約 149,675 件
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/1872.html
年齢:20代 性別:女 レベル:5 メイン:聖職者 サブ:探索者 エクストラ:人形遣い 種族:人間 身長 140cm 体重 42kg PL名:音餅 イメージアイコン:エリザベス(ペルソナ3) マナカラー マフィア(黒)、ストリート(黒)、ゴシップ(黒) キャラシ 「貴方に加護を。スパナと、ドライバーの」 「人は見た目が9割と申しまして」 青を基調とした服装が特徴の女性。常に涼しい目をしており、態度もやや堅苦しい。 実際には表情が硬く、人見知り気味の為あまり表情が変わらないというだけ。 服は毎日洗濯しているという訳ではなく、同じものが大量にクローゼットに入っている。 また、常に新しい服を注文しており定期的に届く。 「人物像を一つの側面だけで語るのは愚かなことです」 定期的に記憶が消える健忘症を患っている。 この為に人の顔を覚えるのが苦手で、常に手に持つ本に似顔絵や関係性を記録している。 基本的な性格は「穏やかで物静かで理知的でまさに深層の令嬢という感じです」 整備士としてガイアで活動しており、所有する工場『トランク・ルーム』は丁寧かつ迅速な対応を行うと評判。 乗り物から武器、果ては機械種族や人造人間まで、整備のことならなんでも承っている。 ただし割高。通常50%オン、魔法使いには特別割引として48%オンでの対応をしている。 整備は得意だが芸術面の才能は一切ない。常連客は奴に装飾を任せてはいけないと知っている。 預けた高級車がなんか見てると不安になってくるデッサンの狂ったキャラクターが描かれた痛車になって戻って来たり、 預けた銃がなんかもう引き金を引く邪魔になるレベルの過剰装飾になって戻って来たりと散々。 また家事も不得手で、工場は業者を雇って1日ごとに清掃しているのだが、 パーソナルスペースは常にとっちらかっており、まさしく汚部屋。前述の服の扱いは、洗濯が壊滅的に下手なのもある。 食事は外食を偶にするが、それ以外はキャベツときゅうりと人参と大根をそれぞれ生のまま別々に齧った後、 ドレッシングを飲むことでサラダと言い張るぐらいには料理が出来ない。 ちなみに本人は自分が経済的で効率的と思っている。 「ブック。私の来歴を表示してください」 数年前、ヴィルト商会の領域で全身傷だらけの状態で発見され、保護された。 当初は傷が治り次第、娼婦やらキャバ嬢として働かされる予定だったが、 整備士としての才能を持つことが判明した為に予定変更、商会御用達の整備士としての地位を得る。 これに慌てたのが他の整備士で、何分ほぼマフィアな商会のメンバー、一触即発の事態に。 最終的に彼女を次元旅団に出向という形で向かわせ、同時に違法な整備は任せないこと、 および料金を割高にすることで他とは異なる需要に合わせてどうにか事なきを得た。 ちなみに記憶を失っているので本名も不明であり、 当初はジェーン・ドゥと呼ばれていたのが段々と変化し、現在はジェニー・Dと呼ばれている。 + 過去 元はとある次元で生まれ育った普通の少女。ディスターリーに襲撃され、家族は呪により下僕と化している。 本人はPTとしての能力を持っていることが確認された為人体実験に投入され、 最終的に『生きた設計図』としての運用が行われるように。専用の装置に繋ぐことで、万を超す兵器の設計図にアクセス可能。 この機能の負担は大きく、脳の容量を大幅に占有してしまう。前述の健忘症はそれによる副作用である。 数年前、とある次元においてディスターリーが襲撃を受け、自身も死ぬところを無意識に次元跳躍。 複数の次元をランダムに跳躍後、最終的に偶然旅団の拠点がある次元にたどり着いた。 本名は『ヒスイ・ティンク』。ディスターリーの装置に接続された際に多少思い出した。 「個人に出来ることなど、たかが知れています」 罠解除を得意とする。整備士らしく手先は器用なようだ。 基本的にはサポーターだが、過去の一部を思い出したことで攻撃性能のある人形を使えるように。 ただしどちらにせよ人形に戦闘能力を強く依存する為、長期戦に弱い。
https://w.atwiki.jp/totori-atelier/pages/1019.html
学科 とりあえず体裁を整えておきました。時間がないので記述は少しだけですが; -- モノクロ 状態異常のあるスキルは使用者のLVがたかくなると成功率が上がる気がします。 -- 竜魂解放でHPが全快しました。他にも効果があるかも? -- 死霊魔法はLV16で全習得では? -- 堕天使の隠れるはLV依存かも?我が家のLV90堕天使は失敗する所を見ないね。 -- 風水師の砂あらしは、対グレーターデーモンにとても有益、高確率で気絶してくれるので…中核になれる。 -- ↑↑レベルに比例して強くなるのはどんな学科でも同じだから当たり前 -- ↑↑↑多分その堕天使さんは宝箱も危なげなく開けるはず -- 竜魂解放しても攻撃力等に変化は見当たらないですね。「かばう」で減ったHPを取り戻すためのもの? -- LVUP必要経験値の表に全魔法習得経験値もあると助かるなぁ -- パーティから外れてても補正は効いてるはずだが。ていうかもうちょいレベル上げてから再挑戦すればいいじゃない -- 死霊使いの全魔法習得LV34は16の間違い? -- 転科の際に、HP半分とMPをそのまま引き継ぐ事は記載した方が良いのでは無いでしょうか? -- ↑じゃあシステムの項に転科についても載せては?特に悪いことはないと思う。 -- MPも半分じゃろ? 魔法系学科だと初期値にプラスされたりするのかな? -- ガンナ―作ったけどMPの伸びが今一ダメ、効率よく上げるにはどうしたら? -- 轟力 ↑魔法使いに転科して育てるしかない。 -- 竜騎士の竜魂解放後、敵からの攻撃にたいして「絶対ガード」なるカウンターが出ました。確認お願いします。 -- アイドルLv18までの必要EXP341496でした。♀キャラでしか試してませんが・・・ -- 賢者Lv36までEXP3111360でした、♀キャラだけど -- 竜騎士、Wiki内魔法項目と実データ共にLv35での全習得だったため、修正しました。 -- 魔女の森に行けない・・・ -- ギル 死霊魔法は効果範囲など狭いですが、雑魚ではなく依頼や固定シンボルの単体戦とかだと低燃費でそれなりに使い道があります。あとは天剣とかビッグバム、イペリオンで倒しきれなかった際など。 -- 「MPが少ないため〜の学科に就いてから目的の学科に行くのがオススメ」とかあるが,転科したらMPとかも低くなるんだが...MP高い学科経由させないともっとMPがひどいことになるってことなのかな?? -- ひどいことになる。たとえば普通科は通常Lv90まで上げてMP200ちょい。これを魔法使いLv10で転科すればLv1からMP130ある状態にできる。 -- 精霊使いは男女で使う精霊が変わると書いてあるのですが、どのように変わるのですか? -- ノームが魔法使いに必要なポイントを持ってるのになれないのですが? -- ノームはグラフィックの関係上、魔法使いにはなれません。 -- 結局最初は種族は何がよくて学科は何がいいんですか? -- それぞれの職業の長所と短所を簡単にまとめてください。あと後衛か前衛かも。 -- 君の前のコメの日付を見てみようか… はっきり言って「ラグナロク覚えるやつ2,3人居れば負けない」 -- 人形遣いは一人はいたほうがいいんでしょうか? -- IP 221.170.82.250 TIME "2010-07-17 (土) 19 16 46" REFERER "http //pokowiki.com/totomono2/index.php?cmd=edit page=%A5%B3%A5%E1%A5%F3%A5%C8%2F%B3%D8%B2%CA" USER_AGENT "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0)"
https://w.atwiki.jp/marcher/pages/258.html
←back next→ 世界の破壊者高橋愛ーその瞳に何が映る 【前回までのストーリー】 湾岸の石油精製施設がテロリストによって占拠された。 未曾有の惨事を防ぐべく、出動したMの特殊部隊“フィフス”。 精神感応と瞬間移動の能力で犯人グループを翻弄する高橋愛。 突出しがちな高橋を側面からサポートするマインドコントローラー新垣里沙。 テロリストが仕掛けた起爆装置を解体した紺野あさ美は治癒能力者。 小川麻琴は攻撃のダメージを転移する“反射”能力で仲間を守る。 事件は麻琴を化け物呼ばわりしたテロリストに、あさ美が鉄拳制裁を加えるという暴走劇で幕を閉じた。 まだ本当の悲しみを知らなかった幸せな時。 ――数年後、壊れかけた世界を旅するドクターマルシェこと紺野あさ美と新垣里沙の姿があった。 Mが変容した組織ダークネスのメンバーだった二人。 組織を裏切った里沙は制裁として、人間を生ける死者へと変えるC3細胞を投与され苦しんでいた。 あさ美はそんな里沙を救うために組織を裏切った。 逃亡を続けていた二人に迫る黒い影。 身体の自由が利かない里沙を守るために、妖しの人形遣いと戦うあさ美だったが、それは二人を分断する罠だった。 複数の獣が融合した魔獣の肉体を持つ能力者の手に落ちた里沙。 魔獣の狙いはあさ美の天才的な頭脳だった。 自分の肉体に空翔る翼を移植する改造を強要する魔獣。 科学的見地からこれを拒否したあさ美だったが、魔獣の能力メンタルテレパシーによって精神的に追い詰められていく。 かつて自分が進めていたキメイラ生命の研究が、C3細胞の開発に利用されていた事実を突きつけられて動揺するあさ美。 Mの系譜に連なる能力者に敵愾心を剥き出しにする魔獣は、追い討ちをかけるように衝撃的事実を明かす。 C3細胞の浸食は里沙の肉体に止まらず、精神までも侵している、と。 絶望的な逃避行の中で見出していた一筋の光を打ち砕かれたあさ美をあざ笑うかのように放たれた魔獣の爪。 自分の間近に打ち込まれた生体ロケットの衝撃にも無反応な里沙。 衝撃で舞った土煙と光のフィルターから現れたのは。 「私は高橋愛。 全てを破壊する。 でも、今は里沙ちゃんとあさ美ちゃんを助ける」 「弾け! マスター・オブ・パペット!!」 予期せぬ愛の登場に一瞬たじろいだ人形遣いだったが、冷静に次の一手を打つ。 傍らに待機させていた2体の人形を愛に差し向けると、周囲に展開させていた人形の部隊にも集結する指令を下す。 「こいつはとんだ大物が飛び込んできたよ。 お嬢ちゃん、気を引き締めてかかりな」 今倒すべきは高橋愛。 広範囲にわたって人間の精神と感応するテレパシー。 自らの肉体を粒子化させ光速で移動するテレポーテーション。 位相の異なる複数の能力を高レベルで発動できるチートな能力者。 容易に倒せる相手でないことはわかっている、たとえ二人がかりでもだ。 ならばどうすればいい。 強者には強さゆえの弱点が付きまとうことを知っている。 高橋愛もまたその例に漏れない。 自らの力への過信からか、それとも無自覚からか、高橋愛は時に無防備な姿を晒す。 その傾向は守るべき仲間がいるとき、最大限に顕れる。 新垣里沙と紺野あさ美。 今この戦場にいる高橋愛の仲間二人はどちらも戦うことが出来ない状態にある。 そんな二人を守るためにやってきた高橋愛ならば、絶対に隙が生まれるはすだ。 やれる。 もとよりたった2体の木偶人形で高橋愛を倒せるとは思っていない。 だがあの2体には仮初めの生を与えた際に鋼の防御力を付与している。 周囲に展開させている人形たちが集結するまで、そして何より相棒が高橋愛の仲間を抑えて優位な状況を作り出すまでの時間稼ぎは出来る…。 女の思惑は一瞬で破られた。 脆くも崩壊した2体の人形。 鉄壁の防御を誇るはずの傀儡の呆気ない最後に気を取られた女は警戒を怠ってしまった。 背後に降り立った愛の気配に気付いたとき勝敗は決していた。 脇腹に打ち込まれた拳。 「引っ込んでろ」 押し殺したような野太い声は花のような美貌に似つかわしくないな。 薄れゆく意識の中で女は思った。 ★ なんで愛ちゃんは此処に来たんだろう。 傷を負った里沙を抱きながらマルシェは思う。 私は愛ちゃんのことを呼んでいないのに、どうしてこの場所にやって来れたんだろう。 一瞬で崩壊した傀儡人形の残骸。 地に倒れ伏したパペットコマンダー。 瞬間移動の能力を敵への攻撃に活用した愛の早業はキメイラ形態の女を戦わずして制圧した感がある。 金縛りに遭ったような魔獣の腕が小刻みに震えているのを見ながらマルシェは思う。 私は愛ちゃんに助けを求めなかった。 なのにどうして愛ちゃんはここに来れたんだろう。 ★ お嬢ちゃんなんて呼ぶなって言ったじゃん。 倒れ伏した人形遣いの姿を見つめながら異形の女は誰にも聴かれぬ心の声で自嘲する。 オバサン…パペットコマンダーの女は強い、 もし自分とあの人形遣いが戦ったなら…。 物理的な攻撃の破壊力なら自分が遙かに上回っている。 正面からやりあったなら遅れをとることはない。 だがそれは正面からやり合ったらということであり、パペットコマンダーは万が一にもそんな状況を作らない。 手兵の人形たちを最後の一体になるまで何のためらいもなく捨て駒にして、対峙した者の息の根を止めにかかるだろう。 経験に裏打ちされた狡猾さと冷酷さを併せ持つ女。 そんな女が手もなく愛に捻られた光景を受け入れたくない。 用心深いオバサンが身近に侍らしていた2体の人形は鉄の防御を誇ることを知っている。 だからそれを瞬時に破壊した愛の力に底知れない脅威を抱いてしまう。 念動力、それとも衝撃波? いや違う。 2体の人形はまるで内部に爆薬を仕掛けて解体されるビルのように崩れていった。 内部からの破壊、どうやって? どこかあどけなささえ感じさせる愛の底知れない能力を測ろうと愛の精神にアクセスを試みる。 精神系の能力者としては拠って立つステージが違いすぎることはわかってはいたが、そうせずにはいられなかった。 燃えたぎるような憤怒の感情の渦の中垣間見た氷のように冷え切った戦闘のスキル。 瞬間移動、空間座標、並列演算、粒子状態、実体化、破壊…。 拾い上げた幾つかのキーワード。 こいつ、粒子状態にした自分の肉体を人形たちの胴体に透過させて、内部の核を破壊したのか。 クソッ! 戦闘の概念が違いすぎる。 どんなに守りを固めたって、どんなに激しく攻め立てたって、こいつはそんなものを易々と跳び越えて喉元に必殺の剣を突き立てる。 こいつの前じゃボクたちはとことん無力だ。 相棒と頼んだ女、パペットコマンダーは倒れたまま動かない。 ほんの十数秒前、愛に倒される直前に伝わってきた女の声には敗れることへの恐れなど微塵も感じられなかった。 なのに今は惨めな敗残の姿を晒している。 ボクもあんな姿を晒してしまうのか。 イヤだ。 まともな死に様を晒せるような生き方なんかしてきてはいなかった。 ベッドの上で死ねるとなんか思っていない。 だけど、こいつらMの残党の手にかかるなんて絶対にイヤだ。 空を舞う鳥に啄まれる地を這う虫のように敗れ去るなんて絶対ゴメンだ。 パペットコマンダーの女は何かを伝えようとしていた。 …強者に付きまとう強さゆえの弱さ。 …守らなくてはならない仲間の存在。 なるほど、そういうことか。オバサン、あんたの言いたいことはわかったよ。 やつらに一矢報いることが出来そうだよ。 恐怖、赫怒、憎悪で濁ったキメイラ獣の目に里沙を介抱するマルシェの姿が映っていた。 ★ 「やめろ!」 キメイラの女の意図を察した愛がそれを制するが…。 『ハッ、何でやめなきゃいけないのさ』 魔獣の左腕は里沙を介抱しているマルシェに対して向けられていた。 その先端には生体ロケット弾として機能する羆の爪が鈍く光っている。 『オバサンよりもボクの方を先に倒しとくべきだったね』 異形の女は余裕を取り戻している。 『キミがいったいその力でどれだけ遠くからここまで跳んで来たのかしらないけど、かなり無理をしちゃったんじゃない。 なのにキミときたら着くなりオバサンと親衛隊を倒すために更に無理を重ねちゃった。 だからキミの友達が吹っ飛ばされようとしてるこの肝心な時に、何も出来ず指をくわえて見てるしかない』 くっ。 惨劇を防ごうと能力を発動して女の懐に跳ぼうとする愛。 その身体は蒼白く光り粒子化したものの、瞬時にプロセスが逆行し元の状態に戻る。 相次ぐ瞬間移動の連続で座標計算の為に酷使した脳細胞は過負荷状態に陥り、能力の発動を拒否してしまった。 「やめろ。 あんたの仲間も気を失ってるだけや。 里沙ちゃんとあさ美ちゃんが無事やったら、あんたらをどうこしようなんて…」 『おやおや、それはそれはお情け深いことで』 里沙やマルシェを狙えばそれを庇おうと愛に隙が出来るのではと考えていたが、この様子では予想以上に消耗してるようだ。 今全力を注げばあるいは愛を倒せるかもしれない。 そんな考えも湧いてきたが、愛により深い絶望を味あわせたいという暗い願望には勝てなかった。 『人のことを高いところから見下しやがって。 自分の仲間が木っ端微塵になるのを見て絶望に打ち震えな』 「やめろ。 そんなことをしたら…里沙ちゃんが、里沙ちゃんがあんたのことをただじゃおかん」 アハハハハ。 狂気に満ちた女の思念が愛を刺す。 『新垣里沙がボクをどうするって。 あんな廃人に一体何が出来るっていうのさ』 「お前なんかに里沙ちゃんの何が判る。 新垣里沙は誰よりも強い。 その魂は気高く今も戦い続けてる」 『じゃあその強い強い里沙ちゃんと賢いマルシェちゃんがミンチになるところをその目に焼き付けなよ』 羆の爪=生体ロケットの残弾2発。 愛との戦いを考えれば温存しておくべきだろうが、もう構わない。 一気に2発使ってやる。 高橋愛というMの系譜に連なる最強の能力者に友の無残な死を見せつけてやる。 生体ロケット発射の命令を脳に下すと、愛を注視する。 どうせ里沙やマルシェには凶弾を回避することなんて出来ない。 ならば悲しみに愛の顔が絶望と悲しみに歪む瞬間を拝んでやろう。 …愛の表情が変わった。 しかしそれは女が期待していたものとは少し違っていた。 絶望でもなく、悲しみでもない。 驚き、諦め、憐れみ? 何が起きているのか里沙たちのいる場所を視界に納めようとした女の身体を激痛が走る。 ヒィッ、何なのこの痛み。 皮膚を焼かれ、肉を斬られ、骨を砕かれ、神経を分断されたような痛みが全身を走る。 激痛の嵐に耐え切れず、女の巨躯は崩れ落ちていく。 倒れながら視界に入った里沙の瞳が蒼く光ったのが見えた。 …女は闇に堕ちていった。 ★ 暗い暗い暗い闇の中をもがきながら漂っていた。 痛い痛い痛い感覚に苛まれながら漂っていた。 何も見えないのは、瞼を開いてることができないからか、現実の闇に包まれているからなのか判らない。 断続的に続く激痛は、五感を確実に蝕み始めている。 このまま全ての感覚が麻痺して、意識がブラックアウトすれば楽になるのだろう。 だが意識の中の何%かの領域は醒めた状態で残り、激痛に苛まれている自分の状況を冷静に見ている。 新垣里沙の光る目。 もしも自分をこんな状態に陥らせたのが新垣里沙だったとしたら。 この痛みの原因は現実の肉体の損傷ではない。 マインドコントロールによる幻痛だ。 克服できる筈だ、この精神の煉獄の抜け道さえ見つけだせば。 それにしてもクソいまいましいのは新垣里沙だ。 肉体的にも精神的にも再起不能の廃人同様だと思っていたあの女にこれだけのチカラが残っていたのか。 それとも腕一本、指一本すら自分の自由にならない。 メンタル・テレパシーによる呼びかけ―正常な人間ならば発狂しかねない精神の絶叫に対して全くの無反応だった精神。 全てが偽装だったというのか。 何てヤツだ。 流石はフィフスの一員としてその名を… (違う…) 声帯から発せられた音でなく、精神から精神へ直接意思を伝える心の声。 (あんたは私たちのことを買いかぶりすぎている) 『何が違うって言うんだ? お前は誰?』 (私は…私はあんたたちが言うところの新垣里沙の残骸) 『やっぱりお前だったのか。 薄汚いマインドコントロールのチカラでボクをこんな目に遭わせたのは』 (違う) 新垣里沙の声はキメイラの女に語りかける。 今現在の自分は癌細胞の性格を持つC3細胞と均衡状態を保ちながら辛うじて生きながらえている状態に過ぎない。 もしも女を制圧するためにマインドコントロールの能力を発動させれば、活発化した脳細胞がC3細胞の攻撃対象になってしまうということを。 (私はマルシェのことを守るために最小限のことをした。そう私自身の精神のロックを解除しただけ。 そのためにさっきあんたが私の心に踏み込んできたときからわずかに繋がっていた精神の糸を通じて、痛みがあんたに流れ込んでいった) 『だからそれこそがマインドコントロールそのものだろうが』 自分を罵る女に対して里沙は…。 (マインドコントロールは私の精神で創り出した感覚や思念をあんたの精神に認識させる。 でも今あんたが味わっている苦痛は私が実体験した苦痛そのもの。いや、今現在も苦しめられているC3細胞の進行に伴う痛み) 里沙の告げる事実に戸惑う女。 (C3細胞が私の体内に根付き活動を始めてから私はこの痛みに苛まれ続けてきた) キメイラの女は驚きを隠せない。 これだけの苦痛に二年以上も耐えきれるなんてあり得ない、と。 (つらいのには慣れてるからね) 淡々とした様子の里沙を女は問いただす。何のためにそんなことを…。 「私が苦しんでいる様子を目にしたらマルシェが苦しむ。私が死んでしまえばマルシェも生きてはいない」 C3細胞と共存してマルシェと旅を続けるにはこんなやり方しか無かった。と告げる里沙。 里沙の姿が見えた。 それは女の目に映ったのではなく、女の脳裏に浮かんだ里沙の精神体の姿だった。 光り輝くその姿に心を奪われかけた自分を戒める女。 『で、こうして惨めなボクを笑いに来たというわけなんだ。精神の高みから間抜けなボクのことを見下すために…』 (違う) 女の心に響く里沙の精神の響きは沈痛でかなしみに満ちていた。 (私はあんたを助けに来た) 『ハアッ?』 自分と違って女の肉体にはC3細胞は根付いていない。 自分の経験した苦痛を精神感応で追体験したに過ぎない女なら救い出せると思った、という里沙の思いは女を惨めにするばかりだった。 そして…。 (でも手遅れだった。 あんたの精神は鋭く尖っていてあたしのことをなかなか寄せ付けなかった。 突破するのに手間取っている内に、あんたの脳は苦痛を拒否することを選択した) 女の脳はシャットダウンを開始したという。 だからこそ私もここまでこれたようなもんだけど、と声を落とす里沙。 (あんたの精神はあとわずかで死ぬ。 悪いけどもうあたしにはどうすることも出来ない) 女の苦しみを自分のことのように哀しむ里沙の様子に、女の感情は爆発する。 『だからなんでボクのためなんかにそこまでするのさ。 ボクがキミたちに何をしたか覚えてるだろ。 なのにそうやっておためごかしで哀れんでみせて。 それが強者の傲慢ってやつさ。 これだからMの連中は嫌いだ』 (強くなんかない。 Mに属していた能力者で私たちよりも上の世代。 粛清人、魔女、綱翼の悪魔。 二つ名を名乗ってた能力者はどの人もみんな強い) だからみんな単独で活動していた。 あの人たちがチームを組んで行動しないのは、馬が合わないとか仲が悪いからなんかじゃない。 強すぎるから。 手にしたチカラが強すぎるから、同じ戦場で戦えば仲間のことを傷つけてしまう。壊してしまう。蝕んでしまう。 (そんなあの人たちにくらべて、私たちはどうしようもないくらいちっぽけで、泣きたくなるくらい愚かだった. だから私たちは手に手をとって、助け合わなきゃ生きていくことなんかできなかった) 『手を取り合って助け合う? そんな奇麗事で生きていけるだなんてオマエらは』 (生きてきた) 自らの価値観を否定された女はせめてもの反撃を見舞おうとする。 里沙の精神を傷つけようと…。 『生きてるだって! 今のキミが生きてるだって! キミは自分で自分の身体を見たことはないのか。 やせ衰え生気を失った惨めなその身体を見たことはないのかい』 肉体だけを見れば今の里沙は死んだも同然だ、とまくしたてる女に対して里沙は…。 (判っている。 今の私の目は光を感じることが出来るぐらい。 だから自分の身体の衰え具合を目で確認することはできない。 でも…) でも自分の身体の中で何が起こっているかは把握している、と話す里沙。 (私はもう自分の足で大地に立つことも、仲間の顔を見ることも、手を握ることも出来ない) そんな状態が改善される可能性が皆無だということも判っているという里沙の心の声は静かで揺るぎなかった。 (そんな私と逃亡の旅を続けることはマルシェにとってもつらいことだと思う。 でも人はつらい日々の中にだってささやかな幸せを見つけることができる。 どんなに他愛のないことでだって、マルシェが笑ってくれたならそれでいい。 彼女は十分苦しんだ。 そして自分の身の危険も顧みることなく私のことを助けてくれた。 だからもしマルシェが一人で生きていけるくらい強くなって、そのときに私のことが足手まといになるようなら…私は自分の命を絶つ) C3細胞の侵食を受け容れてね、と静かな様子の里沙に女は気圧されてしまった。 改めて高橋愛が言ったことを思い出す。 「新垣里沙は強い」 今ならその言葉を素直に受け止められる。 もう話すことも尽きた、という里沙の言葉に何故か寂しさを覚えてしまった。 (私は現実の世界に戻らなくちゃいけない。 そして壊れつつある世界でもう暫くはマルシェと生きていく) じゃあ、という思念を残して里沙の精神体は飛翔していった。 その背中に光り輝く翼を生やして。 その姿を見守りながら女は思う。 私たちはちっぽけで愚かだって。 ふざけるな。 お前は強い・・・。 辛うじて侵食を免れていた精神の領域が壊れていくのを感じる。 精神が死ねば、やがて肉体も滅びるんだろうか。 淡々と滅びを受け容れつつある自分。 …ねえ、オバサン。 聞こえてるなら返事をしなくてもいいからボクの言うとおりにしな。 ボクたちはやっぱり地を這う虫だった。 鳥に啄ばまれる運命だった。 悲しいけれどね。 でも鳥の羽ばたく空が高ければ高いほど見つかる危険も少なくなる。 やつらは強い。 ボクたちが敵う相手じゃなかった。 虫らしく振舞って息を潜めていれば、命までは取られないよ、きっと。 オバサンとの約束は果せそうもないのは悔しいけどね。 相棒に最後の言葉を送った女は飛び立った里沙の精神体を見上げる。 本来なら見れる筈もないのに、何故か鮮明に見える。 アイツ、あんなに高く飛べるのか………………チクショウ ★ 「里沙ちゃん」 抱いていた里沙の肉体に反応が戻った。 それは微弱で頼りないものだった。 視線は虚ろで定まらいままだ。 だが確信をもってマルシェは話しかける。 「愛ちゃんをここに呼んでくれたのは、里沙ちゃんだったんだね。 私のことを助けるために」 里沙の口から声が洩れる。 それはアーアーという呻きでしかなかった。 「私が里沙ちゃんのことをずっと守ってきたと思っていたけど、それは違ってたんだね。」 瞼が熱くなり頬を涙が濡らす。 「里沙ちゃんが私のことを守っていてくれたんだ…」 --続く--
https://w.atwiki.jp/reiari/pages/79.html
企画:毎月01日10日はレイアリの日 毎月01日10日はレイアリの日 由来:「0」(れい)が霊夢で、「1」(アリ)がアリス じゃあ、01(レイアリ)日と10(アリレイ)日はレイアリの日で! という事で、レイアリコミュ生放送で決まりました 本人の参加意思が不明なものは載せていません、あしからずご了承ください また、ナナ紫さんは主犯なので作品は載せていません 参加作品まとめ:絵 ピクシブタグ検索・・・ ⇒ 毎月01日10はレイアリの日 ピクシブタグ検索@小説・・・ ⇒ 毎月01日10はレイアリの日 ピクシブタグ検索・・・ ⇒ レイアリ ピクシブタグ検索@小説・・・ ⇒ レイアリ 白さん・・・ ⇒ 10日なのでれいあり R-18の為、作者のプロフィールへリンクを張っています 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 osami さん・・・ ⇒ フシャー!!!! osami さん・・・ ⇒ 魔法の糸の先には osami さん・・・ ⇒ 知ってるか?人形遣いの弱点は・・・ 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 あきづきさん・・・ ⇒ ついぴく アイトさん・・・ ⇒ 1.10日はレイアリの日! アイトさん・・・ ⇒ 1日、10日はレイアリの日~ 故龍さん・・・ ⇒ お持ち帰りー♪ 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 参加作品まとめ:小説 SS紹介 タイトルをクリックすると作品ページへ飛びます。 作品名 投稿者 投稿日 備考 2013年 地震 Unknownさん 13年11月10日 ピクシブ 私の彼は左利き Unknownさん 13年11月01日 ピクシブ アリスの中の子 霊夢の子? 其の壱 故龍さん 13年10月10日 ピクシブ 進路相談 Unknownさん 13年10月01日 ピクシブ とある九月十五日のレイアリ BONBONさん 13年09月10日 ピクシブ 至福の一杯 Unknownさん 13年09月10日 ピクシブ レイアリサナ ~一方的三角関係~ 其の五 故龍さん 13年08月15日 ピクシブ カウント Unknownさん 13年08月10日 ピクシブ 花より団子 あきづきさん 13年08月01日 ピクシブ 外伝:とある中学時代の霊夢さん BONBONさん 13年07月10日 ピクシブ 博麗神社 小騒動 Unknownさん 13年07月10日 ピクシブ to sleeping beauty. 村紗くろみつさん 13年07月10日 ピクシブ その訳は Unknownさん 13年07月01日 ピクシブ とある夏の風物詩のレイアリ BONBONさん 13年06月10日 ピクシブ お布団攻防戦 Unknownさん 13年06月02日 ピクシブ 外伝:とある体型を気にする少女達 BONBONさん 13年05月10日 ピクシブ 博麗アリス Unknownさん 13年05月10日 ピクシブ 鎖ークサリー Unknownさん 13年05月01日 ピクシブ キス魔 Unknownさん 13年04月10日 ピクシブ 学園レイアリ -Lady study go- ③ 村紗くろみとぅ さん 13年03月11日 ピクシブ 癖 Unknown さん 13年03月10日 ピクシブ とある日常のレイアリ BONBON さん 13年03月10日 ピクシブ 雨 Unknown さん 13年03月01日 ピクシブ 大山鳴動 人形一体 Unknown さん 13年02月10日 ピクシブ 犬猫談義 Unknown さん 13年02月01日 ピクシブ 2012年 レイアリサナ ~一方的三角関係~ 其の四 故龍 さん 12年11月10日 ピクシブ レイアリサナ ~一方的三角関係~ 其の参 故龍 さん 12年10月10日 ピクシブ レイアリサナ ~一方的三角関係~ 其の弐 故龍 さん 12年08月10日 ピクシブ レイアリサナ ~一方的三角関係~ 其の壱 故龍 さん 12年07月10日 ピクシブ 2010年 私たちの関係性 ゆすい さん 10年11月01日 東方創想話ジェネリック 似てるようで少し違う ゆすい さん 10年10月02日 東方創想話ジェネリック
https://w.atwiki.jp/wiki11_hope/pages/24.html
自機キャラ一覧 基本はPW 効果はインスタントでも使用可能。しかし相手ターンに使用する場合前の自分のターンで使用していた場合は使用できない。 プレイヤーは同じ自機を1体しかコントロールできない。 クリーチャーは自機への攻撃に参加できない。 楽園の巫女 博麗霊夢 ① 白/赤 白/赤 自機キャラ-霊夢 霊力3 [+1]:クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーはこのターン攻撃やブロックに参加できない。 [-2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。~はそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。 [-4]:このゲーム中、~は一方通行、破壊されないを得る。その後体力を3回復する。この能力はゲーム中1度しか使用できない。 復讐の霊夢 ②赤白 自機キャラ-霊夢 霊力4 [+1]:クリーチャー1対を対象とし、それはターン終了時まで+3/+3と速攻を得る。 [-2]:レベル1で飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。 [-5]:土地とトークンを除く他のすべてのパーマネントを破壊する。 普通の黒魔術師 霧雨魔理沙 ① 黒/緑 黒/緑 自機キャラ-魔理沙 体力3 回避3 [+1]:レベル1の緑の1/1のキノコ・クリーチャー・トークンを1つ場に出す。 [+1]:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/+3と貫通を得る。 [-5]:すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。破壊したクリーチャー1体につき、~は対戦相手に1点のダメージを与える。 紅魔館のメイド 十六夜咲夜 ① 青/黒 青/黒 自機キャラ-咲夜 体力3 回避3 [+2]:対象のプレイヤーはカードを1枚引き、1枚捨てる。 [-2]:あなたのデッキからカードを1枚選び、それを手札に加える。 [-7]:あなたはこのターンに続いて追加の1ターンを得る。 半人半霊 魂魄妖夢 ① 白/緑 白/緑 自機キャラ-妖夢 体力3 回避2 [+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。 [-1]:3/1の弾幕(スペルにしかブロックされない)を持つ無色の幽霊クリーチャー1体を場に出す。 [-6]:このゲーム中、あなたのコントロールするパーマネントは破壊されない。 紅い悪魔 レミリア・スカーレット ① 黒/赤 黒/赤 自機キャラ-レミリア 体力3 回避3 [+1]:対戦相手は2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。 [-3]:対戦相手は手札からカードを無作為に2枚を選び捨てる。 [-X]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とし、~はそれにX+2のダメージを与える。 華胥の亡霊 西行寺幽々子 ① 白/青 白/青 自機キャラ-幽々子 体力3 回避2 [+1]:あなたは3点のライフを得る。 [-1]:パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。 [-5]:すべてのクリーチャーをオーナーのライブラリーに戻し、シャッフルする。その後墓地のすべてのクリーチャーとスペルを場に戻す。 境目に潜む妖怪 八雲紫 ① 白/黒 白/黒 自機キャラ-紫 体力3 回避3 [+1]:あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、それをあなたの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。 [-2]:クリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除く。そのクリーチャーのコントローラーはそのクリーチャーのパワーに等しい値のライフを得る。 [0]:「八雲藍」という名前のレベルXの飛行・絆魂を持つX/Xの伝説のクリーチャー・スピリット・トークン1体を場に出す。Xは~の体力に1を加えた数に等しい。 七色の人形遣い アリス・マーガトロイド 白黒赤 自機キャラ-アリス 体力4 回避3 [+1]:あなたのデッキから人形を1枚選び、それを手札に加える。 [-2]:クリーチャー1体を対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。それはターン終了時まで速攻を得る。 [-4]:あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+3/+3と貫通を得る。
https://w.atwiki.jp/onjinn-mj/pages/33.html
L1397 2010年02月4週通算得点ランキング(3/01 18 00現在) 順位 通算得点 平均得点 対戦 1位-2位-3位-4位 平均順位 プレーヤ名 1 520.0 12.68 41 14/13/11/ 3 2.07 平沢@陰陽鉄 2 398.0 7.37 54 18/15/ 8/13 2.30 めーりんの夫 3 286.0 11.44 25 10/ 7/ 3/ 5 2.12 ぷらずま。 4 272.0 11.33 24 8/ 7/ 5/ 4 2.21 エイブスエース 5 243.0 7.36 33 11/ 9/ 6/ 7 2.27 しゅべりすぎは命 6 184.0 30.67 6 4/ 0/ 2/ 0 1.67 メメ子 7 146.0 29.20 5 4/ 0/ 0/ 1 1.60 .dat 8 129.0 21.50 6 2/ 3/ 1/ 0 1.83 にぐるま 9 124.0 8.27 15 6/ 2/ 4/ 3 2.27 clock178 10 112.0 6.59 17 5/ 4/ 3/ 5 2.47 幕間 11 105.0 26.25 4 2/ 1/ 1/ 0 1.75 白狼天狗 12 93.0 10.33 9 3/ 2/ 3/ 1 2.22 人形遣い@鉄村 13 90.0 2.90 31 5/15/ 8/ 3 2.29 ぎゃおー 14 90.0 22.50 4 2/ 1/ 1/ 0 1.75 カボチャ頭 15 76.0 8.44 9 3/ 2/ 3/ 1 2.22 シンシ=アスカ 16 63.0 10.50 6 2/ 2/ 1/ 1 2.17 どの坂 17 57.0 2.48 23 4/ 9/ 6/ 4 2.43 めーりんの人 18 30.0 2.73 11 3/ 3/ 2/ 3 2.45 覇王十代 19 26.0 6.50 4 1/ 1/ 1/ 1 2.50 milk_ix 20 -20.0 -2.00 10 2/ 4/ 1/ 3 2.50 さたん2 21 -30.0 -15.00 2 0/ 1/ 0/ 1 3.00 橋姫@先生 22 -30.0 -15.00 2 0/ 1/ 0/ 1 3.00 鷹羽は俺の嫁 23 -31.0 -31.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 だめぢん 24 -32.0 -0.91 35 9/ 9/ 9/ 8 2.46 ふぇざりーぬ 25 -32.0 -16.00 2 0/ 1/ 1/ 0 2.50 スメ 26 -36.0 -7.20 5 1/ 1/ 1/ 2 2.80 ブロン子さん 27 -40.0 -3.64 11 2/ 4/ 2/ 3 2.55 ふふり 28 -45.0 -3.00 15 3/ 4/ 5/ 3 2.53 白の守護 29 -51.0 -51.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 マルきゅー 30 -52.0 -2.89 18 6/ 1/ 5/ 6 2.61 ステルス迷彩 31 -53.0 -17.67 3 0/ 1/ 1/ 1 3.00 ZENINAGE 32 -54.0 -27.00 2 0/ 0/ 1/ 1 3.50 偽の人 33 -58.0 -29.00 2 0/ 0/ 1/ 1 3.50 ばつれな 34 -61.0 -20.33 3 0/ 1/ 1/ 1 3.00 しらたき776 35 -74.0 -9.25 8 1/ 2/ 3/ 2 2.75 しーえす 36 -80.0 -5.71 14 1/ 6/ 4/ 3 2.64 惨事の妖精 37 -93.0 -4.04 23 2/ 9/10/ 2 2.52 カイエンでござる 38 -96.0 -16.00 6 1/ 1/ 1/ 3 3.00 ベトベトン 39 -96.0 -6.00 16 2/ 5/ 5/ 4 2.69 こいし@陰陽人狼 40 -104.0 -20.80 5 0/ 1/ 2/ 2 3.20 ジェロニモ201 41 -126.0 -9.69 13 2/ 3/ 3/ 5 2.85 満足市長 42 -128.0 -6.40 20 5/ 1/ 8/ 6 2.75 きんこん@諏訪子 43 -149.0 -6.77 22 5/ 4/ 6/ 7 2.68 ごじょー 44 -233.0 -17.92 13 2/ 0/ 7/ 4 3.00 冬の置物 45 -235.0 -9.04 26 7/ 2/ 5/12 2.85 前書き 46 -272.0 -18.13 15 2/ 2/ 4/ 7 3.07 にゃん 47 -325.0 -20.31 16 1/ 3/ 6/ 6 3.06 伝説のサボリスト 48 -408.0 -17.00 24 4/ 2/ 4/14 3.17 リブリッ子
https://w.atwiki.jp/supponpon/pages/32.html
__ ´ ` / ,x≦≡≧ミャx、ヽ\ /´ k^~ ^i i ' . / ,' j ,rテ"¨^゙`~ミkx! l ハ i l |r'~ ! ! ヽ | V .ト、_ レ ! | |! -ハT卞j ヽ. i `ー== ニヽ / j , !-‐A V リハハ 从 ト、 ソ //ノ/ ! V ヽ、 { ,ィテ灯ヽ 人ヽ `ー= 、 / / // ノⅣ 廴ヽ ゞ.zク| |,イ ヽ\ ソ / / {人 i ∧ ミ≡' ノ / / 廴 } ) 〈 ( ノ`{ { ハ _/ / ハ 人 ( `ヽ (' /`/ x>、 . っ |( {-、 从ノ′ノ ' ( ハx≧、\`}¨´ ノ ヽ{z〈z‐ 、 ヘ ーtォ、___)ノ´ }{^゙'f{ー‐マ'~¨´/ソ '. 入i | キ,_f{' {{ fソ′ ヘ _ イ | }{ー~f}~¨´ 刀 ¨下 iフ ∠≧、ヽヽ fメ メハ ヽ ´ ! ト、 / > ⌒ヽミ、 fメ メハ | _j ノ// x'≦ミj ィ‐'z_´ ヽヽ. _,.イメ メソ i ! /二t一!、__//〈 ___/) / | 丿 ム≧xk 彡 イメ メソ j レ'/ ハ}人 _彡厶/ r、 _ ,r '´ ,、 .∩//). / !´ / `777!´fメ トソ .!/!\∧∧ レ- ─‐f }ー}} ヽ 〉〉 } l// i l i /// }マ{ ト} / ,.ィヽ∧ '´ { {__ ム!、 ' ー'∠二二ヽ _ 人 /. ! ∥∥ム}kー- 、j癶xzrソヽ/ ヘ_ > '´ ̄  ̄ ̄ ハー‐'´ /´`ヽ、__/ l || !||ノ{ト、__fソ~^ ィハ ハ ィ /ー、_ ム__ Ⅵi|V 癶rtzイ'~´ ヽ. ,' ヤ~¨´/ / (ゝ‐ァ.∥ `ヽ》}∧ メソ ヽ i / / `ーz、_∥ /∥ '. メソ . ',. 丶 / ゝァ、 //∧ Vソ ; ' ハ ㌧ミ二ヽ、_ ;イ//fハ \ ー . i_ /`ヽ、≧x、_/∥,'.f} ヽ | . ハ. ,イ\ / / `ー==V f} メハ | . , ' ;`ヽ.. ,.'爿 ヽ. / / / fメ メ} ヽ. ! . ; \ /{ュ/{t爿 `¨ i __jュ __r/ fメ k} . . . . . / . ヽ、 , ' ∨}! }t爿. Ⅳ} ハ .,. ′fメ メソ ` ─ \ ` ─────<´ }カ! こ灯 .___ V V rメ tソ \ `ヽ !k}Vrt弍 f´yヽ、 `V  ̄ ヽ メ ム} . ヽ ─ 、 サ{. i )にk ) て)ヽ ー‐‐z}く´ ム′ . ヽ ー 、 メf^′ V r圦( そカ. . . . .rメ~ メソ . ヽ. xハ_ノソj. V )爻}- {杙 〆_____{ソ′ . . . _______ '. ;イてX⌒X} |. Vf入! に} ´ . . . . . . ,x<ヽ人ノ廴ハr‐か 心y′ { 圦ノ 圦{ `ゝrメ´ .} ハ , イて´入ノハ___∠ヽ ヽフ ノネュ ,ャ V)/´ 爻ハ イ入{`ー'´ VY´ V ネ ;イ廴} て´ ヽァく ゝ入 ィてソ`ヽ /,代ヽ . . .. V 圦 ィ匕ノ ,ィァノ´ `て__ て癶 __ __ ィ爪(´ . /ハヽj i i ` ⅥX{. . . . . ! てテ孑´ rア´ ゝ) `廴ノて 人辷jハノ.| . . . . {X} レ | | ⅥXk . . . . !r-ァ-tァ-kて´ `弌 /´ j j j . . . . {X} ! ! 入ノf-ァkV iX{ . . . .|/ `´ `てハ二.ハ_!圦_ルハ . . . .}X{ !V⌒れj´ /ⅥX! . . . ! `ー=ハ. . . }X{ i__ z. 斗- ´ ∨X!.. . .! V. . {X{ | VX!. . . | V. }Xk! VX!.. ハ V. }Xk! }. X!. . ヘ }. . .X.ハ !. し. . .. . 〉 }. . .し'. { |. . . . . . .//〉 ハ . . . . . .ヘ |. . . . . . i!l´ 〈ヽ. . . . . . . ヘ !. . . . . . i!! 廴!. . . . . . . ハ j. . . . . . jl! k . . . . . . . . ! i. . . . . // V!. . . . . . . ! 廴__// ヾx __ノ  ̄ 攻撃系サポート ┣【咒詛 魔彩光の上海人形】 上海人形のレーザーによるサポート攻撃 攻撃力1600 直線 ┣【戦符 リトルレギオン】 人形のによる直接攻撃 攻撃力2000 単体 格闘属性 ┗【魔操 リターンイナニメトネス】 複数の人形の自爆攻撃 攻撃力2500 範囲 特殊系サポート ┣【注力 トリップワイヤー】 糸を通してやる夫の能力を上げる 攻撃力300、回避、行動速度UP(2回まで重複) ┣【咒詛 首吊り蓬莱人形】 蓬莱人形が相手にとり憑き、相手の防御を300下げる(3回まで重複) ┗【固符 大江戸セメント人形】 大江戸人形が爆発、中身のセメントが相手に飛び散り、3Tの間回避不能に サブ能力:七色の人形遣い 人形を一体呼び出す度に、やる夫の攻撃力、防御力を50上昇させる(7回まで重複可能) 解説 器用貧乏 攻撃は余り当てには出来ないレベルだが、代わりに特殊系のサポートはキラリと光るものが サブ能力は長期戦で効果を発揮する 風見幽香の家に寄った際に幽香とお茶をしていた魔法使い。 人形を操る魔法にたけていて、上海人形や蓬莱人形を完全に自立させることを目的としている。 たまに人里で人形劇をしている。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/402.html
余白あきのSS感想用掲示板はこちら anko3477 炭鉱ゆ anko3336 誕生日パーティー anko3334 ジグゾーパズル(後編) anko3333 ジグゾーパズル(前編) anko3324 存在価値 anko3318 ドスまりさの討伐 anko3310 priceless anko3283 “少女”が見た田舎の流星群(後編) anko3282 “少女”が見た田舎の流星群(中編) anko3281 “少女”が見た田舎の流星群(前編) anko3106 学校:冬(後編) anko3094 学校:冬(前編) anko2979 まりさ☆りざれくしょん!(後編) anko2978 まりさ☆りざれくしょん!(前編) anko2977 ゆっくりれいむのドキドキ添い寝ボイス anko2892 自転車 anko2882 サイレントセレナ(後編)3/3 anko2881 サイレントセレナ(後編)2/3 anko2880 サイレントセレナ(後編)1/3 anko2846 サイレントセレナ(前編)3/3 anko2845 サイレントセレナ(前編)2/3 anko2844 サイレントセレナ(前編)1/3 anko2796 ありすの酒 anko2756 野良ゆっくり越冬物語(後編) anko2755 野良ゆっくり越冬物語(前編) anko2743 聖なる夜のジェラシー anko2733 冬至の夜のお風呂の話 anko2639 振り返ると、そこには anko2605 笑顔のままで anko2591 学校:秋(後編) anko2589 学校:秋(前編) anko2585 決戦!双葉城 anko2582 あまあまこわいよ anko2578 引かされた境界線(後編) anko2550 引かされた境界線(中編) anko2454 引かされた境界線(前編) anko2436 とある人形遣いのグリモワール anko2408 とある大学生の卒業論文 anko2378 夜桜の下で(後編)2/2 anko2377 夜桜の下で(後編)1/2 anko2333 夜桜の下で(中編) anko2303 夜桜の下で(前編) anko2203 八つ当たり100% anko2158 学校:夏 anko2090 携帯電話 anko1861 サルビアの花(後編) anko1860 サルビアの花(前編) anko1763 僕の休日 anko1731 人間の世界でゆっくりが見た夢(下) anko1726 人間の世界でゆっくりが見た夢(中) anko1710 人間の世界でゆっくりが見た夢(上) anko1652 エスカレート anko1620 合わせ鏡のカルマ anko1589 空へ続く風の階 02 anko1589 空へ続く風の階 01 anko1426 鍵のない檻 anko1389 サイレントゆ虐 anko1382 桜 anko1297 微笑みの代償 後編 anko1293 微笑みの代償 前編 anko1279 学校:春 anko1252 あまあまプレイス anko1203 陽炎 anko1151 ティータイム anko1147 都会派な、君へ。(後編) anko1093 都会派な、君へ。(前編) anko1045 研究所 anko1017 殴らせ屋 anko1009 言えなかった事 anko0806 結界 anko0804 おうち宣言! anko0802 とある工事業者の作業日誌 anko0800 ぱちゅ物語 anko0610 Run For Yukkuri ~逃走中~ anko0607 灼熱の冬 anko0582 虐待・後篇 anko0574 虐待・前篇 anko0555 俺が、ゆっくりだ! 10 anko0552 俺が、ゆっくりだ! 9 anko0546 俺が、ゆっくりだ! 8 anko0539 俺が、ゆっくりだ! 7 anko0536 俺が、ゆっくりだ! 6 anko0533 俺が、ゆっくりだ! 5 anko0531 俺が、ゆっくりだ! 4 anko0527 俺が、ゆっくりだ! 3 anko0522 俺が、ゆっくりだ! 2 anko0516 ゆう俗店 anko0501 俺が、ゆっくりだ! anko0468 ふらんどーるの犬 anko0460 ショータイム anko0447 働かざるモノ食うべからず anko0443 ペトショの裏 その3 anko0439 ペトショの裏 その2 anko0437 ペトショの裏 その1 anko0430 手近なもので anko0427 水上の弾幕 anko0418 アリ×まり anko0414 ローテーション anko0406 田舎の少年たち
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/65.html
新・アリス×ゆっくり魔理沙2の続き 人形が無目的に動き回る。それは少女の退屈、あるいは焦燥を表現するものだ。今回はどうも後者であるようだ。少女、アリスは両手をやや大げさに使ってポン、と本を閉じた。 「……遅い」 彼女が飼っている謎の生命体が帰って来ない。人形の頭部の材料が抽出できるために、珍しく彼女が関心を寄せている生物である。最近は髪に微弱ではあるが魔力が宿っていることもわかったので、そう易々と手放したいものではない。 「道に迷ったのかしら。……頭弱そうだし」 アリスは椅子からゆっくりと起き上がりスカートの皺を整える。棚から数体の人形を手に取り、彼女は久しぶりに外出した。最近久し振りでない気がするが、気のせいだ。 「魔力も微弱だから探知できないのよね。まあそんなに遠くに行ってないでしょうから、呼べば出てくるでしょ」 ――魔理沙は二度と地面には降りられなかった 白と黒の中間の魔法使いとなり永遠に幻想郷を彷徨うのだ そして、誰かに会いたいと思っても食われそうになるので―― その内魔理沙は考えるのをやめた。 「んなわけねえだろ!」 突っ込みが虚空に響いたのち、魔理沙は虚しく地面に降りた。流石に人間の身では長い間の対空は疲れる。 「はあ……哀しいぜ」 あれから様々な妖怪や人間たちの元に向かった。しかしそこで魔理沙を待ちうけていたものは、例の菓子とそれを手に不気味に嗤う妖々、人々であった。某スキマ妖怪など、所在不明で見つけられない者もいたが。 「私は食ってもうまくないぜ……」 一体なぜこんなことに。アリスが仕組んだのか? いや、アリスにはそんな行動力も、その程度の能力もない。そこまで恨まれてもいない。……はず。だとしたら何か他の……異変? だとすればずいぶんピンポイントに迷惑な異変である。 「ああ、わかんないぜ。こうなったらアリスに弾幕ごっこを仕掛けて……」 「まりさー、どこにいるのー」 「ひ」 魔理沙は叫びかけた口を即座に塞いだ。アリスだ。 (な、なんでここにいるのが……?) (まったくもう……こんなに遠くまで来ちゃった。どこ放っつき歩いてるのかしら) 「まーりーさー、隠れても無駄よー」 (ひぃっ! こっちに近づいてきやがった! ……く、くそ、そっちがその気ならやってやるぜ!) 魔理沙は近くの木陰に隠れ、ミニ八卦炉を構える。 「ま、り、さー」 (……!) 気配を悟られてはいけない。アリスはこちらの存在には気付いているが、位置を把握できてないのだろう。 (無防備に声を上げているのは作戦か……?) この目でアリスを捕えるまで無駄撃ちはできない。魔理沙はアリスの気配を探ることのみに全力を傾けた。 ……そのため、超近接したもう一つの存在には気付かなかった。 「ゅー、ゅー……」 ゆっくりまりさが木に寄りかかり、暖かな日を浴びて眠っている。飼われた時間が本能を鈍らせたのか、同じ木の裏側にいる魔法使いの存在もお構いなしだ。 今日は特に天気が良かったので、ついつい木の下でゆっくりしていたらうとうとしてしまったのだ。 木陰の魔法使い、その反対側にいるゆっくり、そして彼女らの近くにいる少女。その絶妙なフォーメーションは、少女が崩すことになる。 「まりさ、見つけた! こんなところにいたのね」 アリスはまりさの元に駆け出した。 (馬鹿な! 気配は完璧に消していたはず……) 魔理沙が木陰からちらと顔を出すと、彼女の目にはこちらに猛スピードで向かってくる少女が、鬼、いや大妖怪の形相で 『喰らってやる!!!』 「食われてたまるかーーーっ!!!!!」 「え……」 魔理沙の突然の出現を驚くアリスの目に輝くミニ八卦炉の射出口が見えた。倒れる彼女の耳にスペルが響いた。 「ふっふっふ」 アリスが動かないのを確認し、魔理沙の口元に笑みがこぼれる。 「はっはっは! どんな手を使ってくると思ったら! 甘いぜ、アリス!」 「ゆぎぎっあqwせdrftgyふじこl」 「うぉっ!」 木の元からいきなり何かが倒れているアリスの方に飛び出した。 「おねえさん! ゆっくり目をさましてね!!!」 「こ、こいつ……」 魔理沙が見なれた帽子を被った物体がこちらに振り向く。 「おねえさんになんてことするの! ゆっくりしね!!!」 「な、なにい? 元はと言えばお前がうまいからいけないんだろ!」 魔理沙は自分でも少々理不尽な意見だと思った。 にょん。 突如、裂けた空間から出てきた手がゆっくりまりさを掴んだ。 「ゆうっ!?」 魔理沙が見つけられなかった妖怪。 「ゆ、紫……」 「やっと見つけた~これが例のお菓子の元になった妖怪ね。可愛いわ~」 スキマから上半身だけを晒した紫がまりさを撫でた。顎、頬、額などいろいろ。 「お、おねえさん誰??」 「……あら、言葉遣いも正確ね~」 そいつは女なら誰でもおねえさんと呼ぶんじゃないのか、と思ったが面倒を増やしたくないので魔理沙は黙っていた。 なぜかミニ八卦炉片手に身構えてる魔理沙をよそに、紫は周囲を一瞥した。見なれた人形遣いが一体煙を吹いて倒れている。彼女が動かないのを確認して、紫は魔理沙の方を向きなおした。 「おねえさん、このおねえさんが、アリスおねえさんにゆっくりしねしたの! おお、怖い怖い」 「……痴情のもつれ?」 「何の話だ!」 「冗談よ。まだそこまで進展してないみたいだし。で、何があったの?」 「こいつ、私を喰おうとしてたんだよ」 紫はまあ、と小さく呟き、大げさに手を口元に当てて驚きを示した。 「……奥手だと思ってたのにやるわね。それもこんな場所で……心の準備がまだだったの、魔理沙?」 「食われる心構えなんてできないぜ」 「おねえさん、話がかみ合ってない気がするよ!」 紫は窘めるかのようにまりさを軽く撫でた。 「肉を喰らうってこと? この子が、ねえ」 「ほんとだぜ! だって……」 魔理沙がアリスに目をやると、脇に例の菓子が転がっていた。殆どは原型をとどめてなかったが、奇跡的に無事なものが一袋確認できたのでそれとわかった。魔理沙がそれを拾い上げる。 「ほら、これを見ろ! 私を模った菓子だぜ! 中身は紫が抱いてるそいつの体液だ!」 「……」 「あほ!」 あっけにとられた紫の代わりにまりさが答えた。 「あ、あほだあ? その顔で抜かすか!」 「……魔理沙、貴女は勘違いしてると思う」 紫はスキマの中を探り、あるものを取り出した。 「貴女が持ってるのはこれでしょ?」 "銘菓 ゆっくり大福" 「げ、紫までアリスの毒牙に……」 「違うわよ! これは最近人間の里で流行ってるお菓子! 原料も人間の里のものよ!」 「え、あ?」 魔理沙は呆気にとられた顔をする。 「『乗るしかないでしょうこのゆっくりムーブメントに』っていうキャッチフレーズで人里では大流行らしいわよ。んで、私たちのところにもその波が押し寄せてきたってこと」 「そんな、嘘だ」 紫は下を向き大きく溜息をついて、あからさまな呆れ具合を表現した。 「貴女のことだから、行く先々で何度も見かけたんでしょうけど、この子一体からこのお菓子がそんなにたくさん作れるはずないじゃないの」 「やっぱあほだよこいつ!」 絶妙なタイミングでまりさは相槌をついた。 「そ、それじゃあ 「魔理沙ぁあ~」 魔理沙が下を見ると、黒焦げの人形遣いがそれこそ大妖怪の形相で魔理沙の足首を掴んでいた。 博麗神社が一番近かったので、治療のためにアリスを運ぶことにした。手伝ってくれてもいいのに、紫はアリスを背負って運ぶ魔理沙を後ろからニヤニヤ眺めるだけだった。 「あほ! あほ! あほ!」 紫の胸元で饅頭が騒いでいる。言葉の響きが気に入ったのか、ずっと連呼している。殴ってやろうかと思ったが、アリスの呻き声が聞こえたのでやめた。 博麗の巫女は魔理沙たちを見た瞬間心底だるそうな顔をしていた。近くで大きな音がしたので面倒なことが起こるとの予想はついていたっぽいが。治療だけで済んだのは彼女にとっては不幸中の幸いだ。 「面倒増やさないでよ……はい、終わり」 「せめて痛みを知らずに安らかに死んでいってね!」 紫が抱えている二体の饅頭のうち、霊夢の顔をした方が相槌を打った。 「アリスは滅びん! 何度でも蘇るさ!」 もう一体の饅頭がさらに相槌を打った。……相槌なんだろうか、これ。 「どっちの子も可愛いわあ」 「うぜえ」 紫と魔理沙の意見は真っ二つに分かれた。 神社の縁側に二人の魔法使いが座っている。一人は外に向けて脚をだし、もう一人は床の上に胡坐をかいてそっぽを向いている。 「アリスが先にふざけたのが悪い。お前の演技は迫真すぎるんだよ」 「魔理沙の新しい二つ名考えてあげたわ。幻想郷の通り魔」 「手抜き女。根暗。ヤンデレ」 「単細胞。泥棒。あほ」 「殺伐としてるわね」 「ふふ、初々しいわね~」 「立った! フラグが立った!」 「ゆっくり攻略してね!!!」 そんな二人を余所に、部屋の中で霊夢と紫、以下二体はお茶を飲んでいる。もちろんお茶菓子は"銘菓 ゆっくり大福"。なぜなら彼女たちもまた、お菓子好きな女の子だからです。 おまけもあるよ なんだか色々混ざってるのは気のせいですね’笑 -- ine (2008-09-23 18 53 34) 気にしたら負けです。 -- Jiyu (2008-10-05 23 43 36) ヴェルタースオリジナルwww -- 名無しさん (2008-11-30 00 34 05) ヴェルオリ自重www -- 名無しさん (2008-12-06 23 31 36) ふひひ・・・ -- 名無しさん (2010-11-27 17 35 21) 特別な存在なのです。 -- 名無しさん (2012-12-12 17 32 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/1833.html
藍「紫様、なんでまたそんな境界操作を…」 紫「無謀なお題に無謀な状況、これを楽しまなくて何を楽しむの?」 藍「だからといってこれは流石にやり過ぎでは」 とりさんチーム。 みすち「藤原…妹紅?誰だっけ」 文「あやや、蓬莱人の暗殺とは…難題ですねぇ」 空「朱鷺子ちゃん、でいいのかな」 朱鷺子「ええ」 みすち「ところで、何か顔だけの変な物体がそこらへんを暴れまわってるんだけど…」 「お前お前お前東方東方東方」「知らない」 空「あっち…アリス、さん?と誰?くま…さん?」 文「あやややや、『ゆっくり』でも『あっち』と『こっち』の境界をいじられてはたまりませんねぇ」 いぬさんチーム。 輝夜「暗殺って、何回やればいいんだっけ」 咲夜「普通は1回です」 椛「……八雲紫?外界人の男を連れ込んだようで…へぇ、外界人って眼からビーム出るんですね」 アリス「今後ろにいるキモイ物体のことは全て忘れろ」 咲夜「アリス…同じ眼をしているわ…」 輝夜「私の能力を使っても連続で殺害は出来ないわね」 アリス「やり直しは利くけどね…」 「おお、きめぇきめぇ」「おお、きめぇきめぇ」 椛「なにやら怪しげな。これが噂に聞く『ゆっくり』ですか」 咲夜「どうやら『あちら』の側の『ゆっくり』みたいね」 とりさんチーム 空「文さん、とりあえずきめぇまるを小脇にかかえて寝転ぶのはよしましょうよ」 文「考えてもみなさいな、向こうは暗殺向きの咲夜・アリスに千里眼の椛、『やり直し』の輝夜。 まともにやっては勝ち目はないでしょ」 朱鷺子「目的は暗殺…つまり『殺す』直前までをやってもらばいい」 文「この子意外に黒いのね。その通りですけど」 みすち「こまけぇことはいいんだよ!」 いぬさんチーム 椛「…と、おそらく文先輩は読んでいると思います」 咲夜「きめぇまるを抱きかかえながら言う台詞でもないわね」 輝夜「あなただってうー!うー!をなでくりまわしてるじゃないの」 アリス「…この、状況を、打開するには」 椛「落ち着いてくださいアリスさん!」 輝夜「『藤原妹紅の暗殺』をやり遂げればいいの」 アリス、去る 椛「煽って大丈夫なんですか?後ろに変な物体を背負ったアリスを…相当追い詰められてましたよ」 輝夜「あんなものを見たら、もこたんはどう思うかしら?」 妹紅Side 人形が魔法で爆発するのを認識したのが先か、 異形の顔がこちらを睨んでいるというのを認識したのが先か それはわからないが-これは、かなり、ヤバい- とりさんチーム 文「始まりましたか、火力としてはすごいですね」 みすち「あの外来人と新入りのダウザー?は面識が…あれ?違和感がある」 朱鷺子「それより、妹紅相手にアリス一人であれだけとは」 いぬさんチーム 輝夜「文はまだ乗ってこないかしら」 椛「乗ってこないでしょうねぇ」 咲夜「では、私も」 うー!「しゃくやー!がんばれー!」 妹紅Side -気がつくと、銀のナイフが背後から迫ってきている- -意趣返し?-最弱と言われた2人が、か?- -面白い- とりさんチーム 空「あれが有名な紅魔館のメイド長」 朱鷺子「前に見えるは人形遣い、後ろに見えるはメイド長」 みすち「どちらも永夜抄での弱機体と言われております」 文「しかし前後を取られてもなおあの意気…さすが不死鳥」 朱鷺子「この状況で突撃をかければあるいは」 空「こっちが焼き鳥にされないかな」 みすち「こまけぇことはいいんだよ!」 文「チャンスを逃すほうが、拙い、か」 妹紅Side -鳥目?烏?朱鷺?- -そんなものは、不死鳥の前では- -と、言いたいところだが、これでは- いぬさんチーム 輝夜「作戦失敗。椛、各戦闘員に伝達」 咲夜「やっぱり作戦失敗ですか」 輝夜「どう見ても暗殺ではありません、本当にありがとうございました」 椛「アリスさんととりさんチームは、妹紅さんと交戦中ですが」 輝夜「決着がついたところで暗殺ではない、わね」 咲夜「ところで、このゆっくりたちですが…ファイトの小道具、ですよね」 椛「でしょうね」 咲夜「この子を…手放せと…言うのですか…?」 うー!「しゃくやー…」 輝夜「…知らんがな…」 勝敗:『暗殺』では無くなったため引き分け