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5 :名無しさん:2013/11/24(日) 00 25 02 ドテラ撫子さんでわかる?戦間期~日露戦争 講和会議、そして戦後へ 参謀本部「哈爾浜とその後の追撃戦時なのですが」 ドテラ撫子さん「何かありましたか?」 参謀本部「輜重車の荷台に鹵獲した機関銃を据え付けた機動銃車や、重迫撃砲を搭載した機動重迫車なるものが現地改造で配備されてまして」 小人さん(な、なにそのテクニカル馬車…) ドテラ撫子さん「それは…ええと、きっとフス派もびっくりでしょうね」 参謀本部「ある分隊などこれでロシア軍を追撃し『逃げるのはロシア兵だ!撃ってくるのは訓練されたロシア兵だ!』などと叫びながら機関銃を撃ちまくっており…」 ドテラ撫子さん「……なにか釈明は?」 小人さん(ありません。ごめんなさい。……別ベクトルの痛い子部隊が誕生するなんて…) なお、これら現地改造の思いつき兵器が後に、この日本の戦闘車両のご先祖になってしまうとは、さすがの小人さんも気づきませんでした。 「発想は悪くなかったと思うが、やはり馬がやられたら終わりだし、馬がおびえることもあるというのがな」 「馬だから使い勝手がいかんのだ。自動車でやってみたらどうだろう」 「自動車だって敵弾で放熱器などがやられただけで動けなくなるぞ」 「うーむ、放熱器や発動機の配置は工夫すればいいな。それとそこそこの厚さでいいから装甲板を張ったら機関銃も怖くないぞ」 「悪くないが重量増によって足回りへの負担が大きいだろう。地盤が軟弱だと擱座しかねん。あとタイヤがパンクしても同じだ」 「ふーむ。そうだ。蒸気トラクターではこんな機構を使っていたな…」 (中略) 小人さん(なんでリトル・ウィリーめいた初期戦車っぽいものができてんだよォォォォォ!!) ドテラ撫子さん「おお、これはびっくり」 まあこれは少しばかり後の話ですが。 6 :わかる?のひと:2013/11/24(日) 00 25 49 ガンマンさん「では、会議を始めようか。(前回のこともあって再指名されて良かったぜ!あのままだったら歴史に汚名を残すところだった!)」 ドテラ撫子さん「さて、今回のお話が実り多いものでありますように」 しろくまくん「……(蒼白)」 ジョンブルさん(顔色が悪いか?元から白いからよく分からん…あ、側頭部に禿ができているな) ガンマンさん「あー、今回の講和会議に関して今回の戦争の主因となった地域の主権者もオブザーバーとして参加している。ただし発言権はないので、問われない限り喋るな」 チャイナさん「……(所詮は夷狄同士のなれ合いの場アル。大清を招くにしては野蛮すぎるアルよ!まずはワタシに跪くところから始めるべきアル!)」 チョゴリアン「……(ウ、ウリはこんな会議に呼ばれた事なんてないニダ…すごく緊張してきたニダ!これじゃ喋れといわれても喋れないニダ!)」 ドテラ撫子さん 「捕虜の相互交換。 関東州租借権および鉄道敷設権の譲渡。 満州に敷設されたる東清鉄道及び南満州支線に関する権利の譲渡。 朝鮮の中立化の確認と相互保証。 アムール州およびレナ川領域とそれ以東を割譲。これには樺太も含みます。またこれらの土地から完全同化を選ばない住民を6ヶ月以内に永久退去させること。退去に関する費用等はそちら持ちで。 ロシア陸海軍の満州および割譲地域よりの退去。なお、こちらが鹵獲した艦艇などは自力航行に必要な最小限の修復を行った後、引き渡します。また、黄海にて沈没した船は、実費で引き上げて引き渡しても構いません。 また賠償金として30億円の支払い。10億円分は即金。残りは分割で構いません。 (ロシアが弱体化しすぎると次で困ると小人さんがいってますので、手加減しておきますね)」 小人さん(全然手加減になってないような気もするけど、緩衝地帯を手に入れるには仕方ない…よね?) しろくまくん「そ、それは法外……(あ、足下見られてるクマ!)」 ガンマンさん「おい、そぃっ!(足を踏まれた!?)」 ジョンブルさん「(君、ここは我慢しておきたまえ。私が口をきいてやるから)」 ガンマンさん「(む…それはうまくいくんだろうな?)」 ジョンブルさん「(うむ。その件自体には快諾を貰っている。詳細は聞いていないが、期待しておきたまえ)」 ガンマンさん「(なら、いいか。満州利権以外はろくに何もない土地ばかりだ。どうだっていい)」 ドテラ撫子さん「あ、ならまだ続けます?大興安嶺トンネルの爆破は独立機動第一旅団が阻止しましたし、次は海拉爾ですね。そしてチタですか?それともウランウデ?イルクーツク?あ、包囲してるウラジオを粉砕するのを先にしたほうがいいですか?もしくはハバロフスクを踏みつぶしてからのほうがいいでしょうか?あるいはそちらの野戦軍をあと何度か消滅させればいいでしょうか?(にっこにっこ)」 ジョンブルさん「(……意外に嗜虐的なところがあるんだな)」 ネーデルさん「(だからあまり怒らしちゃ駄目だよ?)」 ガンマンさん(調子に乗りすぎじゃないか?いやしかし熊には退去して貰わないと困るしな…) しろくまくん「ク……(残念ながらこれ以上戦争は続けられないクマ…こぐまにも諭されたクマ…)」 ドテラ撫子さん「く?(首傾げ)」 しろくまくん「ク、クマの負けクマァ~!!(血涙)」 ドテラ撫子さん「では、先の条件で仕舞いにしましょう」 しろくまくん「ど、どうしてこうなったクマーッ!!(ばたり)」 7 :わかる?のひと:2013/11/24(日) 00 26 19 チャイナさん「アイヤー!ちょっと待つアル!満州が日本大鬼のものになってしまうアルよ!こんなことは許されないアルよ!!(トラウマから来る反射反応)」 ガンマンさん「おい、黙れよ。人様の会議を邪魔してんじゃあない!」 ジョンブルさん「その通り。君は所詮オブザーバーだ。許す許さないをいえる立場ではない。それとも、満州の権益を今すぐ買い戻すのかね?即金で」 チャイナさん「う、ぐぐぐぐぐ……そ、そんな金はないアル…(いまにみておれアルよ!いつか大清の底力を見せてやるアル!!)」 ガンマンさん「なら手間を取らせるな。さ、続けるぞ」 ドテラ撫子さん「そうですね。権益については、これから私のほうにも存念がありますので…」 ジョンブルさん「ふむ。我々列強に実りある内容であればいいのだがね」 チョゴリアン「……(あ、あの清が子供扱いニダ!列強怖いニダ!ここは目立たないように存在感を消して…でもそれがこれからもうまくいくか分からないニダ!どうすればいいニダ?)」 この戦争で日本が得たシベリアの領域は、とある史実世界におけるロシア極東連邦管区に類似します。 ドテラ撫子さん「英蘭米に引き受けていただいた戦時国債に関して。この返済については、本講和会議条約で私が得た満州利権の譲渡によって充てるものとしたいのですが」 ガンマンさん「な、何を言ってるんだ?」 ネーデルさん「うん、それは嬉しいね!(事前の打ち合わせ通りだね)」 ジョンブルさん「いいのかね?それでは君の手に残るのは寒冷な土地ばかりじゃないか。満州利権はいらないと?(何食わぬ顔)」 ドテラ撫子さん「私は安全保障上の理由をもって戦争をしたのですし、戦争目的は達しています。名目上の賠償金も、緩衝地帯も手に入れましたし。満足ですよ?(それに、満州利権なんて引きこもるのに邪魔になりますしね)」 ガンマンさん「……すまない。お前を誤解していた!いい奴だったんだな!」 ジョンブルさん(こいつチョロすぎないか…?) ネーデルさん(本当にチョロいなー) ドテラ撫子さん(なんかチョロいですね…?) 8 :わかる?のひと:2013/11/24(日) 00 26 55 ドテラ撫子さん「ええと割り当てとしては、まず英国には関東州の租借権を。ただし蘭米にも適度な使用料で利用できることをお約束下さい」 ジョンブルさん「うむ。まあよいとも」 ネーデルさん「うん、同盟国が優先されるのは仕方ないよね!」 ガンマンさん「…っあ…そ、そうだな。(ごねてみようとと思ったのに封じられた。くそう)」 ドテラ撫子さん「次に関東州外の南満州鉄道支線および東清鉄道の利権については、各国への割り当てで…こんなところでどうでしょうか?」 ガンマンさん「おっ。これは思ったよりうちへの割り当てが多いな」 ネーデルさん「僕の国債購入額からするとこんなものかな?」 ジョンブルさん「うーむ…まあ関東州もあるし、納得はしよう」 ドテラ撫子さん「ここはアメリカを優先しました。鉄道王ハリマン氏らの多大な支援もあったのですし」 ガンマンさん「ほお。そりゃありがたい」 ドテラ撫子さん「ただ、この割り当て案の替わりと言っては何ですが、アメリカには、ハワイ王国の中立化についてこちらと協同で確認し、保証をしていただきたいのですが」 ガンマンさん「むぅ…それは…少し考えさせてくれ。(戦争はしたくないって事か?日本にとっては、ハワイは太平洋における朝鮮半島というつもりか?だがこっちもフィリピンとグアムの安全性の問題もあるしな…)」 ドテラ撫子さん「日英同盟に関して気になるようですし、そうですね……次回の更新で、アメリカ特約条項を入れるのはどうでしょうか?」 ジョンブルさん「そうだね…アメリカに関しては『アメリカ側から戦争を望まない限りに於いて、即時参戦義務は発生しない』というのでどうかね?」 ドテラ撫子さん「それであれば、私も構いませんが…」 ガンマンさん「おっ、それなら受け入れようか。俺だって戦争はしたいわけじゃない。満州利権があればなおさらだ!」 ジョンブルさん(『アメリカ側から宣戦布告しない』でなく『アメリカ側から戦争を望まない』というのが肝なんだがな…) ドテラ撫子さん(米西戦争の勃発経緯を考えると、この程度の備えは必要ですね) ドテラ撫子さん「これにて、私が清国利権に興味を抱いていないことは明らかになったと考えます。私は安全保障上の理由をもってのみ、ロシア帝国に戦いを挑みました。それについては、皆様に分かっていただけたと思います」 チャイナさん「も、もしかしてワタシは友人を間違ってたアルか…?」 ドテラ撫子さん「あ、他の列強の皆さん。先に行ったとおり、私は清国利権に興味はありませんので。我が国の安全保障に影響を与えない限り、あとは好きにして下さい」 チャイナさん「えっ」 ドテラ撫子さん「なめた真似をしたらやっぱり報いがあるものですよ(にっこり)」 チョゴリアン(ウリへの中立侵犯を看過したことニダね……中立?ムム…これニダ!) チャイナさん「やっぱりこいつは日本大鬼アルゥーッ!!」 ゲルマニアさん「ほう、それはいいことを聞いた」 マリアンヌさん「あらあら、よろしいのかしら?」 ジョンブルさん(我が英国の基本戦略は『分割して統治せよ』だ……さて、覚悟して貰うぞ?) 9 :わかる?のひと:2013/11/24(日) 00 27 26 チョゴリアン「れ、れ、列強のみなしゃん!こ、講和が終わったところでウ、ウリに発言の機会をいただきたいニダ!お時間は取らせませんニダ!」 ガンマンさん「む?(そちらの仕込みなのか?)」 ドテラ撫子さん「(いえ、私じゃないですよ?…はて?)」 ガンマンさん「ああ、いいだろう。少しなら構わない」 ジョンブルさん「ふむ」 チョゴリアン「あ、ありがとうごじゃいましゅニダ!ウ、ウリはこれで、大日本帝国、露西亜帝国、大清帝国の三国に、ちゅり、中立を保証された国になったニダ!」 チャイナさん(な、なぜワタシが三番目なのアルか!?属国のくせに許せないアル!) ガンマンさん「ああ、たしかにそうだな。(おいそこ、黙ってろよ?)」 チャイナさん(うぐぐぐ……) チョゴリアン「ウ、ウリは、いつだって中華の宗主国に押さえつけられてきたニダ!」 マリアンヌさん(小国には良くあることですわね) チョゴリアン「でも、日清戦争で、長年の頸城から解き放たれ、清からも、日本からも中立であることを求められたニダ!」 ゲルマニアさん(そこがよく分からない。どうして属国にしなかったんだ?) チョゴリアン「中立!ウリの長い歴史でも、こんな概念はなかったニダ!不安と思った立場だったニダ!でもなってみると心安らかだったニダ!」 ネーデルさん(中華っていったい何をやってたんだ?) チョゴリアン「いつしか、中立こそ我が国是だと思うようになったニダ!(ちらっ)」 ドテラ撫子さん(えっ) チョゴリアン「だからこそ、ウリは、これからも、どんな戦争でも、ずっと中立であることを宣言するニダ!」 ジョンブルさん「どんな戦争でも…つまり、永世中立。ふむ。なるほど…君としてはどうなのかね?」 ドテラ撫子さん「えーっと…私は条約に定められたとおり、中立を保証しますが…(あれぇ?)」 ジョンブルさん「ならば同盟国のよしみだ。私も中立を保証しよう。(関東州の安全化も必要だろうしな)」 ネーデルさん「満州権益に参加してるし、僕も中立保証すべきだね」 ガンマンさん「俺もか?…致し方ない、俺もモンロー主義の範囲を逸脱しない範囲で保証する。(クソ!日本は思ったより外交巧者だな!)」 チョゴリアン(ウリは、ウリはやったニダ!やりきったニダ!!) ドテラ撫子さん(あれぇー?どうしてこうなったー?まあ損をするわけではありませんが…) チャイナさん(よ、よってたかってワタシから属国を取り上げようなど!夷狄ども!許せんアル!いつか見てろアル!!) 10 :わかる?のひと:2013/11/24(日) 00 28 26 しろくまくん「ううーん…うーん…クマッ!」 ドテラ撫子さん「おや、ようやく起きましたか。もう会議は終わりましたよ」 しろくまくん「クマッ!クマァッ!なんでおまえがそこにいるクマ!(起き抜けに一番見たくない奴クマ!)」 ドテラ撫子さん「……まあ、あなたが起きるのを待っていただけなんですが」 しろくまくん「ク…クマ?(じりじり)」 ドテラ撫子さん「あー、別になにかするわけでもないですよ?一言だけ。これから大変になるかもしれませんが、亡命でしたら受け入れますから」 しろくまくん「な、何を言っているクマ…!?」 ドテラ撫子さん「いずれ、分かるかもしれません。共産主義にはご注意を。連中は過去を否定することが原点です。ああいうのは、好きません。それでは…」 しろくまくん「あ、どうもご丁寧クマに…???」 ジョンブルさん「む。そういえば、賭けに勝ったのを忘れていたな」 ネーデルさん「次に備えての貸しにしておけばいいんじゃない?」 ジョンブルさん「次か。起こると思うかね?」 ネーデルさん「起こるさ。欧州ってのはそういうところでしょ?」 ジョンブルさん「そうか。そうだな。ではそうしておこう…」 ドテラ撫子さん「ふー…東シベリアと沿海州で日本海とオホーツク海を事実上内海化しましたし、それらに加え新須賀、台湾、海南島、それと太平洋の諸島!それに朝鮮半島やハワイ王国も中立化しましたし!これだけの外郭地帯があれば、来世紀まで思う存分引きこもれますね!やっと私の時代がやってきたっ!私はやり遂げましたっ!では、お休みなさい!」 安全を脅かすものは、例えそれが列強であっても容赦なく粉砕する東洋の優しい(かなり誤解)巨人。そんな巨人が易々と引きこもれると思っているあたりが、他人からどう見られるかにあまり頓着しない撫子さんの駄目なところです。 ジョンブルさん「英日同盟は何が起ころうとも堅持せねばならない。かの国を世界から切り離すのは、世界にとっても危険なのだから…」 アユタヤさん「独立を守るためにも日本に接近しなければ。かの国ならフランスをも掣肘できるはず…」 オスマンさん「あのロシアをあそこまで叩きのめすとは。かの国は、列強の圧迫に耐えている我々の希望になるかもしれない…」 気がつかないうちに時代の寵児になっていた撫子さんが放っておかれるわけがないのでした。 (おはり) 11 :わかる?のひと:2013/11/24(日) 00 28 57 その後のろしあ☆ しろこぐまさん…しろくまくんがレッドベアーのテロに倒れた際の『逃げるクマ!東に!』との言葉に従って必死に逃げました。その後、白雪降りしきるタイガで、寒くて眠くなったので藪に潜り込んだしばらくあと『なんとなくこの辺に違和感が…フィーッシュ!』と引っ張り上げたドテラ撫子さんにより保護されました。危ないところでしたね。気がついたらこたつのなかだったのでびっくりしたことでしょう。 最初、ドテラ撫子さんについてしろくまくんから聞いていた話のせいで、思わず乙女の尊厳を根本から破壊しかねない行為を働いたりしてドテラ撫子さんに洗濯の手を煩わせていましたが、そのうち餌付けされたようです。いつしかドテラ撫子さんの膝の上にのってこたつに入る仲になりました。 そして極東シベリアを『国境警備でちょっともてあますような気がしなくも…』と思ったドテラ撫子さんにより、ウラジオ周辺とカムチャッカおよび重要利権を除いたそれらをもとに、ロシア帝国の後継国家である極東ロシア帝国の主として君臨することになりました。そのせいか、とろとろ紅白内戦中のロシアからじゃかじゃか亡命者が来ました。幼女ですけど。 「ぬくいくまー…あぅー、そこなでちゃくすぐったいくまー…」 「レッドベアーころすべし。じひはない…くま」 レッドベアー…しろくまくんが決定的に民衆を敵に回していなかったのに暴力的に政権を奪ったせいか、内戦ということを除いても国内情勢は不穏なため、内戦が長引きました。利敵行為を働く不届き者(レッドベアービジョン)を粛正していたら凄い勢いで極東に向けて資本と人材が流出。ロシア中枢を押さえたことで白軍をなんとか押し返し共産主義国家は建設できたものの、ひいき目にいっていってロシアの抜け殻となってしまいました。 白軍からしてみれば、正統なる主の元に戻るために鉄道路線を確保し、志を同じくする人々とともに順次鉄道を破壊しつつ撤収していただけなのですけどね。 なお、ロシア帝国の後継国家を自称するものの、連続性をもった極東ロシアの存在のため、こちらを認めている国家は少数派です。 むしろドテラ撫子さんとしろこぐまさんとジョンブルさんとネーデルさん連名で『不当に収奪したロシア帝国資産について返還を求める。返還するまで資産価値にインフレ率を加算する』と毎年通告されている始末です。 「どうしてこうなったベアー!」 12 :わかる?のひと:2013/11/24(日) 00 29 31 以上です。Wiki転載OKです。 ようやく終わりました! いやもう展開を考えるよりネタを仕込むのに手間を取られまして。 ドテラ撫子さんを考案した方には、ひとかたならぬ感謝を。 どうか私の書いた撫子さんが、イメージに大きく壊していないことを祈りつつ。
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Q:(問題文不明) C:演繹 A:えんえき (ある命題について、論理的に推論を重ねることで結論を導く方法反対に結論を先に仮定し、そこから逆方向に推論して矛盾があるかを調べる方法を「帰納」という) Q:生家をモデルにした北杜夫の小説は○○の人々? C:楡家 A:にれけ (毎日出版文化賞を受賞した。北杜夫=本名斎藤宗吉。1927年東京生まれ精神科医を経て「幽霊―或る幼年と青春の物語」で作家デビュー1960年に「夜と霧の隅で」で芥川賞娘は作家の斎藤由香) Q:(片山さつきの写真)この人の元夫 A:舛添要一 C:ますぞえよういち (1986年に結婚し、1989年に離婚した片山さつき=1959年埼玉生まれ財務省主計局主計官を経て2005年9月衆院で当選) Q:兵庫県の高級住宅街 C:「六麓荘」 A:ろくろくそう (芦屋市の一地区阪急創始者の小林十三らによって大阪のベッドタウンとして開発されたこの手法は東急の五島慶太によって田園調布などの開発に応用された) Q:小豆島の尾崎放哉の墓のあるところ C:「南郷庵」 A:みなみごあん(みなんごあん) (小豆島霊場第五十八番札所西光寺の境内にある尾崎は墓守としてここに住むようになった) Q:(問題文不明) C:「速水御舟」 A:はやみぎょしゅう (1894年東京生まれ1914年第1回院展に 「近村(紙すき場)」を出展代表作「炎舞」「名樹散椿」など) Q:南北朝時代の人物で、四条畷の戦いで戦死した C:「楠木正行」 A:くすのきまさつら(1326年生まれ父は楠木正成父に対して「小楠公」と呼ばれる1348年の四條畷の戦いで敗れて自害) Q:(問題文不明) C:「蘭奢侍」 A:らんじゃたい (聖武天皇代に中国から渡来した香水東大寺正倉院に保管されているちなみに「蘭奢侍」には「東大寺」の文字が隠れている) Q:(問題文不明) C:「明礬」 A:みょうばん (カリウム・などの一価イオンの硫酸塩と鉄などの三価イオンの硫酸塩が化合した複塩の総称) Q:10の62乗 C:「恒河沙」 A:ごうがしゃ (「恒河」はサンスクリット語で「ガンジス川」を意味し、「恒河沙」で「ガンジス川の砂」ということ砂のように数が多い、ということから) Q:「富士には月見草がよく似合ふ」という文学碑が立つ、太宰治の『富岳百景』の舞台は○○峠? C:御坂 A:みさか (御坂峠山梨県太宰はここにある旅館・天下茶屋に滞在していた他に「服装に就いて」「律子と貞子」の舞台にもなった) Q:入道雲の一類型 C:「鉄床雲」 A:かなとこぐも (積乱雲の上部で、上昇気流で吹き上げられた氷の結晶が水平に広がることで生ずる鉄床=金属加工をする際に加工物をのせる台) Q:1786年5月幕府の命を受け択捉島に上陸した探検家 C:「最上徳内」 A:もがみとくない (1754年出羽国生まれ1875年から幕府の蝦夷地調査隊に同行し、択捉島や樺太などを調査したこの経験から「蝦夷草紙」やシーボルトとの共編「アイノ語辞典」を著した) Q:オルセー美術館にあるこの絵の作者 C:舞台の踊り子(バレリーナ)の画像 A:ドガ (エドガー・ドガHilaireGermainEdgardeGas1834年フランス生まれルイ・ラモートに師事し、印象派展などに出品晩年は彫刻も手掛けた) Q:(問題文不明) C:「多藝都速瀬」 A:たぎつはやせ (川合玉堂の1953年作の絵川合玉堂=本名・芳三郎1873年愛知生まれ1898年設立の日本美術院に参加第1回文部省美術展覧会審査員や東京美術学校教授を務め、1940年に文化勲章受章) Q:長崎県の地名 C:「外海」 A:そとめ (西彼杵半島の南西部に位置する1955年神浦村と黒崎村が合併して外海村が発足し、1960年に町制施行2005年に長崎市へ編入された) Q:(問題文不明) C:「木村栄」 A:きむらひさし (1870年石川生まれ水沢緯度観測所長1902年に緯度変化におけるZ項(木村項とも地球の緯度変化において、極運動以外の経度に無関係な1年周期で現れる成分)を発見した) Q:北海道の山 C:「風不死」 A:ふっぷし (千歳市にある安山岩質の成層火山アイヌ語の「フップ・ウシ(トドマツのあるところ)」に由来) Q:沖縄の苗字 C:「入慶田本」 A:いりけだもと (与那国町の地名が由来) Q:(問題文不明) C:「聚落第」 A:じゅらくてい(じゅらくだい) (1587年に豊臣秀吉が京都の旧大内裏跡に建設した城郭風邸宅その後豊臣秀次の所有となり、秀次の自害後に取り壊された) Q:(問題文不明) C:「饕餮文」 A:とうてつもん (殷や周の時代の、食器など祭事に用いられた青銅器などに施されている、獣をかたどった文様空想上の怪獣が多く用いられた) Q:江戸時代の思想家石田梅岩の著作 C:「都鄙問答」 A:とひもんどう (石田が庶民向けの哲学「石門心学」の門下生と行った問答が由来石田梅岩=1685年丹波国生まれ呉服屋の丁稚奉公を経て小栗了雲に哲学を学ぶその後自宅で町人向けに無料講座を開いた) Q:豊臣秀吉に自治を認められた、香川県にある諸島 C:「塩飽」 A:しわく(しあく) (潮が速く「潮が湧くようだ」と言われたことから、製塩の「塩焼く」から、など諸説織田信長や秀吉に仕えた塩飽水軍の本拠があり、1590年に秀吉が1250石を与える朱印状を発行した) Q:岩手県平泉町にある寺 C:「毛越寺」 A:もうつうじ (欧州藤原氏の藤原基衡が建立源義経が自害した高館義経堂がある) Q:現在の最高裁判所に相当する明治憲法下の裁判所 C:「大審院」 A:だいしんいん (「たいしんいん」は不可)(1875~1947年に置かれた最高の司法裁判所司法省裁判所が前身) Q:ふぐの漁業量が多い下関の港 C:「南風泊」 A:はえどまり (江戸時代、北陸から大阪へ物資を運搬する帆船が南風(はえ)を避けるためにここに停泊したことから) Q:(問題文不明)大阪の地名 C:「淡輪」 A:たんのわ (泉南郡岬町日本書紀にも「田身輪巴」として現れる) Q:室町幕府の第2代将軍、足利 C:「義詮」 A:よしあきら (1330年生まれ足利尊氏の嫡男観応の擾乱で失脚した足利直義に代わり幕府の要職に就く1358年に征夷大将軍となる1367年死去) Q:重要無形民俗文化財に指定されている獅子舞で有名な沖縄県の町 C:「勢理客」 A:じっちゃく (沖縄県伊是名村の一地区獅子舞は約400年前に「コーレー具志堅」という人物が伝えたものといわれ、毎年旧暦8月15日に行われる) Q:民俗学者・折口信夫の号 C:「釈迢空」 A:しゃくちょうくう (折口信夫=1887年大阪生まれ國學院大教授として万葉集研究を通じ、国文学の起源を祝詞や呪言に求めた「アララギ」や「日光」で和歌を発表) Q:(問題文不明) C:「瓢鮎図」 A:ひょうねんず (京都の妙心寺退蔵院にある如拙作の山水図国宝) Q:鎌倉時代以降の武士の平服 C:「直垂」 A:ひたたれ (鎌倉時代には幕府内での公式な服装となり、室町期には公家も用いるようになった「直」は宿直のこと名前の由来は宿直で夜着として着ていた衣服が変化した、など諸説) Q:川端龍子の作品 C:「請雨曼茶羅」 A:せいうまんだら (1929年の作川端龍子=本名昇太郎1885年和歌山生まれ1915年に平福百穂らと「珊瑚会」を結成し、同年、院展に初入選929年には「青龍社」を旗揚げ) Q:(問題文不明) C:「馭者座」 A:ぎょしゃざ (α星はカペラ連星他にメンカリナンやサダトニなどの連星を含む) Q:代表作に「三十六歌仙図屏風」がある江戸時代の画家 C:「土佐光起」 A:とさみつおき (1617年和泉国生まれ1954年に宮廷画家となり、土佐派を興した他に「源氏物語図屏風」など) Q:薬師寺三重塔のものが有名なひさし状の出っ張り C:「裳階」 A:もこし (「雪打」ともこれがあるものを「雪打造」という) Q:中国の都市 C:「北京」 A:ぺきん (河北省中央部に位置する政府直轄都市春秋戦国時代の燕の首都・薊に始まるその後は東北部の要衝として栄え、元の時代に首都となる明代に南京に一時遷都されるが、すぐに北京へ戻ったその後は現在まで首都であり続けている) Q:中国の都市 C:「香港」 A:ほんこん (古代から貿易港・広州への入り口、あるいは真珠産業で栄えたその後1898年に南京条約でイギリス領となり、1997年に租借期間が終了、中国の特別行政区となった) Q:室町前期の教科書 C:「庭訓往来」 A:ていきんおうらい (玄恵の作とされる応永年間に成立したと言われ、1年間の各月で使われる文例を収めた教科書単に「庭訓」とも) Q:(問題文不明)愛・地球博の会場の1つ C:「海上」の森 A:かいしょ (瀬戸会場の一部ここでオオタカの営巣地が発見されたことから瀬戸会場を一部縮小、長久手会場が新設された) Q:岩手県宮古市の半島 C:「重茂」 A:おもえ (三陸海岸で最大の半島) Q:江戸中後期の俳人 C:「大島蓼太」 A:おおしまりょうた (1718年信濃国生まれ桜井吏登の弟子で、雪中庵の3世代表句集に「雪おろし」「附合小鏡」など) Q:川端龍子の作品の名前 C:「南飛図」 A:なんぴず (「請雨曼荼羅」も出る) Q:(問題文不明確)春に黄色い花をつける落葉~で、金縷梅とも呼ばれる C:「金縷梅」 A:まんさく (マンサク科の落葉大低木早春の早い時期に咲き、「茶花」として栽培される名前は「先ず咲く」から) Q:沖縄の地名 C:「辺戸岬」 A:へごみさき (沖縄本島の最北端) Q:太平洋戦争終戦時の陸軍大臣 C:「阿南惟幾」 A:あなみこれちか (1887年大分生まれポツダム宣言受諾に反対するが、最終的には同意する1945年8月14日に自殺を図り、翌日死亡) Q:江戸初期の馬術の達人 C:「曲垣平九郎」 A:まがきへいくろう (讃岐国の武士で、伝説上の人物といわれる講談「寛永三馬術」の主人公で、作中で愛宕山の石段を馬で駆け上がったとされる) Q:眼球が入ってる頭蓋骨のくぼみ C:「眼窩」 A:がんか (「窩」は「穴蔵」などという意味) Q:(問題文不明) C:「陶晴賢」 A:すえはるかた (1521年周防国生まれ大内氏の家臣として仕えるが、大内義隆が文治に傾倒するのを見て謀反を起こして大内義長を擁立、大内氏の実権を握った1555年、厳島での毛利元就との戦いで敗れ自害した) Q:ある命題の結論を誤りとしてその矛盾を示して証明する方法 C:「帰謬法」 A:きびゅうほう (背理法のこと) Q:(問題文不明) C:「棄捐令」 A:きえんれい (旗本や御家人の財政難を救うために発令された借金の帳消し令1789年に松平定信が、1843年には水野忠邦が発令した) Q:昔は化学のことをこう呼んだ C:「舎密」 A:せいみ (オランダ語で「化学」という意味の"chemie"から1828年に洋学者の宇田川榕庵が著書「舎密開宗」で初めて用いた) Q:太宰治が滞在した旅館で、『富岳百景』の舞台となった C:「天下茶屋」 A:てんかぢゃや(てんがぢゃや) Q:(問題文不明) C:「楚里清」 A:そりきよし (日本画家1952年広島生まれ愛知県立芸大の助手などを経て、現在は動物をモチーフとした作品を多く制作している) Q:(問題文不明) C:「曾我蕭白」 A:そがしょうはく (画家1730年京都生まれ高橋敬甫に師事したとされる(異説あり)曾我直庵のような個性的な画風で知られ、号の蛇足軒は曾我蛇足から代表作「寒山拾得図」「群仙図」など) Q:(問題文不明) C:「柳宗悦」 A:やなぎむねよし (美術評論家1889年東京生まれ雑誌「白樺」に参加し、民芸品を美の対象として捉える民芸運動を興す長男は工業でないなーの宗理) Q:頂上が屋根に似た形からこの名前になった群馬県の山 C:「四阿山」 A:あずまやさん (「四阿屋山」とも標高1387m冠着山・聖山と筑北三山を構成する) Q:川崎市の地名 C:「麻生区」 A:あさおく (「あそう」「あざぶ」などではないので注意西北端に位置し、ベッドタウンとして発展した新百合ヶ丘などがある) Q:直木賞作家・新田次郎のデビュー作 C:「強力伝」 A:ごうりきでん (1951年この作品で1956年に直木賞受賞新田次郎=1912年長野生まれ気象学者として活動し、1951年↑でサンデー毎日大衆文芸現代の部一等となる1974年吉川英治文学賞受賞1980年死去代表作「八甲田山」「アラスカ物語」など) Q:大分県にある山 C:「一尺八寸」山 A:みおう (大分県山国町と日田市の境にある標高706.7mの山名前の由来はここに住んでいたキツネの尾の長さが一尺八寸(約54.54cm)あったから、3頭のイノシシの尾の長さの合計が一尺八寸あったから、など諸説) Q:源義経が雨宿りした富山県の地名 C:「雨晴」 A:あまはらし (富山県高岡市義経が奥州へ逃れる途中、この地で雨宿りをしたことに由来弁慶が太刀を海に投げて雨を止ませたという伝説もある) Q:日露戦争・日本海海戦で活躍した参謀 C:「秋山真之」 A:あきやまさねゆき (1868年愛媛生まれ海軍兵学校を首席で卒業日露戦争では作戦参謀として「三笠」に乗艦した友人に正岡子規がいる) Q:那覇空港から最寄のIC C:「豊見城」 A:とみぐすく (那覇空港自動車道豊見城東道路) Q:海女で有名な三重県鳥羽市の地名 C:「石鏡」 A:いじか (かつて沖にあった岩の空洞から島の向こう側が見える様子が鏡にこちら側の景色が映っているように見えることに由来) Q:古代中国の集落 C:「邑」 A:ゆう (「むら」も可)(竪穴住居集落として作られ、一つの邑には同じ一族が住んだ) Q:病気の一種 C:「糜爛」 A:びらん (皮膚が炎症によってただれる) Q:「日本百名山」に選ばれた、群馬県と栃木県の県境にある山 C:「皇海山」 A:すかいさん (栃木県南部、群馬県との県境にある成層火山標高2144mで、日光火山群に属する) Q:錦鯉の養殖で有名な新潟県の都市です C:「小千谷市」 A:おぢやし(おじやし) (1954年北魚沼郡の小千谷町、同城川村、同千田村が合併して市制施行2004年に台風による水害と中越地震で大きな被害を受けた) Q:長野や奈良が代表的 C:「門前町」 A:もんぜんまち (「もんぜんちょう」も可)(寺社の門の前に栄えた町参拝客相手の商店や宿泊施設が中心となって栄えた長野は善光寺、奈良は東大寺や法隆寺など) Q:能登半島にある海女が住む孤島 C:「舳倉島」 A:へぐらじま (輪島市の北50kmほどにある渡り鳥の中継地として有名) Q:(問題文不明)京都の地名 C:「御陵」 A:みささぎ (京都市山科区にある地名御陵=天皇の墓所天智天皇山科陵が近いことに由来同名の京都市営地下鉄・京阪京津線の駅がある) Q:(問題文不明) C:「甑島」 A:こしきじま (鹿児島県西方沖に浮かぶ列島上甑島・中甑島・下甑島・野島・近島・双子島からなる甑島郡の上甑村・下甑村・鹿島村・里村があったが、2004年に川内市などと合併し薩摩川内市となった) Q:(問題文不明) C:「馮道」 A:ふうどう (「ひょうどう」でも可)882年生まれ五代十国時代の政治家初め燕に仕えるが、主君に意見したため幽閉され、後に救出されて後唐に仕える後梁以外の五代王朝全てに仕えた) Q:(問題文不明確)広島県にある市 C:「三次市」 A:みよしし (1954年市制施行2004年に双三郡などと合併し、新「三次市」となる) Q:(問題文不明確)島根県にある温泉 C:「温泉津」 A:ゆのつ (約1300年前に発見された温泉津町だったが、2005年に大田市などと合併した) Q:中国黒竜江省の省都 C:「哈爾浜」 A:ハルビン (「白鳥」という意味の満州語に由来松花江の河畔に位置する年12世紀には金の最初の首都が置かれた) Q:(問題文不明) C:「吉田稔麿」 A:よしだとしまろ (1841年長州生まれ久坂玄瑞、高杉晋作らと松下村塾で学び、三秀と呼ばれる奇兵隊に参加するが、1864年池田屋事件で新撰組に殺害された) Q:(問題文不明) C:「土田麦僊」 A:つちだばくせん (1887年新潟生まれ1811年に小野竹喬らと仮面会を結成し、また黒猫会に参加するその後1918年には国画創作協会を結成、各地で展覧会を開いた代表作「湯女図」など) Q:武士に与えられた特権 C:「切捨御免」 A:きりすてごめん (町民や農民に無礼な行為をされた場合、斬り殺しても良いとする規則ただし、実際には事前の届け出や事後の検証などが行われた) Q:匈奴を打ち破った漢の武将 C:「霍去病」 A:かくきょへい (紀元前140年生まれ大司馬大将軍となった霍光の異母兄紀元前121年に驃騎将軍となり、翌々年に大司馬となった) Q:北海道北部を流れ、日本海に注ぐ川 C:「天塩川」 A:てしおがわ (総延長は256kmで信濃川・利根川・石狩川に次いで4位天塩岳を源流とし、天塩町で日本海へと注ぐ一級河川) Q:(問題文不明) C:「生花苗」沼 A:おいかまない (北海道大樹町にあるアイヌ語で「波が越えて入る」という意味) Q:石見銀山がある島根県の都市 C:「大田市」 A:おおだし (石見銀山は1526年に神谷寿貞が開発し、江戸時代には幕府直轄となるが1920年頃掘り尽くして閉山した) Q:秋のススキで有名な、奈良県にある高原 C:「曽爾高原」 A:そにこうげん (曽爾村にある) Q:古代中国における北方民族の呼称 C:「北狄」 A:ほくてき (匈奴・鮮卑・柔然・韃靼・契丹・突厥・蒙古・ウイグルなど北方の異民族を卑しんで呼んだ語) Q:エルトール型などがある疫病 C:「虎列刺」 A:コレラ (コレラ菌による経口感染症下痢や脱水症状などを起こし、致死率はエルトール型では1桁台だがアジア型では80%近くに達する治療は抗生物質よりは電解質を補給しながら自然免疫に任せる方法が主流) Q:(問題文不明確)腸などの粘膜がただれて粘液が漏れる C:「加答児」 A:カタル (オランダ語"catarrhe"から滲出性炎症のこと) Q:(問題文不明) C:「巌谷小波」 A:いわやさざなみ (童話作家本名季雄1870年東京生まれ尾崎紅葉らと硯友社を設立するが、1891年の『こがね丸』以降は童話を中心に活動代表作に『日本昔噺』『日本お伽噺』など) Q:(問題文不明) C:「野母崎」 A:のもざき (長崎半島にある岬野母崎町だったが、2005年に長崎市に吸収される形で合併) Q:(問題文失念) C:「咸宜園」 A:かんぎえん (儒学者の広瀬淡窓が1817年に豊後(現在の大分)に開いた漢学塾で、高野長英ら4000人を超える門下生を持ち、江戸時代最大の私塾といわれる) Q:(問題文不明) C:「賤ヶ岳」 A:しずがたけ (滋賀県にある1583年にここで柴田秀吉と柴田勝家が戦い、秀吉が勝利して織田信長の後継者の座を決定的にした) Q:薩摩半島南部、茶業の盛んな町 C:「頴娃」 A:えい (鹿児島県揖宿郡にある「えい茶」と呼ばれるブランド茶葉の生産で有名町名は11世紀末から15世紀初めにかけて栄えた頴娃氏にちなむ) Q:太陽の周りにでる光 C:「暈」 A:かさ (太陽の周りに薄い雲がかかった際、その周囲に光の輪が現れる現象雲の中の氷の結晶が太陽光を屈折させるために生じる太陽のものを日暈、月のものを月暈という) Q:落ちぶれて世間から離れて暮らすこと C:「逼塞」 A:ひっそく (江戸時代の武士や僧侶に科された昼間の外出を禁止する刑の名前でもある) Q:江戸時代の画家 C:「池大雅」 A:いけのたいが(いけたいが) (1723年京都生まれ本業は書家だが、その傍ら絵を描き、文人画を大成させた代表作山水人物図「山亭雅会図」、「十便十宜図」など) Q:武田氏が釜無川に施した大規模な治水工事の遺跡 C:「信玄堤」 A:しんげんづつみ (山梨県甲斐市にある武田信玄が新田開発や治水のために建造させた堤防) Q:大分県竹田市の地名 C:「神原」 A:こうばる (多くの神々が天から降り立ったとされる高千穂が近いことから) Q:徳島県にある秘境 C:「祖谷」 A:いや Q:ピーナッツで有名な千葉県の都市 C:「八街市」 A:やちまたし (1992年市制施行市名は1869年明治政府がこの地にあった旧幕府の放牧地、小金牧と佐倉牧を開墾する際に「8番目に開墾する」という意味で「八街」という字名を付けたことに由来)
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3、満州に於ける日支鉄道問題 4分の1世紀間、満州に於ける国際政戦は、主として鉄道政戦なりき。純粋なる経済上及鉄道運輸上の性質に付いての考量は国策の命ずるがままに無視せられ満州諸鉄道は、同地方の経済的発展の為、其の全能力を発揮したりと云うこと能わざるの結果を来せり。吾人の満州鉄道問題研究が示す所に依れば満州においては包括的にして相互に有益なる鉄道計画を達成せんとする協力は支那及日本の鉄道建設当事者及官憲間には殆ど皆無なりき。鉄道の拡張が主として経済的考量に依り決定せられたる西部カナダ及アルゼンチンの如き地方に於ける鉄道の発達に反し、満州に於ける鉄道の発達の歴史は主として日支両国間の拮抗問題に終始せり。従来満州に建設せられたる重要なる鉄道にして支那及日本は他の利害関係を有する外国間の公文交換を伴わざるものなし。 満州に於ける鉄道の建設は、ロシアが投資及支配下に在りたる東支鉄道を以て始まり、日露戦争後南部に於いては日本の管理する組織即ち南満州鉄道之に代わり斯くして支那日本間の将来の対抗を必然ならしむるに至れり。南満州鉄道会社は名義上私営会社なりと雖、事実上においては日本政府の企業なり。其の職能は、単なる鉄道の経営のみに非ずして、政治的行政の特殊権能をも包含す。会社設立の当時より、日本人は同鉄道を純なる経済的企業として見たることなし。同社の初代社長たりし故後藤子爵は、南満州鉄道は満州に於ける日本の「特殊使命」を果さざるべからずとの基本的原則を定めたり。南満州鉄道網は発達して、能率高き良く管理されたる鉄道企業と成り、満州の経済的発展に大に貢献すると共に、支那人に対し学校、研究所、図書館及農事試験所の如き鉄道以外の諸施設に付模範を示す所ありき。然れども会社は其の政治的性質、日本における政党政治との連繋及何等相応せる財政的利益を期待し得ざる或種の大なる支出の為に生ずる制限及積極的障害を免れざりき。右鉄道会社の組織以来、其の政策は其の鉄道線に連絡せらるるが如き支那鉄道の建設に対してのみ資本を供給し、斯くして直通運輸協定の手段に依り、貨物の大部分を租借地内大連に於ける海運輸出の為南満州鉄道に転向せしめんとするにありき。此の種鉄道の投資に巨額の支出ありたるが、其の建設は或る場合においては、純粋の経済的根拠に照らし妥当なりと為し得べきやは疑問なり。殊に与えられたる大なる資本の前貸及包含せられたる貸付条件に鑑み然りとす。 支那国土に南満州鉄道の如き外国管理の施設存在することは、自然支那官憲に依り嫌悪せられ、条約及協定による権利及特権に関する問題は、日露戦争以来常に発生せり。特に1924年満州に於ける支那官憲が、鉄道発達の重要なるを認むるに至り、日本の資本より独立せる自身の鉄道を発達せしめんとことを企図したる後においては右問題は一層危機を孕むに至れり。本問題には経済的及軍事的考慮の両者包含せられたり。例えば打虎山・通遼線は、新地域を開発し且北京・奉天鉄道の収入を増加せんが為、計画せられたる次第なるが一方1925年12月の郭松齢謀叛は、独立に所有せられ運用せれるる支那鉄道の有することあるべき軍事的政治的価値を示す所ありき。日本の独占を覆し其の将来の発達を妨害せんとする支那の試みは、南京政府の政治的勢力が満州に及ぶの時期以前より存せしところにして例えば打虎山―通遼、奉天―海龍城及呼蘭―海倫の諸鉄道は、張作霖将軍の時代に建設せられたるものなり。中央政府及国民党の助成に依り蔓延せる「利権回復」運動に依り強硬を加えたる1928年政権獲得後における張学良の政策は、恰も当時南満州鉄道を中心とし集中せられたる日本の独占的膨張的の政策と衝突を来たせり。 1931年9月18日及其の以後満州に於いて兵力に訴えたることを正当なりとする日本側の主張に於いて、日本は其の「条約上の権利」の侵害せられたることを挙げ且1905年11月―12月、北京に於いて開催せられたる日支会議中支那国政府の為せる左記趣旨の約束を支那が履行せざりしことを強調せり。 「清国政府は南満州鉄道の利益を保護するの目的を以て該鉄道を未だ回収せざる以前に於いては該鉄道付近に之と併行する幹線又は該鉄道の利益を害すべき枝線を建設せざることを承諾す。」 満州に於ける所所謂併行線問題に関する紛争は久しきに亘る重要なるものなり。同問題は1907-08年、日本国政府が右権利を主張し、支那が英国商会との契約の下に新民屯―法庫門鉄道を建設せんとするを防止したる時、初めて発生せり。1924年満州に於ける支那人が更新の意気を以て日本の財政的関係より独立せる自身の鉄道を発達せしめんことを企図してより以来、日本政府は支那側の打虎山―通遼及吉林―海龍城鉄道建設に抗議したり。尤も右両鉄道は日本側の抗議にも拘らず完成開通せり。 調査委員の極東到着以前にありては日本の主張するが如き約束が現に存在するやに付大いに疑問ありき。右紛争は久しきに亘る重要なるものに鑑み、委員は緊要なる事実に関する情報を得る為特別の苦心を払えり。東京、南京及北京に於いて一切の関係文書を審査せり。而して今や吾人は彼の所謂「併行線」に関する1905年11―12月の北京会議における支那全権の約束なるものは何れの正式条約中にも包含せられあらざること、彼の問題の約束は1905年12月4日の北京会議の第11日目の会議録中に存することを陳述し得。御仁は右北京会議録中に記載ある他彼の約束を包含する文書はほかに存せざることに付日本国及支那国参与員よりの同意を得たり。 故に論点たる真の問題は、支那側に依り満州に於いて或る鉄道が右の如き約束に違反して建設せられたることを日本が主張するに足る「条約上の権利」ありや否やには非ずして、1905年の北京会議録中の前記記載辞句が「プロトコール」と称せらるると否とを問わず正式約定の効力を有し、其の適用において期間又は事情の制限なく支那側を拘束するの言質なりや否やの点にあり。 北京会議録中の右記載辞句が、国際法上の見地よりして拘束力ある約定なりや、若し然りとすれば、右に与えらるるべき妥当なる解釈は唯一なりやの問題の決定はまさに公正なる司法的裁判所に依り判定せらるるべき事項なり。 会議録中の右記載辞句の支那側及日本側の正式訳文に依れば「併行線」に関する右問題の辞句が支那側全権の意図も宣言又は声明なることに付いては疑いの余地なし。 右の如き意図の声明を為したることに付いては支那側においても之を否認せざりき。然れども論争を通し表明せられたる意図の性質に付、両国間に意見の相違ありき。日本は右使用せられたる辞句は南満州鉄道会社が同鉄道と競争線なりと認むる如何なる鉄道をも、支那が之を建設し又は建設することを許可することを禁止するものなりと主張せり。他方支那側が論争の辞句に包含せらるる唯一の意思表示は南満州鉄道の商業上の効用及価値を不当に侵害するの故意の目的を以て鉄道を建設することなしとの意図の陳述なりきと主張す。新民屯―法庫門鉄道計画に関する1907年の公文の交換に際し、慶親王は支那政府を代表して日本公使林男爵宛1907年4月7日付の通告中北京会議において日本全権は南満州鉄道よりの特定哩数に依り「併行線」なる語の定義を定むることには同意を拒否したるも「日本は満州の開発の為支那国の将来執ることあるべき措置を妨ぐるものに非ず」と宣言することを述べたり。故に支那政府は日本が南満州に於いて鉄道建設を独占する権利ありとする正当なる主張権を有したりとすることに付いては常に之を否認し来れりと雖も右期間中事実上南満州鉄道の利益を明白且不当に害する鉄道を建設すべからざるの義務あることは之を承認したるものの如し。 支那側において何が併行線なりやに関する定義を希望したるも、右定義は未だ定められたることなし。日本政府が1906-08年新民屯―法庫門鉄道の建設に反対したるとき日本は「併行線」とは南満州鉄道より略35哩以内に在る鉄道なりと思考したりとの印象を生ぜしめたるが1926年日本は計画鉄道と南満州鉄道との間の距離は平均70哩以内なることを指摘し「競争併行線」として打虎山―通遼鉄道の建設に抗議したり。充分満足なる定義を作成することは困難なるべし。 鉄道運用の見地より言えば「併行線」とは「競争線」を云うものにして即ち他の鉄道より其の吸集し得べかりし貨物の一部を奪う線なりと云うことを得べし。競争的運輸は、地方的運輸及直通運輸の両者を包含す。而して特に後者を考慮するときは、「併行線」の建設に反対する規定は如何に甚だ広き解釈となり得べきやを知ること困難ならず。尚又何が「幹線」又は「枝線」なりやに付ても支那および日本間に何等の意見の一致なし。此等の語は、鉄道引用の見地よりすれば変化するものなり。打虎山より北方に延長する北京支奉天鉄道は、当初其の鉄道当局に依り枝線と見做されたり。然るに同線が打虎山より通遼迄完成せられたる後においては、之を幹線と見ることを得。 並行線に関する約束の解釈が、支那及日本間の激しき論争に至らしめたるは素より自然の数なりき。支那側は南満州に於いて自己の鉄道を建設せむることを企てたるが、殆ど総ての場合において、日本よりの抗議を惹起せり。 同年9月の事件発生以前、日支間の緊張を加えしめたる鉄道問題の第2類は、満州に於ける支那国政府の諸鉄道建設の為、日本側が資金を貸付けたる契約より生ぜるものなり。遅延金及利子をも含み、1億5千万円の現在価格に達する日本資本は、左記支那鉄道即ち吉林―長春、吉林―敦化、四平街―トウ南及トウ南―昴々渓鉄道並びに或る狭軌鉄道の建設に支出せられたり。 日本側は支那側が右債務の支払を為さんとせず、又債務に対し適当なる準備を為さんとせず、尚又日本人鉄道顧問の任命に関するが如き契約中の諸条項を実行せんとせざることを訴えたり。日本側に於いては日本側財団が吉林―会寧鉄道の建設に参与することを許さるべしとの支那政府に依り為されたる約束を、支那側が履行せんことを繰返し要求したり。右計画線は。吉林―敦化鉄道を朝鮮国境まで延長し、日本の為其の海港より満州の中心に至る新たなる海陸路の利用を可能ならしめ、他の鉄道と連結して内地との交通を短縮すべし。 支那側は債務支払履行を弁疏し、右は正常なる貸借行為に非ることを指摘せり。支那側は貸付は主として南満州に於おける鉄道建設を独占せんが為、南満州鉄道に依り為されたること、其の目的は元来軍事的及政治的なること及何はともあれ新線は甚だしく過剰に資本を投下せられたるものなるを以て少なくとも当分は建設費及債務の償還に必要なる金銭を収得することの財政上不可能なることを主張したり。支那側は債務不履行の何れに付いても、公正なる審査を為すにおいては、其の行為の正当なることを証すべしと抗議せり。 吉会鉄道については日本側の主張せる協定の道徳的及法的効力をも排除せり。 借款論争を自然惹起せしむる此等鉄道協定に関連し存在せる一定の事態ありき。南満州鉄道は事実上何等支線を有せず。而して貨物及旅客運輸を増加する為栄養線網を発達せしむることを欲せり。仍て会社は假令借款が近き将来において償還せられ得るの望少なき場合と雖も新線の建設に出資することを乱せざりき。又初期の借款が行悩める場合にもより以上の出資を継続することを乱せざりしなり。 斯かる状態に於いて、而して新規に建設せられたる支那線が南満州鉄道の栄養線たるの役目をなし且或程度迄右南満州鉄道の勢力下に運営せられたる限り、南満州鉄道は借款の償還を強制する為何等の特別の努力を為さざりしものの如く、支那線は常に増大する借款義務を負いて運用せられたり。然れども此等鉄道線の或るものが新規の支那鉄道網に連結せられ且1930年乃至1931年に南満州鉄道と激烈なる競争を起こすに及んで借款の不償還は直に苦情の目的となりたり。 此等借款協定の或る場合に於ける他の紛議を生じ易き要素は其の政治的性質なり。吉長鉄道が南満州鉄道会社の支配下に置かれ、同線未済の負債が1947年に満期となる長期借款に借換えられたるは所謂「21ヶ条要求」の結果なり。所謂「満蒙四鉄道協定」の結果として1918年に出資せられたる前渡金2千万円は其の使用の目的に付何等の制限なく「安福派」軍閥政府に対し為されたる所謂「西原借款」の一なり。吉会鉄道建設を目的とする1918年の借款呼び契約に関連して安福派に一千万円を前渡せるも西原借款の結果なり。支那国民の感情は「西原借款」に関し其の交渉以来激発せるにも拘らず支那政府は右借款を拒絶せざりき。斯かる状態に於いて支那国民は借款契約の条件を履行すべき道徳的義務を殆ど感ぜざりき。 日支関係に於いて特に重要なるは吉会鉄道計画に関する問題なり。最初の問題は1928年建設完成せる吉林より敦化に至る線の一部に関連す。爾来日本側は支那側が建設を目的とする日本前渡金を鉄道収益に依り保障せらるる正規の借換せざるを理由とし不平をならし又支那側が同線の為日本人会計吏の任命方を拒絶し契約に違反したる旨を主張せり。 一方支那側は建設費が日本人技師の見積高より遥かに大なるのみならず、馮証提出せられたる金額をも超ゆること大なる旨を主張し、建設費の決済せらるる迄正式に同線を引受くることを拒絶し且右決済に至る迄日本人会計吏を任命すべき何等の義務をも負わざる旨を抗議せり。 何等の主権または政策の問題を包含せるかかる特定の技術的問題は明らかに仲裁又は司法的解決に付するを適当とするも、本問題は未解決のまま残され日支人相互の憤怨を助長せしめたり。 一層重大且複雑なるは敦化より会寧に至る鉄道の建設に関する問題なりき。同線は長春より朝鮮国境に至る鉄道を完成すべく右国境に於いて付近の朝鮮港に通ずる日本鉄道と連絡すべし。中部満州に直接開通し且木材及鉱物資源の豊富なる地方を開拓すべき本線は経済的価値あると共に日本にとりて大なる戦略的重要性を有すべし。 日本側は本線は必ず建設せらるべく且右資金供給に與からざるべからず旨を固執し又支那側は既に右の為の条約上の保障を與へたる旨を主張せり。又日本側は支那政府が1909年9月4日の間島協定に於いて「日本政府と商議の上」同線を建設すべきことを約せる旨指摘せるが右約束は満州の間島地方に対する朝鮮従来の要求を日本が放棄する代償として与えられたるものなり。後年1918年に於いて支那政府及日本諸銀行は本線建設の為の借款に対する予備的協定に署名し右協定に依り銀行側は支那政府に一千万円の金額を前渡せるが右は支那側より見れば協定の効力を阻害する事実たる西原借款の一なり。 然れども此等契約は孰れも無条件に且特定期日前に支那側をして日本資本家の右鉄道建設参加を認めしむべき確定的借款契約協定には非ざりき。 本線建設の為の正式且確定的締約は1928年5月、北京に於いて署名せられたる旨主張せられたるも、其の効力に関しては幾多の疑義ありき。斯かる契約は5月13日乃至15日に非常的状態の下に張作霖元帥当時の北京政府の交通部代表者に依り確かに調印せられたり。然れども支那側は当時国民軍に依り強抗に圧迫せられ且将に北京を撤退せんとせる張元帥は若し彼にして本契約を承認せざれば奉天への退去は危殆に瀕すべしとの日本側の威嚇に因る「強迫の束縛」の下に、其の代表者をして署名せしむることを承諾せるものなる旨を主張す。又張作霖元帥自身も果たして契約に署名せりや否やは論争の点なりき。張元帥の歿後奉天東北政治委員会及張学良元帥は共に本契約は形式に欠陥あり且束縛の下に締結せられ北京内閣又は東北政治委員会に依り未だ嘗て批准せられたることなしとの理由に依り契約を承認することを拒絶せり。 敦会線建設に対する支那側反対の理由は日本の軍事的及戦略的目的を恐れ且国家の権利及利益は日本海より満州への日本の新たなる接近に依り威嚇せらるべしと信じたることに在りたり。 此の特殊の鉄道問題は元来財政的又は商業的問題に非ずして日本及支那の国家的政策の衝突を包含するものなりき。 又支那及日本線間の運輸連絡措置、運賃率問題及大連港と営口(牛荘)の如きは支那港との間の競争に関する問題もありき。 1931年9月迄に支那政府は独力にて全長約千基米の鉄道を布設し所有し、且運用せり。其の最も主なるものは奉天海龍間、海龍吉林間、齊々哈爾克山間、呼蘭海倫間及打虎山通遼間(京奉網支線)鉄道にして、支那政府は京奉鉄道及日本資本の投ぜられたる線即吉長線、四トウ線及トウ昴線を所有せり。現在の紛争勃発前2年間支那側は此等諸線を一大支那鉄道網として運用せんとし且支那港たる営口(牛荘)可能の場合には胡蘆島において海口を有する支那側運用線路のみを使用して能う限りの一切の貨物を運輸すべく努力せり。其の結果支那側は其の全鉄道網に亙り運輸連絡の措置をなすと共に重要線区に於いて支那線と南満州鉄道との間に同様なる運輸連絡協定をなすことを拒絶せり。日本側は右差別は普通少なくとも満鉄線の一部を通過し大連に出口を求むべき北満よりの多大の貨物を南満州鉄道より奪取するものなる旨主張せり。 此等運輸連絡紛争と併行して激烈なる運賃率問題日支両線間に勃発せり。右は支那側が打通線及吉海線の開設後賃率を低減したる1929年乃至1930年に始まれり。支那線は当時支那銀貨幣価値の暴落し従って此等諸線に於ける銀貨による賃率が南満州鉄道における金円による賃率より低廉となりし結果自然的利益を得たるもののごとし。日本側が支那の賃率の余りに低廉なる為右は不正競争を構成するものなる旨を主張せしも、之に対し支那側は其の目的は南満州鉄道の場合の如く元来収益を獲得するに非ずして国土を発展せしめ地方住民をして能う限り低廉に市場に到達せしむるに在る旨答え居れり。 将又運賃率引下げの競争に偶然随伴して双方より夫々他方は其国民の利益の為賃率の差別を又は秘密なる割戻金の支払をなす旨主張せり。日本側は支那側が支那産品を外国品より低廉に支那線上を運搬せしめ得るが如き鉄道等級の区分をなし居るを非難し且支那管理の諸港に向け支那線を通じ仕向けらるる自国産品及貨物に対し普通よりも低廉なる賃率を与えるを難詰せり。又支那側においては之に対し南満州鉄道は秘密の払戻をなすを非難し特に日本の運送業者が其の取扱に係る貨物に対し南満州鉄道の正規表定賃率より低廉なる運賃率を掲げ居ることを指摘せり。 此等問題は全く技術的にして複雑なるものなりき。而して日支双方が夫々相手方に対して為せる非難は何れが妥当なるやを決定するは困難なりき。本問題の如きは鉄道委員会又は司法的決定(本報告諸付属特別研究第一参照)に依り通常解決せらるべきものは明らかなり。 満州に於ける支那官憲の鉄道政策は胡蘆島に於ける新たなる港湾発展に集中せられたり。牛荘は第二次港たる唯だ胡蘆島の完成に至る迄主港たるものなり。事実満州のあらゆる部分に至るべき数多の新規の鉄道が計画せられたり。日本側は支那側に依り実施せられたる運輸連絡の施設及低廉なる賃率の為通常大連に向けて運輸せらるべき多くの貨物を大連より奪取し右状態は1930年に特に顕著なりし旨主張せり。日本側は南満州鉄道に依り大連に向け輸出せらるる輸出貨物は1930年に於いて百万米噸以上の減少を見たるに牛荘港は現実に前年より増加を示したる旨指摘せり。然れども支那側は大連に於ける貨物の減少は主として一般不況及普通南満州鉄道に依り輸送せらるる貨物の大部分を占むる大豆の著しき暴落に起因せるものなる旨を指摘せり。支那側は又牛荘に於ける貨物の増加は新規の支那鉄道線に依り最近開拓せられたる地方よりの貨物運送の結果なりと主張せり。 是等数多の鉄道問題を全般的に考察するに其の問題の多くは其の性質技術的にして且通常の仲裁又は司法手続に依り解決し得らるるものなること明白なれ共或るものは国家的政策に深き根拠を有する紛争より来れる日支両国間の激甚なる競争に因れるものなり。 事実上一切の此等鉄道問題は尚1931年の当初に於いて未解決なりき。此等懸案たる鉄道問題に付政策を調和せしむるを目的とする会議の開催方に付日支双方に依り為されたる最後的且友好的努力は1月より夏迄断続的に継続せられたり。所謂木村・高間の商議は何等の効果を齎さざりき。交渉が1月に開始せられたる際には双方に誠意の証跡ありたり。然れども種々の遅延あり(右に対して日支双方に責任あり)結局周到なる準備をなせる正式会議は現今の扮装の起これる時には尚行われ居らざりき。 目次
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メルヒオール 麥西歐爾 艾倫菲斯特 (08)3-01 領主的城堡 第三部 第182話 オティーリエ 奧黛麗 艾倫菲斯特 (08)3-01 星結儀式 貴族區篇 第三部 第183話 ベルンデット 伯倫戴特 艾倫菲斯特 (08)3-01 星結儀式 貴族區篇 第三部 第183話 ラグレーテ 拉葛蕾塔 艾倫菲斯特 (08)3-01 星結儀式 貴族區篇 第三部 第183話 グスタフ 谷斯塔夫 艾倫菲斯特 (03)1-03 公會長的煩憂 第三部 第184話 トッド 陶德 艾倫菲斯特 (05)2-02 義大利餐廳的內部裝潢 第三部 第187話 キルケ 琪露可 艾倫菲斯特 (08)3-01 胃痛的廚師 無 無 ザック 薩克 艾倫菲斯特 (06)2-03 古騰堡的稱號 第三部 第192話 クリステル 克莉思黛 艾倫菲斯特 (08)3-01 特典短篇〈與姊姊大人的茶會〉 無 無 ヘルミーナ 荷米娜 艾倫菲斯特 (08)3-01 特典短篇〈與姊姊大人的茶會〉 無 無 ユストクス 尤修塔斯 艾倫菲斯特 (09)3-02 收穫祭的討論 第三部 第197話 マルテ 瑪塔 艾倫菲斯特 (09)3-02 哈塞的小神殿 第三部 第198話 トール 托爾 艾倫菲斯特 (09)3-02 哈塞的小神殿 第三部 第198話 ノーラ 諾拉 艾倫菲斯特 (09)3-02 哈塞的小神殿 第三部 第198話 リック 瑞克 艾倫菲斯特 (09)3-02 哈塞的小神殿 第三部 第198話 カントーナ 坎托納 艾倫菲斯特 (09)3-02 神殿的守護 第三部 第201話 オズヴァルト 奧斯華德 艾倫菲斯特 (09)3-02 交換生活 第三部 第207話 モーリッツ 莫里茲 艾倫菲斯特 (09)3-02 交換生活 第三部 第207話 リヒト 利希特 艾倫菲斯特 (09)3-02 商人活動開始 第三部 第211話 カンフェル 坎菲爾 艾倫菲斯特 (09)3-02 我的過冬準備 第三部 第216話 フリターク 法瑞塔克 艾倫菲斯特 (09)3-02 我的過冬準備 第三部 第216話 ナディーネ 娜迪妮 艾倫菲斯特 (09)3-02 終章(布麗姬娣) 無 無 フリッツ 弗利茲 艾倫菲斯特 (07)2-04 法藍 神殿長的侍從 第三部 第217話 バルツ 巴茲 艾倫菲斯特 (10)3-03 英格與印刷機的改良 第三部 第217話 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(12)3-05 在神殿的兩年 第三部 第277話 ユリアーネ 茱莉安娜 艾倫菲斯特 (12)3-05 下級貴族的護衛騎士 無 無 レオノーレ 萊歐諾蕾 艾倫菲斯特 (12)3-05 為了守護妹妹 第四部 第282話 ベルノルト 00亮藍 00綠 0 下級貴族 侍從 艾倫菲斯特 漫畫4-01 封底 無 無 ニコラウス 尼可拉斯 艾倫菲斯特 (13)4-01 頒授儀式 第四部 第282話 ヤネス 平民 神殿孤兒 艾倫菲斯特 漫畫4-01 「知っている」こと 無 無 ベイル 平民 廚師 艾倫菲斯特 漫畫4-01 空回りの警戒心 無 無 ナリー 平民 洗衣工 艾倫菲斯特 漫畫4-01 空回りの警戒心 無 無 ローデリヒ 羅德里希 艾倫菲斯特 (10)3-03 冬季的首次亮相與兒童室 第四部 第283話 ハルトムート 哈特姆特 艾倫菲斯特 (10)3-03 兒童教室 第四部 第284話 トラウゴット 托勞戈特 艾倫菲斯特 (10)3-03 冬季的首次亮相與兒童室 第四部 第284話 リーゼレータ 莉瑟蕾塔 艾倫菲斯特 (12)3-05 為了守護妹妹 第四部 第284話 ブリュンヒルデ 布倫希爾德 艾倫菲斯特 (12)3-05 為了守護妹妹 第四部 第284話 エアカルト 00米色 00茶色 +4 中級貴族 騎士 艾倫菲斯特 漫畫4-02 封底 無 無 ヒルシュール 赫思爾 中央 (13)4-01 入舍與近侍 第四部 第284話 キーラント 00暗紅 000000000藍 +5 中級貴族 文官 艾倫菲斯特 漫畫4-02 封底 無 無 アナスタージウス 亞納索塔瓊斯 中央 (13)4-01 升級儀式與交流會 第四部 第286話 ディートリンデ 蒂緹琳朵 亞倫斯伯罕 (13)4-01 升級儀式與交流會 第四部 第286話 リュディガー 盧第格 法雷培爾塔克 (13)4-01 王族與他領主貴族 第四部 第287話 ソランジュ 索蘭芝 中級貴族 貴族院圖書管理之一 中央 (13)4-01 算術、神學與魔力操控 第四部 第288話 エナンダーク 中央 漫畫4-02 第7話 第四部 第288話 イエルアート 中央 漫畫4-02 第8話 第四部 第289話 リックルト 中央 漫畫4-02 第8話 第四部 第289話 イザナベルタ 亞倫斯伯罕 漫畫4-02 第8話 第四部 第289話 アルフリーダ 亞倫斯伯罕 漫畫4-02 第8話 第四部 第289話 ウベルタルク 亞倫斯伯罕 漫畫4-02 第8話 第四部 第289話 フラウレルム 傅萊芮默 中央 (13)4-01 騎獸製作與魔力壓縮 第四部 第290話 ルーフェン 洛飛 中央 (13)4-01 魔力壓縮四階段 第四部 第291話 プリムヴェール 普琳蓓兒 中央 (13)4-01 宮廷禮儀與赫思爾的來訪 第四部 第294話 グンドルフ 賈鐸夫 中央 (13)4-01 特別措施的申請 第四部 第298話 エミーリカ 愛蜜莉卡 艾倫菲斯特 (13)4-01 有意義的土之日 無 無 フレーデル 芙蘭朵 艾倫菲斯特 (13)4-01 有意義的土之日 無 無 カトライン 凱薩琳 艾倫菲斯特 (13)4-01 有意義的土之日 無 無 イルムヒルデ 伊繆荷黛 艾倫菲斯特 FANBOOK2 家系圖 無 無 セラディーナ 賽拉迪娜 艾倫菲斯特 FANBOOK2 家系圖 無 無 テレージア 特蕾西亞 艾倫菲斯特 FANBOOK2 家系圖 無 無 リンクベルク 林肯伯格 艾倫菲斯特 FANBOOK2 Q A 無 無 グートハイル 顧德海爾 艾倫菲斯特 FANBOOK2 Q A 無 無 ヘルフリート 赫夫利特 艾倫菲斯特 FANBOOK2 Q A 無 無 アンブロス 安博洛斯 艾倫菲斯特 FANBOOK2 Q A 無 無 カトリーン 卡特琳 中央 (14)4-02 序章(索蘭芝) 無 無 グレートヒェン 葛蕾琴 艾倫菲斯特 (14)4-02 我想成為圖書委員 第四部 第302話 ガブリエーレ 嘉柏耶麗 艾倫菲斯特 (14)4-02 我想成為圖書委員 第四部 第302話 エグランティーヌ 艾格蘭緹娜 庫拉森博克 (14)4-02 與音樂老師們的茶會 第四部 第305話 レスティラウト 藍斯特勞德 戴肯弗爾格 (14)4-02 休華茲與懷斯的爭奪戰 第四部 第307話 ジギスヴァルト 席格斯瓦德 中央 (14)4-02 與艾格蘭緹娜的茶會 第四部 第313話 オスヴィン 歐斯溫 中央 (14)4-02 向王子報告 第四部 第314話 パトリシア 派翠西亞 艾倫菲斯特 (14)4-02 心靈的救贖 無 無 ルーベルト 勞勃特 +5 中級貴族 艾倫菲斯特 (14)4-02 心靈的救贖 無 無 ヤンリック 約厲克 +5 中級貴族 艾倫菲斯特 (14)4-02 心靈的救贖 無 無 ヴィクトア 維克多 中級貴族 艾倫菲斯特 (15)4-03 冬季的社交 第四部 第323話 グードルーン 古德倫 艾倫菲斯特 (15)4-03 領地對抗戰的準備與尤修塔斯 第四部 第329話 アレクシス 亞歷克斯 艾倫菲斯特 (10)3-03 冬季的首次亮相與兒童室 第四部 第331話 ハンネローレ 漢娜蘿蕾 戴肯弗爾格 (15)4-03 全領地的茶會 第四部 第331話 コンラート 康拉德 艾倫菲斯特 (15)4-03 菲里妮的家務事 第四部 第337話 ヨナサーラ 約娜莎拉 艾倫菲斯特 (15)4-03 菲里妮的家務事 第四部 第337話 ダニロ 丹尼諾 艾倫菲斯特 (16)4-04 古騰堡夥伴的集結 第四部 第348話 アドルフィーネ 阿道芬妮 多雷凡赫 (15)4-03 全領地的茶會 第四部 第358話 フロイデン 弗洛登 艾倫菲斯特 (14)4-02 心靈的救贖 第四部 第358話 ギーゼルフリート 格傑弗里德 亞倫斯伯罕 (16)4-04 終章(格傑弗里德) 無 無 クラウディオ 克勞迪奧 艾倫菲斯特 (16)4-04 哈爾登查爾的奇蹟 無 無 マーヴィン 馬文 艾倫菲斯特 (16)4-04 特典短篇〈我的課題〉 無 無 グレゴール 格雷果 艾倫菲斯特 貴族院外傳一年級生 女性的茶會 無 無 フレデリカ 芙蕾德莉卡 艾倫菲斯特 貴族院外傳一年級生 被丟下的護衛騎士 無 無 ダーヴィット 達威特 藍登塔爾 貴族院外傳一年級生 男性的社交 無 無 コンラーディン 康拉汀 高斯博第 貴族院外傳一年級生 男性的社交 無 無 クレーメンス 克雷門斯 中央 貴族院外傳一年級生 閉架書庫與老舊日誌 無 無 イェニファー 葉妮法 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 ゲーロルト 加洛特 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 ユストゥール 尤斯圖爾 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 マーロカーク 馬羅卡克 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 イングリート 英格麗 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 リーンクルト 林庫爾德 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 レーベッカ 蕾貝卡 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 ルティーナ 露迪娜 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 ローラント 羅蘭德 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 ナターナエル 納塔尼爾 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 オリーヴィア 奧莉維亞 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 ランポルト 蘭伯特 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 クーニグンデ 庫妮古德 中央 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 エルフリーデ 法蘭綺斯卡 朗姆布魯克 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 マルガレーテ 愛兒芙羅黛 拉斯蘭各 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 フリーデリーケ 瑪嘉麗塔 關特隆普 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 フランツィスカ 馥蕾德莉可 庫什瑞內特 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 無 無 シドニウス 史德諾斯 艾倫菲斯特 (17)4-05 序章(馬提亞斯) 無 無 アウレーリア 奧蕾麗亞 艾倫菲斯特 (16)4-04 終章(格傑弗里德) 第四部 第365話 マティアス 馬提亞斯 艾倫菲斯特 (14)4-02 心靈的救贖 第四部 第367話 レティーツィア 萊蒂希雅 亞倫斯伯罕 (16)4-04 私下的報告會 第四部 第368話 ベティーナ 貝緹娜 艾倫菲斯特 (16)4-04 終章(格傑弗里德) 第四部 第368話 オルトヴィーン 奧爾特溫 00紫紅 00淡褐 0 領主一族 領主候補生 多雷凡赫 (15)4-03 全領地的茶會 第四部 第378話 マルティナ 瑪蒂娜 亞倫斯伯罕 (16)4-04 終章(格傑弗里德) 第四部 第378話 ヒルデブラント 錫爾布蘭德 中央 (17)4-05 交流會(二年級) 第四部 第378話 リアディナ 莉亞狄娜 亞倫斯伯罕 (17)4-05 人生的岔路 無 無 ディラ 迪菈 平民 染布工匠 艾倫菲斯特 (17)4-05 通往專屬的路 無 無 ヨルク 約克 平民 染布工匠 艾倫菲斯特 (17)4-05 通往專屬的路 無 無 バルノ 巴諾 平民 染布工匠 艾倫菲斯特 (17)4-05 通往專屬的路 無 無 パウリーネ 鮑琳 中央 (14)4-02 為休華茲與懷斯測量尺寸 第四部 第380話 ライムント 雷蒙特 亞倫斯伯罕 (18)4-06 赫思爾老師的研究室 第四部 第390話 ハイデマリー 海德瑪莉 艾倫菲斯特 (09)3-02 尤修塔斯的潛入平民區大作戰 第四部 第391話 アルトゥール 阿度爾 侍從 中央 (17)4-05 終章(錫爾布蘭德) 第四部 第398話 ダンクマール 丹克瑪 文官 中央 (17)4-05 終章(錫爾布蘭德) 第四部 第398話 マリアンネ 瑪麗安妮 艾倫菲斯特 (16)4-04 特典短篇〈我的課題〉 第四部 第400話 レナートゥス 朗納杜斯 中央 (18)4-06 舊孛克史德克舍的探索 無 無 ランゲルトゥス 蘭葛杜斯 戴肯弗爾格 (19)4-07 序章(漢娜蘿蕾) 無 無 ガールスハウト 嘉斯豪德 戴肯弗爾格 (19)4-07 序章(漢娜蘿蕾) 無 無 イマヌエル 以馬內利 中央 (19)4-07 靼拿斯巴法隆的詞問會 第四部 第409話 ラオブルート 勞布隆托 中央 (19)4-07 靼拿斯巴法隆的詞問會 第五部 第461話 レリギオン 雷利吉歐 中央 (19)4-07 聖典檢證會 第四部 第411話 ルーツィンデ 露辛達 格里森邁亞 (19)4-07 多雷凡赫的茶會 第四部 第413話 ルードルフ 魯道夫 艾倫菲斯特 (14)4-02 主人不在的日子 第四部 第418話 ベルティルデ 貝兒朵黛 艾倫菲斯特 (13)4-01 冬季兒童室與出發 第四部 第423話 ナターリエ 娜塔莉 艾倫菲斯特 (19)4-07 領地對抗戰的競速迪塔 第四部 第418話 ドルム 多勒米 旅行商人 (19)4-07 特典短篇〈旅行商人的委託與過冬準備〉 無 無 ザルクレヒト 卓格赫特 侍從 艾倫菲斯特 (20)4-08 序章(麥西歐爾) 無 無 テオドール 泰奧多 艾倫菲斯特 貴族院外傳一年級生 被丟下的護衛騎士 第四部 第423話 ギード 吉德 艾倫菲斯特 (20)4-08 返回神殿以及與古騰堡們會面 第四部 第427話 ゼルティエ 賽兒緹 亞倫斯伯罕 (20)4-08 斐迪南的宅邸 無 無 レッドモンド 瑞德蒙 戴肯弗爾格 (20)4-08 一掃十年前的悔憾 無 無 グニラ 古妮拉 平民 艾倫菲斯特 (20)4-08 特典短篇〈喧囂中的自覺〉 無 無 ルキ 路奇 平民 艾倫菲斯特 (20)4-08 特典短篇〈喧囂中的自覺〉 無 無 ランハイム 蘭海姆 貴族 艾倫菲斯特 FANBOOK4 莉絲的見習地點選擇 無 無 コージモ 康吉莫 艾倫菲斯特 (03)1-03 公會長的煩憂 第四部 第443話 ロータル 羅塔爾 艾倫菲斯特 (21)4-09 盗とられた聖典 第四部 第446話 イェレミアス 耶雷米斯 艾倫菲斯特 (11)3-04 終章(葛洛麗亞) 第四部 第451話 ラウレンツ 勞倫斯 艾倫菲斯特 (10)3-03 冬季的首次亮相與兒童室 第四部 第456話 ベルトラム 貝特朗 艾倫菲斯特 (21)4-09 新しい子供達 第四部 第457話 クルト 艾倫菲斯特 無 無 活動報告 クヌート 克努特 艾倫菲斯特 (15)4-03 時光流轉與新的約定 第四部 第458話 ゼルギウス 賽吉烏斯 亞倫斯伯罕 (21)4-09 アーレンスバッハ生活の始まり 第四部 第460話 イミル 艾倫菲斯特 (21)4-09 思い出と別れ 無 無 ミュリエラ 艾倫菲斯特 (22)5-01 序章(錫爾布蘭德) 第五部 第462話 グレーティア 艾倫菲斯特 (22)5-01 旧ヴェローニカ派の子供達 第五部 第462話 イグナーツ 伊格納茲 艾倫菲斯特 (10)3-03 冬季的首次亮相與兒童室 第五部 第463話 オルタンシア 中央 (22)5-01 親睦会(三年) 第五部 第465話 おばあちゃん先生 中央 (22)5-01 領主候補生の初講義 第五部 第469話 バルトルト 艾倫菲斯特 (22)5-01 儀式の研究と粛清の報告 第五部 第472話 カサンドラ 艾倫菲斯特 (22)5-01 儀式の研究と粛清の報告 第五部 第472話 イデリーナ 中央 (22)5-01 自分の役目と知識の番人 無 無 グリゼルダ 中央 (22)5-01 自分の役目と知識の番人 無 無 ワルディフリード 中央 (22)5-01 自分の役目と知識の番人 無 無 ティベルタ 艾倫菲斯特 (22)5-01 特典短篇〈胸に秘めた怒り〉 無 無 リーヴェス 艾倫菲斯特 (22)5-01 特典短篇〈胸に秘めた怒り〉 無 無 リュールラディ 約瑟巴蘭納 (22)5-01 本の世界と現実 第五部 第493話 フェアツィーレ 約瑟巴蘭納 (23)5-02 聖女の儀式 第五部 第493話 ルストラオネ 約瑟巴蘭納 (23)5-02 聖女の儀式 第五部 第493話 ムレンロイエ 英蒙丹克 FANBOOK3 尤根施密特領地一覽表 第五部 第493話 トラオクヴァール 特羅克瓦爾 中央 (15)4-03 畢業儀式與祝福之光 第五部 第493話 ナーエラッヒェ 娜葉拉耶 中央 貴族院外傳一年級生 多雷凡赫的姊弟 第五部 第493話 イージドール 伊西多 艾倫菲斯特 (10)3-03 冬季的首次亮相與兒童室 第五部 第499話 ラールタルク 戴肯弗爾格 (23)5-02 嫁取りディッター 第五部 第500話 トルステン 妥斯登 艾倫菲斯特 (24)5-03 道別與成年禮 第五部 第517話 ブラージウス 布拉修斯 亞倫斯伯罕 FANBOOK2 家系圖 第五部 第521話 ベネディクタ 蓓妮蒂塔 亞倫斯伯罕 FANBOOK2 家系圖 第五部 第521話 ヴォルフラム 沃夫勒姆 亞倫斯伯罕 (16)4-04 終章(格傑弗里德) 第五部 第521話 ファティーエ 不明 不明 +3~+4 上級貴族 亞倫斯伯罕 (24)5-03 終章 無 無 アルステーデ 亞斯娣德 亞倫斯伯罕 (17)4-05 人生的岔路 第五部 第521話 ラザファム 拉塞法姆 艾倫菲斯特 (09)3-02 尤修塔斯的潛入平民區大作戰 第五部 第532話 レーベレヒト 雷柏赫特 艾倫菲斯特 (10)3-03 兒童教室 第五部 第536話 ディモ 迪莫 艾倫菲斯特 (10)3-03 神殿長的專屬 第五部 第538話 ホレス 艾倫菲斯特 (25)5-04 グーテンベルクの弟子達 第五部 第538話 セアド 艾倫菲斯特 (25)5-04 グーテンベルクの弟子達 第五部 第538話 レングルト 艾倫菲斯特 (25)5-04 反省と羨望 無 無 グリゼルダ 戴肯弗爾格 (25)5-04 西門での攻防 無 無 アーデルベルト 領主一族 領主 艾倫菲斯特 (26)5-05 序章(波尼法狄斯) 無 無 マグダレーナ 瑪格達莉娜 中央 (20)4-08 一掃十年前的悔憾 第五部 第545話 オデルクンス 文官 中央 (26)5-05 望まぬ結婚 無 無 リズベット 侍從 中央 (26)5-05 望まぬ結婚 無 無 ディルミラ 侍從 中央 (26)5-05 シュラートラウムの花 無 無 ジークレヒト 艾倫菲斯特 還沒 還沒 第五部 第561話 ゲゼッツケッテ 中央 還沒 還沒 第五部 第561話 キアッフレード 蘭翠奈維 還沒 還沒 第五部 第568話 レオンツィオ 蘭翠奈維 還沒 還沒 第五部 第568話 オイサヴァール 中央 還沒 還沒 第五部 第569話 ハイルアインド 中央 還沒 還沒 第五部 第569話 トルキューンハイト 中央 還沒 還沒 第五部 第569話 ターナ 艾倫菲斯特 還沒 還沒 第五部 第577話 ジャンシアーヌ 庫拉森博克 還沒 還沒 第五部 第580話 クインタ 艾倫菲斯特 還沒 還沒 第五部 第585話 シュトラール 亞倫斯伯罕 還沒 還沒 第五部 第603話 フェアゼーレ 亞倫斯伯罕 還沒 還沒 第五部 第611話 グラオザム 戈雷扎姆 艾倫菲斯特 (11)3-04 終章(葛洛麗亞) 第五部 第614話 クラペッヒ 艾倫菲斯特 還沒 還沒 第五部 第629話 ジェルヴァージオ 蘭翠奈維 還沒 還沒 第五部 第631話 テルツァ 蘭翠奈維 還沒 還沒 第五部 第648話 コルドゥラ 柯朵拉 侍從 戴肯弗爾格 貴族院外傳一年級生 因自言自語而起的迪塔 《SS置き場》 第005話 ハイスヒッツェ 海斯赫崔 騎士 戴肯弗爾格 貴族院外傳一年級生 艾倫菲斯特的書 《SS置き場》 第008話 クラリッサ 克拉麗莎 戴肯弗爾格 貴族院外傳一年級生 精釆的迪塔 《SS置き場》 第011話 カーリン 卡琳 00紅茶 00藍色 平民 商人 庫拉森博克 (19)4-07 冬天的神殿生活 《SS置き場》 第012話 ロスヴィータ 亞倫斯伯罕 還沒 還沒 《SS置き場》 第021話 ロヤリテート 中央 (23)5-02 貴族院の奉納式 《SS置き場》 第023話 カシミール 克什米爾 艾倫菲斯特 (14)4-02 心靈的救贖 《SS置き場》 第043話 アンゼルム 安塞姆 畢斯曼 貴族院外傳一年級生 在貴族院的某一天 《SS置き場》 第043話 カティンカ 珂婷卡 艾倫菲斯特 貴族院外傳一年級生 在貴族院的某一天 《SS置き場》 第043話 エリーアス 埃利亞斯 艾倫菲斯特 貴族院外傳一年級生 在貴族院的某一天 《SS置き場》 第043話 カッシーク(シッカーク) 卡席克 艾倫菲斯特 (15)4-03 菲里妮的家務事 《SS置き場》 第044話 エイネイラ 耶涅菈 艾倫菲斯特 (15)4-03 特典短篇〈我的騎士大〉 《SS置き場》 第044話 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「支那」というのは正確にはどこを指すのでしょうか? 「国共内戦について」なぜ国民党は共産党に敗北したのでしょうか。 日本領事館への中国武装警察の侵入事件だけど、あの映像は誰が撮ってたんだ? 中国が台湾に軍事進攻する場合の作戦で可能性の高い作戦を教えてください。 中国の大都市には核戦争に備えて地下都市があるのでしょうか 戦前に中国の軍艦を生み出していた、上海の江南造船所は何年ごろに、どのような経緯で作られたんですか? 中共はどんな功績があって、常任理事国なのでしょうか? 中華人民共和国には政治将校はいるんですか? 中ロって仲が悪いんでしょうか? 「満州民主主義人民共和国」というような国が作られなかったのは何故なのでしょう? 中国の軍事費の実態は? 中国はどの国を仮想敵として軍備を整えてるのか? 中国脅威論ってよく聞くけど、アメリカの軍事力に追いつくのは半世紀は先だろ?杞憂じゃね? 中国が海洋権益を獲得するときの常套手段は? 大量破壊兵器拡散に中国が関与しているというのは本当か? 中国の戦闘機開発能力って日本を上回ってるの? 中国では旧ソ連のKGBみたいな軍から独立した強力な機関はあるのかな? 火薬が発明された中国で、火器の発展がアヘン戦争まで停滞してしまった理由は何故なんでしょうか? チベットでアフガンみたいなゲリラ戦は不可能なの? 満州はソ連軍に占領されたのに、今はなんで中国領なんですか? 中国共産党対外連絡部の役割とは? 飛行艇の分野では中国の持ってる力ってすごかったりしますか? 最近の中国の戦闘機作ってるのはどんな会社なんですか? 中国は報復攻撃の犠牲をいとわず、いざとなれば核の使用を躊躇わない・・という中国の核戦略について公式ソースはあるのでしょうか。 日本が防衛予算を大幅に削減したら中国は軍事費削減するかな? 中華民国滅亡時、蒋介石に従っていた軍閥の指導者たちはどうなったのでしょう? 中国は朝鮮戦争で国連軍と戦ったのに何故、国連の常任理事国になれるの? 今最も中国と戦争になりそうな国はどこでしょうか 中国が地下に巨大基地を建設してるという情報の信憑性は? 中国が台湾に武力侵攻する可能性は? 中国はPKOなどには積極的ではないの? 中国とソ連が国境線を巡って戦闘した時、核戦争勃発の可能性の心配はされなかったのでしょうか? 中国共産党は戦後の国共内戦を日本軍の装備で戦ったと聞きましたが、これはどうやって入手したのでしょうか? 中国が人工降雨弾を高射砲でバカスカ撃っていたということを聞いたんですが成分はちゃんと無害なものを使ってるんでしょうか? 中国の武装警察って普通の警察じゃないの? 国共内戦で旧日本軍の武器や化学兵器は具体的にどの程度利用されたんでしょうか? 中ソ対立の頃は中国と東側の親ソ国との軍事関係はどうなってたんですか? 何故アメリカは国民党への援助を止めたのですか? 「支那」というのは正確にはどこを指すのでしょうか? 正確な範囲なんてないけど、中共の版図から満州、外蒙、チベットを除い くらいだな。西の境はさっぱり見当がつかん。 (8 855) 「国共内戦について」なぜ国民党は共産党に敗北したのでしょうか。 「国共内戦史」という本(ちょっと高いけど)があります。 大きな図書館では扱っているのではないでしょうか? で、ご質問ですが、中国のことわざにこんな文句があります。 「良い鉄は釘にならず、良い人間は兵にならない」 国民党軍は軍閥の寄せ集めでした。 蒋介石始め指導部の統制も取れず、装備はバラバラでした(戦前のドイツ製も有れば、ソ連製もあり、 終戦後手に入った日本製もあり、美国援助により手に入れた米国製もありと言った状態)。 また、上級将校の大部分は自己の利益のみを考え、将兵にろくに給与、糧秣を支給しませんでした。 そんなわけで、下級将校以下は食い扶持を稼ぐために都市や農村を襲って、糧秣を稼がなければなりません。 片や共産党軍は共産党の鉄の規律で「人民のものを寸毫も犯さず」をモットーにしていました。 民衆と同じ目線で戦い、また占領地では富農から土地を小作人に分け与えました。 このため、民衆の支持は共産軍に傾き、国民党軍の動きは筒抜けとなっていました。 1945年に日本が敗北したとき、共産党は延安を中心に支配していました。 その後、共産党はソ連が占領した地域(内蒙古、満州)の支配権を得ます。 この時、ソ連は満州国内に日本軍が残していった装備を共産党軍に引き渡します。 当然、国民党政権はそう言う動きを認めないわけで、10月に国共内戦が勃発します。 しかし、米国は東アジア地域の安定に対し、当初無関心であったうえ、散々蒋介石に内戦停止と軍事援助の停止を行いました。 このため一時は落ち着きますが、1948年にソ連からの軍事援助を得た共産党軍が再び勢いづきます。 9月に遼瀋会戦で国民党軍を圧倒して山海関に進出。次いで淮海会戦、平津会戦と立て続けに勝利し、1949年1月に北京が陥落します。 その後の動きは急で、4月に南京、武漢、上海が陥落し、秋には広州、重慶が陥落、 10月に中華人民共和国が成立し、12月に国境地帯の一部とチベットを除いて、国民党政府は台湾に逃れたわけです。 兵器としては、民国側は 陸戦兵器は、(内戦初期)ソ連製兵器、ドイツ製兵器、接収した日本製兵器 (内戦中期~後期)一線級の信頼できる部隊にのみ、米国製兵器を配備。 海軍は、英国のFlower級、C級の軽巡洋艦などが引き渡され、また日本から賠償艦として 駆逐艦峯風、陽炎、秋月、雑木林の各級、海防艦択捉、鵜来、御蔵、1号の各級、それに 多数の小艦艇が引き渡され、米国からもDE2隻と、小艦艇多数が引き渡されました。 空軍は、従来から使っていたP-51、P-38、B-25、B-24などが主力でした。 一方の共産党側は、 陸戦兵器は、(内戦初期)ソ連製兵器、接収した日本製兵器 (内戦中期~後期)一線部隊はソ連製兵器を配備。 海軍は、内戦期間中に海防艦択捉、鵜来、1号の各級のうち数隻が乗艦毎共産党に 寝返りました。また、多数の小艦艇も接収されました。 ソ連からの援助は50年代に入ってからです。 空軍は、初期には満州で手に入れた99式高練、98式直協偵察機、屠龍などもありま したが、後にYak-9、Tu-2、Il-10などのソ連製機セットが供与されました。 また、P-51などの飛行隊の中には飛行隊毎寝返ったものもありました。 (20 眠い人 ◆ikaJHtf2) 日本領事館への中国武装警察の侵入事件だけど、あの映像は誰が撮ってたんだ? 今回の亡命騒ぎ、計画には韓国のNGOが深く関わっています。今回の撮影した人間も韓国の 人間で、事前にNGO側からリークがあって待ち伏せていたようです。 写真を取らせた理由は、あまり良くわかっていません。 (29 390) 日本の大使館には武装したガードはいないの? えー、日本人の、という意味ならいません 中国人武装警察なら各大使館前に2名ずつ、まるで彫像のように立っています 話し掛けても答えてくれません(答えないように命令されているそうです) (29 399) 中国が台湾に軍事進攻する場合の作戦で可能性の高い作戦を教えてください。 (1)マターリと隔日(または曜日別)金門砲撃戦 (2)金門・馬祖海上封鎖で兵糧攻め (3)澎湖制圧 (4)台湾本島海上封鎖 (5)台湾本島上陸作戦 (6)台湾本島爆撃のみの作戦 等があると思います。 軍事進攻という語感からは(5)を意味されるようですが、現在のところ (5)は不可能でしょう。しかし、数年後には可能になるかもしれません。 (43 877) 中国が台湾本島を攻撃するとしたらTaiwan-channel の指摘した 奇襲(強襲)による台湾空軍機の離陸妨害作戦が最も可能性が高いね。 ここじゃ、みんな批判してたけどね。でも、あれからアメリカや中国の 情報を見れば彼のが一番可能性が高いみたいだな。 あのサピオの記事だが、あれはウヨクのヨイショ記事でなく香港の ジャーナリストの寄稿記事で明らかにされた中国軍若手将校が 江沢民主席ら党主脳への建白書にある作戦だという事で信憑性は高いな。 しかもそれは半年前に米軍が明らかにした情報にも一致している。 http //www.asyura.com/2002/war11/msg/651.html (43 885) 中国の大都市には核戦争に備えて地下都市があるのでしょうか 地下都市っつうか、かなり大規模なシェルターがあるのは事実。 "防空洞"と呼ばれ、平時には民間に貸してテナント経営をしているそうな。 (63 700) 戦前に中国の軍艦を生み出していた、上海の江南造船所は何年ごろに、どのような経緯で作られたんですか? 1865年、英国資本の機械工場兼造船所として発足し、1912年に造船所を メインに据えています。 日中戦争中は日本に接収され、三菱江南造船所として使用され、1949年に 国営化されました。 1996年に民営化され、独立しています。 (66 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 中共はどんな功績があって、常任理事国なのでしょうか? 中華民国は連合国だったが・・・ 中共は、民国(台湾)が国連を追い出されたときにその椅子を貰ったの。 親方株の引継みたいなもの。 まあ、分捕ったんだけどね。 (73 456) 常任理事国は功績があるから常任理事国なわけではないよ。何か勘違いしているな。 (73 459) 中華人民共和国には政治将校はいるんですか? あと、人民解放軍は中国共産党がきちんと掌握できているのでしょうか? 人民解放軍には総政治部という部署があって、三軍の政治委員を統括しています。 もちろん各部隊には政治将校が配属されています。 92年ごろの鄧小平が天安門事件以来低迷していた改革開放政策の加速化を計った時期に 地方の師団長が軍閥的に振舞って、転属命令を拒否して居座ると言うことがあったようです。 これに対して中央軍事委員会は、七つの軍区それぞれの中に近代装備を施した ハイテク即応師団を設け、これを掌握することによって睨みを利かせています。 (82 68) 中ロって仲が悪いんでしょうか? ソビエト時代、もちろんなかの良い時期もありましが、 国境紛争をしてた時代もあります。 今はそのころに比べればかなりイイです。 (85 821) 「満州民主主義人民共和国」というような国が作られなかったのは何故なのでしょう? 日本敗戦後、ソヴィエトおよび中国共産党が満州族のウイグルへの強制移住を 押し進めていたので自治レヴェルでも独立させる必要がなかったから。 (124 530) 中国の軍事費の実態は? 公式には6兆円だそうだけど、本当は18兆円になるという試算もあるとか? 2007年度の公式発表が約500億ドル 中国軍レポートのDIA資料によると、最大で推定1200億ドルほど。 英IISSの分析だと2006年で14兆円以上 http //www.47news.jp/CN/200701/CN2007013101000662.html 米国防総省の分析では2008年で1400億ドル http //sankei.jp.msn.com/world/america/080304/amr0803041839010-n1.htm (中国軍総合スレ10 351-354) 中国政府が嘘の額を出しているとしたら何故そのようなことをしているのですか? 本来は軍事費として計上されるべきの研究開発費を差っぴいたりしていた。 会計上の詐術を使って少なく見せかけていた。 前年度比で軍事費が大きく増えれば周辺諸国は当然警戒する。 ましてやそれが独裁弾圧侵略国家の所業なんだから。 世界大戦とまではいかなくとも、地域紛争に首突っ込むくらいの所業はいつもやってるんだし。 日本でも、軍人恩給が厚生労働省管轄だったりするように国際的な軍事費の基準ってのは必ずしも一様ではない 中国の場合は、中でも特に予算が不透明なのが問題になった 研究開発費や、かなりの金額が別枠処理されていてさすがに金額的に大きすぎて実体に合わないだろう、 ってことで問題視されることになった (541 85,89) 中国はどの国を仮想敵として軍備を整えてるのか? 中国の仮想敵国 http //www.upiasia.com/Security/2008/10/24/chinas_prime_potential_enemies/3728/ 漢和防務評論のアンドレイ・チャン(平可夫)氏の記事 中国は周辺諸国を全方位的な仮想敵として兵器の開発配備を 進めていると、中国軍内部の文章を基にして述べている 対アメリカ…日台との軍事同盟、NATO東方拡大、アフガン駐留、中国への 兵器輸出規制など、これらの行為が中国への脅威となると主張。 対日本…近年の関係改善にも拘らず、容易に解決できない尖閣と東シナ海 のガス田論争問題が存在 対インド…インドのIRBM開発、南シナ海でのインド海軍の活動に注目。国境 紛争も抱えている。 対ヴェトナム…海の領域で見解の相違がある。またアメリカとヴェトナムの関係 改善にも着目している。 対ASEAN…スプラトリー諸島をめぐる紛糾 対ロシア…ロシアのナショナリズムの高まりを懸念。 台湾との関係改善があったとしても、中国軍が軍事建設を緩めるには 十分でないであろう。中国の兵器開発は、上記の全てのシナリオに対 応している。以下は、その兵器開発方針について。 ①最優先は台湾向けの空海兵器 ②第二は、アメリカの介入を阻止するための、ICBM、IRBM、対衛星ミサ イル、宇宙戦能力、攻撃潜水艦の開発と配備、。 ③ヴェトナムとインド向けの、山岳戦闘用AFV、中、短距離弾道ミサイル。 改良型IRBMがヴェトナムと国境を接する雲南省に配備されている。 ④対日向け、山東省にDF-3A IRBMを配備すると共に、第19軍の戦力を強化 ⑤東南アジアとインド向け…海南島に潜水艦基地を建設。電子戦監視基地 を西沙諸島に建設。 ⑥アフガンと駐留NATO軍向け…主要な都市にHQ-9ミサイルを配備、蘭州 軍区の第6戦闘機部隊を強化。ロシア向けには、新たな戦車と装甲車を開 発生産すると共に既存車輌の近代化を行っている。 これらの装備に関する予算を充当するため、軍事予算が年率10%の増加を 続けることになるであろう。台湾向け装備がある程度、減らされるかもしれな いが、台湾向けの独立阻止の圧力が継続されるであろう。 しかし、台湾との関係が改善すれば、中国軍は他の方面、特に戦力投射能 力の改善に軍の近代化の焦点を合わせるであろう。それは、空母艦隊の建 設、新型ICBM、SSBMの配備、新型爆撃機と新型戦闘機の開発に振り向け られるであろう。 (中国軍総合スレ11 428,429) 中国脅威論ってよく聞くけど、アメリカの軍事力に追いつくのは半世紀は先だろ?杞憂じゃね? 中国脅威論の本質がわかってない。 中国の脅威とは、軍事力の急拡大と同時に「経済力」が拡大していることで、それが かつて米国と対立した旧ソ連と決定的に異なっている点。 米中の経済関係は極めて緊密で、米国の国別の貿易額では中国は2004年に日本を抜いている。 米国の対中投資額は2006年末の累計で540億ドル。対中進出した米国企業は、日本の2倍の5万余社。 米国債の保有額では2007年で日本は1兆ドル弱、中国が約7000億ドル。 中国は米国債の投売りやっただけで米国を恐慌に追いやることが出来る経済的実力がある。 既に米国は中国と全面戦争など出来るわけが無い相互依存状態になっている。 では、もし尖閣諸島を巡って日中が武力衝突したら? 当然、日米安保に基づいて米軍は出動するだろう。 問題なのは米軍が行動するといってもその行動に「ピンからキリまで」オプションがあること。 米国は中国との全面衝突を避けるために「限定的介入」に留める可能性がある。 その可能性があるからこそ中国は軍事行動を起こす可能性がある。 それが中国脅威論の本質。 ちなみに沖縄は米軍にとって極東で最重要な拠点だから、中国の沖縄占領など絶対米国は認めないだろうが、 尖閣諸島や先頭諸島ぐらいなら政治的に妥協してしまう懸念は十分ある。 (軍事板,中国脅威論スレッド) 中国が海洋権益を獲得するときの常套手段は? 「『情報』と国家戦略」(太田文雄著,芙蓉書房)によれば, 1.領有権を主張 2.海洋調査を開始 3.海軍艦艇によるプレゼンスを図る 4.実効支配を確立 大量破壊兵器拡散に中国が関与しているというのは本当か? 少なくとも,CIAはそのように報告している. ただし,何を根拠にしているかは,報道だけでは不明. なお,中国はNPT加盟前にも,イランに六フッ化ウランを売却している. 以下引用. 大量破壊兵器,主要供給者は中国CIAが断定 【ワシントン=古森義久】世界の大量破壊兵器類の拡散に関し,米中央情報局(CIA)の報告書が,中国は大量破壊兵器の「主要な供給者」でイラン,北朝鮮,リビアなどに弾道ミサイルや化学兵器類を売却したと,断定していることが明らかとなった. CIAが米国議会に毎年送る大量破壊兵器類の国際的な拡散に関する年次報告書は,十六日までに概要が公表された.同報告書は,弾道ミサイルや高度の通常兵器をも含む大量破壊兵器類が,独裁体制や国家テロ実施,軍事偏重など「懸念の対象となる国家」に調達された実態に最大の焦点をしぼっている.「懸念国家」としてはイラン,リビア,北朝鮮,シリアの各国が列記されている. 同報告書はこれら「懸念国家」に大量破壊兵器類を売却,提供した「主要な供給者」としてまず第一に中国をあげ,二〇〇四年一年間に,中国が (1)パキスタンの弾道ミサイル開発のプロジェクトへの支援を続け,固体燃料推進の短距離弾道ミサイルの自国内生産を達成させ,固体燃料推進の中距離弾道ミサイルの開発を推進させた (2)イランの弾道ミサイル国内生産の努力を支援した (3)リビアと北朝鮮に弾道ミサイル関連資材や技術を供与した (4)イランに対し化学兵器生産関連の機材と技術の供与を継続した -などと記している. さらに,大量破壊兵器の範疇(はんちゅう)には入らないが,「高度の通常兵器」の拡散として,〇四年中に中国が (1)パキスタンにフリゲート艦四隻を売却する交渉を終えた (2)パキスタンとの戦闘機JF17の共同生産プロジェクトへの支援を続けた (3)イランによるC802対艦ミサイルの自国生産を実現させた -ことなどを列記して,米国議会に伝えた. (産経朝刊 2006年05月18日03 43) イラン核問題ウラン濃縮原料は中国製か 【ロンドン=蔭山実】イランの核問題で濃縮ウランの製造に中国製の良質の原料が使用され,濃縮技術の確立を早めている可能性が浮上している.BBCテレビが18日,欧米外交筋の話として伝えた. イランが独自に作った原料は不純物が多いとみられ,その問題を解決するためにかつて購入した中国製の原料を使っているという. ウラン濃縮は原料の六フッ化ウランという気体を遠心分離器にかけて行う. 六フッ化ウランはウラン鉱などから転換されて作られるが,BBCテレビによると,イランは独自に転換作業を進める一方で,1991年に中国から輸入した六フッ化ウランを保有している. 当時は中国が核拡散防止条約(NPT)に加盟する前で,規制を受けることなくイランに輸出された. ただ,中国は数年後,国際原子力機関(IAEA)にイランに六フッ化ウランを売却したことを報告し,イランの核開発の解明を進める上でも役立ったとされる. イランはウラン濃縮作業が順調に進んでいることを主張し,核兵器製造につながることへの懸念に拍車をかけている. その背景に中国製の原料があったとすれば,国際社会で一致してウラン濃縮作業の停止に向けて動く中で中国の立場はさらに微妙になりそうだ. (産経新聞 2006/05/19/10 08) 中国の戦闘機開発能力って日本を上回ってるの? 軍用に関しては日本より先を行ってる。 日本はアメリカのライセンス縛りがあるが、中国はロシアとのライセンス契約に違反して 批判されようが開発を進めてるし。 以下のJ-11Bをよく読むとよくわかるが既にエンジンの国産化にも成功してる。 http //wiki.livedoor.jp/namacha2/d/J%2d11B/BS%c0%ef%c6%ae%b5%a1%a1%ca%dd%d3%b7%e211B/%dd%d3%b7%e211BS/Su%2d27%a1%cb ちなみに外国市場向けにFC-1(JF-17)を開発済みで中東諸国に輸出計画中。 (中国軍総合スレ11 196) J-11BのWS-10Aエンジンは現在試験中で、まだ実用段階に達しておりません。 高出力ターボファンエンジンの開発は中国戦闘機にとってのネックとなっている状況があります。 また、FC-1(パキスタンとの共同開発機)についてもロシア製エンジンを搭載しております。 戦闘機開発能力という点については、技術レベルではさまざまな論議のある所でしょうが、 紆余曲折を経ながら曲がりなりにも開発経験を蓄積しているのは大きな点であり、 日本に対するアドバンテージであるといえるでしょう。 ただし、最先端技術については国産化の水準が十分では無い事は中国側も認識しており、 技術導入と国内開発のバランスをどのように取るかが課題になっております、。 (中国軍総合スレ11 199*一部改編) 中国では旧ソ連のKGBみたいな軍から独立した強力な機関はあるのかな? 党国体制の下、党は軍に対する上位性と指揮権を保持し続けている。軍事の 高度化に伴い専門分野での発言権は交代しているが、人事権は党が掌握し 制度的な統制も維持し続けている。今後も軍の専業性を高めるつも「党が軍 を指揮する」体制については堅持を続ける方針。ただし、政治委員の存在は 軍の高度化に伴い次第に形骸化しつつあるとのこと。 解放軍が「専業化」、「国軍化」を進めるのとは逆に、武装警察は党のコントロ ールを強化する方向に進んでおり「党軍」としての性格を強める方向に進んで いる。100万を超える要員を擁する武装警察は国内第二の軍事力としての地位 を確保している。 ただし、両者は対立的存在というよりも、相互に任務を分担する関係と見たほう がよいであろう。その意味で解放軍の「国軍化・専業化」と武装警察の「党軍化」 は表裏一体の関係にあるといえる。 この記述は以下を参照 浅野亮「党軍関係と軍の派閥」 http //www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=04859-5 PHPSESSID=bb306f52d78384fb9cbdf2e00be15e87 鈴木祐二、駒澤るり子「中国人民武装警察部隊(準軍隊)の将来像-武警の 『党の柱石化』、解放軍の国防軍化-」 http //www.mmjp.or.jp/sososha/hon/gunji/gunjiryoku_2020.html (中国軍スレ11 709) 火薬が発明された中国で、火器の発展がアヘン戦争まで停滞してしまった理由は何故なんでしょうか? 欧州よりも戦争が少なかった 火器の製法は秘密とされて国家が独占していたため、個人レベルでの創意工夫がなかった (あまりに秘密にしすぎて前線の兵士すら正しく使用法を知らなかった、という例もある) わが国は世界の中心であり最も優れているという自負により欧州の技術を取り入れなかった 鋳造技術が優れていたため鋳造にこだわり、「鉄の板を丸めて銃身を作る」という作り方をしなかった。そのため火縄銃の性能が低かった このへんが複合しているんじゃないか? まったく進歩がなかったわけじゃないんだけどね。 (526 894) チベットでアフガンみたいなゲリラ戦は不可能なの? ヒンドゥークシ山脈が国土の北東部から中心部を貫くアフガニスタンが、洞窟などを利用したゲリラ戦で、 大国やその傀儡政権を倒してきました。 隣接する山岳・高原地域のチベット人は、なぜ同様のことが可能ではなかったのでしょうか? アフガニスタンはロシア側とパキスタン側、あと、イラン側と3方にある程度ものを運べる交易路が通っているが チベットは中国側にしか主要交易路がない。反対側はヒマラヤ山脈。 アフガンは北から敵が着たら南から補給を受けれるが、チベットは中国側から近代的な軍に攻めて来られたら 反対側のヒマラヤ山脈越えは脱出口程度にしかならない。 ゲリラ戦の基本は補給の確保。 山岳地帯にゲリラがこもったのではなく、山岳地帯の住民の援助や山岳越えでの補給がなければ意味がない。 (532 982) 満州はソ連軍に占領されたのに、今はなんで中国領なんですか? スターリンが一度占領した地域を返したなんて、シンジラレナサス… そもそも満州は中国領であり、それを日本が奪った物です。 連合国は日本の中国侵略を批判してその一切の正当性を否定したのですから、 それを日本の代わりにソ連が領土化するのは筋が通りません。 スターリンが返還するなんて信じられないと言ってますが、 その程度の理性は持ち合わせていたという事です。 スターリンだって一応生物学上は人間の筈。 歴史的に見て、清朝とロシア帝国の間で基本的に国境画定が終わって、満州は中国領。 ソ連はロシア帝国の後継者なんだから、基本的に条約は引き継ぐ。債務踏み倒しとかしてるけどさ。 併合なんかすれば米英中を敵に回して勝ち目が無い。米国は唯一の核保有国だしな。 東欧だって全部占領したけど、形としては独立させてるだろ。 併合しないで衛星国化したほうが、波風が立たなくていい。 (542 128,130) 中国共産党対外連絡部の役割とは? この分野では青山瑠妙氏の『現代中国の外交』(慶応技術出版会/2007)が詳細な分析を行っている。 これを基にして述べると、中共中央対外聯絡部(中聯部)は、もともとは党の対外交流 (主に各国共産党、労働党、左翼組織)を担っていたが、1980年台以降は左翼政党以外との 交流の窓口にも成っていき、90年代以降は各国の政党、政治家との「政党外交」、ビジネス チャンスを提供する「経済外交」にも活動範囲を拡大。 中聯部の現在の役割は、中央対外政策の実施、各国正当に重点をおいた研究や政策提言、 対外交流の3つであるが、政策の重点は周辺国家と重要国家の政党。交流により 政治家同士の理解と友好を深める民間団体的な役割を果たしているが、6カ国協議など 政府外交においても一定の役割を果たしている。 中国自身は「政府外交でもあり民間外交でも有る」と説明している。 中聯部公式サイトでの任務紹介。 ttp //www.idcpc.org.cn/about/jianjie.htm 「働きかけ(「工作」は日本と用法が異なるケースがあり、この場合は働きかけと訳した ほうが適当と思われる)の対象は、各国共産党およびその他左翼政党から、広げて 発展途上国のナショナリズム・民主政党、先進国の社会党、労働党、保守政党など 各種のイデオロギーと性質を有する政党。」 中国共産党の体現者として対外活動を行う機関であり、外交活動と民間交流の双方を 管轄する独特の組織となっている。 (中国軍スレ12 764) 飛行艇の分野では中国の持ってる力ってすごかったりしますか? こんなん見つけたんですけど 中国の飛行艇 SH-5からJL600へ 日本は飛行艇分野でも中国に追い抜かれる ttp //ksa.axisz.jp/RC98IL600.htm 日本が飛行艇を作った経緯を調べるとよろしいかと。 ソノブイをばら撒いてデータを集約し、コンピュータで処理して潜水艦を捕捉するという戦術は 現代でこそ一般的だが、ソノブイの聴音能力やデータの送信能力、持続時間、単価、受信し た対潜哨戒機のコンピュータの処理能力などから過渡期とされた時代があった。 ディッピングソナーをヘリからぶら下げて、チョコチョコ位置を変えながら潜水艦を追っかけて いたが、これはヘリだからできることで大型の対潜哨戒機ではできない。「なら飛行艇なら着水 してソナー使えるじゃん」というのはPS-1の開発理由。当時はヘリ搭載護衛艦も無いから、早 く遠くに行こうとすると、現場に航空機を派遣しようとすると、基地配備の固定翼機の一択だった。 理由があって対潜哨戒飛行艇は作られたが、作られた理由…ソノブイを使った対潜作戦の向上 とかソノブイをばら撒けるだけの予算とか値段が下がったとか…があると、頻繁に離着水するの で寿命が短いわ事故率は高いわで、使う意味が無くなった。 ただ、日本の場合は離島にも国民が住んでるし、漁船は操業しているしで救急救難用途にいいん じゃね? となって、陸上基地からも運用できる改設計をして、US-1として生産が継続したし、現在 も後継機がある。 消防飛行艇についてはプランはあったが日本では何十億円もかけて消防飛行艇を作らなきゃなら ないだけの山火事の蓋然性が低く、諸外国でみるとばかでっかいUS-1のバリエーションを買わなく ても、もっと小型の機体があって、安価に数を配備することで国土の広さに対応している。 そもそものところで用途が特殊すぎるのだ。日本の技術に意味が無いわけではないが、トライアンド エラーで得たちょっとした工夫の部分が大きく、F-22を開発するような基礎工業力や研究開発が必 要なわけではない。中国が作るというのであれば、まあがんばって、ご苦労さんとしか言いようが無い。 (556 ふみ) 最近の中国の戦闘機作ってるのはどんな会社なんですか? ラビのコピー品の殲撃はロシア製ではないと思うんですか… 元々、中国に於て戦闘機を設計していたのは、瀋陽飛機設計研究所で、製造しているのは瀋陽飛機製造廠です。 此処は旧満州で、日本の技術が残っているところでしたから、ソ連が設備を奪い去っても、基盤が残っていたので、 上海などと共に工業地帯として発展しました。 ところが、この工場や設計所のある場所は、ソ連から近い場所にありますから、中ソ対立が始まると、危険な場所 から奥地に工場や設計所を疎開させる必要があり、例えば爆撃機の製造は西安飛機製造廠に、練習機など小型機 の製造は、貴州飛機製造廠に、当時の主力戦闘機の工場も、南昌飛機製造廠と成都飛機製造廠に、戦闘機用エン ジンの製造は貴州飛機製造廠にとそれぞれ、瀋陽から分離して分工場を製作しました。 これは、車輌でも同じだったりします。 文革後の改革開放時に、それぞれの分工場が分離独立していますが、兵器工業総公司か航空工業総公司の配下 にあります。 現在は、哈爾浜(大型輸送機)、瀋陽(戦闘機)、西安(爆撃機)、成都(戦闘機)、南昌(攻撃機、練習機、小型機)、 上海(旅客機)、貴州(エンジン)になっていたか、と記憶しておりますが、改革開放で海外からの技術導入を積極的に 図った成都が最も景気の良い状態に成っているようです。 独自技術で戦闘機を開発しようとした瀋陽が一歩遅れ、更に南昌が続くという感じでしょうか。 ちなみに、こういった企業体は航空機だけではなく、有りと有らゆる分野に進出しており、貴州や哈爾浜だとスズキの 商用車や小型車、スバルの小型車を生産していたりします。 (344 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 中国は報復攻撃の犠牲をいとわず、いざとなれば核の使用を躊躇わない・・という中国の核戦略について公式ソースはあるのでしょうか。 公式的な立場としては・・ 非核保有国に対しては核兵器を使用しないし核威嚇も行わない (”消極的安全保障”でぐぐる) 第一回核爆発実験以来中国政府は、「中国が核兵器を開発しているのは防衛のためであり、 超大国の核威嚇、核恫喝、核ペテン政策に打撃を与え、核独占を打破し、最終的に消滅させるためである」 ことを繰り返し声明している (平松茂雄 『中国、核ミサイルの標的』より) などなど、あくまで核攻撃を受けた場合の報復手段として用いる、という立場 中国政府や軍の高官がそれを示唆する発言を行ったことはあるのでしょうか。 有名なのが朱成虎少将の件だが、その後処分を受けているので これが中国の戦略を表したものかと言われると怪しい (580 672) 日本が防衛予算を大幅に削減したら中国は軍事費削減するかな? 村井友秀等編 『中国をめぐる安全保障 (MINERVA人文・社会科学叢書 127)』(2007年、ミネルヴァ書房) の駒形哲哉「軍事財政」の項を見ていただければわかるが、中国軍の軍事予算 は前年度の予算規模と経済成長率/GDPの変化率に規定される所が大きい。改 革開放以降の中国軍の財政は経済成長を優先するとの原則も守られている。 すでに今年度の軍事支出は決定しており、現在は来年度予算の策定作業を行っ ている段階なので、影響があるとすれば来年度以降となる。しかし、民主党政権 が成立したとしても極東アジアの防衛体制の枠組みが根本的に変化しない限り は大きな影響は無いであろう。 中国軍の近代化は道半ばであり、まだまだ更新しなければならない膨大な旧式 装備が存在し、情報インフラの構築や輸送手段の近代化、人員の訓練など予算 はいくら合っても足りない状態。 むしろ予算の制約になるのは経済成長率の如何であろう。とはいえ中国政府の 財政規模の拡大が継続する限りは、財政全体に占める割合は低下しつつも軍 事費の増加傾向は尚暫く続くと見た方が良いであろう。 この件に関して公式ホームページで質問するという手もある。 ttp //www.mod.gov.cn/ の最上部にある(聨系我們)からメールを送る事が出来る。 (中国軍スレ14 542) 中華民国滅亡時、蒋介石に従っていた軍閥の指導者たちはどうなったのでしょう? 部下ごと共産党に投降し、地方の重職を得たりしたのでしょうか? そしてその後、呉三桂よろしく粛清されたりあるいは北朝鮮への義勇軍に志願させられて使いつぶされたりとか。 兵力90万人のうち、40万人が寝返りましたから、幾人かは要職に就いたものもいたでしょうが、 大抵の場合は、1950年からの朝鮮戦争で中国援朝義勇軍として磨り潰されています。 また、生き残ったものも、1950年代終わりから60年代末に掛けての大躍進とか文化大革命によって、 粛清されています。 台湾に逃れ得たものは、上級職が主です。 現地軍の場合は、雲南を経てビルマに亡命し、数万人が其処を拠点に中国に対するゲリラ戦を実施 していますが、1950年代にビルマ政府が国連に提訴、1953~54年にかけて、6500人が台湾に引き揚 げられ、1961年には更に4500人が引揚げました。 しかし、奥地で自活を続けた段希文将軍麾下の部隊は、そのタイ北部近辺を実行支配し続け、その 部隊が資金源としていた芥子栽培が問題になり、1970年代からタイ政府の討伐を受けることになります。 但し、タイ側にも残留国民党政府軍が参加していて、彼らはその地方の自警部隊としてタイ政府から認め られるものもありました。 また、香港にも吊頚嶺(首つり村)と言う一角があり、この地域に2万の国民党軍残党が住んでいました。 1956年に3日間の暴動を起こし、1960年代には台湾にだいぶ吸収されました。 一部の住民は香港返還後、別のマンションにかたまっているようです。 (336 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 中国は朝鮮戦争で国連軍と戦ったのに何故、国連の常任理事国になれるの? その時は国連の常任理事国は中華人民共和国ではない。 アメリカが中華人民共和国と国交を回復して中華民国を切り捨て、 「中華人民共和国が正当な中国政府である」と国連の規定も変更された。 ちなみに中華人民共和国は朝鮮戦争には参加していない。 あれは「抗美援朝”義勇”軍」だから。 それと当時中華人民共和国は国連に加盟していない(させてもらってない) ので国連と敵対していようがその後の政治問題にはならない。 (334 843) 今最も中国と戦争になりそうな国はどこでしょうか 中国と最も戦争になる可能性があるのは現在インド ブラマプトラ川にダムを中国が建設してるので、これにより両国の軍事的緊張が高まっている ブラマプトラ川の下流にはインドやバングラデシュの工業地帯があり 同川でインドは水の国内消費20%を賄っているので重要な地域なんだよ 中国の計画ではブラマプトラ川を分水して、インドに流れ込む年間750億トンの水を400億トンまでを奪うことになってるんだ これらの理由により、同川はインドにとって絶対に譲れない川であり、もし中国がこのまま計画を進めれば、軍事的な衝突もありえる 戦争の流れは、双方がどこまで戦う気になるかによるが 戦場がブラマプトラ川とその周辺、つまり交通インフラが整ってないヒマラヤ山脈の近くで戦うことを強いられ両国にとって過酷な戦場になる ただ航空戦力の面では、同方面を作戦可能圏内に収めるられる作戦機と基地の多さでインドが有利だと思われる 中国の主力作戦機の多くは、北京を初めとした大都市近辺に集中していて、インドまで届く作戦機は少ないと見積もられる また海上にまで戦火が飛び火したなら、インドのニコバル・アンダマン諸島が戦いの中心となる可能性が高い 同諸島はマラッカ海峡の近くにあり、同海峡は中国にとって石油やガスなどを本土に運び入れるための主要交通路なんだ このニコバル・アンダマン諸島でもって、中国のシーレーンを妨害すれば中国は多大な損害が発生すだろう これは中国のマラッカ・ジレンマといわれ、中国にとって頭痛の種になっている (607 580) 中国が地下に巨大基地を建設してるという情報の信憑性は? http //www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100204074.html 中国人民解放軍の戦略ミサイル部隊「第2砲兵」が、内陸部に地下核ミサイル基地を 建設している。総延長5000キロに達する「地下長城」との報道もあり、世界で類のない巨大基地とみられている。 いい加減じゃないと思うが 中国軍は非常に地下トンネルを重視して来た 日中戦争時に八路軍は地道戦と呼ばれるトンネル戦を展開 何十キロものトンネルをそこら中に掘り 神出鬼没なゲリラ戦で日本軍を悩ませた 戦後も一触即発状態のアメリカやソ連からの攻撃に備えるため 国民全体で防空壕やトンネルを掘った時代もある 他でもないその中国軍なら 地下に巨大なトンネル基地を作っても不思議ではない それに今まで異常に中国の核戦力が不透明なのも 地下を通って移動してるなら納得がいく 写真あるで http //pic2.itiexue.net/pics/2009_11_16_84090_10284090.jpg http //pic2.itiexue.net/pics/2009_11_16_84091_10284091.jpg http //pic2.itiexue.net/pics/2009_11_16_84092_10284092.jpg http //pic2.itiexue.net/pics/2009_11_16_84093_10284093.jpg 昨年末に報道された記事を 中国「地下の万里の長城」を公開…核攻撃時も反撃できる地下の迷宮(1) http //japanese.joins.com/article/article.php?aid=123948 servcode=A00§code=A00 中国「地下の万里の長城」を公開…核攻撃時も反撃できる地下の迷宮(2) http //japanese.joins.com/article/article.php?aid=123949 servcode=A00§code=A00 (中国軍スレ16 64-65) 中国が台湾に武力侵攻する可能性は? 「中国は政治、外交、経済、文化などの手段で台湾併合を目指すが、台湾が中国からみて誤った方向に動くことをも考え、 台湾攻撃のための十分な軍事脅威を構築しており、その結果、中台の軍事バランスは絶え間なく中国優位にシフトしている」。 その実例として、中国は最新の海上艦艇と潜水艦、戦闘機、中距離弾道ミサイル、特別奇襲部隊などの大部分を台湾向けに配備している、(中国の)戦略の基本は早期に攻撃をかけて、米国などの第三者が介入できないうちに台湾を屈服させることだ。 (2010年3月18日、米国議会公聴会での、マイケル・シファー国防次官補代理発言より) 中国側からのソース 反国家分裂法 第1条 「台独」分裂勢力(「台湾独立」をめざす分裂勢力)が国家を分裂させるのに反対し、これを阻止し、祖国平和統一を促進し、 台湾海峡地域の平和・安定を守り、国家の主権および領土保全を守り、中華民族の根本的利益を守るため、憲法に基づいて、 この法律を制定する。 第2条 世界に中国は一つしかなく、大陸と台湾は同じ一つの中国に属しており、中国の主権および領土保全を分割することは許されない。国家の主権および領土保全を守ることは、台湾同胞を含む全中国人民の共同の義務である。 台湾は中国の一部である。国は「台独」分裂勢力がいかなる名目、いかなる方式で台湾を中国から切り離すことも絶対に許さない。 第3条 台湾問題は中国の内戦によって残された問題である。 台湾問題を解決し、祖国の統一を実現することは、中国の内部問題であり、いかなる外国勢力の干渉も受けない。 以下略 台湾が独立宣言したり、米軍が駐留したら、人民解放軍が面子にかけて全力で潰すぞみたいなことを公的に宣言した法律です (625 モッティ ◆uSDglizB3o) 中国はPKOなどには積極的ではないの? もともと中国は朝鮮戦争で国連軍と交戦した経験や内政干渉反対政策 をとっていたこともあり1980年代までは国連の平和維持活動への参加 は消極的だった。しかし冷戦終結後、1990年代に入ると方針を転換して PKO活動にかなり積極的に関わる様になってきている。2008年には、安 保理常任理事国5カ国の中では人員数で最大の派遣国となっている。 (詳しくは竹田純一『人民解放軍』(ビジネス社/2008)109~110頁を参照 されたし。) 中国国防白書より http //japanese.beijingreview.com.cn/wxzl/txt/2009-02/12/content_178289_13.htm 国連平和維持活動(PKO)に参加 中国は国連安全保障理事会の常任理事国として、『国際連合憲章』の 主旨に合致した平和維持活動を一貫してサポートし、それに積極的に 参加している。1990年以来、人民解放軍は計18項目の国連平和維持 活動に参加し、将校・兵士延べ1万1063人の平和維持部隊を派遣し、 8人の平和維持部隊の将校・兵士が任務遂行中に殉職した。2008年11 月末現在、中国は1949人の平和維持部隊の将校・兵士が国連の9カ所 の平和維持任務担当地域と国連の平和維持部門で任務を遂行してい る。そのうち、軍事監視員と参謀将校は88人、国連コンゴ民主共和国ミ ッションとして赴いた工兵分隊は175人、医療分隊は43人、国連リベリ ア・ミッションとして赴いた工兵分隊は275人、輸送分隊は240人、医療 分隊は43人、国連スーダン・ミッションとして赴いた工兵分隊は275人、 輸送分隊は100人、医療分隊は60人、国連レバノン暫定隊として赴いた 工兵分隊は275人、医療分隊は60人、国連・アフリカ連合(AU)合同平和 維持活動部隊として赴いた工兵分隊は315人である。2000年以来、中国 は7つの平和維持任務担当地域に延べ1379人の文民警察官を派遣し た。現在、208人の中国の文民警察官がリベリア、コソボ、ハイチ、スー ダン、東ティモールで平和維持任務を遂行している。 (中国軍16 745) 中国とソ連が国境線を巡って戦闘した時、核戦争勃発の可能性の心配はされなかったのでしょうか? 中国側は十分にしています。 大きな核シェルターの建設とか、中国東北部にあった重工業地帯の重慶、桂林 方面への疎開とかが行われていました。 但し、当時は中国にとっての狂気の時代ですから、そんなことより、人民の波で どうにかなると考えていた節はあります。 実際、珍宝島などの国境紛争の殆どは中国が人海戦術で、獲得した土地です。 (310 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 中国共産党は戦後の国共内戦を日本軍の装備で戦ったと聞きましたが、これはどうやって入手したのでしょうか? 入手方法としては時期によって変化しています。 1:戦前~戦時中ですが日本軍が物資調達に阿片を利用しているのに目を付けて、 阿片を栽培し、それを中古武器とバーター取引して、これを使用。 2:戦後、北支、満州で武装解除された日本軍の装備を接収したものを使用。 3:内戦の後半は満州の接収したの兵器工廠の生産が軌道に乗ってきて、ここで生産した兵器を使用。 なお、第一項は中共的には無かった事になっています。 (306 491) 中国が人工降雨弾を高射砲でバカスカ撃っていたということを聞いたんですが成分はちゃんと無害なものを使ってるんでしょうか? 日本でも使っていた材料だから心配ないでしょう。 其の昔、我が国でも、とある会社が同じように人工降雨をやってました。 で、雨が降ったのに頼んだ方は金を支払わず、怒った会社は、次回依頼されると、 降雨を促すための沃化銀と赤い染料を混ぜたものを空中に散布し、赤い雨が降った 地域からは容赦なく、代金を取り立てたそうです。 (287 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 中国の武装警察って普通の警察じゃないの? 大雑把に言うと、 武装警察:大陸中国の、軍の管轄する軍の警察。 とはいっても軍内の犯罪や事件を捜査するわけではなく、 「軍隊の部隊のうち普段は警察活動専門に行動する部隊」 というところ。 公安警察:普通「公安警察」といった場合は警察の公安部門のことだが、 大陸中国の場合はいわゆる(日本で言うところの)普通の「警察」 を「公安省公安部」が管轄しているので、「公安警察=一般的な警察」 ということになる。 軍警察:いわゆる「憲兵隊」のこと。 日本の自衛隊の「警務隊」は自衛官以外の犯罪を捜査できない(しない) が、世界的に見ると軍人以外の民間人を捜査、逮捕、拘束できる権限を 持ってることのほうが多い。 (279 651) 国共内戦で旧日本軍の武器や化学兵器は具体的にどの程度利用されたんでしょうか? 化学兵器が国共内戦で使われたことは無いはずです。 旧日本軍の武器は、共産党の方が多く使いました。 ソ連の武器援助が十分に行われるようになるまでの内戦初期の状況では、共産党の主力武器 は、日本のものも多く使われています。 例えば、小銃、大砲とか戦車(チハ車)に至るまで。 また、空軍の創設期には、旧日本軍の機体が多数活動しています。 でもって、配分とかは特に決められていなくて、ソ連軍占領地区では、共産党に多く渡り、 それ以外の地区では国民党に多く渡っています。 但し、艦艇については海を抑えていた国民党にしか渡っていません。 ただ、内戦進展後は、艦毎寝返って、結果的に小艦艇では半分以上の艦艇が共産党に 渡っています。 (205 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 中ソ対立の頃は中国と東側の親ソ国との軍事関係はどうなってたんですか? 国境を接していない国との軍事関係というのは、基本的に良好、少なくとも悪くはない ソ連圏の中でもアルバニアは中国と緊密な友好関係を維持していて、軍事交流もあった ソ連圏の中ではやはり比較的に独立傾向が強かったユーゴとも一定レベルの軍事交流を維持した 中国との関係で、ソ連と完全に同一歩調だったのは東ドイツだけと見てもいい (俺初質スレ30501 522) 何故アメリカは国民党への援助を止めたのですか? 戦後の反戦気分。 (流石に最新兵器渡せば勝てるだろ。連合国の一員なんだし)という予想 それに反してあまりに弱すぎた国民党 (俺初質スレ436 383)
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201 :ひゅうが:2013/11/16(土) 20 15 32 前スレ916-919 965-969 18-22 の続きです。 ネタ――大陸日本の日露戦争 その4 6、 旅順要塞火力戦――「『鉄槌』作戦」 【砲兵移動】 5月2日、すでに簡易港湾が構築されていた塩大墺に上陸した第3軍集団は、重装備を最低限にとどめながら即刻進撃を開始。制圧された大連港に到達すると、幸い無傷であった大連港の港湾設備を利用して大量の物資を陸揚げしはじめた。 こうまでして兵員を陸揚げするのにこだわったのは、大連港かその周辺へ封鎖を強行突破した旅順艦隊が出現すること、また旅順要塞や遼東半島基部からロシア陸軍部隊が進撃してくることを警戒したためであった。 そのため、大連港への陸揚げ時には、わざわざ第3艦隊の戦艦群が沖合に張り付き旅順港湾方面の第2艦隊(第1艦隊と交代済み)とともににらみをきかせていた。 その警戒ぶりから旅順港周辺に戦艦8、装甲巡洋艦8が集中したために「すわ旅順港への強行突入か」と旅順艦隊が警戒を強め即応待機状態に入り、逆にそれを感知した日本側が神経をとがらせるという喜劇的な出来事となったほどだ。 だが、従軍していた英国や合衆国の観戦武官が見たものは、恐るべき数の火砲の数々が陸揚げされ、旅順へ向かう長い隊列だった。 初期段階において、100ミリ以上の重砲約1000門、大口径の24連装噴進榴弾砲(弾径は203ミリ)約1000門、75ミリ砲を中心とした軽火力2200門。 これが、この時陸揚げされた火力の概略であった。 その数は、当時のドイツ帝国陸軍が保有する第一線の全火砲に匹敵する。 しかも、これらはほとんどが「軍集団直轄」の「攻城砲軍団」としてかき集められたものである。 中でも、観戦武官を驚愕させたのは、巨大な「列車砲」を筆頭として240ミリから300ミリクラスの榴弾砲や臼砲、妙に仰角の高い奇妙な短砲身砲(迫撃砲)約150門がロシア軍から奪取した南満州鉄道の軌道に乗って旅順へ送られる姿であり、その後方から延々と弾薬輸送用の貨車が続いていく光景であった。 「モーセに従う民たちが延々と列をなして海へ向かう、出エジプトの奇跡を前にしたその姿のようだ」 従軍していたのちの米陸軍参謀総長マッカーサー中佐(当時)はそう書き残している。 もちろんこれだけではない。 そのあとには日本全土からかき集められたとさえいわれる蒸気動力式の大量の建設土木機械群(この日のために合衆国などから大量輸入されたものも含む)が続き、鴨緑江渡河に威力を発揮した鉄道省工作部と工兵部隊の合体版である「工鉄兵団」が続く。 行軍を開始した第3軍集団の誰もが背中にスコップを背負っていることや尋常ではない数のマキシム水冷式機関銃や古めかしいガトリング砲のようなものを馬が曳いていることに気付いた聡明な観戦武官はこのときはじめて何かが変わったことを実感したのだという。 「日本人は、シャベルと砲弾で要塞を耕す気だ」と。 もし、旅順要塞と駐留ロシア軍が少しでも命脈を長らえられるのであればあるいはこの時の全力出撃がベストな選択であったのかもしれない。 この時点で8万5千名(海軍兵員含む)を数えていた要塞守備隊が脱出できれば、日本側は捕捉を諦め旅順要塞の奪取に全力を尽くしていたのであろうから。 もっとも、それはのちの奉天などの野戦で日本陸軍と再び対峙する結末になったのだろうが。 だが、要塞守備隊をまとめるコンドラチェンコ中将と要塞司令官アナートリィ・ステッセル大将(昇進)は要塞前面へ敵を誘引しての撃滅を構想。 移動先の哈爾浜においてシベリア鉄道経由で続々と送られてくる軍主力をまとめ上げつつあったアレクセーエフ総督もこれに同意し、要塞持久戦と数か月以内での反攻作戦開始を決意する。 そのため、日本陸海軍が神経をすり減らしつつも行った揚陸作業と砲兵移動は順調に推移。 ――5月15日には第3軍集団は再編成作業を終了。 5月18日、旅順要塞前面に到達したのである。 乃木希典大将率いる第3軍集団、しめて19個師団および予備4個師団。その総数58万3000名。古今未曾有の要塞攻略部隊である。 その行軍の足音は要塞にあっても遠雷のように聞こえたという。 この時のために、乃木とその腹心であり砲術の大家であった攻城砲軍団司令 伊地知中将は時の参謀総長であり「今信玄」と呼ばれた戦略の大家 田村怡与造(たむらいよぞう)大将に噛みつき直談判してまで徹底した攻略作戦を練り上げていた。 その名を「鉄槌作戦」。英訳名を「アイアン・フィスト」というこの作戦名が何に由来するのかは不明であるが、計画そして結果はその名にふさわしいものであった。 202 :ひゅうが:2013/11/16(土) 20 17 29 旅順要塞守備隊はこの大軍を前に要塞前での遅滞戦闘を断念し要塞に籠っての抗戦を選択。 そして5月18日中に第3軍集団は航空偵察を開始した。 遼東の5月は砂埃が少なく良好な青空が常である。 大連近郊の臨時飛行場から飛来した倉崎・三菱製の「二宮式玉虫号」4機は要塞上空を悠々と飛行し、史上初の航空機を用いた戦術偵察と写真撮影を敢行した。 このとき機関銃による対空射撃がなされたものの、機関銃では高度が足りず、かといって砲火器は飛行機の速度に対応できない。 第3軍集団は敵の配置を確認し陣地形成に若干の変更を加える。 そうなると、陣地形成に威力を発揮するのは蒸気動力の土木作業機器群である。 塹壕形成車や重砲陣地整地車が黒煙を上げながら稼働を開始し、臨時に野戦軌道や整地道が設けられて重砲群が配置されていく。 工兵隊の努力と、火砲の専門家として中央で辣腕をふるった有坂中将の協力もあり、本来なら移動が困難とされた重砲群はこうして遼東まで至り、さらに当時としては極めて短期間とさえいえる24時間でひとつの重砲陣地は完成するようになっていた。 【突発事態】 そして5月19日は日本側陣地から立ち上る煤煙が見受けられたものの、夜間にはそれらはぴたりと止んだ。 いざ総攻撃と思われた翌日5月20日午前6時30分、誰もが予想しなかったことが起こる。 旅順要塞正面、東鶏冠山堡塁へ歩兵第90師団(金沢)が殺到したのである。 日本側による威力偵察とはいえ、一瞬浮足立った旅順要塞は堡塁の占拠を許してしまうも、守備隊長コンドラチェンコ中将の適切な防衛戦指揮の結果、奪取された堡塁を次々に奪回し、攻撃部隊を裾野へ追い落とす。 昼までに日本側の死者1750 傷病者も含めれば1個連隊相当が無力化されたに等しい大損害である。 威力偵察のはずがなぜか発せられたことになっていた「夜襲攻撃命令」は、実のところ現地に連絡員として置かれていた大本営参謀の独断によるものであり、参謀の監督権を拡大解釈し実施されたことが今日明らかとなっている。 攻城砲軍団の創設に反対した大本営の一派が夜襲突撃の効果を過信し、かつ抜け駆けをすることによって全軍をなし崩し的に突撃へ引きずり込むことを狙って行わせた攻撃は一時的に第3軍集団を混乱状態に突き落としたものの、救援に第91師団を投入することで収拾された。 しかしながら、「南山の戦い」に続き再び高い犠牲を払って得られた近代要塞に正面から突撃することの無謀さを誰もが認識したことはこの後の展開に大いに寄与した。 とりわけ、自分の閥の一員であったバカが「愛する陸軍」に恥をかかせたことを知った山縣有朋元帥は憤激し、自ら白装束で例の大本営参謀を手打ちにして自決する寸前にまでいったとされる。 しかし、上司であった大村益次郎元帥の説得もあって彼はこれ以後極めて協力的となり、以後の陸軍統帥と現地の独断専行についての苛烈な信賞必罰を生んでいくことになるのである。 日本軍を撃退したと意気上がるロシア軍をしり目に、第3軍集団はさらに戦力を再編成。 件の連絡参謀が「事故」で後送される中で、攻撃日時を5月22日午前5時と定めた。 5月21日午後2時、前日の攻撃により日本側弱しとみたロシア軍の一部――要塞より出撃して来た4個騎兵連隊が日本側陣地に対し強襲を敢行するも、待ち構えていた日本軍第90師団前面の塹壕部隊は合計50門のマキシム水冷機関銃と大量の師団砲兵をもって迎撃。 これをわずか30分あまりで壊走させてしまう。 ロシアが誇る騎兵突撃を完全に阻止した日本側の塹壕線をみて、要塞側も観戦武官も、前日の日本軍の失態を嘲笑しなくなった。 これが、20世紀の戦争なのだと。 203 :ひゅうが:2013/11/16(土) 20 18 13 【砲戦開始と第一次総攻撃】 ――5月22日午前5時、予定通り、「攻城砲兵軍団」と「野戦砲兵軍団」および、展開済みの3個軍の砲兵部隊は旅順要塞前面に向けて砲撃を開始した。 前々日の突発事態では味方を巻き込むために発砲できなかった鬱憤を晴らすかのように砲撃は苛烈を極めた。 「山が爆発している」 そう、観戦武官の一人は呟いたという。 投入された鉄量は異常の一言だった。 前日の突発事態で確認された堡塁配置と航空偵察の成果をあわせて目標を選び抜いた砲兵たちは、新兵器を投入していた。 弾着観測用の係留気球がそれである。 有線電話機を搭載した大型気球を用いて行われた弾着観測は正確さの向上に寄与。 8門ものもとは艦載であった30センチ列車砲はロシア側の強固なべトン陣地に向けて大量の徹甲榴弾を発射し、中小の堡塁に向けては24センチ・28センチ・30センチの各榴弾砲が1発1トン近い巨大砲弾を投下し続ける。 トーチカに向けては15センチ・27センチの加農(カノン)砲が徹甲弾を放ち続け、補修に入ろうとする要塞守備隊に向かっては多連装ロケット砲が炎を放つ。 弾頭の白燐弾や焼夷弾頭は効果的に兵員を殺傷していき、要塞側の被害を加速度的に増大させてゆくのである。 むろん、要塞側も負けてはいない。 逆に砲撃を加え日本側の砲兵陣地を排除しようと試みる。 だが、それは空からの観測で発射点を確認させることでもある。 これを受けて日本側は、塹壕線や構造物を60度以上の大仰角で頭上から破壊できる迫撃砲を投入。 効果的にこれらを破壊していった。 こうして無力化された堡塁により「死角」が生まれる。そこに向かってジグザグの塹壕が掘られ、そこを通って兵士は前進。 そして、放棄されそうな堡塁または破壊された堡塁に向かっては陸軍部隊の突撃が敢行されるのである。 さらには、もともとが要塞砲であることを活かし、空中からの弾着観測を用いた旅順要塞後方の弾薬庫や燃料庫、そして旅順艦隊に向けた直接攻撃が実施された。 ロシア側の虚を突いたこの攻撃で、被雷後修理の途上であった戦艦「ペトロパブロフツク」が転覆。 旅順艦隊用の黄金山燃料庫が炎上する。 さらには残る艦隊にも被害が続出し、旅順艦隊はあわてて出港することを余儀なくされた。 これにより海上では「黄海海戦」が勃発するのであるが、それはひとまず置いておこう。 最初の1週間で、堡塁前面の――第90師団の1000名以上を食った塹壕線はあえなく陥落。 次の1週間で攻城用塹壕線は堡塁の麓にまで到達。 地下坑道は旅順要塞地下深くへと侵攻しはじめていた。 この頃には、列車砲は砲弾を徹甲弾に変更。地下の弾薬庫や司令部に向けて容赦のない攻撃を行い、補給系統を寸断しはじめる。 6月5日、旅順要塞前面堡塁群は壊滅し守備隊は後方への総退却を実施。 このとき日本軍は退却する敵軍を無視して後方陣地への攻撃を続行。ついに、東鶏冠山・白玉山堡塁群の側面から射撃能力が失われた。 第3軍集団は、これを受けて第101軍(第1~第4師団 東京)による西部陣地群の前面に位置する大頂子山方面への攻勢を決断。 砲兵(軽砲=歩兵砲と多連装噴進砲「火中車」)の直協をつけたうえで一斉突撃を下命する。 これを支援すべく第9軍(第90~第94師団 金沢)が東部堡塁群側面への攻勢を開始した。 「第一次総攻撃」の発動である。 中でも囮として自ら進んで突撃を敢行した第90師団は恐るべき士気の高さで東部堡塁群側面に殺到し、いくつかの堡塁を「爆破」。 強引に持っていった歩兵砲による水平射撃で要塞守備隊のコンドラチェンコ中将に重傷を負わせロシア軍命令系統の深刻な被害を与えることに成功している。 こうして稼いだ時間をいかし、第101軍(東京)は西武陣地群を制圧し大頂子山を占拠。 勢いに乗って南山坡山堡塁を占拠するも、これは壮絶な師団規模の近接格闘戦の末2日後に撃退される。 しかしその間に日本軍は大頂子山方面に連絡塹壕をつなげることに成功。 要塞正面である東側堡塁群側面を容易に見渡せる位置に観測点と砲撃拠点を構築することができたのであった。 とりわけ、このとき運び込まれた36式山砲(註:史実の41式に相当)はこの時代としては異常な高性能砲で、「砲兵を用いた狙撃」という異常な戦術を実現。 さらにはライセンス生産が行われ大量配備がはじまっていたマキシム水冷機関銃はロシア側の奪回攻撃を再三にわたって撃退。 結果として旅順要塞はその懐深くに痛すぎるくさびを打ち込まれたのである。 204 :ひゅうが:2013/11/16(土) 20 18 47 【第2次総攻撃】 北方では得利寺会戦に勝利した陸軍第1・第2軍集団が遼陽へ進撃しつつあった6月17日、日本側の砲撃はさらに凶悪さを増していた。 大頂子山の観測点が稼働し始めたことによって三角測定が可能となり、より正確な射撃が可能となっていたのである。 30センチ列車砲による要塞中枢、煙台高地への射撃は苛烈を極め、前日の6月16日には要塞守備隊の士官が地下司令部への徹甲弾直撃でまとめて13名も吹き飛ばされるなど要塞守備隊にとっての悲劇が積み重なっていた。 大頂子山奪回を図り西部方面からの出撃は繰り返されていたものの、そのたびに強力な機関銃射撃によって阻止され、うまく取りついても日本側との近接肉弾戦は必ずと言っていいほど日本側の勝利に終わる。 さらには、日本側は黄海海戦において旅順艦隊が壊滅したことや要塞救援におもむいたシベリア軍団が得利寺で撃退されたことも積極的に宣伝していた。 これは各国の観戦武官からも報告されており要塞守備隊の士気低下を誘っていた。 要塞守備隊指揮官であるコンドラチェンコ中将は未だ重傷であり、意識不明である。 慕われていた彼の戦線離脱もまた悪材料であった。 この頃になると、ロシア側の兵士たちの間に「戦争神経症(シェル・ショック)」といわれる症状が出始める。 日本側の前線においても発生しつつあったこの症状は観戦武官の目にはとまらなかったものの、日本側は迅速な後方搬送をもって対応している。 攻城側である日本側は比較的兵力に余裕があったために士気の維持に気を配っていたのである。 この日、要塞側からの一時休戦の申し出が受諾され遺体収容が図られる。 しかし、恐るべき鉄と血の応酬は、砲煙の晴れた戦場に恐るべき地獄を現出させた。 「戦争から、英雄が消え去った。」 この日撮影された写真を見た英国のウィンストン・チャーチル卿の言葉である。 この地獄のような光景は、旅順要塞守備隊に深刻な士気の低下を誘った。 正面の東鶏冠山堡塁は休戦期間終了後に一部が敵前逃亡を行うなど混乱。無防備に身をさらした1個中隊がロケット弾の斉射で丸ごと吹き飛ぶなど戦線は混乱を極める。 これを受け士気低下による好機と判断した第3軍集団の参謀たちは要塞正面への速攻を主張。 しかし、乃木大将はこれを否定し、東部堡塁群への砲撃を強化し、逆に西部方面陣地群への総攻撃を選択した。 士気の深刻な低下に見舞われているのは要塞全体であり、ここは出撃拠点が確保されている西部方面へ攻勢をかけることで西部の最高点通称「203高地」を攻略するチャンスであるというのである。 「現在までの攻防戦で、日露ともに1万近くの死者を出している。 今ここで西部方面を攻略してしまえば、要塞正面の士気の低下はもはや止めようがないだろう。 ここは危険を冒しても、203高地を奪取すべきである。」 この方針のもと、攻城砲軍団は射撃目標を変更。 野戦砲兵軍団は総力を挙げて西部方面へ砲弾を送り込んだ。 そして、第1軍(東京)第9軍(金沢)に加え、日本最強の呼び声も高い第7軍(札幌)がついに投入され戦闘に参入する。 合計20万にも達する大攻勢、「第2次総攻撃」の開始である。 機会をとられたこの攻勢は、2日間にもおよぶ戦闘の末に203高地を奪取。 奪還部隊をすべて撃退することによって終了した。 日本側はこれによりさらに被害が5000名増加。 しかし、これにより旅順要塞を二つの方向から挟み撃ちにすることが可能となった。 さらには一連の砲撃で東部堡塁群の側面が攻撃能力をついに完全に喪失。 東西の両堡塁群の間にある旅順市街地への進撃路は開かれたのである。 皮肉なことに、6月19日、コンドラチェンコ中将は意識を取り戻した。 しかし、要塞司令官ステッセル大将をはじめ守備隊各員は鬱状態に陥っており、さらには外の状態も旅順市街地への進撃路も確保されている。 後方からの指令は、「抗戦継続」。 旅順要塞から、戦う気力は急速に失われようとしていた… 205 :ひゅうが:2013/11/16(土) 20 20 31 【第3次総攻撃、そして】 6月30日、再度戦力を再編成した第3軍集団は、予備隊を投入し旅順市街地を攻略させる一方全軍をもって要塞を攻略するべく第3次総攻撃を開始する。 この時点ですでに第3軍集団はあまりの弾薬使用量から備蓄が底を尽きかけており、これに失敗すればさらに1か月ほど攻勢は手控えなければならない状態にあった。 戦闘は、初手から日本側が行った地下坑道を用いた19か所もの陣地爆破に始まり、各所で前線を突破。要塞の懐へ進撃が図られた。同日、虎頭山陥落。 翌日、7月1日、東鶏冠山堡塁正面を30センチ列車砲の徹甲榴弾が貫通した。 これは珍しくはないのだが、この一撃は偶然にも弾薬庫を直撃し、要塞が爆発したかのような大爆発を発生させた。 「何が起こったのだ?弾薬庫はどうした?」 「閣下。我々は戦い難くなり果てました。」 コンドラチェンコ中将とのこのやりとりで、ステッセル大将は抗戦中断と降伏を決断。 勢いに乗り要塞中枢の望台(煙台)高地を制圧した第90師団前衛部隊に対し軍使をだし、降伏の意向を伝えた。 即座に、第90師団は電話回線を通じてこれを報告。 その日のうちに戦闘は停止された。 翌日、7月2日。 水師営においてステッセル・乃木両将は会見。 互いの武勇を称えあい、ステッセルは負傷し後方搬送された乃木の2名の息子に見舞いを述べ、乃木はコンドラチェンコ中将への見舞いを述べた。 また、ロシア側の名誉のため帯剣を許したことでロシア側士官が緊張の糸が切れたのか落涙するという一幕もあったという。 かくて、旅順要塞は降伏した。 ロシア軍の残存兵員は約4万3500名。 陸上部隊のうち3万名ほどが戦死あるいは行方不明・戦闘不能となっていた。 また、彼らはビタミン不足による脚気にも苦しんでいたという。 日本側の犠牲者は、戦死9025名 戦勝2万1256名。 この被害はのちの第一次世界大戦に比べればまだ軽い。 観戦武官からの恐るべき報告は「極東ゆえの特殊事情」と解釈され、砲の増強と機関銃の大量配備により迎撃可能という結論を列強は導き出してしまったのだ。 多少は警戒を行っていた英国はまだしも、第一次世界大戦において独仏両軍は「せいぜいが1万ほどで済む」と軽く考えて要塞正面や塹壕線へ突撃を繰り返した。 結果、西部戦線において両軍は合計900万名という大量の死屍を積み重ねることになるのである。 近代戦争史上初の要塞攻略戦は双方ともに多大な犠牲を出して終結した。 守備隊として後備役部隊を旅順守備軍となして残置した第3軍集団は北上、8月には満州平原での機動戦を開始することになる。 【あとがき】――というわけで、「第3軍集団かく戦えり」ネタです。 要塞攻略作戦においてこれくらいの犠牲者というのは、各国を大いに誤解させたのでしょうね(汗 運動戦論者とかには特に。 楽しんでいただければ幸いです。
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憲兵(けんぺい)とは、旧日本陸軍において陸軍大臣の管轄に属し主として軍事警察を掌り兼て行政警察、司法警察を掌る兵科区分の一種であった。 沿革 thumb|300px|憲兵[[下士官|下士・上等兵たち(1935年)]] 日本陸軍においては、1881年(明治14年)、フランスの国家憲兵制度(フランス国家憲兵隊)を範として、憲兵条例憲兵条例は明治31年勅令第337号によって全面改正された。更に、昭和4年勅令第65号により憲兵条例は憲兵令に改題された。により設置された。なお、この憲兵条例等により置かれる憲兵(以下、「勅令憲兵」という。)のほかに、軍令により編成され軍司令官の命令に服する憲兵(以下、「軍令憲兵」という。)があったが、以下特記のない限り勅令憲兵について記述する。 なお、明治時代に置かれていた屯田兵について、平時は、「屯田兵ハ徒歩憲兵ニ編制」(屯田兵例則)するものとされ、警察が十分に整備されていない開拓時代の北海道において治安維持に当るものとされた。そして、「屯田兵諸勤務ハ凡ソ憲兵ノ規則ニ據ルヘシト雖モ目下北海道ニ於テハ人民寡少事務閑暇ナルヲ以テ其細目ノ如キ之ヲ行フトキハ却テ径庭ヲ生スヘキカ故ニ各長官ノ適宜ニ処分スルヲ以テ可トスヘシ」(屯田兵例則)とされ、憲兵勤務は事実上、長官の自由な処分に委ねられた。その結果、屯田兵が実態として憲兵任務を担うことはなかった。詳細は「屯田兵」を参照。 任務 一般憲兵の任務 thumb|250px|right|Template lang?を警護する憲兵(右端の憲兵腕章を着けている軍人)。太平洋戦争中の姿。]] 日本の憲兵制度は、フランスの国家憲兵隊制度を参考にしたため、陸軍大臣の管轄に属するとされながらも、海軍の軍事警察や行政警察、司法警察も職務として、それらについては陸軍大臣以外の主務大臣の指揮を承るものとされた。 具体的には、憲兵は、陸軍大臣の管轄に属し主として軍事警察(軍事警察に係るものは陸軍大臣及び海軍大臣の指揮を承ける。但し外地においては特則あり。)を掌り兼て行政警察(行政警察に係るものは内務大臣の指揮を承ける。但し外地においては特則あり。)、司法警察(司法警察に係るものは司法大臣の指揮を承ける。但し外地においては特則あり。)を掌るものとされた。海軍には独自の憲兵は置かれず、海軍大臣は軍事警察に係るものについては憲兵を直接指揮できるものとされた。そのため、海軍の要人警護等には陸軍の憲兵が当たった。 憲兵は武装していたが、警察比例の原則から、暴行を受けたとき・その占守する土地若しくは委託された場所又は人を防衛するに兵力を用いるほかに、他に手段がないとき又は兵力を以ってしなくては抗抵に勝つことができないときにのみ、武器を使用することができるものとされていた。 韓国駐箚憲兵の任務 thumb|300px|right|[[憲兵警察制度 (朝鮮総督府)|鏡城憲兵隊本部前の集合写真。憲兵のほかに警察官等も写っている。]] 第三次日韓協約(Template 和暦?7月24日締結)の非公式取極めにより、韓国における警察権が日本に委任されることとなり、「韓国ニ駐箚スル憲兵ニ関スル件」(明治40年勅令第323号)明治43年勅令第301号により改正され、朝鮮駐箚憲兵条例(明治43年勅令第343号)により廃止された。が制定された。これによると、内地の憲兵が軍事警察を主とするのに対して、韓国に駐箚する憲兵は治安維持に関する警察を主として兼ねて軍事警察を掌るものとされ、主従が一般と逆転していた。これは、日本国外である韓国内において普通警察では機動的な治安維持の任務を果たせないことに鑑みて、憲兵に普通警察の任を果たさせようとしたものである。 Template 和暦?7月1日には、人員の不足を補うために朝鮮人の憲兵補助員制度が創設された明治43年勅令第301号。。憲兵補助員は陸軍一等卒・陸軍二等卒の取扱いに準じるものとされた。 Template 和暦?9月10日には、「韓国ニ駐箚スル憲兵ニ関スル件」は廃止され、新たに「朝鮮駐箚憲兵条例」(明治43年勅令第343号)が制定された。こうして、韓国においては憲兵が警察官を兼任し、朝鮮駐箚憲兵隊司令官が朝鮮総督府警務部長を兼ねる状態が続いていたが、Template 和暦?にこの制度が廃止された。 Template main? 配置編制 概要 全国の憲兵の頂点に憲兵司令官が置かれた。憲兵の部隊は、一般の部隊のように連隊・大隊・中隊・小隊の編制を採らず、各地に配置される憲兵隊が基本単位となっていた。憲兵隊の下に、警察署に相当する憲兵分隊(分隊と呼称されるが数十名の人員が居る)があり、憲兵分隊の下に憲兵分遣隊がある。 明治28年当時 明治28年勅令第95号によって全面改正された「憲兵条例」によると、当時の憲兵の編成は次の通りであった。ここにいう「伍長」とは階級ではなく職名である。 憲兵司令部(東京に1個) 憲兵司令官:憲兵大佐 副官:憲兵大尉・同中尉 軍吏 書記:憲兵下士、軍吏部下士又は属 憲兵隊(各師管毎に置く。) 隊長:憲兵中佐・同少佐 副官:憲兵大尉・同中尉 軍吏 下副官(准士官):憲兵曹長 書記:憲兵下士又は軍吏部下士 憲兵分隊(要地毎に置き、管轄区域を憲兵管区という。) 書記:憲兵下士 上等伍長(准士官):憲兵曹長 伍長:憲兵曹長 憲兵上等兵(憲兵上等兵5名ないし12名を以て1伍として、1伍又は数伍により憲兵巡察区を管轄する。) 明治29年以降 明治29年は憲兵司令官が陸軍少将からも任じられるようになった。憲兵管区が第1から第7まで定められるようになった。憲兵分隊が府県単位に置かれるようになった明治29年勅令第231号。。 明治43年以降 「朝鮮駐箚憲兵条例」(明治43年勅令第343号)が制定され、朝鮮駐箚憲兵に関する配置等が定まった。朝鮮駐箚の憲兵隊司令部は京城に置かれ、その職員としては次のものが置かれた。 憲兵隊司令官 憲兵隊司令部副官 憲兵隊司令部附佐尉官 憲兵下士 経理部将校相当官・准士官・下士(任意的) 軍医部将校相当官・准士官・下士(任意的) 獣医部将校相当官・准士官・下士(任意的) 蹄鉄工長(任意的) 高等文官・判任文官(任意的) また、各憲兵隊管区に1憲兵隊が配置された。憲兵補助員制度は引き続き残置された。 昭和20年以降 もっとも、昭和20年4月1日に憲兵の編成配置が大きく変更された昭和20年勅令第162号(同年4月1日施行)による憲兵令の改正。。これは軍備の急激な膨張に伴う軍要員の急激な増大に鑑み、憲兵機構の整備を図るため、各軍管区毎に「憲兵隊司令部」を置き、又西部軍管区の区域にあっては、別に広島師管区及び善通寺師管区の区域については、特に各別に憲兵隊司令部を置き、各憲兵隊司令部の管区内には憲兵隊地区を設け、各憲兵隊地区毎に「地区憲兵隊」を設けることとする等の必要があることによって所要の改正がなされたものである。 これによると、憲兵隊司令部が置かれる都府県はその憲兵隊直轄区域となるので、地区憲兵隊は、憲兵隊司令部が置かれない府県毎に置かれるが、北部憲兵隊にあっては旭川、釧路、函館、樺太憲兵隊が置かれた。また、海軍の主要根拠地たる鎮守府には、そこを担当する地区憲兵隊が置かれた。即ち、東部憲兵隊では横須賀軍港境域のみを担当する横須賀地区憲兵隊が、中部憲兵隊では舞鶴軍港境域のみを担当する舞鶴地区憲兵隊が、中国憲兵隊では呉軍港境域のみを担当する呉地区憲兵隊が、西部憲兵隊では佐世保軍港境域のみを担当する佐世保地区憲兵隊が置かれた。 終戦時の憲兵隊配置 憲兵司令部隷下 憲兵隊司令部(軍管区) 地区憲兵隊 北部(北部軍管区) 旭川、函館、釧路、樺太 東北(東北軍管区) 青森、盛岡、秋田、山形、福島 東部(東部軍管区) 横浜、横須賀、千葉、甲府、宇都宮、浦和、水戸、前橋、新潟、長野 東海(東海軍管区) 富山、岐阜、静岡、津、金沢 中部(中部軍管区) 大津、福井、奈良、和歌山、神戸、京都、舞鶴 中国(中国軍管区) 岡山、鳥取、呉、松江、山口 四国(四国軍管区) 徳島、松山、高知 西部(西部軍管区) 小倉、佐賀、長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 朝鮮(朝鮮軍管区) 羅南、咸興、新義州、平壌、海州、春川、清州、大田、大邱、釜山、全州、光州 台湾(台湾軍管区) 台南、花蓮港 満州方面には関東憲兵隊司令部の下、新京・奉天・大連・哈爾賓・チチハル・牡丹江・四平・錦州・間島・興安・承徳・孫呉・ハイラルの各憲兵隊と関東憲兵練習所があった。 戦地の軍令憲兵 中国大陸には北支那派遣憲兵隊司令部・中支那派遣憲兵隊司令部と南支那派遣憲兵隊、開封・漢口・九江・杭州・済南・徐州・上海・青島・石門・蘇州・蘇北・太原・張家口・鄭州・天津・南京・北京の各憲兵隊があった。この内、漢口憲兵隊は昭和20年7月26日第16方面軍憲兵隊への改編が決まっていたが、編成完結前に終戦となった。 北支那派遣憲兵隊司令官は、隷下憲兵隊とは別個に設置された北支那特別警備隊の司令官を兼ねた。北支那派遣特別警備隊は昭和18年8月24日軍令陸甲第81号によって設置され、唐山に司令部を置き10個大隊と1個教育隊で構成され特殊秘密作戦に従事した。秘密作戦という性格からか戦死率が高く、終戦までに800名を越す戦死者を出し、大隊長1名と中隊長3名を失っている。 この他、フィリピン・スマトラ等南方方面憲兵隊の任地域と上級部隊は下表の通り。 担任地域 憲兵隊名称 上級部隊 フィリピン 第14方面軍憲兵隊 第14方面軍 スマトラ 第25軍憲兵隊 第25軍 マレー 第29軍憲兵隊 第29軍 蘭印 第16軍憲兵隊 第16軍 ビルマ 緬甸方面軍憲兵隊 緬甸方面軍 セラム島 第5野戦憲兵隊 第19軍 ラバウル 第6野戦憲兵隊 第8方面軍 ハルマヘラ 第8野戦憲兵隊 第2方面軍 ソロン 第10野戦憲兵隊 第2軍 仏印 南方軍第1憲兵隊 南方軍 タイ 南方軍第2憲兵隊 南方軍 ボルネオ 第37軍憲兵隊 第37軍 終戦時の憲兵兵力は国内外の合計でおよそ36,000人であった。 人事 歴代憲兵司令官 初代憲兵司令官には、越後長岡藩出身の三間正弘陸軍憲兵大佐が就任した。但し、その後の憲兵司令官には主に陸軍中将(憲兵科を含む兵科の少将以上には兵科区分がない。)が充てられたため、人事運用上、憲兵科出身ではない者も多く憲兵司令官に任じられた。 三間正弘 大佐(1889年3月20日 - 1893年4月5日) 春田景義 中佐(1893年4月6日 -) 心得 春田景義 大佐(1893年11月1日 -) 原田良太郎 少将(1897年9月28日 -) 山内長人 少将(1899年2月10日 -) 林忠夫 大佐(1902年9月16日 -) 谷田文衛 中将(1909年8月1日 -) 須永武義 少将(1910年11月30日 -) 南部辰丙 中将(1912年2月27日 -) 橋本勝太郎 中将(1915年2月15日 -) 小池安之 少将(1916年3月24日 -) 石光真臣 少将(1918年6月10日 -) 長坂研介 少将(1920年8月10日 -) 山田良之助 少将(1922年2月8日 -) 小泉六一 少将(1923年8月6日 -) 柴山重一 少将(1923年9月20日 -) 荒木貞夫 少将(1924年1月9日 -) 松井兵三郎 中将(1925年5月1日 -) 峯幸松 少将(1927年3月5日 -) 外山豊造 中将(1931年8月1日 -) 秦真次 中将(1932年2月29日 -) 田代皖一郎 中将(1934年8月1日 -) 岩佐禄郎 中将(1935年9月21日 -) 中島今朝吾 中将(1936年3月23日 -) 藤江恵輔 少将(1937年8月2日 -) 田中静壱 中将(1938年8月2日 -) 平林盛人 少将(1939年8月2日 -) 豊島房太郎 中将(1940年8月1日 -) 田中静壱 中将(1940年9月28日 -) 再任 中村明人 中将(1941年10月15日 -) 加藤泊治郎 少将(1943年1月4日 -) 大木繁 中将(1943年8月26日 -) 大城戸三治 中将(1944年10月14日 -) 飯村穣 中将(1945年8月20日 - 1945年11月1日) 階級 少将以上は兵科区分がないため、憲兵特有の階級としては陸軍憲兵大佐以下の官(階級)が設けられた。また、司法権の行使に密接に関与する特別な部門であることから、昭和15年に歩兵科や砲兵科といった兵科区分が廃止された後も、各部と同様に憲兵のみ存続した。 明治12年10月10日当時、歩兵、騎兵、砲兵、工兵、輜重兵では大尉及び中尉がそれぞれ1等及び2等に分けられ、また参謀当時は、参謀は独立した一つの兵科区分であった。は大尉のみ1等及び2等に分けられていたが、憲兵のみは大尉及び中尉とも1等・2等の分類はなされていなかった明治12年10月10日改正の陸軍武官官等表。。 長く、最下級の憲兵は憲兵上等兵とされていたが、昭和15年9月15日に旧「陸軍憲兵上等兵」は「陸軍憲兵兵長」(兵1級)と改称されたが昭和15年勅令第581号。、昭和17年11月17日に憲兵兵長の下に再度、新「陸軍憲兵上等兵」(兵2級)が設置された昭和17年勅令第798号。。 憲兵を設置した地方においては、憲兵将校及び憲兵下士は司法警察官として、憲兵卒は巡査と同じく司法警察の事務を行うものとされた「憲兵将校下士ハ司法警察官トシ卒ハ巡査ト同ジク司法警察ノ事務ヲ行ハシム」(明治15年5月布告第23号)。 補充 憲兵は、他の兵科部(歩兵、騎兵、砲兵、工兵、輜重兵等)とは異なり、入隊時に憲兵科に指定される者はおらず、必ず他兵科からの志願者から充てられた。このように、在隊中の勤務態度が吟味され、また志願者のみで充足されることから、憲兵は規律正しく意欲旺盛な者が中心となっていた。 憲兵科軍人又は憲兵科へ転科する軍人に対する教育は、明治32年以降は憲兵練習所明治32年勅令第368号により設置された。で、昭和12年以降は陸軍憲兵学校昭和12年勅令第378号により設置された。で行われた(詳細は陸軍憲兵学校参照。)。 昇進 憲兵は、他の戦闘兵科と異なり、戦時の消耗が少なく、又目立つ任務ではないことから功績を挙げにくく、軍楽部と共に昇進が難しい兵科各部とされた。多くが伍長で予備役編入、軍曹や曹長、准士官にまで昇進できるのはごく一部の者だけであった。そのため、監軍護法をスローガンに縁の下の力持ちに徹して、法令遵守を最目標とし、軍による反乱に際しては身を挺して職務遂行に当たった。 憲兵科軍人の処遇 兵の場合も専門教育を受ける(明治32年以降は憲兵練習所、昭和12年以降は陸軍憲兵学校で実施された。)ため憲兵上等兵以上となった(昭和15年-昭和17年除く)。憲兵は騎兵や輜重兵等と同じく、帯刀・乗馬本分者とされ、下士官・兵であっても官給品として乗馬長靴及び軍刀を佩用することになっていたこのため、「乗馬兵科ノ者ヲシテ憲兵ノ勤務ヲ補助セシムルノ件」(明治38年勅令第208号)では、憲兵を補助するために指定される者は乗馬兵科に限られていた。「各兵科ノ者ヲシテ憲兵ノ勤務ヲ補助セシムルノ件」(大正12年勅令第441号)により、乗馬兵科に限られなくなった。。また、下士官・兵であっても憲兵は、適正な司法警察権の行使を完全ならしめるために営内居住ではなく、営外で居住した。また、私服での隠密捜査も多いため、丸刈りはあまり行われていなかったという。 憲兵科であっても、兵卒は国民の義務として兵役に服しているのであって、本来は官吏としての待遇を受けるものではないが、警察の巡査が判任官待遇を受けていることとの均衡から、明治28年7月15日に憲兵上等兵も判任官待遇を受けることとなった明治28年勅令第111号。。 昭和12年1月から憲兵上等兵候補者を全国から募集した。募集にあたって学歴を一切問わなかったというが、兵士の大部分が小学校卒であった時代において、実際の合格者に占める小学校卒の割合は一割程度だった昭和10(1935)年の旧制中等教育学校(旧制中学校・高等女学校・旧制実業学校)への進学率は18.5%に過ぎなかった。昭和初期においても8割以上が小学校卒だったということになる。。合格後の待遇は破格のもので、一般兵卒の月収が当時8円80銭、小学校教員の月収が46円(昭和4年)ほどだったのに対し、憲兵上等兵は基本給7円に加え、憲兵加棒7円50銭、営外加棒36円の支給を受け月額50円50銭の月収があった(昭和2年の陸軍給与令による支給規定)全国憲友会連合会編纂委員会『日本憲兵正史』全国憲友会連合会本部、1976年 P1411。 装備 既述の通り、憲兵の武器使用には制限があったため、平時は拳銃のみで武装しており、有事の際にはこれ加え下士官以下は騎銃を携行した。またこのほか、勤務手帳、呼笛、捕縄、包帯などを携帯することが定められていた。なお、朝鮮憲兵隊の一部は警備のため手榴弾の支給を受けることがあった。 補助憲兵 明治38年9月6日に「乗馬兵科ノ者ヲシテ憲兵ノ勤務ヲ補助セシムルノ件」(明治38年勅令第208号)が制定され、衛戍総督又は衛戍司令官は、乗馬兵科(騎兵科など。)の者を、憲兵分隊長等の指揮に属させ、憲兵の勤務を補助させることを認めた。この憲兵の勤務を補助する者には、憲兵条例が準用された。これによって指定された者は、所属兵科の服装を着用し、その上で左腕に赤布の腕章を着用した。 大正12年10月11日に「各兵科ノ者ヲシテ憲兵ノ勤務ヲ補助セシムルノ件」(大正12年勅令第441号)が制定され、必要により憲兵科以外の各兵科の者を「補助憲兵」とすることが認められた。補助憲兵は憲兵分隊長等の指揮に属し憲兵の勤務を補助するに過ぎないが、憲兵条例が準用された。これによって指定された補助憲兵は、所属兵科の服装を着用し、その上で白地に赤字で「憲兵」の腕章を着用した。 著名な憲兵 著名な憲兵としては次の者などがいる。 甘粕正彦(歩兵科から転科。大尉時代の甘粕事件で免官。) 大谷敬二郎(東京憲兵隊特高課長、東京憲兵隊長、東部憲兵隊司令官を歴任。) 加藤泊治郎(砲兵科から転科。中将まで昇る。) 四方諒二(歩兵科から転科。戦時中は東京憲兵隊長。終戦後に少将で復員。) 代田銀太郎 三浦三郎(歩兵科から転科。終戦後に中将で復員。) 三宅篤夫(東京憲兵隊長、小倉憲兵隊長などを歴任。少将で予備役編入。) 憲兵に対する評価 陸軍軍人軍属違警罪処分例明治19年勅令第44号。により、陸軍の軍人・軍属の犯した違警罪は憲兵部(憲兵部が置かれていない地では警察署)で処分できたこともあり、一般兵にとっては、監軍護法のため何かとやかましい事を言う目の上のタンコブ的存在であり、また当時の警察官と同じく高圧的態度をとる憲兵も多かったため、嫌われがちであった。 また、1923年(大正12年)9月の関東大震災直後に東京憲兵隊渋谷憲兵分隊長兼麹町憲兵分隊長甘粕正彦陸軍憲兵大尉が大杉栄、伊藤野枝及び橘宗一を殺害するという問題を起こした(甘粕事件)。発覚後、憲兵隊の捜査により起訴された甘粕大尉及び森慶次郎陸軍憲兵曹長は軍法会議で有罪判決を受けて服役する。また、監督責任を問われて憲兵司令官小泉六一陸軍少将らは停職となった。以上の一部憲兵による行為は法令に違背し憲兵の職務に悖るものである。 他方、憲兵は、司法警察権も掌ることから、治安警察法及び治安維持法等を、一般警察同様に一般国民に対しても適用する立場であり、次第に反戦思想取締りなど、国民の思想弾圧にまで及ぶこととなった。帝国議会の開会中は10名ほどの特務憲兵が詰め、議員の発言を確認していた。事前に政府や軍部に批判的な政党・議員の発言内容や攻撃材料を入手する事も憲兵の任務だったと言う。東條英機の首相在任中には憲兵をして反対派(中野正剛などが知られている)を圧倒し、東條もこれを積極的に活用した事からこれらを「東條憲兵」と呼んだ。戦後、東條は周囲に「憲兵を使いすぎた」ともらしたという。戦後のBC級戦犯裁判で有罪となり処刑された者は1,000名にのぼるが、その3割が憲兵だった。 これらのことから、戦後、憲兵に対して批判的な目が多く寄せられていたが、昭和44年4月に靖国神社境内に「憲兵の碑」が建立された。 ちなみに国民の権利抑圧に関して特別高等警察と共に語られる事も多いが、ゴーストップ事件に代表されるように軍部(陸軍省)と警察(内務省)は極めて仲が悪く、これは特高と憲兵隊の間でも同様であり、同じく司法警察・行政警察等に関与する機関であったが、捜査などで双方が協力し合うようなことは絶無であった。 もっとも、憲兵がその身命を賭して職務に忠実な事例も多い。例えば、相沢事件では永田鉄山陸軍省軍務局長を守ろうとした東京憲兵隊長の新見英夫大佐が重傷を負った。また、二・二六事件では、渡辺錠太郎大将を反乱部隊から守ろうとした憲兵が殉職している。 関連項目 憲兵・国家憲兵 屯田兵 陸軍憲兵学校 警務科・警務官(自衛隊における、憲兵に相当するもの。) 旭日章(憲兵の徽章には六角の旭日章が用いられた。) ゴーストップ事件 ケンペーくん(漫画家ならやたかしの漫画作品) 日本海軍の特警隊(英語版記事) 海軍占領地において編成された憲兵隊類似の機関。正式名称は「特別警備隊」。 外部リンク 日本陸海軍史(憲兵司令官、東京憲兵隊長、朝鮮憲兵隊司令官及び関東憲兵隊司令官の各一覧がある。) 注釈 Template Reflist? _ 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2009年2月27日 (金) 14 40。
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編輯人物列表 ※按出版品裡的出場時間排列。 ※日文名字網路版跟書籍版不同時,以括弧附註網路版名字。 ※年差:與貴族羅潔梅茵的年齡差距,年長者是正值,長幼者是負值。 ※出版品初登場—集數:沒特別標明是哪種出版品時,就是指小說(平裝)版的集數。 日文(*1) 台版 髮色 眸色 誕生季 年差(*2) 階級 身分 出身地 初登場集數(*3) 初登場篇章 網路初出分部 網路初出章節 編集 本須麗乃 本須麗乃 - - - - - 大學生 日本 (01)1-01 序章 第一部 第001話 編集 修(しゅー) 修 - - - - - - 日本 (01)1-01 序章 第一部 第007話 編集 マイン 梅茵 00藏青 00金 夏 -1 平民 (*4) 艾倫菲斯特 (01)1-01 新生活 第一部 第002話 編集 エーファ 伊娃 艾倫菲斯特 (01)1-01 新生活 第一部 第002話 編集 トゥーリ 多莉 艾倫菲斯特 (01)1-01 新生活 第一部 第002話 編集 ギュンター 昆特 艾倫菲斯特 (01)1-01 新生活 第一部 第002話 編集 ラルフ 拉爾法 艾倫菲斯特 (01)1-01 附近的男孩 第一部 第007話 編集 ルッツ 路茲 艾倫菲斯特 (01)1-01 附近的男孩 第一部 第007話 編集 フェイ 弗伊 艾倫菲斯特 (01)1-01 附近的男孩 第一部 第007話 編集 オットー 歐托 艾倫菲斯特 (01)1-01 購紙無望 第一部 第008話 編集 ロウィンワルト伯爵 羅溫沃特伯爵 艾倫菲斯特 (01)1-01 購紙無望 第一部 第008話 編集 カルラ 卡蘿拉 艾倫菲斯特 (01)1-01 對埃及文明獻上敬意 第一部 第009話 編集 ゲルダ 吉兒達 艾倫菲斯特 (01)1-01 對埃及文明獻上敬意 第一部 第009話 編集 ザシャ 扎薩 艾倫菲斯特 (01)1-01 冬天的美味 第一部 第013話 編集 ジーク 奇庫 艾倫菲斯特 (01)1-01 冬天的美味 第一部 第013話 編集 ブロン男爵 布朗男爵 艾倫菲斯特 (01)1-01 多莉的洗禮儀式 第一部 第020話 編集 グラーツ男爵 格雷茲男爵 艾倫菲斯特 (01)1-01 多莉的洗禮儀式 第一部 第020話 編集 アル 亞爾 艾倫菲斯特 (01)1-01 與料理的奮鬥 第一部 第023話 編集 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概要 儀式上使用的禱詞 其他禱詞 概要 為了向神獻上祈禱的言語。 使用大規模的魔法,給予他人祝福(加護、庇佑),舉行儀式(神事)等等的時候會詠唱這些詞句。 問候的時候也會在字詞和語句向神獻上祈禱,貴族在初次見面問候的時候也會通過戒指釋出魔力。因為並非給予對方具有效果的庇佑,普遍認為兩者跟給予祝福是完全不一樣的事情。(*1) 儀式上使用的禱詞 [部分編集] 中文:「司掌浩浩青空的最高神祇,暗與光的夫婦神; 分掌瀚瀚大地的五柱大神 水之女神芙琉朵蕾妮、 火神萊登薛夫特、 風之女神舒翠莉婭、 土之女神蓋朵莉希、 生命之神埃維里貝。 願最高神祇之恩光普照,乃由浩浩青空遍布瀚瀚大地; 願五柱大神之恩光護佑,瀚瀚大地之萬千事物得以生生不息。 諸神之恩澤聖恩崇潔,自當敬奉予以回報。 吾將清心淨心,堅定己志,以眾神爲明燈,世世代代敬仰信奉。 大自然諸神亦在此列。謹此宣誓,吾將日夜獻上祈禱與感謝,奉獻己身。」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神は 水の女神 フリュートレーネ、 火の神 ライデンシャフト、 風の女神 シュツェーリア、 土の女神 ゲドゥルリーヒ、 命の神 エーヴィリーベ 高く亭亭たる大空より広く浩浩たる大地にあまねく最高神の御力輝かせ 五柱の大神の御力を以て、広く浩浩たる大地に在る万物を生し給う その尊い神力の恩恵に報い奉らんことを 心を正し、心を整え、心を決し、幾代も限りなき正しき神であると崇め信じ 大自然の神々諸共に ただひたすら祈り、感謝し、奉納することを誓願いたします(*2)」 用途:宣誓儀式上使用的禱詞。 首次出處:2-I〈宣誓儀式〉。 [部分編集] 中文:「帶來治癒與變化的水之女神芙琉朵蕾妮,侍其左右的十二眷屬女神啊。請聆聽吾的祈求,賜予吾聖潔之力,使吾得以治愈受屬魔之物迫害,因而枯朽之姊妹神土之女神蓋朵莉希。 神聖的樂音奉獻予祢,請爲吾等布下至高無上的波紋,賜予祢清澄明淨的守護。願祢之貴色,滿布吾所希望之地。」 日文:「癒しと変化をもたらす水の女神 フリュートレーネよ 側に仕える眷属たる十二の女神よ 我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 魔に属するものの手により 傷つけられし御身が妹 土の女神 ゲドゥルリーヒを 癒す力を我が手に 御身に捧ぐは聖なる調べ 至上の波紋を投げかけて 清らかなる御加護を賜わらん 我が望むところまで 御身が貴色で満たし給え」(*3) 用途:治癒儀式上使用的祝詞,必須使用水之女神的神具芙琉朵蕾妮之杖。在討伐汙穢土地的魔獸後,讓荒廢的大地覆蘇。回復貴族院的採集所時也會使用。(*4) 首次出處:2-II〈治癒儀式〉。 [部分編集] 中文:「創世諸神,吾等在此敬獻祈禱與感謝。 司掌浩浩青空的最高神祇,暗與光的夫婦神;分掌瀚瀚大地的五柱大神,水之女神芙琉朵蕾妮,火神萊登薛夫特、風之女神舒翠莉婭、土之女神蓋朵莉希、生命之神埃維里貝。感謝諸神賜予萬千生命的恩惠,聖恩崇潔,謹此獻上敬意,並虔心予以回報。」 日文:「我は世界を創り給いし神々に祈りと感謝を捧げる者なり 高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神 水の女神 フリュートレーネ 火の神 ライデンシャフト 風の女神 シュツェーリア 土の女神 ゲドゥルリーヒ 命の神 エーヴィリーベ 息づく全ての生命に恩恵を与えし神々に敬意を表し、その尊い神力の恩恵に報い奉らんことを」(*5) 用途:冬天的奉獻儀式與爲基礎注入魔力時(*6)使用的禱詞。奉獻儀式上,共有四層的祭壇鋪設具有魔力的絲線編織而成的紅布,此次儀式目的是灌注第二層的黃金聖杯與小聖杯們,會直接影響到隔年土地的豐收。 首次出處:2-III〈奉獻儀式〉。 [部分編集] 中文:「帶來治愈與變化的冰之女神芙琉朵蕾妮,侍其左右的十二眷屬女神啊、請爲不再受生命之神埃維裏貝之禁锢,令姊妹神土之女神蓋朵莉希,賜予祂孕育新生命的力量。 贊頌生命的歡喜之歌奉獻予祢,祈禱與感謝奉獻予祢,請賜予祢清澄明淨的守護。願祢之貴色,滿布瀚瀚大地之萬事萬物。」 日文:「癒しと変化をもたらす水の女神 フリュートレーネよ 側に仕える眷属たる十二の女神よ 命の神 エーヴィリーベより解放されし 御身が妹 土の女神 ゲドゥルリーヒに 新たな命を育む力を 与え給え 御身に捧ぐは命喜ぶ歓喜の歌 祈りと感謝を捧げて 清らかなる御加護を賜わらん 広く浩浩たる大地に在る万物を 御身が貴色で満たし給え」(*7) 用途:春天的祈福儀式上使用的禱詞。將手放在金色大聖杯上邊灌注魔力邊唸完禱詞後,神官們需小心地傾倒聖杯,將裡頭散發著綠光的液體流入給各村長們準備的木桶裡。 首次出處:2-III〈祈福儀式〉。 [部分編集] 中文:「司掌浩浩青空的最高神祇,暗與光的夫婦神啊,請聆聽吾的祈求,爲新夫婦的誕生賜予祢的祝福。彼等的赤誠真心奉獻予祢,謹獻上祈禱與感謝,懇請賜予祢神聖的守護。」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神よ 我の祈りを聞き届け 新しき夫婦の誕生に 御身が祝福を与え給え 御身に捧ぐは彼らの想い 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん」 用途:夏天的星結儀式上,給予正式成年的男女祝福用的禱詞。祝福的光芒顏色為黑色與金色。 首次出處:3-I〈星結儀式 平民區篇〉。 [部分編集] 中文:「火神萊登薛夫特,請聆聽吾的祈求,爲今年成年的子民們賜予祢的祝福。彼等的赤誠真心奉獻予祢,謹獻上祈禱與感謝,懇請賜予祢神聖的守護。(*8)」 日文:「火の神 ライデンシャフトよ 我の祈りを聞き届け 新しき成人の誕生に 御身が祝福を与え給え 御身に捧ぐは彼らの想い 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん」 用途:夏天的成年禮上,給予正式成年的男女祝福用的禱詞。祝福的光芒顏色為藍色。 首次出處:web-196〈夏天的成年禮與秋天的洗禮儀式〉(*9)。 [部分編集] 中文:「風之女神舒翠莉婭啊,請聆聽吾的祈求,爲今年聚集於此的孩子們賜予祢的祝福。彼等的赤誠真心奉獻予祢,謹獻上祈禱與感謝,懇請賜予祢神聖的守護。」 日文:「風の女神 シュツェーリアよ 我の祈りを聞き届け 新しき子供の誕生に 御身が祝福を与え給え 御身に捧ぐは彼らの想い 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん」 用途:秋天的洗禮儀式上,給予秋天出生年滿七歲的孩子祝福用的禱詞。祝福的光芒顏色為黃色。。 首次出處:3-II〈哈塞的收穫祭〉。 [部分編集] 中文:「土之女神蓋朵莉希、生命之神埃維里貝啊,請聆聽吾的祈求,爲今年成年的子民們賜予祢的祝福。彼等的赤誠真心奉獻予祢,謹獻上祈禱與感謝,懇請賜予祢神聖的守護。」 日文:「土の女神 ゲドゥルリーヒ 命の神 エーヴィリーベよ 我の祈りを聞き届け 新しき成人の誕生に 御身が祝福を与え給え 御身に捧ぐは彼らの想い 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん」 用途:冬天的成年禮上,給予正式成年的男女祝福用的禱詞。祝福的光芒顏色為白色與紅色(*10)。 首次出處:4-IV〈在神殿的生活〉。 [部分編集] 中文:「創世諸神,吾等在此敬獻祈禱與感謝。 請爲這蒼茫的白色世界帶來終結。粉碎隔絕所有的堅實寒冰,讓吾等的土之女神重獲自由……(之後內容不明)」 日文:「我は世界を創り給いし神々に祈りと感謝を捧げる者なり 深い、深い白の世界に終焉を。全てを排する硬い氷を打ち砕き、 我らの土の女神を救い出さん……(以降の内容は不明)(*11)」 用途:春天的祈福儀式上,祈求積雪融化,呼喚水之女神讓春天提早到來的祝禱歌。在祈福儀式所使用的圓柱形的舞台放上小聖杯與給神的供品,再由女性們獻上歌曲與魔力後,會有一道巨大的魔法陣發出綠光往上浮起。持續上升到兩公尺左右的高度時,小聖杯咻地將魔法陣吸進裡頭,緊接著從中竄起一道筆直的綠色光柱。 首次出處:4-IV〈哈爾登查爾的祈福儀式〉。 [部分編集] 中文:「創世諸神,吾等在此敬獻祈禱與感謝。」(之後內容不明) 日文:「我は世界を創り給いし神々に祈りと感謝を捧げる者なり」(以降の内容は不明) 用途:貴族院的畢業儀式上,為了感謝諸神至今的庇佑而獻上的音樂。訴說春天到來的喜悅,祈禱著受傷的蓋朵莉希能夠痊癒,令生命再次萌芽的祝禱歌。 首次出處:4-VII〈畢業儀式〉。 [部分編集] 中文:「創世諸神,吾等在此敬獻祈禱與感謝。司掌浩浩青空的最高神祇,暗與光的夫婦神;分掌瀚瀚大地的五柱大神 水之女神芙琉朵蕾妮、 火神萊登薛夫特、 風之女神舒翠莉婭、 土之女神蓋朵莉希、 生命之神埃維里貝。 感謝諸神賜予萬千生命的恩惠,聖恩崇潔,謹此獻上敬意,虔心予以回報。(所有眷屬神的名字),吾之祈求若合其所意,懇請惠賜祢的加護」 日文:「我は世界を創り給いし神々に祈りと感謝を捧げる者なり 高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神 水の女神 フリュートレーネ 火の神 ライデンシャフト 風の女神 シュツェーリア 土の女神 ゲドゥルリーヒ 命の神 エーヴィリーベ (全ての眷属の名前) 我の祈りがつきづきしくおぼしめさば 御身のご加護を賜らん」 用途:取得加護的儀式上使用的禱詞。除了一出生就擁有的適性外,如果能再獲得諸神的加護,會有利於施展對應屬性的魔法。舉行儀式時,祭壇前放有一塊繡有全屬性魔法陣的毯子,從繡有屬性符號的地方會依序亮起本身擁有的適性光柱。為了取得加護,必須要讓魔力盈滿魔法陣,也不能任意更動或省略儀式的步驟。詠唱眷屬神名子時若得到祂的加護,光柱的高度會升高。念出最後一句後光芒從豎立的光柱升起,在半空中旋轉了數圈化作祝福的光芒灑在祈求加護者身上。盈滿魔法陣的魔力也形成一道光流,沿著紅布流向祭壇,被神像所吸收。沒得到大神加護的時候,光柱會暗下來。(*12) 首次出處:5-I〈術科 諸神的加護〉。 [部分編集] 中文:「賜予將上場戰鬥的吾等力量吧!嵐恩翠! 創世諸神,吾等在此敬獻祈禱與感謝。 賜予吾等贏取勝利的力量吧,強大如同無人能敵的安格利夫。賜予吾等贏取勝利的速度吧,迅疾如同無人可比的休泰菲黎茲。 戰鬥吧!(*13)」 日文:「戦いに臨む我らに力を!ランツェ! 我は世界を創り給いし神々に祈りと感謝を捧げる者なり 勝利を我が手に収めるために力を得よ。何者にも負けぬアングリーフの強い力を。 勝利を我が手に収めるために速さを得よ。何者よりも速いシュタイフェリーゼの速さを。 戦え!」 用途:迪塔比賽前舉行的儀式上所使用的禱詞。舉行時圍成圓陣,持槍跳舞,吟唱將聖典裡的禱詞加上曲調的戰歌,以長槍使起戰舞,向與戰鬥有關的諸神獻上祈禱取得速度、力量、魔力等加護。(*14)奉獻後魔力會全部釋出,魔力在上空不停旋轉漸漸地變幻成以藍色為主,另帶有黃、紅、綠的光芒,祝福灑落在舉行儀式者身上。 首次出處:5-II〈戴肯佛爾格的儀式〉。 [部分編集] 中文:「海之女神绯亞弗蕾彌雅啊。 爲賜予吾等祝福的諸神,連同感謝的敬禱之意獻上魔力。」 日文:「海の女神フェアフューレメーアよ 我等に祝福をくださった神々へ 感謝の祈りと共に 魔力を奉納いたします」 用途:原為消除暑氣用的一種儀式,驅散夏天的酷熱。(*15)在戴肯佛爾格會在迪塔比賽後舉行,歸還眾神賜予的祝福,同時也有讓人冷靜下來的鎮定效果。舉行時需使用海之女神绯亞弗蕾彌雅的法杖,將其高舉過頭後慢慢轉圈。每當轉動法杖會有浪潮聲伴隨,法杖吸收受祝福者的魔力聚集,接著高舉法杖,彙聚的魔力便會衝上天際。 首次出處:5-II〈求娶迪塔〉。(*16) [部分編集] 中文:「司掌浩浩青空的最高神祇,暗與光的夫婦神。 分掌瀚瀚大地的五柱大神,水之女神芙琉朵蕾妮、火神萊登薛夫特、風之女神舒翠莉婭、土之女神蓋朵莉希、生命之神埃維里貝啊。 請聆聽吾的祈求,賜予祢的祝福。吾的力量奉獻予祢,謹獻上祈禱與感謝,懇請賜予祢神聖的守護。予以淨化除穢的水之力,予以誰也無法斬斷的火之力,予以災厄不近的風之力,予以包容一切的土之力,予以絕不言棄的命之力,賜予新任君騰。」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神 水の女神 フリュートレーネ 火の神 ライデンシャフト 風の女神 シュツェーリア 土の女神 ゲドゥルリーヒ 命の神 エーヴィリーベよ 我の祈りを聞き届け 御身の祝福を与え給え 御身に捧ぐは我が力 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん 穢れを清める水の力を 何者にも切れぬ火の力を 災いを寄せぬ風の力を 全てを受け入れる土の力を 決して諦めぬ命の力を 新たなツェントへ」(*17) 用途:君騰的繼承儀式。 首次出處:-〈〉。 其他禱詞 [部分編集] 中文:「願萊登薛夫特的眷屬英勇之神安格利夫庇佑你們。」 日文:「火の神ライデンシャフトが眷属 武勇の神アングリーフの御加護が皆にありますように」 用途:給予增強身體能力、魔法威力的加護。根據給予人數的數量與效果,會照比例增加魔力的消耗量。 首次出處:1-II〈騎士團的請求〉。 [部分編集] 中文:「司掌守護的風之女神舒翠莉婭,侍其左右的十二眷屬女神啊。請聆聽吾的祈求,賜予吾聖潔之力,阻絕一切懷有惡意之人,爲吾立下風盾! 」 日文:「守りを司る風の女神シュツェーリアよ 側に仕える眷属たる十二の女神よ 我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 害意持つものを近付けぬ 風の盾を我が手に」 用途:張開舒翠莉婭之盾。視情況可以把盾倒扣,將魔獸關在裡面。(*18) 首次出處:2-III〈敵襲〉。 [部分編集] 中文:「司掌浩浩青空的最高神祇,暗與光的夫婦神;分掌瀚瀚大地的五柱大神,水之女神芙琉朵蕾妮、火神萊登薛夫特、風之女神舒翠莉婭、土之女神蓋朵莉希、生命之神埃維里貝啊。請聆聽吾的祈求,賜予祢的祝福。 吾的虔誠之心奉獻予你,謹獻上祈禱與感謝,懇請賜予祢神聖的守護。予以治愈傷痛的力量,予以向著目標前進的力量,予以排除惡意的力量,予以承受苦難的力量,賜予吾所愛的人們。」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神 水の女神 フリュートレーネ 火の神 ライデンシャフト 風の女神 シュツェーリア 土の女神 ゲドゥルリーヒ 命の神 エーヴィリーベよ 我の祈りを聞き届け 祝福を与え給え 御身に捧ぐは我が心 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん 痛みを癒す力を 目標に進み続ける力を 悪意を撥ね退ける力を 苦難に耐える力を 我が愛する者達へ」(*19) 用途:最高神祇和五柱大神的祝福。因收到的對象許下的願望各自不同,詳細的效果因人而異。 首次出處:2-IV〈訣別〉。 [部分編集] 中文:「洛古蘇梅爾的治癒。」 日文:「ルングシュメールの癒しを」 用途:依靠治癒女神洛古蘇梅爾的祝福治癒傷口。施展洛古蘇梅爾的治癒時,飛出來的魔力會散布相當大的範圍,因此討伐陀龍布當下斐迪南並未使用(*20)。 首次出處:3-I〈貴族的洗禮儀式〉。 [部分編集] 中文:「水之女神芙琉朵蕾妮的眷屬,治癒女神洛古蘇梅爾啊,請聆聽吾的請求,賜予吾聖潔之力,使吾得以治癒OOO。神聖的樂音奉獻予你,請爲吾等布下至高無上的波紋,賜予你清澄明淨的守護。」 日文:「水の女神 フリュートレーネの眷属たる癒しの女神 ルングシュメールよ 我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え OOOを 癒す力を我が手に 御身に捧ぐは聖なる調べ 至上の波紋を投げかけて 清らかなる御加護を賜わらん」 用途:~で指定された対象の傷を癒やす。第337話では指輪を使い「傷つけられし幼子(受傷之幼子)」が指定対象。指輪で指定できるのはひとりずつ。効力に比例して消費量は上昇する。後段のシュタープを使うものの方が効率が良い。シュタープを変形させたフリュートレーネの杖を使うと周囲の者をまとめて無差別に癒すことができる(494話以降)。発動する対象の数、効力に比例して消費量は上昇する。第616話では「エーレンフェストを守る者」が指定対象になっていた。。 首次出處:4-III〈菲里妮的家務事〉。 [部分編集] 中文:「帶來治癒與變化的水之女神芙琉朵蕾妮,侍其左右的十二眷屬女神啊。贊頌生命的歡喜之歌奉獻予祢,祈禱與感謝奉獻予祢,請賜予祢清澄明淨的守護。願祢的清澄水流遍布此地,回復往昔皓皓。」 日文:「癒しと変化をもたらす水の女神 フリュートレーネよ 側に仕える眷属たる十二の女神よ 御身に捧ぐは命喜ぶ歓喜の歌 祈りと感謝を捧げて 清らかなる御加護を賜わらん あるべき姿を取り戻すため 清き流れをこの地に」 用途:依靠水之女神芙琉朵蕾妮的祝福的潔淨魔法,瓦須恩的廣域魔法版。使用時必須獻上十三顆注入魔力的魔石扔往魔法陣,魔法陣隨後會以各顆魔石為中心分裂成十三道魔法陣。 首次出處:4-IV〈因特維庫侖〉。 [部分編集] 中文:「爲~施予洛古蘇梅爾的治癒。」 日文:「~にルングシュメールの癒しを」 用途:給予指定對象洛古蘇梅爾的治癒。以戒指施展治癒,就必須靠近到幾乎能碰到對方;但如果使用芙琉朵蕾妮之杖,就能隔著一段距離同時對複數的人施以治癒(*21)。 首次出處:4-VI〈魔石採集〉。 [部分編集] 中文:「司掌浩浩青空的最高神祇黑暗之神,創造世界的萬物之父啊。 請聆聽吾的請求,賜予吾聖潔之力。吾等魔力悉數奉獻予祢,請賜予武器可奪取屬魔之力的祝福,祓除屬魔之物。降下祢神聖的守護。 予以此地生命短暫的安甯。」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神たる闇の神よ 世界を作りし、万物の父よ 我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 魔から力を奪い取る御身の祝福を 我が武器に 御身に捧ぐは全ての魔力 輪から外れし魔を払う 御身が御加護を賜らん この地にある命に一時の安らぎを与え給え」(*22) 用途:根據黑暗之神的祝福將武器化為黑色武器的禱詞。和騎士們使用的黑色咒語不同,更長,且念錯的話會無法施展。(*23)相對的,不消除黑暗之神的祝福,也能改變思達普的形狀。(*24)若以得到黑暗之神祝福的武器進行攻擊,能夠根據武器蘊含的魔力,從敵人身上奪走雙倍的魔力。(*25)奪走的魔力奉獻給神明,黑色咒語則是吸取敵人的魔力,轉變成自己的……等等,有各種不同。 首次出處:4-VI〈靼拿斯巴法隆的討伐〉。 [部分編集] 中文:「司掌浩浩青空的最高神祇黑暗之神,創造世界的萬物之父啊。 請聆聽吾的請求,賜予吾聖潔之力。祓除屬魔之物,奪取魔物之力。將祢神聖的守護賜予吾的武器。(*26)」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神たる闇の神よ 世界を作りし、万物の父よ 我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 輪から外れし魔を払い 力を奪い取る 御身の祝福を 我が武器に与え給え」 用途:賜予黑暗之神庇護,將武器變為黑色武器的咒文。使用黑色咒語不能再改變思達普形體(*27),一但中止庇護後,當天就無法再取得(*28)。 禱詞在戰場上念禱詞太長,因此將禱詞慢慢簡化,加快速度與減少念錯的失誤可能。(*29) 首次出處:TV動畫-25話〈討伐陀龍布〉,全文參照2020/06/20 活動報告。 漫畫第二部-VII-特典〈初次討伐陀龍布〉中也有完整登場(*30)。 [部分編集] 中文:「司掌浩浩青空的最高神祇,暗與光的夫婦神。 分掌瀚瀚大地的五柱大神,水之女神芙琉朵蕾妮、火神萊登薛夫特、風之女神舒翠莉婭、土之女神蓋朵莉希、生命之神埃維里貝啊。 請聆聽吾的祈求,賜予祢的祝福。吾的力量奉獻予祢,謹獻上祈禱與感謝,懇請賜予祢神聖的守護。予以淨化除穢的水之力,予以誰也無法斬斷的火之力,予以災厄不近的風之力,予以包容一切的土之力,予以絕不言棄的命之力,賜予即將遠行的人們。」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神 広く浩浩たる大地を司る、五柱の大神 水の女神 フリュートレーネ 火の神 ライデンシャフト 風の女神 シュツェーリア 土の女神 ゲドゥルリーヒ 命の神 エーヴィリーベよ 我の祈りを聞き届け 御身の祝福を与え給え 御身に捧ぐは我が力 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜わらん 穢れを清める水の力を 何者にも切れぬ火の力を 災いを寄せぬ風の力を 全てを受け入れる土の力を 決して諦めぬ命の力を 旅立つ者達へ」(*31) 用途:給予全屬性祝福的禱詞。是記載在聖典最後一頁,只有神殿長才曉得的魔法陣。無法爲了自己,僅能爲了他人,想全心全意向諸神獻上祈禱時、用來向神獻上自己的祈求所用的魔法陣。 首次出處:4-IX〈別離〉。 [部分編集] 中文:「司掌再生與死亡的生命之神埃維里貝,侍其左右的十二眷屬神啊。 請聆聽吾的祈求,賜予吾聖潔之力,使吾擁有力量得以守護蓋朵莉希,不讓任何人能奪走。 不屈的意志奉獻予祢,贊美祢至高無上的真情,懇請賜予祢不撓的守護。使敵人勿近,賜予吾力量。」 日文:「再生と死を司る命の神 エーヴィリーベよ 側に仕える眷属たる十二の神よ 我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 我がゲドゥルリーヒを奪おうとする者より ゲドゥルリーヒを守る力を我が手に 御身に捧ぐは不屈の想い 最上の想いを賛美し 不撓の御加護を賜らん 敵を寄せ付けぬ 御身が力を与え給え」(*32) 用途:配合禱詞橫向揮下埃維里貝之劍後,將出現的強度依術者的魔力而定、由冰雪形成的冬之主眷屬。只要使用一次,就會帶走術者的所有魔力(*33)。只能在冬天時使用(*34)。 首次出處:5-II〈求娶迪塔〉。 [部分編集] 中文:「。」 日文:「高く亭亭たる大空を司る、最高神は闇と光の夫婦神よ 我等の祈りを聞き届け はるか高みに向かう者達へ 御身の祝福を与え給え 御身に捧ぐは弔いの歌 最上の御加護を 不帰の客へ」 用途:死者を送る祝詞光は金と黒昼食後に祈りを捧げた629話では「はるか高みに向かう者達へ」部が「はるか高みに向かった者達へ。 首次出處:5-IX〈〉。 [部分編集] 中文:「。」 日文:「夢の神 シュラートラウムよ 〜に心地良き眠りと幸せな夢を」 用途:眠りを誘い、幸せな夢が見られるようになる。こめる魔力量により強制力が変わる。通常は、自分で寝台まで歩いて夜着に着替えるくらいはできる。少ない魔力でその場で気を失う様に眠ってしまうのは、疲労が溜まっている証拠。。 首次出處:5-IX〈〉。 [部分編集] 中文:「。」 日文:「光の女神の眷属たる助言の女神 アンハルトゥングよ隠蔽の神 フェアベルッケンに隠されし物を示し給え」 用途:フェアベルッケンの印で隠された物を探し当てる。魔法陣に魔力を注ぎ込みこの祝詞を唱えると光の魔法陣が上空へ上がっていき一点を照らす。貴族院のアダルジーザの離宮を探し当てた。。 首次出處:-〈〉。 [部分編集] 中文:「。」 日文:「火の神 ライデンシャフトが眷属たる武勇の神 アングリーフよ」「我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 全ての敵を打ち倒す武力を我等に」 用途:武勇の神 アングリーフに祝福を願う祝詞。ジェルヴァージオが唱えた。。 首次出處:-〈〉。 [部分編集] 中文:「。」 日文:「我は世界を創り給いし神々に祈りと感謝を捧げ、創られた世界に変化を願う者なり」「全てを吸収する力を我が闇の神 ※シックザントラハトの名の下に」「新たに創造する力を我が光の女神 ※フェアシュプレーディの名の下に」「御身に捧ぐは命の欠片 祈りと感謝を捧げて 大いなる夫婦の御加護を賜わらん 新たな憩いの場をこの地に」 用途:エントヴィッケルンの祝詞。光は金と黒。※最高神の名は、領主候補生ごとに異なる。。 首次出處:-〈〉。 [部分編集] 中文:「。」 日文「高く亭亭たる大空を司る、最高神たる闇の神よ 世界を作りし、万物の父よ我が闇の神 ※シックザントラハトの名の下に光の女神の定めを破りし者達へ 相応しき罰を」「御身が御座す はるか高みへ続く階段を閉ざし給え」 用途:メダル破棄の祝詞黒のもや※最高神の名は、領主候補生ごとに異なる。 首次出處:-〈〉。 中文:「。」 日文:「」 用途:。 首次出處:-〈〉。
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919 :68:2013/05/02(木) 21 27 35 ネタSS「停戦」 E.U.領シベリア、イルクーツク。二人の歩哨が、見張り塔の上からバイカル湖の向こう、遠く霞む 対岸の「大清連邦領シベリア」を監視している。 「…静かだな」 「だよねー」 大清連邦がそのほぼ総力を上げて「四大列強」の一角たるE.U.(ユーロ・ユニバース)に挑んだ 「シベリア紛争」終結から数ヶ月を経ても、住民がこの町に戻る様子は無い。それもそうだろう。 この都市は今、復興とは名ばかりの大改造を経て、対岸からの攻撃に備えた要塞都市へと 生まれ変わろうとしていた。 「しっかし、なんでボクらこんなとこにいるんだろね?出立前に聞かされた話だと、今頃はもう とっくに国境線なんか越えちゃってさ、玉無し連中の喉元に銃剣突きつけてなきゃおかしいはず なんだがなぁ…」 飄々とぼやく片割れの言葉に、もう一人の歩哨がこめかみに青筋を浮かべた。 「…なにヒトゴト口調で語ってやがる、それもこれもお前んとこの州政府が土壇場でヘタれたのが 悪いんだろうが!ったく、たかが何個師団か潰されたぐらいでビビりやがってあの腰抜けども…」 「ははは、さすがにちょっと酷いなぁ、それは……あとさ、連中が実際強いってのを忘れてない? でなきゃボクらがこうしてピリピリして警戒してる理由の説明がつかないと思うんだけど」 「ぐ…くそう、あんなバケモノさえいなけりゃ…」 ぎりぎりと歯軋りしつつ、論破された方が対岸にうっすら見えている敵新鋭陸上戦艦の魁偉な姿を 悔しげに睨みつける。 …そう、数ヶ月前に正式な休戦協定が取り結ばれた「シベリア紛争」が、あくまでも“休戦”という 中途半端な形で幕を下ろした直接的な原因は、清の強力な反撃もさることながらもう一つ、 イギリス州政府で発せられた「連合離脱」発言が挙げられる。 紛争末期、虎の子の地上戦艦竜胆をE.U.軍の空爆で撃破された清軍は、それでも残された兵力 を糾合し、清国初の純自国製KMF夏候、新型陸上戦艦芳珠、加工サクラダイトを利用した気化爆弾 搭載のミサイルなど、強力な新鋭兵器を多数配備してキャフタ奪還を狙うE.U.軍に対する逆反攻に 打って出た。俗に「高亥の賭け」と称される軍事行動である。投入された兵力は70万。E.U.軍の 総兵力を考えれば頭数では半分程度でしかなく、これで反撃を図るなど普通に考えれば集団自殺と 同義だろう。だが、このときの高亥には勝算があった。強力な新兵器の存在もさることながら、 彼はE.U.の内部に対立があることをも最大限に利用して、可能な限り自国優位での講和に持ち込む ことを画策していた。 高亥が下した命令は、「イギリス州軍の認識票を付けた敵を優先的に狙え」というものだった。 もともと戦争にあまり乗り気でなく、ただでさえ士気が低いイギリス兵を狙うことで被害を抑え、 かつイギリスの民意を動揺させてE.U.内部に混乱を呼び起こすことで、休戦交渉に持ち込もう としたのだ。 …結果的に、高亥は賭けに勝利した。ただでさえ元々E.U.内部でも財政が特に不健全なうちの一つ として数えられるのに、政治的理由(旧王家が国外に脱出し、ブリタニアというE.U.仮想敵筆頭格 の大国を築き上げているため)からE.U.内部では相応以上の「責任」を求められ、イギリス州の 金庫はこの頃まさに危機的状況だった。必然州民の不満は彼らに過剰な負担を強いるE.U.の“大陸側” 各州、わけても比較的経済が好調なフランス、ドイツ、ロシアに向けられていた。その傾向は 紛争が始まって以後更に強まることになる。なにしろこの戦いでは「ロシア」が侵略を受けて、 盟主気取りの「フランス」が音頭をとり、それを煽るように「ドイツ」がなにやら小細工を弄して いる。しかも、彼らは口をそろえて「E.U.防衛のために、お前たちも協力しろ」と迫ってくるのだ。 イギリス人からしてみれば、冗談ではないと言いたいところだった。それでも渋々兵力を送り、 軍資金を負担していたが、ただでさえ限界に近かったところにこの作戦である。いたるところで イギリス兵の損害が突出して積みあがり、酷い所になると、キレンスクなどでは一度にイギリス 州軍だけで3個師団相当の死傷者を出したほどだった。激怒した市民は戦争に協力し、州民を戦地に 送った州政府を悪し様に罵って街頭を行進、物心両面で追い詰められたイギリス州政府はついに 「E.U.政府がこれ以上戦争を続け、我が州に負担を強いると言うのであれば、我々は連合を離脱 することも辞さないであろう」という趣旨の発表を行うことになる。 920 :68:2013/05/02(木) 21 28 51 この発表を受け、四十人委員会は紛糾した…というより、パニックに陥った。なにしろ、もし イギリスがE.U.を脱退した後にブリタニアに接近するようなことがあれば、E.U.の目と鼻の先に、 シーランド王国などとは比べ物にならないほど強固なブリタニアの橋頭堡が出現するのだ。 さらに、下手をすれば最悪、イギリスがブリタニアから適当な皇族を王として迎える事態も 考えられた。なにしろE.U.の国是は共和主義というかなりイデオロギー寄りの思想である。 その側面から言えば共和制国家が王制にその政治体制を変えるなど、許しがたい政治的退行 であり、なんとしても阻止すべき愚行であった。 …ゆえに、E.U.政府はイギリスの離脱を防ぐため、清との休戦を選択したのだった。それに、 どの道E.U.のほかの州もそろそろ財政に無理が出てきているため、これ以上の戦争は勢いが ないと出来ない側面もあった。そして、清の強力な反撃を前にしてE.U.は純軍事的にも、民意の 面でも勢いを失いつつあった。清軍の進撃がバイカル南岸で止まったのも、“魔王”ルーデル 率いる空軍攻撃隊が長躯阻止爆撃を繰り返して敵の補給戦を再び幾重にも寸断し、清がそれ以上 の進撃を諦めて防衛線構築に力を入れたこと、中華連邦が清との国境線に突如大挙して軍事力 を動員し、大規模な演習を開始したこと、大日本帝国が「わが国の隣国たる2カ国が悲惨かつ 無為でしかない戦争を長期にわたって行っている現状は、誠に遺憾といわざるを得ない」と して両国に講和の仲介を申し出たこと、そして何よりも清がすでに当初目標としていた地域の 確保に一定レベルで成功していたことなどが原因である。 休戦協議の会場となったのは、講和を仲介した大日本帝国の古都、京都だったが、ここで 決められた「暫定軍事境界線」は、おおよそバイカル湖~アルダイ高原~シャンタル諸島 を結ぶラインとして取り決められた。だが当然ながら両国とも率直に言ってこの決定に はなはだ不満であり(特にE.U.側。清はある程度予定通りに近い占領地を得、サクラダイトも 手に入れたため、それほどでもない)、以後しばらく「史実」の印パ停戦ラインを思わせる ような睨み合いが続くことになる。 再び、バイカル湖岸。先ほどの二人が、気まずくなった空気を変えようと、別の話題について 話している。 「そういえば、例の“変人博士”、クレマン女史をお茶に呼んで問題になったんだっけ?」 「あー…そういえば独立寄りのメディアにずいぶん叩かれてたっけ。『イギリスの財政を悪化させる 戦争に協力して兵器を開発したばかりか、あまつさえ我々イギリス人を踏みつけにして自州の繁栄を 図る大陸人とつるむ売国奴』とか言って」 「しっかしシュート技官も無謀だよなぁ…当人は優秀なエンジニアとはいえ、美男でもないただの 一般人。それで相手はクレマン・ファクトリーの令嬢サマだ。同僚だからまだしも、普通だったら お近づきになるのも難しいヒトじゃねーの?」 「それで呼ばれて付いてった女史も相当だけどね…まあ、あの人たちのおかげで例の“大砲”が完成 したんだから、これ以上はやめとこうか」 そう言った片割れが、湖のこちら側に間隔をあけて鎮座する巨大な構造物を眺めやる。E.U.軍が鹵獲 した竜胆の主砲を解析・コピーし、チューンアップを加えたものを架台にすえつけた超重自走砲、 「1号型機動重砲」だ。清が対岸に配備した芳珠に対抗すべく、現在は4門(それぞれコードネームで 「アリョーナ」「ベアトリス」「コンスタンツァ」「ドーラ」と呼称される)が、多数の自走対空砲 を伴ってイルクーツク周辺に配置されている。 余談だが、ネヴィル・シュートがアンナ・クレマンに接近しているという情報を手にした夢幻会の 一部ではにわかに「アンナたんの純潔を変態紳士の魔の手から守る会」なるものが結成されるなどと いった狂態が演じられ、嶋田が胃を痛めるといった光景も見られた。これも、紛争終盤で重要な役目を 果たしたとはいえ結局日本が平和だったことの証といえるかもしれない。 だが、日本とは違ってE.U.・清両国の憂鬱な日々はこれで終わりを迎えたわけではなかった。戦争を 主導した者たちに不満を抱く様々な勢力が、このどさくさに紛れて自らの要求を通すべく蠢動を始めた からだ。その最たるものの一つはロンドンにおいて過激な独立派集団「イギリス愛国党(B.P.P.)」 が起こした“ウェストミンスター占拠事件”、もう一つが清で勃発した、高亥と対立する宦官達 による“9.1クーデター”だった。 921 :68:2013/05/02(木) 21 30 03 * * 大清連邦首都、哈爾浜。 このところの激務に伴うストレスで眠りが浅くなっていた高亥は、殺気を感じて目を覚ますと 同時に豪奢な寝台から転がり出た。直後に消音器で抑制された銃声が立て続けに数発響き、 寝台の布団や枕で着弾の鈍い音を立てる。とっさに先ほど寝台を飛び出す前に枕の下から 引っ張り出していた拳銃を当てずっぽうで乱射すると、どこかに当たったらしく夜明け前の 闇の中で押し殺した悲鳴が聞こえた。その隙に執務机の裏に飛び込む。 (おのれ、早くも仕掛けてきたか…!) 下手人の主が誰であるかなど、容易に想像がつく。おそらくは彼以外の七人の大宦官のうちの 誰か…ことによってはその全員だろう。七人のうちいずれも、この戦争で清が完全な勝ちを 得られなかったことを高亥のせいとして激しく糾弾していた。それを口実にして動いたと考えても、 なんらおかしいことは無い。こんなことなら先延ばしにせず、さっさと粛清も終わらせてしまえば よかったと歯噛みするが、今となってはもう遅かった。 (それにしても、まさか本当にコレを撃つことになろうとはの) 机の向こう側を警戒しつつ、高亥はその重みを確かめるように手の中にある拳銃を握りなおした。 欧州系の有名な銃器メーカーに特注して作らせた、豪奢な一品だ。闇の中で金メッキと彫刻が 施されたスライドが、鈍い光を放つ。もともとはただのステータスシンボル、装飾品のつもりで 誂えて飾ってあったのだが、最近同僚たちの動きが怪しくなってからは、万が一を考えて枕の 下に移しておいたのだ。それも半ば「お守り」のようなものであり、今回ここまで死なずに 済んでいるのはもはや僥倖といえた。 (ええと、確か…そう、弾数の確認が必要なのだったか) この手のものの扱いには疎い高亥だが、なにしろ今回は命がけである。必死に頭を回転させ、 購入時に教わったうろ覚えの注意事項を脳内から引っ張り出す。 (…先ほど撃ったのは…いかん、慌てていたから少々怪しいな。3発か4発ほどか?) これも記憶がおぼろげだが、確かこの銃の装弾数は12発。4発撃ったと考えて、残りは8発 といったところだろうか。敵の人数がわからない現状では、いささか心もとない戦力である。 ふいに部屋の入り口付近から聞こえた物音に、高亥は身を硬くした。足音が慎重にこちらへ 忍び寄ってくる。突然死の危険を肌で実感し、高亥は戦慄した。助けが間に合わなければ、 十中八九自分はこの場で殺害される。そうなれば――― (…?待て、私は殺されるのが…死ぬこと自体が怖いわけではないのか?) 自問する高亥。じっくり考えて、突如彼は笑い出したい衝動に駆られた。馬鹿馬鹿しい話だ。 たった今自分は何を考えた?「自分が消えれば、あの愚か者たちが国を破滅させる」だと? 「この国を滅ぼしたくは無い」だと?笑わせるな。そもそも自分は、ただ自らが贅を尽くす ためにこの大清連邦を作ったはずではなかったのか。その自分が―――「国を守りたい」? (ふん、私もまだまだ未熟者よの) 自嘲しつつも、なぜか悪い気分はしなかった。ここまでの様々な出来事――多少苦労してでも より大きな目標を掴もうと決意した日に始まって、謝罪行脚に歩いてこの目で見た民の姿、 夜遅くまでわき目も振らず計画に頭をめぐらせた日々、自分を信頼して忠実に従う部下たち、 独立後の視察で感じた自分の行動の「成果」――が走馬灯のように眼前をよぎる。 (…たとえ道具でも手を掛ければ、それなりに情も移る、か) そう、せっかくここまで手間暇掛けて作ったものが、思慮のかけらも無い愚かな連中の手の上で 弄ばれ、泥まみれで朽ち果てるとなれば誰しも平静ではいられない。それも苦労して使いこなす うち、ようやく自分の手になじんできた道具だ。正直に言って、馬鹿の思い通りにさせるには あまりに惜しい。むしろ出来ることならいっそ、自分がかつて確かにこの世に存在したことの証左 となるような、一種記念碑のようなものにしたかった。そして、他者との間に子を成せない高亥の 場合、そういう「存在証明」に対する願望は人一倍強かった。単に、これまでは自覚がなかった に過ぎない。 922 :68:2013/05/02(木) 21 31 12 (なればこそ…ここで、このようなところで死ぬわけにはいかぬ) 決意を固めつつも、高亥はここまでの自分のやけに速い頭の回転が、実のところいわゆる “人生の走馬灯”のようなものであることぐらいは理解している。状況は絶望的だった。 慎重に執務机を回り込んでくる2つの足音は、いまや机の真横に至っている。もう数歩も 動けば、机の裏側に無様に潜り込んだ彼の姿が、敵の視界に入るはずだ。そうなったらもう 御終いである。鉛弾が全身を貫き、希望も目標も願望も、全ては果たせぬうちに夢と終わる。 (努力するだけ無駄か…否、こうなればいっそ最期の瞬間まで抗ってみせる!) 体を静かに執務机の片一方の奥に寄せ、敵がやってくる方向を局限する。一つでも多く、敵に 確実に損害を与える構えだ。もっとも素人考えだし、今更このような小細工が役立つ相手とも 思えなかったが、何もしないよりはマシだろう。夜明け前の薄闇の中、目を凝らして必死に 相手方の動きを探る。自分の吐く息の音が耳についた。 張り詰めた緊張を破るように突如として扉付近が騒々しくなったのは、このときだった。 弾けるような銃声が連続し、悲鳴があちらこちらで上がる。それらが収まったとき、照明が 点けられて血染めの部屋を白々と照らし出した。高亥が何気なく横を見やると、すぐ脇に 敵が一人倒れている。ぎょっとして彼は後ずさり、机の背板に体をぶつけた。やはり、先ほど は本当に危なかったのだと今更ながらに認識する。 「高亥様!ご無事ですか!曹でございます、曹が参りました!」 曹将軍の聞きなれた胴間声が聞こえる。警戒しながらも机の上に顔を出すと、屈強な兵士を 十数人従え、自らも突撃銃を構えた曹がこちらの姿を確認してほっとしたという顔で「そこに おられましたか、お怪我などございませんか!」と問いかけてきた。 「ああ、大事無い。それより、状況はどうなっておる?」 「現在のところ、宮城で動いている敵はせいぜい中隊規模かと。目下のところ、鎮圧に当たって おります」 高亥は目の前で息を弾ませている部下をとくと眺め、つくづくこの男を放逐しないでよかったと 密かにため息をついた。緒戦での陸軍の暴走について、詳しい事情をもう一度洗ってみたのは やはり間違いではなかったのだ。もし偏見にとらわれたまま何もしなければ、暴走が七宦官の 手の者によるものだとは気づけなかったかもしれない。危うく優秀な部下を一人失うところだった と気づいたときは、背筋に震えが走ったものだ。 「…“客人”は、どうした?」 「すでに移動させ、事が済むまでは部屋に閉じ込めておくよう、取り計らってございます。… 高亥様の下に参上するのが遅れましたこと、重ね重ね申し訳ございませぬ」 「よい、構うな」 “客人”…高麗政府が内外には「民族の誇りを胸に壮絶な戦死を遂げた」と発表し、先日のE.U. との捕虜交換に姿を見せた彼らを「英雄の名を騙る卑劣な偽者」と一方的に弾劾、その後も一貫 してその生存を強く否定し続けている集団…高麗義勇軍に参加し、E.U.軍最精鋭部隊とまともに 激突して死闘の果てに捕虜となった高麗陸軍首都防衛隊、その生き残りである。祖国への入国を 拒否され、行き場を失った彼らを高亥は保護していた。高麗製のポンコツ機でE.U.軍のエースが駆る KMFと互角の戦いを演じた指揮官をはじめ、清国の精鋭部隊と比較してもなんら遜色ない技量、統率 を誇る彼らなら、必ずや有用な駒となりうると踏んでのことである。指揮官の少佐の性格から考えて 七宦官の側に付くことはしないだろうが(E.U.の反攻時に彼らを“捨石”にしようとした司令官は 七宦官の子飼いの部下の一人だった)、万が一のことを考えると敵と接触させるのは避けたかった。 923 :68:2013/05/02(木) 21 32 06 「それより高亥様、ここではさすがに不安でございますから速やかにご移動をお願いしたく…」 「ふむ、それもそうじゃな。案内せよ」 「はッ」 曹らの先導で足早に歩き出そうとした高亥だったが、ふいに顔をしかめて軽くよろめいた。 「高亥様!?」 慌てる曹らには「心配要らぬ、ただの立ちくらみじゃ」と手を振ったものの、その実高亥は 全身の節々に痛みを覚えていた。おそらく先ほどの無理な動きが原因だろう。 (やはり、歳には勝てぬな…) 歩きながらちらりと自分の皺の増えた手を眺めやる高亥。今のところ政治的な判断を誤る ようなことは無いが、おそらくこれからどんどん不自由が増えていくのだろう。自らの目的 がただの贅沢のみであったころなら、自らの苦痛を和らげること以外は考えずに済んだだろうが 自分のもう一つの目標に気づいた今となっては、この国をいかに腐らせずに後世に残すかが 重要となってくる。そしておそらくそれは、この先老いていく自分ひとりでは到底達せられない 難事業となるだろう。 (“道具”を安心して引き継がせることができるような者を、今のうちに探すべきかもしれん) …この事件後、高亥は自らの後継者問題について真剣に考えるようになる。だが、彼が満足できる ような人物はそうそうおらず、彼の頭痛の種はまた一つ増えたのだった。 * * スペイン、マドリード。群集の地響きのような喝采を背に、舞台袖へと一人の男が入ってくる。髭 が印象的なその男に、柔和な顔立ちのもう一人が労いの声を掛けた。 「演説お疲れ様です、総統」 「…シュペーア、その呼び方はよさないか?今の我輩の肩書きはあくまで“E.U.共和主義労働者党代表” だ。人が聞いたら何のことかと疑るぞ」 「それもそうですね、失礼しました“代表”。見事な演説でしたよ」 髭の男…アドルフ・ヒトラーは「うまく行っていたか」と会心の笑みを浮かべつつ。籠からチョコレート を取った。 「“反有色人種的な宣伝のせいで前線での暴走が増えている”と聞いたときには、それなら何を民衆に “敵”として示したものかと考えあぐねたものだが…そういう意味では、ジョンブルどもが馬鹿をやって くれたのは僥倖だったな」 「ええ、これでE.U.の中央集権化計画にも明確な説得力が出ます。反対派も“内からの崩壊”という 危機を前にすれば、それ以上は追求できないでしょう」 ウェストミンスター占拠事件。イギリス州でにわかに活発化した独立運動勢力のうち、もっとも過激な 一派である「イギリス愛国党(The British Patoriot Party)」が突如として州議会議事堂(旧ウェスト ミンスター宮殿)を始めとしたウェストミンスター地域一帯を武力制圧、市街にカルチェ・ラタンよろしく バリケードを張り巡らしてイギリス「解放」を叫んだ事件である。鎮圧に当たったイギリス州軍部隊にも 寝返って愛国党側に合流する者が多発し、最終的には空からドイツ陸軍降下猟兵、海からフランス陸軍 海兵隊が突入して制圧したのだが、この事件後E.U.共和主義労働者党は、攻撃の矛先を「外からの敵」 つまり清ではなく、「内からの敵」すなわちイギリス愛国党のようなE.U.内部の“独立勢力”に向け、 E.U.を強力な政府によって統制することこそが唯一の解決策であると説くようになる。 「ああ、方針を変えてもゲッベルスはよくやってくれている…ところでシュペーア、例の計画は何処まで 進んでいる?」 「“欧州統合軍計画”のことでしたら、残念ながら難航していますね。各州ごとの制度にずれがありすぎる」 「やはり、一気には進まないか…」 「とりあえず、指揮系統の統一のために統合参謀本部を設置する案は出してありますが、正直各州の反発が 酷すぎます。何とか、搦め手からも説得を進めてはいますが…やはり、政権を獲ってからが勝負かと」 924 :68:2013/05/02(木) 21 33 00 「…選挙まで、後1ヶ月だな」 E.U.共和主義労働者党の党勢は、日々拡大していた。現状ではほぼイギリスを除くヨーロッパ全体と、 アフリカの2/3で強力に支持されている。これらはヒトラーやゲッベルス、ムッソリーニらの見事な宣伝 だけでなく、大きな曲がり角にさしかかったE.U.という斜陽国家が、強力に民衆を率いるリーダーの 登場を待ち望んでいたためでもあった。そう、既存の体制ではもはやE.U.は限界だったのだ。ゆえに、 ヒトラー一派が説く中央集権、全体主義的思想は、民主主義の壁を打ち破るものとして多くの面で歓迎 されていた。そして、E.U.大統領選挙前の世論調査では、E.U.共和主義労働者党の候補者の支持率が 他を抑えて圧倒的だった。 「さあ総統、いったんドイツに戻って“会合”に出席しないと」 「そうだな…それに、エヴァもそろそろ我輩の帰りを待ちくたびれているだろう」 この世界でも再び出会えた愛する妻(なお、この世界ではすでに式を挙げている)の顔を思い浮かべて ほほを緩めつつ、ヒトラーは空港に向かった。 (最近家に戻っておらんからな、怒っているといかんし何か手土産でも買っていこうか) …ほどなくして、過密スケジュールの合間を縫ってドイツの我が家に戻ったヒトラーは、なんとエヴァが 身ごもっていることを彼女の口から聞かされて狂喜乱舞するのだが…それはまた、別の話である。 蛇足だが、ヒトラー、シュペーアを始めE.U.の一部にはある一つの疑念があった。 (今回の叛乱は、仕組まれたものではないのか?) イギリス愛国党の運営資金はとうてい潤沢とは言えないうえに、事件当時の彼らは銃火器等で武装していた。 当人たちは「自分たちで密造したものだ」と主張しているが、それにしては彼らの隠し工場と称するものの 規模が小さすぎる。何者かの援助を受けたと見るのが自然だった。 だが、その「何者か」は少なくとも不注意ではないらしく、残された僅かな痕跡から正体にたどり着くのは 到底無理だった。ゆえに、彼らは警戒しつつも結局、今回は追跡を諦めたのだ。 * * こうして、ユーラシアの半分を巻き込んだ燃え上がった紛争はいったん、その終わりを告げたのだった。 …数々の火種と、次なる嵐の予兆を残して。 To Be Continue To The Next Warfare...?