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目次 <今北産業の目的と編集ルール> 2008/08/26(火) ~ 2008/08/25(月)■9話予告公式サイトにUpされる ■フミカネ氏、ブログで9話の見どころを語る ■「ペリーヌ超がんばれ」(by フミカネ氏) ■こんなiPodは欲しいwwでも人目が気になるんぬwww ■サーニャのモデルとなった実在のエースパイロットの恋人は....え!?....うほっ、イイ男??? 2008/08/24(日)■あれれ~??? ■絵師コミュニティーでも人気沸騰のストライクウィッチーズ 2008/08/23(土)■今日のみっちゃん~その13~衝撃の「戦闘記録集」表紙絵!! ■アニメTV ストライクウィッチーズ特集 ~TVKは今夜24時から!!~ ■指名手配中 ■眠れない夜に数えよう~ ■扶桑人形のキャラスレ立つ 8/22以前の今北産業 +<今北産業の目的と編集ルール> <今北産業の目的と編集ルール> <目的> 仕事や学業で忙しいのに、本スレの流れが速すぎる!! 公式サイト、いつ更新したのかさっぱり分かんねぇよ!!(サイト更新情報出せw) そんな要望により日々のトピックを簡潔かつ明瞭に記録したいと思う。出来るだけ。 <編集ルール> ・3行でなくても全然OK。(一日分の見出しが、目次で見て3行前後になればいいかな) ・深夜アニメなのでAM6時で日付変更。一日は06 00~30 00とする。 ・情報の鮮度が最優先なので、リンクとか面倒なら文字のみでOK ちなみに、行の先頭に「**」を書くと見出しになり、このページの頭の目次に自動で表示されます。 Wikiの文法がよく分からなくて書き込めないときは、こちらの簡易連絡板に伝言を書いておいて下さい。 →簡易連絡板 簡易連絡板の書き込みに気が付いたWiki編集員が、あなたに代わって、ここに書き込んでくれます。 ※参考にした、他のまとめサイトの今北産業コーナー The iDOL M@STER ニコニコ動画まとめWiki - 今北産業 2008/08/26(火) ~ こちら 2008/08/25(月) ■9話予告公式サイトにUpされる 公式サイト 今度こそ、新キャラ キマシタワ━(゚∀゚)━ !! トゥルーデお姉ちゃん、大急ぎでどこへ!? ▼ 689 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 13 52 02 ID CCgurzCV __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ クリスの意識が回復した! , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i 病院へ向かうぞ!ハルトマン! ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V \ /! l! l \ ___. ヾニハ A .! \ . ´ `ヽ l! ! /L!V ! \ i iwlィノ从lリ l l / ', ヽ l \ヘ;;;;! ゚ ー゚ノ;! l レ ',. `! `つ `つ (´⌒(´ L /. ',=.l cゝ_つ_`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡ ヒ/ Vリ (´⌒(´⌒;; ズザザサ ●ストライクウィッチーズ 第164統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219600859/ ストライカーに変な染み キタタワ━(゚∀゚)━ !! ▼ 495 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 12 01 20 ID EUtjc93U ルッキーニとシャーリーのユニット背面てあんな塗装もともとあったっけ? ▼ 507 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 12 05 38 ID nnM4i28L 495 もらしty.... マジレスすると、模擬戦のペイント弾 ▼ 511 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 12 07 26 ID 3qcmP86d 507 銃も模擬戦用のかな。 ●ストライクウィッチーズ 第164統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219600859/ 画面右上に最近ちょっと影が薄いリーネ キタタワ━(゚∀゚)━ !! と思ったら.... リーネのおっぱ大攻勢 キタタワ━(゚∀゚)━ !! ▼ 490 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 11 59 23 ID HPdhoFDW 今回の予告でライバルが誰なのか良くわかりましたわ 宮藤さんとは仲良くしてあげてもよくてよ _ マ´ `マ ! ill i! i! i! ) カタカタ… リ !|(゚)ー゚ノ| / ̄ ̄ ̄ ̄/. おっぱいぷるんは反則すぎですわー ((i!つ芯つ/ Perrine /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \/____/ ●ストライクウィッチーズ 第164統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219600859/ 「ペリーヌ超がんばれ」(by フミカネ氏) ■フミカネ氏、ブログで9話の見どころを語る 終盤に向けてのターニングポイント。 ?な部分は、9話以降でご確認ください。 (略) 9話、坂本に注目が集まると思いますが、お姉ちゃん モード全開のトゥルーデもお楽しみに。 *あと、アイキャッチはちょっとお遊びしてみました。ペリーヌ超がんばれ ●ストライクウィッチーズ#8 digital bs tuners blog http //humikane.asablo.jp/blog/2008/08/24/3708976 ▼ 562 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 23 15 ID S+thcvMt r' ̄i , - 、 ゙‐- ' ――’’ { } r'⌒',  ̄ノ ̄.__ `‐-‐' r'⌒', !、_丿 | | ◯ ヽ-‐' |__| ,. ´ ̄ ̄ ̄ ヽ / | \ (_ / .〃 } ヽ ', ) クリス~ / / . . ./ /{{ . . ./, . .\ . .', ( {{/ . . . / /i八 // ト、 ', . ハ r'⌒', 〃 /_/ ∧/xイ l \ , ', } `‐-' /ィ. . .`メ=≧彡 ´ \{-‐≦ト、. . .|/ ○ {{ l イ ,ィ´ ヽ.ト、 ト、 │l /∧ ==- -==_∧i} ヽ , 、 ,, {/ _', `´ `´ .,',イリ ''' '--、,, ,,r---' ̄(_) "" __ "" i⌒) `, ( `‐u'  ̄ ,r‐  ̄ ̄つ '⌒' ,r─‐‐'' (´ ,r──'  ̄ ゙̄'───--------‐' ●ストライクウィッチーズ 第163統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219583046/ ■「ペリーヌ超がんばれ」(by フミカネ氏) ▼ 622 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 38 20 ID LKmsDssZ /ヽ___ / ̄  ̄`ヽ___ /, / / i i ヾ/// '7/イ/|__ト | | |イ // ┃_, ┃`/ / | |{ "ー',、ゝ-,, /ノ| | !|`トー,---=イ´ ./ ハ____ / 〉.| /Y´`= Y゙ / .ヽ./| A.家に連れて帰る | ̄ ̄ ̄∪ ̄`∪ ̄ ̄ ̄|//| | ひろわれて |//| B.そのまま立ち去る |..あげてもよろしくてよ |//| |__________.|/ C.( ) ▼ 625 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 39 32 ID FiGUXlpK 622 C.( 俺も箱に入る。 ) ▼ 627 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 40 37 ID v416fln/ 622 言語石を新しくしてあげないとな ▼ 633 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 41 15 ID dUrvubyP 622 Aですわ。 ▼ 635 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 41 25 ID 2LsAmgfH 622 C.(箱のフタを閉じて、ガリアに着払いで送る) ▼ 637 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 43 08 ID hvUjI2mH 622 C.(箱をそっと川に流す) ▼ 638 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 43 22 ID SARD/BY/ 622 拾って温かいミルクでもくれてやる! ▼ 640 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 44 06 ID eTOWChBO 622 C.(俺の家ペットは無理だからとスピリタスでも入れておく) ▼ 642 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 45 28 ID PsDNayFi 622 C.(N O T H A N K Y O U ! ) /\___/\/ / \ \| (●), 、(●)、 || ,,ノ(、_, )ヽ、,, || ,;‐=‐ヽ . |\ `ニニ´ . //`ー‐--‐‐―´´\ .n n nn nf||| | | |^!n f|.| | ∩ ∩|..| |.| | ! } {! | ヽ ,イ ヽ イ ▼ 643 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 45 30 ID S+thcvMt 622 C.深夜に餌を与える ▼ 651 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 48 20 ID v416fln/ 643 増えちゃうわけか ▼ 654 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 50 15 ID 2wUWRR7i 651 水に入れたらいけません ▼ 647 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 47 16 ID a3EXnIkZ 622 C.(気づかないふりをして通り過ぎる) ▼ 656 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 51 01 ID ijzSTNHE 622 C.箸休めキャラ賞の副賞として、箸置を入れて立ち去る。 ▼ 659 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 52 08 ID 8jne2v3u 622 C.(少佐の家の前まで持って行ってあげる) ▼ 665 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 53 50 ID ijzSTNHE 659 それって、自分で歩いてくだけでしょw ▼ 678 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2008/08/25(月) 01 59 57 ID nnkcLf3J 659 優しいなぁ ●ストライクウィッチーズ 第163統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219583046/ ■こんなiPodは欲しいwwでも人目が気になるんぬwww ▼ 471 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 00 55 39 ID BxKp92Fk 隊長 iPoんぬ ▼ 477 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 00 56 48 ID v416fln/ 471 いつも凄いです! ▼ 478 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 00 56 48 ID YU85pJek 471 なにやってるんぬwwwww ヤフオクに出すんぬ? ▼ 481 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 00 57 19 ID APXJV9Px 471 うおおiPoんぬかわええwwwww ▼ 485 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 00 58 15 ID d/zUHIim 471 おお、またしてもカッティングシートの人か。 新作だね。 今度は貼ってるしw ▼ 482 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 00 57 28 ID 2LsAmgfH 471 やっぱりスゴいな。 そのiPod、電車の中とかで取り出したとき、 近くの人に「あっ」ていわれたら、どう対処する? ▼ 498 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 01 42 ID BxKp92Fk 482 紳士的に対応するしかあるまいw ▼ 502 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 01 47 ID +XgbD+nj 482 同志を見つける目印になるのだろう ▼ 495 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 01 32 ID Ac9Zw/Eu 471 結婚しよう ●ストライクウィッチーズ 第163統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219583046/ ■サーニャのモデルとなった実在のエースパイロットの恋人は....え!?....うほっ、イイ男??? ▼ 524 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 09 20 ID SARD/BY/ 何気にサーニャのモデルになった人物のwikipediaを見てたら 1943年5月21日、同じ連隊に勤務していた恋人のアレクセイ・ソロマチン親衛大尉 恋人 どういうことだ… ▼ 526 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 09 52 ID y5IeESmc 524 そういうことです ▼ 528 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 10 23 ID 96bscY95 524 しょうゆーこと! ▼ 529 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 11 13 ID 8jne2v3u 524 エイラは死なないよ ▼ 531 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 11 21 ID hvUjI2mH 524 あれ? アレクセイ・ソロマチン これ男だよね? あれ? ▼ 533 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 11 38 ID y5IeESmc 531 だからそういうことだってば ▼ 539 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 13 41 ID ahsQOw9D 531 サーニャのモデルはまごうかたなき女性 ▼ 538 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 13 15 ID WteKVVON 524 サーニャだけモデルが女なんだよな確か まぁサーニャはまだ14歳だしそんなに危機感持たなくても大丈夫だろ エイラいるし ▼ 542 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 14 51 ID hvUjI2mH 538 なるほどそういうことか… びっくりした…… びっくりした てっきり、元ネタの人がそちらの人だからサーニャが百合になったのかと…… ▼ 546 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 16 28 ID WteKVVON 542 お前可愛いな……… ウィッチになって皆の為に戦わないか ▼ 551 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/25(月) 01 20 13 ID hvUjI2mH 546 -──- _ '´ / \ / / | \ ヽ ,' / / /! | jヽ ヽ '. | | /l / | jハ ト、 j │ | |斗‐l ハ. イ } /-∨ | ! Ⅳ,ィえト ヽ | ィそト、' j/ | N小弋ン \j/弋ソ Ⅳ ! { ∧ ' ,')| l `ーヘ r‐; / | ムリダナ | l 个 _ イ |. | | | | r|>‐=1、 | |. | | | . |_/ o zくo∨ . |. 八 , - r{ニニ二 、__/ || ヘ_ノ二二ニ}ヘ / | l r、 ||/) l |∧ ,' l l >'xく l l | | ∨ l___/ <}} \ _j ∨ | | / (/ヽ\/と{_/,/ \_,ヘ ∧ / ヽ {/ { J'´ }}` _ィ ,/\ Y ヽ } /{{ `く | ー={{o |∨ }}\ -ヘ {_/ \ ヽ| }}=- j/ / \ } / ヽ/ l || l \_/ ヽ 〈 ; イ l || l |\ 〉 ●ストライクウィッチーズ 第163統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219583046/ 2008/08/24(日) ■あれれ~??? ▼ 716 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 04 41 35 ID vec8vRZh これはひどい ▼ 717 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 04 42 42 ID cwWWSmN8 716 どさくさに紛れてwwwww ▼ 723 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 04 45 44 ID 9ct1uDbJ 716 これはひどい ▼ 728 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 04 48 10 ID e93rs3m6 ,.--<_ `'<>、 / V 〉 \\ ∧_,.へ/ l | ヽ ヽ ヽ .\ ∧ _/ l | l | l l l ハ\| |  ̄ た | | l l l l l | l .l | ̄ | | | { .|斗┼ | | |-┼トj| | } l l人f ' ,.ィ汽 f行Vノ /lノ l {ヽ,ヘ. { V l ヒ ソ'.ハ | 呼ばれた~? l |\__ `´ , ハ | | VヘV |. >.、. ヮ ノ/ | | 716 ヽヘト、l/Tl┴≧ェ ェ<| /l |/|/ ▼ 731 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 04 48 33 ID 36YS0C4d 716 何回も見てやっと気付いた・・・俺騙されるな、確実にw ▼ 742 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 04 52 31 ID 8jTIWi2u 716 誰だよ商品入れ替えたのwwwwwwwwwww ▼ 745 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 04 59 51 ID Am3iVmkY 716 ____ , . ´ `ヽ _/ .\ \二二ニ-、 ウ ス / i ヽ \ \ 〉> ィ ト / | |ヽ\\\ ヽ \/''" ッ ラ 出 |""l /ヽ ヽ \ -―。、、 ヽ \ チ イ 動 /| |-|- \l { } 〉i i .| \ | ク し //l l rr。 ゝ‐'ノ l . | .ト、 \ ズ ま ー┴ヽ ヽ心j ノ \ | ノ r 、__ \ す ヽ 〉 ` -―‐┐ nノ |  ̄ ! | { \ /⌒j /// | ! | ヽ、 `ー' / ∨ V .___|__/|/`ヽ、_.... イ | `ヽ┬──ーr、 / \ 〉」 __/〈 .| |.| | } /  ̄ヽノ/ / l ヽ | / | /イ |  ̄ヽY / \\ \_/l / | i// | | ┬__ノ |ヽ \\ \ ! / j l/ ! /| |ノl ノ \ \_>、__V/__,ノ ! !\ // |___ノ | ヽ  ̄フ ∧\. | | ヽ 〈二二__/| 入 | j ヽ ヽ ! ! ヽ ヽ ', / \ |ノ \| | l ヽ ヽ \ / ヽ /ト、 l ヽ ●ストライクウィッチーズ 第161統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219495081/ ■絵師コミュニティーでも人気沸騰のストライクウィッチーズ 無料会員登録制のお絵描きコミュニティーpixivでも、ストライクウィッチーズのイラストは大人気の模様 ▼ 883 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/24(日) 08 41 12 ID m2Irz719 pixivのストライクウィッチーズタグが最大になりましたなぁ161魔女 ●ストライクウィッチーズ 第161統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1219495081/ 2008/08/23(土) ■今日のみっちゃん~その13~衝撃の「戦闘記録集」表紙絵!! ▼ 193 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/24(日) 00 17 23 ID lyFAdDC20 やったよ芳佳ちゃん!アニメTVで紹介されたよ! 【関連記事】アニメTV ストライクウィッチーズ特集 記録集 タロットカード 隊長からの買え命令 ▼ 195 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/24(日) 00 18 17 ID s15FKuzo0 みっちゃんがいつみてもガチすぎる ▼ 197 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/24(日) 00 19 02 ID kRmxeNpU0 やはりみっちゃんは良い ▼ 198 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/24(日) 00 19 17 ID CHvQiW/60 ブックレットの表紙がみっちゃんとは、意外だったな ▼ 207 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/24(日) 00 21 09 ID cBgtsKwoO 193 戦闘記録集マジうめえwwwwwww 「今日のみっちゃん」これで決まりだな!!! ●ストライクウィッチーズ 暫定避難所6 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6982/1219489594/ / \ \ / ` 丶 ,' / `ー==ニニニ ヽ | | ハ ハ | |i |i| |,|| . |.|| i| | |{ | __|゙ニニュ! !、____| !| \ || , | | V ハ /´rfハト `r=ニ、`丶リ | | !V ハ ゙弋少 ´f´ハヽ / | 監督さん、もしかして、 |ヾ| 弋少ゾ / | 本編にも再登場ありますか!? |/Y`i ' /イ ハ. | / / ./´) r--i゙Yヽ. r、 / /ノ | /| / / /Y ハー| .| |. ! .| イ / | /ノ| ! | .ト | .V | |/ |</ /\ ハ /´|ハ | |. // / \ | | . l ハ |ヽ| ノ´ / /\ | | }、/ ノ ヾ / / / /\ | | / \ /\/ | .| / / / /´ Y| ■アニメTV ストライクウィッチーズ特集 ~TVKは今夜24時から!!~ TVK:8月23日(土)24 00~24 30 シーエスGyaO:8月25日(月)24 30~25 00 AT-X:8月29日(金)16 30~17 00 シーエスGyaO再放送 (再)8月26日 (火) 8 00~ 8月27日 (水) 8 30~ 8月28日 (木) 25 30~ 8月29日 (金)24 00~ AT-X再放送 (再)8月30日 (土) 20 30~ 8月31日 (日) 25 30~ ■ストライクウィッチーズ特集 あらすじなどを紹介。 ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ役の田中理恵が、世界観や自身の役どころ、他のキャラクターについてや今後の展開など、色々な質問に答えてくれています。 ●アニメTV http //www.anime-tv.co.jp/feature.html ■指名手配中 ▼ 762 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 13 42 11 ID Ys9L9GeU0 これ作った奴出て来い! ▼ 763 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 13 48 50 ID PKKGsTOk0 762 まあ・・・やってることは、こういうことだよなw ●ストライクウィッチーズ 暫定避難所5 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6982/1219396296/ ■眠れない夜に数えよう~ ネウロイが1匹、ネウロイが2匹.....zzzz ▼ 708 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12 06 41 ID nnSOmwX20 6×6×6のキューブが分裂して、総数216になったネウロイ。 50機は打ち落とした後のカットでは、 ・・・・・400以上に増えている。 ▼ 709 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12 09 57 ID UiZbNImU0 708 俺も200機にしちゃ多すぎんじゃねーの?とはおもってたけど、 数えるのもめんどうだし考えないことにしてたw ▼ 712 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12 15 33 ID rLLA8PFI0 708 さらに分裂したのかも…… ▼ 723 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12 36 42 ID R9bW8GHc0 708 たぶん残像。 ▼ 732 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12 52 18 ID G3Yx4QnU0 723 質量を持つんですね分かりました ▼ 724 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 12 39 23 ID ROcITC3A0 708 虫だよ虫 あと海鳥の群 ▼ 761 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 13 41 31 ID 9ux0ZaLc0 708 せいぜい200じゃね? と数えずに言ってみるテスト ▼ 767 名前:名無しじゃないから恥ずかしくないもん![sage] 投稿日:2008/08/23(土) 14 17 57 ID nnSOmwX20 761 もし良かったら数えてみてくれ。 画面の半分も行かないうちに200を超える。 ●ストライクウィッチーズ 暫定避難所5 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/6982/1219396296/ ■扶桑人形のキャラスレ立つ もう、何て言ってよいやら.....欧州情勢は複雑怪奇なり ▼ 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/08/23(土) 00 39 34 ID K5yvWHTC 使用機材はキ27九七式戦闘脚、2巻よりキ44二式戦闘脚「鍾馗」プロトタイプ。 扶桑刀(日本刀)である備前長船(びぜんおさふね)を近接戦兵器として愛用。 使い魔はキツネの「コン平」。 「扶桑海の巴御前」の二つ名をもつエース。刀剣を用いての接近格闘戦を 身上とし、必殺技「ツバメ返し」による活躍が映画化されて国民的スターとなる。 ●【ストライクウィッチーズ】穴拭智子は扶桑人形かわいい http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1219419574/ ,' | | | |. ! ,.. -―――- ..._ | | | Y ! | | / \ |、 ∧ / Y゙ハ ,' ,' , i i i i ! | | i i | | | ! ! | | | | | i| i | | | | | |i ! |i | ハ | | | | | | ト、_! ハ | / !|__.!,|_ ! ! | | | __`ヾ、`ーー' ,r´___ .| | | | | | ヽ !らリト イらリ! / | ! ! | | |ハ .ゞソ ヾソ ハ! | | | i ト', ,'イ /| ! | | ! ハ ' ,' ! /| | ! | | | >  ̄ イ / | | ! | | ト `ト イ ! | | | | | , rー|`iトvイ´|--、 | | | | | |_/ 〈 || || / \ ! ! | ,rー< ヽ● V //∞ V / ● / ̄>-、 / ト、 ヽ \ / / / ヽ ,' Vヽ, \ ` / .. / 、 / !、 ,' V/ .\/ ./ V/ \ /| . ,' / ./ Y´ \穴拭智子(扶桑人形) 8/22以前の今北産業 8/22以前の過去ログは、こちら
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主人公っぽい俺 1へ戻る 主人公っぽい俺 3へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 955 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 08 22.48 ID UHJ+xAUN0 うぃき編集してくれた人ありがとう!多謝! 前前スレ 37の続きからを今から投稿してもよさげ? 956 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 09 46.47 ID CI6eR5xiO ならば支援させていただく! 957 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 10 14.84 ID j3MCGDVD0 おっと、俺の支援も忘れないでくれよ 958 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 10 48.61 ID yBjbab8T0 おk!支援なら任せろ! 959 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 11 28.35 ID UHJ+xAUN0 もう何人かは起きていたようで、今はバルクホルンさんとエーリカさん、そして宮藤が寝ているだけだ。 宮藤「…すぅ……」 宮藤の横に座る。小さな体。俺と同い年のわりにまだ幼さが残る顔。 俺「ネウロイと戦ってるなんて信じられないよな……」 頭をつい撫でてみる。 宮藤「ふにゅ……すぅ……」 サラサラした髪が指を擦り抜ける。 俺「……助けてくれて、ありがとう」 俺「俺も、一緒に戦えたら……」 帰ったら、軍の養成所に行ってみようか。 場所は違っても、ウィッチ並みの事は出来なくても。 960 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 12 26.89 ID Ai9q4LQiO 俺もいるぜ! 961 名前:主人公っぽい俺[なんという紫煙これはかつる] 投稿日:2010/11/05(金) 05 12 43.76 ID UHJ+xAUN0 坂本「おーい俺ー、どこだー」 俺「うわ!?は、はーい!」 坂本「お、ここか。輸送機に乗る際の注意点なんかの説明をしたいんだが、今大丈夫か?」 俺「あ、はい。大丈夫です」 坂本「よし、ではついてこい!」 俺「了解っす」 宮藤「…………」 宮藤「頭撫でられた……」 宮藤「ありがとうだって、なんか恥ずかしいな」 宮藤「……嬉しいな」 バルクホルン「ううん、俺は妹だったのか……むにゃむにゃ」 963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 14 44.15 ID ilk41YMWO あぁ……残念な方のお姉ちゃんだ 964 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 15 23.76 ID UHJ+xAUN0 食堂で昼食を食べる。この基地で最後に食べる食事だ。何人かは訓練中だった。宮藤も。 シャーリー「昨日の残りのハンバーグを同じく残りのサラダと一緒にパンで挟んでリベリオン名物ハンバーガーの出来上がりだ」 俺「これサンドウィッチの一種じゃないんすか?」 シャーリー「気にしたら負けだ。まあ食べてみろ、美味いぞ?」 俺「あ、確かに美味いです」 エーリカ「でもこれってハンバーグが美味しいだけなんじゃない?」 ミーナ「あら、それはサンドウィッチにも言えるわよ?」 シャーリー「そういうことさ。まだ残ってるし、何個か俺に持たせてやるよ。輸送機の中で食べな」 俺「やった。ありがとうございます」 966 名前:主人公っぽい俺[頭なでるのっていいよね] 投稿日:2010/11/05(金) 05 16 44.64 ID UHJ+xAUN0 ミーナ「あと一時間後に輸送機が到着するわ。注意点は坂本少佐から聞いてるわね?」 俺「はい。浮き袋の使い方とかも教えてもらいました」 ミーナ「そう、大丈夫みたいね。輸送機には非難所にあなたと一緒に少ないけど基地の物資も運んでもらおうと思うの」 俺「基地の物資って、食糧とかですか?ありがたいですけどいいんですか?」 ミーナ「ええ、困った時はお互い様よ」 俺「ありがとうございます!」 シャーリー「そういや例の試作機はどうするんだ?」 ミーナ「まだ指令部からの指示は来ていないけれど、恐らくノイエ・カールスラントの技術部に送ることになるんじゃないかしら」 968 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 19 19.83 ID yBjbab8T0 シャーリーのハンバーガーか 腹減ってきた支援 970 名前:主人公っぽい俺[頭なでるのっていいよね] 投稿日:2010/11/05(金) 05 20 37.24 ID UHJ+xAUN0 俺「へー、ずいぶん遠くに行っちゃうんすね」 シャーリー「それじゃあ今から見納めに行くか、俺。良いだろ、中佐」 ミーナ「ええ。ただし、他の機材にはくれぐれも触れないようにおねがいね?」 シャーリー「うっし、そんじゃ早速行くか!俺、ついてこいよー」 俺「あ、待ってくださいまだ食べかけ……」 シャーリー「そんなもん歩きながら食えよー」 俺「まっふぇふばはひほー」 ミーナ「ふふっ」 エーリカ「……」 エーリカ「やっぱ無理だったかなー……」 ミーナ「どうしたの?フラウ」 エーリカ「いやあ、実はさあ……」 972 名前:主人公っぽい俺[頭なでなでうひゃあああ] 投稿日:2010/11/05(金) 05 22 18.15 ID UHJ+xAUN0 シャーリー「お、あったあった」 俺「あれ、なんかやけにピカピカになってる……」 整備俺「ああ、その機体なら整備しておきましたよ。動力系は勝手が分からずちょっと手が出せなかったんですけどそれ以外の錆ついてたパーツなんかは交換しておきましたよ」 整備俺「過酷な状況にいらしたのかもしれませんが、あんな一月もほったらかしたような状態で飛ぶなんて危険すぎますよ?」 俺「え。あ、いやーあのー」 シャーリー「ははは、残念だがこの機体はお倉行きが決まってるんだ。ついでにこいつは民間人さ」 整備俺「えぇー!!そんなあ、せっかく交換したパーツが……。あと民間人がどうしてここに?」 俺「まあ話せば長くなるんですけど……」 何回目になるかわからない説明を整備士の人にする。 973 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 24 17.91 ID UHJ+xAUN0 整備俺「そりゃまたなんとも無茶苦茶な話だねえ。それにしても新技術か、道理で見たことないはずだよ」 俺「そうなんすかー」 シャーリー「私も昨日見たけど、通常のエンジンに見たことのない装置と繋がる管が何本もあってなー」 整備俺「そうなんですよ、新型の液冷システムかとも思ったんですけどねえ」 シャーリー「ああなるほど、言われてみれば」 俺「話についていけません」 整備俺「まあ、民間さんにはちょっとわからないかな。とにかく見たことのない技術だってことだよ」 シャーリー「そういうこった」 俺「はあ。あっ飛行機の音が……」 シャーリー「輸送機か?もうそんな時間だったのか。もう乗る準備は出来てるんだよな?」 俺「はい、もともと荷物なんてありませんし」 シャーリー「よしよし、それじゃ私はハンバーガーを包んでくるよ。また後でなー」 俺「はーい。それじゃ俺もそろそろ……」 974 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 24 40.70 ID j3MCGDVD0 支援ラッシュ 975 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 25 36.08 ID UHJ+xAUN0 整備俺「……なあ君、初めて飛んだ空はどうだった?」 俺「え、それは……。無我夢中だったんで覚えてないっす、ネウロイもいたし」 整備俺「そうか、まあそうだよな。いつか、君が再び飛ぶときは敵のいない空を飛ばせてあげたいね」 敵がいない空。 そこにはどんなに素晴らしい景色が広がっているんだろう。 悲鳴も、恐怖もない空。 ウィッチ達も、戦う必要のない空。 そこを、宮藤と一緒に飛べたら……。 俺に、勝ち取りたいものが出来た。 976 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 26 52.23 ID UHJ+xAUN0 俺「……敵がいなくなるのをのんびり待つ気はないっすよ」 整備俺「ほう。と、言うと?」 俺「決めました。俺、帰ったら軍に志願します。そして自分の力で空を勝ち取ります」 整備俺「……いいねえ、気に入ったよ。」 整備俺「いつかこの基地まで君の名が轟く日を期待するよ」 俺「いや、ウィッチじゃないんでそこまでの活躍は……」 整備俺「そんなことより、時間は大丈夫なのかい?輸送機が到着して結構経つよ?」 俺「ああっ!?やっば、急がないと!」 整備俺「はは、そらそら急げよー」 俺「あの!ありがとうございました!!」 整備士さんはひらひらと手を振った。 983 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 35 45.02 ID UHJ+xAUN0 坂本「まったく、予定した時間から20分も経ってから来るとは。お前はよほど置いて行かれるのが好きなようだな」 俺「はあっはあ。すいません……」 エイラ「今度は寝てたら避難所においてかれたりしてナ」 ペリーヌ「まったく、人騒がせな人ですわ」 バルクホルン「ふむ……」 宮藤「どうしたんですか?バルクホルンさん」 バルクホルン「いや、俺を見たらふと今朝見た夢をぼんやり思い出してな。何か幸せな夢だったような気がするんだが」 エーリカ「ミーナ、やっぱりまだ……」 ミーナ「ええ、司令部からも技術部からも連絡は来ないわ……」 エーリカ「そっか……」 ミーナ「仕方ないわ、あなたは出来ることをやったのよ。それでも駄目なら仕方ないわ……」 エーリカ「うん……」 984 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 35 46.36 ID v/IfOjEgP なんだこの支援ラッシュ 埋める気か 988 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 45 03.02 ID UHJ+xAUN0 俺「宮藤、あのさ」 宮藤「あ、はい。なんですか?」 俺「あの日、墜ちてく俺を捕まえてくれてありがとうな」 宮藤「あっ。いえ、そんな……えへへ」 俺「お礼を言うのが遅くなっちゃったな。昨日にでも言えば良かったんだけど」 宮藤「わたしなんかたいしたことできないけど。でも、俺君を助けられて、良かった」 俺「皆さんも、本当にありがとうございました!!」 俺「俺、帰ったら軍に志願しようと思います!」 バルクホルン「ほう、なかなか見上げた根性だ」 エーリカ「……なんだ、私が心配しなくてもよかったのかもね♪」 989 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 52 28.17 ID UHJ+xAUN0 輸送機に乗り込む。 既にエンジンはかかっている。 シャーリー「気をつけて帰れよー!乗り物酔いには気をつけろー」 バルクホルン「お前もカールスラント軍人の一員になるわけだ!しっかり覚悟するんだぞ!」 エイラ「そんじゃまったなー」 リーネ「元気でねー!街の復興、がんばってー!」 宮藤「俺くーん!!」 宮藤「頭なでてくれたの、嬉しかったよー!!」 思わず窓から身を乗り出す。 俺「えええ!起きてたの!?」 パイロット「離陸します!ベルトをつけて!」 俺「あ、ちょっえええええええええええ!?」 宮藤「絶対また、どこかで会おうねー!!」 俺「ちょ、まってえええええええええええええぇぇぇぇぇぇ……」 990 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 05 58 58.43 ID UHJ+xAUN0 ミーナ「行ってしまったわね……。あら、司令部からの通信?」 ミーナ「もしかして……!」 エーリカ「はー、俺いっちゃったなー」 ミーナ「大変よフラウ!俺君を連れ戻さなきゃ!」 エーリカ「へ?」 ミーナ「彼が試作機のテストパイロットに決定して、この基地に配属されることになったの!」 エーリカ「うっそ!もう飛行機行っちゃったよ!ストライカーユニット使うよ!?」 ミーナ「ええ!急いで追いかけてちょうだい!」 ミーナ「しばらく、彼と私達の縁は切れそうにないわね。ふふっ」 991 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/05(金) 06 00 08.32 ID UHJ+xAUN0 とりあえずここまでっす 今からうぃきに俺の設定とか書いてくるよ 273 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 04 35 53.33 ID qbaHFId70 俺「ストライクウィッチーズぅ?」 990から 俺が基地に来てから2週間経った。 {坂本「どうした、もうばてたのか!男のくせに情けないぞ」 俺「はあっはあっ、まだ、余裕っすよ!」 坂本「ほほう、ならばもう3セット追加だ!」 俺「ぎゃあああああ」 エーリカ「相変わらずハードだねえ」 ペリーヌ「毎日毎日少佐と二人っきりで!!くぅーっ!!」 俺が『イカルス』のテストパイロットに決まったのは、ハルトマンさんが色々手を回してくれたかららしい。 そして中佐がテスト機の管理や各実験のデータ記録、パイロットの世話を501部隊が全て引き受けると言ってくれたそうだ。 隊のみんなもそれを了承してくれた。 みんなのおかげで、俺はこの隊に残ることができた。 後悔はしてない。 少ししかしてない。 275 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 04 44 06.54 ID qbaHFId70 武器はアレだよ、お姉ちゃんのと同じなんだよ 銃が描けなかったんだよ 坂本「ふむ、こんなところか。今日はここまでとする!」 俺「終わった……。今日も無事生き延びた……」 坂本「もうすぐ夕食の時間だろう、風呂で汗を流してくるといい」 俺「了解……」 体を引きずるように大浴場へ向かった。 坂本「失礼する。ミーナ、今日の俺の訓練記録を持ってきたぞ」 ミーナ「お疲れさま、それにしても毎日ずいぶん厳しいメニューね」 坂本「今あいつに必要なのは基礎体力だ。長時間の飛行に耐えるにはどれだけ身体強化に割く魔力を減らせるかにかかっているからな」 276 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 04 50 18.85 ID qbaHFId70 ミーナ「それにしても、このペースじゃ彼の身体が持たないわよ」 坂本「……我々は女の指導しかした事がないからな、あのくらいの男は恐ろしい速さで成長する」 坂本「男子三日会わざれば刮目して見よ。よく言ったものだ」 ミーナ「それは扶桑の諺?」 坂本「ああ、今あいつを三日も見なかったら本当に驚きそうだ……」 坂本「鍛えるのが楽しくてしかたないんだ……ふっふっふっ」 ミーナ「俺君、生きるのよ……」 俺「なんか寒気がする……。早く風呂入ろ」 シャーリー「ありゃ、俺も今から風呂かー」 俺「あ、シャーリーさん。じゃあ俺は後でいいっすよ」 シャーリー「んー。一緒に入るか?」 俺「え!いや、ちょっ!?」 278 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 04 55 08.28 ID qbaHFId70 シャーリー「冗談だよ、と思ったけど夕飯まで時間がないしなあ。風呂は広いし大丈夫だろう」 俺「うええ!?いやいやいや、大丈夫じゃないっす!」 シャーリー「気にすんなって。それとも私と入るのがそんなに嫌か?傷つくなあ」 俺「いやそりゃご一緒したいです、じゃなくてそんな」 シャーリー「はいはい時間がないぞー入った入った」 俺「いやこれ絶対マズいですってちょっ引っ張らないであああああ……」 279 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 04 56 11.40 ID qbaHFId70 シャーリー「はー、いい湯だなあ。訓練の後は格別だよ」 俺「そうですね……」 シャーリー「おーい、あんまり気にするなよ。そりゃジロジロ見られたら恥ずかしいけど、見られても減るもんじゃないし」 俺「そうですね……」 シャーリー「おーい、聞いてるかー」 俺「そうですね……」 シャーリー「この野郎ー」 俺「うわあああ!!せ、背中に当たってます!!」 シャーリー「ひひっ、無視した罰だ、ほれほれ」 俺「柔らかっ!じゃなくて誰か入ってきたらどうすんすかー!?」 エイラ「ヤーリガフッテモっと。お?」 282 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 05 02 26.08 ID qbaHFId70 俺「うわあっ!!いやっ違うんすよこれはネウロイのしわざでしてっ」 エイラ「なんか面白そうなことやってんナー。私も混ぜろよー」 シャーリー「よーし、エイラは右翼から、私は左翼から攻めるぞー」 エイラ「任セロー」 俺「なんでだー!?」 俺はこの基地に来たことを微塵も後悔していない。 宮藤「はっ!この感じ、おっぱ…」 リーネ「どうしたの?芳佳ちゃん」 宮藤「んー、気のせいかな……」 リーネ「?」 284 名前:主人公っぽい俺[おっぱいっていいよね] 投稿日:2010/11/11(木) 05 10 06.45 ID qbaHFId70 シャーリー「さあ、飯だ飯だー」 俺「あー……。止まらない……」 宮藤「あれ、俺さん鼻血ですか?私が治しますよ」 俺「あ、それじゃお願いします……」 宮藤「はい!それにしてもどうしたんですか?」 エイラ「キシシ、実はなあ……」 俺「わー!ちょっとまっ」 シャーリー「実は俺の奴のぼせててさー、私達が偶然風呂に行かなければ危なかったんだぞー?」 俺「いやいや、何言ってんですか!」 シャーリー「おやおや、違うのかな?それとも鼻血を出すようなことが他にあったのかな?」 俺「い、いえ!何も無かったですよ!?」 エイラ「ムフフ」 宮藤「?よくわかんないですけど、止まったみたいですよ。鼻血」 俺「あ、ホントだ。ありがとな宮藤」 宮藤「いえ、どういたしまして」 285 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 05 20 36.86 ID qbaHFId70 エーリカ「あー、それ私のお芋だよー?」 バルクホルン「何を言う!お前が私の皿から取ったんじゃないか!」 エーリカ「ちぇー、けちー」 バルクホルン「何がケチーっだ!」 エーリカ「あ、そういえば俺ー。俺の固有魔法ってなんなのー?」 バルクホルン「あ、こら!話をそらすな!」 宮藤「すごく強引なそらし方ですね……」 俺「はは……、えっと。まだよくわからないです」 坂本「いろいろ試させてみたんだがどうも変わっていてなあ」 ミーナ「そうねえ、報告書を見たときは驚いたわ」 シャーリー「どういうことだ?」 ミーナ「そうね、では食後にハンガーで説明することにします」 288 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 05 28 23.16 ID qbaHFId70 エーリカ「今ここだと説明できないの?」 ミーナ「いいえ、そんなことないわ。でも、どうせなら実際に見たほうが驚くと思うわ」 エイラ「オイ俺、こっそり教えろよー」 俺「はあ、でも俺自身はよくわかってないんすよ?ミーナ中佐と坂本さんはわかったみたいですけど……」 坂本「まあな。だが、口で説明するより実際に見たほうが早いのは確かだ」 エーリカ「えー、気になるよーっと。ぱくっ」 バルクホルン「あ、こらハルトマン!それは私の芋だぞ!?」 エーリカ「もう私の一部だよーん」 バルクホルン「おまえというやつはー!!」 289 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 05 39 13.57 ID qbaHFId70 食事が終わり、全員でハンガーにやってきた。 俺はユニットから魔力供給を受けないと魔法が使えないのでユニットを履く準備をする。 整備俺「言われた通り、魔力槽は空にしてあります」 ミーナ「ありがとう。機体に異常は無いわね?」 整備俺「はい。飛行だってできますよ」 ミーナ「わかりました。それでは今から説明します。そうね、まず初めに私の魔力から使ってみましょうか」 俺「了解です」 魔力が蓄えられる様子が感覚的にわかる。 少し魔法を使う程度なら満タンにする必要はない。 俺「このくらいで大丈夫です」 坂本「よし、それでは俺。目隠しをしろ」 俺「バンダナおろせばいいですよね?」 坂本「かまわんぞ。よし、みんな離れるんだ」 エーリカ「りょうかーい」 292 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 05 53 18.94 ID qbaHFId70 坂本「それでは今から私が指をさした者は前に出てくるんだ、いいな?」 エイラ「よくわかんないけどりょうかーい」 坂本「よし、始めろ俺」 俺「了解っす。すぅ……」 魔力槽から魔力を体内へ導入。 傾向、濃度、流量を解析。 なんというか、中佐らしい魔力だなと感じる。 魔法発動式を構築。 構築した式に魔力を入力。 俺「……、よし。いけます」 坂本「今、お前の半径5メートル以内にいる人数を答えろ」 俺「3……いや、4人です。前に3人、頭上に一人います」 坂本「うむ!正解だ!」 ルッキーニ「ひゃ!?なんでなんでー?」 293 名前:主人公っぽい俺[ズボンは履いてていいよ] 投稿日:2010/11/11(木) 06 00 02.50 ID qbaHFId70 俺「ふー、感知系はなんか難しいっす」 シャーリー「おいおい、結局お前は空間把握系の固有魔法なんじゃないか」 宮藤「ミーナ中佐と同じなんですね!」 ミーナ「うふふ、違うわよ?」 バルクホルン「ん?どういうことだ?」 ミーナ「そうねえ、今度はあなたが魔力補充してみて?」 バルクホルン「よくわからないが、まあいいだろう」 バルクホルンさんの魔力は力強いというか、猪突無新というか。 俺「よし、OKです」 坂本「では、そうだな。バルクホルンと腕相撲をしてみろ」 バルクホルン「私も魔法を使った状態でか?」 坂本「ああ。もちろんだ」 296 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 06 09 13.99 ID qbaHFId70 バルクホルン「では、全力で行くぞ!!」 俺「ちょ、これ魔力全部固有魔法にまわしますよ!?」 坂本「では、初め!」 バルクホルン「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」 俺「く、ぐおおおおおおおおおおおおお!!」 シャーリー「さすがにあの馬鹿力に相手は無理だろー」 エーリカ「でも、トゥルーデ相手によく耐えてるよ?」 ペリーヌ「確かに、あの力に耐えるとなりますと、念動系の固有魔法でないと無理ですわね……」 リーネ「えっと、どういうことなんでしょう?」 バルクホルン「ふふ、少し驚いたが所詮はこの程度かあああああああああああああああ」 俺「ぐああああああああああああああああああああああああああ」 腕を思いっきり机に叩きつけられた。 301 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 06 16 09.49 ID qbaHFId70 (わかりにくいから魔力=電気みたいなものだと思い込んでください) 坂本「そこまで!どうだ、みんなわかってきたか」 宮藤「えっと、俺さんは固有魔法が二つ使えるんですか?」 坂本「はは、違うぞ。よし、宮藤の魔力で試してみろ」 俺「その前に腕を治療してください……」 宮藤の魔力は、優しさに溢れていて温かかった。 なんでか分からないけど、少し泣きそうになった。 俺「こんな感じかな……」 エイラ「おお、擦り傷が治っていくぞ」 俺「なんで自分の怪我を自分で治癒してるんだろう……」 坂本「ちょうどよかったじゃないか、はっはっは」 シャーリー「なるほどな、だいたいわかったよ。器用な奴だとは思ったがここまで器用だったとはなー」 ルッキーニ「にゃ?ねえねえシャーリー、どういうこと?」 304 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 06 24 01.78 ID qbaHFId70 ミーナ「そろそろ種明かしをしましょうか。俺さんの固有魔法はいうなれば『魔法力制御』です」 ミーナ「普段私達はほぼ無意識に魔法をつかってるでしょ?」 エイラ「どういうことだろう」 サーニャ「えっと……?」 ミーナ「例えば、息を吸うのはとても簡単よね?でも本当は体の中の筋肉を動かして空気を肺に取り込んでいるの」 ミーナ「その筋肉を意識的に動かして呼吸するなんてことは本来しないわね?」 ミーナ「俺さんの固有魔法はこの筋肉を自分の意思で正確に動かすようなもの、といったところかしら」 ミーナ「つまり俺さんは私達が普段固有魔法を使う際に行っている手順を解析してその魔法を実行できるみたいなの」 306 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 06 33 10.48 ID qbaHFId70 宮藤「えええええええ!それって、すごくすごいことじゃないですか!」 ミーナ「とは言っても、色々制約はあるわ」 坂本「まず、供給された魔力の主であるウィッチの固有魔法しか真似できない」 俺「はい、なんていうか。魔力にも向き不向きな魔法があるみたいなんですよね。それに魔力から逆算して魔法を使う方法を知るっていう感じなんです」 バルクホルン「つまりミーナの魔力で私や宮藤の固有魔法を使うというのは難しいのか」 俺「無理にやっても多分使い物にならないと思います」 坂本「それと、オリジナルの固有魔法ほどの能力は発揮できない」 俺「さすがに完璧に真似るのは無理ですよ。お手本を見ながらそれを模写するような感覚なんで、有名な絵画を鉛筆でデッサンするみたいな感じです」 坂本「蓄えておける魔力の量も限られているしな。とはいえ、非常に応用がききそうな固有魔法だ」 308 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 06 44 59.76 ID qbaHFId70 ルッキーニ「ねえねえ俺!俺もシャーリーみたいに音速出せるの?」 俺「いやー、まだ試してないからわかんないけど、多分他のみんなより少し速く飛べる程度じゃないかなあ」 ミーナ「これから試作機の性能のテスト以外にも、俺君の固有魔法についてもテストしていこうと思っているの」 ミーナ「みんな、協力してくれるかしら?」 宮藤「もちろんです!」 ペリーヌ「私の固有魔法を真似ようなんて十年早いですけど、まあやってみなさい?」 エーリカ「は!俺がシュトゥルムを使えたら長年温めてたあの技が使える!」 ミーナ「うふふ、大丈夫みたいね」 俺「あのー、もうユニット脱いでいいですか?いろんな種類の魔法を使うと疲れるんですよ」 坂本「ああ。よし、今夜はこれで解散!明日から交代で俺の実験につきあってもらうぞ」 「「了解!」」 俺「しまった、これ結構疲れるぞ……。明日から体もつかなあ……」 309 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2010/11/11(木) 06 47 18.45 ID qbaHFId70 終わりです まあようするに回路を真似て冷蔵庫や掃除機になれるって感じの固有魔法ですだいたい あと飛行魔法にまわす魔力をカットしてシールドにまわしたりもできます でも出力が大きくないんで器用貧乏とも言います 主人公っぽい俺 3へ続く
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異世界のウィッチ3・その3 ――――――――――――数日後・俺の部屋 ・・・扶桑刀の手入れをしながら、俺は考え事をしていた。 あの戦闘の後、『また誰かが召喚された』件についてミーナに報告したら、 『軍の上層部が関わっているかも』ということで、上層部に呼び出された際についでに尋ねてきてもらったが・・・ 偉いおっさん達は驚いた様子で、『こちらも調べてみよう』と答えたそうだ。 ・・・上層部は関係ないのか・・・ ちなみになぜミーナが上層部を疑ったのか、理由を尋ねてみたのだが・・・ なんでも、以前こいつらがブリタニア(・・・リーネの故郷だっけ?)で戦っていたときに、 そこでの上官だった、マロニーとかいう鍋に入れて食えそうな名前のおっさんが、 ネウロイの力を利用した兵器・・・ウォーロックだかを作成したことがあるから、 今回も秘密裏に何かやったのでは?・・・と思ったとのことらしい。 そのウォーロックはどうなったんだ?と訊いてみたら、・・・逆にネウロイの力に乗っ取られて暴走したらしい。 まあ、それはともかく・・・ 俺「・・・」 つまり、軍とは関係のないところで召喚が行われた、ということか。 ・・・まあ、俺にとっては、軍が関わっていようと国が関わっていようと、 どうしても見逃せない問題であるということは確かだ。・・・この世界において、人為的な召喚の『鍵』は俺の力以外にありえない。 ・・・何から俺の力を得たのかはわからないし、俺の知らないところで召喚が行われたのだが、 なんにしても・・・俺の力を利用されたのだから、俺にも召喚の責任がある。 俺「・・・」グッ この世界の人間は、自分の欲望のためなら、別の世界まで利用するっていうのか・・・ ・・・俺は、そんなことをしてもらうために、戦っていたわけじゃないのに・・・ ・・・ ・・・ネウロイも、同じことをしたな・・・ ・・・ ・・・人も、ネウロイも・・・同じようなもの、なのか・・・ ・・・ 俺「・・・何考えてんだ」ポツリ 浮かんできた考えを振り払う。 俺はこの世界の人間を守るために戦ってるはずなんだ。 ・・・でも・・・ 俺「・・・」 ・・・そんな奴ら、守る価値はあるんだろうか・・・ ・・・ ・・・守るべき、なのだろうか・・・? ・・・召喚だなんて、人の運命を弄ぶことを、自分達の欲望のために行う奴らを・・・ 俺「・・・」 ・・・召喚された人は、今何を思っているのだろうか・・・? 初めの頃の俺のように、帰りたいと思っているだろうか・・・? ・・・もしそう思っているのならば・・・俺は、その人を帰さなければならない。何を犠牲にしてでも。 俺「・・・クソッ」 ・・・俺があのときに帰っていれば・・・ネウロイの誘いに乗っていれば・・・ こんなことにはならなかったんだ・・・ 俺が・・・ コンコン 部屋のドアがノックされた。・・・この時間帯に俺に用ってことは・・・ 俺は刀を鞘に納めて、腰に携えてから、言った。 俺「何だ?」 「俺さん、坂本さんが『訓練するから外に来い』って言ってました」 宮藤の声だ。 俺「・・・」 ・・・気を紛らわすことができるかもな。 俺「りょーかい・・・」 ・・・ ・・ ・ ――――――――― 基地周りを10周せよ、か。・・・初めの頃は、体育の授業の持久走を思い出して物凄くイヤだったのだが、 俺「ふぅー・・・」 今の俺にとっては「いつものこと」として済ませられるレベルのことになってしまった。・・・慣れとは恐ろしいものだ。 坂本「ふーむ・・・流石だな。宮藤達をここまで遅れさせて終了とは」 膝に手を置いてうなだれる俺に坂本が言う。 俺「・・・このくらい、できなきゃ、情けないからさ・・・」ハァハァ 坂本「・・・ふっ、はっはっはっはっは!言うようになったな、俺!」 俺「うっせぇ・・・」ハァハァ 坂本「・・・よし!」 俺「・・・」ハァハァ またなんか思いついたのか・・・? 坂本「俺、刀は持ってきているな?宮藤達が走り終えたら、射撃訓練に移る前に一試合しないか?」 え・・・ 俺「えぇ~・・・」 坂本「なんだその反応は?」 俺「俺があんたに勝ったことないってこと、わかってるくせに・・・」 坂本とは、お互い剣の道を歩んだ者同士として、稽古の他にもしょっちゅう試合をしていたのだが、 俺は坂本に一度も勝ったことはなかった。・・・大体にしろ、真剣でやろうってのが間違いなんだよ。怖すぎだろ。 坂本「む?今日こそお前が勝つかもしれないではないか」 俺「いつもいつもそう言われて試合して、そんで俺は負けてきたんだよ」 坂本「・・・はっはっはっはっは!」 俺「・・・ったく、あんたは・・・」 坂本「私は、お前が成長した部分が口だけではないというところを見たかったのだが」 ・・・ 俺「・・・」 坂本「・・・」 俺「・・・」 坂本「・・・」 俺「・・・今日こそ勝つ」スッ 膝から手を離して俺は言う。 坂本「・・・はっはっはっ!それでこそ扶桑男児だ!」 俺「・・・俺は日本男児だ」 坂本「ん?同じようなものだろう?」 俺「・・・」 ・・・そうかもしれない。 俺「・・・そうかもな」 坂本「・・・ふっ」 ・・・ ・・・ ・・・ 宮藤「はっ、はぁ・・・」ハァハァ リーネ「おっ、俺さん・・・速い、です・・・」ハァハァ あ、ようやく宮藤とリーネとペリーヌが走り終わったのか。 ・・・ペリーヌが俺のところに寄ってくる。 ペリーヌ「お、俺さん・・・?」ハァハァ 俺「ん」 ペリーヌ「少佐と、何を・・・お、お話に、なられていたの、ですか・・・?」ハァハァ 俺「・・・また久しぶりに一試合するぞって」 「「「!」」」 宮藤「またお二人の試合が見られるんですか!?」パァッ 俺「宮藤、お前なんで楽しそうな顔してんだよ?俺いっつも負けてるっつーのに」 宮藤「でも、試合をしてる時の俺さんはかっこいいってみんな言ってますよ?」 俺「聞いたことねえよ」 リーネ「・・・確かに、俺さんのいるところでは言っていませんでしたからね」 俺「・・・」 宮藤「サーニャちゃんが夢中になっちゃうのもわかる、って」 ・・・ 俺「・・・なんでそこでサーニャの名前が出てくるんだよ?///」 ペリーヌ「あら?何を言っていますの?」 俺「わざわざ名前出す意味がわかんねえよ///」 リーネ「俺さんが相手だからこそ名前を出す意味があると思いますが・・・」 宮藤「その理由は俺さん自身がよくわかってると思いますよ~?」 こいつら・・・ 俺「わかんねえy・・・」 わかんねえよ死ね、と言おうとしたその時・・・ ドクンッ ! 俺「・・・!?」 坂本「・・・む?」 ・・・またこの感覚・・・ ペリーヌ「・・・俺さん?どうなさいました?」 ・・・近い・・・ だけど、・・・これは、なんだ? リーネ「・・・あ!」 宮藤「俺さん、もしかして・・・」 ・・・何か、違和感がある・・・異世界の魔力とは、どこか違う感じが・・・ 俺「・・・っ」チャキッ ・・・違和感があろうと、俺が感知できるということは異世界の魔力であることに変わりない。行かなければ。 俺「くっ!」ダッ 壁に立てかけておいた刀を持って、俺は感覚のするほうへ走った。 宮藤「俺さん!?異世界の人が、ここに来たんですか!?」 背後の声を、俺は気にも留めなかった。 ――――――――――― ミーナ「・・・どちらさまでしょうか?」 「女と申します。・・・」 ミーナ「・・・なにか、御用でしょうか?」 女「・・・」 ミーナ「・・・?」 タッタッタッタッ・・・ 俺「・・・っ!」 ・・・この人、か・・・ 女「・・・」ジッ 俺「ハァ・・・ハァ・・・」 ミーナ「・・・俺さん?・・・」 ミーナが不思議そうな顔で俺を見る。・・・タイミングよく来すぎだ、とでも思っているだろうか? まあ、それはともかく・・・ 俺「・・・あんたは・・・」ハァハァ 俺は、目の前の女性を見る。 ミーナ「・・・まさか」 ミーナが、俺の様子から目の前の女性の事情を察したようだ。 女「所詮、この世界の人間に私達の苦しみはわかりませんよ。そうですよね、俺さん?」 ・・・苦しみ。 俺「・・・俺は・・・」 タッタッタッタッタ・・・ 坂本「俺!」 宮藤「はぁ、はぁ・・・」 リーネ「お、俺さん・・・」 ペリーヌ「まさか、その女性が・・・」 女「・・・」 俺「・・・」 お仲間ですか? ・・・ああ そうですか・・・ コツコツコツコツ・・・ エーリカ「何してんの?」 ゲルト「ミーナ、その女性は?」 シャーリー「お客さんか?」 ルッキ(おっぱいはふつーだ・・・) エイラ「サーニャ、どうしたンダ?眠くないか?」 サーニャ「・・・俺さんみたいな気配がするの・・・」 エイラ「エ?」 ・・・みんな・・・ 女「皆さん、おそろいですか。さて、どこから話したものでしょうか・・・」 異世界のウィッチ3・その5
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最上の空陸両用 5 俺「ストライクウィッチーズ?」避難所 645-678 全体の表紙はこちら 645 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 11 58 46.85 ID ok1LDBwo 『きょうはみんなといっしょにようじょをたおしにいったよ』←【ようじゅだぞー、ようじょはあぶないぞー】 『あたしたちはお空からコウゲキしたけど、ネウロイがいっぱいいてもうたいへんだったよー』 【私はミーナの直掩だった。ルッキーニが頑張ってるところもよく見れたぞ】←『ありがとシャーリー!』 『あんなでっかい木なんてハンソクだよね!ネウロイまでくっついてるんだもん』 【なんせあんなでっかい構造物なだけに攻撃には苦労したけど、 最終的には<俺>がどかーんとキメた。あんなの初めて見たけど、ゾクゾクしたね。 あれが陸戦ストライカーの攻撃力だってんならたいしたもんだと思った】 『おっちゃんすごかったねえ。ようじょがどばーん!ってたおれちゃうんだもん』←【だからようじ「ゅ」だぞー】 【でも<俺>が海におっこっちゃってさあ、少佐たちは追って海に飛び込もうとするし大変だったなー】 『芳佳とペリーヌなんて半なきだったもんねー』←【宮藤はともかくあのペリーヌまで、ってのはびっくりしたよ】 【でもあいつ溺れないんだってな。まったく、そういう事は先に言えよなー】 『ミーナのカミナリおっこちたー!』【ま、アレは自業自得だな】 【そんなこんなでオペレーションサラマンドラは完全終了!】『あたしたちのかーち!』 『ほーこくしゃ、フランチェスカ・ルッキーニ ∫^ヮ^∫ 』【そして、グラマラス・シャーリーでした!】 ……… …… … シャーリー「とゆー日誌を作成したので受領おねがいしまっす、なんてな。ははは」 俺「は、はぁ…了解しました。 しかし、なぜシャーリーさんたちが最上の日誌を書いてるんですか…?」 (っていうかごちゃごちゃしてて見にくい…) ルッキーニ「おふねのおっちゃんたちはミーナのカミナリでゼンメツだから、 今日はあたしたちが書いて、だって!」 俺「あの船もうダメかもしれない…」 前提になるお話はとくにないけど、第三話でエイラとケンカしたあたりが絡んできます そのあたりは第三話途中のアタマのあらすじにて 647 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/09(木) 11 59 29.61 ID 9hJ/H8k0 保守んないと危ないとか規制前なら考えらんないしな . 644 期待してるー 644は俺で、この時は珈琲入れてました 644 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/09(木) 11 55 24.51 ID ok1LDBwo ごめ、お湯わかすのに時間かかっちゃった、あと2,3分ください 648 名前:最上の空陸両用 前回のシメは 110[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 01 51.25 ID ok1LDBwo 前回のシメのセリフから再開 ……… …… … 坂本「みんな、本当にご苦労だった。帰ったら風呂だ!そしてメシにしよう!」 俺「えっ!!? 風呂あるんですか!!!!」 649 名前:最上 624て、照れるじゃなイカ![saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 03 31.38 ID ok1LDBwo というわけで音の速さで駆けつけた!(風呂へ) ……… …… … 坂本「ここがこの基地の風呂だ」 俺「……」 坂本「…<俺>?」 俺「ひろい、でっかい、ものすごーい!」 俺「…あ。 げほ、げほん! し、失礼しました、坂本少佐!」 坂本「ん…? はっはっは、お前もそういう顔をするんだな! まぁ今はまだ湯を張ってないが、すぐに張らせるから あとでいくらでもゆっくり入るがいいさ」 俺「…恐縮です」 俺(ぜってー入る、ゆっくり浸かるー♪) 650 名前:最上 641巻き添え規制スレが一日で800レスという異常事態・・・[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 05 32.22 ID ok1LDBwo 食堂 ……… …… … シャーリー「しかし、終わってみればあっさりしたもんだなあ。 まだ昼をちょっと回ったくらいだぞ」 エイラ「何いってんだよ、もうくったくただよー。 サーニャ、大丈夫か?」 サーニャ「ん…Zzz」 ミーナ「ほんと、ここまでうまく作戦が終了するとは思わなかったわ。 みんなが頑張ってくれたおかげよ、ありがとう」 坂本「みんな、当番兵に風呂の用意を頼んだところだ。 すまんが、風呂は後にしてまずはメシにしよう」 俺「まさか戦闘指揮官じきじきに風呂の手配をするとは…」 ミーナ「美緒はお風呂が大好きだから、こういう事も率先して動くのよ」 坂本「宮藤、すまんがメシの準備を頼めるか?」 宮藤「はい、坂本さん。 朝作りおきしておいたものですけど、すぐに準備しますね」 リーネ「手伝うよ芳佳ちゃん」 651 名前:最上 645はあらすじパートだから誤字ネタとか作中での時系列とか気にしちゃいけないのぜ[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 08 01.85 ID ok1LDBwo 「「「いただきまーす!」」」 ……… …… … ルッキーニ「にゃはー♪ おいしー!」 シャーリー「運動したあとはご飯がうまい!」 バルクホルン「で、今日はこの後どうするんだ?」 ミーナ「そうね…もうみんなも消耗しきっているみたいだし、 今日は必要最低限の体制を取って、他の人は休息とします」 エイラ「あ、あのさ! サーニャ!サーニャの夜間哨戒もお休みなのか?」 坂本「あー…さすがに今日は夜間哨戒を外してもらうわけにはいかない。 ないとは思うが、戦略拠点を潰されたネウロイが妙な動きを起こさないとも限らんしな。 当然、今日はもう一切の任務から外すつもりだが…サーニャ、大丈夫か?」 サーニャ「ん…ふぁ…。 はい、だいじょぶです」…zZ バルクホルン「なら、日中の哨戒は私が出よう。 他の人選は任せるぞ、ミーナ」 ミーナ「ありがとうトゥルーデ」 652 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 09 34.93 ID ok1LDBwo 俺「……。」 (ふむ) エーリカ「…ふむふむ」 エーリカ「ふんふんふふーん、とりゃ」むにーん 俺「ふふぇ!? ふぁ、ふぁるふぉまんふぁん、ひはは、ひは」 エーリカ「ほれほれー、本日のえむぶいぴーの<俺>少尉殿、 ヒーローインタビューの時間だぞー」むにに、ぱちーん! 俺「ひだッ!? ひどい…。 それはそうと、ひ、ヒーローインタビューってなんですか」ヒリヒリ エーリカ「いやー、さっきから<俺>黙りっきりだからさー、なんかしゃべりなよって思って」 宮藤「そういえばそうですよね。 <俺>さんすごかったです!」 俺「あー、あの…いえ、そんな。 俺はたいしたことしてないというか、大砲を撃って当てただけで。 ペリーヌさんや宮藤さんが支援してくれなければどうにもなりませんでしたし それにご迷惑もおかけしてしまったりで、正直あまり胸を張れるような事は…」 653 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 11 38.76 ID ok1LDBwo ペリーヌ「謙遜は美徳ですけれども、あまり度を過ぎますと嫌味になりますわよ<俺>さん。 今日の戦果は、充分に胸を張って誇るに足るものだと思いますわ」 エーリカ「おお、ペリーヌからの意外なフォロー。 という事だそうなんですが、どうですか解説のバルクホルン大尉」 バルクホルン「んな…なぜ私に振るハルトマン!っていうか解説とはなんだ! それに、お前に『バルクホルン大尉』だなんて呼ばれるとむず痒いな。 …まあ、確かに、今回の最大戦果は<俺>なんだから、そこは誇ってもいいんじゃないか」 俺「なんか危ないことを皆さんに押し付けて、いいとこ掻っ攫ったみたいで…評価していただけるのはありがたいですけど」 シャーリー「うーん、今日くらいはもっと『俺サマ大勝利!』みたいな態度でもいいと思うんだけどなー」 エーリカ(おっと、そうだそうだ。こっちにも話を振っておこう) エーリカ「まあねー。エイラとさーにゃんはどうおもう?」 エイラ「うぇ!? いや、わ、わたしは別にどうでもいいよ…」 サーニャ「あの…わたしは、<俺>さん頑張ったと思います…」 シャーリー「おう、そーだよなあ。さっすがサーニャは話がわかる! でもエイラはどうでもいい、と。へーえ」にやにや エイラ「さ、サーニャ…。 むむむー…ま、サーニャも認めてるし、わたしも少しは認めてやってもいいゾ」 エーリカ「うんうん、よきかなよきかな」 俺(あれ…これって、ひょっとして、さりげなく仲裁してくれてる感じなのか…?) 654 名前:最上 最上さんの楽しみ方その××(続く)[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 13 54.01 ID ok1LDBwo 「「「ごちそうさまでした!」」」 ……… …… … バルクホルン「では、行ってくる。 念のためA島はざっと全島を走査してこようと思うが、いいか?」 ミーナ「ええ、お願い。 宮藤さん、リーネさんも、疲れているところ悪いけど、おねがいね」 リーネ「了解しました」 坂本「3人とも、くれぐれも無理はしないようにな。 会敵した場合はまず退避を念頭に行動してくれ」 宮藤「はい!」 バルクホルン「よし、行くぞ二人とも」 655 名前:最上 投下された全文をメモ帳にコピって(続く)[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 18 12.45 ID ok1LDBwo シャーリー「よし、一息ついたことだし風呂にでも入るか」 ルッキーニ「うわは、あたしもはいるー!」 シャーリー「他のみんなはどうするんだ?」 エイラ「サーニャ、わたしたちはどうする?」 サーニャ「…ねるわ。夜にサウナ入りましょ、エイラ」 エイラ「というわけで私たちはパス」 ミーナ「作戦に関する報告や情報の取り纏めもあるし、わたしと美緒は後にするわ」 ペリーヌ「わ、わたくしも後にしますわ。 哨戒中の方々になにかあったときに動ける人間が必要でしょうし」 エーリカ「トゥルーデが帰ってきたら起こして…」 シャーリー「なんだ、あたしとルッキーニだけか。 ま、いいや。お風呂独占だぞルッキーニ」 ルッキーニ「よーし、泳ぐぞー」 ルッキーニ「あれ? そういやおっちゃんは来ないの?」 俺「あ、あとでゆっくり入るよ…」 (いくらなんでも一緒になんて入れるかっての…一人でゆっくりはいるのさ) 656 名前:最上 <俺>を自分の名前で変換すると、みんなが君の名前を呼んでくれるぞ![saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 20 04.63 ID ok1LDBwo 俺(シャーリーさんとルッキーニは風呂に行ったか…。 風呂が開くまで、俺はどうしようかな) ペリーヌ「少佐たちやハルトマンさんも行ってしまいましたし、 わたくしはお庭にでもいこうかしら」 エイラ「サーニャ、わたしたちもお部屋に行こう。 ここで寝たら風邪ひくゾ」 サーニャ「…ん……」Zzz エイラ「ああ、さーにゃあ……。 まあ、今日は大変だったし仕方ないよなー。 なんとかおんぶして部屋に連れていくしかないナ」 …… … エイラ「うう、なかなかうまく行かないゾ。 手を回してくれよ、サーニャ…って、眠ってるから無理だよナ…」 657 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 21 02.90 ID 9hJ/H8k0 ワロタww 658 名前:最上 今思いついたんだけど心底どうでもよかった\(^o^)/(楽しみ方)[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 21 47.04 ID ok1LDBwo エイラ「ま、マズい、サーニャをおんぶするところまでは出来たけど、安定が悪くて歩けない… バルクホルンや少佐がいれば良かったのに、こんな時に限っていないし…」 ペリーヌ「ああもう、サーニャさんったら、仕方ないですわね。 エイラさんも、出来ないことを無理しすぎですわ。 ちょっと、<俺>さん手伝ってくださいまし」 俺「あ、はいペリーヌ中尉。どうすればいいですか」 ペリーヌ「サーニャさんが寝てしまいましたの。 こうなってはちょっとやそっとでは起きませんし、お部屋に運んで差し上げて」 俺「え?あ、ああ、はあ」 エイラ「うげ、いいよ。 オマエなんかには頼まないゾ!」 ペリーヌ「ほらほら、そんな事言ってる間に背中からズレ落ちそうじゃありませんの!」おさえおさえ ペリーヌ「ほらごらんなさい。サーニャさんを怪我させたくないなら素直にお願いしてしまうことですわ。 …<俺>さんも、まさか拒否なんてされないですわよね」 俺「き、拒否はしませんが、その…エイラ中尉は…」 エイラ「……。 ………あーもう、わかったよ! チェ、今回だけダカンナ」 659 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 23 49.76 ID ok1LDBwo 俺「は…あの、はい。 では、失礼します…」ひょい (なッ!?) ペリーヌ「あら、お姫様だっこ」 俺「寝てる子なら、おんぶよりもこっちのほうが、手の中だけで抱え込める分安定しますからね」 (それにしてもなんだ、この娘…妙に、軽い) ペリーヌ「そういうものですのね。 それにしても、さすがに殿方なだけあって、女の子を抱き抱えるくらいの力はありますのね」 俺「はは…ま、腐っても軍人ですから」 エイラ「オマエ、ずるいぞ!!」 ペリーヌ「……? なんですの、エイラさん。 お姫様だっこに憧れていらっしゃるなら、サーニャさんの後にやってもらえばよろしいじゃありませんの」 エイラ「そういう事じゃネーよツンツンメガネ!」 ペリーヌ「その呼び方やめていただけません!?」 俺「あー…ええっと、サーニャ中尉の部屋は、エイラ中尉と同じ部屋だったと記憶しているんですが?」 エイラ「フン。 しょうがないな、一応案内してやるヨ」 ペリーヌ「それじゃ、あとはお願いいたしますわ、<俺>さん」 660 名前:最上 前回泥遊びしてた<俺>だけど、ちゃんと着替えてるからきちゃなくないよ!泥臭いけど[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 25 17.11 ID ok1LDBwo エイラ・サーニャの相部屋 ……… …… … 俺「起こさないように慎重に……と」ぽす サーニャ「……すぅ…すぅ…」 俺「よかった、最後まで起きないでくれて」 エイラ「…ん」 俺「あの、エイラ中尉、すいませんでした。 話の流れとは言え、サーニャ中尉に触れるようなことを…」 エイラ「べ、別に、いい…。(はっ!) っていうか、ここはわたしが礼を言うところだろ!」 俺「あ、すみません」 エイラ「だからいちいち謝んなよ。そういうのちょっとムカツクぞ」 俺「すいま…ああ、これは謝るところですよね、すみません」 エイラ「フン…」 661 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/09(木) 12 25 49.49 ID MHTscgDO そこの君 いいものを抱えているね僕と交代しないかい? お断りします( ゚ω゚ ) 662 名前:最上 661お断りします( ゚ω゚ )[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 28 04.32 ID ok1LDBwo 俺「……」 (それにしても、サーニャ、か) エイラ「……」 俺「……」 (いや、サーニャだけじゃない、そもそもこんな女の子たちが…) エイラ「……。 .………おい! いつまでサーニャの事を見てるんだよ!」 俺「…! あ、失礼しました、エイラ中尉。 要件は済みましたので退出いたします」 エイラ「おう。いやまって。 …一応礼は言っとくよ、アリガトな。 ペリーヌにも言っといてくれよ」 俺「…はい。 この位のことであればいつでも呼んでください」 エイラ「ま、またサーニャを抱っこする気か!ずるいゾ! …いや、こんどその、さっきの抱っこのやり方教えてくれ」 俺「…? は、はい。 それでは、失礼します。 えと…サーニャ中尉に、夜間哨戒頑張ってください、とお伝え下さい。では」 663 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 30 52.56 ID ok1LDBwo バタン(扉を閉める音) ……… …… … 俺(徴兵…ウィッチだからって理由だけで、あんなちっぽけな娘が戦ってる…) 俺「ふぅ。風呂はまだかな、見に行くか」てくてく 俺(俺はまだいい…軍に入ったのは食い扶持を得るためだったし、ウィッチになったことも含めて いろいろ悪いこともあったけど、仕事だと諦めもついてる。今更そんなこと考えてられる歳でもないしな) 俺「それはそうと、整備のヤツが言ってた『いーえむてぃ』ってのはなにか新兵器なのかね…」てくてく 俺(でも、あの子たちは違う…あんなちいさな、ガキすら産めなそうな歳の娘を戦争に巻き込む。 いや、巻き込むどころか正面戦力として化け物にぶち当ててる) 俺「えーらいにゃ、えーらいにゃ…とかも言ってたか。なんだろうな」とぼとぼ 俺(俺なんかが考えたって仕方ないことだ。 仕方ないことだが…まったく、クソみたいな話だ。クソ、クソ、クソッタレだ) 俺(だから俺はこんなところには着たくなかったんだ。嫌でもああいうのを見ることになるから…! ちくしょう、船とっとと直れよな) 俺「もっミーナ、もっミーナ…」とぼとぼ ミーナ「…<俺>さん? 揉みな揉みなって、なんのこと?」 俺「うわわわみ、ミーナ中佐!?」 664 名前:最上 注:最上さんはみんなの事情を聞いてないので(続く)[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 33 45.40 ID ok1LDBwo 俺「いや、あの、なんでもありません! みっミーナ中佐こそ、なぜここに?」 ミーナ「あら、わたしが司令室から出てくるのがそんなにおかしいのかしら?」 俺「へ…? うわ、ここは司令室の前…いつのまにこんなところに… あの、失礼しました!」 ミーナ「ふふ、いつも思っているんだけど、そんなにかしこまる必要なんてないのよ。 私たちは仲間なんだから。 階級の差はあっても、それは任務上、部隊の指揮のために必要なものでしかないのよ」 俺「はい」 ミーナ(でも、<俺>さんの場合は多分、階級以前の問題なのよね…) 「ところで、わざわざ司令室まで来るなんて、なにか私たちに用事かしら?」 俺「いえその。はい、いいえ…いや違いました。 特に用事は…」 ┌ ┐ │ シャーリー「うーん、今日くらいはもっと『俺サマ大勝利!』みたいな態度でもいいと思うんだけどなー」 │ └ ┘ 俺(…あー、まあ、そうか。今日くらいは…やらない善よりやる偽善、ってのもいいものかもな) 俺「あの、ミーナ中佐。 ひとつ、提案…いえ、これはどちらかというとお願いがあるのですが」 665 名前:最上 小さい子は皆徴兵(スカウト)されたと思ってるのぜ(実際ルッキはそうみたい)[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 36 24.48 ID ok1LDBwo 哨戒組帰還 ……… …… … バルクホルン「結局、A島にはネウロイの存在は確認できず、また妖樹も完全に消滅していた。 まぁ、上空から走査しただけだから小型のヤツが物陰に隠れている可能性は否定できないが、 そのあたりは歩兵に確認してもらうしかないだろう」 ミーナ「お疲れ様、トゥルーデ。 作戦前に要請した増援艦隊にも海兵隊がいるはずだから、到着次第確認してもらいましょう」 坂本「この分なら、完全に部隊運営を作戦体勢から通常に戻してよさそうだな。 ご苦労だったバルクホルン。 宮藤、リーネも、ゆっくり休め」 「はい!」「わかりました」 バルクホルン「…で、この状況でも今日の夜間哨戒は実施するのか? 私としては、できればサーニャを休ませてやった方がいいと思うんだが」 坂本「ん…まぁ、その意見もわかるが、やはり大作戦の後こそ用心しないとな…勝って兜の緒を締めよという言葉もある」 ミーナ「それに、今日の夜間哨戒の担当はサーニャさんだけじゃないわ」 バルクホルン「またエイラか…まったく、気持ちはわかるが、あいつはナイトウィッチにでもなるつもりなのか」 坂本「それが、エイラ『だけでもない』んだ、今日は」 バルクホルン「?」 ミーナ「なんにせよ、積極性を示してくれたのは嬉しい、というべきよね」 666 名前:最上 こんな注とか必要ない構成力を身に付けたいなぁorz[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 38 29.56 ID ok1LDBwo トゥリーネエリ藤のお風呂とか、もっペリーナ組のお風呂シーンを中略して、夜! ……… …… … サーニャ「本当に、エイラも来てくれるの?」 エイラ「今日は大変な一日だったしナ。 疲れたサーニャだけを一人で飛ばせられないだろ」 サーニャ「…ありがとう、エイラ」 エイラ「べ、べつにたいしたことじゃないんだナ。 さ、格納庫いこう、サーニャ」てくてく …… … エイラ「あれ、格納庫の電気付いてる。 ひょっとしてシャーリーあたりがストライカーいじってたりするのかー?」 サーニャ「違うみたい…ほら」 俺「おはようございます、サーニャ中尉!」 エイラ「な、なな、なんでオマエがストライカー履いてこんなところにいるんだよ!」 俺「本日夜間哨戒に参加させていただく事になりました<俺>少尉です、よろしく… って、エイラ中尉なぜ!?」 667 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 41 17.98 ID ok1LDBwo サーニャ「<俺>さん、どうしたんですか?」 俺「ははは…いや、その…今日は大変な一日だったので、 さ、サーニャ中尉ひとりだけで夜間哨戒するのは大変だろうな、って思いまして、 で、ミーナ中佐に夜間哨戒参加の許可を貰ったんですが…あははー、どうも、おひとりじゃないみたいですね」 エイラ「そーだゾ。 今日の夜間哨戒は私がサーニャと一緒に行くから、帰って寝ていいゾ」しっしっ サーニャ「エイラ…そんな言い方、良くないわ。 あの…<俺>さん、よろしくお願いします」 エイラ「むー」 サーニャ「エイラ…」 エイラ「……。 うあー、そんな目でわたしをみンなー! わかったよ、一緒に行くぞ、<俺>」 俺「了解しました。微力を尽くします」 エイラ「でもさー、<俺>って夜間飛行の経験はあるのか?」 俺「飛行経験はありませんが、陸軍時代は夜間歩哨はたくさんやりましたし 船の上からですが、夜の海の暗さも経験してます。多分、大丈夫だと思うんですけど…」 エイラ「…多分、ムリダナ」 668 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 43 15.91 ID ok1LDBwo 夜の滑走路 ……… …… … 俺「ゆ、誘導灯ってこんなに見にくいものなんですか…? 光量小さくないですかね?」びくびく エイラ「オマエ大丈夫かあ?」 サーニャ「…無理なら、やめますか?」 俺「い、いえ、やります!やりますともぉ!」ガクガク 俺(ええい、しっかりしろ膝!うごけーうごけー!)パシパシ サーニャ「……」きゅ 俺「うわっさ、サーニャさん!?ああの、なぜわたしのてて手を握ってますか!?」 サーニャ「前に、芳佳ちゃんが夜飛ぶときも、こうやったんですよ。 …震え、止まりましたか?」 俺(ふるえ…?あれ、そういえば、なんか、ピタっと止まった) 「え、あ…はい。不思議なくらい…」 サーニャ「よかった…」 エイラ「…フン」きゅ 俺「エイラさん?」 エイラ「宮藤の時もこうしてたからナ。そんな事より、さっさと行くゾ」 669 名前:最上 1期6話は神回でしたな[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 47 17.95 ID ok1LDBwo 夜の空へ ……… …… … 俺「……! ………!」 エイラ「ど、どうした、<俺>?」 サーニャ「まだ、怖いですか?」 俺「…すごい。 はは、はははは! すごい!」 サーニャ「…ふふ」 エイラ「チェ、あんまはしゃぐなよなー」 俺「ははは…はは。 いあ、あの、すいません。 でも、サーニャ中尉はいつもこんな空を飛んでるんですね。 こんな、エンジンを切ったらどっちに落ちるのかもわからないような こんな何も無い、こんな頼りのない空を…」 エイラ「月や星があるからどっちが上かとか方角くらいはわかるけどナ。 それに、エンジン切ったら下に落ちるに決まってんじゃんか」 俺「あう、モノの例えですよ、エイラ中尉」 670 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 48 50.75 ID ok1LDBwo 俺「しかし、また…こんな空を一人で飛んで、敵が来たら、一人で戦うんですか?」 サーニャ「はい」 俺「そんな、なんて……」 俺(なんて、困難な…クソ、俺にはこんな任務の酷さを表現するだけの語彙がない) エイラ「なんで黙るんだよ」 俺「いや、ちょっと言葉を失ってしまって…」 俺(こんな任務を遂行し続けて、それでも「わたしだけ辛いなんて、そんな事ない」なんて そんな事を言えてしまう子なのか、彼女は…) 俺「本当に、任務だから、それだけなのか?」ボソッ サーニャ「…? なにか、おっしゃいましたか?」 俺「いえ…」 俺(そうするだけの理由が、あるのか? 任務だから、ウィッチだから、だけじゃない、彼女自身の『戦う理由』が…) 俺(こんなちっぽけな少女に?) 671 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 50 07.50 ID ok1LDBwo 俺(なんというか…オトナとして自信がなくなってくるな、まったく) エイラ「…んんー? オマエ、さっきからサーニャばっかりみてないか?」 俺「え?いやいやそんなまさか。 いやそれにしても夜空が綺麗ですね」 エイラ「誤魔化したナ…」 俺「はっはっは。 しかし、これは…俺は今日はじめてだから刺激のほうが強いけど、 毎日のようにこんな空を飛ぶんじゃ大変ですね」 サーニャ「えと、そんなこと…」 エイラ「そーだゾ、大変なんだゾ。 オマエは今日付き合ってるだけだから楽しいかもしれないけど、 サーニャはこれを毎晩やるんだ、楽しんでなんてられないんだゾ」 俺「ええ、そうでしょうね…俺だったら、一人じゃ耐えられないと思います。 なんていうか、この空は、神秘的だけど怖いです、目を開けているのに閉じてる感じがして…」 672 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 53 24.73 ID ok1LDBwo エイラ「フン。サーニャがどれだけ大変か、少しはわかったみたいだナ」 俺「はい。 ホント、俺はなにもわからないままあんな事を言って…。 エイラ中尉、それに、サーニャ中尉。 本当に申しわけありません」 サーニャ「なんで、<俺>さんが謝るんですか…?」 エイラ「あわわ、こっちの話だよサーニャ! ちょっとゴメンな」わたわたっ エイラ「<俺>ちょっと来い。 …ま、口だけだったらゼッタイ許さなかったけど、一応オマエはこうやってここまで来たわけだし。 それに、サーニャにも知られてないし、特別にゆるしてやる」 俺「ありがとうございます、エイラ中尉」 エイラ「あー、その中尉ってのヤメてくれ、なんかくすぐったいし。 普通に呼んでくれりゃいいヨ」 サーニャ「私も、サーニャって呼んでください」 エイラ「うわわ、サーニャあ、いつから私たちの話をきいてたんだあ…」 サーニャ「何も聞いてないわ。エイラが私の名前を言った気がしたから気になって近づいただけ…」 俺「…ふ、ふはっははは! わかりました、よろしく、エイラちゅ…エイラ、さん。それにサーニャ、さん」 673 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 54 54.71 ID ok1LDBwo 俺「あははー、いきなり呼び捨ては恥ずかしいんで、とりあえずしばらくはさん付けで」 エイラ「ま、どっちでもいいけど…っていうか、こうして話してみればオマエって結構イイヤツかも。 …オマエみたいなヤツ、どっちかといえば嫌いじゃないかもナ。 それはそうと、そろそろ時間だし、帰ろうかサーニャ」 サーニャ「うん…。 <俺>さん、今日はありがとうございます」 俺「いえいえ、まだ今日はほとんど夜の空を堪能しただけみたいなもんですから。 まだまだ知らないといけないこといっぱいありますから、サーニャさん、エイラさん。 今後一緒に夜間飛行するときにでもいろいろ教えてください」 サーニャ「え?」 エイラ「う゛ぇ?」 エイラ「オマエ、今日だけじゃないのか?」 俺「まぁ、最初はそのつもりだったんですけど、でも一日付き合うだけじゃ中途半端すぎるし、 それならばということで、平素の任務に支障のない範囲で…という条件付きで、ここに滞在してる間 夜間飛行の訓練という事で一緒に飛んでいいっていう事にしてもらったんです。 ミーナ中佐も『いい機会だから』っておっしゃってくれてましたし。 とは言ってもせいぜい1,2週間ですけど、頑張りますからよろしくおねがいします」 エイラ「うえええ、今日だけじゃないのかよ…サーニャとふたりっきりの時間が…」 サーニャ「あの、ありがとうございます。嬉しいです…」 エイラ「がーん…しかもサーニャが妙に喜んでる…」 674 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 56 29.39 ID ok1LDBwo 明け方、星と陽の光が照らす滑走路に着陸、帰還 ……… …… … 俺「うー、んー…! 背中のびー、ってするとすっごいこきこき言うー。 やっぱり緊張してたみたいです」こきこき サーニャ「わかります。 私も、終わったあとはいつも…ふぁ」 エイラ「疲れたよな、サーニャ大丈夫か? もうちょっとでベッドだからガンバレー」 サーニャ「大丈夫よ、エイラ。 あの、<俺>さん」 俺「あ、はい」ぱきぱき サーニャ「その…これからも一緒に飛んでくれるの、嬉しいです…。 一緒に飛んでくれるの、ずっとエイラだけだったから…。 これから、いろんな事をお話したいです」 俺「え…あの、はい!俺なんかでよければ」 エイラ「うー…うー!」 サーニャ「エイラ、どうしたの…?」 俺「…あの、エイラさん?」 675 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/09(木) 12 56 48.96 ID fNjL0sgo 支援だ支援! 避難所だろうがなんだろうが必要だ! 支援ありー 避難所なら支援なくてもさるが来ないとは言っても、支援をいただけるのはとても嬉しいことですね。 676 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 57 38.84 ID ok1LDBwo エイラ「や、やっぱりオマエなんかだいっきらいだー!」 677 名前:最上 投稿日:2010/12/09(木) 12 59 48.43 ID ok1LDBwo ―――― エイラ「っていうわけで終わりなんだナ!」 サーニャ「エイラ…せっかく<俺>さんとお話してたのに、ひどい…」 エイラ「そ、そんな事言ったって…だって、だって…」 サーニャ「もう、ばか…」ぎゅ エイラ「ど、どうせわたしはバカなんだ…ナな、なに抱きついてきてるんだ、さーにゃ…!?」 サーニャ「…寝ましょう」 エイラ「…うん」 お、おやすみなんだナ!(#・×・#) 一方そのころ ……… …… … 俺「そういえば今回結局風呂入ってねええええええええ!!!」 俺「しかも風呂の栓も抜かれてるうううううううううう!!!」 ちゃんちゃん。 678 名前:最上 お風呂回だと思ったのに!お風呂回だと思っ( ・∀・)y=-( ゚д゚)・∵;; ターン[saga sage] 投稿日:2010/12/09(木) 13 04 18.64 ID ok1LDBwo というわけで今回の分は終わりです。 おつきあいいただきありがとうございました。 ここでいやらしく宣伝 寝言の落とし場では、本スレではちょっとだせないようなちょっとした小話を書いてたりします。 不定期で増えたり減ったりするので、暇だったりしたらミテクレヨナー 以上、失礼しました。 679 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/09(木) 13 18 36.62 ID To8uv2AO 乙乙!!次も楽しみにしとくよ~ 680 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/09(木) 13 19 40.37 ID AbVWtkDO 乙 今思い付いたの書いていい? 681 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/09(木) 13 23 35.05 ID MHTscgDO 乙! 美味しいとこだけ持ってったエイラちゃんかわいい
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/617.html
投下スレ:俺「ストライクウィッチーズ?」避難所 821-826 ―――――スオムス某基地にて、早朝。 辺りは未だ暗く、外からは鳥の鳴き声もまだ聞こえず、静まりかえっている。その静寂は 基地の内部にも満ちており、物音一つ聞こえない。屋外から窓や壁を通して伝わる、氷のような寒気は、 人気の無さ、熱の無さというものを感じるのを、ますます助長していた。 その無音の廊下を、一人の男が小さく足音を立てながら歩いている。男が足をおろすたび、 やや高い硬質の音が、軍靴からわずかに響く。男の口元からは、時折、白いもやが飛び出していた。 男の背中は曲がることなくまっすぐに伸びており、歩幅も常に一定になっている。体格も細くなく、 むしろ、きっちりと着込んだ軍服の上からでも、うっすらとではあるが、鍛えられた筋肉の存在を 認める事ができるほどだった。 さらに数分歩いた後、男は一つのドアの前で立ち止まり、拳を扉へ、軽く数回打ち付けた。 少し遅れて、入れ、と、やや無愛想な低い声が扉の向こうから聞こえてくる。 「失礼します」 一言声をかけた後、ノブを回して扉を押し開けて、男は部屋の中へと入っていった。 部屋の中は広く、床には毛足の長い赤い絨毯が、一面に敷き詰められていた。壁には大きな本棚が いくつも並び、それぞれの棚には無数のファイルが若干無造作に押し込められている。 入り口の反対側の壁には大きな窓があり、その窓の下に置かれた大型のデスクに、部屋の主は居た。 その体格は、座っていても分かるほど大柄で、眉間には、深い皺が走っている。髪は短く、全身は ごつごつと角張って居る。遠目には、部屋の奥に岩が一つ、どすんと鎮座しているようにも見えた。 「相も変わらず、ぴったり時間通りだな」 先ほどノックをした際に入室を促した声と変わらない、不機嫌そうな声を、部屋の主は漏らした。 「時間通りの行動は、私の美徳の一つでもありますので」 男は軽く笑みを浮かべつつ、穏やかに答えた。部屋の主は右手に持っていたパイプを咥え、 不味そうにひとしきり煙をふかした後、もう一度口を開いた。 「――― 一つ、か。では他の美徳とは、何だ」 興味が湧いたと言うよりは、とりあえず尋ねてみた、とでも言うように、部屋の主は気怠げ に、男に質問を返す。 「女性を傷つけない事、友人に敬意を抱く事、そして、まだ暗い早朝に呼びつけるような気難 しい上司と上手くやっていくよう気をつける事、といったところでしょうか」 男は若干の皮肉を交えつつ、上官の質問に答えを返す。 「……今まで糞真面目だと思っていたが、まさか、この俺に嫌味を吐くとは、な」 上官は持っていたパイプをデスクの上に置いた。パイプがデスクと触れる、こつん、という音が、 静かで薄暗い部屋にやけに大きく響いた。上官は、置いたパイプの代わりに、一束の書類を手に取る。 [――――まぁ、そんなことはどうでもいい。本題はこれだ] 言葉の通り、部屋の主は男の嫌味をまるで意に介さない様子で、書類を男へ突きだした。 男は突き出された書類を受け取り、一枚目の表題を確認した後、紙を一枚ずつめくった。 「オペレーション・マルス、ですか」 男はゆっくりと、ぺらり、ぺらりと、無機質な、素っ気無い音を立てつつ、紙をめくり続けると共に、 何気なく、ぽつりと呟いた。 「そうだ。2週間後、ロマーニャのネウロイ共の巣に向けて行われる、反攻作戦だ」 上官は再びパイプを咥え、煙を吸う。少し遅れて煙を吐きだした。 「扶桑の海軍連中が作った、大和とか言う大型戦艦に、コアコントロールシステム―――以前に、 マロニーの馬鹿が、ウォーロックに組み込んだ奴を搭載させて、ネウロイの巣を叩かせる」 上官は仏頂面を崩さないまま、淡々と作戦の概要を述べた。男はそれに対して、僅かに 疑問の色を浮かべ、目前の上官に問いかける。 「なぜ、わざわざ戦艦を?ネウロイとの戦闘は、ウィッチのお嬢さん方の方が適任では?」 上官は塞ぎ込んだ顔をますますしかめっ面にしている。そういえばそうだった。男は、目の前の 人間の人物像を思い出した。この上官は、「ウィッチ」という言葉を聞くたびに、なにかしらの毒を吐く、 ウィッチ嫌いということでも、基地の中では有名な人間だったのだ。もっとも、事務処理や、上層部との 交渉においては非常に優秀であるがために、皆、特に何も言わないのだが。 「表向きは、ウィッチ連中では火力不足のため、戦艦の主砲で攻撃、という事になっている」 そこでいったん間を置き、パイプの葉を取り替えると、三度パイプを咥えて、煙を吸い込んだ。 平時でも皺のある眉間に、さらに皺を作りながら、煙を吐いて、上官は続けた。 「実際は、海軍共の点数稼ぎだ。ウィッチなぞ居なくてもネウロイ共を倒せる、という証明と、 後は実績が欲しいんだろうよ。大型の巣を撃破した、というな」 「まあ、ウィッチ無しでも戦える、ということになれば、それはそれで、喜ばしい事ですが」 少なくとも、戦場は彼女たちの本来居る場ではない。上官の言葉に応じた後、男はそう付け加えた。 「ふん、そこについては、俺もお前と同意見だ。気にくわないがな」 上官の言葉に対して、男は明らかな驚きを、隠すことなく露骨に、顔に表した。目を大きく見開きながら、 おや、などと、小さく声を漏らしさえした。なにしろ、この上官は、普段からして、ウィッチに対する嫌悪感を 隠しもせず、「ウィッチ」という単語が耳に入った程度ですら、悪態をつく人間だ。その人間が、ウィッチを 気遣うような発言を、本意は何なのかは別にして、口に出したのだ。 「私はてっきり、あなたはウィッチのお嬢さん方を、毛嫌いしているとばかり」 男が、少しからかうような口調で、上官に対して問いかけた。上官は、顔を忌々しげに歪め、 男をぎろりと、切れ長の目で睨みつけた。がちり、と、パイプのマウスピースに、上官が歯を立てる音が、 男には、ずいぶん大きく響いて聞こえた。 「―――ふん、お前の認識は、何も間違ってはいないさ。」 上官は、ぎりぎりとパイプのマウスピースを噛み締めつつ、吐き捨てる。 「俺たちは軍人だ。国とそこに住んでる連中を守るのが仕事だ。その俺たちが、何だってあんな小娘に 守られなくちゃあいけない。ガキの仕事は、小煩く騒ぎ回ることだ。銃を担いでぶっ放す事じゃあ、ない」 男は、上官のその言葉を聞いて、顔には出さないながらも、胸中でほくそ笑んだ。―――なるほど、 つまり、この人はそういう人なのだ。本心は、単に子供達を、ウィッチ達を心配している。ただ、性根と 根性とが、ずいぶんと歪んでいるものだから、曲がりくねった態度でしか、それを表せないのだ。 「……貴様、俺を馬鹿にしているんじゃあ、なかろうな」 男の心を読んだかのように、上官が尋ねる。いや、まさか、と、男は薄い笑みを崩さないままに、 上官の問いに答えた。上官は、やはり忌々しそうに男を見やり、煙をふかす。 ふと窓を見ると、彼方の山際からは、真っ白な光が、こちらをのぞき込むように、その頭を見せていた。 いつの間にか、小さく鳥の鳴き声も聞こえ、廊下からは、いくつかの足音や、眠たげな話し声も聞こえてくる。 つい先ほどまでは、まるで凍りついたかのように、暗く、冷たく沈んでいたこの部屋にも、光と熱が届く。 その熱は、床一面の絨毯、壁にひしめく本棚、棚に押し込まれたファイルの山へと伝わっていった。 男二人の居るこの部屋は、主人よりだいぶ遅れて目を覚ましたかのようだった。 「…無駄を言い過ぎたな。要するに、本題はそれだ。お前は、これからロマーニャへ赴き、援軍として その反攻作戦に参加する事になる。やっと俺は、目障りなお前の顔を見なくてすむ訳だ」 上官は、笑みこそ浮かべないものの、妙に弾んだ声を出した。なるほど、彼は子供に守られるのが癪だと 言っていた。ならば、「希少な男性ウィッチ」である自分にも、その嫌悪を向けていても当然だろう。上官の 内心を思案し、男は小さく、含み笑いをした。その笑みを隠すように、男は上官に応答した。 「この作戦では、大和の護衛が、ウィッチの主要任務のようですね。確かに、それならば、私の固有魔法は まさに適任、といった所でしょう」 「そういうことだ。これで、伝える事は全て伝えた、渡すものは渡した。―――後は、仕上げだ」 その言葉の言い終わらないうちに、上官は、いかにも大儀そうに、その重い腰を上げ、男の前に立った。 男も、上官の起立に合わせるように、両足の踵を合わせ、あごを引き、背筋をぴんと伸ばした。そして、 上官は、その低く、不機嫌そうな、かつ重みのある声で、男に命令を言い渡した。 「―――本日より、男少佐は、ロマーニャへ移動し、第501統合戦闘航空団へ転属。当部隊の指示の下、 2週間後の『オペレーション・マルス』へ、援軍として参加せよ」 上官の命令に対し、男少佐、と呼ばれた人物は、右手を顔の前に掲げ、敬礼の構えを取って返答した。 「私、男少佐は、本日を以てロマーニャへ移動、第501統合戦闘航空団へ転属。該当部隊の指示の下、 『オペレーション・マルス』の支援を行います」 今、男少佐は、基地の滑走路に立っていた。命令の通り、ロマーニャへ移動するため、移動のヘリを待って 待機しているところだ。日はとっくに上ったとはいえ、時刻はまだ早く、空気は凍り付いている。辺りを見渡しても、 自分がロマーニャへと移動する準備のために、この時間にたたき起こされた、不憫な整備兵達以外は、誰もいない。 その風景を尻目に、男は、時々手に息を吐きかけ、ささやかな暖をとっていた。 「―――男少佐、ヘリの準備、完了致しました。……お荷物は、これで全部ですか?」 男少佐へ、一人の整備兵が声をかける。実際、男の荷物と思しきものは、地面に置かれている、 やや大振りなトランクと、男少佐が手に持っている小さな布袋、後は彼のストライカーと武器に弾薬といった 程度のものしか見あたらなかった。 「ええ、これで全部。私は、どうも転属が多いのでね。あんまり物を持つと、一々移動するたびに、輸送が 大事になってしまう。だから、私物は最低限の物に留めているんです。」 男少佐は、いくらか愉快そうに話す。彼は、軍属になってからこれまで、たかだか五、六年の間に、実に 十数回の転属を命じられた。彼自身は、その理由を、自身の固有魔法によるものである、と、半ば確信している。 彼の固有魔法は、用途の範囲が広く、応用も利くために、様々な場面で重宝できる物であったからだ。 もっとも、彼は、頻繁な転属を疎ましく思った事は、一度たりともない。むしろ、転属のために各地を移動するのを、 楽しんでいる節も少なからずあった。―――どうも、自分は根無し草の性分のようだ、と、彼は自分自身を評している。 「さて、それでは、ロマーニャまでの数日間の空の旅、せいぜい楽しませてもらうとしよう。」 そう言うと、男少佐はトランクと布袋を両手に持って、ヘリの中へと乗り込み、ストライカーと彼の銃器も、整備兵らに よって、ヘリの格納庫部分へと収納された。積み込みが完了して数分、ヘリが上部のプロペラを高速で回転させ、 地上から浮かび上がった。そのままヘリは高度を上げ、はるかロマーニャへと向かって、その姿を消した。 第二話へ
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嘘つきな俺 1 ここがおかしいんだけど? 何でそんな事やってんの? ふと思ったらそれは立派な疑惑の種 水をやるのも枯らすのも、撒いた人間と撒かれた人間の匙加減 --------------------------------------- 俺「将軍」コンコン ?「入りたまえ」 俺「失礼します」ガチャ ?「急遽君が選出されたのだが、よく来てくれた。あー、どれ、緑茶でも出そう」 俺「結構です、自分をお呼びでしょうか」 ?「・・・・・・茶はいいか。今度は501に移籍してもらう、期日は明日からこの任務を終えるまでだ」 俺「了解しました」 ?「恐らく、ぁあこの任務が最後の派遣となるだろう・・・・・・。これが終わったら君も、どこかの部隊に身を置いてはどうかね」 俺「考慮させてもらいます」 ?「じっくり考えてくれたまえ、下がってよい」 俺「では、失礼しました」ガチャバタン ?「・・・・・・そろそろ、日の目を浴びても良いではないのかね。ウィザードの君も」 ------------- 俺「さーてさてっと、今回の任務は」 「・・・・・・」ペラペラ 「・・・・・・光熱多重シールドってこれチートかよ・・・・・・うわこっちは未来予知、すっげー・・・・・・」 ペラペラ 「あいつが解散させそうなのは・・・・・・なるほど」パタン 「オーディオでも聞きながら荷物まとめよ、今夜のご機嫌なナンバーは」ポチットナ 『―――目の前で 消し去らーれそーなー光りが あーるのならー この手で......♪』 ------------- ミーナ「今度新人がうちに補充要員として配属される事になったわ」 坂本「そうか、新人なら宮藤と一緒で鍛えがいがあるな。悩み事はそれか?」 ミーナ「その新人が問題なのよ」 坂本「なんだ、まさか予科練習生を寄越してきたわけでもあるまい」 ミーナ「ある意味そっちのがマシね・・・・・・」 坂本「上層部から直々に推薦してきたのだろう?それなのにマシとは、どんな問題児なんだ」 ミーナ「・・・・・・問題児と言うか、その、ね、男性のウィッチなの」 坂本「・・・・・・は?」 ミーナ「だからね、男性の、ウィッチなの」 ------------- ミーナ「それでは俺軍曹、自己紹介を」 俺「に・・・・・・扶桑皇国出身、俺、17歳、階級は軍曹です。まだ新人なので至らない点もあるかと思いますが、ご指導の程よろしくお願いします!」ケイレイ 芳佳「扶桑出身なんですか、同じですね!新しい整備兵さんですか?」 俺「いえ、ウィザードです」 芳佳「え?」 俺「え?あ、あぁ」 (この子は扶桑出身だったな) 俺「ウィザードでござる」 芳佳「えっ」 俺「えっ、あれ?」 (っかしーな、この時代の扶桑って未だによくわからんのよな) ミーナ「俺さんは男にして魔法が使える、極めて珍しい男性ウィッチです」 全員『男のウィッチ!?』 俺「え、あ、まだ話してなかったんすか、恥ずかしい・・・・・・」 ペリーヌ「ちゅ、中佐!冗談が過ぎますわ!今まで男性のウィッチなんて過去の文献でも指で数える程しか確認できてませんのよ!?」 「それだけ希少な存在がニュースにもならず、報告もされず、どう考えても怪しすぎますわ!」 「それに、どうしてこの部隊なんですの!」 坂本「俺の中に魔法力が確認されたのはつい先月だそうだ」 「急遽飛行予科練に入学させられて、基礎中の基礎だけを学ばせて先週卒業。同じ新人の宮藤と一緒に実戦で経験を積ませろと上からの命令だ」 ミーナ「ここに扶桑皇国海軍小沢中将のサインが記載されている通知書と推薦状がありますので、間違いなく彼は魔法が使えるでしょう」 坂本「私も将軍に確認済みだ」 ペリーヌ「なんと・・・・・・」 シャーリー「本物か・・・・・・」 俺(一つ気になるのはいつもみたく箝口令が布かれてない・・・・・・自由にやっていいのか、捨て駒か) ミーナ「皆さん、仲良くしてあげてくださいね」 俺「よろしくお願いします」 バルクホルン「おい、俺と言ったな」 俺「はい、えーっと・・・・・・バルクホルン!先輩!」 バルクホルン「」 俺「あれ?名前間違えてました?」 バルクホルン(身長は私より少し小さく整備兵より体が細い、歳は一つ下か。そしてなにより先輩だと) バルクホルン「・・・・・・・・・・・・有りだな」 俺「はぁ、どうも」 エーリカ「またこうなっちゃったか、気にしなくていいよー」 俺「あ、ハルトマン先輩ですね、総撃墜数250機突破おめでとうございます!」 エーリカ「にゃははー、ありがとー」 ルッキーニ「ねー虫好きー?」 俺「虫ねぇ・・・・・・ムカデとかヤスデは無理だけど、カブトムシとかクワガタなら大好き」 ルッキーニ「じゃあじゃあ後で一緒に虫取りいこー!」 俺「構わないっすよ」 ルッキーニ「ヤター!」 シャーリー「良かったなー、ルッキーニ。ところで俺、私の名前は知ってるか?」 俺「はい、イェーガー先輩。最速のお話は新聞でも拝見しました、何でもウィッチで音速を」 ミーナ「はいはい世間話はそこまで。それじゃ宮藤さんリーネさん、この基地を案内してあげて」 芳佳・リーネ「はい」 ------------- リーネ「リネット・ビショップ、軍曹です」 俺「俺です、これから厄介になります」 芳佳「私は宮藤芳佳です。私も軍曹だから私たち同じ階級だね!」 俺「そうですね、偶然ですね」 リーネ「俺さんは希少な男性ウィッチだと伺いましたけどどうしてここに?」 俺「俺も詳しい事は聞かされて無いんすけど、さっき隊長が言ってた通り実戦で経験を積む兼戦力アップが目的だそうです」 「まぁ先週一通りの訓練終わらした程度なんで、戦力からしたら先輩方には到底及ばないですけどね」 リーネ「せ、先輩なんてそんな、男さんは私より年上なんですから敬語もやめてください」 俺「はぁ、そっすか?」 芳佳「そうですよ、年上の男の人に敬語使われるのってなんかくすぐったいです。それに私は芳佳でいいです」 リーネ「私もリーネで呼び慣れているのでリーネで結構です」 俺「なるべく善処します。それだったら俺も敬語は取っ払っちゃっていいすよ、同じ階級の軍曹ですし」 芳佳「それじゃあこれからそうするね!」 リーネ「善処します」 俺「ははっwwこれ一本取られたなww」 芳佳「ここが俺さんの部屋、私の部屋のすぐ近くだね」 俺「芳佳さんの部屋は?」 芳佳「隣の隣」 俺「おーほんとに近いすね」 リーネ「私のお部屋の隣だ・・・・・・」」 ------------- そんなこんなで基地案内終了 芳佳「俺さん晩ご飯だよー」コンコン 俺「はい」ガチャ ------------- 芳佳「みんなもう揃ってるね」 エイラ「ミ、ミヤフジ!誰だソイツ!」 芳佳「この人はですね......」 俺(この人が予知能力か、この事は予知してなかったのか?) エイラ「ウィザード?ソイツがか?どっからどう見てもただの男にしか見えねーゾ」 サーニャ「・・・・・・その人から、微弱だけど魔力の反応があるわ」 俺「男のウィッチです、ですから周りからはウィザードと呼ばれてました。名前は俺です、よろしくお願いします」 エイラ「サーニャに手を出したらタダじゃおかねーからナ」ガルルル サーニャ「エイラ、初対面の人に失礼よ」 俺「しねーっすよ、そんな事が無いように念書とサイン書かされましたから。報告されたら即死刑」 エイラ「それなら安心ダナ。私はエイラ・イルマタル・ユーティライネン、少尉ダ」 サーニャ「私はサーニャ・V・リトヴャク、中尉です」 俺「これからお世話になります」 エイラ「堅苦しいのは後でナ、今は飯だ。ホラ、お前も座って食え」 サーニャ「エイラ、私たちが作ったワケじゃないのよ」 シャーリー「なんだエイラ、先輩風吹かしてるなー」 エイラ「そ、そんなんじゃねーヨ!」 俺「いただきます」 「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」 俺「ごちそうさまでした。あー美味かった、やっぱ故郷の味が落ち着くわ」 芳佳「えへへ」 坂本「俺、ちょっといいか」 俺「あ、はい」 坂本「明日模擬戦闘訓練を行う予定だが、その前にお前の固有魔法と使い魔を見たくてな」 俺「ここで?」 坂本「ここでだ」 俺「食堂で?」 坂本「ハッハッハ、そうだ。書類を見る限りあまり危険じゃない固有魔法みたいだからな」 ルッキーニ「うじゅ!俺の魔法見てみたーい!」 ペリーヌ「化けの皮を剥がす良い機会ですわね。ネウロイと戦うときになってできません、じゃお話にもなりませんわ」 俺「昨日からぶっ続けで移動してきて疲れてるんすけどやれってか」 バルクホルン「俺、無理してやれとは言わん。今日は休んで英気を養って明日の訓練でお披露目でも誰も文句は・・・・・・言うか?」 俺「先輩・・・・・・自分を庇ってくれるなんて・・・・・・大丈夫です!やります!」 エーリカ「宮藤の時もそうだったけど、トゥルーデも先輩風吹かしてるねー」 バルクホルン「ハルトマン、残念だがこれは先輩風ではない」 エーリカ「む、じゃあなんなのさ」 バルクホルン「弟風だ!」 俺「先輩ちょっと頭がこれ・・・・・・本題いいすか」 ミーナ「どうぞ」 俺「それじゃ失礼して」ピョコン 芳佳「尻尾と・・・・・・角?耳じゃなくて?」 俺「角。堅くて鋭いから触らないでね」 「それでは今から一瞬の内にこの一本のお箸を大きくしてみせましょう。瞬きしないでくださいね?」 「3、2、1」パチン ポフン ルッキーニ「わわ、お箸が俺の腕くらいに長くなってるー!」 エーリカ「凄ーい!今のが俺の固有魔法?」 俺「はい、魔力を注いで全体的に大きくしました。っとそろそろ元に戻りますよ」 ポフン 芳佳「元の大きさに戻った」 俺「ふぅ、こんなもんっすかね」 エイラ「うーん・・・・・・第一印象としては、なぁツンツンメガネ」 ペリーヌ「どうして私に振りますの!それにしてもそれが貴方の固有魔法?なんとまあ地味ですこと」 俺「カッチーン」 「先輩の地味な胸より派手ですよ」 ペリーヌ「な、なんですって!」 俺「」パチン エーリカ「わわ!今度は箸がみるみる大きくなってく!」 サーニャ「凄い・・・・・・!」 俺「はハハヒャハっはハっはッハはひゃははハヒャ」 「おも・・・・・・」ポイ ドスン! 坂本「もう十分だ、止めろ!」 ルッキーニ「俺が壊れたー!」 リーネ「もう俺さんより大きくなってる!」 俺「はハはハっはハッヒャはハハははッヒャはあ゛・・・・・・」ドサッ 芳佳「俺さん・・・・・・?俺さーん!」 ミーナ「お箸の成長が止まった・・・・・・」 ------------- リーネ「俺さん、朝です。俺さーん」コンコン 俺「地球は無理やったら死ぬ・・・・・・ハッ、夢か。はーい起きてまーす!」ガチャ リーネ「おはようございます」 俺「おはようございます。昨日俺倒れちゃったんですけど、あの箸元通りになりました?」 リーネ「はい、俺さんが倒れてから少しずつ小さくなって5分弱で元の大きさになりました」 俺「ならいいや。ところでもう朝食終わっちゃった?」 リーネ「いえ、これからなので隣同士ですし、ご一緒にと思って」 俺「そか、んでもまだ顔も洗ってないし先行ってていっすよ」 リーネ「せっかくなので顔洗い終わるまで待ちますね」 俺「マジかよすぐ終わらすからね!」バタン ------------- 俺「はよーございます。ふあぁー・・・・・・」 ペリーヌ「」ガタガタンッ 俺「へ、どうしたんすかペリーヌ先輩」 ペリーヌ「き、昨日は、その、からかって大人げなかったですわね」 俺「はぁ、そんな程度で謝るんならこっちだってすいませんでした」 ペリーヌ「え?な、何で貴方まで謝るんですの?」 俺「悪意の無い冗談なら笑って聞き流すのが年上としての対応っすからね」 「あんなんに反応した時点でお相子・・・・・・ハードボイルド失格だ」 ペリーヌ「ハードボイルド・・・・・・?」 俺「なーんちゃってね」 (芳佳さんとリーネさんは料理中、ペリーヌ先輩以外はまだ来てないか・・・・・) 俺「それじゃあ仲直りの握手」スッ ペリーヌ「はぁ」 ギュッギュ トントンコツン ペリーヌ「あ、あの、最後のは?」 俺「握手二回のげんこつ三回上下正面とぶつけて、これから仲良くっておまじないです」 ------------- ―朝食なう― バルクホルン「やれと言った少佐も悪いが、お前は自分の魔力を制御できんのか」 俺「理性ある俺は制御してましたからね、肉じゃがうんめー」 エーリカ「ねね、今度はこのジャガイモ大きくして!」 俺「食べ物は大きくしたくないんでパス」 エーリカ「なんで?」 俺「丹精込めて作ってくれた人に失礼じゃないすか。農作物や畜産物ならなおさらっす」 坂本「ほぉ、一食一口に感謝して食べるとは百姓の精神をしているな。良い心がけだ」 俺「そこまで徹底してねーんすけど。だってほら、食いもん粗末にするとバチが当たるじゃないっすか」 ルッキーニ「そうなの!?」 俺「おぉーそうですよー。ルッキーニ先輩だってその納豆を食べ残すと先輩の枕元に毎晩毎晩」 「『・・・・・・ろー・・・・・・食べろー・・・・・・俺を食べろー・・・・・・』って納豆の幽霊が」 「それはもう、納豆や海草や、こう、指と指を擦ると幽霊の煙みたいなのが出るあれ・・・・・・の如く、先輩の体中をねばねばのねとねとにして、ねぇ芳佳さん」 芳佳「私の地域では納豆の幽霊が」 「『これから毎日、お前のおかずを納豆まみれにしてやる・・・・・・』って枕元で囁いては顔中をねばねばにして帰って行くって聞いたよ?」 ルッキーニ「そそそそんなの嘘だよ!だってまだ来てないもん!」 俺「この話をしないと幽霊は呼ばれた事に気づかないんですよ。これから毎晩先輩の枕元に・・・・・・うーへいへーい↑!」 芳佳「へいへーい!」 ルッキーニ「うじゅー!やだー!」 坂本「二人とも食事中だぞ。もう少し静かに食えんのか、まったく・・・・・」 「ちなみに私の聞いた話ではな」 ミーナ「美緒!」 俺「へいへーい!」 芳佳「へーい!」 ミーナ「二人も焚きつけないの!」 エイラ「オ、オイ俺、今の話本当か?」ボソボソ 俺「んなワケねーっすよ。飯を残すなっていう戒めです、戒め」ボソボソ エイラ「だ、ダヨナ!幽霊なんていねーよナ!」 俺「はっはーん?もしかしてエイラ先輩・・・・・・怖いんすかぁー?」 エイラ「ち、ちっげーヨ!」 サーニャ「俺さん、あまり煽らないで・・・・・・うるさいわ」 エイラ「サーニャ!?」 俺「あ、すいませんでした。リトビャク先輩夜間哨戒終わらしてきたばっかですもんね、お疲れ山脈」 シャーリー「時に俺、今朝ストライカーが届いたって聞いたんだけど機種は何だ?」 俺「機種は知らないんすよね、まぁ見てからのお楽しみっす」 シャーリー「自分のストライカーなのにか?」 俺「自分のストライカーなのに、ですよ」 「上からは試験機体としか聞かされてなくて、他のストライカーと比べても何なのかさっぱりなんです」 シャーリー「試験機か、それは楽しみだな!新タイプの魔導エンジンが開発されたのか?それともデザインが変わっただけか?」 「楽しみだなぁ!」 バルクホルン「リベリアンは相変わらず脳天気だな」 俺「楽しめる事が戦場にあるって羨ましいっすけどね」 バルクホルン「!?」 シャーリー「俺は男の子だから分かるよな、機械とスピードのロマン!」 俺「いやあんまり・・・・・・」 シャーリー「!?」 リーネ「俺さん、ご飯おかわりします?」 俺「どうもすいません、さっきの半分だけおかわりお願いします」 リーネ「俺さんいっぱい食べますね。はいどーぞ」 俺「ども、伸び盛りですから」 ペリーヌ「17で伸び盛りとかあり得ませんわ、夢の見過ぎです」 俺「現実的な夢だからマシっすよ。現実的な夢と書いて、げんじつてきなゆめと読む!」ムシャムシャ ペリーヌ(・・・・・・私より取っつきにくい人ですこと) 俺「で、ペリーヌ先輩は見ねーんすか?」 ペリーヌ「え、え?」 俺「夢ですよ、夢。起きてる時に見る夢」 ペリーヌ「それは、その、見ますわ」 俺「でしょー?手を伸ばせば届く夢を見てる時って、近づけば近づくほど頑張れる励みになるじゃないですか。良いことずくめだと思いますけどね」 「ご馳走様でしたー。芳佳さん流し台どこ?」 芳佳「こっちだよー」 俺「あそうそう、その夢手伝える事あったら手でも胸でも、それこそ知恵でも貸しますよ」 「ん、胸を貸すってどういう意味だっけ・・・・・・?少佐ぁー、胸を借りるってどーゆー意味でしたっけ」 坂本「俺、その発言には少し問題あるぞ・・・・・・」 ペリーヌ(私の夢はガリア解放・・・・・・いつもそれだけを夢見て・・・・・・) ペリーヌ「やっぱり、私より取っ付きにくい人ですわ」クス ルッキーニ「幽霊やだー!」 俺(しっかし二日目でここまで馴染めるとは、やっぱ共通の敵を持ったウィッチに悪者はいねーな) (まずは一人目っと) まだ嘘を吐く2
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『絆』 その1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 440 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 17 41 35.65 ID oiKTsnt40 <深夜・基地内司令室> タッタッタッタッ……! ガチャン! 坂本「ミーナ!」 ミーナ「美緒……」 坂本「大変だ! 今見えたんだが、港からラオホウが居なくなってるぞ!」 ミーナ「……ええ、知っているわ。ついさっき出港したわよ」 坂本「何・・・!? どういう事だ?」 ミーナ「上から命令があったそうよ。『D特殊戦闘実験部隊及び、強化ウィッチ試作体壱号・プロト01は、現地での実験を終了して本国へ帰還せよ』……と」 坂本「では、あの船には俺も……!」 ミーナ「ええ。当然乗っている筈よ」 坂本「何故だ、何故止めなかった!」 ミーナ「…………」 坂本「向こうに戻られてしまっら、こちらの手出しの仕様がなくなる。何も出来なくなるんだ。なのにどうして行かせ───」 ミーナ「止めたわよ!」 バンッ! 坂本「っ……!」 ミーナ「何度も止めた、やめさせようとした。ガランド少将だって・・・!」 ミーナ「でも! 気づいた時には遅すぎたのよ、何もかも!」 坂本「…………」 ミーナ「相手も悪かった。管轄も違った・・・。実験だって、もう最終段階……」 ミーナ「この状況で強行策に出たら、咎めを受けるのは私たち。軍法会議では済まない。もう…、どうする事も……」 ポロポロ 坂本「ミーナ……」 ストライクウィッチーズの隊長と言う立場であるミーナには、団員を守るという義務がある。 決断しなくてはならない。彼女個人の感情とは別に、非情とも言える選択を ギュッ…… 坂本「ミーナが悪いわけではない。ミーナが悪いわけではないんだ。それは……みんなわかってくれるさ」 ミーナ「美緒ぉ…………」 ポロポロ 坂本(どうする事も……) 坂本(もう、どうする事も出来ないと言うのか? 何の手段も無いのか……?) ―――――――――――――――――――― 442 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 17 52 46.18 ID oiKTsnt40 <ロマーニャ基地から出港直後・実験部隊専用船『ラオホウ』・船内> 俺「…………」 助手「……では、私はこれで失礼します」 ガチャン! 助手「もう、おしまいなのね……」 助手(……既にあの子は”感覚消失”により、色覚や味覚を始めとする様々な感覚を失っている) 助手(視覚と聴覚はまだ生きているけど、それもいずれ失われる。そして最後には……『自我』さえも失う) 助手(自我を失ったら、あとは死を待つだけの身。けれどその前に”最終実験 ”が行われ、量産に必要な全ての生体データが揃う) 助手(そして、あの子は───) 助手「…………」 助手(あの子の人生を……命までもを犠牲にして、私は復讐を成し遂げようとしている) 助手(Aさんの言った通りだったなぁ。優しくするだけ優しくして……救わない。結局『アレ』だって作っただけで、実際に使わなかったし……) 助手「全部私の自己満足、かぁ……」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『名前……考えたんですよ』 『名前? 誰のだよ』 『あなたのです。いつまでも『プロト01』じゃ味気ないじゃないですか』 『名前……名前ねぇ』 『……迷惑でしたか?』 『別に。好きにしろよ』 『じゃ、じゃあ発表しますね。今日からあなたの名前は、《俺》です』 『《俺》? それって、何か意味があったりすんのか?』 『はい。古い国の言葉で、『笑顔の魔法』っていう意味なんです』 『笑顔の魔法…………』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 助手(……そっか。初めてあの子に会ってから、もう一年近く経つんだ) 助手(あっという間だったなぁ……。ネウロイに家族を殺されて、開発部の研究所に入って、実験部隊に誘われて、あの子に出会って……) 助手(私、もう戻れない所まで来ちゃったんだ) 444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 17 59 00.19 ID Ha1v8E+Q0 試作さん来ましたわー!! 届け!!この熱い支援を!! 445 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/01(金) 18 03 24.18 ID oiKTsnt40 助手(もうすぐ、全てが終わる。……そして始まる。ネウロイの滅びが……) 助手「……そうだ。大佐に報告書出すの忘れてた。出さなきゃ……」 <艦内・ダルシム私室> コンコンッ 助手「失礼します」 シーン…… 助手「……あれ? 大佐、いらっしゃいますか?」 コンコンッ シーン…… 何度ノックしても返事はない。 少しドアを開けて覗いてみると、ダルシムは部屋に居なかった 助手(……居ない?) <船内・実験室> 助手(……ここにも居ない) <船内・調整室> 助手(ここにも居ない。どこに……?) 446 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 18 09 26.97 ID oiKTsnt40 <ラオホウ・甲板> タッタッタッタッ…… 助手(居た……!) 助手(大佐に……あれ? Bさん達も───) 研究者達「………………」 助手「…………」 ススッ 助手を除いた3人の研究者とダルシムが、深夜の暗い甲板に集まっていた。 何やら不穏な空気を感じとった助手は、声を掛けるのを止めて近くの物影から4人の様子を伺う 助手(何で甲板なんかに集まってるんだろう……?) ダルシム「……皆さん、今までよくやってくれました。実験は最終段階に入り、後は”最終実験 ”を残すのみです」 ダルシムがゆっくりと話し出す。助手は身を隠したまま、耳を澄ませて会話を盗み聞く ダルシム「問題だらけで右も左も見えなかった初期と比べ、ここまで順調に実験が進んだのは、全員の努力があったからこそです」 助手(こういう集まりの時はいつも全員集合の筈なのに、何で今回は私だけ……) 研究者A「いえ、大佐が我々を導いてくださったからですよ」 研究者B「ありがとうございます」 (珍しいな。大佐が我々を労うとは……) 研究者C「…………」 ダルシム「我々がこの地で為すべき事は、ほとんど終わったと言えるでしょう。・・・さて、後は───」 ダルシム「後は連中の始末だけだ」 助手(えっ……?) ガ シ ャ ン ッ ! ! ウィーーーーン…………ガシャン! 助手(!!?) ダルシムの声と合わせるように中央エレベーターが作動し、艦内部からゆっくりと”何か ”が顔を出す 448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 16 44.35 ID 5a4fCWN00 支援 449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 20 20.52 ID WKKZ+ryQ0 支援ザム! 450 :試作な俺-24話 支援ありがとう:2011/07/01(金) 18 20 39.92 ID oiKTsnt40 現れたのは、鉄の巨人。大きさは大体6~7mほどか それは確かに人型であり手足のような物が確認出来るのだが、”人”と呼ぶにはあまりにも固定概念からかけ離れた形状をしていた 胴体と思われる部分がやや小さく、ストライカーのような噴射口と一体化した脚部が機体の全高の半分以上に及んでいる変わった形だ 助手(あの機体、以前資料で見た『ウォーロック』っていう兵器にそっくり……) エレベーターに乗って艦内部より現れた鉄の巨人は、あのウォーロックによく似た別の機体だった 見た感じでは全体的な造りなどがウォーロックに近似しているが、頭部ユニットや肩部の羽の追加など、相違点も確認出来る そして毒々しい紫の基調と赤のカラーリングが、その兵器の”禍々しさ ”のようなものを表していた ダルシム「最終調整に取りかかれ。0030には出撃させる」 研究者達「はっ!」 助手「……っ!」 ダッ 研究者達が兵器の最終調整を始めた。助手は身を隠すのを止めて物影から飛び出し駆け寄る 助手「待って下さい!」 ダルシム「! ……助手軍曹か」 助手「大佐、何をしているんですか。この機体は……!」 ダルシム「君こそ何故ここに居る? 01についているようにと命令を出しておいた筈だが……」 451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 20 47.00 ID Ha1v8E+Q0 支援だZ 452 :試作な俺-24話 支援多謝:2011/07/01(金) 18 25 41.46 ID oiKTsnt40 助手「教えて下さい。”連中の始末 ”って、どういう事なんですか……!」 ダルシム「……君が知る必要は無い事だ。部屋に戻りなさい」 助手「”連中 ”って、ストライクウィッチーズの事ですよね。消すつもりなんですか? 彼女たちを……」 ダルシム「…………」 助手「教えて下さい。大佐!」 ダルシム「…………」 ダルシムが口を閉ざす。研究者達は作業を続けながらも、2人の様子を窺っている。助手は曇り無い眼で彼に問い続ける 程なくして、ダルシムがゆっくりと口を開いた ダルシム「……オペレーション・エピオン終了のその夜遅く……つまりは今晩、ロマーニャ基地は予報にも無いはぐれネウロイの襲撃を受ける」 助手「!」 ダルシム「ネウロイがステルス能力を持っていた事により接近にも気づけず、奇襲を許した上に作戦終了後で本来の力を発揮出来ない彼女達は、一方的に敗北する」 ダルシム「そして、ネウロイが高度なジャミング能力も持っていた為に助けを呼ぶ事すら出来ず、基地ごと魔女達は消滅。そのネウロイを見て生き残った者は1人も居ない……」 ダルシム「こうして第501統合戦闘航空団はネウロイに敗北し、壊滅と言う形で解散する。これが今夜のシナリオだ」 助手「それって……!」 ダルシム「そう。そしてこの機体こそ、はぐれネウロイとして奴らに引導を渡す今宵の主役。”インペラトール ”だ」 453 :試作な俺-24話 :2011/07/01(金) 18 30 55.63 ID oiKTsnt40 そう言ってダルシムは鋼鉄の巨人を指し示す。 恐らくウォーロックと同等……あるいはそれ以上の戦闘能力を有しているだろう”インペラトール ”。 作戦終了後で疲労している上にこんな兵器に虚を衝かれたりなどしたら、いくら彼女達であっても一溜まりも無いだろう 助手「何故こんな事を……」 ダルシム「アルタネィティブ大将からの直令だ。不確定要素は排除する必要がある」 (※22話) 助手「命令されたから……!? だからってそんな……」 ダンッ! 研究者A「いい加減にして下さいよ、助手さん・・・!」 助手「Aさん……」 研究者A「またいい人気取りですか、またヒューマニズムですか。いい加減に割り切って下さいよ……!」 研究者A「あんたも! 俺達も! もう引き返せない所まで来ているんだ! いい加減に甘さは捨てて下さいよ!」 助手「Aさんはそれでいいんですか!? 命令だからと言って、何の罪も無いあの人達を殺すだなんて……!」 研究者A「その甘さを捨てろと言っているんだ! 奴らはこの先も我々の障害となる可能性が大いにある、だから消す! そう上が決めたんだ! ならば我々は従う!」 研究者B「…………」 研究者A「それに……我々が過去に何をしてきたか、一番入隊の遅かったあなたでも知っている筈だ」 助手「……!!」 研究者A「資料で読んだ筈でしょう。 『選別』の事も、『特殊任務』の事も……!」 454 :試作な俺-24話 :2011/07/01(金) 18 37 22.49 ID oiKTsnt40 助手「じゃあ、ロマーニャの事はどうするんですか! あの人達が居なくなったら、ロマーニャの守りが……!」 研究者A「アルタネィティブ大将にとって、ロマーニャの命運などどうでもいいと言う事でしょう」 助手「そんな・・・! もうリーブラみたいな強いネウロイが現れないとは限らないのに・・・!」 研究者A「助手さん。我々の目的は計画の遂行でしょう。本懐を成し遂げる為にも、今はこれを為さねばならない筈です」 助手「その為にあの人達や、関係ないロマーニャの街と人々を犠牲にしても構わないんですか!? 間接的とはいえ、民間人が巻き込まれるんですよ!?」 研究者A「この計画に犠牲は付き物だった筈だ。何を今更・・・!」 助手「無関係な人達が沢山死ぬ事になるんです! しかも民間人が!」 研究者A「民間人だからって、それで我々が手を止める理由になりはしない!」 助手「そんなこと・・・っ!」 研究者A「仕方ない事なんですよ! あの女達は深入りし過ぎた、だから消さなければならない。間接的に民間人が犠牲になろうとも関係ない。ここはそういう部隊の筈だ!」 研究者A「今更手を止める理由がどこにある。躊躇う必要がどこにある! そうですよね大佐!」 助手「犠牲は少ない方が絶対にいいです! 私達は選ぶ事が出来る筈です。 彼女達が計画の障害になる恐れがあったとしても、殺したりする事なく彼女達の介入を防ぐ方法はきっとあります! そうですよね大佐!」 ダルシム「・・・・・・・」 研究者A「大佐!」 助手「大佐!」 455 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 18 44 09.03 ID oiKTsnt40 互いに睨み合いながらも、ダルシムを見遣る助手と研究者A。 Bは作業を続けながらもこちらの様子を窺い、Cは全く気にする事無く作業に集中していた ダルシム「・・・助手軍曹の言う通りだ」 研究者A「!!?」 ダルシム「我々の最終目標は、量産化した強化ウィッチによってネウロイを滅ぼす事だ。手段を選ばぬ事が多いとはいえ、不必要な犠牲を出すのは得策ではないだろう」 ダルシム「私個人としては、ウィッチなど信用出来ん。好きになることなど出来ない。……しかし、何も殺したいなどと思っている訳ではないのだ。 彼女達の死により他にも犠牲が出るのならば、このようなやり方は決して善いとは言えないだろう。やるべきではない」 助手「じゃあ・・・」 ダルシム「───しかし、それは飽くまで彼女達に否が無ければの事だ」 助手「!」 研究者A「大佐・・・」 ダルシム「事実、彼女達は独自の情報網を用いて幾度となく我々の計画を探り、介入して阻止しようとしている」 ダルシム「それだけではない。近頃アルタネィティブ大将の周りを嗅ぎ回る鼠が居ると聞く。恐らくはヴィルケ中佐がガランド少将に頼み、探らせているのだろう」 研究者C「・・・・・」 ダルシム「これは十二分に、彼女達が障害になりえると言う事だ。そしてアルタネィティブ大将の言う通り……障害は取り除く必要がある」 ダルシム「だから、我々は為さねばならない。それがどれほどの行為か分かっていようとも……悪行を・・・・・!!」 456 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 18 49 21.04 ID oiKTsnt40 助手「そんな・・・! 考え直して下さい大佐!」 ダルシム「決定事項だ、変更はない。作業に戻れ」 研究者A「は、はっ!」 素早く敬礼し、Aはインペラトールの最終調整に戻る 助手「大佐!」 ダルシム「……助手軍曹。何故私が君のような若輩者を、この部隊に置いているか……分かるか?」 助手「えっ……」 ダルシム「理由は二つある。一つは君が二十歳を過ぎたばかりの若者であるにもかかわらず、天才的な頭脳を持っているからだ」 ダルシム「私の見込み通り、この部隊において君はあの3人よりも優秀だった。バスターライフルの魔導変換基礎理論を築き上げたのも君だ。 君は私の期待以上の働きを見せた。十二分にな……」 助手「…………」 ダルシム「二つ目は、君がネウロイに復讐心を持っていたからだ。故郷、家族、友人などをネウロイに皆殺しにされた君は、ネウロイを強く憎んでいた」 ダルシム「当時の君は、この部隊の一員になれるだけの物を持っていると思った。…………だが、こちらは私の見当違いだったようだ」 ダルシム「君の中での復讐心と情……。その戦いで情が勝ってしまった。君は情に流され、本来の能力が発揮出来なくなっていった」 ダルシム「そして今、こうして君は我々を止めようとしている。どうやら君の中の憎しみは、皮肉にも復讐の道具である筈の01と触れ合う内に、風化してしまったようだな」 助手「…………」 457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 51 53.93 ID 1t2YEomgO 支援 458 :試作な俺-24話 支援ありがとう:2011/07/01(金) 18 54 29.46 ID oiKTsnt40 ダルシム「残念だよ、助手軍曹。君は優秀な研究者になりえる筈だったが……その甘さがいけなかった」 ダルシム「B。彼女を営倉へ連れて行け。私が指示するまで絶対に外へ出すな」 研究者B「……了解しました」 最終調整作業を中断し、Bはダルシムの命に従う 助手「…………」 研究者B「行くぞ。ついてこい」 助手「…………」 研究者B「……ついて来ないのなら、力ずくで来て貰う事になるが」 助手「Bさんは……」 研究者B「ん?」 助手「Bさんは確か、ネウロイに友達を殺されたから……この部隊に入ったんですよね」 研究者B「……ああ」 助手「私も……同じです」 研究者B「同じ?」 助手「先ほど大佐が仰ってたように、私もネウロイに大切な人達を殺されました。 父を、母を、弟を、友人を、恩師を、故郷の人々を・・・・・」 459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 55 50.44 ID /dcAg83J0 支援する 460 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/01(金) 19 00 03.32 ID oiKTsnt40 研究者B「おまえ……」 助手「本当に……本当に凄いネウロイを憎みました。『絶対に許さない』って……。ネウロイに復讐する事を決めた。でも……私にはウィッチのような魔法力はありません」 助手「だから私は、軍の開発部に入りました。そしてそこで私の研究が認められて、私はダルシム大佐に声を掛けられ、この実験部隊に誘われたんです」 研究者B「……確かそれが一年程前か」 助手「はい。……でも正直に言って、入った当初はとても後悔しました。この部隊の正体や、『選別』や、『特殊任務』の事を知って……」 助手「だけど今、私はこうしてここに居る。この部隊の闇を知っているにもかかわらず、それを受け入れたんです。全ては……ネウロイへ復讐する為に」 研究者B「…………」 助手「だからその時点で、私は皆さんと同じです。口ではどんな綺麗事を言った所で、所詮は同じ穴の狢。Aさんに言われた通りだったんですよ」 研究者A「…………」 助手「でも……───」 〔『・・・けど、それで諦めちまったら俺はもう、ただ壊れていくだけだ。偶には抗うのも悪くないだろう?』〕 〔『俺は人として───いや、『ストライクウィッチーズ』の一員として、守る為に戦いたいんだよ』〕 〔『いいんだよ。アイツら俺の言葉なんか聞かないだろ? あんたが聞いてくれなかったら、開発される事すら無かったんだ』〕 〔『だからさ、ありがとう』 ギュッ、ニコッ〕 461 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 19 05 50.06 ID oiKTsnt40 〔『人形だった俺が、この戦いの中に意味を見つけられたんだ。ただ残り少ない時間を消費するだけだった、この戦いの中に……』〕 〔『だからさ、俺はもう……十分なんだよ』〕 助手「……ごめんなさい」 研究者B「何……?」 助手「やっぱり…………出来ません!」 ダッ! 研究者B「!」 助手はBの手を振り払うと、素早くインペラトールに駆け寄る。 走りつつ懐から拳銃を取り出し、研究者達が異変に気づくよりも先に構えると─── 助手「えいっ!」 パァンッ! パァンッ! パァンッ! ダルシム&研究者達『!!?』 まだ起動していないインペラトールの制御装置目掛けて発砲した。 連続で銃弾を受けた制御装置は破壊され、ブスブスと黒煙をあげてショートする ダルシム「き、貴様ァ!!」 462 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 19 08 55.52 ID oiKTsnt40 助手「・・・・・!」 ハァ……! ハァ……! 薄暗い甲板の上で、助手と4人が対峙する。 助手は甲板の端に立ち、息を荒げ、銃口をダルシムに向けていた ダルシム「何の真似だ、助手軍曹・・・!」 助手「ごめんなさい・・・っ。どうしても…見過ごせなかったんです・・・!」 ダルシム「何……」 助手「おかしいですよね? 変ですよね? 今更こんな事するの……」 助手「でも……───」 〔『どうせならさ、いずれ創られる俺達の『量産型』なんかじゃなくて───』〕 〔『自分の手で……、みんなを守りたかったな』〕 助手「あの子の過去を奪って、自由を奪って、未来を奪って─────」 助手「あの子があんなになっても守りたかった物まで奪うだなんて・・・私には出来ないっ!!!」 震える両手で銃を構えたまま、助手は心の底から強く叫んだ 463 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 19 14 02.05 ID oiKTsnt40 彼女は受け入れていた。この部隊の闇を、非道な行いを、その残虐性を。知っていながら利用していた。 全ては自分の家族や大切な人々を奪った、ネウロイに復讐する為に しかし今、彼女は反逆した。初めて正面から部隊に逆らった。自称自己満足の優しさや、己が救われたいだけなどではない 彼女が心を通わせた被検体の少年。彼が守りたかった物を守る為、ただそれだけの為に ダルシム「そうか……。それが貴様の答えか、助手軍曹」 ダルシム「残念だ」 助手「!」 パ ァ ン ッ ! ! 助手「あっ・・・」 グラッ・・・ ───ザパンッ 放たれた一発の凶弾。それは寸分の狂いも無く、彼女の胸に突き刺さる 心臓部を撃ち抜かれた彼女は短い断末魔をあげると後ろへ倒れ、そのまま暗い海へと落ちて消えた 464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 19 15 22.41 ID Ha1v8E+Q0 ダルシム貴様ー!! 465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 19 18 30.52 ID 1t2YEomgO さて、助手の服にポケットはあったかね? 支援 466 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/01(金) 19 21 55.99 ID oiKTsnt40 研究者A・B「・・・っ!」 ダルシム「・・・何故撃った? C」 ダルシムが振り返り、銃口から硝煙をあげている拳銃を下ろした研究者Cに問う。 そう、撃ったのはダルシムでもAでもBでも無い。他ならぬ彼であった 研究者C「……彼女は既に錯乱していました。このままでは御身に危険が及ぶと考えた為、処分したまでです」 研究者C「それに、『裏切り者には死を。』 これがこの部隊の掟であるはずです」 ダルシム「…………」 研究者C「出過ぎた真似でしたか?」 ダルシム「……いや、いいだろう。君の判断は正しかったと言える」 研究者C「恐縮です」 ダルシム「・・・すぐに制御装置の修理にかかれ。この状態で起動させれば暴走は免れん。万が一にも連中が感づく前に、始末せねばならん。急げ!」 研究者達『はっ!』 研究者A「…………」 研究者Aは、助手が消えた暗い海を眺める 研究者A(結局あんたは……最後の最後まで甘さを捨てられなかったんだな。あんなに言ったのによ) 研究者A「……あーばよ。甘ったれの大バカ女」 262 :試作な俺-24話:2011/07/09(土) 14 50 45.98 ID SCLOJE0o0 <ラオホウ内部・俺の部屋> 俺「…………」 俺は特にする事も無く、ベッドの上に仰向けになって寝ていた。 後は本国への到着を待つだけの身。基地の自室から持ってきた荷物もほったらかしにし、本を読むような気力も無い 別に眠いわけではない。第一眠いかどうかなんてわからない。疲れているのかどうかもわからない。もう何も感じない それでも眠ろうとするなら睡眠薬を飲めば楽に眠れるが、そんな気分でもない 何もする事も無く枕に頭を預け、ボーっと暗い天井を見ていた 俺「…………」 悲しいわけではない。嬉しいわけではない ひたすら虚しい 心に穴が空いたかのように、何もする気が起きない。瞳の光も消え、虚ろな色に染まっている それは端から見れば、まるで人形。瞬きや呼吸で胸が上下していなければ、生きているのか死んでいるのかもわからないだろう。(本人ももうわからないらしいし) 現在、甲板上で何が起きているのかも知らず、ただただ動かないだけであった 俺「…………」 《ったく。何っつーザマだよ、オマエは》 突如、頭の中にいつもの”声 ”が響いた 263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/09(土) 14 51 17.01 ID xgdb1h/10 ● ● 264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/09(土) 14 51 34.08 ID tEOew2o90 なんだこの投下ラッシュは……支援 265 :試作な俺-24話 支援ありがとう:2011/07/09(土) 14 54 19.83 ID SCLOJE0o0 俺「……おまえか。そういえば、おまえとも長い付き合いだな」 《うわっ、気持ち悪っ。センチ入ってんじゃねぇぞコラ》 俺「……ははっ」 《情けねぇ面しやがって……、今更後悔してんのかぁ?》 俺「っ…………」 《これが定めだ。知りながらも、突き進んだ道だろ》 俺「……知ってるよ。望む所だっての」 俺「俺は進むだけだ。だってもう、ゴールテープはすぐそこなんだからな」 《…………》 俺「最後まで……走り抜ければいいさ」 《……そうかよ》 不思議とその時の”声 ”は、少し寂しそうに聴こえたような気がした ―――――――――――――――――――― <???> (あ、れ・・・? わたしは・・・) ふと気がつくとバルクホルンは、どこかの空に居た。 眼下には市街が広がっている。しかしそこら中で建物が燃えて炎が上がり、街全体が紅い色を放ち、彼女が浮かんでいる空も紅く染め上げられていた (!!! ここは・・・っ!) そこは彼女にとっては見慣れた懐かしい街……。もう何年も前にネウロイの手により失われた、彼女の故郷であった ネウロイ「――――――――――!」 「!」 そしてあの時と同じように、そこにはこの街を焼き払った大型のネウロイが居た 「きっ、貴様ぁぁぁぁぁっ!!!」 すぐにネウロイを攻撃しようとするが─── (っ!! 動かない・・・!?) 彼女の体は、まるで石化したかのように動かせなかった そしてその間にもネウロイはビームを市街へ雨のように降り注がせ、徹底的に破壊していく まだ形を残していた建物も破壊されて行き、沢山の逃げ惑う人々が次々に撃ち抜かれて命を落として行く 「や、やめろ・・・・・!」 ネウロイ「――――――――――!」 ビシュゥン! ビシュゥン! ビシュゥンッ! 「やめろ!! やめろおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!」 ビームが降り注ぐ。命が消える。多くの人が死んで行く。しかしバルクホルンは全く動けず、どうする事も出来ない 「・・・!!! あれは───」 「うぅ…、ひぅっ……」 グスッ 「クリス!!!」 バルクホルンは燃える街中に、泣きじゃくるクリスティアーネを発見した。すぐさま助けに向かおうとしたが、やはり体が動かない。 「くそっ、何故だ!? 何故動かな───《 お い 》 「!」 ドゴッ・・・! 268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/09(土) 15 10 05.60 ID +nJ18J/B0 しえん 269 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/09(土) 15 14 31.62 ID SCLOJE0o0 「がっ、ハッ・・・!?」 突如眼の前に影が現れたかと思いきや、腹部に重く鈍い痛みが走る。どうやら強く殴られたようだ 息をつく間も無く影は殴り飛ばされたバルクホルンに接近すると、彼女の胴を掴んで拘束した 「ぐぅっ・・・! おまえは───」 人に近い形をしているが、決して人ではない鉄の黒い体。男性的な角張った体付きに、現在バルクホルンを拘束している大型クローの左腕。その正体は─── 人型ネウロイ《・・・フン》 「あの時のネウロイ!? 何故貴様が・・・!」 その正体は、以前バルクホルンをローマへと拉致し、彼女を大いに苦しめた人型のネウロイであった。(※20話) しかしこのネウロイは俺が倒した筈だ。なのに今こうして、再び彼女の前に現れている 人型ネウロイ《惨めなものだな。結局キサマはこの程度なんだ》 「な、に・・・!」 人型ネウロイ《キサマでは我々に勝てない。救えない。誰かを守る事など出来やしない》 ギリギリ……! 「負けるものか・・・! 決めたんだ、今度こそ……守ってみせると!」 人型ネウロイ《そうかそうか。それなら───》 スッ 「!」 人型はビームの右腕を構える。その狙いは逃げる事が出来ず、未だに地上で泣き続けているバルクホルンの最愛の妹・クリスだった 「ま、待てっ! 待ってくr───」 ビシュゥンッ! 「!」 人型の掌からビームが放たれ、クリスは炎の中に姿を消した 「そん、な・・・。クリ……ス……?」 「クリスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」 人型ネウロイ《目の前で守るべき物が壊されるってのは、どういう気分なんだ? 教えてくれよ、人間≫ ギリギリ・・・! 彼女の胴を掴む力が増す。人型の左腕クローによる拘束は凄まじく、苦しくて全く抵抗出来ない 「ぐぅあああぁぁっ!」 ミシミシ (い、いやだ・・・。いやだこんなの・・・!) (何なんだこれは・・・、夢なら早く覚めてくれ・・・・・!) ポロポロ 人型ネウロイ《なんだ、また泣くのか》 「うぅ・・グスッ・・・、ひぐっ……」 人型ネウロイ《いくら泣いた所で無駄な事だ。助けは来ない。あの男はもう死んだからな》 「お、俺は死んでなんか───」 人型ネウロイ《ご臨終だ。残念だったな》 「違う! 俺は死んでなんかいない・・・!」 人型ネウロイ《死んだ。何故そう言える? あの男は、二度とキサマの前に姿を現さないだろう》 (俺が死んだ・・・? あの、俺が・・・?) (……違う。死んでなんかいない。まだ……間に合う) (・・・そうだ、間に合う。間に合うんだ・・・!) (このネウロイは、確かに俺が倒した。それに今の状況といい、こんな超常現象のような現実は有り得ない・・・) (夢・・・? 幻・・・? 思い出せ、私は何をしていた) (確か、ヴェネツィア上空の巣から出現した母艦要塞型ネウロイを倒して、それから基地に帰還して、部屋に俺が来て、そして───) 〔『さようなら』〕 (・・・思い出した、私は俺に睡眠薬で眠らされたんだ。そしてアイツは・・・去って行った) (ならば、これは夢・・・。私の夢か!) 人型ネウロイ《どうした。もう抵抗しないのか》 (・・・私の夢ならば───) 人型ネウロイ《!?》 ピシッ… 突如人型の体に白い罅が入り、徐々に崩れ始める 人型ネウロイ《なん、だと・・・!?》 (これが私の弱さが創り出した、幻だと言うのならば……) 「消えろおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」 バキィン! 彼女を拘束していた人型ネウロイが、音をたてて砕け消滅した 「今度こそ・・・守ってみせる」 ―――――――――――――――――――――――――――― <ロマーニャ基地内部・俺の部屋> ガ バ ッ ! バルクホルン「!」 ???「Σ わあぁっ!!?」 ビクッ! バルクホルン「っ……! ハルトマン、おまえか」 エーリカ「び、びっくりしたぁー……。急に起きないでよトゥルーデ。心臓が止まりそうになったよ」 エーリカ「もうー。揺すっても叩いても耳元で叫んでも全ッ然起きなかったのに、急に跳ね起きるから驚いちゃった」 バルクホルン「何故、おまえがここに居る」 エーリカ「うん、何だか基地の中がうるさいから目が覚めちゃってさ。そうしたらトゥルーデが居なくなってたからミーナの所に探しに行ったら、 大変な事がわかったから慌てて探し回って、ようやく俺の部屋で寝ているトゥルーデを見つけた所……だったんだよ」 バルクホルン「大変な事……」 バルクホルン(……そうだった。今の時刻は───(チラッ) 午前2時過ぎ……。私が俺に眠らされたのが大体0時前だから、二時間程度しか経っていない) バルクホルン(まだ・・・間に合う!) グッ…… エーリカ「そうだよトゥルーデ、大変なの。実験部隊の人達が、私達に何も言わずに本国に帰っちゃったの。それで、俺も一緒に……」 274 :試作な俺-24話:2011/07/09(土) 15 40 39.55 ID SCLOJE0o0 エーリカ「それだけじゃないの。ついさっきの事なんだけど、医務s───」 バンッ! バルクホルンが、自らが突っ伏して眠っていた円卓を両手で叩き、勢いよく立ち上がる エーリカ「トゥ、トゥルーデ・・・?」 バルクホルン「俺を助けに行く」 エーリカ「えっ……」 バルクホルン「アイツは…………死ぬつもりだ」 エーリカ「!? どういう事……?」 バルクホルン「アイツの体は実験時の度重なる薬物投与により、もうボロボロなんだ。既に、殆どの感覚を失っている」 エーリカ「何……それ…………」 バルクホルン「実験が最終段階に入ったから、俺と実験部隊は本国に帰還した」 バルクホルン「そして、そこで行われる最終実験で俺は恐らく……命を落とす」 バルクホルン「強化ウィッチの量産成功……、その引き換えに」 275 :試作な俺-24話:2011/07/09(土) 15 47 28.68 ID SCLOJE0o0 エーリカ「そんな・・・、そんなのって・・・!」 バルクホルン「だから助けに行く。まだ、間に合う筈だ・・・!」 ダッ! エーリカ「あっ、待って! トゥルーデッ!!」 タッタッタッタッ…… バルクホルン(認めない・・・。認めてなるものか・・・・・!) バルクホルン(アイツだって、本当は分かっている筈だ。知っている筈だ。こんな事はおかしいって……) バルクホルン(もしそれも分からないと言うのなら、殴ってでも目を醒まさせてやる) バルクホルン(私が、この手で・・・・・!) バルクホルン(必ず連れ戻す。もう、諦めたりしない・・・!) エーリカの制止の声を振り切り、バルクホルンは勢いよく部屋から飛び出して行った
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目次 <今北産業の目的と編集ルール> 2009/9/6(金)■ついに竹井醇子役の声優発表! 予想外のその人物とは!? ■まさかのゲーム3本目が発表される ■ネウロイダゾー 2009年9月以前の今北産業 高村監督講演会 +<今北産業の目的と編集ルール> <今北産業の目的と編集ルール> <目的> 仕事や学業で忙しいのに、本スレの流れが速すぎる!! 公式サイト、いつ更新したのかさっぱり分かんねぇよ!!(サイト更新情報出せw) そんな要望により日々のトピックを簡潔かつ明瞭に記録したいと思う。出来るだけ。 <編集ルール> ・3行でなくても全然OK。(一日分の見出しが、目次で見て3行前後になればいいかな) ・深夜アニメなのでAM6時で日付変更。一日は06 00~30 00とする。 ・情報の鮮度が最優先なので、リンクとか面倒なら文字のみでOK ちなみに、行の先頭に「**」を書くと見出しになり、このページの頭の目次に自動で表示されます。 Wikiの文法がよく分からなくて書き込めないときは、こちらの簡易連絡板に伝言を書いておいて下さい。 →簡易連絡板 簡易連絡板の書き込みに気が付いたWiki編集員が、あなたに代わって、ここに書き込んでくれます。 ※参考にした、他のまとめサイトの今北産業コーナー The iDOL M@STER ニコニコ動画まとめWiki - 今北産業 2009/9/6(金) ■ついに竹井醇子役の声優発表! 予想外のその人物とは!? 本日9月6日(金)、ZEPP TOKYOにてみんながいるからできること!bisが開催されました。 このイベントについては後々まとめるとして(→まとめはこちら)、会場では11/26発売予定のニンテンドーDS用ゲームソフト「ストライクウィッチーズ -蒼空の電撃戦 新隊長 奮闘する!-」に新たに参戦する竹井醇子役の声優が明らかにされたようです。 ▼318 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 30 20 ID +mEiallK ttp //sukima.vip2ch.com/up/sukima066892.jpg このキャスティングは予想出来なかったナー! +... クリックで画像を展開 ▼319 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 34 08 ID n1cIBGpi 318 全くダナー! それにしてもパンツとは・・・まだまだ分かってないなw ▼320 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 34 37 ID Qj3RURbJ 浅野さんかー考えもつかなかったよー楽しみだなー ▼321 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 35 10 ID ZBJtbSwp 318 乙ナンダナ 全く予想できなかったナ!! ▼322 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 35 22 ID /vFPjoxy 318 竹井さんはますみんなのかー! 意表を疲れたキャスティングだなあ! 海軍はパンツもズボンも穿いてないだろう ▼323 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 36 53 ID vAqHIYfZ 318 すげー!超サプライズ! ▼324 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 37 16 ID PcE/aCGG ますみんなのかー 意表をつかれたナ ▼325 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 38 05 ID kT8dw+N7 318 マスミンか・・・ 最近咲でしか聞いてない気がするな・・・ ▼327 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 39 38 ID Yo334JtE びっくりしたナ ▼329 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 41 16 ID jblyZx53 これでエイラは許された ▼330 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/09/06(日) 12 46 04 ID aiib3oyN エイラ良かったな 許されたぞ この調子でシャーリーも許してほしい ストライクウィッチーズ 第489統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1252150594/ 全く持って意外な人物の起用でしたね。 スレ住民達は一人として予想できなかったようですが、予知能力を持つ”彼女”にはあるいは分かっていたのかも・・・? ■まさかのゲーム3本目が発表される 「みんながいるからできること!bis」の開催時刻が迫り、スレ住人の興奮とスレの勢いが高まっていく。そんな中、勢いに火をつける燃料が投下されました。 513 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 22 27 ID ynyJFkWL おい箱でシューティングでゲーム出るぞ ソースは入場時のチラシ 514 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 23 35 ID 3qH9PjZ3 箱で出るな ジャンルはシューティング 517 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 27 46 ID 9P/hvyP+ 箱ってマジかよ どこから出るんだ? 520 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 29 12 ID ynyJFkWL サイバーフロント 521 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 30 07 ID 3qH9PjZ3 発売はサイバーフロント…ってどこそれ 522 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 31 50 ID HTMR9pP4 CFだと・・・?HoI2とかCivの日本語版の発売元じゃないかw ストライクウィッチーズ 第489統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1252150594/ 543 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 42 51 ID gOaNt1R+ ガセではない 入場者全員に配られている ストライクウィッチーズ 第489統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1252150594/l50 524 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 32 56 ID j99DMo+V あくまで発売元か? 531 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/09/06(日) 16 38 22 ID HTMR9pP4 CFになったのはガイナの人脈かなあ、ガイナ開発ゲーの発売元でもあるようだ プリメ5とかエヴァとかあるわ、HoI2の珍訳のイメージしかなかったぜ・・・ 524 発売元だろCFは、開発は多分別にある ストライクウィッチーズ 第489統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1252150594/ ラッセルの2本に加え、サイバーフロントからも3本目が発表されまさかのストライクウィッチーズゲームラッシュが発生。 まさに盆と正月が同時にやってきたかのような状態です。 そういえばHoIといえばこんな出来事もありましたw 人生は誤爆しないでねw>今北産業/7月28日~ ■ネウロイダゾー ▼757 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/06/11(金) 02 28 28 ID 58gFPpRm ネウロイダゾー 三ヽ( 'A`)ノ 三 ( ) 三 ノωヽ"'"''"""'"`''""`"""' ▼758 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/06/11(金) 02 32 39 ID Lj6i8L9e コア破壊かっくにーん! ω ( )/ \('A`\ 757 -( ) ( ) \ < \ ▼759 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/06/11(金) 02 35 24 ID keL5qtEq 757-758 何やってんだよwww ▼760 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/06/11(金) 02 39 53 ID KwfB1sOV ω __ 〃´ `ヽ ,ィiミ{イ_i!_i!_i!リ l!jヾ(!(/)ω゚ノ! 私だ jル/テ |: テ、 . ⊂く=」:= ソ ]「 し' ヽ_) ▼762 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/06/11(金) 02 45 47 ID gd5m20UV , ´  ̄`ヽ ノ イ(ィハ从)i、. "ヾ(!´・ω・ノ゙` 坂本さんなら仕方ないでつね c(,_U_U ストライクウィッチーズ 第586統合戦闘航空団 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1276055298/ 2009年9月以前の今北産業 09年9以前の過去ログは、こちら 高村監督講演会 高村監督講演会まとめは、こちら
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異世界のウィッチ2・その1 ――――翌朝 ・・・俺は目を覚ました。昨夜は電気を消して目を瞑ったらすぐに寝ちまったようで、 夢を見た記憶はなかった。疲れてたんだな。シャーリーの運転のせいで。 まだもうちょっと眠っていたいが、寝坊するとバルクホルンに怒られるからな・・・ 起きなければ。 そう思って目を閉じたまま身体を少し動かしたら、 「ひゃんっ!?」 という可愛らしい声がすぐ近くから聞こえてきた。 俺「ん?」 目を開けたら、俺の目の前には、 サーニャ「・・・///」 顔を赤くして、少し困ったような表情のサーニャがいた。 サーニャ「・・・俺さん///」 俺「・・・サーニャ、おはよう」 サーニャ「おはようございます・・・」 ・・・あれ? 昨日一緒に寝たっけ?そんなはずない。なんでサーニャがここに? ・・・このときは寝ぼけていて正常な考察ができていなかった。 普通ならもっと驚いて叫んだりするはずなのに。 俺「・・・えっと、なんでサーニャがここに?」 サーニャ「あの、その質問に答える前に・・・///」 俺「ん?」 サーニャ「手・・・///」 手? サーニャの顔から少し視線を動かす。 俺「!?///」 ・・・妙に温かいと思ったら・・・。 俺「す、すまん!///」バッ 顔が熱くなるのを感じた。 いつのまにかサーニャの胸に手を乗せていたようだ。 温かくて柔らかかった・・・じゃなくて!眠気が全部吹っ飛んだ。 ・・・サーニャの服装を見てみたら、昨日買った例のパジャマじゃねーか。可愛い。 サーニャ「・・・俺さん、じろじろ見ないでください///」 俺「っ・・・///」 真っ赤な顔のサーニャが言った。 サーニャ「・・・えっち///」 ・・・冷静に考えたらサーニャが勝手に俺のベッドの中に入ってきたのに、 この言い草は・・・はっきり言って理不尽なのだが、 この時の俺は、 俺「・・・///」 やっべぇ、凄く興奮してきた。 ・・・そう思った。 ・・・偶然とはいえ胸を触ってしまった上に、 こんなに可愛い服装を見せてくれて、さらに顔を真っ赤にしながらの今の発言。 下半身に、急激に熱が入ってくるのを感じる。 今までにないくらい硬くなってる気がする。 ・・・こんなものサーニャに見せられない。 そう思い、サーニャの反対側を向くように身体を回転させたのだが・・・ サーニャ「・・・///」ピトッ 無言で、サーニャが俺の背中に抱きついてきた。 俺「!!??!??!?///」 サーニャ「俺さん・・・どうしてそっち向いちゃうんですか?・・・隠したいものがあるんですか?///」 そう言って、サーニャは俺の・・・例のヤバい部分に右手を伸ばして、俺の下着から取り出して掴んできた。 俺「お、おいサーニャ・・・っ///」 ちょっ・・・握るな!指で押すな! サーニャ「・・・本当だ、変なの・・・硬くて・・・熱くて、ピクピクしてる・・・///」ハァハァ ・・・『本当だ』ってどういうことだ?誰かにそそのかされたのか!? 俺「サーニャ・・・っ!///」 サーニャ「なんです・・・?///」ハァハァ 下半身をもぞもぞさせ、俺のアレをぎこちなく扱きながらサーニャが返す。 俺「誰の入れ知恵だっ・・・!?///」ハァハァ サーニャ「・・・///」ハァハァ えぇっスルー!? 俺「うぅっ!?///」 サーニャの手・・・気持ちいい・・・ サーニャ「これが・・・男の人の・・・///」ハァハァ 俺「サー・・・ニャ・・・っ///」ハァハァ 俺の呻きに反応したように、サーニャが俺の耳元で囁いてくる。 サーニャ「俺さん・・・ちょっと、ヌルヌルしてきましたよ?///」ハァハァ あぁっサーニャの手つきが・・・っつーかいつまでやってんだサーニャ!? まずい・・・最近してなかったせいかこの時点でちょっと限界を感じてきた!早すぎだろ俺! こんなことになるんだったら昨夜の時点で自分でやっときゃよかった! ダメだ、こんなとこに出すわけにはいかない!シーツ汚したらヤバい!バレる! なんとかしないと・・・そ、そうだ!こんなときこそ冷静に・・・ 俺「あ、あのさサーニャ///」ハァハァ サーニャ「はい?///」ハァハァ 俺「放してくれ!///」 サーニャ「・・・!?あ、す、すみません!///」パッ 放してくれた。 ・・・ちょっともったいない気がするけど俺の社会的な立場が危うくなるよりはマシだ。 俺「・・・」ハァハァ サーニャ「・・・」ハァハァ 気まずい・・・ 俺「なあサーニャ、なんで・・・その、俺のベッドに?」ハァハァ 呼吸を整えながら尋ねる。 サーニャ(・・・) ―――――サーニャの回想 エーリカ『簡単だよ。あのね、さーにゃん。・・・もっと、俺のこと知りたいでしょ?』 サーニャ『は、はい・・・』 エーリカ『だったら、今から俺の部屋に行って一緒に寝てきなよ!』ニシシ サーニャ『え・・・えぇ!?///』 エーリカ『そうすりゃ、もっと俺の深ぁ~い部分が知れるはずだよ』ニヤニヤ サーニャ『・・・そうなんですか?』 エーリカ『私を信じなよ』ニヤニヤ サーニャ『・・・俺さんと・・・///』 エーリカ『あれ、嫌?』 サーニャ『い、嫌ではありませんけど・・・俺さんに迷惑では・・・///』 エーリカ『俺もさーにゃんのこと好きなんだし、余裕で大丈夫でしょ』 サーニャ『・・・もし、誰かに見つかったら』 エーリカ『見つかっても誰も今更文句なんて言わないよ。ちゅーまでしちゃってたみたいだし』 サーニャ『・・・///』 エーリカ『ほれ、早速行ってこい!』 サーニャ『・・・は、はい///』 ――――回想終わり ――――エーリカの本音 エーリカ(これで俺が何か間違いを起こしたら面白いんだけどなー)ニシシ ――――――― サーニャ「・・・ハルトマンさんに、『一緒に寝てこい』って言われまして・・・」 俺「言うとおりにしちゃったのかよ・・・」 サーニャ「はい。・・・俺さんの深い部分が知れるとかなんとかで・・・」 俺「・・・」 サーニャは事の重大性をわかってないのか?お前の貞操の危機じゃねーか。 俺「・・・もう一つ、質問」 サーニャ「なんです?」 俺「その・・・なんで、俺の、アレを、こう、アレしちまったんだよ?」 そんなことまでハルトマンが指示したとは思えな・・・言うかもしれないな。 サーニャ「えっと・・・その、実際に男の人のを触ったことが無かったので、 なんだか、触ってみたくなって・・・ 触ってるうちに、ドキドキしてきて・・・止まらなくなって・・・その、しちゃいました・・・///」 俺「・・・」 サーニャ「以前ハルトマンさんが言ってました・・・ 人は、えっちな気分になると、その、下半身に異変が起こるって・・・ 男の人は、こうなるんですね・・・///」 以前かよ。昨日とかじゃないのかよ。 ハルトマン・・・医者志望らしいから人体には詳しいんだろうけど何教えてんだ・・・ っていうかそれまでサーニャは知らなかったのか? サーニャ「・・・俺さん」 俺「なんだ」 サーニャ「私で、えっちな気分になってくれたんですか?」 俺「・・・あー、えぇっと・・・」 言わなくちゃならないのか? サーニャ「どうなんですか?」 ・・・ 俺「そういう・・・ことに・・・なる・・・な」 ああぁぁっ恥ずかしい。それに今の発言、・・・絶対気持ち悪いって思われた。消えたい。 サーニャ「・・・ありがとうございます」 俺「は?」 サーニャ「嬉しい、です///」 ・・・ 俺「・・・」 サーニャ「・・・」 チュッ サーニャ「・・・///」 俺「・・・///」 サーニャ「・・・俺さん」 俺「ん?」 サーニャ「これからも・・・たまに、来ていいですか?」 俺「・・・」 ・・・ 俺「・・・ああ」 サーニャ「!」 俺「・・・朝飯食いに行くぞ」 サーニャ「・・・そうですね!」 ・・・その日一日、ハルトマンがずっとニヤニヤしながらこちらを見ていたのに腹が立った。 異世界のウィッチ2・その3
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「蒼穹の絆2-8」 ―― サーニャとエイラが夜間哨戒中。新月の晩。サーニャの能力が最も求められる時。 星明りの中、二人は緩やかな編隊で飛行していた。静かな夜。 管制「こちら管制。緊急事態発生。至急、基地に帰投してください。受領確認をお願いします」 顔を見合わせる二人。余程のことかしら? サーニャ「こちらサーニャ。緊急事態により直ちに帰投します。到着予定15分後。以上」 管制「受領を確認。通信終」 基地への最短コースを計算し、直行する。全力飛行。 基地に戻り、ブリーフィングルームに駆け込む。基地もあわただしい雰囲気だったが、ここ は更なる混乱状態。大尉以上がミーナ隊長を中心にして、資料を検討している。 ミーナ「あ、戻ったわね。では、説明を開始します。全員注目」 皆着席して前方の隊長に注目する。 ミ「先ほど、ロンドンの本部より緊急連絡が入りました。地図を見てください」 黒板にペイントされているブリタニア地図を指し示す。 ミ「当基地から見て、北方40キロの地点にあるシッチング・ホーン近郊にネウロイが強襲上陸 を敢行しました」 地図にマークをする。隊員たちがざわめく。ロンドンのすぐ近くじゃないか!40キロも無い! ミ「静粛に!現時よりマイナス80分、0020時にここから北180キロのロースト・フトレーダー 基地が、洋上を低空飛行する巨大物体を一瞬探知しましたが、すぐにロスト。憶測ですが この探知が上陸部隊だったと思われます。レーダーを低空で回避しつつ、ロンドンに向かった、 と思われます」 ミ「現時マイナス40分、0100時、ロンドン東方60キロのバーナム防空隊が超大型ネウロイ2を 発見。防空戦闘機隊及び防空隊ウィッチの奮戦により、ロンドンから逸らすことに成功 しましたが、南下してここ、シッチング・ホーン近郊に上陸してしまった、と。上陸勢力 は超大型2機」 皆、状況がとんでもなく悪いことを理解する。不味すぎる。リーネの顔色が青ざめている。 ミ「現在、上陸した2機とも陸戦型を主に、そして若干の飛行型を展開中」 ミ「なぜ、当基地への通報が遅れたか。これは現在調査中。大混乱しています。現在、ロンドン 防衛隊の陸・空の総力を挙げて応戦中。我々も参加します。では、具体的作戦を。バルクホルン 大尉、お願いします」 バルクホルン「状況は飲み込めたな?さて、目下の急は、超大型ネウロイを破壊すること。巣作り を始められたら、終わりを意味する。解るな?」 皆頷く。超大型は、そのうち分解して『ネウロイの巣』に姿を変える。そうなったらお仕舞いだ。 バ「よって、我々の任務は、現在他の隊が近づけないでいる大型母機に接近し、これを撃破する。 詳細な地図はこれだ。しっかり覚えろ。ロドマーシャム。ここは森林を伴う丘陵地。平坦地 ではない!地上目標が視認し難いことを意味する。具体的作戦だが、可能な限り低空ギリギリ で敵に接近、間近で急上昇。例の新型バズーカを斉射して破壊する。飛行型との交戦は、この 目的を果たすまで禁止する。我々の目標はただ!大型母機である。よって、バズーカ及びその 弾薬を運搬することを最優先とする。重量超過になるものもいるだろう。頑張ってほしい。ここ まで、何か質問は?」 エイラ「交戦をさけろといっても、邪魔しに来るダロ?それは?」 バ「上空援護を防空隊のウィッチがやってくれる。彼女達に任す。通常戦闘機も支援する」 エ「了解」 バ「それが終わったら、地上の敵を殲滅することになる。なので、ある程度の通常装備も持って いく。私を例にとれば、機銃は1つ、予備弾倉を多くする。意味は解るな?」 皆頷く。その分、バズーカの弾薬だ。 バ「バズーカは8門。敵1に4の割合だ。呼ばれたものが射手!サーニャ!シャーリー!リネット! それと私。ここまでが主な射手として撃つ!装填手は、わかるな?」 エイラ、ルッキーニ、ペリーヌ、そしてハルトマンが頷く。 バ「よし。第一斉射だけは、装填手も撃つ!その後、装填手の持つバズーカは放棄する。装填に 専念する。なので、第一斉射用に基地での発進前にロケット弾を装填する。気をつけろ!」 バ「ミーナとラスカルが先導。ミーナ班!サーニャ、リネット。ラスカル班!シャーリー、私! よいな!先導を信じて行け!決して離れるな!先導役はストライカーの翼端灯をつける。それを 見落とすな!もし、万が一見失ったら、その場で静止。動くな。決して上昇するな!」 バ「よし。では、敵の情報をラスカルが説明する!」 俺「シシリーで見た奴と同じらしい。これを見てくれ」 上下式黒板をずらす。ラフなスケッチがある。 俺「敵の上面図、上からの俯瞰図だな、それがこちら。側面図、横から見たのがこっち。背中に 盛り上がりがある平べったい団子虫みたいな奴だ。盛り上がりは結構目立つ。コアはここだ」 赤いチョークで、上面図と側面図其々に丸印を書く。 俺「ボディのほぼ中央だ。ここを上からちょん切ったとして断面図を書くと・・・こうだ。コアが こことなる」 俺「真上からコアを掘り出すのは苦労が多い。それに上下の垂直発射だとロケット弾がずれる。 だろう?サーニャ?」 ええ、と頷くサーニャにみなの視線が集中する。貴重な情報。 俺「なので、先導はコアの位置から見て上方30度となるあたりで静止する。そこで皆止まれ。 そして、左右に間隔を取る。取らないと迎撃砲火で纏めてやられる。忘れるなよ?そこで 先導が 1!吊光弾を撃つ!これでバズーカの照準が出来る。次!2!機銃で曳光弾を放つ。 君たちはその着弾地点を狙って撃て!」 みなの反応を確認。理解してくれたようだ。 俺「敵二機は、相互距離が約1キロ。なので、ミーナ隊と俺隊との共同歩調は取らない。先導が 着弾指示をしたら構わず撃て。再生速度に撃ち負けるな!なので、一斉射といっても、若干 の時間差をおくんだ。そうすれば、装填によるブランクも分散するからな!一番最初だけは 射手/装填手のペアで同時発砲、別ペアとの時間差を作るという意味だ。解るか?解らん者は 正直に手を上げてくれ!」 みな、真剣な表情で頷き返す。よし!と俺が笑顔で答える。 俺「装填手は一発撃ったら砲本体を捨てることを忘れないこと!落ち着いて作業しろ!クリップを コンセントにしっかり差し込むんだぞ!装填手!携帯する予備弾薬は2パックの6発!射手は 1パックの3発!忘れるなよ?大型で余ったら、地表の残敵を掃討するのに使え!撃ち終わったら砲は 放棄!かまわん!捨てるんだ!通常装備の予備弾倉も忘れないこと!」 ミーナ「では、皆さん。しっかりやりましょう。出撃予定は0230!忘れ物が無いように念入りに確認!」 全員敬礼してそれに答える。 ハンガーでは整備兵が走り回っている。怒号が飛び交う。ウィッチは次々にエンジンを始動。皆、例の M3を身体に固定している。通常の装備ではなく、M3だけを携帯しているものもいる。 俺「お。ロケット弾つけてくれたか。有難うな。これが発射セレクタかい?」 整備兵「左右各4発。着発信管!安全はこのボタンを押し込んで解除。そのままでこのハンドルを握って発射! 握り締める程度によって左右各1発4発同時発射まで選択できます!手応えがありますから!撃ち終わった らばこのボタンを!ラックを投棄できます!軽くなります!」 頷いて謝意を示す俺。腰にはブローニングの予備弾倉1、拳銃とその予備弾倉パック2、ロケット砲 予備弾パック3が無理やり引っ掛けられている。首からは紐で信号銃。背中にはM3とバズーカ1門。 たすき掛けでM3の予備弾倉4パック16本。 整「ラスカルさんもバズーカ使うんで?」 俺「ああ。対地攻撃で使う」 整「重かったら捨てちまってくださいよ!」 俺「バーカw。これからベッドインって時にチンポコ無くてどうすんだ!ヒィヒィ言わせるんだぜw?」 整「ギャハハ!失礼しましたw!思い切りどうぞ!」 バカ話して時間を潰す間に、他の者も用意できたようだ。敬礼を交わし、整備兵は去った。 ミ「用意はいい? いいわね。ストライクウィッチーズ!全機出撃!」 皆、整然と一斉に滑走を開始、重たげに上昇を始めた。 ミ「高度500で左旋回!目標に向かう!」 「「「「「「「了解!」」」」」」」 * シッチング・ホーン近郊 前方で砲火がひらめく。ビームが夜空を焼く。所々で爆発。そして空には墜ちる火の流星。 陸戦ストライカーユニット『バレンタイン』を装備した部隊が次々にキャリア・トレーラーから 降り立つ。 「(ねえ、グーデリアン。あなただったら今どう戦う?)」 隊が揃うのを待つ間、物思いにふける隊長に伝令が駆け寄ってきた。 伝令「118のマッコーネル少佐?」 ジョゼフィン「ええ。私。何?」 伝「前線本部より!まもなく第501統合戦闘航空団が空襲により敵ネウロイを破壊する予定!なお、501の 無線周波数がこれです!攻撃開始予定は0245!本部は至急、貴部隊が前線に布陣することを命令して います!」 ジョゼ「(くそったれ。敵の情報も全く無くて・・・馬鹿野郎!)了解した。確認書にサインはw?」 伝「(すげえ・・・笑ってる。綺麗な人だけど、肝が据わってるな)いえ!結構です!」 ジョゼ「しっかりやるから、と伝えて頂戴」 伝「はっ! あの・・・皆さん、気をつけて・・・(死んじゃ駄目ですよ・・・)」 ジョゼ「ええ。有難う(責任の無いもののほうが人間らしいわね・・・)。あなたもね!伍長」 伝「御武運を!失礼します!」 部隊が揃った。全員に携行兵器の最終チェックを命令。コンパスで方角を確認。あっちね。 ジョゼ「よし。行くぞ。縦一列戦闘行進。奇数は右!偶数は左を警戒!第一小隊!先行して。第二は 第一と200の距離を置いて追従!自由射撃!全員!装填!安全解除!」 75ミリ砲を装填しつつ思う。501!お願い!早く潰して!あの化け物を! ジョゼ「第118装甲歩兵隊!前進!」 * 打ち合わせ通り、シッチングホーンに南西から進入。ミーナが前線本部と交信し、作戦開始を伝える。 本部『まもなく、上空に援軍が飛来する。全対空砲及び全通常戦闘機部隊に告ぐ。対空戦闘を中止せよ! 防空隊所属ウィッチへ!目標をよく確認の上交戦せよ! 第311及び第587ウィッチ隊!チャンネル2へ! 繰り返す!311及び587!無線をチャンネル2に切り替えろ!』 お膳立ては整いつつある。311と587が501の先導機と交信を開始した。 後方で、上空支援の2部隊と合流。高度差をつけて先行して貰う。我々は既に地表50.眼下の戦闘部隊が 飛び去っていく。混乱しすぎね・・・とミーナは思う。カレーの埠頭を思い出す。あの時は避難する市民 ばかりだったわ・・・。 俺「隊長。そろそろ離れよう。まもなくだ!」 ミーナ「了解。ではあとで!無線封鎖開始!」 返事も待たず、ロールして方向を変える。 背後にいる隊員の気配を「探知」しつつ、前方を「探る」。俺さんには、この能力が無い。彼、大丈夫 かしら・・・。地表と空は双方の火線が交差し、爆発が相次いでいる。たまに血迷った味方からの攻撃を 受ける。まあ、当たらないけど。 大型ネウロイを確認。私たちがやるのは、こっち! 更に高度を下げ、梢ギリギリを飛び始める。皆! しっかり付いてきてね!翼端灯を見るのよ! 敵目標は両サイドから小型ネウロイを排出中。今までにどれだけの数が出てしまったんだろう。背筋を 悪寒が走る。なんとしても破壊しなくては!母機が『巣』に変わるのを防がなければ! 目標を全員が視認できる距離になった。幸いにも飛行型ネウロイとの接触は殆ど無し。遭遇した小型は 311が始末してくれた。母機の対空ビームが311を狙いだした。そろそろね。 ミ「311!501ミーナ!ブレイク!エスコートに感謝します」 311「ヤー!お姉さま、御武運を!」 同国人の少女の顔が脳裏を掠める。砲火で照らし出された一瞬見えた顔。ありがとう、アイネ! 目標にだけ、神経を集中する。右手で信号銃を握る。間合いを計る・・・。 周囲にも目を配らないと、距離感がなくなる大きさだわ! 俺「587!501ラスカル!ブレイク!ありがとなー」 587「はい!気をつけて!ラスカル!」 俺さん!あっちも無事ね! 速度を勘案して・・・距離500で静止したい。用意・・・ ミ「(上昇!)」 角度・・・・よし!静止と同時に吊光弾を発射! 信号銃を放り出してMG42を構えて・・・! 吊光弾が発光した一瞬後、連射!着弾が散らないように全力で銃を押さえつける。さあ!撃って! 一瞬後、左右で鋭い発射音。まだ私は撃ち続ける。ロケット弾が左右から伸びていく。 ここに当たって! 凄まじい爆発が着弾地点に生じた。一瞬目が眩む。銃を降ろして、高度を上げる。 次の発射がタイミングを取って始まった。どんどん撃つのよ! ミ「その調子!いいところに着弾しているわ!」 着弾点が真っ白に燃えている。爆発がどんどん奥に進んでいる。今の調子なら再生速度を凌いでいる! 俺「撃て!」 あ、ラスカル隊も!そっちもしっかり! 地上の小型がこちらを確認したらしい。撃ってきた。でも、シールドを砲手達はは張れない! 地上の火点にむけてMGを掃射する。こっち!バズーカじゃない!私を撃ちなさい! 背を向けていた大型が一瞬輝いた。熱が伴わない光!射撃を忘れて振り返る。燐光を放つ薄片が舞い 散っている。 「「「「「やった!!!!!」」」」」 皆、下から撃ってくるのも忘れて肩をたたいて喜んだ。その瞬間、向うにあったもう一つのシルエット が爆発! 「「「「「「キャホーゥ!「やった!」どんなもんだい!」」」」」」 ミ「501全機!よくやったわ!お疲れ様!」 バルクホルン「終わっていないぞ?下から盛大に撃ってくる!」 ミ「全機、一端全力上昇して!」 全力で上昇しながら、双方の損害を確認。全員無事。ここまではうまくいった。 上空で集合し、今後の地上攻撃を相談する。周りを先ほどの311と587がガードしてくれた。 バ「ビームを撃ってくる奴から?」 俺「ああ、ビームを撃つのは中型陸戦タイプだ。叩くに限る。地上部隊の助力になる」 シャーリー「んじゃ、始めようか?」 ハルトマン「ミーナ、ラスカル。握手はいいからさ、翼端灯消しなよ。目立ちすぎw」 慌てて消す二人に、311や587の隊員からも笑いが漏れる。 ミーナ「ごめんなさいw。では、501は地上の目標にバズーカの残弾を使います。その後、小型 飛行ネウロイを排除。それまで、311と587の皆さん、お願いできますか?」 311「ええ!任せておいてください!お姉さま!」 587「地上部隊を助けてあげてください!」 俺「んじゃ、上は任したよ、ビューティーファイターズ!」 2隊が笑いながら手を振って散っていく。 俺「んじゃ、俺たちは海兵隊ごっこだ。ペアはさっきの組み合わせ。ミーナさんは 俺と組んで。ロケット弾を使い切ったら、申告してから空戦に戻ること」 ミ「ええ、皆さん。気を抜かないでね。気をつけて!では、各ペアで地表目標を攻撃、 殲滅します。開始!」 シャーリー「Time to Hunt!」 ルッキーニ「イャッホーゥ!」 ミーナと俺はゆっくり降下しながら最前線へ飛行する。左右にも別ペアがいる。 俺「311のリーダーに惚れられたんで?お姉さまw?」 ミ「あら?同国人なのよ、アイネさん。彼女も隊員もいい子ばかりなの!」 311「お姉さま!アイネです。お姉さまをお慕いしておりますわ、あたしw」 インカムに笑い声が集中する。わぉ愛の告白♪なんて声もある。 俺「アイネちゃん?男も捨てたもんじゃないよ?今度愛を語ろうなw 578のニッキちゃんも 一緒にどう?三人で、いや、578・311全員とで熱く愛を育まないかwww?」 578「ニッキだけど。野獣はお断り!あっかんべーだ!!www」 さらに笑いの渦。ニッキ~あれ結構いい男じゃん、とか何とか。 ハルトマン「アイネーェ。実は501全員が~ラスカルの彼女なのーw」 「「サーニャは違うダロ!「エー マジィ「女垂らし!」獣!」キャー!」サーニャは違うゾ!」」 色々な声が飛び交う。 俺「ごめんな、俺の身体は501のものだ。でも俺の心は羽のように自由なのさw。俺って詩人 だろww?」 シャーリー「それは知りません!あほ!変態マリンコ!浮気性!多恋病!あははは!」 「「「「「「「ブプフ」」」」」」」 バルクホルン「戦闘中の私語は慎め!ラスカル!アホは帰ってからにしろw!」 ハ「はーい!ごめんなさい!トゥルーデお姉ちゃん♪」 俺「堅いこというなよ、夜は長いぜ?一緒に熱く楽しもうよ、ハニーww?」 暫く、インカムは通信不能。喘ぎながらの笑い声で満たされた。 ミーナも口を押さえて笑っている。 * 最前線が近づくと、俺さんの顔が一気に引き締まった。目が鋭くなる。完全に別人。 俺「地上部隊と連絡は付く?」 ミ「ええ。この周波数で呼んで見て。地上の担当将校が出るわ。地上攻撃はあなたが 慣れているから、指揮を取って?」 俺「こちら501ラスカル隊。空地連絡担当、聞こえるか?」 地「こちらAGコントローラー。楽しませてもらったよw、色男。位置知らせ」 俺「色男とはありがとな。現在、バレンタイン陸戦ストライカーを装着した部隊の上空付近。 向うの識別は・・・118-1 これが指揮官だろう。いかが?」 地「把握したぞ、色男。ちょっと待て。向うにコンタクトする」 俺「AGコン。501ラスカル了解。待機する」 ・・・ 地「おまたせ、色男。先方のコールはジュリエット1.このチャンネルで話せるぞ。以上」 俺「サンク、AGコン。 ジュリエット1.こちら501ラスカル隊。聞こえるか?」 ジョゼフィン「はい。ジュリー1.活躍したわね、501」 俺「おお、セクシーボイスw。バズーカで支援する。出来ればビームを撃つ中型が獲物にはいいんだが。 そちらで該当目標は?」 ジョゼ「ありがと。ちょっとまって」 118-1が砲撃。500ほど先で爆発。炎の中にネウロイがへたり込むのが見えた。中型だ。 俺「グッドショット。いい腕だ」 ジョゼ「おまたせ。今の方向にビームをぶっ放す奴が何匹か隠れている。反対側は少ないわ。今の あたりを頼めるかしら?」 俺「あいよ、ジュリー1。左側面に移動、攻撃する。スタンバイ」 飛行しつつ、ミーナがバズーカに装填する。次の砲弾も取り出して準備完了。 梢から一気に上昇、ミーナが確認し指示を俺に出す。 ミ「二時。梢が出っ張っている木の真下!距離200!」 俺「見えた。用意?」 ミーナが左肩を2回叩く。 同時に発射。排気炎が一気に伸びる。撃破!二人はストンと下がり、横に移動。その間に次弾装填。 掃射が来るが、かなり反れている。それを8回繰り返す。中型8体を破壊。 俺「ジュリー1。501ラスカルだ。8匹始末した。この面にはもういない。反対側には小型が6匹震えている。 そちらは任せていいか?」 ジョゼ「ありがとう、501の色男と美人さん。こっちで片付ける。あなたたちは他の所へ火消しに行って くださいな」 ミーナ「はい。了解しました。ジュリー1。困ったらこのチャンネルで呼んでください。仲間が他にも 飛んでいますから」 バルクホルン「501別隊。いつでもどうぞ?」 エイラ「最高のハンターがここにいるゾ」 ペリーヌ「いつでも駆けつけますわ!」 シャーリー「こちら501消防署です♪」 ジョゼ「ありがとうw。美人さん、皆さん。では!」 残弾は7発。二人の狩人は、暗い森の上を獲物を探して幽鬼のように飛び去る。 ミーナの魔力のおかげで、その7発全てを中型に叩き込んだ二人は砲を捨て、後退を始めていた。他の ペアも全て上空に上がり、任せておいて大丈夫とミーナが判断したので、地上の状況を再確認している。 ミ「あ!危ないわね!」 俺「どこ?」 ミ「向うの斜面にバレンタインの分隊がいるの。ほら、脇にネウロイが」 成程。死角を狙って忍び寄るのが6匹。二人してバレンタイン隊に呼びかけるが、目的の部隊からだけ 反応が返ってこない。無線でも故障しているのか? 俺「ユニットのロケット弾を使う。ミーナさん、二番の位置で」 ミ「ええ」 俺は緩やかに上昇し、目標に向かう。降下開始。軸線を敵部隊の中央に定める。 ここが一番大事な時。じっくり軸線をあわせ続ける。ぶらすな。用意・・・ ミ「9時!撃たれている!」 俺「ブレイク!上昇!」 俺は動けない・・・。分隊と俺一人。どっちが大事だ?軸線をあわせて・・・周りを飛びすぎる曳光弾は無視 するんだ!やり遂げろ! 発射グリップを一気に握って8発全てを一斉発射する。完全にユニットを離れたのを確認し、急上昇に 切り替えつつラックの投下ボタンを押し込む。『バン』と38口径実包がラッチを押したのと同時に機速 が伸び、上昇速度も上がった。分離確認。下を覗くと、敵が爆発炎に包まれたのが見える。やったぞ! それと同時に衝撃が襲ってきた。左右のユニット、そしてわき腹に一発喰らった。クソ! 出力が急激に落ちる。こりゃ、駄目だな。上昇をやめて機速を保とう。 ミ「俺さん!火が!」 俺「体は大丈夫。不時着し、先ほどのマチルダ隊と合流する。隊長は大丈夫か!」 ミ「ええ・・・でも俺さんが」 俺「高度を取って待機を。これより不時着」 インカムに他の隊員からの声が入るが、今は耳をシャットダウンする。ミーナさんが相手をしてくれるさ。 さて、冷静になれ。深呼吸だ。慌てるなよ?状況を確認しよう。 左脇が痛むが、ま、たいしたことはなかろう。高度がグングン落ちる。クソ! ええと?ロケット弾は使い切った。発射ラックも捨てた。他にヤバイ物は・・・ないな。よし。 失速しては酷いことになる。少しでもコントロールできるうちに!銃を背中に回す。 よし。いいな? オケ! エンジンカット。前と下にシールド全力展開。それ! くそ!誰だ!こんなぶっとい木を植えたやつは! 頭から大樹の幹に激突。シールドがなかったらミンチだぜ。クソッタレ! 上空のミーナさんに呼びかける。すぐに返事があった。オケ!大丈夫! ミ「怪我は?本当に大丈夫?」 俺「ああ。地面はいいねえw」 ミ「全く!心配させないで。救出します」 俺「ネガティブ!やめろ!被害が増える!」 ミ「でも・・・」 俺「あそこのバレンタイン隊と合流して脱出する。俺も海兵隊だ。任せて」 ミ「・・・バレンタイン隊と合流ですね?」 俺「イェス、マァム!海兵の本領発揮さ。ミーナさんは隊に戻ってください」 ミ「え!でも!」 俺「戻って、再装備をお願いします。まだ陸戦型がうじゃうじゃいますよ?帰って半分は基地で 警急任務に。残りで支援物資と対地攻撃装備を用意してくださいな。次の攻撃がある可能性は 高いと考えます」 ミ「了解。そうですね・・・。あなたの必要なものは?」 俺「M3の予備弾倉を。それと私のテントにあるM1ライフルとその弾。あ、後俺の靴w」 ミ「了解。行く前にフライパスします。見えたら合図して」 俺「高度に気をつけて!」 思ったより低い高度で飛んできた。目が合う。心配そうな顔しないで!夜目にもはっきり見えた 美しい顔が蒼白。笑うほうがいいよ・・・。皆に宜しく伝えてください。 ユニットは・・・全損だな。残念。 わき腹の傷は・・・クソネウロイ!大口径で人間を撃ちやがって!22口径にしやがれボケ!てめえ絶対 ぶっ壊す!ジャケットも裂けちまってるじゃねえか!お気に入りだったのに・・・。 メルティオレート振りかけて簡易包帯で固縛。腸がはみ出していないから大丈夫さ。クソ。手当て完了。 ***************************** ―地上戦 1― 歩くたびに呪詛の言葉が口から出る。 文明人なんだよ、俺は。クソッタレ。足が痛ぇ!何が楽しくて冬の林の中、裸足で忍足の散歩をしなく ちゃならん。原始人じゃねえ。冗談じゃねぞ。俺を落とした奴、絶対ぶっ壊す! マチルダ隊がいたくぼみはあの向うか。まだまだあるな・・・。 喉が渇いた。けどなにもありゃしねぇ。一休みするか。念入りに後ろも含めて確認。 よし。 キャメルを取り出して火をつける。箱がつぶれてしわくちゃだ。ふと思いついて、ジッポの蓋を炙って、 それに雪を詰める。よし、融けた。少しだけ暖かいそれを啜る。オイル臭いが、しょうがない。補給が 届くのはあそこだ。我慢! 俺がぶっ壊した敵の残骸が見えてきた。ゴキブリロースト。ざまーみろ。 ここは、障害物がないんだよな・・・。迂回するか。苦労を惜しむと戦死公報2階級特進になっちまうわ。 途中まで来て、ギクリとした。おーおー。ゴキブリ野郎がいるじゃないか。空にテッポ向けていやがる。 中に入るマチルダが囮?まさか・・・でも、現に。偶然の会敵じゃなかった?報告の必要があるな・・・・。 更に横に廻る。こいつらの感知器官はどういうシロモノだろう。人間より鋭い聴覚・視力を持つんだ ろうか。犬クラスだと始末に負えないぜ。 見えた範囲で10体。くそ。どうしてくれよう。 選択肢1.撃ちまくって壊すだけ壊す。でも、ストライカーがない今、本来の魔力だけでどれだけやれる? ゴキブリ10匹だぞ?ビームなしだけど、口径がでかい奴もっていやがるし・・・。 選択肢2.とりあえずバレンタイン隊に合流する。彼女達の火力を合わせれば、10体位は圧倒できるだろう。 不安なのは、敵の今見えていない兵力がどれだけか、だ。 でも、なぜにバレンタイン隊は動かない?弾薬切れ?全滅している?だとすると、この案は意味がない。 選択肢3.バレンタイン隊?知らない、見えなかった、でトンズラする。駄目だ!却下! 選択肢4.・・・・・ふーむ。タバコを吸いたいな・・・。いい案、ねーかなー? よし。1と2の混合で行こう。いい所だけ組み合わせる。丘上方に位置をしてから攻撃。壊せるだけ壊して、 バレンタイン隊に転げ込む。これでいくか。もしかすると彼女達に迷惑を掛けるが・・・見殺しにするより、あの 世で後悔しないで済むさ!あの世で美女に詰られるのはごめんこうむる。美女とは楽しく、な!生きて帰る ことができりゃ、天国が待ってるぜ?だろ?俺!ほれ!元気出せ!ミーナさんやトゥルーデ達が待ってるぜ! 愛を囁かずに死ねるかよw。 どうせ、捕虜には成れねえ。殺されるだけさ。こっちも捕虜なんぞ作る気もねえし。派手に暴れて生還して やるぜ。 そうと決まったら、何処から仕掛けてやるか! ブローニングは110発1箱と銃に装着した分だけだ。後はM3に頼ることになる。移動しながらやるしかない。 拠点でやったら、すぐに原子レベルまで粉砕されちまう。デポを決めて、そこにM3の弾倉を置こう。そう すりゃ少しは身軽になるし。ヨシヨシ。積極的に考えろ。 周囲の戦闘音を気にしながら、弾薬を置きに上に上る。水がほしい・・・。足と脇腹の痛みは感じなくなった けどな。皆、無事に帰ったかな・・・。ふと思いついてM3の弾薬パウチを二つ空にし、足の裏にまきつける。 ま、無いより楽だ。 トンズラ予定路に隠し終わって、また戻ってきた。 さて?優先順位を考えよう。 って、上から相手していくしかねえな。中途半端に下がると、上下から挟撃されるわ。だろ? 休憩しつつ もう一度考える。 あー。まだまだあっちこっちで激戦だわ。制空権は取れたみたいだな? 火口を手で覆い、深く吸う。吸い終わってもう一度考える。後気にしなくてはならないことは?敵の増援。 ポンコツ置き場は比較的視界が効く。問題はこの林の向うだな。こっちに注意3.向うは1.ゴキ10匹に 6の塩梅で注意を配ろう。そして忘れるな。今の俺にはユニットがない。シールド能力も大したことがない んだぜ?破られるシールドを張るより、射弾に回すほうが海兵らしいってもんだよな。他に何かあったか? ミーナさんの今日のズボンの色は?エンジ。よし、落ち着いてる。 さて、やるか。仕事の時間だよ。弾倉を入れ替えよう。使い残しのは、箱は要らないな。 匍匐と忍足で一番上にいるゴキの背後を取る。こいつは楽だ。問題は次以降。破壊したら少しでも下る! 忘れるなよ、俺。 ゴキの背後でゆっくり立ち上がる。小型?でかいぞ! 次のゴキは・・・ヨシ!気付いていねーな。口の中で 舌を動かして、唾を出す。今が平穏な時間のお仕舞いだw。 腰を落として魔力を起こす! それ行け!地獄へ! 直ぐに破壊できた。次! 駆け下りる。足の痛みも脇の痛みも感じない。戦士の時間! おら!今頃、砲塔まわしてんじゃねえよ!くたばれ! 次! 要注意! オーオー、のこのこ6本足で登ってくるか。あさっての方角見てんじゃねーよ! よっし!三匹退治! 弾倉外して!ベルト!早く! 少し、林の奥側に廻るか?遠回りだけどなw。なに、疲れは全く感じない。俺は海兵だ! いたっ!動かないで索敵してやがる。ほれ、あっち向け! バーカw 四匹目!って!弾切れかよ! くっそ!もうちょっともってくれれば!ブローニングを置く。ありがとな!余り調子に乗るのは愚だ。 この辺で一端終えよう。さて。デポに逃げるぞ! 撃たれませんように!M3構えてランニングだ! でぇぇぇぇぇ・・・・。心臓が逝かれそうだ。アー・・・苦しい。残りの奴がやたらめったら撃ちやがって。 20ミリクラスは卑怯だ。くそ。 マガジンポーチを全部首から掛ける。パウチから取り出してあった分は懐に押し込む。さあ!持久戦だ! お。太陽がもう直ぐ顔を出す。いいねぇw。無線には他部隊の通信ばかり。 完全に朝になった。雪が乱反射して目が痛い。その後、1匹葬った。今は膠着状態。時々移動して、位置を 悟られないようにしている。 しかし、あっちのネーチャン達、生きているのかね?音がしないぞ? 周囲は相変わらず激戦中。501の皆はどうしたかな?他のネウロイが出たのかな。俺がいなくても大丈夫 だろうか・・・。 音がした。背後。くそ!回り込まれたか? 我慢して、ゆっくり体を回す。焦るな。急に動くと一発で ばれるぞ・・・。拳銃でいくしかない。 居た。ありゃ・・・・なんだ?ヒューマノイドと言えなくはない。が、金属光沢。手にはどこかで見たような 自動銃。 敵だ。人間ではない。俺のチンポコを賭けてもいい。絶対、バレンタイン隊のウィッチじゃ ない。奴の体はこっちを向いている。くそ。腰がだるい。 こわいのか?俺。動かないと死ぬぞ?動かせ!そっと腰の拳銃をつかみ出す。・・・フルコック。いいぞ。 もうちょっとだ。よし! 3連射で斃せた。5ヤードかよ。アブねえな・・・。 11時を過ぎた。膠着状態のまま。向うから探りを入れてきたときは位置を変えつつ、細々と応射する。舐め られたら押しつぶされる。はあ。我慢比べかよ。 と、インカムに受信。おや、シャーリーだ。懐かしい! シャーリー「ラスカル?応答して。こちらシャーリー」 俺「よぉ!グラマラス・シャーリー、聞こえるぞ!今日もセクシーだなw」 シ「ラスカル!無事かあ!よかった!」 俺「あはは。あったりまえだろ?笑い声が複数いるな、何人で来たw?」 シ「うん。ルッキーニとサーニャとエイラ。他は基地で待機中なんだ」 俺「皆、有難うなw。愛してるぜw」 シ「はいはい。遅くなってごめんよ。ブリタニア全土が最大警戒でさ」 俺「だろうなあ。あ、俺の位置はわかる?」 シ「大体しかわからない。急ぎ救助が必要か?」 俺「うんにゃ。これからデートの申し込みする美女が4名ほど待っているんだ。エーとな、俺がいる位置の 東側、繰り返す、東だ。其処にデートの邪魔をする悪い奴らがいる。そいつらを吹っ飛ばしてもらいたい。 4匹くらいだ。それを叩いて貰って、俺は移動したい。どうかな?」 シ「オッケー。サーニャのフリーガーハマーだね。私たちもお土産持ってきた。いいよ、了解。位置を 正確に知りたい。何かランドマークはあるか?」 俺「スタンバイ」 えーと?何かいいものないかな。発煙筒が二つありゃあなあ。 俺「俺を基準にして。南東1200に燃えている民家かな?建物が見える。二戸建てだ」 シ「インサイト。他は?」 俺「その建物を基準にして。北西へ1000、空き地でネウロイの残骸が煙を出している。6匹分」 シ「フライパスして確認する」 じっと建物方向を見ていると、上空に小さな点が4個見えた。あれか! 俺「シャーリーたちをインサイト」 シ「北西に変針するよ」 俺「オッケー。ドンピシャリ。そのまま。俺の胸に飛び込んで来い、両手を広げて待ってるぜw」 高度もスピードも十分。AAAも心配なかろう。 真上を通った瞬間、小さく手を振る。ウィッチなら見えるはず。 シ「イェーイ。ロックしたぜ。泥まみれだなw」 俺「おう。マリンコーだからな。後で皆して風呂で洗ってくれよww」 シ「ぎゃははは。考えとこうな、ルッキーニ? あ、サーニャとエイラは駄目だってww」 俺「チェ!いじけてやるw。俺の位置から東側、下に200くらいの範囲にいるはずだ」 シ「あいよ!頭下げておいて!頭の毛洗えなくなるよ」 また、インカムに忍び笑いが多数w 俺「あいよ!んじゃ、カメは頭を皮の中に引っ込める。吹っ飛ばせw」 インカムにシャーリーだけの笑い声。ふふww。ちと難しかったかい? とはいっても、見物だ。あのゴキブリ共が吹っ飛ぶザマぁ見ないとな! さっきのフライパスとは違う金属質の音が接近。わくわくして見ていると、急降下で三人が。一人が フッと西側に現れた。西側の一人がロケット弾をぶっ放しだす。サーニャか。一瞬置いてバズーカも 一発発射した。器用だな?排気煙がグングン速度を上げて林に向かう。いけいけ!それの着弾前に 三人がなにやらパラパラと投下、急上昇を掛けた。あんな爆弾有ったっけ? 次の瞬間、林の大部分が吹っ飛んだ。冗談抜きで顔をドロに埋める。伏せたままで息を我慢していると、 バラバラと土くれやらなにやら落ちてきた。もう、いいかな・・・。 プハーと息を吐きながら、林のほうを見てみると、ネウロイが7匹ひっくり返っている。お見事!! 増援がいたんだ。ヤベェヤベェ。他はいない・・・よし。 シ「おーい。頭はまだ付いているかぁー。返事しろー!」 俺「うん。あの世じゃないらしい。まだ寒いし、頭上には可愛い魔女が4人飛んでらあww」 シ「機銃掃射しようか?今ターンが終わった。再進入中」 俺「うんにゃ。ゴキブリ全滅。7匹だ。お見事!ありがとうな」 ルッキーニ「やったぁ!凄いでしょ!あたし達!」 エイラ「ふっふっふ。サーニャにかかればちょろいちょろい」 サーニャ「クスクス・・・」 俺「大したもんだよ、実際。俺はバレンタイン隊のところに行くわ。其処で会おう。他の状況がわからない。 気をつけてくれよ、マイラバーズ!」 シ「誰がだよw。了解、上空から周囲を確認する。待っててくれよ!」 バンクを振りつつパスしていった。神々しいね。 さて。行きますか。 急に足と脇が痛くなりやがった。くそ! 周囲の戦闘音は・・・変わらないな・・・。 ************************************************************************