約 19,241 件
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/782.html
NL ※ノーマル・ラブ(異性愛) 男体化 その他 クロス・元ネタ ギャグ系 R-18・変態系 ※ふたなりあり 感動系 未ジャンル 閲覧注意:ハードなSSが多々あります。 カオス・その他 イジメ系 ホラー系 マジキチ系 ※閲覧は自己責任で 短編 戻る
https://w.atwiki.jp/kaldas-h/pages/22.html
カービィ編 We miss you… 竜が目覚める時 この世で1番『こわい』もの 僕らの旅 鏡の中のもう1人の自分(連載中) 音楽会~アーベント~ Can t heal scars 還るべき場所 ある惑星の物語 吸血鬼鎮魂歌 狼男がないた夜 時空の守人 天界冥界狂想曲 泉の下の少女 そして最期に笑う者 闇を取り戻せ! 僕が殺した一番大切な人へ 黒い裂け目の向こう側 彼が勇者で勇者が彼で 黄金律 妖のカーニバル(連載中) 夢幻の世界の物語 始まりと終わりのある場所で(連載中) メタナイト編 時空の操人 月の涙の物語 色は匂えど(連載中) デデデ大王編 空白の村 黄泉君は修行チュー 桜舞(連載中) ゼロ編
https://w.atwiki.jp/negistory/pages/24.html
大切な、約束。 (死ネタ、捏造注意) 第壱話 日常 第弐話 仕事 第参話 迷い 第四話 決意 第五話 約束 第六話 油断 第七話 戦い 第八話 代償 第九話 復讐 第十話 仇 第壱拾壱話最後 第壱拾弐話最期 最終話 いえなかった言葉 あとがき。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 早く続きが見たいです!!更新してーー! -- まあこ (2009-04-26 11 42 12) 最期…号泣です;;かえでがぁ><次の更新楽しみにしてます♪ -- ごんちゃん (2009-06-09 17 55 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pfantasy/pages/14.html
作者別作品一覧 作者(敬称略) 1-85 C1 ゲリラ修行中 灰色のPG ヘタ・レイ jAbA 1-433 1-487 1-511 1-531 1-524 5.5pt魔術師
https://w.atwiki.jp/monass/pages/10.html
FFAA afterstory NIGHTMARE CITY -悪夢都市- NIGHTMARE CITY ギコ編 NIGHTMARE CITY 死の都 NIGHTMARE CITY @空豆 NIGHTMARE CITY@月猫 麻二衣 NIGHTMARE CITY~人類保管計画~ NIGHTMARECITY猫物語 NIGHTMARE CITYストーリー NIGHTMARE CITY(そのまま) Nightmare city ~悪夢の都市~ Norty the king Panic!! STANDARD MAD HERO Savior Cat The Savior.? Under Nightmare City ―dokuosity― 戦 争 「新」暗黒の町 しぃとギコの恋物語-ホワイトクリスマスの物語- はるのくに ぽろろの物語 もう一つのナイトメアシティ ナイトメアシィティ ナイトメアシティ-悪魔の住む街- ナイトメア・シティ モナーの冒険 三善国設立計画 劇場版 NIGHTMARE CITY 南十字の交わる先で 帰り道、たどる日々 新・ナイトメアシティ 暗黒の町 正義のヒーロー the novel 白雪 破滅戦争 隠れてた地下世界での異変 魔法が生まれる国 黒い影 4人の町 NIGHTMARECITY NIGHTMARECITY RAGNAROK NIGHTMARECITY-最新ゲームでの事件- Nightmare City nightmarecityⅡ
https://w.atwiki.jp/cloudgirl/pages/11.html
ID bn3pcuPPO ID Ot9bs1TG0
https://w.atwiki.jp/mazinzero/pages/13.html
登録作品なし
https://w.atwiki.jp/104104/pages/13.html
連載物のノベルを置いてます 聞いたことのない音
https://w.atwiki.jp/five-seven-five/pages/11.html
初期ID PeL/scLB0氏の作品 4月 彼女との出会いは淡紅色の空の下だった。 高校に通う最初の日だというのに遅刻気味に家を飛び出した僕は、 河川敷の桜並木に差し掛かったところでそのあまりの光景に歩みを止めた。 春色の風に長い黒髪をなびかせて虚ろげに木々を見上げるかわいい女の子がいた。 同じ高校の制服を着た彼女のくるくると廻りながら歩く様子は、 さながら桜の花びらとの舞を楽しんでいるようで僕の心を魅了した。 すると突然彼女と目が合って、驚いた僕に向こうから話しかけてきた。 「ねぇあなた ぼんやりこちら 見てるけど」 「あ、えっと……」 「桜とあたし どっちに用なの?」 彼女に見取れていた僕はドギマギしてうまく受け答えできず、 当たり障りのない会話をしようとしたところで先に発した彼女の言葉で現実に戻された。 「新学期 新たな出会いに 華咲けど 二人の中裂く 登校時間」 「あっ、ホントだ 急がなきゃね」 「ここからは 新天地は 近いから 今から走れば きっと間に合う」 「うん、がんばろう」 このときから僕の春と高校生活とがスタートをきった。 5月 あの日から彼女と一緒に登校することが僕の日課になった。 僕は話し下手だし、彼女も多くは語らぬ性格であったため会話は少なかったが、 隣にいる相手の存在やその時々の空気感を味わうことで十分満たされていた。 今にも泣きそうな曇天を見ながら彼女がぽつりと、 「ねぇ君よ 雨の準備は してきたか?」 「流石に梅雨宣言されたからね、傘は持ってきてるよ」 するとこちらに振り向いて手を合わせて言った。 「この時期に 大雨願う 雨蛙 私が願うは 君の優しさ」 「わかったよ 放課後雨降ってたら一緒に帰ろうか」 すまなさそうにしている彼女に対して、二つ返事で答えると 「あぁ君よ 撤回しよう 前言を」 と不思議なことを言ってきた。 どうして?と当然聞き返す。 「こうなれば 私も願おう 大雨を」 「別にこの場合大雨でなくてもいいんじゃないかな?」 苦笑いをする僕とはにかむ彼女との距離は少しずつではあったが縮まってきていた。 6月 いつもの学校までの道、待ち合わせの場所に先にいた君はなぜかうつむいて。 やっと初夏らしい天気になったというのにとても心は晴れなくて。 遠くに見つけた僕に駆け寄って、締め付けるほどに抱きついてきた。 「ど、どうしたの?」 「夢を見た とても悲しい 夢を見た あなたのいない 寂しい世界」 「大丈夫 僕はここにいるよ」 「ありがとう もう少しだけ こうしてて」 「うん」 やっと落ち着いた君は笑顔を取り戻してくれて、僕も笑顔で答えた。 いつものように天を仰ぐ君はこう呟いた。 「こんなにも この世界は 輝いて 空もあなたも 眩しすぎるわ」 新緑に染まる木々を見ながら僕は答える。 「この木々が 薄桃色に 見えるのは 君のおかげか 春の名残か」 うふふと笑う君はとてもかわいくて、僕はどこまでも落ちていく。 7月 君と手を繋いで夜の山を登る。 街灯なんて無いから手元の懐中電灯だけが頼みの綱だ。 町中を見渡せる展望台までもうすぐ、そこまでもう一踏ん張り。 「はー、やっと着いたね」 「ここまでの エスコートに ありがとう」 「いえいえ、どういたしまして」 それよりどうしてこんなところに夜連れて言って欲しいと君は言ったのか。 聞くのも無粋か、一緒に居られるだけで幸せなのに。 眼下の営みの光を見ていた僕に君ははしゃいでこう言った。 「あぁ綺麗 ここなら見えた 天の川」 「本当だ 町じゃ星なんて見えないもんな」 なるほどこの大河を君は見たかったのか。目を輝かせる君を見て思わず微笑んだ。 夜空を見上げる君の、独特のリズムな歌が聞こえる。僕はそれに耳を傾ける。 「天の川 二人を別つに 十分で 溢れる思い 流されるまま」 「いつまでも 夜空に上る 星ならば 二人は永久に 恋人のまま」 「ねぇ男 地上のあたしが 望むのは 永久の愛より 触れ合える愛」 「えっ」 聞き返した僕の視界には彼女しか見えなくて、 突然の柔らかい感触に全身が硬くなった。 「憧れた 星空の下の 甘いキス 頭上の二人が 嫉妬しそうな」 辺りは暗くてよく分からなかったけど、僕と君は真っ赤になってただろうね。 8月 夏休み、午前中の補習も終わって午後は二人で机を向かい合わせて宿題をする。 ここのところのうだる暑さにバテ気味の君に、 僕は冷房の効いた図書室へのデートを申し込む。 「教室より向こうの方が勉強がはかどるんじゃない?」 「一人なら 迷わず向こうに 移動する」 「ということは移動しないのか、どうして?」 黙々と宿題の答えを書き込んでいたノートから顔を上げて君は言う。 「図書室じゃ 少し話すと 怒られる」 「ここでもあまり喋ってないよね?」 「今解くは あたしの得意な 国語なの 数学嫌い あなたに聞くわ」 「なるほどね そしたら国語は質問しておこうかな」 「どんとこい なんでも聞くよ 答えるわ」 学校での勉強は家で一人で勉強するより幾段はかどったし、楽しかった。 休憩がてら教室の窓から校庭の野球部の練習を二人で見ることにした。 緑の銀杏の葉がそよぐ風に君は気持ちよさそうに目を閉じる。 「いつまでも 白球を追う 球児らの 応援をする あき知らぬ者」 「それは蝉かな?それとも僕たちかな」 「想像を かき立てるのが 唄の味 答えは皆の 心の中に」 「なるほどなぁ」 君の見つめる先の白球飛ぶ空はどこまでもどこまでも青かった。 9月 高校生活も二学期に入り、制服も木々の葉も秋の装いに替わった。 「着実に 秋の足音 近づいて 我が生活も 楽になりけり」 「そうかな? まだ夜は蒸し暑いと思うんだけどね」 近頃日中の気温は下がってきて幾分過ごしやすくなってきた。 季節の移ろいは僕も、君にとっても話題を切らすことがないから嬉しいものだ。 「果物も 柿栗梨と 揃い踏み ますます聞こゆ 秋の足音」 「女は秋が好きなんだな」 「様々な 夏から秋の 衣替え 儚くもあり 美しくもある」 「紅葉とか綺麗だしな、そう言われるといい季節だよな秋って」 句に詠むものが多い分、味わい深いこの季節は互いの会話が進むからいいな。 「でも男 夜さみしいのは この季節」 「え?なんで?」 「草むらの 恋人を呼ぶ 鈴の音が うらやましくて うらやましくて」 「わかったよ 今日の夜電話するからさ」 およよと泣く様子がこれまたかわいくて、こうしてまた一段と夜が長くなる。 10月 すっかり天も高くなり空の青さも薄らいだ頃、体育祭がやってきた。 普段保健委員なんてやってる君は今日ばかりは大忙しで、救護テントで目が回ってる。 白熱していく競技のなか、前走者の転倒に巻き込まれて 僕も肘やら膝やら擦りむいてしまった。友達の肩を借りてテントに行ったときの、 君の驚きようといったら。 「どうしたの そんなに派手に 怪我をして」 「ちょっとドジしちゃった」 友達に感謝を伝えると、冷やかしながら自虐の言葉を置き土産に帰って行った。 「少しだけ しみると思う 大丈夫?」 「これくらい大丈夫だって」 「もう男 これはかなり ひどい傷 あたしはとても 心配なのよ」 「ご、ごめん」 丁寧にそしてきっちりと包帯まで巻いて治療は終了した。 「はいどうぞ これでしばらく 我慢して まだこの後も 気をつけてよね」 「ありがとうな 」 返事の代わりに君は首を振る。「これくらい どういたしまして 仕事だし」かな? 「秋空へ 響く声援 高らかに」 「そうだね なかなかにぎやかで良いもんだねぇ」 「この人に あたしの心配 届くかな」 「大丈夫、ちゃんと届いてるよ」 そしたら行ってくるよと手を振って、走っていく僕 見送ってくれる君。 この後の競技でまた負傷して、僕はこっぴどく叱られたよね。 11月 薄い雲が空を覆い、北風が強く吹く灰色の季節。 紅色や黄色に染まった葉は落ち始め、鮮やかな絨毯を織り上げていく。 「あっという間に冬の到来だな」 「秋去りて 冬来たりなば 春近し 増ゆる希望に 木々の芽が張る」 「でも寒いのはいやだなー」 いつもの帰り道の並木道も徐々に色彩を失いつつある。 突然君が僕の袖をひっぱり遠くを指さす。向こうに見えるのは、 「おいしそう 冬の名物 食べたいね」 「焼き芋かぁ、いいね 食べようか」 焼き芋屋のおじさんが「坊主、そこのお嬢ちゃんはお前のコレかい?」なんて 小指を立てて言うもんだから、二人は真っ赤で。謎のサービスで安くしてもらって。 帰り道の公園のベンチで仲良く二人焼き芋を頬張る。 「美味しいね」 「さすが冬 暖かさが 身に染みる」 すると君は僕にぴったりくっついて、僕の肩に頭をつける。 「どうしたの?」 「焼き芋を 食べてあなたに 寄り添って 内と外から 暖まりたい」 「寒さあり 初めて分かる 暖かさ だよな」 うん、冬も悪くないかもしれないな。そう気が付いたのは君のおかげか。 12月 いつもの電話をしていると、君が今会いたいと言ってきた。 近くの公園で会う約束をして僕は急いで支度した。 先に公園に来ていた君は雪を被って妖精のよう。 出会ったとたんに抱きついて、少し涙目の君に心が締め付けられる。 「雪の夜は 音も光も 包み込み 寂しさだけが 世界に残る」 「ごめんな、一緒に居られなくて」 「ねぇ男 謝らないで そばにいて」 「うん、わかった」 君の髪に積もった雪を払いながら頭をなでる。次第に落ち着いていくようで、 ニヘヘと小さく笑う君を見て僕はやっと安心できた。 焼き芋食べたあのベンチに腰をかける。街灯の光が三角を描き底辺にベンチがあった。 この場所は寒いのだけど暖かい その感覚が二人を包む。 君は手袋を外して落ちてくる雪を手のひらに集める。 「街灯に 照らされて舞う 雪蛍 指に留まりて 光失う」 「ほら寒いからポケットに手を入れな」 「うんでもね この冷たさは 嫌じゃない」 「どうして?」 「冬だから この感触を 味わえる」 しばらくの間僕と君の間に会話は無かったけど、 二人以外何もないこの世界で僕らは互いの存在を強く感じることが出来た。 1月 新しい年を迎えた。今までにない特別な年になるに違いない。 僕には君がいて、君には僕がいると思ってくるならそれは素敵なことだ。 新年だから近所の神社で初詣をするために待ち合わせ。いつも待たせる僕が、 君より先に来るなんて少し不安がよぎったが杞憂だった。 「急いだの 着物を着たの 初めてで すこしあなたを 待たせちゃったね」 僕はあまりの驚きに新年の挨拶も忘れてしまっていた。 鮮やかでそれでいて大人しい赤い着物の髪を結った君。 小さい神社だから人の波に流されることもなく無事参詣を済ますことができた。 初詣と言えばやはりおみくじがメインイベント。 「お、大吉だって 今年はいい年になるかもな」 ちょっとだけ君の結果が気になって、僕はこっそり君のを覗く。 後ろの気配に気が付いて、急いで隠すも後の祭り。 「末吉かー、残念だったね そこらに結んで帰ろうか」 「うんいいの 今以上の 幸せは あたしの心が 破裂するから」 「そっか、なら破裂させないように気をつけなきゃね」 今日の君いつもと違う雰囲気で、少しドギマギしてしまう僕。 2月 相変わらず寒い日が続くけど春の匂いを感じ始めたそんな一日。 男なら心が躍るイベントで今年は特に君が居るから。 放課後に君が手渡すプレゼント期待が膨らむドキドキソワソワ。 「あ、ありがとうな そっちのポットは?」 「飲み物は メインディッシュを 食べた後」 「分かった 楽しみにしとこうか」 早速君の目の前で包みを開ける。その中身想像と違う白いもの。 「これはお餅か 珍しいけど、女らしいなぁ」 「頑張れば ますます燃える 恋心 チョコは全く 固まらないよ」 「それってつまり作り方がへ……」 それ以上先は言わせんとばかりの眼光を感じたので、慌てて頂きます。 「こ、これは うまい!」 「溶けたのは お餅の中に 入れてみた」 「お餅ということは飲み物は緑茶かな?」 「これにはね 緑茶じゃなくて 紅茶なの」 さすが女、わかってるねと言う僕に嬉しそうに微笑み返す。 しかしそんな幸せをぶち壊したのは僕だった。 僕が持ってた普段見慣れぬ紙袋、君が中身を見てさあ大変。 「あ、こ、これはな いろんな子からも貰っちゃったんだ」 あははと引きつって笑う僕に、肩を振るわし怒る君。 「この男 乙女心も 知らないで 桜伐るバカ、梅伐らぬバカー!!」 「それラスト2文字が言いたいだけだろー」 逆風に 耐えて忍ぶが 恋の道 負けるな乙女 恋せよ乙女 3月 もうすっかり春の陽気でなんだかぼうっとする時間が増えてきた。 終業式が終わった教室の窓辺で一人空を見る。やわらかい風が頬をなでる。 先月の一件ですっかり機嫌を悪くした君。誤解を与えたのは確かに悪かった。 君という華だけを見ていれば良かったのに、他の華にも目移りしてしまった。 悲しいかな男の性。 教室のドアが開く音がして、振り返って見てみるとそこには君が立っていた。 僕が一言発する前に急いでドアを閉める君。君を逃せば全てが終わるそんな気がした。 「待ってくれ」 君の走る音がしないから、きっと君は止まってくれた。 ドア越し君は背中をこちらに向けて、僕は見えぬ君を見ながら喋る。 「ごめんね もっと早く謝れば良かった」 「謝るの あたしのほうよ 男君 つまらぬ意地を 張ったが為に」 深いため息が聞こえる。しばしの無言の後、君の唄が聞こえてくる。 「三月は 別れの季節と 言うけれど あなたとあたし 別つものなし」 「君と僕 いつも隣に いるけれど 唯一戸だけ 二人を別つ」 このドアをゆっくり空けると君はいて、その表情は決壊したダム 「あたしはね 屁理屈なんて 嫌いなの」 「さっきの句はいまいちだったかな?」 君はそんなことないとばかりに首を横に振る。 「い、幾日も 寂しい思いを してきたの だから……」 「下の句は詠まなくていいよ」 そう言って抱きしめると君は泣き、それはまるで子供のようで この後も しばらく二人 抱き合って 最後に長い 仲直りのキス これで自分の分はひとまず終了。読んでくれた人に感謝!! 名前 コメント ID TFUvdpU40氏の作品 『別れ』 暑さも去り、ようやくすごしやすい気候になってきた いよいよ秋の到来か そう感じていたある土曜日の午後、女がなんの前触れもなく訪ねてきた 女の家からウチには気軽に来れる距離ではないのに いったい何のようなのか 適当な格好のまま女の待つ玄関先に出て行く 男「どうした急に?」 女は少し沈黙した後、俺とロクに目も合わさずこう言った 女「ありがとう そのひとことが 言いたくて」 男「ん?」 女「帰ります それが言えれば もういいの」 男「わざわざ遠くから来てそれだけか?」 女「えぇそうよ 事のついでに 寄っただけ ごめんね急に ではさようなら」 男「そうか じゃあ気ぃつけてな」 女はその後何も言わず帰っていった なんか態度がよそよそしかったが その理由を俺が、その時に察することはなかった 休みが明け、いつものように通学、席にカバンを置く しかし教室にはいつもあるはずの女の姿がない ホームルーム開始直前になってもまだ女は来ない 休みか遅刻か、どちらにしろ女にとっては珍しいことだ 結局女が教室に現れぬまま先生が教室に入ってきてしまった 「休みか…」そう思った直後、先生がなにか説明し始めた その内容はクラス全員にとって驚かざるをえない内容だった 先生「女さんだが、親御さんの事情で急遽転校することになった 急なことで先生も驚いているが 皆も落ち着いて受け止めて欲しい」 当然教室はざわめいた、がそこまで本気で動揺してる奴はいないようだ それも当然と言えば当然か 女にとって友人と呼べる人間は少なかったし 居たとしてもそれは学校での付き合い程度 それ以上の友人はほとんどいなかった だが一人だけ 本気で動揺してる奴がいた 俺だ 内向的な性格と変わった話し方のせいで孤立していた女 そんな女に俺は春から何度も話しかけていた 最初は話すことを少しためらっていたようだが、段々と心を開いてくれたようで 独特の口調で楽しそうに会話をしてくれるようになった 最近では休みに二人で出かけたりとあいまいながらも恋人のような関係にあったと思う それが急に転校と来たものだ 動揺するに決まってる 土曜日の女の言葉がふと頭の中でよみがえった ありがとう そのひとことが 言いたくて 男「(あのバカ・・・・)」 ホームルームが終ると同時に俺は密かに学校を抜け出し女の家へ急いだ まだ女がいるかはわからない だがそんなことを先生に確認を取るより 一刻でも早く向かった方がいいと、そう思った 幸い女の家は学校からそう遠くはない 施錠のかかっていない迂闊なチャリを拝借し 女の家の方角へ、めいっぱい飛ばす 男「全く・・・・ 人騒がせな・・・・」 秋風を感じる余裕もなく一心不乱にペダルを漕ぐ 間もなく女の家がある通りに到着した 女の家の前にはトラックと乗用車が一台ずつ止まっているのが見えた どうやらまだ出発していなかったらしい 少しだけ安心した 自転車を道の脇にとめた時 ちょうど女が家から出てきた 何やら大きめの鞄を持っている まさに出発の直前 ギリギリセーフだ 門を出たところで女はようやくこちらに気づいたようだ 戸惑った表情を浮かべている 俺は女に駆け寄った 男「本当か 転校って (まぁ、この状況を見れば本当なんだろうが)」 女(コクン) 男「何でこんなギリギリまで黙ってた 俺にまで!」 女は少し黙った後、うつむきながら静かに口を開いた 女「あなたとは 永久(とわ)に一緒に いたかった ゆえに別れは 告げたくなかった」 男「そんなこと言っても 結局行っちまうんだろう・・・」 女「完全に 別れを告げて しまったら 君と再び 逢えぬ気がして」 男「バカ言うなよ… またいつか会えるだろ… 絶対会える 俺が会いに行く」 次の瞬間、女が俺のふところに飛び込んできた そして、歌った 卯の月に あなたに出逢えた あの奇跡 遠く離れど 決して忘れん 不意打ちをまともにくらってしまった 涙腺が勝手に緩む 俺も女を抱き返した その時に、目から零れた涙が女の頭の上に落ちた すると女は再び歌った 女「仲秋に われにしたたる 天気雨 雲のしずくか 君の涙か」 男「・・・バカ 雲の方だよ」 俺は腕で涙を拭って女を抱いている腕を解いた 男「連絡よこせよ あと住所も 会いに行くから」 女「ありがとう きっと送ろう 速達で」 男「はは じゃあ、気をつけてな」 女「男君 また逢う日まで お元気で」 男「あぁ お前もな」 女は切なげな笑みを浮かべると出発の車に乗っていった 結局女が涙を見せることはなかったな そんなことを考えながら俺は女の乗った車を見えなくなってしまうまで見つめていた 「胸に大きな穴があいたような感覚」と言うのは今のような感覚なんだろうか 達成感こそないができることは全てやった そう思いながら、再び路上に止めた自転車に乗り、学校の方へ戻ることする 自転車も返さなくちゃならないしな とりあえず今日家に帰ったら、女宛てに歌でも考えてみようか できれば 女を泣かせるくらいの 感動的な歌を 最後 女視点で 母「良き友を 持ったあなたは 幸せね」 女「・・・・・・・」 母「強がらず 泣きたい時は 泣きなさい」 気が緩んだせいか 母の言葉のせいか わたしの目から大粒の涙が零れはじめた しばらくわたしの膝は涙で濡れてしまった 遠ざかり 改めて知る 大切さ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4632.html
1-345ご主人様と犬 1-926少女の女王 1-96女王の関心 2-191二日酔いにはご用心 2-197ゼロから始まる、物語 2-255ルイズとサイト 2-502サイトとアンリエッタ 2-598ある日、森の中(*1)3-106 3-152魔法戦隊メイガスファイブ 3-22結婚後シリーズ 3-33時を駆ける少女 3-541 3-647シエスタとサイト 4-15キュルケとコルベール 4-296-1テファの何か 4-541テファとお風呂 4-541-2テファとお風呂 鬼畜 4-541-3テファとお風呂 甘えん坊 4-563 5-361ルイズ×サイト 5-345ルイズの魔法書 5-790アニエス受難 6-14サイト×シエスタ 6-135今宵は無礼講 6-398サイト×アンリエッタ 6-359魔王 7-230きちくおうさいと 7-245遠く六千年の彼女 8-492風神 10-5仁義なき家族計画 19-63白い百合の下で 20-10裏切りは赤(上) (白い百合の下で・2) 20-317裏切りは赤(下) 24-202黄金溶液〈上〉 (白い百合の下で・3) 24-686黄金溶液〈中〉