約 21,975 件
https://w.atwiki.jp/lizsoft/pages/19.html
保健室 保健室 autolink 保健室 無料回復 保健室 名称 値段 備考 やくそう 10 ドクケシガン 7
https://w.atwiki.jp/akatsukidng/pages/113.html
ブラックファックSS《保健室の1日》 希望崎学園の保健室は何時だって盛況だ。授業サボり、怪我、体調不良など、皆色々な理由でここを訪れるが、この部屋の管理人たるブラックファックの顔を見に来ている者も少なくないだろう。 それほどに彼は人気者なのだ。 その日も多くの生徒、教師が保健室を訪ねていた。 《朝》 「先生の○○欲しいのォ!!」 女生徒がこの上無く下品な言葉を吐き出した。 神聖な保健室で淫語プレイなどという変態行為を行うとはけしからん、と通常なら彼女は厳重な注意を受けて然るべきだろう。 しかし、保健室の人気者はそのようなことはしない。 「それを聞きたかった!」 ブラックファックは満足そうな表情を浮かべて、棚にしまわれた薬を彼女に処方した。 何故彼はこうも平然としていられるのか? そこには簡単な理由がある。これは彼が望んで行わせた行為だからだ。 あくまでも治療の一環として、彼がそのように説明すれば、誰だって彼の言うことに従う。ブラックファックの魔人能力である催眠術だ。 しかし彼は患者が馬鹿みたいに素直であるとしか思っていない。 「先生ェ、私も具合悪くなっちゃったァ!」 新しい患者が保健室に入ってくる。 患者?いや、サボりだ。ブラックファックも医者の端くれ、患者の体調が本当に悪いかどうかくらいは見れば分かる。 しかし注意などしたことは無い。彼がブラックファックだからだ。 「服を脱げ!」 その代わりに、無茶を言いだす。彼がブラックファックだからだ! 「そう恥ずかしがるな。これは治療だから」 いつだって、女子生徒が入って来たら、病状に構わず服を脱がせる。彼がブラックファックだからだ!! 「これは治療だから仕方が無い…」 彼が!!ブラックファックだからだ!!! そんな彼の下に遂に法の番犬が訪ねてきた。催眠術が効かない生徒(特殊能力無効:自分の能力持ち)がいるとは彼も思わなかったのだ。 「またあなたですか?」 今日希望崎学園を訪れた婦警は、ブラックファックと面識があった。前に別の学校の保険医を勤めていた時の事だ。 その時は洗脳された生徒がブラックファックの犯行を否定したため、逮捕はされなかった。 しかし、今回は違う。彼を訴えた生徒が洗脳されていないのだ。 「全くなんなの?子どもに欲情するなんて変態ね。あなたみたいな変態は駆逐されれば良いのよ!」 その婦警の言葉がブラックファックの逆鱗に触れた。 「死ね!」 「!?」 「若いコの裸の美しさの分からんやつはーーー生きる値打ちなど無い!!」 婦警は毒ヘビに噛まれたような表情を浮かべた。催眠術にかけられたのだ。 「確かに…人の価値観を自分の尺度に決めつけるような人間に生きる価値は無いわ…」 婦警はフラフラと怪しい足取りで保健室を出て行った。 ブラックファックの変態保健室生活はまだまだ続くのだ! 《続くかも》 なお、婦警は崖から飛び降りようとする所を幼児から熟女までいける変態マッサージ師、琵ワーオ♡丸に救われ、アバンチュールしています。 このSSで人は死にません。ご安心下さい。
https://w.atwiki.jp/sougougakusyu/pages/110.html
総合×習字を巡るドタバタ劇~外伝~ 外伝③(英語×数学)「廊下の二人」はこちらから ~まえがき~ 総習外伝の2作目です。前回はまぁ甘ったるい社会×保健だったわけですが・・・ 今回は「理科×体育」ネタ。お互いなかなか自分の気持ちを伝えられない二人 それでも周りはそんなのお構いなし。音楽の失言によって二人の関係は発展するのか? 場面は前回と同じ時間帯の保健室。極度の恥ずかしさから気絶してしまった理科・・・ そんな目の前で幸せそうに寝ている彼女を見て体育は改めて自分の気持ちに整理をつける。 雷鳴轟く保健室で今、二人の間に何かが起きようとしていた・・・ by国語 保健室の二人 理科「すぅ・・・すぅ・・・」 体育(・・・。可愛い寝顔しやがって・・・) 頭なでなで・・・(ザーー) 数学「待てコラー!!じょーほー!!!!」 情報「ひ、ひぃぃぃぃいぃ・・・」 体育(・・・。まだ追いかけてやがったのか・・・体力あるんだな、あいつら・・・。 にしても・・・まさか周りからそんな目で見られてたなんてなぁ・・・。 そりゃ確かにクラスの女子の中じゃ一番コイツといる時間が長いし・・・喋ってて一番楽しいけど・・・ 付き合ってるとかそういうんじゃなかったから・・・なんて言うか・・・/// なでなでなでなで・・・(ザーーーザーーー) そ、そりゃあ好きか嫌いかって言われたら・・・好きだし・・・ こいつがどことなく俺のコト想ってくれてるのも・・・ わ、解る気がするし・・・って!何て俺は自意識過剰なこと思ってるんだ! でもなぁ・・・この後理科が起きたとしてどう接すればいいんだ?勢いに任せて告ってみるか? 考えても見ろ・・・確かにチャンスといえばチャンスだし・・・この機を逃したら・・・ でもなぁ・・・なんか場のノリで告白するってのも軽率な感じがするし・・・) 体育「はぁ・・・どうしたもんかねぇ・・・」 なでなでなd (ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・・ピカッ・・・バリバリバリッ!!!)ビクッ!! 理科「ん・・・んぅ?・・・あ、体育か・・・。おはよぉ・・・」 体育「あ・・・あぁっ!?お、おはよ・・・。えっと、えと・・・体調、どう?」 理科「うん・・・大丈夫。でもあたしどうやってここまで? 確か音楽が色々独り言喋っててあたしと体育が・・・っ!!////」 体育「・・・///」 理科「・・・///。」 体育「あ、あのさ・・・」 理科「・・・っ!?なっ何よ!?」 体育「えと・・・やっぱ何でもない・・・」 理科「・・・」 体育「・・・」 理科「・・・なっ何か、話してよ・・・。気まずいじゃない・・・」 体育「あ、あぁ・・・えっと・・・テスト、テストどうだった?」 理科「て、テスト?この前のだったらそこそこだったわ・・・」 体育「そっか・・・」ピカッ 理科「うん・・・」 体育「・・・」 理科「・・・」ゴロゴロゴロ~ 体育・理科「「・・・あのさ」」 理科「な、何よ?」 体育「お、お前こそ・・・なんだよ?」 理科「あ・・・あたしの話は・・・何でもない。どうでもいい話・・・あんたの方から言って」 体育「俺のだって大した話じゃ・・・。」 理科「・・・」 体育「・・・」 体育(あぁぁぁぁっ!!もう我慢できんっ!!ノリとかどうでもいい!!どうにでもなれっ!!!) 体育「理・・・理科?・・・えと・・・音楽の話してたことなんだけど・・・さ。」 理科「ちょっと!!!/// わざわざあのこと蒸し返すなんて・・・今必死に忘れようとしてたのにっ!」 体育「あの・・・そのことなんだけどさ・・・」 理科「・・・」 体育「忘れないで欲しい・・・」 理科「え?・・・それってどういう・・・」 体育「忘れて欲しくないんだ・・・」 理科「・・・なんで?」 体育「・・・えっと、何と・・・なく・・・(俺のヘタレーーーーーここまで来てorz)」 理科「っ!!??ちょっとあんた!!!なにその答え!!!期待して損した!!そりゃそうよね。『大した話』 じゃないんですから!ホントあんたには失望したわ。なによ・・・あたしがどんな気で・・・ もうあんたなんか知らないっ!!」バサッガタッタタタ、ガラッタタタタッ・・・ 体育「ちょっと理科!!!・・・あぁもぉっ・・・」ガタッダダダダダ・・・ @保健室 理科(何よ・・・何なのよアイツ!!あんな雰囲気になったら・・・なったら・・・期待しちゃうじゃない・・・ それなのに・・・ヒック・・・もぉ・・・最低・・・こんなんなら好きになるんじゃ・・・なかった・・・ヒッヒック バカ・・・バカっバカバカバカ・・・・・・こんなに好きなのに・・・大好きなのにぃ・・・)バタンッ 体育「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。り、理科。」 理科「な、何よ!あたしはあんたなんかに用はないから!さっさと出てって!!」 体育「俺は・・・お前に・・・はぁ・・・用事がある。しっかり伝えないと・・・はぁ・・・いけないんだ・・・ 誤解を、解きたい。」 理科「あたしは誤解なんてしてないわ。 あんたは『何となく』あたしにあの人生一恥かしい出来事を覚えていてもらいたい、 それだけでしょ!?もぉいいから!帰って!!」 体育「だから・・・それが誤解だって言ってんだよ。ふぅ・・・。 えっとだな・・・まずお前が聞いてくれるような態度に出てくれないと・・・ 俺としても喋りづらいことなんだ・・・頼む。」 理科「・・・。」 体育「頼む。この通りだ・・・」 理科「・・・。何よ。簡潔に言ってよね。」 体育「あぁ、ありがと。簡潔に・・・だな。えっと・・・昨日も言ったが俺は挨拶を大切にしてる。 ただそれ以上に普通の会話だって大切にしてる。 自分のホントの気持ちを相手に伝えれるように、嘘を言わないように・・・ おかげで周りからは嘘をつけない愚直な奴って見られてるかもしれないけど・・・ つまりな・・・周りの流れ・・・とか、雰囲気・・・とかにつられて 自分の本心をさらけ出すような事はしたくないんだ・・・。 これがいいって人もいれば悪いって人もいる。場合にもよるだろうけど・・・ 俺はいつでもこうしていたい。 だから・・・だからもう少しだけ・・・俺の気持ち・・・待っててくれないか・・・。いつかしっかり言う。 絶対に言うから・・・それまで待ってて欲しい。」 理科「・・・・・・。長い。長すぎよ。簡潔って意味わからないんじゃないの? ・・・ま、まぁ~あんたのその純情バカな部分は・・・誉められるべきところでもあるし・・・ あたしがどうこう言って変わるもんでもないでしょ?いいわよ・・・待っててあげる。 こー見えてもあたし、我慢強い方だから。ただね!ただ・・・ それでも・・・あたしの気持ちだっていつまでも変わらないなんて保証・・・ないんだから・・・ね? 早くしてよ?///」 体育「あぁ・・・約束する。///」 理科「うん。・・・じゃ、帰ろっか。傘持って来てないからあんたのやつに入れてよねっ」 体育「あ・・・。俺も傘持ってきてない・・・。」 理科「えー!?あんたどうする気よ!?雨に打たれて帰れって言うの?」 体育「ま、まぁ傘立てに何本かあるだろ?一本ぐらい拝借して・・・」 理科「さっきの純情バカって部分取り消していいかしら?まぁいっか。 困った時は何とかって言うしね♪ この前の雨のせいで余分な傘もいっぱいあったと思うし、 適当なビニール傘借りてっちゃおっか。」 体育「お、おう!じゃあ行こうか。」 理科(ホント・・・バカなんだから。変なトコで純粋で・・・。 まぁ・・・そんなトコに惚れちゃったんだけどね・・・。仕方ないか。 でも、あんまり待たせないでよね・・・。あたしの玉の緒だってそんなに強くないんだから・・・ ん?何か忘れてるような・・・情報のことはまぁ一応終わってるし・・・ って忘れてた。どうやって情報にそそのかされたか、帰りの間にしっかり問い詰めてやらなきゃっ♪) ~次回予告~ 国語「・・・。」 生物「・・・。」 化学「・・・。」 一同『・・・。///』 化学「・・・ね、ねぇ。」 国語「言うな。皆まで言うな。」 化学「それにしてもこれは・・・ねぇ・・・?」 生物「展開急過ぎよね・・・もうツンデレ設定とかドジッ子設定とか何もかもがぶっ飛んでるわ・・・」 国語「うん・・・。」 化学「それに・・・あそこまで言ったらもう告白と一緒よね・・・」 国語「うん・・・。って言っちゃったし・・・orz」 生物「理科は理科で・・・まぁいいわ。過去のことは振り返らないようにしましょ。次回よ、次回予告!!」 国語「そ、そうだな!次回予告しよう!!」 化学「えっと・・・次は?」 生物「さっきから英語ちゃんを見かけてないから・・・『数学×英語』ネタみたいね。」 国語「おぉwww作者が一番好きな組み合わせじゃないかwww」 生物「それゆえに力ばっか入ってから回りしてなきゃいいけど・・・」 化学「まぁ英語って台詞考えるのが面倒臭いしね~訳語っぽい日本語でしょ?」 国語「そうそう、だから俺とは相容れないんだよなぁ~。熟語にしたって言い方違うし・・・ やっぱそこの相性って大事だよな」 生物「そうですか。 どうせ私は文系科目でもないし理系科目の中でも暗記重視という変なポジションですよ。 すみませんね。」 国語「?なにいきなり言い出した??文脈がつながってねぇぞ?」 生物「ふんっ!」プイッ 化学「ま、まぁまぁ・・・国語も謝ってっ!」 化学(生物・・・まさかの嫉妬ね。国語と英語の昔の話しっちゃったのね・・・) 国語「うぅん・・・何で俺が・・・ごめんなさい。」 生物「・・・」 化学「はぁ・・・と、とにかく次回もよろしくお願いします。」 外伝③(英語×数学)「廊下の二人」はこちらから
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1478.html
【出張保健室@保健室の死神】 本来は派出須逸人が怪我した人のために作ったもの。 今ロワでは手軽な鈍器サイズにまで小さくなっています。 結構最近の話で町に放置された。
https://w.atwiki.jp/sdora/pages/2115.html
属性 光属性 最大Lv 70 初期HP 4435 最大HP 6653 レアリティ ★5 タイプ ソーサラー 初期攻撃力 844 最大攻撃力 1266 初期防御力 1027 最大防御力 1541 初期スピード 1372 最大スピード 2058 +HP上限 2850 最大HP上限 9503 +攻撃力上限 675 最大攻撃力上限 1941 +防御力上限 675 最大防御力上限 2216 +スピード上限 870 最大スピード上限 2928 リーダースキル 保健室の掟 戦闘開始から1ターンの間ダメージ無効 フォーススキル1 授業をはじめるわ 味方全体が戦闘不能になった時、戦闘不能から復帰しHPn%回復。1ターン後に発動。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 25 - - - - - 29 ディレイターン 5 効果持続ターン - フォーススキル2 元気な子はだあれ? 光属性のn%全体攻撃。与ダメージの半分を回復し、相手の付与効果を吸収する。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 進化前 なし 128 - - - - - 151 通常進化 [学園愛でる瞳]エルヴィー ディレイターン 6 効果持続ターン - 幻獣契約 [癒しの眼差し]エルヴィー 特殊能力 再生[強] / [強]獣キラー石化耐性 契約素材 [本の精]ストリアピクシー(2)[神怪]ゲシュアマルガ(2)[副統括]ポーリー 契約使用先 - 入手方法 ・レアガチャ、他。 備考 CV 山口 立花子・幻想世界の学び舎にてガチャ開催!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=716 k=3 ・イベントクエスト『キューコン畑でつかまえて』 ・2022/03/31アップデートにて進化/契約に潜在解放が追加。_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=3037 k=2 資料 *初期ステータス。 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/kagakyon/pages/644.html
part29-522ふもっふ◆uwH5dlGqj6さんの作品です。 私の名前は小早川ゆたかです。 あこがれの志望校になんとか入学でき、そこへ登校してます。 でも、自宅からは遠いので親戚の泉さんの所に居候しており、こなたお姉ちゃんやそうじろう叔父さんによくしてもらってます。 私小さい頃から病弱で身長も小柄・・・で、でも大きくなったら伸びるもん! 「ゆたか・・・」 「あっ、みなみちゃん」 私を呼んでる人は岩崎みなみちゃん。受験日の試験後に気分が悪くなってトイレに行ったときに、 「・・・大丈夫?保健室まで一緒に行こうか?」 なんて言ってくれてハンカチまで貸してくれた優しい人だよ。 まぁあの時は私を同学年の受験生と思ってなかったらしいけどね・・・。 「ゆたか・・・少し顔色悪そうだけど・・・大丈夫?」 「えっ・・・そうかな?自分じゃよくわからないけど。今は何ともないよ」 「そう・・・それならいいけど」 ホントにみなみちゃんは優しいなぁ。みなみちゃんの彼氏になった人は絶対幸せになれるよ。うん。 次の日、私はいつものように朝目覚める。・・・ん?ちょっと頭が痛いような?まあそんなことで学校休むわけにはいかないし、頑張っていこっと。 「おはよう、お姉ちゃん。叔父さん」 「ゆーちゃん。おはーっ。・・・なんか顔色悪そうだね?大丈夫?」 デジャブ?昨日もみなみちゃんに聞いたような・・・?続いて叔父さんも口を開いた。 「ホントだ。ゆーちゃん風邪引いたのかい?一応熱測ったほうが」 「少し頭が痛いですけど・・・大丈夫です」 「無理しちゃ駄目だよ。ゆーちゃん」 「叔父さん・・・ありがとうございます」 お姉ちゃんや叔父さんの優しい気遣いを受けつつ、それでも私は学校へ行くことに。 ただ、この時、今までになかった事が私に降りかかろうとはこのとき思いもしなかった。 そして、私は学校に到着した。なんだろ・・・朝起きたときと比べて身体がだるく、朝よりも頭痛が強くなり、足取りが重い・・・。 あれ、本当に風邪引いちゃったのかなぁ。自分ではよくわからないんだけど・・・。 とりあえず保健室に行こう。私はそう思った。 学校に入り、真っ先に保健室へ向かう。確か1階だったよね・・・。 歩くたびにしんどくなってきちゃった。 あっ。保健室が見えてきた。・・・・・・あれ、景色が霞む・・・。 バタッ。 「だ、大丈夫ですか!?」 最後に聞こえた声・・・誰だろう。男の人だったような・・・。 私は目が覚めた。・・・ここはどこ・・・?ベットの上で寝てるという事は・・・保健室? 「お気づきになりましたか」 突然話しかけてきた。その彼はベットで寝ている私の横に椅子に座っている。 えっ?誰だろうこの人。初めて見るような・・・。でもこの声、聞いたことあるような。 「身体の具合はどうです?もう大丈夫ですか?」 「えっと、少し頭がボーッとするような・・・」 「先程保険の先生が風邪と仰っていました。頭がボーッとするのはその所為では?」 「風邪なんですか・・・朝からちょっと調子が悪かったのでもしかしてとは思ったんですけど・・・」 「・・・あまり無理をなさらないほうがいいですよ」 「は、はい・・・」 なんかとても優しそうな人だなぁ。みなみちゃんと一緒でいい人そう。 あれ?でも私ベットの上で寝てるということは・・・ 「あの・・・私を運んでくれたのはあなたなんですか?」 「えっ、そうですが・・・。いえ、いきなり保健室の前で倒れてしまったので、放っておけずにはいられませんでした」 「そ、そうなんですか・・・あ、ありがとうございます・・・」 「いえ。お気になさらずに」 その時、彼は満面の笑みを私に見せてくれた。と同時に私の顔が赤くなってることがわかった。 「え、えと、その、ホントにありがとうございましたっ!」 「どうしたんですか?顔が赤いですよ?熱が上がったのでは・・・」 そ、そんなんじゃないです。えと、・・・なんか恥ずかしいような・・・。 そして数分経ち、彼が椅子から立った。 「それでは、そろそろ僕は失礼します」 彼が保健室から立ち去ろうとした。いけない!今度こそはちゃんと聞かないと。 「あ、あのっ」 「はい?」 「・・・あなたのお名前は・・・折角助けてくれた人の名前を知らないなんて失礼かと思いますので・・・」 「・・・礼儀正しいですね。僕は古泉。3年生の古泉一樹です。よろしければあなたのお名前を」 「え、えっと・・・1年生の小早川ゆたかです!」 「小早川さんですか。1年生と言う事は今年入学したばかりですか」 「そ、そうです」 「そうですか・・・これからも頑張ってくださいね。では、お大事に」 そう言い残し、彼・・・ううん。古泉先輩は保健室を出て行った。 「それにしても・・・」 さっきからなんかドキドキが止まらないよ・・・この感情は今まで感じたことないなぁ。 もしかして、この気持ちが・・・この感情が・・・ これが『好き』って気持ちなのかなあ。 そうだ。私は古泉先輩の事が好きなんだ・・・。 とりあえず保険の先生から今日は大事をとって家に帰りなさい。と言われちゃった。それから薬を飲んでゆっくり休みなさいと。 確かにこれ以上迷惑かけたら駄目だし、今日は帰ろうかな。 「担任の先生にはちゃんと言っておくから」 「はい。ありがとうございます」 学校を出ようとしたとき、みなみちゃんと出会った。 「ゆたか・・・大丈夫?」 「みなみちゃん。私風邪みたいだから今から家に帰るんだ」 「そう・・・ごめん、ゆたか」 「み、みなみちゃんが謝ることないよ~うん。身体の弱い私の所為だから」 「でも・・・」 「あっ、もう授業始まっちゃうよ。みなみちゃん」 「あ・・・ごめん。もう私、行くね・・・お大事に」 やっぱりみなみちゃん優しいなぁ~。優しすぎるよ。こんなに私のこと思ってくれたり。 あっ、今朝起きた事話せばよかったかな?まあ明日でいいや。 無事に家に着いた。やっぱり身体がだるくなってきちゃった・・・。途中で倒れなくてよかった~。 「叔父さん。ただいま」 「ゆ、ゆーちゃん!どうしたんだい。まだ学校終わってないんでしょ?何か忘れ物かい?」 「えと、実は学校で倒れて・・・」 「何ぃ!?倒れた!こりゃいかん!救急車呼ばないとな」 「お、叔父さん落ち着いて。た、ただの風邪だよ・・・」 「へ?な。なんだ~風邪か~。やっぱり今朝言ったときに今日は休んだほうがよかったんじゃなかったかな?」 「ご、ごめんなさい・・・」 「謝る事はないさ。ささ、着替えてベットに横になってなさい。後で薬とか持ってきてあげるから」 「ありがとうございます」 それから自分の部屋に入り、ベットで寝る事に・・・。 それにしても・・・古泉先輩か~。あの人も優しい人だったなぁ・・・。 おまけにかっこいいし・・・ そう考えてるうちに深い眠りについた。 『私、あなたの事が好きです!ど、どうか私と付き合ってください!』 『・・・偶然ですね。僕も君の事が好きだったんです。初めて会ったあの日から・・・僕なんかでよければ・・・』 『あ、ありがとうございます!古泉先輩!』 『これから僕達は恋人同士ですから「一樹」と呼んでもいいですよ』 『・・・じゃあ、一樹さんで・・・』 そうして私達はキスをしようと・・・ 「!」 目が覚めた。なんか凄く恥ずかしい夢を見てたような・・・。夢にまで出てきちゃうなんて・・・。 「・・・今何時だろ・・・?」 「今は夕方の5時半だよ。ゆーちゃん」 「え、こ、こなたお姉ちゃん!?」 「そ、そんなに驚かなくても!」 びっくりした。まさかお姉ちゃんがいるとは。 「ところで、具合はどう?ゆーちゃん?」 「うん。ゆっくり眠ったら楽になったよ」 「そっかそっか。それはよかったよー。じゃあ一緒に格ゲーやる?」 「ふぇ!?そ、それはちょっと・・・」 「アハハ。冗談だよ冗談。じゃあご飯が出来たら持ってきてあげるからね」 「ううん。いいよ。私も一緒に食べるよ」 「そう?じゃあ出来たら呼ぶからそれまでゆっくり休んでなよ」 楽になった。って言ったけどやっぱり身体が少しだるいかな? そうだ。お姉ちゃんも3年生だし、古泉先輩の事知ってるかも。聞いてみようかな。 「あっ。お姉ちゃん」 「ん?どしたの?ゆーちゃん」 「えと・・・聞きたい事が」 「どーぞどーぞ。先輩がなんでも聞いてあげるよ・・・勉強以外で」 「・・・古泉先輩という人知ってる?」 「こ、古泉。小泉・・・ああ!あの人か!」 「お姉ちゃん知ってるの!?」 「確か・・・1年生の時にこの学校に転校してきて、んでSOS団ていうクラブに入ってるみたいだよ」 SOS団・・・?なんだろ・・・。 「まあ詳しくはかがみから聞いたほうがいいかもね。SOS団の一員だし」 お姉ちゃんが言うに、かがみ先輩はSOS団にいるキョンって人が好きで親しくなるためにSOS団に入ったとか。 「じゃあ明日学校で聞いてm・・・」 「ゆーちゃん。明日学校休みだよ」 「はぅ」 「そだ!」 「?」 お姉ちゃんは明日、家にかがみ先輩とつかさ先輩が遊びに来るって言った。 だからその時に聞いたらどうかな?って。うん。そうさせてもらおうかな。 何か改めて思い返すと恥ずかしくなってきたなぁ。それと同時に不安も・・・。 もし、古泉先輩に彼女がいたらどうしよう・・・。もし、古泉先輩に好きな人がいたらどうしよう・・・。 いろいろ考えてたら夜の7時になり、お姉ちゃんの声がした。 夕食を済ませ、お風呂に入る。そして薬を飲み、まだ病み上がりだから早めに寝よう。 おやすみ・・・。 そして朝になった。昨日丸一日寝てたのにぐっすり眠れるなんて・・・風邪の所為かな。 身体は・・・うん。もう大分楽になった。でも念のため体温測っておこうっと。 パジャマの上のボタンを少し開け、その中から体温を私の脇に挟む。後は待つだけ。 ピピッ。 「んー。35.9か・・・風邪ももう直ってるや」 ガチャ。ドアを開ける音がした。 「ゆーちゃんおはよー。具合はどう?」 「うん。もう直ったよ。お姉ちゃん」 「そっかそっか。それはよかったよー」 「・・・お昼に来るの?先輩達」 「うん。それくらいかな」 「そっか・・・」 だんだん緊張してきた。古泉先輩の事を聞けると思うと。心臓がドキドキしてきちゃった。 「・・・いやー恋する乙女は一段と可愛いねぇ~」 「ふぇ!?お、お姉ちゃん!?」 「まあその古泉って人からいろいろ聞けたら、今度は私が恋愛のテクニックやら必勝法やら教えてあげるよ」 「すごーい。お姉ちゃんて昔恋とかしてたの?」 「え・・・う、うんうん。恋愛経験は豊富だからいろんな事教えたげるよー」 「ありがとう!お姉ちゃん」 (うーん・・・ギャルゲーでいろいろその知識養った。なんて言えないや・・・) お昼になり、インターホンが鳴った。来たみたいです。 「おーす」 「こんにちは。かがみ先輩」 「こんにちは。ゆたかちゃん」 「やあ。ささ、上がって・・・ん?つかさはどったの?」 「ああ。今日朝から風邪引いちゃってさ。急に来れなくなったんだ」 「そうなんだ。風邪流行ってるのかねぇ」 「ん?」 「まま、私の部屋でいろいろ言うよ」 私達3人はお姉ちゃんの部屋へ向かう。 そして、適当にテーブルを囲んで座った。 「さてと・・・今はまだ5月だし風邪が流行ってる時期じゃないと思うけど」 「いやいや。実は昨日ゆーちゃんが風邪でダウンしたんだよ」 「そうなの?」 「はい。学校で倒れてしまって・・・」 「た、倒れたって・・・」 「それでさ、今日はゆーちゃんがかがみに聞きたい事があるんだってさ」 「へ?私に?何何?」 「え、えと・・・かがみ先輩ってSOS団に入ってるんですか?」 「・・・うっ。こ~な~た~。あんた・・・」 「喋ったよ」 「わ、私のイメージがぁ・・・・・・」 「まあまあ」 あれ・・・私聞いてはいけない事聞いちゃったのかな。かがみ先輩落ち込んでる。 「で、ゆーちゃんが聞きたい事はこの事じゃないでしょ」 「あっ。そうだった。そ、それで、そのSOS団の中に古泉先輩って人いますよね・・・?」 「えっ?いるけど・・・」 「・・・・・・」 うう、この先の事緊張して話しにくいよ・・・。なんか恐いし・・・。でもかがみ先輩はこういう事に鋭いのか、 「・・・もしかして古泉君の事好きだったりして」 「はぅ!?」 「流石かがみん・・・一発で見抜くとは」 「その顔の赤さ。どうやらそうらしいね」 「えっと、その・・・あの・・・その通りです・・・」 「うんうん。その気持ち、よーくわかるわ。で、聞きたい事って古泉君に彼女がいるのか、好きな人がいるのか・・・でしょ?」 そ、そこまで見抜くなんて・・・。え、エスパーか何かですか先輩は。かがみ先輩は顔がニコニコしてる・・・。 「そ、そうです・・・」 「んー。実は私もキョン君も朝比奈さんも気になってたのよね。古泉君は付き合ってる人とかいるのかどうか」 「そうなんですか?」 「うん。でね、聞いてみたのよ。そしたらさ」 「・・・・・・」 「いないって」 「・・・い、いないんですか?」 「うん。いないみたいよ」 「よかったねー。ゆーちゃん」 よ、よかった・・・。もし誰かいたらもう絶望だもんね。 とりあえずは一安心だね。あ、でも好きな人はいるのかなぁ。 「あの・・・かがみ先輩」 「ん?なぁに?」 「因みに何ですけど・・・好きな人とかは聞いてますか?」 「うーん・・・。これは教えてくれなかったわね。流石に」 「そ、そうですか・・・」 そうだよね。いくらなんでもそこまでは喋ってくれないかぁ・・・。 でも、付き合ってる人がいない。という情報は大きい。まだ私にもチャンスがあるって事だよね。よーし!がんばろっかな。 「じゃあお姉ちゃん。朝言ってた恋愛必勝法教えて~」 「うっ!」 「は?あんた恋愛経験してないんじゃ・・・」 休日もあっという間に過ぎて、月曜日が来た。学校へ行く支度しなきゃ。 「お姉ちゃん。そろそろ行こ~」 「ゆーちゃんは早いねえ・・・。ほい準備完了!」 「気ぃつけて行けよー」 「行ってきま~す」 今日は体調もばっちりだし、学校で倒れる事は・・・ないと思う。 お姉ちゃんからは一応必勝法を教えてもらったし、今日は放課後を使って古泉先輩をガンガン攻めようかと思うんだ。 でもお姉ちゃんの言ってた『セーブはこまめにね』ってどういう意味なんだろ・・・? 教室に入ると、みなみちゃんがいた。早いなぁ。 「おはよーみなみちゃん」 「ゆたか。おはよう。風邪は治った?」 「うん。お陰様で」 「そう・・・よかった・・・」 「・・・ありがとね。心配してくれて・・・」 午前の授業が終わり、お昼休みにお姉ちゃんがやって来た。 「ゆーちゃん。ゆーちゃん」 「お姉ちゃん。どうしたの?」 「かがみがさ、放課後に教室で待っててって言ってたよ」 「放課後?なんでだろ?」 「・・・ゆーちゃん鈍いねー。例の人と会わせてくれるようにかがみが言ったんだよー」 「例のひ・・・ホントに!?」 「うん。だから放課後、ここで待ってたらいいよー」 「うん。ありがとう。お姉ちゃん」 「礼ならかがみに言ったほうがいいよ。じゃあね~」 かがみ先輩、そこまでやっててくれたんだ・・・。これは私も頑張らないといけないなぁ~。 机に戻るとみなみちゃんが話しかけてきた。 「ゆたか・・・先輩はなんて言ってたの?」 「へ!?あ・・えーとね。話すとちょっと長くなるけどいいかな?」 「うん・・・いい」 私はこれまでの事を話した。 「というわけなの・・・なんか話してたら恥ずかしくなっちゃった」 「・・・・・・古泉先輩か・・・」 「?もしかしてみなみちゃん、知ってるの?」 「・・・・・・顔をチラッと見ただけ。よくはわからない」 「そっかぁ」 「・・・ゆたか。私からも成功するように応援する・・・」 「ありがとう~みなみちゃん」 「・・・・・・」 そして放課後になり、私とみなみちゃんは別れた。私はかがみ先輩と・・・古泉先輩を待つのみ。 そして、ドアが開いたっ。 ガラッ 「うぃ~す。wawawa忘れ物・・・うぉあ!・・・って冷静に考えればここ1年の教室じゃねーか!」 「・・・・・・」 「・・・すまん・・・ごゆっくりぃ~」 なんだろう今のは・・・。 そして5分後に2人がやって来た。うう、緊張する~。 「お待たせ。ゆたかちゃん」 「あ、かがみ先輩・・・」 「おや、小早川さんじゃないですか。僕と会いたいって言ってた方は彼女ですか?」 「あ、はははい!」 「光栄です。僕もお会いしたいと思っておりました」 「・・・」 ボフッ!!! (あちゃ~。古泉君今凄い事言ったような・・・つかなんだこの展開は!) 「こ、小早川さん!大丈夫ですか!」 「だ、大丈夫です~」 数分後、何とか落ち着いた私。そこでかがみ先輩が口を開いた。 「じゃあ。そろそろ帰ろ。これから2人で帰ったほうがいいかもね」 そんなかがみさん。私にプレッシャーを与えないで・・・。 「では、帰りましょうか。小早川さん」 「は・・・はい」 嬉しい。憧れの古泉先輩と一緒に帰れるなんて・・・。プレッシャーはかなり感じるけどなんとかなるよね!・・・多分。 私はふと思い出し、かがみ先輩の元へ寄った。 「かがみ先輩。その・・・ありがとうございました」 「ううん。いいのいいの。ゆたかちゃんは真面目で大人しいし、古泉君とはピッタリなんじゃないかな?私も応援してるよ」 「はい。ありがとうございました」 お姉ちゃんにかがみ先輩。それにみなみちゃん。みんなが私の事を応援してくれてるなんて・・・。私幸せものだなぁ。 放課後に古泉先輩と一緒に帰る。毎日がそうだった。そんな事がもう1週間たった。 そして次の日の帰り道、いつもの様に2人で帰宅し、他愛もない話でいろいろ盛り上がった。 ただ、今日の会話で気になることが・・・。 「じゃあ古泉先輩って何の委員会に入ってるんですか?」 「えっと・・・僕は保険委員ですね。もうかれこれ2年やっておりますが」 「そうなんですか」 「今年に保険委員に入った1年生ですか。随分と真面目ですね。しかも物静かなところは僕と同じ部活にに所属している方と似てるんですよね」 「・・・・・・」 「でもって話したらこれまたその人に似ていて・・・小早川さん?どうしましたか?」 「へっ!?あ、いえ・・・その人って、岩崎みなみって人ですか?」 「おや、ご存知でしたか。その通りですよ」 「よく喋ったりとかもしてるんですか?」 「そうですね。いろいろと・・・」 「そうなんですか・・・あっ、私こっちですから。さようなら」 「はい。さようなら」 家に帰宅して私は部屋に直行した。そして鞄を置き、制服のままベッドへ寝転んだ。 「なんでだろ・・・あの時みなみちゃんは・・・」 私はお昼休みの時を思い返した。 「というわけなの・・・なんか話してたら恥ずかしくなっちゃった」 「そうなの・・・・・・古泉先輩か・・・」 「?もしかしてみなみちゃん、知ってるの?」 「・・・・・・顔をチラッと見ただけ。よくはわからない」 「そっかぁ」 みなみちゃんが嘘をついたなんて考えられないし・・・でもなんでだろう。 私は1時間位考えた。考えているとある理論に辿り着いた。 「もしかして、みなみちゃん古泉先輩のこと好きなのかな。うん!きっとそうだよ」 私は身体を起こした。 「みなみちゃんの性格から考えて、私が古泉先輩を好きって言っちゃったからみなみちゃん・・・諦めたのかな・・・駄目だよ!そんなの!」 私は明日みなみちゃんに話してみようと決意した。もし私の考えがあってたらみなみちゃんが可哀想過ぎるよ・・・私なんかの所為で。 次の日になり、学校へ向かった。朝からみなみちゃんに聞こうかと思ったけれど時間がないんだよね・・・。だからお昼休みに。 「ゆたか・・・おはよう」 「ふぇ!?みみみみなみちゃん!おおおはよう!」 「?・・・大丈夫?」 「う、うん。私は全然大丈夫だよ!」 「そう。それならいいけど・・・」 ふう。びっくりしたー。あっ、授業始まっちゃう。 そして、お昼休みになりいつものようにみなみちゃんとお昼を・・・。じゃなくて!その前に! 「み、みなみちゃん!」 「!・・・ゆたか。どうしたの?」 「ご、ごめん。ちょっと話があるの。だからついてきて」 「でも・・・お昼・・・」 「あとあと~」 私は無理矢理みなみちゃんを引っ張った。 人気のない廊下まで私はみなみちゃんを連れてきた。 「・・・ゆたか?」 「あっ。ご、ごめんねみなみちゃん!」 「うん。大丈夫・・・それより話って・・・」 「そ、そうだった!えとね・・・単刀直入に言うけど・・・・・・古泉先輩の事好き・・・かな?」 「・・・・・・どうして?」 「えっと、私の勝手な考えだけど、古泉先輩と一緒に帰ってるってのは・・・もう知ってるよね?」 「・・・・・・うん」 かがみ先輩の支援で古泉先輩と一緒に帰ることになった時の次の日。私はみなみちゃんにこの事を話した。だから知っている。 「その時ね・・・古泉先輩に聞いたの。委員会はどこに入ってるかって。そしたら古泉先輩、保険委員に入ってるって」 「!」 「・・・古泉先輩はみなみちゃんの事を話してた。真面目で物静かだって・・・みなみちゃんとよく会話もしたりしてるって・・・」 「・・・・・・」 「だからね。教えて欲しいの。みなみちゃんは・・・古泉先輩の事・・・好き?」 「・・・・・・」 沈黙が続いた。 この沈黙は数分続き、沈黙を破ったのはみなみちゃんだった。 「・・・ごめん・・・ゆたか・・・・・・」 「みなみちゃん・・・?」 「・・・私、ゆたかの言うように・・・古泉先輩が好き・・・私が初めて好きになった人・・・・・・」 「みなみちゃん・・・」 「保険委員に入ってから先輩にいろいろ優しくしてもらった。失敗しても優しく援護してくれた・・・そんな彼に私は・・・好きになってしまった・・・・・・」 「でも、ゆたかが先輩を好きになったって聞いたときにはどうしようかと思った・・・もしこの事言ったらゆたかがどうにかなってしまうかと思って」 「みなみちゃん」 「だから私は先輩を諦めてゆたかの応援をしようと思った・・・これでゆたかが幸せになれるならって・・・」 「みなみちゃんはそれでいいの?」 「えっ?」 「そんなの。私は全然嬉しくない!友達・・・ううん。親友の気持ちを知ってて私だけが幸せになるなんて・・・・・・そんなの絶対にやだよっ!」 気がついたら私は涙を流していた。 「ゆたか・・・」 「でも。みなみちゃんはホントの事話してくれた・・・だから・・・・・・今日告白しよっ!」 「え!?」 「もちろん私だけじゃなくみなみちゃんも一緒に。それで私達の気持ち伝えよっ!」 「でも・・・そんなの・・・」 「もう。みなみちゃんも人なんだよ!誰がどんな恋愛してもいいの!みなみちゃんの人生なんだから好きにしてもいいんだよっ!・・・仮にこの話聞いた後に私だけ告白して成功しても全然嬉しくないよ・・・」 「ゆ・・・たか・・・」 「ねっ。だから今日の放課後に・・・古泉先輩に告白しよう。・・・どっちが付き合うことになっても恨みっこなしだよっ」 そうして私は微笑んだ・・・。涙は出てるけど悲しい顔はせずに微笑んでみせた。 「・・・・・・ごめ・・・ん・・・・・・ゆたか・・・・・・」 みなみちゃんは私に抱きついて泣いた。 この後みなみちゃんと別れ、私はお姉ちゃんの教室に。確かかがみ先輩って同じクラスにいたよね? 3年生の教室の前。凄く威圧があるように感じるけど・・・頑張ってお姉ちゃんを探した。 「あっ!このクラスだ」 そして教室に入ろうとしたらある人に呼び止められた。 「あれ?ゆたかちゃん。こんなとこで何してるの?」 かがみ先輩だ。ちょうどいいというかなんというか・・・。まあいいや。 「あのかがみ先輩・・・ちょっとよろしいですか?」 「うん?どうしたの?」 「実は・・・」 私はかがみ先輩に告白の事を耳元で話した。 「えっ!?は、早くないかな・・・」 もちろん承知です先輩。でも・・・いてもたってもいられないといいますか・・・。 「うーん。わかったわ。古泉君にそう伝えとくね」 「あ、ありがとうございます」 「・・・・・・頑張ってね」 「・・・はい!」 そして私は自分の教室へと戻っていった。 「ふー。ゆたかちゃんならいいと思うけどなぁ・・・あんなにいい子だし、可愛いし。・・・後は鈍いのか確信犯なのかよくわからない彼なのよね・・・。上手くいくといいけど」 自分の教室に入って早速みなみちゃんにこの事を話した。 「みなみちゃん!かがみ先輩が話とくって」 「そ、そう・・・」 「私達、頑張ろうね!」 「・・・・・・ありがとう・・・ゆたか」 「えへへ・・・なんかお腹すいちゃったなぁ~お昼まだだった。いただき・・・」 ガラッ。 教室のドアが開いた。 「では授業を始めます」 「・・・あぅぅぅぅ」 時間というものはホントによくわからない。あっという間に放課後になってしまった。 「ゆたか・・・どこで・・・告白するの」 「えっとね。私達が先輩に会ったところ」 そう。私達はあの場所で出会った。あの場所で古泉先輩に出会った・・・。その場所は・・・・・・。 保健室前 「ここで・・・・・・告白するの・・・?」 「うん・・・流石に部屋には鍵がかかって入れないから。駄目かな?」 「・・・・・・私達らしくていいと思う」 一瞬だけみなみちゃんが笑ったように見えた。 後は待つだけ。 数十分待った。すると、 「お待たせしてすみません」 き、来たっ!き、緊張してきた~。 「おや、岩崎さんもご一緒でしたか。2人とも僕に用があるのですか?」 「そ、そうです!今から私達の言うことを聞いてください!」 「・・・はい」 まずは・・・みなみちゃんから言う事に。 古泉先輩を待ってるときにどっちが先に言うかじゃんけんで決めたんだ。 「・・・・・・古泉先輩・・・」 「・・・・・・」 ち、沈黙が・・・みなみちゃん、頑張れ! 「初めて会ったときから好きでした。・・・こんな私でよければ・・・付き合ってください・・・・・・」 「!」 みなみちゃんはそう言い、頭を下げた。 す、ストレートだなぁ・・・みなみちゃん。でも凄いよ。 「そうだったのですか・・・岩崎さんの気持ちはよくわかりました。・・・・・・小早川さんは・・・?」 「へっ!?あ、はい」 わ、私の番だ・・・。緊張するよ・・・。 「えっと・・・古泉先輩・・・先輩に、ここで助けてもらったとき、優しくて、とてもいい人で。そんなあなたを私は・・・好きになりましたっ!」 「・・・・・・」 「こんな私でよかったらですけど・・・お付き合いしてくださいっ!」 「・・・・・・お2人のお気持ちはよくわかりました。ですが・・・」 こ、このパターンは!?お姉ちゃんが言ってたけど、言葉の最後にですが。しかし。でも。といった言葉が出てきたらアウトだって!ど、どうしよ~。 「ですが・・・今答えを出すのは・・・雰囲気的にどうかと思いまして・・・」 「・・・へっ?」 「・・・・・・」 「・・・どちらかに僕がお付き合いしますと言いましたら、もう1人の方が余計に悲しくなるのではないかと思いまして・・・」 「・・・そ、そうですよねっ。えへへへ・・・」 「・・・・・・」 「ですから・・・お2人の電話番号を教えて頂けませんか?今夜にでも結論を出したいと思いますので・・・」 「は、はい!わかりました!・・・でもどうやって私達に伝えるのですか?」 「ええ。もう1人の方には申し訳ございませんが・・・僕がお付き合いしたいと思った方に電話させていただきます。大体・・・9時位ですね・・・」 「そう・・・ですか・・・」 そして私達は連絡を交換し、古泉先輩は去っていった。笑顔で・・・。 こうして私達の告白は終わった。 「・・・ふ~。緊張したよね。みなみちゃん」 「・・・・・・うん」 「・・・あの言い方だと古泉先輩は私たちどっちかが好きみたいだよね」 「・・・そうだった。あの言い方は恐らく・・・」 「これはもう恨みっこなしだよ。例え私が振られてみなみちゃんが古泉先輩と付き合うことになっても私は恨まないよ。むしろ達成感があるからね。だから、私達は友達だよっ。ずーっと」 「・・・ゆたか。私も同じ・・・私達の関係は変わらない・・・・・・」 うん。私達は一緒だよ 家に帰宅し、私はずっと待った。電話が鳴るのを・・・。 お姉ちゃんにこの事を話したら、 「ゆーちゃん。・・・なかなか行動力あるね・・・。正直驚いたよ」 「えへへ。私も自分がやった事に凄く驚いてるよ」 「ま、後は連絡を待つだけだね」 「うん・・・」 「大丈夫だって。ゆーちゃんなら大丈夫」 「・・・ありがとう。お姉ちゃん」 今の時間は・・・8時30分。 あと・・・30分・・・。 心臓がバクバクしてきた・・・・・・でも私は待つ・・・・・・。 そう 例え振られても 私達の関係は 変わらない ずっと・・・ 数週間後・・・ 「かがみん。どしたの?」 「き、キョン君に振られちゃった~」 「・・・それはそれは。今日はトコトン付き合ってあげるからね・・・」 「・・・こなたぁ~!!!」 「部活メンバー!集合!」 「セリフがちょっと違うぞ。ハルヒ」 「いいじゃない。飽きてきたんだもん」 「・・・あのなぁ」 「出番が少ないでしゅ・・・」 「・・・あなたは需要はある。心配はいらない」 「ホントですか!?長門さん」 「・・・嘘」 「・・・・・・」 「遅くなりました。申し訳ございません」 「遅いぞ・・・しかし、お前もそんな趣味だったとはな。意外だ」 「どういうことです?」 「・・・こっち来い」 「あれはどうみてもロリコン扱いだよな?な?」 「失礼ですね。彼女も立派な女性です」 「だが、あの身長じゃな・・・」 「確かにそうかもしれませんが・・・断じて違います。年齢もそうでしょう。それに僕の別の次元では確かにロリコンと疑われるような発言がありましたが、彼は彼。僕は僕です」 「・・・・・・誰か俺のポジションを代わってくれ。頭が痛い・・・」 「それは大変です。保健室に行きましょうか?」 「断る!」 「みなみちゃん」 「・・・ゆたか」 「あの・・・」 「あの時言った事忘れてない・・・私達はずっと変わらない関係・・・」 「みなみちゃん・・・うん!そうだよね!」 「そ れ は」 「ワタシタチモ操ナノデスカ~?」 「あっ。田村さんにパティ」 「・・・2人も同じ・・・ずっと友達」 「だよね~」 「うぅ~この2人・・・萌えr・・・」 「ハイ!ストップ」 「どこ行くの岩崎さん?」 「ちょっとトイレに・・・」 ガラッ 「うぃ~す。wawawa忘れ物・・・うぉあ!」 バタッ 「あっ・・・」 「また1年の教室に来てしまった・・・っと、すまんかった。大丈夫か?」 「・・・はい」 「立てるか?」 「だ、大丈夫です・・・」 「そうか・・・悪いな。俺の所為で」 「いえ・・・」 「じゃな・・・」 「あの・・・!」 「ん?」 「お名前は・・・」 「俺か・・・俺はナイスガイの谷口だぜ!お前は?」 「岩崎みなみです・・・」 「そうか。その無垢な可愛さは俺の同学年のAマイナーの奴とそっくりだぜ。じゃあな」 「・・・・・・」 「あの人・・・また来たよ」 「むむ~みなみちゃんは恋をしてますな」 「ワタシニモワカルノデス」 「・・・・・・ええぇぇぇ!!!」 「かがみ先輩」 「ゆたかちゃん。よかったわね。成功して」 「はい。ありがとうございます。かがみ先輩のおかげです」 「私あんまりなにもしてないわよ。ゆたかちゃんの実力」 「そんなことは・・・」 「とにかく、古泉君と喧嘩しないようにね。幸せになってね」 「・・・ありがとうございましたっ!」 タッタッタ・・・ 「ハァ・・・羨ましい・・・」 放課後になった。 「古泉先輩」 「小早川さん」 「も~ゆたかでいいですよ~先輩」 「すみません。慣れないもので・・・ゆたか・・・さん」 「~~~」 「では帰りましょうか」 「・・・はい!」 「・・・ここの公園で先輩の返事を聞いたのですよね」 「そうですね。あの時はなかなか恥ずかしかったですね」 「私の気持ちわかって頂きました?」 「ええ。たっぷりと」 「アハハ」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・先輩」 「・・・どうしましたか?ゆたかさん」 「もう一回・・・あの場所で・・・して欲しいです」 「・・・・・・行きますか?」 「はい!」 私達は公園のブランコの前に立った。そして、 「・・・・・・」 「僕が前かがみにならないといけませんね」 「あ~馬鹿にしましたね。今!」 「いえいえ。・・・その膨れた顔も可愛いですよ」 「もう~・・・ってわあっ!?」 いきなり古泉先輩にお姫様抱っこされた。 「この方がいいですね」 「・・・先輩・・・・・・大好きです」 「・・・僕もですよ・・・ゆたか」 私達は キスをした まだ古泉先輩の事はよくわからない所もあるし、古泉先輩も私の事をもっと知って欲しい。 でも私達はこれからお互いの事を知るようになっていく。 これからもずっと・・・・・・ 完 作品の感想はこちらにどうぞ
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/1107.html
たなばたの保健室 ≫281の写メが活用されたようです
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/304.html
保健室へ行こう5 「……キ、キョン……」 誰かが確かにおれのことを呼んだ。 「誰か」ってのは正確じゃないな。 どういう訳か本名より定着したあだ名だが、同僚も、(親しみを込め呼んでいるらしい)生徒も、おれのことは「キョン先生」と呼ぶ。 こんな風に呼び捨てるのは、あいつしかいない。 「ハルヒ? どこだ?」 職員室で野暮用を済ませ、保健室の前まで戻って来たところだった。 ドアを開けようとして、中から鍵がかかってることに気付く。繰り返しになるが、こういうことをするのはあいつしかいない。 結論。中にいるのはハルヒだ。 ポケットから鍵を出し、鍵穴に突っ込もうとした時だった。 「だ、だめ!……キョン……」 その声に手が止まる。体が硬直する。 足腰から力が抜けて、擬音で言えばへなへなと、おれはその場に座り込みそうになった。 「……何やってんだ、あいつは!?」 ああ、もちろん何をやってるか、しっかり推測がついたから出る言葉だ。 妙に切なげで、吐息すら含んでいるような声は、そのうち喘ぎに変わるだろう。 俺なりに精一杯の速度で「その1:今、この場で、ハルヒの声をかき消せるくらい大声で校歌を斉唱する」(何故、校歌?)から「その100:押し倒す」(これ以上、どうやって?)まで、俺が採り得る行動の選択肢を比較対照し、おれはそのなかから中庸でどっちつかずでヘタレな奴を選んだ。 つまり「とりあえず中に入って、様子を見る」だ。 結論から言うと、それはアタマのねじが2、3本飛んじまった奴のすることだった。様子? 見るものなんて、ひとつ切りしかない。そしてそれを見ちまったら、おれの肉体と精神からねじというねじがはじけ飛ぶか、黒ヒゲ危機一髪的に首が飛んでしまうか、どっちかだろう。 おれを満月時の狼男のように駆り立てる、衝立ての向こうから聞こえる声を、まずはなんとかしたかった。別の音でかき消すのは……愚行だ。異常音が人を招き寄せる。誰かにハルヒのこんな声を聞かれてたまるか。 考えがまとまらぬまま、セイレーンの歌声に引き寄せられるがごとく、おれは衝立ての向こうのベッドに近づいていく。耳をふさいで保健室のベッドへとにじり寄る養護教諭なんて他に居るだろうか。オデッセウスはどうしてたっけ? 蠟(ろう)を耳に詰めてた? だが、何の効果もなかったんだよな。確か。 おれの狂いだした理性は「音を断つには、もはや音源をせめるしかない」という自爆的特攻思想に取り憑かれていた。しかし音源=ハルヒをどうにかできるのか? どこの爆発物処理班だって処理するのは不可能だろう。だったら? 誘爆させるしかない!? おれ自身が信管になって? ついに衝立てを超えた。耳を塞ぎ顔を背け、そっちを見ないまま、最後の望みを次の言葉につないだ。 「ハルヒ!」 行為に没頭するこいつの耳には届いてない。喘ぎはいま、おれの呼びかけとは無関係に、こいつの手と指と感覚神経とだけに連動しているらしい。 背けた顔の先には、ベッド利用者の上着やカバンを入れとくカゴがあった。中にはきれいにたたまれて積まれた制服。それに下着。って、やりすぎだろう。そしてあるべきはずの、ないもの。白衣はどこだ? 「ん……キョン……来て……」 こいつ、ほんとに気付いてないのか。それを確かめる術はあるが実行する勇気がない。しかし、弱った魂を置き去りに、横たわるハルヒの方へ、おれの体はゆらゆらと引き寄せられていく。 狼男から吸血鬼にクラス・チェンジしたらしいおれの目に、ハルヒの白い首筋とのど元が真っ先に飛び込んで来た。 わっふる、わっふる、わっふる 保健室へ行こう6へ
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/956.html
「やっぱりそうおもいますよねっ!なんだか先生とは気が合うなぁ!」 「それはこちらの台詞ですよ!ここまで話が合う人もなかなか見かけませんので!」 「あれ?ノラちゃん?何してるの、こんなところで?」 「あ、のーちゃん!今ね、玉置さんと動物談義してたの!」 「たまちゃんと?へぇ、すごいなぁ。たまちゃん、動物にはかなり詳しいんだよ?」 「いえいえ、それが螺良華さんもすごい知識で。」 「それでねっ、今、どの動物が最強かって話してたんだけど、ばっちり意見があっちゃってさ!」 「そうなの!?で、何々?」 「「やっぱり『カバ』でしょ!」」 「…へっ?」 「え、あの…本気?」 「勿論!」 「ライオンとか、クマとか、そんなんじゃないの?」 「だってすごいんだよ?口なんてこーんなに大きいし、瞬発力だってあるし!」 「天敵にもひるまず立ち向かう!この姿勢がすごいとおもいませんか!」 「うーん、よくわかんないけど…;」 「多分ね、動物に詳しい人は口をそろえて言うよっ!」 「ライオンとか言ってたらまだまだ知識は浅いものです!」 「「ねーw」」 (駄目だ、この二人についていける気がしない…!) 「…ののかさん…;」 「あれ、きょーちゃん?今日はベッドから出てこないの?」 「出れるわけないじゃない;迂闊にでていけば、動物談義に巻き込まれるから…。」 「ああ…;」 「動物にも嫌われてて、ろくな思い出がないのよ…;」 「それは…なんというか…;」 「もう、優しくしてくれた動物なんてマサムネだけだから…。」 「わんっ!」 「ったぁ!爪引っ掛かった!!」 「わーっ!たまちゃん大変!ひっかき傷、とっても深いよっ!」 (能力使うんじゃなかった…。) 「なんですって!?氏型さん、こちらに!すぐ手当てしますから!」 「すみません、玉置先生。最早日常茶飯事ですね…;」 動物談義(保健室にて) 「環ちゃん、まだ教室に行けそうにないの?」 「まだ、勇気が出なくてね…。」 「ふーん。もったいないなぁ…。」 「え?何が?」 「うん?何も言ってないよ?」
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/841.html
ブランド Citrus #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (000.jpg) ジャンル 恋愛ADV 脚本 なかひろ キャラクターデザイン・原画 さんた茉莉 発売日 2022/5/27 価格 通常版:2,800円(税別)抱き枕付き限定版:14,100円(税別)B2タペストリー:3,500円(税別) 選評 【2022】クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 1本目 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1647683806/ 341:保健室のセンセーと小悪魔な会長 ◆EKRHxQeMKc:2022/08/09(火) 13 54 01 ID zVUBVEFc 保健室のセンセーと小悪魔な会長 ブランド:Citrus 販売日:2022年5月27日 脚本:なかひろ キャラクターデザイン・原画:さんた茉莉 価格:通常版 2,800円 / 抱き枕付き限定版 14,100円(共に税抜) <ストーリー(公式サイトより)> 「センセー、またね」 「また、あたしと素敵な出会いをしようね!」 風見蒼空は、当初の予定だった一学期を過ぎ、二学期を迎えても、彩香女子学園で保健室の先生を続けていた。 旅の相棒だったシロバナもまた、助手として勤めてはいるものの、ふたりはもう住まいである温泉宿--四季彩の里での同居は解消した。 姉を幸せに見送った蒼空は、今後は姉のためではなく、自分のための人生を歩むことになったのだ。 それを誰よりもわかっているシロバナは、自ら身を引き、蒼空を遠くから見守ることに決めた。 かつて、蒼空の姉である夢歌が、そうしたように。 秋は学園行事の季節であり、ラベンダー畑での校外学習や、姉妹校合同による学園祭が控えている。 せわしなく時間が過ぎる中で、ある日、学園七不思議に新たな噂が加わった。 それは、夜になると鬼が出るというもの。 その鬼の手で、学園の校庭が荒らされているらしい。 魂人の仕業と考えた蒼空は、送り人として鬼の噂を調べることになるのだった。 小悪魔な生徒会長であり、手を焼かされる教え子でもある、月森鈴と共に。 ヒガンバナの花言葉は、情熱と一途、そして追想。 想うはあなたひとり、また会う日を楽しみに-- <作品概要> 本作は2020年11月に発売され好評を博した「保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手」 から続く「保健室のセンセーシリーズ」第3弾となる作品である。 シリーズ各作品の概要及びストーリーは下記の通りとなる。 〇用語解説: 魂人:幽霊のような存在。 送り人 魂人を送り還す(成仏させる)ことを生業としている者。 1作目:「保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手」(略称:ホケジョ) ヒロイン:シロバナ 魂人となった姉を探し出し送り還すため、旅をする送り人の主人公と魂人のシロバナ。 旅の途中、主人公は彩香女子学園で1学期だけ保健室の先生として働くことになる。 女学生たちと触れあいながら日々を過ごす主人公だが 彩香女子学園に姉が在籍していることが判明。 紆余曲折ありながらも姉を送り還すことに成功した主人公。 そしてシロバナも心残りを解消し還っていく。 2作目:「保健室のセンセーとゴスロリの校医」(略称:ホケロリ) ヒロイン:オトヒメ 1作目のENDとは異なり、主人公は2学期になっても保健室の先生を継続中。 シロバナも還っておらず健在だが、主人公とは一定の距離を置き元カノのような立ち位置に。 (シロバナと性的関係であったことは改変されていない) 3作目:「保健室のセンセーと小悪魔な会長」(略称:ホケチョ) ヒロイン:月森 鈴 基本設定は2作目と同様。主人公が保健室の先生を続けている2学期から物語が始まる。 <問題点> シナリオ自体は決して悪くない、絵も可愛い、大きなバグもない。 では何が問題かと言うと下記の2点である。 1.無理やりな分割商法 2.コスト削減による安っぽさ <問題点1:無理やりな分割商法> まず一つ目の[無理やりな分割商法]から解説する。 本作は大きく前半(共通√)と後半(個別√)に分けられるのだが 共通√が前作(2作目)と全く同じ内容になっている。 ※各作品プレイ開始直後のログ画像 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (001.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (002.jpg) 推測だが、元々2作目はオトヒメ(2作目ヒロイン)と鈴(3作目ヒロイン)の Wヒロイン作品として企画・制作されたものと思われる。 構成としては[共通√]⇒[分岐]⇒[オトヒメ√ or 鈴√]となる予定だったのだろう。 それを無理やり分割したことで下記のような共通√が重複するという事態が起こってしまった。 2作目:[共通√]⇒[オトヒメ√] 3作目:[共通√]⇒[鈴√] そして分割による弊害が共通√重複以外にも発生している。 共通√の内容だが、学園の畑を荒らす(後に人を襲う)犯人を探すという内容になっている。 事件を追う中で主人公と鈴は人を襲う衝動に駆られる悪夢を頻繁に見るようになり、 また夢の中である女性の姿をぼんやりと見るようになる。 そして共通√終盤で畑荒らしの犯人を見つけ捕まえることで共通√は終了となる。 しかしながら「なぜ悪夢を見ていたのか?」「夢の中の女性は誰なのか?」といった疑問には 一切説明がなされず共通√終了と共に悪夢を見ることはなくなる。 また犯人の動機についても不明のまま明かされることはない。 この辺の悪夢の理由・女性の正体・犯人の動機といった謎は2作目にて明かされるため 3作目単品で見た場合、一切解決ぜずに投げっぱなし状態となる。 つまり2作目プレイ済のプレイヤーからすると本作の約半分はプレイ済の内容となっている。 そのためプレイヤーは1度読んだシナリオをもう一度読むか 強制スキップで新規シナリオ部分まで飛ばす作業が求められる。 しかも[個別√までスキップ]的な機能はないため新規シナリオだけ読みたい場合は 強制スキップ⇒テキストを目視で確認し既読or未読を判断、という作業を強いられることになる。 逆に2作目未プレイの場合は、上記の悪夢や犯人の動機が不明のまま 作品終了となり消化不良のまま作品を終えることとなる。 尚、この[共通√重複]についてだが2・3作目共に体験版が未公開(準備中/近日公開予定) のため体験版プレイによる確認が不可となっている。 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (003.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (004.jpg) ※メーカー側をフォローしておくと一応 スペック欄とツイッターにて[共通√同一]については触れている + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (005.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (006.jpg) <問題点2:コスト削減による安っぽさ> 次に二つ目の[コスト削減による安っぽさ]を解説する。 まず本作のCG枚数だが、新規CG15枚となっている(SD絵無し)。 やや寂しい枚数だがロープライス作品ということを考えれば ギリギリ許容範囲と言えなくはない。 だが使いどころに少々問題がある。 前半(共通√)で使用されるCGは僅かに2枚。 しかも使用箇所は中盤と最終版の2箇所となる。 立ち絵や背景等の素材は前々作(1作目)から全て流用している(新規の立ち絵と背景は無し) ので中盤までの約2hは見慣れた立ち絵と背景のみでシナリオが展開され真新しさや新鮮味が全く感じられない。 よくヒロイン初登場時にCGを用いヒロインを印象付けるといった手法がよく使われるが そういったことは一切おこなわれていない。 また2・3作目で初登場した新キャラについても立ち絵が与えられていない。 (そもそも1作目の時点でミドルプライス故の低予算からかヒロインっぽいキャラ以外は立ち絵がなかった) まず共通√だが、犯人や犯人を捕まえるために派遣された新キャラといった 物語のキーパーソンとなる人物に立ち絵が与えられていない。 個別√についても同様でキーパーソンとなる人物に立ち絵がない。 個別√のシナリオについてだが、魂人の六花という女の子が主人公を好きになり 鈴を逆恨みをするという内容になっている。 個別√に限っていえば鈴の次に出番があり、シナリオの核となる人物である。 にも拘わらず顔も姿も分からないため、クライマックスシーンで 六花を説得するシーンもどこか滑稽に思えてしまう。 またコスト削減の波はゲーム内だけではなくパッケージにも及んでいる。 1・2作目はよくあるエロゲ箱サイズだったのに対し、本作はトールケースサイズにサイズダウン。 同シリーズを並べて悦に浸りたいコレクター魂を逆撫でするような、地味に嫌なコスト削減である。 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (007.jpg) <まとめ> 2・3作目をまとめて5,800円くらいで出していれば誰も文句は言わなかったであろう。 あるいは1~3作をまとめてフルプライスで出していれば良作と言われる作品になったであろう。 ただ無理な分割商法によりチグハグ感や低予算感、その他いろいろな弊害が 発生してしまいプレイヤーにモヤモヤ感が残る作品となってしまった。 質疑等 352:名無しさん:2022/08/12(金) 02 26 38 ID PjCAEZTc 共通ルートは同じ、って告知されていたらしいけど、 2作目プレイヤーに共通ルートがどこまでか、ってのは事前にわかるつくりになってたの? 353:保健室のセンセーと小悪魔な会長 ◆EKRHxQeMKc:2022/08/12(金) 10 39 00 ID yL2B9HwA 352 共通√がヒロイン2人にスポットがあたるWヒロイン作品っぽい感じなので 事前に「3作品目の共通√が同一」という情報を知っていれば 「あ、ここで分岐なんだな」と気付くような作りにはなってますね。 おそらく分岐箇所と思われるのは↓です。 + ... imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (008.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (009.jpg) 355:名無しさん:2022/08/12(金) 15 42 08 ID iMart86. 公式のキャラページには主人公含む8人いるが これでもキーパーソンに立ち絵ないん? 356:保健室のセンセーと小悪魔な会長 ◆EKRHxQeMKc:2022/08/12(金) 19 16 19 ID yL2B9HwA 355 HPに乗ってるキャラ以外は全員立ち絵無しです。 例えば1~3作通して結構出番のある理事長(ヒロインの母親)も立ち絵無しです。 ヒロインっぽいキャラというか、ヒロインに昇格可能性ありそうなキャラ以外、 男性キャラや年配キャラなんかはもれなく立ち絵無しです。