10にする権利 ※守護霊「白虎」の場合は+5となります。 ※守護霊「紅竜」の場合は+1となります。 ※強化段階を超えて強化はできません。 守護霊を所持していない場合には、 「鸞鳥4段階強化0」or「鳳凰4段階強化0」 のうち1体ご選択ください。 当選時はコチラをご確認ください。 当たり 紅竜強化 セット(改)1紅竜上昇剤(壱)、 紅竜強化石 が各1個ずつ入ったセット。 当たり 天上守護符 セット1天上守護符(極)、 天上守護符(超)、 天上守護符(強)、 が各1枚獲得できるセット。 当たり 剛神技[1時間]24影武者システムを利用するためのアイテム。 影武者時間を1時間チャージする。 [取引不可] 当たり 小判(銀銭)2 使用すると一定時間銀銭獲得量が 上昇する小判。 ※倍率と効果時間はランダム ※効果時間が1時間の判定となる場合も有。 一般 幻影絹箱(50)2F7で使用すると、 取引不可の幻影絹を50個獲得できる箱 ※[取引不可] 一般 黒穴功符(50)2F7で使用すると、 取引不可の黒穴功を50個獲得できる符 一般 高級弁財符10高級弁財符の10枚セット 一般 短縮符銀箱(1000)1短縮符(銀)1000枚入りの箱 ※スクラッチの詳細についてはコチラ スクラッチボーナス! スクラッチを一定数プレイすると、 もれなくおまけがついてくる! 10回プレイ毎に『周年記念逆天セット』をプレゼント! 天上スクラッチはこちらから スクラッチコインキャンペーン! スクラッチコインは通常、1枚100JEWEL、 10枚でも1,000JEWEL、20枚でも2,000JEWELですが、 まとめてご交換可能な超お得なセットが登場!! ■セットアイテムラインナップ■ アイテム名アイコン効果/機能価格 【期間限定】 スクラッチコイン (11)天上スクラッチが プレイできる アイテム1,000JEWEL ※通常より1枚お得! 【期間限定】 スクラッチコイン (23)天上スクラッチが プレイできる アイテム2,000JEWEL ※通常より3枚お得! 【期間限定】 スクラッチコイン (60)天上スクラッチが プレイできる アイテム5,000JEWEL ※通常より10枚お得! 【期間限定】 スクラッチコイン (130)天上スクラッチが プレイできる アイテム10,000JEWEL ※通常より30枚お得! キャンペーン期間中に【スクラッチコイン】を 10,000JEWEL分交換毎に 『精霊オプション固定券』を各1個プレゼント! ※プレゼントアイテムの送付はキャンペーン終了後となります。 スクラッチコインはこちらから プレゼントアイテム贈呈日 2023年12月上旬メンテナンス時予定 「天上引換券(壱)、(弐)、(参)、(肆)、(伍)、(陸)、(漆)、(捌)」は 天上奇縁符と同じ扱いとなります。 天上引換券(壱)、(弐)、(参)、(肆)、(伍)、(陸)、(漆)、(捌)」は 当選後7日以内にサポートにご連絡を頂けなかった場合、 商品の受け渡しが出来ない恐れがありますので、ご注意下さい。 天上スクラッチはリストにあるアイテムいずれかを抽選で獲得する事ができます。 天上スクラッチの出現リストは変更される場合があります。 当天上スクラッチ開催期間中にご使用頂かなかったスクラッチコインにつきましては、 次回天上スクラッチ開催時に引き続きご使用頂けます。 天上スクラッチの当選アイテムは全てWEB倉庫へとお送り込まれます。 必ずリスト内アイテムのいずれかが当選し、はずれはございません。 必ずしもご希望のアイテムが手に入る事を保証するものではありません。 予めご了承の上ご利用下さい。 削っていないマスに表示されるアイテムは、 当選対象となるアイテムの例をランダムで表示したものです。 実際にそのマスを削ったら当選したであろうアイテムが表示されるわけではありません。 天上スクラッチの内容の詳細につきましては、お問い合わせ頂きましてもお答え致しかねます。 運営上、予期せぬ理由により内容に変更がある場合、告知にてご連絡致します。 上へ
https://w.atwiki.jp/tenj/pages/2253.html
17822020/06/10新規アイテム『天上守護符(超)/(極)』 update_new ■概要 強化値+10~+14の封龍奇縁武器の強化改造に使用できる 新規アイテム『天上守護符(超)/(極)』を導入致します。 ■使用方法 [1]海東国 江華 昇天浦 料理屋 NPC「道具屋(X:28 Y:12)」にて メニュー「封龍奇縁強化(15強化)」を選択します。 [2]UI上に「強化値+10~+14の封龍奇縁武器」「龍鱗鉄」と併せて設定いたします。 ※強化値+9以下の封龍奇縁武器には使用できません。 ■使用にあたっての注意事項 成功/失敗に関わらず、アイテムは消費されます。 UI上に設定していない場合、使用扱いになりませんのでご注意ください。 ■入手方法 イベント、キャンペーンにて獲得可能 ■備考 仕様につきましては、予告無く変更・取り消しが 行われる可能性が御座います。予めご了承下さい。 ■対応状況 2020年6月10日 情報の掲載
https://w.atwiki.jp/divine_revelation/pages/307.html
目次 1.未来社会の構想 2.新文明の潮流 3.科学技術の新展開 4.愛の世紀 5.光はあふれる 6.さらば、二十世紀文明 (1988年6月2日の霊示) 1.未来社会の構想 高橋信次です。引き続いて第二章に入っていきたいと思います。本書は『高橋信次の大予言』と銘打ってますのでね、未来の話もだいぶしていこうと思ってます。そこで、まず未来社会についての考え方、こうしたものを明らかにしたい。そういうふうに思います。 未来社会というのは、どういう社会が展開するか。これをね、現代の、科学者、あるいは政治家、経済学者、社会学者、こうした人たちが、知恵を集めて、今、考えています。知恵を集めて考えているけれども、よくわからない。 確かに、次の時代への芽というのは、すでに同時代のうちから始まっているんです。したがって、現在、同じ時期にあるもののなかに、将来への布石、あるいは未来社会への種播(ま)きの部分があるのです。ところが同時代人にとっては、何が未来に残っていくものであり、何が今世限り、今回限りのものであるか、この辺がわからないんだね。 光の天使で偉大な思想を残した学者は、過去多くいますが、その当時はやはり彼らも一人の優れた学者ぐらいであって、それほど偉いとは思われなかった。ところが時代が経ってみると、その偉さが抜きん出て見える。そうしたことがいくらでもあるわけです。このように、同時代からはなかなか未来社会というのが見えない。そういうふうに言えるのだろうと思います。 そこで、地上にいるみなさんは、なかなか未来社会のビジョンが見えないと思うので、こうした私たちの世界、実相世界から見て、どうした未来社会が計画されているのか。これについて、話をしておきたい。このように私は思います。今、神様が何を考えているのか。あるいは神様に近い高級諸霊たちが、どうしたことを考えているか。こういうことです。 この地上というのは、非常に面白い世界であって、ひとつの自治権が与えられているんだね。自治権というのが与えられていて、それぞれの人間に自由意志があって、その自由意志で生きている部分があるんだね。これについては高級諸霊であっても、勝手にできないという面があるわけなんですよ。 たとえば、私も霊言、霊訓のなかで何度も何度もいろんな人に呼びかけていますが、地上の人で私の声に応えてくる人、応えてこない人、いろいろいるわけですね。これなんかを杓子定規(しゃくしじょうぎ)に一律にできないか、という考えもあると思うけれども、これこそ自由意志というものがどういうものかということを、教えていることになるわけです。 たとえば、あの世の世界であれば、霊的な世界においては、その魂の偉大性というのは一目瞭然(いちもくりょうぜん)なのです。そして人びとは自分より上位にある者の、そうした光というものに打たれて、それに従わざるを得ない。こうした自然な徳と言いますか、秩序というものがあります。この地上世界、三次元世界だけが非常に無秩序です。無秩序というのは、神に近い者が本当は秩序社会においては上にあって、そうでない者は下に置かれるべきであるにもかかわらず、そうした秩序がないということだね。 だから昔のように、地上世界は仮の世界、そしてあの世の世界が実(じつ)の世界、実相世界、本当の世界という見方もあるけれども、別の見方をすれば、この地上というのは無秩序の世界で、あの世の世界は秩序のある世界です。これだけは間違いがない。秩序がある。 どういう秩序があるかと言うと、霊的秩序、これだけは確実にあります。霊的秩序です。何がより神に近い考えであり、何がそうでないのか。どういう人が神近き人であって、どういう人がそうでないのか。こうしたことだけははっきりしています。そして神の心に合致した行為、行いということ、考え方、言葉というもの。これもはっきりしていますが、これに反する、これに遠いもの、これもはっきりしています。この地上世界だけが、それがわからないでいます。そうした独立した、非常に変わった社会が出来ているのです。 それは、魂修行という意味、特殊な意味において、そうした世界の存在が許されているのです。そして魂修行という、そうした意味、教育の目的でもって、自由意志というものが非常に尊重されている世界でもあるのです。 すなわち、高級霊たちもインスピレーションというかたちでさまざまな指導はできるけれども、直接的なかたちで人の心を変えてしまおうということまでは、許されていない。あくまでもそれは、例外的措置としてだけ許されています。そうしたことがあるわけです。 したがって、これからの未来社会、私たちがどうした社会を構想しているかと言うと、一言で言うと、この「秩序」をある程度この三次元世界に、地上世界に降ろしたいということです。地上世界にこの天上界の秩序を降ろしていきたい。これははっきりした考えとしてあります。すなわち、どうした仕事が神の心に適(かな)っている仕事なのか、あるいはどうした生き方が神の心に近いのか。どうした心情が本当に人間として学ぶべき徳目なのか。こうしたことを教えていくつもりなんです。そうした社会の実現を目指したいのです。 今の世の中にあるような、会社の格であるとか、一流企業、二流企業、いろいろあるが、そうしたものだけで縛(しば)られていく考えではなくて、やはり神の心に適った仕事をしている企業なら企業、人なら人とはどういうものか。学問領域において、神意にそったものはどういうものなのか。家庭生活において、神の心に近い家庭生活とはいかなるものなのか。こうしたことを、明らかにしていきたい。そうした計画がある。 これが、結局、未来社会の構想なのです。これをどういうふうにビジョン化するか。そして具体化していくか。このために、今、天上界でもいろんな意見が闘わされていますし、地上に次々と光の天使が送り込まれている。そうした意味が、あるいは理由があるわけです。 2.新文明の潮流 さて、そうした新文明、あるいは未来社会の到来の予想図は、いったいどうしたところに出てくるのか。どうした流れのなかに発見されるのか。これを考えてみたいと思います。 そうしてみると、私は新文明の潮流として、大きく三つぐらいの潮流があるのではないか。このように思うわけです。 それが何かと言うと、第一は、これは明らかに、新・新宗教と言うよりは超宗教で、超宗教の時代が始まるということです。今までの宗教の枠を脱皮した、超えた宗教と言いますか、これが始まっていく。そして、これは、信仰と言うものの姿が変わってくるというひとつの中身を含んでいると思います。 どう変わってくるかと言うと、今までは姿、形なき神、何を考えておられるのかがわからない、そうした神をとにかく信ずるということが、宗教の本質にあったように思いますが、これからはそれを明瞭に、思想として、理解し、体得していく、こういうことがあり得るという社会です。 すなわち、最後の一点として、目に見えぬ神というものを信ずるというところはどうしてもあるけれども、その目に見えぬ神そのものの存在と、その考えというものが非常に明確にされていく。それは特に、私たちの活動を中心として明確にされていく。こういうことがあるということです。 そして、これはただ日本だけではなくて、他の国でも多く起きていきます。おそらく、多くの国で次々と宗教改革というものが起きていきます。社会改革も同様に起きます。それが、おそらく日本の近辺にある韓国とか、中国とか、東南アジアとか、こうした国を中心に、いろんな改革というのが起きてくるのです。それがね、やはり新しい流れのひとつであると思います。そうした超宗教の流れが出てくるということが第一点。 第二点として言えることは、教育というものが変わっていくということです。教育というものが変わっていく。それは、その宗教の概念の変化にともなって、教育というものが変わってくるということです。 今まで教育というもので教えられていた、そうした内容は、学問的に集積されたもの、実証性のあるもの、こうしたものが中心になってきたわけだけれども、これからは、実証的学問を超える動きが出てくると思います。単に実験で確かめられるもの、あるいは誰が見てもそうであるもの、現に手で触れ、目で見えるものだけを学ぶという、そうした教育のやり方は、おそらく時代遅れとなっていくであろう。私はそう思います。 そして、現在、大学で教えられているような内容、こうした内容は、やがては高校レべルに下ろされていくと思います。大学の教養課程であるとか、専門課程の一部が、高校レベルまでおそらく下がっていくと思います。そして現在の大学でやっているような内容は、おそらく違ったもの、未知なるものの発見の場と変わっていくと思います。 つまり、大学というようなところは、本来の意味における研究の場となっていく。私はそう思います。三次元的なる知識は、高校で終わりというかたちにだんだんなっていく。そして大学では未知なるものを探究する。この世で常識とされているようなこと、これはあえて研究する必要はない。未知なるものを探究する。今まで発表されていないもの、今までメスが入っていないもの、こうしたことを主として探究する場、そしてそういう教育機関としての大学というのが機能してくると思います。 すなわち、従来信仰と言われた世界のなかにも、教育の領域が広がっていくということです。これなくしては、本当の研究の意味がなくなってくると思いますし、科学の領域ですね、物理や、そうした領域でもおそらく霊的世界の探究というのが徹底的に始まっていきます。それをやらなくては、未来社会の意味がなくなっていくからです。そうした社会が今後流れ出ていく、始まっていくということを、私は予言しておきたいと思います。 3.科学技術の新展開 さて、そうした新文明の潮流のなかで、科学技術というのはどういうふうになっていくのか。また、どうした方面が今後、脚光を浴びるようになっていくのか。それについて若干考察し、考えてみたいと思います。 現在の科学の領域では、たとえば、超伝導というようなことが非常にさわがれていると思います。超伝導ということをみなさんはご存知かどうかは知りませんが、ある種のセラミックスです。こうしたもののなかに物を空中に浮かせるような、そうした機能を持たせるということなんですね。空中に物が止まるような、そうした現象をつくる。こうした研究が行われていまして、これが未来の科学の非常に大切な発見になるだろう。こんなことが言われているわけです。それを使うと、ホーバークラフトの原理のように物が空中に浮くわけです。そうしたことが考えられています。 具体的な、専門的な説明は、もちろんそうした専門書によりたいと思うけれども、ただ私はね、この延長上で今後発明されるもの、どういう方面が発明されていくか、これについて考えてみたい、予言してみたいと、こういうように思います。 そうすると、今後おそらく発明される装置としては、やはり磁力線の調整機能だね、こうしたものがおそらく出るだろうなあと思います。磁力線というのはみなさんわかるでしょうか。まあたとえば磁石ですね。電磁石というようなものがあって、物をくっつけたりする機能を持ってます。こうした電磁石の出すような磁力線です。こうしたものの研究がさらに進んでいくだろう。そして、その磁力というものをさまざまに変化させ、使えるような、そういう揚が出てくるだろうということです。 したがって、そうした磁力線の開発によって、調整装置の発明ということによって、たとえばそうしたある種の機械を用いて光を当てると、たとえば遠隔地にあるものを動かしたり、宙に上げたり、降ろしたり、横に振ったり、こういう装置が出来てくるということですね。これはまだ発明されていないと思いますが、あり得るということです。これが発明されると非常に便利なことがいろいろあります。 たとえば、現在、大都市での超高層建築をどういうふうにしているか、みなさんご存知でしょうかね。クレーン車を上げて一階一階造っては上にあげ、造っては上にあげというようなことをやっている。そしていちばん頂上、屋上まで造ったら、そのクレーン車を今度は分解して小さいクレーン車で降ろす。そして、その小さいクレーン車は今度はエレべーターで降ろす。こういうことをやってますね。 こうした設計の方法をとっていると思いますが、こうした磁力線の調整装置、これが発明されると、遠隔でいろんな物を動かすことが可能になってくるわけです。そうしたクレーン車を超高層建築のいちばん上に置いて動かさなくとも、そうした遠隔操作によっていろんな物を持ちあげることが可能となってきます。そして、地上からさまざまな機械をあげたり、鉄骨をあげたり、あるいはセメントをあげたり、こうしたことが可能になってきます。空中でそれを動かしたりすることができるようになるのです。 それをするためにはどうするかと言うと、動かしたい物に対して、たとえば一定の波長の光を当てておくわけです。これはなんでもいいのですが、目に見えるように言うとすると、たとえば青なら青といった光線をいったん照射しておく。その支配下におくものに対してそれを照射すると、一種の電磁波を帯びるわけですね、その物が帯びる。これに対して次の作動用の電磁波を出すと、これが感応して自由自在に上にあがったり、左に動いたりするようになるわけです。こういうかたちになり、言ってみれば霊界世界の出現みたいなものです。 霊界の世界では、念だけで物を動かすことができます。山の岩を切り崩したり。宙に浮かしたり、空を飛んだりすることが自由自在にできますが、これに近い現象が三次元世界に起きてくる。この磁力線の発明によってそうしたことが起きます。 そうするとどうなるかと言うと、たとえば海底探検の機械なんかがあります。水中艇みたいなのがあって海底探検していますが、そしてマジック・ハンドなどで海底の岩を取ったり、力二を捕まえてみたり、いろんなことをしていますが、この磁力線装置の開発によって、海底にあるものをいろいろと切り崩したり、動かしたり、持っていったりすることが可能になります。海の外に出なくてもそうしたことができる。したがって、この発明によって、海底の鉱山の開発、鉱物の採取とかが非常に容易になっていきます。 たとえば、海底に潜(もぐ)った潜水艇のなかからレーダーで見ていって、ある種の金属の鉱脈を掘り当てたとすると、そこで艇を止めるわけですね。そして探査機械を回して調べてみる。そしてある海底のなかの山の中に、ウラン鉱ならウラン鉱の鉱脈があるとすると、そこにこの電磁波装置によってひとつの光を当てると、切り出しということが行われてくるのですね。その周波数をウラン鉱石に合わせた周波数を出すと、ウラン鉱石だけがその山のなかから取り出せる。こういうことが可能ですね。そしてそれを水中に浮かしながら引き寄せてくる。こういう採取ということが可能になってくるのです。 これによって、非常に大きな科学的発明ができます。これは飛行機の原理としてもおそらく応用できようになっていくでしょう。超伝導の先にそうしたものがあり得るということを、私は予言しておきたいと思います。 これ以外に何があるか。こうした質問をされる方もいらっしゃるでしょう。いくらでもこれはもちろんあるわけですが、もうひとつだけ言っておくとするならば、これは主として、エネルギー原理の新発明ということであると思います。今世紀末から来世紀にかけて、エネルギー革命が起きてくると思います。 それは主として何かと言うと、石油のようなもので今までやっていたものが、あるいは電力で動かしていたものが、やはりキャパシティーが満杯になってきて、新たな力を、動力源を必要とするようになってくるのです。 その新たな動力源として、私の予想では結合のエネルギー、あるいは化学反応のエネルギー、こうしたものを取り出すということが可能になると思います。現在、化学反応によっていろんな元素同士がくっつく、分子、原子がくっつくというような化学反応がありますし、またそれが離れたりするというようなことがあると思いますが、こうしたいろんな化学反応から莫大なエネルギーを取り出す。そういうことがおそらく可能になっていく。そういう時代が来る。 まもなくエネルギー革命の時代が来る。それを予言しておきたい。それも、科学技術の新展開のひとつであろうと思います。 4.愛の世紀 そうした科学の時代が来るということもひとつですが、同時に、不思議なことに、愛の世紀も来るということが言えます。愛ということは、今まで宗教の世界のなかにひっそりと眠っていたものですが、今後、この愛を科学するということが非常に大事になってきます。 イエス・キリストが、今から二千年前に、ナザレの地で愛を説いた。今までその愛というのがクリスチャンの胸のなかを流れ流れて、また、キリスト教を信じない人びとのなかにも大事なものとして流れてきました。 もともと仏教などにおいては、愛というものは執着の別名であって、それほど素晴らしいものではなかった。愛というのを非常に素晴らしいものとして、愛の価値概念が出来あがったし、これは世界的に素晴らしいものとして、今、広がっていると思います。これは、キリスト教の非常に大きな成功のひとつです。そのように私は思います。 ところが、これから先の世紀においては、愛というものがもっと科学される。そういう時代が来ると思います。今まで愛というものを無前提に、あるいは無批判に素晴らしいものというふうに受け入れ、それを信ずるということが大事である、こういうことが言われていたわけですが、これからは愛が科学される時代が来る。そうした時代の到来を、私ははっきりと実感するのです。 すなわち、愛というものがもう少し科学的観点から分析されてくる。そういう時代が来るということです。愛のエネルギーとは一体何なのか。愛を実践することによっていったいどのような効果が出るのか。それによって人間がどう発展し、社会がどう発展するのか。そうした愛の力学ですね、愛の物理学、これが真剣に検討されるようになると思います。 物理学というような、物と物を動かしたり、物と物との関係だけ考えるのではなくて、これからは人と人との関係学、人と人の間の物理学ですね、これが非常に重要になってきます。物と物とがどういう反応を示すか、どういう力学的数式のなかに納まるかという、そうした物理学の領域がありましたが、こうした領域が今度は愛の段階、人間関係論として出てきます。人間関係のなか、人間関係論のなかに物理学というものが入ってくるわけですね。 そして、愛の質量というのが測定されます。どの程度の愛か、その質量が測定され、また愛の速度、愛がどういうふうな運動速度を持っているか。その結果どうしたエネルギーがそこに生まれてくるのか。また、そうした愛の原因によってどのような結果が生まれてくるのか。この愛という目に見えぬ力、この物理法則というものが徹底的に研究されるようになります。 そして、人間が幸福になっていくためには、これだけの愛をこれだけの時間、こういうふうに使用していかなければ、本当の意味で人間が向上しない。社会が向上しない。こうしたことがわかるわけです。これは科学者の観点から見た社会変革の理論、ユートピアの理論であろうと思います。 こうした社会調査というものを、随分いろんなかたちで、サンプル調査から始まって、世論調査などとやっていますが、社会変革のための、このユートピアのための原動力というものを、もう一度科学的にとらえ直してみる必要がある。世の中が変わるにはいったいどうすればよいのかということを、科学的手法を導入して検討してみる必要がある。 たとえば、世界のなかから戦争を減らすためには、いったいどうすればよいのか。どうしたかたちでの愛が、どれだけの量あればよいのか、どうした行為が必要なのか。こうしたことを検討していくことができます。そして、世の中のユートピア度、ユートピア係数というものがはじき出せるという、そういう時代が来ると思います。 今、日本のGNPであるとか、アメリカのGNPであるとか、こんなことが言われています。あるいは国民一人あたりの所得というようなことが言われていますが、新時代においてはこの観点は違ってくる。各国別のユートピア度数、こういうものが競われていい時代になる。そしてユートピアの度数が高いほど、いい国だということになる。 また、国民一人あたりのユートピア享受(きょうじゅ)、享受量、摂取量、こうしたものが計られるようになってくるのではないか。総合的な観点からのユートピア量、これが検討されるようになるのではないか。私の目にはそうしたふうに見えます。 人びとが住みよくなるためには、それは住宅環境だけではない。食生活環境だけではない。心の環境において、人間関係において住みよくならねばならん。人間関係においっていちばん大切な要素を出していって、その度数を計っていく。そして国民総ユートピア量、こうしたものを出していくわけですね。そして一人あたりのユートピアの享受量、こうしたものをスッキリと出していく。 こうしていくと、国民間において国のユートピア度、これの検討、あるいは切磋琢磨(せっさたくま)というのが始まっていくわけですね。それによって新たな世界が展開してくる。新世紀が始まる。私はそのように思います。この愛の世紀、これが始まっていきます。 みなさん、本当に向かうべき方向はそういうところにあるのです。それをしっかりと知っていただきたいと思います。 5.光はあふれる そうした愛の世紀が訪れるわけですが、そこの世界にあふれている光、これは神の七色光線でもあるわけです。したがって、愛の世紀においては、また、光、神の光というものが徹底的に分析されていかねばならんのです。神の要素としていろんなものがあると思います。愛であるとか、慈悲であるとか、勇気であるとか、正義であるとか、創造力であるとか、さまざまな要素があると思いまずか、この神の光の性質というものの研究、これが大事です。 ニュートンの時代から、光の工学的な研究というのはあったと思います。レンズを通すことによって、光をさまざまに動かしてみたり、あるいはプリズムを通すことによって七色の虹を出したり、いろんなことをしておりましたが、これからの科学者の本当の使命は何かって言うと、神の光というもの、これを解明すること。この物理学的性質を解明するということ。これが大事だと思います。 今、霊道を開いた人たち、そうした特殊な人たちは神の光というものを実感しています。祈れば、たとえば神の光は燦燦(さんさん)と射してきます。そして手をかぎして病人の患部に当てると、神の光が入っていきます。そしてその病気が直ったり、気分がよくなったり、そうしたことがあるわけですが、この光というもの、この光の性質については、人びとは無知です。宗教家たちも、霊能者たちも無知です。この光とは一体何なのか。この神の光の性質、これを科学的に分析しようとする、そうした人が出ます。現代のエジソンみたいな人が出てくると私は思いますし、それがこれからの新しい時代の発明、発見です。 現在設けられているようなノーベル賞の対象となるようなもの、こうしたものは大した発明ではありません。私はこの神の光の性質を分析するのが、今後の科学者の使命だと思います。そして神の光の性質を徹底的に分析して、それをどういうふうに有効利用していけば世の中がよくなっていくか。これを知ってほしいと思うのです。この神の光というものを、科学的にキャッチできるようになったら、本当に病人なんか直ってしまいます。医学の非常な進歩、進化になっていくと思います。 こういうふうに、光、神の光が、どういうふうに多目的に使われていくか。この観点が非常に大事である。私はそういうふうに思います。これは現実にあるんですよ。それはね、不思議なことですが、人間の心というものを調和して、そして守護・指尊霊の光を受けようとすると、そうした光が天上界から実際に射してくる。 さて、この光そのものの性質はいったい何なのか。これは人の心をあたたかくする。人を幸福な感じにさせる。また、物理的効果として、病をある時は直してみたりすることもある。病を直したり、けがを直したりすることもあれば、その人に勇気を与えて人生を一転させることもある。 また、未来を予知させるようなことを起こしたりする。こうした不思議な性質を持っています。この光というものか一体どういうものであるのか。これを分析、研究しないでは、今後の未来科学というものは成り立ちません。 そして実は、この地上のあらゆるものも、この神の光というものの影響を受けているということです。これなしには成り立たないのです。だから物理的な研究や、科学的な研究をいろいろやっても、それが実は神の光の影響下にあるという事実があるのです。これを知らなければ意味がない。 また、霊体、霊魂とか、魂と言われるものの質量、あるいは性質、こうしたものについてもどんどん研究のメスが入っていくべきです。心霊研究家などという特殊な領域に今は任されているけれども、これは未来科学の最先端です。霊というのはいったい何なのか。これを科学的にどう分析していけばいいのか。その世界はいったいどうなっているのか。どういう性質を持って、どういう法則性のもとに生きているのか。彼らの意志はどうなっているのか。こうしたものを、研究しないではもう駄目です。これからは、目に見えない世界の探究が徹底的に始まっていくのです。 今まで目に見えない世界の探究のひとつとして、宇宙空間の探究、海底の探究、またミクロの世界、黴菌(ばいきん)の世界の探究、素粒子の世界の探究、こうしたものがあったのでしょうが、これからはその三次元世界を、その壁を、乗り越えた世界の研究、これが始まるのです。 現に、「高橋信次」という名で呼ばれているこの私の霊エネルギー体は、九次元世界から出ているものです。その九次元世界にある、私の霊エネルギーが、今、三次元世界のなかに、こうした言葉として結晶しています。言葉として降ろされています。この意味がみなさんわかるでしょうか。なぜ、九次元霊が、そうしたエネルギーがこの三次元のなかに投影されるのでしょうか。放射されるのでしょうか。これをもっともっと勉強してみる必要があります。 なぜ、如来や菩薩と言われる光の天使たちは、こうした高次元の光を地上に在りながら受け止め、それを放出することができるのでしょうか。また、心を調和すれば、あるいは反省によって心の曇りを取り除いた時に、神の光が射してくると言うけれども、それをどういうふうに科学的に説明すればよいのか。これは大きな課題としてあるのです。単に宗教家の仕事としてだけでは、これは成り立だないと思います。宗教家の世界では、これは単に信ずるということで終わってしまいます。 しかし、科学者はそれで満足してはならない。なぜそうなるのか。心をどう調和すれば、心はいったいどうなるのか。そうすることによって、なぜそうした高次元の光を受けられるのか。そういう問いかけを持たねばならない。 心はまことに不思議なものです。これをラジオセットにたとえて説明する人、テレビのチャンネルにたとえて説明する人、いろいろいらっしゃいます。ただ実際上、なぜ、六次元の悟り、七次元の悟り、八次元の悟り、九次元の悟りというものがあって、その悟りに応じた周波数の電波、高級霊の霊示というものを受け取れるのか。この原理の説明、探究、これをしなくてはならない。現時点ではそれが単に事実として教えられているけれども、なぜそうなのか。 また、如来の境地というのは、心理学的に分析してどういう境地を如来というのか。菩薩の境地というのは、心理学的に言ってどういう境地を言うのか。それを定義するとどうなるのか。そして、そうした心境でいるということが、この神の光の物理学のなかにおいて、いったいどういう法則下にあるのか。なぜそうなのか。 こうしたことを考えてみる必要があると思います。これは非常に面白い学問だと思います。先端的な学問です。大変珍しい学問ですが、いずれこの世界に、どうしても人間は入っていかざるを得ないのです。避けて通るわけにはいかないのです。そうした世界が待っている。時代が待っているということを、私は予言しておきたいと思います。 6.さらば、二十世紀文明 さて、本章を締めくくるにあたって、「さらば、二十世紀文明」と題して話をしたいと思います。 二十世紀の文明というのは一言で言うならば、機械文明であった。こういうふうに言えましょう。機械文明であると同時に、唯物(ゆいぶつ)主義の文明でもあった。また、唯物主義の文明であると同時に、神秘主義のはしりが始まった時代でもあった。そういうふうに言うことができるのではないか、このように整理することができるのではないか。そのように思います。 この二十世紀文明というものを今、私たちは総決算するために、さまざまな霊示を送っています。その総決算というのは何かと言うと、結局、霊の世界と科学の世界とが二分された、こういう時代であったと言えると思います。一時代前には、霊と肉とが二分されました。霊は霊、肉は肉、あるいは精神は精神、肉体は肉体、こうした合理主義の考えが始まったわけですが、それが今世紀になるともっと明らかになってきて、霊的世界は迷信の世界、この世の世界だけが実際の世界、そうしたウエイトづけのもとに、この世の世界の研究、探究だけが先走った、突っ走ったという結果が出ているように思います。 しかし、二十世紀文明はまもなく終わらんとしています。そしてその幕切れは、非常に劇的な展開になっていくであろう。非常にドラマチックな、ある意味において悲劇的な、また別の意味においては喜劇的な結末を迎えるであろう。そういうふうに思います。 自分の、人間の心の偉大性というものを間違って行使した人たち、それを間違って使用した人たちにとって、それだけの厳しい試練と反作用というのが起きてきます。それは大陸規模で起きてきます。間違った心を持って、間違った文明のなかに生きている人たちに対して、厳しい神の警告というものが与えられるでしょう。そうした人間たちの出した想念の曇り、スモッグが神の光をさえぎって、さまざまな天変地異というものをおそらく起こしていくでしょう。こうした時代のなかにあって、私たちはそうした古い時代を一度決算し、新たな時代を始めていかねばならんと思います。 それはね、結局のところ、向かうべき道は明らかになっているんです。それはひとつになっているんです。本章の最初で言ったように、霊天上界にある本当の秩序という、この世界を、秩序の世界を、これを現象界に降ろすということ。そして神のお心はどこにあるのかということをしっかりと学んで、その実現のために地上建設をやっていくこと、地上のユートピア建設をやっていくということです。 いろんな会社に勤めていても、そこの社員は社長の意向を汲(く)んで働いているのではないですか。社長がこうしたい、ああしたいという、社長の方針というものを社是とし、それにしたがって働いているのではないですか。それが地上世界という、この世界をとってみた時に、神という、この国の社長の意見を聞かずに、地上の人間がヒラ社員の身分にもかかわらず、いろんなことを得手勝手にやっている、そうした現状ではないですか。そういう会社が成り立つとみなさん思いますか。 ヒラ社員がそれぞれ勝手なことをして、そして社の方針、社長の方針というのをまったく気に止めないでやっている。そうしたことが成り立つとみなさん思いますか。本当にそんなことがあり得るでしょうか。成り立つでしょうか。どう思いますか。成り立たないのではないですか。 今、社長の心はこの辺にある、社の方針はここにあるということを、私たちは「霊言」、「霊示」を通して地上の人びとにメッセージを送っているのです。会社の方針がはっきりとしたならば、全社員、一丸となって働いていく。これが新しい文明のあり方ではないですか。新しい会社経営ではないですか。この三次元という会社の経営は、そこに要諦(ようてい)があるのではないでしょうか。私はそう思います。 したがって、これから二十世紀にさらばをし、未来社会を築いていくためには、神の心をまず徹底的に知るということ、学ぶということ。そしてそれをどう実践していくか。こうしたことが大事です。それをしないで、本当の素晴らしい社会というものは出来ないのです。みなさんが私の書物を学んでいる根本の理由も、そこにあるということを知ってください。
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/5614.html
「みにくきかな これが下等な生物との戦いか」 初期ステータス 力 体力 知力 精神力 素早さ 運 5 10 15 10 5 10 特殊操作の有無 ガード ○ 避け × 反撃 ○ 投げ ○ ダッシュ ○ バックステップ ○ 横+強 ○ 斜め下+強 × 空中で下+強 ○ 横+弱 ○ 斜め下+弱 ○ 空中で下+弱 ○ トレジャーのセガサターン用3ライン格闘RPG『ガーディアンヒーローズ』に登場するラスボスの内の1体。 本作はストーリー分岐が存在するマルチエンディング方式のため、ラスボスが複数存在し、 天上神の場合、ステージ29「理想郷」に分岐した場合戦闘になる。 また、同ステージはこの世界の隠された真実を知ることとなる、言わばトゥルーエンドへと続くステージでもある。 天上人の真の姿であり、天を司る圧倒的な力を持つ巨大神で大地神と対をなす存在である。 + 原作ネタバレ その正体はこの世界の創造主の補佐役であり、かつて人間に魔法の力を与えて地の者を闇へと封じた種族。 地の者とは創造主と天の者が自らに忠実な最強の戦士を作り出そうとした結果生み出された存在なのだ。 しかし、その実験に満足する結果が得られなかった創造主は、地の者を魔導士諸共闇へと封じ込めた。 戦士となる器を失った創造主が次に目を付けたのは、天と地の戦いの後も地上で力強く生きる人間だった。 そこで天は主人公に伝説の剣を発見させ、不死英雄戦士を蘇らせて先導役とし利用し、地の者と魔導士を主人公に排除させた。 そして最強の戦士となる資格を得た主人公を天へと招き、その力を見極めるため天の者は自ら戦いを挑んでくる。 しかし、人間が最強の戦士となれば自らは不要になると考えた天の者は、その真の姿を現して主人公達を抹殺しようとする。 そう…天の者も、地の者も、魔導士も、人間も、全ては創造主の手の上で踊らされていたにすぎないのだ…。 続編の『アドバンスガーディアンヒーローズ』では、オープニングデモに天上神を名乗る人物のシルエットが登場する…が見た目も中身も別物。 本作のラスボスであり、天上神を機械化したような姿をしているが、外装を破壊していくと正体が明らかになる。 その正体はこの世界を創った「この世の物質を司る者」…つまり創造主であり、本性を現した後は悪魔のような禍々しい姿となる。 原作での性能 神の名を冠するだけあって通常攻撃、必殺技、魔法攻撃の全てが高性能。 暗黒属性の魔法には弱いが、炎、雷、氷、光属性に対する耐性を持っており、飛行能力まで有している。 弱点らしい弱点も前述の弱点属性と、そのサイズの大きさからくる食らい判定の大きさくらいしかない。 当然原作の対戦モードでも最強クラスに位置付けられており、使ってみれば神の圧倒的な力を体感できるだろう。 弱点属性と一部の通常攻撃と必殺技に違いがある意外は、基本的な性能は大地神とほとんど同じである。 具体的には大地神から追尾する火球と「完全却下」が無くなった代わりに、 ランダムな位置に上空からレーザーを降らせる攻撃と、「創造」という必殺技が追加されている。 立ち弱は大地神に比べると爆発の分リーチが長くなっているためこちらの方が高性能か。 ほとんど同じような操作感覚なので、好みで使い分けるといいだろう。 + 各種技解説 弾幕キャラだと思われがちだが、飛び道具の性能の高さが際立っているだけで他の必殺技や通常攻撃の性能もかなりのもの。 ほとんどの必殺技は大地神と名前が違うだけで同じ性能。 創造 全MPを消費して神の力を全て解放し、フィールド全域に及ぶ爆発を発生させる必殺技。 発動までの溜め中は無防備で、溜め中に攻撃を受けると技が中断するがMPは減ったままである。 不死英雄戦士の「ジェノサイドクラッシュ」とほぼ同性能だが、後述する祈願でMP回復ができるため使い勝手はこちらが上。 祈願 消費したMPを回復させる。 強ボタンを押し続けている間回復し続けるが無防備になるため注意。 加護 地面に突き刺した尻尾を離れた位置から出現させ、その周囲の地面を凍結させる設置技。 凍結した地面に接触した敵は氷が消えるまで完全に無防備になる。 しかもこの氷はヒット、ガードの成否や天上神自身の状態に関わらず、一定時間その場に残り続ける。 強、弱、ガードボタンで尻尾が出現するラインを任意に決定できる。 輪廻 残像が発生するほどの速さで突進する。 地上でも空中でも発動可能で、方向キーで上下に軌道の調整が可能。 強と弱で突進速度と突進距離が異なる。 祝福 翼を使って空中に浮遊する。 浮遊中は方向キーで上下左右に自由に移動できるが、使用できる必殺技が限定され、ガードも出来ない。 更にL、Rボタンで3ラインを無視して自由にZ軸を移動することが可能。 以下の技は空中でのみ使用可能な必殺技である。 審判 両手でエネルギー体を発生させ、それを地面に放つことで爆発を起こす溜め技。 溜め時間に応じて威力、攻撃範囲、消費MPに違いがある。 攻撃範囲が半球状に広がるため、別ラインの敵まで攻撃可能。 降臨 空中から急降下して両手を地面に叩き付け、その衝撃で地震を発生させる。 地震の範囲内の敵はダウンする他、降下中の両腕にも攻撃判定が存在する。 弱ボタンで出すと真下に、強ボタンで出すと斜め下に降下する。 MUGENにおける天上神 ガーヒーキャラの製作でお馴染みのcurze氏によるものが存在。 2019年のYahoo!ジオシティーズ終了に伴うサイト消滅以降は、hamer氏によって代理公開されている。 1~6Pでは調整性能(MP消費量10倍)、7P以降では原作仕様(MP消費量原作準拠)になる。 多くの行動にMPを消費する天上神は、MP消費10倍制限の6P以下と7P以上では強さが大きく変わってくる。 動画で使用する際にはどちらを使用するのか上手く調整していただきたい。 MUGENの画面サイズや他のキャラとの対比の関係からか、原作と比べてサイズがかなり小さくされている。 このことやライン移動が無いこと以外は原作を再現した仕様になっている。 上空からレーザーを降らせる攻撃も原作通りの性能。 つまり3ラインのランダムな位置に降らせるため、1ライン制のMUGENでは実際に同一ラインに降るレーザーは確率的にはわずか1/3。 更に相手のいる位置に上手く降るかも完全に運次第なため、使ったがはいいがほとんどが虚仮脅しに終わることも…。 AIは5段階に調節可能なものがデフォルトで搭載されており、高レベルでは弾幕STGさながらの光景を見せてくれる。 参考動画(6 50あたりから) この他に、変身前の姿である天上人も同氏によって製作されており、天上神同様hamer氏が代理公開している。 「我に刃向かった罪の重さを とくと思い知るがいい」 出場大会 無茶?無謀?mugenランセレ成長『タッグ』 オールスターゲージ増々トーナメント ゲージ増々タッグトーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 強ランク前後!!MUGEN大合戦!!!~秩序と混沌の戦い~ 凍結 二人なら狂に並べる二人なら狂を越せる大会 【二人杯】 出演ストーリー 宝石少女とツギハギのカミサマ
https://w.atwiki.jp/l_ten/pages/157.html
#norelated 新天上碑とは 「新・天上碑」 は多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲームです。 一般的にMassive Multi-player Online(大規模多人数オンライン)ゲーム 略してMMOと呼ばれるジャンルに所属します。 ストーリー 三国志や水滸伝に通じる本格的な武侠の世界に一人の武人として 降り立ったあなたは、天上碑の冒険の中であなたと同じように 降り立った他のプレイヤーと出会い共に戦います。 数々の苦難を乗り越え出会った伴侶との結婚。 互いに修行し競い合った好敵手と言うべき仲間との派閥設立など 普段の生活では体験できない経験を、この世界で楽しむ事が 出来ます。 中国の世界を題材に一味違ったあなただけの冒険がここに広がっています。 さぁ、天上碑世界を舞台にした、あなたが作る"歴史"物語の始まりです! 天上碑ストーリー動画IN公式サイト*音声有り 天上碑の魅力 簡単操作でゲーム初心者でも安心! 新・天上碑は操作も簡単、チャットも簡単。 自動戦闘に自動回復と全ての操作が簡単に遊べるから、 ゲームが苦手なあなたでもすぐに参加する事ができます ~しながらでも遊べる天上碑。 新・天上碑は簡単操作でラクラクプレイ。 ウィンドウモードにも対応しているから、戦闘の片手間に インターネットを見たり、メールを書いたり。 本やテレビを見ながら遊ぶ事だってできちゃいます。 こんな遊びは天上碑だから出来る事です。 攻城戦 rothtml 城の覇権を賭け、多くのプレイヤーが参加する"攻城戦"に参加しよう。 毎週土曜、天上碑の世界では城の覇権を賭けた 激しい戦いが 行われます。(新天地・飛翔乃刻は水・土) 多数のプレイヤーが参加する事が可能な大規模戦争。 一国一城の主になるべく、様々なプレイヤーと協力し あなたの城を 手に入れてください。 9月4日(月)天上碑は基本プレイ料金無料となりました。 ■新天上碑をプレイした事のない方は↓から無料で登録できます。 rothtml 詳細はコチラ 10月/11からはアイテム課金となり、 キャラクターのマップ移動などを充実されるために課金する必要が発生します。 一部天上碑公式引用
https://w.atwiki.jp/divine_revelation/pages/184.html
目次 1.私は霊の世界を知らない学者を批判した 2.汝自らを知れ! 3.毒杯を呷(あお)り刑に服(つ)く 4.昔のアテナイは今の東京 5.私はドイツ観念論の始祖に当たる 6.法の重みを自覚し、対機説法を行なえ (一九八四年四月二十九日の霊示) 1.私は霊の世界を知らない学者を批判した ― ソクラテスを招霊する――。 ― 古代ギリシャ語が長々と続く ―。 善川 ソクラテス様ですか……。まことに恐れ入りますが、私は今のあなた様のお言葉は解し兼ねますので、できましたら日本語でおねがいしたいのですが。 ― ギリシャ語が続く ―。 ソクラテス ウヮタクシハ、ソ、ソ、ソクラテス、ソクラテス、デス。 善川 まことに恐れ入りますが日本語でお願いできましょうか。 ソクラテス デキルカギリ、ドウリョクシテミマス。ナレテキタラ、アルテイドハ、 コタエルコトオモイマス。 善川 あなたは、ギリシャの国にお生まれになられたわけですね、今からおよそ二千五百年程前ですか。 ソクラテス ソデス。 善川 それで非常な哲人として、今も多くの人々に語られ敬われておられるわけですが、私は残念ながら先生のご思想というものについての認識が足りませず、当時どのような思想のもとに゛法゛を説かれたのか、そのようなことについて、もしお話をして頂けるなら有難いと思うのですが。 ソクラテス ― またギリシャ語が始まる ― ワタクシハ、イマノアナタガタガ、ギリシャとよんでいる国、アテナイという都市の中で、人間として生きていくものの正しい生き方が如何なる方法であるかということを説いていたのです。 善川 それは書物でお著(あら)わしになられたのですか、それとも口述されたものであったのでしょうか。 ソクラテス わたくしは、このような「対話」の形を通じて、人々を啓発するという方法をとったものです。 善川 当時のギリシャは、文化の進んだところでありますので、文字等もあったことと思うのでありますが、先生が説かれた゛法゛というものの教えについての書物は残されなかったのでしょうか。 ソクラテス 私の弟子達が、私の語ったものを記録に残しております。私、自らは書いてはおりません。 善川 ということになりますと、お釈迦様や、イエス様が、説法されて、そのお弟子様方が、後々の世のために書物として、書き残されたということと同じケースであったわけですね。 ソクラテス かも知れませんが、違うかも知れません。 善川 特に先生が、ご注意されました点というのはどういうことであったのですか、お教え願えますか。 ソクラテス わたくしは、主として知識、知力、理性というものから「正法」を説いていたものです。真理に対する正しい知識を持っていなさいと。そうすることが、あなた方の進歩に繋がるのです。間違ったこころ、間違った知識や知恵は、何の役にも立たない。そういうことを議論によって次つぎと表わしてゆきました。 善川 その正しい知識と申されましたけれども、当時あなたが正しい知識とご主張されたものの規範と申しましょうか、尺度と申しますか、何をもって正しいものであるというご見解を持たれたのでしょうか。 ソクラテス 私の考えは、神というものを哲学的に認識することでした。具体的には、私が招霊をしていたものとの交信を通してさまざまな知識を得ました。 善川 それは、その時点におきまして、あなた様は「神」の存在というものをご自覚されておられたのでしょうか。 ソクラテス そうです。 善川 それでは正しい知識というものは、いわゆる人間知によるものか、神から出された本来の英智というものか、そういうもののけじめというものは確然とされていたのでしょうか。 ソクラテス そうです。ただ私の当時の使命は、あなた方は一般に宗教という形で人々に説いていたけれども、当時のギリシャは、非常に知的な文化が進んでおり、非常に学問的にも進化しておりましたので、宗教を宗教として単に信ずる、感じるというものではなくて、宗教を学問化するということが、私の当時の目的であり、神をただ信ずるなどというのではなくて、この世界、あの世の世界を、学問的に体系づけるということが、私のやり方の一つでありました。 善川 そのあなた様が感じておられました神という対象は、どのような神を対象とされておられましたか。 ソクラテス ゼウスの神です。 善川 ゼウスの神という方は、どういう神格を持っておられた神様ですか。 ソクラテス ゼウスは人格神でありますが、諸々の聖霊達の上に立つものです。 善川 これは宇宙の創造神という、いわば「法神」という意味ではなく、いうならば地球霊団の゛長(おさ)゛という形の神様であられたわけですか。 ソクラテス そうとも言えますし、そうでないとも言えます。具体的に人格的な神であられることは存じておりましたが、それ以外に天地創造の大きな働きと関係あることを否めません。それを学問的に捉えることもむつかしいと思います。ゼウスという言葉も、人格神としてのゼウスと、それ以外の大きな力を表わしているゼウスがあると思います。 善川 その辺の「理(ことわり)」というものを理論的にあなたはお説きになられたのですか。 ソクラテス そうです。 善川 それをお弟子さんのプラトンなり、アリストテレスなどが文書に著わしたのでしょうか。 ソクラテス 彼らは彼らの立場や考え方がありましたので、必ずしも私の意図したもの通りとはなっておりませんが、私の考え方、思想の一端は、彼らも述べ伝えているはずです。 善川 いずれにいたしましても、あなたも歴史上の人物であられるし、人間として肉体をもってこの地上に現われました方であります関係上、お教えになられたことも単に抽象的なことではなくて、この地上に生活する人間が、如何に生くべきかという具体的な生活の行動指針をお説きになられたものと、私は拝察いたしますが、私たちの理解のできる範囲で、あなたのお教えというものをお聴かせ願えれば幸いと存じますが。 ソクラテス 私は霊の世界についても説いております。転生輪廻についても語っており、霊界の世界も生きながらにして行って来ました。そして天上界の仕組みについても、私、語りました。そういうものがあるということを人々特に青年達に教えていきました。青年達に、アテナイの、ギリシャの未来を担う青年達に魂の世界のあること、天上界という組織があるということ、転生輪廻もあるということを教えましたが、当時の他のソフィスト達は、私を、青年達を惑わす者、青年達を悪に引き込むものだというふうに称して、私に議論でよく負けていたものですから、そういう反感から私を陥れようと陰謀した人達も随分あって、私を、青年達を惑わしたという名のもとに死刑にしようとしました。 善川 その人達は、役人とか或いは政治的な背景を持った人達だったのですか。 ソクラテス そういう人達も居りました。当時有名な言論家達、たくさん居りました。私は当時でも異端のように思われていたのです。当時の言論家達、雄弁家達は自らの知識を誇りにしておりましたが、私は、そうではないのだ、あなた方は全く無知なのだ、学問をいくらやっても、学問馬鹿というものがある。いくらこの世の学問を修めたところで、あなた方は霊について何も知らないではないか、死後の世界を何も知らないではないか、神についても知らないではないか、転生輪廻について何も知らないではないか。何も知らないものが知ったもののように語ることは如何なることか。何も知らないのに知っているように語るよりは、知っていることと、知らないこととを分け、知らないことを知らないと言える謙虚な人間こそが、もっと立派であると私は彼らに言いました。 あなた方は何も知らないではないか、何も知らない。霊も知らない、神も知らない、この世の仕組みも知らない。仕組みも知らないのに何もかも知ったような顔をして青年達を教えるというのは、間違っているではないか。そのようなことを、私は事ある毎に人々に言いました。ところが当時の人達は、私を世を惑わす異説、異端ときめつけて私を消し去ろうとしたのです。イエス様が十字架にかかったのと似たような事情であります。 善川 私は当時の模様はよく存じませんが、文化が非常に発達したものと思いますが、あなたのお仕事は、今で申しますなら評論家というのでしょうか、それとも大学の教授という職のお仕事だったのでしょうか。 ソクラテス 今いえば大学教授のようでもあるし、弁論家でもあるのですが、弁証家がそれだけの力を持っていた時代なのです。 善川 それはイエス様当時のパリサイ人(びと)、或いは、サドカイ人(びと)というような宗教上の学者グループというのでもなかったのでしょうか。 ソクラテス ちょっとあなたの言っていることが判りにくいのですけれども。 善川 いわゆる神学者ですね、あの当時の、イエス様の当時の人は神学者ですね、そういう立場の方々とは違う学者として……。 ソクラテス いろんな現われ方で、例えば仏教では、いろんな僧侶が沢山出てきました。キリスト教では、キリスト教の教会とか、いろんな方が出てきました。私達の時代には雄弁家というか、学問家というか、自分らで考えたことを次つぎ発表して、真理を競うとか、真善美、これを追究するための文化が非常に発達した時期でありました。 善川 当時は、現代のような学校というようなものはあったのですか。 ソクラテス 学校はありました。私自身、アテナ学園を創っていった人間の一人です。 善川 そういう学園の研究室で……。 ソクラテス 弟子達を集めて教えておりました。 善川 プラトンという方は、その当時のお弟子様ですか。 ソクラテス プラトン、そうです。 善川 アリストテレスは少し時代が下がっての方ですね、まあそういう方々の若い青年達を対象にして、あなたが説法されていたということですね。 ソクラテス そうです。 善川 いうならば、今様に申しますならば、反対学者が居られたということですね。 ソクラテス と言うよりも、当時の方々は、学問という基礎はもうあったのですが、本当のことが分からない。それで哲学というものを作ったのは私達ですが、これは、神の弁証、真理の弁証、というものを或る程度学問的に捉えようとした動きです。そしてまた私、このように現在、O川OOが語っているように、また光の天使達と語ることができたために、今と同じように私のことを怪(おか)しいというような人もやはり随分居たわけです。しかし、私を信ずるものは私に従いてきましたが、私を信じないでペテン師だと言っていた人も多かったのです。 善川 あなたのお話によりますと、あなたは既に霊能力というものが開かれておりまして、当時のゼウス様からの交信を受けるというお立場であられたというわけですね。 ソクラテス ゼウスとは直接お話できませんでしたが、お弟子様達とお話できました。 善川 あなた様は、そういう天性の霊能力を持っておられたし、しかも学者として哲学という学問を打ち立てておられたのですが、あなたの学問およびその教えの基本となるものは、今様に申していえば帰納法をとられたのか、それとも演繹(えんえき)法をとられたのでしょうか。 ソクラテス 両方とも、言葉が適切でありません。帰納でも演繹でもありません。私のやり方は違います。私、神の世界も知っていますし、霊の世界を知っています。当時すべて分かっていましたけれども、当時の人でそのようなことを理解できる人は居なかったのです。ですから議論ということを通して、相手に自ら無知であるということ、魂の頁実に対して無知であるということを悟らせる、これが悟りの第一歩だということで、私は人々の。゛無知゛ということを悟らせようと努力したのですが、これが無知を悟らせられる側の人からみたならば、大変傲慢なやり方に思えたはずです。 キリスト教には、自らの罪に気付いて懺悔するというやり方があるでしょう。仏教でいうならば、反省ということがあるでしょう。私のやったことも同じことなんですが、人間には間違った考え、愚かな考えや、欲望に振り廻されておりますが、それは無知にもとづくものであります。その゛無知゛に気付かせるために私は、いろんな所で、いろんな人と議論を行ない、いろんな人にいわば恥をかかせました。これはまあ一つの方法であります。 2.汝自らを知れ! 善川 まあ反省ということについては、あなたには有名なお言葉があります。「汝自らを知れ!」というお言葉ですが、それが自身の反省に立脚せよと、そういう意味であったわけですね。 ソクラテス そうです。今日的な宗数的な言葉で言うならば、神の子である自分に目覚めなさい、或いは、自分の良心に目覚めなさい、そういう言葉であります。当時はそういう言葉でしか「正法」は説けなかったのです。 善川 当時の肉体を持った人間としては、如何にご高説であったところで、遺憾ながら己が眼で観(み)、肌で感じなければ、それを信じるということは困難であったろうと思うのですが、あなた様は、何かその不思議を現象に起こして見せて納得させたという経験はなかったのでしょうか……。 ソクラテス 現象は人々に見せません。私のとった方法は、こういうことであります。なんというか、神の子としての自覚を持って日々生きていく人々は、それなりの高貴な魂、高貴な精神の持ち主、として外見にも表われ、言動にも現われるものです。私はそういうもの(現象)を知っていましたけれど、そうではなくて、私から出る波動によって悟らしめるという、私の言動、私の立ち居振舞い、そのようなものを見て、人は何か悟るものがあるであろうという、そういうやり方を私はとったのです。 善川 そういうことで人々の中には、悟れる人もあったわけですね。 ソクラテス そうです。 善川 さらに突っ込んであなたのお説を、もっともっと深く学びたいという学生達は、霊能力の開発ということまでは進まなかったのでしょうか。 ソクラテス そこまで進めた人は極く稀(まれ)な人でありまして、プラトン(プレイトゥー)はそのような、私と同じような力を持っておりましたが、やはり天性のものでありますし、ただ当時には、そのような力があるということは、或る程度信じられていましたので、神の人、という見方はありました。 善川 あなたのお目から見れば、あなたのお弟子様のプラトンは、どれだけの使命を持ってお生まれになったとお思いですか。 ソクラテス 共に同時代に生まれたものですが、プラトンの使命は、私よりも偉大だったかも知れません。私は一つの神より遣わされた人間として、高尚な人生を送って、その人格をもって人々に感化を与えるというのが私の使命でありましたが、プラトンの使命は、私の説いた人作り、それが哲学の基礎づくりともなるものでありましたから、彼の考え方は、もっと私より進んだ面もあります。 善川 あなたのご在世中には、あなたのお教えがどの位の人に影響力を及ぼされたのでしょうか。 ソクラテス やはり一つのアテナイ市の、まあ今でいえば東京のようなものでしょうか、東京という非常に進んだ文化の地があって、その中でやはり、ソクラテス在り、と言われた人間の一人です。 善川 まあ言うならば、東大の総長というような形での資格を当時持って居られたのでしょうか。 ソクラテス それは言えませんですけれども。 善川 あなたのご身分については、時の政府では何か認証というものをお与えになられていたのですか。 ソクラテス そうではありません。貧乏暮らしをして居りました。 善川 まあいうならば、野に在った学者ということですね。 ソクラテス まあ言わば私塾というか、私塾学園というか、当時はそういうふうに、言論家達が弟子を養成するのが流行(はや)っていたのです。 3.毒杯を呷(あお)り刑に服(つ)く 善川 いま一つお伺いしたいのですが、あなたが、これも史実によるんですが、毒杯を呷(あお)られたということですが、これは事実でしょうか。 ソクラテス 事実です。 善川 誰があなたに毒杯を飲むことを強要したのですか。 ソクラテス それは゛市民会議゛の決定です。 善川 ゛市民会議゛とは、いわゆる反対派の方々のですか。 ソクラテス 今にたとえていえば、地元の有士たちが、ソクラテスは青年達を迷わしている、ああいう男を許してはいけない……当時そんな法律があったのです。例えば今で言うならば、そういう間違った思想宣伝をして人々を迷わす罪とでも申しますか、そういうような刑法があったのです。私はそれにかけられたのです。抗弁することも出来たのです。申しひらきすることも出来たのですが、私は沈黙して何も言わなかったのです。牢獄の中に入れられても、牢獄の番人も私の弟子になってしまいました。次つぎと親しい人達も詰めかけて来て、私に、考え方を改めるように、謝罪するようにしろ、そしたら命は助かる。そういうことを次つぎ、いろんな方が言って来ましたけれど、私は自分の考えを曲げたくないし、また市民巷間においては、悪法もまた法であるという立場から、悪法であっても国を規律する法である以上は、生きている市民は守らねばならない。外面的に正義が悪に屈伏するように見えても、そういう法律というものを無視しては、民主主義国家は成り立たないから、多数によって、多数決によって私が有罪とされ、法律によって処刑されるとするならば、敢えて私は毒杯を呷(あお)ることを選びました。 ただ、当時においても死刑ということと、毒杯を呷るということは違っていて、処刑という形で人殺しをすることもありましたが、私のような場合は名誉的な死に方として、毒杯を自分から選んで死ぬことも許されたのです。 善川 それは毒物を飲み物の中に入れられたものを飲むわけですか。 ソクラテス そうです。 善川 その市民裁判というものはどういうようなものでしょうか、公的な裁判所における決定によるものでしょうか、それとも単なる市民の集まりですか。 ソクラテス 今でいえば陪審員のようなものです。陪審員がいっぱい並んで居て、地元有力者、市民の有力者が十人二十人と並んでいて、訴状読み上げて、それぞれ判決を読み上げて有罪が決まるのです。 善川 そういうことですか。その時に、もっとも死罪に価(あたい)すると言われたのは、何という罪の名で宣告されたのですか。 ソクラテス 思想犯です。今でいう、例えばあなた方が戦前、共産主義を持っておれば、監獄にぶち込まれたりしたでしょう。思想犯です。 善川 当時の思想犯といえば、眼に見えない神の国があるなどと説いて、人を惑わしたという意味でしょうか。 ソクラテス 青年を惑わす罪というのがあったのです。 善川 当時弁論家達の中には、あなたと意見を共にするような方は居られなかったのでしょうか。 ソクラテス いろいろ居りました。 善川 そういう方は、法にふれ罰せられはしなかったのでしょうか。 ソクラテス 私は先程言いましたけれども、人々に゛無知゛を悟らせようという方法をとったために、いろんな方の反撥や、反感をかったのです。また中傷する者も随分出てきました。告げ口をする者、いろんな悪口を言うものも出てきました。 4.昔のアテナイは今の東京 善川 歴史は以来およそ、二千五百有余年経ちましたが、あなた様はその後天上界でずっとご在住でしょうか。それで天上界からご覧になられた地上界の、時代の様相というものは逐一ご承知であられるのでしょうか。 ソクラテス 見ております。私達の時代から少しも進歩しておりません。「神理」を知らない人は、数においてはますます増えようとしております。 善川 しかし、ここで問題になるのは転生輪廻が繰り返されるということによって、その度ごとにいささかでも゛神理゛にふれて、そちらの方へ還って行って、また生まれ変わって来るという形で進歩しているというような姿が正常なことではないのでしょうか。 ソクラテス 或る時は私、ソクラテスの話を聴いて悟れなくても、或る時また生まれ変わって、例えば仏教者の誰かの説を聴いて、ああ実は前に聴いたソクラテスは、こんなこと言っていたのだな、ということを死んでから考え合わせて分かるという人も居るし、さまざまです。 善川 その頃の人々の世界観というものは、ギリシャ中心のものの考え方だったのでしょうか。 ソクラテス 大体地球は丸いということぐらいの想像はついておりました。 善川 他の地域にも人間が住んでおり、大小さまざまな社会が存在するということは知っておられましたか。 ソクラテス 知っておりました。アトランティス等も存在していて沈没したことも私達は知っておりました。 善川 しかし、アトランティスの沈没は、あなた方のご在世時代よりかなり古い時代であったと思いますが。 ソクラテス そうですけれども、その程度の世界観は持っていたということです。私達の世界はもちろんヨーロッパや、地中海や、アフリカ大陸、大西洋ぐらいにしか過ぎなかったかも知れないけれども、その当時としては、そこそこの世界観を持っていたはずです。 善川 現在のあなた様のお眼から見れば、もう地球は全部お見通しのことと思われますが、今、先程申されたあなた様のご在世当時の人間の魂の進化程度から比べて、少しも進歩していないようだと申されましたが、これは現在の、ギリシャ地域の人に限ってのことでしょうか、それとも地球的規模の全体の人間を指してのことでしょうか。 ソクラテス 比較の対象が違うのでなんとも言えませんが、人類の歴史は、時代、時代頂点があったはずです。ギリシャの時代には、光の天使達が多くギリシャに生まれました。技術も、工芸も、最高点に発達しました。けれども、ギリシャ以降に同じく永く栄えた時があるかというと、必ずしも続いたわけではありません。ローマが栄えたこともありますし、他の地域が栄えたこともあります。その時、その時に頂点を極めるけれども、その頂きの高さは決して高くなっていません。今は東京、東京でしょうか、ギリシャは、かつてアテネとして栄えた東京でしょうか。 善川 その当時から比較すれば、自然科学では相当に進んで来ているように思うのですが如何でしょうか。 ソクラテス 人間の数も増えておりますし、職業分化も増えております。さまざまなこともありましょう。何をもって進化というか、むつかしい問題です。 5.私はドイツ観念論の始祖に当たる 善川 あなた様も光の指導霊としていま天上界に居られるわけなのですが、特にご使命としてはどういう分野のご指導をされておられますか。 ソクラテス やはり学問的な動きというものを全体的に捉えております。 善川 それは国単位ではなしに、やはり全世界的な規模において捉えておられるわけですか。 ソクラテス 近代はさまざまな哲学者や思想家が出てきましたけれども、彼らも私どもの指導の下にあったというわけです。 善川 それはかつて出られた思想家の方々でしょうか。 ソクラテス 十八世紀、十九世紀、二十世紀にさまざまな哲学者や思想家が出た筈です。このような哲学的な運動が起きた背景には、私たちの力があったということです。 善川 近代の大きな思想家、哲学者としては、マルクス、エンゲルスなどが出て来ておりますが。 ソクラテス 私に関係ありません。 善川 例えばショーペンハウアーとか、ニーチエのような思想家も出ておりますが。 ソクラテス ニーチェは間違っております。ショーペンハウアー、彼も間違っております。 善川 あなたの系列ではないわけですね。いま、現代ではハイデッガー、サルトルなどの実存哲学というものが出てきましたが。 ソクラテス みな私達の流れとは別のものであります。私どもの哲学の流れは、カント、へーゲルというような観念論の流れの方に私どもは主として力を貨して居ります。 善川 いまカントさんは、あなた様のお出でる霊域に居られるのですか。 ソクラテス 近いところに居ります。 善川 近いところと申しますとお交際(つきあい)はされていないのですか。 ソクラテス 時どき会って話しております。 善川 それはまた違った霊域に居られるということでしょうか。 ソクラテス どういう意味ですか。 善川 居られる次元世界が別か、ということです。 ソクラテス 次元とは? 善川 七次元、八次元、九次元という次元世界があるようですが、そういう意味では別の次元でしょうか。 ソクラテス 何とも言えません―。 善川 それではお逢いするということでは、どちらの側からでも自由意志でお会いできるのですね。 ソクラテス そうです―。 善川 プラトンさんなんかも一緒のグループに居られるのですか。 ソクラテス 哲学者にも段階があるのです。 善川 日本では、西田幾多郎という方がいまして、この方も観念論の立場で゛無゛の哲学を説かれた方ですが、こういう東洋思想の方々に対する影響というものはなされたのでしょうか。 ソクラテス そういう人も居られるとは聞いております。指導はしておりません。 善川 折角のお出ましを願いましたのですが、粗雑なことをお尋ねし申し訳ないのですが、私達も一つの使命をもって現世に出て居りますのですが、もし私どもに今与えられます先生のアドバイスというものがありましたならばお願いしたいと思いますが。 6.法の重みを自覚し、対機説法を行なえ ソクラテス まず大切なことは、どういう人達を相手にあなた方が法を説こうとしているのか、ということです。ここのところを間違うと、いろんな反撥や邪魔を受けることになります。どういう人達を相手に、あなた方が法を説かれるかということです。 善川 私たちが聖賢の方々から神の存在、世界の仕組み、霊界の諸相と転生輪廻の法則について、相当高度なお教えを承っているのでありますが、果たしてこれらの「神理」を何処まで理解して頂ける対象者が居るかということに悩むのでありますが。 ソクラテス よく考えてみなさい。あなた方がいま神の縁によってこのような゛現象゛をさせられている。そして私たちの話を聴いている。もうあなた方の活動の使命は、単なる病気治しなんかではないということは明らかであります。 善川 さりとて、学者などを対象とするようなものでもないように思いますが、如何でしょうか。 ソクラテス 永遠の思想を残すということです。とにかく、二千年、三千年後の世にまで伝わるかも知れないということを念頭に置いて語りなさい。私のような者が語ったようなことでも既に二千五百年伝わっているのです。気をつけなさい。安易なことを語ったり述べたりしないことです。後世で誤解されるようなことを残さないことです。気をつけなさい。あなた方が残さんとしているものは、後の世に出て来て法を説く者達への遺産でもあるのです。彼らが正しく゛法゛を継げるような遺産を残すということ、これも大切なことです。 善川 先生は当時、先生の思想を書き残すということはなさらなかったのですか。 ソクラテス ないです。 善川 それは何か理由があって、書き残すということはなさらなかったのでしょうか。 ソクラテス 私の説法は、臨機応変といいますか、人に応じて私の説法は変わったのです。そのような融通無碍(ゆうずうむげ)のものです。書いてしまえば、後の世に誤解されます。私の思想は一定のものではないのです。時、処、場所によって変わっていくものなのです。ソクラテスがこう述べたからこうだ、というようなものではないのです。後の世に必ずそれが、真理を求める人の足枷(あしかせ)になる場合があるのです。 善川 ありがとうございました。私達も、今後心してまいりたいと存じます。 ソクラテス もう帰ってもよろしいか―。 善川 最後にちょっとお尋ねしたいのですが、最初にあなた様が語られた言葉は、ギリシャ語ですね、現代のギリシヤ語とは違いますか。 ソクラテス 違うでしょう。当時のアテナイ地方の方言です。 善川 わかりました。それでは有難うございました。また今後ご縁がございましたら、いろいろご指導下さいますようお願いいたします――。
https://w.atwiki.jp/divine_revelation/pages/387.html
目次 1.美を司る神々の働き 2.すべての作品は霊的バイブレーションとそのレベルを持つ 3.色にはその 色 の生命がある 4.私は霊的な眼で絵画を追究した 5.キュービズムとは一念三千の世界 6.創造の源泉はすでに霊天上界に在る 7.絵画は感性を通して思想を伝えてきた 8.絵は神の御心、真・善・美を描き残すもの 9.新たな宗教絵画の時代は二十一世紀に訪れる 10.絵画のキュービズムは、神理における多次元概念の表現 11.伝道には大胆な色彩とタッチが必要 12.魂の懐古 13.私は指導霊からインスピレーションを受けていた 14.光沢ある芸術的人生こそ神の慈悲 15.ゆとりのある多彩な人生を 16.今後の「芸術編」編集について 9.新たな宗教絵画の時代は二十一世紀に訪れる ―― ところで、先生の同時代に出られた、ブラックなどと言われる方も、だいたい傾向としては、やはり光の天使として出られ、描いておられたわけでしょうか。 ピカソ ま、光の天使という意味を、簡単に使ってしまってはいけないでしょう。さまざまな派が出てきましたが、それぞれの段階によって中心的な方々は、やはりそうであることが多いです。印象派の方々も、光の天使である場合も多いですし――。 ―― ミロ、それから、シャガール、こういう方もやはり何かの表現をされた――。 ピカソ シャガールは、大変霊的な感応力の強い方でありました。彼の指導霊たちが、ずいぶん指導しています。 シャガールは、ある意味においては、本人は知ってか知らずか、幽体離脱の経験などもしていたのです。彼は、空を飛ぶ絵をずいぶん描いています。あれは、彼が実際に体験したことなのです。 本人は、夢を観ているぐらいにしか思っていないかも知れない。けれども、睡眠中に霊体が脱けだして、本当に空を飛んでいるのですね。そういうことを、覚えている人もいます。たいていの人は忘れています。けれども、彼の場合は、空を飛んでいたことがその記憶のなかに残っていたのです。それで、ああいった絵をずいぶん描いたのです。魂の記録です。 ただ、私は言っておきますが、やはり、「真・善・美」のなかではね、神理を述べる人が一番です。私たち芸術家というものは、ある意味では宮大工(みやだいく)なのです。神殿を建てるための宮大工にしか過ぎません。中味を創る人がいるのです。いくら神殿だけ立派でも、なかに何もなければ意味がありません。 ですから、いろんな宗教、正法(しょうほう)が説かれた時に、宗教美術、文化というものが生まれてきましたし、さまざまな宗教にはその個性がありますけれども、美術的にも個性がずいぶんあると思います。キリスト教の美術にもあるし、仏教美術もあります。そうしたものは、やはり、その美術を担当する光の指導霊たちが、そうしたものを指導しているということです。 この地上に降りた時には、ピカソとして絵を描くこともあります。けれども、天上界に在っては、そうした宗数的な美術の指導をしているわけです。 ―― 先生は、近年ではピカソとしてお生まれになった以外に、あまり出られたことはないのでしょうか。 ピカソ 以前に、私は、やはり生まれたことがあります。 ―― やっぱり、絵の関係ですか。 ピカソ 絵ではないです。 ―― そうですか。 ピカソ ギリシャです。 ―― ああ、ギリシャ時代にね、建築関係の――。 ピカソ そうです。パルテノン神殿、ああしたものができていますけれども、ああいったものも私が当時に、設計などをしていたのです。 ―― ああ、そうですか。まあ、美術では私たちが承知している範囲では、少し時代が古いですけれども、ラファエルロとか、それからもう一人――。 ピカソ ミケランジェロですか。 ―― ミケランジェロとか――。 ピカソ ラファエルロ、レオナルド・ダ・ビンチ――。 ―― こういう方々は、やはり光の指導霊、光の天使として出られたというふうに聞いておりますが――。 ピカソ そうです。 ―― 近年におきましては、そういう有名な方は出られておりますか。 ピカソ 出ておられます。ただ、七大天使にあたるような方というのは、そう簡単に出るものではありません。それはそうです。現代は、美術界に七大天使のような方を出すよりは、むしろ、もっと直接的に宗教界に出す方が早道です。 ―― マチスあたりは、また違うんですか、系統は。 ピカソ マチスも、もちろん偉大な方です。ただ、偉大といってもいろいろと、ま、種類が違うわけです。 ―― ミロという方も、新しい傾向をもってやられた方と思うのですが――。 ピカソ もちろん、偉大な方ですけれども、ただ、こうして呼び出して、話をするだけの魂としての器があるかどうかは、別の問題です。 ―― ま、いろいろあるのですけれど、カンディンスキーだとか、いろんな有名な方が出ておられますけれども――。 ピカソ ただ、絵もね、画家だからすべてがいいわけではないのです。音楽にもいろんな音楽がありますね。静かな音楽もあば、騒がしい喧騒のような、都会の喧騒のような音楽もある。それぞれの音楽に、霊的な段階というものがあるのです。 同じように、絵にも霊的な段階というものがあります。それは、あなた方にはなかなかわからないかも知れない。 ―― まあ最近、シュールリアリズムというようなものから、このスーパーリアリズムというものまで、いろんなこういった新しい傾向のものが出ておりますけれども―― ピカソ そうしたものはある意味においては、一つの破壊にしかすぎないのです。 それはね、あなた方も決して美しいものとは感じないでしょう。どちらかと言うと、現世における混乱を象徴しているのです。世紀末的な芸術であります。混乱を表しているのです。 この後(あと)に、また、落ち着きのあるものが出てきます。それは、新しいかたちでの宗教画のようなものになってくるのでありましょう。そうしたものが、今後出てくるはずです。 ―― いろいろこう一見グロテスクのような感じのする、こういう表現をされたものが、出ておりますけれども。 ピカソ だから、個人も、時代の波動というものを、ずいぶん受けるのです。やがて、二十一世紀には、新たな宗教絵画の時代が訪れると、私は信じております。 ―― またその時には、やはり偉大な指導霊の方が、絵の方面にも出られるわけですね。 ピカソ 出るだろうと思っております。 天上界の計画というものも、いつも順序があって、まず、法を説くための核にあたる方が出られます。そして、優れたお弟子さんたちが出て来られる。しばらくすると、哲学者のような方が出て来られて、教典をまとめ上げたりされる。そうするうちに、美術関係の方々とか、いろんな方々が出てきて、文化というものを創っていくのです。そういうふうにいつもなっています。 キリスト教にしてもそうでしょう。あれだけ建物とか、建築だけではなくて、ステンドグラスとか、さまざまな美術的なものがあるから、また人を引き寄せている面も、ずいぶん多いと思うのです。 その点、日本の神道においては、あまり進歩がないと思うのです。千年前も今も同じです。芸術的な面においての進歩がなかったと思うのです。もっと人を引き寄せるようなものを工夫すべきであったと、私は思うのですが、その面に欠けるところがあったと思います。 ―― そうですか……。ミロのこの絵などは、どういうことを象徴しているのでしょうか。 ピカソ 彼は、どちらかというと、霊界にもさまざまな世界があるのですが、「幻想(げんそう)」、「ファンタジーの世界」というのがあり、さまざまなお伽噺(とぎばなし)の世界ですね、お伽噺の国のようなものも、やはり霊界にはあるのです、そうしたものを、表現しているものだと私は思います。実際にあるのです。 ―― ああ、そうですか。なるほど、そういう意味合いのものを、表現されているわけですね。 ピカソ ですから、あなた方はいろんな霊たちを呼んで、天上界のさまざまな世界のことをこの地上にお伝えしようとしておられますが、美術家たち、芸術家たちは、彼ら独特の霊感、直観によって、彼らが感じた世界を写しているんです。 ―― ゴッホのような人は、これは悲劇の生涯で終わったわけですが――。 ピカソ ゴッホは偉大な魂ではあったのですけれども、個人的な生き方において、さまざまな問題点もあり、現在は反省中です。 ―― ああ、そうですか。 ピカソ ただ、芸術家には、いろいろと夭折(ようせつ)される方とか、いろんな死に方をされる方も多いのですけれども、ま、必ずしも死に方自体を見て、その人の全人生を裁(さば)くのが正しいことではありません。 芸術家というのは、まあ、私のような長命の人間もいるわけですけれども、短命の早死にの天才という者も多いのです。それは、彼らの魂があまりにも、この地上に住むには慣れていないからです。彼らは、もっと住みよい世界のことを求めているのです。本人が、短命を欲しているんです。やるべき仕事をしたら、さっさと還りたいと思っている方々も多いのです。そういった人にとっては、病死だとか、事故死だとか、さまざまなかたちで、天命が尽きることになっているのです。 その絵なんかは、あなたが観ておられる、その左の絵ですね、これなんかは、もう霊界の世界そのものです。(注、ピカソがここで指摘している絵は、グリス作のピカソ像、1912年のアンデパンダン展に「ピカソ讃」と題して出品されたもので、同国スペインの先輩ピカソヘの尊敬をキュービズムの手法で表したもの。) ―― これですね。あなたの画像ですね。これは一応、ピカソ先生の――。 ピカソ この背後に広がっているものを、その世界を観て下さい。霊人としての姿そのものです。 ―― あなたは、非常に肉体的にも恵まれておられて、長命であられたが――。 ピカソ 私の場合は、経済的にも恵まれました。 ―― そうですね。まあ、まず芸術家としてはめずらしい生涯を――。 ピカソ 私は長命でした。そして、また人間関係にも結構恵まれましたし、また、資金といいますか、富にも恵まれました。そういう意味では、幸福な生涯であったと思っております。 10.絵画のキュービズムは、神理における多次元概念の表現 ―― 私も、上野の美術館で先生の絵画展を拝見したのですが、こういう本や写真で観るのとまた違いまして、実物を観る時には、その何と言いますか、非常な気迫を画面から受けて感銘したものです。とても並の者では描(えが)けるような絵ではないという昂奮を覚えたものです。 ピカソ その色彩とか、デザインの大胆さをいろいろ考えていただきたいのです。それが人間としての判断で描けるかどうか――。思いきって描いているはずです。 なぜ、そこまで思いきることができるか。これを美だと断定できる何かを、私は持っているからです。それを感じるからです。 いいですか、美の世界においても、そのような転生輪廻(てんしょうりんね)とはいいませんが、変遷(へんせん)があるのです。さまざまな時代にさまざまな美があり、美も移ろっていくものです。それぞれの時代において、美しさというものがあるのです。同じように、あなた方の神理というものも移ろっていくものです。それぞれの時代に神理があります。時代の特色があります。 私が《キュービズム》を見出(みいだ)したように、あなた方もある意味においては、今はですよ、神理において、《キュービズム》を発明しようとしているのです。この意味がわかるでしょうか。今までの神道にしても、仏教にしても、キリスト教にしても、三次元におけるやはり正法であったのです。三次元と、神の世界しかなかったのです。 ところが、あなた方は三次元以外に、四次元、五次元、六次元、七次元、八次元、九次元という、こういう多次元的な世界、多次元の世界というものを今、神理のなかに導入しようとしています。これは、正法における、神理伝道における《キュービズム》なんです。立体主義なんです。いいですか。そういうことをあなた方は、二次元のキャンバスに私が描いたように、二次元のキャンバスに三次元、四次元以降を描いたように、あなたも三次元という、この地上世界というキャンバスに、多次元世界を描こうとしているのです。ですから、あなた方もまた、別な意味の《キュービズム》だということです。 ですから、今後さまざまなことが言われるでしょう。あなた方の活動を理解する方もいらっしゃれば、あるいは、インチキ宗教、オカルト宗教と、言われることもあるでありましょう。それは、私の絵が、これはインチキな絵だ、駄作だと言われていたのとまったく同じです。わかる人にはわかる、わからない人にはわからないのです。新たな次元概念を用いるということは、それだけ難しいということです。 ちょうど、あなた方の正法というのは、その絵のようなものなのです。観る人が観れば美しく見えるが、違う人が観れば、何だこれは、ということです。こんなことよりは、もっと写実的に描いた方がいいじゃないかと。 宗教の世界において写実的というのは、たとえば病気直しでもした方がいいじゃないか、というのと一緒のことなのです。いいですか、写実主義というのは、宗教の世界におけば、たとえば病を治すとか、そういうことなのです。八次元、九次元のこと言ったってわからないと。それは、《キュービズム》の絵を観るのと同(おんな)じだ、というようなことなのです。 11.伝道には大胆な色彩とタッチが必要 ―― 私たちも、こういう方面の人びとに対する、問いかけという意味もありまして、今回、先生をお招きして、本当の芸術というものがどういうものであるかということを、お聴きしたわけなのです。さらに、たとえば文学の世界だとか、あるいは彫刻の世界とか、そういう方面の光の指導霊の方々から何かこの時代、これからの時代に対してのご意見を受け賜りたいと思うのですが、誰かご紹介いただけるような方がございましょうか。 ピカソ もちろん、いろんな方がいらっしゃいます。待っておられる方もいらっしゃるでしょう。 ただね、私が、そのような一枚の絵を描いたように、ここに赤を使い、青を使い、白を使ったように、いいですか、あなた方も一生を使ってですよ、一つのキャンバスに絵を描いているのと同じです。どこに青色を使って、どこに赤い絵の具を使って、どこに緑を使って、どこに輪郭の線を入れて、そうしたことを一歩一歩確実に、大きな絵を描いていくつもりで、やっていかねばなりませんよ。 ―― 構想ですね。 ピカソ そうです。大切なことです。 ―― プロットといいますか、そういうものを立てていかねばならんということですね。 ピカソ そのような大胆な赤の色が、あなた方に使えるかどうかです。いいですか。赤は大胆を表す色なんです。これは絵ですけれども、ただあなた方の正法流布、神法流布の生涯において、私が使ったような、大胆な赤の色を使えるかどうかです。臆病な人には、その赤は使えないのです。その赤の色が使えるかどうかです。勇気と自信がなければ、赤色は使えないのです。 どうか、水彩画のような人生ですね、水彩画や墨絵(すみえ)のような人生ばかり描(えが)かずに、大胆な色も使っていただきたいと思うのです。あなたも、ともすれば、墨絵のような世界に篭(こも)る傾向があります。 墨絵だけでいいのではないのです。やはり、色彩鮮やかな絵を、現代の人びとは求めているのです。墨絵だけでは飽(あ)きてしまいます。水彩画だけでは物足りません。そういう意味において、現代的な絵を描いていかねばなりません。そうした多次元のような絵を描かねばならないのです。極端な色彩美と、そして、その構図、こうしたものが必要です。 ですから、あなた方のこれを、神理の流布にたとえてみるならば、その強烈な色彩というのが、伝道の方法ということでありましょう。そのやり方ということでありましょう。そして、その構図、立体的な構図というものに当たるものが、正(まさ)しくあなた方の思想の内容でありましょう。 やはり、新しいものを生み出すのでなければ、何のためにこの世に生を受けたのか、わかりません。過去世の人が美としたものを、同じく美として描いているだけでは、この世に生まれた画家としての使命は果たせないのです。同じように、釈迦の時代に、キリストの時代に、是(よ)しとしたことを、今の時代に同じように説いたところで、それは何の意味もないのです。 あなた方の何年か前に、あなた方の先達(せんだつ)として地上に降りた偉大な方を私は知っております。その方は、釈迦の残された仏教というものの露払いをされたはずです。それを私は知っております。ただ、そんなものであっていいわけではないのです。 時代はどんどん変化していくのです。救世の作業というものも、新しさが求められているのです。過去世のものを掘り起こしただけでは足りないのです。そのためのあなた方であるということなのです。 あなた方にとっての、これだけの大胆な立体主義に当たるものは何かということを、考えていただきたいと思います。 これだけの大胆なものを出すには、まず、人の批判を恐れないということです。断じて、信じたものを貫くということです。勇気をもって、表現するということです。それが、私の青であり、赤であったということです。あなたも、大胆な原色の青や赤を使って下さい。 12.魂の懐古 ピカソ それと、善川さん、あなたに言っておきますが、私とあなたは初めて会ったように、あなたは思っておられるかも知れないけれども、天上界においては、私とあなたは友達なのです。 ―― ああ、そうですか。 ピカソ あなたは初めて会ったようなつもりでいるけれども、私たちは友達なのですよ。ずいぶん親しい仲なんです。 ―― ああ、一向に存じませんでした。そうでしたか。 ピカソ あなたのなかにある芸術的な関心、美術的な関心というものは、過去世において、天上界において、私と仲良く遊んでいた時の思い出なんです。 ―― ああ、そうですか。とにかくこの美術に対しましては、もう無上の懐かしさというものを、感じるのですけれども。 ピカソ それはそうです。私も、あなたの親友の一人だからです。 ―― ああ、そうでしたか。 ピカソ 私たちもね、いろんな魂の傾向を持っている方々と付き合っているのです。たとえば、私からは芸術的な、美術的なものをあなたは学ぶことがあるし、私はあなた方からね、また仏法だとか、さまざまな神法の流布の仕事の勉強をね、学んでいるのです。そのように、いろんな役割があるんです。 あるいは、あなたのお友達で、木戸孝允(きどこういん)さんという方もいらっしゃいましたね。そうした方は、政治のプロですね、政治家として。そうした方からは、この政治、人の動かし方とか、国の治め方というようなものを、私たちは学ぶこともあるんです。 そういうふうに、いろんな特徴を持った方がいらっしゃって、それで勉強になるのです。天台智覬(てんだいちぎ)様とか、木戸孝允様とか、あるいはあなたとか私とか、こういった人は、みんな友達なのです。 ―― 日蓮さんなどもご承知なのですか。 ピカソ そうです。 ―― そうすると、まあ日本の方々は、現在、あるいは最近日本に生まれた人びとはご承知な方々が多いわけですね。 ピカソ そうです。というのは、日本に生まれたからどうだということではなくて、過去世において、もう何千年、何万年とね、一緒に暮らしてきた方々なのです。 ―― ああ、そうですか。国境はないのですね。 ピカソ 国境はありません。 ―― 空海さんとは少し、また傾向が違うのでしょうか。 ピカソ いや、空海さんともお会いすることもあります。彼もまた、芸術にも造詣(ぞうけい)の深い方です。 ―― 私もかつて、密教関係の仕事をしたことがあるらしいのですが、そういうことで、曼陀羅(まんだら)の絵なども、かつては描いたようでありましたが。 ピカソ その通りです。描いておられます。 また、「書」もずいぶん勉強されました。書道の「書」ですね。これも昔、ずいぶん勉強されたことがあります。 ですから、キリスト教系において、キリスト教的な宗教画の世界がありましたけれども、仏教にあっても、たとえば「書」というものにおいて、その書の美しさですね、これがまた、人を惹(ひ)きつける一つの方法でもあったわけです。空海さんにしても、まあ偉い方ですけれども、彼のまた、その書体、書がですね、当時素晴らしいものであったために、世の人々に伝わった面もあるのです。 13.私は指導霊からインスピレーションを受けていた ―― あなたは、ピカソとしてお生まれになった時には、このような天上界からのインスピレーションと申しますか、ご指導は受けられましたか。 ピカソ ま、直接的なものではありません。ただ、あなた方が洞察力とか、インスピレーションとか言われているようなものは、当然受けておりました。 ただ、このような、明確な霊的な能力ではありませんが、私自身、たぶん霊能者であっただろうと、自分でも思っておりました。 ―― そうでなければ、あれだけのものは、ちょっと人間技ではとても描けませんね、やっぱり。 ピカソ あなた方だって、こうして私たちと話していて、こういった世界、この一つの世界を持っておられるけれども、これを余人に説くのは無理でありましょう。私には、私の霊的な美的な世界がありました。こういう美はこういうふうなところから来た美なんだよ、ということを、人に語ってわかるわけはないのです。天来の美なんです。なぜ、ここに赤を使わなければならないのか、これを人に語ってもわからないのです。非常に高いところから、天下って来る概念なんです。 ですから、私は神様に常々感謝しています。神様は私たちのために、さまざまな才能を授けて下さっています。あるいは、シェークスピアのように小説、戯曲を書かしていただいたり、あるいはゲーテのように詩を書いたり、小説を書いたり、あるいは私のように絵を描いたり、あなた方のように書を書いたり、お経を書いたり、さまざまな才能を与えてくれています。本当にありがたいことだと思います。あるいは、坂本龍馬さんたちですか、彼らの場合には剣がたつとか、そういうその時代その時代に必要な才能というものを、彼ら天使たちに与えておられます。 ―― 失礼ですけれども、今、仰(おっしゃ)られたお言葉の数々は、これはあなたはどこで、こういうことを知られたのですか。 ピカソ それは、ま、最近亡くなった霊と言えば最近亡くなった霊でありますけれども、私の魂の兄弟のなかには、あなた方の直接の指導霊がいるということです。 ―― 日蓮さんですか。 ピカソ ではありません。 ―― 魂の兄弟と言われる方ですか。 ピカソ そうです。 ―― イエス様ですか。 ピカソ そうではありません。 ―― ではやっぱり、天台さんとか、そういう関係の方面の方ですか。 ピカソ そうです。 ―― ではそうすると、たとえば、さっき仰られてましたけれども、坂本龍馬さんとか、何とかの話の模様をあなたが仰られた……。 ピカソ それはね、私が呼ばれるということが、もうわかっているんですね。もうわかっているんです。あなた方が私たちを呼ぶというのは、もう去年から十分考えていたことなのです。ですから、もう順番待ちを去年からしてたのです。 ―― それでまあ、注目されていたという……。 ピカソ そうです。もうね、あなた方が、病院に行かれて待ち合い室で待っておられるように、私たちもね、待ち合い室で待っているようなものなのです。お呼びがかかるのを、待っているのです。ですからね、私の後に出て来る人たちも、もう待っているのです。 ―― ああ、そうですか。同じように非常にありがたいと思います。 ピカソ 龍馬さんがしゃべっている頃には、私たちも、もう見ていたんです。 ―― それは非常にありがたいことです。 14.光沢ある芸術的人生こそ神の慈悲 ―― それでは、せっかくのお出ましでございますので、何か、後世に残したい、もちろんそれを私たちも残したいのですが、美なり、芸術なりの方面に関しまして、特にこれから、こういうことは言っておきたいというようなことがございましたら、受け賜りたいのですけれども、いかがでしょうか。 ピカソ 直接には、今のあなた方の使命ではありませんので、それで美がどうか、芸術がどうかということを、敢(あ)えて言う必要はないと思います。 ただ、あなた方の教えのなかにですよ、骨格は別ですけれども、そうしたものをも受け入れるような、余地を残しておく必要があるということです。よいですか。人生論、難しい教え、ああしなければいけない、こうしなければいけないというようなね、教えももちろん大事です。それは大事なのですが、ただ人生というのはね、さまざまな彩(いろど)りが与えられていると思うのです。これを潤(うるお)いといいます。ともすれば、あなた方の教えのなかには、潤いが欠けることがあります。私が観ていてそう思います。 ―― そうですね。四角四面になりがちですけど。 ピカソ それは、人生を真剣に歩もうとする、あなた方の姿そのものでもあるのですけれども、必ずしも、すべての人間がその通りにはついていけないのです。万人がね、余念なく、一度も踏み外(はず)すこともなく、遊ぶこともなく、迷うこともなく、あなた方の教えについていくわけにはいかないのです。 あなたは、人生を真実一路に生きられた方だと私は存じておりますけれども、ただ、すべての人に同じような生き方をしろと、言っても無理です。人間、道草をしたくなるのです。道草という言葉は悪いかも知れません。人生には、潤いも大切だということです。 その意味において、美術も、音楽も芸術も、すべてが与えられているということです。そういう意味においては、芸術、あるいは美術というものは、神が人間たちに与えられた、大いなる慈悲だということなのです。 人間は、砂漠を歩く人の群れのようなものです。オアシスを求めて、歩き続けているのです。よいですか。あなた方というのは、あなた方の教えというものは、たとえて言えば、砂漠のなかのオアシスみたいなものなんです。旅人たちは喉(のど)が乾いています。彼らの喉を潤すために、あなた方は水を提供しようとしているのです。 けれどもね、水を提供するオアシスのほとりに、椰子(やし)の木陰があった方がいいではないですか。涼しい樹陰(じゅいん)があった方が、緑陰(りょくいん)があった方がいいではないですか。これが美であり、芸術なんです。よろしいですか。ですから、あなた方のオアシスのほとりに緑陰があって欲しい。その緑陰こそが、美なんです。芸術なんです。 ですから、私は一般的なこととして、今、話をしましたけれども、あなた方個人について言うならばですよ、まっしぐらに人生を歩まれるのも結構です。ただ、そのなかにおいて、やはり一時(ひととき)の余裕、潤いというものも持っていただきたいと思うのです。あなた方が、一生懸命に神理の流布に励んでおられることは、大切なことですし、本当に感謝の念に堪えません。けれども、その途次(とじ)においてね、一編の小説なり、一幅(ぷく)の絵なりをですね、味わうだけの余裕もまた、持っていただきたいものだと思っています。そうでなければ、普通の人間は肩が凝(こ)ってしまって、とてもついていけません。そういうことです。 ―― この美術なり芸術なりというものは、人生のなかの一つの大きな潤いとして、神から与えられた膨(ふくら)みといいますか、人生の輝き、豊かさというものを味わっていくべきだということですね。 ピカソ 別な言葉で言うとするならば、「人生の光沢」と言ってもいいです。つやであり、輝き、光であります。 まっしぐらにね、目的に向かって走るだけでは、光沢は出てこないのです。ですから、何か一つのことをね、人生の偉業を為し遂げることは大事ですけれども、その途次において、自らを光らせることが大事です。それが、潤いではないでしょうか。 ですから、あなたは今、活字をね、次々と世に送るために原稿を書いておられますけれども、そのあなたが、また芸術を楽しむ心を持っているということが、どこかにおいてあなたの光沢になっているのです。他の若い方々に対しても、私は言っておきたいと思う。光沢のある人生を送りなさい。余裕のある時に、何か清涼感のあるような、一幅の絵のような、そのような人生の瞬間というものを持ちなさい、ということです。 ですから、あなた方も今後、仕事が忙しくなります。さまざまな人の相談も受けるでしょう。そのなかにおいて、悩みや苦しみと毎日直面することになるでしょう。 ある意味においては、あなた方はお医者さんのようなものです。お医者さんは毎日患者ばかり診ています。病人ばかり診ています。けれども、そうした病気の想念ばかりと闘っていたのでは、あなた方も不健康になってしまいます。あなた方も十分に、息を抜くところは抜き、また、あなた方自身、楽しむところは楽しみなさい。いいですか。 宗教家たちはともすれば、何もかもなげうって、一身を捧げて、自分のことを省みず、人のために尽くそうとします。それは尊いことであります。ただ、あなた方にも、光沢を身につけていただきたいと思います。 ですから、人のために尽くすと共に、そのなかの残り少ない、残された時間のなかにおいて、自分たちの心を潤すもの、潤いとなるものを探し求めることも、また、人間に課せられた使命ではないでしょうか。人生は潤いも大切です。潤いとしての芸術を、忘れないでいただきたいと思います。 あなた方には、読者から沢山の手紙が来ています。その手紙を読んで、あなたが感じられることに、一つには、あまりにも神経質に、真剣に考え過ぎているということもあるのです。肩が凝り過ぎているのです。もう少し、人生に潤いを持ってはいかがですか。あるいは、深刻すぎる人には、もう少し楽しみを持ってもらってもいいんじゃないでしょうか。そうしたことも、私は申し上げたいと思います。 神様、仏様を信じておられる方には、もう一途(いちず)になって、そればかりをやっておられる方もいらっしゃるのです。ただ、それだけではいけないということです。誰もが禅僧みたいに、一日中座禅をして座っているわけにはいかないのです。別の言葉で言えば「彩(いろど)り」です。人生には「彩り」が必要なのです。それも大切にして下さい。 15.ゆとりのある多彩な人生を ピカソ 何か、他に私にお聞きになりたいことは、おありでしょうか。 ―― いや、先生には、私もくわしい事情を存じあげなかったものですから、絵のことについてのみお尋ねしようと思っておりましたけれども、意外にもかつて私とお知り合いであったということからして、非常に貴重なお話までも伺うことができたことは、ありがたいことです。 ピカソ それは、今だけではなくて、何百年も前から私があなたと会っては、ま、あなたに注意されることもあるのだけれども、私があなたによく注意してきたことなのです。 あなたは以前、私も観ていたのですけれども、『坂本龍馬の霊言』の次に出されたご本のなかで、ある方に叱られたことがあったと思うのです。それは、何百巻、何千巻のお経を、巻物を背中に積んで、山を登っていくようなあなたの姿、そのことを批判されたことがあると思うのですが、私もよくそれは言っていたのです。あなたは、あまりにも真剣すぎると。真剣一途にやり過ぎると。いつも人生は、険(けわ)しい山をお経を背負って歩いているようなもの、そういうような人生観をあなたは、ともすれば持ちたがる、――ですから私が袖(そで)を引っ張って、「ちょっとここらで休んで、絵でも描こうじゃないか」と言っても、「いや、俺はまだ先が忙しいから、先を急いでいるから」と、よくあなたはそう言ったものなんです。 ―― まあしかし、そういうものの一方においては、ご承知のような吉田松陰というような方からは――。 ピカソ そういう極端な方もいらっしゃいます。 ―― 「いささかの余興があってもならん」ということを、「一瞬一刻たりとも怠け心は許さん」という、厳しいそのお言葉を受けたようなわけで……。 ピカソ ま、そういう方も、また、先生としては大事です。厳しい先生も大事ですが、ただ、師となる人のなかにある人間的な弱点、弱みみたいなところ、あるいは普通の人と同じようなところがあって、初めて人間は救われるのではないでしょうか。 近寄り難い方ばかりが光の天使であったならば、一般の人たちは救われません。私たちと同じようなところがあるなと思えて、初めてほっと一安心するのではないのでしょうか。 ですから、あなた方に対して、悩むな、苦しむな、と言われる方もいるでしょう。けれども、あなた方が悩んだり苦しんだりしている人間的なところを見て、初めて胸をなでおろす人たちも、また数多いことは確かです。 また、こちらの世界に還って来られたら、一緒に絵を描こうじゃあないですか。たまたま同じ時代に生まれたものだから、話もまた合うことも多いかと思います。 ―― そうですね。いや、私はね、今もなお、時がもし与えられるなら、絵を描きたいという気持は、十分持っているわけなんですけれど。 ピカソ 絵は私が代わりに描いてあげたから、あなたはいいですから、いいからあなたは本を出しなさい。 ―― (笑い)それはもちろん、それが私の天職だから、やらなければならんけれども、しかし、実に絵はよろしいですな。 ピカソ ま、よろしいのですが、絵には余裕が必要でね、あなたのように、余裕がない人にはなかなか入っていけるもんじゃないんです。 ―― そうですね。ま、しかし人間的なところでは、趣味程度で過ごしていかなければならんと思いますけれども、とても、その絵の神髄を描くということは、もうこの世においては無理だと思いますけれども。 ピカソ ま、それはわからないですよ。あなたが描いた何枚かの絵が、後世に残らないとも限らないですから。 ―― ああ、いやいや、お恥ずかしい。とても絵のうちには入らないわけなんですけれど。 ピカソ 絵に値打ちがなくても、名前に値打ちがあったりすることもあるわけです。私は、イエス・キリスト様は絵がうまいかどうかは知りません。けれども、もし、彼が描かれた絵が残っていたとしたら、それは世界一の、国宝どころではない、世界のやはり宝だろうと思います。 ―― まあ、そういうことですね。 ま、特に私のみならず、ここにおります〇〇〇〇に対しまして、何かアドバイスがいただけましたら――。 ピカソ まあ、あなたはまだまだこれからの人で、長い人生があるのを、私の目から見れば気の毒にも思うけれども、また、別の意味においてはね、何十年もの人生があるということは、また、楽しみがあるということです。 私は今、光沢のある人生を送りなさいと言いましたが、これは善川さんだけに言っているのではなくて、〇〇さんにももちろん言っているのです。あなたの人生の目標というのは決まっています。そういうふうに目標が与えられると、ともすればあなた方は、まっしぐらに走りたがります。それは大事なことです。いちばん大切なことを、まっしぐらにやることは大事です。ただ、それだけでは、人間としての深みがなくなるということなんです、いいですか。 身近な例でも、そういう人がいらっしゃるはずです。ある団体でね、まだ、大した経験もないのに、人を教え導こうとして種が尽きて困った方もいらっしゃるはずです。同じなのです。あなた方も人間としてね、人間の人生を多角化していく必要があるのです。複線化と言ってもいいのです。幾つかの溝をつくっておくということですね。それが大事なことです。 ですから、あと何十年かの人生がありますが、真実一路の人生であると共に、やはり自分も、せっかくこの地上に生まれて来たのですから、その間にいろんな経験をしていただきたいと思っていますし、今まで自分の魂のなかになかったようなものも、何か身につけていっていただきたいものだと思います。 ―― ありがとうございました。 ピカソ 画家にしては、どうもしゃべり過ぎたようですが。 ―― ああ、いや、なかなかしかし、普通の画家では語れないお話を承って、非常にまあ感銘を深くしているわけです。一応芸術論ということで、またあと何名かの方をお招きしまして、ここに収録したものを一冊の本として出したいと、このような計画を持っているわけなのです。その時には、先生のお言葉をぜひ掲載させていただきたいと思います。 ピカソ わかりました。
https://w.atwiki.jp/tenj/pages/2479.html
2024/09/04閲覧数250 タイトル『天上スクラッチ』開催のご案内 内容 天上スクラッチ開催!! スクラッチボーナスでは 15回プレイ毎に 「天血糸の束(取引不可)」をプレゼント! さらに! 一部天上引換券の当選確率が2倍にアップ!(※) 是非、この機会にお試しください。 (※)2023年9月開催時の同キャンペーンと比較 天上スクラッチはこちら スクラッチコインはこちら キャンペーン期間 2024年9月4日(水)メンテナンス~9月18日(水)メンテナンス キャンペーン内容目次 天上スクラッチ当選内容 スクラッチボーナス! スクラッチコインキャンペーン! 必要コイン数 必要コイン数 5枚 スクラッチ当選内容 レア度アイテム数量効果/機能 大当たり 当選確率 UP中!1条件によってプレゼント内容が異なる券。 [1]「未確認遺物」及び「覚醒遺物」を未所持 ⇒「未確認遺物」をプレゼント。 [2]「未確認遺物」又は「覚醒遺物」を所持 ⇒「遺物ポイント(金)」2,000P分 「遺物ポイント(銀)」4,000P分を プレゼント [3]「覚醒遺物」を所持している ⇒「遺物交換券」をプレゼント。 ※取引不可。 ※「遺物交換券」についてはコチラ ※「未確認遺物」又は「覚醒遺物」を 既に所持している場合には [1]と[2]どちらでもご選択いただけます。 当選時はご希望の番号について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり1装備に己を刻み込むための石。 封龍奇縁等級の装備に刻印する時に 使用が可能。 ※取引不可のため注意。 大当たり1自身の装備の強化値を+1する権利 【強化対象】(いずれか1項目選択) 強化 新強化 青血強化 ※神器武器は【強化/新強化】の対象外。 ※対象の強化が不可能な装備品は対象外。 ※肩甲/腰甲は対象外。 ※強化上限値を超えた強化はできません。 ※青血強化(武装進化)の上限は +17から+18への強化まで。 ※強化値は「申請いただいた際の数値」を 参考といたします。 申請後、送付前に強化をされている場合、 強化値が巻き戻る場合があります。 ご注意ください。 当選時は装備名と強化の種類について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり 当選確率UP中!1以下の中より1つと交換できる券。 [1]「魔除け」の強化値を+1する権利 ※「魔除け」を所持していない場合 未強化の魔除け(※取引不可)を プレゼントいたします。 ※【眞魔除け】は対象外 [2]「赤い/青い霊魂」を1段階強化する権利 ※強化および細工のいずれか選択下さい。 ※「霊魂」を所持していない場合には 未強化の赤い霊魂または青い霊魂を 1個プレゼントいたします。 [3]自身の神霊珠の強化値を+1する権利。 ※【眞神霊珠】は対象外 【強化値+9を所持されている場合】 →強化値+10の同アイテムと交換 【強化値+8以下または所持していない場合】 →強化値+9の【神霊珠箱】をプレゼント [4]「(眞)神化耳晶」のオプション等級を変更する権利。 オプション等級2~ 7 → -1 オプション等級8~20 → -2 (例) オプション等級が4だった場合 →オプション等級3と交換対応。 ※「(眞)神化耳晶」を所持していない場合 当項目を選択できません。 ※(眞)神化耳晶を未所持のキャラクターで 保管庫から引き出した場合、 本来、所持していたキャラクターでは 2度と獲得できません。 当選時はご希望の内容について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり 当選確率 UP中!1収集図鑑に登録が可能なアイテムのうち 1点を獲得することができる権利。 ※【イベントタブ】のアイテムも選択可。 ※強化値は初期値となります。 開催中に追加された 収集図鑑アイテムは対象外。 クエスト/周年記念アイテムは対象外 (例) 新雷龍斬(虚像) 感謝の証[20th] 当選時はご希望のアイテム名について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり 当選確率 UP中!1下記より1点選択することができる券 [1]「中級精霊」をプレゼント 経験値及びオプションは初期値となります 【ステータス】 名声:1 力:+200 攻撃耐性:+250 【オプション】 体力:+20,000 気力:+20,000 体力:+20,000 気力:+20,000 [2]「精霊元素」を50個プレゼント [3]「剛神技」及び「上昇神技」を 168時間分(1週間分)をプレゼント [4]「回霊洞入場券(取引不可)」を 4個(計12時間分)をプレゼント ※回霊洞の詳細はコチラ 当選時はご希望の番号について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり 当選確率 UP中!1以下の中より1つと交換できる券。 [1]お好きな等級/種類の水晶と交換。 ※「紫水晶/黒水晶」のいずれか1点。 ※「肩甲/腰甲」の強化等級より高い水晶は 装着できませんのでご注意ください。 ※水晶の等級や効果は選択いただけます。 水晶の詳細はコチラ [2]所持している黄/白水晶の等級を +1したものと交換できる権利 ※黄/白水晶を所持していない場合 選択いただけません。 ※「肩甲/腰甲」の強化等級より高い水晶は 装着できませんのでご注意ください。 黄/白水晶の詳細はコチラ [3]「精霊経験値符(百)」100枚と交換できる [4]荘園の全施設のレベルを30にする ※官庁が30に到達している場合35に変更可 ※官庁が35以上の場合、建物LV+1に変更可 ※増築中の場合、対応できません。 [5]「燦爛たる光/新強化石[神器]」3個セット ※神器武器の強化以外には利用できません ※新強化石[神器]は取引不可のアイテム。 [6]「精霊強化アイテム」各1個セット 【内訳】 ・精霊オプション変更券 ・精霊能力値変更券 ・精霊オプション固定券 ※上記アイテムはすべて取引不可 [7]「紅竜アイテム」各1個セット 【内訳】 ・紅竜守護符 ・紅竜強化石 ・紅竜石 [8]「短縮符銀箱(1000)」20個セット [9]「天血生地」10個セット 当選時はご希望の番号について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり1[1]自身のアバターの強化値を+1する権利 ※事前にアバター改造をされているもの限定 [2]以下より1点獲得できる権利(未強化) 当選時はご希望のアバター名について 連絡帳までご連絡ください。 大当たり1神器武器作成時に素材と同時に入れることで 素材の消失を防ぐ。※取引可 守護龍の玉の詳細はコチラ 大当たり1F7で展開すると 強化された眞神龍防具より1点手に入る箱 ※首飾りも含まれているので注意。 【性能】(重量-50%/属性:火)は共通 首飾り 強化値+15 / 回避+0 / その他:初期値 首飾り以外 青血等級+15 / その他:初期値 大当たり1以下の中より1つと交換できる券。 [1]自身の守護霊をもう一つ獲得できる権利。 ※強化値を引き継ぎます ※守護霊「白虎」3段階は対象外。 ※守護霊「紅竜」4段階は対象外。 [2]自身の守護霊の強化値を+10にする権利 ※守護霊「白虎」の場合は+5となります。 ※守護霊「紅竜」の場合は+1となります。 ※強化段階を超えて強化はできません。 守護霊を所持していない場合には、 守護霊「紫鳳4段階強化0」をお渡しします 当選時はコチラをご確認ください。 当たり 紅竜強化 セット(改)1紅竜上昇剤(壱)、 紅竜強化石 が各1個ずつ入ったセット。 当たり 天血染料(能力値)1武衣の能力値をランダムに変更するアイテム 変更したい能力値のぶんだけ個数が必要。 ※詳細についてはコチラをご参考ください。 当たり 守護者の霊珠 セット1「火焔山の守護者」を 召喚することができる霊珠と 四龍の霊珠箱のセット 詳細はコチラ 当たり 小判(アイテム)3使用すると一定時間アイテムドロップ率が 上昇する小判。 ※倍率と効果時間はランダム ※効果時間が1時間の判定となる場合も有。 一般 守護霊上昇剤1守護霊強化時に必要な材料。 守護霊管理人を通して使用可能。 強化時に100%成功。 一般 黒穴功符(50)2F7で使用すると、 取引不可の黒穴功を50個獲得できる符 一般 高級大黒符10高級大黒符の10枚セット 一般 短縮符銀箱(1000)1短縮符(銀)1000枚入りの箱 ※スクラッチの詳細についてはコチラ スクラッチボーナス! スクラッチを一定数プレイすると、 もれなくおまけがついてくる! 15回プレイ毎に『天血糸の束(取引不可)』をプレゼント! 天上スクラッチはこちらから スクラッチコインキャンペーン! スクラッチコインは通常、1枚100JEWEL、 10枚でも1,000JEWEL、20枚でも2,000JEWELですが、 まとめてご交換可能な超お得なセットが登場!! ■セットアイテムラインナップ■ アイテム名アイコン効果/機能価格 【期間限定】 スクラッチコイン (11)天上スクラッチが プレイできる アイテム1,000JEWEL ※通常より1枚お得! 【期間限定】 スクラッチコイン (23)天上スクラッチが プレイできる アイテム2,000JEWEL ※通常より3枚お得! 【期間限定】 スクラッチコイン (60)天上スクラッチが プレイできる アイテム5,000JEWEL ※通常より10枚お得! 【期間限定】 スクラッチコイン (130)天上スクラッチが プレイできる アイテム10,000JEWEL ※通常より30枚お得! キャンペーン期間中に【スクラッチコイン】を 5,000JEWEL分交換毎に 『周年記念逆天セット』を各1個プレゼント! ※プレゼントアイテムの送付はキャンペーン終了後となります。 スクラッチコインはこちらから プレゼントアイテム贈呈日 2024年10月上旬メンテナンス時予定 「天上引換券(壱)、(弐)、(参)、(肆)、(伍)、(陸)、(漆)、(捌)」は 天上奇縁符と同じ扱いとなります。 天上引換券(壱)、(弐)、(参)、(肆)、(伍)、(陸)、(漆)、(捌)」は 当選後7日以内にサポートにご連絡を頂けなかった場合、 商品の受け渡しが出来ない恐れがありますので、ご注意下さい。 天上スクラッチはリストにあるアイテムいずれかを抽選で獲得する事ができます。 天上スクラッチの出現リストは変更される場合があります。 当天上スクラッチ開催期間中にご使用頂かなかったスクラッチコインにつきましては、 次回天上スクラッチ開催時に引き続きご使用頂けます。 天上スクラッチの当選アイテムは全てWEB倉庫へとお送り込まれます。 必ずリスト内アイテムのいずれかが当選し、はずれはございません。 必ずしもご希望のアイテムが手に入る事を保証するものではありません。 予めご了承の上ご利用下さい。 削っていないマスに表示されるアイテムは、 当選対象となるアイテムの例をランダムで表示したものです。 実際にそのマスを削ったら当選したであろうアイテムが表示されるわけではありません。 天上スクラッチの内容の詳細につきましては、お問い合わせ頂きましてもお答え致しかねます。 運営上、予期せぬ理由により内容に変更がある場合、告知にてご連絡致します。
https://w.atwiki.jp/rs_wiki/pages/447.html
メインクエスト5 褒美リスト REDSTONE抽出機の修理に一週間かかる為、 メインクエ5の褒美は一週間に一度しか貰えない REDSTONEハンター称号Lv2以上は未実装。 「2012年6月より、鏡の魔法書の成功率を15%+REDSTONEハンターLvに変更予定」という内容の公式告知が出ていたが、予定日を1年以上過ぎた今も変更されていない (34%のまま) メインクエスト5 褒美リスト [#o23c6978] 天上界 [#pde66d5c] 地下界 [#p0b1f1df] 赤い悪魔 [#y97e9072] コメント [#t9b6435c] 天上界 報酬名 内容 条件 備考 祝福を受けた宝箱 ユニークアイテムの中から1個ランダムで手に入る。 善悪値+100 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。もらえるUは取引不可。REDSTONEハンターの称号と中身が関連しているらしい。 能力の実 1回毎に5ポイントのステータスポイントがもらえる。 10回まで その場で付与されるので、他キャラに権利譲渡不可能。 技術の実 1回毎に100ポイントのスキルポイントがもらえる。 10回まで その場で付与されるので、他キャラに権利譲渡不可能。 生命の祝福 1回毎に最大HPが10%増加。 10回まで その場で付与されるので、他キャラに権利譲渡不可能。 天上の精神 1回毎に最大CPが10%増加。 10回まで その場で付与されるので、他キャラに権利譲渡不可能。 神様の試験 神様が超ウルトラ空間である時の間で試験をしてくれることで素晴らしい成長をする。 REDSTONEハンターの称号レベルが高いほど効果あり。初期値で2000万程度?ポータルアイテムの効果有効? 王の証書 獲得した称号の中から好きな称号を選んでレベルを上げることができる。 パイオニア、REDSTONEハンター、REDSTONE探偵、スキルマスター、限界突破、メインクエで獲得した称号のレベルを上げることはできない。 神聖な試験 神様が加入しているギルドで試験をすることで、ギルドが1レベル上がるのに必要な経験値から一定量成長する。 天上の殿堂 加入しているギルドにギルドスキルポイントが1ポイント支給される。 40回まで ギルド全体で40回まで? 神獣の欠片 ギルドアイテムのうち1個をランダムで支給してくれる。 (未実装)種類やレベルは選べない。 光の道 善悪値をプラスにする。 REDSTONEハンター称号レベルが高ければ、さらに高い数値がもらえる。初期値では+6。 地下界 報酬名 内容 条件 備考 巨商の策略 取引不可のアイテムを取引可能にする。 善悪値-10010億G 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。すべてのアイテムが対象ではない。 消滅の魔法書 称号が付いたアイテムの称号の1つを選択して消すことができる。 能力再修練カード ステータスのうち1つを選んで完全に再分配できる状態まで戻せる。 善悪値-100 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。使用すると、天上界での報酬『命の祝福』と『天上の精神』にペナルティが付与される。 技術再修練カード スキルのうち1つを選んで完全に再配分できる状態まで戻せる。 善悪値-100 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。使用すると、天上界での報酬『命の祝福』と『天上の精神』にペナルティが付与される。 血の浄化 『再修練カード』を使用した際に受けた『命の祝福』のペナルティを復旧できる。 善悪値-100 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。 精神の浄化 『再修練カード』を使用した際に受けた『天上の精神』のペナルティを復旧できる。 善悪値-100 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。 再集結の旗 ギルドマスターが使用すると、加入したギルドのすべてのギルドスキルがリセットされる。 ギルドマスターのみ使用可能? 使用すると、天上界での報酬『天上の殿堂』にペナルティが付く。 ホールの浄化 『再集結の旗』を使用してできた『天上の殿堂』のペナルティを復旧させる。 善悪値-100 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。 悪の奈落 善悪値をマイナスにする。 REDSTONEハンターの称号レベルが高いほど、数値が大きくなる。初期値では-6。 赤い悪魔 報酬名 内容 条件 備考 鏡の魔法書 一定確率でアイテムの複製。 善悪値-1005億G 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。失敗するとアイテムは壊れるが修理可。指輪Uも消滅せず修理可能。複製したアイテムは取引不可。『巨商の策略』を使用すれば解除可能。 青色の魔力増幅の魔法書 ユニークアイテムを除いたアイテムの称号レベルを次の等級の称号に向上させる。 3億G 該当アイテムに付与できる最高レベルの称号までしか昇級しない。同一ID内でも取引不可。 金色の魔力増幅の魔法書 スーパーユニークアイテムの称号レベルを次の等級の称号に向上させる。 5億G 該当アイテムに付与できる最高レベルの称号までしか昇級できない。同一ID内でも取引不可。 青色の再構成魔法書 ユニークアイテムを除いたアイテムの称号オプション数値を同じ等級内でランダムに再設定する。 1億G 同一ID内でも取引不可。 金色の再構成魔法書 スーパーユニークアイテムの称号オプション数値を同じ等級内でランダムに再設定する。 5億G 同一ID内でも取引不可。 赤色の異次元ボックス ロトボックスから出る『異次元ボックス』と効果は同じだが取引不可。 善悪値-10010億G 報酬を受け取ると善悪値が0に戻る。同一ID内でも取引不可?『巨商の策略』を使用すれば解除可能。生成したアイテムは取引可能。 血の呪符 最大HPが増加する。 インベントリ中に所持するとHP+5。重ね置き不能?REDSTONEハンターのLvが3以下の場合は取引できる。 精神の呪符 最大CPが増加する。 REDSTONEハンターのLvが3以下の場合は取引できる。 パイオニアの呪符 アイテム使用可能レベルが個数に応じて下降する。 REDSTONEハンターの称号レベル毎に1回だけ インベントリ中に所持すると、アイテム使用可能レベルが1つにつき1レベル減る。重ね置き不能?同一ID内でも取引不可? 金色の箱 REDSTONEハンター称号レベルに応じて最高1億Goldまでもらえる可能性がある。 1Gold~1億Goldまでランダム。 善悪の境界 善悪値をどちらか好きな方に偏らせる。 元の善悪値に関わらず、限られた数値の範囲内で善悪値を変更できる。RSハンターレベル依存。現状+16 or -16。 コメント 天上界報酬の祝福を受けた宝箱のUは取引不可;; -- 金色の箱865万、他の経験談でも少ない様子。ハンタ称号が低いと、上限少ない可能性有り -- コメント休止中。 Sorry, This Comment is stopped for SPAM.
https://w.atwiki.jp/divine_revelation/pages/449.html
目次 1.新しき時代の前ぶれ 2.感性の文明とは 3.文明で変わる価値観 4.ゴンダアナ文明と霊文化 5.ミュートラム文明と食文化 6.地球意識による極移動 7.大日意識による文明光線の調整 8.魂修行のためにある時代・環境の変化 9.レムリア文明と芸術 10.ムー文明の興隆 11.アトランティス文明と光 12.宗教政治家アガシャーに学ぶ 13.現文明への流れ 14.百万年の歴史をふり返って 6.地球意識による極移動 このミュートラムの大陸は極移動で寒帯入りをしました。極移動は、もしかすると、私たちが生きているときにも、またあるかもしれないと予言されています。なぜこの極移動があるのか、不思議といえば不思議なことですが、結論をはっきり申しますと、これはひとつの新陳代謝なのです。地球は生き物なのです。あるところは寒帯になり、あるところは熱帯になっていて、いつも同じように身体を太陽にさらしているわけです。 たとえば今、私が日なたぼっこをして光を浴びているとします。すると陽の光があたっている側は暖かいのですが、陰になっている下のほうは寒いのです。そうやっていつも同じ格好でいますと、熱いところは熱く、寒いところは寒く、ひじょうにアンバランスになってきます。そこで、どうするかといいますと、急に向きを変えたくなるわけなのです。 それと同じような感じで、生命体としての地球も、やはりある周期でブルブルッとくるときがあるのです。これが、どのくらいの周期で起きるかは私にもよくわかりませんが、ただ、十次元意識としての地球意識が、やはり時どき変革をしたいという気持ちを起こすのは確かです。そのときに、このような極移動が起こることがあるのです。自分というこの地球上でいろいろな生命が育まれているけれども、現在の状況を変えたいという気持ち、また違った環境を創ってみたいという気持ちが起きることがあるのです。その一つの方法が極移動なのです。極移動によって、温帯と冷帯が入れ替わったり、熱帯と寒帯が入れ替わったりします。 もう一つの方法としては大陸の、浮上、沈没というやり方もあります。噴火とともに隆起してきたり、大地震で沈没したり分裂したりという地表の動きです。 このように活動して何をしているのかといいますと、地球意識も何もしないでじっとしていれば退屈するということです。彼らもやはり一つの芸術家であり、何億年もかけて、いろいろな環境を創ることを意図しているのです。どのような環境を創れば地球がいちばん繁栄するか、人類の進化に役立ち、繁茂している植物あるいは動物たちの進化・繁栄に役立つか、このようなことをやはり意図しているわけで、そのためにいろいろな環境を創出するのです。 いつも同じであれば停滞してしまいます。ところが温帯や寒帯が入れ替わりすることによって、植物もまた新しく違ったものが出ることができるのです。そして、いろいろと変わった植物が発生し繁茂していきます。その後に、それを食物としている動物もまた変化してきたり、いろいろなことがあるからおもしろいのです。 7.大日意識による文明光線の調整 同じように大日意識という積極性の意識は、太陽神霊の光線を引いているわけでありますが、やはりどういう光線を強くしていくかをいつも調整しています。文明が変わっていく理由は、ひとつに、この大日意識の調整によるということです。これが光度を上げて九次元をプリズム化して調整しているわけですが、この光の強度も変えたりするのです。強弱を調節したり、あるいは光の質を変えてゆきます。そしてこの時代ではどのような光線を強くしようかということを大日意識が意図すると、その方面の光線が強くなるのです。するとそれが地上に反映されてきて文明の特徴が現われてくるのです。そしてその時代が過ぎると、また次の光線を強めていくのです。 このように十次元のなかでも大日意識は、そうした光線によって調整をかけ、地球意識では環境を芸術的に変化させることで調整をかけながら、いろいろな影響を与え歴史を創ってきています。その間で人格を持った高級諸霊たちががんばって天国創りに励み、ユートピア創りのために活躍している、このような環境であることを知ってください。 8.魂修行のためにある時代・環境の変化 このようなことは、スケールがひじょうに大きいので私たちからはよくわかりませんが、彼らにしてみればこうした何十万年、何百万年ぐらいの間での地殻変動等であれば、意外にそう悠久のことではないという感じであると思います。そのような雄大なスケールの時間の流れのなかで私たちは手の平にのせられて魂修行をしているということを知らなければならないのです。 ですから、このようなことを単なる幸・不幸の感覚でとらえるならば、みなさんは勉強不足ということになってしまいます。このように過去においていろいろな文明が生まれ、栄え、そして滅びたということを繰り返してきたけれども、そのたびに人類はいろいろな魂学習をしてきたという事実があるのです。 この現文明においても同じようなことがあるかもしれませんが、またこれも、そのような流れのなかにあるということです。収穫逓減の法則というものが経済学にありますが、それと同じように一つの大陸で一つの文明が栄えて固まってくると、魂修行の値打ちがだんだんと低減していって、生まれ変わってもそんなに魂的に学ぶことがなくなってくるのです。 そうしますとやはり、どうしても環境を変える必要が出てくるのです。そのためには何か地球自体の環境を少し変えるか、あるいは違った光線を強くしていって文明の価値観を変えるのです。光線の色が変わってくると、それにつれて、人類の価値観が変わり、新しい文明が興ってくるのです。こういうことが言えるのです。 9.レムリア文明と芸術 ミュートラム文明が滅びたのは、水上に顔を出したボールが、くるっと一回転するというような地軸の変化によるものでした。ミュートラムの首府ラ・ミュートという都市もすっかり大雪で凍りついてしまって、ほとんど全滅してしまったのです。しかし、ごく一部の人びとは船で逃れて次なる大陸に行くことができました。 それが次なるレムリアです。このレムリアの歴史のなかでは、ゼウスの前身でエレマリアという人がひじょうに有名です。このエレマリアは文学芸術の全般にわたる万能の天才で、このエレマリアの名前の由来もレムリアに降りたる神の光という意味のエル・レムリアという言葉から発しているというほどに偉大な方であったのです。したがって、前のミュートラム文明は食生活文明でありましたが、レムリアは芸術中心の文明になってきたのです。そして大聖エレマリアは、芸術を通して人びとに生きる歓びと神の栄光を教えていきました。現代でも芸術方面に優れた才能を発揮している人は、この時代に勉強した人が多く、読者のなかにも思いあたる方もいるのではないかと思います。 ①マルガリットの芸術至上主義 このエレマリアの後にレムリアに巨大な光をもたらしたのが、マヌと呼ばれている人です。今から二万九千年ほど前のその時には、名前をマルガリットと呼ばれていました。大師マルガリットと尊称されていましたが、マルガリットとは、「競い立てる者」という意味であり、これには二義があります。一つは全能の神と崇められたエレマリアと競い立つという意味で、もう一つは芸術を通して各部族を競わせるという意味です。ここに現在の民主主義に近い考えが出てきたわけです。 芸術に競争原理を持ち込んだということですが、民族を音楽、絵画、文学、建築、加工技術の分野に分けて、それぞれに最高のものを追究させ、そして三年ごとに最高の芸術を決める競技会を開催して最優秀となった部族を支配階級として、三年間治めさせました。そしてまた三年たったのちに競技会を開くというようにしていたわけです。現在アメリカでも大統領の任期が四年ということになっていますが、それと同じような意味で洗礼を三年ごとにやっていたわけです。 芸術性を発揮するということは、この当時は神に近づくことでしたから、最高度に神に近づいた部族が支配階級になって治める権利が与えられ、その代わり修行や勉強を怠って芸術性が落ちると、三年後に転落するわけです。そして次の支配階級が出てくるということを考えたのです。 芸術という限られた領域ではありましたが、公平に競争させて、勝者を統治者にするという考えは、競争主義の先駆けとも言えるでしょう。同時に祭政一致という考えでもあるということです。競争させる対象を神に近づいていくということにもっていったわけです。ここが現在の競争原理と違うわけで、単なる得票だけで表わすことはなかったのです。 ②新しい時代の神政民主主義 現在であればいろいろな政党がありますが、この考え方をとり入れるとするならば、どの政党の主義主張、あるいは実践してきたことが神の心にいちばん近いかという基準をもうけるのです。それで過去三年間の実績を出されるのです。その政党の過去三年間の主義主張、活動、これが神理にどれだけ近いかということではかられて、その三年間の実績でいちばん神の心に近いと思われる活動をしたところが与党になるわけです。そして政権を与えられて国政をまかされるということになるのです。 このように考えてみますと、現在の民主主義的な考え方を活かしながら、この祭政一致をとるという方法論が、具体性を帯びて浮かんでくるのではないでしょうか。従来は民主主義のあり方と祭政一致主義とは両立しえないものと考えられてきましたし、霊言集のなかでもそのような見解がずいぶん出ています。日本神道系の考え方と、リンカーンの考え方ではかなり違いがあります。 どちらがほんとうによいのかということになると、デモクラシーがやはりいいという考え方があれば、一方においてはそれは最悪を防ぐ制度でしかなく、最高のものではない、徳治主義こそ最高だという考え方もあるのです。しかし、徳治主義は腐敗しやすく、一代限りになって、あとが続かないことも往々にしてあります。 このあたりをどのように調整するかという観点から判断すると、ある程度のコンペティション(競争)をしながら、そのなかからもっとも神理にのっとり、神の子に近い主張を持って活動をしているところを選ぶという方式を採用するようにすれば、いちばん神理にかなうわけです。 したがって、このような方法を活かすとすれば、現在の選挙制度の方法である得票のあり方を多少変えていく必要があると思います。たとえば単なる得票の数ではなくて、地上ユートピア建設へどの程度貢献しているかということを、選挙や国民投票の得票あるいは間接選挙などの方法で競わせたならばどうでしょうか。その政党がどれほど神理に近いか、どれほど活動において、菩薩行としての社会に対する実績があるかということを、得点化して競わせるならば、ひじょうに理想の政治に近づくということです。このように、いろいろと過去に学ぶことによっても、知恵は湧いてくるのです。 10.ムー文明の興隆 ①レムリヤからムー大陸へ このレムリヤの最期は、二万七千年前ほどでありますが、あっという間でした。暑い暑い夏の日の午後、人びとが音楽に酔いしれているときに突如、大陸が陥没していったのです。まず、大陸の東端から沈んでいって、午後四時ごろには半分ほどになりました。そして翌朝の七時には、大陸は見る影もなく、そこには朝日がきらきらと青い海原を照らしているだけでした。 レムリヤ大陸に住んでいた二百五十万人くらいの人も、全員海の底へ沈んでいったのです。ただ、このときも植民地があって、そこだけが残っていました。この植民地の名がモア大陸、のちにムー大陸と呼ばれる大陸です。現在のインドネシアのあたりにあったのですが、オーストラリアの約二倍ほどの面積がありました。 レムリヤの人びとは帆船で大軍団を組んで、二万八千年くらい前から、この大陸の諸都市を植民地化し始めていました。そして、一部を奴隷化して、レムリヤにつれてきて奴隷階級をつくりました。そして、生活に必要な仕事を奴隷にやらせ、自分たちは、当時もっとも神に近いと思われていた音楽、芸術に酔いしれていて、生産的なことにはいっさいたずさわりませんでした。 この非生産的な傾向が、だんだん狂いを生じさせる原因となって、レムリヤの人びとは驕(おご)り、酔いしれるようになり、次第に神の心から離れていきました。そして、その悪想念が巨大化し、それに対する反作用が起きて、大陸の陥没という最悪の事態になっていったのです。 ②光の文明 さて、ムーでも二万年くらいまえから、大きな文明の盛り上がりがありました。このときにゾロアスターの前身があらわれて、その。名をエスカレントといいました。このエスカレントという名前は、現在の英語のエクセレントの語源となった言葉で「すばらしい」という意味を持っています。 そして、この大聖エスカレントは太陽科学エネルギーをひじょ与に重要視しました。そして光を、まず第一としては、「聖なるもの」、すなわち、神の栄光を表わすものとして位置づけしました。第二には「有用なるもの」としての位置づけをしました。 最初の、光は聖なるものということから、太陽や月の光に対して、両手をあわせておじぎをするという、そのようなしきたりが生まれました。これは東洋の礼儀の源流になっています。ですから、二万年くらい前に東洋の礼儀作法の源流があるわけです。 第二は光のパワーを科学的に利用する方法が研究されていました。エスカレントは、クートフーミー、後にアルキメデスやニュートンと呼ばれる人の指導や、またエルランティの科学的指導を受けて、光パワーの増幅ということを中心に注力していたわけです。 ここで、この太陽の光エネルギーを使った発電装置についての説明をしてみましょう。都市の中心部には、一辺が三十メートルくらいの正三角形でできたピラミッドがあって、銀色に輝いておりました。そしてそれが各町の中心にある一辺が一〇メートルくらいのピラミッドに放射されて、それから各家庭の屋上にある一辺の長さ一メートルの小ピラミッドにつながるという方法でした。もちろん電線は使いませんでした。 この装置は巨大ピラミッドのようなもので、銀色に光っていたのですが、これは光を浴びているからそのように銀色に見えるのであって、材質そのものの色は銀色ではなく、近寄って見るとガラスのように透明なものでできていました。 そして、そのなかに金属でできた一つの原子炉のように見えるものが入っていました。それは、透明なものでありましたが、遠くから見ると銀色に光って見えました。これが太陽エネルギーを入れる装置で、ピラミッドパワーとよく言われています。私もくわしくはわからないのですが、どうやらピラミッドの形には、ひじょうに特殊な意味があるようで、光を蓄えたり増幅したりする力があるらしいのです。 この太陽エネルギーの巨大増幅装置をつくって、太陽光線を集めると、その内部にどうやらこの光エネルギーを溜めることができたようです。そして、そのなかからアンテナのようなものを通して、小さなピラミッドにそのエネルギーを放射する装置があったのです。 このような装置によって、現在のような電信柱や電線というものがなくてもエネルギーの転送ができたわけです。その代わりこの中心部のピラミッドは、小高い所にできていたことが多かったようです。それより高い建物を建てるとやはり邪魔になりますので、小高いところに建てて、次から次へと太陽エネルギーを放射していったのです。これは、ちょうど、昔はのろしなどを上げて次々に合図を送っていったりするのと同じような考えの方法でエネルギーを送っていきました。このピラミッドパワーは、アトランティスにも引き継がれています。 ③ラ・ムーの宗教政治 さてラ・ムーの時代です。一九八八年の十月の講演会「反省の原理」のなかでもラ・ムーの反省法の話を少しさせていただきました。本書ではラ・ムーの教えの中心として、第一に、太陽のごときものを神と考えるという考え。そして第二に、人間は神の子であるから太陽のごとく光を放ちながら、愛と慈悲に生きなければならない。第三番目に、すべてのムー人は向上を人生の目標としなければならない、ということをあげておきたいと思います。 この三番目の教えにある向上とは武芸、学業だけに適用されるのではなくて、いかに霊性を高めるかというところがポイントだということで、これは、釈迦の教えの源流にひじょうに近い考え方です。何度も言っておりますが、ラ・ムーの考え方と生涯そのものについては、やがてまた書に著わしたいと思っています。 この時代も政治と宗教の一致がだいぶ問われていて、政治をする人はやはり神近き人でなければなりませんでした。その意味でいつの時代でも大宗教家は政治家にならなければ、話が合わないということです。ところが、現在は政治もだいぷ技術的な部分、専門的な部分が増えてまいりまして、かなり難しくなってきたことは事実です。 ですから官僚組織のようなもので、専門的な部分をしっかりさせて、政治家は大きな判断のほうを主としてやっていくようにすれぱよいのではないかと思います。大宗教家が政治家になる時代が、やがて日本にもやってきます。今後何十年か、かかりますが、必ず国政をになう大人物が登場してきます。 このようにしてある意味での祭政一致、つまり地上において国のトップにたつ人が神理を悟っていることはだいじなことなのです。それを知っていて施政方針や本年度の方針などの話をされればよいのです。神理を語ってくださればこんなによいことはありません。新聞にも全部載りますし、テレビにも出ます。ラ・ムーの時代のように、神理を悟った人が国民の前で神理を話す、やはり、これを目指さないという手はないのです。 政教分離などと言っておりますが、そのような条項は四十数年前のアメリカ人と日本人の憲法学者が話して決めただけのことですから、必ずしも神理とは言えないのです。浅い知恵で見れば、宗教と政治がいっしょになればおかしくなると考えることができます。そして、そのような例が過去にあったということもあります。しかし、正しい時代には、神理と政治が一致していた時期が確かにあったのです。間違ったところばかりをとらえていたのでは、性悪論になってしまいます。 この政教分離の考え方のなかに、宗教をいかがわしいものと思っている考え方が明らかにあります。それが、戦後の宗教の地位低下を確かに招いています。今の日本では制度的に宗教が存在悪ととらえられているのです。やはり、これは何とかしなければいけない問題であると考えます。 ラ・ムーによって、その最盛期を迎えた、ムー文明もレムリヤの最期と同じように今からおよそ一万五千三百年前の大陸の沈下によって滅びてしまいました。 11.アトランティス文明と光 ①生命エネルギー転換法 アトランティスとは大西洋にあった大陸の名前です。この時代には、クートフーミーという名の偉大な科学者が生まれました。そして、植物の生命のなかの神秘の力に気づきこれを利用することに成功したのです。これも、おもしろい発見でありますが、ようするに、生命エネルギーを私たちの活動エネルギーに変えるという、エネルギトの質的変換の方法を発見したわけです。たとえば花の蕾(つぼみ)が花瓶などにさしておくと、水だけで花が開きますが、これは実に不思議なことなのです。小さな白い蕾などが、真っ赤な花を咲かせるのは、いったいどこにそのようなエネルギーを秘めているのでしょうか。 この生長と活動のエネルギーに、エジソンなどの発明家が着目し、ずっと眺めていると、何かに使えるのではないかと思うわけです。そしてこの生命エネルギーをなにか他のエネルギーに転化しようと考えても不思議はありません。 この時代には、植物のこの旺盛なる生命エネルギーが、生活のためのものすごいエネルギー源になることが発見されていたわけです。そうすると、自宅に球根をおいておくだけで、それさえあれば、その球根が発芽していくエネルギーを転換して、家の必要とするエネルギーをほとんどまかなえるという方式がありました。 今後このようなエネルギーが、発見される可能性はあります。ウランから取り出す原子力エネルギーも原子核分裂の連鎖反応で生じる大量のエネルギーをとり出すことに成功したものです。水素爆弾は、水素のなかでも特殊な水素が核融合してヘリウムに変換するときの核エネルギーを使うわけです。そういう物質の根源的な質的変換の反応のエネルギーには、ものすごい力が実はあるのです。花なども匂いが漂ってきて、そこには化学反応が起きているわけですけれども、それ以外に根源的な「生命エネルギー反応」というものがあるわけです。生物学が好きな人は、ぜひこの分野で研究してみてください。必ず何かできるはずです。 ②クザーヌスの理神論 ムー大陸が沈み、その末裔が、アトランティスに落ちのびて、ムー文明のピラミッドパワーを、アトランティス人に授けたころ、またマイトレーヤー如来という方があらわれました。その名はクザーヌスと呼ばれ、ピラミッドパワーと太陽信仰をあわせた「理神論」と言う信仰を説きはじめました。 この思想は、理性的なるもの、科学的なるものは、すなわちそれは神の心にかない、また神の心は、理性的、科学的なものを欲するということであり、そしてその最たるものとして、太陽の光をあげた思想なのです。 太陽というのは、よく信仰や崇拝の対象にされますが、その太陽は、そうした信仰の対象であると同時に、私たちに実際の恩恵を与えてくれている、つまり科学的に見てもそうとうのエネルギーを供給して私たちを養い、導いているものであり、これが神の存在そのものではないかという考えです。ほんとうにすばらしい信仰は、科学的な有用性に裏付けられているという考え方であり、これが一世を風靡(ふうび)しました。 このような考え方は、後のヘーゲルなどの考え方にもあるようです。「理性的なるものが現実的であり、現実的なるものが理性的である。」という言葉でありますが、それを思わせるような感じがします。太陽エネルギーについてはこれはこれで、そのとおりの発見なのですが、ほかのところにもってきますと、もちろん違ってくることもあるわけです。それゆえに考え方のうえにおいて、後々の宗教家たちを縛ることにもなっていきました。 つまり、科学的に証明ができないようなことは、おかしいというような現代によくある考え方です。クザーヌスという人は理性的なものが神の心にかなうのだと言っているのだから、それに反する理性的でないものは、すべてまやかしだ、インチキだという、宗教狩り、悪魔狩りにつながっていく危険性を含んでいたわけです。 アトランティスの時代の飛行船や、船についていたシンボルのシャチは、この当時アトランティスの象徴であり、このことは『太陽の法』に、くわしく説明されています。これは『高橋信次霊訓集』にも触れられています。船の形や長さが多少違うことを言っているかもしれませんが、描写している時代が違うためのようであります。 12.宗教政治家アガシャーに学ぶ さらにアガシャーの時代に入ります。これは、アトランティス末期に出られたひじょうに有名な方です。アトランティスの首都にポンティスというところがありました。このポンティスという都市は、現在のスペインのマドリッドから西南の沖のほう、距離にしてマドリッドから一五〇キロくらいの位置にありました。その当時は人ロ七〇万人の都市で、そこには代々王族が住んでいてその名をアマンダ族といいます。 アガシャーは、このアマンダ族の王子に生まれて、幼名をアモンと呼ばれておりました。そして二四才で名をアガシャーと変え、その名の意味は「叡智を秘蔵せる者」というものでありました。これは、イエス・キリストの生命体です。イエス・キリストもアガシャー系団の一人なのですが、どちらかといいますとアガシャーというほうが本体に近い部分で、そうとう大きな力をもっています。またなんらかの形でこの人の考え方なり、力というものを紹介してみたいと思ってます。 アガシャーは、ラ・ムー同様に政治家兼宗教家でした。彼の治政での特徴は、毎月一回一〇万人以上収容できる大広場に市民を集めて説法したということです。そのころにもワイヤレスマイクのようなものがあったようです。そして愛の説法を主として説いておりました。 前節でも日本の宗教政治家の出現について触れましたように、このようにアガシャーのような人があらわれて毎月、国民を集め、説法をすることは大切なことなのです。 これがほんとうに人々を心から神の御心に帰依させ帰順させることになり、彼らが生きていくためにひじょうによい結果をもたらすことができるのです。国を治める人がそのような生き方を指導することが一番よいのです。 ですから、このあたりが、現在の政治制度に欠けていると言わざるをえない点であると思います。やはり、心の教えを説いてほしいのです。このような愛の教えや、隣人愛、そして一日に一度は一人で静かに祈り、守護・指導霊と対話する時間を持つことの大切さ。また、人の偉さは愛の量ではなく質ではかられるということ。このようなことを政治家が話をするのならば聞きに行くこともできるのですが、実際は、票集め演説や、他党の批判ばかりをしていて肝心の中身がありません。ですから、ほんとうは選挙のための演説をするのならば、神理の話をどんどんしてくだされば聞くほうも、話すほうも身になります。あるいは、町長さんや村長さん市長さんがいて、時どき人々を集めて神理の話をしてくだされば、どれほど住民の心が潤うかわかりません。 したがって、このような人たちが、表に出ていけるような時代風潮を創らなければならないと思っています。その前提としてやはり今、この逆になっている価値観をもう一度ひっくり返すことが必要なのです。逆ピラミッドをひっくり返すということです。 いちばん頂点に立ち、立派であるべきものが、今いちばん底辺におかれている状況でありますから、このピラミッドをもう一度ひっくり返すためにいろいろな時代背景のなかでそのような風潮を創っていく必要があります。それゆえに値打ちのあるものを創ろうという点でいろいろな努力を現在しているわけです。 これがあやしげな団体と言われないように、あるいは、評判の悪い団体にならないで、評判のよい団体になるように、一人一人がすばらしくなるように、できればそのような感じに持っていきたいと思っています。そうでないとこの状況は変わらないのです。絶対に変わりません。 13.現文明への流れ さて、聖クザーヌス派とアガシャー派が対立して、最後はアガシャー派が生き埋めにされてしまうのですが、このアガシャーの長男のアモンニ世は、逃れることができました。これが、『キリストの霊言』に出ているアモンです。 彼は飛行船で逃れてエジプトに行きました。そしてエジプトで太陽信仰のような教えを説きました。アトランティスの信仰をエジプトに持っていったのです。このエジプトから次にギリシャ、ギリシャからヨーロッパヘと文明がまわっているのです。 東洋文明の源流はムーにあります。ムーの文明が東洋に広がり、西洋はアトランティス文明からはじまっています。おもしろいと思います。 ここで釈迦の生命体の転生を少し説明すると、クラウド、ヘルメス、ブッタ、トス、ラ・ムー、あとは、オフェアリスという魂がおり、ギリシャでヘルメスの前に出ています。彼はいまからちょうど六五〇〇年前に出ています。これがヘルメスの前身として出てギリシャ的精神の礎(いしずえ)を創りました。そして、その後四二〇〇~四三〇〇年前にヘルメスが出ました。だんだんこのあたりの秘密は明らかにしていきたいと思っています。そしてゼウス、モーゼ、イエスと時代は下っていくわけです。 14.百万年の歴史をふり返って この章の最後に、けっきょく何が言いたかったかということを整理してみましょう。 (1) 文明には、必ず栄枯盛衰がある。 (2) 神は、必ず各文明に、偉大な光の指導霊を出している。 (3) 文明が最盛期を迎え、最後の光が輝いているころ、魔が競い立ち、暗い想念エネルギーの雲に人類がおおわれるようになると、地軸の変化とか、大陸の陥没という大異変が必ず起きている。 (4) 新しい文明は、古い文明の流れを受け継ぎながらも、必ず異なった価値尺度を求める。 (5) しかし、どのような文明であろうとも、魂の修行のために転生輪廻の過程で必要な修行の場であったという事実にはかわりない。 ということです。 以上に書かれたことは、いったい何を意味しているのでしょうか。この五項目は、なんのためにあるかというと、これからは危機の時代が来るかもしれないが、過去においてもそのようなものがあった、そのつど人類は、その危機を切り抜けてよりいっそう高い魂の境地を目指して努力していたのだということです。 この過去の文明、ここに生きていたのは、他人ではなくてみなさんご自身なのだということです。みなさん方はいろいろな時代に生きたのです。そして現代にも生まれ変わってきているのです。ですから、その過去の時代を無駄にするなということ、今世だけが末法であるとか末世であるとかと思うなということです。それは、次なる時代が始まるということなのです。これを知っていただきたいのです。 ですからこの、いったん沈んだ神理の太陽がまた昇る、というところに救世の書『太陽の法』ならびに本書『太陽のメッセージ』のメイン・テーマはあるのです。過去に昇っていた太陽が今また昇っているのだということをみなさんにお教えしているのです。これがひとつの大きなテーマなのです。