約 1,988,460 件
https://w.atwiki.jp/milfiene/pages/14.html
F-16ミラー (桜井幸一タイプ) スピード ★☆☆☆☆ 操作性 ★☆☆☆☆ 破壊力 ★★☆☆☆ 耐久度 ★★★★☆ 全体的性能 ★☆☆☆☆ 今より20年ほど前のタイプで未だドップラー・レーダーも装備していない 動いている目標に電波を当てると、その反射波の周波数が音波と同じく変化する現象をドップラー効果という これを利用して反射波の周波数が変化していれば動いている目標、変化しなければ背景(地上)という識別を行うことが出来る エンジンも旧式で加速までに時間が掛かり操作性も鈍いが強度は硬く空圧に強い、ある意味存在自体がプレミア物なのである スピードもそれほど出ないが頑丈な分マニューバはやりやすい RV-25ストライカー (東正吾タイプ) ドッグファイト専用に造られた機体 遠距離はランチャーミサイル近距離は機銃とバランスが良く加速も速い スピード ★★★☆☆ 操作性 ★★★☆☆ 破壊力 ★★★☆☆ 耐久度 ★★☆☆☆ 全体的性能 ★★★☆☆ XX-02カーリィ (愁瞬凍タイプ) 攻撃力と回避力両方が高い代わりに操縦が難しい 最大の武器は両翼に付いているロングキャノン 狙いは付け難いが当たれば大きい愁の腕があって初めて生きる武器 スピード ★★★☆☆ 操作性 ★☆☆☆☆ 破壊力 ★★★★☆ 耐久度 ★★★☆☆ 全体的性能 ★★★☆☆
https://w.atwiki.jp/milfiene/pages/59.html
次の日も授業中や休み時間はほとんど口を利いてくれなかったが時々目が合うとかすかに笑ってくれる 幸一はそれだけで十分嬉しかった。レンが少しでも心を開いてくれたような気がして 「霧島さん、先に行ってるよ」 幸一はそう伝えると格納庫へ向かう。心なしか足取りも弾んだ 鍵を開け電気をつけて奥の机にカバンを放り投げる、できるだけ早く準備をしておきたい 「よ~し今日は風も落ち着いてて良い感じだ!」 レーダーや他の機材を見ながら着実にフライトの準備を進めていった しかし30分経っても未だレンの姿は無い 「昨日あれだけ遅れちゃったし今日は逆か~でも仕方ないかな」 40分…50分…一向にレンの姿が見えず幸一も不安になってきた 「どうしちゃったんだろう…ミラーは何時でも飛べる状態なのに」 ガラッと音がしてレンが部屋の中へ入ってくる 「どうしたんだよ~随分時間掛かっ…」 そこまで言った所で幸一の表情が変わる 「どうしたの!?その格好」 幸一の前に現れたレンの姿はまるで大雨の中を傘もささずに歩いてきた様に濡れていた 「ごめん…遅くなっちゃって」 レンは自分の服が濡れている事には全く触れずにカバンを置くがその中からも水が溢れてくる 「今バスタオル持ってくるね!そのままだと風邪引いちゃうよ」 幸一は慌てて奥にあるバスタオルと小型のストーブを持ってくる 季節は夏…まさかこの時期にストーブを使うことになろうとは…物は置いておくべきであると幸一は思った 「ありがとう…」 バスタオルで体を拭きストーブにあたる 「一体どうしたの?!そんなにビショビショになって」 「…転んで下の池に落ちた」 全くのウソだという事は幸一にはすぐ理解できた 「クラスの連中にやられたの?僕が言ってくるよ」 レンは立ち上がる幸一の手を握り止める 「…駄目、私は池に落ちたって言ってるでしょ」 レンが何故そこまでして隠すのか幸一には分からなかった しばらくしているうちにレンの服は乾き問題ない状態になる 「もういいよ、飛ぶ時間がなくなっちゃうし」 「そうだね、じゃ見せてよ」 幸一が離れようとした時手を掴む 「え?!」 「君も飛ぶんだよ」 「え、えぇぇー!僕も?!」 幸一はまさかのサプライズにビックリする 「だってミラーは1人用だし」 「少し広めに取ってあるから大丈夫だよ、こういうのは自分の体で体験するのが一番早いから」 (1人用に2人が入るって事は…体触っちゃうじゃん!?) 「ねぇ、早く上がってよ。又スカートの中覗く気なの?」 「ち、ち、違うよ!すぐ上がります~!」 慌てて駆け上がりコックピットに入るとすぐにレンも入ってきた 流石に2人では狭く操作もしにくいと思いきやレンは幸一の前に座ると一気にギアを上げる 「良い感じだね、これならすぐにでも飛べる」 小さなコックピットに年頃の男女が2人、幸一は高鳴る胸の鼓動を知られないように必死に抑える (霧島さん大胆すぎるよ~僕だって男なんだからこんな事されたら…) 思わず抱きしめたくなる感情をギリギリの所で抑えながらも女性が発する独特の匂いに落ちそうになっていた (あ~もう駄目だー!) 遂に我慢できなくなった幸一は後ろからレンを抱きしめようとした瞬間 ギュィィィィィ!!! 「うわぁぁぁぁ!」 物凄い加速に幸一はシートの背もたれに押さえつけられる (ウソだろ!?ミラーってこんなに加速できたっけ) ゴォォォォォォ!!! 急上昇しミラーはあっという間に高度1000M辺りまでたどり着くと一定の速度に戻る 幸一はまるで別の飛行機に乗ってるかのような錯覚さえ覚える 「桜井、乗る者によって機体は大きく変わる。これで分かった?」 「う、うん良く分かったよ」 ミラーは大きく上に下にとマニューバをえがく マニューバとは、航空機の機動、動き方のこと。主に固定翼機に対して用いられる。 戦闘機同士の接近戦(ドッグファイト)手法や、アクロバット飛行の演目解説を行なう際に用いる場合が多い。 「ギヤァァァ!」 幸一は自分が考えていた以上の衝撃に軽い恐怖すら感じた 「もう分かったから!お願いだからスピードを緩めてよ!」 「え~どうしようかな…クスッ」 レバーを緩めるとミラーのスピードは下がり幸一が何時も操作している速度まで落ちた 「情けないな、でも初めてなんだし仕方ないね」 「う、うん…」 幸一は驚いた、飛行技術もそうだが何よりレンの変化にだ 普段からは想像もつかないほど明るい笑顔で話しかけてくる彼女はまるで別人のようだった 「何、私の顔に何かついてるの?」 少し不思議そうな表情をするレンから幸一は思わず目をそらしてしまう (ヤバイ…可愛い…) 一時は恐怖で忘れてしまった感情が落ち着いたことによって再び蘇ってきた 「さて、一旦休憩しようか」 レンはそう言うとミラーを滑走路に向けて軌道変更し下降していく 「霧島さん、凄すぎだよ…」 「この位練習したら君でもできるようになるよ」 無事にミラーを止めると2人は降りる 「どうだった?感想が聞きたいな」 「何が何だかさっぱりって感じだよ」 今までに見たことも無い程上機嫌に話すレン 「フライトスーツを付けないで飛んだの初めてだな~」 「別に着なくても良いじゃん、暑苦しいし」 レンは手を胸の辺りでパタパタと上下に振りミラーに触れる 「ねぇ桜井、聞いても良い?」 「うん、何?」 ミラーに寄りかかりながら空を見上げる 「君は何のために飛ぶの?」 「え…何のためにって…それは…」 急に振られた質問に対して幸一は言葉を詰まらせた 「どうなんだろう…鳥みたいに自由に空を飛べて気持いいからかな~なんて」 少しおどけて見せた幸一だったがレンは空を見上げたまま何も言わない (うわ~すべっちゃったよ…) きまずそうにしている幸一にレンは静かに口を開く 「私も同じだよ…」 「お、同じ?!」 幸一は半分冗談で言ったつもりだったがレンは真剣な眼差しで同じ答えだと返す 「地上の呪縛から解き放たれる瞬間、辛い事も悲しい事も飛んでる時は忘れられるから」 「あ…何か分かる気がするな」 レンは幸一を見つめて少し笑う 「何で君に声をかけたのか、話しをしようと思ったのか…分かったよ」 「教えてよ~」 「フフッ…秘密」 幸一は笑顔で語るレンの顔を見てこれが本当の霧島レンだという事が理解できた (本当の霧島さんはこんなに明るくて元気なんだ、学校での姿の方が偽りだ) それから日が暮れるまで2人は空を飛んだ
https://w.atwiki.jp/gods/pages/69181.html
トウイットウ(董一撞) トウヘイの別名。
https://w.atwiki.jp/milfiene/pages/45.html
ミラーに乗ったレンが使い安いマニューバ 基本的にドッグファイトで必要な事は高度と速度らしいどちらかと言うと高度の方が重要か ☆は実際あるマニューバ ★はゲーム中に出てくるオリジナルマニューバ ☆ロー・ヨー・ヨー (Low yo-yo) 目標機を追う際に自機の速度が劣速である場合に足りない速度を降下することで補い、そこから上昇することで再び高度を得ながら追随する。 最高速の遅いミラーで速い相手に対抗する手段で高度を一時的に犠牲にし落下する勢いを利用して一気に速度を上げる ただこの先方は相手より高度を下げてしまう可能性があるため上から狙われやすい ☆シャンデル (Chandelle) 水平飛行中から45度バンクし、そのまま斜めに上方宙返りし速度を高度に変える。開始時と終了時で方位が180度変わり、速度が減少する代わりに高度が上がる。 ☆スライスバック (Slice back / Slice turn) シャンデルの逆で水平飛行からマイナス45度(135度)バンクし、そのまま斜めに下方宙返りし高度を速度に変える。 開始時と終了時で方位が180度変わり、高度が下がる代わりに速度が増大する この辺りのマニューバをレンはミックスさせてオリジナルのマニューバを戦闘時生み出す! ★スパイラルフォース 霧島幸一が編み出したオリジナルのマニューバでローヨーヨーからシャンデルのコンボ、一時的に高度+速度を急激に上げる事ができる。もちろんレンも使用可能
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/7754.html
ナイトウィザード 屍鬼忌譚 Soul Refrain~ キャラクター名:郭 蓮花(かく・れんか) 種族:人間 ワークス:研究者 年齢:中学生 性別: 女 髪の色: 黒 / 瞳の色: 黒 / 肌の色: 黄 身長:やや低い 体重:(´・ω・`) 総合レベル: 7 Lv ウィザードクラス: 錬金術師 / 6 Lv スタイルクラス : キャスター / 1 Lv 属性:冥 / 地 CF修正値: 2 プラーナ:内包値 8 / 開放力 3 ■基本能力値■ 筋力 器用 敏捷 精神 知力 信仰 知覚 幸運 ベース 9 8 6 12 10 5 7 6 成長値 =現在値= 9 8 6 12 10 5 7 6 ■戦闘値■ 命中 回避 攻撃 防御 魔導 抵抗 魔攻 魔防 耐久 魔法 行動 移動 ベース 7 6 8 6 9 6 11 8 22 32 10 2 ウィザード 2 0 2 0 3 1 3 1 2 5 1 スタイル 0 0 0 0 3 2 4 2 2 5 2 クラスLv 5 1 特殊能力 4 総合Lv 3 4 =未装備= 9 6 10 6 23 9 22 11 26 42 18 2 装備 -1 1 3 7 -1 4 20 3 0 -15 -2 0 =最終値= 8 7 13 13 22 13 42 14 26 27 16 2Sq ■ライフパス■ ・出自:博士の子供 特徴:原罪なき者 / 魔防+1、防御-1 ・生活:超☆方向音痴 特徴:偶然 / 登場判定振りなおし、1回/シナリオ コネクション ・超公パール=クール / 仇敵 ・ / ・ / ■特殊能力■ 名称 / SL / タイミング / 判定値 / 難易度 / 対象 / 射程 / 代償 / 効果 / 参照 月衣 / -Lv / 常時 / 自動成功 / なし / 自身 / なし / なし / アイテムを隠す、重量上限は筋力×2+総合Lv / P126 月匣 / -Lv / 常時 / 自動成功 / なし / 自身 / なし / なし / 月匣を展開する / P126 魔法攻撃力UP / -Lv / 常時 / 自動成功 / なし / 自身 / なし / なし / 魔攻を+CL+3する / P87 進路確保 / 1Lv / イニシアチブ / 自動成功 / なし / SL体 / 3 / 3c / 対象を1sq移動、1回/R / PLC15 オプションデバイス / -Lv / イニシアチブ / 自動成功 / なし / 自身 / なし / 1MP,2c / 攻撃&魔攻ジャッジ+CL+2、シーン終了まで / PSM32 ワンダーガジェット / 3Lv / 常時 / / / / / / 錬金兵装:SL個 / PSM33 ミラクルガジェット / 2Lv / オート / 自動成功 / なし / 単体 / 1sq / 5c / ジャッジをCに、行動ジャッジ不可、F値不可、SL回/シナリオ / PSM33 バリアデバイス / 3Lv / オート / 自動成功 / なし / 単体 / 2sq / 3MP / 防御&魔防ジャッジ+SL*3(オプションデバイス中+3)、1回/R / PSM32 ブレイクトラップ / 1Lv / メジャー / 魔導 / / 単体 / 1sq / 3MP / トラップ解除 SL+1回/シナリオ / PSM33 ロックオンデバイス / 1Lv / マイナー / 自動成功 / なし / 自身 / なし / 4MP / 攻撃の対象を範囲選択(1)に、1回/R / PSM33 アナライズ / 1Lv / メジャー / 知力 / / / 0sq / なし / アイテムやオブジェクトを解析 / PSM32 アクティブユニゾン / 1Lv / メジャー / 自動成功 / なし / 自身 / なし / なし / メジャーアクション2回行う。1回/シナリオ / P マジックエキスパンド / 1Lv / オート / 自動成功 / なし / 自身 / なし / 4MP,4c / メジャー&単体の魔法を範囲選択(1)に、1回/R、SL回 / PLC15 死点撃ち:魔法 / 1Lv / オート / 自動成功 / なし / 自身 / なし / 2MP / 魔法攻撃の魔導ジャッジがC時に魔防-10 / PSM35 伝家の術式 / 1Lv / 常時 / 自動成功 / なし / 自身 / なし / なし / (SL+1)*100万vまでの魔法1つ取得 / P ブルームマイスター / 1Lv / 常時 / 自動成功 / なし / 自身 / なし / なし / 指定した箒のスロット+SL / P 愛用の箒 / -Lv / 常時 / 自動成功 / なし / 自身 / なし / なし / 指定した箒装備時ジャッジ+1 / P プラーナ譲渡 / 1Lv / メジャー / 自動成功 / なし / 単体 / 0sq / なし / 解放力までのプラーナを譲渡、1回/シナリオ / PSM57 ■魔法■ *:記憶している魔法 名称 / Lv / 種別 / タイミング / 判定値 / 難易度 / 対象 / 射程 / 代償 / 効果 / 参照 *アースバインド / 3 / 弱体 / オート / 魔導 / 対抗 / 単体 / 2sq / 3MP,2c / 移動-1 / PLC49 *リフレクトブースタ / 3 / 付与 / オート / 自動成功 / なし / 自身 / なし / 3MP / 行動:+(魔導-13) (Max7) / P144 *ヒール / 1 / 治癒 / メジャー / 魔導 / 12 / 単体 / 1sq / 2MP / 治癒:魔防-10(Max8) / P141 *ヘイスト / 2 / 付与 / メジャー / 魔導 / 20 / 単体 / 1sq / 6MP / 行動:+(魔導-10) (Max5) / P *ディフェンスアップ / 2 / 付与 / オート / 自動成功 / なし / 単体 / 1sq / 3MP,2c / 防御:+(魔導-10) (Max10) / P143 スロウ / 2 / 弱体 / メジャー / 魔導 / 対抗 / 単体 / 1sq / 7MP / 行動:-(魔導-10) (Max5) / P145 *ヘッシュ / 4 / / / / / / 1sq / 10MP / / P144 魔法Lv合計 15 / 魔法記憶容量 17 ■武装・魔装■ *:装備している武装、魔装 [名称] / 種別 / 重・Lv / 射程 / 備考 / 参照 武1 *[メタルサーフィス] / 防具(箒/機動) / 2 / / スロット3 / PSM70 武2 *[ゴッドハンド] / 武器(盾) / 3 / / / P 武3 *[白衣] / 防具(上半身) / 2 / / レザージャケット相当 / P156 武4 *[マジカルリボン] / 防具(頭) / 1 / / / PSM64 武5 *[Evil-EYE] / その他 / 0 / / 魔法トラップ探知、クリーチャー&魔法アイテム知覚+2 / PSM65 魔1 [ヴォーテックス] / 攻撃 / 1 / 3sq / / P 135 魔2 *[エンサイクロペディア] / 付与 / 1 / / エネミー識別+2 / P 魔3 *[オートフィールド] / 防御 / 1 / / / P 魔4 *[ヴォーテックスランス] / 攻撃 / 5 / 3sq / / P 命中 回避 攻撃 防御 魔導 抵抗 魔攻 魔防 耐久 魔法 行動 移動 *武1 0 0 0 0 0 2 0 0 1 *武2 -1 0 3 3 0 0 0 0 0 *武3 0 2 0 0 0 *武4 0 1 0 2 3 0 *武5 2 魔1 0 0 -3 -1 *魔2 -2 *魔3 1 1 0 0 -1 0 *魔4 -1 18 -12 -3 =計= -1 1 3 7 -1 4 20 3 0 -15 -2 0 武装重量合計 8 / 上限 16 魔装Lv合計 7 / 上限 17 ■所持品■ 名称 / 重量 / 効果 / 参照 0-Phone / 0 / / P MUGEN-KUN / 0 / / P 幸福の宝石 / 0 / / P タンデムシート / 1 / スロット1、未搭載 / P162 Evil-EYE / 0 / / P バリアシステム / 2 / スロット2、メタルサーフィスに搭載 / P 錬金秘密基地 / 0 / / P スタビライザー / 2 / スロット2、メタルサーフィスに搭載 / P 重量合計 5 / 筋力+総合Lv 16 月衣収容可能重量上限 25 ■クラス履歴■ *:作成時のウィザードクラス ■その他■ メモ: http //allunofficial.net/trpg/action.php?sheet=28647 http //allunofficial.net/trpg/action.php?tool=28647 残りExp 71 ■生活/性格 魔道具や箒の研究の傍ら、学業や家事も卒なくこなす。 大人しく恥ずかしがmッ。少し晦ヲん坊な面もあnラ、素直に表現は出来ないらしい。 ただし自身の研究に対しては一定の執着と大胆さを見せる。 ■口調 基本的に丁寧口調。一人称は「あたし」。 ■経歴 魔導具研究者である日本人の父と、中国人のウィザード一族の母の間に生まれる。 幼い頃は日本で暮らしていた。 父の所属する研究所にも出入りしており、本人は遊d・つもりで雕アの手伝い(被験体含む)をしていた。 その頃か・]究という行為に興味を覚えていく。 父の病死をき・ゥけに中国へ渡り、そのあと一時期を過ごす。 その時、従兄弟である郭龍陽とは兄妹のように育てられたため、今で・ンにぃと慕う。 数年前、既にウィザードとしての自覚を持・トいた蓮花は、父の跡を継ぐような形で研究員として日本へ招聘される。 ■外見 淡いブルーの幅広なリボンで長い髪を1つにまとめ、左側に垂らすサイドテールスタイル。瞳はやや釣り目。 クラスメイトらに比べて身長が控えめであるにも関わもy、ここ数年で大人眼Yけに肥大化した胸のサイズを気にしている。 普段からよく、輝明学園中等部の制服(またはブラウス+セーター)の上に白衣を羽織・トいる。 学校が休みの日は私服(ワンピースなど)の上に羽織・トいらキとも多い。いずれにしてもスカートばかり。 ただし下着は市販のものではなく、自身の研究成果でもある衣服タイプの箒を一部変形させた状態で着用している。 上半身のものはニップルピアス型、下半身のもの褌型の拘束具に似た形状。 これらは魔術的に精錬された金属で作られており、ルール的には錬金兵装のメタルサーフィスとして扱われる。 簡単には外すことが出来ないようにな・トはいnラ、これは未装備状態にならないという意味ではない。 ウィザードとして力を発揮するときは、箒の力を活かすためにある程度メタルサーフィス自体を露出させなければならない。 具体的には上に着ていた服(白衣を除く)を脱ぐ、cハくは月衣に仕舞う必要がある。 このときメタルサーフィスは変形、首輪と手枷足枷が出現し、身体に鎖が巻かれたような状態になる。 また、腕や太ももには、ナイフ等が収納されたベルトが巻かれている。 これらは錬金兵装「ゴッドハンド」として扱う。
https://w.atwiki.jp/milfiene/pages/80.html
家 リビング 今日はスカイランドの面接の日だ うまく全員合格すると良いんだけどな ちょっと早いけど準備はできたし行こうかな 幸一「母さん行ってくるよ」 由紀「は~い、気をつけてね」 移動 泉学園駅前 並木「あ!おはようございます~」 未だ集合時間の30分前なのに早いな並木さんは 幸一「早いね、未だ全然時間あるのに」 並木「そうなんですけど…何だか早く起きちゃって」 幸一「どの位から待ってたの」 並木「えっと…1時間前位ですね…アハハ」 て言うことは今からさらに30分前に来てたのかよ 幸一「随分大きな荷物持ってきたね」 並木「これは皆のお昼ご飯ですよ」 幸一「ハハハ…準備万端だね」 幸一「重そうだからオレが持つよ」 並木「え、良いんですか」 幸一「勿論、作ってきてもらって更に持たせるわけにはいかないよ」 並木「ありがとうございます」 幸一「それにしても凄い量だね」 並木「ちょっと張り切り過ぎちゃって…」 幸一「大丈夫だよ、トッシーが一杯食ってくれるから」 並木「そうですね、ウフフ」 並木さん本当に楽しみにしてたんだな 東「オッス」 幸一「おはよ」 並木「おはようございます」 峯岸「おい~す」 幸一「珍しいコンビだね」 東「いやここに来る途中でバッタリ会ってな」 峯岸「つ~事ですわ」 幸一「後はレンだけか」 フェード 約束の時間から15分か…どうしたんだろう 並木「あ!来ましたよ」 レン「ごめん…ちょっと準備に手間取っちゃって」 峯岸「霧ちゃんが遅刻なんて珍しいな」 並木「わ~レンちゃん可愛い」 前に会った時とは違って今日のレンはオシャレな服だ レン「ありがとう、皆ごめんね」 東「そんなに遅れてねぇんだしいいぜ」 峯岸「もしオレが遅れたらボコボコに言うくせによ」 東「当然」 並木「ウフフ、仲が良いですね」 幸一「揃ったね、行こうか」 フェード 移動 駅 幸一「オレ飲み物買ってくるよ」 峯岸「おう!じゃオレコーラ」 東「じゃオレも…ってスポーツやってる奴が炭酸飲料飲むのかよ」 峯岸「そんなの関係ねーよ」 幸一「並木さんは何が良い?」 並木「私はお茶をお願いします」 幸一「レンは」 レン「私も行くよ、1人じゃ持ちきれないでしょ」 幸一「そうだね…お願い」 フェード 通路 レン「この服ね、瞳さんから借りたの」 幸一「なるほどね、何か何時もと違う感じがしたから」 レン「私全然服とか持ってないから何着て行こうか迷ってて」 レン「そしたら瞳さんが貸してくれたの、綺麗なのや可愛いのが一杯あったな」 幸一「オシャレそうだしね」 レン「うん…羨ましかった。私もあれ位洋服持ってればな~」 レン「幸一買ってよ」 幸一「お金が無いからバイトするんでしょ」 レン「アハハ、そうだね」 フェード 幸一「買ってきたよ」 峯岸「サンキュ!」 オレ達が来た頃丁度電車も到着した フェード 電車の中 峯岸「ぷはぁ~うめぇ!」 東「何でオレがお前の隣なんだよ」 峯岸「まぁ良いじゃんかよー」 幸一「そういえば東君ライセンステストは未だなの」 ライセンステストとは年に2回行われるパイロット試験 パスにも色々あって上からゴールドパス、シルバーパス、ブロンズパス、 一般のフライトパス最後にトッシーの様な本パスを持っていないサブパス。車で言えば仮免許のようなもの ブロンズパスまであれば飛行機を使った職業に付きやすい、ゴールド、シルバーがあれば軍のパイロットにもなれる しかしシルバー以上は2,3年に1度しかないため合格者は限りなく少ない 東「別に興味が無かったから受けなかった」 幸一「今はブロンズパスまで持ってるんでしょ」 並木「凄いですね…」 東「そんなに凄いか?」 幸一「そりゃそうだよ、将来就職にも困らないし」 東「パス試験が楽しみって言う奴も居るけどオレにとってはこれからのスカイランドのバイトの方が数倍楽しみだけどな」 幸一「東君も変わってるね」 東「だそうだ、霧島」 レン「…変わってたっていいじゃん」 幸一「まぁその位の感性がないと駄目なのかもね」 レンもそうだけど2人共凄い技術がありながらそれを自慢しようとはしない 峯岸「あの…まったくついていけないんですけど~」 並木「峰岸君がさっきから落ち込んでますよ」 東「大丈夫だ、コイツはこの位じゃへこたれない様にできてるから」 峯岸「オレのピュアハートはズタズタだぜぇ~」 レン「ふふっ、峰岸君面白いよ」 峯岸「真面目だっつーの!」 幸一「ハハハ」 フェード 移動 スカイランド 幸一「うわ…人が多いや」 東「そりゃ日曜だしな」 レン「別に遊ぶために来たわけじゃないんだから良いじゃん」 峯岸「いえ!遊びます!」 ズカッ!! 峯岸「ギャオォォォォ!!」 並木「レンちゃんやり過ぎ…」 幸一「面接終わってからね」 スタッフ「入場券の提示をお願いします」 幸一「あの、ボク達夏休みの短期バイトの面接に来たんですけど」 スタッフ「そうですか、でしたら左の奥に事務所がありますのでそちらへどうぞ」 幸一「ありがとうございます」 峯岸「何でボクなのよ」 幸一「オレ達って何となくイメージ悪そうじゃない?」 東「ちゃんと考えてるんだな、誰かさんとは大違いだな」 峯岸「霧ちゃん頼むぜ」 レン「はいはい…」 峯岸「うわ…」 幸一「行こうか」 レン「うん」 フェード 移動 事務所 ガラッ 幸一「スイマセン」 男「はい、なんでしょう」 幸一「ボク達夏休みの短期イベントスタッフの面接を受けに来たんですけど」 男「おぉ!待ってたよ」 幸一「え?」 男「いやね、毎年募集してるんだが中々集まらなくてね。つい…こりゃ失礼」 男「私の名前は松永、このスカイランドを管理している。君達は高校生かな」 幸一「はい、全員泉学園に通う1年です」 松永「ほほう、高校生になって初めての夏休みだと言うのにアルバイトとは」 東「いけませんか?」 松永「いやいや、気にしないでくれ。私の悪い癖でね他人の事情を知りたがるんだよ」 幸一「ボク達フライト部を立ち上げたんですけど飛行機を作るお金が無くて」 松永「なるほどね、確かに1機買うには大きなお金が掛かる。だから皆で働くと言うわけかい」 幸一「はい…こんな事を言うのはなんですが…できるならば全員採用にしていただきたいんです」 松永「ふふふ…さっきも言ったとおり毎年人手が足りないんだ、落とす理由が無いんだよ」 東「じゃ全員採用って事ですか」 松永「勿論採用だ、詳しい話はここじゃなんだから奥へ来なさい」 峯岸「さっすがスカイランドのドンだけあってふところが深いぜ!」 幸一「こらトッシー!失礼だろ」 松永「いやぁ良いんだよ、私は堅苦しいのが嫌いでな。気軽に話してくれ」 幸一「す、すいません」 松永「でも私はスカイランドのドンではないんだ」 並木「違うんですか」 松永「ここを管理しているのは事実だがここの持ち主ではないんだな~」 松永「ここは四方院グループの持ち物なんだよ」 東「四方院グループ…あの巨大財閥か」 松永「ほぉ…知ってるとは関心関心」 松永「さぁここだ、入って」 フェード 移動 部屋 松永「今君達に渡したのが仕事内容や金銭に関して書いてある資料だ、目を通してくれ」 東「へぇ…夏休み限定パレードのスタッフか」 峯岸「主に雑用って感じだな」 松永「これが中々疲れるんだよ」 松永「パレードを盛り上げるためには色々下準備も必要なんでね」 並木「私パレード見たことあります、とっても綺麗でした」 松永「ありがとう、並木さん…だったかな実は女性スタッフが大きく足りなくてね」 松永「君には雑用よりもっと大事な事をお願いしたいんだよ」 並木「え…何ですか。私で役に立てるなら」 松永「立てる!立てるとも、それと…霧島さん」 レン「…はい」 松永「随分綺麗な髪をしている様だけど」 幸一「レンはハーフなんです、これは染めたわけじゃなくて地毛なんですよ」 松永「やっぱりそうか…なんとなくそんな感じがしてたんだ」 松永「霧島さんも並木さん同様もう1つの仕事をお願いしたい」 レン「…どんな仕事ですか」 松永「ふふふ、別に怪しい仕事じゃないよ」 松永「2人にはパレードに直接出てもらう!」 レン・並木「え…」 東「直接出るって事はやっぱり衣装とかを着てって事ですよね」 松永「その通りだ、この時期はパレードが続くから女性スタッフも大変なんだよ」 松永「しかし今居るメンバーではとても回せないんだ」 レン「…でもいきな…」 並木「わかりました!頑張ります」 レン「沙羅…本気?」 並木「本気です…迷ってても始まりません、だったら飛び込むしかないじゃないですか」 松永「おお!大人しそうなのに太い性格してるな~」 松永「霧島さんはどうする」 レン「沙羅がやると言った以上私に選択権は無いよ」 松永「きっとそう言ってくれると思っていたよ」 峯岸「都合がいいなオッサン」 松永「がはは、お前と一緒さ峯岸君」 幸一「一通り契約書には目を通しました、ボク達は今テスト期間なのでそれが終わってからになりますが」 松永「かまわんよ、ただできるだけ早く来てくれ。他のスタッフが倒れちゃうからな」 幸一「はい、よろしくお願いします!」 フェード 移動 スカイランド 入り口 峯岸「うっし!じゃ残りの時間は命一杯遊ぼうぜ」 東「ま、面接も無事済んだしいいか」 並木「松永さん良さそうな人でしたね」 幸一「しかも即日に全員採用だもんね、運が良いよ」 レン「…どうかな」 幸一「え…」 レン「それだけ人が集まらないって事は厳しいって事なのかも」 東「とは言え他に候補も無かったんだし仕方ないだろ」 レン「そうなんだけどね」 幸一「もう終わったんだしトッシーの言うように遊ぼうよ」 レン「…うん」 フェード 移動 スカイランド 中 峯岸「うお!まずあのジェットコースターから乗ろうぜ!」 東「スカイコースターか、いいぜ」 幸一「ここの売りの1つだもんね~行こう」 並木「…あの~」 東「どうした」 並木「絶叫マシンは…ちょっと…」 峯岸「大丈夫だよ、それにこれからは飛行機ににも乗るんだろ?これ位慣れておかないとさ」 並木「…」 レン「沙羅…無理なら下で見てても良いよ」 並木「…ううん、私も乗ります」 レン「幸一、荷物よろしく」 幸一「え?」 レン「だって全員乗ったら荷物どうするの」 幸一「…いってらっしゃい」 フェード コースター ゴォォォオ!! 峯岸「うほ~!」 並木「キャーー!」 東「おい並木!落ち着け」 並木「イヤー!」 ゴオオオオオオ!! フェード カタカタカタ 店員「はい、お疲れ様でした」 プシュ~ 峯岸「やべぇ、面白かったな」 レン「沙羅、顔色悪いよ」 並木「大丈夫です…桜井君の所に戻りましょう」 東「少し休めよ」 並木「はい…」 フェード 幸一「おかえり…並木さん大丈夫?」 並木「…大分落ち着きました」 レン「無理ならやめても良かったのに」 並木「一度お昼ご飯にしませんか、もう良い時間ですし」 峯岸「丁度腹へってたんだよ」 並木「うふ、今日は沢山作ってきましたから一杯食べても大丈夫ですよ」 峯岸「うひゃっほー!食う食う!」 東「あのなぁ…程度をわきまえろよ?」 峯岸「はいはい~♪」 並木「はい、たんと召し上がって下さいね」 幸一「すげ…」 目の前に並べられた色とりどりの食材に引き込まれる 並木「お口に合うかわかりませんけど」 峯岸「うめうめ…ん!?っぐ!!」 幸一「トッシーいただきます位しろよ」 レン「…汚い」 峯岸「んぐう!…いただきます!」 東「遅ぇ」 並木「良いんですよ、美味しそうに食べてもらえるなら作る者からしたら1番ですから」 峯岸「そう!その通りです」 東「調子が良いんだよ!お前は」 峯岸「それがオレの良い所~」 幸一「それじゃオレ達も食べよう」 レン「うん」 フェード 峯岸「ふ~食った食った」 レン「食べ過ぎ…」 並木「ちょっと作り過ぎちゃったかなって思ってたんですけど、峯岸君のお陰で大丈夫でしたね」 東「並木、あんまりコイツを乗せんなよ」 幸一「まだ時間はあるから回ってみようか」 並木「それじゃ行きたい所があるんですけど…いいですか?」 峯岸「何だ、早く言えばいいじゃん」 レン「良いよ、行こう」 フェード レン「…ここ?」 並木「はいっ!うわぁ~♪」 幸一「並木さんお化け屋敷好きなの?」 並木「はい。変…ですか?」 幸一「ううん、変じゃないと思うよ」 本物の病院を改装して作り上げたお化け屋敷は見るからに臨場感をかもし出している レン「ぁ…」 幸一「レン?どうしたの」 レン「…なんでもなぃ」 幸一「…そう」 峯岸「やべ~マジもんじゃん?」 東「嬉しそうだな、何でも」 峯岸「ああ、所詮は作りもんだしな~本物じゃねーし」 東「確かに」 並木「行きましょう」 フェード お化け屋敷内 元は本物の病院だっただけに他のアトラクションとは比べ物にならないな ズシャー!! 峯岸「おわっ!?」 並木「キャ~♪」 目の前に白い煙幕が放出された 幸一「…レン、本当は嫌だったんじゃない?」 レン「…凄く嫌だよ、だって私の住んでる所は本物の病院なんだからさ」 幸一「それじゃ外に出る?」 レン「沙羅が嬉しそうにしてるから我慢する…」 そうは言っているがレンはオレの腕にしっかりとしがみ付いて離れようとはしない ブォォォ! 並木「イヤ~♪」 レン「っ!?」 目をつぶって周りを見ないようにしながらレンは歩いてる 何時も強気でクールなレンにもこういう一面があるんだな レン「…幸一、まだ先は長そう?」 オレの腕を通してレンの震えが伝わってくる 幸一「大丈夫、もう少しだから」 レン「うん…」 ガン!! レン「ううっ!」 フェード 外 並木「はぁ~楽しかったですね」 東「やっぱ迫力が違ったな」 幸一(レン、しっかり) レン「…帰りたくない」 峯岸「オレも帰りたくないぜ~」 幸一「意味をはきちがえてるよ…」 峯岸「はぇ?」 フェード 夕方 東「もう閉園だな、随分遊んじまった」 並木「凄く面白かったです、又来ましょう!」 レン「次に来るときはスタッフとしてだけどね」 峯岸「そうそう!早くお金貯めて飛行機作ろうぜ」 フェード 駅 東「それじゃオレはここで」 峯岸「あ~オレも一緒に行く~」 東「気持ち悪ぃな!くんなよ」 峯岸「正吾く~ん待って~」 並木「私も一緒していいですか?」 峯岸「桜井と霧ちゃんも来るんだろ」 東「何だ皆一緒か」 レン「私方向違うからここまでだね」 並木「そうですか…残念ですね」 峯岸「そんじゃ桜井は霧ちゃんを家まで送っていけよ」 幸一「え?!オレが?」 レン「別に良いよ、子供じゃないんだし1人で帰れるから」 東「どうするんだ桜井?あんまり考えてる時間はなさそうだけどな」 東君が見た方向からは電車がこちらへ向かっていた 幸一「送っていくよ」 峯岸「頼りないボディーガードだけどよろしくね~」 東「お前が言えるかよ」 並木「又明日学校でね」 レン「うん、バイバイ」 電車の出発を見送るとオレ達はベンチに腰掛け話していた
https://w.atwiki.jp/night2ndandante/pages/73.html
ナイトウィザードwithアンダンテ オリジナルストーリー第一話 【ブルーム・パニック】 「箒職人の朝は早い……」 そう言って長いまつ毛が飾られた瞼をこすりながら、エリシア・リンケージは呟いた。 輝明学園の生徒であり、箒騎士(ブルームライダー)育成機関、通称“メイガスブレード”に所属している彼女は、 毎朝の日課である愛用の箒“シルヴァーバレット”のメンテナンスを欠かしたことがない。 「あら、もうこんな時間」 ふと壁にかけられた時計に目をやると、時計の針はちょうど7時半を示していた。朝6時に起床してすぐに始めたから、1時間半もメンテナンスをしていたことになる。 いつもは30分ほどで終わるのだが、今日は少し特別だったのだ。 「クイーンフレームと魔法迷彩とスタビライザーの性能、早く実戦で試してみたいわねー」 誰に言うでもなく、エリシアはひとりごちた。2週間前に注文していた箒のオプションパーツが、昨日の夜にやっと届いたのだ。 本当ならすぐに取り付けたかったのだが、ちょうどテスト習慣が終わって一息ついたところなので、今朝に回したのだ。 話は変わるが、エリシアの生家であるリンケージ家は、母国のイギリスのウィザードの間では知らぬ者が居ないと言われるほどの名門であり、富豪だ。 「いただきまーす」 そんな良家の一人娘の朝食は……茶碗に盛られた白米に、生卵、沢庵、そして豆腐の味噌汁である。ちなみに10日連続。 なぜエリシアが質素な食事をしているのか、それには訳がある。彼女は両親の反対を押し切って、半ば強引に日本に留学してきたのだ。 ほぼ家出同然のため、実家からの仕送りは期待できない。仮に両親が仕送りをしたとしても、プライドの高いエリシアはそれを許さないだろう。 故に学園の寮に入り、放課後はアルバイト、時々ウィザードの任務をこなしながら生計を立てている。 ウィザードの任務の報酬自体は決して安くない。と言うか、同い年の少女が持つにはあまりにも分不相応とさえ感じられる額だ。 その気になれば、金に糸目を付けない生活も、ある程度はできるのだ。それもそのはず、ウィザードの任務は常に命がけだからなのだが。 それでも彼女の生活が質素であることのもう一つの理由、それは――― 「あ、このドライブいいわねー……って、380万もするの?良いものだけあって高いわね……」 右手で器用に箸を操り、沢庵を口に運びながら左手で箒のカタログをめくる。実家の両親やメイドが見たら「行儀が悪い」と窘められているところだろう。 「でも、これは『買い』ね」 エリシア・リンケージは、浪費家―――特に箒に関しては―――と言う、少々困った一面を持っていた。 やけに寒い。そして臭い。お世辞にも心地良いとは思えない目覚めだった。 寒さの正体はすぐに分かった。青と白のストライプのトランクス以外、身に着けていないのだ。 ではこの、何と言うか、むせ返るような異臭、と言うか悪臭は一体何なのか。辺りを見回してみると……これもすぐに分かった。 日中だというのに薄暗い路地、そして自分の体の下に敷かれているゴミ袋だ。自分は今この瞬間まで、ゴミ袋をベッドにして眠っていたのだ。 「ベッド」から立ちのぼる芳醇なスメルが、自分の裸体に染み付いてしまったのだろう。 記憶をたどる。昨日は確か、行きつけの酒場で知り合いと飲んでいた。同行したその「知り合い」と言うのが曲者で、人に酒を勧め、かつ自身もうわばみのようにアルコールを飲み干すという典型的な酒飲みだ。 ほろ酔い状態独特の色香のある視線を向けられ、ついつい断りきれずに勧められるまま飲んでしまった。あとは、その、乳の圧力に負けて。 「あっ……たまいてぇ……」 割れるような頭痛が遅れてやってくる。そして倦怠感。このまま何事も無かったかのようにゴミ溜めの上で安らかに眠りたいと思わせるほどの。典型的な二日酔いの症状だ。 しかし自分がパンツ一丁と言う男の特攻スタイルをとっていることについては、心当たりがない。 しかし二日酔いになるほど飲んだのだ。酔いの勢いで脱ぎだしたとしても、残念なことに不思議ではない。 それから30分ほどして、警察官からありがたい職務質問を受けることになる。皮肉にもこの出来事が、自分が「元の世界」に戻ってきたことを分からせてくれた。 日下祐一、21歳の夏の出来事である。 この一連の出来事の一部始終を見ていたものが居る。彼の名は合礼乱火。エリシアと同じく輝明学園に通うウィザード―――忍びだ。互いに面識は無いが。 乱火はある任務を請け負っていた。それは「表界に漂流してきたラビリンスシティの魔王、日下祐一の監視」である。 (あれが、あのルー=サイファーの力の一部を受け継いだ魔王……) 何かの間違いであってほしいと思ったが、現実は非情である。事前に渡された日下祐一の顔写真と、つい今しがた国家権力の犬によって連行された青年は、同一人物のようだ。 (魔王が皆、彼のようであればもっと平穏に過ごせるのだろうが……) と、それはそれで表界が心配になる想像をして移動を始める。恐らく連行されたのはこの街の警察署……夜室(よむろ)署だろう。 一応学生の身なので、警察署の内部に入るのは容易ではない。ちなみに今日は土曜日。学校が休みの日に偶然任務が転がり込むとは、何ともついていないが仕方がない。 (任務の連絡が来たのが今日の午前4時。O-Phoneの着信音に起こされて、それから寝つけなかったんだよな……) 腕時計に目をやり、眠たい瞼をこすりながら小さなビルとビルの間を跳ぶ。それ故か―― 「いっ!?」 がくん、と体が揺れる。断じて「スタッ」とか「シュタッ」とか華麗に着地したわけではない。 隣のビルに移った時、屋上の鉄柵に足をとられたのだ。そこまでは判断できた。しかし時すでに遅く、顔面から床に着地する羽目になった。 べしゃり、と情けない音を立てて潰された蛙のように身体全体で地面に突っ伏した。あちこち痛むが、やはり顔面が一番痛い。 「いででで……足を取られたのが移動先のビルだったのが、不幸中の幸いですね……」 ぼたぼたと鼻血を垂らしながら呟く。もし移動する前のビルの鉄柵に引っかかっていたら、そのまま地上まで落下していただろう。 別に死にはしないだろうが――死にかけはするだろうが――人の目につく可能性が高くなる。傍目には死に損ねた自殺志願者か、暑さで頭がやられてしまった変質者と思われるだろう。 どちらにしても、先の魔王と同じく警察署に連行されるのは目に見えているが。 「とにかく、監視する以上は追いかけないと」 もしも見失ったら、それはそれはねちっこく嫌味を言われるだろう。自分の師匠兼、学校長の含んだような笑顔が20パターンほど思い浮かんだ。 最近は妙に自分への風当たりが強い。 「泉野さんとは本当、なんでもないんですけどね」 そう言って乱火は、ビルの屋上伝いに夜室署を目指すのだった。 「あの、本当に記憶が無いんですよ。呑み過ぎちゃったみたいで……服の方から脱げたんじゃないですかね?」 「へー!君の服!ねえ!勝手に脱げるものなんだ!それは困ったねぇ~!今までどうやって生活してたのか気になるねえ!」 「あ、いや……そうですよね。服の方から脱げるなんておかしいですよね、ハハハ……」 「何?じゃあ君、今嘘ついたの!?なんでそんな嘘ついちゃうかな~」 「あ、あの……今のは嘘って言うか……」 「なに、じゃあ本当のことなの!?」 どうにも自分はついていないらしい、と日下祐一は今のこの状況を心の中で嘆いた。現在取り調べを行っている石沢と言う警官、かなり口調や性質が粘っこい。 おまけに冗談も通じないようで、ただただこちらが辟易するばかりだった。こんな状況で冗談をかます自分もどうかしているのかもしれないが。 ラビリンスシティではまずこんなことにはならない。何の因果か分からないが、元の世界に戻れたことは嬉しい……と、手放しで喜ぶこともできない。 (それに何より……なんなんだ、アレ) 先ほどからずっと天井に張り付いているソレは、どうやら自分にしか見えていないようだ。この部屋に入った時からいた、学生服姿の男性は必死に笑いをこらえた表情でこちらを見ている。 気になって何度も天井に目をやるが、そいつは微動だにしない。自分の視線を追って石沢も天井を見るが、「なにじーっと見てんの?何もないじゃない」とのたまう。 演技をしているようには見えないので、本当に彼には見えていないのだろう。だとしたらこれは…… 「幽霊?」 「は?なんだって?」 「あ、いえ……」 「あのねえ、君ね、関係ないこと言って話を逸らそうたってそうはいかないからね?」 「いえ、別にそんなつもりじゃ」 「君ね、さっきもそうだけどなんでチラチラ天井見ているの?」 思いっきり見えてるよ!むしろなんでアンタには見えてないんだよ!と怒鳴りそうになるのをこらえて殊勝に頷く。もうこの場は上手く切り抜けてさっさと自由になりたい。そう思い始めた。 結局、それから2時間ほどで無事に釈放された。ちなみに最後の30分は石沢さんの家族への愚痴だった。娘が反抗期で大変なのだという。知らんがな。 身元引受人が着替えを持ってきてくれたらしく、黒のTシャツとジーンズを着る。 ここで一つの疑問が浮かぶ。身元引受人って誰だ?両親は東北の田舎に居るはずだ。署の前で待っているとのことなので、そこに行ってみると。 「どうも、初めまして」 唖然とした。否、するしかなかった。爽やかな笑顔と吹き出しそうになる真っ赤な顔と言う相違点はあるが、目の前のこいつは、紛れもなく 「あ、あの時の幽霊……」 「はい?幽霊?」 取調室の天井にずっとへばりついていた幽霊(仮)は頓狂な声をあげる。まあいきなり幽霊呼ばわりされれば無理もないか。 「えーっと、何のことを言っているのかはこの際置いといて。日下祐一さん、ですよね?」 「え、ああ、はい。そうですけど……」 「初めまして、わたくし、合礼乱火と申します」 「あ、あい……?」 「あいれい、らんか、です」 少しゆっくり、はっきりと聞こえる声で名前を言い直してくれた。昔から人の名前を覚えるのは苦手なのだ。 「それで、そのアイレイさんが僕に何の用で……それよりももっと聞きたいことはあるんですが」 「まあまあ、まずはゆっくり腰を落ち着けて話しませんか?」 ウホッ、イイ男……なんて言っている場合じゃない。確かに顔立ちは端正な部類に入るだろう。背も高いし、かといってガリヒョロの痩せっぽちではなく、半そでのYシャツからは逞しい二の腕が顔を覗かせている。 物腰の柔らかい印象もあり、同年代の女子からはさぞモテるのだろう。妬ましい。 ……どうして自分は目の前の野郎をこと細かに分析しているのだろうか。誤解の無いように言っておくが、自分にそんな趣味は無い。断じて。最近吸血鬼と言うか吸ケツ鬼みたいな猫にまとわりつかれることが多かったが、奴になびいたわけではないのだ。 「いいでしょう。僕も色々と聞きたいことがあります。特に、なんであんな蜘蛛みたいに天井にへばりついていたのかを!」 「ははは、了解です。そのことについてもお話しさせていただきます」 もうすでにこいつの笑顔が胡散臭い。そう言えば取り調べの様子を見て笑い出しそうな顔してたしな……。 アイレイランカを名乗る目の前の野郎に対する疑念がぬぐえないまま、僕はホイホイと彼の後を着いて行くのだった。
https://w.atwiki.jp/milfiene/pages/62.html
場所 教室 あの日あれだけ明るくなったがやっぱり学校で笑顔は見せなかった 峯岸「おうおう~最近霧ちゃんと随分仲がイイじゃねーかよ~」 幸一「そうかな~普通じゃない?ね、霧島さん」 レン「普通だね」 (アッサリね、分かってはいたけど) 転校してきた時と違うのはトッシーとも話しをしてくれるようになった事 峯岸「霧ちゃんさ、どっか部には入んないの?」 レン「興味ないし…」 峯岸「なんだったらサッカー部のマネージャーやんね?今なら桜井とセットで2人共面倒見るぜ」 幸一「オレはおまけか」 レン「…ちょっとごめん」 席を立つと教室を出て行った 幸一「ほら~霧島さん怒っちゃったじゃないか」 峯岸「そうか~?オレはお前らの事を考えてだな…」 幸一「どうせ何か企んでるんだろ?」 峯岸「企んでねーよ!何にもないって」 男子「おーいトッシー忘れんなよ、今日中に入部しなかったら明日の飯おごりだからな」 峯岸「ちょ!シー!」 幸一「まぁそんな事だろうと思ってたよ」 峯岸「どうせ入るならそれを有効活用しないとな、頼む!お前からも言ってくれ」 幸一「嫌だよ」 峯岸「期限が今日までなんだよ~お前が言えば霧ちゃんも考えてくれるかもしれないじゃん」 幸一「残念ながらオレにそこまでの発言権はないな」 峯岸「イヤお前ならできる!桜井幸一って名前がオレにそう告げてる!」 幸一「もう意味すらわかんねぇ」 峯岸「お…オレが負けるのか…このオレが!」 幸一「トッシー負けなれてるだろ」 峯岸「…」 峯岸「クソー否定できない自分が情けないぜ!」 幸一「それにしても霧島さん来ないな」 峯岸「なぁ桜井」 幸一「ん?」 峯岸「霧ちゃん良い胸してるよな」 幸一「おい!」 峯岸「まぁまぁ、お前だって見てるんだろ?」 幸一「見てないことも無いけど…」 峯岸「男子は皆好きなんだ、変なことじゃないぞ」 峯岸「んで、いくつだと思う?」 幸一「何の話だよ」 峯岸「大きさに決まってんだろぉ」 峯岸「もしかしてもう聞いたのか」 幸一「聞けるわけ無いだろ!」 峯岸「ふっふっふっならば答えてやる!」 峯岸「Cカップのおわんタイプだ!」 幸一「み、見たのか!?」 峯岸「見れるわけ無いだろうが」 幸一「そ、そうだよな…」 男子「トッシー!ちっと来てくれ」 峯岸「ええ、何だろうめんどくせー」 男子「今度の試合の話しだろ、早く行こうぜ」 峯岸「分かった、悪い桜井行くなー」 幸一「あ、うん、また…」 トッシーは何人かのサッカー部員と教室を出て行った Cカップ…おわん…良い形… ガラッ 霧島さんは相変わらず涼しい表情で席につく 幸一「おかえり霧島さん」 レン「うん、峰岸君は?」 幸一「ちょっとサッカー部に呼び出されたみたい」 レン「ふ~ん、そう…」 確かに服の上からでも大きいのは分かるな… 本当にCカップなのだろうか レン「ワールドカップ…」 幸一「ワールドカップも!?」 レン「…何」 幸一「え、ワールドカップがどうしたの?」 レン「サッカーで思い出しただけ、今年でしょ」 幸一「あぁそうだったよね、うん。今年」 (トッシー楽しみにしてたな) (驚いた、霧島さんの胸が気になってるのがバレたかと思った) 会話が途切れ、霧島さんは外を向いて空を眺めている (あ…胸が机に乗ってる」 レン「乗ってるの?」 幸一「バッチリ…」 レン「ふ~ん私がいなくても乗って練習してるんだね」 幸一「え!?フライトだね!フライトしてるからね!」 (危ない…うっかり答えてしまった、でも運良く会話になっていて良かった) 女の子の目の前で胸の事ばかり考えてたら良くないよな、他の事を考えよう フライトの事だ、今日は天気がいいから飛んでたら気持がいいだろうな 初めて乗ったときもこんな天気の良い日で父さんの後ろに乗っけてもらったっけなぁ レン「ねぇ…」 考え始めた所で話しかけられた レン「ボーっと何考えてたの」 幸一「父の事をね」 レン「やっぱり…」 幸一「え?」 レン「さっきからじーっと見てたもんね私の胸を」 幸一「え!?ちが…」 レン「サイテー」 フェード 放課後 ガレージ 幸一「霧島さん、今日は止めておいた方がいいよ。凄く体調悪そうだし」 レン「大丈夫」 幸一「でも…」 レン「飛べるうちは飛びたいじゃないか」 なんだろう…なにか引っかかる言葉だな レン「軽く流すだけ」 そう言うとミラーのエンジンをかけ勢い良く飛び出していく (何もなければ良いんだけど…) それから数分間、異常は見られなかった 幸一「何時見ても凄い技だよな~心配して損した気分だ」 幸一「どうせ涼しい顔して飛んでるんだろうな~見てやろう」 双眼鏡に目を通すとミラーへ向ける CG 苦しむレン 幸一「えっ!?どうしたんだよ!」 (明らかに苦しそうだ!何があったんだよ!?) ミラーは大きな円を描くと裏山の奥にある少し広い広場に不時着した 幸一「見えない!無事に着地できたのか!?」 とにかくミラーへ走った 嫌な予感は当たった、やっぱり止めるべきだったんだ そんな後悔の念に悔やまれながらたどり着いた 機体は何箇所か破損しているが大きな外傷は見当たらなかった コックピットに霧島さんは横たわっていた 幸一「霧島さん!」 (駄目だ!意識が無い) 保健室に…いや救急車を待っていたのでは間に合わないかもしれない 病院に運ばなければ! 幸一「病院!病院!病院!!一体何処にあるんだよ!」 気持ばかり先走ってしまい落ち着いて判断ができなくなっている 幸一「落ち着け!落ち着くんだ…病院」 あ! 確かこの先に聖華病院があるじゃないか! 行った事がないから正確な場所は把握できない でもバスの道は1本だったから道をたどっていけば! どうやって運ぶ…ミラー 未だ動くか!? コックピットに入るとエンジンをかけるが動かない 幸一「頑張れミラー!動いてくれ」 幸一「頼む!霧島さんを助けたいんだ!」 ブロロロ!!! 幸一「かかった!」 最新機体じゃこうはいかない、ミラーの古さと頑丈さがここ一番で役に立った 幸一「皮肉だな、古い方が新型を上回るなんて」 一気に加速させると離陸を試みる (滑走路でもない所で離陸なんて上手くコントロールできない!) やるんだ!やれるはずだ 加速するにしたがって木が目の前に立ちふさがる (上がれぇぇ!) 思いっきりバーを引く ミラーは間一髪の所で上昇した 幸一「ははっ!オレもやればできるもんだな」 時間はない、目立った傷こそ無いけど内出血とかしてるかもしれないし できるだけ揺らさないようにしながら病院目指してミラーを飛ばした 移動 聖華病院 看護婦「診察ですか?」 幸一「すいません!急いで見てもらいたいんです」 事情を説明すると何人かの医者に連れられ霧島さんは病院の奥に運ばれていった 幸一「死んだりしないよな…」 やっと仲良くなったんだ…やっと笑顔を見せてくれるように、2人でジョンソンの所に行って遊んだり…なのに 会って間もないのにこんな心が引き裂かれる思いをするなんて 何でも良い!無事でいてくれれば… 藤田「ねぇ」 幸一「あ、はい」 声をかけてきたのは看護婦のお姉さんだ 藤田「貴方がレンちゃんを運んできてくれたのね」 幸一「はい!…ってレンちゃん?」 藤田「あれ?そっか、未だ聞いてないんだね」 幸一「聞いてない…何がですか?」 何でこの看護婦さんは霧島さんの下の名前を知っているんだろう…カルテを見たから。 いや、それじゃレンちゃんという呼び名は説明がつかない 藤田「ねぇ、名前はなんて言うの」 幸一「桜井幸一です」 藤田「やっぱり幸一君か」 幸一「やっぱり?!」 オレの名前を知ってるのか ただでさえ気が動転しているのにレンちゃんだの幸一君だの、どうなっているんだ!? 藤田「ごめんなさいね、ちゃんと説明するから中に入って頂戴」 幸一「はい」 移動 病院内 藤田「それじゃ1つずつ話していくわね」 藤田「まず私の名前は藤田瞳、ここ聖華病院の看護婦をしているわ」 藤田「幸一君は知らないかもしれないけど、レンちゃんはこの病院から通学しているの」 幸一「え!?入院しながら学校に行ってたって事ですか?」 藤田「まぁ分かりやすく言うならそういう事になるわね」 藤田「ちなみに私はレンちゃんの担当看護婦をしてるの」 幸一「何処が悪いんですか?」 藤田「レンちゃんの病気はウイルス性のものなんだけど現在ワクチンは無いの」 幸一「治らないんですか」 藤田「今の段階では完治は無理ね」 そんな!あんなに元気だった霧島さんが重病だったなんて… 藤田「でも薬である程度症状は抑えられるから」 幸一「霧島さんは助かるんですよね」 藤田「今検査をしているはずよ、まずはそれが終わるのを待ちましょう」 幸一「いくら呼んでもまったく反応しなかったんです、全然意識が無いみたいで」 藤田「そう…」 幸一「藤田さん、よく平気でいられますね。正直オレは心臓の鼓動がハッキリ聞こえるくらい高鳴っていて、 こうして話しているので精一杯ですよ」 藤田「私達が焦っても何も解決しないわ。幸一君も少し落ち着いて」 幸一「…そうですよね。頭では分かってるんですけど」 藤田「貴方の事を話していたからどんな子かなって思ってたのよ」 幸一「霧島さんが?」 藤田「ええ、レンちゃんは今通っている泉学園を含めてもう3回も転校しているの」 幸一「そうなんですか…初めて知った」 思えば霧島さんの事って全然知らなかったんだよな…それにしても3回って多すぎだよ 藤田「最近変わったのよ、それまで学校の話しなんて全然しなかったのに」 藤田「それによく笑うようになったかな」 藤田「時々外出する事もあったけど1時間程度で戻ってくるのにこの前の休日なんて朝出たっきり夕方になっても戻ってこないんだもん」 (ジョンソンの所に行った時だ) 藤田「何かあったんじゃないかって心配したわよ」 幸一「それ、オレが夕方まで付き合わせちゃったんです。スイマセン」 藤田「やっぱりそうなんだ、レンちゃん戻ってきても何も話さないんだもん」 幸一「まさかこんな事になってるとは思ってなくて…」 藤田「幸一君は気にしないで良いのよ、むしろ感謝してるんだから」 幸一「感謝?」 藤田「レンちゃん今まで色々辛い思いをしてきたから何とか助けてあげたかったの」 藤田「でも私にできる事なんて話しを聞いてあげるくらいで学校では役に立てないもの」 藤田「そんな時に幸一君の話しを聞いたの」 幸一「霧島さんオレの事なんて言ってました?」 もしかしたら霧島さんオレの事… 藤田「変なやつが声かけてきて気持悪いって言ってたかな~」 幸一「うげっ!そ、そうですか…」 とんだ勘違いだな 藤田「幸一君、お願いがあるんだけど聞いてくれるかな」 幸一「何ですか」 藤田「レンちゃんを守ってあげてね。何時も強気でいるけど本当は大人しくて弱い子なんだから」 幸一「オレにできるのかな…」 藤田「もぅ!ここまで話しを聞いたんだから覚悟を決めなさい」 幸一「…やれるだけ、やってみます」 藤田「レンちゃんには幸一君しか友達がいないのよ、それを考えてあげて」 幸一「…はい」 声「藤田さん、緊急外来まで来てください」 藤田「はい、今行きます」 藤田「ちょっとココで待っていてね」 幸一「霧島さんをお願いします」 藤田「えぇ」 藤田いなくなる 本当にオレ何も知らなかったんだな… 藤田さんに話しをしてもらったせいか、さっきより随分落ち着いて考えられる 幸一「確かにオレが慌ててもしかたがないよな」 今は無事に戻ってくるのを待つしかない フェードアウト 幸一「ん…」 やべ!いつの間にか寝ちまった なんだかんだでオレも疲れてたからな… 藤田さんがかけてくれたのかな。この毛布 それより霧島さんは… どうなったんだろう… ガチャ 藤田「お目覚めかな」 幸一「き、霧島さんはどうなりました!」 藤田「ぁ…」 幸一「え!?まさか…」 藤田「…」 幸一「そんな…」 藤田「隣の部屋で休んでるわよ」 ガクッ! 幸一「何だ~驚かさないで下さいよ。心臓に悪いから」 藤田「ごめんね~今は意識もハッキリしてるから会ってきたら?」 幸一「良いんですか」 藤田「普通は面会出来ないんだけど…今回は特別にね」 幸一「ありがとうございます」 移動 レン「…桜井」 幸一「良かった、苦しくはない?」 レン「今は大丈夫…それよりごめん、君のミラー壊しちゃった」 幸一「未だ飛べるし、ジョンソンの所に持っていって修理してもらうよ」 レン「瞳さんから話は聞いたの?」 幸一「…うん」 レン「…そっか」 何時もの強気な表情は見る影も無い 幸一「何か役に立てることはないかな?」 レン「同情…されるとこっちも辛い…」 幸一「無いと言えばウソだけど、オレさ霧島さんと会うまで毎日同じ生活をして何にも考えなくて」 幸一「霧島さん、言ったよね。桜井は時々積極的に行動するって」 レン「うん」 幸一「今までのオレはそういう事してこなかったし、少なくとも会うまでは無い」 幸一「トッシーにも少し変わったって言われたし。霧島さんと一緒にいればもっと違う自分を見つけられるような気がしてさ」 レン「…」 幸一「なにより飛んでる霧島さんを見ていたいんだよね、今度は何をするんだろうとかどんな事を起こすんだろうとか」 幸一「それに…」 レン「桜井」 幸一「え、何」 レン「私ね…生まれて初めてできた友達が桜井なんだ…」 幸一「…」 レン「おかしいでしょ、高校生になるまで友達1人もできないなんて」 レン「…楽しかった桜井や皆と話してる時間が、空を飛んでる時間が、出掛けた時間が…」 レン「でもね…私って素直になれない駄目な子なんだ…」 幸一「霧島さん…」 レン「悪いのは私なの、それは分かってる。自分の心を開かなければ相手は開いてくれないもんね」 幸一「開いたら良いと思うよ…」 レン「今更開いたってどうにもならないよ、イジメだって元は私が無視してたのが原因だし」 幸一「大丈夫だよ、思ったら行動するべきだ」 レン「行動…私はどうしたらいいのかな」 幸一「う~ん…そうだ!」 レン「声おっきいよ、ココは病院だぞ」 幸一「ご、ごめん」 レン「何かいいアイディアでも浮かんだの?」 幸一「浮かんだよ、部を立ち上げるんだ」 レン「部?」 幸一「フライト部だよ、ウチの学校には珍しくフライト部が無いんだよね」 幸一「部員を募集して皆で楽しく空を飛ぶのさ」 レン「私がいたらきっと集まらないよ」 幸一「そんなの分かんないじゃないか、やるだけやってみようよ」 レン「そうだね…やってみようか」 幸一「きっと楽しいよ!あ、でもまずは体調が良くなってからね」 レン「うん」 幸一「それじゃ又来るね」 レン「駄目」 ガク! 幸一「何で…」 レン「あんまり来ると私がここに居ることがバレちゃうから」 幸一「な、なるほど~。じゃ待ってるから早く学校に来てね、そして又飛ぼうよ」 レン「約束だぞ」 移動 自室 今日で霧島さんの事が大分わかったな…あんな生活をしてたなんて 明日学校で設立について聞いてみよう 霧島さん…早く良くなるといいな
https://w.atwiki.jp/solentia/pages/322.html
テントウムシ 公式 初出:第6回 秋の昆虫採集 至って普通のナナホシテントウ。 アブラムシを主食としており、蟻とはアブラムシを巡って敵対関係にある。 驚かせるなどすると黄色い臭液を出す。これは非常に臭いので注意が必要。 この時期は越冬のために樹皮裏の隙間に集団で群れている。 第6回 秋の昆虫採集にて、ポイントAからポイントBに向かう途中で採取可能だった。 メモ 第6回 秋の昆虫採集>2日目(ゲームにログインが必要)
https://w.atwiki.jp/ahouyo/pages/8.html
ここは、ネトウヨ達が無知ゆえに起こしてしまった面白発言をまとめたページです。 目次 アダルトマン将軍 イエノモノ 保守はメンテナンス 柏原発 微用工 大東和戦争 よう左翼 八ツ橋ダム あいちトリエンナーレに毎年行ってた 反日バンドのクイーンのレット・イット・ビー 日本の総理は、国民選挙で決める 根性天皇 天皇閣下 800万の神 安部総理 野党政権 真日本 天照大御神のY遺伝子を保有してる 京都県民 身からでた鯖 飛沫候補 エピデンス 半日バカ 陰部論 中国のウルグアイ弾圧 共産党は北朝鮮発祥 ハッシュドタグ 気弱性 江戸時代は400年で戦争していない 白人排泄運動 インテリアぶる 『妖怪ウォッチ』は2007年に朝鮮民主主義人民共和国の平壌コンピューター工業により開発された マジノ線は戦線 1940年頃に存在する清 マライ連邦 大政翼賛会は左翼 母集団はママ友のサンプル 具志堅さんはボクサーとして大変、尊敬していました。残念な気持ち 他にも何かあればどしどしページを追加していってください。from管理人