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「まずは勝利を」 参謀が朱少将にグラスを手渡した。 グラスを受け取った朱少将が軽くグラスを掲げて見せ、参謀が無言で頷くと互いにグラスを傾ける。 戦闘が終了し、すでに夜の帷が降りている中、兵士達の志気は最高潮に達していた。 世界最強と称えられるアメリカ軍相手に上陸を阻止。 メサイア35騎、戦闘車両56両、海兵隊員5千名。舟艇12隻。 それが、たった一日で米軍が支払った上陸作戦失敗の対価であり、中華帝国軍の戦果だ。 未曾有の勝利はすでに中央政府によって国内全土、いや、全世界に喧伝されている。 ラジオから流れてくる脚色まみれの戦果報道を聞く兵士達は、ニュースの時間の度に歓声を上げたとしても、誰にも文句は言われたくない。 「しかし」 グラスを置いた参謀は、ため息混じりにデスク上の書類と地図を見た。 「第一波を阻止したに過ぎません」 「……うむ」 「サーモバリック弾はすでに底を尽きました」 「……」 「補給線はすでに米軍によって寸断されています。本土からの補給艦到達の見込みさえありません」 「……花火のようなものだったか」 朱少将は握った拳をパッと開く仕草の後、苦笑した。 「本土の軍司令部に要請は?」 「10分単位でやってます」 「それでメドが立たないか」 「軍司令部は」 参謀は固い声で言った。 「我々が全滅した後に、新たな部隊を派遣。それで穴埋めするつもりかも知れません」 「……」 「それで―――米軍が止められると、本気で信じているのでしょう」 「……島内に潜んでいる米軍の残党はどの程度だ?」 「確認されている限り、グレイファントムM16タイプが12騎、日本軍の形式不明騎が10騎程です。米軍の残存部隊と共にG地点、仮称“パパイヤ山”の山腹に潜んでいます」 「我が方のメサイアは?」 「第3502メサイア大隊の“赤兎(せきと)”30騎、先程、到着した第3309メサイア大隊“帝刃(ていば)”24騎」 「大盤振る舞いだな」 「簡単なことです」 参謀は苦笑しつつ頷いた。 「壊滅した第3302メサイア大隊との交代として第3309メサイア大隊が予定通り到着しただけなんです。夜明けと同時に、両大隊は残存部隊掃討に出ます」 「連中にとっては悲劇―――か」 朱少将は、チラと参謀を見て、 「勝てるか?」 「これだけの戦力でも、五分を維持出来るかどうか」 参謀は断言した。 「“帝刃(ていば)”とM16は世代が違いますからな。メサイアの性能差ははっきりしています。最悪なことに、両大隊には実戦経験はありません」 「連中を突破された挙げ句、メサイアに暴れられては―――」 朱少将は、背筋にイヤな汗が流れるのを止められなかった。 「玄武を潰されたのは痛いですな」 参謀は、グラスを片づけると、従兵にコーヒーを持ってくるように命じた。 「連中の仇討ちもしてやりたいが」 私は砂糖抜きでいい。今晩はそんな気分だ。と、朱少将が従兵に告げる。 「海岸で上陸部隊を阻止する戦法がとれなければ、我が軍に勝ち目はありません」 「また来るだろうか?」 「私なら―――」 参謀は窓の外、またたく星の世界に視線を向けた。 「飛行艦を派遣して空から叩きます」 「はやり―――そうだろうな」 「山林地帯」 参謀は視線を戻した。 「ゲリラ戦に向けた体勢の構築は進んでいます。山林地帯は、狩野粒子の影響が低いですから、対飛行艦用ミサイルランチャーも撃てるはずです」 「後は―――補給か」 「国が我々を見捨てなければ、我々は最悪でも生きてこの島から逃れることは出来ます」 「私の権限で、いかなる犠牲を払っても補給線をつなぐよう、軍司令部に要請してくれ。さもなければ」 「さもなければ?」 その問いかけに、朱少将は楽しげに肩をすくめた。 「次に攻撃を受けた時点で、部下まとめて降伏してやるとな」 「歯ぁ食いしばれっ!」 ガツンッ!! 美奈代がコクピットを降りた時、すぐに耳に入ったのはそんな音。 都築が長野大尉に殴られた音だ。 「都築ぃっ!」 吹き飛ばされた都築の胸ぐらを掴んだ長野が怒鳴る。 「誰がこんな馬鹿げたマネしろと教えたっ!」 メサイア3騎撃破の殊勲を挙げたとはいえ、都築の教官も兼ねていた長野はカンカンだ。 独断で部隊を離れ、敵の包囲網に落ちたこと。 部隊がその救援のために脱出のタイミングを逸した挙げ句、こうして孤立していることを考えれば、殊勲なんてないに等しくなる。 弁解の余地さえない大失態だけが残るのだ。 「教え子にそんなことされた俺は、情けなくて涙が出てくるわ!」 「で、ですけど!」 「男が言い訳するなっ!」 ガンッ! どうしようかとオロオロする美奈代の背後。 ポンッ。 美奈代の肩を叩いたのはMCL(メサイア・コントローラー・ルーム)から降りた牧野中尉だ。 「お疲れさまでした」 「―――あの」 美奈代が必死に都築と長野に視線を送る。 ―――何とかしてほしい。 視線でそう訴えるが、 「ああ」 牧野中尉は平然と言った。 「親子の会話です」 「親子?」 「親鳥とヒナ鳥の―――ほら」 「こんの―――大バカ野郎っ!」 ガンッ! また都築が殴られた。 「バカな子ほど可愛いっていうじゃないですか。特に、長野教官みたいなタイプは」 長野の説教にかける熱意というか執念というか、不思議なオーラさえ感じた美奈代は、その言葉を、何だか否定出来なかった。 「そ、そういうものなんですか?」 「二宮中佐にとってのあなた同様」 牧野中尉は穏やかな顔で言った。 「長野大尉が一番眼をかけていたのが、都築准尉ですからねぇ」 「あの―――二宮教官は?」 「米軍のところです」 山腹の地形を活かし、周囲から見えづらい場所に片膝をついた状態で待機するグレイファントム達。 損傷はほとんどないのが唯一の幸いだ。 その足下で、米軍側メサイア部隊指揮官と打ち合わせが終わった二宮は、その場を辞した。 隊長はアメリカ大統領警護騎士団第202メサイア大隊所属ミッキー・マーカス少佐。 背の高い白人男性。 白人の歳はよくわからないが、二宮とさほどは違っていないはずだ。 尖った顎に高い鼻。総じて整った顔立ち。 長い足。 ―――とりあえず、さすがに男性としては合格点だな。 歩きながら、二宮はミッキーを品定めした結果を頭の中ではじき出した。 「……したかないか」 二宮はチラリとメサイアの脇に停車しているTAC(タクティカル・エア・カーゴ)に視線をむけた。 ほとんどの車体が、砲撃を受けたのだろう、無惨な破孔に彩られているが、もっと無惨なのは、その周囲に寝かされている負傷兵達だ。 赤十字が書かれたTAC(タクティカル・エア・カーゴ)周辺が臨時の野戦病院らしい。 野戦テントに薄く赤十字の書かれた下は灯火管制のせいではっくりと見ることは出来ないが、苦しみに耐えるうめき声が、まるで二宮を包み込むように聞こえてくる。 野戦病院に入りきらず、道ばたに寝かされている兵士達の多くは、血まみれの包帯を巻かれ、力無くぐったりと横たわっている。 その何名かは、四肢のどれかが欠けている。 肌の色から、すでに死んでいることがはっきりしている兵士も少なくない。 戦場特有の腐ったチーズのような臭い―――死臭が立ちこめ、死肉を求めて蠅が集まり始めていた。 死体袋に入れられた兵士が一人、二宮の前を運ばれていった。 負傷兵と死体にあふれた野戦病院。 入ったことのある者でなければわからない―――この世の地獄。 二宮は、死体袋に敬礼すると、その場を立ち去った。 二宮は部隊に戻った。 待機命令中の騎は、米軍部隊の横に片膝尽きの状態で待機している。 エンジンはアイドリング状態のまま。静かなジャングルの闇夜に魔晶石エンジン特有の低い重低音が響く。 「しみるんだ!もう少し優しく!」 「我慢しろ!」 ケミカルライトの灯りの下、ようやく長野の怒りが静まったらしい。両頬が真っ赤に腫れ上がった都築に美奈代が薬を塗っていた。 「大金星だな。泉」 その声に弾かれたように美奈代は立ち上がって敬礼した。 「わ、私、代わりにやる」 横にいたさつきが美奈代から薬を受け取った。 「あ、あの……」 都築は命令違反でここまで殴られた。次は自分だという自覚がある美奈代は、どんな罰が下るか内心恐々として二宮の言葉を待った。 「陸戦艇1にメサイア13―――これでトリプルエースか」 「……は?」 「1対10の戦闘に勝利したというのは―――本当に驚くしかない」 「……」 二宮は手にしていたPDAの画面を見ながら唸るように言った。 「他の連中も十分すぎる戦果……か」 「あ……あの」 「ん?」 「じ、自分は命令に」 「ああ」 二宮は何でもないという顔で言った。 「泉の分まで都築を殴って良いと長野大尉に言ってある」 「―――へ?」 背中越しの都築の視線が恐ろしく痛く感じられる。 「それとも、私に殴られたいのか?」 「い……いえ」 「弾薬は?」 「35ミリ速射砲、残弾ゼロ―――自分の騎で使用可能な火砲はありません」 「都築」 「―――“鳳龍”は元から火砲積んでませんよ」 「……使えないな」 理不尽だ! 美奈代は内心、そう怒鳴りたい気分だったが、どうしようもない。 「救援は?」 「“鈴谷(すずや)”が来てくれると?」 「来てさえくれれば」 美奈代は、米兵達の集合地点に視線を送った。 風に乗って、時折、苦痛に呻く負傷兵達の声が聞こえてくる。 嗅いだだけで吐き出しそうな臭いに、吐き気を抑えるのがやっとだ。 「彼らは助かります」 「中華帝国軍が見逃してくれると思うか?」 「……いえ」 「とりあえず、明日の日没までの救援はないと思え。ミーティングを行う。総員集合」 「はいっ!」 「現在、我々は完全な中華帝国側の包囲網の中にいる」 時刻は20時を少し回っていた。ケミカルライトの灯火で地面に広げた地図を照らしながら、二宮が状況を説明する。 「我々の現在位置は、米軍呼称“ミシシッピ川”沿いの谷間に近い扇状地。見ての通りのジャングルだ。 ここの谷は急傾斜のため山越えの強襲を受ける心配はないし、艦砲も恐らくはない。上空からの空爆を心配するのは、明日の夜明け以降。 谷間に入るルートは3つだ。 米軍呼称ルート66―――つまり、ミシシッピ川沿いに走る国道両面。 米軍は、このルートしか見ていない」 二宮の持つ指示棒が谷間にそって走る道をなぞった。 「どうするんです?」 さつきが訊ねた。 「国道沿いで敵を迎え撃つんですか?」 「それだけでは単なる消耗戦になる。それに」 二宮は地図を再び指示棒で突いた。 「我々は米軍と行動を共にしない」 「えっ?」 「米軍側から“丁重に”お断りするとのことだ」 「……私達」 その言葉の意味がわかったのは、美晴だ。 「つまる所、信じられていない?」 「その通りだ」 二宮は頷いた。 「……」 否定出来ない美奈代は黙った。 「我々はこれを幸いにして、勝手にやることにする」 「撤退ですか?」 「都築、もう一回、長野大尉に殴られてこい」 「か、勘弁してください」 「我々は米軍支援のため、後方攪乱につく。敵戦力を可能な限り引き裂き、米軍側の負担を軽くする」 美奈代は二宮の言葉に思い当たる節があった。 「メサイアでゲリラ戦を?」 「その通りだ」 少し嬉しいという顔で、二宮が美奈代を見た。 「我々は部隊を分散させ、各地に出没するだけでいい」 「戦闘は?」 「その辺に潜んでいるというだけの未確認情報は、お前達が考えているよりずっと戦力を長時間に渡って引き裂くことが出来る」 「……はぁ」 ピンとこない美奈代は首を傾げるだけだ。 「米軍が無視した細い谷間を通っていく。メサイアなら一騎がようやく通れるサイズだ。おそらく、地雷かセンサー類が仕掛けられているだろうが、“幻龍(げんりゅう)”なら中華帝国製センサーなぞ怖れる必要もない。よしんばひっかかっても、それで敵を攪乱させることも出来る」 「作戦決行は?」 「夜明けの1時間前―――各員、コクピットに戻って仮眠をとっておけ」 二宮は言った。 「目覚められる眠りのありがたさを、身をもって味わっておくんだ」
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●ボルネオ島 米軍上陸地点 仮称「フォックスロット」海岸付近 上陸用艦艇で埋め尽くされた海から陸にはい上がった海兵隊のAAV7装甲兵員輸送車部隊がエンジン音をまき散らしながら砂浜を走る。 その横では、揚陸艦から続々と戦車と海兵隊員が吐き出されつつある。 「第一班は戦車の後に続け!」 「第二班、右へ展開!第三班は俺についてこいっ!」 「斬り込み隊の仇討ちだ!」 「応っ!」 斬り込み隊として先に上陸、死体さえ回収出来なかった戦友達の仇討ちを心に誓う隊員達は、戦車に続いてランプから飛び降りると、ついにボルネオ島の砂浜に降り立った。 戦艦の艦砲射撃はすでに止んでいる。 海岸から見える限り、あらかたの施設が叩かれ、あちこちから黒煙が高々と上がっているように見える。 中華帝国を思わせるモノは何一つ存在しない。 海兵隊員達が見たボルネオ島は、むっとする熱気が体にまとわりつき、何か得体の知れないモノが焼ける、吸い込むだけで肺が爛れそうな、そうでなくても吐き出したくなるような、恐ろしい臭いを運ぶ黒煙に満ちあふれた最低の世界だ。 本来の青い海、青い空、緑に満ちあふれた大地という、神に祝福された世界ではない。 いつ砲撃が飛んでくるか。 どこに狙撃手が潜んでいるか。 地雷が埋まっているんじゃないか。 考えるだけで精神がどうにかなってしまいそうな中、海兵隊員達の視線は、一度ならずとも必ず“それ”に向かう。 グレイファントム達。 自分達を守ってくれる神像さながらに立ち並ぶグレイファントム達に視線を送るだけで、不思議な勇気を与えてくれる。 ―――戦場における神とは、グレイファントムのことだ。 誰が言い出したことかは知らないが、否定する者はそう多くない。 その存在感だけで、この世に降り立った“戦の神”は自分だと、グレイファントムは見る者に信じさせてしまう。 ―――大丈夫だ。 その姿を横目に見ながら、海兵隊員達は、自然と自分に言い聞かせる。 ―――“アイツ”がいる。だから、俺は生きて帰ることが出来る。 そう、言い聞かせることが出来るのだ。 グレイファントム達はゆっくりと移動を開始。 すでに前衛に出ている部隊の後を追う。 「聞けクソ共!」 小隊指揮官達が部下を怒鳴った次の瞬間だ。 ギィィィィィッッッ!! 背筋が寒くなるような音があたりに響く。 「伏せろっ!」 海兵隊員達は、その音が何だか知っている。 さっきまで散々聞かされた音だ。 訓練通りでなくても、彼らはとっさにその場に伏せた。 ズンッ!! ズンッ!! 鼓膜が破れそうな音。 背中の肉がそぎ落とされそうな勢いで突き抜けた衝撃波。 遅れて走った熱風。 その中で、海兵隊員達は、その光景を見ていた。 ゆっくりと移動を開始したグレイファントムの3騎小隊のど真ん中で恐ろしく巨大な爆発が発生。 グレイファントム達が一瞬にして爆煙の中に消え去った光景を。 呆然とする海兵隊員達が次に見たのは、奇妙な格好で倒れ伏すグレイファントム達のなれの果てだった。 「じ、ジャップのご、誤射か?」 「違う」 小隊の新米兵士の呟きを、小隊指揮官である古参の黒人軍曹は聞き逃さなかった。 伏せた時にヘルメットが外れたことさえ気づいていない新米兵士へ転がっていたヘルメットを放り投げた軍曹は言った。 「“コンゴ”級なら近すぎる」 「じゃあ」 ヘルメットを抱きかかえるようにして受け取った兵士は、あわててヘルメットを被った。 中に入り込んだ砂が頭に降りかかった。 顔をしかめてヘルメットを脱いだ彼を無視するように、軍曹は部隊に命じた。 「一番近い砲撃孔はどこだ!」 「あそこです!」 一人が10時方向を指さした。 何両の戦車が巻き込まれたのか。浅いクレーター状態の穴の周囲には、原型を止めないほどに破壊された戦車の残骸が転がっている。 距離は200メートルほど。 若干起伏のある地形が、爆発の衝撃波から自分達を上手く守ってくれたなんて複雑なことは、ハイスクールでさえ出ていない軍曹にはわからない。 ただ、彼が爆撃や砲撃によって開いた穴について知っていることがある。 ―――一度開いた穴に再び砲弾や爆弾が落ちることはない。 それは、彼の経験に基づいても証明されていた。 だからこそ、彼はそれに基づいて部隊に命じた。 「あの穴に移動するぞ!」 「単なる誤射でしょう!?」 移動を開始した軍曹の後ろを、先程の新米兵士が慌てて追う。 「銃が砂を被っていないかチェックしておけ。終わったらコンドームで銃口を塞いでおけ」 軍曹は言った。 「砲撃はしばらく続くぞ?これは誤射じゃねぇからな」 彼らが砲撃孔にたどり着いたその時から、 ギィィィッ―――ズズン! ギィィィッ―――ズズン! ギィィィッ―――ズズン! 海岸には無数の艦砲が飛来しだした。 「司令部!艦砲を止めさせろっ!」 「敵はずっと後方だぞ!」 これが日本軍の戦艦部隊の誤射だと判断した指揮官達は通信装置で必死に司令部と交信を試みる。 その間にも、狼狽する兵士達の周囲で、艦砲射撃の着弾と、それに伴う爆発が連続して発生し続ける。 一発の爆発で、グレイファントムや戦車が粉々に砕かれ、付近にいた不運な兵士達と共に破片となって周囲に降り注ぐ。 「ジャップめ!どこ狙ってやがる!」 「やめさせろっ!」 「司令部!艦砲支援をどこに要請しやがった!」 砲撃が止んだのは、最初の着弾から10分後。 後続の上陸は一時停止。海岸付近では、上陸のタイミングを逸した上陸用舟艇が立ち往生している。 数発、海岸近くの海面に飛来した砲弾が高い水柱をあげたせいで、砲撃から逃れようと舟艇達が列を乱したせいだ。 海岸では砲撃から逃れるべく海兵隊員が組織的に、あるいは個人で勝手に右往左往した結果、部隊間の連携どころか、部隊内部の連携でさえ寸断された状態に陥っていた。 きっとホワイトハウスにでもおうかがいを立てているんだろう司令部からは海岸線の確保と、すでに移動を開始した前衛部隊に合流しろという、上陸当初からの指示が通信機に入るだけだ。 あまりに同じ事ばかり繰り返す通信に業を煮やしたある小隊指揮官が、「司令部の連中、テープを流して女と飲みに行ったに違いない」と毒づいたとしても、誰も文句さえ言えなかった。 上陸作戦に際して適切と選ばれた広い海岸は、海に接する範囲も広いが、奥行きもかなり広い。 先日、グレイファントム達がひっかかったメサイア用塹壕のさらに先、敵が潜んでいるとされ、砲撃の的になった小高い丘まで余裕で2キロはある。 海岸の砂はおそろしく細かく、気を付けていないと足場がとられる。 後続の部隊がようやく上陸を開始し、すでに上陸した後、砲撃のせいで動きを止められた先発の部隊がその針路を塞ぐ格好になった。 ―――前進せよ 司令部からは借金の督促同然にそんな命令が飛んでくる。 それが司令部の命令なら、それに従うしかない。 指揮官達はとにかく自分の部隊をまとめ、前進を開始した。 戦車の大半は既に砂浜を抜け、メサイア用塹壕を迂回するルートをとっている。 徒歩で移動する海兵隊員達だけが未だ砂浜を抜けられない。 偽装された塹壕やトーチカに潜んで米軍の攻撃に耐えていた中華兵達の放った砲火が彼らに襲いかかったのは、その時だった。 ズダダダダダッ―――!! 「敵襲っ!」 「どこだ!どこから撃っている!」 「狙撃兵だ!」 「違う!空からだ!」 突然の銃声、悲鳴を上げることもなく倒れる隊員達。 生き残った兵士達は、再び混乱の中に叩き込まれた。 中華帝国兵が作った塹壕やトーチカは、徹底して海岸側からはそれと判断出来づらいように工夫されていた。 それだけに、海岸に上陸した海兵隊員達にとって、ほんの少し海岸から進んだ所に中華兵達がいるなんて想像さえ出来なかった。 「馬鹿な!」 指揮官は混乱する部下を怒鳴った。 「ここは阻止線の中だぞ!」 ―――お袋の腹の中より安全 ある海兵隊指揮官は、阻止線の中、つまり、今の彼らの立ち位置をそう評していたし、隊員達もそれを信じ切っていた。 だが、それが油断という彼らの悲劇を産み出す元凶となった。 海岸に伏せる彼らめがけてトーチカから放たれる濃厚な集中砲火が降り注ぐ。 海岸のゆるい砂は逃げまどう海兵隊員達の足をもつれされ、その逃げ足を遅くする。 火線になぎ倒される米兵達によって、海岸は今や死体の山だ。 少しでも頭を上げれば吹き飛ばされる恐怖が走る。 吹き飛ばされなくても、恐ろしくて頭を上げようという発想そのものがわかない。 今や海兵隊員の中で立っている者はいない。 皆が海岸の砂浜にしがみついて、この銃火の嵐が去るのを待つしかない。 弾を避ける楯になるなら、戦友の死体まで使うしかなかった。 「塹壕を掘れっ!」 誰かが叫ぶと、隊員達は脱ぐか戦死者の被っていたヘルメットで必死に砂浜を掘ろうとする。だが、 「くそっ!何だこれは!」 砂質のせいで隊員達が命がけで掘る穴は、端から埋まってしまう。 ある隊員は、泣きながら穴を掘る戦友をちらと見た。 ―――向こうの方が深い。 ふとそう思った次の瞬間、その戦友が頭を吹き飛ばされ、脳漿と血をまき散らしながら穴の上に倒れ伏した。 隊員は、その戦友の死体の傍まで這っていくと、死体を突き飛ばして穴を掘り続けた。 その穴を掘っているのが、自分で3人目だということを、彼は知らない。 人がやっと入ることの出来る穴が掘れたのはかなり長い時間が過ぎた後だ。 安心感から息が切れ、ふと見上げた向こうから何かが飛んでくるのを、彼はただぼんやりと見つめるしかなかった。 「前進しろっ!」 彼らを追い立てるように迫撃砲弾まで飛来した。 狙いは上陸用舟艇。 無蓋の舟艇の中に飛び込んだ砲弾が、容赦なく兵士達を切り刻み、舟艇の中を阿鼻叫喚の地獄絵図に変える。 砲撃が弾薬箱に命中した舟艇は一瞬で沈む。 それでも舟艇部隊は海岸を目指す。 海岸に部隊を吐き出せば彼らの仕事は終わる。 終われば、彼らはこの地獄から逃れることが出来るのだ。 だが――― 「軍曹!」 シュルツ軍曹は、横にいたマーク一等兵に肩を叩かれた。 マークは引きつった顔で空を指さした。 軍曹は空を見た。 青い空に星が瞬いていた。 星? ―――違う。 軍曹は、星の正体が何かを理解して青くなった。 それは、自国軍が世界各地で敵兵女子供構わずに撃ち込んだ恐怖の嵐。 「MLRSだ!」 もう遅い。 こんな場所に撃ち込まれたらもう終わりだ。 軍曹は思わず首から提げていたロザリオを握りしめた。 ―――これから、無数に近い子爆弾が自分の周りで炸裂し、自分はこの祖国から遠く離れた場所で挽肉にされるんだ。 ―――くそっ!神様っ! 軍曹は神へ何と祈りを捧げて良いのか迷う間に、“それ”は彼らめがけて襲いかかった。 艦砲とは違う奇妙な飛来音があたりを支配する。 そして―――爆発音。 「軍曹っ!」 ロザリオを握りしめた姿勢で目を固くつむった彼は、再びマークに叩かれて目を開いた。 無事だ。 自分も部隊も―――無事だ。 「ふ、不発か?」 「違いますよ!」 マークは泣き出しそうな顔で海岸を指さす。 そこにはランプが開いた上陸用舟艇が停まっている。 海兵隊員が勢いよく飛び出してくる―――はずだ。 「ん?」 様子がおかしい。 誰も出てこない。 「今の攻撃は」 マークは言った。 「俺達じゃなくて、舟艇を狙ったんですよ」 やっと、恐ろしくゆったりとした、千鳥足に近い歩調で一人の海兵隊員が顔を出した。 全身が血まみれで性別さえわからない。 ランプ半ばまで歩いて、力尽きたように海に落ち、そのまま浮かんでこなかった。 それだけで、中がどんな有様か聞かずともわかった。 そのうち、何かに引火したんだろう。何隻もの舟艇の中で火災が発生し始めた。 盛大な松明、もしくは死体焼き場となりつつある舟艇の炎を見ながらマークは呟くように言った。 「あ……ありゃダメです」 「くそっ……貴重な人手を」 戦車部隊が血相を変えて舞い戻ってきたのは、すぐのことだ。 トーチカめがけて無茶苦茶に近い発砲を繰り返し、片端からトーチカを潰していく。 海兵隊員達が沈黙したトーチカに這い寄ると、中に手榴弾を放り込み、直後に小銃をその中へ乱射する。 数名の中華兵の死体が転がる中、隊員達はトーチカの中へと飛び込んで生き残りを捜す。 「誰もいない!」 一文字に掘られた穴を材木で補強し、遮蔽物で偽装しただけのそのトーチカには、機関銃一丁と無数の空薬莢、そして三人分の死体が転がっているだけだ。 あとには何も残っていない。 「爆発物はない」 床を調べていた隊員が言った。 「壁にも金属反応はないから大丈夫だ」 安全な場所を確保出来たおかげで、隊員達はその場に思わずへたり込んだ。 「馬鹿な」 隊員達は周りを見回した。 周囲には、仲間しかいない。 敵が、どこにもいない。 死に物狂いで攻めるハメになったこのトーチカだというのに。 戦車砲の爆発で頭をやられたんだろう、妙に臭い死体だけだ。 「まさか……たった三人で俺達をここに釘付けにした?」 「馬鹿な」 薬莢を調べていた別な隊員が言った。 「口径が違う。間違いなく、ここでは他の銃も使われていた」 「じゃあどこに!」 うち続く緊張に、思わず殺気だった声を荒げる。 「死体にでも聞け」 その隊員がにべもなく言った途端――― ズンッ!! トーチカの外から、そんな音がした。 このトーチカを砲撃した戦車の砲塔が吹き飛び、砲塔跡から盛大な炎と煙が上がっていた。 「地雷だ!」 トーチカの外にいて、その光景を見ていた隊員が言った。 「地雷にやられた!―――この辺一帯、地雷原だ!他も酷いことになっている!」 隊員は、興奮気味に何かを話そうとしたが、 パンッ! 隊員はその音を残して永遠の沈黙に入った。 「狙撃兵だ!」 トーチカの外でそんな声がした次の瞬間。 中華帝国軍の攻撃が再び始まった。 「トーチカに入れっ!」 その号令と前後して外にいた隊員達が続々とトーチカに入る。 攻撃は、トーチカの背後から襲ってきた。 それまで沈黙していたトーチカが、突然発砲を開始したのだ。 「どういうことだ!」 「知るかよ!」 隊員達はトーチカの中から応戦する。 一人の隊員が射撃ポジションを求めたが、床に転がる死体が邪魔だった。 「どけっ!」 彼は死体を蹴飛ばした。 死体がゴロンと音を立てて転がる。 その動きにあわせて、細いワイヤーが宙を舞った。 ドズンッ!! 腹に響く音がして、目の前のトーチカが吹き飛んだ。 米兵の肉片がトーチカの天蓋に降り注ぐ音を聞きながら、中華兵達は歓喜の声をあげる。 「脳なしの米兵め!」 「ざまあみろっ!」 米兵は、その物量で押しまくる戦術からして、正攻法で勝てる相手ではない。 米兵と比較して数十年の格差で装備に劣る中華兵が米兵とまともに戦うためには、頭を使う必要がある。 朱少将が着目したのは、海岸の地質と、この島に放棄されていた鉱物資源採掘ロボット達だ。 海岸の地質は地下2メートルまでは砂質だが、その下はかなりしっかりした地質であることが判明している。 そして、 ―――どんな土地でも穴を掘り、坑道を作り上げることが出来る。 鉱山で捕まえた日本人技師はロボットをそう説明した。 地質とそこに穴を掘るロボット。 朱少将は、躊躇うことなくそのロボットで地下陣地を構築する工事に取りかかった。 その結果がこれだ。 全ては朱少将の作戦通りに進んでいる。 二度に渡って米兵を阻止しつつある。 俺達は、勝とうとしている! ―――朱少将は智将だ。 兵士達は心酔にも似た感情で米兵達が吹き飛んだトーチカを見る。 一カ所ではなく、何カ所でも同じようにトーチカに逃げ込んだ米兵達が殺されているのは明らかだ。 米兵はトーチカに近づこうとさえしない。 不意に、目前のトーチカから旗が上がった。 中華帝国旗だ。 友軍兵士が誇らしげにトーチカから旗を振るっている。 トーチカを友軍が奪還した証拠だ。 戦車が近づいてくるなり、トラップを仕掛けて重火器すべてを即座に坑道に移動し、壁に偽装した坑道入り口を塞ぐ。 米兵がトーチカを占領した後、壁に仕掛けられていたトラップが作動し米兵は即死する。 その後、坑道から出た中華兵が再びトーチカに入る。 単純だが、確実な方法だ。 地上を這い蹲る米兵を、安全な地下を移動しつつ、中華兵達は翻弄する。 米兵にとって悪夢となった戦いの主役が登場したのは、このトーチカの攻防の後だ。 戦いの趨勢を決めた主役の名は、97式93mmサーモバリック弾ランチャー。 気化爆弾は、従来の火薬による爆発ではなく、霧状に散布された燃料(爆薬)と、空気が適度な比率で混合されることで発生する爆発的な燃焼効果により、高い破壊、殺傷効果が期待出来る兵器である。 半径50メートル以内の兵士を無差別に殺傷する能力と、車両内部までを一瞬にして酸欠状態にしてのける特性が、海岸の海兵隊員を―――例え戦車や装甲車に乗っていたとしても変わらない―――容赦なく殺傷した。 米軍は米軍呼称“フォックスロット・ビーチ”からの攻撃を断念し、上陸部隊は即座に海上へ撤退を開始。 上陸作戦参加約5千名。生還者350名。 海兵隊史上最悪の敗北となった戦いがこうして終わった。 米軍呼称“フォックスロット・ビーチ”。 戦後、その名で呼ぶ者はいない。 米軍呼称“フォックスロット・ビーチ”。 そこは、こう呼ばれている。 俗称“ハンバーガービーチ” 隊員達がトラップと砲撃、そして気化爆弾によって文字通り挽肉にされたことを皮肉った呼び名だ。 司令部は、ボルネオ島の海上封鎖と、フィリピンに待機していた戦艦主体の打撃部隊、そして航空部隊の動員を決定した。 目的を、占領ではなく、中華兵の殺傷という単純な目的に切り替えたのだ。 ただ、今は、今のみ、海兵隊員達の戦いは終わった。 だが、忘れてはならない。 戦いを終えた。 それは、海兵隊だけの事だ。 海兵隊が全滅したことで予定を大きく狂わされた司令部は、“赤兎(せきと)”達のゲリラ的攻撃に翻弄され続けた阻止線担当部隊、つまり、前衛に出た戦車隊とグレイファントム隊への撤退命令を出しこそねた。 その結果――― 阻止担当部隊は中華帝国軍の包囲網に、完全に孤立した。 当然、その中には美奈代達が含まれていた。
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NIKKE1.5周年記念生放送まとめ ※判明次第追加していきます。 ◆生放送URL ◆女王蜂とCosmograph氏によるコラボ主題歌 女王蜂:三人組ロックバンド、推しの子ED、どろろOPなど。 ファミ通NIKKE担当の星裕也氏によれば「首のない天使」の曲名にも意味があるとのこと。 NIKKEで首のないで連想されるニケといえば・・・? 第2回グローバル人気投票結果 1位 レッドフード 2位 ドロシー 3位 紅蓮 4位 ブラン 5位 紅蓮:ブラックシャドウ 好きなNPC:アナキオール 好きなミニゲーム:M.O.G. 好きなBGM:A.C.P.U.FREEEZ!! 好きなラプチャー:モダニア 好きなイベント:RED ASH CDKコード情報 240420533:ジュエル300+素材色々 ONEANDHALFANNIVSHOW:ジュエルと素材 BEWITHCOMMANDER:募集チケット 新ニケ実装 SSRクラウン ピルグリム SSRキロ ミシリス キロは配布SSR! キロは初の乗り込み型、ロボットの名前はタロス(CV潘めぐみ) 新スキン モダニア:セカンドアフェクション スノーホワイト:ホワイトナイト ディーゼル:ミッドナイトストロベリー 1.5周年ストーリーイベント「LAST KINGDOM」 ◆クラウンとチャイムの王国に襲来するインディビリアとトーカティブ、二人の狙いは王国に隠された宝。 OZやRAと異なり現代が舞台のイベント。 時系列的にレッドフードを故郷へ送り届けた後のお話のようです。 ニヒリスターを裏切ったインディビリアとトーカティブ、トーカティブは細部が変わってるように見えます。 ◆新ボス「インディビリア」 インディビリアのタイラント形態、サソリのようなフォルムから第2形態のムカデのようなフォルムへ。 金田朋子氏、インディビリアをみて「描いた人絵上手いですね!」 ミニゲーム:タワーディフェンス型ミニゲーム(千年戦争ア◯ギス風) ◆毎日クラウンピックアップガチャが一回無料 高級チケット多数配布 CHAPTER29 30解放 ◆チャプター29:救出への「道」 クリスタル地帯の未知のエレベーターでハイブと呼ばれる施設を探索するカウンターズ。 先遣隊の痕跡を頼りに進んでいった先には・・・? ◆チャプター30:自分より大切な「宝物」 守ろうとする者、壊そうとする者、思い出が浮上する。 28章のラストで登場したセブンスドワーフと呼ぶ棺状の武装を扱うアンノウン。 アンノウンとスノーホワイトとの関係が明らかになるとのこと。 手前の人物はアンノウンか、奥に見えるのはラピ? なぜアナキオールがクリスタルの中にいたのか?ついに明かされそう。 アニバーサリーアップデート ◆プロフィールデコレーション ◆ロストセクター タワー新ステージ ◆フルバーストデイ ◆スキルリセット ◆アーカイブに「BRAND NEW YEAR」追加 今後のアップデート ◆M.O.G.Ver.2実装、ホーム画面から入場可能 ◆宝物システム調整中 書籍 グッズ ◆ファミ通NIKKE1.5周年記念特集 先日募集した開発チームへの質問などが掲載される予定。 ファミ通特集では設定なども掲載されるので楽しみにしてます! ◆LINEスタンプ第3弾 ◆アートブック 公式資料集 ◆NIKKE POPUP STIRE常設決定 ◆ファンミ初開催 ◆フィギュア化進行中 金田朋子氏、灰色の型を見て「すごい、セメントで作ってるの?」
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「ち、ちょっと待て……?」 美奈代は自分の周囲を見回して青くなった。 「完全に包囲されています!数10!」 どういうわけか、美奈代は都築が相手にしている1騎を除いた敵10騎に、一瞬のうちに包囲されていた。 理由は簡単だ。 塹壕に飛び出した1騎の“赤兎(せきと)”と斬り結んだ都築騎の“鳳龍”だったが、まるで“赤兎(せきと)”に翻弄されているかのように、塹壕から離れ、奧へ奧へと動いていったのだ。 “赤兎(せきと)”3騎を切り倒した所でそれに気づいた美奈代は、そのがら空きの背にぞっとするほどの危険性を感じ、都築騎を追った。 その結果がこれだ。 すぐ間近では都築騎がいまだしつこく追ってきた“赤兎(せきと)”としのぎを削っている。 なら自分は都築に助太刀するか? 否。 そんなことしている余裕はない。 都築が追った“赤兎(せきと)”は逃げたのではない。 通信が通じないと判断し、後詰め部隊に直接増援を求めに動いたのだ。 当然、そこには後詰めの部隊がいた。 美奈代は、そのまっただ中に飛び込んだのだ。 “赤兎(せきと)”達が、美奈代騎を取り囲んでいる。 1対10。 どう考えても、マトモに勝負を挑むだけムダなレベルの戦力差だ。 今更、間違えましたは通じないだろう。 「だっ、脱出は!?」 普通、こういう時、一番最初に考える対処方法を美奈代が口にしたのも当然なのだ。 「不能!」 牧野中尉は言った。 「私だけでしたら脱出装置で可能ですが、自爆装置作動しますよ!?」 「“さくら”も!」 精霊体ですら言った。 「マスター!自爆するなら、エンジン、エジェクトしていい?」 「薄情者ぉっ!」 ピーッ! 背後から2騎、同時に斬りかかってきた。 「都築っ!貴様ぁっ!」 一騎と押し合いになっている都築は全く頼りにならない。 返事すらない。 「2騎、5時6時方向!」 「ちいっ!」 美奈代は自分から急速後退をかけつつ、シールドと斬艦刀の切っ先を後ろへ向けた。 ガンッ! まさか敵が自分から飛び込んでくるとは予想していなかったのだろう。 振りかざした青龍刀を振り下ろすタイミングを逸した“赤兎(せきと)”達の腹部装甲に、同時に斬艦刀とシールドのエッジがめりこみ、2騎の脚が衝撃に宙に浮いた。 ズンッ―――ズシャッ 美奈代はエモノを敵の腹から引き抜いた。 それが始まりだった。 美奈代は飢えた狼同然に、“赤兎(せきと)”達に襲いかかった。 反応が遅れた“赤兎(せきと)”の胴を横薙ぎの一撃で切断、その切っ先を、真横の騎に起きた惨劇に狼狽する、別な“赤兎(せきと)”の胸部装甲の隙間に叩き込む。 「何っ!ば、ばかなっ!」 「隊長殿がっ!」 さすがに肝を潰したのは、“赤兎(せきと)”の騎士達だ。 中華帝国の精鋭達4騎が、剣を交えることもなく潰された。 そして、先程の2騎が大地に崩れ落ちるよりも早く、メサイアは動いた。 「に、日帝の騎は悪魔か!?―――ヒイッ!」 横に薙ぎ払う長剣の一撃をかろうじて避けた“赤兎(せきと)”の騎士だったが、真っ正面から放たれたシールドのエッジアタックまでを避けることは出来なかった。 グシャッ! グギャッ! 何かが壊れる音と、蛙が潰されたような音を残して、騎士と共に“赤兎(せきと)”が吹き飛ばされた。 「あ、悪魔だっ!白い悪魔だっ!」 「に、日本軍は死に神だっ!」 騎士達からは恐怖の叫びが聞こえて来る。 「ど、同時に行けっ!」 誰かが叫ばなければ、彼らは武器を捨て逃亡したろう。 もう、彼らには恐怖はあっても戦意はなかった。 持っているモノと失ったモノ。 それを逆転したのが、そんな一言だ。 「同時なら何とかなるっ!」 美奈代騎から最も離れた騎からの声。 それが、騎士達を地獄へと導く。 この地に降り立った死に神は、まだ獲物が足りませんと―――。 「お、応っ!」 美奈代騎から見て、左斜め正面と右斜め後ろの騎が同時に動いた。 左斜め正面の騎が槍を突きだし、左斜め後ろの騎が青龍刀で襲いかかる。 槍の切っ先が、メサイアのがら空きの胴に吸い込まれようとしている。 ―――殺った! 槍を繰り出した騎士は、勝利を確信した。 だが――― ガッ! 「何っ!?」 メサイアは、騎体を最小限ひねるだけで槍を回避。 あまつさえ、繰り出した槍を掴むと、力任せに引っ張った。 「しまったっ!―――うわぁぁぁっ!」 出力差が違いすぎる。 グンッ! 槍を繰り出さした勢いに、敵騎のパワーが加わった“赤兎(せきと)”は、槍と共に後ろに放り投げられた。 その先には――― 「避けろっ。黄っ!」 その叫びは遅かった。 彼の槍は、後ろから襲いかかろうとしていた仲間の“赤兎(せきと)”の胸部装甲を貫通した。 「黄ぉぉぉっ!」 騎士は味方騎に突き刺さった槍を手放そうとしたが、 ザンッ! 気づいたときには、斬艦刀が、彼を騎体ごと切断していた。 「畜生っ!」 生き残った3騎は自暴自棄同然の突撃にかかった。 剣を並べ、3騎同時の突撃で串刺しにしようというのだ。 「仲間の敵だっ!」 「死ね、小日本(シャオリーベン)!」 「消えろ悪魔っ!この世からっ!」 黄騎に突き刺さった槍を引き抜いたメサイアが彼らの視界に迫る。 ―――キュイッ メサイアは、左手で槍を構えると、左の騎に襲いかかった。 「この程度!」 左の騎を駆る騎士が青龍刀を振り下ろして槍をうち払う。 青龍刀を振り下ろしきった途端――― メサイアは、急加速をかけ、相互の間合いを一瞬で詰めた。 「―――ひっ」 騎士は、慌てて青龍刀を構え直そうとしたがもう遅い。 ガンッ! エッジアタックをモロに喰らった“赤兎(せきと)”はくの字に曲がって吹き飛び、すれ違い様に真ん中の騎が胴を薙ぎ払われ、上下二つに分離させられた。 「―――なっ!?」 動きが早すぎる! 目を見開くのは、最後に生き残った騎士。 彼は逃げるために騎体を旋回させようとした。 だが、それより早く、斬艦刀の一撃が、彼の騎に襲いかかってきた。 「……か、各部異常……なし」 震えを通り越して、涙声になった牧野中尉が言った。 「後は……都築准尉が相手する1騎のみ」 「……ぜぇ、ぜぇ……」 その間、美奈代は、肺に無理矢理空気を送り込む要領で、肩で息を続ける。 言葉が出てこない。 自分がやってのけたことが理解さえ出来ていない。 その横では、“さくら”がびっくりした顔で美奈代を見つめていた。 「ま、牧野中尉……ゲホッ……い、生きてます?」 ようやく喋れたのはそんな言葉だけ。 それでも、喋れるだけ奇跡だと思う。 「生きてますけどね……。正直、どう言っていいんでしょう……こういうの」 足下は“赤兎(せきと)”の残骸だらけ。 まるで集団戦闘の跡さながらだ。 だが、間違いなくこの敵を残骸にしてのけたのは、この娘ただ一人だ。 「10騎を……30秒かかってませんよ?どこのアニメですか」 「き、騎士のスピードなら、この程度……」 「ひ、非常識です」 美奈代が何かを言い返そうとした時だ。 ギャンッ! 都築に襲われていた“赤兎(せきと)”がついに力尽きた。 まるでメサイアそのものが悲鳴をあげたような音を立てた“赤兎(せきと)”は、騎体の半ばまでたたき割られ、動きを止めた。 「次っ!」 “赤兎(せきと)”が倒れる音を聞きながら、都築は怒鳴るが、 「何がだこのバカっ!」 美奈代はたまらず怒鳴った。 「一人でんなマネしてる間に、私が何騎相手にしたと思ってる!」 「あ?」 都築が見ると、周囲は“赤兎(せきと)”の残骸で埋め尽くされていた。 「おいっ!俺の獲物は!?」 「10騎だぞ!?1対10だったんだ!」 肩で息をする美奈代が半泣きになって怒鳴る。 「グスッ……。一斉に私めがけて襲いかかってきたんだ!滅茶苦茶怖かったぞ!?どうしてくれる!貴様は全く!」 「俺を放っておいてスコア10騎だと!?」 「問題はそこか!?」 怒鳴るというか、突っ込んだ格好になった美奈代騎の背後で、連続した大きな爆発が発生した。 「な、何?」 もうもうと立ち上る黒煙は、かなり大規模な攻撃であることを告げていた。 「艦砲攻撃です」 牧野中尉が言った。 「で、でもあっちって」 「着弾点は、上陸地点です」 「海軍の誤射ですか?」 「まさか」 牧野中尉は否定した。 「いくらなんでも、そこまでマヌケではありません」 「じゃあ―――」 「落下から見て攻撃は山の向こうからです」 美奈代は、間近にそびえる山を見た。 標高は数百メートル。 そう高い山ではない。 また、新たに爆発が発生した。 「艦砲の支援、求めますか?」 「それもいいんですけど」 牧野中尉は言った。 「金剛隊はもう移動する時間です」 「そんな!」 「他上陸地点もかなり苦戦しているんです。艦砲射撃支援は、全部隊が渇望している。中華帝国も死に物狂いですからね」 「二宮教官達は?」 「通信つながらず」 「―――ちっ!」 美奈代はチラリと横に立つ都築騎を見た。 「都築」 「やるしかねぇだろ」 都築はコクピットで、開いた左手に右手の拳を叩き付けた。 「戦艦沈めたなら勲章モノだぜ」 「やれるか?」 「やるさ」 「信じられないが―――牧野中尉。一気に山を越えて斬り込みます。いいですか?」 「やってみましょう」 牧野中尉は、騎体のブースターに火を入れた。 「さくら―――いくわよ?」 「はいっ!」 「あ、おいっ!ちょっと待てっ!」 都築の声を残し、美奈代騎は一気にブースターを開いて、山を飛び越える機動に出た。 ―――そして、自分のうかつさを本気で呪った。 美奈代は、山の向こうに、大口径の砲兵陣地があると判断していた。 砲兵陣地を強襲、これを殲滅する。 美奈代は自分の目標を、そう判断していた。 相手は砲兵陣地だと。 だが、都築は言っていた。 「戦艦沈めたなら勲章モノだぜ」 何故、都築が「戦艦」という言葉を用いたか、美奈代は何も考えず、都築に聞こうともしなかった。 その結果がこれだ。 山を飛び越した美奈代が見たモノ。 それは、だだっ広い平原に陣取る“鉄のフネ”だった。 “鉄のフネ” 即ち、軍艦だ。 灰色に塗装された船体が美奈代の目の前で移動している。 「な……何で?」 美奈代は目を疑った。 フネは水に浮かぶものだ。 陸を移動するものではない。 「准尉っ!」 牧野中尉の鋭い警告が飛び、“征龍改”はブースターを開くと、山の谷間に飛び込んだ。 向こうも、山越えに飛び出してきた美奈代騎に十分な対応が出来なかったらしい。 幸いにも美奈代騎が山の谷間に騎体を沈める間、フネからの攻撃は一発も飛んでこなかった。 「な、何ですか!?アレは!」 美奈代がコクピットで思わず大声で牧野中尉に訊ねた。 「艦名不明。艦形状、ライブラリーに照合なし」 牧野中尉は言った。 「現物は―――私も初めてみました」 「いくら何でも、なんで地面にフネがいるんですか!?」 「―――陸上戦艦」 「は?」 「陸戦艇(ランドバトルシップ)ともいいます。飛行艇のような完全な浮遊装置ではなく、FGF(フリーグラビティフィールド)を応用したホバー移動で陸上、水上お構いなしに走行可能の艦船です」 牧野中尉は思いだしたように言った。 「……また、座学で寝てたことが発覚しましたね」 「一々覚えていないだけです!」 美奈代は泣きそうになって怒鳴った。 「何で一々、私が忘れていることを、寝てた寝てたって!」 「本当のことでしょう?」 「ううっ!」 ズンズンズンズンズンッ! 山の斜面で連続した爆発が発生した。 その陸戦艇が、何かを狙って発砲したらしいことは、美奈代にも容易に想像がついた。 着弾で吹き飛ばされた土砂が容赦なく降り注いでくる。 「おい泉っ!」 都築の“鳳龍”が美奈代騎の横に滑り降りてきたのは、その時だ。 “鳳龍”が、砲撃を連れてくるような、そんな錯覚さえ起こしてしまう。 「あ、アブねぇ!」 敵の狙いは都築騎だったらしい。 「大丈夫か?」 「それはこっちのセリフだ!」 都築はくってかかった。 「強行偵察だけで済むだろうが!」 「……え?」 「えっ!?じゃないだろう!」 美奈代の素っ頓狂な声に、都築は思わず怒鳴った。 「まだ戦艦の有効射程だ!戦艦に叩かせればいいだろうが!」 「だ、だけど通信が」 「後退して通信つなぐって考えがどうしてわかない!」 「……すみません」 「くそっ!何で俺は……」 「……え?」 「なんでもねぇよ!」 美奈代の目の前で、都築騎が動き出した。 「ね、ねぇ、ちょっと!」 美奈代が止めようとするが、都築は言った。 「さっき、メサイアを3騎確認した。俺が引きつけるからお前は下がれっ!」 「な、何なのよ……」 美奈代は頬が赤くなるのを抑えられなかった。 都築がこう呟いたように聞こえたからだ。 ―――何で俺は、こんなの好きになっちまったんだ。 美奈代の目の前で、さくらがニマニマと、まるでチェシャネコのような表情をしている。 その表情から、どうやら聞き間違いではないらしい。 そう判断した美奈代は、まるで恥ずかしさから逃れるように、美奈代はブースターを開き、谷間から飛び出した。 ……何も考えずに。 ズンズンズンズンッ!! 谷間から飛び出した途端、待ちかまえていたように美奈代騎を陸戦艇の砲火が包み込んだ。 命中弾こそ出ていないが――― 「くっ!」 牧野中尉は、上昇を諦め、急速降下に切り替えた。 それが幸いした。 美奈代騎の上昇コース。山頂から若干下付近に、陸戦艇の主砲弾が着弾した。 タイミングを間違えれば―――考えたくないオチがついただろう。 「……正解だったわね」 背筋を流れる気持ち悪い汗を感じながら、牧野中尉はそう呟いた。 「泉准尉の悪運が移ったかしら」 「何か言いましたか?」 美奈代は背部にマウントしてあった速射砲を取り出した。 35ミリガドリング砲が軍艦相手に聞くのかは、試してみるしかない。 「中尉―――相手の武装は?」 「どう見ました?」 「37ミリ機関砲……いち、に」 「……6門です」 目をつむって飛んで来た火線の数を思い出そうとした美奈代に、牧野中尉は言った。 「両舷併せて推定12門。25ミリ砲もかなり積んでいますね」 「プラス40センチ砲?……でも、40センチにしては破壊力が」 「残念―――60センチ臼砲(きゅうほう)です」 牧野中尉は言った。 「60センチ!?」 「ええ……カール自走臼砲(きゅうほう)の後継モデルを参考にしたんでしょう。何しろ、陸戦艇そのものが、ドイツの―――きゃっ!?」 美奈代は“征龍改”を急速移動し、その一撃を避けた。 谷間めがけて高角度で臼砲(きゅうほう)を放ったらしい。 砲撃は初弾で谷間に飛び込んできた。 砲弾は美奈代騎がいた辺りに見事に落下、辺りを跡形もなく吹き飛ばした。 美奈代は知らないが、この時発射された60センチ臼砲(きゅうほう)の砲弾は一発約2トン、高性能火薬500キロが入った代物だ。 ―――敵の砲術長は、いい腕をしている。 美奈代は素直に感心した。 臼砲(きゅうほう)の射撃がどの程度難しいかは知らないが、さっきの砲撃といい、その技術は申し分ない。 何だか、それが恐ろしくもったいない、そんな気分になった。 「―――中尉っ!」 美奈代は、そんな気分から逃れようとするかのように、怒鳴った。 「あいつを仕留めますっ!」 「ど、どうやって!?」 「やってから考えますっ!」 「そんな無茶な!」 美奈代は、牧野中尉の意見をそれ以上聞かなかった。 聞く前に、美奈代は“征龍改”を突撃させていた。 中華帝国陸軍陸上戦闘艇“玄武”級ネームシップ“玄武”。 それが、美奈代の目の前にいる艦の名である。 全長220メートル。後部甲板に飛行甲板があり、ヘリやVTOLの運用が可能。 メサイアの移動ベースとしても申し分ない輸送力を持つ。 元は中華帝国で飛行艦を運用する海軍によって、新型飛行艦として開発されたが、飛行システムの不具合から、完成してみたらホバー移動のみ可能という、飛行艦としては致命的な欠陥品だった。 試験も中止され、岸壁に放置されていたものを、広大な大地を防衛する陸軍が、高い走行性能と陸上の移動手段としては破格の輸送力に着目し、海軍からスクラップとして譲り受けた後、“飛行艦ではなく陸戦艇だ”と主張し、同型艦の独自開発と運用を開始したという、いわくつきの代物だ。 「3時方向、メサイア1、接近しつつあり!」 陸上では的になりかねないことから、低く設計された艦橋の上。装甲板が張り巡らされた防空艦橋で見張りが叫ぶ。 砲塔旋回と射撃警告それぞれのブザーが入り交じってその叫び声をかき消す。 船体前面に設置された40センチ砲塔がゆっくりと右舷に旋回、照準を合わせた。 ズンッ! 鼓膜がどうにかなったんじゃないか。 本気でそう思うほどの砲声をあげ、40センチ砲が火を噴いた。 船体が砲撃の衝撃で大きくぶれる。 メサイアの背後、かなり遠くで爆発が発生した。 「砲撃遠いっ!」 艦橋で着弾を確認した艇長は怒鳴った。 「近すぎて主砲では無理だ!それ以外の砲で仕留めろっ!」 「―――くっ!」 飛び来る機関砲弾の嵐に襲われた美奈代は、騎士としての反射能力だけで飛来する砲弾を回避するハメになった。 「こっちに満足な対艦攻撃装備がないからってぇっ!」 ギュインッ! ギャンッ! 機関砲弾がメサイアをかすめる、背筋の寒くなるような音がレシーバーに次々と入ってくる中、美奈代はオレンジのアイスキャンディーにしか見えない砲弾や、目の前で発生する爆発を全てかわしきった。 メサイアを世界最強の兵器へと押し上げたのは、まさにこの時見せた美奈代のような、騎士の反射能力を、メサイアが機械として反映させることが出来るからに他ならない。 騎士こそがメサイアであり、騎士故に、メサイアは世界最強なのだ。 メサイアの前に、いかなる重武装を施した要塞然とした存在であろうとも、全くの無力であることが今、証明されようとしていた。 「畜生!当たれっ!」 「バケモノがぁっ!」 兵士達が必死に撃ち出す砲弾をメサイアはすべてかわしてしまう。 「弾種切り替えろっ!弾種を近接信管に!」 怒りのあまり、艦橋のヘリを殴った砲術長は叫ぶ。 「着発信管なんて使うな!相手は戦車じゃないんだぞ!」 もし、この陸戦艇を運用しているのが海軍なら、少しだけ状況が違ったかもしれない。 陸軍兵士達がこの陸戦艇で想定していたのは、戦車であり、機関砲は接近する戦車を破壊するための存在として位置づけられている。 航空機を撃ち落とすための近接信管の使用は例外的扱いだ。 何しろ、機関砲は海軍からのお下がりで、手動操作する代物にすぎず、高速移動する物体に対する対空砲として使える代物ではない。 だが、この近接信管を最初からメサイアに使用していたら、かなりのダメージを与えることは出来たろう。 兵士達が対空砲の射撃を停止し、弾薬を交換するその間に、美奈代騎は玄武の懐に飛び込んだ。 右手に装備した35ミリ機動速射野砲の至近射撃が、艦の構造物を滅茶苦茶に引きちぎる。 それまで美奈代達に向けて砲弾を放っていた機関砲達は、兵士達と共に挽肉にされた。 兵士達の呆然とする顔。 恐怖にひきつる顔。 泣き出す顔。 美奈代は、その全てを見た上で、彼らめがけて引き金を引いた。 罪悪感とか、恐怖感とか、そんなものは何もなかった。 ただ、機械的に引き金を引いた。 美奈代自身、そこには一切の感情は、なかった。 兵士達が砕かれる光景の後、美奈代は斬艦刀を構えながら“征龍改”をジャンプさせ、艦橋に飛び乗った。 自重数百トンというメサイアの重量で艦橋が一瞬で潰れる。 美奈代は、騎体が沈み込む中、騎体のバランスをとると、35ミリバルカン砲を玄武めがけて叩き込んだ。 軍艦とはいえ、35ミリ砲弾の雨を浴びることは想定されているはずばない。 艦中央の機関部冷却システムが破壊された玄武はつんのめるように急停止し、内部の熱の出口を失った機関部から、得体の知れない音が響き始めた。 その音を聞いた美奈代は、再び騎体をジャンプさせると、35ミリ砲の残弾を、玄武への土産とばかりに乱射した。 美奈代騎が大地に降り立った時、玄武はその姿を、立ち上る黒煙へと変化させていた。 「戦果としては申し分ないですね」 牧野中尉がねぎらうように言う。 「陸戦艇1、メサイアがじゅう―――」 ピーッ! 突如、コクピットに鳴り響いた警報。 牧野中尉の鋭い声。 「砲弾飛来警報っ!」 スクリーンが一瞬、真っ白になった次の瞬間――― 空気の壁に叩き付けられたような衝撃が美奈代を襲った。 激しくシェイクするコクピットの中。 美奈代は意識を失った。
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属性 火属性 最大Lv 99 初期HP 5763 最大HP 8251 レアリティ ★6 タイプ ランサー 初期攻撃力 1629 最大攻撃力 2339 初期防御力 1622 最大防御力 2356 初期スピード 1455 最大スピード 2106 +HP上限 3090 最大HP上限 11341 +攻撃力上限 1170 最大攻撃力上限 3509 +防御力上限 1140 最大防御力上限 3496 +スピード上限 750 最大スピード上限 2856 リーダースキル 女神の精鋭 4属性以上の編成の時、全てのユニットの攻撃力を35%アップ フォーススキル1 デイブレイクフリート 火属性のn%攻撃を25~30回連続攻撃。低確率で攻撃力30%ダウン。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 21 21 22 22 23 24 24 25 26 27 ディレイターン 8ターン 効果持続ターン 2ターン フォーススキル2 英雄の歌 1ターンのみ味方単体の攻撃力とスピードをn%アップ。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 進化前 [約束の少女]アテナ 83 85 87 90 92 95 97 100 102 107 通常進化 - ディレイターン 3ターン 効果持続ターン 1ターン 幻獣契約1 [勝利の女神]アテナ 契約素材 [万物遮断の盾]アイギス(2) 幻獣契約2 [約束の女神]アテナ 契約素材 [黒衣の天使]フューネラス(2)[万物遮断の盾]アイギス[尖兵]トゥルグリシア[霊歌]スペクター 特殊能力 [強]アーチャーキラー/[強]パラディンキラー 契約使用先 - 入手方法 通常進化 備考 CV:高橋 李依・[火]アテナに新たな幻獣契約が登場!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=1598 k=3 資料 *資料のステータス値は装備品をつけている可能性がある為、目安にして下さい。 コメント 名前
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http //www.nids.go.jp/dissemination/kiyo/pdf/bulletin_j4-3_4.pdf 『防衛研究所紀要』第4巻第3号(2002 年2月)100 ~ 119 頁。 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(2) 庄 司 潤一郎 →http //www.nids.go.jp/profile/senshi/02-syouji.html 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(1) 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(2)5 日本人の歴史認識の特徴-複雑な意識の背景- おわりに 5 日本人の歴史認識の特徴-複雑な意識の背景- 日本人の太平洋戦争に関する歴史認識において、ドイツ人と比較した場合、被害者意識に比べ加害者意識が稀薄であるとしばしば指摘されるところであり、その点のみを批判するのは容易である。しかし、そうした複雑な意識の要因・背景を考察することによって、その日本人の歴史認識の全体像を理解することができるであろうことは想像に難くない。そこで、本節では、その点について分析を行なう。 第一に指摘できるのは、太平洋戦争の多面性48 である。先ず、対米戦に関しては、真珠湾攻撃という日本の奇襲攻撃により始まった戦争であるにもかかわらず、原爆投下、大空襲、さらにはペリー以来の特殊な対米観の影響もあり、戦争原因は両者にあるとの認識とともに、被害者意識が顕著である。ソ連との戦争では、日ソ中立条約を一方的に破棄した侵攻、満州での悲惨な体験、そしてシベリア抑留と、一時期の日本人の社会主義への幻想もあり明確な非難の形はとらないものの、被害の側面が意識されがちである。 ついでアジアにおける戦争であるが、中国との戦争は、戦争原因はともかく、南京事件をはじめとする日本軍による「残虐行為」のイメージが強い。東南アジアにおける戦争は、イギリス、オランダといった宗主国を相手に戦った戦争であり、現地住民を敵としたものではなかったが、その過程において強制労働など華僑を中心に住民に被害を与えた点は否定し得ない。一方、これら地域が戦後独立した結果から、「アジア解放」の戦いであったと見做す日本人も少なからず存在していると言えよう。又、朝鮮と台湾に対する植民地統治の問題が存在するが、これは直接太平洋戦争とは関係がなく、むしろ帝国主義時代を世界史のなかにいかに位置付けるかの問題である。もちろん太平洋戦争期におけるいわゆる「強制連行」の問題も存在するが、太平洋戦争と植民地支配は一応峻別して考えるべきであろう。 このようにドイツと比較した場合、戦争局面は多様であり、それ故、「被害」と「加害」が重層的に混在しており、他方個人による戦争体験の相違の原因ともなっている。 又、戦争の意味合いも、日中戦争という同じアジア人同志の戦争、アジアを戦場とする欧米諸国との「人種戦争」49 、さらにはソ連との「イデオロギー戦争」など様々な解釈が可能であ 48 多面性理解の重要性については、伊藤憲一も指摘している。「戦争責任 真の歴史的事実を語れ」『産経新聞』1993 年8 月11 日付。 49 太平洋戦争の人種的側面を描写したものに、ジョン・ダワー・斎藤元一訳『人種偏見』TBS ブリタニカ、1987 年。 114 る50 。こうした文脈においてこそ、知識人をはじめとする多くの日本人が、12月8日の真珠湾攻撃を、重苦しい日中戦争からの脱却を可能にするものとして、感銘をもって迎えた現象を理解し得るのであろう51。竹内好は、日本の戦争は侵略戦争と同時に対帝国主義戦争といった二重性を有しており、後者については日本だけが一方的に責任を負う必要はないと指摘していた52。 したがって、戦争原因についても、日本の侵略から、「自存自衛」、アジア解放まで様々であり、世論調査においても、「太平洋戦争は侵略戦争であった」=52パーセント、「資源の少ない貧しい日本が他国に軍事進出したのは、生きるため止むを得なかった」= 45 パーセント、「太平洋戦争において日米双方に責任がある」= 56 パーセントというように、一見相反する複雑な結果を示しているのである53 。 第二に、主体的選択の有無である。ドイツにおけるナチスと比較した場合、当時の国民が積極的に政策決定に賛同・支援していたか否かは、明確ではない。戦時下という特殊な情勢のなかで、単に追随していかざるを得なかった多くの国民が存在したことも否定できないであろう。こうした事情が、原爆、空襲などの被害意識と相俟って、加害意識を持ち難くしているのも自然ではないだろうか。原爆が被害意識も含む日本人の戦争観に多大な影響を与えている点は、ドイツ人も指摘しているところである54 。 第三に、第二点との関係で、ナチスにあたる組織がなかったがゆえに、戦前・戦中における負の側面の責任、換言すれば「戦争責任」の大半を旧日本軍、特に陸軍が一手に背負わざるを得なかったことも指摘しておかなくてはならない。ナチスのような私的な一政治組織であれば、国民と分離して、それを断罪・糾弾することは比較的容易であるが、徴兵制に立脚した軍隊の場合、問題は特定の軍隊組織にのみ留まらず、国民的広がりを持つことになる。遺族会をはじめ種々の団体が、「侵略」と見なすことに抵抗する所以は、まさにここに存在するのであろう。 戦後の靖国神社、さらには国内外における自衛隊の認知をめぐる問題も、この点に起因している。 近年、国防軍による直接的なホロコースト関与が明らかとなったドイツにおいては、これまでナチスに全面的に責を帰し、「全体の罪否定論」の立場から「無垢な国防軍」としての神話が 50 戦争形態の諸類型については、丸谷才一・坂本多加雄・半藤一利「『大東亜/ 太平洋戦争』論の類型学」『東京人』112 号(1997 年1 月)89 ~ 102 頁。 51 文化人の反応については、櫻本富雄『戦争はラジオにのって』マルジュ社、1985 年。 52 竹内好「戦争責任について」『現代の発見-戦争責任』春秋社、1960 年、13 頁。 53 門田允宏「戦後50 年・日本とアジア」『放送研究と調査』45 巻4 号(1995 年4 月)、25 頁、秋山登代子「日本人の平和観」『NHK 放送研究と調査』33巻4 号(1983 年4月)、11頁、辻知広・秋山登代子「日米開戦から50 年」『同前』42 巻2 号(1992 年2 月)、14 頁。 54 ヴァイツゼッカー元大統領の指摘。中日新聞社編・永井清彦訳『ヴァイツゼッカー日本講演録 歴史に目を閉ざすな』岩波書店、1996 年、65 ~ 66 頁。 115 成立していただけに、大きな論争を呼び未だに決着はしていないのである55 。ドイツも戦後半世紀以上たって、漸く日本と同様の難問に直面したと言えよう。 第四に、近世末まで続いていた、華夷秩序に象徴される東アジア特有の文化的階層の問題である。その後19 世紀後半以降は、日本が最も近代化に成功することにより、従来の関係が全く逆転するにいたる。こうした歴史的変遷に由来する、日本と中国、韓国といった近隣諸国との間に、劣等感と優越感との複雑な関係が生ずることになり、その微妙な関係は、人種的同質性ゆえ、より促進されることになったのである56 。植民地支配をめぐる日韓関係に、特に端的に表れており、創氏改名・神社参拝といった「皇民化政策」に象徴される、欧米とは異なった独自の植民地統治を日本が行ない、一方朝鮮においては絶えざる独立運動が展開され、現在にいたるもその「怨念」が容易に解消しない所以も、この文脈で理解することが可能であろう。 加えて、近代以降にあって、中国及び韓国にとっては日本が対外関係の主な対象国であり、したがって「抗日戦争」、「日帝36 年」という言い方がなされるが、一方、日本にとっては欧米諸国、ソ連などを含めた国際関係のひとつに過ぎず、相互関係に対する重点のギャップが存在しており、歴史認識における相克を生む背景となっている。例えば、中国は日清戦争以降終戦までの50 年を重視し、日本は幕末・明治維新以降150年のなかで歴史解釈を行なうといった点である57 。 一方、日本人の中国観に関しては、歴史認識同様変化が見られる点も指摘しなければならない。従来は、広大な大地、悠久の中国文明への憧れ、「同文同種」の意識、戦後日本において広く見られた社会主義への傾倒、そして日中戦争に対する贖罪意識、にもかかわらず大目に見ている中国の寛容さへの敬服(80年代前半まで)といった感情によって、中国観が規定されていた点は否定できないが、近年中国に対するタブーが徐々にではあるが払拭されつつあり、中国人及び中国史に関する、「蔑視」とは質の異なる辛辣な評論も目立つようになっている58 。しかし、軍拡などの軍事や、チベットに象徴される人権問題に関しては、一部脱しつつあるもののタブーは厳然として残っている。 第五に、日本人特有の戦争・平和観がある。同じ敗戦国であるドイツと比較した場合、日本人の「反戦・平和」への思い入れは絶対的なものであり、猪木正道は、「国際的視野を欠いた独 55 庄司潤一郎「統一ドイツにおける『過去』の展示と歴史認識」『防衛研究所紀要』第3 巻第2 号(2000年11 月)50 ~ 59 頁。 56 田中正俊「アジア研究における感性と論理」遠山茂樹他編『歴史像再構成の課題-歴史学の方法とアジア-』御茶ノ水書房、1966 年、268 ~ 269 頁。 57 山田辰雄編『日中関係の150 年』東方書店、1994 年、2 ~ 3 頁。山田は、日中関係を「相互依存・競存・敵対」の側面から、多面的に見る必要性も説いている。 58 例えば、歴史・文化分野では中嶋嶺雄、渡部昇一、岡田英弘、古森義久、黄文雄、軍事分野では平松茂雄などの著作に代表される。中嶋、柴田穂などは、文化大革命の頃より批判を行っていた。 116 善的な空想的平和主義」59と批判するが、一方、日本の平和主義は、ドイツ人に比べ日本人の方が、戦争責任と深刻に格闘している証であるとの意見もある。確かに、広島、長崎に対する人類初の原爆投下という特殊事情は存在するものの、こうした観念が戦後半世紀以上依然として影響力を持っているのは、日本固有の現象であろう。 いずれにせよ、そうした観念を生み出した要因として、真の意味での戦争体験の欠如が指摘されている。例えば、村上兵衛は、「日本人は真に戦争を体験しなかったし、戦後戦争を直視することを忌避してきたため、『被害者の立場・加害者の立場』などコトバの遊戯に耽った」60 と指摘している。又、坂本多加雄は、「今日の日本ほど戦争について真剣に考える条件に恵まれていない国はなく、そのため戦争をめぐる安易で怠惰な思考と、しかもそのことを道徳的だと自認している倫理的安直さが広く見られる」61 と批判していたのである。 確かに、一般の日本人にとっては、沖縄を除けば戦場が外国であり、満州など一部を例外として、実際の戦場での体験は皆無と言ってよい。したがって、世論調査などでも、「苦い戦争体験」といった場合、食糧難や空襲がその実例である62 。 国土が戦場として焦土となり、敗戦によって惨めな境遇を強いられ、東方地域など枢要な領土を失い「追放」を体験したドイツ人が、「解放」と同時に「敗北」を実感するのに対して、日本人の意識にあるのは「終戦」であり、ある意味で「敗けて良かった」と感ずる人も少なくない。戦後の冷戦時代においても、ドイツ人は常に核をはじめとする戦争の危機に直面していたのに比較して、日本人の危機感は一部政治スローガンとして喧伝された程のものではなかった。 と同時に、日本人には、ドイツ人と比較した場合、「戦争」と「虐殺」を混同して「戦争」全般を忌避する感情が濃厚である。ドイツは、両者を明確に峻別したうえで、「戦争」そのものは否定していない。それ故に、ヒトラーの再来を許してはならないとの「過去の反省」から、ミロシェヴィッチの虐殺を抑止するために、戦後初めてNATO域外に、連邦軍の実戦部隊を派遣したのである。彼らにとって、「新たな平和の構築」、「第二のホロコーストの抑止」が、「反戦」を凌駕しており、「過去の反省」の文脈においても何ら矛盾は存在しないのである。 日独両国の戦争観を比較した『戦争の記憶』で脚光を浴びたオランダ人ジャーナリストのイアン・ブルマは、日本人の戦争観の特殊性を指摘し、「戦後の日本は、ドイツと異なり国防に関して『ノーマル』な国ではなかったが、『ノーマル』になることによって初めて、ドイツのように過去を討論できる国になる」と戦争観と歴史認識との関係に言及していたのである63 。 59 猪木正道『軍国日本の興亡-日清戦争から日中戦争へ-』中公新書、1995 年、まえがき。 60 村上兵衛『国家なき日本-戦争と平和の検証』サイマル出版会、1996 年、191 ~ 200 頁。 61 坂本多加雄「戦後50年 問われる日本人の歴史感覚」『中央公論』1995 年9 月、64 ~ 65 頁。 62 秋山登代子・謝名元慶福「戦後40年をふりかえる」『NHK 放送研究と調査』35 巻12 号(1985 年12 月)、2 ~ 3 頁。 63 イアン・ブルマ・石井進平訳『戦争の記憶-日本人とドイツ人』TBSブリタニカ、1994年、388~390頁。 117 おわりに 終戦直後の太平洋戦争に関する議論は「戦争責任」と不可分であり、「東京裁判史観」やマルクス主義などイデオロギー解釈が盛んであった。一方、このような見方に対して「昭和史論争」が行われ、さらにその反動として「大東亜戦争肯定論」まで現れた。その後マルクス主義から派生した「加害者責任」の検証・追及とともに、他方では脱イデオロギーの実証的な研究が新たに進展していったが、歴史認識をめぐる議論は回避され研究の分極化・細分化を促進していったのである。 一方、政治の場においても、太平洋戦争の解釈に正面から取り組むことを避けてきたため、「不戦決議」、戦後補償、教科書問題などの議論が起るたびに政治問題化するにいたった。外交上では特に近隣諸国の厳しい批判を浴び、閣僚が「失言」により辞任するといった状況が続いている。 しかし、冷戦崩壊後、状況は大きく変わりつつある。日本では、社会主義の崩壊を受けて、「従軍慰安婦」をはじめとする日本による「残虐行為」の究明・糾弾がやや過剰になされたため、近年戦後初めてといっても過言ではない国民的な広がりをもった反発が運動となって展開されている。しかし、「素人」が主体となっていることもあり、極端な議論も散見され、それが近隣諸国をより刺激する結果を招いている。特に、昭和57 年の「教科書事件」以降、日本における歴史認識問題は、近隣諸国との外交・友好関係とリンクすることになり、より複雑さを増しつつある。すなわち、日本、中国、そして朝鮮半島の北東アジア地域における歴史認識をめぐる諸問題は、各国における「不透明なアイデンティティー」と「健全でないナショナリズム」に起因し、相互に悪循環を起こしているというのである64 。 一方、歴史認識問題が「政治化」し易く、憲法、防衛問題、平和運動などと不可分となっていることが、歴史解釈についての冷静な議論を阻害する要因となるとともに、議論の両極化を誘発している。その象徴が、「不戦決議」であり、昨今の歴史教科書をめぐる論争である。最近の新しい歴史教科書をめぐる議論も、多くの国民が関心を有してはいるものの、「昭和史論争」で提起された問題が十分議論されることなく未解決のまま残されており、「なぜか知的興味にかきたてられるところもないし、何より冷戦時代の色あせたイデオロギー対立のぶり返し」に終始しているとの指摘もある65 。 いずれにしても、以上のような日本人の歴史認識の背景には、イデオロギー、及び地理的・ 64 Charles Hill,“Fighting Stories:The Political Culture of Memory in Northeast Asian Relations,” Remembering and Forgetting The Legacy of War and Peace in East Asia, Gerrit W. Gong,eds(. Washington,DC:The Center for Strategic and International Studies,1996),pp.1-18. 65 横田洋一「積み残された『昭和史論争』」『THIS IS 読売』1997 年3 月、71 頁。 118 歴史的要因に起因する戦争体験とそれに規定された特殊な戦争観が存在していることは否定できない。この点が同じ敗戦国であるドイツと異なるところでもある。前述したブルマは、「日本では憲法解釈をはじめイデオロギーが分裂しており、それが歴史解釈にまで影響を与え、歴史の仮面を被った国内政治論争となり、合理的な歴史論争にならない」66 と指摘しているのである。 近年の動向の背景として、冷戦下封印されていた日本の戦争責任をめぐる問題が漸く表面化したとの議論もあるが67、むしろ「歴史」を舞台に日本そして東アジアでは今も「冷戦」が続いていると見るべきであろう。冷戦時代は、政治、経済政策や防衛問題を軸にイデオロギー対立がなされたが、社会主義崩壊以降歴史を軸に展開されているのである。 一方、「自虐史観」をめぐる議論も、林健太郎が指摘するように、「事実相違のことは否定しなければならないが、自己の誤りを認めることを『自虐』などと言って拒否するのは『自卑』、すなわち自己を卑しめかえって自己を傷つけるもの」68 であろう。 しかし、それが行き過ぎた場合は別であるとの見解もある。例えば渡辺利夫は、「自民族の歴史を悪しざまに論評してしたり顔の評論家や学者があとを絶たない。他方、栄光の歴史は引き受けるが、汚辱の過去はこれを抹消したいという幼稚な心理。他者の目に自分の行動がどう映じているかを極度に気にし、他者の視線に強迫的におびえる」といった特色を指摘し、それは「神経症」であると冷ややかに見ていた69 。 本論で考察してきたように、戦後日本の歴史認識をめぐる複雑な状況においては、特に近隣諸国との関係に対して、相対的には「加害」の立場にある日本人として最も安易な処し方は、事実を無視する・触れない、開き直って自己を正当化するほか、逆に過度に自虐的になることであるとも指摘されている70。すなわち、「どうしても背負っていかねばならないジレンマに耐えられないとき、正義感に安易にとびつくのが、一番気楽な選択であると同時に『精神の惰性』である」というのである71 。 いずれにしても、冷静かつ謙虚に歴史認識の問題と向き合うことが必要であるが、それが極めて禁欲的な作業であることは言うまでもない。 66 澤地久枝・イアン・ブルマ「日本とドイツの戦後を問う」『現代』1995 年6 月、64 ~ 65 頁。 67 吉田裕『日本人の戦争観』岩波書店、1995 年、231 ~ 232 頁、前掲『戦争責任論』251 ~ 253 頁、前掲「戦争責任論再考」30 ~ 33 頁。 68 林健太郎「教科書で書くべき歴史」『THIS IS 読売』1997 年3月、59 頁。 69 渡辺利夫『神経症の時代』TBS ブリタニカ、1996 年、13 ~ 15 頁。又、岸田秀は、「偽りの謝罪」としたうえで、マゾヒストというよりむしろナルシスト的傾向を指摘していた。岸田秀『日本がアメリカを赦す日』毎日新聞社、2001 年、178 ~ 182 頁。 70 特に朝鮮との関係では、角田房子『閔妃暗殺』新潮社、1988 年、364 ~ 365 頁、田中明『朝鮮断想』草風館、5~7頁。 71 中西輝政「歴史とどう向き合うか」『諸君』2000 年2 月、45 ~ 46 頁。 「太平洋戦争」観の変遷 付図 119 もどる →戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(1) 日中歴史共同研究
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登録日:2022/04/02 Sat 23 10 20 更新日:2024/06/19 Wed 20 42 56NEW! 所要時間:約 33 分(格納部分も含めると45分)で読めます ▽タグ一覧 2022年 DMM FANZA R-18 TD系 おねショタ おねショタ警察 ゲーム タワーディフェンス パロディまみれ ブラウザゲーム モンスター娘 モンスター娘TD 人外娘 全年齢版でも下ネタ全開 千年戦争アイギス 基本無料 妖怪娘 所要時間30分以上の項目 自重ゼロ 逆レイプ 魔物娘 記憶喪失の少年が漂着した島。 そこは少女姿のモンスター、 モン娘ことモンスター娘が深夜徘徊する絶海の孤島! え、昼間も徘徊? 「モンスター娘TD」とは、2022年3月14日先行開始、同年5月9日に正式サービスを開始した、 DMM(全年齢)またはFANZA(R-18)が提供している、タワーディフェンス型のブラウザゲームであり、タイトルの通りモンスター娘、魔物娘を題材にしているゲームである。 正式タイトルは「モンスター娘TD~ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています~」。 なお、本作の前日談にあたる「同人版」も550円でFANZAより提供されているが、こちらは完全なR-18である点に注意。 未成年は以下の項目の赤字部分を読み飛ばしてほしい。 開発は千年戦争アイギスのテクノフロンクスが、プロデュースはミストトレインガールズでお馴染のクリエイティブチーム「くまさん」が、 運営は合同会社EXNOA(旧:合同会社DMM GAMES)が手掛けている。 なお、メインシナリオのライターはラノベ作家である竹井10日が担当している シナリオ 以下、公式サイトより引用 神はまず、可愛い少年をお作りになられた。 大地は、神の手で少年をその身に置かれ、思った。 『少年ありがたい』『丁度切らしてた』『泣ける』『ありがとう』『少年助かる』『泣ける』と。 そんな次第で、母なる大地は少年を愛おしみ、少年の世話をするために、沢山のモンスターを生み出した。 モンスターたちは当初、それは恐ろしい外見をしていたが、少年が怖がるため、 その見た目を少しずつ少年に似た形に変えていき、 後に少女と呼ばれるものに近しい外見へと変わっていった。 モンスター娘の誕生である。 ここまで読んで分かる通り、このゲームのシナリオはいい意味でも悪い意味でも頭が悪い。 シナリオの根幹を成す設定からして既にご都合主義全開であることに加え、 唐突に切り出される世界観ぶち壊しのメタ発言に、危機的状況が迫っている中で下ネタギャグ、 現代知識が全く役に立ってない現代日本の異世界転生者、「どんな謎かは謎」と言い切ってしまう一部設定、 文明レベルから考えて明らかにオーバーテクノロジーな物品が多数登場などなど。 他にも、主人公以外のモブ男と行為に及ぶキャラが存在したり、 おねショタは「ショタ受け」か「ショタ攻め」か「リバース有り」かで作中キャラが言い争い「おねショタ警察」なる派閥を築いていたり、 実際に本ゲームのHシーンでは主人公もといショタが責めたり受けたり逆転したり、はたまたお尻を掘られたり、 雄のモンスターが出てきて悪人女に強姦、集団強姦を行ったり、 悪人男から悪人女を奪うシチュとはいえNTRが行われたり、 極端に大きいキャラ(巨人系)や小さいキャラ(妖精系)と行為に及ぶシーンがあったり、 FANZA的に仕方ないとはいえ主人公見た目ショタだが中身は成人だったりと、 性癖についても刺さらない人にはとことん受け入れられない点に注意。 以上より、キャラが可愛いけどシナリオが気に入らないという口コミも割と少なからず存在するので気を付けて欲しい。 とはいえ一応スキップ(*1)機能はあるので、退屈ないし不快に感じたら遠慮なく飛ばしてしまおう。 そもそも基本無料のゲームなので、どうしても合わないと思ったなら何も言わずこのゲームから離れた方が良い。 開発元はティンクルスターナイツ(*2)、フラワーナイトガール(*3)、ミストトレインガールズ(*4)等も手掛けているので、そちらをやってみてもいいし、 美少女が出るTDをしたいというのであれば、同じ運営が配信している千年戦争アイギスや御城プロジェクト Reなどをプレイしてみてもいいだろう。 ゲームシステム 運営チームは、「本作は千年戦争アイギスのゲームエンジンをお借りしている」と明らかにしている(*5)ため、 基本的なゲームシステムはアイギス及び御城に準拠しており、特に戦闘および育成に関しては概ね似たような仕様である。 そのため、これら二作と大きく異なる仕様を挙げていく。 レアリティ ユニットのレアリティは下から順にCOMMON、RARE、EPIC、LEGENDの4種類。 EPIC以上は最初からサブスキルが一枠解放済みであり、潜在覚醒のコンプリートボーナスがある。さらに、LEGENDはアニメーション付きのグラフィックとなっている。 …で、具体的な強さはというと、これがかなり差が小さい。 低レアリティにもLEGENDでも替えが利かない特性のモン娘がいたり、後述の通り完全なレアリティ詐欺な強さを持ったモン娘がCOMMONのランクにまでゴロゴロいる。 きっちり育成をしていれば、低レア縛りをしようとしても大した縛りにならないのだ。 そのため、正式サービス開始直後からLEGENDのモン娘を中心に積極的なテコ入れが図られている。 獣神 編成したユニット達のリーダー的存在となる。 編成すると一部職種、あるいは全てのモンスター娘の能力値に補正が加わる他、 戦闘中にシューティングゲームでいうボムのような広範囲攻撃、または広範囲回復を掛けることができる。 使えば強力だが使わなくても完全クリアできる程度に難易度調整されているため、 完全勝利を目指してあえて縛るというのもアリ。使っても特にペナルティはないのでお好みで。 獣神達の正体はかつて世界の8割を巻き込んだ戦争で滅びを迎える寸前だった世界を救うため、神がその身を分けた原初の生命に近い存在。 それは荒れ果てた大地そのものに力を与え、「救い主」となる少年を大地に降臨させるためであったとされる。 モンスターをモンスター娘に進化させたのも獣神達と少年。 ヴィヴィヴァーチェたち美(少)女の姿をした獣神に交じって、ストーリー報酬のニーズホッグ達普通にモンスター然とした獣神もいるが、シナリオに全く出てこないため未だにどんな神なのかは不明。 とか言っていたら、なんやかんやあってある日突然モンスター娘になったりもした。 スキルの自動発動のON,OFF 通常は配置されているユニットを選択して任意で発動させるEXスキルだが、 画面右上のスキル自動発動ボタンを押すことで、全ユニットがクールタイム終了と同時に自動発動するようになる。 もう一度ボタンを押せば再びOFFにできる。 アイギスではこの能力を持ったユニットが重宝されている(*6)ことを考えると、えらく太っ腹な話である。 移動 配置したユニットを別のマスに移動させることができる。 地上ユニットは道がつながっていないと移動できないが、飛行ユニットは道に束縛されず移動可能。 移動距離に応じたコストと移動時間が必要になり、スキルが発動中でも解除されてしまうが、 「配置した場所とは違う方から敵が来てしまった」といったシチュエーションに対処しやすくなっている。 また、NPCは撤退できないが移動はできるため、NPC防衛タイプのマップではNPCを後方に下げる手段として非常に重要になるほか、 奥で待ち構えている敵を時間内に倒すというタイプのマップでは進軍手段としてほぼ必須。 移動で攻撃を避けることが前提レベルの強烈な予告攻撃の存在や、 スキルを強制解除し次のスキル使用タイミングを調整することもできるなど この移動を使いこなすことが本作のタワーディフェンスゲームとしての肝と言える重要システム。 属性 ユニットと配置マスそれぞれに属性が設定されており、ユニットとマスの属性が一致するとバフが得られるシステム。 御城の属性システムと似ているが、マップ単位ではなくマス単位で設定されている点が大きく異なる(基本的に無属性マスのほうが多い)。 とはいえ肝心のバフ量はそこまで大きくなく、無理に活用しようとして陣形が崩れては本末転倒。ご利用は計画的に。 こうした仕様上ソシャゲに付き物の属性統一編成のメリットもあまりないが、一部のユニットは属性指定の種族特性やEXスキルを持ってるので、そこは一考の余地アリ。 初期入手の都合か地、風属性マスの頻度が高めだが、時には属性依存のマップギミックやボーナスもあるので、ある程度はバランスよく育てたいところ。 敗北ペナルティなし この手のゲームにしては珍しく、敗北したり戦闘中に撤退してもスタミナは戻ってくるし、 侵入後に消費アイテムが必要なダンジョンもちゃんと返却される。 目標レベルが高いダンジョンても運が良ければ勝てるかもしれないので、ガンガン挑戦してみよう。 死亡ペナルティなし これまた珍しいことに、自軍ユニットのHPが0となってもクリア評価には影響しない。 またHPが0になったユニットは撤退と同じ扱いとなり、一定時間後に再出撃可能。 そのため、全てのユニットを使い捨て同然の感覚で運用できる。 (撤退すれば出撃コストが半分還元されるため、撤退できるならしておいた方がいい。) ただしマップ内に初期配置されているNPCに関してはこの限りでなく、倒されれば評価は落ちるし再出撃も不可能。 しっかり守ってあげよう。 育成システム 御城と同じく、ステージクリア時にパーティにいたユニットに経験値が入る…のだが、戦闘によって手に入る経験値はごくわずか。 またアイギスや御城のように「他のキャラを合成する」というシステムは存在しない。 ではどうするかというと、ステージのクリア報酬(ドロップアイテム)やゲーム内通貨との交換で手に入る牛乳を使用することでレベルを上げることとなる。 レベルアップのために大量の牛乳を一気飲みするモンスター娘を想像したらかなりシュールである 初期レベルキャップは30。そこからクラスチェンジごとに60→90→120→150と上がっていく。 クラスチェンジはクラスごとに数パターンある装備品4種を装備させ、ゲーム内通貨を消費して行う。装備品は一部を除いたステージのクリア報酬やドロップ品として入手可能。 基礎能力向上は勿論、クラス特性の強化の恩恵が大きく、使用感がガラっと変わることも(*7)。 徐々にインフレは進んでいるものの、大抵のシナリオイベントのクリアと寝室を見るならLv60で十分。 ただ、中にはレベル90以上無いと厳しい高難易度イベントもあるので、素材が集まったら適宜強化しておくのが吉。 3回目以降ともなると目に見えてステータスが伸びていくが、ミルク・ゴールドともに要求量が大きく、あの子もこの子もと強化していると枯渇必須。ご利用は計画的に。 なおEXスキルのレベルアップについては専用の素材を消費する。 レベルが上がるごとに要求素材が増えていく割とよくある仕組み。 潜在覚醒 いわゆる限凸システム。 本作には上述の通り合成システムは存在しないが、ガチャなどで入手したキャラがダブるとそのキャラの潜在覚醒ポイントが入手できる。 このポイントを消費することで、ステータスの強化や出撃コストの減少などが可能になるのだ。少額のお金を消費すれば振り直しも可能。 入手可能な潜在覚醒ポイントは5までで、以降のダブったキャラはショップでの交換用ポイントに変換される。 同キャラの複数所持・編成が不可能 上述した育成システムと潜在覚醒システムとの兼ね合いにより、必然的に生まれた仕様。 更に言うと、この影響で一度レベルを上げたりクラスチェンジを行うと元に戻す手段がない。 おかげで低レベルやり込み勢から不満の声が挙がっていたりする。 サブスキル 能動的に使用できるEXスキルに対する、パッシブスキル的な存在。 各キャラクターごとに初期段階では一つ、2回目のクラスチェンジ後には二つまで装備できる。 「被ダメージ減」から「撤退後のクールタイム減」など、一部のキャラには使用感が大きく変わってくるものが存在する。 なお、このサブスキルは人間から奪っているものであり、男であったら逆レイプが、女であったら集団強姦が行われる。 一部ユニットに他の男とのHシーンがあるのはこれが原因である。 各キャラ固有イベント、及び寝室 本作にはプレゼントおよび好感度に類するシステムは存在せず、ユニットのレベルが15および60になった時点で当該キャラの固有イベントが発生する。 FANZA版では会話の後に寝室シーンが発生。つまり全キャラに各2つシーンがある。 初期はLv60にするのも一苦労だったが、ミルク供給量も増えた現在、寝室目当てでレベルを上げても支障はない。 レンタル ソロのタワーディフェンスゲームとしては珍しく、フレンドからのレンタル枠が存在している。 レンタル枠は別枠扱いなので通常より編成人数を1人増やして挑むことができるが、 かつてはレンタルを使用してクリアしてもスキップチケットを使用できるようにならないので 周回する必要のあるマップは自分の手持ちだけでクリアしなければならなかった。 9月末のアップデートでレンタルモン娘を使って☆3クリアしてもスキップできるようになり、メリットが増えた。 コスチューム 課金アイテムである幻獣石を使うことで、一部キャラクターの外見を変えることができる 中でもXコスチュームと呼ばれるものは無料配布分の幻獣石では購入することが出来ない反面、新たな寝室を拝むことが出来る。 イベント報酬ユニット シナリオイベントでは1ユニットが報酬となるのが恒例(コラボ等例外あり)。 イベントステージクリア時の☆(≒成績。1~3個)の総数に応じて入手~レベル70潜在覚醒5まで強化されるパターン(イベント期間中は通常の強化が出来ない)と、ステージ報酬のポイントで最大6体交換するパターンのいずれか。 コラボイベント以外は不定期でサブストーリーとして恒常化される。報酬ユニットもそのままだが、こちらは入手後に自由に強化できる。 ユニットクラス紹介 + 開く ウォリアー 2ブロックで近接戦闘を専門とするユニット。コストが安く、コストあたりの戦闘力が高い。 防御力は低めかつ基本的にスキル以外で遠距離攻撃ができないため射程の長い敵には一方的に殴られて削られがち。 斧(ウォリアー → バーバリアン → バーサーカー →リベンジャー →ベルセルク) 攻撃型の近接ユニット。純然たる零距離近接戦闘特化で、その分コストパフォーマンスが非常に良い。 防御力は低いが攻撃力が高く、下手に槍に後衛の攻撃を足すよりも斧で殴り合うほうが被害が少なく済むこともよくある。 クラスチェンジすると戦闘中に受けた総ダメージ量に応じて攻撃力が上がるようになる。 槍(ウォリアー → ランサー → ランスマスター →ランスロード →ヴァルキリー) 支援型の近接ユニット。スキル使用時にコストを獲得できるため序盤向き。 ステータスに難があり、後半の強敵とぶつかると攻守ともに通用せずあっさり潰されがちだが 攻撃に隣のマスぐらいなら殴れる射程があり、かつ当てた相手の周辺の敵も巻き込むため サポーターと組み合わせるなどすると意外な殲滅力を出せる場合も。 クラスチェンジすると巻き込み攻撃の性能が上がり、最終クラスではスキルの初回使用までの待ち時間が3秒短縮される。 曲刀(ウォリアー → ブレイダー → ソードマスター →アクロバットソード →グラディエーター) 緩急型の近接ユニット。ブロックした敵すべてを同時に攻撃し、 攻撃せずに待機していると4秒ごとに攻撃力が上昇、次の攻撃時に攻撃力上昇をすべて消費し、小規模の範囲攻撃を仕掛ける。 物量で攻めてくるステージでの雑魚散らしや、ボスが通過してくる通路の最後の門番など、工夫次第で役割が変わってくる。 また、このクラスに属するモン娘は「発動時に1回だけ強力な遠距離攻撃を放つ」というスキルを持つ。そのため真価を発揮させるにはスキルの自動発動をOFFにして手動で発動タイミングを見定める必要がある。 クラスチェンジすると待機攻撃力増加の最大数が上がり、最終クラスでは増加倍率と速度が強化される。 拳(ウォリアー → モンク → マスターモンク →チャンピオン →ゴッドハンド) 連撃 配置ボム型の近接ユニット。 常に2連続で攻撃するため直接的に攻撃力を増加するサブスキルや支援系スキル、サポーターとの相性は抜群。 また配置時に自身を中心とした、蓄積値超特大のスタンを伴う自身の攻撃力の2倍の範囲攻撃を発動させるというボム的な能力も持っている。再配置短縮を持たせ最前線に特攻させまくるという字面だけみると鬼畜な使い方もできる。 クラスチェンジすると配置時ボムの火力がクラスチェンジ毎に+1倍ずつされていき、最終的に5倍にまで上がる。さらに最終クラスではスキル初回使用が三秒短くなる。 初回スキル発動時間を0秒にすると配置時ボムにスキルの攻撃力アップが乗る裏ワザがあったりする(*8) ガーディアン 3ブロックで足止めを得意とするユニット。範囲攻撃を持つ杖ソーサラーとの組み合わせが鉄板だが、 スキルを使って単独で殲滅に参加できるタイプもいる。防御力は高めだが魔法防御力は低いことが多い。 殲滅力の割にコストが高く、序盤に出すと首が締まりがちなのが難点。 剣盾(ガーディアン → シールドナイト → パラディン →マスターパラディン →バスティオン) 純防御型の近接ユニット。スキルで防御力を伸ばせることが多く非常に硬いが攻撃力に欠けることが多い。 クラスチェンジするとブロック数が4になり、配置時および一定時間ごとに一定ダメージまでを肩代わりするバリアを張るようになる。 最終クラスではブロック中の敵からのダメージを25%カットするようになる。 棍棒(ガーディアン → デストロイヤー → ジャガーノート →ギガンティック →デモリッシュ) 攻守万能型の近接ユニット。 基本能力は防御寄りだがスキルで攻撃性能を伸ばすタイプが多く、防御力を大きく伸ばすのは苦手。 クラスチェンジすると通常攻撃時に確率でスタンが発生するようになり、最終クラスではブロック中の敵に対するダメージが1.1倍になる。 大太刀(ガーディアン → サムライ → ケンゴウ →ダイケンゴウ →ショウグン) 攻撃型の近接ユニット。 ガーディアンにしては珍しく攻撃全振りのため、防御が低く長期間抱えるのが苦手。 ACTゲージという特殊なゲージがあり、自力で敵を倒す度にゲージが増え、ゲージが溜まると剣気解放が使用可能になり、解放すると更に火力が増加する。 クラス特性を最大限に生かすには他の後衛たちに敵を倒させずにこちらで敵を倒すような編成と配置にしないといけないので初心者にはやや扱いづらい。 クラス効果のせいで射程の乏しさとの噛み合いの無さがやはり辛い。 CC4になると自動でACTゲージが1秒ごとに2%増加するようになり多少扱いやすくなった。 スナイパー 遠距離攻撃を専門とするユニット。 射程が長めで空中の敵を優先する。先制攻撃・支援攻撃に向いている。 弓(スナイパー → アーチャー → ボウマスター →アルテミス →サジタリウス) 攻撃速度に長けた遠距離ユニット。 手数が多い分防御力の影響を受けやすいため、敵との相性が露骨に出やすい。 攻撃回数の多さはサポーターの強化の効果が大きく出やすいということでもある。 また飛行する敵に対しては攻撃力が増加するため対空においてのコスパでは右に出るものはない。 クラスチェンジすると対空特攻の倍率が上がり、攻撃3回ごとに連射攻撃を行うようになる。 銃(スナイパー → ガンナー → ガンマスター →シャープシューター →デュエリスト) 射程と単発火力に長けた遠距離ユニット。スナイパーだが魔法攻撃なのも大きな特徴。 クラスチェンジすると攻撃速度が下がる代わりに攻撃力がさらに上がり、最終クラスでは攻撃が3回ごとに防御無視になる。 ソーサラー 魔法による複数攻撃を専門とするユニット。質より量で攻めてくる相手に強い。 魔法職のセオリー通り防御力は低いが魔法防御力が高いため、魔法相手なら意外と粘れることも。 杖(ソーサラー → ウォーロック → マスターウォーロック →エルダーウォーロック →アーケインメイジ) 単発高火力かつ周囲の敵も巻き込む範囲攻撃魔法を放つ殲滅役。 ガーディアンとのコンビが鉄板だが射程が非常に短く、置き場所の確保が難しい。 クラスチェンジすると周囲の敵の魔法防御力を下げるようになり、他の魔法アタッカーのサポートにも役立つ。 本(ソーサラー → コンジャラー → マスターコンジャラー →フィロソフィア →ディザスター) 周囲の敵の移動速度を下げ、単体魔法弾で攻撃する支援寄りの魔法アタッカー。 クラスチェンジすると移動速度低下が強化され、さらに一度に複数を同時攻撃するようになる。 最終クラスでは攻撃数が最大に満たない場合、それに応じて攻撃力が増加する。 ヒーラー 回復を専門とするユニット。 戦線維持の要となるが、攻撃能力は基本的に無いため敵に取りつかれると延々と殴られ続けてしまう。 錫杖(ヒーラー → プリースト → ハイプリースト →エルダープリースト →ビショップ) 射程内の味方で最も傷ついているユニットを回復する。被害が壁役に一極集中する状況に強い。 同属性ユニットには回復量にボーナスが入り、クラスチェンジすると一定値まで最大HPを超過して回復できるようになる。 最終クラスでは同属性ユニットを回復すると4秒間魔法防御力を+200するようになる。 オーブ(ヒーラー → ハーミット → オラクル →オラクルマスター →ハイエロファント) 一度の回復で射程内の全員を同時に回復でき、クラスチェンジすると配置中全味方ユニットに微量の自動回復を与える。 単体の回復は苦手ながら直接回復の届かない地点にも支援が届くのは便利で、かつ周囲の味方を守るタイプのスキル持ちが多い。 最終クラスではスキル中の射程が1.1倍になる。 スカウト 遠近両方のマスに配置できるユニット。柔軟な配置が可能な一方でステータスは専門家に劣りがち。 移動での配置の自由度が高いので、移動を駆使する必要のあるマップに強い。 短剣(スカウト → チーフアサシン → マスターアサシン →チェイスアサシン →ファントム) 1ブロックで短射程の遠距離攻撃ができ、ステータスは低いが攻撃を当てた敵を一定確率で毒状態にし、継続的にダメージを与える。 極めてコストが低いうえ、クラスチェンジすると移動に必要なコストが削減され柔軟な配置転換がしやすくなる。 基本的に毒が入らないと火力が出ないうえ極めて脆くガチンコ勝負は苦手だが、 周囲の敵を同時に攻撃したり、デバフをかけたりすることに長けていることが多いため、刺さる場面では非常に刺さる。 最終クラスでは配置・移動が完了した直後の10秒間攻撃力が50%増加するため、いかにタイミング良く動かせるかが重要になった。 扇(スカウト → エアスカウト → エアレイダー →スカイロード →エアリアル) 高空を飛行しているためブロック数0。 短射程の遠距離攻撃ができ、攻撃に微量の移動速度低下効果がついている。 近接マス配置でも近接系の敵に殴られずに遠距離攻撃と足止めができるのが強み。 足の遅いタフな相手にはなかなか便利だが手数と弾速に難があり、速さと数で攻め立てられるのが苦手。 クラスチェンジすると移動速度低下の効果が上がり、最終クラスでは移動速度が上がる。 実は5000円の女の【ファイアードレイク娘】イグニが実装されるまで約1年以上も風属性しかユニットがいなかったという経歴がある。 手裏剣(スカウト → ニンジャ → マスターニンジャ →グレイトニンジャ →シノビ) 1ブロックで3連続攻撃の短射程の遠距離攻撃ができ、置いた属性マスによって得られる能力が異なる。 変幻自在に動けるのが魅力だが、攻撃力が全武器種の中で一番低いせいでサポート役にせざるを得ないため、かなりテクニカルな運用を求められる。 幾度かのアップデートで火力が上方修正されているのでサポートを加えれば集団戦において活躍してくれるだろう。 サポーター 味方を強化することができるユニット。 直接的な戦闘力は低いが、使い方次第で劇的に戦況を変えられることも。 霊枝(サポーター → シャーマン → ハイシャーマン →エルダーシャーマン →シャーマンロード) 攻撃はできないが出撃しているだけでコストの増加速度を上げ、 周囲のユニットの攻撃力・防御力・魔法防御力を徐々に上げることができる(上限あり)。 特に本作では魔法防御力を上げるスキルは希少なため、魔法防御力を上乗せできるのは非常に影響が大きい。 終盤ではステータスが大幅に強化されるため、特に通常の殴り合いがキツい高難度マップで輝く。 クラスチェンジすると能力強化の上限が上がり、最終クラスでは強化速度が上がり近接枠にも設置可能になる。 3度目のクラスチェンジ推奨のユニットの一つ。 楽器(サポーター → バード → カペル →カペルマイスター →ミンストレル) 攻撃はできないが出撃しているだけで他のすべての味方の攻撃力・防御力・魔法防御力を上げ、射程範囲内の敵の攻撃力を自身の攻撃力に応じて下げる。 霊枝と比べると強化が最初から最大のうえ配置場所を選ばない、範囲内の殴り合いのサポートが得意という強みがあるが、コストサポートと最大強化値で劣るため一長一短。 攻撃力ダウンの効果は他のサポーターの強化を受けられ、防御力アップと複合してさらに攻防の幅を作ることが可能なため併用も十分ありえる。 クラスチェンジすると基礎強化値が増加したうえで同属性ユニットへ追加の強化を与えるようになり、最終クラスでは配置枠を取らなくなる。 3度目のクラスチェンジ推奨のユニットの一つ。 登場キャラクター 全ユニット紹介するとあまりに長くなってしまうため、ここでは一部の登場人物を紹介する 主人公 プレイヤー、もとい「ご主人様」「ご主人くん」。小説版では「エミリアム」という偽名が与えられた。 上記シナリオのような神話が伝わる島「ゲシュペンス島」に流れ着いた少年。物語開始時点から記憶喪失であるが、何故かモンスター娘の采配する知識と技術を持ち合わせており、ゲーム的には彼が軍師としてモンスター娘に指示を出しているということになっている。 モンスター娘からは前述のような呼ばれ方をしているが、だからといってモンスター娘を服従させることができるわけではなく、シナリオによっては主人公と敵対行動を取るモンスター娘もいる。 それどころか、モンスター娘ではないドラゴンやワイバーンからは普通に襲われる。 オークやゴブリンのような知性があるモンスターからどのように思われているかは今のところ描かれていない(ポデルイベントでは配下のオークが主人公を襲おうとしたが、それは主人公とポデルの距離を近づけるための芝居だった)。 ショタキャラであり、ブレーキ役が少ない本作では貴重なツッコミ役。そのためこの手のゲームにしては珍しくよく喋る。 そのせいでTDコラボで偶にしか喋らないアイギスの王子や好感度イベントの選択肢くらいしか喋らない城プロの殿と一緒にいると基本解説役になっていることがほとんど。 寝室シーンでは身動きを封じられて襲われたり、誘われて責めたり、はたまたふたなりにお尻を掘られたりする。 なお、一部寝室シーンでは彼の顔がバッチリ映るので、苦手な人は注意。 ネタバレ 実は王国の第一王子であり、本名はラシオネル。陰謀に巻き込まれて祖国の騎士の多くから命を狙われており、島に流れ着いたのもそのため。記憶がはっきりと戻ってはいないため、素性が判明してからも基本的に「主人公」と呼ばれ続ける かなりかわいらしい外見らしく(*9)、無邪気な一挙一動がモンスター娘を悩殺することもしばしば(*10)。 なお、DMM及びFANZA的には仕方ないことだが、これでも成人である。つまり合法ショタである 獣神ヴィヴィヴァーチェ(ビビ神) 主人公もといプレイヤーの相棒・解説役を担うナビゲーションキャラ。 他の登場人物にフルネームを覚えて貰えずよく間違えられるので、そのたびに訂正している。 今作では主人公がよくしゃべるためツッコミとしての役割も果たしきれていない。 一応モンスター娘のお目付け役でもあるのだが、大半のモンスター娘はまるで言うことを聞かない。 ビビ神も自由な生き方を尊重しているので大きなトラブルを招いたとしても軽く叱る程度で止めておくのだが、あまりにも度が過ぎた行為をした場合はビビ神ポイントがマイナスになる(*11)。 もしもビビ神ポイントが-10000になったら、あらゆる苦痛を1万年かけて与え、それを1万回繰り返し、その後に待っているのは完全な無という刑に処されるらしい。 ゲーム最初から使える獣神キャラであり、効果も広範囲攻撃と単純かつ強力であるため、ユニットとしては最初から最後までお世話になる。 後に、ロリmodeのメイド服姿である獣神「ヴィヴィヴァーチェ:メイド服」が実装された。 普段はあどけない少女の姿だが、獣神としての力を振るう際はキリッとしたお姉さんの姿に変化する、一粒で二度おいしい合法ロリ。 なお、本作におけるガチャ演出は彼女が主人公を泉に蹴り落とし、釣り餌のごとく釣り竿で引っ張り上げるというもの。 スマホアプリ版の登場に伴い、3Dモデルを受肉。事前登録開始の告知動画でその神々しいボディを披露された。 他Vtuberとのコラボ動画や生放送への出演など、ゲーム外でも精力的に活動中。 ネタバレ 累計183日目のログインミッション達成報酬の記念幕間でまさかのビビ神の寝室シーンが初実装。 しかも現在ログボ記念幕間は図鑑には登録されないので後で知って見返せなくて涙したご主人が後を絶たなかったとか。 そんな数多の悲痛の声が運営に届いたのか、11月28日のアブデで図鑑登録されいつでも見れるようになった。 累計365日目のログインミッション達成報酬でもきっちり実装。こちらは最初から一度見れば図鑑登録されるので心配はいらない。 【オーク娘】ポデル 主人公が最初に出会うモンスター娘であり、ユニットとしては確定入手。レアリティはCOMMON。だがメインキャラではない しかしながら低コスト、高いHP、完全に出し得で使い勝手のいいスキル、撤退時にも継続する強化バフなど 高難易度クエストに出しても最前線で活躍できる強さを持ち、COMMON詐欺と言われるくらいな使い勝手の良さを誇る。 粗野だが面倒見の良い姉御キャラ。料理好きな一面もあり、オーク男衆から高い信頼を得ている。 「くっ殺」に強いこだわりを抱いており、それを口にした奴を自身や男衆で凌辱するのが生きがい。 主人公も初遭遇時はくっころ騎士と勘違いされて襲われかけたし、そして実際にそのセリフを吐いたモブ男騎士やネームド女騎士は… そのうぉ…でっか…な画風を見て担当イラストレーターを瞬時に察する人は多い。これでも絵師的にはまだまだ小さい方なんだけどね!!(範馬勇次郎やサイドンと同格の女でまだ小さいって言われるような人だし!) 【ペガサス娘】スズ ポデルと同じく序盤に出会って確定入手のモンスター娘。シナリオ上ではその飛行能力を活かして偵察を担当している。メインキャラの一人。 空を飛べるため配置後の配置代えで地形を無視しての移動が可能、そこそこの間合いを弓で攻撃してくれると、序盤ではなかなかの使い勝手を誇るが、このゲームの遠距離攻撃要員は皆優秀なユニットばかりなので大体使わなくなる悲しい子。 手数の多さと攻撃範囲の広さからクリティカルや防御力貫通などのレアドロップのサブスキルを装備すると大きく化けるが手数と攻撃範囲はそれぞれに特化した遥か格上が居るので…。 調整で飛行ユニットはブロック0になったため、ALLマスの多いマップではブロックしない遠距離攻撃要員として大きく躍進した。 実は異世界転生をした女子高生…なのだが、悲しくも彼女には現代知識で無双できるだけの知識も技術もなく、他のモンスター娘からは現実を見ない脳内ファンタジー娘だと思われている。また、女子高生と言いつつメインストーリー7章では「ラッシー」と聞いて某名犬を思い出したり、イベント「モンスター娘ウォーズ 空からの来訪者達」では1982年の映画である◯Tを子供の頃見ていたと言ったり(再放送だと言っているが)本当に前世で女子高生だったか疑問が残る。 翼はかなり小さいが、ケンタウロス娘と間違えられると相手が誰であろうと激怒する。 理由は「ケンタウロスはかわいくないから」。とは言え【ケンタウロス娘】エテジアのことは大人のお姉さんとして憧れていたり、発案したJK服を作ってあげたりしており、関係は良好な模様。 前世が人間かつJK故に一応常識人だが、なんやかんやで彼女もショタコン(しかも弟をアレコレしたいタイプのかなり危険な部類)なので、主人公に爛れた思いを向ける事もしばしば。公式サイトのゲーム紹介PVでは「ツンデレ系美少女」とのことだがゲーム内では全くそのようなことはなく、なぜこんなことが書かれているかは不明。地元では強盗殺しの異名を持ってるらしく相手の首と胴を離れ離れして臓器が全部外に出たままにさせたのだとか。 課金アイテムと引き換えにセーラー服に着替えることが出来る。「憧れだった」とのことだが…? 1周年記念において、パワーアップ形態である【サンダーペガサス娘】スズが実装された。 1周年記念ガチャでのみ排出される限定キャラで、レア度もレジェンドにアップグレードしている。 ついでに小さかった羽もグレードアップしている。 性能としては攻撃時、相手に追加で攻撃力40%分のダメージを与え、スタンさせる特性を持ち、 EXスキル発動中は攻撃力と射程が上昇し、攻撃対象数を2増加させ、防御無視攻撃を行うというもの。ただし防御無視攻撃に飛行特効はない模様。 更に覚醒能力の一つに「攻撃対象数 +1」があるので一度でも覚醒させると常時マルチ攻撃できるのでできれば1覚醒はしておきたい。 総合的にかなり使いやすく群れてくる敵に強いのだが、同時期に実装された下記にもある【ポイズンスライム娘】リンがそれ以上の壊れ性能だったのでどうも見劣りしがち。 しかも風属性から競合相手の多い光属性になってしまったので風属性のままだったなら、と思う人も少なからずいた。 まあ光アタッカーのワエマワやラキオンとの棲み分けは一応できているのでそこは適材適所である。 更に、2024年に行われた「駆け抜けろ! 花嫁道」ではウェディングドレスに着替えた「憧嫁のペガサス娘」スズがイベント報酬として配布された。こちらは風属性のままだがクラスがスカウトに変更.範囲内の味方の攻撃速度を20%あげる効果を持つ。 【スライム娘】リン 上記2人とはやや遅れるもののゲーム序盤に出会って確定入手となるモンスター娘。メインキャラの一人。ようつべの広告で彼女を見た人も多いのでは? 今作のヒーラーはクラス内で単体回復と範囲回復に分けられているのだが、彼女は後者に属している。加えてEXスキルを発動すると完全なスライムに戻り、攻撃を引き付ける盾の役割と回復を同時に行う。 主人公が記憶喪失なのをいいことに事実を捏造して主人公を幼なじみとして扱い駆け落ちを提案したり、命の危機を目前にお花畑全開な発言をしたりと、このゲームのシナリオを決定づけるキャラクターでもある。 シナリオ上イベント用一枚絵がこの子に対してやたらと多い上、1.5周年以降はアプリのアイコンになってる他、彼女のASMRが発売される等開発から愛されていることがうかがえる。 第2回超タワーディフェンス祭りでのみんなで大討伐マップでオプションとして彼女と思わしきスライムが巨大カプセルの中に幽閉されていたが、何故そうなったのか、そもそもカプセルの中にいるリンは本物なのかすらも分からずじまいだった。 1周年記念において、パワーアップ形態である【ポイズンスライム娘】リンが実装された。 1周年記念ガチャでのみ排出される限定キャラで、レア度もレジェンドにアップグレードしている。 その性能はと言うと、バランスブレイカーと言ってもいいくらいのぶっ壊れ。 職業自体はヒーラーのままなのだが、毒状態になると即座にこれを回復し、同時に攻撃力を9%アップさせることが出来る。(*12) 更にEXスキル中は敵に自身の攻撃力に依存したダメージを与え、更に自身を毒状態にすることで前述のバフが発動しどんどん攻撃力が上がっていく。 これだけでも十分に強力なのだが、一回覚醒ポイントを付与することで無覚醒状態とは別物の強さになると言われている。 理由は覚醒能力の一つに「近接マスに配置可能」があるため。 ヒーラーを配置してなんの意味があるんだと思うかもしれないが、種族特性によって物理ダメージを軽減できるため、回復との相乗効果で耐久力は意外と馬鹿にならない。 しかもスタンを完全に無効化できるため、スタン効果のある攻撃をしてくる敵を足止めできるのはかなり大きい。 また期間限定イベント「愛の結晶スクランブル」ではバレンタイン仕様の【愛飲のスライム娘】リンが実装。 レアリティはEPICになり武器種が短剣へと変わった。 髪の色や足の一部がチョコ色になっているせいでパッと見ただけでリンだと気づかないご主人君が大量発生した。 【サキュバス娘】クロミ 脳内ピンクのサキュバス。 同じく上記3人とはやや遅れるもののゲーム序盤に出会って確定入手となるモンスター娘。一応メインキャラの一人。スズの幼馴染でスズ同様モンスター娘第二小学校を卒業している。 スキル発動時は攻撃範囲内全ての敵を攻撃、敵が男であればダメージ増加に相手の攻撃力減少と、ステージによってはジェノサイダーと化すことも。 基本的には誰にでも敬語で話すがリンと同様、いまいちセリフが噛み合わない、如何なる状況でも下ネタを連発する痴女だが、サキュバスなので仕方ない。 シナリオ、及びプレミアムダンジョンで主人公以外の男にも手を出すが、サキュバスなので仕方ない。公式では、「優しく慈愛に満ちたサキュバス娘らしからぬサキュバス娘」とのことだが、敗退したワーペンギンに対し「手羽元大根か焼き鳥ですね」と告げたり同じく負けたマーメイドに対して「煮魚か焼き魚ですね」と笑顔で死刑宣告したりしている。また、エンキ神殿内部で、リンに宅地建物取引士の資格を進めたりもしている。 千年戦争アイギス・御城プロジェクトとの3作品合同コラボイベントでは「異世界への門に他モン娘共々まとめて放り込まれたが、コイツだけ別のとこ行って自力で戻ってきた」という扱いで事実上の異世界出禁を食らった。どう頑張っても林檎の審査通りそうにないから仕方ないね。 しかしアイギスの大討伐ミッション「夏だ!海だ!魅惑の合同演習!?」でスズ、リン、セレンら(*13)と共にゲリラ出演を果たす。これが彼女の初外部出演となった。 やはり健全且つ有名な御城が絡むとダメみたいだったようだ。 因みに敵ユニットとして登場した時は、出られなかった今までの鬱憤を晴らすかのような大量のクロミのコピーが大群となって襲い掛かってくるというものだった。 そのクロミのコピーだが第2回超タワーディフェンス祭りで3作品共通で登場する大討伐の雑魚敵の一角となり、城プロにも偽物とはいえ参加することができた。 むしろここまで遠回しにしないとだめだった説。そしてクロミ本人は相変わらずの出禁継続。第3回の時もやっぱり出禁だった。 2023年4月1日のエイプリルフールイベントでは淫力によって巨大化したクロミことデラクロミが期間限定のボスチャレンジイベントとして登場。 レベルが低いと見逃しやすいのだが、レベルが高くなるにつれデラクロミの体力が減るごとに徐々に服が破けていき、破けた状態で倒すと風船のように萎みながら星になる。 本人はふざけた様な戦闘スタイルだが、レベルが高くなると雑魚の群れが押し寄せたり、レベルMAXになると雑魚の群れに紛れてタンタルとルププが拠点に向かってきたりと相応な難易度。 そんな彼女のレベルMaxクリアで得られるサブスキルは41ストーン(HPが0721、防御45、魔防45上昇)。もはや何も言うまい。そんなんだから出禁になるんじゃ… 翌年のエイプリルフールボスの時には何とお助けキャラとしてデラクロミが味方ユニットになった。 2周年記念においてリリスに変化した【リリス娘】クロミが実装された。2周年記念ガチャでのみ排出される。配置中、全敵の魔法防御力を自身の基本攻撃力の50%分減少させ攻撃時、自身のHPを最大値の3%回復できるが、ソーサラー故に元の体力が低くHP回復量も期待できず、このゲームのデバブは元の値の50%までと制限がある上、モンスター娘でない魔物は男性ユニット扱いされないので現状強みが発揮される場面は少ない。更に闇属性ソーサラーにはライバルも多い。 【インキュバス娘】タンタル 上記クロミの妹。 クロミとはかなり遅れるものの、こちらもシナリオ中で確定入手する。 クロミとは違って女性に特攻を持っており、EXスキルは範囲全体攻撃とモンスター娘を相手取るステージでは滅茶苦茶頼りになってくれる。 女性が大ボスになる場合はクロミに比べると少ないが、イベントを始めモンスター娘を相手にするマップは多いので使い分けが大事。 クロミ同様に下品な下ネタを吐き散らし、そのせいで海岸で出禁を喰らったとのこと。シナリオ上では別れるがユニットとしては普通に使える。 初登場時は主人公の寝込みを襲っており、何をされたのか理解した主人公は逆上して「ぶっ殺してください!」と鬼気迫る表情で命令する有様であった(*14)。なお全年齢向けのシナリオシーンでのイベント インキュバスなので股間にキノコが生えており、寝室では主人公を掘る。インキュバスなので仕方ない。 【アルプ娘】ルププとは竿仲間であり、とあるイベントではルププと共に副ギルドマスターに二穴責めでお仕置きしたことがある。 両性具有のおかげで受けも攻めも出来ることをいい事に寝室シーン登場回数はモン娘の中で現状最多を誇るが、インキュバスなので仕方ない。 上述のNTRシチュを行うのもこいつである。相手がモンスター娘の人身売買を行う密猟者だからこそ許されているのもあるが… 2024年の超TD祭りの限定パックにて【アルプ娘】ルププと二人で一つのユニットとなった【双鳴のアイドル】ルププ&タンタルが実装された。 お値段5000円。 読み方は「そうめい」である。「そうめい」以外の読み方などない。 もし「そうめい」以外の読み方が思い浮かんだのだとしたらあなたの心が汚れている証拠である。 職業は味方にバフをかけるサポーター。 最高位まで強化すれば実に1.2倍に強化でき、味方のEXスキルの威力を底上げ出来るEXスキルが使え、楽器持ちのために配置人数に含まれないというかなり強力な性能を誇る。 そしてご想像の通り、寝室では主人公をバックから逆レする。 【カッパードラゴン娘】セレン チュートリアルのガチャにて確定入手するモン娘。レアリティは上から二番目のEPICレア。きれいな銀髪と竜の角が特徴な美人。 超タワーディフェンス祭りでは存在自体がセンシティブ過ぎて出禁になるクロミに代わりメインキャラとなることが多い。 相手を一定確率で麻痺させるスキルを持ち、高いブロック数と合わさり相手を食い止め続ける事が得意。 本編でも序盤に登場。気のいい姉御肌だがやたら「あたしがご主人を育てた」「フッ…あたしの見てないうちに強くなりやがって…」と後方彼女面をしたがる。 実は引っ込み思案故の行動だが、そのせいで余計に後方彼女面が加速している。本来は可愛い服などが好きだとか。 割りと常識人なのでツッコミ役として動く事も多い。 過去にスズを「ジェネリックケンタウロス」と呼んでアバラ骨を折られた事があるそうな。 2024年4月1日のアップデートで謎の宇宙人によって淫力で巨大化させられたセレンこと「超弩桃色娘デラセレン」が期間限定ボスチャレンジとして登場。 難易度Maxで手に入るサブスキルは「ムッツリ妄想フルパワー(物理防御+85、魔法防御+85上昇し、武器種が棍棒の時更に攻撃力+19%、クリティカル率19%上昇)」、と優秀なものの昨年同様に相変わらずの酷さである。 2周年記念でブラスドラゴンになった【ブラスドラゴン娘】セレンが実装された。被ダメ減少の強化に、攻撃力が6割になる代わりに6連撃、このため、元々デストロイヤーが持ってる攻撃時スタン効果を発揮しやすい。これでもう後方彼女などと言わせない。 【ゴースト娘】アメリ 地面の崩落によって地下洞窟に落ちた主人公たちの前に姿を現す。 本作におけるゴースト娘は死んだ人間やモンスター娘というわけではなく、初めからゴースト娘として生まれてくる(ちなみに卵は墓石の形をしている)。 本人曰く秘密結社冥界の密命を受けたエージェント…なのだが実際はそういう設定で遊んでいるにすぎない。 所謂中二病キャラなのだが、他のモンスター娘のキャラが濃すぎるために影が薄くなりがち。 ぶっちゃけ、中二病キャラという立場も後に登場したとあるモンスター娘に奪われてしまっている。 ユニットとしては、味方が配置されたマスにのみ配置で来るトークンを使役するシューター。 トークン無しでは火力の低さもあって弱キャラだが、サポーターと併せて火力を増強させ、敵に本体を攻撃されないよう配置を使いこなせれば途端に強ユニットと化す。 期間限定イベント「モンスター娘学園!~暴動旋風!?大運動会開幕!」開催時に【槌投のゴースト娘】アメリが実装。 ガチャキャラではなく5000円払えばサブスキルと共に入手できる。 レア度がLEGENDに昇格し、武器種がガーディアン(棍)にジョブチェンジしている。 ハンマー投げをしているせいか、ガーディアン(棍)とは思えないほどにEXスキル使用時の攻撃範囲が広い。 【ローパー娘】ネル 地下洞窟で突然姿を現したモンスター娘。 本人曰く画面に映らないだけで最初からいたとのこと。実際初期編成にいる。 伸縮自在の触手を持つ。 この触手は人間を簡単に締め落とせるほど力が強い上に、分泌する粘液には媚薬効果がある。 語尾が「~だよ」でのんびりした口調で話すためおっとりした印象を抱きがちだが、実はかなりのサディストで、洞窟に入り込んできた人間を捕らえては「どのように責めれば感じさせられるか」「どの程度責めらた壊れてしまうか」の実験を絶えず行っている(*15)。 ユニットとしては遠近両用ユニット「スカウト」だが、配置した瞬間、攻撃範囲内敵ユニットの足を5秒間止めるという変わり種なスキルを持っており、思わぬ場面で大活躍することも。 主人公を触手で操って密猟者の人間をレイプさせるというとんでもない寝室を持っている。 【ワーペンギン娘】ペリリ 最低レアリティのCOMMONな為、適当にガチャを回すだけで出てくるであろうモン娘。語尾に「~~ペン」と付けて喋る。おにぎりはツナマヨを好む。 小柄で可愛らしい見た目だが中身は釣りキチのおっさん。時化で釣りができなきゃ海にキレ、釣った魚でビールを飲むことが好きで、釣りについて語る際にはアイデンティティたる語尾すら忘れて熱弁する見た目が可愛いだけの釣りキチオヤジと化す。それを突っ込まれたら「何言ってるかわからないペン」と誤魔化す。 そして実はぶっ壊れ。スキル発動まで時間がかかるが、一度発動すると永続で射程が1.4倍、攻守2倍というとてつもないバフが入る。 さらにパッシブでリジェネを持っており、スキル発動後はこのリジェネ性能も強化。防御強化も合わさり敵によっては回復役が居なくても沈まなくなる。 オマケに彼女のクラスは複数攻撃かつ殴った敵の移動速度を下げられる効果を持つ為、相手を足止めする役割としての起用も可能。ついでにCOMMONなので重ねやすい、CC費用が非常に安いと至れり尽くせり。 更にサブスキルの「捨て身の一撃」「リミットブレイク」との相性がよく、これらを付けると更に殲滅力上昇。 TDにおいて低レアが優秀な事はよくある話だが、彼女に関しては「性能が明らかにおかしい」「レアリティ詐欺」「ゲシュペンス島のデストレッツァ」等と評される程。 ただし、永続スキル系の欠点として初動・再発動が非常に遅く、移動で前進していく必要のあるマップに弱い。また、気絶や石化も強制的に変身解除させられるのでこれらの状態異常を多用する敵が大量に沸くマップも苦手。 のだが、モン娘界の危機契約イベントこと「モンスター娘らんちき大乱祭」で新EXスキル【パワーフルMAX200%】を習得。 【パワーフルMAX200%】はスキル発動までの時間が既存のEXスキルより更に長くなるが「移動時にスキルが解除されない」効果を持つ。 これにより初動が遅いものの、あらゆるマップに対応できるように強化された。どこまで行くんだこのペンギン 2023年水着イベント『渚のポッピングフィッシャー』では水着に着替えた別ユニットの【西瓜割ワーペンギン娘】ペリリがイベント報酬ユニットとして実装。 レアリティがEPICになり、職業がウォリアーにジョブチェンジしており、持っている武器も棍棒へと変更されている。 こちらは移動しても変身が解除されないどころか変身時の移動中のすれ違い攻撃をすると火力が上がり、更に変身していなくても移動攻撃するだけでスキルのクールタイムが短縮される。 結果としてはひたすら移動しつづけて轢き逃げを繰り返すユニットであり、移動を使いすぎるとコストがカツカツになりやすい欠点も兼ねそろえている。 それでもEPICの割には破格の性能であることには違いないが。 デルボアさんがこちらを見ている なお、ある場面で敵としても登場するが、高難易度ではこのおかしい性能も据え置きなので、敵に回ると恐ろしい事になる。 【マーメイド娘】オキシー 海に住むモンスター娘で、釣りが趣味のペリリとは犬猿の仲。おにぎりはおかかを好む。 シナリオには登場するがユニットとしてはガチャ産限定で、レア度はRARE。 普段の一人称は「俺」で、ドスの利いた声でまるでヤクザのような口調で話すが、一目惚れした主人公の前だけでは猫なで声で話し、一人称が「私」になる。Jカップ。 ユニットとしては状態異常回復特化のヒーラー。状態異常を駆使する敵が少ない現環境ではやや厳しい立ち位置にあったがアップデートで水属性モンスター娘への回復力が6割増える特性が追加された。 ネタバレ ペリリやオキシーを見た主人公が「モンスター娘ではないワーペンギンのメスの個体とワーペンギン娘は何が違うのか」「そもそもマーメイドは女性しかいないのになぜマーメイド娘がいるのか」という疑問を口にしたのだが、周囲の反応からしてはいけない質問だったと悟り、疑問を心の奥に封じ込めた。 【クラーケン娘】オキュー レア度はLEGENDで職業はウォリアー。 本体はスレンダーな少女の姿をしているが、背中から本体の倍以上はある巨大な触手を生やしている。 この触手を材料にして、普段は海岸で「スキュウ」というたこ焼きを売って生計を立てている。 触手は刻んでもいくらでも再生できるため非常にコスパがいい(ただし生食には向かないためしっかり火を通す必要がある)。 関西弁で話し、戦闘時には槍を武器にして戦う。 直接的な戦闘力はLEGENDクラスとしては控えめだが、水属性ユニットの体力とコストの回復、ダメージの半分を肩代わりしてくれる触手トークンの配置を同時に行えるEXスキルが持ち味。 メインシナリオでは主人公とオキシーの戦いに乱入してくるが、ぶっちゃけ空気。 だがなぜか期間限定イベントのシナリオではかなり優遇されており、コラボイベントのバナーや集合イラストではモンスター娘チームの代表のような描かれ方をしている。 『貧乳同盟の野望』では金儲けに釣られてティーレと契約し、主人公の前に立ち塞がる。 2023年水着イベントでは水着に着替えた別ユニットの【遊水のクラーケン娘】オキューが新規実装。 職業がスナイパーにジョブチェンジしており、持っている武器も銃へと変更されている。 プレミアムダンジョンのレジェンドサブスキル「リミットブレイク」を入手するには彼女をガチャで引き当てる事が絶対条件。(*16) 【ミノタウロス娘】シルバ 期間限定イベント『狙われたホルスタイン』をクリアすることで入手できる。 レア度はEPICで職業はウォリアー。 攻撃特化なユニットで、攻撃力だけなら同レベルで同じウォリアーで上位のレア度のラゴスのそれを上回る。 牛のモンスター娘ということで想像がつくと思うが非常にデカく、巨乳を通り越して最早爆乳の域。 当初は全年齢版と18禁版でコスチュームが異なる唯一のモンスター娘だったが、後に実装されたフェルミも全年齢版と18禁版での布面積が異なるので唯一ではなくなった。 全年齢版では胸を水着のような布で覆っているが、18禁版では乳首以外丸出しというここまで別物レベルの変更になったのは恐らく彼女くらいである。たぶん またXコスチュームのメイド服に至っては全年齢版は普通のメイド服なのだが、18禁版ではメイド要素はスカート部分と腕とカチューシャくらいしかなく上半身丸出しで両乳首に直接搾乳機を付けて絶賛搾乳中というトンデモ衣装だった。メイド服とは… 非常に間延びした話し方で喋り、普段はホルスタイン牧場を営んでいる(ちなみに好物は焼肉)。 ホルスタインから取れる牛乳はモンスター娘の免疫力を高める効果があり、島の暮らしには欠かせない。 これが不足すると病気になり、美少年を見ると所構わず襲いかかるようになってしまう。 ちなみにホルスタインは牛に似ているがモンスターの一種で、食事の邪魔をすると怒って巨大化し、モンスター娘すら圧倒するパワーで暴れまわる。 なお余談だが、この「モンスター娘TD」の公式生放送に協力してくれている女性コスプレイヤーに「どのモンスター娘のコスプレをしてほしいか」というアンケートをとったところ、1位となったのがこのシルバだった。 だが女性レイヤー曰く「どことは言わないがシルバと自分にはとある部分に差がありすぎてコスプレにならないから無理」とのこと。 うん、まあ...仕方ないね。 【ワータイガー娘】ガウミィ 期間限定イベント『貧乳同盟の野望』をクリアすることで入手できる。 属性以外のレアリティ、職業、育成方法はシルバと同じ。 スタイルは他のモンスター娘と比べると控えめだが、これはまだ発育途上なため。 つまり幼女。 登場自体は『狙われたホルスタイン』からで、【ダークエルフ娘】ティーレに洗脳されてホルスタイン強奪の尖兵となっていた。 クエストで敵として登場した際には体力が減ると変身し、攻撃力が大幅に上がる。 強化された攻撃力による怒涛のラッシュはレジェンドクラスのモンスター娘といえども耐えることは困難で、パーフェクトクリアを目指すならスキルによるデバフは必須。 【ダークエルフ娘】ティーレ 『狙われたホルスタイン』『貧乳同盟の野望』における事件の裏で暗躍していた、ホルスタイン強奪の首謀者。 当初は敵ユニットとしての登場のみだったが期間限定イベント『魔女エルフと魔法のランプ』でようやくクリア報酬として実装。 レア度はEPICで職業はソーサラー。 同じ種族の【ダークエルフ娘】レティアは彼女の姉である。 レティア共々スキル発動中以外は遠距離攻撃のターゲットにならないという強力な特性を有しており、マップにもよるが敵陣のど真ん中で延々と敵を削ってくれる。 貧乳同盟に所属しており、バストアップのために牛乳の独占を目論んでいた。 貧乳同盟及び巨乳同盟とは かつてゲシュペンス島で巻起こった「少年は巨乳派か貧乳派か」という論争をきっかけにして発足した二大派閥。 あまりにも規模が大きすぎてヴィヴィヴァーチェですら正確な所属メンバーは把握しきれていない。 現時点で判明しているメンバーは【クラーケン娘】オキュー、【インプ娘】エピル、【ミミック娘】アスタ、【ジャックフロスト娘】スゥノ、【ジャックランタン娘】テナ、【ローパー娘】ネル、【ノーム娘】ペトラ、【ウィルオウィスプ娘】ウィウィ、【ハイオーク娘】ディフニラ、【ヒポグリフ娘】リクリフ。 【ゴブリン娘】アニシラも同様の理由でホルスタインを誘拐していたがおそらく貧乳同盟とは無関係。 ただ、ウィウィは「巨乳への妬みの感情を多く吸収できるから」、テナは「主人公が驚く顔が見られそうだから」、ネルは「主人公に新しいお仕置きを試せそうだから」、オキューは金儲けのために(*17)所属しており、全員が活動内容に熱心な訳では無い(*18)。 後に巨乳同盟のメンバーも登場。 登場したメンバーは【アラクネ娘】フランシ、【クィーンビー娘】メリッサ、【メデューサ娘】ローレン、【マンティコア娘】ニィル、【レッドドラゴン娘】エリュート。 中でもローレン、ニィル、エリュートの三人は巨乳同盟の中でも最強の三人と呼ばれている。 更に、主人公の「巨乳も貧乳もどっちも好き」という発言(*19)を受けて「中立派」も発足した。 メンバーはタンタル、巨乳同盟から脱退したクロミ、貧乳同盟から脱退したエピル、リクリフ。 巨乳同盟と貧乳同盟で一触即発の事態になるが、主人公の活躍で衝突は回避され、巨乳同盟と貧乳同盟は解散した。 ヴィヴィヴァーチェに「貧乳同盟も巨乳同盟も少年に自分たちのバストサイズの良さをアピールするためのもので、相手を妬んだり蔑んだりするものではない」と諭されて一旦は矛を収めかけるが、クロミの余計な一言でブチ切れ、「巨乳滅殺の呪術」を発動させようとする。 巨乳滅殺の呪術とは 正式名称「巨乳なんて目じゃないぞ!もっと言えば巨乳を滅殺できる超乳になれる秘術」。 魔法陣に魔力を注ぎ込むことで発動し、その名の通りバストサイズが超乳と言えるほどのサイズになる。 ただしこれは魔力で体を無理矢理変化させているに過ぎず、術の効果がなくなった途端風船が萎むようにバストが萎んでしまい、貧乳以下のまな板になってしまう。 かつてこの術が発動した時には、島の殆どのモンスター娘の胸がつるぺたになってしまう事態が引き起こされた。 そんな貧乳を自負している彼女の寝室シーンでの胸のサイズはどう見ても並レベルの膨らみがある。そのせいで多くのプレイヤーからそれのどこが貧乳なんだ!、とツッコミが入ったのは言わずもがな。 ティーレが小さいのではなくレティアがデカすぎる故に生まれたコンプレックスといえばそれまでだが… 【オルトロス娘】トルス 常設イベント『ようこそゲシュペンス島へ』をクリアすることで入手できる。 レア度はEPICで職業はスナイパー。 島の治安を守る自警団であると同時に「おねショタはショタ受けであるべき」という思想を元に活動する「おねショタ警察」の一員である。 なお、おねショタ警察には他に【ケルベロス娘】テルル、【ヘルハウンド娘】ケィナ、【マーナガルム娘】マズルが居るのだが、全員犬娘であり鉄砲持ちのスナイパー。元締め?は獣神ファロルーチェ。 テルルは常時複数体を攻撃できるが最高レアであり育成に手間がかかる、 配布であるトルスは火力はそこそこながら攻撃間隔が短い、 最低レアであるケィナは全レアリティ含めた全キャラの中で頭一つ外れた攻撃力を持つ(後述)という特徴を持つ。 スズの立場が無いのは主にこのおねショタ警察達のせい 【ヘルハウンド娘】ケィナ おねショタ警察の下っ端的存在で、普段は職務に真面目に取り込んでいるのだが 銃を持つと頭がおかしくなり「あははは!(*20)」と奇声をあげて撃ちまくってしまうトリガーハッピー。 レアリティは最低のCOMMONなのだが、ユニット性能がCOMMON離れしているCOMMON詐欺その2。 その強さの源であるEXスキル「チャージバレット」は攻撃速度が遅くなる代わりに攻撃力が最大3.6倍になるというもので、 これが銃スナイパーの「手数に劣るが長射程高火力」という特性と噛み合い、全キャラ屈指の単発火力を発揮できるアタッカー。 本作は本家アイギスと異なり魔法攻撃も攻撃力から防御力を減算してダメージを算出するため 多少手数を増やすよりも単発火力を上げるほうがダメージ計算上有利になりがちで、 敵の防御力が高くまともに殴り合うのが厳しい高難度マップやボスなどにも大ダメージを通してくれるケィナは 高レアすら差し置いて主力になれるポテンシャルを秘めている。 ヘルハウンド娘の「配置時、全敵ユニットの攻撃力ダウン」の特性も便利で再配置要員にも使えると手数以外は隙がない。 あちらのペンギンと違い敵として出てくる場合はスキルを使わないのでCOMMON娘相応に弱いので安心。 【メデューサ娘】ローレン 白蛇の長髪と白い肌を持つ、神話の怪物メデューサのモンスター娘。 レアリティはLEGENDで職業はソーサラー、クラスチェンジでウォーロック→マスターウォーロックに成長する。 モンスター娘の中でもかなりの年長者であり、他のモンスター娘からは良い意味でパイセン呼ばわりされている。 実際にとても博識かつ経験豊富ではあるが口調やセンスが昭和レベルで古く、そのあたりを指摘されたりオバサン扱いされたりするとものすごく落ち込む豆腐メンタル。 ただし美容には大変気を使っているので主人公曰く「とてもすべすべした肌」を保っているようだ。 ドSそうな見た目からは想像できないが実は純愛党筆頭。ご主人と結婚したいと強く願っており、意外にも尽くすタイプ。 もちろんご主人を性的にアレコレしたいという欲求はあるので連れ去りぐらいは日常茶飯事だし、石化も応用してエロいことをしてくるのだが。 高レアリティに相応しく、高い魔法攻撃力に加えて配置時とEXスキル発動時に範囲内の敵を雑魚ボス問わず耐性のない相手を一定時間石化させる特殊能力を持つ。 無論、石化中の敵は何もできなくなるので一方的な攻撃が可能となる。ただし、射程だけは物足りないので配置場所はよく見極める必要があったが、 調整アプデでEXスキルのレベルを上げると射程が伸びるようになるなど格段に使い勝手が良くなった。 ストーリーモードではその石化能力を使い、なんと敵騎士団を軽く睨んで下腹部に尿管結石を発生させ、集団を地獄の痛みでのたうち回らせて無力化するという前代未聞のえげつない攻撃を行った。 学園イベントでは教師服を着こなし、職業がアサシンになった【女教師メデューサ娘】ローレンが配布キャラとして実装。さらに2周年記念パックで幼女とかした【ゴーゴン娘】ローレンが実装。こちらもお値段5000円。自慢にバストが小さくなったことが不満なのだとか。 プレミアムダンジョンのレジェンドサブスキル「ポイズンボム」を入手するには彼女をガチャで引き当てる事が絶対条件。(*21) 【エキドナ娘】ミテラス 下半身が蛇で背中に羽が生え、細長い舌を持つ淫乱ピンクなラミア系娘。正式サービス開始と同時に実装され、600円以上課金したプレイヤーに配布される。 レアリティはLEGENDであり職業はサポーター。 猫なで声で話すバブみ系巨乳ロリおかんであり、他人の母親を名乗る不審者。どっかで聞いたことあるような… ユニットとしては、範囲内のユニットの強化とともに回復までこなすレジェンドに相応しい強キャラ。同じ火属性であり圧倒的火力と圧倒的打たれ弱さを持つケィナとのシナジーは抜群。 後に【灯火のエキドナ娘】ミテラス、通称性夜聖夜ミテラスが実装。 こちらはウォリアー(槍)にジョブチェンジしており、種族特性そのままにEXスキルでコストを回復させつつ遠距離範囲魔法を使う攻撃もできるサポートキャラとなっている。 【ハーピー娘】フェルミ 正式サービス開始と同時にサイレント実装されたハーピィ娘。 全年齢版と18禁版でコスチュームが異なるモンスター娘2号。 実装前からシナリオにちょくちょく顔を出していたが、「敵陣の井戸にフグ毒を入れる」「皆殺しにすれば報復されない」などやたらと物騒な発言が目立っていた。 暗殺組織に暗殺者として育てられていたそうだが、ご主人くんにランドリーにフレンドリーに扱われたため速攻でデレる。敵として出てきたときも結局芝居だった。 レア度はRAREで職業はスカウト。飛行可能で遠近両用ユニット、そして攻撃時に相手を後退させる効果を持つ。 火力の低さと打たれ弱さ、射程の短さが気になるが、配置コストは低いため開幕の斥候としては充分すぎるくらい強力。 期間限定イベント「モンスター娘学園!~暴動旋風!?大運動会開幕!」の報酬ユニットとして体操着になった【蹴才のハーピー娘】フェルミが実装。その翼でどうやって着たんだとか聞いてはいけない レア度がEPICに昇格し、武器種もウォリアー(拳)にジョブチェンジしている。両腕が翼なのにどこに拳があるんだとか突っ込んではいけない 【ワーラット娘】ラタ 島出身ではない大陸出身のモンスター娘。 モンスター娘でありながら、密猟者にモンスター娘の情報を売り続ける、ネズミの裏切者であり、多くのイベントにて黒幕だった。 なお、動機は「チーズのため」であり、彼女に深い考えはない。勿論、根っからの悪人でもない。 ネズミゆえに頭もちっこいので、イベントのたびに主人公に返り討ちに遭ってぐぬぬするのがお約束。 イベントにて「感染する毒状態」であるネズミが敵ユニットの中に紛れ込んでいたのはこいつのせいである。 しかし、イベント「おこぼれにネズミは乗る」にてようやくユニット化。ここでも黒幕っぷりを存分に発揮している。 【スフィンクス娘】ロジカ 「いやらしい症候群」の治療法の手がかりを求めて砂漠の神殿を訪れた一行の前に姿を現した、女性の上半身とライオンの下半身、鷲の翼に蛇の尻尾を持つモンスター娘。エンキ神殿で謎解きの試練を出した。また、ジャングルのガーディアンもボランティアで行ってる。ユニットとしてはレジェンドのランサーで、スキル発動でコストを回復できる。 いやらしい症候群とは 突如島に蔓延し始めた奇病で、創世記の少年が落命する原因となったと言われている。 名前で大体想像つくと思うが、これに感染すると美少年への情欲が抑えられなくなる。 創世記の少年はこれで発情したモンスター娘に延々と輪姦(まわ)され続けた結果、命を落としてしまったと伝えられている。また、クロミ曰く保険の適用外らしい。 風土病であるため発生しているのはゲシュペンス島だけだが、ウイルス性の伝染病なので厄介なことに近付いたモンスター娘にも感染してしまう。 コラボイベントではあろうことか「もんむす・くえすと!」世界のモンスター娘にも感染してしまった。 神殿の番人であるのと同時に知の試練を課す存在であり、一向に問題を出した。 正解するごとにスフィンクス娘ちゃん人形が貰え、5つ集めるとニニブ砂漠ペアご招待と交換できる。 このスフィンクス娘ちゃん人形はイラストで造形が確認できるのだが、顔が某ひとしくん人形そっくりで、あまりかわいくはない。 クエストに敵として登場すると、幻影を作り出す能力を発揮する。 この幻影は普段はオリジナルとは似ても似つかないブサイクな出来損ないしか出来ないのだが、1000分の1の確率でオリジナルそっくりの当たりが出来る。 この当たりを倒されると怒ってパワーアップするという厄介な特性を持つ。 【フェニックス娘】アテエル 七色の翼を持つモンスター娘。 一見するとスレンダーな少女なのだが、実は何千年にもわたって死と転生を繰り返している。 フェニックスなので炎系の魔法に耐性がある。ゲーム中では再現されないが。 メインシナリオでは目立った活躍はなし。 だがゲームの前日談に当たる同人版では、モンスター娘の指揮をとり島に流れ着いた主人公を守るために戦った、実質的な主役。 職業はヒーラーで、配置と同時に全味方ユニットの体力を全回復できる。 勿論戦闘中の回復も可能。 更に、体から発する高熱により敵の体力を徐々に削ることもできる。 ダメージは微々たるものだが、多くの敵を足止めできて自分も高熱によるスリップダメージを与えられる【ターロス娘】クレッタとのコンビネーションが協力。 後に【常夏のフェニックス娘】アテエル、通称水着アテエルが実装された。 全く新しい戦い方を覚えたアテエルというキャラで、ドラゴンフルーツをモーニングスターのように振り回して戦う。 職業もガーディアンに変わっており、通常のアテエルと同時に編成することも出来る。 スリップダメージはなくなったが、倒されると一度だけ復活し、攻撃力と物理防御力がアップする種族特性が強力。 R-18同人版ネタバレ 同人版のラストで、波にのまれて瀕死になった主人公を助けるために主人公とセックスした。つまり主人公の童貞を奪ったモンスター娘。 【バイコーン娘】ヴァリナ 馬耳と尻尾の生えた馬娘…とみせかけて二足歩行の馬形悪魔。2本の角に扇情的過ぎる衣装がトレードマーク。 クロミやタンタルが可愛く見えるレベルの淫乱であり、立ち絵の背景にディルドやアナルビーズ、三角木馬が見え隠れしている。そのせいで全年齢版では背景にモザイク処理が掛けられた。 更に第5回公式生放送で先行公開された衣装に至っては一人だけ首から下全てにモザイク処理が掛けられるという自重の無さだった。 イベントでの登場や固有会話イベントも際どいなんてレベルではなく、よく全年齢通ったなと感心するくらいである。 闇属性のランサーであり、スキル発動と同時に通常攻撃が遠距離攻撃の魔法属性になってコストが回復する。 ここまで書くと序盤の斥候・コスト回復要因であるが、その魔法攻撃にはスタン毒石化とえげつない追加効果が山盛りであるため、デバッファーとして終盤の戦場にも居座らせるのも一つの選択肢である。 あまりに特徴的過ぎる寝室シーンを持つ。 R-18ネタバレ 一回目の寝室では主人公と致している最中に直前で成敗した密猟者の方がペニスが大きくて気持ちがいいと言い出す。2回目の寝室では、主人公と致している最中にモブの巨根インキュバスに主人公を掘らせて、ヴァリナの膣内に入っている最中のペニスを負けチンポ呼ばわりする。 ソラス 第1回超タワーディフェンスコラボ祭で登場した千年戦争アイギス出身のゲストキャラ。入手期間はコラボ中のみのため現在は入手手段がない。 モンスター娘TDの世界を安定させるためビビ神がうまいこと頑張って作った分身であり、本物には及ばないが強力な獣神ユニットとして使えるようになった。 獣神の効果としては、「ソーサラーの攻撃力が10%上昇、射程+10、ボムはビビ神より強力だが1回限り」というものになっており、遠距離攻撃の雨で敵をなぶり殺しにする構成に向いている。 立ち絵は黒ソラスのものを流用しているが育成画面や獣神攻撃の時にはしっかり動く。ここに来て黒ソラスおりゅ?されてうぐぐ、となった人もいたとかないとか いくら分身とはいえ獣神ユニットであるためシーンはない。 【大悪魔召喚士】ラピス 同じく千年戦争アイギスよりゲストキャラ。 今度はユニットとしての実装であり、Live2Dの立ち絵に声優、そして寝室シーンありという豪華仕様。 自身のカリスマが通用しないモンスター娘たちのフリーダムな言動に空回りする残念なお姉さんという立ち位置となっている。 本ゲーム初の期間限定ガチャであり、期限を逃すと入手することが出来ない。 R-18ネタバレ 寝室の相手はアイギスの王子。モンスター娘愛好家はNTRを嫌う人が多いので仕方ない。聞いてるかタンタル 【デカイオー娘】リッティ 一応、「御城プロジェクトRE」からのコラボキャラ。ラピス同様に期間限定なので逃すと入手することが出来ない。 健全で現実とのお城や偉人ともコラボを行っている「御城プロジェクトRE」で寝室シーンを出すわけにはいかないので、 『モンスター娘TDのボスである「完全無欠デカイオー」が兜娘になった』という形式で参戦した。 御城REは非R18なので絡ませ方に気を遣う必要がある。 御城にはケモ娘である『神娘』の面々が居てモン娘と言い張れない事も無い。が、その場合ラピス同様相手は殿という事になる。モンスター娘愛好家はNTRを(以下略)。だがその場合、そういうシーンが無いからこそ成立している御城というゲームの存在そのものが破綻し、[裏]ヤナガー城が世界の破壊者と化してサ終一直線なのでコラあかんワ、となる。 キャラ性格は後述のロッティに近い。そして燃費の悪さも変わらず。 簡単に言えば、見た目は大人、頭脳は子どもなワガママ娘である。 兜娘なのに城娘みたいに巨大化できるらしく、それを生かした寝室シーンがある。 本家の兜娘は誰も巨大化できないのに…とか言っていたら後の城プロのアップデートで本家兜娘も巨大化できるようになりました 【魔王】アリスフィーズ 【四天王】アルマエルマ、【四天王】エルベティエ、【四天王】たまも、【四天王】グランベリア 元祖逆レイプエロ同人ゲーム「もんむす・くえすと!」よりのゲストキャラであり、なんと全員ユニットとして実装かつ寝室シーンがあり。 終章の初夜の後、「そうだ、京都へ行こう」というノリ(by スズ)で異世界にやってきた模様。 コラボ第二段にて、アリスはゲシュペンス島の溶岩に浸かったことで弱体化したわけでもないのにロリになってしまい、プレイヤーも1600円課金することでロリバージョンに変更出来る。当然コラボ期間を逃すとコスチューム変更は出来ない。 R-18ネタバレ 四天王及びアリスの寝室の相手はルカであり、お馴染みのあひぃも健在。だが、アルマエルマの寝室相手はご主人くんであり、1回目の寝室では文字通りの意味で捕食、2回目の寝室では夢の中というフォローはあるが本番行為をする。 【女神】イリアス 【学者】プロメスティン もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPGの世界より迷い込んだため、こちらでは両者ともにロリの姿。 もんくえ本編終章からやってきたルカさん達からは当然警戒されるが… R-18ネタバレ 寝室の相手はルカ。終章の最後の最後で和解したこともあり、なんだかんだで打ち解ける。 人間サイド エロイーズ 外見的には露出の多い貧乳ロリといった感じ。 モンスター娘の密猟のために島を訪れた。 後述のメイジー、カミラと組んで行動しており、三人のリーダー格といったところ。 三人は幼なじみらしいが、あっさり仲間を見捨てることもしばしば。 ただ狩るだけでなく、モンスター娘との交渉術にも長ける。 敵として登場すると、剣で物理攻撃を仕掛けてくる。 ネタバレその1 メインシナリオで、自らが主人公と同様に創世記の少年の末裔であると明かした(*22)。 かつて創世記の少年を裏切ったとされるモンスター娘の子孫の【ミノタウロス娘】シルバ、【ミミック娘】アスタ、【ハーピー娘】フェルミと手を組み、主人公を追い詰める。 だがこの三人は裏切ったふりをしただけの二重スパイであり、土壇場で寝返られて形成を逆転される。(*23) ネタバレその2 ティーレに牛乳に豊胸効果があると吹き込み、巨乳滅殺の呪術の方法を記した古文書を渡し、封印の解除を条件に【ジンニーヤ娘】ラプワーンと手を組み、島に薬物を蔓延させた張本人。 つまり「狙われたホルスタイン」から続いた一連の事件の裏で糸を引いていた黒幕である。 ラプワーンと手を組んだのは「何でも願いを叶えてくれる」と聞いたからなのだが、エッチな願いしか叶えられなかったために計画変更。 島に欲望を暴走させる薬物を売りさばき、モンスター娘同士の諍いを起こさせてそのどさくさに紛れて島の宝を奪う作戦に出た。 ちなみにエロイーズの欲望は「ホストを侍らせて高級シャンパンを空けること」だった。 メイジー 黒いフードを被った女性。 三人の中で唯一エロシーンがない(2022年4月現在)。 敵として登場すると魔法で攻撃してくる。 カミラ 神官を思わせる衣装を着た巨乳美女。 三人のブレーキ役...なのだが、儲け話にそのまま乗って甘い汁を吸うことが多く、ブレーキ役になっていない。 敵として登場すると敵ユニットを回復してしまうのでなかなか厄介。 ネタバレ 二人に見捨てられて捕虜になった際、「少年は人間が保護するべきだ」と主張したためにリンを激怒させてしまい、スライム凌辱を受けてしまった。 忠臣の竜騎士シスイ タワーディフェンスでは敵味方双方にとって珍しくない女騎士。 島にいたドラゴンをテイムして使役するボスキャラであり、飛行系で地上ユニットの攻撃が届かない、攻撃力も高めで対策なしでは遠距離攻撃要因を一瞬で消し炭にしてくると、足止めも攻撃も難儀する強敵。 ネタバレ ポデルの目の前で「くっ…殺せ」と漏らしたことで、ポデルが連れてきた雄のオークたちから集団レイプを受ける しかしその後、不可抗力で主人公のペニスを見てしまったのだが、 ここで「自分は主人公が王国の第一王子を語る偽物だと聞いて主人公の命を狙いに来た」こと、 そして「主人公のペニスを見たことで気づいたのだが主人公が本物の第一王子であること」を告げる。 なお、黒字部分は全年齢共通イベントです。 ロッティ 攻撃されて機能停止した「完全無欠デカイオー」の中から現れた女性。 実はデカイオーは人間ではなく魔導兵器であり、中で操縦していたのが彼女である。 所謂博士キャラであり、デカイオーの強化版「究極騎将Gデカイオー」を開発したり、モンスター娘の姿と能力をコピーした自立兵器(*24)を量産したりしており、腕前は確か。 語尾に「じゃん」をつけるのが癖。本人曰く「準レギュラー」 ネタバレ 地面の崩落に巻き込まれて主人公達と共に地下に落ち、秘密結社冥界の総統に間違えられる。 成り行きで総統を演じていたが嘘がばれ、制裁としてネルに触手凌辱されてしまった。(*25) カティナ バルベリト帝国第4皇女。(記憶喪失前の)主人公の婚約者で、絶滅危惧レベルのツンデレ。 その上金髪ポニーテール…と見せかけて後頭部ツインテールというコテコテのツンデレ。 「ローリングソバット魔法」なる得意技を持ち、昔からキレるたびに城の柱にブチ込んでいたらしい。 自称・婚約者のリンは現実の婚約者の存在に一時気絶し現実逃避した。 帝国最強のゴーレムライダーであり、ゴーレムの背中から魔法で攻撃する。 リンデンハート バルベリト帝国第3皇女。主人公を溺愛するダダ甘お姉ちゃんで、主人公のことを「ラッシーちゃん」と呼ぶ。 また「リンお姉ちゃんと呼んで」と発言したため、スライム娘のほうのリンから激しい殺意を抱かれた。 主人公には過剰なまでに優しい一方、気に入った相手を甘やかすためなら国を滅ぼすことも厭わない危険人物。 とはいえ皇女として祖国の不利益になる行動には踏みとどまる程度には常識と責任感はあり、 あくまでも「義姉」の立場を貫いているためカティナから奪う気はない…はず。 帝国最強のモンスター娘テイマーであり、パートナーの雪女娘・ニホを回復魔法でサポートする。 王子 ご存知ベッドヤクザ。 原作同様セリフがないメカクレだが、女性キャラのセリフより数多くの臣下から愛されていることがうかがえる。 上述の通りアイギス組との寝室シーンを担当するが、モンスター娘TDの世界ではブルーマンではない。 殿 ご存知立花宗茂。 この世界では残念ながら選択肢も台詞も無いため、殿語録もお預け。 オマケに上述の理由より寝室にも参加できないため非常に空気。 ルカ 元祖逆レイプエロ同人ゲーム「もんむす・くえすと!」よりゲストとして登場。 主人公をご主人くんとフレンドリーに呼んで接する。 もんくえ終章を経過してやってきたためかなりの実力者であり、精霊なしでグランベリアと渡り合ったり、たまもの必殺技を受けてもピンピンしている。なお年齢をイジッた結果なので自業自得である。 「指揮に優れたご主人くん」と「武力に優れた勇者ルカ」と互角であるとゲスト含めたモンスター娘たちは評価を下すが、いざ実際に戦ってみると強いなんてものではない、理不尽クラスの強敵である。 一方で寝室でのクソザコっぷりは無印もんくえ前章より10年以上経った今でも健在。「あひぃ」も後のご主人くんの寝室に輸入された 追記、修正はおねショタの主導者を巡る争いの中でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ちなみにオーク娘の絵師は例のでかすぎ絵師だったり、バゲ子の人って言えばわかる人も多いかも? -- 名無しさん (2022-04-03 00 21 55) ちょっと操作するだけでメモリ10ギガくらい使われてるの新規ゲームによくあるおま環問題にしては中々イカしてる -- 名無しさん (2022-04-03 05 26 10) 世界観説明的にハーレムものかと思ってたけど違うのか… -- 名無しさん (2022-04-03 11 15 28) ヒロインの名前は元素名が由来なんかな -- 名無しさん (2022-04-03 13 20 40) ↑メインストーリーに出てくる子は基本的に元素名らしい。もちろんいろいろ例外もある -- 名無しさん (2022-04-03 14 10 31) 項目助かる -- 名無しさん (2022-04-03 14 47 37) 泣ける -- 名無しさん (2022-04-03 15 21 33) ちょうど切らしてた -- 名無しさん (2022-04-03 20 31 42) 【オーク娘】ポデルのイラスト担当、やっぱあの人か・・・ -- 名無しさん (2022-04-03 20 45 09) 喋るショタとは珍しいものだな -- 名無しさん (2022-04-03 20 59 00) 伝承によるとまず大地がショタコンという地獄みてえな世界 -- 名無しさん (2022-04-03 21 38 03) 動画CMがラップっぽいのミストトレインっぽいなと思ったらやっぱ同じか -- 名無しさん (2022-04-03 21 54 05) 賛否別れるってかショタ要素自体が台無しだなとっちゃん坊や設定のせいで -- 名無しさん (2022-04-04 07 44 56) 尿路結石アタックは腹抱えて笑ったわ -- 名無しさん (2022-04-04 15 13 24) デストレッツァで草 -- 名無しさん (2022-04-04 20 34 21) 主人公が「幼く見えるのは見た目だけ」って言ってるけどそれは「登場人物は全員18歳以上です」とか「登場人物に血縁関係はありません」と同じようなもので気にする必要はないと思う -- 名無しさん (2022-04-09 22 43 41) タイトルのTDってタワーディフェンスの略? -- 名無しさん (2022-04-16 17 26 23) なんでノーマルなおねショタじゃないんだってなったけどそういうことか。…せめて記憶完璧に抹消して何もわかってないショタにしてくれればよかったのに。裏設定だけどっか書いといて -- 名無しさん (2022-04-16 22 46 50) そんなことしたらdmmの偉い人に怒られちゃうよ… -- 名無しさん (2022-04-16 23 17 38) らき☆すたのノベライズした人なのか、頭が悪い(誉め言葉)シナリオなの納得 -- 名無しさん (2022-04-18 20 47 08) 高難度になると「移動」を使いこなせないとクリアできないのがアイギス・お城と全く違うところ。 -- 名無しさん (2022-04-22 15 51 54) ぶっ壊れとかコモン詐欺と呼ばれるキャラが、条件整えると無敵だけど、条件満たせないとというかレジェンドと同じ考えで扱うと一瞬で溶けて落ちるのが良い塩梅 -- 名無しさん (2022-04-27 21 42 49) あくまで個人的な所感だけど、ストーリーのアクの強さは「コロコロのギャグバトル漫画のギャグ成分を多めにしてかつう○こ系の下ネタをFANZA的なそれに置き換えたもの」って言うと肌に合うか否かが分かるかもしれない -- 名無しさん (2022-05-09 18 41 30) コラボで最後まで出禁くらってるクロミでダメだった。残念でもないし当然と言える -- 名無しさん (2022-05-13 11 40 37) 宣伝の公式ラップがすき -- 名無しさん (2022-05-13 12 13 34) ようつべ広告に胸元に白いモヤ入れるの流行ってるのかな、意味ないでしょアレ -- 名無しさん (2022-05-13 18 15 14) イグニとかプネウマとかイベもストーリーも出てないのに広告出てるのは開発のお気に入りだからか?(リンはいわずもがな、アメリは専用の広告すらある) -- 名無しさん (2022-05-13 19 50 31) 広告ワゴンとか、随分思い切ったことするな…俺の風と並んでトラック走らせるとか勇者すぎる -- 名無しさん (2022-05-14 21 14 59) やたら広告流れてくるからちょっと興味あったけど 主人公以外のモブ男と行為に及ぶキャラが存在したり あー…そうですか… -- 名無しさん (2022-06-27 19 57 51) DMMってそこそこの割合で「固定主人公とは別の竿役がエロシーンに出張る」エロゲー出すけど、やっぱり需要あるのかな -- 名無しさん (2022-06-28 21 37 13) ↑やっぱりそこを気にしちゃう人はいるよね…百合乱暴だけなら、男オーク女人間騎士のみだったら、そこまで責められなかっただろうに… -- 名無しさん (2022-06-29 22 34 51) 若干マイルドになったミッドナイトガールズRって感じ? -- 名無しさん (2022-06-30 21 22 02) 対魔忍みたく最初から凌辱その他を全面に押し出してるなら何ら問題はないけど、これの場合広告だけだと普通に「モン娘と記憶喪失少年のおねショタハーレム」にしか見えないんだもの -- 名無しさん (2022-06-30 21 30 09) 「性癖」が今の主流のエロゲと致命的に噛み合ってなかった。まあらきすたの小説書くようなちょっと昔の人を起用してるから仕方ないね -- 名無しさん (2022-07-03 10 12 46) 忠臣の竜騎士シスイの内容でプレイしないことにしたわ やっぱアイギスNo1 -- 名無しさん (2022-07-22 13 16 46) あくまでメインはモンスター娘×おねショタやからな -- 名無しさん (2022-07-31 00 38 49) エロブルのハーレムエピソード(大嘘)みたいにテコ入れ入りそう。あと別のゲームを薦める例にオトフロというまず間違いなく地雷になるゲーム入れてんの確信犯だろこの記述 -- 名無しさん (2022-07-31 01 02 22) EXスキルのレベルアップできるのを知らずにずっとレベル1でプレイしてた… -- (2022-08-06 19 35 29) スライム娘の韻のふみかたすき -- 名無しさん (2022-08-11 19 02 41) こういうの、逆レ系同人CG集みたく最初からモン娘を主役にして倒した敵兵を犯せ(負けたら犯される)…みたいな内容だったら、広告に反せず文句もなかっただろうなと思う。何でショタ主人公を前面に出しちゃうのか -- 名無しさん (2022-09-30 14 59 38) アニメーションなのに水音チュパ音なしとか… -- 名無しさん (2022-10-09 21 08 31) この手のエロゲだと「登場人物は全員18歳以上です!」と言い張らないといけないのは分かるけど、どうしてもとっちゃん坊やにしか見えないのよな -- 名無しさん (2022-12-04 23 32 48) オトフロ運営の悪い部分が出てると思う。 -- 名無しさん (2022-12-11 10 13 42) 本日17時より、コラボ先の発表。もんくえもんぱらだと予想するものも多数、確か、dmmではモザイク面倒だから販売してないって話だったよな? -- 名無しさん (2023-02-09 08 09 32) もんむすくえすととのコラボ決定 -- 名無しさん (2023-02-10 20 41 53) スライム娘はともかくアリスは出して良いの?何だかんだで原作主人公一筋のメインヒロインなのに -- 名無しさん (2023-02-10 20 54 31) 大悪魔召喚士ラピスは王子が寝室担当したから大丈夫。問題は絵師のとこ -- 名無しさん (2023-02-10 21 20 48) カウントダウン一枚絵がかなり力入ってる -- 名無しさん (2023-02-20 08 10 53) 魔王と四天王の寝室相手はルカさん…と思いきやアルマエルマだけご主人くんが相手な模様。まあこっちのサキュバスも何処の馬の骨かも分からない密猟者を絞ってたわけだし多少はね? -- 名無しさん (2023-02-21 12 34 05) うわおばさんキッツ… -- 名無しさん (2023-03-27 10 04 19) 普通に搾り尽くしてくるガチ肉食系のアルマエルマ(とエルベティエもか)はともかく、たまもとグランべリアまでルカさん以外と絡めたらもんくえユーザーからあまり良い顔されないのは目に見えてる。アリスに至ってはガチ炎上しそう -- 名無しさん (2023-04-26 17 17 00) 1周年で登録者100万人。売り上げは知らんがええんやない? -- 名無しさん (2023-05-01 19 41 15) まーたコラボユニットにセクハラ発言してドン引きされてるよこいつら…どんだけフリーダムなんだよ -- 名無しさん (2023-06-12 20 36 41) オトフロそんな上級者のエロゲ向けだったの? -- 名無しさん (2023-06-13 12 28 38) ヴァリナ引いたけど寝室やべえなこれw -- 名無しさん (2023-06-15 20 37 43) 何が良いって寝室で主人公の表情が出る事 最高 -- 名無しさん (2023-07-16 00 47 07) モンスター娘TDは開発はテクノフロンクス、プロデュースがちーむくまさん 情報が間違い -- 名無しさん (2024-04-17 01 43 57) オトフロは開発元がそもそも全く別なのでティンクルスターナイツに差し替え -- 名無しさん (2024-04-18 12 18 17) 名前 コメント
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- 目次 配信履歴 関連項目 配信履歴 開始日時 タイトル 録画 2015/09/15(火) 18 47 48 オリジナルノベル主題歌歌い手公募 【1】 - 2015/09/15(火) 21 29 33 あ 【1】 - 2015/09/16(水) 00 02 16 お願いします 【1】 - 2015/09/16(水) 17 54 36 歌い手急募 【1】 - 2015/09/16(水) 19 49 40 覇王ゲーム歌い手募集デモ 【1】 - 2015/09/16(水) 20 21 59 覇王ゲーム制作秘話 【1】 - 2015/09/17(木) 02 18 38 あ 【1】 - 2015/09/17(木) 02 55 16 だるやんファン凸待ち 【1】 - 2015/09/17(木) 03 26 55 あ 【1】 - 2015/09/17(木) 03 58 09 い 【1】 - 2015/09/17(木) 04 28 59 う 【1】 - 2015/09/17(木) 17 20 45 参加者募集 【1】 - 2015/09/17(木) 17 52 12 あ 【1】 - 2015/09/17(木) 18 26 31 僕なんてスカイプしてはいけないんだあ 【1】 - 2015/09/17(木) 18 57 43 インターネットは苦しいんだあ 【1】 - 2015/09/17(木) 19 30 31 本物が欲しい 【1】 - 2015/09/17(木) 21 05 28 それでも本物が欲しい 【1】 - 2015/09/17(木) 21 36 29 僕たちは本物が欲しい 【1】 - 2015/09/17(木) 22 07 35 本物が欲しい 【1】 - 2015/09/17(木) 22 38 09 本物が欲しい 【1】 - 2015/09/17(木) 23 08 57 本物が欲しい 【1】 - 2015/09/17(木) 23 40 05 本物が欲しい 【1】 - 2015/09/18(金) 01 37 27 ストリームの権化 - 2015/09/18(金) 01 38 28 ストリームの権化 【1】【2】 - 2015/09/18(金) 17 02 43 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】 - 2015/09/18(金) 18 39 50 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】 - 2015/09/18(金) 20 12 51 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】【14】【15】【16】【17】【18】【19】【20】【21】【22】【23】 - 2015/09/19(土) 15 44 03 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】 - 2015/09/19(土) 18 02 15 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】【14】【15】【16】【17】【18】 - 2015/09/19(土) 23 37 54 ストリームの権化 【1】 - 2015/09/20(日) 00 52 45 ストリームの権化 【1】【2】 - 2015/09/20(日) 16 59 27 ストリームの権化 【1】 - 2015/09/20(日) 19 26 59 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】【12】【13】【14】【15】【16】 - 2015/09/21(月) 14 28 17 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】 - 2015/09/21(月) 19 27 19 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】【10】【11】 - 2015/09/21(月) 23 54 15 ストリームの権化 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】【9】 - 2015/09/22(火) 05 39 45 ストリームの権化 - 2015/09/22(火) 16 40 55 ダルシム矢野 - 2015/09/22(火) 23 23 58 ダルシム矢野 - 2015/09/23(水) 03 31 07 ダルシム矢野 【1】【2】【3】【4】【5】【6】 - 2015/09/23(水) 13 12 06 ダルシム矢野 - 2015/09/23(水) 17 46 03 ダルシム矢野 - 2015/09/23(水) 20 09 46 ダルシム矢野 【1】 - 2015/09/23(水) 20 40 11 ダルシム矢野 - 2015/09/24(木) 02 07 44 ダルシム矢野 【1】 - 2015/09/24(木) 18 34 25 ダルシム矢野 - 2015/09/24(木) 20 41 28 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 00 25 49 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 02 21 34 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 02 37 35 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 05 46 14 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 17 47 43 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 18 47 38 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 20 15 16 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 00 10 12 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 00 33 34 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 01 03 30 ダルシム矢野 - 2015/09/25(金) 05 55 24 あ 【1】 - 2015/09/25(金) 20 54 07 ひまわりストリーム活動報告 【1】 - 2015/09/26(土) 01 06 53 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 01 08 17 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 01 20 50 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 01 28 21 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 06 32 07 ダルシム矢野 【1】【2】【3】【4】【5】 - 2015/09/26(土) 18 39 14 ダルシム矢野 【1】【2】【3】【4】 - 2015/09/26(土) 18 42 45 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 22 00 15 ダルシム矢野 - 2015/09/26(土) 22 29 19 ダルシム矢野 - 2015/09/27(日) 00 49 07 ダルシム矢野 - 2015/09/27(日) 00 55 52 ダルシム矢野 - 2015/09/27(日) 00 57 28 ダルシム矢野 - 2015/09/27(日) 01 09 10 ダルシム矢野 【1】【2】 - 2015/09/27(日) 04 12 32 ダルシム矢野 - 2015/09/27(日) 11 05 59 ダルシム矢野 - 2015/09/27(日) 12 39 21 ダルシム矢野 - 2015/09/27(日) 12 56 11 ダルシム矢野 - 2015/09/28(月) 00 20 17 ダルシム矢野 - 2015/09/28(月) 00 37 44 ダルシム矢野 - 2015/09/28(月) 00 39 10 ダルシム矢野 - 2015/09/28(月) 02 00 24 ダルシム矢野 - 2015/09/28(月) 22 47 57 命をかけてやるべき事。 【1】【2】 - 2015/09/30(水) 22 03 20 続・命をかけてやるべき事。 【1】 - 2015/10/01(木) 19 14 43 覇道独断 【1】 - 2015/10/02(金) 13 13 08 ダルシム矢野 - 2015/10/02(金) 13 20 12 ダルシム矢野 【1】 - 2015/10/02(金) 01 29 27 覇王伝~序章~ 【1】 - 2015/10/02(金) 02 02 11 あ 【1】 - 2015/10/02(金) 02 55 27 あ 【1】 - 2015/10/02(金) 10 57 21 あ 【1】 - 2015/10/02(金) 13 36 12 あ 【1】 - 2015/10/02(金) 14 12 18 あ 【1】 - 2015/10/02(金) 16 40 12 重大なお知らせ 【1】 - 2015/10/02(金) 17 10 48 重大なお知らせ 【1】 - 2015/10/04(日) 01 44 47 引退延期見ついての説明 【1】 - 2015/10/04(日) 07 19 25 一世一代の引退阻止チャレンジにむけて 【1】 - 2015/10/10(土) 09 44 23 重大なお知らせ 【1】 - 2015/10/18(日) 08 50 58 覇王ゲームreborn計画始動 【1】 - 2015/10/23(金) 08 35 40 a 【1】 - 2015/10/25(日) 09 55 40 b 【1】 - 2015/10/26(月) 18 16 30 c 【1】 - 2015/10/30(金) 20 13 10 d 【1】 - 2015/10/30(金) 22 30 37 重大なお知らせ 【1】 - 2015/10/30(金) 23 14 30 ダルシム矢野のソシャゲ部!♯1『千年戦争アイギス』 【1】 - 2015/10/30(金) 23 47 28 あ 【1】 - 2015/10/31(土) 02 36 37 謝罪 【1】 - 2015/11/01(日) 13 23 13 重大なお知らせ 【1】 - 2015/11/01(日) 15 05 10 e 【1】 - 2015/11/02(月) 17 11 00 お願いします、力を貸して下さい 【1】 - 2015/11/03(火) 15 41 18 覇王ゲーム公開記念『STAGE1原案公開スペシャル』 【1】 - 2015/11/03(火) 18 43 16 ノベルライズ版『覇王ゲームSTEGE1』朗読 【1】 - 2015/11/07(土) 17 26 54 あ 【1】【関連動画】 - 2015/11/08(日) 19 57 11 い 【1】 - 2015/11/09(月) 19 18 47 歌い手を募集します 【1】 - 2015/11/13(金) 16 18 57 深刻な事態が発生しました・・・ 【1】 - 2015/11/13(金) 16 51 35 ま 【1】 - 2015/11/14(土) 20 17 35 謝罪枠 【1】 - 2015/11/14(土) 23 03 48 助けてklください 【1】 - 2015/11/16(月) 19 14 02 s 【1】 - 2015/11/17(火) 00 20 10 g 【1】 - 2015/11/20(金) 13 44 04 重大なお知らせ 【1】 - 2015/11/20(金) 19 45 49 非常に重大なお知らせ 【1】 - 2015/11/21(土) 15 05 39 あ 【1】 - 2015/11/29(日) 08 49 31 重大なお知らせ 【1】 - 2015/11/29(日) 09 20 52 あ 【1】 - 2015/12/05(土) 14 07 48 あ 【1】 - 2015/12/05(土) 15 42 25 い 【1】 - 2015/12/12(土) 04 17 06 い 【1】 - 2015/12/19(土) 12 57 59 う 【1】 - 2015/12/27(日) 11 15 00 ア 【1】 - 2015/12/27(日) 16 39 42 あ 【1】 - 関連項目 ダルシム矢野 用語集 - 最新情報 - 記事リンク集 - 告知の一覧話題 王様ランキング - THE COMIQ - ジョジョの奇妙な冒険 - 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アルゲス 作品名:いづれ神話の放課後戦争 使用者:神仙 天華 いづれ神話の放課後戦争に登場する防具。 装神具の一つ。形状はドレス。 ゼウスの持つ「光輝」の鎧。 防具についての詳細来歴 完全消失現象 ラグナロクフォーム終末の焔を纏ったアルゲス テュポーンの権能 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 防具についての詳細 来歴 ゼウスの持つ「光輝」の鎧使用者はドレスに作り直している。 あのドレスは何なのかと思っていたが。 まさかアイギスを傘にしたように、アルゲスをドレスに仕立て直していたとは……いや、 そうする意味はない気がするが。 完全消失現象 触れたものを消滅させる触れたものは物質・エネルギー全てを消滅させられる。 どんな優れた防弾チョッキも、銃撃による「衝撃」は消せない。 それは鎧だろうが楯だろうが、防具ならみな同じだ。 だが、アルゲスにはそれがない。 銃弾も黄金剣も触れた端から威力を失い、灰となってしまう。 物理法則を無視した完全消失現象。 ラグナロクフォーム 終末の焔を纏ったアルゲス ブリュンヒルデから受けた終末の焔を取り込んだ姿ドレスから終末の焔が舞い、小さな火の粉にも完全消滅能力が備わっている。 あの黒い焔は、おそらくブリュンヒルデから奪ったラグナロクの焔だ。 あれをアルゲスのドレスに織り込むことで、絶対焼失現象をドレスの着衣部分だけでな く、黒焔まで付与したのか……!? テュポーンの権能 ギリシャ神話における「終末」としてテュポーンの属性が加わったテュポーンが生んだとされる怪物を召喚できる。作中ではオルトロス、ケルベロス、ヒュドラ、キマイラ、ネメアの獅子、ラドゥーン、クロミュオーンの牝猪、ゴルゴーン、スフィンクス、スキュラを生んだ。 「アンタの焔を取り込んだ結果、アタシにはギリシャ神話における終末の象徴テュポーン と同じ属性が備わった。これはアタシにも予想外だったけれど」 元ネタ アルゲス(Arges) ギリシャ神話に登場する防具。 天空神ゼウスが纏う鎧であり雷光雷火を放つとされている。 ゼウスとカドモスの娘セメレーがまぐわってディオニュソスを身籠った時、ヘラの奸計によりゼウスはセメレーにこの鎧を纏った真の姿をみせざるを得なくなった。 この鎧から放たれる雷光によってセメレーは焼かれてしまい、ディオニュソスだけが残ったという。 関連項目 アイギス 使用者の別の装神具。 ゼウスの権能 唯一神の権能 使用者の持つ権能。 雷霆 神の如き憤怒の一撃 使用者のレガリア 関連タグ いづれ神話の放課後戦争 ドレス 召喚 召集召喚 消滅 炎 神炎 神鎧 鎧 防具 リンク Wikipedia セメレー
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美奈代騎と二宮騎の作戦は、正直、無駄に近いものとなっていることを、日米両軍で知っている者はいなかった。 中華帝国側、朱少将は、すでに米軍の残存部隊に対する攻撃は貴重な戦力の浪費と見なしており、「撤退するなら勝手にしろ」というスタンスだ。 すでに中華帝国側の米軍残存部隊への攻撃は停止している。 米軍も撤退の通信を受け取っており、負傷兵のTAC(タクティカル・エア・カーゴ)への移乗準備と、TAC(タクティカル・エア・カーゴ)に搭載出来ない兵器や機密文書の処理が進んでいる。 状況は悪くない。 日没まであと1時間。 夕日が眩しい。 金色に染まるジャングルの中、美奈代達はただ、“鈴谷(すずや)”の到着を待っていた。 「もう少しで長野大尉達も到着する」 二宮騎からそんな通信が入った。 すでに敵の攻撃はない。 敵の集結地点はここからかなり離れているし、その方面からの侵入はセンサーで感知出来る。 センサーに反応はない。 「この島ともこれでおさらばだな」 「米軍は、この島を放棄するんですか?」 「違う」 二宮は笑って言った。 「中華帝国は、このままなら降伏するよ」 「―――えっ?」 「連中の補給線を止めた上で小さく叩く。小出しに戦力を使わせれば連中の物資は底を突く」 「……」 「泉。補給線が切れるっていうのは、お前が想像しているより遙かに怖いことだぞ」 「―――はい」 補給線が断たれる恐怖。 そう言われても実戦経験の浅い美奈代には、どうしてもピンと来ない。 ただ、バカみたいに頷くだけだ。 「米軍はこれから制海権と制空権を奪取に動く。後は空から空爆で中華帝国を叩く。こうなればほとんど一方的な戦いになる」 「うまくいきますか?」 「行ってもらわねば―――」 ピーッ! 「熱源っ!」 「何っ!?」 ズンッ!! 二宮騎のMC(メサイアコントローラー)、青山唯中尉の警告。 二宮の驚いた声。 そして、二宮騎が吹き飛ぶ音。 それを美奈代はすぐには理解出来なかった。 目の前で半身を吹き飛ばされた二宮騎が、ゆっくりとジャングルの中に倒れようとしていた。 「泉准尉っ!」 美奈代より早く現実に立ち戻ったのは牧野中尉だ。 彼女の鋭い怒鳴り声が、茫然自失の美奈代を無理矢理に現実に引き戻した。 「―――な、なんですか!?今の!」 「大口径ML(マジックレーザー)の狙撃!」 牧野中尉は引きつった声で言った。 「ま……まさか」 「二宮教官は!」 「バイタル反応正常……せ……センサーに反応なし?そんなバカ……な」 牧野中尉の意識は、敵攻撃に備えたエネルギー感知モニターに集中していた。 ログを見ても、何の反応もない。 「魔法反応まで……ど……どうやって?」 「中尉っ!」 ギンッ! 美奈代の声と、鋭い戦闘機動で、牧野中尉は我に返った。 「て、敵は!」 「センサーに反応なしっ!」 「じゃあ、アレはなんですか!?」 牧野中尉が見たスクリーンに映し出される3騎のメサイア。 重装甲をまとった“歩く要塞”さながらの騎だった。 それは、牧野中尉が見たことのない騎だった。 即座にライブラリーが開かれるが、 「不明っ、該当騎なしっ!」 そう答えるしかなかった。 「い……一体!?」 美奈代達は知らない。 中華帝国側の参謀が言った“帝剣”。 否、それさえ違う。 目の前にいるのは――― 「おそらく、中華帝国側の試作メサイアです」 牧野中尉はそう結論づけた。 「エンジン出力、その他の反応、“帝刃(ていば)”や“赤兎(せきと)”とは比較になりません」 パワースペックは間違いなく“帝刃(ていば)”の倍では効かないだろう。 フレーム反応も最新型だろうことを示している。 あの厚さの重装甲が本物なら、実剣は通らない。 牧野中尉はデータがとれていることを確認しながら、背筋を震わせた。 「こ……こんなの量産されたら!」 厄介じゃ済まない! その声が上がる前に、3騎は動いた。 「准尉っ!後退を!」 牧野中尉は叫ぶ。 データがない敵と斬り結ぶことが如何に危険か知っている牧野中尉の判断は正しい。 だが、 「教官を見殺しにする気ですか!」 美奈代にとって、敵が何だろうと、ここで逃げることは出来なかった。 二宮教官を助ける。 それこそが、美奈代の全てだったのだ。 迫り来る敵は長い柄に斧を付けたハルバードを振りかざす。 対する美奈代騎は斬艦刀を抜刀。 戦いの火ぶたが切って落とされた。 「くそっ!」 鳴り響く警報 魔晶石エンジンから発する甲高い戦闘出力音 スクリーン一杯に迫る甲冑のバケモノ。 美奈代は倒れた二宮騎の前に立ちはだかると、斬艦刀を構えた。 距離はまだかなりある。 あれほどの重量級だ。接近するまでにはかなり間があるはずだ。 ダンッ! 大地を蹴って敵騎が動き出した。 「―――え?」 敵の装甲の厚さは一目瞭然だ。 楯攻撃(シールドやエッジ)の効く相手じゃない。 グリーンの角張った恐ろしく分厚い装甲が美奈代めがけて襲いかかってくる。 「速いっ!」 その動きに、美奈代は目を見開いた。 重装甲をものともしない素早い動きを見せる。象のような鈍重な外観からは全く想像が出来ない機動性だ。 「あの装甲で!?」 重装甲に高機動性ではシャレにもならない。 美奈代は必死に隙を見つけようとした。 装甲がいくら分厚いとはいえ、どこかに弱点があるはずだ。 ―――どこだ!? 美奈代は焦りながら視線を激しく移動させた。 正面から撃破出来そうな場所が思いつかない! ―――背後に回り込めば。 美奈代は、ふと、そう思った。 “装甲は、正面装甲が最も厚いが、後方や上面は得てして薄い” かつて、授業で聞いた言葉を思い出したのだ。 戦車かメサイアか、一体、何の装甲について語った言葉で、誰から言われた言葉かさえ思い出せないが、それでも、このタイミングでこの言葉を思い出したことを、美奈代は誰かに褒めて欲しかった。 美奈代は背面に回り込もうとSTRシステムに力を込め、即座にその無意味を悟った。 否、悟らされた。 ブンッ! 突然、敵騎の上半身で白い光が走った。 メサイアの腕ほどもある三角の円錐状の光が、肩や頭部に走る。 その光に本能的な危機を感じた美奈代は動きを止め、目を見開いた。 「な、何?」 「レーザースパイクです」 牧野中尉が言った。 「固定式の光剣と思ってください。タックルでも喰らったら串刺しです」 「―――くっ!」 背後から斬り込むことはやめた。 三騎であんなものにプレスされたらたまらない。 肩部装甲のレーザースパイクが装甲の動きに合わせて激しく揺れる。 不用意な接近は、自殺行為だと、その動きが教えてくれる。 ―――どうする? 接近のため、激しい動きを見せる敵騎を睨み付けていた美奈代が“そこ”に気づいたのは、そんな瞬間だった。 美奈代は結局、その三騎に何もしなかった。 牽制のためのML(マジックレーザー)攻撃さえしなかった。 三騎から見れば、今の美奈代騎は、突然、仲間が倒されて動揺している程度にしかみえないだろう。 だらりと下げられた長い剣もシールドも構えられてさえいない。 戦闘の意志さえ感じられない。 そんな姿で立ちつくすのが、今の美奈代騎だ。 当然、敵はそんな美奈代騎にかける情けなど持ち合わせていない。 殺されたくなければ、全てを殺せ。 それこそが、戦場における騎士の規範(ルール)だ。 三騎のメサイアを駆る騎士達は、自らの規範に従順過ぎるほどに従った。 それだけだ。 楔形陣形で迫り来る三騎。 前衛騎がハルバードを振り上げた。 槍に斧を付けた斧槍(おのやり) それがハルバードだ。 斧と槍双方として使え、「突き」「切り」「刺し」「払い」―――凡そ近接用武器に求められるほぼ全ての攻撃が出来る優れものだ。 その破壊力の源は、長い柄を操作することによる遠心力や慣性力―――そして操作する者のパワー。 メサイアのパワーを上手く遠心力に乗せることが出来た場合のハルバードの破壊力は、およそメサイアの扱う近接用武器の中では最強の部類に入るだろう。 まともに喰らえば、美奈代騎は真っ二つだ。 ピピピピピピ―――ッ!! センサーが脅威を感知し、操縦者である美奈代に警告を告げる。 長い柄を両手で握って振り上げつつ接近する敵騎を、美奈代は強ばった顔で見つめていた。 ―――チャンスは一度だ。 美奈代は自分に言い聞かせていた。 ―――しくじったら……終わりだ。 終わり。 つまりは―――死。 死ねば、全てが終わる。 そこまで考えるのが、今の美奈代にとっては精一杯だ。 目の前に迫る敵騎を前に焦る心を押さえつけるのがやっとなのだ。 「―――くっ!」 歯を食いしばった途端、 ブンッ!! 凄まじい音を立てながら、敵騎がハルバードを振り下ろした。 まともに喰らったら、メサイアは脳天からかち割られるだろうその攻撃だったが、 ガンッ!! その斧が捉えたのは、何の変哲もない大地。 メサイアの魔晶石エンジンが産み出す大出力を遠心力に変えて繰り出された一撃は、大地に深々をめりこみ、砕かれた大地が土砂となって舞い上がった。 ―――かわされた!! 前衛騎の騎士は、即座にハルバードを大地から引き抜こうとして―――出来なかった。 「!?」 ハルバードの斧の根本。 何かが押さえつけている。 必殺の一撃をかわしたメサイアの脚だとわかった次の瞬間、 グガンッ!! コクピットを凄まじいほどの振動が走った。 コクピットを形成していた様々な装備が吹き飛び、モニターや計器類が一斉に消えた。 振動が収まった時にはコクピットの中は暗闇となった。 手元でさえ見えない事態に、予備電源まで切れたことを悟った騎士が次に感じたのは、奇妙な重力感。 立っていることが出来なくなった自騎が倒れる感覚だった。 メサイアの弱点である喉部防護用可動式装甲と騎体の隙間に斬艦刀を突き刺された前衛騎は、頭部にあるMCL(メサイア・コントローラー・ルーム)と本体を結ぶ操縦系統を根こそぎ破壊されたことで動きを止めた。 人間でいえば、頸骨を切断されたのと同じ。メサイアといえ、ここを破壊されればどうしようもない。 ズズゥゥ……ンッ!! 奇妙な程ゆっくりと前衛騎が倒れる。 その光景に狼狽した後続騎達が一歩、後ずさった。 美奈代にはそう見えた、その次の瞬間――― ブンッ!! 突然、左騎の腕が光った。 「ぐっ!?」 騎体に激しい振動が走り、警報が一斉に鳴り響いた。 「さっきの一撃ですっ!」 牧野中尉が怒鳴った。 「シールド43%融解、左部異常加熱警報!」 「くっ!?」 騎体の状態を示すステータスモニターをちらりと見る。 騎体の左側が危険なほど加熱していることを示す赤色で点滅している。 「一体!?」 後衛の二騎のうち、美奈代から見て右騎が何かを構えているのに、美奈代が初めて気づいたのは、その時だった。 巨大な筒―――バズーカだ。 とっさの牽制用に撃ったんだろう至近弾だけでシールドが溶け、騎体は半身が焼けた。 一体、どれほどの高出力のML(マジックレーザー)が発射されたのか、美奈代はそんなことを考えている余裕さえなかった。 キュィィィッ 筒の中が光り出した。次は外さないだろう。 「えっ!」 美奈代騎が動いた時、美奈代が急速後退をかけてその攻撃を回避する機動をとると思っていた牧野中尉は、眼が点になった。 自分の乗っている騎体は後退したのではない。 前進したのだ。 「ちょっ!?」 ここで前進すれば、自分から的になりにいくようなものだ。 いくらなんでも、美奈代だってそれがわかっているはずだ。 それなのに―――? 唖然とする牧野中尉の目の前にバズーカを構えた敵騎が急速接近してくる。 よく考えられて配置された装甲は、幾重にも重なって鉄壁の防護とはどういう代物かを牧野中尉に教えてくれる。 この位置から喉部を狙うことはまず無理だ。 美奈代にどういう勝機―――いや、美奈代自身が正気なのかさえ、もうここまで来たらわからない。 そっと脱出装置の位置を確認した牧野中尉の耳に美奈代の声が響く。 「さくら、シールドパージっ!」 「はいっ!」 美奈代の声に、美奈代騎の左腕が大きく振られ、溶けたシールドが左騎めがけて飛んでいく。 右騎は、シールドを難なくかわした代わりとして、射撃のタイミングを失った。 そこが、美奈代の付け入るタイミングだ。 「そこっ!」 美奈代騎が右騎の懐に飛び込んだ。 ピーッ! ピピピッ! MCL(メサイア・コントローラー・ルーム)にそんな音が響く。 スクリーンに映し出されるのは、敵の装甲だけ。 そのあちこちが光り始めていた。 牧野中尉は、敵騎の近接防御用のML(マジックレーザー)が発射態勢に入ったことがすぐにわかった。 ―――まずいっ! この至近距離からML(マジックレーザー)を喰らえば無事では済まない! 「准尉っ!後退を!」 たまらず牧野中尉が叫ぶ。 その目の前で、自分の乗る騎が奇妙な動きを見せた。 ザンッ! 大地に斬艦刀を突き刺した右腕が、右騎の腰回りを防御している巨大な装甲プレートの端を掴むと、一気に持ち上げたのだ。 ベギッ! 奇妙な音を残して装甲プレートの可動部を止めていたボルトが破断、装甲プレートが外れた。 装甲プレートに隠れていた右騎の股関節部が丸出しになった。 そこへ――― ガンッ! 再び斬艦刀を握った美奈代騎は、斬艦刀の切っ先を股関節に突き込んだ。 股関節から真上に突き入れられた斬艦刀は、熱せられたバターナイフがバターを易々と溶かし切るように、内部構造物を解かし、破壊した。 騎体の中からは、何かが連続して砕け、爆発する音が響く。 斬艦刀から手を放した美奈代は、とっさに右騎の腕からバズーカをもぎ取ると、撃破したばかりの、その騎体の背後に回った。 背後から襲いかかろうとしていた左騎が、右騎にハルバードを振り下ろそうとする。 右騎の背後から突き出されたバズーカの筒先が左騎の装甲とぶつかった瞬間――― 美奈代はバズーカのトリガーを引いた。 「泉准尉が撃破した正体不明の騎は」 作戦終了後、洋上に撤退した“鈴谷(すずや)”のハンガーで、美夜は二宮に言った。 その背後には、美奈代が撃破した三騎のメサイアの残骸が転がっている。 「中華帝国軍の最新鋭メサイア―――それも」 整備兵達が忙しく立ち回るのをチラリと見た美夜は続ける。 「王制党親衛軍の次期専用騎と見て間違いないわね」 こうして見ると、その装甲の分厚さは信じられないほどだ。 整備兵達が騎体のあちこちを調べているのを眺めながら、美夜は嬉しげに言った。 「この騎をこの程度の破壊で確保出来たことは、実に有益な事よ」 そして、苦い顔をしている二宮に言った。 「あんたの騎体中破は、部下の功績で不問にされるだろうし」 「……感謝、します」 二宮は、むすっとした顔で敬礼した。 その顔が余程気に入ったのか、美夜は嬉しげに微笑んだ。 「あんたの弟子にしておくにはもったいない素質ね。あの子」 「……」 「育てた甲斐があったんじゃない?」 「このことで」 二宮は言った。 「つけあがらなければ良いけど」 「大丈夫じゃない?」 “鈴谷(すずや)”帰艦時点のスコア16騎、陸戦艇1の戦果は、むしろ伝説の世界だ。 美奈代騎担当の整備兵達の足取りが明らかに軽いのがわかる。 「―――とはいいたいけど」 美夜は、ちらりと二宮を見た。 「あの子、抜擢されるかもよ?」 「抜擢?」 「内親王護衛隊(レイナガーズ)か、天皇護衛隊(オールドガーズ)」 「まさか!」 「なにがよ」 美夜はあきれ顔だ。 「宗像准尉だって、内親王護衛隊(レイナ・ガーズ)配属が内定していたんでしょう?それに、あなただって―――」 「おおいっ!艦長っ!」 ハンガーの隅々まで届くその大声を発したのは、坂城だった。 「あの騎体のことだが」 今、艦長室にいるのは、坂城とその部下のシゲ、美夜と副長の高木少佐。そして二宮と長野だけだ。 壁にもたれかかった姿勢で腕組みをする坂城の表情は、愛用のレイバンに隠れてわからない。 「エライことがわかった」 「エライこと?」 「電磁筋肉はアメリカ製のE&H社製の最新型。去年の冬、シンガポールの見本市でお披露目になったばかりの量産されていないヤツだ。ついでに電子機器の大半はドイツ製」 「……」 「……」 皆がポカンとした顔で坂城を見た。 撃破したのは中華帝国騎だ。 戦闘後、捕虜となった騎士とMC(メサイアコントローラー)は中華帝国人だ。 「どういうことです?」 長野が訊ねた。 「対立する国のパーツで組み上げた騎だというのですか?」 「そんなこと、俺が知るか」 坂城はにべもなく答えた。 「俺は技術屋で、政治屋や外務の役人じゃねぇ」 「……」 「といっても、俺からすればもっと厄介なことがある」 坂城はそう言うと、ポケットから何かを取り出すと、長野に放り投げた。 「外せたのは、それだけなんでな」 それを長野は両手でキャッチした。 銀色に輝く金属の塊。 サイズはタバコのフィルターくらいだ。 恐ろしく軽い。 「検査は中央に任せるつもりだ。“鈴谷(すずや)”の機材じゃ詳しいことはわからねぇ」 「これは?」 手の上で転がすように眺めていた長野が訊ねた。 「泉の嬢ちゃんがブッ倒した騎が掴んでいたエモノから外したのさ」 「獲物?あのバズーカですか?」 「ああ」 坂城は顎で合図すると、脇に控えていたシゲがテーブルに写真を数枚、ひろげた。 「長野大尉さんよ―――そいつが何で出来ているか、わかるか?」 「……アルミですか?」 二宮や美夜達も長野からその金属を受け取った。 「そうね……でも、アルミにしては感触が」 「詳しくないけど……セラミックかしら?」 「硬度からしてアルミでもセラミックより固てぇ」 「じゃぁ、なんです?」 「さぁな……学者先生にでも聞いてくれ」 壁から離れた坂城が、写真に広げられたテーブルに両手をついた。 「俺からすれば、泉の嬢ちゃんの最大の功績は、“こいつ”を捕獲したことだ」 テーブルの上に広げられた写真は、すべてあのバズーカの各部を撮影した物だ。 「単なる……」 長野は、そこまで言いかけて口を閉ざした。 実体弾ではなく、大口径高出力のML(マジックレーザー)砲だ。 それだけなら、長野は発言を止めなかったろう。 問題は、発射時にML(マジックレーザー)特有の反応は何もなく、メサイアのシールドを瞬時に融解させるほどの破壊力を持つ。 トドメとして、横にいる上官、二宮が感知するどころか、避けることさえ出来なかったことだ。 MC(メサイアコントローラー)二人が“攻撃はセンサーで拾えなかった”と主張しているし、ログもその通りだったことを示している。 ML(マジックレーザー)攻撃飛来を告げるセンサーが、ML(マジックレーザー)攻撃を検知出来なかった。 かすっただけで、対ML(マジックレーザー)コーティングが施された装甲が溶けた。 それは、看過出来る話ではない。 「これから話すことは、俺の仮説に過ぎねぇと思われるだろうが」 坂城は言った。 「こいつは人類の造った代物じゃねぇ」 「……は?」 二宮と美夜が目を点にした。 「どういう?」 「まず、こいつにはネジがねぇ」 二宮が見る限り、坂城は本気だ。 「それらしいモノぁあるんだが、バラし方がわからねぇ。もし、中華製だとしても、工業規格ってもんは今時世界共通だ」 「……」 「わざわざ、この砲のためだけに、特別な規格を造ったなんてこたぁありえねぇ」 「……よろしいですか?」 坂城とほぼ同い年の高木が言った。 「憲兵隊からの報告によれば、捕虜が興味深いというか、おかしなことを」 「ん?」 「あの兵器は、中華帝国でも知っている者はごく一部で、単に“筒”とだけ呼ばれていたそうです。捕虜達も数日前に初めて見たと」 「“筒”?」 「はい。装弾数6発。実は」 高木が首を傾げた。 「おかしい。というのは、ここからでして」 「言ってみろ」 「はい―――パイロットやMC(メサイアコントローラー)達が知っているのは、その砲の使い方……単に、トリガーを引くことだけなんです。しかも、彼らは、この兵器をML(マジックレーザー)を発射出来るバズーカ程度としか聞かされていません。使用後は梱包の上本国送り。なにより分解整備は禁止されていたそうです」 「……で、だ」 坂城はテーブルの上にあった写真の一枚を掴んだ。 筒の端に取り付けられていた金属製のプレートが写っていた。 「何て書いてあるかわかるかい?」 「ん?」 美夜が写真を受け取ったが、 「……?」 首を傾げるしかなかった。 「少なくとも、目にしたことのある表記じゃないわね」 「北京語、ハングル、アラビア語にサンスクリットまで調べたが、該当するモノぁねぇ」 「じゃあ?」 「……シゲ」 「へい」 脇に控えていたシゲが鍵の付いたアタッシュケースを開いた。 「……こいつは、アフリカの記念にもらっておいた代物だ」 アタッシュケースの中身は、半ば焼けこげた金属のプレートだった。 「これは?」 「魔族軍のメサイアの残骸さ」 「!?」 その一言に、二宮と長野の表情が強ばった。 「アフリカで擱座した魔族軍メサイアで、“鈴谷(すずや)”に収容されたのがあったろう?あの騎体から剥がれ落ちたプレートが、これだ」 坂城は写真とプレートを横に並べた。 「―――比べてくんな」 「……い」 何度も見た。 目が痛くなるほど見比べた。 そして、そういう結論にイヤでも達した。 「一体……これは」 長野が救いを求めるように上官達の顔を見た。 その表情は硬く強ばっている。 「……坂城整備班長」 美夜は殺気だった声で言った。 「情報に感謝する」 「プレートは返しておくさ」 坂城は言った。 「これから、イヤでも手にはいるだろうからな」 坂城がアタッシュケースから取り出し、写真の上に乗せたプレート。 写真とそのプレートをみれば、イヤでもわかるだろう。 一つは魔族の兵器からとったプレート。 もう一つは、中華帝国軍メサイアの兵器のプレート 接点はない。 あってはならない。 そのはずなのに。 「中国人っては、誰と商売しているんだ?」 二宮の皮肉を咎める者は、ここにいはなかった。 誰でも一目でわかること。 プレート同士の言語は―――共通していた。