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リチャード・カーデラをお気に入りに追加 リチャード・カーデラのリンク #blogsearch2 リチャード・カーデラとは リチャード・カーデラの71%はアルコールで出来ています。リチャード・カーデラの29%は明太子で出来ています。 リチャード・カーデラ@ウィキペディア リチャード・カーデラ リチャード・カーデラの報道 gnewプラグインエラー「リチャード・カーデラ」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 リチャード・カーデラのキャッシュ 使い方 サイト名 URL リチャード・カーデラの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ リチャード・カーデラ このページについて このページはリチャード・カーデラのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるリチャード・カーデラに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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リチャード・ブルックスをお気に入りに追加 リチャード・ブルックスのリンク #blogsearch2 リチャード・ブルックスとは リチャード・ブルックスの78%はカテキンで出来ています。リチャード・ブルックスの11%は乙女心で出来ています。リチャード・ブルックスの6%は雪の結晶で出来ています。リチャード・ブルックスの4%は下心で出来ています。リチャード・ブルックスの1%は犠牲で出来ています。 リチャード・ブルックス@ウィキペディア リチャード・ブルックス リチャード・ブルックスの報道 ディズニー映画おすすめ20選! 世界初のカラー長編映画からピクサーまで - マイナビニュース おすすめゾンビ映画トップ20! 怖いけどついハマっちゃう中毒性あり!! - マイナビニュース NBA 2021-22シーズンの開幕ロスターが発表 - Sporting News JP ユージェニー王女の夫、セント・ジェームズ宮殿からバーに繋がる「秘密のトンネル」の存在を暴露 - ハーパーズ バザー・オンライン イーグルスがDEグラハムとOLブルックスをIRに - NFL日本公式サイト 【ブルックス ブラザーズのポロシャツ】200年超の老舗が作る胸アツな逸品。(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ロエベ のバスケットバッグからブルックス ブラザーズ のポロシャツまで 僕たちの物欲ウィッシュリスト(GQ JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『愛すれど心さびしく』他、ワーナーブラザーズの名作が復刻シネマライブラリーから発売 - TOWER RECORDS ONLINE - TOWER RECORDS ONLINE 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 リチャード・ブルックスのキャッシュ 使い方 サイト名 URL リチャード・ブルックスの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ リチャード・ブルックス このページについて このページはリチャード・ブルックスのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるリチャード・ブルックスに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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最大レベルについて コモン20、コモン+30、レア40、レア+50、スーパーレア60、スーパーレア+70 但し、キングキャットとキングキャット+はそれぞれ20、30。 最大攻撃、防御について Cの最大攻撃、防御の1.25倍がC+の最大攻撃、防御になる。RやSRも同様。 正確に1.25倍にならないクリーチャーも多数存在する。 最大売値について 180×コスト×レベル×0.1になる。但し、レベル10までは売値に変動なし。 但し、キングキャットとキングキャット+の売値は例外。(初期値が異なるため。) 聖 聖コモン,聖コモン+,聖レア,聖レア+,聖スーパーレア,聖スーパーレア+ 魔 魔コモン,魔コモン+,魔レア,魔レア+,魔スーパーレア,魔スーパーレア+ 神 神コモン,神コモン+,神レア,神レア+,神スーパーレア,神スーパーレア+
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リチャード・モナハンをお気に入りに追加 リチャード・モナハンのリンク #blogsearch2 リチャード・モナハンとは リチャード・モナハンの87%は砂糖で出来ています。リチャード・モナハンの7%は花崗岩で出来ています。リチャード・モナハンの4%は媚びで出来ています。リチャード・モナハンの1%はミスリルで出来ています。リチャード・モナハンの1%は波動で出来ています。 リチャード・モナハン@ウィキペディア リチャード・モナハン リチャード・モナハンの報道 gnewプラグインエラー「リチャード・モナハン」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 リチャード・モナハンのキャッシュ 使い方 サイト名 URL リチャード・モナハンの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ リチャード・モナハン このページについて このページはリチャード・モナハンのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるリチャード・モナハンに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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コメントログ1(サムライのページ) サムライのページに移動 下へ フレコ交換よろしくおねがいします。3438-6034-4254です。 -- (K.E) 2010-12-07 21 53 24 ありがとうございます。 登録しました! -- (名無しさん) 2010-12-11 13 58 27 名無しは僕です。 スミマセン -- (サムライ) 2010-12-11 14 00 18 フレコ交換してください。 2837-5592-4217です -- (アースジェット) 2010-12-27 20 40 27 暇だったらぜひフレンドコード登録お願いします。 3609-7537-8822 -- (AYYYY!) 2011-01-23 08 22 53 サムライさん、ぜひフレンドコード交換してください! 3481-7199-2905です。 (こちらはフレコ登録済みです) -- (puttyogamu) 2011-01-26 22 26 55 AYYY!さん、ぷっちょぐみさん登録いたしました! ありがとうございますぅ!!! -- (サムライ) 2011-04-05 14 11 02 アースジェットさん登録しました!!! AYYYY!さん奇跡的に今繋がりました! -- (サムライ) 2011-04-24 15 17 01 サムライs フレコ交換してください 2065-0621-0638です -- (リュウ) 2011-09-21 16 39 06
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ストライクガンダム(ビームライフル装備) コスト:420 耐久力:580 盾:○ 変形:× 通称:生スト 名称 弾数 威力 備考 射撃 ビームライフル 5 95 普通のBR。前作と比較するとリロード速度が低下。 サブ射撃 イーゲルシュテルン 60 3 バルカン。削りやけん制にどうぞ。 通常格闘 アーマーシュナイダー 205 右斬り→左斬り→振り下ろしの3段。 前格闘 (納)シールド突き(抜)ナイフ突き 156 納刀時と抜刀時で攻撃モーション変化。 横格闘 (納)シールド殴り(抜)ナイフ切り (納)151(抜)170 収納時、抜刀時で攻撃が違う。 特殊格闘 飛び上がり2段攻撃 186 飛び上がり、ナイフ殴り、ローキック。 【更新履歴】 06/10/23 ラッシュ覚醒コンボ追加&ラッシュコンボのダメージ記載(一部) 06/10/11 スピード覚醒コンボ&ダメージ値追加。 06/09/14 抜刀状態の前格闘、横格闘について。 機体解説 ヘリオポリスで秘密裏に開発された五機のGのひとつ。型式番号はGAT-X105である。 ザフトによる強奪事件時にはとっさにマリュー、キラが搭乗したため強奪を免れた。 当時の最先端の技術により開発されたので性能はかなり高く、 三つのストライカーパックを状況に応じて装備するため優れた凡用性もある。 このストライカーパックシステムは有用性が極めて高く、スーパーコーディネイターであるキラが 搭乗したとはいえ、他のGではこのアニメは2クール程度で全滅して終了していたであろう。 ちなみに本機は生ストと称されるがバックパック無しのストライクの武装はアーマーシュナイダーとイーゲルシュテルンしか装備していないためビームライフル(とシールド)を装備していない。つまりこの機体のビームライフル(とシールド)はエールストライカー装備時に付属しているものであるため、正しく表記すると「エール無しストライク」ということになる。 X105ストライクは、建造された5機の「G」の中でも最も後発に位置する機体で、独自の装備換装機構「ストライカーパックシステム」によって、多様な戦場に適応可能な汎用性を発揮する。このシステムは、戦況に応じて近・中・遠距離用等複数のバックパック、及びその他装備を換装する事によって、1機で各々の専用機と同等かそれ以上の性能を付加する事を目的としている。また、ストライカーは各々のパックが独立したバッテリーユニットを持ち、同時に装着機の補助電源の役割も兼ねている。これによって戦闘中それまでのパックを排除し、新たに母艦から射出されたパックを装着する事によって、機体稼働時間の大幅な延長を実現している。 ストライカーパックの運用を前提とした設計が為されたストライク本体は、固定のバックパックを持たず、更に内部骨格もベーシックなX100系フレームを採用した非常にシンプルな仕様となっているが、同じX100系採用型である先行機X102デュエルやX103バスターのフレームに比べ稼動範囲及び柔軟性などを向上させる改良が加えられており、限り無く人間に近い動きが可能となっている。 本機のバリエーション機や一部のストライカーパックにはフランス語の名称が使われているが、なぜフランス語なのかは不明。 「ストライク」は「攻撃」「打撃」の意。 X-105とはマツダ RX-7の開発コードから。 武装 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」Igel-stelung 主に接近してきた敵MSの牽制や、ミサイルの撃墜に用いられるCIWS。大口径である為、航空機への攻撃力も期待出来る。イージスやデュエル、アークエンジェル級にも同様の装備が搭載されている。 名称の由来は、「ハリネズミの陣」。現在米国及びその同盟国海軍艦艇が装備しているCIWS「ファランクス」(ハリネズミ、方陣)を独語訳しただけ。なお劇中、ストライクのコクピットコンソールに表示されるスペルは間違っている。正誤は以下通り。 誤:stelung 正:stellung アサルトナイフ「アーマーシュナイダー」 両腰のアーマーに収納されている折りたたみ式のナイフ。実体兵器であるためPS装甲には通じないが、エネルギーを消費せず使用できる。エネルギー残量がレッドゾーンに突入した時やストライク本体のみでの戦闘を余儀なくされた場合のサブウェポンではあるが、高硬度の金属で出来た刃は近接格闘戦においてMSの装甲を貫くのに充分な威力を発揮し、キラはこの装備でラゴゥやゾノといった当時の最新鋭機を撃破している。 尚、アーマーシュナイダーという名称はドイツ語で「装甲を切るもの」の意味だが、劇中のコクピットのコンソールに表示される英字表記がArmr-Scneiderとなっており、2カ所も綴りが誤記されている。 誤:Armr 正:Armor 誤:Scneider 正:Schneider 57mm高エネルギービームライフル ライフル型の小型ビーム兵器。片手サイズにまで小型化されているが、その威力はローラシア級の外装をも一撃で撃ち抜く。但し、機体本体のジェネレータから直接ドライブする方式を取っている為、発砲数に応じて稼働時間に大きな制約を受ける。携行装備である為装着ストライカーの影響を受けず使用出来るが、エネルギー消費の関係上出力に余裕があるエールストライカー装備時での使用が望ましいとされる。 対ビームシールド 対ビームコーティングを施したシールド。PS装甲の弱点であるビームを屈折、拡散させる事が出来る。この盾はデュエル及びオーブ製のMBFアストレイ系列機の物と同規格の大型タイプで、有効防御面が広い反面大型の砲や剣を取り回す際には邪魔になってしまうので、ソードストライカー、ランチャーストライカー装備時は携行されない。 バズーカ 月付近の宙域で第8艦隊と合流した際の補給物資の中にあった、対MS用バズーカ。アストレイゴールドフレームが使用したデュエルのものとは別のタイプで、一度に弾倉を4つまで装着できる。ビーム兵器の使えない水中戦に挑む為に装備したが、本来水中用の装備でない事もあり、大した成果は上げられなかった。 本編では一度切りの登場であったが、高山瑞穂版SEEDでは、オーブ解放戦争に参戦しているM1アストレイが装備していた。 XM404 グランドスラム 本機のオプション武装の1つとして用意された巨大な実体刀剣。その全長はMSの身長を軽く上回り、リーチの長さを活かした広い間合いからの斬撃、刺突を可能とする。グリップは折り畳み式である程度の携帯性を確保しているが、結局は遥かに小型で取り回しに優れたアーマーシュナイダーが採用される事となった。残された装備は構造を簡略化した上で接近戦武装を持たないバスターに回される事となったが、その矢先ザフト軍クルーゼ隊によって同機を含む4機のGが強奪され、更にヘリオポリス崩壊に伴い製作された試作品及びその他関連資料の一切が行方不明となってしまった。 グランドスラムは元々プラモデル「PG(パーフェクトグレード) ストライクガンダム」に付属するボーナスパーツが初出で、アーマーシュナイダー同様SEEDシリーズのキャラデザイナーであり、銃器、刃物類に深い造詣を持つ平井久司自らがコンセプトデザインを手掛けている。又、この装備は後に発売された「MG(マスターグレード)ストライクガンダム I.W.S.P.」にも付属しているが、この時点では非公式装備として扱われており、インスト内の武装解説文にも詳細は一切記述されていない。千葉智宏のブログ「ASTRAYなブログ」の2006年10月11日の記述でグランドスラムに関して以下のような記述がある。 現在、この武器に文字設定(世界観設定)は存在してない。つまりSEED世界に、存在していないのだ。当初、この武器にも、開発過程や、用法など設定を作っていた。だが、バンダイホビーから以下のような提案を受けて、すべて破棄した。「グランドスラムは、模型としての遊びです。この武器に公式設定を付けた場合、以後、同じような模型としての提案をする場合にも、『公式に見てどうか?』という縛りが産まれます。それは模型としての自由な発想を失うことになります。ですから、今回のグランドスラムは、設定なしにいたしましょう」 ストライカーパックシステム ストライク最大の特徴である装備換装システム。それぞれのパックがコンセプトに沿った武器、スラスター、バッテリー等の複合ユニットであり、状況に見合ったストライカーパックを装備して出撃する事であらゆる戦況で力を発揮出来る。通常は何らかのストライカーパックを装備した状態で運用され、水中戦等の特殊な状況を除き、本体のみで出撃することはほとんど無い。 各ストライカーパックの詳細については、ストライカーパックの項を参照。 劇中での活躍 本機はコズミック・イラ71年1月25日、ザフト軍クルーゼ隊によるヘリオポリス襲撃の最中、地球連合軍の女性士官マリュー・ラミアスと偶然居合わせたヘリオポリス工業カレッジの学生でコーディネイターのキラ・ヤマトが搭乗。起動時は腕を負傷し、パイロットですらないマリューが操縦していたが、絶体絶命のピンチに陥った時強引に操縦を代わったキラ自身の手で未完成だった機体OSを瞬時に書き換えられ、標準装備ながらその驚異的な機動力で迫り来るジンを撃破した。だがOSを書き換えられたストライクはキラ以外には到底扱える物ではなくなってしまった為、そのままなし崩し的に彼はストライクの専任パイロットにされてしまう。 以後奪われた4機のGを伴って迫るクルーゼ隊の襲撃をかわし続け、地球降下後アフリカでは「砂漠の虎」ことアンドリュー・バルトフェルド率いるバルトフェルド隊、紅海横断途中にマルコ・モラシム隊と交戦しこれを撃破した。 オーブ近海での戦闘の後、アークエンジェルと共にオーブに匿われ、キラのモルゲンレーテへの技術協力(M1アストレイのOS開発)及びストライクの戦闘データの提供を交換条件にモルゲンレーテ本社工場内にてオーバーホールを受けた。オーブ出発直後の戦闘で遂に奪取されたG兵器の内の一機ブリッツを撃破するが、その後の戦闘でイージスの自爆攻撃に巻き込まれ中破する。その後機体はオーブに回収され、ナチュラル用のOSが組み込まれた上で修復される。 その後、地球連合軍を離反したアークエンジェルがオーブに寄港した際に引き渡され、以降はムウ・ラ・フラガの搭乗機となる。オーブ解放作戦においてはストライクダガーやカラミティを相手に初心者とは思えない戦い振りを見せ、オーブ陥落後も三隻同盟の貴重な戦力として運用され続けるが、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてアークエンジェルを護るため、ドミニオンのローエングリンをその身を挺して受け止め爆散した。 なおこの時点で実機は失われたが、初期GAT-Xシリーズの設計データそのものは今だ健在で、戦後のC.E.72年、第81独立機動群ファントムペインの依頼を受けたアクタイオン・インダストリー社他数社の手によってもう1機の機体が再建造された。この機体はファントムペイン所属パイロットであるスウェン・カル・バヤン中尉専用のカスタム機として生み出された機体であり、ヘリオポリス製の機体に比べPS装甲の起動色がやや黒みがかっているのが特徴である。装着されるストライカーは射撃、格闘とオールラウンドに高い能力を有していた彼の操縦特性に合わせIWSPが選択され、試験、実戦を問わず各地で運用されていた。そして蓄積されたデータを礎に、この機体は後のストライクEへと改修される事になる。 バリエーション機 ストライクルージュ 機体解説 本機はGAT-X303イージスとの戦闘で大破したストライクを回収し修理した際に、大量に製作した予備パーツから組み上げられた機体である。そのため基本的にはストライクと同一の機体であるが、モルゲンレーテ社による独自の改良が加えられている。 オリジナルのストライクとの最大の違いは、強化型バッテリーユニット「パワーエクステンダー」の搭載によりエネルギー変換効率が向上し、機体の稼働時間が大幅に延長されている点である。その稼働時間は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてジェネシス破壊後までフェイズシフトダウンを起こさなかった事から、他の非PS装甲機とほぼ同等であると推察できる。 又、エネルギー変換効率の向上に伴ってフェイズシフト時に装甲にかける電圧を増すように設定されており、増加した電圧に比例して装甲の耐久力も更に向上している。耐久力だけでなくカラーリングも赤主体に変化しており、その独特の起動色が「ルージュ(フランス語で赤)」という名称の由来となった。後にプラントで開発される機体群「セカンドステージシリーズ」のVPS装甲は、この電圧を増してPS装甲の強度を上げる技術の発展系である。 この他、制御系にはオーブ連合首長国が独自開発した操縦支援AIシステムが追加装備されている。 劇中での活躍 作中では、オーブが地球連合軍の侵攻を受けた時期にはパーツが完成した状態であり、オーブ降伏の折、クサナギにより宇宙に運び出され、約一ヶ月の組立作業を経て完成した。パイロットはオーブの姫君として知られるカガリ・ユラ・アスハである。カガリは第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において本機で出撃し、ルーキーパイロットであるにもかかわらずかなりの戦果を挙げた。 当初はIWSPを装備して出撃する予定であったが、コーディネイターのエースパイロットでも並大抵には操縦できないほど複雑化した火器管制を、MSパイロットとしては初心者のカガリには扱いきれず、ナチュラル用OSで補助する事も出来なかったため結局はエールストライカーを装備して出撃している。このため本機用のエールストライカーを準備する必要が生じ、初陣が遅れることとなった。 続編である『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』にも、引き続きカガリ・ユラ・アスハの専用機として登場しており、劇中におけるオーブ軍兵士の言動から旗頭的な存在であると推察される。しかしC.E.73年においては、装甲を除けば性能は平凡化しており、ザフトの量産機ザクウォーリアに劣るとされる。第1クールのオープニングではIWSPを装備した姿で登場しているが、実際の劇中では改良を加え滞空時間を増したエールストライカーを使用している。 39話ではザフト軍艦隊に追われピンチに陥ったエターナル救出のため、シン・アスカのインパルスとの戦闘でフリーダムを失ったキラ・ヤマトが、カガリからこの機体を借り受けて使用した。発進の際、大気圏離脱用のストライクブースターを装着し、かつての自分の愛機であったストライクと同じ設定を施したために機体の色は赤ではなく、オリジナルと同じトリコロールカラーであった。(例外としてPS装甲でない盾のカラーリングや頭部デュアルセンサーの色はそのまま)なお、小説では、ブースターは急遽シャトル用のものを調整したものとなっている。 大気圏を離脱したストライクルージュはエターナルが撃墜される直前に戦闘に介入、艦橋を狙ったガナーザクウォーリアのオルトロスを射抜きそのままエターナル防衛に加わった。しかし機体性能で上回るニューミレニアムシリーズ複数機を相手にする事はキラの技量を以ってしても至難であり、ザクウォーリア・グフイグナイテッドを数機退けたものの、再びエターナルに向けられたザクの砲撃を真正面から受け止めシールドごと左腕を吹き飛ばされた。その後右腕も破壊されたが、ビームライフルはガイアが受け取り使用している。キラがストライクフリーダムを受け取る為にエターナルに着艦したときには両脚部をも失い、エターナルの緊急着艦システムを使用しなければいけないほど大破していたが、エターナルは撃墜の危機を免れた為その役割は果たしたと言える。回収後この機体がどういった扱いを受けたのかは明らかにされていない。 ストライクE ノワールストライカーを排除した軽装状態。名称は機体本体の呼称である「ストライクE」となり、VPS装甲もノーマルのX105に近いトリコロール系の配色に変化する。外観上は両肩部サブスラスター(この部分の配色は変化しない)の追加や各部装甲形状の部分的変更が行われている程度で、少なくともシルエット上では原型機との差異はほとんど無い。 尚、型式番号及び機体名末尾の「E」は『Enhanced(エンハンスド)』の略で、「強化型」を意味する。 形式番号は、X-105Eである。 ストライクE+I.W.S.P. 『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ ASTRAY』に登場。 オーブ洋上でのマーシャン殲滅作戦において、デルタアストレイに破壊されたノワールストライカーに替わりワイド・ラビ・ナダガ搭乗のスローターダガーから奪い取ったIWSPを装着した姿。IWSPは元々モルゲンレーテ社に保管されていたストライクルージュ用の装備を流用したもので、作戦終了後はオーブに返却された。 [編集] 武装 M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器 ダガーL以降の連合系MSに標準装備される両側頭部の対空防御機関砲。 M8F-SB1 ビームライフルショーティー 両腰(ベース機のX105ストライクではアーマーシュナイダーの収納ラックがある部位)にマウントされた射撃武装。 近距離での取り回しと連射性を重視し、ハンドガンサイズまでに切り詰められた短銃身が特徴。但し、出力自体は通常のビームライフルとほぼ同程度を維持している。 EQS1358 アンカーランチャー 両掌、両爪先及び踵裏に固定装備されたワイヤーアンカー。敵への奇襲、捕獲等、様々な用途に使用される応用性の高い装備であり、特殊な高分子物質で構成されたワイヤーはMSの質量を支えられるだけの強度を持つ。強化改修の際スウェン本人の希望を取り入れ実装された。 57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー) キルギスプラント防衛任務の際使用されたグレネードランチャー内蔵型ビームライフルで、X102デュエルの物と同一装備。 劇中の「STAGE-1」終盤にて2挺を携行した状態での発進シーンが確認されたが、実際に使用されたシーンは結局存在しなかった(但し、月刊ガンダムエース連載の漫画版(作画:守屋直樹)では発砲シーンが存在する)。 AQM/E-X09S ノワールストライカー 機体と平行して開発された専用ストライカーパック。 詳細は別途項目「ノワールストライカー」を参照。 [編集] 劇中での活躍 本機は、ブレイク・ザ・ワールド事件後キルギスプラントを襲撃したザフト軍の殲滅任務を受けブルデュエル、ヴェルデバスターと共に現場に急行、これを鎮圧。また、西ユーラシア地方にてハンニバル級陸上戦艦ボナパルトの防衛任務を務めた後、高度な自律型AIユニットを有するDSSD製の宇宙探査用MS、GSX-401FWスターゲイザー奪取任務を命じられトロヤステーションを襲撃した。ヴェルデバスターと共に圧倒的戦闘力で保安部のシビリアンアストレイを多数撃墜、そして自ら出撃したスターゲイザーと相見える。激戦の末相手に組み付かれ、そのままヴォワチュール・リュミエールの超加速で太陽方面へ飛ばされた。その際強烈なGによるダメージで機体は大きく損壊、最後は地球圏帰還の為残存エネルギーをスターゲイザーに与えそのまま放棄される。(ボナパルト防衛時には大破したブルデュエルが、アグニスらと最初に戦闘した際は健在だったことから「ΔASTRAY」に登場したのはユニウスセブン落下後からトロヤステーション襲撃までの間の時点だとされている) ほかの機体 GAT-01 ストライクダガー ストライクを元に開発された地球連合軍初の量産型MS。生産性を優先した簡易型ゆえに、ストライカーパックの運用能力は無い。ストライクダガーの項目を参照。 GAT-01A1 ダガー(105ダガー) ストライクの制式量産機。ストライカーパックの運用が可能となっている。 GAT-04 ウィンダム ダガータイプに代わる地球連合軍主力MSであり、ストライク直系の後継機。ウィンダムの項目を参照。 ORB-01 アカツキ オーブにてストライクをベースとし秘密裏に完成したオーブ代表専用機。アカツキの項目を参照。 ZGMF-X12A(RGX-00) テスタメント ザフト軍が奪取に失敗したストライクの運用検証の為に開発した機体。ストライカーパックの運用が可能。 ZGMF-X56S インパルス ザフト製のガンダムタイプのMS。ストライカーパックを参考にしたシルエットシステムを採用しており、装備の構成やカラーリングなども似通っている。
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リチャードサックヴィル(リチャード・サックヴィル) アイルランド貴族のオーラリー伯爵の系譜に登場する人物。 第5代ドーセット伯爵。 関連: メアリーサックヴィル(2) (メアリー・サックヴィル、娘)
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リチャード・アルデンをお気に入りに追加 リチャード・アルデンのリンク #blogsearch2 リチャード・アルデンとは リチャード・アルデンの半分はむなしさで出来ています。リチャード・アルデンの40%は野望で出来ています。リチャード・アルデンの7%は玉露で出来ています。リチャード・アルデンの3%は信念で出来ています。 リチャード・アルデン@ウィキペディア リチャード・アルデン リチャード・アルデンの報道 gnewプラグインエラー「リチャード・アルデン」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 リチャード・アルデンのキャッシュ 使い方 サイト名 URL リチャード・アルデンの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ リチャード・アルデン このページについて このページはリチャード・アルデンのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるリチャード・アルデンに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変 【しんさむらいすぴりっつ はおうまるじごくへん】 ジャンル 対戦格闘アクション 対応機種 アーケード(MVS) 販売・開発元 SNK 稼動開始日 1994年10月28日 発売日 【NG】1994年12月2日【NGCD】1994年12月15日 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) レーティング CERO B(12才以上対象) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2008年7月23日/926ポイントアーケードアーカイブス【PS4/One】2017年9月21日/823円【Switch】2018年2月1日/823円(税8%込) 判定 なし ポイント より万人向けに進化したサムスピ第2弾大技「武器破壊技」等の新要素が多数追加あまり役に立たないシステムも追加対戦ツールとしての評価は前作には及ばず サムライスピリッツシリーズ 概要 ストーリー 特徴・システム 評価点 問題点 総評 CS機移植 余談 今は昔のものがたり 我が道 極めんとする男あり 血生臭い 生きざまに 凶事まとうは 偶然ではなかった 概要 彗星の如くゲーセンに登場し、瞬く間に絶大な人気を獲得した異色の剣劇格闘ゲーム『サムライスピリッツ』(以下「前作」)の続編。通称「真サム」。 前作から1年余りでの新作となったが、グラフィックの全面的な描き直し、新キャラの追加に加え、新システムも多数盛り込まれており、非常に力の入った一作になっている。 この作品でサムスピ人気は最高潮に達し、前作を超える大ヒットを記録。『餓狼伝説スペシャル』や『龍虎の拳2』などとともにSNK・ネオジオの黄金時代を築いた。 一方で蛇足感が強い新要素や対戦バランスの悪化により、対戦格闘としての完成度自体は前作にやや劣ると評されることが多い。 ストーリー 暗黒神アンブロジァを復活させんと、世界に災厄を引き起こした天草四郎時貞は1人の剣士に滅ぼされ、その存在は史実に記されることはなかった。復活した天草に深く関わった人間の1人、覇王丸はある晩、突然の闇討ちをうける。たやすく首を取られる覇王丸ではなく、逆にその男を捕らえたのだが…。男はあきらかに何者かに、それも暗黒の力に操られていた。そして、覇王丸に向かってこう言った。「貴様の魂はいずれ奪ってやる…。あんぶろじぁ…復活。」魔性の者が自分の命を狙っている。天草と同じ暗黒の影を感じとった覇王丸は、剣技の師を訪れた。覇王丸の話を聞いて師はいつになく険しい表情で覇王丸を見据えた。「あやつには近付くでない。お前はたしかに強ぅなった。しかし、手をだすでないぞ。よいな。」たしかに師は何かを知っている様子であったが、何も語らなかったし、覇王丸も聞こうとはしなかった。その夜、久しぶりに師と酒を酌み交わした覇王丸は夜明けを待たずして旅にでた。口元に不敵な笑みを浮かべて。 特徴・システム キャラは前作の12人からタムタムが削除され、新キャラ4人が追加されて15人となった。詳しくはこちらを参照。 ボタン配置は前作と同じく弱斬り・中斬り・弱蹴り・中蹴りの4ボタン。弱中同時押しで強斬り・強蹴りが出る「擬似6ボタン制」が採用されている。 システムも基本的に前作を踏襲しているが、以下の追加が行われた。 武器破壊技 本作の目玉要素。前作には無かった超必殺技に相当する大技。怒りゲージがMAXの時のみ使用可能で、基本的には怒り時間内なら何度でも出せる(*1)。 文字通り、ヒットさせるとダメージとともに相手の武器を破壊する(*2)。なお、ヒット時点で怒りゲージは空になる。壊れた武器は一定時間が経過すると黒子が修復して画面内に投げ入れてくれ、落ちた武器の近くでボタンを押すと拾うことができる。 特殊動作 上段避け:レバーを素早く真下に2回入れると出る「伏せ」の動作。 下段避け:BC同時押し、もしくは相手の下段攻撃にタイミング良く下段ガードを合わせると出る小ジャンプ動作。 前転:レバーを素早く前斜め下に2回入れると出る回避動作。ダッシュ(踏み込み)中に出すことも可能。 後転:レバーを素早く後斜め下に2回入れると出る回避動作。 退き込みダッシュ:レバーを素早く←←→と入力すると、一瞬バックステップ(退き込み)すると見せかけて前方にダッシュ(踏み込み)するフェイント動作が出る。 挑発:相手と間合が離れた状態でAC同時押し、またはBD同時押しで挑発アクションを行う(各キャラ2種類ずつ存在)。 『龍虎の拳』のような特別な効果は無く、純粋な演出。 受け返し 地上で相手が出した斬り攻撃が当たる直前にガードを入力すると画面全体が一瞬光って攻撃を弾き返し、約1秒間相手を行動不能状態にさせる。 技あり いわゆるカウンターヒットシステム。相手が技を出している最中にこちらの攻撃をヒットさせると、ダメージがアップする(アップ率は技によって異なる)。中にはカウンターで食らうほうが通常時よりもダメージが少なくなるという特殊な技もあり王虎やアースクエイクなどパワー系のキャラの攻撃に多い。 隠し技 秘奥義:覇王丸、ナコルル、ガルフォード、服部半蔵の4キャラのみが使用できる隠し大技。 いつでも何度でも出すことができるが(覇王丸以外は武器無しでも出せる)、いずれの技もコマンドが非常に複雑。 ぬいぐるみ:発動すると自キャラが2頭身のぬいぐるみに変身する。コマンドはキャラごとに異なるが、こちらもかなり複雑。 当時プライズ商品として展開していた本作キャラのぬいぐるみとのタイアップ企画である。 + その他、前作からの変更点など 怒りゲージがMAXになるとキャラが怒りポーズを取るようになった。このポーズ中は完全無敵で、ダッシュや投げ、必殺技などでキャンセル可能。 ゲージが溜まったあと、自動的にすぐ出るわけではなく、レバーをニュートラルに戻した時点で初めて怒りポーズが出る。 これを利用して任意のタイミングで怒りポーズを取ることにより攻撃をスカし、ダッシュなどから反撃に転じる小技もある。 「必殺技モーション中の相手」「自分または相手の起き上がり」に投げ技を決めることが可能になった。また、ダッシュからの投げもレバーを前に入れっぱなしでOKになり、かなり出しやすくなっている。 鍔迫り合いは多少ボタン連打数が勝敗に影響するようになり、左右の位置関係が入れ替わるなど決着のパターンも増えた。 一方で、不評だった「ラウンド開始直後にランダムで発生する鍔迫り合い」は削除された。 前作では気絶状態から一部の技や連続技を喰らって再び気絶してしまう現象が存在したが、本作では「気絶から気絶」は発生しなくなった。 素手状態で出せる「真剣白刃取り」が、「41236」とレバー入力のみのコマンドで狙って出せるようになった。 相手に投げられなかったアースクェイクは「対アースクェイク(兼黒子)用投げ技」で投げられるようになった。しかもたいていの通常投げと比較しても、威力が若干高い。半蔵、ガルフォードのコマンド投げも普通に喰らうように。 …と思いきや、後述するバグでしゃがみ状態だと殆どのキャラに投げられなくなるという前作を思い起こす事態が発生してしまった。 飛脚はお金(得点アイテム)を投げなくなった。 また、試合状況によりアイテム内容が判断される要素が追加された。例として「画面端で待ち戦法を行っている」とかなりの確率で飛脚が出現し、待っている側に爆弾を二つ落とすことが多い(と同時に相手キャラに肉を落とすことも多い)。 1/128の確率で飛脚の代わりに『餓狼伝説』シリーズのキャラ、キム・カッファンが鳳凰脚のポーズで通り過ぎる(アイテムは落とさない)。 ラウンド終了時にレバーを上下左右いずれかに入れておくと、勝利ポーズを選ぶことができるように。 ボーナスステージの「演舞」が廃止された。また勝利時の得点は命中率+残体力のみが加算されるようになった。 今作より柳生十兵衛の声優が小林清志氏に変更となった。氏はOPのナレーションなども担当し、その後のシリーズやCMでのナレーションも含め、『サムライスピリッツ』のナレーションといえば小林氏と言えるほどの印象を残した。 細かい所だと「ダッシュ中は常時ガードを受け付けるようになった」ため、初代は「歩くゲーム」、真は「走るゲーム」とトッププレイヤーが解説している。 + 本作のラウンドボーナス及び命中率の計算式について ラウンドボーナスは前作では勝利ラウンドごとに加算されていたが、本作では2本取って勝利した時のみに加算されるようになった。 命中率の計算式は「(出した技の数÷命中した技の数)×100」であり、負けラウンドも命中率の勘定に入っている。前作では通常投げは命中率の勘定に入らなかったが(*3)、本作では通常投げも命中率の勘定に入るようになった。 例外は半蔵・ガルフォードのコマンド投げや分身技で、これらは出しただけで命中率が下がってしまう。これらの技は「出した技=1、命中した技=0」と計算されてしまうためである(*4)。 ズィーガーの「ファイヤー・ストゥーム」等BC同時押しで出す技を連発して勝利すると、実際に命中させていないのにやけに命中率が高くなっている現象があるが、実はこれには理由がある。 BC(またはAC、BD、AD、ABCDなど)同時押しで必殺技を出すと、なぜか命中した時は「出した技=0、命中した技=1」と計算されるためである。空振りしたりガードされた場合は「出した技=0、命中した技=0」と計算されるため、命中率は下がらない。 なので、必殺技をこの同時押しを使って出せば(例 強弧月斬は「6123+ABCD」(*5))、同時押し必殺技を当てた回数分は通常技を空振りしても命中率は100%と計算されるのである。 前述のコマンド投げや分身も、この同時押しを使えば「出した技=0、命中した技=0」となるため、ラウンドのどこかで1回でも技を命中させておけば「分身→コマンド投げ」のパターンでも命中率100%で勝利することが可能。スコアラー向けのテクニックといえる。 評価点 遊び心とこだわりの詰まった演出 格闘ゲームの「華」とも言える超必殺技に当たる「武器破壊技」の追加をはじめ、あっと驚くような隠し技や隠しキャラ、他作品からのカメオ出演など、大胆かつ遊び心のある演出が至るところに仕込まれており、プレイヤーを楽しませようとする製作チームの心意気がよく現れている。 特に、CPU戦にて特定の条件を満たすと、いつも審判として背景をうろうろしている黒子が乱入してきて勝負を挑んでくる(しかも技がSNK作品のパロディだらけな上に恐ろしく強い)という粋な仕掛けは語り草となっている。また、あまり知られていないが、通常の対戦中に1/128の確率で黒子が爆発する。 作中の時代劇感を盛り上げるステージ演出、細部までこだわった勝利演出など、前作譲りの芸の細かさにも磨きがかかっている。 グラフィックも全面的に刷新されており、前作の作風はそのままに、より生き生きとしたキャラの動きが表現されている(特に衣装が変わったナコルル、武器が青竜刀から石柱に変わった王虎などは一見して前作との違いが分かる)。新キャラ4名はもちろん、既存のキャラも単に描き直されただけではなく、新しい必殺技や新しい動作も多数追加されている。 ただでさえサムスピは武器を持っている状態と素手の状態とで動きが異なるため、必要なドット絵の枚数が多く手間がかかるのだが、決して長くなかった製作期間の中でこれだけのものを仕上げたのは賞賛に値する。まさに職人魂。 総じて、演出面に関しては発売前に高まりに高まった期待を裏切らない出来であった。 インパクト抜群の新キャラ勢 特に人気が出たのが牙神幻十郎で、キャラ選択から各種動作まで「どりあーッ!」「ずりゃあーッ!」「でゃりゃあーッ!」ととにかく叫びまくる名ヒールだった事もあり爆発的な知名度を誇った。前作で爆発したナコルル人気もさらなる絶頂に達しており(*6)、さらに主人公・覇王丸の存在感も大とあって、サムスピのキャラ人気はもはや留まるところを知らぬ勢いであった。 幻十郎の他にもゲーメストにて発売前の段階で伝説的なネタを作った「シゲル」ことズィーガー、スタッフが未来に生きていたとしか思えない世界観ぶち壊しキャラ・チャムチャム、女性キャラでありながら威厳と貫禄たっぷりのラスボス・羅将神ミヅキと、現在まで語り継がれる個性的な新キャラが揃っており、ゲームセンターを賑わせた。唯一ニコチン爺さんは名前のインパクトの割に地味だったが…。 + 新キャラについての余談 牙神 幻十郎 覇王丸と同門であり古華院の花諷院和狆に師事していた侍。和狆に破門された後は殺し屋をやりつつ覇王丸の命を狙う。 彼の特徴は何と言っても異様なまでに叫ぶ。キャラ選択で選べば「どりあーッ!」バックステップをしたら「どりあーッ!」と叫び、小足でも「どりあーッ!」とやたらと叫ぶ。それ抜きにしても「ひとつ! ふたつ! みっつ! 猪鹿蝶!」「身の程知らずが!!」「阿呆が!」「それだけか!」「もう殺ス!!」「一つ! 二つ! 三つ! 四つ! 五つ! 五光!!」「散れィ!」「ぅやるなぁ」「貴様などに屈するとはァ~!!」と異様なまでに良くしゃべる。その反省か後の作品(『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』を除いて)では少し喋る量が減っている。 また彼のプロフィールには特技として「男女問わずの千人切り」と言うものがあるが、態々「男女問わずの」と書いているのは「下半身的な意味で」と言う事である(*7)。もっとも時代劇のダークヒーローとしては十分ありえる設定なので(*8)、問題なく人気キャラとなった。 更に公式設定も「平和だと思う時」の問の答えが「ご禁制の薬を飲んでいる時」(今で言う麻薬・覚醒剤の類)、刀の名前が梅鶯毒(ばいおうどく=性病)など、仮に子供に聞かれたら答えるのに苦しむネタばかりなのもダーティーさに拍車を掛けている。 なおこの梅鶯毒には「気に入らない相手をすぐに叩っ斬れるよう抜き身のまま持ち歩いており、鞘(さや)がない」という闇の深すぎる設定も存在する。 まず自分が怪我しそう。 ナインハルト・ズィーガー 「千の破壊者(タオゼント・シュトゥルムウイント)」の二つ名を持つプロシア帝国の騎士。「紅き獅子聖騎士団」の団長。王の命をうけ、ヨーロッパを襲った異変の調査に向かう。 騎士道精神に溢れた高潔な武人なのだが、本人は上半身裸の屈強なハゲ、得物は火を噴く巨大手甲という男汁迸るデザインでカルト的な人気を博した。幻十郎と並んでよく叫ぶキャラ(*9)であり、「ヴァー!」という雄叫びも人気となった。負けボイスが「うぅラァァブリィィー!」と聞こえる等、空耳ネタも豊富である(*10)。 戦いに身を置きながらも義と愛を重んじる人物であり、通常の勝ち台詞は「帰りたまえ。君にも祖国はあるだろう?」というどこかのアメリカ軍人のような穏やかなもの。が、本作では勝ち台詞のパターンが各人3つ(通常、同キャラ、特定の技で倒した場合の殺害勝利)しかなく、ズィーガーは殺害勝利の条件を満たすことが難しいため(*11)、敵地へ乗り込んで勝った場合でもだいたいこの台詞を吐く。 敵の足を刈るスライディング「ティーガー・コップ」、打ち上げアッパー「ファルケ・ナーゲル」、空中の相手に飛び付いて極めるバックブリーカー「エレファント・グリード」(*12)と繋ぐシリーズ初のコンボ必殺技を持つ。グリードまで決まれば大ダメージを与えられるが、コップとナーゲルはガードされると死ねる技、グリードは外すと死ねる技、ついでに言えばコップは立ちガードされるスライディングであり、使用者の男臭さとラブリーさが詰まったコンボとなっている。 本作が稼働する前のゲーメストで行われたシルエットでのキャラ予想企画で、編集者が予想したキャラが「魚を背負ったオッサン」という斜め上の路線のものだった(*13)。このキャラはズィーガーのスペル(Sieger)を無理矢理あてがった読み方である「シゲル」と名付けられ、彼と珍サムライスピリッツと書かれた偽造テレカを読者プレゼントと言う企画を立てられる等ネタにされた。これらに関しての情報をまとめたサイトがこちら。 またこの企画からゲーメストや後継紙アルカディアでは格ゲーのシルエット企画が来たら斜め上のキャラを予想すると言う事がある種のお約束となった。 チャムチャム タムタムの妹。こっそり持ち出したタンジルストーンを盗まれ、それを取り戻すために相棒の猿パクパクと共にこっそり旅に出る。 ネコ耳尻尾(ちなみにアクセサリーである)でブーメラン使いでボクっ娘と、いわゆる「萌え」系統であり時代を先取りしすぎた。当時は人気が無かったが現在は一定の評価を得ている。 人気が無かった理由の一つに、前作でマニアックな人気を誇ったタムタムが彼女のおかげで唯一リストラされてしまったことがある。 + と見せかけて…(ネタバレ) 実は本作のパクパクはタムタムが変身したものであることがエンディングで判明する。 一部の必殺技が前作での彼のものに似ているのもそのせい…!? また、前作が当時のプレイヤーには非常に硬派なゲームと認識されており、彼女の存在は場違い感が強かったことも人気が出なかった理由の一つ。雑誌「ゲームラボ」では、「ネコミミは好きだがサムスピに出してくれなんて頼んでない」と書かれてしまった。 しかし彼女は後年に対戦型ゲームブック『クイーンズゲイト』に参戦し、そのコンピューター版である『クイーンズゲイト スパイラルカオス』にも登場を果たしている…もっとも、これは「チャムチャム好き」を公言してはばからないイラストレイター・BLADE氏(*14)の働きかけによるもので、クイーンズゲイト版チャムチャムもBLADE画である。 2007年には彼女を主役にしたパチスロ機「サムライスピリッツ外伝 チャムチャム」が出ている。 彼女は当時売れっ子だった女優・千葉麗子氏を声優に起用している。ちなみにお供の猿のパクパクの声優は彼女のマネージャーである。(*15) 千葉氏はチャムチャム以外にもアニメ『サムライスピリッツ~破天降魔の章~』のナコルルや『THE KING OF FIGHTERS EX NEO BLOOD』で葉花萌の声優を務めたのだが…。演技についてはボイスを聞いてもらった上で、各自の判断にお任せする。 花諷院 和狆 覇王丸や牙神幻十郎のお師匠であり、枯華院の坊主。かつては名うての退魔師として活躍していたが、羅将神ミヅキに敗れたことで一線から退く。 見た目こそ普通だが読み方は「かふういん にこちん」と読み更に深読みすると「カフェイン ニコチン」という薬物スレスレの名前で枯華院は「コカイン」と読み完全に麻薬を元ネタにしている。 元々は製作総指揮者がタバコの箱を弄っていた所で名前の「にこちん」を閃いた所から繋がるように寺の名前や名字も決まったという話が残っている。 また、名前が決定するのが遅かったためか、開発中の画面では「JIJI(ジジイ)」などと表記されていた。 因みに海外版の彼の公式英字表記は「Nicotine Caffeine」と言い逃れ出来ない直球ど真ん中で上に書いた深読みのそれになっている。 羅将神ミヅキ 破壊神「アンブロジア」に心酔し、復活させるために暗躍する本作のラスボス。玉串を携えた巫女の姿をしているが、それは自身を祓いにきた退魔師「美州姫」(みずき)の肉体を乗っ取ったもので、実態は、幾度も肉体を乗り換えながら千年近くを生きている魔人。 現代の職業に例えると敏腕秘書らしい。 ちなみにこの美州姫は、シャルロット以上のグラマラスボディの持ち主で美人だったりする(*16)。 華奢ながら強烈な威圧を醸し出す容姿、多重録音による禍々しいボイスなど、ラスボスたる貫禄は充分。 体格そのものは華奢で顔も小さいのだが、体を正面に開いた立ち姿、袖や袴の膨らんだ巫女装束のデザインによって、画面上のサイズはズィーガー並に大きい。また、装束で分かりづらいが、他キャラよりかなり四肢、特に腕が長い(*17)。 ガルフォード、ナコルルに次ぐ供連れキャラでもあり、犬のような魔獣を連れている。魔獣にはミズキの「祟れッ!」の一声で正体を現し攻撃するという演出がある(*18)。 アンブロジア復活を悲願とする忠実な僕であり、今でもサムスピシリーズの黒幕扱いとなっている。 彼女の生い立ちは生まれから今まで、救いようがないくらいどん底。まるでこの時代の悪意全てを受けたような凄まじいものである。 黒子 前作から審判や死体運び等で登場していたが、前述の通り特定条件を満たすかランダムで隠しキャラクターとして乱入してくる。名前には何故かモザイクがかかっており、アナウンスも「おや?」としか呼ばれない。 ニュートラルポーズが『餓狼伝説』のタン・フー・ルー、挑発が不知火舞と『龍虎の拳』のリョウ・サカザキ、使用する技もタンの「烈千脚」「撃放」に加え、「虎煌拳」「覇王翔吼拳」「メガスマッシュ」「ブリッツボール」といった飛び道具を撃ってくるなど、SNK作品のパロディ技を駆使してくる。 武器破壊技は「龍虎乱舞」及び「鳳凰脚」のパロディ技の「黒子乱舞」で、さらにもう1つ「黒子大乱舞」も存在し、こちらは技の途中に疲れて休憩してしまう演出が盛り込まれている(結局乱舞は決められるが)。 家庭用では隠しコマンドで対戦のみ使用可能。 和狆とは旧知の仲で、かつて共にミヅキと戦っていた。でもあれだけ強いのになんで負けたんだよ 遊びやすさの向上 キャラ個々人の個性が非常に強く、良く言えばやり込み甲斐があるものの、悪く言えばややアクが強くマニアックな向きのあった前作。しかし本作では全体的に強斬りの性能が良くなっており、ほぼどのキャラを使っても「強斬り一発でバッサリ!」というサムスピ特有の爽快感を手軽に味わえるようになっている。 ゲームの特徴上、前作同様「待ち」が強い傾向にはあるのだが、本作ではダッシュ投げが決まりやすくなったり、回避や間合い調整の細かい動作が可能になったりと、攻める側にも強みが増えた。 このため前作のようなじりじりとした間合の測り合いになるような局面はやや起こりにくくなり、対戦の中で動きが出やすくなっている。もちろん、やや攻めに近づいたとは言え、サムスピ独特の熱い読み合いは健在。 あえて初代サムスピを「ストイック」と言うならば、本作はより派手さ・とっつきやすさを増した「万人向け」と言える。 SNK新世界楽曲雑技団によるBGM 前作で和風テイストを前面に押し出しつつ、環境音を多用することで高い評価を受けたBGMは、より聴きやすく正常進化。和ロックの真骨頂たるガルフォードの「黒鮪」・黒子の「お調子六句」、直球の和風ナンバーである覇王丸の「男道」・狂死郎の「曲玉」、メロディが美しいナコルルの「自然の宴 春」、荘厳なクラシック調のシャルロットの「続 舶来女」・ミヅキの「邪神」、エンディングに相応しい愉快なナンバー「祭り極める」と、バラエティ豊かで粒揃いの楽曲がズラリ。 アレンジ版サウンドトラックの出来も文句無しであり、現在購入を考えるのであれば断然こちらがお勧め。また、フルオーケストラで豪華にアレンジされたシンフォニックサウンドトラックス版の「男道」も一聴の価値アリである。 問題点 対戦バランスの悪化。特に橘右京が強すぎる。 まず、新必殺技である「残像踏み込み斬り」の性能が異常に高い。これは「攻撃判定を持った残像を飛ばし、その後を本体が追いかける」という残像の概念を根底から覆す技で、以下のような特徴を持つ。 発生は早く威力は中~強斬り並。しかも残像は飛び道具を消す上、残像部分はやられ判定が無く攻撃判定だけを持つ。弱・中・強のいずれもヒットさせればダウンを奪う。 後隙の大きさは本体が残像に追いつくまでの時間で決まるため、近距離で出せばガードされて隙は皆無…どころか有利フレームを取ることが可能。 ダウン中の相手に対して近距離で弱の残像踏込み斬りを出すと相手の背後に回ることができ、これを利用すれば見えない表裏の択一攻撃をかけることができる。後述のつばめ返しと小足からの連続技を混ぜれば表裏×上下の4択であり、さらにどの択でも当たればダウン、再び右京様の独擅場となる。 右京本体の機動力の低さを補う技でもあり、残像踏み込み斬りをメインに戦っていれば肉は勝手に回収できてるといった感じで肉の回収合戦と爆弾の回避も容易にしている。右京にボロボロにされているところに投下された肉を我慢できずにダッシュして残像踏み込み斬りを出合い頭に食らう… 中は2回削ることが出来るためガード硬直時間が長く、遠距離から出しても反撃を受けることは殆どない。 それを抜きにしても、通常技のリーチの長さ、最強の対空と言われる屈み中・強蹴りと逃げジャンプ強斬りを併せ持ち、ジャンプ直後に出すと見てからガードするのは不可能なレベルの中段と化す上、バックジャンプ ダッシュから出しても強力な飛び道具として機能する「つばめ返し」や、その裏の下段択となる「小足 ⇒ 中斬り ⇒ 残像踏み込み斬り」の痛い連続技まで完備してしまっている。 つばめ返しがゲーム中屈指の飛び道具連射性能を誇る。ガードされても着地時にガード方向にレバーを入れれば硬直を消す事ができるので昇りつばめ返し等で反撃が可能。カムイリムセ等飛び道具を跳ね返す技でも右京本体に跳ね返せない。 つばめ返しは、強いと評されるCPUとの対戦でも非常に有効で画面端で時間切れまで露骨に連発しているだけで「つばめがえし!つばめが(略)時間切れ、橘右京お見事!」と勝ててしまう。時間切れ勝ちになりやすいのはつばめ自体の威力は低いためで、それが右京のプレイ時間の長さと右京との対戦を敬遠される悪い流れに繋がった。 難点はジャンプが若干遅いこと、気絶耐久値自体は並だがカウンター倍率が高めの上、気絶値回復が遅いのでピヨリやすいという事。地味に前転キャンセルが素手時のみ 前転にガード不能タイミングがあるというハンデを持っていたりするが、大抵の対戦ではそこを突くまでに負ける。挙句、右京は怒り時の攻撃力上昇率が全キャラ中一番で、爆発力まで高かったりする(怒り時間そのものは短め)。 一応、チャムチャムに対しては不利と言われ、やり込みや知識により他のキャラでも勝てる可能性は残っている。それでも現在での最強候補には揺るぎないが。 前作で猛威を振るったシャルロットは調整の結果、立ち蹴りや弱・中斬り、ジャンプ強斬りに前作ほどのキレがなくなっているのだが、代わって身に着けた飛び道具「トライスラッシュ」と立ち強斬りのすさまじい対空性能、相変わらず攻撃判定が強いままのジャンプ中斬り、しゃがみ強斬りの出の速さとリーチを兼ね備えたカウンター能力と、総合的には結局全然弱体化しておらず、前作のサルロット戦法も相変わらず可能。 それでも上述した右京相手だと、バックジャンプつばめ返しを繰り返されるだけで苦しい(*19)。また気絶しやすく、投げの威力が全キャラ中最弱で待ちを崩す手段が少ない、前後転に全身無敵がないので牽制抜けが難しいという弱点も持つ。 新キャラでは、投げとしゃがみ中蹴り連打とスライディングのワンパターン戦法がウザ強いチャムチャムが目立つ。さらに投げやスライディングで転ばせた後は「パクパク・ガブル」でごっそり体力を削ることが出来る。 反面、前述の技以外は使えない技ばかりというバランスの悪いキャラでもあるため、スライディングや投げが通用しない相手にはとことん弱いという特徴も持ち合わせている。 ズィーガーにはスライディングをガードされると「しゃがみ中蹴り ⇒ ティーガー・コップ+α」という強力な連続技で反撃され、削り技の「ヴルカーン・エクスプロイズン」に対しても有効な反撃手段がないため大きく不利がついてしまっている。 またアースクェイクに対しても地上ではリーチ負けしてる上しゃがまれると投げを決められず、飛び込みも落とされやすくこちらも不利である。 他、トリッキーな動きと後述するバグでしゃがみ待ちが強い不知火幻庵、長いリーチと鉄壁の守りを持つ千両狂死郎が強いといわれる。 逆に『サムスピ』のヒロインであるナコルルは超弱体化。 すべての技の判定が弱体化・必殺技の隙は増加、ジャンプは遅い、連続技もリーチも無い、秘奥義を持っているが性能面では頼りにならない…と悲惨。また防御力も相変わらず低く、事故死も怖い。強みと言えば対空技のジャンプ強斬りぐらいしかない。 特に幻十郎が相手だと「アンヌムツベ」(というよりも「ムツベ」と名のつく必殺技全て)を1回でもガードされたら死ぬ(*20)。 雑誌『ゲーメスト』でも本誌・増刊ともダイヤグラムで常に最下位とされてしまった。特に幻庵や狂死郎に対しては2 8などという絶望的な数字が付けられてしまっている。 2014年に「鷹捕まり」を利用した前後上下の高火力4択という武器が発掘されて「死ぬ時はあっさり死ぬけど、殺せる時はあっさり殺せる」という聖帝枠へと進化。 主人公である覇王丸も弱い。ゲーメストダイヤグラムではナコルルに次いで下から二番目の順位が定位置という主人公らしからぬ評価に。中間距離での差し合いが思ったよりも弱く、使える技が少ない。かろうじてリーチの長い立ち中斬りが若干使えるが、それだけでは押されてしまいがち。相手に最大限に警戒される強斬り(斬鉄閃)はうかつに出せない。特に右京に対しては、飛び込みをすべてしゃがみ中蹴りで返されてしまったりする。 しかし、なんだかんだいって怖い斬鉄閃、投げの威力が実は平均より高い(さらにしゃがんだ幻庵やアースクェイクも投げられる)、新必殺技の「烈震斬」の隙が少な目で削り能力が高い…など光る面もあり、キャラとして扱いやすいこともあり使用率は決して低くない。プレイヤー次第では上位を喰える可能性は十分秘めている。 2000年台に見つかった前転キャンセル行動やバグ臭い仕様を利用したテクニックの恩恵を一番受けているキャラで、ダッシュ前転キャンセル投げから強制下段避け誘発しゃがみ中蹴り→斬鉄閃まで確定するキャラがいる。 ライバルキャラとして登場した幻十郎はというと、中間距離ではしゃがみ中斬りが発生が速く相手の弱斬りと勝負できるほどだが、リーチがやや短く空振りの隙が大きすぎるというリスクも抱えている。必殺技の「三連殺」も表裏二択を狙えるが、追加入力がシビアでミスるとカウンターで大ダメージを喰らってしまう。さらに必殺技の「桐覇 光翼刃」は一見対空に使えそうだが無敵時間は無い上判定も弱く、コマンドの優先順位のせいで三連殺を出そうとして暴発することが多いという死に技となっており(*21)、総合的には中堅~下位クラスに甘んじている。 しかし、やはり覇王丸同様立ち強斬り・ジャンプ強斬りは相手にとって脅威であり、ナコルルの件で前述した「しゃがみ強斬り→遠立ち強斬り」(*22)というお手軽かつ高威力の連続技が右京・シャルロット・狂死郎・幻庵・チャムチャムといった強キャラにことごとく決まるため、一発逆転要素の強い上位喰いとなっている。また武器破壊技の「五光斬」も対空・連続技だけでなく、ガードさせて通常4f有利、画面端ですら1f不利で確反無しという高性能っぷりで「五光斬から五光斬orダッシュ投げor三連殺表裏の4択」という攻めの起点に使えるなど使い勝手が良く、幻十郎は怒りやすいため回転率も良い。 微妙な新システム群 技あり(カウンター)が怖すぎる。 本作から導入されたカウンターシステム(*23)だが、ただでさえ「一撃が重い」ゲームな上にダメージの増加倍率が高く、さらにカウンター条件が「技の全フレーム」であり、技を出し終わった後の硬直中に反撃を食らってもカウンターが成立してしまう。「ちょっとしたミスや読み負けで簡単に致命傷を食らってしまう」ケースがままあり、全体的に対戦が大味になってしまった。実はカウンター倍率は技ごとに設定されており、ズィーガーのようにほぼ全ての通常技のカウンター倍率が0.75-0.85(=カウンターを貰うと逆にダメージが減る)というキャラも居たりする。このゲーム自体にはキャラ毎の体力防御力の概念が無く、他のゲームにおける「デカキャラ=硬い」のような物は、このカウンター倍率補正で調整されている。 せっかくの必殺技や武器破壊技・秘奥義も、元々の隙の大きさに加えてとにかくカウンターが怖いので、使いどころが非常に難しくなってしまっている。特に武器破壊技は「怒りMAX時のみ」という条件があるために尚更狙える状況が少ない(*24)。 いろいろ追加された特殊動作もイマイチ使いにくい。 下段避けは一部の技をガードしていると勝手に出てしまった挙句、結局ダメージを食らってしまうという事態になり、せっかくの仕様が仇となってしまっている。とはいえこのゲームは持続のある攻撃が少なく、しゃがみ大斬りを避けられればリターンが大きい。 上段避け(伏せ)も「強斬りを避けてカウンターで一閃!」を狙うためのものと思われるが、意外とタイミングがシビアで狙いにくい。しかも狂死郎など一部キャラが持つ、下の方まで判定のある強斬りに対しては伏せてもモロに食らってしまったり…。実用的な使い方は一部の飛び道具を避けたり、覇王丸の斬鉄閃を避けるぐらい。「相手の行動を限定させる」ために使うのなら悪くはないが、それが通じるレベルで駆け引きできるのは、余程このゲームをやりこんでいる人達だけである。 前転・後転には無敵時間があるので緊急回避として使えなくもないが、コマンドのせいで微妙に出しにくく、結局使わなくてもどうとでもなる程度…と思われていたが、特殊テクニックが見つかり「相手の牽制を無敵で避けつつ硬直をキャンセルして大斬り」や「前転で攻撃を抜けつつダッシュで接近して投げ」が可能になり、上級者の対戦ではほぼ必須技になっている。 退き込みダッシュの意味不明さについてはもはや言葉もない。一応ガルフォードにとってはダッシュ大斬りの起点になったり、足の速いキャラは、相手の大斬りを避けて走り込み投げるといった使い方はできるのだが…。 ぬいぐるみ化は、出掛かりに投げにのみ無敵時間があり、煙幕効果もあるので意外と使えるが、どう見ても世界観ぶち壊しである。 受け返しは一見『ストリートファイターIII』のブロッキングや『餓狼 MARK OF THE WOLVES』のジャストディフェンスのような画期的な反撃システムのように思われるが、成立タイミングがシビアすぎるせいで狙って成功させるのは完全に不可能なレベルなので結局のところ運任せ。むしろ出ると出した方がびっくりして反撃をし損ねてしまうとかよくある話。 さらに相手の起き上がりや空中くらいの着地等、無敵状態からガードができるようになる状況に「完全に斬り攻撃を重ねてしまう」と、「攻撃が当たる瞬間にガードした」と判定されて自動的に受け返しが成立してしまう(*25)。 バグによる一部キャラの優遇 幻庵とアースクェイクの2人は、しゃがみ状態だと殆どのキャラに投げられなくなってしまう。 この2人はしゃがみ状態の横幅(キャラ同士が近づける限界)がやられ判定(攻撃技と重なると喰らう範囲)よりも広いため、間合いの狭い投げでは密着しても範囲外になることが原因。 アースクェイクを投げられないのはガルフォード(間合いの広いストライクヘッズなら可)、王虎、狂死郎、幻庵、アースクェイク、十兵衛、幻十郎、チャムチャムの8人。幻庵はこの8人にナコルル、右京が加わり10人となる。 そのため体力リードされた幻庵にしゃがんで待たれると、ナコルルは完全に詰んでしまうというのが定説だった(*26)(*27)。 アースクェイクの場合は前作で投げそのものが無効という設定だったので、投げに頼らない戦術がすでに定着していた。またしゃがんでも図体がでかいため、昇りジャンプ攻撃の「見えない中段」を当てられるキャラが多く、一応は詰まない。 ガルフォードの「マシンガンドッグ」「メガストライクドッグ」を王虎、狂死郎、幻庵、アースクェイク、幻十郎、黒子の6人に決めると、犬が噛み付いている間にダッシュ強斬りで追撃可能。特に武器破壊技であるメガストライクドッグは、噛み付いている時間が長いため2回ダッシュ強斬りが入る。 ただし、ガルフォードの犬技はそもそもマトモに当てられるものではなく、ダッシュ強斬りもいかにもバグ風の挙動で安定して出ないため、成立する状況が極めて限られた魅せ技というレベルではある。 高難度かつ単調なCPU戦 SNK格闘のCPUといえば超反応で有名だが、本作のCPUも同様で、シリーズ作品中でも屈指の凶悪さを誇る。2人目ぐらいまでは棒立ちのため、強斬りを適当に振っているだけでぶった斬れる木偶のような味気なさだが、その後は一転、「投げ狙いのダッシュで詰め寄りつつ小技をガード、大技を避け動作で回避、こちらが固まると投げる」という極悪なアルゴリズムで攻めてくる。 対人戦の立ち回りは基本的に通用せず、アルゴリズムの隙を突いた作業プレイ、または投げ封じの小足連打を敵がガードミスで喰らってくれることを祈るという一方的な防戦を強いられるため、あまり評判は良くない。CPUは、下段に届かない技を前転で避けて接近→投げるという味なマネも得意で、牽制技すら迂闊に振れない。 最後に待つ羅将神ミヅキは超反応の極み。さらにワープ技、こちらを豚に変身させたりレバー上下を入れ替えたりする無力化技、相打ちで十二分に元が取れる発生保証付き飛び道具など、ラスボスらしい壊れ技を多数持つ。ついでに怒り関連の性能も全キャラ最高レベルで、とにかくキレやすく冷めにくい。 なおPS版『剣客指南パック』ではプレイヤーも使用できるが、ジャンプが遅い・立ち強斬りが弾かないため反撃されやすい・体力を削れる技が一つしか無い・連続技のパターンが少ないなどプレイヤーキャラとしては微妙な性能。『KOF 96』のゲーニッツ同様、CPUは超反応故の強さだということが解る一例であった。 ちなみに隠しキャラの黒子は、離れて対峙していると飛び道具を撃つため、本作では珍しく飛び込みを綺麗に決めさせてくれるキャラ。超反応で強いことには変わりないが。 CPU和独は前転にキャンセルをかけて投げるというプレイヤー側には不可能と思われる行動を頻繁に仕掛けてくる。CPU牙神など一部のキャラはジャンプ攻撃に対し完全無敵になれる特殊なガード方法を使ってくる、これをされると牙神をすり抜けて地面に着地したと同時に投げられてしまう。どちらも何度でも使ってくるので連発されるとCPU戦の興が冷める事甚だしい。なお特殊なガードのほうはyoutubeでも上級プレイヤーが使いこなしている。 CPUが対応できない戦法や技があり、キャラによってはクリアだけなら比較的安定させることができた。以下はその例。 アースクェイクのしゃがみ強斬り。なぜかCPUはこの技を棒立ちで喰らう。ラスボスのミヅキすらこれだけで勝ててしまえた(*28)。また前述のバグのおかげでしゃがんでいれば大半のキャラには投げられないというのも一役買っている。 ヒットさせると相手を強制的に気絶させる花諷院和狆の「縛鎖丈撃」と不知火幻庵の「爪つまみ」。対戦ではレバガチャですぐに回復されてしまうが、CPUは回復しないため、この技を一度でもヒットさせればあとは強斬りキャンセルから出すことでハメることが可能。 服部半蔵・ガルフォードは分身で相手の方に出現し、その直後にコマンド投げを決めるというパターンが有効。 ミヅキにはシャルロットのしゃがみ強斬りや、ズィーガーの「ファイヤー・ストゥーム(通称デコピン)」も割と当たる。但し確定はしないのでこれだけで勝つのは難しいが。 総評 初代『サムスピ』の爆発的な人気を受け、発売前から高い期待を寄せられていた中、満を持して登場した本作。 丁寧な作り込み、良い意味ではっちゃけた演出、魅力的な新キャラなどはその期待に十分応えるものであり、見事にシリーズ最大のヒット作となった。 一方でシステム面や対戦バランス面での粗が少々目立ち、前作よりも大味なゲーム内容になってしまったため、対戦格闘ゲームとしての出来はやや落ちるという評価が妥当かもしれない。 裏を返せば初代サムスピが奇跡的な作品だったということでもあり、お手軽にサムスピの醍醐味を味わえる本作はより取っつき易く、より万人が楽しめる一作になったと言えるだろう。 本作の成功で人気絶頂期を迎えたサムスピは続編として『サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』、RPGの外伝『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』などを繰り出し、さらなる展開を図っていくのだが…。 CS機移植 本作発売当初はSNKがMVS/NGゲームの他機種への移植を取りやめることを発表したこともあって移植作は少なかった。 同時期の『THE KING OF FIGHTERS 94』も同様の憂き目に会っている。 セガとクロスライセンスを結んでSSに参入したのは、この発表から1年程度後のことである。PSへの参入はもっと遅かった。 そのため時期的なタイミングもあり、上記2作は人気作であるにもかかわらず長らく他の移植作が登場しなかった。 NG版 1994年12月2日にSNKより発売。NGはMVSの完全互換機なので、当然ながら移植度は完璧である。対戦でのみ黒子が使える。 NGCD版 1994年12月15日にSNKより発売。BGMがアレンジ音源になっているが、相変わらずロードが長い(*29)。 対戦でのみ黒子が使える。 キャラクター選択画面で表示されるキャラがアニメーションせず静止画に変更されている、一部のボイスが削除変更されているなど本体発売年のゲームでありながら先行した『THE KING OF FIGHTERS 94』同様、早くもスペックの影響を受け劣化が見受けられる移植となっている。 Win版 初版は1996年11月14日にゲームバンクより、XP対応廉価版は2004年2月19日にメディアカイトより発売。 NGCD版ベースの移植。所々でディスクアクセスが入る為テンポが悪い。 PS版 1998年3月26日にSNKより発売。2007年5月31日にはゲームアーカイブスでも配信されている。 『サムライスピリッツ 剣客指南パック』に前作『サムライスピリッツ』とのカップリング移植。 対戦でのみ黒子に加えてミヅキも使えるが、同キャラ戦や黒子VSミヅキは不可。 PS2 / Wii版『サムライスピリッツ六番勝負』 2008年7月24日にSNKプレイモアより発売。2D『サムスピ』シリーズを網羅した『六番勝負』に収録されている(*30)。 対戦でのみ黒子が使える。また、言語設定が削除されている。 Wii版 2008年7月23日にD4エンタープライズよりバーチャルコンソールとして配信。要900WP。ネットワーク対戦は不可。 360版 2008年9月10日にSNKプレイモアよりXbox LIVE ARCADEとして配信。要1,200MSP。ネットワーク対戦に対応しているが内容の割に高い。ガロスペは400MSPで買えるのに。 iOS/Android版 2013年6月27日にSNKプレイモアより配信。Bluetoothを使ったマルチプレイヤーモードを搭載している。 余談 覇王丸の秘奥義「天覇封神斬」はその異常なコマンドの難しさ(341236421+BC)もさることながら、アニメ『サムライスピリッツ~破天降魔の章~』でそのコマンドが先行紹介される企画があった。しかしその場面があまりにも速すぎ、録画してスロー再生でもしないと公開されていることにすら気付かないようなモノであった…。 なお、このアニメは初代をベースにしてるため登場キャラも13人全員出ているのかと思いきや、なんと橘右京だけ本編に出ていない。一応EDには声なしだがならず者に襲われてる町人を助ける展開で登場している。もし放送時間が長ければ本編でも使われてた可能性もあっただけに残念でならない。 またSMAPの香取慎吾氏が覇王丸の声を当てていたが、その演技力は上述した天覇封神斬が「てんぱふうじんざん!」と呼ばれている事からお察し下さい…。それに目を瞑るとしても、あまりにもいろいろ酷い出来のアニメであったため、ファンの間では黒歴史とされている。 ちなみに、このアニメのエンディングテーマ曲であったGWINKO(ギンコ)氏の歌う「“大好き”という嘘をついた」はややひねくれた愛情を歌った曲で評価が高い。強いて問題点を挙げるなら、和風っぽくも無ければ、サムスピのイメージにもあまり合わないこの曲を何故アニメ制作陣はサムスピのアニメに使ったのかという一点だけである。 武器破壊技は「名刀とか言って何本あるんだよ」(*31)「壊れた武器が直ぐに修復されるなんておかしい」(*32)(*33)とのツッコミを受けて本作のみの採用となり、次回作の『斬紅無双剣』からは「武器飛ばし必殺技」に変更された。 後に『サムライスピリッツ天下一剣客伝』の「真」スピリッツで復活することになる。 十分すぎるほどのヒット作となった本作だが、ネオジオROMはそれ以上の前人気を当て込んで作り過ぎたようで、新品が長年ワゴンの住人となっており定価の9割引き以下の3ケタ価格も珍しくなかった。そもそもネオジオ本体が(当時としては)高額だったので…。 初代からの続投キャラである王虎は、なぜか得物を青竜刀から石柱に持ち替え、さらに人格まで様変わりしてしまった。 初代では、荒々しくも威厳に溢れた「豪傑」と呼ぶに相応しいキャラだったが、スタッフにどういう意図があったのか、本作では粗暴で口汚い失礼漢と成り果てている。 ボイスも頭の悪そうな演技で当てられており、バカっぽい掛け声とともに石柱を振り回す必殺技「気功大撲殺」でプレイヤーの小足にカウンターを取るCPUに濃い殺意を抱いたプレイヤーも少なからずいたとか。 また王虎には「怒髪柱撃」という、自ら石柱に頭を打ち付けてダメージを負う代わりに怒りゲージを自分でMAXにするという無茶苦茶な必殺技も存在している。 この技は(弱めだが)攻撃判定も持っているため屈辱的な対空技としても使用可能で、更にこの技でトドメを刺すと殺害勝利扱いになるため「阿呆がボケがばかがカスがあ!!死んでしまええ!!」という貴重かつ屈辱的な殺害勝利メッセージを見ることも出来る(*34)。 ネオジオ版のテレビCMでは当時アイドルだった千葉麗子氏がナコルルに、地井武男氏が柳生十兵衛に扮しての剣劇が放送され話題を呼んだ。 いやそこは覇王丸だろ普通!、そもそも千葉氏はナコルルじゃなくてチャムチャムだろ! (*35)という突っ込みはさておき、両氏の力演もあって真サムの魅力を上手く伝えているCMである。またこの両氏はほぼ同時期発売のネオジオCDのCMにも出演しており、この流れでの採用であったとも取れる。 本作のROM容量は202Mビットと200Mビットを超えたことから、これまでSNKがネオジオのキャッチコピーとして展開してきた「100メガショック」はこのCMから使われなくなった。 初代のラスボスである天草四郎時貞は、本作ではデモ画面でのみ登場する。 善の心を持って復活し、ミヅキの手に落ちかけたプレイヤーを助けるといった活躍を見せるが、最終的にはミヅキによって消滅させられてしまう。 本作はアーケードにおけるシリーズの中でも最も未来の時系列であるため、これが作中世界における天草の最期となってしまった。 本作の海外版タイトルは『SAMURAI SHODOWN 2』とナンバリングタイトルになっている。本作以降、MVS/ネオジオで出た作品と『~天下一剣客伝』までがこれに該当している。 ちなみに、『~天下一剣客伝』の海外版は『SAMURAI SHODOWN VI』のタイトルでリリースされている。 数々の珍誤植でも有名だったゲーメストだが、「サムライスポット」だのと間違えられたサムスピの中で本作も例外ではなく「直サムライスピリッツ」と誤植されてしまった。 もはや原型を留めない「天草システム」に比べれば、「真」と「直」は形が似てなくもないのでまだ納得できる(?) NEOGEO20周年特別企画としてゲーメストの有名誤植がTシャツ化されたのだが、案の定この「直サム」も含まれている。
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