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▼● The Heir to the Light 北サンドリアの大聖堂にて 次期国王を選定する「継承の儀」が行われる。 周辺警備も兼ねて参加してくれ。 南サンドリア・東門ゲートハウス Ambrotien ついにこの時がやってきた。 このサンドリアを継ぐ、次期国王を選定する 「継承の儀」が北サンドリアの大聖堂にて行われる。 Ambrotien 「成人の儀」のこともあり、 式には関係者以外は参加できぬことになっている。 しかし、貴公には大聖堂の周辺警備も兼ねて、 式への参加が認められている。 Ambrotien 我々騎士団も式の際に 大聖堂に入ることは許されておらぬ。貴公が どれぐらい王室から信頼されているかが分かる。 まったくうらやましい限りだ。 Ambrotien では、準備が整い次第、大聖堂に 赴いてくれ。 選択肢:ミッションを受けますか? いいえ Ambrotien [Your Name]と いえでもサンドリアの歴史に立ちあうのだ、 心の準備が必要というわけか。もはや慣習にしか 過ぎぬが、気持ちが落ち着いたらまた来るがいい。 はい Ambrotien ここだけの話、 貴公はどちらが継承者にふさわしいと 考えているのだ? 選択肢:どちらが次期国王にふさわしいか? トリオン Ambrotien ふむ、確かに嫡子であられるし、 大方の見方ではそうなのだが、ピエージェ様は 思慮深いお方だ。これからはああいうお方が 王になられるのもサンドリアのためかもしれぬ。 ピエージェ Ambrotien そう考える者も 少なくないようだな。でもやはりこの大国を導く 王となると、多少強引なところをお持ちである トリオン様の方がふさわしいのかもしれぬ。 Ambrotien もっとも我々が噂した ところで、聖剣がどちらを選ぶか次第なのだがな。 くれぐれも今の話は内密にな。ハルヴァー様に 大目玉をくらってしまうゆえ。 ミッションを受けた! 北サンドリア Shamonde これより次期国王選定式、 「継承の儀」をとりおこなう。 選定方法は、先だって発見されたランペール王の 石版に刻まれた内容…… Shamonde “ドラギーユの真の継承者をもって 聖剣はその身を大気にさらさん その時、この世に光、満ちあふれん” Shamonde この言葉どおりに行われる。 すなわち王子2人に、ここにある ランペール王の聖剣をさやより抜いていただく。 Shamonde 聖剣を抜いたものこそが次期国王と 認められるであろう。 Shamonde 陛下、異議はありませぬな。 Destin ウム、異議はない。 Shamonde では、まずトリオン王子に……。 待てっ……! Pieuje 誰だ!? 現在、ここで何が行われているか 知ってのことだろうな? Rochefogne もちろん、知っているとも。 知っているから来たのさ。 Pieuje コトールポワン? なぜお前が……。 Trion いや、その声は……、 貴様はロシュフォーニュ? Rochefogne そう、俺だ。 お前たちの茶番劇などどうだっていい。 宣言どおり聖剣をいただきに来ただけだ。 Trion お前は死んだはずではなかったのか! どういうことだ!? Rochefogne フッ、残念ながらあの暗殺者は 今頃海の底に沈んでいるだろう。一瞬の油断が 不幸を招くのだよ……。 Rochefogne 隠蔽された彼らの存在が 俺にとっては幸いしたようで、この大聖堂にも たやすく入ることができた。 Rochefogne この姫の首が体から離れるのを 見たくなければ、その剣をこちらに渡すがいい。 さぁ、トリオン! Trion ウグッ……。 Trion よし、分かった。 これから3つ数える。 私は剣を投げる。お前はクレーディを放せ。 いいな!? Trion 1、 Trion 2、 Trion 3! Rochefogne 賢明だな、トリオン。 Trion お褒めいただいて光栄だ。 しかし、今のお前は騎士団に包囲されている。 果たしてここからどう脱出する? Rochefogne この聖剣を手に入れるまでの 労苦に比べれば脱出などたやすきことだ。 Trion では、その剣が聖剣でなかったら 貴様はどうする? Rochefogne なに? まさか……! Trion 貴様が来ることなぞ、 お見通しだったよ。死体があがらなかったの だからな。貴様のことだ、必ずや生きているだろうと。 もっとも兵に紛れているとまでは思わなかったがな。 Rochefogne クッ……! Trion 貴様とその古き闇、 永遠に断ち切ってしんぜよう。 この真の聖剣でな! Rochefogne やめろ、トリオンッ! Rochefogne クレーディ、頼むっ! Rochefogne やつらに、オークたちに剣を 渡してはいけないっ!! 渡しては……! Destin いったいどうなっておるのじゃ? 聖剣はどうしたっ……!? Shamonde オォ……、なぜだ! なぜ聖剣を抜いたにも関わらず、「楽園の扉」は 開かれん? Trion 「楽園の扉」……? Rochefogne 何を言ってる? あなたたちはあの危険極まりない剣に対して あまりにも無知だ! Rochefogne あの剣こそ、タブナジアを 壊滅に導いた恐ろしい邪剣なのだ……! Pieuje なぜお前がそんなことを? Rochefogne ウグッ、20年前あの剣を抜き、 祖国を二度と還らぬ姿に変えたのは、 誰であろうこの俺だからな。 Trion ! 何だと!? Rochefogne 説明は後だ。剣を途中まで抜いた 今なれば俺がなぜ剣を封印しようとしていたか 分かるだろう、トリオン。 Trion あの剣を抜いた時、 この世界の力をすべて手中に収めたような 気がした……。自分以外はこの世に必要ない、 そんな自分が、確かにいた。 Rochefogne 姫があの夢幻花の花粉を 投げなければ、お前はあの剣に滅ぼされる ところだった……。 Rochefogne 一刻も早くオークたちから あの剣を取り戻し、ランペール王の墓前に 納めなければ、また国を滅ぼしかねん、 急いでくれ……。 Claidie ロシュフォーニュ!? Trion 聖剣が、聖剣ではなかった……? まさか……。 Claidie しっかりして、兄さん! 彼の話を聞いたでしょう、すぐに オーク討伐軍を派遣しないと! Trion ……。 Destin うろたえるな、トリオン! ここは一旦撤収じゃ。王立騎士団は先のオークを追跡! 神殿騎士団は、市内に厳戒態勢を敷くのじゃ! 我々は城に戻り今後の策を練るとする、よいな! Destin 教皇、あなたにも いろいろと聞きたいことがある。 答えてくれますな? 北サンドリア / 大聖堂 Arnau またあのような混乱した事態に……。 これというのも我々の祈りが足りないのでしょう。 Arnau しかし、教皇様があのように 取り乱しになるとは……。ドラギーユ城にて 身柄を拘束されておりますが、一刻も早く真実が 明らかになることを祈っています……。 Arnau 今は私が気を持ちなおし 信者の方々が混乱されぬようにつとめなくては なりません。幸い、継承の儀で起こったことは あの場にいたもの以外に知られておらぬようですし。 ドラギーユ城 Destin そろったようじゃな。 あとはクレーディだけか。 Destin どうじゃ? ロシュフォーニュの容態は。 Claidie いまだ昏睡状態です。今は見守るしかないと 医者たちは言っていました。さやに収まっていたとは いえ、あの剣で撃たれたのですから、かなりの ダメージだったようです……。 Destin そうか……。 残念ながら今はくわしい話を聞くことはできんな。 じゃが、あの剣が継承の儀に用いられるものなどと いうのは、教皇の捏造した話だそうじゃ……。 Destin 教皇は勝手に解釈した石板の内容を 我々に提示していたというわけじゃ……。 そこに書かれていた真の内容は、あの剣を決して 抜くことなく代々厳重に保管せよ、ということらしい。 Pieuje 教皇がなぜそんなことを……? Destin 教皇はあの剣こそ 「楽園の扉」を開く鍵だと思い込んでいた……。 それはどうやらジュノのエルドナーシュ公が 吹き込んだことらしいのじゃが……。 Destin 我々王族の血をひくものしか 剣を抜くことができぬゆえ、弄した策が あの継承の儀だったというわけじゃ……。 Trion すると、まさにあれは茶番……? Pieuje そんなバカな……。 Destin 教皇の真意は図りかねるが、 教皇もまた聖剣に惑わされた1人なのじゃろう、 我々と同じくな。 Trion ……ではいったい、あの剣の正体は? Claidie 今のところ、彼が言った 言葉を信じるしかないでしょう。 Pieuje “あの剣こそがタブナジアを滅亡に導いた”……。 Destin ウム……。 とにかくあの剣をオークの手に渡しては ならんことだけは確かだ。全軍をあげて剣を 奪取せねば。 Trion 父上、この指揮はぜひ私に……! Destin トリオン……? Trion 剣がオークの手に渡ったのは 大聖堂での我が失態によるもの……! Trion ロシュフォーニュと会見してみよという クレーディの進言も聞かず、すべて私の責任! 私が思い込んだばかりに……。 Destin 思いあがるな、トリオン! Trion 父上……!? Destin お前は運命という名の舞台で 踊っているに過ぎぬ! 一度舞台から降り、 冷静になるがいい。 Trion 父上……。 Destin 今回の指揮はわしが取る。 Destin トリオン、お前は前線に立て。 誉れ高きドラギーユ家にふさわしい働きを 騎士たちに見せ、我が家の武名を取り戻すのじゃ。 Destin ピエージェは補給路を確保し、 前線のトリオンを支援してくれ。 Destin クレーディ、お前は ロシュフォーニュを看病し、同時に監視もするのじゃ。 我々はまだ彼を全面的に信頼したわけではない。 Destin [Your Name]、こんな ドラギーユ王家を見て笑っているか。 だが、もしも、もしも我々を見捨てていなければ トリオンとともに前線に赴いてはくれぬか。 Destin 我々が今、もっとも大切にしなければ ならないのは、我々を信じ続けてくれた民だ。 彼ら1人1人が築いた礎の上にわしらは立っておるの だからな。 Milchupain 失礼します、斥候より伝令! 剣を奪ったオークたちは北の地フェ・インにて 陣を張ったとのこと! Destin ウム、ご苦労。 Destin では、騎士団をフェ・インに向かわせよ! そして、全将兵に伝えるのじゃ、 “これはサンドリアの命運をかけた戦争である” と! Halver 私からも頼む、是非 その力をドラギーユ王家に貸してほしい! もはやこれは王家だけの問題ではないのだ。 Rahal これまで数々の遠征が 行われてきたが、今度のフェ・インへの討伐令は 特別な意味を持つ。 Rahal これまで我が騎士団も 少なくない数の犠牲を出してきた。彼らの流した血を 無駄にせぬためにも、今度の戦は必ずや勝たねば ならぬ! Aramaviont ついにオークと雌雄を決する時が来た。 今度の戦いは王立騎士団の歴史に残る壮絶な 戦いとなることだろう……。 だが、勝ちどきをあげるのは我々なのだ! Milchupain 少しの刃こぼれが命取りになるゆえ、 いつも以上に剣を磨いておかねばな。 我々騎士にとってはこれだけが頼りなのだ。 Curilla もはや王国騎士団と 競りあっている場合ではない。サンドリアの 全戦力を傾け、聖剣奪取に向かわねば! Curilla 我々神殿騎士団も 遠征に参加する。むろん私もだ。これまでの 数々の失態による汚名を返上してみせよう! Perfaumand トリオン王子はフェ・インへ 遠征中のため不在であります。必ずや勝利の 女神はサンドリアに微笑むことでしょう! Nachou ピエージェ王子はフェ・インへ 遠征中のため不在であります。私はただただ 王子様のご無事を祈るのみです。 フェ・イン Milchupain 報告いたします! オークどもはこの奥、ク・ビアの闘技場にて 陣をかまえているもよう! オークの主力部隊が 結集しているようです。 Trion 報告、ご苦労だった。 ……どうやらク・ビアの闘技場が主戦場に なりそうだな。 Trion 我らが栄光の騎士たちよ、 命が惜しいものはサンドリアに帰国してもよい。 だが、ここでやつらを殲滅せぬことには、我らが祖国、 いや、この世界を危機に陥れることになる。 Trion ともに戦う決意のある者は 今しばらくその命を私に預けてくれ。 Trion ……すまない、お前たちの その心意気、無駄にはせんぞ! 必ずや聖剣を掲げて、同朋が待つ サンドリアに凱旋しようではないか! Trion では、作戦を告げる! ラーアルとクリルラの部隊はオークを1匹たりとも 逃がさぬようにク・ビアの闘技場を包囲せよ。 Rahal お任せください。 Curilla 御意。 Pieuje 兄上の部隊は? Trion 私の部隊は、ク・ビアの闘技場に 潜入し、中央突破をはかる。中には必ずや 指揮官クラスのオークが潜んでいることだろう。 Rahal トリオン様自ら? それはあまりに危険! 承服しかねます! Trion 何をいう、ラーアル。 それが命を預かった者の義務というものだろう。 ……それに私が倒れてもピエージェがいる。 Rahal トリオン様……。 Trion では、今より作戦を開始する。 祖国にて勝利の美酒に酔いしれる時は近いぞ! Curilla トリオン様……。 Trion クリルラ……。 Curilla 命をおとされぬよう……。 あなたとの勝負はまだついていないのですから。 Trion ウム、お前もな。 Curilla では……! Pieuje 兄上……。 Trion 何もいうな、ピエージェ。 お前は補給線を確保していてくれればよい。 サンドリアは任せたぞ。 Pieuje 何をいう、兄上。 私には見える、あなたが勝利し光の継承者と なる時が……。 Trion フッ、気休めでもそういってくれると ありがたい。 Pieuje 私にはこれぐらいしかできぬが……。 Pieuje 兄上、我々はあなたを待っている。 必ずや……! Trion ウム、お前も油断をするなよ。 ク・ビアの闘技場 (Burning Circleを調べる) 『光の継承者』でバトルフィールドに突入! 現在このエリア内にいるパーティメンバーのうち 自分を含めた6人がバトルフィールドに入れます。 制限時間:30分 現在の『光の継承者』ベストタイム:[Number]分[Number]秒 記録保持メンバー:[PC Name]ほか[Number]名 Warlord Rojgnoj やはり、来たな。 さきほどの斥候は逃げのびたか。 まぁいいだろう、所詮はザコだ。 Warlord Rojgnoj ム……。 だが、冒険者だけで騎士団の姿は見えぬ、か。 なめられたものだな。 Warlord Rojgnoj ここはワシが出るまでも なかろう。お前たちが思う存分やるがいい。 [Your Name]は、Yukvok of Clan Deathを倒した。 [Your Name]は、Vangknok of Clan Deathを倒した。×3 [Your Name]は、Rallbrog of Clan Deathを倒した。×3 [Your Name]は、Worgbut of Clan Deathを倒した。×3 [Your Name]は、Death Clan Destroyerを倒した。 Warlord Rojgnoj 冒険者と思って甘く見ておれば! お前はそこかしこで暴れておるヤツだな? 同朋もお前の手によって何匹も屍と化した! 今度はお前が土へと還るがいい……! ??? 待てッ! Warlord Rojgnoj ヌッ、他にもいたかっ!? Trion ついにこの長き不毛な争いに ピリオドを打つ時が来た……。 Trion 我こそはサンドリア第1王子、トリオン。 怒れる獅子たちの咆哮に震えあがるがいい! Trion 我が名はトリオン。胸の内から湧きあがる闘志は…… Trion 烈火の如し! Trionは、レッドロータスの構え。 Trion 我らの眼前を覆う果てしなき闇を…… Trion この一太刀で斬り裂かん! Trionは、フラットブレードの構え。 Trion サンドリアに生きる人々の 怒り、哀しみ、勇気、 その思いのすべてをこの剣にこめて…… Trion わが魂、朽ち果てるまで! Trionは、サベッジブレードの構え。 [Your Name]は、Warlord Rojgnojを倒した。 [Your Name]は、Rojgnoj s Left Handを倒した。 [Your Name]は、Rojgnoj s Right Handを倒した。 Warlord Rojgnoj ワシらはその剣が憎い。 その剣がある限り、ワシらの中に 止めることのできない憎しみが生まれる。 Warlord Rojgnoj どうか、それを封じてくれ。 そうすればお前たちへの憎しみ、捨てさることが できるのかもしれん。 Warlord Rojgnoj お前たちとワシら、 いつの日か……。 Trion 彼らの憎しみは、この世に生まれて しまったことへの憎しみなのかもしれんな……。 Nonterene トリオン様、よくぞご無事で! おひとりでバトルフィールドに突入された時は どうなることかと思いました! Maunadolace なにせ、我々が魔法陣を 調べても何も起こらず、入ることができなかったの ですから。あわててここへ来た次第であります! Trion ウム、心配かけたな。 だが、[Your Name]との 共同戦線によりオークどもを一掃し、剣も再び 取り戻すことができた……。 Trion 改めて礼をいうぞ、 [Your Name]。 Pieuje 兄上……。 Trion ピエージェ……、見ての通りだ。 お前がかけてくれた魔法が、我が命を 守ってくれたのかもしれぬな。 Pieuje フッ、兄上らしくない言葉だ。 でも、ここはまだ休息の場ではない。 ラーアル・クリルラらの部隊との合流地点へ 急がねば……。 Trion ウム、そうだな。 Trion さぁ、我が、いや我らがサンドリアへ 帰ろうではないか! Trion [Your Name]よ、 ドラギーユ城で再び会おう! バトルフィールドクリアタイム:[Number]分[Number]秒 現在のベストタイム:[Number]分[Number]秒 ドラギーユ城 Perfaumand トリオン王子は無事に帰還なされ、 現在、謁見の間にいらっしゃいます。 [Your Name]が来たら 呼ぶように、との伝言であります! Nachou ピエージェ王子は無事にお帰りに なり、現在謁見の間にいらっしゃいます。 [Your Name]が来たら 呼ぶように、とのことであります。 Halver 前線での活躍ご苦労だった、 必ずや帰ってくると信じていたぞ。そなたの おかげで、トリオン様、ピエージェ様もご無事で 本当に感謝している。さぁ、国王の元へ! Rahal [Your Name]よ、 冒険者でありながら騎士団と同じ士気を持って戦に 参加してくれるとはな。あのク・ビアの闘技場への 潜入は戦局を大きくサンドリアに傾けることとなった。 Rahal トリオン様を護衛しつつ 敵を全滅させるなぞ、私でもできたかどうか……。 王立騎士団を代表して礼をいう。 Aramaviont 今度ばかりはさすがに 戻ってこれないかもしれない、と本音では思ってた。 とにかく今は自分の命があることに感謝をしよう。 そして散っていった友に弔いの言葉を……。 Milchupain さきのフェ・インでの戦闘で オークたちは多大な戦力を失ったようだ。 これで我々とオークとの戦いにも決着がつきそうだ。 平和はもう我々の目の前まで来ている。 Curilla 作戦は終わった……。 久々の外敵との戦いだったが、やはり戦とは 恐ろしいものだ。命のはかなさをまざまざと 感じさせられる。 Curilla だが、それゆえ この今ある命を大切に生きていかなければ 犠牲になった者たちに申し訳ない。もしよければ 大聖堂にてその魂たちに祈りをささげてやってくれ。 (Door Great Hallを調べる) Destin トリオンから話は聞いている。 お前の力なくしては今のサンドリアの平和はないと いっても過言ではあるまい。なんと礼をすればこの 感謝の気持ちを伝えられるじゃろう……。 Destin ところで問題の剣じゃが、 まだロシュフォーニュが回復せぬゆえ、 詳細は分からぬのだ……。 Rochefogne 陛下! Destin おぉ、ロシュフォーニュ! クレーディからいろいろと話は聞いている。 身体の方はもういいのか? Rochefogne ええ、このような自分を看病して くれた王女様たちには大変感謝しております。 Rochefogne そして陛下、 なんとお詫び申し上げれば……。 Destin ……こうして見ると確かにローテの面影が ある。だがまさかお前が、あの死んだと思っていた ロシュフォーニュとは……。そうと分かっておれば、 もっと犠牲は少なくてすんだのであろう。許してくれ。 Rochefogne 陛下……。 Destin 顔をあげてくれ、ロシュフォーニュ。 昔話に花を咲かせたいのはやまやまじゃが、 聞かせてはくれぬか、あの聖剣の話を……。 Rochefogne えぇ、私もそのつもりでした。 Rochefogne そもそもあの剣は、ランペール王が 分家であるタブナジア侯爵家へ厳重な保管を 命じたもの。我々タブナジア侯爵家の者は 成人の儀の際にそのことを知らされるのです。 Claidie では、母上も? Rochefogne そう、ローテ姉上も。 と同時に我々は「夢幻花」が剣に対して特別な力を 持つことも教えられました。 Claidie 私があの時投げた……。 母上の遺言はそれだったのですね。 Rochefogne だけど、私たちはその剣が 何であるのかまでは知らされてなかった……。 いえ、おそらく誰も知らなかったでしょう。ただ、 決して抜くことはならない、と言われていました。 Rochefogne だけど、あの大戦の際に……。 Rochefogne あの日、我々侯爵家は 獣人軍により陥落したタブナジアを逃れ、 サンドリアへと急いでいました。 もちろん聖剣もたずさえて。 Rochefogne しかし、幼い私は自らの故郷が 目の前で焼かれるのに耐えられず、 荷の中にあった聖剣を手にし、みなが止めるのも 聞かずタブナジアへと戻ろうとしたのです。 Rochefogne しかしその途中、オークの小隊に 見つかってしまった私はやむなく手にしていた剣を 抜いてしまった……。 Rochefogne 抜いたと同時にまばゆい光につつまれ、 自分が全能になったような、あたかも神になったかの ような意識を感じた……。 Rochefogne どれぐらい経ったでしょう、ある男に 起こされた時には、見知らぬ海岸にいました。 しかしすでに聖剣は手にしていなかった……。 Rochefogne その男によると、 謎の爆発によりこの近辺は水没したとのこと。 やがて、ここがタブナジアの領地であり、その ほとんどが海の底に沈んだことも分かってきました。 Rochefogne 彼によれば、オークが持ち込んだ 兵器が誤爆したのではないか、ということでしたが これだけ跡形もなくなるとそれも分からないだろう、 とのことでした。 Rochefogne 私はその後もタブナジアに 引き返してからの記憶が何年も戻らず、その男の話を 信じていたのですが、ある時、ふとした拍子に 記憶が蘇り、そしてすべての真相が分かりました。 Rochefogne あの剣を抜いたために、タブナジアが 消滅したのだと。自分の一族だけでなく、 罪なき民までこの手で殺めてしまったのだと! Rochefogne 自分はそれ以来、自らの 幼き過ちを悔い、なんとしてでもあの剣を探し出し、 誰の手にも触れられぬよう封印するまでは 地獄すら行くことはできぬ、と誓ったのです。 Trion にわかには信じられん話だが……。 Pieuje あのタブナジアに獣人軍を集める、 という作戦はあそこに聖剣があったから成功したの かもしれないな……。なぜか獣人はあの聖剣を 生理的に憎んでいた、ということだから。 Pieuje それにしてもなぜあなたは 無事だったのです? Rochefogne 逃避行の最中、道端に咲く 美しい夢幻花を見て、ふとローテ姉上が草花を お好きだったことを思い出し、摘んで懐に入れた……。 あれが偶然、私を助けてくれたのかもしれない。 Destin しかし、ランペール王はあの剣を手に サンドリアを平定した、と伝えられている……。 そんな恐ろしい剣をなぜ? Rochefogne それは私にも分かりません。 しかし、あれを我々が手にすること自体が そもそもの間違いなのです。 Rochefogne 今我々がなすべきことは、あの剣を 封印することです。それもランペール王の力を 借りることになるでしょう……。 Destin うむ、それならば ここに適任の人物がおるようじゃ。 Destin [Your Name]よ、 お前はランペール王の墓に関して詳しかろう。 わしらもすぐに向かうゆえ、先遣隊として赴き、 周辺の警備を頼みたい。 Destin まだオークどもが剣を狙っておるやも しれぬからな。 (Door Prince Royal s Rmを調べる) Trion [Your Name]よ、 ク・ビアの闘技場では命を救われたな。礼をいう。 Trion これで、オークたちとの戦いは 王立騎士団を中心にして終息に向かうこと だろう。私も前線に立つことは少なくなるはずだ、 なにしろ考えねばならぬことが山積みだからな。 Trion お前にも相談を持ちかけることが あるかもしれぬ。そのときには懲りずに つきあってほしい。 (Door Prince Regent s Rmを調べる) Pieuje 兄上から聞いている、 [Your Name]の活躍で フェ・インでの作戦は成功をおさめた、と。 Pieuje まったく君は脱帽に値する。 あの状況下で冷静に行動できるのだからな。 私も見習わなくてはならないな……。 Halver さぁ、先遣隊としてランペール王の墓に 赴いてくれ。剣を封印してしまわぬことには まだまだ安心はできないからな。 龍王ランペールの墓 (Heavy Stone Doorを調べる) Destin ……ムッ? Destin もしやあなたは……!? Ranperre そう、わしはランペール……。 わが子孫たちよ、無事ここへ来てくれたことを うれしく思う。 Destin 偉大なる王よ、 この剣を受け取り、その力を封印せんことを 願います……。 Ranperre うむ……。 Ranperre 実はこの剣は世に満ちる気力を吸収し、 それを力に変える特殊な能力を持つ。 この剣なくしてはサンドリア平定はなかっただろう。 ……わしが生きていた頃は、確かに聖剣であったのだ。 Ranperre だがわしは、世に邪気がはびこれば 必ずやこの剣が災厄を招くであろうと悟った。 ゆえにこの剣を代々守り継ぐよう、タブナジア家に 保管を命じたのだ。 Ranperre おそらくこの剣は、我々人間、 そして獣人の起源に関わる謎をも秘めた遺物の ひとつと考えられる。その謎はわしには分からぬが、 いずれ紐解かれる日が来るかもしれん。 Ranperre しかし、サンドリアを救ったはずの剣が 後世の人々に混乱を招いたとあっては心が痛む。 これからはわしがこの場所で剣を守り続けよう。 二度と地上の民の手に触れえぬよう……。 Ranperre これからのサンドリアは お前たちの力にかかっている。もし今回のことで そのことに気づいたならば、不幸中の幸いと 言うべきかもしれぬな。 Ranperre 力を合わせ、我らが国に灯る儚き、 しかしそれがゆえに美しき光を絶やさないでくれ。 ……わしが言い残すのはこれだけだ。 Destin ついに聖剣は封印された……。 此度の混乱の元凶は消失したのじゃ。 (Heavy Stone Doorを調べる) 頑丈な石の扉だ。 ドラギーユ城 Halver おお、[Your Name]か。 国王様から皆の者に大事な話があるそうだが、貴公が 来るまで待っておられたのだ。さぁ、列につかれよ。 Destin 皆の者よ、先の遠征の事後処理などで 多忙な中、よく集まってくれた。 Destin これから重大な発表をしたいと思う。 Destin まだ、わしは退位せぬことにした。 そして今後の王子たちの成長を見極める。 しかし彼らが相応しくないと思えば わしは血統にこだわらずに王権を禅譲しようと思う。 Destin 力で何かを得ようとしていたのは、我々 エルヴァーンの驕慢だ。今後はエルヴァーンと言わず 広く才能のある人々を登用し、それぞれの足りない 部分を補って国を作っていくべきであろう。 Destin 例えばこの度、冒険者でありながら、 我がドラギーユ家、ならびにサンドリアに 多大なる貢献をしてくれた人物がいる。[彼女/彼]なども 王にふさわしい資質を持っているといえよう。 Destin [Your Name]、 本当に苦労をかけた。窮地に陥ったことも何度も あったことだろう。しかしそなたの活躍があったから こそ、わが国は目を覚ますことができたのだ。 Destin その功績をたたえ、 褒章品王国旗を贈りたい。 もちろん、受けとってくれるな? RANK10 Destin このように、冒険者でありながら ここまでサンドリアに尽くしてくれる者がいるのだ。 我々は自分の国を誇りに思っていいはずだろう。 Destin そして今以上に 素晴らしい国になるため、各々尽力してほしい。 王国旗を手にいれた! 王国旗 Rare Ex サンドリア王国の国旗。 緋色の地は、誇り高きエルヴァーンの血統を表す。 モチーフはドラギーユ家の紋章『神獣グリフィン』。 100000ギルを手にいれた! 称号:次期サンドリア国王候補者 (Door Prince Royal s Rmを調べる) Trion 父上のおっしゃる通り、私などよりも お前の方が国をよりよく導いていけるのかも しれんな……。 Trion だが、私もこのたびのことで 多くを学んだつもりだ。今、国王にふさわしく なくとも、必ずや1人の誇り高き人になりたいと思う。 たとえ私が将来国王になれなくとも、な。 Trion いつも私の無理難題を聞いてくれて 本当に助かった。特にク・ビアの闘技場での死闘は 生涯忘れえぬぞ。 Trion サンドリアに寄った際には是非 ここにくるがいい。1人の友として歓迎させてくれ。 ……では、気をつけてな。 (Door Prince Regent s Rmを調べる) Pieuje 私や兄上の浅はかな命令にふりまわされ さぞかし苦労したことだろう、 [Your Name]。 Pieuje だが、このサンドリアにとって 君はかけがえのない冒険者だ。そして それはこれからもきっと変わらない、君が まだこの国を愛していてくれればな……。 Pieuje 私たちエルヴァーンは 他人の意見に耳を貸さずにいつも自分が 正しいと思い込むくせがある。私はそれが いやというほど分かった。 Pieuje だからこれからは さまざまな者たちの意見を聞かねばならない。 君も私たちが間違った方向へ行っていると 思ったら、ぜひ忠告してくれ。 Pieuje 君にもし子供ができたなら 必ずやその子に自慢できるような国になっている ことを約束しよう。 ……本当に君には感謝している。 Halver 長らく騒然としていた城内の空気が、 またかつての安らぎを取り戻したようだ。 それというのも[Your Name]、 そなたがいてくれたおかげだ。 Halver 一介の冒険者だったころは 何かと厳しくあたったかもしれんが、どうか 水に流してほしい。このハルヴァー、もはやそなたに 足を向けて寝ることなぞできない。 Halver だが、これから先は我々の仕事だ。 これまでの傷を癒した後は、自らの道を歩んでほしい。 そなたに幸運の女神が微笑むよう、祈っている。 Rahal これからはオークの残党狩りが はじまるだろう。剣が封印されて後、やつらの動きも 散漫になってきた。おそらく指揮系統が混乱して いるのだろう。 Rahal さすがにこれ以上 [Your Name]の力に頼ることは できない。この先は我々が自らの手で切り開いて いくつもりだ。 Rahal とはいえ、もしも我々の手に負えぬ 事態が起こった時はまた君の力を借りるかもしれぬ。 そのときはこころよく協力してほしい。 では、君の前途に光あらんことを! Aramaviont 国王様があのようにお考え だったとは……。王家の歴史よりも国家の安泰を 優先して考える。当たり前のことだが、なかなか 言えることではない。 Curilla 永きにわたったオークたちとの 抗争も近い将来、終息に向かうだろう。しかし、 そう簡単に平和がやってくるとは、私には思えない。 ゆえに気を抜くことなく神殿騎士団を指揮せねばな。 Curilla [Your Name]、 お前さえよければ神殿騎士団に入らぬか? 冒険者にしておくにはあまりに惜しい人材だ。 選択肢:どうしようか? 入る Curilla フッ、気持ちはありがたいが 組織におさまるお前でもないだろう。 本心は分かっている。お前には果てしない大空が 必要なのだろう。 入らない Curilla フッ、やはりそうか。 組織におさまるお前ではないだろう。 お前には果てしない大空が必要なのだから。 Curilla さぁ、自由に羽ばたくがいい、 新たなる陸地を目指して。 北サンドリア / 大聖堂 (Door Papal Chambersを調べる) Pieuje [Your Name]……。 やはり君も考えることは同じか。 Pieuje すまんが、教皇と2人で話がしたい。 Ferdechiond しかし、王族会議の決定では 教皇には常に神殿騎士団が1名以上監視をすると いうことに……。 Pieuje 分かっている、私もその場に いたのだからな。だが、今は特別だ。大目に見てくれ。 責任は私が取るゆえ、安心しろ。 Ferdechiond ……ハッ。 Pieuje 教皇……、様。 Shamonde ピエージェ様……。 Pieuje あなたにお聞きしたい。なぜ我々に 聖剣を抜かせ、「楽園の扉」を開こうとしたのです? Shamonde 「楽園の扉」……。 わたしは大戦の後、タブナジアの惨状を見て、 「楽園の扉」を開かなければこの世は救えまい、 と思った……。 Pieuje 「楽園の扉」とはいったい……? Shamonde 文献を調べても それが何なのかはまったく分からなかった……。 Shamonde そんな時、ジュノのエルドナーシュ公が サンドリアを訪問した際、教会にも足を お運びくださり、「聖剣こそが楽園の扉を開く鍵だ」 とおっしゃるではないか! Pieuje エルドナーシュ公が……!? Shamonde なぜあの方はそのようなことを おっしゃったのだろう。その剣があのタブナジアの 惨状を招いたものだったとはなんという皮肉……。 Shamonde しかし、「楽園の扉」とはそれぞれの 心の中にあるものだということに、ようやく 気づきました。そしてわたしはずっとその扉を 自ら閉ざしていました。 Pieuje 闇に閉ざされし心……。 Shamonde この罪深きわたしに、寛大なる王は 恩赦をお与えになりました。いや、きっと国内の 混乱を少しでもおさめるためでしょう。 Shamonde わたしはここで悔い改め、 1つでもこの地上に希望が生まれるよう祈るとします。 この身が朽ち果てるその日まで……。 Pieuje ……その言葉、信じましょう。 だけど私は、自分のやり方でこの地によき光を 灯したい、と考えています。今はお互いの希望が いつかかなうことを願いましょう……。 (Door Papal Chambersを調べる) カギがかかっている。 南サンドリア Claidie ロシュフォーニュ! ロシュフォーニュ、どこへ行ったの? サンドリアにはあなたが必要なのよ! Claidie あなた、ロシュフォーニュを 見なかった? Aubejart いえ、自分は見かけませんでした。 Claidie いったいどこへ行ったのかしら……。 まだ傷も完治していないというのに 病室のベッドから消えてしまって……。 Rochefogne ローテ姉上、あなたの子たちは みな立派に育っているよ。 安心してここで眠っていてくれ。 Rochefogne 残念だけど、俺にはここにいる 権利はない。だから去ることにするよ。 Rochefogne 君か。お互いこれで終わった わけじゃない。いや、これからが本当の始まりなんだ。 まだまだ俺にはやらねばならぬことがある。 ……君だってそうだろ? Rochefogne でも、君ともまたいつか、どこかで 会えそうな気がする。その時はこのサンドリアが より一層輝きを増していることを、お互いに 祈ろうじゃないか。 後世のサンドリア研究家は、歴史書を書く上で この日をある章の最後に記すことだろう。 その章には、歴史書の中でも ひときわ波乱に満ちた内容が記されているに違いない。 だがそこに、ある冒険者の活躍があったことなど 研究家は知るよしもない。歴史の裏には常にそうした 名もなき英雄たちが存在しているものだ。 しかし、新たな章に名前を残すのは [Your Name]なのかもしれない。 その物語はまたいつか語られるのであろうか。 ……そのことを知る者はいない。 だが、このことだけは確実にいえよう。 このサンドリアという国に [Your Name]という冒険者がいて、 泣き、怒り、傷つき、そして笑った……。 その日々だけはいつまでも残リ続けていく。 朽ち果てることなく、それぞれの心の中に……。 そしてその想いは、たとえいつか ヴァナ・ディールが消えさる日が来ようとも いつまでも、みんなの中で、 輝き続けることだろう……。 いつまでも、いつまでも……。 永遠に……。 ▲ 厚き壁 光の継承者 ■関連項目 サンドリアミッション Copyright (C) 2002-2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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『ポケットの中』 困った。 宿題が、数学の問題がわからない。 週明けの授業では確実に当たる上に、小テストも実施するとか言ってやがったし、あの数学教師の野郎……。 昨日のうちに国木田にいろいろと聞いておけばよかったが、今日は家族とどこかに出かけるといっていたから教えてもらうこともできないし、谷口は俺と同じレベルのはずだからアテにはできん。 ハルヒに頼ると、宿題や勉強のことなどそっちのけで大騒ぎを始めるに決まっている。朝比奈さんは一学年上ではあるが、文系科目ならまだしも、数学は触れてはならない禁則事項の一つみたいだし、古泉に聞けば普通に教えてくれるだろうがなんとなく癪だ。ふん。 そう、こういうときはとてつもなく頼りになる上に安全・安心・人畜無害なスーパーアンドロイドの宇宙人にお願いするのが一番だ。ポイントを絞って、とい うか、必要最小限の言葉の範囲で教えてくれるので、俺としても覚えるところが少ないのは助かる。その上、うまく運べば例の呪文でなんとかしてくれるかもし れないからな。 今日は不思議探索もない土曜日なので、長門はきっと一人で家にいるはずだが、念のために電話して確かめておくか……。 プルルルル、プルルルル……、 『……』 「あ、俺だ。えっと、すまんが頼みがあるんだが……」 『……?』 おそらく僅かに右に首をかしげているな。表情だけでなくて三点リーダの専門家としての俺の五感がそう訴えている。 「ちょっと数学の課題について助けて欲しいんだが、今からそっち、行ってもいいかな?」 『……いい』 「うん、すまん。じゃあ、えっと、今から出るから……」 『待ってる』 ぷつん、ぷー、ぷー、ぷー…………。 切れた。なんかいつも以上にそっけない感じだったが、ま、こんなものか。 とりあえず、問題集とノートをかばんに放り込んで、俺は長門のマンションへと自転車を飛ばした。 すっかりとなじみになった七〇八号室の扉の前で、俺は鍵が開けられるのを待っている。そういえば、エレベータにしろ共用廊下にしろ、あんまり住民に会う ことがないし、最近は管理人の爺さんの姿を見ることもほとんどなくなった。ひょっとして、このマンションの住民は、実は全て宇宙人の手先ってことはないだ ろうな。 なんてことを考えていると、ドアが開けられた。 「よお、いつもすま、ん? ん?」 玄関先で俺のことを見上げている大きな黒い瞳のセーラー服の少女は確かに長門だ。だが、俺を見上げる角度がいつもより大きい。 な、なんだ? 「……お前、背が低くなったのか?」 「ちょっと違う」 確かに、単に背が縮んだだけではない。体全体が小さくなっている。顔の大きさや骨格自身が縮小されている感じだ。元の八割ぐらいのサイズに縮小されている感じだろうか? 「……こっち」 促されるまま俺は小さくなった長門の後について廊下を通り抜け、扉の先のリビングに足を踏み入れた。やはりいつも通りの殺風景なリビングに置かれたコタツ机のところにも見たことのあるセーラー服の少女が一人座っている。 「な、長門?」 そう、そこにいたのも小型化した長門だった。 「おい、どういうことだ? なぜ二人いるんだ、それに……」 「とにかく座って。わたしはお茶を入れてくる」 それだけ言うと、玄関に迎えに来てくれていたほうの長門はキッチンに引っ込んだ。 俺は、恐る恐るコタツ机に近づくと、無表情のまま俺のことを見つめているもう一人の長門の正面に座った。 「あの……、やっぱり、長門、なのか?」 「そう」 「ほんとに?」 「本当」 コタツ机の向こうに、文字通りちょこんと座っている長門は、間違いなく長門だ。すっと結んだ口元も、涼しげに輝く黒曜石の瞳も、短くカットされた髪型も、長門だった、ただ小型化された以外は……。 しばらくして、もう一人の長門が運んできてくれたお茶を飲んで一息つくことができた。おかげで、並んで座っている二人の小さな長門を目の前にしても、心の平静を保つことができている。 もうどっちが玄関に迎えに来た方かわからなくなったが、とにかく向かって右側の長門が口を開いた。 「俗にいう夏風邪」 「なに?」 「有機生命体に対する夏風邪のウィルスに感染した。その防御作用のため、分裂しただけ。心配ない」 「いや、あの、心配も何も、なぜ分裂するのか、まずはそれが知りたい」 「知ってどうする?」 「……いや、うん……、どうしようもないけど……」 「大丈夫、情報統合思念体が根本的な解決策を探している。それ以前でも、もう少し分裂したら影響は排除できるはず」 「そ、そうか、それならすぐに解決するな って、おい、ちょっと待てよ、お前、まだ分裂するのか?」 「そう」 何だ、何だ。いったいこの有機アンドロイドはどういう造りになっているというんだ? ウィルスからの防御反応で分裂するというのはどういう仕組みなんだ? 「分裂しても、質量……有機情報因子の総量は保存されるため、分裂するごとにわたしは小さくなっていく」 「はぁ?」 今度は左側の長門が言葉を続けた。 「体が二つに分かれると、いわゆる体重は半分に、身長は約一・二六分の一になる」 な、なんだって? どんな計算が必要なのかわからんが、とにかく分裂するごとに小さくなった長門がたくさんできるということだ。 「「そういうこと」」 二人の長門は声をそろえてそう言った。 えっと、そういえば俺は何のためにここに来たんだっけ? あまりにも分裂長門による話のインパクトが強すぎたため、すっかり当初の目的を見失ってしまったが、俺は、数学の課題について長門に教えを請うためにここを訪問したんだった。 「えっと、長門……」 と、やっと本題に入ろうとすると、二人の長門は、ほぼ同時に右手をこめかみに当てて軽くうつむきながら、左手を軽く前に出すと、 「「……ぶ、分裂、するから、ちょっと……待って……」」 「え、えっ?」 つきたてのお餅とかスライムみたいに、みよーんと伸びて二つに分かれるのかと思ったが、さすがに我らが有機アンドロイドはそんな原始的な見た目をもって分裂することはなかった。 右側の長門は、はじめに両目の間あたりがキラリと光ると、すぐにその光が縦にするすると伸びて、体を左右に分ける一本の光の線となった。 その光の線は左右に広がりつつ光の帯になり、やがて二本の縦帯に分かれると、長門の体をスキャンするかの様に左と右へそれぞれにゆっくり進んで行った。そしてその光の帯が通り過ぎた部分からは、一回り小さくなった長門の姿が、左右それぞれに現れていく。 それに対して左側に座っていた長門は、まるで後光が射すかのように体の周囲が光り始めていた。どうやらこっちは光の板が前後に移動してスキャンしていくことで、前半分と後半分に分裂するらしい。 最終的に光の帯のスキャンが元の長門の体の左右と前後のそれぞれの端まで進み、光の輝きが消えた時、俺の正面右側には左右に並んだ二人の長門が、左側には前後に並んだ二人の長門、あわせて四人のさらに小型化した長門が現れた。 「「「「……おまたせ」」」」 「……う、うん」 微妙にエコーがかかった重なり合う四人分の長門の声に、俺はそれ以上の言葉を発することができなかった。いったいどうなるんだ、こいつは? 「「「「今後、分裂速度が早くなるが心配は無い」」」」 「そ、そうか……」 「「「「ちなみに制服は体の分裂のタイミング合わせてわたし自身で情報改変している」」」」 「……う、うん。そうなんだ……」 別に聞いたわけではないが、長門は自ら説明してくれた。確かに見慣れた制服も、分裂して小さくなった体の大きさにフィットするようになっている。 その後、もう俺なんかが心配とか言っていられる状況ではなくなった。 四人になった長門は、ものの数分でさらに分裂して八人になり、その後はリビングのあちこちでピカピカと光を放ちながら、小さくなった長門の数だけが増えていった。 しばらくして光の点滅の速度が遅くなり、やがてリビングが静かになった。 あらためて見渡すと、コタツ机しかなかったリビングは、床一面に五百ミリリットルのペットボトルサイズの背丈になった長門の集団で満たされており、床に収まりきらなかった一部の長門は、コタツ机の上に座っていたり、俺の膝や肩の上にも乗っているやつもいる。 その小さくなった長門という長門が全員でじっと俺の方を見つめている。それも、いつもどおりの無表情で…………。 こんな光景を目の当たりにして、じっと座っていられるのも、高校入学以来、いろいろな非日常な体験を積んできたおかげだな。いいんだか、悪いんだか――。 お約束のように、ふぅ、と、ひとつ溜息をついた俺は、適当にリビングの真ん中あたりに向かって、 「終わったのか?」 と、問いかけた。 「分裂は終わった」 俺の右肩に腰掛けている長門が、全員を代表して答えてくれた。 「で、何人になったんだ?」 「五百十二人」 「ご、ごひゃく、だって?」 「そう。九回分裂した。ウィルスの影響の拡大はこれでほぼ排除可能」 「よ、よかったな」 「よかった」 今度は膝の上の長門が俺のことを見上げながら答えてくれた。 「それで、これからどうなるんだ? 元に戻れるのか?」 「有機情報因子の再融合を行えば元に戻れるが、今、行っても再分裂を繰り返すだけ」 「ということは、しばらくはこのままなのか」 「そう」 膝の上の長門は、小さくなった頭をほんのわずかに傾けてそう言った。と、同時にリビングいっぱいのほぼ五百人の長門の頭がぴくんと動いた気がした。 しばらくすると、コタツ机の上の長門が立ち上がると、置かれたままだったお茶の湯のみを覗き込み、 「すっかり冷めてしまったが、今のわたしには淹れ直すことはできない」 「いいよ、別に。すまないな」 「それより、あなたの当初の訪問の目的である数学の課題について取り組みたいと思う」 そうだった。数学だ。その時、俺を中心にリビングに配置された小型長門の包囲網が少し縮められたような気がした。 俺は、五百十二人の小さな長門に囲まれて、数学の課題の特訓を受けている自分自身の姿を想像して、少しばかり背中に冷たいものが流れていく気分だった。 「もう、いいよ、なんかそれどころではなくなったから」 「「そう?」」 右肩と膝の上の長門が少し残念そうにそう言った。と、同時にリビング中に落胆の空気が満たされたように感じたのでは俺の気のせいなのか……。 「とりあえず今日は帰る。早くもとに戻れるといいな」 俺は、膝の上にいた長門を左手に乗せてコタツ机の上に降ろした後、その手を右肩に持っていって、右肩の長門も下に降ろしてやろうとすると、 「では、わたしがあなたの家に行って数学の課題解決に関してお手伝いする」 そういって、俺の左手の手のひらの上にすっくと立った長門は、両手を体の後ろで組みながら俺のことをやや上目遣いでじっと見上げている。 「え、なんだって? お前がうちに来るつもりなのか?」 「そう。いい?」 小さく首をかしげる。 「い、いや、それはまずいんじゃないか? もし、お前のことを誰かに、そう、妹にでも見られたら……」 「大丈夫、そのときは何か人形のまねをすればいい」 「いやいや、そんなことをしても……」 長門の格好をしたフィギュアなんて、それだけで妹にとっては好奇の的ではないか。 「……いざとなったら机の引き出しでもいい。小さくなっているからどこでも隠れることは可能」 「うん、まぁ、それはそうだが……」 長門と論戦を交わして俺が勝てるわけは無い。たとえそれが第三者が見たらどうでもいいような内容であっても、だ。 結局、右肩に座っていた長門は、五百十二人の全ての長門を代表して俺の家に数学の家庭教師として派遣されることになった。 俺はシャツの胸ポケットにその小型長門をそっと忍ばせて、チャリを飛ばし我が家へ向かってペダルを踏み続けた。胸ポケットの長門は、ポケットの端を両手でつかんで頭だけポケットから出し、気持ちよさそうに短い髪を風になびかせている。 「長門、お前、なんか楽しそうだな」 くるっと振り向いた長門は俺を見上げて、 「そう? 気のせい」 と、だけ言うとまた前を向いた。 「まぁ、いいけどな」 赤く染まる遠くの夕焼け空の下、誰にも会いませんようにとお願いしながら、俺は自宅へと急いだ。 幸い、家に帰りつくまで、知り合いに会うことは無かった。 玄関先にチャリを置いた俺は、誰にも見つからないようにポケットに入れたままの長門を俺の部屋まで運び込んだ。長門に自由に行動してもらうのは、家族が 寝静まってからのほうがいいと判断した俺は、とりあえず長門には本棚の隅っこに隠れておいてもらうことにした。妹のやつはいきなり俺の机の引き出しを開け ることもあるからな。 「しばらく不便をかけるが、ちょっと我慢してくれよな」 「いい。ここでじっとしている」 「うん、すまん」 その夜遅く、俺は小さくなった長門から数学の課題についての講義を受けた。大きさにかかわらず長門は長門であるわけで、簡単かつ的確なコーチングは俺の小さな理解力のキャパシティにはぴったりだった。 もちろん、それでも俺には荷が重い問題もあったわけだが。 「……ということ、ポイントはその一点にしぼられる」 「うーん、ちょっとよくわからないけど……」 「だから……」 俺の机の上で開いたノートの横に立った長門は、ちょっとあきれたように、でも淡々と説明を続けようとした。俺は、その説明をさえぎるように、 「なぁ、長門……」 「なに?」 「いっそ、数学の時間にさ、また胸のポケットにでも隠れておいて俺に答えを教えてくれよ。そのほうが楽だし……」 「だめ。それではあなたのためにはならない」 ぎゅっと腕組みした長門は、体が小さくなっても大きな黒い瞳を輝かせながら机の上から俺のこと睨みつけている。 「じょ、冗談だよ、そんなことをして、お前のことがクラスのやつにばれたら一大事だ」 そう、ハルヒにでも気づかれたら大事だ。たとえ長門がフィギュアのようにじっとしていてくれても、俺がそんなものをポケットに忍ばせていることがハルヒの知るところになれば……。 その時、長門は少し遠い目をしながら何かをつぶやいた。 「……遮蔽シールドは可能……」 「え、なんだって?」 「なんでもない。次!」 「厳しいなぁ……」 結局、午前二時ごろまで長門の特訓は続いたが、さすがにもう限界だ。 「長門、今日はこれぐらいでいいだろう。もう眠いし、勘弁してくれよ」 長門はふっと息を吐くと、 「……了解した」 といってノートの上にぺたんと座り込んだ。そういえば、こいつも立ちっぱなしだったな。 「お前も疲れただろ、お茶でも飲むか?」 といってから、初めて気づいたが、そもそも小さくなった長門はお茶とか飲めるのか? 「大丈夫。特に食物を摂取することは必須ではなく、このままでも活動することは可能」 「食べなくても平気なのか」 「そう、平気。もちろん食べることも可能。その場合、摂取した食物は適度にエネルギーに変換されるだけ」 「そ、そうか、便利なもんだな」 「便利」 俺は食べる楽しみが必要ないことを便利とは言いたくは無いが、ま、いいか。 もし、このサイズの長門が何か食べないといけないとしたら、おれはおままごとサイズの食器に本物の食べのもを用意してやらないといけなくなるところだったしな。 「お前、どこで寝る?」 ベッドの布団をセットしながら振り返って、机の上で俺が持っていた文庫本を読んでいる長門に話しかけた。まさか、長門とベッドで一緒に寝るわけにはいかないからな、たとえ小さくても……。 俺は部屋の中を見渡して、なにかよさそうな寝床がないか探してみた。 「そうだな、たんすの引き出しにタオルとか入っているからそこでもいいか?」 「そこでいい、ありがとう」 机のそばに行って両手で受け皿を作ってやると、長門はその上にぴょんと飛び乗って立て膝をついた。俺はその長門を落とさないように気をつけて、たんすの一番上の引き出しのタオルの上にそっと運んだ。 「よかったらさっきの文庫本もとって欲しい」 「ん、わかった」 俺が机の上に残された文庫本を取り上げて振り返ると、タオルの布団の上の長門は薄いグリーンで縦横にストライプが入ったパジャマに着替えていた。 「あれ? お前、いつの間に着替えたんだ? 制服はどうした」 「パジャマに改変した」 「……便利、だな……」 「便利」 文庫本もタオルの上においてやると、長門は「ありがとう」と、ひとこと答え、よいしょという感じでページをめくり、さっきの読みかけのページを開いた。二十センチほどの長門の身長からすると、文庫本のページをめくるのも大変そうに見えるのだが……。 俺はたんすの上に電気スタンドをセットすると、 「照明はつけたままでもいいから、お前も適当に寝てくれ」 とだけ言い残してベッドにもぐりこんだ。 しばらく、文庫のページをめくる音だけが響いていた。俺はベッドの中で天井を見つめながら、たんすの引き出しで文庫本を読みふける有機アンドロイドの不思議な生態に思いを馳せていたが、予想通りあっという間に眠りに落ちた。 「……はよう」 「……ん、……んん?」 「……おはよう」 変な夢を見ていた。小さくなった長門の群れに襲われて、むりやり勉強をさせられている夢だ。そんな夢から現実世界に引き戻してくれたのは誰だ? ぼんやりと目を開けると、だんだん視界がはっきりしてきた。 俺の胸の上に立って俺のことを見下ろすように覗き込んでいる小さなセーラー服の人形がいる。驚いた俺は、その小さなフィギュアをおもわず跳ねのけそうになったが、なんとか完全に目覚めることができた。 「な、長門ぉ?」 「おはよう」 ベッドの上に体を起こそうと動き出すと、長門はぴょんぴょんと飛び跳ねるようにして俺の膝のあたりまで降りてきて、 「今日もいい天気」 といって俺のことを見上げている。 「お前、どうやってここまで来たんだ? 確か向うのたんすの引き出しに……」 「乗り越えてきた。特に困難はなかった」 そこで長門はわずかに首をかしげると、 「もうすぐお昼。だから起こそうとした。もう少し寝ていたほうがよかった?」 「いや、ありがとう……。お前もよく寝られたか?」 「柔軟剤の香りが気持ちのよいタオルだった」 「そ、そうか」 機会があったらお袋に伝えておこうか。 昼間まで寝ていたおかげで、両親も妹も俺のことをほっといて出かけてしまったようだ。まぁ、ある意味助かった。 俺は長門を手のひらに乗せて一階のリビングに降り、テーブルの上に長門をそっと降ろしてやった。 「ちょっと食いもん探してくる。しばらくここで待っててくれ」 「了解」 キッチンの戸棚にあったメロンパンと、冷蔵庫から牛乳とフルーツの入ったヨーグルトを取り出してリビングに戻ると、長門はリモコンを操作して、テレビのチャンネルを変えていた。 「何か面白い番組やってるか? 日曜の昼はたいした番組はやってないと思うけどな」 テーブルにパンと牛乳を置きながら、ほぼ身長と同じサイズのリモコンと格闘している長門に話しかけると、 「わたしの家にはテレビがないから」 といって、リモコンの上に座り込んだ。 「だからテレビぐらい買えって。その程度のものなら、お前の親玉がなんとかしてくれるだろ?」 「……今度、要請してみる」 「それより、パン食うか?」 昨日の夜、小型長門は特に食べる必要は無いようなことを言っていたが、俺はメロンパンの端っこをちょっとちぎって長門に手渡してやった。 「ありがとう」 その小さな切れ端は、小型化長門にとっては、食パン一斤ぐらいのサイズに感じられた。長門はその切れ端をさらに小さくちぎって口に入れると、 「おいしい」 といって、小さく微笑んだように見えた。 テレビでは再放送らしきバラエティ番組をやっている。俺はそんな番組をぼんやりと眺めつつパンをかじりながら、 「長門、これからどうする? マンションまで送ろうか。もうお前の親玉が事態を解決してくれているんじゃないのか?」 リモコンを椅子代わりにして同じようにパンをつまみながらテレビを見ていた長門は、 「まだ、解決策は見つかっていない。今、マンションに帰ってもどうしようもない。それより昨夜の続き。もう少し課題に取り組んでおくことをお奨めする」 「えええー、まだやるのかよ」 さっきのは正夢だったのか……。 月曜日。 長門の特訓のおかげで、数学の課題は難なくクリアすることができた。谷口が信じられないという目で俺を睨みつけていたのが気持ちよかったね。 昼休み、その谷口と国木田にさっきの数学の件を問い詰められたが、 「たまには俺も勉強するんだよ」 「うそつけ、たまたまヤマがあたっただけだろうが」 「運も実力のうちさ」 「けっ」 悔しそうにウインナーを頬張っている谷口を尻目に、あっという間に弁当をかき込んだ俺は、それ以上突っ込まれないうちに教室を飛び出して部室へと逃亡した。 たぶん朝比奈さんはいないはずだが、ついいつもの習慣でノックしてしまった。当然のように返事が無いことを確認した後、一呼吸おいてドアを開けて部室に足を踏み入れた。 部室の奥、いつもの窓辺の席に座って分厚い本を読んでいる小柄なセーラー服姿を視界の中に認識した俺は、 「よお、無事に復活したんだな」 といって、俺もいつものパイプ椅子に腰を下ろした。 「いつ元通りになったんだ?」 「今朝早く、やっと抗ウィルス対策が完了し、有機情報因子の再結合が行われ、ほぼ元に戻ることができた」 「よかったな」 本を閉じた長門は、小さく頭を下げた。 「しかし、お前の親玉にしては仕事が遅かったんじゃないか」 「そう。でもそのおかげであなたも助かったのでは?」 「うん、そうだな。確かにいろいろと世話になった。おかげで数学の課題も何とかなったし、ありがとうな、長門」 ほぼ復活した長門は瞬きをぱちりとすると、 「その礼なら、そちらにいるわたしにして欲しい」 「う、うん」 俺は、視線を落として、胸のポケットを覗き込んだ。 すっと幕が開くように微妙な影が動くと、ポケットの中から俺のことを見上げている小さな長門が現れた。 「運よくヤマが当たったのではなく、わたしの特訓と遮蔽シールドのおかげ」 「……すまん」 そう、俺の専属家庭教師だったミニチュア版の長門は、実はまだ俺のポケットの中にいるのだった。 Fin.
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各キャラ紹介文 光の三妖精 光の三妖精 基本AA 各キャラ紹介文 光の三妖精 光の三妖精 基本AA
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概要(公式) 特徴(プレイヤー視点) 入手モンスターカード動植物・変異動植物系 グドン系 アンデッド系 モンスター系 ピルグリム系 ギア系 その他 固有アイテム 概要(公式) 冒険者達の活発な攻略によって、ドゥーリルの灯台はたちまちのうちに輝きを取り戻した。 こうして安全が確保されると、むくむくと欲が出てきてしまうのが、チキンレッグの悲しいサガである。 「光の源は一体何じゃろうのぅ」 「ゲットできれば大儲けの予感だわいな」 地下の光源を手に入れれば大儲け……そう考えていたチキンレッグの有力者達は、「とある冒険者が地下への入口を発見した」という報告に大喜び! 灯台の光源を持って帰った者に、十分な報酬を支払う事を約束したのだった。 しかし、報酬があっても無くても、何も変わりはないだろう。 未知への挑戦を求める冒険者の気持ちは、誰にも止める事などできないのだから! 特徴(プレイヤー視点) 灯台の地下に潜るDG。 レバー操作は更に面倒くさくなり、箱2つが揃わないと渡れない。 『筒の中』は通路全てがPPなので、無限ループにならないようボスを倒すには、付かず離れずでボスを引きずり出すしかない。 ボスはホワイト・スウィンドラー。 入手モンスターカード 動植物・変異動植物系 ロックシェル パラダイスバード グリードヴァイン グドン系 なし アンデッド系 チキンレッグゾンビ スカルメイジャン サジェスチョンハート モンスター系 ウォッチャー ヴァゴラプス マリンボス マリンキング ガルガンチュア・センチピード コーラル・ガーディアン パラダイスハーピー マリンキャプテン フライングハープーン ウォッチャーズネスト ミリオネアシザーズ ホワイト・スウィンドラー ピルグリム系 なし ギア系 なし その他 なし 固有アイテム ブレイズリング 分類:チャクラム 備考:邪竜上級(デモニックフレイム)付き?現在、確認中
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移動方法をマスターしよう! 主人公は十字ボタンを押した方向に動くぞ。 ■パートナーに乗ってみよう Rボタンを押すと、パートナーの背中に乗ることができるぞ。移動速度が速くなったり、普通では登れないガケをジャンプで上ったり、離れた場所へ飛び移ったりできるようになるんだ。それまで行けなかった場所にも行けるようになるぞ。パートナーから降りたい時は、もう一度Rボタンを押そう。 闇の書とはここが違う!「光の書」と「闇の書」では、パートナーに乗った時にできることが違うんだ。「光の書」のパートナー・ランドは縦方向のジャンプが得意だけど、「闇の書」のパートナー・ゲイルは横方向のジャンプが得意。もちろん、行ける場所も違ってくるから注意しよう! ワールドマップを活用しよう! セレクトボタンを押すと、今いる世界のワールドマップが画面に現れ、現在地が表示されるぞ。十字ボタン左右を押すとカーソルが移動して、選んだ場所の名前も表示されるんだ。また、その場所で出会ったことのあるデビルも表示されるぞ。 ※マップはワールドごとに異なります。そのワールドマップを持っていないと表示されません。 亜美からのアドバイスBボタンでパートナーに話しかけてみてね! フィールド上で、Bボタンを押してみて。パートナーが主人公に話しかけてくるの。今やるべきことや謎のヒントを言ってくれることもあるから、積極的に話しかけてみてね! ■常に警戒していよう!バトルは突然やってくる! 移動中、突然デビルに襲われてバトルが始まることがあるぞ。慌てず騒がず、落ち着いて戦おう! バトルについて→ここを見よう! 【出典】 株式会社アトラス.「移動方法をマスターしよう!」.『真・女神転生 デビルチルドレン 光の書 取扱説明書』.株式会社アトラス.2002,p.15-16
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第41話 2005年 3月13日 初O.A 原題 Hidden Depths 邦題 蔵の中 舞台 キーワード:ワインの隠し蔵 クイズ大会
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第54話「光の闘神Z」 前話 次話 第53話「永遠という幻想」 → 第54話「光の闘神Z」 → 第55話「飛べ、宇宙へ」 作戦目的 出現条件 勝利条件 1. ハーデスとエンシェントAQの撃墜。 最初から 敗北条件 1. 味方戦艦の撃墜。2. 甲児・アマタ・アルト・ゼウス、いずれかの撃墜。 最初から SRポイント獲得条件 6ターン以内にマップをクリアする。なお、それまでにミケーネとミカゲの軍団にそれぞれ相手を撃墜させないようにする。 最初から 備考 味方ユニット チーム 機体 メインパイロット 出現条件 参考 マクロス・クォーター マクロス・クォーター要塞艦型 ジェフリー 初期 真ゲッタードラゴン 真ゲッタードラゴン 號 母艦選択×1 アクエリオン アクエリオンEVOL アマタ 任意選択 S.M.S YF-29デュランダルF・SP アルト 任意選択 マジンガー マジンガーZ 甲児 任意選択 ゼウス ゼウス神 ゼウス 出撃選択×15 敵ユニット チーム 機体 メインパイロット 出現数 出現条件 Lv HP 最大射程(P) PP/資金/Zチップ アイテム 参考 N H N H ミカゲ エンシェントAQ ミカゲ 1 初期 69 74 125000 155000 10(0) 40/38000/48 スーパーリペアキット 2回行動MAP兵器オールキャンセラー ケルビム兵 ケルビム兵 ケルビム兵 8 55 24500 26000 7(0) 12/5200/10 - バジュラ 重戦艦バジュラ バジュラ 2 55 63000 64500 9(0) 14/12400/30 - 指揮系統中枢HP回復(小)EN回復(小) バジュラ 駆逐艦バジュラ バジュラ 4 55 19000 20500 8(0) 12/6300/16 - 指揮系統中枢HP回復(小)EN回復(小) バジュラ 重機動兵隊バジュラ バジュラ 8 55 18450 19200 7(3) 12/5600/16 - HP回復(小)EN回復(小) 重機動兵隊バジュラ バジュラ 55 18450 19200 7(3) 12/5600/16 - HP回復(小)EN回復(小) ??? ゴーストV9 高性能AI 6 増援1 55 9050 9800 5(5) 8/4100/6 - ゴーストV9 高性能AI 55 9050 9800 5(5) 8/4100/6 - 第3軍ユニット チーム 機体 メインパイロット 出現数 出現条件 Lv HP 最大射程(P) PP/資金/Zチップ アイテム 参考 N H N H ミケーネ ハーデス神 ハーデス 1 初期 69 74 13120 161200 8(4) 38/37000/50 超合金Z 2回行動極MAP兵器HP回復(小)EN回復(中)対精神攻撃 ミケーネ 勇者ガラダブラ ガラダブラ 1 65 65500 67000 5(5) 28/12000/24 勇者の印 2回行動HP回復(小)EN回復(小)対精神攻撃 ミケーネ ミケーネ神 ミケーネ神 3 65 24500 26000 6(0) 16/8200/12 - 2回行動HP回復(小)EN回復(小)対精神攻撃 ミケーネ ミケーネ神 ミケーネ神 3 65 24500 26000 6(0) 16/8200/12 - 2回行動HP回復(小)EN回復(小)対精神攻撃 ミケーネ ミケーネ神 ミケーネ神 3 65 24500 26000 5(0) 16/8200/12 - 2回行動HP回復(小)EN回復(小)対精神攻撃 ミケーネ タロス像 ケドラ 8 55 12950 14000 4(4) 8/4800/8 - タロス像 ケドラ 55 12950 14000 4(4) 8/4800/8 - 機械獣 ゴーストファイヤーV9 ケドラ 1 増援2 55 31000 6(4) 14/4700/8 - 機械獣 ゴウキューンU5 ケドラ 1 55 29500 31000 8(0) 14/4700/8 - 機械獣 ジェイサーJ1 ケドラ 1 55 29500 31000 7(0) 14/4700/8 - 機械獣 バジンB6 ケドラ 1 55 29500 31000 8(0) 14/4700/8 - 機械獣 バルガスV5 ケドラ 1 55 29500 31000 8(4) 14/4700/8 - 機械獣 グロゴスG5 ケドラ 1 55 29500 31000 6(2) 14/4700/8 - 増援出現条件 増援番号 発生条件 参考 増援1 ミカゲのHP50%以下 西 増援2 ガラダブラを撃墜 or ハーデスと戦闘 or ミカゲを撃墜 南東 攻略アドバイス マップ開始時からミカゲのHPが70%以下になるまで敵フェイズ開始時ランダムに味方3チームに現在HPの30%のダメージ。 ミカゲのHP70%以下でアクエリオンのパイロットがアンディとMIXにEチェンジ。敵フェイズ開始時の無限掌による強制ダメージが無くなる。 ミカゲのHP50%以下で敵増援。アクエリオンのパイロットがカグラとゼシカにEチェンジ。クレアとジンが加入。自軍ユニットのHP全回復、全パイロットのSP30回復、気力最大。 ミカゲとアクエリオンがマップ左下(アクエリオンは左下端から右6上6)のマスに移動する。 YF-29デュランダルを含むチームがマクロス・クォーターの隣接マスに移動。 ガラダブラ撃墜orハーデスと戦闘orミカゲを撃墜でゼウス撤退、第3軍増援。自軍ユニットのHP全回復、全パイロットのSP30回復、気力最大。 戦闘前会話
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ようこうのころ 収録作品:信長の野望 覇王伝[PC98/X68k/FMT/Win/Mac/DOS/SFC/MD/MCD/3DO/PS] 作曲者:菅野よう子 概要 徳川家康のテーマ曲。 意外?と明るいイメージの曲です。戦国大名の中では家康は苦手ですからねえ。 (『信長の野望 覇王伝事典』より) 戦国時代において天下を統一へ導いた三英傑の1人、徳川家康のテーマ。徳川家のメイン画面で流れるBGM。 とてもゆったりとした落ち着いた曲で、諸大名のテーマである「青い波頭」と同じぐらい戦国乱世らしくない穏やかなものとなっている。 タイトルの通り明るい日射しの中を歩いているかのような陽気さも特徴で、そういう意味でも本作の中では際立って異色の楽曲と言える。 ただこの余裕のある落ち着いた曲調は、チャンスが来るまで辛抱強く耐え続け、そして最後には戦国乱世に終止符を打った家康らしい前向きさを感じさせる。 サウンドウェア版はピチカートやピアノなどを使ったモダンジャズ風のバージョンで、落ち着いた雰囲気がより一層強くなった。 喫茶店などで流れても全く違和感が無いくらいのリラックス感があり、初めて聞いた人は誰もこれが『信長の野望』の音楽だとは思わないだろう。 このバージョンはサウンドウェアの他に、『光栄ゲームミュージック・ワークス~菅野よう子コレクション』や『信長の野望 究極音盤』にも収録。 ゲームでサウンドウェア版の曲が収録されているのは、調べた限りでは「FMT・3DO・Win・PS」の機種で聴くことができる。 PS版等ではサウンドウェア版に近いアレンジ音源がゲーム内で使用されている。 機種(音源)ごとに分けるルールの場合、このサウンドウェア版を投票したい際には機種には注意した方が良いだろう。 過去ランキング順位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 910位(PS) サウンドトラック 信長の野望・覇王伝 「信長の野望」究極音盤~烈風伝、将星録/覇王伝、風雲録 光栄ゲームミュージック・ワークス~菅野よう子コレクション
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火を点けられそうな燈台のようなもの(灯檠(とうけい))にサラナが向くようにして イローヒを唱える イムカタプトを唱えた状態で「真っ黒で重たそうな球体」を押す ☆上の2つをすると城に入れるようになる ↓ 城に入る。色々調べて進む。 ↓ 過去の描写にて、女性の顔が豹変して「あああああああああああああああ」というセリフが出る場面がくる。 その女性に扮した恐らく夢の中の魔物であろう存在から子供ラッシを守るため、それに向かって話しかける。 するとバトルになり、倒した後子供ラッシと話すと子供ラッシが消える。ツボを調べる。 ↓ ワープして鍵を発見するので、進んで扉の前でアイテムで「夢の中の鍵」を使う。使った後入る。 ↓ 一番上の張り紙を調べて、赤 緑 6 □(紫色の枠で囲った1) の順に進む。 ↓ 光るウサギについて行く。行った先のイベント後、ステンドグラスの窓を調べる。 ↓ 暗い回廊に着いたら、床をよく見て進む。 右上の床の上へは、見えないものの床が続いていそうな規則性で床のタイルが並んでいるので、 右上から上へ、見えない床があるものとして進んでみる。 同じ規則性に基づいて作られた床の道に出るので、そこから上へ進む。 ↓ 半透明なような床があるのかないのかよく分からない場所に来る。通ろうとすると、鉄球が下から飛び出してくる。 その位置と周りにある同じ形の浮いた屋上庭園のような物を見て、その石畳と対応する所に球が来ていると考え、ほぼ透明な場所に花畑のマスが同じようにあると思って花畑と重なる所だけを通る。するとボス。
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るーものひかりのかぎ【登録タグ collt(ですか) る 曲 焔音レイ 緋惺】 作詞:collt(ですか) 作曲:collt(ですか) 唄:緋惺,焔音レイ 曲紹介 開けちゃいけない扉を開いてしまったような、でも懐かしいような。 歌詞 (動画歌詞より転載) 微かな声を聞く 星降る丘の上で 岩をも砕くような 大地のうねりに 呼応する 光のline 隠された 真実照らす 小さな命は湧き 星降る川を下る 海さえも裂くような 大地の深くで 木霊する 光の呪文 託された 真理を胸に 帰還の扉 光溢れる 最果ての道 キミは見つけた 厳かにキミは立つ 星降る丘の上で 雲さえ吹き消す様な 風は吹き荒れて 交差する 光の魔法 隠された 空は晴れると 呼応する 光の鍵で 隠された 扉を開く 託された 白き世界へ コメント 名前 コメント