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◆N-side◆ 「嫌いになんて…なれないよ」 あ〜ちゃんはそう言って泣いた。のっちの腕の中で、声を出して泣いた。その震える細い肩を抱き締めた。 ごめん、ごめんね。何度も心の中で呟いた。 「…ありがとう、あ〜ちゃん」 「…っ」 「好きじゃなくても良い…だけど、嫌いになんないで…」 のっちは弱い人間なんです。あ〜ちゃんに嫌われたくないんです。凄く勝手で、自己中で、最低なんです。 のっちはそっとあ〜ちゃんの肩を掴んで体を離した。 「これ、あ〜ちゃんにあげる」 ずっと手に持っていた向日葵。お花屋さんに行って買ってきた。だけど生花は売り切れで、代わりに造花を貰った。造花はずっと枯れないし。 受け取るあ〜ちゃんは、凄く不思議そうな顔。涙で光った頬がキラキラしてて、不謹慎だけど綺麗だと思ってしまった。 「ひまわり…?」 あ〜ちゃんが眺めて呟く。 「これはね、のっちなんだ」 「え…」 「あ〜ちゃんは太陽だから、のっちは向日葵」 伝えたい、全部伝えるんだ。のっちの気持ちを伝えたい。 「向日葵は、太陽がないと生きてけないんだよ」 一言一言に気持ちを込めた。のっちの全身全霊を。 「生まれてから死ぬまで、ずっと太陽だけ見てるんだ」 のっちは、そんな向日葵。 「だから、のっちは向日葵。太陽を愛する向日葵です」 まっすぐあ〜ちゃんの目を見つめて言った。あ〜ちゃんの瞳が揺れてる。ゆっくり揺れて、目を逸した。心無しかあ〜ちゃんの頬が赤い。 「…のっちのくせに、言う事がいちいちカッコ良いんよ…」 「へ?え、別にカッコ付けた訳じゃ…」 「ムカつくんよソレが!ほんま質悪いわ、そんなじゃけ綺麗なお姉さんに襲われたりするんよ」 ん…ちょっと待って、あ〜ちゃん今襲われたりするんよ…って。 「どしたののっち」 「今…あ〜ちゃん…」 「相手が寝ぼけてて襲われたんじゃろ?それは不可抗力だ」 分かってくれたんだね、あ〜ちゃん!う…のっち泣きそう。そうなんだよ不可抗力なんだよ。 「今回は…まぁ、許してあげん事もないよ」 「ぅありがとうあ〜ちゃあ〜ん!!」 もう、我慢出来なくて抱き着いた。嬉し過ぎる。嬉しいよ、あ〜ちゃん!仲直り出来たんだっ。 「の、のっち…?」 「嬉しいよーあ〜ちゃ〜ん」 「わ、分かったから、近所迷惑じゃけ黙りんさい」 「のっちの嫁日本一〜!」 「のっち!!」 ◆2-25 End◆
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27 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 00 52 51.95 ID oNHaeokEo 第二土曜日。 授業がないこの日は、学校の内外で様々な部活が猛練習に明け暮れる。 俺達、阿知賀学院麻雀部も例外ではない。 打って、打って、打ちまくって。 水分、糖分、リラックス。 打って、打って、また打って。 水分、糖分、リラックス。 朝から延々その繰り返しだ。 過剰な練習には価値がなく、無為な休息には意味がない。 大事なのは飴と鞭の使い分け。 我らが名将が漫画から得た知識は、意外と言えば意外なほど効果的に機能しているようだった。 レジェンド「はーい、全員注もーく」パンパン そんな昼下がり。 昨日の「嫌な予感」なんてすっかり忘れていた頃に、レジェンドが動く。 28 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 01 24 12.00 ID oNHaeokEo 新子さん、穏乃、玄先輩、宥先輩、そして俺。 部員全員の視線がレジェンドに集ま……あれ、鷺森先輩は? キョロキョロと辺りを見回すが、レジェンドはお構いなしに言葉を進める。 レジェンド「灼ー、例の物を」 え? 扉が開く。 現れたのは鷺森先輩だった。 いつの間にか外に出ていたらしい。 ていうか、なんだあれ。 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄../i / / | / / .| i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i | | ...... | | | ....... | | . . .. .. . | l二二 二 i. | / .. . . .. .. . . | ... | / . . . . ... . . |________|/ . . .. なんか持ってる。 なんかっていうか、箱だけど。 29 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 01 53 58.85 ID oNHaeokEo 穏乃「……箱?」 玄「箱……だね」 憧「やけにくたびれてるけど……」 宥「手作り感があったか~い」 言いたい放題の四人を他所に、鷺森先輩がその箱をレジェンドの下へ運ぶ。 灼「ハルちゃん、ここに置けばいい?」 レジェンド「おー。サンキュな灼」 そして傍らの机に乗せると、そのままこちら側に合流して着席した。 残されたのは、箱とレジェンド。 レジェンド「憧、須賀くん、起立。こっちおいで」カムカム 京太郎「オレェ?」 憧「あたし?」 レジェンド「そ。早く来な」カムカム 突然の指名に戸惑う俺達。 しかし休憩中とは言え監督の命令には逆らえない。 のろのろと立ち上がり、二人で並んで前に出た。 30 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 02 41 31.50 ID oNHaeokEo 憧「もーなんなのよハルエ、人をいきなり立たせたりして」 膨れっ面で抗議する新子さん。 ほぼ半日麻雀漬けでそれなりに疲れてる様子だ。 そんな彼女をフムと見て、 レジェンド「そうだなー……じゃ、憧にやってもらおうかな」 憧「だから何がよ」 レジェンド「こ・れ」スッ 憧「これ……って」 箱だった。 京太郎「さっきから気になってたんですけど、なんすかそれ?」 レジェンド「ふっふっふ。それは引いてみてのお楽しみってね」 憧「引く? 中におみくじでも入ってるの?」 レジェンド「んー、ちょい惜しいかな。ま、引いてみれば分かるから。さあさあ」ズイッ 32 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 03 44 43.18 ID oNHaeokEo 憧「え~……」 渋る新子さん。 こうもあからさまに怪しいのだ、気持ちは分からんでもないが。 しかし箱が放つ謎のプレッシャーとレジェンドの期待に満ちた眼差しに押し負けるように、 憧「……一枚引けばいいの?」 そう言いながら、箱に手を入れた。 穏乃と玄先輩と宥先輩と鷺森先輩、そして俺とレジェンドが見守る中、ガサガサという音だけが部室に響く。 何の目的があるのかも分からない謎のクジ引き。 新子さんはさも面倒臭そうな表情で一枚の紙片を引き抜いた。 憧「引いたよー」 レジェンド「じゃ、中に書いてあることを読み上げちゃって」 憧「はいはい……っと」パサッ 折り畳まれていたそれを広げる。 当たり前だが、紙面には何かが書かれていたのだろう。 それをじっと見つめる新子さん。 じっ、と。 33 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 03 54 15.67 ID oNHaeokEo 京太郎「……どうかしたのか?」 沈黙に耐え兼ねて声をかける。 が、新子さんの視線は俺ではなくレジェンドに向けられていた。 憧「ハルエ」 レジェンド「んー?」 すっとぼけた声を出すレジェンドに、新子さんは手にした紙切れを突き出して言った。 憧「『仲直りの握手』……なにこれ?」 レジェンドは、 レジェンド「あっちゃー! それが出ちゃったかー! 憧クジ運いいなー! いやー参ったわー! それが出ちゃったのは想定外だわー! ぶっちゃけた話で悪いけど想定の外だったわー! っかー!」 憧「ハルエ」 レジェンド「はい」 憧「そーゆーのいいから」 レジェンド「はい、すみません」 極めて真面目なトーンで陳謝し、くるりとこちらに振り返っ……え、なんで? 35 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 04 08 16.15 ID oNHaeokEo レジェンド「須賀くーん」カムカム 京太郎「あ、はい?」 呼ばれるまま、数歩の間を詰める。 すると新子さんから件の紙を取り上げたレジェンドが、今度はそれを俺に握らせた。 レジェンド「もっかい読んでみ」 京太郎「え? えーっと……『仲直りの握手』……ですよね?」 レジェンド「うん、それやって」 は? 京太郎「あの、今、なんて……?」 レジェンド「だーかーらー、その紙に書いてある通りのことを、これから憧とやってもらうって言ったの」 は? 36 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/04(木) 04 10 21.46 ID oNHaeokEo / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ 「「はああああああああああっ!!?」」. xァ′ / | ヽ {__j__ ' / ′ / | | . , `丶 \ / / / i | i | | | i | i , \ \ / / | | ‐-L_ | | | j |i | | | \ \ . | | 八 人j ト八 i |斗匕|「 | | | l ., ヽ / | | Ⅳj]xぅ妝斥 \ i/≫ぅ妝ミxV| | | .′ ,. ′ 八 { | |坏´_)「 ハ \ ∨ _)「 ハⅥ | | . ′ ; \乂_| |八 rヘしi } \ rヘしi } オ | . .| . i ; | i l .⌒| | 乂__/ソ 乂__/ソ | | . .| . | i | | | | . . .| | ,,, , ,,, | | . .| . | | | | | / | . . .| |\i | | . .| . | | | | | | . . .| | 八 r'ア ̄`ヽ / | | . .| . | | | | | i | . . | { 个 ... ∨ ノ イ } | . .| . | | | | | | | . .八 V斗ri i i 〕ト ィ 〔 i i iTV 八 .| . | | | | | | | . . . \ Vi i i i i i i |. j>--<. .{ | i i i iV // 廴_| | | | | r七i| . . . . |\i i i i i i i | . . . . . . | i i i /i i/ // /i \ | | | | ∧ Ⅵ. . . . . | i i \i i i i |─-. . . .-─| /i i i / // / i i i i∧ | | 58 名前: ◆I1DjlWNWjk[saga] 投稿日:2013/07/05(金) 01 37 00.60 ID Zcm9323qo レジェンド「おっ、元気いいねー。んじゃ早速――」 「「ちょっと待ったぁ!!」」ズイッ ほぼ同時にレジェンドに詰め寄る。 特に新子さんは物凄い剣幕だ。 目上で年上なレジェンドの胸ぐらを掴み、これでもかと前後に揺さぶる。 憧「どッ、どどどどういうことなのよハルエ!? なんで急にそんな急に!!?」ユッサユッサユッサユッサ レジェンド「ぉぅぉぅぉぅぉぅぉぅぉぅぉぅぉぅ」ガックガックガックガック 京太郎「そうですよ監督、ちゃんと説明してください!」ユッサユッサユッサユッサ レジェンド「だだだだだだっっっってて、ふっふたたたたたりがっああぁぁぁあっ」ガックガックガックガック 憧「なに言ってんのか分かんないわよしっかり喋りなさいよハルエー!!」ユッサユッサユッサユッサ レジェンド「じゃじゃ、じゃっあ、これっまずこっれ、とめめめええっぇええ」ガックガックガックガック 京太郎「大体どうして部活中なんですか! また悪ふざけだったら怒りますよ!」ユッサユッサユッサユッサ レジェンド「おっぷ……う゛、むっぐ……げげごぼ……っぷぉえっ……」ガックガックガックガック 灼「ハルちゃんを離してあげて!!!!!」 62 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/05(金) 02 01 24.64 ID Zcm9323qo 鷺森先輩の悲痛な叫びにハッとなる。手がパッと離れる。レジェンドがドサッと倒れる。 レジェンド「ぐえぇ」 灼「ハルちゃーん!」 すかさず駆け寄る鷺森先輩。 うむ、やり過ぎた。 見れば新子さんもばつが悪そうにしている。 しかしゴホンと咳払いを一つ、また厳しい表情を作ってレジェンドを見る。 憧「そ、それでハルエ、どういうことか改めて説明して欲しいんだけど?」 対するレジェンドは鷺森先輩の助けを借りてフラフラと起き上がる。 そして彼女もまた、毅然とした態度で俺達二人の前に立つのだった。 レジェンド「……分かったよ、そこまで言うなら説明しようじゃあないか」 ごくり。 63 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/05(金) 03 05 17.51 ID Zcm9323qo レジェンド「まず確認するけど、二人は今ちょっとギクシャクしちゃってるよね」 憧「う゛」 京太郎「まあ……はい」 自覚はあるが、第三者から言われると悲しくなるな。 レジェンド「その原因は何か、正しく理解出来てる?」 京太郎「……」 憧「……」 続く問い掛けには、俺も新子さんも答えられなかった。 これもまた自覚はあるが、言葉には出し辛い。 恐らく新子さんも同じ気持ちだろう。 そんな俺達を見て、レジェンドは何かを確かめるように小さく頷いた。 レジェンド「私はね、あれこれ訊いて回っておおよそ把握してるつもりだよ」 64 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/05(金) 03 34 35.52 ID Zcm9323qo 京太郎「え? 訊いて……回って?」 ちょっと聞き捨てならない。 レジェンド「うん。昨日キミと話した後、しずと玄と宥と灼にそれぞれ訊いたし、もちろん憧にも訊いた」 そこでレジェンドはニヤリと笑って、 レジェンド「やるねぇこのラッキースケベ」 などとのたまいやがりましたよ。 京太郎「い、異議あり! その情報には多分に私見が含まれているものと思われます!!」 レジェンド「それはあるかもね。大半は憧から聞いたことだし」 京太郎「……」ジー 憧「な、なによ。あたしは本当のことしか言ってないんだからっ」 京太郎「本当のこと、ねぇ……」ジロー 憧「こっちジロジロ見ないで!」プイッ 68 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/05(金) 04 35 21.23 ID Zcm9323qo 俺から数歩の距離を取ってそっぽを向いてしまう新子さん。 そんな俺達を見てレジェンドはまた楽しげに笑った。 レジェンド「ま、確かに聞いた限りじゃあ須賀くんの振る舞いにデリカシーが欠けてたのは間違いないかな」 京太郎「ひぎぃ」 なんという手痛い糾弾。 小学校の帰りの会を思い出す。 プレッシャーに喘ぐ俺を横目に、でも、とレジェンドは繋ぐ。 レジェンド「憧もいちいちリアクションが過剰だったとは思わない?」 憧「うぐぅ」 おお。 なんて公平な指摘。 こういう場合、とかく男が悪者扱いされがちなのだが……意外な展開に感動すら覚える。 レジェンド「つまり今回の件はお互いに反省すべき点、改善すべき点があったってこと」 レジェンド「須賀くんの反省すべき点は勢い任せの軽率な行動」 レジェンド「憧の改善すべき点は同年代の男子に対する過度な拒絶」 レジェンド「それが出来れば、二人の間にある溝は埋まるはずだよ」 そう結ぶレジェンドの姿はまさしく教育者の鑑と呼ぶに相応しいものだった。 今まで散々々々軽んじてきたが、これからは認識を改め、敬意を払うべきなのかもしれない。 --……-- r―‐⌒ヾ \ |∨ \ \ |/゚ 。 \. . . . . . . . . . . . . . . / \ . . . . \ . . . . . . . . . . . . . . 。 // / \ . . . . . . . . . ` .o。 . . . . . . . . . . . i ゚. /イ / . . .イ . . ー┬--- . . . __ .` . .o。 . . . . .|. ..。 i{ | ′ . .'{_|_ . . . | リV . . . . . . } .>匕、 \j--i || |/ . . ∧}リ≫┘o。v――'’xr示=ミト、 . .\}、 「――そこでレジェンドは考えたッ!!!」クワッ リ { . . . .|! ‘, ィ芹≧ュ ’|イi//| 》、 。 . . .ぃ、 | . . . . .「`ヽ《乂_゚ツ ゞ= '゚ リ/リ゚。 . .ト、i | . . . .小 , , ' , , / . . .∧ .} リ l. . . . . | }ゝ-! jハ . . . j/} .| 。. . . { { j 八 -==ァ イ }/ j ノ ゚ 。.リ \{≧ュ。. ィ jソ ″ / ゞ イニ} ` ´ {ニヽ ィニ// ゝ|ニ\_ ┬==≦ニ/ニ7____ __,.|ニニムニニニニニlヽ /ニ|ニニニ/ニニニ|`-―――‐一´|ニニニムニニニニ|ニム. /ニニ |ニ7ニニニニニ| |ニニニニ}ニニニ=|ニム 「「!?」」ビクッ 前言、保留。 69 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/05(金) 05 15 24.40 ID Zcm9323qo レジェンド「須賀くんの反省点は親交の浅さが原因である!」 レジェンド「憧の改善点は男への免疫のなさが原因である!」 レジェンド「この二人の欠点には共通項がある!」 レジェンド「それは、どちらも特定個人との関わり合いによって解消されるということ!」 レジェンド「即ち! 須賀くんの反省点と憧の改善点は同時に解消することが可能ということ!!」 レジェンド「二人が抱えるウィークポイントを同時に、且つ効率的に克服する為に――須賀くん!!!」ビシィッ 京太郎「は、はい!?」 --……-- r―‐⌒ヾ \ |∨ \ \ |/゚ 。 \. . . . . . . . . . . . . . . / \ . . . . \ . . . . . . . . . . . . . . 。 // / \ . . . . . . . . . ` .o。 . . . . . . . . . . . i ゚. /イ / . . .イ . . ー┬--- . . . __ .` . .o。 . . . . .|. ..。 i{ | ′ . .'{_|_ . . . | リV . . . . . . } .>匕、 \j--i || |/ . . ∧}リ≫┘o。v――'’xr示=ミト、 . .\}、 「キミを阿知賀学院麻雀部“憧係”に任命します!」 リ { . . . .|! ‘, ィ芹≧ュ ’|イi//| 》、 。 . . .ぃ、 | . . . . .「`ヽ《乂_゚ツ ゞ= '゚ リ/リ゚。 . .ト、i | . . . .小 , , ' , , / . . .∧ .} リ l. . . . . | }ゝ-! jハ . . . j/} .| 。. . . { { j 八 -==ァ イ }/ j ノ ゚ 。.リ \{≧ュ。. ィ jソ ″ / ゞ イニ} ` ´ {ニヽ ィニ// ゝ|ニ\_ ┬==≦ニ/ニ7____ __,.|ニニムニニニニニlヽ /ニ|ニニニ/ニニニ|`-―――‐一´|ニニニムニニニニ|ニム. /ニニ |ニ7ニニニニニ| |ニニニニ}ニニニ=|ニム 京太郎「はいぃ!?」 前言、撤回。 それはもう、大撤回だ! 128 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/06(土) 00 07 15.67 ID lI25BDsyo レジェンド「説明しよう!」 レジェンド「“憧係”とは――憧の男性恐怖症を治す為に様々な場面で活躍する、阿知賀学院麻雀部の花形であるッ!!」 レジェンド「説明終わり!」 京太郎「短っ!」 しかもなんだその説明内容は。 とどのつまりはボランティアじゃないか。 花型だなんて言葉に踊らされるとでも思っているのか。 ……いや、まあ、美少女のパートナーになれると考えると、実は魅力的な話なのかもしれないが。 だが、だ。 肝心の『美少女』が…… 京太郎「」チラッ /´〉,、 | ̄|rヘ l、 ̄ ̄了〈_ノ _/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)憧「」 二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/ /__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉 '´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く// `ー-、__,| '' アカン。 138 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/06(土) 00 39 47.49 ID lI25BDsyo 憧「ハ~ル~エ~……!」ズモモモモモモ... レジェンド「お? どーした憧、なんか顔が怖いよ?」 憧「どーしたもこーしたもないわよっ!! なに勝手なこと言ってくれちゃってんのよバカぁ!!」ガーッ 幽鬼のような冷たい佇まいから、一転。 烈火の如く怒り狂ってレジェンドに噛み付く新子さん。 レジェンド「えー、もしかして迷惑だった?」シレッ 憧「大・迷・惑! なによ“憧係”って、そんなの誰が頼んだのよ!?」 レジェンド「そりゃ頼まれてはいないけど。じゃあ憧は男嫌い治したくないの?」 憧「う゛っ……!? そ、それとこれとは話が別!」 レジェンド「別じゃないってー。憧も高校生になったんだしさ、そろそろ彼氏の一人ぐらい欲しくない?」 憧「かかっ、かかか彼氏!? な、なにそれっ、意味わかんない!!」カァァッ レジェンド「カマトトぶっちゃってコイツ~。年頃の女子なら恥ずかしがることないって」ケラケラ 憧「だから違うってばー!」 163 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/06(土) 14 25 11.67 ID lI25BDsyo おお、部内でも1,2を争うレベルで弁が立つであろう新子さんが完全にペースを握られている。 そんな光景を安全圏から見ていられるというのは、俺としては珍しい体験だった。 最近はほら、ほぼ常に渦中の人だから。 憧「大体なんで須賀くんなのよ!」ビシィッ 京太郎「ヴぇっ!?」ビクゥッ こんな風に。 レジェンド「おっと、そこ突っかかっちゃうんだ。適任だと思うんだけどなー」 憧「どこが!? ありえないありえない絶対ありえないっ。ちゃんと理由を話してよね!!」 京太郎「泣いていい?」 レジェンド「それ」 憧「、へ?」 レジェンド「だから、それ。憧が男子相手にそんな強気なの、私はじめて見たよ?」ニヤリ 164 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/06(土) 14 26 00.94 ID lI25BDsyo 憧「ふなっ!?」 京太郎「鮒?」 ちらりと窺う新子さんの顔が、下から上へと見る見るうちに紅潮していく。 憧「こ、これは違っ……! だって、遠慮してたらすぐヘンなことしてくるから、仕方なく……」ゴニョゴニョ 耳が痛い。 悪印象を塗り替えることの大変さを痛感する。 レジェンド「仕方なくでもなんでも、そういう振る舞いが出来る相手って貴重でしょ? だから、私は須賀くんが適任だと思う」 憧「う……でも……」 レジェンド「嫌なら、見ず知らずの男子に頼んでみよっか? “憧係”」 憧「それは絶対無理!……無理、だけどぉ……」 口ごもる新子さん。 悩んでいるのだろう。 困っているのだろう。 そんな彼女に、 穏乃「――やってみなよ、憧!」 声が。 165 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/06(土) 14 27 11.58 ID lI25BDsyo 憧「し、しず?」 穏乃「これってチャンスじゃん! 折角なんだから頑張ろうよ!」 陰りのない元気一杯な声。 それが皮切りだった。 玄「憧ちゃんファイト! 私達も応援するよっ!」 宥「一生懸命な憧ちゃん、あったかくて好きだなぁ」 灼「まあ、やってみて損はないんじゃない」 ウォーズマン「コーホー」 憧「玄……宥姉……みんな……」 こ、これが友情パワーか。 不安がる新子さんを仲間達が優しく励ましている。 美しい光景だ。感動的だな。 レジェンド「さ、須賀くんからも一言!」 だがレジェンドだ。 169 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/06(土) 16 18 31.97 ID lI25BDsyo 京太郎「この流れで俺っすか……」 レジェンド「おかしい? なんだかんだ言っても最終的には須賀くん次第なんだから、妥当だと思うけど」 京太郎「俺の意思を尊重するつもりがあったことに今とても驚いてます」 レジェンド「失敬な。で、どう? 何か言うことは?」 京太郎「ちょ、ちょっと待って下さい。急に訊かれても……」 半ば外野気分だったので、意見なんてまとまってない。 慌てて考える。 新子さんについて。 “憧係”について。 何より俺自身について。 考えて―― 京太郎「」スッ レジェンド「お」 憧「え」 俺はレジェンドの横をすり抜け、新子さんの前に立った。 188 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/07(日) 00 44 14.97 ID +4WZTQTyo この場にいる誰もの視線が俺に集中していた。 真正面からの視線を特に強く感じながら、口を開く。 京太郎「新子さん」 憧「な、なに」タジッ 言葉にするのは、考えに考えた末の率直な気持ち。 京太郎「俺は新子さんと仲良くなりたい」 憧「――!」 目を見開き、息を呑む新子さん。 その後ろでレジェンドがニッと笑う。 レジェンド「ほほぅ……今のが須賀くんの答え?」 京太郎「いいえ、違います」 レジェンド「ひょ?」 そう、違う。 まだ続きがある。 191 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/07(日) 01 27 03.76 ID +4WZTQTyo 京太郎「この状況で俺まで監督側についたら、新子さんに逃げ場がなくなっちゃうじゃないですか」 それはフェアじゃない、好ましくないやり方だ。 京太郎「無理強いして男嫌いが悪化したら元も子もないでしょう?」 レジェンド「む、それは……そうだね。キミの言う通りだよ」 頷くレジェンドから視線を移す。 再び、新子さんに。 京太郎「だから、俺は新子さんが決めたようにする。それが俺の答えだ」 憧「すが、くん……」 新子さんは―― 悩んでいた。 困っていた。 迷っていた。 それでも、彼女は答えなければいけない。 他の誰でもない、彼女自身の為に。 答えを出さなければいけない。 195 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/07(日) 02 06 52.64 ID +4WZTQTyo 憧「……じゃあ」 やがて、新子さんがおずおずと口を開く。 俺はそれをじっと見ていた。 戸惑うように震える唇から、言葉がこぼれる。 憧「じゃあ……、………………やらない。あたしは、今のままで、いい」 京太郎「……そっか」 それが新子さんの出した答えなら、俺はただ頷くだけでいい。 少しだけ残念な気持ちもあるが、仕方ない。 京太郎「監督。そういうことになりました」 レジェンド「うーん……分かった、二人が納得してるんなら、私もこれ以上は言わない」 京太郎「ありがとうございます」 憧「ありがとハルエ……みんなもごめん」ペコッ 197 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/07(日) 02 55 40.36 ID +4WZTQTyo その謝罪を、玄先輩をはじめとした上級生達は笑って受け入れた。 穏乃「ちぇー、残念だなー。チャンスだと思うんだけどなー」ブー 一人だけ不満を漏らす穏乃をなだめるのは……俺の仕事だろう。 京太郎「まあまあ。きっとまた機会はあるって」 穏乃「そうかもだけどさぁ、なんかもったいないよ」ブーブー 憧「もったいないって何よ……」 ぬぅ、意外としつこい。 それっぽいこと言って納得したつもりになってもらうか。 京太郎「あのな穏乃。俺達はまだ高校生になったばかりだ、焦りは禁物だぜ?」 穏乃「そーゆーもんなの?」 京太郎「そーゆーもんだ。大体、別にいいじゃねーか――」 京太郎「男と た か が 握手 す ら 出来なくったって」 憧「」ピクッ 198 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/07(日) 03 16 53.42 ID +4WZTQTyo 玄「あっ」 宥「あっ」 灼「あっ」 レジェンド「あっ」 穏乃「んっ?」 京太郎「えっ?」 憧「……」 玄「あ、あのー……須賀くん……」オドオド 京太郎「どうかしました?」 憧「………………」ズモモモモモモ... 玄「う、ううん! なんでもないですのだ!」アセアセッ 京太郎「? そっすか。んじゃ話を戻すけどな穏乃――」 宥「くろちゃー……」 灼「玄ェ……」 玄「だ、だってぇ!」 202 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/07(日) 03 59 12.62 ID +4WZTQTyo ――その後も、俺はひたすらに語り続けた。 粘り強く食い下がる穏乃をなんとか説得しようと、懸命に。 男が苦手だからって死ぬ訳じゃない、とか。 人という字は人と人とが支えあって云々、とか。 そういえばiPS細胞とやらで同性の間にも子供が出来るらしい、とか。 兎にも角にも新子さんのフォローに努めた。 その結果、 穏乃「ん~……京太郎がそこまで言うなら心配しなくていいのかなぁ」 京太郎「分かってくれて嬉しいぜ」 大成功! どうだ思い知ったか俺の底力。 そんな気持ちで新子さんを見た。 /´〉,、 | ̄|rヘ l、 ̄ ̄了〈_ノ _/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)憧「」 二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/ /__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉 '´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く// `ー-、__,| '' 何故だ。 229 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 00 21 42.56 ID rOyHwmpOo いやマジで何故だ!? 今の流れでどうしてゴゴゴってるんだ!? 機嫌を損ねるような発言をした覚えなんてないというのに。 京太郎「あ、新子さん……? どうしたんだ?」 憧「………………わよ……」ボソッ 京太郎「へ? 今なんて――」 憧「やるわよ! やればいいんでしょ!? やってやろうじゃないの!!」 京太郎「ぇえええどうしてそうなった!!?」 憧「ここまでコケにされて黙って引き下がれないわよ!」ムキー 穏乃「おおっ、憧がやる気になったー!」ワーイ 玄「やったね憧ちゃん!」ワーイ 宥「あったか~い」ワーイ 灼「前フリ長……」イヤッホォーゥハルチャンサイコウ レジェンド「やるじゃない須賀くん、憧の負けず嫌いな性格を見抜いて利用するなんて!」グッ 京太郎「超買い被られてるんですけどォォォ!?」 233 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 00 53 05.62 ID rOyHwmpOo 必死の弁解も虚しく、すっかり俺と新子さんによるマンツーマン握手会が始まる流れになっていた。 部員達は遠巻きに見物する気満々だし、レジェンドも仕切りたくてしょうがないといった様子だ。 レジェンド「んじゃルール説明と行こうか!」フンス 仕切り出した。 京太郎「って、ちょっと待ってください。……ルール? 握手に?」 レジェンド「そうだよ?」 京太郎「ガッと掴んでパッと離して終わりじゃないんですか?」 レジェンド「ロンオブモチ! 最低でも1分は握ってもらうから」 京太郎「1分って……新子さんの方は大丈夫ですかね?」 レジェンド「大丈夫なんじゃない? あんなにやる気だったんだし。ね、憧?」チラッ 京太郎「」チラッ -――- _/ \ // / | | │ _/{⌒\ / /i 仏ィ| |ー八-∨ j | ト、 . / /八i庁仆 斥允ヵ ∨リ |い i i | i 代 ソ \|弋 ソノ|Y^' | | | 「……」 | | 从 '__ u. | |ノ | | | | | | V介 . ‘ ′ イj/ ; | | | | ∨! .| i ≧= ´ト、∨ / │ | | |_| リくΥ r'´ /7゙ /i | │ | | /V /L|人,,/}// / `\l | | l |/ /〈 `YY⌒〉/ /│ | | |/| | く__ノ入,ノ | | ' | │ | |/| | / /` | |∨/ | │ | i{ | | { {. \| |リ/ | │ │ 从| 八 ○、\八|_八i{ 八 | 京太郎「……」 レジェンド「……憧?」 -――- _/ \ // / | | │ _/{⌒\ / /i 仏ィ| |ー八-∨ j | ト、 . / /八i庁仆 斥允ヵ ∨リ |い i i | i 代 ソ \|弋 ソノ|Y^' | | | 「……ロンオブモチ」 | | 从 '__ u. | |ノ | | | | | | V介 . ‘ ′ イj/ ; | | | | ∨! .| i ≧= ´ト、∨ / │ | | |_| リくΥ r'´ /7゙ /i | │ | | /V /L|人,,/}// / `\l | | l |/ /〈 `YY⌒〉/ /│ | | |/| | く__ノ入,ノ | | ' | │ | |/| | / /` | |∨/ | │ | i{ | | { {. \| |リ/ | │ │ 从| 八 ○、\八|_八i{ 八 | あ、ダメそう。 236 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 01 28 08.01 ID rOyHwmpOo 京太郎「なあ、本当に無理しなくても……」 憧「べ、別に無理なんて!」 レジェンド「そうそう、憧なら簡単にクリア出来ちゃうからね。無理なんて全然してないもんなー?」 憧「………………ロンオブモチ」プルプル やめたげてよぉ! と心の中で言っても誰にも聞こえない。当然だ。 最早お互いに逃げ場はない。 握手、するしかない。 京太郎「えっと……新子さん」 憧「は、はいっ」 `¨ - 、 __ _,. -‐' ¨´ | `Tー―ーヽ、 (_,_` `ー ^ヽ | ! `ヽ (⌒ー " ,.( ヽ ヽ r / ヽ ヽ(⌒r-ー ソ _Lj 、 /´ \ \ \_j (⌒r--,, /ヽ ` ー ⌒ー、ヽ ヽ__j´ ヽ⌒_-ー´" `¨´ ゛'^´ 京太郎「手、いいか?」スッ 憧「……はい」スッ 手を伸ばす。 新子さんもそれに応える。 ふたつの手が近付いて、 近付いて、そして―― 237 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 01 28 49.97 ID rOyHwmpOo _ -―、_ _ -‐ _ >一ー―――- 、__ , ---―- 、 _ .. -‐ ̄ } _ -‐ッ' `ー--、} 「 ̄ 「 ,.-、 ', | } / \ 、 i jノ ノ `丶、 ヽ | `゙´ ヽ } / ヽ | . . . /ヽ, -‐-、,r"ヽ 丶 .ィ´ 、 . / 〈 ⌒/ ゝ /⌒ヽ ヽ ∨ 、 、. _ .. -‐  ̄ ̄ ―- __ / `´{ / ∠、 \ \__ノ \}_ .. -‐ "  ̄ ―┘ `¨´、 /- /丶、 >‐' `゙'、__/`--' ̄ 242 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 02 06 57.33 ID rOyHwmpOo 握手、した。 憧「――ッ!」 京太郎「……」 うん、握手だ。 それ以上でもそれ以下でもない。 ただの握手。 だというのに…… 京太郎「新子さん」 憧「な、なによ」 京太郎「手汗凄いぞ」 憧「ほ、ほっといてっ」 京太郎「声震えてるぞ」 憧「ふ、震えてなんかないし(震え声)」 京太郎「顔真っ赤だぞ」 憧「………………ふきゅぅ………………」 変な声漏れた。 252 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 04 10 48.35 ID rOyHwmpOo 憧「っ!」カァァッ バッ! 京太郎「あ」 レジェンド「あー」 -‐…‐- / ∪ `丶、 /. / | \ ヽ- , ' // / | | |'、 \ ∨ Y\\ i| // / | | | \ ノ || |/ | | |\\ i| i∧ {`ー\ |  ̄\ || | | . | | ヽ ヽ 八|l l 〃ヽ \l 〃ヽ ヽ| | ′| | ', | | |l\| {{ }} {{ }} | |/ | | i i 「ぁ……」 | | || .′ー' ///// ー' | l l| | | | | |l { __,/⌒\ u | | || | | | | || 人 レ \ | | | | | | | |l / `|/ \ ! .| ∧ | | | | ||'/ |/ , < \ ノ ∧ , ′ | |/{ /ゝイ ∨\ \\ ∨ / |/ / イ {,∠‘, \', | | // / {⌒YY´ 人 \| |. / ′ / /l_/Т\_i \  ̄ヽ / | |{/ \/|/|_ | ∧ |. / 八 |′ o 八 { \ | _/_彡 ヽ{ \ \ | \ / / 人  ̄ | l>―┬./ / } o | l | いきなり手が離れてしまった。 新子さんが引っ込めたせいだ。 その手は今、彼女の口元を押さえる位置にある。 憧「あ、ぅ、ゎ、わ」オロオロ 一連の動きは完全に無意識だったんだろう。 彼女自身、この場にいる誰よりもうろたえていた。 憧「う、ぅううっ………………は、ハルエ! 今のってもう1分経ってたよね!?」 レジェンド「いや全然。10秒くらいしか経ってないよ?」 憧「うそっ!?」 ご覧の有様が証拠だ。 255 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 04 40 18.36 ID rOyHwmpOo レジェンド「はーい、それじゃ二回目いくよー」パンパン 京太郎「まだやるんすか」 レジェンド「最低1分つったっしょ? ほら、憧も用意して」 憧「うー、やっぱやめるぅ……もう帰るぅ……」メソメソ 京太郎「新子さん。辛いのは分かるけど、さっさと終わらせる方が楽だと思うぞ?」 憧「須賀くん……」 京太郎「だから、ほら」スッ 憧「……ん……」スッ ギュッ また手と手を握り合う。 ……うん、やっぱり握手です。 なんの変哲もなく。 だっつーのに、 憧「ぅ……く……っ……」プルプル どうしてこうなるのか。 恐るべし、男嫌い。 257 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 05 05 06.03 ID rOyHwmpOo さて、俺も握った手に意識を集中してみる。 まず白い。 そして細い。 何より柔らかい。 まさに女子、といった風な手だ。 咲よりも小さい手なんて、本当に血の通った人間のものなんだろうか。 京太郎「……」 ぎゅ、と。 ほんの少しだけ力を入れてみる。 憧「んっ……」ピクン 京太郎「あ、わり。痛かったか?」 憧「べ、べつに。急に強く握られて驚いただけよ」プイッ 258 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 06 08 03.02 ID rOyHwmpOo 京太郎「そっか、なら良かっ――ん?」 ふと。 握る手の中に不思議な感触があることに気付く。 指の辺りだ。 こちらも指を這わせて確かめる。 サワサワ 憧「んひぅ!?」ピクッ 京太郎「うおぅ!?」ビクッ 憧「な、ななな何すんのよっ!?」 京太郎「え、あ、すまん! なんか固いものに触ったから気になって、つい」 憧「固いもの?……ああ、もしかしてマメのこと?」 京太郎「マメェ?」 260 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 06 51 27.85 ID rOyHwmpOo 憧「麻雀の打ち過ぎで指にマメが出来てるの。ほら」 と言って空いてる右手を見せる新子さん。 なるほど、確かにマメがある。 京太郎「麻雀でも出来るもんなのな」 運動部だけかと思ってた。 穏乃「私にもあるよ!」ハーイ 玄「私もー」ハーイ 宥「触ると痛いから、あったかくない……」ハーイ 灼「例に漏れず」イヤッホォーゥハルチャンサイコウ 京太郎「わざわざ手ぇ挙げてまで見せてくれなくても……」 あと鷺森先輩は握り拳を突き上げてるから分からない。 憧「麻雀は好きだけど、こればっかりは困りものなのよね」 京太郎「え、なんでだ?」 憧「なんでって……見てくれが悪いじゃない。女の子としては」 264 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 07 53 01.74 ID rOyHwmpOo 言いながら右手をぐーぱーする新子さん。 京太郎「そんなもんかねぇ。俺はいいと思うんだけどな」 憧「……いい?」 京太郎「ああ、頑張り屋の綺麗な手じゃんか。いいと思うぜ」 憧「……………………………………………………」 京太郎「? あたら――」 憧「ふぁっきゅ!?」ガタァッ 京太郎「!?」ビクゥッ 今Fuck youって言われた? 憧「な、いきな、り、なに、なにを、言いいいっ」オロオロキョロキョロヨロヨロ 京太郎「ちょ、落ち着け。新子さん落ち着け」 握手したまま目と足でテンパるとか器用すぎる。 しかしそれはあまりにも不安定な挙動だ。 だから、 憧「っ!?」グラッ 自分で自分の足に躓いてしまう。 270 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 08 49 46.07 ID rOyHwmpOo 憧「きゃ……!」 京太郎「新子さん!」グイッ 後ろに倒れそうになる新子さんを、繋いだ手に力を込めて引っ張った。 驚くほど軽いその身体は簡単に方向を変え――ぽすん。 憧「ぇ」 俺の胸に。 憧「」 京太郎「ふぃー、ビビったぁ……」 憧「!!?!?!!!??!?!???!!?!!?!!!」 穏乃「うわー京太郎ナイスキャッチ!」 玄「今のはすごかったねー!」 京太郎「いやぁ、それほどでもありますよ」キリッ 宥「憧ちゃん大丈夫? 怪我ない?」 灼「ある意味ヤケドしてるけどね」 京太郎「え?」 下を向く。 憧「っ………………///」プシュー 茹で蛸がいた。 277 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 09 31 41.18 ID rOyHwmpOo 京太郎「あ、新子さん!? どうした、なんでそんな真っ赤なんだ!?」ガバッ 憧「あ、ぁの、近、」プルプル 京太郎「もしかしてどこかケガしたのか!? 保健室行くか!?」ズイズイ 憧「ちがっ、その、離し、――」プルプル 京太郎「足くじいたんなら俺がおぶるからほら遠慮せずに乗」 憧「お構いなくーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」ダッッッ 京太郎「あれっ元気だ!?」 俺を突き飛ばして部室から出奔する新子さん。 猛然と校舎を駆け下りる足音だけが遠雷のように耳に届く。 残されたのは、俺と愉快な部員達。 あとレジェンド。 278 名前:4月13日(土)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 09 39 06.86 ID rOyHwmpOo 京太郎「……どうするんすか?」 とりあえずレジェンドに指示を仰ぐ。 レジェンド「うん……うむ」 彼女は神妙に頷くと、俺→穏乃→玄先輩→宥先輩→鷺森先輩の順に視線を移し――こう宣言した。 --……-- r―‐⌒ヾ \ |∨ \ \ |/゚ 。 \. . . . . . . . . . . . . . . / \ . . . . \ . . . . . . . . . . . . . . 。 // / \ . . . . . . . . . ` .o。 . . . . . . . . . . . i ゚. /イ / . . .イ . . ー┬--- . . . __ .` . .o。 . . . . .|. ..。 i{ | ′ . .'{_|_ . . . | リV . . . . . . } .>匕、 \j--i || |/ . . ∧}リ≫┘o。v――'’xr示=ミト、 . .\}、 「練習再開だあああああ!!!」 リ { . . . .|! ‘, ィ芹≧ュ ’|イi//| 》、 。 . . .ぃ、 | . . . . .「`ヽ《乂_゚ツ ゞ= '゚ リ/リ゚。 . .ト、i | . . . .小 , , ' , , / . . .∧ .} リ l. . . . . | }ゝ-! jハ . . . j/} .| 「「「「おーっ!!」」」」 。. . . { { j 八 -==ァ イ }/ j ノ ゚ 。.リ \{≧ュ。. ィ jソ ″ / ゞ イニ} ` ´ {ニヽ ィニ// ゝ|ニ\_ ┬==≦ニ/ニ7____ __,.|ニニムニニニニニlヽ /ニ|ニニニ/ニニニ|`-―――‐一´|ニニニムニニニニ|ニム. /ニニ |ニ7ニニニニニ| |ニニニニ}ニニニ=|ニム 京太郎「ひっでえ!!!」 279 名前:4月14日(日)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 09 55 17.28 ID rOyHwmpOo …… ………… ……………… 日曜日。 奇数週だろうが偶数週だろうが関係なしに授業がないこの日もまた、部活に励む絶好の機会である。 が、 憧「……」ジー 京太郎「……あのー」 憧「……」ジー 京太郎「新子さーん」 憧「……」ジー 京太郎「おーい」 憧「……」ジー 京太郎「……はあ」 ドアの陰から俺を睨むばかりの新子さんが部活動に参加するには、もう少し時間がかかりそうだった。 ……これ、やっぱ悪化してねーか? 【TO BE CONTINUED...】 280 名前:4月14日(日)[saga] 投稿日:2013/07/08(月) 10 02 30.60 ID rOyHwmpOo レジェンド「あ、ちなみに当面は週に一回クジで引いた内容を実行してもらうから☆」 憧「今言わないでよ!!」 京太郎「鬼かアンタ!!」 今度こそ【TO BE CONTINUED...】 【須賀京太郎のステータスが更新されました!】 称号:阿知賀学院麻雀部“憧係”(new!) 憧への印象:...→せめて友達になりたい →手がすべすべだった(小学生並の感想)(new!) 【新子憧のステータスが更新されました!】 称号:手負いの野良猫(new!) 京太郎への印象:...→依然として警戒 →手が大きかった(小学生並の感想)(new!) 【高鴨穏乃のステータスが更新されました!】 京太郎への印象:...→また撫でて欲しいな →憧をよろしくね!(new!) 【松実玄のステータスが更新されました!】 京太郎への印象:...→是非おもち談義を…… →憧ちゃんをよろしくなのです!(new!) 【松実宥のステータスが更新されました!】 京太郎への印象:...→あったか~い →憧ちゃんをあったかくしてあげてね(new!)
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作詞:iku 作曲:iku 編曲:iku 歌:巡音ルカ 翻譯:yanao 基於相互尊重,請取用翻譯者不要改動我的翻譯,感謝 和好吧 和你吵了架後 充滿後悔的胸口不斷發疼著 ah, 我們老是在吵架 用自己的解釋推論彼此 「就是因為用錯方法才無法互相了解」 這麼斷定後這次也是「好了,結束!」 Though I am in a huff,I know no one is to blame. If somebady may ask me,I ll say We both were to blame. However,my heart aches with love for you whenever I hear your voice. 雖然很不甘心但I m nuts about you 憎恨的語氣就是心情的相反 不管是多麼令人不爽的 對話之後 還是會游移在「想見面」和「討厭」間 想哭的時候就會想起你 我果然很喜歡你啊 只要「對不起喔」這一句話 不管是怎樣的不滿或隔閡都能馬上消失 雖然兩個人都很笨拙 因為我想和你永遠在一起 所以我們和好吧 我們喜歡上了彼此 you know? We just love each other. Oh!What a coincidence! 不對等等,這就是命運了! 就是迷上了能認真對彼此說著 那種蠢蠢的話的你啊 就算是多麼小不隆咚的小事情 都會頑固認真的去煩惱 就因為是無法閃避的巨大存在 就因為我那麼的喜歡你
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CHA/W40-072 カード名:おまじないシリーズ13「仲直りのおまじない」 カテゴリ:イベント 色:赤 レベル:2 コスト:2 トリガー:0 あなたは自分の控え室のキャラを2枚まで選び、手札に戻す。 なっかなっおり!なっかなっおり! レアリティ:U 15/10/20 今日のカード かけがえのない仲間の相互互換。
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「どーせあたしの事なんて彼女として扱ってくれないのよね! もうほっといて!」 しまった、まただ……。またハルヒを怒らせてしまった。 すまん、悪かった。だからちょっと待ってくれ! 「うるさい! やだ、来るなっ!」 ちょっと待て! ちゃんと謝らせてくれ! 俺はハルヒの腕を掴んだ。後になって思えばこの判断が間違っていたのかもな。 「触るなっ! 近寄るなっ! どっか行け、バカキョン!」 腕を振り払われた瞬間、俺は階段を踏み外し、五段ほどそのまま落ちていった。 くっ……痛ぇ……。 「あ……? ご、ごめん……キョン……大丈夫?」 倒れた拍子に頭を打ったのか、近付いてくるハルヒの顔が霞んで見える。 俺はハルヒに心配をかけまいと笑顔で口を開いた。 「ははは……罰が当たったな。 自業自得って奴だ」 そこまでは覚えている。俺はそう伝えた後、気を失ったのか、目を覚ました時には保健室にいた。 腹の辺りに重さを感じる。少しだけ頭を起こして見てみると、ハルヒが机に突っ伏して寝る時のように、俺の腹に乗っていた。 ……重いぞ、ハルヒ。 その言葉に反応して勢いよく起き上がった俺の彼女は、目を赤く腫らしていた。 「キョン……うぅ……ごめん……」 珍しいことに、俺の目の前でハルヒは涙を流していた。そんなに俺を傷つけたことに罪悪感を感じているのか? ハルヒの頭を撫でつつ、俺は言葉を発した。 どうしたんだ、ハルヒ。そんなに泣くなんてお前らしくないぞ。俺は無事だから……な? しかし、泣いていた理由はまったく俺が考えていた物とは違っていた。 「ひっく……キョン、別れよう? ……ごめん!」 ハルヒはそう言った瞬間、保健室から駆け出して行った。もちろん、俺は唖然としている。 だってそうだろう? 目が醒めたらハルヒが泣いてて、そうかと思ったら『別れよう』なんてどんな状況だ。 それに、驚きと同時にかなりのショックも受けている。 ずっと好きだった彼女に、理由も言われずに、一方的にフラれた。そのことに、俺は酷く傷ついた。 何故、あと数分早く行動を始めなかった? そうすれば遅刻することもなく、ハルヒを怒らせることもなかったのに……。 ただ、頭の中に残った疑問。 『あいつは本当に遅刻が原因で別れるなんて言ったのか?』 少なくとも、しばらく付き合ってきて、それくらいで別れを切り出されるような関係じゃないことは自負している。 じゃあ、何が原因だ? ハルヒが布団を濡らした涙に、どんな意味が込められていたんだ? 痛みに疼く頭を押さえながら、帰路についた。 そこからは、飯を食う時も風呂に入っている時も、ハルヒの気持ちを考えていた。 しかし、どうして別れを伝えられたのか。どうして涙を流したのか、一切わからなかった。 このままでは、埒があかなうと思い、携帯を手に取りハルヒに電話をかけた。 《おかけになった電話は……》 ……電源切ってるのか。しょうがない、明日は朝早めに学校に行って話をしよう。 いつもより早い時間に教室に入っても、ハルヒはいなかった。 それどころか、HRが始まってもハルヒは姿を現さない。 いったい何が……と思っていると、岡部が俺を呼び出した。 「なぁ、キョンよ。涼宮に何があったんだ? あいつ、『しばらく学校に来ないかも』なんて連絡があったんだが……」 ハルヒがそんなことを? いったい何が起こってんだよ。 先生、俺早退します! そう伝えると、鞄も持たずに走り出した。 どこにだって? 決まってる、ハルヒの許にだ。 ひたすら走り続け、途中で自転車を回収した後はひたすら漕ぎ続けた。 俺にはわかる。ハルヒは今でも昨日のように元気を無くした顔で、部屋で一人で佇んでいるはずだ。 そして、それを助けられるのが俺だけだってこともな。自惚れなんかじゃない。あいつの気持ちを理解するのは俺以外にいないんだ。 家の前、道路の脇に自転車を乱暴に止めてインターホンを鳴らした。 『はい……』 元気のないハルヒの声が響いてくる。 俺だ、開けてくれ、ハルヒ。 『……………………』 しばらくの沈黙の後、ゆっくりとドアが開いた。 ハルヒはパジャマのまま俺を迎え、中に入るように促してきた。 ちなみにハルヒの部屋に入るのはこれで三回目だ。 「なんで来たのよ……」 いきなり俺に投げ掛けられる冷たい言葉。一昨日までとは完全に人が変わっていた。 彼氏だからだ。お前のことが好きで好きでたまらなくて、心配だったからだ。 よくこうも恥ずかしい台詞がベラベラと出るもんだ。本気で好きになったら何でも有りなんだな。 「昨日別れるって言ったじゃない!」 それはお前が一方的に伝えただけだ。理由を聞かないと俺は納得しないし別れる気もない。 「もうあたしに構わないで!」 そう言ってハルヒの右腕から放たれた枕。俺はあえて避けずに顔で受け止めた。 ……痛ぇ。ただの枕かと思ったら備長炭かなんか入ってやがるのか。 「あ……また……やっちゃった……」 ハルヒは顔を両手で覆い、肩を震わせた。俺は両手で抱き寄せて口を開いた。 どうしたんだ? 全部話してみろ、俺が受け止めてやるから。 最初は黙りこくって泣いていたが、だんだん落ち着いてくるとゆっくりと口を開き始めた。 「あたしと一緒に居たら、いっつもあんたが怪我しちゃう……。去年の合宿も、昨日も、今だってほら……鼻血」 ハルヒはティッシュで鼻を拭ってくれた。意外に気付かないもんだな、鼻血って。 俺は別に構わない。お前と別れる方が数倍辛いんだ。 「……でも、あたしが辛いのよ! 大好きなあんたがあたしのせいで傷が増えて行くなんて耐えられない! それくらいなら会わない方がいい!」 ハルヒ……。 「あたしはこんな性格だからすぐ手が出ちゃう。あんたは優しいから全部受け止めちゃう、だから……」 バカ。そんなお前だから好きになったんじゃねーか。 「キョン……」 お前の気持ちを全部受け止めてやる。イライラしたら殴れ、怪我も痛みも我慢してやる。でもな、絶対に別れてなんてやらないからな! 「うん……ありがと……ありがと……」 ハルヒは泣きながらまた俺に抱き付いてきた。 俺は心の中で安堵と喜びを感じながら、ずっと頭を撫で続けてやった。 しかし意外だったな。いつも俺を殴ったり怪我させたりする度にそんなことを思っていたなんてな。 ハルヒの為を思うなら、二度と遅刻も約束を反故にすることもしないのが一番か。 泣きやんでしばらくすると、ハルヒはとんでもないことを言い出した。 「ねぇ、キョン。あたしを叩いてちょうだい」 はぁ? そんなこと出来る訳ないだろ! 「お願い、たまにはあたしを傷つけて。……思いっきりやってね、これはあたしからあたしへの罰だから」 これは困った。目の前で目をギュッと瞑っているハルヒを見て叩けるわけがない。 ……かわいすぎるんだよその仕草が、畜生。 「早く!」 しかし、こいつは決めたら曲げないからな。たぶん俺が叩くまでずっとこのまま動かないだろう。 俺は手を差し出し、ハルヒの頬につけた。 ……いいんだな? 「は、早くしなさい! これはあたしのけじめなんだから!」 少し恐がっている様子が目に見える。まるで注射直前の子どものようだ。 ゆっくりと頬から手を離すと、ハルヒは顎を引いて目をさらに強く瞑った。 「…………あいたっ!」 やってやったぜ。ハルヒのデコに過去最大級の威力のでこピンをかましてやった。 「ちょっ……バカキョン! 『叩いて』って言っ……むぐっ……」 うるさく文句を言う口を塞いだ。 声も出せないくらい抱き締めながら、しばらく唇で口を塞いでやった。 苦しくなってきたのか、俺の背中をバシバシと叩くハルヒを離してやった。 「バカ! こ、これじゃ罰にならないじゃない……」 ふふん、うれしかったか? まぁあれだ、《アメとムチ》ってやつだ。 「なに勝ち誇った顔してんのよ! 少しは優しくしてやろうと思ったけどやめた!」 ベッドに落ちている枕を拾い上げたので、俺はハルヒをそのままベッドに押し倒した。 「や、やめなさいっ! このエロキョン!」 なーに想像してんだよ、エロハルヒ。やめたらお前、枕投げるだろ? 「あ、あたしはエロくないっ! 投げないから離せっ!」 しょうがないから離してやると……やられたね。ハルヒの剛腕ラリアットで逆に押し倒された。 痛いだろ、何しやがる! 「あんたが生意気だからよ! ……さて、お礼をくれてあげるわ。元気出たし」 ハルヒの唇が俺の唇と触れた。 いつもの強引で、短いキスじゃなくて、優しく長いキスをもらった。 「……これからも乱暴なあたしをよろしく」 まったく素直じゃない奴だ。……まぁ、そこがかわいいんだけどな。 俺は返事の代わりに何度目かわからないが、再びハルヒ抱き締めた。 結局、今日は学校をサボってハルヒとベタベタしてただけになっちまったな。 「別にいいじゃない。……幸せでしょ?」 やれやれ、そんなにうれしそうに言うなよな。俺までうれしくなっちまうじゃねーか。 この日から、ハルヒの暴力は減った……なんてことは無く、相変わらずの生活をしている。 ただ、ハルヒから繰り出される攻撃にはたくさんの愛情が乗っかっているから、俺は相も変わらず全て受け止めているわけだ。 ……やれやれ。 おわり
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243 名前:SS「仲直りのちゅー」[sage] 投稿日:2009/08/09(日) 01 57 17 ID 8p2qPsgF 澪「律、仲直りのちゅーしよ?」 律「え?べつに喧嘩とかしてないけど……」 澪「いいからいいから、仲直りのちゅーをしよう」 律「仲直りって澪は私と何か喧嘩してると思ってるのか?」 澪「ううん。でもとにかく仲直りのちゅーをしよう」 律「え?あの……」 澪「仲直りのちゅー」 律「みおしゃん……?」 澪「ちゅーしよう」ぐぐぐ 律「ちょ、離せ澪!」ががが 澪「ちゅー」ちゅちゅちゅ 律「お前キスしたいだけだろ!」ぐぬぬ 澪「きすみーべいべーきすみーべいべー」 律「落ち着け!落ち着けって!」 澪「自分でも不思議なほど落ち着いておるわ」 律「そういう生死をかけた落ち着きじゃなくて!前にさわちゃんが同じこと言ってたぞ!ネタ被りはよせ!」 澪「好きアリ!」ちゅー 律「字が違っ」 澪「わない」ちゅー 律「んっ……」 澪「……んっ……」 律「はぁっ……はぁ……」くたぁ 澪「……あっ、ごめん律!私、夢中になっちゃって……」 律「も……う済んだことだし……いいよ……はぁ……はぁ……」 澪「お詫びに仲直りのちゅーをしよう!」ちゅー 律「えっ?んむぅっ!」ちゅー 梓「無限ループって怖くね?」 紬「むしろご褒美です」 唯「次は私と仲直りのちゅーをしようねりっちゃん!」 出展 【けいおん!】田井中律はLAMY可愛い62【ドラム】 このSSの感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る 律澪だと大抵梓とムギが壊れてるww -- (上級隊員) 2011-03-25 04 36 42 がきつか並みに面白いwwwww -- (聡の後輩) 2010-12-31 19 14 59 きすみーべいべーwwwなんかのさなぎかよwww -- (名無しさん) 2010-03-07 03 28 38
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あらすじ~いいんちょとアキラがくーふぇの家に…。 ○1P ○2P ○3P ○4P ○5P
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[朝] 幼「おはよ」 俺「待テ今夢見タカラ話スト忘レルカラゴメンネ」 幼「なんでカタコトなのよ ◇ 俺「おはよう」 幼「どんな夢見たの?」 俺「草原だったか荒野だったか、見晴らしの良い場所にいるんだよ。 どこかから『ティナのテーマ』が流れてるんだ、FF6の。分かる?」 幼「うんにゃ」 俺「♪ぴょこぴょこぴょーん ぴょこ ぴょんぴょーん ぴょこぴょこぴょーん ぴょこ ぴょんぴょーん ぴょこぴょこぴょーん ぴょこ ぴょんぴょーん ぴょこぴょーん ぴょこぴょーん」 幼「出来れば着メロで頼む」 俺「これ」 幼「これ道端の音楽じゃないんだ?」 俺「道端っておま。せめてフィールド音楽って言え」 幼「あはは。それで夢は」 俺「えー……っと。 ああ、だからその『ティナのテーマ』が流れてるんだって」 幼「うん」 俺「……」 幼「……」 俺「え?」 幼「終わりかよ!」 俺「いや、レストランで飯食って」 幼「大草原じゃなかったのか?」 俺「大草原の小さな店」 幼「パクりじゃないか」 ◇ 俺「パティが『ここは出させてもらいます。そりゃ今の俺は金ないすけど今日だけは奢らせてもらいますです!』って言ってさ」 幼「パティって誰だよ」 俺「シーフの方の」 幼「どっちの方でも知らねえよ」 俺「こいつだ」 幼「女じゃん」 俺「それは多分『シーフはですます調の俺っ子が一番かわいい』という俺の趣味がもろに入ってしまってそうなってる」 幼「頭痛くなってきた」 俺「それで店出て、少し歩いたらお前が石に躓いてべちゃっと転んでさ」 幼「私いるのかよっ!?」 俺「お前怒っちゃって、『石ころのくせにー!』って言って魔法で石を消し炭にしちゃうんだよ」 幼「魔法ってなんだよ」 俺「そしたら従業員が『おい、今の上級魔法みたか。あれもしかして……』『ああ、魂を貫く女王……』『もし機嫌を損ねたら俺達も一瞬で……』みたいに超びびってるわけ」 幼「なんでそんな有名なのよ」 ◇ 俺「お前が『……聞こえたわよ』って店を振り向いて、俺とパティでしがみついてまあまあって止めて」 幼「そんなに短気じゃないでしょ私」 俺「止めてる内に俺がおっぱい揉んじゃってビンタ魔法でぶっ飛ばされてさ」 幼「ビンタ魔法って何?」 俺「なんかビンタをしつつ手のひらで魔法もかけるという、俺用に編み出した魔法剣的なスキルみたいだぜ」 幼「変なもん編み出させるなよお前」 俺「そんで『今日はいつもみたいに地面に激突する前に止めてやらんからな』って言われて、地面スレスレでもうこれ死ぬだろってとこで止めてくれた」 幼「優しいなあ私って」 俺「その後はよく覚えてないが、お前に敵の盾にされたりひどいめにあった」 幼「敵とかいるんだ」 俺「まあ俺は勇者だからな」 幼「勇者!? 私に盾にされてるのに!?」 俺「お前が強すぎるんだよ。おかしいだろお前」 幼「なんで勝手に変な夢見られて私が怒られるの」 ◇ 幼「いつもそんな夢なの?」 俺「ゲームっぽい夢が多いかもな。やっぱりゲームが好きなんだろうな」 幼「ふーん」 俺「お前のおっぱい揉めないからせめて夢の中で揉んでやったぜ」 幼「おっぱいなんてそんなに揉みたいの?」 俺「揉みたいよそりゃ」 幼「飽きないの?」 俺「飽きるもんか」 幼「揉む?」 俺「痛くないの?」 幼「痛いから我慢してって言ったらどうする?」 俺「我慢する」 幼「辛くない?」 俺「辛い」 幼「口とかでしてほしい?」 俺「正直ね」 幼「してあげよっか?」 俺「今?」 幼「今じゃない、今日の夜」 俺「いや、でもただでさえ辛いのに口とか悪いよ」 幼「でも、なんか大きくなってない?」 俺「してあげよっかって言われただけでも嬉しくて」 幼「変態」 俺「だってさ」 幼「何よ」 俺「嬉しいじゃん」 幼「バカ」 俺「その気持ちだけで嬉しいよ」 幼「でもしてくれたらもっと嬉しい?」 俺「いや、足だけ貸してくれればすぐに済むよ」 幼「なんか足だとすんごい早くない?」 俺「まあ我慢しなくて良いからね」 幼「足の方が好きなのかと思った」 俺「お前の体はどこでも好きだよ」 幼「変態」 ◇ [帰り道] 幼「おい」 俺「ありっ、おかえり」 幼「歩きながら携帯いじってニヤニヤしてんなよ」 俺「お前ご飯は?」 幼「まだ」 俺「じゃあたまには食べて帰ろうか、大変だろ?」 幼「何よ、怒られるようなことでもしたわけ?」 俺「いや、ほら、体大丈夫かなって……」 幼「ああ……お前心配しすぎだろ毎回」 俺「男は体感出来ないから慣れないんだよ」 幼「何か食べたいのある?」 俺「……微妙」 幼「ラーメンとかでも別に良いよ。あの流行ってるとことか」 俺「いや、俺ラーメンはあんまり好きじゃないんだ」 幼「えっ、前食べてなかったっけ?」 俺「いつ?」 幼「店で」 俺「ああ、あれはタダだしな。あれ九百円だったら食べないよ。 ファミレスのちゃちいラーメンとかなら好きなんだけどね。 行列出来てる店とか、あと千円する店とかで満足したこと一度もないんだよ。 よっぽど290円のチャーシュー一枚のラーメン屋さんの方が美味く感じる」 幼「味覚がおかしいよね絶対」 ◇ 俺「具がどばどば入ってる店なんて、こんなに入れるなら安くしろって思う」 幼「チャーシュー五枚とかよく食べられるよね」 俺「カップラーメン三つ食べた方が安くて美味いと思う。この前会社で最近のカップラーメンを見てびっくりしたよ、麺が普通のラーメンの麺なのな」 幼「んー、カップラーメンにしようか?」 俺「あ、いや別になんでも良いんだぞ。もしかしてあのラーメン屋行ってみたかった?」 幼「ううん、混んでて狭いとこ嫌いだし」 俺「カップラーメンで良いなら良いよ」 幼「じゃあスーパー行こう」 ◇ [スーパーカップ麺売り場] (スーパーカップの麺じゃないよ、スーパーのカップ麺だよ) 俺「ほら、行列の出来る店のラーメンでも百五十円とかじゃん。並んでる奴らバカだろこれって」 幼「味違うってアホが」 俺「あ、冷凍食品見たいんだけど」 幼「どうせ私のオカズより冷凍食品の方が美味しいですよ」 俺「いや、俺あれが食べたいんだよ。英語のポテト」 幼「英語のポテトって何さ」 俺「ポテトがAとかCとかの形になってるやつ。あれが大好きでさ子供の頃」 幼「そんなのあったわね……」 俺「今は給食に出るらしいよ。良いよなあ」 幼「子供か」 ◇ [冷凍食品売り場] 俺「英語のポテトなくない?」 幼「ないね」 俺「なんでないの?」 幼「知らんが」 俺「じゃあこのギザギザのポテトで良いや」 幼「お前自分で出来るんだから作れよポテト」 俺「それじゃあハッシュポテト買ってよ。これも好きなんだ」 幼「えー」 俺「お願い」 幼「お前金持ちなんだから自己負担で買えよ」 俺「……」 幼「ふふっ」 俺「……買ったら作ってくれる?」 幼「良いよ。ってかチンするだけだろ多分」 俺「じゃあ買う」 幼「珍しく買うんだ」 俺「珍しいか?」 幼「いつもアイスかお菓子買ってって言うけど、自分で買えって言うと買わないじゃん」 俺「そうだ、アイス買ってよ」 幼「言わなきゃ良かった」 俺「アイスアイス」 幼「うるさい」 俺「じゃあハートチップル」 幼「自分で買え」 俺「ママのケチ」 幼「誰がママだ」
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「どーせあたしの事なんて彼女として扱ってくれないのよね! もうほっといて!」 しまった、まただ……。またハルヒを怒らせてしまった。 すまん、悪かった。だからちょっと待ってくれ! 「うるさい! やだ、来るなっ!」 ちょっと待て! ちゃんと謝らせてくれ! 俺はハルヒの腕を掴んだ。後になって思えばこの判断が間違っていたのかもな。 「触るなっ! 近寄るなっ! どっか行け、バカキョン!」 腕を振り払われた瞬間、俺は階段を踏み外し、五段ほどそのまま落ちていった。 くっ……痛ぇ……。 「あ……? ご、ごめん……キョン……大丈夫?」 倒れた拍子に頭を打ったのか、近付いてくるハルヒの顔が霞んで見える。 俺はハルヒに心配をかけまいと笑顔で口を開いた。 「ははは……罰が当たったな。 自業自得って奴だ」 そこまでは覚えている。俺はそう伝えた後、気を失ったのか、目を覚ました時には保健室にいた。 腹の辺りに重さを感じる。少しだけ頭を起こして見てみると、ハルヒが机に突っ伏して寝る時のように、俺の腹に乗っていた。 ……重いぞ、ハルヒ。 その言葉に反応して勢いよく起き上がった俺の彼女は、目を赤く腫らしていた。 「キョン……うぅ……ごめん……」 珍しいことに、俺の目の前でハルヒは涙を流していた。そんなに俺を傷つけたことに罪悪感を感じているのか? ハルヒの頭を撫でつつ、俺は言葉を発した。 どうしたんだ、ハルヒ。そんなに泣くなんてお前らしくないぞ。俺は無事だから……な? しかし、泣いていた理由はまったく俺が考えていた物とは違っていた。 「ひっく……キョン、別れよう? ……ごめん!」 ハルヒはそう言った瞬間、保健室から駆け出して行った。もちろん、俺は唖然としている。 だってそうだろう? 目が醒めたらハルヒが泣いてて、そうかと思ったら『別れよう』なんてどんな状況だ。 それに、驚きと同時にかなりのショックも受けている。 ずっと好きだった彼女に、理由も言われずに、一方的にフラれた。そのことに、俺は酷く傷ついた。 何故、あと数分早く行動を始めなかった? そうすれば遅刻することもなく、ハルヒを怒らせることもなかったのに……。 ただ、頭の中に残った疑問。 『あいつは本当に遅刻が原因で別れるなんて言ったのか?』 少なくとも、しばらく付き合ってきて、それくらいで別れを切り出されるような関係じゃないことは自負している。 じゃあ、何が原因だ? ハルヒが布団を濡らした涙に、どんな意味が込められていたんだ? 痛みに疼く頭を押さえながら、帰路についた。 そこからは、飯を食う時も風呂に入っている時も、ハルヒの気持ちを考えていた。 しかし、どうして別れを伝えられたのか。どうして涙を流したのか、一切わからなかった。 このままでは、埒があかなうと思い、携帯を手に取りハルヒに電話をかけた。 《おかけになった電話は……》 ……電源切ってるのか。しょうがない、明日は朝早めに学校に行って話をしよう。 いつもより早い時間に教室に入っても、ハルヒはいなかった。 それどころか、HRが始まってもハルヒは姿を現さない。 いったい何が……と思っていると、岡部が俺を呼び出した。 「なぁ、キョンよ。涼宮に何があったんだ? あいつ、『しばらく学校に来ないかも』なんて連絡があったんだが……」 ハルヒがそんなことを? いったい何が起こってんだよ。 先生、俺早退します! そう伝えると、鞄も持たずに走り出した。 どこにだって? 決まってる、ハルヒの許にだ。 ひたすら走り続け、途中で自転車を回収した後はひたすら漕ぎ続けた。 俺にはわかる。ハルヒは今でも昨日のように元気を無くした顔で、部屋で一人で佇んでいるはずだ。 そして、それを助けられるのが俺だけだってこともな。自惚れなんかじゃない。あいつの気持ちを理解するのは俺以外にいないんだ。 家の前、道路の脇に自転車を乱暴に止めてインターホンを鳴らした。 『はい……』 元気のないハルヒの声が響いてくる。 俺だ、開けてくれ、ハルヒ。 『……………………』 しばらくの沈黙の後、ゆっくりとドアが開いた。 ハルヒはパジャマのまま俺を迎え、中に入るように促してきた。 ちなみにハルヒの部屋に入るのはこれで三回目だ。 「なんで来たのよ……」 いきなり俺に投げ掛けられる冷たい言葉。一昨日までとは完全に人が変わっていた。 彼氏だからだ。お前のことが好きで好きでたまらなくて、心配だったからだ。 よくこうも恥ずかしい台詞がベラベラと出るもんだ。本気で好きになったら何でも有りなんだな。 「昨日別れるって言ったじゃない!」 それはお前が一方的に伝えただけだ。理由を聞かないと俺は納得しないし別れる気もない。 「もうあたしに構わないで!」 そう言ってハルヒの右腕から放たれた枕。俺はあえて避けずに顔で受け止めた。 ……痛ぇ。ただの枕かと思ったら備長炭かなんか入ってやがるのか。 「あ……また……やっちゃった……」 ハルヒは顔を両手で覆い、肩を震わせた。俺は両手で抱き寄せて口を開いた。 どうしたんだ? 全部話してみろ、俺が受け止めてやるから。 最初は黙りこくって泣いていたが、だんだん落ち着いてくるとゆっくりと口を開き始めた。 「あたしと一緒に居たら、いっつもあんたが怪我しちゃう……。去年の合宿も、昨日も、今だってほら……鼻血」 ハルヒはティッシュで鼻を拭ってくれた。意外に気付かないもんだな、鼻血って。 俺は別に構わない。お前と別れる方が数倍辛いんだ。 「……でも、あたしが辛いのよ! 大好きなあんたがあたしのせいで傷が増えて行くなんて耐えられない! それくらいなら会わない方がいい!」 ハルヒ……。 「あたしはこんな性格だからすぐ手が出ちゃう。あんたは優しいから全部受け止めちゃう、だから……」 バカ。そんなお前だから好きになったんじゃねーか。 「キョン……」 お前の気持ちを全部受け止めてやる。イライラしたら殴れ、怪我も痛みも我慢してやる。でもな、絶対に別れてなんてやらないからな! 「うん……ありがと……ありがと……」 ハルヒは泣きながらまた俺に抱き付いてきた。 俺は心の中で安堵と喜びを感じながら、ずっと頭を撫で続けてやった。 しかし意外だったな。いつも俺を殴ったり怪我させたりする度にそんなことを思っていたなんてな。 ハルヒの為を思うなら、二度と遅刻も約束を反故にすることもしないのが一番か。 泣きやんでしばらくすると、ハルヒはとんでもないことを言い出した。 「ねぇ、キョン。あたしを叩いてちょうだい」 はぁ? そんなこと出来る訳ないだろ! 「お願い、たまにはあたしを傷つけて。……思いっきりやってね、これはあたしからあたしへの罰だから」 これは困った。目の前で目をギュッと瞑っているハルヒを見て叩けるわけがない。 ……かわいすぎるんだよその仕草が、畜生。 「早く!」 しかし、こいつは決めたら曲げないからな。たぶん俺が叩くまでずっとこのまま動かないだろう。 俺は手を差し出し、ハルヒの頬につけた。 ……いいんだな? 「は、早くしなさい! これはあたしのけじめなんだから!」 少し恐がっている様子が目に見える。まるで注射直前の子どものようだ。 ゆっくりと頬から手を離すと、ハルヒは顎を引いて目をさらに強く瞑った。 「…………あいたっ!」 やってやったぜ。ハルヒのデコに過去最大級の威力のでこピンをかましてやった。 「ちょっ……バカキョン! 『叩いて』って言っ……むぐっ……」 うるさく文句を言う口を塞いだ。 声も出せないくらい抱き締めながら、しばらく唇で口を塞いでやった。 苦しくなってきたのか、俺の背中をバシバシと叩くハルヒを離してやった。 「バカ! こ、これじゃ罰にならないじゃない……」 ふふん、うれしかったか? まぁあれだ、《アメとムチ》ってやつだ。 「なに勝ち誇った顔してんのよ! 少しは優しくしてやろうと思ったけどやめた!」 ベッドに落ちている枕を拾い上げたので、俺はハルヒをそのままベッドに押し倒した。 「や、やめなさいっ! このエロキョン!」 なーに想像してんだよ、エロハルヒ。やめたらお前、枕投げるだろ? 「あ、あたしはエロくないっ! 投げないから離せっ!」 しょうがないから離してやると……やられたね。ハルヒの剛腕ラリアットで逆に押し倒された。 痛いだろ、何しやがる! 「あんたが生意気だからよ! ……さて、お礼をくれてあげるわ。元気出たし」 ハルヒの唇が俺の唇と触れた。 いつもの強引で、短いキスじゃなくて、優しく長いキスをもらった。 「……これからも乱暴なあたしをよろしく」 まったく素直じゃない奴だ。……まぁ、そこがかわいいんだけどな。 俺は返事の代わりに何度目かわからないが、再びハルヒ抱き締めた。 結局、今日は学校をサボってハルヒとベタベタしてただけになっちまったな。 「別にいいじゃない。……幸せでしょ?」 やれやれ、そんなにうれしそうに言うなよな。俺までうれしくなっちまうじゃねーか。 この日から、ハルヒの暴力は減った……なんてことは無く、相変わらずの生活をしている。 ただ、ハルヒから繰り出される攻撃にはたくさんの愛情が乗っかっているから、俺は相も変わらず全て受け止めているわけだ。 ……やれやれ。 おわり
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68 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 20 28 55.43 ID uhMrtJ180 [2/12] ついでだから俺の失敗談も投下して良い? 困に上手く対処できなかった話なんで後味良くないかもだけど… 70 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 21 36 19.38 ID uhMrtJ180 [3/12] 失敗談を書くよ 俺のいた小規模な集団内でいざこざがあったんだ 怒りっぽいAとけっこうワガママで高圧的なBが良く対立をしていた AはメインでGMやっていて、それなりにPCに自由にシナリオを攻略させるマスタリングをしていた BはAのシナリオを毎回どうやって解決するかを念頭に置いていて 毎回良い感じにAのシナリオの裏をかいたり、状況を利用してシナリオをクリアしていた ロールプレーもバラエティがあって皆を楽しませていた ただ、Bは口が悪くて他のPCの出目が悪くて判定失敗したらすぐに「何やってんだバカ」みたいな発言が飛び出たり 他のPLが自主的に動かないと「俺ばっかり苦労してる。何でみんな指示待ちなんですかね?」と高圧的な口調で言ったりして ハマると面白く、そうでない時は逆に周囲のテンションを下げるクセがあった そんなBに一番怒ってBの言葉尻とらえたりしてヒートアップしてたのがAだった A自身も結構無駄にプライドが高くてBにシナリオクリアされて馬鹿にされると食いついたりして雰囲気悪くする事があったけど 決定的だったのがBがシナリオ前に、準備が悪かったCとそれを変な風にかばったAにマジ切れした事だった Cという忘れ物が多いPLがいるんだが、Cはその日自分のキャラシートを家にルルブごと忘れてきた というよりやるシステムを全く勘違いしてBがGMで進めてたキャンペのルルブとキャラシートを持ってきてしまっていた そしてあいにくその日はCの家から最も遠い会場で、取りに帰る訳にはいかなかった Aは「今回だけ」とCのキャラをCの記憶に頼って、ある程度ペナつけたレギュで再現させていたんだけど それに対してBが猛烈にキレた 今でも覚えてるBの発言だと そもそもCが忘れ物をしたのが全面的に悪いんだからCはどんなに時間かかっても自己責任で取りに帰らせるべきで それをしないで済ませるのがありえないとか、Cが忘れ物というか勘違いしなければ余計な時間かからずに済んだんだとか Cがキャラを作ってる間中ずーっと罵詈雑言を吐いていて Aはそれに対してGMの裁定としてキャラを作らせているしCのPCがいないと困ると言っていたが Bはシナリオの都合で「CのPC本人とは言えないキャラ」を作らせるのは違うしBは「Cモドキ」を認めないと言い出した B的には記憶に頼った上に微妙にペナが入ったキャラは設定も同じでPLもCがやっていたとしても「CのPC」とは認めないと言うもので 正直俺も抵抗はあったけどAはシナリオを盾にその路線で押し通そうとした それでBがガチギレしてAとCに余計に罵詈雑言を言い、それにキレたAがBを追い出した というかBが「こんなクソGMの卓に参加したくないわ!」と言って売り言葉に買い言葉で「出ていけ二度と参加スンナ」と言った形 71 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 21 53 16.19 ID uhMrtJ180 [4/12] ごめん思ったより長くなった しばらくB抜きで遊んでいた俺らだったんだけど B抜きだとBのロールプレーとか、Aのシナリオを鮮やかに攻略する手腕とかの刺激が無くなってて ちょっと物足りなく感じていた時にBが「頭を冷やしたからまた皆でやりたい」と言い出して来てて それまでB抜きでメールを回してたAが頑なだなと感じてた俺は 何故か良く分からない使命感を感じて「B復帰をやろう。AとBの仲を放置するのもまずい!」と思って 他のPLに協力を持ちかけた上でサプライズ的にAとBをPLで同席させようと思いついてしまった 今思うと本当に止めとけば良かったんだけど、無駄に情熱的に使命感に駆られて 渋るPL陣を説き伏せて、Aに情報を回さないまま俺がGMになってAと別経路でBにセッション日の情報を送って 当日集合させたのね 当日の会場にBと他のPLに早めに来てもらって場を温めて、Aには集合時間遅らせて伝えて会場入りしてもらったんだけど Aは入って来るなりBの顔見て「なんでお前がここにいる」とすごい冷めた顔で言い放って Bはそれに呼応したのか「セッション日だから来たんですけど?て言うか遅刻して何その偉そうな態度」と言い放ってゴングが鳴った 遅刻する奴が悪いとかの怒鳴りあいが始まっててんやわんやになって、何とか席に着かせたけどお互い興奮状態で さらにセッション中の俺の手際が悪くてBが途中で俺に罵詈雑言をぶつけて来るようになって 俺がまごついてたらAが「セッション中に気分悪くなるような事言うな」と言ったんだけど Bが「お前がいるから気分悪いわ!」と言ってまた喧嘩になってPLのDが泣き出した事で卓が流れた その後みんなで反省会になったんだけど、俺がそこでも対応まずくて サプライズで仲直りをさせようとAにずれた時間を伝えてた事とか 温まった空気ならAも自然と仲直りできるだろうとか考えてた事とか 見通しが甘くて、AがBの悪口とかも話題に出さなかった事からBの事許したんだと勝手に思って 実はまだ全然AはBの事許してなかった事とか分かんなくて これで決定的にAとBの仲に亀裂が入って、もともと小さい集団だったから完全に崩壊したとかあってさ 思い込みで突っ走ると本当ろくな事にならないよなと言う事と 29で書かれてるけどホウレンソウは大事だよ… 73 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 21 59 58.17 ID HiUxdX580 [1/3] (どうしようフォローが思いつかない…) 74 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 02 32.67 ID lkjAdXbt0 [3/6] 70の時点じゃあ困を傍観するしかできなかった失敗談かと思ったら、もっとヒドイ事態だったじゃねーか。 71は失敗談どころじゃなくて無配慮の善意が暴走した困行為だもんな。この報告者はそこんとこ理解してんのか? 正直、Aが可哀相としか言いようがない。 矢面に立って困に対処し続け、困追放の立役者なのに、自分があずかり知らぬとこで困と再会させられるなんてな。 75 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 09 38.75 ID cIIk0wCQ0 [1/2] 何でサプライズで仲良くなると思えるのか分からん 76 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 09 45.89 ID Xhh0EtO30 [3/6] 71 Bの態度が悪いのが主な原因だけど、鳥取壊したのはお前の責任だわ。 よくもまあ失敗談程度で済ませているな、面の皮の厚いことで。 仲を取り持つつもりなら両方に話し持っていかないとこうなるよ。 誰も止めなかったのか、お前が聞く耳持たなかったのかは分からないけど。 Aにしてみれば全員に騙されてBの肩持たれたように思っただろうよ。 まあ、文面見る限り、Bは頭冷やしたとか言う割に全然冷えてないし、 Aに対して申し訳ないとも思っても居ないし反省もしてないっぽいから、 そこは録でもないなあと思うよ。 79 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 11 43.06 ID yO6q318Y0 [2/4] ざっと流し読みしただけでもサプライズが致命傷と分かる 83 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 25 58.83 ID uhMrtJ180 [5/12] もう本当ね、当時の俺バカバカって後悔してる… 俺のシュミレーション()と言う名の都合の良い展開で話が進む事を前提にした願望だと サプライズで空気が温まった所で会わせれば、お互い正直になって許しあうとか もしギクシャクしたままだったとしても「(俺)が頑張ってくれたから」的に許しあうとか 二人の間にあった友情を信じすぎたのが敗因でしたね(笑)的な感じになっちゃっててさ…もう本当バカ 配慮はしてたんだけどそれが全て裏目に出てしまった Aが遅れて登場する形になったのもそれで 本当は「Bは周囲と問題起こす訳じゃなくてみんなと仲が良い仲間なんだ」とAを安心させる予定だったんだけど 実際には少なくともBは「Aが遅刻した」って思っちゃってそこは想定外だったと言うか… 84 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 27 18.98 ID 3EL23PzZ0 [2/3] うんまあ報告者も悪気はなかったんだろう・・・ うん・・・人の気持ちってむずかしいからね・・・ 86 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 28 10.03 ID IPu3OdFW0 [2/2] 83 お前 「空気も読めてないですよ」 って、ツイッターで言われたことあるだろ 87 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 28 16.03 ID uhMrtJ180 [6/12] まぁそこは俺の失敗談と言う事で… 皆も同じ轍を踏まないように気を付けて欲しいんだぜ 89 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 29 12.09 ID x6++Mto10 しかし、Bは 70後半の状況下でA及びCにどうして欲しかったんだろう 自分が上から目線で威張ってられればゲームでも実際の人間関係でも 一切構わん! ってことなんだろうか 90 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 29 57.90 ID Xhh0EtO30 [4/6] http //www6.atwiki.jp/kt108stars/pages/5829.html 俺この報告者兼GMだけど、双方に話し付けて引き合わせるのに偉い苦労した。 他の面子とまず話して片方ずつに話を付けて、喧嘩別れではなく、ちゃんとケジメ付けて欲しいと頼み込んでから会う約束を取り付けて。 レジェンドPLはかなり渋っていたけど、俺よりも空気読めて、レジェンドPCと付き合い長いPLのお陰で何とか引き合わせることは出来た。 それでも仲を取り持つことは出来なかった。終わったこと、として絶縁だよ。両方と話してもコレだものなあ…。 当時のこと思い出したら酔いが覚めてしまったわい。 91 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 30 55.14 ID lkjAdXbt0 [4/6] どう考えてもAがB追放後にBの話題出さなかったのは クチに出すのも嫌だったし、ヘイト吐いて鳥取の空気が悪くするのを避けるためだよな。 92 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 33 34.35 ID rSTCpckk0 [4/6] これ、報告者MKP狙いか? 93 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 36 38.07 ID uhMrtJ180 [7/12] 90 読んだ 「まずは周りから外堀を埋めよう!」で突っ走ってしまった自分と違って 90は対局が見えてるんだろうな… うらやましい限りだ… 結局喧嘩別れになってしまったのは…何というかご愁傷様… 91 すまん、その考えはなかった 92 違うって 叩かれるの覚悟で勇気を振り絞って失敗談として当時の事を書いたんだよ やっぱ黙ってるままだと悪い気がして 今日 29でホウレンソウの話が出たから話題に出すとしたら今日しかないと思って書いた 95 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 38 26.16 ID fW62Iym5O 68で一応失敗談と言っているから狙ってはいないのだろうけれど、他人を困呼ばわりして報告者自身がそれ以上の困だったのが何とも 97 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 40 16.40 ID lkjAdXbt0 [5/6] 叩かれるのも覚悟だったんなら最初から自分が困だった話って振るところだもんな。 99 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 41 57.22 ID pCa/30io0 76 Bの肩持つ気はないが、開口一番遅刻してきた奴に「なんでお前いるんだ?」とか言われたら冷えた頭も瞬間沸騰すると思うw 87 気をつけなくても普通はそんな地雷原でタップダンス踊る奴いねーよww 100 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 42 47.63 ID uhMrtJ180 [8/12] 95 ごめん。そこまで困…なのか? 叩かれるの覚悟だったけど客観的にはそう見えるな…言われてみれば確かに… 97 ごめん。そうすべきだったかも知れない 101 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 44 40.61 ID uhMrtJ180 [9/12] 99 その「遅刻」と思わせちゃったのは俺がAを遅く来させた事が原因なので… これこそホウレンソウで、初めにBにAは遅くなるって伝えとくべきだったと思ってる 104 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 47 05.57 ID inHKHNHNO サプライズで仲直りって予想するまでもなく無理だろ 勉強になるなー 107 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 51 27.86 ID rSTCpckk0 [5/6] 失敗談じゃなくて「俺が困でした」というべきだろう 「いやー失敗失敗www若気の至りってあるよねwwww」としか読み取れねえよ 110 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 53 43.56 ID uhMrtJ180 [10/12] 107 そんな気はないんだ ただ、俺と似たようなミスをするかも知れない人がいるかも知れないから 俺はこれで失敗したって事を誰かに伝えなきゃいけないと思ったから 勇気を振り絞って書いたんだ 112 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 54 23.05 ID rSTCpckk0 [6/6] 110 「ミス」じゃねえ お前が「困」なんだ 現実と向き合え 113 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 55 08.39 ID 3EL23PzZ0 [3/3] 110 もうやめて黙っとけ 普通そんな失敗しないから・・・ ていうかもうミスの範疇じゃないから・・・ 114 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 56 35.17 ID uhMrtJ180 [11/12] もう自分でも「どうしてこうなった」気分が満載なんだよ 当時の事思い返して鬱って来たよ… 本当、自分でも無駄な使命感に燃えてしまったと思うよ… 115 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 57 21.96 ID yO6q318Y0 [3/4] 悪意がないならバカで、困とは断定しないケースもあるが、本件は報告者に想像力がなさすぎる 117 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 22 57 32.18 ID BcXVps9WP まあ実際困だとは思うが、凹んでるやつボコボコにしてる風景も大分キモいぞ 相手に非があれば延々叩き続けて最終的に場の空気ごと破壊するやつ思い出すわ 120 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 23 02 12.88 ID uhMrtJ180 [12/12] ごめん、居座るつもりはなかった 客観的に見るとそう見えるみたいだし(現に数人が意見表明してるし)そうなんだろうからROMに戻る ごめん 121 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 23 04 35.26 ID yPrzyTWt0 [2/2] まぁ、なんだ。 どっちもどっちとか穏便に済ませようとかで下手な仲裁する面子が一番タチ悪い って指摘された報告は今までいくつかあったが その本人側から出てきた具体的な話は珍しいって事で一つ。 スレ372