約 1,323,232 件
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/93.html
「栞菜、楽しかったわ。ありがとう。」 スイーツと輝きがリミックスバージョンみたいになって耳から離れない私とは対照的に、カラオケ店を出てからもちっさーはご機嫌だった。 「・・・・ちっさーが楽しかったならいいよ。 で、今からなんだけどさ。良かったら、栞菜の家で夕ご飯食べて行かない?」 私が誘いをかけると、ちっさーは慌てて胸の前で両手を振った。 「そんな、申し訳ないわ。私のためにそんなに気を使わないで。今日は、このまっままっすぐ帰るわ。とても楽しかった。」 「でもちっさー・・・ううん、わかった。じゃあ改札まで送るよ。」 強引に誘うのはもうやめた。 本当に名残惜しいのだけれど、まだ私はちゃんとちっさーとの距離の測り方がわかっていないのだから、引くところは引かないといけない気がした。 「じゃあ、またね。」 「ええ。また。」 ちっさーはにっこり笑って、のんびりした足取りで改札へ向かっていく。 定期入れを片手に改札の順番待ちをする姿を眺めていたら、ふいにちっさーの足が止まった。 「ちっさー?」 急に流れを止めたちっさーを、怪訝そうににらみながら後ろのサラリーマンが追い越していく。 何人もの人が、ちっさーを抜かす。邪魔だと言わんばかりにぶつかられても、ちっさーは少しよろめいただけでその場を動かなかった。 「ちっさー、どうしたの?」 あわてて列の中から引っ張り出して、邪魔にならない柱の影まで連れて行った。 「忘れ物でもしちゃった?」 抱いてた肩を離して、正面に向き直る。 「あ・・・」 ちっさーは、私を見ていなかった。 というよりも、視点がどこにもあっていない。 茫洋としていて、あきらかに心がここにないのがわかった。 “千聖は時々ね、すごく遠い目をして、心が全然違うところに行っちゃってるの” さっきのえりかちゃんの言葉が頭をよぎる。 ど、どうしよう。どうしたらいいの。 慌ててケータイを取り出して、えりかちゃんに電話をつなごうとした。 「うわっ!ちょ、ちょっと!」 その時、いきなりちっさーが抱きついてきた。 今日のちっさーは少し高めのヒールのローファーを履いていたから、私たちはほとんど身長差がない。 耳にちっさーの息がかかる。 熱くて甘ったるくて、背中にゾクゾクが走った。 「・・・・・やっぱり、帰りたくない。」 私の手からケータイが落ちた。 「ちっさー、カレーでいいかな?」 「えぇ・・・・・」 幸というべきか、不幸というべきか。 家に戻ったら、お母さんもお父さんも出かけていた。 私たちは向かい合わせになって、リビングでレトルトのカレーを黙々と食べた。 味なんてよくわからない。 この後の展開を考えたら、身がすくむような思いだった。 「・・・あの、ちっさー。私片付けやってるから、適当にテレビでも見てて。」 「えぇ・・・・・」 ちっさーは相変わらず心ここにあらずといった様子で、私が促すままにソファへ移動してテレビを眺めはじめた。 何だか、最近読んだケータイ小説みたいだなと思った。 寂しさや不安をまぎらわすために、いろんな人と関係を持ったりする主人公がちっさー。 えりかちゃんは・・・あれだ、セフレというやつか。 それで、私は行きずりの男。 紆余曲折あって、結局ちっさー・・・じゃなかった、その主人公は幸せを掴むとかいう話で、私は大いに感動して号泣したんだけれど、こうして自分もキャストの一人に当てはめて考えてみると、ちっとも泣けない。いや、むしろ別の意味で泣けるかもしれない。 でも本当に、これでいいのかな。 えりかちゃんですら、正しいかわかっていないことを、私なんかが代わりにしてあげるなんて。 ていうか、そもそも何をどうすればいいのかわからない。 「栞菜。」 いきなり、背中越しにちっさーが声をかけてきた。 「うひゃ!・・・・あ、待って、もうちょっ・・・・!」 ちっさーはいきなり私の手を取って、強引に胸を触らせてきた。 表情はうつろなまま、でも目線だけは私をはっきり捉えている。 振りほどくことはできなかった。 どうにかして、ちっさーを元の状態に戻したい。 (で・・・できる、かも、しれない) 私はちょっとエッチな雑誌とかで得た知識を必死でよみがえらせて、ちっさーの首筋をやんわりとなで上げてみた。 「・・・っ」 ピクンと反応が返ってくる。 (えっと・・・次はどうだっけ、胸?はもう触ってるから・・・) こんな調子で恐る恐る体に触り続けていたら、何だか私もいやらしい気持ちになってきた。 どうしよう。 もっと触ってみたい。 ギュッてしてみたい。 そんな欲望が心を蝕んで、私の指はちっさーのスカートの中に伸びていった。 その時。 「・・・やっぱり、帰りたい。」 (・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はあ? ) 「ごめんなさい、栞菜。」 「ちょっ・・・ちょっとー!ちっさー、最悪なんだけど・・・!」 私はいきなり脱力して、床にへなへなと座り込んだ。 「ごめんなさい・・・」 まだ少しぼんやりしてるけど、ちっさーは概ねいつものちっさーに戻ったみたいで、介抱するように私の背中をさすってくれた。 ああああああ、もう本当に恥ずかしい。 だって、ちっさーは普通じゃない状態だったから仕方ないけれど、私ははっきりとちっさーをどうにかしてやろうと思ったわけで。 「あー!あー!もー!」 恥ずかしすぎる。ちっさーがいなかったら、私は一人で絶叫して、床をゴロゴロ転げまわりたい気分だった。 「栞菜・・・あの、私、本当に、ごめんなさい。」 「・・・いいよ、気にしないで。」 ていうか早く忘れてください。 何だか、馴れないネコを相手にしているようだった。 全身をゆだねているようにみせて、少しでも距離のとり方を間違えたら、腕の中をすり抜けていってしまうような奔放さと臆病さ。 「ちっさーは、犬だけど猫なんだね。」 「え?」 「いや、なんでもない。 それより、一個だけお姉・・・・栞菜のお願い聞いてくれる?さっきのお詫びと思って。 お母さん達が帰ってくるまでは、ここにいて。帰らないで。ちょっと寂しい。」 ちっさーは軽く目を見開いた後、「ええ、もちろん。」と満面の笑顔で承諾してくれた。 「じゃあ、栞菜の部屋で遊ぼう。」 まだ私は、遠くへ飛んでしまうちっさーの心を繋ぎとめる方法を知らない。 心に抱える果てしない孤独感も共有できない。 それでも私はちっさーが大好きだから、ちっさーが自然と痛みを吐き出せるような、そんな存在にいつかはなってあげたいと思った。 ああ、それにしても、本当に危なかった。 ケータイ小説ばっかり読んでるとアホになるっていうお母さんの小言が、今日ばかりは胸に痛かった。 やっぱりこういうのは私には向いていない。 これからはあせらずゆっくりと、ちっさーに「お姉ちゃん」て思ってもらえるような関係を目指そう。 決意を新たに、私はちっさーの手をギュッと握った。 戻る TOP コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/seizade801/pages/137.html
2 :うーちゃんとさーちゃん・1:2008/06/06(金) 21 31 44 ID ugFi2NQM0 うーちゃんの喉が声変わりを起こした頃、僕はうーちゃんから離れざるをえなくなった。 「あ、あ、あ」 クラスメートの羊の前で喉仏をさわりながら低い声を出すうーちゃんを僕は遠くから見つめている。 うーちゃんに話しかけるのは僕じゃなくて、隣の席になった羊の役目。 「何食ったらそんな図体でかくなるんだよ。牡牛」 「普通にいろいろ食べてる。考えたことない」 「毎日真剣に牛乳飲んでるのに伸びない俺の身にもなれよ」 僕らは高校一年の冬を迎えていた。うーちゃんは小学校時代からの僕の友達で、動きがとろかったから男子の中では結構いじめられていた。 僕はとろくても優しいうーちゃんが好きで、うーちゃんがしょげているとよく隣にいたものだ。 小学校三年のとき、クラスでサッカー大会があって、キーパーになったうーちゃんは敵のシュートを三回も捕り損ねて その時クラスにいた獅子に面と向かって「馬鹿」って罵られたことがあった。 いじめられても滅多に泣かなかったうーちゃんが泣いたのはその試合が終わった後の夕方だった。 クラスのみんなが帰っちゃった後の校庭の隅で、段差に腰掛けて何かに耐えるように泣いていた。 ──うーちゃん。 うーちゃんは横に座った僕に「さーちゃん」と言った。いつもの優しい声で。それから、ぐずって「勝てなくてごめんね」と言った。 僕はうーちゃんの悔しさがわかって何もいえなかった。 それから、試合が終わったあとに仲間に入れてもらえなかったうーちゃんの寂しさも。 だから、泣いてるうーちゃんの手に自分の手を重ねたんだ。 「いいよ、別に」 うーちゃんはもどかしそうに僕の手から自分の手を退けた。恥ずかしかったんだと思う。 うーちゃんに嫌がられた数少ない思い出を、僕はなんでか高校生になっても覚えていた。 続き
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/326.html
「そ、そんなに仲良くなりたいならさー、もぉが紹介するよ?千聖食いしん坊だから、ランチとか誘ったら絶対ついてくるって。」 「梨沙子から誘ってもいいけど?」 「えー、そういうんじゃないの。誰かの紹介とかじゃなくて、もっと自然な流れで運命的な友情がぁ」 ―めんどくせぇ・・・ 2人の唇が同時にそう動いた。め、めんどくさいってぬゎんですか! 「もーいい。うちはうちのやり方でお嬢様のこと調べ上げてやる!」 自分の頭から湯気が立ってるのがわかる。勢いよく立ち上がると、私は屋上の扉の方へ歩いていった。 「くまいちょー、アドバイスが欲しかったらいつでも言ってね?ウフフ」 私のプンプンなんてもう慣れっこなんだろう、ももは余裕で手をひらひら振ってきた。何か悔しい! 「くっそー・・・」 独り言を言いながら廊下を進む。かなり大またでわき目も振らず歩いていたら、階段との十字路のところで小さな人影が飛び出してきた。 「ひゃあ!」 「きゃん!」 避け切れない!そう思った私は、とっさに手を伸ばして、その体を抱きとめようとした。・・・けれど、運動オンチな私は結局体勢を整えることができなくて、その人の腰を掴んだまま、思いっきりしりもちをついた。 「いたたた・・・」 「おじょじょおおじょ、お嬢様!大丈夫ですか!お怪我は!?」 「え、ええ、私は大丈夫ですけれど・・・」 間髪いれずに、真っ青な顔のなかさきちゃんが飛び出してきた。そして、どういう力加減でそうなったのか、私の上に馬乗りになっているその生徒――千聖お嬢様、の体をペタペタと触っている。 「もー、友理奈ちゃんたら!お嬢様がお怪我でもなさったらどうするの!」 「ひどい!うちの心配はしてくれないのなかさきちゃん!」 「どーせまた変なこと考え込んで、前方不注意だったんでしょ!?それにその髪!巻かない方が友理奈ちゃんは可愛いって言ってるのに!」 「それ今関係ない!」 どうも私となかさきちゃんは、顔を合わせればこんな言い争いばっかり。私は廊下にねっころがったまま、顔を覗きこんでくるなかさきちゃんに反論した。 「――まあまあ、それよりお嬢様、熊井ちゃんの上からどいてあげてください?熊井ちゃんも、しまパン見えてるから。」 そんな微妙な空気を、ハキハキした明るい声が遮ってくれた。 「茉麻ぁ・・・」 オロオロするお嬢様を後ろからひょいっと抱え上げて、私のスカートを直してくれたのは、学年1個上の茉麻だった。 「全く、君達はトムとジェリーだね。」 そんなことを言いながら、茉麻は強引に私となかさきちゃんを握手させた。 私は口げんかを途中で止められるのはあんまり好きじゃないはずなんだけれど、茉麻みたいにカラッとしている人は別だと思う。お母さんに仲裁してもらった姉妹みたいに、「ごめん」「なっきぃもごめん」なんてどちらともなく謝って、変な空気は自然に解消された。 「ごめんなさいね、千聖も生徒会のお手伝いの段取りを考えていて、前を見ていなかったの。腰、打ってしまったようですけれど・・・大丈夫ですか?」 千聖お嬢様は体を起こした私の前にひざまずいて、じっと顔を見つめてきた。 こんなにお近づきになったことは今までなかったから、ちょっとだけドキドキする。 ビー玉みたいな目。バニラみたいないい香り。ふわふわした喋り方。とても、もも達が言うようなおてんばなタイプには思えない。でも、実際に私もキャッキャとはしゃいでる姿は見たことがあるわけで・・・何ていうか、ギャップがある。どういう人なのか、うまく分類できない。 「熊井ちゃん?平気ならそろそろいいかな。今ね、生徒会で使う書類運んでたんだ。」 そのまま無言で見つめ合ってると、茉麻が苦笑まじりに私とお嬢様の間をチョップで遮った。 「あ、そうなんだ。うちは大丈夫。何か、驚かせてしまってごめんなさい。」 「いいえ、こちらこそ。大きな大きな熊さんに、ケガがなくてよかったです」 ――大 き な 大 き な、く ま さ ん 「あの!私は熊井です!くまさんじゃなくて!あとそんなに大きくないんで!」 いや大きいよ、という茉麻のツッコミは受け流して、私はお嬢様の両肩をガシッと捕まえた。 「ひっ」 そういえば、お嬢様は梨沙子のことも「すぎゃさん」とか変な呼び方をしていた。ここはちゃんと直してもらわないと、今後も「大きな大きな(ry」呼ばわりされたらたまらない。 「何か違う呼び方にしてください!ゆりな、でもゆり、でもいいんで!熊さんとかゴツイし!」 「あら・・・どうしましょう、そんな、急に言われても。大きな熊さんたら」 「ぬゎんで大きな熊にこだわるんですかぁ!」 せっかく空気が緩和されたと言うのに、ムキになる自分を止めることができない。だんだん人が集まってきて、そろそろヤバイと思いつつ、私は引くに引けなくなってしまっていた。 「まあ、呼び方はまた後で決めればいいじゃん。ね?熊井ちゃんは千聖お嬢様と仲良くなりたいんだよね?」 無意識に茉麻に顔を向けると、いつものお母さんな表情で助け舟を出してくれた。私は無言でぶんぶんうなずくと、とりあえず「ごめんなさい」と驚かせてしまったことをお詫びした。 「あら・・・私も、大き・・いえ、くま、くまい、さんと、仲良くなりたいわ。」 「・・・まあ、お嬢様がそうおっしゃるなら。なっきぃも今度時間があるときに、お膳立てさせてもらいます。キュフフ」 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/werewolfonline/pages/364.html
鬼ちゃん 基本情報 ユーザー情報 Twitter 開始年月日 2016/03/30 プレイ回数 502 勝率 54.9% 評価ポイント 470 概要 通信機器のキャリア企業であるAUのCM『三太郎シリーズ』に登場する、 『鬼ちゃん』のアカウント名を銘打つプレイヤー。 命名の由来は不明だが、演じている菅田将暉のファンなのかもしれない。 更に、『青の祓魔師』や『青春×機関銃』などに登場する 男キャラの仮面を使うことが多いことから、 マンガ好きな性格なのだと予想される。 また、イケメンな男に扮することが多いので、 その観点でいけば簡単にメタれるかもしれない。 デビューから2016年夏頃までは、12時~15時台の昼休みの時間に 出現することが多かった様子だが、師匠であるバンコと同村する ことが多い為か、最近は夜間の22時~23時台のプレイに偏っている。 また、野良村はあまり入らず、基本的にTwitter上で知り合いが 建てた村にしか行かないようで、ある種人狼がTwitter上の コミュニケーションの延長となっている部分がある。 いわゆる、半身内勢である。鬼は徒党を組んで行動するのである。 プレイスタイル ライン考察より盤面考察のクセが強い。 発言は柔らかく、鬼という名前の割りには積極的に殴りに行かず、 朝イチ考察も短めにまとめる。 その他特徴として、あまりプレイに感情移入せず、 ログを第三者的に精査してそれぞれ要素と感想を述べ上げるスタイルだが、 他人の感情については要素に取ることがある。 (この発言はどういう気分での発言だったのか、というような) 以上のように基本的に大人しく、「~です、~ます」調になることが多い。 ほんと鬼のくせに礼儀正しい。 役職別の勝率 狂人が非常に苦手なようであり、勝率は40%程度である。 その代わり、村側の重要な役職である霊能と占い師は 軒並み高めの勝率を誇っている。 鬼のくせに嘘が苦手な性格である。 他PLとの関係 バンコの古弟であり、彼が誘う村には高い確率で同村する。 また、一家のメンバーである紫蘭やミイラとも 横のつながりが強い様子である。 村建て・参加情報 デビューしたその日から自分で村を建てるなど、村長業には抵抗がなく、 他人の村を待つより自分で建てて募集をかけるスタイルだったが、 デビューの翌月(2016年4月)あたりからはやめた模様。 それでもごく稀に建てる場合は評価30~300程度を設定する。 また、2017年2月には「今日は節分だから鬼ちゃんと鬼退治しよう!!」と 題して、節分を機にアニバーサリー的に村を建てている。 もはや自分が鬼であることを忘れているのか、 大きな自己矛盾を孕む趣旨の村である。 鬼ちゃんの鬼退治村 プレイログ デビュー戦 初心者村 【人狼】どうしたらいいですか笑 【人狼】全然わからないです( _ ) 【人狼】どきっとしてしまいました!すいません笑 自分が建てた村でデビューという流れ。人狼を引く。 ローカルルールに自分で「ベグ禁止」と書いた割りに、 初日ベグ禁止の概要を理解していない動きが見て取れる。 恐らく、他の村のルールを盲目的に引用したのであろう。 鬼は上手に人間の真似が出来ないのである。 ちなみに仮面の名前は『にゃんちゅ』 村側に突然死が2人おり、狼側に有能なBWが 付いていたこともあって、PPで勝利している。 初プレイにして、力で相手を押しつぶす快楽を知ってしまったのである。 成長期 少人数村 占いしおー knightが狼に"ゃー 村騙り初めてだったから悩んだに"ゃー笑 ルール無用の5人村にて、潜伏占いを実行。 2d しかない実に短い村だが、村騙りを読んで 初日は潜伏し、2d目に速やかに村人を説得し 狼を吊りあげている。成長のエッセンスが凝縮されたログ。 ともすれば、どうも電話を取っていたようで、 半自動的に潜伏占いになってた様子である。 お前ら如きは ながら作業で余裕なんだという 成長した鬼の気迫のオーラが漂っている。 ログはに”ゃーに”ゃー言ってるけど。 最近 Village to the answer 仲良くやりましょう よろしくお願いします 霊能結果 人狼でした 笑 評価250↑の猛者ばかりの村にて、得意な霊能者でプレイ。 初日に騎士に本指定を出してしまうも、騎士coを受けて指定変更。 その変更先は狼であり、その後も騎士や占いの助けが大きかったものの、 評価村では難しい3タテを達成している。 霊能の際に思考開示をほとんどしないので汲み取るのが難しいが、 センサー能力には非常に長けているようであり、 淡々と狼を吊りあげていく様はまさに大江山悉々皆殺しである。 更に余談だが、直近100戦だけで見れば霊能の勝率は100% 脅威の全戦全勝である。 もし、運悪くあなたが人狼で鬼ちゃんが霊能者のケースに遭遇したのなら、 最優先で彼を噛み殺さなければ、逆に鬼の晩飯にされてしまうだろう。 EX H28 2020-05-07 20 12 31 (Thu)
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/4939.html
874 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/28(日) 22 19 30 ID ??? ゲームギアー!俺だー!動いてくれー! ところで精神病と女つう二つの武器を使って鳥取内で独裁状態を作り上げるよーな奴って困だよねー 875 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/28(日) 22 21 46 ID ??? そんな奴が独裁できる環境が困 876 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/28(日) 22 32 58 ID ??? そういえば何年も前に近所の鳥取で俺は国から認定を受けたメンヘラだからおまいら俺に優しくしろ。 いう事を聞けって暴れた奴が異端だとか。メンヘラなら大人しくオリの中で壁と会話してたらいいのに。 他所の鳥取だし、昔の事で今ではたまに話題になるだけだから詳しい事はしらない。 場所は埼玉なんで心当たりがある奴がこのスレに居たら詳細をヨロ。 878 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/28(日) 22 48 05 ID ??? プリキュア地蔵か? 879 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/28(日) 22 51 37 ID ??? 何スレ目だっけ 880 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/28(日) 23 08 53 ID ??? プリキュア地蔵はフェイクでないなら今年の話だから違うな。 スレ227
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/330.html
“あんあん、そこはだめよ” “ぐへへへ、口では嫌がっていても××はすっかり××だぜ” 深夜1時。 私は毛布を頭からかぶって、自室のテレビをひたすらジーッと見つめていた。 画面に映るのは、舞ちゃんの運命を変えてしまったあのエッチDVD。高校のクラスメートの誰かが、いたずらで私の机にしのばせたやつだ。 部屋の前には、トランクやミニテーブルでバリケードを作った。万が一でも家族に知られるわけには行かない。こんなDVDを持っているだけでも問題ありまくりなのに、ましてやそれを見ているだなんて知られたら・・・・ “へっへっへ、お前の××、×××ぜ” “あーん、イクー” アホか。そんなんでイクーってなるわけないじゃない。 本当に、なんて内容だ。男の身勝手な妄想をぐちゃぐちゃに捏ね繰り回して凝縮させて、女の子の気持ちなんて全然考えないで、物みたいに扱ってる。信じられない。こんなのまともに見ていたら、恋愛観とかおかしくなっちゃいそう。 現に、舞ちゃんはこのビデオに感化されて、千聖に無理やりエッチなことをしたらしい。 もう仲直りはしたらしいけど、だからといって、このエッチビデオを一緒に見ようと舞ちゃんに持ちかけた私の罪が消えるわけじゃない。 私はドーンと凹んで、落ち込んで、どうしようもない状態になっていた。 といっても、仕事中は何とか平静を保つことができた。別人になりきる、お芝居という仕事だったのがラッキーだったのかもしれない。 だけど、本番が終わって、反省会が終わって、帰り支度をする頃には、また落ち込んだ気持ちが心を侵食していっていた。 一体、舞ちゃんは千聖に何をしたんだろう。 本人はもちろん、千聖にだってそんなことは絶対に聞けない。千聖は最近、いきなり明るい方の千聖に戻ったり、心が不安定になっているような気がする。 今更仲違いの原因を穿り返せば、辛かった気持ちを思い出させてしまうだけだ。 だから、私は舞ちゃんの行動のヒントを求めて、また夜な夜なこのDVDを再生しているわけだけれど・・・ 「舞ちゃぁん・・・これ犯罪だよぅ」 わかりきったことだけれど、私は間抜けな独り言を漏らした。 最初に見たときは、衝撃が強すぎて、ほとんど内容は頭に入ってなかった。ただ、無性に息が荒くなっていたのは覚えている。 逆に、舞ちゃんは冷静だったと思う。もともと、年齢のわりにかなり大人っぽいところがあるから、冷めた目で見ていたのかと思っていたんだけれど・・・ むしろ、心の深い部分を刺激されてしまっていたのかもしれない。 舞ちゃんは千聖のことが大好きで、大好きすぎていじめることが昔からよくあった。 お嬢様の千聖にはあんまりそういうことはしないけれど、喜怒哀楽の激しい明るい方の千聖のダイレクトな反応は、舞ちゃんのツボだったんだろう。 どっちかっていうとドエームな私には、よくわからない感覚だけど・・・やりすぎだと感じれば、止めに入ることもあった(その時の舞ちゃんのブリザートスマイルといったら!)。 多分、私の予想だと、千聖はそれほどMではないと思う(えりかちゃんが“ベッドの中では(ry)と言っていた。殴った)。Sでもなさそうだけど。 だから、戯れ方を間違えれば、いくら相棒の舞ちゃんだって許してもらえないこともあるんだろう。ましてこんなビデオを参考にしたんじゃ・・・ “へへへ、次は××を××してやるぜ” 相変わらず、画面ではキモイ系の男の人が、ニタニタ笑いながら女の人を辱めている。 舞ちゃん、一体何をしたの?「へへへ、次はちしゃとの××を××してやるでしゅ」って? 「あぁあ~・・・」 私は頭を抱えた。舞ちゃん本人が言うように、“遅かれ早かれ千聖にそういうことをしていた”のかもしれない。だけど、私がこんなものを見せなければ、回避できたことだったはず。 どうしよう、もういっそ私から千聖に謝って・・・いや、そんなことをしたらいろんな経緯が明るみに出て、余計に千聖を傷つけることになるか。 “ひっひっひ、××が××で××××” 「あー、うるさい!!」 人がまじめに考えているっていうのに、痴漢男の不愉快な声が邪魔をする。私は一旦DVDを消した。ベッドには戻らず、毛布を体に巻きつけて丸くなる。 そうして改めてその内容を頭に思い浮かべると、ゾッと鳥肌が立つ。 やだやだ、好きでもない人に、あんなことされるなんて絶対ありえない。あんな・・・ “ちしゃと、××が××でしゅよ。××な子でしゅね。舞が××してあげましゅ” 舞ちゃんの短く切りそろえられた爪が、千聖の小麦色の肌を優しく引っかく。真っ赤になって悶える千聖。やがて、その指は千聖の豊かな胸に 「ああああ!違うって!もう!」 一人絶叫していると、うるさい!とばかりに隣の部屋のお姉ちゃんが壁をドンと蹴った。・・・やばい、こんなところで自爆するわけにはいかない。 どうしよう、こんなこと考えちゃだめだってわかってるけど、妄想が止まらなくなってきた。頭の中で、“かまわん、続けろ”となぞの声が指令を出す。 私は毛布を頭からかぶった。外の音も全部遮断されて、完全に自分だけの世界。もう一度あのDVDの内容を思い起こしてみる。・・・今度は、痴漢の顔を舞ちゃんに、女の人を千聖に置き換えて。 「はぁ・・・」 あ、さっきより全然いいかも。使える。最近は妄想の中でみぃたんにお世話になる(・・・)ことが多かったから、これは新鮮だ。 ―私、自省のためにエッチビデオ見てたはずなのに、何でこんなことやってるんだろう。そう思っても、ピンクのもやもやに占拠された頭と、そっとソコをなぞる指が止まらない。 「うー・・・」 でもこれ、一体何目線なんだろう。寝取られ目線?痴漢目撃者目線?そもそも舞ニー?それともちさニー?いっそちさまいニー?・・・もう何でもいいや。とりあえず、始めてしまったから終わるまで楽しもうっと。明日から顔を合わせるのが、ちょっと気まずいけれど。 TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/civksgm/pages/42.html
CIVと他クランの愉快な人々(敬称略)※勝手に自分を編集可 NaotoKan-通称(社長) 役職 CIV司令官 「私が一番戦車に詳しいんだ」 doliraSEA-通称(どりちょ) 役職 CIV_M副司令官 DB_Starman-通称(すたーまん砲) 役職 CIV前線指揮官:伝統のCIV砲兵 mubesi-通称(むべしぬし) 役職 副司令官(浪人) :中に出すぞ! shironeet-通称(ニート) 役職 CIV副司令官 :「君、英語は得意かね」 toznm-(とざん) 役職 CIV前線司令官 :0120-263-263までお電話を aidy-(あいでぃ) 役職 CIV副司令官 RIGHT_WING-(らいとういんぐ、おじいちゃん) 役職 CIV副司令官 dqntaro-(どらごんくえすとんたろう) 役職 CIV副司令官 A_Andersen-(あんでるせん) 役職 CIV_M副司令官 muller1199-(みゅらーさん) 役職:CIV前線指揮官 apori -(あぽりさん) 役職:軍事顧問 CIV_M副司令官:civクランに過ぎたるもの tiephoon -通称(いけぽちゃ、ほげほげマン) 役職:CIV前線指揮官 ayasiiokome -(おこめ) 役職:CIV前線指揮官 :あやしいおこめ iemon -通称(イエモンテズマ) 役職:CIV前線指揮官 :参謀 quechua_sensi -(けちゅあ) 役職:CIV前線指揮官 :ケチュアRてば最強ね pro_listener -(ぷろりすなー) 役職:CIV前線指揮官 :CIVは見るもの DoDoitsu -(どどいつ) 役職:CIV前線指揮官 :プロクラフター! spiral_4177 -(らせん) 役職:CIV財務官 :御意見番 gaityu -(がいちゅう) 役職:前線指揮官 :civクランの黒い虫 lobos_tomy -(ろぼとみ) 役職:前線指揮官 Nine_Syndrome -(ナインさん) 役職:元外交官 :辞書を片手に今日も英会話 hota040 -(ほた) 役職:二代目採用官 dentata -(でんたた) 役職:滅亡枠 ahamari -(あはまり) 役職:採用官 (行方不明) remicho -(れみちょ) 役職 prpr MikageSakura -(ぷらてさん) 他クラン:アンダーグラウンダー。 hakuhuchan -(はくふちゃん) 他クラン:外角高めも撃てて、今日も活躍中 Kani3 -(かにしゃん、甲殻類) :かたい(小並感) poly -通称(ポリノミ) 他クランPBLAC:レミングス しゃべれる指揮官常時募集中
https://w.atwiki.jp/ko25/pages/13.html
楽しく指して、強くなりましょう! それが将棋食堂交流25の基本方針です。 ネットでも 忘れていけない 思いやり モニターの向こうには、心を持った誰かが居ます。 ※心無き行動を繰返す方は、即追い出しますのでご了承ください^^ ※荒らし防止のため、仮レートでの入店をお断りしています。 <アメリカ人の方々へ> CAN I HELP YOU ? WE LOVE SHOGI ! WE LOVE GAG ! WE LOVE GOOD MANNER ! YES WE CAN ! YES WE CAN !
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/93.html
前へ 「りーさん。じゃなくて、りぃちゃあん!・・・・ちょっと違うわね。りーちゃん♪りーちゃ・・・」 しばらくぼんやり窓の外を眺めたあと、いきなり千聖は私の名前を呼ぶ練習を始めた。 り、りーさんだって。ププッ 真面目な顔で名前を連発されるのがおかしくて思わずフンッと鼻息を漏らしてしまった。 「ん?」 千聖が顔を近づけてくる。私は慌てて寝返りを打つふりでごまかした。 「暑いのかしら・・・」 目を閉じていても、至近距離で見つめられているのが気配でわかる。 何だか甘い匂いがする。とっても甘い、バニラみたいな。 多分これは私の好きな魔女っぽいブランドの香水だ。 そういえばさっき頭をゴーンとやってやった時も、ふわっと香っていたかも。 ちょっと高いし大人っぽいアイテムだから、まだ買おうか検討中だったのに、まさか千聖に先を越されてしまうなんて。 プロレスやスポーツじゃ千聖に負けていたけど、オシャレ関係は絶対私の方が詳しいし気を使っていたはず。 何か悔しいな。千聖、前はシャンプーの匂いぐらいしかしなかったもん。 「ずるい。」 「ひゃっ!な、なんだーりーちゃん起きてたの?びっくりしたぁ。」 ブランケットから目と鼻だけチョコンと出して、千聖を睨んでやった。 「りーちゃん倒れたって聞いて、心配だからあいりんと様子みにきたんだよ。・・・で、ずるいって何が?千聖が?」 「知らないもん。」 「何だよぅそれ~」 さっきとは表情も喋り方も全然違う。今は、私が一番よく知ってる千聖だ。 「今あいりんが飲み物会に行ってるからね。何かやってほしいこととかあったら言って?」 ・・・あぁ、でも笑い方とかはやっぱりちょっと違うな。何かお姉さんぽい。 「千聖、何でもしてくれるの?・・・・じゃあさ、悩み相談に乗ってくれる?ももと違って、本当に相談したいことがあるの。」 「悩みかあ。うん、私でよければ!」 私はゆっくりと起き上がって、ベッドに腰掛けている千聖の手を握り締めた。 「あのね、私、友達の内緒話を偶然聞いちゃって。」 「うん。」 「でもち・・・その子は私がまだそのことを知らないって思ってて、全然話してくれないのね。他の子は知ってることなのに。」 あれ・・・・。何か目がじわじわ熱くなってきた。 「でね、わ、私にだって、ちゃんと教えてほしいの。ずっと前からの仲間だし、できることがあったら手伝いたいのに。知らないふりするの、辛いよ。」 「りーちゃん。」 繋ぎあった私と千聖の手の上に、私の涙がポツポツと落ちた。 泣いたりするつもりなんかなかったのに、いちどあふれ出したら止まらなくなってしまった。 まともに顔を見たらもっとワンワン泣いてしまいそうだったから、おでこをゴチッとぶつけて歯を食いしばった。 「りーちゃんは・・・・その人のこと、すごく大切なんだね。」 「うん。私千聖のこと、大切だと思ってるよ。」 「・・・・・えっ・・」 あっ 千聖の手がピクッと反応した。 うつむいた私の目線の先で、柔らかそうな唇が、何かを言おうとしてるように閉じたり開いたりを繰り返している。 「あっ、と、えと、今、のは、あっ、ちがくてっ」 ど、どうしよう。 ゆっくりおでこを離すと、千聖と思いっきり目が合った。 千聖の目は不思議な色をしている。 黒目がとても大きくて、いつもきらきらしていて、私の憧れている魔女みたいに、全部を見通してしまうような魔力があるような気がする。 この目に見つめられたまま何か聞かれたら、きっともうごまかせない。 千聖の口が開く。 お願い、何も言わないで。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/78.html
前へ 「あっ・・・ぶなかったねー!ももと梨沙子にバレるとこだった!」 「本当ね。皆さんのおかげで、2人とも気づかないでくれたみたいだわ。」 あっはっは 何言ってんだうちのリーダーとお嬢様は。どう考えても千聖がおかしいのはバレバレだったじゃないですか。 メンバー全員、なんとも言えない微妙な表情で、あいまいに笑っている。 まあ、ももちゃんはおそらく黙っていてくれるだろう。頭のいい彼女のことだ。妹のように大切な千聖をわざわざ苦しめるようなことはしないと思う。 あの態度だと梨沙子にも口止めしてくれそうだし、ベリーズ全員に千聖の今の状態を知られることはなさそうだ。 「えりかちゃん。」 ニコニコ笑いあう舞美と千聖をぼんやり眺めていたら、隣になっきぃが腰を下ろしてきた。 「まあ、よくわからないけど上手くいってよかったね。」 「・・・ねえ、何かえりかちゃん冷たい。千聖の件に関して。」 なっきぃはちょっと拗ねたような顔で、私を見上げてきた。 「私は千聖と舞ちゃんの揉め事を悪化させちゃったからさ、逆に気にしすぎてるのかもしれないけど。 でもえりかちゃんだって、千聖とはずっと仲良かったじゃない。その割りに、千聖がお嬢様になってからあんまり関わろうとしてない。最低限の協力だけしてるって感じ。」 あー。 なっきぃはこういうところがなかなか鋭い。 お嬢様化を目の当たりにした当初は、千聖の仕草や言動態度全てがおかしくて、毎日笑いをこらえるのが辛いほどだった。 まあ面白いし、こんな千聖もありっちゃありだよね、ぐらいにしか考えなかった。 だけど。 ある日、デジカメのデータを整理していた時、私の隣で千聖が笑っている写真に目が止まった。 いつ撮ったのかも忘れてしまったぐらい何気ない1枚だったけれど、2人ともぶっさいくなほど顔をクシャクシャにして笑っている。 「うーわ。ひどい顔。」 つられて笑った後、これはいらないかなと削除ボタンに手をかけた時、ふと「もう千聖とこういう顔で笑いあうことはないのかもしれない」と思った。 鳥肌が立った。 仮に元に戻らなくても、お嬢様千聖とならうまくやっていける気がしていたけれど、もしかしてそれはかなり甘い考えなんじゃないのか。 あの千聖は、その千聖とは違うんだよ、えりか。 作業を中断して、ベッドにダイビングする。ゴロゴロ寝返りを打ちながら、これまで千聖とすごしたたわいもない時間を、頭に思い浮かべた。 例えば楽屋で2人っきりで昨日見たドラマの話をしたり、 待ち時間に2人並んでボーッと空を眺めたり、 同じ歌を同時に歌い出して大笑いしたり、 そんなとりたてて大事でもないような、なんてことないエピソードが次々とよみがえってくる。 お嬢様の千聖も、きっとこういう何気ない時間を私とすごしてくれるとは思う。 でも、もうあの私たち2人だけの独特のノリではないんだろうな。 そう思うと、じわじわと寂しさがこみ上げてきた。 「め~ぐる~季節~・・・愛はときに~・・・」 無意識にこの歌が唇をついて出た。 「・・・なくしそうに~・・・なったときに・・・・はじめて気づ・・・ウゥッちさとぉ~」 いや、別に千聖に恋してるわけじゃないんだけれど。 歌詞のほんの一部分に心が揺れて、情けないことに涙が出てきた。 ちょうど女の子の日まっ最中で情緒不安定だったこともあり、心配したお姉ちゃんがお茶を持ってきてくれるまでわんわん泣いてしまった。 そう。これが原因で、私は可愛くて大好きだったこの曲を聴くと、今でもちょっと切ない気持ちになる。 「ちょっと、話聞いてるー?」 「ん!ああ、ごめんね。何か考え込んでた。・・・別に冷たくなんてしてないよ。心配しないで。」 なっきぃの肩に手を置いて、いきおいよく立ち上がる。 「もーえりかちゃん・・・もうちょっとなっきぃのこと頼ってよぅ。」 なっきぃのぼやきは聞こえなかったふりをして、メイクの準備を始めることにした。 ごめんね。 まだこの気持ちは、誰にも触れられたくない。 次へ TOP