約 2,765 件
https://w.atwiki.jp/tukumorei/pages/13.html
登場人物紹介 ウィンセント・W・エクスノー 性別 男 年齢 22歳 身長179cm 体重65kg 一人称 私 ●最強の殺し屋。何時でも冷静でいられるのが長所。任務を与えられたらその日のうちに確実に終わらせる。終わらせなければ悲劇を味わうというジンクスを持っている。緑と銀のオッドアイ。 ◎過去に両親を滅多刺しにして殺した。あまりその時の事は覚えていない。が、あるキッカケで思い出すことになる。 ○通称 紅の人形(ブラッディ・ドール) リルグレイ・ミニア 性別 男 年齢 19歳 身長174cm 体重 62㎏ 一人称 俺 ●シルドフォーラ部隊隊長。動物好きの優男。人が良く、皆から好かれている。といっても、仲間を傷付けられると豹変したかのように怒る。 ◎過去に自分の兄をウィンセントに殺されたため、殺し屋達の行方を追っている。 ウィンセントとは敵同士。 アリス 性別 女 年齢 9歳 身長134㎝ 体重23㎏ 一人称 私 ●ウィンセントの仲間。齢は10にも満たないが、殺し屋。いつもポケットに愛用のナイフを仕込んでいる。学校にはちゃんと通っている。 ◎生まれた頃から両親がいなかったため、ウィンセントが親代わり。(デイルは兄代わり) 学校での態度は一般的な少女だが、本当はとても大人びている。そして腹黒ドS。 ○通称 銀の風少女(シルバー・ウィンディア) デイル・レリー 性別 男 年齢 16歳 身長169㎝ 体重54㎏ 一人称 僕 ●アリスと同じくウィンセントの仲間。此方も殺し屋。ワイヤーを愛用している。学校は一応行っている。だが、秀才なため、授業に出る必要が無い。 ◎アリスの兄的存在に値するが、アリスにこき使われている。アリス曰く「アンタは私の部下よ!」らしい。とりあえずパシられる。 ○通称 漆黒の風(ブラック・ウインド) サブキャラクター ハク 性別 男 年齢 12歳 身長 154㎝ 体重44㎏ 一人称 おいら ●シルドフォーラ部隊所属。リルグレイとエターの事を尊敬している。いつも笑顔が眩しい少年。歳相応でとても元気。仕事はしっかりやる方。シルドフォーラ部隊に入ることを自ら希望した。部隊の中では最年少。 ◎ウィンセントとデイルに姉を殺された事がある。リルグレイと共にウィンセントの行方を追う。 エター・ミニア 性別 男 年齢 18歳 身長172㎝ 体重59㎏ 一人称 我 ●リルグレイの弟で、シルドフォーラ部隊の副隊長。クール系ツンデレ男子。リルグレイの事を嫌いと言っているが、わりと尊敬している。兄と同じで、仲間を傷つけられると豹変する。 ◎過去に長男を殺されたため、リルグレイと共にウィンセントの行方を追う。ハクとは相性が悪い。 竜藤(リュウドウ) 性別 男 年齢 18歳 身長175cm 体重 60㎏ 一人称 オレ様 ●煎餅が命なエルフ。竜藤と言う名は偽名らしい。目の色は怒ると真っ赤になり、嬉しい時は緑になる。普段は黄色と緑が混ざった綺麗な色。時雨の兄的存在に値する。 ◎煎餅を本気で愛しており、暇があれば絶対バリバリ食べている。とりあえずおっさんくさい。時雨と同居中。 時雨(シグレ) 性別 男 年齢 ???(多分10代 身長 ??? 体重 ??? 一人称 某 ●果物好きなエルフ。とにかく性別と一人称以外は謎。何の影響か分からないが一人称がなぜか某。右目は黄色で、左目は眼帯をしている。 ◎サクランボが命。サクランボが食べれなくなったらマジギレする。本人曰く「某サクランボと結婚したいよ」らしい。 清香(キヨカ) 性別 女 年齢 16歳 身長 157㎝ 体重 ㊙ 一人称 うち ●関西弁でたこ焼き好きなエルフ。大阪のおばちゃんのように喋りだしたら止まらない。緑色の綺麗な髪の毛をしている。頬に傷がある。 ◎頬の傷は昔殺し屋にやられたらしい。吉本LOVE。とくに座長。初対面の人にも関西弁ぶっ放すある意味最強な少女。 これから増える可能性があります。 御了承下さい。
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/200.html
バルクライン・シューティングスター 概略 / Personal Data 種族 / Race リルドラケン 性別 / Sex 男性 年齢 / Age 54 (人間での30代くらいをイメージ) 身長・体重 / Height・Weight 236cm - 115kg 色素 / Color 瞳:緑 髪:灰 肌:赤 第4話にしてキャンペーン参加という加入の遅さ。 これは発売されたばかりのルールブックⅡを使って新種族にするしかない、という思惑と、 加えて、以前からやってみたかった「ファイターって本当は強いんだぜ?」ということを知らしめるためのキャラ作成。 するとアラ不思議。リルドラケンは種族的にコンセプトに最適でしたとさ。 今まであまりつくられなかった防御系重戦士タイプ。ガチガチの防具に錬技でさらに硬化。それを生かしての特技「かばう」。 戦闘では前に立って仲間を守りまくるディフェンダー。戦闘以外の判定は全部平目だけどネ! 外見・性格 / Image&Character 碧眼と赤みがかった鱗、白灰色のたてがみを持つ。2mを越す体躯だが種族的には平均的。戦士らしい引き締まった身体。 武人であるが堅物ではなく、優男というほど軽くもない性格。優しげで比較的良識派。 イメージは庶民的なナイトだが、ロールで雰囲気を出せていないかも。 人当たりは柔らかいほうで、親しいものにはフランクに、他人には丁寧に振舞う。 その過去から、"誰かを守る"ことに関してこだわりを見せる。 設定 / Settings 経歴 ・血縁者と死別している ・大きな挫折をしたことがある ・己に何らかの誓いを立てている 詳細は構想中 己の腕を磨き、また力を役立てられる機会と場所を求める旅をしていた。 近々催される星誕祭とその一環の武闘大会の噂を聞き、トスターの町を訪れた。 ねじれた狐の巣穴亭で居合わせたPC達の仕事を手伝う形になり、以降このパーティを自分の居場所と見定める。 一族の祖先は強大なドラゴンだという伝説があるトカ。 データ / System Data 技能 / Skills ファイター:4 エンハンサー:1 経験点(残/計):1540/6040 能力値 / Attribute 基本値(修正後) ボーナス 器用度 10(12) +2 敏捷度 15 +2 筋力 21 +3 生命抵抗力 HP 生命力 24 +4 → 8 36 知力 11 +1 精神抵抗力 MP 精神力 14 +2 → 6 14 修正命中力 7(ヘビーメイス) 修正命中力 7(尻尾) 追加Dm +7 修正回避力 4 防護点 10 魔物知識 0 先制力 0 移動力 15m 魔力 0 種族特徴 / Racial Characteristics [鱗の皮膚]:防護点が常に+1される [尻尾が武器]:尻尾を武器として扱える [剣の加護/風の翼]:一日に合計6ラウンドだけ飛行できる。補助動作。飛行中は近接攻撃の命中力と回避力が+1。飛行速度は通常移動。 戦闘特技 / Combat Speciality [かばう]:同じ乱戦エリアのキャラクターひとりの代わりに攻撃の対象になる。受けた攻撃は自動的に命中する。 [ブロッキング]:乱戦エリアにいるとき、大きさをキャラクター二人分として扱う。 錬技 / [ビートルスキン]:防護点を+2点する 装備 / Equipments 部位 装備品 備考 武器 ヘビーメイス 命中修正+1 威力20 武器 尻尾 命中修正+1 威力11 鎧 プレートアーマー 回避力-2 防護点7 盾 タワーシールド 防護点2 頭 耳 顔 首 首飾り 形見の品 背中 ロングマント かっこいい 右手 宗匠の指輪 器用度基本値+2 左手 腰 足 その他 背負い袋 水袋 毛布 火口箱 ロープ(10m) 小型ナイフ 食器セット 調理道具セット 着替えセット たいまつ×12 保存食×7日 所持金:1043G 名誉点 所持/合計 55点/55点
https://w.atwiki.jp/dngtrpgbu/pages/65.html
“恣意なる林檎(ニュートン・オア・エデン)”結々色更科 【年齢】 【性別】 【星座】 【身長】 【体重】 【血液型】 23 男 双子座 170cm 60kg AB 【ワークス】 【カヴァー】 【ブリード】 UGN支部長C 大学院生 クロスブリード 【シンドローム】 バロール ノイマン 能力値 肉体:2 感覚:1 精神:7 社会:2 白兵:0 射撃:0 RC:1 交渉:0 回避:0 知覚:1 意志:3 調達:4 運転(四輪):2 芸術():0 知識(オーヴァード):2 情報(UGN):1 運転():0 芸術():0 知識():0 情報():0 副能力値 HP最大値 常備化P 財産P 行動値 戦闘移動 全力移動 31 12 5 9 14m 28m ライフパス 出自 経験(UGN) 邂逅 安定した家庭 技術畑 秘密 覚醒(侵蝕値) 衝動(侵蝕値) 侵蝕基本値 探求(18) 解放(14) 32 ロイス 関係 名前 P感情 (チェック) N感情 (チェック) ロイスorタイタス 上司 霧谷雄吾 忠誠:○ 脅威 ロイス 異能 オーヴァード 観察対象:○ 実験対象 ロイス 朋友 伊熊由佳 懐旧:○ 隔意 ロイス エフェクト 番号 エフェクト名 LV タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 制限 - リザレクト 1 オート - - 自身 至近 効果参照 - - ワーディング 1 オート - 自動成功 シーン 視界 0 - 1 コンセントレイト:ノイマン 2 メジャー シンドローム - - - 2 - 2 コントロールソート 1 メジャー 射撃 対決 - 武器 2 - 3 孤独の魔眼 1 オート - 自動成功 効果参照 視界 4 - 4 グラビティガード 3 オート - 自動成功 自身 至近 3 - 5 時の棺 1 オート - 自動成功 単体 視界 10 100% 番号 効果 参照P - 戦闘不能時orシーン終了時使用。戦闘不能を回復し、HPを(LV)D点回復する。回復したHPと同じだけ侵蝕率上昇。このエフェクトは侵蝕率が100%以上では使用不可、重圧状態でも使用可 ルルブ1:P169 - シーンに登場している非オーヴァードを全員エキストラにする。逆に登場しているオーヴァードは使用されたことが自動的に分かる。エフェクトの効果はシーン中持続 ルルブ1:P169 1 組み合わせた判定のC値を-LV(下限値7) ルルブ1:P169 2 組み合わせた判定は【精神】で判定を行う ルルブ1:P147 3 自身を対象に含む「対象:範囲」または「対象:範囲(選択)」の対象を自分ひとりに変更する。その攻撃でカバーリングされる事はできない。シナリオLV回 ルルブ1:P105 4 ガード時に宣言する。このガードの間、ガード値を+(LV)D ルルブ2:P85 5 相手が判定を行う直前に使用する。その判定は失敗となる。判定を行わないエフェクトには使用不可。シナリオ1回 ルルブ1:P107 武器 番号 名称 種別 技能 命中 攻撃力 ガード値 射程 常備化 1 貪る果実(ショットガン) 射撃 射撃 -1 5 - 10m - 番号 解説 参照P 1 同エンゲージのキャラクターに対して攻撃力+2 ルルブ2:P186 防具 番号 名称 種別 ドッジ 行動 装甲値 常備化 1 番号 解説 参照P 1 一般アイテム 番号 名称 種別 技能 常備化 1 番号 解説 参照P 1 ■キャラ説 「さあ、ハングリーに行こうか」 最近昇格したばかりの支部長。 オーヴァードそのものに強い関心を持ち、相手の多様な反応を引き出すために幅広い能力を身につけている。 見かけは細身の優男。常に林檎を弄んでいる。 が、これは彼の知り合いから強制的に送られてくる物で、別に好物ではない。 +セッション参加履歴 セッション参加履歴 【セッション名】 【GM】 【ログ】 【備考】 『Unhappy Lucky』 ロリバス 本編/雑談
https://w.atwiki.jp/kokodaketasekai/pages/20.html
【プロフィール】 名前 ビハインド・レイボーン 職業 賞金稼ぎ(スペースカウボーイ) 種族 人間 性別 男 年齢 25歳 身長・体重 182cm/60kg 出身世界 人類が土星まで進出した世界 つまりSF世界 【能力】 『ブラッディアイ』 その名の通りこの能力が発動されると、瞳が血の様な赤色に染まり『動体視力、反応反射速度』を発射された銃弾を見てからかわす事が可能なまでに上昇させる。が、その代償として使えば使うほど精神が犯され、最後には廃人になるという一面も持ち合わせている 。実はこの能力、エウロパ独自の風土病であり、この時代の最先端医療でもお手上げとされるいわくつきの難病である。(今は亡きある組織による超人練成計画、その前実験の舞台に当時としては比較的ISSP(太陽系刑事警察機構)の目が届かなかったエウロパが選ばれる。新薬と称してばら撒かれたナノウィルス入りの飲み水を飲んだエウロパの人々は、超人的な身体能力を得たが同時に制御の利かないバーサーカーへと変貌した。ある程度の実験データーがそろった時点で組織は新薬を引き上げ、エウロパから撤退。同時にISSPが介入し、騒動を鎮静化。組織によって引き起こされたこの騒動を新たな伝染病と処理し、組織に出し抜かれた事実を完璧に隠蔽した。当時の長期的な最新治療により症状が緩和されたのを機に、この出来事は人々の記憶から薄れ次第に忘れ去られていった。だが人々の記憶から消えたとしてもその爪痕は確かに残っており、『ブラッディアイ』と言う形で今もなお、エウロパの人々を蝕み続けている。今現在、この真実を知る者はいない…) 【装備】 『ワルサーP99』 口径9mm 使用弾薬9mmパラベラム弾 重量750g装弾数16発の自動拳銃 現在 残弾14発 『戦闘用特殊強化ウェットスーツ』 耐熱、耐弾、耐刃、耐衝撃、4つを軽減するが凍結状態に陥ると脆い。火星で発見された超軽量合金素材で出来ており、薄くて、軽くて、丈夫と3拍子揃っている。体の動きに合わせてそれをサポートする仕組みが組み込まれており、装着者の身体能力を向上させる(出力調整可能)武術を修める者がコレを装着すると、さらに効果的に使用することが出来るであろう。(外着の内側に装備している) 『戦闘用特殊強化グローブ』 上記と同素材の手袋。ウェットスーツではカバーできない手の部分を守る。 【アイテム】 予備マガジン(16発)4個 【備考】 ジークンドーの達人 (それに見合った身体能力は当然、持ち合わせている(無い方が不自然))拳銃の腕前は素人に毛が生えたようなもので、5~10m程度が一応狙える限界か? 容姿は長身痩躯な体形と、ツンツンと逆立てた金髪が印象的な一見間の抜けた相貌の優男。服装はグリーンのジャケットに黒いワイシャツ、細身の黒いスラックスという某三世を彷彿させる出で立ち。 【経歴など】 木星の衛星(テラフォーミングされた)エウロパ生まれ。幼い頃に大昔のマーシャルアーツ、ジークンドーと出会い学び始める。その才能は凄まじく十九歳で『拳聖』の称号を得るに至る。二十歳の頃、愛機(宇宙船型戦闘機)グランウェルを購入し、念願であった宇宙を駆けるカウボーイとなる。賞金首の連中からは『ぶっ壊し屋のレイ』(捕まえるのに手段を選ばない為)と言われ恐れられていた。同業者に言動やらなんやらが似通っている人物がおり、賞金首などにその人物と間違われると怒り狂うらしい。(一度鉢合わせした時に大喧嘩になったとか…)大物賞金首ハンニバル・ラスプーチンを追って位相差ゲート(超光速航法)に飛び込んだ所、事故かトラブルかこの世界へと飛ばされた。この世界に漂流すると同時に消失した、自身の〝愛機〟を捜し歩いている。
https://w.atwiki.jp/jinkou2/pages/132.html
コメント元ページ テスト書き込み - 名無しさん 2017-10-12 01 00 40 軽い気持ちで見に来たら温…何故お前がw - 名無しさん 2017-10-15 02 46 19 得票率高ぇ!?wwwと思ったけどアレだわ、そもそもの選択肢の数がな…□ - 名無しさん 2017-10-17 18 29 04 すまん、黙がイチ推しなので誰にも入れられん(適当) - 名無しさん 2017-10-18 01 39 16 ぬっしゃ人気高えな - 名無しさん 2017-10-19 11 14 47 前は蛮人気高かったのにアペ来てから大きく勢力図でも変わったのだろうか - 名無しさん 2017-10-19 12 33 32 いやお前ら唐揚げ大好きかよwww数日見ないだけで何故こうなる - 名無しさん 2017-10-20 19 36 51 初めは温が圧倒的だったのにいつの間にやら陽に大差で引き離されとる - 名無しさん 2017-10-21 00 40 42 温「俺は…駄目な男だよ…」陽「ああ。お前はお前だしな(ニヤリ)」 - 名無しさん 2017-11-23 07 33 58 女子人気以外はROMってたが一応宅推しだしなぁ…もうそろ頑張ろうかね - 名無しさん 2017-10-21 02 17 01 クソ - 名無しさん 2017-11-10 18 39 14 生理的に無理なやつが3位なんだが何で…? - 名無しさん 2017-11-10 18 40 08 男女合わせて4人目に100台達成したのがどっかのからあげクンとかもう盛大に草 - 名無しさん 2017-11-15 19 05 12 蛮「俺と策が最下位だと?どいつもこいつも…俺が何をしたって言うんだ」策「おや?そんな事を気にしていたのですか?」 - 名無しさん 2017-11-19 01 50 59 ほんとだ、同点は草 蛮さんは前回1位だったのになあ - 名無しさん 2017-11-19 03 27 19 何やこれwww蛮策は絶対同点でないといけない決まりでもあるんかwww - 名無しさん 2017-11-26 15 11 06 女子の方もなんか同じ現象が起きてる性格がチラホラある気がw - 名無しさん 2018-01-25 14 13 29 こっちもこっちて似たような結果になってんのに平和で羨ましいわ まぁ誰が何位でも気にならんしな - 名無しさん 2017-11-28 18 44 38 宅もやがて100行くんかな?どこぞの誰かさんと違って、コイツはそんなに嫌いな人居なさそうなのに前回は最下位だったヤツだしなんかいいね - 名無しさん 2017-11-30 22 08 20 策「ふむ…少し見ないうちに投票数が様変わりしているようですね。フフ…誰が何をしたのやら」 - 名無しさん 2017-12-10 01 37 13 おおいつの間にか男全員100票突破か。中間結果:陽156>優155>宅131>蛮114>策107>温105 前に比べると全員拮抗してきたな。 - 名無しさん 2017-12-10 10 50 22 まさか策男ですらも100行くとは(笑) - 名無しさん 2017-12-10 17 19 36 宅男「お願いーシンデ〇ラー夢は夢で終ーわれーないっ」 - 名無しさん 2017-12-12 08 26 01 まさか、凛ちゃんグッズはそういう…w - 名無しさん 2017-12-12 23 39 22 2日で70票近く激増するってどうなってんの・・・。 - 名無しさん 2017-12-14 10 44 38 何日か前の優男の票の動きもかなり凄かったような。何だ、それこそどこかの大型掲示板にでも晒されたのだろうか… - 名無しさん 2017-12-14 12 14 36 女子の方の一晩での激増もそうだけど、バックアップのアドレス一覧からして誰かが一人で入れ続けたっぽいね。 - 名無しさん 2017-12-14 17 46 16
https://w.atwiki.jp/taigamonogatari/pages/412.html
第三十三回 「Walk this way」 日時 12月13日(日)10 00~17 22 使用ルール 追加ルール⇒宝石 概要 依頼人は劇場『ワンダーホール』の支配人、マッセンさん。戦争が活発になった煽りをうけて、徴兵による人手不足に困っています。しかし劇場の地下に魔法の脚本が封印されているという記録があったのです。それを使えば少人数でも劇ができるらしく、また地下にはそれらしい隠し通路まで見つかったそうな。地下に保管されている脚本を回収し、公演の手伝いもしてあげよう! みどころ ・ちくわ迫真の演技・にやにや様にやにや様おいでください メンバー GM ◆Sp6hBasIoE 参加者 ユウヘイ joss ◆Xr5H9Q.EGg ヴィエリ ◆mlFisQKqR. パレーネ ◆M8sivYoWAI クロイツ ◆7xuwBG6R9k アーミット ◆Utz8J.lZMo ログ 表ログ (1)/(2)/(3)/ 地図 劇場地下 詳細 公式セッションの募集をします。 日時 12/13 10:00~(13:00くらいに40分ほど休憩) 人数 1人は決まっているのであと4人募集します ルール 本家 ユニークアイテムのみ持ち込み可能 隊列 闘技場3列 ダイス 6ゾロ 攻撃時→何もなし 防御時→完全回避 1ゾロ 攻撃時→攻撃失敗 防御時→達成値半分 イニシアチブ 1d20+機敏で順番を決め、以後その順番で動きます。 シナリオは以下の4つの中からの選択になります 1.ヴァラコールの傭兵 2.魔法庭園の探索 3.「滝の都」の劇場の依頼 4.内偵 名簿 ユウヘイ +設定 名前:ユウヘイ・ノガミ(Yuhei) 種族:東夷 年齢:19 性別:男 職業:市民 能力値 3 3 3 スキル 家事 隠密 応援 資産 装備・もちもの ちくわ お鍋のふた ウェイターの服 調理道具 魚 野菜 生肉 鶏肉 卵 各沢山(装備ルールでいうところの5個ずつ 実家の屋号「の神」が入った手拭い 10400G 累計55400G 外見 ちょっと長めの髪を鬱陶しそうにたらした東夷の青年。特に後ろ髪は肩にかかっている) 中肉中背だが、なんだか終始困ったような顔をしているために本来よりも小さく細く見えたりする。作り自体は優男と言っても良いかもしれない。 設定 日輪の大手割烹料亭(すし屋兼)の跡継ぎの予定だったが、「いや、なんていうかあの『ヘイ、ラッシャイ』とか無理。あんまり声出無いから…ごめん」と言う理由で辞退。何もしないのもアレなので大陸に流れ着いて、白猫亭でウェイターの真似事をしている。出生だけあって料理は得意で、キッチンスタッフに回ることもある。控えめと言うか目立ちたがらない。何故か冒険者の中に混ぜられていた 漢字表記で書くと「野上優平」 最近、実家から仕送りが送られてくるようになり、自分の現状と併せて非常に肩身の狭い思いをしているようだ 経験点 4点+GM経験点7点(計11点) ヴィエリ +設定 名前:ヴィエリ(Vieri) 年令/性別:男/27 職業:三枚目(データ的には盗賊) 人種:ラクセン人 能力値:武勇1機敏6精神2 HP:20 スキル:発見 回避 応援*2 変装 隠密 人徳 連続行動 所持金・装備品: 貰い物のクリスナイフ・古びた小盾 革鞄(ランタン・油・火打ち石・ロープ・安酒・干し肉・ボロ布・変装道具・小さな押し花) 宝石『ロタティオン』(クリスに装着) _ 1ターンの間、「変装」を消費して任意の味方1人と同じ能力値になる 即時発動 指輪『人心天秤』 _天秤のデザインの指輪、キューグの加護を受けている _商談に対してスキル消費なしで商談返しによる防御が出来る _また、人の細かい心の動きが見えるようになり、交渉判定+1 __この交渉には詳しく数値のある物は含まれません __故に商談とかには+されなくて、説得ダイスなどで+です カンツェットの花びら(消耗品) _精神を落ちつける作用があり、魔法の薬品等にも良く使われる _使用する場合、5分間の集中で精神系の判定を+1出来る 食用…?きのこ(消耗品) _使用時に1d3を振り3が出れば使用品が毒物状態に。 _そのまま食べても毒状態に。使用から3行動分能力値全-2 ぬっとりした菌類(消耗品) _使用するととても嫌な気分になり次回行動時精神-1 _機敏で達成値7以上、射撃があれば無条件で敵に投げられる。) 経験点__ 13(63) (第九回GM分含) 所持金__ 17627G 3300C ちょくちょく調子に乗っている、自由を愛する(都合の)いい男。 意識してやっている道化で、意識して無くてもだいたい道化。 下心と親切心と下心から何度かちょっと危険そうな話に巻き込まれては、 ノリと逃げ足と土下座で生き延びてきた。 いつもは酒場で皿洗いやら給仕やらのバイトをしているが、 最近はどこの店にも顔を出さず、遺跡に一人で行く日が多くなった。 パレーネ +設定 名前:パレーネ(Palene) 性別:女 年齢:14 職業:魔術師 人種:シバ人 能力値:武勇1 機敏1 精神7(自由振分け) HP:20 スキル: 召喚魔法 結界魔法 転移魔法 投射魔法 詠唱 詠唱 装備品: 物凄く大きな羽根ペン 濃紫色の長衣 奇麗な黒の手帳 宝石「トランプタワー」 所持金: 250G 1000C 所持品: 黒,赤,紫の三種類の魔術用インク 羊皮紙の束 オトギリソウ*1(1d6+4 回復) 設定: 地方の魔術師の家に生まれ、周囲から過保護に育てられた少女。 他の家族よりも魔術師としての才能には恵まれていたが、 親が色々とアレな人だったため、利用されないように魔術が苦手な振りをしていた。 そのお蔭で平凡な生活を送ることができていたのだが、少し疑問に思う所があって現在家出中。 知人を頼ってホームによく出没し、冒険者の様子を眺めたり混じったりしている。 魔術は感覚的に使うことが多く、理論や知識分野が少し弱い。人に説明するときも妙に抽象的。 警戒心が薄く単純で騙されやすい反面、平然と人を騙すことがあり、 騙されている振りをすることもあって何を考えているのか分かりづらい。 癖のない栗色の髪を長く伸ばしていて、魔除けの刺繍だらけの暗色の服を着ている。 冒険者に紛れた結果、攻撃的な魔法に興味を持ち初めて色々やっていたが、 最近は治癒系統にも興味持ち始めた模様。 クロイツ +設定 クロイツ(kreuz) 年齢 25 /性別 男 /職業 旅人(市民) /人種 シバ人 能力値 武勇 機敏 精神 備考 基本値 3 4 4 スキル・常備/ペット/自己犠牲 消費/ 魔力付与*2/転移魔法/人徳/連続行動/幻覚魔法 --ユニークアイテム----- 装飾品 ・『魔道具ザイン』 既に使用後であるため本来の魔力付与の力を発揮することはできないが、 日ごろから魔力を込めていれば戦闘時一度だけ好きな能力値に即時で+1できる、 形状はペンダント、飾りのついた十字架の先が銀の細い糸でつながれたようなデザイン クロイツは左手に絡めるように装備している 宝石・フロッグロイヤル(エンハンスソードに装備) 戦闘時、「人徳」使用で自分の任意の能力値を1上昇させる。場面が変わるまで有効。 重複不可。 即時発動 所持品 非消費 ・銀の義手/・古代の戯曲/・戯曲の続き 潤いの宝玉:水を無尽蔵に生み出すことのできる宝玉 灼熱の宝珠;灼熱の宝玉(念じる事で炎を噴き出す宝玉、 武器には使えないが、炎が必要な場面でいつでも炎を出せる) 消耗品 怪しい睡眠薬 天命コイン(2d6を振った後に消費する事によって一度だけ片方のダイスを振り直せる、 運命を揺るがす力のあるコイン) ----------- フレーバー所持品 インク・ペン・手帖・古代のキーホルダー・古代都市のペナント・ 書きかけの「赤の戦術書」・赤い羽根帽子・皮の鞄 外見 すすけた赤いダブレット、赤い羽根帽子を纏った優男。 常に微笑みを絶やさず、余裕の構えを崩さない。 一般人から見れば丁寧な物腰と気品に説得力を感じるが、 冒険者からはおおむね「なんだかうさんくさい」男。 設定 状況にあわせて戦術を変え、相手の弱点を突く戦い方を得意とする魔法剣士。放浪する旅人。観光客。 性格もよく言えば柔軟で応用が利き、悪く言えば馴れ馴れしくいい加減。 柔和で優しげな雰囲気だが、軽薄な印象を与えることもある。 知らない人の結婚式や飲み会でいつのまにか普通に飯を食っているタイプ。 冗談やウソが多く本心を掴みづらい。 珍妙な事件や愉快な人物に恵まれたホーム(ホルム)を中心に冒険者のまねごとをして生活中。 アーミット +設定 名前 アーミット(armit) 年齢 覚えてないが成人はしている 職業 闘士 人種 小妖精 能力値 武勇 機敏 精神 備考 基本値 5 3 1 HP 20 スキル 常備 飛行 鉄腕 消費 突撃 不屈 応援 外見 身長12センチほどでトンボのような羽が生えている 髪:明るい赤~ピンク。ふわふわ。 設定 気がついたら見世物小屋で怪力ようせい(見世物)として生活していた 怪力妖精少女と銘打たれ人間を持ち上げて運んでみせる日々に嫌気がさし 今は見世物小屋から脱走して気ままに冒険者という身分にありついている。 性格的には妖精そのもので、陽気で気ままで人間好き。
https://w.atwiki.jp/gendaimahohigure/pages/15.html
【名前】シグナム・ヒルド・ベルセナイト 【性別】男 【年齢】24 【職業】喫茶店「アルゴー」店員/魔法庁法政部第十三課職員 【容姿】 銀色の髪と瞳の青年。肌は白く、ロシア系の雰囲気を纏っている。 普段はカフェの制服を着ているか、ラフな格好をしている。 執行者として活動する時は黒い礼服の上にフードのついた白いトレンチコートを着ている。 【魔法、能力】 魔法の素養は高く、小規模な火を起こす。空気中の水分から飲料水を生成すると言った基礎の魔術であれば指先でこなすことが出来る。 「祓魔執行術」 対魔法生物の為に積み上げた十三課独自の戦闘術。 東洋の気に近い概念を取り込み刻印や魔法道具に頼らず自身の肉体を体内の魔力と周囲の魔力のみで強化することが出来る。 強化系の魔術とも違った成り立ちであり、その特異性から「魔術」とは呼称されていない。 【装備】 「グラム」 主兵装。現代まで語り継がれ、存在し続けている「本物の魔剣」 普段は彼の体内に魔術によって収納されており、宣言と共に実体を得る。 北欧神話に語られる魔剣グラムであり、魔法生物の中でも取り分け竜に類する者達に対して威力補正のかかる特攻兵装。 所有者の魔力を喰らい、剣に刻まれたルーンを介して光熱に変換して放つ性質を持つ。燃費が良いとは言えず、威力を上昇させるか斬撃を放つことが主な使用法。 長い年月の中で物質から概念その物に変貌し始めている。物語が形を得た物とも言われ、その在り方から伝承兵装(ミソロジー・アーマメント)とも呼称される。 神話同様の力を持つ魔剣であることは確かだが、これを振るった英雄の物語はあくまで「物語」であり、実際の出来事かどうかは定かでない。 また似た性質の魔剣としてバルムンクやノートゥングの伝承も残されている。それらがこの魔剣と同一の物であるかも不明。 正しく伝説の中の代物である。 ・「最大解放・ガグンラーズ」 刻まれたルーン全てを同時に起動し、周囲の地脈からも魔力を吸い上げて放つ「決戦の一撃」 ただの人間が使用すれば魔力枯渇は免れず、一度撃てば安定して魔法を使えるようになるまで数日~半月程度を要する。また地脈に影響を及ぼす性質から使用状況は限られる。 絶大な威力と引き換えに撃つ瞬間、そして撃った後に大きな隙を生む諸刃の剣。 【概要】 英国魔法庁法政部十三課。通称「告死隊」の構成員。 ヨーロッパ方面を監視、管理する魔法庁。その中でも法政部は魔法界を著しく害する犯罪や思想集団を相手取る部署であり、十三課は実働部隊。 時に凶悪な魔法生物や魔法使いを相手にすることから構成員の選考条件は「如何に腕が立つか」 構成員には現代社会の倫理観にはそぐわない人物もいるが、組織としての規律を重視し、任務遂行が最優先と言う意識を徹底している。 シグナム・ヒルド・ベルセナイト、24歳。若いながらもその出自から告死隊のエースとして各国を飛び回っている。 代々「魔剣伝承」を継ぐ守り手の家系であり、当代の「伝承保有者」として選定された。 伝承保有者はその命が尽きるまで魔剣の器として機能し続け、魔剣を次の代に継承することを最優先事項として活動することを義務とする。 しかし彼は魔法庁からの勧誘を周囲からの反対を押し切る形で了承し、魔剣を携えて十三課に入門した。 表向きは「魔剣に経験を積ませ、磨き上げることで更なる高みを目指すため」としているが、その実こんなおぞましい代物は壊れてしまえばいいとも思っている。 魔剣を握る自分自身を嫌悪する部分もあり、人々と秩序を守るためにこれを振るう行為が果たして正義であるのかどうかにも疑問を呈し続けている。 日暮市には魔力溜まりとある魔法生物の調査のために訪れている。 仮初の姿としてシグと名乗り、アルゴーと言う喫茶店の店員として働いている。人当たりの良い優男として振る舞っているが、当然の如く仕事用の人格。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4178.html
前ページ次ページイザベラ管理人 チップは既に5万エキューに達しており、ここまで勝ち続ける耕介に店側も不審がっているだろうが…エルザの工作がばれるわけもない。 そして、その人物は耕介がもう一つ桁を上げた時にやってきた。 「こ、これは旦那様、大勝でございますな…さて、夜も更けてまいりましたが…」 先の貴族を論破した男であった。男はこの賭博場の支配人ギルモアと名乗った。でっぷりと太り…しかし、眼光は鋭い、どう控えめに見ても油断ならない男だ。 これほどの大金を勝ち逃げされては困る、と言外に匂わせる言葉に、耕介はやっとこの胃が縮むような賭けが終わったことを知った。 「ああ、続けるよ」 「それでは旦那様、そろそろ小さな賭け額にも飽きた頃合ではありませんか?旦那様さえよろしければ、更なる興奮をお約束できるゲームをご用意しますが」 「頼むよ」 耕介の快諾にギルモアは顔をほころばせ、恭しく一礼した。 「それでは、お席をご用意させていただきます」 だが、そこに水を差す者がいた。 「ねぇ父様、エルザ疲れちゃった」 エルザが耕介の袖を引っ張り、駄々をこねだしたのだ。 だが、言葉に隠された真意を耕介は過たず感じ取っていた。 「すまないけど、娘もこう言ってることだし、休ませてくれないか?」 「かしこまりました、旦那様」 二人が案内されたのは、豪奢なベッドなどの毒々しささえ感じるほどに豪華に飾り立てられた別室だった。 「ふぅー疲れたぁ…」 体がどこまでも沈みこみそうなほどにふわふわのベッドに沈み込み、耕介はやっと気を抜いた。 繰り返すが、彼は小市民なのだ。加えて、王宮で生活しているとはいえ、リュティスで情報収集などもしているので物の価値もある程度わかっている。 今日耕介が稼いだ額は、まさしく彼にとって天文学的な数字。そんなものを担保に賭けをするなど、精神衛生に悪いことこの上ない。 勝ち始めた当初こそ気が大きくもなったが、桁が上がっていくにつれ、そんなものは虚空の彼方に消えてしまっていた。 もちろんエルザを信頼していないわけではないが、やはり大金を扱うという事実自体が耕介にとっては現実味がないことなので致し方ないだろう。 「えへへ、エルザの言った通り、勝てたでしょ?このお金もって逃げちゃおっか!」 エルザが耕介の胸にダイビングし、おそらくは半ば以上本気の冗談を言った。 柔らかくエルザを受け止め、耕介は苦笑するしかない。 「これは仕事なんだからダメだって。それに、こんな大金持ってると思うと気が休まらない」 いかにも小市民らしい言葉である。 「えーお兄ちゃんのためならエルザ、これくらいいつでも稼いであげるよ?」 「そんなのはダーメ、自分の生きる分程度は稼げるんだから、自分でしないとな」 エルザの頭を撫でながら他愛ない会話をするが、耕介の頭は別のことを考えていた。 先ほどまでのシューターの動きを思い出すが、イカサマをしているようなそぶりはなかった。やはりあの場ではイカサマはしていないと見るべきだろう。 おそらく、仕掛けられるとしたら次の勝負だろうが…先ほどの貴族の一件からも、店側はよほど巧妙にイカサマを仕掛けていると見ていい。 果たして見破ることができるのか…不安は拭えない。 その時、耕介に頭を撫でられてご満悦だったエルザが不意に顔を上げてきょろきょろと辺りを見回し始めた。 「どうした、エルザ?」 「何か…動物の鳴き声みたいなのが聞こえた気がしたんだけど…」 考え事をしていたとはいえ、耕介も戦士の端くれ。異質な音がすれば間違いなく反応する。 だが、耕介には動物の鳴き声など聞こえなかった。 「賭場に動物…なんだろう、ここに来てる貴族のペットかなにかって可能性もあるけど…」 エルザ自身、かすかに聞こえただけで、空耳と言われても仕方がないことだ。 エルザは思考の半分を鳴き声の捜索に当てつつ…もう半分は耕介のことを考えていた。 (無条件にエルザの言葉信じちゃって…お兄ちゃんって本当にいいなぁ…このままさらいたくなっちゃうよ) もちろんそんな風に考えているなどエルザはおくびにも出さない。 1分ほど、二人して耳をそばだて…エルザにはまた聞こえた。 やはりか細いが、動物の鳴き声と思しき声だ。 「やっぱり聞こえた…どこかに動物がいる」 「俺には聞こえないな…エルザの方が耳がいいのかな。とりあえず動物がいるか聞いてみよう」 ベッドの隣に置かれたベルを鳴らし、現れた従業員に飲み物の注文と共にそのことを問う。 「いえ、今はペットをお預かりしてはおりませんよ。何かの音を聞き間違えられたのではないでしょうか?」 そう答え去っていった従業員の言葉は嘘偽りはないように見える。 エルザも特に嘘とは感じなかった。 となると本当に聞き間違いである可能性もあるが…。 「あ、また聞こえた…やっぱり気になるなぁ…ね、お兄ちゃん、探しに行ってもいい?」 「そうだな…わかった、次のゲームではエルザに工作してもらうわけにいかないしな。大丈夫だとは思うけど、一応気をつけてな」 今回の目的は勝つことではなく、イカサマを暴くことだ。 使わざるを得ない状況にまで追い込んだ今は、もうエルザの工作は必要ない。 いったいどんなイカサマを使ってくるのか見当もつかない今は、少しでも不審な点は調べておいた方がいいだろう。 「うん、わかった。じゃ、また後でね、お兄ちゃん!」 元気よくベッドとから飛び降りたエルザを見送り、耕介も気を引き締める。 「さぁ、気合を入れないとな」 ギルモアの使いに案内され、耕介は個室にやってきた。 そこでは、ギルモアと先ほどの貴族をやり込めた長身の優男が待っていた。 「旦那様、お待ちしておりました。おや、お嬢様はどうされました?」 「娘は疲れたと言ってましたから、部屋に寝かせてあります」 「そうでございましたか。では早速ですが、ゲームを始めてもよろしいですかな?」 どうやらギルモア自身が相手をするらしい。 今回のゲームはサンクというカードゲームであった。 ハルケギニア版のポーカーのようなものだ。 公平さを期すためにカードをきるのは耕介となった。 注意深くカードも台も観察していたが…今のところ不審な点は見当たらない。 ゲームを開始しても、やはり怪しいところはない。 そして数回勝負を繰り返し…耕介はこの賭場が怪しいといわれているわけを悟った。 (確かにこれは…異常だな。こっちがどんな役を作っても、向こうは一つ上の役を作ってくる) 耕介がどんな役を作ろうと、ギルモアは一つ上回るのだ。 だが、不審な点は見当たらない。 カードは毎回耕介が切っているし、台にも特に動きはない。優男も飲み物を注ぐ以外に特に動きはない。 イカサマをしているとしか思えないが…見破れない。 チップはまだまだあるが…この調子でいけば全てむしりとられるのは明白だ。 一応はまだポーカーフェイスを保っていたが、内心は焦りでいっぱいであった。 エルザは時折聞こえる鳴き声を頼りに従業員用の通路を彷徨っていた。 隠れるのも面倒なので途中で出くわした従業員は全て”眠り”の魔法で眠らせている。 声を頼りに奥へ奥へと進んでいくと…なにやら見るからに堅気ではない二人の男が扉を護っているのが見えた。 剣を差しているところ見るに平民の傭兵なのだろうが、明らかに怪しい。 果たして鳴き声はその扉の向こうから聞こえてきた。 一瞬だけエルザはニヤリと笑うと、すぐにその笑顔を無邪気なものに変えて傭兵へと近づいていった。 「おじちゃんたち、何してるの?この部屋に何があるの?」 「な、なんだ?お嬢ちゃん、どこから入ってきた?ここは従業員しか入っちゃいけねぇんだ、とっとと帰りな」 「なぁんだ、おじちゃんたちも知らないんだね。じゃあいいや。眠りを導く風よ、彼らを包みたまえ」 男たちが中の物のことを知らないと判断すると、エルザはすぐさま彼らを眠りに落とし込んだ。 抵抗することもできずに崩れ落ちた男たちを尻目に、扉の取っ手に手をかける。 やはり鍵がかかっており、硬い手ごたえが返ってくる。 だが、エルザはただの少女ではない。精霊の力を操る吸血鬼なのだ。 エルザはスカートの内側に縫い付けられたポケットから小さな植物の種を取り出した。 「森に連なる者よ、我が声に応えたまえ」 エルザの声に反応し、種が割れて中から蔓が伸びた。 それはまっすぐに鍵穴へ入り込み…数秒の後、カチンという音と共に鍵が開いた。 「ご苦労様」 種を労うように一撫でしてからポケットに戻したエルザは軽い足取りで部屋の中に足を踏み入れた。 そこは傭兵が護っていたにしては、単なる倉庫にしか見えなかったが…エルザにとっては全く別の意味を持つ”もの”が待っていた。 「へぇ……なるほど、そういうわけかぁ。そりゃ、誰にも見破れないよねぇ」 エルザは心底楽しそうで…だが、底冷えのする笑みを浮かべた。 そこには、数枚のカードが檻の中に入れられ、無造作に置かれていた。 「また、私の勝ちですな」 「負け…か」 あれだけあったチップはもはや残りわずかとなっていた。 この勝負はイカサマだ。耕介には確信に近いものさえある。 いくら耕介が素人とて、時間稼ぎのためにあれだけのチップをちまちまと賭けて小さな勝負を繰り返したのだ。 にも関わらず耕介は未だに一度さえ勝てていない。 単純な確率論から言ってもありえない。 耕介は一度だけ、ロイヤルストレートフラッシュさえ揃えたことがある。 だが、ギルモアもロイヤルストレートフラッシュを揃え…あまつさえ、それは耕介が揃えた属性に勝てる属性で作られていた。 これほどの偶然が揃う確率など、まさしく天文学的だ。 そう、どう考えてもギルモアはイカサマを使っている。 にも関わらず全く不審な点がない。毎回カードをきるのは耕介だし、台も調べたがやはり何もない。ギルモアと優男がメイジという可能性も考えたが、杖らしきものもない。 部屋の外まで調べたが、やはり何もない。 結果は不審極まるが、その結果に至る過程には不審な点がない。 これだけあからさまなことをしているのに、見破れないとは…確かに貴族たちが北花壇騎士団を使ってでも潰そうと考えるのもわかる気がする。 「さて、次はどうしましょうか?」 ギルモアは余裕の笑みを浮かべている。正直、非常に癇に障るが…どうすることもできない。 だが、ここで退くわけには行かないし、最低でもエルザが来るまでは時間を稼がねばならなかった。 「続けよう」 先ほどのサイコロ博打の時とは比べようもないほどに胃が痛いが…なんとか踏ん張るしかない。 耕介が胃薬がほしいなぁと思っていたその時、彼にとっての救世主は現れた。 「父様、こんなとこにいたんだ、エルザ探しちゃった!」 突然、扉が少しだけ開かれ、そこからエルザが顔だけを出したのだ。 屈託のない笑顔で耕介の元へ走りより、指定席へと飛び乗る。 すなわち、耕介の膝の上だ。 「おやおや、旦那様とお嬢様は仲睦まじいですなぁ」 「はは、甘えん坊で困りますよ」 ギルモアと優男は突然のエルザの登場に困惑し、それとは正反対に耕介は安堵のため息をついた。 何故なら、膝に飛び乗る際にエルザが小声で囁いたのだ。 「わかったよお兄ちゃん、もう大丈夫」 エルザは耕介の信頼を裏切ったことはない。ならば、彼女が大丈夫だと断言したのだ、耕介の胃は救われたも同義である。 そしてそれは現実のものとなった。 「な…バカな!?」 ギルモアが初めて負けたのだ。 それも、今度は耕介の手が一つ上。 「やっと勝てましたね、やっぱりエルザが俺の幸運の女神のようです」 エルザがいったい何をしたのかはわからないが、彼女はイカサマを破り…おそらくはそれを逆手に取ったのだ。 (俺、全く役に立ってないなぁ…) 耕介の内心は忸怩たるものであったが、今は勝負の真っ最中。そんなことはおくびにも出さず、エルザの頭を撫でてやる。 仮面親娘が和やかなムードを発しているが、ギルモアは焦りに焦っていた。 このイカサマは絶対にばれるわけがないと、ギルモアは自信を持っていた。事実、今までたくさんの貴族から金を巻き上げたが、誰一人として見破れた者はいない。 この成り上がり風の男も、カードや台、果ては部屋の外まで調べたが、秘密に行き着くことはなかった。 だが、あの妖しいまでの美しさを放つ金髪の少女が現れてから、勝利が確約されていたはずのワンサイドゲームは一変してしまった。 何かの間違いだと自分に言い聞かせ、その後も数ゲーム続けたが…やはり勝てないのだ。 しかもその勝ち方は、今までのギルモアの勝ち方…常に相手の一手上を出すもの。 もうここまで来ては間違いない。イカサマを見破られたのだ。 しかも如何なる手段によってか、相手はそのネタを逆手にとっている。 そう…もう、終わりなのだ。 「トマ!」 優男…トマはギルモアの突然の叫びに、まるで命令を与えられたガーゴイルのように反応した。 部屋の隅から驚異的な踏み込みで耕介の下へ飛び込み、メイジの象徴を斬り飛ばした閃きが首へ迫る。 「…む!」 だが、それは空振りに終わった。 耕介が床を蹴り、椅子ごと後ろに倒れたのだ。まるでトマの襲撃を予想していたような対応。 さらに次の攻撃はトマを驚愕させた。 「ぐぁぁぁ!」 耕介の腕の中に収まっていた少女が、トマの肩を蹴り上げたのだ。 しかも、その一撃はトマの肩を完膚なきまでに破壊し、それでも余りある衝撃がトマを壁に叩きつけた。 耕介は椅子が倒れきる前に、エルザの蹴りの反発も利用して背を丸め、くるりと回転して立ち上がった。 「森に連なる者よ、我が声に応えたまえ」 エルザの鈴を転がすような声に反応し、スカートの下から伸びた蔓が扉を叩き開け、向こう側にあったものを引き寄せた。 それは、霊剣・御架月。耕介の無二の相棒。エルザがここに来る前に取り返していたのだ。 事ここに至って、ギルモアは理解した。 「お、お前ら…まさか王政府の人間か!?」 ギルモアとて、いつかはこんなことが起こるだろうとは予想していた。 だが、それがまさか平民の剣士と正体不明の少女とは…。 「うふふ、おじさんたち、いったいどこでこの子たちを捕まえたの?可哀想に、親から引き離されて泣いてたよ?」 エルザがスカートをわずかに持ち上げると、イタチのような生物が数匹現れ、エルザの肩に登った。 それに答えるように、台の上に散乱したカードもまたイタチのような姿に変わり、エルザの下へ走りよった。 「い、いったいどうやって…」 じりじりと後ずさりながら、ギルモアは混乱の極地にあった。 この少女はいったいなんなのだ?厳しい視線を向けてくる剣士などよりもあの少女の方がよほど正体不明で恐ろしい。 あのイタチのような生物はエコーという韻竜と同じ古代の幻獣種であり、姿を変える先住魔法が使える。 ギルモアはひょんなことからそのエコーの子どもを捕獲し、人質にして親たちにイカサマの片棒を担がせていたのだ。 エコーの鳴き声は、人間に聞こえぬし、先住魔法を感知する術はない。 故にギルモアは絶対の自信を持っていた…それをあの少女は看破し、しかもエコーを手懐けている。 加えて、先ほどのトマへの攻撃。あんな小柄な体のいったいどこにあれほどの…人間を越えるような破壊力が存在しえるというのだ? だが、何よりも。 「な…なんなんだ、お前は…」 あの瞳だ。あの金色の瞳が恐ろしい。まるで蛇に睨まれた蛙のような心境だ。 「ギ、ギルモア様…早くお逃げを!」 血を吐くようなトマの叫びが、恐慌状態のギルモアにわずかに理性を取り戻させた。 そうだ、この賭場には逃げるための準備もきちんとしてある。 それはこの部屋も例外ではない。 「と、トマ、お前は時間を稼げ!」 ギルモアはトマにそう命じると、背後の壁の一角を押し込んだ。 すると、壁が開き、通路が現れた。この薄暗い通路は、路地裏へと繋がっているのだ。 ギルモアの命を受け、トマは袖から丸いものを取り出し、口で噛み千切った。 中には燐が仕込んであったらしく、激しい煙が部屋を包む。 だが、トマの起死回生の一手はあっさりと振り払われることになった。 「うぁぁ!」 突如、煙の中から二本の植物の蔓が現れたのだ。 それはあたかも剣のごとくトマの両腿を貫き、壁に縫い付けて、再び煙の中に戻っていった。 全くわけがわからない。先ほどから起こっていることが何一つ理解できない。 だが、明確なことは…トマと、彼の恩人である主のギルモアはとんでもないバケモノに追い詰められたということだ。 ギルモアは必死に逃げ、ようやく路地裏へと出た。 トマは死んだかもしれないが、彼にはそんなことは些事であった。 所詮は捨て駒として拾った餓鬼、自分を救って死ねるのだから本望というものだろう。 「ま、まだだ…シレ銀行の鍵はいつも身につけている…まだ終わったわけじゃない!」 シレ銀行とは、彼が稼いだ金を預けている銀行である。 そこから金を引き出し、ゲルマニアにでも高飛びすればまだまだ再起は可能だ。 だが、それはもはや叶わぬ夢となっていた。 「うふふ、おじちゃん、どこいくの?」 死神はとっくの昔に彼の影を踏んでいたのだ。 「ひ、ひぃぃぃぃ!」 この10分にも満たぬ間に、いったいギルモアは何度「ありえない」と叫んだかわからない。 イカサマがばれたこともありえなければ、平民の剣士と少女が自分を捕まえに来たことも信じられない。 今も、ギルモアは全力で走っていたというのに、圧倒的に歩幅が小さいこの少女は息も切らしていない。 いったい自分はどんなバケモノに魅入られたというのか?だが、ギルモアは恐慌の極みにありながらも一縷の希望を捨てなかった。 「ご、ご容赦ください!ここは喜捨院なのでございます!貴族様方からいただいたお金は貧しい者たちへ渡しているのです…!」 ギルモアとて、伊達にこのような真っ当でない商売で財を成したわけではない。 人間には良心というものがある。それを突けば、まだ望みはあるはずだと考えたのだ。 だが、やはりギルモアは冷静さを失っていたと言わざるを得ない。 彼は自分で認めていたではないか。目の前の金色の少女が、バケモノである…と。 「へぇ、そうなんだぁ。おじさん偉いね、義賊って奴?」 無垢な笑みで少女が小首をかしげる。その様は誰が見ても麗しい少女の魅力に溢れていたが…ギルモアには恐怖を煽る効果しかなかった。 「で、ですから、お願いでございます、見逃してはくださいませんか!」 ギルモアは土下座までして年端も行かぬ少女に命乞いをする。 エルザの答えは… 「ギャア!」 足であった。 地に額をこすりつけたギルモアの頭を、エルザが踏みつけたのだ。それは信じられない力でギルモアの頭に圧力を加える。 「嘘でしょ、おじさん。だって嘘つきの匂いがするもの」 ギルモアからは見えないが、エルザは相変わらず無垢な笑顔のままだ。 それがより一層、彼女を異形足らしめていた。 「ぼ、ぼんどうなんでず…!」 顔を地面にこすり付けられながらギルモアがなおも言葉を重ねる。その声は頭蓋骨が軋むほどの力に晒され、醜く曇っていた。 だが、エルザの答えは変わらず無情であった。 「うふ、でもね、本当はおじさんが嘘ついてようがどうでもいいんだ。あ、ついでに言っておくと、別に恨みがあるわけじゃないよ?」 異形の声は変わらず鈴を鳴らすような美声で、少女特有の無邪気さに満ちている。 「むしろ感謝してるんだぁ。だって、お兄ちゃんと二人っきりでお出かけできたもの。おでこ姫の目を気にする必要もなくいちゃいちゃできたし、エルザ的にはすっごく満足だよ、おじさんありがとうね♪」 愛らしく礼を述べるエルザだが、その右足は相変わらずギルモアの後頭部を踏みつけている。 「でも、もう一回エルザの役に立ってね。おじさんを捕まえてお兄ちゃんに渡してあげれば、お兄ちゃんは絶対エルザのこと褒めてくれるから♪」 もはやギルモアのわずかに残った理性もとっくに消し飛んでいた。 不意に頭にかかっていた圧力が消えた時、ギルモアは全力で逃げ出した。 一刻も早くこの金色の悪魔から離れたかった。 「じゃ、おやすみ、おじさん。眠りを導く風よ、彼の者を包みたまえ♪」 少女の弾むような喜びの声を最後に、ギルモアはスイッチを切るように意識を失った。 両足と左肩を負傷し、それでも果敢に挑んできたトマを峰打ちで倒した耕介は、彼の治療を御架月に任せてエルザの後を追った。 夜露にけぶる路地裏に出た時、突然衝撃がやってきた。 「うぉ、エルザ!」 エルザが耕介に飛びついてきたのだ。 「お兄ちゃん、エルザが捕まえたんだよ!褒めて褒めて♪」 エルザの向こうには、倒れ伏したギルモアの姿があった。 特に外傷もないところを見ると、眠りの魔法で眠らせたのだろう。 「そうか、偉いぞ、エルザ。ケガはなかったか?」 「えへへ~♪もちろんだよぉ」 エルザの予想通り、耕介はエルザの頭を優しく撫でてくれる。 それだけでエルザのご機嫌度はいくらでも天井知らずに上昇するのだ。 エルザが吸血鬼だとわかっているのに、こうしてケガの心配までしてくれる。 エルザの耕介に対する欲求は高まるばかりだ 「あれ、この人、鼻がつぶれてるな…」 ギルモアの体を検め、シレ銀行の鍵を手に入れた時に、耕介は彼の鼻が潰れていることに気づいた。 「ここに出た時に凄い勢いでこけてたから、そのせいだよ」 エルザは表情一つ、声色一つ変えなかった。 耕介とエルザはギルモアだけを憲兵に引き渡し、プチ・トロワへの帰路についていた。 「あ~あ、お兄ちゃんともうちょっとデートしたかったなぁ…」 「また今度な、もう日が昇っちまう」 相変わらず腕にまとわりつくエルザを好きにさせつつ、耕介は考え事をしていた。 今日は全く役に立っていなかったことがやはり悔しいのだ。 「うーん、賭け事くらい覚えた方がいいのかな…」 「えぇ~いいよぉ、お兄ちゃんはそのままで。でも、どうしても覚えたいならエルザが教えてあげるよ♪」 「そうだなぁ…あ、そうだ、エルザ。あんまり手荒なことはしちゃダメだ。トマって人の肩と足を攻撃したの、エルザだろ?」 今回のギルモアという相手に対しては耕介とて交渉の余地などないことがわかっていた。 だが、それでも必要以上に相手を傷つけるのを良しとはできないのだ。 「ぶ~お兄ちゃんが危ないと思ったからしたのにぃ…。でも、お兄ちゃんがそう言うならそうする~」 夜明け前の街路を歩くには、あまりにも歳の差がある二人だったが、ほとんど人通りも絶えた今はそんなことを気にする者はいない。 エルザは終始ご満悦で、プチ・トロワについてからもずっと耕介にくっついたままであった。 珍しく、イザベラもそれをいつものように咎めることはしなかった。 舞台はアルビオン王家最後の地となったニューカッスル城へと移る。 そこでは、激戦の末に裏切り者ワルドを退けた”ゼロの使い魔”サイトが主を護るべく剣を構えていた。 「何する気だい、相棒?相手は5万だぜ?」 サイトの持つインテリジェンスソード・デルフリンガーが呆れたような声を出した。 そう、ここにはもうじきレコン・キスタの大軍勢が押し寄せてくるのだ。 けれど、もう逃げ道はない。彼一人ならば逃げおおせることも可能だろうが、主であり、恋する少女を置いていくことなど端から考慮の埒外だ。 「だからなんだってんだ。俺はルイズを護る。そして、生き残る。タバサが言ってた、コースケって人にも会いたいしな。まだまだ死ねねぇよ」 「はは、そうだな、気に入った!さすが俺の相棒だぜ!5万ごとき散歩にいくようなもんだよなぁ!」 状況はまさしく絶望的。だが、サイトは心が震えるのを感じていた。 それは、恐怖の震えではない。ワルドとの戦いの時にも感じた、熱い心の叫びだ。 背後に護るべき少女がいる、それだけでサイトは5万だろうが50万だろうが負ける気はしなかった。 尤も、今回に限っては彼の心の震えが力を振るうことはないわけだが。 ギーシュの使い魔ヴェルダンデに救われたサイトとルイズは今、タバサの使い魔シルフィードの背に乗り、トリステインへと帰還していた。 同じ国から違う国に召喚された二人の男の道が交わるのはもうしばし先のことになる。 前ページ次ページイザベラ管理人
https://w.atwiki.jp/ooorowa/pages/308.html
儚き憎しみに彩られた悲痛の幕開け~獅子身中の虫~ ◆hGYPnjbaTY 愛する人の居ない世界に意味など無く、其処に生きる我等にも意味など無い。 無意味な我等は、其れでも愛する人を想う。其処に意味がないと知る事にすら、意味など無く――。 嗚呼。御前達は、気付かないのか。 此の世界は、既に色を、温度を、失っている。 彼の人の血で出来た紅き孤独の海に、何物も意味を失った、白く濁った沈黙の灰を浮かべた地獄。其れを御前等は、仮に世界と呼んで居るのだ。 「(いっそ――全部、壊れてしまえば良いのに)」 先刻まで僅かに残っていた太陽の鬣も、今や漆黒の帳に覆い尽くされ、此の酷く醜く無意味な世界から、薄氷の如く刻み付けられた彼女の足跡を消してゆく。 最早、嘗ての仲間達と再び途を交える事もあるまい。セシリアが、真の意味で彼女を無意味な世界に連れ出そうとする輩と行動を共にして居るのも、今の内だけだ。 世界は既に欺きの上にある。なれば今更欺く事を畏れはしない。欺かれる前に欺け。セシリアを欺かんとする闇の世界の住人達を――。 「……夜が、訪れますわ」 世界と一緒に、太陽の鬣もまた完全に色を失い、世界に漆黒の帳が下りる。 彼の人が居なくなって、世界が意味を失ってから――初めて訪れる、独りの夜。 傍に彼の人では無い誰かが二人程居るが、そんな者は居ないも同然。 事実、虚空へ向けて紡がれたセシリアの吐息の如き呟きは、誰の耳にも届きはしなかった。彼奴等、宛ら彼の人の居ない世界の速度に合わせんばかりに、未だこの胸に残る彼の人の声を過去へと置き去りにせんばかりにバイクを加速させて居るのだ。虚無の如き風音はセシリアの儚き声など掻き消して余り有る。 だが、其れで構わない。何も、構う事は、無い。 其れでこそ、セシリアの魂は燃え立つ。愛する者の魂、散りて二度とは咲かずとも、捧いだ恋慕は炎の如くに。 彼の人の声は、今もセシリアの胸に、深く突き刺さって居る。其れは、そう――例えるならば、鳴り止まぬ歓声にも似ている。今と為っては、其れだけがセシリアを此の世界に引き止め、セシリアの影を現世へと縫い付けてくれて居るように感じられる。 セシリアは想う。この無意味な世界に其れでも意味を求めるならば。彼の人が存在した証を刻む事以外にセシリアの執れる途は無かろう。彼の人は此処に居た。此の世界に、其の脚で立ちて散った。其れを、奴原めに魅せ付けてやろう。 其れだけが、彼の人への愛を守り抜く唯一無二の方法にして、絶対なる正義。 ――否、正義で無くとも構わない。此の愛を貫けるならば、正義か否か等今更どうでも良かろう。抑々、此の虚無の世界に於いて、セシリア以外に真の正義など有り得るのだろうか。千冬は。ユウスケとか云う優男は。此奴等はきっと、イヤ間違い無く、己を正義だと確信して居るに違いない。なれば、其れに牙を突き立てんとするセシリアは悪なのか。 悪だと云いたいならば、それでも構わない。セシリアの使命は変わらない。 所詮、人が自らを正義であると錯覚する為には、己以外の何者かを己以上の悪であると錯覚するより他に無い。なれば、自分等を正義と信じ、判らぬと逃げ、此の虚無のような世界に殉じようとする悪魔共と同じに下らない正義を掲げるのも癪な話ではないか。 なればこそ。セシリアは、悦んで悪の汚名を被ろう。 たった一つ世界に残された此の愛を貫く為、たとい此れからの人生、悠久の刻を修羅に身を窶す事になろうとも、其れこそセシリアの望んだ途。其れ以外に赦される途等有り得よう筈も無い。 そう――何物も、私の世界を、変えられはしない。 常世の全ては、愛する人に殉ずる為にある。 亡くした物を、奪い取れ。 血と、肉と、骨と。 あと、ひとつ。 「何だ……!?」 三人を乗せたバイクは、其れまでの景色と比べれば随分と都会化が進んだ都~マチ~に入ってから暫しの後、其の底は闇に染まって見えぬ深淵たる川を目前に急停車した。 ユウスケがバイクを降りて、川の底から響く怨嗟の叫びに耳を傾ける。否、傾ける必要すらも無い。其れは宛ら、溶け出す憎悪のように、夜を食む影の様に、月を射抜かんばかりに軋む軋轢の様に。意識を向ける必要すら感じぬ程の絶叫が、此の場に居る全員の耳には届いていた。 軋む。軋む。世界を貫く光の如くに、怨嗟の叫びは空を揺らす。 揺れる。揺れる。埃を失い獣と成り果てた罪人の叫びが、世界を揺らし空を堕とす。 果たして、墜ちているのは、声の主か、其れを聞くセシリアか――。 千冬とユウスケはバイクから降り立ち、ガードレールに手を掛け深淵を覗き込むが、夜の闇の中に在っては深淵たる泥川の底等見える筈も無い。直ぐ様顔を上げ、二人は互いに見合った。 奴等、今度は何をする積もりなのか。織斑一夏でも、織斑一夏に関わる何かでもない物に興味等抱けよう訳も無く、セシリアはサイドカーのシートに腰を預けたまま二人の会話を聞いていた。 「どうする、小野寺」 「どうするもこうするも、誰かが川底に沈んでるんだったら、助けないと!」 「……落ち着け、馬鹿者。川底で叫びを上げ続けながら、生きている輩が何処に居る。恐らく川底の奴もまた、人ではないぞ。其れでも御前は行くと云うのか」 「確かに、相手は人じゃないかも知れない。悪い怪人かも知れない。でも、そうじゃないかも知れないから……もしかしたら、助けを求めて叫んでるのかも知れないから。だったら、俺、やっぱり見捨てる何て出来ません」 「ならば、もしも悪人だったならどうする」 「其の時は、俺が、クウガとして、其奴を倒します」 「…………全く。馬鹿者が」 千冬は冷たくそう言い放つと、真摯な熱意を滾らせた眼差しで語るユウスケに背を向けた。 サイドカーの座席から其の光景を眺め見た千冬は、宵闇に紛れ誰にも見られていないとでも錯覚したのか、千冬の顔が僅かに微笑んでいる居るのを見た。 其の小さな笑顔は何処までも優しく~醜悪で~、其れがセシリアには赦せない。 織斑一夏の居ない世界で、織斑一夏の一番の理解者だった筈の彼女が、どうして笑う事等出来るのか。其れは、彼女が本当に骨の髄までこの虚無の世界の住人に成ってしまった事の証明に他ならぬ。 嗚呼、矢張り彼女は、もう――。 「だが……御前なら、そう言うと思っていたよ」 「じゃあ……!」 「どうせ止めても行くのだろう。だったら御前の好きにしろ」 「ありがとうございます……!」 セシリアの落胆等露知らず。耳を聾する雷鳴すらも未だ心地が良い、最早雑音にしか聞こえぬ二人の会話の後、ユウスケが腰に手を翳し、何処からともなくベルトを出現させた。 次の瞬間には、変身の掛け声と共に、ユウスケは赤き輝きを迸らせ何か別の物へと其の姿を変えて、闇の底へと飛び込んで行った。 紅き身体に、金の角、其の姿、伝説に伝え聞く鬼の如し。 あの優男は、人ですら無かったのだ。奴等グリードと同じで、人にすら成り切れぬ醜悪な獣。一夏を過去へ追い遣ろうとする悪魔の正体が鬼となれば、尚の事容赦は必要無い。化け物は、人に害成す存在と相場は決まって居る。 なれば、あの悪鬼も退治せねば。それが、一夏の居た世界を守る事に繋がるのであれば。 「……何処までも、あの馬鹿に似ているな」 ――ふと。不可解な言葉が聞こえた。 意味が理解出来ず小首を傾げるセシリアの隣へと戻って来た千冬は、何処までも醜く赦し難い其の表情で、あの鬼が飛び込んで行った川を眺めて居た。 恐らくは独り言だったのだろう。恐らくは其の言葉に大した意味等無かったのだろう。 だが、しかし。幸か不幸か、セシリアは其の言葉を聞いてしまった。聞き逃さずに済んでしまった。あの暖かかった日々を、愛する彼に対する裏切り以外に解釈の仕様の無い、何処までも薄情で冷たい其の言葉を。 誰に似ているのか等と、そんな事は訊こうとすら思わないし、訊きたくも無い。訊かない方が良いと、無根拠にそう理解~ワカ~る。 セシリアは想う。 時は常に背後から迫り、唸りを上げて眼前に流れ去るのだ。時が貴様をどれ程織斑一夏の居ない世界へ押し流そうとも、どれ程その牙を剥こうとも、前を見てはいけない。踏み留まらなければならなかった。それが、彼のたった一人の肉親と云うなら尚更だ。 希望は背後に迫る冥々たる濁流の中にしか無いと云うのに。在ろうことか、此の女は、意味の無くなった此の地獄で、似ている、等と宣ったのだ。誰に、等と考えたくも無い。考えなくとも察しが付く。 セシリアがこんなにも苦しんで居ると云うのに。そんな苦しみも知らず、世界の変化を躊躇いなく享受し、彼の人が居ない常世に順応し、彼の人の代わりを見付けて穴埋めをする。そんな彼女を世間は、大人と云うのかも知れない。だがセシリアは、老いさらばえ、完全無欠となったそんな大人が、どうにも赦せそうもない。 殺さなければならない。彼の人の居ない世界で、此の薄情者が生きていると云う事は、理解し難く赦されざる冒涜だ。此の薄情者が今、こうして生きている事自体が、セシリアには最早怖ろしい事とすら感じられた。 貴様等は何時か必ず、此の三千世界の血の海に叩き落とす。一歩を踏み出す勇気は今、成った。刻さえ満ちれば、今直ぐにでも殺してやりたい。此奴等は、最早一切の慈悲を与えるにも値しない塵芥だ。塵芥以下の存在だ。 その罪深し、海淵の如し。 赦せない。赦されない。赦してはならない。赦されてはならない。 もう一度、此の薄情者に、彼の人の居ない世界の苦痛を知らしめねばなるまい。 肉親だけで足りぬならば、此奴が微笑みを向けたあのユウスケとか云う優男から。 今では無い何時か、そう、近い内に。私は火を噴く怪物と成り果てるだろう。 泣き叫び赦しを請うても赦してやれぬ。其の身体が、波濤の残骸と成り果てる迄。 之は粛清成リ。愛する人の光がしなやかに空を裂き、此の何処までも澄んだ蒼穹よりも尚蒼く燐く裁きの雷となりて、彼女等の命の源を断つ。 ――嗚呼、白き吐息の如き月光が雲を貫き、此の地獄よりも儚い世界を毒して往く。 【一日目 夜】 【C-3 バーサーカーの沈んだ川の前】 【小野寺ユウスケ@仮面ライダーディケイド】 【所属】赤 【状態】健康、クウガに変身中 【首輪】10枚:0枚 【コア】クワガタ:1 【装備】なし 【道具】なし 【思考・状況】 基本:みんなの笑顔を守るために、真木を倒す。 1.声の主(バーサーカー)の正体を確認し、敵なら倒し、味方なら保護する。 2.千冬さん、セシリアちゃんと一緒に行動する。 3.千冬さんとみんなを守る。仮面ライダークウガとして戦う。 4.井坂深紅郎、士、織斑一夏の偽物を警戒。 5.“赤の金のクウガ”の力を会得したい。 6.士とは戦いたくない。しかし最悪の場合は士とも戦うしかない。 7.千冬さんは、どこか姐さんと似ている……? 【備考】 ※九つの世界を巡った後からの参戦です。 ※ライジングフォームに覚醒しました。変身可能時間は約30秒です。 しかし千冬から聞かされたのみで、ユウスケ自身には覚醒した自覚がありません。 ※千冬が立ち直ったこと、セシリアを保護したことによりセルメダルが増加しました。 【織斑千冬@インフィニット・ストラトス】 【所属】赤 【状態】精神疲労(中)、疲労(小)、深い悲しみ 【首輪】130枚:0枚 【装備】ダブルチェイサー@TIGER BUNNY、白式@インフィニット・ストラトス、シックスの剣@魔人探偵脳噛ネウロ 【道具】基本支給品 【思考・状況】 基本:生徒達を守り、真木に制裁する。 1.小野寺、オルコットと一緒に行動する。 2.鳳、ボーデヴィッヒとも合流したい。 3.一夏の……偽物? 4.井坂深紅郎、士、織斑一夏の偽物を警戒。 5.小野寺は一夏に似ている。 【備考】 ※参戦時期不明 ※白式のISスーツは、千冬には合っていません。 ※小野寺ユウスケに、織斑一夏の面影を重ねています。 ※セシリアを保護したことによりセルメダルが増加しました。 【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】 【所属】青 【状態】ダメージ(中)、疲労(中)、精神疲労(極大)、倫理観の麻痺、一夏への依存、ダブルチェイサー(サイドカー部分)に乗車中 【首輪】5枚:0枚 【装備】ブルー・ティアーズ@インフィニット・ストラトス、ニューナンブM60(5/5 予備弾丸17発)@現実 【道具】基本支給品×3、スタッグフォン@仮面ライダーW、ラファール・リヴァイヴ・カスタムII@インフィニット・ストラトス 【思考・状況】 基本:一夏さんへの愛を守り抜いてみせましょう。 1.千冬とユウスケの二人だけは赦せない。三千世界の果て迄追い詰めてでも何時か必ず殺す。 2.一夏さんが手に入らなくても関係ありません。敵は見境なく皆殺しにしますわ! 3.一夏さんへの愛のためなら何だって出来ますの……悪く思わないでくださいまし。 4.一夏さんへの愛のために行動しますの。殺しくらいなら平気ですわっ♪ 5.織斑先生達の前では殺し合いに乗っていないフリ。賢い生き方を、ですわ。 【備考】 ※参戦時期は不明です。 ※制限を理解しました。 ※完全に心を病んでいます。 ※一応、青陣営を優勝させるつもりです。 ※ブルーティアーズの完全回復まで残り5時間。 なお、回復を待たなくても使用自体は出来ます。 099 Fに誓いを/ダイヤモンドは砕けない 投下順 101 Mは打たれ強い/敗者のその後 099 Fに誓いを/ダイヤモンドは砕けない 時系列順 101 Mは打たれ強い/敗者のその後 085 さよならの時くらい微笑んで 織斑千冬 104 燃ゆる剣―騎士とクウガと セシリア・オルコット 小野寺ユウスケ
https://w.atwiki.jp/phlogiston/pages/670.html
高涼荊(コウ リョウケイ) 種族:妖魔 性別:男性(異論はあるかもしれないが) 年齢:不明(外見年齢・妖魔と化した時は20代半ば~後半 実年齢千数百歳) 身長:180cm クラス:元宦官・中常侍、現ヘルツォーク公爵執政補佐・秘書 属性:? 属性均衡:? 「私に地位と力をお与えください。あなた様はお望みのまま、享楽に身をゆだねられましょうぞ」 設定 概略 ヘルツォーク公バージルの執政を補佐する宦官であり妖魔。 かつて康翠蓮とともに公爵家に取り入り、佞臣として転覆を目論んだが失敗。以降、忠実な部下として仕えている。 墨色の髪、切れ長の目、白い肌に朱の化粧を施し、長身でありながら女性的な肉付きのほっそりした体を持つ中性的な美男子。 優美な外見に加え、宦官であるため声が高く、初対面の人は説明されないと性別の区別をつけられない。(女装したら女性にしか見えない) その外見のためになよなよした優男ととらえられがちだが、心の根っこはどんな一般男子にも負けないほど熱い心を秘めた漢である。 優秀な事務処理能力を持つのみならず、有能な戦略家・政治家であり、冷静な、時折狡猾さを交えた判断でバージルの執政を助けている。 過去 千数百年もの昔、貧しい一家の末っ子として生まれた。 貧民に似つかわしくない端麗な容貌をしていたため、宮廷に入れて一家の生活を楽にしようとした叔父に騙され、去勢手術を受けさせられて幼くして宦官として宮廷に入れられた。 家族を怨むでもなく宮廷に仕えていたが、その時後宮に入った康翠蓮の世話をするうち親しみ、皇帝以上の主人として慕う。 やがて国が乱れ、反乱がおき、宮殿は火の海になった。 翠蓮は国が乱れたのは皇帝にうつつを抜かさせた自分に一因があるとし、自害しようとしたが、涼荊はそれを止め、将軍に変装して翠蓮を宮殿から連れ出す。 しかし、山奥へと逃げる途中、追手のために深手を負ってしまう。 おりしも翠蓮が流産し、二人ともに衰弱して死を待つばかりとなったが、己らの情況に怒りと悲しみを覚えた涼荊は翠蓮を誘惑し、外法を執り行ってともに妖魔へと変じる。 それから千数百年の間、国を変えては皇帝の寵臣と寵姫として取り入って国を乱し、また国を変えるという気の長いながら破壊力抜群のコンボ技を繰り返していた。 ヘルツォーク公家に取り入って潰そうとしていたが、翠蓮がフレイオニールに恋をしたこと、また、涼荊がバージルに思慕の情を抱いてしまったため、計画は頓挫する。 現在は下心なく、真心をもって仕えている次第。 性格 宦官であることもあり、多分に女性的な面を持つ。 小さいもの・弱いものに母性本能に似た愛情を抱き、気の弱い柔弱なところ、涙もろいところがある。 また、それとは裏腹に相手をいたぶって楽しむ残忍さ、冷酷さ、狡猾さを併せ持ち、ヒステリーを起こしやすく、悪意を持った時これらの性格はより顕著になる。 しかし、これらのねじけたところは様々のおぞましい経験やコンプレックスによるものであり、本来は柔らかな物腰で丁寧、ユーモアを解し、一本気で愛情の多い気質でもあり、生まれ持っての性質は善良な方。 関係 翠蓮とは恋愛・友情・主従、あらゆるつながりを超えた人間の最高の絆を持って結ばれている。 バージルには恋に近い思慕の情と忠誠心、感謝の念を抱き、寵愛を受けている。 ヘルツォーク公家の他の人間とも関係は良好。 備考 手籠めにされた経験もあって、ダジを恐れていたが、今では特に怯えることなく接している模様。 頭脳派で体力もないが、土壇場になると火事場の馬鹿力で凄まじい武芸の腕前を披露することもある(青竜刀、方天戟を振り回すなど)。 普段の武器は自身の妖術と、それを120%発揮するのに使う羽扇である。この羽扇はデータファイルとして使うこともある。