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※某ゲームのパロディです。 ゆっくり。人間の生首にも似た、言葉をしゃべり動き回る不思議な饅頭。 世界中にゆっくりが現れだして数年、人々が彼女らに見せた反応は様々なものだった。 無邪気に虐待をしたり、可愛がったりという人間ばかりとはいかない。 生理的に受け付けない、宗教上の理由から生物として認められないなど、 この奇妙な食べ物の存在を受け入れられない人々は、当然のことながら世界中に少なからずいた。 そして中には、ゆっくりの存在自体を蔑視、或いは『人類の敵だ』などと危険視し、 ゆっくりは絶滅させるべきだと主張するような過激な集団もあった。 北欧の或る地方、人里離れたゆっくりの集落。そんなカルトの一団の影が、ゆっくりと忍び寄っていた。 「それじゃあね、まりさ!」 「れいむ、ごちそうさま!またこんどゆっくりたべさせてね!!」 ここは木の根元に掘られたゆっくり一家の巣。 住んでいるのはれいむ・まりさ夫婦と、その子供達だ。 母親であるれいむとまりさ、そして長女子れいむが一匹に、赤ちゃんれいむとまりさが二匹ずつの計七匹家族である。 今夜は長女れいむが友達のまりさを招き、家族を伴って夕食会を開いていた。 お客さんと一緒に食べるごはんは、いつもとはまた一味違った美味しさがあった。 まりさの言う冗談はとても面白く、食べ方も誰とも違って豪快で、 明るく笑顔の絶えない、ゆっくりした食卓を囲むことが出来た。 赤ちゃん達はまりさのどこか粗野な雰囲気にかっこよさを感じ、すっかり懐いていた。 「あしたもゆっくりあそぼうね!」 「ゆゆっ!あしたはきれいなかいがらをさがしにいこうね!」 「「「「まりしゃおねーちゃん、またあしょびにきちぇね!!」」」」 暗くなった森の中を駆けていくまりさの背中を見送るれいむ。 このあたりには補食種もおらず、多少暗くなっても巣の外を出歩くことが出来た。 さて、晩御飯を食べ終わったらそろそろお休みの時間。 一日のゆっくりを締め括る、最高にゆっくりしたひとときである。 「もうよるもおそいから、みんなですーやすーやしようね!」 「おふとんをしこうね!」 「ちびちゃんたちのぶんはおねえちゃんがしいてあげてね!」 親達の号令で、子供達は一斉に寝る準備に入る。 と言っても赤ちゃん達は、お姉ちゃんれいむが寝藁を床に敷いてくれるのをゆっくり待っているだけである。 この日もいつものように、子れいむが赤ちゃん達の寝藁を部屋の隅から引っ張り出そうとしていた。 すると普段とは違い、ゆっくりしているはずの赤ちゃん達から声が上がった。 「ゆっ、まっちぇねおねーちゃん!」 「まりしゃたち、もうじぶんでおふちょんしけゆよ!」 「おひるにれんしゅうちたんだよ!!」 「ゆゆゆ!ほんとう!?」 これには子れいむもびっくりである。 少し前まで、柔らかい葉っぱさんすらも一人では食べられなかったようなおちびちゃん達が、 自分達で寝床の面倒を見れるようになっていたなんて! 赤ちゃんの成長は、何と速いのだろう。 「ゆゆっ、おちびちゃんたちすごいよ!!」 「ゆっくりおふとんをしいてみてね!!」 両親も我が子の成長ぶりを見ようと大興奮で駆け寄ってくる。 赤ちゃん達は乱雑に集積されている藁束から、端っこの数本を口にくわえて引っ張り出した。 「ゆっ・・・ゆっくちぃ!」 「ゆんしょ!ゆんしょ!」 がんばって引っ張り続けるが、絡み合った藁は赤ちゃんの小さな力ではなかなか引き出せない。 ようやく一匹の赤まりさが数本の藁をずるずると引きずり出し、寝室の真ん中へと運んでいく。 「ゆっふひ!ゆっふひ!」 寝藁を口にくわえながら掛け声をかける赤まりさ。 たった数本の藁であるが、小さな身体にとってはかなりの重さなのだろう。 一生懸命なその姿は、赤ちゃんの小ささ、儚さを感じさせ、可愛らしさをより際立たせていた。 眺めていた両親からも、自然と笑みがこぼれだす。 「ゆふふふ!あかちゃん、がんばってね!」 「ふふふ、もうちょっとでおふとんがしけるよ!」 「ゆ?おかーしゃん、どうちてわらってゆの?」 「ゆっ!それはまりさがとってもかわいいからだよ♪」 「ゆゆっ!まりしゃきゃわいい?ゆふーん!」 赤まりさは身体を伸ばして恥ずかしそうに笑い、両親に媚を売ってみせる。 そんなことをしている間に他の姉妹達はどんどんおふとんを敷いていき、それに気付いたまりさは慌てて作業に戻る。 その様子を見て、またも両親からは愛玩の笑みがこぼれるのだった。 一家の姿を眺め、子れいむも思わず笑いを浮かべる。 れいむは、長ぱちゅりーが言っていた「笑う門にはゆっくり来たる」という言葉が大好きだった。 ゆっくりすると笑顔になる。笑顔になるとますますゆっくり出来る。 きっと自分達の毎日は、それを繰り返してゆっくりと過ぎていくのだろうと思う。 未来に広がり続けるゆっくりという希望を、れいむは全く疑おうともしなかった。 おふとんを敷き終わり、「ゆっくりおやすみなさい!」と家族全員で宣言すると、一斉に睡眠に入る。 家族みんなの幸せそうな寝顔を見回して「ゆふふ」と微笑んだれいむは、自らもゆっくり目を閉じた。 れいむは夢を見る。大好きなまりさや家族達、そして群れのゆっくりみんなが笑って暮らす夢だ。 「おきてね!ゆっくりしないでおきてね!!」 れいむの幸せな夢は、親れいむの悲鳴にも似た呼び声によって無理矢理中断された。 「れいむはたのしいゆめをみてたんだよ!」とぷんぷん怒ろうともしたが、 母親のゆっくりしていないただならぬ様子に、事態の把握に努めることが先だと悟った。 「おかーさん、どうしたの?」 「「「「まだねみゅいよー・・・」」」」 外からは赤い光が差し込んでいる。朝焼けの光だろうか、とれいむは思った。 「わるいにんげんたちがせめてきたんだよ!ゆっくりしないではやくにげてね!!」 「ゆ・・・?ゆゆゆゆ・・・・!?」 れいむは何を言われているのか解らなかった。 自分達はずっと平和に暮らして来た。人里離れたこの地で生まれ育ったれいむは、人間を見たことがない。 その人間が外敵として、暴力を振るってくる……その全く未知の恐怖を、すぐには想像出来なかったのだ。 しかし親達は人間の脅威を知っているのだろう、その慌て様はれいむが生まれて初めて見るものだった。 「ゆ?にんげんしゃんたちがきちゃの?」 「まりしゃたちどうなっちゃうの?」 「みつかったらころされちゃうよ!!ゆっくりにげてね!!」 「「「「ゆゆゆゆゆ!?」」」」 赤ちゃん達はれいむ以上に困惑している。まだ生まれて間もなく、家族の愛しか知らない赤ちゃん達は、 暴力というものに対する知識や想像力を全く持ち合わせていなかった。 怖いことが起こっているということは何となく理解出来ても、それ以上の認識は持てなかったのだ。 「むぎゅうううううーーーーーー!!!」 その時、絹を引き裂くような悲鳴が巣の中に飛び込んでくる。 親れいむと子供達は、みな一様に身体をビクリと震わせた。 「い、いまのはぱちゅりーのこえだよ!!」 「おかーしゃん、ぱちゅりーおねえちゃんどうしちゃの!?」 「ゆっくちできない・・・こわいよぉぉ・・・・・」 「ぱちゅりーはにんげんにつかまっちゃったんだよ!みんなもにげないとつかまっちゃうよ!!」 知人の死というリアルな恐怖に晒され、現実を認識し始めた赤ちゃん達の目から涙が溢れ出す。 れいむも例外ではない。ぱちゅりーとは仲良しで、まだ教えてもらいたいことが沢山あったのに。 気付いてみれば、外からはゆっくりの悲鳴や何かを叩くような音が絶え間なく聞こえ続けていた。 「ゆっ・・・ゆぇ・・・・・」 「ゆわあぁぁぁん、やぢゃやぢゃやぢゃ!!れいみゅいたいのやぢゃよぉぉぉぉ!!」 「おかーしゃん、にゃんとかしちぇね!!まりしゃたちをゆっくちたしゅけてね!!」 恐慌状態に陥った赤ちゃん達は、巣の中を暴れるように跳ね回り、悲鳴を上げて助けを求めた。 れいむはお姉さんとしてそれを抑えなければならないと思ったが、一緒になって泣き叫びたい気持ちでいっぱいだった。 すると、親れいむが子供達をキッと睨み付ける。 「しずかにしてねっっ!!」 「「「「ゆっ!!」」」」 いつも優しいお母さんが、初めて見せる鬼の形相。 赤ちゃん達はあまりの恐怖にすくみ上がり、お母さんの方を向いて静かになった。 「うるさくしてるとにんげんにみつかっちゃうよ!!みんなころされちゃってもいいの!?」 「や、やぢゃよ・・・」 「だったらおかあさんのいうことをきいてね!!」 親れいむはこれからすべきことについて、子供達に説明する。 木の根元に掘られたこの巣には、木の真下をくぐって反対側に非常口が作られている。 一度も使われたことはなく、落ち葉に覆われているので見つかることは絶対に無い。 そこから出た先の森にはゆっくりは住んでいないので、人間の襲撃の手が回ることもないだろう。 真っ直ぐ行って三本目の木の近くに、親れいむが昔親まりさと一緒にかくれんぼをした洞穴がある。 そこに潜んで、人間達が去るまでやり過ごして欲しい、と。 特に子れいむには、妹達を守ってあげてほしいとよく言って聞かせた。 「ゆ、ゆっくりわかったよ!それじゃあおかあさんもいこうね!!」 「ゆっ・・・だめだよ!おかあさんはおうちにのこるよ!!」 「ど、どうして!?にんげんさんにつかまっちゃうよおおおぉぉぉ!!」 「ゆっくりのおうちにゆっくりがいなかったらあやしまれるよ!! おかあさんたちがにんげんたちをくいとめておくから、ちびちゃんたちはゆっくりにげてね!! まりさもいりぐちでがんばってくれてるよ!!」 「いやだよ!!いやだよ!!おかあさんがいないとゆっくりできないよぉぉぉぉぉ!!」 「おかあさんのいうことをゆっくりしないできいてねっ!!」 どん、と親れいむから体当たりを受けてしまう子れいむ。生まれて初めて味わう親からの体罰だった。 そしてそれは、自分達のためにお母さんがどれだけ必死になってくれているのかということを、そのまま子れいむに伝えた。 痛みと悲しみから目に涙を滲ませながら、子れいむは親を置いて逃げ出す決心を固める。 「お、おかあさん・・・ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね、れいむ・・・おかあさんたちになにがあっても、 れいむだけはぜったいにいきのびてね!!ちびちゃんたちをまもってあげてね!!」 互いに泣き顔を伏せ、背を向け合う。 れいむはおろおろしている赤ちゃん達を半分は頭に載せ、半分は口に含み、巣の奥へと駆け出す。 後ろの方から、親まりさの「いだいよ!!やべでね!!!」という声が聞こえてきて、ぎゅっと目を瞑った。 (おかあさんたちごめんね!!れいむはおかあさんのぶんもゆっくりいきるよ!! いきてまりさといっしょにゆっくりするからね!!) 閉じられた非常口を体当たりで押し開け、言われた通りの場所へと、音を立てないように急ぐれいむ。 赤ちゃん達の半分はれいむの口の中だし、もう半分はれいむの髪の毛に口を使って必死にしがみついているので、 悲鳴を上げる余裕などなかった。赤ちゃん達を口に含んでいるれいむも静かにならざるを得ない。 途中何度か振り返って様子を見てみると、ゆっくり集落のあちこちが炎に包まれ、 まだ深夜の暗闇に包まれる森の中を赤々と照らしていた。 どれほどか昔、なぜか人間がこの森に作り捨てていった、小さな木の小屋。 群れをまとめてくれた長ぱちゅりーが住んでいたそれは、既に黒い炭を残すのみとなっていた。 れいむはそれを見て、(もうむれはおしまいなんだ)と嫌でも悟らざるを得なかった。 ゆっくりの返り餡を浴びた何人もの人間達が、炎に照らされて狂乱の宴を繰り広げている。 その手には各々、ゆっくりを屠殺するための何種もの武器が握られ、風を切って唸りを上げていた。 これが本物の恐怖。 れいむは、動かなくなりそうな足を引きずり……お母さんの言っていた洞穴へと辿り着いた。 「ゆっ!ここまでくればもうだいじょうぶだよ!!」 何せ、あのお母さんが用意してくれた隠れ場所。見つかるはずがない……そう信じたかった。 口の中の赤ちゃんを吐き出し、頭に載せていた赤ちゃんもゆっくり降ろしてやる。一同はようやく一息つくことが出来た。 おうちに比べれば遥かに狭い洞穴の暗闇で身を寄せ合いながら、赤ちゃん達はプルプルと震えている。 「ゆぅ・・・にんげんしゃんきょわいよぉ・・・」 「ぜんぜんゆっくちちてない・・・どうちてあんなことしゅるの・・・」 「ほんとだね・・・にんげんさんがあんなにこわいなんて・・・」 頭の上から人間の蛮行を目の当たりにした赤ちゃん達は意気阻喪し、へたりと潰れて弱弱しく泣いている。 ゆっくり達を潰して回る人間達の表情は、みな一様に笑顔だった。 れいむですら、食べ物である虫を殺す時に罪悪感を覚えることがある。 食べるのは生きてゆっくりする為に、生き物誰にでも必要なことだ。そう自分に言い聞かせ、尊い犠牲を摂取している。 しかしあの人間達は、食べるでもなく、ただゆっくりを殺戮する事に快感を覚えていた。 れいむには理解できぬ死生観……聞いていた人間というイメージとは違う、異形の怪物がそこにいるような気がした。 「ゆゆっ!ゆっくちできにゃいにんげんしゃんなんて、まりしゃおねーちゃんがやっちゅけてくれゆよ!」 「まりしゃおねーちゃんはちゅよいんだよ!!いぬしゃんにもかったことがありゅんだよ!!」 口の中にいた赤ちゃん達が、他のみんなをそう言って励ます。 まりさお姉ちゃんとは、れいむの親友のまりさのことだ。 お食事会の時、じゃれてきた赤ちゃん達にまりさは自らの武勇伝を語って聞かせていた。 野犬に襲われた時に、まりさが知恵と体力の限りを尽くして撃退した現場には、れいむも居合わせた。 その時のまりさの姿は、この世の何よりも強く頼もしく、かっこよく映ったものだ。 れいむはイメージを反芻し、自分を勇気付ける。あの強いまりさなら、人間達にも負けはしない……。 「ゆぎゃあああぁぁぁ!!やべでっ!やべでねえぇぇぇぇ!!ばりざにひどいごどじないでねぇぇぇ!!」 「ゆっ・・・このこえ!!」 その時森の方から聞こえて来たのは、紛れも無い大好きな親友、まりさの声だった。 「ゆぎっ、ぞれはやべで!!ほんとうにいだいがらやべでね!!ぞれはほんどうにだべなのぉぉあびびびびびび!!」 聞いたことも無いような声。 野犬に噛まれて餡子がはみ出した時も、「こんなのなんともないよ!」と言っていたまりさ。 そのイメージは、霞のようにれいむの中から消え去ろうとしていた。 「やだ、やだよぉ・・・もうごろじでね・・・ゆびっ!?な、なんでおがあじゃんがあぁぁぁぁぁ!!」 一度は絶望の底に追いやられたらしいまりさの声に、再び恐怖という生気が宿る。 何が起きているのかは全く解らない。窺い知ろうとも思えない。 ただただ、その場の「おそろしさ」だけが、まりさの悲鳴を通じてれいむ姉妹に届けられていた。 「まりざじにだぐないよ!!だずげで!!だずげでれいむぅぅぅぅぅ・・・ゆぎゃっ!」 それきり、何も聞こえなかった。 「ま、まりざっ・・・」 思わず声が漏れ、はっと口を噤むれいむ。 「あしたはきれいなかいがらをさがそうね!」と言うまりさのゆっくりした笑顔が脳裏に浮かぶ。 そのイメージすらもガラガラと消え去る。れいむの精神的支柱は崩壊したのだ。 もしも両親がいなくなっても、大好きなまりさと一緒なら生きていけると思っていた。 人間に殺されているかも知れない。だとしても人間達が去るまで、その可能性には触れまいと思っていた。 しかし、思わぬ形で最悪の現実を目の当たりにしてしまう。既にれいむの感情を縛るものは何もなかった。 もう生きていてもしょうがない。悲しい。怖い。沢山泣いて楽になってしまおう。 そう思い始めたれいむだったが、赤ちゃん達のすすり泣きに出鼻を挫かれてしまう。 「ゆぁ・・・まりしゃおねーちゃん・・・どぼちて・・・」 「うしょだよ・・・まりしゃおねーちゃんはちゅよいんだよ・・・にんげんしゃんにゃんかにまけにゃいよ・・・」 まりさを絶対のヒーロー視していた赤ちゃん達にとって、 憧れのお姉さんが惨めに助けを求めながら死んでいったのは大きなショックだった。 小さな身体が枯れ果ててしまいそうなほどの大粒の涙を流し、泣き声は次第に大きくなっていく。 「ゆっ・・・ゆええぇぇん・・・・」 「おかーしゃぁん・・・おねーちゃん・・・・まりしゃおねーちゃぁん・・・」 「どうちてれいみゅたちをいじめゆの・・・かわいいれいみゅをいじめちゃだめなにょにぃ・・・」 「ゆぇぇ・・・ゆっくちちたい・・・ゆっくちちたいよおぉぉぉむぐ!」 大声を出しそうになった赤ちゃんまりさの口を、咄嗟に舌を伸ばして塞ぐれいむ。外に漏れるような悲鳴は防ぐことが出来た。 口から抑えられた悲鳴がそのまま涙となったかのように、小さな瞳からはぼろぼろと砂糖水が溢れて来る。 そうだ。生まれて間もないこの子達は、きっと自分よりも大きな恐怖を味わっているはず。 この子達には、生きることの喜び、ゆっくりすることの素晴らしさを沢山知ってもらいたい。 まだ成体ですらないれいむにそこまで思わせたのは、 「ぜったいにいきのびてね!!」という親れいむの力強い言葉だった。 自分だけは恐怖に呑まれるわけにはいかない。赤ちゃん達の為にもしっかりしなければ。 そのまま舌を使ってよしよしと身体を揺すってやり、赤まりさの気を落ち着けてやろうとする。 「お、おねーちゃ・・・」 ようやく落ち着いて来た頃、後ろから赤れいむの声がかかる。 れいむは洞穴の奥を向いて赤まりさを抑えていたため、外の様子を見ることが出来なかった。 振り返ったれいむが目にしたものは、自分達を覗き込む、大きくつぶらな瞳。 人間だった。 何故? 「俺は人よりちょっと鼻が利くんだよねぇ。お前らの涙って甘ったるくて、そう……クセぇからさあ。 クセぇニオイが森の外れまで続いてるなぁ、泣いてるゆっくりがいるんだなぁ???って、すぐ解っちゃったんだよねぇ」 その手に巨大なナイフを弄びながら、男がれいむの疑問に答えた。 焼きゆっくりや潰れゆっくりの甘い匂いに満ちた森の中で、一筋の涙の匂いを人間が嗅ぎ分けるのは、 もはや嗅覚よりも遥かに強い、ゆっくりへの執念のようなものを感じざるを得なかった。 今れいむ達は男に洞穴から引きずり出され、森の中央にある広場に連れて来られていた。 周囲では幾人もの人間達が、ニヤニヤとれいむ達が震えるのを眺めていた。 他に動くものの姿は無い。そこかしこに散乱した原型を留めないゆっくりの死体が、群れの全滅を雄弁に語った。 「大きな声を上げなきゃ見つけないでいてくれるとでも思ったのかな? でもそんなクセーもん撒き散らしてたら片手落ちも良い所だよなぁ???」 「ゆっ!ま、まりしゃのなみだはくしゃくにゃいもん!!ぷくぅ!!」 一番多量の涙を流して脅えていた赤まりさが、勇敢にも人間に食って掛かる。 れいむはそれを見てギョッとしたが、赤まりさもれいむと同様、 憧れていたまりさの死を受け入れ、強くあらねばならないと思ったのかも知れない。 「“ほうしぇき”みたいななみだだっておかーしゃんがいっちぇくれたもん!! くしゃいのはおにーしゃんだよ!!ゆっくちあやまっちぇね!ぷんぷん!!」 「俺が臭い? だろうなぁ。お前らのお仲間の餡子をたっぷり浴びてるから、全く鼻が曲がりそうだぜぇ??」 「ゆぅぅぅぅぅ!!ちね!!ゆっくちできにゃいにんげんしゃんはゆっくちしにゃいでちねぇ!!」 「あん……?」 男が眉をひそめ、ナイフを握って赤まりさに近づく。赤まりさの頬から息が抜け、「ゆわぁぁぁ」と泣き出してしまう。 まずいと思ったれいむは間に飛び出し、ぷくぅぅぅと膨らんで男を威嚇する。 「ん? 何だコイツ」 「や、やめてね!!れいむのかわいいいもうとにひどいことしないでね!! どうしてもやるなられいむにやってね!!れいむはぜんぜんこわくないからね!!」 チョンチョンと男の爪先に突かれ、その度に底知れぬ恐怖を受けながらも、れいむは必死に赤ちゃん達を守った。 赤ちゃん達はれいむの膨らんだ身体の陰に隠れてゆぅゆぅ泣いている。 「そっかぁ……それならお望み通りにしてやるよッ!」 「ゆっ!!」 男がナイフを振り上げたのを見て、れいむは目を瞑る。 何があっても最期まで赤ちゃん達は守り抜く。そう思い痛みを覚悟した時。 「おやめなさい」 ゆっくりいじめ系1770 らふぃんぐゆっくり・後編に続く
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南海の帝、北海の帝、七孔穿つは人の有為とか―― 雷のベル・ウィル・リング 第一幕 桑原雷 自分の名前が嫌いだ。 あずまという響きが厭だし、何より「雷」という字面が嫌いだ。 何故「雷」なのだ。意味が判らない。 名前とは親から子への願いであり、祈りではないのか。意味があって付けるものではないのか。それが雷とはどういうことだ。 雷鳴のように激しい人になれということなのか。 雷光のように刹那的に生きろということなのか。 そう、考えたこともあった。 自分なりに考えて、その後父に訊ねて返ってきた答えはこうだった。 ――うちは姓が桑原だろ。くわばらと云えば雷が鳴っている時に唱える言葉だ。だからそれに因んで――。 つまるところ。 意味など無かったのだ。 願いも祈りも無かった。 自分の持っていた名前の概念というのがそもそも妙に古めかしく、現代人の名前など所詮そんなものだと云われれば確かにそうだろうとも思うのだが、それでも何らかの意味はあってほしかった。 意味。 自分の意味。 両親は自分をどう思っているのだろうか。 ――どうも、思ってないんだろうな。 血の繋がった娘だとか扶養するべき対象だとか、そう云う風には思っているだろう。 だがそれらは雷の属性でしかない。雷そのものではないのだ。 例えば雷が突如別人格になり代わったとしても、彼らのDNAを受け継いだ娘に違いなければどうとも思われまい。自分たちと関わりのある属性さえ異なっていなければ、彼らにはなんの問題もないのだろうと思う。 つまり彼らの娘は雷でなくともよいのだ。 子を疎ましいと思わない親はいないだろう。共に暮らしていれば腹が立つこともあるだろうし、云うことを聞かなければ手も上げたくなるのかもしれない。しかしそうしたことがあっても尚家族が成り立つのは、決して扶養の義務や血縁だけに因ることではないのだと雷は思う。 義務という無機質な制約では、人々を家族という関係に縛りつけることは出来ない。人々を家族という枠の中に入れることは出来ても、人々の間に「家族としての関係」を拵えることは出来ない。 血縁とは先天的要素であり、そもそもは血縁集団こそを家族と呼ぶのだろう。ならば血縁などは義務を以て嵌め込むべき枠組みだ。血縁だから扶養の義務が生じる。しかし、だからこそこれもまた――家族としての関係を拵えるものではない。血が繋がらない家族と云うのもあるのだ。血縁とは、寧ろ家族という関係を説明するために後から付け足すような――そう、ただの意義付けに過ぎないものなのだろう。 では――家族としての関係を拵えるものとは何だろうか。 家族を名前や枠組みでなく、その関係性からして決定づけるもの。 義務ではない。血縁でもない。 もしや愛とか云うものなのだろうか。 ――そもそも愛って何よ――。 そう心の中で呟いて、直後に雷は笑い飛ばした。 我ながら馬鹿馬鹿しいと思った。 また随分と陳腐なところに行き着いたものだと思った。 今雷が考えたいのは、そんな低俗なのか高尚なのかすらも曖昧なことではないのだ。 しかし――雷が答えを見つけようとしている問題について考える場合、この陳腐で曖昧な概念は、決して無視出来るものではないのかもしれない。そうも思った。 愛。 愛がある家族。互いに愛し合っている家族。――想像出来る。 愛が無い家族。互いに愛し合っていない家族。――こちらも想像出来る。 愛が無い家族は、家族としての関係性も無いのだろうか。血縁や義務によってのみ結び付けられた家族。愛が無ければ「家族としての関係性」は成り立たないのだろうか。 ――いや。 そんなことは無いように思う。 夫を心底煙たがっている妻も、いざ夫が亡くなったとなれば、何処か寂しく思うものなのだろう。親を心底煩わしく思う子も、いざ親がいなくなってみると心細くなるものなのだろう。それは家族としての関係があるからこそ思うものである。 否。それまでは憎んですらいた人でも、失くした途端に哀しくなったりもするらしい。哀しくなるのは、つまり結局は愛していたから――ということなのだろうか。 ――憎しみは愛の裏返しだとか。 ――いやいや憎しみも愛に含まれるとか。 これらは何となく成程と思ってしまう論である。だがよくよく考えてみると、物凄く表面的なことなのではないかと思う。おまけにどちらも結局のところ意味は変わらない気もする。 愛しているからこそ憎く思う場合もある。共にそう云う事を云っているに過ぎない。 それは勿論そうだと思う。例えば恋愛における嫉妬とは、そうした感情の動きのことを云うのだろう。 だから取り敢えず間違ってはいない。間違ってはいないのだが。 しかし――これはあくまで「そういった場合もある」というだけのことに過ぎないのではないだろうか。憎しみと愛を結びつけることは、愛と云うもののイチ側面を説明しているに過ぎないのではないか。 終ぞ憎しみに転じない愛もあるのだろうに。 憎しみが必ずしも愛由来で発生するわけでもない。 つまり、愛と憎しみは確かに共存し得るものなのだが、しかし必ずしも共存しているとも限らない――と云うことだ。 あまりすっきりしない結論ではあるが、世の中と云うのは得てしてそうなのだろう。相反する二つの有力な説が立った場合、その中間こそが最も正しい――と云うケースは存外多いとも聞く。 憎んでいたからつまり愛もあったのだという――それは必ずしも正しいわけではない。 それに、愛が無いイコール憎み合っているというわけでもないのだ。 愛おしいとも憎いとも思わない家族。それでも失くすと哀しいのだろうか。寂しいのだろうか。 何故、そう思うのだろうか。 ――人間同士に限った話じゃあないや。 雷は、これを人間と物に置き換えてみることにした。 例えば履き慣れた靴。 もう随分長いこと履いているから足に良く馴染むし、特にお洒落をするでもない時には毎回履いている。でも特にお気に入りと云うわけでもない、そんな靴。 そんな靴に穴が開いて、もうどうにも履けなくなってしまったら――。 ――哀しいし、寂しいし――か。 たかが靴を愛しているわけがない。憎んでいるわけもない。 それでも失くせば哀しく思うし、寂しく思うものなのだ。 では何故そう思うのか。 多分それこそが答えなのだろう。 愛の無い家族。そこに家族としての関係を与えるもの。 履き慣れた靴を失った時の喪失感の理由。 それは――。 ――時間――だ。 履いた時間。一緒に過ごした時間。 共有した時間こそが喪失感の理由なのだ。 愛が無くとも家族としての関係がきちんと構築されている家族。愛の代わりに「家族としての関係性」を拵えているのは「時間の共有」に違いない。 家族ならば、この「時間」というのは「日常」という言葉にも置き換えられるだろう。 日常の共有こそが、愛の無い家族に「家族としての関係性」を与えているのだ。 そしてこれは、もしや愛のある家族においても云えることなのではないだろうか。 そもそも愛のある家族は、何故互いに愛し合っているのか。子供を愛おしく思うのは本能だとしても、家族の関係性は親から子だけではない。子から親。親同士。兄弟姉妹などの子同士。彼らは何故互いを愛おしく思うのか。 血縁はあっても無くても変わらない。血が繋がらなくとも愛し合っている家族はいる。そもそも夫婦に血の繋がりは無いではないか。 だから愛のある家族を包括的に家族たらしめる最も大きな要素もまた――日常の共有なのではないか。 親が子を愛おしく思うのは本能だが、それは子供がある程度成長した段階で失効する。野生動物などを見れば判る。親は子が独り立ちする頃になると、自ら突き放すものである。次の繁殖期が来た時に、新たな子を作るためである。だからこれは有性生殖の、子育てと云うシステムにおける必然のプロセスなのだ。特定の子に対する母性・父性本能は、時間の経過によって失われる。そしてきっと本来は人もそうなのだろう。 親にとって子供はいつまで経っても子供だと云うし、子供が更に子を成しても親子と云う関係が崩れるわけではない。これは即ち、親子という関係が本能のみによって成り立っているものではないと云う事を証明しているのではないか。独り立ちした子を尚子として扱う理由は、本能では説明できまい。 親子関係のスタート地点こそ本能なのだろうが、独り立ちした子を子として扱うところは既に日常の共有に因って生まれた関係性になっている。 だから、遍く家族に家族としての関係性を齎すのは日常の共有なのだ。 愛があろうが無かろうが、これは有効なのである。 漸く答えを得ることが出来た。 ――てことは、だ。 雷は、今度は自分について思いを巡らせる。自分の家族について。 父と母は普段、家にいない。 共働きである雷の両親は共に多忙であり、家にいないのが当たり前なのである。帰りが遅いとかではない。帰らない日が殆どなのだ。 だから雷は、家ではいつも独りだ。 昔は祖母がいてくれた。 雷は元々父方の祖父母と一緒に棲んでいて、祖父は雷が物心付く前に亡くなってしまった。だから祖母は不在が基本の父母に代わって、一人で雷を育ててくれた。両親は祖母に雷を任せられるからこそ、家を空けがちにしていたのかもしれない。 祖母は優しく――それでいて決して易しくはない人だった。 いつも穏やかに笑っている印象がある。よく面倒を見てくれるし、甘えれば必ず答えてくれる。しかし叱るときは、それは厳しく叱る人なのである。 かなり泣いた記憶がある。そして泣いても反省するまでは絶対に許してくれなかったのだ。――本当は反省していないのに反省したフリをしたら、殴られたものである。 ただの一度だけだったが。 愛ゆえの鉄拳とはいえ随分痛かった。 信頼していた人に殴られたのだからショックも大きかったのだが、だからこそ自分がどれだけ悪いことをしたのか、文字どおり痛感することも出来た。――思うに体罰とは、あらかじめ信頼関係が構築されていて初めて、それで漸く本当の意味で機能するものなのだろう。 優しくて、それでいて自分をしっかり導いてくれる。 雷はそんな祖母が大好きだった。 祖母が亡くなったのは一昨年のことだった。 祖母がいなくなったので両親は家にいるようになったのかと云えば――そうでは無かった。雷は十四歳で、身の回りのことはもう一人前に出来るようになっていたからである。 だから雷はあと三カ月で十七歳になるのだが、その短い人生の中で、両親と共に過ごした時間というのはとてつもなく短いのである。 ――だからさ。 扶養されていても。 血が繋がっていても。 仮令愛されていても。 日常の共有こそが家族の関係を作るのなら。 「アタシにとってあの人たちは、やっぱり家族じゃないんだよ」 棄て鉢にそう呟いて、小石を蹴り上げた。 さして飛びもしない小石は夜の闇に消え、数拍の後、微かな音と共に土手の斜面に着地した。 ゆらぐ水面に白光が煌めいた。 あれは月の光か。 それともこの銀しろがねの髪か。 此処は佐倉川の土手である。 雷はひと月以上前に、この場所を中心として起きた奇妙な事件に巻き込まれた――らしい。 らしいというのは、あくまで人に聞いた話だからである。 巻き込まれておいて自覚が無いというのは実に奇妙なことなのだが、事実そうなのだから仕方が無い。あれはそうした事件だった――のだそうだ。 七人もの人間が殺された、世に云う「高校生連続両断殺害事件」。何でも犯人は人外の生物で、自分はその生物に催眠術のようなもので操られていたのだとか。 現実感が無いこと甚だしい。 あの少年――たしかカモンと名乗ったか。 自分に負けず劣らずヘンテコな名前だという印象を受けた。どう云う字を書くのだろう。 カモンと名乗った少年は、何故か夜の佐倉川に集まった日向学園の生徒たち――勿論雷も含め――に対し、何故今自分がこんなところにいるのか、知りたい者だけに事情を話すと云った。 多分皆疑問に思っていたことだから、全員が彼に説明を求めた。 そこで彼が語ったことと云うのが、先ほどの奇妙な事件のことであった。――実際はかなり長々と話されたのだが、雷が覚えていたのはあんなところだ。 皆納得出来ていないようだった。 当たり前である。 説明した本人も端から納得を得られるとは思っていなかったようで、嘘だと思ったのなら忘れることです――と云ってその後すぐに夜の闇へ消えて行った。 納得出来なくとも仕方無いと思うのなら、何故わざわざ説明したのだろうか。意味が無いではないか。 意味が判らないことを意味無く語ったカモンとか云う少年は、そもそも何者だったのだろうか。 雷がカモンと出会うまでに何度か夜中に家を抜け出していたのは事実だし、それが原因で補導歴が豊かになったこともまた事実である。だから夜中に佐倉川界隈をうろついていたことまでは紛れもない事実なのだろう。 うろついていた理由を雷は自覚していないわけで、それでも何がしかの理由は必ずあるのだろうから、そこを明かしてもらえるのなら有難いことではある。しかし――あの説明は如何なものか。 まるで信憑性が無かった。 話に筋は通っていたのだが、登場する単語やら現象がいちいち現実離れしていたのである。 適当な嘘っぱちだろうかと思ったのだが、嘘ならもっと本当らしいことを騙るだろうとも思った。 ならば本当のことなのだろうか。 本当だとも思えない。 ――思えない、か。 思えないということは、思うことが不可能だと云うことである。 カモンの話が本当だと信じることが出来ないと云うことである。 単純に気持ちの問題の様な気もしてきた。 客観的に見て相手を疑う余地が無いにもかかわらず、それでも疑ってしまうのは、最早完全に個人の内面の問題なのだろう。 もっともカモンはその素性も目的も判らない、疑う余地のあり過ぎる人物なのだが。 だがカモンが嘘を云っていたと仮定しても、そちらの方だって疑う余地はある。さしたる証拠も無しに、ただ怪しいから嘘吐きであると断ずることだって無茶があるのだ。 何故カモンが嘘を吐いていると思うのか。 正体や目的が掴めないからだけではない。云っている内容が現実離れしているからだ。 では、何故現実離れしていると思うのか。 自分の常識の範疇に収まらない話だから現実離れしていると思うのだ。 常識の範疇。雷の常識。――それは果たして、世界の在り様を把握するに相応しいだけの広さと深さを持っているだろうか。 他の大多数の人間と同じように、雷は現実にあることの全てを知っている訳ではない。 宇宙の果てがどうなっているのか知らないし、そんなスケールの大きいことでなくとも、幽霊は本当にいるのかどうかという、極めて次元の低いことでさえはっきりとは判らない。 そんな卑小な常識から外れているということは、それだけで疑う余地にはなり得ないだろう。単に雷が知らないだけ、ということで済まされてしまう。 疑うなら寧ろ、科学的・論理学的な方面から「人を操って殺人に使う生物の存在」を検証すべきなのである。 しかし雷は科学の知識が豊富ではないし、論理学など産毛の先ほども知らない。 だから結局のところ、特に根拠もなく「何となく」怪しんでいるに過ぎないのだ。 そうと判ると何だか馬鹿らしく思えてきたので、考えるのは止めることにした。 雷は、誰もいない家へ帰るべく踵を返した。○ ただでさえさびれた千倉ちくらの駅は、夜になるとより一層さびれて見え、果たしてこの世の人は滅んでしまったのだろうかと云う荒唐無稽な疑念さえもごく自然に湧き上がってくる。 冬場の防寒のために設けられた待合所は大抵無人である。そのくせ半端に広いから、余計に人気の無い寂しさというか、空しさが強調される。 そもそも切符を切るはずの駅員からして窓口にいないことがある。 学園に最寄りの白水しらみず駅には何年か前に自動改札が取り入れられたが、ここは未だに人の手による改札なのである。 通勤通学の時間帯でも利用人口が少ないから、手動で充分間に合っているのだ。 いい加減に田舎であるこの土地に、あるべくしてある駅と云った感じだろうか。 そう納得はしてみるものの、一つ前の駅やもう二つほど先の駅には自動改札があるから、もういっそのことここにも付けてしまえばいいとも思わないこともない。 しかし自動改札のある駅は必要だからある訳で、つまりその駅は内倉よりも遥かに利用者が多く、人手では捌くのが大変だからと云うれっきとした理由がある。 そう――自動改札の有無などと云う、至極詰まらない事にもいちいち意味があるものなのだ。 自分の名前には無いけれども。 ――アタシは自動改札以下かよ。 意味の有無で存在や事象の貴賤が決まるとも思わないが、それでも何か負けたような気がするのであった。 人間の価値が名前の意味の有無などで決まってしまっては敵うまい。 勿論それは見かけがいいとか悪いとか。 勉学が出来るとか出来ないとか。 そういったことで決まってしまってもいけないと思う。――ただし現実にはそういったことで人間の価値が判断されてしまう場合も多々ある訳で、雷の友人にもそれらの偏見を受けて捻くれてしまった輩はいるのだが。 そもそも雷は「格差学園」とも呼ばれる日向ひゅうが学園の高等部に通っており、またその最下位クラスに在籍しているのだから、寧ろ身の回りはそういう輩ばかりだとも云える。 しかしそんな輩ばかりが集うクラスに居ながら、雷自身は勉強が不得手と云う訳ではない。どちらかというと出来る方である。 分野に拘わらず新たな知識を得ることは楽しいと思えるし、物事を筋道立てて考えることは苦手ではない。自分は勉強が好きな質なのだとさえ思うことがある。 だからそんな雷が下位クラスにいるのは、「仕方なく」ではなく「敢えて」なのである。 雷にとってはごくごく普通の人間よりも、多少なりともスレたり捻くれている、所謂不良やチンピラの方が付き合いやすい。中学の時も、自分の友人は皆、周りから白い目で見られるような者ばかりだった。 自分と同じように心に何らかの傷があったり、周囲に対し負い目を感じたりしている者達が集う空間。 そこは豪く居心地がよかった。 だから日向学園でもそういった輩ばかりが集うクラスに編入されるよう、編成試験の時に手を抜いた。 結果、雷は従来通りに居心地の良い空間を手に入れている――はずであった。 それが如何にも居心地が悪いことに気づいたのは、例の夜の後のことである。 如何にも居心地が悪い。 授業態度は不真面目を極め、時には授業を途中で抜け出して、近隣でも屈指の賑わいを見せる平野ひらのの駅前に繰り出す。 そのまま夜まで平野駅前で過ごしたり、友人の家に上がり込んで騒いだり。敢えて人の少ない千倉の駅舎でひたすらだべるようなこともあった。 煙草をふかし、酒を呑む。そして内容も無い話をして、笑う。 雷にとってそれは中学の時から変わらない日々であったはずなのに、最近はどうもしっくり来ないと云うか、かつてあったはずの楽しさや正体不明の安堵感のようなものは得られなかった。 寧ろ掴みどころのない不安に駆られるばかりであった。 その不安が焦燥感であることに気づいたのが、例の夜以降である。 一体何に焦っているのか判らないのだが、しかしそれは確実に、まるで常温を少し上回った程度の温い炎が体じゅうを隈なく舐め、徐々に焦がしていくように ――雷を追い詰めていった。 ――アタシは何に焦ってるんだ。 焦る謂れなど何も無い筈である。 雷は自分の将来に対して明確なビジョンを持っているわけではないのだが、それでも何故か将来の不安と云うのは湧いたことが無い。 ――否。 だから。――だろうか。 所詮根拠のない平穏など、根拠無く揺るがされて当然なのかもしれない。 立てつけの悪い家は、地震などなくても常に崩壊の危機に晒されているものである。 つまりこの焦燥感の正体は、無為な日々を送るばかりで将来を考えないことに対するもの――と云うことか。 それもどこか違うと思った。 いかにもこの時期の少年少女にありがちな悩みではあるし、だから雷もいずれそういった焦燥を覚える日が来るのだろう。否、今現在も抱いているのだろうが、それはそれである。 雷を体となく心となく焦がすこの温い炎の正体は、きっとそう云うものではない。限りなく似ているとは思うが、しかし絶対に異なるものである。 雷がその炎の正体に気づくのは――もう少し先のことである。 BACK LIST NEXT
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~進撃の白き翼~(R) 基本情報 名前 ~進撃の白き翼(しんげきのしろきつばさ)~ 真名 ウルスラグナ 種族 降魔 ジョブ ディフェンダー 初期カルマ 1 カルマ取得速度 NORMAL <タイプ> 聖戦機 タイプ 機甲 HP 600 ATK 180 DEF 230 ハイアーツ 有 カルマアビリティ カルマ1個 ヘビーボディA 攻撃力が上がる。また、全ての移動速度変化の効果を受けなくなる。 カルマ2個 ヘビースマッシュA 自身の攻撃力が上がる。さらにスマッシュアタックを当てた敵ユニットの移動速度を一定時間一定にする。 カルマ3個 白翼衝撃波 自身が攻撃した敵ユニットのバトルスタイルを一定時間ファイタースタイルに固定し、攻撃ウェイトを一定時間止める。 ハイアーツ 白き勝利の翼 範囲内にいるターゲット中の敵ユニット1体と、その周囲の敵ユニット全てにダメージを与える。さらに、一定時間移動をできなくする。 効果時間 ?秒 ステータス 魔神状態中 カルマ所持数 融合体数 HP ATK/DEF カルマ1個 0体 600 ???/??? 7体 900 ???/??? 魔神状態解除後 カルマ所持数 HP ATK/DEF カルマ1個 600 190/230 カルマ2個 600 210/230 カルマ3個 600 210/230 DATA・フレーバーテキスト +Ver3.5 Ver3.5 全長 数百メートル以上 重量 計測不能 出身地 異界の火星 司るもの 勝利 バトルモード 10タイプ 真名 ウルスラグナ イラストレーター danciao フレーバーテキスト 少女と仲間たちは、目を疑った。背から赤い雫を散らしながらドウッと倒れ込む女戦士、その後ろで冷たい微笑を湛え剣を握る――暗黒の騎士。「フォル…!」「貴様ぁ…何をやっておるかあああああ!!」北方軍神が魔獣の体を足場にして、一足飛びに暗黒騎士に迫る。暗黒騎士はその槍を、涼やかな微笑みを湛えたまま、わずか半歩下がるだけでかわして見せる。「でええええい!!」軍神は空かされた槍を振り向きざまに横に薙いで追撃を放つが、暗黒騎士はそれをこともなげに流麗な剣さばきでいなすと、瞬時に飛び退り、片手をひらひらとさせて笑った。「おぉ~ 怖いなぁ」「フォル! どういうつもりだ!!」征服王の問いに、眉根を寄せて首をかしげる暗黒騎士。「…フォル? あぁ~そうか…うん、なるほどなるほど… とにかく、助かったよ。危ないところだったけどね、概ね作戦通りだ」「作戦…?」「そう、作戦さ――しかし、これまたずいぶんと群れたもんだねぇ」額に手をかざし、周囲にいる少女の仲間たちを見回す暗黒騎士。その体に、不意に暗い影が堕ちる。「チ・ガ・ウ」暗黒騎士が振り返るや否や、いつの間にか背後に立っていた巨人が、思い切り巨大な両の手甲を合わせた鉄槌を落とす。しかし騎士は、またもやそれをひらりとかわす。「あぶないな~、アマゾネスってのはどうしてこう乱暴な奴らばかり集めたがるのかね」その時地の王が、何かを探らんとしているのだろうか、暗黒騎士の方に両の掌を向けながら言った。「…皆の者、カークスの言う通りだ。そやつ、フォルではないぞ…!」「何? 違うのか!?」「外見はフォルだが、“中身”が違う…いつのまにやら、魔力の相が全く違うものに入れ替わっておるわ」「ぬぅぅ…! 貴様は何者だあああ!!」「さぁ~ 誰だろうねぇ~」いきり立つ北方軍神を挑発するように剣をくるくると回しながら、暗黒騎士はさも可笑しそうに笑った。「……あなた…イドですね…」暗黒騎士の肩がピクリと揺れる。見ると、臥せっていた女戦士が、剣を頼りに、息荒く片膝をつきつつ起き上がり、暗黒騎士をねめつけていた。「…魔獣も、全部あなたが仕掛けたのですね――あなたはミミララが追っていたはず…あの子はどうしたのです?」「あらら~ バレちゃったか~」わざとらしく芝居がかった様子で頭を掻きながら“イド”は答えた。「彼女さ~ ほら、優しいだろ? やはり僕には手を下せなかったんだよ。いや~やっぱりぬるいよねぇ…だからさ、わかるだろう?」「…嘘をおっしゃい、あの子なら全身の骨を折って、あなたが気を失い身動きできなくなるぐらいまではやりますよ」女騎士のすかさずの返答に、暗黒騎士は空を仰ぎハハッと笑って舌を出した。「あ、またバレちゃう? そ~なんだ、正直だいぶやばかったよ。だからさ、逃げてきたんだ――とっておきの“通路”を使ってね」「……やはり…」暗黒騎士は立てた親指を自身に向け、ぐいっと胸を張った。「僕たちはもともとひとつ――“こいつ”がさ、自分の存在に疑問もったり、何かしら後ろ暗~い気持ちになってくれりゃあ良かったんだ。ほんの小さなことでいい…それさえあれば、僕は『鏡』を通ってこいつの“裏”に戻ってこれる。こうして、少しの間なら乗っ取ることだって出来るんだよ。いや~、上手くいってよかった…ていうかオルトロスさ、君何でもっと早く呼ばないんだ。予定通りミミララは引き離せたとはいえ、本当にぎりぎりだったんだぜ? “こいつ”がヘコんで、舞台が整ったら、君が紋章で僕を呼ぶ、そういう話だっただろう?」≪…うるさい……その子供は…オレが喰うんだ…お前には…やらない…≫「…イド、何を…企んでいるのです…?」苦しげに顔を歪める女戦士。「ハッ! ばぁさんには言ってもわからないよ。さ~て、“こいつ”が目覚める前に、うるさいみんなにはおとなしくなってもらうかな」暗黒騎士が胸に手を当てると、その奥側から紫色の光が漏れ出す。そして、その光に呼応するように、倒れているオルトロスの紋章が強い光を放つ。同時に、光を目にした少女を除く全員の体にズン、と重圧がかかる。「うぉっ!」「ジュゥ…シュルルルル…」「グガアアアア…!」「なんと…カンヘルまでも動けぬか…これは…我が地の力以上…」」その時、暗黒騎士のそばに、よろよろと近づく小さな影が――。「ママリリ、近づいてはならぬ!」征服王が叫ぶ。亜人の少女は、悲しそうな、困ったような、複雑な表情をうかべ、暗黒騎士に語り掛けた。「ママリリ…よくわからない… お前、フォルじゃないのか?」「ん~? あ~はいはい、そうだね、僕はフォルくんだよ~」「うぅ……」「悲しまないで…僕だって悲しいんだ…」暗黒騎士が、少女の頭に手を乗せ、耳元にそっと囁く。「…だってさ、ここでお友だちみ~んな死んじゃうんだから」少女は、キッと暗黒騎士を睨みつけると、ブーメランを大きく振るった。「ほっ、危な~い!」「うそつけ! お前フォルじゃない! お前とは友だちなれない、フォル返せ!!」少女はそのままジャガーのような俊敏さで跳ねまわり、さらに攻撃を仕掛ける。しかし、暗黒騎士はケラケラと笑いながらすべての攻撃をかわし、頬をはたいて少女を叩き落とす。「きゃんっ!」「「「ママリリ!!」」」仲間たちが色めき立つ。女戦士が動けぬ体を震わせ、気炎を上げる。「“あなたが”、その子を手にかけるのですか?」「“僕だから”だろう? そもそもさ――なんでこいつなんだ?」暗黒騎士――イドは、大仰に両手を広げ、まるで舞台の主役にでもなったかのように語り出す。「僕はさ、“本物”になりたいんだ。“使徒”なんてさ“契約”に失敗すりゃ終わり、いつか体が崩れちゃうんだぜ? 僕を使徒にしてくれたあの人は、『鍵』をご所望なんだ。けどさ…『鍵』は“こいつ”なんだってさ……なんで“こいつ”なんだ? 僕だっていいだろう? 僕が『鍵』だっていいはずじゃないか! だから僕は、“こいつ”の記憶を根こそぎ奪って“外に”出た――使徒なんて偽物じゃなくて、僕が本物の『鍵』になるんだ!」「あなたは…何を言って…」「…だからさ、ばぁさんにはわからないっていったよね?」さも楽しそうに演説をぶつ暗黒騎士は、ふと足元に重みを感じた。見ると、亜人の少女が這いずり、その足元にしがみついている。「フォル…返せ…」「きかんぼうなガキだね。こりゃあ体罰とかが必要なんじゃあないかな? …オルトロス、僕の『紋章』は僕の魂と共にここに持ってきた――わかるね?」≪…嫌だ…まだだ…あいつを喰うんだ…≫「わがまま言うなよ~ どの道、君もそのままじゃ動けないだろう? 時間がないんだ…“こいつ”が目覚める前に、“こいつの手”でその子を殺す――その絶望は“こいつ”を『鍵』に変え、“こいつ”の心を殺す――その時こそ、僕が…この、僕が――!」ケタケタと笑う暗黒騎士に、征服王と北方軍神が動けぬ体にあらん限りの力をこめつつ警戒をする。「ぐぅぅ…今度は何をする…つもりだ?」「ぬぅ…きっと…ろくなことではないのであろうな」暗黒騎士はおもむろに自分の服の胸倉をつかむと、思い切り引きちぎった。なんと、あらわになった胸元には、オルトロスと同じ文様が浮かび上がっており、それはいっそう眩い紫光を放つ。「みんな僕を影だと笑う、けれど、その影が“本物”になるんだ… イッツ・ショー・タイム! ほら、見てくれよ――これが僕の…影なのさあああ!!」イドの紋章の光がはじけるように広がり、暗黒騎士の体がその光に溶け込んでいく。やがて光は巨大なオルトロスをも包み込む。≪…あが…あがががが…がああああああ…!!≫苦鳴を漏らすオルトロス。その体表が紫色に光りながら肥大し、魔獣の巨体が、さらに倍以上に膨れあがっていく。「…これはなかなか…手強そうですね…」つぶやく女戦士。魔獣の膨張は落ち着き、巨大な二つの頭はゆっくりと周囲を睥睨すると、青黒い歯茎を向き出して高らかに笑った。≪あはははははは!≫――イドの声。魔獣はイドに乗っ取られたのだろうか。巨大な魔獣の双顎がぶぅっと膨らみ、轟轟と紫煙を湛える。≪ほ~ら逃げろ! 死んじゃうぞ~!!≫「ガアアアアアア!!!」突如、竜神が爪を掲げ、巨大魔獣に向かって駆けだす。「むぅ、カンヘル殿!? 縛が解けたのか! 動けるぞ! 走れ!」「いや、もう間に合わぬ! 皆こちらに集まるのだ!」北方軍神と地の王が叫ぶ。そして、竜神の爪が巨獣に届かんとした瞬間、その双口から辺り一帯を覆うほどの炎が吐き出される。「ぬうううううう! 地の王ぅぅぅ…アマイモンが命ずううう!!!!」 地の王がありったけの魔力で巨大な岩盤を持ち上げ盾にするも、岩盤はみるみるうちに溶け落ちていく。崩れる岩盤――蒸発により立ち昇る大噴流――そして静寂――。「ぬぅ…?」気づくと、地の王は崖の上にいた。「よぉ、アマイモン。大立ち回りだったな」「おぉ、アモンか! では…」「あぁ、悪魔のあんただけはオレ様の転送魔法陣で運べたがよ…」「では、皆は…」崖より見下ろす眼下は、一面火の海だった。しかし、そこに一か所だけ、輝く霧に包まれた一帯が見える。「ポロスってのが、不思議な酒もって飛び降りてったが、なんとか間に合ったみてぇだな」三つ首の悪魔の口が、それぞれにやりと口角をあげる。炎の海の一点、輝く霧の中では、気を失った女戦士を抱えた人馬が『神の酒』を掲げ、その神香で巨獣の炎をせき止めていた。「礼を言うぞ、ケンタウロスの青年よ」背中に大きくやけどを負った征服王が、荒い息で亜人の少女を抱えている。「ご無事で何よりです。しかし…」周囲を見回すと、息はあるものの、二人以外の仲間たちは皆一様に傷つき、倒れていた。「これは…万事休すですね…」「うぅ…」「おぉ! 娘! どこか痛むところはないか!?」気付いた少女が周りの惨状を見て、目に涙をためる。「あれきさんだ… どうしよう… みんなも… ばーちゃんも… フォルも……」「泣くな娘、顔をあげよ!」征服王は少女を降ろすと、しっかりと立たせ、その両肩を掴んだ。「ママリリよ、お前は我ら“友だち”の希望となるのであろう? 希望とは闇夜の灯台、光をみうしなえば、我らは何もない海を彷徨うことになる」「あれきさんだ…」「それにな、戦いとはあきらめが心によぎった者から負けていくものだ。勝利を捨てるな。勝利をあきらめるな。勝利に希望を持ち、勝利を信じる自分を信じるのだ!!」そう言うと、征服王は剣を手に立ち上がり、ゆっくりと地響きを立てて向かって来る巨獣を見据えた。「どれ娘よ、この征服王が勝利の仕方というもの見せてやろう」そして、背中越しに少女にニヤリと笑いかける。すぐそばまで迫ってきた巨獣の二つの頭が、ガチガチと牙を鳴らしながら一同を見下ろす。≪あぁ… まだ生きてた…しぶといなぁ… まだ何かするのかい?≫「フン… なめるなよ? 俺は征服王と呼ばれた常勝の覇王――そして俺は今、誰よりも、何よりも勝利を渇望している――ならば今しかあるまい」そう言うと征服王は、剣を高々と天空へ掲げ叫んだ。『今こそ、盟約を果たしてもらうぞ――来たれ! 勝利を約束する異次元よりの使者よ!!』釣られて巨獣も、大量の噴煙で真っ黒に染まった空を見上げる。しかし――≪…なんだよ …何もおきないじゃないか…≫その時、空が――ガラス細工のように割れた。『『『――認証完了』』』「…おいおいおい なんだありゃぁ…」崖の上で、空を見上げる三つ首の悪魔があんぐりと三つの口を開ける。「…我も初めて見る…間違いない、あれは――」二柱の悪魔の視線の先、裂けた天から現れたのは――巨体。雄々しく広げた白い翼――同じく白い神光を発する四本の巨脚――ただただ、果てしなく巨大な聖白の巨体。「――『降魔』である」「すごい…! あれ、あれきさんだの友だち??」「ふははは! そうだ! かつて彼の地で死にかけた時に出会ったのだ」「確かにすごいですね……次元の壁を破壊して進撃する巨大神魔……ん?」人馬は目を細めた。降臨する神魔の背に、小さな人影を見たのだ。腕を組み、目深にかぶった毛皮のマントを風に翻し、高らかに豪快な笑い声をあげる、その姿を。人馬は、肩を震わせ思わず数歩前に進み出た。「あぁ… そんな、あの人は……征服王よ、あなたの“勝利”は本物のようですね」「あぁ、そうであろうとも……どうかしたのか?」「…えぇ…」人馬は、その目に涙を浮かべて言った。「――英雄の帰還です」~『新・アマゾネスの冒険』 第13章 その4~ 考察 Ver3.5SSで復活した降魔の一人。 ディフェンダー降魔たちの中ではDEFが高めで、また攻撃的なアビリティも持ってるのでグッドスタッフ的な取り回しがしやすい。 何かと便利な効果を持つ使い魔たちの強いアビリティやアーツをかき集めたような性能をしている。 カルマ1ではヘビーボディAが発動。 敵ディフェンダーにスロウアタックを貰ってもものともせず攻め続け、また逃走時にもディフェンシブスタイルでDEFを上げた状態で逃げられるため生存力にもかなり貢献するアビリティ。 素の移動速度を上げることこそできないものの、ディフェンダーでこのアビリティが強いことは神族のCハリハラが証明している。 カルマ2でヘビースマッシュAが発動。ATKの数字としてはこの時点で完成する。 降魔のスロウ力はびっくり降魔対策で下げられてしまったが、聖帝のレンジアップとは別ベクトルで自力で補完できるアビリティ。 このユニットのアビリティで60コストのスロウ拘束力はある。 カルマ3ではディレイ効果とファイタースタイル固定化効果が発動。 カルマNormal降魔なので必ずしも戦闘時にここまでカルマが貯まるとは限らないのは難点だが、上にも書いたようにATKの数字はカルマ2で仕上がるので許容範囲か。 ファイタースタイル固定化効果は集団戦で刺さる敵はさほどいないが、相手が重要なストーンを大型ディフェンダーで防衛しているときにマジシャンに頼らず強引に剥がせるアビリティである。 廃滅の機神ほどではないが、味方マジシャンが全滅していてもギリギリの逆転を狙いにいけるのは大きい。 不死のSTマグノリアと魔種C茨木童子の合わせたようなアビリティ。 ハイアーツは短時間の移動禁止とダメージ付与。 神族のSTアグリアスや人獣のSRヨルムンガンドが持つ効果であるが、逃走する敵の完全な足止めになり集団戦でも相手の行動を1~2手機能停止させるわけで非常に強力。 おおよそ3秒ストップさせるが一応射程が長いので発動した後にスロウで捕まえる為に近づこうとすると結局ストップ効果時間が切れて逃げられてしまっては本末転倒。 その為自分の集団で使うより味方を含めた総力戦で力を発揮するが、一度きりである点には注意。 魅力的なアビリティ、高めのステータスと嬉しいづくしの降魔であるが、ディフェンダー降魔らはウィークと疑似クイックドライブの聖帝、タフさと疑似キュアオールのぬわ龍こと守護龍、ATKバフと無敵ハイアーツの月姫などとそれぞれが明確に役割を持っている。 またこれらのディフェンダー降魔らは○△構成になる魔種や海種、あるいは大型マジシャンワントップデッキへの適正が高いのもあり、あくまでグッドスタッフの進撃の翼は入れるデッキが中々悩ましい。 ○△種族の単色デッキよりも混色デッキの方が扱いやすいかもしれない。 なお余談だがこのユニットだけでは機甲軍の称号は取れない。 キャラクター説明 Re 2より復帰。ゾロアスター教にて崇拝される英雄神で、輝く四枚の翼を持つ男神。 崇拝した者に加護と絶対的な勝利を与え、悪しき者や嘘をつく者には天罰を与える正義の神。 沢山の化身を持つインド神話のとある主神と同じように、彼も「十の化身」と呼ばれる様々な能力を持った変身体を持ち、状況に合わせて変身するという。 LoVにおいては確かに四枚の翼を持っているが、その姿はなんと四本足の巨大メカ。 勝利を求める者の元へ緊急発進降臨し、敵対者を機械仕掛けの巨体と10種類の豊富なバトルモードによって文字通り殲滅するとの事。 実は過去に死の淵にあったアレキサンダーをその圧倒的な力で助けており( 過去作フレーバー参照 )、その際に契約。彼の呼びかけに応えていつでもそれはもうド派手に出撃降臨してくれるという。 降魔転醒時等に何やら形容し難い音を発しているが、実はSEではなく物凄く加工されたボイスだったりする。よーく聞くと「緊急出撃」や「任務終了」など喋っていることがわかる。 ~進撃の白き翼~のフレーバーテキストは【希望】ママリリの次の話であり、さらにヘラクレスのものへと続く。 +編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします ハイアーツはATK240相当で属性はなし、スパクリは未検証 -- 名無しさん (2017-02-27 15 47 54) 名前 コメント 余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。 wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 +コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい 考察のぬわ龍って表記はどうなの? 普通に守護龍って書けば良いのに。 文面で察せるとはいえ初心者とかは誰?ってなるでしょ -- 名無しさん (2016-10-11 07 32 59) タワー制圧中の根元がハイアーツで吹っ飛んだので固定ダメージではないっぽい? -- 名無しさん (2016-10-11 14 49 01) こいつで機甲の称号とれるんかな。。。 -- 名無しさん (2016-10-19 11 54 12) 喋ってるのかwww 全然気づかんわこれは… -- 名無しさん (2016-11-03 17 39 23) ヘビィボディを生かせない構成だと罪人の劣化 -- 名無しさん (2016-11-07 03 39 36) 罪人の劣化ってそもそも仕事が違うんですが 使ってから口出そうね。 -- 名無しさん (2016-12-14 13 25 05) ↑ハイアーツは似てるけど、求められるものは違うよね。 でも、そんなことよりお前の口の悪さが気に入らない もう少し良く考えて書き込みましょうね -- 名無しさん (2016-12-14 17 51 03) これファイタースタイル固定させられるってことはフリッカーさせない 又はガーディアンで防ぎやすいってことですよね。スロウアタックが 移動速度固定なのと合わせて高コスアタッカーへのアンチ力高いって認識で大丈夫? 特に小太郎とかのスピードアップ持ち高コスに対して。 -- 名無しさん (2016-12-15 00 21 24) 固定ダメージ前書いてあったのに消されてるけど、固定ダメージじゃないなら検証した上で数値書いてから消しなよ -- 名無しさん (2017-01-19 14 40 48) 名前 コメント
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『パーフェクトバッジシステム』 34KB 実験 赤ゆ 加工場 現代 独自設定 ※独自設定垂れ流し 「ぼくのかんがえたさいきょーのばっじしすてむっ!」って感じの独自設定です ※先日スレでバッジに関する話題で盛り上がっていたのに触発されて書きました 「かいゆっくりにしてください! まりさはきんばっじのゆっくりだったんですうううう う!!」 冬も近づいたある街角。 そこで叫び続けるのは、不思議生首饅頭ナマモノ、ゆっくり。大きなとんがり帽子と金髪 が特徴のゆっくりまりさが、行き交う人々に救いを求め叫んでいた。 数年前からありふれるようになった光景。まりさが力尽きるか、あるいはゆっくり対策課 の人間が処理に訪れるまで続くであろう、悲惨で、しかし滑稽この上ない有様。 足を止める人間はいない。 このまりさ、自称するとおり、かつては金バッジの飼いゆっくりであったのかもしれない 。だが、今となっては意味はない。今や、そのことに価値を感じる人間は誰一人としてい ない。 まりさについているバッジ。かつて金色に輝いていたかもしれないそれは、黒く染まって いたからだ。 パーフェクトバッジシステム 「ゆっくりのバッジを作れ、ですって?」 ゆっくり加工所の研究棟。そのひとつ、お飾りを専門に研究する研究室のひとつ。私の職 場であるそこにやってきた企画課の男は、そんな奇妙な提案をしてきたのだ。 「ゆっくりのバッジについて、どの程度知っている?」 「まあ、一般的なことなら。ランクは金、銀、銅に分かれてて……最近はプラチナとかも ありましたっけ?」 企画課の男の確認の言葉に、私は半ば嘲笑しながら答えた。 ゆっくりのバッジ。金、銀、銅などといったようにランク分けされている。 銅は飼いゆっくりというだけで与えられる。人間の所有物であることを示すもので、犬や 猫につける首輪みたいなものだ。 銀はある程度の躾が施されたもの。人間の指示を正しく理解し、人間にとって迷惑な行為 をとらないことが最低限の条件だ。ペットとして一定以上の躾を受け、それを継続できる ゆっくりに与えられるもので、銅が首輪なら銀は称号と言えるだろう。 金はさらに優秀なゆっくりに与えられる。銀に必要な条件を満たすのはもちろん、ゆっく りとしては高い知能が要求される。ゆっくりは通常、数字を3までしか認識できないが、 金バッジのゆっくりは二桁程度は数えることができ、算数程度ならこなすことができる。 また、その知能を生かし、自分がゆっくりすることより人間をゆっくりさせることを優先 させるのも重要な条件だ。金は人間のパートナーとして認められた証で、ここまできてよ うやくゆっくりの命は犬ネコ程度の「生き物」として扱われるようになるのだ。 プラチナはそれ以上の称号。詳しくは知らないが、特別優秀なゆっくりや、優秀な希少種 などに与えられる特殊なものだと聞いている。 「でもバッジなんてあれでしょ? ゆっくりペット業界の作った、破綻したシステム」 金、銀、銅。これらのシステム自体は別に間違っていない。審査機関の活動も審査試験そ のものも、それなりに厳密で真っ当なものだ。 だが、問題はその対象がゆっくりであるということだ。 愚かで無謀で思慮に浅く、そのくせ欲望だけはやたらと強いゆっくり。その餡子脳ゆえに 、向上するには多大な努力が必要で、とてつもなく簡単に堕落する。 金バッジの高級ゆっくりが禁じられた子作りを、それも野良相手にやらかす事例はありふ れており、もう話の種にもならない。 飼い主が原因の場合もあるが、どんなに優秀であろうと、所詮ゆっくりはゆっくりなのだ 。 私に限らず、加工所に所属する人間は大抵バッジシステムを破綻していると馬鹿にしてい る。ゆっくりにペットとしての優劣をつけるなんて無意味だ。あいつらを正当に評価した いなら、食品としての品質の良し悪しで判断すべきなのだ。 企画課の人間も加工所で働いているのだから、そんなことをわかりきっているはずだ。 バッジもゆっくりのお飾りとの範疇で、私に話を振ってくるのはわからなくはない。だが 、加工所がわざわざバッジを作るなんて意味がわからない。 だが、企画課の男の提案はそんな私の常識を打ち破るものだった。 「で、そのバッジだが……生まれたときからゆっくりについていたらどうなると思う?」 「は? 生まれたときからって……」 「つまり、生まれたときからゆっくりのお飾りにバッジがついているわけだ。優秀なゆっ くりなら金、そこそこできのいいやつなら銀。普通のゆっくりは銅で、使い物にならない のは……そうだな、黒いバッジとか。それが、生まれたときからついてる。そして、ゆっ くりのペットとしての質の変化に伴ってバッジの色も変わるんだ。金バッジのゆっくりも 、野良と子作りした時点で銅バッジになる。逆に銅バッジのゆっくりでも、躾を受けて優 秀になればバッジの色も銀に変わる。どうだ、すごくないか? 作って欲しいのは、そん な『新バッジ』なんだよ!」 「それは……」 そんなことが実現したら、すごい。 ゆっくりのバッジシステムが破綻している理由は、ゆっくりが簡単に堕落するからだ。 バッジは通常、定期審査の義務がある。だが、劣化の激しいゆっくりのこと。正確なラン ク付けを行うなら、極端な話、毎日審査を行わなければならないだろう。それは現実的で はなく、定期審査はせいぜい半年に一回。人間に反抗的な態度を取ったり、あるいは野良 と子作りをしたゆっくりは即座に降格やバッジ剥奪もありうるが、それでは潜在的なゲス 化などはわからない。気づいたときには取り返しにつかないことになっていた、というの もよく聞く話だ。 ところが企画課の男の言う生まれたときからついていて、リアルタイムに変化する「新バ ッジ」ができれば解決する。ゆっくりの正確なランク付けがリアルタイムで確認できると 言うわけだ。 「できたら確かにすごいでしょうけど……そんなの、一回売りさばいたら終わりじゃない ですか。だいたい現行の審査機関が許しませんよ、絶対」 仮にそんなバッジができたとする。 ゆっくりにつけて、生まれた子供もバッジつき。それから生まれる子供は全てバッジつき になるわけだから、最初にある程度の数を売ればその先バッジはほとんど売れなくなるこ とになる。 また、審査機関の存在も問題だ。ゆっくりのバッジ審査は今や大きな市場になっている。 どの分野でもそうだが、資格とそれを支えるシステムが生み出す利益は莫大だ。それを崩 壊させるものなんて、業界の反発を受けるに決まっている。 ゆっくりを飼う人間にとってはメリットの大きいバッジだが、それを作る加工所からすれ ばリスクばかりで旨みが少なすぎる。研究室にこもりがちな私でも想像がつくことだ。 だが、企画課の男はそれも自信満々だ。 「大丈夫さ。審査機関はなくならない」 「なんでですか? だって審査の必要が……」 「審査の必要はある。というか、必要にする。バッジは定期的な品質チェックが要るって ことにすればいい。品質チェックの際、併せて現行の定期審査も行うよう義務付ける。バ ッジの品質チェックの特許をとっておけば加工所に利益が入るし、審査がある限り審査機 関にも金が入る。そりゃ、審査機関の利益は今よりは減るだろうが、新バッジシステムに 追従しないわけにはいかないだろうさ」 感嘆の息が漏れる。 確かに、それなら現実的だ。多くの飼い主たちはゆっくりの状況がリアルタイムでわかる 新バッジを望むだろうし、審査機関も生き残るためには新バッジを受け入れるしかない。 そして、ペットゆっくりが存在する限り、加工所は半永久的に特許料という利益を得るこ とができる。 企画課の言う男のまさにゆっくりペット業界にとって革命が起きるといってもいい。 私がそんな未来を夢想していると、 「じゃあそういうことで、研究の方、よろしく」 実に軽い調子で言い、企画課の男は立ち去ろうとした。 「ちょ、ちょっと待ってください! そんな簡単に言われてもっ……!」 「まあ、研究の一環としてやってくれよ。どうせ暇なんだろ?」 「暇って……」 確かに、ゆっくりそのものと比較してゆっくりのお飾りの加工はそれほど注目を集めてい ない。 ゆっくりは饅頭、食べ物だ。そのお飾りも例外なく、基本的には砂糖細工だ。だがゆっく りの構成要素としては珍しく水に強く丈夫で、そのため食感があまり良くない。お飾りを メインにしたヒット商品を出せないのが正直なところだ。 最近売れたのは「インスタントゆっくりおしるこ・まりさバージョン」。ゆっくりの中身 をお汁粉とし、具に成体ゆっくりの目玉の白玉、赤まりさのおぼうしを入れている。フリ ーズドライされたそれらをお湯で戻して食べるインスタント商品だ。おぼうしは食感が良 くなるように、ゆっくりの涙でふやかしてやわらかくした後、軽く火であぶってある。こ れはお汁粉の中で、ちょうどコーンポタージュのクルトンのようなアクセントになる。 もっとも、これがヒットしたのはそうしたお飾り加工の工夫によるものではない。お帽子 をお汁粉に浮かべ、その上に白玉をのっけて遊ぶ「水上まりさごっこ」がちょっと流行っ たからだったりする。 ゆっくりのお飾り研究は、加工所において閑職で、他の研究と比べて低く見られがちなの だ。 先ほどまで熱弁を振るっていたのも一転、企画課の男は投げやりな様子だった。 今更理解した。きっと今の話は飲み会とかで盛り上がって、翌日冷静になったけどダメも とでとりあえず持ってきた、という感じなんだろう。 お飾り研究は閑職。遊ばせておくより、なんでもいいから研究させていたほうがいいとい う判断かもしれない。いずれにしろ、馬鹿にしてる。。 「まあ、できるだろ。『だって、ゆっくりだから』」 だってゆっくりだから。 ゆっくりの研究で得られる結論は、どんなに不条理で理不尽でもその一言で済まされてし まうのだ。 正直むかっ腹が立ったが、それでも私はけっこうやる気になっていた。うまくいけば一気 にお飾り研究の地位を向上できる。実際、わりと暇だったと言うこともある。 そもそも、なにやったってかまわないのだ。 だって、ゆっくりだから。 ・ ・ ・ 新バッジの作成にあたり、まずはその素体となるバッジ――「素体バッジ」を作ることに した。 まずはゆっくりのお飾りをどろどろに溶かし、脱色する。要は溶けた砂糖の塊にするわけ だ。これを型に流し込み、冷やして固める。大きさはビーズ程度、形はこの段階では丸い 板状になっていればよく、正式な金バッジのような細工は施さない。これで「素体バッジ 」は完成だ。 今回のために飼育用の部屋の中には、濃縮オレンジジュースに満たされた三角フラスコに 挿された茎が整然と並んでいる。実の生る茎は五本、実の数は計30。実ゆっくりの種類 は、まずはゆっくりの基本種とも言えるれいむ種とまりさ種を選んだ。 これらの茎は加工所からまわしてもらった低級品だ。低級品と言ってもあくまで加工所の 基準、食品としてであり、中には性格の良いペット向けのゆっくりもいるだろう。まあ、 ゆっくりなんてどいつも大して変わらないものだから、問題ないだろう。 「素体バッジ」を軽く熱して表面を溶かし、これらの実ゆっくりすべてのお飾り付着させ る。 素体接着作業の翌日。さすが加工所製と言うべきか。予定通りきっちりと、実ゆっくり達 は生れ落ちた。 生れ落ちる赤ゆっくりたちの様子を、私はモニター越しに観察する。 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆっくりしていってね!」 次々に生まれる赤ゆっくりを迎えるのは金バッジをつけた成体のゆっくりれいむだ。成体 と言うより老体と言った方が適切かもしれない。 加工所のある部署では、高級品をつくるために、金バッジのゆっくりに赤ゆっくりを生ま せて育てさせ、育ちきったところで一気に虐待するという手法を行っている。何一つゆっ くりできないことを経験せずのびのびと育ったゆっくりが突然、最上級の虐待を受けるこ とで高品質な甘みを生み出すと言うわけだ。 この金バッジのれいむは、そこで長期間子育てを行っていた。経年劣化により廃棄になっ たところ、折りよく研究用に入手したのだ。このれいむが今回の新バッジ作成の要となる 。 赤ゆっくり全てが生れ落ち、生まれてはじめての食事として茎を与え、ようやく落ち着い た頃。 成体れいむは、赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 成体れいむの呼びかけに元気に答える赤ゆっくりたち。刷り込みは問題なくうまくいった ようで、餡子の縁などかけらもないあの成体れいむを自分の親と思い込んでくれたようだ 。 そして、親れいむは台本通りに赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! こっちをみてみてね!」 れいむの指し示した先には大きな鏡がある。赤ゆっくりたちは楽しそうにそちらに向かう 。 「これは『かがみさん』! かがみさんは、じぶんでじぶんをみれる、ゆっくりしたもの だんだよ!」 赤ゆっくりたちはもの珍しげに鏡に映る自分の姿を眺めている。きょろきょろしたり、の ーびのーびしてみたり。実ににぎやかで真にイラッとくる。 やはり教育をれいむにまかせて正解だ。私がいたら育成などうまくできないだろう。もち ろん、老練な加工所の子育てれいむとは言え、ゆっくりに全ての世話を任せるつもりはな い。通常の高級品育成時と同様に、定期的にブリーダーに指導してもらう約束は取り付け てある。 「みんな! おかーさんをみてね!」 「ゆ! おかーしゃんのおかじゃり、とっちぇもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆううう! きらきらしゃん、きりぇーだよ!」 「いいにゃ! いいにゃ! きらきらしゃん、ゆっくちー!」 頭のリボンに輝く金バッジをきらりと見せ付ける親れいむ。ゆっくりは人工物の、きらき らすべすべしたものが大好きだ。野良や野生のゆっくりがおうちにそうしたガラクタをよ く溜め込む。 野良がバッジにあこがれるのはステータスばかりではない。ゆっくりできる綺麗なお飾り であるということも重要なのだ。 「これはおかあさんのばっじさんだよ! おちびちゃんたち! おちびちゃんたちにも、 ばっじさんはついてるよ!」 れいむに促され、鏡を覗き込む赤ゆっくりたち。すぐに自分達のお飾りについた「素体バ ッジ」に気づいたようだ。 どの赤ゆっくりも一瞬笑顔を見せ、しかしその顔はすぐ失望に沈む。 「ゆ、おかざりしゃん……」 「きらきらしゃんじゃないよ……どうちて……?」 「ゆえええん! ゆっくちできにゃいいいいいい!」 あまりにも飾り気のない「素体バッジ」に絶望し、泣き出す赤ゆっくりも出始めた。 だが、親れいむはゆっくりとした笑みを崩さない。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! ばっじさんがきらきらしてないのは 、おちびちゃんたちがまだうまれたばかりだからだよ! おちびちゃんがいいこでげんき にそだてば、おかあさんみたいなとってもゆっくりしたばっじさんになるよ!」 「ゆううう!? そうにゃの!?」 「れーみゅ! れーみゅ! いいこになりゅ! きらきらしたばっじしゃんつけりゅ!」 「まりしゃも! ゆっくちおーきくなって、きれーなばっじしゃんをつけるのじぇ!」 よし、刷り込みはうまくいった。 新バッジの作成。その第一段階は、「お飾りとともにバッジを成長させること」だ。 通常、ゆっくりのお飾りは自身の成長に伴い大きくなる。これはゆっくりが常に甘みを帯 びた「ゆっくりオーラ」を放出しているためである。 あまり知られていないことだが、とある博士の研究によると、ゆっくりは振動によってコ ミュニケーションをとっているらしい。振動によってゆっくりが性行為するのは良く知ら れているが、通常のコミュニケーションでも人間にもわからないくらいにゆっくりの身体 は微弱に振動し、「ゆっくりオーラ」を放出している。ゆっくりが何か行動する際いちい ち口に出すのは、声を出す振動でこの「ゆっくりオーラ」の放出を高めるためらしい。ま た、まったく同じ発音で同種のゆっくりの名前を呼ぶとき混乱しないのは、実はこの「ゆ っくりオーラ」によるコミュニケーション能力のためらしい。 そしてゆっくりのお飾りは、「ゆっくりオーラ」の受信機であり送信機となっている。ゆ っくりがお飾りを失うと同族に排斥されるのは、「ゆっくりオーラ」の送受信機能が低下 し、コミュニケーション能力を減ずるからなのだ。 ゆっくりが常に放出し、吸収する甘みを帯びたオーラ。このオーラを糧に、ゆっくりのお かざりは成長する。甘みで成長するあたり、お飾りもまたゆっくりの身体の一部と言える のだ。 そして新バッジはまずこのお飾りの一部とならなくてはならない。そのためにお飾りを材 料にし、生まれる前に着け、生まれた後もこうして刷り込みを行ったのだ。 ゆっくりは思い込みのナマモノ。いかなる加工過程においても、こうした刷り込みは最重 要事項だ。 親れいむもよくやってくれている。もっとも、必死にもなるのも当然だろう。あの親れい むは本来廃棄品。研究に転用されなければミキサーにかけられ飼料と化していたのだ。研 究に不適格とみなされば廃棄すると言い含めてもいる。文字通り命がけで子育てに励んで くれることだろう。 「ゆっくりしていてね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 親れいむの呼びかけに、赤ゆっくり達は元気に答える。 新バッジの刷り込みは成功。親子関係も良好。まずは第一段階はクリア、といったところ か。私はそんなゆっくりどもの和やかな様子を横目に、研究レポートを作成するのだった 。 ・ ・ ・ 「ゆゆ!? れーみゅのおかざりしゃん、ぴかぴかしゃん!」 「まりしゃも! まりしゃも! ぎんぎんなのじぇ!」 「れーみゅはなんだかゆっくちできにゃいいりょだよ……」 翌朝。鏡を見てゆっくり共が騒ぎ始めた。騒動の元はそのお飾りについた「素体バッジ」 の色だ。 赤ゆっくりによって金、銀、銅と色が変わっていたのだ。 「おちびちゃんたち! ゆっくりきいてね!」 親れいむの声に、赤ゆっくり達は騒ぐのをやめ注目する。親子関係は相変わらず良好なよ うだ。 「ばっじさんにはいろんないろがあるんだよ! きんいろのぴかぴかばっじさんはとって もゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆわーい! ゆっくちー!」 親れいむがモミアゲで指し示した金の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは喜びに飛び上 がった。 金の「素体バッジ」をつけた他の赤ゆっくり達もうれしそうに踊っている。 「ぎんのぴかぴかばっじさんは、きんのつぎにゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆっくち!」 今度は銀の素体バッジをつけた赤ゆっくりが喜びに飛び上がる。銀の素体バッジ赤ゆっく りは金より数が多く、さらににぎやかだった。 とてもゆっくり、和やかな空気。だが、それはすぐに壊れた。 「どうのぴかぴかしてないばっじさんは……あんまりゆっくりできないいろなんだよ…… 」 「そんにゃああああ!」 親れいむの声に、大多数だった銅の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは沈み込む。先ほ どの楽しげな空気から一転、まるでお葬式のような空気。 そんな空気の中、親れいむだけが力強い笑顔で、「台本通り」に声を上げた。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! おかあさんとにんげんさんのいうこ とをちゃんときいていいこにしてれば、ばっじさんはぴかぴかになるよ!」 「ほ、ほんちょ……?」 「れーみゅたち、ゆっくちできりゅの……?」 「ゆっくちちたい……ゆっくちちたいよお……!」 「だいじょーぶだよ! ゆっくりいいこになれば、ゆっくりぴかぴかのきんばっじさんに なれるよ!」 赤ゆっくり達の弱気な声に揺るがない、あくまでも力強い親れいむの声。赤ゆっくり達の 憂鬱なたちまち気持ちは吹き飛んだ。 「れーみゅ! いいこになりゅよ! ばっじさんをぴかぴかさんにするよ!」 「まりしゃも! まりしゃも! とってもゆっくちしたゆっくちになっちぇ、ぴかぴかば っじさんをつけるのじぇ!」 「ゆううん! れーみゅ、もういいこなのにぃ……でも、がんばっちぇもっちょいいこに なりゅよ!」 赤ゆっくりたちは元気を取り戻し、良いゆっくりになるべく決意を固めてくれたようだ。 モニター越しでもその熱意のほどが伝わってくるかのようだ。 まったくもってゆっくりの単純な餡子脳は簡単に刷り込みができて助かる。これで赤ゆっ くりたちは金バッジを目指してがんばってくれることだろう。 さて。色の変わった素体バッジだが、これは今回の目的どおり、「新バッジ」としてゆっ くりに受け入れられ、その性格に応じて色を変えたのだろうか? もちろんそんなことはない。いくらゆっくりが思い込みのナマモノだからと言って、たっ た一晩で新バッジが出来上がるのなら苦労はない。 昨晩、赤ゆっくり達が眠ったのを見計らい、ランダムで色を塗っただけである。だから今 現在、金色の「素体バッジ」をつけているやつが優秀なわけでも、銅色の「素体バッジ」 をつけているやつが劣っているわけでもない。単に初期の刷り込みのために仕込んだだけ なのだ。 だからこれからが面倒だ。これから毎晩、その日のゆっくりの行動を観察し、悪い赤ゆっ くりの色はランクを下げ、良い行動をした赤ゆっくりの色はランクを上げるという作業を しなくてはならない。ランダムで塗るのが通用するのは最初だけ。これからきちんと行動 を反映しないと「新バッジ」は望む形に完成しない。 しかも塗りなおすのは一度脱色しなくてはならない。そうしないと、ゆっくりが自ら素体 バッジの色を変えてもわからないからだ。 着色作業は専門技術を持つ加工所の研究員が行う必要がある。だが、観察は別だ。 「そんなわけで、バイトのみなさん。しっかり観察よろしく」 バイトは基本的にゆっくりを愛でることのできる人間、という条件で集めている。この段 階において虐待要素はないため、そうでなくては勤まらないのだ。加工所のバイトで「愛 で」、という条件は難しいかと思ったが、意外と集まってくれた。楽しそうにモニタを眺 め、担当の赤ゆっくりの行動をチェックし、所定のチェックシートに記入してくれている 。赤ゆっくり達のお飾りには、昨夜バッジの着色をしたときに小型の電子タグが埋め込ん である。モニターには常に番号が表示されるようになっているから、人間でも問題なく個 体識別できるようになっている。 モニターの向こうでは親れいむがはりきって子供に教育を始めていた。さすが老練の高級 品生産用ゆっくり。和やかな空気を保ちつつ、それでいてきっちりと赤ゆっくり達を教育 している。見る人が見れば微笑ましい光景なのだろう。 バイト達は楽しそうに見ているが、加工所の研究員である私としては胸がムカムカする光 景だった。 モニターから目を背けると、別の作業を始めて早々に記憶から今の光景を締め出そうとし た。だが、親れいむのとてもゆっくりした笑みだけが、妙に印象に残った。 ・ ・ ・ 「素体バッジ」の装着。バッジの刷り込み。 それらを万全に行ったところで、すぐに定着するとは思っていなかった。 ゆっくりのお飾りを原料としているとはいえ、素体バッジはあくまで人の手による加工品 。初めからゆっくりの成長に合わせて大きくなることまで期待していたわけではない。途 中で素体バッジは打ち切り、定期的にバッジを交換する予定だった。そうして育ったゆっ くりを交配して世代を重ね、徐々に定着を狙う計画だった。 ところが、赤ゆっくり達が子ゆっくりになる頃。バッジの色が自然に変わるようになった 。それもこちらの意図した色にそまりやすくなり、そのサイズもまたお飾りの成長に合わ せて大きくなった。驚くべきことに、その変化の過程で形まで変わった。何の細工も施し ていなかった素体バッジが、親れいむの金バッジと同じように細かな彫刻までほどこされ つつあったのだ。 新バッジは早くもゆっくりの身体の一部になっていた。まるで初めからそうなることが決 まっていたかのような、奇妙な自然さで。 疑問は絶えなかったが、研究としてはうまくいくに越したことはない。研究は次の段階に 進めることとなった。 ・ ・ ・ 「ゆっくちできにゃああああああい!」 「ゆわーん! おかあしゃああああん! ゆっくちさせちぇえええええええ!」 ゆっくりたちの住む飼育部屋は透明な壁で三つに仕切られた。 まず、隅の区画。ここには銅バッジの子ゆっくり達がおさめられている。泣き叫ぶ声はこ の銅ゆっくり達のものだ。まだ赤ゆっくり言葉が抜けないことからも、こいつらができの 悪いゆっくりであり、素体バッジの変色が正常に行われていることがわかる。 細長い区画の端には餌場、反対側の端には寝床やといれなどの通常の生活空間となってい る。区画の中央にあるのは平べったいベルトコンベアだ。これが常に銅ゆっくりの通行を 阻む。 生活空間から餌場に向かうとき。ベルトコンベアは生活空間に向かって回転するから、子 ゆっくりたちは必死に走らなければならない。逆に餌場から生活空間に向かうときベルト コンベアは餌場に向かって回転するから、やはり子ゆっくり達は走らされる。 楽をしようとどちらかに居座ろうとすれば、係の人間によって容赦なく体罰をくわえられ る。体罰と言ってもハエたたきで軽く叩く程度。あくまで普通の躾の範疇だ。 これは加工所では一般的な手法だ。ゆっくりは苦しむことで甘みを増し、運動することで 身が引き締まり食感が良くなるのだ。 「ゆっくり……ゆっくり……」 「おかーさん……おかーさんとゆっくりしたいよぉ……」 情けない声を上げているのは中央の区画にいる銀バッジのゆっくり達だ。 こちらの区画も餌場や寝床の位置などは銅バッジのそれと大差ない。大きな違いはベルト コンベアがないことだ。特に不自由なくゆっくりできる空間。だが、銀バッジたちはゆっ くりしきれない。 銅バッジの区画にも銀バッジの区画にも、たった一匹の親れいむはいないのだ。 「おちびちゃんたち……」 「ゆうう! みんなでゆっくりしたいよ!」 最後の区画。銅バッジの区画の反対側には、金バッジの区画には金バッジの子ゆっくりと 、親れいむがいる。それを除けば銀バッジの区画とそう変わらない。 「おかーしゃん、こっちきちぇえええ!」 「しゅーりしゅーりしちゃいよおおお!」 情けない声を上げる銅バッジのゆっくりたち。しかし、区画ひとつ挟んで親ゆっくりとの 接触は阻まれている。 「おかーしゃん……すーりすり……」 「ゆうう……すーりすり! すーりすり!」 ゆっくりの接触コミュニケーション「すーりすり」を試みる銀バッジ子ゆっくり。しかし 、透明な壁を隔てて柔らかな感触は得られず、満足には程遠い。 「すーりすり……みんなでゆっくりしたいね」 「みんなきんばっじさんだったらいいのにね……そうしたらみんなでゆっくりできるのに ね……」 金バッジのゆっくり達は親と一緒のゆっくりできる空間だ。だが、金バッジを持つほどの 善良な個体である。今まで一緒だった姉妹と離れ離れになり、また自分達だけが親れいむ とゆっくりできる後ろめたさからか、どこかゆっくりできていない。 すべての区画には鏡が設置されている。いつでも自分のバッジの色が分かる。金バッジ以 外は、親と離れ離れになってしまう原因のバッジが、惨めに見えることだろう。 三区画、それぞれゆっくりできない空間。 そんななか、親れいむの声が響き渡った。 「ゆっくりしていってね!」 一瞬、そのあまりにゆっくりとした響きに全ての子ゆっくり達は返事も忘れて陶然となっ た。だがすぐに、本能に従い、なにより母親に呼びかけられたことがうれしくてたまらな くなり、喜びを声に出して爆発させた。 「ゆっくち! ゆっくちしちぇいっちぇね!」 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりーっ!」 離れていても、声は届く。近づけなくても、心はひとつ。親れいむの呼びかけに、子ゆっ くり達はみなそのことを知った。寂しい気持ちは消えはしなかったけれど、それでもみん な、ゆっくりできる――そんなことでも考えているのだろう。どいつも実にゆっくりとし た顔をしている。 親れいむは、そんなゆっくりした子供達に激励を送った。 「みんな! ゆっくりしてね! おかあさんとにんげんさんのいうことをきいて、いいこ にしてればみんなきんばっじさんになれるよ! そうしたらみんなでゆっくりできるよ! 」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「れいむ、がんばるよ!」 「まりさもまけないよ!」 「ゆっくりー!」 こうして教育の第二段階は始まった。 バッジとはゆっくりに格付けすることであり、それはすなわち差別を生む。それを実感さ せるのだ。その上で、新バッジが正常に機能するかを検証するのだ。 この環境で適宜ブリーダーの監修に入ってもらい、ゆっくり達の育成は始まった。 実のところ、研究の目的はバッジの完成であり、別に金バッジゆっくりを増やすことでは ない。だが、目に分かる目標があった方がやりがいがあるというものだ。研究員にとって も、ゆっくりどもにとっても。 「ゆっくりがんばるよ! れいむ、いいこになるよ!」 親れいむの呼びかけに素直に応え、銅から銀にあがるゆっくりも現れ始めた。銀から金に あがる子ゆっくりもいる。つくづくゆっくりというのは思い込みのナマモノだ。 だが、どちらかと言えば逆のゆっくりの方が多かった。 「れいむわかったよ! きんばっじのれいむはとくべつなゆっくりなんだね! かわいく ってごめんね!」 突然何やら悟った顔をして、そんなことを叫んだ子れいむ。そのバッジは、驚いたことに 一瞬で金から銅へと変色した。 銅になったら即座に研究員によって区画移動させられた。 「はいはい、銅バッジは銅区画ね」 「どぼじでええええ!? おがあざああん! おがあざあああああん!」 「おちびちゃん……ゆっくりはんせいして、またきんばっじさんになってかえってきてね ……!」 また、銅バッジからさらに落ちるゆっくりもいた。 「くそじじいいいいい! おかーしゃんとゆっくちさせるのじぇ! ゆっくちさせちぇく れないと、ぎったぎたにしてやるのじぇええええええ!」 銅バッジということは頭も悪い。人間との力の差も理解できない、銅バッジにすらなれそ うもないその子まりさのバッジは……なんと黒に染まった。 これは想定外だった。まさか教えていない色に……それも、新バッジの話を持ってきたと き、企画課の男が思いつきで言っていた黒バッジになってしまうなんて。 協議の結果、その子まりさは処分することになった。 「黒バッジのゆっくりはゲスだ! ゲスは加工所行きだ!」 「かこうじょはいやあああああああ!」 ここはそもそも加工所の研究棟なわけだが、親れいむ以外のゆっくりには知らされていな い。 子ゆっくりどもは恐怖に震え上がった。 この区画分けによる教育は子ゆっくりが成体になるまで続けられた。 バッジの変色はおおむねこちらの期待通りに行われた。たまに変色しないことがあったが 、その場合は眠っている間に手作業で着色した。その頻度も徐々に減っていき、成体にな る頃にはこちらの望む機能を備えた新バッジは出来上がった。 最終確認として、試験的に銀以上のゆっくりに、その色に見合ったバッジ試験を受けさせ た。すると驚いたことに、実に九割のゆっくりが合格した。この結果には研究に関わった ブリーダー達も驚いていた。バッジ試験は何度か落ちてようやく合格、というのが常識ら しい。 とにかく、この世代のバッジは完成したと言って問題なさそうだった。 成体になったら次はいよいよすっきりーによる繁殖である。バッジつきの赤ゆっくりが生 まれれば、この「新バッジ」は本当に完成だ。今までの実験手順を10世代も繰り返せば 定着するのではないかと予想されている。まあ、これは甘く見積もっての話だ。定着には まだまだ時間がかかるだろう。 だが実のところ、私個人としてはここまでの成果で満足していた。ゆっくりのランクを正 確かつリアルタイムに量るバッジは完成した。少々手間はかかるが、研究で行った手順を 繰り返せば量産も可能だ。 それにここまでの成果だけで私の評価は大きく高まった。今では研究費用も以前の数倍得 られる。気持ち悪いくらい上手くいく研究だったが、これから先たとえ困難があろうと大 丈夫だと思えるだけの立場は築けていた。 もっとも、こういう時こそ危ないものだ。研究は常に慎重に、石橋を叩いて渡る気持ちで やらなくてはならない。立場が上がったということは責任も重くなったということだ。私 は一層気を引き締めて研究に臨んだ。 だから、驚いた。 「新バッジ」を装着した第一世代のゆっくり達。その子供達のいずれもが、「新バッジ」 を着けた状態で生まれてきたのだ。 ・ ・ ・ 「新バッジ」の生産技術は実にあっさりと固まった。量産すると、「新バッジ」は瞬く間 に世に広まった。 つけたゆっくりのランクを正確かつリアルタイムに把握できる。その便利さを望む大衆の 声に、反対を唱えるバッジ審査機関はまったく抵抗できなかった。 新バッジは飛ぶように売れ、加工所は初期において大きな利益を得た。また、あらかじめ とっておいた特許により、長期安定した収入も約束された。審査機関も流れに逆らえない と、柔軟に対応し、かつて企画課の男が意図したようにこの新バッジに対応するべく加工 所と協調の道を選んだ。 誰もがこの新バッジを受け入れた。 だが、この新バッジをなにより受け入れたのは人間ではなく、ゆっくりなのかもしれない 。 私は夢想する。気味の悪いくらいうまくいった研究。これは、ゆっくりという種がバッジ を望んだからではないだろうか。 愚かなゆっくりは、すぐに相手を自分より下に置きたがる。己の力もわきまえず人間を奴 隷呼ばわりしたり、お飾りを失った同族を排斥する。「かわいくってごめんね!」「まり さはむれでいちばんかりがうまいんだぜ!」など、簡単に頂点に立ちたがる。そうした欲 求が、自分のランクをはっきりさせたいという想いが、「新バッジ」を呼び込んだのでは ないか。そんな風に思えるのだ。 そんなことを考えてしまうくらい完璧なバッジのシステムができあがったのだ。 ・ ・ ・ 「ばりざを! ばりざをかいゆっくりにしてください! ばりざはぎんばっじだったんで ず! ごはんをちらかしません! おといれだっでちゃんどできまず! だがら! だが らぁ……!」 今日も街角でゆっくりの悲痛な声が聞こえる。そのほとんどが黒バッジで、たまに銅も見 かけるが、銀以上は見たことがない。 都市部のゆっくりのほとんどが「新バッジ」をつけている。捨てゆっくりが野良と交配し た結果だ。 現在、バッジは純粋にゆっくりのランクを示すものになっている。飼いゆっくりかどうか は、住所タグの有無で調べられる。以前はバッジを取られ捨てられたことが多かった。今 は住所タグをとって捨てられる。 もっとも、ゆっくりが捨てられること自体は減少しているという。ゆっくりのゲス化はバ ッジの微妙な色合いの変化でわかる。多くの飼い主は手遅れになる前にブリーダーに相談 するなどして最悪の事態を避けることができるようになったのだ。 また、飼いゆっくりが野良と付き合う、ということも少なくなった。「新バッジ」の色は ゆっくりでもわかる指標だ。自分のバッジの輝きを失うリスクを犯してまで黒バッジの野 良交流することなど、ゆっくりの餡子脳でも損なことだとわかるのだ。 それでもゆっくりは簡単に堕落する。そうした場合、問答無用で捨ててしまうマナーの悪 い飼い主もいるのだ。だから、野良にもバッジは広まった。 街中を歩く中、そんなゆっくり達を見かけていると、ふと、あの研究に使った親れいむの 笑顔が蘇った。 「さいごにいっぱいのおちびちゃんをそだてられて……れいむはしあわせーだったよ…… にんげんさんとゆっくりがなかよくできるおてつだいができて……れいむはとってもゆっ くりできたよ……」 「新バッジ」の完成とほとんど同時期に、親れいむの寿命が尽きた。だが、それは満足し た実にゆっくりとした最後だった。 「ゆっくりしていってね……」 れいむは「もっとゆっくりしたかった」と言わず、みんながゆっくりすることを願いなが ら「永遠にゆっくり」した。それはおそらく、ゆっくりにとって最高の最後と言えるだろ う。 確かにあの、本来廃棄品だったれいむのなしたことは大きい。バッジシステムは完璧なも のになった。人がゆっくりのランクを見誤ることは無く、ゆっくり同士も自分のランクを 理解できる。 私自身も地位も給料もぐんと上がった。 そう、あの研究は、正しかった。そのはずだ。 だが、なにかがひっかかる。 そんなとき、私の気を引く声が聞こえた。 「このこはうまれたときはぎんばっじだったんです!」 飼いゆっくりへの売込みを行うゆっくりの親子だ。片親らしい。薄汚れた親まりさの帽子 についたバッジの色は、やや黒っぽいが辛うじて銅に見える。野良にしては優良な個体と 言えるだろう。子供のときから躾ければ銀までいけたかもしれない。 そして、子まりさのバッジは黒味のない綺麗な銅だった。野良には珍しい。本当に最初は 銀だったのかもしれない。 目を向けると、うっかり親まりさと目が合ってしまった。親まりさの目が輝いた。 「にんげんざん! おちびぢゃんを、がいゆっぐじにじでぐだざい!」 やれやれ、面倒なことになった。無視してちょっと走るか、などと考えたとき、子まりさ のつぶやきが耳に届いた。 私は、子まりさのバッジが銀から銅に変わった理由を理解した。 そしてその理解は、私の中でひっかかったものを明確にした。 ・ ・ ・ 研究棟の一室、私専用の研究室。その中で一人、椅子に座る。正式に生産されるようにな った新バッジを手にもてあそびながら、ぼんやりと考える。 研究は気味が悪いほどうまくいった。 それは、ゆっくりという種がそれを望んだから。 自分をやたらと上に置きたがる、愚かなナマモノゆっくり。自分のランクをはっきりとさ せるゆっくりは、きっと「新バッジ」のようなものを望んでいたのだ。 「新バッジ」は驚くほど簡単に人間社会に広まった。 それは人間という存在がそれを望んだから。 より良いゆっくりを手に入れたい飼い主。堕落する金バッジゆっくりに悩まされていた審 査機関。利益を得たい加工所。みんなきっと、「新バッジ」のようなものを望んでいたの だ。 「新バッジ」の研究は、ゆっくりのペット業界に革命を起こした。だが、私のしたことと いうのは、実はたいしたことではなかったのかも知れない。ゆっくりと人間。二つの種の 欲求の一致。そこにただ、ちょっとしたきっかけを与えたに過ぎないのかもしれない。 ゆっくりの醜いエゴと人間の醜い欲。二つの醜いものの落とし子、「新バッジ」。 考えてみたらひどいものだ。 だが、金バッジのゆっくりは本当にゆっくりしている。「新バッジ」を本当に輝かせるこ とのできるゆっくりは、同じ重さの黄金以上の価値を持つという。その金バッジの輝きは 、本当に美しいと聞く。 おぞましく醜いものから生まれた金バッジが、純粋で美しいとは、なんて皮肉なことだろ う。 あの、街であったまりさの親子を思い出す。 「私はゆっくりにひどいことをしてしまった……」 甘い言葉だ。「新バッジ」の製作前に、もし加工所の同僚が同じ言葉を吐いていたら、私 はためらわずぶん殴っていただろう。 私はむしろぶん殴られたい気分だった。 その時だ。 その私の甘さに反応したかのように。バッジが変色を始めた。 「うわああああああ!」 私は悲鳴を上げバッジをゴミ箱に投げ捨てた。 どんな色か確かめようとは思わなかった。 金色だったら? ぞっとする。どんな虚飾にまみれた金なのか? 黒だったら? 吐き気がする。自分がゆっくり以下だなんて、考えたくもない。 本当はこんなバッジなど作ってはいけなかったのだ。 自分がどれほどの価値があるか。 誰もが知りたくて、しかし本当の意味では絶対に知りたくないこと。 人間はさまざまな場面でその価値を評価される。学生の頃は試験、社会に出てからは仕事 の成果や勤務態度の評価。それで価値が決まる。だが、逃げ道がある。「勉強が人間の価 値が計れるものか」「仕事ができる、できないで人の価値は決まらない」。そんな風に逃 げられる。人の価値なんて言葉の上だけで、本当に計測できてはいけないのだ。 だが、「新バッジ」は違う。そんな逃げ道を奪ってしまった。あのシステムは完璧だ。完 璧すぎた。 ゆっくりはもはやバッジの色でしか相手の価値を判断せず、人間もまたバッジの色でしか ゆっくりの価値を計れない 。 それで得たものは、明確な基準。 失ったものは……きっと数えきれない。 私は恐怖する。 あの親子のまりさ。かつて銀だったという銅のバッジをつけた子まりさはこうつぶやいた のだ。 ――おとーさんと、はなれたくないよ…… 子まりさは、きっと本当に生まれたときは銀バッジだったのだろう。その子まりさが、な ぜ銅バッジになったのか。どんな想いで、自分のバッジを「銅に変えてしまった」のか。 それは「新バッジ」では計れない、人として失ってはいけない大切なものだ。 「新バッジ」の完成によって失ったものとは、きっとそういうものなのだ。 今となっては、研究に使ったあの親れいむの笑顔が痛い。胸に、突き刺さる。 知りたくなかった。気づきたくなかった。こんな、こんな、こんなこと……! 私は胸の痛みを強引に押さえつける。そしてゆっくりの不条理に相対したときに唱える魔 法の呪文を口にする。 「……だって、ゆっくりだから」 いつもは不思議な納得感を与えてくれるその言葉は、しかし、今の私になにひとつ与えて くれなかった。 了 by触発あき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKI - 触発あきの作品集 http //www21.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/32.html 感想はこちらにいただけるとうれしいです 触発あき - ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278666597/l50
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『パーフェクトバッジシステム』 34KB 実験 赤ゆ 加工場 現代 独自設定 ※独自設定垂れ流し 「ぼくのかんがえたさいきょーのばっじしすてむっ!」って感じの独自設定です ※先日スレでバッジに関する話題で盛り上がっていたのに触発されて書きました 「かいゆっくりにしてください! まりさはきんばっじのゆっくりだったんですうううう う!!」 冬も近づいたある街角。 そこで叫び続けるのは、不思議生首饅頭ナマモノ、ゆっくり。大きなとんがり帽子と金髪 が特徴のゆっくりまりさが、行き交う人々に救いを求め叫んでいた。 数年前からありふれるようになった光景。まりさが力尽きるか、あるいはゆっくり対策課 の人間が処理に訪れるまで続くであろう、悲惨で、しかし滑稽この上ない有様。 足を止める人間はいない。 このまりさ、自称するとおり、かつては金バッジの飼いゆっくりであったのかもしれない 。だが、今となっては意味はない。今や、そのことに価値を感じる人間は誰一人としてい ない。 まりさについているバッジ。かつて金色に輝いていたかもしれないそれは、黒く染まって いたからだ。 パーフェクトバッジシステム 「ゆっくりのバッジを作れ、ですって?」 ゆっくり加工所の研究棟。そのひとつ、お飾りを専門に研究する研究室のひとつ。私の職 場であるそこにやってきた企画課の男は、そんな奇妙な提案をしてきたのだ。 「ゆっくりのバッジについて、どの程度知っている?」 「まあ、一般的なことなら。ランクは金、銀、銅に分かれてて……最近はプラチナとかも ありましたっけ?」 企画課の男の確認の言葉に、私は半ば嘲笑しながら答えた。 ゆっくりのバッジ。金、銀、銅などといったようにランク分けされている。 銅は飼いゆっくりというだけで与えられる。人間の所有物であることを示すもので、犬や 猫につける首輪みたいなものだ。 銀はある程度の躾が施されたもの。人間の指示を正しく理解し、人間にとって迷惑な行為 をとらないことが最低限の条件だ。ペットとして一定以上の躾を受け、それを継続できる ゆっくりに与えられるもので、銅が首輪なら銀は称号と言えるだろう。 金はさらに優秀なゆっくりに与えられる。銀に必要な条件を満たすのはもちろん、ゆっく りとしては高い知能が要求される。ゆっくりは通常、数字を3までしか認識できないが、 金バッジのゆっくりは二桁程度は数えることができ、算数程度ならこなすことができる。 また、その知能を生かし、自分がゆっくりすることより人間をゆっくりさせることを優先 させるのも重要な条件だ。金は人間のパートナーとして認められた証で、ここまできてよ うやくゆっくりの命は犬ネコ程度の「生き物」として扱われるようになるのだ。 プラチナはそれ以上の称号。詳しくは知らないが、特別優秀なゆっくりや、優秀な希少種 などに与えられる特殊なものだと聞いている。 「でもバッジなんてあれでしょ? ゆっくりペット業界の作った、破綻したシステム」 金、銀、銅。これらのシステム自体は別に間違っていない。審査機関の活動も審査試験そ のものも、それなりに厳密で真っ当なものだ。 だが、問題はその対象がゆっくりであるということだ。 愚かで無謀で思慮に浅く、そのくせ欲望だけはやたらと強いゆっくり。その餡子脳ゆえに 、向上するには多大な努力が必要で、とてつもなく簡単に堕落する。 金バッジの高級ゆっくりが禁じられた子作りを、それも野良相手にやらかす事例はありふ れており、もう話の種にもならない。 飼い主が原因の場合もあるが、どんなに優秀であろうと、所詮ゆっくりはゆっくりなのだ 。 私に限らず、加工所に所属する人間は大抵バッジシステムを破綻していると馬鹿にしてい る。ゆっくりにペットとしての優劣をつけるなんて無意味だ。あいつらを正当に評価した いなら、食品としての品質の良し悪しで判断すべきなのだ。 企画課の人間も加工所で働いているのだから、そんなことをわかりきっているはずだ。 バッジもゆっくりのお飾りとの範疇で、私に話を振ってくるのはわからなくはない。だが 、加工所がわざわざバッジを作るなんて意味がわからない。 だが、企画課の男の提案はそんな私の常識を打ち破るものだった。 「で、そのバッジだが……生まれたときからゆっくりについていたらどうなると思う?」 「は? 生まれたときからって……」 「つまり、生まれたときからゆっくりのお飾りにバッジがついているわけだ。優秀なゆっ くりなら金、そこそこできのいいやつなら銀。普通のゆっくりは銅で、使い物にならない のは……そうだな、黒いバッジとか。それが、生まれたときからついてる。そして、ゆっ くりのペットとしての質の変化に伴ってバッジの色も変わるんだ。金バッジのゆっくりも 、野良と子作りした時点で銅バッジになる。逆に銅バッジのゆっくりでも、躾を受けて優 秀になればバッジの色も銀に変わる。どうだ、すごくないか? 作って欲しいのは、そん な『新バッジ』なんだよ!」 「それは……」 そんなことが実現したら、すごい。 ゆっくりのバッジシステムが破綻している理由は、ゆっくりが簡単に堕落するからだ。 バッジは通常、定期審査の義務がある。だが、劣化の激しいゆっくりのこと。正確なラン ク付けを行うなら、極端な話、毎日審査を行わなければならないだろう。それは現実的で はなく、定期審査はせいぜい半年に一回。人間に反抗的な態度を取ったり、あるいは野良 と子作りをしたゆっくりは即座に降格やバッジ剥奪もありうるが、それでは潜在的なゲス 化などはわからない。気づいたときには取り返しにつかないことになっていた、というの もよく聞く話だ。 ところが企画課の男の言う生まれたときからついていて、リアルタイムに変化する「新バ ッジ」ができれば解決する。ゆっくりの正確なランク付けがリアルタイムで確認できると 言うわけだ。 「できたら確かにすごいでしょうけど……そんなの、一回売りさばいたら終わりじゃない ですか。だいたい現行の審査機関が許しませんよ、絶対」 仮にそんなバッジができたとする。 ゆっくりにつけて、生まれた子供もバッジつき。それから生まれる子供は全てバッジつき になるわけだから、最初にある程度の数を売ればその先バッジはほとんど売れなくなるこ とになる。 また、審査機関の存在も問題だ。ゆっくりのバッジ審査は今や大きな市場になっている。 どの分野でもそうだが、資格とそれを支えるシステムが生み出す利益は莫大だ。それを崩 壊させるものなんて、業界の反発を受けるに決まっている。 ゆっくりを飼う人間にとってはメリットの大きいバッジだが、それを作る加工所からすれ ばリスクばかりで旨みが少なすぎる。研究室にこもりがちな私でも想像がつくことだ。 だが、企画課の男はそれも自信満々だ。 「大丈夫さ。審査機関はなくならない」 「なんでですか? だって審査の必要が……」 「審査の必要はある。というか、必要にする。バッジは定期的な品質チェックが要るって ことにすればいい。品質チェックの際、併せて現行の定期審査も行うよう義務付ける。バ ッジの品質チェックの特許をとっておけば加工所に利益が入るし、審査がある限り審査機 関にも金が入る。そりゃ、審査機関の利益は今よりは減るだろうが、新バッジシステムに 追従しないわけにはいかないだろうさ」 感嘆の息が漏れる。 確かに、それなら現実的だ。多くの飼い主たちはゆっくりの状況がリアルタイムでわかる 新バッジを望むだろうし、審査機関も生き残るためには新バッジを受け入れるしかない。 そして、ペットゆっくりが存在する限り、加工所は半永久的に特許料という利益を得るこ とができる。 企画課の言う男のまさにゆっくりペット業界にとって革命が起きるといってもいい。 私がそんな未来を夢想していると、 「じゃあそういうことで、研究の方、よろしく」 実に軽い調子で言い、企画課の男は立ち去ろうとした。 「ちょ、ちょっと待ってください! そんな簡単に言われてもっ……!」 「まあ、研究の一環としてやってくれよ。どうせ暇なんだろ?」 「暇って……」 確かに、ゆっくりそのものと比較してゆっくりのお飾りの加工はそれほど注目を集めてい ない。 ゆっくりは饅頭、食べ物だ。そのお飾りも例外なく、基本的には砂糖細工だ。だがゆっく りの構成要素としては珍しく水に強く丈夫で、そのため食感があまり良くない。お飾りを メインにしたヒット商品を出せないのが正直なところだ。 最近売れたのは「インスタントゆっくりおしるこ・まりさバージョン」。ゆっくりの中身 をお汁粉とし、具に成体ゆっくりの目玉の白玉、赤まりさのおぼうしを入れている。フリ ーズドライされたそれらをお湯で戻して食べるインスタント商品だ。おぼうしは食感が良 くなるように、ゆっくりの涙でふやかしてやわらかくした後、軽く火であぶってある。こ れはお汁粉の中で、ちょうどコーンポタージュのクルトンのようなアクセントになる。 もっとも、これがヒットしたのはそうしたお飾り加工の工夫によるものではない。お帽子 をお汁粉に浮かべ、その上に白玉をのっけて遊ぶ「水上まりさごっこ」がちょっと流行っ たからだったりする。 ゆっくりのお飾り研究は、加工所において閑職で、他の研究と比べて低く見られがちなの だ。 先ほどまで熱弁を振るっていたのも一転、企画課の男は投げやりな様子だった。 今更理解した。きっと今の話は飲み会とかで盛り上がって、翌日冷静になったけどダメも とでとりあえず持ってきた、という感じなんだろう。 お飾り研究は閑職。遊ばせておくより、なんでもいいから研究させていたほうがいいとい う判断かもしれない。いずれにしろ、馬鹿にしてる。。 「まあ、できるだろ。『だって、ゆっくりだから』」 だってゆっくりだから。 ゆっくりの研究で得られる結論は、どんなに不条理で理不尽でもその一言で済まされてし まうのだ。 正直むかっ腹が立ったが、それでも私はけっこうやる気になっていた。うまくいけば一気 にお飾り研究の地位を向上できる。実際、わりと暇だったと言うこともある。 そもそも、なにやったってかまわないのだ。 だって、ゆっくりだから。 ・ ・ ・ 新バッジの作成にあたり、まずはその素体となるバッジ――「素体バッジ」を作ることに した。 まずはゆっくりのお飾りをどろどろに溶かし、脱色する。要は溶けた砂糖の塊にするわけ だ。これを型に流し込み、冷やして固める。大きさはビーズ程度、形はこの段階では丸い 板状になっていればよく、正式な金バッジのような細工は施さない。これで「素体バッジ 」は完成だ。 今回のために飼育用の部屋の中には、濃縮オレンジジュースに満たされた三角フラスコに 挿された茎が整然と並んでいる。実の生る茎は五本、実の数は計30。実ゆっくりの種類 は、まずはゆっくりの基本種とも言えるれいむ種とまりさ種を選んだ。 これらの茎は加工所からまわしてもらった低級品だ。低級品と言ってもあくまで加工所の 基準、食品としてであり、中には性格の良いペット向けのゆっくりもいるだろう。まあ、 ゆっくりなんてどいつも大して変わらないものだから、問題ないだろう。 「素体バッジ」を軽く熱して表面を溶かし、これらの実ゆっくりすべてのお飾り付着させ る。 素体接着作業の翌日。さすが加工所製と言うべきか。予定通りきっちりと、実ゆっくり達 は生れ落ちた。 生れ落ちる赤ゆっくりたちの様子を、私はモニター越しに観察する。 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆっくりしていってね!」 次々に生まれる赤ゆっくりを迎えるのは金バッジをつけた成体のゆっくりれいむだ。成体 と言うより老体と言った方が適切かもしれない。 加工所のある部署では、高級品をつくるために、金バッジのゆっくりに赤ゆっくりを生ま せて育てさせ、育ちきったところで一気に虐待するという手法を行っている。何一つゆっ くりできないことを経験せずのびのびと育ったゆっくりが突然、最上級の虐待を受けるこ とで高品質な甘みを生み出すと言うわけだ。 この金バッジのれいむは、そこで長期間子育てを行っていた。経年劣化により廃棄になっ たところ、折りよく研究用に入手したのだ。このれいむが今回の新バッジ作成の要となる 。 赤ゆっくり全てが生れ落ち、生まれてはじめての食事として茎を与え、ようやく落ち着い た頃。 成体れいむは、赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 成体れいむの呼びかけに元気に答える赤ゆっくりたち。刷り込みは問題なくうまくいった ようで、餡子の縁などかけらもないあの成体れいむを自分の親と思い込んでくれたようだ 。 そして、親れいむは台本通りに赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! こっちをみてみてね!」 れいむの指し示した先には大きな鏡がある。赤ゆっくりたちは楽しそうにそちらに向かう 。 「これは『かがみさん』! かがみさんは、じぶんでじぶんをみれる、ゆっくりしたもの だんだよ!」 赤ゆっくりたちはもの珍しげに鏡に映る自分の姿を眺めている。きょろきょろしたり、の ーびのーびしてみたり。実ににぎやかで真にイラッとくる。 やはり教育をれいむにまかせて正解だ。私がいたら育成などうまくできないだろう。もち ろん、老練な加工所の子育てれいむとは言え、ゆっくりに全ての世話を任せるつもりはな い。通常の高級品育成時と同様に、定期的にブリーダーに指導してもらう約束は取り付け てある。 「みんな! おかーさんをみてね!」 「ゆ! おかーしゃんのおかじゃり、とっちぇもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆううう! きらきらしゃん、きりぇーだよ!」 「いいにゃ! いいにゃ! きらきらしゃん、ゆっくちー!」 頭のリボンに輝く金バッジをきらりと見せ付ける親れいむ。ゆっくりは人工物の、きらき らすべすべしたものが大好きだ。野良や野生のゆっくりがおうちにそうしたガラクタをよ く溜め込む。 野良がバッジにあこがれるのはステータスばかりではない。ゆっくりできる綺麗なお飾り であるということも重要なのだ。 「これはおかあさんのばっじさんだよ! おちびちゃんたち! おちびちゃんたちにも、 ばっじさんはついてるよ!」 れいむに促され、鏡を覗き込む赤ゆっくりたち。すぐに自分達のお飾りについた「素体バ ッジ」に気づいたようだ。 どの赤ゆっくりも一瞬笑顔を見せ、しかしその顔はすぐ失望に沈む。 「ゆ、おかざりしゃん……」 「きらきらしゃんじゃないよ……どうちて……?」 「ゆえええん! ゆっくちできにゃいいいいいい!」 あまりにも飾り気のない「素体バッジ」に絶望し、泣き出す赤ゆっくりも出始めた。 だが、親れいむはゆっくりとした笑みを崩さない。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! ばっじさんがきらきらしてないのは 、おちびちゃんたちがまだうまれたばかりだからだよ! おちびちゃんがいいこでげんき にそだてば、おかあさんみたいなとってもゆっくりしたばっじさんになるよ!」 「ゆううう!? そうにゃの!?」 「れーみゅ! れーみゅ! いいこになりゅ! きらきらしたばっじしゃんつけりゅ!」 「まりしゃも! ゆっくちおーきくなって、きれーなばっじしゃんをつけるのじぇ!」 よし、刷り込みはうまくいった。 新バッジの作成。その第一段階は、「お飾りとともにバッジを成長させること」だ。 通常、ゆっくりのお飾りは自身の成長に伴い大きくなる。これはゆっくりが常に甘みを帯 びた「ゆっくりオーラ」を放出しているためである。 あまり知られていないことだが、とある博士の研究によると、ゆっくりは振動によってコ ミュニケーションをとっているらしい。振動によってゆっくりが性行為するのは良く知ら れているが、通常のコミュニケーションでも人間にもわからないくらいにゆっくりの身体 は微弱に振動し、「ゆっくりオーラ」を放出している。ゆっくりが何か行動する際いちい ち口に出すのは、声を出す振動でこの「ゆっくりオーラ」の放出を高めるためらしい。ま た、まったく同じ発音で同種のゆっくりの名前を呼ぶとき混乱しないのは、実はこの「ゆ っくりオーラ」によるコミュニケーション能力のためらしい。 そしてゆっくりのお飾りは、「ゆっくりオーラ」の受信機であり送信機となっている。ゆ っくりがお飾りを失うと同族に排斥されるのは、「ゆっくりオーラ」の送受信機能が低下 し、コミュニケーション能力を減ずるからなのだ。 ゆっくりが常に放出し、吸収する甘みを帯びたオーラ。このオーラを糧に、ゆっくりのお かざりは成長する。甘みで成長するあたり、お飾りもまたゆっくりの身体の一部と言える のだ。 そして新バッジはまずこのお飾りの一部とならなくてはならない。そのためにお飾りを材 料にし、生まれる前に着け、生まれた後もこうして刷り込みを行ったのだ。 ゆっくりは思い込みのナマモノ。いかなる加工過程においても、こうした刷り込みは最重 要事項だ。 親れいむもよくやってくれている。もっとも、必死にもなるのも当然だろう。あの親れい むは本来廃棄品。研究に転用されなければミキサーにかけられ飼料と化していたのだ。研 究に不適格とみなされば廃棄すると言い含めてもいる。文字通り命がけで子育てに励んで くれることだろう。 「ゆっくりしていてね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 親れいむの呼びかけに、赤ゆっくり達は元気に答える。 新バッジの刷り込みは成功。親子関係も良好。まずは第一段階はクリア、といったところ か。私はそんなゆっくりどもの和やかな様子を横目に、研究レポートを作成するのだった 。 ・ ・ ・ 「ゆゆ!? れーみゅのおかざりしゃん、ぴかぴかしゃん!」 「まりしゃも! まりしゃも! ぎんぎんなのじぇ!」 「れーみゅはなんだかゆっくちできにゃいいりょだよ……」 翌朝。鏡を見てゆっくり共が騒ぎ始めた。騒動の元はそのお飾りについた「素体バッジ」 の色だ。 赤ゆっくりによって金、銀、銅と色が変わっていたのだ。 「おちびちゃんたち! ゆっくりきいてね!」 親れいむの声に、赤ゆっくり達は騒ぐのをやめ注目する。親子関係は相変わらず良好なよ うだ。 「ばっじさんにはいろんないろがあるんだよ! きんいろのぴかぴかばっじさんはとって もゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆわーい! ゆっくちー!」 親れいむがモミアゲで指し示した金の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは喜びに飛び上 がった。 金の「素体バッジ」をつけた他の赤ゆっくり達もうれしそうに踊っている。 「ぎんのぴかぴかばっじさんは、きんのつぎにゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆっくち!」 今度は銀の素体バッジをつけた赤ゆっくりが喜びに飛び上がる。銀の素体バッジ赤ゆっく りは金より数が多く、さらににぎやかだった。 とてもゆっくり、和やかな空気。だが、それはすぐに壊れた。 「どうのぴかぴかしてないばっじさんは……あんまりゆっくりできないいろなんだよ…… 」 「そんにゃああああ!」 親れいむの声に、大多数だった銅の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは沈み込む。先ほ どの楽しげな空気から一転、まるでお葬式のような空気。 そんな空気の中、親れいむだけが力強い笑顔で、「台本通り」に声を上げた。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! おかあさんとにんげんさんのいうこ とをちゃんときいていいこにしてれば、ばっじさんはぴかぴかになるよ!」 「ほ、ほんちょ……?」 「れーみゅたち、ゆっくちできりゅの……?」 「ゆっくちちたい……ゆっくちちたいよお……!」 「だいじょーぶだよ! ゆっくりいいこになれば、ゆっくりぴかぴかのきんばっじさんに なれるよ!」 赤ゆっくり達の弱気な声に揺るがない、あくまでも力強い親れいむの声。赤ゆっくり達の 憂鬱なたちまち気持ちは吹き飛んだ。 「れーみゅ! いいこになりゅよ! ばっじさんをぴかぴかさんにするよ!」 「まりしゃも! まりしゃも! とってもゆっくちしたゆっくちになっちぇ、ぴかぴかば っじさんをつけるのじぇ!」 「ゆううん! れーみゅ、もういいこなのにぃ……でも、がんばっちぇもっちょいいこに なりゅよ!」 赤ゆっくりたちは元気を取り戻し、良いゆっくりになるべく決意を固めてくれたようだ。 モニター越しでもその熱意のほどが伝わってくるかのようだ。 まったくもってゆっくりの単純な餡子脳は簡単に刷り込みができて助かる。これで赤ゆっ くりたちは金バッジを目指してがんばってくれることだろう。 さて。色の変わった素体バッジだが、これは今回の目的どおり、「新バッジ」としてゆっ くりに受け入れられ、その性格に応じて色を変えたのだろうか? もちろんそんなことはない。いくらゆっくりが思い込みのナマモノだからと言って、たっ た一晩で新バッジが出来上がるのなら苦労はない。 昨晩、赤ゆっくり達が眠ったのを見計らい、ランダムで色を塗っただけである。だから今 現在、金色の「素体バッジ」をつけているやつが優秀なわけでも、銅色の「素体バッジ」 をつけているやつが劣っているわけでもない。単に初期の刷り込みのために仕込んだだけ なのだ。 だからこれからが面倒だ。これから毎晩、その日のゆっくりの行動を観察し、悪い赤ゆっ くりの色はランクを下げ、良い行動をした赤ゆっくりの色はランクを上げるという作業を しなくてはならない。ランダムで塗るのが通用するのは最初だけ。これからきちんと行動 を反映しないと「新バッジ」は望む形に完成しない。 しかも塗りなおすのは一度脱色しなくてはならない。そうしないと、ゆっくりが自ら素体 バッジの色を変えてもわからないからだ。 着色作業は専門技術を持つ加工所の研究員が行う必要がある。だが、観察は別だ。 「そんなわけで、バイトのみなさん。しっかり観察よろしく」 バイトは基本的にゆっくりを愛でることのできる人間、という条件で集めている。この段 階において虐待要素はないため、そうでなくては勤まらないのだ。加工所のバイトで「愛 で」、という条件は難しいかと思ったが、意外と集まってくれた。楽しそうにモニタを眺 め、担当の赤ゆっくりの行動をチェックし、所定のチェックシートに記入してくれている 。赤ゆっくり達のお飾りには、昨夜バッジの着色をしたときに小型の電子タグが埋め込ん である。モニターには常に番号が表示されるようになっているから、人間でも問題なく個 体識別できるようになっている。 モニターの向こうでは親れいむがはりきって子供に教育を始めていた。さすが老練の高級 品生産用ゆっくり。和やかな空気を保ちつつ、それでいてきっちりと赤ゆっくり達を教育 している。見る人が見れば微笑ましい光景なのだろう。 バイト達は楽しそうに見ているが、加工所の研究員である私としては胸がムカムカする光 景だった。 モニターから目を背けると、別の作業を始めて早々に記憶から今の光景を締め出そうとし た。だが、親れいむのとてもゆっくりした笑みだけが、妙に印象に残った。 ・ ・ ・ 「素体バッジ」の装着。バッジの刷り込み。 それらを万全に行ったところで、すぐに定着するとは思っていなかった。 ゆっくりのお飾りを原料としているとはいえ、素体バッジはあくまで人の手による加工品 。初めからゆっくりの成長に合わせて大きくなることまで期待していたわけではない。途 中で素体バッジは打ち切り、定期的にバッジを交換する予定だった。そうして育ったゆっ くりを交配して世代を重ね、徐々に定着を狙う計画だった。 ところが、赤ゆっくり達が子ゆっくりになる頃。バッジの色が自然に変わるようになった 。それもこちらの意図した色にそまりやすくなり、そのサイズもまたお飾りの成長に合わ せて大きくなった。驚くべきことに、その変化の過程で形まで変わった。何の細工も施し ていなかった素体バッジが、親れいむの金バッジと同じように細かな彫刻までほどこされ つつあったのだ。 新バッジは早くもゆっくりの身体の一部になっていた。まるで初めからそうなることが決 まっていたかのような、奇妙な自然さで。 疑問は絶えなかったが、研究としてはうまくいくに越したことはない。研究は次の段階に 進めることとなった。 ・ ・ ・ 「ゆっくちできにゃああああああい!」 「ゆわーん! おかあしゃああああん! ゆっくちさせちぇえええええええ!」 ゆっくりたちの住む飼育部屋は透明な壁で三つに仕切られた。 まず、隅の区画。ここには銅バッジの子ゆっくり達がおさめられている。泣き叫ぶ声はこ の銅ゆっくり達のものだ。まだ赤ゆっくり言葉が抜けないことからも、こいつらができの 悪いゆっくりであり、素体バッジの変色が正常に行われていることがわかる。 細長い区画の端には餌場、反対側の端には寝床やといれなどの通常の生活空間となってい る。区画の中央にあるのは平べったいベルトコンベアだ。これが常に銅ゆっくりの通行を 阻む。 生活空間から餌場に向かうとき。ベルトコンベアは生活空間に向かって回転するから、子 ゆっくりたちは必死に走らなければならない。逆に餌場から生活空間に向かうときベルト コンベアは餌場に向かって回転するから、やはり子ゆっくり達は走らされる。 楽をしようとどちらかに居座ろうとすれば、係の人間によって容赦なく体罰をくわえられ る。体罰と言ってもハエたたきで軽く叩く程度。あくまで普通の躾の範疇だ。 これは加工所では一般的な手法だ。ゆっくりは苦しむことで甘みを増し、運動することで 身が引き締まり食感が良くなるのだ。 「ゆっくり……ゆっくり……」 「おかーさん……おかーさんとゆっくりしたいよぉ……」 情けない声を上げているのは中央の区画にいる銀バッジのゆっくり達だ。 こちらの区画も餌場や寝床の位置などは銅バッジのそれと大差ない。大きな違いはベルト コンベアがないことだ。特に不自由なくゆっくりできる空間。だが、銀バッジたちはゆっ くりしきれない。 銅バッジの区画にも銀バッジの区画にも、たった一匹の親れいむはいないのだ。 「おちびちゃんたち……」 「ゆうう! みんなでゆっくりしたいよ!」 最後の区画。銅バッジの区画の反対側には、金バッジの区画には金バッジの子ゆっくりと 、親れいむがいる。それを除けば銀バッジの区画とそう変わらない。 「おかーしゃん、こっちきちぇえええ!」 「しゅーりしゅーりしちゃいよおおお!」 情けない声を上げる銅バッジのゆっくりたち。しかし、区画ひとつ挟んで親ゆっくりとの 接触は阻まれている。 「おかーしゃん……すーりすり……」 「ゆうう……すーりすり! すーりすり!」 ゆっくりの接触コミュニケーション「すーりすり」を試みる銀バッジ子ゆっくり。しかし 、透明な壁を隔てて柔らかな感触は得られず、満足には程遠い。 「すーりすり……みんなでゆっくりしたいね」 「みんなきんばっじさんだったらいいのにね……そうしたらみんなでゆっくりできるのに ね……」 金バッジのゆっくり達は親と一緒のゆっくりできる空間だ。だが、金バッジを持つほどの 善良な個体である。今まで一緒だった姉妹と離れ離れになり、また自分達だけが親れいむ とゆっくりできる後ろめたさからか、どこかゆっくりできていない。 すべての区画には鏡が設置されている。いつでも自分のバッジの色が分かる。金バッジ以 外は、親と離れ離れになってしまう原因のバッジが、惨めに見えることだろう。 三区画、それぞれゆっくりできない空間。 そんななか、親れいむの声が響き渡った。 「ゆっくりしていってね!」 一瞬、そのあまりにゆっくりとした響きに全ての子ゆっくり達は返事も忘れて陶然となっ た。だがすぐに、本能に従い、なにより母親に呼びかけられたことがうれしくてたまらな くなり、喜びを声に出して爆発させた。 「ゆっくち! ゆっくちしちぇいっちぇね!」 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりーっ!」 離れていても、声は届く。近づけなくても、心はひとつ。親れいむの呼びかけに、子ゆっ くり達はみなそのことを知った。寂しい気持ちは消えはしなかったけれど、それでもみん な、ゆっくりできる――そんなことでも考えているのだろう。どいつも実にゆっくりとし た顔をしている。 親れいむは、そんなゆっくりした子供達に激励を送った。 「みんな! ゆっくりしてね! おかあさんとにんげんさんのいうことをきいて、いいこ にしてればみんなきんばっじさんになれるよ! そうしたらみんなでゆっくりできるよ! 」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「れいむ、がんばるよ!」 「まりさもまけないよ!」 「ゆっくりー!」 こうして教育の第二段階は始まった。 バッジとはゆっくりに格付けすることであり、それはすなわち差別を生む。それを実感さ せるのだ。その上で、新バッジが正常に機能するかを検証するのだ。 この環境で適宜ブリーダーの監修に入ってもらい、ゆっくり達の育成は始まった。 実のところ、研究の目的はバッジの完成であり、別に金バッジゆっくりを増やすことでは ない。だが、目に分かる目標があった方がやりがいがあるというものだ。研究員にとって も、ゆっくりどもにとっても。 「ゆっくりがんばるよ! れいむ、いいこになるよ!」 親れいむの呼びかけに素直に応え、銅から銀にあがるゆっくりも現れ始めた。銀から金に あがる子ゆっくりもいる。つくづくゆっくりというのは思い込みのナマモノだ。 だが、どちらかと言えば逆のゆっくりの方が多かった。 「れいむわかったよ! きんばっじのれいむはとくべつなゆっくりなんだね! かわいく ってごめんね!」 突然何やら悟った顔をして、そんなことを叫んだ子れいむ。そのバッジは、驚いたことに 一瞬で金から銅へと変色した。 銅になったら即座に研究員によって区画移動させられた。 「はいはい、銅バッジは銅区画ね」 「どぼじでええええ!? おがあざああん! おがあざあああああん!」 「おちびちゃん……ゆっくりはんせいして、またきんばっじさんになってかえってきてね ……!」 また、銅バッジからさらに落ちるゆっくりもいた。 「くそじじいいいいい! おかーしゃんとゆっくちさせるのじぇ! ゆっくちさせちぇく れないと、ぎったぎたにしてやるのじぇええええええ!」 銅バッジということは頭も悪い。人間との力の差も理解できない、銅バッジにすらなれそ うもないその子まりさのバッジは……なんと黒に染まった。 これは想定外だった。まさか教えていない色に……それも、新バッジの話を持ってきたと き、企画課の男が思いつきで言っていた黒バッジになってしまうなんて。 協議の結果、その子まりさは処分することになった。 「黒バッジのゆっくりはゲスだ! ゲスは加工所行きだ!」 「かこうじょはいやあああああああ!」 ここはそもそも加工所の研究棟なわけだが、親れいむ以外のゆっくりには知らされていな い。 子ゆっくりどもは恐怖に震え上がった。 この区画分けによる教育は子ゆっくりが成体になるまで続けられた。 バッジの変色はおおむねこちらの期待通りに行われた。たまに変色しないことがあったが 、その場合は眠っている間に手作業で着色した。その頻度も徐々に減っていき、成体にな る頃にはこちらの望む機能を備えた新バッジは出来上がった。 最終確認として、試験的に銀以上のゆっくりに、その色に見合ったバッジ試験を受けさせ た。すると驚いたことに、実に九割のゆっくりが合格した。この結果には研究に関わった ブリーダー達も驚いていた。バッジ試験は何度か落ちてようやく合格、というのが常識ら しい。 とにかく、この世代のバッジは完成したと言って問題なさそうだった。 成体になったら次はいよいよすっきりーによる繁殖である。バッジつきの赤ゆっくりが生 まれれば、この「新バッジ」は本当に完成だ。今までの実験手順を10世代も繰り返せば 定着するのではないかと予想されている。まあ、これは甘く見積もっての話だ。定着には まだまだ時間がかかるだろう。 だが実のところ、私個人としてはここまでの成果で満足していた。ゆっくりのランクを正 確かつリアルタイムに量るバッジは完成した。少々手間はかかるが、研究で行った手順を 繰り返せば量産も可能だ。 それにここまでの成果だけで私の評価は大きく高まった。今では研究費用も以前の数倍得 られる。気持ち悪いくらい上手くいく研究だったが、これから先たとえ困難があろうと大 丈夫だと思えるだけの立場は築けていた。 もっとも、こういう時こそ危ないものだ。研究は常に慎重に、石橋を叩いて渡る気持ちで やらなくてはならない。立場が上がったということは責任も重くなったということだ。私 は一層気を引き締めて研究に臨んだ。 だから、驚いた。 「新バッジ」を装着した第一世代のゆっくり達。その子供達のいずれもが、「新バッジ」 を着けた状態で生まれてきたのだ。 ・ ・ ・ 「新バッジ」の生産技術は実にあっさりと固まった。量産すると、「新バッジ」は瞬く間 に世に広まった。 つけたゆっくりのランクを正確かつリアルタイムに把握できる。その便利さを望む大衆の 声に、反対を唱えるバッジ審査機関はまったく抵抗できなかった。 新バッジは飛ぶように売れ、加工所は初期において大きな利益を得た。また、あらかじめ とっておいた特許により、長期安定した収入も約束された。審査機関も流れに逆らえない と、柔軟に対応し、かつて企画課の男が意図したようにこの新バッジに対応するべく加工 所と協調の道を選んだ。 誰もがこの新バッジを受け入れた。 だが、この新バッジをなにより受け入れたのは人間ではなく、ゆっくりなのかもしれない 。 私は夢想する。気味の悪いくらいうまくいった研究。これは、ゆっくりという種がバッジ を望んだからではないだろうか。 愚かなゆっくりは、すぐに相手を自分より下に置きたがる。己の力もわきまえず人間を奴 隷呼ばわりしたり、お飾りを失った同族を排斥する。「かわいくってごめんね!」「まり さはむれでいちばんかりがうまいんだぜ!」など、簡単に頂点に立ちたがる。そうした欲 求が、自分のランクをはっきりさせたいという想いが、「新バッジ」を呼び込んだのでは ないか。そんな風に思えるのだ。 そんなことを考えてしまうくらい完璧なバッジのシステムができあがったのだ。 ・ ・ ・ 「ばりざを! ばりざをかいゆっくりにしてください! ばりざはぎんばっじだったんで ず! ごはんをちらかしません! おといれだっでちゃんどできまず! だがら! だが らぁ……!」 今日も街角でゆっくりの悲痛な声が聞こえる。そのほとんどが黒バッジで、たまに銅も見 かけるが、銀以上は見たことがない。 都市部のゆっくりのほとんどが「新バッジ」をつけている。捨てゆっくりが野良と交配し た結果だ。 現在、バッジは純粋にゆっくりのランクを示すものになっている。飼いゆっくりかどうか は、住所タグの有無で調べられる。以前はバッジを取られ捨てられたことが多かった。今 は住所タグをとって捨てられる。 もっとも、ゆっくりが捨てられること自体は減少しているという。ゆっくりのゲス化はバ ッジの微妙な色合いの変化でわかる。多くの飼い主は手遅れになる前にブリーダーに相談 するなどして最悪の事態を避けることができるようになったのだ。 また、飼いゆっくりが野良と付き合う、ということも少なくなった。「新バッジ」の色は ゆっくりでもわかる指標だ。自分のバッジの輝きを失うリスクを犯してまで黒バッジの野 良交流することなど、ゆっくりの餡子脳でも損なことだとわかるのだ。 それでもゆっくりは簡単に堕落する。そうした場合、問答無用で捨ててしまうマナーの悪 い飼い主もいるのだ。だから、野良にもバッジは広まった。 街中を歩く中、そんなゆっくり達を見かけていると、ふと、あの研究に使った親れいむの 笑顔が蘇った。 「さいごにいっぱいのおちびちゃんをそだてられて……れいむはしあわせーだったよ…… にんげんさんとゆっくりがなかよくできるおてつだいができて……れいむはとってもゆっ くりできたよ……」 「新バッジ」の完成とほとんど同時期に、親れいむの寿命が尽きた。だが、それは満足し た実にゆっくりとした最後だった。 「ゆっくりしていってね……」 れいむは「もっとゆっくりしたかった」と言わず、みんながゆっくりすることを願いなが ら「永遠にゆっくり」した。それはおそらく、ゆっくりにとって最高の最後と言えるだろ う。 確かにあの、本来廃棄品だったれいむのなしたことは大きい。バッジシステムは完璧なも のになった。人がゆっくりのランクを見誤ることは無く、ゆっくり同士も自分のランクを 理解できる。 私自身も地位も給料もぐんと上がった。 そう、あの研究は、正しかった。そのはずだ。 だが、なにかがひっかかる。 そんなとき、私の気を引く声が聞こえた。 「このこはうまれたときはぎんばっじだったんです!」 飼いゆっくりへの売込みを行うゆっくりの親子だ。片親らしい。薄汚れた親まりさの帽子 についたバッジの色は、やや黒っぽいが辛うじて銅に見える。野良にしては優良な個体と 言えるだろう。子供のときから躾ければ銀までいけたかもしれない。 そして、子まりさのバッジは黒味のない綺麗な銅だった。野良には珍しい。本当に最初は 銀だったのかもしれない。 目を向けると、うっかり親まりさと目が合ってしまった。親まりさの目が輝いた。 「にんげんざん! おちびぢゃんを、がいゆっぐじにじでぐだざい!」 やれやれ、面倒なことになった。無視してちょっと走るか、などと考えたとき、子まりさ のつぶやきが耳に届いた。 私は、子まりさのバッジが銀から銅に変わった理由を理解した。 そしてその理解は、私の中でひっかかったものを明確にした。 ・ ・ ・ 研究棟の一室、私専用の研究室。その中で一人、椅子に座る。正式に生産されるようにな った新バッジを手にもてあそびながら、ぼんやりと考える。 研究は気味が悪いほどうまくいった。 それは、ゆっくりという種がそれを望んだから。 自分をやたらと上に置きたがる、愚かなナマモノゆっくり。自分のランクをはっきりとさ せるゆっくりは、きっと「新バッジ」のようなものを望んでいたのだ。 「新バッジ」は驚くほど簡単に人間社会に広まった。 それは人間という存在がそれを望んだから。 より良いゆっくりを手に入れたい飼い主。堕落する金バッジゆっくりに悩まされていた審 査機関。利益を得たい加工所。みんなきっと、「新バッジ」のようなものを望んでいたの だ。 「新バッジ」の研究は、ゆっくりのペット業界に革命を起こした。だが、私のしたことと いうのは、実はたいしたことではなかったのかも知れない。ゆっくりと人間。二つの種の 欲求の一致。そこにただ、ちょっとしたきっかけを与えたに過ぎないのかもしれない。 ゆっくりの醜いエゴと人間の醜い欲。二つの醜いものの落とし子、「新バッジ」。 考えてみたらひどいものだ。 だが、金バッジのゆっくりは本当にゆっくりしている。「新バッジ」を本当に輝かせるこ とのできるゆっくりは、同じ重さの黄金以上の価値を持つという。その金バッジの輝きは 、本当に美しいと聞く。 おぞましく醜いものから生まれた金バッジが、純粋で美しいとは、なんて皮肉なことだろ う。 あの、街であったまりさの親子を思い出す。 「私はゆっくりにひどいことをしてしまった……」 甘い言葉だ。「新バッジ」の製作前に、もし加工所の同僚が同じ言葉を吐いていたら、私 はためらわずぶん殴っていただろう。 私はむしろぶん殴られたい気分だった。 その時だ。 その私の甘さに反応したかのように。バッジが変色を始めた。 「うわああああああ!」 私は悲鳴を上げバッジをゴミ箱に投げ捨てた。 どんな色か確かめようとは思わなかった。 金色だったら? ぞっとする。どんな虚飾にまみれた金なのか? 黒だったら? 吐き気がする。自分がゆっくり以下だなんて、考えたくもない。 本当はこんなバッジなど作ってはいけなかったのだ。 自分がどれほどの価値があるか。 誰もが知りたくて、しかし本当の意味では絶対に知りたくないこと。 人間はさまざまな場面でその価値を評価される。学生の頃は試験、社会に出てからは仕事 の成果や勤務態度の評価。それで価値が決まる。だが、逃げ道がある。「勉強が人間の価 値が計れるものか」「仕事ができる、できないで人の価値は決まらない」。そんな風に逃 げられる。人の価値なんて言葉の上だけで、本当に計測できてはいけないのだ。 だが、「新バッジ」は違う。そんな逃げ道を奪ってしまった。あのシステムは完璧だ。完 璧すぎた。 ゆっくりはもはやバッジの色でしか相手の価値を判断せず、人間もまたバッジの色でしか ゆっくりの価値を計れない 。 それで得たものは、明確な基準。 失ったものは……きっと数えきれない。 私は恐怖する。 あの親子のまりさ。かつて銀だったという銅のバッジをつけた子まりさはこうつぶやいた のだ。 ――おとーさんと、はなれたくないよ…… 子まりさは、きっと本当に生まれたときは銀バッジだったのだろう。その子まりさが、な ぜ銅バッジになったのか。どんな想いで、自分のバッジを「銅に変えてしまった」のか。 それは「新バッジ」では計れない、人として失ってはいけない大切なものだ。 「新バッジ」の完成によって失ったものとは、きっとそういうものなのだ。 今となっては、研究に使ったあの親れいむの笑顔が痛い。胸に、突き刺さる。 知りたくなかった。気づきたくなかった。こんな、こんな、こんなこと……! 私は胸の痛みを強引に押さえつける。そしてゆっくりの不条理に相対したときに唱える魔 法の呪文を口にする。 「……だって、ゆっくりだから」 いつもは不思議な納得感を与えてくれるその言葉は、しかし、今の私になにひとつ与えて くれなかった。 了 by触発あき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKI - 触発あきの作品集 http //www21.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/32.html 感想はこちらにいただけるとうれしいです 触発あき - ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278666597/l50
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脱ゆ4 読んでてイライラする人は速やかに離脱してください 駄文です。 長ったらしいです。スイマセン。 男は一家を自宅に再び迎え入れた。親れいむは精神衛生上の理由で子ゆっくりとは別の部屋に置かれた。 この男が興味を持っているのは今のところこの親れいむだけである。 他の子ゆっくり達はどうやらゲスとまではいかないが、わがままが目に余るので男は飼いたいとは思わなかった。どうにかして手放したい。 しかし、親れいむの納得しない理由で子供を処分してしまっては後々自分に懐かなくなるかも知れないと考え、男は親れいむにやんわりと条件を承諾させる。 「なあれいむ。これからこの子たちの適性試験を行うけど、君たちの子供がもしゲスならこの家では飼えない。別の所へ行ってもらうことになる」 「ゆゆ!そんなのゆっくりできないよ!!ぜったいやめてね!!」 「君はゲスじゃないだろ?とってもゆっくりしたゆっくりなんだろ?ならその子供ももちろんゆっくりしたゆっくりなんだよね?」 「もちろんだよ!!れいむの大切なおちびちゃんたちはとってもゆっくりしたゆっくりなんだよ!!」 「じゃあゲスなんてことはまずないよね?」 「もちろんだよ!!なんどもいわせないでね!!」 「君たち一家が仲良くこの家で過ごせるようになるためにはこの適性試験に合格する必要があるんだ。でも君の子供なら心配ないじゃない。 もう合格したも同然なんじゃないかな?だから適性試験をしちゃってもいいよね?」 「ゆ・・・ゆ~ん・・・・・」 「万が一適性試験を落ちちゃったら君たちは一緒に暮らせないけど、君の子供たちならきっと合格するから大丈夫だよ。だから・・ね?」 「そうだね!おちびちゃんたちなら大丈夫だね!!とってもゆっくりしてるかられいむ安心だよ!!おにーさん!!そのテキセイシケンっていうのを おちびちゃんたちにしてあげてね!!」 れいむには納得してもらった。これで不合格になれば子供達を上手く追い出せる口実になる。しかし、合格したらしたで、飼うのもいい。 きっと上手く調教すれば優秀な飼いゆっくりになるだろう。 一日だけだが寒さにより消耗した子ゆっくり達を暖かい部屋で養生させた。 そして次の日、男は子ゆっくりたちに名誉挽回の方法などそれらに関係することについて告げる。 まず男はかなり成長した実ゆっくりがたくさん成った茎を成長促進剤入りの砂糖水の入れてある花瓶にさす。実ゆっくりの数は10個。 そしてこの実ゆっくり達はゲスとゲスの間に生まれたゲス・サラブレッドである。 今から子ゆっくり達は全員で力を合わせてこの実ゆっくりたちにゆっくりできない事を言い、ゆっくり出来なくさせ、枯らしてもらう。 その際、決して茎を揺らしたり、してはならない。やっていいのは声を掛けるだけ。 ゆっくりできなくて枯れた実ゆっくりの個体はすぐに黒ずみ、逆に産まれてから殺された個体はすぐには黒ずまない。だから生まれ落ちた個体を殺してしまうと言う不正は不可能。 実ゆっくりは今日か明日には産まれる。 ちなみに中にはしぶとくて産まれてしまう個体もいる。そのため、生まれてしまった場合のペナルティーを用意する。 子ゆっくり達は赤ゆっくりを一匹生まれさせるごとに、その都度、細い針を底部から中枢餡に向けて埋め込む。 (ちなみにこの針は「ゆ虐マニア」というメーカーが作っている虐待用に開発されたゆ虐針(子ゆっくり用)と呼ばれるものである。 その目的・用途は虐待跡を体に一切残さずにゆっくりを虐待することである。主な客層はゆっくり虐待は好きだけど人の目が気になるという人向けである。 その針はその細さ故に、中枢餡まで突き刺してもゆっくりは死んだり、障害を残したりすることはないように作られている。 しかし、中枢餡を刺して刺激してしまう事によりすさまじい激痛(主に頭痛)や嘔吐感等を引き起こす。 動いたりする度にその激痛は大きくなり、スッキリはもちろん、跳ねて移動することも困難になる。 また、その痛みは差し込む本数に比例するが、子ゆっくりならば5本以上打ち込むとその痛みにより死んでしまう個体が出てしまう。 針を入れた時はゆっくりに激しい体罰を加えるとその衝撃により針が横にズレ、中枢餡を大きく傷つけることがあるため死ぬことがあるので留意。 この針は自然に出てくることは未だ確認されていないため、ゆっくりがこの痛みから解放されるためには死ぬか、人間に取ってもらうかのどちらかである。 説明書には「これはあくまで飼いゆっくりへの躾用商品なので野生のゆっくりへの使用等は避けてください」と書いてある。) これらのペナルティは赤ゆっくりが生まれて、それを人間に発見された時に、即、行われる。 生まれた赤ゆっくりを何らかの理由で死なせてしまった場合、その時点で子ゆっくり達は適性試験は不合格となり、子ゆっくり達全員はゲス判定を下され、寒空の下へ投げ飛ばされる。 一匹も生まれさせなければその時点で即適性試験は合格とする。また産まれてしまった個体は一匹も欠けることなく無事に子ゆっくりサイズまで育て上げれば適性試験は合格とする。 男は子供達が理解するまで何度も説明した。その間子ゆっくり達は顔色が悪くなり、餡子を吐きそうになる者もいた。 「そんなのゆっくりできないよ」と反論する者もいたが、嫌なら別に受けなくてもいいよと言ったら黙った。 「それじゃあスタート。がんばってね」 子ゆっくり達は一斉に実ゆっくりに対してソプラノボイスの罵声を浴びせる。 実ゆっくりはゆっくりできないと強く感じると、自らゆっくりするために死を選び、黒く朽ちる習性がある。 このような自殺とも呼べる現象が確認されているのは実ゆっくりだけだ。 「ゆっくりしないでね!!!うまれないでね!!!そのまま死んでね!!」 「このゲス!!なにのんびり寝てるのおお!!?早く死んでね!!!」 子ゆっくり達は必至の形相でこれから生まれ落ちるであろう実ゆっくりに対し、罵声を浴びせる。 実ゆっくり達は耳はすでに機能しているようで、その声を聞くとピクンと反応する。 始めは目を閉じ、ゆっくりとした笑顔を浮かべていた実ゆっくり達だが、その呪いの声とも呼べるものにより表情は少しずつ曇ってゆく。 しかし、どれもまだはっきりとした意識はないらしい。そのうち一匹の実れいむが意識を持ち始める。 (ゆんゆん・・・しょろしょろうまれりゅよ・・・・・ゆっくちちたいよ・・・) (はやきゅおきゃーしゃんとあいしゃつしちゃいな・・・どんなおきゃーしゃんなんだろう・・たのしみだにぇ) (ゆゆん・・・?なにきゃきこえりゅよ・・・・ゆっくちできないよ・・・・?) 意識を持ったとはいえ完全に覚醒していないとはっきりとは外部の音を認識できない。わずかに聞こえるくらいである。 次第に意識をはっきりと覚醒させる実れいむ。そして外部の音を聞くために集中してみる。すると怒気を含んだ声が聞こえてくる。 (ゆゆゆゆゆ・・・・・にゃんだきゃゆっくちできにゃいよ・・・・・こわいよおおおおおきゃーしゃーん・・・) 「ゆっくり死んでね!!そのまま死んでね!!!」 ゆっくりしないで。死ね。ゲス。ゴミ。クズ。生まれないでね。だれも生まれることを望んでない。悪魔の子。と実れいむの心を深く深く抉る言葉が実れいむに掛けられる。 実ゆっくりとして眠っている時、その誕生をみんなから祝福されることを夢みていた赤ゆっくりにとってその言葉はあまりにゆっくりできなかった。 「ゆぅ・・・・おきゃーしゃ・・ん・・こわいょぉ・・・・たしゅけちぇぇ・・・・」 子ゆっくり達は赤ん坊に対する言葉とは思えないくらいその言葉に怒気を込める。 三匹から全力をもって発せられる罵声は実れいむの精神を削り、徐々に元気をなくさせる。 さきほどまでぷっくりとしていた実れいむの顔にはしわがいくつも出来ていた。そしてそのしわはさらに深くなる。 「も・・・・ちょ・・・ゆっくち・・・しちゃか・・ちゃよ・・・・」 実れいむはあまりにゆっくり出来なくて、ユブブブブといいながら餡子を吐き散らし、黒ずみ床へ落下した。(実ゆっくり 残り9) 「やっと死んだよこのクズ!!」 「さっさと次のゲスを殺すよ!」 そして子ゆっくり達は再び罵声を浴びせさせ続ける。 次に意識を持ったのは実まりさである。実まりさはその大きな、怒りの満ちた声に驚き思わず目を開けてしまう。 その視界に映ったのは、顔を真っ赤にし、青筋を立て、唾を飛ばしながら、自分に怒声を浴びせる「親達」の姿だった。 赤ゆっくりは初めて見たゆっくりを親と勘違いする習性があるのでこの子ゆっくり達を3匹もいるのに親だと認識してしまったのだ。 現にこの子ゆっくり達は子ゆっくりとしては大きい部類に入る。今や成ゆっくり間近のサイズである。 あまりにもゆっくり出来ない顔を向けられているせいで実まりさは「ピキィ!」と声をあげながらしーしーを噴き出させる。 「おきゃーしゃん!!ゆっく・・・ゆっくちしちぇにぇ!!!まりしゃをゆっくちさせちぇえええ!!」 「うるさいよ!!お前なんかゆっくりしなくていいんだよ!!」 「さっさと朽ち果ててね!!このあぐまああああ!!!」 ソプラノボイスの罵声はこの実まりさの心を痛めつける。その声を30分も延々に聞かされ、ぐったりし始め、深いしわが体中にできる。 「ゆ・・ゆうぅぅ・・・おきゃーしゃん・・・・ゆっくち・・・ゆっく・・ゆげぇ!!」 赤まりさはあまりのゆっくりできなさに気分を悪くし、餡子を吐く。そして憐れそうな潤んだ目で子ゆっくり達をみつめる。 自分はこんなにもかわいくて、ゆっくりしているのにこんなに苦しんでいる、かわいそうだと思うでしょ?助けたいと思うでしょ?と訴えた目で・・・ 自分はかわいい、ゆっくりしていると思うのはゆっくりの本能である。特に赤ゆっくりはその傾向が強い。 「汚い子がこっち見てるよ!おーいやだいやだ。ゆっくりできないね!!」 「向こう向いてね!!不愉快だよ!!このゲス!」 「ゆぶ・・・おきゃー・・しゃん・・・ゆげえ!!ゆげ・・ゆげえええええ!!!!」 実まりさはかわいさ、ゆっくりらしさを全否定され、餡子を吐き散らし、落下した。弱り切った黒い肌は落下すると破れ、床に黒い花を咲かせる。(実ゆっくり 残り8) 「ゆふー・・・ゆふーーー・・・・やっとしんだねこのゲス」 「ゆはー・・ゆは・・・れいむつかれたよ・・・ゆはー・・・」 さきほどからずっと叫び続けている子ゆっくり達はかなり消耗していた。しかしまだ適性試験は始まったばかり、ここで休憩するわけにもいかなかった。 子ゆっくり達はこんな感じでさらに二匹を朽ち果てさせる。(実ゆっくり 残り6) 「ゆ・・ゆっくりしないで・・・ね・・・・・うまれてこないでね・・・」 「ゆあああ・・・・・つかれたよお・・・のどかわいたよおお・・・」 さすがに4時間近く叫び続ければ、消耗が激しいらしく子ゆっくりたちは叫ぶ事もできなくなっていた。それを見ていた男は子ゆっくり達に休憩を提案する。 「お前ら疲れたろ。ほら、クッキーにオレンジジュースあるぞ・・あまあまだよ。これで体力回復でもしたらいい。」 「ゆ!!あまあま!!?」 末女子まりさが一番に反応する。そして男の元へ行き、あまあま(クッキー)を食べる。 「むーしゃむーしゃ・・・しあわせーー!!!」 疲れたときに食べるあまあまは格別のようだ。その様子をみていた姉等も「いいなー」など言いながら末女子まりさの元へ来て食べ始める。 しかし、子ゆっくり達はこぼさない様に食べているため食べる速度は遅い。 その間実ゆっくり達には声は一切掛けられていない。先ほどの曇った表情は少し和らぎ、またいつものようなゆっくりとした笑顔になり始める。 その間に一匹の赤れいむが今がチャンスだと言わんばかりにその身を揺らし始め、そしてポテッと音を立てて生まれ落ちた。(実ゆっくり 残り5) 「ゆ・・ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!!」 その音に食べることに夢中になっていた子ゆっくり達は一斉に音の方向を見る。 「「「ゆううううう!!!!!?なんでうまれでるのおおおおおお!!!!?」」」 「おきゃーしゃんたち・・・ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」 ゆっくりしていってねと返してもらえなかった赤れいむはもう一度挨拶をする。 「ほらお前ら・・ペナルティだな。」 男は10センチ位の長さの「ゆ虐針」を手に取り、末女子まりさによく見えるようにかざす。 「これからこいつをお前らのアンヨに深く差し込みます」 「ゆううう!!!!?そんな長いのさされたらゆっくりできないよおお!!!しんじゃうよおお!!!!?」 「死なないように設計されてるから大丈夫。」 そういって男は末女子まりさの底部にその細い針を突き刺す。 「ゆぶううううう!!!・・・ゆゆ・・・・・・・あまりいたくな・・・・い・・?・・・」 針は細く、体の中に入っただけではそこまで痛くならない。せいぜいチクっとしたくらいだ。しかし中枢餡にその針が届いたとなるとそうはいかない。 ズブズブズブズブ・・・・・ 「ゆび!!!・・・・・ゆびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!?」 針を根元まで刺すと末女子まりさはその体の内側より発せられる痛みに顔を歪め、体をグニグニと動かす。体中からなぞの体液を垂れ流す姿からして痛みは相当なものだろう。 刺し終えた末女子まりさを放し、次は二女子れいむを手に取る。そして同じことを施す。 子ゆっくりたちに全員に針を埋め込み終わる。はじめはその痛みに慣れないせいか、子ゆっくりたちはその場から動かずただブルブルと震え、痛みによる声をあげるだけであった。 「ゆぐうぐぐぐ・・・ぎぼじわ゙る゙い゙よ゙おおおおおおお・・・」 「ゆびいいいいい!!!いだいよおお・・・?!!」 「ほらお前ら・・・そんなことしてていいのか?また生まれちゃうぞ?」 「ゆうう!!」 バイン!!「ゆぐ!!!?」 ボイン!!「ぎゅべえ!!!」 子ゆっくりたちは跳ねるとその衝撃により針が中枢餡を刺激し、痛いのでズリズリと底部を器用に動かし、実ゆっくりの元へ行く。 それでも痛いようで、子ゆっくり達が移動した跡には大量に滲みでた汗が、まるでナメクジが歩いたような濡れた跡を残す。 「ゆえええええええええん!!ゆえええええええええん!!」 そこには先ほど生まれた赤れいむが挨拶を返してもらえない事で悲しみ、泣いていた。実ゆっくりはみな生まれたら両親に祝福され、元気に挨拶を交わすことを夢見ている。 挨拶も返してもらえず、すりすりやペロペロすらしてもらえなかった赤れいむは悲しかった。なぜこんなに悲しいのか分からない位悲しかった。 そんなとき親と認識した三匹の子ゆっくりたちが赤れいむの元へ向かってくる(正確には実ゆっくりの所だが赤れいむにはそう見えた) 「ゆぐっ・・・ゆぐっ・・・おきゃーしゃん・・・ゆぐっ・・・・」 きっと自分に「さっきはごめんね」って謝ってから挨拶してくれる。すーりすーりしてくれる。ぺーろぺーろしてくれる。と淡い期待を抱く赤れいむ。 しかし、その期待は裏切られる。子ゆっくり達は赤れいむを避けて、その後にある実ゆっくりの所へ向かう。 「どぼじでぇ!!!!?」 子ゆっくり達は赤れいむのことなど眼中にはない。無視する・・というか気にしてもいない。今は実ゆっくりを朽ち落とす事に集中している。 「おきゃーしゃん!!・・・れいみゅ・・・れいみゅ・・・あいしゃつしちゃのに・・・・どうちてあいしゃつしちぇくりぇにゃいにょ?・・ ゆっくち・・・ゆっくちかにゃしいよ・・・あやまっちぇにぇ・・・れいみゅにあやまっちぇ「うるさいよ!このドゲス!!」ゆゆぅう!!!」 目障りだと感じた次女子れいむが赤れいむの所へやってきた。ほかの姉妹は再び実ゆっくりに対して怒声を浴びせている。 「さっきからうるさいよ!!お前が生まれてほんとにめいわくだよ!!!!死にたくなかったらさっさと向こうに行っててね!!」 赤れいむは唖然とした。親は子供を愛してくれるものじゃないの???と。まだ思考の鈍い赤れいむでも、怒られたということだけはハッキリとわかった。 「ゆ・・・・どうちて・・・どうちておこりゅにょ・・・・?れいみゅ・・・にゃにかわりゅいこちょしちゃにょ・・・?・・・」 「お前が生まれたことが悪いんだよ!!!どうして生まれてきたの!!?どぼじでうばれでぎだのおおおおおおお!!!!!?」 次女子れいむは手加減のない体当たりを赤れいむにかます。赤れいむはそのままくるくると転がりながら遠くまで飛ばされる。 「ゆぐっ・・・ゆげえ!!・・ゆ・・・ゆゆゆ・・ゆええええええええええええええええええん!!ゆええええええええええええええええええええん!!!」 かなり痛かったらしく、赤れいむは餡子を吐きだしながら泣きじゃくるが次女子れいむは無視する。 普段はこんな性格ではない温厚な次女子れいむであったが、針による激痛が常時襲ってくるのでかなりイライラしていた。 「うるさいから向こうで泣いててね!!このクズ!!」 そういって次女子れいむは再び実ゆっくりのほうを向き、怒声を浴びせ始める。 今また、実ゆっくり二匹が朽ち、落ちた。(実ゆっくり 残り3) しかし中にはそうしない個体もいる。今よりもゆっくりするために、生まれ落ちれば今よりはきっとゆっくりできるだろうと前向きに考え生まれ落ちる個体。 (ゆうう・・・ゆっくちできにゃいよおおおお・・・・おきゃーしゃーん・・・・・・・) ひたすら怒声を浴びせられる中、この赤まりさは母親に守ってもらうため、この状態を少しでも良くしてもらうために体を揺すって母親に呼び掛ける。 (ゆううううううう・・・・・じぇんじぇんゆっくちできにゃいよ・・・・おきゃーしゃんゆっくちさせちぇええ・・・・) 揺すっても一向に状況が変わらないので、ここで生まれようと決意する赤まりさ。自らの実を揺らし、生まれ落ちる準備をする。 怒声が若干激しくなったような気がするが気にはしてられない。今は一刻も早く生まれ落ちて少しでもゆっくりするんだ!と考え実を揺すり、ブチっと音を立て生まれ落ちる。 ポテッ 「ユックチ・・・・ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!!!」(実ゆっくり 残り2) 「「「どぼじでうばれでぐるのおおおおおおおおおお!!!!!!???」」」 帰ってきたのは挨拶ではなく「どぼじでうばれでぐるのおおおおお!??」というものだった。それを聞いて赤まりさは自分が生まれた事を祝福されていないのだと思い悲しくなり涙が出た。 「ゆぅぅぅ・・・・にゃんでしょんにゃこちょいうのおおお!!???・・まりしゃ・・まりしゃは・・・ゆっくちしちぇりゅのに・・」 赤まりさにも分かる。「親達」の顔の表情は赤まりさが生まれた事を祝福してくれているものではないということが。 怒りに満ち、悲しみに満ち、絶望の入り混じる表情であった。どうして挨拶を交わしてくれないのだ、どうして生まれてきた自分を祝福してくれないんだと想う赤まりさ。 「ゆっく・・・ゆっぐ・・・ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!」 「「「・・・・・・・・」」」 子ゆっくり達は挨拶に一切答えない。忌々しくて答える気にはならないのだ。 「はーい。また一匹うまれちゃったね。君たち覚悟はできてるよね?」 「「「ゆわああああああああ!!!!」」」 「むちちないでにぇ!!!」 その声にビクっと体を震わせる子ゆっくり達。汗だくだくである。一番目はもちろん末女子まりさだ。 「ゆんやあああああああああ!!!!もうチクチクはやじゃああああああああああ!!!!」 「嫌よ嫌よも好きなうちってね~~そーれ」 プス・・・・ズブズブズブ・・・・ 「ゆぐっ!!!!ゆぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 また襲いかかるあの中枢餡から発せられる激痛に体をくねらせる末女子まりさ。その姿を見て引きつっている次女子れいむにも同じ作業を施す男。 「ハッハッハ・・遠慮するなよ」 笑顔で作業する男の顔は実にさわやかであった。その間、実ゆっくり達への罵声は止んだ。その隙を狙わんばかりにと残った実ゆっくり(残り2)は 必死に体を揺らす。そしてブチっと音を立て、茎から離れる。 「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」」 「おやおやおや・・・そうこうしている間に・・残りの二匹も生まれちゃったねえ・・・もう二本ずつ追加だね!!!」 男はそういって子ゆっくりたちに針を刺す。子ゆっくり達に埋め込まれた針の総数は計4本である。単純計算でもさきほど一本のときの4倍の痛みがある。 「4本までなら死なないから安心してね。さて君たち。生まれ落ちたばかりのかわいいゲスッ子を育ててあげてね!!」 男は新たに用意したゆっくりフードを皿に盛って部屋からでていく。そのゆっくりフードは一番おいしいと言われるハチミツ風味だ。値段もゆっくりフードの中ではかなり高めだ。 その際暖房は消しておく。それにより室内は外ほどではないがかなり冷えることになる。室内で凍死したらしたで別にかまわなかった。 すでに時間は深夜であった。とりあえず男は全部生まれ落ちたのを見届けたので寝室へ行く。 (続く)?
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登録日:2012/01/08 Sun 08 52 38 更新日:2024/02/05 Mon 00 23 46NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 ハリー・ポッター レイシスト ヴォルデモート 一覧項目 壊滅組織項目 差別 差別主義者 死喰い人 純血主義 組織 闇 闇の印 闇の魔女 闇の魔法使い 集団 魔法使い この項目では死喰い人(デス・イーター)の主要メンバーについて記述する。 ヴォルデモート卿から認められた死喰い人には、彼から『闇の印』が与えられている。 なお、個別項目のあるキャラクターはリンク先参照。 ●ルシウス・マルフォイ 死喰い人のリーダー格。純血の名家「聖28一族」の1つ・マルフォイ家の当主。 名門出身の有力者ではあるが、度重なる「やらかし」でヴォルデモートの信頼を失っていく。特に、二巻の秘密の部屋事件では、ヴォルデモートの魂の欠片を無断で私的に使用し、ハリーに破壊されるという大失態を犯している。 しかし実力がないかというとそうでもなく、ベラトリックスが勝手に放った攻撃魔法を、横から放った魔法で歪める一幕もある。 ヴォルデモートからは一時ベラトリックスよりも重用されていた(実際に五巻では彼女を配下に収めている)ので、組織の幹部としても前線の指揮官としてもそれなりの能力はある模様。 死喰い人の中心的存在であったにもかかわらず、魔法界で高い地位に居続けているなど保身・陰謀にかけても天才的。 ただルシウスの場合、一番の優先順位は家族マルフォイ家、次の優先順位は自分の地位・安全であり、ヴォルデモートへの忠誠は二の次・三の次でしかなかった。 実際、七巻ラストでは目の前の戦争を無視して家族の元へと駆け付けている。 また家族思いながら甘いわけではなく、息子を教育にはより良いとしてあえてダームストラング専門学校(遠方なうえに、マルフォイ家の威光が届かず、親の七光りが通用しない)に送ろうとしたり、息子の成績の悪さやそれに対する言い訳を人前で厳しく詰ったりと、教育に関しては妥協しない一面もある。 それでいて家庭内暴君でもなく、息子を遠方に送るのに反対した妻に折れてホグワーツ入校を許可したり、戦後には息子の嫁にいろいろ不満は抱きつつも最終的には息子の意思を尊重したり、そのうえで息子にマルフォイ家当主の座を譲ったり、と、割といい父親をやっている。 ●ドラコ・マルフォイ ルシウスの長男。父親の度重なる失態によって、半ばマルフォイ家に対する罰として、強引に死喰い人見習いにさせられ、ダンブルドア暗殺という無理ゲーな任務を課せられる。 父親同様、ヴォルデモートにあまり忠誠心はない。 というより、実際には両親からまっとうな愛情を受けて育ってきたからか、細かいイタズラはできても殺人のような大それた悪事はできず、部下はおろかハリーたちでさえ実際には殺したくないと感じてしまう、本質的にはお人好しである。 ●セブルス・スネイプ かつての闇の時代ではホグワーツで情報を集める任務についていた死喰い人。 しかしそこで得た予言の情報を主君に提供したために幼い頃からずっと愛していたリリーが標的になってしまって以降、不死鳥の騎士団と死喰い人の二重スパイとして活動する。 ルシウスと違って忠誠心はそれなりにあったらしく、舞台『呪いの子』の並行世界で自分の死に方を知った時は「闇の帝王自身の手にかかったなら光栄だ」と述べていた。 ハリー・ポッター曰く「もっとも勇気のある人」。 ●ベラトリックス・レストレンジ 聖28一族・ブラック家出身の魔女。主君への忠誠心が強く、戦闘力もトップクラス。しかしかなり短気かつ残虐で、指揮官としての適性はかなり低い。 ネビル・ロングボトムの両親を拷問した罪でアズカバンに収監されるが、5巻で脱獄。 神秘部の戦いでは姪のニンファドーラ・トンクスや闇祓いのキングズリー・シャックルボルトを倒し、従弟のシリウス・ブラックを殺害。さらに唯一逃走に成功した。 ホグワーツ最終決戦では、フレッド・ウィーズリーや姪のニンファドーラ・ルーピンを殺害するなど、その実力を遺憾なく発揮。 最終的には、娘のジニーを攻撃されて激怒したモリー・ウィーズリーとの一騎打ちに敗れ、死亡した。 しかし舞台版では…… ●ロドルファス、ラバスタン 聖28一族・レストレンジ家の兄弟。ロドルファスはベラトリックスの夫である。 魔法省神秘部の戦いや七人のポッター作戦に参戦。 後にこの人をかくまっていたことが発覚。 ●バーテミウス・クラウチ・ジュニア 聖28一族・クラウチ家出身。死喰い人逮捕を精力的に行っていた魔法省高官の息子だが、父親との確執から死喰い人になった。 四巻でヴォルデモートの復活に大きく貢献する。 主君への忠誠心が極めて高く、原作前にヴォルデモートが力を失った時はベラトリックス達と一緒に主君を助けようと行方を探していた。 ●アントニン・ドロホフ モリー・ウィーズリーの弟であるギデオンとフェービアン・プルウェットを殺害した罪でアズカバンに収監されていたが五巻で脱獄。 戦闘に秀でた死喰い人であり、ホグワーツ最終決戦では、リーマス・ルーピンを殺害している。 その後、フィリウス・フリットウィックと戦い、敗れる。 役者さんがけっこうイケメン。 ●ワルデン・マクネア 魔法省危険動物処理委員会の死刑執行人。三巻でヒッポグリフのバックビークを処刑するためホグワーツを訪れる。 巨人の頭と殺し好きな性格が合致したため、巨人を死喰い人側に引き込むことに成功した。 神秘部の戦いでは、ネビルに目出し穴から杖を思いっきり突っ込まれ目が腫れ上がってしまった。 ホグワーツ最終決戦では、因縁あるルビウス・ハグリッドに投げ飛ばされ、気絶して退場した。 ●オーガスタス・ルックウッド 魔法省神秘部の元職員。痘痕面の長身の男。 魔法省の内部でスパイ活動をしていたが、カルカロフの告発により、アズカバンに収監される。 5巻で脱獄し、神秘部の仕様をヴォルデモートに教えた。その後、神秘部の戦いで捕らえられる。 ホグワーツ最終決戦では、アバーフォース・ダンブルドアに敗れた。 ●フェンリール・グレイバック 冷酷非情な狼人間で「狼人間は人の血を流す権利がある」という考えを持つ。 子供を襲うことを好み、反対勢力への脅しとして利用される。ルーピンを狼人間にした張本人でもある。 六巻のホグワーツ城天文塔の戦いでビル・ウィーズリーに噛みつくが、その時は変身していなかったため、ビルは狼人間にならずに済んだ(ただしレアのステーキを好むようになった)。 ホグワーツ最終決戦では、シビル・トレローニーが投げつけた水晶玉が頭に直撃し気絶。 戦闘再開後、ロン・ウィーズリーとネビル・ロングボトムによって倒された。 映画版では、ラベンダー・ブラウンを殺害している。 ●コーバン・ヤックスリー 聖28一族・ヤックスリー家出身。 ヴォルデモート失踪時は、スネイプやルシウスらと同様、ヴォルデモートを探さなかった。 6巻でホグワーツを襲撃するが、ハリーに倒される。 服従の呪文をかけたパイアス・シックネスが、ルーファス・スクリムジョールの後任として魔法大臣になると同時に、魔法法執行部部長に就任する。 ホグワーツ最終決戦では、ジョージ・ウィーズリーやリー・ジョーダンと戦い、敗れた。 ●カロー兄妹 聖28一族・カロー家出身の双子の死喰い人で、兄はアミカス、妹はアレクト。兄妹揃ってずんぐりした体型。 ヴォルデモート失踪時は、スネイプやルシウスらと同様、ヴォルデモートを探さなかった。 6巻でホグワーツを襲撃するが、アミカスはハリーに、アレクトはマクゴナガルに敗れた。 7巻では兄妹でホグワーツの教師に就任し、校長となったスネイプの副官として学校を支配する。ただし、アミカスの「闇の魔術に対する防衛術」は闇の魔術そのものの授業となり、アレクトの「マグル学」はマグルに対する魔法使いの優位性を説く授業となった。 磔の呪いで体罰を行う残酷さから「アンブリッジすらカロー兄妹に比べれば可愛いもの」と言われた。 7巻後半、兄はハリーに磔の呪いをかけられマクゴナガルに唾を吐いたらそりゃそうなるか、妹はルーナ・ラブグッドの失神呪文を受け、兄妹揃って決戦前に拘束された。 (映画版ではスネイプとマクゴナガルの決闘の流れ弾(というか魔法を防ぐふりをしたスネイプに意図的に流れ弾を当てられたともとれる)を喰らって気絶した。) ●ソーフィン・ロウル 聖28一族・ロウル家出身。ブロンドの髪を持つ色黒の巨漢。 6巻でホグワーツを襲撃し、騎士団と交戦。 死の呪いを連射するという、作中では彼とご主人様しかやらなかった地味に凄いことをやってのけるも、乱射した死の呪いが仲間のギボンに当たり殺してしまう。他にも騎士団が塔に入るのを阻んでいた魔法障壁を破壊してしまうなど、利敵行為にしかなっていなかった。 7巻ではヴォルデモートの名前を言ったため探知されたハリー一行をドロホフとともに襲撃するが、返り討ちに遭い、その後罰せられた。 ホグワーツ最終決戦にも参加し、半巨人故に魔法に強い耐性を持つハグリッドを杖の一振りで黙らせる実力を見せた。 ●クィリナス・クィレル 1巻で登場した「闇の魔術に対する防衛術」の教師。 賢者の石を手に入れようとするが、ハリーに触れられた瞬間に全身が焼かれ死亡した。 挙動不審で弱々しい振る舞いは周囲を油断させるための演技。 なお、在学中の所属寮はレイブンクロー。 ●エバン・ロジエール 聖28一族・ロジエール家出身の死喰い人。主君とは学校の同期。 ヴォルデモートの失踪一年前に、闇祓いのアラスター・ムーディに敗れ死亡した(死に際の抵抗でムーディの鼻を削いだ)。 なるべく相手を生け捕りにするよう心掛けていたムーディでも殺さざるを得ない=手加減してる余裕がない程の実力者で有り、しかもムーディを負傷させてるあたり死喰い人の中でもかなりの実力者だったと思われる。 ●イゴール・カルカロフ ダームストラング専門学校の校長で元死喰い人。 ムーディに逮捕されアズカバンに収監されていたが、魔法省との取引で、仲間の死喰い人を告発して釈放された。 ヴォルデモート復活後、報復を恐れ失踪するが、6巻で死喰い人に殺害されていたことが判明する。 ●ピーター・ペティグリュー 親友のジェームズ・ポッターを裏切り、ヴォルデモートと内通、密告によりポッター夫婦の死の原因となった。 それで事情を知っていたシリウス・ブラックに追われるも、逆に機転を利かせて名誉の戦死(シリウスから見れば発狂の末の自殺)を装い、さらに自らの罪をシリウスに擦り付けたうえで逃亡に成功。 以後、ロン・ウィーズリーのペットのネズミ「スキャバーズ」に化けていた。 しかしシリウスに生存を知られて正体を暴かれたことで逃走。 肉体を失い瀕死のヴォルデモートを探し出し、散々こき使われながらもついに主人を復活させた。 そのため、ある意味では第二次ヴォルデモート時代の元凶である。 ただ、一度ヴォルデモートが破滅した際に「ペティグリューは二重スパイで、奴の罠にかかって闇の帝王は破滅した」と死喰い人の間では認識されていたことと、 本人のどうしようもない性根の卑しさが露骨なまでに出ているため、死喰い人の間でも人望はまったくといっていいほどない。 挙句の果てに死喰い人からは名前すら呼ばれず、「ワームテール」と在学中のあだ名で呼ばれる始末。 最期は7巻で、捕らえたハリーに一瞬だけ情けをかけたため、銀色の手(*1)に絞め殺された。 作中ではっきり確認された中では唯一のグリフィンドール寮出身の死喰い人である(他の全ての死喰い人の出身寮が明かされたわけではないので、他にもいる可能性はある)。 ●レギュラス・ブラック シリウス・ブラックの弟。 ヴォルデモートに憧れ死喰い人に加わったが、可愛がっていた屋敷しもべ妖精のクリーチャーが毒液を飲まされるなど酷い扱いを受け、ヴォルデモートに失望する。 「R.A.B」の正体で、分霊箱であるスリザリンのロケットを偽物とすり替えた張本人。 ロケットの入った水盆の毒液を飲み干したあと、亡者に水の中に引きずり込まれ死亡した。 ●クラッブ、ゴイル それぞれハリーと同学年のスリザリン生であるビンセント・クラッブ、グレゴリー・ゴイルの父親。 神秘部の戦いで捕らえられ、アズカバンに収監された。 ●ノット ハリーと同学年のスリザリン生であるセオドール・ノットの父親。聖28一族・ノット家出身。 ホラス・スラグホーンとは旧知の仲だったらしい。 神秘部の戦いで負傷し、逮捕された。 ●エイブリー スネイプの学友。聖28一族・エイブリー家出身。 服従の呪文で操られていたと証言し、有罪を免れた。 ヴォルデモート復活時に真っ先に許しを請うたり、神秘部の仕様を知らずに予言を奪取するための作戦を立て、それが端から成功しないものだったと後でわかるという失態を犯したりしてその度に罰せられている。 ●ジャグソン 神秘部の戦いで捕らえられ、アズカバンに収監された。 ●トラバース 聖28一族・トラバース家の出身。 マッキノン一家の殺害に加担した罪で逮捕されていた。 7巻で脱獄し、七人のポッター作戦に参戦したり、ハリーを捕らえるためラブグッド邸を襲撃したりした。 ホグワーツ最終決戦ではパーバティと交戦。 ●セルウィン 聖28一族・セルウィン家出身。七人のポッター作戦に参戦。 トラバースとともにハリーを捕らえるためラブグッド邸を襲撃した。 ●ウィルクス スネイプの学友。ヴォルデモート失踪の一年前に闇祓いに殺害された。 ●マルシベール スネイプの学友。学生時代から他の生徒に闇の魔術をかけるようなヤバい奴だったらしく、リリーに名指しで嫌われていた。 服従の呪文を得意とする工作員。5巻で脱獄し神秘部の戦いに参加するが再逮捕された。 ●ギボン 6巻でホグワーツを襲撃。作戦の要となる闇の印の打ち上げに成功したが、その後味方のロウルに死の呪いを誤射されたため、初登場時点で既に死んでいた。 ◆服従の呪文によって操られた者たち ●パイアス・シックネス 魔法法執行部部長→魔法大臣。 ヤックスリーの服従の呪文によって操られた。 ホグワーツ最終決戦では、魔法省の同僚であるアーサーとパーシーによって倒される。 ヴォルデモートの死後、魔法大臣にはキングズリー・シャックルボルトが選ばれた。 映画版ではヴォルデモートの八つ当たりで殺される。 また、服従の呪文にかけられている様子はなく、普通の死喰い人の一人として描かれている。 ●スタン・シャンパイク 夜の騎士(ナイト)バスの車掌。 自分は死喰い人だとホラを吹いて魔法省に摘発されアズカバンに収監される。 ……ハリーはこの件で怒っていたが、正直「軽い気持ちで悪質なデマを撒いて社会を混乱させていた」わけだし割と当然な気もする。 それでなくても「服従の呪文」で、誰がいつから死喰い人の手下になっているのかが分からなくなっているのに、そのうえ「イタズラ死喰い人」なんてのが蔓延ったらたまったものではない。 そういう意味ではスタンを逮捕して「こういったタチの悪い扇動は許さん!」と示すのはむしろ正しいと言える。 ……その後、集団脱獄の際に服従の呪文をかけられてしまい、本当に死喰い人の手下となって七人のポッター作戦でハリーを襲う。因果応報である。 ハリーは顔見知りが襲ってきて一瞬ためらったが、なんとか武装解除される。しかしこの際にハリーが得意技の「武装解除呪文」を使ったことで、囮作戦が破れることになった。 ●ドーリッシュ 闇祓い。一応闇祓いの中でもトップクラスに優秀なはずだが、護送中のダーク・クレスウェルに逃げられたりオーガスタ・ロングボトムを逮捕しに行って返り討ちに遭ったりとぱっとせず、敵からも味方からも舐められている。 錯乱呪文に掛かりやすいらしい。 ◆関係者 ●ナルシッサ・マルフォイ ルシウスの妻で、ドラコの母。 死喰い人ではないが、純血主義者で協力者の立ち位置となっている。 ブラック家出身でベラトリックス、そしてトンクスの母親であるアンドロメダ・トンクスの妹。シリウス・レギュラス兄弟は従弟でもある。 金髪碧眼の美女で、容姿の辛口評価に定評のあるハリーからも「美人」と評されるが、なんていやな臭いなんでしょうという表情さえしなければという前置き(*2)があり、息子と同世代のハリーと口論するなど性格はお世辞にもよろしいとはいえない。 とはいえ夫と息子への想いは強く、特にドラコを溺愛しており、ドラコをダームストラングに通わせようとした夫に反対していた他、終盤ではスネイプにドラコの身の安全のために『破れぬ誓い』を結ぶよう迫る。 ホグワーツ最終決戦で彼女の下した決断がヴォルデモートを斃す大きなきっかけになる。 映画版にも登場するが色々あって別人状態になっている。あとカカア天下。 ●スカビオール 逃亡中のマグル生まれの魔法使い等を捕まえる「人さらい」の一人。 グレイバックと行動を共にしているあたり、地位はそこそこ高い模様。 映画では人さらいのリーダー格になっており、ホグワーツ最終決戦で先陣を切って突撃するがネビルとシェーマスに渡り廊下を爆破され、谷底に落下した。 ●ドローレス・アンブリッジ マグル生まれの魔法使いの裁判の裁判長。 ●ビンセント・クラッブ、グレゴリー・ゴイル ドラコ・マルフォイの取り巻きの2人。ドラコが死喰い人になったのに伴い彼らも活動に参加するが、闇の印を刻まれたかは不明。 5巻までは腰巾着だったが、その後マルフォイ家の地位低下に伴い、露骨に見下す様になっていた。上記の通り自分たちの親父もどっこいなのだが。 7巻でクラッブは自らが放った悪霊の火を制御できずに焼死。ゴイルは生き延びたがその後は不明。 ●ボージン、バーク 夜の闇(ノクターン)横丁にある闇の魔術道具や曰く付きの品を扱う店の店主たち。少なくとも50年以上営業しているが代替わりしているかは不明。 トム・リドルはここの元店員で、彼の母親がスリザリンのロケットを売り払った店でもある。 その縁か死喰い人の協力者となっており、ルシウスのガサ入れ対策やドラコの任務に協力し(させられ)ている。 『魔法同盟』では、意外なことに戦後も店は存続している。 追記・修正は闇の印を受けてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] クラウチJr.は顔や仕草がプリズン・ブレイクのティーバッグそっくりだが中の人は演・吹き替え共に別人、他人の空似である。 -- 名無しさん (2013-08-18 20 36 29) 誰だルーナに左フック喰らわせた下衆野郎は# -- 名無しさん (2013-08-21 00 21 24) ピーターグリフィン陣営でも闇でも立場低いのか。 -- 名無しさん (2014-06-13 01 51 25) 数は多いけど有能なのはベラトリックス、クラウチJr.、ドロホフ、ヤックスリーくらい -- 名無しさん (2014-08-22 18 47 36) ↑それ以外は死をも覚悟して戦っていた不死鳥の騎士団にどうしても質的に劣る印象があるな。 -- 名無しさん (2014-08-22 19 11 45) 前から思っていたがルシウスってホグワーツの理事辞めさせられたけど秘密の部屋事件の首謀者ってことが露見したのに処分が軽すぎないか? -- 名無しさん (2014-10-08 17 41 23) ジニーが操られていったってことが明るみに出たら問題だろうし、事件の真相は詳しく言わなかったのかも。シリーズ通してルシウスは罰を逃れすぎというのは同意 -- 名無しさん (2014-11-08 21 32 30) 死喰い人たちのモブを見てると中には黒人や東洋人も混じってるよな、こいつらって純血なのかな -- 名無しさん (2015-02-10 16 50 32) ↑死喰い人にはマグル生まれとかも極少数ではあるけどいるらしいし半純血も結構いるというかボスがそうだしな -- 名無しさん (2015-03-01 15 20 45) クラウチJr.が一番有能だった。スネイプばかり評価されてるが教師としても有能だったし、忠誠心もベラに負けてない。 -- 名無しさん (2015-03-13 21 15 55) スネイプ、クラウチJr.、ベラ、ドロホフ、ヤックスリーくらいか?ブレッド殺したルックウッドは? -- 名無しさん (2015-04-09 00 25 13) そういや明確な死亡描写あったのはヴォルとベラ様とワーミーくらいか?他は全員逮捕されたってことでいいんかね -- 名無しさん (2015-06-25 22 23 13) ドロホフはフリットウィックに殺されたぞ -- 名無しさん (2015-08-02 22 54 57) 映画版だと死亡描写あったのはヴォル様とベラ、パイアスぐらいだな -- 名無しさん (2015-08-17 14 02 11) クラウチjr.なんて、物語の終わりの方までダンブルドアを欺いてたからな、能力的に最高クラスだろ -- 名無しさん (2015-11-14 23 05 20) クラウチジュニアは密偵や教師としては有能だがそれ以外が有能かどうかは疑問だ(それともヴォルデモートより王に向いてる?) -- 名無しさん (2016-02-23 09 25 31) ↑9 外国の純血の魔法使いなんじゃね? -- 名無しさん (2016-04-27 04 16 32) ↑×12 ルシウスの理事解任は秘密の部屋のこととは無関係。ルシウスの屋敷に闇の魔法でできた道具がたくさんあったから(ポリジュース薬中にロンがドラコから聞き出してた) -- 名無しさん (2017-09-16 18 53 39) ドーリッシュ、死喰い人なんか? -- 名無しさん (2023-04-19 10 42 37) 名前 コメント
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ニュース速報+板(番外編) 多くなったので、ニュース速報+板を分離しました。 dat落ちは↓で変換できます。 2ch DAT落ちスレ ミラー変換機 ver.4 また、 アニ妻ぶろぐ。 にて 主要スレの魚拓などが保存されています。 番外編過去スレ(ニュー速+) 過去ログ ニュース速報+板 2011/09/15 【意見】竹島騒動を考える 中国との付き合い方を共に考えるため、韓国に理解してもらう努力をもっと…毎日新聞 2011/09/17 【毎日新聞】 「お母さんたちは『これも韓流ね』と反応は上々らしい。『母も韓流、子も韓流』そんな時代が到来している」 ~韓流学習漫画 【毎日新聞】 「お母さんたちは『これも韓流ね』と反応上々らしい。『母も韓流、子も韓流』そんな時代到来している」 ~韓流学習漫画★2 2011/09/22 【毎日新聞】 倉重篤郎「政治家をもっと大切にできないものか。国家国益を背負って国民に奉仕するこの職業が軽視されてはいないか」 【毎日新聞】 倉重篤郎「政治家をもっと大切にできないものか。国家国益を背負って国民に奉仕するこの職業が軽視されてはいないか」★2 【埼玉】車で男性をはねて死亡させ逮捕→言動不審→覚せい剤反応 元毎日新聞販売店主(65)再逮捕へ 毎日新聞社「誠に遺憾」 2011/09/25 【毎日新聞】 「日韓は隣国同士。ドラマやアニメ、音楽など新たな相互理解の局面生まれている。ときに波風の立つ関係だが」 ~なせば成る 【毎日新聞】 「日韓は隣国同士。ドラマやアニメ、音楽など新たな相互理解の局面生まれてる。ときに波風立つ関係だが」 ~なせば成る★2 【毎日新聞】 「日韓は隣国同士。ドラマやアニメ、音楽など新たな相互理解の局面生まれてる。ときに波風立つ関係だが」 ~なせば成る★3 【毎日新聞】 「日韓は隣国同士。ドラマやアニメ、音楽など新たな相互理解の局面生まれてる。ときに波風立つ関係だが」 ~なせば成る★4 2011/10/05 【ジャーナリズム】「日本新聞協会賞」…前代未聞の大相撲八百長特報と、東日本大震災の津波写真で毎日新聞がダブル受賞 2011/10/12 【裁判】沖縄密約訴訟で原告上告…元毎日新聞記者・西山太吉氏ら、二審の逆転敗訴に不服・最高裁 2011/10/18 【マスコミ】 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「首都高速道路の傷み激しい…韓国のソウルでは川を埋め立てて造った高速道路を撤去し清流を復元した。お手本にしたい」 2012/04/17 【毎日新聞】 牧太郎「日本人は『うそつき』が好きだ。『嘘』を恨み、その癖『嘘』を肯定する“うそつき演歌”そのままの日本という国」 2012/04/19 【毎日新聞】 「石原氏の尖閣発言…今年は日中国交正常化から40周年の節目である。無用な摩擦は互いの国益を害する」 【毎日新聞】 「問責カード…消費増税法案をはじめ懸案山積の中、閣僚の去就を国会審議にからめる政局ゲームはもううんざりだ」 2012/04/20 【毎日新聞】問責可決で足並みそろえた自民、公明両党が審議拒否をめぐって対立し両党の幹部が批判し合う状況となったと毎日新聞 2012/04/23 【毎日新聞】 「韓国の勢いが止まらない。経団連の研究機関の予測では、韓国の1人当たりGDPは30年までに日本を抜くという」 【毎日新聞】 「韓国の勢いが止まらない。経団連の研究機関の予測では、韓国の1人当たりGDPは30年までに日本を抜くという」★2 【毎日新聞】 「韓国の勢いが止まらない。経団連の研究機関の予測では、韓国の1人当たりGDPは30年までに日本を抜くという」★3 2012/04/24 【毎日新聞】 「グラフ面…迫力のある紙面を作った達成感と、そんな紙面を作らないですむのが一番なのにと、矛盾した思いを抱く」 2012/04/27 【毎日新聞】 福本容子「イギリスにいた頃…消費税率20%だけど、新聞や本もずっと0%。税金をかけたら人権問題ぐらいの騒ぎになる」 【毎日新聞】 福本容子「イギリスにいた頃…消費税率20%だけど新聞や本ずっと0%。税金をかけたら人権問題ぐらいの騒ぎになる」★2 2012/05/07 【毎日新聞】 「教師たちも『公務員がルールを守るのは当然だ』と責められている。納得できぬルールにどう向き合うのか」 【毎日新聞】 麻生幸次郎「教師たちも『公務員がルールを守るのは当然だ』と責められている。納得できぬルールにどう向き合うのか」★2 2012/05/08 【毎日新聞】 牧太郎「孤独死するかと思うと、夜も眠れない。どうしたら、腐乱死体にならないで済むのか?新聞を取れば良い」 2012/05/17 【毎日新聞】 "理由付け、四苦八苦" 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なお、毎日新聞社はタトゥー禁止 【社会】大阪市の入れ墨検査に疑問呈した毎日新聞記者、自身の入社時にタトゥーを消すよう指導受けていた★2 2012/07/02 【毎日新聞】 「人事担当者様、発達障害の学生たちをよろしく」 2012/07/17 【毎日新聞】 「新在留管理制度…正規の在留資格を持たない外国人が、医療や教育など最低限の行政サービスから排除される。配慮すべき」 2012/07/18 【毎日新聞】 与良正男「前回の衆院選…マニフェストのいいかげんさは承知のうえで、民主党に1票を投じた有権者も多かっただろう」 【毎日新聞】 与良正男「前回の衆院選…マニフェストのいいかげんさは承知のうえで、民主党に1票を投じた有権者も多かっただろう」★2 【毎日新聞】 「個人の自由おびやかす大阪市政治条例…公務員も政治的中立を損なわない限り、思想・良心、表現の自由を認められている」 2012/07/20 【世論調査】 鳥越俊太郎氏 「毎日新聞の記者時代、選挙の担当者が数字を “調整”するのをしばしば見てきた」 【毎日新聞】 「私の言うことはみなウソだ」 2012/07/23 【毎日新聞】 「いくら電力を使いまくっても、脱原発は主張できる。矛盾してていい」 【毎日新聞】 「いくら電力を使いまくっても、脱原発は主張できる。矛盾してていい」★2 【毎日新聞】 「いくら電力を使いまくっても、脱原発は主張できる。矛盾してていい」★3 【毎日新聞】 「いくら電力を使いまくっても、脱原発は主張できる。矛盾してていい」★4 2012/07/25 【毎日新聞】 「最近、福岡の街でも中国語が耳に入る。大陸に近い国際都市・福岡の進化は次のステージに入ったかのようだ」 【大阪】 人権博物館が存続の危機 府市の補助金打ち切り 問題知る場なくせば差別は消える? 識者らの言葉から探る…毎日新聞 2012/07/31 【毎日新聞】 「柔道の海老沼匡選手と韓国選手の試合…韓国では逆転判定に怒る人もいようことは、立場が逆とすれば想像がつく」 【毎日新聞】 「柔道の海老沼匡選手と韓国選手の試合…韓国では逆転判定に怒る人もいようことは、立場が逆とすれば想像がつく」★2 【毎日新聞】 「柔道の海老沼匡選手と韓国選手の試合…韓国では逆転判定に怒る人もいようことは、立場が逆とすれば想像がつく」★3 2012/08/09 【毎日新聞】 「サッカー女子1次リーグの最終戦で引き分け狙いの日本。『よくあること』で済ませれば多くの人の共感を失いかねない」 【毎日新聞】 「サッカー女子1次リーグ最終戦で引き分け狙いの日本。『よくあること』で済ませれば多くの人の共感失いかねない」★2 【毎日新聞】 「サッカー女子1次リーグ最終戦で引き分け狙いの日本。『よくあること』で済ませれば多くの人の共感失いかねない」★3 【毎日新聞】 「サッカー女子1次リーグ最終戦で引き分け狙いの日本。『よくあること』で済ませれば多くの人の共感失いかねない」★4 2012/08/10 【毎日新聞】 「戦争で死んだ日本の300万人の哀悼を先に置き、それを通じて2000万人のアジアの死者への謝罪に至ることが必要だ」 【毎日新聞】 「戦争で死んだ日本の300万人の哀悼を先に置き、それを通じて2000万人のアジアの死者への謝罪に至ることが必要」★2 【毎日新聞】 「戦争で死んだ日本の300万人の哀悼を先に置き、それを通じて2000万人のアジアの死者への謝罪に至ることが必要」★3 2012/08/11 【政治】石原都知事、毎日新聞記者の「知事の靖国公的参拝は疑問が…」にぶちきれ 「キサマはどこの国の人間だよ」 +... 【政治】石原都知事、毎日新聞記者の「知事の靖国公的参拝は疑問が…」にぶちきれ 「キサマはどこの国の人間だよ」 【政治】石原都知事、毎日新聞記者の「知事の靖国公的参拝は疑問が…」にぶちきれ 「キサマはどこの国の人間だよ」★2 【政治】石原都知事、毎日新聞記者の「知事の靖国公的参拝は疑問が…」にぶちきれ 「キサマはどこの国の人間だよ」★3 【政治】石原都知事、毎日新聞記者の「知事の靖国公的参拝は疑問が…」にぶちきれ 「キサマはどこの国の人間だよ」★4 【政治】石原都知事、毎日新聞記者の「知事の靖国公的参拝は疑問が…」にぶちきれ 「キサマはどこの国の人間だよ」★5 【政治】石原都知事、毎日新聞記者の「知事の靖国公的参拝は疑問が…」にぶちきれ 「キサマはどこの国の人間だよ」★6 2012/08/17 【毎日新聞】 「古今東西、排外的な愛国を唱える人々が国を愛するより、国内の政敵を売国奴呼ばわりしてその力を奪うのに熱心だった」 【毎日新聞】 「古今東西、排外的な愛国を唱える人々が国を愛するより、国内の政敵を売国奴呼ばわりしてその力を奪うのに熱心」★2 2012/08/18 【公明新聞】 「一体改革法(消費増税)成立の最大の功労者が公明党だ」 ~松田喬和・毎日新聞論説委員が高く評価 【毎日新聞】スワップ見直しなど、対抗手段をエスカレートさせるのはいかがなものか-竹島問題 +... 【毎日新聞】スワップ見直しなど、対抗手段をエスカレートさせるのはいかがなものか-竹島問題 【毎日新聞】スワップ見直しなど、対抗手段をエスカレートさせるのはいかがなものか-竹島問題★2 【毎日新聞】スワップ見直しなど、対抗手段をエスカレートさせるのはいかがなものか-竹島問題★3 【毎日新聞】スワップ見直しなど、対抗手段をエスカレートさせるのはいかがなものか-竹島問題★4 【毎日新聞】スワップ見直しなど、対抗手段をエスカレートさせるのはいかがなものか-竹島問題★5 【毎日新聞】スワップ見直しなど、対抗手段をエスカレートさせるのはいかがなものか-竹島問題★6 2012/08/22 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声が強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」 +... 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声が強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」★2 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」★3 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」★4 【毎日新聞】日韓スワップ、韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ? できる?★5 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」★6 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」★7 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」★8 【毎日新聞】 潮田道夫「日韓スワップの破棄求める声強まっている。韓国が通貨有事になっても今度は知らん顔ということ?できる?」★9 【毎日新聞】 与良正男「尖閣諸島や竹島という問題に対し、どう発言するか。テレビのコメント役としては正直なところ憂鬱な毎日だ」 【毎日新聞】 与良正男「尖閣諸島や竹島という問題に対し、どう発言するか。テレビのコメント役としては正直なところ憂鬱な毎日だ」★2 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分 +... 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★2 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★3 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★4 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★5 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★6 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★7 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★8 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★9 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★10 【毎日新聞】 「通名が使えぬ。本名を名乗ることでいじめにあう」 ~在日外国人教育研究集会、改正入管法で議論…大分★11 2012/08/25 【毎日新聞】 「日韓摩擦…成熟した国家同士とはとても思えない、子どもじみた応酬があった。頭を冷やして考えよう」 【毎日新聞】 「日韓摩擦…成熟した国家同士とはとても思えない、子どもじみた応酬があった。頭を冷やして考えよう」★2 【毎日新聞】 「日韓摩擦…成熟した国家同士とはとても思えない、子どもじみた応酬があった。頭を冷やして考えよう」★3 【毎日新聞】 「日韓摩擦…成熟した国家同士とはとても思えない、子どもじみた応酬があった。頭を冷やして考えよう」★4 2012/08/26 【毎日新聞】 「日本の若者は韓流に親しんでる。文化や製品のボイコット叫んだたところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」 +... 【毎日新聞】 「日本の若者は韓流に親しんでる。文化や製品のボイコット叫んだたところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」 【毎日新聞】 「日本の若者は韓流に親しんでいる。文化や製品のボイコット叫んだところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」★2 【毎日新聞】 「日本の若者は韓流に親しんでいる。文化や製品のボイコット叫んだところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」★3 【毎日新聞】 「日本の若者は韓流に親しんでいる。文化や製品のボイコット叫んだところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」★3 【毎日新聞】「日本の若者は韓流に親しんでいる。文化や製品のボイコット叫んだところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」★4 【毎日新聞】「日本の若者は韓流に親しんでいる。文化や製品のボイコット叫んだところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」★6 【毎日新聞】「日本の若者は韓流に親しんでいる。文化や製品のボイコット叫んだところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」★7 【毎日新聞】「日本の若者は韓流に親しんでいる。文化や製品のボイコット叫んだところで、若い世代の健全さまで奪うことできない」★8 2012/08/29 【社説】中国は元々諸外国の使節を大事にする国…多くの中国人は大使襲撃を恥ずかしく思っているはずだ(毎日) 【毎日新聞社説】中国は元々諸外国の使節を大事にする国…多くの中国人は大使襲撃を恥ずかしく思っているはずだ★2 2012/08/31 【毎日新聞】 西川恵「慰安婦問題で韓国との対立を深めるべきでない。まだ生存している当事者もいる。安易に政治の具にすべきでない」 2012/09/01 【奈良】盗んだかばん返す代わりに10万円よこせ 毎日新聞配達員を逮捕 2012/09/02 【毎日新聞】 「韓国や中国の原発事故防ぐため、技術協力を活発化させたい。日本が近い将来、原発ゼロになったとしても」 【毎日新聞社説】韓国や中国の原発事故防ぐため、技術協力を活発化させたい。日本が近い将来、原発ゼロになったとしても★2 【毎日新聞】 「慰安婦問題に飛び火、日韓関係悪化…専門家(ソウル大日本研究所のパク所長)から日韓双方に自制求める声も」 【毎日新聞】 「慰安婦問題に飛び火、日韓関係悪化…専門家(ソウル大日本研究所のパク所長)から日韓双方に自制求める声も」★2 2012/09/03 【論説】 「『日本のラーメンは素晴らしい!』…東南アジアで、日本への憧れがブーム牽引。しかし日本流の政治はダメ」…毎日新聞 2012/09/07 【毎日新聞】 「基地の街、長崎県佐世保市…双眼鏡で米海軍の潜水艦や海上自衛隊の護衛艦を見張ったりしたことが懐かしい」 2012/09/08 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李明博大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ +... 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李明博大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ★2 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ★3 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ★4 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ★5 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ★6 【毎日新聞】在日コリアンの多くが李大統領の行動に憤っている 対韓世論の悪化で最も苦しい立場におかれるのは在日コリアンだ★8 2012/09/13 【毎日新聞】 「日本では河野談話を見直すべきだとの声が上がり、韓国国会は公式謝罪と賠償を日本に求めた。ないがしろにできぬ」 2012/09/15 【毎日新聞】 樋口直樹「なぜ我々の税金で外国人学生を養わなければならないのか…国外の優秀な人材は国を豊かにする。私も賛成だ」 2012/09/16 【毎日新聞】 中西満「学校で新聞を配ると子どもたちの目が輝く。ページをめくる音で私の声が届かないほど食い入るように読んでいる」 【毎日新聞】 「戦後初の本格的な政権交代が実現したのは3年前のきょう9月16日だった。さて次こそ政治は本当に変わるのか」 2012/09/19 【毎日新聞】 「01年以来12回目のイラク取材に出かけた。荷物は撮影機材と少しの下着、そして、たくさんのおみやげ」 2012/09/26 【毎日新聞】日本は、中国や韓国の投資をもっと積極的に受け入れるべき 「乗っ取られる」というのは過剰反応 【毎日新聞】日本は、中国や韓国の投資をもっと積極的に受け入れるべき 「乗っ取られる」というのは過剰反応★2 【毎日新聞】日本は、中国や韓国の投資をもっと積極的に受け入れるべき 「乗っ取られる」というのは過剰反応★3 2012/09/27 【毎日新聞】 「首相を突然辞めた安倍氏が26日、自民党の新総裁に選ばれた。街では早くも危惧する声や注文をつける声が上がった」 【毎日新聞】 「首相を突然辞めた安倍氏が26日、自民党の新総裁に選ばれた。街では早くも危惧する声や注文をつける声が上がった」★2 【毎日新聞】 「首相がほぼ1年ごとに代わる日本政治の迷走が始まったのは5年前の安倍首相の政権投げ出しからである」 【毎日新聞】 「首相がほぼ1年ごとに代わる日本政治の迷走が始まったのは5年前の安倍首相の政権投げ出しからである」★2 【毎日新聞】 「新総裁に安倍氏…河野談話で従軍慰安婦問題を政治決着させようとした過去の真剣な努力をないがしろにすべきではない」 【毎日新聞】 布施広「楽観を戒めた強靱な外交でないと真の平和を築けない。平和への戦略と胆力を持つのは右傾化でも何でもあるまい」 2012/09/28 【毎日新聞】 明珍美紀「日中韓学生交流環境フォーラムに同行取材…日中韓の連携が夢ではないことを教えてくれた」 2012/09/30 【新聞】これが中国への気遣いなのか…毎日新聞、月刊誌「WiLL」の広告見出しを2か所も伏せ字にして発行 【新聞】これが中国への気遣いなのか…毎日新聞、月刊誌「WiLL」の広告見出しを2か所も伏せ字にして発行★2 【毎日小学生新聞】 与良正男「安倍さんは体調不良で首相を辞めました。首相を辞めた人がもう一度首相になる例は、ほとんどありません」 【毎日小学生新聞】 与良正男「安倍さんは体調不良で首相辞めました。首相辞めた人がもう一度首相になる例は、ほとんどありません」★2 2012/10/01 【毎日新聞】「尖閣諸島に領土問題は存在しない」という公式見解。不屈は美徳だが、マンネリは毒だ 2012/10/03 【毎日新聞】 「日本では総選挙が近づき、対中・対韓強硬派が勢いを増している。日中韓の平和と安定を語る政治家に私なら投票する」 【毎日新聞】 「日本では総選挙が近づき、対中・対韓強硬派が勢いを増している。日中韓の平和と安定を語る政治家に私なら投票する」★2 【毎日新聞】 与良正男「野田さんと安倍さんへ…両党首とも対中政策で強気を競い合うことだけはやめていただきたいと願う」 2012/10/03 【マスコミ】安倍総裁、サンデー毎日の批判記事を「まったくのデタラメ、捏造記事」→答弁箇所が別の質問のものでした 【マスコミ】安倍総裁、サンデー毎日の批判記事を「まったくのデタラメ、捏造記事」→答弁箇所が別の質問のものでした★2 【マスコミ】安倍総裁、サンデー毎日の批判記事を「まったくのデタラメ、捏造記事」→答弁箇所が別の質問のものでした★3 【マスコミ】サンデー毎日、捏造記事で安倍氏批判も 編集長「正しい報道と認識」★3 【毎日新聞】 「嘘つきは泥棒の始まり。相手の気持ちを考えて行動する。日本が本当に民主主義の国なのか分からなくなる」 【毎日新聞】 「嘘つきは泥棒の始まり。相手の気持ちを考えて行動する。日本が本当に民主主義の国なのか分からなくなる」★2 【毎日新聞】 「嘘つきは泥棒の始まり。相手の気持ちを考えて行動する。日本が本当に民主主義の国なのか分からなくなる」★3 2012/10/04 【毎日新聞】 「ウルトラセブン…最近の国際情勢を見ると、メトロン星人の侵略は、まだまだ遠い未来の物語だな、と思う」 2012/10/06 【毎日新聞】 鳥越俊太郎「河野洋平さんが『自民党は保守の中の右翼ばかりだ』と。『河野さん、よく言った!』と思わずひざを打った」 【毎日新聞】 鳥越俊太郎「河野洋平さんが『自民党は保守の中の右翼ばかりだ』と。『河野さんよく言った!』と思わずひざを打った」★2 2012/10/07 【毎日新聞】 山極寿一「自分の由来は土地や国に結びついているわけではない。地球の土地を世界の人々が共有する新たなルール作るべき」 【毎日新聞】 山極寿一「自分の由来は土地や国に結びついている訳ではない。地球の土地を世界の人が共有する新たなルール作るべき」★2 【毎日新聞】 山極寿一「自分の由来は土地や国に結びついている訳ではない。地球の土地を世界の人が共有する新たなルール作るべき」★3 【毎日新聞】 山極寿一「自分の由来は土地や国に結びついている訳ではない。地球の土地を世界の人が共有する新たなルール作るべき」★4 2012/10/09 【毎日新聞】 牧太郎「自信を持とう!ニッポン…『良い中国』を学び『悪い中国』を笑い飛ばせば良いじゃないか」 2012/10/14 【毎日新聞】 「あすから新聞週間だ。『消されてる 声を拾って 生かす記事』。現実を見据え伝え続けたい」 【毎日新聞】 「あすから新聞週間だ。『消されてる 声を拾って 生かす記事』。現実を見据え伝え続けたい」★2 2012/10/15 【毎日新聞】iPS臨床問題 森口氏の肩書全て誤り…本紙掲載記事5本 2012/10/16 【毎日新聞】自民、公募と併せ党員投票実施へは、「世襲批判」をかわす狙いがあると毎日新聞 【毎日新聞】 牧太郎「日韓の係争地と認めた上で棚上げする『竹島密約』の知恵…偏狭な領土ナショナリズムは不毛の対立と憎悪残すだけ」 2012/10/17 【毎日新聞】つけ麺ってすごいと思う 麺をすする度に「日本はまだまだ大丈夫」と思うのだ 【毎日新聞】つけ麺ってすごいと思う 麺をすする度に「日本はまだまだ大丈夫」と思うのだ★2 2012/10/20 【米兵集団強姦】 「米兵夜間外出禁止令だまされぬ」 普天間で400人が抗議集会 「あしき隣人は出て行け」などと怒声 【毎日新聞】米兵夜間外出禁止令で基地の街評価と不安 米軍普天間飛行場ゲート前で市民らが怒声を上げたと毎日新聞★2 2012/10/21 【毎日新聞】 アフラック日本社創業者・大竹美喜「懸け橋です。中国、韓国との関係を改善したい。それが今の私の使命だと思っている」 2012/10/23 【毎日新聞】 「クラスター爆弾は数個から数千個の子爆弾を広範囲にまく。大量の不発弾が発生し、紛争後も多数の市民を殺傷している」 2012/10/24 【毎日新聞】 野島康祐「韓国の最高峰、漢拏山を清掃登山してきた。富士山との清掃登山交流を日韓共同で計画したらどうだろうか」 【毎日新聞】 「自宅の上をよく哨戒機が飛ぶ。下腹に響く騒音感じる。オスプレイ配備された沖縄のことを思う。この何倍も深刻なのだと」 【毎日新聞】 与良正男「部落差別も、民族差別も、日本社会からなくなるまで新聞記者は戦わなくてはいけない。朝日新聞の罪は深い」 【毎日新聞】 与良正男「部落差別も、民族差別も、日本社会からなくなるまで新聞記者は戦わなくてはいけない。朝日新聞の罪は深い」★2 2012/10/25 【毎日新聞】 布施広「尖閣問題…日本の周りで危険なベクトルが強まっている。中東で何度か覚えた胸騒ぎを感じる。日本は本当に危ない」 2012/10/29 【毎日新聞】自民が補選勝利 しかしこれは「敵失」による勝利 自民党は勘違いしてはいけない 【社説】 自民党への信頼が回復したとはいえない 自民候補の圧勝と見られていた衆院鹿児島3区補選、予想以上の接戦に 【論説】 「テレビゲームがいじめの原因の一つだとか。リセットボタン一発ですべてチャラに。…現実はそんなに簡単ではない」…毎日新聞 【論説】 「テレビゲームがいじめの原因の一つだとか。リセットボタン一発ですべてチャラに。…現実はそんなに簡単ではない」…★2 【論説】 「テレビゲームがいじめの原因の一つだとか。リセットボタンですべてチャラに。…現実はそんなに簡単ではない」…毎日新聞★3 2012/11/02 【毎日新聞】 青野由利「縄文か、弥生か…日本人は韓国人や漢民族ともはっきり分かれるというから驚きだ」 【毎日新聞】 青野由利「縄文か、弥生か…日本人は韓国人や漢民族ともはっきり分かれるというから驚きだ」★2 2012/11/04 【毎日小学生新聞】 青野由利「日本人のルーツ…アイヌ民族は琉球人に近い。本土人はアイヌ民族より韓国人に近いということです」 【毎日小学生新聞】 青野由利「日本人のルーツ…アイヌ民族は琉球人に近い。本土人はアイヌ民族より韓国人に近いということです」★2 【毎日小学生新聞】 青野由利「日本人のルーツ…アイヌ民族は琉球人に近い。本土人はアイヌ民族より韓国人に近いということです」★3 2012/11/07 【毎日新聞】 与良正男「政権獲得後の民主党振り返れば『民主党も自民党と結局、ほとんど変わらなかった』と失望している人も多かろう」 2012/11/10 【毎日小学生新聞】 「韓流を愛してやまないファンは、日本と韓国の関係が悪くなったときの『冷却剤』の役割を果たしてくれます」 【毎日小学生新聞】 「韓流を愛してやまないファンは、日本と韓国の関係が悪くなったときの『冷却剤』の役割を果たしてくれます」★2 2012/11/11 【毎日新聞】 「オスプレイはやりたい放題に飛び、米兵の事件も続発、忍従は限界。沖縄の怒りのマグマは爆発寸前、今こそ決起すべきだ」 【毎日新聞】 「オスプレイはやりたい放題に飛び、米兵の事件も続発、忍従は限界。沖縄の怒りのマグマ爆発寸前、今こそ決起すべき」★2 【市民】情報漏洩の公務員に厳罰 「秘密保全法案」に反対する市民集会開催…元毎日新聞記者の西山太吉氏「傍観せず関心を持って」 2012/11/21 【毎日新聞】自民の国土強靱化計画は財政をさらに悪化させるものだ。アジア中心の海外市場を取り込むべき 【毎日新聞】ハイパーインフレで財産を無くすのは年配の世代で、自業自得。超円高になって日本は復活…との意見があるが賛成できない +... 【毎日新聞】ハイパーインフレで財産を無くすのは年配の世代で、自業自得。超円高になって日本は復活…との意見があるが賛成できない 【毎日新聞】ハイパーインフレで財産を無くすのは年配の世代で、自業自得。超円安になって日本は復活…との意見があるが賛成できない★2 【毎日新聞】ハイパーインフレで財産を無くすのは年配の世代で、自業自得。超円安になって日本は復活…との意見があるが賛成できない★3 【毎日新聞】ハイパーインフレで財産を無くすのは年配の世代で、自業自得。超円安になって日本は復活…との意見があるが賛成できない★4 2012/11/24 【毎日新聞】インフレは歯磨きペーストのようなものだ。チューブを絞ればすぐ出てくるが元に戻すのはとても難しい 【毎日新聞】インフレは歯磨きペーストのようなものだ。チューブを絞ればすぐ出てくるが元に戻すのはとても難しい★2 2012/11/25 【毎日新聞】小学生に取材をしてきた。小2の女のから最高の褒め言葉をもらい、47歳のおじさん記者はメロメロである 2012/11/27 【毎日新聞】 「自民党の『国防軍』…かつて日本が侵略したアジア諸国に、よけいな反発を呼び起こしかねない。名称変更の意図を疑う」 【毎日新聞】 小国綾子「嫌いな言葉は『選挙で△△党におきゅうをすえる』…政権交代から3年。借り物の言葉に頼らず、政治を語りたい」 【毎日新聞】 「自民党の『国防軍』…日本が侵略したアジア諸国に、よけいな反発を呼び起こしかねない。名称変更の意図を疑う」★2 2012/11/28 【論説】 「難民、『日本に行くな!』の親類の声で日本定住辞退…このままでは、日本は国際社会に取り残される」…毎日新聞 【論説】 「難民、『日本に行くな!』の親類の声で日本定住辞退…このままでは、日本は国際社会に取り残される」…毎日新聞★2 2012/11/29 【毎日新聞】 「『日本では右傾化が進んでいると言いますが』と水を向けると、『本当に右傾化してますか?』と逆に問われ、考え込んだ」 2012/12/04 【毎日新聞】 「責任の底が抜けた政治家の行状にあきれたこの何年間…今度こそ安請け合いを見抜き人物を見極めよう」 2012/12/05 【衆院選】75年前、第三極躍進→日中戦争へ 「今回の衆院選に類似」…毎日新聞 2012/12/09 【毎日社説】 「日本も参戦が可能」となる集団的自衛権行使、憲法の歯止めが必要だ 憲法の解釈変更には慎重な検討が必要だ 2012/12/11 【毎日新聞】消費増税 軽減税率を検討してる点で自公を評価したい 願わくば「新聞」も軽減税率の対象にしてほしい 2012/12/12 【毎日新聞】公共事業拡大へ回帰 自公、「老朽化」を強調 バラマキ再現、財政悪化も 2012/12/15 【毎日新聞】 「衆院選で『憲法改正』『国防軍』の言葉が聞こえてくる。不安が頭をよぎる。この国はどうなってしまうのだろうか」 【毎日新聞】 「衆院選で『憲法改正』『国防軍』の言葉が聞こえてくる。不安が頭をよぎる。この国はどうなってしまうのだろうか」★2 2012/12/18 【毎日新聞】 「安倍政権と歴史問題…従軍慰安婦といってもさまざまで日本兵のホモセクシュアルの相手させられたオランダ人少年がいた」 【毎日新聞】 安倍政権と歴史問題…従軍慰安婦といってもさまざまで日本兵のホモセクシュアルの相手させられたオランダ人少年がいた★2 【毎日新聞】 安倍政権と歴史問題…従軍慰安婦といってもさまざまで日本兵のホモセクシュアルの相手させられたオランダ人少年がいた★3 2012/12/19 【毎日小学生新聞】 「安倍晋三総裁…側近を集めた内閣が『お友だち内閣』と批判され、参院選で大敗。1年で本人も病気で辞任しました」 【毎日小学生新聞】 「安倍晋三総裁…側近を集めた内閣が『お友だち内閣』と批判され参院選大敗。1年で本人も病気で辞任しました」★2 2012/12/21 【毎日新聞】 「議員女性比率を2020年までに3割以上という政府目標ある。安倍さんこういうので韓国と張り合うの大いにアリですよ」 【毎日新聞】 近藤勝重「このところの気分の重さは、今度の総選挙の結果に起因するのははっきりしている。ここまで自民党が勝つと」 【毎日新聞】 「自民党が掲げる国防軍の設置を望む海上保安官の男性…柔和な表情で語る男性の言葉を複雑な気持ちでかみしめた」 2012/12/22 【毎日新聞】安倍外交始動、竹島の日政府主催見送りは賢明な判断だ 【毎日新聞】 「安倍外交とアジア…旧日本軍の元従軍慰安婦問題でも日本のこれまでの取り組みを説明していく努力がいる」 【日銀緩和】「僕は銀行に資金を流すより、金利を上げた方が効果的だと思う」与良正男(毎日新聞論説委員) 【日銀緩和】「僕は銀行に資金を流すより、金利を上げた方が効果的だと思う」与良正男(毎日新聞論説委員)★2 【日銀緩和】「僕は銀行に資金を流すより、金利を上げた方が効果的だと思う」与良正男(毎日新聞論説委員)★3 2012/12/24 【社会】 "驚愕、韓国人を実験用に" 福岡の病院が韓国人に研究中の幹細胞治療、と毎日新聞報道…韓国メディア 【社会】 "驚愕、韓国人を実験用に" 福岡の病院が韓国人に研究中の幹細胞治療、と毎日新聞報道…韓国メディア★2 【毎日新聞】 「韓国大統領選挙で当選した朴槿恵さんとささやかな縁がある。日本はどんな縁結ぶのか。楽しみでもあり怖いようでもある」 2012/12/27 【毎日新聞】 「以前も一度見た安倍晋三首相指名の光景だ。もしや国民こぞってリングワンダリングに陥ったのかと怪しむ方もいよう」 【社会】日本国憲法9条改正、「反対」が52% 【毎日新聞】日本国憲法9条改正、「反対」が52% 有権者との「温度差」が浮き彫りになっていると小山由宇★2 2012/12/28 【毎日新聞】 関谷俊介「再び誕生した自民党政権。多くの国民が犠牲を強いる選択を望んだのだろうか」 【毎日新聞】 「安倍政権の円安誘導…すでに一部の国から懸念の声が。新興国に混乱が及ぶようなことは先進国のとるべき行為ではない」 +... 【毎日新聞】 「安倍政権の円安誘導…すでに一部の国から懸念の声が。新興国に混乱が及ぶようなことは先進国のとるべき行為ではない」 【毎日新聞】 「安倍政権の円安誘導…すでに一部の国から懸念の声が。新興国に混乱及ぶようなことは先進国のとるべき行為ではない」★2 【毎日新聞】 「安倍政権の円安誘導…すでに一部の国から懸念の声が。新興国に混乱及ぶようなことは先進国のとるべき行為ではない」★3 【毎日新聞】 「安倍政権の円安誘導…すでに一部の国から懸念の声が。新興国に混乱及ぶようなことは先進国のとるべき行為ではない」★4 【毎日新聞】 「安倍政権の円安誘導…すでに一部の国から懸念の声が。新興国に混乱及ぶようなことは先進国のとるべき行為ではない」★5 【東京】「自民党は全面的に信任されたと勘違いするな」 官邸前で脱原発抗議行動 【毎日新聞】安倍内閣の発足後初脱原発官邸前で抗議行動が行われ、安倍首相を皮肉るプラカードを掲げた女性の姿もあったと川崎桂吾★2 【毎日新聞】 西川恵「『核のシミュレーションを』『首相は靖国神社参拝を』といった威勢のいい右翼的言辞と現実主義」 【高校無償化】「生徒たちの心が踏みにじられた。納得できない」 朝鮮学校適用除外に怒りの声 +... 【高校無償化】「生徒たちの心が踏みにじられた。納得できない」 朝鮮学校適用除外に怒りの声 【高校無償化】「生徒たちの心が踏みにじられた。納得できない」 朝鮮学校適用除外に怒りの声★2 【高校無償化】「生徒たちの心が踏みにじられた。納得できない」 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「日本は不況に見えるが幸せなのだ。アベノミクスは『幸せな不況』を『不幸せな不況』にしてしまうおそれがある」★5 【政治】 新党改革の舛添氏「毎日新聞に公平を期すよう抗議した。日本の新聞のあり方について、国民的議論が必要なときがきている」 2013/01/05 【毎日新聞】 「自民党のキャッチフレーズは『日本(にっぽん)を取り戻す』…国民を鼓舞しすぎて戦前のムードに回帰してはいけない」 【毎日新聞】 「自民党のキャッチフレーズ『日本(にっぽん)を取り戻す』…国民を鼓舞しすぎて戦前のムードに回帰してはいけない」★2 【毎日新聞】 鳥越俊太郎「今回の衆院選を見ていてどこかいぶかしい思いが残ったのは私だけではないでしょう。ご用心あれ!」 【毎日新聞】 鳥越俊太郎「今回の衆院選を見ていてどこかいぶかしい思いが残ったのは私だけではないでしょう。ご用心あれ!」★2 2013/01/07 【毎日新聞】 「親の十四光りの政界エリートである安倍晋三氏…歴史問題や公共事業のばらまきで古い地金が顔をのぞかせはしないか」 2013/01/08 【毎日新聞】 牧太郎「安倍新政権はデフレ退治で威勢が良いが…この低金利では、せっせとためた人まで『浮浪の罪』で牢屋行き?」 2013/01/09 【社会】懲りない毎日新聞拡張員、フィリピンで国際免許取得も無免で逮捕 京都府警 【毎日新聞】 「日韓の間では相手方をののしる言葉や一方的な中傷がネットを通じて飛び交っている。こうした状況を放置すべきではない」 【毎日新聞】 「日韓の間では相手方ののしる言葉や一方的な中傷がネットを通じて飛び交っている。こうした状況放置すべきではない」★2 【毎日新聞】 「日韓の間では相手方ののしる言葉や一方的な中傷がネットを通じて飛び交っている。こうした状況放置すべきではない」★3 【毎日新聞】 与良正男「安倍首相は夏の参院選まで憲法改正などの持論を封印する腹だ…ずっと封印すればいいではないかと私は言いたい」 2013/01/11 【毎日新聞】 鳥越俊太郎「絶対、戦争はしてはならない。僕はどんな状況になってもNOと言い続ける。NOと言えなくなったら死ぬ」 +... 【毎日新聞】 鳥越俊太郎「絶対、戦争はしてはならない。僕はどんな状況になってもNOと言い続ける。NOと言えなくなったら死ぬ」 【毎日新聞】 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産業の中核は製造業やサービス業、仮に企業の業績が上がっても賃金に還元する保証なし 【毎日新聞】13年度予算案 「アベノミクス」景気浮揚へ前途多難と毎日新聞★2 2013/01/30 【マスコミ】毎日新聞デジタル、危険な「純銀イオン水」や疑似科学「水からの伝言」を肯定的に紹介 2013/02/01 【毎日新聞】大阪も愛知も暴力指導顧問教師は同じ体育大学を卒業している、偶然だろうかと論説室の落合博 2013/02/03 【毎日新聞】 鳥越俊太郎「体罰問題と入試の問題は繋がらない。大人たちは裸の王様の言いなりに」 【社会】 鳥越氏のコラム、自殺した生徒への想いが微塵もない。このような鳥越氏は毎日系などに存在する一部似非人権派が重用…橋下市長 【社会】 鳥越氏のコラム、自殺した生徒への想いが微塵もない。このような鳥越氏は毎日などに存在する一部似非人権派が重用…橋下市長★2 【社会】鳥越氏のコラム、自殺した生徒への想いが微塵もない。このような鳥越氏は毎日などに存在する一部似非人権派が重用…橋下市長★3 【社会】鳥越氏のコラム、自殺した生徒への想いが微塵もない。このような鳥越氏は毎日などに存在する一部似非人権派が重用…橋下市長★4 2013/02/05 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから +... 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★2 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★3 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★4 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★5 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★6 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★7 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★8 【毎日新聞】レーダー照射の原因は中国側が友好ムードを演出しているのに、安倍首相が態度を軟化させないから★9 【レーダー照射】 「安倍政権に衝撃…連絡や発表遅れるとは、批判が出そうだ」…毎日新聞 2013/02/06 【毎日新聞】 与良正男「安倍首相の『21世紀にふさわしい未来志向の談話』…未来志向とは戦争の歴史を風化させることでは決してない」 【政治】毎日新聞の中国レーダー照射問題の記事がなぜか書き換わるという摩訶不思議 「中国側が友好ムードを演出している」を消す 【】元毎日新聞記者を再逮捕 知人女性に「死」とかいたFAX送信&女性の上司に「あんたと家族に報復してやる」と脅迫電話 2013/02/08 【毎日新聞】 「日本のお札に安倍さんのサイン入れてみたら?さすがにお札を刷りまくって、ばらまいてインフレになることもないはず」 【毎日新聞】「日本のお札に安倍さんのサイン入れてみたら?さすがにお札を刷りまくって、ばらまいてインフレになることもないはず」★2 【毎日新聞】「日本のお札に安倍さんのサイン入れてみたら?さすがにお札を刷りまくって、ばらまいてインフレになることもないはず」★3 【毎日新聞】牧太郎「桜宮高校の自殺問題、本当に体罰だけが原因だったのだろうか。自分は成績、性的コンプなど悩みはたくさんあった」 2013/02/09 【毎日新聞】 遠藤孝康「飲食店の汚れた床や便所の掃除に使われた新聞紙…街中で新聞を見かけて悲しくなることもある」 【毎日新聞】 遠藤孝康「飲食店の汚れた床や便所の掃除に使われた新聞紙…街中で新聞を見かけて悲しくなることもある」★2 2013/02/07 【毎日新聞】 「火器管制レーダー照射…ここは日本が冷静に緊張のエスカレート封じに手立てを尽くすことが国際社会の共感得る道だろう」 【毎日新聞】 「射撃レーダー照射…戦前の日本のように、軍の暴走を政治が追認することになれば深刻だ。挑発に乗らず冷静な対応が必要」 【毎日新聞】「射撃レーダー照射…戦前の日本のように軍の暴走を政治が追認することになれば深刻だ。挑発に乗らず冷静な対応が必要」★2 2013/02/11 【毎日新聞】 「砲撃用レーダー照射…証拠を世界に示せば日本人としては痛快だが、情報能力が露見し相手方に対応を促すリスクがある」 【毎日新聞】 「砲撃レーダー照射…証拠を世界に示せば日本人としては痛快だが、情報能力が露見し相手方に対応を促すリスクがある」★2 【毎日新聞】 「砲撃レーダー照射…証拠を世界に示せば日本人としては痛快だが、情報能力が露見し相手方に対応を促すリスクがある」★3 【マスコミ】 毎日新聞コラム「自殺には『謎』が残る」に対する橋下市長の論評 もう少し品位を持って貶してくれれば…牧太郎 2013/02/12 【毎日新聞】 安倍首相の「後ろ向き」教育改革 「ゆとり教育」のスポークスマン、“ミスター文部省”と呼ばれた寺脇研さんらに聞く 【毎日新聞】 下薗和仁「何だか嫌な空気だ。アベノミクスとか言われる新政権の政策と因果関係があるのかどうか素人目には定かでないが」 【毎日新聞】「射撃レーダー照射…戦前の日本のように軍の暴走を政治が追認することになれば深刻だ。挑発に乗らず冷静な対応が必要」★2 2013/02/13 【話題】 朝日新聞社長の年頭挨拶で、暗に指摘された “体力のない新聞社”は「毎日新聞」・・・会社身売り説も 【毎日新聞】 与良正男「選挙運動のネット解禁…新聞をどう読むか、テレビをどう見るか、も含めて情報リテラシー養うための教育が必要」 【サンデー毎日】 岩見隆夫「若宮前朝日新聞主筆に反論を書いたら、読者に『暴走老人』と言われた。平和ボケである」 2013/02/17 【毎日小学生新聞】 与良正男「北朝鮮の核実験…軍事力で対抗すると戦争になります。米国や韓国など日本と仲のいい国と連携すべきです」 【毎日新聞】G20は不毛だった 楽な金融緩和に依存するのが先進国のあるべき姿なのか? 【毎日新聞社説】G20は不毛だった 楽な金融緩和に依存するのが先進国のあるべき姿なのか?★2 【毎日新聞社説】G20は不毛だった 楽な金融緩和に依存するのが先進国のあるべき姿なのか?★3 2013/02/18 【毎日新聞】 「円安で欧州や新興国が怒っている。日本製品と競争する通貨高の国は輸出品売れず、切り下げ競争が第二次大戦の一因に」 【毎日新聞】 「円安で欧州や新興国怒っている。日本製品と競争する通貨高の国は輸出品売れず、切り下げ競争が第二次大戦の一因」★2 【毎日新聞】 「自宅に人を招けば、それが経済効果になる。借金で大型公共工事をするより、よほど魅力的な話ではないだろうか」 【毎日新聞】 「自宅に人を招けば、それが経済効果になる。借金で大型公共工事をするより、よほど魅力的な話ではないだろうか」★2 【毎日新聞】 「レスリングの受難…韓国のテコンドーは効果的なロビー活動を行った。日本の油断と情報不足が不意の敗北を招いた」 2013/02/19 【毎日新聞】 「このところ『テレビ離れ』の声をよく聞くが、日本人は相変わらず長時間テレビを見ている。ネット使いこなすことが必要」 【社会】「復讐してやる」元・毎日新聞記者を脅迫罪で起訴 【毎日新聞】 「沖縄…多すぎる基地被害、墜落の危険抱える軍用機訓練のもとで、米兵犯罪の餌食になりながら暮らせと、とても言えない」 【毎日新聞】 "生活保護が子供を虐待から守っている" 児童虐待は住民税非課税世帯で割合高く…不安定雇用背景か 2013/02/20 【毎日新聞】 「のんびりテレビ見て楽しい『道徳』。政府が教科にすれば忙しい先生たちがさらに余裕なくすのは確実だ。今のままでいい」 【毎日新聞】 与良正男「北朝鮮核実験…民主党政権続いていたら、安倍内閣と同じ対応していても保守勢力から弱腰批判受けていただろう」 2013/02/21 【毎日新聞】 「戦争マラリア事件をご存じだろうか。太平洋戦争末期、沖縄・八重山諸島で、軍がマラリア汚染地域へ住民避難を強制した」 2013/02/22 【毎日新聞】 「『頑張る人が報われる社会にする』と安倍晋三首相は言う。しかし、頑張りたくても頑張れない人はどうするのだ」 【毎日新聞社説】「『頑張る人が報われる社会にする』と安倍晋三首相は言う。しかし、頑張りたくても頑張れない人はどうするのだ」★2 【毎日新聞】 「『頑張る人が報われる社会にする』と安倍晋三首相は言う。しかし、頑張りたくても頑張れない人はどうするのだ」★3 【毎日新聞】 「日本のビッグマックがアメリカと同じ値段になるレートは1ドル=73円22銭。今の93円は、かなり円安過ぎなのだ」 +... 【毎日新聞】 「日本のビッグマックがアメリカと同じ値段になるレートは1ドル=73円22銭。今の93円は、かなり円安過ぎなのだ」 【毎日新聞】 「日本のビッグマックがアメリカと同じ値段になるレートは1ドル=73円22銭。今の93円はかなり円安過ぎなのだ」★2 【毎日新聞】 「日本のビッグマックがアメリカと同じ値段になるレートは1ドル=73円22銭。今の93円はかなり円安過ぎなのだ」★3 【毎日新聞】 「日本のビッグマックがアメリカと同じ値段になるレートは1ドル=73円22銭。今の93円はかなり円安過ぎなのだ」★4 【毎日新聞】 「日本のビッグマックがアメリカと同じ値段になるレートは1ドル=73円22銭。今の93円はかなり円安過ぎなのだ」★5 関連ページ 番外編過去スレ(ニュー速+) 過去ログ一覧
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本稿では、アーケード版とドリームキャスト版を併せて紹介します。 判定はアーケード版が「賛否両論」、ドリームキャスト版が「判定なし」です。 燃えろ!ジャスティス学園 概要 特徴・前作からの変更点 評価点 問題点 総評 燃えろ!ジャスティス学園 (DC) 概要(DC) 「燃えろ!熱血青春日記」のシステム 評価点(DC) 賛否両論点(DC) 問題点(DC) 総評(DC) 余談 その後の展開 燃えろ!ジャスティス学園 【もえろ じゃすてぃすがくえん】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケード(NAOMI) 販売・開発元 カプコン 稼動開始日 2000年12月 プレイ人数 1~2人 判定 賛否両論 ポイント グラフィックやシナリオの向上、駆け引き要素も満載キャラクターの性能差も激しく、バグも存在 ジャスティス学園シリーズリンク私立 LOH / 熱血青春日記2 / 燃えろ! 概要 『私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES』の続編。 ストーリーも前作の事件から1年後となっており、多数の高校を巻き込む謎の事件に生徒(+教師)たちが再び立ち向かう。 前作のマイナーチェンジ版である『熱血青春日記2』からのキャラクターや、本作からの新キャラクターも登場する。 特徴・前作からの変更点 基本的なシステムは前作を引き継いでいるので、そちらも参照。 プレイヤーキャラクターが2人から3人へ変更 2本以上の先取制では1戦終了ごとにメインの使用キャラクターを変更する事が可能。 パートナーキャラクターは「愛と友情のツープラトン」や「正義と勇気のスリープラトン」等で戦闘中にサポートする。 根性ゲージの変更点 前作では9本までゲージストックが可能だったが、本作では最大ストック数が5本に減少した。 「愛と友情のツープラトン」の変更点 パートナーが2人になったため、弱PKでパートナーAの、強PKでパートナーBのツープラトンを選んで発動できるようになった。 前作までは発動時に打撃に対して無敵だったが、本作ではスーパーアーマー状態となり、打撃で潰されることはないが少しダメージを受けてしまう。そのダメージで体力が0になった場合、当然負けになる。 前作までは後出しでツープラトンを出すことで後出し側が一方的に打ち勝つことが出来たが、今作ではスーパーアーマーへの変更および後述の「ツープラトン返し」の導入により後出し自体が不可能になった。 「ツープラトン返し」 「愛と友情のツープラトン」を当てた際に、当てられた側が一定時間内に同じ強さのPKを同時押しすることで、根性ゲージを1本消費して発生する。 5秒間の間パートナー同士の戦闘が発生し(この際には必殺技やゲージ消費技、ハイジャンプは出せない)、ツープラトン返しを発生させた側が時間内に攻撃を当てる事が出来ればツープラトンを止める事が出来る。 ツープラトン使用側が攻撃を当てた場合や、時間内にどちらも攻撃を当てる事ができない場合にはツープラトン返し失敗となり、通常通りツープラトンに移行する。 ちなみに投げを決めた場合は、投げモーションに触れた時点で成功(失敗)となる。 ストーリーモードでは、ツープラトン使用側のメンバー数が2人の場合使用できない(3人目に攻撃を当てる必要があるため。)。 「正義と勇気のスリープラトン」 5ゲージ全てを消費して3人全員で攻撃する技で、こちらには上記のような返し技はない。また、前作のツープラトンのように発動時は打撃に対して無敵となる(このため、ツープラトンとかち合った場合、必ず打ち勝ってスリープラトンを決めることができる。)。 ツープラトンで繰り出される技は呼び出したパートナーに準拠するが、こちらは使用中のプレイヤーキャラクターの所属校によって技が決まる。太陽高校のみ2種類存在。 ゲージ全てを使うだけあって(相手の体力値次第で変動するものの)、4割~6割程度の体力を奪えるが、ゲージ効率は極めて悪いので無闇に出せない奥の手。投げに対しても弱い。 「エアバースト」の仕様変更と「ショートエアバースト」の追加 エアバーストは基本的に熱血コンボから繋げる事が出来なくなった。単発で当てないといけないため、主にスカリ反撃や、相手のスキの大きい技をガードした時の根性カウンターで狙っていく必要がある。 一部のキャラクターのみ熱血コンボの浮かせ方に気を付ければエアバーストを繋げる事も可能。 ショートエアバーストはエアバーストと異なり熱血コンボから繋げる事が出来るようになっているが、代わりに低く打ち上げコンボも長く繋がらないようになっている。 追加キャラ 新キャラの他に、前作家庭用初代と『熱血青春日記2』の追加キャラクターも全員参戦。 初代家庭用で追加されたアキラの兄の醍醐、外伝漫画に登場した隼人、『熱血青春日記2』で追加された流、ランはアーケード初登場となった。 ストーリーの舞台となる新たな高校として、女子校の聖純女学院が追加。前作で外道高校の所属だったあきらはこちらに転校、素顔状態がデフォルトになった。 前作のヘルメットバージョンは隠しキャラクター「パワードアキラ」として、外道高校所属で参戦。 前作のキャラクターの中では忌野雷蔵とゲストキャラクターのさくらのみ削除。 雷蔵に関しては一部の技が新キャラの九郎とヴァツ(バツに変装した九郎)に引き継がれている。 + 参戦キャラクター 下線付きは家庭用からの追加キャラクター、太字は今作での新規キャラクター。 太陽学園:バツ、ひなた、恭介、隼人、ラン、委員長、バーニングバツ(隠)、ヴァツ(隠) 五輪高校:将馬、夏、ロベルト、流(*1)、もも 外道高校:エッジ、岩、醍醐、ワイルド醍醐(隠)、パワードアキラ(隠) 聖純女学院:あきら、ザキ、ゆりか パシフィックハイスクール:ボーマン、ロイ(隠)、ティファニー(隠) ジャスティス学園:英雄、響子、九郎(隠)、雹(隠)、デモン雹(隠) 上記のほか、衣装違いのひなた2、将馬2、ボーマン2が居る。 評価点 グラフィックの向上 基板がPS互換基板であるZN-2からDC互換基板のNAOMIに変わったことで、前作の見た目がかなり粗いポリゴンだったのに対し、今作では当時としてはかなり高水準のポリゴンへとグラフィック面はかなり良くなった。 2Dグラフィックに相当近づいた形になったため、キャラ人気は断然本作のほうが高い。 シナリオ面 前作に引き続き王道の学園物としてのシナリオの出来は良い。 今作では学園ごとにシナリオが分かれており、場合によっては途中でシナリオ分岐があったりと何度も楽しめるようにもなっている。 シナリオ分岐を発生させるとシナリオで使用可能なキャラが増えたり、隠しキャラクターが使えるようになる。 条件を満たすと、正義の味方を潰して回るという王道に逆らうシナリオの敵側の学園シナリオも選べるようになる。 駆け引き要素 受け身やカウンター要素は健在。ツープラトン返しの追加もあって、戦闘中の駆け引き要素は多い。 操作性や爽快感も前作より向上している。 DC版との連動要素 ビジュアルメモリを持ち込む事で、DC版で作成したキャラクターをアーケードの対戦で使用可能。 問題点 キャラクターの性能差が激しい 特にももとロベルトは稼働当時猛威を振るった。 ももは小技が繋げやすい為やたらとコンボが繋がり、さらにエアバーストをコンボに組み込む事が出来る為、一つ一つは低火力のキャラクターでありながらコンボ火力は非常に高い。ゲージも稼ぎやすく、お手軽にツー(スリー)プラトンをコンボに組み込む事も可能。リーチのなさでけん制能力が低すぎる難点はあるが、共通システムでの立ち回りである程度カバーできるので、最終的にはリターンの大きさで猛威を振るった。 ロベルトは飛び道具のけん制能力や、ノーゲージで高火力コンボを出せるのが強み。発生の速い技のおかげで切り返し能力も高い。弱点という弱点も特に無く、ハイスタンダードなキャラクター。 上記以外も強キャラ、弱キャラの差は非常に大きい。 近年の研究の成果ではももは強キャラではなくなり、ロイ・九郎・響子・雹などが大幅にランクアップし、最上位キャラ争いに名を連ねている。ただし、いずれも要求されるテクニックがそれなりにあるため、ロイはともかく他のキャラクターは「初めて動かした人が使っても強い」キャラクターではない。 隼人も単純に強い。こちらはリーチや発生に優れ、単発でのヒット確認が容易な小足や、リーチの長い強Pからの1ゲージコンボが強力。このコンボを3回決めれば勝てるためプレイヤーからは「3回体罰(*2)すれば勝てるキャラ」とも。レシピも始動→強P→後ろ強P→完全燃焼アタックと単純のため、初心者にもしばしば勧められる。 英雄の「強空中強正波拳(*3)」をバックジャンプで逃げながら連射し、危なくなったら高性能の逃げ技である雷影蹴を使って逃げる。バツ、バーニングバツ、ヴァツでひたすらバックステップで距離を取りながら飛び道具を連射する、など、対処しづらい厨戦法もわずかながら存在する。 最弱キャラは委員長(*4)。通常技や根性カウンターの性能など光る点もなくはないが、低火力、低装甲、唯一エアバースト始動技なし等、意図的に弱くされている『ストリートファイター』シリーズのダンのようなキャラクター。ハンデや趣味(*5)でもなければメインとして使われる事はまずないが、ツープラトンの使い勝手が良い(*6)為、そこでバランスはとった模様。実際、サブキャラクターとしてはそれなりに使用されていた。 恭介の浮遊バグ 特定の操作をする事で空中に浮いたままにする事が出来、それを繰り返すことで手の届かない超上空まで逃げる事が出来た。 本体の位置判定は地上に残っている為、飛び道具を撃つと地上から出てくるが、食らい判定は見た目通り空中にあるので、ダメージを食らう心配のないまま飛び道具を撃ち続ける事が出来る。 対処法としては投げられ判定のみ地上に残っているので、投げれば地上に戻す事が出来る。また、ジャンプしたり攻撃を食らうなどで空中に浮かべば通常の空中状態に戻る。とはいえ、そこで浮遊バグの再入力が可能なので、あまり意味はない。 対処法を知らなければ分からん殺しをされ、対処法を知っていても逃げに徹されると投げるのも難しい…という事もあって、(仮にバグを使う気がなくても)恭介を使用されるだけで嫌な顔をするプレイヤーも多かった。 別衣装選択時のフリーズバグ 今作にも別衣装として「ひなた2」「将馬2」「ボーマン2」があるのだが、これらの別衣装を使用した試合後、キャラクターセレクトのカーソルが変な場所に移動してしまい、場合によってはフリーズを起こしてしまうというカーソル関連のバグがある。 総評 各種パワーアップが施された良質な続編と言えるゲーム。 ただし、シナリオ面などキャラゲーとしての評価が高い一方で、対戦ゲームとしてはゲームバランスに難があり、根性カウンターやツープラトン返しを読み合っての純粋な格ゲーとして楽しむ人もいたが、早期に一部キャラクターばかりが使用されるという状況になってしまった。 とはいえ、2017年現在も一部のゲーセンでは対戦コミュニティが存在しており、根強いファンも多いゲームでもある。 また、キャラクター人気が高い事もあり、続編やクロスオーバーでの出番を望むファンも多い。 恭介の浮遊バグ等も含め、もう少しバランス面が良ければ…と言ったタイトルである。 燃えろ!ジャスティス学園 (DC) 【もえろ じゃすてぃすがくえん】 対応機種 ドリームキャスト メディア GD-ROM 1枚 発売元 カプコン 発売日 2000年12月7日 定価 5,800円(税別) プレイ人数 1~4人 レーティング セガ審査 全年齢推奨 周辺機器 アーケードスティック、ドリームキャスト・キーボード、ぷるぷるぱっく対応 廉価版 ドリコレ2003年9月11日/2,800円(税別) 判定 なし ポイント AC版の大味な対戦バランスは相変わらず人気モード「熱血青春日記」はシミュレーションからボードゲームにモデルチェンジ 概要(DC) 『MVC2』と同じく、アーケードとの連動要素込みで同時期に発売された家庭用版。 AC版がDC互換のNAOMI基板だったこともあり、ゲームバランスやバグ等もアーケードほぼそのままである。 「燃えろ!熱血青春日記」のシステム 以下では本作でのエディットキャラクター作成モード「燃えろ!熱血青春日記」について述べる。 育成システムは今作ではボードゲーム形式になっている。 ボード上にはパラメータ変動や必殺技習得、単位獲得といった様々な効果のあるマスが配置されている。 また校舎1F~3F/屋上などエリアの設定もある。中でも「部室棟」はパラメータ変動幅が大きいエリアとなっている。 ターン数は40ターン。 各プレイヤーは順に移動やカード使用が可能。行動ごとにHPを消費し、HPが0になると1回休み。 ジャスキャラのいるマスに止まった場合、そのキャラクターを仲間にすることができる(3人まで)。バトルの際に様々な効果をもたらす。 ちなみに本編では不出場の雷蔵も登場し、仲間にはできないものの複数のパラメータを上げてくれる。 他プレイヤーのいるマスに止まった場合、バトルが発生する。 勝敗はルーレットで決まった3つのパラメータの合計値で決定される。 買ったプレイヤーは負けたプレイヤーから単位を奪うことができる。 単位は5×5のビンゴカードとなっており、列をそろえると様々な効果が出る。 40ターン終了後、各プレイヤーのキャラクターでAI対戦を行い、その結果込みで最終的な順位が決定される。 作成したキャラクターはビジュアルメモリに保存してアーケードでの使用が可能なほか、パスワード化して他プレイヤーとの交換も可能。CPUに使わせたときの必殺技の使用傾向も設定でき、パスワードにも影響する。 評価点(DC) 以下はDC版独自の評価点。 アーケード版からのほぼ完全移植 発売が同月であるため、ゲームバランスも含めアーケード版と遜色ない内容となっている。 そのためDC版で練習したコンボをAC版でもそのまま使用することができる。 ストーリー閲覧モードなどの家庭用ならではの追加要素 クリアしたストーリーはバトルなしでも自由に閲覧可能。 その他トレーニングや対戦といった定番のモードもある。 賛否両論点(DC) DC版特有の賛否両論点。 熱血青春日記の大幅な路線変更。 前作までの恋愛シミュレーションゲーム形式ではなく、ボードゲーム化したことでキャラゲーとしての魅力が大幅に低下した。 会話の内容自体は過去シリーズの雰囲気を踏襲しており選択肢も豊富に用意されているためバリエーションはあるのだが、学園生活1年間を描いた過去シリーズから学園祭の1日へと大きくスケールダウン。学園祭以外の話題はほとんど出てこない。 会話シーンも立ち絵から顔アイコンに変更されたため演出においても少々地味になっている。 ボードゲームになったことで複数人同時プレイが楽しめるようになった。 対戦格闘そっちのけで友達とボードゲームとして楽しむといった遊び方もできる。最終決戦の対戦アクションはコンピュータどうしの対戦となるため、格闘ゲームが苦手なプレイヤーでも対等に楽しめる。 2人以上でもプレイできるようになったことでジャスキャラたちの会話イベントをより多くの人に楽しんでもらえるようになったと見ることもできる。 1年分のイベントをこなす必要がなくなったためキャラクター作成モードとしての簡便さは向上した。 必殺技は過去シリーズではステータスによって数パターンの組み合わせの中から選ばれる仕様だったが、本作ではコマンドごとに用意された「必殺技マス」で任意で習得できるようになり自由度も向上した。なお、一切取らなかった場合の専用タイプや、全て完全燃焼アタックとなるタイプも存在する。 さらに多人数プレイが可能なのを利用し、育成したいメインの1人を育てるため他3人を捨て駒にして圧倒的に一人勝ちさせるといったことも可能。そのため、前作よりははるかに育成の計算がしやすい。逆を言うと、それくらいしないと強いキャラクターにし辛い、とも言える。 オリジナルキャラクターをアーケードに持ち込めるといった連動要素も。 このように、本作の熱血青春日記は「どう見るか」によって評価が大きく異なるものとなっている。 問題点(DC) 以下はDC版での新たな問題点。浮遊恭介などAC版と共通の問題点はそちらを参照。 「燃えろ!熱血青春日記」のキャラクター作成時のフリーズバグ 性別→所属校の順に指定する関係上、最終確認でキャンセルして選択しなおすことで「外道高校所属の女性キャラ」「聖純女学院所属の男性キャラ」という選択ができてしまい、該当の3Dモデルが存在しないためハードウェアレベルでのフリーズが起きる。 選びなおす際にカーソルの初期位置が以前の選択のままのため、本来不可能なこの2パターンでも決定できてしまう。選択順を逆にしてこの2校なら性別を選べる方で固定してしまう、もしくはこの順番でも選びなおす際の初期位置を太陽学園に戻すといった対策が取れたはずではある。 別カラーキャラクターがDLCとしての配信のみ 上述の衣装違いキャラクターはDC版ではオンラインでのDLC配信となっており、当時の環境で言えば入手のハードルは非常に高い部類だった。 公式サイトからのダウンロードの他、DC版『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』の予約特典として付いてきた『CAPCOM対戦ファンディスク』(カプコンの格闘ゲームのコンプリートデータが収録されたディスク)でも入手可能であった。 ネットワークのサービス終了後は当然公式サイトからのダウンロードは不可能であり、今となっては入手困難なファンディスクでしか入手する方法はない。 総評(DC) AC版の大味な対戦バランスはそのままで恭介の浮遊バグも修正されていない。 そのため、ガチな対戦ツールとしての評価は微妙だが、簡単な操作で爽快感のある対戦が楽しめるという点で友達とワイワイ遊ぶぶんには十分に楽しめる。 何より、魅力的なキャラクターたちや思わず笑ってしまうような技の数々はライトユーザーが近寄りにくい格闘ゲームというジャンルにおいて異彩を放っていたと言えよう。 その一方で、上記のようにキャラクターの魅力が非常に大きな評価点だった本シリーズにおいて「燃えろ!熱血青春日記」においてキャラゲー要素が大きくオミットされてしまったのは無視できない問題点といえる。 しかし過去シリーズにはない追加要素や評価点があるのも事実で、一概に悪化したと断言できるものではない。 対戦アクション・熱血青春日記のどちらも、良い意味でも悪い意味でも「深くは遊べないが広く浅く遊べる」といった作品である。 余談 ゲームバランスの問題だが、ロケテスト段階ではボーマンが目立って最強キャラだった。 そこでの結果を受け、製品版では大幅な調整により弱キャラとなってしまった。 だが主に対女性キャラ用の愛と友情のツープラトン要員としてボーマンをメンバーに加えている人もいたという(同様の理由で流を使う人もいたとか。)。理由は推して知るべし。 本作はバツが通常のバツ、偽者のヴァツ、バーニングバツと三種類いる。これら三人でチームを組むことも勿論できる。 バツとバーニングバツは細かい調整が異なるマイナーチェンジのコンパチだが、ヴァツは設定どおり九朗の要素が強い別モノ。 英雄の必殺技「雷鋭蹴(らいえいしゅう)」のボイスで、明らかに「雷鋭脚!!(らいえいきゃく)」と叫んでいる。 前作までは技名を叫ばず「でやぁー!」と叫んでおり、後の『NAMCOxCAPCOM』ではちゃんと「雷鋭蹴!(らいえいしゅう)」と叫んでいる。 発売当時のアーケードゲーム専門誌アルカディアによると、本作の没になったタイトル候補には「私立ジャスティス学園V」や「さらばジャスティス学園」「くたばれ!ジャスティス学園」などがあった模様。 本作でジャスティス学園が炎上していることから「燃えろ!」になったらしい。それにしても「くたばれ!」はどうなんだ。 その後の展開 本作を最後に長らく続編は出ていないが、外部出演等はちらほらある。ただ、主人公以外が抜擢される、参戦予定作がお蔵入り、せっかく出ても扱いが微妙等、バツは本作主人公でありながら外部出演では残念な扱いが目立った。 『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』には主人公であるバツ(ひなたともども恭介のスーパーコンボの演出で登場しているけど)ではなく、恭介が参戦となった。 しかしエアバーストの性能の調整が難しかったのか、製品版ではロケテストよりもさらに攻撃力が下がり、性能面では最弱争いをするレベル。一応コンボだけは多彩なのだが実戦的ではなく、付いたあだ名がコンボムービーでのみ活躍する男。 『NAMCOxCAPCOM』ではせっかくのさくらとの共演の機会にも拘らず英雄と響子のみの参戦。一応序盤のストーリーには絡み、リュウ・ケンとの作品を超えたスリープラトンもあるものの、性能面でもシナリオ面でもパッとしない結果に。 3D格闘『カプコンファイティングオールスターズ』にバツとあきらが参戦決定…したものの、ゲーム自体お蔵入りになってしまった。その後、同作の代わりに出た2D格闘『CAPCOM FIGHTING Jam』では既存グラフィックの流用が大半だった関係上『ジャスティス学園』粋がないので参戦できず。 マウスを使う異色のネット格ゲー『ストリートファイターオンライン マウスジェネレーション』にバツとアキラが参戦…したのだが、ゲーム自体の知名度がいまいち低く、早期にサービス終了してしまった。 『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』でバツが参戦し、当初は強キャラ扱いされていたが、最終的には対策が出来上がり最弱扱いに。 + 更に個別エンディングでは… 『タツカプ』内におけるバツの戦いは、バツ自身が眠っている間に見ていた夢という扱いになっており、同作の他キャラと違い他作品とのクロス的な要素も無い。 ただしこの夢が切っ掛けで、『燃えろ!』における隠しキャラ「バーニングバツ」としての覚醒に繋がった事が示唆されている。 『PROJECT X ZONE』にバツが参戦したものの、シナリオ面では空気(*7)、性能面でもエアバーストを再現した所為でクロスしづらいという使いづらいキャラクターに。 続編では作品の入れ替えも多く、ジャスティス学園はリストラ。その為、2023年冬現在、バツの外部出演はPXZがラスト。 『ストリートファイターV チャンピオン エディション』のシーズンVロードマップにて追加キャラクターとして、2021年夏に風間あきらの参戦が発表。同年8月16日に実装された。実に20年ぶりの登場である。醍醐もあきらの一部の技で登場する。 声優が名前繋がりなのか関根明良氏にバトンタッチ。演出で登場する醍醐は大塚明夫氏が続投している。 『ストV』では最上位じゃないにしてもそれなりに高い評価を得たため、「ジャス学キャラは出ても弱い」というジンクスは一応破られたか。
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一般 当たり外れが非常に大きいように感じる。 スライドや音声の使用にとどまらず、英語そのものへの勉強論などから先生方の個性が見られる。 + 先生一覧 一般 英語科大竹美保子先生 服部雅史先生 中須賀孝之先生 中島雅斗先生 中廣大先生 腰山俊行先生 山下裕矢先生 宮城 智彦先生 河合 太紀先生 加藤 吉博先生 八谷信先生 戸松治彦先生 野村克也先生 斎藤美紀先生 武山凪沙先生 酒向智子先生 冨永双葉先生 リッチー(Ritchie) ガジェン オリベ スコット(Scott) ババツンジーハリス ニック(Nich) デカ・キン ジョセリン(Jocelyn) ケイティ(Katy) 英語科 大竹美保子先生 単語マスター 言語学を学ばれていたようで授業では単語などの語源に触れながら解説を行う。授業前の小テストは英作文がメインで次の授業の始めに答案が返される。長文の内容とニュースの内容を絡めて話されることが多い。滝OG。南山大学出身であるが、名古屋大学を蹴ってわざわざ進学したらしい。掃除は5回までサボれる(実体験)。aikoに似ている。歌が上手い。エスト出版をとても推しており生徒の中には何か繋がりがあるのではと思っている者もいる。師が作るテストには一癖あり、解けない人には本当に解けない。ただし本質をついており入試の枠を超えた英語力が身につく。多分入試を作っておられるが良問が多い。犬山在住で、学生時代犬山駅のロッテリアでバイトをされていた。2024seiに姪っ子の大親友がいるらしく、少々ビビっている模様。 「アッびっくりしたーのアッ(uの発音の説明にて)」 「これもさぁ、何回目かわかんないんだけどぉ、、」 「dependはon!」 「広島大学、、、、旧帝ですね、、、」 「3年日誌出して」 服部雅史先生 神戸大学国際文化学部卒 優しい。とにかく優しい。生徒から慕われている。別名まさしぱぱ 滝OB。前述の大竹先生とは小学生の頃からの知り合いで、滝中高の同期である。 いいずなからキックバックを受け取っている(?) 競技かるた部の顧問とバスケ部の顧問を数年間隔で行き来しているが、かるた部の方がやりたいらしい(真偽不明)大学生の時に競技かるた部を友達と一緒に設立する程かるたは好き。 授業展開は文構造を重視するスタイルであり、英作文なども丁寧に見てくださるが、あまりに優しいvoiceのためか眠ってしまう学生もちらほら。発音が得意ではなく、RとLの違いを説明しなさっていた際、何もわからなかった。早口なうえ話している途中だんだん声が小さくなっていき、語尾が聞こえなくなるのがデフォルト。 とことんリスクを避ける性格があり、年度ごとの方針を同学年に在籍した他の英語教師に全て合わせる。 その結果最近は対訳シートをこよなく愛してらっしゃる。 神戸大学の英語は良問だと言っていた。 定期考査のリスニング音源を流し間違えリスニングの大問を丸々消し飛ばしたことがある。テスト監督をしていた学年主任の元へ説明しに来た時は死にそうな顔をしていて可哀想だった。 「〜〜〜。では、go」(モニターの問題を解かせる時) 「スイッチ、交代してください」 「ストーップ!ペンソーダーン」 「はい、殺しまぁす」(“はい、号令お願いします”が早すぎてこのように聞こえることが多い) 中須賀孝之先生 TGIFの精神を常に持っている金曜日の番人。 口調は「私にはこんな先輩がいます」や「このtheの意味ってやったよね共通認識やーん」、「君たちに先輩にこんな人がいます。」と言ってくる。滝のスペコンを作った張本人であり、そもそも滝の英語の授業の基礎を作った偉大なる人物。 ちなみに滝の内進のOB。中学は卓球部、高校は合唱部に所属していた。留学経験はもちろんのこと、様々な国へほぼ身一つで行っていたらしい。高校で現在の奥さんと出会う。ものすごいカープファン。カープのグッズはほぼ全て持っていると言っても過言では無い。ちなみに幼少期に一時期広島の離島に住んでいたかららしい。謎のデカいアタッシュケースを毎回持ってくる 師は昔担任だったクラス全員に禁煙できなかったら焼き肉を奢ると発言し出来なかったため奢る羽目になった。 焼肉屋を予約したまではよかったものの最後に割り勘にしてしまった。 肉が嫌いで、給食が嫌だったため中学受験し、滝に入学。 鶯谷に行ってしまった(でも絶対忘れない) 中島雅斗先生 竹岡信者滝の英語教師といえばこの人。生徒の指導そのものが上手で師が受け持ったクラスは体育祭、球技大会等で必ずと言っていいほど上位に君臨する。東大、京大志望の方は講座、添削のどちらかで必ずお世話になる。特定の生徒に英作文を黒板に書かせ、他の生徒の前で公開添削をしてくださる。人によっては地獄かもしれないが確実に力は着く。以前、中学の授業中は全て英語ですることをしていたが、後に意味のないことに気がつきやめる。教室にaとtheの違いがわかる本を置いているが今日まであの本を読破した者は観測されていない。学級文庫は自身の所有物であることを強調しているが、あまり面白い本は入っていない。というのも、師の本は全て学術的な本であり我々の拙い知識ではあまり楽しめない。文庫本などは少ないのだ。参考書マニア。名駅の三省堂に出没する。自身の授業をサブキャラと言われた時には落ち込んでおられた。電車が好きである。国鉄時代には生まれていないくせに国鉄を愛している。あさま号がお好き。様々な国に留学に行っており、その話を聞くのも授業の楽しみの一つ。教授の知り合いが多数いる。よく理科の荒先生とご飯に行っており、退院祝いと称し足が折れている荒先生を無理やり焼肉に連れていった。荒先生と前野先生とでラーメン同好会を運営している。とても生徒思いで、今年の入試の日には東大、名大、京大に出没した。体が3つあるのかもしれない。倉地先生と同期で、仲が良いように見える。でかい車に乗っており、ふかしている。昔酔った勢いで名駅のスタバに行ったところ、多数の滝生と遭遇したためスタバには警戒している。データを用いた進路指導に定評がある。スマホを使っている生徒を見つけても取り上げない。中等部ではバリバリ生徒にブチ切れ怒鳴り散らかしており、その怒鳴り声は同じフロアの全教室に響き渡っていた。しかし高校になってからあまり怒らなくなる。曰く、高校生に怒っても時間の無駄との事。単純に高校生は知恵をつけてあまり怒られないだけかもしれない。師曰く、様々な制度を改革したために1部から不満を買っているらしい。我々生徒からしてみるとどれも素晴らしいものであった。師が主導で行った夏の講座は過去最高の数だったとか。師のクラスは総じて模試の英語の成績が高いことからもその実力が伺われる。リモート授業の際、声がデカすぎてクレームが入った。 「ただ春の夜の淫夢のごとし。俺の現地発音も遂にはほろびねぇ。ひとへに、チェリーを捧げた、『あの女』に同じ。」 「なんか空気悪くない?」 「まぁぁぁぁぁ、、、、京大らしいねぇ」 「out of the question」(論外の意味で使われる) 「私はZ会ではありません。」 「お前は伸びない‼️」 「イキッてOne wex とか行ってる人いると思いますが〜」 中廣大先生 授業の際に机をスクリーンが見やすいように移動させる生徒は東大京大の合格率が高いという法則を発見。雑談のレパートリーが豊富。たまに家族の悪口を言うが、江南駅付近で仲良く歩いていたのを目撃されたことがあり、実は意外と仲が良いのかもしれない。また大竹先生が教師となるための模擬授業を行った時の傍聴役。ヘビースモーカーかつカフェイン中毒。以前は、普通に生徒に体罰を加えていたと言っている。 -現在確認されている雑談のタイトルを以下に記す。 岐阜大学の酔っ払った先輩の話 ウツボ身代わり事件の話←おすすめ CoCo壱10辛の話 北海道新婚旅行の話 大学時代のラーメン屋の話 JALにブチギレた話 娘の大学受験の英語の話 文化祭土下座事件の話 生徒会ブチギレ事件の話 車のエンジンで猫を殺してしまった話 家の裏の山火事で一家が燃えかけた話 柿拾いのバイトで脚立から落ちた話 飼い猫が逃げた話 娘の旦那が九州男児なのに酒が呑めない話 家のポストの中に蜂がいた話 嫁の飯が不味すぎて自分でツマミを作っている話 「オオケイ?」 「すてでぃぃすてっぷすとぅーらいつっを出してください」 「俺ちっちゃい頃な、ジャカルタにいてな」 「嫁さんね、、早く○んでくれないかな」 「よろしくお願いをします」 「はよ挨拶せんかたわけ」 部活やら生徒会やらを全部押し付けられていて非常に多忙らしい。一年中革新派の生徒と揉めている。あまり文化部に予算を割いてくれないのが原因かもしれない。 腰山俊行先生 引退なされた。滝学園の誇る「白老」先生。圧倒的な経験値を武器に、淡々と授業を進める。普段はとても温厚だが、たまに気分を害されている時はその穏やかな見た目に反して1番前で寝ている生徒の机を蹴り飛ばすことも。(半年に一度)「bald」の意味の説明でよく使われる。 「英作文は英借文です」 「aroundは違いますねぇ惜しい!」 「まぁこんな頭ですから、、」 「たいふーん!」 「ハイっ、ター⤴︎ゲット出してぇ〜⤴︎」 「○○行ってみよー」 「あれ、○○予習忘れちゃったのぉ〜?」 内職をしている生徒には直接注意はせず、その生徒以外の人全員に問題を解かせ内職に気づいていると言うことを伝える。 山下裕矢先生 アメリカケンタッキー州出身。滝OB。師曰く、何かと鳥に縁があるらしい。身長が低く、童顔のため学生に間違えられることがあるらしい(今年30歳)幼い頃からテニスに親しんでおり、現高校男子テニス部顧問。高校時代、テニスでは背の高い人間に勝つことができないと悟り、中須賀先生に憧れ教師になった。声が大きく、宮木先生の声はかき消される。(2クラス隣で授業をしていても聞こえる)帰国子女だがイギリス英語も学んだため、混ざっている。しかし発音がよいため、多くの生徒からの支持を獲得している。 昨年度結婚した。本人は隠すつもりで居たらしいがほかの先生がぽろっともらしてしまった。 熱血教師なため好き嫌いがだいぶ分かれるが、授業はとても分かりやすく好評だ。今年度高1の学年を中1から見ておりベテランの雰囲気を醸し出している。 悩みを抱えている生徒にはとことん真摯に向き合ってくれる。 仕事大好きテニス大好きの師はとても仕事がはやく、定期考査翌日に全クラス分テストが返却されることもある。(生徒は蔭でしごできと呼んでいる)OBのため学生時代から見てきた先輩の教師陣は師のことを「とても優秀な生徒だった」「とても優しくてリーダーシップのある子だ」などと称えている。 「俺、明後日結婚式やから明日休みます」などと自分から急に明かした。高い外車に乗り、仕事もできて、料理もできる師が唯一苦手なのは片付けらしい。いつもプリントが散乱している。 生徒に会うと「元気?」「疲れてるね笑元気ないじゃん笑」など言ってくる。質問対応もすごく丁寧で生徒一人一人に寄り添ってくれる人気の教師である。フランクな性格で生徒を下の名前で呼んでいる。 自ら過労死コースへ突っ走っている。 宮城 智彦先生 沖縄出身。初任2020sei高1その後一緒にグアムには行けず中学に行ってしまった。中学では現在2年生を担当している。日本語での説明はとても分かりやすいが英語の発音が悪いと一部生徒からは酷評されている。小テスト中に問題の日本語を読むため、集中できないなどの厳しい意見もある。 よく授業で「〜さー」と方言を多用しているが時の流れと共に消えつつある。 加藤先生と仲が良い 「リピートアフターミー」のタイミングが微妙 午後でも挨拶は「good morning」 沖縄県民のため、雪を生で見る機会が滅多になく、雪が降った際は興奮したそう。 2024年より中学野球部へ異動。 編集者は野球部ではないが、野球部のために努力されているのと聞くので、野球部のメンバーは感謝しているのではないだろうか 河合 太紀先生 愛知教育大学卒 加藤 吉博先生 ジャンケンルーザーニキ。サインを加トと書くのでカロトと呼ばれている。英語に親しみすぎて日本語に英語の発音が混ざっている、意識して聞くとちょっと面白い(慣れすぎて?分からない人も多数)。大体の発言の語尾が上に上がっている。授業内でペアワークをする時、ジャンケンで役割を決めるが、その時の「ジャンケンルーザー✋」が何故か頭に残る。モノマネがしやすい。 掛け声が大体「ハイ!」または「ホイ!」。 Mr.Nakasugaを尊敬している。 初めて師の職員室の机を見る者は机に貼ってある「今日も元気にSmileで!」にど肝を抜かれる。 カナダの大学へ留学していることやBMWに乗っていることが自慢 毎日香水の匂いを学校中に漂わせている。ビトンの香水らしい。 辞書は英英辞典を使う。 授業の文法の説明に必ず学年の先生を事実から勝手に話を膨らませ、無断で使用している。また、声がでかいので、2クラス先の授業が聞こえる。理科の師先生にスライドの文法の説明に師先生を使ってもいいかと聞いたら鼻で笑われたそう。 猫ミームにハマっていた時期があり、文法の説明時に猫ミームを多用していた。 女子テニス部顧問。テニス部の生徒にはヨッシーと呼ばれている。 国語科の長村とは離島のサウナまではるばる行くような仲。 滝で初めて来た年に教えた学年では、授業中に喋っている生徒を注意する際によく言っていた「ちょっとちょっと〜」を生徒が揶揄い過ぎてあまり言わなくなった。 掃除がダントツの長さであるため、師を知らない生徒は後輩などの情報から、「掃除が長すぎる先生」と認識されている。 他の先生曰く綺麗好きらしい。 朝礼では他愛ない(しょうもない)日常話が聞かされる また、テスト期間中は旅行に行くためによく休む。 たまに第三ボタンが空いている。 そして前歯が立派。ハダカデバネズミともドブネズミとも言われる インスタ(鍵垢)が特定されている。 最近翻訳の国家試験を取ろうとしているらしく、なぜか歴史を勉強中。翻訳の技能に問題はない。 八谷信先生 謎のバナナを持ちながら授業をする。それを含めて全体的に猿っぽい人だ。 内職に厳しく、つい最近の授業ではブチギレて生徒のノートをバナナで打ち上げた。ペアワーク至上主義のため、何をするにもペアワークをさせてくるが、単語の意味などを確認させる時の時間が極端に短いため、8割の生徒は何も話さずに時間が終わる。 話を聞いていると眠くなるが、寝ると隣の人に迷惑をかける気がして安心して眠れない。 ペアワークで本文を読ませることが多いが、読むメリットを感じない生徒が大多数であるため、ほとんどの生徒が世間話をしている。 ペアワークの時役割を指定してくるが、稀にその指定方法が誰も幸せにならないもの(例 将来有望じゃなさそうな方の人)であり、あまり仲良くない人とペアを組んでいると気まずくなる。そんな時は沈黙が正義である。 「受験生なら知ってないとヤバいですよ」 「この単語、なんて意味?廊下側の人」 「出席番号が○○に近い人」 「靴のサイズが大きい人」 なおキレると何かしらの強い言葉を小声で呟くが、人語の暴言は言い慣れていないため、頑張って捻り出しても「どっか行けよ」「馬鹿馬鹿しい」「しょーもねぇ」程度である。 しかし、生徒思いの優しい一面もある。 師は、バレーボール部の顧問を長年勤めているが、本人は野球部出身のため生徒の練習になるように個人でたくさん練習をし、鋭いスパイクを打てるようになられた。また、教育熱心で休日も朝から晩まで部活に時間を費やし、時にはポケットマネーを出してコートを借りたり、備品を買ってくれたりと生徒のために尽くしてくださったこともある。勉学以外でも、生徒の人としての成長をサポートしてくれる思いやりのある人物である。 毎練習後アドバイスを求めると、親身になってお話をしてくださり、技術面以外でもスポーツを介して人として大切なことを気づかせてくださる。人との関わり方、挨拶や礼儀、自分で考えて打開する力など沢山のことを学ばさせてくださる。 但し、超絶鬼コーチなため、部活中に担架で運ばれていく生徒は少なくない。 エリマキトカゲ顔負けのガニ股である。 なお、面談週間の面談が五分くらいで終わる。終礼が終わるのが速いのでバスが混む前に乗ることができる。そうして我々が油断していたところで保護者と先生との面談で高3で唯一クラス全員を三者面談にした。当たり前だが阿鼻叫喚となった。 高3生になっても授業で扱った本文のコピペ出題や英語が全く関係ない社会や理科に関する問題を出すなど正気とは思えない行動を繰り返している。教師は趣味なのだろうか 戸松治彦先生 脳卒中で数年前に入院してから舌が回らなくなったらしい。s下のクラスを担当しがちだが、師の英語レベルは非常に高く授業はとてもわかりやすい。多くの生徒が内職したり寝たりしがちだが1度ちゃんと授業を聞いてみることをお勧めする。質問にもとても丁寧に答えてくれる。確信を持って言い切れないことは後で調べてから返事をしてくださる。何故かhaveをひゃぶと発音する。 野村克也先生 温厚な先生である。 haveをひゃぶ、whenをふぇん、whichをふぃっち と発音する。 斎藤美紀先生 斎T、斎ばぁ、みきちゃんなどと呼ばれている。動物性の商品は食べない。思想強め。心配になるほど足が白くて細い。 本人曰く猫と喋れるらしい。 コロナ禍の前からマスクを2重にしていた。先見の明があるのかもしれない。 授業の説明中はずっと数歩歩いて数歩下がるを繰り返している。滅多に注意しないため、ほとんどの人は寝てるか内職するかの二択。しかし師の英語レベルは非常に高く、理屈の通った授業を展開なさる。質問対応もとても丁寧で、手書きで説明されたプリント(参考辞書のコピー付き)がもらえることがある。あととても褒めてくれて嬉しい。 30年以上前の滝の卒業アルバムに担任として写っている師はとても美人である。 動物性の食品を食べず、ファストフードを負の食べ物と呼んでいる。風邪をひいたとき薬を飲んだら負けらしい。 たまに余談として人生を熱く語って下さる。 武山凪沙先生 中学1年生相手に試験でカレーの作り方を英語にして並べ替え問題を出したことがある。清楚版ブルゾンちえみ 酒向智子先生 英語の守護神 京大法学部卒。 呼び捨てやサコチコなどと呼ばれる。 現滝中3-E担任(2024) 基本穏やかで優しい。 また、名前の読み方は「ともこ」でなく「もとこ」である。絶対読んでもらえないらしい。 滝高校にいらっしゃる酒向先生の奥さんである。 宿題を出さない生徒には終わらせるまで絶対に逃さない。 呼び出しを無視したら走って追いかけられる。でも捕まることはない。男子からは少々嫌われているが女子からは好印象。 冨永双葉先生 今年から滝にいらした。20代。 中学女子バスケ部顧問。 酒向先生と仲が良い。 常滑生まれ常滑育ちで、非常に地元愛が強い。 ちなみに名前の読み方は「ふたば」ではなく「ふたは」である。 ボブがとてもよく似合われている、笑顔が素敵な先生。 Scott先生が好みらしい。 Scottはボクシングが趣味であるため、師もボクシングジムに通うようになった。 リッチー(Ritchie) 本名は、リッチー・クローン(Ritchie Crone) ジョン・ウィックに似ている。ALT界の重鎮。他のALTの先生が数ヶ月から数年で交代していく一方で、リッチーだけは滝に骨を埋めている。オーストラリアのパース出身。かっこいいオージーイングリッシュを話す。同じ女性と2度離婚しており、現在は独身。娘さんがいらっしゃる。車に乗り込む姿はまるで洋画のワンシーン。滝研ではよくエナドリを飲んでいる。OWがお好き。 InstagramでRitchieと調べるとアカウントが出てくる。 ガジェン スタイルがとてもいい。イケメン。優しい。 オリベ いきなり消えてしまったが、理由は定かではない。 噂では、妊娠した説、実は痩せてケイティーになった説などなど。 スコット(Scott) 背がとても高い。 jocelynと並ぶと親子のようである。 スカートというあだ名で呼ばれることがある。 ババツンジーハリス ニック(Nich) 英3の授業中に盛り上がっていると生物の某先生に「うるさい」といわれ、その先生に「f○ck you!!」と言った結果飛ばされたといううわさが飛び交う。真偽は不明 デカ・キン 数年前のALT教師、デンマーク出身。髪の毛が薄めなユーモアのある教師である。 ジョセリン(Jocelyn) スカート丈が短い。香水の匂いが強い。 生徒のことをchildrenと呼ぶ。最近はkidsとも呼んでいる。 色白小顔美人で可愛い 一部の生徒からガチワトソンと呼ばれている。 字は筆記体であることが多数あるため読めない。 江南駅などで手を振ると振り返してくれる。 最近はワセリンと呼ばれている Scott先生と帰っている所をよく目撃されている ケイティ(Katy) 2年前に世界を旅したい(多分嘘)と言って母国に帰った。リッチーに引けを取らない身長で足がスラリと長く、スタイル抜群である。(生徒が数えたところ8等身は確実にあった、もしかすると9等身あったかもしれない。)アメリカ出身のブロンドで小顔の誰も勝てない圧倒的美女。その上性格もとても優しくて、いつも笑顔で話してくれた。絶対世界どこでもモテる。BTSのファンで推しはジミン。BTSの最盛期には同じくBTSファンの生徒と新曲の話題で盛り上がっていた。学校を去る際に生徒にサインを求められ、リッチーに貰ったBTSのカードにサインをして渡した。その時リッチーは「僕があげたやつじゃん」と言ってちょっとしょげていた。