約 35,052 件
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/181.html
無我夢中で、走っていた。 必死に逃げていた。 何が何だか、解らない。 「はぁ―――――はぁっ―――――――!」 暗い夜道を、駆け抜けていた。 私は、あのバケモノから逃げていた。 『そう怯えることはない、お嬢さん』 バケモノが、私の前に降り立った。 ヒトの形をしているのに、それはバケモノにしか見えなかった。 紅い瞳を輝かせながら、バケモノは笑っていた。 なんで。 私は、さっきまで逃げていたはずなのに。 追い掛けてきたこのバケモノから、逃げていたはずなのに。 なんで、こんなに簡単に、追い付いて――――― 『喜びたまえ。君は果てしない快楽に悶えながら逝くことになる』 バケモノが、笑っていた。 ゆらりとその身を揺らしながら、私へと迫っていた。 何を言っているのか、意味が分からなかった。 ただただ恐ろしかった。 逃げ出したかった。 死にたくなかった。 私は、身を翻そうとした。 再びバケモノから逃げ出そうとした。 だけど、出来なかった。 右足に激痛が走り。 私の身体が、壊れた人形のように崩れ落ちたのだから。 『気の毒だけれど、大人しくしておいた方がいいわよ』 そのとき、私は気付いた。 私の右足にナイフが突き刺さっている。 女の子の声が耳に入ってきたのは、その直後のことだった。 『暴れたら痛さで悶えることになるから』 振り返った私が見たものは、銀色の髪を靡かせる女の子。 なんて、冷たい目をしているんだろう。 なんて、冷たい声で喋るんだろう。 余りの恐怖の中でそんな呑気なことを考えてしまった。 直後に、私の身体が持ち上がる。 ギリギリと首が絞められる。 あのバケモノが、私の首を絞めているのだ。 殺される、ということを直感で理解してしまった。 嫌だ、助けて。 ころされる。 なんで? 怖い。 誰か。 しにたくない。 嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ―――――― 『さあ、始まりの晩餐と行こうか』 バケモノが、私の首筋に食らい付いた。 ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ あれから数時間後。 自宅である洋風の屋敷に、私達は戻っていた。 家族はいない。此処に住んでいるのは、私。 そして、『従者(サーヴァント)』が一人。 「実に美味だった。久々の食事とはかくも愉しき物だ」 「魔王の割にやってることは通り魔ね…」 私、十六夜咲夜はそうごちる。 全てを統べる魔王を名乗ってた割に、実際にやったことは案外地味だ。 宵闇に紛れ、人間を襲う―――野良妖怪でも出来ないことはないレベルである。 それでも彼はご満悦そうだったのでまあいいが。 「何、現世に降り立つのは久しぶりなものでね。懐かしい血の味を口にしておきたかった。 君に餌の調達を任せることも考えたが、私とて吸血鬼(ヴァンパイア)だ。 最初は自らの足で赴き、獲物を仕留めるというのも悪くはないと思ったのだよ」 なるほど、そういうことか。 「久々に現世に来たし、折角なので初めに狩りをしたくなった」といった感じなのだろう。 拘りがあるのなら仕方無い。 自己紹介をさせて頂くと、私の本職は紅魔館のメイド長だ。 吸血鬼『レミリア・スカーレット』に仕える従者として日々仕事に励んでいる。 だというのに、今はこうやってムキムキの吸血鬼と一緒に生活をしている 何でも私は、東京という区画の中で行われる聖杯戦争とやらに巻き込まれたらしい。 マスターとサーヴァントの二人一組で行われる、奇跡の願望器を巡る殺し合い。 私はそのマスターとして選ばれたそうだ。 そしてこのムキムキの吸血鬼こそが私のサーヴァント、エクストラクラス「セイヴァー」だ。 聖杯戦争の情報は全てセイヴァーから聞いたものである。 はっきり言って、聖杯とやらに興味は無かった。 別に今の生活には満足しているし、奇跡というものに縋る程の願望も無い。 そんな私が何故こんな戦争に巻き込まれたのか、見当も付かなかった。 私にある願いと言えば―――――さっさと紅魔館に帰りたい、くらいのものだ。 館には主人であるお嬢様や妹様がいる。 主人の身の回りの世話をするのがメイドの役割だ。 あまり館を留守にしたくはないのである。 私は、テーブルの上に料理を置いた。 人間の肉を解体し、ステーキとして調理したものである。 素材は先程にセイヴァーの餌食となった女性の肉だ。 食卓に座るセイヴァーは、それを興味深そうに眺めていた。 時折匂いを嗅ぎ、肉の香りを楽しんでいるようだ。 「ほう、これが調理された人間か。 幾度と無く人間の血を喰らってきた私だが、こういった趣の物は初めてだ。 それにしても随分と手慣れている。流石は悪魔の従者と言った所か」 「お褒めに預かりどうも。まあ今は悪魔の主人ですけどね」 セイヴァーは体格に似合わぬ品のある作法でフォークとナイフを扱い、人肉を口に運んでいる。 そう、今は私が吸血鬼の主人である。 この吸血鬼がサーヴァントで、私がマスターだ。 幻想郷では吸血鬼であるレミリアお嬢様に仕える身だっただけに、何だか新鮮な気持ちである。 とはいえ、セイヴァーの態度がやたら大きいせいで半ば対等の関係になっているような気がする。 「同胞を狩ることに対する感傷は無いようだな」 「まぁ、特にそういうのは。解体とかも慣れてますし」 思わぬことを言われた。 だが、実際そう思われるのも仕方無いのだろう。 私は人間なのだから。 人を殺すのが怖いとか、嫌とか、別にそういうことは思わない。 『新鮮な人間』を解体するのは私の役目だったのだから。 それらを調理し、お嬢様や妹様に料理として差し出すのも私の役目である。 そのことに感慨も抱かないし、これと言った感傷も感じない。 これでも吸血鬼の従者として長らく生活してきたのだ。 そういった事柄には慣れている。 慣れてしまえば家畜の屠殺とか、そういうのと一緒である。 肉が人の形をしているか、豚や牛の形をしているか、それだけのことだ。 狙われた女性は気の毒だったが。 「君は人間だというのに大した物だ。 その若さでありながら、人の死への忌避感というものをまるで抱かない。 元の世界では吸血鬼に仕え、私と言う存在を前にしても恐れ戦くことさえしない。 君という人間は面白い。ある意味で魔物よりも魔物らしい」 セイヴァーがそんなことを言ってきた。 これは、褒められているのだろうか。 魔物より魔物らしい――――そういえば、悪魔の犬と言われたこともあったか。 確かにお嬢様に仕えてから結構経つし、妖怪のノリみたいなものにもすっかり馴染んでいる。 人を解体することにも慣れてるし、そういうのを怖いと思える感性もとっくに失われている。 だが、それを「面白い」と褒められたのは初めてだ。 大して嬉しくはないが。 「私の僕にならないかね、サクヤ。君のような人間は珍しく、そして興味深い。 もし受け入れるというのなら、君に永遠の美しさというものを与えてあげよう」 「あー、遠慮しておくわ。死ぬまで人間やるつもりなので」 当然、断る。 というか貴方が僕でしょ。マスターは私だし。 何故当たり前のように上から目線で物を言われているのだろうか。 こんな感じに『永遠』を差し出されたのは久しぶりである。 夜が終わらない異変の時に、お嬢様から「不老不死にならないか」なんて聞かれたのだ。 勿論断った。私は死ぬまで人間をやめるつもりは無いのだ。 人間らしくないとか、魔物よりも魔物らしいとか、そう言われたとしても。 あくまで自分は人間なのである。 「それに、もう一つ」 セイヴァーの要求を聞き入れられない理由はもう一つあった。 先程彼は「私の僕にならないか」と言った。 なら、尚更聞き入れるわけにはいかないのだ。 「私の主人はレミリア・スカーレットだけなので」 「ほう」 私はきっぱりとそう答えた。 こう見えて、忠誠心というものもあるのだ。 忠義あってこそのメイドである。 ◆◆◆◆ ◆◆◆◆ 再び、肉を口に運ぶ。 口の中で濃厚な味が広がる。 咀嚼を繰り返す度に、肉汁が口の中に広がる。 美味。数え切れぬ程の人間を喰らってきたが、このような食事は初めてだ。 満足だった。いつかまた食したいものだ。 セイヴァーはそう思った。 食事を終えたセイヴァーは、夜風を浴びに赴いた。 バルコニーに立ち、宵闇の空を見上げる。 冷たい風が吹き荒び、空には満月が浮かんでいる。 自らの始まりに相応しい夜だと、セイヴァーは思う。 セイヴァーは己のマスターのことを追憶する。 まさかあんな人間が存在していようとは思わなかった。 魔物を恐れぬダークハンターとは幾度となく交戦している。 彼らは殺意や勇気によって恐怖を克服し、魔の者に戦いを挑んでいた。 だが、あのサクヤという少女は違う。 闇の世界に完全に『馴染んでいる』。 人間でありながら、魔物と共存する生活に完全に適応している。 殺人や人肉の解体さえ厭わず。 吸血鬼である自分にも物怖じすることさえ無く。 飄々と、凛とした態度を決して崩さない。 ――――面白い人間だ。ますます我が物にしたくなる。 セイヴァーは不敵な笑みを僅かに浮かべていた。 サクヤは僕になることを拒んだ。 自らはあくまでレミリア・スカーレットの従者であることを選んだ。 まさに忠臣の鑑とでも言うべきだろう。 だが、これほどの人間をこの戦争きりで手放すというのは実に惜しい。 いずれは彼女を魅了し、支配してやりたい。 人でありながら魔に属する少女を、この掌中に収めたい。 そう思っていた。 ――――それにしても、この私が『救世主』として召還されるとはな。 セイヴァーのサーヴァント。 その真名はデミトリ・マキシモフ。 魔界と人間界の双方を支配した魔王。 支配者でありながら、救世主の属性を宿す英霊だ。 デミトリは生前、魔界三大貴族の一角であるジェダ・ドーマを討ち滅ぼした。 ジェダ・ドーマは争いの絶えぬ魔界の未来を憂い、全ての魂を一つに集束させることで『救済』をしようとしていた。 そして魔界が正しい世界として存続するべく、人間界の抹消もまた目論んでいた。 魔界と人間界、双方を滅ぼさんとする存在を討ち倒した者。 これを救世主と呼ばず、何と称するのか。 それがデミトリ・マキシモフがセイヴァーのクラス適性を得た理由だ。 彼は最終的に魔界と人間界を力によって支配する存在になった。 にも拘らず、ジェダ・ドーマを滅ぼした逸話によって『世界の終焉を防いだ救世主』としての属性を得たのだ デミトリ・マキシモフは生前にジェダ・ドーマを滅ぼすと同時に、宿敵であるモリガン・アーンスランドも撃破した。 それにより、彼は名実共に世界を統べる魔王となったのだ。 彼に願いなど無い。 デミトリはは生前にこの世の全てを掌握した。 魔界も。人間界も。地位も。力も。支配も―――――― 欲する物は何もかも、生涯で手にしたのだから。 ならば、何故この聖杯戦争に召還されたのか。 何故この戦いに身を投じたのか。 その答えは、単純なものだった。 万物の願いを叶える願望器。 それは万物の王である己にこそ相応しい。 絶対の力を持つ聖遺物は、絶対の王である自分が勝ち取るべきもの。 それこそが道理であり、必然なのだ。 ならば欠片も迷うことは無い。 己が全てを打ち倒し、聖杯という勝利の栄光を獲得する。 デミトリが聖杯を求めたのは、そんな傲岸不遜な思惑からだった。 ―――――聖杯、そしてサクヤ。 ―――――どちらもこの手に収めたいものだ。 デミトリ・マキシモフは強欲であり、そして野心家だ。 欲するモノは全てこの手中に収めたいと考えている。 圧倒的な力を以てして、あらゆるモノを支配したいと考えている。 それ故に彼は聖杯を、そしてサクヤを求める。 その過程で、数多の闘争を行うことになるだろう。 目の前に立ちはだかるは、古今東西の英雄。 数多の強敵達が集い、そして敵となるだろう。 強き者達が己の覇権を求め、殺し合う―――――まるでかつての魔界の縮図だ。 だが、負けるつもりは無い。 否、負ける道理など無い。 ―――――何故ならば、全てを蹂躙する『絶対の力』が此処には存在するのだから。 ―――――そう、この私がそうだ。 夜の闇を見上げ、魔王が笑みを浮かべた。 【クラス】 セイヴァー 【真名】 デミトリ・マキシモフ@ヴァンパイアセイヴァー 【パラメーター】 筋力A 耐久B 敏捷B+ 魔力A 幸運C 宝具A 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 対英雄(魔):A あらゆる闇の頂点に立つ存在としての逸話の具現。 相対したサーヴァントが人外・魔族としての属性を持つ場合、対象の全パラメーターを1ランクダウンさせる。 【保有スキル】 吸血鬼:A+ 生命の媒体たる血液を喰らう種族。死徒。 人間を凌駕する身体能力と生命力、他者の魅了や肉体変化などの異能力を備える。 ただし退魔の逸話や属性を持つ攻撃への被ダメージが増加する。 更に吸血鬼は日光を大敵とするものの、デミトリは身に纏うオーラによってこれを無効化できる。 カリスマ:B+ 他者を惹き付ける闇の貴公子としての才。 ある者は彼の『魔王』としての圧倒的な力を畏怖し、ある者は彼の『吸血鬼』としての妖艶な美しさに魅了される。 求心力や指揮能力というよりも、恐怖と魅了による人心の支配。 対魔力:A Aランク以下の魔術を無効化する。 事実上、現代の魔術師では傷付けられない。 魔の頂点に立つデミトリは最高ランクの対魔力を獲得している。 直感:B 吸血鬼としての第六感。 戦闘中、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。 【宝具】 『狂おしき夜宴を(ミッドナイト・ブリス)』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1 女の血を好むデミトリが行使する魔術。 魔力の籠った薔薇を投擲し、命中した者を女体化させる。 女体化時には戦闘能力が大幅に低下し、更に一定時間が経過するまで解除されない。 ただし対魔力があれば効果時間を軽減、あるいは無効化が可能。 デミトリはこの魔術で女体化した者を吸血することを好む。 『血瘴の舞踏(ミッドナイト・プレジャー)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 自らの真の姿を解放する宝具。 発動中は悪魔の如し姿へと変貌し、筋力・耐久・敏捷のパラメーターにプラス補正が掛かる。 更に直感スキルが1ランク上昇する。 魔力の消費が激しく、長時間の発動は不可能。 『魔王顕臨(ヴァンパイア・セイヴァー)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 闇の支配者。冥王を滅ぼした魔の救世主。それがデミトリ・マキシモフである。 自身の保有スキル「カリスマ」の影響を受けた者が多ければ多い程、デミトリの能力に有利な補正が掛かる。 NPC、マスター、サーヴァントの分類、更にその後の生死も問わない。 他者がデミトリに畏怖、あるいは魅了された時点でこの宝具が機能し、その想念がデミトリを強化する。 支配者は信仰によって力を増し、崇拝が彼を魔王足らしめる。 ただし他者からのデミトリへの信奉が失われた瞬間、その分だけ能力の補正も低下する。 【weapon】 自身の肉体 【サーヴァントとしての願い】 聖杯に託す願いは無い。聖杯を手に入れること自体が目的である。 万物の願いを受け入れる超級の聖遺物は、万物の頂点に立つ自分にこそ相応しい。 【人物背景】 魔界七大貴族に数えられるマキシモフ家の当主。 魔界の覇権を狙う若き吸血鬼であり、魔界三大勢力の一角である魔王ベリオールに勝負を挑むも人間界に追放されてしまう。 人間界で100年かけて傷を癒し、日光への耐性を得たデミトリは再び「闇の貴公子」として行動を始める。 『ヴァンパイアセイヴァー』の自身のストーリーにおいて全ての魂の救済を目的とする冥王ジェダ・ドーマを打ち倒す。 更にベリオールの娘であるモリガンにも勝利し、魔界と人間界の双方を掌中に収める『魔王』となった。 今回の聖杯戦争に召還されたのはジェダとモリガンを倒し、魔界と人間界の支配者となった世界でのデミトリ。 暴威による支配者でありながら、救世主(セイヴァー)として召還されたサーヴァント。 デミトリ・マキシモフは全ての魂を救済せんとするジェダ・ドーマを滅ぼし、魔界と人間界・双方の生命を救った存在である。 目的や結果がどうあれ、その活躍は『救世主』としての属性を得る程の逸話として昇華されたのだ。 【方針】 勝ち残る。その過程で会場に己が存在を知らしめ、力を高める。 十六夜咲夜の人間性は気に入っている。自らの掌中に収めたい。 【マスター】 十六夜 咲夜(いざよい さくや)@東方project 【マスターとしての願い】 さっさと帰りたい。 【weapon】 無数の投げナイフ 【能力・技能】 「時間を操る程度の能力」 文字通り、時間を操ることが出来る。 咲夜が主に用いているのは時間の完全停止、自身を除く周囲の時間減速、特定の物体の時間加速。 時間と密接に関わる空間を自在に操ることも可能で、建物内部の空間を弄ることで外見以上に拡張することも可能。 ただし異空間である聖杯戦争の会場においては通常通りに時空を操ることが出来ない。 そのため時間停止はせいぜい数秒程度が限界で、その他の能力も弱体化している。 更に発動による消耗も増している。 【人物背景】 紅魔館に住む瀟洒なメイド長。吸血鬼レミリア・スカーレットの従者。 下っ端の雇われメイド達が概ね使えないため、館内における家事や雑用を一手に引き受けている。 日々の衣住食を求めて働いているものの、レミリアへの忠誠心は本物。 ただし主人に対する意見も少なくなく、時には漫才の様な会話を繰り広げたりと関係自体は割と気さく。 マイペースな性分でもあり、思わぬ言動で周囲を困惑させることも。 【方針】 紅魔館に帰りたいので、さっさと終わらせたい。 取り敢えずは勝ち残ることをを目指す。 セイヴァーは気に入らないが、まあ適当に付き合うつもり。 会場内のロールは学生。 家族はおらず、洋館で一人暮らしをしている。 候補作投下順 Back アルトリア&セイバー Next 殺生院キアラ&ライダー
https://w.atwiki.jp/midkiseki/pages/143.html
▼タグ一覧 スペルダーズ マジシャン ミッドヴィリーム 初代組 妖山学園 時計草の花言葉=信仰心/宗教的情熱 枡華麗道 銀髪 いざよい さくや 「時間を司る空間の使者!リムエスパース!」 (エスパース=フランス語で空間) かつてリムビター(真夜)と共にヴィリームとして戦った仲間の1人。 年齢は24歳で、美鈴とパチュリーとは2つ上の先輩。ちなみにヴィリームメンバー最年長。 最年長故か、ヴィリーム達のまとめ役を買って出る事も多い。 性格は典型的なクールビューティ…、かと思われたが、 ヴィリームになった後は少々天然めいた性格が露見してしまう(特に麗美亜の前では)。 幻想町で活動するマジシャンの一人娘で、芸名は『スクウェア・サッキュン』。 家族ぐるみで真紅家にマジックショーを行っていた為、麗美亜とはヴィリーム以前から仲が良い。 当時は私立妖山学園大学部の3年生で、芸能学部に所属して本格的なマジシャンを目指していた。 その当時のある日、偶然ドラグーン(美鈴)達が奇跡獣士と交戦しているのを目撃。 4人が変身不能寸前の所でナイフを投げて、奇跡獣士相手に単身生身で立ち向かう事を決意。 やはり素の状態で戦うのは危険だと判断した火の玉が、一瞬の隙を突いて奇跡獣士を怯ませ、 その間に単身奇跡獣士に立ち向かった勇気を認められ、5番目のヴィリームに選ばれた。 変身後のリムエスパースは群青色を基調としたコスチューム。 典型的なメイド服だが、上半分はフレンチメイドタイプの半袖の服で、 胸に銀色の懐中時計をあしらった紋章がある。 下半分はヴィクトリアメイドタイプのシンプルなロングドレスのスカートを装備。 両手には数本のナイフを所持していて、これを用いて切り裂いたり投げたりする。 ちなみに時間を操って時を止めたり時間の流れを遅めたり速めたりする事も可能だが、 莫大なミラクルパワーを消費する荒業の為、1回限りのみ使える(必殺技は除く)。 ちなみに戦闘スタイルは素早さ重視の遠距離戦メイン。 たまにマジックで使うトランプやシルクハット、鳩を用いた技を使う事もある。 必殺技は『ヴィリーム・エスパース・ザ・ワールド』。 奇跡獣の影にナイフを投げて動きを封じ込めた後(ちなみに天気が悪い日は失敗しやすい)、 1本のナイフにミラクルパワーを注入して奇跡獣の周囲に止まったナイフを展開する。 そして指パッチンしてウインクすると、ナイフが動き出して奇跡獣を切り裂いて浄化。 ケイオスとの戦いでミラクルパワーを一旦失った後は、ヴィリームのメンバーともいつも通りの付き合いをしつつも、 本格的なマジシャンへの道へ進む為に大学卒業後、フランスに渡り単身マジシャン修行に明け暮れる。 フランスのサーカス団から始まり、ヨーロッパのあらゆるサーカス団を渡り歩き、マジシャンとしての腕前を磨き上げてきた。 その際に一時的ではあるが、命蓮大サーカスの門下を叩いた時期もある。その為小傘とこころとも親交がある。 その後真夜から新世代のヴィリームの誕生を聞きつけ、緊急帰国。 現在は幻想町各地のあらゆる拠点で働いていて、マジックショーを開いて収入を得ている。 帰国した後も命蓮大サーカスにはたまにゲストとして顔を出している。 ちなみに奇跡団のミセス・ウォッチは、彼女を見た瞬間あるデジャヴを感じたらしいが…。 (二年後編にて) 「凍てつくナイフ!月光のベーシスト!フラワリング・ダイアル!」 2年後編では堀川芸能事務所に新たにやってきたとあるマネージャーが組織したバンド、枡華麗道の一員としてミラクルアイの一員に。 その正体は、十六夜咲夜。衣装も新たな装いとなり、青色を基調としたミリタリーチックな衣装に身を包むようになった。 (外見のイメージ元) 両手には手の甲の部分に月とナイフが合わさったマークが描かれた赤い手袋を嵌め、 青い2本のナイフが組み合わさった形のミラクルマスクを被り正体を隠す。 首元には、ジャズ調の曲を中心に歌唱力を向上させる黄色いスカーフを巻いている。 武器はベースギターにもなる大きなナイフ(剣として扱う)。リムエスパースだった頃同様、時間操作もお手の物。 枡華麗道としてはサキュと呼ばれており(フラワリングから花が咲くと連想して名づけられた芸名)、 「夜霧の仮面舞踏会」「エターナルマスク」ではヴォーカルも担当。
https://w.atwiki.jp/otmgstory/pages/46.html
320 遙か3十六夜記・譲ルート 2006/07/11(火) 13 58 17 ID ??? [692回発言] 十六夜記の個別(蜜月)ルートは三段階のイベントと終章・EDだけ。 全体の流れは終章までノーマルEDと全く同じです。 1.二章・春の京にて 譲の姿が見当たらなかったので、弓の稽古先まで迎えに行くことにした神子。 実は現代でも、教室を覗くと忙しそうで声を掛けられなかったりしていた。 折角こちらでは昔のように一緒に居られるので、遊びに誘うつもりだった。 行ってみると稽古は終わったところで、市を見に行くことに。 そこで団子っぽいお菓子を美味しそう、という神子に譲が買ってあげると お店のおばさんに「いいねえ若いってのは 新婚さんかい?」と言われる。 動揺する二人。というか神子もだけど主に譲。 帰ってきて「色々(神子的には市が)面白かった」と言うと 譲が(新婚さんのことか?!)と焦って肩透かしを食らったりする。 2.四章・夏の熊野にて 睡眠不足で顔色の悪い譲を神子と将臣が心配し、昼寝するように言う。 しばらくして譲の夢見が悪かったことを思い出し、様子を見に行くことに。 やはりうなされている譲に声を掛けて励ますと、少し落ち着いたようだった。 夕方になり、よく眠れた、ありがとうと礼を言いにくる譲。 ひょっとしてあの時起きてた?と寝顔を覗いていたので少し照れるが、お礼は 昼寝するようにと言ったことに対してだった。よく眠れたならよかった、で終わり。 3.六章・秋の京にて 庭に譲が植えた花が咲いたことを教えてあげようと譲を探す神子。 声が聞こえたので覗いてみると、弁慶に怪我の手当てをしてもらっていた。 話の内容が自分のことだったので、その怪我は前に庇われた時のものだと気付く。 何かを必死に成し遂げようとしている神子を支えたいと譲は言う。 弁慶は神子に気付いており、譲が無茶をしないように言ってやれと去る。 何度も譲に庇ってもらい、怪我を負わせていた。神子は自分の無力さを謝る。 みんなが傷ついたりいなくなるのは嫌だ。もっと力があればいいのに。 そう思ったとき、白龍の鈴の音が聞こえた。 そのときは一瞬だったけれど、夜、皆を守る力があればと思うとまた鈴の音。 周りの景色が見えなくなり、真っ白な空間に飛ばされる。 訪ねてきた譲の声がして、気がつくと元の部屋に戻っていたが 何故八葉は神子を守るんだろう。龍神の神子にも大したことはできない。 もっと強い力が欲しいと願うと、また真っ白な空間に飛び、白龍の声がした。 ここは白龍と神子とが溶け合う場所で、神子が白龍を喚んだからここに来たのだと。 神子が力を求めるなら叶える。しかし誰も失わずに済む力というのは神の域の力。 人の身でそれを望んではならない。それは人には痛みになるから。 神子の意識はそちらにあるまま、身体がふらふら何処かへ歩き出す。 (この辺りは遙か1や2の最後の物忌みを思い浮かべるとわかり易いかと) 譲が必死に呼ぶので、白龍は帰るように促す。 神子が人として幸せである為、不完全な自分に、神子自身を捧げてはいけない。 「私」を喚んではいけない。そう言われたところで身体の方に意識が戻る。 今のは何だったんだろう?よくわからず、神子であることを不安を感じる二人。 やせ我慢をして笑う神子に何もしてやれることはないのかと、譲は悔しく思う。 つづく 321 遙か3十六夜記・譲ルート 2006/07/11(火) 13 59 22 ID ??? [692回発言] 4.終章・壇ノ浦決戦前夜 白龍の神子の力が何なのか、今更ながら不安に思い、考えようと小島に上陸する神子。 時空を超えるのは逆鱗の力。呪詛を祓う、怨霊を封印する、それとは全く違う 自分が自分でなくなるようなあの感覚は何だったのだろう。 あの時譲が止めてくれなかったら、自分を失っていたのかもしれない。 自分の力のことすらわからないなんて、と思っているところに譲が心配して来る。 不安だと言う神子に、皆がいるし、白龍の五行の力が戻れば帰れる筈と譲は励ます。 何とか神子の不安をなくそう話すうち、龍神の神子には強い力があると口を滑らせる。 それは神子には初耳で、口ごもる譲に、丁度そのことを考えていたからと強く話を促す。 譲が星の一族に聞いたところによると、龍神の神子には龍脈の五行の力を具現化する力があり 一部ではなく、龍脈の力そのもの、龍神を具現化、つまり召喚することができるらしい。 でも白龍は仲間として居るから、望美の場合はそれには当てはまらないだろうと。 もし龍神を召喚して、それだけ大きな力が使えれば安心だという神子を、譲は強く止める。 書物には身を捧げる、その身を供物とする、とあり、どんな危険があるかわからない。 神子はそれは確かに怖いけれど、大切な人を守る為なら、召喚するかもしれない、と言う。 譲は食い下がり、神子も、自分が譲を心配するように譲も自分を心配していると理解するが 力のことを思うと白龍の鈴の音が聞こえてきて、龍神を召喚できるのだろうかと思う。 5.終章・ラスボス戦後 封印される直前、清盛は自分の身を捧げ、黒龍の逆鱗に呪詛を残した。 白龍の力でも、皆の力を合わせても、穢れの嵐を鎮めることができない。 そこで神子は白龍に確認する。自分を捧げれば貴方を召喚することができるかと。 譲はただの言い伝えだと言うが、そうまで怖れることで、真実だと神子にはわかった。 このままでは穢れが治まらないと言う神子に、譲は断固として反対する。 絶叫に興味がおありのようなので、そこは抜粋します。 「あなたが犠牲になっていいはずない!」でもこの世界が、という神子に大絶叫。 「世界なんて――っ そんなものどうなったってかまわない! あなたと引き換えにできるものなんて、ない!!」 それでも世界を、譲を守りたいという自分の願いの為、神子は龍神を召喚する。 白い龍が現れて穢れは祓われ、嵐は治まったけれど、神子と白龍は戻らなかった。 半年後。譲は元の世界に戻る方法も探さず、京の景時の邸にいた。 神子が守った世界はとても美しいけれど、そこに神子はいない。 景時や朔は心配して気遣うが、譲は何をする気力も湧かなかった。 最後まで神子に守られるばかりで、不安が現実になったことを悔いるばかり。 神子を守りたいと願っていたのに、何も出来なかった。 自分が消えればよかった。世界が平和になったって、なんの意味もない。 微笑んで欲しい。声が聞きたい。会えるのなら、世界の果てにだって行くのに。 譲の手元に残されたのは、白龍の逆鱗のペンダントだけだった。 6.スタッフロール後・ED部分 何もない、真っ白な虚ろな空間の中を彷徨う神子。いつかこの中に溶けていくのだろうか。 それでも、譲を守れたのだから後悔はない。辛い思いをさせてしまったけれど。 そう思っていたところに、譲が呼ぶ声がする。記憶の中の声ではなくて、本物の譲の声。 どうしてここに、と尋ねる神子に、譲はただ会いたかった、と答える。 理屈はわからないけど来られたからいい。一度身を捧げた神子を取り返すことで 何か問題が起こったとしても、神子を取り戻せるならどうだっていい。 神子が守り通した、神子が幸せでいられる世界に帰ろう。と譲が言って終わり。 恐らく京EDと言われています。因みにEDタイトルは『世界の果て』です。 逆鱗の音がしたから逆鱗パワーで連れてってもらえたのではないかと。 実際そこ何処よとか、いや何で半年後?とか、気にしちゃいけません説明なんてないし。 譲の先輩への執念は両手でも足りない年数かかってますので、何処だって行けるんです、多分。 長くなってごめんなさい。貧乏性なので詳細削れなかったorz
https://w.atwiki.jp/ouranos/pages/612.html
《紅魔館(こうまかん)のメイド 十六夜(いざよい)咲夜(さくや)》 星6/闇属性/魔法使い族・幻想郷 ATK/2100・DEF/1800 自分のメインフェイズ1の開始時に発動する事ができる。 このカードを手札から特殊召喚し、メインフェイズを終了する。 このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで効果モンスターの効果・魔法・罠カードを発動できない。 このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、次の相手ターンのスタンバイフェイズまたはメインフェイズ2をスキップする。 (編集中)
https://w.atwiki.jp/thmugen/pages/54.html
完全で瀟洒な従者「十六夜 咲夜」 完全で瀟洒な従者「十六夜 咲夜」 キャラクター シンボル:白 必要コスト<白:1 無:3> 攻撃力:4 耐久力:3 属性:人間 閃光 《誘発》:このカードは手札にある状態で、自分の「レミリア・スカーレット」がプレイされて場に出た場合、[無:1]支払って活動状態で場に出す事ができる。 《誘発》:このカードが場に出た場合、目標のキャラクター1枚を休息状態にする事が出来る。 「時間稼ぎをさせてもらいますよ。 それこそ時間を止めてでもね。」 illus:ジョニー コメント CIP能力でキャラクター1体を目標とし、それをタップする。 主な使い方は相手の攻撃宣言前フリータイミングでプレイし攻撃を妨害したり、相手の第2配備フェイズ終了宣言時にプレイして防御キャラクターを減らしたり。 EnigmA以前は速攻を持っておらず、防御に参加は出来なかったが、現在は防御にも参加可能となり、2体止められる優秀さを手に入れた。 また、このカードの使用宣言を行う段階ではタップするキャラクターを指定しないのも地味な強み。 相手の対応宣言を見てから目標を決める事が出来、柔軟性に富む。 また、誘発型能力に対し対応宣言は出来ないため、何か対応するのであればこのカード自体の使用宣言に対する対応で無ければならない。 レミリア・スカーレットと同時に場に出ることで、疑似速攻を得ることになる。 3コスト軽減して場に出るので、決まれば強烈。合計7コストという重さは気になる所だが。 なお、この誘発型能力によって場に出る場合、プレイではないので対抗呪文等では打ち消せない。 また、この能力で出てきたこのカードのタップ能力への対応を行う場合、レミリアの使用宣言の時点で行わなければならない。 つまり、1コスト浮いた状態でレミリアが出てきたという情報だけで対応を行う必要がある。 特に紅い悪魔「レミリア・スカーレット」と出てきた時には勝負を決められる事もあるので気をつけたいところである。 関連 永遠に紅い幼き月「レミリア・スカーレット」 紅色の世界「レミリア・スカーレット」 紅い悪魔「レミリア・スカーレット」 奇術「ミスディレクション」
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/12794.html
今日 - 合計 - 遙かなる時空の中で3 十六夜記の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 13時13分52秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/chaos-touhou/pages/89.html
夢幻の紅魔「十六夜 咲夜」&「レミリア・スカーレット」 読み:むげんのこうま「いざよい さくや」&「れみりあ・すかーれっと」 カテゴリー:Extra/女性 作品:東方混沌符 属性:闇 ATK:6(+1) DEF:4(+1) 【エクストラ】〔「十六夜 咲夜」&「レミリア・スカーレット」〕 このキャラ以外の自分のキャラすべては、自分のキャラすべてが 東方混沌符 の場合、攻撃力と耐久力が2上昇する。 R:お嬢様。お怪我はないですか? SR:私を敬いなさい、咲夜。存分に illust:なつめえり TP-040 R SR 収録:ブースターパック「OS:東方混沌符 1.00」 参考 ネームが「十六夜 咲夜」であるキャラ・エクストラ一覧 紅魔館の番人「紅 美鈴」 「十六夜 咲夜」 紅魔館の使用人「紅 美鈴」 「十六夜 咲夜」 紅魔館のメイド長「十六夜 咲夜」 紅魔館のメイド「十六夜 咲夜」 月時計「十六夜 咲夜」 時間を操る程度の能力「十六夜 咲夜」 時間を操る人間「十六夜 咲夜」 完全で瀟洒な従者「十六夜 咲夜」 夢幻の紅魔「十六夜 咲夜」 「レミリア・スカーレット」 ルナ・ダイアル「十六夜 咲夜」 メイド長と妹様「十六夜 咲夜」 「フランドール・スカーレット」 メイドと血の懐中時計「十六夜 咲夜」 ミスディレクション「十六夜 咲夜」 パワーディレクション「十六夜 咲夜」 ジャック・ザ・リッパー「十六夜 咲夜」 さくらさくら「十六夜 咲夜」 “異変解決”殺人ドール「十六夜 咲夜」 “異変解決”夢幻の紅魔「十六夜 咲夜」 「レミリア・スカーレット」 “異変解決”夜霧の幻影殺人鬼「十六夜 咲夜」 “異変解決”ラストスペル「十六夜 咲夜」 “異変解決”ミステリアスジャック「十六夜 咲夜」 “異変解決”“東方永夜抄”逢魔が時「十六夜 咲夜」&「魂魄 妖夢」 “東方永夜抄”夢幻の使用人「十六夜 咲夜」 “東方永夜抄”Stage4 uncanny 伝説の夢の国「博麗 霊夢」 「十六夜 咲夜」 “東方妖々夢”森羅結界「博麗 霊夢」&「霧雨 魔理沙」&「十六夜 咲夜」 “東方妖々夢”「十六夜 咲夜」 “東方妖々夢”Spiritual Short Bomb「霧雨 魔理沙」&「十六夜 咲夜」 “東方妖々夢”Cherry Point「博麗 霊夢」&「十六夜 咲夜」 Stage5 紅い月に瀟洒な従者を「十六夜 咲夜」 Stage4 雲の上の桜花結界「十六夜 咲夜」&「メルラン」 Stage3 人形租界の夜「十六夜 咲夜」&「アリス・マーガトロイド」 東方紅魔郷 「十六夜 咲夜」 東方妖々夢 剣客ふたり「十六夜 咲夜」 「魂魄 妖夢」 ネームが「レミリア・スカーレット」であるキャラ・エクストラ一覧 運命を操る程度の能力「レミリア・スカーレット」 運命を操る吸血鬼「レミリア・スカーレット」 紅魔館の主人「レミリア・スカーレット」 紅色の冥界「レミリア・スカーレット」 紅き月の下「博麗 霊夢」 「レミリア・スカーレット」 紅い悪魔「レミリア・スカーレット」 永遠の紅い幼き月「レミリア・スカーレット」 夢幻の紅魔「十六夜 咲夜」 「レミリア・スカーレット」 亡き王女の為の七重奏「レミリア・スカーレット」 ツェペシュの幼き末裔「レミリア・スカーレット」 スカーレット姉妹「レミリア・スカーレット」 「フランドール・スカーレット」 エリュシオンに血の雨「レミリア・スカーレット」 “異変解決”夢幻の紅魔「十六夜 咲夜」 「レミリア・スカーレット」 “異変解決”不夜城レッド「レミリア・スカーレット」 “異変解決”ナイトダンス「レミリア・スカーレット」 Final Stage「霧雨 魔理沙」 「レミリア・スカーレット」 東方紅魔郷 「レミリア・スカーレット」 東方紅魔郷 the Embodiment of Scarlet Devil.
https://w.atwiki.jp/tohorpg/pages/431.html
[部分編集] 東方悠久闇コンテンツ一覧 東方悠久闇TOP キャラクター/各能力値 アイテム ストーリー攻略 アイテム合成 幻想の洞窟 サブイベント 妖怪図鑑 関連ページ(名前簡略) メインキャラ 恭夜/霊夢/魔理沙/妹紅/妖夢/アリス/文/咲夜/早苗/藍/橙/さとり ゲストキャラ 一時的に加入するキャラクター チルノ/大妖精/幽々子/鈴仙/椛/美鈴/レミリア/ルーミア/フランドール/こいし 十六夜 咲夜 [部分編集] 加入時期:第三章 三章の中盤に霊夢側で仲間になるキャラクター。 能力は平均的だがこれといって弱点も無い。 全体敏捷強化のパーフェクトスクウェアはボス戦でかなり役に立つ。 このスペルの為だけにでもメインPTに入れる意味はある。 全攻撃スペルが物理依存なので物理特化安定。威力は控えめでも燃費は良い。 Lv99能力値(装備/ドーピング無) 体力 霊力 攻撃 防御 精神 敏捷 クリティカル 7000 900 330 270 350 90 4 習得スペル 名前 消費霊力 詠唱 取得Lv 対象 効果 属性 時符「プライベートスクウェア」 25 50 初期 敵全 敏捷力20%減少 補助 時符「パーフェクトスクウェア」 40 80 味全 敏捷力20%上昇 補助 幻符「殺人ドール」 18 80 敵全 物理1.8倍/防御無視 無 傷符「インスクライブレッドソウル」 15 50 敵ランダム 物理0.5倍×6回 無 奇術「幻惑ミスディレクション」 10 0 敵単 物理1.2倍/混乱 無 幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」 15 100 Lv24 敵全 物理0.5倍/即死 無 奇術「エターナルミーク」 15 0 Lv25 敵全 物理1.5倍/麻痺/必中 無 傷魂「ソウルスカルプチュア」 25 0 lv27 敵ランダム 物理0.6倍×4回/防御無視/出血 無 幻象「ルナクロック」 50 0 lv30 味単 無敵/行動不能 補助 ラストスペル 名前 消費霊力 詠唱 取得Lv 対象 効果 属性 「咲夜の世界」 300 100 サブイベント 敵味全 時間停止【回数制限2】 補助 ▼スペル備考欄 攻撃スペルは一撃の重さにはやや欠けるものの、特殊効果付きで燃費も良いので雑魚相手の削りに重宝する。 殺人ドール(全体1.8倍)ソウルスカルプチュア(ランダム0.6倍×4+出血)は防御無視なので使い所は多いだろう。 詠唱不要で必中、威力もそれなりで麻痺まで付加できるエターナルミークも便利。 ルナクロックは味方一人を無敵状態にする。ただしその間そのキャラは行動できない。 空戦の開幕メルトダウンを防げる数少ない方法。 ラストスペルは使用すると咲夜以外の敵味方全てが行動不能になる。 咲夜が5回行動をすると一斉に効果が解けるので体勢を立て直すも良し、攻撃するも良し。 その場の状況によって5回の行動をうまく使おう。迷ったらスカルプチュア連打でもいい。 効果中に咲夜が行動不能になると(例えば宣告状態で世界発動、他キャラが停止中に咲夜が戦闘不能に) 咲夜が行動できない→他キャラは止まったまま→リセット となるため注意。(未詳細検証) ▲ページ上部へジャンプ
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/88.html
十六夜賛歌 第5話 cool dancer in 「うわっ、寒ッ!!」 戸口を一歩出たところで、僕は寒さに震え上がった。 室内でも夜はかなり冷えたけれど、外は昼間でもそれ以上の寒さ。 太陽が高いのに一面の銀世界なのは、僕の住んでいた地方では考えられないことだった。 「そっか。タクヤにとっては初めての外出なんだ」 サクサクとひざ下まである雪を踏みしめながら、ご主人様……セラ様が言う。 そういえば、昨日目が覚めてから全部同じ建物の中だったっけ。 「タクヤの国と、どっちが寒い?」 「ここのほうが、断然寒いです」 へへへと笑いながら、跳ねるように辺りを駆けまわる。 跳ねるのはセラ様が兎だからかな? 軽快な足取りに合わせて、上に羽織ったポンチョが揺れて、セラ様の大きな茶色の耳も一緒に跳ねた。 一瞬だけ、セラ様が冬の妖精に見えた気がした。 「でも、これから冬になると、もっともっと寒くなるよ」 マジですか。 ナナさんから受け取った服を着込んで朝食をとった後、外に出てみようという話になった。 曰く「セニア様にタクヤを紹介しておきたいと思うんです」ということらしい。 セニア様……とはご主人様と同じ、この国のお姫様。この国には全部で13人の姫様がいるらしい。 「でも、何とか記憶が定着してきて良かったね」 セラ様が言う。実は“この国に13人の……”という知識はセラ様から教えてもらったのではない。 昨日の夜……セラ様と“エッチ”した時に魔法で教えてもらった知識の中のひとかけらだった。 いろいろと教えてもらったみたいだけど、実はいまいち内容を良く覚えていない。 必要になったら思い出すものらしい。 「魔法失敗してたら、今夜また、かけてあげようと思ってたの」 とろんとした甘い口調で僕の傍に擦り寄り、僕の体をぎゅっと抱きしめるセラ様。 「魔法成功していたら、今夜は気兼ねなく楽しめると思うの」 「……どちらにしろ、今夜もするんですか」 「うん」 真っ赤になりながら頷くセラ様。 「…………あの……タクヤがしたければ、今ここで……でもいいんですよ」 熱のこもったセラ様の吐息に、今度は僕が真っ赤になる番だった。 「いえ、その……」 言いかけてハッとする。 服の上から、セラ様の手が僕のモノを擦っていた。 「ほら……硬くなってる…………タクヤの身体…………恥ずかしいよぉ」 「あの、セラ様、ここだとみんなに見られちゃうので……その…………」 「……………!! そ、そうですよね!!」 はっと我に返るご主人様。 「は、早く行かないと、セニア様の練習が終わっちゃいますよ」 わたわたと僕の手を引っ張るセラ様。手の先まで真っ赤に熱い。 と、僕の手を引くのを止め、何か考えにふけるセラ様。 「タクヤ……いま、寒い?」 「え? ええ……寒いですけど」 先ほどと同じで、僕の体にセラ様はピトッと張り付いた。 左腕を抱きかかえ、まるで仲の良い……恋人のように。 「これなら暖かいでしょ? さ、早く行こ?」 確かに暖かいけど……周りにいる皆の視線が痛いほど恥ずかしかったり。 セラ様、ここ、野外だって憶えていますか? キーン…………。 キーン…………。 キーン…………。 針葉樹の並木道をしばらく行くと、なにやら金属がぶつかり合っている音が響いてきた。 まだ城の外に出ていない……ちょうど城の中庭の辺りから。 「タクヤにも、もう聞こえてるかな?」 「えっと、何の音ですか?」 その問いには笑い声だけを残して、セラ様は前方に駆けていく。 視界が急に開けた。 前方に、踊りを踊る、二羽の兎がいた。 片方は黒髪の兎、もう片方は白髪の兎。 雪の舞台で、軽快なワルツを踊っている。 いや、良く見ると、2人とも大きな剣を持っている。 先ほどの金属音は、その大きな剣がぶつかり合う音だった。 黒兎は黒い剣を、白兎……ナナさんは白い剣を持ち、それぞれ振るう。 1.5メートルはあるかという、いささか大きすぎる剣が描く鋭い軌道と、 2人の身体の描く柔かい軌道が、僕に踊っているように感じさせたのだった。 「セニア様~」 そんなセラ様の声と共に、打ち合いが不意に止まってしまった。ちょっと残念。 黒兎……セニア姫のもとに、セラ様が駆け寄っていく。 「おっ、セラ。今日も綺麗だな」 そんな、まるで二流ドラマで男の人が女の人に言うような、お決まりの台詞を言う。 セラ様が真っ赤になったのが、セラ様の耳でわかった。 そのまま、セニア様はその手でセラ様の顔を上向かせ、口付けを……。 「セラ様!?」 セニア様はセラ様を抱きしめながら、激しすぎる口付けを交わしていく。 舌が絡み合っている姿が、傍目からでも判別できる。 暫くすると、セラ様の身体から、ふっと力が抜けた。 そのまま、セラ様を雪の上に横にして、再び口付けを交わす。 セニア様の手は、セラ様の胸と秘部を服の上から擦り、セラ様の口からは 「んんッ……やぁん、セニアさまぁ…………」 という、明らかな嬌声が上がっていた。 その声に気を良くしたのか、セラ様の服を荒く脱がしにかかるセニア様。 無抵抗のセラ様。 あまりの展開に、暫し呆然とする僕。 そしてこの場にいるべきもう一羽の兎は、 僕の直ぐ後ろに。 「タクヤ、捕まえたッ!!」 「うわっ!!」 後ろからの突撃に耐え切れず、僕は地面に手と膝をつく……やばい。 「んふふ~~~さっきの続き~~~~」 そのまま僕の腰を抱えるように、朝と同じように拘束されてしまう。 右手はするすると身体の前にのび、手際良く僕のそれを露出させた。 「はうっ!!」 “ひやっと”どころじゃない、刺すような寒さを、僕は肌に感じる。 「はふ~。もう大きくなってるよ。タクヤえっちだなぁ」 そのまま、その手で僕の竿を扱き始める。 「ほら、セラ様を見てよ。あんなに感じてるよ? タクヤも感じてよ」 その声に、思わず顔を上げて、前方でまぐわっているご主人様を見てしまう。 「あぁん、そこッ、そこ気持ち良い……ひゃぁんッッ!!」 セラ様のスカートの中に、セニア様の顔が入っている。 影になって見えないが、セニア様は舌でセラ様のソコを愛撫しているのだろう。 至極具合がいいのか、セラ様の腰が不規則に跳ねている。 ……僕、あんなに感じているセラ様、見たこと無いかもしれない。 まだ全部で3回しか見てないけど。 「ほら、こっちにも集中!!」 ぎゅ。 「ぐぁっ!!」 手で竿を握り締められ、思わず声が出る。 「あはは。また大きくなった。もうイっちゃうの?」 更に動きが速くなる。 そのスピードに僕のそれは耐え切れなくなり、 「うっ!! で、出るッ!!」 あっさりと、白い雪の上に白い軌跡が飛び散った。 「ひゃぁぁぁぁあああんんッ!!!!」 僕が達するのとほぼ同じくらいに、セラ様のほうも声が上がる。 ここ、野外なのに。 「んふふ~。ヒトだと気づかないかもしれないけど、屋外でも屋内でも “聞こえる”ことには変わりないんだよ~」 つまり兎の耳を持ってすれば昨日のセラ様とのえっちも全て聞こえてたという訳ですか。 泣いて良いですか? 「で、セラ。今日は何の用だ?」 ふと切り出すセニア様。 まだ僕は息が整っていないのに、セラ様はすっと起き上がって身だしなみを整えている。 兎と人では根本的に身体のつくりが違うのか。 それともこの3人が異常なだけなのか。 「あ、あの。新しい召使いを雇ったので」 「ああ、さっきからナナに絡まれてたアレ……って…………」 初めてセニア様が僕の顔を見る。 その顔は、みるみるうちに驚きに包まれていった。 「お、おまえ……生きて…………」 「ヒト違いか」 おい!! cool dancer continue interrupt in 王族専用の食間で、二羽の兎が遅い朝食を取っている。 後ろに控える兎の召使の数が、二羽が如何ほどの地位にいる者かを物語っていた。 「今年のフレイムベリーはこれで終わりか。そろそろスノーベリーが美味しくなるころじゃのう」 二羽の容姿は非常に似通っている。雪のような白い髪と肌、そして真っ白の長耳。 背丈と髪型で辛うじて見分けがつく程度。 その、背が低くウェーブがかかった髪の方の兎が、皿の上に彩られた赤い果実をスプーンで転がしながら言った。 「母上はスノーベリーの方が好きだったかの?」 頬杖をつきながら、柔らかく微笑んで真向かいの兎を見る。 マナーに反する筈の行為も、これほどまでに上品に仕立て上げられると文句も言えない。 というか、背が(もう一方に比べ)高くストレートの髪の方の兎は、実は先ほどから何も話していなかった。 それにはちょっとした訳がある。 「母上…………。食事中に寝る癖、何とかならぬのか?」 その瞬間、虚ろ虚ろしていた頭が一瞬、大きくガクッと揺れた。 「あ………え!? あ、あれ!?」 きょろきょろと周りを見回す兎。まだ何が起きているのか分かっていない。 くす。 後ろの召使の誰かが小さく笑った。 本当なら処罰モノだが、これくらいで罰を与えるような小物はこの場には居ない。 「母上……。仮にもこの国の女王なのだから、もう少し威厳のある振る舞いをしたらどうじゃ」 自分も小さく笑いながら、冗談混じりに言う。 何年も同じことを言い続けているのに。改善できないのは既に個性の一部だということなのか。 「ご、ごめんねフェイちゃん。お母さんまた寝ちゃってたね」 一体どこの庶民の出なのか。これで有名なアリアンロッド家の血を引いているとはとても思えない。 まあ、言わせてもらえば威厳の有る無しなど特に問題にはならないのだが。 「しかし……。それほど休息が必要な魔法なら、いっその事止めれば良いものを」 「だって~。それが無いとお母さんの研究が無駄になっちゃうのよ」 ぷ~っと頬を膨らませて抗議する女王様。上向きのフォークに刺さったサラダが揺れる。 研究か……。ふと義妹のことが頭をよぎった。 「言ってなかったと思ったが、セラがまたヒトを落としてしまったようだな」 「ふ~ん。セラちゃんもヤるわねぇ」 あまり興味ないのか、もきゅもきゅとスープを飲んでいたり。 「そういえば、母上はヒト召使を雇わないのは何故じゃ?」 「だって、違う動物とヤるのって、嫌じゃない?」 「またいらぬ偏見を。一度入れれば変わりないじゃろ」 「だって~」 フレイムベリーを一粒、口の中に入れる。 甘酸っぱい味が、口の中いっぱいに広がっていった。 「それに、ヒトを雇わないのは奴が忘れられないからじゃろ?」 うっ! という声がハッキリと聞こえてきた。兎は他の種族に劣らず耳が良い。 「だ、だって~」 拗ねたようにテーブルに伏せる女王様。 「次期女王となる姫の召使に手を出した上、あろうことがその味を忘れられないなど」 「ご、ごめんなさ~い」 まったく。コレではどちらが母親か分からないではないか。 いや、これで女王というのがそもそも間違っているのか? 「まあ、寂しいというのならば、わらわが何時でも相手してやるがの」 「え?良いの?フェイちゃん上手だから嬉しいんだけど」 万歳して喜ぶ母こと女王様。 それほど喜ぶことでもないような気がするが。 「ならば、今日中に仕上げなければならない仕事を早めに終わらせなければの」 食べ終わり、一足先に席を立った。 「ちょ……フェイちゃん、まって~」 「それはわらわの台詞じゃな。いきなり押し倒されたらかなわんよ」 笑いながら、食堂を後にした。 「そういえば、何故このシーンが追加されたのじゃ?」 「だって……コレを逃すと出番がしばらくないんだもん」 「まあ、作者の気が変わるのを待つしかないの」 「脇役って辛いわよね~」 interrupt out cool dancer resume 「なあ、コイツ貸してくれねーか? っていうか一発犯らせろ」 「あ、あう……だめ~」 「…………あの~、2人とも、もうちょっと離れてくれ……るわけないか。ぜんぜん僕の話聞いてないし……」 右と左でワイワイ騒ぐ兎2羽を前に、僕は半ば諦めモードで青空を仰いだ。 なんで兎はエッチに関する話題だとこんなに盛り上がるんだろうとか……とりあえず考えないことにして。 あれから……僕とセラ様がそろって押し倒された後、セラ様はナナさんに何かお使いを頼んだようで、 ナナさんはどこかに出かけていった。 その結果、剣の練習相手が居なくなったセニア様は……ここぞとばかりに僕を押し倒し、 「それはダメ~」とセラ様にも押し倒され、さすがに融けはじめてきた雪が冷たいので、 中庭のベンチの上で、2人から抱きしめられてモフモフと……なんだこの展開。 しかも、さっきから道を通るメイド(?)みたいな格好の兎が、僕たちのほうをチラチラと見ていて……。 「あ、あの……みんな見てますから、離れてほしい……」 「なんだ。お前大衆の目の前で犯されると感じるのか。実を言うと俺もだ。奇遇だな」 あー何となくもうどうでも良いや。今このときを楽しめるよう努力しとこうっと。 ところでセラ様、なぜに真っ赤な顔してうつむいてますか? もしかしてセラ様もですか……。 「まあ、セックスはともかく、ナナが出かけたんだから、剣の相手ぐらいにはなってもらうからな。 いいよな? セラ」 「え……? うん。それくらいなら」 「よし。決定」 ぐいと腕を引っ張り僕を立たせるセニア様。二人して勝手に決めないで……っていうか、 「もしかして、さっきみたいな凄い打ち合いを……?」 「安心しろ。落ちてきたばかりだとどうせ剣にも触れたことないだろーし、そこまでは期待しねーよ」 そう言って、先ほどナナさんが振り回していた長剣を僕に押し付けてきた。 「うわ。すご……ッ」 剣を覆う布を取り除くと、光を反射しない黒塗りの刃があらわになった。 長さの割に細い剣身。特徴的なのは、白色の幾何学模様がビッシリと刻み込まれていることと、 先端から根元のほうまで切れ込みが入っていて、刃の部分がちょうど2つに分かれていることで…… ……この形、どこかで見たことあるような。 「そんなにおっかなびっくり眺めなくても、その剣切れねーから安心しな」 え? 剣なのに切れない? セニア様は、自分の剣と僕が持っている剣を交互に見ながら言う。 「ああ、この2本の剣はセラが造った物でな、セラみたいな臆病者が他者を傷つけられるモノを作れると思うか?」 「あ、あの、ベースを作ったのがフェイ様で、私はその上に魔法式を描いただけで……」 セニア様の褒めているんだか褒めてないんだか分からない言葉に、セラ様が顔を赤くしながら俯いた。 「ははは。ま、どちらにしろ他者を傷つける行為は大罪だからな。 こいつらは剣というより楽器と言ったほうが近いんだ」 身体をほぐすステップを2回、セニア様は自分の白剣を正面に構えた。 僕が今もっている剣とは正反対の、真っ白な刃が僕に向けられる。 「百聞は一見になんとやら。痛くはしないから、とりあえずお前も構えろや」 「えと、はい」 僕も黒剣を……見よう見まねで構えてみる。 正直、今まで剣道なんか一度も習ったことないけど。 「なんか変な構えだが……。まあいいや、その剣を死んでも離すんじゃねーぞ」 ザッ……と雪を蹴る音。 白い雪の中、セニア様の黒い髪が僕の目の前に迫り、一瞬のうちに白い剣が僕の頭を捕らえていた。 「う、うわぁぁぁぁ…………!?」 キー-----…………ン…………!! 「……!?」 振り下ろされた鉄の塊に怯み、思わず目を瞑ってしまった。 けど、予想していた衝撃は何時まで経ってもやって来ないで、 代わりに響いた金属音に、不思議に思って恐る恐る目を開いてみると……、 僕の両手に握られた剣が、セニア様の剣を止めていた。 「なんだ、問題ねーな………ッッ!!」 セニア様が不適に笑う次の瞬間、セニア様の身体がくるりと回転した。 「!? う、うわッッ!!」 その勢いを殺さずに、再び剣が迫ってくる。 しかし、先ほどと同じように、勝手に僕の両手が動き、剣が剣の軌道を塞ぐ。 いや、僕が持っている“剣が勝手に”動いた!? 「おもしれーだろ?」 セニア様がにやりと笑った。 「この剣は、持ち主を最低限守ってくれるんだ。まあ、剣の腕が上手ければ何もしないんだが、 お前みたいに慣れてないヤツは……な。魔法をかけたセラに感謝せーよ」 「あッ、あのッ、喋るか剣を振るかどっちかに………うわッ!」 セニア様が語る間も、剣の応酬が止まる事はなく、僕はそれを防ぐのに精一杯で。 剣が動くとは言っても、実際動くのは僕の身体だし、剣を止めたときの衝撃もやっぱり僕に来るし…… 「タクヤ~~!! がんばれ~~~!!」 端から眺めているセラ様から声援が飛ぶ。けどセラ様、僕ちょっと駄目かも。 キーン。キーン。キーーーーン。 周期的に金属音が鳴り響く。 いつのまにかセニア様の動きは、さっき見せてもらったような滑らかで大胆な『踊り』へと変わっていた。 全ての動きが水のように繋がり、全く無駄がない。 一方僕のほうは、そのステップに着いていくのがやっとで。 ……ヤバ。衝撃で手が痺れてきた。 「ふっふっふっ。結構良い動きをするじゃねーか」 満足そうに笑うセニア様。その笑みに何か嫌なものを感じる僕。 「あ、ちょ……セニア様、今遮音の魔法をかけますから、待って……ッ」 セラ様が慌てて立ち上がる。 ただならぬモノを感じ、僕は一歩後ろに下がった。 「逃がさんッッ!!」 セニア様はさらに踏み込み、今までよりも鋭く剣を振り下ろした。 僕も、さっきまでそうしたように、剣を振り上げてそれを受け止めようとした。 ……ああ、そっか。この剣の形、『おんさ』に似ているんだ。 キ……………………………………………………………………ン…………………………………ッッッ!!!! 「っ ぁ ぅ 」 至近から発生した激音に、僕の身体が、頭が揺さぶられていく。 ジェット機の近くなんて目じゃないくらいの大音量が僕の耳を貫いていって、 そして僕の意識は……。 「ふっふっふっ。どうだすごい音だろ…………って、見事に目回して気絶してやがる」 「さ、さすがに共振点を叩きつけたら、気絶するくらい大きな音だって出ますよ。 遮音の魔法が間に合ってなかったら、ものすごい近所迷惑でしたよぅ」 「わ、わりぃ。でも……………………コレでおかずが1コ増えただろ?」 「!? あ……………ぁぅ………………。セニア様のエッチ………………………………」 cool dancer continue interrupt in 気づいたら、僕は白い世界の中を歩いていた。 白といっても光っているわけではなく、例えるなら雲の中のような、 霧がかかっているような掴み所の無い空間。 そういえば、微妙に違うけれど、確かこの世界に落ちてきた時に見た夢の中も、 こんな雰囲気だったっけ……。 「ということは、ここも夢の中?」 そう呟いた瞬間、急に視界が広がった。 「あんっ!! はぁぁんっ!! ふ、フェイちゃん、そこイイっ!! そこズコズコしてぇッッ!!」 霧が晴れた先は豪華な装飾の部屋の中だった。 その部屋の真ん中、とても大きなベッドの上で、二羽のメス兎が交わっている。 片方の兎は黒い革のパンツをつけていて、そこから張り出した、男の人のそれに見立てた 黒く太い棒が、もう片方の兎に出入りしている。 「母上ッ!! 今日はココか!? ココがイイのじゃな!?」 背後から腰を動かしたまま、犯しているほうの兎が問いかけた。 ……って“母上”!? もしかしなくても母娘!? 「う、うん、ソコっ!! あッ、あはッ、激し……っ?」 犯されているほうの兎は、後方に両手を引かれ上半身を浮かせたまま、 だらしなく涎を垂らしてよがり狂っている。 ストレートの白髪と、豊かな胸が、突かれる度に揺れていた。 こういうのを性交というのか。 互いが互いを貪り合っているようにも見える。 「ふッ…あふっ……。母上、後がつかえているようじゃ。とりあえずイってしまえ」 スピードが更に上がり、結合部分から押し出された愛液が二羽の足つたいに滑り落ちていく。 途端、力の均衡が崩れた。 「や、は、嬉し、ぁふ!! ふ、フェイちゃ……あはぁぁぁぁんん……んんんッッ!!」 ビクビクと身体を痙攣させ、全身で絶頂を迎える。 耳がピンと立ち、恍惚の表情を浮かべたまま、その身体はベッドへと崩れていった。 そのまま動かなくなる。見れば、あまりの快感に気絶しているようだった。 「ふふふ……気持ち良かったようじゃな?」 ゆっくりと、黒塗りの棒を女体から引き抜いていく。 最後、それは未練がましい恥音をたてて、入り口から離れていった。 「さて、次はおぬしの番じゃな?」 犯していた方の兎が、いきなりこっちを向き、そしてぱちんと指を鳴らした。 途端、あたりがフラッシュし……次の瞬間、僕はベッドの上に移動していた。 つまり彼女の目の前に、しかもなぜかハダカで。 「う、うわっ!! 何で僕ハダカっ!?」 しかし、彼女は僕の慌てぶりを気にも留めず、例の張り型付きのパンツを脱いでいた。 張り型は外側だけでなく内側に向かっても生えていたようで、抜き取る瞬間、彼女の顔が快感に歪んだ。 「何故かと問われた場合、適切な答えは“ここはわらわの夢の中だから”じゃな。 逆に問うが、何故おぬしはここに居るのじゃ?」 ゆっくりとにじり寄りながら。 僕は反対方向へ逃げようとするが……身体はなぜかピクリとも動かなかった。 「まあ、聞いたところで魔法の知識の無いおぬしでは答えられないじゃろうな。 大方、昼寝でもしていたときにたまたま同調して引きずり込まれたか……あとで調べる必要があるのう」 仰向けになる僕の直ぐ上に密着する兎、セラ様よりも一回り小さな身体は、 しかし成熟したメスのフェロモンを発していた。 「そうそう、抵抗は無駄じゃ。ここではあらゆる事は意外とわらわの思い通りになるからの」 そのまま僕のそれを手で掴みあてがい、そしてゆっくりと、幼いスリットで僕のものを飲み込んできた。 「んんッ……セラに内緒で味わうイチゴもなかなか」 騎乗の格好で、ごくゆっくりと上下に揺すられる。 フェイ様の中は温かくてキツくて、セラ様とは違う感触だけどこっちも気持ち良い!? 「ふふふ、良い表情をする。セラがここに居たら嫉妬されてしまうかのう。 まあ、そのときにはセラもまとめて狂わせてやるのがわらわの流儀じゃが」 単調に抜き差ししているように見えて、一突きごとに角度と速度が微妙に変化している。 自分が気持ち良い点じゃなくて、僕が気持ち良いポイントを探っているような、そんな動き。 「ふ。気持ち良くなってきたのは分かるが、おぬしはセラの奴隷。 おぬしが一番感じなければならないのは他でも無く、セラであるまいて」 「ッ……思い出した。貴方がモルガンルフェイ様で…………はううッッッ!!」 途端、きゅっと締め付け上げられる感触に、思わず声が出てしまった。 「ん……なんじゃ。セラから紹介は済んどるのかえ。ともかく“フェイ様”で結構じゃ」 そして、そばで気絶している兎が、この国の女王、アナヒータ様…… 「ゆ、ユウちゃん!? ……って、ヒト違いか……」 突然上がった声に思わず振り向くと、目が覚めた女王様が僕のほうを見つめていた。 「ごめんなさい、知人と間違えてしまって……。フェイちゃん、このヒトが今朝言っていた方?」 「ああ、そうじゃ」 違う、そうじゃなくて、 「あ、あの、“ヒト違い”って、つまり僕の他にもヒトが居るんですか? そういえばセニア様も僕を見て驚いていましたけど……」 沈黙があたりを支配する。フェイ様の動きも止まっていた。 「……正確には“居た”じゃな。おぬしと同じヒト召使いが。 しかし、もう何年も前に奴は死んだ。セラとナナがこの城に来る前じゃったかの……」 フェイ様は……寂しげな顔で呟いた。女王様も同じ表情で。 「ご、ごめんなさい……」 「いや、おぬしが謝る事ではない。しかし、こちらの事情でこの事は秘密なのじゃ。 おぬしには念のためこの夢の中での出来事は忘れてもらおう」 ゆっくりと腰を抜き出し、フェイ様は立ち上がった。 それと同時に、僕の身体の自由も戻ってくる。 「辛気臭くなった。仕切りなおしじゃ。母上、もうお預けは良いぞ」 「……へ?」 「あ、あぁぁぁぁぅぅぁぁん!! やっぱり生はイイよおッ!!」 僕にまたがり、物凄い勢いで腰を振りたてる女王様。 動くたびに僕のモノが愛液を撒き散らしながら出たり入ったりするのが見える。 「前だけが良いのかえ? ならば後ろは止めるがどうする母上?」 「あ、ダメぇッ!! 後ろ!! 後ろもイイのッ!! 中でゴリゴリ擦ってるのおっ!!」 よだれを撒き散らしながら被りを振る女王様の動きで、 しっかりとした作りのはずのベッドがギシギシと音を立てて揺れている。 「はぁはぁ……んっ。他人の善がり声を聞くのは良いのう。母上、もっとイヤラシイ声を聞かせておくれ」 僕から見ると女王様の向こう、フェイ様はさっきの張り型で女王様の後ろの穴を犯していた。 そのフェイ様の白く細い腕が前に伸ばされ、女王様の大きなムネを揉み上げていく。 「ああ、あぁあん。も、もっと、もっと強くッ!! もっと痛くしてぇッッ!!」 女王様の胸が形を自在に変え、そのたびに膣内がキュッと絞られる。 食べられていた。間違いなく、僕の肉は草食のはずの兎に食べられていた。 「ひゃあぁぁあぁん!! お、お○んちんが中で、中で動いてえッッ!!」 「ああッ!! アナ様ッッ!!」 快感を得るためか快感から逃れるためか、あるいはフェイ様の計らいか、 勝手に動き出した僕の腰を僕自身が止められず、僕は思わず叫んだ。 僕が女王様の前に突き入れるたびに、女王様の壁と僕の竿がコスられ、強烈な摩擦熱が棒全体を焦がしている。 引き抜くたびに、女王様の肉が僕を惜しむかのように包み込み、膣内に再び引きずり込もうと引っ張る。 さらに、僕に纏わりつく肉までが僕のソレをマッサージし始め、 下から上へ、下から上へとミルクを搾り出すように…… 「あッ!! アナ様ッ!! 出ま…………ッッッ!!」 「ふぁっ!! 熱ッ!! すごく染みるうッ!!」 一足先に、僕は限界を迎えた。 しかし僕のものは、まだ女王様の中で硬くなったまま。 「言ったじゃろう? 意外と何でもできると」 女王様を犯すのを止め、後ろから張り型を引き抜いたフェイ様が呟いた。 それと同時に、女王様が僕をくわえ込んだまま僕の身体に抱きつき、そのまま身体を半回転させる。 天地が逆転する感覚の後、上下が入れ替わり僕がアナ様を犯す格好となる。 「ひゃあんッッ!! あぁあん!! 私、ヒトに犯されてえッ!!」 「ほれ、もっと腰を動かすのじゃ。そんな動きでは兎一羽イかせられないぞ?」 フェイ様が僕の腰を後ろから両手で掴み、僕を強引に前後させていく。 ストロークがより深くなり、僕の先端が女王様の際奥に打ち当るたび、女王様が歓喜の歌声を上げる。 「あん!! んぁん!! ああ゛あぁあん!!」 「ああ、いい声じゃ。……しかし、一羽だけの声ではちと寂しいのう」 言って、フェイ様が僕の腰を止めた。いや押さえた。 そして僕の尻にあたる硬い感触…… 鳥肌が立った。 「ふ、フェイ様!! そ、そこはダメっ!!」 必死にその恐怖から逃げようと身体を揺り動かす。 女の子一人の力で押さえつけられているなら、僕の力でも十分逃げられるはず。 「んふふ。逃がさない。君もキモチヨクなるのよ」 しかし、女王様が僕に抱きついてきて、僕の動きを束縛してくる。 「さ、フェイちゃん。挿れてあげて。新しい世界を感じさせてあげて」 「ほれタクヤ。力を抜かないと反って痛いぞ。まあ痛みは一瞬、その後は最高の快楽が楽しめるがのぅ」 そう言って、フェイ様はそれを僕の菊門に押し付けた。 「やだやだ!! 止めてフェイ様!! 助けてご主人さまーーーーーー!!」 「一気に逝くぞ。女となったおぬしの声、わらわに存分に聞かせてもらおう」 一瞬の後、フェイ様の張り型が嫌な音を立てて僕の中に突き込まれる。 最初は亀頭、入り口をこじ開けカリが擦られる。 太い竿が根元まで、めりめりと肉を掻き分けて僕の中に侵入してくる!! 「痛いッッ!! 止めてッッ!! ヤメテーーーーーーーーーーッッッ!!」 interrupt out cool dancer resume 「ヤメテーーーーーーーーーーッッッ!! ……って、あれ?」 飛び起きる。汗で身体が濡れていた。 しかし痛みは感じない。それどころかちゃんと服を着ている。 ……ちょっとまった、僕いつ服を脱いだんだっけ……。 「てめぇ……せっかく俺が膝枕してやってたのに“止めて”は無いだろボケ」 「え? え? え?」 僕の直ぐ脇にはなぜか半ギレ状態のセニア様、そして直ぐ近くにセラ様が居る。 見渡せば、ここは城の中庭だった。 「え、え~と、大きな音がしてから……」 「大きな音に驚いて気絶して、疲れていたのかそのまま寝てしまったんです。 それよりも、ひどくうなされていたようですけど大丈夫ですか? 怖い夢でも見たんですか?」 ひどく心配そうにセラ様が言う。 ……夢? 「…………う~ん。……どんな夢見てたのか、ぜんぜん憶えてない」 霧がかかったようにさっぱりと。 セラ様がほっと息を吐いた。 「んじゃ、約束どおり御前の身体を戴くとするか」 ……セニア様、ちょっと待った。 「そりゃ、セラが“疲れて寝ているんだからそっとしておかなくちゃ”って言うからさ。 俺だって兎の子だぜ。さすがに悪いと思ったから起きるまで待ってたんだぜ」 「あ、あの……嫌なら止めておきます…………」 ってか2人とも持たれかかって来ないで。 「2人とも……えと、さっきからじろじろ見られてるから、本当に離れたほうが……」 そう、さっきから道行くメイドさんたちが、そろってこっちを向いている。 じっとこっちを眺めているけど、僕と目が合うと恥かしそうに目をそらして……。 「あ、大丈夫。奴らは“俺ら”じゃなくて“お前1人”を見ているんだから」 「え?」 「え~と……この城って、実は男の兎って凄く少ないんです。だからみんな溜まってて……」 つまりナニ? 僕さっきから視姦されていたってわけ? 「だから心配するな。んじゃ早速」 「ちょっと待ったセニア様! あ、あの、せめてみんなが見てないところで……」 「大丈夫だボウズ。その恥虐もいずれ快感となる」 はははと笑い飛ばすセニア様。 ごめんなさい。マジ勘弁して……。 「ただいま~」 と、そこでナナさんが帰ってきた。 「遅くなってごめん。ということでハイ、頼まれてた銀時計。買って来たよ」 と、ぽんと僕の手のひらに乗せられる懐中時計。 銀色に光る装飾が、シンプルなデザインながらも誇らしげに主張していた。 「え? これを僕に?」 「はい。今朝時刻が分からなくて不便そうでしたから……プレゼントです」 「うわ~。ありがとうございます」 「というわけで、エッチなことするんだったらボクも混ぜてね」 「あ、あの、タクヤもああ言っている事ですし、私の部屋に場所を移して……」 「よし。決定」 ひょいと、僕はセニア様に抱え上げられる。 「お前本当に幸せだな。こんな美兎3羽に囲まれて」 ……いい加減本気で覚悟を決めなければならないのかもしれない、僕はそう思った。 ……。 ………。 …………。 「見事に逃げられたのぅ。さすがに目を覚められてしまったらどうしようもない」 夢から覚めてしまったら、もちろん夢の中からは消える。 張り型を先ほどまでタクヤが居た場所に突き出し、フェイ様が残念そうに呟いた。 女王様のほうといえば……ふと真剣な顔つきをしている。 「フェイちゃん…………1つだけ聞いて良い?」 「なんじゃ母上。そんな改まって」 ゆっくりと目を閉じる女王様。まぶたの裏には先ほどの人召使いの姿が浮かんでいた。 「ねえ、さっきのヒト“本当にヒトだったの?”」 その言葉から微妙なニュアンスを感じ取り、不敵な笑みを浮かべるフェイ様。 「ふむ。その言葉では、タクヤがヒトに見えなかった、そういう意味になってしまうが」 女王様は何も答えない。フェイ様も何も言わない。 そして両者の間に暫しの沈黙が訪れた。 「……ヒトじゃよ。タクヤは正真正銘のヒトじゃ」 ふふ、と微笑み、フェイ様は切り替えした。 しかし、女王様の表情は依然崩れない。 「フェイちゃん……何か困ったことが起きたら、お母さんに真っ先に相談するのよ」 「ああ。分かっておる。母上は頼りになるからの」 その言葉を聴いて、やっと女王様の顔がいつもの優しそうなそれに戻った。 「じゃあ、さっきの続き。お母さんまだイってないのよ」 「そうじゃな。母上の気が済むまで付き合うとするか」 そう言って、再び張り型を女王様の体に沈めていく。 「(困ったことが起きたから、今朝相談したんじゃが……。ま、急を要することではないか)」 あまり重要には思えないその言葉を、フェイ様は心の中に留めておくことにする。 その夢の中には、女王様の喘ぎ声が暫くの間こだましていた。 cool dancer out
https://w.atwiki.jp/tsubaki/pages/151.html
《紅魔館のメイド、十六夜 咲夜/Sakuya Izayoi,Maid of the Scarlet Devil Mansion》 ネームドモンスター 星5/闇属性/人間・幻想族/ATK2200/DEF2400 このカードはルール上「十六夜 咲夜」としても扱う。 このカードと同名のカードがフィールド上に存在する場合、このカードと同名のカードをコントローラーのデッキに戻しシャッフルする。 このカードが表側表示で存在する限り、自分がコントロールする罠カードの発動と効果は無効化されない。 相手ドローフェイズ時、自分はカードを一枚捨てることができる。 そうした場合、相手はドローフェイズにドローしたカード一枚を公開した後、デッキの一番上に戻す。 二つの便利な能力を持つ上級ネームドモンスター。 罠を無効化されない永続効果と、ドローロックをかける起動効果を持つ。 難点は、上級モンスターにも関わらず攻撃力が低いことだろうか。 一つ目の罠カードを無効化されない能力は地味に強力。 《The splendid VENUS》とは違い魔法カードの発動まで守ることはできないが、 カウンターや《王宮のお触れ》によって無効にされないのは美味しい。 また、自分から《王宮のお触れ》を展開することで一方的に罠を使用することもできる。 奇術師な為か咲夜関連のカードには罠カードが多いのも嬉しいところ。 二つ目のドローロックは非常に嫌らしい。 場が優勢なら積極的に使っていきたい。 腐ったカードをコストにしてもいいし、手札のカードを墓地に送りたい場合にも役立つ。 また、一度ロックしたカードは確認できるのも強み。 どうしても手札に加えさせたくない時は多少の犠牲を払ってでも阻止するべきだろう。 何らかのデッキデス、シャッフルを組み合わせてやるのも面白い。 また、暗黒界や魔轟神関連のカードとの相性も抜群である。 関連カード 《咲夜の世界》