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812 :ひゅうが@夏風邪中:2014/07/02(水) 12 56 13 戦後夢幻会ネタSS―― その0.5「吉田機関 1950年」 「あいつらはバカか?わずか5年前に軍事で国を滅ぼしかけておいて、また同じことをしようとしているんじゃあないか!!」 「まぁまぁ。吉田さん。激昂して暴支膺懲なんて叫びださないだけ大きな進歩ですよ。 それに軍人が本気で懲りている点も。」 そうは言うがね、阿部君。と、日本国内閣総理大臣 吉田茂は顔をしかめながら言った。 「この一次防の計画案を見ると八つ当たりもしたくはなるさ。いくらあの半島が敵の手に落ちたとはいってもこれはやりすぎだよ。」 「戦艦をはじめ旧海軍艦艇はすべて現役復帰、陸軍15個師団ですか? 今はこの3分の1が限界でしょう。復興に加えてパットン閣下への義理で2個管区隊もあそこへ送っているのですから――」 ここは日本橋のとある料亭。 挙国一致内閣を樹立して憲法改正を発議したばかりの吉田は、戦時中から彼の顧問であり終戦の仕掛け人であった男たちをここに呼んでいた。 海上警備隊警備局長 阿部俊雄(註:憂鬱世界では嶋田繁太郎)、大蔵省復興局長 下村治(憂鬱世界では辻政信)、宮内庁侍従 徳川義寛(同 近衛文麿)、国家地方警察本部監察官 後藤田正晴(同 安倍源基)、そしてここにはいないが彼らの同志的な存在として、海上警備隊警備艦隊司令 吉田英三(同 南雲忠一)、保安庁第一保安局保安事務官 林敬三(同 東条英機)らが存在している。 その人脈は幅広く、政界・財界・言論界に大きな勢力を誇り、戦時中からかの(この世界の)東条一派と暗闘を繰り広げていたとも、終戦の際には近衛や米内といった人々を動かしてついに勝利をおさめた「反東条派の首魁」であるともいわれる。 そんな彼らは頭脳集団と利権集団といった向きが大きく、吉田茂も彼らには便宜を図り、図られる仲となっていたのだ。 それに、戦時中の特高連中から彼らの手で救い出され終戦工作に助力されている個人的な恩義もある。 現実主義者であり文民統制に(旧日本軍人としては非常に珍しく)積極的な連中であるだけある程度は信用もできる。 813 :ひゅうが@夏風邪中:2014/07/02(水) 12 56 44 「正直なところ、私たちとしてはせいぜい空母をそうですね、最大でも4くらい走り回らせるだけで精いっぱいです。大型艦艇をといってもいい。何せあれは油食らいですから。」 「『しなの』かね?」 吉田は少しだけ眉間のしわを緩めた。 樺太から邦人20万を脱出させた殊勲艦。千島列島北端においては米陸軍支隊2500名と重巡インディアナポリス乗員2000名を救い、復員事業では主として大陸や南方から30万名を満載して内地へと帰還させたフネ。 直接的に撃沈したような敵艦こそ「国籍不明の潜水艦」をあわせて6隻ほどだが、その活躍は終戦時に報道され今も国民の人気が高い。 レイテはもとより、あの沖縄沖の結末を知られているだけに「しなの」を解体するとでも言えば国会前に何十万人か集まるほどには、あのフネは愛されていた。 「『しなの』以外に、『かつらぎ』と『かさぎ』、あとは『ながと』程度でしょうね。正直なところ我が国の本土防空体制を整える前に半島へ兵を出すのは反対なのですが…」 「まぁ掃海作業部隊を大増強できるのはいいことだよ。」 吉田は、阿部が本気で困っている様子なのを見て少し矛をおさめた。 軍人があまり好きでない吉田としたら、この男はかなり微妙な立ち位置の男なのだった。 「復興計画についてもケチをつけられにくくなった。本土に攻撃を受ける事態を防げれば、日本にとってはいいことずくめだよ。」 だが、と吉田は続けた。 「対馬、あれは問題だよ。それに道北も。」 仁川上陸作戦に警察予備隊部隊が参加した見返りとして、対馬へは米軍の支援のもと第3管区隊が投入され「治安維持」の名目で全土を奪還している。 その過程であの自称義勇軍の旧式戦艦は「ながと」に沈められており、「北」の二カ国に口を極めて罵られていた。 「正当な領土である対馬への日帝の侵略」「日本による帝国主義的野望の犠牲となった北海道を解放せねばならない」 要するに、自分たちがぶんどろうとしたものを守る番人が帰ってきたのが彼らは気に入らないのだった。 「ウラジオには海上戦力としてはたいしたものは存在しません。潜水艦による港湾襲撃やら奇襲爆撃を警戒する必要はありますが、現状では日本本土へと手を出す可能性はあまり考えられないでしょう。ただし――」 「スターリンの気まぐれを除いてか。」 「はい。」 旧関東軍将兵のうち10万ほどがシベリアに抑留されているのは、スターリンによる「思いつき」が理由であるというのは有名な話だった。 「大蔵省としては、国防に必要な資金は惜しまないつもりですが、それも大きくなりすぎると困ります。」 それまで黙っていた下村(辻)が鼻を鳴らした。 「復興には金が必要だからな。よくわかっているとも。」 「そして教育の再生のためにも。」 言葉をつづけた下村に吉田は自然な好意を持った。 なぜか阿部が引きつった表情をしているが―― 「とりあえずは、我々は後方支援に徹する。何せ国連軍とはいってもあの地には彼らがいるからな。 深入りや過剰攻撃は慎むべきだろう。」 このときは吉田も、そして阿部たちも、独裁者の気まぐれがもたらす惨禍をまだ知らない。
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登録日:2011/06/25 (土) 14 57 30 更新日:2023/01/15 Sun 07 03 42NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 1959年 プロ野球 プロ野球が市民権を得た日 伝統の一戦 天覧試合 忘れ得ぬ日 神試合 読売ジャイアンツ 野球 阪神タイガース 天覧試合とは、天皇陛下が観戦する試合競技のことである。 この項目では、2021年現在プロ野球史上唯一挙行された1959年の天覧試合について記述する。 経緯 かつてプロ野球は"職業野球"と呼ばれ、下賎な職業とされていた。 学生スポーツとして発展し、六大学野球が日本野球の頂点とされた時代は、現在では考えられないことだが「金を取って野球を見せるとは何事か」という蔑んだ目で見られていたのだ……。 この辛さから何としても解放されたい、プロ野球を認めてもらいたい。これが当時のプロ野球関係者の悲願だった。 読売巨人軍の創設者・正力松太郎氏は、こうした球界の表には出せない"見えざる総意"を叶えるべく天覧試合の実現に向け奔走、無事に天皇・皇后両陛下をお迎えすることに成功した。 プロ野球界にとって、天覧試合はプロ野球が市民権を得るための千載一遇の好機だったのである。 かくして、プロ野球の命運は1959年6月25日、巨人対阪神の伝統の一戦に託された。 試合 巨人・藤田元司、阪神・小山正明両エースの先発でプレイボール。 両軍とも緊張からか打線が機能せず、阪神は2回まで三者凡退、巨人も初回、2回と無死一塁を併殺で潰す。 3回表、一死二塁から投手の小山が中前タイムリー。阪神が1点を先制する。 対する巨人は5回裏、四番・長嶋茂雄のホームランで同点とすると、続く五番打者にも一発が飛び出し2対1と勝ち越しに成功する。 昭和天皇は試合前、侍従に「ホームランは出るかね」とお訊ねになったそうで、この2本でプロ野球はまず責任を果たした形だった。 この2発で両軍の硬さがとれ、試合が動き出した。6回表に阪神はタイムリーで同点。ここで四番の藤本勝巳が左へ2ランをたたき込み一気に4対2と逆転した。 しかし、巨人も粘る。7回裏、一死一塁から六番のルーキー・王貞治がライトスタンドに2ラン。一本足になる前、わずか19歳1ヶ月の一発で同点に追いついた。 ここで阪神は小山を諦め、5月の同カードで巨人打線を無安打に封じ完投勝利した新人・村山実をリリーフに指名。村山は後続をぴしゃりと抑えた。 しかし、前日も登板していた村山にとっては突如指示を受けた形であり、投球練習すらしないままの登板だった。 村山が冷えた肩のままマウンドに登ったことが結局、この試合の行方を運命づけることになる。 その後は巨人の好守などもあり両軍譲らず、試合は9回表まで終えた。 延長か? それより両陛下のお帰りの時間が迫っている。それは21時15分だった。もう時計は21時を回っている。 お帰りまでに決着がつかなければ、球界苦心の天覧試合も「日本人に認知させたい、市民権を得たい」という願いを叶えてくれるものにはならない――。 しかし9回裏、先頭打者の長嶋が村山の内角高めの直球をものの見事にレフトポール際へ運んだ。 サヨナラホームラン! 5対4で巨人の勝利。時計は9時12分を指していた。 こうしてプロ野球史上唯一の天覧試合は、野球のあらゆるものを表したかのような理想的な試合展開で幕を閉じたのだった。 余談 この一戦は全国に生放送された。その効果は絶大で、プロ野球は真に市民権を得ることに成功し、後の隆盛へと進んでいくこととなった。 大学時代、ルーキーイヤーとスター街道を突き進んでいた長嶋は、この試合の大活躍によってスーパースターの座を不動のものとした。「皇室御用達」とも言われた。 新人の王はこの年打率.161とさっぱり打てなかった。その王が天覧試合にスタメン起用され、しかも同点2ランと活躍したことに誰もが驚いた。 村山は亡くなるまで「あれはファウルだった」と言い続けた。しかし当日出場していた阪神の左翼手や観客の証言、残された映像などからホームランだったのはほぼ確実である。 当時の阪神監督・"カイザー"田中義雄は日系二世で日本語が不得手だったため、リリーフに村山を指名した時も「あんた、ピッチいける?」としか言えなかったという。これが村山が肩を作れなかった原因となった。 選手はじめ関係者には皇室の御紋入りの煙草が下賜された。だが実際に吸った人曰く「とても不味かった」とのこと。 試合開始は19時で、前述したように21時12分に終了したため試合時間は2時間12分だった。3時間超えが当たり前となった今から見ると短く思えるが、当時としては長時間の部類(*1)。スポーツライターの二宮清純氏は「プロ野球の面白い要素が凝縮された最高の試合」と絶賛しており、この試合を引き合いに出してプロ野球の試合時間短縮を主張することが多い。 追記・修正は、野球愛溢れる方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 村山さんの言い分も、それはそれで好き -- 名無しさん (2014-03-28 10 31 57) この試合でホームランが出なかったらどんなことになってたんやろ? -- 名無しさん (2017-01-21 06 37 26) 映像見てると打たれた瞬間ガックリしてるし村山さんもホームランだとわかってたような気がする。 -- 名無しさん (2017-01-21 08 59 58) 今回に限らず皇室の恩賜タバコは勿体ぶって長期間取っとく人が多いので酸化しないように砂糖を入れないので風味がきついそうな -- 名無しさん (2020-05-28 00 31 59) 名前 コメント
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327 :YVH:2012/04/02(月) 20 00 36 皇紀4250年 宇宙暦790年 帝国暦480年 標準暦某月某日 =銀河帝国= この日、元皇帝侍従武官であったリヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼン老子爵が一人の帝国軍士官を伴って 新無憂宮・東苑内に在るルドルフィン公の屋敷を訪れた。 -ルドルフィン公爵邸・客室- 老人二人が応接テーブルを挟んで向かい合っていた。因みにテーブルの上には今、公爵が嵌っている 温泉饅頭(こしあん)とほうじ茶が出されている。 公爵が徐に口を開いた。 「よう来たのリヒャルト。何か、退屈しのぎになる事でも 話してくれるのかの?くくく・・・」 意地の悪い笑みを浮かべた老公はそう言うと、出されていた饅頭を一つ摘んで 訪ねて来た老子爵の方へつき出した。 「美味いぞ、リヒャルト。食してみよ」 これに老子爵は笑み交じりの礼を言って受け取り、それを食した後に来訪の用件を 目の前の老公に告げた。 「ホッホッホ・・お手ずからのご下賜とは恐悦至極、有難く頂きましょうぞ・・・ ウム、これは美味ですなぁ・・・ おお、忘れる所であったわ。公にぜひ見て頂きたい物があったのだったわい・・・ ケスラー大尉、例の物を公へお渡しせよ」 老子爵からケスラー大尉と呼ばれた青年士官は、その言葉に従って持参してきたケースから 数枚綴りになった書類を取り出し、ルドルフィン公に差し出した。 書類を受け取った老公は早速それに視線を落とし、黙読し始めた。 その間、グリンメルスハウゼン老は温泉饅頭が気に入ったのか、饗されていたそれに舌鼓を打ちつつ ほうじ茶を喫していた。 饅頭が五つ程、老子爵の胃に収まった頃になって、漸くルドルフィン公は書類から顔を上げた。 その顔は心なしか赤らんでいた。 「くくくっ・・・面白いっ!面白いぞ、リヒャルトよっ!! 我が帝国に新種のネズミが沸きおったかっ!実に面白いっ!!!」 ルドルフィン公は何が面白かったのか、しきりに面白いを連発しながら爆笑し続けていた。 その間でもこの知らせを持参した老人は、饅頭を賞味しつつ、ほうじ茶を喫していた。 一しきり笑い続けていた老公爵は、笑いを収めるとグリンメルスハウゼン老に問いかけた。 「で、このネズミども、如何様にする心算なのだ‘剪定者どの‘?」 公爵の問いに老子爵は、こう答えた。 「・・そうさのう・・・暫しの間、帝国観光を満喫させた後は・・・ ‘保養‘させた後に、お帰り願うと致しましょうか・・・如何ですかな‘ガルム(猟犬)‘どの?」 老人の答えに屋敷の主は、暗く哂いながら賛意を表した。 「くっくっく・・・良き考えじゃ。冥土の語り草に帝国の事、 よぅく見て逝んて貰わねばのう・・・くっくっく・・・」 アッシュビーの小倅を踊らせて以来の愉快事じゃ、とルドルフィン公は愉快そうに哂っていた。 328 :YVH:2012/04/02(月) 20 01 22 老公爵の闇い喜悦を見つつ、‘剪定者の長‘は徐に口を開いた。 「・・そう言えば、この新種のネズミども、 ローエングラム女伯の弟御に、随分執着しているようですなぁ・・・」 老人の台詞に公は、これは堪らぬとばかりに笑いながら自分の考えを述べた。 「くくく・・・あれは見目が良いからのう・・大方‘その道‘の好き者が狙っておるのであろうよ。 彼の国の高位の者たちの間では‘その道‘が優雅な嗜みと言うからのう・・・くっくっく」 あれに目をつけるとは、天晴れな審美眼よ、と言ってまた公は笑い出した。 そんな中、室内に控えていた執事が静かな声で主人に話しかけた。 「御前様、笑ってばかりもいられますまい。どのような対応をなさいますか?」 執事の質問に公は笑いを納めると、次のように命じた。 「あれの事はパウルに一任せよ、良きに計らってくれるだろうよ。 それよりもこの事、かの地の都におる酔いどれに知らせるのじゃ」 主人の命に、執事は慇懃に頭を下げると、それを実行するべく応接室から退室していった。 329 :YVH:2012/04/02(月) 20 02 14 =大日本帝国・宙京、銀河帝国暫定大使館= -大使執務室- 今、この部屋には三人の人物たちがいた。 重厚な大使用執務机付属の椅子に座るのは大使であるG=ゴールデンバウム大公フリードリヒ、 その大公に、本国からの四公名義の報せを報告しているのは、宮宰(補佐官の事)ハーン伯爵である。 「・・・以上の様な事が、本国から報告されてきておりますが、如何致しましょうか殿下?」 ハーン伯爵の問いに大公は、部屋にいる最後の一人ヒムラー大佐の方に目を向けた後、次のように命じた。 「うむ・・・中々に楽しませてくれるのう・・・遥々来た甲斐があったというものよ・・ 姉宮殿下と、いまだ逗留中のロンドン公どの、ロシアの摂政殿下どの宛てに わしの名で「尾華」のウナギ料理をお贈り致せ。 おお、そうじゃ。ロンドン公どのはどら焼きがお好きと聴く、それもお贈り致せ ロシアの殿下には、日○のラーメンとやらをの」 大公の命に、伯爵は一礼して手配をしに退室しようとしたが、当の大公に呼び止められて再び上司の方に向き直った。 「おお、暫し待て。こうも伝えるのじゃ〔機会があれば大使も臨席を所望している〕との あと、〔ネズミ退治の方法をぜひ、ご教示賜りたい〕とな」 この大公の言葉に、伯爵は口元を綻ばせると再び一礼してから、大公の‘お茶目‘を実行すべく 執務室を退出していった。 この、大公からの突然の‘贈り物‘に贈られた方は表面上は兎も角、内面では顔を引きつらせていたと言う・・・ 【あとがき】 余り一方的だと、またクレームがつきそうなので 少しばかり、帝国にも肩入れをば(笑い) タイトルをつけるとすれば「帝国の老人たち」でしょうか?
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662 :ひゅうが:2016/07/13(水) 00 03 59 艦こ○ 神崎島ネタSS――「2月26日」その4 たとえばの話をしよう。 たとえば、天皇機関説が政治問題になったときは、自宅への投石に百人単位が動員できた。 たとえば、争議とあれば1000人以上の人間が暴徒となってぶつかりあった。 鉄砲玉はいくらでもいた。 そんな奴らを帝国陸軍も、そして政党も利用した。 その成れの果てがこの光景だった。 まず第一に、サイドカーをつぶすために日本では珍しいトラックが突っ込んできた。 続いて爆発。 これは労働争議の合間に盗み出されたダイナマイトのうちのいくらかが使用された。 発砲されたのはシカゴ・タイプライターと呼ばれるM1921トンプソン・マシンガン。 トラックに隠れていた鉄砲玉どもが発砲し、警護官が一瞬ひるむ。 「天誅ーっ!!」 絶叫が響く。 あわてふためく街道の警備の警察官たちが何かを叫ぶ中、道の左右からわいて出たような集団が抜刀突撃を開始する。 突撃を開始した男は、詰襟軍服だった。 階級章は、大佐。 その後ろに少尉と中尉、烈士の字を染め抜いた鉢巻姿の若者が続く。 停止した車の中で、長嶺喜一中佐が私費で仕立てたモーゼルの撃鉄を起こす。 警視庁警護課の警護員たちが身を盾にすべく待ちの態勢に入る。 だが、神崎提督はそれを目で制し、吹雪と大淀の方に視線を送った。 頷く二人。 「提督、いったい何を…」 言うが早いが、吹雪と大淀は足で車の扉を蹴破った。 扉が吹き飛ぶ。 「えっ?」 警護官の一人からそんな音が漏れた。 音は金属質。 彼女の足元には、いつの間にか分厚い鉄でできたような靴がはまっていた。 「お願い!あたってください!」 発砲するのにそれはないだろう…と誰もが思った。 その衝撃波は、誰もを圧倒していた。 突撃をかけた凶賊も。警護官たちも、そしてようやく態勢を整えていた街頭警備の巡査たちも。 そして、数瞬も経たずに土煙が上がり地響きが足元を揺らした。 見ると、「吹雪」の手にはハイカラな遊びであるボウリングのボール大の四角い物体が握られていた。 その中央からは長さ1尺ほどの筒が二本突出しており、その先端から白煙がたなびいていた。 「撃て撃て!!」 我に返ったのは、凶賊の方だった。 どこから持ち出したのか、小銃がトンプソンと共に向けられる。 「逃げろ!」 「いや。」 神崎提督の冷静そのものな声に、長嶺中佐が殺意すら感じさせる目を向けると、彼は静かにいった。 「吹雪の方が強い。」 663 :ひゅうが:2016/07/13(水) 00 04 30 50メートルもない距離から放たれた一斉射撃は、空中に出現した半透明の何かにあたり、火花を散らして弾き返された。 「提督。」 大淀だった。 「いや、大丈夫だろう。」 神崎はそう返した。頷いた大淀は手にしていた四角い物体を空中に放った。 と、何もなかったかのように「それ」は消える。 音もなく。 ようやく長嶺中佐は気付いた。彼女が持っていたものは、装甲車か戦車の主砲塔によく似ていた。 いや、軍艦の… 「皆さん!」 吹雪が叫んだ。 「撃ちますよ?」 その一言には、おそろしいほどの殺気が込められていた。 まるで数百人分の殺意を濃縮したかのような―― 返答は、絶叫と一斉射撃。 薬きょうが落ちる音さえ聞こえるこの距離で、突撃をかけない凶賊は明らかに恐怖していた。 やがて、重い連射音とマズルフラッシュがあたりを圧する。 発生源は「吹雪」。 今度こそ凶賊は凍りついた。 「双方それまでぇ!」 唐突に絶叫があたりに響いた。 長嶺中佐は今頃気付いた。 ここは、もう日比谷公園の近くである。 「武器をおさめよ!御前である!」 馬上から告げたのは、特徴的な丸眼鏡の軍服姿の男――東条英機。 その背後には、数名の飾緒をさげた士官や随伴歩兵に守られた白馬。その馬上には軍服姿の人物。 東条がいちだんと声を張り上げる。 「国事犯ならず、大逆犯となる気か!控えよ!」 のちに昭和天皇と諡号される男性が、冷徹にその場を睥睨していた。 664 :ひゅうが:2016/07/13(水) 00 05 32 というわけで、さくっと一発。 残念!装甲車とかの出番は終わってしまった! 680 :ひゅうが:2016/07/13(水) 00 40 36 おっと。追加しときます。本日はこれにて。 【補遺】 ――意外かもしれないが、昭和天皇は自ら電話をかけたことがある。 それも昨年。ちょうど一年前である。 2.26事件の渦中、状況確認のために麹町警察署にひかれたホットラインを通じて自ら状況を諮問したのだ。 ちょうど署長を警護するためのサイドカー担当の巡査が代理で電話に出て状況を言上したのだが、このときの一人称が「朕」であったことから巡査は震えたという。 このときも、宮内省を通じて昭和天皇は自ら状況を確認。 あらかじめ事態を予想して待機していた近衛師団および皇宮警察部隊を自ら率いて出陣されたのである。 泣いて止める侍従たちを振り切って馬上にのぼった昭和天皇の姿は、古の大王のようであったとも、また江戸城に在した将軍家のようであったともいわれる。 そしてこの動きは、蠢動しようとした者どもの動きを完全に封殺してのけた。 退役大佐橋本欣五郎を筆頭とした凶賊どもを制圧すべく「たまたま近くにいた」陸軍部隊や海軍陸戦隊部隊が現場に介入することもできず、一行は駆けつけた見物人どもの万歳の声に送られて宮城へと堂々と行進していったのである。 なお、この直後、数名の若手陸軍士官が「不始末を一命をもってお詫びする」として自決しているが、関連は不明である。
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986: 635 :2021/08/20(金) 17 34 30 HOST 119-171-250-56.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ サセボ異界紀行九冊目前編sideエス 何処かの戦艦の甲板。 「ええ…ありがとう…これで何を聞かれても大丈夫ね。」 「加賀とはさっき会ったきたわ。あっちの自分が名前継いだ子と一緒で航空母艦になってるからひどく驚いてたけど…。」 「…こっちの私だってあんな最後でも心残りはあれど後悔はない筈よ。」 「えっ、会えて良かったって?それはこっちも同じよ。フフ、じゃあまた来るわね…ありがとう…長門。」 『フゥ、取り敢えずFFRとの戦争は回避に出来そうデス…。』 『ああ、土壇場でリシュリューが戦艦リシュリューに戻ったってニュースがFFRで流れて動員が解除されたからな。』 『FFRの方はリシュリューがいればどうにかなるけど私達は私達で日本とティ連の方どうにかしなきゃダメよ?』 どうにもあいつ、物書きな友人はファーダリシュリュー達と上手くやったらしい。 弟の運転する別の車に乗るファーダ柏木やフリンゼとファーダ陸奥らの会話をゼルモニター越しに聞きながらそんなことを考える。 ちなみに僕はケラー大見の運転する車の助手席に乗車している。 さて僕ら、ファーダナヨとファーダ陸奥そして僕はファーダ柏木の手引で佐世保にあるこの世界のオランダ、蘭帝系の企業の有するホテルへ行こうとしている。 我々の世界で佐世保といえば軍港と某オランダテーマパークであるがこの世界でも軍港、そして蘭帝関連なアレコレで有名な街だそうな。 そしてそのホテルはその蘭帝関連のホテルの中でも特に格式が高いものだそうだ。 この辺はファーダ白木からの受け売りなのであるが。 そしてその格式故にこのホテルでの出来事は全ては薔薇の下にある。 まあつまる所やんごとなき方やおエラいさんが泊まったり、内緒話するにはもってこいの場所だ。 そして現在このホテルには今回の騒動への対応の為に二藤部総理やサイヴァル議長、マリヘイル議長らが宿泊予定だ。 例の女神騒動に創造主騒動への対応の為だ。 その為にエラく警備が厳重である、まあ原因は僕らにある訳なのだが。 そこへファーダナヨがファーダ柏木との会話へ加わる。 『そうですよフェルや。まあ妾も陸奥もかような振るわねばならぬのはアレでありますが…柏木やもっとこう良い案は無かったのですか?』 『すみません、ナヨクァラグヤ陛下。リシュリューさんという前例がありますので陛下はもとより陸奥さんも復活した存在として扱われる可能性が高いのです。 ですからそう振る舞って貰った方が話が早いかと。』 『面倒臭いわねえ…。』 今更ながらファーダ柏木は世に言われる銀河級アサルトバカという呼称もよく分かる。 ファーダリシュリューの存在から創造主ナヨクァラグヤの復活と思われ血眼になってファーダナヨを探しているティエルクマスカ、 ファーダ金剛が向こう(我らが指揮官の隣に)に行ってるので「何故?」という不安に思う日本人、 (゚∀゚)神のヨカーンとネ申キタ――(゚∀゚)――!!とお祭り騒ぎで手も付けられない人物らもいる現状。 ついでにハワイ沖に所属不明の超大型戦艦こと戦艦陸奥が出現消失しているという謎な状況。 後、最近日本がイゼイラに構い過ぎて蘭帝の目のハイライトがオフになってきてるとか…。 最早火事どころか延焼して手の付けられない山火事の様な様相を呈している。 そこでファーダ柏木がそれ以上の衝撃で吹き飛ばせば良いと考えた。 最早世界災害級の火災が収まらないなら電子励起爆薬でまるごと吹き飛ばすというか、 侵食弾頭で可燃物ごと火災を分子レベルまで分解するが如き所業。 ため息が出る。 『あのバカの考えに色々考えて付き合ってたら精神が持たないぜ?』 「昔からあいつはアレだったからな…。」 「ケラー白木。こちらでもファーダ柏木はやはりファーダ、突撃ドゥスですか…。」 『こっちでもってことがそっちでも?』 「それはもう、突如として出現した正体不明の国に自ら軍艦に乗って直接乗り込んで交渉に挑む様な御人は並行宇宙でもそうそうはいないでしょう。」 『何やってんだそっちの柏木は…。』 「三つ子の魂百までと言うが平行世界でも変わらんのか…。」 「ええ…先代エルバイラの侍従もしておられますが…。」 『ちょっとまってオーちゃん!?それから平行宇宙の俺何をしてんの!?』 『柏木やそなたは立派に昭和帝の侍従もしておるのですから心配することなどありませんよ?』 『そうそう、フェルさんの方が海軍予備役士官とか現役大臣とか瑞雲狂でカレー狂とか属性過多だから。』 『私は私で何やってるデスカ!?』 987: 635 :2021/08/20(金) 17 35 45 HOST 119-171-250-56.rev.home.ne.jp 二藤部内閣総理大臣やイゼイラのサイヴァル議長にティ連のマリヘイル議長他ティ連や蘭帝の首脳が宿泊予定のホテルの入り口は異様な空気に包まれていた。 警備に動員された陸軍歩兵やティ連ロボットスーツ部隊に蘭帝の部隊という凄まじい陣容である。 兵器も装甲車や戦車だけでなく中には専用のホースローダーならぬタイガーローダーとでも言うべきものを纏い戦場の花形に返り咲いた剣牙虎達の姿もある。 しかしその場の全員が困惑した様子であった。それもその筈ホテルの正面玄関には例の突撃バカの要請により赤いカーペットが敷かれているからだ。 加え来るのがティ連、日本にとって最重要人物と伝えられ全員が儀仗モードである。 これがイゼイラの旧皇終生議員始め、各国王侯貴族や高官が来るならば理解できる。 だが柏木は要人二名ホテルに宿泊する予定としか伝えていない。 加えるならば各国首脳、国家元首級の扱いも要請し、意味が分からない。 そこへ二台の日本製最高級自動車がホテルの玄関前へと滑り込み整列した者達が捧げ銃を行う。 前の車両より帝国陸軍の正装を纏った左官に加えて海軍のものに似たものを纏うイゼイラ人とイゼイラ…ヤルバーンの正装を纏うイゼイラ人が降りてくると後方の車両のドアを開ける。 ホテルと反対側のドアよりティ連特務大佐の位を持つ柏木真人ティ連担当大臣、加え妻である日本や蘭帝でも大人気のフリンゼ、柏木迦具夜ことフェルフェリア・カシワギ(ヤーマ)・ナァカァラが姿を現す。 蘭帝でも大人気なのはやはり地球世界に正式に関わる以前に初めての外遊先として真っ先に日本と関係の深い蘭帝の皇帝陛下の元を訪れたからであろう。 その柏木とフェルが車両のホテル側のドアを開け中の人物が姿を現す。 最初に降りてきた人物を見てティ連の者達は冷や汗を流し体を硬直させる。 興奮でブラスターライフルを持つ手が震え、歯をカチカチを鳴らす。 記録装置を持つ広域情報省職員も手に持つ装置を落とし呆然と見つめる。 それもその筈だ。彼らが敬愛してやまない人物が表立ち姿を現したからだ。 「ナヨクァラグヤ陛下、段差がありますのでお気をつけ下さい。」 「あいわかった。柏木、くるしゅうないぞ。」 先導する柏木大臣が放ったその人物の名にその場にいるティ連、特にイゼイラ人達はテレビ越しに見たFFR国民の熱狂と涙の感情に納得する。 ああ、彼らもこんな気持ちだったのかと、その場にいるイゼイラ国民全てが涙を流す。 古き聖イゼイラ大皇国の皇帝だけが袖を通すことを許される服を纏い、創造主ナヨクァラグヤ・ヘイル・サーミッサがそこにいた。 その姿は記録映像に残っている通りのまさにそのまま、ではない。 多くの記録が残ってる女帝の頃ではなく聖地ヤルマルティアにいた頃の年代の姿だ。 次にフェルに促され降りてくる人物。 先のナヨ帝とは違い良くいる地球人女性であるがその胸にはイゼイラ人の子供が抱えられているが如何なることか。 「ありがとうフェルさん。」 「イエイエどういたしましてムツサン。」 ムツ、ムツという名前なのかとその場の地球人全員が思う。 何か艦娘の戦艦陸奥に容姿も服装も似ている気がするが…。 そんなことを考えているとイゼイラ人の子供が自分を抱く話掛けた。 「ギソウ出さないの?」 「あらあら?姫ちゃん、いつもみたいに艤装に乗りたいの?」 イゼイラ人の子供がうんと元気よく返事をすると女性のその背中、何もない筈の空間から何かが浮かび上がり、折りたたまれていたかの様に巨大な機械が展開される。 船の船体を模したかの様な機械には戦艦の主砲塔の様なものが鎮座する。 それは女性を囲む様に背中の艦艇の機関部の様な部分から伸びるアームに接続されている。 そしてイゼイラ人の子供は女性の腕から這い出ると巨大な機械の主砲塔部へと腰掛ける。 988: 635 :2021/08/20(金) 17 36 20 HOST 119-171-250-56.rev.home.ne.jp 「陸奥だ…間違いない!戦艦陸奥だ…!」 誰かが静かに声を上げる。 ざわめきが広がり報道機関の者もあっけに取られ言葉を紡ぐのも、カメラを向けるのも忘れてしまう。 「確かに記念艦の長門の艦体によく似てる…。」 「ネメシス=フローティアの姉妹が帰って来たのか…?」 この大日本帝国において復讐の女神とその姉妹艦の名は軽くはない。 いや、鉄血の交わりを持つ蘭帝やOCU同盟はもとよりFFR始め敵対していた(現在も仮想敵国であるが)各国においてさえも畏怖と尊敬の念を持たれる存在だ。 その女神達の一隻がここに存在する、その事実は何よりも重い。 だが誰もが疑問を持つ。 彼女は何故、いつからいるのか? 戦艦リシュリューの所にいる金剛やリシュリューは事前にその存在は先の騒ぎで認知されていた。 しかし彼らの視点では陸奥は突如としてこの場にいるのだ。 そんな人々の疑問を他所に捧げ銃をされる中を陸奥とナヨクァラグヤは親しげに話ながら歩いていく。 「姫迦や陸奥の艤装の乗り心地はどうです?」 「うん!駆逐艦のお姉ちゃん達のギソウより乗りやすいよ!それに高い!」 「クスクス。曲がりなりにも私は戦艦だもの当然よ。」 そんな話を聞きながらこの場にいる者、そして達は陸奥とナヨクァラグヤ帝が知り合いなのとか全員が驚いていたりするが声は掛けられない。 そもそも女神(創造主)の会話に入る勇気のある者などいる筈もなく彼らの前を通り過ぎるとホテルの中へ消えた。 「戦艦陸奥だった…。」 「もう一人は創造主ナヨクァラグヤ、デス…間違いありまセン…。」 日本の報道機関の記者とイゼイラの広域情報省スタッフは呟き、互いの声にハッとする。 そして互いに向き合うと頷き動き出す。 この事実を伝えなければ、その使命感だけだ。 「おい!!どこかの局で映像撮ったやついるか!?」 「ダレか!!記録機器動かしてた方ハ!?」 しかしここにいる報道機関、広域情報省スタッフ、ボランティアの映像記録員の全員が突然の衝撃にカメラを向けるの忘れたり記録機器を落としたりして記録が残ってなかったり。 だが記者が身振り手振りで興奮を伝え、広域情報省スタッフや映像記録員がそんな記者の様子を真似て頑張って伝えたりしていた。 989: 635 :2021/08/20(金) 17 37 08 HOST 119-171-250-56.rev.home.ne.jp そんな様子を見守る四人組。 白木は手元の造成したイゼイラ製記録機器を弄る。 「なあ、一応俺の撮った映像を生で官邸に送ってるの記録も残してるんだが…。」 「白木、記者やティ連の広域情報関係者を集めて流した方がいいんじゃないか?」 「僕もケラー大見に同意です。」 「でも兄さんもう少し落ち着いてからの方がいいかも?」 そんな時、戦艦金剛乗員の『僕』のPVMCGが鳴る。 『私』からの短文通信、メッセージアプリを立ち上げ読むと頭を抱えた。 「どうした?」 「アイツやらかしやがった…。」 「えっ!?アインビル兄さんが!?」 驚く『僕』の弟、ちなみにアインビルとは『私』の本名で『僕』はエストレェルという話には全く関係ないが。 『僕』は無言で『私』からのメッセージを見せる。 【自分が提案してファーダリシュリューが自らの艤装から造った剣あげようとしたら聖剣扱いで事が大きくなってファーダが授与式典開くことになったナウ】 「「「………。」」」 「「何やってんだよ!?」」 「FFRの国民性考えれば大事になるの分かってんだろ!?」 「いやいやいやアインビルさん更にリシュリューの神格化進めてどうすんだよ!?」 なお弟くんFFRの国民性云々は分からぬがこっちの『私』が生きてた頃みたいにやらかしたのかと懐かしげに遠い目をしていた。 990: 635 :2021/08/20(金) 17 37 51 HOST 119-171-250-56.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ。 後編は八時半か九時過ぎくらいに投下します。
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リナロが危ない。大急ぎでぼくは軽トラックに戻った。戻ったからって何ができるか考えついたわけでもない。まさか、こいつでリナロの家に暴力団の出入りがごとく突入なんてできるはずもない。 「ええい!ちくしょう!」 半分やけくそになってアクセルを全開にふかしてトラックをリナロが追いつめられている窓のすぐそばに横付けした。聞いたこともないエンジン音に、彼女に迫る神聖騎士たちがたじろいでいるように見えた。 「リナロ!荷台に飛び移れ!」 ぼくの言葉を聞くが早いかリナロは素早く窓を飛び越えて、荷台に飛び乗った。それをバックミラーで確認したぼくは急いでアクセルを踏んだ。 「タチバナ!早く!」 彼女に言われるまでもなかった。リナロの家から出てきた騎士たちは走ってぼくたちを追ってくる。だが狭い上に、アスファルトでない道路だ。そんなにスピードが出せない。事故を起こせばたちまち捕まって殺される。しかもどういうわけかアクセルが重いことこの上ない。 「あっ!しまった!」 バックミラーで迫ってくる抜き身の剣を持った騎士たちを見ながら、重大なことに気がついた。荷台にはリナロの他に50キロボンベが3本。積まれていたのを 忘れていた。50キロボンベにはおよそ40キロのガスが入っている。熱膨張で安全弁を破壊しないようにそれ以上は入れることができない。そしてボンベ自体 の重量はおよそ38キロ。合計80キロ近い。それが3本も荷台に載っていては、当然アクセルも重い。 「タチバナ!何トロトロしてんのよ!」 川沿いの道路に出て加速しようとするが不整地の道路の上、300キロ近い荷物があると急加速は難しい。追っ手は徒歩の騎士に加えて乗馬した騎士も2,3名 加わっている。このままでは追いつかれてしまう。こうなりゃ最後の手段だ。ボンベを走りながら降ろして車の重量を軽くするしかない。 「リナロ!荷台のタラップを開けるんだ。後ろのヤツだ!」 ぼくは窓から顔を出して大声で叫んだ。リナロはぼくの作業を見ているので、見よう見まねでトラックの後ろにあるストッパーをいじっている。すぐに、最後尾のタラップが倒れた。 「捕まってろ!」 ぼくはリナロがしっかりと荷台に捕まったのを確認すると、ギアを一気にローに落として半クラを入れながら、アクセルをベタベタに踏み込んだ。ミッション車を運転した人ならわかるだろう。恐ろしい勢いでがっくんとなった後、トラックは急にスピードを上げた。 「あ!ボンベが!」 リナロが叫んだ。思惑通りだ。3本のガスが満タンに充填された50キロボンベはごろごろと勢いをつけて道路に向かって転がっていく。本当なら、バルブ部分 に金属製のキャップをつけて、荷台に固定しなきゃいけないんだが・・・。大川さんに見つかったら大目玉の手抜きが幸いした。 「うお!!」 今にも馬上から荷台に飛び移ろうとしていた騎士が転がるボンベをさけきれずに落馬した。それに続いていた徒歩の連中も追いついてきている。が、彼らも驚きの声をあげている。 「わぁぁぁ!!!」 どうやらむき出しのバルブが地面に強く衝突して安全弁が壊れたようだ。1本のボンベからものすごい勢いで高圧ガスが吹きだした。 「なんだ、このにおいは!」 「悪魔の吐息だ!」 ガスの吹きだす音とにおいで馬は逃げだし、騎士たちは剣を抜いたままパニックに陥った。本国でこんな事が起これば、間違いなく我が社は営業停止だろう。安全講習会でしか聞いたことのない重大事故事例を目の当たりにして思わずぼくは軽トラを停止させて見とれてしまった。 「くそ!ひるむな!」 剣を振り回して他の騎士を鼓舞しようとしたリーダー格だったが、その振り回す剣が別の騎士の剣とぶつかってしまった。次の瞬間・・・・。 どっかん! 吹きだして騎士の周りに散らばっていたガスが火に変わった。一瞬、騎士たちの周囲が炎に包まれて、ボンベからは火炎放射器のように炎が吹きだした。 「な、な、な、何が起こったの?」 荷台で腰を抜かすリナロだったが、ぼくは意外と冷静だった。停車させた軽トラックの運転席から降りて様子を確認した。 「あ~。火花に引火したんだ・・・」 騎士の持つ剣と剣がぶつかった拍子にできた火花にガスが引火したのだ。空気中で燃焼濃度まで高まったガスはちょっとの火花でも引火する。みなさんも、万が一、ガス漏れの際は換気扇など電化製品は使わずに窓を開けるなどして自然換気してください。 (作者注・ちなみにバルブはこの程度では破損することはまれです。ストーリーを面白くするための演出です。安心してLPガスをご利用ください) 「あちちち!!」 「ひいいい!」 神聖騎士団の独特の黒マントに燃え移った火を消すために騎士たちが次々と川に飛び込んでいく。重い甲冑を着たまま数メートル下の川に飛び込んだのだ。火を消してぼくたちの追跡を再開しようとしたが、切り立った崖のような土手をあがれないのだ。 「お、おのれぇ!!」 安全弁が破損したボンベのガスも出尽くして火が消えても、騎士たちはまだ土手の下でじたばたやっている。思わず、ぼくとリナロは無言で顔を合わせた。 「ぷっっっ!」 どちらからともなく、吹きだしてしまった。当のあやうく焼死を免れた騎士たちは少々気の毒だが、ドリフもびっくりの爆破コントを生で見たおもしろさは我慢できなかった。 「まあ、とにかく無事でよかったよ」 少し落ち着いてぼくはリナロに声をかけた。彼女も落ち着いたようでまじめな視線をぼくに向けた。 「アストラーダは親衛騎士団を引き連れて王宮に入ったようだわ。スピノーラ公の私兵が王宮にはいるけど、どれだけがんばれるかわからない。自衛隊はどうなってるの?」 その質問にはぼくも答えに窮したが、うそはつけない。 「自衛隊は武力行使を禁じられている。ぼくたち日本の民間人を保護するときにだけしか武器が使えないんだ。そういう決まりらしい。」 この答えにリナロは失望の色を隠せないでいた。そりゃそうだろう。ぼく自身だってそうだろうし、現場の自衛官も同じ気持ちだろう。だが、ばからしいとは言 え、法律は法律だ。それでも、リナロが失望したのはほんの一瞬だけだった。すぐに何か決心したようでぼくの腕をつかんだ。 「だったらわたしたちだけで、王宮に行きましょう!」 「え???」 「スピノーラ公の部隊もいるし、国王陛下をお助けできる異世界人はあなただけしかいないのよ!」 こうまで頼られちゃあ、断ることもできない。ぼくは無言で助手席を彼女に勧めた。 数百人は収容できる大広間。その奥にある玉座にマキシム6世は静かに鎮座していた。だが、その周囲は神聖騎士団に完全に包囲されている。 「王宮各所で抵抗を続けるスピノーラの部隊も少数ですぞ。陛下、あなたの退位宣言ですべては丸く収まるのですぞ。」 神聖騎士団長のアストラーダは王の前で敬礼もしないで、玉座の周りをうろうろしながら言った。王の周りには恐怖の色を浮かべる数名の侍女や侍従しかいない。あとはすべて黒マントの神聖騎士団だけだった。つまり、王はもはや、敵の手中に落ちていると言っても過言ではない。 「リナロ、いくらなんでもこりゃ無理だ。数が多すぎる」 ぼくとリナロは玉座のほとんど真上、ガスエアコンを設置したときに見つけた狭い天井裏に潜んでいた。無理矢理作った点検抗から下の様子をうかがっているの だ。王宮には顔見知りの衛兵をだまくらかして潜入に成功したが、普通に廊下は歩けない。結果、ガスの配管に沿って進み、最終的にこの天井裏を伝って王のい るところまでたどりついたのだ。 「そなたはタチバナ殿の話を聞いておらぬ。あれは悪魔の魔法などではない」 王の反論は的確だった。だが、怒りに満ちた神の騎士はそれを聞き入れる様子もなかった。 「あ れが悪魔の所行でなくてなんなのですか?我が国の魔導師は長い長い修行を経て、呪文を朗詠することでファイアー系の魔法を修得しますが、奴らの持ち込んだ 魔道具は一瞬で見たこともないような不気味な青い火を作り出す!たちまちのうちに冷たい水をお湯に変えてしまう!そのような、我が国の伝承にもない不気味 なモノに理解を示すとは・・・・王は悪魔に心を奪われてしまったに違いない!」 あー、こいつ配管工事施工前の事前説明も何も聞いてない な・・・。もう、ガス=悪魔の所行って固定観念だけだ。アストラーダの後ろに控える、黒マントにフードの男が彼の言う魔導師なのだろう。数名いる。聞くと ころによれば、神聖騎士団の魔導師になるには相当な修行が必要だそうだ。まあ、彼らからしてみれば自分の人生を賭けて修行した魔法が、どこぞの兄ちゃんに 簡単に再現されてしまうのは気にくわないし、そうなれば相対的に神聖騎士団の地位も低下する。 「長い間戦争がないとそれはそれで火種を抱えるもんなんだな」 実際にアルドラ王国が戦乱のまっただ中だったら、ガスと魔法の違いなんて一発で証明されるんだろうが、連中にはそのイマジネーションが不足しているよう だ。ガスをこの世界の戦争に使うのは少々困難が伴う。魔法みたいに呪文を唱えてスーパーマリオみたくファイアーボールなんて飛ばせないし、雷も落とせな い。ましてや、瞬時に傷もいやせないし、アルドラ王国の古文書にあるように、ゴーレムとか言う石の化け物を動かすなんてできるはずもない。 「タチバナ、早く王様を助けましょ」 リナロにせっつかされてぼくは軽トラックにあった発煙筒をとりだした。これで文字通り、アストラーダを煙に巻いて王様を連れ出すのだ。ぼくは発煙筒を点火して、真下でイライラしながら歩くアストラーダにそれを投げつけた。 「な、なにごとだ!」 予想通り、室内で発煙筒の煙が充満し始めて騎士団が混乱している。ぼくはそれを見計らって点検抗から下に降りる準備を始めた。発煙筒は4本。リナロが煙が 消えないように放り込む間に、軽トラにあったロープを伝って王様を屋根裏に登らせて助け出すのだ。だが、発煙筒は思ったよりも早く燃え尽きようとしてい る。予想よりも早く煙がだんだん晴れてくる。ぼくはそれを見て急いで下に降りようとした。 「リナロ、頼むぞ!・・・・うわっっ」 ロープを垂らして降りるはずが、足を滑らせてぼくはそのまま玉座の王様とアストラーダの中間地点に落下した。したたかに尻を打ってしまって少しの間起きあがれないでいた。 「ぬっ、貴様は異世界の邪教徒!」 煙の晴れた室内でアストラーダのそばにいたマガンダ侍従が敵意に満ちた声をあげた。マキシム6世も玉座に座ったままきょとんとしてぼくを見ている。 「お?タチバナどの?」 すっかり煙が晴れた室内を見回すと、自分の置かれた状況がとてもよく、いや。わかりすぎるくらいよくわかった。アストラーダ率いる神聖騎士団が30名ほ ど、王とぼくを完全に取り囲んでいるのだ。しかも、マガンダのおっさんのせいでぼくの身分もばらされてしまった。当然、アストラーダは怖い顔をして剣を抜 いた。 「貴様がすべての元凶だ!神聖な王宮に悪魔の魔法などを持ち込みおって!!」 「う、うわぁぁぁ!!」 剣を振り上げたアストラーダに対して丸腰のぼくができるのは手で身体をかばうことだけだった。その効果は剣の前には皆無とわかっていてもだ。だが、5秒たっても10秒たっても彼の剣がぼくに振り下ろされないことに気がついて、そっと彼を見てみた。 「ぬぬぬ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 神聖騎士団の視線はぼくのそばに落ちている、とあるモノに向けられていた。ぼくが肩に掛けていた検針用のマルチハンディだ。 「気をつけてください・・・・。魔法の朗詠書かもしれませぬ」 魔導師がアストラーダにそっと耳打ちする。それを聞いて周囲の騎士たちも2,3歩後ろにさがった。よく見てみると、マルチハンディからは「ががが・・・ぴー」という音と一緒に、何かの拍子でタッチパネルにさわったせいだろう。検針伝票が印刷されていたのだ。
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* いつ自失していたのか知らない。 次に目を開いたときは、見飽きた寝室の緞帳の模様が真っ先に飛び込んだ。 見慣れた、とは言いたくはない。 (――ああ。また) また。 生かされたのだと知って、薄らぼんやりとした絶望感と全身を襲う虚脱感に、男は深々と溜息を吐き出した。 知らず強張っていた体を、改めて寝台へ沈める。 洗い張った敷布の糊の利いた香りを感じながら、男は天蓋を眺めた。 気を失う痛みは久しぶりだ。 このところ、比較的体の調子が良かったので高をくくっていたのが、どうやらよろしくなかったらしい。医師から、口を酸くほどに繰り返し言われ続けてきた薬湯を飲む習慣ですら、面倒で、何度か飛ばしたように思う。 あまり覚えていない。 そもそも、普段の刺激の少ない生活を過ごしていてさえ、男の心の臓は時折不満を訴えるのだ。馬車での移動とは言え、隣街からの峠を越える数日の移動に、真っ先に根を上げたのだろう。 年々その具合は重くなる。 (やれやれ) 枕元に置かれた水差しへ手を伸ばすと、視界に入るのは可否を待つ書類の束。こんなところにまで押し寄せている。 不愉快になるには草臥れすぎていて、それも叶わなかった。 エスタッドは、皇帝を頂点とした独裁政治国家である。 もちろん一人ですべての業務は到底こなせないから、補佐官であるとか、形ばかりとは言え議会も存在する。 けれどやはり最後の審査、国の大事ごとを決裁するのは飽くまでも皇帝である男の仕事で、彼の認可なしには、物事のほとんどが進まないシステムになっている。 そういう仕組みに男が成した。 頭の中で図面を引いて、策を巡らせることは嫌いではない。完読した蔵書軍籍を数えれば恐ろしい量になる。 とはいえ。 男に課せられたものは、とんでもない仕事量だ。 人間が一日にこなせる仕事を優に超えている。 殺す気か、と以前。雑談交じりに不服を唱えたら、補佐官に、殺す気だと半ば真剣な顔で返され憮然するしかなかった。 そんなことを思い出す。 詰まれた書類は見なかったことにして、体を少し起き上がらせると、部屋の隅に控えた侍従が勝手知ったる無表情で、男に手を貸し背中へ膨らませた羽枕をあてがう。 絶妙のタイミングで水を注がれたグラスが、男へ差し出された。 受け取り、口をつける。 合図のように寝室の扉が控えめにノックされ、「何か」と問いかけた侍従が全ての言葉を言い切らないうちに、ものすごい勢いで扉が開かれた。 ばぁん。 音で表すならばまさにそれ。 弾かれるように開いた扉から、ちりちりと鈴の音とともに小さな体が転がり込んでくる。 怒り狂っていた。 「勝手に寝込んで清清しく次の日迎えてんじゃねぇよこのクソが!!」 目をやらずとも容赦のない悪態で判る。 チャトラ以外にいるはずもない。 掴みかかるばかりの勢いで、彼女は男の寝台に半ば乗り上げた。 心配してきてくれたのかな、だとか冗談めかして何かを言いかけた口が、途中の形で止まった。 変わりに口の端がにぃと、上がるのを自覚する。 面白い。 かつて男が寝込んだ寝室に、こんな勢いで怒鳴り込んでくる輩がいたかどうか? 「こっち見ろよ聞いてんのかオイ!今何時だと思ってるんだ、あぁ?」 「何時――なのかな」 「んなこたぁどうでもいいんだよ!何時だって構わねぇんだよ!言葉のあやだよ!」 これはかなり腹を立てている。 まだ安定しない視界の中で、チャトラをぼんやりと眺めながら、男は自身の口が意識せずとも動くのを知った。 「何が、」 「あったのかじゃねぇ!アンタ昨日、街で別れるときに、ここのとんがった塔目指して来いと言ったろ!入り口には話をつけておくとか何とかほざいてやがったよな!」 「ああ――……言ったね」 「話も何も、入り口のおっさん共なあぁぁんも聞かされてねぇじゃねぇかよ!阿呆か!オレどんだけおっさんと、通せ通さないの押し問答したと思ってるんだよ?おかげで……わぶ」 さらに言い募ろうとするチャトラの首根っこを文字通りつかんで、背後の手が彼女を宙にぶら下げた。 「オイオイ。元気なお嬢ちゃんだな」 呆れた重低音。見なくても分かる。 三補佐の一人、アウグスタ、だ。 日がな一日座り放しが多い室内業務に、まるで似合わない巨躯。背丈と幅だけで言うならば、皇帝の直属護衛ディクスを超えるかもしれない。 反比例して性質は以外に穏やかだ。 恐らくアウグスタが、チャトラをここまで連れて来たのだろう。怒りまくった様子からして、どう好意的に見積もっても、先の扉をチャトラが「控えめにノック」したとは思えない。 何が楽しいのか、アウグスタは陽質な笑いを浮かべながら、吊ったチャトラを目線の高さに持ち上げた。 もう片方の手で、彼女の口を塞いでいる。 大きな手のひらは、チャトラの口元どころか顔半分をすっぽりと覆って、これでは喚き立てようにも発音できないに違いない。 怒りのままにもがき暴れるチャトラの動きに、その腕はびくともしなかった。 「……お嬢ちゃん」 噛み付きそうな顔のチャトラにじっと目を据えて、アウグスタは含めるように一語一語発する。 「皇帝陛下に怒鳴りつける姿は勇ましいし、微笑ましいし、日頃の鬱憤を思うと正直胸がすく思いだが、喚きたいなら外に行け。ここは寝室だ。寝室は静かにするものだ」 「……ッ」 「二度は言わせるな。判るか?判れ」 言って、それからアウグスタは彼女を床に下ろす。開放されたチャトラは未だ怒り収まらない調子で、ぎらぎらとした視線を思わず傍観してしまった男に向けてきたが、歯軋りしつつもとりあえず、騒ぎ立てることはやめたようだった。 「で」 興味を覚えて、火に油を注ぐ結果になるかと半ば思いつつも、男は身を起こす。 「どうやって入り口を通してもらえたのかな」 「……。ヒゲ」 「髭」 「……陰険な。顔の。ヒゲ男」 「髭――」 「セヴィニアが娘を見つけたようですな」 鸚鵡返した男へ、補足するつもりなのか、アウグスタが口を挟む。 大雑把な彼でも、さすがに男への口調は少し改まったものとなった。 「――セヴィニア」 「入り口へ話をつけたのも、この娘の身元を『思い出した』のも、彼が行ったようです」 「ほう」 「なんか小せぇ部屋に連れてかれて。窓もなくて。外も見えないし、部屋の入り口には物騒に武器構えたおっさんが立ってるし。牢屋かと思ったし。俺、アンタにだまされてここまで連れてこられて、やっぱ売られるのかとか思ったし。とか思ったら、ヒゲ男が急に俺のこと遠縁の娘だとかなんか言い始めるし。俺意味が判らなくて、違うって、こんなヤツ知らないって言ったら、問答無用で頬張られるし」 「ほう」 三補佐の一人、冷酷な鉄面皮を思い出して男がゆっくりと頷く。 セヴィニアならば、言い聞かせるためにそれぐらいはやるだろう。 「数発ブッ叩かれて、このおっさんに引っ張り出されるまで閉じ込められてて、俺、また、」 言いかけて、そのまま不機嫌に口を噤み、チャトラが床に視線をそらす。 それでも男には、彼女が言いかけた言葉がよく判った。 ――縛られたりつながれたりするのかと思った。 「怖かった――のかな」 言葉が口を衝いて出ていた。何故かは判らない。 「怖くなんか」 ねぇよ、すぐに反発しかけたチャトラに手を伸ばして、男はその痩せぎすの体を引き寄せる。 「怖かった?」 「怖くねぇって言ってんだろアンタちったぁ人の話を聞け!」 悪口を叩きながら、それでも割と大人しくチャトラが男の胸に収まっているのは、怖かった……と言うよりは不安であったのだろう。 その先入観を誰が植え付けたか。考えるだけ本末転倒である。 そうして男は己の行為に疑問を抱かない。 「皇帝」 「うん、」 「……遠縁って何の話なんだよ?オレ、あんなおっさんに親類にはいねぇし。親類っていうか……そもそも、親兄弟もいないんだぜ?オレ」 「一人だと――言っていたか」 「一人だよ。家族とか。そんなもん……ねぇよ」 「――お前の親はどうしたのかな」 「さぁ」 「知らない――?」 「親代わりに育ててくれたヒトはいたけど。そのヒトが言うには、日暮れの広場に一人でウロついてたって。丁度、近場の町から流れの一座が何組かきてたから、その中のどの組からはぐれたんじゃないかって、そう言っているのを一度聞いた。……けど、あんまり深く教えてくれなかった。要は口減らしだったんだろ。捨てられたんだよ」 「探しには来なかった」 「来るわけねぇだろ。まだ三つ四つのガキだぜ?日銭も稼げない、身体も売れない、負担にしかならない。邪魔だったんだろ」 あっけらかんと語るチャトラの瞳に、悲壮感はない。 「なるほど」 頷いた男はまたゆるゆると枕から体を落とし、寝台へ沈める。 視界が明滅していた。 「アンタ……具合、悪ぃの?」 男の不調にそこで初めて気が向いたようで、チャトラが瞬間ためらい、それからおずおずと男へ視線を絡めた。 勢いは鳴りを潜めていた。 「大したことはない――が」 「……そっか……そうだよな。ああ、ごめん。オレもう行くわ」 妙に控え目になって、それからチャトラがもじもじと懐を探りかけ――諦めたようにその手を脇へ落とした。 「――猫?」 「や。なんでもない」 何か胸元に忍ばせていたのだろうか。 興味が湧いて訊ねてみたかった。けれど、想像以上に身体の疲弊が激しくて、男は自身の唇すらすでに満足に動かせないことに、ふと気がついた。 閉じたくもない瞼が勝手に落ちて、たちまち不愉快な闇が意識を覆ってくる。睡魔では決してありえない、気絶のようなその途絶え方は酷く嫌いだ。 何一つ思うままに行かない身体に苛々としながら、男の意識はとうとう暗転した。 ――最後に、猫が息を呑んだ音を耳にした気がする。 * 眠りに就いた、と言い表す気にはとてもなれないような寝入り方した皇帝に、何も言えなくなってチャトラはそのまま、部屋を出た。 「お嬢ちゃん」 大きく息を吐いて、次いでへなへなと床に座り込む。 緊張が、解けた。 そのチャトラに大して驚く様子も無く、男が興味深げに覗き込んでくる。 目線を合わせてくれているのか、同じようにしゃがみ込んでいた。 アウグスタ。 皇帝にそう呼ばれていたはずだ。 「どうした」 「……びっくりした」 男の視線は存外温かいものだったので、チャトラも本心をそのまま口にした。 「陛下に?」 うん。 頷いて額に掛かった前髪を掻き上げる。今頃になって汗が滲み出ていた。 「アイツ……あー、えっと……あのひと、どこか身体悪ィの?」 「ああ、」 聞かされていないのか。 心得顔で頷いて、アウグスタがぽんぽんと彼女の頭に手を置いた。 「どう見たって不健康そうな顔してるから、どっか悪ィんだろうなとは思ってたんだけど」 「ああ、」 「本当はさ」 しゃがみ込んだまま、独白するようにチャトラはぼつ、と呟いた。 「オレ、会ったらアイツの顔何発かブン殴ろうとか思ってたワケね。あのいつでも澄ましてお綺麗な顔にアザ作ってやるのも面白いかな、なんて」 「過激だな」 「うん」 でも。 勇んで飛び込んだ部屋にいた、寝台の上の男は、羽化したての蜉蝣のように真っ白で。 光に透き通った栗色の髪に縁取られた顔は、硝子細工か淡雪のように儚くて、とても殴り倒す雰囲気ではなかった。 目の前の巨漢のような男だったなら、チャトラは躊躇いもなく拳を叩き込んでいただろうけれど。 ちら、と流した側付きの侍従の視線が、言葉を発することすら咎めているように感じて、無理やり怒りを掻き立ててチャトラは怒鳴ったのだった。 怒鳴らなければ、そのまま。 「回れ右して逃げようかと思った」 「どうして」 可笑しそうに含み笑ってアウグスタが訊ねる。 「ひとが弱っているのを見るのは、好きじゃない」 顔を歪めてチャトラは吐き捨てた。 押し埋めた記憶が疼くから。 「昔、すげぇだいじなひとが居てさ」 「ああ」 「さっき話してた、オレのこと、拾って育ててくれたひとなんだけど」 「ああ」 「ある日突然帰ってこなくって、発見されたときは冷たくなってた」 帰ってこない。 それは純粋な恐怖だった。 ”どうして帰ってこないのかな。” ”何かあったのかな。” ”オレのこと要らなくなったのかな。” 朝日の差し始めた部屋の空気は饐えていて、その中で膝を抱えて何時までも待っていた。 「亡くなられたのか」 「殺されたんだ」 あの客は危ないと、確かに金離れは良いし上客だが、何をしでかすか判らないと、そう押し止めようとした周りに笑って出掛けたあのひと。 「血の気の抜けた真っ白な顔をして、路地裏に転がってた」 丁度、寝台の上の男のような顔色で。 「……陛下は、生まれつき心臓が悪い」 うな垂れて膝の間に頭を埋めたチャトラの上に、アウグスタの声が降る。 気を惹かれて顔をあげた。 「心臓?」 「ここだな」 「判るよ」 大きな拳を中央より少し左寄りに当てたアウグスタへ、チャトラはうんとひとつ頷いて見せた。 「医者の受け売りなんだが、大雑把に言うと心臓と言うものは、右と左に部屋が分かれているんだそうだ」 「うん」 「全身を巡った血液が心臓に片側の部屋に到達し、そこからまた押し出されて全身に巡り、もう片側の部屋へ流れ込む。詳しい仕組みは忘れたが、そうして体のいたるところへ空気だとか栄養だとかを送り込む」 「うん」 「陛下は、その隔壁に、穴が開いているのだそうだ」 「心臓の?」 「そう。心臓の」 それって。 しゃがんだまま、天井を見上げそれから床を見下ろし、アウグスタの言葉を頭の中を整理していたチャトラは、しんと真面目な顔をした。 「それって、すげぇ大ごとなんじゃねぇの?」 「大ごとだな。生れ落ちて直ぐに、医者から十まで保たないと宣言されたそうだが」 「アイツ、今いくつ?」 「三十と四」 「ふぅん」 頑張ってるんじゃんね。 一人語散る。 それから、 「ああ」 腑に落ちて頷いた。 「だからダインのおっさん、あんなにすげぇ剣幕でオレのこと皇帝から引き離したんだな」 「ダイン卿?」 アウグスタはもちろん、チャトラの出自を知らない。 「オレね、アイツの懐、狙ってたの」 「懐……?」 「うん」 鸚鵡返したアウグスタへそのまま頷きながら、チャトラは指先を特徴的な形に結んで見せた。 鈎針に模したその形は、巷で言うところの、 「掏模なのねオレ」 悪びれるつもりも無い。 彼女の生きてきた世界には、掏模稼業が悪いだとか言う『良識』は存在しなかったからだ。 「お前がか」 「うん。身なりの綺麗なカモが来たなって近付いたんだけど。肩ぶつけるよりも先に、ものすっげぇ勢いでダインのおっさんに捕まってたな」 「ああ……、」 「身体、ぶつけたりしちゃあ心臓に響くんだろ?」 「とても宜しくないな」 「――成程」 突然、しゃがみ込んだチャトラとアウグスタの上から冷徹な声が降る。 驚いて見上げたチャトラは首根っこを掴まれて、軽々と持ち上げられていた。 そのままつかつかと回廊を運ばれる。 「ちょっ……」 不意打ちに虚を衝かれて、怒るタイミングを逃す。その彼女の懐へ無遠慮に手を差し込んで、 「セヴィニア公」 咎める声が背後より追うアウグスタから発せられた。 その声が聞こえているだろうに、振り返ることなく足を運ぶ男は、チャトラの脳内には既に「気に食わない」男としてインプットされている。 「な……にすんだよッ」 そこで我に返り、チャトラは無茶苦茶に暴れ始めた。 そもそもアウグスタといい、この背後の男といい、ひょいひょい猫の子のように吊り下げるのはいかがなものかと思う。 痩せぎすな身体がこういうときは恨めしい。 「手癖の悪さは――育ちか」 「放……せ!」 唸るとそこで放り投げるように床へと解放され、 「返せよ!」 いつの間にか懐に忍ばせていた、彼女の大切な『収穫』が抜き取られている。 商人風の男から抜き取った金入れ。 獲物の身なりに比例して、ずしりと重かった。 そうしてもうひとつの紙包み、先ほどチャトラが男に手渡そうかどうか逡巡して、結局言い出せずに終わったもの。 「テメェ、それはオレのだ!」 掴みかかった身体をすると交わされ、挙句高い音を立てて頬を張られた。 容赦の無い一張りに、目の前を星が散る。 「喚くな、やかましい」 「返せよ!!」 この男が、何故チャトラを掴んで移動したのか、意図に気づいて彼女は唸った。 自身の喚く声を、物音を、居室で休む皇帝に聞かせないためだ。 それはきっと、皇帝その人の身体を慮ったためではなく、 「セヴィニア公」 もう一度呼び止めたアウグスタへ、セヴィニアと呼ばれた男は、冷血質な視線を向けた。 「何か」 声も同じように冷えていた。 「お嬢ちゃ……この娘の成した行為が、褒められたことでは決して無いとは言え、公の行動は横暴に過ぎよう」 追いついたアウグスタが、立ち上がりかけたチャトラへ手を貸そうと伸ばす。妙にそれが腹立たしくて、振り払い、彼女はよろめきながらひとりで立ち上がった。 口の端を切ったのか、鉄錆の味がする。 「横暴、な」 語尾を繰り返してセヴィニアはうっすらと笑いの欠片を頬へ上らせて見せた。 「では逆に問う」 「――何か」 いつの間にか、チャトラを庇うように立つ大柄な男の背筋が伸びている。 感じられるのは威圧感。 先の、同じようにしゃがみ込んでいた人懐こさは、今のアウグスタのどこにもない。 「公は――何を考えておられるのかな」 「何、とは」 「皇宮には皇宮の、相応しい立ち居振る舞いと言うものがある。その基礎すら理解していない獣を、御身の一存で部屋から出し、加えて皇帝陛下のおわす居室へ、どこの馬の骨とも判らないそれを導き、あまつさえお疲れである玉体へ更なる負担を強いる。……これを横暴と言わずして、何を横暴と言うのだ?」 「ちょ、っと……待てよ。アウグスタのおっさんは何もしてねぇだろ」 「おまけに、臭い」 僅かな時間とは言え、ここへきて初めて彼女の話を丹念に聞き、人並みに扱ってくれたのはアウグスタだ。 ――悪いひとじゃない。 単純と言わば笑え。 彼女はそう判断した。 その男が責められることに我慢がならずに、思わずチャトラが口を挟むと(そもそもがチャトラと男のやり取りの途中であったので)、眉をひそめ、汚物を眺める目つきで返された。 手にした『収穫』の紙包みを無造作に開くと、床へ投げ捨てた。 ばらりと包みから零れ落ちたそれは、チャトラが露店で購入した皇帝への、 「……ッ」 思わず伸ばした手で受け止めることができるはずもない。割と呆気なく、紙包みから炙った肉が転がり落ちる。 「臭気を撒き散らすな。不快だ」 昨日の別れ際に、覇気がなく見えた男への土産のつもりだった。 もっとちゃんと食べろよ、だとか小言を言いながら渡すつもりでいた、それ。 小言を言うきっかけもなく、男があまりにも憔悴していてまるで食べられる状態にないことは見て取れたから、結局渡しそびれてしまった、それ。 唖然としたチャトラの耳に、男の声が響く。 皇帝が自分の事を「拾った」と公言し、対等扱いされないことも相当理解に苦しんだが、 「どう言った経緯で、それがここに居る事が許されているのか知らぬが、躾のひとつもなっていない獣を、皇居内で身勝手に徘徊させるわけにも行くまい」 それ以上にこの男に獣扱いされることに我慢がならなかった。 かっと頭に血が上ったと認識するよりも先に身体が動いて、 「ほら」 小馬鹿にした声が耳元で聞こえて、したたかに後頭部を打ち据えられた。 瞬間息が詰まり、視界が暗転した。今度こそバランスを崩して、顔から崩れ落ちる。 「チャトラ……!」 アウグスタの声が何故か遠くに聞こえる。 耳鳴りがした。 「――言葉で勝てねば牙を向く。やはり”けだもの”だな」 だが。 言ってセヴィニアは、脳震盪を起こしかけたチャトラの胸倉を掴み、乱暴に引き摺り起こした。 「感謝するがいい」 「な……んだ……よ」 口が上手く回らずもつれたチャトラは、それでも気丈にぐらぐらする視線を、なんとかセヴィニアへと合わせる。 「陛下のお召しとあれば、放逐する訳にも行かぬ。私の遠縁としてしまった責任もある」 「公!」 「覚えておけ。ここにはここの規律がある。お前がここに居座るつもりでいるのならば、最低限のそれを身に付けることだな。異論は認めない。嫌なら出て行け」 「ち、く、しょ……」 畜生。 悔し涙を滲ませて、チャトラは小さく唸った。 (20100829) 鳥の巣 3?へススム トップページにモドル 駄文とか。つらつらと。?にモドル 皇帝と猫にモドル
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シルヴァリオ トリニティ-Beyond the Horizon- 『誰かのために/Hero s』において、ミステルからその存在が語られたカンタベリー聖教皇国第一軍団(ダイアモンド)団長。 古都プラーガの次元間式相転移核融合炉七番機が突如再起動する中、未だ不安定な聖都の情勢を憂いた聖教国から、特別監察官として彼が派遣されることとなった。 皇都守護を担う軍団の団長にして、総代聖騎士の右腕であるベルグシュライン。 “斬空真剣(ティルフィング)”の異名を持つ彼は、立場以外でも他国から知られる人物であるらしく…… ミステル曰く「誰よりも率先して己を律し、国家の剣たらんとする」「絵に描いたような“忠義の騎士”」で、 誠意や真実を熱心に説き妥協点を探そうとも、「公私をすっぱり分け」国家の決定の障害は迷いなく断ち切ってゆくだろうと推測されており、 研ぎ澄まされた剣のようなその鋭さは、国内外の人間の畏怖の対象となっている。 シルヴァリオ ラグナロク CV:伊達邦彦 神託:“運命”がおまえの分岐点となる。 カンタベリー聖教皇国皇都の守護を担う第一軍団・金剛騎士団(ダイアモンド)団長を務める聖騎士(パラディン)にして、神祖に仕える“使徒”の一人。 位階はⅠ。騎士としての名は斬空真剣(ティルフィング)。 常に寡黙で冷静沈着な、滅私奉公という言葉を体現したような男。 いかな命令にも私見を挟まず黙々と、しかし完璧に遂行する在り方は、騎士というより旧日本に語られる侍や武士――あるいは刀剣のそれに近い。 そうした人間性の薄さと反比例するかのごとく戦闘能力は無類無双。 心技体の全てが隔絶した域にあり、聖教皇国千年の歴史において文句なく頂点に君臨している戦闘特化型の使徒である。 育ての親にして剣の師匠、そして仕えるべき主君であるグレンファルトからは全幅の信頼を向けられており、 ベルグシュラインもまたそんな主に応えるべく日々の精進を欠かさぬと、主従仲は極めて良好。 それら忠義と義心を武器に、“神殺し” を阻む最大の壁として彼は立ちはだかるだろう。 「第一位階(ファースト)聖騎士(パラディン)、ウィリアム・ベルグシュライン───これより交戦を開始する」 「総員抜剣、神の威光でこの地を照らせ」 一枚絵のポーズがなんか変 -- 名無しさん (2019-12-14 16 17 19) 何つーかゼファーやアッシュとの出会いが無かったムラサメ師匠みたいな人。 -- 名無しさん (2019-12-14 21 46 18) アッシュに出会う前のムラサメ師匠が思い描いていたこう生きたかった理想像やろうな -- 名無しさん (2019-12-14 21 50 34) ↑せやな -- 名無しさん (2019-12-14 21 56 02) 後はトシローさんもめっちゃ羨望の眼差しで見るだろうな。武人タイプにとってはまさに理想像と言って良いもの(素晴らしい主君に仕えてその主君から全幅の信頼を受けて主君のための一振りの剣と化す生涯) -- 名無しさん (2019-12-15 09 39 20) 神祖が自分に当てはめたロールをこなしてるだけと書くとルーファスくんと同じなんだよな、本人が満足してるかしてないかの違いだけど -- 名無しさん (2019-12-18 18 59 42) ムラサメ師匠とどれだけ斬り合えるかねぇ。ここら辺が想像捗る -- 名無しさん (2019-12-19 09 43 39) 実は若かりし頃にムラサメ師匠に敗れたことがあって、それが理由で自分は斬ることしか出来ないつまらない男だとか思ってそう -- 名無しさん (2019-12-20 15 46 26) この人がカウントダウンでミステルさんが言っていた人物の一人か -- 名無しさん (2019-12-27 19 18 55) オーバードライブ君がリチャード君にトドメを刺そうとして颯爽と救いに来てくれた時、俺の心は「いっけーッ!ベルグシュライン卿!悪の帝国を倒してくれーッ!」ってなっていた -- 名無しさん (2020-02-15 02 28 49) 千年コツコツ邁進してきた総代騎士様に剣の冴えは奴の方が上だけどねとか言わせるこの人はちょっとおかしいのでは… -- 名無しさん (2020-02-15 07 16 49) 1000年生きた存在からの「1000年に1人の逸材」発言、めちゃくちゃ信用できるな…… -- 名無しさん (2020-02-15 07 32 30) チトセや糞眼鏡並の完成度に師匠レベルの剣技を搭載した強さ指標のインフレ。前作までを知らなければなんのこっちゃだけど知ってると絶望しかない -- 名無しさん (2020-02-15 09 31 12) 強いことしか書いてないじゃん、チートやめろや!えっ、千年一の神剣が不滅の肉体を以って弛まぬ努力を重ねた結果?そりゃ仕方ないな……(絶望 -- 名無しさん (2020-02-15 09 37 14) 要はエスペラントとしてもギルベルト級の才能があった場合のムラサメ師匠って事だもんな……しかも主にも一切の不満はなく絶対の忠誠を捧げていると。 -- 名無しさん (2020-02-15 09 47 10) パーフェクトトシローかパーフェクト師匠とかその類。完璧すぎない? -- 名無しさん (2020-02-15 16 42 30) 今までにいなかったタイプ(こう生きてこう死ぬと己が定めた理想通りに生きられているトンチキじゃない武人キャラ)だけにどういう描かれ方するのか興味深いのよな -- 名無しさん (2020-02-16 21 21 53) ゼファーさん(正しくはケルベロスだけど)曰く、どう生きようが人間は苦しむってことらしいからやっぱこの人なりの苦しみがあるんじゃないかな? -- 名無しさん (2020-02-16 21 43 20) というか、トシローさんや師匠の理想系だというのも自分達が第四の壁を越えてこのラインを把握しているから言えることで、製品版にて本質が語られないことには断言はできないね。 -- 名無しさん (2020-02-19 19 46 57) 絶剣使い特有の卑屈さ持ってるところ含めて完璧 -- 名無しさん (2020-02-27 15 10 03) ベルグシュライン「グレンファルトとは師弟であり親子であり主従であるけど神祖と使徒の関係だから理解者にはなれませぬ」 -- 名無しさん (2020-03-10 07 06 57) 最後はグレンファルトとホモ合体するのだろうか? -- 名無しさん (2020-03-10 11 22 23) やっぱりアンジェリカルートの章タイトルから見てこの人とかがメインで出張る感じだろうか -- 名無しさん (2020-04-08 19 26 09) ラグナは神祖特攻持ちだけどベルグシュラインには得意優位ってわけじゃなさそうだからなぁ。ジェイスとの因縁が積み立てられて行っているからこっちの宿敵になりそうだけど -- 名無しさん (2020-04-08 21 55 51) 国のための軍人やっているジェイスさんと国のためのようでいてその実グレンファルト個人へと忠誠を捧げているベルグシュラインって感じで対比になっている感もあるしな -- 名無しさん (2020-04-08 22 01 28) 才能に恵まれ、努力も怠らず、理想の師に巡り会えた人 -- 名無しさん (2020-04-25 20 17 50) なのに悲しいほどに哀れだった -- 名無しさん (2020-04-25 20 20 59) トシローや師匠、ゼファーの理想像だけど、そうなったらそうなったでああなるという -- 名無しさん (2020-04-25 20 26 19) 人間は我儘だからね。どう足掻いても飢えと渇きに苛まれる -- 名無しさん (2020-04-25 20 35 54) 人生って難しい…… -- 名無しさん (2020-04-25 20 38 01) こいつの場合飢えること、乾くことすら主人の言葉がないとできないという -- 名無しさん (2020-04-25 20 39 50) シリーズで一番人生楽しそうなのが好き勝手殺してるマルス叔父さんと好き勝手光すげーしてる糞眼鏡っていう皮肉 -- 名無しさん (2020-04-25 20 46 39) ↑邪竜とカグツチさんも忘れないでね! -- 名無しさん (2020-04-25 20 51 34) 理想像のままのトシローさん=トシローさんとアイザックに瑕を指摘されなかった伯爵 -- 名無しさん (2020-04-25 21 04 03) トシローさんこの日と見たら伯爵以上に「こんなものが理想だったのか俺は」と吐き捨てそうよね。 -- 名無しさん (2020-04-25 21 13 22) これまたシリーズではいなかった「自分がない」キャラ。これまでにいたのはどいつもこいつも自分の欲望に忠実だったわ -- 名無しさん (2020-04-25 21 58 30) こいつもとんでもないバケモンだったけど「もし星辰光を使えてたら」こいつと同等以上だったかもとか言われるムラサメも大概だな。やっぱアドラーは魔境だわ。 -- 名無しさん (2020-04-25 23 59 33) ↑まぁ切っ先が亜光速らしい総統閣下の窮まった武練でも4回はまだ出しなきゃ追いつけないらしいし剣の才能だけなら新西暦トップなんだろう -- 名無しさん (2020-04-26 00 04 39) でもそんなムラサメ師匠が最も認めた弟子は、凡才のアッシュというのがもうね…… -- 名無しさん (2020-04-26 00 06 35) あのヘリオスの世界を鞘にするとんでも剣術を打ち破ったからな(ヘリオスが見惚れていた点も人間大好きなヘリオスの性質をついたと考えて) -- 名無しさん (2020-04-26 00 15 05) トシローさんの理想像がこれです。美影を選んで正解でした。 -- 名無しさん (2020-04-26 00 23 51) ただの刀である -- 名無しさん (2020-04-26 00 36 52) ↑それはヒドイな、せめてよく切れる刀といってやれ -- 名無しさん (2020-04-26 00 38 27) よく切れる鈍刀でしょう -- 名無しさん (2020-04-26 00 47 38) 新西暦のネームレス -- 名無しさん (2020-04-26 00 49 40) そんなキャラクターだったのですか彼?カウントダウンでの葬式回では何処か愉快な面もあるのかと感じたのですが。 -- 名無しさん (2020-04-26 01 49 08) 圧倒的に強いだけの虚無 -- 名無しさん (2020-04-26 01 55 33) 結局、星を除いた純粋な剣術だとムラサメ師匠>ベルグシュラインなのかね、見ただけでムラサメの剣技コピーとかしてたし、師匠は一回受ければ体得できたとか最期の稽古で言ってたから才能だけならベルグシュラインが上なのかとも思ったけど。 -- 名無しさん (2020-04-26 01 56 10) 少なくともジェイスの見立てでは剣術ではムラサメ師匠の方が上。ただベルグシュラインは命じさえされれば汚い手も平然と使えるので実戦ではベルグシュラインが上回るのではないかとのこと。 -- 名無しさん (2020-04-26 02 21 09) 誇りだの矜持だのより命令遂行最優先でしょという刀剣の鑑でありトシロー族の理想像、まあつまり伯爵の同類ってことになるんだが -- 名無しさん (2020-04-26 10 48 57) 覚醒しなかった伯爵である -- 名無しさん (2020-04-26 11 15 54) 光も闇も持たないとこうなるんだなって感じ -- 名無しさん (2020-04-26 11 18 05) でもジェイスと戦ってた時は妙に楽しそうな顔してたと思う -- 名無しさん (2020-04-26 18 45 22) なんというか人としての答えに至ったムラサメ師匠やトシローさんが真実を知ったらむしろ哀れみそうだなって思った -- 名無しさん (2020-04-26 19 01 28) 出会ったのが神祖でなくアッシュやミリィみたいな陽だまりだったらまた違ったのかねえ -- 名無しさん (2020-04-26 19 10 32) 逆に糞眼鏡や邪竜おじさんという劇薬を投じるのはどうだろうか -- 名無しさん (2020-04-26 19 32 17) ↑2神祖を主に持つのでなければそれこそ師匠みたいに愛弟子の成長に一喜一憂するようになっていたり、あるいはジェイスさんみたいにこの笑顔の為に俺は戦おうと誓うになる可能性もあったんだろうね -- 名無しさん (2020-04-26 19 36 10) 神殺し受けてみたからの、技術だねで真似してみたら出来たはヤバいだろ -- 名無しさん (2020-04-26 20 09 10) 頼むから死んでくれ。お前のようなものは生まれてさえ来ないでくれ。お前が居るとこの世の理が狂うのだってなったよあのシーンは -- 名無しさん (2020-04-26 20 12 06) 単純に地力が強すぎてどれだけ覚醒されても問題ないとか言う無体な理屈、いや無限に覚醒しますより当たり前のことではあるんだけど! -- 名無しさん (2020-04-26 20 13 57) 下手にまだだされるより遥かに恐ろしい男だったのは間違いない -- 名無しさん (2020-04-26 20 15 07) 星辰奏者の適正あったらこの人上回れる可能性があるムラサメ師匠やっぱおかしくない? -- 名無しさん (2020-04-26 20 17 53) Vermilionのゴドフリがいかに奇跡的バランス感覚もってたかよく分かる。 -- 名無しさん (2020-04-26 20 20 22) 師匠が剣技磨いてる時間の一部を星の技術磨くのに使ってると思えばまぁ、いや多分師匠がおかしいだけだと思うが↑4継国兄弟てシルヴァリオと相性いいな -- 名無しさん (2020-04-26 20 24 53) プレイ中毎度気になってたんだけど一枚絵の刀の鍔のサイズ変わりすぎじゃない? -- 名無しさん (2020-04-28 00 30 57) ちょっと見たことあるだけで師匠一族の剣技真似できるとか化け物過ぎだろ・・・w -- 名無しさん (2020-04-28 01 40 35) 色々戦慄のシーンはあったけど、個人的にはこの人の神殺し再現が一番ゾッとしたなあ -- 名無しさん (2020-04-28 05 20 45) 剣技だけで高位次元との接続破断やってみたよ!出来たよ!褒めて!ってなんか最早一人だけ別作品のキャラやってるみたいだった -- 名無しさん (2020-04-28 08 59 07) 頼むから死んでくれ。お前のようなものは生まれてさえ来ないでくれ。お前がいるとこの世の理が狂うのだ -- 名無しさん (2020-04-28 09 03 24) ↑こいつなんかよりヴァルゼライド閣下やゼファーの方がこの世の理馬鹿にしてるぞ -- 名無しさん (2020-04-28 11 26 35) ジェイスさんに負けた時は本人それなりに満足そうにしていたのに世界樹パワーで復活した結果ラグナに塩対応される最期になったという点ではある意味可哀想 -- 名無しさん (2020-04-28 18 30 10) 才能という意味ではギルベルトにさえ匹敵しそうだし能動的に動ける環境だったら自分で理想を掴むべく様々な試行錯誤をしてたかもしれないけど...神祖がそんなことを許すはずもなく -- 名無しさん (2020-04-28 19 22 03) ↑投稿先を間違えた -- 名無しさん (2020-04-28 19 22 34) 剣技の才が同等以上の師匠が神殺しできるか?ってなったら否だと思うんだよなぁ… -- 名無しさん (2020-04-28 20 41 36) ↑当たり前だろ師匠はエスペラントじゃないから身体能力がまず違う -- 名無しさん (2020-04-28 20 44 43) チトセより強いらしいけど魔星みたいに能力高いだけで大事な場面だったら普通にチトセなら勝てそうな気がする -- 名無しさん (2020-04-28 20 58 23) そういう物語力を無慈悲に粉砕してくるから塩野郎なんだよなぁ -- 名無しさん (2020-04-28 21 00 40) チトセネキ、切り札あるけど、初手で決められなかったら、対応されそうだしなぁ -- 名無しさん (2020-04-28 21 02 01) えぇ…なんで身体能力の話が出るんだ -- 名無しさん (2020-04-28 21 03 07) ↑3そして、そうやって当たり前に物語力を粉砕していくから本人に物語が訪れないんですね、わかります。 -- 名無しさん (2020-04-28 21 04 02) そりゃ自分をただの刀剣と断じるような奴に物語なんてあるまいよ。物語は人が紡ぐものなんだから -- 名無しさん (2020-04-28 21 16 18) 師匠はエスペラントになったら接近戦ならこの人超えられそ -- 名無しさん (2020-04-28 21 31 37) だけど高位次元への接続の切断とか剣以外の所の才能が必要な部分は負けそうな気がする -- 名無しさん (2020-04-28 21 32 50) 剣の才能だけでやっていける環境にいたのが不幸なんだろうなぁ。まあドラマチックに生きるのだけが正しいわけでもないが。 -- 名無しさん (2020-04-28 22 17 19) ↑本人が最後、少し悔しそうなのが悲しいよな。夢も物語もどうでもいいガチの無情の刀剣ではなく、むしろ「刀剣になりきれなかった人」って感じさえするし。それとも人は武器になんてなれないって暗喩なんだろうか? -- 名無しさん (2020-04-28 22 27 50) 本来、命令をこなすだけのカグツチが英雄と出会って「心」を持ったくらいだから、いわんや最初から「心」が備わっている人間が単なる刀剣になるのは難しいのかもね -- 名無しさん (2020-04-28 22 31 26) 神祖グレンファルトという絶対的な主君を持ってしまった事がある意味では不幸だったというか主君がグレンファルトでなければそれこそジェイスさんが言ったように主君の為の剣というだけではなく人としての戦う理由を何かほかにも見出していたのかもしれんね -- 名無しさん (2020-04-28 23 03 25) まあ当人はグレンファルトの剣であることに納得し誇りを抱いているっぽいので外野の勝手な感想と言えば勝手な感想なんだが -- 名無しさん (2020-04-28 23 04 45) 一番近くにあった忠義忠信だって十分に一つの運命となりうるはずなのにそれさえ結局主君の道具であることをよしとしてしまった時点でもはや運命を掴むなんてできない、って話じゃないかねぇ -- 名無しさん (2020-04-28 23 14 41) ↑ある意味、グレンファルトでも運命を用意できなかった人だよな。神奏でもこの人の運命が発生しなかった感じ。 -- 名無しさん (2020-04-28 23 18 27) どこぞのブッダさんなら別に運命なんかなくたって覚醒できるけどこいつはその領域まではいけなかったな -- 名無しさん (2020-04-29 08 05 48) ブッダさんはシルヴァリオでいうなら方向性が違うだけでヴァルゼライド閣下の同属なので…… -- 名無しさん (2020-04-29 08 09 28) ↑根性論だけでなく正論に囚われているかも大きな差異じゃないかな。正論より人間を下に置くから覚醒できないっていうのは、人を知ることで覚醒した凌駕さんとの対比になるし。 -- 名無しさん (2020-04-29 10 37 10) 主たるグレンファルトが運命の出会いとか宿敵とかいた方がいいって言ってたので実力的に良さそうな奴を勝手にライバル認定するけどそれで心揺らいで判断が変わるわけでもなし、主命に従うのが正しいんだから別にいいやっていう、本人は思うところないわけじゃないけど納得はしてるのでそこに文句つけるのもおかしな話ではあるし -- 名無しさん (2020-04-29 15 40 52) ベルグシュライン→グレンファルト→❤️←御先 -- 名無しさん (2020-04-30 16 42 18) 体験版段階だと寡黙だけどヴァネッサさんみたいに気配りのできる良い大人みたいなポジションかと思っていたけど、中々の破綻者だったな -- 名無しさん (2020-04-30 16 54 08) 総統に出会わなかったギルベルトもこんな感じだったんかな? -- 名無しさん (2020-04-30 17 09 28) 人の形して喋るだけのよく切れる刀剣、の枠を最後の瞬間まで外れる事の無かったある意味誰よりもシンプルな男だったな。でも切れ味鋭すぎてなんだコイツってなった。特異点への接続を剣技だけで切断するってどういうこと? -- 名無しさん (2020-05-02 09 12 05) この人の同期にもしもライバルと呼べる存在までいたなら一体どんな怪物になっていたのか興味ある -- 名無しさん (2020-05-02 09 16 09) この人だけやってることが菊地作品のキャラで笑った -- 名無しさん (2020-05-02 17 31 02) ガチで人間味がないわけではなくジェイスさんに「締まらない事だが」と言ったり「それでニーズホッグ一矢報いたと思う事と致します」とかラグナに袖にされた事若干根に持っているような事が伺えたりする辺り良いキャラしていたと思う -- 名無しさん (2020-05-02 18 28 43) 人格の形成に失敗と苦悩は不可避。どっちも取り上げればこの人みたいになる。千年生きてて知らないはずがないのでグレンファルトの確信犯では? -- 名無しさん (2020-05-03 12 25 05) まあ、それが解らなくなっているからあいつら死なないといけない、となったんだろうが -- 名無しさん (2020-05-03 12 27 19) アンジェリカ√ではかなり人間らしい感情を持つのにな -- 名無しさん (2020-05-03 17 31 32) それも結局はグレンファルトの命を映した結果に過ぎないしこの人自身の感情かと言われると -- 名無しさん (2020-05-03 18 03 56) 自分の運命を探してみると良い、って言われてたけどそもそもシルヴァリオサーガにおける運命って基本外から殴りかかってくるもので自分から追い求めるものじゃないから最初から無理なんだよなぁ -- 名無しさん (2020-05-03 18 36 35) グレンファルトからもうお前要らねえわじゃあな!って言われもしない限りこの人は運命に出会えないかもなぁ -- 名無しさん (2020-05-04 20 33 31) なんと一目惚れで変わりました! -- 名無しさん (2020-05-04 20 44 35) ムラサメ教官は剣豪だがこいつは本当に人の形をした刀剣って感じだったなあ -- 名無しさん (2020-05-04 20 50 26) こいつの持ってる剣がやたら長いのって、所謂、十束剣だからなのか? -- 名無しさん (2020-05-05 02 41 24) 才能だけだけどそれでトップ層の実力なのはけっこう好きだわ。ペラ回しバトルではあんまり輝かなかったけど -- 名無しさん (2020-05-05 03 07 40) アンジェリカ√でラグナの結晶大剣を何度も砕きながら斬り合うところメッチャ好き -- 名無しさん (2020-05-05 03 25 09) アンジェリカルートだとイザナを滅殺した後に「隙を見せたな?」って言ってアンジェリカとセシル斬り捨てていくの好き。あまりに空気を読まな過ぎてついに地の文に「空気を読まない」って書かれるの面白すぎる -- 名無しさん (2020-05-05 04 57 01) ああ、うん。お前はそういう奴だよなって納得しかしないシーンだし -- 名無しさん (2020-05-05 07 38 13) 才能だけでなく努力も間違いなく徹底してるぞ。その動機が主君に言われたから以上に全く無いのが狂ってる点だが -- 名無しさん (2020-05-05 09 14 42) それだけ努力して磨いたものなのにあいつ毒殺する方が効率良いからって言われたらなんも思わずに「仰せのままに」ってなるところがベルグシュライン卿だからね -- 名無しさん (2020-05-05 09 40 10) あの戦闘中でも理不尽に成長する様はまだだ覚醒か学習かの違いだけで光の連中と変わらねえ! -- 名無しさん (2020-05-05 19 02 18) むしろベルグシュライン卿の方が理屈としては筋は通っているのである。気力だとかを頼りに道理を粉砕して覚醒する光の連中の方が本来おかしいのである -- 名無しさん (2020-05-05 19 06 48) 糞眼鏡「ベルグシュライン卿、貴方も一度閣下の光に灼かれてみるといい。無限に湧き上がる気力で空虚な心が満たされ人生が見違えるよ」 -- 名無しさん (2020-05-05 19 30 25) ベルグシュライン卿は糞眼鏡の理想どんぴしゃだよね。意味もなく順当に成長するハイスペック…でも光キメてないから糞眼鏡の好みじゃないという -- 名無しさん (2020-05-05 19 38 47) 光をキメれば人生が変わる! -- 名無しさん (2020-05-05 19 48 23) ↑2 ベルグシュライン卿を見て単にスペック高けりゃいいというわけではないことを悟る眼鏡隊長。全ては心一つと自分の人生にないものを主張するギルベルトにベルグシュライン卿は何を思うのか。お互いに課題になる反存在という点では運命染みてるなw -- 名無しさん (2020-05-05 19 50 47) 才能による覚醒を遂げていくベルグシュライン卿と心による覚醒を遂げていく糞眼鏡のデッドヒートか。ルーファス卿相手の妄想と言い糞眼鏡は名試合メーカーだな -- 名無しさん (2020-05-05 20 00 43) ↑糞眼鏡はド級の糞野郎というだけでその思想自体は議論しやすい敵の理想形だからな。誰と戦ってもそれなりに熱い舌戦と意志と意志のぶつかり合いになる -- 名無しさん (2020-05-05 20 05 18) 糞眼鏡vsルーファスはマジでみたい。てかルーファスが誰かにボコられてる様にエクスタシーを感じる -- 名無しさん (2020-05-05 20 21 42) 「ふむ当たれば死ぬ?だからどうしたというだね?ならばあたらぬようにすればいいだけの事だろう」とか平然と言ってルーファスに駄目だししまくりそうだからな>糞眼鏡VSルーファス -- 名無しさん (2020-05-05 20 23 39) 糞眼鏡の理想もルーファスの理想も極端だけど、仮にどっちが実現しても何も変化なさそうなベルグシュライン卿は1000年に一度の超突然変異感ある。総統閣下でさえこの極端な世界に生きたら変な方向性行きそうなのに -- 名無しさん (2020-05-05 20 26 45) ベルグシュライン卿との場合はこんな感じかね。繰り広げられる剣戟、技能自体は刀剣が上回れど、交差する度に付与される衝撃がギリギリのタイミングで致命の一撃を外していく。審判者の慧眼は止まらない、衝撃付与の方向性操作によって斬撃を相手に叩き返しながら勝利の方程式を組み上げ、しかし、刀剣は今や衝撃の方向性さえ計算にいれた斬撃を繰り出していた。斯くして出来上がるのは斬撃による詰将棋。相手に撃ち込んだ斬撃が明後日の方向に飛び、それが数手前から応酬していた斬撃を撃ち落とす。互いの才能が練磨を呼び、もう何がなんだかわからない。総合値で上回る審判者は勝利を疑わず、しかし、一つの極点たる刀剣は食い破る未来を見定める。こんな感じ? 眼鏡の方が「まだだ」しそうではあるが。 -- 名無しさん (2020-05-05 20 27 11) 空虚な存在すぎて糞眼鏡や本気おじさんとレスバしても打てど響かずだろう -- 名無しさん (2020-05-05 20 42 13) でも容易く穿てぬ相手を敵にするのに相応の充実感は覚えていたから…… -- 名無しさん (2020-05-05 20 44 21) 恋に恋するタイプというか…自分で殺せない存在みるとウキウキしちゃうタイプだし、極端な話ラグナでなくてもライバル認定しちゃったらそれなりにレスバには乗ってくれそう -- 名無しさん (2020-05-05 20 46 15) ラグナが塩対応したの大体それが理由だしな>とりあえず自分が簡単に勝てない相手をライバル認定している -- 名無しさん (2020-05-05 20 50 40) 心からの欲求を見つけてない感じよな。運命の奴隷というかなんというか。 -- 名無しさん (2020-05-05 20 54 24) やっぱり光を浴びてねぇ奴は駄目だな! -- 名無しさん (2020-05-05 21 00 54) 全人類マッチングアプリ神天地での運命の相手誰になったんだろうこの人 -- 名無しさん (2020-05-05 21 03 53) ↑というかグレンファルトに薦められるまま運命の相手探しに決戦に行ってそう。‥‥‥‥書いてて思ったが、お見合いかな?w -- 名無しさん (2020-05-05 21 11 00) 下手したら運命の相手なんてどこにもいなかったまである。 -- 名無しさん (2020-05-05 22 15 19) なんというか特殊すぎて運命の相手見つからなさそう。逆に戦いとか本格的に無縁なタイプのが運命ありそう -- 名無しさん (2020-05-05 22 21 01) グレンファルト相手でも刀の所有者として運命の相手にならんし、この人勝利とかそもそも考えてるのか怪しい -- 名無しさん (2020-05-05 22 49 13) ローウェン・アレイス辺りに会わせたい -- 名無しさん (2020-05-05 22 57 07) サクサク壁を越えていくさまを見ててなぜかベルグシュラインがなろう主人公風に「なにと言われても…剣術で神殺しを再現しただけだが?」とか言ってる図が浮かんでしまった -- 名無しさん (2020-05-05 23 11 13) 極晃到達してない人の中では最強だよなこの人、正直ダインスレイフとかでも勝つビジョンが見えねぇ -- 名無しさん (2020-05-10 02 44 18) ルシードに星封じされても素のスぺックで斬殺しそう -- 名無しさん (2020-05-10 04 07 39) ↑2滅奏とは別方向に光属性へのアンチテーゼ感がなんかあるからなこの人…… -- 名無しさん (2020-05-10 09 22 03) 闇でもない光でもない無属性って感じよな。中庸ですらない感じ。 -- 名無しさん (2020-05-10 10 11 00) アンジェリカ√では満足して逝ったけど、ミサキ√では最期の言葉が「……無念だ。初めて口惜しい」なの好き -- 名無しさん (2020-05-10 13 12 23) 本気になんてならなくても才能があればできるって示してくれた人 -- 名無しさん (2020-05-10 13 24 56) 才能と努力と環境と道具と性質すべてそろってたから道理で決まる戦いならほぼ必勝なんだよな。総合力勝負になったらスフィアぐらい至らないと勝てないし -- 名無しさん (2020-05-10 13 28 49) 運命だけなかった男とか言われてたけど、実際のところ、神祖たちが運命に出会わないようにしてたのでは? と思わなくもない。この人が運命に出会って光か闇かに染まったら怖すぎるし…… -- 名無しさん (2020-05-10 17 06 48) ベルグシュライン「光ドバドバキメるの気持ちええんじゃ!」 うん、怖いな -- 名無しさん (2020-05-10 17 37 52) 光決める姿はまだギリわかる。でも、闇に染まる姿が想像できない。挫折も知らなければ、当然、絶望も知らないだろうし。 -- 名無しさん (2020-05-10 17 56 52) 才能に溺れて努力もせず、しかし自分に追い付こうとする奴は蹴落として雑魚相手に無双して楽しむ、とか?闇なんて実際はこんなもんだし -- 名無しさん (2020-05-10 18 02 48) ↑うん、いや、それはわかる。だからこそこの人が本編の状態から闇に染まる要因が見えなくて。勝利への執着から光の執念に目覚めるのはまだありそうなんだが、ここから不真面目になる姿が想像できない。(汗) なんか負けて悔しいはなっても不貞腐れたりはしないんだろうなぁ、っていうか。 -- 名無しさん (2020-05-10 18 08 58) ↑5カンタベリーで光キメると大体神祖滅殺方向に行くっぽいしな -- 名無しさん (2020-05-10 18 17 08) ↑まぁあいつら人間の可能性(弱者)馬鹿にしてるからな邪竜論でいくと -- 名無しさん (2020-05-10 18 23 48) つまり、人間の可能性信じて励ましで殴り殺すのが邪竜、信じず潰すか押し付けるのが神祖か。 -- 名無しさん (2020-05-10 18 30 47) その書き方だと邪竜が隣のカッスみたいだなw。確かに似てるけど -- 名無しさん (2020-05-10 18 33 23) 神祖はどちらかと言うと信じているからこそ余計な事をしないように押さえつけてる感じじゃない? -- 名無しさん (2020-05-10 18 46 09) 邪竜おじさん「本気で運命がほしいなら、師匠や主の一人や二人、殺してみせろや!」べ卿「なるほど」」 -- 名無しさん (2020-05-10 20 32 13) ギルベルトダインスレイフあたりとやり合っても光覚醒でステータス上回られる前に勝負決めそう -- 名無しさん (2020-05-14 11 49 28) 1作目→貴様は何だ。2作目→何故お前なのだ。3作目→見事だ。貴公こそ我が運命。 -- 名無しさん (2020-05-16 10 32 01) ↑無念自体は3名とも抱きそう、 -- 名無しさん (2020-05-16 10 34 38) ↑3あの馬鹿どもをそんな方法でなんとかできるのは、相性最悪の滅奏だけだぞ -- 名無しさん (2020-05-16 12 33 29) こいつ見てると是非神祖、使徒入りカンタベリーと魔星入りアドラーの全面戦争が見たい -- 名無しさん (2020-05-16 19 20 09) カナエ殿最初に死ぬわ(確信) -- 名無しさん (2020-05-16 19 25 53) そんなことになったら、調停官としてのアッシュ君の胃が壊れちゃうだろ -- 名無しさん (2020-05-16 19 33 09) 光にしろ闇にしろ抑圧すると覚醒するので神祖も「え?パン屋やりたい?おっけー頑張って☆」って無難に済ませようとするし元々抑圧とか一切感じないメンタルの斬空真剣は何をどうしても覚醒しないからなぁ…本当に新西暦のキャラとしては一番異質 -- 名無しさん (2020-05-16 19 38 48) レベル三十とか四十の奴が戦闘中に二十とか三十レベルアップしても、素でレベルがカンストしてるティルフィングには勝てないという……。しかも、成長自体はしてる。多分、レベルアップがしないけどスキルは覚えるみたいなあれなんだろうな -- 名無しさん (2020-05-16 19 44 02) 素のステータスが異常に高くて成長に必要な経験値が異常に低いので常識的な範囲で本気の鍛錬してるだけで超高ステのレベルマユニットになれる奴。しかもスキルに剣技ラーニングがついてるのでスキルは戦闘させればレベルマ後も普通にスキルが増えていく。 -- 名無しさん (2020-05-16 19 57 36) つまらん男だけどスフィア関係者除いたらぶっちぎり人類最強なのは間違いないと思う -- 名無しさん (2020-05-16 20 12 58) トシローと師匠の理想像だけど、実際に二人がこいつ見てもあんまり羨ましがらなさそう -- 名無しさん (2020-05-16 20 16 04) 師匠これを見たら見たでこれほどの剣才の持ち主でさらに星の力を得てんのに虚無ってることに心折れてそう -- 名無しさん (2020-05-17 00 40 50) ↑アッシュとの稽古後だったらこいつじゃなくて心底良かったって思いそう -- 名無しさん (2020-05-17 00 43 35) この人、本編後どうなってるか説明あったっけ? -- 名無しさん (2020-05-19 23 06 13) 普通に死んでる。 -- 名無しさん (2020-05-19 23 18 28) セシル√だと主人ともども引きこもってたんだっけ?それ以外ではラグナに滅殺 -- 名無しさん (2020-05-19 23 19 53) じゃあ、ミサキルート後で死んでるのって、使徒の中では彼だけなのか? -- 名無しさん (2020-05-19 23 26 59) イザナのち○ぽケースは? -- 名無しさん (2020-05-19 23 30 06) ルーファス君はなんかもう、そういうカテゴリじゃなかったわ…… -- 名無しさん (2020-05-19 23 37 59) 共通で死んでるからな…… -- 名無しさん (2020-05-19 23 40 01) チュートリアルボスというか…… -- 名無しさん (2020-05-19 23 42 39) シュピーネさんやね… -- 名無しさん (2020-05-19 23 43 59) 侍従長に種付けした事で最後に福音の鐘鳴らしただろ! -- 名無しさん (2020-05-20 00 03 26) ある意味主人公達に欠かせない存在な所もシュピーネさん感あるな…… -- 名無しさん (2020-05-20 00 12 42) ↑4 チュートリアルボス(サンドバッグ)だよな… -- 名無しさん (2020-05-20 03 54 50) ベルグ『ザンブレイブ卿、時に18禁版とは、●ロゲ―とは何だ?いつ発動する?』 -- 名無しさん (2020-05-20 22 41 08) アストラル違いなんだよなぁ…… -- 名無しさん (2020-05-20 22 44 54) ↑2あなたの上司の一人に聞けば教えてくれますよ。それはもうねっちょりと -- 名無しさん (2020-05-20 22 45 51) 実技指導(意味深)フルコースで -- 名無しさん (2020-05-20 23 51 01) 『私も、運命(それ)と出会う日が来るでしょうか……』 -- 名無しさん (2020-05-21 09 53 03) ベルグシュラインの千年に一人の聖剣♂が唸る -- 名無しさん (2020-05-21 12 20 39) 特にたいしたことない指導だけですぐに性技レベルカンストしそう -- 名無しさん (2020-05-21 12 21 32) まるでエロゲ主人公のようだ·········· -- 名無しさん (2020-05-21 12 22 20) 振り抜かれる神威チンポ……全方位に、そして距離の概念を超越して神速の斬撃が到達する。 抵抗? 回避? 等しく出来るはずもない。 それは極限まで研ぎ澄まされた正確さで、イザナの子宮を蹂躙した。 -- 名無しさん (2020-05-21 12 24 24) イザナ「んほぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!最高なのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 -- 名無しさん (2020-05-21 12 27 04) どけ、ザンブレイブ卿。そこはティルフィング♂の射程内だ -- 名無しさん (2020-05-21 13 00 43) そういえばチンコで戦うエロゲあったな、アペイリアみたいな名前の。最近だと抜きたし……、あれ意外とチンコを武器にするエロゲは存在している……?イザナはむしろ正統派の存在だった……? -- 名無しさん (2020-05-21 13 12 00) ルーファス卿、私のティルフィング♂を見てくれ。こいつをどう思う? -- 名無しさん (2020-05-21 13 29 26) 凄く、大きいです・・・うぅ・・・俺のはただの脇差だったのか -- 名無しさん (2020-05-21 13 48 17) チンコを素振りした時の風音が“斬空真剣”の由来だった……? -- 名無しさん (2020-05-21 13 52 01) 衛府の七忍の波裸羅じゃん -- 名無しさん (2020-05-21 14 47 58) 総合して、どこまでも持ち主の実力に依存する性質を持つのがチンポであり、 使い手の性技次第で稀代の名刀にも、錆びの浮いた鈍刀にも、そして無双の神剣にも容易に変化するだろう。絶対剣士が腰を振れば最後───神敵残らず、イくしかない -- 名無しさん (2020-05-21 14 53 55) 性欲から最も遠そうな男の項目でSEXバトルが始まってるのウケる -- 名無しさん (2020-05-21 14 57 55) ルーファス卿、分かるか? まず最初の一合でチンポで位を取った。そして二合目で取った位を安全にするためにチンポでけん制し、三合目で下方からの切り上げで確保したGスポットの痙攣を利用して一気加勢にイかせたのだ。イザナ殿も百戦錬磨で固いとはいえ所詮は女、強固な要塞ほど崩れるときは儚いものだ -- 名無しさん (2020-05-21 15 05 40) ↑(真顔) -- 名無しさん (2020-05-21 15 10 13) カウンとダウンであんな遺言遺したゴスペル君が悪いよー -- 名無しさん (2020-05-21 15 12 14) 総員抜剣が連れションみたいな光景しか浮かばなくなっちまう -- 名無しさん (2020-05-22 21 57 26) すまないが聖剣持ち(※地母神は除く)以外は解散だ……本当にすまない -- 名無しさん (2020-05-22 22 16 52) 極晃星なし、覚醒なし、蘇生なしで戦ったらこの人がシリーズ最強でいいのか? -- 名無しさん (2020-05-22 23 08 49) 1000年に一人の剣♂の使い手 -- 名無しさん (2020-05-22 23 10 43) ↑2ルシードいるからどうだろ。総統相手だから星潰しで自分のリソース全部持ってかれただけで、体内の鉄分操れば蹂躙できそう -- 名無しさん (2020-05-22 23 21 41) ルシードが勝てそうならゼファーさんもワンチャンあるな(無茶振り) -- 名無しさん (2020-05-22 23 32 45) やめてよぉ! -- 名無しさん (2020-05-22 23 33 25) まずマルスおじさんを斬れるのかどうかかな…? -- 名無しさん (2020-05-22 23 34 46) 少し見たら星光斬るの余裕でした^^ -- 名無しさん (2020-05-22 23 37 11) ルシードみたいに星潰せなきゃ勝てないと思うわ。あいつ剣技でなんでもありだし。本気おじさんvs師匠みたいな感じに持っていくのがベストかと -- 名無しさん (2020-05-22 23 38 32) ルシードと勝負の土俵に上がるにはゼファーさんみたいに星を消せる力があるか、総統みたいにに出力のごり押しで封殺を突破するかのどっちか位な感じだからなぁ。で後者をやるには発動値がAAA以上は必要と -- 名無しさん (2020-05-22 23 46 56) ルシードと人造機竜時のダインスレイフ、セイファートチトセネが入るかな? -- 名無しさん (2020-05-22 23 57 30) チトセネキは基準値は上がったけど発動値はAAAまで行ってないからルシードとやり合うと本編同様完封喰らうと思う。ほんまヤベェなルシード -- 名無しさん (2020-05-23 00 02 59) ↑ルシードじゃなくてベルグシュライン卿相手に行けるかなって話 -- 名無しさん (2020-05-23 00 07 42) カグツチ、アメノクラトの完成形態ならぶっちぎりで新西暦最強じゃね? -- 名無しさん (2020-05-23 00 10 49) まぁ覚醒ありならケラウノスが結局一番強そう -- 名無しさん (2020-05-23 00 55 57) 覚醒なしならなしで奥の手が何処からか生えてきそうなのが英雄の怖いところ -- 名無しさん (2020-05-23 01 02 20) 覚醒なしだとガンマレイの激痛で動けねぇの見えるからなぁ...どうだろ -- 名無しさん (2020-05-23 01 13 05) 磁力を切ってみせたり、磁力の干渉を利用した剣速の加速とかもできそう -- 名無しさん (2020-05-23 01 37 32) ↑まぁ星潰されてもある程度は戦えるだろうけど体内環境ぐちゃぐちゃにされるから結構厳しめ -- 名無しさん (2020-05-23 01 39 52) なるほど、貴公の星殺しとは、案外簡単に出来るものなのだな。軍事帝国アドラー天秤副隊長、ゼファー・コールレイン -- 名無しさん (2020-05-23 01 56 21) (パリン) -- 名無しさん (2020-05-23 02 05 13) ルシード・グランセニック。貴公の星は確かに優秀だが戦闘者としては三流だ(鞘に剣を封じられたので手刀でルシードや砂鉄を断ち切る) -- 名無しさん (2020-05-23 02 30 44) だからお前は塩なんだよ! -- 名無しさん (2020-05-23 02 35 43) 体に纏った鉄で体ズタズタにされるから普通に全裸で戦いそうなのがベルグシュライン卿 -- 名無しさん (2020-05-23 02 44 32) やはりティルフィング♂の使い手か...... -- 名無しさん (2020-05-23 02 46 05) ベルグシュライン「貴公に私の全力をぶつけよう」ギンギン♂ -- 名無しさん (2020-05-23 02 51 16) ルシード「確かに胸はないけど!男なんてノーサンキュー!!!」 -- 名無しさん (2020-05-23 02 59 26) 師匠vsベルグシュラインは見てみたい -- 名無しさん (2020-05-23 03 04 59) ムラサメの呼吸、枝垂槐ノ型 -- 名無しさん (2020-05-23 03 06 32) もし仮にシリーズ4作目があれば主人公は光でも闇でも境界でもないベルグシュライン卿系虚無主人公で…やっぱいいや -- 名無しさん (2020-05-23 21 25 50) 虚無の時間は過ごしたくないです -- 名無しさん (2020-05-23 21 27 22) ティルフィング♂使いが主人公のゲームなら買うわ -- 名無しさん (2020-05-23 21 35 21) 似たような名前のロボが主役の漫画なら知ってるが…主人公の性格は似ても似つかないな -- 名無しさん (2020-05-23 21 51 16) なんでこいつ本編だと虚無なのにホモになってんだよ -- 名無しさん (2020-05-23 22 03 49) 本編のキャラが白(虚無)過ぎたんだからナニ色に塗りたくったって良いよね! -- 名無しさん (2020-05-23 22 06 02) 主命です故、ご理解を -- 名無しさん (2020-05-23 22 08 12) グレンファルト「ベルグシュライン、リチャードにホモセを教えてやってくれ(男でも快楽漬けにしておこう)」 -- 名無しさん (2020-05-23 22 10 43) 「勃て、ベルグシュライン()」 -- 名無しさん (2020-05-23 22 14 01) 「御意(シコシコシコ)」 -- 名無しさん (2020-05-23 22 36 07) ぶっちゃけ、この人最後まで何も得られなくて可哀想なんだよな。最初から全部を持ってたから何も得られないっていうのは、まあ、二作目にやるのはいいけど、三部作の完結編でやったら、本当に救いがないじゃん -- 名無しさん (2020-05-24 00 05 23) ↑救いがないやつなら頭悪いアマツとかダニエルおじさんとかそれこそ閣下がいるし -- 名無しさん (2020-05-24 01 08 56) カグツチと閣下って雄々しいだけで基本的に報われてないよね -- 名無しさん (2020-05-24 01 13 00) あの家の娘がパンを焼けるようになった、とかそんな事でも報告してあげればそれで良い気もするけど -- 名無しさん (2020-05-24 01 15 50) というか天才に厳しいよな、シルヴァリオシリーズ -- 名無しさん (2020-05-24 01 40 34) 凡才でも天才でもない中間の人があまり痛い目に合わない気がする -- 名無しさん (2020-05-24 18 43 32) ↑まず中間層でなくね?全員ぶっちぎりで優秀かクズかモブだし -- 名無しさん (2020-05-24 19 20 36) 塵のように蹴散らされているモブ天秤だって本来は滅茶苦茶エリートのはずだしな -- 名無しさん (2020-05-24 19 35 46) 中間層(凌駕)はいなかったけど、同類はいたぞ! -- 名無しさん (2020-05-24 19 38 45) では、少し気ままに暴れてみます♂ -- 名無しさん (2020-05-25 21 57 37) 暴れんな…暴れんなよ…(震 -- 名無しさん (2020-05-27 15 27 11) メタルノヴァ♂ -- 名無しさん (2020-05-27 15 28 31) 創生せよ♂ -- 名無しさん (2020-05-27 16 32 12) 創精せよ♂、天に描いた逸物を──我らは煌めく[ピー] 剣♂の閃き、限りなく。黄金の柄に陰茎、肛門を貫通する度に 玉器を彩る栄光が地平の果てまで鳴り響く。 三度腰振るえば訪れる絶頂♂の波など恐れはしない 我が魔羅♂の所有者こそ絶対チン。侏儒の鍛冶が遺せし呪怨など、巨根の神威は跳ね除けん。 穿つ♂魔物を御示しあれ。八つ頸唸る邪竜とて、語らず、逸らず、粛々と 一切開発。唯其れのみ。此れより神敵、調強♂致す 超真性──抜刀・天羽々斬空真剣♂ -- 名無しさん (2020-05-27 16 36 45) 切られてしまえ -- 名無しさん (2020-05-27 20 24 14) 去勢っすか... -- 名無しさん (2020-05-27 20 42 58) ふと思ったけどエロ神様はコイツの天才性が時代に継承されるか試してみようぜ! って子作り仕掛けたりしなかったんだろうか -- 名無しさん (2020-05-27 21 45 10) 剣として利用してる相手にそんな見え透いた弱点を神祖が作ると思うかい? -- 名無しさん (2020-05-29 00 00 09) 才能は別に遺伝するかって言われたらアマツ以外はしなさそう -- 名無しさん (2020-05-29 00 31 56) なんだかんだ今作だとスメラギと並んで理解できるからか敵の中だと好きなキャラだった -- 名無しさん (2020-05-29 01 36 09) 切れ味極め過ぎて、自分の戦闘シーン(出番)まで根こそぎカットしちゃうんでしょ? -- 名無しさん (2020-05-31 13 49 55) 師匠にエスペラントの才能があったらこうなってたのかなー -- 名無しさん (2020-05-31 14 53 12) まぁどうやっても主人公にはなれんわな。万事涼しい顔でこなして山も谷もないなんて物語としてはゴミもいいところだ -- 名無しさん (2020-06-02 11 32 37) ↑糞眼鏡「ふむ。ならば私が主役の話だとどうなる? ダニエル・バレンタインやウィリアム・ベルグシュラインの様に殺し云々の能書きでは魅せられない活躍を見せよう」 -- 名無しさん (2020-06-02 11 39 03) ↑人体実験ですね。わかります。 -- 名無しさん (2020-06-02 11 39 40) 糞眼鏡「さあ、心を強くもって生き残りたまえ」 -- 名無しさん (2020-06-02 11 40 28) ↑第二の邪法街desuねわかりますん -- 名無しさん (2020-06-02 12 18 19) やっぱり黒幕じゃないか(嚇怒)こんな奴らは放って置いてグラップラー シュウで新作作りましょうね -- 名無しさん (2020-06-02 12 40 02) 最後の相手は鬼を背負った嫁さんか・・・ -- 名無しさん (2020-06-02 12 41 46) 味噌汁作っても認めてくれなさそう… -- 名無しさん (2020-06-02 13 53 51) ギルベルト「見たまえ、一皮剥けばこんな物だよ。私とて碌な存在ではないのだよ(閣下と会った後の賢者モード」 -- 名無しさん (2020-06-02 14 14 25) ↑4 永久機関篇、エロ武器篇、神話世界篇かな…… -- 名無しさん (2020-06-02 15 12 05) 最凶鬼畜眼鏡編 超人戦争編 超絶!!特異点バトル編かな -- 名無しさん (2020-06-02 15 19 31) この人伯爵枠なんだな、グレンファルトはリリスで -- 名無しさん (2020-06-03 02 17 48) ↑伯爵は覚醒するけどこいつしねぇしな....圧倒的虚無だけど強いのって珍しい -- 名無しさん (2020-06-03 02 29 20) ↑ある意味神祖の光対策を突き詰めた存在だよね -- 名無しさん (2020-06-03 02 35 08) しかしそう考えると本当にラグナロクって高濱の集大成感あるわ ヴァーミリオンとゼロインフィニティの要素もこいつやグレンファルトに入ってると思う -- 名無しさん (2020-06-03 03 49 22) ゼファーさんと戦ったら変な会話になりそうだ。「練り上げられた技巧、見事だ…」「何言ってんのお前!?」みたいな -- 名無しさん (2020-06-07 05 08 57) ラグナじゃ無理でも審判者か邪竜が多重覚醒したら勝てそうだがたぶんそうなる前に終わらせるよなこの塩野郎は -- 名無しさん (2020-06-08 12 38 16) 邪竜の最終戦闘力ならベルグシュラインは超えてそうだけどベルグシュラインだとハッスルしなさそうよな。審判者は相手の能力がわかってる状態だとケルちゃん相手に致命傷避けて防衛戦やれたり助けがこなければ自分は何秒後に負けるなと予想して戦うから意外と上手く立ち回るんでない。 -- 名無しさん (2020-06-08 15 44 30) グレンファルトと共鳴したラグナでも相性勝ち(アンジー√)、ジェイスが辛勝、人奏ラグナでも技量なら相変わらず上って評価だし普通にベルグシュラインの方が強そう -- 名無しさん (2020-06-08 17 51 09) 発売前はアレクサンドルみたいにグレンファルトと戦う展開あるかなーと思ったけど、そんなことしない方がこいつらしいや -- 名無しさん (2020-06-11 21 26 36) ベルグシュラインは女性経験あるのだろうか -- 名無しさん (2020-06-16 16 07 51) どこか忘れたけどこいつのことを「(自分を一振りの刀剣とと定義してるから)刀剣男子」って言葉を見たせいで蛇之麁正として実装されてる夢を見てしまった。こいつがとうらぶに出たところでほんへ主従の関係を超えられないだろ -- 名無しさん (2020-06-18 10 30 11) 投げかけられた言葉にはちゃんと律儀に思考しているのは可愛い。結論が刀剣だし分からんしか無いけど -- 名無しさん (2020-06-18 11 57 55) 「Q.なんで神殺し再現できたんですか」「A.私は翼……でも壁……でもなく剣だから(ダダッダー」 -- 名無しさん (2020-06-19 00 30 26) 40歳男、刀剣です -- 名無しさん (2020-06-20 03 34 49) 刀剣男子w -- 名無しさん (2020-06-20 08 33 32) 目からビームが無い刀剣。 -- 名無しさん (2020-06-22 12 15 31) 一問一答でも「過去に陰謀とか運命とかない」と改めてただの刀剣である事実が強調されてて切ない -- 名無しさん (2020-06-22 12 41 12) こいつが審神者になっても刀剣男子率いて最前線で戦ってるイメージしか沸かない。 -- 名無しさん (2020-06-22 16 45 07) 塩の柱おじさん -- 名無しさん (2020-06-28 10 58 41) ベルグシュライン「アクセス──我がシン」 -- 名無しさん (2020-06-28 12 24 49) ジェイスのように駆け抜けてればとミサキ√で言われてたけど一問一答見てると駆け抜けても無理だったのではと思えてくる -- 名無しさん (2020-07-03 22 23 40) 糞眼鏡「彼もヴァルゼライド閣下に出会えていれば……」 -- 名無しさん (2020-07-03 22 33 32) 出会ったとしても変わらんしなんならヴァルゼライドの評価なら壊れた狂った機械より命令を淡々とこなす執行者の方が高そう -- 名無しさん (2020-07-03 22 47 41) 個我が希薄すぎるからなぁ -- 名無しさん (2020-07-04 15 30 49) 水銀ストーカーの呪い並に脱却困難なのでは、只の刀剣 -- 名無しさん (2020-07-04 15 44 30) マリィみたいに殻が硬すぎて心に届かないとかじゃなく、心が薄い霧みたいに曖昧で、どんなに強い想いも言葉もすり抜けて行ってるイメージ -- 名無しさん (2020-07-04 15 57 41) 戒兄さん「木偶の剣じゃないが、芯が無い」 -- 名無しさん (2020-07-04 15 58 32) 保育園にぶちこんで次世代を担う無邪気な子供達と触れ合わせて心を育むとか?仏頂面で淡々と子供達の相手をする保父さん、アリだと思います -- 名無しさん (2020-07-04 16 53 14) 塩対応過ぎて誰にもなつかれなそう -- 名無しさん (2020-07-04 16 54 10) アッシュが定義した無敵の怪物にベルグシュラインは使徒でも当て嵌まらないという。 -- 名無しさん (2020-07-06 16 24 46) ↑怪物と刀剣は違うという事だろう。 -- 名無しさん (2020-07-06 16 25 14) ムラサメ師匠と純粋に剣士勝負したら矜持と覚悟の差で(紙一重とはいえ)ムラサメ師匠に軍配が上がるけど、こいつの場合は即座に後方跳躍して遠距離からすり潰して終了だろうって言われててほんとさぁ…… -- 名無しさん (2020-07-06 23 02 35) 魔人剣、魔人剣、魔人剣……(以下エンドレス -- 名無しさん (2020-07-06 23 06 42) ???「俺はただの銃剣でいい」 -- 名無しさん (2020-07-11 18 44 50) ゼロインのイヴァンさん的にどっちの反応になるか気になる -- 名無しさん (2020-07-14 13 29 03) ↑あぁ惜しいなぐらいには思う気持ちあるし我欲薄いってだけで嫌いはしないぞ。好きでもないと思うが。クソ機械の方は自意識もないくせに華々しいヒーローたちを食い殺したからブチギレてるだけで -- 名無しさん (2020-07-14 13 47 05) イヴァンさん極論自由意志さえあればクソめんどくセーとかなんとか言ってても許してくれるからな -- 名無しさん (2020-07-14 14 34 29) イヴァンさんに限らず、誰にも特別嫌われそうにも好かれそうにもないのがほんと塩。軍や社会の手足としてはこの上なく優秀なのにな -- 名無しさん (2020-07-14 16 37 57) 嫌うにも我がなさすぎて理由がない -- 名無しさん (2020-07-14 16 49 34) 我が無さ過ぎて嫌い、って層もわりといそうではあるが -- 名無しさん (2020-07-14 17 23 08) 確かに光の亡者達からの評価は低そうだな -- 名無しさん (2020-07-14 17 39 15) ↑2オルフィレウスぐらいじゃね我がなくて嫌うの。他は評価低くても感情には結びつかないと思う -- 名無しさん (2020-07-14 17 46 41) 仮にしばらく強欲竜団に潜入してこいみたいな命令で本気おじさんの下で働いたら何か影響されたりしないだろうかこの塩野郎。 -- 名無しさん (2020-07-15 21 28 39) ↑ない -- 名無しさん (2020-07-15 21 30 03) 元々光属性持ちじゃなかったラグナが光属性になったのはダインスレイフの薫陶らしいけどこいつはなぁ… -- 名無しさん (2020-07-15 21 43 44) そもそも本人が強すぎて覚醒しなくてもいいレベル。ギルベルトとも覚醒なしで勝てないにしても互角はあると思うし -- 名無しさん (2020-07-15 21 51 10) めっちゃハイテンションでフレンドリーに絡んでくる本気おじさんに真顔塩対応する塩野郎が見える見える。 -- 名無しさん (2020-07-15 21 55 26) ↑会話は弾まないだろうがちょっと見たい -- 名無しさん (2020-07-15 22 01 17) 多分出来る奴が出来ないのは勿体ないから、あの手この手でちょっかい掛けて心を動かそうとするかね?目覚めてない人間に目覚めて欲しいという願望持ってるし。 -- 名無しさん (2020-07-15 22 13 00) ↑あの人できなきゃ死ねだからそこまで興味持ってくれるかなぁ... -- 名無しさん (2020-07-15 22 45 28) (覚醒)できなくても覚醒以上の力が出せる総合力の化物だからどうしたものか -- 名無しさん (2020-07-15 22 59 01) 覚醒持ちに「天才だから」だけで拮抗してくるのこいつくらいだよな。(もちろんあればあるだけ良いの体現者ではあるんだが) -- 名無しさん (2020-07-15 23 21 24) 生まれがアドラーでヴァルゼライド閣下に恩義感じてたら熱くなれるかもしれないらしい。覚醒も死際に一回限りはできるらしい -- 名無しさん (2020-07-17 23 13 42) 光属性にはなれないものの熱を帯びた刀剣にくらいはなれるらしいの、刀剣としての芯はブレてないというからしくて良いな。 -- 名無しさん (2020-07-17 23 30 00) 逆にギルベルトを聖教国で育てても面白そう -- 名無しさん (2020-07-17 23 52 58) ↑ 知能版ベルグシュラインかな?少なくともぶっ壊れないから優秀なスパコンになるよな。 -- 名無しさん (2020-07-18 00 02 17) どうせ閣下かダインスレイフ見て思考回路バグるぞ -- 名無しさん (2020-07-18 00 14 13) ↑ おいおい聖教国には神祖がいるんだぜ。ギルベルト君が目覚めないように当然出会わないようコントロールするさ。 -- 名無しさん (2020-07-18 00 17 54) グレンファルトへの忠誠心でもラグナへの対抗心でも熱くなれなかった塩野郎を熱く出来るとかやはり閣下は偉大 -- 名無しさん (2020-07-18 00 39 45) またしてもヴァルゼライド閣下にはできたぞ案件が増えてしまったな -- 名無しさん (2020-07-18 00 43 48) むしろ、ベルグシュラインがあそこまで虚無なのがさわやか糞野郎のせい説が出たせいで、やっぱグレンファルトクソじゃね? が強化されたような…… -- 名無しさん (2020-07-18 00 51 09) 機械であるカグツチさえも熱くさせちゃうからな 閣下のカリスマ性は桁外れ過ぎる -- 名無しさん (2020-07-18 00 53 29) あの感動を世界中の人々にも伝えたい……そうだ!光の奴隷VR作ろう! -- 名無しさん (2020-07-18 00 56 17) 旧暦の光狂いを元にしたVRですらアレ(世界大戦勃発)なのに閣下を元にしたら一体どうなってしまうのか… -- 名無しさん (2020-07-18 01 00 55) 聖戦勃発 -- 名無しさん (2020-07-18 01 02 24) 常人じゃ耐えきれず廃人になんじゃね? -- 名無しさん (2020-07-18 05 32 20) 熱くなるって言っても芯は刀剣だから -- 名無しさん (2020-07-18 06 49 25) 芯が刀剣のベルグシュラインとか根から腐ってるカナエ殿みたいなのも居るけど、アルカディア程じゃなくても精神焼かれるヤツは多そう。 -- 名無しさん (2020-07-18 09 00 13) にしても育て方で多少は変わるものの、「生来の気質は刀剣」で「本質は偉大な人に仕えるもの」って生まれつき道具気質すぎる -- 名無しさん (2020-07-18 09 03 05) まあそこは「主君に仕えることこそが喜び」という生粋の従者気質のムラサメやキリガクレもいるし、個性の範囲内に収まるなら悪いことではなかろう。生まれたからには誰もが自分自身が輝くために努力すべきだ、なんて言い出したらエリュシオン理論になってしまう。 -- 名無しさん (2020-07-18 09 54 59) グレンファルトがトンチキで、主従仲良くホモホモしてれば主のピンチで覚醒できるようになるのでは? -- 名無しさん (2020-07-18 09 58 09) そういう従者系の家柄でもなく、誰が持ち主でも刀剣という在り方なのが凄いなと思うが、それが個我が希薄なベルグシュラインの唯一ある個性なんだろうな -- 名無しさん (2020-07-18 12 28 20) 塩野郎は居合とかやりまくる日本刀剣士なのに師匠は異世界風バカデカソードの使い手なんだよな、そんでもってラグナ曰く2人は同じ剣技を使ってるってんだからワケが分からないぜ -- 名無しさん (2020-07-22 01 35 02) なんかすごいスーパーアマツ人剣術 -- 名無しさん (2020-07-22 02 10 08) ↑2確かに…グレンファルトは居合とか使ってる描写無いもんな。 -- 名無しさん (2020-07-22 12 28 37) グレンファルトは他の神祖とちがって西洋かぶれな気がする -- 名無しさん (2020-07-22 12 51 24) 一人だけヴェラチュールとか言い出すしな -- 名無しさん (2020-07-22 12 57 35) 師匠は西洋かぶれなのに、ベルグシュラインは日本刀、居合、縮地と聖騎士じゃ一人だけ妙に和風でほんとに子弟なのかこの主従 -- 名無しさん (2020-07-22 13 04 14) ↑2完全に第二太陽と決別しているという証で読みがヴェラチュールと完全に和要素0なんだろうな。 -- 名無しさん (2020-07-22 14 54 22) そのくせ大神素戔王という字を当てる、恥ずかしくないのかと -- 名無しさん (2020-07-22 20 07 48) しかも胸元ガッパリ開けてるし。その胸筋見せびらかしはなんなんだシュウに対する当て付けか -- 名無しさん (2020-07-22 22 05 29) 千年の間に目覚めたんでしょう -- 名無しさん (2020-07-22 23 48 04) 榛士の時より見るからに増してるしな。ジェイスとどっちのががたい良いのか。 -- 名無しさん (2020-07-23 02 41 06) 肉体のセーブデータが高位次元にあるから不老不死だって話なのに筋肉だけは鍛えれるとか卑怯やろ。再生するたびモヤシに戻れや -- 名無しさん (2020-07-23 03 54 39) ↑┏(┏≖‿ゝ○)┓ -- 名無しさん (2020-07-23 07 38 58) こいつに島津インストールしたい -- 名無しさん (2020-07-27 20 44 32) 一切の熱も無く淡々と首を狩りながら敵陣のど真ん中を突っ切る粗塩野郎とか怖すぎる -- 名無しさん (2020-07-27 20 58 12) こいつもアッシュに30年間お供したら運命に出会えるかもしれない -- 名無しさん (2020-07-27 21 00 20) ↑3妖怪塩置いてけ? -- 名無しさん (2020-07-27 22 56 48) こいつに運命を与えてみたくてクロスオーバーSSのプロットを考えてたが塩味にしかならん助けて -- 名無しさん (2020-07-28 21 24 52) シルヴァリオラグナログ塩味 -- 名無しさん (2020-07-28 21 26 24) こいつに運命があったらそれはもはやベルグシュラインではない -- 名無しさん (2020-07-28 21 29 20) 運命が無い事で完成してる感あるからなぁ、でもそれはそれとしてすげぇ見たい -- 名無しさん (2020-07-28 22 18 57) 花屋の娘に一目ぼれしたベルグシュライン郷、上司からは「止めて置け」と言われるも毎晩彼女を思って眠れぬ日々が続いていた……あかん、神祖が「ドキドキ♪塩味破局大作戦」とかで邪魔しまくる未来しか見えねえ -- 名無しさん (2020-07-29 01 18 46) まだだと言えないから俺塩。の時ちょっと光ってたし、才能としては覚醒も持ってるんじゃないかコイツ……薄味だから発動しないだけで全スキル持ってそう -- 名無しさん (2020-07-29 07 58 27) 敵に塩野郎を送る(意味:扱いに困る) -- 名無しさん (2020-07-29 16 45 04) ↑塩野郎送ったらこっち壊滅しちゃう -- 名無しさん (2020-07-29 16 51 52) フム、次回作では絶対剣士の完成形、運命と心を有して覚醒できるようになったティルフィングを越えた剣士という主人公というのもありかな。 -- 名無しさん (2020-07-29 16 57 41) ↑多分それギルベルト -- 名無しさん (2020-07-29 17 01 25) ベルグシュライン「そうか。これが自由というものか。あまり変わらんな」 -- 名無しさん (2020-07-29 18 11 35) ↑砂よりも、水よりも、味気ない刀剣ェ。 -- 名無しさん (2020-07-29 18 11 58) ベルグシュライン -- 名無しさん (2020-07-29 18 19 04) ベルグシュライン並に強くて心も運命もあるってある意味ただの強いヤツだし、元が無機質なベルグシュラインだからこそのもしも運命を有していたらな気もするが -- 名無しさん (2020-07-29 18 21 28) ↑6 いや誰目線で言ってんだ -- 名無しさん (2020-07-29 21 49 11) ジェイスと一緒に墜落貫通したら叫ぶのだろうか。 -- 名無しさん (2020-07-30 17 10 28) 愛や勇気や恋や絆の力で覚醒する少年少女を遠距離から淡々とハメ殺す敵とかお話にならないんやなって -- 名無しさん (2020-08-05 19 04 04) ↑糞眼鏡の悪口はそこまでだ -- 名無しさん (2020-08-05 19 07 14) 大概の高濱ラインのボスキャラは覚醒してくる主人公とヒロインを一度徹底的に叩き潰します -- 名無しさん (2020-08-05 19 12 16) まぁお話になるって容赦なく強いかどうかというより魅せるドラマがあるかどうかだからな… -- 名無しさん (2020-08-05 19 15 10) 魅せるドラマ(ミステルルート ふふっ、いやはや天秤と知恵比べなど心が踊るよ アヤルート ヴァルゼライド閣下ならできたぞ? ナギサルート あぁもちろん読んでいたとも、愛は英雄譚を木端にするぐらいには強力だ グランドルート 閣下と同じであるなら...悪くない) -- 名無しさん (2020-08-05 19 27 00) ↑吐き気を催すの間違いでは? -- 名無しさん (2020-08-05 19 31 04) 主人公陣営の魅せ場を淡々と潰しておきながらユーザーからの評価が「こいつらしい」になる辺り絶妙なバランスで成り立ってるキャラよね。 -- 名無しさん (2020-08-05 19 33 07) 魅せるってか糞眼鏡は見せつけられたの間違いでは...? -- 名無しさん (2020-08-05 19 34 20) ドラマに水ぶっかける奴だけど嘲笑はしないし、命令ありきとはいえ行動自体はイザナの首刎ねるわ、剣戟に巻き込むわとマイペースでブレないし、神祖倒した隙を突いた不意打ちも塩過ぎて逆に笑っちゃうレベルだし -- 名無しさん (2020-08-05 21 20 24) 塩も極めればギャグとなる -- 名無しさん (2020-08-05 21 22 20) わりとそのシリアスな笑いを自覚してる節があるのもポイント高い -- 名無しさん (2020-08-05 21 26 28) イザナ殺して感極まってるところに切り刻みに行くの笑った -- 名無しさん (2020-08-05 21 31 38) 最高率の塩行動だけど、嫌なヤツ感が無いんだよな。自分自身に対しても何かと自覚はあってよく苦笑してるし -- 名無しさん (2020-08-05 22 07 53) ↑悪感情ないからじゃない?こいつ全くの無心だし -- 名無しさん (2020-08-05 22 21 48) まだだって言ってみたけどまるで鼓動を鳴らさないのとこ、切ないというか虚しいというか何とも言えない気持ちになった -- 名無しさん (2020-08-05 22 45 41) 神託:運命がおまえの分岐点となる(けどこない) 何気にクッソ陰険だよな -- 名無しさん (2020-08-13 13 52 56) 各使徒への信託、メルクリウスの呪い染みたザンブレイブ兄弟への末路、シュウリナへの割と的確なアドバイスに比べると、どうにかなる余地がありそうな所が悪質に感じる。 -- 名無しさん (2020-08-13 15 16 40) 分岐点は来たけど変わらなかった -- 名無しさん (2020-08-13 15 19 26) 運命が分岐点とかいうから、どこかで何か掴めるか掴み損なったとしてもその分岐点とやらにあたる戦闘?があるんだろうと思ってたんだよな。未だにどこが分岐点だったのか微妙にわからん… -- 名無しさん (2020-08-13 15 26 48) ジェイスにぶっ殺された時か最終決戦でやっと悔しいなって思えたところぐらいじゃない?あそこで光に見せられるか只人として覚醒してたらラグナ討ち取りからの自分の意思で神天地の守護者できた -- 名無しさん (2020-08-13 15 30 36) 運命に出会いたかったら倫理的思考捨ててダインスレイフみたいにプラーガいって殺し回ってればいつか逆襲劇として襲ってきそう -- 名無しさん (2020-08-13 15 34 58) 運命に出会いたいって渇望するほどの欲もこいつにはなさそうなのがなぁ -- 名無しさん (2020-08-13 15 42 42) まぁ -- 名無しさん (2020-08-13 15 53 04) まぁ救世主降誕前にこいつ送ったらバランス崩れて三国開戦しそうだけども -- 名無しさん (2020-08-13 15 53 36) もう少し他人のことをちゃんと見ろってのもそうだけど、まず自分についてもう少しよく考えて知るべきだと思う。 -- 名無しさん (2020-08-13 17 20 06) 俺は刀剣だな。良し! -- 名無しさん (2020-08-13 17 32 54) だめだこりゃ -- 名無しさん (2020-08-13 17 33 17) 千年に一度どころじゃない気がする才能 -- 名無しさん (2020-08-13 18 17 45) どこで育っても誰が育てても基本は刀剣って言ってたからな -- 名無しさん (2020-08-13 18 49 27) 使徒の中で一番日常生活が想像できねえ…アルコールとかも好きじゃなさそう -- 名無しさん (2020-08-13 18 58 32) ↑多分あればあるほどいいを実践して修行してない時は学んでると思う -- 名無しさん (2020-08-13 19 25 37) ラグナロクの男キャラで唯一女の影が無い男 -- 名無しさん (2020-08-13 22 08 27) トリニティアペンド時点で皆さんどんなキャラだと予想してました? -- 名無しさん (2020-08-14 12 38 54) よくいる生真面目忠義キャラの途中で正誤を迷わないヤツ。護国愛とかちゃんとある閣下とかゼロインの少佐みたいなタイプのイメージだった気がする -- 名無しさん (2020-08-14 12 55 46) ワンチャンマルスみたいに裏あるかなって思ったらただの刀だった -- 名無しさん (2020-08-14 13 35 10) 仮にこいつ主人に「今日からパン屋やれ」って言われたら道具としてやり通すことができるのかな?それとも刀だからどっかで合わないって辞めるのかな -- 名無しさん (2020-08-14 15 51 41) ↑いや普通にやると思うよ。永遠に塩顔でパン焼き続けて死ぬ -- 名無しさん (2020-08-14 15 55 20) アドバイスに「勝てるなら毒や爆弾でも良くね?」って言う奴だから -- 名無しさん (2020-08-15 19 55 25) 今更だが、fate/zeroはベルグシュラインがサーヴァントとして顕現したらちょうどいい塩梅になるのではと思う今日この頃。 -- 名無しさん (2020-08-18 12 33 59) ↑ヴァルゼライドは過激過ぎて、7人のマスターにとってはベルグシュラインでちょうどいい。 -- 名無しさん (2020-08-18 12 35 05) バーサーカー ヴァルゼライド バーサーカー カグツチ バーサーカー ヘリオス バーサーカー ギルベルト バーサーカー ファヴニル バーサーカー 天駆翔アッシュ バーサーカー 終焉吼竜ラグナの七騎による聖杯戦争だって? -- 名無しさん (2020-08-18 16 05 52) 俺だったら令呪が皮膚に刻まれる時の痛みでショック死するね。 -- 名無しさん (2020-08-18 16 21 36) 異世界転生して運命探しに言ってほしい -- 名無しさん (2020-08-18 17 59 24) なろうテンプレート(ただしヒロインや宿敵や親友には出会えない)になるだけじゃない? -- 名無しさん (2020-08-22 08 48 17) ベルグシュライン卿てバトルワイアルのようなデスゲームに巻き込まれても塩対応で切り抜けそう -- 名無しさん (2020-08-22 11 40 42) なろう系になったとして主たるグレンがいなかったら自分の身に降りかかった災厄ぐらいなら殺すと思うけど積極的に立ち回る図が想像できない -- 名無しさん (2020-08-22 21 48 06) ↑ ただこいつ善性ではないが悪性も持たないただの刀剣だから目の前で助けを求められたら助けるくらいはしそう。何も言わなきゃ見捨てるかもだけど。 -- 名無しさん (2020-08-22 21 56 21) こいつ死なずに生き残ってたら誰に従ってたんだろ -- 名無しさん (2020-08-29 16 48 29) 効率的・合理的な考えしてても、それらを尊んでたり、そうじゃないことを嫌ってる訳でもないから、命令なら非合理なことを合理的にやるとかも平然とするからなぁ -- 名無しさん (2020-08-29 17 09 16) 仕える条件は尊敬できるというか偉大な人らしいから、そこさえクリアして忠誠を誓えば何でもするのよな、よくも悪くもこだわりが無いし。 -- 名無しさん (2020-08-29 17 21 30) 閣下版ベルグシュラインも見ては見たかった -- 名無しさん (2020-08-29 17 37 05) 一回ぐらいは覚醒するとか悪夢だろ。射程範囲とビームが出力強化されるとか誰も近づけねぇよ -- 名無しさん (2020-08-29 17 44 53) 出力もそうだけど才能による急成長に覚醒による進化も追加されるから技量面も更にヤバイことに -- 名無しさん (2020-08-29 19 32 34) ↑完成度は落ちるらしいし覚醒して普通のベルグシュライン並みの技量になる説 -- 名無しさん (2020-08-29 19 50 30) ↑ 基本性能は神祖ベルグシュラインよりも劣るけど死ぬ間際の一回限りなら神祖ベルグシュラインを上回るとかそんな感じでは。 -- 名無しさん (2020-08-29 20 20 53) ↑これな気がする。 -- 名無しさん (2020-08-29 20 24 15) ベルグシュラインの千年に一人の聖剣が覚醒する -- 名無しさん (2020-09-05 06 41 35) 回転し、唸りを上げるベルグシュラインの胴体。 -- 名無しさん (2020-09-05 07 10 09) 振り抜かれる神威チンポ……全方位に、そして距離の概念を超越して神速の斬撃が到達する。 抵抗? 回避? 等しく出来るはずもない。それは極限まで研ぎ澄まされた正確さで、イザナの性感帯を両断した -- 名無しさん (2020-09-05 08 15 21) これは……幻術か -- 名無しさん (2020-09-13 00 08 29) イザナ「これがベルグシュラインの斬空真剣っ! 気持ち良いわ!」ベルグシュライン「なるほど。これがセックスというものか。しかし拘束が甘いな、シッ!」イザナ「えっ――ぎあああああああアアアア亜アアアァア亜!」 -- 名無しさん (2020-09-13 01 02 48) ハルト「そして最後はいつも通り仲良しの俺達でした――と、どうよセクハラ大将、何か言うことは?」(上半身裸で -- 名無しさん (2020-09-13 04 26 19) スメ「」 -- 名無しさん (2020-09-13 04 38 27) スメ「家族と言うものは・・・す、素晴らしいね(震え声 君もパートナーを大切にしなさい。間違ってもチンポをきったりしないように」 -- 名無しさん (2020-09-13 09 40 01) 子供できなかったスメラギなのに子供いらんからちんぽ取るわとかダインスレイフなかなか舐めたことしてる -- 名無しさん (2020-09-20 11 04 34) コイツとアリスの人気が謎 -- 名無しさん (2020-09-20 15 47 45) ↑こいつまだ分かるだろ。ただ強いだけなのに一抹の悲しさ覚えたり。アリスはマジでわからん。多分ガチのロリコンが全ツッパしてた -- 名無しさん (2020-09-20 15 58 13) 一番最近の作品の登場キャラってのと、散々今まで気合で覚醒やら運命やら描かれたシリーズの中でここまで空虚な存在ってので印象に残りやすかったのもあると思う -- 名無しさん (2020-09-20 16 27 16) こいつアドラー産で閣下の右腕やってたらゼファーぶった斬られて死んでただろうな -- 名無しさん (2020-09-20 16 35 12) 「そうか、やはり貴公は我が主の同族だよ。その在り方羨ましいものだ」(生首ポイーされつつ) -- 名無しさん (2020-09-20 16 36 47) メンタル変動が光より少ないとかクライしか使えないゼファーの天敵に近い -- 名無しさん (2020-09-20 16 40 07) 生首爆弾もこれで何かを感じられたならばよかったのだが・・・とか良いながらスパッと斬るんだろうな -- 名無しさん (2020-09-20 16 45 53) 閣下版はともかく神祖版はゼファーさんの天敵やな。ゼファーさんよりも格上でメンタル関係なく戦闘力に変動がなくそれでいて勝つ為なら何でも出来る精神性を持ってる。プライドもないから挑発とかも効かない。 -- 名無しさん (2020-09-20 16 48 43) 別に聖教国民の生首爆弾投げられたところで大した効果なさそう。なんなら宿敵認定晴れて食らって戦闘力アップまである -- 名無しさん (2020-09-20 16 50 23) 反粒子斬られてもなんか納得できそう -- 名無しさん (2020-09-20 17 01 52) 神殺しできるから理論上はナギサみたいな中途半端な眷族なら恩寵ごと切れるって本当にイカれてる性能 -- 名無しさん (2020-09-20 17 04 42) 絶対値上回れたら絶対勝てないのエリュシオンの体現者みたいで好き -- 名無しさん (2020-09-20 17 06 55) ↑ 光の眷属との最大の違いで自分よりも強い相手に活路を見い出せないの良いよね。例えばギルベルトは基本性能はチトセの方が有利だけど英雄の薫陶を受けているので不利な状況を軽く覆してしまう危険性があるけどベルグシュラインは一度不利になればそのまま負けてくれる。 -- 名無しさん (2020-09-20 17 18 46) ベルグシュライン(帝国)「ふむ...我が主ならこのくらいの境地は切り抜けて見せるものだが...やはり貴公は宿敵ではなかったらしい」 -- 名無しさん (2020-09-20 18 03 11) トリニティから濃いめになった光とか闇、どちらにもなれない凡人みたいな属性の何にも属さないまさしく無属性な感じ好き -- 名無しさん (2020-09-20 18 30 23) 無駄を削ぎ落として刀剣になったのは嫌いじゃない。色々言われることもあるが良いキャラしてると思います -- 名無しさん (2020-09-20 18 36 10) 高濱のコメントにあった通り、シルヴァリオシリーズで無敵の宝剣であった気合と根性による覚醒を、それをまさか正面から技量とステータスで捻じ伏せるのが受けたんだと思う。今までの定石が通用しない、新手の強キャラだし -- 名無しさん (2020-09-20 23 21 05) 愛や友情や絆といった想いの力は凄いけど、それが強いからって別に勝てるわけじゃないよねっていう当たり前の事を正面から叩き込んでくる塩野郎すき -- 名無しさん (2020-09-22 20 29 37) ↑ヴァルゼライド閣下もルシードに似たようなことやってたな -- 名無しさん (2020-09-22 20 31 09) 面白味が薄いはずなのにかえっておもしれー男してる -- 名無しさん (2020-09-22 21 03 07) 「まだだ...などと吠えられぬ我が身は所詮刀剣か」「無念だ...初めて口惜しい」はなんか悲しくなった -- 名無しさん (2020-09-22 21 17 25) こいつ、毒殺とかするの。 -- 名無しさん (2020-09-22 22 52 13) ↑2あそこ一瞬吠えたか!?と思ったら「所詮刀剣か」で閉じた口もとしか見えないのが、なんか妙に気落ちしてるように見えて悲しく感じるんだよなぁ -- 名無しさん (2020-09-23 01 26 10) ベルグシュライン自体は心にそんな大きな波が立ったわけじゃないんだろうけどさ -- 名無しさん (2020-09-23 01 28 13) ちょっと光ってたあたりが才能あっても精神力がズレてる感だったな -- 名無しさん (2020-09-23 05 05 51) 回りが濃すぎるから、薄味のベルグが、人気出たのか、納得 -- 名無しさん (2020-09-24 07 37 18) なんていうか、グレンファルトと一緒の方が良い感じがする今日この頃。 -- 名無しさん (2020-09-24 11 26 19) ↑単独プレイだと舐めプ状態だと思ってしまう。 -- 名無しさん (2020-09-24 11 27 15) 主従あってのキャラなのは確かだけど、舐めプはしないと思う むしろ遊びなく淡々と最短効率で殺しにかかってくる -- 名無しさん (2020-09-24 20 34 23) 舐めプと無縁の男だからな。毒殺しろって言われたら何の感情もなく毒殺するし -- 名無しさん (2020-09-25 17 48 58) 互角の技量持つ剣士がいても -- 名無しさん (2020-09-26 22 59 54) 「あっ、なら遠距離斬撃で封殺するわ」ってやる男だからな。それでもダメなら毒殺でも暗殺でもやる。公私を完全に切り分けちゃう男だから -- 名無しさん (2020-09-26 23 01 11) グレンファルト、ラグナ初戦以降は基本的に絶対こいつと一緒じゃないと戦場に出ないのがマジで厄介だったね -- 名無しさん (2020-10-12 01 24 13) こいつ、女体化しても塩っていてあんまり変わらないような気がするのは俺だけ・・・? -- 名無しさん (2020-11-08 00 29 09) 女になったからって恋愛どうこう無いだろうし、ほんとそのままだと思う -- 名無しさん (2020-11-08 01 17 42) 女だったら今と別種の人気を獲得しそうだな…感情希薄系銀髪女子 -- 名無しさん (2020-11-08 01 33 45) Hシーンがマグロ -- 名無しさん (2020-11-08 01 48 32) どっかの敵ボスが -- 名無しさん (2020-11-08 16 35 15) ↑どっかの敵ボスが「無念だったか・・・? ふっ、そんなことも感じていなかったか・・・心を持たぬおまえは・・・」とほざいていたが、ベルグシュラインは無念は抱いてるんだよな。 -- 名無しさん (2020-11-08 16 37 03) ↑無念さえも抱かないベルグシュラインとは如何に。 -- 名無しさん (2020-11-08 16 37 35) ドゥエするベルグシュライン卿 -- 名無しさん (2020-11-08 22 25 26) ↑剣の代わりに鞭使うのか -- 名無しさん (2020-11-19 00 51 47) ベルグシュラインこそあっちのラインの無慙無機を体言してる気がする -- 名無しさん (2020-11-22 00 01 15) なんだかんだで糞眼鏡を抜いて9位のベルグシュラインは凄いと思うの -- 名無しさん (2020-11-22 00 02 02) 学習、強化、学習、強化――していくベルグシュライン卿? -- 名無しさん (2020-11-22 00 03 23) ↑4 淡々と城を変態機動で駆け抜ける姿がそこにあった -- 名無しさん (2020-11-22 00 06 07) 剣以外の武器もそつなくこなすタイプかしら -- 名無しさん (2020-11-22 00 07 39) 何のやりがいも感じることなく敵を斬滅しそう。そして「こんな強敵たちとの死合でも楽しむことが出来ない俺はやはり刀剣か・・・」とかいって勝手に落ち込んでそう -- 名無しさん (2020-11-22 00 10 36) 宗次郎、マグサリオン、ベルグシュライン。それぞれ異なるあり方の刀剣達 -- 名無しさん (2020-11-22 00 16 58) 宗次郎は求道系、マグサリオンは全ては殺意一つなりっ系、ベルグシュラインは技量形総合力系みたいな感じか -- 名無しさん (2020-11-22 00 22 50) 人奏誕生した瞬間、目の前のジェイスを突然スルーして聖堂内に帰っていったんだろうが、当然の判断でもなんか笑える -- 名無しさん (2020-12-25 08 17 20) ジェイスその時人奏創生の為に心臓を捧げて死亡(直後に金属細胞で蘇生するが)しているから戦闘不能に陥った敵の元離れて主の安全確保に移るのは当然。ただ、神祖三柱滅殺されての直後に現れているのを見る限り三柱がやられる戦闘を観察していた可能性が存在するのだこの塩は -- 名無しさん (2021-04-02 13 01 27) ベルグシュライン卿ピックアップされてて草 -- 名無しさん (2021-12-09 19 07 56) 「帝国に産まれた結果『まだだ!』を1度だけ可能になった、光の魔剣ベルグシュライン」というめっちゃ気になる平行存在が出てきて、それまでの内容が全て吹き飛んだんじゃが -- 名無しさん (2021-12-09 20 29 59) だってこれ、元からああいう塩だったから覚醒できなかったという前提がひっくり返るぞ。環境と人間関係次第では、ベルグシュラインも変われた可能性があったというとんでもない暴露話だぞこれ。やっぱ神祖が成長を妨げてたやんけ(真顔) -- 名無しさん (2021-12-09 20 41 13) ラジオで言及された既出情報なんだよなぁ。私たちはこれからこの異聞帯を… -- 名無しさん (2021-12-09 21 35 37) マジか……ラジオは聞いてなかった…… -- 名無しさん (2021-12-09 21 46 31) どうせソシャゲでも塩性能で「闘技場にベルグシュライン置いてるやつ、〇ね」とか言われてそう -- 名無しさん (2021-12-09 23 21 18) リセマラで選ばれる位に優秀で恒常SSRなのが塩野郎らしいというか・・・ある程度戦力が揃いだすと自単体強化スキルしかない地味さが目立ってベンチいくやつ -- 名無しさん (2021-12-10 22 54 48) ↑5 そこはむしろ「ベルグシュラインすら覚醒可能にする帝国ヤベェ……」が正しいと思う。帝国、それも閣下の時代は基準にしたらアカンやろ……。 -- 名無しさん (2022-01-16 10 27 13) 高濱曰くベルグシュライン卿は主に見合った属性を獲得するっていう性質らしいから、どっちかというと刀剣の適応能力がやべぇ。尊敬できる人間に使える剣として振る舞うから闇側の素質は多分ゼロ。ダメ人間しかいないし。アッシュに仕えたらワンチャン師匠みたいに只人として生きるかもしれん -- 名無しさん (2022-01-22 23 31 25) 名前 コメント
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「起きろ」 短いことばとともに重々しい衣擦れのような音が聞こえ、日光が顔の上に落ちてくるのを感じた。 今日は久しぶりにいい天気なんだな、と瞼を閉じたままマテューはぼんやり思った。 できればずっとぼんやりしていたかったが、彼が身動きしないままでいると、いきなり鼻を強くつままれた。 離してくれそうな気配はない。 しぶしぶながらマテューは目を開けた。 自分と同じ褐色の双眸が冷ややかにこちらを覗き込んでいる。 「ひろいらないれすか、はにふえ」 「何がひどいか。聞こえているなら起きろ」 まなざしと同じくらいの冷淡さでそう言い放つと、来訪者はようやく鼻を解放してくれた。 しかし痛みはなかなか引かず、マテューは鼻柱を恐る恐るさすった。 「あんまり強くつかまないでください、兄上。 これが変形したらいろんなご婦人が悲しみます」 「鼻を力点におまえの全身を持ち上げようと試みなかっただけありがたいと思え」 そういうとアランは枕元に腰を下ろした。 珍しいな、とマテューは思った。 城下町で飲み歩いた次の日、二日酔いで昼まで眠りこけているところを兄に叩き起こされた経験は一度や二度ではないが、 それはたいてい緊急の用事があるときだけだった。 今日の兄は何かちがう。あわてている様子はない。 ただ枕元に腰掛けて黙りこみ、こちらが体勢を整えるのを待っている。 あるいは壁の一点を見つめながら何か適切なことばを探しているようにも見える。 いつものように寝台から蹴り落とさんばかりにしてこちらの身支度を促したりしないのはありがたいが、マテューはやや気になった。 (どうされたんだろう) 二日酔いの頭の中はどうしようもなく淀んでいる。 けれどマテューはなんとか己の気力を奮い起こしつつ、ゆっくりと上体を起こした。 こちらの姿を目の端でとらえると、兄はとうとう口を開いた。 「昨夜はどこへ行っていた」 平凡な質問なのでマテューは拍子抜けしてしまった。 どこだったかな、と寝癖のついた髪を掻きながらなんとか思い出そうとする。 「ええと、ええとですね………………………………………そうだ、『瑠璃の鳩』亭です」 「なぜ数時間前のことを思い出すのにそんなに苦労するんだおまえは」 「いろんな店に通ってるもんだから」 「酒場か?娼館か?」 「たいていの店はそのふたつを兼ねてますね」 「かねがね思っていたがおまえ金はどうしてるんだ。 領地収入は現地に保管されているままだろう。 管理人とろくに連絡をとってないせいで」 「飲み仲間のおかげでなんとかなってます」 「―――おまえというやつは、平民にたかっているのか」 平板だった兄の声音が急激に変わった。 「いや、おごってもらってるんです」 「なお悪いわ。王室の名誉をなんだと思っている」 寝台から引きずりおろされそうな剣幕になってきたので、 マテューは壁に向かってやや後ずさりしつつ、一応の補足を試みた。 「いや、身元は隠してますよ。ほんとです。大丈夫大丈夫。 それにですね、実際のところもちつもたれつなんです。 城下町に通い始めたころ、無銭飲食っていう概念と罪状を知らなくて捕まえられそうになったことがあっ ・・・・・・いや兄上痛いじゃないですか、最後まで聞いてくださいってば。 それでですね、一応楽器が弾けるっていったらじゃあ働いて返せっていうので、 それからは流しの芸人たちに混ざって飲み屋や広場の隅で弾いたり歌ったりなんかして、 あと道端で詩を書いては売ったりして、それで結構酒代になるんですよ。 素人玄人問わず女の子たちともなかよくなれるし」 ものを言う気力も尽きたような顔でアランは弟の襟首を離すと、また寝台に腰掛けた。 心なしか背中が丸まっているようだ。 「元気出してください、兄上」 「おまえが言うな。 大体おまえというやつは、才能の無駄遣いの典型だ。 詩歌を披露するならなぜ宮中でやらんのだ。 宮廷専属の吟遊詩人たちとておまえの才能はみとめている。 王族に対する阿諛を割り引いたとしてもな」 「うーん・・・・・・宮中で詩作しても、なんかつまんないじゃないですか。 貴婦人がたの反応ってみんな似たような感じで。 『詩情に打たれるあまり気を失うかと思いましたわ』とか『あの一聯を反芻して昨夜は一睡もできませんでした』とか。 彼女たちは共通の教科書でも使ってるんじゃないのかな。『文学鑑賞の際の応答例』みたいなやつ」 「民間なら面白おかしいと?」 「駄作なら駄作って言ってくれるのがいいですね。 どんな題材で歌っても、出来がよければ褒めて口ずさんでくれるし。 そのへんに転がってる空き瓶のことを歌っても、蛙の卵のことを歌っても」 「―――それでだな」 兄はそろそろ話題を変えようとしている。やはりこれは前振りだったらしい。 「おまえは今現在、宮廷の貴婦人や令嬢たちとは接点がないな」 「ええ、あんまり」 「町娘のほうはどうだ。素人だろうが玄人だろうがちゃんと清算しているか」 「清算ってそんな。そもそも特定の関係が成立したことはないですよ」 これは本当だった。相手が未婚の娘だろうと人妻だろうと未亡人だろうと娼婦だろうと、 彼はふらっと知り合いになりふらっと訪れるといった交遊しかもったことがない。 この言動ちゃらんぽらんな青年には金がないということはどの女も知っているのだが、 彼が気の赴くままに弾き散らす即興のロマンスなどを聴いているうちに、 たいていの女は気づいたら自分から寝台に誘っているのだった。 マテューの側としては、相手にその気があれば楽しませてもらうが、 なければないで特に不服も覚えず、聴衆を得られたことに満足して帰っていく。 こういう執着のない男だからこそ、女は自分から積極的に動きたくなるのだともいえる。 「囲い者はいないだろうな」 「囲いたいって言ってくれるご婦人はいます」 さる大店の未亡人のことを思い出しながらマテューは言った。 端正な口元を引きつらせながら、それでもアランはなんとか罵声をこらえた。 「ならばいい。相手がいないことを確認しておきたかった。 おまえの身辺が潔白かどうかをな」 「灰色ってとこですかね」 「白だと自分に言い聞かせろ」 そして少しだけ目を伏せて何か考えるような横顔になった。 ここからが本題だな、とマテューは思った。 「リュゼ公爵家から使いが来た」 どこの家だっけ、とマテューは思った。 だがそういう原初的な疑問を口にするとさらなる兄の怒りを呼びそうなので、ただうなずくだけにした。 「あそこにはずいぶん前から我が室との縁組を打診していたが、先日とうとう承諾の内意を伝えてきた。 今現在の当主は十六歳の娘だ。年恰好はちょうどおまえに釣り合う」 そこまで聞くと、マテューはようやくリュゼという家の素性に思い当たった。 ガルィア王室はこの大陸の中枢に位置する文化国家の統治者として、諸外国の王室公室からの縁談は引きも切らない名門である。 まして一般貴族の家にしてみれば、王族と通婚できるなど望外の光栄といってよく、 相当無理をしてでも持参金を積んで縁組を実現しようと試みる例が後を絶たない。 そんな王室からの申し出を断り続けてきた貴族といえば、この国には一家系しか考えられなかった。 前代の王朝の分家筋にあたる名門リュゼである。 数百年前の政権交代期にあたり、本家の人々はみな処刑か国外追放されてしまったが、 この家だけはガルィア国内で細々と命脈を保ってきた。 この大陸ではいわゆる系譜学や紋章学がさかんだが、リュゼ家はどの点から検証しても、 大陸屈指の古雅にして高貴な血筋を伝える一族であることは疑問の余地がない。 つまり純粋な家格からすれば、比較的新興の伯爵家を出自とするガルィア王室よりも数段高いのである。 そのような門地上の関係、そして自らが転覆させた前王朝の残党であるという事実を考慮して、 ガルィア王家はその創始者から現国王にいたるまで、絶えずかの名家との縁組を申し入れてきたが、 歴代の当主たちは古式ゆかしく礼をふまえつつも丁重に断り続けてきた。 彼らにしてみれば現王室など本家を滅ぼした仇敵にはちがいなく、 また、現実世界での力関係はさておいて家柄の違いを思い知らせてやることで代々矜持を保ってきたのだろう。 その孤高の公爵家が、今回とうとう王室との通婚を承諾したという。 この事実の重さは、さすがに第二王子の目を覚まさせるに十分だった。 「一体何があったんでしょうね。 あの家との縁組は、爺様もひい爺様もその前のご先祖たちもみんな企てては失敗してきたじゃないですか。 やたら慇懃に断られて」 「先代のリュゼ公爵が三年前に亡くなったのは覚えているか。 一族に男子はおらず、娘ひとりが残された。 もともとあの家は分家ということで実際の所領は中堅貴族程度だったのだが、ここ数代、享楽的な当主がつづいてな。 領地はみるみるうちに債務のかたとして売却されていった。 公爵が亡くなった時点で遺産はかろうじて負債を上回っていたようだが、一年前、令嬢が十五歳になって成人する直前に、 それまで遺産を信託管理していた母方の親族が合法的に大半を横領したらしい。合法なのに横領というのも妙だが」 「ひどい話ですね」 「まあな」 アランはことばを切った。 配下に調査をさせてここまで明るみに出たとはいえ、 王室は下からの申し立てがない限り自ら貴族たちの相続問題に介入していくべきではない。 ましてそれが通婚を申し込んでいる相手の家庭内のことであれば、 ここで容喙などすれば「王室に有利なようにことを運んでいる」と国内の貴族たちに目されかねない。 それは避けたいところだった。 「その後、父公爵の代からの忠実な領地管理人がもろもろを差配することでなんとか令嬢の生活は回っていたようだが、 数ヶ月前亡くなったらしい。その後のなりゆきは、―――まあ分かるな」 ええ、と答える代わりにマテューは小さくうなずいた。 気が重いなあ、と肩の筋肉をほぐしながら思った。 つまりこの縁談は、相手方の苦境につけこんで成立したものであるということは疑いの余地がない。 ガルィアでは基本的に爵位相続は男子にしか認められていないが、女児だけが遺された場合、 結婚して息子をもうけるまでの間暫定的に当主として爵位を保有することはできる。 ただその場合彼女はあくまでも公爵令嬢であり、公爵家当主ではあっても新公爵ではない。 そしてガルィア王家にとって何より肝要なのは、王室の成員が彼女との間に男子をもうければ、 そのときからリュゼ公爵位は王室と同姓の者によって継承されるということである。 むろん相手方の内情を考えれば、爵位にともなう資産相続などほとんど期待できないのだが、 王室が欲しているのはとにかく実利よりも名分と門地であった。 それは初代国王以来の宿願ともいえ、兄および父王がこの機を逃さずになんとしても婚約を成立させたいという熱意は、 ろくに宮廷に出入りしていないマテューにも理解できた。 「たしかに公爵令嬢の身の上は不憫だ。不憫だが、―――急がねばならんのだ」 アランが静かに言いふくめるようにつぶやいた。 「今にも世をはかなんで出家しそうなんですか」 「公爵家の財政破綻ぶりはすでに広く知られている。 リュゼの血筋を渇望する者は国外にさえ少なくないのだ。 いまここにきて、とうとう当主がどうにも身動きできなくなったと知れば、 経済力にものをいわせて通婚を申し込む者があとを絶つまい。 いや、すでに現れているはずだ。 それが国内の有力貴族だけならまだいいが、外国の王室とでも結びついてみろ。ややこしいことになりかねない」 たしかに、前代の王朝の後裔と通婚したことを名目に他国の王がガルィアの領土割譲を要求し、 場合によっては軍事衝突さえ引き起こしかねないという筋書きは、マテューにも容易に思い描くことができた。 「避けられる紛争は避けねばならん。 そして我々はリュゼの血脈をとりこみたい。 ―――というわけでだ。 おまえはかの公爵令嬢と婚約することになった。 身辺が清潔だと聞いて安心したぞ。 相手はなにしろ古式ゆかしい名門だ。潔癖さでも人後に落ちぬことだろう」 「清潔っていうか、ちょっと待ってくださいよ。 早過ぎないですか」 「早過ぎない。俺など生後数ヶ月で婚約したんだ。 おまえはもう十八だろう。俺が結婚したのと同じ年だ」 「いや、でも、婚約かあ・・・・・・」 「安心しろ。正式に成約文書を交わす前に、あちらは面会を望んでいる。 どんな女だか分からないままに婚礼を迎えるわけではない。俺よりはよほど恵まれていると思え。 容姿についてはとくに話をきかんが、礼儀作法や教養の点から言えば、 たとえ貧窮の身であるとはいえ当代一流の婦人であることはまちがいあるまい」 「うー・・・・・・」 兄にしてみればそのような義妹をもつことは光栄かもしれないが、このときマテューの脳裏に浮かんだのは、 異常なまでに誇り高く格式ばった旧家の娘の姿であった。 そういう家の子女がもれなくそうであるように、背筋を傘の骨のようにぴんと伸ばして髪は保守的にきつく結い上げているのだ。 第二王子は首筋を掻きながら嘆息した。 「堅苦しそうだなあ・・・・・・」 「だからこそおまえに相応だというのだ。せいぜい生活態度を矯正してもらえ」 大体年恰好からいえばルネが婚約しても―――と口に出しかけてマテューは黙った。 すぐ下の弟王子ルネは現在十五歳であるが、謹厳実直で敬虔な人柄が宮廷でも高く評価されている。 その信仰心篤さは聖職者さえ瞠目させるものであり、将来的には僧籍に入ることを望んでいるのではないか、 という噂が一部では囁かれているが、本人はまだ言明したことはない。 ただ王室内において、当の婦人を除き誰の目にも明らかなのは、彼は長兄の妃をひそかに恋い慕っているという事実であった。 夫であるアラン自身が最初に気がついたのだが、かといってルネをきつく戒めようとするわけでもないので、 ほかの王族たちもみな「気づかないふり」に倣っているのだった。 兄にしてみれば、今回舞い込んだ公爵家との縁談こそある意味で三弟を平穏に遠ざけるのに絶好の機会であるわけだが、 それをあえてしないという選択をすでに取っているのだ、ということがマテューにもなんとなく分かった。 むろん弟と妃との密通を許すわけにはいかないが、かといって自分の一存で弟の恋慕を絶つのも忍びない、ということなのだろう。 生殺しにはちがいないが、それでもやはり、 恋焦がれる女性に祝福されながら別の女性の手をとって永遠の誓いを交わさなければならない、 という境遇へ実の弟を追い込むことにも踏み切れないのだ。 そしてアランはついに、取り立てて相手がいないらしいマテューに ―――王子たちの中で最も結婚生活に向いてなさそうだと周囲に目されている男だが――― 照準を固定し、父王に意見してそれが通ったというわけだ。 (こういうところが兄上らしいといえば兄上らしいが) ほとんど表情らしい表情を浮かべていない彫刻のような横顔を見ながら、マテューはやれやれ、とため息をついた。 さきほどよりはやや軽やかな息だった。 (―――まあ、どうせいつかは避けられなくなることだしな) 結婚生活が退屈になってきたら随時側妾を置くか、また町に繰り出せばいいのだ。 妻が望めば愛人をもたせよう。そのほうが何かと煩わしくない。 彼の未来設計はこの国の上流階級男性としてはごく標準的なものであった。 それゆえ、結婚して二年もたつのに妾妃を置く気配のない兄の結婚生活はマテューからするとやや尋常ではない。 とくに結婚前の放蕩ぶりをわりと詳しく知っている身からするとその感はいっそう強まる。 (義姉上がそんなに厳しいのかねえ。あの国は信仰心篤いひとが多いというしな) 髪をまとめる紐を弄びながらそんなことをぼんやり考えていると、弟の心の動きを見越したか否か、アランが口を開いた。 「そういうわけだ。 面会は十日後に予定されている。公爵家の居城だ。 都からだと馬車で三昼夜の距離だな。騎兵隊をつけてやる」 「あれ、宮中じゃないんですか」 「おまえが出向くんだ。これぐらいは相手方の体面を慮ってやらねばなるまい。 面会といってもたいしたことではない。 顔を合わせて挨拶したら、主に互いの財産目録を書記に読み上げさせて確認するだけだ。 問題がなければそれがそのまま婚約文書の草稿になる。 くれぐれも旅程中は飲むなよ」 あい、と恭しくうなずきながらも、 この兄はそもそも自分を信用するどころか絶対厳しい監視役をつけて送り出すにちがいない、とマテューはすでに確信していた。 陰気な城だな、というのが最初の印象だった。 数百年の時を経てそびえる重厚な外壁の色も暗ければ、左方をめぐるように流れる小川もひどく濁っている。 重々しい音ともに開けられた門をくぐれば、内庭自体は広々としているものの、 もはや庭師を置くことさえままならないのか、草木は地上に伸び放題である。 主翼の城壁は古城らしく優雅に蔦を這わせているというよりも、蔦に包まれ侵食されているといったほうが正しい。 正直、人間が生活しているという気配が感じられない空間ではあったが、 これはこれでそれなりに味わいがあるな、と単なる来訪者のマテューは呑気に思った。 この幽独とした城を主題に一篇書けそうな気がする。 「お嬢様はこちらでございます」 面積だけはやたら広い城内をひたすら歩き続けて、案内役の男は大きな両開きの扉の前でようやく立ち止まった。 本来なら、たとえ上流貴族でも王族の来訪とあれば城外まで出迎えに出るのが習いであるが、 今回はその義務を免除する、とアランが前もって公爵家に伝達したらしい。 長兄はたしかに気位が高すぎるほど高い男だが、そのぶん他者の矜持を保つことに対しての気配りは行き届いているといえた。 しかしそれはそれとして、王族を出迎えに出て主人のもとまで導く役といえば大任であり、 ふつうなら家臣団でもっとも見目よく風格ある青年が選ばれるはずだが、 この案内役はやや足元のおぼつかない白髪の老人であった。 加うるに、これまで通過してきた人気のない廊下や家具のない部屋、剥がれかけた内装、 ろくに使われずに埃をかぶっている燭台の様子などを見る限り、 この城には家臣団どころか必要最低限の召使さえそろっているか疑わしい、と結論付けざるをえなかった。 ゆっくりと扉が開かれた。よほど長い間修繕していないのか、これほど耳障りな音を立てる扉も珍しかった。 大貴族の応接間だけあって、さすがになかは広々としていた。 これまで見てきた空漠な部屋の数々とはちがって、由緒ありげな調度がそこここに配置されている。 重厚な煉瓦づくりの暖炉が奥に据えられ、左右の壁には絹張りのゆったりした寝椅子が据え付けられている。 これだけの面積にもかかわらず、床には厚手の絨毯がくまなく敷き詰められ、天井は大聖堂を思わせるほど高いようだ。 ようだ、というのは室内の広さに対して照明が圧倒的に乏しいからである。 これだけはほかの部屋と変わりがなかった。 城内の配置上、この一室は屋外に面していないらしく、 窓らしい窓といえば高い天井の一角に設けられた小さな採光窓だけだった。 しかしこれはあまり実用的ではなく、本来この部屋は、 四方の壁面に据えられた無数の燭台を贅沢に灯すことを想定して設計されたものなのだろう。 往時、公爵家が繁栄のさなかにあった頃には、 光の渦があふれんばかりのこの場所であまたの紳士淑女が酒香に包まれながら歓談を交わしていたことだろう。 しかしいまはその影も形もない。 この部屋で光源と呼べるものはただ、中央の卓上に揺れる小さな火と、その下で鈍く光る銀製の燭台、 そしてその奥に腰掛ける人影―――公爵令嬢のつつましい首飾りのみであった。 小柄なんだな、とマテューは思った。しかしそれ以上のことは何も見えなかった。 侍従や書記官たちを従えて中に入ると、令嬢のようすは次第に明らかになってきた。 髪は赤みがかった褐色で、瞳は灰色らしい。それ以上のことはなんとも形容しようがなかった。 あえて形容しようとすれば、「陰鬱」というほかないからだ。もはや顔立ちの美醜以前の暗さだった。 ただし、椅子から立ち上がって下衣の端を少し上げ、優雅に頭を下げる仕草、 そして王子の接吻を受けるため手を差し出す作法は宮廷侍従の目から見ても完璧といえた。 侍従たちを背後に、書記官たちを左右に侍立させて着席すると、マテューは口をひらこうとしたが、しばらく固まった。 これほど沈み込んでいる婚約者候補を前にして、一体どんなふうに快活な挨拶を交わせばよいのだろう。 「―――はじめまして。第二王子のマテューです」 令嬢はつつましく目を伏せて挨拶に応えた。 「たいそう広壮で歴史の重みを感じさせるお住まいですね。 築三百年ほどとうかがいましたが」 公爵家の由緒正しい血統に花をもたせようとしてそう言ったのだが、令嬢の表情はさして変わらなかった。 発せられた声も顔と同じくらい暗く沈んでいる。 「ご来訪いただいたというのに、設備が行き届かぬことばかりで、ご不自由をおかけしております」 「いや、そういう意味では・・・・・・ えーと、この地方に来るのは初めてなんだけど、いいところですね。 耕地は広いし、農民たちの身なりは悪くないし、この近辺の農村は裕福で治安もよさそうだ」 「ええ、―――いまはわたくしどもの領地ではございませんが」 「そ、そうでしたね。まあでも、温暖でいいところですよね。 初夏になれば、きっと都より薔薇の咲くのが早いでしょう」 「ええ、 ―――ですが、詩人であられる殿下の霊感を掻き立てるには、我が城の荒れ果てた庭園ではあまりに不足かと」 皮肉でも卑下でもない、ただただ消え入るような声だった。 どうしたもんか、とマテューは困ってしまった。 いつものくせで髪を掻きあげたいところだが、今日はしっかり櫛を入れられ後ろで堅く縛られているのでできそうにない。 慣れない礼装のせいで肩が凝ってしょうがないが、まさか椅子に背を投げ出して肩をぶんぶん回すわけにもいかない。 (あー・・・・・・早く済ませたいな・・・・・・) ちらっと右手の書記官のほうを見ると、準備はできております、という顔でうなずいてくれた。 本題に入るか、とマテューは気持ちを固めた。 「そろそろ、双方の財産目録の確認と契約書の点検に入りましょうか。えーと、」 マテューの口元は言いかけたまま固まった。 呼びかけるべき令嬢の名前が出てこない。 出発前にむろん兄から教えられているはずだが、リュゼの令嬢という印象だけが先にたって、ろくに記憶に残っていない。 往路の馬車のなかで、侍従たちが 「王族がたのご成婚におかれましては、お二方のイニシャルを組み合わせた意匠の家具をご寝所にしつらえる慣わしですから、 殿下の場合はMとMですな」 と話していたのは覚えている。 だからこの娘のイニシャルもMなのだ。マルグリット?マドレーヌ?マリアンヌ? (あーもう、仕方ない) 自分自身に呆れつつ、マテューはいちばん無難な策をとった。 「えーと、リュゼ公爵令嬢、では」 その瞬間、向かい合って座る娘の目に初めて生気らしきものが宿った。 公爵令嬢という称号に対する異議ではない。 王子が自分の名前を失念していたことに―――あるいはそもそも自分に対して関心がなかったことに、 今はっきりと気がついたのだ。 ほんの一瞬、時間が硬直したかのようだった。 「―――その必要はありませんわ」 「え?」 「改めて確認させていただく必要などありません。 わたくしがもちあわせているものはここに記載されているもので全部です。 そのままお納めください」 令嬢の語気はいつのまにか別人のように強くなっている。 「いえ、ちょっと待っ」 「どうかお持ちになってください。 わたくしにはもう保持したいものなどありません。 すべてお持ちになってください。 どうか、―――何もかもお持ちください! リュゼの姓も公爵位も紋章も遺産もこの城も、将来あなたとわたくしのあいだに生まれる男児も、 何もかもお手元にお引取りになればよろしいのです! でもそのかわり、その後はどうかわたくしを放って置いてくださいませ・・・・・・!!」 見開かれた灰色の瞳には、最後に残った気力を糧に小さな炎が宿っていた。 けれど奔流のように始まった叫びとはうらはらに、その語尾はゆっくりと地中に呑み込まれていくかのようだった。 嗚咽をこらえているのだ、とマテューにも分かった。 (ああ、こんなにも、―――――心細かったのか) そして、父公爵が亡くなって以来、彼女という個人がどういう人間であるかということに関心を示す人間も、 向かい合って慰めようとする人間も、 彼女の周囲にただひとりとして現れなかったのだ、ということにようやく気がついた。 群がってきたのはただ、資産を狙う親族を除けば、その光輝ある姓を渇望し彼女の足元を見て求婚する他家の貴人ばかりであり、 第二王子との対面がその仕上げとなったのだ。 細い肩を小刻みに震わせながら、公爵令嬢はしばらく唇をかみしめていたが、 やがて両手で顔を覆い、堰を切ったように泣き出した。 王子に向かって絶叫するなどというこのうえない非礼を犯してしまった以上、 もはやどれほど取り乱しても同じだと思っているのだろう。 マテューは黙って書記官と侍従たちに目配せした。 あまりの事態に硬直し立ち尽くしていた彼らは、ようやくのことで顔を見合わせると、無言で退室していった。 マテューは立ち上がり、机の向かい側に歩いていった。 公爵令嬢の椅子に近づくと、かすかだが花の香りがした。 宮廷の貴婦人たちが年中つけているような極上の薔薇の香水ではない。 野の花の香りだな、と王子は思った。 そして彼女の足元に跪いた。 「・・・・・・お立ちください、殿下」 嗚咽を止めることはできないながらも、公爵令嬢は手で顔を覆ったまま、マテューに小さな声で呼びかけた。 彼はそのままでいた。 「あなたのお名前を失念してしまいました。まことに申し訳ありません。 ですが、再度ご芳名をうかがう栄に浴することは叶いましょうか」 公爵令嬢は少しだけ手を下ろし、真っ赤な瞳で彼を見下ろした。 (なんだ、生気をとりもどせば、大きくてきれいな目をしてるじゃないか) 思わず微笑みかけそうになったが、なんとかまじめな顔をたもつことに成功した。 ふだんやり慣れていないのでこれも一苦労である。 「―――ミュリエルと申します」 小さな手が首の辺りまで下がった。 唇はわずかに動いただけだが、それでもさきほどよりは血の気が通っているように見えた。 小さいが実に上品な形をした唇だった。 「美しい名だ」 「―――どなたにでもそうおっしゃってるんでしょう」 「ご明察です」 公爵令嬢の口元がほんの少しゆるんだ。 マテューも初めて表情を崩し、彼女に自然に微笑みかけた。 ここで怒鳴りつけられたらどうしようかと思っていたところだ。 「では、ミュリエルとお呼びしていいですか。僕のことはマテューと」 「いえ殿下、そんな非礼なまねは」 「いいんです、僕と婚約する気があろうとなかろうと、そう呼んでください。 僕っていうのもなんかわざとらしいな、我ながら」 王子の口調が急に砕けてきたことに、ミュリエルは戸惑いを隠せないようだった。 本当に育ちがいいんだな、とマテューは自分のことも棚に上げて ―――彼の場合、棚に上げる根拠もないではないが―――思った。 「もうひとつ、謝らないといけないことがある。 契約云々を言い出す前に、あなたともっと話をするべきだった。 いや、そもそもここへ来る前にあなたに手紙を書くべきだった。 あなたのことを知る努力をするべきだった。 それを怠っていたのが申し訳ない」 「―――いいえ、そんな」 ミュリエルの声はあいかわらず小さかったが、徐々に生きた人間らしい温度を取り戻してきていた。 「わたくしのほうとて、殿下のために何もしてさしあげることができませんでした。 ―――何より先ほどは、せっかく話しかけていただいたのにあんな、あんなつまらない応答をしてしまって。 どうかお許しください」 「君の世界にはもう、執着すべきほどのものはない?」 問いかけともつぶやきともつかない唐突なことばに、ミュリエルは驚いたように目を上げて王子を見た。 その褐色の瞳はあいかわらず柔らかい光を帯びていたが、少しだけ、こちらを深くのぞきこんだかのようだった。 「すべての美しいものは去ってしまった?」 「―――分かりません。 いいえ、去ってしまうという前に、きっと最初から何もなかったのですわ。 この世は美しいもので満たされていると教えられ、 それを幼いころから信じ込んでいたのがいけなかったのでしょう。 十三で父を亡くすまで、貧しいのは今と同じだったけれど、 それでもやはり守られていて、何も見ずに済ませて来られたのだと今では思います」 「人の悪意を?」 「悪意というか、欲望でしょうか」 「君には欲望の持ち合わせはないの?」 ミュリエルはわずかに灰色の瞳を見開いた。 澄んだ色だ、とマテューはいまさらながら感心した。 「あると、思います。 こんなことを申し上げるのはお恥ずかしいのですが、―――新しい綺麗な服を着たいし、 そのドレスを着て舞踏会に行き、たくさんの人からほめられたりすることを、よく夢に見ます。 でも、そのために人を傷つけたり、自分の尊厳を損なうことはしたくありません」 「そうだね。君はそんなことはしないと思う」 「―――あなたは?」 今度はマテューが瞬きする番だった。 「あなたは、欲望がありますか?」 やれやれ、と王子は思った。 一体この娘はどれだけ箱入りなのだ。 「生々しいのがたくさん」 「どのように生々しいのですか?」 嫁入り前の娘にそのへんの詳細を語るのは法に触れるような気がして、マテューは少し黙った。 「まあ、いろいろあるんだ、男には。 話し始めると日が暮れてしまう」 「わたくしはかまいません。どうか、お話ください。 ―――あなたのことを、知りたいのです」 最後のほうは消え入りそうな声だったが、表情はむしろ生気を増し、頬はかすかに火照って血色がよくなってきた。 (弱ったな) 可愛いじゃないか、と心中でつぶやきながら、マテューは頭を掻きそうになった。 「あなたの欲望とは、どんなものなのですか?」 ようやく嗚咽の収まった声が、本来の清澄さをとりもどして可憐に響いた。 「少なくとも、君を傷つけようとは思わない」 「ええ、それは分かります」 「大事な部分を挙げると、そうだな、美しいものを見たいという欲望だ。 君にもそれはあるだろう」 「ええ」 「そしてそれを表現したいという欲望」 「―――ええ」 「そのためならほかのことをすべてあきらめてもいい。 人間って本来そういうものじゃないか?」 ミュリエルは唇を開きかけたがふたたび目を伏せて、結局何もいわなかった。 「どうした?」 「―――でも、それでは満たされませんわ」 「何が?」 「屋敷も、衣装箪笥も、―――お腹も」 公爵令嬢の声はふたたび消え入るように小さくなった。 一瞬後、広大な部屋に王子の弾けるような明るい笑い声が響いた。 さきほどの怒りがミュリエルの胸に突如としてよみがえってきた。 「殿下にはお分かりにならないのです! 着古した礼服の修繕に苦労なさったこともなければ、ひもじい思いなどなさったこともないのでしょう! わたくしのような生活を送ってみれば、世に名高い殿下の詩才も何の足しにもならないことがすぐにお分かりになりますわ! 華やかな調度に囲まれ美しい庭園を維持できるだけの財力があってこそ、詩情というものが初めて生まれるのではありませんか。 詩才というものを涵養できるのではありませんか。 そう、そのとおりだわ。殿下も貧窮の何たるかを一日くらいお試しあればよろしいのです。 国庫を食いつぶさないうちに。こののらくら次男坊! そのほうが民生の向上にも役立ちますわ!」 「いや、悪かった、悪かった」 笑顔で詫びながら、マテューは立ち上がった。 ミュリエルの細い肩に手を置くと、憤りに染まっているはずの華奢な身体が初々しくすくむ。 同じ怒号を浴びせられたとはいえ、彼はもはやさきほどのような重苦しさを感じてはいなかった。 この腕の中の小柄な娘、紅唇を噛みしめこぶしを振り上げんばかりの公爵令嬢のことが身近な人間に思えてきた。 隔てのない感情をぶつけられたことが何とはなしにうれしかった。 「そうだな、たしかにそうだ。衣食足りてこそ人は学芸に打ち込むことができるんだ。 独善的なことを言ってすまなかった」 「その通りですわ」 本気でとげとげしい声だ。顔も思い切りそらしたままである。 マテューはなぜか、この怒りっぽい娘のことが着実に気になってきた。 ふだん他者に恋着しない彼にして珍しく、たしかに俺たちは分かりあう必要があるな、とそんな気分になった。 「君は詩を書かないの?」 「か、―――書きませんわ。そんな浮ついた慰みごとで糊口はしのげませんもの」 「言うねえ」 「それにこの城にいる限りは、何も謳いあげるものなどありません」 「そう?」 「そうですわ。庭園も城内もごらんになったでしょう」 マテューはふと公爵令嬢の肩から手を下ろした。 広すぎる空間にふたたび沈黙が下りる。 やがて彼は椅子から離れ、部屋の一隅に向かってゆっくりと歩き出した。 「君はさきほども、この城の庭園は霊感をかき立てない、と言っていたけど」 歩きながら静かに話し続ける。 「霊感をかき立てるもの、詩を書きたいと思わせるもの―――美しいものは、 何も綺麗に手入れが行き届いた薔薇園ばかりじゃないはずだ。たとえば」 マテューは立ち止まった。彼の足元には陽だまりがあった。いまは正午近くなのだろう。 真上に空けられた小さな採光窓によって、部屋のその一角だけが照らし出されている。 「この光の筋が見える?」 「ええ」 「俺は昔からこれがすごく好きだった。 これを見るためだけに、小さいころは何度も暗い書庫や物置部屋に忍び込んだりした。 そして、この中に舞う光の粒が、世界で一番美しいものだと思っていた」 「―――でも、それは」 「そうだ、埃だ。それを教えられたときは悲しかった。 埃であることが悲しかったんじゃなくて、埃は美しくないものだ、と教えられたのが悲しかった。 だから詩を書くようになったのかな。うん、たぶんそうだ」 ほとんどひとりごとのように、マテューは光の筋を眺めながらつぶやいた。 「自分が美しいと思っているもののことをみんなに知ってもらいたくて、みんなと共有したくて、なんとなく書き始めたんだな。 世の中の詩人の多くがきっとそうであるように。 それから過去の詩聖と呼ばれる人々の作品を大量に読み漁った。 誰か俺と同じことを感じている人間がいないかと思ったんだ。 でもいなかった。まあ古典詩っていうのはどうしても題材が限られてくるからな。 そんなわけでしょうがないから、自分ひとりで光の筋と埃についての詩を何首も書いた。 そのうち世の中にはほかにも美しいものがいろいろあることに気がついて、 いろいろ書いてるうちにそのうちいくつかは宮廷の吟遊詩人たちにもほめられるようになった。 どうもそのころから俺は有名になったみたいだけど、宮廷で流行る詩歌っていうのはなんだか合わないんだな。 古典詩とさほど変わらない。 『美しいもの』『そうでないもの』の分類がすでに確立されていて、 まるで目に付くものにかたっぱしから詩情を感じていてはいかんといわれてるみたいだ。 それでなんとなく城下町に足を運んで、飲んだり歌ったり書いたりしていたら、 平民の感性はけっこうなんでも受け入れてくれるもんだから、 下町通いがやめられなくなってきた」 「お噂は本当だったのですね」 ミュリエルは目を丸くしていった。 「うん、どんな噂か知らないけど、まあそうなんだ」 「―――でも、美しいものはさまざまだといっても、この城に、わたくしが持参できるもののなかに、どれほどありましょうか」 また声が弱々しくなった。 「俺が言いたかったのはつまり、美しいものは最初からあるんじゃない。 見出すんだ」 相変わらず光の筋をぼんやりと眺めながら、マテューはつぶやくように答えた。 「あと、俺は君のことを美しいと思っている」 沈黙が降りた。 なんとなく振り向くと、公爵令嬢は耳まで赤くなっていた。 「わ、わたくしのような者でも、―――詩人の霊感の助けとなりえましょうか」 「もちろん。 笑ってくれるともっといい」 ミュリエルはとうとう首まで赤くなった。 そして小さくつぶやいた。 「そのように、こころがけます」 (まいったな) マテューはまた髪を掻きたくなった。 (本当に可愛いじゃないか) (続)
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咲夜(レス)1 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜「時間を止めます」 ○○「・・・えらく唐突ですね」 咲夜「いえ、新しい止め方を考えたので手伝って下さいな」 ○○「そりゃまあ構いませんけど」 チュ ○○「!?」 咲夜「・・・」 ○○「ん~!」 咲夜「・・・」 ○○「むぅ~!」 咲夜「・・・」 ○○「ぐ・・・ん・・・」 咲夜「・・・」 咲夜「ふぅ、失礼しました、吸いながら止めてしまいましたわ・・・ってあれ?」 ○○「・・・」 咲夜「死んでる・・・」 14スレ目 237 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜さんがいくら瀟洒で綺麗なお姉さんメイドだったとしても、 人間だもの、たまには風邪で寝込むはず。 そこでパジャマに身を包む咲夜さんを手厚く看護する訳だ。 額に汗で張り付いた前髪とか、上気した頬とか、細めた目とか、 はだけたシャツとか、端にかけてあるメイド長セットとか……。 部屋に漂う咲夜臭……! 甘いんだけど、さっぱりとした匂いに違いない。 14スレ目 399 ─────────────────────────────────────────────────────────── 逆立ちをしている○○ 咲夜さん「○○、何をしているの?」 ○○「地球を持ち上げてるんだよ」 ○○(我ながらなんと夢のある発想! 咲夜さんもこれで俺にゾッコンに!) 咲夜さん「支配欲が強いのね……怖いわ」 ○○「……(´;ω;`)」 咲夜さんの瞳は10000ボルト!!! 14スレ目 634 ─────────────────────────────────────────────────────────── 包丁洗ってたら指を深めに切ってしまった。 隣にいた咲夜さんがとっさに切った指を口に含んでくれた。 我に返って、ちょっと慌てふためいた咲夜さん、 「……ほ、ほら、紅魔館にいると、血がもったいないっていう感覚が染み付いてて」 と、言い訳。 瀟洒じゃないけど可愛い咲夜さんが微笑ましくて、血が止まるまでそのままでいた。 15スレ目 22 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「咲夜さん、プレゼントがあるんだ」 「え・・・ぷ、プレゼント?イヤに唐突じゃない」 「いつも多忙な咲夜さんを少し労わってあげたくてね」 「そ、そう、それはうれしいわね。何をくれるのかしら」 業務用乾湿両用型掃除機 「なぁにとり、いったい何が悪かったんだろう、俺をナイフで串刺しにしてプンプンしてたんだが」 「アレを女性にプレゼントする気で私に作らせたのか・・・」 15スレ目 24 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜さんに告白 「別に咲夜さんの胸が貧乳でもいいじゃない! 咲夜さんより胸が小さいのはいくらでもいるじゃないですか? 例えばレミリアさんとか。 それに俺はどちらかというと巨乳より貧乳派なんでご安心を! どうしても胸が気になるなら俺が人肌脱ぎますよ。 ほら恋人に揉んでもらうと大きくなるって言うじゃないですか? だから 咲夜さん人目会った時からあなたの事が好きでした。どうか僕とつき合って ください! 恋人になってくれたら俺が毎日胸を揉んで差し上げますよw」 15スレ目 329 ─────────────────────────────────────────────────────────── 庭の手入れをしていると咲夜さんが小走りでやってきた 「○○さん!こんなに苺が取れましたよっ」 「おお、いっぱいとれましt・・・!?」 両手に持ちきれない苺を、彼女はどうやって持って来たかというと スカートの裾を持ち上げてそこに苺を入れて まぁスカートをたくし上げた状態になってるわけで 咲夜さんのあまり長くないスカートでそういうことをすればまぁ自然と「見える」わけで 「咲夜さん、見えてます」 「え?・・・きゃっ、う、ぁ」 しかしここでスカートを下ろしたら苺がばらばらーっと落ちてしまうのです 別に落としてもいいじゃ無いか、洗えば食えるじゃんとか思った俺は 彼女がスカートを下ろさないでうーとかあーとか言いながら固まってるのが、面白くてしかたなかった 「咲夜さん、そういうのは普通エプロンでやるものですよ」 苺を一つ摘まんで、食べた 「おお、甘いですね・・・ほら、あーん」 いまだ硬直している咲夜に、苺を食べさせてみた 「あーん・・・あ、甘くて美味しいです・・・じゃなくてっ!!」 しょうがないので苺は俺が持つことになった 咲夜さんはというとやはり恥かしかったのか赤くなっている、言い方をかえれば羞恥に頬を染めている 「咲夜さん・・・やっぱり白なんですね」 タンッ 頬を掠めて、後ろの木に、刺さった 「○○さん?このことは」 「ええ、俺の心の中にしっかり留めて夜な夜な思い出すだけに留めておきます」 「メイド秘技!殺じn「咲夜ッ!」 ズギューン や、やった!(苺の口移しを 「!?んっ、んんっ・・・ぷぁっ」 「ふぅ・・・どう?甘かった?」 「・・・ばか」 15スレ目 441 ─────────────────────────────────────────────────────────── 最近紅魔舘で働くようになって変わったことがあった それは…… 咲夜「はぁ……」 ○○「また咲夜さんため息ですか?」 咲夜「えっ!○、○○何時からいたの!?」 ○○「今は休憩の時間なので、屋敷の中を歩いていたら咲夜さんを見つけて……」 咲夜「そう……○○、相談に乗ってくれないかしら?」 ○○「はい、俺でよかったらいつでもどうぞ」 1時間後 ○○「え~と咲夜さん休憩時間はもうとっくに終わっているんですが……」 咲夜「まだまだあるわよ、終わるまで付き合いなさい」 さらに1時間後 ○○ 「……咲夜さん喉渇きません?今紅茶を持ってくるので少し待ってt」 咲夜「紅茶ならもうあるわよ?それでね……」 ○○(そこまでして聞いて欲しいのか……メイド長って意外とストレスがたまるんだなぁ) さらに2時間後 ○○(何か話が俺のことになってきてるなぁ……ってこれ紅茶じゃなくてワインだし!) 咲夜「ちょっと聞いてるのぉ~○○~」 ○○「あっはい、それでどうしたんですか?」 咲夜「まったく○○ったら、鈍感だし、鈍感だし、鈍感だし」 ○○「そ、そうですか……すみません」 咲夜「私が好きだってことくらいわかってもらいたいわよね~」 ○○「え、ええええええええええええ!?」 咲夜「まったく今頃わかったの?ずっ~~~~と前から好きだったのよ?」 ○○ 「あーえーっとその……」 咲夜「それで返事は今もらえるのよね?」 ○○「うー、お、俺も咲夜さんの事s」 咲夜「眠くなってきちゃったわ、○○……すー……くー……」 ○○「きですよ、って寝ちゃったんですか咲夜さん……」 咲夜「う~ん……○○……」 ○○ 「ふぅ……俺も好きだよ咲夜」 次の日 レミリア「咲夜」 咲夜「はい、何でしょうお嬢様」 レミリア「あなた昨日酔っていなかったでしょ」 咲夜「……さすがレミリアお嬢様」 レミリア「○○のグラスにワインを入れて酔ってる風に見せようとしたのね」 咲夜「はい、ああでもしないと上手く喋れないもので……」 レミリア「そう、幸せになりなさい咲夜」 咲夜「はいっ!」 15スレ目 907 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜「今あの女の子見てたでしょ?そうなんでしょ?」 〇〇「誤解だ、誤解だからそのナイフを仕舞ってほしい」 咲夜「・・・本当でしょうねぇ?」 〇〇「当然じゃないか、咲夜という極上の美女がいるのに他の子に目を奪われるわけないじゃないか」 咲夜「・・・馬鹿」 〇〇(あぶねぇ・・・) 16スレ目 15 ─────────────────────────────────────────────────────────── 買い物に行ったら店の中で店主と巫女が抱き合ってて、白黒が泣いてて 「つまり買い物が出来る状況じゃなかったのよ」 「それで家に来たと」 「そういうこと」 煎餅をバリバリとかじるメイド 違和感を覚える光景に紅茶とクッキーにしておけばよかったと思ったりした 「それで、うちには調味料とか料理関係の商品はおいてないんだが」 「ええ知ってるわ」 咲夜は俺のことを、じっと見つめていた 「・・・なんだよ」 「理由がないと、来ちゃだめ?」 咲夜は小首をかし、ねだるような視線を送っている 抱きしめますか? まて、これは孔明の罠だ 据え膳ry →抱きしめる?テーブル越しでもキスは出来るんだぜッ! 「○○さん・・・ぁっ、んぅっ ぷぁっ」 身を乗り出して、彼女と唇を重ねた 「・・・お前、巫女の所で中てられてきたか」 「だって・・・その・・・いいなぁ、って思って」 嗚呼、普段はしっかりしてるのに、こういうところは反則だぜ 「咲夜、こっちおいで」 「え?」 「ぎゅっとしてやろう、カムヒア」 すこし、恥ずかしがるようなそぶりを見せた、咲夜は少し躊躇ったように 「遠慮するな、おいでおいで」 「そ、それじゃあ・・・お言葉に甘えて」 俺は咲夜をぎゅぅぅぅううっとだきしめた 彼女のいい香りが、した こっそりと、腰とかお知りとかの方に手を 「ひゃぁっ!?○、○○さんっ駄目です、こんな昼間から」 「んー、もうちょっと」 「・・・も、もうちょっとだけ、ですからね」 16スレ目 407 ─────────────────────────────────────────────────────────── 紅魔館の木陰で寝っ転がってたら、咲夜がやってきた話 「退屈そうね。私の忙しさを分けてあげたいくらい」 「心外だな、俺はこの退屈を楽しむ事に忙しいと言うのに」 咲夜は呆れ顔を作り、少し躊躇ったが俺の横に腰掛けた 「…貴方のせいだからね」 「ん?」 「貴方がこんな所で気持ちよさそうにしてるから、私までつられちゃったじゃない」 「つられた方が悪い。…あー…風が気持ちいいな」 そう言って俺は、できるだけさりげなく咲夜の膝に自分の頭を乗っけた。 刺されるくらいの覚悟はしてたが、意外なことに数秒経っても何もしてこなかった。 「………咲夜?」 「寝心地はいかが?」 「あ…ああ、悪いはずがない。幻想郷で一番良質の枕を敷いてんだからな」 「ふふ…」 「ねえ、私があと五分貴方を膝枕したら、交代してくれない?」 咄嗟に、咲夜を膝枕する光景が脳に浮かぶ。 「…それはそれで、悪くないか」 「それじゃ…はい、五分」 「…おい、時止めたか?」 「失礼ね。私は貴方を五分間膝枕した。これは事実でしょ?」 「俺は二分しかされてないがな…ああ、それであの言い方か」 「それじゃ、はい。交代」 「ったく…甘えん坊さんめ」 「たまにはそんな時もあるわ。…本当に、「たまには」だけど。」 「そうか…いや、そういう咲夜も嫌いじゃないんだがな」 「……あふ」 「あ、時止めんなよ」 「もう遅いわ。止めたまま寝ちゃった」 「おいおい…随分サボるメイドだな」 「目の前のサボり屋さんの影響よ、きっと」 17スレ目 112 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○「あれ・・・これは・・・」 さくや(げっ・・・私のPADがあんなところに) ○○「さくやさ~ん(にやにや)」 さくや「み、見ないで(///)」 ○○「さくやさんはかわいいなー」 さくや「うー・・・(///)」 ○○「抱きしめていい?」 さくや「もうどっか行って!」 ヒュンヒュンッ ○○「ちょ、危ないわあああぁああああぁ!!!」 17スレ目 195 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○「(あー、咲夜にコクったのはいいが、 恥ずかしくなって逃げちまった。我ながら情けねぇ)」 コンコン 咲夜「○○、いるかしら?」 「あ、い、お、は、はい。居ますいます」 カチャ 「全く、逃げる事ないじゃないの。」 「いや、まあ、普通に恥ずいんだ。分かるだろ?」 「えっと、ごめんなさい。」 「う、まあ分かってたよ、すまんな急に変な事いっちまって」 「そういう意味じゃないの、その、勝手にキス奪ってしまって、それを謝ろうと」 「ん?キス?された覚えないが、いつしたんだ?」 「ふふ、あなたが逃げようとした時よ」 17スレ目 346 ─────────────────────────────────────────────────────────── 大の字になって布団の上でひなたぼっこ。 暖かな日差しでほどよい眠気が襲ってくる… 「あ、昼間から何だらけてるんですか…あーもう熟睡してるし…」 「……掃除する気がなくなったわ。なんかムカつくし腕痺れさせてやる」 …夕暮れに起きたらなぜか咲夜さんが人の腕を枕にして熟睡。 強気な人の寝てる姿って反則だよね。 たまらず抱きしめて殴られる。こんな予定調和。 17スレ目 572 ─────────────────────────────────────────────────────────── とある一日のこと 咲夜「このナマズ、料理していい?」 ○○「それじゃあ、俺は唐揚げと、鱧みたいに落としにしたのとで春雨サラダでも作るか」 咲夜「じゃあ私はソテーとトマト煮込みにしようかしら」 料理中… ○○「あ、咲夜あれ取って」 咲夜「はい醤油。あ、○○あれ持ってきてる?」 ○○「バジルとオレガノなら用意してあるよ」 咲夜「ありがと、○○」 ○○「お、いい味だね、このトマト煮込み」 咲夜「あなたの唐揚げも上出来じゃない」 霊夢「そこの夫婦、味見はいいから料理持ってきなさいよ」 ○○・咲夜「誰が「『新郎』『新婦』だ!」よ!」」 霊夢「息ぴったりなくせに今更何言ってるのよっていうか、新郎新婦とか結婚願望モロバレじゃない」 ○○「うっ… 咲夜「あっ…」 ○○「…神前式でいいかな?」 咲夜「…うん…」 17スレ目 702 ─────────────────────────────────────────────────────────── さくや「さくや、おっきくなったら○○お兄ちゃんのめいどさんになる!」 ○○「ははは、そしたら僕は咲夜のご主人様だなぁwww」 ~10年後~ 咲夜「○○兄さん、掃除の邪魔なので部屋から出てってください」 ○○「うぅ、たまの休暇なのに邪魔者扱い……」 咲夜「残念だけど私は休暇じゃないから暇じゃないのよ」 ○○「俺のメイドになりたいと言ってた頃が懐かしいぜ……」 咲夜(……お嬢様がお休みになったら私は貴方だけのメイドですよ、ご主人様) 18スレ目 311 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「やっほ~、咲ちゃん」 「貴方また来たの?ずいぶんと暇なのね。」 「いや~、反論できない自分が悲しいなー」 「転職でもしたらどう。それといい加減にその呼び方をやめてくれないかしら?」 「ん~、転職のほうは考えてもいいけど呼び方のほうは断るよー」 「何回もやめなさいと言っているでしょ。」 「何回も断ると答えているね~」 「はぁ~、そんな呼び方をするのは貴方ぐらいよ ○○。」 「そうだろうね~ 咲ちゃん。」 (だからこそ意味があるんだよ。咲夜) 19スレ目 83 ─────────────────────────────────────────────────────────── (編者注:「膝枕専用椅子」の話) 「咲夜さん、ただいま」 「おかえり、○○。あら、ソレは…」 「折角の休暇だったんで人里に行って来たら、売ってたんで買ってきました。その…」 「…フフ、分かってるわ○○。こっちいらっしゃい、やってあげるわ」 「いえ、咲夜さんにやって貰おう思って買って来た訳じゃなくて、俺が咲夜さんにしてあげようかと」 「え?…いや、あの、その…」 「さ、どうぞ」 あぁ、咲夜さんヤル気満々だったのに、いきなり想定外な展開になってアタフタして…(微笑) 19スレ目 700 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「困ったわね…」 「どうしたんですか?」 「ナイフの数がいい加減たりなくなってきて」 「…銀以外に代えたんでしたっけ」 「そうなんだけどなかなかいいものがないの、切れ味とか…これもなんか微妙なのよね」 「試し切りならお手伝いしますよ?」 「どうやって?」 「俺を切るとか」 「面白いわね」 チャキン 「……」 「………」 「はぁ…」 「…すみません」 「怖くないの?」 「怖いです」 「…変な人」 「そろそろお茶の時間ね…貴方も来る?」 「よければ…お邪魔します」 「…困った人ね」 20スレ目 893 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「十一月二十二日は「いい夫婦の日」らしいわね」 「なんですか咲夜さん藪から棒に」 「そういえばちょっと前に藪からスティックって言葉があったわねぇ」 「ハイセンスなセンスの無さですよね」 「まぁそんなことはどうでもいいのよ」 「どうでもいいんですか」 「…十一月二十二日は「いい夫婦の日」らしいわね」 「いやだからなんなんですか」 「ちょっと…「いい夫婦」になってみない?私と」 紅魔館のメイド長と雑用が結ばれると聞いた紅い悪魔が一騒動起こすのは、また別のお話… 21スレ目 164 ─────────────────────────────────────────────────────────── ――青年遊戯中―― ドクン……ドクン……ドクン…… 「はぁ……やっぱ何回やっても鬱になるなぁ」 「○○何をしているの?」 「ああ、外の世界のゲームをしていたんですよ。輝夜からゲーム機を借りたんで」 「はぁ……。でどんなゲームをしていたの?」 「えーと弾幕ごっこありますよね? あれを擬似体験できるものです」 正確には違うんだけどね。 弾幕じゃなくて地形攻めで不回避があるし初見殺しばっかだし まぁこっちも弾幕消しちゃうオプションあるからスペルカードルールじゃ反則だろうな 「外には変わったものが出来たものね……。で、何が鬱になるの?」 「あー、物語がですね。例えば咲夜さんが異変解決に向かいますよね? それで無事異変は解決するんですが、最後その異変に飲み込まれてそのまんま異変の一部にされたり 帰ってきても異変に体を犯されていて逆にパチュリーやお嬢様にあれが異変の元凶だと言われて攻撃されてしまうんです」 「……それは確かに鬱になるわね」 ……そういえばあれも番犬だったな。 ――彼女はかつて悪魔の飼い犬だった。 しかし、今は異変の傀儡。 悪夢という名の鎖が彼女を繋ぎ止めているだろうか…… ……何か怖い考えが浮かんだ。 きょとんとしている咲夜さんに問いかけた。 「……どうしたの?」 「咲夜さんはちゃんと異変解決したら戻ってきますよね?」 俺の不安を悟ったのかやれやれという表情をした。 「ばかね。私はこの紅魔館のほとんどを取り仕切っているのよ。戻ってこないわけないじゃない。 美鈴がサボらないか見はったり、お嬢様やパチュリー様のお世話もあるし何より……」 ふわりと咲夜さんが背中から抱きしめてくれた。 「貴方を放っておくことなんてできないわ」 「……うん」 「むしろ私が異変になってしまっても私であることを気付いてね……」 「……うん」 「約束よ」 「約束する」 21スレ目 529 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○、ちょっといいかしら」 いつも通り門を守っていると咲夜さんに声をかけられた。 「なんでしょうか」 「今日の仕事が終わったら話があるの、中庭で待っててくれないかしら」 「はぁ、わかりました」 咲夜さんが俺に用なんて珍しい、いつもここに用といったら大概 門番隊を見張る→隊長が寝てるのを見つける→時を止めて滅多刺し☆ というのが常なのに・・・そう思いつつも俺は門番の仕事を続けた。 例にたがわず隊長はやっぱり額を刺されていた 今日の仕事が終わり、中庭に行くと咲夜さんが待っていた。 「すいません、遅くなって」 「いいわ、そんなに待ってないから」 咲夜さんは髪を書き上げながらそう言った。本当にクールだよな、この人。 「で、用というのは?」 そう言うと、咲夜さんは、急に顔を真っ赤にして 「ち、ちょっと待って!・・・まだ、心の準備が」 最初に呼び出したのはあんたでしょうが・・・と思いつつ、咲夜さんの珍しい一面に思わず吹き出していた。 「っ!ちょっと何笑ってるのよ!」 「プッ、クク、だっ、だって、あの咲夜さんが・・・ハハハハハハハッハッハってすいませんでしたぁ!!!」 満面の笑みを浮かべながらナイフをちらつかす咲夜さんに俺はただ謝るしかなかった。 「いったい何の用なんですか?できれば手短にお願いしたいんですが」 相変わらず咲夜さんは顔を真っ赤にしながらもじもじしていた。 「う、うん・・・あのね?私の言うことを聞いてほしいんだけどいいかしら?」 そう言って上目遣いで俺を見つめながらそう話していた。・・・か、かわいい。 「は、はい・・・わかりました」 「わ、私は・・・あ、あなたのことが・・・す、好きなの・・・」 そう言うと咲夜さんは俯いてしまった。耳まで真っ赤だ。 ナンダコレ?俺は目の前の状況を理解できなかった。 あの咲夜さんが俺に告白?ってことは俺のことを好きだったのか? 「咲夜さん、いったいそれはどういう」 「そのまんまの意味よ!!私はあなたのことが好き!だから告白しただけよ!」 真っ赤な顔のまんま思いっきりそう言われた。 いつものクールビューティーな咲夜さんとは対照的な姿だった。 俺は咲夜さんのことが好きだ。隊長にも告白の練習を手伝ってもらったことがある。 でもまさか向こうから告白されるとは思わなかった。自分から告白するような人には見えなかったから。 こんな女の子らしい彼女を見たのは初めてだった。 「あ、やっぱり、迷惑だった・・・?」 咲夜さんは泣きそうな顔で俺を見上げていた。 この人にここまで言われて断れて断れる男はいまい。俺は咲夜さんを抱きしめて、告白の返事を伝えた。 咲夜さんは放心しながら俺の返事を聞くと 「ありがと・・・」 そう言いながら俺を抱き返していた。 21スレ目 586 ─────────────────────────────────────────────────────────── クリスマスの夜、咲夜ちゃんは一人部屋で物思いに耽る 振り切ったと決めた家族のことなどを考え、つい目頭が熱くなる 悪魔に付き従うのだから、誰かとキリストの誕生日を祝ったパーティもしない お嬢様の行った盛大な反キリストパーティはしたが、それだけでは物足りないと感じている咲夜ちゃん そこに登場し、彼女へ声をかける 「どうしたんですか?」 「出て行って。もう時間も遅いし、私はあなたに用なんてない」 「寂しそうですね」 「気のせいよ。出て行かないのなら時間を止めてでも……」 「僕で妥協しませんか?」 「……は?」 「僕と今夜を一緒に過ごしませんか? 僕は君を見ていて居た堪れない気持ちで一杯なんだ」 「……何を言っているのかしら。大声出すわよ?」 「どうぞ。もし君にその気があるなら、僕はすでにこの部屋どころか紅魔館から追い出されているはずだ」 「……ぷ」 「どうして笑うんですか」 「ううん、あなたの言う通りだわ。今の私は……あなたを追い出せない」 そっと彼女の傍へ歩み寄る すると彼女は僕の胸に飛び込んできた 「……胸、貸して。ぎゅって、抱きしめて。私を、一人にしないで」 「咲夜ちゃんが望むなら、いくらでも」 22スレ目 89 ─────────────────────────────────────────────────────────── ある日の朝 今日は紅魔館の手伝い(執事役)に行った。そしたら咲夜とお嬢様が何かしゃべっていた。もめてるようだった。 そしてお嬢様がこちらの存在に気づいた。 「あら、ちょうどいいタイミングね。彼ならどう思うかしら。」 「ちょ、お嬢様!さすがに○○さんに言うのは・・・」 「?」 「ねぇ○○。咲夜太ったと思う?」 「え?」 「ちょっと待ってください!私太ってませんから!」 「さあ、どう思うの?」 「いやぁ・・・俺は別に太ってても見た目が変わってなきゃいいと思うんだけど・・・」 「本当に太ってません!私のほっぺ触って確かめてみてください!」 咲夜の顔が近づいてくる。頬が赤くなっていた。 「・・・わかった。」 咲夜のほっぺを触ってみた。 柔らかかった。ずっと触っていたかったくらい 「って何考えてんだ俺!」 「・・・え?」 「あ、いや、嫌なこと思い出しただけ。」 「とにかく、太ってませんよね!」 「ま、まぁ。そうなんじゃない?」 「本当、優しすぎる人ね。」 小声でつぶやいてお嬢様は去って行った。 「は!こんな無駄話してないで、掃除しましょう!」 「あ、ああ。」 掃除が終わり、休憩に入った。 「本当は太ったの?」 咲夜が紅茶を吹いた 「またその話ですか・・・」 「いやぁ、人の体重とか身長とか気にならない?」 「・・・誰にも言わないでくださいよ・・・」 耳元で増えた体重の量を言われた 「ははははは!」 俺は笑った 「な、笑わないでください!別に増やしたくて増やしてる訳じゃ・・・」 「いや、それぐらいたいしたことないって。それがふつうだよ。」 「そ、そうですか・・・?」 少し嬉しがっていた 「そんなに体重を気にすることはない。少なくとも俺は体重なんて気にしない!」 途端、咲夜が抱きついてきた。 「・・・本当・・・ですか?」 「ああ。本当だ。」 「本当に○○さんって、優しいんですね。」 「優しくなろうとしてるだけだよ。じゃあ、そろそろ帰るわ。」 「じゃあ、また。」 自分の頬が暖かいのを感じた 22スレ目 709 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「で、咲夜さん。そのドレスはなんですか?」 「えぇっと・・・その・・・」 あの咲夜さんがいつものメイド服とは全く違う白いドレスに身を包んでいる。 ぶっちゃけ似合い過ぎる。 「実はね。~でwwだからーーって事でお嬢様が」 「はぁ・・・なるほど」 早い話、竹林で踊る 845と純白のドレスを着た妹紅さんを見かけたお嬢様が 同じように似合いそうな咲夜さんに一晩ドレス着用を命じたらしい。 ちなみにこのドレスはパチュリーさん謹製だとか。 「もう・・・これじゃあ仕事ができないわ」 口では文句を言ってもどことなく嬉しそうな顔をする咲夜さん。 「でも・・・ホントに似合っていて綺麗ですよ」 「えっ・・・?」 「いや・・・だから綺麗だなぁって」 「あぅ・・・そ、その・・・ありがとう」 顔を紅くしてうつむいたまま、小さな声でいわれた。 「じゃあせっかくのドレスですし、残りの仕事は俺がやっておきます」 実際、もうそれほど仕事はない。 でもこんな綺麗な姿、汚れたらもったいないどころではない。 「・・・っ!!ちょっと待って!!」 ふいに呼び止められた。 「あ、はい。何かありました?俺が知ってる他にも仕事が残ってるとかですか?」 「違うの・・・せっかくだから・・・その・・・1曲・・・私と」 「咲夜さんと?」 「私と1曲踊ってくれない・・・?」 心臓が撥ねる音が聞こえたような気がした。 「やっぱりダメかしら・・・」 「いえ、そんなことは。でもいいんですか?俺で」 ダンスなんかまともに踊った事ないし。 「私は、あなたと、踊りたいの」 その眼が真っすぐに俺を見る。 迷う事はない、俺の答えは1つだけ。 「こんな素人でよければ、喜んで、マドモアゼル。1曲とは言わず何曲でも」 「じゃあ今夜はずっと付き合ってくれる?」 「はい。ずっと」 そういって俺たちは踊り始める。 作法もない。楽団もいない。観客もいない。 ただ2人だけの舞踏会を。 22スレ目 848 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○、ちょっといいかしら?」 「はい、なんでしょうっ!? ……か」 ちょうど階段の掃除をしていたところ上から降りてきた咲夜さんを覗き込むようになってしまい 白のガーターベルトとレースのショーツが見えてしまった。ああ、今日も綺麗だ……じゃない! なんとか平静を装い話しをする 「そこの掃除が終わったらここを掃除してもらいたいんだけど」 「はい、分かりました」 俺の答えを聞いてスタスタと階段を上っていく咲夜さん。またチラチラとスカートの中が見えてしまう ……わざとじゃないよ? うーん、一度話してみるか。 「咲夜さん、もう少しスカート長くしませんか?」 「だめよ。あんまり長いと纏わりついて動きにくくなるもの。それじゃ侵入者を撃退できないわ」 「じゃあせめてドロワ穿くとかしてください。目のやり場に困ります」 「丈の短いドロワだと格好悪いのしかなくなっちゃうの。そんなの穿くなんて嫌よ」 「うーん難しいですね」 「まぁ考えてみるわ」 数日後咲夜さんに呼ばれて部屋にお邪魔した。 「香霖堂でいいものが手に入ったから見せてあげるわ」 いきなりスカートを捲りあげたのでびっくりしたがいつもの下着ではなく 黒のピッタリとしたスパッツを穿いていた。腰のあたりからボディラインをあらわにして何だかいつもよりエッチっぽい 「外の世界だとこれをスカートの下に穿いて下着を見えなくさせるものみたいね」 「まぁそうですがわざわざ見せなくても……。あれ、それを穿いてるなら下着の線が見えるはずなんだけど……?」 「あぁ、線が浮き出て恥ずかしいからはいてないわ」 な、なんですとー!?じゃあさっきの真ん中の線はまさか!?ってそんなこと考えている場合ではない! 「さ、咲夜さん!そんな恥ずかしいことしちゃダメです!うどんげのアイデンティティ取っちゃらめぇ!」 「ふふふ、そんなにムキにならなくてもいいじゃない。元々スカートの下の下着が見えてしまって困っているのは○○だけだし 普段とそう変わりはしないわ」 必死になる俺を見てクスクス笑う咲夜さん。あー、この人分かって俺をからかっているな。 「分かりました!それじゃ本当に穿いてないか脱がして確かめてしまいますがかまいませんねっ!」 「きゃー!変態がいるわー!」 しばらく俺らはパチュリーとレミリアにドタバタうるさいと怒られるまで追いかけっこをしていた。 22スレ目 878 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ひぃひぃ……」 「○○君ー」 「ああ、咲夜さん。お疲れ様です」 「○○君ほどじゃないわよ。私と違って時を止めれないんだから、 あんまり無理しちゃだめよ」 「分かってはいるんですけどね…… あんまりお嬢様に好かれてないから、その分働かないと」 「お嬢様が? まさか、起きたら一番に○○君の様子を聞いてくるのよ?」 (そりゃあ、僕が咲夜さんに手を出さないか、不安で仕方ないんでしょうよ…… 咲夜さんを幸せにするって大見得切ったはいいけど、 あの様子じゃあ、いつお嬢様に殺されてもおかしくない……) 「さて、と。ホットチョコレートができたわ。 希少品だから一人分の量は少ないけど、妖精全員分は確保できたわ」 「チョコ……そういえば、今日はバレンタインでしたっけ」 「あら、忙しくってそんなことも忘れてた? で、お嬢様方にはこれ」 「ボンボン、ですっけ。本当、なんでもできるんですね、咲夜さんて」 「そ、ウイスキーボンボン。○○君の分もあるわ。……目、閉じて」 「え?」 「時を止めるだけじゃムードが出ないでしょ」 「え――」 次の瞬間には。咲夜さんの柔らかな唇と、舌を伝って、チョコレートの甘みが…… 「な、な、な」 「……本命、よ? 義理にいちいち口移しするほど、軽くないもの、私」 「――咲夜さん!」 ――――ちゅっ…… 「……口に、合わなかった?」 「まさか。……お酒、弱いんですよ。 今ウイスキーの部分まで食べちゃうと、酒の勢いで押し倒しちゃいそうで……」 「……そうね。じゃあ、仕事が終わったら私の部屋に来て。 ウイスキー抜きで、特製のチョコ、用意しておくわ」 22スレ目 944 ─────────────────────────────────────────────────────────── 俺の時間はあなたのもの、だからあなたの時間は俺がもらいます。 いつまでも愛していますよ、咲夜さん。 23スレ目 4 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜 「看病に時を止めたほうが効率的でしょう? (心配で恥ずかしい台詞を呟きながら、泣きそうになってる私なんて見せられないわ)」 23スレ目 117 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「咲夜さん」 「何も言わないで・・・これでもショックなの」 「大丈夫ですよ。きっと前作でのパートナー的出番か早苗さんみたいな出番があるはずです」 「そうだといいんだけど・・・今夜は自棄酒しようかしら。付き合ってくれる?」 「喜んでお付き合いします」 23スレ目 140 ─────────────────────────────────────────────────────────── 弾幕ごっこは、春夏秋冬季節を問わず。 とはいえ…… 「咲夜さーん、後何本でしたっけ?」 「そうね、後3本よ」 冬の幻想郷では、いつものナイフ回収もぐっと手間がかかる。 落ちた後、雪に埋もれてしまうからだ。 普段は咲夜さんが一人でやるところだが、俺も手伝っている。 「磁石でも持ってくれば良かったでしょうか」 「だめよ、銀製だからくっつかないわ」 「……『金属を引き寄せる程度の能力』とかあったら、もっと咲夜さんの役に立てるんですけどね」 かがんでナイフを探す俺の背中に、不意に重みがかかった。 「さ、咲夜さん!?」 「だめよ……そんなすぐに見つかっちゃったら、二人で過ごせる時間が減ってしまうわ」 咲夜さんが、背中に覆いかぶさっている。 咲夜さんの胸は決して大きい方ではない。 だからこそ、小さくて柔らかい、けれど確かな鼓動が伝わってくる。 「寒い思いさせて、申し訳ないとも思うけれど……こうしていられるの、すごく幸せよ」 「……僕もです」 紅魔館に帰ったら、紅茶を淹れて温まろう。 こうしている時も、帰ってからも、二人の時間は幸せで満ちている。 23スレ目 493 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜「で、あなたは叫ばないの?」 ○○「あー、あれですよ、今叫んだらお嬢様にうるさいって言われちゃいますって」 咲夜「………」 ○○「な、なんですか……」 咲夜「そう、じゃあ……えい」 ○○「……?何したんですか咲夜さん?」 咲夜「空間を弄ってこの部屋から音をが漏れないようにしたわ。さぁ、叫ぶの?叫ばないの?」 ○○「……マジでやるんですか?」 咲夜「………そんなに私が嫌いならいいけれど」 ○○「はぁ……分かりましたよ。スゥ………咲夜さん!僕はっ!あなたをっ!愛しています!!」 咲夜「ふふ、嬉しいわ○○。私もあなたを愛しているわよ」 ○○「やれやれ、恥ずかしい事やらせるんですから…」 24スレ目 109 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○、仕掛けるわよ!!」 「え、ああ。ラブラブアタックな!」 「タイミングは私に合わせて!」 「ちょっ、咲夜!・・・もう!」 「これが私たちの」 「切り札だ!・・・ってか?」 「さくやー、戦闘アニメにアテレコすんのやめないー?いろいろ違うしー」 「いいじゃない。ラブラブアタックなんて、今の私たちにお似合いじゃない?」 「・・・ばーか」 24スレ目 348 ─────────────────────────────────────────────────────────── フラン「ねー、肩車」 ○○「はいはい」 フラン「あはは、やっぱり背が高いと楽しいわ」 レミリア「あ、フラン」 フラン「あらお姉様、相変わらず○○から見ると小さいのね」 レミリア「うぐ、何を・・・あなただって同じくらいでしょう」 咲夜さん「お嬢様、肩車いたしましょうか」 レミリア「い、いらないわよ!子供じゃないんだから」 フラン「ね、おんぶ」 ○○「はいはい」 レミリア「まったく、子供じゃないんだから・・・」 咲夜さん「お嬢様、うずうずしてますよ」 レミリア「してないっ!」 咲夜さん「妹様は?」 ○○「すっかりお休みだよ」 咲夜さん「そう・・・」 咲夜さん「ね、抱っこ・・・」 ○○「はいはい」 24スレ目 590 ─────────────────────────────────────────────────────────── やっぱり、メイドってのは大変な仕事なんだな... シャワーを浴びながらそんな事を考える俺。 深夜だからなのか、紅魔館の大浴場の中には誰も居ず、水が床を打つ音だけが響く。 髪も洗い流して、風呂に入る。 お湯はなかなか丁度良い温度に保たれていた。 気持ちの良さに、目をつぶる。 目蓋を閉じていると、昼の記憶が目蓋の裏に浮かんできた ――メイド服に着替える途中に彼女の個室に入ってしまい、頬を赤らめて身体を細い腕で隠す咲夜。 ――淹れた紅茶の味を、誉めてくれた咲夜。 ――運ぶ荷物が重そうなので手伝うと、小さく「ありがと」と呟いた咲夜。 そんな記憶を思い出していると、耳には咲夜の声が入る。 ――あの、一緒に入って…良い? ぶべべべべっ!? 余りの驚きに、滑って勢い良くお湯を吸い込む俺。 鼻の痛み涙目になりながらも、目蓋を開くと、大浴場の入り口には、頬を赤らめて立っている咲夜の姿があった。 25スレ目 418 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「……ひどい流れね」 「まったくだ。嘆かわしいにも程がある。ところ構わずべたべたと。 ……ところで咲夜」 「……何よ」 「さっきから門の方をちらちら見てるのは何だ?」 「別に。美鈴がさぼってないか見てるだけよ」 「……見るからにいちゃついてるんだが」 「あ、貴方こそお嬢様の部屋がそんなに気になるの?」 「ば、俺はあれだよ。……その、ええと」 「……もしかして、流れに乗りたいとか思ってるわけ?」 「じょ、冗談はやめろよ。そんなわけないじゃないか。ははは……」 「○○がどうしてもって言うなら、仕方ないから付き合ってもいいわよ ほんとは仕事が忙しいから、それどころじゃないんだけど」 「こんな状況で仕事もクソもないだろ。お前がいちゃつきたいんじゃないのか?」 「な、何いってるのよ。誰があんな低俗なこと……」 「正直にいえば付き合ってやるぞ」 「冗談。頼むのは○○のほうだわ。素直になりなさいよ」 「どっちが」 「……」 「……」 <ギャーギャー 26スレ目 176 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「やれやれ。明日からまた仕事だし、そろそろこの異変もおさまるかな」 「そうね。だけど○○」 「ん?」 「少しは甘えてくれてもよかったのに。せっかく口実もあったことだし」 「そうは言うがな咲夜、やっぱり恥ずかしいもんなんだよ」 「あら。女の子に恥をかかせるつもりだったの?」 「それに関してはごめん。いつもきついことをいってるけど、俺は咲夜が大好きだよ」 「……飲みすぎじゃない?」 「確かに酔ってる。咲夜、お前にね」 「……馬鹿」 「いまなら酒のせいにできるしな」 「私も貴方のことが大好きよ○○」 「ああ、咲夜。今夜はずっと一緒だからな」 「もちろん。離れるつもりなんてないから」 26スレ目 222 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「とりっく おあ とりーと!」 「……は?」 「だから、とりっく おあ とりーと!」 「施しか悪戯かの話は分かるんだけど」 「それなら、とりっく おあ とりーと!」 「うん、まずお前さんは誰なんだ?」 「わたし、いざよい!」 「いざよい……へぇ、あの咲夜さんに妹でもいたのか」 「だから、わたし、さくや!」 「そうかー、さくやちゃんって言うのk――!」 「あれ、○○? とりっく おあ とりーとだよー?」 「OK、分かったさくやちゃん。――今は何もないから、後で美味しいケーキを焼いてあげよう」 「やったー!」 「ただし、レミリア様ともう一人……一匹?に用事があるから、 そこで待っててもらえるかな?」 「うん、わかった。いってらっしゃい○○」 「すぐ戻ってくるからn――のぁ!?」 「頑張ってねのちゅー!」 「あ、ああ……ありがとう」 26スレ目 738 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「咲夜さん」 「なんでしょう」 「愛してる」 「…っ!」 「…今、刻を止めてカップが落っこちそうになるの防いだでしょ」 「うぅ…(どうして分かったのかしら)」 「ほんの一瞬だけど違和感を感じたからね」 27スレ目 394 ─────────────────────────────────────────────────────────── 新年あけましておめでとうございます~ 今年も義兄弟の皆様にはよろしくお願い―――― 「○○?そろそろ博麗の神社に出かけるわよ」 ――――っと。ちょっと待っててください。今新年の挨拶をしているところですから。 「お嬢様やパチュリー様達もお待ちだから早くしてね」 えぇ、すぐに行きます。それにしても今日はメイド服じゃなくて振袖なんですね。 「お嬢様がお正月だからこっちの方がいいと用意してくださったの・・・変かしら?」 いえ、とても綺麗ですよ。 「それはよかったわ。この格好を見せたのはあなたが一番最初だもの」 それは男冥利に尽きます。 「○○、今年もよろしくね」 はい。でももう少し付け足してみましょうか。 「何を?」 ―――今年も、来年も、これから先もずっとよろしくお願いしますね。 貴女の隣でいつまでも、咲夜さん。 「・・・えぇ、こちらからもずっとよろしくね。私の隣の大切な貴方」 はい。、よろこんで。 『咲夜ー、○○ー、いつまでもイチャイチャしていると置いてくわよー!』 おっと、急ぎましょうか。走れますか? 「格好が格好だけに、ちょっと走り難いわね。こけないように手を握ってもらえるかしら」 えぇ、もちろんです。 「ありがとう。私を置いていかないようにしっかり握っていてね?」 むしろ俺が貴女に置いていかれないように頑張ります。 「ふふっ、そうね。じゃあいきましょうか」 はいっ! 27スレ目 616 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○「どうも博麗の巫女が最後の最後に分身を習得したようですね」 咲「いつもいつも人外な強さだとは思ってたけど、そんな事までできるようになるなんてね」 ○「そういえば、咲夜さんも分身できるんじゃないんですか?過去と未来の自分を具現化とかさせて」 咲「ナイフならともかく…自分の具現化なんて、できてもしたくないわね」 ○「仕事とか楽になりそうじゃないですか?」 咲「だとしても、あなたの隣にいるのは『私』だけで十分よ。他はいらないわ」 ○「そ、そうですか」 咲「えぇ、過去も現在も未来もあなたは私だけものなんだからね」 28スレ目 998 ─────────────────────────────────────────────────────────── 家の前で見慣れないめいどさんが雨宿りしてたから傘あげた。 … 「…こりゃ夜まで降りそうですよ」 「そうですわね…仕方ない」 「あ、待って!傘…どうぞ」 「!悪いですよそんな、お構いなく!」 「はは、こんな美人とお話しできたんです、さ、どうぞ使ってやってくだせぇ」 「…///コホン、ではご厚意に甘えさせていただきますわ」 「気をつけて」 「ありがとうございました」 そのめいどさんは傘をひろげると、あっというまに遠くへとびさって行った。 よほどご主人が大切なのだろう。ちょっぴりうらやましいな。 「十六夜咲夜さんか…また会えるといいな」 こうまかん…とか言ってたけど聞いたこと無いなぁ…。そんな屋敷あったっけな…? 29スレ目 523 ─────────────────────────────────────────────────────────── 紅魔館。ハシゴにのぼって壁の修理をしてる○○。 ○○「みーんなから~♪馬鹿馬鹿~言われてるけど~♪」 咲夜「バカじゃな~いも」がっ「あっ…」 ○○「おぎゃ!?」ぐらぐら 咲夜「しまっ…!?」 ―どしーんっ! ○○「いたた…咲夜さん!?」 咲夜「うっ…私としたことが…痛痛っ!」 ○○「大丈夫ですかっ!?大変だ…足…折れてるかもしれない…っ」 咲夜「だ、大丈夫よ…これくらい…」 ○○「すぐに手当てしないと…っ」 ―― めーりん「ありゃりゃ…こりゃ打撲ですね。しばらく安静にしててください」 ○○「すみません咲夜さん…俺のせいで…」 咲夜「なに言ってるのよ…明らかに私の不注意よ…ごめんなさい」 ○○「いやいや俺の不注意です!ちゃんとまわりの安全を見てなかった俺が悪いんです…」 咲夜「いいえ…私がちゃんと前を見て歩いていればこんなk」 めーりん「はいそこまでー!お二人ともたいした怪我でなくて良かったわ」 咲夜「そうだ!○○…怪我は無かった…?」 ○○「え?あ、ああ…うん…大丈夫…だけど…///」 咲夜「そう…良かった…」 ○○「あ、あの…近いっていうか…///」咲夜「へ…?あっ!…///」 めーりん「私お邪魔ですかぁ?」にやにや 29スレ目 627 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ふぅ・・・弾幕勝負も弾幕格闘勝負も疲れるものね」 「お疲れ様ですメイド長、お水です」 「ありがとう○○……と、いいたいところだけど……覗いてたでしょ?」 「!?な、何の事でしょうか……」 「私が咲夜の世界とかで相手を止めてる時、覗いてたでしょ、相手の…」 「……おっと、そろそろ庭の手入れのじか(タイムストップ!)う、動けん!?ばかな!?」 「……見るなら私のだけにしときなさい」 「……え?」 29スレ目 782 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○「咲夜さん」 咲夜「ん、何?○○」 ○○「もう直ぐ七夕だってさ。咲夜さんは何願う?」 それを聞いた彼女はくすり、と柔和に笑んだ。 咲夜「願いなんて、ないわ」 ○○「え?」 咲夜「だって、こうして紅魔館で働けて、生活に困ることもない。お嬢様にお仕え出来ている。何より・・・・・・」 咲夜「貴方と一緒に居ることが出来ているのだもの。もう、私が望むものはないわ」 ○○「・・・・・・そっか。じゃあ俺は、咲夜さんが永く、そうして幸せに居られるように、って願うよ」 咲夜「似合わないこと言うわね」 ○○「悪かったな!」 咲夜「さ、休憩は終わり。仕事よ。たっくさん山積みなのだからね、執事さん?」 ○○「へいへい」 29スレ目 820 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜さんの時間を操る能力代わりにお仕事禁止令を出すと「し、仕事っ!仕事を させて頂戴っ!駄目なのっ、落ち着かないのぉぉ~!」とか禁断症状が出たので、 お嬢の力を借りて「週に一回休むことを仕事にする」ことで対応しました。 それでも「お食事が出来ましたわ」とか「横になってくださいな、マッサージを しますから」とか、結局どこかで仕事しちゃうワーカホリックな咲夜さん。 「甘えることも仕事に加えたほうが良いんじゃない?」 「うー…それをやると取り返しがつかなくなりそうな気もするわ」 30スレ目 209 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○、今晩の仕事は休みよ」 突然仕事場にやってきたレミリアお嬢様によって放り出され 「昨日が十五夜だったから。レミィの粋な計らいってやつね」 「さあさあ、○○さんも着替えて着替えて」 待ち構えていたパチュリーさんに捕獲され、小悪魔さんにあっという間に着替えさせられ 「さあどうぞ○○さん、こちらですよ」 美鈴に連れて行かれた先には 「――あ、○○……」 清楚なドレスに身を包み、頬を染めている僕の恋人――咲夜さんが待っていた 「お嬢様が、その、今晩は貴方と二人でゆっくり過ごしなさい、って」 混乱さめやらぬまま、とりあえずおずおずと差し出された手をそっと握る そんな十六夜の晩 30スレ目 585 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「待ちなさい」 その声に驚き、声を上げそうになりながら立ち止まった。 振り返ると‘瀟洒な従者’こと、メイド長が立っている。 「廊下は走るなって何度も言ったと思うのだけど?」 メイド長は腕を組んでいかにも不機嫌、と言った表情でこちらを見ている。 説教の前に腕を組む癖にはかなり前から気がついていたが、 「え、いや、その、」 言い訳の言葉はすぐに浮かんだが、搾り出せたのはそれだけ。 「大体、あなたは…………で、…………だからいけないのよ! そもそも………………」 少し前に自分が彼女に淡い想いを抱いていることに気がついてからは、彼女の前では変に緊張してしまって以前の様に説教から逃げれなくなっていた。 「ちょっと! 聞いてるの!?」 「え……っ!?」 相槌を打たずに聞いていた所為か、頭を鷲掴まれて下を向いていた顔を無理やり上げさせられた。 片目をジト目にしつつ、息が掛からんばかりに顔を近づけてきた。 顔が熱を帯びていくのがはっきりとわかり、焦って振り払おうとしたが顎を掴まれて出来なかった。 「何、顔赤くしてるのよ? もしかして、そーゆー事なのかしら?」 咲夜さんは悪戯っぽく笑いながら訊いてきた。 「……だったら、だったらどうします?」 自嘲しながら僕は言った、笑うなら笑って欲しい。 そう思いながら。 咲夜さんは一瞬切なげな表情を浮かべた気がした。 そして不意に、手が放された。 壁に手をついて、よろけた体を支えた。 体勢を立て直した時には廊下に彼女の姿は無かった。 「逃げられ、たか」 安堵感とも、虚脱感ともとれる疲労を感じて壁に寄りかかった。 そして右手にノートを持ったままだった事に苦笑しながら一ページ目を開いた。 A罫の7mm三十行の中央に、 「ありがとう」 僕は壁に背を預けたまま、ずるずるとへたり込んだ。 30スレ目 761 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○と咲夜をくっつけようとして、運命操作とか何やかんやで 色々な初対面シチュエーションを(初対面ではないのに) 演出しようとするレミ&パチュを幻視した 「パチェ、トーストくわえた咲夜に○○を投げつけてみたけど、効果がなかったわよ」 「変ねえ、うまくいくはずなのだけど……じゃあ次はこれで行きましょう、 空からゆっくり落ちてきた咲夜を、○○が受け止める」 「よし、それだ。――咲夜、ちょっとこの賢者の石首から下げなさい。○○は下で待機!」 「ごめんなさいね○○、お嬢様達楽しそうだし、もうちょっと付き合ってもらえるかしら」 「いいですよ、俺も楽しいですし。それに、咲夜さんと密着できたりするのは嬉しいです」 「もう、○○ったら……」 そして、実は既にいい関係な○○と咲夜さん 30スレ目 932 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「――おや、咲夜さん」 「あら、○○じゃない」 「もう夜も遅いですよ。まだ上がらないんですか?」 「そういう貴方こそ、まだ仕事着のままじゃない」 「ああ、これは――おっと、失礼します」 「これは?――きゃっ、ちょっと○○!?」 「静かにしていて下さい。見つかってしまいます」 「だって近ぃ……ゎ……」 「○○はここかなー?」 「(少しだけ我慢してくださいね)」 「(……こくこく)」 「こっちかなー?」 「(まずい、失礼しますね)」 「(~~!)」 「あれ、居ない……むー、アテが外れたなー」 「(あの、咲夜さん、あまり動かれると)」 「(?)」 「(……当たって、ます)」 「(――っ!)」 「(シッ、静かに)」 「仕方ない……次は庭園かなー」 「……」 「……」 「行きました、ね」 「そう、ね」 「すみません、突然こんなこと」 「本当よ。びっくりしたわ……フラン様と何をしているの?」 「かくれんぼですよ。見つかったら弾幕ごっこという制約付きで」 「あら、それは――大変だったわね」 「ええ、本当に。貴方には迷惑をかけてしまいましたね」 「……♪」 「咲夜さん?」 「そうね。まさか○○に傷物にされる日が来るなんて、思ってもいなかったわ」 「傷物――まさか、そんなつもりは!」 「責任、取ってくれる?」 「……」 「じ、冗談よじょうだ「――わかりました」……へっ?」 「咲夜さん」 「あ、あの、○○?」 「不肖△△○○、貴方を辱めたその償いの一環として、 貴方を――十六夜咲夜を、娶らせて頂きたく思います」 「あの、ええと」 「生涯支える所存ではありますが……私如きでは、釣り合いませんか?」 「とんでもない!○○に貰われるなら、私――」 「……という誠心誠意を込めた冗談はいかがでしょうか」 「私――ふぇ?」 「ふふ、驚かされたお返しです。少し、度が過ぎたかも知れませんが」 「嘘、なの?」 「さて。貴方程の女性を本当に伴侶に迎えられるならば、 これ以上の幸せはそうそう無いと思いますし、 私自身も――」 「あ――」 「あの、咲夜さん?咲夜さん!?」 「大丈夫。腰が、その、抜けちゃって」 「……やれやれ、驚かさないで下さい――失礼しますよ」 「……流石に何度もやられると耐性もある程度付くわね」 「それは残念」 「それで、私を抱き抱えてどうするのかしら」 「部屋までお送りします」 「あら、有難う」 「――お送りするだけかどうかは、一重に貴女次第ですけれど」 「……へっ?」 「さ、行きましょうか」 避難所 作品・投稿練習スレ 133 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ぶっちゃけた話さぁ」 雪の降り積もる森の奥の骨董屋で、物臭な店主と茶を啜る。 「幻想郷に清純な女って」 クリスマス、という習慣は家によってあったりなかったり。 ぶっちゃけた話、宴会で酒を飲む口実が出来れば彼女達は正月だろうとイースターだろうとクリスマスだろうと何でもいいんだろう。 「いないよな」 「どうだろうね。僕はそこまで交友関係は広くないし」 聖夜だというのに、餅と蜜柑と緑茶で夜食を済ませる男二人。 この雪の中、チキンやらケーキやらをわざわざ調達しに行く気はないようだ。 「だけどまぁ、わざわざこんな森の奥まで来る女人の中に、そんな人はいなかったね」 「会話は皮肉の応酬だしさー……心がガリガリ削られ」 そう、と台詞を全て言い切る前に。 飲みかけの緑茶と食べかけの蜜柑を残して、彼の姿は店主の前から消えていた。 代わりに、刃こぼれした銀のナイフが幾つか、カウンターに置かれていた。 「……やれやれ、彼女も素直でないな」 31スレ目 164 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「侍従長、何やらまた異変のようですが…霊がワラワラと」 「また死神がサボってるんでしょ。もう花が咲き乱れても驚かないわ」 「…よろしいので?」 「えぇ、今は異変解決はお休み、こうして紅魔館でお嬢様と妹様のお世話をして、 パチュリー様にお小言をして、小悪魔や美鈴ととりとめのない話をして、そしてあなたと…」 「……私となんでしょうか?」 「秘密」(こうしてあなたと二人きりでいられるほうが大事で貴重なんだから) 31スレ目 497 ─────────────────────────────────────────────────────────── 綺麗な肌だった。 薄いカーテン越しに差し込む月明かりに照らされたそれは、思わず息を呑むほどに美しかった。 白い、肌理の細かい肌。月の光をはじく銀の髪。その存在自体が、一つの芸術作品のようだった。 「どうしたの? 何か変なところでもあるかしら」 とんでもない。変なところなどあるものか。 咲夜はその答えに、それでも不思議そうな声色で応じた。 「じっと見ているから、どこかおかしいところでもあるのかと思ったわ」 自覚がないのだろうか。うなじから背筋、腰にかけての優美なライン。 あれだけ弾幕勝負をしながら、痣も傷も一つとしてない、美しい白磁。 胸を隠すように腕を組んでいる咲夜に、ただ見惚れていただけなのだ。 「見惚れるほどのものではないと思うのだけど」 どこか呆れた口調の後、そうね、と、悪戯っぽく頷いて。 「ところで、見ているだけでいいの?」 少しからかうような口調で、咲夜はくすりと微笑う。 微笑うと、その結ったままの銀の髪が揺れて、白い肌に影を作った。 それはどういうことか。尋ねかける前に、肩越しに咲夜は振り返る。 「ね、どうしてみたい?」 瀟洒な趣は崩さないまま、こちらを翻弄するような微笑を浮かべた。 それに誘われるがまま、手を伸ばして―― 31スレ目 878 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○にとって、幻想に住む少女達は決して恐ろしいものではない。 確かに、常人を鼻で笑うような力を持った奴らばかりだが、 たいていは力に見合った自制心というやつを持っていることを知っているので、 ○○にとっては普通の女の子とそう大した違いは無い。 普通の女の子と同じように虫は嫌がるし(油虫が出た時など特に)、甘いものを見ると目じりが下がる。 重い物は持てないし(一部を除いて)、能力による恩恵を除けば、体力そのものは○○よりも低い。 なんら、普通の少女と変わりないと○○はいつも思う。 人は、そんな○○を変わり者の大馬鹿野郎と言う。 それでも怖いと自分達と線引きする里人と、御冗談をと呆れる○○。 はたしてどちらが変わりものなのか、それは誰にも分からない。 そんな彼は幻想郷の外からやってきた、いわゆる外来人というやつだが、幻想郷に居を構えて一年になる。 一年も過ぎれば知り合いも増えるのだが、悲しい事に、○○には同性の友達が居ない。 なぜか、異性の友達ばかり増えてしまう。しかも、年若い少女である。 最近密かに悩む、彼の贅沢な頭痛の種であったりする少女達だが、ふと、○○は天啓にも似た閃きが脳裏を掛けずり回ったのを実感する。 そのとき、○○の心は決まった。 晴れた昼下がり、○○は自身の心が使命感に燃えあがるのを実感した。○○は我慢が出来ぬ。 とくに、取るに足らない疑問を覚えた時、それをどうしても解消しなくては夜も眠れぬ程だ。 痒いところに手が届かない。そんなやきもきする感覚は何時しか使命感に代わり、○○の身体を急げとはやし立てていた。 危険とされる里の外に一人で飛び出したぐらいなのだから、その心は業火のごとく燃えあがっているのだろうことは、傍目にも分かる程であった。 咲夜の胸は果たして絶壁であるか、否か。 その難問を解く為に、○○は急げと鼓舞する心臓を宥めながら、吸血鬼が住む紅き不夜城を目指した。 その日から一週間。 原型が分からぬ程に顔を腫らした男が、メイドの胸をマッサージする光景が、不夜城のある一室にて目撃されるようになった。 (編者注:適度に改行を入れさせていただきました) 32スレ目 121 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「今夜は十六夜ですね、咲夜さん」 「あら、そういえば」 「月がきれいですね」 「ふふ、そうね」 「レミィ、聞いた?」 「ええしかと聞いたわパチェ。あの朴念仁の○○がついに……!」 「二人とも好き合ってるのにもどかしいったらなかったけど、ようやく進展ね」 「これは私直々に祝福してやらないといけないわ。さあ、行くわよパチェ!」 32スレ目 365 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜「はい、どうぞ」 ○○「じゃあ、失礼して」 咲夜「ふぅっ。はい、終わったわよ」 ○○「にゅあっ!?ちょ、最後のは良かったけど時止めてやるとかズルイ!やり直しを要求する!」 咲夜「要求されても、もう綺麗にしたじゃない」 ○○「うぐぅ…ならば俺がやる!さあ!(膝ポンポン)」 咲夜「じゃあよろしく」 ○○「戸惑いが欠片もねぇ…」 咲夜「あら、懐いた猫はお嫌い?」 ○○「嫌いなワケあるか」 咲夜「ふふ、奥まで綺麗にしてね」 ○○「ニュアンスがエロいデス」 32スレ目 863 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○「なあ咲夜」 咲夜「ん、どうしたの?」 ○○「妖々夢と非想天則、それにある二次創作ゲーで世話になっている。いつもありがとな」 咲夜「いいのよ、別に。あなたがクリアする為なら私は何時でもあなたの手足になるわ」 ○○「でも…それなのに俺、咲夜のことをすっかり忘れて、むしろ咲夜はただの自機でどうでも良く思っていた。そして他の好きな奴とばかり遊んでいたんだ…。だけど今日ふと咲夜に世話になっていることを思い出したんだ」 咲夜「思い出してくれただけでもそれで嬉しいわ。だけど忘れていたのはちょっと考えものね…今夜私と一緒に飲みなさい。あなたとは色々話がしたいの」 ○○「ああ、別に構わないけど」 ~~ ○○「で、話って?」 咲夜「貴方が妖々夢をクリアするための攻略方法とか…あと私の使いこなし方を教えるわ。まずどこの場面が苦手なの?」 ○○「えーっとだな…」 ……… …… … こんなかんじでいつも使う自機に感謝するのも大切だと思うんだ 33スレ目 128 ─────────────────────────────────────────────────────────── 540 :名前が無い程度の能力:2012/08/25(土) 00 13 11 ID gwb2eqrM0 咲夜さんに婚姻届を渡したい 目をぱちくりする咲夜さんをニヤニヤして眺めたい 突然笑顔になった咲夜さんに、渡した婚姻届を破かれたい 二分、四分、八分と破かれて、十六分の一まで破かれた所で項垂れたい(十六夜だけに) 追撃と言わんばかり、頭に破かれた婚姻届をかけられたい それでも咲夜さんを諦められなくて必死にかき集めたい 集めている途中、書いたはずの夫の欄が空欄で、妻の欄に十六夜咲夜と書かれている事に気付きたい 何事かと思って見上げると、無傷の婚姻届を持っている咲夜さんにニヤニヤされたい 二枚もいらないと言う咲夜さんにオウム返しで聞き返して意図を探りたい どうやら破いた婚姻届は、咲夜さんが常備していた物で、それを手品で摩り替えただけであり、 今咲夜さんの持っている方が、自分の婚姻届だと言う所までたどり着きたい 夫の欄に自分の名前が書いてあるのを確認して安心したのも束の間、 妻の欄にも十六夜咲夜と書いてある事に気付いてしまいたい 咲夜さんに目を向けると、頬を朱に染める咲夜さんがいて思わず抱きしめてしまいたい 咲夜さんと結婚したい 541 :名前が無い程度の能力:2012/08/25(土) 20 11 20 ID 3QXNzRwc0 540 レミ「あら、これ現実になったら面白そう。運命をヨヨイのヨイで…」 咲「できませんよ」 レミ「どうして?」 咲「もう実現しましたから」 33スレ目 540-541 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「咲夜さん!」 「仕事中はメイド長と呼ぶように。何?」 「……」 「…何よ、睨まないでよ」 「いえ、好きですと念じて伝わらないかなーと」 「バッ、今は仕事中だって言ってるでしょう!」 「だって咲夜さんいつもこのタイミングは少し暇でしょう?息抜きになればと思いまして」 「…私はそうでもあなたは違います。さっさと持ち場に戻りなさい。ほらほら」 「ちょ、わかりましたから押さないでください!それじゃあ失礼します。また後で」 (…不覚にも少しときめいたことは絶対言わないわ) 33スレ目 622 ─────────────────────────────────────────────────────────── 瀟洒だけどおくてで、照れ照れしながら控えめに愛情表現してくる咲夜さん 遠慮がちなわんこのように寄り添ってくるのがかわいらしい 「吠えたり飛びついたりしないけど、尻尾が大きく振れるので気持ちが伝わる」 みたいな感じで、嬉しそうなのはちゃんと伝わってくる 「今日はあんまり忙しくないから」 って微笑むけど、実際は普段の倍速で仕事片付けてきたのがそれとなくわかるから、 抱きしめて頭をなでてあげたり、もたれかかるのを優しく受け止めてあげたり 34スレ目 211 ─────────────────────────────────────────────────────────── 339 :名前が無い程度の能力:2013/05/31(金) 23 27 52 ID XmqaWk2s0 グレープフルーツジュースとトニックウォーターを合わせた物 それを仕事の合間に水分補給と言って出してくれる咲夜さん 仕事中だし、ノンアルコールなのは構わない○○だが 美鈴さんが「ド直球すぎる!」と叫んだ事に関しては、知らない事だった 340 :名前が無い程度の能力:2013/05/31(金) 23 47 12 ID Eq3osPUQ0 なるほど「十六夜」という名のノンアルコールカクテルか 341 :名前が無い程度の能力:2013/06/01(土) 12 24 11 ID O2lDoKAw0 美鈴「咲夜様」 咲夜「何?」 美鈴「ノンアルコールカクテルででこういうレシピを・・・」 咲夜「はい、○○さん、いつもお疲れ様です。」 ○○「あ、今日の飲み物は違うんだ。」 咲夜「ええ、いつも同じレシピでは飽きてしまうと思いまして。」 ○○「きれいな紅だね。何て言うの?」 咲夜「クランベリー・クーラーですって。ちょっと教えていただきまして。」 ○○「咲夜さんの瞳みたいに綺麗だねえ」 咲夜「な、ななななそんな・・・私はお仕事に戻りますっ!」 離れた茂みの影 美鈴「どうですか?」 文「ええ、ばっちり連写で撮れました。」 美鈴「後で焼き増しして下さいね。あの顔がとてもかわいいんですよね・・・咲夜様。」 34スレ目 339-341 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「今晩は十六夜だから貴女の命令をなんでも聞くわ、○○が」と、お嬢様 戸惑う○○をよそにそれではと咲夜さんが言いだしたことには 『咲夜さんを膝に載せて抱っこ、咲夜さんが満足するまで』 優しく頭を撫でてあげるオプションも付けていたら、 咲夜さんがいつの間にか眠ってしまい、そのまま朝まで そんな十六夜の晩 34スレ目 581 ─────────────────────────────────────────────────────────── いい夫婦の日に他愛ない会話でイチャイチャしたい 午後の紅茶を持っていって咲夜さんに手玉に取られてしまいたい ○○「これが午後の紅茶です」 咲夜「午後にしか飲めないの?」 ○○「午前も飲めますよ」 咲夜「いつ飲んでも午後の紅茶なの?」 ○○「はい」 咲夜「ふーん」 ○○「なので、咲夜の紅茶をください」 咲夜「あら残念。咲夜の紅茶はお嬢様専用です」 ○○「レミリアしか飲めないの?」 咲夜「うん」 ○○「……あっ。咲夜さんの紅茶をください」 咲夜「それは美鈴専用」 ○○「十六夜の紅茶」 咲夜「パチュリー様専用」 ○○「……なら、午後の紅茶で我慢します」 咲夜「はい。どうぞ」 ○○「これは何の紅茶?」 咲夜「午後の○○の咲夜の紅茶」 ○○「午後にしか飲めないの?」 咲夜「聞くのはそこじゃないでしょ」 ○○「○○の咲夜なの?」 咲夜「はい」 ○○「たはは」 咲夜「ウフフ」 34スレ目 681 ─────────────────────────────────────────────────────────── 咲夜さんを照れさせたい 身内から囃し立てられてアタフタする咲夜さんが見たい その為にレミリアを抱き込んで、咲夜さんを肴に紅茶を飲みたい いくら褒めちぎっても、咲夜さんは動揺しないでやんわり微笑んでいてほしい その間、レミリアにはずっとニヤニヤしていてほしい しばらくして、レミリアが自分と咲夜さんを肴にして、この場を楽しんでいる事に気づきたい 咲夜さんが居るのに作戦をばらしちゃってレミリアと口論になりたい ○○「あー。今日の咲夜さんも美しいね」 レミ「あ~。今日の紅茶さんも美味いね」ニヤニヤ 咲夜「ありがとうございます」ウフフ ○○「あー。今日も咲夜さんは透き通る様に綺麗だ」 レミ「あ~。今日も紅茶さんは滴る血の様に紅いだ」ニヤニヤ 咲夜「ありがとうございます」ウフフ ○○「あー。今日も咲夜さんはマジ可愛い」 レミ「あ~。今日も紅茶さんはマジ可愛い」ニヤニヤ 咲夜「ありがとうございます」ウフフ ○○「……」 レミ「三点リーダ×2」ニヤニヤ 咲夜「??」 ○○「……ちょっと。作戦通りにやってくださいよ」 レミ「……ちょっと。作戦通りにやってくださいよ」ニヤニヤ 咲夜「作戦?」 ○○「紅茶さんってなんですか? 紅いだってなんなんですか?」 レミ「咲夜さんってなんですか? 綺麗だってなんなんですか?」ニヤニヤ 咲夜「……ものまね?」 ○○「いい加減にしろよ。あんただって咲夜さんの照れ顔見たかったんだろ」 レミ「いい加減にしろよ。あんた達の空回りイチャイチャが見たかったんだよ」ニヤニヤ 咲夜「あぁ、そういう…」 ○○「こんにゃろ!」 レミ「私の咲夜を奪おうなんて五百年早いわ」ニヤニヤ 咲夜「……」 ○○「俺の咲夜!」 レミ「私の咲夜」ニヤニヤ 咲夜「……ぷっ」 ○○「えっ?」 レミ「ん?」 咲夜「ウフフ」 咲夜「今日も紅茶さんは美味いですね」ウフフ レミ「今日も咲夜さんは美しいですね」ニヤニヤ ○○「……今日も咲夜さんは美しいですね!」 咲夜さん達と最高の日常を送りたい 34スレ目 869 ─────────────────────────────────────────────────────────── Message body 空飛べる癖に頑なに自転車の後ろに乗る咲夜さん 買い出しの時いつも運転手させられる ペダルを漕ぐ僕の背中 寄りかかる君から伝わるもの 「ホンマ胸ないですね…」って言ったらナイフでめっちゃ刺された 腰に手を回して掴まってくるので 「運転しにくいですやん」って言うと拗ねる 坂道でも降りてくれず 「はいはいもうちょっと♪あっとすっこし♪」 ぜーはー息切れしてる俺に楽しそうなドSの所業 帰り道遠回りさせられる 紅魔館にいる時と違ってなんか明るないですか? そう?いつも私は私よ?それとも大人しい方が好み? おっぱいは大人しくない方がいいのは確かですね 誰のおっぱいが大人しいじゃコラ ようその程度で自分の胸おっぱい言えますね 乳房がないとおっぱいじゃないんですよ 殺人ドール!! やめてー!! 「初めてなのよ、こんなの」 「『楽しい』『嬉しい』…そういうの感じたいって思うこと」 「私の人生には、なかったもの…」 レミリアお嬢様が聞いたらお冠になりますよ 「ううん、違うの。なんというか…そう…お嬢様には『尽くしたい』って気持ち…忠義とでも言うのかしら」 「でもあなたには違う、うまく言い表せないけれど…」 「忠義とは似ているようで、でも全然違うような…」 「尽くしたいって気持ちは同じだけど、中身が違うというか…」 「…尽くすと同時に、私もそれを感じたいっていうか…」 「…ごめんなさいよくわからないわ。でもあなたといて楽しいのは確かよ」 咲夜さん、それでいいんですよ 青春時代に得られるものに二度目のチャンスはないんです 僕がどれだけ善行や悪行をつんで埒外の生き物になったんだとしても 十代に得たかった体験はもう手に入らない 今欲しいんじゃなくて あの頃欲しかったんだから… 人生振り返って『あーしときゃよかったこーしときゃよかった』ってしか思えない人生は 咲夜さんには歩んでほしくないもの 生きてきたことが後悔になるって辛いですから だから咲夜さん今のうちにワガママしといたほうがいいですよ それは時間を巻き戻したって手には入らないものだから 「まるで自分はそうじゃないって、言い方ね」 「あなたは、『今』…楽しい?幸せ?」 「少なくとも私は、今この『一瞬』は幸せよ」 「私はあなたとこの『一瞬』をたくさん積み重ねて生きたいって…思うわ」 「そうしていくことが私たちの『未来』になると思うから」 錆び付いた車輪 悲鳴をあげ 私たちの体を運んでいく 確かな温もり 35スレ目 225 ─────────────────────────────────────────────────────────── レミリア「咲夜、紅茶」 パチュリー「咲夜、パジャマ」 フラン「咲夜!プリン!」 小悪魔「咲夜さんのパンツ高く売れました」 美鈴「zzz…フガッ!?ね、寝てませんよ!?い、今のはそのあの」 咲夜「ゲッソリ」 咲夜(時を止めてまでお洗濯やお掃除してるのに誰もその苦労をわかってくれない…) 咲夜(いくら普通の人間よりも強いといってもジャック・ハンマみたいな矛盾した生活送るのはそろそろ限界…) 咲夜(私だって、普通の女の子なのに) 僕は知ってるよ ちゃんと見てるよ 頑張ってる君のこと ずっと守ってあげるから 君のために歌おう 咲夜「!」 ○○「ω・)」 当たり前と言うけど 当たり前じゃない 頑張ってる君のこと ちゃんとわかってあげたいから 君のためのラブソング 咲夜「!!」 ○○「( ・ω・)b」 君という草原に 僕という風がふくよ 道をつくろう 道をつくろう 二人で素敵な道をつくろう ラーラーラー ラーラーラー たまには会えない日もあるけど 寂しがりやな君だけど たまにはけんかもしちゃうけど すぐに泣いちゃう君だけど ○○「咲ちゃん、ホントは泣き虫やんな」 ○○「咲ちゃん、ホントはもっとお出かけしたりしたいもんな」 ○○「だってまだ咲ちゃん女の子やもん」 僕は知ってるよ 咲夜「(´;ω;`)」ブワッ 咲夜「わだっわだじ、がんばっでるのに、みんな、みんなぁ」ポロポロ ちゃんと見てるよ 咲夜「むねっ胸だって、まだ、こっこれから、絶対、うっううっ」ポロポロ ○○「よしよし」ナデナデ 頑張ってる君のこと 咲夜「わだじ、わだじのこど、わがっでぐれるのっ、○っ○○だげぇ。゜(゜´Д`゜)゜。ふぁっふぁぁぁぁん!!」 ○○「大丈夫、みんなわかってくれるよ」 ずっと守ってあげるから 君のために歌おう 僕も君もいつか 老いていくだろう おじいちゃんおばあちゃんになっても ずっと守ってあげたいから 君のためのラブソング 君のために歌おう 咲夜さんのスポブラ売ってください小悪魔先輩 35スレ目 315 ───────────────────────────────────────────────────────────