約 2,765 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1150.html
前 まりさはその日も人間を罠にかけてケラケラと笑っていた。 まりさの罠の技術や逃げ足はさらに熟練していきもはや人間に簡単に捕まえられる相手ではなかった。 その間にも他のゆっくり達は食料を求めて畑を荒らし人間はその退治に追われる。 妖怪はいちいちそんなことに干渉はしない。 まりさをどうにかできる勢力はどこにもなかった。 まさにまりさの天下だった。 だがそんなまりさを追いかける人間が居た。 「まりさあああああああああああ!!!」 少年の叫びが森を振るわせた。 力強い瞳で、少年はまりさを見据えていた。 「やっと…やっとみつけた…!!」 「ゆ~?こどものあいてなんてめんどくさいよ~ ゆ~ひゅ~~♪」 「ゆっしゃー!」 「ゆっくりなんてさっせないよ~~!」 まりさが口笛を吹くと、付近からゲスまりさたちが次々と現れた。 まりさはゆっくりの間ではもはや悪のカリスマ的存在であり 付近のゲスまりさの一部はまりさにあこがれて付き従うまでになっていた。 ゲスまりさたちはまりさに事前に言われていた通りに仕掛けた罠を発動させた。 「うおおおおおお!!邪魔だあああああああ!!」 しかし少年は罠を掻い潜ってまりさに一直線に突っ込んだ。 その鬼気迫る表情に、まりさは一瞬殺されるかと思ってたじろいだ。 「ゆ…やば…」 手下達に任せたのがまずかった。 未熟な手下達の罠はことごとくタイミングをはずして少年の前進を許した。 草木を踏み抜きながら少年の突進は続く。 「ゆひゃあ!?」 手下のゲスまりさが一匹、罠に使った蔦を引っ張られて木の枝から落ちて少年の目の前に落ちた。 「ひ、ひいいいいいいいいいいい!?」 誰もがそのゆっくりは死ぬんだと思った。 まりさもそう思った。 少年の気迫はそう思わせるだけのものがあった。 「どけよ!次邪魔したらたたじゃおかないぞ!」 少年は軽く蹴ってそのゲスまりさを進路から退かした。 まりさたちはぽかんとその光景を眺めた。 「まりさあああああああああ!!お前だけは!お前だけはああああああ!!」 少年は、少年の憎しみはまりさだけを見ていた。 まりさだけに少年の想いは注ぎ込まれていた。 他のどのまりさでもない、まりさだけを少年は見ていた。 まりさの目から意識せずに涙が頬を伝った。 「母さんの仇いいいいいいい!!」 「ゆ」 肉薄する少年に気付いて、まりさは慌てて逃げ出した。 一度逃げに回ればもはやこの森でまりさに追いつけるものは居ない。 まりさは一目散に少年から逃げ出した。 「畜生…畜生…」 まりさを見失って半刻程過ぎた頃 少年はやっと諦めて立ち止まった。 地面に膝を付いて、拳を握り締めて地面を何度も叩いた。 「お前だけは僕の手で殺してやるぞまりさああああああああああああああ!!!」 少年の雄たけびが森に響き渡った。 「ゆうううん…ゆうううううん…!!」 まりさは自分だけに向けられたその叫びを聞いてボロボロと永い間忘れていた涙を流した。 少年の叫びがまりさの胸を揺さぶった。 彼だけはお兄さんとも、群のゆっくり達とも違う。 少年にとって、まりさの代りは他に居なかった。 他のまりさは母の仇ではないのだから、彼にとって重要なのは本当にこのまりさだけだった。 本当にまりさ自身のことを見て相手をしてくれたたった一人の男だった。 「ゆ゛う゛うううううううううううううううううううううううううううん…!」 それから、まりさはその少年だけを付けねらって罠に仕掛けるようになった。 その度に少年は全力でまりさに向かっていった。 しかしまりさは油断せずに少年を罠にはめて、その姿を見てケラケラと笑った。 たまにあの里の男も太い腕を振り回しながら少年を手伝ったが物の数ではなかった。 少年は寝食も忘れてまりさを倒そうと奮闘した。 里のみんなはそんな少年を心配しながらも応援し見守った。 それでもまりさは捕まらなかった。 だからずっとその追いかけっこは続いた。 まりさが少年にかまけるようになって、ゆっくり達の群も少しずつ元通りになっていき 畑を荒らすゆっくりも減って、まただんだんと平和になっていった。 お兄さんと野原でかけっこしたときの様に れいむと一緒に仕事の合間に蝶を追って遊んだときの様に まりさは本当に幸せな日々を過ごした。 本当に、本当に幸せな日々だった。 その日も、まりさは少年に追われていた。 いつもは里の男辺りが一緒についているか、誰かが近くで様子を見ていたりするのだが その日はたまたま少年とまりさの一対一だった。 「ゆーふっふっふ、のろまでぐずなおにいさんじゃまりさにはおいつけないね! とってもゆっくりしてるね!!!」 「糞…今日こそ…今日こそは…!!」 少年は懲りずにまりさに向かって木の棒を掲げて立ち向かった。 慎重に慎重をきしてまりさへ向かう道を選んだ。 しかしそこには少年の考えを見透かしたかのように罠が仕掛けられていた。 少年は蔦に足を取られ、先に結んである石が落ちて引っ張られて そして、頭を地面埋まっていた石ころに打ちつけて、動かなくなった。 「ゆ…?おにいさん?」 まりさは警戒しながらそっと少年に近寄ってその頬に顔を押し付けた。 「はやくおきてね、いくらゆっくりしてるっていわれたからってゆっくりしすぎだよ! はやくおわないとまりさまたにげちゃうよ!」 必死に頭を揺するが、少年は動かなかった。 「おにいさん…?おにいさん?おにいさん!?おにいさんおにいさんおにいさん!?」 まりさがいくら呼びかけても少年の意識は戻らない。 まりさが体を押すたびに仇がすぐ近くに居るのに何もできないことを無念そうに髪が揺れるだけだった。 「お゛に゛い゛ざんお゛ぎで!!おぎでよおおおおおおおおお!!!」 全く意識の戻らない少年に、遂にまりさは泣きだした。 「い゛や゛ああああああ!!お゛に゛い゛ざんお゛ぎでよ゛おおおお!! ぢゃんどお゛ぎで!ぞれ゛でま゛り゛ざのごどをみ゛で!!ま゛り゛ざどお゛っがげっごぢでええええええ!!」 まりさにも少年が危険な状態にあることがわかった。 まりさは、少年を助けたかった。 「うひゃあ!?」 ざわざわと動く茂みに月のウサギ、鈴仙・優曇華院・イナバは驚いて尻餅をついた。 「あら、野生のゆっくりね」 赤と紺色の奇抜ないでたちの女医、八意永琳は茂みから出てきたそれをみて何一つその表情を変えることなく言った。 「全く…人騒がせですねえ」 鈴仙は立ち上がってスカートに付いた土を手で払いながら言った。 「お、おねえざん!お゛に゛い゛ざんをだずげで!!」 そんな二人を見るなりまりさは必死に頼み込んだ。 その体は枝葉が体を裂くのも省みず森を突っ切ってきたのがわかるくらいズタズタで痛々しかった。 「あ、こいつこの辺りの人間に悪さしてるゆっくりですよ! 前里に薬を売りにきたとき聞いたんです」 「そうなの」 鈴仙の言葉をどうでもよさそうに聞き流しながら永琳はそのまま歩き出そうとした。 「お゛ね゛え゛さ゛ん!お゛でがい!お゛に゛い゛ざんがげがぢでおぎでごないの! だずげで!だずげで!!」 「師匠、こいつきっと騙す気ですよ」 鈴仙は永琳に彼女なりにそっと耳打ちした。 「ま゛り゛ざはどうなっでもいいがら!!お゛に゛い゛ざんを゛だずげでぐだざい! おでがいじばずう゛!!」 鈴仙の言葉を聞いて、なんとか信じてもらおうとまりさは自分の身をなげうって二人に頼み込む。 人間ならば土下座しているだろうというくらい体を折りたたんで頭を下げた。 「ふうん」 当の永琳は、どうでもよさそうにまりさを一瞥すると 鈴仙に持たせていた薬箱をその手からほいと奪い取ると 「私は患者の所に行って見るから、うどんげはそのゆっくりを持って先に里まで行ってきなさい それでゆっくりの処分は里の人に任せちゃってちょうだい」 そう鈴仙に命じ、まりさが通った餡子の散らばる獣道を指してまりさに尋ねた。 「患者は…この餡子の跡を行けばたどり着けるのかしら?」 「え、あ、はいわかりました師匠」 「あ゛り゛がどう゛ございまず!あ゛り゛がどうございばずうううう!!」 まりさは鈴仙につかまれながら涙ながらに感謝の言葉を口にした。 まりさは鈴仙に連れられて、里のゆっくり処理場へと連れられてきた。 「すみませーん、悪いゆっくりが居たんで持ってきたんですけど~?」 「!?そ、そいつは!!おいあんた!!」 「うへぇ、なんかまずかったですか?」 ゆっくりを見せた途端、筋骨隆々の男に詰め寄られて鈴仙はうんざりしながら尋ねた。 「いや、よくぞ生け捕りでつれてきてくれた…ほんとにありがとう 捕まえたゆっくりはとりあえずそこの檻に入れてくれればいいから」 男は竹で編んだ籠を指差した。 「はあ、それじゃあ私はこれで」 鈴仙は肩の荷が下りたとばかりにさっとまりさをその籠に入れて永琳を迎えに里の入り口へと向かった。 「よう、探したぜ」 男はまりさに目一杯すごんで言った。 「ゆ…」 「覚悟は出来てるんだろうな お前だけはあの坊主の手で仇をうたせてやらなきゃ俺も気がすまねぇぜ! なんせお前はあの坊主の母ちゃんの仇だからな! お前さえ余計なことしなければよぉ!!」 里長に注意されていたものの、辺りに少年がいないことは分かっていたので男は べらべらと思っていたことを口にした。 「あのおにいさんの…そっか、あのときのふくろが…」 まりさはうつろな目でそう呟いた。 その時、里の入り口の方から伝令の男が走りながら叫びまわった。 「大変だー!里のハズレの坊主がゆっくり追って怪我して運び込まれたぞーー!!」 男はそれを聞いて血相を変えた。 「!?んな、ぼ、坊主が…!てめぇ!坊主にもしものことがあったら俺の手でブチ殺してやるからな!!」 男は捨て台詞を吐いて少年が運び込まれるであろう医者の所へと走っていった。 「先生!坊主は!?」 「これ、病院では静かにしなさい」 ぺちんと木の杖で脛を小突かれて男は飛び上がった。 「あいだだだだだ!!す、すみません里長…ってだから坊主は!?」 「もう大丈夫みたいです、何も心配ないですよ」 医者の男は男を安心させるようにそう言った。 医者の言葉を聴いて男はほっと胸を撫で下ろした。 「さすがっすね先生、いよ!この稀代の名医!」 男は医者をべた褒めし始めたが医者の方はいやいやと手を振って否定した。 「私は何もしていませんよ、運び込まれた時には彼女が全て処置した後でしたから」 そう言って医者は少年の傍に座っていた永琳の方を見た。 男はその珍妙ないでたちを見て面食らったものの、襟を正して頭を下げた。 「こ、この度は坊主が世話になって…ほんとうになんとお礼をいっていいやら…」 「いえ、里のほうから正規の治療費は頂くので別にお礼なんて結構ですよ」 「いやいや気持ちの問題ですから」 「ほっほっほ、これこれお礼もあまりしつこく言うと逆に迷惑ですよ」 「す、すみません里長…」 全力疾走でここまで来て汗だくだくの男の臭いを永琳が微妙に嫌がっているのを察して 里長はさりげなく彼を傷つけないようにたしなめた。 「それで坊主は…」 「もう傷も治りましたからすぐにでも元気に歩けますよ」 男の問いに永琳はこたえた。 「よかった…ほんとうによかった…」 男は目を潤ませて、はっと気付いて腕で目を拭った。 「ただ…」 「う…ん…」 永琳が何かを言おうとすると同時に少年が目を覚まして体を起こした。 「おお坊主!」 「元気になりましたか!?」 「え、あ、はい、大丈夫です っていうか何かあったんですか」 少年はきょとんとしながら周りに尋ねた。 「森で倒れていたところを、そちらの八意先生に助けられたんですよ」 里長が少年に何があったのかを掻い摘んで話した。 「森といやあ…坊主!遂にあの黒い奴が見つかっあいだだだだすみません里長ぁあああ!!」 男は言いながら少年が病み上がりの今言うべきではなかったと 足の甲を木の杖の先でぐりぐりされながら気付いた。 しかし気付いたときには時遅し 「黒い奴…ああゆっくりの?」 「え、あーいやその今のは無かったことに…」 ひいひいと足の甲を撫でながら男は少年に言った。 「聞いてしまった以上仕方ありませんね 私も事情は既にそちらの八意先生から聞いてだいたい理解しています 先生方、彼の体はほんとに大丈夫なんですか?」 里長はやれやれと首を振りながら永琳に尋ねた。 「ええ、飛んだり跳ねたり走ったり、肉体の方は何をしても問題ありません」 「八意先生がそう言うなら間違いないでしょう」 永琳と、医者の男はそう応えた。 「なら、行って君の好きなようにしなさい」 そう言って里長は自分の持っていた木の杖を手渡した。 「行くか、坊主?」 「ゆっくり処理場ですか はい、行きます、行かせてください」 男の問いに少年はためらわずに答えた。 「これ、ありがとうございます」 そう言って少年は里長から木の杖を受け取り、病院を出て行った。 「ゆっくりしていってね!」 里の処理場について、さきほど籠の中に放り込まれたあのまりさの ゆっくりしていってね! を見聞きして男はとても驚いた。 少年の母親の仇で人々を困らせたゆっくりである。 何度かあって憎たらしい奴だと思っていた。 しかし今目の前に居るまりさは確かにあのまりさにも関わらず 少年を見て無事を確認して本当に嬉しそうにゆっくりしていってね!と言ったのだ。 ゆっくり嫌いのこの男にも、まりさが本当にゆっくりしているのだということがわかった。 「…なんか拍子抜けするぜ…」 男は座りが悪そうに呟いた。 「一応、その辺を汚さないように捕まえたゆっくりは下の座敷牢の中で潰すことになってるからよ これ、その座敷牢の鍵だ 開ける時中の奴を逃がさないように気をつけてくれよ 座敷の中のゆっくりは一応見せしめにゆっくり達に見せ付けて殺すようにとってはあるんだが 別にその場で潰しちまっても構わないから、どうせすぐにゆっくりがつれてこられていっぱいになって潰すし まあ要は適当にやってくれていいってこった」 男は南京錠の鍵を少年に手渡した。 「はい、気をつけます それじゃ」 少年は淡々とまりさの入った籠を抱えると建物の地下の座敷牢へと歩いていった。 その後姿を男は複雑な面持ちで見守った。 少年が地下へと吸い込まれていくのを見届けて、男は何かに耐え切れなくなって外に飛び出した。 「あうあっ!?」 そして、建物の前でうろうろしていた優男にぶつかった。 優男は男に弾き飛ばされてその場に転がった。 「あ、すまんすまん」 「いてて、気をつけてくださいよ…はぁ」 優男は腰を擦りながら、なにやら疲れきったみたいに建物の壁にもたれかかって座り込んだ。 「どうした?怪我でもしたか?」 優男は首を振って否定した。 「ゆっくりってなんなのか…わからなくなっちゃって…」 優男は力が抜けたみたいにぼーっと空を眺めている。 「なんかあったのか?」 「飼ってたゆっくりまりさが…いつのまにかゲスまりさになってたんです… あんなにいい子だったのに…うぅ…」 「濡れ衣とかじゃねーのか?」 「いえ、完膚なきまでに証拠もずらりと、しかも俺の目の前で現行犯で捕まってるし…」 「そりゃ、弁解の余地はねぇな…」 男は額から汗をたらして呆れた。 「本当に、すごくいい子だったんです…なのに、突然 ゆっくりなんてみんなゲスなのかなって…ゆっくりが信じられなくなったって言うか… それで処理場に連れられてって、未だにわけがわからないから最後に一目あって 本当にあの子がいいゆっくりなのかゲスなのか見極めたくて… でもやっぱり怖くって…」 優男は途方にくれて溜息をついた。 「そっか…まあ俺にだってそんなのはわからねぇわ ゲスなゆっくりなのか、いいゆっくりなのか 一目見て簡単にわかったらいいのになぁ…」 男はあのまりさの本当にゆっくりしたゆっくりしていってねを脳裏に浮かべながら言った。 男はどうすればいいのかわからなかった。 多分馬鹿だから。 優男の方も本当にどうすればいいのかわからなかった。 残念なことに頭が弱いから、多分この男の方が救いが無い。 二人は日が暮れるまでぼーっと建物の脇に座り込んで、そのうち職員に注意されてどこかへ行った。 建物の地下室にて、少年は座敷牢の鍵を開けて中に入った。 そして籠の中のまりさを取り出して地面に置いた。 隣では、あのまりさと入れ替わって優男の所に飼われていたあの悪いゆっくりまりさがガタガタと震えて怯えていた。 「おにいさん、さいごにいい?」 「…命乞いなら聞かないぞ」 少年は冷たくそう言い放つ。 まりさはふるふると首を振って言った。 「ちがうよ、おにいさんにごめんなさいと、ありがとうをいいたいの」 「…?」 少年はきょとんとしながらまりさを見つめた。 「おにいさんのふくろをかってにとって おにいさんのおかあさんにひどいことして、ごめんなさい おにいさんのこといっぱいいじめて、ごめんなさい さとのひとたちにいっぱいめいわくかけて、ごめんなさい それから、まりさのこと、いっぱいかまってくれて、ありがとう まりさのこと、ちゃんとみてくれて、ありがとう まりさをつぶしたら、もうふくしゅうはわすれて おにいさんのゆっくりをみつけてゆっくりしていってね!」 まりさは悲しげだけど、精一杯ゆっくりした微笑みを浮かべながら 本当に本当にゆっくりした心からの謝罪と感謝の気持ちを述べた。 まりさの心はお兄さんに飼われていたときやれいむとゆっくりしていたときと同じ いや、まりさの生きてきたなかで一番ゆっくりしていて素敵な気持ちになっていた。 「………」 少年は何も言わずに木の棒を振り上げた。 そして、ぶんっ、という空を切る音と共に まりさの隣に居る、あの優男に飼われていた頃のまりさと入れ替わった悪いゆっくりまりさを叩き潰した。 「部分的記憶喪失…ですか?」 「ええ、そういうことになります 突然のことでしたから、機材不足で…」 里長は永琳の説明を聞いてごくりと息を呑んだ。 「すみません、言う機会を逸してしまっていて もっと早く言うべきでしたわ」 「いえ、我々も勝手に話を進めていってしまって…」 里長は頭を下げる永琳にいえいえこちらこそと頭を下げた。 「それで、それによる身体的な問題は…?」 医者の男が訪ねた。 「それは前に言ったとおり全く問題ありません」 永琳はそう言い切った。 「ふむ、となるとどの辺りの記憶が失われているかですが…」 「それに関しても、これから私のところで継続的治療を行えば回復します ですから余り心配なされなくても結構ですよ、治療費は頂きますが」 永琳は淡々と事情を説明していった。 「ふむ…その部分的記憶喪失というのは放っておいても生活に支障は…?」 里長は永琳に尋ねた。 「ええ、生活に支障の出るような記憶の喪失は無いと思いますが」 「ど、どういうことですか里長?」 医者の男は何故里長がそんなことを言うのか分からずに尋ね返した。 「さっき、彼の様子が少しおかしかっただろう? あのゆっくりへの執着が弱いというか」 「そういえば…いつもあのゆっくりへ向かっていく時のぎらぎらした執念が無かったような… 私はふっきれたのかなと思いましたが」 「私もそうかと考えたがどうにも違和感があってな 八意先生の話を聞いてやっとわかったよ 彼は多分あのゆっくりまりさとその周りの記憶を失ってる 彼にとっては辛い記憶でしょう 忘れられるなら忘れさせてあげたいんです」 「なるほど…」 医者の男は感嘆して頷いた。 「私は彼のことは良く知りませんので、彼に親しい里の方がそういうのでしたら」 「ええ、よろしくお願いします」 「わかりました、それでしたらとりあえず様子見ということで もし困ったことがあったら薬を売りに来る私の部下に言伝してください それでは私はここで」 永琳は椅子から立ち上がってぺこりと会釈した。 「本当にありがとうございました」 里長と医者の男も深々と頭を下げた。 ろうそくの明かりだけが周りを照らす暗い暗い座敷牢にて。 「…ゆ…?」 まりさは何が起こったのかわからず自分の横で餡子をぶちまけて潰れているゆっくりまりさを見ていた。 「おにい…さん…?」 「なにいってんのかよくわかんないけどさぁ…」 少年は冷め切った、本当に冷め切った表情で、座敷牢に居るまりさ『達』を見下ろした。 「僕はお前らゴミクズみたいなゆっくりがなんでか無性に腹立つから潰したいだけなんだよ 黒いのは特にムカツクかな」 少年は冷たい笑みを浮かべて、獲物を品定めするように座敷牢を見回した。 「ゆ…?なにを…いってるのおにいさん、おにいさんはまりさのことを…」 少年が何を言っているのかを理解できずにまりさは呆然とその光景を見つめた。 「だずげでええええええええ!!」 耐え切れずに一匹のゆっくりまりさが座敷の奥へと逃げ出した。 「あはは!まずは逃げる奴からだぁ!!」 少年はそのゆっくりまりさを追いかけながらまた木の杖を振り上げた。 「ゆげぇ!?」 すぐに追いつかれてそのゆっくりまりさは潰された。 「いやあああああああああ!!」 「たすけてえええええええ!!」 「ゆっくりできないいいい!!」 「あはははははははははは!!」 狭い座敷牢の中では逃げられるわけも無く、捕まっていたゆっくりたちは次々と潰されていった。 「たのしいなあこれ!たのしいなあ!!」 少年はケタケタと高笑いをし始めた。 「おにいさん!ちがうよ!そのゆっくりまりさたちはまりさじゃないよ!! おにいさんがつぶしたいのはまりさだよ!そのまりさたちじゃないんだよ!!」 まりさは必死に少年に訴えかけるが、ゆっくり潰しに夢中になっている少年には届かない。 「お゛に゛い゛ざん!ま゛り゛ざのごどみでよ゛!ぞっぢの゛は゛ま゛り゛ざじゃないのおおおおおおお!!」 少年の部分的記憶喪失は確かに母の死とそれに関わるゆっくりに関する記憶を欠落させた。 だが、それに伴うゆっくりまりさへの憎しみは消えることは無く 根拠となる記憶を失った憎しみはゆっくりへの生理的嫌悪からくる憎しみとすりかえられた。 少年が憎む相手はまりさから、ゆっくり全体になったのだ。 「ま゛り゛ざを゛!ま゛り゛ざをぢゃんどみ゛でええええええええええ!!!」 まりさの叫びが座敷牢中に響き渡る。 「ふぅ…あ、まだ一匹残ってた」 「ゆ゛…お゛に゛いざん!ま゛り゛ざだよ!わ゛がるよ゛ね!?」 少年はまりさ以外のゆっくりを全て叩き潰してから思い出したかのようにまりさをみた。 「さーて、こいつもとっとと叩き潰して畑の周りのゆっくり叩き潰すかなー」 「ゆ…あ…」 まりさは悟った。 既に少年にとってまりさがその他大勢のゆっくりの一匹にすぎないことを。 「い、いや…」 それを悟ったまりさの心の中に湧き上がった感情は悔いだった。 このまま、他といくらでも代用の効くただのまりさのまま終わりたくない。 誰でもいい、誰かの大切になりたい。 ちゃんと、まりさのことを他に代わりの居ないまりさとしてみてくれる相手が欲しい。 「い゛や゛だあ゛あ゛あああああああ!! だれ゛がぢゃんどま゛り゛ざを゛み゛て゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛おお゛お゛!!! ごのま゛ま゛じにだぐな゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」 「だぁ~め♪」 他のゆっくりを叩き潰したのと同じように 本当に楽しそうに少年はまりさのことを叩き潰した。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/amateursgarden/pages/30.html
イベント [M]できそこないの討伐部隊 出現条件 Section4 -狂気- 突入 「タミア山脈登山道」に行けるようになる。 アル・タミアの北部の魔物の巣を潰す。 アル・タミアの町に行くと世間話に顔がナスみたいな男が出現するので話しかける。 [M]挙動不審の男Ⅰ 出現条件 Section4 -狂気- 突入 ミニゲームが始まるが、かなり難しい上に報酬が経験値のみなので スキップしてしまおう。 報酬 ノーミスクリア ランク50相当の経験値 最低ランク30相当の経験値が入る。 [P]正体不明の仕送りⅠ 出現条件 モリヤゲスが死亡していること 報酬 金1000 [P]仕送りⅡ 出現条件 [P]正体不明の仕送りⅠを見る 報酬 金2000 [P]仕送りⅢ 出現条件 [P]正体不明の仕送りⅠを見る 報酬 金3000 [P]今欲しい物 開放条件 ノーファとの連れ合い度が80?以上 [P]家路の先は 開放条件 ノーファとの連れ合い度が160?以上 [P]責務と心と 開放条件 ノーファとの連れ合い度が240?以上 [P]夢に見た高潔な心 開放条件 ノーファとの連れ合い度が320?以上 [P]見て見ぬ振りしてきたこと 開放条件 ノーファとの連れ合い度が400?以上 [P]弱みを見せる勇気 開放条件 ノーファとの連れ合い度が500?以上 報酬 主人公の必殺率アップ [P]飾る心 開放条件 シルギットとの連れ合い度が120以上 「一人でやれ」を選ぶと、以後シルギットの連れ合い度イベントが発生しなくなる。 [P]その目的 開放条件 シルギットとの連れ合い度が240以上 [P]猛り狂う 開放条件 シルギットとの連れ合い度が360以上 報酬 金500 [P]絆を求めて 開放条件 シルギットとの連れ合い度が500以上 「このまま待つ」を押し続けてもイベントは進む。 暴漢*5と戦闘。 報酬 主人公の最大HP+5%、万能防護の護符、波動大防護の加護 [P]我が身に課す「誓い」 開放条件 [P]絆を求めてを見ていて、ストラウスが死亡していること 青衣の不審者*3と戦闘。 [S]技道場 貫通の秘伝書 1が最初にもらえる。 [S]技道場通い 必殺技を極めた達人を弟子にスカウトしていくと タミアの港町の物品販売でその奥技の秘伝書が売られるようになる。 [S]因縁の戦い 出現条件 ゲルマンとセレスティアをスカウトしてくる。 「ゲルマンに加勢する」を選んだ場合…セレスティアと戦闘 報酬 ランク37の経験値 「セレスティアに加勢する」を選んだ場合…ゲルマンと戦闘 報酬 ランク37の経験値 「2人ともシメる」を選んだ場合…ゲルマンとセレスティアと戦闘 報酬 金3000 ランク38の経験値 ちなみに2人ともスカウトする前に戦った時と同じステータスなので弱い。 [S]師匠 対 弟子~必殺の一撃~ 出現条件 物資購入で7つの秘伝書が売られるようにする。(販売条件は物資購入の欄を。) 師匠と戦闘を行う。その際、術の使用は禁止と出るが 実際には相手へのダメージが0になるだけで回復魔法は使える。 戦闘の最中に師匠に既に秘伝書として売られている7つの奥技を出し尽くさせる。 奥技「無明」を閃かせない内に師匠を倒してしまうと失敗となる。 [S]子供市場 出現条件 section2以降 [S]子供を狙う影 出現条件 [S]子供市場を見る 攻略には主人公の銃のWeapon Lvが25以上か パーティに旅人の少年がいる必要がある。 その後、廃託児所に行けるようになる。 特別報酬 主人公の銃のWeapon Lvが25以上のとき 金1000 廃託児所で子供大好きロリッショを倒す 報酬 金3000 ランク35相当の経験値 [S]冥土の土産 出現条件 [S]子供を狙う影をクリアし、討伐進行度12以上 「薄暗い監獄砦」に行けるようになる。 「薄暗い監獄砦」のボスを倒す。 報酬 金4500 ランク43相当の経験値 [EX]異界からの呼び声 出現条件 エピローグに突入していること 「秘密の場所」に行けるようになる。 仕事の話 盗賊風の男 「海の洞窟」にいけるようになる。 盗賊男 出現条件 討伐進行度5以上 「海の洞窟」にいけるようになり、またそこにノトーリアス・オブジェクトが出現する。 でかい武器を背負った男 荒れ果てた空洞にいけるようになる。 ぼろぼろの風貌の戦士 力強い魔物の巣にいけるようになる。 眉間にしわが寄った中年男 出現条件 討伐進行度5以上 タミア水道局跡に行けるようになる。 剣士の女 出現条件 討伐進行度5以上 川べりの洞窟に行けるようになる。 金目の話 泣き顔の男 タミア山脈登山道にいるの山賊王モリヤゲスを倒す 報酬 広域大回復の術M 1 ランク42相当の経験値 目を閉じながら話す優男 「タミア山脈登山道」に生えている治草を渡すと1つ金100で買い取ってもらえる。 また、1度に渡す個数によって貰える経験値が異なる 個数 経験値ランク 1 20 2 24 3 28 4 30 5 32 6 34 7 37 8以上 38 登山道に生えている治草を10束もってくると道具屋で「体力大回復の薬」と「特効薬」が買えるようになる。 顔色が悪い男 「タミア北部大森林」に行けるようになる。 そこから独自カスタマイズ(アイテム欄では青字で表示される)のパリングナイフを持ってくる。 盗んでもいい 改造すると別アイテム扱いとなり、クエスト達成不能になる。 Ver1.57で、最初から特殊効果が付加されている場合に受け取ってもらえない不具合が解消された。 報酬 金3000 ランク35相当の経験値 加入できる仲間 貧乏なノーファ 魔物狩りのシルギット 物資購入 武器 種類 金額 ライトスピア 槍 600 ミドルスピア 槍 920 ヘビースピア 槍 1300 ハンドアクス 斧 550 バトルアクス 斧 960 棍棒 槌 460 金属棒 槌 600 武器の部品 金額 鈍い刃 600 上質の武器 1800 精神統一の珠 1350 高精度の珠 500 反撃の刃 830 防具 種類 金額 旅人の服 服 360 狩人の服 服 560 強化服 服 880 戦士団の戦闘服 服 1380 革の鎧 軽鎧 510 硬革の鎧 軽鎧 760 防具の部品 金額 鉄の守り 650 生命強化の球 1300 回避の加護 550 道具 金額 販売条件 体力小回復の薬 3 150 初期 体力中回復の薬 3 360 初期 体力大回復の薬 2 600 目を閉じながら話す優男に治草の束を10コ渡す。 低下回復の薬 3 210 初期 特効薬 2 800 目を閉じながら話す優男に治草の束を10コ渡す。 道具 金額 備考 貫通の秘伝書 1 2000 販売条件 [S]技道場を見る 神速の秘伝書 1 2500 販売条件 ゲルマンを技道場にスカウトする 破砕の秘伝書 1 3000 販売条件 アンドルかエステーの連れ合い度イベントを全てクリアしてから技道場の師匠に会う。 活殺の秘伝書 1 3000 販売条件 朽ち果てた水道跡でマッケランを助ける。 致死穿の秘伝書 1 3500 販売条件 ヘッケルを技道場にスカウトする 神舞の秘伝書 1 4000 販売条件 人斬りのセレスティアを技道場にスカウトする 次元断の秘伝書 1 4000 販売条件 秘密研究所に置いてある次元断の書を入手してから技道場の師匠に会う。 無明の秘伝書 1 8000 販売条件 [S]師匠 対 弟子~必殺の一撃~をクリアする。
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/114.html
第074話:陰謀は静かに動くよ!ドクロちゃん! 作:◆xSp2cIn2/A 「ぴぴる ぴるぴる ぴぴぴ……る…ぴ…」 あれからずっと歩き続けていたドクロちゃんでしたが、 歩きつかれてしまったのか、立ったまま寝てしまいました。 そこはあの零崎一賊の異端児、零崎人識と、炎の魔女、霧間凪の陣取る一軒の家の前でしたが、雑談を続ける二人がドクロちゃんに気づくのはまだもう少し後のことになります。 さて、ちょうどそのころ、大会本部の一室で、艶やかな黒髪を持つ喪服姿の女性と、一人の優男が会話を交わしていました。 「やれやれ、ついにドクロがぴぴるモードに覚醒してしまいおったか」 喪服姿の女性がため息とともに言葉を吐きます。 彼女はバベルちゃん『天使による神域戒厳会議』通称『ルルティエ』の議長を務める立派な女性です。 対する優男は、あの血塗られたOPでルール説明をした男。 薔薇十字騎士団の人形使い、本名ディートリッヒ・フォン・ローエングリューンでした。 「それにしてもバベルさん、良くぞ来てくださいました」 男が気障な仕草で礼をします。 「カミサマからの勅命じゃからの。それにしてもなぜおぬし等はドクロをこの試練の参加者に選んだのじゃ?」 「それは彼女が『選ばれるべき器』の持ち主だったからですよ。それにしても『試練』ですか」 男の言葉にバベルちゃんは、ふん と不機嫌な顔をして答えます。 「ルルティエの天使たちは、わらわ議長にとってみれば家族も同然。試練とでも割り切らねば家族をこんな戦場に送り込まんわ」 「フフ、『家族』ですか。しかし、あなたの娘さ――」 男がしゃべりかけたそのときです。ガラッ と、襖が開き、薄暗かった室内に光が差し込みます。 暗くてさっきまでよく分かりませんでしたが、二人が話していた部屋は和室のようでした。 さて、勢いよく開いた襖に眼を戻しましょう。 勢い良く襖を開けて入ってきたのは、天使のわっかにくるりん曲がった羊のツノ。金の瞳の下に濃いクマを作った小柄な少女でした。 彼女はサバトちゃん。ルルティエの天使で、今は埼玉県のアバランチ公園に住む、ホームレスな少女なのです。 「どうしたのじゃサバト」 バベルちゃんが上品に体の向きをサバトちゃんに変え、聞きます。 「ぅうっ…えぐぅ……さ、サバトの『ドゥリンダルテ』がないんですぅ」 サバトちゃんは、ひっくひっく しゃくりあげながら自分の母に訴えます。 そう、サバトちゃんはバベルちゃんの娘なのです。 ちなみにドゥリンダルテとは、サバトちゃんの魔法アイテムである超電磁スタンロッドのことです。 「あぁ、それならいま少し借りているよ。大丈夫、全て終わったらちゃんとかえしてあげるから」 バベルちゃんの変わりに、ディートリッヒが答えます。 「ほ、本当ですかぁ?」 「本当だよ、まぁエスカリボルグは本人の手には戻らないかもしれないけれどね。 さぁ涙を拭いて、大丈夫だから」 ディートリッヒはサバトちゃんにハンカチを渡します。 サバトちゃんはそのハンカチで顔を拭いて、ちーん と鼻をかむと、ふと気づいたように見知らぬ男に訊ねます。 「エスカリボルグって、ドクロちゃんもここに来てるんですかぁ?」 「フフ、まあね。でも、もう永遠に会えな――」 「サバト!!」 男の言葉をバベルちゃんが遮りました。 「はいっ!」 びくぅ! としながらも、直立不動の体勢をとるサバトちゃんに、バベルちゃんが続けます。 「すぐに元いた部屋まで戻っているのじゃ。わらわもすぐに行く」 「はい、わかったですぅ」 サバトちゃんはそう言うと、とぼとぼと部屋を出て行きました。 「と、言うわけで、すまぬが話はこれで終わりじゃ。わらわはサバトに話があるのでの」 バベルちゃんの言葉にディートリッヒは無言でしたが、バベルちゃんは開いたままの襖をきちんと閉めると、サバトちゃんの待つ部屋に歩いていきます。 「くっ! なにが殺し合いじゃ。待っておれドクロ、そなたはわらわが………」 バベルちゃんが苦虫を噛んだような表情でつぶやきましたが、聞いている者は一人としていませんでした。 【残り 101人】 【D-3】 【ドクロちゃん】 [状態]: 頭部負傷。ぴぴるモード。現在熟睡中。 [装備]: 鉄パイプ [道具]: 無し [思考]: 当ても無く移動。他人を見かけたら攻撃。少しは落ち着いた…かな? ※能力値上昇中。少々の傷は「ぴぴる」で回復します。 【バベルちゃん(参加者ではありません)】 [思考]:なんとかしてこのゲームを終わらせられないだろうか? ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第073話 第074話 第075話 第036話 時系列順 第129話 第065話 ドクロちゃん 第125話 第001話 ディートリッヒ 第063話 - バベルちゃん 第522話
https://w.atwiki.jp/kutinasisummon/pages/30.html
名前 忌凶院 厄日(ききょういん やくび) 年齢 18歳 性別 男 身長 178㎝ 体重 58㎏ 容姿 整った顔立ちをした色白の優男という容姿に対して、禍々しい息の詰まるオーラを持っている いつも目を細めほくそ笑んでいる。 服装 学ラン 性格 口から出まかせのように理屈を並べる 短所として、しばし口論になりかける時もある 気色悪い笑い方をする。 宝具 ボロいペンダント 能力 「滅び」と呼ばれる存在(召喚獣であるが)を体内に取り込み発生させる能力。 だが不便かつハイリスクであり身体への影響が大きい。元々は召喚獣と存在を一つにする能力であったがこのような使用法と なった。 魔術 転生魔術と呼ばれる緑色の炎を用いた術で、「死人を死人としての立場としてこの世に転生させる」魔術を得意として使う。 武器 刀(緑の炎から取り出す 召喚獣 名前 レイヴン(生前の名は「愛木 凛花」 容姿 基本的に人前では「真っ暗闇」な状態 体長 162㎝(生前の情報 性格 とても明るく人懐っこい性格だが照れ屋な一面も(生前の情報) ちなみに現在は喋る事もままならない、ただの有害な存在である。 能力 「付属部品」他人の身体情報を自分に付加することができる。(ただし能力は不可能)また、死人という立場上、死は経験してるので死は訪れない。 現在全身が改造されており自身の能力を使って「飲み込む」事をさせられている。 また、存在として「滅び」を持っているので黒き存在として物理的な「滅び」を作り出すことが可能。 種族 人間(死体)
https://w.atwiki.jp/shfarts/pages/1018.html
ブロリー 商品画像 情報 登場作品:劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、劇場版『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』 定価:6,480円 受注開始:2014年06月25日(水) 16 00 受注締切:2014年08月27日(水) 23 00 発送開始:2014年11月26日(水) 商品全高:約190mm(頭頂部まで)、約220mm(髪部含む) 付属品 手首:×4(右×2、左×2) 武器:無し 表情:×2 その他:エフェクトパーツ×3 キャラクター概要 エイジ737年生まれ。普段は華奢な優男でありあまり口を利かない。孫悟空やベジータらとともに、サイヤ人の数少ない生き残りの1人であり、かつ純粋な超サイヤ人の一人である。悟空と同じ日に生まれ、保育器では隣同士だった。赤ん坊の頃、悟空の泣き声に泣かされていたため悟空に対して強い憎しみを持っており、悟空に敗北したときにも赤ん坊時代に悟空に泣かされたときのことを思い出していた。怒りにより超サイヤ人に覚醒した悟空達とは異なり、ブロリーは悲しみによって超サイヤ人に覚醒した。 商品解説 ドラゴンボールZシリーズよりブロリーが魂ウェブ商店限定発売決定。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 孫悟空 スーパーサイヤ人孫悟空 スーパーサイヤ人3孫悟空 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人孫悟空 スーパーサイヤ人孫悟空 超戦士覚醒Ver. クリリン ピッコロ スーパーサイヤ人孫悟飯 アルティメット孫悟飯 ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ -Premium Color Edition- トランクス トランクス -Premium Color Edition- セル完全体 フリーザ(最終形態) ゴールデンフリーザ 人造人間16号 人造人間17号 人造人間18号 ベジット コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wakiyaku/pages/329.html
【作品名】トリコ 【ジャンル】 バトル漫画 【名前】 ココ 【属性】毒人間 【大きさ】 成人男性並み 【攻撃力】 全長約1580mのリーガルマンモスを麻痺させる 捕獲レベル30のベビークリフの群れ(捕獲レベル1で猟銃をもった十人の狩人に匹敵する)を瞬殺 毒地獄:広範囲に硫化水素を出して敵を殲滅する 【防御力】 毒膜:全身を毒に包み膜を作ることで半径100mは吹き飛ばす爆発を耐える 【素早さ】 GTロボのピーラーショットに対応(光速対応) 【特殊能力】 電磁波を読むことで真っ暗闇でも昼間のように見えるし 常人の目では捕らえることが出来ない物まで見える 免疫力が異常、抗体を持っていない猛毒でも即座に抗体を作り出せる 体内の毒を致死性の猛毒や全身麻痺程度の神経毒など自由に変化できる 相手の死相を読むことが可能 【長所】 電磁波を読める イケメン優男 【短所】 毒は15リットルまでしか出せない 【戦法】 相手の電磁波を読んで戦う 2スレ目 800 :格無しさん:2009/04/19(日) 08 31 19 799 ピーラーショットって繊維を飛ばす手裏剣みたいな奴だろ 頭からビームはキャノン砲としか明記されていなかったはずだが 801 :格無しさん:2009/04/19(日) 08 36 15 800 ギドは普通に頭からビーム出してそれを「ピーラーショット」って言ってた 802 :格無しさん:2009/04/19(日) 08 45 42 801 よく見れ 事前にビーム溜めてピーラーに続いて撃った流れ 937 :格無しさん:2009/04/24(金) 17 59 30 ココはピーラーショット抜きの反応速度求む リーガルマンモスをどうやって麻痺させたかもついでに頼む
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/2256.html
「じゃあ死のう、今死のう、すぐ死のう」 プロフィール 本名 ヤヒコ・S・クマノ 性別 男 年齢 32 能力分類 【特殊系】 身長 177cm 体重 61kg 趣味 読書 好き 人 嫌い 世界 大切 人 能力 【超計算式】 魔法のノートとシャーペンを召還出来る 召還したノートに『<』『=』『+』のどれかを使った式を書く事で、自分の周囲にその効果を発現出来る 一度に二つ以上の式は効果を発現出来ず、新しく書かれた式の効果に上書きされていく また、書き込んでから効果が発現するには2レスのタイムラグがある 『<』 A<Bと書き込む事で、BはAに対し上位に立つ BはAに、相性でどんな面でも勝る事が出来る 生物と、目に見えない物は指定出来ない 『=』 A=Bと書き込む事で、AとBは、形や大きさなどの目に見える性能以外の全てが同等になる 基本的に右側に書いた物が左側に書いた物の性能に変化する 生物は指定出来ない 『+』 A+Bの○○(硬さや速さなど)と書き込む事で、AにBの性能どれか一つがプラスされる ただし、大きさや形などの目に見える性能はプラス出来ない 概要 人間をこよなく愛している しかし、この世を、人間を穢しているとして嫌っている そのため、この世から人間を救済するという名目のもと人殺しを行っている 悪人を殺す事はしない 理由は単純 悪を救済する必要はない、だそうだ 容姿 少し老けている優男風な顔 髪は黒く、長い髪をオールバックにし後ろでまとめている 服装はジーンズに黒いジャケット、中には白いTシャツを着ている 性格 自分が正しいと思い切っている生粋の独善者 またポジティブである 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/seiyudb/pages/103.html
2017年4月4日 新#01:白昼夢/ご利用は計画的に BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 白昼夢 中島健一:江口拓也/坂巻:相馬幸人/ハルカ:植竹香菜/ちいママ:遠藤さやか/上司:樫井笙人 ご利用は計画的に 高島ミツコ:阿澄佳奈/上司:祐仙勇/イケメン:三宅貴大/OL:米澤円、澁谷梓希、朝日奈丸佳 2017年4月11日 #02:温泉奇行/マボロシガイシャ BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 温泉奇行 木原志佐雄:関俊彦/ちい:米澤円/芸者:根本圭子 マボロシガイシャ 出社伊夜太:斉藤壮馬/松岡:田中完/上司:祐仙勇/男性社員:長谷徳人/女性社員:茜屋日海夏 2017年4月18日 #03:弁当戦争/ああ、愛しの583系 BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 弁当戦争 甘江優男:宮田幸季/優男の母:松岡洋子/キミコ:植竹香菜/同僚:三宅貴大/子供:朝日奈丸佳 ああ、愛しの583系 加米良鉄也:金谷ヒデユキ/部長:田尻浩章/社員:祐仙勇/ガードマン:小田柿悠太 2017年4月25日 #04:プラットホームの女/走行者天国 BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 プラットホームの女 直木純一:羽多野渉/影野映子:赤﨑千夏/同僚:遠藤さやか/音声アナウンス:奥野香耶 走行者天国 道原駆:三木眞一郎/古鹿万美:豊口めぐみ/課長:田中完/社員:三宅貴大/若者:祐仙勇 2017年5月2日 #05:日曜クラブ/捨てちゃう女 BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 日曜クラブ 内名木洋介:千葉繁/カズコ:久嶋志帆/上司:井口成人/奥さん:くじら/息子:三宅貴大/若者:祐仙勇 捨てちゃう女 物餅富美江:恒松あゆみ/物餅豊:若井友希/夫:仁科洋平/鴨野明子:遠藤さやか 2017年5月9日 #06:かいぶつかします/今夜も最高 BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 かいぶつかします 宇土泰造:三宅健太/マネージャー:石野竜三/ディレクター:田中完/妻:米澤円 今夜も最高 銅羅木雄良:西山宏太朗/陽子:青山吉能/店長:遠藤さやか/同僚:長谷徳人、佐々木啓夫 2017年5月16日 #07:化けた男/ママ友のおきて BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 化けた男 磯部錦一:川島得愛/磯部利江:植竹香菜/磯部錦:田中美海/同僚:長谷徳人/サラリーマン:三宅貴大/焼き鳥屋店主:祐仙勇 ママ友のおきて 静岡希美:高山みなみ/静岡望:吉岡七穂/鬼世:葛城七穂/ママ友:遠藤さやか/子供:米澤円 2017年5月23日 #08:夢に追われる男/ひげタクシー BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 夢に追われる男 夢見亜士:小山力也/麻夢子:柚木涼香/夢見の妻:遠藤さやか ひげタクシー 弱腰過:石田彰/主任:佐々木啓夫/若者:長谷徳人/先輩:田尻浩章/酔っ払い:祐仙勇/アナウンス:三宅貴大 2017年5月30日 #09:懐かしの銭湯ツアー/研究者はユウウツ BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 懐かしの銭湯ツアー 番田井守:杉田智和/小将:八木菜緒/老小将:巴菁子 研究者はユウウツ 戸鰐学:子安武人/竹村:三宅貴大/研究員:田尻浩章、祐仙勇/女性研究員:荻野葉月/記者:岡野友佑 2017年6月6日 #10:拾ったフィルムのヒト/ウソ孫 BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 拾ったフィルムのヒト 田寄内志:杉山紀彰/ミチコ:米澤円/ノブ江:根本圭子/先輩:祐仙勇 ウソ孫 老手一人:中尾隆聖/ウソ娘:西村ちなみ/ウソ孫:田中あいみ/同僚:細谷カズヨシ/老人:田中完 2017年6月13日 #11:破滅症患者/私はアイドル BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 破滅症患者 落入末雄:津田健次郎/妻:下屋則子/タマエ:遠藤さやか/バーテン:堂坂晃三/キャッチバーの女:米澤円/女:青山玲菜 私はアイドル 間々野亜里:井上喜久子/間々野夢与:井上ほの花/メンバー:天野由梨奈/友達:向井莉生/固定ファン:祐仙勇、長谷徳人、三宅貴大 2017年6月20日 #12:チャットルームの王様/ニッポン海外旅行終 BS11デジタル:25時30分〜 喪黒福造:玄田哲章 チャットルームの王様 網雲豪:鈴木達央/光騎士:武内駿輔/チャット民:長谷徳人、三宅貴大、植木慎英、祐仙勇 ニッポン海外旅行 島井ちか子:水樹奈々/課長:田中完/メフィスト:梅津秀行/同僚女性:青山玲菜、遠藤さやか、本泉莉奈
https://w.atwiki.jp/nouryoku/pages/1935.html
【名前】 紅麒麟(With灯草灰) 【容姿】 「紅麒麟」 緻密かつ意味不明な模様の、翠の男性用チャイナ服を着た、明るい赤髪オールバックで糸目、出っ歯が特徴的な優男っぽい青年 「灯草灰」 青白い髪をツインテールの縦ロールにした、血が付着した白装束が特徴的な色白な幼女 【設定】 「紅麒麟」 機関No.14。今まではアンダーナンバーだったが、最近出世したそうです。 語尾が子音の場合、語尾がカタカナになる。 文中の「~が…」「~は…」「~を…」等を抜かす事がある。 エセ中国語で話す。 陽気。機関員なのにいい人です。殺しは嫌い。 軍人では無く武人。情に厚い性格らしい(本人談) 将来の夢は「世界最高のエンターテイナー」で、その為か、つまらない駄洒落で場を冷ます。 ギャグと戦闘が同じくらい得意(本人談) 実力だけでナンバーズに上り詰める力と、それによる高い自信を持つ。また、やけに「実力」にこだわっているフシがある。 笑い方「アハハ!」 一人称「ワタシ」 二人称「アナタ」 「灯草灰」 幽霊みたいなモノ 実体が無い この世にとてもとても強い未練がある 【能力】 ≪麒麟乃荒≫ 放電能力。また、自分が放電した電気を「固体化」する事も可能。 【思想】 「……安心しなさい、ワタシ、賢い研究者様でも、凄い指揮官様でも無い。ワタシ、兵士ヨ。……捨て駒で無いヨ? 将棋で言うなら、飛車って所ネ。ま、飛車が捨て駒になる事もあるけどナ」 この発言から、機関の兵士である事、捨て駒になる可能性もある事は熟知しているらしく、それでも機関員であり続けるあたり、忠誠心は高いようだ。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/4358.html
376 名前:彼女にマリオカートカテネーYO!俺様涙目w[] 投稿日:2008/12/26(金) 19 21 52 ID gNJHDCS6 ちょっと前にエロゲー実況で女のエロ声やってる男の話でてたべ? うちにも居たんだな。 みんなに知られてから、セッション中に言い寄られまくったり、襲われたりで、そいつに相談された。 まぁセッション中限定だし、バレりゃあネタにされるのもしょうがないと思うんだが、 本人は結構本気で嫌がってるぽい。 男PLの男PCにやられるのはまだ我慢できるらしいんだが、女PLの男PCが嫌でたまらんようだ。 自業自得って気もするし、最初はお前も楽しんでただろうって話なんだが、 最近は女PLが「ベッドの上ではどんな声で鳴くのかなぁ」とか言っていて、悪ノリが過ぎる気もする。 そいつ、後輩の男なんだけど色白でヒョロく、良く言うと優男風なんで、あんまり違和感ないんだよな。 そのせいもあって過熱してるのかもしれん。 因みに女PLは俺とタメで、俺の知るかぎり腐女子では無い。 383 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/12/26(金) 20 28 54 ID ??? 女PLの男キャラと女NPCでラブなシーンやったがなぜかすごい疲労した記憶はあるなあ エロシーンなかったから件の後輩氏の気持ちは分からんけど 386 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/12/26(金) 20 40 43 ID ??? そりゃまープライベートならいくらでもやりたいなーとも思うが セッション中にやるこっちゃ無い、ましてや本人が嫌がってる そこら辺の空気読めないようじゃただの困 度が過ぎれば何でも毒さね スレ213