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「近未来漫才BB 第九話(前編)」 ナルシー「どーもー。GRF(グリフ)のナルシーです。」 お嬢「同じくGRF(グリフ)のお嬢ですわ。」 ナルシー・お嬢「二人あわせて、ビューティー・ブレイカーズでーす!」 ナルシー「いやあ、先日は体調を崩してしまい、皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。」 お嬢「もう大丈夫なんですの?」 ナルシー「はい。軍の病院のベッドでゆっくりさせてもらいましたから。」 お嬢「軍の…病院ですか。それってどんな所なんですの?」 ナルシー「貴女、軍病院に行ったこと無いのですか?」 お嬢「ええ。体調が悪くなったときは家の方に連絡を入れますと、どこからともなく医師団が派遣されてきますの。 怪我をしたときも、ちゃーんとヘリで治療班が駆けつけてくるのですわ。」 ナルシー「…どうやら天は人の上に人を造ったりするようですね。」 お嬢「それで、軍病院はどんな場所ですの?」 ナルシー「宿舎をもっと簡素にした様な建物で、診察室と寝室が用意されてます。 お医者さんが三名と看護師の方々が十名ほど居たかと思います。」 お嬢「そうでしたの。なかなかしっかりした施設ですわね。」 ナルシー「ワタシは二日間ほど、寝室のベッドで点滴生活を送っておりました。 …そうそう、そこで看護師さん達に『怖ーい話』を聞いてきたんですが…興味あります?」 お嬢「え…ワタクシそういうのは…興味ござませんわ…。」 ナルシー「まさか、お嬢ともあろうお方が怖い話が苦手なんてこと、ありませんよね?」 お嬢「べ、べつに苦手なんてこと…ありませんわ!どうぞお続けになってくださいな。」 ナルシー「んー、お嬢がそうおっしゃるのなら…最初に聞いたお話をしてみましょう。 …それは熱い夏の夜のことでした。 見回りに出ていた看護師さんが『男性トイレの奥から獣のような唸り声が聞こえる…』と、 宿直室のもう一人の看護師さんの所に駆け込んできました。 そのトイレ、二年前に戦闘中に受けた衝撃が原因で脳内出血を起こした兵が亡くなった イワクつきの場所だったんです。 『万が一、本当に患者さんが倒れていたら大変なことになる』と思った二人の看護師さん達は、 意を決してトイレに向かうことに決めました。 …ってお嬢、貴女、顔が真っ青ですけど大丈夫ですか?」 お嬢「だ、だ、大丈夫に決まってますわ!続けていただけます?!」 ナルシー「では、続けさせていただきます。 …真っ暗だったトイレに明かりを点け、声がすると思われる一番奥の扉に近づく看護師さん達。 すると突然、扉がギギギギギ…と軋んだ音を立てて開いたかと思うと…中からベテランさんがヌウっと!!」 お嬢「ひぃっ!」 ナルシー「出てきたベテランさんに聞いてみたところ、便秘で悩んでトイレで唸ってた、ということでした♪」 お嬢「なっ…それのどこが怖い話ですの?!」 ナルシー「それがなんと便秘で丸三日間もお通じが無かったそうなんですよ?! そんなにお通じが無いとお肌も荒れてしまうでしょうし、ワタシならゾッとします…。」 お嬢「これだけ我慢したワタクシの気持ちは?!」 ナルシー「えーと、それでは今度こそ正真正銘怖い話なので、それで許して頂けますでしょうか…?」 お嬢「いえ、あの…そんなに怖くなくても宜しいのですけど…。」 ナルシー「では、二話目を…。これも今年の夏のことでした。満月が不気味なほど明るい夜中、 患者さんが誰も居ないはずの寝室から、かすかな女性の笑い声が…。 その日はシフトの関係で看護師さんは自分一人しかいなかったそうです。 生暖かい風に乗って聞こえてくるその笑い声は、淫靡さと狂気を含んでいるかの様子。 …知っていますか?昔から満月の光は人を狂気に導くというお話を。 看護師さんは勇気を振り絞って寝室に向かいました。 寝室を覗くと、窓際に女性の人影が…よくよく見てみると、消灯時刻後に月明かりの下で インテリさんが同人誌を読んでいたのでした♪」 お嬢「で…そのお話のどこが怖いんですの?!」 ナルシー「よくぞ聞いてくれました! この同人誌の内容というのが、この部隊の男性メンバーのヤオイ本だったんです! 自分が知らない所でベテランさんや熱血さんとドロドロしたカップリングにされる恐怖! 想像するだけで鳥肌が立ってきてしまいますよ! …あ、少年クンとならむしろ歓迎いたしますが。」 お嬢「いいかげんにしてください!」 ナルシー・お嬢「どうもありがとうございましたー!」 (牛マン総受けを挟んだので話数がわからんくなってきた)
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【検索用 しぬかんせい 登録タグ 2023年 VOCALOID qvi し 初音ミク 曲 曲さ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:qvi 作曲:qvi 編曲:qvi 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『死ぬ感性』(しぬかんせい) qvi氏の11作目。 歌詞 (概要欄より転載) 眠気は最高line 手に持つ銃と愛 まだ夢見れないのに壊れるeye 代替えされてくlife 飛び降りてみたい ずっと夢見てたいのに明日が怖い 全て失って 身体が脆くて それじゃ意味なくて いつか死ぬ感性 来世に期待したって そんなすぐ来ないって 本当にごめんて、馬鹿で笑えるね 期待してこの先も曲を書いて生きたいね 代わり映えのない日々を歩いて死ねたらね 眠気は最高line 手に持つ銃と愛 まだ夢見れないのに壊れるeye 代替えされてくlife 飛び降りてみたい ずっと夢見てたいから明日に期待 全て失って 身体が脆くて それじゃ意味なくて いつか死ぬ感性 来世に期待したって そんなすぐ来ないって 本当にごめんて、馬鹿で笑えるね コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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死ぬがよい データ 読み しぬがよい 属性 魔法 種類 宣告 能力 ※この先に進むともう二度と戻れなくなりますがよいでしょうか?※と確認する前に絶望する程度の能力 説明 よくもここまで来たものだ。 貴様等は私の全てを奪ってしまった。 これは許されざる反逆行為といえよう。 この最終鬼畜兵器をもって貴様等の罪に私自らが処罰を与える。 死ぬがよい。 +解説です、ご覧になってください このセリフはCAVEが制作した弾幕STG「怒首領蜂」の最終ステージをクリアした後に登場する前座の「最終鬼畜兵器 蜂」が登場する前、我らがシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐から放たれるありがた~いセリフである。 全てはこのセリフのとうりである。 身をもって死ぬがよい。 また、後の首領蜂シリーズでもこの言い回しが使われている。 怒首領蜂大往生 デスレーベルモード 1周目クリア後 ご苦労だった・・・と言いたいところだが、君等には消えてもらう。 貴様等は知らんだろうが我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える。 これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。 どこまで もがき苦しむか見せてもらおう。 死ぬがよい。 怒首領蜂大復活 ゴールデン・ディザスター戦前 果たしてここまで来たか。 腹立たしいまでに優秀である。 だがもっとも望ましい形に進んできているのはとても愉快だ。 我が未来改窮素敵計画は 君らの強い命を以って ついに完遂されることとなる。 いよいよもって死ぬがよい。 そしてさようなら。 ちなみに… このご登場する真ボス「ヒバチ」はほとんどであるがノーミスノーボムが達成されているらしい… 人類って恐ろしい… だからCAVEも本気出してくるんだよ全く…; 他のCAVE語録 色々あるので探してみるといい うぢうっ 戦車出せ戦車!! いつもの感じと言えますしいつもの感じとも言えます とっても危険な危険アイテム ☆追加募集中☆ 今日は - 人飛び立ちました 昨日は - 人撃墜されました 合計 - 人死ぬがよい コメント 名前 コメント
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13ページ目 猿「よし、みんなの力を合わせるぞ。一斉にインファイトだ」 キノガッサ「解った」 ゴリチュウ「行くぞ・・・3、2、1!」 アルセウス「雑魚どもめ、蹴散らしてくれる! 裁きの礫!」 3匹「Triple Infight!!」 ヒュンヒュンバギボギッキュインキュインドビュルルビュッビュン アルセウス「・・・我が力を超えるとは・・・。汝らこそ、最強の天使だ・・・」 ゴリチュウ「や、殺ったでちゅ! アルセウスを倒したでちゅ!」 アルセウス「そう・・・汝らのおかげで、我が闇は・・・滅び・・・ るかぁ!! 裁きの礫!!」 三匹「!?」 ヒュンヒュンキュインキュインドビュルル 三匹「うわあああああああああああああああああああ」 ゴリチュウ「」 ゴウカザル「」 キノガッサ「」 アルセウス「邪念をまとった我にも勝てぬようじゃ、大天使は務まらん。こわもてプレートご苦労じゃったダークライ」 ダークライ「」 ピリリッピリリッ アルセウス「あぁ、やっぱり、今回もダメだったよ。あいつは話を聞かないからな(※聞いてました)。 次はこれを見てる奴にも付き合ってもらうよ・・・」 (完) トップへ
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10ページ目 ~天界~ アルセウス「いけない。我としたことが寝過ごしてしまった」 アルセウス「ゴリチュウがピンチのようだな。よし、次なる救援を送ろう」 ~地上~ ???「おーい、ゴリチュウ、起きろー!」 ダークライ「ム? ダレダ?」 ゴリチュウ「へぶしっ!」ビシッ ???「お、ようやく起きたか。魘されてたぞ」 ゴリチュウ「・・・ん? お前は誰だ?」 キノガッサ「俺の名はキノガッサだ。お前を助けに来た」 ゴリチュウ「そうなのか、ありがとう。ゴウカザルといいお前といい、俺は運には恵まれてるそうだな」 ゴリチュウ(アルセウスの奴、自分で命令しておいて何もサポートしてくんねーのかよ) キノガッサ「よし、力を合わせてダークライを倒そう! 喰らえ、スカイアッp」ビビビビ キノガッサ「」 ゴリチュウ「キノガッサ~~!!」 ダークライ「チョロイチョロイ、サイコキネシスデイチコロヨ 次へ トップへ
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消化器系の機能 ①摂取した食物を消化液と混和しながら機械的に細分し、口側から肛門側からへと移動させる機能 ②消化酵素、電解質溶液及び溶液を含む消化液の分泌 ③高分子化合物を加水分解する化学的消化機能 ④腸粘膜における吸収上皮細胞での物質輸送 呑酸=すっぱい液体が胃から口中にこみ上げること 胃食道逆流症(GERD)=食道と胃のつなぎ目(噴門)にある食道下部括約筋が弱くなり、胃の中身が出てる症状 神経性食思不振症=拒食症みたいなやつ 回盲=回腸と盲腸の間 吐血=消化管からの出血。色は赤黒(コーヒーの残ったやつみたいな色。遺産と交わる時間が長いため) 喀血=肺から出血。色は鮮赤色。気泡を含む 裏急後重=しぶり腹(残便感があり、繰り返し腹痛を伴い便意をもよおす。テネスムス) 下血の位置と色=上部から…黒色タール状便 下部から…赤色便 腹痛の種類=内臓痛、体性痛、関連痛 内臓痛=漠然とこのあたりが痛いと表現することが多い。 関連痛=内臓の痛みを伝える内臓神経求心路と、皮膚の痛みを伝える脳脊髄神経求心路が脊髄の同じ高さの分節にあるので、皮膚の痛みと内臓の痛みを勘違いする 水の出入り…+ 経口摂取水分2L 唾液1L(口腔) 胃液2L(胃) 胆汁分泌1L 膵液2L (胆のう、膵臓) 小腸液1L (小腸) 計 9L - 水分再吸収 7~8L(小腸) 1,3~1,5L(大腸) 計 8,3~9,5L 差し引き 約0,1~0,2L 糞便中に排出される 下痢=一日の排便量>200~250g 下痢の病態生理学的分類 ①浸透圧性下痢…浸透圧を上げる物質(塩類下剤、ソルビトールなど)がある→腸管内浸透圧↑→細胞内から水分の流入が起こる→腸管内浸透圧が保持されて起こる ②分泌性下痢…腸管からの分泌亢進or吸収の抑制(コレラ、大腸菌毒素、プロスタグランジンetc)③滲出性下痢…粘膜の吸収↓by炎症、壊死、腸粘膜の脱落etc→滲出液が排出(by細菌感染、潰瘍性大腸炎、クローン病) ④腸管運動異常性下痢…腸管運動が亢進し、腸管内容物が急速に通過することにより内容物と吸収細胞との接触時間の短縮。(過敏性腸症候群) まとめると 入+→①、② 吸-→②、③、④ 乳糖不耐症=先天的に乳糖を分解できない(酵素がない)病 下痢のときはむやみに下剤を使用しない(生体防御機構のため) 下痢により脱水することがあるので、水分は多くとったほうがいい。 便秘=便が大腸内に長時間とどまり 、排便が順調に行われていない(明確な定義はない) 器質性…その場所に炎症などの異常がみられる 機能性…見た目では異常がないが、ちゃんと機能していない 器質性便秘では一過性と常習性があるが、常習性のほうが多い 便秘が起きた時は、無理の抑制しない。食事は食物繊維を多くとり、水分を十分に摂取する。
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『便秘だったちぇん』 6KB 観察 ギャグ 小ネタ 失礼します anko4046 超天才外科医の休日に登場したちぇんのお話です。 「地面汚したら生きたまま解剖してやるからな。もしくは出したもん全部食わせる」 「ゆっ、ゆっ……。それはゆっくり、でぎない、よお……。わがるよー。ゆんせい、さい だい……の、ぴんち、なんだね。わが、りだぐ……ないよぉ!」 ちぇんは泣きながら地面を這う。 便秘だったちぇん。きめぇ丸から人間の医者の話を聞き、その人間に便秘を治してと頼 んだ。その時のちぇんは、男に薬を貰ってそれを飲んで便秘が治ると考えていた。しかし、 男はちぇんに籾殻を食べさせ、水を飲ませ、強烈なマッサージで全身活性。その場で一気 に便秘を治療した。 結果、身体は不要なチョコを排泄しようと動き出す。 襲い来る強烈な便意。 「とおいよぉぉ……。わがるよぉぉ……!」 涙とともに、ゆっくりと進む。 普段ならぴょんぴょんと跳ねて移動できる距離だが、跳ねたら出る。あにゃるの決壊を 防ぐため、ちぇんはひたすらずーりずーりと地面を這っていた。 硬いアスファルトの感触がお腹に響く。 体内から異音が響く。 くここここここ。 「にゃっ……にあ……!」 動きを止め、ちぇんはあにゃるに力を込めた。うんうんとあにゃるの力比べは、現在辛 うじてあにゃるが踏ん張っている。しかし、少し力が加われば、あにゃる防壁は崩壊する。 うんうんの力はそれだけ強大だった。 道路で漏らしたら、生きたまま解剖。もしくは、うんうんを全部食べさせられる。 男は約束を守るだろう。ちぇんが漏らしたら、どちらかを実行する。 絶望的な二択だ。 それを避けるには、トイレまで行くしかない。 「ゆぐぅ」 そうして公園の入り口までやってくる。 小さい公園なので、地域ゆっくりはちぇん含めて四匹だけだった。リーダーであるれい むも星ひとつである。公園の奥にある、ちぇんたちのお家。緑色に塗られた四角い箱。そ の近くに作られたゆっくり用トイレ。 目的地はそこである。 だが、ちぇんの目の前には予想外の障害が立ちはだかっていた。道路と公園の段差。公 園の土が流れ出すのを防ぐ一センチほどの薄いブロックだ。普段なら一跳びで越えられる ものだが、今のちぇんには断崖だった。 「む……りだよ……ぉ……! わがっ……で、ねえ……え……!」 ほんの小さな、だが巨大な壁に、ちぇんの心は折れそうになっていた。 ちぇん! ちぇん! ちぇえええん! (らんしゃま……!) 唐突に聞こえてきた声に、ちぇんは顔を上げた。 周囲にらんの姿はない。しかし、声はどこからとなくちぇんに届いていた。 ちぇんはできるこだぞ。らんはみていたぞ。ちぇんはいつもがんばってた。つらくても あきらめなかった。ちぇんはどりょくかだ。だから、がんばれ。そうすれば、けっかはお のずとついてくるんだ。 「わかったよー!」 瞳に炎を灯し、ちぇんは前へと進む。 「そろーり、そろーり」 あにゃるに負担が掛からぬよう身体をゆっくり変形させながら、段差の上へと移動して いく。全身から汗を流し、擦れた呼吸を繰り返しながら。 「ちぇん」 そちらを見る。 れいむがいた。この公園のリーダーれいむ。怒っているらしい。 「おしごとぬけだして、なにしてるの? さぼりはゆっくりできないよ!」 リーダーとして当たり前の言葉に。 ちぇんは静かにれいむを見た。ぎらぎらと異様な気迫を目に灯し、涙と汗と涎を流しな がら。れみりゃも逃げ出す形相だった。擦れた声で言い返す。 「チェンハ イマ…ユンセイサイダイ ノ…ピンチナンダヨ…!」 「ゆっ……!?」 「ワカルネ ? ワカッテネ! ワカレヨー! ワカッタリャァァァ!」 「ゆっくりわかりました!」 れいむが逃げていく。 のそのそとちぇんは公園入り口の段差を乗り越えた。 しかし、そこで動けなくなった。お腹の中でうんうんが出口を求めて暴れている。あに ゃるは決壊寸前。全力を込めていないと、うんうんに突き破られるだろう。結果、うんう んが地面を汚し、ちぇんがそれを食べさせられる。 きゅくくくくく。 こここここここ。 お腹から響く音。 「もうだめなんだね……わかるよ……」 ちぇん。 再び声が聞こえた。 (ゆかりしゃま……) 周囲を見てもゆかりはいない。 声だけがちぇんの頭の中に届く。 もう、もらしちゃってもいいじゃない。あなたはじゅうぶんがんばったわ。あなたのな かみはチョコレートだし、たべてもしぬわけじゃないし。 (わかるよー……) ゆっくりのうんうんは古くなった中身。嫌悪感さえどうにかすれば食べられるのだ。通 常種の中身はあまあまなので、うんうんもあまあまだ。うんうんを食べる気は無いが、ち ぇんにもその程度の知識はあった。 ゆかりは脳天気に続ける。 これからみんなに"うんうんちぇん"ってよばれるだけよ。 「それはゆっぐりでぎないねぇええ! わがるよおお! すっごくわがるよおおおお!」 緩みかけたあにゃるに、ありったけの力を込める。 限界は近いが、まだ限界ではない! うんうんちぇん。 その噂は数日のうちに街中に広がるだろう。そうなればちぇんはもはや地域ゆっくりを 続けられない。うんうんちぇんと陰口を言われつつ、屈辱の元で地域ゆっくりを続けるか。 脱走して野良になり、のたれ死ぬか。 自分が自分で想像していた以上の窮地にあることを、ちぇんは理解する。 「ちぇ――」 ぎろり。 声をかけてきたぱちゅりーを一瞥で追い払い、ちぇんは進む。 「あきらめたら、そこでしあいしゅうりょうなんだね。わかるよおお!」 ずーりずーりと這いながら、時折湧き上がる強烈な便意に身を悶えさせつつ。公園の奥 に見えるゆっくり用トイレ。その白い壁目指して。 喉から漏れる荒い吐息。 周囲から音が消える。 視界が霞む。 思考が薄くなる。 て~ててっててっってて~♪ てっててってってって~♪ 「に゙あ?」 突如頭の中に流れ始める音楽。 やがて伴奏が終わり、歌が始まる。 さらば~♪ ちきゅうよ~♪ たびだ~つふねは~♪ 「にゃんでええええええ!?」 思わず叫ぶちぇん。 音楽は止まらない。 うちゅうのかなた♪ イスカンダルへ♪ うんめいせおい♪ いま~とびたつ~♪ 「わかったよー……、ちぇんはいくよー!」 頭の中で流れる歌に押されるように、ちぇんは進む。 かなら~ずここへ~♪ かえってくると~♪ 「はっ」 「はっ」 「ふー」 そうして。 ただただ無心で目的地へと進み。 うちゅうせんかん ヤーマートーー♪ 「ついた……よ……」 気がつくと、目の前にトイレがあった。 三方と上を白い板で遮り、地面に掘った穴の上に二枚の板が並行に置かれている。直堀 式のゆっくり用トイレ。中には誰もいない。 くここここここ。 ぎゅるるるるるるる。 「……まってねー。ちぇんの……あにゃるさん……。もうちょっと……まってねー!」 爆発寸前のあにゃるに力を入れながら、ちぇんはトイレへと移動した。 板の間に座り、あにゃるを真下の穴に向ける。 波動砲発射用意 エネルギー弁閉鎖 エネルギー充填開始 セイフティーロック解除 ターゲットスコープ、オープン 電影クロスゲージ明度20 エネルギー充填128% 対ショック対閃光防御 最終セイフティー……解除! 波動砲、発射!!! 「すっきりー!」 過去作 anko4046 超天才外科医の休日 anko4038 ゆっくり・ボール・ラン anko4008 ゆか PIECE anko4005 燃える、お兄さん anko4003 続・愛の超伝道師 anko3994 愛の超伝道師 anko3894 続・えどてんせいっ! anko3878 えどてんせいっ! anko3874 禁断の口付け anko3862 人工ドススパーク 挿絵:
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憂「なんで!?」 唯「もうだめ……」 憂「どうしたのお姉ちゃん」 唯「うわあああああん、もうだめだぁ」 憂「だめじゃないよ、何があったのか教えて」 唯「だめ人間だってことに気づいたの」 憂「へ?」 唯「勉強できないし演奏もろくにできないし家事はういに任せっぱなしだし」 憂「そんなこと」唯「あるの!」 憂「…」 唯「もう死ぬ……生きてる価値が無い」 憂「…そうかもね」 唯「!?」 憂「お姉ちゃんが好きなようにしていいよ」 唯「…」 憂「…うん」 唯「ほんと?」 憂「なにが?」 唯「わたしってだめ人間?」 憂「違うよ?」 唯「いや、だめ人間だよ」 憂「…」 唯「死ぬしかないよね、今までごめんねうい」 憂「…ううん、こちらこそ」 唯「死ぬよ?」 憂「好きにして」 唯「ほんとに?お姉ちゃんいなくなっちゃうよ?」 憂「別にいいよ」 唯「寂しくなっちゃうよ?いいの?」 憂「別に」 唯「電話しよっと」 憂「誰に?」 唯「お母さん」 憂「なんで?」 唯「今までありがとうって」 憂「ふ、ふーん」 唯「ほんとに死んじゃうもんね」ぴぽぱ 憂「…」 唯「もしもしお母さん?」 憂「…」 唯「お母さん、わたし今から死んじゃうけど心配しないでね」 憂「…」ばしっ 唯「んあ、うい!携帯とらないでよ!」 憂「…」 唯「…」 憂「…電話かかってないじゃん」 唯「ぎく」 憂「なにしてんの?お姉ちゃん」 唯「あ、あれ?電話切れちゃったかな、あはは~…」 憂「通話履歴にも無いよ?」 唯「あれ~…?携帯壊れちゃったかも」 憂「お姉ちゃん」 唯「は、はいぃ」 憂「めっ」 唯「ひぃぃ」 憂「簡単に 死ぬ なんていっちゃだめだよ」 唯「簡単じゃないよ!死ぬもん!!」 憂「なんで死ぬなんて言うの」 唯「さっき言ったじゃん!そうやってういも私をバカにして!!」 憂「バカになんてしてないよ」 唯「うそつき!バカにしてるくせに!」 憂「ほんとにしてないって、お姉ちゃん、信じて」 唯「ほんとに?」 憂「本当だよ」 唯「ほんとのほんとに?」 憂「ほんとのほんと」 唯「ほんとのほんとのほんとの…」 憂「お姉ちゃん!」 唯「は、はいっ!?」 憂「本当だよ、お姉ちゃん。だから死なないで」 唯「え、そう?死なない方がいいかな?」 憂「あ、ごめんうそ」 唯「!?」 憂「お姉ちゃんの好きにしていいよ」 唯「ちぇ…」 憂「死ぬの?」 唯「うん」 憂「ふーん」 唯「じゃあねうい」 憂「うん」 唯「でもどうやって死ぬのがいいかなあ」 憂「さぁ?」 唯「トラックに轢かれたら即死できる?」 憂「できるんじゃない?」 唯「じゃそうしよっかなぁ~」 憂「お姉ちゃんがやりたいようにしていいよ」 唯「うん!じゃあトラックに轢かれて死にます!」 憂「うん」 唯「よぉし、じゃあ着替えて死ぬ用意しよ」 憂「うん」 唯「…じゃあ、なにを着て死のうかなぁ~」 憂「お姉ちゃんが好きな服にするのはどう?」 唯「いいかも」 憂「はい、お姉ちゃん」 唯「なにこれ?」 憂「遺言状作成キットだよ」 唯「遺言状……」 憂「死ぬ前になんか書き残しておきたいことある?」 唯「ある!」 憂「書いていいよ」 唯「ふっふ~」かきかき 憂「なんて書いたの?」 唯「わたしが死んでからのお楽しみだよ」 憂「なんだろう」 唯「ふふ、着替え終わったから死ににいくね」 憂「うん、いってらっしゃい」 唯「いってきまーす!」 憂「いってらっしゃい」 唯「いってきまーす!!」 憂「?いってらっしゃい」 唯「いってきます」 憂「…はやくいきなよ」 唯「!?」 憂「どうしたの?お姉ちゃん」 唯「え、なんでもないよ。行くよ?行っちゃうよ?」 憂「うん。いってらっしゃい」 【どうろ】 唯「ちっ……ういのいけず」 唯「ほんとに死んじゃうもんね」 憂(よし、お姉ちゃんには気づかれてない) 憂(このままお姉ちゃんの後をつけよう) 唯「うおおおー!!死ぬぞー!!」 とみ「あら唯ちゃん」 唯「おばあちゃん!」 とみ「唯ちゃん今なんて…?」 唯「ふふ、おばあちゃん、今までありがとう」 とみ「?」 唯「わたし死にますっ!」 とみ「しぬ?」 唯「そうだよ!じゃあ行ってきます!」 とみ「??、いってらっしゃい」 唯「ふっふん~♪」 唯(……ういめ、思い知らせてやる) 唯(わたしが死んじゃったらどうなるか…くくく) 憂(お姉ちゃんどこに行く気だろう) 憂(それにまだバレてない、この調子でつけよう) 唯「うっ……苦しい」すわりっ 憂(!?) 唯「あぁぁ~……苦しい」 憂「……」 唯(ふふ、ういがつけてきてることなんてお見通しだよ) 唯(さぁうい、どうでる!?) 憂(…お姉ちゃん、座ってるけど顔は笑ってるのが見える) 憂(これはお姉ちゃんの罠に違いない。お姉ちゃん、そんな手には乗らないよ) 唯「…」 憂「…」 唯「……く、くるじぃ…」 憂「…」 唯「…」 憂「…」 律「お!唯!」 唯「りっちゃん!?」 憂(!!) 律「どうしたんだよ、こんなところに座り込んで」 唯「なんでもないよ」 律「なんでもないことないだろー」 唯「りっちゃん!」 律「あ?」 唯「わたし死ぬよ!」 律「…そう」 唯「死ぬ!!死ぬぞー!」 律「ごめ、急いでるからまたな」さーっ 唯「…」 憂「…」 唯「ちぇっ……りっちゃんの薄情者」 梓「あ、唯先輩!」 唯「あずにゃん!」 梓「どこいくんですか?」 唯「天国」 梓「は?」 唯「あずにゃん、今日でお別れだよ」 梓「明日学校ありますよ」 唯「うんっ……ごめんね、あずにゃん」 梓「なにいってるんですか全く…」 唯「死んじゃうんだよ」 梓「はいはい、わたし憂と純と待ち合わせしてるんで行きますね、じゃ」さーっ 唯「あずにゃん待って!」 唯「…」 憂(純ちゃん梓ちゃんごめんね、急用ができたのでいけません……っと)ぴっぴ 唯「…2人とも予定があるならしょうがないよね、うんうん」 唯「澪ちゃんちに寄っていこっと」 唯「…って澪ちゃん!」 澪「お、唯」 唯「澪ちゃん聞いて」がしっ 澪「ああっ、離せ、塾に遅刻する」 唯「私死ぬの!澪ちゃん、今日でお別れだよ」 澪「分かったわかった、また明日学校で聞いてやるから」 唯「待って澪ちゃん」 澪「ああもう!離せって」ばんっ 唯「わっ」すてん 澪「ごめん唯、また後で」さーっ 唯「…塾ならしょうがないよ、うん」 唯「…」シュン 憂「…」 唯「…うい」 憂(ぎく) 唯「そこにいるのは分かってるよ、うい」 憂(…お姉ちゃん、違う方向見て言ってるからばれてないみたい) 唯「うい~…」 唯「あれ?」 憂(ちょっと離れておこう) 唯「ういがいない……」 唯「…」 憂「…」 唯「ぐすん…」 憂「…」 唯「…ムギちゃんに電話しよ」 唯「…」ぴっぴ 携帯「つーつーつー」 唯「話し中…」 唯「…」 唯「和ちゃんならきっと」ぴっぴ 携帯「…おかけになった電話番号は現在使われておりません」 唯「…」 唯「ああああああああああああ」 唯「なんで!!?どうして!?」 憂(お姉ちゃんなに叫んでんだろう…) 唯「…」ぷっつん 憂(ん?) 唯「あははははは!!」 憂(笑いだした!?) 唯「ふふふふ、死んでやる、絶対に死ぬ」 唯「せっかくだから死ぬ前に事件起こしてやる」 憂(!?) 唯「……くくく」 憂(お姉ちゃんが横断歩道を歩いてるおばあさんに近づいた!?) 唯「ふんっ!」ばっ 憂(お姉ちゃんがおばあさんの荷物をうばった!!) 老女「あら…」 唯「って……重……」のろっ 老女「ありがとねぇ~」 唯「え、そうじゃなくて…」 老女「助かるわぁ」 唯「…おも……」 老女「ありがとう。これはお礼」 唯「千円…」 老女「なにかお菓子でも買って食べて」 唯「うん……」 老女「ありがとねぇ」すたすた 唯「……」 憂(お姉ちゃん…) 唯「アイスでも買って食べよ」 憂(お姉ちゃんがコンビニに入った!私は外で待っていよう) 店員「いらっしゃいませー」 唯(アイス~) 唯「…」 唯「…あれ?」 店員「あ、ガリガリ君はまだ入ってないんですよ~」 唯「え、なんで?」 店員「この暑さで飛ぶように売れてまして…」 唯「お日様までわたしのことをぉ…」 店員「へ?」 唯「…」ぎろ 店員「!?」 唯「帰る…」 店員「…」 唯「はぁ…」 憂(お姉ちゃんが何も買わないで出てきた!?) 唯「…私はなんてかわいそうな少女なのでしょう」 唯「誰にも相手にされず死んじゃうんだ」 幼女「うぇ~ん」 唯「お?どうしたのかなぁ?」 幼女「ポケモンシール落としちゃったの…」ぐすん 唯「…」 2
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登録タグ まさかの展開 ジョーク・ネタ パワーワード ホラー 危険度1 検索すると見たら死ぬというタイトルのニコニコ動画がヒットする。 かつては、YouTubeでその動画が存在していたが現在は削除されている。 ホラー動画のように見えるが、 押入れからはライオンの着ぐるみを着た人が出てきて、こっちに手を振ったり、ダンスを踊ってくれたりする動画。 ちなみに踊っている人の名前は「エビバディセイ高口」。 見たら確実に死にます。 だって見なくても人はいつか死ぬんだから。 関連物も怖いので注意が必要。 分類:ジョーク・ネタ、ホラー 危険度:1 コメント 最初クッソ怖いのに後から面白くなってて吹いた -- (1221) 2023-04-15 16 41 13 最初の35秒をすべて台無しにするぐらいその後が面白い。あとリプレイ回数が最も多い部分が電灯に頭ぶつところww -- (名無しさん) 2023-08-05 16 11 17 面白?ホラー? -- (ホラー大好き小学生) 2023-08-16 06 02 53 踊ってる人がすあださん(バーチャルおばあちゃんの中の人)だと知ってまた見にきた -- (名無しさん) 2023-08-16 15 30 53 見ても死にませんが…最後らへんでは腹筋が死にますwww -- (検いけマニア) 2023-08-23 19 24 14 この人のだしてる呪いの動画ってタイトルのどうが最初の3秒くらいでストップするとめちゃ怖い顔でてくるで -- (名無しさん) 2023-10-22 20 20 20 最初バカ怖くて特に襖が徐々に開いていくところとか怖かったけどそれ以降は手をふりかえしたり、笑ったりしてた。癒し動画ですねこれは(間隔麻痺) -- (めろん) 2023-10-28 23 30 44 死ぬ訳無いだろ!? -- (名無しさん) 2024-03-16 10 29 13 人はみんな死ぬんだーーーーーーーーーーー!!!! -- (https //w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/2933.html) 2024-03-16 20 13 12 検いけやりまくってる人のために癒しとして作られたんだろうな -- (https //www.nicovideo.jp/watch/sm994758) 2024-03-24 19 37 34 名前 コメント すべてのコメントを見る
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22話 死ぬのか生きるのか淵を行ったり来たり 銃撃された腹からは止めどなく血が流れ落ちる。 止血しないといけないのは分かっているがそんな道具はどこにも無い。 ふらふら、ふらふらと、生気の抜けた顔で看護師の女性、南遊里は森の中を歩いていた。 先刻同行者を殺した猫の少年からは逃げられたようだがこのままでは出血多量で死ぬ。 「はぁ、はぁ……」 目が霞む、足に力が入りにくくなってきている。 確実に血が失われている。 ばた。 遊里は転んで倒れ込んでしまう。 「お、起きなきゃ……」 起き上がろうとするが上手く身体に力が入らない。 立ち上がれないのだ。 意識も遠のいているような気がする。 ああ、ここで死ぬのか、と遊里は諦念を抱いていた。 それもいいかもしれない、無残に殺されるよりはここで眠るように逝く事が幸せかもしれない、とも思っていた。 「う……う……」 夜勤明けで疲れきって酷く眠い時の感覚に似ていた。 このまま眠ればこの殺し合いからも解放されるだろうか。 遊里はそのまま目を瞑り意識を手放した。 倒れた遊里の傍に一人の影が立ったのだが彼女はそれには気付かなかった。 ◆◆◆ 「……?」 遊里は目を覚ます。 どうやらまだ自分は生きているらしい。 非常に気だるく頭がぼーっとするが、とにかくまだ命はあるようだった。 「気が付いたか」 「あ……」 見上げると、黒い毛皮の獅子獣人の男が立っていた。 白衣を着ているがその下は軍服だ。 記憶が確かなら、海軍の士官制服だったと思うが。 「一応、止血処置をして包帯は巻いておいた。だが、まだ安静にしてた方が良い」 「あ、ありがとうございます……あの、あなたは……」 「……添津武吉。海軍で軍医をやっている」 「軍医……」 「君の名前は?」 「南遊里です、看護師をやっています」 「そうか……君の傷は銃創だが、何があったのか良ければ聞かせて貰えないだろうか」 「はい……」 自分を治療してくれたのだから信用しても良さそうだ、と、遊里は今までの経緯を武吉に話す。 石清水成道と言う猫の少年に遭遇し、その少年が殺し合いに乗っていて同行していた竜錬アイが殺害され、 自分も重傷を負わされたがどうにか振り切ってきた事。 竜錬アイの友人の狐閉レイナと言う人が機械に詳しいらしく、もしかしたら首輪を外せるかもしれないと言う事。 ――実を言うと、もしかしたら最初に撃たれた時点ではアイはまだ生きていたかもしれないが、 自分は恐怖に駆られアイを置いて逃げ出してしまった。あの状況でアイが生き延びられた可能性は限りなく低いだろう。 非難されるのを恐れて遊里は余り正直には話せなかった。 「そんな事があったのか……災難だったな」 「はい……」 「私もこの殺し合いを潰したいと思っているんだ、良ければ一緒に行かないか」 「そ、添津さんが良ければ」 「分かった……ところで、武器になりそうな物を持っていないか?」 「武器、ですか? いえ、私の支給品、ゴボウだったんで」 「ゴボウ」 「10本入ってます、バッグに」 「……」 確認してみると確かに太いゴボウが10本、遊里のデイパックに入っていた。 叩かれれば痛いだろうが致命傷は到底負わせられないだろう。 主催者はこんな物を渡して一体どうしろと言うのか。 「私の支給品は君を治療するのにも使った医療キットだったからな、武器になる物が欲しいと思ったんだが」 「すみません……」 「いや、君が謝る事じゃないが……何にせよ君はしばらく動かせない、しばらくここにいよう」 「はい……」 処置したとは言え遊里はまだ下手には動かせない状態だった。 もうしばらく様子を見る必要がある。 武吉と遊里は危険ではあったが今は森の中でじっとするしか無かった。 【E-6/森/早朝】 【南遊里】 [状態]腹部に被弾(処置済)、貧血気味、精神疲労(中)、地面に寝かされている [装備]無し [持物]基本支給品一式、ゴボウ(10) [思考] 基本:殺し合いはしない、生き残りたい。 1:添津さんと一緒にいる。 2:首輪を外せそうな人を捜す。狐閉レイナさんを特に。 [備考] ※狐閉レイナの情報を得ました。 ※石清水成道を危険人物と認識しました。 【添津武吉】 [状態]健康 [装備]無し [持物]基本支給品一式、医療キット [思考] 基本:殺し合いはしない。脱出手段を探す。 1:南遊里を保護。 [備考] ※狐閉レイナの情報及び石清水成道の外見の情報を得ました。 《人物紹介》 【添津武吉】 読み:そえづ・たけよし 海軍軍医少佐。40歳。黒い毛皮の獅子獣人で眼鏡をかけている。 冷静かつ穏やかな性格で医術の腕も確かなため信望は厚い。 既婚で娘が二人いる。 021:淫らなのにも理由はある 目次順 023:過程とかそういうのは吹っ飛ばしたい 005:人は自分が考える程不幸では無いが幸せでも無い 南遊里 039:さあ進軍開始 ゲーム開始 添津武吉 039:さあ進軍開始