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セラフィナイト星術者連盟 概略 地理アルティチュード州“月光が照らす筆跡”エタブリッシェ アーバスノット天文台 マインフルト州ディアマントスターフ エレオノーラ療養所 ラルド州リーゼロッテ湖 カラート島 “星の映る湖面”リーゼロッテ アザン準州フラウエルン レナス州ヘリツィオーナ フィヨルズ=シュタット準州レイズフィリーク セラフィナイト保護領エラキスセヴェリア バレアス マイティア ディスコード“セラフィナイト結晶” 歴史産業革命(ルヴァ歴-70年代~) エラキス干渉戦争(ルヴァ歴-27~-25年) 政治内政政策 外交国交がある国(樹立順) 参加している条約等 付記欄に用いた略号 経済第一次産業酪農 混合農業 第二次産業精密機械工業 化学薬品工業 航空機産業 第三次産業観光業 金融業 商業 交通鉄道クロノクリア急行鉄道 ノーザン・フォルストレア国際鉄道(NFIR) [#p2a73f82] 水運 空運 文化 [#fab9459a]セブン・スターズアンゼロット記念大学 リニス工科大学 エタブリッシェ大学 SSVD 天体信仰 星術 エラキス教会 チェンバロ 天文時計 ヴェリテ出版社(Verite publishers.) 紅茶文化 セラフィナイト料理 住民民族 言語 文化財 人物アンドレアス・フィールズ(人間/男性) アンゼロット(長命種?/女性) ミリティア・アロート(夢魔/女性) ミュリエル(天使?/不明) マリー・テレーズ(人間?/女性) フィリオリ(人間?/女性) ユーシス・ド・シャンソン(人間?/男性) [#vf6c0013] アーナルダ(人間?/女性) アドリアン・モーリス(人間?/男性) 概略 中央フォルストレアの高原地帯に位置し千年の歴史を持つ直接民主制国家。~ クラルヴェルンに次いで産業革命を達成し、世界最高水準の所得水準を誇っている。~ 国旗 #ref(seraphyflag.png) 国名 セラフィナイト星術者連盟 英名 Seraphinite Stargazer s Alliance 国花 紫露草 国歌 祖国、汝は幾星霜重ねたり 標語 我ら星と月の民は天上の星々の論理の下で自由と理性と共にある 政治体制 直接民主制・議会統治制 元首 アンドレアス・フィールズ議長 首都 エタブリッシェ(Etablisse) 主要産業 精密機械工業・化学薬品工業・観光業・酪農業など 公用語 高地クラルヴェルン語、エステル語、エラキス語、バウムクーヘン語 通貨 セレスト(Celest) 略称 公式:星術者連盟・セラフィナイト、非公式:セラフィー・セラフィ 地理 フォルストレア中央の高原地帯(国番号22)に位置している。~ 北部がアリペーン大山脈、南部がセラフィナイト高原と呼ばれる。~ 高地であるため(ディスコードの効用とも言われているが)気候は山岳性で年中冷涼である。 アルティチュード州 中央部に存在する高原の州。標高500m程度の平原が広がり、連盟の地理的・政治的・経済的・文化的、全ての面からの中心地である。 “月光が照らす筆跡”エタブリッシェ 連盟第二の都市であり首都。学術都市として知られ、アンゼロット記念大学などの著名な学術施設が所在する。~ クロノクリア急行鉄道のターミナルであり、ティーロードの終端であり商業都市としての色彩も強い。~ 製造業は近郊に市場指向の特に強い都市型工業(出版印刷、飲料など)が郊外に、製紙工場が市域外にある程度立地するが、工業国としての連盟の地位はほとんどがリーゼロッテに依る。~ なお、発音的には「エタブリセ」のほうが妥当だが、エタブリッシェが慣用表記となっている。 アーバスノット天文台 エタブリッシェ外れの山の上に存在する天文台。このルヴァースにおける経度と時刻の基準点であり、経度0º 0 0"に位置している。 マインフルト州 なだらかな高地に位置する北東部の州。この高地の山の一部はクラルヴェルン帝国領のシャトラト山脈に通じている。~ クラルヴェルンとの国境にあり、多くの鉄道路線で結ばれ交流も活発である。~ 特にクラルヴェルン地方と結ぶ山岳鉄道は、クラルヴェルン帝国と連盟の主要な窓口の一つで観光客が利用することが多い。~ 岩塩、貴金属、天然ガスなどを産出する連盟の鉱業地帯であり、セラフィナイト結晶が発掘された場所でもある。 ディアマントスターフ マインフルトの辺境地帯にかつて存在した岩塩採掘を主産業とした小さな鉱業都市の跡地の通称。~ ここでディスコード“セラフィナイト結晶”が発見され、その際、その作用によって街全体が氷に閉ざされた。~ 以後、この街はディスコードの保管場所として関係者以外立ち入り禁止となっている。~ この作用により周辺でダイヤモンドダストがみられ、封鎖範囲外ではそれを見物に来る物好きもいる。 エレオノーラ療養所 心理療法士でもある夢魔エレオノーラ・カザン・ピースフルドリームがマインフルト高地、標高2000mの地点に開設した療養所。~ とある資産家一族が建設したものだが、代替わりの際に放棄され、彼女の手に渡った。~ 春には高山植物が咲き、夏でも涼しく、冬には雪が降る、そんな環境の中に立地している。 ラルド州 氷食によって生じた湖が多数存在する南東部の湖沼地帯に位置する州。 一部地域では国内では珍しく混合農業により穀作も行われる。 クラルヴェルンおよびハミールとの国境地帯で、特にクラルヴェルンとはマーテル河という水路で接続されており、両国との交流が盛ん。 リーゼロッテ湖 クラルヴェルン帝国領内へと国際河川マーテル川が流出している氷食湖。~ クラルヴェルン帝国と連盟の主要な窓口の一つで物資輸送によく利用される。~ 世界有数の透明度を誇るが、近年では輸送量増大により透明度は低下傾向にある。~ 透明度を維持するために水運を制限するか、あるいは積極的に水運を推進するかはリーゼロッテ市における積年の課題。 カラート島 リーゼロッテ湖に存在する小さな島。やたらと霧が多く、しばしば濃霧注意報が出てこの島に行く船便はしょっちゅう乱れている。~ 元々原生花園だったが、対岸のリーゼロッテを市場とする花卉園芸が営まれており、霧のかかる花畑という景色から観光客には人気。 “星の映る湖面”リーゼロッテ 連盟最大の都市であり、リーゼロッテ湖のマーテル河流出部分を中心に広がる湖畔の都市。クロノクリア本線の特急駅がある。~ リーゼロッテ湖に臨む地域は美しい湖面を望む観光保養都市としての面が強く、市域北端に位置するフロスティヴンは連盟でもっとも有名な宿泊地である。~ 一方、マーテル河最上流部分は精密機械の職人たちの集う工業都市であり、職人たちの起業したベンチャーも集積している。 アザン準州 北西部に存在する急峻な山岳地帯の州。連盟の最高峰であるガードルード山も含めた標高4000m以上の山が複数存在している。~ 大部分が険しい山地のため過疎気味で、フラウエルン以外の場所はほとんど移牧しか産業がない。 歴史的な経緯からSSVD本部はここにあるが、実質的な機能はほとんどが首都に移っている。 フラウエルン 連盟で最も険しい山岳地帯であるアザン地域における唯一の都市部で、連盟の都市で最高高度に位置する。本初子午線の駅がある。~ エラキスとを結ぶルートの峠に位置し、エラキスの最盛期には国防上の拠点となった要害である。現在はただの政治都市。~ SSVD本部の所在地でもあるが、これは国境関係なしに他宗教の影響圏から最も離れていたためである。~ ガードルード山を望むが観光地としてはリーゼロッテ近くのマインフルトの方が利便性がいいので観光業はさほど盛んではない。 レナス州 南部に存在する高原の州。長閑な牧場が広がり、高原野菜なども栽培される。~ ハミールとの国境にあって多数の経路が存在しており、交流が盛ん。 ヘリツィオーナ 連盟最大のジャガイモ産地であることくらいしか特徴のない平凡な都市。言い換えれば平穏な都市ともいえる。本初子午線の駅がある。~ 地理的にはハミールのバウムクーヘン地方に近いが、ジャガイモの栽培に向いているため食文化は乳製品よりもジャガイモを重んじ、ハミール料理に似ている。 フィヨルズ=シュタット準州 ルーシェベルギアス北岸に位置する連盟唯一の海外領土。レイズフィリーク自治政府の連盟への参加により連盟の一州となった。 レイズフィリーク ルーシェベルギアス北部の氷食海岸に位置する港湾都市。ルーシェベルギアス北部におけるプライメイトシティとしての地位を持つ商工業都市でもある。人口20万程度。~ 気候は冷涼で、耕作はほとんど行われない。ただし海の幸に恵まれ牧畜も行われるため食糧事情は良好。~ この地域にはほかに都市とよべるものが存在せず、北海航路を経由する輸送船(マーテルマックスを超えるものが多い)の中継点に多用される。~ 波を防ぐような構造かつ充分な水深ゆえ、アレスレーヴァ半島屈指の良港として発展してきた。漁業、造船業などが盛んである。連盟艦隊の拠点の一つ。~ また、後背の山岳にはエラキス干渉戦争前に星術者協会による天文台が設置され、これをきっかけに連盟との緊密な交流が始まった。 セラフィナイト保護領エラキス 無秩序状態の混乱を立て直すため、セラフィナイトの保護下に入ったかつてのエラキス共和国地域。~ おおむね大陸性混合林気候に属し冷涼なセラフィナイト本国と違い、地中海性気候地域が広がり温暖。~ そのため、地中海式農業によりオリーブ・ブドウ・柑橘類などが盛んに生産されており、ワインの生産も盛ん。~ また、避暑地で知られる連盟とは対照的にその温暖さを活かした避寒地としてリゾート開発も進められている。 セヴェリア かつてのエラキス共和国首都。中西部の丘陵地に存在しており保護領となった現在もエラキス西部の中枢となっている。 バレアス 東部に存在する港湾都市。本初子午線の終点となっており、連盟資本による開発が急速に進みエラキス地域の最大都市となった。~ 造船業・化学コンビナートなどが集積し、また連盟艦隊の拠点の一つである。 マイティア エラキス東部に存在する田舎町。どこにでもあるような普通の農村だが、二つの事件がここで発生したために極めて有名になっている。~ 一つは聖母を称する女性が三つの預言を伝え、そのあまりの恐ろしさにマイティア大聖堂地下に封印されたという“マイティアの預言”。~ もう一つはエラキス干渉戦争の最中、行方不明となっていたエラキス人一万人の遺体が付近の森で発見されたという“マイティアの森事件”。~ なお、マイティアの森事件の発見現場は戦争終了後のセラフィナイトとクラルヴェルンの共同調査の際には「神に与えられた英知は必ず果てがある」と刻まれた墓碑と丁寧に埋葬されなおされた遺体に代わっており、現在もいろんな意味で真相不明である。 ディスコード“セラフィナイト結晶” 岩塩採掘中に発見された半透明な結晶体。解析中に星の天使ミュリエルなる人物が出現したという噂がある。~ 当初からアンゼロット記念大学が管理しており、大学側はこれを“月と星の結晶”ではないかと分析している。~ エネルギーを吸収する性質があるといわれ、この性質のため周囲の温度は-15℃程度まで低下し、氷霧が立ち込める。~ なお、これが国名のセラフィナイトの語源となった。~ 歴史 産業革命(ルヴァ歴-70年代~) 小農民中心で資本蓄積が遅れ、また当時石炭がやや入手困難だったセラフィナイトでは産業革命はクラルヴェルンよりおよそ四半世紀ほど遅れて展開されることとなった。~ 当初、繊維製品中心に展開された工業化の進展は、クラルヴェルンで起こったそれよりも緩やかに進行し、先行するクラルヴェルンと競争を繰り広げた。 エラキス干渉戦争(ルヴァ歴-27~-25年) ルヴァ歴-27年。セラフィナイトは工業化をさらに進めるためにも海への出口を模索してきたが、最終的に、北か東かの選択を迫られていた。~ 東のクラルヴェルンとの衝突は国力的に相当の困難が予想されるし、何より国内世論がまとまらなかった。~ 一方で北のエラキスは、覇権を喪失しつつあるとはいえ、その広大な植民地帝国から兵員を輸送された場合に、いかに軍事技術が優勢であっても対抗できるかどうかと考えられていた。~ だが、その時エラキスで覇権の喪失を国王の無策によるものだとして共和派が反乱を起こし、これを機と見たセラフィナイトは、エラキス国内の共和派の要請を受けるという形でこの内戦への介入に踏み切る。~ 当初エラキス国王派は、士気も高く、補給も十分であり、共和派及びセラフィナイト軍を抑えることに成功していたが、戦争の長期化に伴い、工業力の差から補給は滞り、士気は失われ、戦線を後退させてゆく。~ 一方で、クラルヴェルン帝国にとってこの戦争は看過できず、国王派への支援を開始し、エラキスを舞台としてセラフィナイト軍とクラルヴェルン軍が衝突することとなった。~ 対セラフィナイトで既に戦闘力を喪失しつつあったエラキス国王派は、クラルヴェルンの介入により戦線を回復するが、これ以降もはや戦場の主役はエラキスの国王派や共和派ではなく、セラフィナイト軍とクラルヴェルン軍になった。~ クラルヴェルン軍は介入以来全体的に優勢に戦線を押し戻しつつあったが、エラキス国王が海外へ亡命したことにより介入の大義名分を喪失し、やむなく撤退する。~ 一方でセラフィナイト軍にとってもエラキス共和派の内部でも右派と左派の分裂が深刻化しつつあることから、これ以上介入を続けて併合あるいは傀儡政権樹立などをしても反乱に悩まされ続けるだけになると予想し、撤退することとなった。~ ルヴァ歴-25年。エラキス干渉戦争は共和派内部の左派勢力が中心となったエラキス第一共和国の樹立により終結し、これ以降、セラフィナイトは軍事的な台頭を目指さずクラルヴェルンとの友好を維持しながら経済を成熟させることを目指す現在の外交姿勢に至った。 政治 内政 議会統治制だが、直接民主制的な採決制度が多数存在しており、その特異さから直接民主制と言い表されることがほとんど。~ ちなみに、採決現場を見たクラルヴェルンの大使は「紅茶も飲ませずに立ちっぱなしで採決していてはうちの国だと暴動が起こる」と評したとか。 政策 セラフィナイトの政策は州によって異なるが、一般には以下のようになっている。~ まず、税金はやや高めだが、ケトルポリットやイーゼンステイン程ではないもののある程度の社会福祉が行われている。~ なお、教育に対しては初中等教育併せて12年が義務教育とされ、幼稚園から大学院に至るまで完全に無償化されている。 外交 外交姿勢としては、互いにそれぞれの文化に対し尊重を以って遇することができるかを重要視している。~ なお、エラキス干渉戦争終結以降現在に至るまで、経済的に深い関係にある東フォルストレア及びティーロード諸国以外への関心は薄い。 国交がある国(樹立順) 国名 友好度 付記 クラルヴェルン帝国 100 MTR・隣国・SEQ・TR・AED提唱国・戦時国際法提唱国・CLN・PAS ヴォールグリュック戴君共同体 100 学術協力協定を締結・AED・戦時国際法・CLN・PAS レッチェルドルフ公国 94 MTR・AED・PAS リムジア大公国 76 AED・戦時国際法 ケトルポリット塔王国 97 紅茶の輸入元・天文台での共同天体観測・TR提唱国・戦時国際法・CLN メルティー帝国 69 SEQ・TR・戦時国際法・CLN [[エラキス共和国]] - 連盟の保護下・CLN ハミール王国 74 隣国・AED・戦時国際法・CLN スターテン・ヘネラール 63 ティーロード条約 [[イーゼンステイン王国]] - リムジア大公国に編入 [[東秋津帝國]] - クラルヴェルン帝国に編入 ロフィルナ王国 63 [[モリエンヌ公国]] - ウィリアース王国 55 グランツェンデ・レヴィエス 55 参加している条約等 ティーロード条約(上で用いた略称・TR) Alliance of the Eternal Dreamer(略称・AED) メッサーナ戦時法規憲章(略称・戦時国際法) 付記欄に用いた略号 MTR:マーテル河共有国 SEQ:震災への支援 CLN:クロノクリア急行鉄道が運行 PAS:自由通行協定 経済 第一次産業 酪農 高原地帯であるため、世界有数の酪農国であり、甜菜や牛乳を豊富に生産する。 混合農業 一部の比較的標高の低い地域では牛肉・小麦・ジャガイモなどが生産される。 第二次産業 精密機械工業 時計や光学機器などで高い技術力を有し、セラフィナイト製の時計は優れたブランドとなっている。 ゲゲンシャイン光学工業~ 古くは八百年前にアーバスノット天文台に望遠鏡を納入したとされる光学機器メーカー。~ 徹底した品質第一で知られ、未だに多くの製品で熟練した職人による少量生産を続けている。~ その分価格が割高だが、星術者の国ゆえに需要は充分あるらしい。 ウィッテン・アンド・アルフレッド製作所~ リーゼロッテのメガネ職人らが中心となって立ち上げた光学機器メーカー。連盟企業の中でも知名度が群を抜いて高い。~ 高価なゲゲンシャインとは違い、一家に一台望遠鏡やプラネタリウムが手に入れられるようにすることを目標として設立された(そして、実際に普及したのも連盟の連盟たる所以である)。~ 連盟に産業革命の波が訪れたとき、最初に受容し急速に成長を遂げ、現在では連盟最大の精密機械メーカーとなっている。 化学薬品工業 連盟の化学工業は大量生産型の商品では輸送の困難さから競争力においてクラルヴェルンに敵わないため、いわゆるファインケミストリー的な高付加価値商品を扱うことがほとんどである。 航空機産業 星術文化に基づき航空機に対する関心の強いセラフィナイトでは早くから職人たちが航空機製造を手掛けてきており、いくつかの航空機メーカーが存在する。 アークティック・エアロ・プロダクツ(Arctic Aero Products)~ エラキス干渉戦争中に飛行機の試作機を納入したリーゼロッテの職人らが設立した航空機メーカー。~ セラフィナイト最大の航空宇宙会社であり、民間機・軍用機双方の研究開発設計製造の全てを担っている。~ ちなみに、連盟の民間航空会社ベイズ・エア・トランスポートはこの会社の輸送部門が独立したものである。~ ちなみに、名前に北極海を関しているのは、それが干渉戦争においてセラフィナイトが求めた海への出口であったためであるが、創業者はもう一人も残っていないため誰も覚えていない。 第三次産業 観光業 美しい湖や秀峰などが多数存在するうえ、冷涼なため避暑地として人気がある。 フロスティヴン~ リーゼロッテ市の郊外、地形的にはシャトラト山脈の南端部のとある高所に存在する宿泊施設。~ 眼下の谷に雄大な氷河を望む、世界で最も氷河に近い建物である(少なくとも水平距離においては)。~ 世界でもここぐらいでしか望めないその景観は訪れるものすべてを驚かせる。~ その立地は氷河学や雪氷学を研究する(変)人を惹きつけていることでも有名で、この分野の世界的な学者が毎日のように集まっている。~ 景観の方が有名だが、料理もセラフィナイトの船の玄関に集う各国の新鮮な素材を使っており世界の社交界に出して恥じないだけのものはある。~ なお、氷河を削って世界で初めてアイスのようなものを作ったといわれ、その流れを汲むアイスでも有名(現在は氷河の氷は環境保護のため不使用)。 ドヴォワルプラザホテル~ 首都エタブリッシェの中心部、アンゼロット記念大学付属植物園の近くに存在するシティホテル。~ 行き届いたサービス、新鮮な料理(できて1時間経っていないバターを食したことがある者は何人いようか?)は、~ あたりまえのことをしているだけにもかかわらず他の一般宿泊施設との格の違いを感じさせる。~ 現在のホテル総支配人はユーシス・ド・シャンソン。 金融業 セラフィナイトに多数存在する銀行(エタブリッシェ銀行が最も有名)は、顧客の秘密を決して洩らさないとして知られており、各国の要人が利用している。 商業 ティーロード条約の発効を受け、星術文化がもたらした見聞を武器にセラフィナイト人がティーロード上での交易に参入することが近年増加している。~ 主にドミニオ・ノーヴァス地中海岸からクラルヴェルンまでのルートで活動することが多い。 交通 鉄道 セラフィナイトは主要都市間、都市内を鉄道網が網羅しており、世界的にも鉄道網が発達している。~ 環境への配慮から連盟国内の列車はほとんどが電車列車方式である。~ マインフルト高地を通りクラルヴェルン帝国と連盟を結ぶ山岳鉄道は帝国からの観光客が多く利用する。 クロノクリア急行鉄道 連盟の銀行家がエスレーヴァにおいて大陸横断鉄道の寝台車に感銘を受け、東フォルストレアでの国際寝台車を構想したことに始まる国際鉄道会社。~ 東フォルストレア地域において寝台車などを運行しており、王侯貴族や外交官、裕福な商人や旅行者などに愛用される。~ 都市化の進んだ人口稠密地域を結ぶだけあって、世界有数の輸送量を誇る鉄道事業体である。現在の路線は以下の通り。 自社保有路線 路線名 特急停車駅 クロノクリア本線 エタブリッシェ~メッサーナ~エアシュテーウング~ミュンシュヴァーヘン~トラファルガル(フォールン王国鉄道に接続) フェーティム支線 (メッサーナで本線から分岐)~フェーティム ルーシェベルギアス支線 (ミュンシュヴァーヘンで本線から分岐)~アンティオレム~カベルネ・ソーヴィニヨン~レイズフィリーク 本初子午線 バレアス~セヴェリア~エタブリッシェ~タジーレ~ハラスク(南エスレーヴァ横断鉄道と接続) ハミール支線 (タジーレで本初子午線から分岐)~フォリブルデーン 乗り入れ路線 路線名 事業者 特急停車駅 フォールン王国鉄道乗り入れ路線 フォールン王国鉄道 (トラファルガルで本線と接続)~ウェストマルク~エリス ノーザンフォルストレア国際鉄道 NFIR社 メッサーナ~バレアス~カミド~メルシャード~(この区間は建設中)~リムジア~イーゼンステインブルグ 南エスレーヴァ横断鉄道 ティーロード鉄道株式会社 (ハラスクで本初子午線と接続)~ルファビスク~ノヴォブルグ~ドランギアナ~トラバース~ズグド ノーザン・フォルストレア国際鉄道(NFIR) [#p2a73f82] エラキス共和国を中心として開かれた鉄道会議の結果設立された北フォルストレア横断鉄道の運営企業。~ 計画路線はメッサーナ~バレアス~カミド~メルシャード~リムジア~イーゼンステインブルグで、クロノクリア急行鉄道の本初子午線との相互接続が予定されている。~ 連盟がエラキス共和国を保護下においたことから国際的な代表権は連盟に移ったが、実際は会議参加国の合議の下で運営されている。~ しかしながら通過国のルヴィド=エド・オスティナアートが難色を示しているため先行きは不透明となっている。 水運 リーゼロッテ湖からマーテル河を通り、北の海に出る水路は連盟の物流を支える生命線である。~ 地中海沿岸の港湾都市フェーティムと運河が接続された結果、地中海諸国との交易も活発化しつつある。~ ケトルポリット塔王国の紅茶をはじめとしたさまざまな物資を連盟にもたらしており、その維持に連盟は注力している。 空運 航空交通は世界的にも未発達だが、連盟は比較的空運の将来性を見て注力しており、国内では飛行場が既に整備されている。~ しかしながら運賃があまりにも高いためごく一部の富裕層が利用するのみである。 文化 [#fab9459a] セブン・スターズ セラフィナイトに存在する大学の中でもトップクラスに位置する七つの大学を指す呼称。~ これらの中でも特にアンゼロット記念大学は学者養成、リニス工科大学は専門家養成、エタブリッシェ大学は官僚養成を得意とし、この三つをまとめてスリースターズという。 アンゼロット記念大学 中世に始まり、創設から千年という世界有数の歴史を誇る私立総合大学。正確な創立年代は記録が残っていない。~ エタブリッシェにメインキャンパスがあるが、水産学部はリーゼロッテにある。~ 行われている学問水準は親夢魔圏では間違いなく最高峰であり、論文の被引用数も一位である。~ ディスコード“セラフィナイト結晶”発見時からの管理担当者であり、分析を行っている。~ 連盟成立時から援助を行い続け、連盟史に多大な影響を与え続けてきたとか、クラルヴェルン帝国の夢魔と何らかの関係があるとか言われるが、これらは噂の域を出ない。 リニス工科大学 エタブリッシェに存在する私立総合大学。ルヴァ歴-113年創立のそれなりに歴史ある大学である。~ 星術という基盤の下で教養教育を重視するアンゼロット記念大学に対し、実践重視であることを誇りとしており、対抗心も強い。~ ちなみに、対抗心が強いとはいえ、記念大学とは単位互換協定が交わされている。~ 工科大学という名称ではあるが、現在では文系の学部も多く抱え持っている。 エタブリッシェ大学 エタブリッシェにある官立(国立)総合大学。ルヴァ歴-65年創立。~ 工業化の進展とそれによる官僚組織の拡大が起こったため設立された。~ 当然のことながら法学に強い。政治的な主義主張は弱い。 SSVD 連盟の公安警察組織。正式には内赦執行機関と呼ばれ、異端審問と、処刑執行、もしくは名誉回復を任務とする。~ 元々は中世セラフィナイトにおいて、さまざまな反社会的な超自然的存在(夢魔信仰におけるサイコパスなど)に対抗する組織だったとされる。~ 構成員は異端審問官、及び異端審問補佐官と呼ばれ、階級は一等大司教から三等司祭にまで分かれている。~ 厳格かつ原理主義的なことで知られ、時代に即していないとの批判も多いが、その一方で、法の精神の原点を未だ保ち続けているとの賞賛も存在する。~ 伝統により、主席異端審問官は、ライトの名を継承する。 天体信仰 元々空気清澄なセラフィナイトでは天体観察がしやすいため、民衆には素朴な天体信仰があったが、クラルヴェルンより流入した夢魔信仰と交じり合い、体系化された。~ ここで研究された魔法体系がクラルヴェルンにもたらされるなど、夢魔信仰と強い関係がある。 星術 アンゼロット記念大学によって学問や宗教の水準に至るまでに天体信仰の体系化が進められた結果もたらされた理論体系。~ 天体信仰と区別して天文学信仰とも言われ、各国で言われるところの魔法とか魔術に相当するものである。~ 実際の所、純粋数学と天文物理学を両輪として進められている研究と言った方が厳密かもしれない。~ 多分に数秘術的傾向があり、また夢魔信仰とは特に神秘学的分野で多くの概念を共有しており、魔法体系の図などはその代表的な例である。~ 教義すらも学術上の新事実に合わせて更新されるが、「星空を支配する法則を理解することは世界法則の理解、ひいては真実を知ることになる」というのが基本原理である。~ 特に明文化された単一の教典は存在しないが、天体信仰の時代から多くの観測記録が残され、史料として価値あるものも多い。~ なお、星術者は全信徒祭司制で、信徒と聖職者とを兼ねており、星術の学識が位格に直結している。~ 近代に入って以降は世俗主義の考えが広まり、星が示す運命などを語らず、むしろ具体的で応用的な研究に携わる科学者的な星術者が増加傾向にある。~ これを代表する組織として“夜天はあらゆる色の月と星を受け入れる”を標語とする星術者協会があり、そのメンバーは日夜研究にいそしんでいるらしい。 エラキス教会 エラキス北部に存在する円十字教系の宗教。しかし天体信仰を曲解した民間信仰の占星術やエラキス王国による国教化の影響をかなり受けており、ほぼ別物。~ エラキス王国が支配の道具として用いてきたが、そのために戒律は厳格でエラキスの一般庶民にはあまりまじめに信仰されていない。~ エラキス干渉戦争で庇護者たる王政が崩壊したため、年々円十字教信徒や星術者への改宗が進み、今となってはもはや過去の宗教に近い。 チェンバロ 中世末期にエタブリッシェのとある職人が開発した鍵盤楽器。~ 現在でも国内には多くのチェンバロ職人がいる。 天文時計 様々な機構を組み込まれた事で、星の位置や星図などの天文学的情報を表示できる時計。 星術の様々な場面で必要とされるため、国内ではごく一般的に見かけられる。~ 時計機能のないものはアストロラーベと呼ばれ、これもまた連盟の随所で見る事ができる。~ なお、国内の時計職人たちには独力でこれを作り上げ、軒先に掲げることで一人前と認められるという風習がある。~ また、一部の特に優れた職人はこれを腕時計や懐中時計のサイズにまで小型化するほどの技量を誇る。 ヴェリテ出版社(Verite publishers.) エタブリッシェに本社を置く出版社。現在の代表者はマリー・テレーズ代表取締役社長。~ 文芸・哲学・自然科学・社会科学など多くの分野の本を廉価で提供するヴェリテ文庫で知られる。~ 毎年改訂されるこの出版社の星術全書は、国内に多数ある同種のものの中で最も詳細かつ精密かつ正確なものである。~ なお、ルヴァ歴31年からヴォールグリュック南方のナウムヴァルデ侯爵が出版する食の総覧書の出版を始めた。 紅茶文化 庶民にまで紅茶が浸透したクラルヴェルン帝国と違い、セラフィナイトの紅茶文化は上流階級中心で、一般庶民は牛乳を飲む傾向が強い。~ これは紅茶文化の担い手がブルジョアであるために紅茶文化のない諸国が想起する“優雅なティータイム”の傾向の強さを意味している。~ なお、この傾向から連盟の紅茶市場は高級志向で、一人当たり消費量は帝国の1/10だが、一人当たり消費金額では世界一である。 セラフィナイト料理 酪農が盛んな一方で冷涼で農耕にはあまり向かないセラフィナイトでは、乳製品が食卓の中心となってきた。~ 中世以降、星術者が農業技術を開発し、ジャガイモなどが盛んに栽培されるようになったが、小麦の本格的な生産は近代に入ってからのことである。~ 現在のセラフィナイト料理は、乳製品とジャガイモの印象からシチューにパンを添えた食卓が想起されることが多い。~ また、フロスティヴンの印象からアイスクリームも有名である。 住民 民族 言語の入り混じるセラフィナイトだが、星術という共通の文化基盤の下で結びついており、ほぼすべての連盟国民が「セラフィナイト人」と自称する。~ セラフィナイト人は好学だがやや思考にふけりすぎ現実離れしやすいと言われる。良くも悪くも文化的に同一なため国家としての団結は強い。~ また、エラキスにエラキス人、フィヨルズ=シュタットにルーシェベルギアス人も居住している。エラキス人は楽天的で大雑把な性格。ルーシェベルギアス人は一般に夢魔信奉者連合に代表される狂信者のイメージが強いが、フィヨルズ=シュタットのレイズフィリーク人は多くが世俗主義的な星術者であり、南部の夢魔信奉者のあり方に否定的である。 言語 セラフィナイトには、「セラフィナイト語」というものは存在せず、基本的に周辺諸国の言語が使用されているが、多くの場合多少の相違が存在する。~ クラルヴェルン語はもっとも有力で、母語者はアルティチュード州を中心として53%おり、商業言語としても最も多用される。~ ここでいうクラルヴェルン語は標準的なものではなく高地方言、特にセラフィ方言とよばれる方言で子音に規則的な違いがみられるが、標準クラルヴェルン語でも通用する。~ アザン中心に話されているエラキス語(同12%)についてはより単純で、ごく一部の語彙に違いがある程度であり標準的なものの話者とも問題なく会話することが可能である。~ リーゼロッテの一部やマインフルトではエステル語(母語者18%)も使用され、これについてはほとんど正規表現と同一である。~ また、レナス州では連盟全体からすると約8%ほどのバウムクーヘン語話者が存在している。 文化財 天衣~ 文字通り天衣。どうでもいいが縫い目がない。一見何の変哲もない白い外套に見えるが、暗闇の中では無数の点が輝き星空のような姿を見せる。~ 伝承によれば着用する者に意のままに空を駆ける力と、あらゆる魔法攻撃からの防護を与える、らしい。~ いずれにしても文化財指定されて誰にも触れることが許されなくなったためそれが真実であることを確かめる術はない。 人物 アンドレアス・フィールズ(人間/男性) 現在の連盟議会議長。社会自由派・高潔な紳士。 アンゼロット(長命種?/女性) アンゼロット記念大学の学長であり、魔法体系の開発者。表に出るのを好まない性質らしい。~ クラルヴェルン帝国皇帝、夢魔姫ジャスリー・クラルヴェルンとは数千年来の旧友で世界一周旅行に出かけたりしている。~ ちなみに、夢魔ではないと自称しており(ただし少なくとも四桁は生きている)、亜人の中でも長命で人間と変わらない外見を持つ種族だと推定される。~ ミリティア・アロート(夢魔/女性) アンゼロット記念大学教育学部教授(教育社会学)。ミリティーという愛称で親しまれ、公式行事にはいつも学長代理として出席している名物教授。~ 千年前の記念大学創設時から記念大学にいる最初期からのメンバーである。~ 本人は夢魔だと自称しており、夢魔名鑑に同名の夢魔が掲載されているが、夢魔名鑑に載っている同名の夢魔とは外見が異なっている。 ミュリエル(天使?/不明) ディスコードの解析中に出現した、星を司る天使…だとか。~ 誰が天使だといい始めたのかはよくわからないが、自称しているわけではない。~ しかしながら噂は流れていても本当に見かけたという人はいない。~ ちなみに、目撃情報の限りではルヴァースに存在するあらゆる有翼の種族で外見的特徴が一致する種族はない。 マリー・テレーズ(人間?/女性) ヴェリテ出版社社長。 フィリオリ(人間?/女性) ケトルポリット塔王国ツトラウスト塔での共同天体観測プロジェクトにおける星術者協会側の総責任者。 ユーシス・ド・シャンソン(人間?/男性) [#vf6c0013] ドヴォワルプラザホテルの総支配人。貴公子然とした男。 アーナルダ(人間?/女性) 紅茶商人。ティーロード条約の発効を受けティーロード上で活動を始めた典型的連盟商人の一人。 アドリアン・モーリス(人間?/男性) レイズフィリーク科学館館長。好々爺然とした老人。無類の料理好き(作るも食すも)。
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「呪ってやるこのカモノハシペリー!」 人物 フィニアスとファーブに出てくるキャラクター。 声優は ダン・ポベンマイヤー(日本語版は多田野曜平) 名前が長いため愛称は「ドゥーフェンシュマーツ」、「ドゥーフ」などさまざまである。 アニメなどでのドーゥフェンシュマーツ エージェントPと宿敵の関係にあるマッドサイエンティスト。悪のドゥーフェンシュマーツ社と言う会社でいつも悪だくみをしている。 自身を邪悪な科学者だと思い、夢はダンウィル含む3つの州を征服することだがどれもスケールが小さいものばかりで彼の悪事は結果的にキャンディスへの告げ口阻止に使われている。 SSでのドゥーフェンシュマーツ シーズン2に登場。真・クッパ軍に所属している。 いつもくだらない理由でいろんなメカを作っている。 まれに戦闘に参加することもある。 補足 自分が開発した発明品には必ず「○○ネーター」と名付ける 身長は低そうに見えるが実際の身長は188㎝である。 技 基本科学者なので対した技は持っていないがカモノハシペリーと太刀打ちできるくらいの戦闘力は持っている 関連 マジョリーナ 16000系 クラシックエッグマン エッグマンネガ カモノハシペリー
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「呪ってやるこのカモノハシペリー!」 人物 フィニアスとファーブに出てくるキャラクター。 声優は ダン・ポベンマイヤー(日本語版は多田野曜平) 名前が長いため愛称は「ドゥーフェンシュマーツ」、「ドゥーフ」などさまざまである。 アニメなどでのドーゥフェンシュマーツ エージェントPと宿敵の関係にあるマッドサイエンティスト。悪のドゥーフェンシュマーツ社と言う会社でいつも悪だくみをしている。 自身を邪悪な科学者だと思い、夢はダンウィル含む3つの州を征服することだがどれもスケールが小さいものばかりで彼の悪事は結果的にキャンディスへの告げ口阻止に使われている。 SSでのドゥーフェンシュマーツ シーズン2に登場。真・クッパ軍に所属している。 いつもくだらない理由でいろんなメカを作っている。 まれに戦闘に参加することもある。 SSに登場した発明品 捕獲ネットミサイルネーター [[]] 補足 自分が開発した発明品には必ず「○○ネーター」と名付ける 身長は低そうに見えるが実際の身長は188㎝である。 技 未記入 【関連】 マジョリーナ 16000系 クラシックエッグマン エッグマンネガ 保守用巡回車 カモノハシペリー
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設定 【名称】ヴァージル・ベルナルドゥス 【外見】中性的な外見(性別不詳)。長い金髪に碧眼。 【星辰】星 【属性】道理 【霊格】23 【背景】 “同じ星の下の別人”という概念を専門とする天使。ほかの世界における同じ星の下の別人への理解から、このパーマフロスト世界におけるその人物の理解に繋げることを目指している。自身が他世界を観測したり干渉したりはあまりしない。 中性的な外見なのは、“これなら男にも女にも見えないから天使と理解されやすいだろう”という考えに基づいているためらしいが、他の天使がそんなことない以上どう考えても無意味である。 良くも悪くも官僚的な性格で、目の前の問題を最も効率的な方法で対処することを好み、自分の手の届かないところには触れようとしない。 専門性より一般性を重視する道理天使にありながらなぜかデータ解析、低温環境下の物理現象・気象現象などの分野においてやたら専門的な知識を持っている。官僚というよりテクノクラートというべきなのかもしれない。 天使としての物質世界への干渉能力を高級言語によるルーチンで数式的に制御するスタイルをとっている。このため物質世界の解析能力は高いが、ライブラリそのものの安定性が問題になる霊子戦や電子戦的な状況はあまり好まない。 能力値 【太陽】4→5 【月】6→7 【星】7→8 【大地】4 詠唱 一切の無駄なく。 一切の無理なく。 一切の無策なく。 ……合理化の刃は無毛なる特異点を招く剃刀。 セッション一時データ管理 データ管理
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クレイオ連邦 [#p20a45bb] 国名 クレイオ連邦 玲名 Cleio 地域 フェイルディラシア北端部 国歌 「解けない氷」 国花 サトウカエデ 通貨 クレイオ・ドル 公用語 レイリル語、リルタニア語 首都 エイル特別市 最大都市 ヌーベルエスレオナ 政体 連邦制、議院内閣制 元首 ルイス・ジェランド・ジュニア総督 首相 アイザック・ストークス首相 宗教 玲国国教会、サルバトーレ教、星術などがあるが、非常に世俗社会的 産業 小売業、観光業、企業的農業、機械工業、林業、漁業 概要 [#j9bb0220] フェイルディラシア北部に位置する旧レイリル植民地、レイリルに割譲された旧リルタニア植民地などからなる議院内閣制連邦国家。 ウィルバー独立戦争に参加しなかったなど、レイリル本土に忠実なその歴史から「極北の忠誠なる長女(Loyal Elder Daughter of the Arctic)」の異称を持つ。 自治領から独立国に移行してなおレイリルに忠実であり、現在も王無き玲連邦の一員を成す。 地理 [#kafada3e] フェイルディラシア北端部を占める。寒帯気団と寒帯前線に支配される寒冷な国である。 (注:記述されている州で全てではない。連邦には9つの州と2つの準州が存在する。) 南東部 [#beb62ac2] 湿潤大陸性気候の地域。湖沼地帯が存在するため内陸でも多雪で、世界有数の豪雪地帯の一つである。 沿岸部では春から夏にかけて濃霧地帯であったり、内陸の峡谷部では着氷性の雨の発生頻度が高かったりする。 歴史的にも政治的にも経済的にも連邦の中心であり、人口の多くが集中している。 旧リルバーン植民地の名残でリルタニア系が多く、州によってはレイリル系よりも強い影響力を持つ。 リベルモア州 [#a570529d] 州都セントテラー。首都であるエイル特別市もこの州に属する。 三大湖 南部に存在する湖。ウィルバーとの国境線でもあり、ここから供給される水蒸気が冬場のクレイオ南東部に豪雪をもたらす。 ヌーベルタレーオナ州 [#o3fdd746] 州都ヌーベルエスレオナ。クレイオ領内における旧ヌーベルリルタニアの最も主要な地域であり、リルタニア語が単独で公用語となっている。 南西部 [#t87e5024] 内陸部は湿潤大陸性だが、沿岸部には西岸海洋性気候の地域も存在する。温暖なため企業的農業が盛んにおこなわれるクレイオの穀倉地帯である。レイリル系が中心。 ニューヴァンランド州 [#add0504f] 州都ヴァンランド。ネルヴィル洋沿岸に存在する州で、それらとの交易港としての機能が中心。 フラト準州 [#eff12d8f] 州都エッカート。カイバー洋側に存在する島。先住民(クレイオ北部とは別系統)がいたが、リルタニア系の移民が主導権を握っており、現在では人口のほとんどがリルタニア系である。 北部 [#of8bb0a8] 大陸部の亜寒帯気候、北岸部のツンドラ気候、北極海島嶼部の極気候があるが、どれも非常に寒冷。入植はほとんど行われておらず、先住民が住民のほとんどを占める。 北極を隔てた向こう側にディルタニア大陸を臨むためにかつては軍事的な最前線だった。 カラート州 [#o91ace19] 州都レイズフィリーク。ネルヴィル洋側に存在する大きな島。北極圏にあって内陸は大部分が氷床に覆われているため、集落は沿岸部のみに存在する。 旧ファーレラント自治領ドクトル諸島を構成していた島の一つでノルト語名フィエルラントであるが、住民のほとんどは先住民であり、星辰信仰を始め、クレイオの先住民に似た文化を持つ。 政治 [#y32a40a0] 政策スライダ― [#u506d0ce] 議院内閣制の民主主義国家。政策は社会自由主義的。 民主的 ◆------ 独裁的 政治的左派 --◆---- 政治的右派 開放社会 ◆------ 閉鎖社会 自由経済 --◆---- 中央計画経済 常備軍 ◆------ 徴兵軍 タカ派 ----◆-- ハト派 介入主義 --◆---- 孤立主義 外交方針 [#ed164576] クレイオの外交方針は「門戸開放政策」であり、自由貿易政策をとる国家に対し友好的にふるまう。 これはフェイルディラシアに位置するクレイオは他国との交易なしに存立することは不可能であることによる。 対外関係 [#c04ef6b3] 国名に特別な注釈のない国は国交が結ばれている国であることを示している(樹立順)。 ティレルワース連邦 [#e0c7fb3a] 玲連邦の血を分けた妹。流れる血が同じなのだから、我らの自由と名誉のため必要となれば我らの血を流すことを厭う必要もあるまい。 エステルプラッテ共和国 [#zcf6e756] 彼らは何を望む?大体想像はつく。話しがわかるほうではあるが、やはり彼らもまたディルタニアの狂気の渦中にあるのだ。 イーゼンステイン王国 [#yf569ddb] 誇り高き戦士の考えは我々と同じではあるまい。だが彼らなりの道理はあるようだ。それは学ぶに値する。 リヴァーダ・ミュゼルヴィエ共同体 [#w5ef66b8] 我々とは住む場所が分かたれている。ゆえに歴史的な外交問題を抱えていないし、貿易においては利害が一致する。互いにこれほど幸運なことはあるまい。 クライマーズ共和国(核戦争により崩壊) [#v93370e9] 核による挑戦は無意味だと彼らの顛末が示している。世界はそこから学ばなければならない。 アムトウルク王国 [#jabb8fcc] 我々の間には見えているものの違いがあるかもしれない。だが、この平穏の価値を我々は知っている。それだけで十分だ。 北フィンブル連合王国(ロートフィルトに併合) [#b8b7fb2b] 彼らはstargazerだ。星を見る人でもあり、空想家でもある。彼らの天上の力学への洞察はロマンに満ちてきっと興味深かろう。 しかし、天上よりも遥かに理解しがたい政治の力学の支配するディルタニアは、夢想家が生きるには厳しすぎた。 ロートフィルト共和国 [#kd00d290] 再び彼らは統一を迎えた。ただ、それは彼ら自身のみの手でなされたのではなかったが…。 ツァラトゥストラ・エルーア(敗戦により滅亡) [#d8c0ca04] 太陽や月は星とは遥か離れてその領域を互いに侵さぬもの。しかしその織りなす衝や合は注目に値する。 クラトニア第三共和国 [#za7af449] かつてのF3の繁栄は間近で見てきた。今、我々は新しいF3の繁栄を築けるだろうか。 タフリス連邦共和国(鎖国) [#ibfdda90] リリスたちのポートあるいはポータル。深入りすると厄介なことになろうが、その隠然たる実力と影響力は無視できない。 モーリエヤード王国 [#ud5d1f66] ヤードに飼いならせなかったこの国をファーレが飼いならせるのであろうか。ファーレが資源獲得競争に走らなくなるのであればそれはよいのだが。 ディーザニウス王国 [#ha88e535] 自然の残るフェイルディラシアの国。その主義主張は詳らかでないが、フェイルディラシアの安寧に価値を感じているのであればそれでよい。 水奥諸島共和国 [#sfa526d9] リルバーンに忘れ去られた浮島。しかしリルバーンの残した鉄道網などのインフラとその自主独立保持のため払われた努力は注目に値する。 フェンディア共和国(設定上) [#i234ddb1] 国際社会に出るには彼らは不相応。それだけ理解させておけばよい。 安武皇国(ヤード領に移行) [#i5bf80c2] 混乱は共産主義者の扱いに慣れたヤード人に任せておけば解消されるであろう。 フォースチロエ連邦(飢餓により崩壊) [#qfdb427c] 港すら閉ざされた国の飢餓に対し、我々は何ができようか。 教皇領シェイフィナリア [#j52e06dc] 世俗主義者とはいえ、聖地には畏敬の念を捧げよう。 ルージェ王国 [#ze3fb0f8] 栄光ある歴史を持つセイルナシアの貴族。 グリフォート連邦共和国 [#of4ad9df] カイバーの資源国。通商を維持できることが望ましい。 ヴィンティストリア人民政府(設定上) [#nbcd2cb2] フェイルディラシアに時代錯誤的な絶対君主など不要だ。我々はこの自由にして平和なる隣国を歓迎する。 ウィルバー合衆国(設定上) [#fea36380] かつての超大国も鎖国してしまえば名もなき国と同じ。だが我々にとっては今も多大な影響を与えかねない隣国なのだ。 グレートレイリル及びヴィントランド合同王国(設定上) [#m21cd21c] 海を越えて祖国が我らを呼ぶならば、我らは母たる祖国の許に駆けつけよう。 玲連邦( ハンスターシャー憲章 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/8519/1347203411/) [#sd0b0b43] 例え王冠を戴くに相応しき者がいなかろうとも、その輝きを錆びつかせてはならない。 フェイルディラシア非麻薬地帯宣言 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/8519/1347079802/ [#w32e2c6f] フェイルディラシアは他地域のような対立と混乱から自由である。この宣言はそれを内外に示すものとなろう。 核拡散防止条約 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/8519/1357574107/ [#x3d76548] 妹を守るためなら我々は剣を手に取るのに躊躇しない。しかし妹に剣が向けられないのであれば剣に手をそえておく必要はないだろう。 経済 [#ted0b1ec] 製造業がそれほど盛んではなく、小売業・観光業などのサービス業と企業的農業・林業・漁業などの農林水産業が主要産業である。 あえて製造業に言及するならば伝統的には製材業が活発。ただし近年では航空機製造・ITなどの産業が発展してきている。 天然資源では銀、白金などの白金族、レアアースを中心としたレアメタルなどが採掘されている。 国民 [#t8acbc7a] レイリル系6割前後、リルタニア系3割強、先住民(セレストと呼ばれる)1割弱程度の比率で存在する。宗教に関しては特にパロンシュレイヒ教徒は非常に世俗主義的である。 レイリル系は典型的にはレイリル語を話し玲国国教会(パロンシュレイヒ教)を宗教とする。主に南部に居住しており、クレイオにおける多数派勢力を成す。 リルタニア系ではリルタニア語を話し、サルバトーレ教を宗教とする。そのほとんどが南東部の旧ヌーベルリルタニアに居住する。 セレストの言語は複数のグループが存在する。彼らは北極圏の厳しい寒さに適応した生活様式を持ち、北部から中部での多数派を占める。彼らは星術と呼ばれる独特の天体信仰を持つが、現在ではパロンシュレイヒ教に改宗した者も多い。しかし今でもその名残として様々な星辰文化が日常の随所に見受けられる。 宗教 [#e033528d] 政府は信教の自由と政教分離を掲げており、特に宗教の規制や国教などは存在しない。しかしながらクレイオ国民は総じて世俗主義的で宗教的問題をそれほど重視しない。 玲国国教会 [#ja0b555d] 首長としてレイリル国王を戴くパロンシュレイヒ教の教派。 サルバトーレ教 [#x237b724] リルタニア系が信仰しているほか、隣国であるウィルバーの影響を受けてそれ以外にもある程度の広まりがある。 星術 [#ie49cd1c] クレイオ先住民の持つ民間信仰で、星辰信仰の一つ。非常に難解かつ数理的であるが、いくらかの点では現代物理学の概念に通じるところもあるとされる。 かつてはフィンブルにおける星辰教と同じものだったともされるが、小氷期に交流が途絶えたことにより現在の二つの信仰が生まれた。 現在では大多数の先住民は世俗主義的なパロンシュレイヒ教徒となったが、逆に現在の星術者はクレイオで最も宗教的に熱心(傍から見たらただの研究熱心だが)な集団である。 温冷説 [#y1858f56] 世界の基盤を熱におき、世界の基礎的な法則を温度の概念で理解する星術の理論体系の一つであり、他の理論との接続性のよさから現代星術理論の中心に据えられる。 その理論をまとめると、「世界とは熱であり、熱とは振動であり、振動とは波であり、ゆえに世界は波である」ということになるらしい。 星の色はその星の温度を表しているという説を出発点とし、であれば熱を持つ全ての物体は目には見えずとも光を出しているのではないかという拡張に始まる。 この説によれば、原初には途方もない熱があり、そしていずれ宇宙の全てが同じ振動と化し、即ち極低温となって凍りつくだろう、と予測している。 無宗教 [#k8b12ce9] 軍事 [#y950007c] (ティレルワース先生寄稿。Spetial thanks!) クレイオ統合軍 [#p6fa597d] 合同王国クレイオ軍団、クレイオ自治領軍を源流に持つクレイオ連邦の保有する軍隊。連邦の国防を達成するために安全保障と自主独立を追求し、必要に応じては災害派遣や民生支援などの活動を行うことを基本的な任務としている。志願制。世界でも珍しい一軍制の組織を有する。 フェイルディラシア北端を領有するクレイオ連邦は冷戦期にはウィルバー合衆国とヤードゴニエ社会主義共和国連邦の間に挟まれる軍事的な緊張地帯に位置し、3F諸国との軍事的連携として北フェイルディラシア航空宇宙防衛司令部(NFRAD)を共同で設置する等、北極海においてその国力と比して重大な軍事的プレゼンスを発揮した。 統合参謀本部の下に事実上の軍種として地上軍・海洋軍・航空軍を、運用上の統合部隊として国内軍・海外派遣軍・特殊作戦軍の6つの部隊が設置されている。 クレイオ連邦地上軍 [#rca3f190] 合同王国クレイオ軍団からの長い歴史の骨幹を成す。合同王国の参戦した多くの戦役に兵を送り、おびただしい流血と輝かしい栄誉を経験した。現在の基本単位は旅団。 空軍偏重の時代を経てその兵力は削減され、また装備も旧式化しつつあったが、近年の経済好況が陸軍の質的量的拡充に多大な影響を及ぼしつつある。 優秀な森林・冬季戦部隊を多数保有する他、犬ソリ部隊といった独特の組織を持つのも特徴。 クレイオ連邦海洋軍 [#ra26798d] 通常動力潜水艦、駆逐艦、フリゲートを主力とする。その国力と比較すると決して大きな戦力とは言えず、創設から現在にいたるまで大型艦艇による海戦を経験した事がない。 ティレルワースとの艦隊防空システムの共同開発を契機に、海軍力の増強による北洋での影響力拡大を目指す。 クレイオ連邦航空軍 [#kc1bd740] 陸海の航空部隊を統合し編成された航空部隊。冷戦期に北極海における対潜哨戒・防空の必要性から多大なリソースの投入が行われ、現在もクレイオ連邦の保有する中で最も先進的な組織と装備を持つ。 大型の爆撃機を保有せず遠隔地攻撃能力を欠く状態が長く続いたが、連邦経済の飛躍的な成長や産業科学分野での技術進歩は装備開発・調達に多大な影響を及ぼし、「世界で最も先進的で、高い能力を持ち、そして紙屑の如く金を使う空軍」の一つに数え上げられるまでに発展した。 装備品 [#gbd44207] CF-50 Perceval [#p57e7be2] CF-4(テンペスト F.4)の後継機として採用されたクレイオ連邦航空軍の双発複座戦闘機。格闘戦よりも長距離ミサイルによる要撃・打撃を志向しており、同世代の戦闘機と比較して運動性には劣るものの、長大な航続距離と優れた巡航速度、強力なレーダー火器管制装置と最新の空対空ミサイルによる高い攻撃力によって極北の空を堅く守る。 CHV-42 Galahad [#nae25979] CHV-42はFV431 クルセイダーを寒冷地での運用に適した形で再構成した車輌であり、車体についてはエンジンの強化・転輪および履帯の再設計・空調装置の換装等が行われている。最も大きな改善はクレイオ・ロイヤルアーセナル(CRA)社製の火力発揮システム(火器管制・自動装填統合)を搭載する新型砲塔の装備であり、120mmライフル砲との組み合わせによって3500mを優に超える長射程と速射能力を獲得している。 CF-60 Gawain [#iefa3eab] クレイオ連邦航空軍の双発制空戦闘機。戦域の絶対的航空優勢掌握を主任務として開発され、高度な全方位対レーダー隠密性(ステルス能力)、大推力エンジンによる超音速巡航能力と推力偏向ノズルによる高い運動性、CF-50から更なる発展を遂げたAPA方式火器管制用レーダーや統合戦争情報データリンクシステム(JWILS)に代表される最新アビオニクスの装備により、第一級の制空戦闘機として極北の空に君臨する。 限定的なステルス性、高い巡航能力と高度な電子装備を備えたCF-50を拡大発展させたような性質を持つ本機だが、長距離ミサイルによる要撃に近い任務に集中したCF-50とは対照的に、CF-60はその高度なステルス能力による「先制発見・先制撃破」のみならず、これまでの戦闘機とは隔絶した運動性によって有視界戦闘をも高次元で遂行する。 CAF-60 Ywain [#t3ee0525] クレイオ連邦航空軍の装備する戦闘爆撃機。重複するナンバリングに示される通り、CF-60の機体設計やアビオニクスを流用し、戦術爆撃機として最適化する為に再設計されている。 機体内部に機銃やミサイルを内臓するCF-60のウェポン・ベイ方式は高度なステルス性を発揮しうるが戦術爆撃機として運用するには搭載する攻撃手段が量・質ともに制限される恐れがあるため、本機はウェポン・ベイの拡大と共に従来同様のパイロン牽下方式の併用を採用する事で、ステルス性を犠牲に十分な対地攻撃能力を確保した。 CF-60譲りの巡航能力や運動性は本機においても健在であり、迂闊に接近する防空機を返り討ちにする事すら可能だろう。 本機とCB-59の配備は航空軍の攻撃能力を飛躍的に拡大させたが、CF-60同様に非常に高いユニットコストがその数的拡充の大きな足枷となっている。また、最新技術の塊である本機を敵地上空で損失する可能性の高い戦術爆撃任務に供する事への技術保全面での事情により、運用面で本機の性能が制約される懸念も拭えない。 CB-59 Marhaus [#yb77441f] クレイオ連邦航空軍の装備する戦略爆撃機。敵地防空網を掻い潜った上での敵国本土の大陸間弾道弾プラットフォームや指揮中枢、産業拠点、インフラ設備といった目標への戦略爆撃敢行を主目的として設計された。 クレイオの産業・科学・軍事技術の粋を集めた戦略爆撃機であり、その機体性能、爆撃能力、そして取得単価および維持費は世界有数である。 CF/CAF-60に先駆けて純粋ステルス性能の付与が実現した本機は高度な航法システムによってはるか遠方の敵本土防空網の中を静かに、そして深く潜り、2000ポンド級誘導爆弾や巡航ミサイル、あるいは掩蔽壕貫通爆弾による精密攻撃を実施する。 他の追随を許さぬ能力を持つ代償として、ある政治家に「同じ重さの金を飛ばすほうがまだ安上がりだ」と嘆かせるほどの記録的な取得単価を叩き出した。 その運用にも多大な継続的注力が必要で、専用の駐機バンカー、数年毎のステルスコーティング、綿密な日常整備によって初めてその能力を発揮し得る。 CE-387 Griflet [#b894b1ad] クレイオ連邦で製造される早期警戒管制機。強力な大型レーダーを搭載し、広範囲の空域を走査し航空機を探知する他、探知情報に基づいて友軍航空部隊を指揮統制する能力を備える。 ヘール級潜水艦 [#rb63f131] クレイオ連邦で開発・建造された通常動力型潜水艦。クレイオ海洋軍の戦力の要として開発された経緯を持ち、通常動力潜水艦としては現在最大級の排水量を誇る大型潜水艦。 哨戒潜水艦としての色彩の強い小型な前級と比較して、敵艦隊の撃滅とシーレーンの確保を主任務とする本級は高度な戦術戦闘指揮システムと長魚雷や対艦/対潜ミサイルといった充実した武装を備え、従来水上艦の活動が制限される北極海において他の戦闘艦から抜きん出た戦力となり得る。 動力はディーゼル機関と非大気依存推進システムを並行採用し、高い静粛性を維持しつつ、これまで数日間が限界だった連続潜行時間を数週間にまで延長する事に成功した。 このような高い攻撃能力と改善延長された潜行能力から「ディーゼル仕掛けの攻撃型潜水艦」の異名を持ち、海洋軍はこの高価だが強力な潜水艦の更なる配備を目標としている。 スリート級駆逐艦 [#ed85ef19] コモンウェルス級駆逐艦を基にしてつくられたクレイオ仕様の駆逐艦。対潜と対空戦闘、そして寒冷海域での作戦能力を重視している。
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カテリーナ・クァッリャレッラCatarina Quagliarella フィグラーレ歴695年生まれ25歳。 商人ギルド所属の魔術具商人。契約悪魔はシャフナッツではないが、シャフナッツ商会の商人に近い立場をとる。 魔術師の一家の出身であるが、魔術そのものより魔術具の魅力に取り付かれ、趣味と実益を兼ねて魔術具を扱う商人になった。 古物商的な業態を営むかたわら、魔術具の鑑定や呪いの道具の解呪などの仕事もこなす。 御用達商人として王家の人間とは表向き分け隔てなく商売をするが、個人的には魔術知識の豊富なアルフレード王子に好意的であり、継承者として支持している。 契約悪魔はアルケミラ。 クァッリャレッラ家 ある天才魔術師を発祥とする一家。初代を除いて傑出した魔術師の輩出はないが、以後魔術師のほか騎士団員や神官などに人材を輩出しており、中堅程度の家柄と認識されている。 しかし、商売を生業とする者は一族からはほとんど出ておらず、カテリーナは魔術師の才能がありながらその道に進まなかった変わり者扱いされている。 また、カテリーナ自身も親戚のことをちょっとした顔なじみの客程度にしか思っていない節がある。 使用ツール(魔術具) 聖ベルナールの眼鏡 銀縁の眼鏡。フレームは骨董的価値があるといわれているが、それ以上に魔術的価値があるのはレンズで、目を合わせると発動する類の呪術に抵抗する力を持つといわれる。 魔術 主にエンチャントを得意とし、実務上は解呪を多用する。 台詞 「」
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設定 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 フルネーム:マリー・フィーネ・コーンウォリス 英名:Mary Fine Conewarlis 種族:人間 年齢:25 身長:172cm 体重:58kg 誕生日:12月11日 血液型:AA 外見:修道女 職業:修道院付属学校の講師 趣味・特技:これといったものはない。しいて言えば読書好き。 設定:修道院領を持つほどの勢力を持つほど有力な修道院の付属学校の講師。実はとある貴族の血縁という噂がある。 地位:プリーストのひとり。おそらく知識階級にあたるだろう。 経済状況:少なくとも食事には困らない。この時代の本の価値を考えると資産家かもしれない。 科白:如何に絶望的な状況でも、明日を諦めず、祈り働く。…それだけのこと。 データ レベル:3 能力値 体格:10 20% 敏捷:8+1=9 20% 知性:13+3+1=17 30% 魔力:15+3+2=20 30% 魅力:6 30% 運命:11+1=12 20% スキルポイント 戦闘:40+30=70 盗賊:0+27=27 知識:30+52=82 魔術:40+60=100 交渉:40+18=58 運命:60 魔法 〈学問の門〉 寄生 夢紡ぎ 論理 封呪・念動・保護・拡大 幻影 幻術・魔鏡・白昼夢・予感 秩序 解呪 俗呪 燐光・発火・宿営・洗濯・加熱・保管 技能 労働、医術、学術、聖職者 装備 ソードステッキ(剣+杖相当):護身用のソードステッキ。誰が見てもただの杖だが、剣が仕込まれている。 法衣:修道院のシスター服。 副能力値 ヒットポイント:60 行動力:5 アーマークラス:18 レジストクラス:17
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国名 動力開発財団アルベド (英名) Power Development Foundation Albedo 標語 我らの手に動力あれかし 国歌 永遠の光 公用語 工学言語ロジラン 政体 企業国家 概要 [#oe545ddb] フォンタニエ恒星系第一惑星バーニヤとその周辺宙域におけるソーラープラント・ソーラーサテライトの開発を主な事業とする財団。 元々機械種・幻想種が自らの地位を担保するための資本力を自らの得意とする極限環境での活動によって獲得するべくして設立されたため、その従業員もほとんどが機械種と幻想種によって占められている。 歴史 [#i1a517c2] 機械種と人類種の衝突が広まりつつあった時期に、アンゼロットという論理学者が機械種の論理構造を分析しそれをもとに工学言語ロジランを開発したところ、それに興味を持つ者たちが形成したコミュニティが財団の母体である。 このコミュニティの中でジョーク的に自らの開拓地を創ろうという運動が起こり、ある資産家の娘の幻想種がこれに出資したことが契機となって財団が設立された。 財団は公転と自転が同期しているというあまりにも極端な環境ゆえにエネルギー惑星としてもゴエティアやディヴィーカの第一・第二惑星に比べ注目されていなかったフォンタニエ第一惑星をバーニヤと命名、開発に着手した。 その後、財団は発展を遂げ、国家に準じる勢力を持つに至っている。成長と共に当初の理念は次第に変質し、ギークの集まりというよりは自らの資本力を担保として幻想種・機械種に雇用と地位を与える企業体としての色合いが濃くなってきているものの、今でもその企業文化には初期のロジラン・コミュニティの空気が残っている。 地勢 [#xf6b0db4] フォンタニエ恒星系第一惑星バーニヤを拠点とする。バーニヤは自転と公転が同期しており、常に日射にさらされる昼の半球とその逆の常夜の半球に二分される。 基本的に環境維持に関しては最低限のものしかされておらず、人類種は特殊な宇宙服なしでは軌道上のステーションの一部区画を除いてまともに活動することができない。 出島ステーション [#x189130c] 軌道上にあるステーションの一つ。全域を人類種でも生活可能な環境にしており、星団内の多様な出自の幻想種・人類種の文化が共存している。 政治 [#b8fc3b72] 幻想種や機械種の権利保障を旨とする権利章典とそのための法制度を持つという点では単なる企業ではないが、基本的な体制は役員が決定する企業国家である。 政治思想 [#l55ed472] 基本的な政治理論としては自己所有権テーゼに基づく自然権理論を採用する。機械種や幻想種も、財産権さえ認められればあとは人類種と対等に行動できるはずという立場である。そして財団の存在意義はそれ自体の資本力により財団に属する機械種・幻想種の財産権を担保することにあるのである。 移民・国籍政策 [#x5bea124] 正規のアルベド国籍を取得するためには、原則としてロジランを使用して抽象的な議論にも対応可能であると証明することが必要とされており、財団のロジラン能力試験に合格するのが最も基本的な手段となっている。この試験は特に種族に関係なく受験資格があるため、アルベド国籍も理論的にはどの種族でも取得可能ということになる。現在でも後述の特例制度を使用できない者、特に人類種の外見を持った機械種がこの制度によりアルベド国籍を取得する事例はまま見られる。 しかし、財団設立以来、外見を人類種に偽装して他国に帰化することができないような状況にある者は救済措置として特例的にロジランを習得するまでの間暫定的に財団の保護下に入ることができるとされており、大抵のアルベド帰化者はこれを通じて提供されるロジラン講座を受講し試験に合格してアルベド国籍を取得してきた。当然のことながらこの制度が利用できるのは幻想種と機械種に限られる。 なお、アルベド人の子に与えられる籍もアルベド保護下に準じる扱いがなされ、ロジラン能力試験に合格するまでは彼らは正規のアルベド人としては扱われない。とはいえやることは実質的には義務教育を受け、試験を受けるだけなので彼らの扱いは実質的には他国の児童・生徒とそう変わりはない。 経済 [#c60500d3] 第一惑星だけあって有り余るエネルギー資源を活用するエネルギー技術で知られ、最も有名な産品は安定化反物質ペレットである。 機械種の多い国家であるため、自分たちを自前で設計開発できる程度の機械技術も当然有している。これと極限環境を活かした特殊加工を行った機械も産品の一つ。 外交 [#vb88b027] 機幻両種の地位確立を目標とはしているものの、あくまで財団に籍を置く機械種・幻想種の地位確立を求めるのであって現地国籍の機械種・幻想種の扱いには強く介入しないスタンス(亡命者の受け入れはありうるが)。 そのため対外活動に関してはあまり種族に拘泥せず、人類種国家も含めた他国に支社(大使館に相当)・支店(領事館に相当)を設置している。 ユラナス連邦支社・支店 あまり知られていない(社史には書いてある)が、財団の設立には結構なユラナス人が関わっており、人類種国家なのだがユラナスとの取引実績はそれなりにある。 文化 [#k94ee208] 大学・学術機関 [#r72c4793] アンゼロット記念大学 [#ub3386e6] ロジラン・コミュニティにより設立された学術研究を目的とする社団であり、来歴からすると財団よりも法的には古い。現在は総合大学としてあらゆる学問領域を研究対象としている。 儀礼上も財団と同格であり、特別な定めのない限り財団組織からは独立して活動する権利を有する。ただし実際には財団と協同してバーニヤの開拓と研究にあたってきた。 フォンタニエ天文物理研究院 [#t91fa5cb] 恒星フォンタニエに最も近い立地条件上、バーニヤは宇宙天気の影響を最も強く受ける。このような状況に対応するため設立された財団のフォンタニエ観測所は恒星フォンタニエが起こす様々な現象を観測することに成功しており、観測所に付設された研究所であるこの研究院は星団有数の宇宙物理と磁性流体力学研究機関に発展した。 高等工学技術研究院 [#i54f494a] 財団の工学研究部門におけるベスト・アンド・ブライテストたる研究機関。アルベドは機械種国家として当然のことながら機械技術と電子技術の技術開発に力を注いでおり、この研究院も主にメカトロニクス分野において優れた実績をあげ続けている。 種族 [#r95f6cca] 機械種 幻想種 言語 [#pb58aac4] 工学言語ロジラン [#v6cd5707] ロジランは、機械種と非機械種の円滑な意思疎通のため設計された工学言語・論理的言語。仕様は一般公開されており、社外で用いても問題ない。 以下の特徴により機械種にも非機械種にも解りやすいとされている。 述語論理に従っており、容易に文法解析することができる 曖昧表現を行う場合、何が曖昧にされているか明示されるため、認識の齟齬をきたさない 人類種や幻想種による発音の揺れを許容しつつもシンプルな音声認識システムでの認識を可能とする音韻体系を持つ 「証拠性」の文法範疇が発達しており、「なぜそう言えるのか」を簡潔に説明できる 人物 [#q3ba4b4f] アンゼロット [#yfa84038] 工学言語ロジランの設計者で、哲学者・論理学者・言語学者。財団の顧問哲学者。ユラナス出身とされランパード大学で教鞭をとっていたこともある。 本人は財団の活動には基本的に関与せず、星団各地で哲学カウンセリングや言語哲学研究をしている。 宇宙船 [#h8135c15] 財団の軍事ドクトリンはシンプルで個別の役割に特化した生産性の高い艦艇が連携して行動するというもので、補給と軽い整備が行え無人艦艇を後方支援する戦闘用航宙母艦、索敵・探査能力に特化したレーダーピケット艦、火力に特化した無人砲艦、機動力に特化した無人戦闘艇が相互にデータリンクを駆使して作戦にあたる…はずなのだが、現状では数をそろえ切れていない。 財団の保有する艦艇はエネルギー技術が突出しているため実体弾やミサイルではなく主に荷電粒子砲やレーザー砲を装備する。 また、恒星に近い宙域での活動が多いことから強い電磁場や磁気嵐に耐えられるよう無人戦闘艇までデフレクター・シールドを装備させている。 汎用航宙母艦 [#w4f4fb80] ソーラーサテライトの維持整備を行うドローンや後述の無人砲艦・無人戦闘艇の母艦。長距離探査センサー・加工工作設備・艦艇ハンガーなどを装備する。 機動力を持った小型宇宙工場と呼べる程度の設備を備えており、機械類の輸出を行う際、場合によっては現地で求められた仕様通りに加工するために輸送艦ではなく本艦を他国に送ることもある。 財団のドクトリンと現実の矛盾を表しているような艦である。本来戦闘用航宙母艦とレーダーピケット艦が持つはずだった役割をそれらの艦の建造が追い付いていないことから工作艦的な非戦闘艦艇であるはずの本艦のハイエンド化により全部引き受けさせるという解決法がとられた。結果として本艦は戦場での喪失を許容しがたいほど高コストとなり、それに対処するため更に強力なシールドを装備した結果、生産性の問題で無人艦艇に対する母艦の数が不十分な状態となってしまっている。 明らかにこの艦の数がアルベドの外征能力のボトルネックとなっているが、財団は「バーニヤ近傍宙域であれば母艦なしで無人艦艇も行動できるし、それで防衛戦ができるからとりあえず十分」という考えで状況の改善は先延ばしされ続けている。 輸送艦 [#tdda1c55] 財団の企業活動を支える輸送艦。艦自体も時に輸出品になることがある。ワープエンジンを搭載した星系間用からバーニヤ=軌道ステーション間のシャトル用まで、大小いくつかの型がある。 財団が運用している艦はいずれも反物質炉、自衛用の近距離迎撃レーザー砲、そしてもちろん大容量の貨物庫を装備している。 人類種が宇宙服なしで艦内に搭乗することを可能とする船内環境設計がなされているのはアルベド艦では本艦のみである。 無人砲艦 [#t9224887] 反物質炉と陽電子砲(主砲)・レーザー砲(副砲)を装備したシンプルな作りの砲艦。 量産性を重視し、ほとんどの場合その制御システムは自我を持たないメカ。 単独でワープしたり遠距離索敵したりすることはできず、バーニヤ軌道上から離れて活動するならば母艦が必須。 母艦から出撃ごとに作戦指令代わりに状況を学習(新規教師データ入力)させて母艦への帰艦ごとにまたそれを更新していくような運用を行う。 小天体の迎撃を主目的とするが、財団の軍事力としての役割も担う存在であることは言うまでもない。 主砲に反物質砲を採用していることから分かるように、もとより大気圏内での交戦は想定されていない。 無人戦闘艇 [#gc57f38e] 無人砲艦の小型版で、陽電子砲も搭載していないが、反物質炉による大出力を活かし高い機動力を持つ。 リフティングボディを採用しており、大気圏内戦闘も可能である。なおこれも無人砲艦と同じくメカである。 財団のシミュレーションでは列国の戦闘機に大気圏内で相対した時のキルレシオは芳しくないとされるが、財団は生産性と整備性の差でそれを充分に補えると判断している。 科学探査艦 [#ea2b8c74] 文字通り科学探査用の艦で、様々な波長のカメラ・分光計や電磁波・重力波センサーなどの各種センサーや塵・ガス採集分析装置と探査用ドローンを搭載したハイテク艦。 この種の艦は対象に応じてどのようなデータを取得すべきか分析して最適化し、場合によっては対象と交渉を行うこともあるためアルベド人機械種の意識を搭載させることが多い。もし科学探査艦に宇宙空間で遭遇した場合、一隻一隻が歴としたアルベド人(?)ということになる。
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帝都ヴェリテの都市圏の外、小高い丘に霊園が存在する。 そのとある墓の前で手を合わせ、故人を偲ぶ人が一人。彼の名をギョーム・オライリーという。空軍大尉だ。 彼の妻は実家に里帰りした帰りの空路、乗っていた飛空艇が空賊に襲われて撃沈し、帰らぬ人となった。そうしてこの霊園の墓に葬られているのだ。 「…いよいよだ」 あれからしばらく時が経った。彼はただひたすら軍人としての職務に専念した。事前の調査では徹底した執念で空賊を追い、一度交戦するとなれば土地勘のある空賊相手にすら一枚上手を行く彼は、やがて軍の中で空賊狩りの人として知られるようになったが、彼にとってはそれはどうでもよかった。 彼にとって何よりも重要なのは、あの空賊団のアジトがついに発見されたということだ。 彼は復讐のため、ひたすらに空賊を撃滅してきた。しかしそれらは真の敵ではなかった。本当の仇は、まさに次の作戦で撃滅せんとしている空賊団だ。 そんな思いをぼんやりと考えていると、しかしどこかで彼女が少し困った顔をした気がした。 そうだろう、復讐に狂った夫の姿など、彼女は望んでいないのかもしれない。しかし、復讐を終えることなしには彼にはどこに行くこともできないのだ。 …復讐を終えれば、どこかへ行けるのか?いや…それを深く考えることすら、今は出来ないのだ。 必ずや奴らを討たねばならない。 ただ、それだけだ。 何日か後のこと。 「…終わったよ」 ギョーム・オライリーは自らの頭の上にあった帽子を墓の上に乗せる。その肩にかかる階級章は彼が少佐であることを示している。 完全勝利だった。空賊船は一隻も逃がさず徹底的に殲滅され、アジトに残っていた構成員は全員逮捕。 それを思い返しながらも墓前に花を手向けて手を合わせ、一通り彼女の慰霊を祈った彼は、つぶやくように語り掛ける。 「教えてくれ、カタリナ。私はこの後、一体何をすれば良い?私は一体何のために生きれば良い?」 そうすると、ふっと一陣の風が吹き、墓の上に置いた帽子が宙に舞い上がる。 飛んでいく前につかもうと彼が手を伸ばそうとした一瞬、風が止み、そうして帽子はあるべき場所に―オライリーの頭上に戻ってきた。 「…そうか。これが、君の答えだというのか」 なんという不合理。くだらない…世俗的な軍人である彼の思考は一瞬そう否定しようとしたが、彼はすぐにそういうことを考えるのはやめた。 姿勢を正し、墓に向かって敬礼。 「ギョーム・オライリー大尉改め少佐、引き続き精進してまいります」 遠くで、妻が少し笑っているような気がした。 それだけで、彼には充分だったのだ。
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