約 343,683 件
https://w.atwiki.jp/soromon_com/pages/41.html
地域 左からアフリカ、南アメリカ、インド、北アメリカ、バルト、地中海、中近東、イベリア、北欧、東南アジア、アジア 名称 価格 積載 耐久 速度 力 武装 地域 ロバ 1000000 G 500 500 7.5 750 0 イベリア:北欧:北ア:南ア:インド 軽驢馬車 5800000 G 1250 500 7 750 0 イベリア:北欧 驢馬車 13900000 G 2000 500 6.5 750 0 イベリア:北欧 シカ 1000000 G 500 400 11 400 0 東南アジア 鹿車 5800000 G 1250 400 10 400 0 東南アジア ウマ 10000000 G 1000 1000 10 1000 0 イベリア:北欧:東南アジア:北ア:南ア:インド 軽馬車 48000000 G 2250 1000 9.5 1000 0 イベリア:北欧:東南アジア:北ア:南ア:インド 馬車 110000000 G 3500 1000 9 1000 0 イベリア:北ア 幌馬車 280000000 G 6000 1000 8 1000 0 イベリア 馬装榴弾砲 72000000 G 500 1000 7.5 1000 8 イベリア 馬装6ポンド砲 64000000 G 500 1000 8.5 1000 6 イベリア:北ア:南ア ウシ 9000000 G 900 1150 7 1250 0 イベリア:北欧:東南アジア:北ア:南ア:インド 軽牛車 46000000 G 2000 1150 6.5 1250 0 イベリア:北欧:東南アジア:北ア:南ア:インド 牛車 102000000 G 3150 1150 6.5 1250 0 イベリア:北ア:南ア 四輪牛車 160000000 G 4100 1150 6 1250 0 イベリア:インド 幌牛車 250000000 G 5350 1150 5.5 1250 0 イベリア スイギュウ 20000000 G 1250 1750 6.5 1450 0 東南アジア:北ア:南ア:インド 水牛車 74000000 G 2500 1750 6 1450 0 東南アジア:北ア:南ア:インド 四輪水牛車 160000000 G 3750 1750 6 1450 0 北ア:南ア:インド アフリカスイギュウ 26000000 G 1150 1650 7.5 1850 0 アフリカ 軽阿牛車 89000000 G 2200 1650 7 1850 0 アフリカ 阿牛車 210000000 G 3350 1650 7 1850 0 アフリカ 阿牛装6ポンド砲 150000000 G 600 1650 7 1850 6 アフリカ クマ 36000000 G 1000 2000 8 2250 0 北ア 熊装6ポンド砲 220000000 G 500 2000 7.5 2250 6 バルト:北ア:南ア 熊装榴弾砲 240000000 G 500 2000 7.5 2250 8 アジア ヘラジカ 15000000 G 1400 1250 6.5 1350 0 北ア 箆鹿車 250000000 G 6250 1250 5.5 1350 0 北ア 鹿装6ポンド砲 120000000 G 750 1250 6 1350 6 北ア ラクダ 7000000 G 1150 1500 4.5 1200 0 インド 駱駝車 37000000 G 2650 1500 4.5 1200 0 インド 四輪駱駝車 85000000 G 4000 1500 4.5 1200 0 インド 駱駝装砲 48000000 G 600 1500 4.5 1200 4 アジア ガゼル 1000000 G 400 300 13.5 300 0 アフリカ 羚羊車 5800000 G 1000 300 12.5 300 0 アフリカ サイ 80000000 G 2000 2500 6 2500 0 アフリカ 犀装6ポンド砲 330000000 G 1500 2500 5.5 2500 6 アフリカ
https://w.atwiki.jp/qvarie/pages/206.html
【海外のバラエティヒーロー】カテゴリです。 アジア諸国のTVドラマ及び映画に登場するバラエティヒーロー及びマイナーヒーローを取り上げます。 ※原題の言語表記を表示するには、ユニコードフォントが必要です。 (2008.11/1 本館HPからここに移行しました。) ★中国超人インフラマン (1975・香港) 原題 中國超人 英語タイトル The Super Inframan ※日本の特撮ヒーローものの影響を受けた香港映画。 ●インフラマン/雷馬(ダニー・リー) 必殺技=超人ビーム, 超人キック, 噴火弾, レーザーブレイド, 稲妻パンチ, 雷電ビーム 中国が誇る超人で、赤いボディに二本角のヒーロー。ソウ所長によってサイボーグとなったレイマが変身する。 巨大化が可能で、6つの必殺技+αを駆使して氷河魔人を倒す。太陽の光がエネルギー源。 変身後もなぜか正体がバレバレである。 ●科学研究所所長リウ(ワン・シア) 科学研究所の所長で、レイマをインフラマンに改造した。 ●小龍隊員(ブルース・リ) レイマに協力する科学研究所の所員。功夫で他の研究所員と一緒に氷河魔族に立ち向かう。 ▼氷河魔王女プリンセス・エリジバブ〔ドラゴンマム,ドラゴンプリンセス〕(テリー・リウ) 氷河期から“魔鬼山”の地底に潜んでいた新地球人の女王。怪物《氷河魔族》を送り込んで地上征服を企む。 ▼エレキアイ(不明) 氷河魔王女直属の部下で、女性幹部。 ▼白骨幽霊団 地底人“新地球人”による戦闘員。2本の角にドクロの仮面、黒いタイツに骨を模した胸当てといったいでたち。 10人以上で魔鬼山の本拠地を護衛している。 ▼オクトパスミュータント〔プランター〕 氷河魔族その1。植物型型モンスター。巨大な蔓に変身可能。 『侵略放送パンドレッタ』(MONDO21)の解説では、《ダメダコラー》という身もフタもない変な名前に名付けられていた。 ▼ジャイアントビーストモンスター 氷河魔族その2で虫型モンスター。巨大化できるが、等身大サイズに戻ったとき、インフラマンに踏まれてしまった。 『パンドレッタ』の解説では、《ダメクモラー》と名付けられていた。 ▼ドリラービースト〔ドリラー〕 氷河魔族その3。モグラ型モンスター。両手がドリルのようになっている。 『パンドレッタ』の解説では、《ダメモグラー》と名付けられていた。 ▼エンパイア・オブ・ドゥーム 氷河魔族その4。閻魔大王型モンスター。ワープ能力を持つ。 『パンドレッタ』の解説では、《ダメエンマー》と名付けられていた。 ▼アイアンフィストロボ 氷河魔族その5。2体のロボットで、ワイヤー付ロケットパンチで攻撃。 ▼フライングリザード 氷河魔王女が変身したトカゲのモンスター。再生能力を持ち、吹雪で相手を凍らせる。 ★シャクティマーン (1999・印) 原題 शक्तिमान 英語タイトル Shaktimaan ※インドの連続TVドラマに登場。番組プロデューサーのムケーシュ・カンナ氏が自ら主演。 大人気だったが、事故により打ち切りに。 ●シャクティマーン(ムケーシュ・カンナ) インドが誇るスーパーヒーローで、顔出し。赤いコスチューム。 ヨガの秘術で悪と戦う。 ★アーリャマーン (2001・印) 原題 आर्यमान 英語タイトル AARYAMAAN ※100話以上も放送されたインドの特撮ドラマで、インド国内では史上最高の視聴率を出した。 『シャクティマーン』で人気を博したムケーシュ・カンナ氏のプロデュース。 ●アーリャマーン(ムケーシュ・カンナ) 出身地=惑星ジャブー アリアナ銀河系の惑星ジャブーの王子で、アリアナ銀河の初代皇帝候補。 “天界のローブ”を装備して、ナーラクに立ち向かう。 ●ホーシン(不明) 出身地=惑星グル・クシェットラ アリアナ銀河系の惑星グル・クシェットラで、アーリャマーンに剣術を教えていた師匠。 ●トポ(不明) アーリャマーンのお供である人型ロボット。C3-POにインスパイアされたようなデザイン。 ▼ナーラク(不明) ドクロ型の機械化惑星要塞を本拠地とする悪の帝王。 名前の意味は、ヒンディー語で“地獄”のことで、日本語でのサンスクリット訳語の“奈落”と同じ。 ★スパイダー・ボーイ/ゴキブリンの逆襲 (2005・比) 原題 GAGAMBOY 別邦題 『ガガンボーイ/クモおとこ対ゴキブリおとこ』 ※フィリピンのヒーローコメディ映画。 ●スパイダーボーイ〔ガガンボーイ〕/ジュニー(ヴォン・ナヴァロ) クモのヒーローで、劇中漫画のヒーローの衣装を着ている。 粘着性の糸と天井や壁を登る特殊能力がある。 恋敵のドドイが変身したゴキブリンと対決する。 ▼ゴキブリン〔イピスマン〕/ドドイ(ジェー・マナロ) 主人公のライバルが変身したゴキブリの怪人。
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/119.html
2011年5月2日 日本の推理小説のイタリア語訳本のリスト。 関連ページ:イタリア推理小説略史 (2012年7月1日) ついさっきまで知らなかったのだが、イタリア語版Wikipediaをさまよっていたら、イタリアには1946年に刊行を開始したミステリ叢書「ジャッロ・モンダドーリ」(Il Giallo Mondadori)(英語版Wikipedia)というのがあるのを知った。なんでもその前身は1929年に刊行を開始していて1946年に現在の名前になったそうだが、1946年から現在までですでに3000冊を超えていると聞くと、イタリアはあまり推理小説が盛んなイメージではなかったのでちょっと驚いてしまう。日本でいえば、1953年から早川書房が刊行している「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」に相当しそうだが、「ジャッロ・モンダドーリ」も翻訳作品中心であるものの、イタリアの国内作品もそれなりに収録しているというところがポケミスとは異なっている。 イタリア語版Wikipediaには、この叢書のNo.3026(2011年3月刊行)までの全リスト(イタリア語版Wikipedia)があったので、まずそこから日本の推理作家の作品を探した。以下に引用する。Wikipediaのリストは100冊ごとに1ページになっており、全31ページにわたる。左端のNo.をクリックすることで、該当のページが開くようにした。 イタリアのミステリ叢書「ジャッロ・モンダドーリ」(Il Giallo Mondadori)で刊行された日本の作品一覧 No. イタリア語タイトル 著者 原題 刊行日 321 Vita da cani Milton K. Ozaki (A Fiend In Need) 1955年3月26日 887 Tre per la forca Milton K. Ozaki (Case Of The Cop's Wife) 1966年1月30日 1049 Appuntamento per un massacro Milton K. Ozaki (Wake Up And Scream) 1969年3月9日 1065 Carcere nero Milton K. Ozaki (Inquest) 1969年6月29日 1149 La morte è in orario Seicho Matsumoto (松本清張) (Ten To Sen) 『点と線』 1971年2月7日 1170 Mai gettare la spugna Milton K. Ozaki (Never Say Die) 1971年7月4日 1334 Settimana di morte Robert O. Saber (Time For Murder) 1974年8月25日 1969 L'ascia, il koto e il crisantemo Seishi Yokomizo (横溝正史) (Unugamike no Ichizoku) 『犬神家の一族』 1986年10月26日 2008 Di amore si muore Masako Togawa (戸川昌子) (The Lady Killer) 『猟人日記』 1987年7月26日 2051 Tempesta d'autunno Shizuko Natsuki (夏樹静子) (The Third Lady) 『第三の女』 1988年5月22日 2112 Come sabbia tra le dita Seichō Matsumoto (松本清張) (Suna so utsuwa) 『砂の器』 1989年7月23日 2332 Un bacio di fuoco Masako Togawa (戸川昌子) (A Kiss of Fire) 『火の接吻』 1993年10月10日 2519 L'abbandono Natsuki Shizuko (夏樹静子) (Tenshi ga kiete iku) 『天使が消えていく』 1997年5月11日 2570 Il palazzo dei matrimoni Seicho Matsumoto (松本清張) (Kuroi Sora) 『黒い空』 1998年5月3日 2598 Il treno del mistero Kyotaro Nishimura (西村京太郎) (Misuteri Ressha Ga Kieta) 『ミステリー列車が消えた』 1998年11月15日 2672 Filastrocca per l'assassino Keigo Higashino (東野圭吾) (Hakuba sanso satsujin jiken) 『白馬山荘殺人事件』 2000年4月16日 (『犬神家の一族』の原題の綴りが間違っているが、Wikipediaの執筆者の誤りなのか、それとも奥付けでそもそも誤っているのかが分からないので、とりあえずWikipediaに書かれたまま引用する) No.1から順に見ていって、「Ozaki…、日本人見つけた!」と思ったら違っていたのが、ミルトン・K・オザキである(そもそも、尾崎姓の推理作家は尾崎諒馬ぐらいしか思い当たらないが、まさか翻訳されていないだろう)。ミルトン・K・オザキはここで見掛けるまでその存在を知らなかったのだが、日本人を父に持つ日系アメリカ人推理作家で、執筆に使用したのは英語だそうだ(英語版Wikipediaの「Milton K. Ozaki」など参照)。なお、上の表に入れたRobert O. Saberは、オザキのペンネームである。(2011年5月6日追記:探偵作家クラブ(現・日本推理作家協会)会報第1号(1947年6月)に、「シカゴ探偵作家クラブ 日本人会長」と題するニュースが載っており、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)シカゴ支部の支部長に「Milton Ozakiといふ日本姓の人」が選出されたと伝えている。美容院主であり探偵作家である、アメリカの著名出版社の小説賞を受賞している、などと簡単に紹介している。ただし、作品を読んだことがある人はいなかったようで、「その作品も作家の人となりも今の所不明である」としている。) 日本語で書かれた作品で最初にこの叢書から刊行されたのは、松本清張『点と線』。これが1971年に刊行されているが、日本の作品が次に出るまではなんと15年の歳月を待つ必要があった。1986年に横溝正史『犬神家の一族』が出ると、その後90年代の終わりまでに犬神家を含め日本の作品が8作品刊行される。しかし2000年代に入ると、2000年に東野圭吾『白馬山荘殺人事件』が刊行されただけで、その後11年間日本の作品の刊行はない。なんとも残念ではあるが、とはいえ、次にこの叢書に収録される日本の作品はなんなのか、楽しみにしていたいと思う。 なお、この叢書ではほかのアジア諸国の作品は刊行されていないようだが、ほかの出版社まで見ると、中国のミステリ作家・何家弘(か かこう/ホー ジアホン)の『瘋女』(のちに『血之罪』に改題)のイタリア語訳『La donna pazza』(英訳すると"The crazy woman")が2007年に刊行されている。この作品は、イギリスの新聞『ガーディアン』でアジア10大推理小説の1つに選ばれ、中国の作家莫言も絶賛している作品で、ほかにフランス語訳も出ている。イタリアは、欧米諸国の中ではいち早く台湾の島田荘司推理小説賞に協賛しており、2011年夏に決定する第2回受賞作は台湾や中国、日本のみならず、イタリアでの刊行が決定している。イタリアは欧米諸国の中でも、比較的、アジアのミステリ界へ視線を向けている国だと言っていいだろう。 (イタリアではほかに、中国ミステリの創始者・程小青(てい しょうせい/チョン シャオチン)の作品集『Sherlock a Shangai』(2009年)も刊行されている) 2011年5月2日追記 イタリアではジャンルとしてのミステリのことを「ジャッロ」(黄色)と呼ぶというのは以前にどこかで聞いたことがあったが、その由来になったのが上で紹介したモンダドーリ社の叢書だそうだ(マリネッラ・ヴァーネ・デトレフス「現代のイタリア・ミステリー事情」(光文社『ジャーロ』第3号[2001年春号]、翻訳:山中なつみ)参照)。特徴的な黄色い表紙を使ったこの叢書(英語版Wikipediaに写真あり)は、1929年に「リブリ・ジャッリ」(I libri gialli、=黄色い本)というシリーズ名で刊行が開始され、1946年に現在の「ジャッロ・モンダドーリ」という名称になった。 このページのリストについて このページの以下のリストは、イタリアのネット書店「Libreria Universitaria online」でイタリア語に翻訳されていそうなミステリ作家(英訳やフランス語訳、ドイツ語訳がすでに出ている作家など)の名を検索して作成しているもので、イタリア語訳が出ている日本のミステリ作家の完全なリストではない。また、短編のイタリア語訳に関しては、基本的にフォローできていない。ネット書店「Libreria Universitaria online」のデータには上述の「ジャッロ・モンダドーリ」のデータはなぜか登録されていないようなので、「ジャッロ・モンダドーリ」での刊行作品については、イタリア語版Wikipediaでの記述を参考にしていることをお断りしておく。 また、まず作家で選んで、それぞれの作家について翻訳状況を書いているので、なかにはミステリではない作品も含まれる。 ※ミステリを含む広義のエンターテインメント作家の作品について調べています Index あ行有栖川有栖 (Alice Arisugawa) 石田衣良 (Ira Ishida) 江戸川乱歩 (Edogawa Ranpo) 岡本綺堂 (Kido Okamoto) か行北方謙三 (Kenzo Kitakata) 桐野夏生 (Natsuo Kirino) 栗本薫 (Kaoru Kurimoto) さ行島田荘司 (Soji Shimada) 鈴木光司 (Koji Suzuki) た行高見広春 (Koushun Takami) 戸川昌子 (Masako Togawa) な行夏樹静子 (Shizuko Natsuki) 西尾維新 (Nisio Isin) 西村京太郎 (Kyotaro Nishimura) は行東野圭吾 (Keigo Higashino) ま行松本清張 (Seicho Matsumoto) 湊かなえ (Kanae Minato) 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) や行横溝正史 (Seishi Yokomizo) アンソロジー リンク 更新履歴 以下、ISBNをクリックするとネット書店「Libreria Universitaria online」の該当ページが開くようになっている。 あ行 有栖川有栖 (Alice Arisugawa) 『赤い月、廃駅の上に』に収録されている短編「海原にて」のイタリア語訳が、2011年2月にイタリアで刊行された雑誌『ALIA storie』に掲載された。(翻訳者のマッシモ・スマレ氏のサイト(イタリア語・日本語・英語)参照)。 (マッシモ・スマレ氏は、かなりの数の日本の短編小説をイタリア語に翻訳している。以下では作家ごとに逐一挙げることはせず、一番下の「アンソロジー」のところで扱う。) 石田衣良 (Ira Ishida) Tokyo nights / 『池袋ウエストゲートパーク』 ISBN 9788834712078 (2006年) 江戸川乱歩 (Edogawa Ranpo) (イタリア語版Wikipedia) La belva nell'ombra / 『陰獣』 ISBN 9788831756587 (1992年)(書影なし) ISBN 9788831761901 (1995年)(書影なし) ISBN 9788831780292 (2002年) Il mostro cieco / 『盲獣』 ISBN 9788871681085(1994年)(書影なし) L’inferno degli specchi / 短編集 表題作『鏡地獄』 2011年4月発売。英訳版短編集"Japanese Tales of Mystery Imagination"からの翻訳、9編収録。新聞販売店などで雑誌扱いで流通している。書店では販売されないが、この種のものは書店で流通する一般の書籍よりもかなり部数が多いとのこと。(マッシモ・スマレ氏よりご教示いただきました) 書影等はこちらを参照のこと(イタリア語) Weirdletter L’inferno degli specchi di Edogawa Ranpo 岡本綺堂 (Kido Okamoto) Detective Hanshichi I misteri della città di Edo (2011年)(リンク) Detective Hanshichi Indagini nelle strade di Edo (2012年3月)(リンク)(第2巻は『Detective Hanshichi Indagini nei vicoli di Edo』というタイトルでも出ている? リンク) ほかに『Detective Hanshichi Misteri e indagini nell'antica Edo』(2012)も出ている。上記の2冊のセット販売。 収録作は分からない。1巻の方に「奥女中」を訳した「La dama di compagnia」が収録されているようではある。 か行 北方謙三 (Kenzo Kitakata) Tokyo noir. Chi semina odio raccoglie vendetta! / 『檻』 ISBN 9788854113039 (2009年) この作品は2006年9月に英訳が出ている。 桐野夏生 (Natsuo Kirino) (イタリア語版Wikipedia) Le quattro casalinghe di Tokyo / 『OUT』 ISBN 9788873058175 (2003年) ISBN 9788854503229 (2009年)(2003年版と表紙が異なる) Morbide guance / 『柔らかな頬』 ISBN 9788873059875 (2004年) Grotesque / 『グロテスク』 ISBN 9788854502482 (2008年)(書影なし) Real world / 『リアルワールド』 ISBN 9788854503533 (2009年) L'isola dei naufraghi / 『東京島』 ISBN 9788862510806 (2010年) Una storia crudele / 『残虐記』 ISBN 8862511116 (Giano、2011年11月) 栗本薫 (Kaoru Kurimoto) 『グイン・サーガ』 1巻 L'uomo leopardo. Saga di Guin vol.1 ISBN 9788842913481 (2005年) 2巻 Il guerriero. Saga di Guin vol.2 ISBN 9788842913498 (2006年) 3巻 La battaglia di Nospherus. Saga di Guin vol.3 ISBN 9788842913504 (2007年) ほかに、漫画版『グイン・サーガ』や漫画版『パロスの剣』も刊行されている。 さ行 島田荘司 (Soji Shimada) 講談社BOXから刊行中の『Classical Fantasy Within』(現在8巻まで刊行、全12巻予定)のイタリアでの刊行が予定されている。(『本格ミステリー・ワールド2011』(南雲堂、2010年12月)より) デビュー作の『占星術殺人事件』は欧米では英語版やフランス語版が刊行されているが、イタリア語版は刊行されていない。 鈴木光司 (Koji Suzuki) (イタリア語版Wikipedia) Ring / 『リング』 ISBN 9788842912811 (2003年) ISBN 9788846204530 (2005年) ISBN 9788850209897 (2006年) Spiral / 『らせん』 ISBN 9788842913313 (2004年) ISBN 9788850211302 (2006年) Loop / 『ループ』 ISBN 9788842913306 (2005年) ISBN 9788850213825 (2007年) Dark water / 『仄暗い水の底から』 ISBN 9788842913849 (2006年) ほかに、『リング』の漫画版なども刊行されている。 た行 高見広春 (Koushun Takami) (イタリア語版Wikipedia) Battle royale / 『バトル・ロワイアル』 ISBN 9788804586876 (2009年) 「ジャッロ・モンダドーリ」ではないが、同じモンダドーリ社から刊行。 戸川昌子 (Masako Togawa) (イタリア語版Wikipedia) Di amore si muore (1987年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『猟人日記』 Un bacio di fuoco (1993年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『火の接吻』 Appartamenti per signore sole / 『大いなる幻影』 ISBN 9788879720854 (1994年)(書影なし) ISBN 9788878181403 (1997年)(書影なし) 3作とも、欧米のさまざまな言語に翻訳されている人気作。特に『猟人日記』は、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語など北欧諸言語にも翻訳されている。 な行 夏樹静子 (Shizuko Natsuki) Tempesta d'autunno (1988年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『第三の女』 L'abbandono (1997年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『天使が消えていく』 『第三の女』は、フランス語訳『La promesse de l'ombre』(暗闇の中の約束)がフランス犯罪小説大賞を受賞しているので、その余波を受けてイタリアでも刊行されたのだろうか……と思ったら、フランスでの刊行は1989年で、実はイタリアの方が先に刊行されているのだった。イタリア語のタイトルは「秋の嵐」。なお、1987年に出た英訳版『The Third Lady』が、この作品の欧米諸言語への最初の翻訳である。 『天使が消えていく』は、英語を含め、欧米の他の言語には翻訳されていないと思われる。 西尾維新 (Nisio Isin) Death note. Another note. Il serial killer di Los Angeles / 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』(2006) ISBN 9788863463095 (2009年) ISBN 9788863465334 (2009年)(書影なし) ISBN 9788863468601 (2010年)(書影なし) xxxHOLiC AnotherHOLiC / 『xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル』(2006) ISBN 9788864680743 (2011年4月)(書影なし) 筆名の表記は「Nisio Isin」。戯言シリーズは『クビキリサイクル』と『クビシメロマンチスト』の英訳が出ているが、イタリア語訳は刊行されていない。 西村京太郎 (Kyotaro Nishimura) (イタリア語版Wikipedia) Il treno del mistero (1998年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『ミステリー列車が消えた』 この作品は、1990年に英訳『The Mystery Train Disappears』、1992年にフランス語訳『Les Dunes de Tottori』が刊行されている。イタリア語のタイトルは単に「ミステリー列車」となっているが、フランス語のタイトルが「鳥取砂丘」になっているのと比べたらだいぶましだろう。西村京太郎の作品は、フランス語訳はほかに『名探偵なんか怖くない』など数作が刊行されているが、イタリア語訳および英訳はこの1作のみ。 は行 東野圭吾 (Keigo Higashino) Filastrocca per l'assassino (2000年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『白馬山荘殺人事件』 La seconda vita di Naoko / 『秘密』 ISBN 9788884909565 (2006年) Il segreto del lago / 『レイクサイド』 ISBN 9788860731913 (2007年) Il Sospettato X / 『容疑者Xの献身』 ISBN 8809770692 (Giunti Editore、2012年9月) L'impeccabile / 『聖女の救済』 ISBN 8809781627 (Giunti Editore、2013年9月) 東野圭吾作品の欧米諸言語への翻訳は、2004年8月に刊行された『Naoko』(『秘密』の英訳)が最初かと思っていたが、「ジャッロ・モンダドーリ」にすでにその4年も前に『白馬山荘殺人事件』が収録されていたようだ。『Naoko』以前には他にも、ドイツ語版『レイクサイド』(Mord am See、2003年7月)が刊行されている。このイタリア語版『白馬山荘殺人事件』が、おそらく欧米諸言語に翻訳された最初の東野圭吾作品である。上でも書いたが、イタリアはミステリがあまり盛んではないという認識はやはり見直す必要があるようだ。 ま行 松本清張 (Seicho Matsumoto) (イタリア語版Wikipedia) La morte è in orario (1971年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『点と線』 Come sabbia tra le dita (1989年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『砂の器』 Il palazzo dei matrimoni (1998年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『黒い空』 1971年に「ジャッロ・モンダドーリ」で刊行された松本清張『点と線』が、おそらく初めてイタリア語になった日本の長編ミステリだと思われる。 湊かなえ (Kanae Minato) Confessione / 『告白』 ISBN 8862510918 (Giano、2011年5月) 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) (イタリア語版Wikipedia) Il passato di Shoko / 『火車』 ISBN 9788834712368 (2007年) イタリアではほかに、漫画版『ブレイブ・ストーリー』も刊行されている。『火車』は、ほかに英訳『All She Was Worth』やフランス語訳『Une carte pour l'enfer』などが出ている。 や行 横溝正史 (Seishi Yokomizo) L'ascia, il koto e il crisantemo (1986年 ◆ジャッロ・モンダドーリ)/ 『犬神家の一族』 松本清張の『点と線』以来、実に15年ぶりに「ジャッロ・モンダドーリ」から刊行された日本の作品。横溝正史作品のイタリア語訳はこの1作のみ。なお、英訳が出ているのも『犬神家の一族』のみである。隣国のフランスでは、『犬神家の一族』のほか、『悪魔の手毬唄』、『八つ墓村』 が刊行されている。 アンソロジー 小説家であり翻訳家でもあるマッシモ・スマレ氏が、主にアンソロジー『ALIA』(既刊10巻、公式サイト、公式サイトの一部の日本語訳)で、数多くの日本の短編をイタリア語に翻訳している。スマレ氏のサイトから、主なもののみ挙げる。より詳細な情報は、マッシモ・スマレ氏のサイト(News、Publications)(イタリア語・日本語・英語)をご覧ください。 ALIA giappone. Antologia di narrativa fantastica (2007年1月)浅暮三文「遠い」、朝松健「紅紫の契」、小松左京「蚊帳の外」、小中千昭「原理主義的なる恐怖の始まり」、栗本薫「走馬灯」、皆川博子「流刑」、宮部みゆき「いつも二人で」、津原泰水「天使解体」 ALIA sol levante. L'arcipelago del fantastico (2008年6月)早見裕司「夏の少女」(日本に先駆けてイタリアで発表)、ひかわ玲子「白い影」、北野勇作「カメ天国の話」、小林泰三「海を見る人」、栗本薫「パソコン日記」、牧野修「夜明け、彼は妄想から来る」、皆川博子「たまご猫」、柴田よしき「つぶつぶ」、田中啓文「火星のナンシー・ゴードン」、筒井康隆「台所にいたスパイ」、山田正紀「死蠟」 Foglie multicolori. Racconti dal Sol Levante (2010年1月)浅暮三文「行列」、「小さな三つの言葉」、坂東眞砂子「冷たい手」、江國香織「溝」、「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」、井上雅彦「赤とグリーンの夜」、角田光代「ロック母」、菊地秀行「踏み切り近くの無人駅に下りる子供たちと、老人」、松本侑子「花の寝床」、皆川博子「骨董屋」、三浦しをん「骨片」、「冬の一等星」、宮部みゆき「囁く」、大沢在昌「雷鳴」、太田忠司「公園の怪獣」、桜庭一樹「遺憾ながら」、辻仁成「さめながら見るゆめ」、横森理香「飯と、汁と、漬物と」 ALIA storie. L'arcipelago del fantastico (2011年2月)有栖川有栖「海原にて」、ひかわ玲子「黄金の王国」、松本侑子「赤萩の家」、立原透耶「インビジブル」(日本に先駆けてイタリアで発表)、高野史緒「空忘の鉢」、矢崎存美「初恋」、マッシモ・スマレ「Storia romantica di code e di canini」 (『ALIA』のこの号については、高野史緒さんがブログで詳しく紹介していらっしゃいます。「イタリア・デビューしました」(2011年4月4日)) スマレ氏のサイトには書かれていなかったが、2003年発売の『Alia. L'arcipelago del fantastico. Antologia di narrativa fantastica』に、海野十三、夢野久作、早見裕司の短編が掲載されているようだ。 (2011年9月14日追記:スマレ氏のツイートによると、この巻に収録された海野十三の作品は、「千年後の世界」と「人造人間(ロボット)殺害事件」。) リンク 朝日新聞グローブ (GLOBE)|Best seller 世界の書店から 第8回(2009年4月20日)イタリアの書店での売れ行きランキング。ミステリが上位を占めていることが分かる。 朝日新聞グローブ (GLOBE)|Best seller 世界の書店から 第28回(2010年2月22日)イタリアの書店での売れ行きランキング。1位はジャンリーコ・ カロフィーリオの作品。 更新履歴 2012年9月24日 - 2011年刊行の湊かなえ『告白』、桐野夏生『残虐記』、2012年刊行の東野圭吾『容疑者Xの献身』を追加。 2013年12月9日 - 東野圭吾『聖女の救済』を追加。 関連記事 イタリア推理小説略史 「日本ミステリの海外刊行」に戻る
https://w.atwiki.jp/hora_ch/pages/15.html
マルチ言語対応のアジア・北米版ソフト(自己責任で) HALO3 Left 4 Dead PGR4 Too Human アーマードコア4 インアン(Japanese language Version) エースコンバット6 ヴァンパイアレイン ウイイレ2008 ウイイレ2009 エロバレー2(北米本体のみ、アジア版は言語記載なし) オペレーショントロイ カメオ キングダムアンダーファイヤ サークルオブドゥーム クラックダウン(ライオットアクト) スターオーシャン4(Japanese language Version) ストリートファイター4 スマッシュコートテニス3 旋光の輪舞 真・三国無双5 戦国無双2withもうしょうでん ソニック アンリーシュド テイルズオブヴェスペリア(Japanese language Version) ニンジャガイデン ニンジャブレイド バイオハザード5 バトルファンタジア バンジョーとカズーイ ガレージ大作戦 ビューティフル塊魂 ピニャータ1 ピニャータ2 フラクチャー ブルドラ(Japanese language Version) 無双OROCHI:魔王再臨 ラストレムナント(Japanese language Version) ロストプラネット 音声だけ日本語 Eternal Sonata (English language Version) Naruto Raise of Ninja(DLCで対応) Naruto The Broken Bond TENCHU Z ソウルキャリバー4 ブルードラゴン ロストオデッセイ XBLA ロックマン9
https://w.atwiki.jp/saintfamily/pages/23.html
建物 名前 ギルド名 レベル 作成できるもの スルー 聖人家族 25 全部 @chise スターネス 30 全部 製造表 名称 製造LV 製造数 小さな街路樹 1 1 小さな熱帯街路樹 1 1 小さな乾燥街路樹 1 1 小さな冷帯街路樹 1 1 中くらいの街路樹 1 1 中くらいの熱帯街路樹 1 1 中くらいの乾燥街路樹 1 1 中くらいの冷帯街路樹 1 1 大きな街路樹 1 1 大きな熱帯街路樹 1 1 大きな乾燥街路樹 1 1 大きな冷帯街路樹 1 1 韓国住宅 4 1 日本住宅 4 1 中国住宅 4 1 ヨーロッパ住宅 4 1 東南アジア小型住宅 4 1 アラブ小型住宅 4 1 北ヨーロッパ小型住宅 4 1 韓国農場 7 1 日本農場 7 1 中国農場 7 1 ヨーロッパ農場 7 1 東南アジア小型農場 7 1 アラブ小型農場 7 1 北ヨーロッパ小型倉庫 7 1 韓国倉庫 10 1 日本倉庫 10 1 中国倉庫 10 1 ヨーロッパ倉庫 10 1 東南アジア小型倉庫 10 1 アラブ小型倉庫 10 1 北ヨーロッパ小型市場 10 1 韓国市場 13 1 日本市場 13 1 中国市場 13 1 ヨーロッパ市場 13 1 東南アジア小型市場 13 1 アラブ小型市場 13 1 北ヨーロッパ小型農場 13 1 韓国工場 16 1 日本工場 16 1 中国工場 16 1 ヨーロッパ工場 16 1 東南アジア小型工場 16 1 アラブ小型工場 16 1 北ヨーロッパ小型工場 16 1 韓国警備詰所 19 1 日本警備詰所 19 1 中国警備詰所 19 1 ヨーロッパ警備詰所 19 1 東南アジア小型警備詰所 19 1 アラブ小型警備詰所 19 1 北ヨーロッパ小型警備詰所 19 1 韓国病院 22 1 日本病院 22 1 中国病院 22 1 ヨーロッパ病院 22 1 東南アジア小型病院 22 1 アラブ小型病院 22 1 北ヨーロッパ小型病院 22 1 韓国学校 25 1 日本学校 25 1 中国学校 25 1 ヨーロッパ学校 25 1 東南アジア小型学校 25 1 アラブ小型学校 25 1 北ヨーロッパ小型学校 25 1
https://w.atwiki.jp/peas/pages/275.html
ラオス人民民主共和国Lao People s Democratic RepublicLaos 戻る ( - )
https://w.atwiki.jp/prrmydress/pages/530.html
コーデ マイデコ例 コーデボーナス ジャンププログラム 【吹き出しコメント1】パープルとローズでデコもり☆ 【吹き出しコメント2】パープルローズがじょうひんなかんじ♪ 【メモ】 ブランド エスニック コーデ トップス 不明 不明 ボトムス - - シューズ 不明 不明 アレンジ - - ▲ マイデコ例 チャーム1 チャーム2 フレーム パープル ローズ - ▲ コーデボーナス ステージ コーデボーナス プリズムストーンショップ ◆◆◇◇◇ ほしぞらロックフェス ◆◆◇◇◇ プリズムLIVEスタジアム ◆◆◇◇◇ パウダースノーパーク ◆◆◇◇◇ スイーツカフェ ◆◆◆◇◇ プラネタリウム ◆◆◆◆◇ プリズムアリーナ ◆◆◆◇◇ トロピカルビーチ ◆◆◆◇◇ プリズムフューチャーアリーナ ◆◆◆◇◇ ゆうぐれロックフェス ◆◆◆◇◇ ディアクラウンショップ ◆◆◇◇◇ プリズムマイ☆デコアリーナ ◆◆◆◆◇ はらじゅくストリート ◆◆◆◇◇ ギャラクシースターファイナル ◆◆◆◇◇ ▲ ジャンププログラム 順番 ジャンプ 得点 サプライズ 1 ハッピーマカロンスピン 100 あり 2 ヒラヒラヒラクこいのはな 150 3 サマーナイトパーティ 220 4 めざめのフラワーワルツ 250 ▲
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/221.html
2013年6月17日 昨日公開した「北欧ミステリ邦訳一覧」の姉妹ページです。 その後「ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧」も作成しました(2013年7月22日)。 「ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧」も作成しました(2014年8月18日)。 スペイン語・ポルトガル語のミステリについては、「中南米ミステリ邦訳一覧」もご覧ください。 Index イタリア(1)1940年代~50年代の邦訳 (2)1970年代の邦訳 (3)1980年代の邦訳 (4)1990年代の邦訳 (5)2000年以降の邦訳 スペイン(1)戦前の邦訳 (2)1980年代の邦訳 (3)1990年代以降の邦訳 ポルトガル ギリシャ イタリア 日本での邦訳紹介の順に並べている。以下の「1940年代~50年代」、「1970年代」などの区分は作品発表時期による区分ではないことにご注意ください。 (1)1940年代~50年代の邦訳 エツィオ・デリコ(Ezio D Errico、1892-1972)『悪魔を見た処女』(江杉寛[渡辺芳夫]訳、未来社 《世界傑作探偵小説集》、1946年11月)雑誌再録『悪魔を見た処女』(『別冊宝石』71号[世界探偵小説全集27]、1957年10月) 雑誌『中学時代二年生』付録 中二ライブラリー『悪魔を見た少女』(原作:デリコ、文:白木茂)(旺文社の雑誌『中学時代二年生』1963年9月号の付録小冊子) マリオ・ソルダーティ(Mario Soldati、1906-1999)中編「窓」(飯島正訳)(東京創元社《現代推理小説全集》第14巻『牝狼・窓』、1957年、この本での表記は「マリオ・ソルダアティ」) 『中学時代二年生』付録のデリコ『悪魔を見た少女』は現物未見。おそらくは邦訳の『悪魔を見た処女』をリライトしたものだろう。 マリオ・ソルダーティ「窓」についての訳者の飯島正の見解→「「窓」はもちろん本格的な推理小説ではないし、本当は推理小説というレッテルは冠することが無理かも知れない。しかしだんだん秘密をときほごして行くうまさや、どうなるかとおもわせるサスペンスは、推理小説とは別の意味で、これはまことに貴重なものだとおもう。」「たとえ諸君がコチコチの本格推理小説のファンであっても、その親類つづきにこういうおもしろい小説があるということは、知っておいても損のないことだとぼくは信じる。」(巻末解説より) 「窓」と同時収録の『牝狼』はフランスのボアロー&ナルスジャックの作品。マリオ・ソルダーティの邦訳はほかに長編『偽られた抱擁』(清水三郎治訳、講談社、1959年)と短編「雪の上の足跡」(大久保昭男訳、『現代イタリア短編選集』白水社、1972年)がある。『偽られた抱擁』は訳者あとがきによれば「奇異な環境と複雑な事件を巧みにおりまぜながら、主人公ハリー青年と妻ジェーンの心理を微妙に、しかもリアルに描いて罪の観念を鋭く追及」した作品だそうだが、未読なのでミステリと呼べる作品なのかは分からない。「雪の上の足跡」はミステリではない。 (2)1970年代の邦訳 ルドヴィコ・デンティーチェ(Ludovico Dentice、1925- ??)『夜の刑事』(千種堅訳、ハヤカワ・ミステリ1110、1970年5月) カルロ・エミーリオ・ガッダ(Carlo Emilio Gadda、1893-1973)『メルラーナ街の怖るべき混乱』(千種堅訳、早川書房『現代イタリアの文学』第1巻に収録、1970年、著者名表記「カルロ・エミリオ・ガッダ」)新訳『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』(千種堅訳、水声社、2011年12月、著者名表記「カルロ・エミーリオ・ガッダ」) ジョルジョ・シェルバネンコ(Giorgio Scerbanenco、1911-1969)『裏切者』(千種堅訳、『世界ミステリ全集』第12巻[早川書房、1972年]に収録) - 1968年フランス推理小説大賞 カルロ・フルッテロ(Carlo Fruttero、1926-2012)&フランコ・ルチェンティーニ(Franco Lucentini、1920-2002)『日曜日の女』【上下巻】(千種堅訳、河出書房新社、1973年) - 「ドイツ語圏のミステリファンが選ぶミステリ・オールタイムベスト119(1990年)」に選出されている レオナルド・シャーシャ(Leonardo Sciascia、1921-1989)『権力の朝』(千種堅訳、新潮社、1976年) 『マヨラナの失踪 消えた若き天才物理学者の謎』(千種堅訳、出帆社、1976年) - 実在の物理学者の失踪事件を元にした小説 『真昼のふくろう』(竹山博英訳、朝日新聞社、1987年4月) - 「ドイツ語圏のミステリファンが選ぶミステリ・オールタイムベスト119(1990年)」に選出されている 『ちいさなマフィアの話』(武谷なおみ訳、白水社、1994年11月) - 長編2編収録(『ちいさなマフィアの話』、『人それぞれに』) 短編「マフィア・ウェスタン」(千種堅訳)(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』早川書房、1995年10月、この本での表記は「レオナルド・シャッシャ」) ジョルジョ・シェルバネンコはイタリア国産ミステリの父とされる人物。その名は現在、イタリアの公募ミステリ賞の名称にもなっている。レオナルド・シャーシャは1989年に、フルッテロ&ルチェンティーニは1994年にイタリアのレイモンド・チャンドラー賞を受賞している(イタリアのミステリ祭でミステリ作家の生涯の功績に対して贈られる賞)。レオナルド・シャーシャの邦訳はほかに、イタリアの元首相アルド・モーロの誘拐殺害事件の真相を追った『モロ事件 テロと国家』(千種堅訳、新潮社、1979年4月)がある。 ガッダの『メルラーナ街の混沌たる殺人事件』はミステリとしては破格だが、イタリアでは「偉大なジャッロ(ミステリ)」と呼ばれているという。ガッダはほかにも非ミステリ作品の邦訳あり。 (3)1980年代の邦訳 L・G・ブッファリーニ(ルイージ・グィーディ・ブッファリーニ)(Luigi Guidi Buffarini)『〈吸血鬼(ピオヴラ)〉の影』(大久保昭男訳、角川文庫、1985年5月) マルコ・パルマ(Marco Parma、1940- )『ドレスの下はからっぽ』(千種堅訳、集英社文庫、1985年8月) ロリアーノ・マッキアヴェッリ(Loriano Macchiavelli、1934- )『『バラの名前』後日譚』(谷口勇、ジョヴァンニ・ピアッザ訳、而立書房、1989年6月) - 『薔薇の名前』を踏まえた作品だが、『薔薇の名前』よりも先に邦訳された ジェズアルド・ブファリーノ(Gesualdo Bufalino、1920-1996)『その夜の嘘』(千種堅訳、早川書房、1989年7月) (4)1990年代の邦訳 ウンベルト・エーコ(Umberto Eco、1932- 、Wikipedia)『薔薇の名前』【上下巻】(河島英昭訳、東京創元社、1990年1月) - 1984年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)エドガー賞最優秀長編賞ノミネートほかに小説では 『フーコーの振り子』、『前日島』、『バウドリーノ』が邦訳されている P・フェラーリ(ピヌッチャ・フェラーリ)(Pinuccia Ferrari、1943- )&S・ジャチーニ(ステファーノ・ジャチーニ)(Stefano Jacini、1939- )『ミラノ殺人事件』(武田秀一訳、扶桑社ミステリー、1990年11月) レナート・オリヴィエリ(Renato Olivieri、1925-2013)『呪われた祝日』(伊知地小枝訳、近代文芸社、1995年1月) 『コドラ事件』(伊知地小枝訳、近代文芸社、1995年6月) パオロ・マウレンシグ(Paolo Maurensig、1943- )『復讐のディフェンス』(鈴木昭裕訳、白水社、1995年1月) 『狂った旋律』(大久保昭男訳、草思社、1998年12月) アンドレア・カミッレーリ(Andrea Camilleri、1925- )『モンタルバーノ警部 悲しきバイオリン』(千種堅訳、ハルキ文庫、1999年12月) - 邦訳はこちらが先だが、発表順&時系列順に従って先に『おやつ泥棒』を読むことをお勧めする 『おやつ泥棒 モンタルバーノ警部』(千種堅訳、ハルキ文庫、2000年7月) 短編「モンタルバーノ刑事の元日」(大條成昭訳、『ミステリマガジン』1999年3月号) 「芸術家肌」(大條成昭訳、『ミステリマガジン』1999年10月号) 「ふたりのモンタルバーノ」(大條成昭訳、『ミステリマガジン』2001年2月号) 「匿名の手紙」(北代美和子訳、『ジャーロ』3号[2001年春号]) 「略号」(北代美和子訳、『ジャーロ』3号[2001年春号]) アンドレア・カミッレーリは2012年の英国推理作家協会(CWA)インターナショナル・ダガー賞(最優秀翻訳ミステリ賞)受賞者。それ以前にも同賞に4度ノミネートされている。また、2011年にはイタリアのレイモンド・チャンドラー賞を受賞した。 この時期に邦訳された作品では、ダーチャ・マライーニ(Dacia Maraini、1936- )の『声』(大久保昭男訳、中央公論社、1996年)、アントニオ・タブッキ(Antonio Tabucchi、1943-2012)の『ダマセーノ・モンテイロの失われた首』(草皆伸子訳、白水社、1999年)もミステリ仕立ての作品だとのこと。 (5)2000年以降の邦訳 ※ミステリの周辺領域の作品も一部含みます ニコロ・アンマニーティ(Niccolò Ammaniti、1966- )『ぼくは怖くない』(荒瀬ゆみこ訳、ハヤカワepi文庫、2002年12月)ほかの邦訳に『孤独な天使たち』(中山エツコ訳、河出書房新社、2013年2月、著者名表記「ニッコロ・アンマニーティ」) マルチェロ・フォイス(Marcello Fois、1960- )『弁護士はぶらりと推理する』(草皆伸子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2004年1月)中編(短めの長編)2編収録(『いかなるときでも心地よきもの』、『空から降る血』) - 『いかなるときでも心地よきもの』 1998年シェルバネンコ・ミステリ大賞受賞、2003年英国推理作家協会(CWA)エリス・ピーターズ賞ノミネート ジュゼッペ・ジェンナ(Giuseppe Genna、1969- )『イスマエルの名のもとに』(荒瀬ゆみこ訳、角川書店、2004年6月) カルロ・ルカレッリ(Carlo Lucarelli、1960- )デルーカの事件簿1『白紙委任状』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年1月) デルーカの事件簿2『混濁の夏』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年3月) デルーカの事件簿3『オーケ通り』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年5月) - 1996年シェルバネンコ・ミステリ大賞 ジュゼッペ・ペデリアーリ(Giuseppe Pederiali、1937- )『霧に消えた約束』(関口英子訳、二見文庫、2005年4月)ほかに児童書『ぼく、ママのおなかにいたいの…』の邦訳あり アレッサンドロ・ペリッシノット(Alessandro Perissinotto、1964- )『8017列車』(菅谷誠訳、柏艪舎、2005年9月) 『僕の検事へ 逃亡殺人犯と女性検事の40通のメール』(中村浩子訳、講談社、2007年6月) ジャンリーコ・カロフィーリオ(Gianrico Carofiglio、1961- )『無意識の証人』(石橋典子訳、文春文庫、2005年12月) 『眼を閉じて』(石橋典子訳、文春文庫、2007年2月) マリオ・スペッツィ(Mario Spezi、1945- )『連続殺人「赤い死神」』(仲西えり訳、扶桑社ミステリー、2007年2月)ほかにジャーナリストの島村菜津との共著のノンフィクション『フィレンツェ連続殺人』(新潮社、1994年10月)が出版されている ジョルジョ・ファレッティ(Giorgio Faletti、1950-2014)『僕は、殺す』【上下巻】(中田文、村上圭輔訳、文春文庫、2007年4月) ルカ・ディ・フルヴィオ(Luca Di Fulvio、1957- )『ディオニュソスの階段』【上下巻】(飯田亮介訳、ハヤカワ文庫NV、2007年9月) - 2007年『IN☆POCKET』文庫翻訳ミステリー・ベスト10「作家が選んだベスト10」第10位(2007年11月号) ディエゴ・マラーニ(Diego Marani、1959- )『通訳』(橋本勝雄訳、東京創元社、2007年11月) ジュリオ・レオーニ(Giulio Leoni、1951- )『未完のモザイク』(鈴木恵訳、二見文庫、2009年2月) エンリコ・ソリト(Enrico Solito、1954- )『シャーロック・ホームズ 七つの挑戦』(天野泰明訳、国書刊行会、2009年9月) シルヴァーノ・アゴスティ(Silvano Agosti、1938- )『罪のスガタ』(野村雅夫訳、シーライトパブリッシング、2009年11月)ほかの邦訳に『1日3時間しか働かない国』(マガジンハウス)、『見えないものたちの踊り』(シーライトパブリッシング ※オンデマンド出版)がある アンドレア・ヴィターリ(Andrea Vitali、1956- )『オリーブも含めて』(久保耕司訳、シーライトパブリッシング、2011年8月) 『レモンの記憶』(久保耕司訳、シーライトパブリッシング、2012年4月)※オンデマンド出版ほかの邦訳に『ブティックの女』(久保耕司訳、シーライトパブリッシング、2011年10月、オンデマンド出版)がある ドナート・カッリージ(Donato Carrisi、1973- )『六人目の少女』(清水由貴子訳、ハヤカワ・ミステリ、2013年1月) - フランス国鉄ミステリ大賞ヨーロッパ部門など受賞 『ローマで消えた女たち』(清水由貴子訳、ハヤカワ・ミステリ、2014年6月) ルーサー・ブリセット(Luther Blissett)『Q』【上下巻】(さとうななこ訳、東京創元社、2014年4月) ◆短編のみ邦訳 ラーウラ・グリマルディ(Laura Grimaldi、1928-2012)「父親と娘」(千種堅訳)(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』早川書房、1995年10月) カルメン・アイレーラ(Carmen Iarrera、1950- )「助け」(『ミステリマガジン』1999年3月号) 『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』にはほかにイタリアの作品ではレオナルド・シャーシャの「マフィア・ウェスタン」、イタロ・カルヴィーノの「都市と死者」が収録されている(どれも数ページの掌編)。 ◆未刊に終わったイタリア古典探偵小説 未来社の《世界傑作探偵小説集》ではエツィオ・デリコの『悪魔を見た処女』(江杉寛[渡辺芳夫]訳、1946年11月)のほか、ジョルジョ・シェルバネンコの『盲目の人形』(La bambola cieca)も出版される予定だったがこれは未刊に終わった。 また、全30巻のラインナップが予告された1947年創刊の《現代欧米探偵小説傑作選集》(オリエント書房)ではイタリア・ミステリが8冊入っていたが、この叢書は第1巻のカルロ・アンダーセン(デンマーク)『遺書の誓い』(遺書の誓ひ)(吉良運平[渡辺芳夫]訳、1947年1月)のみで中絶してしまった。未刊に終わったイタリア・ミステリの8冊は以下の通り。(全30巻の予告ラインナップはこちら) エツィオ・デリコ第9巻『動物園殺人事件』(Plenilunio allo Zoo)(1939) - 『ROM』135号(2010年10月31日)にROM氏によるレビュー掲載 第13巻『犯人なき殺人』(L affare Jefferson)(1940) 第14巻『モレル家の秘密』(La famiglia Morel)(1938) ジョルジョ・シェルバネンコ第26巻『ルシアナ失踪』(L antro dei filosofi)(1942) 第29巻『六日目の脅迫』(Sei giorni di preavviso)(1940)2冊とも警察職員アーサー・ジェリング・シリーズ。「シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(3) ヨーロッパ諸国編」参照。 アウグスト・デ・アンジェリス(Augusto De Angelis、1888-1944)第6巻『宿命のC』(Il do tragico)(1937) - 『ROM』135号(2010年10月31日)につずみ綾氏によるレビュー掲載 第12巻『チネチッタ撮影所の怪事件』(Il mistero di Cinecittà)(1941) - 『ROM』135号(2010年10月31日)にROM氏によるレビュー掲載 第23巻『三つの蘭花』(Il mistero delle tre orchidee)(1942) - 『ROM』135号(2010年10月31日)につずみ綾氏によるレビュー掲載 スペイン (1)戦前の邦訳 ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン(Pedro Antonio de Alarcón、1833-1891)短編「釘」『世界短篇小説大系 探偵家庭小説篇』近代社、1926年、谷口武訳 博文館 世界探偵小説全集第1巻『古典探偵小説集』、1930年、訳者不明 ← 当サイトで全文公開中 スペインのミステリ史を扱ったパトリシア・ハート(Patricia Hart)の『The Spanish Sleuth The Detective in Spanish Fiction』(1987年)によれば、スペイン最初の探偵小説はペドロ・アントニオ・デ・アラルコンが1853年に発表した「釘」(原題 El clavo)だとするのが通説だという(ポーの「モルグ街の殺人」は1841年発表)。 ほかに、邦訳のある長編『醜聞』(1875年)も探偵小説的手法を使った作品だそうだ。岩波文庫版(高橋正武訳、上巻1952年12月、下巻1953年2月)の訳者あとがきから引用する。 そして、いくぶん探偵小説的な手法を使い――ごく初期の『釘』 El Clavo, 1855 など、短篇のうちで出色のひとつと思いますが、これなんかにも同様な手法が見うけられます――、多少のメロドラマティズムがなくはありませんが、全体の構成を単純に見せながら、実はモザイク的に複雑な事件を組みあわせて、これを自然に展開し、激しい場面をつぎつぎと連続させていきます。 引用中では「釘」の初出が1855年となっているが、岩波文庫版『醜聞』下巻に収録された「ペドロ・デ・アラルコン略年譜」では1853年の作品とされているので、ここで1855年となっているのは誤植だろう。ペドロ・アントニオ・デ・アラルコンは「釘」や『醜聞』以外にも邦訳が何作品かある。『新青年』1928年新春増刊号(9巻3号)掲載の短編「二種の栄光」はルーベンスを扱った宗教的小話で探偵小説ではない。その他の邦訳作品の中に探偵小説(的な作品)があるかどうかは未調査。 では、イタリア最初の探偵小説はなんなのだろうか。ネット上をざっと見てみると、以前はエミリオ・デ・マルキ(Emilio De Marchi、1851-1901)の1887年の作品『司祭の帽子』(Il cappello del prete)がそうだとみなされていたようだが、ミステリ作家のマッシモ・シヴィエロ(Massimo Siviero、1942- )は、フランチェスコ・マストリアーニ(Francesco Mastriani、1819-1891)の1852年の作品『私の死体』(Il mio cadavere)こそがイタリア最初の探偵小説だという説を提出したらしい。こちらの説が一般にどれほど受け入れられているのかは分からない。 (2)1980年代の邦訳 ガルシア・パボン(García Pavón、1919-1989)『雨の七日間』(中平紀子、高井清仁訳、西和書林、1984年5月) マヌエル・バスケス・モンタルバン(Manuel Vázquez Montalbán、1939-2003)《私立探偵カルバイヨ》シリーズ『楽園を求めた男』(田部武光訳、創元推理文庫、1985年8月) - 1981年フランス推理小説大賞、1992年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀翻訳ミステリ賞 『中央委員会殺人事件』(柴田純子訳、西和書林、1985年11月、著者名表記「マヌエル・バースケス・モンタルバン」) - 1986年ドイツ・ミステリ大賞第3位 『死の谷を歩む男』(田部武光訳、創元推理文庫、1986年4月) 長編の一部分のみ翻訳「刺青(いれずみ)」(市川秋子訳、『ジャーロ』8号[2002年夏号]) ガルシア・パボンはほかに非ミステリの短編「透明の世界」(東谷穎人編訳『笑いの騎士団 スペイン・ユーモア文学傑作選』、白水社、1996年7月)が日本語で読める。マヌエル・バスケス・モンタルバンの邦訳はほかに短編「少年と犬」(芹沢恵訳)(ジェローム・チャーリン編『ニュー・ミステリ ジャンルを越えた世界の作家42人』早川書房、1995年10月)がある。 ガルシア・パボンの出身地であるトメジョーソ市(Tomelloso)はガルシア・パボンの名を冠した長編ミステリの公募賞「ガルシア・パボン賞」を主催している。毎年7月に受賞作が発表され、10月に出版される。 バルセロナのミステリ祭《BCNegra》では2006年から、モンタルバンの生んだ私立探偵の名を冠した「ペペ・カルバイヨ賞」が毎年授与されている。国内外のミステリ作家の生涯の業績に対して贈られるもので、日本で知られた作家ではヘニング・マンケルやP・D・ジェイムズ、マイクル・コナリー、イアン・ランキンらが受賞。今年(2013年)の受賞者はスウェーデンのマイ・シューヴァル。スペインの作家ではフランシスコ・ゴンサレス・レデスマとアンドレウ・マルティンが受賞しているが、2人とも邦訳がない。 (3)1990年代以降の邦訳 ※ミステリの周辺領域の作品も一部含みます アルトゥーロ・ペレス・レベルテ(Arturo Pérez-Reverte、1951- )『フランドルの呪画(のろいえ)』(佐宗鈴夫訳、集英社、1995年10月 / 集英社文庫、2001年5月) - 1993年フランス推理小説大賞 『呪(のろい)のデュマ倶楽部』(大熊栄訳、集英社、1996年11月) - 映画化に合わせて『ナインスゲート』に改題して文庫化(集英社文庫、2000年4月) - 1995年デンマーク推理作家アカデミー パレ・ローゼンクランツ賞(国内外最優秀長編賞)、1999年フィンランド・ミステリ協会外国推理作家賞 『サンタ・クルスの真珠』(佐宗鈴夫訳、集英社、2002年10月) 『ジブラルタルの女王』【上下巻】(喜須海理子訳、二見文庫、2007年8月) 『戦場の画家』(木村裕美訳、集英社文庫、2009年2月)ほかに少年向け歴史小説シリーズ《アラトリステ》の邦訳もある(《アラトリステ》邦訳版公式サイト) ハビエル・マリアス(Javier Marías、1951- )『白い心臓』(有本紀明訳、講談社、2001年10月) ホセ・カルロス・ソモサ(José Carlos Somoza、1959- )『イデアの洞窟』(風間賢二訳、文藝春秋、2004年7月) - 2002年英国推理作家協会(CWA)ゴールドダガー賞(最優秀長編賞)、2005本格ミステリ・ベスト10第7位 『Zig Zag(ジグザグ)』(宮崎真紀、山田美明訳、エンターブレイン、2007年11月、著者名表記「ホセ・カルロス・ソモザ」) フリア・ナバロ(Julia Navarro、1953- )『聖骸布血盟』(白川貴子訳、ランダムハウス講談社、2005年9月) フアン・ボニージャ(Juan Bonilla、1966- )『パズルの迷宮』(碇順治 監訳、沢村凛、ITT訳、朝日出版社、2005年11月) カルロス・ルイス・サフォン(Carlos Ruiz Zafón、1964- )『風の影』【上下巻】(木村裕美訳、集英社文庫、2006年7月) - 『このミステリーがすごい!』2007年版 第4位 『天使のゲーム』【上下巻】(木村裕美訳、集英社文庫、2012年7月) - 『このミステリーがすごい!』2013年版 第9位 サンティアーゴ・パハーレス(Santiago Pajares、1979- )『螺旋』(木村榮一訳、ヴィレッジブックス、2010年2月) 『キャンバス』(木村榮一訳、ヴィレッジブックス、2011年12月) イルデフォンソ・ファルコネス(Ildefonso Falcones、1959- )『海のカテドラル』(木村裕美訳、RHブックス・プラス、武田ランダムハウスジャパン、2010年5月) エステバン・マルティン(Esteban Martín、1956- )&アンドレウ・カランサ(Andreu Carranza、1957- )『ガウディの鍵』(木村裕美訳、集英社文庫、2013年10月) トニ・ヒル(Toni Hill、1966- )『壊れた玩具たちの夏』(宮崎真紀訳、集英社文庫、2014年9月◆予定) 関連書籍 スペインのSF小説、フェリクス・J・パルマ『時の地図』【上下巻】(宮崎真紀訳、ハヤカワ文庫NV、2010年10月)は『IN☆POCKET』2011年11月号の「文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で第7位。続編の『宙(そら)の地図』【上下巻】(宮崎真紀訳、ハヤカワ文庫NV、2012年11月)も刊行されている。 フランシスコ・アヤラ『仔羊の頭』(松本健二、丸田千花子訳、現代企画室、2011年3月)に収録の短編「言伝(メンサヘ)」はミステリの手法を使った作品だという(参照:逢坂剛による書評「スペイン内戦の悲惨 鋭く描く」朝日新聞2011年5月29日)。 スペインの非スペイン語ミステリ スペインではいわゆる「スペイン語」だけが使用されているわけではない。スペイン語(カスティーリャ語)はスペイン全域の公用語となっているが、それ以外にも、スペイン語によく似た言語であるカタルーニャ語とガリシア語、そしてスペイン語とはまったく系統の異なる言語であるバスク語などが地方の公用語となっている。そして地方公用語であるカタルーニャ語やガリシア語でもミステリが書かれている(バスク語で書かれたミステリもおそらくあるだろう)。 カタルーニャ語で書くミステリ作家の作品の邦訳は、マリア・アントニア・オリベール(Maria Antònia Oliver、1946- )の短編「どこにいるの、モニカ」(サラ・パレツキー編『ウーマンズ・アイ』下巻、ハヤカワ・ミステリ文庫、1992年9月)がある。この邦訳書での著者名表記はマリア・アントニア・オリヴァー。 ポルトガル ルイス・ミゲル・ローシャ(Luís Miguel Rocha、1976- )『P2』【上下巻】(木村裕美訳、新潮文庫、2010年6月) 『P2』は、「『ダ・ヴィンチ・コード』をも凌ぐ迫力。ヴァチカン、そしてフリーメーソンを侵蝕する闇の勢力。世界が震撼した歴史的大事件の真実を暴く!」という作品(新潮社公式サイト 書籍紹介ページより)。 また、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの『複製された男』(阿部孝次訳、彩流社、2012年10月)は、出版社の紹介文によれば「孤独な現代人の苦悩とアイデンティティの危機をミステリー仕立てで描いた」作品。 ギリシャ アンドニス・サマラキス(Αντώνης Σαμαράκης、1919-2003)『きず』(小池滋訳、筑摩書房 世界ロマン文庫18、1970年 / 改装版 筑摩書房 世界ロマン文庫3、1977年12月 / 創元推理文庫、1987年10月) 『きず』は1970年のフランス推理小説大賞(翻訳作品部門)受賞作。 ギリシャのミステリとしてはほかに、ソポクレスの『オイディプス王』を挙げてもいいかもしれない。紀元前の作品だが、この作品はミステリの源流と見られることもあり、フランスのミステリ叢書《セリ・ノワール》に収録されていたりもする。邦訳は岩波文庫(藤沢令夫訳)など。 更新履歴 2013年6月17日:イタリア最初の探偵小説についての記述を追加。ポルトガル、ジョゼ・サラマーゴ『複製された男』追加。 2013年6月23日:スペイン、ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン『醜聞』について追加。 2014年8月11日:スペイン、ハビエル・マリアス『白い心臓』(邦訳2001年10月)、イルデフォンソ・ファルコネス『海のカテドラル』(邦訳2010年5月)追加。 関連ページ 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧 北欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 中南米ミステリ邦訳一覧 東アジアミステリ邦訳一覧 東南・南アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 フランスのミステリ賞受賞作の邦訳一覧 フランス・ミステリ必読30冊(『ミステリマガジン』2003年7月号) フランスミステリベスト100 ポケミス非英語圏作品一覧 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧 イタリアイタリア推理小説略史 イタリア語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ スペイン・ポルトガルスペイン語圏・ポルトガル語圏推理小説略史 スペイン語・ポルトガル語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ 非英語圏ミステリ各種リスト
https://w.atwiki.jp/captaintubasa/pages/237.html
ページ容量の都合により三杉 石崎 浦辺を全日本(アジア1次予選)5へ移動、 佐野、タケシをこのページに編入しました -- (名無しさん) 2012-01-31 15 20 40
https://w.atwiki.jp/icuinfo/pages/189.html
J,秋,3単位 2012 2011 2010 2009 時期不明