約 3,365,129 件
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/462.html
2ch 韓国経済 ■ 【韓国経済】10月ドル危機説!!現実化されるか?[10/02] 過去ログ 2008.10.2-2 ■ 【韓国経済】10月ドル危機説!!現実化されるか?★2[10/02] 過去ログ 2008.10.2-2 ■ 【韓国経済】10月ドル危機説!!現実化されるか?★3[10/02] 過去ログ 2008.10.2-2 ■ 【韓国経済】10月ドル危機説!!現実化されるか?★4[10/02] 過去ログ 2008.10.2-3 ■ 【韓国経済】10月ドル危機説!!現実化されるか?★5[10/02] 実況中… 2008.103- .
https://w.atwiki.jp/tyuu2nouryoku/pages/141.html
名前 龍神 ほむら 能力 真炎魔女 性別 女性 年齢 16 身長 149 体重 38 スリーサイズ B/W/H 誕生日 2/14 趣味 読書 好き 料理 嫌い 野蛮人 得意 料理 苦手 球技 大切 無し 容姿 学園の制服 髪は薄めの赤色でロング 性格 明るい、無邪気、世間知らず、自己中、我が儘 能力 [部分編集] 【真炎魔女】 魔法 炎 オールレンジ 無し1 無し2 A- C- S- D- B- D- +原文 +Q A Q A Q. A. 749 【ご自由にどうぞ】 貴方は炎の魔法を使える 魔力を70ポイント所持している。 火炎放射器のように炎を出すなら、1ポイント消費。 銃のように火炎玉を発射するなら、2ポイント消費。 あくまで上は目安。攻撃や威力はそれに見合ったポイント消費をせねばならない。 ただ、強力な攻撃には場を読むことが必要。 また、下記の状態を満たした場合 瀕死の状態 魔力ポイントが0 切り札の魔法が使える。 [切り札魔法] 炎の断罪者を作り出せる。彼は、貴方を守りつつ、徹底的に敵を攻め続ける。 いくら攻撃をされようが一瞬で回復し、敵を追う。炎を撃とうが斬ろうがそれが尽きないのと同じ原理。 断罪者は炎の断頭刃を持っており、それを振り下ろすなどの攻撃で相手を焼き尽くす。 身体能力:一般人よりかは良いレベル 初期装備:なし 所持品 来歴 大企業の龍神グループの社長家である龍神家の期待の星 家に伝わる魔術の才能に優れていて、学校の成績なんかも優秀で これだけ見るとただの優等生に見えるだろう。 しかしその実態はその魔術の才能にあぐらをかいて努力しない しかも小さな頃から甘やかされてちやほやされていたため わがまま、自分の思い通りにならないとすぐ泣く しかも自分の容姿にも自信あるようで 今の日常は退屈にも思っており、その魔術の才能を生かせる何かを探している模様 ぼっち 人間関係 [部分編集] ぼっち +... +...
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/10260.html
Re Message -きみのこえがきこえるから-【登録タグ R マメコP 初音ミク 曲】 作詞:マメコP 作曲:マメコP 編曲:マメコP 唄:初音ミク 曲紹介 果てしない空のかなたへ 届け、僕らの声!! マメコP のオリジナル4作目。 まもなく地球へと奇跡の帰還を果たす、小惑星探査機「はやぶさ」をテーマにしたデジロック。 特設サイトにて音源配布中。 歌詞 空は快晴 Monday 進路は今日も上々 feel so good ヘリオの軌道で明日に向けて加速する 風に帆を張る Tuesday 雨降りでも風がつよくても 目指した場所まであと少し もう少し走り続けるんだ 遥か彼方に漂う 百億年の時間の果てを 探す旅路へ往こう 果てしない空の彼方で ボクを呼ぶ声のする方へ 闇を越えて 時を超えて アナタに会いに行くから 散らばったセカイのパズルの ピースのひとつをつかむため 無限に広がるこの海原 迷わずまっすぐに進むんだ のどが渇くよ Wednesday 寂しいときは口笛吹いてゆこう 孤独な旅路はまだ始まったばかりです 疲れ知らずの Thursday 目を凝らしても先はまだ見えない もうすぐ行くから 明日にはその姿 捉えるよきっと 遠く果てない歴史の 螺旋の鎖が刻んだ 夢を掴む旅路へ往こう 果てしない空の彼方で ボクを呼ぶ声のする方へ 闇を越えて 時を超えて アナタに会いに来たんだ 幾千の星がみつめた 昔話を聞かせてよ 青い星へのメッセージに添えて 必ずボクが伝えるから 傷ついたその翼が太陽に焦がされようとも 此方から彼方へ 想いを乗せてボクは往く 遥か彼方に漂う 百億年の時間の果てを 探す旅路へ往こう たとえこの身が燃え尽きて灰になる宿命としても その軌跡は時を超えて 次の奇跡が繋いでゆく 果てしない宇宙の彼方で ボクを呼ぶ声のする方へ 闇を切り裂く光になって みんなの元に帰るんだ 伝えたいキモチがあるから キミの声が聞こえるから ボクは迷わず飛んでゆける 星からのメッセージ 届けるんだ! 代表的なPV紹介 コメント 個人的にはやぶさ関連の曲で一番の名曲だと思う。 -- 名無しさん (2010-06-26 13 07 29) 素晴らしい曲。 -- 名無しさん (2010-10-18 23 36 57) 次の「奇跡」…か… 繋がると良いな! -- 名無しさん (2011-11-30 13 08 55) はやぶさ2に届け! -- 名無しさん (2011-12-12 13 53 47) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/smoksan/pages/588.html
あいつのプレイには仲間の想いが込もってるからな 86話の染岡さん格言の一つ。 佐久間の動きを評価する春奈に対して。 元は凶悪な宿敵だった帝国学園選手への素直な物言いに、精神的な成長を感じさせる。 染岡さんも同じ気持ちなのか、代表選手はチームだけでなく元の所属の仲間達の想いを背負っている事を再認識させてくれる。 ちなみに発言時の染岡さんは珍しくストレッチ中。 仲間が目の前で練習しているにも関わらず特に焦ったりしていないあたり、そこら辺も二期に比べて大人になったという事だろうか。
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/499.html
ここは僕、◎華也◎の作品をズラーっと、ズラズラーっと投下するページです。 まず、以下の人に感謝を。 作品を他者にとって見やすく提示するための場として wiki支部を製作してくれた(?)ルンシィに。 この場に来て僕の作品を眺めてくれようとしている人に。 そして何より、 サークルの皆、及び物書きとしての僕と関わってくれる全ての人に。 ―――とか真面目なことを書こうと思った訳だが。 そもそも僕の性格を知っているサークルの皆がPC、もしくは携帯の画面の前で『アリエネェ』と唖然とする様子が目に浮かぶようであるし、自殺など考えている暗い人に見えないでもないので、とりあえず一言。 ―――オタク文化万歳 ではでは、以下から作品へ飛んでくださいな。 <更新履歴> 3/31 空を飛ばない翼、作品・元ネタ共にUp <短編> ○空を飛ばない翼(恋愛・異世界・ファンタジー?) 個人的には恋愛色が強いかなーって感じです。 ただし異世界という設定で、見方によってはファンタジー風味? 読了時間の目安としては、ゆっくり読んでも多分2・3分かと思います。 つまり超短編。むしろ掌編レベル。 尚、この作品はかなり昔に見た作品を元に作りました。 誰の物だったかは覚えてませんが(すみません…)、元ネタはここからどうぞ。 ※これオレのだ、などありましたら本家の方から連絡お願いします。 3/31 作品・元ネタ共にUP
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/756.html
海の沖で、女が一人、あれは溺れているんじゃなかろうか。 周囲には俺以外誰もいない。 仕方ない。意を決して俺は飛び込んだ。 のはいいが、元々泳ぎは苦手な俺。 さらに服着たままだと泳ぎにくいのな。うを、足つった!ぐほ、水飲んだ! 誰か助けて! 目を覚ますと、ドアップの女の顔が目の前にあった。 白い頬に張り付いた濡れ髪がとても色っぽい。 彼女は安堵の笑みを浮かべていたが、直ぐに慌ててのけぞるように離れてそっぽを向かれた。 彼女の頬が赤いし、何だかちらちら見られてるし、微妙な空気。 「えっと…ひょっとして人工呼k」 「あ、あくまで人命救助よ勘違いしないでね!!」 きっと睨まれる。 「あ、後、泳げないくせに他人を助けようなんて無茶もいいとこよ!」 うねうねとくねる蛇状の下半身。 「危な、じゃなくて泳げない奴は溺れさせる前に自分で沈んじゃうんだから、た、楽しくないでしょ!」 言い捨てると逃げるような勢いで海に向かう彼女。 「泳げるようになったらまた来てもいい?」 一応たずねてみたら、きょとんとした顔で振り返られた後、「馬鹿?」と言われた。 「じゃあ、泳げなくても会いに来ていい?」 と聞いたら一瞬考え込んだ後真っ赤になって、また「馬鹿」と言われた。 その辺りの海は、遊泳禁止になっている。 何でも女の妖怪によって溺死させられるかららしい。 実際には離岸流が何とからしいけど。
https://w.atwiki.jp/2525meikan/pages/98.html
宮助 2011年3月22日 強い女目指して「MHP3」実況プレイ 【MONSTER HUNTER PORTABLE 3rd】 【ニコニコ動画】(1)強い女目指して「MHP3」実況プレイ~はじまりの始まり~ (実況)軽い気持ちで学校を作ったら悲惨な事になった 【学校をつくろう!!2】 【ニコニコ動画】(実況)軽い気持ちで学校を作ったら悲惨な事になった。 2009年初期にMHP2Gなどの実況をしていたが、引退。2011年3月22日、MHP3実況によって復帰を果たす。 引退前の動画は全て削除されており、また、復帰作のMHP3に関しても更新再開の目処が立つまで非表示となっている。 良くも悪くも天然で、基本的にフリーダムな女性実況プレイヤー。英語や漢字の誤読も多い。視聴者から「兄助」の愛称で親しまれる兄がいる。 直感に任せたプレイが多く、些細なことで詰みかけるが、逆に、詰みポイントとされている部分を神がかった閃きで奇跡的に乗り越えることもある。 ドラクエ6の実況中に起きた奇跡的な展開に対して兄助が「お前攻略見ただろ」と疑ったことから、奇跡的な展開には「お前攻略見ただろ」という弾幕がつきものである。 ポケモンなどで、攻撃をあてる瞬間に「どーん!」と大声を発するのが癖になっているため、ホラーゲームでなくても常に音量注意が必要な実況プレイヤーである。 【ニコニコ動画】(みやすけ)
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6065.html
梓「やっと終わった……」 ある日の放課後。 掃除当番で居残りをしていた私は、ゴミ捨てを済ませ部室に急いでいた。 梓「うう、先輩たち待たせちゃってるかなあ?」 いつも通りお茶をしてだらけている可能性が高いが、もしかしたら練習を始めているかもしれない。 というかたまには自主的に始めていて下さい。 最近練習できてないんだよなあ…… 唯先輩と律先輩は暑い暑いって言ってすぐだらけちゃうし。 梓「確かにすごく暑いっていうのは同感だけどね」 首筋に張り付いてしまっているうっとうしい髪を払い、ぽつりとぼやく。 恨みたくなるほどカンカンと照りつける太陽、梅雨が明けてその姿を存分に見せつける青空、引っ切り無しに続くセミの鳴き声…… 季節はすっかり夏一色だ。 …… 梓「ふう……」 階段を駆け上がり、部室に到着。 ずっと前から思っていたけど、何で音楽室とかは最上階に作ってしまうのだろうか? 一階とかに作ってくれればこんなに苦労は……無理か、うるさいし。 ガチャッ 梓「すみません、遅れました!」 唯「あ、あずにゃ~ん♪」 梓「にゃっ!?も、もう!毎度毎度いきなり抱きついて来ないで下さい!」 部室に入るとすぐに唯先輩のハグを受ける。 まあ嬉しく……はあるのだけど、こういう暑い日に抱きつかれるのはさすがに辛い。 唯「いいじゃんあずにゃんが可愛いんだからさ~。それに寂しかったんだよ~っ」グリグリ 梓「顔押し付けないで下さい!……ってあれ?まだ唯先輩だけですか?」 唯先輩が私のお腹に顔を擦りつけ始めたので視界が開ける。 部室の中を見渡してみると、他の先輩達の姿は見えない。 どうやらまだ来ていないらしい。 私は意外なことに2番目だったようだ。 唯「そうなんだよ~、みんな用事で少し遅れるってさ!」 梓「そうなんですか……私だけ遅れたのかと思ってました」 唯「だから……」 梓「?」 唯「ずっと一人ぼっちで寂しかったんだよ~!」ガバッ 梓「わあああっ!?」 唯「あずにゃんにゃん♪」スリスリ 梓「暑いですよ、やめて下さい~!」グイグイ 唯「むぐぐ……は~な~れ~ぬ~ぞ~」ギュウッ 相変わらずスキンシップが好きな人だ。 いつにも増してしつこいのは、一人でいるのが耐えきれなかったからだろう。 唯先輩、いっつも誰かと一緒にいるイメージあるし。 唯「えへへへ~」 梓「あついぃ……」 でも、そろそろ本当に勘弁して下さい。 熱中症で倒れそうです。 …… 梓「よし、練習しましょう!」 唯「ええっ!?」 梓「何で驚いてるんですか……。ほら、澪先輩たちが来るまでギターで合わせましょう」 唯「みんなが来るまでのんびりしようよ~」 梓「ダメです」 唯「あずにゃんのけ~ち!」 梓「け、ケチじゃないです!」 唯「私はみんなが来るまで動かないと決めました!さああずにゃん、一緒にのんびりしよう!」フンス! 梓「……」 唯「……」 梓「……」 唯「あ、あれ?どうしたのあずにゃん……」 梓「……はあ」 何でだろうか、唯先輩と話していると力が抜けてくる。 唯先輩の持つほんわかした空気と、持ち前のマイペースさがそうさせているのだろうか。 それにしても、いつも通りとはいえ堂々とサボりを宣言するとは…… 唯「あ、あずにゃん?」 梓「分かりましたよ、皆さんが来るまでですよ?」 唯「……!」パアアッ 梓「そしたらちゃんと練習を……」 唯「ありがと~あずにゃん!」ダキッ 梓「にゃっ!?」 唯「えへへ~、いいこいいこ♪」ナデナデ 梓「唯先輩は、ズルイです……」 唯先輩の言動に呆れかえってたはずなのに、一瞬でどうでもよくなってしまう。 これを天然でやってしまうのだから恐ろしい…… くう、その悪気のない笑顔は卑怯だ。 唯「え、ズルイって……私何かしたっけ?」 梓「何でもないです!」 ……まあいっか。 …… ミーンミーン、とセミが鳴く。 ギラリと太陽が輝き、窓枠から日光が嫌というほど降り注ぐ。 たま~に涼しい風が吹き込み、火照った体を少しだけ冷ましてくれる。 そんな真夏の部室の中で私たちは今、 唯「……」 梓「……」 ただひたすらにボーっと窓の外を眺め続けていた……! 唯「……」 梓「……」 唯「……」 梓「……あの、唯先輩」 唯「……んー?どうしたの、あずにゃん?」 梓「楽しいですか……?」 唯「えへへ、まったりしてるね~」 梓「……」 ダメだ、私にはイマイチ理解できない。 そもそもこの人、暑いの苦手なんじゃなかったっけ? 何でこんなに平然としていられるんだろう…… 唯「あずにゃんは分かってないみたいだね」 梓「何をですか?」 唯「夏の日の、まったりした過ごし方だよ!」 梓「?」 唯「夏休みとかによくやってるんだよね~、私」 梓「ああ……」 なるほど、慣れか。 そういえば以前家を訪問した時もだら~っとしてたな。 唯「ほらほら、見て見てあずにゃん!」 何を見つけたのか、楽しそうに空を指差す唯先輩。 まあせっかくだし、唯先輩流の夏の楽しみ方を教えてもらおう。 梓「……何があるんですか?」 青い空、眩しい太陽、白い雲。 私の目に入ってくるのはそれだけだ。 唯「あれだよあれ!アイスクリーム!」 梓「……」 もしかして。 梓「あの雲……、のことですか?」 唯「そうそう、美味しそうだよね~♪」 梓「え~と……」 唯「あっ!あっちにメロンパン発見!おお、あれは見事なわたがし!」 梓「ノーコメントです……」 唯「もう、あずにゃんはまだまだだね~。あ、シュークリーム発見!」 梓「……」 この人の頭の中には食べ物のことしか入っていないのだろうか。 まあ唯先輩らしいといえば唯先輩らしいけど。 唯「美味しそう……」 梓「唯先輩、お腹空いてるんですか?」 唯「今日はまだムギちゃんのおやつ食べてないからね~」 梓「……ポッキーならありますけど。食べます?」 唯「食べる食べる!」 …… 唯「……」ポリポリ 梓「……」モグモグ 唯「あ、あれはパンダさんみたいだね」 梓「え……私には猫みたいに見えますが」 唯「そうかなあ……」 梓「あっ!あれは律先輩のドラムみたいですね!」 唯「え~、あれはカスタネットだよ~」 梓「ええ?か、カスタネット……」 ポッキーをつまみながら、再び二人で空を観察。 食欲が満たされてきたおかげか、唯先輩も食べ物以外のものを連想するようになった。 ……でも、さっきから全く意見が合わない。 唯先輩の感性が独特だってことは知ってはいるけど…… 梓「……なんか、悔しい」 唯「どうしたの?」 梓「何でもないですよ」 唯「そう?」 チラ、と唯先輩の横顔を覗き見る。 どうやらこんな謎の悔しさを感じているのは私だけのようだ。 梓「……」 唯「~♪」 でも楽しそうな唯先輩を見ていると、そんなことはどうでも良く思えてくる。 本当、不思議な人だ。 唯「ところでさ~、ずっと気になっていたんだけど……」 梓「何がですか?」 唯「空って、何でこんなに青いのかなあ?」 梓「ああ、それは太陽の光のせいですよ?」 唯「太陽の光……?それでどうして青く見えるの?」 梓「ええと……詳しく説明すると難しくなるので、口頭だけで唯先輩に理解してもらえるかどうか……」 唯「えっ!?もしかして私、馬鹿にされてる!?」ガーン 梓「いえ、そういうわけでは……」 唯「ひどいよあずにゃん!私は3年生なんだよ!?あずにゃんが分かることくらい、私にも分かるよ!」プンスカ 梓「えっと、ですから」 唯「さあ早く説明して!ばっちり理解して、あずにゃんを見返してあげるから!」 梓「……はあ、そこまで言うなら」 みっちり叩き込んであげよう。 レイリー散乱の話からそれぞれの光の長短、青空と夕焼けの違いまでしっかりと。 …… 梓「……というわけですけど」 唯「……」 梓「唯先輩?」 唯「……」プシュー 梓「唯せんぱーい!?」 最初はふんふん、と頷きながら聞いていた唯先輩。 説明が長くなるにつれて反応が薄くなって行き、最後は頭から煙を出して(比喩だけど)コテン、と倒れてしまわれた。 唯「あずにゃ~ん……」 梓「は、はい」 唯「私は自分の実力を過信していたみたいだよ……あずにゃんの言ってること、途中から全然分からなくなってたよ~!」メソメソ 梓「な、泣かないで下さいよお」 唯「ところであずにゃんは何であんなに詳しいの?」 梓「え……」 泣き出したと思ったら、次の瞬間にはけろっとしている。 この変わり身の早さにはついていけない…… 唯「ねえ何で~?」 梓「ええと……中学生の時、自由研究で調べたんです。私もずっと不思議に思ってたんで……」 唯「おおっそうなんだ~!あずにゃんは凄いねえ」 梓「いえ、そんな」 唯「謙遜しなくていいよ~。私は自由研究って何をすればいいのか分からなくて、アサガオの観察とかしてたな~」 梓「……」 アサガオってあんた。 小学生かよ…… いや待て、ある意味はまっているかもしれない。 アサガオを庭で育てる唯先輩。 芽が出るのを今か今かと心待ちにする唯先輩。 花が開いて喜ぶ唯先輩。 必死にアサガオをスケッチする唯先輩。 梓「……く、くくっ……」プルプル ヤバい、想像したらすごく似合う。 憂辺りは確実に見ているだろうから、今度話を聞かせてもらわなければ。 ひょっとしたら写真なんかもあるかも…… 唯「……あずにゃん、何か失礼なこと考えてない?」 梓「えっ!?ま、まさかあ……」 唯「……」ジー 梓「あ、あはは……ほら唯先輩、空眺めましょう空!」 ううっ、こういう時だけ鋭いなあ。 でも憂と話すのは絶対に忘れないようにしよう。 …… 唯「……」 梓「……」 再度ボーっと空を眺める。 というか、澪先輩たちはいったいいつ来るんだろう? けっこう時間経った気がするけど…… 唯「ねえ、あずにゃん」 梓「今度は何ですか?」 唯「空って、おっきいね」 梓「そう……ですね。どうしたんですか、急に」 唯「ずっと眺めてたらたまに思うんだ~。この広い空と比べたら、私は何てちっぽけな存在なんだろう、って」 梓「唯先輩……?」 唯「……」 空を眺める唯先輩の顔は、いつものふにゃふにゃして柔らかい笑顔とは違っていた。 私が今まで見たこともない表情をしていて、そう…… 大人の、表情だった。 唯先輩ってこんな顔も出来るんだ…… 唯「まあ国語の教科書に載ってたセリフなんだけどね~♪」 梓「……」 唯先輩のこと、見直さないといけないなあと思った矢先にこれだ。 ふにゃっとした笑顔でネタばらし。 思わずガクッと力が抜けてしまったではないか。 梓「はあ……そんなことだろうと思いましたよ」 唯「ひどっ!?言っとくけど、私にだってノタスルジアを感じる時だってあるんだからね!?」 梓「え~と、ノスタルジア……ですか?」 唯「ノストルジア!」 梓「……ノスタルジア」 唯「ノスタルジア!」 梓「はい、良くできました♪」 唯「あ、あずにゃんにからかわれてる!?」ガーン 梓「いえいえ、唯先輩らしくて良いと思いますよ」 郷愁を感じる、とか言っちゃう辺りがとくに。 まあ何となく意味は伝わってきたけど、ね。 唯「む~……」 梓「あはは、唸らないで下さいよ」 唯「……でもあずにゃんも思わない?空はこんなにおっきくて一つだけなのに、どうして私たちはちっぽけで、みんなバラバラなんだろうって」 梓「……」 唯「私たちはいま同じ空を眺めているけど、いつかは離れ離れになっちゃうんだよね……」 寂しそうに顔を伏せる唯先輩。 そんなことを考えたのは、一人で部室にいて寂しい思いをしたからなのだろうか。 それとも、将来のことに思いを馳せているためだろうか。 どんな理由にせよ、唯先輩にそんな表情は似合わない。 あの空に輝く太陽のように、明るい笑顔でいてほしい。 梓「……大丈夫ですよ、唯先輩」 唯「あずにゃん……?」 梓「唯先輩は言ったじゃないですか、空は大きくて一つだって」 唯「うん……」 梓「だから、離れた場所にいてもみんな一緒です。見え方が違うだけで、みんな同じ空を眺めてるんですよ」 唯「……」 梓「だからバラバラなんて悲しいことは言わないで下さい。少なくとも私は、私たち軽音部は、この大きな空と同じように繋がってるんですから」 唯「……」 梓「今だって、私は唯先輩の隣にいるんですから……」 唯「……そうだよね!」 伏せられていた顔が上がる。 その表情はいつもと同じ……いや、いつも以上の明るい笑顔だ。 唯「私たちは一緒なんだね!あの空と同じように、繋がってるんだね!」 梓「はい、もちろん!」 唯「ふふ、何だか悩んでたのが馬鹿みたい!あずにゃん、ありがと~!」ギュッ 梓「ち、ちょっとお……」 ガチャッ 律「う~す!」 澪「遅れてごめんな、ちょっと手間取っちゃって……」 紬「すぐお茶の支度するわね」 唯「みんな!」ダダッ 先輩たちがやって来て、唯先輩はそっちに走り寄る。 助かったけど……ちょっと残念。 澪「ど、どうした唯……そんなに興奮して」 唯「私たちは一つなんだよ!」 律「はあ?何それ、エヴァンゲリオン?」 唯「みんな!空はみんな繋がっているからね!」 紬「え~と……何て返したらいいのかしら?」 唯「たとえイギリスにいてもフランスにいてもドイツにいても……みんな繋がってるからね!」 澪「何でヨーロッパ限定なんだ……」 律「唯のことだから、国の名前をよく知らないんじゃね?」キシシ 紬「うふふ、唯ちゃんらしいわね♪」 澪「いや、けっこうひどいこと言ってるぞそれ……」 興奮して捲くし立てる唯先輩。 引き気味になりながらも話を聞こうとする澪先輩。 茶化して笑い飛ばす律先輩。 楽しそうにほほ笑むムギ先輩。 さあ、みんな揃ったし約束通り練習だ! ……おっと。 言い忘れていたことが、一つ。 さっきは離れた場所にいても……なんて言ったけど、私はそう簡単に離れるつもりはありませんからね、唯先輩♪ 終わり♪ 戻る 4
https://w.atwiki.jp/heisei-rider/pages/257.html
信じる心 ◆LuuKRM2PEg 「照井竜が……死んだ?」 時計の針が六時を過ぎた頃、フィリップは愕然とした表情で呟く。 闇に包まれ始めた世界に突如として現れた、複数の飛行船。そこに備え付けられたモニターに映し出された、キングと名乗った少年が六時間もの間に二十人が死んだ事を告げた。 その中には、かつての敵であった園咲霧彦や井坂深紅朗。更には、風都を守る為に幾度となく力を合わせた照井竜までもが含まれていた。それが意味するのは彼らはもうこの世にいない事。 「どうして……どうしてなんだっ!」 今にも泣き出しそうな様子でフィリップは叫んだ。照井の死を許してしまっただけでなく、二十人もの犠牲者を出してしまう。 僕は能無しだ、愚か者だ。翔太郎や亜樹ちゃんがそばにいないと、何も出来ないような弱者だったのか。 自分を責めるような言葉が脳裏で次々と思い浮かんでしまい、フィリップは全身から力を失ってしまう。 「おっと、落ち着きたまえ」 しかしそんな彼が倒れる直前、海東大樹は両手で支えた。フィリップは反射的に振り向くと、彼はいつもの不敵な表情を浮かべていた。 「海東大樹……すまない」 「別に構わないさ。君が足手纏いになられちゃ、僕達だって困るしね」 そして、意図的にやってるような憎まれ口も変わらない。だが放送前とは違ってほんの少しだけ暗さが感じられる。 それは無理もなかった。放送の中には、彼の仲間である光夏海の名前だって呼ばれている。いくら海東でもそれは受け入れたくない筈なのに、それをおくびにも出していない。 ならば自分が彼の為に出来る事は、すぐに立ち上がる事だ。彼はお宝を守りながら、この戦いを徹底的に邪魔するつもりだと語っている。 今は、彼の足枷になるような事はあっていけない。そう思ったフィリップは、身体の力を取り戻させて立ち上がった。 「そうだ……辛いのはみんなだって同じだ。だから僕だけが甘ったれるなんて、許される訳がない」 「ちゃんと、分かってるじゃないか」 海東はフッ、としたり顔で笑った。フィリップはそれに心強さを感じながら、もう一人の同行者に振り向く。 視線の先にいる秋山蓮の顔は、先程とは何も変わらない無愛想な雰囲気を醸し出したままだった。しかし、同じ世界の人間である北岡修一の名前が呼ばれて、何処か表情を曇らせている。 仲間を失った事による純粋な悲しみか。真意は分からないが、彼の為にも自分は必死に戦わねばならない。 「……海東大樹、さっき秋山蓮が話していたクウガについて詳しく聞かせてくれないか?」 「ああ、恐らく蓮が言っていたのはライジングアルティメットの事だろう。かつて大ショッカーが持っていた地の石という物から発せられる波動によって、僕の知っているユウスケはそれに変えられた上に操り人形となってしまった」 「ライジングアルティメット……?」 「その戦闘力は仮面ライダーが数人でかかっても、まるで歯が立たなかったね。だから草加が負けたって、何ら不思議じゃないさ」 海東から告げられた事実に、フィリップは思わず戦慄する。 草加の戦いは、最初に襲われた時しか見ていない。しかしその動きには一切の無駄がなく、一流の戦士である事が感じられた。 考えたくはないが、もしもその力が自分達に向けられたら一巻の終わりかもしれない。もしも、ここに翔太郎がいてWに変身できて、ディエンドやナイトと力を合わせても五代を止められるかどうか。 いや、出来る出来ないの問題ではない。五代が暴走したのなら、何が何でも止めてみせる。翔太郎や亜樹ちゃんも、絶対にそうする筈だ。 「分かった……教えてくれてありがとう、海東大樹」 「別に構わないよ。とりあえず元に戻すには、誰かが持っている地の石を壊すしかないだろうね。まともに戦ったって返り討ちにあうだけだからさ」 「成る程……それも見つけなければならないか」 地の石という物がどんな代物かは判断できないが、とてつもなく悪質な代物であることは容易に判断できる。 心優しい五代雄介の人格を奪って殺し合いを強制させるなど、考えただけでも吐き気を促した。しかし怒りに身を任せて冷静さを失うなどあってはならない。 何としてでも、五代を元に戻す方法も考えなければならなかった。 「それと秋山蓮も、生きていてくれてありがとう」 「何?」 「君には感謝している。君が生きてくれていたおかげで、この異常事態を知ることが出来たのだから」 「そうか」 フィリップは純粋な気持ちで感謝を告げるが、蓮は素っ気無く答える。しかしそれでも、フィリップは蓮を信頼できる人物だと思い、心が少し軽くなった感じがした。 安易に他者を信頼しても、良くない事なのは分かっている。だが、こんな状況だからこそ誰かを信じなければ、命が無意味に奪われてしまう。 かつての自分ならば、下らない理想論だと切り捨てていた筈の思い。しかし、人は理想を追い求めていくからこそ生きていける。それを全て無くしてしまっては、本当の悪魔に堕ちてしまうだけだ。 この殺し合いに巻き込まれた者達を出来る限り救う為に、園田真理を殺した奴を始めとした危険人物を倒す。そして、大ショッカーに対抗する為の手段を探す事だ。 「さて、二人とも。これからどうするんだい? これ以上ここにいたって、どうしようもないと思うよ」 フィリップの心に希望が戻りつつある中、海東は口を開く。 「そうだな……やはり、すぐ近くにある警察署に向かおう。ああいった建物なら、誰かが来ているかもしれない」 「危険人物と出くわす可能性もあるが、それしか無いな」 「じゃあ、決定だね」 そして、蓮と海東はフィリップの提案に頷いた。彼ら三人はすぐそばにそびえ立つ警察署に目を向けて、移動を開始しようとする。 その瞬間、バイクのけたたましいエンジン音が響いてすぐに足を止めた。フィリップが振り向いた先には、黒い衣服を纏った男が銀色のバイクに跨っているのが見える。 「君は一体……何者だ」 「おっと、俺は戦うつもりはない……もっとも、君達が闘争を望んでいるならそれに答えてやるが」 高圧的に語る男の鋭い視線はこちらを見定めているようにも思えた。不要な戦いを仕掛けるつもりはないようだが、刃向かうならば容赦をするつもりもないだろう。 だからここは少しでも穏和に進ませる必要があった。もしも交渉の機会になるなら、幸いにもこちらには手札がある。 「そうか……僕達も無駄な戦いは望んでいない」 「それは幸いだ。こちらとしても無駄な戦いをしなくて済む」 「僕達はいまから警察署に向かうところだ……もしも話があるなら、そこで頼む」 「よかろう……俺としても、情報が必要だからな」 「秋山蓮も海東大樹も異存はないか?」 フィリップは仲間達に訪ねた。 「俺は構わない」 「僕としても、全然大丈夫さ」 「では決まりだな……さて、行こうか」 ◆ (五代を操った地の石……だとすると、五代が向かった先にいた何者かがクウガを知っていたのか?) 道を歩く途中、秋山蓮は思案する。 草加雅人と行動していた際、突然鳴り響いた銃声の元に五代が向かった末にライジングアルティメットとやらになった。恐らく何者かが話を盗み聞きして、五代を誘き寄せたのだろう。 だが今更考えた所で仕方がない。今は奴をどうするかが問題だ。もしもその力が再び自分に向けられたら、例えサバイブの力を取り戻したとしても勝てる見込みは薄い。 それほどまで、ライジングアルティメットは凄まじかった。 (仮に地の石とやらを奪えるとしても、そう易々と行くかどうか……) ここにいる全員でかかっても、まず操り主に辿り着く事すら不可能に近い。乃木の戦闘力がどれ程かは知らないが、一人が加わった所で太刀打ち出来る相手とは思えなかった。 (そして、もしも地の石を奪えたらあの力は俺の物になるのか……?) だが万が一の確立で、それが奪えたとしたら。奇跡でも起きない限り無理だろうが、絶対はない。 しかしもしも地の石がこの手に渡ったら、その後はどうするか? 地の石を破壊したら五代は元通りになってしまう。だがそのまま自分が持ち続けていれば、あの圧倒的な力を自分の思うがままにできる。 自分が生きる世界の優勝も夢ではない。 (……馬鹿馬鹿しい、奇跡に縋るなんて何を考えているんだ俺は) だが蓮は瞬時に奇跡を否定した。 あれだけの力を操る参加者がただの弱者ならいいが、もしも北岡のような頭の回る男だったらそう易々と奪わせない筈。加えてそいつが浅倉のような圧倒的戦闘力を持っていたら、返り討ちにあう危険性もあった。 何よりも、こんな手段を取っては自分達を出し抜こうとした姑息な草加雅人と同類に成り下がってしまう。他者の命を奪うことに躊躇いはないが、そうなるのは御免だ。 今はこの中に紛れ込んで今後の対策を立てる。それだけだった。 ◆ 新たに出会った乃木怜司を加えて、フィリップ達は『E-6』エリアの警察署に備え付けられたソファーに腰を下ろして情報交換をしている。 22時までに病院で向かう事になっている乃木の予定、落ち合う予定となっている金居というイレギュラー、突然変貌して襲いかかった五代雄介、鏡の中に潜んでいた蟹のミラーモンスター、フィリップが纏めた首輪に関する考案。 そして―― 「亜樹ちゃんが……殺し合いに乗っているだと!?」 「そこまでは言っていない。あくまでも可能性だ」 フィリップにとってかけがえのない存在である鳴海亜樹子が殺し合いに乗っている可能性があると、乃木は語った。聞くと彼女は東京タワーから拡声器を使って参加者を集めようとしたらしい。 この状況でそんな事をするなど自殺行為以外の何者でもない。しかしそれこそが彼女の目的で、本当は東京タワーに集まった参加者達を一網打尽にする可能性があった。 現に乃木が東京タワーに大ショッカーを打ち破る同志を集めるまで、待っているはずだった。しかし彼女とその同行者である霧島美穂はそれを無視している。 そして霧島美穂は死んだ。恐らく、殺し合いに乗った参加者の手にかかって。 「でも、それは君の憶測に過ぎないんじゃないかな?」 「そうだ……だが、どんな僅かな可能性でも憂慮しなければならないからな」 海東は小馬鹿にしたような態度を取るが、乃木は軽く流す。海東の態度はこの状況では不謹慎極まりなかったが、フィリップはそれに気を止めていない。 仮面ライダーとしての力を持たないが、風都を守るために戦っていた彼女が殺し合いに乗る。その可能性がフィリップにとってあまりにも受け入れがたい事実だった。 彼女が大ショッカーの言葉を信じるとは考えたくないが、有り得ない話ではない。もしも世界の消滅が本当だったとしたら、風都に生きるみんなもまたいなくなってしまう。彼女にとってそれは何よりも辛い筈だ。 加えて、照井竜の死を知ってしまったらどんな無茶な行動を取るか分からない。乃木の言うとおり、本当に殺し合いに乗る可能性だってあった。 (亜樹ちゃん……君は――) しかし、その先からフィリップの思考は続かない。突如、耳を劈くような轟音が外から響いて、警察署が大きく揺れた。 フィリップは反射的に立ち上がって窓から外を眺める。すると、この警察署から少し離れた位置でそびえ立つ東京タワーから大量の炎が吹き出し、崩れ落ちていくのが見えた。 「やはり、あそこには罠が仕掛けられていたとはな……」 乃木の冷たい言葉が耳に突き刺さり、思わずフィリップは拳を握り締める。乃木の言葉に怒りを感じてなのか、亜樹子の裏切りに対する絶望なのかは彼自身にも分からない。 「フィリップ、これで可能性は高くなった。何者かが東京タワーに罠を仕掛け、参加者を一網打尽にしようと企んでいたと……それが君の友人である可能性も0ではない」 「例えそうだとしても……僕は信じる! 東京タワーに爆弾を仕掛けたとしても、そうせざるを得ない理由がある筈なんだ!」 続けられる言葉を遮りながらフィリップは乃木に振り向く。 「彼女は今まで僕の生きる街を守るために何度も戦った! そんな彼女が、誰かを犠牲にしようとする筈がない!」 「成る程な……だが、もしも俺の言葉が真実だったとしたらどうする?」 「もしも君の言葉が真実だとしても、その時は絶対に亜樹ちゃんを止めてみせる!」 フィリップはそう大声で宣言した。 亜樹子が人殺しなんかする筈がないと信じている為。もしも乃木の言うように殺し合いに乗ったとしても、理由がある筈だった。だから彼女を捜して絶対に止めなければならない。 そして彼女を助けに行った葦原涼という男も救ってみせる。フィリップの思いに一切の揺らぎはなかった。 そんなフィリップの肩を叩きながら海東は前に出る。 「……だそうだよ、君はどうするんだい?」 「信じようとするなら好きにするが良い……君の行動に口出ししたところで仕方がない」 呆れたような溜息と共に呟く乃木の前に、今度は蓮が出てきた。 「それで、これからお前はどうするつもりだ。確か22時に金居という男と落ち合う事になっているようだが、もしそれまでに現れなかったらどうする」 「可能な限り待つつもりさ。まあ、あそこは禁止エリアとやらになってしまったから長居はできんが」 警察署を経由してから向かおうとしていた巨大な病院。それが配置されたエリアが大ショッカーの手によって23時から進入不可となっていた。 恐らく大ショッカーが殺し合いを打倒しようとする集団の結成を阻止するために、このような処置を施したのだろう。加えて病院には、数々の医療器具があって殺し合いを阻害する可能性もあった。 しかしもしかしたら、亜樹子もそこに向かっている可能性もある。彼女が上手く葦原涼と出会い、そこに避難しているとフィリップは信じたかった。 「とにかく、病院に向かおう……そこに行けば誰かと出会えるかもしれない」 ◆ (やれやれ、優れた頭脳を持つ割に甘いな……尤も、その方がこちらとしても助かるが) フィリップの宣言を聞いた乃木は心の中でそう呟く。 金居と別れてから参加者を探すためにホテルに向かったが、収穫はゼロ。気を取り直して警察署に向かうことを選ぶと、大ショッカーの放送が始まった。 そこで呼ばれたのは仮面ライダーガタックに選ばれた加賀美新を含めた二十人もの死者。すなわち、自分の生きる世界の生存率が減ったということになる。 だが、別段悲観することはない。仮に利用するにしても最終的には戦いに発展する以上、その手間が省けただけだ。 今の問題は首輪に関する考案を立てる程の頭脳を持つフィリップという存在。奴を何としてでも懐柔することだった。首輪を解体する事以外にも、大ショッカーの隙を付くのに役立つかもしれない。 尤も、反旗を翻すようなら擬態して知識を奪えばいいだけの話だが。 (今は精々頑張りたまえ……もしも有益になるならば、諸君らの命も延びるだろうからな) フィリップの仲間である鳴海亜樹子がまだ生きていた事を考えると、恐らく葦原涼に救われたのだろう。だがあの二人がこれからどうなろうともどうでもいい。 仮に再び自分の前に現れたとしても、フィリップを利用するためには目を瞑らざるを得ないだろう。自分を殺しにかかるのならば、容赦はしないが。 今は金居に加えて、急に変貌したという五代雄介の対策も立てる必要があった。ルールブックによるとこの男は仮面ライダークウガの変身能力を持つらしい。 その戦力は未知数だが、仮面ライダーカイザに変身する草加雅人を一方的に蹂躙する程と聞いた。負けるつもりはないが油断は出来ない。 彼の戦いの行く末は、未だに見えなかった。 【1日目 夜】 【E-6 警察署】 【共通事項】 ※この四人で情報交換をしました。 ※東京タワーが崩壊するのを見ました。 ※まずは病院に向かおうと考えています。 【フィリップ@仮面ライダーW】 【時間軸】原作第44話及び劇場版(A to Z)以降 【状態】健康、照井の死による悲しみ 【装備】無し 【道具】支給品一式×2、ファングメモリ@仮面ライダーW、バットショット@仮面ライダーW、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、ツッコミ用のスリッパ@仮面ライダーW、 エクストリームメモリ@仮面ライダーW、ダブルドライバー+ガイアメモリ(サイクロン)@仮面ライダーW、首輪(北岡)、首輪の考案について纏めたファイル、工具箱@現実 【思考・状況】 0:亜樹子が殺し合いに乗っているのなら何としてでも止める。 1:大ショッカーは信用しない。 2:友好的な人物と出会い、情報を集めたい。 3:草加雅人は信用しない方が良い。 4:真理を殺したのは白い化け物。 5:首輪の解除は、もっと情報と人数が揃ってから。 6:出来るなら亜樹子や蓮を信じたいが…… 【備考】 ※バットショットにアルビノジョーカーの鮮明な画像を保存しています。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 ※今のところは亜樹子を信じています。 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド、ライダーカード(サイガ、コーカサス) 【道具】支給品一式、不明支給品1~2(確認済み) 【思考・状況】 0:お宝を守る。 1:これから病院に向かう。 2:殺し合いに乗った奴の邪魔をする。 3:フィリップ、秋山蓮、乃木怜司と共に行動。 4:五代雄介の知り合いと合流。 5:知らない世界はまだあるようだ。 6:志村純一…… 7:蓮、草加、金居を警戒。五代に対しては……。 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】 【時間軸】第34話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、エターナルメモリ@仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ 【思考・状況】 0:これから病院に向かう。 1:自分の世界のために他世界の人間を倒す。 2:まずはこの集団に潜む。 3:協力できるなら、同じ世界の人間と協力したい。 4:同じ世界の人間を捜す(城戸優先)。浅倉とは会いたくない。 5:協力者と決着をつけるのは元の世界に帰ってから。 6:草加、クウガ、金居を警戒。 7:もしも地の石を手に入れたら……? 【備考】 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【乃木怜司@仮面ライダーカブト】 【時間軸】第44話 エリアZ進撃直前 【状態】健康 【装備】オートバジン+ファイズエッジ@仮面ライダー555 【道具】支給品一式、木製ガイアメモリ(疾風、切札)@仮面ライダーW、参加者の解説付きルールブック@現実 【思考・状況】 0:この三人を上手く利用し、病院に向かう。 1:大ショッカーを潰すために戦力を集める。使えない奴は、餌にする。 2:状況次第では、ZECTのマスクドライダー資格者も利用する。 3:最終的には大ショッカーの技術を奪い、自分の世界を支配する。 4:利用できる参加者と接触したら、金居を警戒するように伝える。最悪、金居を潰させる。 5:葦原涼と鳴海亜樹子の生死に関してはどうでもいい。 【備考】 ※カッシスワーム グラディウスの状態から参戦しました。 ※現在覚えている技は、ライダーキック(ガタック)、ライダースラッシュの二つです。 ※現時点では、解説付きルールブックを他人と共有する気はありません。 ※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【首輪の考案について纏めたファイルの内容】 ※首輪の内部構造、それに関する考案が書かれています。 ※首輪とこの殺し合いについて、以下の考案を立てました。 1:首輪には、自分の世界には無い未知の技術が使われている可能性がある。 2:無闇に解体しようとすれば、最悪自分の世界の住民が全滅される。 3:解体自体は可能だが、それには異世界の知識も必要。 4:大ショッカーは参加者の生きる世界を、一瞬で滅ぼせるほどの兵器を持っている。 ◆ D-5エリアに建っていた東京タワーの跡地。盛大な爆発の影響によって崩れ落ちたそこは大量の瓦礫と鉄屑、更には鏡の破片がが散らばっていた。 一つ一つは小さいが、物を写し出す本来の役割は未だに健在。その奥深くから咆吼が発せられていた。 仮面ライダーインペラーの契約モンスターであったゼールの名を持つ魔物達。彼らは爆発の衝撃で傷つきながらも生き延びていた。 鏡写しの世界であるミラーワールド。現実世界で東京タワーが破壊されたのならば、ミラーワールドに存在する東京タワーもまた瓦礫の山と化していた。 それを掻き分けながらゼール達は地上に現れ、大きく吼える。彼らの叫びは鏡の世界で響き渡った。 ※ゼール軍団は東京タワー爆発の影響によって負傷しています。(規模がどの程度なのかは後続の書き手さんにお任せします) 089 肩の荷は未だ降りず 投下順 091 献上 089 肩の荷は未だ降りず 時系列順 092 Sを受け入れて/地獄の兄妹 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ フィリップ 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ 海東大樹 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ 秋山蓮 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 072 愚者の祭典 涼の来訪に亜樹子の涙 (後編) 乃木怜司 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇)
https://w.atwiki.jp/seigeki/pages/786.html
ツンデレを転じれば おい……シャープペン、落ちたぞ。い、いらん!礼なんか言うな。 別にお前のためじゃない、廊下に突起物があっては危ないから拾ってやっただけだ。 情けをかけたつもりはない。 おい、さっきからどこに向かってるんだ。図書室? 行っても無駄だ。 今日は閉館だぞ。スケジュールくらい覚えておけ、馬鹿。 だ、だからお礼なんて言うな!お前のためじゃない、断じてお前を思いやって言ったわけじゃない。 おい、なぜ笑う。信じてないな! さっさと行け!! お前みたいな馬鹿なんて、大嫌いだ!! ……大嫌いだ