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「ごちそうさまでしたっ!」 「いつもより、少し早いな」 食卓に響く合唱の余韻が消えるより早く、食器を重ねて立ち上がる。 一刻も無駄に出来ぬとばかりに台所に走り、食器を洗い始めるセリュー・ユビキタス。 それを無感情な、爬虫類の瞳で見つめる異形の男の名はバッター。 迅速に洗浄を終了し、水切り棚に食器を乗せてから洗面台へ歯を磨きに向かう己のマスターを見つめながら、彼は鼻腔を鳴らした。 「気が急いているのではないか、セリュー」 「もごもご……」 「昨日と今日の差異は、俺達の内にはない。外界の変貌に対応するためには、俺達は一定でなくてはならない」 バッターに話しかけられ、慌てて水を含んだ口を動かすセリュー。 ぷはぁ、と息を継いで口元を拭い、バッターに向き直る彼女の目には、確かに焦りが宿っているように見えた。 「はっ、はい。緊張してるのは否定できませんね……普段通りにすればいいって分かってはいますが!」 「お前の目的に対する克己心は好ましい。だがそれも過ぎれば任務に支障を来たすことになる」 「平常心、ですね!」 ビシッ、と敬礼を決めるセリュー。大きく深呼吸をして、ズサァァァ、と擬音が立つ勢いでちゃぶ台の脇に座り込む彼女は、落ち着く時でも全力だった。 当然のように正座しながら真剣な表情で正義への熱い思いを巡らせる彼女を見て、バッターはこれもこれで平常か、と頷いた。 数分の沈黙の後、バッターの顔色を窺うセリュー。余人が見ても分かるべくもない、狂人なりの平静を見て取ったバッターが口を開く。 「今日は、図書館に行く予定だったな」 「はい、この本を返さなければいけないので!」 セリューが取り出した、法律や警察権に関する数冊の書籍には、蔵書印が押されている。 警察官を目指して上京した蛍雪の功持つ女性、というロールのセリューに割り当てられていた住居には、当初より設置されていた物品であった。 掃除の際にその存在に気付き、一通り目を通した後で巻末に貼られた貸出期限の記録簿を見て返却の義務がある、と悟ったセリュー。 「連絡をしてみればこれ、本来貸し出せない種別の物を特別に預けていただいているらしくて……」 「便宜を図った労力に報いないのは、正義の行いとは言えないか」 「仰るとおりです! 借りる期間を延長するほど、興味を引く内容でもありませんでしたし」 あけすけに語るセリュー。バッターはそうだろうな、と心中で呟く。 多少の異状はあれど、現代日本を基幹とした 新宿 においてセリューのロールが目指す警察という機関、引いては国が持つ常識 = 世界観は、その水準に則ったものとなる。 民事不介入の原則がある時点で、セリューが列席を保てる組織ではないのだ。 彼女はむしろ積極的に民の抱える問題に首を突っ込み解決する事を生きがいとするタイプであり、属していた機関はそれを容認・助長するものであった。 己を改める気など毛頭ないセリューにとって自身のロールは完全に形骸化しているといっても過言ではない。 日々のニュースを見て、国や警察の不祥事とそれを正せない現実を覚知したセリューの表情は、それを思い出すたび曇りを深めていく。 元居た世界では決して見ることもなかった、セリューにとっては存在しない事象である。 「私がもっと頭がよければ、こんな悪法に惑わされているこの国の民の方々を助けてあげる事も出来たんでしょうか……」 「それはお前の任務でも、俺の任務でもないな。俺達には決して余裕はないぞ、セリュー」 「そうですね! 聖杯なんて物に頼らず、世界を正義に満ちたものにする為に戦う……それが私とバッターさんの使命でした!」 ばっさりと逡巡を断ち切るバッターの簡潔さに、セリューは我に返る。 脇道に逸れそうになる人間とそれを導く先達は、全くもって真っ当な関係と言えた。 「ああ、連絡といえば……」とセリューが携帯電話を取り出す。 化石のような旧機種のそれは、固定電話のない安アパートに住むセリューが契約から二ヶ月完全無料、という謳い文句に引かれて取得した端末である。 自身には想像すら出来ないほど電子機器が発達した 新宿 においても、この小さい機械で遠隔地にいる人間と意思疎通が出来るという事実は白眉の驚愕をセリューに与えていた。 半ば衝動買いのように入手した後で、自分がこの街で会話する相手がバッターしかおらず、己がサーヴァントとは念話で十分事が足りる事に気付いたという落ちなのだが。 それでもこの携帯のおかげで、セリューの情報収集や行動の幅には格段の広がりができた。 特別な権限や卓越した対話力があるわけでもない彼女だ、初期には聞き込みにもいまいち成果が上がらない事が多かった。それを補う為の役に立ったのだ。 ソーシャルメディアを利用するのはハードルが高かったが、匿名の掲示板などを端末から閲覧する事で、街の噂を知り、自分の足で確認するという手法。 そしてもう一つ、そういった掲示板にえっちらおっちら書き込みをしている中、出会い系じみた流れでセリューが通話による交流を持った男性が一人居た。 「ふーむ、電話はかかってきていないみたいですね……"るすでん"というのも、……なし、かな?」 「例の"足長おじさん"か。顔が見えない相手だ、それほどアテにはしないことだ」 「でもあの薄汚いマンションの情報といい、あの人は信頼できる方だと思いますよ!」 先日、悪の巣窟たるヤクザマンションを全滅に追い込めたのも、バッター言うところの"足長おじさん"からの無償の情報提供の甲斐あっての成果だった。 病院施設に逗留しているとの事でセリュー側から連絡することはできないが、時たま通話や留守録で世間話や新宿の危険なスポット(セリューにとっては狩場であるが)を教えてくれる彼に、 セリューはかっての師オーガ、その友人で自分に力を与えてくれたDrスタイリッシュ、そして最も尊敬するバッターに次ぐ信頼を感じていた。 「あっ、そうこうしている内にもう8時ですね、バッターさん! 図書館が開くのが9時ですから、そろそろ出かけないと!」 「図書館の位置は大久保か。歌舞伎町ほどではないが、ここから歩きでは少し遠いな」 「免許証がありますよ。これを使って、自動車というのに乗せてもらいましょうか? 20枚くらいあるから、行き帰りで2枚くらいなら使っても」 「この国の交通はそういう仕組みではない。電車を使うべきだな」 「そうなんですか! この街は私がいた帝都とは勝手が違いすぎて色々戸惑いますね……」 ちゃぶ台の上に置かれたのはセリューが殺したヤクザから強奪し、人別帳代わりにして次の標的を定める為に使っていた免許証の束。 バッターが僅かに首を傾げる。彼のマスターが清貧生活を送る理由の多くは、この紙片と最低限必要な武器以外に、殺した相手から金銭や物品を奪い取らない事にあった。 それどころか初期には、「悪党が不当に貯めこんだお金は、国庫に返還されるべきですよ」と語り、あろうことか警察機関に連絡して回収を依頼しようとしていたものだ。 バッターとしては生前……といっていいのかはともかく過去の経験から、浄化した相手にとって不要となった金品を奪うことは当然の権利だと考えるのだが。 文明への理解はバッターの方が深いだろう。社会への理解はセリューの方が常人に近いだろう。 しかし二人は共に、致命的に普通人からかけ離れていて、それでいてどうしようもなく、俗世からは解脱できない存在なのだった。 ◇ ……俺が刑事になってから数年になる、と思うのだが。 張り込みというものは、何度やっても退屈で自分の人生を浪費させられているように感じるものだ。 しかも非番の日に、大量殺人鬼の塒を、明らかに危険であると知っていて、一人で張り込むとなれば、諸行の無常を嘆かずにはいられまい。 「まったく、世の中って奴は……」 だがしかし、今朝方入った情報を知った後では、休日の返上も止むを得ない。 刑事という職についていたのは全く持って幸運だった。他の誰よりも先んじるチャンスを得られたのだから。 セリュー・ユビキタス。この帰化外国人こそが、 新宿 を震撼させている大量殺人事件の一つ、「歌舞伎町マンション殺戮」の犯人である事を知るのは、新宿警察署の人間くらいのものだ。 防犯カメラの映像が残っていることから完全に断定されているにも関わらず、それが公表されていないのには、とても奇妙な事情があった。 重大犯罪に対し、警察組織はできる事ならば極秘裏に捜査を進め、犯人逮捕と同時に会見を行うことで自分たちの行動の成果を市民に示すといった結果を望む。 セリューに対してもそれは同様で、凶悪な殺人の手口を鑑みて十分過多な人数を動員し、万全な装備を整えての突入・制圧作戦が行われた。 しかし結果は、作戦に参加した全署員の行方不明という結果に終わる。あまりの異常事態に上層部は体勢を立て直すのに大わらわ、当然セリューを刺激するであろう大本営発表にも二の足を踏む。 暴力組織が関わる一件だけに、セリューの情報を完全に秘匿し、署内から外部に漏らさないようにしていたのが不幸中の幸いだった。 万が一裏社会の連中に知られることになれば彼らが報復の為に動き出し、現状なんとか捕捉できているセリューが拠点を移して『第二の遠坂凛』にもなりかねなかっただろう。 新宿警察署という組織が全霊を尽くして情報を隠匿すれば、ヤクザたちに情報が渡る事を防ぐ事は可能なのだ。大量殺人が多発し、署内で非常事態宣言が発令されているからこそでもあるが。 「もっとも、それはあちらも同じ事だろうけどねぇ」 異常な事態に突き落とされた 新宿 において、暗然と存在していた個人レベルでの警察と極道の温い癒着は完全に消滅していた。 平時に両陣営を行き来していた、利害関係を壊しすぎないリークが、今ではまるで回ってこない。 極端な物の言い方をすれば、 新宿 は紛争状態に片足を踏み込んでいるのではないか、と思えるような混沌に支配されているのだ。 「……出てきたか」 帝都の明日を憂う間もなく、安アパートの一室からポニーテールの可憐な少女が飛び出してくる。 肩掛けバンドがついた竹刀袋を背負い、世界に対して何一つ恥じる事などない、とばかりに胸を張り歩くその姿に、暗い犯罪の色を見て取ることは不可能だろう。 車道に走り出ようとする子供の首根っこを掴んで止めては諭す生真面目さ、横断歩道に踏み入っては老婆の手を引く優しさには周囲から微笑ましい視線が送られている。 虐殺の映像が残っているにも関わらず、あれは何かの間違いなのでは、と思ってしまうほど完成された擬態だ。 それでも、尾行には細心の注意を払う。数少ない報告ではセリューは尾行に気付き、撒こうとするような様子は一切見せた事がないとのことだが、間違っても油断していい相手ではない。 「遠出するみたいだな……面倒くせえ」 最寄の駅に向かっている事を察し、盗聴防止の対策を施した端末を取り出して通信、その旨を伝える。 きょろきょろと周囲を見回し、他の客に倣って切符を買うセリューの後方に回り、どのパネルを押しているか確認、「新大久保だ」と通達。 何食わぬ顔で同じ切符を購入して、同じ車両に乗って移動する。まさかここで殺しをおっぱじめないだろうな、と心配だったが、それは杞憂だった。 痴漢を見つけて捕らえ、駅員に突き出した以外は特に何事もなく新大久保駅で降りたセリューは、地図を広げながら休む事なく歩いていく。 「挙動にブレがない女だな……逆に薄気味悪い」 どうやら区立図書館に用があったらしく、ガラス張りの自動扉をくぐって丁度開館した施設へ入っていく。 駐輪場に放置され、撤去予告の張り紙が貼られた自転車の脇にしゃがみ、錆びたチェーンに携行していた油を注す。 長い用事ならまたここで張り込みだな、と思わず溜息が出たが、幸いにもセリューは数分で図書館を後にした。 駅とは逆方向に歩いていく……好都合だ。後姿がかろうじて見える、程度の距離が開くのを待ってから尾行を再開する。 まったく、単調な足取りだが、単調こそ順調の証。セリューに、じわじわと間合いを詰めるこちらに気付いた様子はない。 「このまま進むと……よし」 端末を通して相方に指示を出す。彼が選んだ待機場所にセリューは向かっている。 平時、パトロールのような行動を取っている彼女は、新しい場所に来ると高確率で小学校、幼稚園のような施設の外郭を一回りする。 侵入しようとしているわけでも、子供好きで子供を見に来ているわけでもなく、その姿は自警団のような印象を与える。 上層部に伝えても困惑されるだけだと判断し、主任か係長辺りが止めているとも聞く情報だが、末端なりの横の繋がりで聞き及んだのだ。 今回もそうするという確信があったわけではないが、相方が待機するにはこの辺りは丁度いい土地だった。 「……む」 周囲に建造物が多く、死角も多い小学校の西側にセリューが差し掛かった時だった。 ゴン、と鈍い音。数秒遅れて、ヒュゥゥゥゥ、と気の抜けた口笛のような響きが、セリュー以外に誰もいない通りに届く。 即座に異変を察知したセリューは誰何の声も上げず、一速足に音の発生源、路地裏に駆け込んでいく。 ……ここで走って追いかけるのは素人のやることだ。セリューが飛び込んだ路地前まで静かに近づき、鉄火場の様子を窺う。 喧騒と同時に、アスファルト塀が崩れる音が響いた。何か、危険な事態が起きている事に疑いはない。 唇に舌を這わせて乾きという緊張を押さえ込んで、無言で路地裏に進む。 角から一息に身を出した俺の目に映ったのは、 新宿 においてもまさしく非日常の光景といえるだろう。 「ッッ!? 退っ……」 「■■■■■■ーーーーーーーーーッ!!!!」 まず目に入ったのは、市街地に居て良い存在ではない二体の猛獣だった。 片や四足で舗装された大地を踏みしめる、人面のヌエ。長い舌を伸ばし、全身から鬼気を放っている。"四凶"の一角、トウコツの名を冠する悪魔だ。 片や―――余りにも理解に苦しむ姿形なので我が目を疑う―――野球のユニフォームと、ありふれた金属製のバットを持った、ワニ頭の男。"バッター"だろうと、推察した。 トウコツの足元には、髪を逆立てた成人男性の無残な死体が転がっている。脇には、相方に持たせていた通信端末。 喉笛を噛み切られ、ハラワタを貪られたその酸鼻な末路は、まさに 新宿 で多発しているミンチ殺人の被害者だった。 位置的に俺に最も近い、ワニ頭の背後でトンファーを構えるセリューが、「逃げろ」と叫ぶ。 同時に巨獣が飛び上がり、セリューたちを飛び越して俺の目前に全長4mはあろうかという体躯を下ろす。 その口が喜悦に広がる前に、セリューのトンファーが放火を噴いた。ヤクザマンションの監視映像にも映っていた頓狂な武器による攻撃が、正確な狙いで目標に着弾する。 「■■■…~」 「バッターさん、代わります!」 「痛ましい姿をした、穢れた魂よ。俺はお前を滅ぼし、濁った悪意から世界を解放するために来た」 巨獣は唸り声を上げ、俺に背を向けながらその豪腕を頭上に掲げた。鋭利な爪が、報復の一撃を加えんと大気を裂く。 だが銃弾が悪魔の肌に難なく弾かれるのを見て取ったセリューは、素早く己の従者と立ち位置を入れ替えていた。 コンマ数秒でセリューの前に回りこんだ従者の、あまりにも早い走塁がアスファルトの地面を融解させてスチームじみた煙を生む。 指向性を持って殺到した熱煙が獣の本能を刺激し、速度を鈍らせた。しかし、獣の右腕は人間を五人引き裂いて余りあるほどの威力を残したまま揮われる。 間一髪セリューの前に出たワニ頭がバットを脇構えの変形に構えてその一撃を受け止める。 先端が垂直に地面を指す棒術の素人のような姿勢で、しかも片手で持たれているただの棒切れに、渾身の爪打が打ち込まれた。 しかしバットは折れるどころか傷の一つも残る事なく、その衝撃を受け止めた。持ち手の足元が沈み、無数の罅が地面に走るが、それだけだ。 煙の余波を避けるべく後退していた俺ですら直下型の地震かと思うほどの一撃を、男は容易く捌いたのだ。 「力は相当な物だ。……衝撃波の類に耐性があるようだな」 微塵の忍苦も感じさせない声色で、淡々と言葉を発する持ち手の目に、不気味な光が宿った。 敵を値踏みするように観察する鰐の瞳は、凶眼(エボニー・アイズ)と呼ぶに相応しい暴力的な怒気を孕んでいる。 前腕を下ろして体勢を立て直そうとするトウコツの、好戦的な笑気を絶やさぬ顔面にバットが打ち込まれる。 ホームランを確信させるような快音と共に、その下顎が跳ね上がった。 細身の男に殴られたとは思えぬほど軽々と、巨体が宙に舞う。戦闘中に出来た数秒の猶予を逃さず、打ち上げた男は手首を回すような仕草を取る。 瞬間―――まるで最初からそこにいたかのように、男の周囲に光体が存在していた。 リング状のそれは三対在り、グルグルと旋回して光子を撒き散らしている。 「―――――っ」 その名状しがたい光輪が視界に入った時、俺は意識せず崩れ落ちていた。腰が抜けた、という奴だ。初めての体験、初めての体感。 全身から力が抜ける。触れてはならないもの、見てはならないもの、聞いてはならないもの。 それらに同時に接してしまったかのような言語化できない、神仏に対する畏れと錯覚するほどの何かを、魂が識っている。 光輪が動きを止める。中空から獣ならではのボディバランスで着地したトウコツもまた、その威容に目を見張っていた。 だが、中原の四方に放たれた悪神の一柱であるトウコツに、戦いから逃げる選択肢など存在しない。 己を鼓舞するかのごとく咆哮し、その爆音の中に衝撃系の魔術を織り交ぜながら突進する。 殺人鬼のセリューですら息を呑み、常人なら生じた威圧に触れただけで魂魄が消し飛ぶであろう猛進を前に、"バッター"は眉一つ動かさない。動いたのは、光輪だけだ。 「■■……■■■■■■ーーーーーーーーーッ!!!!!!」 「臆病者ではないらしいな。だが、穢された魂の起こす行動になど、一遍の実も結ばせてやるものか」 三つの光輪が同時に輝く。見た目上なんの差異もないそれらから、まったく異なる三つの現象が解き放たれた。 光の鎖が巨獣に纏わりつき、動きを封じると同時に発光して皮が焼け焦げるような臭いを撒き散らす。 何の抵抗もなく空間上に突如出現した数枚の極薄板が、トウコツの鋼鉄のような骨ごと四肢の半分、右腕と左足を切り落とす。 輝きと音を認識しただけで一幕の劇を想起させるような超自然的念動波が、板が開いた傷口から侵入して霊肉と神経を破壊していく。 吶喊も虚しく、トウコツはその場に停止した。バチッ、とその身体を紫電が走る。限界が来ているのか。 「セリュー。お前に殺せる程度にまで弱らせた。今後の為にも、一度霊的存在を浄化してみろ」 「はいっ! ご配慮、感謝します!」 消えていく光輪の一つが去り際に光を放ち、セリューの身体が霊気に包まれる。 憎憎しげに視線を飛ばすトウコツを相手に、全く怯むことなくセリューが飛び掛る。 四肢の損壊により立つ事すらできず、寝そべったまま応戦している現状でも、トウコツの攻撃は人間に耐えられる威力ではない。 ヤクザマンションを襲撃した時とは一線を隔す敏捷性を何らかの秘術で得たとはいえ、セリューの表情に余裕はない。 鞭のように自在に振るわれる尻尾。不意に繰り出される、衝撃系の魔術。 一撃でも貰えば致死の攻撃を回避するセリューの体術は、俺の目から見れば従者のそれより洗練されていた。 トウコツや"バッター"とセリューでは技術以前に『数値』があまりにも違いすぎるので、その部分だけが優れていても大した意味は感じないのだが。 それでも、攻撃に関してのセリューの『手の多さ』には目を見張るものがある。 「はっ!」 背負っていた竹刀袋から匕首を取り出し、トウコツの顔に向けて投擲。 それを打ち払った際に一瞬動きを止めた尻尾を、纏う霊気によって強度を増したトンファーで斬り落とす。 全体の五分の四ほどの長さの尾を鞭のように扱い、強かにトウコツの目を打ち据え、隙を生じさせる。 素早くコンクリート片を蹴り上げ、鞭の先端に結び付けて振り回し、遠心力を利用した一撃を敵の頭に叩き込む。 砕けた塀から鉄製の芯棒を抜き出し、身の丈程のそれを槍のように構えて尻尾を失ったトウコツを安全域から痛めつけていく。 「ドクターが開発していた新しい武器を使いこなす為、課された訓練の成果だ! 罪もない人を喰らう悪め、これこそが正義の裁きィ! 正当な苦痛を受けて、死ね!」 「的確な攻撃だ。言葉とは裏腹に、迅速に浄化をこなせ、という教えも守っている。……導くとは、こういう気分になるものか」 一度劣勢に回れば、手負いの猛攻すらできなくなるのが現実。 トウコツはやがて抵抗の兆しすら見せなくなり、力なく首を垂れた。 容赦なく襲い掛かるセリューの手が止まる。慈悲など当然ない。 手心を加えたのではなく、突如トウコツの身体を走る紋様に異変を察したのだ。 様子を窺うセリューの前で、トウコツの身体が萎んでいく。 数秒後、トウコツの居たところに横たわっていたのは、魔獣が受けていたのと等しい瑕疵を負った……小学生低学年ほどの子供だった。 無言で駆け寄って、手足を失った少年を抱き起こすセリューには慈悲など、当然、ない。 「正体を現したな、悪め」 目の前の子供にどんな事情があろうがその事情も悪に墜ちた事も許さないという意思が、彼女の表情をそれこそ悪魔的な狂笑に変える。 セリューは怯えた表情を浮かべる子供の口腔にトンファーを押し込み、即座に発砲した。 脳を貫いた弾丸は頭蓋を貫通して上空に抜けた。激しく痙攣する少年を放り投げ、確実に絶命させるために、砕けた頭に更に弾丸を撃ち込むセリュー。 「まさか悪党が危険種みたいな化け物に変わるなんて……驚きましたね!」 「恐らくはキャスターのクラスのサーヴァントの仕業だろう」 「まったく!主催者の思惑に乗ってなんて傍迷惑な事を……そのサーヴァントは悪、間違いないですよ!」 「亡霊を生み出す存在だ。必ず滅ぼすぞ」 狂人たちが、狂った正義を語っていた。 腰を抜かした俺に気付き、困ったような笑みを浮かべてセリュー・ユビキタスが近づいてくる。 「怪我はありませんか!? ……な、なんと言ったらいいのか……この件は忘れてくださいね、じゃ済みませんよね……」 「いや……心配することはないよ」 そうだ。聖杯戦争の秘匿など、気にする事はない。俺は既に知らされているのだから。 先の出来事の全ては予定調和……計算外だったのは、セリュー達と俺達の戦力差だけだ。 二人が俺の平静すぎる態度に反応するより早く、身体に紋様が走る。 今日の俺は刑事として行動していたわけではない。非番の日に滅私奉公するほど、立派な人間ではない。 何せ"あの女"から悪魔の力を得てからというもの、両手足の指では足りないほどの人間を殺して喰らってきたんだからな。 今しがた始末された俺の相方……両親を殺した後、実験台として"あの女"に差し出した孤児も同じだ。 悪魔化し、俺に脅されるがまま凶行を重ねていたあのガキも、所詮は醜い人間。他者を蹴落として力を得る事に快感を覚えていたに違いない。 「……まさか!」 頭のない、異形の蛇のような姿を強く連想する。 コンマ数秒で変身は完了し、力ある言葉を放ち眼前のセリューを攻撃できるだろう。 どれだけの手傷を負わせられるかはわからない。仮に殺せたとしても、次の瞬間バッターに殺害される事は容易に想像できる。 だがその結果は、この場を切り抜けたとしても同じ事。自分より強い悪魔を預けられておきながらヘマをして死なせてしまった俺を、あの女は決して許すまい。 俺にとって生き残る道は、今日この場でセリューたちを殺し喰らう、それだけだったのだ。 あの女が知った、聖杯戦争なる闘争の参加者と、俺が知っていた殺人事件の犯人が重なった事が、そもそも不幸だったと諦めるしかない。 それならば、せめてその相手に吠え面をかかせてから……死んでやろうじゃないか。 「マハ――」 呪文を解き放とうとする刹那に、走馬灯のように過去の映像が浮かぶかな、と思ったが、そんな事はなかった。 思い出すのは、あの女に出会ってからの記憶だけ……逆らえない屈辱と見下される羞恥に苛まれる日々の記憶だけだった。 脳裏に僅かな疑問が浮かぶ。疑問の本質すらはっきりと分からないような、小さな違和感。 俺は、俺の命を生きていたのだろうか。何もかも忘れたまま、他人の生を歩んでいたのではないだろうか、というような。 自分なら、この状況になれば必ず言うはずの心の底から湧き出すような言葉。 それに鍵がかかっていて、もどかしく腹立たしい、そんな。 そんな疑問は――――――。 「ドーモ、セリュー・ユビキタス=サン。ソニックブームです」 文字通りの爆音に、かき消された。 何かが飛来して、頭を踏まれた……それが俺の最期の認識で。 「っヨッ…世の……ナ…カ……マッポー!!マッポーーーー!!!!!アイエエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」 その"何か"を認識した瞬間に全身を支配する、冒涜的ニンジャ・リアリティ・ショック。 どこかの異世界から響いているのではないかと思うほど自分の声には聞こえないそれが、俺の最期の言葉になった。 ◇ 【……本当に行くんですか?】 「おい、おい、セイバー=サンらしくもねえ。何度も説明する気はねえぜ」 【理屈はわかったんですがね……】 ありふれたマアマア・タカイビルの前にありふれたサラリ・マン。 独り言を呟いているのも、近頃のシンジュクではそう珍しくはない。 僅かに往来を歩く者の目を引くのは、サラリマンのスーツの下から覗き見える金糸のシャツくらいのものだろうか。 アント行進めいてビルに群がる経済戦士たちは、彼の顔を見てアイサツを交わす。 柔和な笑みを浮かべて応じ、誰も居なくなればハンニャもブルーフェイスになるコワモテ男に戻るサラリマン、名をフマトニ。 しかしサラリマンとしての名前はあくまで擬態。ソウカイ・シックスゲイツのニンジャネーム・ソニックブームこそが彼の本名なのだ。 「今日で見納めなんだ、固い事は言いっこなしって決まっただろうが、エエッ?」 【決まったときには本戦は始まってませんでしたがね】 「サイオー・ホース! ま、丁度いい区切りになったと思おうぜ、セイバー=サン」 新宿 の聖杯戦争に望み、記憶を取り戻したフマトニ=ソニックブームは、勤務していた商社に退職願を出した。 受理されたのが三日前、最後のタダメシ・サラリー消化が昨日。 最後にお世話になった職場の皆さんにアイサツをしてから去る、とソニックブームがセイバー・橘清音に告げたのが、二日前の夜である。 仮初とはいえ組織に属していたのだから何も言わず去るのはスゴイ・シツレイに当たる、というソニックブームの言葉に同調したセイバーではあったが、その時とは状況が変わってしまった。 聖杯戦争本戦の開始の通知、そして危険な主従の情報開示と討伐令を受け、自分たち以外のサーヴァントとマスターも積極的に動き出すだろう。 令呪が極めて分かりやすい位置にあり、本人にコソコソと隠すつもりがまるでないソニックブームは、最も捕捉されやすいマスターだと言える。 本戦が始まるまでに三度も主従に襲撃されたのがいい証拠だ。 【そう思うようにしますよ。これまで倒した人たちに仲間がいた時の為に拠点も変えずに誘いを打っていましたが、杞憂だったみたいですしね】 「アー……そうだな。南元・マチのなんとかってストリートが実際住みやすそうな噂を聞くが?」 【いえ、先ほど不動産屋に行って新居の用意はしておきました。俺は今からそっちに移りますから、貴方もNOTEを閲覧して住所を確認してください】 「流石セイバー=サン、仕事が早ぇ。俺の荷物は?」 【必要なら梱包して運んでおきますが】 「任せた」 マイドの名残でタイムカードを押しそうになり、受付嬢と談笑してから社内に入るソニックブーム。 エレベーターを使わず階段を上がり、脳内にセイバーの宝具、『目覚めた自由の翼(むげんまあいのNOTE)』のイメージを浮かべる。 セイバーがNOTEに書き込んだ新居の住所を文字として認識した。実際シンジュクに来るまでは考えもしなかった体感だ。 七階の踊り場から自分の勤めていた部署に通じる廊下に入る。 挑戦的かつ意欲的な売り上げ努力への喚起を誘うスローガンが無数に張られた掲示板を脇目に、ガラガラと引き戸を開けて神聖な職場に踏み入った。 「ドーモ、ミナサン」 「オオッ」「フマトニ=サンだ!」「ワーーッ!」 「おーおー、フマトニさん。よく来たねえ。優秀な君が退社とは困ったが、部長の私は良き先輩として君の門出を祝うしかない立場上」 その仕事ぶりから職場で信頼を得ていたソニックブームの周囲に、同僚たちが集まってくる。 しかし始業時間まで間もない割には、その人数はソニックブームの予想を超えてまばらだった。 普段ならズラリと並んだデスクが満員だというのに、今は半分も埋まっていない。 ところどころに置かれる花瓶を見れば、ジュンショク・シャが昨今の新宿環境問題で出ていると察しはつくが、それを差し引いても欠席が多い。 ドタドタと足音を立てて近づいてくる部長に一礼し、ソニックブームはこの奇妙な現象の訳を尋ねてみた。 肥満体の部長は、汗を拭きながらデスクを見渡して言った。 「それがさっぱり分からんのだ。誰からも連絡がないし、他の部署でもこの有様だそうでな」 「電車でも脱線したのでは?」 「いや、来てない奴が皆同じ方面に住んでるからそうじゃないかと思って問い合わせたんだが、違うらしい」 「それはかなり奇ッ怪ですね……」 まあともかく、と部長は困り顔から満面の笑みに戻り、分厚い茶封筒を差し出した。 フマトニの一ヶ月分のサラリーの半分ほどの額だがカンパ餞別だ、と遠慮するソニックブームの懐に金をねじ込む。 さらに今夜は丁度週末なので送別会という名目で飲み明かそう、と誘う。 「ユウジョウ!」「ユウジョウ!」 「ハハ……」 和気藹々とした同僚たちのアトモスフィアに愛想笑いを返すソニックブーム。 内心では、真面目に生きているモータルの皆さんとユウジョウはできねえよ、などと悪態をついていたのだが、空気を破壊するような事はしない。 ニンジャも時には奥ゆかしいのだ。 十分礼儀は果たしたと判断して別れのアイサツと共に部署を後にするソニックブームに、部長が一人見送りだと言って着いてくる。 並んで階段を降りながら、彼は感慨深げに切り出した。 「なあ、フマトニさん。君は退社してこれからどうするんだい?」 「特には考えてませんが、新宿でお目にかかる事はもうないでしょう」 実際、会社を出ればフマトニの姿はソニックブームへと変わり、再度出現することはない。 両者を結び付けられる者が余人にいない以上、フマトニはこの街から消えると考えてもいいだろう。 部長はその言葉を額面通りに受けとったようで、「確かになぁ」と頷いて困ったような笑みを浮かべた。 「何せ、今の新宿は酷い有様だ。こんな街を出て行きたいって気持ちも、分からんじゃあないよ」 「恐縮です」 「ま、それでもフマトニさんが我が部署で立派に働いてくれていたのは事実。街が静かになって、都合が合えばいつでも戻ってきてくれ。上へは私が口利きする」 「感謝の極みです、ブチョウ=サン」 ニンジャとして暴力の世界に生きる事を是とするソニックブームだが、フマトニとして過ごした経済生活も決して悪いものではなかった。 重金属酸性雨も降らず、暗黒メガコーポに支配されているわけでもない平穏な国が嫌いな者などいるものか。 しかしこの街が平穏を取り戻す時、ソニックブームはこの街にはいない。 醜くもすっかり馴染んだ己の生き場所・ネオサイタマに戻るか、一敗地に塗れて死んでいるだろう。 ソウカイ・シックスゲイツのニンジャ、ソニックブームに迷いや未練など微塵もない。生き残って最後に笑うよう努力するのみだ。 一階エントランスに到着し、部長に向き合ったソニックブームは最後のサラリマン・オジギを交わす。 「ブチョウ=サン、見送りはここまでで結構です。オタッシャデ!」 「サヨナラ!」 爽やかな気持ちでフマトニとしてのロールに別れを告げ、ソニックブームは商社を後にした。 スーツを脱ぎ捨て、天を衝くヘアー・スタイルを醸成し、メンポを被りながら気を吐く。 これにて現世のしがらみは清算。聖杯戦争に専念するのだ。 「と、いっても願いも決まっちゃいねえんだがな……ン?」 とりあえず、連絡もなく休んでいる同僚達が住む西新宿方面にでも行ってみるか…と考えた直後だった。 商社を離れてブラブラと歩くソニックブームの常人より三倍は優れた聴力が、喧騒を聞きつける。 バイオ・スモトリよりも凶暴そうな獣の声。明らかに尋常な事態ではないと察したソニックブームは即座に足を地面に踏みしめた。 直後、彼の身体は野鳥のごとく飛翔。ビルの三階ほどまで跳ね上がり、群列するアパート・マンションの壁に足をつけた。 目撃者がいればニンジャを想起せざるを得ないほどの機動性で壁を駆けるソニックブーム。 市街地におけるショートカット・ワザマエにおいてニンジャを凌駕する者はとても珍しいのだ! パイプや室外機を踏みつけ、眼にも止まらぬ速度で音源地に到達する。その場には、怪物の死体と、見覚えのある者たちの姿があった。 一瞬の逡巡もなく、ソニックブームは彼らが敵対していると判断したモノノケじみて変化しようとする男の頭を踏みつけにして、その場に足を下ろす。 息を呑む女をもう一度眺めてその素性を確信、セイバーに念話を送りながら、ソニックブームはニンジャとしてのアイサツを行う。 「ドーモ、セリュー・ユビキタス=サン。ソニックブームです」 足元の男が何か呟こうとするのを最期まで聞く事なく、ソニックブームはその頭を踏み砕いた。 ◇ ニンジャが出て挨拶された。 あまりに突飛な出来事に、セリューは数秒硬直していたが、自分の前に出たバッターの姿を見て我に帰る。 悪党を仕留めたと思ったら、目撃者もまた悪党。その目撃者が牙を剥くと同時に殺害したニンジャは敵か味方か……。 セリューの名前を知っているという事は、討伐令を確認した聖杯戦争の参加者に相違あるまい。 いかにもチンピラのような暴力的な様相だが、ニンジャとしか形容しようのない不気味さをも全身から放っている。 しかし、巧妙に擬態しセリューの隙を突いてきた敵を排除するというニンジャ・ソニックブームの行動が、セリューの判断の撃鉄を留めていた。 「俺は"バッター"だ。神聖な任務を果たす為に来た」 「ドーモ、バッター=サン。……そこのガキと男はテメエ等が殺ったのか?」 「子供は、何者かに魂を穢された怪物だ。我々が浄化した。男はその被害者だ」 「その通りです! ええと、ソニックブームさん。確かに私はセリュー・ユビキタスです、よろしくお願いします」 動じる事なく自己紹介を行ったバッターに倣い、セリューも敬礼と共に名乗りを上げた。 対するソニックブームは、悪魔と人間の合間のような形態になって死んでいる足元の男をぐい、と担ぎ上げて横目でまじまじと眺めている。 完全に絶命したにも関わらず、並みの使い魔のように魔力が霧散して消滅しない事例は、ソニックブームも幾度か目にしていた。 「こいつらも例のミンチ殺人事件の下手人ってわけだな、エエッ?」 「殺された者の死体の状況を見れば、そう考えるのが妥当だろう」 哀れ血肉を貪られた青年の死体のような者は、今や新宿の至る所で発見されている。 あまりに広範囲で起きている為カルト教団か都市テロ集団か、と恐れられる事件の真実は、こういった悪魔たちが各地で暴れまわっているという事なのだろう。 組織的でない多数の犯人が存在する同じ手口の殺人、と当たりをつけられる者はいるかもしれない。 しかしそれら犯人たちが人外の魔物だと想定できるのは、聖杯戦争の参加者くらいのものだった。 ……数秒の後、緊迫する空気を打ち破るように、ソニックブームが突如声を上げる。 「アッアッ……うちのサーヴァント=サンがテメエ等に聞きてえ事があるってんで、代弁するぜ」 「霊的存在はお前の傍にはいない。少なくとも、念話が届く距離にはな。虚勢を張っているのか?」 「ウルッセー、色々とあるンだよ。エー……【何故 新宿 の住民を百名以上も殺した?】だとよ、バッター=サン、セリュー=サン」 バッターの持つスキル、対霊・概念に対する知覚力は、ソニックブームのサーヴァントを捉えていない。遠く離れている事は明白だ。 しかしハッタリを見破られた様子など微塵も見せないニンジャに対し感知力を深めたバッターは、何らかの宝具の発動を見て取っていた。 本来のランクより大きく下がっているとはいえ対霊・概念スキルは極めて強力かつ有用なスキルではあるが、決して絶対ではない。 先ほどの男が本性を現すまで悪魔であることに気付けなかったのも単にファンブルの問題なのか、男が何らかの秘匿スキルを用いていたのかも分からない。 優れた感覚だからこそ過信は禁物なのだな、と肝に命じたバッターは、それゆえにサーヴァントを侍らせていないソニックブームにも警戒を怠らなかった。 セリューに念話を飛ばして【お前が応対しろ】と指示を出し、自身は臨戦態勢を保つ。セリューは【お任せあれです!】と返し、隠すことない本音でニンジャの問いに答えた。 「何故って、あいつらが悪だったからですよ! 私たちは無差別に人を殺す遠坂凛とは違います!」 「……【悪とは、どういう意味だ?】だってよ」 「善良な民を苦しめる、反国家的な集団や個人です。主に正義を執行した相手は、この国で俗に言うヤクザですね」 「おお、ひょっとしてヤクザ・クランを壊滅させたってのはてめェ等の……【どういう権利があって、ヤクザたちを殺している?】」 「正義を体現する者として行動した、それだけです! 権利や義務なんて大層な話じゃなく、当然のことをしたまでですよ!」 「【善良な人を助けるのはこの国では警察の仕事であり、彼等の職責だ。この 新宿 にとって部外者の貴女がやっていい事ではない】」 「前者は知っていますが、後者は間違っていますよ! 警察の方が私が来るまで行動していなかったから私がやっているだけで、正義を名乗って正義を為してはいけないのは、悪だけです!」 【会話をするだけ無駄なようですね……理屈が合わない相手との会話は生前嫌というほど経験しましたが、ここまでの人相手では俺にはちょっと……】 「ハッハッハッ! ま、後は俺に任せな、サーヴァント=サン」 「??」 サーヴァントの暴走など何か事情があって殺人を犯したのではないか、と討伐令を出された主従との対話を試みたセイバー=清音だったが、特別な事情はないと悟ると対話を諦めた。 自分が悪と認めた者を殺す、という意思がもはや生態に近い域に達しているセリューと、それを助長するバッター。 杓子定規な性格のセイバーでは彼等の考えを改めさせることはできないし、生前の経験から歩み寄る気がない人間の区別は本能的につく様にもなっていた。 怪訝な顔のセリューに、豪放に笑うソニックブームが語りかける。所謂「こだわり過ぎない」彼のような人間の方が、狂人の相手には向いているのかもしれない。 「オッケー、オッケー。バトンタッチだ、セリュー=サン。次は俺様とお話しようぜぇ」 「サーヴァントさんの方は分かってくれたみたいですね。 ええ、構いませんよ、ソニックブームさん!」 「お前サンは自分が正しいと思っているみてぇだが、社会には秩序ってもんがある。それを破ったから、討伐令を出されたわけだが、それについてはどう思う、エエッ?」 「正義を為した結果崩れる秩序なんて、在ること自体が間違いなんですよ。そんな理不尽を平然と敷くこの聖杯戦争の主催者を、私とバッターさんは絶対に許しません!」 「ヒュー、吹くじゃねえか。聖杯争奪の相手を前に、先にシャチョサンに喧嘩を売るってかぁ?」 ソニックブームは、湧き上がる嘲笑と苛立ちをメンポで口元に留めながら、セリューの青すぎる危険な主張を聞き続ける。 「聖杯争奪……やはりソニックブームさんも、聖杯を求めてこの戦争に?」 「いや、気付いたらこのシンジュクにいた。聖杯に届ける願いは、考え中ってとこだ」 「正義を否定する主催者の口車に乗るなんて、いけませんよ! 聖杯は諦めて堅実に生きるべきです!」 「疑いだすとキリが無い、ってコトワザがあるが……まあ一理はあるように聞こえるな、エエッ」 願いが希薄なソニックブームだからこそ、セリューの妄言に一定の理解が得られた。 確かに、強制的に連れてこられて言うことを聞いて勝ち残れば願いを叶えてやる、などという仕打ちはマッポーのネオサイタマでもそうはない。 聖杯戦争を仕組んだ連中の腹積もりくらいは探ったほうがいいのかもしれないが、ソニックブームとしては特に興味はそそられなかった。 暴れられればそれでいいとすら思える。 「じゃあてめェ等は聖杯じゃなくて何が目当てでこのシンジュクにいるんだ、エエッ?」 「正義に満ちた世界を作る……それが私とバッターさんの目的です!」 「成る程、立派じゃねえか」 心にもない賛辞を送りながら、ソニックブームは心中でセリュー達をどうするか、と思案していた。 令呪を使う予定がない以上、戦いを挑まなくてはならない理由もないし、彼個人としてはセリューたちの思考はともかく行動に干渉して阻む確固たる理由もない。 己のサーヴァント・セイバーはヤクザ相手でも虐殺はやめさせたいし、聞き入れないならば実力を行使するのも構わないとの意見だ。しかし、これも現状では超積極的ではない 何よりソニックブームにとって重要な、戦って楽しめるか?という所に、セリューたちが十分に応えてくれるとは彼には思えなかった。 目の前の狂人二人はワザマエは十分だろうが、戦いではなく処刑に喜びを覚える人種だと、無意識の内に看破したのだ。 彼等と戦うよりは、彼等を狙ってくる主従を狙っていた方が、実りある戦争の日々を過ごせると結論したソニックブームは、一つの提案を持ちかけた。 「セリュー=サン、お前の正義感にはほとほと感服したぜ、どうだ、俺と組まねえか、エエッ? 」 「協力する、という事ですか?」 「オオ、スカウトって奴だ。討伐報酬目当てに寄って来る連中を俺が受け持ち、そっちは主催者ってのを倒すのに専念する。どうだ?」 ソニックブームの魂胆は、無論言葉通りのものではない。 共に行動すれば隙を突くことも容易く、令呪が必要になった時に補充するアテが出来る。 主催者だけに目を向けさせれば、セイバーが懸念している悪党狩りも少しは減らせるだろう、と考えての同盟の持ちかけであった。 だが、セリューに意見を求められたバッターは、無言で首を振る。 「それは出来ない。穢れた魂と歩む選択肢は、ない」 「バッターさん?」 「ソニックブーム。お前には亡霊の魂が宿り、もはや分離できない程に混ざり切っている」 「ニンジャ・ソウルの事か。それがどうした? 俺は俺だぜ、バッター=サン」 「お前は穢れた魂だ。浄化を免れることはできない」 セリューの同意を待たず、バッターが己が凶器を構えて駆け出した。 常人ならば瞬きする間に間合いをゼロにするサーヴァントの突撃に、しかしソニックブームはバック・ステップで対応することが出来た。 ニンジャ動体視力の恩恵か、死への時間を零から一瞬延ばす事に成功した後退。 だがその一瞬を、英霊の具現たる者たちは即座に零に引き戻す。故に、本来意味のない抵抗―――。 そう、ソニックブームのサーヴァントが他ならぬ橘清音でなければ、意味のない一瞬の抵抗である。 「ッダテメー!スッゾオラー!」 「!?」 追いすがるバッターの手を止めたのは、空気を振るわせるニンジャの怒号ではない。 怒号を喚び水にするように、ソニックブームの周囲から菱形の非実体がバッターに向けて殺到したのだ。 手裏剣のようなそれをバットで弾いたバッターは、それが刀剣による斬撃に近い性質を持っていると看破した。 その威力も、瞬発的に放たれた物として人間が届き得ない域にあり、サーヴァントの攻撃としか思えない。 だが、バッターが油断なくソニックブームの周囲を注視しても霊的存在はどこにもいない。 "圏境"に準えられるほどの気配遮断スキルを持ってしても、バッターの概念感知力から こうは隠れ得ないだろう。 「ザッケンナ、このバケワニが……交渉は決裂ってわけだな、エエッ!?」 「……」 「チッ……セリュー=サン、せいぜい気張るんだな、アバヨ!」 バッターの足が止まる。相手の手の内が読めない以上、当然のことではあるが、バーサーカーというクラスにはあり得ない冷静さだ。 目に見えない存在が、遠隔地からこの場に干渉している。そうとしか思えない現象を前に、バッターは警戒のレベルをMAXにしていた。 ソニックブームはそんなバッターを見て、壁を縦横に蹴って飛び上がり、道路脇の電柱の頂点に着地した。 半悪魔化した男の死体を担いだニンジャが、捨て台詞を残してその場を去っていく。 ソニックブーム・遁走だ。瀑布の烈風と共に駆けるその姿は、モータルでは目で追うことすらできまい。 建物から建物へと飛び移り、やがて廃工場のトタン屋根の上で腰を下ろす。 バッター達が追ってきていないことを確認し、死体の服をまさぐる。果たして、目当ての物は見つかった。 「やはりマッポだったか。アトモスフィア直感で分かるってもんだぜ」 ソニックブームはこの悪魔刑事の頭を踏み砕く瞬間、官憲特有のオーラを感じていた。 元ヤクザ・バウンサーならではの後天的嗅覚であるといえよう。 取り出した警察手帳には、いくつかの連絡先の中にセリュー・ユビキタスの名と現住所が記されていた。 彼女達を狙っている主従に対する交渉条件にするもよし、周辺を張り込んで嗅ぎ付けて来たハンターを強襲するもよし。 「しかし一体何匹いやがるんだ、このモノノケ共は、エエッ?」 【無作為に放たれている、という俺の推測は間違いだったかもしれませんね、あの正義の味方気取りの連中を狙っていたわけですし】 「モータルを改造する親玉がいるとして、それがこうゴロゴロとシティをうろついているとなると……厄介だな」 【拠点を移したところでどこで見つかるか分かりませんね。寿司を食べに外出するの、やめませんか?】 「スシはやめねえ」 決然と言い放ち、死体を担ぎなおしてニンジャが再び走り出す。 聖杯戦争を勝ち抜く為の謀を適当に立て、暴れる算段を思うがままに立てる。彼らしく、彼のままに。 フマトニを脱したソニックブームは実際、 新宿 を吹き荒れる音速戦闘機となっていた。 【西大久保二丁目 移動中/1日目 午前9:20分】 【ソニックブーム@ニンジャスレイヤー】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]ニンジャ装束 [道具]餞別の茶封筒、警察手帳、悪魔(ノヅチ)の屍骸 [所持金]ちょっと貧乏、そのうち退職金が入る [思考・状況] 基本行動方針:戦いを楽しむ 1.願いを探す 2.セリューを利用して戦いを楽しめる時を待つ 3.セイバー=サンと合流 [備考] フマトニ時代に勤めていた会社を退職し、拠点も移しました(過去の拠点、新しい拠点の位置は他の書き手氏にお任せします)。 セリュー・ユビキタスとバッターを認識し、現住所を把握しました。 新宿に魔物をバラまいているサーヴァントとマスターがいると認識しています。 【???/1日目 午前9:20分】 【橘清音@ガッチャマンクラウズ】 [状態]健康、実体化、変身中 [装備]ガッチャ装束 [道具] [所持金]マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯にマスターの願いを届ける 1.自分も納得できるようなマスターの願いを共に探す 2.セリュー・バッターを危険視 3.他人を害する者を許さない ◇ 「消えたか。人間とは思えない素早さだ」 「バッターさん、あの人は悪なんですか?」 「浄化の対象だ。その問いには、お前が自分で答えを出すといい」 路地裏に取り残されたセリューとバッターは、被害者の死体を簡単に弔いながら会話をしていた。 バッターの手に触れた死体が黴とも塵ともつかぬものに代わり、風に乗って消えていく様を見ながら、セリューは腕を組んで考え込む。 「あの怪物たちと同じ、何かに憑りつかれている……それなら、彼もいつかは暴走して他人を襲うんでしょうか?」 「否定はできないな。だが、奴は強靭な精神力で亡霊の魂に負けず、己を保っている。俺も、これまで見たこともない例だ」 「だったら……」 「それでも、穢れた魂は浄化されなくてはならない。神聖なる任務は、果たさなくてはならない」 断言。バッターは常に、自分の意見を曲げずに言い放つ。 不変不動の狂気。それはスキルで保障される以前に、彼の魂の在り方だった。 その力強さに、セリューも頷いた。 「そうですね、正義に満ちた世界を作るためには、悪や亡霊を一掃しなくちゃならない、そうでした」 「お前は、ソニックブームを殺すことができるか?」 「……あの人は今は悪ではないと思います。でもいつか悪に染まるのが決まっているなら、正義を執行することに迷いはありません」 「そうか」 セリューは、どこか恩師に似た雰囲気を持つソニックブームに心からの好感を覚えていた。 一件強面で、言葉遣いも粗暴だが、セリューとバッターの理想を立派だ、と言ってくれた彼の心の中にも、きっと正義があるに違いない、と。 しかし、絶対的に信頼するバッターの言葉、彼がニンジャソウルなる亡霊に憑りつかれてあの悪の獣たちのようになるというのならば。 その前に自分の手で殺すことも、一種の救いと言えるのだろう。セリューはそう考えることで、悪を殺す自身の理想と、世界を浄化するバッターの理想の齟齬から目をそらす。 そして目を逸らした先で、由無し事を一つ、思い出した。 「……あ、スカウト、って……」 ソニックブームがふと漏らした言葉と同じそれを、つい近日耳にした覚えがあったのだ。 新宿 に来てからセリューが穏便に会話をした相手は相当数いるが、会話の内容を思い出せるほど何度も話した相手は限られる。 姿も名前も知らない電話だけの付き合いの情報提供者。その穏やかな声に不思議と信頼を覚える、セリューの名前も知らないはずの男性。 彼との世間話の中で、最近 新宿 に来たという共通点があることに会話が及んだことがあった。 もちろんセリューは割り当てられたロールを語ったが、相手の男は珍しく少し抽象的な言葉で、自分が新宿に来た目的を語ったのだ。 『まあ、他人から見たら遊興なのだろうがね』 『傍観でもあり、俯瞰でもあり……そうだな、最終的には……』 君達をスカウトに来たことになるのかも知れんな、と男性は語っていた。 きょとんと沈黙するセリューに『まあ、今はまだ手段も何も変えられる、それくらいのつまらない目的だよ』と言って次の話題に移ったものだ。 「いい人は言葉も似てくるのかもしれませんね!」 その事については深く考えることもなく、セリューは己の精神を狂った正常値に保ち、帰路に着いた。 ―――もう九時だというのに。空に、明けの明星を望みながら。 【西大久保二丁目 路地裏/1日目 09:20】 【セリュー・ユビキタス@アカメが斬る!】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]この世界の価値観にあった服装(警備隊時代の服は別にしまってある) [道具]トンファーガン、体内に仕込まれた銃 免許証×20 やくざの匕首 携帯電話 [所持金]ちょっと貧乏 [思考・状況] 基本行動方針:悪は死ね 1.正義を成す 2.悪は死ね 3.バッターに従う [備考] 遠坂凛を許し難い悪だと認識しました ソニックブームを殺さなければならないと認識しました 主催者を悪だと認識しました 自分達に討伐令が下されたのは理不尽だと憤っています バッターの理想に強い同調を示しております 病院施設に逗留中と自称する謎の男性から、 新宿 の裏情報などを得ています 西大久保二丁目の路地裏の一角に悪魔化が解除された少年(トウコツ)の死体が放置されています 上記周辺に、戦闘による騒音が発生しました 【バーサーカー(バッター)@OFF】 [状態]健康 魔力消費(小) [装備]野球帽、野球のユニフォーム [道具] [所持金]マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:世界の浄化 1.主催者の抹殺 2.立ちはだかる者には浄化を [備考] 主催者は絶対に殺すと意気込んでいます セリューを逮捕しようとした警察を相当数殺害したようです 新宿に魔物をバラまいているサーヴァントとマスターがいると認識しています 自身の対霊・概念スキルでも感知できない存在がいると知りました ……………………………… 時系列順 Back 機の律動 Next 絡み合うアスクレピオス 投下順 Back 未だ舞台に上がらぬ少女たち Next 絡み合うアスクレピオス ←Back Character name Next→ 00 全ての人の魂の夜想曲 ソニックブーム(フマトニ) 38 仮面忍法帖 セイバー(橘清音) 05 全方位喧嘩外交 セリュー・ユビキタス 38 仮面忍法帖 バーサーカー(バッター)
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ゼクシィさんが入室しました ゼクシィ 「天の声を聞いたぞ!フォーデンだ!バトルトーナメントを開くぞ!」 ゼクシィ 「全員参加出来る様に何か考えておいてくれ!ハッハッハッハーー!!」 ゼクシィ 全く。 ゼクシィ 簡単に言ってくれますわ? ゼクシィ そんな急に言われても・・・ ゼクシィ 出来てしまうのがこのわたくしですわ!!! ゼクシィ (当日中に大会ルールを纏めて決定。フォーデンの人脈、十傑サマンサを使ってフォーデンの選手を招待。パイソンパワーとクルーズ知名度でスポンサー財源を確保。 ゼクシィ (クルーズツアー全員とフォーデンの各プロファイター総勢32名が織りなす4人チーム戦! ゼクシィ (クルーズ×フォーデン チャンピオンシップ ゼクシィ (略してCFC計画がスタートしたのだった! ゼクシィ ふふふ。 ゼクシィ ちょうど気になるところも増えてきた所です。 ゼクシィ 「ランダム」などとは皆無の。私好みの組み合わせにして差し上げましょう? ゼクシィ さあ!善は急げ! ゼクシィ 全員宛にチーム振り分けと大会概要とトーナメント表を緊急発信! ゼクシィ 気になるあの子とのチームにドキドキしながら、戦術やらなんやら練りまくって船の旅を楽しむと良いですわ! ゼクシィ CFC編 スタート! ゼクシィ 今年も宜しくお願いいたしますわ! ゼクシィさんが退室しました ひばりさんが入室しました ひばり (クルーズXX日目。 シドリ―出港よりXX日。 某日昼、甲板にて―― ひばり ……。 何だ、ゼクシィさんからメール?(カップ片手に船首でもたれ掛かり ひばり …、『CFC開催のお知らせ♪』……? (何それ、と思いつつ ひばり (浮遊タブレットを操作しメールを開けようとした まさしくその時であった…! ひばり ――――― ひばり ( 大 爆 発 !! ひばり (超一級豪華絢爛汎用旅船、覇海進轟天号の全体が大きく揺れる…! ひばり (流石の最新船、沈没には程遠いが――船首からは爆炎が舞い上がっており 拉げた手摺や焦げた破片が飛び散り、甲板は一瞬にして散々な状況である ひばり (爆炎? 爆発? ――否、それは遠隔よりの、「砲撃」。 ひばり (『襲撃』。 各自のタブレット、あらゆる端末より知らされる緊急メッセージが届いたのは爆発の僅か数秒後である―― ひばりさんが退室しました 海賊船?さんが入室しました 海賊船? (――ミド・デリー川 上流 数百td先。 轟天号に被さった航路を進む、船?の影がある 海賊船? 『いよっしゃ命中! やっこさんの鼻先をひん曲げてやったぜ!!』 海賊船? (甲板でガッツポーズを取る男――壮年……初老ぐらいか? 海賊船? (灰色の長い髪は馬尾のように後ろに纏め、特徴的なのは、両目の義眼。 轟天号さんが入室しました 海賊船? (モノアイ、モノクルがそのまま埋め込まれたようなメカ義眼。時折ピントを合わすように回転しており……これで轟天号の様子が判る模様 轟天号 (―― 緊急インフォメーション。 『襲撃』。 エネミー『船』。 轟天号 (ちょうど喫茶EHの屋根にあたる場所。その一部が開き―― 海賊船? 『お、やっこさんに動きが見えた、ヌーイ!』(後ろに向かって叫ぶ 海賊船? (甲板後方――操舵席。 巨大な球体に手足についた……ゴーレム?が返事をする 轟天号 (テラス屋上席の床がばっくりと割れ、中から巨大な砲台がせり上がって来る 海賊船? ヌーイ『マ”』(ガララララと舵輪を回す 轟天号 「敵影確認、エネミー補足、完了 さっすが天才の発明だな?」 轟天号 (姿も声も見えない 船内の何処か…恐らく専用の操舵席にいるのだろう。 轟天号 「弾道確認!オールクリア! はい、ポチっとな!」(ポチッ 轟天号 「――電磁誘導ミサイル! 発射!」(砲台の口にパァァァと光が収束 轟天号 (けたたましい音が鳴り響き、振動が船を揺らす―――! 海賊船? 『CIWS<シーウス>点けろ! 面舵いっぱーい!』 轟天号 「――さあ。威力の程を見せてくれよ!」(砲口から噴出する鮮やかなネオン光 うねりながら海賊船?目掛けて発射される 海賊船? (海賊船?の各部より迎撃ガトリングが火を吹き――弾丸の雨がネオン光へ吸い込まれていく! 海賊船? (しかし超最新の次世代ミサイル! 対空砲火などものともせず…! 海賊船? 『ッゲェー!何で出来てやがんだアレ! ヌーイ!!』(初老の男が再び叫ぶ 轟天号 「あっはっはっはっ! これが最新兵器だよ!」(味方サイドとは思えない高笑い……! 海賊船? (ドッ カァァァーーン!!! 海賊船? (海賊船?に着弾に大爆発……!! 轟天号 「…… ヨシ!」(b 海賊船? (モクモクモクモク……と上がる大煙…… 海賊船? (――の中から巨大な何かが! 海賊船?さんが退室しました 空賊船さんが入室しました 轟天号 「……ん?」 空賊船 (まさしく鉄塊。 左右と尾に広がる巨大な鉄板。 何重にも装備され回転するプロペラ…… 空賊船 『やぁぁるじゃねぇか! さっすがボンボンの作る船は違うねぇ!!』(ギリギリかわしたか……? これは―― 空賊船 (飛空船だ……!! 轟天号 「はっはーん…ホーミング機能付きレーザー砲を躱すとはねぇ、大した舵取りだな?」(操舵室内、モニターには敵船分析を始めあらゆるデータがけたたましく表示されている 空賊船 (爆炎を突き破り飛翔する大鉄塊――その艦首に立つ初老の大男。 空賊船 『っははァ! この空賊ブレール一家とやりあうつもりたァ大した度胸だ!』 空賊船 『どうら、このローバ様の腕前、とくと拝ませてやろうじゃねぇか!』 空賊船 ローバ『ヒヨッコ―達! 準備は良いか!!』 空賊船 (2……3頭身……?の ヒヨコロボが数十体、一斉にイエッサー!と 空賊船 『いつでもオッケーですお頭!』『あとでオヤツは出ますかー?』『腕がなるぜ!』 『寒いッピ』『高いッピ』『怖いッピ』 轟天号 「海賊…否、空賊って所か。」(再び砲口に光が集束し 空賊船 ローバ『フライヤー準備! そらいけ野郎共ー!!』 空賊船 ヒヨッコー『『『ッピー!!』』』 空賊船 (飛空艇より超小型……丁度人間一人乗れるサイズの……小型船だ! 空賊船 (4枚の薄膜状の羽根を高速で羽ばたかせ――羽ばたき飛行機のようなソレらが数十飛んでくる…! 空賊船 ローバ『重鉄珊瑚、散布ー!』 『『『ラジャー!』』』 轟天号 「数で責めるかい? モードチェンジ、ワイド!」(集束した光が変形 砲台も先程より上方を向き 空賊船 (轟天号周囲で旋回しつつ何かを散布――煙幕……? にしてはずいぶんとキラキラしている 轟天号 「何なら海より周りに気を遣わず済むってものさ!」(放射状に広がる、空を浚うような広範囲の電磁レーザービームを発射 空賊船 (空を穿ち抜くレーザービーム! ――が…! 空賊船 (レーザーが水中にでも突っ込んだかのように拡散、偏光され急激に減衰…! 轟天号 「、こいつは……」 空賊船 ローバ『っははぁ!効果てきめんだ!』 空賊船 (先程の”煙幕の効果”か――! 空賊船 (重鉄珊瑚。 グランシス以東の寒海に生息する、金属を含んだ珊瑚礁。 空賊船 (粉末にすれば、重金属……陽子や光子のジャミングにはもってこいだ…! なお環境にも優しい…! 空賊船 『お頭エコ活動にも盛んだからー!!』『燃えるゴミはー!』『月・水・金――!』 轟天号 「チャフ的なアレか。…実弾系にシフトするか?んでもなぁ…」(うーんと 空賊船 (フライヤーに乗ったヒヨコロボ共が、轟天号めがけて飛んでくる…! 轟天号 「ん、やっぱ間に合わないね!」(モニターの様子に 轟天号 ―(通信ONにして)「撃墜失敗!エネミーが乗り込んでくる! 迎撃応援を頼むよ!」(船全体にアナウンス 轟天号 (EHのどでかい砲撃台は、暫し沈黙する事となる――― 轟天号さんが退室しました ジュディさんが入室しました ジュディ &Jewels、――Scale〈エンジェルスケイル〉!!(船の最上部――屋根に降り立ち ジュディ (腰辺りから後ろに銀装飾の――後ろ足? ジュディ 天衣〈モード〉――ケルディム!!(ケンタウロスモードだ! ジュディ (ズダン!と屋根に後ろ脚をアンカーめいて突き刺し――X字の弓を構える ジュディ ――ショット!(拡散!ホーミングアロー!×4 空賊船 ヒヨッコー『ッピー!? 光は光でも魔法系はズルいッピー!!』(何発か直撃、掠め墜落していく 唯我さんが入室しました 唯我 (上空からヒヨコロボを蹴り飛ばしながらジュディの近くへ降りてくる蒼い人影 唯我 ハッ? 襲撃だと? タイミングが悪い。 ジュディ 、唯我さん! 空賊船 ヒヨッコー『ッピー!飛べる人間が居るなんて聞いてないッピー!!』(すっ飛んで行く アギトさんが入室しました アギト (一匹ふん捕まえて――投げました――!! 空賊船 ヒヨッコー『『『ッピピピー!!』』』 アギト っしゃあ、ッスットラーイクー!!(2人の近くへ着地する朱い人影 ジュディ ――アギトさんも! 唯我 ハッ、大将戦にとんだ邪魔が入ったもんだ。 唯我 だが、このまま船を見過ごすワケにもいかないな? 空賊船 ローバ『っははーん、アレは王神帝の大将頭だな?』(遥か遠方でモノアイキュインキュインしつつ 空賊船 ローバ『野郎共ー!かかれーい! 狙いはあの蒼いヤローだ!!』 唯我 仕方ない。既に疲労困憊に近いが、天の声は俺たちにやれと言っている。 ジュディ …、そ、そうです! 確か大将戦で――(弓構えつつ 唯我 数が多いな!(上空を見て)オレは北側を退治してこよう! アギト ぁー、問題ねーって。 あんぐらい準備運動みたいなもんよ。 だろ?旦那。 唯我 あぁ、空中戦の慣らし運転は十分すぎる! 南は任せるぞ! 唯我 おら、こっちだヒヨッコ共!(青白いオーラと共に飛んでいく 唯我さんが退室しました アギト あい、よッ!(炎のようなオーラが吹き出し アギト おめーらはこっちだ! 纏めて相手してやる!!(轟音立てて飛んでいく アギトさんが退室しました 空賊船 ヒヨッコー『『『『『ッピーーーーー!!!?』』』』』 ハーヴィさんが入室しました ジュディ す、凄い……お二人共……!(赤と青が空を覆い尽くし、ヒヨコ達を散らし流していく 空賊船 ローバ『っだー! 何だあの朱い野郎まで!? 何?! フォーデンの?!』 空賊船 ローバ『鬼に金棒にトラのパンツじゃねぇか……!!』(頭ガリガリガリ! ハーヴィ ……、、(壁に手をつき、ふらつきながら EHを抜け、テラスに出てくる ハーヴィ ……っくっそ、なんでこんな時に………(戦闘前からあからさまなグロッキー…! ジュディ ――、ハーヴィさん!? ハーヴィ (迎撃応援要請を受け、出てきたものの… ハーヴィ ……何かすごい事になってるな(青と赤のサイヤ人が塵掃除してるって感じ ジュディ (ヒヨコロボ達は2人に任せて良さそうだ―― 弓を背中にたたみ、後脚を突き刺した屋根から引っこ抜く ジュディ (ハーヴィの横にピョンっと降り立つケンタウロス天使。 ハーヴィ …、じゃあ、もう大丈夫なn、――!(隣向いて ハーヴィ …、ジュディさん。 ジュディ ハーヴィさん、大丈夫です――か――? ハーヴィ ……、…ぁ、あぁ、うん。オレは大丈夫、だよ。 ハーヴィ …その姿は。 ……ジュディさんも迎撃に…? ジュディ は、はい……!(は、として少し目線逸らして照れ照れ (※空では炎が舞い、海が割れ、大地を劈いている ジュディ ハーヴィさんも……ですか? その、飛んでるヒヨコ?さん達はお二人が相手してくれてるのですが…… ハーヴィ …、、(そんな様子に伝染照れ照れ ハーヴィ …う、うん。応援要請って聞いたから。こんな事滅多に無かったし…、行かなきゃと思って…、(視線逸らし気味に 空賊船 『『『『ッビーーーー!! こいつら強すぎるッピーー!!』』』』(お空では大惨事なう ハーヴィ ……でも、… ……もう大丈夫そうだな。(素朴に見上げて ジュディ え、ええ。でも、本丸が――(遠方の飛空船を見上げて ハーヴィ そうか、船はまだ… 空賊船 ローバ『っくー!寄らば散る蚊トンボみたいに落としやがって! 俺達の大事なヒヨッコー達を!』 空賊船 ローバ『回収だって大変なんだぞ! んにゃろう、こうなったら…!』 ジュディ はい、お帰り願えたら良いんですけど……!(困った、という風に 空賊船 ローバ『オメェの出番だ!! ベリル――!!』 ハーヴィ ……、うん… 、(やや呼吸が荒い ジュディ 、ハーヴィさん、、? やっぱり体調が悪いんじゃ…… ジュディ ――。 ひょっとして、、、 取り込まれた、、直後ですか……!? ハーヴィ 、――。(バレた、って顔 空賊船 (飛空艇のハッチが空き、フライヤーが1機飛んでくる ジュディ …! ハーヴィさん!!(それは!という表情で ハーヴィ ……、大会後も、年末年始も、なんだかんだ楽しんじゃって。 …だから、今頃に…(はは、と苦笑して 空賊船 (ヒヨコロボに運転を任せ、誰かが後部座席に……仁王立ちで立っているぞ? 空賊船 ???「――――。」 ジュディ そん、な……、! ジュディ ――、、(ビクッと 直感めいて何かに反応 ハーヴィ ――、…ジュディさん?(やや鈍く ジュディ ―――――。(目を見開き、緊張で汗が吹き出る――視線の先は ハーヴィ … …、(只ならぬ様子に、ジュディの視線の先を見る 空賊船 ???『――――。』 (フライヤーで近付いてくる人影。 空賊船 (ニヤァ、と邪笑 ――2人の背筋を裂くような悪寒が奔る ハーヴィ ――― ―― ?(ゾワッ ジュディ ―――(ゾワッッ、として―― ジュディ ――、(ハーヴィを一瞥。 生唾を飲んで ジュディ (淡い光と共に人馬形態を解除すると――大剣を装備 ハーヴィ ――、(敵、……! それも、只ならぬ…… ジュディ ハーヴィさんはここに! ……私、行ってきます…!!(駆け出す ハーヴィ ……、、 ジュディさん…! ジュディ (直感だった。 相容れぬモノ。相反するモノ。相討つモノ―― それは天使の感だった。 ジュディ ……、!(炎上する甲板の中、跳び上がると飛翔し突撃―― ハーヴィ ……、 そんな、 (よろ、と ジュディ (何より、彼と逢わせてはいけないような。 それは、女性としての―― ハーヴィ …、隠れて待ってるなんて、、出来るわけ……!(ふらつく身体をなんとか動かし、ジュディを追い奔る 空賊船 (空中にて――激突する 白と――黒! ハーヴィ ――(とはいえ自分の機動力じゃどうしようもない、 そう ハーヴィ (試すしか……、 やるしか……無いんだ…… ジュディ (――その直後であった。 白羽が、舞う―― 空賊船 (決着はあまりに一瞬―― ハーヴィ ―――、 。(見上げ、目を見開く ジュディ (力なく、真っ逆さまに墜落―― ジュディ (少しして、水面を叩く音―― すぐに救命ドローンが向かうが―― 空賊船 ???『――、――、 まずは、一人。』 ジュディさんが退室しました ハーヴィ …… ……、 空賊船 (フライヤーより跳び――甲板に着地! ハーヴィ ………ジュディ さん ベリルさんが入室しました ベリル (それは、敵襲――というよりは、囚人であった。 ベリル (全身をベルトのような拘束具で包まれ、腕は背中で拘束。 ベリル (足枷は外れているが、鎖鉄球が付いたまま―― ベリル (白くぼさついた髪。除く褐色肌と、赤い瞳。 かろうじて女性と判るが ハーヴィ ……… (降り立ったモノをふらりと見遣る ベリル (牛型の捻じり角が異様…… そう、見るからにそれは、天使と相成す種族―― ベリル 天使……、まで居るのか。 、、 へぇ。(口枷をされており、時折大袈裟な呼吸音が混ざる ハーヴィ ………、 悪魔族……(呆然と怒りの混ざった声で呟く ベリル シュコー……ぁあ。 そうだな。 シュコーー。 ベリル それで、シュコー… お前は? お前も、海を汚す、アレか?(シュコー ハーヴィ …… 、何?(眉顰めて ベリル ほら、シュコー 言うんだろ、シュコー ヘドロとか シュコー みたいな。 ベリル 違うのか?(空仰いで ハーヴィ ――、……… 空賊船 ローバ『だいたいそんなかーーんじーだーーー!』(遠方から大声で ベリル ……ふぅん。 シュコー ハーヴィ …… だから、襲う、っていうのか… ベリル ローバは。そうらしい。 あと金儲け?(シュコー ハーヴィ ……じゃあ、。 ベリル 俺は違う。(ヒヨコロボが降りてきて、彼女の後ろに回る ハーヴィ ……彼女が何をしたっていうんだよ……!! ハーヴィ 彼女が何を汚したって言うんだ!? 何も、、知らない癖にっ!! ベリル ……(目を細めて怒れる人間を見遣る ベリル 俺は戦うために来た。 ベリル シュコー…… 相手は、ローバの選んだ相手。 飯の代わりに、そういう、『契約』だ。 ベリル まぁ、良いだろ。そんな シュコー コトは。 ベリル 彼女? 戦いに来たから戦った。 負けたから、落ちた。 違うか? ハーヴィ ……、…、そんなの、お前の理屈じゃないか…っ ベリル そうだな。 なら、ぶつけてくれよ。おまえたちの理屈。 ベリル それに確かに知らない。 なぁ。教えてくれ。(ヒヨコロボが後ろにパタパタして……後頭部? 口枷をカチャカチャと ベリル ――――戦えるんだろ? ハーヴィ ――― ……… ベリル (ガシャリ、と口枷が落ちる ベリル なぁ。 ベリル (ギシャリと、サメのような歯で嘲笑う――!! ベリル 人間――!! ベリル (大ガニ股になったかと思うと――弾かれたように突進してくる! ハーヴィ ………ッッ(ギリ ハーヴィ っ、、(突進を見て ハーヴィ っ――我が【罪】よ…!(片手で片目を覆って ハーヴィ 我が喚び声に応えるがいい! ベリル ぅーーーら、、よッ!!(裸足――捩じ込むような突撃蹴りを放つ! ハーヴィ ―――出でよ、生まれ還る獣。――【うみたがり】!(ハーヴィの周囲に環上の黒球が並び展開 ハーヴィ っ、!!(突撃蹴りを受け黒球の一つが弾け散る! ベリル (バイィ ィン っと弾け散る代わりに蹴りも弾かれる ベリル ――、何だ? ゴム……じゃないな?(着地、即、再接近し――再び蹴り! ハーヴィ 、防げ…!(再び黒弾がオートで蹴りを受ける 弾け散り液状化した漆黒がベリルの脚に掛かる 残り4個 ハーヴィ (漆黒に触れた途端、ベリルの身体に奇妙な減衰感が ベリル ――……? (違和感に少し距離を取り着地 ベリル 何だ?(足をふりふりして漆黒を振り落とそうと ハーヴィ …、(漆黒はズルリと滴るように地に落ちる ベリル ……(ふむ、とそれを見て ベリル ――人間。 随分と”こちら側”の術を使うな? ハーヴィ …ドレイン、成功。 Lv02…(漆黒はハーヴィの―否、黒球に還っていくように ハーヴィ ……、…?(ピク、と ベリル こーゆう、やつ、だろ?(彼女の足元から、一気に影が伸び――海の方へ! ハーヴィ ――、…な…? ベリル さぁこい。 ”生まれ得て”、”得ざる眷属”たち――(その場で足を振り上げる――剣の大上段の構えのようで――? ベリル ――アン、ビバレンス〈相叛するモノ〉。 ベリル (彼女の足から先に――漆黒が集まってくる…! ベリル (それは、此処で死に潰えた命、忘却に沈んだ呪い、行き場を無くした怒り。 ベリル (同時に、コールタールや、オイル、廃棄された鉄塊やパイプ、ホース、コンクリ破片―― ハーヴィ ―――(その漆黒には覚えがある。否、流れとしては異なるモノだが、同質だと感じる。 ベリル (物理、摂理、同方面から、この地に相反するものが、彼女の足先に集まり――邪悪で歪な鉄塊と成す…! ベリル 行くぞ人間。一発で潰れてくれるなよ――!(嗤い――鉄塊を振り下ろす! ハーヴィ 、―――…!(オートガード……到底足りない! 咄嗟に横に走り出す ベリル (黒球の作った僅かなズレ――の合間に躱される! ベリル (甲板を叩き潰し、破片が派手に汚く散る…! ハーヴィ っっ!!(ギリギリ回避 自らの黒球も潰され弾け ハーヴィ ――っう、ゎっ!(破片の余波もモロに喰らいながら前向きに吹っ飛び倒れる ベリル (異形剣から脚を引きずり離し――跳躍し残骸の上へ ハーヴィ 、、――…(くそ、せっかく吸収成功したのに、全部… ハーヴィ ……(片手を付き、よろよろと起き上がる ベリル へぇ。今のを躱したか。 ぺしゃんこだと思ったが。 ベリル 何だっけ。 えー……そうだ、ミンチ。 ミンチになると思った。 ハーヴィ ……、、(キッと睨み見上げる ベリル 今夜はハンバーグだな(裸足の――親指と人差し指。 足元のコンクリ破片から突き出た鉄筋を握ると ベリル (バキバキバキズズズ、、、!と鉄筋を引きずり出す ハーヴィ 、、(ベリルを見たまま後方に後退る 同質の術を扱えど、獣の効果は効いてないって事は無かった… ベリル いくぞ、人間。得物で叩く場合はどうだ…?(1.5mほどか。身の丈よりは短いそれを足指で構えて、一足立ち ハーヴィ ―(チラ、とEHを見遣り、再びベリルを見て ベリル ……?(少し訝しむが、まあいいと息を吸って―― ベリル ―――(飛び掛かり接近――そのままぐるりと廻り―― ハーヴィ ――出でよ、裁き定む獣。 ハーヴィ 【フィクサー】!(ハーヴィの後方――喫茶EHの窓の向こうに影が立つ ベリル ぅらよォッ!!(鉄筋落下斬! ハーヴィ (ハーヴィ手前の甲板床から漆黒の脚――山羊の蹄が飛び出て――落下斬と克ち合う! ベリル ――!!(ガ キィィン! ハーヴィ (「スフィアハント」の時よりはだいぶダウンサイジングしている模様。…条件の違いでもあるのだろうか。 ハーヴィ 、、(やっぱり少し、「広すぎる」か…!(拮抗を見遣って自身はベリルから距離を取る ベリル ――ん、だ? バフォメット……?(拮抗を止め、蹴り飛ばすように中空へ飛び上がり ハーヴィ (拮抗した脚は引っ込み、消える ベリル 何だ人間。 悪魔と『契約』でもしたか――!?(空中で身を撚ると―― ベリル (ブンッ!と鉄筋を投げつける! ハーヴィ ―――!(ビク、と動きが止まり―― ブッ飛んでくる鉄筋――を! ハーヴィ (壁から伸びた漆黒の、毛むくじゃらの獣の手が受け止める ハーヴィ …… だから何だって言うんだ。 お前、には、関係無いだろ… ハーヴィ っ!(獣腕がブンッとしなり、鉄筋をベリルに投げ返す! ベリル ――(顔面に直撃――思い切り仰け反る――!! ベリル ――……(ゆっくりと体が戻ってくると……鉄筋を咥えた獣歯 ハーヴィ っ、、(睨んで ベリル (バキッ) っは―― 確かに。(カラーンと2つになった鉄筋が落ちる ベリル ただ、興味は湧くな――!(床を踏みしめると――影が二股に別れて伸び――ハーヴィの左右に ハーヴィ ――、、……! 空賊船 ファントム・バイツ!(水面から飛び出す鮫や鰐の如く――左右から巨大な牙顎がプレスしてくる! ハーヴィ ―― っ ハーヴィ (ハーヴィ自身は咄嗟に竦むが――鉄筋を投げ返した獣腕がハーヴィを掴み、遥か上空に放り上げる ハーヴィ ――、 っっうわ、、!(上空でプレスを回避し、獣腕は牙顎に挟まれ潰れ散る ベリル ――ほう。(そして影に引っ込むようにズブズブと沈む ハーヴィ ―――!(ドシャリと落ちるは、EHの屋根――もとい、展開した砲台の上 ハーヴィ っ、、 ッ、つ……(拙い事はわかる。防戦一方だ。 ベリル ふむ。 真っ向から躱してのけるか……(見上げて ハーヴィ (上空よりベリルを窺う 【獣】のやりくりを工夫すれば、有効打も見えるかもしれないけど…、、 ベリル 俺の■■を凌ぐはな。 ”ソイツ”らは、何だ――?? ハーヴィ ――……(見下ろし ハーヴィ ……【罪】だよ。(ポツリと ベリル ……罪、?(ピクリと ハーヴィ ……オレの、 ……オレ達の、罪。 ベリル へぇ。 悪魔<オレ>の前で、【罪】たァ。 空賊船 (チュドオオオオオオオオオン!!! ベリル 随分と罪深―― ベリル (背後遥か彼方で爆煙が上がる…! ベリル あ?(振り向く ハーヴィ ―― ― …!? ハーヴィ ……あ。(遥か遠くに見える青と赤。 空賊船 (あ、大丈夫、跡形はあった。 ただモクモクと煙を上げて…傾いてる…! 空賊船 ローバ『んなァー!! 反則だろお前ら!! クソッ! 撤退だー!!』 空賊船 ヌーイ『マ”(涙』 ハーヴィ ……… 空賊船 ヒヨッコー『ボコボコだッピー……!』『殻が取れたらまた会おうぜ…!』『今日はおやつ抜きーー!?』 空賊船 ローバ『ベリル! ベリルは何処だ!? っあー船! フライヤーは!? 何!? 残基0だとォォ!?』 空賊船 ローバ『100台はあったんだぞ! この数分で何処に行くってんだよ!!』 空賊船 ローバ『……お前らかァァ――!!』(飛び交う赤と青睨んで 空賊船 ローバ『覚えとけ!覚えとけよーー!! 野郎共撤退だー!!』『『アイアイサーー!』』 ベリル ……… 空賊船 ローバ『ベリーーーール!! 必ず迎えに行くからな!! 待っとけよ!!大人しくしてろよーー!!』 空賊船 (傾いた飛空艇は煙を上げながらセントラ方面に流れていく…! 空賊船 ローバ『ちゃんと歯ァ磨くんだぞーーー!!!』 空賊船 (ゴウンゴウンゴウンゴウン(モクモクモクモク―― 空賊船さんが退室しました ハーヴィ ……… ベリル …… ハーヴィ …… お前は撤退しないのか。 ベリル ……飛べない。(概念拘束 ベリル ……泳げない。(物理拘束 ハーヴィ ……。 ベリル ……。 ハーヴィ じゃあ、捕虜だな。 ベリル 何だと。休戦にならないのか。(真顔で ハーヴィ ……オレの力じゃ、お前を押さえるのは無理かもしれないけど。 ハーヴィ ……この船の戦力なら。(炸裂してる赤青を背景に ベリル ………(空を仰いで ハーヴィ …… 穏便に休戦になんて、なるわけ無いだろ。 …オレが許さない。 ハーヴィ お前はジュディさんを傷付けた。 ベリル …。先程の天使か。 ベリル そうか。それなら。仕方ない。 ハーヴィ …。(表情は冷たく、険しい。抑えきれない怒りが滲んでいる ベリル 捕虜ならば。その間は大人しくしよう。 ハーヴィ ……あぁ。そうしてくれると話が早いな… ベリル その代わり。衣食住は提供してもらう(三白眼でじーっと ベリル それがお前達人間でも通じる捕虜のルールだ。違うか?(厚かましいこと言い始めた ハーヴィ …(急に襲ってきて主張強いな…と顔顰めて) ハーヴィ …船長とスタッフ次第だな。 …変に度量の大きい人だから、受け入れられるとは思うけど。 ベリル ふーむ。なるほどな。 ベリル それもまた『契約』だ。悪魔<オレ>達は、その『契約』とやらで動くモノだからな。 ベリル (ズリズリと鉄球引きずりながらハーヴィに歩み寄ってくる ハーヴィ ………。 ベリル お前。(ズイっと ベリル 【ソレ】。 ――地獄の苦しみだな? ハーヴィ 、―――、!(バッと引いて ベリル っくく、人間ってのはこれだから面白い。 ハーヴィ ……、、(わなわなと)、…見世物じゃない…っ ベリル 自分から地獄の釜に手ェ突っ込んでおいて――今更何を拾おうってんだ?? ベリル 何だ? もう見せてくれないのか? まだあるんだろう? なあ?(邪笑しつつ ハーヴィ ――! いい加減にしろよ…っ! ベリル おう? いいぜ? そういう感情も―― ジュディさんが入室しました ジュディ ダメーーー!! ( ロ ;) ジュディ (間に降り立つボロボロ天使ずぶぬ―れ! ハーヴィ ―――!? ベリル ぁ――?? ジュディ そっ それ以上ハーヴィさんに近寄らないで下さい…!!(ハーヴィの両腕掴んで後ろに隠すように ハーヴィ 、、!ジュディさん…!(押しやられつつ ベリル さっきの天使か。 ッチ、良い処だったのに……天使ってのは回復が早ぇ…… ベリル 何だ何だ。お前のモンか? それ。 ハーヴィ だ、駄目だよ大変な目に遭ったばかりなのに…! こいつは危な―― ジュディ そうです!! ( ロ ) ジュディ ハーヴィ ジュディ Σ(・口・;)!? ベリル ジュディ ちっ 違います!!? ハーヴィ !!(ボンッ ジュディ ハーヴィさんはモノじゃありません!!? ベリル ………(半目で ジュディ わっ 私はだだだ大丈夫ででで!! は、ハーヴィさんこそ大丈夫でしたか…!!? ジュディ な、何かされませんでしたか!? ハーヴィ お、オレはだだだだ大丈夫!!!(大丈夫じゃないくらい顔赤いけどな! ベリル 別にどーもしてねぇよ。 ただまぁ、そうだな。 ベリル 興味が沸くよなァ? ソレにはよ。 ジュディ なっ!! ハーヴィ ………は、だから見世物じゃないって、…… ――― ジュディ だっ ダメです!! 一歩も触れちゃダメです!!(両手広げて完全ガード ハーヴィ ………… ぅ゛(あ、コレ ジュディ そ、そうです! ハーヴィさんはそんなのではありません!! ベリル ンだよ。ちょっと近付くだけだろ。 ジュディ ダメです! 近付いちゃいけません!! ( ロ ;) ベリル じゃー話すだけ。 ジュディ ダ、ダメです! 一方的に喋りかけるのも禁止です! ( ロ ;) ハーヴィ ―― ― ― (ガクッとその場に頽れる ベリル おい。お前のソイツ、束縛強すぎないか?(ぼやくように ジュディ ――そんなんじゃ―――ッッ ハーヴィさん!? ハーヴィ … … … … (片手で口許押さえて蹲る ちょっと色んな沽券とかに関わるのでギリギリギリギリ耐えてる ジュディ だっ 大丈夫ですか!? 医務室……っ いっ 一度出されます…!? ハーヴィ ……、 、ジュディさんは……、(急に蒼白だけど ベリル見上げて絞り出すように ジュディ 一度出したら楽になるって話が……!!(ハーヴィの前で両手で碗作って ハーヴィ …… オレの汚れを、 濯いでくれた人だ。 ハーヴィ ……汚すなんて、言いがかり、止めろよな…。(きっとそれは、ジュディには要領を得ない話だろう。 ジュディ ……、……!? ハーヴィ ………、、(言って、再び俯ける こんなグロッキーで言っても何の格好も付かないな ベリル …………。 ハーヴィ ……い、医務室………・・・・(蚊の無くような感じ ベリル なるほど。 汚してこその悪魔とは、相容れんなぁ。 ベリル そこは。……そこで。 ギリギリ人間を踏みとどまってるわけか(ニィ、と ハーヴィ ……… ……………(表情は窺えない ジュディ は、はい! 医務室、ですね…!!(あせあせとハーヴィを支えるように ハーヴィ ……、ぅ、うん、 ごめん………、(支えられて ジュディ 彼女は他の方に任せて……い、行きましょうハーヴィさん…! ベリル 何、今更逃げないさ。 そういう契約だからな。 ベリル 悪魔は契約を最重視する。悪魔だからな。 ジュディ ………!(なんとも言えない表情でベリル見て ベリル ………… ベリル (ニヤァ ジュディ …………!!! ジュディ ( 皿 ;)!! ハーヴィ ……、、、(2人の表情押し問答には気付かない というかもうそんな余裕無い ジュディ (精一杯のいーっと威嚇して(※ハーヴィからは見えない ジュディ (医務室の方へ――ー! ハーヴィ (冷えた脂汗と悪寒と出てきそうなモン推し留めるので精いっぱいだ………! ハーヴィ (ジュディに連れられて医務室に向かう ジュディさんが退室しました ハーヴィさんが退室しました ベリル ……(ふむ、と見遣って ベリル 契約は守る。 悪魔だからな。 ベリル だが。ところで、誰が来るんだ? ベリル (◯時間後。 「うわホントに待ってた!?」と発見されたとか。 ベリルさんが退室しました 轟天号(修理中)さんが入室しました 轟天号(修理中) (カンカン キュイーン チュィィィィーン 轟天号(修理中) ( ――『OP Result!』 轟天号(修理中) ■ヒメ バトルボーナス :50 op バトルジャンキー :50 op オーバーライド・デッドエンド:50 op ローハイコンビネーション :50 op (計) …… 200 op! ■イヴュ バトルボーナス :50 op サクリファイス :50 op オーバーキル・デッドエンド:50 op ブロッソコンビネーション :50 op (計) …… 200 op! 轟天号(修理中) ■パイソン バトルボーナス :50 op ユダンタイテキ : 8 op ガルガンティア :50 op ツインブラスト :50 バースデイサプライズ:50 op (計) …… 208 op! ■ショータ バトルボーナス :50 op ファースト・ドリル :50 op セカンド・レヴィアタン :50 op ラストゲーム・ディエンド:50 op サプライズゲッター :10 op (計) …… 210 op! 轟天号(修理中) ■アギト バトルボーナス :50 op アルティメットバウト :100 op エネミークリア :50 op ボス撃破 :50 op (計) …… 200 op! ■唯我 バトルボーナス :50 op アルティメットバウト :100 op エネミークリア :50 op ボス撃破 :50 op (計) …… 200 op! 轟天号(修理中) ■渦明 ジャッジボーナス :100 op (計) …… 100 op! ■ひばり ファーストダメージ:50 op チリョウテアテ :30 op (計) …… 80 op! 轟天号(修理中) ■ルスト バトルボーナス :50 op ファーストブラスト:50 op ガンマ・レイ(拡):50 op 緊急アナウンス :50 op (計) …… 200 op! 轟天号(修理中) ■ジュディ バトルボーナス :50 op サジタリウスアロー :50 op トツゲキストライク :50 op ジェラシーバーニング:50 op (計) …… 200 op! ■ハーヴィ 降り立つは乾いた大地<バトルボーナス>:50 op 黑球招来――出でよ、生まれ還る獣 :50 op 角王無間・双砕蹄 :50 op ジェラシーパニック :50 op (計) …… 200 op! 轟天号(修理中) ■上記以外のクルーズ乗船キャラ全員 ヒヨコブラスターズ:50 op! 轟天号(修理中) (カンカンカン ギュイイイーン ドルリリリリルルルリリ! 轟天号(修理中)さんが退室しました
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「色彩」の頂 カラーレス・レインボー ≡V≡ ゼロ文明 (12) クリーチャー:ゼニス・ハザード/グランセクト 17000 ■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の場、墓地、マナゾーンからツインパクトカードを5枚まで手札に戻す。その後、自分のマナゾーンのカードを5枚まで選び、アンタップする。 ■スマッシュ・バースト ■エターナル・Ω 天命解奪唯我暴創 光/水/闇/火/自然文明 (8) 呪文: ■この呪文は、スマッシュ・バースト以外の方法で唱えることができない。 ■自分の手札にあるツインパクトカードを好きな数見せる。その後、見せたカードの呪文面をコストを支払わずに唱え、クリーチャー面があれば、墓地に置く代わりに場に出す。(呪文面が複数ある場合、どちらかの面を選び、使う。) 作者:キジバト 概要 オリカは熱いうちに作れ!という事で流れに乗って作成。クリーチャー面はツインパクト回収にスマッシュバーストとかなり控えめだが注目すべきは呪文面。手札のツインパクトを両面使う効果であり、バロム砲打つなり轟破天打つなり大概のことならできるはず!本家、特に赤バラギアラとは相性が良く、すぐに動けないこのクリーチャーにSAを付与できる。 企画 【祝】収録決定記念!!己なりのカラーレス・レインボーを創れ!「色災」の頂決定戦!! 評価 名前 コメント
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声 - 興津和幸 冒険部の部長(三代目)、高校3年生。コレクションの一つである『魔法使いの杖』を求めている。知的な印象を与える外見で、人当たりが良く多くの女性にモテている。だが、「誰も自分の前に立っていない世界がほしい」と発言するなど、時々傲慢な部分を覗かせる。隙さえあれば平気で人を欺くが、大抵の場合看破されたり出し抜かれる。コレクションは「ものまね眼鏡」を所有している。 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
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キャラ 黒いジャンプスーツなパンツドレスな勝負服とハイネックノースリニットワンピースな私服で けっこう性格は明るくて元気で1.1ダスカな足でアンダーリムメガネが可愛い一人称我のおばか中学1年生箱入りお嬢様 身長143cm上から95-59-95 芝B中距離A長距離B 才能82 90世代 umgスコア90 ヒミツ トレーナー サポカ SSR 絵柄 性能 SR 絵柄 性能 ルームメイト なかよし 原作要素 オーナー 調教師 厩務員 騎手 概要 努力と根性の熱血爽快爆裂お嬢様! メジロ相手にはなかなか勝てなかったけど常に前向きでいい子で基本的に快進撃って感じで見ていて気持ちよかったね。 でもダービーでアイネスフウジンの逃げとか有馬のオグリ捉える末脚まじで狂ってるよ。 ジュニア期緊張してるのよく引いてたけどその通り負けてたのでサイコロの辻褄合わせうまいなって感心してた。俺よりシナリオうまい。 途中でトレ様といい感じになってたけどシナリオ中にいちゃこらする選択肢引かなかった印象。 高い才能と高笑いから繰り出されるノブリスオブリージュの精神はまさにお嬢様の風格。 あとトレ様との産駒数振ればよかった。 戦績 メイクデビュー 3位 8月未勝利戦 2位 10月未勝利戦 1位 京都ジュニア 2位 ホープフルステークス 7位 若駒ステークス 1位 皐月賞 1位 日本ダービー 1位(アイネスフウジン) セントライト記念 1位 菊花賞 2位(メジロマックイーン 有馬記念 1位(オグリキャップ) 中山記念 2位 大阪杯 1位 天皇賞・春 5位(メジロマックイーン) 宝塚記念 3位(メジロライアン) 天皇賞秋 1位 ジャパンカップ 1位 有馬記念 1位 主な勝利レース 秋シニア三冠
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サカイさんが入室しました サカイ (虹色の背景にぐにゃぐにゃとした謎の空間 サカイ (大理石の円卓テーブルに背の高い木造りの椅子 サカイ (虹色背景に溶け込んだ虹色の床に設置された椅子と机に座らされている12人の人影 サカイ (大理石のテーブルの上にホログラムのように浮かび上がるサカイの姿 サカイ (髭ダンディなEB店員。といってもサボり店員なので顔を知る者は居ないだろう。 サカイ さて。自己紹介は省略モードなので紹介させてもらうさ。 サカイ 君たち同士が出会ったことがあるかはわからないけど、お互いの名前は覚えてもらえないかい? サカイ だってこれから行うゲームには名前が不可欠だからね。 サカイ これは皆様の夢の世界。巡り合うはずのない9人が一同に会す夢のつながり。 サカイ 時間軸?記憶の継続性?さぁ。詳しいことは君たち自身の脳に任せるとするさ。 サカイ 起きたときに夢をどこまで鮮明に覚えているか…それは個人差があるんじゃないかい? サカイ さて。 サカイ 遊戯のルールについてはこれまた省略させてもらうけど サカイ 「汝は人狼なりや?」さ。 サカイ 役職だけは12名分決めなきゃね。 サカイ 伝道者が人気なようだから無理やりにでも入れるよ。 サカイ 進行を素早くするためにちょびっとインフレ気味さ。 サカイ ガンガン死ぬから無力感に襲われないようにしてくれないかい? サカイ ■12人人狼 「狼A」「狼B」「狼C」「サイコ」 「予言」「霊能」「騎士」「暗殺」「市民」「市民」「市民」 「伝道者」 サカイ ☆補足1 「サイコキラー」 ・人狼陣営に所属する狂人 ・夜の行動でサイコに関わった人物を全員死亡させる(人狼や放火魔も返り討ちにする。予言や騎士も殺す。) サカイ ☆補足2 「暗殺者」 ・市民側 ・ゲーム中1度だけ夜に1人選んで殺す サカイ ☆補足3 「伝道者」 ・第三勢力 ・ゲーム開始前に恋人PCを選ぶ ・どちらかが死ぬと道連れで死ぬ ・最後まで生き残っていれば恋人陣営の勝利! サカイ それでは…良い夢を。 サカイさんが退室しました 唯我さんが入室しました 結衣さんが入室しました ゼクシィさんが入室しました 紫水さんが入室しました ルビィさんが入室しました オリグさんが入室しました マリアさんが入室しました 那菜葉さんが入室しました アイスさんが入室しました ハーヴィさんが入室しました クチナシさんが入室しました 北城礬さんが入室しました ゼクシィ (夜が明けると・・・ ゼクシィ (ガラスの水槽に入れられ溺死したゼクシィの姿が・・・ ゼクシィさんが退室しました アイス ……は? ま、またなのか!? 唯我 はっ!なんという事だ! 唯我 進行役が初日に死んでどうする! 北城礬 何?何なんだよ、コレ? マリア まあ。またもこの悪夢ですか。 マリア しかも顔触れもさして変わらない様子。リターンマッチと言った所でしょうか? 結衣 ひどいわ・・・この前で終わったと思ったのに・・・ 北城礬 妙に馴染んでるね。ま。いいけど。 北城礬 僕だって聞いたことあるよ。都市伝説。 北城礬 夢の中で人狼させられる奴でしょ? 栄志がよく呼ばれるって言ってた。 クチナシ 噂のドリームマッチ…よね? わたしも何度か混ざった事があります。 北城礬 ちぇっ、経験者ばっかりか。 北城礬 ま。そんぐらいのハンデ、丁度いいぐらいさ。 ハーヴィ …ふ、望む所だ。(とりあえず格好をつけておく姿勢 ルビィ。さんが入室しました 那菜葉 また、ここに呼ばれてしまったみたいですね……。 紫水 クックック、話には聞いたことがある…。 紫水 丑三つ時、魔人能力で連れ去られた魂が夢という題目で人狼という名の余興を演じさせられるという。 唯我 フッ…詩人だな。 ルビィ。 冗談じゃないってーの!アタシはアタシの好き勝手にやる!!(赤いドレスのギャルだ ルビィ。 夢だからなんでもありだろ!!美味しいご飯でてこーい!!(手を振り回しながら 結衣 残念ね。そういう夢じゃないみたい。 オリグ (ゲッ…アイツは……。 結衣 ユイ達に望まない争いをさせるの。 ルビィさんは退室されたようです マリア この「汝は人狼なりや?」は互いの精神を削り競う遊戯。願っても出てくるのは縛り首用の縄くらいでしょうね。 唯我 そろそろ皆目が覚めた頃か? 唯我 なら、始めよう! マリア ですが、まあ。賜ったモノを駆使し、私達は戦うしか無いという訳です。 唯我 俺は偉大なる予言者! ルビィ。 えー……縛り首用の縄とかお洒落じゃないしー…… マリア ええ、その調子です。司会業スタッフが居なくなったからと言って黙りこくられては困りますからね、王神帝唯我。 結衣 え?ふーーーん。そうなんだー。 結衣 ユイも予言者だよ? 結衣 嬉しいね。一緒だね?(ニコッと オリグ クソッ…また前と同じ流れじゃないか? アイス げ、あいつは…(ユイを見てぞわりんりん 唯我 一緒なワケがあるか。 唯我 だが対抗は出てこよう。他には居ないか?我こそが予言者というものは。 クチナシ 居ない…でしょうか? 唯我 なら良い。 結衣 おに――唯我クンとの一騎打ちだね? オリグ アイツが、あの女の兄貴…なのか……。 唯我 アイス=ホワイトローズ。おまえは市民だな。 那菜葉 (すっとアイスに近寄って アイス 、あぁ、勿論だ!(急に名指しされてちょっと驚きつつ 那菜葉 前回は負けてしまいましたが、今回はそうはいきませんから…。(ぼそりと 唯我 ココへ来る前に”天の声”を聞いたが、前回の宴の勝者らしいじゃないか。 唯我 初日で予言する理由に十分に足る。ま、そうでなくとも予言したであろうがね。 紫水 天の声……。そは一体。(顔面包帯ぐるぐる巻きコート男 アイス 、何だ? 何やら僕の戦功は知れ渡ってるみたいじゃないか。 紫水 しかしこの場には関係がないか。ムゥ……。(真面目に思案しているようだ 唯我 当然よ。夢の中で行われた事であろうと、俺が知らぬはずがない。 結衣 へぇーーー。 結衣 うーん。どうしようかな。 アイス 大貴族サマ方に意識して貰えるのは有り難い事だがね(少々焦りつつ、まんざらでも無さそーだ 結衣 ユイの予言結果は秘密にするねっ。 結衣 ふふふ。明日には伝えるからさ? 紫水 我はこの遊戯に不慣れなのだが…、予言結果を秘密にすることがメリットに繋がることはあるのか? 結衣 それを説明しちゃうと答えを言うのも同じだからねー。 結衣 だから秘密。ゴメンネ 紫水 フム…成程。ではそれも合わせて明日に説明してもらうことにしよう。 紫水 異論はないな?(>ユイに マリア 本日は予言者を残しグレーから処刑する、暗にその方針を薦めているのでしょうか。 結衣 いいよ! 北城礬 小賢しい。なら可能性を摘んでおくよ。 マリア ええ、ですけれど、私、それは反対します。 北城礬 僕が霊能者だ。 北城礬 初日に予言者のフリをして二日目から霊能者…なんて小賢しい真似はやめてくれないかな? 結衣 ぇー。そうじゃないんだけどなー? マリア 今回の配役比を見ればわかる事ですが、人外勢力は最大6名。全体の半分が敵に成り得る仕様なのです。 ハーヴィ ……ま、待。 待っ… 紫水 ム。 マリア 役職者に対抗が出ているならば、そこから進んで処刑してゆくべきだと私は進言します。まあ、何方にせよ終了は早まるでしょうが。 紫水 主は今何を言おうとした?(ハーヴィに ハーヴィ ま、……待つが良い!! 唯我 ほう?何をだ? ルビィ。 アタシもそれに賛成〜。とっとと決めちゃお〜よ(>マリアに ルビィ。 話し合ってもこんなじゃ拉致あかないっての。 ハーヴィ ……ッ(必死の大声でちょっと疲れて、紫水をチラッと見て戻して、)…… 紫水 (包帯がぐるぐる巻きの表情が全くわからない男。危害をくわえそうな感じしかないとも言えるだろう。 ハーヴィ お、オレこそが……真の霊能者だ…! 北城礬 っ・・・?なんだと・・・? ハーヴィ だから、その、、敵は……いっぱい出てる!(説明が微妙に拙い 北城礬 僕に歯向かうつもりなのか? ハーヴィ と、当然だ……札を引いたからには、役割を全うさせてもらう。 那菜葉 おやおや、これは…。 ハーヴィ 偽 フェイク を跋扈させる訳には行かないからな……! 那菜葉 どうすればいいのでしょうか…万里愛様。 北城礬 ビビリの癖によく吠える…はっ、いいよ。僕の才能で磨り潰してあげるさ! オリグ (落ち着け…このノイズだらけの中から情報を抜き取れ…… マリア 予言が2人、霊能が2人ですか。 オリグ (きっと有用な情報があるはずだ…何か本当の…… オリグ (……… オリグ (考えてもわからないのでオリグは推理をやめた マリア 霊能は結果が出ていませんので置いておきますが、 マリア 予言者候補の王神帝唯我はアイス=ホワイトローズを村人と予言、ユイさんは結果を秘匿しています。 結衣 うん。そうだよ? マリア 出ている情報は以上です。 それらを踏まえた上で、役職者4名の内から投票を行いましょう。 結衣 なんでユイ達役職者から殺そうとしちゃうの? 唯我 2名づつ出ている以上誰かは偽物という話か。シンプルではあるな。 マリア 予言と霊能どちらを優先するか、予言対象の選抜や秘匿をどう見るかなどは各々にお任せしますし、その投票は後の判断材料にもなります。 マリア これが私の意見になります。異論等あれば是非に。 ルビィ。 アタシはこの二人のどっちかに入れればと思うよ!(>予言者二人に ルビィ。 なんでかって話が早いっしょ! 結衣 ユイは貴重な情報源を殺そうとするこの子(マリア)が怪しいと思いまーす(手を上げて 那菜葉 おやおや……。 マリア まあ。投票の理由は説明した筈なのですけど。 北城礬 唯一の白判定。君はどう思うのさ?(アイスに アイス 、ぼ、僕か。 …え、えっと、だな。 アイス 予言者二人の内なら…、王神帝当主殿の方が信頼に足るんじゃないか? オリグ まぁ、そうなるだろうな…。 オリグ お前、予言の内容を言わないとまた処刑されるぞ…?(ユイに 結衣 えー?ずいぶんとおにい―唯我クンの方を持つんだね。 クチナシ 自分の潔白を証明してくれてるから…っていうのもあるのかな。 アイス ま、まあそれもあるし。 ……まあ、別の理由もな……(過去の記憶が蘇る… ルビィ。 もうアンタでよくなーい?(ユイの肩ぽんと叩いて アイス そ、そもそもだ!結果を言わないって作戦としてアリなのか!? 結衣 え?嫌だよぉ(肩の手を払って ルビィ。 だって埒が明かないじゃーん ルビィ。 アタシ、イラチな方だからもうアンタに入れるね!決定! 唯我 なら俺も入れようか。役職者全員を消すっていうんじゃなく対抗予言者だけ消すなら賛成だ。 結衣 えー。。。何それー。 結衣 ユイの予言聞きたくないの?ユイ無しで大丈夫?生きていける? アイス き、聞きたくないも何もお前が言わないんじゃないか… 紫水 フム。 結衣 ユイの明日の予言は決めたよ。あの子(マリア) 結衣 予言者真っ先に殺そうとするなんて絶対おかしいもん。 結衣 投票もあの子ね。 紫水 (そう言われると筋が通っている気がするが…… マリア まあ。私は「役職候補の中から」としか言っていませんよ? 占われるのは構いませんけれど(ふふ、と マリア その中から投票を絞る発言をしたのはアイス=ホワイトローズでしたね。 北城礬 正確だな。 アイス ま、待てよ。僕を疑うって言うのか!? マリア いいえ、今の所は別に。ただ事実を整理しておこうという事です。 マリア 皆様、心はお決まりに?投票に入っても大丈夫かしら? ルビィ。 アタシはアンタだよ〜(ユイの肩ポンポンと 紫水 ……我は構わんが。 北城礬 僕も構わないさ? ハーヴィ オレだって勿論決まっているさ… 那菜葉 (うなずく 唯我 投票結果を発表しよう。 唯我 今日の結果はこうなった。 唯我、マリア、アイス、ななは、オリグ、ルビィ→ユイ 紫水、クチナシ→アイス 北城礬→ハーヴィ ハーヴィ→北城礬 ユイ→マリア 唯我 処刑されるのは…結衣。貴様だな。 結衣 あ~あ。 結衣 残念。 唯我 処刑は俺が行う。対抗だしな。 結衣 …痛く、しないでね? 唯我 無論だ。 唯我 天の声よ!俺に技を授けよ! 唯我 (結衣に歩いて近づき 唯我 結衣、安らかなる眠りにつけ。 唯我 (花冠を頭に乗せる 結衣 ・・・!? え、お兄ちゃ・・・ 結衣さんが退室しました 唯我 (全ては闇に包まれ夜に 紫水 ム…終わったか。(腕を組みながら様子を見ている ハーヴィ (そして………空は暗くなり、夜が来る。 ハーヴィ (夜が明けると―――― ハーヴィ (檜の桶に頭だけ突っ込んだ状態で絶命するハーヴィの姿 ハーヴィさんが退室しました マリア 二日目ですね。 那菜葉 生き延びることが…できたのですね。 アイス ……あ、あぁ。(ハンカチで口許押さえて やや青ざめた顔 唯我 無念だ・・・ハーヴィは村人だった・・・ 北城礬 霊能より先に結果を言うのは辞めてくれないかな? 北城礬 まだ狼は一匹たりとも死んでなかったよ。 唯我 先も何もあるかよ。ハーヴィは村人だったんだ。 唯我 偽物はお前だろう?北城礬。 マリア なるほど。対抗の霊能候補が捕食された霊能者と、死人を占った予言者ですか。 北城礬 それを言うならお前もだろう。王神帝唯我。 マリア 状況は案外シンプルになったと言えるかもしれませんね? クチナシ ……そう、なの? オリグ ……詳しく聞かせてもらおうか。 マリア いえ、単純にどちらにも瑕疵がありますから。 紫水 ムゥ? マリア どの順で何日まで生かすか、というだけの話ではないかしら。 勿論、余り悠長な事は言っていられませんけど。 唯我 簡単な話だ。ハーヴィを予言しても俺は死んでいない。 唯我 ということは奴はサイコキラーじゃないのさ。 唯我 つまり本物の霊媒師。それ以外考えられん。 クチナシ あぁ、一人で亡くなったから伝道もありえないですしね…。 北城礬 そんなの唯我が本物の占い師だった時だけの話さ。 紫水 成程。 北城礬 ハーヴィはサイコで死んだかもしれないし暗殺で死んだかもしれないし、市民のくせに霊能を騙って僕の身代わりになったかもしれない。 北城礬 無限に可能性があるのを気づいて無視するなんて唯我、どこまで本気だ? 北城礬 この僕を早く殺さなきゃならない理由でもあるのか? 唯我 ハッ、あくまで俺視点の話だよ。信じるかどうかは皆の声次第さ。 ルビィ。 アタシはアンタらを順番に処刑するってのに賛成〜 ルビィ。 なんでって話が早いから。アタシイラチなんだぁ〜 ルビィ。 順番はどっちでもいいじゃなーい?アンタからいっとくー?(バンの肩ぽんとして 北城礬 聞いてなかったのか?まだ狼は1人も見つかっていないんだぞ? 北城礬 その状態で僕らを殺してどうする?恋人はどうやって見つけ出す? ルビィ。 ま、そん時はそんときっしょ。 マリア まあ。互いに疑いを向けていながら処刑は保留すると? 唯我 そんなまどろこっしい事、選ぶような奴じゃあないだろ。なあ北城礬。 唯我 どっちがこの村に生き残るにふさわしいか…ちょっとカリスマ勝負と行こうぜ? 北城礬 …はぁ。仕方ない。 北城礬 僕の提案を不意にしたことを後悔して死ね。王神帝唯我。 アイス じゃあ…2人のどちらかに投票を行えばいいんだな…? 唯我 ―という、ワケさ。 オリグ 話は決まったようだな。とっとと行こうか…。 クチナシ う、うん、そっかぁ……。(考え込む様子で 紫水 何かあるのか? クチナシ ぁ、いえ。ううん、決めきれないなぁ\\\ って思っただけです。(困ったように笑って 紫水 成程。 紫水 意見も出ぬようだ。投票と行こうか。 唯我 投票結果だ。 唯我、ななは、しすい、るびぃ、おりぐ、アイス、→北城礬 北城礬、マリア→唯我 クチナシ→アイス 唯我 処刑は北城礬。貴様だ。 北城礬 なん・・・だと・・・ 唯我 手短に行くぞ。 唯我 必殺!(飛び上がり 唯我 天衝海轢刃!!!(天 北城礬 (天) 北城礬さんが退室しました 唯我 (全ては夜に アイス (夜が明けると―――― アイス (真四角に氷漬けにされた姿。さながら水槽の如く アイスさんが退室しました 唯我 予言しよう。 唯我 クチナシは人狼だ。 紫水 フム クチナシ ……え? マリア まあ。(口元を押さえて クチナシ えっと。 …そう、ですね…(困ったような笑みを浮かべて) クチナシ 何故…わたしなんでしょうか? 唯我 2日連続でアイスに投票しているからな。 唯我 人狼の可能性を持つものへの投票を避けている傾向に見える。 マリア 確かに、些か日和見な票ではありましたね。 クチナシ それは…、村人の可能性を持つ者への投票を避けていた…とも言えないでしょうか? 唯我 ほう? アイスは村人でないとでも? クチナシ 少なくともわたしは、その心算でしたから。…こういう遊戯で、こういった選択が浮くのは、よくわかっているんですけど。 オリグ なら、アイスが村人ではないというその選択の理由を聞かせてくれ……。 クチナシ …これはもう、性格ですから。疑われてしまったのなら、仕方がないとは思います。 オリグ 違うな、村人だ、か? クチナシ …ぇっと、そうですね、わたしはアイスさんを疑ってはいないです。ただ、確実に予言者や霊能者ではありませんでした。 クチナシ ですから、ユイさんや礬さんよりは、優先的な投票対象になりました。 オリグ 人狼陣営が多いからこそ、必然的に人狼側である可能性が高まるというワケか… 唯我 そもそも役職を刈り取っていく方針に反対だったか?まあ良い。 唯我 理由はどうあれ俺は予言した。そして人狼だった。 ルビィ。 つまり、二つに一つってことになるってワケ? マリア まあ、各々の投票理論は深く言及する所ではありませんね。 そして王神帝唯我の予言も、一先ず参考にして良い物と私は考えます。 ルビィ。 ふーん。 マリア その上で、本日処刑するかどうかです。 ルビィ。 ならアタシはアンタに入れるよ。(クチナシに 唯我 コレを殺していいのか。それが問題だな。 ルビィ。 どゆこと? 唯我 2人死んだ夜が無いだろう。 唯我 つまり恋人陣営は生きている。 マリア そう、これまでの処刑で順調に偽者を狩れていた場合、逆に拙いのですよね。 唯我 更に…少なくとも2人の偽物が死んでいる。こいつが最後の狼かもしれん。 ルビィ。 ふーん、そんなパターンもあんのね。 那菜葉 ……それで前回私は敗北してしまいましたので。 マリア 今は7名ですか。チャンスは余り多くありませんね。 ルビィ。 そうなの?まあ次で考えれば良くない? ルビィ。 まだ7人もいるんでしょ? マリア 私としては残った予言者も完全に信じる訳には参りませんし、頭が痛い所ですが(ふぅ、と 唯我 俺が恋人予言者だという可能性を排除しての話だが、 唯我 生き残っていて予言もされていない…情報無しから処刑すべきだろう。 唯我 恋人かサイコキラーか人狼3匹目か。どれが見つかっても損はない。 紫水 ムゥ。 マリア 王神帝唯我とクチナシさん以外の全員ですね? マリア 兎角、方針には異論はありません。 オリグ ちょっと待て、どうしてそうなる! オリグ え、それでいいの…か…? 唯我 俺を信じるならな。 マリア 少なくともこの予言者候補が伝道陣営である可能性は低いでしょう。ゼロではありませんが。 マリア よって、この一夜に関しては方針に乗っても良いと判断します。 那菜葉 そう…なのですね…… ルビィ。 でさー、結局誰に入れればいいワケ? 唯我 オリグ、那菜葉、マリア、ルビィ。この4人から入れる。 ルビィ。 アタシはパスだよ。 唯我 良いだろう。 マリア 紫水さんを除外する理由は? 紫水 ム。(忘れられていただけだと思っていたぞ 唯我 理由は…無いな! 唯我 紫水も候補に入れよう。良い指摘だ。 紫水 我を殺すことは益にはならぬぞ。 マリア 成程。(忘れていただけのようですね 紫水 この剣、フオンチュウは大義のために振るうものなり。 紫水 そういうことだ。 クチナシ ……。わたしは唯我さんに投票しますね。 唯我 良いだろう。 唯我 俺は那菜葉に投票し、ルビィ。を予言する。 紫水 成程。 唯我 気を悪くするなよ。万が一のサイコキラーを考えてコレからは予言先を宣言しておかねばな。 那菜葉 ああ…この流れ…私きっと処刑されてしまいますのね…。 マリア さあ、皆さん、投票は決まりましたか? 那菜葉 私は市民。それ以上でも以下でもありません。 那菜葉 それではみなさま、ごきげんよう…。(スカートをもってひらりと オリグ 投票か。 唯我 結果発表だ。 オリグ、ルビィ、唯我→ななは マリア、しすい→オリグ ななは、クチナシ→唯我 唯我 処刑は誰にされたい? 那菜葉 そうですね、では唯我様で 唯我 良いだろう。 唯我 必殺!(高く飛び上がり 唯我 (那菜葉を包み込む渦潮 唯我 (唯我の手元から桜の花びらが舞い散り 唯我 (渦潮に吸い込まれていく 唯我 (そして、全ては夜に! 那菜葉 水龍様…私に加護を…(祈るが、 那菜葉 な…(祈りはとどかなかった 那菜葉 (水) 那菜葉さんが退室しました 紫水 (夜が明けるとそこには 紫水 (無残にも絞殺させられた包帯ぐるぐる男が 紫水さんが退室しました マリア 5名ですね。 クチナシ ………。 唯我 2名死は起きなかったか。 ルビィさんが入室しました ルビィ で、この後どうすればいいカンジ? 唯我 ルビィ。貴様は人狼でもサイコキラーでもなかった。 唯我 ここで… マリア 成程。予言ご苦労様です。 ルビィ そりゃそーでしょ。だってアタシだし。 ルビィ。さんは退室されたようです 唯我 恋人を処刑し2名死に、誰かを食べ3名減ると、人狼の勝ちか。 マリア つまり、村人が勝利するには… マリア 人狼陣営と恋人陣営が重なっている可能性に賭けるしかない、という状況かしら? 唯我 クチナシが人狼と重なっている可能性にかけるか、 唯我 誰かを処刑し、その恋人を当て、更に生き残った騎士がクチナシの捕食を防ぐ…薄い線だな。 オリグ ……なるほどな。 唯我 フッ、ここまで恋人達が厄介なものだとは、やられたね。 唯我 次があれば初日から念入りに恋人探し(潰し)をしておかねば。 オリグ 待て、もし恋人が残っているなら…どうなる。 マリア 村陣営の勝利は非常に困難。一か八かしかありません、というお話をしていました。(オリグに 唯我 もし、というか確実に残っているがね。 オリグ なるほど。 クチナシ ……。何にせよ、わたしの処刑は逃れられなさそうですね。 オリグ 人狼側が恋人側である可能性もあるのか。 唯我 どうしたクチナシ? 自分が最後の狼かどうかぐらい教えてくれても良いんだぞ? オリグ ……ところで俺は暗殺者だ。だがまだ能力は使っていない。 唯我 ほう? 唯我 それは… 唯我 それは、良いことを聞いたな。 オリグ そう、そういうことだ。おそらくな…。 唯我 マリアあたりを処刑して、恋人連鎖が起きたとしても、 マリア …暗殺者の仕事は夜に行われるのでしたよね。(考え 唯我 貴様がクチナシを暗殺すれば、俺が食われて…ふっ、1人残るではないか。 マリア 狼と克ち合った場合、勝利判定は何処で行われるのかしら。 唯我 ハッ、俺としたことが勝手に道を閉ざしてしまっていたようだ! 唯我 狼と暗殺者の相打ちだろうよ。 マリア 狼の勝利条件は「人狼が村人と同じ人数になった時」の筈ですから。 唯我 夜になった瞬間、狼1:村人1なら狼の勝利。 唯我 夜になった瞬間、狼1:村人2ならそこから捕食と暗殺の殺し合い。 マリア 成程。 それで。 唯我 マリア。貴様にはなんの恨みもないが死んでもらおう。投票するぞ? マリア おまえはその目論見で、私を殺す心算のようね。 ならば番は誰だとお思い? マリア 根拠も推理も疑いも無く、只の当て推量なのでしょう。 そんな裁き方では私は赦しません。 唯我 痛い所をついてくる。ハッ マリア 殺るのならば、根拠と殺意を以て御出でなさい。 不敬よ、おまえ。 唯我 今宵の俺は予言の力に自惚れ、ツメの甘い推理しかしてこなかった。 唯我 が、それでもだ。暗殺者がいると言うならその可能性にかけるしかあるまい。 唯我 自ら暗殺者を名乗ったもの。死を諦めた人狼。あえて言おう。愚かな予言者。 唯我 この3人を除くともう2人しか残っていない。 マリア …そう、そうね。 なら、そういう事にしましょう。 ルビィ フーーーン。 唯我 勝ち誇り…はできないな。まだどの陣営にも敗北の可能性が多分に残されている。 マリア しかしね。仮に。もしも、その推測が正しかったとしましょう。その場合。 マリア そう、解っているようね。 おまえの推理が正しいのなら、おまえの味方はこの場に2人しかいないのよ。 クチナシ ………。 ルビィ アタシ難しいことは良くわかんないけどさ〜 ルビィ もしそうだったらの話だけど。どこが勝つのか、アンタが決めな(クチナシに 唯我 投票に入ろう。俺はマリアに入れる。ほかはそれぞれ念じるがいいさ。 クチナシ ……。整理できているかわかりませんけれど。 クチナシ 恋人陣営が勝利するには、きっとわたしに投票するしかありません。 クチナシ そして、恋人陣営が処刑された場合は、暗殺者の力で全てが終わる。 クチナシ ……わたしは、 クチナシ わたしの陣営に最善の結果を齎します。 クチナシ 投票をはじめてください。 唯我 投票結果だ。 ルビィ、マリア→クチナシ オリグ、唯我→マリア クチナシ→オリグ 2票と2票で決戦投票だな。 唯我 ふむ。 唯我 クチナシ、貴様のみ投票を変更し、マリアかクチナシ、どちらか選ぶ… と言いたい所だが、自分には投票できん 唯我 つまり、クチナシがマリアにしか投票できなくなり、 唯我 マリアが3票… 唯我 些かインチキな誘導になるが、 唯我 決選投票のルールはコレで合っているんだよな?(天に マリア 成程、泥臭いですね。 マリア ですが、その泥臭さが機を掴んだという事でしょう。 マリア 処刑はルビィ。お願いしますね。 マリア 中央大陸と東大陸の誼。そして、この奇妙な村を共に生きた誼です。 ルビィ チェッ…… ルビィ …… ルビィ いくよ〜!!(拳を振りかぶって ルビィ ギャル拳!!(顔面にパンチだ マリア ! 遠慮の無い…!(モロに喰らって後ろに吹っ飛ぶ マリアさんが退室しました 唯我 (そして夜に・・・! ルビィ (その前に、死ぬ時は一緒だよ❤︎と書かれた血文字 ルビィさんが退室しました クチナシ (夜が明けると・・・ クチナシ (スラッシャー首斬られトゥアー!他殺死体! クチナシさんが退室しました オリグ (同じく絞め殺された感じの他殺死体! オリグさんが退室しました 唯我 ふっ・・・ 唯我 ハーハッハハハハ! 唯我 残ったのは俺一人! 唯我 勝者は村人陣営だ! 唯我 ・・・ 唯我 と、 唯我 いうわけで 唯我 高らかに宣言したもののギリギリの勝利だったな 唯我 切迫した良い試合とも言えるが・・・ 唯我 もう少し余裕があって、誰が見てもわかる勝利のほうが心地よくもあるな。 唯我 恋人陣営への意識が少なすぎたか…? 唯我 ふむ。 唯我 いかんせん人狼慣れした役職者が多すぎて 唯我 対話が尋問的になってしまったのも反省点だな。 唯我 ココは人狼バーではなくドリームマッチだからな 唯我 望まずに連れてこられる者も多い。 唯我 もう少し柔らかい言い方でも良かったであろう。 唯我 (反省の独り言を繰り返す 唯我 いいヤツ…か。ありがたい褒め言葉だ。 唯我 唯我なんて名前と態度で生きているが… 唯我 なんてことはない。俺は己で自分が完璧で完全でない事なぞとうに知っている。 唯我 ただ、それは完全を目指さないという事ではないからな。 唯我 一人になればいくらでも反省し、完全への一歩としよう。 唯我 ・・・ 唯我 サイコキラーは結衣か…すべてが繋がった。 唯我 さらばだ。また会おう。 唯我 願わくば、次こそ大勝を。 唯我さんが退室しました
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唯我さんが入室しました 唯我 (イルミナが誘拐され、渦明が唯我を叱責し、お見舞いに行き、和平の誓いを立てた 唯我 (その翌日の朝。 唯我 (ジェネシスに建てられた新しき警察機関の前に集まる者達 唯我 オレ達は今から、 唯我 ルインズベルトに突入する。 唯我 だが、殲滅する為じゃない。勿論降伏する為でもない。 唯我 オレのような新参者も、彼らのような影の住人も、 唯我 (ネニュを見て、ナデシコを見て、) 唯我 元の住人も、帰ってきた者も、そしてこれから新しく来る者も、 唯我 過ごせる世界を見つける為、 唯我 (イルミナを見て、) 唯我 彼女達と話をしに行くんだ。 唯我 (イルミナを見て、頷く) 唯我 それじゃあ。 唯我 ーーー 唯我 いくぞ!!ルインズベルトへ!!! 唯我 (壺の封を解き放ち渦まく次元の流れに体を吸い込ませる 唯我さんが退室しました ルインズベルトさんが入室しました ルインズベルト (青。黒。紫。灰。青。黒。白。青。黒。青。 ルインズベルト (広く深く長く続く ルインズベルト (鍾乳洞 ルインズベルト (魔法石で作られた洞窟。その空間そのものが魔導の作り物 ルインズベルト (古代遺跡「ルーインズ」の世界 ルインズベルト 「蒼きは青く。深くは暗く。」 ルインズベルトさんが退室しました 海咲さんが入室しました 海咲 「海に産み堕ちる。」 海咲 「ルーインズ」 オレオルさんが入室しました 唯我さんが入室しました オレオル ―― この詠唱は――! 海咲 「堕海柵」 海咲 (次元に突入してくる精鋭達ーーその顕現ポイントに予め仕掛けられた罠 ネニュさんが入室しました ナデシコさんが入室しました ナデシコ ――え! えええ!? 唯我 ハッッッ!!!(青白く発光し、エネルギーの幕を貼る ネニュ ちょっと!!!飛んで火にいるなんとやらじゃないの!!! ネニュ なんとかしなさいよッ!!!! 海咲 (幕に阻まれ、 海咲 (別空間の水球へと対象を捕縛する術で一網打尽にする策は失敗に終わる ナツハさんが入室しました 海咲 (ただ1人、奴らが首長、新市長唯我だけを鉄柵に捉える 涅根さんが入室しました 海咲 っ、失敗した…っ! 涅根 …ま、一網打尽とは行かないか。 …でもさ。 涅根 見なよ、海咲。 …本命は捕らえてる。 ナデシコ し、市長さん!? わたし達を庇って…! 海咲 (水球に囚われる海男 渦明さんが入室しました 海咲 仕方ない。仕方ないわね。ゼロじゃ無かっただけ、良しとするしかないわ。 ナツハ ………、(銃を構える。大気中の魔力をエネルギーへと変換する巫術を応用したものだ。 唯我 (作戦立案から突入まで半日。唯我達の行動と判断は素早かった。 唯我 (しかし、ルインズベルトは時間の流れが外界とは違う 渦明 …待ち伏せか。 …コッチの動きが割れてたって事ですね。(… 唯我 (外界で半日もあれば外で仕入れた情報を空間中に知らしめて、 ナツハ …ええ、残念ながらね…。 渦明 (…唯我と話をした、あの時に感じた僅かな違和感。 …もっと深追いするべきだったか。 唯我 (闘える者を集めて、予め罠を張っておく事も可能だった。 唯我 (突入するその瞬間に、“天の声”でその事を受信し、辛くも自らを犠牲にクルーを守った船長は 唯我 (そのまま水球の中に閉じ込められた 唯我さんが退室しました 涅根 …で、どーするの。何しに来たのさ。 御一行さん。(洞窟内で待ち構えているのは、ルインズベルトの「兵士」達、そして… 石造りの異形さんが入室しました 石造りの異形 『・・・』 石造りの異形 (黒褐色の、些か悪趣味なゴーレム…と言うには有機的なデザインのそれ。――旧ネシスの民なら、その姿に覚えがある者も居るであろう アルゴさんが入室しました ナデシコ ……ッ! アルゴ あー?なにが和平交渉だよオイ? ナデシコ あ、、あれは…… ネニュ 何しに来たってこっちのセリフよっ!!この分からず屋!!! アルゴ 敵さん、こっち以上に準備万端じゃねえか。 ネニュ ………っ……(威勢よく声を上げるが、異形を見てたじろぐ 涅根 はぁ?(怪訝そうにネニュの方を見て)…アンタは…あぁ、街で見かけた、あの。 海咲 そっちが来たんでしょ。(ネニュに。 ナデシコ ……これは、ネシスの、、神宮寺圧政時代の『懲罰役』…… 海咲 わざわざ。私達の居場所に。 ネニュ アンタだったのねっ…それ操ってたの…… ネニュ サイッテー!!!!アンタのせいでどれだけの人が苦しんでたと思ってるのっ?!! ネニュ それでもせっかく、せっかくやっと平和になったのに……ぐすっ、ひぐっ(泣き始める ネニュ なんでまだアンタたちはアタシたちを苦しめるのよっ!! 海咲 …平和? 海咲 支配者がジジイから変わっただけじゃない。 涅根 …オレはオレが生きる為に必要な事をやってただけ。アンタ等に詫びるつもりも、弁明するつもりも無い。 アルゴ あーあ。そりゃあねえだろうよ。 アルゴ せっかくコッチの嬢ちゃん達や我が物顔の救世主様が自由に暮らせる世界が来るってんだぜ? アルゴ 日陰者はそのまま黙って祝福してればいいのによぉ ナツハ (……明確に交戦する意図があるわ。どうする?(渦眠、ナデシコにぼそっと話す。 オレオル …ちょ、ちょっとアルゴくん!? その……火に油を注ぐのはどうかと!(必死ですって顔で割って入って オレオル 聞いておくれよ、…僕達は戦いに来た訳じゃ無いんだ。 海咲 貴方は… オレオル …久しぶりだね、海咲くん。 オレオルだよ。…旧ネシスの、元市長の息子。 海咲 …そう。 海咲 お気の毒だったわね。元市長を殺したのは私達のようなものよ。 海咲 恨み言でも言いにきたの? オレオル 僕達<ジェネシス>は……君達<ルインズベルト>と戦いたくない。友好関係を結びたい。 …その為に、話し合いをしたくて来たんだよ。 涅根 …… あぁ。何か聞いてるよ。 涅根 オレ達の事、「救う」つもりなんだって?その市長ってやつ。 海咲 その話が聞きたくないから…煩いのを柵に閉じ込めたのよ。 海咲 (海咲の隣の水球に封じ込められる新市長 オレオル ……っ。 ネニュ ………っ(心の中はプリム家の人間がいつもいい格好をしたがることに腹わたが煮えくりかえっているが、黙って話を聞いている。 海咲 でも。そうね、 海咲 他ならぬ犠牲者の貴方と、そうね、貴方とだけなら話しても良い。 海咲 ジジイの仇の余所者や、涅根を怖がる臆病者には話す余地も無いわ、 ネニュ ……何それ。サイッテー…… アルゴ そんな言い方は無いだろうよ。なあお嬢ちゃん。(ネニュに同意 アルゴ アンタらの勝手な都合で虐められてた原住民の臆病者こそ犠牲者だぜ? アルゴ 新参者を追い出して道理を通すってんならまずはこのお嬢様の意見を聞くべきじゃねえのか? ナツハ …まあ、いいけど。アタシ、頭に来たら感情的になっちゃうし…、 ナツハ ……こういうのはそこのボンクラ息子とかの方が得意だと思う。 アルゴ あん? ナツハ ……だけど、ゼッタイゼッタイ、吠え面かかせてやるんだから!! アルゴ (感情的になって戦争の引き金を引いてくれりゃあ楽だったんだが…案外冷静、いや。責任感か?めんどくせえ オレオル …。 …ネニュもまた犠牲者だよ。 そして君も、異形を繰る彼も。 この土地に暮らしていた全員が、同じく犠牲者だと僕は思う。 海咲 … 海咲 そこは、間違ってないわ。 海咲 そうよね?(涅根に確認するように 涅根 …ま。そうだね。…オレもそう思ってるよ。 オレオル そんな人間同士で争いたくない。…皆が豊かに暮らせる道があるのなら、それを模索したい。 オレオル だから、まず、…こんな風に、顔を合わせるだけで武器を向け合うような関係を止めたいんだ。 オレオル ……唯我くんとイルミナを、解放してくれないか。 海咲 …イルミナはいいよ。 オレオル ……、 …ありがとう。 海咲 というより捕らえきれていないわ。唯我の近くに居たけど別空間には送られてない。 海咲 堕海柵の表面に吸い付いてるだけの状態よ。引っ張れば勝手に剥がれるわ。 ナデシコ …!(言葉を聞き、たーっとイルミナちゃんの元に走って ナデシコ ぺいっ!(ひっぱる イルミナさんが入室しました 海咲 (堕海柵に纏めて閉じ込めるつもりだったが、実際に捉えられたのは唯我だけだった ナツハ ……ゲゲゲ!!!ゲゲゲ!!!(ネニュの手に持っているぬいぐるみが不気味に笑い出す。 ナデシコ ひゃい!?(びっくり ナツハ …もう少し様子をみようかと思ったけど、いいわ!!! 海咲 (堕海柵に閉じ込められた者は次元を超えて別のルーインズに送られる。 イルミナ (ばしゃりと水球を破って着地する 海咲 何。 イルミナ ――――、 ナデシコ い、イルミナちゃん、大丈夫ですk……ってネニュちゃん!? ネニュ 吠え面かかせてあげる!!!ルーインズ『人形姫伝説』っ!!! ネニュ (ルーインズ『人形姫伝説』は一日二回だけ使用できる。効果は、何かの対象となっているものを別の何かと入れ替える能力だ。 ナツハ (堕海柵に落としこまれている対象「唯我」を、対象「海咲」に変更する。 海咲 何、っーー 海咲さんが退室しました ナツハ (つまり、「海咲」が異空間に送り込まれて、唯我はこちらに戻ってくる。 唯我さんが入室しました 涅根 は、――? 唯我 (海咲が居た位置に現れる海の男 唯我 ハッ? 世話になったな! 礼を言うぞ!! 唯我 (水飛沫を払って涅根の隣に立つ 涅根 ――……! ネニュ フンっ……。(なぜ最初からしなかったのか。それはヒヨっていたからだ。 涅根 ……・・・ぁぁ。 なーんだ。 ……結局そういう事(ゆら、と数歩下がって 海咲さんが入室しました 海咲 (堕海柵の水球が静かに萎んで、中から海咲が出てくる 涅根 そりゃそうだよな。 顔触れ見れば分かる。交戦を最初から想定してたって事。 海咲 …対策してきたってワケね。(涅根に続けるように ナデシコ え、ちょ、ちょっと待ってください…何か誤解を与えてませんか…!? 涅根 ……海咲を欠かせば、 オレ一人多勢に無勢で倒せると思ったってか。 ま、そー上手くは行かないけどね。 ネニュ ……違うわっ!!!! 海咲 でも残念。 “堕海柵”は閉じ込めた相手を私よりも弱くする空間。 私本人を捕らえる事は出来ないわ。 ネニュ アンタがドヤってる ネニュ からムカついただけよ!!! ネニュ (海咲を指差して 海咲 (言われる直前さえ自信の能力をドヤっている娘 涅根 信じるワケ無いでしょ。バカじゃないの? 渦明 ―――~~~、 唯我さんの! 海咲 (ジジイのお気に入りとして育てられ、四天王にも他の兵士にも甘やかされ、強力な星遺物をも持つ彼女。 海咲 (自然体でドヤって生きている。今更な指摘だ。 ネニュ …バカじゃないわよっ! 唯我 ほう?(渦明を見て 渦明 この「交渉」の実行を決めた、唯我さんの言葉を! 渦明 …伝えるのが一番だと思うんです。 …そう思って、ネニュさんもああしたんだって… 渦明 ……(そういう事にでもしないとちょっとマズいと思っている。 唯我 あぁ、不覚にも捕らえられ一言も言えぬまま戦争になる所だったからな。 イルミナ ――――、…………。 唯我 与えられた場、巡り巡った機会はキチンとこなそう。 渦明 はい。…頼みます。 唯我 海咲!そして涅根! 海咲 …は? 涅根 …何。(ぎろりと 唯我 そして二十余名の兵士達!この空間に暮らす村民達よ!!(彼方まで響く大声で 唯我 すまなかった。 唯我 貴様らの事は知らなかった。 街の支配者を吹き飛ばすーーーそれだけで全てが救われると思っていた。 涅根 、 ………… 唯我 オレが見ていた景色、聞いていた声は、全域じゃあなかった。 唯我 コイツ(オレオル)と共に旅をして、悪い支配者をぶっ飛ばして、苦しむ民を救えればそれでいいと思っていた。 唯我 でも違った。さっき間抜けにもオレが捕まってた間に全部オレオルが言ってくれたさ。 唯我 みんながみんな犠牲者。 唯我 だから救う。 涅根 ………。 涅根 どうやって。 唯我 この街を縛り付けていた元凶はぶっ飛ばした。 唯我 きっかけはそれだけで十分だ。 涅根 …は?本気で言ってるわけ? 唯我 あぁ。本気さ。 涅根 …さっきの見ただろ。オレはネシスの「懲罰役」。ネシスの民とは遺恨がある。 海咲 えぇ。私達ルインズベルトみんながジジイの兵よ。 涅根 あぁ。オレだけじゃない、海咲や他の民だって。 涅根 そんなオレ達とネシスの住民と、どちらも救うなんてどうやる気なわけ。 ネニュ ……っ(感情的に言い返しそうになったが押し留める。 唯我 歩み寄って暮らせばいい。その為の街をオレ達が一緒に作り上げる。 唯我 出来るだろう?オレオル、イルミナ。…ネニュ。 アルゴ 正気とは思えねえって。なあ、お嬢ちゃん。(ネニュに ネニュ ………っ ネニュ できるわよっ。 アルゴ あ? ネニュ そのくらい……。恨みに潰されるほどネシス(アタシたち)は弱くないわっ…… ネニュ ……っ。(その後も感情的に話してしまいそうになるが、いらないことを言ってしまいそうなので、押し止まる。 イルミナ ……、(ネニュさん…………。 アルゴ あ〜〜〜?マジかよ。 ナデシコ ……(ネニュちゃん……! 海咲 …(ネニュから目を逸らし 海咲 涅根…(涅根を縋るように見る 涅根 ………(苦い顔して沈黙する アルゴ オイオイオイオイどいつもこいつも正気か?? オレオル …最初から上手くは行かないかもしれないよ。君達の言う通り、懸念は勿論ある。…けれど。 オレオル …歩み寄って、共生する努力をしてみたいよ、僕は。 オレオル …そうしないと、今以上に素晴らしい景色は見られないと思うから。 唯我 ハッ!違いない。 唯我 貴様達はどうだ?ルインズベルト。 唯我 さっきの言葉が、オレだけの言葉じゃない事は。 唯我 ココに集った様々な民達が進言してくれた。 唯我 歩み寄り、共に暮らそう。 涅根 ……オレだけなら、その賭けに乗ってみるのもアリだったかもね。 海咲 …涅、根? 涅根 …でも、オレは、その一か八かで、オレの大事な人達が傷付くのは嫌だ。 海咲 …うん。 涅根 この選択には、家族の、……民みんなの幸せが懸かってる。 涅根 …なあ、唯我。オレから見れば余所者で侵略者のアンタを、どうやったら信用できる? 唯我 それは当然の疑問だな。 唯我 なら逆に聞くが。 唯我 ジェネシスの民は今、全員が全員。オレのことを真から信じていると思うか? 涅根 全員かは知らないよ。でもアンタは「街の救世主」だ。 唯我 そうだ。(その皮肉めいた響きを自ら認める 涅根 長い圧政時代に、降って現れた新たな頭。…妄信する人間は、少なくないんじゃない。 イルミナ …………。 唯我 でも全員じゃない。当たり前だ。 涅根 …何が言いたいわけ? 唯我 実績を積むしかない。信用されるには。信頼を勝ち取るには。 唯我 オレを信じないルインズベルトの民も、オレを信じていなかったネシスの民も。 唯我 オレのなし得た実績で信頼を得るしかない。 涅根 ……… 涅根 「これからに期待して、信じてくれ」…って? 唯我 あぁ。何も最初から全幅の信頼を寄せてくれとは言わない。 唯我 オレの行動を見て、オレ達の街で過ごして、実績から評価してくれ。 唯我 そして、それは・・・ 唯我 君たちだって変わらない。 涅根 ………。 海咲 どういう事…?(唯我を見ながら、涅根に近づく 唯我 ネニュみたいに物分かりの良い民ばかりじゃあないだろう。 唯我 最初は君たちを信頼しない人だって、残念ながら居るさ。今の涅根がオレに向ける視線のように。 唯我 それでもルインズベルトの民<君たち>が起こす行動や街での過ごし方で、 唯我 みんなが信頼しあっていくのさ。 涅根 ……… 唯我 だからこの街で歩み寄ろう。 唯我 涅根、海咲、ネニュ、ナデシコ、イルミナ、オレオル。 涅根 …っ 海咲 ………(涅根の背中を引っ張る アルゴ 良いのか?お嬢様がた。 涅根 …海咲…。 アルゴ 積年の恨みを弾丸に込めるチャンスなんだぜ? アルゴ こんなていのいい理想論に乗っかって後悔は無いのかよ? ネニュ 望むところよっ!! アルゴ おっ!? ネニュ …薄暗い恨みとか、つらみとか。妬みとか。そんなの飽き飽きよ。 ネニュ せっかくおいしいもの食べれるようになったんだし。 ナデシコ …起こってしまった事は変えられません。わたし自身、整理を付けられている訳でもない。 …でも、そう!(ネニュに同意して ナデシコ そうなんです!皆で仲良くできたり、一緒に美味しい物を食べたり、…そうやって暮らせる方が、ずっと幸せですもの! ナデシコ ルインズベルトの皆さんともそうなれるなら、その方が絶対に良いに決まっています…ので! アルゴ ハッ…楽観主義者どもが。 海咲 涅根。 涅根 …。 涅根 海咲は…どうしたい? ネニュ …アタシたちは、やっと楽観的になれるようになったのよっ…。今ならないでいつなるって言うの?! 海咲 私は…………… 海咲 … ジジイの墓を作る。弔いはそれで終わりにする。 涅根 、…… 涅根 ……そうなんだ。 ……いいの。 海咲 ……いい。 涅根 ……… そっか。 海咲 ジジイの弔いも大事だったけど、ルインズベルト<みんな>が、美味しい物を食べて暮らせる方が良いから。 涅根 ………… 涅根 …………ぁぁ。そっか。 涅根 ………オレも、(不信と敵対心で頑なに縛られた胸中で、揺らぐ思いがあるとすれば、 涅根 (―――「あいつらにも、外の飯食べさせてやりたいな」 涅根 ………同じ事考えたな……… 海咲 ……うん。 涅根 ……… 涅根 …… 涅根 …王神帝唯我。 唯我 あぁ。 涅根 ……アンタの提案を受け入れるよ。 …一先ずは、だけど。 唯我 ありがとう。 涅根 ……でも、この先どうするかはアンタ次第だ。自分で言った通り、信頼させてみせてよね。 オレオル ……! 唯我 勿論だとも。オレ1人だけじゃあ何も出来ないと思い知らされたばかりだからな。 ナツハ ……。(銃の照準を下す。 唯我 歩み寄り、信頼を勝ち取り。より良い暮らしへ。 渦明 …、(ふぅ、と静かに一息吐いて 唯我 オレ達のジェネシスを共に築こう。(涅根に手を差し出す 涅根 ……(差し出された手をじ、と見て 涅根 ……オレにも努力の必要がある。ネシスの民に信じてもらえるかはオレ次第だって、アンタの言った通り。 涅根 足掻ける余地があるなら、その限り足掻くから。…ま、期待しててよね。(言って、手を――取らず。 涅根 (ぱちん、っとハイタッチ風に 唯我 (ハッ、と笑み浮かべハイタッチを受け オレオル ………(そんな、地上の民と地下の民のやりとりを、ほっとした笑顔で眺める 風谷さんが入室しました 風谷 (いつの間にかそこにいて、ぱちぱちと軽く拍手をする。 イルミナ ――………。(ふ、と表情を緩ませて 涅根 、……(音の方を向いて)風谷か。 風谷 ……ああ。最後までぼーっと見てるのもなんだしね。 海咲 風谷。 涅根 ……あぁ。 なんかまた嫌味でも言いに来たわけ? 風谷 別に。風見鶏は風見鶏らしくキミたちに従うさ。 イルミナ ……またそんな。心にもないことを。 イルミナ (そう言って、歩み寄ってくるは唯我達に任せ沈黙していた市長の娘。 風谷 心にもない? ボクはルインズベルトの利益になることだけを考えていたつもりだけど。 風谷 キミの方こそ、何を考えているのか最後までわからなかったな。(イルミナに向かって イルミナ ……。 「翠海を分かつは砂金のきざはし。」 イルミナ 「彼方に消えた亡骸(こえ)を聞け。祖は歴を歩む者。」 イルミナ ルーインズ。 ……『琴、一風。』 イルミナ (手のひらに浮かぶは金色に編まれた長流体……魚の類か。 唯我 ルーインズ…? オレオル 、ん――…? イルミナ (名残惜しげにイルミナの周りを遊泳すると、風谷の方へ イルミナ ……。そうでしょうか?(無垢に風谷を見て 風谷 ……ーー。どういうつもりかな。 イルミナ あの時、約束したでしょう。風谷様はルインズの為になることをする。私は、ジェネシスのためにと。 風谷 いや、そういうことを聞いてるんじゃないんだけどね。 風谷 …まあ、いいさ。 風谷 「潮彩に濡れた星の陽炎。」 風谷 「汝の幽界を織るものよ。汝は果て無きユメの舟。」 風谷 「開け、”星海の廻廊”」 イルミナ ――(懐かしい光の雫。腕元に戻ってくるは――かの星遺物。 風谷 ――――「ルーインズ」。(同じように風谷の懐から光り輝くアクセサリーが現れ、イルミナの方へ舞っていく。 海咲 風谷…イルミナ…?? イルミナ ……。ありがとうございます。(そんな風谷を見て微笑んで。 風谷 …。これで交換は終わりさ。 涅根 ……。 ルーインズを奪う代わりに、自分の渡してたって事? 涅根 へぇ~~~?律義だね~~風谷。(嫌味たっぷりだが、からかうような調子で 風谷 ……、まあそんなところだね。話を持ちかけられたのはボクの方だけど。 風谷 フフ。嫌味を言うのはキミの方じゃないか。 風谷 ……ま、いいさ。 涅根 …あぁ。今となっては…ね。 涅根 ま、…丸く収まった、ってコト。 風谷 ……そうみたいだね。 海咲 そう。だったんだ。 イルミナ (『待って――――下さい!』 『交換……? そんなことをして、ボクに何のメリットが?』 イルミナ (『筒抜けになるだけ――――』 『でも、それこそが、きっとお互いの求める――――――』 イルミナ (唯我からは見えない。海咲の方を見て―― イルミナ ……『しーっ。』(ちいさく指先を立てて、当てた唇が微笑む 海咲 、。 海咲 ふふ。 海咲 (目をパチクリさせ驚いた後、微笑む イルミナ (にこ、と返して、踵も返す。 イルミナ すみません、お時間いただきました。(戻ってきて、一行に一礼し ナデシコ …?? ええっと……(何もよくわかっていない顔 ナデシコ イルミナちゃん、すでにルインズベルトにお友達が…?? イルミナ 乙女の秘密です!(ぐ、と両手を前に ナデシコ なるほどー!(わー!と両手口元に オレオル ……んん~、まあ!(色々と訝し気な気持ちにはなるが…置いておいて!) オレオル 兎角! ――一件落着! という所かな! 唯我 ああっ! イルミナ はい! オレオル はははっ、とはいえこれからもやる事は山積みだとも。新たな街は始まったばかりだからね。 オレオル 復興も完全とは言えないし、人手はどこも足りていない。…ルインズベルトの皆には、そういう意味でも、 オレオル 一緒に街を作っていって欲しい。そう思っているよ。 山元さんが入室しました 涅根 …何。早速こき使おうってわけ。 …ま、 涅根 こっちもお客さん気取るつもりはないし。別にいいけどね。(そうでしょ、と海咲や風谷に 山元 大丈夫大丈夫!任せてってば! 涅根 …って、山元。 海咲 ええ。私達、出来る人達だもの。 風谷 フフ。(ボクは様子見させてもらうけどね。 オレオル ははっ。頼もしいね。(笑って オレオル ……うん。 オレオル …これからも、よろしくね。 ルインズベルトの皆。 唯我 ああっ! 共に働き、共に実績と信頼を積み重ね、歩み寄り営みを育もうではないか!(本日の総復習 唯我 ようこそ! ”“”“オレ達”“”“のジェネシスへ!!!! 唯我 ハーッハッハッハっハ!!!!! 唯我 (長く。短い。この街の最初の戦争が終わった。 涅根さんが退室しました 山元さんが退室しました イルミナさんが退室しました アルゴさんが退室しました ナツハさんが退室しました 風谷さんが退室しました ネニュさんが退室しました オレオルさんが退室しました ナデシコさんが退室しました 渦明さんが退室しました 唯我さんが退室しました 石造りの異形さんが退室しました 海咲さんが退室しました 海咲さんが入室しました 海咲 (お墓は、ルインズベルトの外れに作るね。 海咲 (街に近いとみんなが怖がっちゃうだろうし。 海咲 (それで。それでもう本当におしまい。 海咲 (ばいばい。 海咲 (…クソジジイ。 海咲さんが退室しました
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銀貨 難易度 報酬 開放条件 イージー 120000 Lv22 ノーマル 180000 イージークリア ハード 240000 ノーマルクリア ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 銀貨を編集 武将EXP(十年物の杜康酒) 難易度 報酬 開放条件 イージー 20 ノーマル 30 イージークリア ハード ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 武将EXPを編集 突破丹 難易度 報酬 開放条件 イージー 100 Lv32 ノーマル 200 イージークリア ハード ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 突破丹を編集 宝物EXP(金の硯) 難易度 報酬 開放条件 イージー Lv37で開放 ノーマル イージークリア、Lv47で開放 ハード ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 宝物EXPを編集 装備精錬石 難易度 報酬 開放条件 イージー 20 Lv40で開放 ノーマル イージークリア、Lv52で開放 ハード ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 装備精錬石を編集 神器進化石 難易度 報酬 開放条件 イージー Lv46 ノーマル ハード ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 神器進化石を編集 宝器精錬石 難易度 報酬 開放条件 イージー Lv52 ノーマル ハード ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 宝器精錬石を編集 神獣EXP() 難易度 報酬 開放条件 イージー Lv70 ノーマル ハード ヒーロー レジェンド 伝説 唯我 独尊 神獣EXPを編集
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港の人達さんが入室しました 港の人達 (港都市 オクターン 港の人達 (この地に根深い王神帝家が何やら壮大な旅に出掛けるという噂を聞きつけ 港の人達 (港は人で溢れていた 総音楽団さんが入室しました 総音楽団 (港に設置された巨大会場。その脇には数多楽器の楽団達 総音楽団 (陽気な管絃楽が道行く人々を引き止め、 総音楽団 (軽快なトランペットの協奏曲が青空を抜けていき 総音楽団 (鼓笛の律動が心と水面を揺らす。 総音楽団 (そう、それは、ひとつの旅立ちの祝福―― 港の人達 (海を背にした特設ステージにドライアイスが噴射され、白煙から人影が現れる 唯我さんが入室しました 唯我 待たせたな! 世界よ!! 唯我 (船長帽子を被った軍服風の青年 唯我 天の声を聞くオレの耳には世界からの祝賀が常に鳴り響く… 唯我 が、それでも。それでもなおだ。 唯我 こうやって目の前に直で祝福をくれる君達の声援は心強い。感謝しよう! 港の人達 パチパチパチパチ(拍手する港の人達。 総音楽団 (唯我の演説にあわせ、曲調は静かで強い旋律へ 唯我 そんなオレをわざわざ見に来た者たちへ、 唯我 このオレの 「新世界への想い」や! 「この旅の理想」を! この場で語っても良いんだが… 唯我 生憎とコレから旅する仲間達は毎日オレの声に起こされノイローゼになるかもしれないのでな!彼らに免じて手短に終わらせる事を許してやってくれ! 唯我 だが…1つだけ。この港の民にも紹介させてもらおう。 唯我 この旅の成立に多大な協力を。感謝の意を込めて! 唯我 新しき世界への旅を共にする仲間達だ!!!! 結衣さんが入室しました 旅の仲間たちさんが入室しました 結衣 (ステージセットの虹色のシャボン玉が弾けて 結衣 (中から現れる人々 結衣 (唯我が選んだクルーたち。招待状をもらった人々や船の安全運行を任されたスタッフ達だ 結衣 あぁ…嗚呼…とうとうこの日が来たのね… 旅の仲間たち (ステージにわーわーぞろぞろ現れる 旅の仲間たち (「あぁ…はぁ…ぅぅ…なぜこんな所に…?」 港の人達 パチパチパチパチ(拍手でお出迎え 那菜葉さんが入室しました 那菜葉 (笑顔で手を振っている 紫水さんが入室しました マリアさんが入室しました 紫水 ……(クルーたちに混ざる包帯ぐるぐる巻き男。完全に不穏だが、 マリア (緊張した様子も無く、静かに微笑み民衆に手を振っている 港の人達 (ふむふむ。うんうん。入場といえども人それぞれ… 紫水 (見物客みんな「そういう人なんだろう」と内心で処理し、結果誰もツッコめない。 紫水 フゥフゥ 港の人達 (静かな男の子達と笑顔の挨拶ができる女の子達…うんうん… 港の人達 (港の人達に紛れてやたら目をギラつかせている仮面の女性 ひばりさんが入室しました アイスさんが入室しました 港の人さんが入室しました ひばり ……、(キャップ帽を被り直す。緊張しているようだ。 港の人 でけぇ式典だが急にトイレにいきたくなっちまったぜ…… 港の人 せっかくだしちょっくらあのでかい船のトイレ借りてくるわ(すたたたとこっそり船に入っていく長身の人物が一名。 港の人さんが退室しました アイス …。(気の利いた愛想笑いも見せず、への字に口を結んで見送り人達を見ている三白眼 ルストさんが入室しました ルスト さてさて! 何やら心発言が賑やかあそばしているようだけど! ルスト (港ーsの文字色目立つ女性にたたーっと駆け寄り背面に回りずいっと押して ルスト 君のステージはあそこなんだね? そう、私と同じくね! 港の人達 !? 港の人達 ちょ、ちょっと、まだ、観察中なのに・・・っ(背中を押されてステージに上がり 港の人達さんが退室しました ゼクシィさんが入室しました ゼクシィ (暗めの紫色ドレスに早着替え。港の人達へと会釈をする ルスト (ゼクシィと(勝手に)並び立ち、笑顔で手をブンブン ルスト (格好はラフだ。船員服らしくも作業着じみた感じもある。 結衣 (ルスト達から気持ち離れた所に立つ。港ファッションの女の子 ジュディさんが入室しました ジュディ (一方で人混み側 ジュディ ぇっ 何 えっ えっ……いいの!?(なんか、なんかおきてるようだが ジュディ ――……。 じゃあ、いっか!(なんか解決した模様 ジュディ (とてとて走ってきたかと思うとふよ~っと空を飛び壇上へ ジュディ えーーっと、よくわからないけど…… うん! がんばりまーす!(手を振る……痴女だこれ?! ジュディ (コスプレイヤーみたいなのが結衣の隣に降り立った! 旅の仲間たち 「ぇ。み、見え?ぇ。いや、でもドライアイスかも…ゃ…ねーし…」 結衣 まあっ。天使さんね? ジュディ はい! よろしくお願いします!(無垢満面の笑顔で 結衣 よろしくね?(行儀の良い笑顔で返して 唯我 この通り!天の声によって導かれた世界を旅する仲間達が一同に集った! 唯我 そして・・・この旅の成り立ちに、この方を紹介しないわけにも行くまい! 唯我 我が造船業にさらなる技術革新をもたらした協力者― 唯我 『Vanquish Industries』 C E O! パイソン・ヴァンキッシュ氏だ!! 総音楽団 (ふと、メロディが止む。 総音楽団 (転送光。 出現するのは……巨大な……ウーハースピーカー?? 総音楽団 (爆 音 !! 総音楽団 (―――鳴り響く重低音サラウンド! ジェット機のように押し寄せるエレキ!――ロック・メタルだ! ひばり ぃっ――!!?(爆音に思わず竦める 流星さんが入室しました アイス は―――!?(なんか地面揺れてる感ある ジュディ っわーー!!?(でもなんか嬉しそう 流星 (空から流星が! デジャブ! デジャブなのか!? 流星 (いや、それは――日光を乱反射するレア・メタル! 総音楽団 (人々が歓声を上げる。その名の通りなら、彼もまた時代を駆ける一人の男である。 流星 (ズ ドン!! 流星 (大着地し――立ち上がるは全身覆う強化外骨格<バスタースーツ> 流星 (すると各部が展開変形し、それぞれが独立した鳥型ドローンとなって飛んでいく 流星 (鉄の渡り鳥の群れから現れたのは――ビシっと決めたスーツの男。 流星さんが退室しました パイソンさんが入室しました パイソン (シドリーに構える軍需大企業「ヴァンキッシュ・インダストリーズ」 そのCEOである! ルスト ぃょっ! 技術者サマ! (パチパチパチパチと拍手で迎える 総音楽団 (メタルの熱気にも当てられたか、大歓声が波打つ レニェさんが入室しました パイソン (ビジネス表紙でよくやっている、おきまりの二本指を立てて決め――すかさず大きく一礼。 唯我 (拍手しながらパイソンへと歩み寄り) レニェ ふーむ、音楽といい、予想してなかったのぉ…。かような趣向もあるのか。 総音楽団 (背後では花火が上がる! もうやりたい放題だ! レニェ しかし派手じゃのぉ…。(ひとりごちている給仕服のスタッフ 唯我 ようこそCEO。世界を変える旅へ。(握手・・・いや、拳を突き出す ルスト やー、賑やかなのはいい事だよ。羽振りもいいねぇ。(スタッフ女子ーsことレニェに声を掛ける女子 パイソン いい演説だった。(観衆に見える形で唯我と拳を合わせ、数秒止める――この男カメラ慣れしてる! レニェ そういうものか。皆も楽しそうだし良いことなのだろう。うむ。 結衣 (素直に小さく拍手を重ねてパイソン、唯我達を見ている パイソン (拳を離すと、観衆側に歩み出る。何か喋るようだ。 パイソン (スピーカーの拡声が響く。――それでも唯我ほどじゃないが。 パイソン ――ボク達は別に。 パイソン この海で、海賊のように傍若ぶるつもりはない。 パイソン 今この瞬間より、海の上で誰よりも自由だったとしてもね!! 総音楽団 (喝采と黄色い悲鳴が上がる! パイソン それにボク達は! パイソン 偉そうにふんぞり返るつもりもない(オーバーに肩を竦めて煽る パイソン 誰も、ボク達に口出しできる悪党が居ないからってね! 結衣 ふふふ。(微笑んで聞いている 総音楽団 (割れるような歓声があがり、ドラムビートが更にそれを煽る! パイソン いいんだ、いいんだ(まあまあと手で仰ぎ パイソン 大事なのは――そう。これからの時代だ。 パイソン 先のキアシス事変でまた一つ。 一つの楔が打たれた。 パイソン 時代の楔だ。キミ達や、ボク達はこうして、少しずつ、けれど確実に前に進んでいく。 パイソン 記念日にしよう。 今日もまたひとつ、次なる時代の楔だと! パイソン (割れるような喝采の中、海側に歩んでいく パイソン そうそう。 船をまだ紹介していなかった。(見渡す先は揺れる水面に水平線―― パイソン (そういえば、船が見当たらない…? パイソン 紹介しよう。 これこそが新しき時代の轍となる――(――そう言って、視線で唯我にパス 総音楽団 ( 地 響 き ジュディ え? え? 更に音楽喝采?? ファンファーレ…??!(おっとっと 唯我 覇海進轟天号だ! 総音楽団 (ドパァンと! 巨大な水柱が起こる! 総音楽団さんが退室しました 覇海進轟天号さんが入室しました アイス ―――野太いな!? そんな名前だったのかよ…!?(思わず突っ込む乗船者(予定) 覇海進轟天号 (なんとそれは! 海中から現れた!! ジュディ ゴーテンゴー…!? 覇海進轟天号 (かといって潜水艦のような無骨さはなく、大きく開閉すると豪華なクルーズ客船に! 港の人さんが入室しました 港の人 お、あったあった。やっぱせっかくだしでかいトイレ使いたいよなぁ。(すたすたすたーとこっそり轟天号に入っていく 港の人さんが退室しました マリア …。(特に何もリアクションせず微笑んでいる。センスにどうこう言う立場でも場でも無いのだ 覇海進轟天号 (ステージに近付くとそのまま通路橋を乗せ――すたこらとまずは一名様ご案内! 那菜葉 まぁ。 ひばり ――…………!(唾の下では青ざめてる 唯我 ハッ! 我先にと入っていった者がおるな! 唯我 良い!それで良い!何を遠慮する必要がある! 唯我 我らが征くは新世界! 唯我 新しき一歩を踏み出す事に何の恐れも無い! 唯我 しばしの別れだ!愛しき港の民!(港に背を向けて ???さんが入室しました 那菜葉 (ああ、本当に出発してしまうのですね。大丈夫かしら。 ??? (甲板にぬるりと浮かぶ――……人影? 那菜葉 (……いえ、弱音は言わないと誓いました。 ジュディ なるほどね! 船ね! 楽しそう!!(ふよよ~~っと飛んで入っていこうとして 唯我 世界の果てに君臨せし後に…また会おう!!!! ??? (気付くか気付かぬかの余韻で、スゥ…と物影に消えていく ジュディ ――、ん…?(ふと日を遮る影があるような気がして見上げる ジュディ …… ???(気のせい…? 唯我 (唯我の立っていたステージの床下が天空へと弾き飛ばされる 紫水 ………。不穏。 唯我 (空中でジェット付きスケートボードに変形!ジェットを噴出し、唯我を載せて通路橋へと 唯我さんが退室しました ジュディ ま、いっか!(思い直して中へ ジュディさんが退室しました ??? (先程入っていった何者かの影………だろうか? 結衣 ふふ。ふふふふふ。 紫水 ……ならば我も行こう。我が目的を果たすため。 マリア さて、参りましょうか。 結衣 (通路橋へと歩む 紫水 ハーッハッハッハ!(不穏に笑いながら跳躍して通路橋へ マリア ええ、各々が、各々の目的を果たす為に集った。これは間違いの無い事です。 紫水さんが退室しました パイソン (声援送る観衆をもっともっと!と手で煽りながら後ろ歩きで船に入っていく パイソンさんが退室しました 那菜葉 万里愛様、お久しぶりです。子どもの頃以来でしょうか。(お辞儀を 旅の仲間たち (拍手から逃げるように船へと向かう 旅の仲間たちさんが退室しました 那菜葉 唯我様も大きくなられて、 那菜葉 ………(世間話をしながら通路橋へ 那菜葉さんが退室しました マリア まぁ。 あなたは……雨月藍玉那菜葉ですね? ゼクシィ さてはて…忙しくなりますね…(ニコニコと抑えきれない笑みを浮かべながら ゼクシィさんが退室しました マリア えぇ、随分と久しぶり。 ふふ、こんな所なんて出会うなんて……偶然の筈が無いわね? マリア (特に目立ったアクションは無く、しかし楚々とした姿で。毅然と船へと入っていく レニェ そうじゃなぁ。一仕事じゃ。(通路橋へ マリアさんが退室しました レニェさんが退室しました アイス …。。(拍手大喝采にやや居辛そうに、足早に船へと アイスさんが退室しました ルスト さあさあ皆様!乗船し忘れのうっかり様はいないかい? ひばり ……、(っべー ヤベー…!! やべーよ何だこれ何だこれ ルスト このアルストニア、最後尾はここです看板スタッフ! ひばり (ジェットコースター登ってる時よりヒデぇ…!! 完全に場違いじゃんかあたし 結衣 …。…。…。 お父さん、お母さん、育ててくれてありがとう。 お遊戯会。お魚屋さん。看板娘。 とっても楽しかった。 でも… でも、ユイ、行くね。 お兄ちゃんと一緒に。 この世界の果てまで。 この世界の… 真実 愛 を確かめるために。 結衣さんが退室しました ひばり ……、、 はけちまうかな。(ポソリと ひばり (うん。そうだ、そうしよう。 もとより自分には全然相応しくない絢爛さ。 ひばり (どうせ私には(俯いたまま振り返って歩きだして ルスト ん?(ドーン!とひばりの目の前に ひばり っで!!?(ドーン!にゴチーン!! ひばり (通路橋にすっ転ぶ! ルスト (ゴチーン!アンド跳ね返し!あんま柔らかくない! ルスト どうしたいお客様ナンバーなんだっけ? 雲城ひばり嬢? 覇海進轟天号 (何かこう、ピンボールのアレみたいな要領で ひばり っぇ、何であたしの名―― 覇海進轟天号 (ブン ッ!!! ひばり っ ま !!? ルスト そりゃあ―――スタッフだからさ!(親指立ててスマイル ひばり (轟天号にぺろんと食べられる(入場 ひばりさんが退室しました 覇海進轟天号 (ルストにぐっと b 覇海進轟天号 (改めて通路橋を下ろす ルスト 点呼確認! 大体良し! (周囲を指差し確認して 覇海進轟天号 (ヨシ! ルスト 跳ね橋サンクス!撤収開始(ぴょんと通路橋に乗って ルスト それでは皆様、 行ってきます! (振り返りビシッと指二本で 覇海進轟天号 (橋ごとルストを船内に回収しつつ、出港! ズズズと離れていく ルストさんが退室しました ??? ――― ???さんが退室しました 覇海進轟天号 (歓声を背に受けながら、轟天号旋回 オリグさんが入室しました オリグ (数分後血相を変えて オリグ オイ…なんで船出てんだよ…… オリグさんが退室しました 覇海進轟天号 (本日ハ晴天ナリ、本日ハ晴天ナリ。 誰か一人必死で泳いできている気もするが結果オーライ。 覇海進轟天号 (轟天号、自由と夢を載せて、遥かなる南の島へ、ヨーソロー! 覇海進轟天号さんが退室しました
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ゼクシィさんが入室しました ゼクシィ (クルーズ2日目 ゼクシィ (朝 ゼクシィ 「「みなさま、おはようございます。」」 ゼクシィ (起きている人それぞれの耳に届く不思議原理な声 ゼクシィ (寝ている人は起きたあと耳に届く親切録音仕様だ ゼクシィ 「「当クルーズでは、旅の皆様のささやかなお楽しみにと、」」 ゼクシィ 「「さまざまな催し物を企画しております。」」 ゼクシィ 「「イベントをクリアして王神帝ポイントを集めよう!」」 ゼクシィ 「「最初のゲームは本日お昼頃・・・」」 ゼクシィ 「「船上喫茶エンドレスホライゾンで開催されます」」 ゼクシィ 「「皆様のご参加おまちしております」」 ゼクシィさんが退室しました アイスさんが入室しました マリアさんが入室しました ルストさんが入室しました 紫水さんが入室しました 那菜葉さんが入室しました レニェさんが入室しました ゼクシィさんが入室しました 結衣さんが入室しました 唯我さんが入室しました ゼクシィ あらあら。多くの皆様にお集まり頂きイベンター冥利につきるというもの。(みんなを眺めて アイス 王神帝ポイント、通称OP……ね。 アイス というかこんな呑気な事やってて大丈夫なのか? ほら、先日何か…あっただろ。色々。 レニェ (知らんが、知らんと言ったらここはきまずそうじゃぞ! ゼクシィ はい!みなさんにはOP獲得を目指して目一杯遊んで頂きます! ゼクシィ 何か・・・?あら。うふふ。さあ。あのあとどうなったんでしょうね。うふふ。 アイス いやお前なんで楽しそうなんだよ? ルスト ふむ、このOPってのは私やレニェ嬢のようなスタッフにも設定されているのかい? 紫水 いい風だ……(そのセリフとは全く似つかわしくない風を感じている包帯ぐるぐる男 ゼクシィ 楽しい旅行には愉快なトラブルがつきものです。(両手を合わせて ゼクシィ OPは誰にでも付与されますよーなんなら私にもです! ゼクシィ というわけで早速ゲームの説明に参りましょう! ゼクシィ 最初のゲームは超オーソドックスに人気ゲーム… 紫水 (航海は順調。晴天の下、デッキに併設されたカフェ「Endless Horizon(通称EH)」の中のゲームコーナーにみんな集まっている。 ルスト なるほどぉ。スタッフも交流の枠組みの内ってわけだ?(笑って ゼクシィ 汝は人狼なりや? ゼクシィ です! ルスト (ぱちぱちぱちぱち ゼクシィ (ルール説明がおこなわれ、役職一覧やルールシートが配られる アイス …比較的最近やった覚えがあるんだが。しかもそこそこ似た顔触れで。 ゼクシィ 流行ですからね〜 那菜葉 確かに。何かわたくし、おぼろげですが皆様にひどいことをしたような記憶が… ルスト (カフェの中に大き目のラウンドテーブルが設置されており…テーブルゲームの類が色々と準備されているというわけさ! ゼクシィ (説明を終えると皆の手元に薄型デジタルカードが配られる ルスト (皆を暇させない遊戯に余念が無い船主の意向により、ありとあらゆるゲームの準備があるとも。この先他にも沢山出てくるかもしれないね? ゼクシィ (このカードに役職が表示されたり投票入力を行なったりできるらしい。他のみんなに見えないようにね! アイス …ふぅん。(手遊びのように手元のデジタルカードを弄る レニェ この前はいいとこなくやられてしまった気がするが! レニェ 今回は皆さまを出し抜かせていただきます…(ニコリ レニェ ドローじゃ! マリア えぇ、私も。痛い敗北を喫しました。負けていられませんね? ルスト 私は初だね。まぁ、遊戯のルールくらいは知っているけども?(デジタルカードを眺めて 唯我 ここは夢の世界ではないから…その気になれば読心術のような能力を使える者もいるだろう。 ルスト ほうほう。ふむふむ。なるほど~。(わざとらしく 唯我 が、今回は自重して貰えると有り難い。そのうち能力有りで行うのも一興だが。 ルスト 初めの内はシンプルに、フラットにと言う事だね? 那菜葉 その方が特筆する能力のない私としては助かります。 ゼクシィ 唯我さまの天の声はチートすぎますからね〜 ルスト さてさて、ルールも役職も皆把握できたかな> レニェ (やってやるぞぉ〜 ゼクシィ それではそれでは・・・ ゼクシィ 恐ろしい夜が訪れました・・・(会場内が暗くなる ゼクシィ 「「めくるめく村の悲劇をお楽しみください・・・」」(皆の耳元にささやかれる声 那菜葉 (ドーン!という大きな音?とともに、 那菜葉 (場内の明かりが明るくなっていき 那菜葉 (そこには「GAME OVER」の文字が浮かんだカードを持って立ちすくんでいる那菜葉の姿が 那菜葉 ……そ、そんなの…。 那菜葉 何もできず負けてしまうなんて……。(立ち上がりゲームテーブルの横のテーブルに移動する ゼクシィ (ちなみに私ゼクシィ。ちゃっかり参加者でございます) ゼクシィ (GMは機械がやっております。そのための皆さまの手元のデジタルカードでございます) アイス ………あ!?(那菜葉の方見て思わず 結衣 悲しい・・・悲しいわ。 結衣 また1人・・・村人がいなくなってしまった・・・ 結衣 この村に巣食う狼を・・・人に化けて暮らす人狼を、今日こそ駆逐しないと・・・ ルスト さぁて。犠牲者が現れ……初日の議論開始、となるわけだね。 レニェ やはりこのげえむ、物騒じゃのう〜〜! 唯我 ああ、村を代表する皆に集まってもらった。 紫水 守れ…なかった……(ふるふる震えている アイス ま、、ま、まぁ、 夢の中よりマシじゃないか。エグい事にもならないし… ゼクシィ 残念な事ですが、今日この中から1名処刑しなければなりません。 ゼクシィ これも村を守る為ですから。 紫水 …ウム。では議論と行こうか。 マリア えぇ、始めましょう。 那菜葉 ……がんばってくださ〜い!(隣の席でメロンソーダ飲みながらにこやかに手を振ってる マリア 少なくとも彼女は伝道でも人狼でも無い。味方が一人減っている事は確実ですね。 結衣 占い師、居ないのかな…?この村に。 ルスト どうだい?3人くらい湧き出るのがお約束なんだろ? ゼクシィ 逆に全くのノーヒントで1日目を進めるやり方もあるにはあるのですが… レニェ はいはい!私が占い師じゃ! アイス …、へえ?誰を占ったっていうんだ?(レニェ見て 唯我 他にはいないか? レニェ 占ったのは那菜葉!市民じゃったぞ! ルスト (GM的補足を入れるとだね、今朝は美味しくパンが焼けていたよ! 結衣 そんなの誰でも言えるじゃない… 那菜葉 死人に口なしということで。(何もアドバイスになることは言えないと手でばってんしてる。 レニェ なんじゃと〜!実際にそうだったんじゃから仕方なかろう! マリア 彼女が村人という事は明白ですからね。では、占った理由を聞きましょう。 アイス そ、そうだよ。初日だからってなんとなくってわけじゃないんだろ? レニェ たまたま目についたからじゃ!初日だからだいたい当てずっぽうになるというもの! レニェ ほら、席順的にそうじゃったじゃろ? ゼクシィ (ちなみに席順はこちらですね。 ルスト ユイ 唯我 レニェ ゼクシィ アイス ななは 紫水 マリア ルスト ふーむ。視界に入る位置ではあるね?真向かいというワケではないけども。 レニェ そういうことじゃ(自身満々に ゼクシィ 他に予言者が居ないなら本日はレニェさんが予言者で良いのでは無いでしょうか? ルスト まあ理由そのものの信ぴょう性は置いといて、そうそう、そこだね。 ルスト 本日は彼女を真に置いて、他の7名の中から投票を行うって事でいいかな? 唯我 それならばオレも出よう。霊能者だ。 レニェ なにー!! レニェ 出おったなー!! 唯我 今回は狂人も居ないのでな、早めに出ておいた方が探しやすいだろう 唯我 …出たが、何か不都合があったか? レニェ ない!だがズバリお主が偽物じゃ! 紫水 …ム。 唯我 ふむ。聞こえづらかったかもしれないな。今一度言おう。 唯我 オレは、霊能者だ。 マリア えぇ、予言者ならば困る事は無い筈です。 レニェ ありゃ、勘違いしておったぞ。(きょとんと 唯我 で、あれば良いな。 レニェ ああ!異存ないぞ! 唯我 万事委細問題なし! アイス か、勘違いって…そんな聞き違いあるか!? レニェ 私はこのゲームは二度目なのじゃ!うっかり間違いもあろうというもの! 結衣 そう…変よ。 結衣 そんなに怪しくしちゃ騎士に守ってもらえないかもよ?占い師さん。 レニェ それは困るが… 紫水 (話を聴きながら腕を組んで考えている ルスト 我こそは霊能者!って人は他にいないね? ゼクシィ いらっしゃらないご様子で。 紫水 ……ああ、いないようだな。 ルスト ならばシンプルに1:1だね。ついでに私はパン屋だから投票も予言も無くて構わないよ! ゼクシィ 消極的…というか平和な村ですね。 ゼクシィ おっと、さらにパン屋まで。 紫水 この場合、誰に投票すればいいのだろうか? ゼクシィ 私や紫水さまを含む、無役職5名からランダムがオーソドックスですわね。 マリア まとめましょうか。 ゼクシィさん、アイスさん、紫水さん、ユイさん、私の5名ですね。 紫水 フーム、ランダムか。運任せになるのは仕方ないか。 ゼクシィ そうですね…楽しい楽しい恋人探しの質問はまた明日に持ち越しですかね… マリア 運が良ければこの投票で滅ぼせますし、置いておいて構わないでしょう。 紫水 そうなるな。よし。 マリア ごく平和な信仰ですから、題材も不足しています。 アイス …、それじゃあ、もう投票…になるのか?(手元のデジタルカードを忙しなく弄って 紫水 ……私は決めたぞ。 結衣 ・・・。 結衣 そうですね。今、憶測で狼を決めつけて話し合っても・・・ 結衣 じゃあ…ユイはゼクシィさんに投票します。 ルスト ほほう、その心は? ゼクシィ 宣言しなくともお手元の端末を操作して頂ければ大丈夫ですよ。(ニッコリと 結衣 ずるいじゃない? 結衣 イベント主催者なのに自分も王神帝ポイント?を貰えるなんて。 結衣 今日この村の事だけじゃなく、今後も考えて殺しておくべきかなって。 ルスト ふむ。(ふむ レニェ (その理屈だとスタッフの私は大丈夫なのじゃろうか! ルスト 私もだけど、投票対象に入ってないしね(心の声に返事 ゼクシィ (さっきまで悲しい村人を演じてたはずなのに急にメタい理由で来ましたね…!?) ゼクシィ まあ、それはそれは。 紫水 ………… マリア …余り思考を追っても仕方の無い類ではないかしら。あまり浸ると引き摺られますよ? 結衣 そうかな…? 紫水 それもそう、か。 結衣 そう。そうかな?? でもユイの代わりに死んでくれるなら誰でも良いからね。 結衣 貴女でも良いのよ?(マリアに レニェ なかなかおっかない思考法じゃな! レニェ 話してもキリがなさそうじゃし投票にいくかの! マリア まぁ。この人数比では初日の処刑も重要ですよユイさん。よく思考して選びなさい? 結衣 頼りない占い師に投票しないだけ有難く思って欲しいな。(レニェにニコっと笑顔で レニェ ぐぬぬ〜!! 結衣 ん。 結衣 引き摺られるなとか…よく思考して…とか、どっちなのよ………(マリアを見つめ ルスト まあまあ。いっそこの場で全員投票候補を挙げてみるかい? ルスト 伏せるのも私としては一興だけれど。 紫水 ……私としてはどちらでもよい。明かすのも一興だろう。 紫水 私が投票するのは結衣様だ。理由だが、何か誘導じみたものを感じたのでな。以上だ。 結衣 はあ。こうなるから嫌、嫌なのよね。 結衣 ユイだってちゃんとやってるのに。 マリア 私は彼の予定ですよ。(アイス指して アイス は!? マリア さっきから挙動不審なので。 紫水 ……… アイス ……は!? な、何て事言うんだよ! 紫水 うっ …… ? (結衣の姿を見て何か一瞬嫌な記憶を思い出したようだが、次の瞬間何事もなかった風に戻る アイス 僕は……っ何だ、えぇと、、……し、死ぬ訳には行かないんだよ! ゼクシィ おやまあ何か隠し事でも? 紫水 なに、ゲームだ。実際に処刑するわけではあるまい。(自分に言い聞かせるように 唯我 死ぬわけにはいかないとは…珍しいな。 アイス か、隠し事だなんて……ッ、そんな、別に、(忙しなくデジタルカードを弄り アイス 只……このまま何も出来ずに死ぬのはゴメンだね! 唯我 予言も霊能もパンも出ているが… ルスト う、うわあ。 コレはどうするよ? アイス な、何だよ!!?(カーッ 那菜葉 もー!私を放っておいてみんなで話込んでるんですね。お腹ちゃぽちゃぽになっちゃいますから〜(盛り上がってるテーブルを脇目にメロンソーダに続いてココナッツジュースも飲んでいる。 唯我 残るは騎士ぐらい…いや、余計な詮索だったか? 結衣 ユイが騎士だよ!お兄ー唯我さん!! 結衣 だから殺そ!あの人! ルスト お、おおう? ルスト コレは……どうするよ?(二回目 ゼクシィ あらら騎士まで出てしまって…? 紫水 ム。 アイス ぼ、、 僕が騎士だなんて言ってないだろ!! 殺すなよ!! 結衣 じゃあ何なの? 結衣 あなた、誰かと恋人なの? アイス ッ、 そ、それは…… 違う、まだ…! アイス 言いたくない! まだ何もしてない…出来てないから! レニェ …どういうことじゃ? マリア まだ働いてない、と言う事になると……霊能者でしょうか? アイス な、何でも良いだろ! 紫水 とにかく、結衣様が騎士であるならば私は投票先を変えなければいけないだろうな。 ルスト 何でも良くはないよね?? 紫水 ウーム…(考えてる。 唯我 …そうだな。 唯我 あえて言えば、運が無かったな? ルスト つまりどういう事なんだい? 唯我 今回は死んでもらおう。 唯我 色々と思う事が無いわけでもない。それでも投票しない事はないだろう。 紫水 ウム。では投票といこうか。 ルスト だね。 ゼクシィ はい。 結衣 ふーん。投票ね。 ルストさんが退室しました GM仮面さんが入室しました 結衣 あなたがどういう考えだったかなんて知らないけど。 GM仮面 全員が投票を終え……集計が完了したよ!(無駄にホッケーマスク被って レニェ うーむ…(不慣れなのか端末をかちゃかちゃしてる 結衣 ユイはもう騎士って言っちゃったんだから、死んでよね。 レニェ お!できておったか! GM仮面 投票結果はこうだね! アイス→マリア 他全員→アイス アイス ………、、、 ぅ、(結果を受けて アイス わ、判ってるさ…… ど、どうせ!僕が何やったって上手くやれないんだよ! アイス ・・・・・・…… (ぁーぁ、馬鹿だった。初回と2回目で勝てたからって、今度もって…… 結衣 処刑は必要?ユイが殺そっか? 紫水 ……やれやれ。 アイス いらない。(特に洒落っ気も無く) じゃあな。お元気で! 那菜葉 (隣のテーブルからおいでおいでしてる アイス (傍のテーブルにはける レニェ お疲れ様なのじゃー(手を振って 結衣 ムカつく…せっかくユイが… 結衣 … 結衣 夜ね。おやすみ。 結衣 (会場内が一時的に暗くなる GM仮面 (そして――諸々の処理を終えて――夜が明けるよ! GM仮面 (私もGM仮面から元の姿に戻るとしよう! GM仮面さんが退室しました ルストさんが入室しました 結衣 (夜が明けると・・・ 結衣 (「食べられました!」 結衣 (というプレートが置いてある結衣の席 結衣 ・・・ 結衣 (無言で席をさり、 結衣 (わざわざアイスの隣へ、無言で座る 結衣さんが退室しました アイス ……(頬杖突いてそっぽ向いてる かろうじて対席は抑えたようだ ゼクシィ さてはて!残り6人ですね! 那菜葉 あら、こんにちは〜。……?(何か険悪? アイス 、 ……(ユイの気配に眉顰めて、無言のまま ゼクシィ 昨日は少し悲しげな村の雰囲気を踏襲しておりましたが、 ゼクシィ ここからは情報密度を上げて積極的に狼探しと・・・お待ちかねの恋人探しをしていきたいとー思います! ルスト サーイエッサー!(びしっ 唯我 アイス氏は村人だった。霊能者からは以上だ。 レニェ やっていくのじゃー!(びしっ マリア ………。 彼、村人陣営だったのですか? 唯我 そう言うこともままあるだろう。 マリア 余りの挙動不審に隠匿姿勢。確実に人狼ないし役職持ちの恋人陣営かと思っていましたが。 紫水 ……なるほど。そうだったのか。 ルスト となるとだよ。一つ確かなのは? 唯我 (何故アイスがそのような言動だったか、人狼視点ではなく説明する事も出来るが…) 唯我 (アイスも唯我もそんなことは望んでないだろう。霊能視点としての意見に留めた) ゼクシィ この村にはまだ人狼が2匹潜んでいる。 ゼクシィ そして恋人も2人潜んでいる!という事ですね! レニェ なっ!! ルスト それに彼が味方だったなら、霊能か予言のどちらかは偽者なんじゃないか? レニェ 私は本物じゃぞ! ゼクシィ 狼狼伝パ予霊で数は合う…?あれ?違いますかね? ルスト ん、役職あったんじゃないのかい、彼。騎士は本人が否定してたし。 ルスト あれ、単に村人で死にたくなくてああいう言動だったって事? ルスト コレ深堀りすると傷を抉るヤツかな? 唯我 そう…だと考えて居たが…? アイス ……(テーブルに両手組んで額当てて突っ伏してる ゼクシィ 村人でも誰でも生き残りたい事は生き残りたいですからね〜 那菜葉 まあまあ。ご機嫌なおして。ココナッツジュースでも飲みませんか?(笑顔でアイスに ルスト まあ…、色んな人がいるって事か? ゼクシィ しかし、それはそれとしてレニェ氏。 ゼクシィ 本日のご予言、まだ聞かされていないような? アイス ………。気持ちは有り難いが、遠慮しておく。(突っ伏したままナナハに レニェ 占いの結果じゃな。タイミングがなかったのじゃ。 レニェ そう焦るなよ〜 残念じゃが私は昨日の投票の段階でユイを怪しんでしまった。 レニェ そして占ってしまったのじゃが…、 レニェ なんと白。本当に騎士だったのじゃ! マリア ……。(ふむ、と 唯我 死人続きだな。 唯我 ふむ。これはオレの読みが外れて居たか? レニェ 読みじゃと? レニェ 屍人続きなのは謝る…だがそうなってしまったのじゃ…… マリア …この様な方も居る、で捨て置きますか? それとも? 唯我 あぁ、予言も霊能も騎士もパンも皆本物で、 唯我 平和で順調な進行 唯我 そういう甘い誘惑にやられていたのかもしれないな マリア 雨月藍玉那菜葉の役職は不明ですし、恋人に囲われている可能性もありますからね。 ゼクシィ 残り6人ですからね!偽物斬りなら今日しかないかもしれません! ゼクシィ というわけで質問です。 ゼクシィ レニェさま。 レニェ よかろう。 ゼクシィ この中で恋人に選ぶとしたらどなたが良いですか?直感でも良いのでお選びください。 ゼクシィ 人狼の進行を左右する重要な質問ですので!必ず答えてくださいね! レニェ 恋人…恋人かぁ……。うーむ。 レニェ 唯我じゃな。どことなく頭が良さそうじゃ!リーダーシップもある! レニェ (はっ スタッフの立場としては唯我様だった。 唯我 ご指名感謝するよ。 ルスト おっと!意外とちゃんと答えた! レニェ 当たり前じゃ! ゼクシィ 生存者からお選びするのは人狼的にも熱い回答ですね〜! ゼクシィ では全員分ぱぱっと聞いて参りましょうか?これで恋人勢力を絞れるかもしれません! ゼクシィ 席順では・・・ ゼクシィ (ルスト ユイ 唯我 レニェ ゼクシィ アイス ななは 紫水 マリア ゼクシィ (私じゃーん ゼクシィ 私も唯我さま・・・と言いたい所ですが、ここはあえてずらしましょう。 レニェ (退席者を減らすと ルスト 唯我 レニェ ゼクシィ 紫水 マリア かの? ゼクシィ そのつもりは全くありませんが、唯我さまを隠蓑にされても盛り上がりませんからね。 ゼクシィ わたくしがお選びするとしたら・・・そうですね。アイスさまですね。 ゼクシィ 理由は・・・もう殉職されているので伏せておきましょう。はい。次の方へ。 アイス …… よく言うよ…(ボソッと 紫水 む、私か。 紫水 私は、そうだな。意外かもしれないが結衣様だ。 ルスト ほっほーう!(ほほう 紫水 ……どことなく、だが。直感的なものだ。 紫水 次は万里愛様か。 マリア えぇ。 マリア そうですね。隠れ蓑の心算は無いのですけど、この中より挙げるなら王神帝唯我になるのでしょうね。 ゼクシィ えぇ、私が余計な事を言ったばかりに言いづらくしてごめんなさい。 マリア 私は聖護守家の次期当主。その相手となるならば、相応の格というものが重視されますから。 唯我 ご指名感謝する。 マリア 個人的な趣向は置いておいて、ね。それでは次の方? ルスト 私はゼクシィだよ?(あっさり ゼクシィ あらあら? ルスト はい、雇用主様?(パス 唯我 そうだな。 唯我 二人の指名を受けてどちらかを選ぶ…というのも良いものだが、今ではあるまい。 唯我 オレもゼクシィを選ぼう。コヤツの遊戯の上手さは良く知っているからな。 紫水 なるほど。 ゼクシィ うーん。うんうん。なるほど。なかなかにそこそこに良い回答と反応が得られましたね。 ルスト 意外とちゃんと回答する人が多かったね1 ゼクシィ はい!イベンター冥利に尽きるというもの! ゼクシィ そっくりそのまま当て嵌めれば、恋人候補は私か唯我さまですが、 ゼクシィ 役職、状況、恋人予想などを踏まえて投票に入っていきましょうか? ルスト そーうなるね? マリア 今は6人ですから…今日の内に人狼を仕留めねばなりませんね。 マリア 2:2になっては村の敗北です。 唯我 必中の一撃である必要があるな。 レニェ なるほどのぅ… ルスト 人狼兼恋人!だったらいいけどねぇ(一行を見遣って) マリア 恋人が生きる方がまだ戦う余地がありますから、本日はレニェさんの処刑を進言しますけれど。 唯我 オレもそのつもりだ。 唯我 自分の考えの甘さと向き合わねばなるまい。 レニェ むむむ…! レニェ いいのか!後悔するぞ!! ゼクシィ 後悔するかどうかは・・・朝が来るか次第ですね? 紫水 私も異存はない。レニェ氏に投票しよう。 ルスト そんな感じだね。まあ、間違ってたら後で謝るさ!(軽ーく レニェ ぐぬぬ…これまで…か…。 ゼクシィ さてはて、投票のお時間ですかね〜 紫水 ウム。 ルストさんが退室しました GM仮面さんが入室しました GM仮面 投票の結果が出たようだね! GM仮面 結果はこうさ! レニェ→唯我 他全員→レニェ GM仮面 本日の処刑は――レニェ嬢!君だよ! レニェ ぐぬぬー!!! レニェ 知らんからのー!!(隣のテーブルに移る GM仮面 そして夜が来るのさ…!(照明が暗くなる GM仮面 (夜が明けると・・・ GM仮面さんが退室しました ルストさんが入室しました ルスト GM仮面……じゃなくて、アルストニア退場の時だね。(デジタルカード持って隣のテーブルに ルスト グッドラック! ルスト (パンは焼けませんでした・・・ 唯我 次の日が来た。 唯我 つまりはそういうことだ。 マリア えぇ、そうですね。 唯我 レニェ氏は人狼であった。 ゼクシィ つまりこの3人の中に狼が1人と恋人が2人! マリア 残るは4名。(唯我、ゼクシィ、紫水と見て マリア こうなれば私は、孤立無援でない事を祈るしか無いのでしょうね。 レニェ やーい、己の甘さと向き合うのじゃー!(隣の席からあっかんべーしてる ゼクシィ 恋人と人狼が重複していればまだ村人側にも勝機はあります!諦めずに行きましょう! 紫水 ウム。 ゼクシィ 単刀直入にお申し入れ致しますと… ゼクシィ やっぱりマリアさまと唯我さまが恋人関係なのではございませんか? マリア あら。冗談はそのテンションのみになさって? 唯我 随分と一方的な決めつけだな?選択肢は多いというのに。 マリア (選ぶと言ったのにこの言い草! これが聖護守万里愛! ゼクシィ 冷静沈着で世界の全てを愛するマリアさまと、豪鬼豪勢で世界の全ての愛を受ける唯我さま、とってもお似合いだと思いますよ? マリア 霊能者を自称している以上、王神帝唯我に投票するのは愚策と言えますが… 紫水 フム。 マリア 私が現状最も投票 ころ したいのは彼です。前回の借りもありますし。 紫水 ならば投票先は万里愛様か、ゼクシィ氏か、私になるのか。 紫水 ム…? ゼクシィ おやまあ? 唯我 そうなるのか? マリア ええ。不満がおあり?(3人を順に見つめて 唯我 霊能者はオレだ。タイミング的にも他にいるまい。 紫水 いや確かにあり得る話か。この状況ならばリスクも背負わねばならぬと。 唯我 ゼクシィめの先ほどの必死な誘導。あれは彼女なりの延命措置ではないのか? 紫水 ムゥ… マリア 貴方はどうかしら?(ゼクシィを見て ゼクシィ まあ。私はいつでも愛する男女を応援しますわ。 マリア そう。 ゼクシィ そうですね。私はマリアさまと唯我さまが恋人だという読みですので。 マリア 決めました。 ゼクシィまち子。貴方に投票します。 ゼクシィ え?! マリア 様子を窺ったんです。 王神帝唯我への投票をちらつかせ、残る2人がどう動くか。 ゼクシィ なんですと? マリア 紫水さんの方は、王神帝唯我への投票を少なくとも、強くは否定しませんでした。 マリア ですから私の中でその2人のラインを切りました。残るは貴女という事です。 ゼクシィ なるほど・・・? 紫水 フム。 ゼクシィ ちなみにマリアさま、貴女が唯我さまと恋人になる可能性はおありで? マリア 現状の私は「無い」と断言できます。 マリア 皆がどう感じるかは別にして、私は私の答えを知っていますから。 マリア 恐らくは最後の知恵比べよ。皆の票は決まったかしら? ゼクシィ わたくしはマリアさまに入れましょう。 ゼクシィ 多くは語る事がありませんが。意味のある発言ですね。 唯我 ならば投票としようか。 紫水 考えも尽きた。……投票に行こう。 ルストさんが退室しました GM仮面さんが入室しました GM仮面 投票が終わったようだね! GM仮面 結果はこうさ! マリア、唯我→ゼクシィ ゼクシィ、紫水、→マリア GM仮面 2:2!なんと同票さ! GM仮面 ここからゼクシィとマリア様が投票権を失い… GM仮面 残る2名で再投票を行ってもらう事になる! 唯我 うむ。 GM仮面 再投票の結果は~! GM仮面 こうさ! 唯我→ゼクシィ 紫水→マリア GM仮面 なんと!またも同票だったのさ! GM仮面 こういう場合はどうするんだい?再々投票かな? 処刑無しかな? ゼクシィ ランダムにどちらかを処刑か…ゲーム自体を引き分け、ですかね? GM仮面 ランダムは味が悪いねぇ…?(デジカの操作項目眺めて ゼクシィ しかし皆の心は変わりますまい。。。 紫水 左様。 紫水 ここは、GMあるいは主催者の裁量に任せるとしよう。 GM仮面 運命のダイスロール!を行った結果・・・ GM仮面 11/18 02 34 ??? 0~4:マリア 5~9:ゼクシィ GM仮面 2019/11/18 02 34 48 ゼクシィ ・・・!? GM仮面 という事で――……処刑は君だよ!ゼクシィ! 紫水 ここまでか……。 ゼクシィ 紫水さま…私と共に逝ってくださいませ… 紫水 最後に抜かった。すまなかったな。 紫水 (ということでテーブルを移動。 那菜葉 まあ、決着ですわね。 GM仮面 さあ!泣いても笑っても最終日! 結果は―― GM仮面 ――村に人狼はいなくなった! 村人陣営の勝利さ! GM仮面 (パチパチパチパチ~ なんかいい感じの晴れやかなBGMがデジカから流れ始める 唯我 おめでとう!村の皆で掴んだ勝利だ! ゼクシィ おめでとうございます〜!最後に逆転されてしまいましたわ(パチパチパチパチ マリア ふぅ。無事に、初勝利と相成りました。(ふふっと微笑み 結衣さんが入室しました 結衣 アナタが予言者だったの?(アイスに レニェ なにー!!人狼の勝ちじゃなかったのかー?! アイス 、 嘘だろ!? 勝ったのか僕!? レニェ なるほど、リスクを取りにいかないとダメじゃな。うむ。学べた。 アイス そ、、そうだよ!!(ユイに レニェ 次は負けぬぞ! ゼクシィ いえいえ。レニェさまはよくやっていましたわ。私都合で見捨てる必要が出てしまったので… 結衣 ふぅん。 アイス だ、だって……初日に死人を占いましたなんて格好が付かないだろ…! 結衣 殺しちゃった。 アイス だからちゃんと成果をあげて、…狼を見つけてから出ないとって… 結衣 勝てて良かったね。 アイス 、 あ、あぁ。そっちもだろ? 那菜葉 あら、ということは私もOPゲットなのでしょうか。 結衣 うん。私も勝てた。 那菜葉 ふふふ、何もやってませんけども。 結衣 騎士じゃなかった時はリアルに殺そうかと思ったけど、勝てたから良いよね。 結衣 だから、大丈夫だよ。 アイス …は!? (ゾッ オリグさんが入室しました 唯我 勝者全員、そして参加者にopAが振り分けられる。 那菜葉 まあ、仲がよろしいようで…。 オリグ フッ、今日のゲームは人狼だってな。推理なら探偵のオレに任せな。 オリグ (今更のそのそとやってくる探偵 GM仮面さんが退室しました ルストさんが入室しました ルスト やあやあいらっしゃい。もう感想戦だけど混ざるかい?(オリグに 那菜葉 あら、終わりましたわよ? オリグ なん…だと… オリグ 早速「お部屋ねむねむ制度」を使っちまったっていうのかよ… オリグ まあいい。とりあえず朝のカフェタイムと行こうか。(もう昼です ルスト まぁまぁ。マイペースに程良く遊ぶのが一番さ。 ルスト さてはて、頭を使った皆にお茶とお菓子でも振舞おうか。 レニェー! レニェ もちろん、用意しております。(すでにお茶とお菓子の準備は終わり、配り始めているレニェ レニェ (給仕モードだ! ルスト (たたっと近寄って配膳を手伝い始める アイス はー……本当に、どうなるかと思った……(死にそうな声で ゼクシィ はい!OP一覧はコチラでございます! ゼクシィ、紫水、レニェ:参加点10p ルスト、アイス、結衣:陣営勝利40p(人数×10点×2を勝利陣営6で割って、参加点を合算) ななは:初日犠牲温情点+勝利45p!(↑+温情5p) 唯我、マリア:生存+勝利50p!(生存点10加算) マリア 最後は運頼みでしたが…恋人陣営を見切る事が出来たのは成果としましょう。(厳しめに、かつ自己評価はする ゼクシィ はい。見事に見抜かれました。 ゼクシィ ちなみに紫水さま? 那菜葉 まあ。初日犠牲温情点なんていただけるとは。ありがとうございます。 ゼクシィ なぜ私をお選びに? 紫水 四貴族は私が選ぶには荷が重い。 紫水 それを抜かせていただいた上で、一番頭がキレそうなお主を選んだということだ。 ゼクシィ あらあら。高く評価頂き感謝致します。 ゼクシィ ですが…恋愛的趣向では無かったのですね?(笑って 紫水 ………(こういうのは何と返せばよいのだろうか 紫水 ……さらばだ。 紫水 (船内に戻っていく包帯男。 紫水さんが退室しました ルスト おや。照れたか?(お菓子配りつつ 那菜葉 それにしても皆さまとこんな風にお菓子を食べれてとても嬉しいですわ。(快晴の下、クルーズは進んでいく 那菜葉 これからもよろしくお願いしますね? アイス ふぅん、OPね……(紅茶を口に運ぶ …猫舌なので慎重に。 アイス ま、多くて悪い事は無いだろ。貰えるだけ貰うさ。(嬉しさ滲んでる 結衣 そうね。この点数がいっぱいあれば王神帝家に………ううん、まだわかんないもんね。 ゼクシィ (それぞれの想いを胸に ゼクシィ (クルーズの旅は続くのであった ゼクシィさんが退室しました 那菜葉さんが退室しました 結衣さんが退室しました アイスさんが退室しました レニェさんが退室しました 唯我さんが退室しました マリアさんが退室しました オリグさんが退室しました ルストさんが退室しました