約 4,475,789 件
https://w.atwiki.jp/oreimoportable/pages/21.html
アレ? おまえら俺の妹だっけ!?」 ごくフツーの高校生・京介が目を覚ますと、そこはいつもと変わらぬフツーの朝だった。 しかし、小さな……いや、大いに違っている事実が1つだけあった……。 それは、ナマイキな妹・桐乃の部屋に、幼なじみのはずの麻奈実と、桐乃のオタク友だちである黒猫と沙織、そして桐乃の同級生でモデルのあやせの4人がいたこと! 桐乃も含めた5人の少女たちは、この部屋で“俺の妹”として、一緒に住んでいたのだった!! しかも「お兄ちゃん」と慕う妹たちからは、「お兄ちゃん構ってよぉ~♪」という、今世紀最大(?)の人生相談が!! ここに京介の人生相談奮闘劇の、新たな黒歴史が幕を開けるのであった――。
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/123.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/821-825 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第039回 「こ~んな臭えチンポで加奈子の処女膜破りやがってよ、あァ?」 加奈子に陰茎を握られてから十数分、その間、俺は延々と責められっ放しだ。振り払って逃げようとすれば「裸のままで近所に聞こえるくらい泣き喚いてやる」と脅され、もう止めろと言えば「ごめんなさい、お兄ちゃん。加奈子にもう少し御奉仕させて」と甘えた声で言ってくる。演技だとは判っている。が、こんなドSの全裸少女に責められるのも悪くない、と最初は思っていたのだが、態度はともかく口の悪さは超一品で、陰茎も今一つ昂ぶらず、徐々に腹が立ってきた。 「おらおらっ、出せ出せっ、ピュッと出しやがれっ、このこのこのっ、こんにゃろーっ」 「……おいこら、加奈子」 俺は親の敵のように陰茎を扱き続ける加奈子に問いかけた。 「なあにい、お兄ちゃん?」 無垢を装って加奈子が答えた。 「お前、もういらねえや。とっとと帰れ」 「お兄ちゃん、ひど~い。加奈子のこと嫌いになっちゃったんだぁ。え~ん」 「嘘泣きしてんじゃねえ。態度が悪過ぎてもう飽きた、帰れ。泣き喚いても構わねえから」 途端に加奈子は真顔になった。嘲るような笑みも甘えた素振りもなく、じっと俺を見つめてくる。と、その瞳から涙が一滴零れ落ち、次いでポロポロと流しながら俺に抱きついてきた。 「ひぐっ、ごめんなさい、ぐすっ、ごめんなさい、だってだってぇ、ひっぐ」 口調も真摯なものに変わり、本当に泣いてもいる。演技とすれば過剰だが、迂闊に信用も出来ない。取り敢えず俺は言葉の続きを促すことにした。 「だって何だ? 言ってみろよ?」 「うぐっ、だって加奈子、ぐひっ、元から意地悪だし、うえっ、他にどうしていいか判んないし、ひぐっ、どうやったらお兄ちゃんが喜ぶのか判んないし、すんっ、おっぱいも桐乃みたいに大きくないし、ぐひっ、一緒に住んでもいないし……」 訴えかけるように加奈子が言ってくる。言葉の意味は判るが、それと傲慢な態度とどう結びつけたらいいのか理解出来ない。 「だからって、お前は俺を罵るのか?」 「ぐひっ、だってあやせに聞いたら、ぐすっ、言ってたもん、ひくっ、好きな人には正直な自分を、ひぐっ、見てもらえって、ふぇ、ふええええええええええ~ん!」 本格的に泣き始めた加奈子の背を抱いてやりながら、俺は一頻り考え込んだ。つまり、こいつは素の自分を見てもらいたいが故に、俺に罵声を浴びせてたのか? 阿呆だ、阿呆の子だ。だが、もしかしたら素直に甘えることを知らないだけなのかもしれない。甘えた振りをする時の度を越した媚び方が、それを物語っているようにも思える。思い返してみれば前回の調教の最終日もそんな感じだった。とすれば、自然に甘えられるようにしてやれば、今以上に懐いてくるのは間違いない。まずは感情の確認といこう。 「お前は俺が好きなのか?」 泣きながら何度も頷く加奈子の様子を見ると、俺を誑かそうとしているようには思えない。洗脳に近い調教を施したとは言え、期間が開いたことで若干不安だったが、今も尚レイプした俺に愛情を抱いているのであれば話は簡単だ。後はその感情を深めてやれば、意地悪な態度も甘えた態度も俺の好みで楽しめる。俺は加奈子の背を優しく撫でながら、言い聞かせるように囁いた。 「元から意地悪ってお前は言うけど、俺は本当は優しい子なんだと思うぞ。意地悪なお前も可愛くはあるけどな。でも、俺は加奈子に優しくしたいし、加奈子にも優しくしてもらいたい。最初は優しい振りでもいいんだよ、そのうち本当に優しいお前になるから。そうしたら俺はもっと加奈子のことを好きになれるし」 「ぐひっ、うぐっ、加奈子のこと、うえっ、ひぐっ、好きに?」 加奈子は話の途中で少しだけ泣き止み、真面目な顔で問いかけてきた。今の加奈子は俺に一旦拒絶されたことで拠り所を失いつつある。ここが肝心だ。俺は加奈子の耳元に口をつけ、努めて優しい声で言ってやった。 「今も好きだけどな。優しい加奈子が素直に甘えてきたら、もっともっと好きになる」 「ひっぐ、なる、ぐすっ、優しく、ふぐっ、加奈子なる」 その直向きな言葉を聞いて、俺は加奈子の小さな身体を強く抱きしめた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第040回 「んくあっ……お兄ちゃあん……あはうっ……お兄ちゃあん……」 俺にとって幼児体型の加奈子を抱くのには座位が一番都合がいい。口付けを交わすのは容易いし、平らな胸にも薄い尻にも陰核にも手が届く。何より腕の中に小さな加奈子がいるという満足感がある。加奈子も抱きしめられて安心しているのか、うっとりと目を閉じている。ソフトタイプのグミのような感触の乳首を擽り、小さな小さな陰核を撫でてやると、子猫のように身を摺り寄せてもくる。近日中にランドセルと猫耳カチューシャを購入してやる決意をし、俺は腰を振り続けながら加奈子に尋ねてみた。 「全然痛くないか?」 前回無茶な調教を三日間施したとは言え、加奈子と交わるのは約一週間振りだ。痛みの再発を恐れての問いかけだった。意地悪少女の本音を聞いた今となっては、なるべく優しくしてやりたい。 「ふああっ……痛くはないよぉ……はううっ……気持ちいいだけぇ……うくあっ……うんと気持ちいいのぉ……んふあっ……オマンコ気持ちいいのぉ……はうあっ……奥が好きぃ……」 奥というのは子宮のことだろう。身体が小さいだけに挿入時から亀頭の先に触れている。当然、快感を得て降りてくればその感触は強くなり、先刻から何度も、こつん、と当たり続けている。俺は泣かせてしまったことへの謝罪として、腰の動きを変え、子宮責めに集中することにした。 「ここか? ほら、ここか?」 「んくああっ……それ気持ちいいよおっ……ひうふあっ……オマンコがあっ……くふはあっ…オマンコがおかしくなるうぅ……あはふあっ……臭いチンポ凄いいいっ……」 思わず俺は苦笑した。すぐには言葉までは直らないらしい。が、その呼び方も悪くない。 「加奈子に俺の臭いチンポ、大好きにさせてやっから」 「あひふあっ……もう好きいいっ……んくんくぁ……臭いチンポ大好きいいっ……ひうふあっ……イっちゃうから出してええっ……はひふあっ……奥に熱いのぶっかけてえええっ……」 桐乃や麻奈実に比べれば未だ性行為にぎこちなさは残るが、その分だけ初々しくもある加奈子が力任せにしがみ付いてくる。もう俺も我慢できそうにない。 「じゃあ、加奈子のマンコにチンポ汁で臭い付けだ。ほらっ」 「あひゃあふあっ……きたきた赤ちゃんんっ……んくひふあはっ……お兄ちゃんの赤ちゃんんっ……はううあああっ……イく……イく……イく……オマンコイくひあああああっ!」 更に強く俺の身体を掴み、加奈子はプルプルプルプルと可愛く全身を震わせた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第041回 来た時の予告通り加奈子は夕方に帰っていった。帰り際、今後はなるべく週末には泊まりに来たいが、色々と学びごとがあるので正直判らないと言ってきた。少しだけ意気消沈した様子が愛らしく、俺は抱っこして頬にキスをしてやった。 桐乃は夜に帰宅するとすぐに、加奈子と何回したのかと尋ねてきた。俺が正直に三回と答えると、自分にもそれだけしろと言う。嫉妬ではなく、単に平等に接して欲しいとのことだ。だが、この先もこんなペースで行くと俺の死期が早まるのは間違いない。俺は残りの体力を温存する為に、近い内にラブホテルに連れて行くので勘弁してくれ、と願い出た。それなら一回で許す、と桐乃は言い、食事と風呂の後、俺を自室へと引き摺っていった。 「で、どうすんだ? 普通にすればいいのか?」 「なにその義務みたいな言い方、そんなにあたしとするのが嫌なワケ?」 最近の桐乃は怒ると以前の口調に戻る。俺との行為に慣れ、遠慮がなくなってきたからかもしれない。まあ、少し前戯してやれば甘えてくるのだが。 「いや、たまにはお前がしたいことに付き合ってやろうと思ってだな……」 「なんだ、そうなの? う~ん、あたしのしたいことかぁ……」 「何かねえのかよ?」 「……妊娠、かなぁ?」 俺は思わず後退った。本気か、こいつ? ちゃんと毎日、避妊薬呑んでくれてんだろうな? 「……それは止めとけ。まだ早い」 「だよねぇ。他にはぁ……ん、レイプしてみて」 「は?」 「拒むから強引にして。最後は嫌がるあたしの中に出してよね」 桐乃はパジャマを脱いでショーツ一枚の姿になり、クローゼットからブラと別のパジャマの上下を取り出して身に着け始めた。 「おい、何やってんだ?」 「これ、もう古いやつだから、ショーツ以外は破っていいよ? その方が雰囲気あるじゃん」 「つまりレイプごっこか」 「本気でやってよね」 そう言って桐乃は俺を睨んだ。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第042回 俺はまず自室に戻って着替えることにした。本気で抵抗すると桐乃が言う以上、パジャマを破かれかねない。チェストから時期外れな古い薄手のコートを引っ張り出し、それをパンツ一枚穿いただけの身体に羽織る。後は必要な物を選ぶだけだ。クローゼットの中から模造毛皮のついたピンクの手錠、アナル用ローション、ついでにデジタルカメラを取り出して使用可能な状態にすると、俺は桐乃の部屋へと向かった。ベッドで寝た振りをして待っているので、そこを襲ってくれと言われたからだ。 強姦魔になりきるべく足音を忍ばせて入り口に近付き、そっとドアを開けて中へと入る。室内灯が消されている為に中は薄暗いが、今では桐乃の部屋の中はそれなりに熟知している。持ってきた品をベッドの傍に置き、掛け布団を剥いで身体の上へと圧し掛かると、桐乃は目を開けた。 「な、なにっ? 嫌っ、嫌っ、近付かないでよっ」 本気でやれと言われた以上は仕方がない。俺は桐乃の頬を二、三回叩き、低い声で言ってやつた。 「騒ぐと殺すぞ? 死にてえのか?」 桐乃は青ざめた顔で嫌々と首を振った。その身体を捻り上げて後ろ手に手錠をかけ、再び仰向けにさせてから、俺はコートとパンツを脱いで裸になった。ベッドの上で上半身を起こして後ろへと下がる桐乃を押さえつけ、もう数回頬を打ってから陰茎を目の前に差し出してやる。 「しゃぶれ。歯を立てたりしたら即座に殺す」 目に涙を浮かべ、桐乃は躊躇いがちに一物に舌を這わせ始めた。なかなかの演技だ。俺はパジャマの上から桐乃の胸を押し潰すように揉みながら、その様子を満喫した。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第043回 「はあふあっ……もう嫌ああっ……くふうあっ……もう嫌なのおっ……んうああっ…もう嫌ああっ……ふうくあっ……止めてよぉ……あふはあっ……もう止めてええっ……んくはあっ……嫌、嫌嫌ああっ……あくふあっ……お願い許してよおおっ……」 恍惚感に溢れた切な気な表情で、桐乃は必死に行為の中止を求め続けている。パジャマのズボンとショーツを穿いたまま、破かれた股布の部分から陰茎を挿し込まれ、半脱ぎ状態となっている上着の露出した部分では、ずり落ちたブラから勃起した片乳首を覗かせてもいる。言葉と服装だけなら強姦されているようにしか見えないが、許して欲しいのは俺の方だ。フェラをさせた後、適当に服を破いて正常位で犯し始めると、桐乃は自分から腰を使い出し、俺は動くのを止めて任せることにしたのだが、これが失敗だった。桐乃は自分のペースで性交を存分に楽しみ、既に膣内に二回射精しているにも関わらず、言葉では嫌がりながらも俺の太腿に足を絡めて離そうとはしない。こんな貪欲な被害者がいるものか。 とは言え、矢張り桐乃の膣内は気持ちよく、俺は三回目の射精間近だ。結局は加奈子と同じ回数であり、ラブホテルに連れて行くと約束した分、俺の負けのような気がしないでもない。 「あふくはあっ……お願いだからああっ……ひうふああっ……もう止めてよおおっ……」 どうしたものかと考えて、俺は力尽くで桐乃の足を引き剥がして一物を引き抜いた。膣内の感触に未練はあるが、このまま精を放つのも面白みに欠ける。裸に剥いてM字開脚のまま陰茎をしゃぶらせ、精液を飲み下す瞬間の写真でも撮ってみるか。 「んくはあっ……、はぁ、はぁ、え? お尻? 嫌、嫌よおっ、お尻は嫌あああっ」 勝手に俺の行動を勘違いした桐乃が、嫌だと言いながら自らうつ伏せになって尻を突き出してきた。もしかしたら俺は育て方を間違ったのかもしれない。しかし、ズボンの破れた箇所から覗く濡れた秘所を見ている内に、尻でもいいかという気になった。破けたズボンとショーツを膝まで引き摺り下ろし、眼前の尻穴と陰茎とにローションを塗すと、俺はそのまま一気に桐乃の腸内へと侵入した。 「んぐひはああっ……お尻いいっ……はひいあはあっ……お尻は嫌あああっ……」 途端に桐乃は上半身を倒れ込ませた状態で、腰を艶めかしく動かし始めた。だが、尻穴性交を覚え立てということもあり、その動かし方は少々拙い。後ろ手の手錠を見ながら、俺は桐乃の尻たぶを二回ほど叩いた。 「もっと速く、前後にケツを動かせ」 「あひくはああっ……するからぶたないでぇ……はふうあああっ……もうぶたないでぇ……」 桐乃は指示通りに動きを速めたが、どうも尻を叩かれることに興奮しているようでもある。試しに力強く叩き続けてやると、桐乃は腰の動きに円運動も加えてきた。明らかにスパンキングを喜んでいる素振りだ。 「おらおらっ、ケツ叩かれて発情してんのか、このブタ女。何とか言ってみろ、おらっ」 「んくひああっ……もうぶたないでぇ……ひいあはあっ……もっとぶたないでぇ……」 「正直に言わねえと、これっきりだぞ? おらっ、本当のことを言ってみろ」 瞬く間に桐乃の白い尻は俺の手形で真っ赤になり、見ていて痛々しいほどだ。それなのに桐乃は痛みに合わせているかのように動きを速め、より淫らな振り方へと変えている。 「いひあはああっ……してるのおっ……あひふはああっ……発情してるのおっ……くはひいああっ……ケツ叩かれてぇ……はひいはああっ……発情してるのおっ……ふへあひいいっ……ブタだからあぁ……ひぎあふああっ……あたしブタだからああっ……」 容姿端麗な桐乃は今までブタなどと呼ばれたことは一度もないだろう。仮にクラスの男子にそんなことを言われたら、性格的にもその場で相手を殴り飛ばしかねない。そんな十四歳の少女が尻を腫らして自らブタと名乗る様は滑稽であると同時に堪らなく淫靡で、故に俺の限界も再び近くなってきた。 「ブタはケツの奥でザーメン飲みてえんだろ? おら飲めっ」 そう言って腸内に精液を放つと、桐乃は背を反らして大きく腰を跳ね上げた。 「んほおあはああっ……熱いのがケツ奥にひいっ……んぐひゃああっ……発情ケツオマンコにひいいっ……んごっんぎひいいっ……イってるイってるもうイってるよほおおっ……あへあはひやあっ……ケツオマンコイきひいいいいいっ!」 赤い尻を暴れさせて絶頂し続ける桐乃を見ながら、レイプになってねえじゃねえか、と俺は思った。
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/1248.html
あの日、抱き合ってキスしたのに、その事は幻みたいに私たちの話題には上らなかった。 触れてはならない禁忌のように。 やがて文化祭のチアダンスも終わり、やっぱり私たちはただの友達だった。 チアダンスが終わった興奮の中で「かがみは最高の親友だよ!」といって見せたこなたの笑顔に、かすかな寂しさを感じて、私は動揺した。 最高の親友じゃ、私は、物足りない……? 自分は何故、寂しいのか。 まるで私の中でこなたが、『友達』の範囲を超えている、みたいな……。 文化祭の興奮と達成感の中で、私達は強く強く一体感で結ばれている気がする。 だからこそ、もうすぐそこまで来ている卒業を意識しないではいられなくて。 喝采を浴びた舞台の袖で、薄暗い照明の影でこなたと小声で話していると、その秘密めいたくすぐったい雰囲気と、祭りの高揚と達成感、 そんな様々な感情がない交ぜになって、私は泣きそうになる。 「かがみ、どしたの? 感激しちゃった?」 「う、うるさいわね! そんなわけないでしょ!」 「あれほどチアダンス嫌がってたのに、やってみたらノリノリになるんだから、かがみんはカワユスなあ」 「別に、そんな事ないっての!」 万雷の拍手も、もう遠い。 私達はチア服を脱いで、日常に帰らなきゃならない。 でも。 まだもう少し、もう少しだけ……。 自然と、私はこなたの手を握っていた。あふれ出す感情を抑えきれないみたいに。 「かがみ?」 本当の気持ちが、上手く言葉に出来ない。 「こなた……!」 不意に、こなたが私の家に泊まった夜の事を思い出す。 あのとき、重ねた唇は幻だったの? 違うのなら、今も、私は。 私の気持ちは。 こなたの眼を覗き込む。大きくて、どこまでも深い、こなたの瞳。 見つめ続けると、こなたはふっと目をそらした。 そして、握った手を、振り解かれる。 「あ……」 温もりが消えていく。 「戻ろ、かがみ、いつまでもこんな服のままじゃね。それともかがみ、この服気に入っちゃった?」 「そんな訳あるか!」 いつもみたいなやりとり。 だけど心の中はざわめいていた。 こなたに、拒絶されたみたいに思えて。 時は過ぎる。避けようもなく。 いつもの教室。 文化祭も終わって、厳しい冬がやってくる。気温も、受験という現象も含めて、私にとって厳しい冬だ。 もう大きなイベントはないし、卒業まで一直線、未来とか、将来って言葉には、いつも不安が付き纏って。 十年後、私は何をしてるだろう? その時、こなたは傍にいるだろうか? 冬になっても、こなたはいつものこなただった。のほほんとゲームしたりアニメみたりな毎日だ。 さすがに心配になる。 「こなた、あんたちゃんと、受験勉強とかしてんの?」 「ふっふっふっ、かがみん、私は悟ったのだよ。無理して背伸びした大学に行くより、自分の身の丈にあった大学に行くべきだ、と!」 「はいはい、要は勉強したくないわけね」 法学部を目指す私と、こなたが同じ大学になることは、どうやら無さそうだ。 「そんな適当に選んで、後悔しても知らないわよ? 将来どうする気よ?」 「んー」 私の言葉に、こなたは感情の読み取りづらい表情で首を傾げた。なんだかそういう仕草や様子が、幼児めいて見えて愛らしい。 「実は、あんまり考えてないんだよねー。大学行きながら考える、という事で」 「ちょっとー、ほんと、心配な奴だよな、お前は」 私がそういうと、こなたが、にへり、という感じで笑った。何よ一体? 「かがみ、しっかりしてるよね。法学部に行きたいとか、将来のヴィジョンがちゃんとあって、そのための努力もしてる。 そういうとこ、ほんと凄いと思うよ」 「な、何よいきなり」 「私は適当だからさー、結構、不安に思う事もあるのだよー。かがみがしっかりしてるのを見ると、私も頑張ろう、って思うよ。 それに、かがみが心配してくれるの、嬉しいよ!」 「そ、そんな褒めても、何も出ないわよ」 変な感じだった。 こんなストレートにこなたが私を褒めるのとか、珍しい気がする。 「卒業も近いし、親友への餞の言葉だよー」 親友……。 放課後の教室に人気は少なく、私とこなたは二人でみゆきとつかさの帰りを待っている。 もうすぐ離れ離れになる私達は不器用で、上手く本心を伝え合う事が出来ない。 「ねえ、こなた……」 本当は、こなたは、私のことどう思ってるの? 友達? それとも……。 「かがみには何でも話せるね」 とこなたが笑う。 親友だよ、って笑顔。 その笑顔は、あの夜重ねた唇を忘れようとしているみたいに見えて。 こなたは、本当に私のこと、『友達』なの? それで高校生活が終わったら、こなたと私は、離れ離れになっちゃうの? 私は答えを聞くのが怖くて、こなたに伝える事が出来ない。 自分の想い。 私たちは、親しくなりすぎた。 今ある関係を壊すのをどうしようもなく恐れるくらいに。 つかさとみゆきがお手洗いから帰ってきて、私達は口を噤む。 こなたの表情からは、何を考えているのか、私は読み取れなかった。 私は一人、こなたと私の関係について考えていた。 まるで、迷路に迷い込んだみたいに。 こんなに好きなのに (3)へ コメントフォーム 名前 コメント (/ _ ; )b -- 名無しさん (2023-08-23 23 31 28) らき☆すたがもっと好きになりました。いつもありがとう。 -- 名無しさん (2010-07-11 19 51 07) 続キボンヌ!! -- 名無しさん (2009-12-30 01 26 08) うわーっ!すんごく続きが気になる・・・って、続きますよね作者様ーっ!! -- kk (2009-12-28 23 44 39) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
https://w.atwiki.jp/83452/pages/2257.html
それは、軽音部に入部が決まって少し経った時の事でした。 澪「なぁ唯、練習が終わったらちょっと付き合ってくれないか?」 澪「話しがあるんだ。いい?」 唯「いいよ~。何の話?」 澪「それはその時話すから」 唯「うん、分かった!」 そして、私と澪ちゃんは部活が終わった後、ファミレスに行きました。 ムギちゃんも一緒です。 唯「で、話って何?そういえば律ちゃんは呼ばなくていいの?」 澪「実はその律の話なんだ……。ムギにはもう話してあるんだけど」 唯「なになに?」 澪「実は、律には変な癖があるんだ。それがちょっとやっかいで」 澪「私達はこれから軽音部の一員として一緒に過ごす訳だろう?」 澪「だから、唯にも知っておいて欲しいんだ」 唯「癖って、例えば爪を噛んじゃったり、貧乏ゆすりがひどいとか?」 唯「それなら大丈夫だよ!私だって、焦った時はたまに爪噛んじゃったりするし、小学校高学年になるまで貧乏揺すりがひどかったんだ~」 唯「だから、全然気にしたりなんかしないよ!ねっ、ムギちゃん?」 紬「ええ、そうね」 澪「うん、まぁそういった癖の延長みたいなものだと考えてくれたら、私は助かるんだけど」 唯「どんな癖なの?」 澪「実は、律にはなんていうかその……、」 澪「自分と仲良くなった人間を殺したくなるっていう癖があるんだ」 唯「……え?」 一瞬、私は何を言われたのか全く分かりませんでした。 唯「えっと、ごめん、澪ちゃん。もう一回聞いてもいいかな?」 唯「私、今よく聞こえなかったみたい」 澪「じゃあもう一回言うぞ」 澪「律には、自分と仲良くなった人間を殺したくなるっていう癖があるんだ」 どうやら、私の聞き間違いでは無かったみたいです。 唯「…………」 澪「いっ、いや、でも律は悪い奴じゃないんだ!!」 澪「ただ愛情表現が私達一般人よりちょっと過激なだけで……」 澪「いきなり、こんな事言われて混乱してると思うけど」 澪「でも、早めに知っておいた方がいいと思って」 唯「それって、どういう事なの…?」 澪「律は自分とある程度仲良くなったら、その人を殺したくなるらしいんだ」 澪「例えば、拳銃で撃とうしたり、ナイフで刺そうとしたり」 澪「机の中に、爆弾が仕掛けられてた事もあったなー」 澪「でも、それは律にとっては愛情表現の一種なんだ」 澪「唯も仲の良い友達に抱きついたりとか、誕生日にプレゼントとかあげたりするだろ?」 唯「それは…、そうだけど……」 澪「それと同じなんだ。律がその人を殺そうとするって事は、その人が好きで好きでたまらないって事なんだよ」 唯「はぁ……」 澪「高校に入ったら少しは落ち着くと思ったけど……」 澪「全然治ってなかったなー」ゴクゴク 澪ちゃんはアイスコーヒーを飲みながら言いました。 唯「えっと、澪ちゃんは律ちゃんとは仲良いんだよね?」 澪「うん、あいつと私は幼なじみなんだ」 唯「澪ちゃんは大丈夫なの…?」 澪「いや、私も常に律から命を狙われてるんだ。昨日なんか、トラックが家に突っ込んで来たよ」 唯「え………?」 澪「ああ、その点なら大丈夫。律は私の家族を殺そうとはしないんだ」 澪「昨日もその時は家に私一人しかいなかったし」 澪「だから、そこは心配しなくていいぞ。家族に危害は及ばないから」ニコッ 唯「(そういう事じゃないんだけど……)」 澪「……でも、悪い事ばっかりじゃないんだぞ!」 澪「私なんか銃の弾を刀で斬れるようになったし、1ヶ月くらいなら眠らなくても大丈夫になったんだ。」 澪「これも全部、律が私の命を狙ってくれてるおかげだよ」 唯「そ、それはすごいね……」 澪「私と律は、ほとんど毎日殺し合いをしてるんだ」 澪「最近は主に、日本刀を使っての斬り合いかな」 唯「そ、そうなんだ……」 澪「律はこの性格のせいで仲の良い友達が私一人しかいないんだ……」 澪「ちょっと仲良くなって律が殺そうとすると、みんな律から離れていっちゃってさ……」 唯「(そりゃそうだよ……)」 澪「だから、唯には律と仲良くなってもらいたいんだ」 澪「同じ軽音部の一員として」 澪「駄目かな……?」 唯「いや、駄目って言うか、その……」 唯「(全然、話についていけないんだけど……)」 私は思わずムギちゃんの方を見ました。 唯「むっ、ムギちゃんはどうなの?澪ちゃんの話を聞いてみて」 紬「私なら大丈夫よ?そう簡単には殺されないから」 紬「それに私、友達とこういう事するのが夢だったの」ニコニコ 唯「(………!!)」 唯「(こういう事って……、殺し合いをしたかったって事……!?)」 澪「ムギにはもう了解をとってある。だから後は唯だけなんだ」 澪「どうかな……?」 唯「どうって……。澪ちゃんと律ちゃんとムギちゃんは私が高校に入って初めて出来た友達だし……」 唯「それに、軽音部での練習は楽しいし……」 唯「私はみんなと仲良くなりたいよ」 澪「それじゃあ、律と仲良くしてくれるんだな!?」 唯「えっ…?う、うん」 澪「そうか、それはよかった!私の肩の荷が降りた気分だよ!」 紬「よかったわね、澪ちゃん」 澪「ああ、ムギもありがとう」 澪「改めて、これからよろしくな」 紬「こちらこそよろしくね、唯ちゃん、澪ちゃん」 唯「うっ、うん、よろしくね」 澪「よしじゃあ今日は私の奢りだ!唯、ムギ、好きなもの頼んでいいぞ!」 紬「じゃあ私、このDXジャンボパフェっていうのを食べてみたいわ。唯ちゃんは?」 唯「じゃあ私もそれで……」 紬「このパフェ、一人じゃ量が多そうだから二人で半分こしましょう?」 唯「うん、そうだね……」 そして私とムギちゃんはパフェを二人で食べ、その日は解散になりました。 澪「二人とも、明日からよろしくな。じゃあさようなら」 紬「じゃあね、唯ちゃん、澪ちゃん」 唯「うん、バイバイ、澪ちゃん、ムギちゃん」 帰り道! 唯「(澪ちゃんはああ言ったけど、そんな事有り得る訳ないよね……?)」 唯「(そうだよ、現に澪ちゃんはピンピンしてるし)」 唯「(二人で私をびっくりさせようとしてるだけなんじゃ……)」 唯「(きっと明日その事を聞いたら、 澪「いやいや、さすがに嘘に決まってるだろー。もしかして唯、信じてたのか?」 唯「(みたいな事になるに違いないよ)」 唯「(そう、そうだよね~) 唯「驚いて損しちゃったよ」 唯「澪ちゃんって実はこういう事好きなのかな~。そうは見えないけど」 唯「でも、パフェおごってもらったし、今日の事はそれでチャラって事にしよう!」 唯「明日も学校楽しみだな~」 次の日! 唯「うんたん♪うんたん♪」 唯「あっ、ムギちゃんだ!おはよう~!!」 紬「おはよう、唯ちゃん」 唯「そういえば昨日のパフェ美味しかったね~。ほっぺたが落ちそうだったよ~」 紬「ええ。生クリームがとっても美味しかったわね」 唯「そうそう!あのチョコソースがかかった生クリームが…… ドゴォォォォン!!!!! 唯「!!??」 唯「ムギちゃん、今の音何!?」 紬「玄関から聞こえたわ!急いで見に行ってみましょう」 私達は桜高の玄関に向かって急ぎました。 唯「何これ……」 玄関は煙でいっぱいでした。 「キャアアアーー!!!下駄箱が爆発しましたーー!!」 「けが人はいませんかーー!!!」 下駄箱の一つがあとかたもなく吹き飛んでいました。 唯「(さっきのは下駄箱が爆発した音だったんだ……)」 私が玄関の前で立ち尽くしていると、煙の中から一人の人間が出てきました。 澪「ケホッ、ケホッ……」 唯「澪ちゃん!!」 それは澪ちゃんでした。 唯「澪ちゃん、もしかして今の爆発に巻き込まれたの!?」 澪「ん?ああ……。でもなんとか大丈夫だよ」 紬「何があったんですか?」 澪「私が靴を取ろうとしたら、下駄箱が爆発したんだ」 澪「律の仕業だよ、全く」 澪「人に迷惑をかけるような殺し方はやめろっていつも言ってるのに……」 紬「他に被害を受けた人は?」 澪「いない。律はそこら辺をきちんと計算してるからな。私以外の人間には傷一つついてないよ」 紬「そう…。それはよかった」 澪「律には後で説教してやらなくちゃ。他の生徒の靴がめちゃくちゃだ」 紬「でも澪ちゃんが死ななくてよかったわ」 澪「爆弾ぐらいじゃ死なないよ。もう慣れてるからな」 紬「そうなの。なんだか楽しそうね」 澪「慣れるまではちょっと大変だったけどな。って、もうこんな時間だ!唯、ムギ、急がないと遅刻しちゃうぞ」 紬「いけない!それじゃあまた後でね、唯ちゃん」 澪「唯も急いだ方がいいぞー。じゃあまた部活でな」 そう言って、澪ちゃんとムギちゃんは走って教室に向かいました。 唯「(あわ……、あわわわわ!!!)」 唯「(昨日の話って本当だったんだ……!!)」 私は頭の中を整理するので精一杯でした。 唯「とりあえず、落ち着こう……!!」 唯「まず、靴を履き替えなきゃ……」 唯「あ………」 唯「私の靴も爆破されて無くなってる……」 唯「どうしよう……」 放課後! 澪「いつも言ってるだろ!!他人に迷惑をかけるなって!!」 澪「しかも、私の靴まで爆破するなんて!!」 澪「おかげで今日一日スリッパで過ごすハメになったんだからな!!」ガミガミ 律「わ、悪かったよ……。今度からは気をつけるから……」 澪「いつもそう言って約束してるだろ!!全く、何回言ったら分かるんだ!!」 律「ごめん…。でも澪はあれぐらいじゃ死なないから大丈夫かなーって思って……」 澪「そういう問題じゃない!!」 紬「まぁまぁ、澪ちゃん落ち着いて。お茶が入ったからみんなで飲みましょう?」 澪「……分かったよ、ムギ」 澪「律!!次やったら絶交だからな!!」 律「分かったよ……。もうしません……」 紬「唯ちゃんも一緒にどうぞ」 唯「う、うん。ありがとうムギちゃん」 澪「ん?唯もなんでスリッパなんだ?」 唯「それが、私の靴も爆発に巻き込まれちゃって……」 澪「………!!!」 澪「ほらこうやって唯にも迷惑がかかってるじゃないか!!律、唯にもちゃんと謝れ」 律「唯、ごめんな。もうしないから……」 唯「だ、大丈夫だよ律ちゃん……。全然気にしてないよ……。それより早くお茶飲もう?」 律「だよなーー!?澪が神経質なだけなんだよ」 澪「調子に乗るなっ!!」ゴツンッ 律「あいてっ!!」 唯「つかぬ事をお聞きしますが…」 唯「澪ちゃんが腰につけてるのって刀だよね?」 澪「ああ、そうだよ。私の愛刀の鬼切だ」 唯「どうしてそんなものを……」 澪「……律のせいだよ。最近はところ構わず、私を刀で斬り殺そうとしてくるから、私も常に刀を装備してないと対抗出来ないんだ」 澪「いい迷惑だよホント」 律「だって澪を見てると殺したくなっちゃうんだからしょうがないだろー?」 律「唯もそう思わない?」 唯「えっ?…うん、そうだね、アハハ……」 唯「(なんだろう、この会話……)」 唯「あの……、律ちゃん…」 律「何?」 唯「私の事も殺したいとか思ってる…?」 律「そんな訳無いだろー、唯とはまだ知り合ったばかりだし」 律「さすがに私もそこらへんは遠慮するよ」 唯「そ、そうだよねーー!!」 唯「(よかった…!本当によかった…!!)」 2
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/216.html
271 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 20 22 38.00 ID RIIdBZQSO [3/24] ……あやせの家…… あやせ「…お兄…さん…」 〈なんで?どうして?あんなのお兄さんなんかじゃない。 もう二度と優しくなんてしてくれないのかな… そんなの嫌 絶対に嫌 なんで…あんなに変わっちゃったのかな そうよ…加奈子よ…あいつが全部いけないんだ。 あいつさえいなくなればお兄さんは私を見てくれる ふふ…加奈子の分際でお兄さんに近づくからいけないの 待っててね。お兄さん。私がお兄さんに取りつく寄生虫を取り除いてあげるからね。 待っててね。加奈子。 272 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 20 35 23.64 ID RIIdBZQSO [4/24] ……京介の家…… 〈あれから半月、俺と加奈子は順調に交際していた お袋も加奈子を気に入ったらしくこの前なんか「毎日でも来ていいからね!」なんて言ってやがった そんな加奈子は子供みたいに喜んでた。かわいいもんだ 桐乃も最初は「近づくな!ロリコン!」などと罵声を散々浴びせられたが今はだいぶ落ち着いた あいつなりに兄貴と親友の恋愛を受け入れようとしてるんだろう この前なんか3人で買い物も行った。…おかげで今月は赤字だぜ… 問題はあやせだ 今は桐乃がなんとか仲を取り持ち元通りとまではいかないが学校では普段通り過ごしているらしい けど俺はあいつを信用できん スタンガン食らったんだぞ?信用しろっつーほうが無理だろ 京介「………なんか…嫌な予感がするよなぁ…」 273 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 20 47 52.40 ID RIIdBZQSO [5/24] 加奈子「京介ぇ?なんか言ったか?」 京介「あぁ…悪い。なんでもねーよ」 加奈子「変なやつー」 〈そう。俺のことはどうでもいい 加奈子だ。加奈子にはもう二度とあんな思いはさせたくない 加奈子守れんなら俺は何度でもスタンガン食らう覚悟だぞ? メールも電話もなし…か… あれからあやせからはメールも電話もない まぁ当然といえば当然だろうよ だけど妙なんだよな…なんか…こう…落ち着かないって言うか… 京介「なぁ、加奈子、あやせは最近どうだ?」 加奈子「あやせぇ?最近は全然普通だぞ?京介のお仕置きが相当効いたんじゃねーの?」 京介「(そうならいい…そうならいいんだ)」 〈覚えておいて…… あいつはそう言い残した その言葉が…ずっと引っ掛かってんだ 加奈子「けどよぉ…なんか違うんだよなぁ」 274 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 20 53 39.38 ID RIIdBZQSO [6/24] 京介「ん?違うって?」 加奈子「元々騒がしい奴ではなかったんだけどよ?なんかもっと大人しくなったっつーか…うーん…」 京介「もっと大人しくなった?」 加奈子「笑わねーんだよ。どんな面白いことがあっても」 加奈子「まぁ反省してるって言えばそれまでだけどよ。なんか気味わりー」 京介「反省…か…」 加奈子「ま!いずれ普段通りになんじゃねーの?気にすることでもねーや」 京介「まぁ…そうだな」 275 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 21 03 42.39 ID RIIdBZQSO [7/24] ………その夜……… 〈加奈子は晩飯を食う前に帰った なんでも毎日毎日ご馳走になるのはちょっと気が引けるらしい そんなこと考えなくてもいいのに…あいつも成長したのか? ………そんなことよりも…… 京介「いっそ俺から連絡してみるか?」 〈今俺の携帯画面には「新垣あやせ」と表示されている」 京介「でもなぁ…妙な引き金になったら困るしなぁ…」 〈けどこの胸騒ぎを早く取り除きたい 俺は、発信ボタンを押した 276 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 21 13 44.77 ID RIIdBZQSO [8/24] ……プルッ……… あやせ「はい。」 京介「(出るの早っ!)」 京介「お…おう。あやせか?」 あやせ「はい。」 京介「げ…元気だったか?」 あやせ「はい。」 京介「そうか…。あー…。」 あやせ「………」 京介「この前は…悪かったな?」 あやせ「はい。」 京介「ちょっとやりすぎたかと思ってる。」 あやせ「はい。」 京介「……えー…と…。」 あやせ「やっぱ優しいんですね。」 京介「え??」 あやせ「彼女をあんなにされたのに、自分が悪かったなんて…やっぱお兄さんは優しいです」 京介「あやせだって、反省してるんだろ…?ならもう水に流さないか…?」 あやせ「……………」 京介「な?…」 あやせ「大好きです。」 京介「え…あやせ?」 あやせ「大好きです。」 京介「んーと………」 あやせ「大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きです大好きで……」 プツッ… 京介「やべっ…とっさに切っちまった…(恐かった…)」 ……プルルルルル……… 277 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 21 21 30.96 ID RIIdBZQSO [9/24] 京介「(そら掛けてくるわな………出るか…)」 …プルルルルル… 京介「もしもし?」 あやせ「どうして切るんですか?」 京介「あー悪い……」 あやせ「何が悪いんですか?」 京介「あのな…あやせ」 あやせ「はい。」 京介「俺は…お前の気持ちに応えらない」 あやせ「…………」 京介「だけどな?今まで通り、相談にも乗る。」 あやせ「………………」 京介「どうだ?元通りだ」 あやせ「なら仕方ないですね」 京介「………ごめんな?」 あやせ「本当、仕方ないです。」 京介「……………」 あやせ「では失礼します。」 京介「あ…あぁ…おやすみ」 あやせ「おやすみなさい」 プツッ… 278 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 21 24 56.21 ID RIIdBZQSO [10/24] ……あやせの家……… 〈どうしても私の気持ちはわかってくれないんだ? お兄さん?私は仕方ないって言いましたよね? お兄さんがそう言うなら仕方ないです 計画…進めさせてもらいますね 279 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 21 36 49.48 ID RIIdBZQSO [11/24] ……プルルルルル……… 京介「ん?またあやせか…」 あやせ「お兄さん…さっきはごめんなさい!私…どうかしてました…」 京介「お…おう…わかってくれりゃあいいんだ…」 あやせ「お兄さんはお兄さんですもんね!彼氏にはならなくても…お兄さんでいてくれるんですもんね!」 京介「おう!当たり前だ!」 あやせ「私…謝っても謝りきれない…加奈子とお兄さんに…なんてことを…」グスッ 京介「もういいんだって…!俺も殴ったんだしおあいこだろ?」 あやせ「ありがとうございます…」 あやせ「あは♪しめっぽいのはこれまでにしましょう!」 京介「ああ!そうだ!(良かった…俺の知ってるあやせだ…)」 あやせ「そこで…お兄さん…早速なんですが…ご相談が…」 京介「おう!なんだ?」 280 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 21 49 00.07 ID RIIdBZQSO [12/24] あやせ「加奈子がタバコ吸ってるの…ご存知ですか?」 京介「え…?何…?」 あやせ「あれ…知らなかったんですか?」 京介「あぁ…初耳だ」 あやせ「私も最近までは全然知らなかったんですが…見ちゃったんです…加奈子のカバンに…タバコが…」 京介「ちょっと待てあやせ。俺と加奈子の仲を裂くような真似ではないよな?」 あやせ「お兄さん…やっぱ信用してくれてないんだ…」 京介「いや違う!そんなことじゃないんだ…だってあいつまだ中学生だろ!?タバコなんて…」 あやせ「今は中学生もタバコに手を出すご時世です…。不思議なことではありません…」 京介「………」 あやせ「私は!加奈子にタバコなんて止めて貰いたいだけなんです!ほら…警察沙汰になったら取り返しつきませんよ…」 京介「ああ…そうだな…」 あやせ「なのでお兄さんから加奈子に言って貰えませんか?」 京介「ああ…わかった」 あやせ「お願いします。では。」 京介「おう…ありがとな…」 あやせ「おやすみなさい」 …プツッ… 京介「嘘……だろ…?」 281 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 21 54 03.81 ID RIIdBZQSO [13/24] 京介「(加奈子はアホだ。けどタバコに手出すほどアホではないと思う…)」 京介「(別にタバコを吸う女に偏見を持っているわけではない。だが、それを隠してたことが気に食わない)」 京介「確認…してみるしかないか…」 京介「そうだ、たった一言…《実は吸ってたんだ…ごめんなさい…もう止める》と言ってくれればそれでいい。」 京介「よし。」 ………プルルルルル……… 282 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 22 06 36.93 ID RIIdBZQSO [14/24] 加奈子「京介ぇ♪どうしたんだょー?」 京介「あー…加奈子か…?」 加奈子「かなかなだぜ?♪」 京介「加奈子…」 加奈子「なんだょー?」 京介「実はさー…俺のダチがタバコで停学食らってさー」 加奈子「…おぅ…」 京介「バカな奴だよなー…タバコなんかで」 加奈子「………」 京介「中学生ではまだそんな事ないだろ…?さすがにないか」 加奈子「あぁ…ねぇょ…」 京介「だよなー!加奈子、お前はタバコなんか手出してないよな?あれはやめとけー!息くさくなるからな!」 加奈子「………ったりめーだろ!……んなことするわけねーじゃん…」 京介「だよな!(やっぱあやせの嘘なんじゃないか…?)」 京介「夜遅くに悪かったな!ちょっと加奈子の声聞きたくてなってよ」 加奈子「…そうか…」 京介「わりぃ!そろそろ寝るわ!明日、学校の帰りにでも俺んち寄れよ」 加奈子「おう♪行くわ♪」 京介「おやすみ!」 ……プツッ 283 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 22 19 06.71 ID RIIdBZQSO [15/24] ……次の日…… 京介「(あとは…持ち物を直接調べるしかない…か…)」 …ピーンポン 京介「(来たか…)」 加奈子「京介ぇ♪」ギュッ 京介「おう!加奈子。よく来たな」ナデナデ 加奈子「京介、飲みもんあるー?喉かわいてやべーわ」 京介「あぁ、あるぞ。先に俺の部屋行っててくれ」 加奈子「うぃーす」 284 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 22 30 08.73 ID RIIdBZQSO [16/24] …………… ゴクッゴクッ… 加奈子「ぷはぁー!やっぱ京介んちのお茶はうめぇなぁ!」 京介「お茶なんてどこも変わらんだろ…それにそれ市販だぞ」 加奈子「気持ちの問題だっての~京介の愛が感じるわ~」 京介「意味わかんね」 加奈子「京介ぇ~」ギュッ 京介「どうしたー」 加奈子「好きだぜ~」チュッ 京介「んっ…俺もだ」 加奈子「ぅぁっ…おっぱい触るなぁ…」 京介「おっぱいってほどのおっぱい無いだろ」 加奈子「うるせぇ………や…やっぱ京介は巨乳のほうが好きなのかよ…?」 京介「加奈子ぐらいがいい。その証拠に、ほら見ろ、俺の股間のテントを」 加奈子「うは!勃ってやがる!!!」ケラケラ 京介「そんな笑うな!」 加奈子「京介…」 京介「ん……」 加奈子「ションベン行きたい」 京介「ばっ……はぁ……行ってこい」 加奈子「わりーな!また後で」タタッ 京介「(今しか…ないか…)」 285 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 22 40 33.84 ID RIIdBZQSO [17/24] 京介「(あぁ…せっかくのチャンスが…)」 京介「(が…そうも言ってられん…加奈子の持ち物を調べるには今がチャンスだ…)」 京介「(気が引けるがな…何が嬉しくて彼女の持ち物漁らなきゃならねーんだ…)」ガサゴソ 京介「(絶対あるなよ…?絶対あるなよ…?……………絶対……………)」ガサゴソ 京介「(……なんだこの箱は………なになに…?喫煙はあなたにとって肺がんの一つの原因となります…か…うん。これはタバコだ)」 京介「まっ!この箱が好きで物入れに使ってるだけかもな!」カパッ 京介「うん。これはタバコだ。」 京介「(チクショー!何が肺がんの一つの原因となりますだ!んなことわかってんなら買わずな!……………………)」 京介「(なんでだよ……加奈子……俺に嘘ついたのかよ……)」 286 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 22 54 20.60 ID RIIdBZQSO [18/24] …ガチャッ… 加奈子「ふぃー!よし!京介!加奈子は準備バッチリ……………」 京介「………なんだ?これ」スッ 加奈子「……………」 京介「タバコ、だよな?」 加奈子「と…友達から預かったんだょ…」 京介「…………」 加奈子「……預かった…んだ………ょ………」 京介「ならその友達ぶん殴り行くぞ、こんなもん加奈子が持ち歩いてもし捕まったら加奈子が濡れ衣着せられることになる。」 加奈子「……うぅ……」 京介「頼む、正直に言ってくれ。これは…加奈子のだよな?」 加奈子「……わ……わりぃかょ………」グスッ 京介「なんだって?」 加奈子「う……ぃゃ……ごめん……なさい……」 京介「………お前、俺に嘘ついたよな?」 加奈子「………」コクッ 京介「俺にずっと隠してたんだ?」 加奈子「………嫌われる…………って……思ったから………」 京介「加奈子、俺はな、タバコなんかどうでもいい。俺に隠して、嘘をついたと言うことが許せないんだ…」 287 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 23 03 40.66 ID RIIdBZQSO [19/24] 加奈子「昨日…京介がタバコの話した後…加奈子………決めたんだょ……禁………煙…するっ……て……」 加奈子「だけど………やめられなくって…………」 京介「言い訳すんな!!!!!!!」バンッ! 加奈子「うっ………ご……ごめん……なさい!…」 京介「うるさい!!!」パンッ 加奈子「ぃたぃ………」ウルッ 京介「嘘を!!」パンッ! 加奈子「ひっ…!!」 京介「ついた!!!」パンッ 加奈子「あぁぅ…!」 京介「罰だ!!!」ビシィ! 加奈子「うぅ……京……介…ぇ…許し……てぇ…怖いよぉ……」ガタガタ 京介「許さん!」ゴツンッ 加奈子「痛っ…!げんこつはやめて………」 288 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 23 11 17.11 ID RIIdBZQSO [20/24] 加奈子「加奈子…もう嘘……つかなぃ……し……タバコも…やめる…から」ウルウル 京介「信用できるか!」ベチッ 加奈子「うわぁん…!いたぃょぉ…!京介…許してぇ………」 京介「……………………………………」 加奈子「………?……うぅ………もう…叩かないの…?」 京介「………痛かったか…?」 加奈子「大丈夫………もっと叩いて……じゃないと……加奈子……わかんねぇから………」 京介「いや………もういい………」 加奈子「京介!加奈子は京介にホラこいたんだぞ…!?………もっと叩いて……いいょ………」 京介「………うわああああああああ!」バシッ 加奈子「あぁぅっ……!」 京介「…………加奈子っ…!」ギュッ 289 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 23 25 24.22 ID RIIdBZQSO [21/24] 加奈子「京介ぇ……ぃたぃ……」 京介「ごめん………!ごめん………!」 加奈子「京介ぇ……もう嘘つかなぃ…タバコも吸わない………」 京介「うん……絶対だぞ……」チュッ 加奈子「約束…する…」 京介「ごめんな…嘘ぐらい…誰でもつくよな…」 京介「俺だって…コスプレ大会に出させた理由とか…桐乃のこと…隠してたわけだし…」 加奈子「それは桐乃のためだろ?タバコは誰のためでもねぇもん……」 京介「加奈子……俺も協力する………禁煙…頑張ろうな?」 加奈子「サンキュ…京介、大好きだぞ…」チュッ 京介「加奈子っ…!」ガバッ 加奈子「ぁぅ……!………あっ…そこ……ぁん…!」 …玄関ガチャッ… 桐乃「ただいまー!」 ……………… 京介「………………っ!」 加奈子「………ははっ!…露骨に悔しがるなょー!」 京介「あー!!!!!!!!!!!憎い!!!タバコが憎い!!!桐乃が憎い!!!!!!!」グシャッ 加奈子「あ、タバコ握りつぶした」 ………ガチャッ…… 桐乃「ちょっと!!!!!!誰が憎いって!!!!????」 京介「うるせー!!!!」 291 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 23 35 36.47 ID RIIdBZQSO [22/24] ………その夜……… 京介「まぁ………一件落着ってか……?」 京介「(今回の件はひとまず解決だな…)」 加奈子はただタバコが吸いたいから隠したわけじゃない そう…俺に嫌われたくなかったんだ… そう思うとなんだか可愛く思えてきた とはいう俺はタバコなんてものは一生吸わねー なんせ俺の童貞脱出のチャンスを遅らせたんだからな! そんなもんに掛ける金なんてあるか!チクショウ! 京介「それより…」 京介「(やっぱあやせにお礼を言うべきか?)」 京介「(あやせが報告してくれなきゃ加奈子は間違った道を歩いたまんまだったんだしな…)」 京介「よし!一言言っておくか!」 ……プルッ…… あやせ「はい。あやせです。」 京介「(相変わらず出るの早いな…」 京介「もしもし、俺だ」 293 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 23 48 17.83 ID RIIdBZQSO [23/24] あやせ「加奈子に言ってくれましたか?」 京介「あぁ。あやせの言う通りだったよ。けどもう大丈夫だ」 あやせ「そうですか」 京介「ありがとな?心配してくれて」 あやせ「いいえ。加奈子は親友ですから」 京介「これからもよろしく頼むな?加奈子のこと」 あやせ「はい。任せてください!」 京介「はは。頼もしーな」 あやせ「お兄さん」 京介「ん?何?」 あやせ「………いいえ!何でもないです!あっ!そろそろ寝ますね!では!」 京介「ちょっ…!まっ…」プツッ……プープー…… 京介「何だ??あやせのやつ…変なの」 297 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/17(月) 23 56 41.56 ID RIIdBZQSO [24/24] ………あやせの家……… 〈親友?誰が?加奈子が? そんなわけないじゃないですか…お兄さん 加奈子は私からお兄さんを奪った泥棒ですよ? 憎んでます。加奈子も。そして…そんな加奈子に愛を注ぐお兄さんも 今やその二人を認める桐乃さえ憎いです… 笑っちゃいますよね…桐乃が憎いなんて 加奈子は親友さえ奪ったんですよ 加奈子ごときに 加奈子…消えてよ いや…消すのは私の役目だよね… あやせ「加奈子…その幸せは明日までだからね。今はお兄さんを貸しておいてあげる」 あやせ「あはははははははははははっ!!!!!!!!!!!」 299 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 00 12 36.48 ID 30YeFLqSO [1/7] …………… 京介「……zz……」 ………プルルルルルル… 京介「………ん………」 京介「誰だぁ……?」 京介「…もしもし…」 加奈子「まだ寝てたのかょー?」 京介「ん…加奈子…?どうした…?」 加奈子「今日からモーニングコールしてゃるょ」 京介「モーニングコール?なんのために?」 加奈子「京介を起こすためだょ…それに京介の声聞いたら1日頑張れるし…め…迷惑だったか?」 京介「いや!んなことはねーよ。嬉しいよ」 加奈子「だろー♪やっぱ加奈子ってば気効くよなぁ!こんな彼女持って幸せだろ~」 京介「あぁ、幸せだ」 加奈子「///」 京介「ん?」 加奈子「だ……大好きって………言ってくれよ?///」 京介「大好きだぞ。加奈子」 加奈子「ちょっ…!朝から何言ってんだょ////」 京介「お前が言えって言ったんだろ」 加奈子「加奈子と……チューしたいか…?」 京介「あぁ、したい」 加奈子「しょうがねぇなぁ!今日も行ってやるよ!」 京介「あぁ、頼む」 加奈子「え………エッチ……したいk」 京介「したい」 加奈子「即答すんなぁ///」 京介「よし。今日急いで来い。早く来いよ」 加奈子「わぁったよ///じゃあ後でな/」 京介「あぁ。後で」 …プツッ 京介「(あぁ…加奈子たん…愛してるぜ…)」 ……………… 301 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 00 20 19.54 ID 30YeFLqSO [2/7] ……学校……放課後…… キーンコンカーンコーン 桐乃「加奈子、今日もウチ来るの?」 加奈子「あぁ、邪魔するわー」 あやせ「………………」 桐乃「今日事務所に呼ばれててさ、ちょっと遅くなるからって兄貴に言っといてね」 加奈子「ん、了解~」 あやせ「…………」 桐乃「じゃあね。あやせ」 あやせ「あ、うん!バイバイ!」 加奈子「加奈子もションベンして帰るわー。じゃあな、あやせ」 あやせ「うん!バイバイ」 あやせ「また後で…フフッ」 302 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 00 24 30.65 ID 30YeFLqSO [3/7] …………帰り道……… 加奈子「~♪」 加奈子「(あぁ~だり~なぁ~早く京介に会いたいぜぇ)」 加奈子「(京介もそんなに加奈子とヤりてーんだな♪加奈子ってそんな魅力あんだな♪)」 あやせ「(あ、いた♪)」 303 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 00 37 18.40 ID 30YeFLqSO [4/7] あやせ「そろそろ…いいかな」 …………… ……… …… 加奈子「~♪」 あやせ「……」 加奈子「~♪」 あやせ「加奈子」 加奈子「…!?あやせ!?」 あやせ「…………」ガンッ 加奈子「痛っ……!(殴られた…?………)」 あやせ「…………」 加奈子「てっ…てめっ……!」 あやせ「これ、飲んで」ガバッ 加奈子「うはっ…なんだ…!?」 あやせ「早く飲みなさい」ググッ 加奈子「うぅっ…………!」ゴクッ 加奈子「けほっ…!けほっ…!いってぇなぁ!!!!何…飲ましたんだよ!」 あやせ「…………」 加奈子「おいこら答えろ!!!(………痛っ…後頭部……殴られたところがズキズキする………)」 加奈子「何…飲ましたって……んだよ……(力が…入らねぇ…………というか………なんか………眠く…)」 あやせ「あんなに睡眠薬飲んだんだもん。早く黙って寝てよ」 加奈子「んだ…………と…………(京………介…………助け………て……)」バタッ あやせ「…………」 304 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 00 43 27.00 ID 30YeFLqSO [5/7] ………………………………… ………………………………………… …………………………………… 加奈子「………ん……………」 あやせ「あ、目覚めた?」 加奈子「あやせ…!てめぇ…!痛っ…」ズキッ あやせ「あんま無理しないほうがいいんじゃない?ちょっと強く殴り過ぎたかな…クスッ」 あやせ「てか…まず動けないし…」 加奈子「(………手錠…?足も……縛られてやがる………)離せぇ!加奈子が何したってんだよぉー!」 あやせ「自覚ないんだ?残念」 加奈子「京介を奪ったってか!?ざけんじゃねーょ!京介はなぁ!物じゃねーんだょ!!!!」 317 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 20 04 09.68 ID TkSkBS3SO [3/24] あやせ「加奈子のくせに偉そうなこと言わないで。お兄さんは私のもの」 加奈子「いい加減にしろよ!!うぜぇんだよテメーはよぉ!!!」 あやせ「…………。まぁいいや、威勢張ってられるのも今のうちだからね」 加奈子「あ?どういうことだよ?」 あやせ「…これ見て。」 スッ 加奈子「………!!………てめぇ……いつ撮りやがった………」 あやせ「加奈子が寝てる間にね。…フフッ。まだ身体は綺麗なんだ?…」 あやせ「京介さんもまだ手出してないなんて…あ…やっぱ加奈子なんかには欲情しないのか♪」 加奈子「………その写真………どうするつもりだ…?」 あやせ「決まってるじゃない♪」 318 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 20 12 33.91 ID TkSkBS3SO [4/24] 加奈子「てめぇ……やめろ!!!」 あやせ「なんで?なんでやめなきゃいけないの?」 加奈子「……ひでぇ………………」 あやせ「そんなこと言わないで♪………まぁ…加奈子次第ではばら撒かないでおいてあげてもいいかな?」 加奈子「………どぅすりゃいいんだよ……」 あやせ「決まってるじゃない♪お兄さんと別れて」 加奈子「……ふざけんな!!!!」 あやせ「そう。じゃあばら撒く。」 加奈子「……………」 あやせ「お兄さん悲しむだろうなぁ。」 加奈子「…!」ピクッ あやせ「大切な彼女の身体、他の男に見られるなんて」 加奈子「………」 あやせ「それと、ばら撒いた後は私の知ってる事全部暴露しちゃおっかな」 320 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 20 24 06.29 ID TkSkBS3SO [5/24] 加奈子「てめぇの知ってる事ってなんだよ?」 あやせ「桐乃の趣味のこと」 加奈子「…ふざけんな!桐乃は関係ねぇだろ!!」 あやせ「関係あるよ?私が傷ついてるのに…加奈子とお兄さんの仲認めた」 加奈子「桐乃まで利用するのかよ…………」 あやせ「気にいらない……私を第一に考えてくれない桐乃なんていらない……私のお兄さんを奪った加奈子なんていらない……!みんなみんな!!!いらない!!!みんな私の言うこと聞いていればいいの!!!!!!」 あやせ「それでも別れないならお兄さん傷つけちゃおっかな…お兄さんを説得すればいいんだもんね」 加奈子「やめろ!!京介には手ぇ出すな!!!」 あやせ「別れる?」 加奈子「…………」 あやせ「別れる?」 加奈子「くっそおおおお!!!!!!!!!」 321 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 20 33 03.29 ID TkSkBS3SO [6/24] あやせ「考えてる時間なんてないんじゃない?……………ほら」 ズラッ… 加奈子「……!誰だよ?こいつら……?」 あやせ「…フフッ…男ってチョロいんだね♪タダで女の子とヤらせてあげるって言ったらこんなに集まっちゃった♪」 加奈子「ふざ……けんな………」ゾクッ あやせ「あと1分だけ時間あげる。それでも答えが出ないならあんたの服を破ってこいつらに犯させるから」 あやせ「私って優しいよね。今すぐにでも加奈子の身体を汚してもいいぐらいなのに、時間をあげるんだよ?」 加奈子「………(どぅすりゃいいんだよ………京介…………助けて…………)」 あやせ「ほら、こうしてるうちに30秒経過」 加奈子「…………(別れたくねぇ……けど京介以外の男に抱かれるなんで冗談じゃねぇ………どぅすりゃいいんだよ………)」 322 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 20 38 32.23 ID TkSkBS3SO [7/24] あやせ「あと10秒」 加奈子「…………(京介……)」 あやせ「5」 加奈子「…………」 あやせ「4」 加奈子「………」 あやせ「3」 加奈子「……」 あやせ「2」 加奈子「…」 あやせ「いt」 加奈子「別れ……るよ………」 あやせ「…!…本当…?」 加奈子「………あぁ………」 あやせ「やった………!…あは…………あははははははははははははははははははははははっ!!!!!!!!!!!!!!!」 加奈子「京介…………………ごめん………」ウルッ あやせ「泣かないで?…大丈夫♪お兄さんは私が幸せにしてあげるから♪」 323 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 20 43 26.56 ID TkSkBS3SO [8/24] 加奈子「ぜっ………てぇ………許さねぇ………」 あやせ「そうと決まれば早く別れを言いに行こう?ほら、ほどいてあげるから………………あ、下手なことしたら…どうなるかわかるよね…?」 加奈子「…………」 カチャッ あやせ「…これで加奈子は自由の身、加奈子はそこらへんの男に抱かれるほうが合ってるよ?」 加奈子「…」 あやせ「じゃあ早速お兄さんを呼び出そうか♪」 325 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 20 50 25.66 ID TkSkBS3SO [9/24] ……………………… ………プルルルルルル… 京介「ん…?」 …プルルッ 京介「加奈子?どうした?」 加奈子「………………」 京介「加奈子?おーい」 加奈子「京介………」 京介「どうした~?早く来いよ?」 加奈子「話が……あるんだ……」 京介「うん?じゃあ早くおいでよ。聞くからさ」 加奈子「違うんだ………大事な話………公園に来てくんねぇかな………」 京介「家ではできない話なのか?」 加奈子「あぁ………できない…」 京介「んー…わかった。今から行く」 加奈子「…あぁ…待ってる……」 …プツッ…… あやせ「……よくできました♪じゃあちゃんと言うんだよ?私、向こうで見てるから………下手な事したら………ねっ?」 加奈子「………(来ないでくれぇ………京介…)」 326 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 03 14.58 ID TkSkBS3SO [10/24] ………公園……… 京介「……加奈子っ!」 加奈子「…!」 京介「一体どうしたんだよ?話って?」 加奈子「京介…………」 京介「どうした?」 加奈子「京介………別れて………くんねぇかな?」 京介「………え………?」 加奈子「別れて…くれ…」 京介「どうしたんだよ!?別れるなんて嘘だろ!?」 加奈子「………たんだょ………」 京介「え?」 加奈子「飽きたんだよ!!!!」 大好きだよ… 加奈子「すぐ暴力振るうしよ!!!」 愛してるよ… 加奈子「すぐヤりたがるしきめぇんだよ!!!」 嬉しかった… 京介「………加奈子……」 加奈子「もううんざりなんだよ!………………じゃあな………」 京介「待て!」 加奈子「……なんだよ…(止めないでくれよ……)」 京介「何か…あったのか…?」 加奈子「なんにも……………ねぇよ?……」ウルッ 328 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 07 23.97 ID TkSkBS3SO [11/24] 京介「なんでだよ………?遊びだったのかよ…?」 加奈子「………(京介…)」 加奈子「遊びだったんだよ!!!!てめぇなんかに本気になんかなんねえよ!!!!うぬぼれんな!!!!!!」ダッ 京介「加奈子っ…!」 加奈子「来んな!!!!!きめぇんだよ!!!」ダッ 京介「…………なんで…だよ……」ガクッ あやせ「(…フフッ…)」 329 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 11 30.41 ID TkSkBS3SO [12/24] …………………… タッタッタッタ…… 加奈子「(京介ぇ………ごめん………!)」 タッタッタ… ……… 加奈子「京介……」ウルッ 加奈子「うわぁーん…!!!京介ぇー!!!!!!離れたくないよ……!やだよ………」 330 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 17 28.42 ID TkSkBS3SO [13/24] ………………… あやせ「(そろそろ…行こっか…)」 ………………… 京介「加奈子………」 京介「まぁ…当然だよな………」 京介「俺みたいな男…本気になるわけないよな………」 京介「(やべっ…涙出てきた…情けねぇ……)」 京介「俺…かなり好きだったんだな……」 京介「チクショウ…………!情けねーな…俺………本当……情けねぇよ………」 あやせ「あれ?………お兄さん…?」 京介「………あやせ………」 あやせ「えっ?どうしたんですか!?泣いてるんですか!?」 331 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 23 59.80 ID TkSkBS3SO [14/24] 京介「ん……泣いてなんかないよ…」 あやせ「嘘!泣いてるじゃないですか…何か…あったんですか…?」 京介「いや…ちょっとな…!気にするな!」 あやせ「気にします!話して下さい!」 京介「………悪い…帰るわ……」 あやせ「送りましょうか?」 京介「すまん…一人にしてくれ…」 あやせ「………そうですか………」 京介「悪いな…じゃあ…」 あやせ「はい…」 あやせ「………チッ」 332 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 28 43.11 ID TkSkBS3SO [15/24] …………………… 京介「……………ごちそうさま」 母「あら?もういいの?」 京介「あぁ…悪い」 母「そう?お腹空いても知らないわよ?」 京介「あぁ…」 …ガチャ 母「元気ないわねぇ…?加奈子ちゃんとなんかあったのかしら?」 桐乃「?」 333 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 37 05.85 ID TkSkBS3SO [16/24] ……………… コンコン…… 桐乃「入るよ?」 …ガチャ 京介「………」 桐乃「暗っ…!…電気もつけないで何やってんの?」 京介「……………」 桐乃「シカト?おい!!」 京介「………悪い…出てってくれ」 桐乃「…っ…!……人がせっかく心配してあげてんのに何その態度!うざっ!」 京介「……………」 桐乃「…………なんか…あったの?……話だけなら聞いてあげてもいいケド?」 京介「………いい…出てってくれ」 桐乃「………言え!!!気味悪いから言え!しんきくさいんだよ…!」 京介「……………」 桐乃「……聞かせてよ……」 334 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 44 54.24 ID TkSkBS3SO [17/24] 京介「……………」 桐乃「………兄貴…」 京介「……れた……」 桐乃「……え?」 京介「……別れた……」 桐乃「え!?別れたって…加奈子と!?」 京介「………あぁ」 桐乃「なんで!?今日遊んだんでしょ!?ウチ来るって加奈子言ってたよ!?」 京介「フラれたんだよ…飽きたんだとさ」 桐乃「そんな………なんかの間違いでしょ…?」 京介「……うぅ……加奈子…」 桐乃「…兄貴…」 335 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 52 43.52 ID TkSkBS3SO [18/24] ………朝……… チュンチュン…… 京介「…………ん…」 京介「やべ、朝…(そうだ、加奈子がモーニングコールするって言ってたんだ!………………) 京介「そっか…別れたんだ………」 …ガチャ 桐乃「おはよう、兄貴」 京介「…………」 桐乃「……よく眠れた…?」 京介「いや…」 桐乃「…そっか…今日学校休んだら?お母さんには風邪引いたみたいって言っておくからさ」 京介「悪いな…」 桐乃「うん…」 336 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 21 56 04.56 ID TkSkBS3SO [19/24] ………………………… 学校 桐乃「…………」 ガラッ… あやせ「おはよう桐乃!」 桐乃「おはよう。」 ガラッ… 加奈子「………………」 桐乃「…………」スッ 加奈子「………ぁ…」 桐乃「ちょっといい?ついてきて」 加奈子「………うん………」 あやせ「………………フフッ」 337 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22 08 49.24 ID TkSkBS3SO [20/24] ………………… 桐乃「………………」 加奈子「………………」 桐乃「別れたってマジ?」 加奈子「………!」 桐乃「兄貴から聞いた。飽きたんだって?」 加奈子「………そう……だよ……」 桐乃「ざけんな!!!」グッ 加奈子「…………わりぃかよ………」 桐乃「あんた人の兄貴なんだと思ってんの!?いくら加奈子でも兄貴傷つけたら許さないから!!」 加奈子「…………」 桐乃「何とか言いなさいよ!!」 タタッ あやせ「桐乃!やめて!」 桐乃「…あやせ?」 あやせ「ごめん…盗み聞きするつもりなかったんだけど…二人が心配で……」 加奈子「………テメッ…!」 あやせ「いくらなんでも飽きたとかは酷いと思うな……」 桐乃「兄貴…泣いてた…簡単に泣くやつじゃないのに…」 あやせ「桐乃は…よりを戻してほしいの?」 桐乃「冗談じゃない!加奈子、もう二度と兄貴に近づかないで!!!」 加奈子「………わかってるよ……」 桐乃「……認めようとした私がバカだった!!!」ダッ ………………… あやせ「………よく本当の事言わなかったね?フフッ」 加奈子「………これで満足かよ…?」 あやせ「満足♪………いや、まだ、お兄さんの彼女になるまでは………」 338 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22 27 34.02 ID TkSkBS3SO [21/24] …………………… 京介「………………」 …ガチャ… 桐乃「ただいまー」 …コンコン 桐乃「兄貴ー」 …ガチャ 京介「……おかえり」 桐乃「うん。今日さ…加奈子と話したよ」 京介「………!」 桐乃「言ってやった。もう兄貴に二度と近づくなって」 京介「………なっ…」 桐乃「だって当然でしょ!?………まだ好きなの…?」 京介「………………」 桐乃「未練がましい!!あいつは兄貴を弄んだの!いい加減目覚ましなさいよ!!!!!」 京介「………うぅっ…」 桐乃「…!…ごめん…」 339 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/19(水) 22 46 19.52 ID TkSkBS3SO [22/24] ………………………… …プルルルルルル… 京介「あやせ…?」 …プルルルルルル 京介「もしもし…」 あやせ「お兄さん?今いいですか?」 京介「あぁ………」 あやせ「聞きました…別れたって……」 京介「………」 あやせ「あの……」 あやせ「あ…あんまり落ち込まないでください!!!」 京介「…ありがとう…」 あやせ「私に出来る事があれば…何でもしますから…」 京介「……うん…」 あやせ「よかったら…明日…会いませんか?」 京介「…ごめん…今は誰とも会いたk」 あやせ「会いに行きます!………ずるいです…私にも優しくさせてください…」 京介「うん…わかった…それじゃあ……」 あやせ「はい♪では♪」 …プツッ ……………………………… あやせ「お兄さん…悲しみは今日までですよ…フフッ…」 344 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00 06 21.07 ID j3X4gXvSO [1/9] ………次の日………… …ピンポーン 京介「おう」 …ガチャ あやせ「お兄さん!こんにちは!」 京介「うん。まぁ入れよ。」 あやせ「はい!おじゃまします!」 ……京介の部屋… 京介「…………」 あやせ「お兄さん、今日も学校休んだんですか?」 京介「あぁ…明日からは行こうと思ってる」 あやせ「無理しないで下さいね?」 京介「あぁ…」 あやせ「あの…私…お兄さんの力になりたいです…」 あやせ「加奈子に何か伝えたいことがあれば…私伝えましょうか…?」 京介「……………」 あやせ「あ……………迷惑ですよね……ごめんなさい…」 京介「もう一度…」 あやせ「はい?」 京介「もう一度話がしたいと伝えてくれ」 あやせ「…………わかりました!」 京介「ありがとう…」 345 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00 15 03.68 ID j3X4gXvSO [2/9] あやせ「お兄さんは…まだ加奈子が好きですか?」 京介「あぁ…好きだ」 あやせ「実は…………」 京介「?」 あやせ「今…加奈子、凄い遊んでるんですよ…」 京介「…!」 あやせ「あっ…すいません…!加奈子の話はやめましょう!」 京介「本当の話か…?」 あやせ「友達から聞いた話なんですけど……昨日大人の方とラブホテルに入っていくのを見たって…」 京介「(マジ…かよ…)」 あやせ「もしかしたら…もう…」 京介「言うな!!!!」 あやせ「…!」 京介「ごめん…今日は、帰ってくれないか?」 あやせ「不快にさせたならすいません……失礼します…」 あやせ「(こんな簡単な嘘を見抜けないなんて…バカなお兄さんです)」 346 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00 27 44.32 ID j3X4gXvSO [3/9] ………夜………… …プルルルルルル… 加奈子「……あやせか…」 あやせ「何?その嫌そうな声」 加奈子「…………」 あやせ「お兄さんから伝言」 加奈子「…!」 あやせ「さようなら。とのこと」 加奈子「………嘘つくなよ…」 あやせ「嘘じゃないよ?今日お兄さんの家に行ったんだ」 加奈子「てめぇ…京介に何した?」 あやせ「何も。案外元気だったよ。前みたいにセクハラしてくるし」 加奈子「京介はそんなことしねぇよ」 あやせ「現実受け入れないとダメだよ。」 加奈子「…マジかよ…だって泣いてたって桐乃言ってたぞ?」 あやせ「それは昨日の話でしょ?寝たら吹っ切れたんじゃない?」 加奈子「加奈子は騙されないぞ。てめぇの言葉なんか信じねぇ」 あやせ「別に信じてとは言ってないけど?まぁそういうことだから。じゃ」 …………プツッ 加奈子「嘘…だよな…」 347 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00 34 48.29 ID j3X4gXvSO [4/9] ………………… 桐乃「~~~~~でさぁ…今かなり落ちてるのよ。しんきくさいったらありゃしない。」 黒猫「でも心配なんでしょ?」 桐乃「…………ばっ!バカじゃないの!?あたしはねえ!あんな暗い顔して一緒にご飯食べたらご飯がマズくなるから………」 黒猫「はいはいわかったわよ。まったく、わかりやすい女ね。」 桐乃「あんた!絶対わかってないでしょ!」 黒猫「……それにしても…ひっかかるわね」 桐乃「は?何が?」 黒猫「そんな急に飽きるものかしら?」 桐乃「どーゆーこと?」 348 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 00 46 58.94 ID j3X4gXvSO [5/9] 黒猫「前日まで普通だったのでしょう?なのに突然飽きたなんておかしいと思わない?」 桐乃「言われてみれば…」 黒猫「全く…少しは考えなさい?」 桐乃「うっさい!…でも…」 黒猫「でも?」 桐乃「………………」 黒猫「例えどんな理由であれお兄ちゃんが別れてくれてハッピー。これでお兄ちゃんを独占できるハァハァ…なんて思ってないでしょうね?」 桐乃「んなっ…!!!!!…んなこと思ってるわけないっしょ!!きっしょ!キッモ!!!」 黒猫「ならいいけど。」 桐乃「あんた頭おかしいんじゃないの!?」 黒猫「とにかく今はあなたが大好きなお兄ちゃんのそばにいてあげなさい。私は少し探りを入れてみるから」 桐乃「………ま、そこまで言うならしょうがない…協力させてあげる」 黒猫「素直じゃないわね」 桐乃「あんたに言われたくない!!!」 359 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 23 46 40.29 ID j3X4gXvSO [8/9] 黒猫「とにかく今はお兄ちゃんの傍にいてあげたら?」 桐乃「お兄ちゃん言うな!」 黒猫「はいはい。」 桐乃「ムカつく!とにかくバイバイ!」 …プツッ 桐乃「傍にいろ…か…」 361 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/20(木) 23 51 44.19 ID j3X4gXvSO [9/9] ………………… …コンコン 桐乃「入るよー」 …ガチャ 桐乃「まだ落ち込んでんの?」 京介「…だいぶ落ち着いた…」 桐乃「まだ暗いじゃない。…ったく…女にフラれたくらいで何?」 京介「……………」 桐乃「…………なんか言い返したら?」 桐乃「よく考えたらさー、悪い女に引っ掛かってフラれたとか自業自得じゃない?」 京介「………………」 362 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 01 45.62 ID nKgH1e4SO [1/28] 桐乃「男がウジウジすんな!みっともない!」 京介「…お前さ」 桐乃「…何よ…」 京介「俺の不幸が楽しいのか?」 桐乃「え…?」 京介「なんでそんなこと言うんだよ。」 京介「今、俺に掛ける言葉がそれなの?」 桐乃「いや…そういうつもりじゃ」 京介「うるせえ!」バンッ 桐乃「!」ビクッ 364 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 08 47.98 ID nKgH1e4SO [2/28] 京介「うるせえうるせえうるせえ!」 京介「お前…いつも生意気なんだよ」 京介「俺を何だと思ってんの?」 京介「奴隷?道具?おもちゃ?」 桐乃「兄貴…?どうしたの…?」 京介「腹立つ」 桐乃「え?」 京介「よく考えてみればお前が全部悪い」 桐乃「何が…?」 京介「加奈子はお前の友達だよな?ならお前がいなきゃ俺らは知り合わなかったわけだ」 桐乃「あんたらが勝手に知り合ったんでしょ…?」 京介「いいや、お前が家に連れて来なければ知り合わなかった」 366 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 19 17.77 ID nKgH1e4SO [3/28] 桐乃「だから友達居るときは部屋に入ってろって言ったじゃん!?」 京介「なんで自分ちで行動を制限されなきゃなんないんだよ」 桐乃「…っ…!」 京介「反対だったらどうだ?お前は素直に部屋に居るか?」 桐乃「なんであたしがあんたに行動を制限されなきゃなんないの!?」 京介「ほらな。」 桐乃「…っ!」 桐乃「アホらし…!心配なして損した!このバカ兄貴!」蹴りっ! 京介「いてっ!…何すんだよ!」パンッ 桐乃「…~~~~~!うるさいうるさい!」パンッ 京介「いって!うるせえのはお前だ!!」ドゴッ 367 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 24 06.37 ID nKgH1e4SO [4/28] 桐乃「…ぐっ………妹殴るとか………考えられない…」バタッ 京介「兄貴蹴るとか考えられねぇ」ドゴッ 桐乃「痛っ………あんた…何考えてんの…………?」 京介「…黙れ」パンッ 桐乃「…ちょっ…やめて…」 京介「止めない」バシッ 桐乃「痛い…!」 369 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 31 06.78 ID nKgH1e4SO [5/28] 京介「お前が悪い!お前が悪い!」バシッバシッ 桐乃「あ………あに……き……やめて…」ウルッ 京介「うるせえ!!!!」 桐乃「うぅ……なんであたしが……………」 京介「もっと殴られたいか?黙れってんだよ!」バシッ 桐乃「ひぃっ…!ど………どうすれば……いい?…」 京介「謝れ」 桐乃「なんであたしが………!!」 京介「ぶん殴る」 桐乃「…!やめて……!もう殴らないで…!」 京介「謝るか?」 桐乃「謝るから…!」 京介「なら早く謝れ!」バンッ 370 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 38 01.80 ID nKgH1e4SO [6/28] 桐乃「………ん……なさい………」 京介「聞こえねーよ!」ドゴッ 桐乃「うぅ…!お腹は……やめて……!」クスンッ 京介「お腹を殴れって?」 桐乃「違う…!謝るから………!」 京介「早くしろよトロくせーな」 桐乃「加奈子と……友達で………加奈子を家に………連れて来て……ごめん………なさい………」 京介「許さない。」 桐乃「え……?」 京介「腹立つ………!」ドゴッ 桐乃「…………なん……で………」 371 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 45 09.29 ID nKgH1e4SO [7/28] 桐乃「あに………き……だいじょうぶ……だから……」 京介「…………」ピタッ 桐乃「あに……き……ごめん……生意気な……妹で…」 京介「…………なんでだよ…」 桐乃「なんでって……」 京介「なんで殴られてんのに嫌わないんだよ…!」 桐乃「兄貴…」 京介「加奈子も桐乃もみんなそうだ…なんで殴られても俺の心配するんだよ…………」 桐乃「兄貴…大丈夫…?」 京介「桐乃………ごめん………」 桐乃「落ち着いた…?」 京介「お腹…痛かったか…?」 桐乃「うん…」 372 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 00 53 02.42 ID nKgH1e4SO [8/28] 京介「ダメだ…俺…なんも変わってない…」 京介「カッとなったら手出る癖…止めるって誓ったのに…!」 桐乃「兄貴…」 京介「桐乃、こんなダメな兄貴でごめん…」 桐乃「…大丈夫。あたしもダメな妹だから」 京介「ダメ同士だな。」 桐乃「兄妹だからね」クスッ 京介「なんか…スッキリした…」 桐乃「そっか」 京介「もう絶対殴らないからな?」ナデナデ 桐乃「うっ…///…わかった…覚えとく。次殴ったら許さないから…」 京介「あぁ…」 373 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 01 05 05.79 ID nKgH1e4SO [9/28] …………… 京介「(妹まで殴るなんて…俺やっぱ最低だな…)」 京介「(なんで…殴りたくなんだろ…)」 ………プルルルルル 京介「ん?…黒猫?」 京介「もしもし?」 黒猫「元気だったかしら?」 京介「まぁな…色々あったけどな…」 黒猫「あなたの妹から聞いたわ。別に心配になったわけじゃないけどね。」 京介「あぁ…悪いな。ありがとう」 黒猫「聞こえなかった?別に心配になったわけじゃないって言ったのよ。」 京介「はは。わかったわかった」 黒猫「………思ったより元気そうね?」 京介「あぁ、まぁな」 黒猫「そう。あなたの元彼女の電話番号を教えなさい?」 京介「え?」 黒猫「どうしても気になることがあるのよ。」 374 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 01 08 55.98 ID nKgH1e4SO [10/28] 京介「気になることって?」 黒猫「とにかく教えなさい。あなたには後で説明するから。」 京介「わかった…じゃあメールで送る」 黒猫「よろしく」 …プツッ 375 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 01 19 10.47 ID nKgH1e4SO [11/28] ……………… 加奈子「(京介…何してっかなぁ…)」 ……プルルルルル… 加奈子「…?」 加奈子「誰だよ?」 黒猫「黒猫よ。」 加奈子「はぁ?猫?イタ電かよぉ?今そんなのに付き合う気分じゃねーんだよ」 黒猫「高坂京介の知り合いの者だけど」 加奈子「…え…京介の?」 黒猫「知り合いと言うか……………まぁ……」 加奈子「お前、京介の何だよ?」 黒猫「そんなことは今のあなたには関係ないじゃない?」 加奈子「……………」 黒猫「あなた…どうしてあの人と別れたのかしら?」 376 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 01 29 59.67 ID nKgH1e4SO [12/28] 加奈子「…関係…ないだろ…」 黒猫「もうあの人は好きじゃない?」 加奈子「…好きじゃねーよ…」 黒猫「そう。それを聞いて安心したわ。」 加奈子「どーいう意味だよ?」 黒猫「私、あの人に告白しようと思っているの」 加奈子「え……?」 黒猫「私だけじゃないわ…あの人を好きな人はたくさんいるわ。みんな別れたって聞いて歓喜しているでしょうね。」 加奈子「…………」 黒猫「このままじゃ誰かに取られてしまうわよ?それでもいいの?」 加奈子「……………」 黒猫「何があったか話してくれないかしら?」 加奈子「……されてるんだよ…」 黒猫「…なんて?」 加奈子「脅されてるんだよ…」 377 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 01 37 55.08 ID nKgH1e4SO [13/28] 黒猫「あなたとは一度会って話したほうがいいみたいね」 加奈子「……………」 黒猫「明日でよかったら空けとくけど?」 加奈子「…わかった………あ…京介は元気にしてっか?」 黒猫「えぇ。元気よ」 加奈子「そぅか//安心した…」 黒猫「あなた…やっぱり…」 加奈子「大好きだょ…わりぃかよ……」 黒猫「そう。」 加奈子「ぉめぇも好きなんだろ?」 黒猫「…………あいにく私の趣味ではないわ。あなたから本音を聞き出すための嘘よ」 加奈子「…そぅだったのか。よかった…///」 黒猫「とにかく明日、場所は………………公園でいいわね」 加奈子「おぅ。わぁったよ」 黒猫「それじゃあ…」 …プツッ 391 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 21 39 35.26 ID nKgH1e4SO [16/28] ………次の日……… 公園 加奈子「(待ち合わせはいいけど…顔わかんねぇんだった……)」 黒猫「…………」トコトコ 加奈子「…ん?………………プッ!(誰だあいつ!?コスプレかよっ!あんな格好して街歩くとか頭大丈夫かよ!!!)」 黒猫「………」チラッ 加奈子「(やべっ…目合った…関わんねぇほうがいいな)」 黒猫「…………」トコトコ 加奈子「(え!?こっち来た!?やべぇ、見てんのバレたか?…)」 黒猫「…………」 加奈子「んだょ?加奈子に文句あんのかよぉ?」 黒猫「あなたがあの人の元彼女さんね。昨日話した黒猫よ。」 加奈子「お前かー!!!!!!!!」 392 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 21 46 34.14 ID nKgH1e4SO [17/28] 黒猫「ハンドルネーム、黒猫よ。よろしく」 加奈子「お…おぅ(ハンドルネーム…?)」 黒猫「なってないわね。名前を名乗ったらどうなの?」 加奈子「加奈子だょ。」ジロジロ 黒猫「…この格好が気になる?」 加奈子「気になるに決まってんだろぉ!んだよその格好!」 黒猫「…あなた、アニメとか見るかしら?」 加奈子「アニメ?んなの見ねーょ!ガキじゃあるめぇし」 黒猫「ガキとは失礼ね。あなただって十分………まぁいいわ。本題に入るわよ。」 加奈子「本題?…あぁ……」 393 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 21 59 54.51 ID nKgH1e4SO [18/28] 黒猫「昨日あなたは電話で脅されているって言ったわね?」 加奈子「あぁ…そぅだょ」 黒猫「誰に?」 加奈子「お前、あやせってわかるか?」 黒猫「あやせ…?知らないわね。」 加奈子「京介の妹の友達なんだけどょ」 黒猫「あの女の友達?」 加奈子「なんだ、桐乃とも知り合いなのかよ」 黒猫「あのやかましい女のことならよく知ってるわ。もしかして…あやせって黒髪の女のことかしら」 加奈子「あぁそれだ!」 黒猫「それなら一度ビックサイトで見たことあるわ」 加奈子「お前ヘンテコリンな格好しといて案外顔広いんだぁ」 黒猫「余計なお世話よ。……あの女ね…やはり私の目に間違いはなかったのね。あの女からは暗黒のオーラが溢れ出ていたわ」 加奈子「そ…そぅかよ…(暗黒のオーラ…?)」 394 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 22 13 58.01 ID nKgH1e4SO [19/28] 黒猫「脅されていること、思い切ってあの人に言ってみたらどうかしら」 加奈子「あの人って…京介にか…」 黒猫「えぇ」 加奈子「そんなことしたら………あやせが京介に何するかわかんねぇよ…加奈子はどぅなってもいいけど…京介に何かあったら…………うぅ…」 黒猫「………涙を拭きなさい…」スッ 加奈子「……なんで……なんでだょ…?なんで京介と付き合うことが許されねぇんだ…?そんなに悪いことなのかょ…?」 黒猫「私も久しぶりに怒りを感じているわ。……大丈夫よ。悪は必ず滅びるわ。私もできることがあれば協力してあげてもいいわ。」 加奈子「……サンキュ……でもなんでだょ…?なんで見ず知らずの加奈子のためにそこまでしてくれんだ…?」 黒猫「そうね…なぜかしらね」 黒猫「(あの人の悲しんでいる顔は…見たくないのよ…)」 395 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 22 24 03.84 ID nKgH1e4SO [20/28] 加奈子「とにかく…サンキューな…」 黒猫「礼などいらないわ。それより…あの人に会いたい?」 加奈子「京介に?……会いてぇよ…」 黒猫「今呼べば来ると思うけど?呼んでみる?」 加奈子「えっ!?マジか!?///………あ………」 飽きたんだよ!!!! もううんざりなんだよ! 加奈子「やっぱいぃ…会わす顔………ねぇや…」 黒猫「そう…」 あやせ「……」トコトコ あやせ「(ん?………加奈子)」サッ… あやせ「(誰…?あの黒いの…?どっかで見たよーな…)」 あやせ「(加奈子にあんな友達いたっけ?)」 397 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 22 32 34.86 ID nKgH1e4SO [21/28] あやせ「(なんか嫌な予感しちゃうな…)」 あやせ「(一応調べてみようか…)」 ……………………… 黒猫「とにかく話はわかったわ。これからも連絡を取り合いましょう」 加奈子「わかったょ…」 黒猫「じゃあまた会いましょう」スタスタ ………………………… 黒猫「…………」トコトコ あやせ「…………」トコトコ 398 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 22 44 03.64 ID nKgH1e4SO [22/28] 黒猫「…………」トコトコ あやせ「………」トコトコ 黒猫「………?(誰か…つけて来てる…?)」クルッ あやせ「…!」 黒猫「…!!!」 あやせ「…チッ」ダッ 黒猫「………(あの女…まさか…)」 あやせ「(思い出した……!そう…やっぱお兄さんの知り合いだったんだ…)」 399 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 22 56 07.14 ID nKgH1e4SO [23/28] あやせ「でもなんで…お兄さんの知り合いが加奈子と…?」 あやせ「…!!……そっかぁ………加奈子…あんまり調子に乗ったらダメだよ…」 あやせ「見せしめも…必要だよね…フフッ」 400 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 23 04 14.10 ID nKgH1e4SO [24/28] 黒猫「……(まぁ考えてもらちが明かないわね…)」 黒猫「(今度また見かけたら少し声掛けてみようかしら……?)」 あやせ「……………」 黒猫「(お腹空いたわね…早く帰りましょう…」 あやせ「(悪巧み…お疲れ様)」 グサッ… 黒猫「…!?……(…………え…?何…)」 あやせ「………(大丈夫…深くは刺してないから)」スタスタ 黒猫「くっ…!(……痛い……だ……誰か………」バタッ 401 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 23 16 20.77 ID nKgH1e4SO [25/28] ………京介の家…… 父「そういえば今日近くで通り魔があったそうだ」 桐乃「通り魔?」 父「あぁ。被害者は中学生らしい。桐乃、お前も気を付けなさい。これからは少し早く帰って来なさい」 桐乃「う…うん」 母「怖いわねぇ…送り迎えしようかしら?」 桐乃「あぁいいよいいよ。いっつもあやせとかと一緒だからさ。」 母「そう?なら京介!あんた桐乃迎えに行ってあげて!学校の帰りだけでも!」 京介「はぁ!?なんで俺!?」 母「だって通り魔よ?ついでに加奈子ちゃんも連れて来たらいいじゃない!ねっ!」 京介「加奈子…………」 桐乃「あー!!!!!いいよいいよ!!!兄貴も忙しいんだしさ!」 母「何が忙しいの?部活もやってないのに」 父「京介、桐乃を迎えに行きなさい」 京介「………わかったよ……(どーしよ…)」 402 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 23 27 28.77 ID nKgH1e4SO [26/28] ……………… コンコン… 桐乃「兄貴?」 …ガチャ 京介「何だよ」 桐乃「迎え、別にしたくなきゃいいよ?」 京介「あー、するよ。心配だしな」 桐乃「そ…そっか…//そこまで言うならいいけど…」 桐乃「でも…もしかしたら加奈子と顔合わせるかも…よ…?」 京介「それがなー…まぁ気にしてらんないさ」 桐乃「そっか……」 京介「それにしても被害者は中学生なんだろ?お前の同級生だったりしないのか?」 桐乃「わかんない。近くって言っても同じ学校かはわかんないし…」 京介「お前結構目立つから気を付けろよ?」 桐乃「そ…それって…あたしが可愛いからってこと?…///」 京介「ケバいってことだ!」 桐乃「うっさい!!!!」 バタン!! 京介「(可愛いに決まってんだろ)」 403 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 23 35 45.84 ID nKgH1e4SO [27/28] ……………… あやせ「(人って案外簡単に刺せるんだね…)」 あやせ「少し返り血ついちゃった…汚い」 あやせ「(お兄さんとの仲を邪魔する人は…誰だろうと許さない)」 あやせ「あはは!私ってホント一途だよね♪」 404 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/21(金) 23 54 35.70 ID nKgH1e4SO [28/28] ………プルルルルル…… 加奈子「公衆電話?」 … 加奈子「もしもし~?」 黒猫「…私…」 加奈子「誰だよおめぇ??」 黒猫「黒猫…」 加奈子「黒猫か。公衆電話からかけてくるなんてどうしたんだよ?」 黒猫「今病院にいるの…」 加奈子「病院!?どうしたんだよ!?」 黒猫「刺されたわ…幸い傷は浅かったけど…周りは通り魔って言っているけど…」 加奈子「通り魔って…大丈夫なのかょ?」 黒猫「実は……刺されるちょっと前に…私後をつけられていたのよ…」 黒猫「もしかしたら…あなたの言っていたあやせって女かもしれない」 加奈子「なんだって…?」 黒猫「確証はないわ。けど…」 加奈子「あやせのやつ…許せねぇ………!」 黒猫「落ち着いて。私は大丈夫だから。」 加奈子「刺されたんだぞ!?んなこと言ってられっかよ!!!」 黒猫「下手なことはしないほうがいいわ。今度はあなたが危険になるわよ」 加奈子「ざけんなぁ!あやせは許せねぇ!もう加奈子はどぅでもいぃ!刺し違えてやる!」 黒猫「あの人……京介さんに何かあってもいいの?」 加奈子「う………」 黒猫「バカなことを考えるのはやめなさい。とにかく、この事は京介さんや桐乃には通り魔に遭ったって伝えておく。いいわね?」 加奈子「すまねぇ………マジすまねぇ…」 黒猫「気にしないで。私にはこんなの痛くも痒くもないわ」 406 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 00 10 47.34 ID j3xEa3USO [1/33] ………………………… 京介「マジ…かよ…」 〈明日の迎えのことを考えていた頃公衆電話から着信があった 出るか出まいか迷ったが知り合いであろうと思い出てみたら黒猫だった どうやら今日の通り魔の中学生の被害者っての黒猫だったらしい 幸い傷も浅く数日で退院できるらしい そのことを桐乃に伝えたら最初は青ざめた顔をしていたが無事を伝えると俺から電話を奪い取り「心配させんな!!」と叫んでいた。 〈これは不思議なもんで身近な奴が被害にあったらかなりの危機感を感じる。 加奈子は…大丈夫だろうか… 京介「気にしてもしょうがない…よな… 407 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 00 27 18.51 ID j3xEa3USO [2/33] ………駅前……… 加奈子「(家で落ち着いてたらおかしくなっちまぃそうだょ…)」 加奈子「(あやせならマジでそれぐらいしてもおかしくねぇ…)」 加奈子「京介…会いてぇよ…」 ?「あれ?かなかなちゃん?」 加奈子「んぁ…?」 ?「かなかなちゃんだよね!?」 加奈子「誰だよクソガキ」 ブリジット「あの…覚えてないかな…?あのコスプレ大会で一緒に出場した…」 加奈子「あー…あのウゼーガキか」 ブリジット「そんな…酷いよ…」 加奈子「メソメソすんじゃねーよ!」 ブリジット「うぅ…ごめんなさい…」 加奈子「チッ…今てめえの相手する気分じゃねーから、じゃあな」 ブリジット「待って!」 加奈子「ぁんだょ!?」 ブリジット「うぅ…あの…もし良かったらまた一緒にコスプレやらない?」 加奈子「やんねーょぅぜぇな」 ブリジット「かなかなちゃんのメルル凄い良かったよ?事務所の人もかなかなちゃんに興味持ってるんだよね…良かったら一度お話だけでも聞いてくれないかな…?」 加奈子「(そんな気分じゃねーんだけどなー…だからってずっとふさぎ込んでるわけにもな…)」 加奈子「別に話ぐらいならいいぜ?」 ブリジット「ホント!?わぁい♪かなかなちゃん!」ダキッ 加奈子「きめぇ!抱きつくんじゃねーょ!」パン! ブリジット「うぅ…酷い…」 408 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 00 36 38.38 ID j3xEa3USO [3/33] …………………… 次の日 加奈子「成り行きで話進んじまった…」 〈明日あたりに親と事務所で話して正式契約ってことになりそ まぁアイドルになるの夢だったし?別に悪くねーよな コスプレっつーのが少し引っ掛かりはするけどまぁこんなもんだろ 加奈子「アイドルになったら…京介とまた付き合えるかな…」 ブリジット「京介?だぁれ?お友達かな?」 加奈子「聞いてんじゃねーよ。クソガキうぜぇ」 409 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 00 42 34.99 ID j3xEa3USO [4/33] ブリジット「かなかなちゃん♪これから暇かな?」 加奈子「暇じゃねぇ。帰るんだょ」 ブリジット「えっ…一緒にご飯食べたいと思ったのに…」 加奈子「奢るなら行ってやってもいいぜ」 ブリジット「いいょ♪かなかなちゃん!行こ♪」ギュッ 加奈子「手にぎんなきめぇ」 ブリジット「うぅ…」 411 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 00 50 31.33 ID j3xEa3USO [5/33] …………………… 京介「…………」 〈今俺は駅前に来ている 桐乃を学校まで迎えに行ったまではいいが、桐乃のやつ… 「今仕事のチェックしたら今日あるみたいなんだよね~あんた駅前あたりで待っててくんない?」 〈なんていいやがるから俺はこの見慣れた駅前で時間を潰そうとフラフラしている。 が、なんせ見慣れてるもんだから特に珍しいモンもない 京介「帰りてぇ…」 〈つーかそもそも桐乃が通り魔に遭うか?あいつなら逆に返り討ちにしそうだが 京介「なんてな」 412 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 00 04.88 ID j3xEa3USO [6/33] ブリジット「ここら辺でいいよね?かなかなちゃん♪何食べたい?」 加奈子「どうせてめえが金出すなら高くてうめぇやつがいいなぁ~」 〈このガキが何か食わせるっつーからガキと腕を組んだ(捕らえられた)まま駅前に連れて来られた… まぁめんどくせぇから近場で済ますべって言ったのは加奈子だけどよ つーかこのガキ、奢れっつったら簡単に承諾したけどそんなに金持ってんのか?だとしたら財布ぐらいなはなるかなぁ 加奈子「なんてな」 413 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 08 54.53 ID j3xEa3USO [7/33] DQN1「こんにちはー!今何してるの?」 加奈子「ぁん?」 DQN2「二人共可愛いねぇ!俺めっちゃタイプだわ」 DQN1「お前ロリコンだもな!」 DQN2「お前に言われたくねーての!!」ケラケラ 加奈子「(ロリ…だと…?)」 DQN1「ねぇ俺達と遊ばない?カラオケでも行こうよ!ねっ?」ギュッ ブリジット「やっ…離して下さい…」 DQN1「手握っただけなのに可愛いー!!!惚れたわ」 ブリジット「うぅ…か…かなかなちゃん………」 加奈子「手ぇ、離せや…」 414 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 15 28.25 ID j3xEa3USO [8/33] …………… 京介「ここはいつ来ても変わんないな…」 京介「(サラリーマンのおっさん。ティッシュ配り、そして、ナンパ。)」 京介「(ナンパっていい出会いあるのか?といつも思う。体目当てが大半なんだろうな)」 京介「(あそこの見るからにDQNの二人もナンパ組か…)」 京介「(てか相手の女の子ちっちゃ!!!って………………………あれ……?)」 415 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 24 14.66 ID j3xEa3USO [9/33] DQN2「って言いながら足震えてるよ?そんな恐がらなくてもいいから、ねっ?」 加奈子「う…うるせぇ!離せって言ってんだょ!そいつは大事な妹分なんだょ!」 ブリジット「かなかなちゃん………」 DQN2「そんな怖い顔しないで?可愛い顔が台無しだよ?笑ってよ!」ギュッ 加奈子「や…やめろってんだょ…!離せ…!京介………!助けて…!」 バキッ!!!!!! DQN2「がっ…!!!!」 京介「誰の手ぇ握ってんだよ」 416 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 40 43.36 ID j3xEa3USO [10/33] 加奈子「京介…………!?」 DQN1「誰だよお前!???」 京介「おめぇらこそ何もんだよ」ドゴッ DQN1「ぐっ…て…てめえ…!」 京介「お前には用はねぇ。痛い目見ないうちに消えろ」ドガッ DQN1「かはっ…ん…だと…コラァ!」 京介「あぁ?なんか言ったか?氏にたいって?」ギロッ DQN1「うっ…くそがっ!」ダッ 京介「こら、起きやがれ」ガッ DQN2「う…うあ!」 京介「誰の!」ドゴッ DQN2「ぐっ…!」 京介「手ぇ!!」バキッ DQN2「や…やめ…!」 京介「握ってんだって言ってんだよ!!!!」ドスッ DQN2「がはっ………」 京介「加奈子の手ぇ勝手に握ってんじゃねぇ…!」ドゴッバキッ! 加奈子「きょっ…京介!もういいからっ!」 京介「……………」ドゴッドガッ 加奈子「京介!!!!!!やめろって!!」ギュッ 京介「……………!」ピタッ 加奈子「ほ…ほら!てめえ!早く消えろ!」 DQN2「す………すいませんっした…!」ヨロヨロ 419 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 46 04.02 ID j3xEa3USO [11/33] 京介「待てやごらぁ!!!!」 加奈子「京介!!!!」ギュッ 京介「……だって!」 加奈子「いぃから!なっ?もういぃから!」 京介「いぃのか…?大丈夫か…?」 加奈子「あぁ!大丈夫だ!ありがとな?」 京介「加奈子っ…!会いたかった…!」ギュッ 加奈子「加奈子も…会いたかったょ……!」ウルッ ブリジット「怖かったよぉ…!助けてくれてありがとうございます…!」ギュッ 京介「お…おぅ!」 加奈子「……おぃこら、京介から手ぇ離せ」 420 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 50 21.09 ID j3xEa3USO [12/33] ブリジット「ご…ごめんねかなかなちゃん…!でもかなかなちゃんもカッコ良かったよ!」ギュッ 加奈子「ち…ちげーよ!全部京介のおかげだっての!」 京介「その子、やっぱそうだ!ブリジットちゃんだ!」 ブリジット「はい!ブリジットです!よろしくお願いします!」ペコッ 加奈子「………」ギロッ ブリジット「うぅ…ごめんねかなかなちゃん…」 京介「でもなんで加奈子がブリジッドちゃんと?」 421 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01 56 47.82 ID j3xEa3USO [13/33] ……ファミレス…… 京介「へぇ~加奈子がブリジットちゃんと同じ事務所に」 加奈子「あぁ、すげぇだろ?」 京介「凄いな」ナデナデ 加奈子「いひひ…//やめろよぉ…///」 ブリジット「かなかなちゃんって凄いんですよ?事務所の人もかなかなちゃんの歌聞いたらすぐ気に入って」 京介「へー!さすがだな」 加奈子「おぃこらブリジット。気安く京介と喋るんじゃねぇ」 ブリジット「うぅ…かなかなちゃんごめんなさい…」 422 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 02 05 46.30 ID j3xEa3USO [14/33] 京介「まぁまぁ…俺の膝の上に座りながら威嚇しても怖くもなんともないぞ」 加奈子「うへぇ…///」 ブリジット「かなかなちゃんって甘えん坊なんだね♪」 加奈子「ぉらそこ、うるせぇぞ」 ブリジット「ごめんね…」 京介「こら加奈子」 加奈子「うっ…すまねぇ…」 京介「飽きたんだよ!」 加奈子「え?」 京介「もううんざりなんだよ!」 加奈子「あぁ…」 京介「あの言葉はなんだったんだ?」 加奈子「京介……」 京介「ん…?」 加奈子「これから加奈子がその理由を言うにはかなり覚悟がいるんだょ…」 京介「やっぱ…裏があるのか…?」 加奈子「ある…」 440 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 21 30 28.19 ID j3xEa3USO [19/33] 京介「教えて?」 加奈子「……………」 京介「加奈子…?」 加奈子「やっぱダメだ…!やっぱこえぇ……恐ろしくて言えねぇ…………」 京介「恐ろしい…?」 加奈子「……」コクッ 京介「何があったんだよ………」 加奈子「実はな……」 …プルルルルル… 京介「ん…あ、悪い。桐乃だ」 加奈子「おぅ…」 京介「もしもし?桐乃?仕事終わったのか?」 桐乃「仕事終わったのか?じゃないわよ!さっきから電話してんのに何で出ないのよ!!何してたの!?」 京介「マジか!?悪い」 桐乃「マジうざい!駅前まで来たんだけどあんた今どこにいんの!?」 京介「ファミレス」 桐乃「ファミレス?じゃぁなんか奢って。あやせもいるんだけどいい?」 京介「あやせ?」 加奈子「…!」 441 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 21 43 59.57 ID j3xEa3USO [20/33] 京介「桐乃よ、二人分奢るのはちょっと…」 桐乃「そう?じゃあさっさと迎えに来なさいよ」 京介「わかったよ」 …プツッ 加奈子「京介…?今あやせって言わなかったか?」 京介「あやせ?あぁ言ったけど…?」 京介「実はさ、今桐乃の送り迎えしてんだよ…んで、今桐乃とあやせが駅前に来てるらしい」 加奈子「あやせが!?……悪い…京介…帰るわ」 京介「どうした?」 加奈子「ぉぃ、ブリジット、行くぞ」 ブリジット「もう帰っちゃうの…?もっと京介さんとかなかなちゃんとお話したぃ…」 加奈子「いいから行くぞ!」 京介「一体どうしたんだよ!?」 加奈子「京介……今日の夜中の1時だ…」 京介「?」 加奈子「1時に公園に来てくれ、そこで全部話すからよ…」 京介「なんで夜中なんだ…?てか夜中は危ないぞ?今通り魔が…」 加奈子「………頼む…」 京介「…………わかった」 加奈子「ブリジット…行くぞ」スタスタ ブリジット「あっ…待ってよかなかなちゃん!………京介さん、また会いましょうね!」ペコッ…スタスタ… 京介「お…おう」 京介「一体…なんだってんだ……」 442 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 21 54 50.42 ID j3xEa3USO [21/33] ………………… 桐乃「あ…やっと来た!」 京介「悪い!ちょっとな」 あやせ「お兄さん!こんにちは!」 京介「おーあやせ」 あやせ「お兄さん…私まで送って頂くなんてホントすいません……でも私…怖くて…」 京介「あぁいいよ。実はな…通り魔に遭ったのは俺の知り合いなんだ…」 あやせ「そうなんですか!?……許せないですね。(良かった、刺して正解)」 京介「あやせも気を付けろよ?もしなんかあったらすぐに駆け付けるからな?」 あやせ「えっ…?本当ですか…?」 桐乃「ちょっと!あたしにそんな事言ってくれたっけ!?」 京介「あぁ、桐乃にも駆け付けるぞ」 桐乃「何その言い方!別にいいし!…早く帰るよ!」プンスカ 京介「…何怒ってんだ?」 あやせ「お兄さん…さっきの言葉、覚えておきますね…絶対、駆け付けて下さい」 京介「…?あぁ、わかってるよ」 あやせ「…フフ」 443 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 22 06 01.84 ID j3xEa3USO [22/33] ………夜中……… 京介「さて…そろそろ行くか…」 …ガチャ 桐乃「あれ?兄貴?どっか行くの?」 京介「いい!?お前起きてたのか…?」 桐乃「おしっこに起きただけ……。で…?どっか行くの?」 京介「ちょ…ちょっと小腹空いたからコンビニにな…」 桐乃「ふぅん…………一緒に行ってあげようか?」 京介「え!?…なんでだよ?」 桐乃「通り魔…」 京介「俺は男だぞ。心配すんな」 桐乃「心配なんかしてないしっ!!」 京介「大丈夫。お前は早く寝ろ…わかった?」ナデナデ 桐乃「う…うん…わかった…き…気を付けてね?」 京介「ありがとよ」 444 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 22 14 41.16 ID j3xEa3USO [23/33] ………公園……… ブリジット「あ!京介さん来たぁ♪」 京介「えぇ!?ブリジットちゃん?」 ブリジット「こんばんはー♪」ギュッ 加奈子「京介わりぃ…こいつにまた夜中京介と会うって言ったら一緒に行くって聞かなくてょ…加奈子んちに泊まりに行くって名分で連れ出したんだ…」 京介「そっか、でもダメだぞー?加奈子に迷惑かけたら」ナデナデ ブリジット「えへへ…ごめんなさい」 加奈子「ぉいこらブリジット!京介と離れやがれ!」 ブリジット「かなかなちゃん…ごめんなさい…」 加奈子「今から京介と加奈子は大事な話があるんだ、おめぇは向こうで遊んでやがれ」 ブリジット「うぅ…わかった…」タッタッ 加奈子「京介…こっちに来てくれ」 京介「おう」 445 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 22 22 55.90 ID j3xEa3USO [24/33] …… 加奈子「率直に言うぞ?加奈子と京介を別れさせたのはあやせなんだょ…」 京介「なんだって…?」 加奈子「京介と最後に会ったあの日…あやせに拉致られたんだ…」 加奈子「気付いたら手足縛られて暗い倉庫みたいなとこにいたよ…」 加奈子「目の前にいたのはあやせだった…」 京介「ちょっと待て!あやせは反省したんじゃないのか…?」 加奈子「んなのフリだよ…」 京介「マジ…かよ…」 447 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 22 44 00.77 ID j3xEa3USO [25/33] 加奈子「そしてあやせは…加奈子が気絶してる間に加奈子の裸の写真を撮ってやがった…」 加奈子「別れないとバラ撒くと脅して来やがった…写真は今もあやせが持ってる…京介に近づいたらいつでもバラ撒けるよぅにな…」 加奈子「それでも別れないって言ったら今度は桐乃の趣味を言いふらすって言ってきた…」 京介「桐乃は関係ねぇだろ…?」 加奈子「あやせは今狂ってやがる…桐乃をも利用できるぐらいにな…」 京介「なんてやつだ……」 加奈子「それでも渋ってたら今度は男数人を連れて来て今から加奈子を犯させると言って来たがった…」 加奈子「別れるって言うしかなかった……当たり前だろ…?…京介以外の男に抱かれるなんてょぉ……絶対に嫌だったんだょぉ………」 京介「加奈子……」 加奈子「加奈子は京介のモンだぞ…?他のやつになんか汚されたくねぇ…」 京介「…加奈子…俺、どうにかなっちまいそうだ、あやせの奴…ぶん殴りてぇ…!」 加奈子「それと…京介…これは黒猫に言うなって言われたんだが…やっぱ…言わない訳にはいかねぇ…」 加奈子「黒猫を襲った通り魔は…多分あやせだ」 京介「なん…だと…?」 加奈子「実は黒猫と一回会ってんだよ、多分それをあやせは気付いてたんだろうな…」 加奈子「黒猫が言ってた…襲われる前…あやせの姿を見たって…」 京介「あやせ…………あいつ…腐ってやがる…」 448 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 22 52 08.36 ID j3xEa3USO [26/33] 加奈子「加奈子のせいだ…加奈子がもっと気を付けていりゃあ…黒猫は…」 京介「加奈子は何にも悪くない!俺だ!俺が悪い…!あやせは反省したと信じきって疑わなかった…!」 加奈子「京介…」 京介「加奈子…大丈夫だ。写真もバラ撒かせない。桐乃の趣味もだ。そして俺は、命を懸けてお前を守る!!!そしてあやせをぶん殴る」 加奈子「京介!」ギュッ 京介「辛かっただろ…?今までごめんな…」 449 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 23 01 43.90 ID j3xEa3USO [27/33] 加奈子「京介…もう我慢できねぇ…チューしてくれょ…」 京介「加奈子…」チュッ 加奈子「んっ…京介…大好きだょ…」 京介「あぁ…」サワッ 加奈子「やっ…!きょ…京介…こんなとこで…!ぅぁ…」 京介「ちょっとだけだから…」 加奈子「ぁっ……ぅん…ちょっと……んっ…だけ……だからなっ…」ギュッ ブリジット「かなかなちゃん…どうしたの???」 京介加奈子「!!!!!!!!!!!」 加奈子「て………てめぇ!!!!!!!」 452 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 23 10 20.70 ID j3xEa3USO [28/33] 京介「ブリジット…?向こうで遊んでなさいって言ったよね…?」 加奈子「なんで言い付けを守らねぇのかなぁ…?」 ブリジット「うぅ…なんか二人共怖いよ…?」 加奈子「京介…手加減するならお仕置きやっちまえ。こいつには少ししつけが必要だかんなぁ」 京介「わかった。」 ブリジット「お仕置き…?な…何ですか…?京介さん…」 456 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 23 20 42.20 ID j3xEa3USO [30/33] 京介「……………」パァン! ブリジット「痛い…!!!…………!!!???」 加奈子「(あれ…?なんで羨ましいんだろ…?)」 京介「言い付けを守らない子は大嫌いだ!!!」パン! ブリジット「や…!やぁ…!ごめんなさい…!叩かないで………ください……!」 京介「殴れって?」グッ ブリジット「ひっ…!違います……!」 京介「じゃあ叩くので我慢だ!」パァン! ブリジット「いたっ…京介さん…やめて…!」 京介「お尻ペンペンだ!」ペン!ペン!モミッペン!ペン! ブリジット「うっ…!あっ!…ごめんなさい!ごめんなさい!」 加奈子「(京介のやつ、今一瞬揉まなかったか?)」 458 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 23 30 48.42 ID j3xEa3USO [31/33] 京介「ダメ!あんまりうるさいと殴るよ?」グッ ブリジット「うぅ……怖いよぉ……」ヒック 京介「泣いてもダメ!」 ブリジット「怖いけど……ヒック…ちゃんと…反省…しますから…」 京介「反省しますから?」 ブリジット「殴らないで…ヒック…叩いて下さい………」 加奈子「(あれ…?調教された…?)」 京介「望み通り叩いてやるよ!このガキが!」パン!パァン! ブリジット「ぁう…//ひぅ…!痛いよぉ…!」 京介「…………………」 ブリジット「うぅ………」プルプル 京介「もう十分反省しただろ……?」ギュッ ブリジット「は…はい…」 京介「これからは言い付けを守るんだぞ?」ナデナデ ブリジット「…京介さんとかなかなちゃんの言うこと聞く!」ダキッ 加奈子「………………」ムカムカ 461 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 23 41 33.52 ID j3xEa3USO [32/33] 京介「加奈子ー!ブリジットちゃん、ちょっと言い付け守るってよ」 加奈子「あぁそうかょ…」 京介「…?」 加奈子「京介、お前ブリジットのケツ一瞬揉まなかったか?」 京介「……!……んな…んなことするわけねーだろ!」 加奈子「ホントかぁ?京介は加奈子の彼氏なんだからな?」 京介「あぁ…(か…可愛い…)」 ブリジット「京介さんはお兄ちゃん♪かなかなちゃんはお姉ちゃん♪」 京介「そっか。…加奈子、ブリジットにはあやせの手が伸びないようにしような…」 加奈子「わかってるょ…」 463 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 23 51 34.77 ID j3xEa3USO [33/33] 加奈子「これからどうする?あやせをどう倒す…?」 京介「まずは黒猫の退院を待とう、あと、桐乃を味方につける」 加奈子「桐乃…?」 京介「あぁ。あいつならきっと心強い味方になってくれる」 加奈子「そうだな…京介に任せる」 京介「だけど全部あやせに気付かれないようにしなきゃならん…かなり慎重に行かなきゃな…」 加奈子「京介…気を付けろょ…?京介にもしなんかあったら…」 京介「心配すんな。」ナデナデ 加奈子「ぅん……」 464 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 00 08 00.86 ID c0VwECtSO [1/25] ……京介の家…… …ガチャ… 京介「さて…どうしたもんか……(桐乃、もう寝たよな…けど…一刻も早く伝えなきゃ桐乃に危害が及ぶかもしれない…覚悟を決めるか)」 京介「起こすか…」 …ガチャ… 桐乃「………すぅー…」 京介「こら、起きろ(桐乃にはぶっ叩いて起こされたっけ…)」 桐乃「ん…………すぅー……」 京介「桐乃!!!」 桐乃「…ん…!…!!!!わっ兄貴…!?」 京介「静かに!」 桐乃「…兄貴……何のつもり……?勝手に入ってきて…//」 京介「話がある」 桐乃「話…?今じゃなきゃダメなの…?」 京介「今だ。今じゃなきゃ……」 桐乃「で…でもまだ心の準備が……//」 京介「俺はもう心の準備はできている。覚悟を決めたからここに来たんだ!」 桐乃「で…でも…私達兄妹だし…」 京介「兄妹だから、お前が必要なんだ!!!」 桐乃「兄貴…///」 京介「だから俺の話を聞いてほしい」 桐乃「…わかった…//」 466 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 00 16 36.34 ID c0VwECtSO [2/25] …… 桐乃「で……話って?…」 京介「実はな、今加奈子に会ってきたんだ」 桐乃「…?加奈子…?え?」 京介「あぁ」 京介「加奈子が俺をふったのには理由があったんだ。まずはこれを伝えておく。俺たちは寄りを戻した」 桐乃「…………………」 京介「それで次の話だg」 桐乃「出てけ!!!」ドガッ 京介「いてっ…んだよ!」 桐乃「知るかっ!!!!意味分かんない!!!出てけ!!!」 …バタン! 京介「んだよ…あいつ…」 桐乃「うっ…ひっく…何なの……?」 467 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 00 33 17.82 ID c0VwECtSO [3/25] 京介「ダメだ…明日話すか……」 ………朝……… 桐乃「…ごちそうさま」 母「もう食べないの?」 桐乃「お母さん…今日休みたい…」 母「珍しいわね…?気分でも悪いの?」 桐乃「…うん…」 京介「…………」 父「………休んだ分予習復習をするのなら1日ぐらい構わないだろう」 桐乃「…ありがと…じゃあ部屋で横になるわ」スタスタ 京介「…………俺もごちそうさま」スタスタ …コンコン …ガチャ 京介「桐乃…」 桐乃「来ないで、今あんたの顔見たくない…」 京介「わかった…落ち着いたら言ってくれ…」 桐乃「今日の夕方…」 桐乃「あんたが帰ってくるまでには落ち着いておくから…」 京介「わかった…帰ってきたら話そう」 …バタン 桐乃「うぅ…兄貴……」ヒック 468 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 00 42 09.07 ID c0VwECtSO [4/25] ……学校…… 京介「はぁー……………」 地味粉「おっきなため息だねぇ」 京介「そらため息もつきたくなるわ…」 地味子「京ちゃん、何かあったの?」 京介「女って怖えのなって話」 地味子「ええ!?京ちゃん、私怖い??」 京介「…………」ジー 地味子「がるるるる…」 京介「何威嚇してんだよ」 469 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 00 45 38.72 ID c0VwECtSO [5/25] 地味子「京ちゃんを元気付けようと思って♪」 京介「わかったわかった。」 地味子「そういえば加奈子ちゃんは元気?」 京介「加奈子?元気元気…///うはは//」 地味子「京ちゃん鼻の下伸びてる」 赤城「加奈子??え??誰誰??」 京介「マイラブリーメルルさ」 赤城「は?」 ……………… 472 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 00 51 39.46 ID c0VwECtSO [6/25] ……………………… 京介「(俺のマイラブリーメルル加奈子たん…会いたいよ…)」 京介「(おっと…いかんいかん…今は早く帰って桐乃と話しなきゃ…)」 あやせ「…(あ、お兄さんだ…)」 あやせ「お兄さん!」タッタッ 京介「ゲッ!(マイ・デス・デビル!!)」 473 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 00 59 33.66 ID c0VwECtSO [7/25] あやせ「ゲッって…お兄さんは私が嫌いなんですか?」 京介「いや!んなことはないよ?どうしたんだ?(目に光無い……)」 あやせ「これから帰りですか?どこか寄って行きませんか?」 京介「ごめん…今日は早く帰らなきゃ…」 あやせ「どうしてですか?」 京介「ちょっと用事が…」 あやせ「何のですか?」 京介「…………………」 あやせ「決まりですね♪どこがいいですか?お腹空いてますか?」 京介「いや…あんまり…」 あやせ「じゃあ私の家に来ませんか?」 京介「いや…」 あやせ「こっちです♪」ギュッ 475 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 01 08 12.39 ID c0VwECtSO [8/25] 京介「ちょっ…あやせ…」 あやせ「何でしょう」 京介「俺…用事が…」 あやせ「逃げるんですか?」 京介「あの…(殴りてぇ…でも殴ったら…ここは我慢だ…」 …プルルルルル 京介「(ん…あ、加奈子だ…)」 あやせ「誰ですか?」 京介「えっと…同級生の赤城だ…」 あやせ「女性ですか?」 京介「いや、男だよ…」 あやせ「出ないんですか?」 京介「ど…どうせ下らないことだしな…(すまねぇ加奈子!今出たら刺される…)」 あやせ「じゃあ私の家に行きましょうか」 477 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 01 24 02.16 ID c0VwECtSO [9/25] あやせ「お兄さんはそんなに私が嫌いですか…」 京介「嫌いなんかじゃ…」 あやせ「じゃあ送るだけでいいです。通り魔が怖いので一人で帰ったら危ないので」 京介「わかった…(その通り魔が今俺の目の前にいるんだが)」 …………トコトコ……… あやせ「この近くですよね。通り魔事件があったの」 京介「あぁ…そうなのか」 あやせ「えぇ」 京介「随分詳しいんだな」 あやせ「………………」 あやせ「襲われた女の子は…どんな気持ちだったんでしょうか」 京介「さぁな(少なくとも俺よりはお前のほうがわかるだろうよ)」 あやせ「さぞ怖かったでしょうね」 京介「だろうな。」 478 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 01 32 55.90 ID c0VwECtSO [10/25] 京介「怖くて怖くてたまらなかっただろうよ。…傷つくのは体だけじゃないんだらな」 あやせ「…(心、ですか。そんなの知ってますよ。だって、心を挫くのが目的だったんですから。)」 京介「あやせ」 あやせ「なんでしょう」 京介「お前の家から随分近いのな」 あやせ「そうですね」 京介「気を付けろよ」 あやせ「お兄さんも」 京介「あぁ、かなり気を付ける」 480 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 01 37 48.26 ID c0VwECtSO [11/25] あやせ「では、お兄さん、私の家に着いたので…」 京介「あぁ、またな」 あやせ「上がって行きませんか?」 京介「今日はやめとく」 あやせ「そうですか」 京介「じゃあ…またな」 あやせ「はい。ありがとうございました。」 京介「おぅ」 あやせはずっと俺の背中を見送っていた。見えなくなるまで、ずっと… 488 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 02 06 59.29 ID c0VwECtSO [17/25] 悪びれた様子もなくよくあんなこと言えたもんだ あやせは本当に腐っちまったんだな… 黒猫…怖かったよな… 京介「考えたら考えるだけ腹立つだけだな……」 震える拳を抑えながら俺は桐乃の待つ家へ急いだ 489 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 02 16 30.29 ID c0VwECtSO [18/25] …………………… …コンコン 京介「桐乃、起きてるか?」 桐乃「入って」 …ガチャ 京介「桐乃」 桐乃「…………」 京介「話…聞いてくれる気になったか?」 桐乃「…うん…聞くだけ聞いてあげる」 桐乃「その代わり…惚気話だったら蹴るから」 京介「そんなもんじゃない……」 〈昨日、加奈子と話したこと全てを桐乃に打ち明けた 深刻な表情でそれを聞いていた桐乃の姿はまるで桐乃じゃないみたいだった 桐乃「それ…全部本当の話なの?」 桐乃「加奈子があんたと寄りを戻したいが為の嘘とは考えないの?」 490 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 02 23 40.24 ID c0VwECtSO [19/25] 京介「実際黒猫もあやせの姿を見てるんだ。黒猫が嘘をつく理由があるか?」 桐乃「加奈子が黒猫を脅しているんじゃないの?そう言えって」 京介「加奈子はそんな女じゃねーよ!!!」 桐乃「……………」 京介「加奈子は…辛いんだ…毎日怯えてたんだよ…!」 桐乃「加奈子加奈子うっさい…」 京介「お前が加奈子を疑うようなことを言うからだろ!」 桐乃「そんなに加奈子が好きなら加奈子の家に行けば…あたしはもう知らない…」 京介「お前の力が必要なんだ!」 桐乃「………都合、いいよね…」 491 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 02 33 26.96 ID c0VwECtSO [20/25] 桐乃「加奈子と付き合ってる時は加奈子ばっかりかまって…別れた後、ずっと兄貴の傍にいたのは誰!?あたしでしょ!?」 桐乃「それをあっさり寄りを戻しました。加奈子が可哀想。あやせを倒したいから力を貸せ。…都合良すぎるんだよ!!!!」 京介「そんなつもりじゃ…」 桐乃「あやせに利用されて…兄貴に利用されて………もう……おかしくなりそう……」 京介「桐乃…」 桐乃「ねぇ…兄貴さ…あたしをどうしたいワケ…?」 492 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 02 41 32.29 ID c0VwECtSO [21/25] 桐乃「一番大事なのは加奈子?あたし?」 京介「どっちも大事だ」 桐乃「加奈子か…どうせ気遣ってんでしょ…?」 桐乃「うざいよね…あたし。ホントどうかしてる…」 京介「………」ギュッ 京介「お前は俺が傷ついた時傍にいてくれた。だから…お前が傷ついた時は傍にいてやる…それじゃダメか…?」 桐乃「……こーゆー事するからおかしくなるんだよ…離せ…!」 京介「離さん!」 桐乃「なんで…」 京介「妹だからだ」 桐乃「妹…か…」 493 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 02 49 10.18 ID c0VwECtSO [22/25] ……プルルルルル… 京介「あ…加奈子だ…」 桐乃「………」 京介「もしもし?」 加奈子「かなかなだけどー。桐乃と話したかぁ?」 京介「今話してるとこかな。」 桐乃「あーあにきー。そんなとこ触っちゃだめだよー。(棒」 京介「ちょっ!おまっ!」 加奈子「きょ…京介?今の…」 桐乃「あにきのって結構大きいんだねー。(棒」 京介「桐乃!何言って…」 …プツッ 京介「加奈子?もしもし!もしもーし!」 494 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 02 55 31.10 ID c0VwECtSO [23/25] 京介「桐乃ー!!!!!」 桐乃「あーすっきりした。このぐらいのイタズラ可愛いもんじゃん。」 京介「誤解されたって絶対」 桐乃「知らない!」 京介「はぁ…」 桐乃「協力してあげる」 京介「え?」 桐乃「だから!あやせを倒すんだっけ?協力してあげるって言ってんの!!!」 京介「い…いいのか…?」 桐乃「べっ別にあんたのこととかどーでもいいから!あたしの趣味を言い振らされるのが嫌なだけ。あんたは関係なし!」 京介「そっか!よし!ありがとうな!桐乃!」 496 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 03 06 53.65 ID c0VwECtSO [24/25] ……………………… …プルルルルル… 加奈子「この電話はシスコンからはお繋ぎできません~」 京介「あの…かなかなちゃん?」 加奈子「シスコン」 京介「違うんだよ!あれは…」 加奈子「わかってるょ。桐乃のイタズラだろ?」 京介「なんだ…わかってくれてたか…」 加奈子「棒読みだったからなぁ。んで?桐乃は協力してくれるって?」 京介「あぁ。協力してくれる」 加奈子「良かったじゃねぇか。」 加奈子「でもどうすんだ?この後は」 京介「んー…明日あたり黒猫のお見舞いに行ってくる。話も聞きたいしな。」 加奈子「ん…そうだな…加奈子もいきたぃ」 京介「一緒に行くか?」 加奈子「ぃくー」 京介「わかった。じゃあ明日行ってみよう。病院については知り合いに当たってみるわ」 加奈子「ぅん。」 504 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/23(日) 22 16 09.17 ID A835Dgwy0 [3/15] ・・・・・次の日・・・ ・・・・病院・・・・・・ ・・・ガラッ・・・ 黒猫「・・・?あら・・・?あなた達、よく此処にたどり着けたものね」 京介「よう、黒猫、久しぶりだな。」 黒猫「ええ、そうね。まさかが私が闇討ちに遭うとは思わなかったわ」 京介「黒猫、加奈子から話は全部聞いた」 黒猫「・・・・・そう・・・・」 京介「・・・すまなかった・・・」 黒猫「あなたが謝るべきことではないわ。」 スッ 加奈子「黒猫・・・」 黒猫「あら、あなたも来たの、お久しぶり」 加奈子「黒猫、すまん・・・」 黒猫「・・・はぁ、あなたちはお似合いね・・・」クスッ 505 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/23(日) 22 25 37.38 ID A835Dgwy0 [4/15] 黒猫「でもその様子だと、二人は上手くいったようね。」 京介「あぁ、黒猫のおかげだ」 黒猫「私は関係ないわ。それより、私、明日退院だから」 京介「もう、大丈夫なのか?」 黒猫「私を誰だと思っているの?このぐらいの傷、たいしたことないわよ。」 京介「そうか・・・よかった。」 黒猫「こんなとこでくすぶっていられないわ。私を襲ったあの女に一言言ってやらないと気が済まないの。」 加奈子「あぁ!あやせをやっつける!」 黒猫「えぇ、そうね。やりましょう」 ・・・ガラッ 桐乃「勝手に話進めんな!」 京介「桐乃!?」 沙織「京介氏、拙者も出陣したでござるよ!きりりん氏から全て聞き申した!」 506 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/23(日) 22 35 56.33 ID A835Dgwy0 [5/15] ブリ「かなかなちゃん!おいてかないでよぉ・・・」 加奈子「ブリジット!ついてきたのか!」 桐乃「加奈子・・・この前は酷いこと言ってごめん!あたし、あやせに騙されてた・・・」 加奈子「桐乃・・・」 黒猫「あら珍しい、素直に謝ることを始めてみたわ」 沙織「拙者も始めて拝見致しまする」 京介「俺もだ。」 桐乃「あんたらうっさい!!」 加奈子「桐乃、加奈子こそ悪かった・・・正直に桐乃に言えばよかったょ・・・」 黒猫「あなたたち、やめてくれない?しんき臭いわ。諸悪の根源はあやせって女よ。」 黒猫「それで?これからどうするの?何か策はあるのかしら?」 京介「そうだなぁ。」 507 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/23(日) 22 54 50.49 ID A835Dgwy0 [6/15] 京介「あやせは犯罪になる事をした。警察に突き出したいところだが、それは最終手段にしよう」 桐乃「うん。親父は刑事だし、事情を説明すれば、いつでも動いてくれるだろうしね。」 京介「まずは、あやせの脅迫材料を無効化すること。それだな」 京介「まずは、加奈子の写真を奪う。」 加奈子「加奈子にやらせてくれ!あやせぶん殴って取り返してやる!!!」 黒猫「落ち着きなさい。それができたらこの人がもうやっているわ」 京介「写真を奪っても、カメラを奪わなきゃ、意味が無い。」 加奈子「そ・・・そうか。」 京介「カメラは多分・・・あやせの家にあるだろう。」 510 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 09 30.72 ID A835Dgwy0 [7/15] 桐乃「それなら任せて!あやせに家には行ったことがあるし、どこに何があるかぐらいならわかるから。」 桐乃「まだあやせはこっちの動きに気づいてないみたいだし、遊びに行きたいって言えば家に入れてくれるでしょ」 京介「そうだな。桐乃、頼んだぞ。その時ついでに写真も奪ってきてくれ。」 桐乃「わかった。」 京介「次に桐乃の趣味の暴露。こっちの対策はどうする?」 桐乃「はぁ?そんな事勝手に言わしておけばいいじゃない?」 加奈子「ぇ?大丈夫なのか?」 桐乃「この際仕方ない・・・それに、それでクラス中に嫌われても・・・・あんたたちが・・・いてくれれば・・・さ」 黒猫「クスッ・・・あなたも変わったものね」 桐乃「うっさい!」 512 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 19 07.63 ID A835Dgwy0 [9/15] 京介「とにかく!この二つの脅迫材料さえ無効化しちまえばこっちのもんだ!桐乃、明日にでも作戦を実行してくれ」 桐乃「わかった」 黒猫「私はどうすればいい?」 京介「あやせが黒猫を襲ったという確証がほしい。それについては、考えてある・・・・」 ・・・・次の日・・・・ ・・・・学校・・・・・ 桐乃「あやせー」 あやせ「何??」 桐乃「今日さ、遊ばない?どうせ暇だし」 あやせ「そうだね♪どこか寄ってく?」 桐乃「んー久々にあやせんち行きたいなぁー」 513 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 27 09.97 ID A835Dgwy0 [10/15] あやせ「珍しいね?」 桐乃「・・ん、まぁさ、たまにはいいかなーって」 あやせ「そう?別にいいよ。じゃぁ行こっか」スタスタ 桐乃「うん!」チラッ 加奈子「(頼んだぜ・・桐乃・・)」グッ 桐乃「(任せておいて)」グッ ・・・・・・・・・・・・ あやせの家 あやせ「何か飲み物取ってくるからさ、ちょっと待ってて」 桐乃「わかった(じゃぁ・・・探そうかな・・・)」ガサゴソ 桐乃「(あっ!カメラ!これかな?・・・)」カチャ・・・ 桐乃「(あった・・・加奈子だ・・・!けど・・・これを持って帰るには・・・)」 桐乃「(そっか、データーを消しちゃえば・・・)」 あやせ「桐乃?何してるの?」 514 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 31 18.53 ID A835Dgwy0 [11/15] 桐乃「・・・わっ!あやせ!!!」 あやせ「そのカメラ、返して?」 桐乃「うっ・・・ご、ごめん・・」スッ 桐乃「そのカメラ・・・いいカメラだなぁ、と思って!」 あやせ「・・・・・・・・・・」 桐乃「た・・・高かったんじゃない・・・?」 あやせ「うん。結構」 あやせ「桐乃」 桐乃「な・・・何??」 あやせ「桐乃が見たいのって・・・これでしょ?」スッ 桐乃「!!!!!!!」 515 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 37 12.08 ID A835Dgwy0 [12/15] ・・・・・・・・・・・・・・・ 京介の学校 京介「(桐乃のやつ・・・上手くやってっかな)」 地味子「京ちゃん~?考え事?」 京介「ん?あぁ、ちょっとな」 地味子「加奈子ちゃんのことかな?」 京介「それもある。まぁいろいろとさ」 地味子「えぇ~、教えてよ~」 京介「お前は、関わるなよ。危ないからな」 地味子「ん~?なんのこと~?」 京介「こっちの話~」 516 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 41 24.83 ID A835Dgwy0 [13/15] ・・・・・・・・・・・・ あやせ「気づいてないと思った?」 桐乃「・・・・・・っ」 あやせ「この写真を奪いに来たんでしょ?」 あやせ「残念。桐乃は味方だと思ったのに」 あやせ「加奈子に味方するんだ?」 桐乃「味方とか敵とか・・・あやせ、もう止めよう?」 あやせ「なんで?なんでやめなきゃいけないの?」 あやせ「桐乃、私の味方になってよ」 あやせ「一緒に加奈子を消そう?そうすれば、お兄さんは・・・」 桐乃「あやせ・・・・」 517 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 47 33.89 ID A835Dgwy0 [14/15] あやせ「桐乃だって、加奈子を許せないはず。」 桐乃「なっなんで・・?」 あやせ「大事なお兄さんが取られたから」 桐乃「そんな・・・・」 あやせ「本当は加奈子が憎いはず」 桐乃「・・・・・・・」 あやせ「桐乃、加奈子とお兄さんが別れればお兄さんは桐乃を見てくれる」 桐乃「・・・・・・・」 あやせ「私に任せて?桐乃、親友でしょ?」 あやせ「私、桐乃は傷付けたくない。」 桐乃「・・・・」 519 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/23(日) 23 57 19.72 ID A835Dgwy0 [15/15] 桐乃「あやせ・・・」 あやせ「何?」 桐乃「あたしね、兄貴大好きなんだ。あやせの言うとおり。今までずっと兄貴なんで大嫌いって素振り見せてたけど・・・」 あやせ「でしょ?なら・・・」 桐乃「兄貴と加奈子が付き合ったとき、なんで加奈子と・・・とか加奈子、兄貴を取らないでって思った・・・」 桐乃「別れたって聞いた時も・・・あたし、うれしかったんだ・・・」 桐乃「だけど・・・違った・・・兄貴、泣いてたんだよ」 桐乃「それを見た時、あたしってなんてやつなんだろう・・・兄貴大好きなくせに兄貴の不幸を喜んだんだ・・・って」 桐乃「そりゃ、兄貴が自分のことだけを見てくれるってんなら、嬉しいよ?」 桐乃「けど、そのために兄貴を傷つけるのは間違ってる!」 桐乃「今まで兄貴はあたしを助けてくれた。そして、これからも、助けてくれる。きっと」 桐乃「だから、あたしは兄貴を守る!あやせ、あんたが兄貴を傷つけるってんならあたしが許さない!」 521 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 00 05 21.60 ID AWVP6/5G0 [1/5] あやせ「・・・・・・・・」 桐乃「あやせ、もうやめよ?元に戻ろうよ・・・前までの優しいあやせに戻って!」 あやせ「・・・・・前までの私って、何」 桐乃「美人で、優しくて、友達想いのあやせに」 あやせ「友達想い?私が?」 桐乃「うん・・・自分よりも、あたしのこと考えてくれて・・・」 あやせ「プッ・・・桐乃、私が自分よりも桐乃のことを考えてたって???あはははははは!!!」 桐乃「あやせ・・・?」 あやせ「笑わせないで」 あやせ「憎かったよ。自分より可愛くて自分より人気が良くて、自分より成績良くて、 自分より仕事ができて、自分の好きな人とずっと一緒に居れる立場のあんたが」 522 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 00 14 16.60 ID AWVP6/5G0 [2/5] 桐乃「え・・・?」 あやせ「何をしても桐乃には勝てない。だから私はあんたの傍にいることにした。」 あやせ「それはあんたに憧れたからじゃない。あんたの弱点を探るため。あんたの弱みを握るため。」 桐乃「あやせ・・・そんな・・・」 あやせ「一つでいい・・・何か一つ、あんたより上に行きたい・・・ずっとそう思ってた。」 あやせ「そしたら、やっと見つけた。あんたの趣味。」 あやせ「嬉しかったなぁ。すぐにでも暴露してやろうかとも思った。」 あやせ「けど、そうしなかった。」 あやせ「なぜだかわかる?何もあんたが可哀想だからとかあんたの親友だからってわけじゃない。」 あやせ「もっと、もっとあんたは上に行く。その時に、どん底に引き落としたい。そう思っただけ」 523 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 00 21 22.01 ID AWVP6/5G0 [3/5] 桐乃「あやせ・・・そんな・・・」 あやせ「これでわかった?これが本当の私。私を見下してるあんたは気づかなかっただろうけど」 桐乃「み・・・見下してなんか・・・」 あやせ「見下してだ!どうせこいつは私になんか勝てない。って目で見てた!」 あやせ「せめてお兄さんだけは私のものにしたかったな・・・あんたの大事なお兄さんは!」 あやせ「お兄さんは好き。けど、好きになったのはあんたの兄貴だから。あんたの宝物だから。」 あやせ「ふぅ、喋りすぎたかな。もう、桐乃、もうあんたいらない。消えてもらおうかな。」 桐乃「・・・許せない・・・」 あやせ「何?」 桐乃「許せない!」 541 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 22 07 20.82 ID E81zMC5U0 [2/16] 桐乃「許せない!嘘でしょ?あたしを憎かったとか・・・嘘だよね?」 あやせ「・・・・・・・・」 桐乃「あやせ!!あんた嘘嫌いでしょ?ならホントの事言ってよ!」 あやせ「うるさい!!!うるさいうるさいうるさい!これが本当の私!!・・・消えて!!!」シャキン 桐乃「ひっ・・・!」 あやせ「・・・・・っ!」 なんで・・・?なんで、腕、動かないんだろう・・・ こんなやつ・・・!消えて当然なのに・・・ 桐乃「・・・あ・・・あやせ・・?」 桐乃・・・?なんで、そんな悲しい目をするの・・・?怖がってよ・・・ やめてよ・・・そんな目で見ないでよ・・・ 542 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 22 16 04.81 ID E81zMC5U0 [3/16] 違う・・・私が・・・桐乃を刺せないんだ・・・ なんで?こんなに憎いのに・・・! 桐乃「あや・・・せ?どうしたの・・・?」 どうして逃げないの・・・?どうして私の心配をするの・・・?やめてよ・・・・ 動いて・・・動いてよ・・・私! あやせ「・・・・・・・!」 あやせ「あんたなんて・・・消す価値もない・・・早く出てって」 桐乃「・・・・?あやせ・・?」 あやせ「消えて!!!!今すぐ!私の前から居なくなって!!!!」 桐乃「あやせ・・・・待ってるからね?私・・・本当のあやせに戻ってくれるの・・・」スタスタ 543 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 22 23 51.38 ID E81zMC5U0 [4/16] ・・・・・・・・・・・ 地味子「今日もお疲れさまだねぇ~」 京介「あぁ、そうだな。」 地味子「今日は真っ直ぐ帰るの?」 京介「ん~・・・」 ・・・・プルルル・・・ 京介「ん?加奈子か」ピッ 加奈子「京介ぇ?」 京介「どうした?桐乃から連絡あったか?」 加奈子「ぃや、まだこねぇよ。これから会わね?」 京介「ん?いいけど、どうかしたのか?」 加奈子「なんかさ~・・・一人で連絡待ってるの落ち着かねぇっつーか。一緒に居てくんねぇかな?」 京介「ん。そうだな。じゃぁ、公園で待っててくれないか?今向かう」 加奈子「うぃ~す」 ・・・プツッ 京介「わり、ちょっと加奈子んとこ行ってくるわ。」 地味子「はは♪ラブラブなんだねぇ~」 京介「まぁな。じゃぁまた明日!」 地味子「うん!また明日~」 京介「おう。」タッタッタ 544 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 22 30 55.38 ID E81zMC5U0 [5/16] ・・・・・・・ あやせ宅 あやせ「桐乃・・・待ってて・・・くれるんだ・・・」 こんな私をまだ・・・必要としてくれるのかな・・・ でも・・・なんで・・・?いっぱい・・・酷いことしたのに・・・ ・・・!!!!・・・そうだ・・・酷いこと・・・いっぱいしたんだ・・・ もう・・・後戻りなんて・・・できない・・・ もう・・・できない!!! ・・・プルルルル・・・ あやせ「・・・!」 ・・・ピッ・・・ あやせ「何・・・」 545 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 22 37 25.13 ID E81zMC5U0 [6/16] 地味子「京ちゃん・・・加奈子ちゃんと会うって・・・」 あやせ「そう・・・ですか・・・」 地味子「うん・・・」 あやせ「場所は・・・」 地味子「公園・・・って、言ってた」 あやせ「・・・わかりました」 地味子「あやせ・・・ちゃん・・・私、もう止めたい・・・」 地味子「確かに京ちゃんのこと、好きだけど・・・こんなの・・・よくないよ!!」 あやせ「そう・・・ですか・・・」 地味子「あやせ・・・ちゃん?」 あやせ「わかりました・・・好きにしてください・・・」 地味子「いいの・・・?あやせちゃんも・・・一緒にやめよう?全部全部、京ちゃんに言って、謝ろう??」 あやせ「・・・・・・・」 地味子「私も悔しくてあやせちゃんに味方した。だから私も悪い!一緒に謝ろう!?」 あやせ「許してくれませんよ・・・私なんか」 546 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 22 45 19.87 ID E81zMC5U0 [7/16] 地味子「許してくれるよ!!!京ちゃんなら!」 あやせ「・・・・そうですね、優しいですからね、お兄さん」 地味子「だから、一緒に・・・」 あやせ「だから嫌なんです」 あやせ「ここまでしたのに・・・どうして許してくれるんですか・・・?桐乃も・・・いっそ嫌われたほうが・・・いいです・・・」 あやせ「当然じゃないですか!こんなに・・・こんなに酷いことしたんですよ!?どうしてみんな・・・」 地味子「みんな、あやせちゃんが大好きだからだよ・・・」 あやせ「大・・・好き?」 地味子「京ちゃんも、桐乃ちゃんも、加奈子ちゃんも、みんなあやせちゃんが大好きなんだよ・・?だかr」 あやせ「やめてください!」 あやせ「大好き?・・・ならなんで誰も傍にいてくれないんですか!みんな・・・私の事なんか・・・」 547 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 22 53 56.54 ID E81zMC5U0 [8/16] 地味子「それは・・・違うよ・・・?みんなあやせちゃんが心配・・・」 あやせ「どうしてですか?」 地味子「あやせちゃんが大切だから」 あやせ「大切ならどうして傍にいてくれないんですか?どうしてみんな離れて行くんですか?」 地味子「あやせちゃん・・・もしかして・・・寂しい?」 あやせ「・・・・・」 地味子「寂しいから・・・こんな事・・・」 あやせ「私は・・・!私を見てもらいたいだけなのに・・・」 あやせ「どうして・・・どうして・・・こんなこと」グスッ 地味子「言おう?みんなに・・・寂しいって」 あやせ「・・・・・」 地味子「自分の口で、言うの。寂しい。って・・・」 あやせ「・・・・みんな・・・許してk」 地味子「許してくれる!!!!私を信じて!!!ずっと・・・あやせちゃんの味方だった私を信じて!!!!」 あやせ「・・・・・・・わかりました・・・・・・謝りに・・・行きます」 地味子「うん・・・!」 ・・・・プツッ 549 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 06 07.67 ID E81zMC5U0 [9/16] あやせ「もう・・・やめよう・・・」 こんなこと・・・もうやめよう・・・ 全部全部・・・話して・・・許してもらおう・・・ でも・・・怖い・・・許してくれなかったら・・・私 あやせ「はっ・・・!」 あの女は、お兄さんの幼馴染だから、許してもらえるかもしれない。けど私は何・・・? お兄さんにとってはただの妹の友達、それに知り合いの命を狙った憎い女 あやせ「大丈夫・・・大丈夫!・・・もし、許してくれなかったら・・・その場で自分の命を・・」 あやせ「大丈夫・・・!お兄さんは優しいから・・・!」 あやせ「行こっか・・・」 551 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 14 51.82 ID E81zMC5U0 [10/16] ・・・・公園・・・・ 加奈子「京介ぇ?桐乃の連絡おせぇなぁ?」 京介「んー、そうだな。何もなければいいのだが・・・」 加奈子「さすがに桐乃にはなんもしねぇだろ?」 京介「だといいがな・・・」 あやせ「・・・・・・・・・」トコトコ・・・ 京介「ん?・・・・!!!!あやせ!?」 加奈子「!?」 あやせ「お兄さん・・・加奈子・・・」 二人共・・・・どうして・・・そんな目で見るの・・・? やめてよ・・・そんなに警戒しないで・・・? あやせ「わ・・・わた・・・」 謝るの!!!ごめんなさいって・・・! 552 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 19 44.47 ID E81zMC5U0 [11/16] あやせ「・・・・・・・・・」 加奈子「・・・・・・・・・」 ・・・・・・・謝る・・・?なんで・・・? ねぇ、加奈子、なんでそんな目で私を見てるの?謝らなければいけないのは加奈子じゃない? そう・・・全て・・・こいつがいけないんだ・・・ 元はといえばこいつのせいで、お兄さんも、桐乃も、みんな傍からいなくなった こいつされ居なくなれば、私は・・・・ もう、後戻りはできない あやせ「消えて、加奈子」ダッ!!!!! 加奈子「うわっ!!!」 京介「あぶねぇ!!!!!!!!!!!」ガバッ グサッ!!!!!!! あやせ「・・・・・・!」 553 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 28 35.31 ID E81zMC5U0 [12/16] 加奈子「・・・!!!!」 あやせ「・・・あ・・・あぁ・・・!」 加奈子「きょ・・・きょう・・・・すけ・・・・?」 京介「・・・・・・はは・・・無事・・・か・・・?」バタッ あやせ「違う・・・・!違う・・・!私は・・・・!」 加奈子「京介!!!!!」 京介「はは・・・血、やべぇ出てる・・」 加奈子「しっかりしろ!!!!・・・!嫌だよ!!!京介!!!!!!」 トコトコ・・・ 地味子「・・・・!」 地味子「京ちゃん!?」ダッ 京介「まな・・み・・・か・・・」 地味子「あやせちゃん!!!なんで・・・・!?」 あやせ「違う・・・違う・・・私は・・・違う・・・・こんなことをするために・・・来たんじゃない・・・!」 加奈子「早く救急車呼んでくれ!」 地味子「わ・・わかった・・・!」ピッ あやせ「違うの・・・・!信じて・・・!」 加奈子「あやせ・・・・・・てんめぇ!!!!!!!!!」ドゴッ あやせ「ぐっ・・・・!加奈子・・・・違うの・・・!」 加奈子「これで満足かょ!!!!!!お前はこれで満足なのかょ!!!!」 554 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 36 38.99 ID E81zMC5U0 [13/16] あやせ「違う・・・!私は・・・・・・!!!」 加奈子「何が・・・何が違うんだょ!!!!」グィッ 地味子「加奈子ちゃんやめて!今はそんなことしてる場合じゃない!救急車今くるから!」 加奈子「・・・くっそぉ・・・京介・・・・」 あやせ「加奈子・・・ごめん・・・ごめん・・・」 加奈子「・・はっ!!桐乃・・・桐乃はどうしたんだよ!てめぇんちに行ったんだろ!?」 あやせ「桐乃・・・もう帰った・・・帰った・・・何もしてない・・・ごめんなさい・・・!」 ・・・プルルルル・・・ 加奈子「桐乃!!!京介が刺された・・!早く来てくれ!公園!」 桐乃「え?何!?何!!?」 ・・・プツッ ピーポーピーポー 555 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 42 19.62 ID E81zMC5U0 [14/16] ・・・救急車・・・ 加奈子「京介・・・!もう着くからな・・・?逝っちまぅなよぉ・・?」 地味子「京ちゃん・・・」 あやせ「・・・・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」 京介「・・・・・・・・・・」 加奈子「ぉい!頼むょ!!!てめぇ医者だろ!?京介絶対助けてくれょ!?」 医者「全力を尽くします。今は、握っててあげてください」 加奈子「きょうすけぇ・・・・・!」ギュッ 京介「・・・・・・・・・・・・・」 556 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 47 31.22 ID E81zMC5U0 [15/16] ・・・病院、処置室前・・・ 桐乃「加奈子っ!!」ダッ 加奈子「桐乃・・・」 桐乃「兄貴は!!!???」 加奈子「今、この中だ・・・」 母「京介・・・!」 父「誰が京介を!」 あやせ「・・・・私です・・・」 桐乃「・・・・っ!あやせっ!!!!あんた!!!」グィッ あやせ「桐乃・・・・私・・・戻れなかった・・・元に・・・戻れなかった・・・・・・」 父「・・・・・今、部下を呼んでくる・・・ここは頼んだぞ。」 母「はぃ・・」 557 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/24(月) 23 55 36.66 ID E81zMC5U0 [16/16] あやせ「私・・・嬉しかった・・・桐乃が、待っててくれるって言ってくれて・・・」 桐乃「じゃぁなんで!?なんで兄貴を!!」 あやせ「・・・・・・・・ごめん・・・・・」 母「うっ・・・うぅ・・」グスッ 桐乃「自分のしたことわかってんの!?あんた!!」 あやせ「・・・・ごめんなさい・・・私・・・謝るつもりだった・・・なのに・・・!」 桐乃「嘘!最初からこうするつもりだったんでしょ!?」 地味子「桐乃ちゃん・・・違うよ・・?あやせちゃんの言ってることは本当なんだ・・・・」 桐乃「なっ・・・なんであんたがっ?」 地味子「桐乃ちゃん・・・ごめんなさい・・・私、京ちゃんの行動を見張ってたの・・・」 加奈子「は?なんだって・・・?」 地味子「ずっと・・・そしてくまなくあやせちゃんに報告してた・・・ごめんなさい・・・」 桐乃「っ・・・・あんたたち・・・最低・・・・兄貴をどれだけ傷つけたら満足するの・・・」 558 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 00 01 29.62 ID 1bNRODH+0 [1/4] 地味子「だから・・・今日二人で謝ろうとした・・・だけど・・・」 桐乃「呆れた・・・あんた・・・一応幼馴染だからって・・・少しは信用してたのに・・・」 加奈子「・・・・・」 父「こっちだ。」 部下「はい。君・・・だね?」 あやせ「・・・・・はい・・・・・・」 部下「ちょっと話聞かせてもらうから、署まで来てくれる?」 あやせ「・・・・・はい・・・」 父「加奈子ちゃん。君にも話は聞く事になるだろうが、今は京介の傍にいてやってくれ。」 加奈子「はぃ・・・」 地味子「あのっ・・・私も行きます・・・」 部下「さぁ、行こうか」 あやせ「・・・・・・」スタスタ 572 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 21 48 30.42 ID D7djP7RQ0 ウィーン・・・ 母「先生!京介は・・・」 医者「最善は尽くしました。」 加奈子「大丈夫なのかょ!?本当に大丈夫なんだろうな!?」 医者「後は本人の生命力に任せましょう。」 桐乃「兄貴・・・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・病室・・・・・・・ 桐乃「・・・・・・・・」 加奈子「・・・・・・・」 ガラッ・・・ 母「・・・二人とも・・・お腹空いたでしょ?向こうに食堂があるから・・・何か食べましょう・・?」 桐乃「・・・・加奈子、どうする?」 加奈子「・・・・・」フルフル 桐乃「そう・・・」 母「桐乃・・・今は二人にしてあげましょう・・」 桐乃「・・・わかった・・・」スタスタ 573 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 21 54 35.95 ID D7djP7RQ0 加奈子「京介・・・・・」 京介「・・・・・・・」 加奈子「言ってくれたよな・・・命を懸けて守ってくれるって・・・」 加奈子「ありがとうな・・・守ってくれて・・・」 加奈子「・・・加奈子・・・こんなんだけどょ・・・借り返さねぇと気済まねぇタチなんだ・・・」 京介「・・・・・・・・・」 加奈子「だから・・・これからは京介を守る!」 京介「・・・・・・・・・」 加奈子「なぁ・・・目覚ましてくれよ・・・」 加奈子「なんか・・・なんか言ってくれょ!」 加奈子「シカト・・・しないでくれよ・・・」 ガラッ・・・ 黒猫「・・・!・・・」 574 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 01 44.51 ID D7djP7RQ0 加奈子「黒猫・・・京介・・・目・・・覚まさねぇ・・・」 黒猫「大丈夫・・・この人は強いわ」 加奈子「もし・・・このまま・・・」 黒猫「縁起でもないこと言わないで頂戴・・・」 加奈子「けど・・・」 黒猫「・・・・!」 パァン! 加奈子「・・・!何・・・すんだょ・・・」 黒猫「しっかりして!!あなたがそんなんでどうするの!?」 黒猫「この人は他の誰よりあなたに信じていてほしいはずよ!?」 加奈子「・・・悪かった・・・ごめん・・・」 黒猫「・・・叩いて・・・悪かったわね・・」 加奈子「ぃや・・・いいょ・・」 575 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 08 28.47 ID D7djP7RQ0 ・・・・・夜・・・・・ 黒猫「私・・・妹がいるからそろそろ帰るわね」 加奈子「あぁ・・・」 黒猫「何かあったら電話頂戴・・じゃ」 桐乃「ちょっと!!」 黒猫「?何かしら」 桐乃「・・・来てくれて・・・ん・・ありがと」 黒猫「・・・えぇ。」スタスタ 母「私たちもそろそろ寝ましょう・・・?加奈子ちゃんは?帰らないの?」 加奈子「ここにぃます・・・」 母「じゃぁせめて・・食事は摂りましょう?」 桐乃「あんた・・・なんも食べてなんでしょ?」 加奈子「いいょ・・・食べる気なぃ・・・」 桐乃「・・・・・・・・」 576 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 16 04.16 ID D7djP7RQ0 ・・・・朝・・・・ 加奈子「・・・・」コクッ 加奈子「はっ・・・!京介・・!」 京介「・・・・・・・・・」 加奈子「・・・まだ・・・かょ・・・・」 ガラッ・・・ 桐乃「おはよ・・兄貴は・・?」 加奈子「・・・・・・」フルフル 桐乃「そう・・・」 加奈子「・・・うぅ・・・・」 桐乃「ちょ・・・ちょっと・・・」 加奈子「やだよぉ・・・つれぇよ・・・」ウルッ 桐乃「・・泣くな!・・・あたしだって・・・辛いんだから・・・」 加奈子「・・・ぅぁーん!京介ぇ・・・・!」 京介「・・・・・・」ピクッ 加奈子「・・・・!京介・・・!」 京介「・・・・れ・・・だ・・・よ・・・」 加奈子「え?何!?」 桐乃「兄貴!!!!」 京介「泣か・・した・・・の・・・・だ・・・れ・・・だよ・・・」 577 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 21 12.03 ID D7djP7RQ0 加奈子「京介・・・」ギュッ 桐乃「先生呼んでくる!」ダッ 加奈子「よかった・・・!よかった・・・」 京介「だれ・・・に・・・泣かされ・・・た・・?」 加奈子「京介だょ・・・・!心配かけて・・・」 京介「あぁ・・・・俺・・か・・」 加奈子「そうだょ!お前だよぉ・・・でも・・・許してやる・・!」 京介「ん・・・よかっ・・・た」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 医者「・・・・・・・」 医者「うん・・・もう大丈夫でしょう。」 医者「よく頑張りましたね。」 京介「・・・・」コクッ 578 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 25 41.01 ID D7djP7RQ0 ・・・・・・・・・・・・・ 加奈子「黒猫!京介、目覚ましたょ!」 黒猫「まぁ、当然よ。私の言った通りだったでしょ?」 加奈子「あぁ!ほんとよかった・・・!黒猫も顔見せてやってくれょ!」 黒猫「そこまで暇じゃないわ。ちょっと行かなければいけないところがあるのよ」 加奈子「そう・・・か。じゃぁ暇が出来たら来てくれ!」 黒猫「わかったわ。」 ・・・ピッ・・・ 黒猫「ほんと・・・よかった・・・・」ギュッ 579 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 35 17.93 ID D7djP7RQ0 ・・・・・病室・・・・・ 京介「桐乃、お前にも心配掛けたな・・」 桐乃「はぁ!?別に心配なんかしてないし!頭おかしくなったの?あぁ、元からか」 母「あら・・?夜寝る前《あにきぃ・・・あにきぃ・・・》って泣いてたのは誰だったかしら?」 桐乃「ちょっ!お母さん!!」 母「あら、ごめんなさい。」 京介「桐乃、ちょっと来い」 桐乃「な・・・何よ・・・文句でもあんの?」トコトコ 京介「ありがとう。」ナデナデ 桐乃「・・・ばか・・・別に・・・お礼なんか・・・」 ガラッ・・・ 加奈子「あっ!桐乃!ずりぃ!!!」 桐乃「ばっ・・・!違う!これは兄貴が頭撫でさせてほしいって言うから!!」 京介「賑やかだなぁ・・・はは」 ガラッ 父「お、目覚めたか」 京介「親父・・・」 父「安心しろ、お前を刺した犯人は今留置所にいる。」 京介「親父・・・・そのこと・・・なんだけど・・・よ・・・」 580 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 44 25.86 ID D7djP7RQ0 ・・・・留置所・・・・ 看守「入りなさい」 あやせ「・・・・・・」 黒猫「あら、お久しぶり。」 あやせ「・・・・・・」 黒猫「あの人、目覚ましたわ。一応伝えようと思って」 あやせ「そう・・・ですか・・・よかった・・・」 黒猫「ほんと。まぁ、もう少し寝てたほうがよかったかもね。今ごろ彼女と妹に挟まれて苦労しているでしょうから」クスッ あやせ「・・・・・・」 あやせ「あなたにも・・・謝らなければいけませんね・・・ごめんなさい・・・」 黒猫「・・・?なんのことからしら」 あやせ「この前・・あなたを刺s」 黒猫「この前?さぁ・・・覚えがないわね。あなたと会ったのは、・・・そう、ビックサイト以来よ」 あやせ「えっ・・・」 黒猫「勘違いしないで頂戴。別にあなたを許したとかそういうのではないわ」 あやせ「・・・・」 黒猫「ただ、あの人ならこうすると思った。それだけのこと・・・」 あやせ「でも・・・お兄さんは・・・もう・・・私のこと・・・」 黒猫「そうかしら?・・・きっと・・・今ごろ・・・」 581 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 22 58 26.45 ID D7djP7RQ0 ・・・・病室・・・・ 親父「何?あの子じゃない?なら誰がお前を刺したって言うんだ。証拠だってあるんだ」 京介「だから・・・それは全部違うんだ!俺自身がやったことなんだ!」 親父「なっ・・・バカを言うな!!お前の言いたいことはわかる。あの子を庇いたいんだろうが」 京介「庇うも何もちげぇって!!!・・・っ・・いって・・・」 親父「怒鳴るのもままならないほどになっているのに!訳のわからんことを・・・」 京介「・・・頼むよ・・・親父・・・」 親父「ダメだ。これは俺の仕事なんだ。お前本人だけの問題ではあるまい」 京介「頼む・・・親父にしか頼めないんだ・・・」 親父「・・・・・」 桐乃「お父さん・・・あたしからお願い・・・!」 京介「・・・・・桐乃・・・・」 親父「・・・・・・・お咎め無しとはならないが・・・やることはやってやる。」 親父「・・フッ・・・バカ息子が!」スタスタ 582 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 23 07 40.24 ID D7djP7RQ0 京介「桐乃、お前まで・・・なんでだ?」 桐乃「兄貴がそれでいいってんなら、それもいいかなーって思っただけ・・・」 京介「・・・そっか・・・ありがとう。」 加奈子「でもなんでだ・・?なんで許そうって気になったんだょ?」 京介「・・・なんでだろうな?自分でもわかんない。けど・・・」 加奈子「けど・・・?」 京介「大切だから・・・かな。あやせも、桐乃も、そして加奈子も。」 加奈子「・・・そっか//」ギュッ 桐乃「あーあー。イチャイチャしちゃってさー」 京介「うっ、悪い・・・」 桐乃「見てらんないからあたし出てるね。二人っきりにしてあげる。じゃ」スタスタ 加奈子「桐乃・・・!・・・ありがとな」 桐乃「別に!」クスッ バタン 584 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/25(火) 23 37 12.98 ID D7djP7RQ0 京介「・・・・ずっと傍にいてくれたんだろ?」 加奈子「と・・・当然だろ!?京介の・・・彼女・・・なんだし・・・」 京介「ありがとう・・・」チュッ 加奈子「ん・・・目覚ましたばっかなのに・・欲張りなやつだなぁ///」 京介「だって男だもの」 加奈子「うぜぇよぉ///・・・ぅわ、もう勃ってやがる」 京介「ばっ・・・触るな・・」 加奈子「ょし。目覚ました褒美に加奈子がコレ静めてやんょ」スルッ 京介「なっ・・・バカ!やめ・・」 加奈子「ゃめねーょ//・・・意外とでかぃんだなぁ、凶悪な形してやがる・・・はむっ」 京介「くぁっ・・・ちょっ・・・」 加奈子「ふむっ・・ちゅっ・・・更にでかく・・なった・・・ぞ・・ちゅむっ」 ガラッ! 沙織「京介氏!!!!!!!!!目を覚まし申したと聞き及びま・・し・・・た・・・・・が・・・・」 桐乃「ちょっと!声でかい・・・・わ・・・・よ・・・・」 京介・加奈子「あ・・・・・これは・・・・・その・・・」 沙織「あ・・・あー!お邪魔でしたかな!?では拙者は・・・」スタスタ 桐乃「・・・・・・」プルプル 京介「あ・・・あの・・・桐乃・・・・さん・・・?」 加奈子「桐・・・・・乃・・・・・?」 桐乃「こんなことさせるために二人にしたんじゃないわよ!!!変態どもー!!!」バシッ 京介・加奈子「うへぇ!!!」 ぺキッ 京介「はぅっ!!!」 加奈子「あ、折れた」 ・・・・・・・・・・・・・・ こうして俺は無事に?目を覚まし、その後順調に回復していった 桐乃もしばらくは口聞いてくれないし、これはご機嫌取りが必要だな・・・ けど、桐乃ばかりかまいすぎると、今度は加奈子が機嫌を悪くする・・・その無限ループ けど、俺はこの日常が好きだ。この二人に挟まれて・・そんな日常がな あやせも真奈実も、親父が立ち回ってくれたおかげで、すぐに帰って来れるらしい そうだ。この傷を治したら迎えに行こう。このうるさい妹と、彼女であるその妹のツレを連れて そして、暖かく迎えてやろうと思う。おかえりってな END
https://w.atwiki.jp/momosuki_kame/pages/10.html
https //twitter.com/daishow_/status/1389444169093902340?s=21
https://w.atwiki.jp/teamsatisfaction0/pages/49.html
鬼柳京介のグッズ コンプして満足するしかねぇ! 鬼柳京介 つままれストラップ 鬼柳ストラップ チームサティスファクションマグカップ 鬼柳ボールチェーン1、2、3(アミューズメント限定) 鬼柳缶バッジ(アミューズメント限定)
https://w.atwiki.jp/gatimuticard/pages/67.html
俺の妹 第1弾 012-[[アイテムカード]] MP 1 みんなの妹みやたんが「がんばれにぃに!」と応援してくれる。しかし[[ハットリ]]は、ブックオフ妹が心配になり実家に帰ってしまう。 【効果】 「装」 男キャラ専用。すべての[[ステータス]]が2上がる。但し【[[麻ずきん]]】は装備できない。 【特殊効果】 このカードは相手【ハットリ(系)】に装備できる。使用するとハットリは予備HPに行く。 ペン汁 誰か解説してくれ。 ○○の評価する俺の妹カード 以下名前出してもいい人解説してくれ。
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/68.html
つか麻奈実の項、それパラノイアじゃなくて強迫神経症の方が正しいよ。パラノイアは基本的に極度の被害妄想に陥った人間のことを指す。 -- (名無しさん) 2010-11-10 18 27 12 【パラノイア】大辞林:一つの事に異常に執着し、病的な態度を示す人/クレペリンの定義:被害妄想や誇大妄想、嫉妬などが顕著であり、思考や意志の明晰さは保たれ幻覚を伴わない -- (名無しさん) 2010-11-10 18 27 35 偏執病(へんしゅうびょう、パラノイア、英 paranoia)は、精神病の一種で、体系だった妄想を抱くものを指す。自らを特殊な人間であると信じるとか、隣人に攻撃を受けている、などといった異常な妄想に囚われるが、強い妄想を抱いている、という点以外では人格や職業能力面において常人と変わらない点が特徴。 -- (名無しさん) 2010-11-19 02 49 12 ↑二つを見て分かるようにパラノイアで重要なのは一般的に「異常な妄想」の存在と理解されている。件の麻奈実の行動にそこまでの「妄想」が含まれているかどうかは疑問がある。 -- (名無しさん) 2010-11-19 02 54 34 「この髪形を維持すればきょうちゃんが好きになってくれる」or「維持しないと嫌われる」の妄想として考えられるよ。 -- (名無しさん) 2010-11-19 23 29 34 癒し要素のみで構成されているはずの麻奈美の唯一の瑕というか、実際「変わらないでいい」って言われたその日に髪を切る動機がこれくらいしか思いつかないから怖い。 -- (名無しさん) 2010-12-01 05 09 00 パラノイアって……いやそこまで言うか。悪意を感じるなぁ。 -- (名無しさん) 2010-12-04 10 32 37 記事そのものがパラノイア -- (名無しさん) 2010-12-04 15 28 43 洒落が分からないヤツ等がいるな -- (名無しさん) 2010-12-06 01 12 40 どうでもいいww -- (名無しさん) 2010-12-07 05 32 23 地味子可愛いな -- (名無しさん) 2010-12-12 13 25 22 アニメ放映開始直後は、ネット上でも真奈実の好感度は良かったのに、最近そうでもないよね。真奈実好きは今こそ立ち上がるべきだ。 -- (名無しさん) 2011-02-12 21 01 47 なら真奈実だの麻奈美だのの漢字間違いを減らすことから始めないとな! -- (名無しさん) 2011-02-13 14 26 35 ↑そりゃそうだ。最近減ってきたけど、まだまだ多いよな! -- (名無しさん) 2011-02-13 15 13 51 麻奈実の言う「みんなが幸せになれる未来」ってどんな状態を指すんだろうか?京介が誰かとくっつけば、必ず誰かが泣くことになると思うんだが。 -- (名無しさん) 2011-05-14 13 26 35 ↑「みんな」が「京介、嫁、桐乃」の三名のみを指すと考えれば良い。さもなくばハーレムエンドか。 -- (名無しさん) 2011-05-14 21 18 39 麻奈実自身の気持ちを告げた後、同じセリフ中のなかで「みんなの気持ちを知って・・・」って言ってるんで三人ではないな。とするとハーレムしかないなw -- (名無しさん) 2011-05-14 22 30 54 遠回しに京介を独占しない自分とくっつくのが一番って言ってるようにも見えたんだけどどうだろう? -- (名無しさん) 2011-05-19 03 18 46 あやせをガン見する京介を見て、やっぱりきれいになりたいと思って切ったんでしょ。 -- (名無しさん) 2011-08-01 15 21 08 京介から見た麻奈実の態度は『気になる女の子ができた孫を見るよう』。でも麻奈実にとって京介は孫じゃない。つまり麻奈実には『好きな人に気になる女の子ができた』ように見えていた。直後の文でやっぱり麻奈実は京介の心情を見透かしてる。このくらい麻奈実は(京介自身より)京介のことを分かってる。だから、京介はわりと本気で気になっていたんだろう(その割りにあやせの水着姿より妹の水着姿ガン見するやつではあるが、最後の『可愛いじゃん』は誰にかかるんだろうなんてな)。麻奈実をよく見てるだろう浩平お兄ちゃんも似たようなことを言ってたし、避けてた理由はそっちだろう。『…わたしは……変わったもん』って台詞も通りがいい。──そうなると髪を切った理由もむしろそっちからじゃないのか。1回こういう経験してるから、5巻以降の立ち回りは1回突っ伏した以外そつなくいっているのだろう。 -- (名無しさん) 2011-08-13 13 10 53 麻奈実は京介のぼやいただけの嫁候補に唐突でもあやせを上げるくらいだから、「みんな」は3人だけじゃない。 -- (名無しさん) 2011-08-13 13 25 51 3巻のクリスマスの誘い断られたときのショックはギャグ調で描かれてたけど、2巻の2章踏まえると本人はマジだったんじゃないかな -- (名無しさん) 2011-09-28 07 16 46 どう考えてもハーレム計画狙ってるだろwwww -- (名無しさん) 2012-04-12 03 10 07 髪を一日分切ろうとした理由が、元々ガムテ女が麻奈実だからってのだと繋がるんだがな。ガムテで切るしかなかった黒髪長髪の短くなった髪を京介が罪滅ぼしに褒めたから短くしてたと。京介悪党w -- (名無しさん) 2012-06-05 21 26 23 ベッドの下のエロ本を、ベッドの上のエロ嫁に変えられたんだ-くらい突き抜けてほしい。それでこそファンタスティック、それでこそのフィクション。 -- (名無しさん) 2012-11-21 16 05 27
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/150.html
俺の妹 ラジオ WEBラジオ「俺の妹が(ラジオでも)こんなに可愛いわけがない。」公式サイト WEBラジオ「俺の妹が(ラジオでも)こんなに可愛いわけがない」公式サイト バックナンバー ショートドラマ 第24回 2011.07.22 最後まで聞いてくれてありがとう!幸福が訪れる呪いをかけるわ 第23回 2011.07.08 ゲスト:中村悠一 第22回 2011.06.24 -- 第21回 2011.06.10 ゲスト:田村麻奈実 昔の桐乃と京介は・・・ 第20回 2011.05.27 ちょっと人生相談が・・・ 第19回 2011.05.13 ゲスト:沙織・バジーナ ハブられすぎ(涙) 第18回 2011.04.22 ゴールデンウィークはどうする? 第17回 2011.04.08 ゲスト:新垣あやせ 黒猫危機一髪! 第16回 2011.03.25 お花見に行こう ござる語をやろう 第15回 2011.03.12 理想の兄貴像 第14回 2011.02.25 恋愛相談 第13回 2011.02.11 バレンタイン 第12回 2011.01.28 今年の抱負 第11回 2011.01.14 受験 第10回 2010.12.24 クリスマス 第9回 2010.12.10 朝が苦手 第8回 2010.11.26 中猫ちゃん登場 第7回 2010.11.12 黒猫「ヒロイン奪うわよ?」、桐乃「いつでも受けて立つ!」 黒猫:妹、桐乃:お姉ちゃん 第6回 2010.10.22 あたしの兄貴がこんなに格好いいわけがない 京介を罵倒? 第5回 2010.10.08 -- 第4回 2010.09.24 桐乃は黒猫っぽく、黒猫は桐乃っぽく 第3回 2010.09.10 お互いの良い所を褒め合う 黒猫に罵倒してほしい 第2回 2010.08.27 お便り紹介 ラジオ収録感想 桐乃は変態だけど竹達さんなら大丈夫! 第1回 2010.08.13 やってほしいこと募集! 企画書2行だった… アニ店特急2010冬(コミックマーケット79直行便バス配布物) 2010.12.29 桐乃の冬コミ 伝説の少女K 伝説の少女K再び アニ店特急降車 俺の妹が(ラジオでも)こんなに可愛いわけがない 出張版CD(電撃G sフェスティバル Vol.19付録) 2010.12.11 電撃G sフェスティバルVol.19特典紹介