約 3,365,084 件
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/1345.html
発言者:角鹿 彰護 対象者:至門 《スラムビル》開催の外部に開かれた賭け格闘技試合……それを好機として単身での潜入を試みる角鹿。 しかしそれは、“魔女”狩りを潰すネズミを呼び込むための“敵”の罠であり、“魔女”に捕捉された彼は至門の前へと連行される。 大量の血痕、人間の抉られた眼球や千切れた歯や耳の一部…… 残酷極まる闘争が繰り広げられた舞台の上で、遂に角鹿は“敵”の首領ともいうべき男と対面する。 「よぉ、やっぱり来たようだなぁ。兄ちゃん、俺に用があるのかい?」 「俺は至門ってんだ。兄ちゃんの顔は知らねえなぁ……忘れてたら悪いが、どっかで会ってたか?」 着崩れたダークスーツの中年男が、どこかとぼけた口調で侵入者へ言葉を発した。 感情の窺えない爬虫類じみた無表情が、角鹿を値踏みしていた。 問いかけに、角鹿は悪意を滴らせるような微笑を浮かべ、答える。 「気にしなくていい……」 その声は、泥のように重く、火のように熱い。吐息からは肉食獣めいた生臭い殺意が薫っていた。 「これからのおまえは、二度と俺を忘れられなくなるからな」 「そうかい。生憎どうも一期一会になりそうな風向きなんだがなぁ」 殺意を隠さぬ挑発を、至門は鼻先で嘲り嗤った。銃器で武装した十人以上の護衛に加えて、 枯れた容貌ながらとりわけ濃い殺気を放つ一人の白人という壁がある限り、今の角鹿には至門を害することは不可能だった。 だが、“敵”の根源を前にした彼の戦意は僅かも削がれることはなく…… 至門が告げる、余興(見世物)として賭け試合の優勝者と戦ってもらうという指示に対しても、それをぶつける機会が訪れた事に全身を震わせるばかりであった。 己をここまで叩き落し、造り変えた敵。しかもそれは、これ以上ないほど下劣で悪辣な男であった。 その怒りと憎悪を、今すぐ破壊衝動として転換し、思うさまにぶち撒けてやりたい…… 「いいだろう──やってやる」 優勝者の男は、様々な格闘技を織り交ぜた闘い方で、鍛え上げた角鹿を執拗に追い詰めていく。 凄惨な闘いを勝ち残ったというだけはあり、角鹿は痛めつけられるも…… 少年時代より親しんだ修身武道としての「試合」ではない、原始的な「殺し合い」へ臨む事にもはや今の彼は躊躇しない。 組み付かれた体勢から抜け出す為に、彼は対戦相手の片耳を強烈な握力と非情さで引き千切る。 拘束が緩んだ後、倒れ込む相手の顔面に肘打ちと頭突きを叩き込み、柘榴の如く潰す。 さらに立ち上がった角鹿は口元を卑しく歪め、観客と相手に見せつけるように、耳の肉片を拾い、咀嚼し飲み込んでやる。 最後は、怒りに任せて立ち上がろうとする相手の頭部を、失神しようがお構いなしに靴底で踏み砕く。 ――三度目で陶器が割れたような音が鳴り。五度目には粘土を混ぜるのにも似て湿った音となった。 都合十二回の踏み付けを終えた後に残ったのは、後頭部が扁平に歪み潰れた、対戦相手の屍のみだった。 この俺を恐れろ。 これが、おまえが生み出した地獄から帰ってきた男だ。 その非情を働いた己の姿を、角鹿彰護はどこまでも理性的に観察していた。 罪悪感など微塵もなく、冷血な歓喜と男根にみなぎる異様な熱だけがある。 残虐な行為に躊躇がなくなり、むしろこの至門の眼前で見せつけることに昏く熱い喜びすら感じる様であった。 ページタイトルだけだと一般的エロゲーで間男が言いそうな台詞に見えてしまった -- 名無しさん (2020-08-10 00 38 15) 昏式「これからのおまえは、二度と俺を忘れられなくなるからな♂」 -- 名無しさん (2020-08-10 12 35 03) はい…それはもう……(墓、角鹿氏の作中での行動、ブライアンの存在、虚空のバロックの先輩関連等等を見ながら -- 名無しさん (2020-08-10 12 36 32) もう病みつきになっちまったよ。お前のせいだ、どうしてくれる♂ -- 名無しさん (2020-09-12 07 44 22) ちなみに人間の頭の固さはカボチャと同じ。人の頭をどうにかする訓練にはカボチャを使おう -- 名無しさん (2020-09-13 01 40 57) 🎃の時期ですねぇ -- 名無しさん (2020-09-21 15 40 19) お前のカボチャを銃で撃ち殺して、死姦した後に精液と唾を吐き付けてやる♂ -- 名無しさん (2020-11-12 17 07 00) ブライアン兄貴がこの光景恍惚として眺めてそう -- 名無しさん (2020-11-22 10 26 17) そしてほくそえむ無名の魔女 -- 名無しさん (2020-11-29 14 46 02) 無名ちゃんは腐っていた・・・? -- 名無しさん (2020-11-29 16 09 00) 人類を腐界に染め上げる無名の魔女か… -- 名無しさん (2020-11-29 19 52 54) 大丈夫、最終的に愛などいらぬとか二転三転して拗らせない? -- 名無しさん (2020-12-07 13 19 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/viprogram/
ソフト作るからネタを出して とは? 1である俺(◆/acBp2vVC.)が暇で久しぶりのプログラムのリハビリのために立てたのが始まり。 レスはあまり伸びなかったが、面白い意見が多かったのでまとめ用意してみた。 基本は誰かがこんなソフト作っちゃいなYO!と書き込む→誰か作ってうp。 そのままの勢いで改良したりする。 ソースもうpすると参考になるので汚くてもいいから公開を推奨。 誰がスレッドを立ててもいいけれど俺しか立てない予感。 基本は金土(もしかすると日)の夜に立てますお。 最近は不定期気味orz ナビゲーション 最新スレ 旧ジャンル「ソフト作るスレ」_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1180151038/ 専用アップローダ(プログラム本体、ソース保管庫兼投下用) http //www4.uploader.jp/home/viprogram/ 避難所 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1173165930/ スレッドタイトル YUKI.N ソフト作るからネタを出して_ が基本。 検索用に YUKI.N もしくは ソフト作る を含むタイトルで。 テンプレ ここはアイデア書き込みを元に誰かがソフト作ってうpするスレ VIPの膨大な人口を利用し、アイデア入手、人柱テスト、リクエストできる ・アイデア書き込み側注意 検索して見つかるようなソフトや一般的なソフトとの違い・特徴をしっかりと書く ソフトが原因で何か起きても自己責任であることを忘れないこと 自分のほしいソフトを作ってもらえたら→(゚Д゚)ウマー ・製作側注意 言語、見栄え、速度とか気にしないでまず作ることが大事 バグも怖くない、人柱版としての投下も歓迎 そしてアイデアや不具合を元に改良する→(゚Д゚)ウマー まとめwiki http //www27.atwiki.jp/viprogram/ 専用アップローダ http //www4.uploader.jp/home/viprogram/ 避難所 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1173165930/ 練習用課題例(修正・追加歓迎) http //www27.atwiki.jp/viprogram/pages/6.html 実現・提案されたアイデア(ダブってる場合があるので見たほうが吉) http //www27.atwiki.jp/viprogram/pages/7.html P.S プログラム系雑談、プログラムの練習に課題を募集してもOK マターリいきましょう! 過去スレ(上の方が新しい) YUKI.N ソフト作るからネタを出せば(以下略)_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1179496179/ YUKI.N ネタ出しxソフト作るxマ雑 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1179496179/ YUKI.N ネタを出す+ソフト作る||プログラム雑談_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174740285/ YUKI.N 暇だからソフト作る、VIPで_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174139314/ YUKIN 磯野、プログラムしようぜ!_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174051484/ YUKI.N またソフト作るから、VIPで_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1173528401/ YUKI.N ソフトもっと作るからネタを出して_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1173014402/ YUKI.N ソフトさらに作るからネタを出して_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1172855485/ YUKI.N ソフト作るからネタを出して_ http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1172848338/
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/42.html
信じること ◆WzpMn05TJA 「くっそ、なんだってんだよ畜生……夢だろ?これは悪い夢なんだろ!?」 口ではそう言いつつも、あの時あっけなく首が吹っ飛んだ男のことは生々しく記憶に残っていた。 果敢にもゲームでいうラスボスみたいな仮面の男に向かっていって、そして何ができたわけでもなく 死んでいった男。自分もよく知っている、男。 「富竹さん……」 前原圭一はそう、口の中で呟いた。 別にそこまで親しかったわけではなかったのかもしれない。でも、それでも知り合いは知り合いだ。 そんな彼が死んでしまった。 まったく無意味な死。 ……いや、自分たちに抵抗は不可能だということを知らしめるという目的のためならば、 これ以上ないくらいに効果的だとは言える。だがそれだけのために、よりにもよって、彼が。 あともう一人女の子が死んだが、それによって怒り狂った少年の気持ちが嫌でもわかってしまう。 「くそ、くそ、くそぉっ!なんでだよ!?なんでこんなことに……っ」 わめいて、次の瞬間にはっとして口をつぐむ。 そうだ。もうここはあの仮面野郎のいう殺し合いの場なのだ。 油断したら一秒後にはお陀仏ということが十分にありえる世界。 あの場にいた人たちの中で殺し合いに乗りそうな人というのは自分が見たところ あまりいそうになかったが、人というものは何がきっかけで豹変してしまうかわからない生き物だ。 普段心優しい人でも、ふとしたことで殺人鬼に変わってしまうことも十分にありえる。 特に、こんな異常な世界では。 そこまで考えた時、圭一はようやく思い至った。 「みんな……」 何故失念していたのか。ここには富竹さんだけじゃない。自分の大切な仲間がいるんだ。 あの場は必死に探したが仲間の存在を確認することはできなかった。 でも富竹さんが死ぬ直前に、たしかに梨花ちゃんの声を聞いた。 多分、他のみんなもここに飛ばされているんだろう。レナ、沙都子、魅音……。 殺されるかもしれない。 「…………っ!!」 思わず叫びたくなる衝動をなんとか必死に堪えて、 圭一は厳重に周りを警戒した上でその場に座り込んだ。 そうだ圭一。落ち着け、クールになれ。 こういうわけのわからない現状においてこそ、クールになることが何よりも求められるんだ。 大丈夫、大丈夫だ。俺は冷静だ。ほら、こうやって深呼吸だってできる。 高鳴る動悸を無理やり無視して深呼吸を一度すると、圭一はあらためて周りを見回した。 正確な位置はあまり把握できないが、とりあえず今わかるのはここが山中だということだ。 深夜ということもあって周りがよく見えない。 しかし自分が今座っているところは真後ろに大木が立っているから、 いきなり背後から狙われるといった心配はないだろう。 仮に誰かがこっちに近づいたりすれば、こんな草木が生い茂っている場所だ、 すぐに物音がしてそれを自分に伝えてくれる。 そして今は、どれだけ耳を澄ましてもそんな音はしない。 大丈夫。少なくとも今この場においては、安全は確保されている。 そこでようやく、圭一は本当に落ち着きを取り戻せてきた。 そうなると次に自分が取るべき行動は、自分たち参加者とやらに配られた荷物の確認だ。 肩にぶら下げていた小さめのリュックを目の前に置くと、中身を適当に出してみることにした。 (えーっと、コンパスにこれは……ああ、ランタンか。 今点けたら俺の居場所を悟られることになるな、やめとこう。 おっ、ちゃんと水と飯はあるんだな。よかった自炊はしなくてもよさそうだ……) 料理が大の苦手である圭一にとって、食料の有無は死活問題である。 その点に関しては、最初から食料が用意されてあるのは非常にありがたかった。 (それから名簿か……ああ、やっぱり俺以外にみんなこっちに飛ばされてる……くそっ! それと、時計か。今は一時半か……いつもなら、何も考えずに気楽に寝てる時間帯なんだけどな) 実際はそんな気楽な時間帯とやらは元の世界においてもあまり経験できなくなるのだが、 そのことを今の彼が知る由もない。 (あと鉛筆と紙に、地図、か。う~んこれ見てもやっぱここがどこかよくわかんねえな。 ま、いいや置いとこう。そんで最後に……) 「これ……アレだよな」 敢えて今まで見ないふりをしてきたが、 最後に残ったこれは圭一にとって非常に見慣れているものだった。 すなわち……レナの愛用品である、鉈。 袋に包まれてはいるが、これは忘れようにも忘れられないくらいのインパクトがある。 レナが雛見沢の大型ゴミ処理場で、圭一にとっては何が嬉しいのかいまいちよくわからないが 彼女にとっては宝物である粗大ゴミを掘り出すために使っていたものだ。 まさか自分の荷物の中にこんなものが入っているとは思わなかった。 (でも、これはラッキーなのかもな。そりゃ銃とかには適わないかもしれないけど、立派な武器だし。 あとは俺が人を殺せるだけの覚悟があるのかってとこが問題だけど……) 正直に言おう。ない。 ただのガキである自分に、そんな簡単に人を殺せるだけの覚悟があってたまるか。 やられそうになったら、躊躇なくやってやるさ。だけどそれ以外は、やっぱり殺したくない。 (そうさ。荷物の確認も終わったし、空が明るくなったらみんなと合流するんだ。 そうしたら、きっと……) カサッ 「!!」 自分の右手の方で、音がした。 微かだけど、たしかにした。聞き違いなんかじゃない。絶対に、した。 圭一は鉈を包んでいた袋を解いて刃を出すと、水平にして地面に置いた。 そして自分もすぐに、かつ慎重にその場に這いつくばる。 鉈の柄がすぐに手の届く位置にあることを確認する。よし、大丈夫だ。いつでも向かうことができる。 息を殺した。吸うときも、吐く時も、さっきやった深呼吸の時よりもはるかに小さく、ゆっくりと。 (誰だ?俺を*そうとする奴か?それとも一人が心細くて仲間を探してる奴か?) 落ち着け、クールだ。クールになるんだ圭一。 相手が前者なら、その時は一切の迷いを振り切って、この鉈で*してやる。 後者なら、隙を見計らって襲い掛かり、身動きできないようにしてから 相手が本当に敵意を持っていないかどうかを確かめた上で仲間にするかどうかを決める。完璧だ。 ……圭一がもっと冷静だったならば、そんなタイプ分けが見かけだけで判断できるケースなんて そんなにないということに気づきそうなものだが、やはりこの時の彼は軽く興奮していて、 本当に正常な判断を下せる状態になかった。 草木を踏み分ける音が近づいてくる。 どうも向こうも慎重になっているらしく、その音はゆっくりとしたものだった。 でも、近づいてくるにつれて落ち葉や小枝を踏むといった音などははっきりと聞こえるようになった。 とりあえずこれで、プロの殺し屋なんかじゃないということはわかる (圭一の知識では、殺し屋という人種は足音を消すことなど造作のないことである)。 素人だ。これなら、勝てるかもしれない。 やがて、その音が自分のすぐ側に来た。今だ。 「う・おおおおおおっ!!!!!」 こんなところでこんな大声をあげるのは自殺行為だということは頭の中ではわかっていた。 わかってはいたが、こうでもしなきゃ自分を奮い立たせることなどできなかった。 叫び声と共に鉈を持って立ち上がると、勢いよく目標に向かって飛び掛る! 「っ!?」 そいつは自分の存在に気づいていなかったようだ。びくっと体を震わせたまま動かない。 いける!まずは組み敷いて、身動きとれなくしてから…… すぱぱぱーんっ 目の前に電気が走った。というより、雷が走った。 何が起きたのか、圭一には理解ができない。 あれ? こっちは鉈を持ってて、相手は素人っぽいからどっちかっていうと無害だと判断して、 地面に倒してから鉈をつきつけようとして、でもその直後に雷が走って。 あれ? スタンガンとかそういった類じゃ、ないよな。 「動くな」 その時、逆に自分が首筋に何か尖ったものを突きつけられた。 「動くと刺す」 それと同時に、底冷えのするような声が耳元からした。 女性の声だ。いや、女性というよりは女の子の声。いや、ていうか、これは…… 「れ……な?」 「………………はぅ?圭一くん?」 さっきの芯から冷たくなるようなどす黒い声から一変して、 レナ……竜宮礼奈は、いつも通りのどこか抜けた声に戻ったのだった。 「いやー、びっくりしたぜレナ。まさかこっちが返り討ちに遭うとは。 さっきのレナのパンチ、ほんと目の前が光ったぜ。相変わらず容赦ねえなあ」 本来なら笑い事ではないのだが、圭一は気楽に笑ってみせる。 「は、はうぅ。 圭一くんがいきなり襲い掛かってきたりなんかしちゃうから、レナ何がなんだかわからなくなっちゃって」 一段落を終え、また元々座っていた場所に戻ると圭一とレナは小声でお互いの再会を喜んでいた。 こんなところでまた出会えるなんて、けっこうすごい確率なのかもしれない。 「あっ!圭一くん、首筋に血が……」 「ん?あー別に気にすんなよこれくらい」 レナに背後に回りこまれた時に突きつけられたものは、いわゆるコンバットナイフだった。 小型だがその分接近戦に長け、首を刺したりすれば確実に致命傷になるだろう。 「ご、ごめんね。ごめんね圭一くん。絆創膏とかはないけど、どうにか……」 「だから大丈夫だって。ほんと、こんな時でも変わらねえなあレナは」 そう言って、圭一は笑う。 レナはそれでも心配そうにしていたが、圭一がレナの頭に手を置いて髪をくしゃくしゃとかき回すと 「はうぅ……」 と呻き、真っ赤になって黙ってしまった。 「じゃあ、レナの方もまだ誰とも会ってないんだよな」 「あ、う、うん。私がここで会ったのは、圭一くんが初めてだよ」 「そ、か」 これは奇跡なんだろうか。 早く合流したいとは思っていたが、まさかこんなに短時間で仲間と出会えるとは。しかも両方無傷だ。 「ね、圭一くん」 「ん?」 レナは愛用の白い帽子を両手でくるくるともてあそびながら、こちらに笑いかけてきた。 「なんだかさ、雛見沢に戻ったような気がするね」 一瞬、ぽかんとした顔になっているのが自分でもわかった。でも、あらためて思い直す。 「……ああ、そうだな」 そういえば、自分たちの住む場所である雛見沢もこんな森が生い茂ったど田舎だった。 たしかにここだけで見ると、まるで自分たちが今でも雛見沢にいるかのような錯覚を覚える。 でもこの世界には数多くの殺人者候補がいて、そして大切な仲間がいる。殺されるのかもしれない。 やっぱり雛見沢とは、違う。 だけど、たしかに仲間はいる。 「ああ、そうさ。気分だけじゃなくて絶対に戻ってみせる」 「え?」 圭一は、自分の心に何か熱いものが宿ってきているのを感じた。 それが具体的に何か、というのは自分でもわからなかったし、知ろうとも思わなかった。 ただ、熱い。 「だってそうだろ、レナ。俺たちがこうして出会えたのは奇跡だ。 奇跡なんてものはそう滅多に起きやしない。でも、それでも今、たしかに奇跡は起きたんだ」 「圭一くん?」 レナは目をぱちくりさせている。だがそれにかまわず、圭一は話を続ける。 「信じろよ、レナ。信じるんだ。 俺だけじゃ足りねえ。お前も、魅音も、沙都子のやつも、梨花ちゃんも。 もしかしたら俺たち以外の参加者たちもだな。 みんなが奇跡が起きると信じて行動して、そして初めてそれは起こるんだ」 何の根拠もないはったりなのかもしれない。 「奇跡って、どんな?」 でも、何の根拠もないはずなのに、確信だけは何故かあった。 「決まってんだろ?」 そう言うと圭一はがしっと力強く、レナの肩を両手で掴んだ。そしてレナの瞳をじっと見つめる。 「俺たちはあいつらとまた出会える。 そしてこんなくだらないゲームから脱出して、 また雛見沢でいつも通りみんなで楽しくて馬鹿な生活を送れるってことだよ」 「…………」 「な?大丈夫だ。絶対にうまくいく。俺を信じろ……みんなを、信じろ」 しばらく黙っていたレナだが、やがて顔をあげると 「……そう、だね。 圭一くんの言うことが正しいのかどうかはレナにはわからないけど、 それでも圭一くんがそう言うんだったら信じるよ」 「よっしゃ!」 また、圭一はレナの髪をぐしゃぐしゃと掻き回した。 するとまたもやレナの顔は一瞬にして真っ赤になる。本当に面白い奴だ、と圭一は思う。 「俺たち部活メンバーが揃えば、敵なんていやしない。だろ?」 「うんっ」 二人して笑顔になる。 そうだ。みんなはたしかにこの世界にいる。 急がないと死んでしまうかもしれないが、それでもいるんだ。 脱出の可能性としては、それだけで十分だ。 「見てろよあの仮面野郎。 俺たちはどんな惨劇が訪れようとも絶対に屈しねえ。 てめえら悪魔どもが喜ぶ脚本がどれだけやって来ようとも、俺たちが全部ブチ壊してやる!」 【A-2森 初日 深夜】 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 首筋にかすり傷。支障なし。軽く興奮気味。とりあえず精神は正常。 [装備] レナの鉈 [道具] 支給品一式 [思考・状況] 1 魅音、沙都子、梨花との合流、ゲームの脱出 2 明るくなるまで待機。周りには注意。 3 マーダーと出会ったらレナを守る。殺すことに躊躇はあるがやる時はやる覚悟。 4 仲間になりそうだったら様子を見た上で判断する。 基本 竜宮レナと共に行動。 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 無傷。軽く錯乱気味だが圭一との再会でなんとか抑えてる。 [装備] コンバットナイフ [道具] 支給品一式 [思考・状況] 1 魅音、沙都子、梨花との合流、ゲームの脱出 2 明るくなるまで待機。周りには注意。 3 マーダーと出会ったら容赦なし。どちらかというと武器は圭一が持ってる鉈がいい。 4 仲間になりそうだったらとりあえずは圭一の判断に従う。 でも自分の判断でダメだと思ったら即殺す。 基本 前原圭一と共に行動。 時系列順で読む Back 普通の人間にしか興味はない Next 守護者 投下順で読む Back 普通の人間にしか興味はない Next 守護者 前原圭一 62 敵はどこだ 竜宮レナ 62 敵はどこだ
https://w.atwiki.jp/happy_physics/pages/67.html
一神教では、「信じる」という行為が重要視される場合が多いようです。 では、「信じる」とはどういう行為でしょうか? 次の文章を考えてみてください。 A:絶対正しいものを、正しいと信じる。 B:疑いがあるものを、正しいと信じる。 A文には問題があります。わかりましたか? 絶対正しいものは正しいと信じる必要はありません。 以下の例文を読んでみてください。 Aの例 「俺、太陽が東から上るって信じてるんだ」 「対頂角が等しいと信じることで、この問題は解けます」 「直ちに健康に影響はない、と信じて食べてください」 Bの例 「俺を信じてついて来い」 「山田は信じられないなぁ」 「ここは山田君を信じてみようじゃないか」 「山田君を信じた私たちがバカだったな」 「信じる」という行為は「疑いの余地がある」ことが前提です。 「信じる」は、言ってみれば「疑いに目をつぶる」という行為です。 では、「神を信じる」とはどういう意味か、お分かりですね。 絶対的に正しいものは、信じる対象にはならないのです。 もし信じているのならば、同時に疑わしいと思っているのです。 「信じる」という言葉を間違って使っている人が多いですね。 幸福の物理では「何も信じるな」という戒律を設けています。 →信仰
https://w.atwiki.jp/83452/pages/16517.html
1 2 3 1.律 view 2.紬 view 3.律2nd view 澪唯「たとえどんなに…」:同時進行 律と紬視点 投稿SS 三作目 2011年12月3日 ※投稿者さんの要望によりあとがきは削除いたしました。 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 確かにあとがきはあれだけど、内容はよかったし(前の唯澪は勿論)、 作者の律ちゃんと澪ちゃんの捉え方は同意見だ -- (名無しさん) 2011-12-05 04 14 29 まあまあです。 とりあえず次回をお待ちします。 -- (名無しさん) 2011-12-05 02 20 29 ペース早いなぁ。次も期待 -- (名無しさん) 2011-12-04 08 02 33
https://w.atwiki.jp/skypewiki/pages/102.html
イ
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/3610.html
562 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/12/14(月) 20 23 36 ID ??? ドズル「もうじきクリスマスだな」 シーリン「早いものです……その服装は何ですか?」 ドズル「うむ。ミネバがまだサンタクロースを信じているようでな」 シーリン「(見られたら泣かれそうね。怖いわ」 マリナ「サンタクロース…」 ネーナ「あ、アタシも信じてるよ」 (子供達の年末警備に来た)シロー「え?うん。サンタさんは確かにいるよ、うん」 ネーナ「言っとくけど本気じゃないからね」 (同じく)レイヤー「……何?」 ネーナ「信じてる!と言っとくと兄兄ズがプレゼントをくれるからね」 レイヤー「何と言う小悪魔。これは間違いなくくぎゅ遺伝子」 シロー「………では、我々が警備致しますので」 ドズル「うむ。寒い中苦労をかける」 レイヤー「それが我々の仕事です」 バタン マリナ「……刹那は信じているのかしら?」 シーリン「さぁ…でも神はいない!って言うような子だから信じてないんじゃないかしら?」 ネーナ「それだけど、前に聞いたの。『サンタさん、知ってる?』って。せっちゃん、元ムスリムだし?」 マリナ「そうしたら?」 ネーナ「『赤いMSに乗った悪魔だろう?』って。白いMSが子供達を守る為に戦っているって言ってた」 マリナ「…………」 581 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/12/14(月) 22 36 05 ID ??? 561 アムロ「君のとこのネーナちゃんもなかなかやるようだね」 ヨハン「そうですね。でもまあネーナがほんとに信じてるわけじゃないって事くらいはわかってますよ」 アムロ「ほう」 ヨハン「それでもプレゼントをあげたくなるのが兄ってものじゃないですか。 ネーナはプレゼントをもらって喜ぶ。私達はネーナの喜ぶ顔が見れる。それでいいじゃないですか」 アムロ「結構な兄バカっぷりで…少し羨ましいよ。うちのセレーネにもそういう可愛いところがあればいいんだが」 ヨハン「ははは、十分お綺麗な方じゃないですか。それにあのお歳でサンタクロースを信じてるっていうのも何か変じゃないですかね」 アムロ「まあ…そうだな」 ヨハン「アムロさんもなかなかの兄バカですよ。ご自信では意識されていないようですがね」 アムロ「よせよ。俺は単に妹が嫁ぎ遅れないか心配なだけさ」
https://w.atwiki.jp/amaterasu/pages/137.html
「―ということじゃ」 「何が『―ということじゃ』だタコジジイィィィィ!!!」 「タコジジイィィィィ!!!」 「誰がタコジジイじゃァァァァ!!!」 「命の恩人に何やってんだアンタはァァァ!!」 今僕、ネギ・スプリングフィールドの目の前ではなんと言ったらいいのか分からない光景が広がっています。 今日の夜、学校の見回りをしていた僕は世界樹の方から光が見えたので言ってみると、そこには木で出来た戦車のようなものがあって、中にはお爺さんと20代後半ほどの人、僕より5,6歳ほど年上の人の3人の男の人に、 明日菜さんと同じぐらいの年の女の子が1人、あと豹と同じぐらいの大きさの白い犬の計4人と1匹が気絶していました。 僕はとりあえず20代後半ほどの人-後に聞いた名前は坂田銀時さん-がひどいケガをしていたので応急処置として治癒の魔法をかけた後、 一番初めに気が付いた僕より5,6歳ほど年上の人、志村新八さんに話しを聞きました。 でも新八さんは江戸がどうしたとか、よくわからないことを言っているので、とりあえず学園長に連絡をとって坂田さんの手当てをした後、 学園長と二人で他の三人、新八さんと女の子-神楽さん-とお爺さん-平賀源外さん-から話を聞いて、あと魔法で新八さんの記憶を除いてみたら、学園長は「彼らはワシらとは違う異世界から来たのじゃろ」と言いました。 もちろん言われた3人はとても混乱していましたが-神楽さんに至っては学園長に掴みかかっていました-、しばらくすると現状を受け入れたようでした。 その後もどうやって記憶を除いたのかということやどうやって銀時さんの怪我の治療をしたのかということから僕や学園長が魔法使いであることを知るとまた混乱していましたが -神楽さんに至ってはまた学園長に掴みかかっていました-、これについても異世界に来たことに比べればまだ分かることだと納得したようでした。 その後銀時さんが目覚めて少しした後学園長室でほかの3人と同じような説明をしたら―――冒頭のようなことになったわけです。 ところで神楽さんはさっき納得したのに何でまた学園長に掴みかかってるんでしょうか? 「と、とりあえず落ち着いてください、銀時さん!!」 「つーか神楽ちゃんまで何で掴みかかってんのォォォ!!!」 とりあえず新八さんといっしょに、銀時さんを半ば無理やり落ち着かせてしわってもらいました。ちなみに源外さんはやれやれという感じで僕たちを見ていました。 第二訓 人の悪口にはしっぺ返しが来るから気を付けろ 「しかしまだどこか信じられんのう、幕末に黒船ならぬ宇宙船が現れた世界など・・・」 「僕もです、宇宙人って本当にいたんですね」 「信じられないのはこっちだァァァ!!異世界に魔法使いだあ!?俺らはどこぞやの憂鬱な小説のキャラかっつーの!!世界を大いに盛り上げるための坂田銀時の団結成かっつーの!!」 「だが銀の字よ、お前体2箇所ばっか穴開いてたってのに、今じゃほとんど治っちまってるじゃねえか。こりゃ本当に魔法でも使ったとしか思えねえだろ」 と源外は言う。 そう言われてみて銀時は気が付いた。流山との戦いの中で彼は流山に体の2箇所を貫通される大怪我を負っていたにもかかわらず、今はほとんど傷は無い。これはネギが応急処置として治癒の魔法をかけた後、治しきれなかった部分を学園長の魔法によって治したためである。 「・・・まいったなーオイ」 事実を認めたのか、銀時は頭を抱えつつ言う。 「銀ちゃん、これから私たちどうするアルか?」 神楽が言う。 「そうですよ銀さん、僕らこの世界のことなんてよく分かりませんし、元の世界にに戻る方法も分かりませんし」 新八も言う。 「なあジーさん、何とかならねえかな」 とりあえず銀時は源外に聞いてみる。 「俺が知るかよ。機械修理か何かで稼げないかと思ったが、どうにもこっちの世界のことが分からないとどうしようもねえよ」 詰まる四人。そこに助けの手が差し伸べられる。 「むう、君らが良かったらここにおらんかの?」 学園長が言う。 「「「「・・・え?」」」」 思わず4人そろって聞き返す。 「君らの記憶を見てみたが、君らの世界とワシらの文明レベルは一部を除いて大して違わんようじゃ。 ワシが判断するに君らがこちらの世界で暮らしてもそこまで不便することは無いと思うのじゃ。しかし君らはこの世界にワシら以外の知り合いはおらんじゃろう。だからこの麻帆良学園で生徒か教師か何かとしておらんかということじゃ」 「い、いいんですか!?」 新八が思わず大声を上げる。 「うむ、こうなったのも何かの運命じゃ。君もかまわんの、ネギ君」 と、隣で何か考え事をしているようなネギに話しかける。 「は、はい!!僕も何か出来るなら協力しますよ!!」 突然話しかけられて驚いたのか、ネギも思わず大声をあげる。 「オイオイいいのかジーさん、もしかしたら俺らは実は宇宙を叉に駆ける海賊王かもしれねーんだぞ」 銀時が冗談で言ってみるが、学園長は少し笑いとばして言う。 「そんなことはあらんよ若いの、新八君の記憶を見る限り君は自分の芯を通す人間のようだし、何よりワシにはわかるわい。 一見濁って見える君の目の中が本物の侍の目をしているのがの」 「ジーさん・・・」 銀時は少し考えると、口を開いた。 「あんがとよジーさん、アンタの提案受けさせてもらうわ。あんた一見ただのタコジジイだと思ったが本当はいいタコジジイだったんだな」 「世話になるアルよ、タコジジイ」 「だから誰がタコジジイじゃァァァァ!!!」 「アンタら結局タコジジイに落ち着くんかいィィィ!!!」 「お、落ち着いてください学園長!!」 とりあえずネギが学園長を抑えて、新八が銀時と神楽にツッコミを入れている間、源外は一つ疑問を抱いた。 「なあ近右衛門殿、俺らがここで世話になるとしても、俺らは何をすればいいんだ?」 「おお、そうじゃなあ。たしか源外殿は機械に長けておるらしいのお」 「ああ、確かに俺は江戸一番の発明家って呼ばれてたがよ。それがどうした?」 「ならば麻帆良大学の工学部におったらどうじゃ?あそこなら好きなだけ源外殿のしたい研究ができるぞ。もし良かったら源外殿専用の研究室も用意するがの」 「マジかい!そいつぁありがてえや!!」 思わず源外は膝を打つ。 「じゃあ新八君はどうするかの?もしよかったらここの高校に籍を用意するがの」 そう言われた新八は少し考え、答えた。 「あの、せっかくですが、もし良かったら警備員あたりの仕事はありませんでしょうか?」 「ふむ・・・別にかまわんがそれはまた何でじゃ?」 意外な新八の頼みを不思議に思い、学園長は尋ねる。 「いや、見ず知らずの僕たちを助けてくれた上に、ここでお世話してくださるのは、何か悪いと思いまして、もし僕に何か出来ることは無いかなと思いまして」 そんな新八の申し出に感心したのか、学園長は頷くと 「うむ、それならば用務員として何かいろいろとやってもらおうかの」 と答えた。 「ありがとうございます!」 と答える新八にうむ、というと学園長は神楽と銀時に目を向ける。 「さて、お嬢ちゃんと若いのじゃが、とりあえずお嬢ちゃんは麻帆良学園の女子中等部に入ってもらうがよいかの?」 「しかたない、お前の生徒になってやるヨ」 「なんで上の目線からなんだよアンタはァァァァァ!!!」 「で、クラスじゃが・・・」 「あ、あの・・・」 「ん、どうしたネギ坊主」 いつの間にかネギに対する呼び方を決めたのか、銀時が話しかける。 「学園長、もし良かったら神楽さんのクラスは僕のクラスにさせてもらいませんでしょうか?」 「むう、別にかまわんがのお。よいのかネギ君?」 学園長がネギに聞く。 「はい、今のところ中等部の先生の中で事情を知っているのは僕だけですし」 「うむ、確かに正論じゃな。嬢ちゃんは何か希望はあるかの?」 「別に異存は無いアルね。ただ食券を1年分欲しいアルよ」 「「止めろおォォォォ!!アンタが1年分の食券をもらったらこの学園の財政が破綻するゥゥゥゥゥゥ!!!!」」 すかさず銀時と新八の鋭いツッコミが入る。神楽の鉄の胃袋と無限の食欲のことを考えると食券1年分というのはいくらになるか想像につかないものであった。 「しょうがないアル。じゃあ半年分に譲歩してやるヨ」 「聞いたことねーよそんな傲慢な譲歩!!そもそも譲歩する方じゃねーだろアンタ!!」 「で、若いの、おぬしにはネギ君のクラスの副担任をしてもらおうかの」 「「「オイィィィィィィ!!!!!」」」 すかさず3人の突っ込みが入る。 「他の3人には希望を聞いといて俺の時は何も無しかコラァァァァァァァ!!!!」 「学園長さん止めておいた方がいいですよ悪いことは言いませんから!!!銀さんは無気力で卑猥で金に汚くて、何よりこんな死んだ魚みたいな目をしてるんですよ!!世界で最も教育者って職業からかけ離れた人間ですよ!」 「銀ちゃんが先生になるぐらいなら定春が先生になった方がまだましアル!!銀ちゃんみたいのが教室に入ってきたら即刻警察消防保健所その他諸々に通報されるアルよ!!」 「お前らどういう意味だコラァァァァァァァ!!!」 といったツッコミ(新八と神楽の銀時に対するツッコミに対する銀時のカウンターを含む)が続出する。しかし学園長は笑みを浮かべ、切り返す。 「大丈夫じゃよ新八君に神楽ちゃんや。今はまだ春休みじゃし時間もある、心配せんでもこの若いのは教師に慣れるじゃろ。ネギ君はどうじゃ?この若いのが副担任に来るのに不満かの?」 「え、は、はい、いや僕は銀時さんが別に副担任になることに不満なんて・・・」 「じゃあ決定じゃの。若いの、おぬしを麻帆良学園中等部3-Aの副担任に任命するぞい」 と銀時に告げる。 「ちょっと待てオイィィィィィ!!!!何?俺の意思や意見とかは無視!? 俺にも一応人並みの権利とかがあるんですけど別に何もしないで学園内をぶらぶらしてるんじゃなくて何か新八みたいに警備員をやったりもしよかったら購買か何かで働いたりもしようかなーとか思ってたりするんですけどそういう意見や主張は無視!?」 と銀時が声を上げる。 「大体おぬしさっきワシのことをずっとタコジジイよばわりしてたじゃろ!それで権利は喪失したわ!!」 「何だそりゃ神楽だってさっきからタコジジイ呼ばわりしてたじゃねーかこのタコジジイ!!!」 「だから誰がタコジジイじゃァァァァ!!!」 「アンタらいい加減にしろォォォォォ!!!」 この言い合いが30分ほど続いた後、結局最終的に銀時はネギが担任を務める麻帆良学園中等部3-Aの副担任に、新八は麻帆良学園の用務員に、神楽は麻帆良学園中等部3-Aの一員に、源外は麻帆良大学工学部の非常勤講師となることに落ち着いた。 あと定春に関しては銀時たちが責任を持って買うことを条件に専用の犬小屋を作ってもらうことに決定した。 ちなみにこの間神楽は机の上にあった煎餅を勝手に食べ、源外は銀時と近右衛門の口げんかをやれやれという感じで眺め、ネギは本日いろんなことがありすぎたことに疲れてうとうとしていた。 「ああ、大切なことを言い忘れていたわい」 一応これからのことが決定し、銀時一行が一応の本日の宿である職員寮の一部屋にとまるために行こうとした時、学園長が声をかけた。 「何だタ・・・ジーさん」 「今タコジジイって言おうとしたじゃろ!!まあええわい、実は魔法に関することなんじゃがな」 「ああ、大方魔法を他人にバラすなって辺りのことだろ」 銀時の返事に学園長は頷く。 「そうじゃ。よくわかったのう」 「そりゃそうだろ、普通に考えてこういったことは隠すことだろ?」 「うむ。その代わりこちらも君らが異世界の人間ということは秘密にしておくからの。ネギ君、職員寮まで送ってやりなさい」 「はい、学園長」 そう言って銀時一行とネギは職員寮に向かって行った。 「・・・ふう」 一人になった部屋の中、学園長は今日のことを考えた。自分たちとは違う異世界。今でもその存在は信じられても、未だどこか実感が湧かなかった。 しかし彼らが真っ直ぐな芯を持つ、「侍」の心を持った人々であることは自分にも分かった。彼らならばここにいても大丈夫であろうと確信がある。 そこまで考えると、学園長は机から鏡を取り出した。 「・・・・・・ワシ、そんなにタコに似とるかの?」
https://w.atwiki.jp/shareyari/pages/541.html
作者:◆EHFtm42Ck2 【1】 【2】 【3】 【4】【5】 四時間目の現国をいつもより6割増しくらいの真面目さを演出しながらこなし、お待ちかね……ってほどでも ない昼休みとなった。ちなみになぜいつもより真面目に授業を受けたかと言えば、あくまでやむを得ない事情で 遅刻しただけであり、決してダルいからフケていたとかいうヤンキーじみた理由ではないってことをことさらにクラスメ イトたちにアピールしておくためだ、ということをここであえて強調しておく。 さて本当なら昼休みに入るやいなや夏海をとっ捕まえて、俺のこの危険な能力についての話でも聞かせてやろうと 思っていたんだが……あやつめもう教室からいなくなってやがんの。まああいつのことだ。きっと学食の数量限定ラ ンチメニューをゲットするために廊下を全力で駆け回り、運悪く先生に見つかって説教をかっ喰らい、数量限定ラン チメニューにはありつけずにしょっぱい飯でも食うことになるんだろう。 まあそもそも普段から一緒に昼飯を食ってる間柄でもないんだった。仮に追っかけて「夏海、ちょっと用があるん だ。昼飯、一緒に食べないか(キリッ)」なんて爽やかに言ってみたところで、「いやあたし美香と一緒に食べるし(ツン)」 とかすげなく返されてパァになるだけな気がする。……自分で言っといて切ないなこれ。絶対やだなこれ。 できればあいつには早いうちに話をしておきたいと思う。中学の時から、あいつとはいつだって目を見て話せた。 ころころと変わる感情豊かでわかりやすいその表情を楽しみながらお喋りしてきた。それはもう、過去の話になって しまうのかもしれない。それは寂しいし辛いことだけど、それを隠したままでいられるわけもない。不自然に目を逸らす 俺を見れば、いくら夏海だっておかしいと思うだろう。 ただでさえ、俺と目を合わせて話をしてくれる人間は少ない。もともと少ないんだから、それがさらに減ってしまった ところで大したことでもないんじゃないかと、さっきの授業中にこっそり考えたりもした。 そんなわけなかった。少ないからこそ、今いる人たちは貴重なんだ。大切なんだ。そんなことはわかりきってるって…… それなのに本当に、本当になんなんだよ能力って…… 「おい豪輝。どうしたんだそんな芸人みたいな顔してボーッとして。ほら、さっさと弁当食べようぜ」 俺自慢の坊主頭が無造作に撫でまわされる微妙に気持ちいい感覚と同時に、正面から声がした。断りもなく人の頭を撫でる この無礼者が言うとおり、相当ボーッとしてたんだろう。こんな近くに野郎が立ってたことに声をかけられるまで全っ然気付 かなかった。 「おい、マジで大丈夫か? 遅刻してきてたし、どっか具合悪いのか?」 まだボーッとしてる俺にさらに声。さていいタイミングなんで、この気遣いに溢れた、最近の男子高校生としてはよく できた部類に入るイケメンを紹介しておこう。といっても所詮野郎なんで、かなりはしょることにする。 名前、島津龍一(しまづりゅういち)。一年の時からのクラスメイトで、数少ない俺の友達の一人。外見性格ともに イケメン、だがとある事情によりまるでモテない。そう、まるでモテない。イケメンのくせしてプッ。宝の持ち腐れププッ。 以上紹介終わり。 「…………なあ豪輝。なんか今お前の表情にものすごい悪意が見えたんだけど。気のせいかな」 「おいおい気のせいだよ何言ってんだかこのイケメンは。ほら飯食おうぜ。俺もう腹ぺこぺこだし」 島津を横目に、弁当を持って歩きだす。天気もいいし、屋上にでも行きたい。そんな気分だ。 今日こいつで4人目だ。母さん、父さん、夏海、そしてこの島津。俺が目を見て話せる存在だった人たち。話ができる ことに変わりはない。それでも、相手の目を見られない。表情がわからない。たったそれだけのことなのに、たったそれ だけのことで、なんだか遠くに感じてしまう。そんな風に感じるのは、結局俺のほうだけなのかな。相手も同じように感 じてるのかな。もしそうならなんか安心できる……ような気もするけど、やっぱり嫌かな…… まあとにかく、いい機会だ。夏海は捕まらなかったけど、いずれはこいつにも説明しておくつもりだったわけだし。昼飯 を囲みながら、俺のこのはた迷惑な能力について語ってやることにしよう。 で、屋上。昼飯を食いながら、俺は恐る恐るといった体で昨日の話を切り出し、一部始終を話して聞かせた。その間 も俺は島津の顔を見られなかったから、こいつがどんな顔で聞いていたかはわからないけど、なんとなくこいつの視線が 俺の顔に向けられていることはずっと感じていた。飯を食う手も止めていたみたいだった。しっかりと、真面目に聞いてく れてるんだと思えた。 「へっへぇ。そんなことがあったのか。豪輝もようやく能力開眼ってわけだ」 「さっぱり嬉しくないけどな。もう誰とも目合わせられないんだぜ俺」 「まいいんじゃないか? 豪輝と3秒間目を合わせられる人間ってそうそういないだろ」 「お前もそういうことを言うか……」 で結局こういう流れになる。朝母さんにも言われてきたんだよそれは。もう少しヒネるかオブラートに包みなさいって。 しかしまるで反論なんてできないのが悲しいところ。 「まあでも、そういうことだったのな。なんか今日のお前いつになく挙動不審だと思ってたけどさ」 「挙動不審にもなるって。お前とか夏海なんかはちゃんと俺の目見てくれるだろ。俺が気抜いてそんなお前らと目合わせ ちゃったら、お前ら砂になっちゃうんだぞ? 俺のせいでさ」 「つっても、別にあっという間に全身砂になっちゃうわけでもないんだろ?」 「そりゃそうなんだけどな。やっぱりやだよ。怖いだろうが」 怖い。何が怖いかって言えばそれはいろいろだ。目の前で人が砂になる。まして親しい友達が、数少ない友達が砂になる。 そしてそんなことになったら、もうその友達も他の連中のように俺を避けるようになるかもしれない。本当に一人になって しまうかもしれない。そういう怖さだ。どこまでいっても自己中でしかない、内向きで情けない怖さだ。 「んなあ、豪輝」 俺の中で渦巻く恐れと不安を知るわけもない非モテイケメン島津は、鼻につくかつかないかギリギリラインの爽やかボイス でそう短く呼んできた。視線をこいつの学ランの第2ボタンあたりに落ち着ける。 「ちょっと僕の目を見てくれ。こいつをどう思う」 「すごく、パッチリです……じゃなくて。お前俺の話聞いてた?」 「もちろん話は聞いた。でもさ、僕は自分の目で見ないと信用しない面倒な性格だから。お前の能力、ちゃんと見せてくれよ」 どんなツラしてこんなこと言ってんだこいつは。自分でも言ってるがほんと面倒な奴だな。俺ができる限り発動させまいと 必死に避けてきたことを、今自ら進んでやれとぬかしてる。ふざけて言ってるんだとしたら正直、無神経すぎる。ぶん殴りた いくらいに他人への配慮が足りない子だ。もう少し道徳の授業を真面目に受けろと言いたい。 でもだ。視界の隅にチラつくこいつの顔にあるのは、悪ふざけをしている時の表情じゃない。テスト勉強を一緒にした時 みたいな、真面目で隙のない顔だ。こいつはこいつなりに真剣に、俺のこの危険な能力を自分に味わわせろと言ってるんだ。 意味はわかりかねた。でも、やらなきゃいけない気がした。 「……3秒目合わせたら、手足が変な感じになると思う。それ感じたらすぐに目逸らせよ」 「うん、わかった」 大きく頷いた。顔を見ていない俺にもはっきりわかるよう、そうしてくれたんだと思う。少し呼吸を整えてから、ゆっくり と、島津の学ランの第2ボタンから上へと視線を上げていく。口、そしてむかっ腹が立つほどシュッとした高い鼻を通過して、 目的地へ。パッチリ二重なイケメン仕様の目元で、きっかり3秒間留まる。3秒なんて何を考える暇もない。あっという間に、 予定調和の異変は訪れた。 「うわっ! うわっ! 手が! 足が!」 と島津が騒ぎ始めた頃には、もう手足は元通りに再生していた。再生できるってところは、この能力の唯一と言っていい 救いだと思う。再生できる原理はさっぱりわからんけど、それを言ったらそもそも砂になる原理からしてわからんし。投げや りすぎるって? 投げやりにもなるだろ頼みもしないのに突然こんな迷惑な能力与えられたらさ。考える気にもなれない。 「ふうー、再生した。よかったよかった。でも、確かに砂になったな」 「信じるか?」 「そりゃもちろん! なっかなか面倒な能力だよなぁ」 手を握ったり開いたり、肩をぐるんぐるんと回したりしながら、なぜか弾んだ声でのたまう島津。なんか今日はこいつ、 いまいち掴めないな。こんなわかりにくい奴だったっけかな。 「なあ島津。お前、怖くないのかよこの能力」 「怖い? なんで?」 「いやだって砂になるんだぞ? 実際今なっただろうが」 露骨に首をかしげる島津。これもまた、顔を見られない俺にはっきりわかるようにそうしてくれているんだと思う。改め て言っとくけど、こいつは普通にいい奴だ。このタイミングで首をかしげるという行為に及ぶ理由はまるで不明ではあるけど。 「僕はむしろ安心したんだけど。豪輝の話は全部本当だってわかったからさ。3秒目を合わせたって全身砂になるわけじゃ ないし、砂になったって元に戻れる。何も怖がる要素ないよ」 のんきな口調でそう言って、爽やかに笑った。 こいつにとってはなんでもない言葉だったかもしれない。でもそれは俺にとっては、今何よりも言ってもらいたい言葉だっ たのかもしれない。怖くなんてない。避けることもない。女々しいとは思うけど、誰かにそう言って欲しかった。 軽く泣きそうになったので、ちょっと予防線を張っておくことにした。 「ふん。少しは怖がれっての。とにかく、万一ってこともあるから、今日からは基本ノールックトークな。なんならもう話 しかけてくんな」 ……ちょっとのつもりが、俺ったらどうしてこう必要以上に分厚い予防線張っちゃうんだろう。最後の一言は明らかにいら なかっただろうが。 この露骨で強烈な予防線を前に、島津はクスリと苦笑してから、 「わかったよ」 とそっけなく答えて俺の不安と絶望ゲージを振り切れるほどマキシマムまで高めた後、 「面倒で迷惑な能力を持つ奴同士、改めて仲良くやってこう」 と続けてくれたもんだから、俺は本当にいい友達を持ったんだなと、感激の大波が北斎の浮世絵のように豪快に押し寄せてきた。 と同時に、できればそういうことは「わかったよ」で妙な間を取らなくていいから一気に言い切って欲しかった、と軽くイラッ としたことは一生の秘密にしておこうと思った。 つづく 登場キャラクター 伊達豪輝 島津龍一 上へ
https://w.atwiki.jp/tyuu2nouryoku/pages/204.html
人物紹介 [部分編集] 名前 メルヒオール・メッサーシュミット 性別 男 年齢 36歳 身長 182cm 体重 67kg 好き 自分、金、勝利 嫌い 敗北 所属 OS 【ライヒ】 概要 [部分編集] 【ライヒ】の民間企業『AGS』の社長。主な仕事内容は兵器開発や、その他戦争事業諸々である。 企業の規模は国内でもトップとはまだ言えないものの、一代で立ち上げた会社を大企業へと成長させた手腕は恐らく本物と言ってもいいだろう。 基本的な行動原理は金である。そして手っ取り早く金を生み出せる為、戦争を間接的にではあるが非常に好む歪んだ人間性の持ち主。 その人間性は正しく自己愛の塊であり、この世界の全ては自分の為にあると断言するほど我が強く他者を等しく見下している。 金を稼ぐ手段に兵器開発を選んだのは売りやすさやライヒという国の性質を考えた結果の為、もし他にもっと効率的に稼ぐ方法があれば手段は問わない。 『AGS』の取引相手は幅広く、『ライヒ』の軍から『テロリスト』にまで、相手のニーズに合わせた性能と価格、そして安全性を提供している。 特にライヒの軍部はお得意様らしく、性能の検証などに付き合ってもらう事もあるらしい。また彼の会社では小規模ながら傭兵業もやっており、軍に力を貸す事もあるようだ。 現在は『常人を超人にする』をコンセプトに、パワードスーツの開発と実験を行っているらしい。またライヒの軍部とはよく取引しているため、仕事を手伝うこともある。 容姿 [部分編集] 髪は赤く、きっちりとセットされている。服装に関しては、外にいる間は黒のスーツを好んで着る傾向にあるようだ。 顔つきは三十代とは思えないほど若々しく、また整った造形をしている。顔立ちについては生まれついてのものだが、若さは努力によって保たれているらしい。 能力 [部分編集] 【機甲創錬】 あなたは触れたものから、肘まである手甲を創り上げる事ができる。 この手甲は堅く、自動車の正面衝突を受けても傷一つ入らない。 またあなたのパンチ力を格段に向上させ、電信柱を数発で殴り倒せるようになる。 そして最大の特徴として、掌からビームを発射することができる。 このビームは物理的な衝撃を対象に与える。威力はパンチと同じ程度。 片方の手甲から5発まで発射することができる。 あなたは、中型のドローンを所持している。 このドローンは呼べは、呼んでから最短で3レスであなたのいる戦闘地域の上空にやってくる。 このドローンにあなたの放つビームを当てれば、ドローンはビームを増幅・拡散し戦闘地域一帯にビームを雨の様に降らせる。 このビームは貴方に当たることは無い。 身体能力:格闘技をかじった一般人 初期装備:中型ドローン 今日の来客数= - 昨日の来客数= - 来客数の総数= -