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正義の味方 ◆EPqQEjq/rc 田中ぷにえの祖母は激怒していた。 必ずや、殺し合いを開いた雄一少年と、黒尽くめの男共を抹殺せねばならぬと決意した。 そして、この殺し合いを開く程の驚異的技術を聖魔法王国に持ち帰り、軍事運用せねばならぬとも思った。 「ジュラル星人め、僕が滅ぼしてやるぞ!!」 歳のせいもあったかもしれない。相手は子供と油断したのが敗因だった。 ぷにえの祖母は、突如目の前に現れた少年の手にある銃から発せられた熱線により、一瞬にして煙となってしまった。 「まだ一人か、先は長いな」 泉研は祖母に遭遇するよりも前、人間に変身したジュラル星人を見かけた。 そこで研は考えた。この殺し合いは自分以外全てジュラル星人なのではないかと。 奴等はこの殺し合いで自分を亡き者にするつもりなのだ。 「でも、必ずこの島に居るジュラル星人は全て倒して見せるぞ!」 そう誰に言うでもなく叫ぶと泉研は去って行った。 【ぷにえの祖母@大魔法峠 死亡 】 【J-7/一日目・深夜】 【泉研@チャージマン研!】 [状態] 健康 [装備] 熱線銃@ドラえもん [道具] 基本支給品、ランダム品0~2 [思考・状況] 基本:この島に居るジュラル星人を皆殺して主催者も倒す。 1:スペクトルアローを探す。 その様子を物陰から見つめる二つの黒尽くめ人影があった。 「ククク……馬鹿め。この殺し合いが、人間同士によって行われているとは知らずに」 「ああ。そうやって人を殺していくうちに 他の参加者に危険人物扱いされ、チャージマン研は人類の敵とみなされ、同じ仲間の筈の人間の手によって殺害されるという訳だ。何もしらないで」 「まさか奴が最初に見かけた人間に変身したジュラル星人が、我々主催側が用意した罠とは夢にも思うまい」 「えぇー!? 大変ナリよ!!!」 「「聞いたなこいつ!!」」 【コロ助@キテレツ大百科】 [状態] 健康、驚愕 [装備] なし [道具] 基本支給品、ランダム品1~3 [思考・状況] 1:えぇー! 【黒尽くめの男A@???】 [状態] 健康 [装備] 不明 [道具] 不明 [思考・状況] 1:聞いたなこいつ!! 【黒尽くめの男B@???】 [状態] 健康 [装備] 不明 [道具] 不明 [思考・状況] 1:聞いたなこいつ!! 支給品解説 【熱線銃@ドラえもん】 ドラえもん最キチ回の一つ「ねずみとばくだん」に登場したスナイパーライフル型の武器。 鉄筋コンクリートのビルを一瞬で煙に変えるほどの威力を持つ。 銃身の短いタイプも存在する。 018高速ババア 投下順 018高速ババア 時系列順 行動開始 泉研 [[]] 行動開始 祖母 GAME OVER 行動開始 コロ助 [[]] ▲
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【分類】 思いつき 独自研究霊長 目次 【分類】 【概要】 【参考】モチーフ 関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 料理を趣味でする感覚? 胃袋に入ってしまえば全部同じという発想なら、正義は必要ない? 料理をしようとして、余計な手を加えすぎてメシマズになる事があるように、正義も方向性を間違えてやればメシマズになる?煙たがられる人の正義は、不味い料理を食べさせているようなモノ? 満腹で食欲が無い時のような感じで、間に合っていればどんな正義も煙たがられる?偽善者扱いされる? 空腹で喘いでいる時のような感じで、間に合っていなければどんな正義も受け入れられる?意図的に正義を枯渇状態にして、あとから都合のいい正義を押し付けやすくできる? 先ずは自炊感覚で自分の正義をする? 刺身や目玉焼きのように、シンプルだが奥の深い正義もある? 色々なものに派生させられる? 趣味の最強 趣味の永遠 趣味の完全 趣味の究極 趣味の愛 趣味の神 趣味の超必殺 趣味の黙示録 趣味の堕天使 趣味の転生 正義をどう定義付けるか? 美学の一種? 思想の一種? 手法の一種? 【参考】 モチーフ 趣味の園芸 サムライフラメンコ 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/不幸工作員 ★★★ 創作/戦争工作員 ★★★ 創作/人間酔い ★★★ 創作/優しさについて ★★★ 創作/免罪感・免罪心 ★★★ 創作/物語上の問題や障害 ★★★ 創作/良い悦・悪い悦・普通の悦 ★★★ 創作/賢者への道 ★★★ 創作/趣味の不老不死 ★★★ 創作/趣味のB級グルメ ★★★ 創作/二十歳過ぎで使うと中二病扱いされそうな単語 ★★★ 創作/いじめと仲間意識 ★★★ 創作/体面を守るゲーム ★★★ 創作/作為的な流行や名作 ★★★ 創作/出来る事と受け入れられる事 ★★★ 創作/場を作るということ ★★★ 創作/存在核 ★★★ 創作/存在膜 ★★★ 創作/怒り ★★★ 創作/持ち味の出所と行方 ★★★ 創作/擦り減らすべきもの ★★★ 創作/殺意と悪意と熱意 ★★★ 創作/流行や趣味について ★★★ 創作/走りながら死にたい ★★★ 創作/長期計画的根性論 ★★★ 創作/市民権 ★★★ 創作/理想的な物語を牽引するキャラ ★★★ 創作/プロデューサーに求められること ★★★ 創作/ブレとキレ ★★★ タグ 霊長 最終更新日時 2014-02-25 冒頭へ
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バンディットブルー {「力無き者に暴力を振るうとは笑止千万不届き千万!!!!その悪行、たとえお上が許してもこの私が決して許さん!!!!!!」 }; 概要 賊を守る正義の味方、バンディットレンジャーの1人。 どこかの特撮番組に出てきそうなコスチュームに身を包んだ超人。 グリーンやレッド同様熱くなりやすい性格。戦闘時は格闘攻撃と電撃を使った攻撃で悪を討つ。 技・魔法 バンディットパンチ 電撃を伴う超高速ストレートパンチ! バンディットキック 電撃を伴う超高速のとび蹴り! バンディットコレダー 地面を殴り自身に正義の雷を降らせる! 経歴 2008年5月3日賊討伐なりチャ ケビンに襲われていた(*1)山賊カゲを助けるべく登場。 だが、ケビンに挑むも返り討ちに遭い、遅れて現れたグリーンとレッドと共に逃走した。 由来 「Bandit(賊)」+「Blue(青)」。
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信じてた 信じられた その全てを◆SqzC8ZECfY ライダーとレッドを見送ってからすでに30分以上が過ぎていた。 残りの三人、レナ、チョッパー、グラハムは最初の民家に戻り、食事を済ませてからもまだ出発していない。 朝日が入り込むリビングはキッチンと一体化しており、一般的な住宅としてはかなり広々としている。 窓際でのんびり日を浴びながら、一人の青年と一匹の鹿が食事をとっていた。 「悲しい……悲しい話をしよう……俺は最初、この肉だけの弁当を見て喜んだ。 だが一転、食い始めてみると最初は美味かったのだが、だんだんともたれてきた……。 今では横で命の恩人Bが食べているパンのほうが美味そうだとすら感じている! 世の中には一日一切れのパンで暮らす貧しい人々がいるというのに! なんという傲慢、何と言う贅沢! これほどまでに最低な俺! これほどまでに悲しい話があるか!」 「あの、それなら分けてやろうか?」 「おお、命の恩人B! だが、しかし、俺はここで好意に甘えていいのか!? 命の恩人Bは命の恩人だ。しかしてその命の恩人に俺は何も恩返しをしていない! 恩知らず! そう、恩知らずだ! 命に加えてメシすら恩を受けても、俺は何も返せていない! どうすればいい? どうすればいいんだ俺は!?」 「こ、交換しよう。俺も肉食べたいし」 流石にチョッパーも、慣れてきたと言うほどではないが、徐々にこの素っ頓狂な男への応対に関してはコツを掴みつつあった。 かくして仲良く朝食を済ませ、もう一人の仲間のところへ声をかける。 「おーい、レナ。こっちは食い終わったし、そろそろ出発しないか?」 「あ、うん」 呼ばれたレナという少女は、リビングのテーブルに座って地図を広げ、サンドイッチを摘みながら、なにやら思案に耽っていた。 水で口の中のものを喉に流し込み、チョッパーたちのほうへ振り返る。 すでに互いの支給品は確認を終了、各自に振り分けて出発の準備は万端だ。 チョッパーの支給品、残りの一つはタケコプターというアイテムだった。 頭につけて、そのプロペラで空を飛べるという道具らしい。 ぱっと見はこんな竹とんぼみたいなもので飛べるのか、と疑ってしまうが、試してみると本当に飛べた。 色々と使い道がありそうなので、そのままチョッパーが持つことになった。 自由に空を飛べるということに浮かれて、ついつい乱用したくなってしまうが、そのことをレナに見抜かれたのか、やや怖い眼で釘を刺されてしまった。 ――あまり不用意に空飛んでると、遠くから銃で撃ち落されちゃうかも。 これを聞いた瞬間、チョッパーは涙目である。 そう、ここはどこから人を傷つける人間が出てくるか分からない、殺し合いの場なのだ。 震えながらレナの言うことを素直に聞いて、タケコプターを自分の荷物に戻した。 次にレナの荷物。 入っていたのは一本の剣。 無毀なる湖光――アロンダイトという。 これは小型レンチしか持たないグラハムに持ってもらう。 斬るのは趣味じゃないと渋っていたが、相変わらずの戯言をループさせた結果、剣の腹で殴ればいいじゃないかという結論に落ち着いたようだ。 それでもこんなので殴られれば、ただでは済まないだろうが。 「じゃあ、そろそろいこっか」 「おう、でもレッドたちは向こうにいったけど、じゃあ俺たちはどうするんだ?」 「うん。あの人たちのルートはこうだよね」 言いながらレナはテーブルの上に広げた地図を指差した。 河に描かれた橋から、駅、図書館、劇場へと、その指先が大きな道路の通ったところをなぞって地図上を南下する。 「これはまっすぐ劇場に向かうルートだよ。途中で目印になりやすい施設もたくさんある」 「うん、そうだな。地図の真ん中だし、誰かが集まってくる感じがする」 レッドやイスカンダルは、そう思ってこの道を行くと言ったのだろう。 あまり考え事は得意ではないがチョッパーにもこれは分かる。 だがそこでレナは一息ついてから発言。 「けどね、これは誰でも人が集まりやすいと考えるルートだよ。 少なくとも私は、このフィールドに放り込まれてからまず最初にここにいこうとは思わない。 殺し合いを望む人たちだって、そう考えて誰かを殺すためにこの場所を目指すはずだから……このルートは危険なんだよ」 「じゃ、じゃあ、あいつらが危ないじゃないか!」 「落ち着け、命の恩人B。おそらくあいつらはそれを承知の上でそう動いたんだ」 チョッパーの後ろで黙っていたグラハムがここで口を開いた。 レナはそれに大きく頷く。 「そう……イスカンダルさんは多分かなり強いよ。見た目も強そうだけど、それよりも、もっと強いと思う。 レッド君は心配だけど、それでもあの人のそばにいれば、よっぽどのことがなければ大丈夫。 だから殺し合いを望む人――殺人者って呼ぶね――から襲われても撃退できると思う。 それに、殺人者じゃなくてもここに来る人たちは、自分の強さに自信がある人だと思うな。 チョッパー君の言うルフィ君、ゾロ君にグラハムさんの言ってたラッドさんとかも」 「あ、ああ! ルフィやゾロならどんな奴にだって負けねえ! あいつらは滅茶苦茶強いんだ!」 「まったくその通りだ命の恩人A。ラッドの兄貴は誰にも負けん。 心配なのは、それであのおっさんや、命の恩人Bの仲間を殺してしまわないかということだけだ。 ん……? ひょっとしてこれはマジでヤバイんじゃないか? まずい、まずいぞ。あのおっさんはともかく、命の恩人Bの仲間はまずい。 悲しい、悲しい話だ! そうなったら俺はどうやって詫びればいい? こうしちゃいられん、今すぐに――」 「――――黙ってください」 底冷えのするレナの一喝。 そして欝に入り込んだグラハムは部屋の隅で体育座りの姿勢だ。 チョッパーもさっきの彼女が見せた迫力に内心でかなりビビリながらも、かろうじて踏みとどまる。 麦わら海賊団にもタイプは違うがある意味ルフィたちよりも恐ろしい女性メンバーがいて、耐性がついたせいだろうか。 「私だって仲間を探しにいきたいけど、今はできることをして最良の結果を目指さなきゃならないの。 あっちに大切な仲間がいるかもしれない。その逆もあるかもしれない。それは今は、私たちの誰にもわからないことだよ。 だから、まずは目の前のことを精いっぱいやって、それで結果がついてくることを目指して、協力して欲しいの。 それで、話の続きなんだけど……」 「う、うん、聞くぞ!」 「その人たちもイスカンダルさんたちからこちらの名前が出れば協力してくれると思う。 じゃあ、あっちがそういう強い人たちをターゲットにしてノルマ達成を目指すとして、私たちはどうするべきだろう?」 「お、俺たち……?」 チョッパーは考える。 なんだろう。 強い人以外をこっちが担当ってことは……。 「弱い人?」 「うん、そう」 レナは頷いた。 適当に答えたらどうやら正解だったようだが、チョッパーにはまだレナの真意が把握できない。 「ど、どういうこと?」 「最初、私はここに放り込まれたとき、怖くて隠れていようかって考えたの。 そういう考えの人は他にもいると思う。そしてそういう人は、殺し合おうなんて考えないんじゃないかな……かな」 「つまり、誘えば仲間になってくれるってことか!」 「うん。今からだと劇場に向かわなくちゃいけないからルートも限られるね……この都市西部と森の境目あたりを回ってみようと思うの」 レナが指したのは地図でいう、C-3とC-4の境界から線路沿いに南下、ホテルに寄って西から劇場へと至るルートだ。 そろそろ朝日が強くなってきた。 今から出発したとして、あと四時間とちょっとで約4kmほどのルート。 あまり悠長にもしていられない。 「じゃあ行こうか……グラハムさん、ほら早く」 「悲しい……悲しい話を「黙って歩く」 体育座りのグラハムを引き起こし、靴を履いて民家から出るレナ。 すでに完全に尻に敷かれている風のグラハムとチョッパーであった。 グラハムなどは両目が前髪に隠れて欝全開だが大丈夫だろうか。 「あ、何処行くんだレナ? 橋はあっちだぞ」 「真っ直ぐ河を渡るの。タケコプターを使えばいいよ。 まず私とチョッパー君で空を飛んで河を渡って、それでチョッパー君が戻ってグラハムさんを連れてくる。 チョッパー君なら軽いから、私たちのどっちか一人だけなら一緒に飛んでも重量オーバーってことはないんじゃないかな、かな」 「すげー、レナ頭いいな!」 「はぅ、そんな大したことないよ」 尊敬のまなざしを向けるチョッパーに対して、レナは照れるように顔を赤くした。 そしてこれ以上は耐えられないといった感じでくるりと背を向ける。 だがその時、呟きにもならないほどに小さく唇を動かしただけのその言葉。 もちろんチョッパーは気づかない。 「――――ごめんね」 ◇ ◇ ◇ それはチョッパーにもグラハムにも隠すように呟いた言葉。 これはレナの我侭な思いから端を発した作戦だった。 レナの仲間――部活メンバーは皆で集まればすごい力を発揮する。 でも今はバラバラ。 ゆえにただの子供でしかなく、それは大人たちに比べればあまりに無力。 だから一刻も早く合流したい。 次の放送で仲間の名前が呼ばれない保証など、どこにもない。 彼らを見つけるためにはどうすればいいのか。 自分も含めてみんな無力な子供だ。 いわゆる『弱い人たち』。 だからレナはこの作戦を提案したのだ。 チョッパーたちを信用していないわけじゃない。 けれども、それでもレナは彼らに会いたかった。 それは、ただ、それだけのこと。 【あんた一人だけカッコつけて、ちゃっかり安全圏にひっこんで、仲間が大事じゃないの、礼奈?】 ――うるさい。 なら、ねじ伏せてやる。 圭一君も魅ぃちゃんも詩ぃちゃんも梨花ちゃんも沙都子ちゃんも皆揃って生きて帰ってみせる。 あんたもギラーミンもねじ伏せてやる――礼奈! 【B-4 川沿い 1日目 午前】 【チーム名:○同盟】 1:主催者の打倒。 2:二チームに分かれ、それぞれで『ノルマ』(仲間集め、殺し合いに乗った者の討伐を、計三人以上行う)を達成する。 3:出会い、信用した相手に印のこと(腕に○の印を描き、その上に包帯等を巻く)を教える。 4:次の放送時に劇場へ集合。 5:サングラスにスーツの男(無常)、クロコダイル、サカキ、アーチャー、ミュウツーを警戒。クレアという女性を信用(グラハム以外) 6:ラッドについては微妙(グラハムの兄貴分という情報はあります)。 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 健康 私服 右腕に○印 僅かに罪悪感 [装備] 包帯 二重牙@トライガン・マキシマム [道具] 支給品一式(一食分、水1/10消費)、ドライヤー [思考・状況] 1 とりあえずはグラハム・チョッパーと行動し、『ノルマ』を達成する。 2 部活メンバーと合流したい(ただし、積極的に探すかは保留) 3 森と都市部の境目~ホテルのルートを使い、次の放送までに劇場へ向かう。 4 何とかして首輪を外したい 5 イスカンダルの勧誘は保留。 ※チョッパーから軽く自己紹介を受けました。またルフィたちやクロコダイルの情報もまだ知りました。 ※幻聴はとりあえず消えましたがまた出てくる可能性があります。 ※屋敷から見える街道に誰かが通るかもしれないと意識をしています。 ※屋敷の洋服ダンスのなかからグラハム用のかぁいい服を見つけてきました。 ※『○』同盟の仲間の情報を聞きました。 【トニートニー・チョッパー@ONE PIECE】 [状態] 健康 腕に○印 悲しみ [装備] なし 包帯 [道具] 支給品一式(一食分、水1/10消費) タケコプター@ドラえもん、 タオル、救急箱 [思考・状況] 1:グラハム・レナと行動し、『ノルマ』を達成する 。 2:仲間と会いたい 3:グラハムの様子を見る。 4:森と都市部の境目~ホテルのルートを使い、次の放送までに劇場へ向かう。 5:ギラーミンを倒し、脱出する。 6:イスカンダルの臣下になるかはとりあえず拒否。 ※レナからはあまり情報を受けていません。圭一たちについての情報は知りません。 ※参戦時期は不明。少なくともCP9編以降。 ※『○』同盟の仲間の情報を聞きました。 【グラハム・スペクター@BACCANO!】 [状態] 健康? ちょっと凹み 青いツナギ姿 腕に○印 [装備] 無毀なる湖光@Fate/Zero 包帯 小型レンチ [道具] 支給品一式、(一食分、水1/10消費。うち磁石は破損)、スペアポケット@ドラえもん、かぁいい服 海楼石の網@ONEPIECE [思考・状況] 1 レナ・チョッパーを助ける。 2 ウソップを殺した者を壊す。 3 イスカンダルに敵意。 4 殺し合い自体壊す 5 ラッドの兄貴と合流、兄貴がギラーミンを決定的に壊す! 6 イスカンダルの勧誘は断固拒否。 ※後遺症等があるかどうかはわかりません。 ※4人の会話を途中から聞いたので、レッドたちがクレアを信用していることを知りません。 ※『○』同盟の仲間の情報を聞きました。 【無毀なる湖光(アロンダイト)@Fate/Zero】 レナに支給された。 第四次聖杯戦争においてバーサーカーのクラスを持つサー・ランスロットの宝具。 セイバーの『約束された勝利の剣』と対をなす神造兵装。 魔力と引き換えに装備者の能力を1ランク上昇させる効果を秘めている剣。 また、火を吹く大蛇を退治した伝説により、龍属性を持つ者に追加ダメージを与える。 なお、このバトルロワイアルにおいては、魔力の代わりに使用者の体力を削って能力を上昇させる制限が施されている。 【タケコプター@ドラえもん】 チョッパーに支給された。 空を自由に飛びたいな。はい、タケコプター。 説明不要なほど有名なひみつ道具で、一見して竹とんぼのようなプロペラ。 自分の身体に取り付けて「飛びたい」と願うとプロペラが回って空を飛ぶ。 衣服の上に装着すると衣服だけが飛んでいってしまうことがあり、またバッテリー駆動なので、酷使するとバッテリーが上がる場合がある。 時系列順で読む Back 殺人鬼Kの献身 Next 合言葉はラブアンドピース(前編) 投下順で読む Back 雛鳥ステップ Next 合言葉はラブアンドピース(前編) Back Next どす黒い穴のその向こう側へ 竜宮レナ 忍び寄る悪意 どす黒い穴のその向こう側へ グラハム・スペクター 忍び寄る悪意 どす黒い穴のその向こう側へ トニートニー・チョッパー 忍び寄る悪意
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第3回放送までの死亡者 死因 時間 被害者 加害者 死亡場所 死亡作品 死因 日中 葉隠散 アーカード A-7 ゴルフ練習場周辺 128 『Freaks』Ⅱ 心臓破裂 日中 マリア 津村斗貴子 F-4 西部市街地 130 絡み合う思惑、散る命 刺殺 午後 防人衛 アーカード A-8 変電所周辺 138 遥かなる正義にかけて 捕食 午後 タバサ アーカード D-6 西部上空 138 遥かなる正義にかけて 射殺 午後 坂田銀時 範馬勇次郎 F-4 病院 140 激突! ラオウ対範馬勇次郎!! ……特別ゲスト坂田銀時 撲殺 夕方 空条承太郎 範馬刃牙 D-3 喫茶店付近 150 地獄の季節 撲殺 夕方 範馬刃牙 綾崎ハヤテ D-3 喫茶店付近 150 地獄の季節 撲殺 夕方 志村新八 吉良吉影 F-4 病院 155 万事屋銀ちゃんの店仕舞 爆死 夕方 才賀勝 範馬勇次郎 D-3 東部 158 一瞬のからくりサーカス 撲殺 夕方 ルイズ 津村斗貴子 F-3 東中央市街北 163 二人の女、二人の愛 刺殺 殺害数ランキング 順位 該当者 殺害人数 被害者 生存状況 スタンス 1位T アーカード 3人 葉隠散、防人衛、タバサ 生存 無差別 1位T 範馬勇次郎 3人 花山薫、坂田銀時、才賀勝 生存 無差別 3位T 津村斗貴子 2人 マリア、ルイズ 生存 無差別 3位T DIO 2人 桂小太郎、灰原哀 生存 無差別 3位T 鷲巣巌 2人 平山幸雄、カズマ 死亡 無差別 3位T 白金 2人 ジャギ、武藤カズキ 死亡 無差別 7位T 三影英介 1人 杉村弘樹 死亡 無差別 7位T アンデルセン 1人 毛利小五郎 死亡 無差別 7位T アミバ 1人 市川 生存 対主催 7位T ルイズ 1人 三影英介 死亡 対主催 7位T ジグマール 1人 セラス 生存 ステルス 7位T 本郷猛 1人 アンデルセン 死亡 対主催 7位T ラオウ 1人 本郷猛 生存 無差別 7位T カズマ 1人 鷲巣厳 死亡 対主催 7位T 村雨良 1人 平賀才人 生存 ? 7位T 葉隠散 1人 桐山和雄 死亡 ? 7位T 武藤カズキ 1人 白金 死亡 対主催 7位T 範馬刃牙 1人 空条承太郎 死亡 肉の芽 7位T 綾崎ハヤテ 1人 範馬刃牙 生存 対主催 7位T 吉良吉影 1人 志村新八 生存 ステルス 最期の言葉 該当者 最期の言葉 葉隠散 (我等は…………常に一つだ) マリア (ナギ……ハヤテくん……) 防人衛 一・撃・必・殺! ブラボー正拳!! タバサ ………………ありが…………と………う……………… 坂田銀時 『やっぱり、命が幾つあっても足りねえよなこりゃ』 空条承太郎 「そうい…………う…………コト………………だ……………………じゃ……………………あ………………な…………ナ………ギ…………………」 範馬刃牙 (俺は……………俺は……………まだやり……………終えちゃあいな……………い…………………………ん……………だ……………ァ) 志村新八 「あ……」 才賀勝 「おじさんは…………誰かに……何かをあげれるの? …………何かもらえるの……………………誰にも…………なんにも……あげられないんじゃ…………おじさんの強さなんて……何の価値も無いよ……」 ルイズ 『だけど彼女を許して、そして救ってあげて!! お願い、カクゴォォォォォォ!! みんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』 第1回放送までの死亡者 第2回放送までの死亡者 第4回放送までの死亡者 第5回放送までの死亡者 ゲーム終了までの死亡者
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正義の味方Ⅱ◆S8pgx99zVs 蹲る長門有希の目の前に突如として浮かび上がった四枚の花弁を持つ桃色の花。 それは吸血鬼の一撃を受け止めると、粒子となって舞い散り再び空気の中に姿を消した。 そして再び開けた彼女の眼前には、吸血鬼と対峙する真紅の外套を纏った男の姿があった。 彼女を襲った吸血鬼。そして今彼女の窮地を救った男。 どちらも彼女からすれば未知の存在だった。 単純な現象の結果として現れる生物ではなく、概念として現れる彼女達とはまた別種の存在。 長門有希は急激に展開する事の推移を、自身の回復を進めながら見守った。 意外な再会に吸血鬼は驚く。一度は逃した男。何故再び現れたのか? 「……また会ったな掃除屋」 皮肉めいた笑みを顔に浮かべる。以前と変わらないのなら、少女諸共この場で殺してしまえばいい。 だが、相対する男――アーチャーが吸血鬼の台詞を訂正する。 「今はただの弓兵――アーチャーだ」 ほう?と、吸血鬼が目を細める。実に楽しそうに。新たな玩具を手に入れた子供のように。 「どうやら走狗(いぬ)から人間に戻ったようだな。ならば私の前に立つに相応しい。 いいだろう――ならば弓兵よ。私は吸血鬼。名はアーカード。 貴様の弓でこの私の心の臓腑を撃ち貫いてみせろ。 兵の職務を果たしこの化物を見事狩りとってみせろ!!」 対峙する弓兵は己が獲物の正体に戦慄した。 ――アーカード。どの世界どの時代に於いてもその名が持つ意味は一つ――『真祖の吸血鬼』 成る程、只の吸血鬼ではないのだと弓兵は納得する。 陽光の下に立っていることから格の高さは窺えたが、遥かに予想を上回る存在。 少なく見ても三倍……それ以上だと彼我の戦力差を見積もる。 「どうした?かかって来ないのか?お前の獲物は此処にいるぞ?」 ぞわりぞわりと吸血鬼の身体がざわめき、長門有希から受けた傷が元の状態へと還っていく。 弓兵はその様子をじっくりと解析する。 身に着けていた着衣まで元に還す能力。それは再生や回復といった生易しいものではない。 どれだけの傷を負おうと易々と死ぬことを許されない彼らに課せられた呪詛の力。 真核から溢れる魔力による破損した部分を過去へと還す能力――復元能力。 彼らは人の形(かたち)をしてはいるがそうではなく、人の容(かたち)をした化物なのだ。 いくら刃を、矢を、銃弾を、魔法を叩き込もうともそれは水面に石を放り込む行為に等しい。 波紋起こし形を変えることはできても、それだけでは彼らの命には届かない。 「ここだ。此処を狙え弓兵。私を討ち滅ぼすにはここを――心の臓腑を抉るしかない」 吸血鬼が心臓の上をトンと指で突く。 そう。吸血鬼の根本的な弱点は過去現在未来一切変わらない。 呪詛と命の媒介――血液。それらを汲み出し送り出す心臓。そこを破壊すること。 あくまでそこが真の吸血鬼の本体なのだ。目に見える人の形はそれの映し出す影にすぎない。 ならばこの生存競争の参加の証明であり枷でもある首輪が頭と身体の間にないのも当然だ。 相手は強大無比な真祖の吸血鬼。ならば最大の奥義――無限の剣製で挑むか? 答えは否。固有結界を展開、維持するにはこの空間の魔力消費では大きすぎる。 吸血鬼を討ち取る前にこちらの魔力が底をつくだろう。ならば―― 弓兵は夢想する。この吸血鬼を倒し得る剣を。 自身の中にある無限の剣の中から目の前の吸血鬼を討ち取れる剣を探す。 重要なのは強さではなく属性。神格の高い英雄同士の戦いが常にそうであるように。 そして一本の剣を選び出す。 心の内に広がる風景の中からその一本を抜き出すと現実の手の中に投影を開始した。 その様を吸血鬼は興味深げに見守る。それが自身の願望を満たしてくれると切望して。 「……それが貴様の切り札か。成る程、らしい武器だ」 ――赤原猟犬(フルンディング)。 漆黒の螺旋剣。それと同じ闇色の弓が弓兵の手の中にあった。 弓兵は無言でその剣を弓へと番い、魔力を込めて弦を引く。 魂を命の糧とする怪異――魔の属性を持つ者との間では言葉を交わすことさえも消耗となる。 ただ剣によって応えるのみ。 「さぁッ!! その刃を見事私の心臓に突き立ててみせろッ!! 人間!!」 瞬間。赤い閃光が二人を繋ぐ。 ――ギイィィィ……ンッ!! 鈍い金属音を立てて赤い閃光――赤原猟犬(フルンディング)があらぬ方向へと逸れる。 吸血鬼の前には煙を吐く対化物戦闘用13mm.拳銃ジャッカル。 これでこの勝負は決着したのだろうか?――いやそうではない。 弾かれた矢が空に真紅の軌跡を残し弧を描いて舞い戻り再び吸血鬼を襲う。 これが、赤原猟犬(フルンディング)――必中の矢。 射手が立っている限りその矢は決して地に落ちない。 ――ギイィィィ……ンッ!! 再び金属音……、再び……、再び……、再び………… 必中の矢は繰り返し吸血鬼を――その心臓に突き立たらんと赤い軌跡を描く。 弓兵はその全身全霊を矢へと送り込む。 あの剣こそが吸血鬼狩りに彼が出した回答。選択。二の矢は無い。 この特殊な空間内において魔力の集中は激しい消耗を伴う。 残された時間は多くはない。後何度、あの剣に吸血鬼を襲わせることができるのか。 長門有希は目の前の、情報としても現象としても理解の及ばない戦いをただ静かに視ていた。 赤い閃光――追尾属性を持たされた矢があの化物を襲っている。 だが、それは肉薄する度に化物の持つ銃によって撃退されており、いまだ傷一つつけられないでいる。 目の前で矢を操る化物と同じ赤い男。彼と自分は化物を倒すという目的で利害が一致している。 ならば、この機に乗じて自分もまた攻撃を再開すべきではないか? だがしかし、自分の取り得る手段はもう残り少ない。 機関銃は失った。右手に残った拳銃の残弾も残り二発のみ。攻制情報も消費してしまっている。 何より身体の回復がまだ完全ではない。このコンディションは満足な戦闘行動を取るには不十分。 ――思いつく。戦闘に関連する情報としては下位に置かれていた一つの道具。 タヌ機と名前の付いたあの精神誘導装置。あれなら、あれならば動かずとも使える。 あれであの怪物の動きを止めることが出来たなら、止めは目の前の男が刺してくれるはずだ。 長門有希は僅かに震える右手を不自由に使い、デイバッグから眼鏡と尻尾を取り出した。 ――!? 吸血鬼アーカードは闘争の最中、突如として夕闇の荒野へと放り出された。 ――此処は。この場所は…… そう、この場所は吸血鬼にとって忘れられない場所。100年前――吸血鬼の最後の場面。 『――お前の負けだ』 銀の銃弾が吸血鬼の胸を撃ち抜く。鮮血が迸った。 そこにはマスケット銃を構えた一人の男がいた。 ――アーサー・ホルムウッド!? 『もう、お前の下僕は全て倒してしまったぞ』 再び銀の弾丸が吸血鬼を襲い、新しい傷からまた血が迸る。 吸血鬼を追い詰めるのは一人だけではなかった。 ――キンシー・モリス!? 『後はお前だけだぞ吸血鬼』 三度、吸血鬼が銀の弾丸に討ちぬかれ地面に赤い花を咲かせる。 さらにもう一人新しい男が現れる。 ――ジャック・セワード!? 『彼女はお前のものになんかならない』 四人目。最後の男がその手に白木の杭を持ち吸血鬼の目の前に現れる。 ――エイブラハム・ヴァン・ヘルシング!! 四人の狩人が吸血鬼に詰め寄る。 『もう終わりだ』『醒めない悪夢などない』『お前には何もないぞ』『哀れな不死の王』 ――私の負けか? 『そうだ。お前の負けだ』 最後の男が白木の杭を手に吸血鬼に詰め寄る。 その手を振りかぶり吸血鬼の心臓へ振り下ろした――が。 クックックッ……ハハ……HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA……!! 吸血鬼が哂う。声を上げて哂う。愉快そうに。そして不愉快そうに。 その手に受け止められた白木の杭は握りつぶされ幻と消えた。 ――この私相手に幻術とはやってくれる。だが! 吸血鬼に幻覚を見せることはできても、幻覚に魅せること能わず。 第三の眼によりバリバリと音を立てて幻が破られる。夕闇の広野も。四人の狩人も。破られ消え去る。 吸血鬼は悪夢より現世に帰還する。 弓兵は――狩人はただ吸血鬼を撃ち続ける。 矢を弾く金属音が鳴り止み、その音は肉を抉り、骨を砕き、血を吐く音へと変わった。 理由は解らない。だが、吸血鬼の迎撃は止まった。 ――好機! 倒れろ吸血鬼(アーカード)!! 赤い閃光を暴れ狂わせる。赤い螺旋が吸血鬼を解体していく。 消え去る前の一瞬の激しい燃焼。最早猶予は少ない。 だがしかし、魔剣が吸血鬼の心臓を捕らえるのもまた時間の問題。 ――吸血鬼の手首が飛びその巨大な拳銃が地面に落ちる。 ――腹を貫かれた吸血鬼が身体を折る。 ――吸血鬼の撃ち抜かれた肩から鮮血が迸る。 ――下肢を失った吸血鬼が膝を地に付く。 ――吸血鬼の頭蓋が吹っ飛び下顎が顕になる。 ――破けた吸血鬼の腹から内臓が零れでる。 ――吸血鬼の肺が破れ顕になった喉穴から血の泡が吹き出る。 ――腋下を撃たれた吸血鬼が独楽のように廻る。 血を、肉片を、骨の欠片を、脳漿を撒き散らし吸血鬼が踊る――踊る――踊る。 己が血で引いたラインの上で身の毛もよだつ死者のタップを踏む。 血を吹雪かせ赤い閃光と共に真紅の舞台を演出する。 そして今まさに狩人の矢が吸血鬼の心臓に突き立とうとしたその瞬間―― 暴風はピタリと止んだ。散った鮮血が霧雨となって地へと降り注ぐ。 そして、夕闇の世界から帰還した吸血鬼の哄笑が響く。 「クックックッ……ハハ……HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA……!!」 弓兵の放った矢――吸血鬼を討つ白木の杭は彼のその腕に捕らえられ砕けて消えた。 「”惜しかったな”」 頭の無い吸血鬼が喋る。 弓兵の放った乾坤一擲の一撃はあと僅かの所で絶命に届かなかった。 再びぞわりぞわりと吸血鬼が姿形を取り戻す。対する弓兵は疲労困憊。絶望的な状態である。 が――、 「いいぞ。人間。その目だ。その目だけがこの化物を追い詰める。 ――狂信か?猛進か?勇気か?蛮勇か?なんでもいい。一欠片でも力が残っているのなら、 諦めていないのなら、私の前に来い…」 弓兵は諦めない。いや、諦められない。 伝説の吸血鬼。それを倒すのはいつも力弱き人間だ。何故か? 吸血鬼。それを討ち倒すのに必要なのは力でなく物語。人が物語を起こし、物語が奇跡を起こす。 諦めが人を殺す。ならば引くことはできない。例え勝利の可能性が無に等しくても。 最後を目の前に弓兵は自分に課した役割を果たすべく背後の少女に話しかける。 「もう動けるようになっただろう?今のうちに君は逃げるんだ。今、君に機は無い」 ――機は無い。長門有希は考える。 事の成り行きを見守りながら両者の情報解析を進めていたが、結果は「UNKNOWN」 彼女には未知の文法で組み立てられており、解析を進めるには情報統合思念体による コンバートが必要と判断。だが此処ではそれは期待できない。 あの男――底知れぬ力を振り回す真紅の化物。 今もあの化物を見ているだけでチリチリとしたノイズが走り、傷ついた涼宮ハルヒの顔がフラッシュバックする。 ノイズが生み出す衝動で拳銃を持つ手に力がこもる。 だが、この拳銃の中にはもう二発しか弾丸は残されていない。 機関銃は失った。攻性情報も消費している。左腕の骨折の回復にも時間が掛かるだろう。 そして、タヌ機――これも決定打とはならなかった。 長門有希の中の大部分は未知の敵からの撤退を推奨している。勝機は無い。 しかし、情報の奥底から沸々と湧き上がり思考を乱すノイズがその選択を許そうとしない。 ――次はない。 それが葛藤する長門有希の今の結論だった。 それは人間で言う所の負け惜しみでしかなかったかもしれないが、 彼女自身は涼宮ハルヒの生命の維持を最優先とする冷静な判断だと自分自身を納得させた。 長門有希は静かに立ち上がると、今一度真紅の化物を目に焼き付けその場を去った。 弓兵は安堵する。 返事はなかった。だが少しの逡巡の後、彼女が場を去るのが気配で解った。 後は目の前の怪物に討ちかかることだけ。 デイバッグより”最後の剣”を取り出す。何時かの自分が作った無銘の剣。 ――なんの因果か。弓兵は想う。 全ての場所。全ての時代。一瞬でありまた無限でもある守護者としての戦い。 その那由多の果ての今この瞬間、自分は守護者でなく、自分でありながら此処に在る。 化物を、吸血鬼を、脅威を、死を前に。逃げる少女を、迷う少年を、幾多の弱者を背に…… そして手には”俺の剣”。あの時の剣が今この手の中にある。 あの時の俺が切望して止まなかったモノ。そしてあの時より絶望して已(や)まなかったモノ。 ――正義の味方。 時を越え、運命を越え、物語を越えて今此処に在る。 弓兵は無銘の剣を片手に吸血鬼に討ちかかる。 吸血鬼相手の近接戦闘。それはもう無謀とすら呼べる代物ではない。 剣戟を二度合わせた所で左腕が落とされた。数えて二度目になる。 だが諦めない。何よりも自身が望んだ奇跡が此処にあるのだ。 果てればまた苦い記憶として残るだけ、またはただ朽ちるだけかもしれない。 だからせめてこの刹那を魂に刻み込まんと剣を振るう。 ――素晴らしい。相対する吸血鬼は想う。 これが、これが人間の持つ可能性だと。これこそが化物を倒し得る唯一無二の白木の杭だと。 素敵だ。人間は本当に素晴らしい。 ――そして決着はついた。 吸血鬼は命の抜け殻を抱え想う。 彼の血。命の銀板。魂の記憶。 彼もまた無限の地獄を生きる化物であった。 だが、最後の瞬間まで人間を諦めてはいなかった。 その彼が振るう刃は吸血鬼を討ち取る寸前の域にまで達していた。 ならば何故自分が――化物がまだ立っているのか。 それは彼がその自らの望む者であることに拘泥したためだ。 そのため彼の物語は悲劇に終わった。 化物の悲願は果たされなかった。 化物に物語は無い。 できるのは化物を破滅させる物語を紡ぐ者を待つことだけ。 また永い時を闇の中で待つか?――いや、「お楽しみはこれからだ」 此処にはまだまだ化物を倒す物語を紡ぎえる存在が幾人も存在するはず。 例えば、夕闇の中で不義を見守るもの。 例えば、不完全を克服せんと抗う人形の少女。 例えば、己を知らぬ観測者。 時を置かずしてそれらと、または未知の何者かとあいまみえることだろう。 吸血鬼は哄笑する。 破滅の予感に。自らを打ち倒さんとする者の足音に。 「クハハハハハハハハハハハハハハ…… 来いッ!! 人間どもよ!! 私は此処にいるぞ!!」 吸血鬼は一頻り笑うと。 次の物語を待つために一度舞台袖へと姿を消した。 【E-3 市街地/1日目/昼】 【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:疲労/微熱/左腕骨折/背中に軽い打撲/思考にノイズ/SOS団正規団員 [装備]:S W M19(残弾2/6) [道具]:支給品一式/タヌ機(使用済み) @ドラえもん [思考]: 1.ハルヒ達の下へと戻る。 2.怪我人達を治療するために病院へと向かう。 3.残りのSOS団メンバー及び仲間の知人を探し合流する。 4.アーカードへの対抗策を模索。武器となる物や手段を探す。 【アーカード@HELLSING】 [状態]:全身に裂傷(回復中) [装備]:なし [道具]:対化物戦闘用13mm拳銃ジャッカル(残弾無し)@HELLSING [思考]: 1.不愉快な陽光を避け日が落ちるまでは積極的には動かない。 2.だが、獲物の気配がすれば闘争に赴く。 【アーチャー@Fate/stay night 死亡】 [残り54人] [E-3 市街地にアーチャーの遺留品が落ちています] [道具]:デイバッグ(×2)/支給品一式(×2)/チャンバラ刀専用のり 時系列順で読む Back Birth&death Next 彼は信頼を築けるか 投下順で読む Back Birth&death Next 彼は信頼を築けるか 137 正義の味方 長門有希 180 Wind ~a breath of cure~ 137 正義の味方 アーカード 158 圧倒的な力、絶対的な恐怖 137 正義の味方 アーチャー
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正義の代行者 読み:せいぎのだいこうしゃ カテゴリー:Event 作品:装甲悪鬼村正 【使用】自分のアリーナに【表】の「綾弥 一条」が登場している。 Battle ターン終了時まで、目標のキャラ1体は耐久力が3上昇する。目標のキャラが 装甲悪鬼村正 の場合、さらに耐久力が2上昇する。 ……その辺で止めたらどうよ illust:Nitroplus NP-120 C SC 収録:エクストラパック 「OS:ニトロプラス2.00 「装甲悪鬼村正」」 耐久力を強化するイベント。 表の「綾祢 一条」が登場していなければならないが、対象が 装甲悪鬼村正 であった場合はノーコストの防禦結界となる。 装甲悪鬼村正 中心の構築の他、「綾祢 一条」がパートナーならば採用すると良いだろう。
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「――慎二ッ!!」 その声は“虚”しくも、虚空に木霊した。 目の前で友人が死んだ。 残酷にも突きつけられる事実は、少年――衛宮士郎を強く苛んだ 守れなかった。 参加者名簿を見る限りで少なくとも知り合いの者が大勢いた。しかも中には、あの衛宮切嗣がいるではないか。かつて己と契約を結び、共に似たような戦いを繰り広げた少女から聞いたコトに過ぎないが、衛宮切嗣は有力な魔術師だったと聞いている。 自分の父親とまた会える。 彼はこんな殺伐とした状況でありながらも、あの少女の悪ふざけか何かだろうと思って流し、すぐさま父を探そうとすら思っていた。――だというのに。 これはいったいどうしたことか? 罪もない少女が一人死んで。 自分の友人もまた、消えた。 こんなことがあっていいのか? 許されるのか……? 違う。そんなことがあっていいはずがない。 衛宮士郎は強く確信し、正義の心を燃やす。 “――俺は正義の味方になる” あの日、父に誓った約束を。 いまもまだ果たしているのだということを、この戦場に知らしめるのだ。 ゆえに闘う。 矛盾していると言われるかもしれない。この行為は偽者だといわれるのかもしれない。それでも、構わない。 争いを止める。 そのために自分は闘うのだ。 “聖杯戦争”にて掲げた方針(スタンス)をここでも通そうと深く決め、彼は放送があった小屋の扉を開けて外へ出る。 ――すると。 「うぉぉおおおおお――――っ!!」 「うわぁっ!?」 少女の声。 やや遅れ、鋭い痛みが走った。 驚きのあまり尻餅をついて、それが幸いしたのだろう。腹部に走る一本の傷は軽い。黄色に近い色をした特徴的な形状と色の学園制服の胸が真一文字に切り裂かれ、その内部に覗く自分のティーシャツを眺めた。……少し中央部分に裂け目が入り、そこから赤黒い生命の液体がこぼれ出る。 胸に対する攻撃。それは――明確な敵意、害意、殺意を以って向けられた一閃であるということを理解する。 このままではやばい。 すぐさま士郎はおのれに言い聞かせて足元に転がっていたデイパックを横に蹴って退け、手中に虚無の刃を映し出す。 脳裏に無数の電子回路にも似た無数の線が描かれる。――そのうち一本に緑色の光が通り、みるみるうちに体内へと血液が如く循環を始めた。 イメージするのは鶴翼。陰陽の装飾を施された宝剣。 「投影(トレース)――開始(オン)……!!」 干将・莫耶。衛宮士郎がもっとも信頼する武器だ。 投影魔術とは使いすぎれば自分自身を剣で苛む諸刃の剣。魔力消費も少なくなく、そこから得ることのできる力こそ相応のものではあるが、とても連発できるようなものではない。そういったデメリットを補ってくれるのがこの武器だ。 ランクはCかB程度か。宝具としての性能こそ必殺の一撃を放ち得る彼の黄金の剣と比較すれば足元にも及ばないが、戦闘に措いてこれほど頼もしいものはない。全力で振るえば、所詮は高校生に毛が生えた程度の少年が魔力を込めて振るうだけでダンプカーひとつは平然と粉々に打ち砕いてみせよう。 徒手空拳であった手中に握られる一対の白と黒。本来ならばいきなり魔術を発動するなど言語道断だが、いきなり斬りかかられたのだ。この日常とは遠くかけ離れた場所でそうした攻撃をしてくる相手がいる以上、もはや構ってなどいられない。 二撃目か。 士郎は武器から得た憑依経験、即ち戦闘における経験値と身体能力を肉体にダウンロードしたうえで感じ取る。 白き刃でそれを受け止めれば、真っ暗な小屋の中で火花が散る。小屋の外には日差しが刺していて、逆光になっているのか、その存在のシルエットしか確認することはできなかった。 黒刃で受け止め、“少女”と士郎はようやく鍔迫り合いになる。 どういうことだ。仮にもこの身はかつて存在した、もしくはこれから存在し得る英霊(サーヴァント)の力を宿した状態と化している。――その自分が、まさか両腕の剣を使ってようやく鍔迫り合いに持ち込むのに精一杯とは、この少女はいったい何者だ? 「く、っ……落ち着け!! ――俺はアンタと闘う気はない!!」 「……だ、……ま……れぇえええッ!!」 キィン……と音を立てて、再び空中を紅い花が舞う。士郎は少女の勢いに負けて吹き飛ばされ、背を壁に打ち付けられた。 胃の中の酸素を全て強引にたたき出されるかのような衝撃。全身を襲う痛みはいままで受けた傷と同等のものであり、とてもけろっとしていられるようなものではなかった。 「真っ向勝負しかないってことか。投影(トレース)、再開(オン)――!!」 「ああああああああっ!!」 少女の絶叫の中、士郎はついに応戦する。 どこから現れているのか。あの英雄王を彷彿とさせるほどに突如として少女の周囲に浮かんだサーベルは、次から次へと狭い部屋の中で投げつけられて士郎を傷つける。 ――だが。ただやられているわけではなかった。 一歩。一歩。確実に。 まるで剣の怒涛。休む間もなく直線を描いて飛翔するそれらを叩き落し、士郎は少女へ近づいていく。 「この……っ、邪魔をするなぁぁぁあああああ……ッ!! 私は、正義の味方に、……なるんだああああああッ!!」 「――――!!」 その瞬間、彼の目つきが変わった。 双刃を力任せに振るう。 ――否。振るうだけではない。瞬間最大魔力全てを込めた一刀……それは虚空で二つの円を描き、殺到する剣達を全て叩き落していく。 「ふざけるな……いきなり襲い掛かってくるような馬鹿に、正義の味方が務まるか!!」 干将・莫耶はそれらを叩き落した後、おのれの弾幕にも等しい攻撃を凌ぎ切った士郎を前に呆然とする少女を他所に、再び士郎の手元へと戻ってくる。 すぐさま飛び掛るように剣を構え、最後に少女が握った剣を目掛けて刃を振るい――それを砕く。 中空にガラス片のようにそれらは舞い、あっという間に世界の塵と化し、存在そのものが霧消する。 「こんの野郎!」 相手は少女ということで手加減をしたが、それでも強烈なラリアットを右腕からかます。 華奢な体が空を舞い、その勢いを利用して小屋の床へと叩き付ける。 がっ、と痛々しい叫びが室内に響く。だが彼女もただやられているだけではない。軽い身のこなしで士郎の腹を蹴り上げ、そのまま小屋の外へ足で放り投げる。 ――以前、蒼い槍兵に蹴り飛ばされたことを思い出す。まるであの時の焼き増しのように、彼は抵抗することもできず外へと放られた。 しかしいまはあの時とは違う。干将と莫耶を握ったまま地面に手をついて、宙返りの要領で足から木に着地し――全身の筋肉をバネにそれを蹴り、ジェットの要領で一気に小屋へと飛翔に等しい速度で向かう。 まったく同じ時だ。 小屋の足場に空気の白い波紋を残し、タイミングだけではなく、速度もほぼ同じくして、水色の髪の中学生ぐらいの少女が飛び出して来た。 頭に「ff」と金色の音楽記号を模した髪飾り。白いマント、へそに蒼い宝石、露出度の高い服を着た、ファンタジーな服装に身を包んだそれ。 自分はいままであんな少女に追い詰められていたのか。 彼は内心一人ごちるが、すぐさま見た目で敵を判断してはいけないと自戒する。いままでの戦闘能力は全て本物、独特の動きを以ってして剣を投げ、振るい、まだまだ荒削りではあるがとにかく敵を殺すのではなく、何かを守ることを重点に置いた美しい剣技。あんなものを放ってくる少女が、ただの少女であるはずがない。 仮にも英霊の力を借りた自分と互角以上に渡り合うソレに、もはや手加減などしている余裕はない。 衛宮士郎は与り知らぬところではあるが――その少女、美樹さやかという名を持つ少女はサーベル状の剣で宝具へ応戦する。 運命とは皮肉なものだ。 同じ魔法や魔術に精通するにも関わらず剣を振るい、そして同じく正義の味方を志す歪んだ少年と少女。そんな彼らがこんな形で出会い交戦することになるとは。 二つの正義は虚空で肉薄し、周囲に赤と蒼の魔力を散らし衝突する。 「「おぉおおおおおお――――!!」」 譲れない。 ただその意志を持ち、三つの刃は鎬を削る。 可視化までされた魔力は世界を揺らし、空間が悲鳴をあげる。 全てを叩き壊さんとする勢いで、双方の刃にヒビが入る。――やがて、実際に予感と同じくして刃は全て砕けた。 否。全てというには語弊があるか。 未だ両者には――“虚空から現れた剣がある”。 「っ!」 驚きはどちらのものか。 両者ともども、破壊された武器とまったく同じものが敵の手の中にある。これはいったいどういうことか。 (どういうこと……こんな強力で、しかも人間みたいな見た目をした使い魔ってだけで奇妙なのに、あたしと似た力を……!) 今まで思考を放棄してひたすら打ち合っていたさやかが思考を開始した。 目の前で起きているのはまったく似た出来事だ。赤髪の少年の姿をした使い魔に切りかかったと思えば、使う武器こそ違うが、魔法少女と互角の力を扱った上で、自分とまったく同じことをしてくるとは。 もちろんいま、互いの思考を覗けば似たようなことを考えているだろうが、互いの力は似て非なるものだ。原理こそ違えど魔力を扱う彼と彼女、そして剣をほぼ無限に扱うとくれば、もはやそう誤解するのも無理はない。……いや、いまはそんな細かいことはどうでもいい。 彼/彼女はいま、自身が信じる正義のために似た力を持つ敵を打ち倒すのみ。 「はっ、――はぁああああッ!!」 空を斬る一閃は、風切り音と共に美樹さやかの持つ剣を破壊にかかる。 そしてさやかはそこでさらに違和感を覚える。 (…………あれ……? あたし、なんで――使い魔と闘ってたはずなのに…………いや、使い魔だ。でも、……なんで使い魔が、まるであたしを傷つけないように、武器だけを狙ってくるの……?) 糸が唐突に切れたようだった。 倒すべき敵としか映っていなかった目の前の使い魔が、むしろ倒してはいけない存在なのだと胸中でもう一人の自分が声を大にして叫ぶ。 頭の中の警鐘がガンガンと音を立てて警告する。――その“青年”を、それ以上傷つけてはいけないと。 だが、頭の中にどろどろとした感情がまた湧き上がる。 海の中。 海に沈んだコンサート会場の果て。そこには一体の人魚の魔女がいた。それはけたたましく笑い声をあげながら音楽を聞き、自分とさやかにだけわかる言葉でコロセ、コロセ、コロセと彼女に囁き続ける。 (嫌だ……あたしは――もう、誰も呪わない、誰も……恨まない……っ) 「いい加減にしろ、この分からず屋が!」 精神とは裏腹に、肉体は未だ強引に青年と打ち合い続けていた。 いつしか二刀流を駆使する相手に対抗すべく一対のサーベルを手中に抱き、双方共に止むことのない剣戟で刃を鳴らしていたのだ。――そうだ。ようやくさやかは彼の言葉が理解できた。 分からず屋。 ……わからずや? ――そう考えさやかはおのれの行動を、ようやく自分の意志で確認する。 目の前にいるのは魔法少女と互角に戦うという点以外では真っ当な人間。なのに自分は、なぜ正義の味方であらねばならない剣を彼へと向けているのか。 「――っ……倒して……」 「……!」 「……ころ、し……て……」 「…………ああ。任せろ。俺が君を“助けて”やる。キツいのを行くから、歯を食いしばれ……!」 剣同士が瓦解するのをきっかけに、両者は大きく飛び退いた。 衛宮士郎の思い描くは再び一対の双剣。否、三対。 流麗にしてどこまでもシンプルな惹かれあう夫婦の剣。あの紅い弓兵が敵を打ち倒す必殺の一撃を編み出した――自分はそれを模倣する。否……これは必殺ではなく必倒。ようやく彼女と意志の疎通ができたのだ。この闘いは、そもそも、彼女の意志ではない。 ならば止めなければならない。殺すのではなく、止めるのだ。 「――――――――鶴翼、欠落ヲ不ラズ」 投擲。 士郎からさやか目掛けて飛翔する鶴の翼は、彼らを結ぶ楕円を描くようにして空を舞う。――当然、それは弾くどころかその円の中へもぐりこむようにして回避される。 ――だが。 「――心技、泰山ニ至リ」 「……!」 さやかの目が好奇の色に変わる。 いまからこの青年は奇行に走る自分を止めてくれる。……そのために、いったいどのような技を使うのか。 仮にも同じ魔力と剣を扱う者。できることならば、自分もその技術を取り入れてすらみせたいとすら願う。――これから行われるものの正体を見極めるため、意志を無視して動き続ける体を恨みながら、次に行われる一閃に期待を高める。 「――心技、黄河ヲ渡ル」 現れるのは同じ武器。漆黒と純白の奇妙な短剣は、されど前方からの二発だけでは済まなかった。 剣と再生に秀でた魔法少女は、やはり意志に反してその強靭な身体能力を活かして背後からの奇襲に気づき、左手に握るサーベルを以ってしてそれを“破壊”した。 とんでもない少女だ。 士郎は内心で彼女を褒め称える。遠き記憶の先、黒く染まった少女を倒すべく振るった一閃は、まるで相手を変えて録画再生をしているかのようにまったく同じ展開を見せている。 振るう。 前方と後方からの挟み撃ち――それだけでは収まらない。最初の背後からの一撃とは違い、ジグザグに稲妻を描き滑空する刃は、士郎の放つ交差した剣影とあいまって、三角形を描くようにさやかを襲う。 「――唯名、別天ニ納メ」 「――っ!」 それらも、こともあろうか全てを破壊し尽くされる。 怪物、というべきか。 仮にも宝具。古の伝承に伝わる英雄達の扱う武器。それ即ち、至高の幻想に他ならない。それをよりにもよって破壊し得る戦闘力と魔力を保有する存在と、いきなり戦闘になるなど、誰が予想しただろうか? ――されど。 化物でなければ、布石を打った意味がない。 “鶴翼”による三つの剣技は、まだ残っている――! 「――――両雄、共ニ命別ツ……ッ!」 限界を越えたその果てに。 士郎はようやく、美樹さやかの真の姿を見た。 両頬に涙を垂らし、悲哀に満ちた笑みで少女は最後の一対を両手を広げて受けた。 その瞬間。 (……あた、…………しは……) 辺りに舞うのは真っ赤な鮮血ではなく。ただ、鈍器で殴ったかのような鈍い音だけだった。――それが、この“森林”という戦場に響き渡る。 あまりの衝撃により周囲は満たされ、木々の葉が振動により落ちてくる。 体が受けるダメージの許容量を越えたらしく、さやかの肉体は戦闘を停止した。 ――そして。 少女の意識は奈落の底へと落ちていった。 ◇ 待つこと三十分。 衛宮士郎は一息を吐いて小屋の中で少女が起きるのを待っていた。 ――そう、過去形だ。 士郎が体を休ませて一息を吐いた瞬間、少女の瞼がぱちり、と大きく見開かれる。 そしてがばっ、と音を立てて起き上がる彼女は、未だ魔法少女の姿をしていた。既に受けた傷は完治しており、衛宮士郎とはやや対照的だ。 「あ、あの…………だいたい覚えてるんだけど……」 「ああ。おはよう。怪我はないか?」 「それはこっちのセリフですよ! え、と……」 目が覚めるなり騒がしいさやかを前に、士郎は苦笑しながら「衛宮士郎だ」と名乗る。 「美樹さやか……です。どー見ても年上ですよね……衛宮さん。――えっと、ごめんなさい! 自分でも気がついたらこんなことに!」 覚えている。 自分が魔女になったあの瞬間のことを。絶望、怒り、哀しみ、嫉妬、独占欲、自責。負の感情に支配された時、自分は完全に人間としての知能すら失った。 ただ単純に、全てを壊せ、殺せ、という不愉快な声の中。まるでこの世全ての悪を一身に背負ったかのような感情の中、ひたすら自分を呼び続ける赤い魔法少女と親友の姿が思い返される。――その後。自分は紅い少女の奮闘により、魔女としての生涯も終えたはず。 そして、記憶は少しずつ色付いてくる。 ようやく思い出した。自分はこのバトルロワイアルに巻き込まれ――しかし、自分が魔法少女達との関わりの中で生きてきた記憶こそ思い出せたが、この舞台に来てからは、あの放送を目の当たりにし、そして衛宮士郎と名乗る彼との戦い、その後半しか覚えていない。 「いや、気にしないでくれ。どう見てもさっきの美樹は普通じゃなかったしな」 「……本当にごめんなさい。自分でも、なにがなんだか――」 「それは恐らく、この薬の作用です」 「!」 さやかと士郎は同時に身構え、小屋の外へと視線をやる。 そこにいたのは白いシャツに青い色あせたズボン。ぼさぼさの伸びきった髪に、目の下に隈をつくった猫背の青年。恐らく士郎と同い年かやや年上ほどの彼は、二つのデイパックを下げ、そのうち片方からごそごそ、と音を立てて人差し指と親指でつまみ、クレーンが物を持ち上げる要領でまっすぐそれを掲げる。 彼の言うとおり、右手――正確には右手の指――には薬が六錠ほど包装ビニールの中に包まれていた。 「怪しい者ではありません。……と言っても、まあ、この状況では信用してもらえないのも無理はないですが……さやかさん、といいましたね。先ほど貴方が士郎君ととても人間とは思えない動きで斬り合う前に落としていったこのデイパックの中に、この薬が入っていました。あ、鞄はお返しします」 というと、男は鞄を本当に投げてきた。さやかはあわわわ、と声を出しながら手中で何度か取り落としそうにこそなるが、それをキャッチすることに成功する。 「――説明書を読む限りでは、これは魔力の増幅剤……と書かれていますね。もはやそんなSFな言葉にすら私はついていけないのですが……」 「――誰だ、あんた」 士郎の警戒心をむき出しにした反応に面喰らったか。彼はその隈に覆われた目を見開いて、親指の腹で唇を押したあと、指の向きを逆にしてから爪を噛み始めた。 しばらくしてようやく合点がいったようだ。彼は爪を噛むことをやめ、 「竜崎と呼んで下さい。コードネームは、Lです」 「竜崎……さん……?」 「はい。可愛らしいお嬢さんだぁ……士郎君といい美樹さんといい、あんな凄い動きで剣を振り回すなんて、まず正気の沙汰とは思えませんでしたが……それでも格好いいですね、憧れます」 さやかの反応に茶目っ気のある対応を返し、毒気を抜かれた士郎は溜息を吐いて、続きを促した。 「これを先ほど私は少し味見をさせて頂いたのですが……覚せい剤が一緒に混ぜられていますね。そして舐めただけで泥のようなものが溢れてきて、正直汚かったのですぐに吐きました」 ぺっ、というポーズをしてその時の再現をするかのようにLは言う。 随分と変わった人だな、という印象をさやかと士郎は同時に抱くが、成る程、とも同時に思う。 覚せい剤……幻覚作用を及ぼす典型的な麻薬だ。そしてその泥とは、恐らく魔力の源か何かだろう。薬を媒介に魔力を与える代わり、冷静な思考ができなくなる……このゲームを助長するアイテムの一つということか。成る程、主催者の考えそうなことだ。 (そうか……薬、っていうのは結局、体に作用するもの――思い出してきた。あたしはあの放送を見て、落ち着かない精神状態で、とりあえずいつ何が襲ってきてもいいようにこの薬を飲んで備えて……そして、あんなことに――魔法少女なら体は……認めるのは業腹だけど、外付けのハードウェア。メインコンピュータがやられなかったから、覚せい剤の効果で一気におかしくなるようなこともなかったんだ) ――それでも。 だというのならなぜ、あんな禍々しい感情に支配されていたのかは説明がつかないが、さやかはそんな思考を振り払って士郎に手を当てる。 ぽぅ……と。 手に白い光が宿り、みるみるうちに士郎の傷が癒されていく。さすがにあちこちほつれたり破れたりしている服まではどうにもならないが、傷を癒すことはできた。 「ぐっ……!」 全身に走る痛み。 さやかは体の中から裂けるような激痛を突如として覚え、自分の体を抱くようにして丸まった。 「美樹!」 「大丈夫ですか……? ……いまのも魔力とやらを扱う、……治療のようですね。――ですがそのようなことをして回られたら、主催者にとって都合が悪い……どうやら貴方自身にその力を使うと、なんらかのペナルティが発生するようです。いまの士郎君は軽傷だったのでその程度で済んだのでしょうが……人一人の命を救おうとすれば、恐らくは……」 「……っ、う……ん。大丈夫……ありがとう」 大きく息を吸って吐く。 まさか主催者はそんなところにまで制限をかけてくるとは思いもしなかった。内心で主催者に毒を吐きながら、さやかは自分の無事を示すようにガッツポーズをした。 「――早速ですが。士郎くん、美樹さん。……まず、私が元いた場所に、貴方達のようなことをできる者は存在しなかったし、仮にいたとしても私の耳にはすぐ入っていたでしょう……ですから、恐らく私と貴方達……場合によっては士郎くんと美樹さんが住んでいた場所も、“世界”がそもそも違うといったことが仮定できます」 「世界、だって……?」 士郎は内心で思い返す。 そういえば。 五大魔法のうちのひとつ。その中に空間、並行世界に関わる魔法があったことを思い出す。――成る程。異世界というものは確かに存在するのだから、そういった事件に巻き込まれるのも、正直あまり考えたくはないが頷ける。 対するさやかのほうはきょとん、とした様子だが、とりあえずは話を聞こうと努力している。 「そして。恐らく主催者は大きな力を駆使してこそいますが、並行世界へ移すほどの理不尽をやってのけて、その上で私達をいつでも殺せるように仕掛けをしています。……大掛かりなことにこそ穴はいくつかあるものです。私はこれから貴方達のような人を見つけ、このゲームを止めるために動こうと思っています」 「――このゲームを、止める……? そんなことが――」 「可能なはずです。あの放送の少女は起動してしまえば止められない、と言っていた。とすれば“起動する前に解除”してしまえば何の問題もないはずです。そしてこの刻印さえ解除してしまえば、もう主催者から受ける制約はなくなるはず……と、ここまでも全て私の仮定に過ぎませんので、一つの案として聞き流してください」 「待って。あたし、衛宮さんと……Lさんのことを信じる。――だから言わせて。あたし、あたし達につけられたこの“首輪”に見覚えがある」 その時。さやかにLと士郎の目線が同時に彼女に向けられる。 彼らは揃ってこの戦いを止めるために動く人物。その反応を見て、さやかは心の中に暖かいものを感じた。 ああ。あの暁美ほむらや、最初の頃の佐倉杏子のような人間ばかりではない。やはり、こういった暖かい人間もいるのだ――と。さやかは強く確信し、一度だけ頷いてからまくし立てるように言った。 「これは魔女の口付けって言って……Lさんの話も全部そのまま本当だとして、“あたし達の世界”で使われてるもの。魔女っていう化物が人に悪い影響を及ぼさせる、魔力で作った刻印……だからこの魔力さえどうにかすることができれば、きっと……」 「――!」 そこで士郎が立ち上がって反応を見せる。 ――ある。 そんな忌まわしい“制約”を打ち破る宝具が、自分の貯蔵した剣達の中に。――名を、“破戒すべき全ての符”……ありとあらゆる魔力的制約、契約を打ち破ることに特化した魔術師のサーヴァントが扱っていた宝具。 まさか……できるのか? この制約を、自分が打ち破ることが……。 「俺なら、たぶんこの首輪を壊せる。――俺はいままで見た剣を真似できるんだ。その中に、魔力で起きたことを打ち消せるものがある。それを使えば――」 「待ってください」 「え、なんでよ」 Lの静止にさやかが反応する。 当然の反応だ。いきなり打開策を見つけることができたのだ。それを試さない手はないではないか。 ――そんな二人の目線を、いいえ、と声を出して首をLは横に振る。 「士郎くん。貴方のそういう力を見越して、主催者はこの舞台に貴方を呼んでいるはずです。つまり、仮にこれを解除できたとしても、それまでの行動への対策を主催者が用意しているはずです。――いずれ試すことができるかもしれませんが、いますぐそれを実行するのは危険です。場合によっては……それをしようとした瞬間、あの放送の人たちのように、私達はなってしまうかもしれません」 「っ……」 そこで士郎は、既に死んでしまった親友のことを思い出す。 確かな道理だ。あんな魔術どころか魔法とすら言える出来事を起こした主催者に、そんなことで簡単に楯突けるはずがない。 自分のおろかさを二人は恥じ、されど諦めない、という目をLに向ける。 「……そうです。いずれ士郎くん、貴方の力に頼ることになるでしょう。ですが、今はまだその時ではありません。――まずはこの戦いに乗ろうとする者達の制圧、そして私達と同じ考えを持つ参加者を集める……。少しずつ外から埋めて、入念に準備をする必要があります。何しろ、こんな現実とは思えない出来事を繰り広げている連中なのですから」 ふと、Lは思案する。 参加者名簿の中に書き記された“夜神月”の文字。 名前と顔さえ知っていれば全てを殺害してしまう死神のノート、“デスノート”それを扱うキラを捕まえることが、自分が元いた世界での使命だった。 ……自分がキラ事件の捜査中のいくつかの記憶を断片的にしか覚えていないのは残念だが、あの少年はキラではないかというところまでは漕ぎ着けた。――そのことも一応は、彼ら同志に伝えねばなるまい。 「士郎くん、美樹さん。念のために言っておきます。私の世界には、人の名前と顔さえわかれば、その名前を書き込んで他人を殺せるという“デスノート”という黒いノートがありました。……こんな薬があったんです。支給品の中に紛れていてもおかしくはない、これからは下の名前か、上の名前しか名乗らない……それかいっそ、偽名を使うことをお勧めします」 「――わかった」 士郎はそう返し、さやかは頷く。 もはやこんな状況だ。何があったといわれても信じるしかないのである。無論、人を信じるかどうかは別だが。 「そして夜神月という人に注意してください。私とだいたい同い年ぐらいの、茶髪の青年です。――彼は私の世界で、そのデスノートを使って犯罪者を殺し続けていた……と私は踏んでいます、90%ほどの確率ですが」 「ああ。なら、俺の世界から言うなら……ギルガメッシュっていう金髪で紅い目の男に会ったらすぐ逃げてくれ。あいつは手に負える奴じゃない」 「――暁美ほむら。あたしと同じ魔法少女……あいつは、自分のことばかり考える自分勝手な奴だった。黒髪で紫色の目よ。あと、赤い髪で魔法少女に変身した時の服装も真っ赤の、佐倉杏子っていうのにも気をつけて。……暁美ほむらよりはマシだけど、結構気難しいから」 そうして彼らは元の世界での要注意人物や要注意物品のことを語り合った。 グリーフシード、宝具、“この世全ての悪”――とにかく害を及ぼすことはあらかた話し終えただろう。そして最後、彼ら三人は立ち上がる。 方針としては。 戦闘はからっきしであるLが司令塔として考え、さやかと士郎が現場の危険な出来事にも対応できるがゆえ、先陣を切る。 頭脳がLならば、武器は士郎とさやか。まさしく理想的なメンバーと言えた。 「……竜崎。随分と色々考えてるらしいけど、あんたはいったい……?」 士郎の声に、ニッ、と笑いLは言う。 「先ほども言ったL……そのコードネームで、世界中の秘密組織や警察にコネを持つ、名探偵です」 「名探偵かぁ……すっごい、かっこいい!!」 「――“さやか”さん。……私にロリコンのケはないのですが、そういう風に褒めると……好きになりますよ?」 「えぇっ!? いや、いや、いい、遠慮しておく!」 「ふふ……冗談です」 彼らは互いを見合わせ、全員がいたずらっぽく笑う。 ――これほどに心強い仲間と出会えたのだ。……このバトルロワイアル、一人も死なさず、最後まで生き残ってやろうではないか。 三人はそう強く心に誓う。 Lはその中で、夜神総一郎のことを思い出した。自分の娘が見せしめとして殺されて、どんな気分でいるのだろう。……あの正義に燃える警察官は、いま、どうしているのだろう。 彼はLの部下を切り捨てるような捜査方法を強く非難した。……ゆえに今回は、現場に赴く士郎やさやかに敬意を払ってこの戦いを共に生きていくつもりだ。――世界的名探偵に影響を与えたあの正義の塊は……どうなっているのだろうか。 「あ、そうそう。竜崎さん、衛宮さん! あたし、なりたいものがあるんだ!」 「奇遇だな美樹。俺もあるんだ」 「――――私は、ある意味ではもうなっていますね。なんとなく、貴方達を見ていると……その内容がわかる気がします」 「そう? じゃあ竜崎さん、あたしと衛宮さんが同時に言うから、竜崎さんも言ってみてよ! 間違えたらバツゲームだぞぉ?」 「……それは嫌です。私は負けず嫌いなので……わかりました、絶対に当ててみせます」 「よし。じゃあ美樹、竜崎さん、準備はいいか?」 「はい」 「うん!」 そして、彼らは同時に口を開き……小屋の中にその声が木霊した。 「「「――――正義の味方」」」 24 :書き手誰それ ◆0.dTEX/1/6:2014/05/19(月) 00 30 17 【エリアF-1/森林/1日目-朝】 【衛宮士郎@Fate/Stay Night】 [状態]:健康、服が少し破れている。魔力消費は休憩時間や会話時間で完璧。 [装備]:なし [道具]:基本支給品のみ [思考-状況] 1.争いを止める。 2.美樹と竜崎さんを守る。 3.夜神月、暁美ほむら、佐倉杏子に警戒。 4.デスノート……? これからは士郎とだけ名乗ろう。 [備考] いくつかゲーム内での記憶が混濁している模様。 基本的には魔力さえ足りれば全ルートのことはできるが、固有結界と“約束された勝利の剣”は魔力が足りないため発動不可能。 少なくとも“鶴翼三連”は発動可能。桜ルートの「スパークスライナーハイ」と共通ルートは完全に記憶継承。 【エリアF-1/森林/1日目-朝】 【L@DEATH NOTE】 [状態]:健康 [装備]:支給品のグローブ、スパイク [道具]:基本支給品、グローブ、足に装着するためのスパイク [思考-状況] 1.争いを止める。 2.彼らを捨て駒にはしない捜査を心がける。 3.暁美ほむら、ギルガメッシュ、佐倉杏子に警戒。 4.月君、貴方は本当にキラなのでしょうか……? 5.士郎君の力はどうあっても必要なようですね。 [備考] 登場時期はデスノートに名前を書かれ、死亡した後……なのだが、記憶が完全にいくつか飛んでおり、夜神月=キラということは思い出せない。 作中で夜神総一郎から強く影響を受けた設定であるため、作中ほど他人を捨て駒にするような戦法は取らない。 【エリアF-1/森林/1日目-朝】 【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、魔力増幅薬。 [思考-状況] 1.争いを止める。 2.衛宮さんと竜崎さん、どっちもかっこいい正義の味方だなあ! 3.夜神月、ギルガメッシュに警戒 4.まどか、あんたはいまどこにいるの……? 5.デスノートっていっても、たぶん、あたし効かないんだろうなあ……。 [備考] 登場時期はオクタヴィアと化し、佐倉杏子と相打ちになったあと。 円環の理に連れて行かれる前であり、やや満たされていないところもあるが、同じ正義の味方を志すLと衛宮士郎に出会い精神は良い方向に向かっている。 なぜか魔法少女として再びここにいることに違和感を覚えている。杏子に対しては好意的に接するつもりだが、ほむらに対しては完全警戒。 士郎の剣術を少し習いたいと一種の憧れを抱いている。 また、他人に回復魔法をかけようとすると、その治した傷と同じ苦痛がさやかを襲う。最悪ショック死。 時系列順に読む 前:そらのむこう 次:青い幸福 衛宮士郎 次:[[]] 美樹さやか 次:[[]] L 次:[[]]
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「リディアちゃん、たくさん獲れたわよ」 アリーナは満面の笑みで両手一杯に魚を抱えている それを受けてリディアもまた笑顔で答える。 「だったら、これから薪を取りにいきましょう」 出会ってから2人は夜通し歩きながら色々なことを語り合った、生い立ち、家族、仲間・・・・・・・ そして話が尽きる頃にはお互いのわだかまりはすっかり消えてしまっていた。 笑顔で朝食の準備をする二人の姿は、ここが戦場であることを忘れてしまいそうな光景だった。 が・・・・薪を抱えて戻って来たとき、2人の表情が怪訝なものに変わる 魚が何匹か足りない・・・・・・・ まさか、『乗った奴』が潜んでいるのか、慌てて戦闘体勢を取る2人だが アリーナが何かに気がついたようだ・・・・・リディアにそっと指で教える アリーナの指の先、そこの茂みにわずかだが派手な装飾のついた帽子が覗いていた 抜き足差し足でそっとアリーナは茂みへと近づいていく 一方リディアは考え事をしている、あの帽子の色合い・・・何処かで・・・・・ 「えいっ!!」 アリーナがかわいらしい掛け声と同時に足下の石を帽子めがけて蹴りつける 石は見事に帽子に命中する。と、同時に・・・・・・ 「うわあぁぁぁぁぁぁ~」 手に生魚を握った男が茂みの中から飛び出し、そしてアリーナの目の前で・・・・派手に転んだ。 「すっ・・・・すいませんっ、おお、腹が空いていてそれで・・・ごめんなさい殺さないで!!」 その豪奢な外見から言ってどこかの王族だろう、いかにも人のいいお坊ちゃん、という感じだ 何と言っていいのか分からず困惑するアリーナの後ろでリディアが叫ぶ 「あっ!ギルバート」 「リっ、リディアさ~ん」 ようやく見知った顔を見つけて、安心しきったギルバートはリディアに抱きついて 人目をはばからずに泣きじゃくる気持ちはわからないでもないが、大の男が少女にすがりつくその様子は アリーナにとってはかなりこっけいなものに映った。 「余程怖い思いをしたのね・・・・・・・」 そう呟くのがやっとだった、その呟きをギルバートは耳聡く聞きつける。 「そうなんです!ほんの2時間ほど前ですけど・・・・・・・」 そこからの彼の話はアリーナにとってはおよそ信じがたいものだった まさかソロがミネアを・・・・・ しかし、ギルバートの話も嘘とは思えなかった。 彼が持っていたカチューシャ(少女が雷撃を受けた際、彼の足下に飛んできたのだという)は 間違い無くミネアのものだったし、上位呪文であるライデインは勇者の血統に連なるものしか使えないはずだ。 「で・・・その後はどうなったの?」 「分かりません・・・・・眠り込んでしまって、あの少年が雷撃を放ってからのことは何も」 申し訳無さ気にギルバートはアリーナに頭を下げる。 (ソロがこのゲームに・・・・・でも、どうして?何があったの・・・・・・) アリーナは青ざめた表情で自らの肩を抱き震えている そんなアリーナをリディアとギルバートはただ心配そうに見守っているしかなかった。 【ギルバート 所持武器:クイックシルバー 第一行動方針:朝食 基本行動方針:ひたすら隠れる】 【アリーナ 所持品:イオの書×4 リフレクトリング 第一行動方針:ソロを探す】 【リディア(混乱気味) 所持品:フィアーの書×7 第一行動方針:仲間を探す 第二行動方針:ソロを探す】 【現在位置:岬の洞窟北東の茂み】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV ギルバート NEXT→ ←PREV リディア NEXT→ ←PREV アリーナ NEXT→
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autolinkTOP>【そ】>ソルブレイン ソルブレイン (そるぶれいん) 分類5【題名】 ジャンル5【その他・作品・番組】 【特救指令ソルブレイン】 ジャッカー電撃隊の時にやり過ぎたので多少抑えてはいる。 だけどやっぱり宮内洋が演じる正木本部長は、主役を喰うインパクト。 空飛ぶヘリから片足以外を外に出して颯爽と登場とか、とにかく目立ち過ぎ。 『犯罪が高度化した時代 人の命と心を救う為に 自らの青春を懸けて立ち上がった若者達がいた それが特捜救急警察である』 登録日 2007/10/09 【そ】一覧 爽(ロッテアイス) 装甲騎兵ボトムズ 掃除 相談 惣流 アスカ ラングレー 早漏 ソープ 曽我町子 続・三丁目の夕日 即尺 束縛 即ベッド ゾック 備えあれば憂い無し 「そのとおりっ!」 ソファー ゾル大佐 ソルブレイン ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動