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煌っ―――と光が散り、数瞬遅れて爆音 「ば……馬鹿なっ馬鹿なぁぁ!我々は聖堂騎士団なのだぞっ!それを、それをこんな――たかが小娘風情にしてやられるだと!?」 「――違うわ。してやられた、よ」 「なっ……ぐあぁぁ!!」 疾っと瞬いて光が駆け抜ける 一陣の光が通り過ぎたあとに立っていたのは、甲冑を纏った1人の女性だけであった 「さすがに…派手にやりすぎたかしら?」 「ふん、おぬしはなかなかに変わらんの」 声のした方を見る、とニヤニヤ笑いの少女がいた 「あらクラウソラス、久しいわね。こんなところじゃおもてなしの一つもできなくて申し訳ないわ」 「なに、かまいやせんよ。それより、少し聞きたいことがあっての」 「クラウソラスが聞きたいとは珍しいわね。何かあったのかしら」 くすくすと楽しそうな笑みを浮かべて尋ね返す 「なんのことはないさ。またぞろきゃつらの動きが活発になっての。ワケなど知らぬか?」 「きゃつら?ああ、十大聖天とかいう。知らないわね。興味もないもの」 「ふむ。そうなるとソロモンの娘のことも知らぬかの」 エクスカリバーの言葉にびくりとブリューナクが肩を震わせる 「どういうこと?あの子に何があったの?」 その目は明らかに戸惑いを隠せないでいた。まるで起こってはならぬことが起こったかのように 「封印が解かれた。おぬしならこの意味が分かろう」 諦めたかのように、首を振る 「まさか……」 ありえない、と首を振る 「そのまさかよ。恐らく発端は十大聖天とかいうやつら。あれを起こして意のままに操ろうと思ったか知らんが、結果聖域は消失。指輪ごと行方知れずよ」 「そう……。あの子つらい目にあってなければいいけど」 「ふん、無理じゃな。世界はあれと釣り合わん。巨大すぎる力は個の範疇におさまろうはずもない」 「クラウソラス…あなた本当にひどいわね」 「なに、わしは事実を述べたまでよ。まあよほどのお人好しでもいれば別だがの」 「それはあなたのマスターみたいな?」 くすりとエクスカリバーが笑う 「あれはまた別格じゃ。何も考えておらん、ただの馬鹿よ。だが、確かにあれならソロモンを救えるかもしれぬの」 「あなたも相当ね。じゃあ独り身の私は彼女を探せばいいのかしら?」 「すまぬの」 「かまわないわ。頼まれなくてもやろうと思ってたし。ところで」 「ああ、うっかりしておったわ」 すっ…とエクスカリバーが右手を振るうと砕かれた鎧に隠れた白銀の眼が両断された 「見られたわね。それとも計算ずく?聖堂すら動かす気?」 「さて、の。だが何処にしろ見つければ何かしらの動きはある。巨人は身じろぎすら地を揺るがすとの通りじゃ」 「そうやって偉大な王すら動かしたと。…まあいいわ、私は信じてるから。ね、盟友」 にっこりと微笑むと戦乙女はゆっくりと姿を消し、やがて少女だけが平野に残された 「ああ、信じている、か。良い言葉よ」 ふう、と嘆息をつき、少女もやがて風に消えていった 十六聖天異聞「聖剣と神槍」 クリムゾンブロウ曰く「マリみて新刊読んだ?」 ブラックパイソン曰く「いや、レイニー止め中」
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柴田勝家の略歴は↓こちら 柴田勝家 - wikipedia 作者名 発行日 作品名 シリーズ 時代 ジャンル 受賞歴 文庫化 映像化 電子書籍 三谷幸喜 2012/06/27 清須会議 全1巻 戦国時代 歴史小説 ○ ○ ○
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杉谷善住坊の略歴は↓こちら 杉谷善住坊 - wikipedia 作者名 発行日 作品名 シリーズ 時代 ジャンル 受賞歴 文庫化 映像化 電子書籍 山本兼一 2007/07/01 弾正の鷹 短編集 戦国時代 歴史小説 ○ ○
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橋本一巴の略歴は↓こちら 橋本一巴 - wikipedia 作者名 発行日 作品名 シリーズ 時代 ジャンル 受賞歴 文庫化 映像化 電子書籍 山本兼一 2006/11/01 雷神の筒 全1巻 戦国時代 歴史小説 ○
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北条氏舜の略歴は↓こちら 北条氏舜 - wikipedia 作者名 発行日 作品名 シリーズ 時代 ジャンル 受賞歴 文庫化 映像化 電子書籍 伊東潤 2011/02/25 戦国鎌倉悲譚 剋 全1巻 戦国時代 歴史小説 ○ ○
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作者 司馬遼太郎 時代 戦国時代 主人公 上杉方佐竹家家臣 ジャンル 武家小説 書籍情報 新書版 カッパ・ノベルス 全1巻 城をとる話(1965年10月28日) 文庫化 光文社文庫 全1巻 城をとる話(2002年11月12日) 映画 城取り(1965年3月6日)
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藤堂高虎の略歴は↓こちら 藤堂高虎 - wikipedia 作者名 発行日 作品名 シリーズ 時代 ジャンル 受賞歴 文庫化 映像化 電子書籍 安部龍太郎 2009/11/27 下天を謀る 全2巻 戦国時代 歴史小説 ○
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鈴木孫一の略歴は↓こちら 鈴木孫一 - wikipedia 作者名 発行日 作品名 シリーズ 時代 ジャンル 受賞歴 文庫化 映像化 電子書籍 司馬遼太郎 1964/12/10 尻啖え孫市 全1巻 戦国時代 歴史小説 ○
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豊臣秀次の略歴は↓こちら 豊臣秀次 - wikipedia 作者名 発行日 作品名 シリーズ 時代 ジャンル 受賞歴 文庫化 映像化 電子書籍 司馬遼太郎 1967/12/05 豊臣家の人々 短編集 戦国時代 歴史小説 ○
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浜辺を歩いていると、半透明の石が落ちていた ガラスが波に削られて丸くなったのであろう、ソレを手にして次郎は笑みを浮かべる 「懐かしい、な…」 思えば、故郷高知県の海岸で幼馴染とこれを探して遊んだっけか… 幸い皆無事だとも聞くし、何人かは世界的な会社を経営してるとも聞く。友は今何をしているのだろう… 彼は今は亡き、高知県の、そして友の最期を思い出していた 「ならん!ならんぞアレクサー…!お主一体どうしたというのじゃ!」 エクスカリバーの必死の叫びも虚しく、アレクサーはその手を天に掲げ ―振り下ろした 一瞬。ただの一瞬で高知の大地は消し済みと化していた。生き残っている生物など微生物一匹存在しない まさしく高知は死の大地と化した 世界最高位、SSSランクの雷術。アレクサーを置いて行使できるもの等居ないとされる、雷神の槌 まさしく高知は犠牲になったのだ…。狂える剣皇、その犠牲に… 「何故じゃ…!何故こんな事を…!アレクサー、聞いておるのか!なんとか…なんとか答えぃ!」 「…煩い剣精だ。道具はただ使われるために存在していればいい」 「なんじゃと…!お主ッ」 強大すぎるアレクサーの力は、エクスカリバーの思念すら封じ、伝説の聖剣を魔剣へと変貌させる 自衛隊、メタルプレジデント、鎖鎌、そして田中茂…目の前に立つ全てを破壊しながら剣皇は進む 「そこを動くんじゃねぇぞ…!てめぇ…そこから一歩も動くんじゃねぇぞ…!」 故郷の惨状を知った次郎が、一人、彼の前に立ちふさがっていた 「君がジロウか。はじめまして。私は2位を務めさせて頂いている、アレクサー・リーンヴォード」 「そしてワシがかの有名な、伝説の聖剣エクスカリバー様じゃ!よろしくな、若像」 アンタとは年齢が近いせいか、獲物が同じだからか、初めてあった時から気があってたよな 「ジロウ、君は凄いな。何の能力もないのに、私と互角に打ち合っている。自分を過大評価する訳じゃないが 君を見ていると、少し自信を失ってしまうよ」 「アレクサー、あまりだらしない所を見せるなよ、次郎に乗り換えてしまうぞ?」 「これは困ったな」 あの時は楽しかった。模擬戦とはいえ、初めて戦うことが楽しいと感じたよ 「ジロウ、シゲル、ここは私に任せて先に進むんだ。何、心配するな。あの程度」 「ワシとアレクサーの前では紙屑に等しい。のぅ?アレクサー」 「そういう事だ。わかったら行け…!」 それにアンタは、立場を省みず、いつも俺達がヤバイ時には手を貸してくれた 「それなのにアレクサー!何故だ!何故あんな事を…!高知を… 俺の故郷を…!」 「高知…?あぁ…あの薄汚いボロ屑の様な、みすぼらしい島の上に寄生していたゴミの集落の事か」 「貴様ァッ!」 「感情的だが、いい踏み込みだジロウ。だがこれが常人の限界だ」 次の瞬間、アレクサーの身体が視界から消えていた 自分の体に電気を流すことにより、反応速度を超加速する彼の技 「アクセラ・・・レイション…」 「その通りだジロウ、さて、失望させてくれるなよ」 クリムゾンブロウ曰く「フランクフルト、ソフトクリーム、チョコバナナ」 ブラックパイソン曰く「興奮を抑えきれねぇ」 十六聖伝外伝 残光~二章・前篇~完