約 722,037 件
https://w.atwiki.jp/undeerl/pages/126.html
皇居院(有 Sukarmreisen)とはハタ王国最高の行政機関を名乗るコスプレ集団である。 概要 ピスティルンターリブがxelken.valtoalとともに王国と連邦のぶちのめされてから王国の政治が連邦仕様となり一応の形で立法機関が成立する。民主主義をうたっているが行政をする議員の中にはスカルムレイ家も含まれているためどっちなのか分からずにぴすてぃるに走るウィトイターが続出している。 職員によると「一応の形で三権分立しているからおk」らしい。またクン・シーナリアの残党を名乗るクントイタクテイ派は「連邦が介入しても王国の専制政治の伝統は守られるべき」とほざいている。 そんな感じで成立した皇居院だがスカルムレイを生で拝見できる変態議員たちが暴走しほとんどの人たちがスカルタンを着たりするコスプレ集団となっている。 コスプレ スカルタン この行政機関は行政とか蚊帳の外でコスプレ文化祭を開催しており毎年アルパで行っている。一応客は来るがほとんどはウィトイター。スカルタンを着た女性議員が花形となっているがたまにいい年をしたおっさん(ハゲ)がスカルタンで女装をするとその場でWPを食らう。ちなみに衣装は自前らしいが実は裏ルートで仕入れている。 スカルムレイのスカルタン もはやトイター教の偶像崇拝禁止に抵触するんじゃないかとささやかれているがJATOは全く取り締まろうとしない禁断のコスプレ。やはり女性議員がやるがさすがにビビったのか、禿のおっさんは参加しようとは思わないらしい。3年に一度本人もそのままの格好で出てくるらしいが大量の変態ウィトイターが寄ってくるため常に王国警察がボディガードを行っている。ボディガードはもちろん女性。 FFの制服 こちらは主に男性の議員が着ている。多くの人が命はない人にあこがれて崩して着ようとするがそもそも奴らはボタンを留められるかどうかも怪しいのでよく舞台の上でスボンが落ちる。 ユエスレオネ政府との関係 一応スカルムレイ率いる皇居院はハタ王国の表の顔なのでユエスレオネからの使者に応じるがスカルムレイが現れる前に連邦の外交官は議員の鼻息で窒息してしまうらしい。
https://w.atwiki.jp/dangan_eroparo2/pages/153.html
苗木達が体育館に集まるが、特に何も起こらない 30分経っても何も起こらず、焦れた15名は探索に乗り出した 色々と調べまわったが、脱出口は見つからない とりあえず食事を皆でとることにした 一時間後、異変が起きた 全身が熱くなり、男達は勃起がおさまらず、女達も愛液が太股を伝う 顔を赤くしながらも、霧切が全ての食事や水に媚薬が盛られていたことを突き止める 男達のうち何人かが獣となって女を襲うが、大神によってぶちのめされる 皆、部屋に戻ってトイレなどで自己処理した 探索しても脱出方法はみつからない 飢えや乾きには勝てず、食事をとる 十分に火であぶったり、水をろ過したり工夫を凝らすが、媚薬は抜けきらない 何度も責めてくる性欲に、それぞれ頑張って耐えていた 数日が過ぎたある日 トイレで自慰していた苗木 、あとちょっとで達するといったところで、誰かが訪ねてくる 玄関を開けると、そこにいたのはオカズにしていた舞園 気まずいながらとりあえず部屋に上げる苗木。何の用なのか聞いてみると、一言謝罪される 舞園はそのまま苗木を押し倒した 一人、手を出す者が現れると、後はドミノ倒しだった 次々と性交する生徒たち、そんな時間が何日も続く 抵抗した石丸も隠媚な笑みを見せる女性を、力で排除できない 男だとばれた不二崎は、童貞と処女を同時に奪われた 大神も、穴があれば関係ないと強姦される なぜか盾子がもう一人増えていた。先にここにきて食事を摂って、一人個室に閉じ込められてヤバかったらしい 説明がむちゃくちゃだったが、もはや性行為の相手が一人増えたぐらいにしか考えられなかった 避妊も考えず、相手も誰でもよく、時間も場所も関係なく、カメラの事も気にしない 人間には防衛機能があり、どんな薬も常用すれば解毒作用が働く 苗木は霧切を犯しながら、そんな話を教わった その時が来れば媚薬も慣れて、冷静になるだろう。今はその時を待つしかなかった 何度も中出しされた女性陣は、確実に妊娠している。そして誰の子かはわからない 自分の子だといいなと思いつつ、苗木は霧切の体内に射精した 学園内の様子は世界に放映された 終わることのない乱交パーティーは世界の性意識を低下させる テロなどの行為は減ったが、反比例して強姦・売春が劇的に増加 世界は最低なままだが、人類の滅亡は免れた 絶望も希望も、欲望の前に敗北したのであった
https://w.atwiki.jp/datui/pages/365.html
運命の歯車は動き出す ◆OmtW54r7Tc 「残り人数も少なくなってきましたね、ふふふ」 画面を見ながら、心底楽しそうに笑みを浮かべながら言うのは、このゲームの主催者であるニンテンドー3DSだ。 「…そうだな」 一方、彼の隣には別の少年が立っていた。 その少年の表情は、3DSとは逆で暗い。 彼の名はWii U。 3DS同様、今をときめく現役の家庭ゲームハードである。 そして、このゲームのもう一人の主催者であった。 「私が用意した参加者で残っているのが4人しかいないのは不満ですねえ」 3DSが不満を漏らす。 このゲームの参加者であるカセット達に人間の姿を与えたのは、他でもない3DSとWii Uの力だ。 3DSはGBゲームと、Wii UはSFCゲームとバーチャルコンソールという縁で繋がっているため、それを利用して彼らに命を与えたのだ。 勿論本当に命があるわけではなく、彼らのゲームデータを元にバーチャル空間で擬人化させただけなのだが。 「3DS…優勝者以外のゲームの処置についてだが」 「しつこいですよ、Wii U。優勝したゲーム以外はデリート…消します。その為のスーパーデラックスくんではないですか」 星のカービィスーパーデラックス。 その役目はゲームが続行不可能になったとき、全てを無に帰す。 確かにそれも役目の一つではあった。 だがしかし、彼にはもう一つの役割があったのだ。 それは、「優勝したゲーム以外の存在を無に帰す」ことだった。 「これからは私達3DSやWii U、あるいはPS4やPSvitaの時代です。老兵は去るのみというやつですよ」 「……………」 「さて、私はちょっと用事ができそうなので、一端席を外します。代わりに監視をお願いしますね」 そういって、3DSはその場から消えた。 残されたWii Uは、監視作業を… 「…動くなら、今か」 …続けなかった。 彼もまた、その場を離れていなくなってしまったのだ。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「くそ…あいつ、許さない」 スーパーゲームボーイは、怒りに燃えていた。 彼が怒りを燃やす相手は、当然先ほど自分を散々おちょくってくれた桃鉄DXだ。 「今度こそぶちのめす!そして盗まれたゲームカセットも取り返す!」 彼は今、桃鉄DXによって能力として使用するためのゲームカセットを半分失っている。 その為、彼から一刻も早く取り返さなければならなかった。 なにより、自分をあそこまでコケにしてくれたのだ。 個人的な恨みを晴らす意味でも、再び戦う必要があった。 「3DS…待っていてください。次こそは必ず…」 『あなたに次なんてありませんよ』 突然現れたホログラム。 そこに現れたのは… 「す、3DS!」 『やれやれ…無様なものですね。スーパーゲームボーイ」 「どうしてあなたが…いや、それより次がないとは」 『今、あなたがいる場所がどこか分かっていますか?』 そういえばどこだろう。 桃鉄DXにおならカードで吹っ飛ばされたわけだが… 『あなたがいるのはE-6…禁止エリアですよ』 3DSの言葉に、スーパーゲームボーイはぎょっとした。 桃鉄DXめ、なんて場所に飛ばしてくれたんだ。 「ま、待ってください3DS!どうか猶予を…」 『猶予なら与えますよ。30秒ほどね』 「さ、30秒…」 『かなり飛ばされましたからねえ。おそらくその程度の時間ではこのエリアは抜けられないでしょう』 3DSの言葉に、スーパーゲームボーイはガクリとその場に崩れた。 嘘だ、嘘だ、嘘だ。 自分がこんなところで脱落? そんなの嫌だ。 認めたくない。 だって、自分はまだ… 「まだ…なにもしてないのに!参加者だって一人も殺してないのに!」 『はあ…まったくあなたは本当に役立たずのジョーカーでしたよ。 ゲームに乗るものが万が一少なかった時の保険として用意したものの、杞憂に終わりましたし それでも殺し合いの更なる促進を促してくれるかと思えば、一人も仕留められないんですからね』 「ぐうっ…!」 3DSの言葉が、更に彼を打ちのめす。 本当に、無様にもほどがある。 『さて、それじゃあそろそろあなたも退場していただきましょう』 「スーパー…ニンテンドー3DS。私の…夢……」 3DSがスイッチを押すと、スーパーゲームボーイはその場に倒れ、動かなくなった。 奇跡なんてものが起こることもなく。 あっさりと、無情に。 【スーパーゲームボーイ 死亡】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ニンテンドー3DSがスーパーゲームボーイと対話していたその頃、Wii Uはとある一室に来ていた。 その部屋には、ピンクの髪の少年がいて。 「うっ…うっ……」 その少年は泣いていた。 「…スーパーデラックス」 Wii Uは、その少年――星のカービィスーパーデラックスに声をかける。 スーパーデラックスは、放送直前にカービィのきらきらきっずが殺されてから、このように泣いていた。 なによりその殺した相手が同じカービィシリーズのコロコロカービィであり、彼は星のカービィをも殺そうと狙っているのだ。 悲観するなというのが無理というものだ。 「ぐすっ……な、なんだよ」 スーパーデラックスは、警戒した様子でWii Uを睨みつける。 「お前は、このゲームを止めたいか?」 「え…!?」 Wii Uの言葉に、スーパーデラックスは驚きで目を見開く。 「止めたいのかどうかと聞いている。こっちも時間がない」 「あ…と、止めたいさ!こんなゲーム同士で殺し合いなんて…しかも僕の手でゲーム達を消さなきゃいけないなんて!」 「…そうか」 「お前等、いったいなんなんだよ!現役の最新ゲーム機だからって、古いゲームを消す権利なんてあるのかよ!?」 スーパーデラックスの言葉に、Wii Uは反応を示さない。 代わりに取り出したのは、一つの星。 「これは、3DSが参加者を会場に飛ばした時に使用した、『ワープスターを操る能力』のスターだ」 「…!」 スーパーデラックスの顔が歪む。 スーパーマリオワールドの推測通り、これは本来星のカービィに与えられるはずのものであった。 しかし、3DSはこの能力を星のカービィから引きはがし、代わりに『星のカービィ 夢の泉の物語』の能力を取り付けた。 「返せ!それは星のカービィ姉ちゃんのものだ!」 「言われなくとも返してやる」 「へ…?」 Wii Uは、スーパーデラックスに星を渡す。 あまりにもあっさりと返されて、スーパーデラックスは戸惑う。 こいつはいったい何を考えているんだ? 「この能力を使って、急いで会場へ向かえ。その能力のワープスターなら、参加者達をここまで運ぶことができる」 「…何を企んでるんだ」 「別に何も。俺はただ、お前と同じでこの殺し合いを止めたいだけだ」 「な…!?で、でもお前達は…」 「確かに俺もこのゲームに協力した。古いゲーム達にチャンスが与えられるなら、と思っていた。お前の役目を知るまではな」 「僕の…役目。優勝者以外のゲームを、消すこと」 3DSに今回の話を持ち掛けられた時、Wii Uは思い違いをしていた。 バーチャル空間でゲームのデータを擬人化し、戦わせる。 最後の一つになったゲームを移植、リメイクする。 殺し合いなんて物騒なものではなく、ただそれだけだと思っていたのだ。 しかし、企画の準備が最終段階に突入したころ、3DSは言ったのだ。 『優勝者以外のゲームは、全て消滅させる』と。 「彼らは確かに15~25年も前の古いゲームだ。人々に忘れ去られた古い存在かもしれない。 だが、俺達現役ゲームは彼ら先人のかつての活躍があったからこそ、こうして生まれることができた。 その恩を忘れ消滅させるなど、間違っている」 同じようなことは、3DSに何度も説いた。 しかし、彼は未だに考えを改めようとはしない。 それならば、もはやこの殺し合いというゲーム自体を破綻させるしかない。 「…あんたの考えは分かった。その能力は僕が預かるよ」 スーパーデラックスは『ワープスターを操る能力』を取り込む。 そして、新たに能力を取り込んだためか、『全てを0にする能力』の星が吐きだされた。 「この『全てを0にする能力』の星は…どうしよう」 「それも一緒に持っていけ。3DSから離しておいた方が使われる心配がないからな」 「分かった。それじゃ行ってくる」 「待て、もう一つ伝えておくことがある。ここからあの会場に行くときは問題ないが、あの会場からここに戻ってくるときには封印を解く必要がある」 「な、そうだったの!?それじゃこっちに参加者連れてこれないじゃん!」 「…とある場所に封印を解くためのアイテムを隠しておいた。同族の動向を追っていたお前なら、察しはつくはずだ」 「!…分かった」 星のカービィスーパーデラックスは、ワープスターを出現させると、その場から消えた。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「ただいま戻りました。Wii U、他の参加者達に変わりはありませんか?」 「特にない」 先に監視室へ戻ってきていたWii Uは、スーパーゲームボーイの処分を終えて戻ってきた3DSにそっけなく答えた。 3DSは、Wii Uを特に不審がるでもなく、「そうですか」とだけ言うと参加者の監視を再開した。 どうやら『ワープスターを操る能力』を持ち出したことも、その能力でスーパーデラックスを逃がしたことも気付いていないようだ。 彼があの会場に到着するのはおそらく次の放送の前後あたりだろう。 それまでは、どうにか隠し通さなければならない。 (3DS…お前の好きにはさせない。ゲーム達を、消させはしない) 本来なら自分が動いて3DSを倒すべきなのだろうが、半身であるGamePadを人質に取られているのだ。 イニシアチブを握られている状況であり、一人ではどうにもできない。 彼らに力を貸してもらうしかなかった。 (どうか…間に合ってくれ) 【主催本部】 【ニンテンドー3DS】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】不明 【思考】 1:バトルロワイアルを円滑に運営する 【Wii U(本体)】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】不明 【思考】 1:バトルロワイアルを止める 【会場に移動中】 【星のカービィスーパーデラックス】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】『全てを0にする』能力の☆ 【思考】 1:会場へ向かい参加者を主催本部へ連れて行く ※「ワープスターを操る能力」を手に入れました。 ※星のカービィスーパーデラックスが、会場へ向かいました。 到着は第2回放送の前後あたりになると思われます。 063 再確認、そしてへ 065 屋上物語へ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1295.html
もう何度目になるか分からない殴打を受け、まりさは畑の柵に叩きつけられた。 べちぃ、という軟体がひしゃげる音を立てて、慣性を失ったまりさの体はずるずると力無く柵から滑り落ちる。 顔にあたる部分を下にし、人間で言うとうつ伏せのような状態で痙攣するまりさを、お兄さんは無造作に掴み上げる。 無論、鷲づかみなどという優しい掴み方では無い。 土で汚れたまりさの髪を、ぶちぶちと引き千切る勢いで引き上げた。 「いっ、いぢゃいー!! やめでねえ! なんでごんなごどずるのおーっ!!」 もはや青くない箇所の方が少ない程に腫れ上がった顔面で、目に涙を浮かべてまりさは叫ぶ。 しかしこの光景を見たら誰もが察するだろう。 滅茶苦茶に踏み荒らされた畝(うね)。汚らしく喰い散らかされた畑の作物。 理由なぞ誰が見ても明白である。 「テメエが俺の育てた野菜を勝手に食うからだろうが。馬鹿を通り越して屑か? 屑饅頭か? 人間様の畑を荒らしたらどうなるか、その体に教え込んでやるから感謝しやがれ。 テメエらゆっくりの腐った脳味噌は、言葉で言っても三歩跳ねたら忘れるド低脳だからな」 自分の視線よりやや高くまりさを持ち上げたお兄さんは、下から睨め付けるようにまりさを覗き込んだ。 まりさは恐怖に身を震わせ、滂沱と涙を流し始める。 嫌だ。いたいのは嫌だ。このお兄さんはものすごくゆっくりできないことをまりさにするつもりだ。 どうして? どうして? どうして? わからない。 おやさいを勝手にたべたから? それがなんでいけない事なの? 吊り下げられたまりさは、畑をあらすゆっくりの十割がのたまう金科玉条を、多分に漏れず吐き出した。 「おやざいざんはがっでにばえでぐるものでじょう! おやざいざんのばえでぐるばじょををびどりじめずるおにいざんのぼうがいげないんだよ!」 そう、この理論はまりさの中で絶対の正義として君臨していた。 野菜とは勝手に地面から生えてくるもの。ならばそれを誰が食べようと自由なはず。 自分は悪くない。正しい自分が不当に虐げられるのは間違っている。 こういった考えがあるからこそ、まりさは絶対の強者であるお兄さんに論を反した。 「ぐすっ……いぢゃいー……いぢゃいようー……ゆぶぅ…… いげないおにいざんは、ひっく、まりざをばやぐばなじでね! ごのままじゃまりざがゆっぐりでぎないよお!」 まりさは、このお兄さんが己の過ちを認め、解放してくれるものと、そう信じて疑わなかった。 なぜなら、悪いのはお兄さんで、正しいのは自分なのだから。過ちは正されるべきものなのだから。 お兄さんが、口を開いた。 「なるほどな。”おやさいはかってにはえてくる”ってのがお前らのくだらねぇ錦の御旗って訳か。 いいぜ、ならば親切な俺が教えてやるよ屑。 お前らにも分かる言い方でな。 『ここはお兄さんのゆっくりプレイスだよ! かってにはいってくるばかなまりさはゆっくりでていってね!』」 「ゆっ!?」 想像とは全く違うお兄さんの言葉に、まりさは腫れで半分塞がりかけている目を見開いた。 「『まりさがはいってきたらお兄さんはゆっくりできないよ! だからまりさはとっととでていってね!』」 「ゆ、ゆ……」 畳み掛けるように言葉を重ねていくお兄さん。 その言葉を、まりさがゆっくりと理解していく。 分からない、は通用しない。ゆっくりにも通じるように、お兄さんは言葉を選んでいる。 「『お兄さんのゆっくりプレイスにあるおやさいさんは、お兄さんのものだよ! かってにたべるまりさはゆっくりしね!』」 「ゆう゛うううぅぅぅ……!」 そして、理解と同時にまりさの中に湧き上がってくるものは、絶望だった。 真っ暗な、一片の光明すら見えない絶望の深淵に、まりさは叩き落された。 思い知らされてしまったのだ。 「ってなモンか。テメエ如きに拳じゃなくて言葉を使ってやるなんて、なんて優しい人間なんだろうな俺は。 感激しろよ? 俺以外の人間なら、こんな風にテメエらの悪を教え込んでやったりせず、問答無用でぶちのめすだけなんだからな」 「ぢ、ぢがうよっ! まりざはわるぐないっ!! おやざいざんは、がっでに……!」 がらがらと足元が崩れ落ちていくような感覚を覚えつつも、まりさは必死で言い募る。 なぜなら、ソレしか無いからだ。 ソレが間違いだと、過っていたのは自分の方なのだと、認めてしまったのなら。 まりさの救いは、もう、どこにも無いのだから。 「ああ、んじゃソレでいいよ。勝手に生えるって事でも。 だけど此処は俺のゆっくりプレイスだ。ちゃんと柵で囲ってんだから、お前にもそれは理解できるな? 俺のゆっくりプレイスなんだから、そこに何が生えてこようが生えてこなかろうが俺のモンだ。 お前が食べていい道理はどこにも無い」 「ぐ、ぎ、い゛……! で、でもおやざいざんのばじょを、びどりじめずるのはいげない……」 「テメエは苦労して見つけた自分のゆっくりプレイスを、他のヤツが来たらハイどうぞって明け渡すのか?」 「ゆ……ゆ、ぐぅうううぅう゛う゛!!! ま、まりざ、まりざは……」 「俺は、お野菜さんが勝手に、沢山生えてくる場所を見つけて、そこを俺のゆっくりプレイスにしたんだ。 これのどこが悪いことなんだ? え? テメエだって、自分のゆっくりプレイスで他のゆっくりがごはんをむーしゃ、むーしゃしてたら追い出すだろう? それとどう違うってんだ? なあ、おい?」 まりさには何一つ抵抗できない。 お兄さんの言葉の正しさを言い崩す事ができない。 つまりそれは、悪いのはまりさだということ。間違っているのはまりさだということ。罰せられるべきはまりさだということの証明。 恐ろしい勢いで崩れていくまりさの正義。 木の葉を吹き散らす暴風のようなお兄さんの言葉の中に、しかしまりさは一筋の隙を見つけた。 お兄さんの言葉に言い返す事ができる。 ただその一心で、まりさは唾を飛ばしながら、正に死に物狂いの形相で叫んだ。 「まりざはっ! まりざはまりざいがいのゆっぐりがぎでもっ!! ぢゃんどいっじょにゆっぐりずるもんんんんんん!!! おにいざんはやっばりまぢがっでだああああああ!! まりざ、わるぐながっだよおおおおおおお!!!!!」 「ああ、そう。来たのが『ゆっくり』なら、だろ? 人間が来たらどうするよ」 「 ゆ ぅ 」 その瞬間、まりさの中の何かが折れた。 「俺だってここに俺以外の人間が来ても文句は言わんし殴りもしねえよ。ただし、ゆっくりが来たなら…… は、もう身をもって知ってるよな。 そしてテメエは誰が何と言おうとゆっくりだ。 さあ、理解したな? ならばテメエの生まれを呪って俺に殴られろ」 お兄さんの言葉は既にまりさには届いていなかった。 迫り来るお兄さんの拳をぼんやりと見据えるまりさの瞳から、全てを諦観した涙が一筋、流れ落ちる。 いたいのも、くるしいのも、がまんしなくてはならない。 だって、わるいのは、まりさなんだから。 顔面をひしゃげさせながら、再びまりさは畑を囲う柵へと叩きつけられた。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/1143.html
※ビンタネタ 紫炎姫:……世の中理不尽だらけだ ステルスモモ:来るなり早々っすね ステルスモモ:何か嫌な事でもあったんすか? 紫炎姫:…… 紫炎姫:透華にぶたれた ステルスモモ: のどっちさんが入室しました namberさんが入室しました ハッちゃんさんが入室しました ステルスモモ:あ、久しぶりに揃ったっす ~で~ ステルスモモ:……ちなみに、ぶたれる原因みたいのはあったんすよね? 紫炎姫:…… 紫炎姫:つ 超ハード系BL同人誌 のどっちさんが退室しました namberさんが退室しました ハッちゃんさんが退室しました 紫炎姫: ステルスモモ:…… ステルスモモ:取り敢えず、むらさきさんが全面的に悪い事だけはわかったっす 紫炎姫: ~で~ 紫炎姫:……うっかり食堂に置き忘れた私も悪いんだけどさ ステルスモモ:ご飯食べる所でナニ読んでんすか 紫炎姫:……自分の部屋に向かう途中でちょっと用事ができて寄っただけなの ステルスモモ:…… ステルスモモ:で、放置されてたそれをアホ毛さんが手に取ったと 紫炎姫:…… 紫炎姫:ちょっと、違ったりする ステルスモモ:? 紫炎姫:…… 紫炎姫:拾ったのは、透華じゃなくて衣 ステルスモモ: ステルスモモ:……うっわぁ 紫炎姫:後は、分かるよね? ステルスモモ:……そりゃぶつっすよ、ぶちのめすっすよ 紫炎姫:般若の形相で私の部屋に踏み込んできた時は、正直死を覚悟した ステルスモモ:……で、謝ったんすよね 紫炎姫:…… ステルスモモ:何でそこで黙るんすか 紫炎姫:…… 紫炎姫:踏み込まれた丁度その時にBLゲーやってなかったならば、或いは ステルスモモ: 紫炎姫:しかも、アレなシーン真っ最中だったりした ステルスモモ: ステルスモモ: ~で~ 紫炎姫:……と、まぁこんな感じ ステルスモモ:思いっきり自業自得じゃないっすか 紫炎姫:せめてあそこで衣が拾わなかったら… ステルスモモ:ダメだこの人、早く何とかしないとっす 紫炎姫:…… 紫炎姫:むしろ、今晩の寝床を何とかして欲しい所存 ステルスモモ: ステルスモモ:は? 紫炎姫:お願い、今晩泊めて ステルスモモ: ステルスモモ:……屋敷、追い出されたんすか? 紫炎姫:…… 紫炎姫:むしろ、私が出てった方だったりする ステルスモモ: 紫炎姫:祝・家出デビュー ステルスモモ: ステルスモモ: ~ ~で~ ステルスモモ:……いや、その後は本当大変だったんすよ 特盛りカツ丼:と、言うと? ステルスモモ:まず、むらさきさんを迎えに行く所からっすよ 特盛りカツ丼:…… 特盛りカツ丼:アイツ、稼ぎはあるからタクシーなりなんなり使えるだろ ステルスモモ:あっはっは ステルスモモ:着の身着のまま出てったらしいっすよ、えぇ 特盛りカツ丼:…… 特盛りカツ丼:うーわー ステルスモモ:だから、お迎えっす 特盛りカツ丼:……となると、電車なりバスなりの手段か? ステルスモモ:両方っす 特盛りカツ丼:おつかれさん ステルスモモ:で、乗り継いで待ち合わせ場所に付いたら居たんすよ ステルスモモ:裸 Y シ ャ ツのむらさきさんが 特盛りカツ丼: 特盛りカツ丼:いやいやいやいや着の身着のまんますぎるだろ!? ステルスモモ:……膝から崩れかかったっすよ 特盛りカツ丼:で、どうしたんだよそれ? ステルスモモ:……流石にそれを交通機関に載せるわけには行かないんで ステルスモモ:前部長さんにヘルプ頼んだっす 特盛りカツ丼:…… 特盛りカツ丼:あれ、加治木ってもう18になっていたっけ? ステルスモモ:前部長はワハハ先輩っす ~で~ 特盛りカツ丼:そんで、今は? ステルスモモ:? 特盛りカツ丼:……その話が昨日だか一昨日だかの話だろ? 特盛りカツ丼:流石にまだお前の所にはいたりしないだろ ステルスモモ:…… ステルスモモ:えぇっとっすね ~ のどっち:私の所でしたら両親揃ってしばらく家を空けてますし namber:わ、私の所もです!! ハッちゃん:つ 爺 紫炎姫: 紫炎姫: (※…お屋敷戻って早く仲直りしたい ~ ステルスモモ:大体こんな感じっす 特盛りカツ丼:…… そんなこんなな話 ……… 家出って子供の特権だと思ふ 大人がやると蒸発とか失踪とか言われる不思議 ちなみに、何だかんだで紫炎姫さんお屋敷に戻ったとかそうでないとか 取り敢えず、思いっきり怒られたり仲直りしたり色々あったぽい ……… そして、部屋に戻った時にごっそりBL物が無くなってて第2ラウンド勃発と同時に終結 ……… ハギヨシさんが気を利かせて箱に詰めて物置部屋に置いたぽい 時折、中身が持ちだされてるようなきがするのは、きっと気のせい ついでに、以下本編 酢だこ:ビンタといえば、中学時代はすごかったじぇ!! みやながさき:えぇっ!? みやながさき:・・・たかとおばらって、、そんなにきびしかったの? MUROさんが入室しました MURO:至って、普通の学校です みやながさき:あ、むろおかさん MURO:室橋です 酢だこ:ムロ!お前もあの洗礼は味わったはずだじぇ!! MURO:……今も昔も手を出すような先生や先輩に出会った事はないですよ 酢だこ:何を言うか!? 酢だこ:私達の代の部長はそれはもう凄かったんだじぇ!! みやながさき:えぇっと、、ゆうきちゃんたちのときのぶちょうさんって、、 羊さんが入室しました 羊:こんばんは、失礼しますめぇー 酢だこ:花田煌!通称すばら部長!! 酢だこ:あの人のビンタはそれはもう凄かったんだじぇ!! 羊: 羊:失礼しましためぇー 羊さんが退室しました MURO:……あぁもぅ、変な話してるから一人来たのに帰っちゃったじゃないですか みやながさき:あの、、むろはらさん MURO:室橋です MURO:……本人の名誉の為にも先代部長は、そんな人ではなかったですよ みやながさき:・・・・・・ みやながさき:そういううそはよくないよ、ゆうきちゃん? 酢だこ:嘘じゃないじぇ!! 酢だこ:あの人は、、あの人は、、、!! ~ 「部長~!」 「むむ、その声は……片岡さんですねっ!!」 クルン ヒュヒュッ! ビシィッ!! 「ぐはぁっ 目が、目がァァァァ」 「す、すばら!?片岡さん大丈夫ですか!?」 ~ 酢だこ:……あのすばらホーンに何度殺されかけたかわからないじぇ みやながさき:・・・・・ MURO:……… ~で~ きら☆きら:なんっか知らないけど、最近周りから避けられてる気がしますねぇ ~ 羊:中学時代は怖かったとかよくあるしめぇー 鶴姫:……花田がんな事ばやっとったとは思えんですけど 哩: (※すばらビンタ… 人の噂も七十五日 頑張れすばら先輩、負けるなすばら先輩! ちょ、すばらホーンw この漫画ホーンもち多いなあ。ところで、新道寺次鋒の美子ちゃんですが、美の字の本義って大きい羊なんですよね。 -- 名無しさん (2012-07-31 22 04 42) よし、宮永ホーンで対抗だ。片っぽ足りないけど -- 名無しさん (2012-08-01 00 28 53) ワハハカーで長距離移動とかモモさんの親御さんとエンカウントとか紫炎姫さん色々大丈夫だったのだろうか… -- 名無しさん (2012-08-01 11 51 29) むしろモモさんと同衾とか紫炎姫さんの貞操の無事を心配したい( -- 名無しさん (2012-08-01 13 04 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/577.html
132 :名無しさん:2012/01/23(月) 19 36 58 大日本帝国で異質な発展を遂げているのは矢張り義体に代表される電脳技術であろう。 これらは各種の電子戦で日本が圧倒的優位にある事を示しているものだが、これら以外に兵器関連で異質な発展を遂げた技術の中に重力制御技術と空間制御技術とがある。 重力制御技術そのものは宇宙を行く艦船には必須の技術である。 古来より宇宙空間での無重力による弊害解消の為に人類は様々な工夫をしてきた。 遠心力による擬似重力の発生などは初期の宇宙船においてよく見られた光景だが、これでは区画が限られる。 医療区間やトレーニングルームなど重力が必要な箇所を削ると、小型船では食事すら無重力空間で行わねばならない、という例は非常に多かった。もちろん、宇宙進出時より工夫され続けてきた宇宙食は豊富ではあったが、矢張り地上と同じような食事をしたい、という願望。日本人であれば風呂に入りたいという願望は強かったのである。 こうして発展した重力制御技術を元に日本で開発された兵器が重力波砲である。 さすがに小型の全周囲砲座には採用出来ず、艦首固定砲のみの装備であるが、重力を収束させたソリトンはビームやレーザーを捻じ曲げながら直進する為、同盟や帝国と正面より撃ち合った場合は相手側の攻撃を捻じ曲げ、一方的に打ちのめす事も可能であると予測されている。 「……どこのナデシコだよ」 「先だっての模擬戦ではデータを大口径レーザーに置き換えて使用しましたがね。……続けます」 こうした重力制御技術は色々な形で応用されている。 例えば機関に採用されている縮退炉は内部にマイクロブラックホールを2個、慣性制御リアクターに封入して回転させた重力モーターであるし、逆生成法によって反物質の精製にも役立てられている。 同盟や帝国の基本となる機関が未だ核融合炉である事を考えると、出力の差から生まれる防御システムの差は双方が撃ち合った際の被害に大きな影響を与える事になるだろう。少なくとも、日本には背後から奇襲を受けた際に敵の攻撃を無視しつつゆっくり敵前回頭し、整然と攻撃を行う事も可能ではないかと見られている。 「まあ、同盟にはこれらは特秘ですね。こういうものを持っているという事自体は交流が始まれば公開されている情報の部分もありますからそう遠くない内に知るでしょうけれど」 「まあ、そうだろうな」 空間制御技術はこうした重力波砲などを用いる以上、必須でもあった。 何しろ、重力波を大規模戦闘では乱射する事になるのだ。空間がかき乱されて、下手をすればその空間が長期間に渡って転移不可能宙域になってしまう。 「まあ、風呂場でお湯をぐるぐるとかき回した後で、逆回転でかき回して短時間で鎮めるようなもんですな」 「分かりやすいと言えばいいのか、何と言えばいいのやら……」 こうした空間制御技術を兵器に用いる事も検討はされているらしい。 破壊力が強烈すぎて、未だ実験段階らしいが。 「何せ下手に使えば、完全に空間を破壊に追い込みかねませんからね。最悪暴走すれば一つの星系ぐらい丸ごと空間ごと引き裂いてしまう危険性すら指摘されてますから」 133 :名無しさん:2012/01/23(月) 19 37 31 この他に小型の転移装置をばらまいてランダムワープなんて兵器が上がってきた事もあったらしい。 『リープ・レールガンかよ』と一部で言われた兵器であったが、これは即効で却下された。 原因は複数のランダムワープにより対象を引き裂くというその兵器の根幹にあった。 ランダムワープという事はどこに引き裂かれたパーツが出現するか分からない。一発や二発程度ならまだそれ程問題は起きないかもしれないが、大規模戦闘になって数万発単位で打ち込んだ場合、最悪敵機がいきなり味方の陣営の真っ只中に出現するなんて事が起きないとも限らない。 或いは細切れになったパーツがいきなり宇宙船の進行上に大量に出現するといった事故に繋がる危険性も否定出来ない。如何に宇宙船にもデブリ対策は為されているとはいえ、自分から暗礁地帯に突っ込むような事は基本想定されていないからだ。 「まあ、今日はこんな所で」 「そうだな。……これから最悪、同盟と帝国、双方を敵に回す事も考えて開発には防諜を忘れず頑張って欲しい」 手の内を明かすならば更に奥の手を持て。 正に戦争でも外交でも戦いの場では至上の理だと思う。 義体を通じて接していた仮想空間の会議場から次々とゴーストが消えていった。 最後に残ったのは一人の少女の姿をした義体が一つ。 「……衝号に続き、最悪銀河中心殴り込み艦隊の真似事も考慮に入れねばならんとはな」 本当に業の深い事だ、と溜息をつくと彼女は書類を原子レベルの滅却処分とし、立ち上がった。 そうして、その場には本当に誰もいなくなった。 ※兵器とか可能なレベルだとどんなものがあるだろうなあ?と思って考えてみました タキオンなんかはともかく、重力制御技術とかはかなり重要ですしね 普通に同盟や帝国の艦船でも使われてるみたいだし……可能性のある兵器ってほかにどんなのがあるでしょうねえ?
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2997.html
もう何度目になるか分からない殴打を受け、まりさは畑の柵に叩きつけられた。 べちぃ、という軟体がひしゃげる音を立てて、慣性を失ったまりさの体はずるずると力無く柵から滑り落ちる。 顔にあたる部分を下にし、人間で言うとうつ伏せのような状態で痙攣するまりさを、お兄さんは無造作に掴み上げる。 無論、鷲づかみなどという優しい掴み方では無い。 土で汚れたまりさの髪を、ぶちぶちと引き千切る勢いで引き上げた。 「いっ、いぢゃいー!! やめでねえ! なんでごんなごどずるのおーっ!!」 もはや青くない箇所の方が少ない程に腫れ上がった顔面で、目に涙を浮かべてまりさは叫ぶ。 しかしこの光景を見たら誰もが察するだろう。 滅茶苦茶に踏み荒らされた畝(うね)。汚らしく喰い散らかされた畑の作物。 理由なぞ誰が見ても明白である。 「テメエが俺の育てた野菜を勝手に食うからだろうが。馬鹿を通り越して屑か? 屑饅頭か? 人間様の畑を荒らしたらどうなるか、その体に教え込んでやるから感謝しやがれ。 テメエらゆっくりの腐った脳味噌は、言葉で言っても三歩跳ねたら忘れるド低脳だからな」 自分の視線よりやや高くまりさを持ち上げたお兄さんは、下から睨め付けるようにまりさを覗き込んだ。 まりさは恐怖に身を震わせ、滂沱と涙を流し始める。 嫌だ。いたいのは嫌だ。このお兄さんはものすごくゆっくりできないことをまりさにするつもりだ。 どうして? どうして? どうして? わからない。 おやさいを勝手にたべたから? それがなんでいけない事なの? 吊り下げられたまりさは、畑をあらすゆっくりの十割がのたまう金科玉条を、多分に漏れず吐き出した。 「おやざいざんはがっでにばえでぐるものでじょう! おやざいざんのばえでぐるばじょををびどりじめずるおにいざんのぼうがいげないんだよ!」 そう、この理論はまりさの中で絶対の正義として君臨していた。 野菜とは勝手に地面から生えてくるもの。ならばそれを誰が食べようと自由なはず。 自分は悪くない。正しい自分が不当に虐げられるのは間違っている。 こういった考えがあるからこそ、まりさは絶対の強者であるお兄さんに論を反した。 「ぐすっ……いぢゃいー……いぢゃいようー……ゆぶぅ…… いげないおにいざんは、ひっく、まりざをばやぐばなじでね! ごのままじゃまりざがゆっぐりでぎないよお!」 まりさは、このお兄さんが己の過ちを認め、解放してくれるものと、そう信じて疑わなかった。 なぜなら、悪いのはお兄さんで、正しいのは自分なのだから。過ちは正されるべきものなのだから。 お兄さんが、口を開いた。 「なるほどな。”おやさいはかってにはえてくる”ってのがお前らのくだらねぇ錦の御旗って訳か。 いいぜ、ならば親切な俺が教えてやるよ屑。 お前らにも分かる言い方でな。 『ここはお兄さんのゆっくりプレイスだよ! かってにはいってくるばかなまりさはゆっくりでていってね!』」 「ゆっ!?」 想像とは全く違うお兄さんの言葉に、まりさは腫れで半分塞がりかけている目を見開いた。 「『まりさがはいってきたらお兄さんはゆっくりできないよ! だからまりさはとっととでていってね!』」 「ゆ、ゆ……」 畳み掛けるように言葉を重ねていくお兄さん。 その言葉を、まりさがゆっくりと理解していく。 分からない、は通用しない。ゆっくりにも通じるように、お兄さんは言葉を選んでいる。 「『お兄さんのゆっくりプレイスにあるおやさいさんは、お兄さんのものだよ! かってにたべるまりさはゆっくりしね!』」 「ゆう゛うううぅぅぅ……!」 そして、理解と同時にまりさの中に湧き上がってくるものは、絶望だった。 真っ暗な、一片の光明すら見えない絶望の深淵に、まりさは叩き落された。 思い知らされてしまったのだ。 「ってなモンか。テメエ如きに拳じゃなくて言葉を使ってやるなんて、なんて優しい人間なんだろうな俺は。 感激しろよ? 俺以外の人間なら、こんな風にテメエらの悪を教え込んでやったりせず、問答無用でぶちのめすだけなんだからな」 「ぢ、ぢがうよっ! まりざはわるぐないっ!! おやざいざんは、がっでに……!」 がらがらと足元が崩れ落ちていくような感覚を覚えつつも、まりさは必死で言い募る。 なぜなら、ソレしか無いからだ。 ソレが間違いだと、過っていたのは自分の方なのだと、認めてしまったのなら。 まりさの救いは、もう、どこにも無いのだから。 「ああ、んじゃソレでいいよ。勝手に生えるって事でも。 だけど此処は俺のゆっくりプレイスだ。ちゃんと柵で囲ってんだから、お前にもそれは理解できるな? 俺のゆっくりプレイスなんだから、そこに何が生えてこようが生えてこなかろうが俺のモンだ。 お前が食べていい道理はどこにも無い」 「ぐ、ぎ、い゛……! で、でもおやざいざんのばじょを、びどりじめずるのはいげない……」 「テメエは苦労して見つけた自分のゆっくりプレイスを、他のヤツが来たらハイどうぞって明け渡すのか?」 「ゆ……ゆ、ぐぅうううぅう゛う゛!!! ま、まりざ、まりざは……」 「俺は、お野菜さんが勝手に、沢山生えてくる場所を見つけて、そこを俺のゆっくりプレイスにしたんだ。 これのどこが悪いことなんだ? え? テメエだって、自分のゆっくりプレイスで他のゆっくりがごはんをむーしゃ、むーしゃしてたら追い出すだろう? それとどう違うってんだ? なあ、おい?」 まりさには何一つ抵抗できない。 お兄さんの言葉の正しさを言い崩す事ができない。 つまりそれは、悪いのはまりさだということ。間違っているのはまりさだということ。罰せられるべきはまりさだということの証明。 恐ろしい勢いで崩れていくまりさの正義。 木の葉を吹き散らす暴風のようなお兄さんの言葉の中に、しかしまりさは一筋の隙を見つけた。 お兄さんの言葉に言い返す事ができる。 ただその一心で、まりさは唾を飛ばしながら、正に死に物狂いの形相で叫んだ。 「まりざはっ! まりざはまりざいがいのゆっぐりがぎでもっ!! ぢゃんどいっじょにゆっぐりずるもんんんんんん!!! おにいざんはやっばりまぢがっでだああああああ!! まりざ、わるぐながっだよおおおおおおお!!!!!」 「ああ、そう。来たのが『ゆっくり』なら、だろ? 人間が来たらどうするよ」 「 ゆ ぅ 」 その瞬間、まりさの中の何かが折れた。 「俺だってここに俺以外の人間が来ても文句は言わんし殴りもしねえよ。ただし、ゆっくりが来たなら…… は、もう身をもって知ってるよな。 そしてテメエは誰が何と言おうとゆっくりだ。 さあ、理解したな? ならばテメエの生まれを呪って俺に殴られろ」 お兄さんの言葉は既にまりさには届いていなかった。 迫り来るお兄さんの拳をぼんやりと見据えるまりさの瞳から、全てを諦観した涙が一筋、流れ落ちる。 いたいのも、くるしいのも、がまんしなくてはならない。 だって、わるいのは、まりさなんだから。 顔面をひしゃげさせながら、再びまりさは畑を囲う柵へと叩きつけられた。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/booksring/pages/30.html
「……やれやれ。面倒なことになったもんだ」 溜め息と共に紫煙を吐き出して、青年は手元の名簿に記された二名の知り合いと、そして倒すべき宿敵の名前を交互に見つめる。 青年の名は空条承太郎。その外見たるや古風な不良といった様子だが、事実そういった認識は間違っていない。彼は素行不良児。ただ、世間一般のそれらよりもクールで物静かな荒々しさを持つ男だ。 やや使い込まれたお気に入りの学ランに嫌味なほどの凄みを醸させる筋肉質な長身もまた特徴か。 この成りで高校生とは末恐ろしいものがあったが、承太郎の真髄は腕っぷしの強さに留まらない。 彼の背後より具現する、人型のオーラ。 傍に立つ者――通称『スタンド』。言ってしまえば超能力の類に分類されよう。 承太郎は自らのスタンド『星の白金(スタープラチナ)』の指でもって首の後ろ側をそっとなぞる。すると、ほんの少しではあったが違和感を覚えた。 成る程、確かに己の身体にも魔女の口づけなる悪趣味な細工は施されているらしい。 「あのガキ……子供のイタズラにしてもやり過ぎたな。拳骨程度で済むとは思わない方がいいぜ」 今まで戦ってきたスタンド使い達の中にも、どうしようもない野郎は数ほどいた。 ラバーソール、スティーリー・ダン、J・ガイル。 皆この手で、或いは仲間の手できっちりぶちのめしてやったが……今回の敵、あの金髪の少女のやったことはその中でも間違いなく頭ひとつ抜けている。 群衆を静める為だけに何の罪もない女の首を穿ち、悲痛な叫びをあげる男をわざわざ見せ付けるようなやり方で処刑した――最早アレを邪悪と断ずるのにこれ以上の根拠は不要だろう。 幸い参加者の中にはポルナレフ、そして祖父ジョセフの名が確認できた。 彼らと合流出来れば万々歳だが、何しろこの島だって狭くはない。最低でも夜明け……第一回放送、遅ければ一日中歩き回っても出会えない可能性だってある。十分に考慮して行動する必要がありそうだ。 しかし、承太郎の最大の懸念はそこではない。 空条承太郎という男は『やる男』だ。 いざとなれば一人でだって戦う覚悟はあるし、それで自分が遅れを取るなど有り得ないとすら思っている。過信でなく、事実として自分の力量を把握している。――その彼をしても、危惧せねばならない事項があった。軽視すれば大変なことになる確信があった。 「DIO……!」 DIO。 ジョースターの血筋と深く忌まわしい因縁の糸で結ばれた、まだ見ぬ邪悪の化身。 実際に邂逅したことこそないが、それでも奴がどれほどの存在かは風聞で知っている。 そして、『肉の芽』。善良な人間だろうと奴の走狗へ瞬く間に変え、おまけに自分のスタープラチナ程の精密動作が出来なければ取り外すことさえままならないという非道な能力……目下最大の問題がこれだ。 花京院やポルナレフの例を見るに、あれはこの殺し合いでまず間違いなく猛威を振るうに違いない。 危険は伴うが、どっちらけだ。 いつか討たねばならない相手なら、此処でケリをつけてやる。 大分短くなってきた煙草をそれでも吸い続ける承太郎の瞳に恐怖や臆病風に吹かれた様子は皆無。 鋼のごとく重厚な『覚悟』の光が、夜空に瞬く星々さながらに爛々と照り輝いていた。 ――承太郎は、そこで不意に振り返る。 なんということもない。単に地を踏み締める足音が聞こえたから、確認のため身を翻しただけのこと。 如何にスタンド使いとはいえ、撃たれれば死ぬ。銃弾など容易くスタープラチナは掴み取るだろうが、こんなゲームを考え付くような奴のことだ。何かとんでもない兵器を持たせていたって不思議ではない。 話が通じそうならそれでいい。 もしも殺し合いに乗った奴なら――適度に打ちのめして、無力化させて貰おう。 そんな、やや物騒なことを考えつつ他の参加者との初めての顔合わせに臨んだ承太郎。しかしながら、彼は少しばかりの拍子抜けを余儀なくされた。 第一印象は、くたびれた男。 スーツに身を包んだ姿は如何にも糞真面目なそれなのに、顔色は窶れて今にも命が尽き果てそうだ。 最初は殺し合いの恐怖にあてられておかしくなってしまったのかと思ったが、どうも違うらしい。 中年男性は承太郎の存在を視認すると、どう声を掛けるか迷うような素振りを見せた後、覇気のない声色で口を開いた。どこか自虐的ですらある空の笑顔と共に、喪失した者の哀愁をありありと漂わせて。 「……未成年の喫煙は、褒められたものではないな」 「警察か。どうも苦手な人種だぜ」 菊の紋を見て、軽口を叩く承太郎。 札付きの不良として恐れられる彼へこうして指図してくる人間と会うのは久し振りだったが、よもやこんなところで『久し振り』を味わうことになるとは思ってもいなかった。 言っても眼前の男だって、そんな教科書通りのルールをこんな場所でまで押し付けてくるつもりはないらしく。ふう、と溜め息を吐き空を見上げ――なにか、とても遠いところにあるものを見ようとしているような。不可思議な視線を虚空へ送っていた。 どのくらいの時間が経ったろうか。承太郎が二本目の煙草を吸い終え、足で吸い殻を揉み消した。 一服は終い。大体これからどうするかについても頭の中で纏まったし、後はもう行動あるのみだ。 「……娘が、殺されたんだ」 独り言のように、唐突に男性が呟いた。 承太郎はいざ歩き出さんとしていた足を止める。 赤の他人の身の上話になど然程興味はなかったが、承太郎には彼の言う『娘』が誰で、そしてどのようにして殺されたのか――心当たりがあったのだ。 「あんた――あの女の父親か」 「……ああ。私は夜神総一郎。あいつ……夜神粧裕の、父だ」 夜神粧裕という名前は知らない。 ただ、承太郎は粧裕の死ぬ瞬間を確かに見ていた。 首の刻印が一瞬瞬き、次の瞬間にはその首筋に大穴が開いてスプリンクラーのように真っ赤な血潮を噴き出し、虚ろに目を見開いたまま血の海に沈んだ屍。見せしめにする意図もなかったのだろう。彼女は単に喧騒を静めるための道具として命を使い潰された。 犠牲者と縁のない承太郎ですら、あの蛮行には静かな怒りが沸いてくるのを禁じ得なかったのだ。 それが肉親であったなら……どれほどの悲しみとやるせなさかは、想像に難くない。 「ここには私の息子もいる。正義感の強い男だ、きっと今頃は妹の仇を討つと言って行動を起こしていることだろう……我ながら頼もしい息子だ。こんなところでしか自慢できないのが、皮肉だが……」 「……それで? あんたはどうするんだ」 が。 総一郎に対する承太郎の返応はあくまで冷たい。 元々沈着な質なことを踏まえても、少なくとも肉親を失ったばかりの人間相手には辛すぎる態度だ。 むろん、彼とて理由はある。それは至極単純に、失望を禁じ得なかったからだ。 「悪いが今のあんたからは、ちっとも『闘志』ってやつが感じられねえ……警察サマ相手となりゃ不謹慎だの何だのと説教されそうなもんだが、これから首を括ろうと考えてる自殺志願者ってのはきっと、今のあんたみてえな顔をしてるんだろうな……と思うぜ」 「…………」 「俺はあのガキをぶちのめし、ついでに倒さなきゃならねえ敵もぶっ倒して此処を出る。――が、どの道あんたは生き残れねえだろうな。なんとなく、俺には分かるぜ。じゃあな」 主催者は許せないと思う。 下らない理由で殺された奴は気の毒だとも思う。 だが、その『気の毒な出来事』をいつまでも引きずって、燻っている奴に用はない。 端的に言って足手纏いにしかならないからだ。爺の愚痴に付き合うくらいなら、件の優秀な息子とやらを探し頼った方がどれほど堅実か。 ざくざく草木を踏み締めて、一人で遠ざかっていく学ランの背中。 暫し無言でそれを見送っていた総一郎だったが、やがて悲痛な声をあげた。 「……なら! 君がもしも私と同じ境遇に置かれた時、どうする……!」 「――、―――」 総一郎は情けないと現在の自分の醜態を自覚し、自嘲していた。 だが頭で理解できるのと、実際に行動へ移してみるのとではてんで訳が違う。 あと一歩、踏ん切りがつかない。 期待する総一郎に対し、承太郎は深く嘆息した。 てめー、これじゃあ本当に落第点だぜ……とでも言いたげに半身を翻すと、彼は鋭い眼光により力を強く込める。 「この手で、必ず仇をぶちのめして『裁く』。誰に何と言われようともな……そうやって、『納得』させて貰うぜ」 そうして返ってきた言葉は、真実夜神総一郎が最も欲していた『解答』に他ならなかった。 なくしたものは帰らない。どれだけ嘆き、哀しみに暮れ、錯乱したとしても、また愛娘があの愛らしい笑顔で微笑むことは絶対にないのだ。彼女は死んでしまったのだから。総一郎も、その死体を見た。 本来承太郎のような人間を取り締まるのが使命の身、故に決して褒められたものではなかったが、今の彼に必要なのはまさしくこういう教科書の規範を外れた『荒々しさ』であった。 バトル・ロワイアルは必ず破壊する。 それでもって、娘の仇たるあの少女を必ず捕らえ、しっかりと警察に突き出してやる……! 「ま……待ってくれ! 私も君に同行させてほしいッ」 「頼んでないぜ、引率なんてもんは」 「私は刑事だ。たとえ君が拒もうとも、私には君を守る義務がある」 「……チッ、やっぱり鬱陶しい野郎だぜ」 悪態をつきながら、しかしあくまで自分のペースは崩さずこの森を抜けるべく歩を進める。 後からついてくる夜神総一郎の顔を一度だけ見たが――完全ではないにしろ、ある程度迷いは振り切ったらしい。スタンド使いでもない一般人を、目の前で死なせてしまうのは寝覚めが悪い。 乗り掛かった船だ。第一あの餓鬼の望み通りに事が運ぶというのも癪である。 聊か鬱陶しいのは事実だが、当面の同行者として一応宜しくしなければならないようだ。 「……やれやれだぜ――」 学ランの青年とスーツの中年、なんともアンバランスな二人が夜の闇を往く。 【F-1/森/一日目-深夜】 【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康 [装備]:マイルドセブン(煙草)@現実 [道具]:基本支給品、不明支給品1~2 [思考-状況] 基本:主催者を倒し、このゲームを終わらせる 1:不本意だが夜神総一郎と行動。 2:ポルナレフ、ジョセフとの合流は出来たらでいい。但し、DIOに出会った場合は覚悟を決める [備考] ※参戦時期はDIOの館に突入する前です 【夜神総一郎@DEATH NOTE】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品1~3 [思考-状況] 基本:主催者の逮捕。殺し合いの解体。 1:承太郎と行動。 2:月、及びLと合流する [備考] ※参戦時期は少なくともL死亡よりも前です 時系列順に読む 前:ソードフェイク・オフライン 顔晒し編 次:[[]] 空条承太郎 次:[[]] 夜神総一郎 次:[[]]
https://w.atwiki.jp/ruugle_sennsei/pages/306.html
分類 怒ると危険 ころ(M山が愚痴る) ↓ ぶちころ(着ぐるみで廊下に放置) ↓ ぶちころすーすー丸(FFが知らねを連呼) ↓ ころ着火シャワー(練習期間に狭い集会室で学祭に出ないリング演者がなぜか練習してた) ↓ ころ着火ミルズネスゥゥゥゥ ↓ ぶちころスティックスノードロップすーすードリーム
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/378.html
【名前】蜘蛛井 糸寂(くもい しじゃく) 【性別】男 【所属】科学/スキルアウト 【能力】なし 【概要】 スキルアウト『ブラックウィザード』幹部。10代前半……らしい。 『ブラックウィザード』特殊部隊・手駒達(ドールズ)を取り仕切る。 コンピューター操作やジャミング、ハッキングに長ける。 もとは『ブラックウィザード』との勢力争いに敗れた、小規模能力者狩りチームの情報担当。 そのチームが規模を縮小し『ブラックウィザード』に取り込まれたのは彼が「守護神」に喧嘩を売って 返り討ちにされたからなのだが、それにより「守護神」を逆恨みしている。 網枷双真とはウマがあっていたが、網枷がなぜか頑なに風路鏡子を「手駒達」入りさせるのを拒否し続けるため 関係に亀裂が生じている。(約束では風路を中毒にしたら「手駒達」入りさせる手はずだった) 構成員の薬物中毒者たちが、なぜか神のように崇める仰羽智暁を毛嫌いし危険視しており、何とか『ブラックウィザード』から 追い出そうとしている。そのために陰湿ないじめを行うが、そのたびに伊利乃希杏にお仕置きされている。 最近では「伊利乃さんにお仕置きされたいがために、仰羽をいじめている」とか 「蜘蛛井そこかわれ」とか「蜘蛛井さんマジドM」とか「変態紳士」とかさんざんな言われようである。 上記の理由抜きでも構成員からの評判は良くなく「いつか謀反を起こすんじゃないか」とさえ言われている。 彼自身「守護神」を完膚なきまでに叩きのめすこと以外興味がないらしく『ブラックウィザード』入りもそのための手段でしかない。 しかし仲が悪かったはずの永観策夜と密会を行っている様子もあり、あながち間違っていないのかもしれない。 常に手駒達の中の屈強なボディーガードを引き連れている。 【特徴】 身長160cm 胸のあたりまで伸ばした手入れしていないボサボサの茶髪。全く鍛えてなさそうな体で小太り。 視力はかなり悪く、暗視機能付きの遠距離でもよく見える加工を施したゴーグルのような眼鏡をかけている。 三白眼で目の下にクマができている。『ブラックウィザード』の象徴はメンバー内では最もポピュラーな黒いジャケット 【台詞】 一言でいえば残虐な子供(ガキ) 「ボクは守護神を叩きのめすこと以外に興味はないよ」 「また中毒者(オモチャ)が壊れちゃった。次、補充しといてよね」 「くそおおおおおおおおおおおおおおおおお!ボクの計画が狂うはずないないないないないないないぃぃぃぃ」 【SS使用条件】 一言でいえばクソ野郎です。ぶち殺してもいいのよ