約 241,210 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/422.html
それは不思議な出会いなの ◆jjkBJLIXVM 「宇宙開発局ってどっちですか」 「どっちも何も、地図を見ればわかると思いますが」 「・・・今どこにいるのかわかりません」 「ひょっとして迷子ですか」 「・・・・・・すいません」 「別に謝らなくても。そうですね、ここがE-2の北寄りですから南東に進んだ後、橋を渡ってしばらく東に歩けば着くと思います」 「ありがとうございます。じゃあ俺はこれで」 「ちょっと待ってください。折角ですし情報を交換していきませんか?」 「断る」 「即答ですか。情報はあるに越したことは無いと思うのですが」 「俺は急いでるんだ」 「・・・1人でできることなんてたかが知れています。互いの情報を照らし合わせればあなたの探しものが見つかるかもしれませんよ」 「へぇ、そうなのか。賢いなお前」 「普通だと思いますが。ここは目立つので場所を移しましょう―――」 「こんなところですか」 ショッピングセンター3階、衣料品をデイバックに詰め込んでいたエツァリがぽつりと呟く。 彼の目的を完遂するにはあの男との決着をつけねばならないのは自明の理だ。 しかしエツァリはあの男によって恐怖を刻みつけられた。歩き始めた道のりはあっという間に閉ざされてしまった。 彼の旅路には必ずもう一度あの男が立ち塞がるだろう。当然、そうなれば今度こそ殺される。 あの男を思い出すだけで足は萎え体が震える。勝てる道理などない。戦えるはずがない。 だがエツァリは認めたくなかった。彼女への想いは死の恐怖程度のもので消えてしまうようなものではないと。 だから、エウァリはその問題は先送りにすることにした。 こんなにも長く険しい道なのだ、そんな先のことを考えてもしょうがない、と。 今は自分の出来ることだけを考えよう、と。 それでは何も解決はしていない事など自分が一番分かっている。そうでもしなければ自我を保つことができなかったのだ。 まずは目の前の小さなことから始めよう。 道中立ち寄った学校で手に入れた少女の皮膚、それをもとに作成した変装用の護符。 諜報員であるエツァリからしてみると素顔はできるだけ晒したくないというのが本音、早速護符を使おうと思ったのだがいざ使おうとした段階でふと幾つもの問題に気付いた。 まずこの護符の成り立ち。この護符はオリジナルとなった人物が存在し、その人物は既に死亡してしまっている。 護符は外見に関してならばそっくり再現することができるが、本人の性格や記憶までは対象外。 もしオリジナルをよく知る人物に遭遇した場合、なぜ生きているのかとしつこく問い詰められた上で同行を余儀なくされる可能性が高い。 一時的な会話ならいざ知らず、行動を共にするとなれば記憶喪失で強引に押し通すくらいしか手が無くなるのだ。 主催者に対する不信感を募らせることはできるが万が一護符が破壊された場合のリスクを考えれば到底釣り合わない。 次に服装。エツァリの着ている服は海原光貴の通っていた学校のもの。当然男子の制服である。 対してこの護符を使用した場合、エツァリの姿はあの女学生のものになる。 つまりはたから見れば「女なのに制服はおろか下着まで男モノ」というとっても怪しい風体になるわけで。 理由を聞かれれば「いやぁ実はワタクシ男装癖がありまして」とかなんとか、胡散臭い事この上ない。 最初の問題も合わせて考えれば実に頭が痛くなる話だ。どうやって言い訳をしろというのか。 そしてこれはあくまで気分の問題なのだが何よりも重大な問題がある。それはエツァリが男性であり、護符で化けるのは女性であるという点だ。 先ほども述べたが護符は外見に関しては完璧なのだ。身長体重から体型や声までそっくりそのまま本人と同じになるのだ。 それってつまりどうなんだろう。なんとも背徳的な感がするのは気のせいではあるまい。 というかこの「本人と同じ容姿に化ける」という能力自体が今のエツァリには向いていないのだ。 殺し合いに乗った場合はいざ知らず、ゲームを破壊する立場にある者にとっては大道芸程度の意味合いしかない。 とはいえ使えるカードが多くて困ることは無い。何かあった時のためにも変装は常に使えるようにしておくべきだ。 そうこうしているうちに大方の探しものは見つかった。次は彼に頼まれたおつかいに行くとしよう。 「つまりあなたは放送を聞き逃したと?」 「気が付いたら寝てて・・・」 「はぁ、わかりました。では放送の内容を言いますのでメモを用意して下さい」 「なんでメモを出すんですか」 「禁止エリアや死者の情報は以外と量がありますからね。全て覚えておくのは大変なのでメモに取るんですよ」 「頭いいなお前」 「それはわかりましたから。まず禁止エリアですが―――」 タキシードが風を切る。黒い影が市街地を駆け抜けていく。 結局、あの男との情報交換はヴァンにさして有用な情報はもたらさなかった。 あえて言うのなら死者に関する事くらいだろうか。 プリシラ。ヴァンの事を好きだと言ってくれたあの少女はこのゲームで命を落とした。 その事を聞いてもヴァンは自分でも意外なほどに落ち着いていた。あるいはプリシラを夢に見た時から既に彼女の死を予感していたからかもしれない。 どちらにせよもうあの笑顔を見ることはできないし、彼女にヴァンがしてやれることは何も無い。 カギ爪の男。エレナの仇である奴もまた死んだ。 誰に殺されたのかは知らないがあの男の事だ、最後まで気味の悪い笑顔を浮かべていたに違いない。 というよりそもそもこの会場にはいなかった可能性すらある。何しろカギ爪の男はヴァン自身が殺したのだから。 「ここが橋だから・・・あとは東にまっすぐか」 もちろんこれは本人がそう思っているだけで実際のところは 放送を聞いたら必要な情報をメモにとる。というか放送をちゃんと聞く 禁止エリアには入ってはいけない 普通の人間はそんなに調味料は使わない など、かなりの事を教えてもらったのではあるが。 そんな彼だが、男の言葉を一つだけはっきりと覚えていた。 「この会場に上条当麻という学生がいる。そいつは人との約束も守れないような最低野郎だからもし会うことがあれば一発殴っといて欲しい」 その頼みをヴァンは二つ返事で了承した。 理由はよくわからなかったが、その言葉にはなぜだか共感できるものがあったのだ。 その上条当麻とかいう奴にあったら、遠慮なくぶん殴ってやろう。 でもちょっと待ってほしい。なにか大切なことを忘れているような・・・? (あいつの名前・・・ウミハラ・・・えーと・・・) ―――肝心な人物の名前をきちんと覚えていないヴァンなのであった。 「ヨロイ、ですか。そんな大型の起動兵器が開発されたという話を聞いた事はありませんね」 「それを言ったら魔術に超能力って何だ。そんなもんが本当にあるのか」 「しかしあなたは実際に空飛ぶ黒衣の女性と遭遇しているのでしょう」 「いや・・・確かにそうなんだが・・・」 「・・・どうやら互いの認識にズレがあるようですね。もう少し詳しくお話を聞かせていただけますか―――」 「F-1の真ん中あたりにヘンな女がいる。ちょっと心配になってきたんで様子を見てきてほしい」 別れ際、エツァリの行く先がショッピングセンターだとわかるとヴァンはこのような要求をしてきた。 聞けばあの巨人達の戦闘があった場所のようだが、目的地とそう離れていなかったため引き受けたのだ。 そしてそれは引き受けて正解だった。何しろ、 「まさか、もう首輪を解除している人がいるなんて思いませんでしたよ」 参加者達を縛る首輪、その戒めから既に脱出している人物に会うことができたのだから。 首輪さえなくなってしまえば主催者から受ける制限は大幅に減少する。逆にいえば主催者を打倒しようと思えば首輪を解除することが何よりも先決なのだ。 願ってもみなかった幸運。後はこの人物から首輪の解除方法を聞き出して実行に移すのみ、の、はずなのだが。 (・・・なるほど、これが彼の言っていた“ヘン”な理由ですか) その女性は眠っていた。そして何をしても起きなかった。 声をかけても、ゆすっても、つついても、てんで反応を示さなかったのだ。 もしかして既に死んでいるのは、と思ったが微かに呼吸しているので生きている事は間違いない。 何者かに襲われて脳に障害を負ったのか、とも思ったのだが外傷も無い。 どこをどうみても健康そのものなのに、女性はこんこんと眠り続けている。 (やれやれ、まるで白雪姫ですね) ここで粘って起きるのを待つのも一つの手ではある。 しかしこんなマップの端にやってくるような者はそうそういない以上、エツァリは参加者間での情報を手に入れることはほとんど不可能になる。 それはこのゲームにおいては大きなデメリットだ。やはり多少の危険は冒してでも情報は欲しい。 となるとこの女性を担いで殺し合いの場を徘徊することになるのだが、 (・・・さすがにそれは無いでしょう) そんなものはゲームに乗った者からすれば格好の餌食だ。楽してスコアが2つも稼げるのだから見逃すはずがない。 移動することも留まることもよろしくない状況で、だが彼は一つの名案を思いついた。 変装用の衣類を調達している際に気が付いたのだが、デイバックはどれだけ大量の物を入れても質量が増えないのである。 これを利用しない手はあるまい。早速女性を担ぎ上げデイバックの中に詰め込む。 倫理的に見ればあまり褒められた行為ではないが状況が状況だ、女性も大目に見てくれるだろう。 問題はこのカードをいかにうまく使うかということだ。さて、次はどう動くべきか? 「これで終わりか?」 「はい。かなり有益な話し合いでした。ありがとうございます」 「はぁ」 「探し物、頑張ってくださいね」 「お前もな」 「では僕はこれで。お互い頑張りましょう、ヴァンさん」 「あぁ。ところでお前、名前なんだっけ?」 【F-1中央部/一日目/昼】 【海原光貴@とある魔術の禁書目録】 [状態]:健康、疲労(中) [服装]:ブレザーの制服 [装備]:S&W M686 7ショット(7/7)in衝槍弾頭 包丁@現地調達 、黒曜石のパワーストーン@現地調達 [道具]:支給品一式、コイン20束(1束50枚)、大型トランクケースIN3千万ペリカ、衝槍弾頭予備弾薬35発 洗濯ロープ二本とタオル数枚@現地調達 、変装用の護符(加治木ゆみ)、加治木ゆみの首輪、変装用の衣類、蒼崎橙子の人形@空の境界 [思考] 基本:主催者を打倒し死者蘇生の業を手に入れて御坂美琴を生き返らせる。 0:殺し合いに乗った奴は殺す。必要なら他者に協力を求める。 1:蒼崎橙子の人形@空の境界から首輪の情報を聞き出す 2:これ以上彼女の世界を壊さない為に上条当麻、白井黒子を保護 3:バーサーカーと本多忠勝を危険視 [備考] ※この海原光貴は偽者でその正体はアステカのとある魔術師。 現在使える魔術は他人から皮膚を15センチほど剥ぎ取って護符を作る事。使えばその人物そっくりに化けることが出来る。海原光貴の姿も本人の皮膚から作った護符で化けている。 ※タオルを一枚消費しました。 ※主催者は本当に人を生き返らせる業を持っているかもしれないと思っていますが信用はしていません。 ※上条当麻には死者蘇生は効かないのでは、と予想しました。 ※加治木ゆみを殺したのは学園都市の能力者だと予想しています。 ※海原光貴に化ける為の護符を完全に破壊されました。今現在の姿はエツァリそのものです。 ※ヴァンと情報交換を行いました。 ※蒼崎橙子の人形を生きている人間だと思っています。 【E-3西部/一日目/昼】 【ヴァン@ガン×ソード】 [状態]:満腹、ダンを奪われた怒り [服装]:黒のタキシード、テンガロンハット [装備]:ヴァンの蛮刀@ガン×ソード [道具]:基本支給品一式、調味料×大量、徳用弁当×6、1L入り紙パック牛乳×5 [思考] 基本:ダンを取り戻す 1:とりあえず宇宙開発局に行く、道に迷ったら人に聞く。 2:機械に詳しい奴を探す 3:向かってくる相手は倒す 3:上条当麻を探して殴る 4:主催とやらは気にくわない [備考] ※26話「タキシードは明日に舞う」にてカギ爪の男を殺害し、皆と別れた後より参戦。 ※ヴァンは現時点では出会った女性の名前を誰一人として覚えていません。 ※死者が蘇生している可能性があることを確認しましたが、結論は保留にしました。 ※第一回放送の内容を海原光貴から聞きました。 ※海原光貴と情報交換しました。 ※海原光貴の名前は忘れかけています。 時系列順で読む Back 麻雀黙示録カイジ 衣編 Next 黄昏の破壊者 投下順で読む Back 麻雀黙示録カイジ 衣編 Next 黄昏の破壊者 128 偽者(レプリカ)、E-2学校に死す! 海原光貴 175 H and S. 128 偽者(レプリカ)、E-2学校に死す! ヴァン 158 その絆に用がある
https://w.atwiki.jp/dwiki/pages/8.html
RSSを取り込んで一覧表示(showrss) #showrss(ここにRSSのURL) もしくは #rss(ここにRSSのURLを入力) と入力することで指定したRSSを取り込んで一覧表示します。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/266.html#id_b6d0b10d たとえば、#showrss(http //iphone.appinfo.jp/rss/pricedown/,target=blank,countrss,lasttime) と入力すると以下のように表示されます。 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。
https://w.atwiki.jp/dwiki/pages/13.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/xnxn/pages/1.html
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //atwiki.jp/guide/contact.html 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください
https://w.atwiki.jp/krypton/
タイトル:介護保険Q A 介護保険システムについて、ちょっとしたクェスチョンについてノートしましたのでリファレンスにしてください。 Q1.ディス、マイセルフが住んでいるエリア流れ星とは違うエリアに住んでいる80歳のファザーとトゥギャザーにリブひらめき電球するのですが、介護保険プルーフ雷が見つかりません。再発行はポッシブルでしょうか? A1.万が一無くされているケースは、再発行はポッシブルです。 しかし、65歳以上のサイドブーケ1はそれぞれ住んでいる市町村で介護保険に加入をするシングになっています。住民票の移動とイコールトゥ、介護保険もムーブインや転出のエッジビックリマークにはリポートメラメラがネセサリーとなります。が、住民レコードのリポート音譜をされたポイントインタイムで介護保険のリポートがあったとみなしていますので、ビフォー旗住んでいたプレイスで転出リポートブーケ1を出されているのであれば、資格が一度喪失しています。新しい市町村で住民レコードをされれば、後日新しい保険プルーフクラッカーを発行して郵送します。 Q2.介護サービスをアクセプトしたいとシンクアバウトしています。ディス70歳でダメージパースン手帳を持っているのですが受けられるでしょうか? A2.ダメージパースンのサイドで65歳以上のヒューマンが要介護コンディショングッド!になったケース、認定をアクセプトし、介護保険アクトにディサイドする保険給付をアクセプトするシングが出来ます。そのエッジグッド!、サービスが共通のケースは介護保険から保険給付をアクセプト晴れするシングになるので、重複して給付は行われません。しかし、介護保険でサービス対象アザーのものがあった場合は、引き続きダメージパースンポリシーが利用できますのでご安心ください。 Q3.マイセルフはフォーリンカントリーヒューマンですが、介護保険に加入できるのでしょうか? A3.フォーリンカントリーメラメラヒューマンレコード!!をしていて、永住資格、スペシャル永住資格があるサイド、ステイ!!ピリオドはてなマークが1年以上あるサイド、1イヤー以上ステイすると認められているサイドは介護保険に加入しなければなりません。 加入しているサイドは日本人とイコールトゥのサービスが受けられますが、イコールトゥ雷に保険料も納めなければなりません。 Q4.確定リポートをするエッジ、介護保険マテリアルは保険マテリアル控除のオブジェクト音譜になるでしょうか? A4.介護保険マテリアルはソサエティー雷保険マテリアルブーケ1控除のオブジェクトとなります。ヘルスロケット保険マテリアルとかとイコールのサービスになります。また配偶パースンアンドザライクの介護保険マテリアルを支払っているのがあなたのケースも控除オブジェクトになります。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1874.html
舞台は2036年、世界が平和なまま迎えた約30年後の未来。 ただ一つ変わったことは、『神姫』と呼ばれるフィギュアロボが人気を集めていること。 全国の主要都市には神姫を購入できる「神姫センター」なる施設が建ち、 その中ではその神姫達を戦わせる「武装神姫バトル」が行われ、絶大な人気を得ている。 これは、一人の少女と一体の神姫の果て無き挑戦である…… 朝…それは果てしなく、清々しいもの。 少なくとも私…長月スバルは、そう感じている。 そんな爽やかな朝に、最高の瞬間が訪れた。 「遂に手に入れた…私のマオチャオ~ッ!」 ついつい、お気に入りの神姫を見ると叫んでしまうのは私の悪い癖だ。 「…うぅ…何事ですか。マスター」 「ふわぁ…眩しいです」 「…またですか」 そのせいで、私の神姫たちが起きてきてしまう。 上から、天使型アーンヴァル「春姫」、犬型ハウリン「彩里」、忍者型フブキ「神無月」。 おかげで、フブキの神無月には、毎度のことながら呆れられている。 「起こしちゃってごめんね」 「いいえ、別に構いません。もしかして…この子の起動ですか?」 さっすが、私の神姫!察しが良いな。 「そ。あとは、CSCを入れるだけかな」 「手伝った方が良いですか?」 春姫が上目遣いで私を見る。 あぁ…ダメ!そんな目で私を…私を… 「姫、そろそろ起動を…」 神無月の言葉で、遠い世界に行きかけた私の意識が戻る。 「やばいやばい、また行きかけてしまった。じゃあ、そろそろ起動(お)きよっか?」 しばらくすると…CSCを装着し終えたマオチャオがゆっくりと目を開く。 「Kemotech製、Automaton神姫…猫型マオチャオ、KT36C1…セットアップ完了、起動します」 そう言い終えると、マオチャオは私の前にちょこんと可愛らしく立った。 「無事起動(お)きたましたね、マスター」 「ですが、お時間の方はよろしいのですか?」 春姫の安堵の声に対し、神無月の厳しい声が飛んだ。 「時間?今日は日曜日だし、学校も無いから大丈…」 ふと見た携帯の液晶画面に表示された時間と日付を見て、私は絶句した。 AM7 55 9月1日 月曜日… 「…あれぇ?壊れたかな、この携帯。まだ変えたばっかりなのにぃ…」 「壊れてもいませんし、日付も9月1日で間違いありません。 そもそも、姫は昨日からその子を見つめっぱなしでした。 気付いてなかったと?」 私のボケもスルーして、神無月は滅多に見せない怪訝な顔をしてそう言った。 もしかして、若干キレてる…? 「…つーことは、私、24時間くらい起きてたってこと?」 恐るべし!長期休暇。 長い休みのあまり、曜日感覚がずれて今に至る…と。 「姫!ですから時間が…」 「うわーん。せかっく起動(お)きたのに、話す暇も無いなんてぇ~」 「自業自得です」 「そうそう、マスターが悪い」 「少しは自覚をしましょうよ…」 「?」 訳の分かっていないマオチャオをよそに、神無月と彩里、 それに春姫と三体の神姫たちにキツイ言葉を浴びせられながら、私は渋々学校に行く準備をする。 そんな時、マオチャオが私の袖を引っ張った。 「ん?どうしたの?」 「私の名前…」 おぉう!学校に間に合う、間に合わないの問題じゃない! 起動(お)きたばかりの神姫に、名を付けずして何が神姫オーナーか! 「ごめん、ごめん。すっかり忘れてた。 ちょっと待ってね。えっと…確かここに…」 ゴソゴソと机の中を漁ると、あった…紐付きの小さな鈴。 「これを首に掛けて…と。 貴女は、香鈴。香るに鈴で香鈴っていうの。どうかな?」 私はニッコリと笑って、マオチャオ改め『香鈴』を見つめながらそう言った。 「うん!気に入ったよ!それで貴女のことは何て「スバルお姉ちゃんで!!」」 香鈴の喜ぶ声を聞きながら、私は真っ先に呼び方を叫んだ。 「無駄に早いですね。マスター」 春姫が呆れた声でそう言った。 「だってだってぇ、こういう子にお姉ちゃんって呼ばせるの夢だったんだもん。 …って、うわっ!?時間が! ゴメン春姫、あとのことは最年長者である君に任せた! う~!あ~!遅刻ぅ、遅刻ぅ~っ!」 バン!と扉を開けて、叫びながら私は家を出て行った。 オーナーであるスバルが居なくなった部屋は、騒がしさが消え静寂が辺りを支配する。 「まさに嵐ですね…姫は」 「まぁ、いつにも増して賑やかだったことは確かだね…」 「気にしたら負け…マスターはいつもそう」 神無月と彩里、春姫の三体は「「「はぁ~…」」」と、ため息を吐いた。 「?」 最後の最後まで、訳の分からない香鈴だった…。
https://w.atwiki.jp/kurorekisi/pages/98.html
丼の人様提供 ぎゅるるるるる 「うは・・・・・腹へって死にそう・・・」 騙されてすっからかんな舞人は、城下町をさ迷っていた。 「ああ、もうだめぽ(´・ω・`)」 舞人は情けない声を上げ、ふらふらと壁に寄りかかる・・・つもりが壁ではなく建物へ入る扉だった。 「どわっ」 空腹で体を支えられず、倒れこむようにして建物の中に入る舞人。 「あつつつ・・・」 倒れた衝撃に呻く舞人の前に、ちょこんと少女が一人座り込んだ。 「・・・・・」 少女は無言で舞人を見つめると、おもむろに腕を握ると・・・少女とは思えない力で引きずり始めた。 そこらじゅうの段差や机の脚などにしこたま打ち付けられる舞人であった。。 「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」 舞人は激痛に飛び起き喚く。 「おまっ、いきなり何すんだ!」 つばを撒き散らす舞人の剣幕にも動じず、少女は澄ました顔で座席を指差した。 「一名様、ご案内」 舞人はここに来て初めて辺りを見回した。 建物は広く、6人は座れる丸テーブルが10個ほど置いてある。 奥にはカウンターキッチンが見えており、どうやら食堂のようだった。 「座って」 舞人は言われるままに座る。 ぐ~~~~ 座ったとたんにお腹が大きく鳴る。 「そういえばすんごい良い匂いがするな・・・」 痛みと突然の出来事で忘れていた空腹がぶり返す。 たまらず舞人が突っ伏すと、キッチンから女性出てきた。 「あら?モンブランお客様?」 声の方へ顔を向けた舞人は、女性を見るなりしゃきっと体を起こした。 「うはwwwちょwww女神ktkrwっうぇwww」 柔和な笑顔を湛え、舞人へ近づいてくる女性は美人だった。 陳腐な言葉だが、そうとしか表現のしようが無い。 調理のためか、後ろに纏めた長い髪はつややかに輝き、歩くたびにさらさらと揺れる。 少し垂れ気味の目は大きく、優しさが滲む視線を向けてくる。 鼻は小さすぎず大きすぎず、筋が通っている。 唇はぽってりとしており、朱を引いたそれは、凶悪なまでの色香を放っていた。 そして何より乳がデカイ。そりゃもうデカイ。きょぬーである。 「ごめんなさいね、お昼の分はもう終わっちゃったの。残り物しかないけど良いかしら?」 蠱惑的な唇から漏れる声は軽やかでいて、艶に満ちていた。 舞人はセイレーンに引き寄せられる漁師のごとく、惚けた顔で頷いた。 現在舞人は無一文のはずだが、そんな事は100万光年の彼方へと押しやられていた。 そんな舞人に女性はにっこりと笑いかけると、キッチンへと戻っていった。 「ん。水。」 後姿を見送る舞人の前に、ごとん、とコップが置かれる。 モンブランと呼ばれる少女がいつの間にかお冷を持ってきていた。 「あ、あざーっす。」 ここに来て財布の中が空なのを思い出しかけるが、そこはviper、都合の悪い現実は見ないのだった。 「えっと、座っといて何だけど、ここは食堂?」 今更すぎる質問に、モンブランは?マークを頭の上に浮かべつつ、律儀に答える。 「食堂兼宿屋」 そういえば先ほど見回したときに、キッチンの横に階段が見えた。 恐らく2階が宿になっているのであろう。 そんなことを考えていたら、キッチンからエレナが出てきた。 「お待たせ。残り物でごめんなさいね。」 残り物なんてとんでもなかった。 とてつもなく良い匂いを漂わせる濃厚なシチューに、外はカリカリ中はもふもふのパン 皮がカリカリと香ばしい鶏肉のソテー、緑鮮やで瑞々しいサラダ。 空腹の舞人にはこの上ないご馳走である。 一皿一皿丁寧に並べられていく。 置き終わった机の上には、なぜか3人前用意されていた。 「私達もこれから食事なの、ご一緒しても良いかしら?」 美人の女性にこう言われては拒否のしようがない。 舞人はがくがくと首を縦に振った。 (うはww女性と食事とかあえりえなすwwっうぇwww) ぶっちゃけ舞人は女性から食事を誘われるのは初めてであった。 女性は食事を並べると舞人の左隣に座った。 モンブランは舞人の右隣に座り、挟まれる形になった。 「そういえば、私名前を言ってなかったわね。私はエレナ、その子は娘のモンブランよ」 ぶふっ、と舞人は盛大に噴出した。 「む、娘ぇ!?mjd!?」 とてもそうは見えなかった。 エレナは大人の色気を放つものの、子供を産んでいるようには全く見えない。 どう見てもエレナは20台半ば程、対してモンブランは10台半ばである。 「10台前半で子供を・・しかし・・・いや・・あるあr・・・ねーよ」 指折り数えつつ、ぶつぶつ言い出す舞人。 「嫌だわ、女性の年齢を気にするものじゃないわよ?」 「いや、でもほら、ありえないし。うん。子供とかありえないww一体幾つなんですかww」 「こら。女性に年を聞くもんじゃありません。」 エレナはちょっとすねるようにして舞人を睨んだ。 効果は抜群だ!!! 「さーせんwww」 「それで、あなたのお名前は?」 「舞人、八神舞人っす。」 「良いお名前ね。東方の方かしら?」 「まぁ・・そんな感じです。」 まさか異世界から来ましたとも言えない。 ここは適当に濁そうと冷や汗をかく舞人であった。 「ルネーニには観光に?」 「まぁ、そんなようなものです、はい。」 「そう。お若いのに一人で旅行だなんて、行動力あるんですね。」 関心そうに言われて益々汗をかく舞人 (これはやばす・・・。さっさと飯食って出てこう・・って俺金がねえじゃんかよおおおおおおおお!) ここで気付けたのが行幸か、忘れたままの方が幸せだったのか。 (やばす・・テラやばす・・・勇者なのに無銭飲食!これは恥ずかしいwww) 顔を赤くしたり青くしたり落ち着きがなくなった舞人はどう見ても挙動不審だった。 「あの、どうかしましたか?料理がお口に合いませんでしたか?」 「いえあのそのいやまぁいいえだからその」 半ばパニックになって訳の分からないことを口走る舞人であった。 (ここは・・そう!安価だ!!viperの力を借りるんだ!スレを立てるんだ!) 気付いたら無銭飲食だった 1 :無銭飲食勇者:2007/05/06(日) 20 57 44.99 ID QARmtT5b0 もまえらボスケテ 安価 gt; gt;5 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/06(日) 20 59 25.90 ID uLXFu/jGO おっぱいうp 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/06(日) 21 05 43.03 ID AbSMrkOdO 机の上に上ってユートピアをする。 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/06(日) 21 07 43.85 ID G7EDCKAP0 氏ね 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/06(日) 21 08 10.27 ID imX2dmUt0 おっぱい揉む 6 :無銭飲食勇者:2007/05/06(日) 20 57 44.99 ID QARmtT5b0 gt; gt;5 うはwwwおkwwww凸してくるwww (そうだ!おっぱい揉むんだ!!!揉む!?あのステキおっぱいを揉みしだく!?) どう見ても舞人の脳内です。ありがとうございました。 無銭飲食をどうするかのはずが、いかにおっぱいを揉むかで頭が一杯になる舞人。 鼻息荒くエレナへとにじり寄る。 「安価は絶対、安価は絶対」 どう見ても変態です。ありがt(ry 「あの、舞人さん?一体どうしました?」 まーったく事態が飲み込めてないエレナはのんきに首をかしげる。 「んもぅ我慢できなーい!!」 どこぞのゴリラよろしくエレナを美味しくいただこうとした瞬間 ぼくぅっ! 顔面に椅子が炸裂。 首をゴキッとか鳴らしながら見えたのは、大リーグの投手さながらのフォームを決めているモンブランであった。 どんがらごしゃぐわしずぎゃぎゃぎゃめぎょっ 空中を回転しながら吹っ飛ぶ舞人。 壁にめり込んだとこでようやく止まった。 「・・・・ふんっ」 くだらない物を切ってしまった。とか言いそうな顔でモンブランが座りなおした。 「うあ・・おっぱ・・・・い」 がくっと力尽きる舞人であった。 「痛っ」 「あ、ごめんなさい」 エレナは気絶した舞人を介抱し、気付いた後は手当てを始めた。 「ごめんなさいね。あの子はなんであんな事したのかしら。」 「いやぁ、その、あはははは」 (おっぱい揉もうとしたのはばれてない!セフセフ!) 「なにいやらしい顔してるの」 「うはwwwしてねーよwっうぇwwwって、どっからでてきたぁ!!」 舞人の横にいつの間にかモンブランが居た。 「ふんっ」 モンブランは胡乱下な目を向け、何かを握っている手を突き出した。 「空」 手に握られていたのは・・・舞人の財布だった。 「うげっ」 (これはまさに死亡フラグ!!) 冷や汗をかきながら顔を明後日の方向へ向ける 「財布、空。食事の代金は?」 モンブランは財布を握り締めずずずいと詰め寄った。 「ん~、その、ね?あれれ~お財布の中身が空だよ~?あははは・・・」 「舞人さん?どういうことですか?」 そらっとぼけようとする舞人にエレナまで問いただし始めた。 「いや、あのですね?えー」 「こーら。舞人さん?」 エレナは眉をひそめ、舞人の顔を両手で包み、やんわりと自分の方を向かせた。 「ちゃんと説明しないと、めっ。ですよ。」 顔を包む柔らかい感触にドギマギしながら、舞人は観念した。 「それが・・・・その・・・かくかくしかじかで・・・」 異世界から来た勇者、というのは隠し、昨晩所持金がすっからかんになったいきさつを説明した。 「そんな!訳で!さーせんっ!したっ!」 ジャンピング土下座で平謝りするしかない舞人であった。 「もぅ、しょうがないわねぇ。怪我をさせてしまったし、食事はタダでいいわ。」 「無銭飲食」 「うぅ・・しーましぇーん」 男泣きに泣く舞人であった。 「それで、先立つものも無いのに行く宛てはあるの?」 エレナは泣いている舞人を覗きこむようにして聞いた。 「・・・・ないっす。」 「ニート」 「ちゃうわっ!お金がないだけだもん!!!」 半泣きになりながら必死に否定する。 だが仕事もなく、行くあても無い。 これでは魔王退治もままならない。 というか勇者量産のための嫁探しの旅だが。 「しょうがないわねぇ。最近忙しくて人手が欲しいと思ってたの。一日三食宿付き。お給料も出すわ。」 「へ?」 「しばらくここで働いて行かない?」 「まじっすか!?やるやる!やらせてください!!」 思ってもみない申し出に、舞人はものすごい勢いで頷いた。 「よかった。それじゃあよろしくね、舞人さん。」 そんなこんなで、舞人はエレナの下で働く事になったのである。 @wikiへ
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/4195.html
「はぁはぁ……ショッカー……世界が違っても恐ろしい敵じゃった……」 息を荒げて走るのは、織田信長。 彼は死神博士に捕まり、改造されかけたのだが、隙を見て博士を殺害し逃走した。 残った助手や戦闘員の行方はわからないが、追って来ないところを見ると撒くことには成功したらしい。 「はやくルカやテルィーマンと合流しなくては……」 ハクの裏切りは、流石の彼も予想することは出来なかった。 いや、信じているからこそ、身内への警戒心は最初からゼロだった。 それが災いして、守るべきルカ達ともはぐれ、手痛いダメージも受けてしまった。 全てを疑っていれば回避できたかもしれないが、それが出来ないのが織田信長という男なのだ。 魔王と恐れられた武将の彼も、人の子。 前期も、明智光秀の謀反によりあっさり火縄銃を頭部に受けて死んでしまっているし。 「しかし、どうしたものか……」 「……貴方、もしかして前期主催者の織田信長?」 悩む信長に、突如声がかけられた。 信長が振り向くと、そこには幼さの残る少女が立っていた。 「いかにもワシは織田信長じゃが……ワシを知っているということは、お主は前期の参加者か?」 「……えぇ。私はヘイズ。ニアラの友人……手っ取り早く言えば、主催者側の存在よ」 「なん……じゃと……!?」 信長は絶句した。 主催者の手先が、自ら自分の前に現れるなどということは全く予期していなかったのだから。 しかし、彼も前期の主催者である。すぐに落ち着きを取り戻し、ヘイズと向かい合った。 「もし本当に主催者側の人間なら聞こう。目的はなんだ? 何故我ら前期の者まで集めた!?」 「……全ての怒りは甘んじて受けるわ。殺されても文句はない。私が憎ければ、斬ればいい。 前期の主催者と剣を交えて倒れるなら、なかなかいい死に方よ」 そう言うとヘイズは持っていた剣を信長に投げて渡す。 そして自分は右腕を剣へと変えて、身構えた。 「武器がないなら、その剣を貸してあげる。戦えばまず貴方の勝ちでしょうけど…… もし、少しでも私の話を聞いてくれるだけの心があれば、その剣を返していただける?」 ヘイズの言葉を聞いても、信長はただ黙って立ち尽くしたままだった。 地面に転がる剣を拾いヘイズに斬りかかることも、投げ返すこともしない。 「……悩んでいるの? 悩むだけ、優しいわね。てっきりすぐに斬ってくるかと……」 「無理なんじゃ……」 「え?」 信長が、搾り出すような声でうめき、ヘイズは思わず聞き返した。 一体、なにが無理だというのかがわからない。 「この両手じゃ、剣を拾うこともルカの尻を叩いてやることもできんのじゃああぁぁぁ!」 振り上げられた信長の両手は…… 「ちょ、貴方いったい何があったの!?」 ドリルになっていた。 「はぁ……ショッカーに改造されてそんなことに……」 「ドリルは男のロマンじゃ! とかなんとか……まあこのドリルのおかげで死神博士も倒せたんじゃがな」 【死神博士@仮面ライダーシリーズ 死亡】 結局、信長とヘイズは近くの工場に共に向かった。 両手がドリルなのはさすがにまずいと、ヘイズが修復改造を申し出たのだ。 「本当にこのドリルをどうにかできるのか?」 「これでも元・装真竜よ。あらゆる武装のつけかた外しかたは心得てる」 信長の左ドリルを弄りながら、ヘイズは言葉を続ける。 「こうしているってことは……私の話を少しは聞いてくれるのかしら?」 「……うむ。お主もワシを殺そうと思えば、すぐに殺せるはず。 それをしないと言う事は、よほどワシに伝えなければならないことなんじゃろう?」 「……ありがとう。実はね……」 ~説明中~ 「……というわけよ」 「なんと……」 ヘイズは信長に自分が知る限りの主催者側の状況を話した。 信長達を集めた張本人は行方不明であり、残された自分達も脱衣拳の前に全員が無力化されたこと。 そしてその脱衣拳の裏に潜んでいるであろう、真の主催者の存在。 信長の世界で活躍した英雄達も、すでに半壊状態であることなども全て。 「しかし、何故そんなことをワシに明かす?」 「……私もよくわからない。人間にされて、同じ立場になって……狩られる側の苦痛がわかったからかしら? なんとなく……黒幕の奴に勝ってもらいたいと思ったのよ。私怨も混じっているけどね…… もちろん、操り人形同然とはいえ私達も憎いでしょうけど、私達を殺しても終わりじゃないことを伝えたかったの」 「……ひとつ、質問してもいいかの?」 「なに?」 「お主達が生贄羊の役割にされているのはわかった。しかし、何故最初に主催者の役を引き受けたのだ?」 真っ直ぐ見つめてくる信長に、ヘイズは思わず苦笑してしまう。 「……本当はね、ニアラもその部下のみんなも私も……最初はとても落ち込んでいたの。 まあ当然よね。神を名乗っておきながら、人間に完敗しちゃったんだから。 私なんて酷いわよ? まさにフルボッコって言葉がぴったりなくらいやられてね…… 自信無くして、他のみんなも生き返ったはいいけどとても神なんて名乗れるわけがなかった。 新しい道をーなんて言っても、竜だから、支配欲が無くなれば残ったのは食欲だけ。 結局、人間以外で何かおいしい食べ物を探そうって意見が纏まった時に……『あいつ』は現れたの」 「……それが、ワシらを集めた、最初の主催者じゃな?」 「そう。名乗らず、姿もぼやけていてよくわからなかったけど……こう言ったの。 『我は真に混沌とした狂乱殺戮の宴を開きたい。だが、我だけでは実現できない…… 神たる君達、竜の力が必要なのだ。頼む。どうか、我に協力してはくれないか?』 私達は少なからず疑問を……いやニアラも多分あいつの言葉が怪しいのはわかっていたはず。 それでもニアラはその言葉に乗った。 そして竜の世界も縦社会でね、ニアラの部下と階級がニアラより低い私も巻き込まれたわけ。 あとはさっき話した通り。そいつは逃げ出して、私達はこのざまよ……」 ヘイズは深いため息をつき、「きっと報いなんでしょうね」と付け加えて口を閉ざした。 そのまま無言で、信長の左手を弄り続ける。 「……何故、お主の友人は疑問を持ちながらも引き受けた?」 「……自信を失って、これから何をすればいいのか何もわからないという時に…… たとえどんな理由であれ、どんな奴であれ……なんらかの生きる目的を与えられれば、それに縋りたくなる。 ニアラは特にプライドが高かったから……またあの頃の、自分が神だった頃の輝きを取り戻したかったんだと思う」 「お主はどうなんじゃ?」 「ごめんなさいね、私は昔から食欲と戦闘欲ばっか強くて……だから、どうせ死ぬなら誰かと戦って死のうと思って。 あっ 」 「どうしたんじゃ?」 突然ヘイズがぴたりと言葉と手を停止させた。 なにがあったのかと、信長もヘイズに顔を向けるが、彼女の顔からは汗が流れていた。 「ごめんなさい織田信長……詫びるべきことが増えたみたい……」 「なにがってなんじゃこれはあああぁぁぁ!?」 信長の左手は、ドリルではなくなっていた。だが…… 「話しながらだったから、つい私の願望が表にでちゃったみたいで……でももう義手の材料はなくて……その……」 「ワシこのままなのか!? これは一体なんじゃ!?」 「……弾自動生成装填型30mm機関砲。やっぱり機関砲は女のロマンだし……」 【一日目・9時50分/神奈川県・工場/天候・晴れ】 【織田信長@歴史】 【状態】ダメージ(中)、右手ドリル、左手機関砲 【装備】ショッカー製ドリル、弾自動生成装填型30mm機関砲 【道具】支給品一式、壊れた石ころ帽子、取り外されたドリル 【思考】 基本:異世界のKAITO達とその家族を守り、できれば主催を討つ 0:ワシこれからどうなるんじゃ!? 1:KAITOの家族を探す。 2:巡音ルカ、テルィーマン(照井竜)と合流したい 3:テルィーマン(照井竜)の仲間を探す 4:ミクトランをぶっ潰す 5:真の主催者を警戒 ※7期から参戦です 【ヘイズ@TCBR】 【状態】健康、美少女 、脱衣拳たちを警戒、僅かに罪悪感 【装備】キャリバーン、巫女服 【道具】支給品一式 【思考】 基本:このバトルロワイアルの黒幕に一矢報いる 0:どうしよう…… 1:織田信長の許可がおりれば、共に行動 2:力をつける ※脱衣拳たちの裏に黒幕がいると睨んでいます
https://w.atwiki.jp/orikyara3rd/pages/328.html
その1 作者 R その2 作者 銀
https://w.atwiki.jp/cyber_law/pages/12.html
インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律 (平成十五年六月十三日法律第八十三号) 第一章総則(第一条─第五条) 第二章児童に係る誘引の禁止(第六条) 第三章インターネット異性紹介事業の規制(第七条─第十七条) 第四章登録誘引情報提供機関(第十八条─第二十七条) 第五章雑則(第二十八条─第三十条) 第六章罰則(第三十一条─第三十七条) 附則 第一章総則 (目的)第一条 この法律は、インターネット異性紹介事業を利用して児童を性交等の相手方となるように誘引する行為等を禁止するとともに、インターネット異性紹介事業について必要な規制を行うこと等により、インターネット異性紹介事業の利用に起因する児童買春その他の犯罪から児童を保護し、もって児童の健全な育成に資することを目的とする。 (定義)第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 一 児童十八歳に満たない者をいう。 二 インターネット異性紹介事業異性交際(面識のない異性との交際をいう。以下同じ。)を希望する者(以下「異性交際希望者」という。)の求めに応じ、その異性交際に関する情報をインターネットを利用して公衆が閲覧することができる状態に置いてこれに伝達し、かつ、当該情報の伝達を受けた異性交際希望者が電子メールその他の電気通信(電気通信事業法(昭和五十九年法律第八十六号)第二条第一号に規定する電気通信をいう。以下同じ。)を利用して当該情報に係る異性交際希望者と相互に連絡することができるようにする役務を提供する事業をいう。 三 インターネット異性紹介事業者インターネット異性紹介事業を行う者をいう。 四 登録誘引情報提供機関第十八条第一項の登録を受けた者をいう。 (インターネット異性紹介事業者等の責務)第三条 1 インターネット異性紹介事業者は、その行うインターネット異性紹介事業に関しこの法律その他の法令の規定を遵守するとともに、児童によるインターネット異性紹介事業の利用の防止に努めなければならない。 2 インターネット異性紹介事業に必要な電気通信役務(電気通信事業法第二条第三号に規定する電気通信役務をいう。)を提供する事業者(次項において「役務提供事業者」という。)は、児童の使用に係る通信端末機器による電気通信についてインターネット異性紹介事業を利用するための電気通信の自動利用制限(電気通信を自動的に選別して制限することをいう。以下この項及び次条において同じ。)を行う役務又は当該電気通 信の自動利用制限を行う機能を有するソフトウェアを提供することその他の措置により児童によるインターネット異性紹介事業の利用の防止に資するよう努めなければならない。 3 前二項に定めるもののほか、インターネット異性紹介事業者及び役務提供事業者は、児童の健全な育成に配慮するよう努めなければならない。 (保護者の責務)第四条 児童の保護者(親権を行う者又は後見人をいう。)は、児童の使用に係る通信端末機器による電気通信についてインターネット異性紹介事業を利用するための電気通信の自動利用制限を行う役務又は当該電気通信の自動利用制限を行う機能を有するソフトウェアを利用することその他の児童によるインターネット異性紹介事業の利用を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。 (国及び地方公共団体の責務)第五条 1 国及び地方公共団体は、児童によるインターネット異性紹介事業の利用の防止に関する国民の理解を深めるための教育及び啓発に努めるとともに、児童によるインターネット異性紹介事業の利用の防止に資する技術の開発及び普及を推進するよう努めるものとする。 2 国及び地方公共団体は、事業者、国民又はこれらの者が組織する民間の団体が自発的に行うインターネット異性紹介事業に係る活動であって、児童の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するためのものが促進されるよう必要な施策を講ずるものとする。 第二章児童に係る誘引の禁止 第六条 何人も、インターネット異性紹介事業を利用して、次に掲げる行為(以下「禁止誘引行為」という。)をしてはならない。 一 児童を性交等(性交若しくは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、他人の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせることをいう。以下同じ。)の相手方となるように誘引すること。 二 人(児童を除く。第五号において同じ。)を児童との性交等の相手方となるように誘引すること。 三 対償を供与することを示して、児童を異性交際(性交等を除く。次号において同じ。)の相手方となるように誘引すること。 四 対償を受けることを示して、人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。 五 前各号に掲げるもののほか、児童を異性交際の相手方となるように誘引し、又は人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。 第三章インターネット異性紹介事業の規制 (インターネット異性紹介事業の届出)第七条 インターネット異性紹介事業を行おうとする者は、国家公安委員会規則で定める ところにより、次に掲げる事項を事業の本拠となる事務所(事務所のない者にあっては、 住居。第三号を除き、以下「事務所」という。)の所在地を管轄する都道府県公安委員 会(以下「公安委員会」という。)に届け出なければならない。この場合において、届 出には、国家公安委員会規則で定める書類を添付しなければならない。 一氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名 二当該事業につき広告又は宣伝をする場合に当該事業を示すものとして使用する呼称 (当該呼称が二以上ある場合にあっては、それら全部の呼称) 三事業の本拠となる事務所の所在地 四事務所の電話番号その他の連絡先であって国家公安委員会規則で定めるもの 五法人にあっては、その役員の氏名及び住所 六第十一条の規定による異性交際希望者が児童でないことの確認の実施の方法その他 の業務の実施の方法に関する事項で国家公安委員会規則で定めるもの 2 前項の規定による届出をした者は、当該インターネット異性紹介事業を廃止したとき、 又は同項各号に掲げる事項に変更があったときは、国家公安委員会規則で定めるところ により、その旨を公安委員会(公安委員会の管轄区域を異にして事務所を変更したとき は、変更した後の事務所の所在地を管轄する公安委員会)に届け出なければならない。 この場合において、届出には、国家公安委員会規則で定める書類を添付しなければなら ない。 (欠格事由) 第八条次の各号のいずれかに該当する者は、インターネット異性紹介事業を行ってはな らない。 一成年被後見人若しくは被保佐人又は破産手続開始の決定を受け復権を得ない者 二禁錮以上の刑に処せられ、又はこの法律、児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十 こ 四号)第六十条第一項若しくは児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の 保護等に関する法律(平成十一年法律第五十二号)に規定する罪を犯して罰金の刑に 処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して五 年を経過しない者 三最近五年間に第十四条又は第十五条第二項第二号の規定による命令に違反した者 四暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成三年法律第七十七号)第二 条第六号に規定する暴力団員(以下この号において単に「暴力団員」という。)であ る者又は暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 五未成年者(児童でない未成年者にあっては、営業に関し成年者と同一の行為能力を 有する者及びインターネット異性紹介事業者の相続人でその法定代理人が前各号のい ずれにも該当しないものを除く。) 4 - 六法人で、その役員のうちに次のいずれかに該当する者のあるもの イ第一号から第四号までに掲げる者 ロ児童 (名義貸しの禁止) 第九条第七条第一項の規定による届出をした者は、自己の名義をもって、他人にインタ ーネット異性紹介事業を行わせてはならない。 (利用の禁止の明示等) 第十条インターネット異性紹介事業者は、その行うインターネット異性紹介事業につい て広告又は宣伝をするときは、国家公安委員会規則で定めるところにより、児童が当該 インターネット異性紹介事業を利用してはならない旨を明らかにしなければならない。 2 前項に規定するもののほか、インターネット異性紹介事業者は、国家公安委員会規則 で定めるところにより、その行うインターネット異性紹介事業を利用しようとする者に 対し、児童がこれを利用してはならない旨を伝達しなければならない。 (児童でないことの確認) 第十一条インターネット異性紹介事業者は、次に掲げる場合は、国家公安委員会規則で 定めるところにより、あらかじめ、これらの異性交際希望者が児童でないことを確認し なければならない。ただし、第二号に掲げる場合にあっては、第一号に規定する異性交 際希望者が当該インターネット異性紹介事業者の行う氏名、年齢その他の本人を特定す る事項の確認(国家公安委員会規則で定める方法により行うものに限る。)を受けている ときは、この限りでない。 一異性交際希望者の求めに応じ、その異性交際に関する情報をインターネットを利用 して公衆が閲覧することができる状態に置いて、これに伝達するとき。 二他の異性交際希望者の求めに応じ、前号に規定する異性交際希望者からの異性交際 に関する情報をインターネットを利用して公衆が閲覧することができる状態に置い て、当該他の異性交際希望者に伝達するとき。 三前二号の規定によりその異性交際に関する情報の伝達を受けた他の異性交際希望者 が、電子メールその他の電気通信を利用して、当該情報に係る第一号に規定する異性 交際希望者と連絡することができるようにするとき。 四第一号に規定する異性交際希望者が、電子メールその他の電気通信を利用して、第 一号又は第二号の規定によりその異性交際に関する情報の伝達を受けた他の異性交際 希望者と連絡することができるようにするとき。 (児童の健全な育成に障害を及ぼす行為の防止措置) 第十二条インターネット異性紹介事業者は、その行うインターネット異性紹介事業を利 用して禁止誘引行為が行われていることを知ったときは、速やかに、当該禁止誘引行為 に係る異性交際に関する情報をインターネットを利用して公衆が閲覧することができな いようにするための措置をとらなければならない。 5 - 2 前項に定めるもののほか、インターネット異性紹介事業者は、その行うインターネッ ト異性紹介事業を利用して行われる禁止誘引行為その他の児童の健全な育成に障害を及 ぼす行為を防止するための措置を講ずるよう努めなければならない。 (指示) 第十三条インターネット異性紹介事業者がその行うインターネット異性紹介事業に関し この法律若しくはこの法律に基づく命令又は他の法令の規定に違反したと認める場合に おいて、当該違反行為が児童の健全な育成に障害を及ぼすおそれがあると認めるときは、 当該違反行為が行われた時における当該インターネット異性紹介事業者の事務所の所在 地を管轄する公安委員会は、当該インターネット異性紹介事業者に対し、児童の健全な 育成に障害を及ぼす行為を防止するため必要な指示をすることができる。 (事業の停止等) 第十四条インターネット異性紹介事業者がその行うインターネット異性紹介事業に関し 第八条第二号に規定する罪(この法律に規定する罪にあっては、第三十一条の罪及び同 条の罪に係る第三十五条の罪を除く。)その他児童の健全な育成に障害を及ぼす罪で政 令で定めるものに当たる行為をしたと認めるときは、当該行為が行われた時における当 該インターネット異性紹介事業者の事務所の所在地を管轄する公安委員会は、当該イン ターネット異性紹介事業者に対し、六月を超えない範囲内で期間を定めて、当該インタ ーネット異性紹介事業の全部又は一部の停止を命ずることができる。 2 インターネット異性紹介事業者が第八条各号のいずれかに該当することが判明したと きは、当該インターネット異性紹介事業者の事務所の所在地を管轄する公安委員会は、 当該インターネット異性紹介事業者に対し、当該インターネット異性紹介事業の廃止を 命ずることができる。 (処分移送通知) 第十五条公安委員会は、インターネット異性紹介事業者に対し第十三条の規定による指 示又は前条第一項の規定による命令をしようとする場合において、当該インターネット 異性紹介事業者がその事務所を他の公安委員会の管轄区域内に変更していたときは、当 該処分に係る事案に関する弁明の機会の付与又は聴聞を終了している場合を除き、速や かに、現に当該インターネット異性紹介事業者の事務所の所在地を管轄する公安委員会 に国家公安委員会規則で定める処分移送通知書を送付しなければならない。 2 前項(次項において準用する場合を含む。)の規定により処分移送通知書が送付され たときは、当該処分移送通知書の送付を受けた公安委員会は、次の各号に掲げる場合の 区分に従い、それぞれ当該各号に定める処分をすることができるものとし、当該処分移 送通知書を送付した公安委員会は、第十三条及び前条第一項の規定にかかわらず、当該 事案について、これらの規定による処分をすることができないものとする。 一当該インターネット異性紹介事業者がその行うインターネット異性紹介事業に関し この法律若しくはこの法律に基づく命令又は他の法令の規定に違反したと認める場合 において、当該違反行為が児童の健全な育成に障害を及ぼすおそれがあると認めると 6 - き児童の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため必要な指示をすること。 二当該インターネット異性紹介事業者がその行うインターネット異性紹介事業に関し 前条第一項に規定する行為をしたと認めるとき六月を超えない範囲内で期間を定め て、当該インターネット異性紹介事業の全部又は一部の停止を命ずること。 3 第一項の規定は、公安委員会が前項の規定により処分をしようとする場合について準 用する。 (報告又は資料の提出) 第十六条公安委員会は、第七条から前条まで(第十二条第二項を除く。)の規定の施行 に必要な限度において、インターネット異性紹介事業者に対し、その行うインターネッ ト異性紹介事業に関し報告又は資料の提出を求めることができる。 (国家公安委員会への報告等) 第十七条公安委員会は、次の各号のいずれかに該当するときは、国家公安委員会規則で 定める事項を国家公安委員会に報告しなければならない。この場合において、国家公 安委員会は、当該報告に係る事項を各公安委員会に通報するものとする。 一第七条の規定による届出を受けた場合 二第十三条、第十四条第一項又は第十五条第二項の規定による処分をした場合 2 公安委員会は、インターネット異性紹介事業者が前項第二号に規定する処分の事由と なる違反行為をしたと認めるとき、又は同号に規定する処分に違反したと認めるときは、 当該違反行為が行われた時における当該インターネット異性紹介事業者の事務所の所在 地を管轄する公安委員会に対し、国家公安委員会規則で定める事項を通報しなければな らない。 第四章登録誘引情報提供機関 (登録誘引情報提供機関の登録) 第十八条インターネット異性紹介事業者による第十二条第一項に規定する措置の実施の 確保を目的としてインターネット異性紹介事業を利用して行われる禁止誘引行為に係る 異性交際に関する情報を収集し、これを当該インターネット異性紹介事業者に提供する 業務(以下「誘引情報提供業務」という。)を行う者は、国家公安委員会の登録を受け ることができる。 2 前項の登録(以下単に「登録」という。)を受けようとする者は、国家公安委員会規 則で定めるところにより、国家公安委員会に申請をしなければならない。 3 次の各号のいずれかに該当する者は、登録を受けることができない。 一禁錮以上の刑に処せられ、又はこの法律、児童福祉法第六十条第一項若しくは児童 買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律に規定する罪を 犯して罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった 日から起算して二年を経過しない者 二第二十五条の規定により登録を取り消され、その取消しの日から起算して二年を経過しない者 三法人で、その役員のうちに前二号のいずれかに該当する者があるもの 4 国家公安委員会は、第二項の申請をした者が次に掲げる要件のすべてに適合している ときは、登録をしなければならない。 一インターネットの利用を可能とする機能を有する通信端末機器を有し、かつ、次の いずれかに該当する二人以上の者が誘引情報提供業務を行うものであること。 イ学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による大学において学士の学位を得 るのに必要な一般教養科目の単位を修得した者又は同法による短期大学若しくは高 等専門学校を卒業した者であって、誘引情報提供業務に通算して六月以上従事した 経験を有するもの ロイに掲げる者と同等以上の知識及び経験を有する者 二誘引情報提供業務を適正に行うための次に掲げる措置がとられていること。 イ誘引情報提供業務を行う部門に専任の管理者が置かれていること。 ロ誘引情報提供業務の適正な実施の確保に関する業務方法書その他の文書が作成さ れていること。 5 登録は、登録誘引情報提供機関登録簿に次に掲げる事項を記載してするものとする。 一登録年月日及び登録番号 二登録誘引情報提供機関の氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者 の氏名 三登録誘引情報提供機関が誘引情報提供業務を行う事務所の所在地 6 登録誘引情報提供機関は、前項第二号又は第三号に掲げる事項を変更しようとすると きは、国家公安委員会規則で定めるところにより、その旨を国家公安委員会に届け出な ければならない。 (表示の制限) 第十九条登録誘引情報提供機関でない者は、誘引情報提供業務を行うに際し、登録を受 けている旨の表示又はこれと紛らわしい表示をしてはならない。 (情報提供) 第二十条国家公安委員会又は公安委員会は、登録誘引情報提供機関の求めに応じ、登録 誘引情報提供機関が誘引情報提供業務を適正に行うために必要な限度において、当該登 録誘引情報提供機関に対し、インターネット異性紹介事業者に係る第七条第一項第一号 から第四号までに掲げる事項に関する情報を提供することができる。 (誘引情報提供業務の方法) 第二十一条登録誘引情報提供機関は、第十八条第四項各号に掲げる要件及び誘引情報提 供業務を適正に行うための国家公安委員会規則で定める基準に適合する方法により誘引 情報提供業務を行わなければならない。 (秘密保持義務) 8 - 第二十二条登録誘引情報提供機関の役員若しくは職員又はこれらの職にあった者は、誘 引情報提供業務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 (業務の休廃止) 第二十三条登録誘引情報提供機関は、誘引情報提供業務を休止し、又は廃止したときは、 国家公安委員会規則で定めるところにより、その旨を国家公安委員会に届け出なければ ならない。 2 前項の規定により誘引情報提供業務を廃止した旨の届出があったときは、当該登録誘 引情報提供機関に係る登録は、その効力を失う。 (改善命令) 第二十四条国家公安委員会は、登録誘引情報提供機関が第二十一条の規定に違反して いると認めるときは、当該登録誘引情報提供機関に対し、誘引情報提供業務の方法を改 善するため必要な措置をとるべきことを命ずることができる。 (登録の取消し) 第二十五条国家公安委員会は、登録誘引情報提供機関が次の各号のいずれかに該当する ときは、登録を取り消すことができる。 一第十八条第三項第一号又は第三号に該当するに至ったとき。 二第十八条第六項又は第二十三条第一項の規定に違反したとき。 三前条の規定による命令に違反したとき。 四不正の手段により登録を受けたとき。 五次条の規定による報告若しくは資料の提出をせず、又は虚偽の報告若しくは資料の 提出をしたとき。 (報告又は資料の提出) 第二十六条国家公安委員会は、誘引情報提供業務の適正な運営を確保するために必要な 限度において、登録誘引情報提供機関に対し、その業務の状況に関し報告又は資料の提 出を求めることができる。 (公示等) 第二十七条国家公安委員会は、次に掲げる場合には、その旨を官報に公示しなければな らない。 一登録をしたとき。 二第十八条第六項の規定による届出があったとき。 三第二十三条第一項の規定による届出があったとき。 四第二十五条の規定により登録を取り消したとき。 2 国家公安委員会は、前項の規定による公示をしたときは、当該公示の日付及び内容を インターネットの利用その他の方法により公表するものとする。 9 - 第五章雑則 (方面公安委員会への権限の委任) 第二十八条この法律の規定により道公安委員会の権限に属する事務は、政令で定めると ころにより、方面公安委員会に委任することができる。 (経過措置) 第二十九条この法律の規定に基づき政令又は国家公安委員会規則を制定し、又は改廃す る場合においては、それぞれ政令又は国家公安委員会規則で、その制定又は改廃に伴い 合理的に必要とされる範囲内において、所要の経過措置(罰則に関する経過措置を含む。) を定めることができる。 (国家公安委員会規則への委任) 第三十条この法律に定めるもののほか、この法律の実施のための手続その他この法律の 施行に関し必要な事項は、国家公安委員会規則で定める。 第六章罰則 第三十一条第十四条又は第十五条第二項第二号の規定による命令に違反した者は、一年 以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 第三十二条次の各号のいずれかに該当する者は、六月以下の懲役又は百万円以下の罰金 に処する。 一第七条第一項の規定による届出をしないでインターネット異性紹介事業を行った者 二第九条の規定に違反した者 三第十三条又は第十五条第二項第一号の規定による指示に違反した者 第三十三条第六条(第五号を除く。)の規定に違反した者は、百万円以下の罰金に処す る。 第三十四条次の各号のいずれかに該当する者は、三十万円以下の罰金に処する。 一第七条第一項の規定による届出に関し虚偽の届出をし、又は同項の添付書類であっ て虚偽の記載のあるものを提出した者 二第七条第二項の規定に違反して届出をせず、若しくは虚偽の届出をし、又は同項の 添付書類であって虚偽の記載のあるものを提出した者 三第十六条の規定による報告若しくは資料の提出をせず、又は虚偽の報告若しくは資 料の提出をした者 第三十五条法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その 法人又は人の業務に関し、第三十一条、第三十二条又は前条の違反行為をしたときは、 10 - 行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。 第三十六条第二十二条の規定に違反した者は、二十万円以下の過料に処する。 第三十七条第十九条の規定に違反した者は、十万円以下の過料に処する。 附則 (施行期日) 第一条この法律は、公布の日から起算して三月を経過した日から施行する。ただし、第 七条、第八条、第十条から第十二条まで、第十五条、第十七条及び第十八条の規定は、 公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 〔平成一五年八月政令三八七号により、平成一五・一二・一から施行〕 (検討) 第二条政府は、第七条及び第八条の規定の施行後三年を経過した場合において、これら の規定の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づ いて所要の措置を講ずるものとする。 附則(平成20 年6月6日法律第52 号) (施行期日) 第一条この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める 日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。 一目次の改正規定(「規制」を「禁止」に改める部分に限る。)、第三条の改正規定、 第四条の改正規定、第二章の章名の改正規定及び第六条の改正規定(「掲げる行為」 の下に「(以下「禁止誘引行為」という。)」を加える部分を除く。)並びに附則第六 条の規定公布の日から起算して三月を経過した日 二附則第十条の規定暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部を改正 する法律(平成二十年法律第二十八号)附則第一条第二号に掲げる規定の施行の日又 はこの法律の施行の日のいずれか遅い日 (経過措置) 第二条この法律の施行の際現にこの法律による改正後のインターネット異性紹介事業を 利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律(以下「新法」という。)第二条第 二号に規定するインターネット異性紹介事業を行っている者の当該事業に対する新法第 七条第一項の規定の適用については、同項前段中「国家公安委員会規則」とあるのは、 「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律の 一部を改正する法律(平成二十年法律第五十二号)の施行の日から起算して一月を経過 する日までに、国家公安委員会規則」とする。 11 - 第三条新法第十三条、第十四条第一項及び第十五条第二項の規定は、この法律の施行後 にした行為について適用する。 第四条この法律による改正前のインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する 行為の規制等に関する法律(以下「旧法」という。)の規定によってした処分、手続そ の他の行為は、新法の相当規定によってした処分、手続その他の行為とみなす。 第五条この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例によ る。 第六条附則第一条第一号に掲げる規定の施行の日からこの法律の施行の日の前日までの 間における旧法第十六条の規定の適用については、同条中「第六条」とあるのは、「第 六条(第五号を除く。)」とする。 (政令への委任) 第七条附則第二条から前条までに定めるもののほか、この法律の施行に関し必要な経過 措置は、政令で定める。 (検討) 第八条政府は、この法律の施行後五年を経過した場合において、新法第三章及び第四章 の規定の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づ いて所要の措置を講ずるものとする。 (登録免許税法の一部改正) 第九条登録免許税法(昭和四十二年法律第三十五号)の一部を次のように改正する。 別表第一第三十四号の次に次のように加える。 三十四の二インターネット異性紹介事業者に係る登録誘引情報提供機関の登録 インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の登録件数一件につき一万五 規制等に関する法律(平成十五年法律第八十三号)第十八条第千円 一項(登録誘引情報提供機関の登録)の登録誘引情報提供機関 の登録 (暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部改正) 第十条暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成三年法律第七十七号)の 一部を次のように改正する。 別表中第五十三号を第五十四号とし、第四十九号から第五十二号までを一号ずつ繰り 下げ、第四十八号の次に次の一号を加える。 四十九インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関す る法律(平成十五年法律第八十三号)第六章に規定する罪 (調整規定) 第十一条この法律の施行の日が暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部 を改正する法律附則第一条第二号に掲げる規定の施行の日前である場合には、同日の前 日までの間における暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定の適用につ いては、新法第六章に規定する罪は、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律 別表に掲げる罪とみなす。