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登録日:2010/05/17(月) 21 27 36 更新日:2024/01/30 Tue 19 33 51NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 BORUTO NARUTO NARUTO用語項目 NARUTO登場人物項目 チャクラの化け物 ポケモン 一尾 七尾 三尾 不遇 九喇嘛 九尾 乱獲対象 二尾 五尾 人柱力 八尾 六尾 化け物 十尾 又旅 四尾 外道魔像 大筒木一族 天災 妖怪 妖魔 孫悟空 守鶴 尾の無い尾獣→暁 尾獣 怪物 戦略兵器 架空の生物 牛鬼 犀犬 珍獣 磯撫 神獣 穆王 穢土転生 重明 零尾 魔獣 尾獣とは、週刊少年ジャンプで連載された漫画『NARUTO‐ナルト‐』に登場する架空の生物。 ○もくじ ◆概要 ◆由来 ◆人柱力尾獣の衣 憑依体 人柱変化 チャクラモード 尾獣モード 尾獣玉 ◆尾獣間のパワーバランス ◆作中での登場 ◆各尾獣&人柱力一尾:守鶴(しゅかく) 二尾:又旅(またたび) 三尾:磯撫(いそぶ) 四尾:孫悟空(そんごくう) 五尾:穆王(こくおう) 六尾:犀犬(さいけん) 七尾:重明(ちょうめい) 八尾:牛鬼(ぎゅうき) 九尾:九喇嘛(クラマ) ◆十尾 ◆零尾 ◆余談 ◆概要 妖魔や魔獣とも呼ばれるが、神獣と呼んでも差し支えない部分を持つ。元を辿ればエイリアン生命体だが。 計9体存在し、動物の姿をしていて巨体であることとそれぞれ一本から九本の尾を持つのが特徴。 莫大なチャクラ、しかも最強といわれる尾獣チャクラを内包しており、絶大な戦闘能力を誇る。 見た目は怪物そのものだが個々に明確な人格や理性を有しており、人語を介することも出来る。 だが人々から大きな力のみを重視され自らの意志を無視されることが多いことから、人間を嫌っている者が多い。 なお、八尾のデザインは読者考案だが、三尾と八尾の名前もウィキペディアに書かれていた妄想を作者が逆輸入した可能性がある。 ◆由来 元々は「十尾」と呼ばれる最強の尾獣のチャクラが九つに分散したもの。 しかし「チャクラの化け物」「天災」扱いされることもあり、現代では元々の由来が何であるか理解していた者は極僅か。 そのため、「人柱力は化け物が人間に変身した姿」などと忍里の民に勘違いされることもしばしばあった。 千手柱間がうちはマダラとの戦闘前後に何体かの捕獲に成功し、最初の五影会談で各里に分配された。 なお、当時砂隠れは風の国の僧達が一尾の捕獲に成功していたため分配権を放棄したため(代わりに木ノ葉隠れには隣接する豊かな土地、他の里には尾獣の購入金の3割を要求したことで会談が失敗しかけた)、霧隠れに三尾と六尾、岩隠れに四尾と五尾、雲隠れに二尾と八尾、当時優秀な忍を多数輩出して五大隠れ里からも恐れられていた滝隠れに七尾が分配された。 かつては里の軍事力として利用され、現在は暁が目的の為に捕獲活動をしている。 しかしその巨大過ぎる力を外部から制御する手段は限られており(千手柱間の木遁やうちはの写輪眼など)、後述の人柱力化を以ても不安定である。 六道仙人の元にいた頃は今よりもずっと小さく幼かった様子。九尾は正に仔狐、七尾に至っては芋虫だった。 それぞれ個々に名前を持っており、孫悟空などは自己主張が激しいが、尾獣同士では基本的に「○尾」と呼び合う。なぜか守鶴だけ例外で、「一尾」と呼ばれることは少ない。 ◆人柱力 尾獣を体内に宿す者達の総称。裏切りがないよう五影の近親者から選ばれる。 尾獣達は自身の力を細かくコントロールするのは元々苦手らしく、 一般的に人柱力にする事で尾獣の力をコントロールできると言われている。 だがそれは人間側の意見でしかなく、 尾獣達はテレパシーなりで人間と意志疎通が出来、 忍術や封印術を使ったり、第三者にチャクラを分け与えたり、陰陽チャクラに分岐しても作戦を続行可能だったり、 螺旋丸の原型となる尾獣玉を全員が使用可能など、明らかに高度な知性と技術を有している。 しかし、人柱力の中でも尾獣を完璧にコントロールできるのは少数。 尾獣化だけでも難しいが、更に完璧に力を引き出すには尾獣と人柱力の対話や同調を必要とする。 ダンゾウの話では尾獣を完璧にコントロールできたのは千手柱間、うちはマダラ、橘やぐら、キラービーの4人のみらしい(*1)。 ちなみにナルトと九喇嘛がクローズアップされるためバイアスがかかりがちだが、彼らの場合は極端な事例。尾獣の力を使いこなしていた、あるいはある程度の関係性を築いた人柱力そのものはそれなりにおり、二位ユギトやウタカタ(アニオリ)、橘やぐらは自力での人柱変化まで可能としていた。 それでも基本的には一方的に力を引き出すに留まっており、生前に尾獣と分かり合うことができたのはキラービーとナルトくらいである。 尾獣の特殊なチャクラに耐えるには体質の問題もあり、更に完全な同調を果たせるようにならない限りは、基本的に尾獣と人柱力はチャクラを奪い合う関係にある。 そのため、尾獣に負けないくらいの膨大なチャクラを会得出来る潜在性のある者以外には、人柱力は務まらない。 一方で尾獣を封印された人柱力は殆どが迫害を受けている。特に幼少期から人柱力であった場合、ナルトや分福の様に尾獣と同一視されることもあったようである。ビーも「八尾に家族を殺された憎しみがいつの間にかビーへとすり替わっていった」と言う親友に幼い頃殺されかけている。 暁のデイダラは「自分の仲間が人柱力を捕獲した時には喜んでくれる者までいた」と語っていた。 迫害によって精神性を崩した人柱力は、当然だが尾獣との対話も上手くいかなかっただろう。 管理方法も里によって異なり、情報漏洩を防ぐために里内に軟禁状態にされたりその力を恐れられて分福のように一生の大半を幽閉されることもあるが、積極的に兵器として運用されることもある。 尾獣を分配された里の中でも雲隠れの管理技術は非常に高く、本編での人柱力は2人とも里の主戦力として扱われ、里の者達からも慕われている。 砂隠れや霧隠れでも尾獣や人柱力の兵器運用を成功させているものの、砂は当初は人柱力を精神的に追い詰めることでその力を無理矢理引き出していたために頻繁に暴走が起こっており、霧も里の管理体制の悪さから、ウタカタが里抜けしたことで六尾が失われ、尾獣を完全に制御出来ていたやぐらの失踪(後に死亡)後は三尾も失っている。 また、封印術で尾獣を引き剥がされた人柱力は殆どの場合死亡するが、尾獣のチャクラがわずかでも残っていれば無事に済む。 尾獣の衣 全身から赤い泡のようなチャクラを身に纏う形態。第一部の終末の谷でナルトが変身したのがコレ。チャクラそのものが意思を持って動くため、術者の攻撃だけ見切っても回避できない場合がある。 更にそこから尾が増えていくと全身の皮膚が剥がれ落ち、高密度の尾獣チャクラを覆いつくすようになる(*2)。その姿はまさに”小さな尾獣そのもの”で、全身はドス黒いチャクラに身を包み、目は白目のみになる。人柱力によって姿に若干差異がある。 これを尾獣化と呼ぶ者もおり、キラービーと八尾は「バージョン2」と呼んでいる(*3)。この形態から尾獣最強の技・尾獣玉が使用可能になる他、尾獣の骨格を形成した骨が浮き出てくる。 尾が増えるごとにより戦闘力が上昇するが、同時に暴走する危険が高くなる。ナルトの場合は1~3本目までは意識を保っていたが、4本目になった途端完全に理性がなくなり暴走してしまった(キラービーは八尾と和解したため暴走することはない)。 金角はバージョン2になった際も理性は保てており、術者の力量次第ではコントロールできると思われる。 憑依体 現状、我愛羅のみに見られる形態。 手や足が尾獣のものに覆われ、こちらも上記の尾獣の衣と同様、小さな一尾そのものに変化する。 ただし、術者の意識は失われておらず、守鶴の意識も表層化していない。 そこからさらに進化すると「完全憑依体」と呼ばれる姿になり、一尾へと人柱変化する。 人柱変化 「尾獣化」とも言う。人柱力が尾獣のチャクラを解放し尾獣の姿へと変身すること。 まず肉体が濃いチャクラで覆われ獣のような姿になり、更にそのまま巨大化し尾獣そのものの姿になる。 制御が難しく、尾獣のチャクラをコントロール出来ないまま行うと暴走する危険がある。 また、尾獣化することで『尾獣玉』が使用可能になる。 チャクラモード 上記の尾獣化とも異なる形態。 人間の姿のまま、全身を尾獣チャクラで覆って戦闘、身体能力を大幅に向上させる。 作中で頻繁に登場するのは、全身が九尾の黄色いチャクラで覆われた、ナルトとミナトの九尾チャクラモード。 だが、これは九尾限定の力ではなく、人柱力は一定以上の実力になると各々の尾獣チャクラの属性に沿ったチャクラモードを使用出来る。 例えば四尾の場合は「熔遁チャクラモード」を使用可能。 このチャクラモードは術者の練度によって形態も変化し、その派生の一つが下記の尾獣モードである。 尾獣モード ナルトが発動する特殊な尾獣化。通常の尾獣化は肉体そのものがチャクラで変質するのに対し、こちらはチャクラの衣が半透明の九尾の姿に変形、人柱力本体は尾獣の頭部に収納される。言ってみれば須佐能乎に近い形態であり、他の尾獣化と異なり攻撃されても直接ダメージは通らない。 また、九喇嘛は手があるため、この状態でも印を要する術が尾獣の規模で使用可能。 尾獣玉 尾獣が共通して持つ攻撃技。黒白のチャクラ(アニメでは青赤)を特定の比率で組み合わせて凝縮・高速回転させる形態変化の延長上にある技。 チャクラを集中させた巨大な黒色(アニメは通常は黒紫、十尾は赤黒や赤茶)の球体(十尾は一部が尖ったバージョンもある)を放つ。その威力は山一つを消し飛ばすほど。バージョン2から使用可能。 そのまま放つことも可能だが、一度口に含むことでチャクラ砲として高速発射したり(例→九尾の虚狗砲)、玉自体を拡散発射するなどができる。まるで荷電粒子砲だな。 アニメではレーザーやマシンガンのような発射形態、空気か衝撃波の玉のようなバージョンもある。ゲームでは、我愛羅が守鶴の頭を砂山で作って、そこから砂を含んだ?白黄のエネルギー波を発射していた。 八尾が抜けて死亡した後に穢土転生されたブルービーは、大蛇丸によって採取された八尾の細胞を培養したものを埋め込まれていた為使用を可能としていたが、金銀兄弟が使用できるのかは不明。 複数の尾獣が協力すればより巨大な玉を作ることも可能。 この技から螺旋丸が生まれた。また、尾獣玉と螺旋丸や性質変化などを組み合わせることも可能。 なお、八尾によればゲロを吐く感覚に近いらしい。 ゲームでは、大蛇丸が口寄せした八又の大蛇が似たような技を繰り出していた。 ◆尾獣間のパワーバランス 九尾・九喇嘛は自身が最もチャクラ量が多いからか「尾の数が多い尾獣ほど強い」という持論を説いている他、暁の干柿鬼鮫も八尾と交戦した時に「流石9-1なだけはありますね」とその力を評している。 だが、この基準は必ずしも正しいとは限らないようで、尾の多さで九尾に次ぐ八尾は否定しているし、逆に尾の数が少ない尾獣ほど特徴的な能力を備える傾向が強い。 六尾・犀犬や四尾・孫悟空などは血継限界の性質変化と同じ力を備え、一尾・守鶴に至っては砂そのものの肉体と強力な封印術、磁遁の性質変化に呪印まで持ち合せた多芸者である。 なお、第四次忍界大戦中には陽のチャクラのみの九尾の尾獣モードが、操作されていた他の尾獣達を同時に相手取って互角以上に戦っていた。 しかし、尾獣達は互いに相当消耗した後だったため、この結果が平常時における純粋な戦闘力を示唆しているかは怪しい。 ↓ マダラに捕えられていた尾獣達も白ゼツ軍団製造でチャクラを消耗し、外道の鎖と写輪眼の力で強引に操られた尾獣達は真価を発揮出来る状態ではなかった。一方、ナルトと九尾も1000体以上に影分身して方々で強敵達と交戦した後であり、共に万全な状態とは程遠い。 ただし、九尾はチャクラモードに取られた分とは別にチャクラを自身で回復・生成させている描写があるため、九尾が初めて自発的に協力したあの戦いでは、やはり九尾自身のチャクラがそこまで消耗していなかったり新たに生成していた可能性もある。 尤も、八尾のリアクションを見るに、九尾が他の尾獣と比べて頭一つ抜けているのは間違いないだろうが… ◆作中での登場 明確に尾獣という単語が出てきたのは第一部最後の暁の会話だが、その前に一尾と九尾が登場している。 第二部では暁の尾獣狩りが本格化したことから物語に絡みはじめ、二尾・三尾・八尾が登場。 それ以外はトビの説明で一コマ出演だったが、第四次忍界大戦にて穢土転生と輪廻眼の合わせ技で一尾を除く全尾獣&人柱力が総登場した。 疾風伝ではアニメオリジナルストーリーで三尾、ウタカタ、フウなどが活躍がかかれた。 ◆各尾獣&人柱力 一尾:守鶴(しゅかく) CV:岩崎ひろし 山のような体躯の狸。 本体はやたら饒舌でファンキーで、甲高い声で喋る。 性格は当初ナルトを見るや否や「いきなりぶち殺したい奴発見!」と言いながら攻撃するなどかなり危ないように思えたが、回想では同じ里の忍から酷い扱いを受けながらも自分を友と呼ぶ分福に理解を示したり、戦争編では自分を救おうとする我愛羅を気遣うなど割と人間臭い性格だったことが判明。 初代風影の時代に風の国の僧達が捕えることに成功した。 当時は九尾等複数の尾獣が忍里に捕えられずに自由にその辺を闊歩していた為、守鶴一匹を確保しているだけでも大きなアドバンテージだった。 九尾は「尾が多い程強い」という思想を持っているために最弱扱いされて虐められていたようで、「バカ狸」「クソ狐」と呼び合っており仲が悪く、裏設定で九尾と戦った事がある。 これは「BORUTO」の時期になっても相変わらず。 本編第一部の木ノ葉崩し編で短い間ながら姿を見せるものの、それ以降は直接登場せず、二部に入って早々暁によって回収されてしまう。 第四次忍界大戦時は元人柱力が健在であるため器がおらず、他の尾獣と違って魔像の中で絶賛放置中…とか言われてるうちにそのまま十尾の肥やしと化していた。 が、その後何とか外界に出ることができ、後にうずまきナルトに力を貸すことになる。 また別れてから成長を続けた我愛羅とも言葉を交わし歩み寄りを見せている。 唯一尾獣玉を出さなかったので、「尾獣玉の使えない尾獣」などというあらぬ中傷をうける可哀想な狸。 唯一アニメオリジナルにおける、キラービーの無限月読回にて、ようやく使用している場面が描かれた。最も此方はキラービーの夢の中の話のため、実際に使用可能なのかは不明。場面が描かれただけでも良しとするべきか。 「人柱力とのコミュニケーションが碌にとれずに狸寝入りの術で無理矢理守鶴の人格を出す所為で、本領発揮する機会が皆無だった」 「『風影の子だから』という理由で人柱力になった我愛羅は人柱力としての適性は高くはなく、我愛羅も守鶴もお互いが枷同然になって真価を発揮出来ずにいた」 という理由はあるのだが、大蝦蟇・ガマブン太といい勝負をしたせいで「口寄せ動物に毛の生えた程度のチャクラ兵器」等と揶揄された黒歴史を抱えている(*4)。 先述の理由から碌に力を出せずに作中では風遁しか使用していないが、本来の力は攻撃ではなく封印術。磁遁の力を備えている他、その巨体は砂で構成されており、全身を覆う文様は全て強力な封印術を帯びた呪印。我愛羅の術と組み合わせることでその封印はより強固になる。 『BORUTO』の時期には砂隠れの砂漠地帯で過ごしているが、元人柱力の我愛羅とは精神的な繋がりがあるらしく、テレパシーで会話する場面も。 名前の由来は、分福茶釜で有名なタヌキが「守鶴」という僧に化ける伝説。 なお、かつて作中において守鶴の正体が「茶釜に封印された砂隠れの老僧の生霊」だと語られたことがあったが、後に我愛羅の先代の人柱力「分福」の存在が明かされており、そこから生じた噂であることが示唆されている。 なお、守鶴が尾獣(九尾と同じ立ち位置)と言われたのは後付けではないかと言われている。 ◆人柱力 分福 我愛羅の先代の人柱力。 幼少期に人柱力となってからずっと座敷牢に閉じ込められるという悲惨な境遇であったが、それを苦にせず守鶴を友と呼び、いつか守鶴を受け入れともに歩む存在が現れると語った。 人間嫌いの守鶴ですらその人格と人柄を認めており、「六道のじじいに似てる」と評されたときには、守鶴からもらった言葉の中で最も嬉しいものと涙を流していた。 チヨ婆曰く、我愛羅以前の人柱力二人は何れも守鶴を抜かれて死亡したと説明されているため、最終的に守鶴を抜かれて死亡したと思われる。 我愛羅 砂隠れの忍でナルトの友。後に五代目風影になる。父・羅砂によって守鶴をコントロールするために人柱力となった。 暁のデイダラに敗れ一尾を抜かれ死亡するが、転生忍術で蘇生。 尾獣を抜かれた後に蘇生出来た稀有な例であるため、人の姿のままでも使えた範囲で人柱力としての力を維持し、更に肉体への負荷が無くなって我愛羅自身の成長が一気に進んだ。 二尾:又旅(またたび) CV:白石涼子 水墨画のような外見の猫又。眼がなんか角図と似てる。 猫舌なのに口から火を吹く。というか全身青い炎で出来ているため、飛段の呪いで負ける要素が特に無さそうなので、何故呪いを喰らったのかは謎。 一人称は「私(わたし)」で穏やかな口調で女性的な話し方をし、ナルトのことは「君」付けで呼ぶ。 性格は獰猛だが、認めた相手には礼儀正しい。 名前の由来は、言うまでもなく植物の「マタタビ」。 ◆人柱力 二位ユギト 雲隠れのくの一。2歳で二尾の人柱力になる。 完璧にコントロールできている訳ではないが、自らの意思で尾獣化出来る程に尾獣と友好的になって上手く御しているため、里の人間からはビーに次いで尊敬を集めていたらしい。 暁の飛段、角都と戦うが敗北。二尾を抜かれ死亡する。 三尾:磯撫(いそぶ) CV:宗矢樹頼 とげとげ甲羅の亀。他の尾獣と違い本体が暁と戦った。暁のデイダラ、トビに捕獲される。 ごろごろポケモンの如く転がる攻撃を繰り返す描写(「影撫」という技)が多いが、敵に接触した箇所に強制的に珊瑚を生やして動きを鈍らせる「珊瑚掌」や、忍術による硬い水晶も砕く超音波攻撃、幻術の霧、大規模な水遁等かなり多才。 とくに「珊瑚掌」は、木遁と並び「生命体」を作り出せる稀有な技。 一人称は「ボク」。見掛けに反して気弱と言うか少年っぽい。 一度以上死亡しているので、子供の様な性格になったという考察もある。 名前の由来は、「磯撫(いそなで)」という西日本近海に伝わる怪魚。 他の尾獣と比べて年端もいかない性格なのだが、尾獣は人柱力が尾獣を宿したまま死亡すると"一時的に死亡する"ため、短期間の内に連続して人柱力が死亡したことから他の尾獣と比べて精神が幼いと推測することが出来る。 アニメオリジナルストーリー、"三尾出現の章"にて先行登場。とある湖にて潜伏していた所を大蛇丸の手によって制御させられそうになった。その後にナルトたちの活躍によって阻止され、再び自由になった所を暁のデイダラとトビによって捕獲、外道魔像に封印された。 この際原作では二尾と同時期に捕獲され封印されているが、アニメの展開状、二尾が封印された後に捕獲、同時期に捕獲された老紫(四尾)と共に封印されている。 捕獲の際デイダラが"人柱力ではなかった分、捕獲が容易だった"と称しているが、後述の人柱力二人(特に後者)に特に関連していた人物(トビ)の描写から、自由になった後に予め弱体化させられた上で湖に放逐されていたものと推測することが出来る。 ◆人柱力 のはらリン 木ノ葉隠れのくノ一。 マダラが裏から手を回した霧隠れによって拉致され、尾獣爆弾とするために人柱力とされた。 この目論見はカカシの攻撃に自ら飛び込み自害することで阻止したが、それすらもマダラの計算だった。 橘やぐら 霧隠れの四代目水影。若年で水影になった実力者で、高度な水遁を扱う。 尾獣を完全に制御できたが、ユギトやビーのように同調していたのかは不明(*5)。 見た目は少年だが続編の『BORUTO‐ボルト‐』の時代にボルトと同世代の孫が居る辺り、結構年上の模様(*6)。 仮面の男に幻術で操られてしまい(*7)、そのために里を恐怖政治で支配していた。 干柿鬼鮫はその洗脳されたやぐらの元で暗殺などの任務を行い、やがて仮面の男に信頼されて暁に加入した。 その後、白眼を手に入れた青がやぐらの洗脳を見破り解除した。 人柱力としてはのはらリンの後任と思われる。 アニメでは、水の国に暗殺依頼のために訪れた枇杷十蔵とうちはイタチを追撃し(おそらく洗脳解除後)、尾獣化によって十蔵に致命傷を負わせるも、イタチの天照で重傷を負い戦闘不能にされて、イタチも疲労困憊だったため放置された。この傷が元で死亡し三尾が野良になったものと思われる 四尾:孫悟空(そんごくう) CV:安元洋貴 筋肉ムキムキのゴリラ。血継限界の熔遁で溶岩を操り、肉弾戦も八尾を投げ飛ばすなど凄まじいパワーを持つ。口からは緑青の炎を吐く。 精神世界の中でナルトと邂逅し彼を気に入る。 名前の由来は、もちろん西遊記で有名な「孫悟空」。本人は「孫悟空斉天大聖」と自称するが、もっぱら「孫」と呼ばれる。自身の名前に誇りをもっており、それを侮辱されると激怒する。 孫悟空の描写として一般的な真猿類ではなく、「こっちの悟空」が変身したことのあるゴリラ(厳密には違うが)として描かれている、下述のように人柱力の名前の元ネタが西遊記ではないほうの悟空のお話の登場人物、など笑顔ウルトラZなナルトたちの大先輩のほうの「孫悟空」のネタがある一方、伝承の方の孫悟空のフルネームである「孫悟空斉天大聖」を名乗るなど、二人の孫悟空両方からネタが引かれている。 ◆人柱力 老紫(ロウシ) 岩隠れの忍。 うずまき一族を思わせる赤い髪と髭が特徴の小柄な老人で、頑固さはオオノキ以上。 尾獣のコントロールの修行の為に里から離れていた際に暁の干柿鬼鮫に襲撃され敗北し、四尾を抜かれ死亡した。 尾獣の力を借りて熔遁忍術を使い、尾獣の力を完全に制御出来てはいなかったが、鬼鮫でも梃子摺るレベルの手練れだったらしい。 不仲だった理由の一つは四尾・孫悟空の名乗りの口上をちゃんと言えなかったのが原因だと示唆されている。 しかし実際はちゃんと覚えており、外道魔像に四尾が吸収される直前、ようやくではあるが"孫"の愛称で呼ぶことが出来た模様。 名前の元ネタは武天老師。 五尾:穆王(こくおう) CV:園崎未恵 イルカの頭部と馬の胴体を持つ変な動物。 尾獣の中でも特に巨体。五本の角を持ち、蒸気の力で膂力を爆発的に上げる沸遁を扱う。 ナルトが五尾の血継限界の力を使用した一回を除くと、作中での五尾は突進攻撃以外は特に行わなかった。 一人称は「私(わたくし)」。他の尾獣と比べて比較的丁寧口調だが、ナルトの中のチャクラ分身は男性的で口調が荒々しい。 名前の由来は、周王朝の王・穆王が所持していた「穆王八駿」と言われる名馬。 ◆人柱力 ハン 岩隠れの忍。 赤い鎧を纏い蒸気を操る大男。沸遁で超怪力を発揮し、「蒸気忍者」の二つ名で内外に恐れられた。 詳細は不明だが暁によって尾獣を引き剥がされ死亡する。 デイダラによれば一尾以前に狩られた人柱力(五尾と七尾)の中には里の者達が狩った暁に感謝したこともあったらしいが、アニオリでは七尾の人柱力のフウは嫌われている様子がないため、嫌われ者だったのは彼ということになる。老紫が里に寄り付かなかったのもあり、迫害があったのかもしれない。 六尾:犀犬(さいけん) CV:入野自由 ネバネバした体にカエルの手足がはえたナメクジ。 原作では一コマ出演だが、アニメではオリジナルストーリーに登場。後ろ姿を一瞬だけ見せる。 溶遁でアルカリ粘液を分泌したり吐いたりする。物理的な捕縛は溶液で溶かされるので不可能に近い。ゲームだと、尾獣玉と泡を組み合わせていた。 少し訛った口調で、一人称は「オレ」。声優さんのためか声がハスキー。 名前の由来は、中国の『捜神記』に登場する巨大な犬の妖怪。 ◆人柱力 ウタカタ 霧隠れの抜け忍。 シャボン玉を操る特殊な水遁を使う。 原作では知らない内に倒されたが、アニメでは二人の救世主の章の前に登場。 オリストでは里抜けの経緯も判明している。かつて師匠だったハルサメに無理矢理尾獣の力を引き出されそうになったのを期に師匠というものを嫌い、里抜けしたことが語られている。ハルサメはその際の暴走で死亡したため、霧隠れでは「師匠殺し」と呼ばれている。 とある事情でホタルという少女に弟子入りを志願され、彼女を守るためにナルトに協力する。 この時犀犬にチャクラを「貸してくれる」ように頼んでおり、実際に尾獣チャクラを使って禁術の暴走を止めたことから、人柱力と尾獣の間に目立った確執や距離がなかった可能性もある。 オリストの最後にペインに遭遇したが、餓鬼道を含めたペイン2体を仕留める等そこそこ善戦し(*8)、人柱力の意地を見せたが最後は捕まり、尾獣を引き剥がされて死亡する。 また、こちらだとバージョン2のチャクラ色が赤から青と黒へと変化する場面が見られた。 七尾:重明(ちょうめい) CV:鈴村健一 空飛ぶカブトムシ。尾が羽代わりになっている。自称「ラッキーセブン」。 子供の頃は七本の尾を持つでっかい芋虫だった。 つのでつくのが主な攻撃かと思いきや、鱗粉を活かして目くらましや粉塵爆発等も得意とするので多分風遁が得意技。尾獣玉螺旋丸の属性は「渦」。 原作ではなぜ五大隠れ里ではない滝隠れに分配されたのか不明だったが、アニオリで当時の滝隠れは少数精鋭で一目置かれる里だった事情故に、尾獣の中では唯一五大隠れ里以外の里に分配されたことが判明した。 名前の由来は、別名「双晴」とも呼ばれる中国の伝説上の鳥。 ◆人柱力 フウ 滝隠れのくの一。 作者曰くかなり適当にデザインしたとのことだが、何か結構人気の出ているキャラである。可愛い。 オリストでは里長のシブキを慕っており、語尾に「~ッス」が付く。 友達100人作ることが目標な能天気キャラだったが、人材不足の滝隠れの里の中では突出した実力の持ち主で、下手な上忍よりは腕が立つ。 そのためか里の忍達からは疎外されている様子はないが、自由奔放過ぎる性格は里長達の悩みの種となっている。 二部開始前の中忍試験に気紛れで参加。目標通り友人作りにも成功したが、その帰路で角都、飛段のコンビと遭遇。捕獲された後に封印、死亡したと思われる。 八尾:牛鬼(ぎゅうき) CV:相沢まさき 蛸と牛のフュージョン。 見た目に反してノリがよく人柱力であるキラービーの保護者的存在。 固有の属性は不明だが、どうやら蛸墨を水遁と称して使っているので、水遁がそうらしい。 なつかしき六道仙人の宝具に捕えられたり、出てきて暴走して足を全て切り飛ばされたりとこいつもこいつで色々あった模様。 タコ足は切断しても再生するため、結構切り落とされる。第四次忍界大戦でビーから引き抜かれた際は、封印される間際にタコ足を落としてビーに渡し生存させる機転を見せた。 戦後はビーの中へ自らの意思で再封印された。 名前の由来は、頭が牛で首から下は鬼の胴体を持つ妖怪「牛鬼(うしおに)」。 昔は見た目どおりに獰猛だったが、今は鬼どころか結構優しい奴である。ちなみにこの「尾がタコ足」というのは、読者投稿のアイデアを作者が取り入れたもの。 ◆人柱力 ブルービー 本名は「フカイ」。 四代目雷影の従兄弟だが、牛鬼との相性はあまり良くなかった。 但し雷影からある程度制御出来ていると明言されていた。八尾自身も実力は認めていたようであり、彼が暴走して死亡した際には残念がっていた模様。 30年前に暴走した際に八尾を引き抜かれて死亡したが、アニオリでは当時雲隠れに潜入していた大蛇丸に幻術が仕込まれた薬を飲まされたことで暴走したことが判明しており、第四忍界大戦でも穢土転生で復活し、30年前の真相を明かした。 大蛇丸が培養していた八尾の角を移植されて尾獣化するも、キラービーが心の穴を埋めるものを見つけていたこと、自分もその一人だと言われたことで心の縛りが解かれ、最後はビーに戦争を止めろと頼んで昇天した。 キラービー 雲隠れの忍で英雄と呼ばれ、やぐら同様に尾獣を完璧にコントロールできる。 ライムとラップを連発するが、実力は人柱力の中でも後のナルトを除けばおそらく最強。 ナルトにとっては同じ人柱力仲間であり、良き兄貴分兼師匠ポジション。 九尾:九喇嘛(クラマ) CV:玄田哲章 オレンジ色の体毛を持つ狐。木ノ葉の里を襲った元凶であり、四代目火影によって陰陽に分けられ、陽のチャクラがナルトの中に封印された。 深く巨大な憎悪を内包する存在であり古くから災厄として恐れられてきた。 本編以前にうちはマダラやトビの写輪眼で使役され無理矢理に木ノ葉を襲わされるなど人間の悪意に利用されてきたため、尾獣の中でもひときわ人間を嫌っている。 詳細は九喇嘛(NARUTO)の項目を参照。 ◆十尾 最強のチャクラを持つ尾獣であり、「国造りの神」とも呼ばれ恐れられた伝説の獣。 太古から続く大筒木一族には「チャクラの実」と呼ばれている。 十本の尾と巨大な一つ眼が特に目立ち、「天目一箇神」「デイダラボッチ」等の妖怪、もしくは神としての名も持っている。 星そのものと言える存在故に膨大な自然エネルギーを秘めており、尾獣一体ずつでは比較にならない程の力を有する。 輪廻眼は元々十尾の眼であり、本来のそれは波紋模様の線上に勾玉が3つずつ浮いた輪廻写輪眼。 神代と言える過去にて、チャクラを引っこ抜かれて吸収される形で六道仙人の肉体に封印された。 肉体は枝を切られた枯れ木に手足が生えて大量の眼を備えた頭を持つ二足歩行の怪物、『外道魔像』と呼ばれる抜け殻として六道仙人が作り出した月に押し込まれている。 詳細は十尾(NARUTO)の項目を参照。 ◆零尾 幻の十一番目の尾獣…ではない。 正体は『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆 -』に登場する映画オリジナルキャラクター。 紫色の大蛇のような体躯で顔に相当する部分には「零」と刻まれた白い仮面を装着している怪物である。 人の負の感情をエネルギーとしており、ショッキングな出来事に苛まされた人間に憑依する形で具現化する。 神農の策略でアマルに憑依して顕現。 攻撃してきたサクラの腕をつかみ上げて宙に放り投げると、サクラの身体が地面に何度もバウンドするほどの勢いで殴りとばしてあっという間に倒してしまう。 ナルトも触手でとらえると九尾の力を奪おうとした。 最後は神農と一体化するも、ナルトとサスケの攻撃によって倒された。 …とこのように、「○尾」を名乗っておきながら尾獣とは全く関係ない出自となっている。 そもそも原作で十尾の存在が明らかになる前の作品で登場したキャラなので、「尾獣は十尾の分散体」という定義から外れるのも仕方ない側面はあるのだが…。 ちなみに暁に所属する干柿鬼鮫はその莫大なチャクラ量から「尾のない尾獣」と呼ばれており、ある意味零尾である。 ◆余談 時間の経過や人柱力たちの活躍と共に尾獣に対する恐怖も薄れてきたのか、続編の『BORUTO‐ボルト‐』の時代にはゆるキャラ化しており、“きゅうびのクラーマ”や“いちびのシュカーク”といった尾獣をモデルにした玩具も販売されている。 “はちびのギューキ”や“にびのマタタービ”といった他の尾獣の玩具もあるのか気になるところ この事を知れば死亡した歴代の人柱力達もきっと喜んでくれるだろう。 ただし、人柱力の遺族や尾獣関連の死者や犠牲者の遺族がどう思っているのかは不明。 追記・修正は尾獣と分かり合ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-06-19 21 43 54) ユギトやビーのように同調していたわけではなく力づくで押さえつけていたらしい←これどこから来た情報? -- 名無しさん (2016-08-08 11 07 34) 映画の絆に出た零尾って結局なんだったんだ? -- 名無しさん (2016-10-06 09 47 18) アニメで判明したが例えカグヤが地球に来なかったとしても神樹は大地から養分を吸収し続けていた為、遅かれ早かれ地球は死滅していた可能性があった。(チャクラの実を付ける為と思われる) -- 名無しさん (2016-10-24 22 45 49) 守鶴が出てきたころには尾獣設定なかったっぽいよね。分福の設定も後付けっぽいし。最初からすべて出来上がっていた設定だとするとすごいけど。 -- 名無しさん (2017-03-23 23 25 11) 柱間がパワーバランスを保つために各里に尾獣を分配したりで九尾が木の葉所有なのって周知の事実のはずが 九尾事件で自来也すら九尾が最初自然発生的に木の葉を襲ったみたいに思ってたのはなんだったんだ -- 名無しさん (2017-05-07 22 16 19) ↑九尾に関しては木の葉では一部以外完全に極秘扱いで自来也はナルトの前の人柱力がクシナだったのは知っていた。それと自来也がナルトに語った九尾の話の中に時代時代の節目に現れ暴れる(マダラが手名づける前と思われる)為、昔の人々は天災の一つと恐れたとある。 -- 名無しさん (2017-05-20 21 40 58) 自来也は初めから九尾事件が人為的に行われたものであると確信していた。ガマ寅に語ったのはあくまでも世間一般で語られる噂話(自然発生した等)程度のこと -- 名無しさん (2017-05-20 21 44 23) アニメのボルトでチャクラで出来た人に取り憑く化け物ってやってるけど、尾獣を連想するな -- 名無しさん (2017-05-21 00 15 49) ガマ寅に話すときに最近疑うようになったと言ってるのだが・・・しかもガマ寅ってミナトに鍵渡されててクシナのことも知ってるような・・・ -- 名無しさん (2017-08-17 10 42 41) というかおそらくあれは人為的に口寄せされたものに違いないって言ってるしクシナが人柱力であることは知らないようだが -- 名無しさん (2017-08-17 10 53 27) ↑3鵺って尾獣を研究して生み出された人工的な尾獣みたいなものなのかもね -- 名無しさん (2018-06-08 16 17 26) そもそも神樹自体が大筒木一族が太古の地球に植えたものなのかも -- 名無しさん (2018-07-02 13 25 36) ぶっちゃけ力の差酷いよね 消耗してたとは言え九尾の半身>>>>1~7尾の尾獣玉だし -- 名無しさん (2018-07-02 16 52 35) ↑それだけ1〜七尾が消耗してたってことだし、平和を望む六道仙人がそこまで尾獣たちの力に差をつけるとは思えんけど -- 名無しさん (2018-07-08 19 55 27) ↑5ちょっと強引だけど、「出産で自然に封印が解けたのではなく、誰かが外部から封印を解いた」とか「出てきてしまい偶然あの場所に現れたのではなく、木の葉を襲うつもりで意図的にあの場所に置かれた」と言う意味での台詞だろうか。 -- 名無しさん (2018-07-24 01 04 49) クラマは波風家族全員と寝たのか。とんでもない野獣だな -- 名無しさん (2018-07-28 18 30 59) 砂には分福と我愛羅以外にもう一人人柱力がいたらしいけどどんな奴だったんだろう? -- 名無しさん (2018-08-10 22 48 27) こうして読み比べてみると分福の待遇が突出して悪いな。 -- 名無しさん (2018-08-28 23 44 11) 外道魔像追加しました -- 名無しさん (2018-10-29 00 35 48) ↑一応尾獣と似たようなもんなので -- 名無しさん (2018-10-29 00 36 24) 九尾は実はメスって説が昔あったな -- 名無しさん (2018-11-25 15 41 57) ブルービーって何でしょうか -- 名無しさん (2018-11-25 16 11 32) 他の星にも居るのかな? -- 名無しさん (2018-11-25 19 09 03) きゅうびのクラーマかわいいw -- 名無しさん (2019-02-15 07 47 37) BORUTO‐ボルト‐の時代だと九尾事件から三十年くらいか? -- 名無しさん (2019-02-15 18 44 58) 尾獣ってみんな腹に封印されるんだったっけ? -- 名無しさん (2019-02-22 00 50 26) 第四次忍界大戦で分福が穢土転生されなかったのは何でだろ?出番は一瞬だけど印象に残っているキャラだから出来ればアニオリとかで掘り下げて欲しかったんだけど -- 名無しさん (2019-07-02 08 05 02) 漫画ボルトで二体目の十尾が登場。どうやら十尾は複数存在する模様 -- 名無しさん (2019-11-24 13 50 11) 無限に復活する自然災害だと考えるとこれ以上の脅威は無いな、途中から木遁で制御できるようになったけど -- 名無しさん (2020-09-23 04 05 55) >九尾・九喇嘛は「尾の数が多い尾獣ほど強い」という勝手な基準を設けているが 実際チャクラ量は尾の数が多くなるほど多い。尾獣玉の威力も顕著 -- 名無しさん (2020-10-20 00 34 02) ↑4 ずっと座敷牢生活だったから戦闘力皆無だったとか? -- 名無しさん (2020-10-20 05 18 05) 小説版だったかで人柱力特有の経絡系の疾患があり、嘗ての六道仙人やナルトがそれに罹っていた描写があった。しかしその治療法を悪用すると人柱力は元より一定以上のチャクラを持つ殆どの存在(大筒木も含む)が即死するという匙加減を間違えると致命的なものもあるそうだ…。 -- 名無しさん (2021-06-21 13 48 19) アニメでクラマが死んじゃったけど尾獣って確か死んでもそのうち復活するんだよな? -- 名無しさん (2021-10-05 01 08 54) ↑ アニメスタッフが設定忘れていなければ、星の一部である以上は星が滅ばない限りはいずれ復活する。ただ何年後になるかは不明 -- 名無しさん (2021-10-05 02 35 16) ↑1 前作本編でもクシナかミナトが言及していたしな…だがBORUTOの展開次第では敵として登場してしまう可能性も。 -- 名無しさん (2021-10-05 10 53 56) ↑4 個人的な意見となるが、この治療法を悪用した方法での安易すぎる戦いの決着は避けて欲しい展開だ。 -- 名無しさん (2021-10-05 11 26 50) ↑4 「九尾」という尾獣は多分時間を掛ければ復活するかもしれないけど、「九喇嘛の記憶」を持ってい復活するとは限らないしね…… -- 名無しさん (2021-10-17 16 50 49) 可能なら十尾と九喇嘛の項目は分けた方が良いと思うんだけど反対の人いる? -- 名無しさん (2021-10-23 06 45 36) 十尾についてはまだ謎が残ってるから単独記事はまだ早いように感じますが、キャラとしての物語も完結したクラマは分割していいと思います。というかしようと思ってたので助かります。 -- 名無しさん (2021-10-23 09 23 58) この項目から九喇嘛(NARUTO)の項目を分離しました -- 名無しさん (2021-11-22 07 20 56) 零尾に関しては、鬼鮫と同じく「尾獣くらいすごい」ってことで名付けられたのだと思っておけばいいんじゃないかな -- 名無しさん (2022-05-12 14 36 57) こちらの項目から十尾(NARUTO)を分割したいと考えています。 一週間待って反対意見がなければ作成に取り掛かります。 -- 名無しさん (2023-03-05 16 20 26) 尾獣玉は高速回転してないのでは?回転を加えたのが螺旋丸な訳だし -- 名無しさん (2024-01-30 19 33 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/xrossrowa/pages/97.html
[名前]うずまきナルト [出典]NARUTO‐ナルト‐ [性別]男 [年齢]16歳 [立場]木ノ葉隠れの下忍・九尾の人柱力 [一人称]オレ [二人称]おまえ その名の通り『NARUTO‐ナルト‐』の主人公。 誕生した直後から、ナルトの出産に同期して、母であるうずまきクシナの中に閉じ込められた尾獣・九尾の妖狐の封印が弱まるところを狙ったトビ(うちはオビト)の襲撃を受ける。父である四代目火影、波風ミナトに助けられ命を拾うも、トビに九尾が奪われてしまう。 最終的にこの事件は、国家間のパワーバランスを保つため、そして未来にトビを打倒する力を残すためにミナトが自らの命と引き換えに九尾の半分をナルトの中に封印することで終結する。しかしこの一件で木ノ葉は甚大な被害を受け、両親を亡くしたナルトは生後まもなく天涯孤独の身となってしまう。 以後は幼くして一人暮らしを強いられ、さらには九尾を恐れる里の大人達からは忌み嫌われる。九尾事件については三代目火影が箝口令を敷いていたものの、大人達のナルトに対する態度が子供達にも波及してしまい、親世代だけでなく同年代の子供達からも蔑まれながら育つという過酷な幼少期を過ごすハメとなる。 やがて無事忍者学校(アカデミー)に進学するも成績は常に最下位であり、卒業試験にも三度落ちる等、忍としての才能は皆無と見られていた。 しかし、卒業試験不合格直後にアカデミー教師のミズキに唆され、封印の書を盗み出しその中に記されて多重影分身の術を修得。禁術を悪用するためにナルトを利用していたミズキを多重影分身の術で返り討ちにした後、ナルトの孤独を初理解し、癒してくれた最初の人物となった恩師うみのイルカから額当てを手渡され、晴れてアカデミーを卒業。その後はナルトにとって特別な友であり、宿命のライバルともなるうちはサスケ、憧れの女の子だった春野サクラと共に、父ミナトの部下であったはたけカカシが率いる第七班に配属される。 それからは波の国での護衛任務、中忍試験、木の葉崩しと言った試練を通して、忍として精神的にも実力的にも大きく成長を遂げていく。しかし、その急激な成長は兄・うちはイタチへの復讐のために力を求めるサスケの焦燥感を煽ることになってしまう。最終的に、イタチの帰郷が引き金となり二人の間に大きな溝が出来てしまった。 力を求め、伝説の三忍にして抜け忍である大蛇丸を追おうとしたサスケを引き止めようとするも、力及ばずサスケは去ってしまう結果となる。 その後、父の師である三忍の自来也からサスケのことを諦めるよう助言されるもそれを拒否。そのためサスケを連れ戻せる、また尾獣を狙う“暁”から己の身を守れる力を得るために自来也に正式に弟子入りし、彼に連れられ里を飛び出し、修行を行うこととなった。 約二年半の自来也との修行を経て里に戻り旧交を温めた後、新生第七班として風影奪還任務に向かう。木ノ葉崩しの際に激突し、理解し合った自分と同じ人柱力である風影・我愛羅を救うために“暁”と交戦し、これを退ける。だが助け出した我愛羅は既に尾獣を抜き取られて絶命しており、涙ながらに彼を苦しめた砂隠れを糾弾。そんなナルトの我愛羅への思いに未来への可能性を見た砂隠れの相談役チヨが命と引き換えに我愛羅を蘇生し、友との再開を果たすことができた。 その後、サスケとの再戦や風遁・螺旋手裏剣の開発等を重ねさらに成長していくナルトだったが、師匠自来也の突然の戦死を知らされ完全に塞ぎ混んでしまう。しかしイルカ達の励ましで活力を取り戻し、さらなる強さを得るため、かつての自来也と同じ妙木山での仙術修行に挑む。 自来也以上の完璧な仙人化を会得した後、師の仇であるペインによる襲撃の一報を受け木ノ葉に舞い戻り、ペインと交戦。一進一退の攻防の末に追い込まれるが、自身を慕う日向ヒナタが自分を庇って倒れたことが引き金となり、憎しみに飲まれて力を求め、ナルトは完全に九尾に乗っ取られかけてしまう。しかしその時、予め封印が弱まった時に備え自身のチャクラを混ぜ込んでおいた四代目火影こと父ミナトが精神世界に出現。九尾の封印を再構築し、父親として息子を信じているという言葉によりナルトは己を取り戻し、師匠と父親から受け継いだ螺旋丸で遂にペインを撃破する。 そして、ペインの本体である兄弟子長門との対面を果たし、師の自来也と兄弟子長門が果たせなかった、忍の世を覆う憎しみという呪いを解くという夢を自分が代わりに果たすことを誓い、その第一歩として長門との和解に至る。 長門は贖いのために木ノ葉の犠牲者を蘇生し力尽きてしまうが、木ノ葉の里に戻ると里の人々全員がナルトを里の英雄として出迎え、里の者全員に自分の存在を認めさせるという、幼い頃から宣言していた夢を遂に実現させるに至った。 その後、サスケが暁に与したという知らせを聞き苦悩の日々を送るが、サスケと再び拳を交え、サスケととことんまで向き合う決意を固める。 最終決戦となる忍界大戦が始まるに際し、人柱力であるナルトは雲隠れの亀島に隠されることになるが、そこで出会った八尾の人柱力であるキラービーから尾獣をコントロールする手解きを受け、精神世界での母クシナとの邂逅を経て九尾チャクラのコントロールに成功する。 その後キラービーと共に島を飛び出し戦場へと向かうが、ナルトの影分身の一つが向かった戦場に穢土転生されたうちはマダラが出現。マダラを嫌う九尾の助力があってなお伝説を超える驚異的な力に圧倒されるも、我愛羅を始めとする五影が結集し、マダラは自分達に任せてもう一人の黒幕・トビを倒せと託される。 まさにその時、ビーと行動を共にしていたナルトの本体は、サスケやかつては長門を誑かした張本人であり、さらには両親の真の仇と言うべき因縁深いトビとの交戦を開始。カカシとその戦友マイト・ガイが救援に駆けつけるも、四人揃ってトビの使役する六体の尾獣に苦戦する。そんな最中、ビーと八尾のように九尾と仲良くしたいと願っていたナルトに、遂に九尾こと九喇嘛(クラマ)がその心を開く。 九喇嘛と完全に心を通わせたナルトはミナト達から託された真の力を発揮して、トビへの反撃を開始する。尾獣達を解放してもなおトビの力に苦戦を強いられ、トビのこの世界への絶望しきった言葉に精神的にも押されかける。しかし他ならぬ九喇嘛から、おまえは託されたことを失敗なんかしないと激励され、改めて彼との絆の力である尾獣モードで最後の決戦に臨んだ。 [身体的特徴] 金髪碧眼の少年。頬には狐の髭のような三本の線が左右に走っている。オレンジと黒を基調とした衣服に、木ノ葉隠れの紋章が掘られた額当てを身に纏っている。 仙人モード時には目の周りに隈取が現れ、さらに蛙のような横長の瞳、また九尾の影響が表に出て来た時には狐のような縦長の赤い瞳孔となる。 [性格] 悪戯好き、負けず嫌いかつ目立ちたがりな性格。その一方で孤独の辛さを知っており、自身と似た境遇にある我愛羅などの気持ちを察し、深い共感や同情を見せる性格である。 そして何より、自来也の信じる忍者の心得ともいうべき諦めないド根性を持っており、周囲に自然と影響を与えて行く性格をしていると評されている。 最近では長門を理解し和解を選んだことや、己の心に闇を抱えていることを認め、それと向き合い乗り越えるなど、復讐に傾倒し迷走するサスケとは対照的に大人への成長が目立つ。 [能力] 母方のうずまき一族の特徴として膨大なチャクラを誇り、通常時ではたけカカシの4倍もの量と、九尾のチャクラに負けない程の質がある。 また、四代目火影が漏れ出す九尾のチャクラをナルトに還元出来るように封印式を組んでおり、この九尾のチャクラを引き出すことでカカシの約100倍ものチャクラ量を扱うことができるが、この影響でチャクラコントロールが非常に苦手で術の効率が悪い。 うずまき一族の特徴として強い生命力を持ち、上述のチャクラと合わせて擦り傷程度は短時間で再生できる。 また同世界観における忍であるため、常人には到底視認できないほどの素早い動きに、一蹴りで何十メートル以上も移動する跳躍力、木々の枝上を高速で渡ること、チャクラコントロールの応用で壁面や天井、水面に立って走るなどの超人的能力を持つ。 座学等の勉強は大の苦手であるが、柔軟な発想力を持っており、敵の裏を掻いた行動を見せることもしばしば。 以下、主な使用忍術 影分身の術 +開示する 残像ではなく実体を作り出し、物理的攻撃の可能な上忍級の高等忍術。分身体が体験したことや目撃したものは分身体が消えたとき、術者の記憶として残るので、危険な場所への考察活動やスパイ活動などを安全に出来る。発動時にはチャクラが本体から各分身へ均等に分けられるため、瞳術を用いても本体を見分けることはほぼ不可能。反面、分身体の疲労までもが術者に還元されてしまい、さらに分身の数だけ本体のチャクラも分割されるため、チャクラの少ない者には不向きというデメリットがある。ナルトの影分身は九尾化したことがあったことから、尾獣のチャクラも分けられることが窺える。 しかし様々な術に応用することが可能であり、特にチャクラの放出・形態変化・性質変化の組合せが要求される術を行使する場合、それらを分担して担当させることで術の発動難易度を大幅に下げることが可能となる。分身体が陽動になり敵の注意を引き、本体で仕留めるパターンがよく使われる。 さらにナルトは、仙人モードになるために必要な静の状態を影分身に担当させ、影分身を解除することで還元される仙術チャクラを利用する戦法にも利用している。またこのことから影分身が解除された場合、そのチャクラは本体へ還元されるということがわかる。 他の分身系術とも共通するが、本体が意識不明、あるいは死亡した場合などには分身体も維持できず解除される模様。 通常より多くの分身体を作り出す多重影分身の術はチャクラの消費量があまりにも多いために禁術とされているが、人柱力であるナルトはこの欠点を補って余りあるため、戦闘スタイルの基礎に盛り込んでいる。 変化の術 +開示する 敵を欺くために、自分とは異なる物体に変化する術。対象は人間でなくても良く、忍具に変化し本物の忍具と同じように使用することも可能である ナルトはさらにこれを独自に発展させた、裸の女に変化するおいろけの術を使用。男の本能を刺激するある意味非常に強力で、危険な術であり、三代目火影をも鼻血を噴射して卒倒させた。「ボン、キュッ、ボン」がミソらしい。影分身と組み合わせたハーレムの術も持つ。 口寄せの術 +開示する 血で契約した生き物を好きな時・好きな場所に呼び出す時空間忍術の一種。ナルトは自来也に習い妙木山に住む蝦蟇達を呼び出すことができるが、クロスロワ内でも使用できるかは不明。 螺旋丸 +開示する チャクラを掌上で乱回転させ圧縮し相手にぶつける、ナルトの代名詞とも言うべき忍術。 チャクラの形態変化を極限まで高めた術であり、攻撃対象に螺旋状の傷を与え、さらに螺旋を描いて吹き飛ばす近距離用の術。その威力は小さな台風とまで称される。 基本的には片手で発動するものだが、ナルトは一人で乱回転するチャクラを抑え留めるだけのコントロールができないため、2人に影分身し形態変化を影分身に担当させることで発動する手法を発明した。 螺旋丸そのものは「乱回転するただのチャクラの塊」であるが、発明者である父ミナトが本来目指した完成形はここに性質変化を加えたものであり、後にナルトがそれを成功させた風遁・螺旋丸を開発、更に発展させ風遁・螺旋手裏剣へと昇華させる。 その他にも自身の代表術として、ナルトは何種類ものバリエーションを開発している。 風遁・螺旋手裏剣 +開示する 風遁・螺旋丸をさらに高めた術。形状的には螺旋丸を核にして、風のチャクラが巨大な手裏剣の形を象っているというもの。使用時には周辺に振動と轟音が起きるほど強力な術で、相手に当たると対象を中心に螺旋丸が展開、表面にコーティングされていた風のチャクラが螺旋丸の乱気流に巻き込まれる形で中心部分に一気に収束、風遁チャクラが針状に形態変化を起こし、写輪眼でも見切れない、攻撃「濃度」と表現されるほどの攻撃回数によって、術を受けた者の細胞の経絡系を全て損傷させてしまう。この際の針状チャクラは細胞より小さく描かれており、すなわち数百ナノメートルサイズと防御は極めて困難。 その効果はさながら毒のようであるとも表現されるほど強力。その反面問題点も多かったが、ナルトは妙木山での修行の末そのデメリットの多くを解消。仙術チャクラを練り込むことで手裏剣の名のごとく術を敵に投げ飛ばし、その近くで円形に拡大し展開する術とした。威力は敵の胴体を真っ二つに切り裂くほどで、ナノサイズの風の刃も健在。また、近距離での直接攻撃ではなく遠距離から放出できるようになったことでナルト自身への術のリスクもなくなった。 九尾チャクラを利用することでも改良後の仕様で発動可能で、さらに指先に形成する超小型のミニ螺旋手裏剣も開発している。 尾獣玉 +開示する 高圧縮したチャクラを口から吐き出す、全尾獣共通の術。中でも九尾の尾獣玉は他の尾獣五体のそれを融合させたものに匹敵する威力があり、直径数キロもの爆発を起こし山を消し飛ばすナルト達の切札である。 プラスの黒いチャクラとマイナスの白いチャクラを8 2の割合で混ぜ、玉の形に形態変化させ取り込み放つ術で、このチャクラ配分と回転の有無を除けば螺旋丸と似たような術であり、キラービーは四代目火影が尾獣玉を元に螺旋丸を開発したと推測している。それを証明するかのように、ナルトは螺旋丸の要領で掌に収まるサイズの超ミニ尾獣玉を作る様を披露した。 さらにナルトは特殊なチャクラを用いることで、通常時とは異なる以下の三つの状態(モード)を使い分けて戦闘を行うことが可能。 仙人モード 膨大な自然エネルギーを体内に摂取し、自身のチャクラと練り合わせることで、 忍・体・幻全ての術レベルを飛躍的に上昇させる仙術の使用が可能となる。 この状態では回復力と耐久力、単純な動作の速度も強化され、さらにただの組手でも蛙組手という名の付く体術の極みとなる。また己の周りにある自然エネルギーを利用するため、そのエネルギーが術者の一部となって危険探知と攻撃範囲がずば抜けて広がり、一番古いモードでありながらもその感知能力のおかげで以下二つのモードと十分差別化されている。 ただし、仙人モードの持続は長くても5分が限界で、そもそも発動のために自然エネルギーを取り込むためには自然と一体化した状態、即ち一切動かないで居続ける必要があり、さらに自然エネルギーを上手く扱えなかった場合は蛙岩化して死亡してしまうなどの、強力な効果に見合うだけの大きなデメリットが存在する。 九尾チャクラモード 九尾から奪い取ったチャクラを物質性を持った衣として纏い、忍界最速の四代目火影にも匹敵する瞬身の術を可能とするほど身体能力を向上させたモード。素のナルトよりも遥かに増えたチャクラで強力な術も使えるようになり、また衣を形態変化させ複数の伸びる腕として扱えるようになった。これにより螺旋丸を発動する際に腕だけを形態変化で作ることで分身する必要がなくなった。チャクラがチリチリと燃えるように発光しており、このモードになったナルトは他人の悪意を探知するという他の忍にはない感知能力を獲得した。まだ尾獣モードではこの悪意感知能力の有無が確認されていないため、ない場合はこの点で差別化することができる。以前は失敗していたが、九喇嘛との和解後にはこのモードでも尾獣玉を扱うことができるようになった。 尾獣モード 和解した九喇嘛のチャクラを完全にナルトとリンクさせ、九喇嘛自身のチャクラの衣でナルトを纏い強化する、九尾チャクラモードの上位互換。スピードや使用できるチャクラ量が奪った一部だけを使っている九尾チャクラモードを完全に凌駕しており、さらにチャクラの衣を形態変化させられる規模と種類に変化を加えることに成功し、手だけではなく九喇嘛の体を模した巨大な九尾の狐や、それの一部分をチャクラで形作ることが可能。 なお他の人柱力の尾獣化とは異なっており、ナルト自身の肉体が九喇嘛そのものに変化するのではなく、あくまでチャクラの衣で擬似的な九喇嘛の肉体を再現した状態がナルトの尾獣化であるらしい。初披露時は持続時間は五分程度であったが、初めて故にリンクが完璧でなかったためであるため、回数を重ねるごとに持続時間を延ばして行けるものと考えられる。 [九喇嘛] +開示する 初代火影・千手柱間が手にして以来、木ノ葉隠れの里が保有して来た最強の尾獣。 目つきが悪く、体毛は橙に近い赤色。九尾の狐だが、骨格は獣というより人間に近い。 元より十尾から分かれた尾獣の中でも強い邪念の塊と呼ばれていたが、かつてうちはマダラを始めとする多くの忍達に、九喇嘛という存在ではなく己のエゴのために利用するただの強大な力、道具と見なされ、その心を蔑ろにされて来た過去から人間を強く憎むようになっていた。 終末の谷事件までは九喇嘛単独で生きて来たが、柱間が妻のうずまきミトを人柱力として封印、次にクシナを経由して、九尾事件の末ナルトの中に宿ることとなった。 当初はナルトの怒りなどの感情的変化によって一部のチャクラを貸し与えていたが、後に精神世界に入り込んで来たナルトにチャクラを貸せと言われたことで、ナルト自身の要求に応えてチャクラを貸すようになる。 しかし、第二部以降は、それとは別に勝手に自分の力を持て余すかの様にチャクラを与えては、それに付随する憎しみでナルトを支配し、暴れさせるようになった。この時期はナルトの隙を衝くことで自らの封印を解除させ、再び外の世界へ復活することを目的としていたようである。 後に憎しみを克服したナルトにチャクラの一部を奪われるが、それ以降ナルトからも哀れみを受けていたようで、少しの間待って欲しいと告げられている。 その後はナルトが奪った自身のチャクラを使うたび、リンクしたナルト側のチャクラも奪う等の反抗を見せていたが、精神世界でのナルトとの会話や彼の人生を見続けて来た影響で徐々に態度を軟化、いつの間にかナルトのチャクラを奪うことをやめるようになる。 やがてトビとの決戦で、ナルトが口にした「人柱力でいることを不幸だと決めつけるな」「尾獣達と対等な友達になりたい」という本心を受け取る。そして彼が四尾を救うために尽力する姿を見て、遂にナルトに心を開き、互いに力を合わせるようになった。 封印した十尾から自分達を生み出した六道仙人の事は、ジジイと呼びながらも父の様に慕っていたらしく、年老いた彼が幼い頃の尾獣達に別れを告げた際には、涙を浮かべ哀しんでいた。 その在りし日の六道仙人に、今のナルトの姿を重ね合わせている様子がある。 以下、クロス・バトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する うずまきナルトのクロスロワにおける動向 初登場話 008 出会うべくして 登場話数 1 スタンス 対主催 死亡話 ??? キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 うちはサスケ 敵対 サスケ サスケ、おまえ 元仲間、友人、宿敵 未遭遇 はたけカカシ 友好 カカシ先生 カカシ先生、先生 上官、先生 我愛羅 友好 我愛羅 我愛羅、おまえ 友達、忍連合の仲間 キラービー 友好 ビーのおっちゃん ビーのおっちゃん 人柱力仲間、師匠の一人 うちはオビト 敵対 (この時点では)不明 おまえ “暁”の黒幕、両親の仇 うちはマダラ 敵対 (あっちの)マダラ マダラ、てめー 伝説の忍、敵の黒幕の一人 リュータ・サリンジャー 交渉中 不明 おまえ 誰かに憎悪を抱いている者 008 出会うべくして
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登録日:2021/07/10 Sat 17 44 13 更新日:2024/06/12 Wed 14 55 29NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 BORUTO NARUTO用語項目 うずまきボルト カワキ カーマ コード ジゲン バックアップ バックアップファイル 上書き 不死 不老不死 大筒木 大筒木イッシキ 大筒木シバイ 大筒木モモシキ 大筒木一族 楔 神術 解凍 そして自覚せよ… 「神(・)」を倒した者はもはや(・・・・・・・・・) 只人ではおれぬのだ(・・・・・・・・・)という事をな… 楔(カーマ)とは、漫画『BORUTO‐ボルト‐』に登場する術の一つ。 ◆もくじ ◆概要 ◆機能 ◆実態転生 詳細なシステム ◆カーマ進化 ◆使用例本来の役割 モモシキの楔 イッシキの楔 ◇白き楔 ◆関連忍術 ◆概要 本作の主人公であるうずまきボルトがモモシキとの激闘後に刻まれていた菱形の黒い刻印。 ボルトのライバルであるカワキ、殻のリーダーであるジゲンにも刻まれている。 大筒木一族に連なる者が刻む謎の刻印で、打ち込まれた対象は「器」と呼ばれている。 大筒木モモシキに楔を刻まれたボルトはモモシキの「器」である。 使用すると楔が独特の模様として全身に広がり、忍術の吸収など強力な能力を行使できるようになる。 ボルトの場合当初は単なる刻印だったが、話の要所要所で楔の模様が広がっていき徐々に開花していった。 なお、ボルト本人は能力の使用に際して何かが体に入り込んでくるかのような感覚を訴えているが…? ◆機能 地力の増強 楔を解放する事で術者の身体能力が強化され、単純にパワーアップできる。 更には術の威力も上がる。 この他、楔を刻んだ大筒木の戦闘経験も獲得することができる。 悠久の時を生きる大筒木の膨大な経験を得ることでさらに実力を上げることができるが、普通に使っているだけでは戦闘経験を引き出すには至らないようで作中これを使ったのはコードのみ。 チャクラ吸収 楔のメインとなる能力。 掌の刻印からチャクラを吸収してしまう。 チャクラを利用した術であれば、たとえ螺旋丸であろうと天照であろうと問答無用で吸い上げる事が可能であり、また他者に触れてチャクラを奪い取る事も出来る。 ただし「チャクラを吸収する」という能力の性質上、吸う事が出来るのはあくまでチャクラによって作り上げられたエネルギー体であり、実際の物質は取り込めない(*1)。 例として、水のない所で発動する水遁は吸えるが実際の水を利用した水遁は吸収できない。 時空間忍術 黒い渦を発生させて空間の裂け目を作り出し、異空間へと移動できる。 しかし安定して使用できるのはジゲンのみであり、ボルトかカワキでは下述の「共鳴」を利用してようやく目当ての空間に繋げる事ができる程度。 単独では追い詰められた時あるいは感情を爆発させた時にしか接続できないなど、極めて不安定である。 共鳴 異なる楔を持つ「器」同士が連携する事で楔の効果を引き上げる。 作中ではボルトとカワキが協力して目的の異空間に時空間忍術で接続した他、カワキがボルトに力を与えて螺旋丸の威力を増加させたりした(螺旋丸・連奏(つらね))。 ◆実態 上述の機能はあくまで楔の一側面にしか過ぎず、その本質は大筒木一族のバックアップファイル。 大筒木が自分自身をデータ化して複製し、小さく圧縮した刻印であった。 転生 圧縮ファイルは時間をかけて少しずつ「解凍」されていき、「器」の体を大筒木のものへと造り変えていく。 全てのデータが解け切った時、その体は大筒木によって上書きされ「器」の存在は完全に消滅する。 そして大筒木は復活を遂げる…という、彼らの不死性を支えるシステムである。 より正確には復活というより、他人を自分の完全なコピーに変える術といえる…‥と思われていたが、実際にはイッシキの魂が消滅したことで楔による復活が不可能になったことから、コピーした自分の肉体に魂が宿る形での転生術だった模様。 肉体を自分と同じ肉体に上書きする点を除けば、転生のシステム自体は、大蛇丸の他人の身体を乗っ取る「不屍転生」に近いと思われる。 データが解凍し切らない内は「器」として利用する事ができず、解凍前に「器」が死亡した場合は転生も不可能となってしまう。 逆に解凍さえ済んでしまえば、例え黒焦げの焼死体であろうとも問題なく転生することができる。 更に作中では明言されていないものの、転生を行う事で寿命が更新されるという効果もある。 実際、楔によって大筒木化してから1000年近くが経過していたジゲンは「死期が迫った大筒木」として扱われていた一方、つい最近刻まれたばかりのボルトは「若く健康な大筒木」として触れられていた。 この点を利用し、ある大筒木は楔による転生を繰り返す事で不死を保っていた。 詳細なシステム 解凍が完了した「器」が存在する場合、刻んだ大筒木が死ぬと自動的に「器」への転生が始まるが、これは楔が含まれるシステムであるため、刻んだ本人も制御することは不可能とされる。 大筒木にとって「楔を刻む」とはそれなりに大事であり、瀕死の重傷を負うなどした場合には刻む事も出来なくなってしまう。 「器」を用いて転生した大筒木が転生前に複数の楔を刻んでいた場合、転生後には全ての楔が消滅する。 これは同一人格が重複するリスクを回避するための安全機能のようなものと推測されている。 転生後に再度転生を行う場合は、再び「器」を見つけて楔を刻む必要がある。 また、データの解凍が完全でない状態で楔が消滅した場合、元の大筒木に転生する恐れはなくなるが、それまでに解凍されたデータによる肉体の変質は不可逆的に残る。 このため、解凍が8割前後進んでいればその肉体は殆ど大筒木となってしまう。 あくまで生身の生体情報に干渉する機能であるためか、影分身には刻めないという性質(欠点?)も存在する。 ◆カーマ進化 解凍が大幅に進行し、かつチャクラを枯渇して意識を失った「器」に見られる現象。 楔の模様が延長して額に角を形成し、楔に宿っている大筒木の意思が覚醒する。 特にボルトの場合は大筒木一族であるカグヤの血を引いている事もあってか、モモシキが目覚めている間に限って右目に白眼を開眼している。 この状態では体術や忍術の威力が跳ね上がり、圧倒的な戦闘力を発揮する。 更には「器」の能力も使用でき、モモシキの場合は影分身や消える螺旋丸などボルトが会得した忍術をフル活用していた。 ただし解凍が完了する前の一時的な覚醒に過ぎず、チャクラを回復させると今度は「器」の意識が目覚めて乗っ取り返されてしまう。 また、額の角が折られると強制的に解除される。 ◆使用例 本来の役割 大筒木一族の者は星を襲撃する際に十尾を伴って二人一組で行動しており、一人を生贄として生きたまま十尾に食わせる事で神樹を生やしている。 この時、生贄となる方が後で復活するために使用するのが楔である。 事前に楔を刻んで自分用の「器」を用意しておき、片割れが神樹の成長を見守る間に生け贄役は楔が解凍して復活する時を待つ…という具合である。 このように、本来は格下である親役が神樹を生やす際に利用するシステムなのだが、劇中では子役であるモモシキとイッシキが自身の復活のために活用している。 モモシキの楔 五影とサスケ達との決戦において、ボルトに「面白い運命」を見たモモシキが戦闘の最中に刻んだ楔。 右掌に刻まれており、力を解放すると楔が青く変色する。 何十人もの子供を犠牲にしてようやく「器」を手に入れたイッシキの例を見るに、ぶっつけ本番の一発勝負で適合に成功したモモシキは相当に幸運(ボルトにとっては不運)だったと思われる。 ボルト自身が大筒木一族の血統である事と、カワキの楔との「共鳴」が相まって驚異的なスピードで解凍が進行している(*2)。 イッシキの見立てによると、このまま解凍が進めばかなり強力な大筒木として覚醒するようである。 だが、後にコードとの戦いでボルトが暴走し、事前の打ち合わせ通りカワキに介錯された際、モモシキ自身によって消滅を防ぐため、解凍前のデータの残りをボルトの肉体に変換して治療が行われた。 この結果、この楔はモモシキの意識を宿したままではあるが、全てのデータを解凍してしまったためにボルトを乗っ取っての転生ができなくなってしまった。 ただし「大筒木のデータを得て変質した肉体」であることは変わらないため、現状のボルトは「うずまきボルトの外見・精神・能力を持った大筒木一族」というべき状態にある。 イッシキの楔 カグヤの裏切りによって半身を失い瀕死に追いやられたイッシキが、本来あるべき姿で復活するために刻んだ楔。 カワキは左掌、ジゲンは顎に刻まれており、力を解放すると楔が赤く変色する。 ジゲンの身体は楔に適合しておらず、仮に転生したとしても三日と経たずに死を迎えてしまうため、正統な「器」としてカワキを用意している。 ジゲンの楔は悠久の時(*3)を経て既に解凍が完了しているが、カワキの方は幼少期から少年期に至るまで数年かけても解け切らず、ボルトと出会うまでなかなか解凍が進んでいなかった。 カワキに刻まれた楔はイッシキがジゲンの肉体で転生した際に消失したものの、この時点でカワキの肉体は大筒木が大分進行しており、それを利用したアマドによってカワキの右腕を修復する作業と並行して密かに楔の復元も行われ、コードとの戦いにてカワキ本人が渇望した事でついに復活。 ボルトと同様に角が伸びるカーマ進化状態への変身が可能になり、「少名毘古那」「大黒天」といったといったイッシキの能力を発現するようになった。 ◇白き楔 殻の内陣であるコードに見られた特殊な事例。 楔の位置はカワキと同じ左掌で、展開時の模様も同じもの。 カワキと同じく適合実験の一環でイッシキに楔を刻まれたところ、「器」としては機能せず楔の武器としての側面のみが残るというバグのような反応を起こし、結果としてジゲンをも上回る脅威的な戦闘力を発現した。 ただあくまでもイレギュラーな形で誕生したためか、正規の楔に存在する吸収能力は有していない様子。 上書きの恐れもなく楔の力のみを享受できるというまさに良いこと尽くめの例なのだが、大筒木一族及びイッシキの信奉者であるコードは「器」になる事が出来ないこの楔を出来損ないと卑下しており、正統な「器」であるカワキに強い羨望と嫉妬心を抱いていた。 また、その圧倒的な戦闘能力も殻の実質的リーダーであるジゲンの支配力を揺るがさせないために進んでリミッターを掛けさせ、あえて弱体化している(*4)。 ◆関連忍術 呪印 大蛇丸が開発した忍術。 重吾の体液から抽出した酵素を刻印として他者に注入する事で、重吾と同様の呪印状態…擬似的な仙人モードへと変身させる事が出来る。 強力な能力なだけに必ず適合するとは限らず、拒絶反応を起こして死亡してしまう事も。 実は分離させた大蛇丸自身の意思も仙術チャクラとして混ぜており、バックアップの役割も兼ねている。 これにより解邪法印による外部からの干渉ありきではあるが、楔と同様に後の復活を可能としている。 しかし楔のような重複防止機能はないため、サスケから復活した個体とアンコから復活した個体でオリジナルが併存してしまっている(*5)。 もっとも、複数のバックアップを残せる点など部分的には楔より優れており(*6)、これにより大蛇丸の人外っぷり能力の高さが改めて証明された。 不屍転生 これまた大蛇丸が開発した忍術。 他者の体に本体である大蛇を潜り込ませ、精神と肉体を乗っ取る事で生き長らえ、不老不死を実現させている。 楔というよりはイッシキがジゲンに取ったやり方に近いか。 一瞬で白ゼツ分身を乗っ取る点はある意味楔以上だが、乗っ取った肉体の強さにも左右される。 楔はその点、重複無しや肉体の強さの再現性に重きを置いている。 『NARUTO‐ナルト‐』の時代でも屍骨脈や写輪眼、柱間細胞などの力を欲して意図せず不死身であったカグヤに迫っているので、楔に関しても「他者に刻印してバックアップ」「体の乗っ取り」など、不老不死を探究する上で実際の不死である大筒木一族と似通うのは必然だったのかもしれない。 百豪の術/白豪の印 三年間もの間、額に一定量のチャクラを溜め続ける事で発現できる忍術。 術者の額には紫色の菱形のマークが浮かぶ。 千手柱間の妻であるうずまきミト、その孫にして五代目火影の綱手、そしてその弟子のうちはサクラが派生の白豪の印を会得している。 陰封印(いんふういん)・解(かい)によってチャクラを解放する事で額の菱形から楔解放時に浮かび上がる模様に似た模様が浮き上がり、柱間のように印を結ぶ事もなく自身の体を再生できるようになる。 楔と同じ菱形である事から、劇中でもサラダに関連性を指摘されている。 カワキは「よくある図形だからいちいち気にしても仕方ない」とあまり気にしなかったが、サクラから「六道仙人の時代から存在する歴史ある術で、詳細不明な部分が多い」事も明かされており、何らかの関連性が示唆されている。 追記・修正は楔を刻まれてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] zipファイル -- 名無しさん (2021-07-10 22 17 02) 生きた人間の身体を少しずつ別の人間のコピーへと作り替えていき、最終的には心身共に完全な別の人間のコピーに成り果ててしまう……。『機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ』のカーボンヒューマンの「別人のコピー」の面の完成度を上げたようなもんか……?(あちらは「情報の精度などで“完全なコピー”にはなり得ない」欠点があったり、「基本的には死者のコピーのみを作り出して戦力として用いる」「『体力的には全盛期の若年期の肉体に、十分な精神・技術面の成熟を遂げた老年期の精神を宿した状態』など本人の生前にはあり得なかった状態のコピーを作り出すような調整もできる」とどちらかというと穢土転生みたいな使い方だったけれど) -- 名無しさん (2021-07-10 23 37 15) 14巻でイッシキがカワキに楔を刻み込めたとしても解凍は8割で止まったままだから転生できなかったかもな。 -- 名無しさん (2021-07-10 23 49 32) 今までの既存の術と上手く被ってる部分があるから自然に理屈が分かる。あと大蛇丸1人で大筒木一族の術をヒントも無しにここまで再現してるとかやっぱチートすぎるだろ! -- 名無しさん (2021-07-11 01 59 09) 大筒木モモシキ.zip -- 名無しさん (2021-07-24 15 37 14) 自己解凍するから、「大筒木モモシキ.zip .exe」くらいの感じ。ウィルス的な意味でも -- 名無しさん (2021-11-22 23 12 07) 一見すると便利かつ無敵に見えるけど、意外に複数の要因で妨害されているシステム。大蛇丸の技と比べるとタイムラグがあるのが最大の欠点になるのかな。 -- 名無しさん (2022-07-07 23 07 24) 適合さえすれば九尾や万華鏡写輪眼持ちを超える力を得てチャクラ由来の術はノーリスクで吸収おまけに大筒木の戦闘経験も上乗せという竜の紋章並の特典もある…など武器の側面で見れば完全にチート -- 名無しさん (2023-01-08 15 17 09) 本人は乗っ取りで不老不死だし、呪印刻んどけばいくらでも分身の保険を残せる大蛇丸式が優秀過ぎてカーマが霞んでる -- 名無しさん (2023-03-18 14 45 23) ↑本文でも書かれてるけど保険が重複のリスクと裏表だったり、乗っ取りも時間かかるとはいえ写輪眼で返されたりしないなら楔のが強制力上だし、相互互換でしょ -- 名無しさん (2023-03-28 10 42 21) 仮に100人位の適合者に楔刻んで全員が100%解凍された状態で1人転生したら大筒木が100人できあがりって訳か不死性より種族保存に適したシステムだな -- 名無しさん (2023-03-31 00 15 52) ↑ それは大蛇丸の呪印の特性。本編でイッシキに起きた通り、複数人解凍済んでても最初に転生した時点で残りの人間からは楔は消える。それゆえにイッシキは負けた -- 名無しさん (2023-03-31 01 50 15) ↑いや楔が消えても解凍されたデータによる肉体の変質は不可逆的に残るって書いてるでしょつまり楔の能力は使えなくても遺伝的には大筒木になる -- 名無しさん (2023-03-31 06 45 45) 今の所楔無しの大筒木化の特典は十尾の生贄になるという本人にとってはデメリットでしかない要素だが体質がカグヤと同類になるんだから普通に忍の修行をすれば六道仙人と同等以上になってもおかしくないわな後寿命が近かったとはいえ器に適さない普通の人間のジゲンが老化も無く1000年位肉体を維持できてたから不老長寿の効果もあるのかも -- 名無しさん (2023-04-09 15 23 11) ゼツに楔を打ち込むとどうなるのか気になる。カグヤはゼツを大量生産して他の大筒木に対抗しようとしてたがゼツがいくらいても勝てそうにないからゼツに更に楔を応用するなりして強化するつもりだったのかな?楔がどれ程機能を改造出来るのか分からないけど自我の無い自分の分身を大量生産出来る可能性があるならば相当な脅威と言えるし -- 名無しさん (2023-04-09 15 48 41) ↑3 ああ、確かに。そう言う点で見ると適正と術者がその気になればどんな種族だろうと大筒木化させて無理やり十尾の生贄にできるのか。NARUTO以外の惑星でそうやって生贄用大筒木の養殖地にされた星とかもありそうで嫌だな…… -- 名無しさん (2023-04-09 21 15 52) ナルト曰く何を基準に適合してるのか分からないから単純な強さだけじゃ無いのかも知れんけど柱間辺りが最高の器になったろうになイッシキも柱間で転生してたら柱間の再生能力にイッシキの基礎戦闘力+少名碑古那+大黒天で底上げという訳分からん強さになってたかも知れないのにそれとも体が大筒木になったら柱間細胞の恩恵は無くなるのか?まあいずれにしてもジゲン転生verを遥かに凌ぎそうだが -- 名無しさん (2023-04-15 07 59 08) ↑3 もし白ゼツをバックアップに出来るなら復活し放題だな。 -- 名無しさん (2023-05-02 23 12 59) ある意味ボルトやカワキが物語のキーになれた要素でもあるんだが九喇嘛と和解したナルトや哀しみ背負って開眼してったサスケに比べるとお手軽パワーアップ感が強い…まあカワキは壮絶虐待生活送ってボルトは全てを失うレベルの災難に見舞われたが修行や成長で得た力じゃないのは変わらんしなぁ… -- 名無しさん (2023-05-13 19 18 20) 生きてる人間にしか刻めないが解凍が完了していれば死体でも転生できるってのが謎システムだわ普通は器の生命活動を奪い取る形で転生だと思うがこの点では大蛇丸の呪印を上回ってるかも -- 名無しさん (2023-05-18 21 20 13) 実際チャクラを一点に集中して印が出る百豪の術、ある意味似た仕組みなのは実際そうだから参考に開発された術説はありえるよね -- 名無しさん (2023-12-19 11 45 56) ↑2おそらくなんだが大筒木化が原因じゃないかな?細胞が大筒木になることで転生が始まったらどんな状態でも治るみたいな -- 名無しさん (2024-01-04 19 19 02) この術って不屍転生から他者の力を得る所を無くしたようなものだよね。まあ他者の力を得るのはチャクラの実で事足りるからね。 -- 名無しさん (2024-01-04 19 33 01) 大筒木が下等種の人間の力を得る必要性は無いだろうけどな今んところ刻んだ奴もモモシキ・イッシキと作中で最上位級の実力者でむしろ刻まれたボルトとカワキが楔の力を行使して超パワーアップしてるぐらいだから -- 名無しさん (2024-01-06 19 56 15) 要は刻んだ本人の能力を100だとしたら100以下の複製品しかできない正真正銘自分の劣化コピーを作るものなんだろう。ジゲンは出来損ないでイッシキより数段劣るしカワキが改造で全身科学忍具にされてたのも少しでも本来の大筒木イッシキに近い戦闘力にしたかったからなのかも -- 名無しさん (2024-01-07 15 47 54) 復活用としてはZIPファイルより大蛇丸式の方が優秀なのがタマにキズ -- 名無しさん (2024-06-12 14 55 29) 名前 コメント
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「俺は絶対、火影になるってばよ!」 週刊少年ジャンプで連載されていた岸本斉史氏の漫画『NARUTO -ナルト-』の主人公。 忍者の頭目を目指す少年。口癖は「…ってば」と語尾に「だってばよ」。 好きな食べ物はラーメンとお汁粉。趣味は花の水やりとイタズラ。 アニメでの声優はレインボー・ミカやメタビーの中の人、 竹内順子 女史。同じジャンプでいえばゴンさん…だったのは過去の話。 『餓狼MOW』の少年忍者、北斗丸もこの人である。 木ノ葉隠れの里出身で、四代目「火影」こと波風ミナトと渦の国出身のくノ一であるうずまきクシナの間に生まれた。 「木ノ葉の黄色い閃光」と称された父親譲りの金髪と青い目を持つ。 名前の由来は自来也の書いた小説「ド根性忍伝」の主人公だが、コレは「ラーメンを食いながら考えた適当な名前」だったため、 自来也は流石に諫めるが、両親の強い希望でこの名前になった。 生まれたばかりの頃、ミナトの手によって当時里を壊滅状態に陥れていた妖怪「九尾の妖狐」を体内に封印させられた (ミナトが自分の息子なら、半分に封印した九尾のチャクラの力を使いこなせると信じ、 九尾を操り木の葉隠れの里を襲わせた黒幕と特別な力がないと太刀打ち出来ないために封印した)。 そのせいで九尾の妖狐を恐れる里の大人達から差別され、自分と同年代の子供達にも疎まれながら育つ (ただしシカマルやチョウジなど同世代の友達も少ないながらもいた。後付けとか言うな)。 その反動から周囲の目を自分に向けさせようと、歴代の火影の顔岩に落書きしたり授業を抜け出したりと、 里に散々迷惑をかける問題児だった。しかし自分を認めてくれた忍者アカデミー(忍者の学校)の担当教師、 うみのイルカの存在もあってか、人間的にはグレることなく成長している。 勉強の出来が悪く、アカデミー時代の成績はいつも最下位で、 卒業試験は毎回苦手な術だったため3度にわたり不合格となっている。 しかし3度目の不合格直後のある事件に巻き込まれたことが切っ掛けで、イルカから忍者の証である額当てを貰い、晴れて卒業する。 ちなみに座学の成績は悪いが、影分身を利用して螺旋丸の習得難易度を下げるなど頭の回転自体は速い方である。 特別な忍術の才能にも恵まれているわけではないが、厳しい修行の末に高難度忍術を習得し、 窮地の際にも最後まで諦めず状況を打開するなど、並外れた根性の持ち主である。 常人離れした行動力を持ち、良くも悪くも味方の運命を左右することが多いために、 「意外性NO.1のドタバタ忍者」と評され、異名にもなっている。 卒業後、ライバルのうちはサスケ、恋心を寄せる春野サクラと共に、 上忍のはたけカカシの下で【第七班】として三人一組(スリーマンセル)を組み、 カカシによる合否判定の演習を経て正式に忍者(下忍)となった。 ナルトは、波の国での護衛任務、中忍試験、さらに伝説の三忍の1人・自来也との出会いを経て大きく成長を遂げていく。 第二部では様々な任務や、ペイン襲撃の解決を経て「木の葉の英雄」として認められるまでに至る。 最終話では七代目火影に就任。また日向ヒナタと結婚し、2人の子供をもうけている。 主な使用忍術は大量の実体を伴った分身を発生させる禁術「多重影分身の術」、 師匠の自来也より教わった、チャクラを手のひらに球体状に集め圧縮し、相手に押し付けて攻撃する「螺旋丸」を使用。 この螺旋丸は派生技が多く、螺旋丸を核に風のチャクラが手裏剣を形作る「風遁・螺旋手裏剣」を始めとして、 両手で作る「螺旋連弾」、通常より巨大な「大玉螺旋丸」などなど非常に様々がバリエーションが存在する。 また、物語初期から金髪ツインテールの美少女に変身する「お色気の術」が使えるなど、変化の術が得意だったりする。 変身時の通称ナルコはそのエロかわいさから人気。 (以上、Wikipediaより抜粋、改変) + 人柱力 九体いる尾獣と呼ばれる巨大な魔獣を体内に封印している人物のこと。 体内の尾獣の力を使って強力な力を使えるが、暴走の危険を孕んでいる。 裏切り防止のために五影と近親者がなることが多い。 例として九尾の人柱力であるナルトや一尾の人柱力だった我愛羅はそれぞれ火影と風影の息子である。 四代目水影やぐらのように水影自身が人柱力であったこともある(我愛羅も現在風影に就任している)。 ただしその尾獣の戦闘能力から周囲から怖がられ、畏怖・疎外される傾向にあり人間不信になる者も多いが、 ナルト、我愛羅、キラービー、ユギトのように努力し、里から受け入れられた者もいる。 雲隠れのキラービーやユギトは自らの意思で尾獣化のコントロールが可能。 特にキラービーは八尾とフランクに接するなどかなり良好な関係である。 + うずまき一族 本来は渦の国の渦潮隠れの里を拠点に持つ一族。 木の葉の千手一族と遠い血縁関係にあり、高い生命力を持ち封印術を得意とする。 六道仙人の直系の子孫である千手一族との血縁ということでこちらも六道仙人の血を受け継いでいる。 現在判明している中ではナルト、クシナ、初代火影の妻であるミト、ナルトの兄弟子であるペインこと長門がこの一族。 特徴として赤い髪を持つが、ナルトのみ髪は父親から遺伝したため金髪である。 木の葉隠れの里のマークにあるぐるぐる模様も渦潮隠れの里のマークであり、木の葉と渦潮が深い友好関係を持っていた証でもある。 + 仙人モード 自然エネルギーを体内に取り込み身体能力、忍術、感知能力などが大幅に上昇したモード。 通常の身体チャクラと精神チャクラを練りあげて使う忍術チャクラと違い、外からエネルギーを得ているので燃費がよく、疲れにくい。 ただし動いていると自然エネルギーは取り込めないため、本来は蝦蟇仙人夫婦が身体にくっついて自然エネルギーを供給する。 しかし九尾の狐が体内にいるナルトの場合はフカサクがくっつこうとしても追い出されてしまったため、 ナルトは多重影分身の術で作った分身に自然エネルギーを溜めてもらい、術を解除して本体に還元することで自然エネルギーを得ている。 この状態では「蛙組手」や「風遁螺旋手裏剣」を使用可能。 このモードになると目の周りにオレンジの隈取ができ、瞳の形はガマっぽい一文字に変化する。 + 尾獣チャクラモード 九尾とのチャクラの取り合いによって得た尾獣チャクラを使用したモード。 全身がオレンジ色のチャクラに包まれており、仙人モードより遥かに身体能力や忍術の性能が上がり、 六道仙人同様の封印術を使用したり、他人の悪意を感知することが出来る。 特に身体能力は雷遁で強化されている雷影の「瞬身の術」と同等の速さになるほど。 その他、複数の螺旋丸を同時に当てる「乱回転螺旋丸」などの技も使えるようになる。 デメリットとして、この形態の時はナルト本人のチャクラを九尾にとられるため、 乱用は出来ないはずだったが九尾がデレた協力的になったため解消された。 また、八尾の人柱力であるキラービー同様に自由に尾獣化出来るようになったため、 仮面のマダラが操る人柱力との戦いでは味方の八尾も含めて怪獣大戦争の様相を呈している。 ついでに九尾に起こしてもらえるために幻術が効かなくなっていると思われる。 瞳の形は九尾と同様に縦割れのキツネ目。 終盤には、九尾がデレて仙人モードのチャクラを受け入れたことで、尾獣チャクラモードと仙人モードの併用が可能になった。 こちらは瞳の部分がそれぞれのモードを組み合わせた十字型に変化。 + 原作のルーツ 作者である岸本斉史氏は同じ週刊少年ジャンプ連載の漫画『忍空-NINKU-』の大ファンであり、 『NARUTO』を描いた理由として「忍空の続きが読みたくてNARUTOを描きました」と語っている。 アニメ版も『忍空』同様、スタジオぴえろ制作である。 ネットコミュニティにおける『NARUTO』の扱い 2000年代の少年ジャンプにおける屋台骨の一柱作であり、「忍者もの」ということもありその人気は国内だけでなく国外でも高い。 『ドラゴンボール』や『ONEPIECE』に次いでジャンプでもメジャーな作品という扱いを公式でも受けているのか、 この二作とのお祭りバトルゲームが発売されたり、『ジャンプアルティメットスターズ』では合体技も豊富に搭載されている。 …なのだが、ニコニコや2ちゃんねる、ふたば等ではネタ扱いが著しい。そこらへんは『BLEACH』と良い勝負である。 まず第一に挙げられる理由が、長期連載にありがちなマンネリ化。 当初のチャクラや忍術を使った頭脳戦から万国ビックリ人間ショー化 やたら天才児、潜在能力の高いキャラクター等が多い それらを形容する師匠、敵対キャラクター達の「大した奴だ」「やはり天才か」「まさかここまでとは」等のテンプレ化しつつある台詞 Aが真相だと思ったらBだった…とでも思ったか?Cだよ!な裏がありすぎる展開 これら斜めよりの視点からの購読には、「半ばグダグダ」「もうギャグの域」と称されている。ジャンプ作品にはよくあることだが。 これに加え、2010年のマクドナルドのハッピーセット「チャクラ宙返り」のネタとしての爆発的流行、 それに飛び火したかふたばの文化「ナルトス」のふたば外放出により絶賛大ブレイク中である。つまりどういうことだってばよ!? 無論ニコニコMUGENでもナルトやサスケが登場するとその類の台詞、ネタコメントが一気に流れ出す。…大した視聴者だ。 まあ勿論元々が原作を茶化したネタであるがため、真面目な動画や普通の作品ファンが多いであろうそこらではやはり自粛が暗黙のルールであろう。 視聴者は調子に乗るのをくれぐれもやめろォ! なお、現在『NARUTO』はきちんと原作が完結したので、ネタ扱いもある程度沈静化していくだろうことは想像に難くない。 代わりに次回作の『サムライ8』が諸々の事情で擦られるようになったが MUGENにおけるうずまきナルト + YOUKAI氏製作 手描きドット YOUKAI氏製作 手描きドット 手描きドットで作られたナルト。 現在は氏のサイトが消滅しており、残念ながら入手不可。 ドットの描き込みが細かく実に表情豊かである。その分若干サイズが大きいが。 変わり身の術、影分身、ナルト連弾、螺旋丸、おいろけの術、etc…と、 劇中で見せた忍術のほとんどを技として搭載しており、その数、なんとびっくり24個。 また多重影分身では、画面がナルトで埋め尽くされ、その数は場合によってはMUGENの動作が重くなる程である。 変わり身を多用するウザ強いAIもデフォルトで搭載されている。 ニコニコでの出番は少ないが、数少ない出演動画がやたら有名なため、目にした人は多いかと思われる。 + バジル氏製作 メルブラ改変ドット バジル氏製作 メルブラ改変ドット 2015年10月13日に公開された、御坂美琴などを手掛けたバジル氏によるナルト。 こちらは『MELTY BLOOD』ドットの改変キャラで、主に志貴の改変ドットが多く用いられている。 なお、上記のYOUKAI氏製とは違い、バジル氏のナルトは2部、つまり『疾風伝』の服装のドットである。 それ故『疾風伝』で使えるようになった術などもしっかりと技として組み込まれている。 ちなみに、製作動画パート1から最新のパート2までには2年という時間の隔たりがあり、主コメも、 「NARUTO完結にも映画公開にも短期集中連載にもBORUTO公開にもナルトの誕生日にも間に合わなかったよ・・・」 と、さぞ残念そうな思いが滲む物…。 とはいえ時間をかけただけはあり、その完成度はドット、技共に中々のもので一見の価値有り。 最新版紹介動画 基本操作は弱・中・強の3ボタン式。そこにそれぞれ1ボタンで投げとゲージ溜めが発動出来るため、全体を通して操作がしやすい。 6つある超必殺技の内、4つが方向キーの入力が3回以内に収まっているのもその操作性に一役買っているだろう。 また、現時点では無敵の付いた技や有利の取りやすい技が多く、攻め続けていると強いキャラクターと思われる。 最新の更新でゲージ回収の効率も上がりキャンセルルートもそれなりに豊富なため、長めのコンボでガシガシとダメージを稼いでいく……… というのがプレイヤー操作でのメイン戦法になるだろう。 + 特殊カラー性能 =11P= 常時仙人モード、11月22日の更新で-2.cnsに11P専用ゲジマシスイッチも追加された。 =12P= 常時仙人モード+ゲジマユ。 + 仕様、特殊動作 ガードキャンセル ガード中に1ゲージを消費して発動可能。 チャクラゲージ パワーゲージとは別に存在する特殊ゲージ。時間による自然回復で、全部で3本まで溜められる。 しかしゲージ溜めか、後述する『仙人モード』を使用したときは回復速度が上昇する。 このゲージの消費によって後述する特殊動作が可能になり、コンボの幅が広がる。 チャクラムーブ チャクラゲージ1本消費で使用可能。 移動中は飛び道具無敵、通常技やジャンプ、バックステップでキャンセル可能と、使い勝手の良い移動技になっている。 急降下 一部の技からチャクラゲージ1本消費でキャンセル可能。 モーション中完全無敵。 仙人モード 5本あるパワーゲージの内、4ゲージ以上溜まっている状態で移行可能。 攻撃力と根性値、チャクラゲージの回復速度が上昇し、リコイルガードが使用可能になる。 ちなみにドットは変わらない。目元描き替えるだけとはいえ、実質作業量は2倍なんだからな!? + 必殺技 クナイ投げ 236a、つまり⬇↘➡aのコマンドで発動可能。 特筆することも何の変哲もない飛び道具。 空中で同じコマンドを入力することでクナイ投げ(空中)を発動可能で、こちらはクナイを3本投擲。 隙も少なく、ナルトの持つ中では数少ない優秀な飛び道具。 風魔手裏剣 236b、つまり⬇↘➡bのコマンドで発動可能。 若干隙が大きくダメージもあまり旨味のあるものとは言い難い。 今後の修正や更新による強化が期待される…? 昇竜 623a、または623b、つまり➡⬇↘aかbで発動可能。 始動11Fに無敵あり。 突撃パンチ 214a、つまり⬇↙⬅aのコマンドで発動可能。 名前の通りの突進技で、aボタンの追加入力で派生攻撃が可能。ガードされると反撃が確定してしまうので使い所には注意が必要。 かかと落とし 214b、つまり⬇↙⬅bのコマンドで発動可能。 突撃パンチの中段バージョンで、こちらもbボタンを追加入力することで派生攻撃が可能。 影分身の術A 22a、つまり⬇⬇aで発動可能。 地面からナルトの影分身がアッパーでの奇襲をかける。 ハイジャンプ(28で発動可能)でキャンセルができ、もっぱらエリアルの始動に使われる技である。 影分身の術B 22b、つまり⬇⬇bで発動可能。 現れた影分身のナルトが相手に飛び蹴りをかまして前方へ吹っ飛ばす。 通常技からのキャンセルで隙を減らし、突撃パンチでのキャンセルで追撃する、というのが一番効率的な使い方だろう。 奇襲 412a、つまり⬅↙⬇aで発動可能。 地下に瞬間移動し相手の足下からアッパーをかます名前通りの奇襲技。 消えてから相手の足下から出てくるまで完全無敵。 ガードされると隙が出来るが、当たればここからコンボに繋げられる。 ナルトスイング 412b、つまり⬅↙⬇bで発動可能。 分身のナルトを掴んでジァイアントスイングする豪快な技。Jスターズからの輸入品。 攻撃発生までに長めのアーマーがあるが、その分隙も大きめ。 変わり身 214y、つまり⬇↙⬅yで発動可能。 打撃だけをとれる当身技で、当身に成功すると相手を後ろから蹴り飛ばす。 ファルコンダイブA 214a、つまり⬇↙⬅aを空中で入力することで発動可能。 影分身を踏み台にして相手に突進する技。発生が速くここからコンボにも繋げられるため非常に使い勝手の良い技。 有利フレームが長いのも魅力。 ファルコンダイブB 214b、つまり⬇↙⬅bを空中で入力することで発動可能。 A版より発生が遅く隙も大きいが、突進中は無敵になる。 しかしこちらからもコンボに繋げられたりするので、意外と発生の遅さは気にならない…かも。 瞬身の術A 421a、つまり⬅⬇↙aを入力することで発動可能。 2015年11月22日更新の最新版で追加された技。 手前(ナルト本体の背中側)の壁へと跳躍し、壁張り付き状態になる。 瞬身の術B 421b、つまり⬅⬇↙bを入力することで発動可能。 2015年11月22日更新の最新版で追加された技。 奥(敵の背中側)の壁へと跳躍し、壁張り付き状態になる。そして瞬身の術はA版B版共に、壁張り付き状態時68(➡⬆)で三角跳びが可能。 なお、取り敢えず地上に戻りたい時は62(➡⬇)を押せば地上に戻れる。そしてファルコンダイブのA、B両方でキャンセル可能。 空中投げ 2015年11月22日更新の最新版で追加された技。 厳密には通常技括りだが一応説明しておく。 相手を床に叩き付けるが、この時叩き付けられた相手がバウンドするので、そのタイミングで追撃可能。 + 超必殺技 螺旋丸 1ゲージを消費して236c、つまり⬇↘➡cで発動可能。 螺旋丸を手の中に作り、画面の3分の2程の距離を突進して相手に螺旋丸を叩き込む。 発生早め、突進中飛び道具無敵、そこそこ高い火力に緩めの補正と、中々高性能な技。 また溜めることができ、最大溜めだとガード不能になる。 さらに、同じコマンドを空中で入力することで空中版を発動可能。地上版とは違い溜められないが、始動から飛び道具無敵になる。 11月22日更新の最新版でゲージ破壊が付加された。大体1ゲージ弱消し飛ばせるため便利。 影分身乱舞 1ゲージを消費して22c、つまり⬇⬇cで発動可能。 所謂乱舞技だが、影分身も加わっているため他のキャラのそれより若干見栄えがいい物になっている。 bagilu氏によると「劣化螺旋丸」らしいが、ここから螺旋丸などの超必殺技でキャンセル出来るためコンボパーツになる。 ナルト連弾 1ゲージを消費して632c、つまり➡↘⬇cで発動可能。 打ち上げて相手を画面外から叩き落とす。 発生が速くガード不能の打撃投げ。意外と投げの間合いも広い。 風遁螺旋手裏剣 2ゲージを消費して214c、つまり⬇↙⬅cで発動可能。 始動に無敵のあるロック技。 11月22日更新の最新版でゲージ破壊が付加された。大体1ゲージ弱消し飛ばせるため便利。 ナルトの肩四人分はあろうかという巨大な螺旋手裏剣を敵に叩き込み、風のチャクラが相手を切り裂く。 尾獣閃光弾 3ゲージを消費して236236c、つまり⬇↘➡⬇↘➡cで発動可能。 『ナルティメットストーム3』からの逆輸入技で、エフェクトはセブンスのものを流用している。 尾獣チャクラモードになったナルトが、セブンスのエフェクトで相手に縦横無尽の攻撃を加える。 螺旋丸からのキャンセルで発動するととてもかっこいい。かっこいいのである。 尾獣玉 仙人モード中LIFE200以下の時214214c、つまり⬇↙⬅⬇↙⬅cで発動可能。 仙人モードなのに尾獣の力を使えるとこには突っ込むな。 若干条件が厳しいが、当たれば大ダメージ即死の一撃技。 この技に限り特別な勝利イントロも用意されている。 外部AIはAir氏の製作したAIが公開されたが、他の外部AIの公開およびデフォルトAIの搭載から公開停止となっている。 2015年11月20日にはyuki氏の製作したAIも公開されている。 また、2015年11月22日更新の最新版で簡易ながらデフォルトAIが搭載された。 デフォルトAIでは瞬身の術を使わないようだが、AIレベル最高で超反応が組み込まれるため、使わない技の存在を差し引いてもそれなりに強いと思われる。 たくしあげの人ことyuki氏のAI紹介動画 上記の他にも、携帯機のアクションゲームや『ジャンプスーパースターズ』等のドットを元にしたキャラ数点が製作・公開されている。 ほとんどが海外産なあたり、原作の海外人気の高さが窺える。 また、ドロウィン氏製作の手描きのものも存在していたが、 現在はフリーティケットシアター終了によるリンク切れで入手不可となっている。 「俺が諦めるのを───諦めろ!!!!」 出場大会 + 一覧 シングル オールスターゲージ増々トーナメント ジャンプ漫画の主人公でランセレバトル MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント ジャンプ漫画の主人公でトーナメント 幕末前後!核ゲー入門ランセレバトル 凶上位付近シングルバトル 新世代台パン入門ランセレバトル2015-2016 狂下位の彼方 シングルランセレ大会 ミニ盛りシングルトーナメント リュウ前後凶中位級シングルランセレバトル ランセレに愛されろ!空気勢滅殺シングルバトル! 僕と契約して10割コンボを決めてよ!杯 タッグ トキ&アミバがトーナメントに参戦 忍者大好き!!SUPER幻想忍大戦!! ゲージ増々タッグトーナメント mugenオールスター?タッグファイト 第4回遊撃祭 大お神杯凶上位付近タッグバトル 地獄連携タッグリーグ20割を目指して… 喧嘩上等! 強~凶下位付近タッグバトル 友情の属性タッグサバイバル ゲージMAX!!クレイジータッグランセレバトル ヨハン&ゲーニッツ中心凶タッグバトル ギース&ロック中心強前後タッグバトル JUS風キャラタッグトーナメント 巡り会う運命よ再び!高性能タッグ大会【ステラ杯2】(おまけ) チーム 有情率0%世紀末リーダーチームトーナメント【正義は勝つ】 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 忍者総勢80名ランダムチームバトル TDNTdeLMST その他 手書きキャラonlyトーナメント 無限大!ヒーローズランセレサバイバル 第3回 4人タッグVSボス 大会 飛竜vs半蔵 仲間を集めて狂中位大会【汚い忍者杯】 第3回 凶vsオワタ式狂 チームランセレマッチ 凶&狂オールスターバトル 超乱闘世紀末ランセレ杯 凶の宴 ザ・ファイナルステージ 凶上位ランセレバトル! むげんさばいば~ず きっと永久vs即死大会2 クソゲーVS核ゲー 無理ゲー大戦 意志を引き継げ…!チーム対抗成長バトル 永久vs 【ターゲット式ワンチャン】 BATTLE LEAGUE!! スターチップ争奪杯 東西対抗!仲間を集めてワンチャン大会 JUS風キャラトーナメント 削除済み Re 超弩級作品別Big Bangトーナメント プチ地獄連携タッグランセレバトル 更新停止中 【最強から】主人公番付バトル【最弱まで】 最大規模!作品別 成長ランセレサバイバルバトル 第1次スーパーコールドランセレ 叩き壊せ!!台パン壊杯 狂下位上限前後
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前回までのマイケル・スコフィールドの第二次二次二次聖杯戦争は。 将来を有望された建築家のマイケルの人生は兄であるリンカーン・バローズが副大統領の弟を射殺した容疑で死刑判決を受けたことで一変する。兄の無実を信じるも刻々と迫る死刑執行の日。そこでマイケルは自ら兄と同じ刑務所に入り共に脱獄するという驚愕の計画を立案して武装強盗を起こし、目論みどおり収監される。 紆余曲折を経て囚人達と共に脱獄に成功したマイケルは逃亡劇の末に国外脱出寸前で謎の組織の襲撃を受けてしまう。金も命も失うことになったと思われたマイケル。だがその時聖杯戦争への参加という天啓が彼に訪れた。 聖杯戦争のマスターとしてマイケルはアーチャー・ワイルド・ドッグを召喚した。傭兵であり武器商人でもある彼に思うところはあるも共にこの聖杯戦争を戦うことを決意し、模造された冬木市で本選へと挑む。 開始直後、開戦の口火が切られたのは冬木大橋であった。バーサーカーのサイトやランサーの幸村など多くのサーヴァントが冬木大橋で戦闘を繰り広げ、ついには千手扉間の暗躍により海へと沈むことになる。 この事は扉間が拠点としていた病院に思わぬ影響をもたらした。冬木大橋で共闘した幸村達に病院へ来られ騒ぎを起こされてしまい、やむを得ず扉間は幸村達と同盟を結ぶことにする。そしてその病院に、マイケルもまた魔力不足による過労で倒れ搬送された。一堂に三組の主従が集い一触即発のなか、幸村のマスターである茜はマイケルを自らの病室へと誘った。 一方、病院の外からも続々とサーヴァントが集まってきていた。橋での戦闘に参加しなかったアルトリアと兵部京介は、それぞれマスターの命を受けて偵察のために接近する。そして橋での戦闘のきっかけとなったテレサもまたマスターの言葉から病院を目指していた。 期せずしてサーヴァントに包囲されることになったマイケルは、灰色の脳細胞を疲れを無視して動かし、この状況を切り抜けようと試みる…… マイケル・スコフィールドはスポーツドリンクのペットボトルをあけると一口口に含みキャップを締めた。 日野茜の病室はVIPルームなのだろう。快適な空調は日本の夏の蒸し暑さを忘れさせ、豪華だが無機質な部屋の白さと相まってどこか現実感というものをマイケルから奪っていく。そのためか、はたまた自分以外のマスターという存在に相対してか、彼の喉の乾きはなかなか頭から離れない。 マイケルが茜と出会ったのは今から数時間前のことだが、こうして向き合うことになったのはつい数分前のことだ。病院に運ばれ、検査と処置を受け、ひとまずソファの並ぶホールへとナースに運ばれようとしたときのこと。待ち構えていた彼女は、大声を出して呼び止めると、小声でマスターかどうか聞いてきたのだ。 マイケルは、暫し迷った。この聖杯戦争において、その質問は余りにも直接的だ。それだけに中途半端な答えはできない。ただ、NOと言う気はなかった。二人の距離は数メートルもない。手を伸ばせば触れられるほど。そうなれば、おのずと互いがマスターであるとわかる。というより両者のサーヴァントがマスターに互いのサーヴァントの存在を伝えているのだから間違えるというのは考えにくい。 Yesと、マイケルは答えた。言ってから『日本語のほうが良かったか』などと思いもしたがとにかく彼女には伝わったらしい。 茜は話したいことがある、と小声で続けるとマイケルの車イスを押した。彼女の言葉からはひりつくような殺気は感じられなかった。周囲には互いのサーヴァントの出すプレッシャーが満ち、そのためか患者達から視線を集めたがそれとは対照的とマイケルには思えた。 「マイケルさん!こういうのは人数が多いほうがいいと思うんです!!!どうでしょう!?!」 「……確かに、いい考えだとは思う。」 茜はあっけらかんと、マイケルに同盟を提案してきた。それはあまりにも、打算もなにもない、純粋な提案だった。 マイケルにとってそれこそが、疑念を抱かせた。彼女は警戒感が無さすぎる。あるいは、人の弱味に漬け込もうという気が全く感じられない。それは悪党達に囲まれて暮らしてきたマイケルには久々の、清々しい人間であった。そしてそうであることが、余計に彼の疑念を増させる。聖杯戦争という殺し合いの舞台、刑務所や逃亡生活を越す地獄で、なぜ彼女はこんなにも前向きになれるのか。 マイケルは、もう一度スポーツドリンクに口をつけた。 マイケルと茜との同盟交渉に立ち会っているアサシン・千手扉間の警戒感はいよいよ増していた。 そもそもアサシンはどちらのサーヴァントでもない。彼のマスターであるりんはこの場におらず、そもそも彼女はアサシンが茜達と同盟を組んだことすら知らない。いわばアサシンは部外者と言える。 そんなアサシンだが、半分部外者であるからこそ明確な危機感を感じていた。今目の前で行われている交渉は、当然彼にも影響を及ぼす。にも関わらず、彼はマイケル達がどの様な人間か知らない。五影達との同盟や茜達との同盟は曲がりなりにも相手の人柄というものがわかっていたが、目の前の男はそれすらわからぬのだ。それどころか、茜とマイケルが内通している可能性もある。彼女の人間性を考えればあり得ないと普通は判断するだろうが、だからこそあり得るのだ。 そしてもう一つの懸念事項。それは病院外部から接近しつつあるサーヴァントの存在。病院南部より二騎のサーヴァントが向かってきているのだ。遠方のサーヴァントのほうが高速で近づいてきていることから、二騎で合流して向かってくる可能性がある。そうなれば、今のアサシンでは対処しきれない。それどころか最悪の場合その二騎が目の前の二人と内通している可能性すらあるのだ。 (!?……これは……) アサシンの顔が見るものが見ればわかるひきつったものになる。また一つ、アサシンには予想外の事態が起きた。合流するかと思われたサーヴァント達は東西に別れた。これをどう見るべきか。 (来るか?) アサシンの殺気は、誰にも気づかれぬように高まっていく。 嫌な予感がする。 それがセイバー・アルトリア・ペンドラゴンの病院に近づいたことの感想だ。ライダーよろしくバイクを走らせてここまできたが、不意に襲ってきたその感覚から今は足を止めていた。手近な歩道にバイクを乗せると、一先ず降りる。 『セイバー?』 『凛、恐らく見られています。』 『やっぱりね……どう、突っ込めそう?』 『……生きて帰ってくるだけなら、遅れはとりません。どうする?』 『……そうね……あなたの判断に任せる、無理のない範囲で偵察を続けて。それと……』 『病院を戦場にしないように、ですか。』 『心配なさそうね。頼んだから。』 『はい。』 短くマスターである凛と念話を交わす。 セイバー達にとってこの展開は予想どおりのものだ。もとより病院付近にサーヴァントが待ち構えていることを見越して動いている。だからこの会話は、騒がしくなる二人が落ち着いて行える最後の意思確認でありコミュニケーションである以上の価値を持たない。それでもわざわざしたのは、本格的な聖杯戦争をこれから始めるという緊張からか認識からか。 (……左か、右か、あるいはこのまま病院に向かうか。) セイバーはバイクに再び乗るとゆっくりと走らせる。どの方向に進んでも戦闘の予感がする。そしてそのどれもがセイバーにとって困難な戦いになるとも。 (「左」だ。) 選んだのは、左。病院の西を北上し中央公園方面へと向かうルートだ。 このセイバーの選択に理由があったのかは、わからない。病院に向かうのは周辺への被害を考慮して考えにくかったが、だとしても別に右にいっても問題はなかったはずだ。なのでその選択は、そうであったとしかいいようがない。 ただもし、それ以外の理由があるとすればーー ゆっくりとバイクを走らせていたセイバーは速度を落とし下車すると、公園へと入っていく。この暑さからか人影はほとんどない。いや、その人影は次々と倒れていく。 「気絶させたのか。」 それなりの大声でセイバーは訪ねた。 「誘ったのはそっちだ。」 それなりの大声でもう一人のセイバーがーー不運にも連れ出されたセイバーが答える。 アルトリアの前に、セイバー・テレサが現れたのはそのすぐあとのことだ。 北西より病院に接近していたセイバー・テレサが不幸にもセイバー・アルトリアに引き付けられたのには理由がある。 彼女からすれば病院付近にいた五騎のサーヴァントのそれぞれの関係はまるで想像のつかないものだ。いくら妖気探知といえど限界はある。 そこでただ一騎向かってくるアルトリアは、接触を試みるには一番マシな相手といえた。気配を消し、伺うという意味でだ。 ーー残念ながら気配を消していようが何故かわかってしまう相手だったがーー 結果として、セイバーを追跡するうちに人気のない公園へと導かれていた。ここまでくればテレサも意図はわかる。アルトリアは病院から自分を引き離しにきたのだろうと。どういう理由かは不明だが、自分を病院に行かせたくないのだろうとも。 ーー不幸にもそれが誤解だとは気づかない。アルトリアもまた、彼女と同じようなことを考えているなどーー 「なぜ、病院からわざわざここに着いてこさせた(病院にいるサーヴァントはなぜ動かない……あそこから支援できるからか?)。」 「病院を戦場にするわけにはいかない、それだけだ(話しはあなたから聞けますし)。」 「一般論か(ずいぶん直接的な言い方だ……サナダのような人間か)。」 「一般論だ(といっておいたほうが警戒されないだろう)。」 「……それで、話があるんだろ(サナダのようなら、やるしかないな。)?」 「……ええ、病院について少し、ですが……『凛、魔力の消費に気をつけて。』」 いつしか、二騎のセイバーはその手に剣を持っていた。 白く無骨な大剣をだらりとした手の先にテレサは持ち。 透明な剣を青眼の構えにアルトリアは置く。 「これも、一般論ですが……」 「……」 「見知らぬサーヴァントに話しかけられて、あなたはどこまで話せますか?」 「……一般論だがーー」 「!!!」 「ーー何もないな。」 ガイン、もしくは、ガオン。 人間が携行する武器がぶつかったとは思えぬ重低音が、公園に響き、一陣の風が起きる。小鳥が数羽、飛び立ち、数十羽がぽとりと地面に落ちた。 セイバー・アルトリア、筋力A耐久B敏捷B。 セイバー・テレサ、筋力B耐久B敏捷B+。 二騎のセイバーは、こうして不本意な戦闘を開始した。 【深山町、遠坂邸/2014年8月1日(金)0932】 【遠坂凛@Fate /Extra】 [状態] 疲労(中)、寝不足だが中途半端に覚醒 [道具] ナイフ@Fate /Extra、ドール(未完成)@Fate /Extra、その他多数の礼装@Fate /Extra [残存令呪] 3画 [思考・状況] 基本行動方針 当然、優勝を狙う 1:セイバーを迎撃させ、守りはとりあえず有り合わせのもので備える。 2:礼装、ドールを改良する(索敵・感知系を優先) 3:闇討ちや物量戦法を強く警戒 4 ……変に目が冴えたな。 5:なんとなく遠坂家が没落した理由がわかった気がする…… [備考] ●自宅は遠坂邸に設定されています。 内部はStay night時代の遠坂邸に準拠していますがところどころに凛が予選中に使っていた各種家具や洋服、情報端末や機材が混ざっています。 ●現実世界からある程度の資金を持ち込んだ他、予選中株取引で大幅に所持金を増やしました。 まだそれなりに所持金は残っていますが予選と同じ手段(ハッキングによる企業情報閲覧)で資金を得られるとは限りません。 ●遠坂邸に購入したスズキGSX1300Rハヤブサ@現実が二台置かれています。 アルトリア機は青いカラーリングで駆動系への改造が施されています。 凛機は朱色のカラーリングでスピードリミッターを外した以外には特に改造は施されていません。 ●セイバー(アルトリア)から彼女視点での第四次聖杯戦争の顛末を聞きました。 【新都・冬木中央公園、外れ/2014年8月1日(金)0932】 【セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)@Fate/stay night】 [状態] 筋力(50)/A、 耐久(40)/B、 敏捷(40)/B、 魔力(100)/A+、 幸運(100)/A+、 宝具(??)/EX、 健康、実体化、風王結界によるエクスカリバー隠蔽、テレサと鍔迫り合い。 [思考・状況] 基本行動方針 聖杯の力で王の選定をやり直す 1:サーヴァント(テレサ)を迎撃。 2:凛と良好な関係を築けてホッとしている 3:ハヤブサの性能に満足 4:何故冬木が会場に……? [備考] ●第四次聖杯戦争の記憶を引き継いでいます。 ●スズキGSX1300Rハヤブサを乗りこなせるようになっています。 騎乗スキルの低下を第四次聖杯戦争での経験とバイクの知識を深めることで補っているようです。現在は公園入口に路駐してあります。 ●テレサを病院にいるサーヴァント達と同盟関係にあるのではと考えています。 【セイバー(テレサ)@クレイモア】 [状態] 筋力(40)/B+、 耐久(40)/B、 敏捷(80)/B+、 魔力(50)/A+、 幸運(20)/D、 宝具(40)/B、 実体化、気配遮断、妖気探知、高速剣の用意、アルトリアと鍔迫り合い。 [思考・状況] 基本行動方針 当面、諜報活動に専念し戦闘は最低限に抑える 1:一先ず目の前のサーヴァント(アルトリア)を迎撃する。 2:チョコの軽さを注意、ルーラーを色んな意味で警戒。 3:赤いランサーの真名を調べたいけど━━ 4:バーサーカーの索敵能力は警戒しておく 5:ランサーは何でわざわざ真名を名乗ったんだ? 6 これからどうするか…… [備考] ●赤いランサー(真田幸村)の真名と魔力とある程度の戦法、黒いバーサーカー(小野寺ユウスケ)の魔力とある程度の戦法を確認しましたがマスターではないのでステータス等は確認できていません。 ●バーサーカー(小野寺ユウスケ)のベルト(霊石アマダム)が弱点部位だと何となく理解しました。 ●冬木大橋付近と自宅付近と病院付近で妖気探知していた結果、リップバーン・ライダー(五代雄介)・クロノ・バーサーカー(サイト)・ランサー(アリシア)・バーサーカー(ヘラクレス)・ルーラー(ミュウイチゴ)、アーチャー(ワイルド・ドッグ)、アサシン(千手扉間)、キャスター(兵部京介)、セイバー(アルトリア)の魔力を把握しました。またおぼろげながら周囲にいた人間の気配も感じました。 ●妖気探知の範囲で現時点までに上記以外のサーヴァント・マスターの情報はありません。また霊体化中は妖気探知の能力が低下します。 ●予選時にどの程度他のチームの情報を得ていたかは後の書き手さんにお任せします。 ●数値に表れない程度に幸運が上昇した可能性があります。気のせいかもしれません。 ●病院に赤いランサー(真田幸村)がいると考えています。またアルトリアを病院にいるサーヴァント達と同盟関係にあると考えています。 【新都・病院、日野茜病室/2014年8月1日(金)0922】 【マイケル・スコフィールド@PRISON BREAKシリーズ】 [状態] 点滴、魔力消費(極大)、精神的な疲労(中)、衰弱(中)、覚悟未完了。 [残存令呪] 3画 [思考・状況] 基本行動方針 優勝を目指しているが‥‥? 1.同盟……罠か? 2.こうなったら病院に潜伏する 3.予選と同じくキャスターとの同盟を狙う。 [備考] ●大手企業のサラリーマンが動かせるレベルの所持金。 ●自宅は新都の某マンションです。 ●予選の時に学校で盗撮をしましたが、夏休みということもありなんの成果も得られなかったようです。 ●SEASON 2終了時からの参戦です。 【アーチャー(ワイルド・ドッグ)@TIME CRISISシリーズ】 [状態] 筋力(15)/C、 耐久(15)/C+、 敏捷(10)/D、 魔力(5)/E、 幸運(10)/D+、 宝具(0)/E 魔力の不足により全パラメータ半減。宝具使用不可、イライラ。 [思考・状況] 基本行動方針 優勝するためには手段を選ばず。一応マスターの考えは尊重しなくもない。が、程度はある。 1.戦闘の気配にイライラ。聖杯戦争というものにもイライラ。 2.最悪の場合はマスターからを魔力を吸い付くせば自分一人はなんとかなるので積極的に同盟相手を探す。 3.マスター(マイケル)に不信感とイラつき。 [備考] ●乗り換えるマスターを探し始めました。 ●トバルカインのマスター(少佐)と三人で話しました。好感度はかなり下がりました。 ●ドラえもんでの魂食いしました。誤差の範囲で強くなりました。 【アサシン(千手扉間)@NARUTO】 [状態] 筋力(30)/C、 耐久(30)/C、 敏捷(100)/A+、 魔力(10)/B、 幸運(10)/E、 宝具(??)/EX 霊体化、宝具使用不可、魔力を四分割したため戦闘になると1ターン目からステータスダウン、避雷針の術の発動条件を満たしているため敏捷が+分アップ。 [思考・状況] 基本行動方針 聖杯を用いて木の葉に恒久的な発展と平和を。 1.サーヴァント(ワイルド・ドッグ)とも同盟だと…… 2.囲まれたか……覚悟せねば。 3.マスター(りん)が他の組に見つからないように警戒している……ランサーのせいで無理そうだが。 4.三つの問題はもはや後回しでよいだろう。 5.魂喰いの罪を擦り付ける相手は慎重に選定する 6.穢土転生の準備を進める。 7.他の組の情報収集に務める。同時にランサー達を何とか隠ぺいしたいがたぶん無理。 8.女ランサー(アリシア)との明日正午の冬木ホテルでの接触を検討し、場合によっては殺す。 9.バーサーカー(ヘラクレス)は現在は泳がせる。 10.逃げたサーヴァント(サイト)が気になる。 11.聖杯を入手できなかった場合のことを考え、聖杯を託すに足る者を探す。まずはランサーのマスター(日野茜)。 12.マスター(りん)の願いにうちはの影を感じて……? [備考] ●予選期間中に他の組の情報を入手していたかもしれません。 ただし情報を持っていてもサーヴァントの真名は含まれません。 ●影分身が魂喰いを行ないましたが、戦闘でほぼ使いきりました。その罪はバーサーカー(サイト)に擦り付けられるものと判断しています。 ●ランサー(アリシア)の真名を悟ったかどうかは後の書き手さんにお任せします。 ●バーサーカー(ヘラクレス)に半端な攻撃(Bランク以下?)は通用しないことを悟りました。 ●バーサーカーの石斧に飛雷針の術のマーキングをしました。 ●聖杯戦争への認識を改めました。普段より方針が変更しやすくなっています。 ●ランサー・真田幸村とフワッとした同盟を結びました。期限は8月8日です。またランサーのマスターがヒノアカネだと認識しました。 ●九重りんへの印象が悪化しました。 ●三谷亘の令呪二画付の肉塊が封印された巻物を九重りんの私物に紛れ込ませました。 【ランサー(真田幸村)@戦国BASARAシリーズ】 [状態] 筋力(40)/B、 耐久(40)/B、 敏捷(30)/C、 魔力(15)/C、 幸運(30)/C、 宝具(40)/B、 疲労(中)、魔力消費(極大)、肋骨にひびと内臓に損傷(どちらもほどほどに回復)、安堵と屈辱と無力感、そして茜への責任感。 [思考・状況] 基本行動方針 強敵たちと熱く、燃え滾る戦を!!だが‥‥ 1.ますたぁ(茜)に聖杯戦争について伝えたが……どうしてこうなった。 2.ますたぁ(茜)への申し訳なさと不甲斐ない自分への苛立ち。 3. あの爆発、あーちゃー(アリシア)は無事とアサシンは言ったが‥‥ 4.俺は…… 5.せいばぁ(テレサ)、ばあさあかぁ(小野寺ユウスケ)と再戦し、勝利する 6.やはりあさしん(扉間)は忍びの者……? [備考] ●ランサー(アリシア)のクラスをアーチャーと誤認しています。 ●ランサー(アリシア)の真名を悟ったかどうかは後の書き手さんにお任せします。 ●アサシン(千手扉間)を忍のサーヴァントだと考えています。 ●病院内にランサーの噂が立ちました。『アイドルの関係者』、『映画の撮影』、『歌舞伎』、『うるさい』、『真田』といった単語やそれに関連した尾ひれのついた噂が広まり始めています。 【日野茜@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態] 魔力消費(中)、頭にタンコブ(応急処置済)、??? [残存令呪] 3画 [思考・状況] 基本行動方針 聖杯戦争はサーヴァント同士の格闘技!だと思ってたけどマスターも頑張らないと!! 1 .聖杯戦争という企画を頑張る! [備考] ●予選期間中他のマスター、サーヴァントと出会うことはありませんでした。 ●月海原学園高等部の生徒という立場が与えられています。 所持金は高校生相応の額となっています。 ●自宅は深山町のどこかです。 ●セイバー(テレサ)、バーサーカー(小野寺ユウスケ)の基本ステータスを確認しました。 ●気が動転していたため、ランサー(アリシア)、バーサーカー(サイト)、バーサーカー(ヘラクレス)のステータスを確認できていないかもしれません。 ●病院にアイドル・日野茜の噂が立ちました。『アイドル』、『撮影』、『外人』などの単語やそれに関連した尾ひれのついた噂が拡がりはじめています。 ●病院の特別病床に入院しました。病室のある階に立ち入るにはガードマンのいる階段を通るか専用のIDカードをエレベーターにタッチする必要があります。 ●聖杯戦争を番組の企画だと考えたり考えなかったりしました。とりあえず今後自分が常にカメラに撮られていると考え視聴率が取れるように行動します。
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登録日: 2013/06/13(月) 19 35 00 更新日:2024/06/07 Fri 18 44 42NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 BORUTO NARUTO NARUTO用語項目 ナルト 忍術 特殊体質 特殊能力 血継限界 血継限界とは『NARUTO‐ナルト‐』に登場する忍術の中でも一部の特殊能力の総称。 ○目次 【概要】 【体質タイプ】◇瞳術○写輪眼 ○白眼 ○輪廻眼 ○血龍眼 ◇屍骨脈 ◇双魔の攻 【性質変化タイプ】◇氷遁 ◇木遁 ◇泥遁 ◇熔遁 ◇溶遁 ◇沸遁 ◇爆遁 ◇灼遁 ◇磁遁 ◇嵐遁 ◇颱遁 ◇炎遁 ◇鋼遁 ◇一覧表 【血継淘汰】◇塵遁 【血継網羅】◇輪廻写輪眼 ◇神・樹海降誕 ◇八十神空撃 ◇兎毛針 ◇膨張求道玉 ◇終焉求道玉 【その他】 【概要】 特定の一族特有の体質などがあって初めて可能になる術、またはそれを可能にする体質のこと。 こういった特殊体質の多くは遺伝によって一族の子孫に受け継がれているが、一代限りの場合も血継限界として扱われることがある。 その体質を持っていなければその術は修得できず、血を引いていても血継限界の術に覚醒しないことも多い。(*1) 移植等により他者でも扱うことができる場合もあるが、深刻な副作用が発生することが多い。 血継限界を持つ一族はその強力な能力故に迫害される場合や、戦争時は重用されても平和になると疎まれ、悲惨な末路を辿ることもある。 基本的に「体質タイプ」と「性質変化タイプ」に大別できる。 なお混同される事があるが、「秘伝」とはイコールではない。 秘伝も特定の一族特有の術である事が多いが、単に術の詳細を明かしていないから一族以外に使い手がいないだけの場合もある。 例えば奈良一族の「影真似の術」は、血継限界ではないが秘伝の術である。 【体質タイプ】 このタイプの大半は瞳術。 一部は綿密な研究・解析等により他者が完全に取り込むことができる。 ◇瞳術 特殊な眼球とそれを使用した強力な瞳術。瞳力にはかなりの個人差が存在する。 ○写輪眼 うちは一族の血継限界。 ○白眼 日向一族の血継限界。 ○輪廻眼 うちは一族のうち、特別な条件を満たした者だけが開眼する究極の瞳術。 ○血龍眼 血之池一族の血継限界。血液を媒介に鉄分や膨大なチャクラを操ることが出来るほか、万華鏡写輪眼をも上回る幻術を使うことが出来る。 ◇屍骨脈 「戦闘一族」と言われるかぐや一族の血継限界。体内の骨を自由自在に操る能力。 骨芽細胞やカルシウムなど、骨に関係する要素であれば際限なく操作でき、生成・分解・硬化なども一瞬で行うことができる。 かぐや一族は一族だけで霧隠れの里に戦争を仕掛け全滅、唯一の生き残りだった君麻呂も病死したため、完全に断絶している。 チャクラの祖、大筒木カグヤが「共殺の灰骨」という酷似した強化版能力を使用していることから、かぐや一族も大筒木一族の血を色濃く引く一族だった可能性がある。 ◇双魔の攻 音の四人衆の左近と右近の血継限界。他者と肉体を融合・共有する能力。 中に入っている者は自在に身体の一部を出し入れすることができる。 また、共有した対象の細胞を破壊することも可能。 ただし、肉体を共有している関係上、共有対象が負傷すると自分も負傷する。 【性質変化タイプ】 チャクラの性質変化を2つ同時に行い、融合させることで新たな性質変化を発生させる。 また、これについては素質のある者が修行することで後天的に身につけられるものもある。 中には陰陽遁が条件になる物も。 ◇氷遁 霧隠れの雪一族の血継限界。 水+風で氷の性質変化を発生させる。 雪一族は強力な血継限界故に迫害された典型的な例。 劇場版にも同名の性質変化があるが、これは血継限界の設定が固まりきっていない頃の作品の出展なので別物。 氷遁秘術・魔鏡氷晶 白の切り札。無数の鏡を氷で作り出し、その中を移動しながら千本で猛撃を仕掛ける。 氷遁・地鎖連氷 「カカシ秘伝」に登場した華氷の使う術。対象を体の内外から凍らせる。チャクラを使えない相手は食らえば死ぬしかない必殺の術。 ◇木遁 木ノ葉隠れの千手一族の一人・千手柱間が発現させた血継限界。 詳細は当該項目を参照。 ◇泥遁 隠れ里は不明だが、とある一族が受け継いできた血継限界。 水+土で泥の性質変化を発生させる。高名極まる千手の木遁と組み合わせこそ同じながら全く別の性質変化が発生した珍例である。 というか、水と土で本来発生するのはこちらであり、木遁は千手一族の柱間がアシュラのチャクラを持っていたからこそ為しえたある種のイレギュラーである。 この一族は故郷で迫害され、最後の生き残りである飴雪もジャシン教の教義に従い殉教したため、完全に断絶している。 ちなみに下記の一例にある泥遁の術はどちらも、ヒルゼンや自来也が土遁単体で似たような術を行使している。 泥遁・泥水壁 飴雪の術。泥水を吹き上げ敵に叩きつける。 泥遁・地盤泥化 広範囲の地面を一気に泥に変換、底なし沼に埋没させる。 ◇熔遁 土+火でゴムや石灰を操る血継限界。 作中では土隠れの黒ツチが石灰を、雲隠れのドダイがゴムを作り出している。 四尾の人柱力・老紫が使用するものは四尾・孫悟空の力を使って開発したもので、溶岩を操る。 熔遁・石灰凝の術 黒ツチの術。石灰を広範囲に噴き出す。この石灰は水遁に反応して凝固する。 熔遁・護謨壁 ドダイや「サスケ秘伝」に登場したカリュウの術。土遁の壁をゴムで覆い耐久力を上げる。 熔遁・灼河流岩の術 老紫の術。火山弾を口から連射して攻撃。 ◇溶遁 土+火で強酸性の粘質の液体を操る血継限界。 沸遁と共に使い手は五代目水影・照美メイ。 溶遁・溶解の術 強酸性の粘液を吐き出し、あらゆるものを溶かしつくす。 溶遁・溶解爆散 ナルスト4でのメイの術。強酸の霧で動きを封じ、火遁を投げ込んで爆破する。 ◇沸遁 水+火で強酸または蒸気を発生させる血継限界。酸の方は須佐能乎を溶かす程強力。 照美メイは火、水、土の3つの性質変化と、それを組み合わせた2つの血継限界を有する珍しい例。 また、ハンおよびナルトは五尾・穆王のチャクラを使用することで蒸気による身体能力の強化が出来る。 沸遁・巧霧の術 メイの術。強酸の霧を噴き出す。 沸遁・怪力無双 ナルトの術。穆王の力で全身のチャクラを沸騰させ、身体能力を激増させる。 ◇爆遁 岩隠れに存在する血継限界。触れたものを爆破する非常に物騒な能力。 デイダラの起爆粘土を使用した術も爆遁に分類されるが、これはデイダラが自称しているだけ。 爆遁・地雷拳 ガリの術。殴りつけた相手を木っ端微塵に爆破する。受けたら助からない。 ◇灼遁 風+火で高熱を操る血継限界。対象の水分を蒸発させる能力。 ナルトとサスケが共闘した際も同じ術を使うが、こちらはコンボ忍術の名称で血継限界ではない。 灼遁・過蒸殺 パクラの術。帯同する火の玉を敵の体内に潜り込ませ、体内の水分を蒸発させて渇水死させる。 灼遁・光輪疾風漆黒矢零式 ナルトとサスケの連携忍術。風遁・超大玉螺旋手裏剣に炎遁・須佐能乎加具土命で黒炎を付与し、風遁で炎遁を倍加させることで威力を爆発的に上昇させる。命名はミナト。 ◇磁遁 磁力を自在に操る血継限界。使用者である四代目風影は風・水・土・陰の性質変化を使うことから、消去法で(水+土は泥であり、明らかに土は関連している)磁遁は風+土か土+陰の性質変化である。意外な話だが雷遁は無関係。また、羅砂の息子であり、忍界大戦で砂金を操った描写のある我愛羅は磁遁を使える可能性が高く、風・土・雷を操るとこから、磁遁は土+風の性質変化である可能性が高い。 三代目風影は一代限りの突然変異型で、砂鉄を操った。 四代目風影は三代目を師として自力でこれを会得し、砂金を操った。 雲隠れのトロイは忍具に磁力を纏わせ、一撃目を対象に防御させて磁力を移し、二撃目を必殺にする技を使う。 また、我愛羅も素質を持っており、第四次忍界大戦時に砂金を操る描写から習得している可能性が高いほか、一尾・守鶴のチャクラはこの力をデフォルトで備えている。 磁遁・砂鉄時雨 三代目風影の術。砂鉄の雨を降らせて攻撃。 磁遁・砂金大葬 羅砂の術。砂金の大波で相手を圧殺する。 磁遁・雀峰の双刃 トロイの術。磁力を纏わせた手裏剣の二段構えで、一撃目を防いだ相手に磁力を付与し、次撃の大型手裏剣を必中にする。 磁遁・砂金大葬送 ナルスト4での羅砂の奥義。砂金の海に相手を沈め、ピンポイントで押しつぶして圧死させる。 ◇嵐遁 水+雷で光を操る血継限界(陣の書)。原作ではレーザーを作り出した。 六道仙人化したマダラや雲隠れのダルイが使用しているが、この里ではメジャーらしく使い手が大勢存在する。 嵐遁・励挫鎖荷素(レイザーサーカス) ダルイの術。軌道をコントロール出来るレーザーで攻撃。 嵐遁・漆黒班纏具(ブラックハンティング) ナルスト3・4でのダルイの奥義。漆黒の雷で豹を象り、敵を捕食・爆破する。 ◇颱遁 「たいとん」と読む。風遁をはるかにしのぐ規模の暴風を操る。 颱遁・強風烈破 「サスケ真伝」に登場したノワキの術。暴風を起こして敵を吹き飛ばし、中にチャクラ刀を仕込むことで攻撃する。 颱遁・猛風大烈破 強風烈破の強化版。風圧で全てを吹っ飛ばすだけの術だが、サスケの完成体須佐能乎と競り合えるほどのパワーを持つ。 ◇炎遁 万華鏡写輪眼によって発現する性質変化。火+陰で漆黒の炎を操る。うちはイタチが可能な性質変化は火・水・風・陽・陰であり、うちはサスケは火・水・風・土・雷・陰であることから、消去法で(火+水は沸、火+風は灼であり、明らかに火は関連している)炎遁は火+陰の性質変化であるとわかる。 炎遁・加具土命 黒炎を点火・変形させる術。天照の炎をコントロールすることも出来る。 炎遁・須佐能乎加具土命 サスケの術。須佐能乎の弓に炎遁の矢を番えて撃つ。 炎遁・螺旋手裏剣 ナルスト4でのナルトの術。威装・須佐能乎の状態で、大玉螺旋手裏剣にサスケの炎遁を付与して投げつける。 ◇鋼遁 土+雷で鋼鉄を操る血継限界(ソース不明)。劇場版と「我愛羅秘伝」に登場。 ◇一覧表 火 風 雷 土 水 陰 火 - 灼 熔・溶 沸 炎 風 - - 磁 氷 雷 - - - 鋼 嵐 土 - - - - 泥・木 水 - - - - - 消去法で考えれば颱遁は風+陰or陽or雷、爆遁は土+陰or陽となる。 【血継淘汰】 3つの性質変化を同時に起こして融合させる血継限界の上位能力。 二代目土影・無と三代目土影・オオノキの史上2人しか使い手が確認されていない超レアスキル。 実は自然発生ではなく、無が独力で完成させオオノキに伝授した人造品。 ◇塵遁 風+土+火で対象を分子レベルにまで分解する力を発生させる。 塵遁・原界剥離の術 チャクラの図形を形態変化で作り出して叩きつけ、対象を分子レベルで粉々にする。立方体、円柱など形状は色々。 塵遁・分裂原界剥離の術 ナルスト4での無の奥義。分裂の術で挟み撃ちにしたところで、両方から原界剥離を放って敵を消滅させる。 分裂状態では本来塵遁は使えないが、両方同時にならばいけるのだろう、多分。 【血継網羅】 火風雷土水陰陽の全性質変化を合わせたもの。六道の力と輪廻写輪眼を併せ持つ者のみが行使できる。 ◇輪廻写輪眼 輪廻眼の真の姿。写輪眼の瞳力を同時に発現している……というか、この瞳力の劣化版が輪廻眼であり、その成れの果てが写輪眼である。 天手力 サスケの瞳術。任意の空間同士を一瞬で交換する。距離は決まっているが発動の察知はほぼ不可能。 天之御中 カグヤの瞳術。彼女の支配する6つの空間へ一瞬で周囲の空間ごと転送する。 黄泉比良坂 カグヤの術。空中に穴を開け、6つの空間を自在に行き来する元祖時空間忍術。 無限月読 輪廻写輪眼の幻術に落とし込む。カグヤは自前で使えたが、マダラは月をレンズにする必要があった。 ◇神・樹海降誕 無限月読とのコンボ忍術。神樹のツタや根を伸ばし、幻術にかかった者達を縛り上げてチャクラを吸い取る。 その果てに対象者達は自我も記憶も失い、白ゼツとなる。 ◇八十神空撃 元祖柔拳。掌にためたチャクラを空中に放ち、無数の巨大な拳を叩きつける。 ◇兎毛針 カグヤの術。白眼で点穴を見切り、棘と化した髪の毛で貫く。 ◇膨張求道玉 全ての性質変化を網羅し、膨張し続ける超巨大な求道玉。 放置しておけば全てを押しつぶして消滅させた後に収縮、まったく新たな空間を作り出して消える。 ◇終焉求道玉 ナルスト4でのカグヤの奥義。黄泉比良坂で敵を始球空間に引きずり込み、尾獣化した後膨張求道玉を展開、空間ごと敵を木っ端微塵に爆破する。 【その他】 血継限界である可能性がある体質、アニオリの血継限界など 晶遁 迅遁 冥遁 サスケやダルイが使う黒い雷遁 鬼灯一族の水化 鬼童丸の六本腕 重吾の一族の仙術チャクラの取り込み うずまき一族の生命力 本体以外にも記憶が継承される影分身(ナルト列伝に登場) 舟戸一族のエラ、水かき、海水を操る力 追記・修正は、全てのチャクラ性質をマスターしつつ写輪眼と白眼を同時に開眼してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 多量に使用者の居る熔遁や、二代目土影から塵遁を習った三代目の例を見るに、ものによっては習えば習得できるのかな。無論、向き不向きはあるんだろうけど。 -- 名無しさん (2014-05-31 16 44 42) 水ベース多いってか水ベースばっかじゃねぇかwイメージしやすいからかな? -- 名無しさん (2014-05-31 16 49 06) 灼遁はミナトがナルトとサスケのコラボ術にキラキラネーム付けていたから、火+風で確定だと思う。 -- 名無しさん (2014-05-31 20 54 49) ↑×2 「混ぜる」ってことに関して水はかなりむいてるんじゃない? -- 名無しさん (2014-06-09 17 53 08) カグヤ 骨の術 使ってない? -- 名無しさん (2014-08-26 03 59 22) 全部合わせたら血継網羅だとかなんとか -- 名無しさん (2014-08-26 05 05 01) よく考えたら大戦から50年も経ってないのに終わったら即迫害ってアレってレベルじゃねーな。次の戦争とか一切考えてない -- 名無しさん (2014-08-26 06 49 48) 劇場版の氷遁は周囲の氷を使ってると解釈してる -- 名無しさん (2014-10-24 11 06 53) ↑アニメガイドブックにもそう書かれてたね。沸遁て蒸気を出すだけで、溶かすのは溶遁だと思ってたんだけど違うの? -- 名無しさん (2014-11-07 13 38 46) 溶遁と熔遁って紛らわしいな、これ見て初めて違うってわかったぞ -- 名無しさん (2014-11-10 15 20 04) 迫害受けたり一族滅亡したり、繁栄していても宗家分家の確執抱えるとか、必ずしも有り難いもんじゃないわな。 -- 名無しさん (2015-01-11 21 47 22) 木遁は柱間だけの突然変異じゃないのかなぁ。千手でも他に使い手が見当たらないなんて -- 名無しさん (2015-01-11 21 59 34) 四代目風影の磁遁で砂金を操ってたけど、金って磁力に反応しないよね? -- 名無しさん (2015-03-04 17 41 03) そういうの考えると磁遁は特定の金属を操るものなのかもね -- 名無しさん (2015-03-04 18 10 43) 「反磁性」で調べてみ -- 名無しさん (2015-06-28 15 48 28) 使える奴はみーんな天才 -- 名無しさん (2015-08-28 20 25 52) 確実に他と性質変化の組み合わせが被る溶遁の存在が非常にモヤモヤする…泥遁みたいな例やアニオリもあるとはいえ原作に限ればこれ以外被らないしなあ… -- 名無しさん (2015-09-01 19 52 31) 陰陽遁は含まれないのかな?血継淘汰の上みたいなこと言ってた気がするんだけど -- 名無しさん (2015-09-03 21 48 41) あれ、オビトが使ってたのは血継網羅でゼツを作ったのが陰陽遁だっけ?でも血継網羅って陰陽遁の万物創造と大差ない気が… -- 名無しさん (2015-09-03 23 57 31) 後半は「血継限界のバーゲンセール」状態だったな -- 名無しさん (2015-09-04 07 28 14) ただ序盤は単なるエリートや強敵の証だったのが、二部で「家族の絆」を示すものになったのは良い昇華だと思う -- 名無しさん (2015-12-31 17 25 27) 母親、ライバル、奥さんとその従兄弟並びに義妹と義父にとナルトには色々と縁があるもの。 -- 名無しさん (2016-02-16 07 10 05) ナルトとヤマトや五影の連携見るに、性質変化と影分身活用すれば血継限界の真似事は出来るっぽいな。費用対効果が割に合わないけど -- 名無しさん (2016-02-17 18 03 44) 磁遁が風+土とかどこ情報だよ -- 名無しさん (2016-11-09 06 13 38) 綱手が柱間の孫でありながら木遁が使えなかったのは、彼女が陽遁の術を使えなかったからかな? -- 名無しさん (2017-07-24 21 01 14) 求道玉に組み込まれた性質変化の数を「5つ全て」と断定するのではなく「4つ以上」とボカした言い方をしたのは血継網羅への布石だったからか -- 名無しさん (2018-06-05 16 42 07) 血龍眼は設定はすごいが相手が悪すぎて強いイメージがない -- 名無しさん (2018-06-05 22 13 01) 磁遁は風+土で雷遁は無関係って書いてあるけどシンキの闘いを見る限り雷遁を使用してるっポイ。名称は同じ磁遁だけど中身は別物ってことなのかな? -- 名無しさん (2018-08-03 10 10 50) 磁遁の風+土は陣の書だったかで四代目風影が風遁、土遁、水遁を使えるとされてたとこからの消去法での推測っぽいが…この手の本の常として割と突っ込みどころがあるから信憑性は微妙かな -- 名無しさん (2018-09-14 19 02 58) 鋼遁が土+雷って書かれてるが調べてもそれらしい情報出てこないぞ -- 名無しさん (2018-09-14 19 07 36) それ以外だと火+雷と風+雷が謎か…はっきり明言されてる組み合わせはほとんど無いからそれ以外も間違ってる可能性十分あるけどね -- 名無しさん (2018-09-14 19 22 19) 性質変化タイプの説明には出典も追記しないと信用できないな。磁遁はWikipediaでは「風遁と雷遁の組み合わせ」と記述されているけど、Wikipediaそのものが有効な情報源ではないからな… -- 名無しさん (2018-09-14 21 47 32) 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-11-02 22 01 20) 餅遁はどうなんだろう -- 名無しさん (2019-03-04 12 38 37) 溶遁って結局土+火でいいのかな。 -- 名無しさん (2021-10-13 02 23 43) なんか限界だとなんか意味合いと噛み合ってない気もするのがずっとリアタイで見てきた者の今更な印象なのよね。限界だと血筋の結果ここまでしか能力伸ばせませんよって意味合いに誤った解釈できちゃうから現界だった方がしっくりくる気がする -- 名無しさん (2022-07-03 12 40 14) 餅遁は火遁+陽遁なので炎遁と対をなす遁術だよ(適当) -- 名無しさん (2022-07-09 08 57 52) 餅遁はデイダラみたいにあくまで自称で、実際には倍化の術みたいな陽遁だと思う。 -- 名無しさん (2022-10-07 12 17 30) 小説オリジナルの泥遁設定を無理やり組み込んだり、消去法とか言ってソースなしの当てはめをしたり、性質変化に関しては本当に信憑性の欠片もない記事だな -- 名無しさん (2024-01-19 03 44 52) 名前 コメント
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『殉ずる者たち』◆XksB4AwhxU ある男がいた。 その男は、師が、友が命を引き換えにしてまで守った「里」を、どんな犠牲を払ってでも守ると誓った。 その男の人生を一言で表すなら、まさしく「闇」であった。 師の最後の言葉に従い、師が統治していた里の「光」を友が、「闇」を自分が背負う事となった。 師の判断は、正しかったのであろう。あの時命に代えて仲間を逃がそうと志願した友は、里の英雄となり優秀な弟子を育て、そして最後はあの時と同じように命と引き換えに里を守り死んでいった。 自らの使命は、里の「光」を支える「影」となる事だった。 ......里の「影」である為には、「光」以上の力が必要だった。 友の弟子であり、闇に落ち修羅となった悪魔に魂を売った。 師が生前危惧していた一族も、彼の危惧通り里に仇名す危険分子となったため滅ぼし、一族が持っていた「力」を奪い取った。 全て、里が平和であり続ける為の止むなき犠牲だ。そしてそれを背負うのは、「影」である自分だけでいい。 全て「影」である自らがやった事だからこそ、「光」は「光」であることが出来た。 「光」であった友の死後、自らの行為を、「闇」を背負っていたが故に「光」を受け継ぐはずの後継者は何も知らず、里は”間違った方向”へと進んでいた。いよいよ、自分が出るしかなくなったのだ。 そして、己の命を引き換えにして里を守ろうとした男の行く末は......完全なる「闇」であった。 光があれば、闇があり 光が当たれば、必ず「影」が出来る。 それがこの世の真理だ。 この世は地続きであり、誰かが幸福になれば、必ず誰かがその分のカスを掴まされる。 幸福と不幸は、神の視点で見ればプラスマイナスゼロ。 ある男がいた。 男は父親が命を懸けて守った家族と国に対する「誇り」と「愛国心」を継ぎ、やがてその国の頂点まで上り詰めた。 男は「幸福」を望んだ。 自らの国を信じて戦った父親の死を無駄にする訳にはいかなかったのだ。 だが、現実は甘くない。自らの国を襲う危機は山ほどある。何かを決断するたびに何かが犠牲になった。 誰もが幸せな世界など、ある訳がない。ならばどうするか? 簡単だ。誰かにそのカスを掴ませばいい。 自分の国ではない「どこかの誰か」に、不幸を擦り付ければいい。 これは誰かが決める事なのか? 違う。一番最初に「ナプキン」を取った者が決めている。 誰かが最初に「ナプキン」を取れば、後の者もそれに従わざるを得ない。それがこの世の「基本」であり「ルール」だ。それが男の持論であった。 誰かがやらねばならない。男はそう決意し、どんな犠牲を払ってでも「幸福」を手にすることを決意した。 戦いには多くの血が流れた。全ては「幸福」に繋がる「力」を手にする為の犠牲のはずだった。 そして、男は...........戦いに敗れ、自らの命をその国に殉じた。男は最後まで、自分の国の繁栄を願っていた。 まず.....志村ダンゾウが目にしたのは、「光」であった。 自らの手で閉じ、二度と見るはずのない、光――― 「ここ、は..........」 「気づいたか」 仰向けに倒れているダンゾウを見下ろすようにして、男が立っていた。 男は金色の髪に、奇抜なカールを巻き......慎重な目つきでダンゾウを見下ろしていた。 「立てるか?まだ無理はしない方がいいと思うが.............」 「どこだ、ここは............ワシは何故、生きている............」 「あぁ.....確かに、ひどい有様だったよ。身体がボロボロで、既に死にかけていたからな..........”間に合わなければ”、君は死に、私は消滅していたな」 「な、に.....何の、事だ......貴様、何者だ.......?」 身体の激痛に耐え、無理して立ち上がろうとするも.....やはり体力が著しく消耗しており、倒れてしまう。 「おっと、無理をしない方がいいな............. 私の名は、ファニー・ヴァレンタイン.....君のサーヴァントだ、志村ダンゾウ.....」 「ファニー....?だから貴様、ここは何処なのだと聞いておるのだ。 まさか貴様、二代目の穢土転生の術を使いワシを........!」 「まぁ、落ち着くんだ。生憎私はエドテンセイなんて物は知らないし、第一、君を蘇らせたのは私ではない。.......もっとも、「基本世界」の君は蘇った直後に死んでしまったがね..........」 「だから何を言っておる........「基本世界」がどうのだと.........それなら、ここにいるワシは何だというのだ!?」 「ここにいるのは「志村ダンゾウ」だ」 ヴァレンタインが、傍に置かれているテーブルまで歩く。奇妙な事に、彼の歩く床には、立てるはずの足音が無かった。 「それ自体には、何の変りもない」 男は、物音を立てずにテーブルまで歩き終えると......コーヒーカップを手にした。 「そして正確に言えば、私が連れてきた"無事だった世界の"「志村ダンゾウ」だ」 男は、何も注がれていないコーヒーカップを飲むような仕草で持ち、口まで運ぼうとする........ここで、奇妙な事が起こった。 「コーヒーカップの中から、コーヒーカップが出現した」のだ。出現したカップは重力に従って、ポロリと落ち、割れる。.......が、聞こえてくるはずの甲高い音は聞こえなかった。 「"Dirty Deeds Done Dirt Cheep"......これが、私の"能力"だ」 男は床の割れたコーヒーカップを踏みつけ、ダンゾウに迫る。踏みつけたはずのコーヒーカップは、奇妙な事に床から消えていた。 「(.......来るか........クソ、体がまだ.......動けぬ)」 迫ってくるヴァレンタインを前に、何とか立て直そうとチャクラを練るダンゾウ。 「そして、この"聖杯戦争"........勝つのは我々でなければならない」 ダンゾウの右目にチャクラが集まるのと、ヴァレンタインの手がダンゾウの額に触れるのが、ほぼ同じ瞬間であった。 「成程.......”聖杯戦争”.....か。 .どうも貴様もワシも、死んで尚妙な事に巻き込まれるものだな」 「あぁ......敵は十四組。主従のサーヴァントを、倒さねばならない。私はこれを、「試練」であり、「超えるべき壁」と心得ている。」 「.................」 「「試練」には必ず「戦い」があり、流される血がある.......「試練」は「供え物」だ.......「強敵」であるほどよい」 「成程.....だが、”主従”というのはどういう事だ?」 必ずしも協力できるわけはないではないか――――”お前のようにな”」 「......各マスターには、”令呪”が与えられている.......それを使えば、命令をサーヴァントに与えられる.......」 「.........ふむ.......なら貴様、なぜそれをワシに黙っていた?」 「............................」 「..........................私には、「愛国心」がある............国の為に、そして、間違ってもその力を自分の為にしか使わない”お前のような”ゲス野郎に与えない為に...........聖杯は、渡すことは出来ない.................」 「....................」 「...............「愛国心」か、よく言った物だ...........だが、貴様の好きにさせる事は......できんな」 「........................................」 「貴様の「能力」.........ワシの為に、使わせてもらうぞ」 始め、あの男は「君を傷つけるつもりはない」と宣言し、今置かれている状況、即ち「聖杯戦争」についての説明を始めた。 しかし、ダンゾウはそれを良しとするはずはなく........この男の得体のしれない能力を危険と判断し、写輪眼を使いヴァレンタイン支配下に置いた上で改めて「聖杯戦争」について聞き出すことにしたのだ。 案の定、ヴァレンタインはサーヴァントの絶対命令権である「令呪」の存在を隠していた。 そして、その事を隠している....という事は、自分に逆らう意思があるという事。案の定、ヴァレンタインは自身を裏切る気でいた。 既にヴァレンタインには、徹底的な幻術と「舌禍根絶の印」、そして「自業呪縛の印」を掛けておいた。これで、暫くは逆らう気は起きないだろう。 「(しかし.........万華鏡写輪眼......未だ戻らぬか。忌々しい.......)」 本来、能力が分からぬ以上用心すべきと踏んで、ダンゾウはヴァレンタインに「別天神」を使用するつもりだった。 しかし、結果として発動できたのは写輪眼のみ。 まさかこんな形で再び生き返るとは思っていなかった為.....自分の死後、その絶対的な幻術を利用されぬ為右目を潰したのが、仇となってしまったようだ。 「(そして、来奴の能力........まるで、"イザナギ"のような能力だな)」 イザナギ。それは、自分の不利な現実を夢に置き換える究極の幻術。 代償として写輪眼の目の光を失うが、その効果は絶大なものがあった........生前は失明のデメリットの為、奥の手として使う他なかったのでその術の原理について知る事は出来なかったが..... 幻術に掛けたヴァレンタインの説明を聞いて納得した。成程、似ているというよりは「原理」は同じらしい。 イザナギは、目の光を代償として、”自身を並行世界へとリンクさせる”術だった、という事だ。 「(.............「愛国心」か)」 幻術に掛かり、うずくまるヴァレンタインを尻目に椅子に座りながら、ダンゾウは考える。 思えば、自分もこの男も、里や国に執着した末の末路だった。 里の為に進んで犠牲になる......「自己犠牲」の姿勢は、やはりあの時自らが囮になる事を言い出せなかった自分への戒めとして深く己の心に突き刺さっていたのであろう。 当然、部下にもそれを強いた.......里を陰から支える「根」として、深く、暗く、統率されている必要があった。根が崩れれば、その先にある「里」という大樹は枯れてしまう。 しかし、部下であるイタチはその「情」に勝てなかった。弟を残し、そして死に際に全てを喋ったのであろう........結果としてその弟......サスケは、さらに復讐に駆られる修羅となり、己を殺めるまでに至った。 生前に施した裏四象封印で死んでなければ.......間違いなく、ペインの襲来により消耗した木の葉の更なる脅威となるだろう。それだけは何としても、防がねばならない。 その為にも、この聖杯戦争は必ず勝たねばならぬ戦だ。聖杯を利用し、あのサスケを超える力を......さらには裏でほくそ笑んでいたあのマダラを超える力を......身に付けなければなるまい。 「一筋縄では行きそうもない、が.......いずれ勝つのは、このワシよ」 呟きながら、テーブルに置かれたパイプを吸う。 自身に埋め込んだ柱間細胞の恩恵により、体調は幾分安定していた。これなら少し休めばすぐにでも出陣できるだろう。 解いた包帯から覗く右目には......生前の、鋭い眼光が赤く、細く光っていた。 「.....『あっち側』に」 「「連れて来る」こともできるし、送り込む事もできる。 ....だが、「D4C」を持つわたし自身は.....まるで、『磁石』のように引き離される」 D4Cが、ドアを反対側に閉める。扉の外側にいたヴァレンタインは、身体が三次元と二次元の間で縮小される。ヴァレンタインは自身をそのまま「並行世界」へ移動させようとするが..... 「『一方通行』だ」 どじゃあぁぁぁ~~~ん、とおどけた調子で、ヴァレンタインは扉の外側から出現する。 「(これが、私のD4Cに課せられた「制限」、と言う奴か.....隣の次元に隠れ続けたり、隣の次元で「本体」の私が倒されて私の「魂」が向こうへ『行ったきり』になるのを防ぐための処置だろう)」 涼しげな顔で、ヴァレンタインは考察する。.....外側の扉から出てきた彼の視界には、奥の部屋で"並行世界"のヴァレンタインが、何らかの能力の攻撃を受けて、虚ろな顔をしているのが見えた。 「(......やはり、こうなったか。 こいつを別の世界から連れてくる時に、念のため”わたし”を連れて来ておいて正解だったようだな。 恐らくあの、ダンゾウとかいう男.....見た所、「幻覚」のスタンド能力らしき物を使って向こうのわたしを操っているらしい。 能力のトリガーは.....恐らく、男の「右目が赤く光る事」と、「その目を直視する事」......用心しなければ......)」 ヴァレンタインは、ダンゾウに令呪の事まで教えるつもりは無かった。しかし、どうもあの男の「右目」を目にした途端、表情が変わり、何故か「わたし」はペラペラと喋り出したのだ。 そして、終いには私の国、能力から目的の事まで――――あきらかに異常だった。 予め"わたし"を連れて来て良かったと喜ぶべきか、本心まで暴露されたため失策だったと嘆くべきか。 だが........手札は、既に用意してある。 「この世界」の「志村ダンゾウの遺体」。頃合いが来れば、それでこいつを始末する。残念な事に右目は潰れており、ダンゾウの能力を解明することは出来なさそうだが......... 幸い、あそこの「ヴァレンタイン」が、まんまと幻術に引っかかってくれたお陰で、令呪を使う挙動も無いようだ。暫くはダンゾウの術にハマったフリをして泳がせておくのが無難だろう。 その間に、私はもう一つの"懸念事項"を調べてみるとしよう.....。 ヴァレンタインは、生前「聖人の遺体」を巡って争い、その争いの中で命を落とした。 「聖人の遺体」――――所有者に味方し、その所有者に「奇跡」と「幸福」をもたらす象徴。 あの遺体は、「一人分」でこの世界が味方する「力」を持っていた。 魂というものには、多かれ少なかれ「力」がある。 その力の多価が、どういった基準によって決まるかは知らないが、その「力」が多いものが「英雄」とされ、死後、その魂は「英霊の座」という場所に引き寄せられるらしい。 なら、あの「聖人の遺体」はどうだ?「魂」が去った「残り香」で、あの絶大な力だ。果たしてその「魂」の力となると、英霊として昇華されれば、この世の全てを書き換えられる程の事象―――「能力」を、持つのではないか? ならば、それと同等、またはそれ以上の「魂」を味方に付ける事が出来れば.................方法は模索しかできないが、試してみる価値は、十分にある。そう彼は判断する。 いずれにせよ、油断はできない―――あの時と同じだ。「一手」を見誤れば確実に敗北する。 しかし、諦める事はできない。生前は、余裕が無かった為仕方なく並行世界のディエゴを連れて来て遺体を託す事にしたが.......やはり、それでもまだ「マシ」な程度で、安心などできるはずもない。 いずれ聖杯を獲り、受肉して復活した後、「聖なる遺体」を味方につけるであろうディエゴかジョニィと戦うためにも.......それ以上の「力」を、手に入れる必要がある。 「勝つのは―――この、ヴァレンタインだ」 翻し、町へ赴く。 町は早くも、戦いが始まろうとしていた――――― 【クラス】アーチャー 【真名】ファニー・ヴァレンタイン 【出典作品】Steel Ball Run 【ステータス】筋力E 魔力E 耐久E 幸運C 敏捷B 宝具EX 【属性】 悪/秩序 【クラススキル】 対魔力:C 第二節以下の魔術を無効化する。 大魔術や儀式呪法などを防ぐことはできない。 単独行動:B マスターからの魔力供給が無くなったとしても現界していられる能力。 ランクBは二日程度活動可能。 【保有スキル】 神性 C 生前、「聖人の遺体」を味方につけ、 己のスタンドを自分に向けられた「害悪」をこの世のどこかに飛ばす「D4Cラヴトレイン」に昇華させている。 「遺体」の所有者の中で誰よりも遺体の力を最大限に発揮した「才能」と遺体の「残り香」がスキルとして現れた物。 才覚:A アメリカ合衆国大統領まで登り詰めた手腕と民衆の揺るぎない『信頼』、そのカリスマ性がスキルとして昇華されたもの。 信頼を得やすく、説得や交渉において自分が有利に働く補正を持つ。 また、この聖杯戦争においてはマスターに与えられた立ち位置が高くなり、行動の制限が少々有利になる補正が付いた。 【宝具】 『Dirty Deeds Done Dirt Cheep(いともたやすく行われるえげつない行為)』 筋力C 魔力B 耐久C 幸運B 敏捷B ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~3(スタンドビジョン) 最大捕捉:― 物体を二つの「面」で挟み込む事により、3次元の物質を2次元に変換し、その物体を平行世界へと送り込むことのできるスタンド。 「基本世界」の人物や物体を挟んで「連れて行く」事と、並行世界の人物、物体を検索し「連れてくる」事が出来る 「並行世界」、及び「基本世界」においては、「同じもの」はヴァレンタインを除いて絶対に二つ以上存在することは出来ず、一定の距離内を超えた所で磁石の様にお互いが引き寄せあい、激突。消滅してしまう。 ただし、ムーンセルという電子空間の特性上、スタンドビジョンを持つ『本体』は隣の世界へ行くことは出来ない。しかし、隣の世界へ行く『前』のプロセス、「本体」を二次元へ変換する事は可能 (あくまで「並行世界の移動」が制限されているだけで、物質の隙間の二次元に「隠れたり」挟んだ物体のどちらかに「移動する」事は可能) また、生前「聖人の遺体」を味方につけ、自らのスタンド能力を自分に向けられた「害悪」を弾き飛ばす「D4Cラブトレイン」に昇華させた事がある。 ヴァレンタインはこの聖杯戦争において、「聖人の遺体」と同等、もしくはそれ以上の「力」を持つ「サーヴァントの魂」、「宝具」、そして「聖杯」の何れかを「味方」につける事で 再び「ラブトレイン」がこの地においても再現できるのではないか、と推察している。 【weapon】 【人物背景】 第23代アメリカ合衆国大統領。 幼少の頃に戦争に行った父親の親友から父親が命を懸けて守った国の誇り「愛国心」を最も美しい「得」だと思い、絶対の価値観とするようになる。 大統領に就任し、「スティール・ボール・ラン」レースを陰で操り、「聖なる遺体」を巡る戦いに自らの身を投じる事になる。 一度は遺体に選ばれ、絶対的な「力」を手に入れる事が出来たが、最終的にジョニィ・ジョースターに敗北。 死後を並行世界のディエゴ・ブランドーに託し、死亡する。 【出展】 NARUTO 【マスター】 志村ダンゾウ 【参戦方法】 死後に発動した『裏四象封印』発動中に『白紙のトランプ』が出現、死後の肉体とともに封印される。 結果、ムーンセルにおいて一部再生され、参戦することとなる 【人物背景】 木ノ葉隠れの里で暗部養成部門「根」の創設者かつリーダーを務める男。 暗部の忍に対し強い影響力を持っており、里の中でも「忍の闇」の代名詞的な存在で汚れ役として活動していた。 ペイン襲撃後、六代目火影を強制的に襲名し、その後の五影会談で「別天神」を使い、自分を忍連合の総裁になるよう操っていた。 結果計画は失敗に終わり、仮面の男とサスケの襲撃を受け交戦、 追い詰められ、自らの死期を悟り「裏四象封印術」を発動、死亡した。 【weapon】 写輪眼(万華鏡写輪眼) かつてうちはシスイから奪い取った右眼の写輪眼。 ただし、死後自ら潰したものを復元(再現)したため、不完全な形で再生されており、「万華鏡写輪眼」及び、それに準ずる「別天神」は使用不能となっている。 また、ダンゾウは右腕に10個の写輪眼を埋め込んでおり、そちらは再生こそされているものの生前、全てに「イザナギ」を発動したため現在は使用不可能。 柱間細胞 右腕に初代火影、千手柱間の細胞を移植させた物。 ムーンセルではチャクラを魔力に還元して使用できる為、魔力の回復、供給率が極めて高い。 また、木遁として右腕を変異させ大樹を出すことが出来るが、大量のチャクラを消費してしまう。 【能力・技能】 忍術 風遁の使い手であり、生前に使用した基本忍術の殆どは使用可能。 ただし、ムーンセルという空間の特性上「口寄せの術」は使用できない。 イザナギ 失明を対価として、右眼の写輪眼を用いて使用する究極幻術。 眼の光を失う代わりに、制限時間の間は、術者に死を含めた不利な展開を夢にして攻撃など有利な展開を現実に書き換えることができる。 ダンゾウの場合、「一分間の間、不利な事象を夢に変えられる(なかったことにできる)」。 別天神 右眼の写輪眼の元の持ち主である、うちはシスイの万華鏡写輪眼の瞳術。 対象者を幻術に掛けられたと自覚することなく操ることが出来、かかった方はそれが自分の意志だと錯覚して動く。 「イザナギ」同様、その効果は幻術に留まらずこの世の事象を書き換えてしまう程強力な物だが、万華鏡写輪眼が不完全な形で再現されてしまっている為現時点での使用は不可能。 【マスターとしての願い】 里の為、そして自らの野望の為にどんな手段を使ってでも聖杯を獲る
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雨の降る中、陽ノ本アカリは怯えていた。 見たこともない大きな古い城の敷地内で、孤独と恐怖に一人、雨粒の齎す寒さ以外の要因でその身を震わせていた。 「どうしよう……どうしよう……どうしよう……っ」 大樹の影で雨宿りする身体のどこか壊れてしまったかのように、歯の根が噛み合わない。 火打石を鳴らすような音を響かせながら、アカリはその口から恐ろしさから茫然としていることを示す言葉を、何度も何度も繰り返し唱えていた。 脳裏には、惨劇の様子が張り付いて離れない。 爆発で頭を失い、崩折れる亡骸。 それを成したのと同じ凶器が、アカリの首元でも輝いているという事実は、彼女の未成熟な心を容赦なく圧迫していた。 腹の底から押し上げられるような不快感まで覚えながら、大樹の影に隠れたアカリは現状に適応できていないという弱音を、ただひたすらに口から漏らし続ける。 「お、怒らせちゃったんだ……本気にさせちゃったんだ……本気であたし達のこと、苦しめて、怖がらせて……こ、こ、ころ、殺す、つもり……なんだ……っ!」 チーム・クロスハートと、チーム・ブルーフレア。 戦乱のデジタルワールドにおいて、全土に覇を唱えんと侵略を続ける新帝国バグラに対し、中心的な反抗軍となった二大勢力。 それを率いているのは……デジモンではなく、人間の子供達だった。 古来よりデジタルワールドは、存亡の危機に人間の子供達を招き、彼らの力を借りることでそれを脱して来たと言う。 だが、それは決して異世界での冒険が優しいものであるという意味ではない。 確かに協力的なデジモンは大勢居る。バグラ軍を許さず、また自分達のために力を尽くしてくれている人間の子供を快く受け入れてくれている者が多いのは当然の話だろう。 だが敵対する相手は、そんな良心など持ち合わせているわけではない。 同じくバグラ軍に敵対する者でありながら、人間の子供も無関係のデジモンも己の欲のため好き勝手に弄んだダークナイトモンには、アカリ自身人質に取られ、仲間を危険に晒すことになった。ダークナイトモンに最も利用された天野ネネは、その体の自由を奪われ、望まぬ罪に手を染めることを強いられ続けている。 悪の帝国であるバグラ軍が本気になれば、そんなダークナイトモンを超えるほどの悪辣さを見せても何もおかしいことはなかった。今日までの戦争を、苦しいながらも笑顔を捨てず戦い抜いて来ることができたのは、まだ相手が本気ではなかったからだったのだ。 そんな事実を、アカリは泣き出してしまいそうなほどに痛感していた。 ついに彼らは、調子に乗った目障りな子供達を始末することにしたのだ。 それも自分達に逆らったことを心から悔やむよう、ただ殺すのではなく地獄を見せてやろうと。 心胆を寒からしめるよう、こんな凄惨な殺し合いに首輪をつけて放り込んだのだ。 「いや……いやだよ……」 死にたくない。死ぬのは怖い。 アカリはまだ小学生だ。人生はこれからなのに。あの世話が焼ける奴の面倒を、これからもずっとずっと見ていきたいのに…… 「怖いよ……会いたいよ……っ タイキ……っ!」 いつも無茶ばかりして、いつもアカリに世話を焼かせて。それでも皆から、誰より彼女自身から頼りにされているあの少年の姿を思い描いて、アカリは愛しい彼に縋る。 こんな恐ろしい事態に巻き込まれても、彼なら。伝説の救世主と言われるジェネラル、工藤タイキなら。この殺し合いに巻き込まれた人達のことを、「放っとけない!」といつものように助けるため、東奔西走するはずだ。 もちろん、アカリのことだってタイキは助けようとするに決まっている。そのことを疑う気持ちは、これっぽっちもない。 だけど、タイキが間に合うのだろうか……そのことに確信が持てない。だから怖い。 これまで皆の力を合わせて、ようよう一人ずつ追い払ってきた三元士が、今度は三人全員で、アカリ達を殺すために同じ場所にいるというのだ。 彼らの内二人以上を一度に相手にしていては、分断されている今のチーム・クロスハートに勝機は万に一つもない。ひょっとしたらアカリを助けに来る前に、タイキ自身が彼らによって殺されてしまうかもしれない―― (――そんなの、ダメッ!) そんなのダメだ。絶対嫌だ。タイキが死んでしまうなんて。自分が死ぬのと同じだけ、嫌だ。 だけれど、それに駄々をこねたところで、アカリに何ができるのだろう。タイキ達と違ってジェネラルでもない、デジモンの力を借りられるわけでもない、ただ男の子よりしっかりしているというだけの小学生が…… 《――おい! アカリ! おいっ! おい、アカリッ!》 そんな聞き覚えのある声が、さっきから何度も自分を呼んでいることにようやく気づいて、アカリはハッとしてその出処を探した。 ズボンのポケットに手を突っ込んだアカリは、二つの驚きに襲われた。 「ピンクのクロスローダー……に、ドルルモン!?」 《――やっと気づいてくれたか。まったく……何度も声かけたんだぞ》 やれやれと言った様子で溜息を吐いたのは、額にドリル上の角を生やした、白の体毛と橙の鬣(たてがみ)を持つ狼――チーム・クロスハートの主要メンバーの一人、ドルルモン。 その顔を画面に映した、レトロマイク状の機械の名はクロスローダー――ジェネラルの証とも言うべき、タイキ達の持つ伝説のアイテムだった。 「えっ、何で!? どうしてドルルモンがここに!? ってゆーかこのクロスローダーは何なの!?」 それを持っている人間は四人――工藤タイキ、蒼沼キリハ、そして天野ネネとコトネの姉妹だけのはずだった。 クロスローダーを扱うには、交わりの旋律(クロスコード)と呼ばれる特殊な因子を持っている必要があり――これまで何度、皆を救うための力を求めても、アカリには決して手にすることのできなかった武器そのものだった。 それが、しかも見たことない色のものがアカリの手の中にある……この事実を前にしては、それまでの恐慌も忘れて驚愕するしかアカリにはできなかった。 《落ち着け。俺だって訳わからんが……あのマリーチって女の説明通りなら、俺とこのクロスローダーはおまえの支給品ってことになるんだろうな》 そんなドルルモンの説明も、アカリにはよくわからなかった。 「マリーチの説明通り……って、こんなこと、何か言ってた?」 始まりの場所で金髪の女性が頭部を失った時点で、アカリは既に正気を失いつつはあった。 その上で、かつて見た強大なデジモン、オニスモンにも匹敵する力を揮った銀髪の美女の大立ち回りと――そんな彼女も、バグラモンを前に理解も及ばぬ殺され方をしたという時点で、アカリの思考は限界を迎えていたのだから、その後の殺し合いについての説明についても正確には理解できていない。 だから聞き逃したのかと思ったが、ドルルモンは首を振った。 《いや……おまえ達には説明されていないだろうな。ただ俺はされていた》 「どういう……こと?」 《マリーチの言うオープニング……このバトルロワイアルとやらの、皇帝バグラモンが行った最初の説明や、そこで起こった出来事の顛末を、あの時あそこにいなかった俺の頭に、あの女が直接映像を“視せて”来たんだ……》 「頭の……中に?」 《ああ》 そのまま繰り返したアカリの確認に、ドルルモンは小さく頷いた。 《妙な感覚だったが、そう表現するしかなかった。気づいたらこのクロスローダーの中にいた俺に、バグラモンが殺し合いをしろって何十人も相手に言い出したのから始まって、デジモンじゃない二人の女が殺されるところも……マヒロとかいう兄ちゃんがバグラモン相手に色々と言っていたところも、全部、その場にいるみたいに見ることができた……いや、視せられた》 アカリに淡々と、ドルルモンは己の体験した奇妙な出来事を語る。 《だが俺はそこにいなかった……その後、マリーチって女が俺に直接話しかけてきた。誰かの……俺の場合は、アカリの殺し合いのための道具として会場に送られると。力のないアカリのために頑張れとまで、誰のせいでこんなことになってるんだってなことまで言ってきやがった》 声音に怒りを滲ませながら、ドルルモンはそう吐き捨てる。 アカリもその声に賛同しておいた。 「そうじゃん! そもそも、あたしにクロスローダーなんか支給しても使えないし!」 《いや、それがなアカリ……》 半信半疑、と言った様子でドルルモンは画面の中からアカリを見上げてきた。 《どうやらマリーチが言うには、今はアカリにも使えるようになっているらしい》 「へっ?」 思わぬ言葉に、既知の顔との語らいで緊張の解け始めていたアカリには、そんな風に固まる余裕が既に戻り始めていた。 《何でもこのクロスローダーを支給して、満足に扱って貰うために、アカリにクロス・コードを移植したらしいんだが……》 ドルルモンが確信を持てずにいうのも仕方ないと、アカリは感じていた。 何しろ、バグラモン達はアカリ達を心の底まで苦しませ、始末するためにこんな催しをしたと思っていたのに……むしろ身を守るための力を与えてきているのだと聞かされても、とても納得することなどできない。 《……まぁ、もしこの話が本当なら、確かに俺が外に居た方がアカリも安全だろう。 嘘かどうかを確かめるためにも、少し試してみないか?》 「あ……うん」 結局はまだ、判断力が鈍っているのだろうか。そんなことしても意味ないんじゃないか、と頭の片隅で思いながらも、アカリは普段、タイキがやっていることのモノマネをしてみる。 「リロード……ドルルモン!」 胸の前になるよう、まっすぐ伸ばした両手に構えたクロスローダー。 その真価を発揮する言葉を紡いだ瞬間、光の粒が画面部分から吐き出された。 「ヴォオオオオオオオオッ!?」 その光は一瞬もせずに束ねられ、躊躇いがちの咆哮を返す、獅子のようなしなやかで巨大なドルルモンの体を形作った。 「……でき、た?」 「どうやら……嘘じゃなかったらしいな」 呆然としたアカリに、ドルルモンはどこかニヒルに微笑み返す。 頼れる仲間が実体を得たことにもう堪えきれず、アカリは喉の奥から垂れて来そうになった鼻水を吸い上げ、目尻を濡らしながら彼の体毛に覆われた体に飛びついた。 「うわぁああああん、ドルルモーン!」 「うわっ……おいアカリ、何すんだ!」 「――怖かったよぉおおおおおおっ!」 限界を訴えるアカリのみっともない泣き声に、ドルルモンはハッとしたように抗議の声を潜めた。 しゃくり上げながら、まるで涙を拭くようにごしごしと、まだ雨で濡れていない自分の体へ顔を押し付けるアカリの様子をドルルモンが伺っただろうことが、気配で伝わって来た。 その直後の諦念を含んだ吐息の後、ドルルモンはアカリに小さく告げた。 「……タイキ達には、黙っといてやるよ」 「……ありがとう」 ずずっ……と鼻を鳴らしながら、気恥かしさに彼から視線を逸らしたアカリは、そう短い礼を述べた。 一通り泣いて、やがてアカリが落ち着いた頃、改めて二人は話し合いを始めた。 「どうして、バグラモンはあたしにクロスローダーを使えるようにしたの?」 「わからん。単純にクロスハートを壊滅させたいだけなら、タイキの元から切り離したからとは言っても、俺をおまえのところに渡すのは不自然過ぎる」 ドルルモンがそう答えたところで、アカリは重要な事実を見落としていたことに気づいた。 「あっ、そうだよ! ドルルモンがここにいるってことは、シャウトモンがX3から先のデジクロスできないじゃん!」 クロスハートの主力は、タイキとも特に強い絆で結ばれ、デジモン達の中心的存在でもあるシャウトモンというデジモンだ。 シャウトモン自身はそこまで強力なデジモンではない。だが彼はデジクロスという、端的に言えばデジモン同士の合体においての主軸となるのだ。 シャウトモンのデジクロスの力は驚異的なもので、合体するデジモンが増えるごとに形態名を表す数字が大きくなり、その力も乗数的に増加する。進化したシャウトモン達の合体形態であるDX(ディークロス)や、これまで紡いで来た絆の総決算であるX7ともなれば、一対一の戦いなら三元士にだって負けはしないだろう。 だが、デジクロス体になるには合体相手が欠かせない。特にドルルモンは上位形態になるには重要なポジションを占めるデジモンだ。チームから彼を欠いているとなれば、シャウトモンやそのパートナーであるタイキの著しい戦力ダウンが予想されるだろう。 「どうしよう……ねえドルルモンどうしよう!? タイキを早く見つけないと……!」 「落ち着けアカリ! おそらく、タイキにはシャウトモンは付いているはずだ。“進化”の力が使えるあいつなら、一人だけでもX5相当の力を出すことができる」 ドルルモンの言う通り、デジクロスと並ぶもう一つの大いなる力――“進化”は、バグラ軍最強の将と謳われるタクティモンでも高く評価していたものだ。仮に三元士が相手でも、無理をせず逃げ切るだけなら容易い能力があるはずだ。 「おまえに俺を渡しているなら、意図は読めないが、少なくともシャウトモンとタイキを引き離しはしないだろう……むしろ、おまえは自分の身を心配した方が良い。シャウトモン達ならともかく、俺だけじゃ三元士にでも襲われたら一溜まりもないぞ」 自嘲とも取れる発言だが、元はバグラ軍の一員だったドルルモンの思考は単に合理的なだけだろう。彼の警告は、正しく現状を認識しているに過ぎない。 確かに、タイキ達と切り離されているこの状況で、三元士に襲われたらと思うとゾッとする。 ドルルモンも強いが、彼が一人だけで立ち向かうには次元の違い過ぎる化物達だ。 「そっか……うん、そうだよね。シャウトモンが居てくれるなら……大丈夫だよね」 「ああ、心配するな。もちろん早く合流した方が、互いにとって良いだろうがな……しかし、普段はタイキの影に隠れているだけで、アカリもやっぱりほっとけない! なんだな」 「あたしは……タイキみたいに、誰でも彼でもってわけじゃないから」 他の相手になら、アカリも自身がネタにされたこういう話題を好みはしなかっただろう。 しかし、クロスハートのメンバーでも特に親しく、また年長者として分別のあるドルルモン相手だからこそ、この危険な状況で本音を語り、偽らずに安心することができていた。 「……それにしても、バグラモン達の目的って本当に何なんだろう?」 落ち着けば、改めて浮かび上がって見えてくるものがある。 此度の狂気の催し、主催者である因縁の魔王は、何を企んでいるのかということについての疑問だ。 「私達を始末したいだけなんだったら、この爆弾をつけれるならもう終わってるじゃない……ジェネラルがいなくなったら、シャウトモン達だって勝てっこないし」 「その首輪がある以上勝利は確実だからこその、今は余興ということなのかもしれないが……前々からタイキ達の考えていた、バグラモンの別の目的に関わっているのかもしれないな」 「別の、目的……」 ドルルモンの言葉を、アカリも小さく復唱する。 前々からタイキやキリハは、バグラモンの目的が単純な地位や権力を得る物ではないと予想していた。アルフォースブイドラモンから“予言”に纏わる話を聞いてからは、なおさらその考えを強くしていた。 「それこそ、赤黒の双頭竜に関わる“何か”なのかもしれないが……何にせよ、まずはタイキとの合流を目指そう。アカリ、もう俺に乗れるだけ回復したか?」 「あっ、うん。大丈夫……」 「――どうやらおまえ達は、俺以上にはバグラモン達のことを知っているらしいな」 突然、そんな声が聞こえた。 聞いた瞬間アカリの肌が泡立ち、ドルルモンの体毛が全て逆立つほどの、怖気に満ちた声が。 「それなら教えて貰うとするか……この機械(からくり)の扱い方とともにな」 「……何者だっ!?」 声のする方へと威嚇しながら、アカリを庇うように移動したドルルモンが吠える。 言葉の内容故ではない。その気配から漂う禍々しさに、全身に緊張と闘志を張り巡らせて。 対して声の主は、降り注ぐ激しい雨が作ったヴェールの奥から現れた。 その男は、とても仰々しい外見をしていた。 戦国時代の武将のような鎧に、硬質で量の多い黒の長髪。何故か土気色をした肌には、土器に走るような亀裂が入っていた。 だが何よりアカリ達の視線が引き込まれたのは、その瞳。 白い部分が黒ずんだ眼球の中心で輝く、真紅の瞳。 その光彩部分に存在する、三つ巴の勾玉模様だった。 「俺はうちは……」 ドルルモンの誰何に、腕組みした男はそう名乗りを上げ始めた。 同時、その勾玉模様が、猛烈な勢いで回転を始めた。 「――マダラだ」 男は告げると同時、その視線をドルルモンへと向けた。 ビクン、と。ドルルモンの獣の巨躯が震えた。 続いて両目が虚空を向いたまま、全身が小さく痙攣し始めたことに気づき、アカリは彼に声をかけようとした。 「ドルルモ……ッ!?」 ほんの一歩駆け寄って、その身体を揺さぶろうと手を伸ばした瞬間。どちらかの手が濡れた毛並みに届く前に、アカリは強い衝撃を受けていた。 いつの間にか二人の間に割って入っていた男に、強い勢いで突き倒されていたのだ。 「きゃっ!?」 濡れた泥で体を服越しに濡らしながら、溜まっていた水をばしゃりと跳ね上げる。尻を起点に全身に伝播した衝撃に震えていると、顎の下を男に掴まれ、グイと上を向けさせられた。 その力が強すぎて、顎に痛みを覚えると同時に、アカリの軽い身体が浮き上がる。結果的には、意思に沿わずに両の足で立ち上がることとなってしまう。 痛みに苛まれていると、赤く怪しい励起光を放つ男の目が、アカリの瞳の、そのさらに奥底までを覗き込んで来た。 「幻術・写輪眼」 男の、その声を合図に。 ――! タイ、キ…… アカリの意識は、深い闇の底へと引きずり込まれ、呑まれて行った。 ◆ 輪廻眼の力――操作した雨粒による感知能力、雨虎自在の術で、うちはマダラには最も自身の近くにいた参加者の居所が、瞬く間に探知できていた。 ちょうど中心部である、巨大な城の敷地内に存在しているその反応を目指したマダラが発見したのは、齢十を超えたばかりだろう少女だった。 赤みを帯びた褐色の髪をしているが、うずまき一族ではないらしいということは、マダラの瞳力を以てすれば即座に把握できた。 この少女はあまりに内包するチャクラが少ない。横の獣を口寄せしていたが、もしかすると忍ではないのかもしれない。 まるで幻術対策を知らなかったことを見ると、一層その確信を強くした――マダラは茫洋とした目つきの少女を見下しながら、少女とその口寄せ動物の会話を思い出す。 当初はただの参加者かと思い、目視してからも身を隠して様子を伺うに止めていたが、彼女らの口からバグラモン――このバトルロワイアルの主催者を、前々から知っているような言葉が飛び出したことから、早急な接触を決意させられた。 大した忍ではないという予想通り、今ではあっさり幻術の中――マダラの意のままの世界に囚われている。聞きたい情報を引き出すことは、最早造作もないだろう。 (……魔像と繋がっていれば、幻術の体感時間も広く細かく操れたのだがな) そう生前を懐かしみながら、マダラは雨に打たれるのも構わず少女に語りかける。 「アカリ……と言ったか。いくつか俺の質問に答えて貰う」 こくりと、操り人形の少女は頷いた。 その少女に、マダラは自身に左手を翳してみせる。 「まずはこの……びーあーるでばいすとかいう、奇っ怪な機械の扱い方を教えろ」 自らの手首に巻き付いた、バグラモンから全参加者へ送られた支給品……その根幹を成す、BRデバイス。これ自体の扱い方を、マダラは把握できていなかった。 吸収力・学習力・発想力の全てに優れていた子孫のオビトならともかく、いくらマダラでも手本もなしでは類似品もない、最近の機械の使い方はわからない。 だからこそ、単純に情報を引き出すだけなら輪廻眼の人間道の能力の方が早かったが、彼女にそれを使った記憶がなかった場合に備え、実演させられるように写輪眼の力を用いたのだ。 「…………」 命じられたまま、アカリはマダラに向けていた名に反し光の灯らぬ目で、自身のBRデバイスを示し、起動方法を実演して見せた。相手の動きを完全に見切り、我が物として再現してする写輪眼の性能を活用して、マダラも寸分違わず同じ操作を行い、起動することに成功する。 その後も、試行錯誤を続けるアカリに倣ってデバイスの操作を続け、マダラは会場の構造や細かなルールを把握して行く。 「なるほど……ここと同じような造りの紛い物の世界を九つ、巨大な時空間忍術で取り囲み、遮断と内包を行っている、というわけか」 それほどのことができる忍がいたとは聞いたことがない。しかし、マダラの瞳力を以てして、今の状況は幻術ではないということを確かに見破っている以上、事実それほどの手練がいたのだと受け止める他ない。 続いて名簿の欄に移れば、早速意識する必要のある名前を発見することができた。 「……準備が良いな、バグラモン」 思わずほくそ笑みながら、マダラはそう呟いた。 うずまきナルト。マダラの悲願、月の目計画に必要不可欠の、九尾の人柱力である少年。 彼もまた、このバトルロワイアルに参加させられているようだった。 五影を退け、今まさに彼を捕えるべく移動を開始しようとしたところ、気がつけばこのような遊びに巻き込まれていたわけだが……その分の埋め合わせは、しっかりと行ってくれているようだった。 「オビトもいる……この分だと他に未捕獲の人柱力が居ても、ここに連れて来られていそうだな」 サスケといううちは一族の者は知らない。オビトがマダラの代理として復讐を果たしていたのなら、敢えて見逃されたということになるはずだ。そう考えると、“暁”の協力者だろうか。 (……まぁ) 面倒であれば、改めて始末すれば良いだけであると判断したマダラは、アカリに続けて質問をすることとした。 「次はバグラモンについて、知っていることを教えろ。おまえもだ」 すっと視線を移せば、それまで項垂れているだけだった口寄せ動物がマダラの言葉に頷いていた。 「まず、奴は何者だ? 貴様らとの関係は?」 返って来た答えは、マダラでさえも容易くは受け入れ難い内容だった。 アカリの住んでいた人間の世界とは別の異世界、デジタルワールド。その全土を支配せんとするバグラ軍と、アカリ達人間の子供が、デジモン達と力を合わせて戦っているのだなどと。 すぐ横に、そのデジモンの実物である口寄せ動物――ドルルモンがいなければ、この年頃の少女にありがちな妄想を聞かされているのかと疑ったほどだろう。 何しろ彼女は、伝説の忍である、このうちはマダラを知らないとのたまったのだ。 それどころか、里や忍についても――シノビゾーンだのモニタモンやシュリモン、イガモンだのと、聞いたことのない名前を話されただけだ。 マダラが穢土転生で復活させられるまでの間にそれだけ忍の世が様変わりしたのかといえば……少なくともあの戦争の最中では、そんな手応えは得られなかった。 (デジタルワールドがこの娘にとって異世界だと言っていたが……俺達の世界とこの娘の世界が同じものとは決まっていない、ということか?) そんな突拍子もない仮説が思い浮かぶが、今考えても詮無きことと一旦思考から切り捨てる。 その他、デジクロスや進化の力に、ゾーンというこの時空間のさらなる詳細。さらに参加者達――特にジョーカーである三元士について、彼女達が戦って来た中で得られただけの情報を絞り出すことができた。 「デジクロスか……面白そうだな」 話を聞く限りでは、三元士の力はアカリの知る限りではデジモン達の中でも絶大だという。それに対し、弱小のデジモンが真っ向から太刀打ちできるようになるというデジクロスの力、戦闘という行為そのものを心から好むマダラの関心を惹かぬわけがなかった。 「今の俺は穢土転生体だ。殺し合いなどで死ぬわけはない……が、バグラモンは警戒しておく必要がある」 あの時バグラモンがエルシアという女から引き抜いたのは、同様の能力を持つマダラには、あれがあの女の魂魄だということを見抜くことができていた。 しかし、肉体から霊体を引き剥がし、殺害するだけならともかく。バグラモンはさらにその魂を、粉微塵に砕いてみせた。 ――ありえないことだ。マダラはそんな思いを禁じえない。 全ての術を生み出した忍の開祖、六道仙人の力を、今のマダラは有している。 だがそのマダラをしても――つまりは六道仙人をしても、魂の在処を移すことはできても、魂そのものを壊すような真似をすることはできない。 つまりバグラモンは、少なくとも特定分野においては、六道仙人すら超えた力を有している可能性が高いのだ。 今のマダラは、口寄せ・穢土転生で黄泉より呼び出され、生贄の肉体に霊魂を宿した半死人だ。生贄はあくまで霊的な媒体の意味に過ぎず、それ故いくら借り物の肉体を破壊されようと、今度は宿った魂を基点に無限再生を可能とする。有り体に言えば今のマダラは、ある種不死の存在と化しているのだ。 だがバグラモンのようにその寄り代から魂を引き離す能力を持った相手には、そのまま殺害されてしまう可能性は高い。もしエルシアと同じ末路を辿ってしまえば、輪廻天生の術により完全に蘇生し、十尾の人柱力になるというマダラの宿願は永劫成就できなくなってしまう。 そうでなくとも、このうちはマダラに認識を許さず拉致してみせたという一点だけで、十分以上に警戒に値する。今の時点ではこの先の展望は見通せていないが、仮にバグラモンと事を構えることになるとすれば、戦力を整えておいて損はない。 「そのために……期待しているぞ、ドルルモン」 マダラの瞳力に操られた電脳獣は、正気をなくした目つきのまま、躊躇いなく首肯した。 「さて……おまえを連れて歩くのも面倒だ。特にジェネラルとして素質があるというコトネか、そのタイキとやらを俺の写輪眼で操った方が良いだろうしな」 「……っ! ふざ……!」 「……?」 「……ふざ、けんなっ!」 何の術の試し打ちにするのが良いかなどと考えていたマダラに、そう叫び声を浴びせて来たのは――すっかり意志の光を無くした瞳をしていたはずの、アカリだった。 「そんなこと、許してやるもんか! ネネさんが自分を犠牲にしてまで守ったコトネちゃんや、タイキをネネさんみたいに操ろうだなんて……!」 「これは……驚いたな」 再び明白な感情の炎をその双眸に灯し、自身に敵意の篭った視線を向けてくる小娘の姿を、マダラはそう素直に賞賛していた。 幻術は、五感を通して対象者の脳内チャクラの流れを術者が操ることで成立する忍術だ。 それ故に、第三者によりチャクラの流れを乱される、あるいは術者の支配を上回るほどの力で幻術に陥った状態を解除することができる。 では、その根底であるチャクラがそもそも何かというと、身体エネルギーと精神エネルギーを練り合わせたもののことを指している。 そのため、忍ではないもの――上手くチャクラを練ることができない者でも、どんな生き物でもチャクラを内包してはいる。だからこそアカリにもドルルモンにも、マダラは写輪眼での幻術をかけることができた。 そしてアカリは――写輪眼で見抜いたところによると、感情による精神エネルギーの急激な増大のみで、マダラの支配から脱していたのだ。 無論、おそらくはバグラモンが何かマダラの能力を制限していた可能性が高いが……それでもうちはが誇る瞳術を、こんな民草の小娘に解除されたという事実は衝撃的であった。 「しっかりして、ドルルモン!」 「――ッ!」 アカリに呼びかけられ、強く揺さぶられた途端、ドルルモンもまたその目に正気を取り戻す。 「アカリ、俺は……それにおまえ、その格好……」 「いいから! この人をどうにかしないと――!」 アカリの指示を受けたドルルモンが、急激に意識をはっきりとさせながらマダラを睨もうとする。 「目を見ちゃダメ!」 アカリの助言で視線を合わせる前に留まったドルルモンが、マダラの重心へと注視する先を変更し――そのまま、牙を剥いて飛び掛かって来た。 「アカリに何をしたぁ!?」 「――舐められたものだな」 ドルルモンが牙を届かせるまでの、僅かな時間に。マダラはそう吐き捨てた。 「確かに、貴様らの力に興味があるとは言ったが……この俺が、貴様ら如きに劣るはずがないだろう?」 マダラの胴をドルルモンが捉える寸前――その鋭い牙を、マダラの周囲に生じた巨大な肋骨が阻んだ。 「須佐能乎(スサノオ)」 マダラを守護したのは、骸骨が剥き出しになった有角の巨人。 伝説の瞳術である万華鏡写輪眼に開眼したうちは一族の中でも、さらに限られた者だけが瞳に宿すことを許される、強大無比なチャクラの衣だ。 自身とぶつかり跳ね返されていたドルルモンを、チャクラの巨人はその巨大な腕で鷲掴みにする。 「さすがに、この程度では死なんのだろう?」 マダラの冷たい問いかけと同時、ドルルモンは須佐能乎により玩具のように投げ棄てられていた。 投擲された白と橙の巨獣は、弓弩の如き勢いで石造りの城壁に内側から突き刺さり、想定外だろう方向からの衝撃で瓦礫を爆ぜさせる。 「きゃああっ!?」 その塵煙に姿を飲まれたアカリが、飛来する礫から我が身を庇いながら悲鳴を上げていた。 堅牢な城壁に大穴を開けた大破壊の中、舞い踊った粉塵を腕の一振りで引き裂いて、マダラの須佐能乎が進撃する。 その剥き出しの骨格を生成された外皮で装甲し、多面多腕の鬼と化しながら。 「一度破られた術を何度も使うのは少しみっともないが……ドルルモンは、俺が貰っておいてやろう」 吸い込んだ埃にげほげほとむせ返っていたアカリが、須佐能乎を背負い近づいたマダラの姿に気づき、大きく身を竦ませた。 許しを請うような色を孕んだ、怯えきった目で見上げてくる娘を哀れに思い、マダラは慈悲の言葉をかけてやることとした。 「心配するな。俺もおまえのような、巻き込まれただけの町娘をただ犠牲にしたままでは気分が悪い……」 「え……っ?」 マダラの発声にまた身を固くしていたアカリは、続く言葉に一転、掠れた声音で疑念の声を零しながらもその身の力を抜く。 「写輪眼の制限について、ヒントをくれた礼もある……おまえとタイキとやらが、俺のような理不尽に晒されることもなく、末永く添い遂げられる世界を創ってやると約束しよう」 その言葉が、今この場での救いを確約するものではないということを察したのだろうか。息を飲みながら、恐怖に目を見開いたアカリは一歩後退する。 対しマダラの須佐能乎は、静かにその腕を一本持ち上げた。 「だから心配せず、先にこの……現実などという、地獄から解放されると良い」 別離を告げると共に、須佐能乎の手にチャクラ製の曲刀が出現し―― ――閃いた黒線によって、握る腕ごと断ち切られた。 「――!?」 それを成した者がいつ間合いに入っていたのか、マダラにも感知できていなかった。 視界に映ったのは逆光の影。辛うじて認識できたのは、人型をしているという事実のみ。 迅雷の如き動きで、まず天から降ってきたそいつは、その動作の延長のまま、手にした黒の長剣で無音の打ち込みを放っていた。その結果が今、引かれた線を境界に分離する須佐能乎の腕と武器。 斬撃は神業の如く速い。洞察眼と名高い写輪眼でも、完全にはその動きを写しきれないほどに。 驚愕するマダラの前で、着地した影はさらに鋒を返して踏み込んで来る。 二度目の斬撃でも、切り裂く音すら生じなかった。 その一閃はまた、信じられないほど鋭い。絶対防御と謳いし須佐能乎の鎧を、まるで薄い水の膜を切るかの如く、鮮やかに分断する。 そうして解体された須佐能乎の体内に飛び込んで来たのは、若い男だった。 引き締まった眉と真っ直ぐな鼻筋は、正義に燃えているだろう彼の性格をそのまま表したかのようだった。深い黒の瞳には、清廉な怒りと強い意志に満ちていた。 マダラへの距離を詰めながら、青年は鋒から柄まで一体の黒の剣の刃を寝かし、腹を見せて振り被る。 「うぉおおおおおおおおおおっ!!」 (――間に合わないな) マダラがそれに対処するための、能力を発動する前に。 振り抜かれた黒の剣は、打撃武器としてガード越しにマダラの側頭部を捉えていた。 常人であれば脳漿を飛び散らせていただろう一撃を受け、マダラの視界は真っ赤に染まる。 先のドルルモンを遥かに超える勢いで吹き飛ばされたマダラの身体は、やはり想定外の衝撃に脆いのか、内側から須佐能乎を突き破って投げ出されていた。 飛んだ先にあった大樹を弾丸の如く貫きながら、その際に姿勢を整えたマダラは足の裏で芝を抉り、摩擦熱で瞬間的に焼き切りながら踏み止まる。 「――何者だ」 左腕に残る痺れを意識しながら、マダラは襲撃者を問い質した。 対峙する男の姿は、崩れる大樹の影になって一瞬、視界から隠れていた。 「――勇者。長谷部翔希」 大樹の向こうで、アカリを庇って立っていた青年は、そう名乗りを上げていた。 「俺は、こんな殺し合いなんて許さない……もう二度と、悲しいことなんて起こさせないって、名護屋河達とそう決めたんだからな!」 アカリの窮地に駆けつけ、そう啖呵を切ったその人は、再会を熱望するタイキではなかった。 タイキと違って、デジモンを連れてもいない……映画に出てくる特殊部隊員みたいな格好をしている以外は、ごく普通の、大学生ぐらいの男の人。 「あんたはどうなんだ。この子を襲っていたのに、何か理由はあるのか!?」 彼から黒の剣を向けられたマダラは、コキコキと首を鳴らしながら応答した。 「……別に。俺はただ、俺の目的さえ叶うなら、バグラモンに付き合って踊ってやっても良いと思っただけだ」 そんなマダラの返答に、翔希の怒気が膨れ上がる。 「ふざけるな……っ!」 「ついでに言えば……殺し合いだのといった事情を抜きに、おまえと踊ってみるのは面白そうだな。長谷部翔希」 その言葉とともに組んでいた腕を解くマダラと、長剣を構え直す翔希が対峙する。その様子を見て、アカリは言い知れぬ危機感に身を焦がされる。 ドルルモンを一瞬で倒した巨人を呼び出すマダラを相手にするには、つい先刻の映画のようなアクションを見ていても――むしろ、デジモンに近い怪物を使うマダラはともかく、見掛けは本当にただの人間で、そんなフィクションのような動きだからこそ現実感に乏しかったために。アカリは目の前の青年に、不安を抱かずにはいられなかったのだ。 「あっ、あの……!」 ありがとうございます、と。礼を言わなければ。 その男は危険だから逃げましょう、と。忠告をしなければ。 そんな二つの思考と、未だ体を支配する恐怖に舌を絡めさせていたアカリを、翔希が微かに振り返った。 「心配するなって。もう大丈夫だから」 それだけを告げると、彼は再びマダラを向き直り、対峙する。 「その子を頼むぞ、ニア!」 「はいっ!」 続いた翔希の言葉に応じて、こんな状況だというのに天真爛漫な、少女の返事が聞こえた。 「わっ!?」 物陰からひょこっと現れたのは、アカリと同年代か、少し年上の女の子だった。 こんな時だというのに、花のような笑顔を浮かべた上品で可愛らしい顔立ちはアカリや翔希、マダラと違い、白人と思しき形をしている。 華奢ながらも、アカリやネネよりも大人に近い体つきをした本物の美少女だが、それでも気にかかる点が二つあった。 一つはそのショートカットヘア。プラチナブロンド……というのが一番近いだろうが、一つに留まらず、無数の色彩をした不思議な巻き髪。 もう一つは、まるでクローバーのような紋章が浮かび上がった、くりくりとした空色の瞳。それが瞬いて、アカリと目が合うとにっこりと笑みを浮かべる。 「ごきげんよう。私、ニアです。ニア・テッペリン」 「えっ、あ……は、初めまして?」 ニアと名乗る少女のペースに乗せられてそう応対したアカリだったが、その背後では翔希が地を蹴ってマダラとの激突を開始していた。 「あなたのお名前は?」 「ひ、陽ノ本アカリです……って、今はそれどころじゃないでしょ!?」 二度目もペースに乗せられたアカリが思わず叫ぶと、「?」とニアは可愛らしく小首を傾げる。 「どうしてですか?」 「だ、だって今翔希さんがあいつと……!」 アカリが喋っているその後ろで、庭園の芝生を掘り返し、噴水を吹き飛ばし、雨粒を弾いて巨大な城をも揺るがせる、強力なデジモン同士の繰り広げるような戦いが今も展開されていた。 「それは心配無用です、アカリさん。翔希さんが大丈夫、って言いましたから」 だがそんな事実などないかのように、ニアは自然な笑顔の後、同性のアカリでも陶然とするほど凛とした、真摯な表情で宣言した。 「私は翔希さんを信じます」 ――二人がどんな関係にあるのかは、出会ったばかりのアカリにはわからない。 だが、翔希を信じると躊躇いなく言い放ったニアの眩しさに、アカリはここに来てずっと、怯えてばかりだった自分を恥ずかしく思った。 仲間をとことん信じるその心意気は、本来チーム・クロスハートの持ち味だったというのに。 それを忘れ、立ち止まって泣くばかりだった自分を、アカリは許容しなかった。 (こんなんじゃ……タイキの傍にいるのに、相応しくないもん) キリハに――女の子相手にそんな言い方はどうかと今でも思っているが――肝が座っていると称された自分が情けない。 あまつさえ、タイキが自分を助けに来てくれるのかどうかを、疑ってしまう始末だ。 人間界でブラストモンに応戦した時のように――自分が誰より、タイキを信じていなければならないのに。 きっとタイキも、アカリのことを信じてくれているのだから。 「……わかりました」 そこまで考えたところで、アカリはニアの言葉に頷いた。 「私も、私を助けてくれたあの人を信じます」 アカリの言葉に嬉しそうに、ぱぁあっと音が聞こえてきそうなほど、ニアは表情を明るくする。 「良かった……! それじゃ一緒に、翔希さんを応援しましょう、アカリさん!」 「はい! ……あっ!」 元気良く頷いた後、アカリは頭からごっそり抜け落ちていたことを思い出してブンブンと首を振った。 「そ、その前にドルルモンを手当しなきゃ……!」 わたわたとしながら、アカリはドルルモンが下敷きになっている瓦礫の下へと急いだ。 【一日目/朝/ミスマルカ城下町 E-4 北西・ミスマルカ城敷地内】 【陽ノ本アカリ@デジモンクロスウォーズ(漫画版)】 [参戦時期]第十五話終了後~第十六話開始前 [状態]びしょ濡れ、臀部に鈍痛 [装備]BRデバイス@オリジナル、{クロスローダー(桃) ドルルモン}@デジモンクロスウォーズ (漫画版) [道具]基本支給品一式、不明支給品×2(確認済み:ただし幻術で操られていたため、正確には覚えていない) [思考]基本行動方針:タイキを信じる。 0:ドルルモンを手当する。 1:タイキとまた会いたい。 2:翔希を応援する。 3:マダラ、三元士を警戒。 [備考] ※ クロスローダーを扱えるように、一時的にクロス・コードを移植されています。 【ニア・テッペリン@天元突破グレンラガン】 [参戦時期]原作第十五話終了後 [状態]健康、びしょ濡れ [装備]BRデバイス@オリジナル [道具]基本支給品一式、不明支給品×3(確認済み) [思考]基本行動方針:殺し合いなんていけません 1:シモン達と合流したい 2:翔希、アカリと一緒に行動する [備考] ※テッペリン攻略戦後、少なくとも「苗字」が発明された後からの参戦ですが、七年後の青年編からの参戦ではありません。 【長谷部翔希@お・り・が・み】 [参戦時期]原作終了後~『戦闘城塞マスラヲ』開始前 [状態]健康、疲労(微小)、びしょ濡れ [装備]BRデバイス@オリジナル、神器“黒の剣”@お・り・が・み 、第七装具@お・り・が・み [道具]基本支給品一式、不明支給品×1(確認済み) [思考]基本行動方針:勇者として殺し合いを止める 1:ニアとアカリを守る 2:マダラを止める 3:魔殺商会の面々やエリーゼと合流したい [備考] 【うちはマダラ@NARUTO-ナルト-】 [参戦時期]五影撃破後~第600話でオビトと合流する前 [状態]穢土転生体(契約解除済み) [装備]BRデバイス@オリジナル [道具]基本支給品一式、不明支給品×3(確認済み) [思考]基本行動方針: 情報を集め適当に動きつつ、月の目計画を遂行する。 1:翔希と戦う。その中で自分の性能を確かめる。 2:オビトと合流する。うちはサスケとやらは会ってから判断。 3:ナルト、及び他に人柱力がいるなら捕らえる。 4:バグラモンを警戒。また、デジクロスの力に興味。 [備考] ※穢土転生体のため、魂を肉体から引き離されない限り死にません。 ※穢土転生による薬師カブトとの契約は既に解除されています。 ※柱間細胞を移植されているままのため、木遁を使用できます。また「永遠の」万華鏡写輪眼、及び輪廻眼に開眼しています。 ※幻術については、通常の写輪眼は幻術についての知識がない参加者でも、強い感情の変動で解除できる程度に制限されています。ただし万華鏡写輪眼については制限されていません。 ※輪廻天生の術は制限により使用できません。 ※首輪を外すことについてはバグラモンを警戒し、保留にしています。 ◆ 城全体を震わせる激しい戦いの余波が、ビリビリと足の裏から上って来る。 玉座の間にて他の参加者の到着を待っていたその鎧武者は、他の参加者達がここに至る前に出会い、潰し合いを始めていることを悟った。 (――長谷部翔希と、うちはマダラか) 位置関係と戦いの規模から判断すれば、該当するだろう参加者は自然と絞られる。 その事実を認識した上で、さてどうするか、と彼はほんの少し頭を捻った。 自発的に戦いを開始している参加者の間に割って入るのは、殺し合いの進行を助けるという役割において、本来あまり意味のある行為ではない。 しかし、このゾーンにいる残りの参加者については、おそらく自分が刃を向ければ一溜りもなく、また彼らがそのようにして一瞬で潰えることを主は望んでいないだろう面々だ。 であれば――と、彼は床を鳴らして足を運び始める。 この場は敢えて戦いに介入し、バトルロワイアル全体において、後々に主催陣の思惑に沿い易くなるよう調整すべきだと、彼は考えた。 最強の忍と、最強の勇者。どちらも譲らぬ強者である以上、凌ぎを削り合う結果、その場に長くその足を止めてしまうことだろう。それは下手をすれば、バトルロワイアルの停滞を招く可能性すら存在する。それは阻止しなければならない。 それに何より――どちらも武勇によって名を馳せた英傑達。無念に倒れた“我ら”が猛りを受け止めて貰うには、このミスマルカゾーンにいる参加者の中で、これ以上ない適役であるのだから。 コツコツと。大理石の床を踏み鳴らし、静かに闘志を蓄えながら。彼は最強同士の激突する戦場へと、その身を運んで行く。 彼こと、バグラ軍最強の将、三元士タクティモンの――三人目の最強が参戦することにより、戦いはさらに激化する―― 【一日目/朝/ミスマルカ城下町 E-5 ミスマルカ城内】 【タクティモン@デジモンクロスウォーズ(漫画版)】 [参戦時期]第十五話終了後~第十六話開始前 [状態]健康 [装備]BRデバイス@オリジナル、蛇鉄封神丸@デジモンクロスウォーズ [道具]基本支給品一式、不明支給品×2(確認済み) [思考]基本行動方針:我が君(バグラモン)の意志に従う。 1:ジョーカーとしてバトルロワイアルの進行を助ける。 2:E-4の戦闘に介入する。 [備考] 【支給品解説】 •クロスローダー(桃)@デジモンクロスウォーズ (漫画版) 陽ノ本アカリに支給。 クロスローダーは、ジェネラルの証であり力の要でもある携帯アイテム。デジモンの収納/実体化、ゾーン移動のゲート開放、デジメモリの起動など数多くの機能をもつが、最大の特徴はデジクロスと超進化を発動できることにある。 デジモンを召喚する際は「リロード」と呼称を行うことで出現させることが出来る。またデジモンはクロスローダーの中にいることである程度傷を癒やすことができるが、致命傷の場合は効果が追いつかない程度の回復力でしかない。 本来、使用するにはクロス・コードと呼ばれる特殊な因子が必要で、その所有者のによってクロスローダーの色も変化する。 アニメの陽ノ本アカリが手にしたクロスローダーは橙色だったが、クロスロワは漫画版準拠であるため、漫画版第17話の描写に基づき桃色をアカリのクロスローダーの色とした。 ドルルモン@デジモンクロスウォーズ(漫画版) ドルルモンは、チーム・クロスハートの一員の獣型デジモン。単独でも他のメンバーに比べ高い戦闘力(従来のシリーズで言うところの成熟期~完全体相当)を持つが、シャウトモン達とのデジクロスによりさらに高い戦闘力を発揮する。 性格はクールな皮肉屋だが、面倒見がよく、かつてバグラ軍でタクティモンの副官を務めた経験から戦術眼にも優れており、デジモン達の中ではある意味シャウトモンに次ぐ兄貴分とも言える。 神器“黒の剣”@お・り・が・み 長谷部翔希に本人支給。刀身から柄まで全て黒一色で造られた長剣。 神同士の争いに用いられたとされる神器の一振りで、この剣に選ばれた使い手が真価を発揮すれば他の神器すら容易く切断せしめる、同世界観でも最強の剣の一つ。 並び称される日本刀型の神器“今月今夜”に比べると、剣気を纏って飛ぶ斬撃を放つなどといった派手な芸当はできないが、一点への切れ味においては勝るとも劣らない代物である。 『ミスマルカ興国物語』ではレイナー・ラングバルトが所持しているが、翔希とは異なりまだ選ばれてはいない様子である。 第七装具@お・り・が・み 長谷部翔希に本人支給。現代戦車の徹甲弾でも貫通できないプロテクターに、複合多層魔導皮膜を施されたアンダーウェアの防弾、防刃、耐火、耐震、耐爆、耐雷、耐冷、さらに放射線遮断性を持つ高性能万能防護服。外見はBDUをモデルとしている。 ただし、作中世界の平均火力に防御性能がまるで追いつけていないため、これらの防御性を忘れさせる勢いでよく穴が開くし炭化している。ちなみに時価八百億円以上だとか。 006:凄い銀色の二人 投下順 008:出会うべくして GAME START 陽ノ本アカリ ???: 000:オープニング タクティモン ???: GAME START 長谷部翔希 ???: GAME START ニア・テッペリン ???: GAME START うちはマダラ ???:
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登録日:2014/05/29 Thu 07 11 13 更新日:2024/06/07 Fri 22 44 05NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 BORUTO NARUTO NARUTO登場人物項目 おかっぱ インフレについていったキャラ カカシのライバル(自称) カレー好き ガイ ガイ班 ゲキマユ先生 ドジ ノーカラテ・ノーニンジャ マイト・ガイ 上忍(NARUTO) 亀 体術 体術の達人 元日生まれ 先生 全身タイツ 八門遁甲 努力の天才 努力は才能を凌駕する 努力家 大器晩成 天才を超えた努力家 太眉 忍者 愛すべき先生 担当上忍 暑苦しい 木ノ葉の気高き碧い猛獣 木ノ葉隠れ 江原正士 漢 激眉先生 濃い 濃すぎるキャラクター性 熱血 牧口真幸 猛獣 珍獣 班長 第三班 自称ライバル 車椅子 間宮くるみ 青春 青春コント 黄金の精神 まったく!青春してるなー!お前らーっ!!! 漫画『NARUTO‐ナルト‐』及び続編の『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。 ◆もくじ ◆プロフィール ◆概要 ◆性格 ◆能力使用術 八門遁甲 ◆劇中での活躍第一部 第二部 BORUTO‐ボルト‐ ◆おもな人間関係 ◆台詞集ゲーム『ナルティメットストーム4』 ◆余談 ◆プロフィール 所属:木ノ葉隠れ 役職:上忍 年齢:26歳→29歳 身長:184cm 体重:76kg 誕生日:1月1日 血液型:B型 忍者登録番号:010252 趣味:ミット打ちと反復横跳び 好きな食べ物:激辛カレーライス・カレーうどん。 嫌いな食べ物:『そんなものはない!』 忍道:リーを立派な忍者に育てる/自分にとって大事なものを死んでも守り抜く CV:江原正士 少年時代:牧口真幸 赤ちゃん時代:間宮くるみ(ロック・リーの青春フルパワー忍伝) ◆概要 木ノ葉隠れの里の上忍。 はたけカカシの友人にして、(自称)永遠のライバル。 口癖は「青春」、悪癖は「人の顔を忘れやすい」というもの。 これは忍者学校(アカデミー)時代から直っていないらしく、オビトも知っていた。 外見はおかっぱ頭に極太眉毛、緑色が特徴的な全身スーツを纏った非常に濃い男性。 忍亀に乗って激烈な初登場を果たした。 リーにそっくりだが血縁関係はなく、他人の空似(服装などはリーがガイを真似ている)。 ロック・リー、日向ネジ、テンテンの担当上忍で、彼らが所属する第三班を引き連れる。 メンバー全員が体術に優れ、特に自身を慕うリーとは深い絆で結ばれており、忍者学校(アカデミー)の頃から目を掛けていたようで彼の努力する姿を最も近くで見守り続けている。 ガイがリーを気にかけたのはかつて落ちこぼれと呼ばれた昔の自分によく似ていたからであり、リーもまた師であるガイを慕っている。 ガイも忍術と幻術に関してかつてはリー同様「完璧ノーセンス」だったらしい。 リーがガイを慕うのはかつて努力することの「無意味さ」「報われなさ」に挫折しかけた際に、彼から告げられた一言「自分を信じない奴なんかに努力する価値はない!!!」に救われたため。 ガイもリーを「努力の天才」と称し、彼の忍道が叶う事を願っている。 その為、ガイの忍道は「リーを立派な忍にすること」である。 個人としてはもう一つ、父・ダイ譲りの「大事なものは死んでも守りぬく」がある。 リーとの関わりがクローズアップされがちだが、アニメオリジナルエピソードではネジとテンテンに対してもしっかりと指導している場面が当人たちの回想で描かれている(主にテンテン、ネジはその手のシーンでは大体解説役)。 主人公であるナルトに関しても影響を与える場面が度々ある。 カカシとは幼少期からの付き合いで忍者学校(アカデミー)からライバル視していた。 ちなみにガイは忍者学校(アカデミー)に補欠合格だったが、当時彼と出会ったはたけサクモはカカシに対して「このままいくとあの子はお前よりも強くなる」と語っている。 当時のガイは父親ダイと共に落ちこぼれと里の住民たちや同年代はおろか年下の忍にすらも馬鹿にされ続けており、ガイはその影響で冷め切った言葉を口にすることが多かったが、そんなことにはめげないダイに影響され、逞しく成長することになる。 迫害にも近い差別をくらっていたが、サクモやカカシは差別せず、カカシはダイの生き方を尊敬していた。 またカカシのチームメイトだったうちはオビトとも面識があり、回想によると中忍選抜試験では二次試験・三次試験で彼と対戦し二度とも勝利している。 ちなみに名前のつづりは「GAI」ではなく「GUY」。 ◆性格 青春をまっしぐらに突き進む熱血漢で熱い人物だが、その一方で戦場においては冷静さや分析力を併せ持つなど、単純バカではなく上忍としての広い視野と頭脳を併せ持っている。 情に厚く涙脆い面もあり、非常にポジティブ。 ただ最初からこうだったわけではなく、幼少は気弱な性格で、父であるマイト・ダイからの教えによってこの人格が培われている。 一度約束したことは必ず守る非常に義理堅い面もあり、ノリで無茶を言い出すことを除けばかなりの人格者と言える人物。 その最たるものが、カカシとの勝負に持ち込んでいるダイ直伝の「自分ルール」である。 簡単に言うと、「負けた場合の課題を背負って挑むことで真剣に打ち込めるようになり、負けたとしてもその課題をこなすことでより強くなる」という、つまりは背水の陣。 本人曰く「究極の二段構え」。 第一部終盤の回想では、「負けたら逆立ちで里を500周する」と言って負けた際、本当に逆立ちで500周を実行していた。 しかもこれはじゃんけん勝負の結果という。 ◆能力 体術の達人で、体術の実力は作中1、2位を争い、戦闘ではパワーや俊敏さなど身体能力を活かした肉弾戦が得意。 昔は体術しか使えなかったが、リーと違い先天的に忍術が使えないわけではなく、口寄せや幻術破りを使用する描写がある(*1)。 また、あまり得意ではない為、ほとんど使わないものの修行によって通常の忍術も身に着けており、口寄せの他火遁・雷遁を使用可能。 火影候補に名を連ねるカカシのライバルを名乗るだけにその実力は正真正銘の本物で、直接戦闘力ではカカシに遜色なく、木ノ葉の上忍では当然トップクラス。 暁の強大な忍を相手に一歩も引かない力を見せ付け、あのうちはイタチすら「あの人を甘く見るな」とガイの実力には一目置いている。 カカシとの手合わせ対策で写輪眼への対応法も身に着けており、相手の目を見ずに足の動きだけで相手の行動を先読みするという離れ業も披露していた。 ちなみにガイは「誰でもできる対応法」と言わんばかりだったが、ガイの優れた身体能力や洞察力等があってのもので、当然常人には真似できない。 また戦争篇での尾獣戦では、全力の二歩手前である第六・景門の時点でも、万華鏡写輪眼未使用とはいえカカシと何かと同格扱いな描かれ方をされるほどの実力を見せたため、万華鏡写輪眼をろくに使えなかった頃なら死門を開かずとも驚門でカカシより強かったのではないかと一部のファンの間では言われている。 特に八門全開時の戦闘能力はとんでもないレベルであり、五影すら子供扱いし、見下していた六道マダラをして「柱間以来だこのワクワクは!と歓喜させ、体術において、お前の右に出る者は一人としておらん!」とまで言わしめ、「死にかけた」と吐露させるほどのダメージを与えている。 その一方、年齢の関係で体力的には衰えが始まっており、持久力はリーよりもやや低い。 「青春ももう限界かな…」とリーの元気に付いて行けず嘆くシーンも見受けられる。 なお、ガイは忍者学校(アカデミー)に補欠合格で滑り込んでいるが、その後7歳で学校を卒業して下忍となり11歳で中忍に昇格している。 ライバルとするカカシが5歳で卒業→6歳で中忍昇格のため遅く見えるかもしれないが、劇中人物の忍者学校卒業・中忍昇格の年齢としては決して遅くなくむしろ早いほう。 他にガイより早いのは7歳で主席卒業→10歳で中忍昇格したイタチくらいである(*2)。 使用術 ほとんどが体術だが通常の忍術も平均レベルで使えるほか、武器の扱いにも長ける。 特に棒術やヌンチャクなど刃のないものが得意。 木ノ葉壊岩升(このはかいがんしょう) 空中から肘鉄を食らわせる。 木ノ葉旋風(このはせんぷう) リーも得意とする連続蹴りの体術。 木ノ葉大旋風(このはだいせんぷう) 強烈な速さで繰り出す後ろ回し蹴り。 木ノ葉剛力旋風(このはごうりきせんぷう) 大旋風の強化型。 激(げき)・木ノ葉金剛力旋風(このはこんごうりきせんぷう) 剛力旋風のさらに強化型。 景門を開いて使用する。 ダイナミック・エントリー 相手の真正面から叩き込む飛び蹴り。 作中では誤って自来也に炸裂させてしまい、彼を不機嫌にさせてしまった。 ちなみにこの名前は本来、敵地に突入する時のフォーメーションの名前。 双襲牙(そうしゅうが) ヌンチャクを用いての連続攻撃。 間違えられやすいがこれは技の名前で武器の名前ではない。 口寄せの術 契約動物はカメ。 忍亀というらしい。 言い付けを破って禁術をサスケに使おうとしたリーを叱った。第2部では島亀から逃げた鬼鮫を追う際に足場として使用。 天駆(てんく) 八門全開時に使用。 空中を蹴りあがって空を走る。 朝孔雀(あさくじゃく) 第六門・景門を開放時に使用。 正拳の高速ラッシュで空気摩擦を起こして炎を宿し、空気を叩く衝撃波と炎で相手を連続で殴る。 あまりの速さのために飛び散る炎が残像を生み、羽根を開いた孔雀に見えることから名付けられた。 昼虎(ひるドラ) 第七門・驚門を開放時に使用。 忍術ではなく体術で、その正体はただの正拳。 余りにも速過ぎる為に放たれる虎の形の空圧が相手に向かって一点に集中していき、圧縮後一気に拡散する。 その破壊力は凄まじく、鬼鮫を一撃で戦闘不能に追い込んだ他、マダラの須佐能乎を吹き飛ばして見せたほど。 また、特性上チャクラに干渉する術では無効化出来ないメリットがある。 『昼ドラ…? なんかさわやか青春で売ってるガイ先生のわりにはドロドロしたネーミングセンスだってばよ』 夕象(セキゾウ) 「八門遁甲の陣」の状態で使用。 超高速で拳を振り抜く事で発生した空気砲を相手に連続でぶつける。 「一捉」~「伍捉」の連続加速攻撃。 技の理論自体は確立しているため、リーも知っていた。 壁が迫るように敵に襲い掛かる空気砲が、巨象の足に踏み抜かれる様相を呈していることが由来と思われる。 ナルスト4では特殊サポート&夜ガイ発動時の始動技に設定されており、単発。 夜(ヤ)ガイ 「八門遁甲の陣」の状態で使用するガイの最大奥義。 その正体は渾身の力で放つ跳び蹴り。 「積」でチャクラを限界まで凝縮して沸点まで持ち込み、「流」でそれを完全解放して真紅の竜を象る「加捉(かそく)」を経て、そのまま突撃して蹴り潰す。 技自体は「とんでもなく強いだけの蹴り」なのだが、その竜を思わせるチャクラから放たれる一撃は空間すらも歪ませ、六道化したマダラが回避も防御も出来ず半身を抉られ、死に掛ける程の威力を見せた。 ナルスト4では八門バージョンの奥義に設定されており、使用後は原作準拠で服が燃えてなくなっている。 またストーリーモードでは神樹の幹を砕きながら天へと駆け上がって炸裂するというド派手な演出が追加。 八門遁甲 体内に存在する8つのチャクラの密集した部位、「体内門」(*3)を指す言葉。 これらの体内門をチャクラで強引に開放することで爆発的に戦闘能力を向上させることがさせる禁術。 当然、そんな無茶がノーリスクなわけもなく、代償として開放するごとに術者への肉体的負担も増し、 強靭な肉体を鍛え上げているリーやガイでさえ使用後はほぼ戦闘不能の状態になりかねない。 八門全てを開いた状態は特に「八門遁甲の陣」と呼ばれる。 「八門遁甲の陣」発動時は一時的に五影すら上回る普段の何十倍もの圧倒的な力を手に入れられるが、術者は必ず命を落とすと言われている。 それもそのはず、死門は心臓を押して開く最後の関所であり、鼓動と共に溢れ流れるチャクラはまさに爆発的な代わりにもはや止める術がない。 下忍だったガイの父・ダイが死門を開いた際は忍刀七人衆を撃退する力を発揮し、ガイが死門を開いた際は六道マダラすら死にかけるレベルの凄まじい戦闘能力を見せた。 ガイはこれを伝授される際、最後の死門を開放する条件として「自分の大事なものを死んでも守り抜く時」という自分ルールを与えられた。 ちなみに、八門開放時にガイが使用する技は、順に「朝」「昼」「夕」「夜」の名+「技のモチーフの動物」名がついている。 ナルスト4では覚醒の別パターンとして実装されているが、さすがに死のリスクは再現されず、効果切れの後に長時間の操作不能に陥る形で取り入れられている。 ……そのレベルなら七門まででもあったことは密に、密に。 ちなみにアニメオリジナルの部分では、船を高速で漕ぐために六門まで開いた事がある。 カカシいわく「努力でどうにかなるものじゃない」らしく、これはこれで素質が必要な様子。 前半の門を開くにも気の遠くなる修練が必須なうえに使用中の反動の痛みや負荷に耐えて動ける肉体と精神も求められ、使用後の絶大なダメージで再起不能にならないだけの耐久力も前提条件。 ここまで鍛錬に打ち込める人材が下手をすれば一度の戦闘で要治療の戦闘不能に陥り、 瞬間的な戦闘力こそ最高峰といえど八門に至れば必ず命を落とす。 普通、この術を極めるだけの執念や労力があればそれを他の術や鍛錬に回することでローリスクかつ安定して一角の戦力となろう。 ダイやリー、ガイぐらい極端な適性の人物がわらにもすがる思いで手を出すかどうか……といった実情であって、 禁術指定を受けるのも納得の諸刃すぎる剣と言えよう。 ◆劇中での活躍 第一部 初登場は38話。 中忍試験の会場にてうちはサスケと勝負をして表蓮華を繰り出そうとするリーを止める為に現れた。 リー以上に濃いその容姿とそのテンションにナルト達もドン引きしていたが、カカシを凌ぐ抜き足には驚愕を隠せずその高い実力の一端を見せ付けた。 まあ彼の「カカシより強いよ俺は」発言をサスケは「強ち嘘でもない」と真剣に受け止めていたものの、当時はカカシが作中最上位の実力と人気を持っていたこともあって読者は全く信じてはいなかったが。 また死ぬ可能性もある中忍試験にルーキーの担当上忍が全員参加を示したことに難色を示し(*4)、これに対してカカシが「オレの部下達はお前の部下をすぐに超えるよ」と口にした際は、部下達への愛情から無言になりながらも怒りの表情を露にしていた。 第三次試験予選では部下達の試合を見守り、愛弟子のリーと我愛羅との試合では気絶しながらなお自身の忍道の為に立ち上がるリーの姿には涙を流した。 「木ノ葉崩し」においてその実力の一端を見せ、カカシたちと同様にカブトの仕掛けた幻術・「涅槃精舎の術」を破り、大蛇丸の配下の音隠れの忍者を相手に終始余裕で圧倒していた。 うちはイタチと干柿鬼鮫が木ノ葉隠れの里に侵入した際は危機に瀕したカカシと夕日紅、猿飛アスマの元に駆けつけた。 そしてイタチの写輪眼に苦しめられていた彼らに過去のカカシとの手合わせで編み出した対策を伝えるが、「相手の足捌きなどから次の行動を予測し、目を合わせることなく対処する」という、一応理に適っているがかなりハードルの高い方法だったため、アスマたちには「そう言われればその通りだが、そんなこと出来るのはお前(ガイ)くらいのもんだ」と呆れと尊敬が入り混じったような言葉を向けられている。 なお、この際に鬼鮫の顔を蹴り飛ばした為に因縁が生まれ、彼からはその奇抜な格好から「珍獣」呼ばわりされている。 ……まあ、どっちもどっちな気もするが。 更にガイは暗部を手配している旨(*5)を口にし、イタチはカカシへの月読で消耗していたことや彼の能力を侮れないと判断していたこともあって、鬼鮫共々一時撤退に踏み切った。 その後は寝込むカカシを見舞っていたが、アオバが喋ったことでイタチ出現をサスケが知り飛び出していったため「何でこーなるのっ!」と怒りぼやきながら慌てて追跡。 結果としてイタチとサスケの再会に間に合わなかった上に索敵ミスで自来也に飛び蹴りをかまし、さらに説明で失言を重ねるミスの連続。 それでも自来也から月読にかけられたサスケを託され、自来也と旅に出るナルトに餞別として自分が着ているものと同型の全身タイツを渡して木ノ葉の里に帰還した。 なお、この全身タイツはナルトは喜んでいたものの、自来也は「こんなの着たやつと一緒に旅したくない」と一蹴していたため一度も着なかったと思われる。 その後は我愛羅との試合で再起不能の傷を負ったリーを支え、死のリスクをある手術を「失敗したら自分も死ぬから受けろ」と告げ、彼への深い愛情を見せた。 第二部 カカシ班の救援要請から、ガイ班として我愛羅奪還の任務に参加。 その際に因縁ある鬼鮫の分身体と対峙し、交戦。 鬼鮫自身は蹴られた経験から彼に執着していたようだが、当の本人は「誰だ?」「どこかで会ったような気がする」と言い放つなど、すっかり忘れていた。 気分をイラつかされた鬼鮫の水遁の術に苦戦し、リー・ネジ・テンテンまでが水牢の術に捕らわれ窮地に陥るも、 「八門遁甲」の第六門「景門」を開放して水中から脱出、「朝孔雀」を用いて鬼鮫を撃破する。 忍連合の結成後は、ナルトを隔離する世話役の一人として、ヤマト・アオバと共に雲隠れの孤島に向かう。 その際にもう一人の自分を出現させる『真実の滝』において、滝越しに語るもう一人の自分の「ふけたオッサンが無理をすると体を壊す」「誰もおまえの無理矢理な青春なんか望んでいないんじゃないか?」という、自分らしかねる発言に激怒して叩きのめそうとするも、そこにちょうどナルト達から逃げ出した鬼鮫が現れたため、もう一人の自分の姿と誤解して吹き飛ばしてしまう。 なおこの時も鬼鮫の事を覚えていなかったのか「河豚とかいう魚」と言っていた。 鬼鮫の方が顔以外が人外状態だったのも原因だとは思うが…。 なおも逃亡を図る鬼鮫を第七門「驚門」を使って追撃し、三度の交戦に入り、敵の攻撃によるチャクラを吸収する「水遁・大鮫弾の術」を「昼虎」で迎え撃つ。 「昼虎」は忍術ではなく体術なので大鮫弾の特性は発揮されることはなく、そのまま鬼鮫を直撃し、勝利。 暁の一人を捕らえる大金星を挙げた(*6)。 その後、情報を引き出されるのを阻止する為に鬼鮫は自決を行い、その行為を目にしたガイは同じ忍として感嘆の念を覚え、その名を生涯覚え続ける事を宣言した。 第四次忍界大戦では、穢土転生で蘇った過去に名を馳せた忍者達や忍刀七人衆達と交戦する。 敵を全滅させた後は、カカシと共にトビと戦っているナルトとキラービーの救援に向かった。 ナルトのサポートをカカシと共に行い、カカシの万華鏡写輪眼「神威」とトビの瞳術が同じこと、トビの「人の顔を忘れるお前に顔を見せる意味はあるのか?」という発言から、トビの正体がうちはオビトだと感づき始めるも、それを気にしている場合ではないと隣で動揺しているカカシを叱咤する。 そして、オビトが正体を表したところにマダラが現れ、その上に十尾も復活してしまう。 マダラは十尾を取り込み、十尾の人柱力となり、ミナトとカカシを追い詰めるもそこに再びガイが駆けつけマダラと対峙する。 仙術と体術しか受け付けない今のマダラに対抗出来るのは自分だけと「八門遁甲・第七門 驚門」を開放。 青い蒸気を巻き散らしながらマダラに戦いを挑み「昼虎」を放つも全く効果はなく、反撃で手痛いダメージを受けてしまう。 このままでは勝ち目はないと悟った彼は今こそ『自分の大切なものを死んでも守り抜く時』である事を確信する。 木ノ葉の碧き猛獣は終わり 紅き猛獣となる時が来たようだ 第八死門―――開!!!! 八門遁甲の陣!!! そして、発動すれば死が代償になる「八門遁甲・第八門 死門」を開放し「八門遁甲の陣」を発動させる(*7)。 かつて父であるマイト・ダイが自分を守る為に発動させたように。 八門を開放した彼の体は赤い霧に包まれ、桁違いのチャクラと身体能力を獲得。 その力をもってマダラに再度戦いを挑む。 赤い蒸気。八門全開時特有の…血の蒸気というやつか… フフ…だがこうやってみると、何だろうな。まるで秋に散り朽ちる枯れ葉色…落ち葉の様よ …確かにそうだ。だが、ただ朽ちて落ちる訳ではない!! それは新たな青葉の養分になるのだ! そして青葉が芽吹く新たな春へと繋げる時こそが――――青春の最高潮!! 真紅に燃える時!! 発動時から命を落とす数刻の間は歴代のどの火影をも遥かに凌ぐとまで能力を向上させる「八門遁甲の陣」によって、上昇したその力は凄まじく十尾の人柱力と化したマダラすらもカカシ達のサポートがあったとはいえ圧倒。 空気砲による連続攻撃「夕象」によって、六道マダラに反撃すら許さない怒涛の攻撃を放ち続ける。 しかし、柱間細胞と人柱力と化した事で桁違いの耐久力と再生能力を手に入れたマダラはそれすらも耐え抜き、なおも余裕を保つ。 そしてガイも、八門を開放した事による消耗で、除々に、だが確実に力尽きる時が迫ってくる。 「夕象」ではマダラに致命傷を与えられないと悟ったガイは最後にして最大の技「夜ガイ」を放つ事を決意する。 その一撃は歴戦の強者たるマダラが、 認めてやろう! 体術において、オレの戦った者でお前の右に出る者は一人としておらん!! (以下はアニメ) このマダラが、お前を最強と呼んでやる! と褒め称える程のチャクラを放っており、彼に渾身の一撃を与えた。 マダラはぎりぎり生き残ったものの、本人が左半身を吹き飛ばされ「死に掛けた」と認める程の傷を負う。 対戦した作中の実力者達を自分や柱間と比較して散々貶めてきたマダラの最大の賛辞に読者は仰天したとか。 しかし、「夜ガイ」に全てを賭けていたガイに余力はなく、反動で燃え尽き死に掛けてしまう。 マダラによって求道玉でトドメを刺されかけたが、その直前に新たな力を得て復活したナルトに救出され、六道の陽のチャクラによって八門を解除され命拾いした。 BORUTO‐ボルト‐ 戦争終結後はある程度体調も回復したが八門解放の代償に右足不随となり、車椅子生活を余儀なくされ忍者としての道を絶たれてしまう。 しかしそれでも青春は終わらず、カカシと共にリーたち里の次代を担う若者を見守っている。 加えてハッチャけぶりも全く衰えず、車椅子にもかかわらず屋根に上ったり里を突っ走ったり、実質片足にもかかわらずハイジャック犯を即席の体術で倒して見せる、と熱血路線は相変わらずの模様。 ナルスト4では忍界各地に彼の路線を継承する「熱血ネットワーク」が出来ているほど。 右足についても「この足のおかげでまだまだ努力する余地を得た」と前向きにとらえており、実際に短時間なら全盛期以上の力を発揮できるようになった。 ◆おもな人間関係 ロック・リー 第三班の部下にして愛弟子。 彼を立派な忍者に育て上げることがガイの二つある忍道の片方。 体術は自ら手塩にかけて叩き込んだが、ファッションなどはリーの方がガイを真似ている。 はたけカカシ 永遠のライバルかつ親友。 下忍時代から一方的にライバル視しており、何かと勝負を挑んでいた。 カカシの方も当初はまともに相手をしておらず、現在でも真剣勝負のこともあれば適当に流していることもある。 それでもカカシもガイの実力は当然認めており、いざという時は抜群のコンビネーションを見せる。 カカシにとっても、自分の身内が次々いなくなり、闇堕ちしてもおかしくない中、幼少期から苦楽を共にした人物で、数少ない共に生き残ったガイの存在は、踏みとどまれていた大きな理由の一つであると言っても過言ではないだろう。 彼との勝負はガイの強さの向上に大きく貢献しており、写輪眼対策や先を読んでの動き方、さらに負けた場合の自分ルールによる鍛錬によってその強さが支えられている。 幼少時代は大人の忍達にケンカを挑んでいたガイを助けたり、ガイの相談役になったりと良好な関係だったことがわかる。 うずまきナルト 中忍試験で初めて対面しており、最初はあまりの暑苦しさにドン引きされていたが、落ちこぼれ時代を体験した者同士であったことや性格の相性の良さから、ナルトとの絡みが度々あり、自来也と修行中のナルトに修行用としてリーも愛用しているタイツを渡し、彼なりに気にかけていた。 ちなみにこの格好のナルトはゲームだとプレイアブルになっていたりする。 二部では世話役を任せられ、同行する機会も多く、ナルトもガイのことを尊敬しており「さすがゲキマユ先生」「かっけぇゲキマユ先生」と人としても忍としての実力も高く評価している。 マイト・ダイ 父親。 作中の時点では既に故人。 ガイの子供の頃の回想の時点でヒゲの濃ゆいかなりのおっさんだったが、享年35歳らしい。 年下の若者にさえバカにされていたほど忍の才能に恵まれず最後まで下忍だったが、20年かけて『八門遁甲』を会得した。 現在の性格と体術の腕、そして八門遁甲は彼譲り。 ある任務の際に霧の忍刀七人衆フルメンバーに囲まれるという、上忍クラスでも絶体絶命になるほどの窮地に陥るが、そこで「自分の大切なものを死んでも守り抜く時」として「八門遁甲の陣」を使用。 一介の下忍でありながら、忍刀七人衆のうち4人を仕留め、残る3人を撃退するというとてつもない大立ち回りを見せ、ガイを逃がす事に成功。 そしてダイ自身は「八門遁甲の陣」の反動で命を落とした。 ちなみに彼の存命時は揃いのスカーフを巻いていたが、さすがにこれは趣味ではなかったのかダイの没後ははずしている。 「八門遁甲の陣」の使用条件である「大切なものを死んでも守り抜く」は二つある忍道の片方であり、これもダイから受け継いだ。 テンテン 第三班の部下。 キャラの濃すぎるガイ&リーに対するツッコミ役が定着している。 疾風伝では巻物に物質を入れて持ち運ぶ「封入の術」と取り出す「開封の術」について、口寄せを例にとってチャクラ量との比例を説明し、特訓の成果が目に見えず落ち込む彼女に、「努力は決してお前を裏切らない」と元気付けた。 日向ネジ 第三班の部下。 結成当初は考え方の違いもあって彼だけ浮き気味だったが、中忍試験でナルトに敗れ吹っ切れてからはすっかり馴染んでいる。班で動いている時は解説役に回っていることが多い。 干柿鬼鮫 暁のメンバーで霧隠れの抜け忍。 ゼツに次いで人間離れした、一度見たら忘れられない風貌だが、なかなか顔と名前を覚えられなかった。 これは、ガイが人を見る時は直感的に「本質」を見ようとするのが理由で、立ち位置が定まらず己を探し続ける鬼鮫のことが印象に残らなかったため。 情報秘匿のために死を選んだその有様には感服し、その名を生涯覚えておくと宣言した。 うちはオビト 同期の友人。 班は違ったが、彼と組んでいたカカシにしょっちゅう勝負を挑んでいた関係でそれなりに付き合いがあり、互いに面識もあった。 ちなみに中忍試験では二度も彼をぶっ飛ばしている。 うちはマダラ 六道と化した彼と八門の全開状態で戦い、「体術においてお前以上の忍はおらん」とまで言わしめた。 最後の一撃すらも凌がれて結局は時間切れ敗北に終わったものの、与えたダメージは左半身を完全に消し飛ばすという、六道でなければどう考えても死んでいるレベルの凄まじいものだった。 ガイの方も自分が闘った相手の中では最強の使い手だったとマダラの実力を高評価している。 だが、やっぱり名前は忘れたとのこと。 秋道チョウザ、エビス、不知火ゲンマ チョウザはかつての担当上忍で、エビスとゲンマと同期兼同じチョウザ班の仲間だった。 全員存命しているが、本編では関わりは無かった。 ◆台詞集 「まったく! 青春してるなー! お前らーっ!」 「安心しろ…木ノ葉の蓮華は二度咲く」 「お前は努力の天才だ」 「自分を信じない奴なんかに、努力する価値は無い!!!」 「こいつは…愛すべきオレの大切な部下だ」 「リー…お前はもう…立派な忍者だよ…!」 「もし、一兆分の一失敗するようなことがあったら…オレが一緒に死んでやる!」 「お前に会った時からオレの忍道はお前を立派な忍者に育てることだった…約束だ!」 「技や術の戦いには流れがある。それを支配すれば先を読むことは決して難しくない」 「オレは今の組み手の流れを支配した。その結果、オレよりも体力のあるお前が先にへばっている」 「戦いの中で相手を倒すチャンスはそうない。通常の攻撃はそれを生み出すきっかけに過ぎないのだ」 「これが頭を使うということだ、リー!」 「ガイ班! 青春フルパワーで行くぞ!」 「こいつはたしか…フグとかいう魚…?」 「敵ながらアッパレ…忍の生き様は、死に様で決まる! 干柿鬼鮫! お前の事は一生覚えておこう!」 「戦場では仲間が死ぬ!それは最低でも覚悟して来い!」 「取り乱すと余計仲間が死ぬ事になる!仲間の死を次に活かせ!分かったな、新人!!」 「オレ達の青春はまだ色あせちゃいないぞ!」 「オレの最高の教え子の目の前で英雄になれる…これほど最高の死に方はないさ」 「前にも言ったはずだ! 自分の忍道を貫き、守り通すこと…その為なら命だって賭ける! それがオレたちの生き方だろ!!」 「お前はもう立派な忍者だ、リー…これからは…自分の忍道を貫くことをここに誓え!!」 「青春は終わりにしたくなくても……夢はいつか終わりにしなきゃならないものだ」 「つまり今、この碧き猛獣の出番ということになるな!」 ゲーム『ナルティメットストーム4』 「この強き体は母からもらった。青春の炎は父からもらった。敗北の悔しさは友からもらった。そして…己の忍道を守ることの大切さはお前(リー)からもらった!」 「満足だ。後は…“それ”を最後まで守り通す! リーよ、オレの背を見ておけ。それがお前に課す最後の───修業だ!!」 (心よ燃えよ! 魂よ吼えよ! 今こそ、自分の大事なものを―――死んでも守り抜く時ッ!!) 「第八"死門”───開!! 八門遁甲の陣ッ!!」 ("未来”を守る……そのためだけに! 燃えよ青春!! 最後の炎が燃え尽きるまで!!) ◆余談 名前の由来 1950年代末〜60年代初頭に公開された日活のアクション映画シリーズ『渡り鳥』シリーズの主人公、滝伸治を演じた小林旭の愛称から。 ダイナマイトのような、爆発するほど強烈な男、略してマイトガイ。 『銀座旋風児(ぎんざマイトガイ)』なんて主演作品もある。 『勇者特急マイトガイン』の由来も同じ。 追記・修正は青春しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2015-02-17 21 38 49) 自分が木ノ葉の忍者だったら一番師になって欲しい人 -- 名無しさん (2015-03-30 23 30 05) まさかラスボス戦の最終パーティにガイ先生が混じってるなんて初登場した時には誰も予想できなかっただろう -- 名無しさん (2015-04-24 05 32 09) ↑しかもスタメンだからなww -- 名無しさん (2015-04-25 02 01 53) 最初からああいう性格ではなく -- 名無しさん (2015-05-01 10 20 04) ↑途中送信しちゃtった。最初からああいう性格ではなく万年下忍でバカにされながらもそれを応援と捉え努力を続け八門を体得し大事な人のために死んだ父の背中を見て人間的にも成長してるんだよな -- 名無しさん (2015-05-01 10 25 22) アニメのOPで八門開いたガイがマダラと戦ってるとこ ほんのちょっとなのにもう泣ける -- 名無しさん (2015-06-07 17 42 27) タイツ渡したり、世話役任されたり、トビとの戦いで共闘したり教え子が関わらない所でナルトとの絡みが度々あるナルトもタイツ貰って喜んだり「さすがゲキマユ先生」「かっけぇゲキマユ先生」と言うなどガイ先生のこと好いてて実力もかなり認めてる -- 名無しさん (2015-06-24 09 11 43) シカマル同様暁と1対1の勝負になって勝利した男 -- 名無しさん (2015-06-24 17 10 03) インフレし過ぎて化け物揃いな終盤でもなお、最強クラス……までは行かないにしても上の上~上の中くらいの強さのキャラだとは、初登場時に誰が思っただろうか -- 名無しさん (2015-06-30 23 02 55) 謎の術というか創造再生に近いことを陰陽遁でやった 粉々になった足は流石に無理だったみたいだが -- 名無しさん (2015-07-08 02 39 18) ↑2ビーさんもそうだがギャグもこなせて実力者でもあるなんて(良い意味で)反則だわ -- 名無しさん (2015-07-08 10 10 06) RTNで眼をみない写輪眼対策をナルトもやってたが圧倒されてたな(相手が悪すぎたからな) -- 名無しさん (2015-07-10 09 03 09) 結局死なんのかい!!…今に始まったことじゃないが -- 名無しさん (2015-07-10 12 56 43) 空間を曲げるってすげぇな。夜ガイの瞬間、ブラックホールに匹敵するエネルギーが生まれてるってことだぞ -- (2015-08-03 00 27 11) イタチは劇中での初遭遇時は内心冷や汗かいてそうだわw相性の問題でカカシはどうにか出来てもガイ先生とは悪そうだし -- 名無しさん (2015-08-28 10 51 25) ↑冗談抜きで穢土転生イタチなら死なない分勝ちの目もあるけど、病気だった生前イタチじゃ一蹴されるわな -- 名無しさん (2015-09-01 18 25 08) ↑月読含めた写輪眼に頼った幻術は通じないだろうし、体術では圧倒されるだろうけど、ガイはイタチの顔を見ないで戦うだろうから、天照を使えばワンチャンありそう。 無動作から視線の先に炎出してくるとか、知らなければ回避できないだろうし。 -- 名無しさん (2015-09-01 18 46 12) ↑3八門使えば瞬殺だけどあの場じゃ七門までしか使わないだろうから倒せたかは微妙。イタチのスタミナ的にも時間稼ぎすればいいからどの道勝てたとは思うが。 -- 名無しさん (2015-09-01 20 29 51) つーか努力で幻術対策まで極めたガイにイタチは分が悪すぎる。万が一天照喰らわせて焼いたとしても最悪相打ちに持ってかれる可能性もある。 -- 名無しさん (2015-09-01 20 40 27) まあ何れにしても厄介だから極力避けたかったのは本心だろうな -- 名無しさん (2015-09-01 20 42 06) もしリーが手術に失敗して死んでたら、多分あそこで夜ガイぶちかましてイタチと鬼鮫を葬った後死んでた。 -- 名無しさん (2015-09-02 06 39 39) やっぱし「あのマダラが認めた」ってのは大きいな -- 名無しさん (2015-09-03 15 49 38) 何にしても「柱間以下だな」としか言わないマダラが「体術に置いてお前より強いのは居ない(自分はおろか柱間すら越えてる)」発言だからね -- 名無しさん (2016-02-06 10 39 20) 努力って素晴らしい -- 名無しさん (2016-02-07 02 48 13) 見ないで戦え素の速度があるガイは見る見られるがトリガーな写輪眼には天敵だからな。万全ならまだしもスタミナ不足を写輪眼の速攻で補ってる本編イタチはかなり分が悪い -- 名無しさん (2016-02-07 10 39 57) 朝孔雀や夕象と言う技名のカッコ良さ -- 名無しさん (2016-02-07 10 47 35) マジな話、リーとガイ先生のタッグに真っ向から立ち向かって勝てる奴いないよな -- (2016-04-30 09 47 01) カカシ暗部時代にヒルゼンに自分も暗部への転属を願い出たが「うるさい!」の一言で済まされ直後やってきたダンゾウにも根の転属を頼んだがきっぱり断られたことがある。 -- 名無しさん (2016-11-05 09 32 21) ↑そりゃそうだ -- 名無しさん (2016-11-05 10 07 30) 名言ありすぎて泣く -- 名無しさん (2016-12-23 21 07 28) イタチも高く評価してたけど、彼との相性からすれば『いきなり遠距離から昼虎かまされたら負けるけど、月読がハマれば勝てる』感じかな。レベルを上げて物理で殴ればいいを極めたガイと、幻術特化のイタチじゃ完璧な相性対決になっちゃうもんな。 -- 名無しさん (2017-01-07 22 23 02) カカシのライバルで友。お互い同期で前の戦争からオビトたちが起こした戦争まででほぼ唯一生き残った同期…この二人も大概過酷だよなあ…カカシもそうだけどガイの同期とかもみんな死んでそうだし(両親も死んでるという…) -- 名無しさん (2017-01-25 21 29 32) 鬼鮫のことを覚えていなかった件で珍獣扱いされるけど、あれって「敵の名前なんぞ覚える気はない」っていう意味もあったりして。少なくとも頭の出来もそれなりでなきゃ、上忍なんて勤まらないだろうし。 -- 名無しさん (2017-01-25 21 36 27) 「パパを馬鹿にするな!」って向かってきた幼少ガイを二人がかりでボコって病院送りにする木の葉の民にはさすがに引いた -- 名無しさん (2017-02-10 22 23 49) ガイVSマダラはどこだったかで、NARUTOの初期のテーマだった「落ちこぼれが努力と根性で強敵たちに打ち勝っていく」ってテーマに決着を付けたかったのでは?ってのを見て納得したな。 -- 名無しさん (2017-03-14 23 48 00) 報告にあった悪質なコメントを削除しました -- 名無しさん (2017-04-17 20 17 21) アニメの描写だと夜ガイ発動の反動で両足は焼けただれて骨が砕けてる。ナルトの救済があったとはいえ長門以上の重傷状態だったのによく左足治ったな・・・ -- 名無しさん (2017-04-22 22 41 26) ↑2 作中で評価が低かったり活躍してないならともかく、ラスボス級の相手に大ダメージ与えたり最大限の賛辞を貰ったりしてるからな。そりゃ読者からの評価も高くなるだろう -- 名無しさん (2017-04-24 10 28 46) ↑×2 対策が活かされてたから戦えてたってことも分からないかな~。 -- 名無しさん (2017-04-24 10 48 26) 報告にあったIPの煽りコメントを削除 りどみ違反コメントを正当化するのは止めましょう -- 名無しさん (2017-04-24 22 22 01) マダラが回避も防御も出来なかったわけないでしょ、わざと喰らって威力を知りたかっただけじゃん -- 名無しさん (2017-04-30 04 37 17) 荒らしの書き込みを削除 -- 名無しさん (2017-05-28 17 11 38) ゲジマユも大変な師匠を持ったなぁ…。師匠越えるの半端じゃなく厳しいぞ、こりゃ。 -- 名無しさん (2017-05-28 19 05 10) ↑ 項目内容やコメント欄においてその作品等に批判的な文章を入れることは推奨されない行為であるとされています。 荒れる原因にもなりますし、みんなで楽しくやっていくためにもお控えください。(りどみ) -- 名無しさん (2017-05-31 23 41 25) この人、感知タイプだったら写輪眼幻術は効かないし、目眩ましとか煙玉使ったあと一方的に倒す、とか瞳術キラーになってただろうな -- 名無しさん (2017-06-10 21 07 33) 悪質なコメントを削除しました -- 名無しさん (2017-06-25 23 49 56) ガイ先生の幼少見てると木の葉の民度はやっぱり低いな -- 名無しさん (2017-07-23 07 15 59) アニメでも方足は燃え尽きて崩れてたけど、その後再生したの? -- 名無しさん (2017-11-06 18 12 09) ↑少なくともアニメ最終回でも車いす使ってたな。でも逆立ちでダンベルジャズリングするとか片足再起不能でも苦にならない人(笑) -- 名無しさん (2017-11-17 16 21 12) 同世代の忍たちから見ても相当な逸材だったなこの人 -- 名無しさん (2018-01-16 19 51 50) 強さのランクは高くないかもしれないけど、血統や才能まみれの世界観において後天的に体得ができる八門遁甲の陣こそが秘伝の奥義って感じで好きだな。 -- 名無しさん (2018-07-06 07 15 46) 最強の称号っていいよね -- 名無しさん (2018-07-13 00 35 03) 老いても全くブレない、さすがガイ先生。 -- 名無しさん (2018-08-28 00 47 08) 時空間忍術で逃げられる前に超スピードで倒すとか、 鰤の「卍解奪われる前に倒せばいい」というあいつらと全く同じ思考 -- 名無しさん (2018-12-19 05 20 54) 六門の時点でも散々連戦した後に九尾ナルトと連携できるレベルの強さ -- 名無しさん (2019-02-08 13 40 54) あ、でもキャラクターとしてはかっこいいし好きだよ -- 名無しさん (2019-02-13 02 53 34) 朝孔雀、夕象、夜ガイは見ただけで体術ってわかるけど、昼虎はあの構えから正拳だなんて鬼鮫じゃなくても想像できねぇ -- 名無しさん (2019-02-21 18 52 53) 身体を壊してまであそこまで追い詰めたのが一番評価高い -- 名無しさん (2019-03-05 13 12 29) 口寄せの亀って一体何だったのか -- 名無しさん (2019-03-08 21 00 38) 第四次忍界大戦でダイが穢土転生されてたらどうなってたか気になる -- 名無しさん (2019-05-13 09 20 46) ガイ先生はゾンビは平気だけど幽霊は苦手らしい。幽霊には体術が効かないから -- 名無しさん (2019-05-28 04 53 34) 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-06-01 09 26 36) 感知タイプなら幻術効かないっそんな設定はない 足元だけ見て写輪眼と戦えるという設定があったけど、 あれは通常の幻術だけで、万華鏡のが天照使ったら普通にやられてた、あと幻術は写輪眼だけじゃなく、音を使うものもある -- 名無しさん (2019-07-12 16 58 26) 例えば、ガイの七門で5影レベルの強さなら、5影やカカシは常時七門以上の強さで戦えるということになる -- 名無しさん (2019-07-12 16 59 28) マダラ戦は最高に格好いいんだけどだからこそあそこできっちり死なせておくべきだったと思う -- 名無しさん (2019-10-23 08 43 51) 天照使われたら負けてたけど、そした、イタチも負けてたよ。あの時暗部の増援手配していたし、実際天照使った後はチャクラ切れで写輪眼を維持できないほどに消耗していたし。 -- 名無しさん (2019-11-01 12 06 57) ネタキャラな見た目に反して、ファンから作中屈指の体術キャラとして見られるガイ先生。むしろライバルのカカシ先生がネタキャラに使われると言う… -- 名無しさん (2020-02-23 11 38 53) 八門遁甲開いたダイがパラガスに見える -- 名無しさん (2020-02-24 08 33 34) 最初見たときはリーの父親かと思った。そっくりすぎる。 -- 名無しさん (2020-04-10 21 17 25) 青き猛獣ってことは青龍モチーフなのかこの人?(朝孔雀、昼虎、亀の口寄せがあるのに対して龍がいない) -- 名無しさん (2020-06-27 14 13 28) ↑竜が赤像でしょ -- 名無しさん (2020-09-22 19 17 34) 瞬間火力こそ作中随一だけど、体術一辺倒のスタイルと八門遁甲の性質上どうしても安定感に欠けるのがな -- 名無しさん (2020-11-10 21 57 52) 夜ガイ使ったガイ先生見殺しにして穢土転生で夜ガイ使わせるとかいう卑劣様レベルの発想があることを最近知った -- 名無しさん (2020-11-25 21 15 08) このマダラが、お前を最強と呼んでやる!なんて原作になんてないでしょ、捏造すんなよ -- 名無しさん (2021-01-05 17 40 09) 六道マダラの半身を吹き飛ばせるってことは、柱間を倒せる可能性があるってことか。凄すぎる -- 名無しさん (2021-01-14 21 38 17) ↑2 ナルトのアニメとそれに対する作者の入れ込み具合を知っての発言か?完全アニオリですら結構口出ししてるのに -- 名無しさん (2021-07-29 18 36 42) ↑1 どこだったかで岸影様もアニメにチェック入れしている話も…というよりもメインスタッフも公式の資料で共に仕事が出来て嬉しいという意味合いの事を岸影様が話していたしな。 -- 名無しさん (2021-10-05 11 18 08) 夜ガイを放つ時のマダラの発言は最早ライバル認定されているようにしか見えない…体術主体で全忍最強レベルまで上り詰めたのは見事の一言。 -- 名無しさん (2021-10-05 11 23 06) イタチ、マダラ、サクモレベルがこいつは天才だとか、油断するなとか、体術において俺が戦った中で(柱間含め)最強とか言わしめるも普通に考えたらボルトで仮に五体満足だったらどうなってたんだ…? -- 名無しさん (2021-11-24 06 53 40) エドテン等で復活する例が多いけど、本来人ひとりが使ったらまず死ぬ術だからな八門遁甲。しかも幼少期のガイでもやり方を覚えられて忍術の才がないリーでも努力次第で可能なやつ(ネジとテンテンは覚えられなかったけど)。そりゃ禁術にもなるわ -- 名無しさん (2021-12-01 00 15 04) 流石に忍刀七人衆が死門を使った下忍のダイに半壊させられた話って色んな所に伝わってそうだけど、それをカブトが穢土転生しなかったってことは死んだ体じゃ不可能なのかな?それとも全て灰になって消え去ったからDNA採取する事がそもそも不可能だったんだろうか -- 名無しさん (2022-01-23 01 45 37) ガイ先生初登場時はカカシ先生を勝手にライバル視してるだけだと思ったら、父親も友人も師匠も亡くしたカカシにとっては大切な友人だったんだなと思う。マダラ戦で殉職した方が感動的だったかもしれないけど、ガイが助かって一番救われたのはカカシかもしれない。 -- 名無しさん (2022-05-13 13 00 34) vsマダラでの死門開放の覚悟も含めた活躍が熱いからこそ、あそこで死んでおいて欲しかったという思いもわずかにある -- 名無しさん (2023-01-19 11 16 20) ↑5ボルト世界は更にインフレしてるからガイ先生が五体満足でも終始苦戦を強いられそう。 -- 名無しさん (2023-04-01 13 59 15) 今思うとヒット直前に気付いてある程度減速したであろうとはいえ、ほぼ不意打ちで全力のダイナミックエントリー食らったのにピンピンしてる自来也ヤバすぎる -- 名無しさん (2024-03-13 00 37 40) 名前 コメント
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~紅輝の英王~(SR) 基本情報 名前 ~紅輝の英王~ 真名 ニド 種族 降魔 ジョブ アタッカー 初期カルマ 1 カルマ上昇速度 NORMAL <タイプ> 紅皇 タイプ 紅蓮 HP 700 ATK 190 DEF 230 ハイアーツ 有 CV 西田 雅一 備考 神族〔紅蓮皇帝〕との同時登録不可 カルマアビリティ カルマ1個 ATK SPDアップ 攻撃力と移動速度が上がる。 カルマ2個 ATK SPDアップ 攻撃力と移動速度が上がる。 カルマ3個 英雄の紅剣 ダッシュアタックに必要な移動距離と移動速度が下がる。さらに、ダッシュアタックの距離と速度が上がる。 ハイアーツ 紅き連刃 自身がダッシュアタックを当てたとき、敵ユニットに与えるダメージが70ダメージ上がる。 効果時間 90秒 ステータス 魔神状態中 カルマ所持数 融合体数 HP ATK/DEF カルマ1個 0体 700 190/230〔通常時〕210/230〔アビリティ発動時〕 7体 1000 250/290〔通常時〕270/290〔アビリティ発動時〕 魔神状態解除後 カルマ所持数 HP ATK/DEF カルマ1個 700 210/230〔アビリティ発動時〕 カルマ2個 700 230/230〔アビリティ発動時〕 カルマ3個 700 230/230〔アビリティ発動時〕 DATA・イラスト・フレーバーテキスト +VerRe 3.0※LoV3ストーリーのネタバレ注意 VerRe 3.0 画像 そこに宿すもの 滅びを招く黒 新たなる力 滅びを破る白 父 アルド二世 兄弟 死別した妹が一人 目的 混沌を破る 真名 ニド イラストレーター 輪くすさが フレーバーテキスト 『この世の果ての神殿』に開かれた次元を超える扉。その向こうに伸びる、黒き塔。紅蓮の王は、混沌種との戦いに決着をつけるべく、その頂を目指した。「…行け! ニド…!!」片腕を失い、体のいたるところが破損した機甲人は、全身に絡みつく無数の混沌種を抑え込み叫んだ。「ドゥクス…!!」「立ち止まるな…この先だ… この先にすべての終わりがある…。 お前をここまで導けて私は満足だ。それが、私を『友』と呼んでくれたお前の父との約束だった…進め!」アルド、あなたの息子は、立派な王となったよ――紅蓮の王の師であり、父でもあった機甲人は、自らの胸に手を突き刺し、体内の人工アルカナを暴走させた。漆黒の塔に、眩く広がる紅い光の爆発。光が納まると、全ての混沌は消え去っていた。紅蓮の王は、床にわずかに残った師のマントの切れ端を拾うと、そっと胸に忍ばせ、決意の表情で頂の扉をくぐった。見渡す限りの白――扉の向こう側は、全てが白い世界だった。その中心に何かがいた。…あれは――紅蓮の王は剣を構える。それは一人の女だった。「リシ…ア…」彼の心は知っていた。それが、既にこの世にいるはずのない、妹の姿であることを。彼は悟った。『この世の果ての神殿』の向こう側、次元の狭間に存在する、黒淵と白焔の双塔、その存在が示す答えが今、目の前にあることを。紅蓮の王は、剣を下ろし、幼いころ自分を生かすための生贄となった、決して出会うはずのなかった妹へと手を伸ばした。「兄さん…なの…?」兄は妹の手を取り、妹はその手を――兄の胸へと突き刺した。女は、奇妙にゆがんだ表情で、崩れ落ちる兄を見つめていた。その手に、紅く濡れたアルカナを握りながら。≪…どう…やら この次…元も『ハズレ』のよ…うだ≫そう言って笑う女の姿が次第に崩れ、混沌へと変わっていく。「お前は…なぜ…その姿を…!」≪我ら…に時間や空…間の概念はない 全て…が個であ…り ひとつで…ある 故…に お前の妹が生…き、お前…が死した世界も…知っている≫「……!」≪今 こ…の瞬間 お前のア…ルカナは次元主性を失…った 可能…性のな…いお前も この石もすべて…廃滅の次元線と…定…義された この次…元に『お前の子ら』の…干…渉はない 我ら…はそれに会いた…いのだがな…≫「オレの…子ら…?」≪滅び…よ 弱き可能…性…敗れ…し紅蓮の王よ… クク…お前の師も…下ら…ぬ死であった…な さ…て 我…らは次の次元線…へと向かおう… 次は…お前の妹…に会えるかもしれ…ぬな…≫「待て…!」そう言って混沌は消えた。ここまでなのか。友を失い、父を手にかけ、師を失った。多くの悲しみを背負い、ここまで来た。しかしその結果がこれなのか。紅蓮の王は、虚空を見上げ、大きく吠えた。そして、紅き光を失った瞳は黒く染まり、その体は黒い焔を発した。「リシアよ…お前は、別の世界で生きているのか… ならば…オレの残された命を…黒き慟哭の焔をお前に託す… この焔はお前を護る…必ずや生きて、混沌を…!」叫び、黒き焔を異空へと解き放った王は目を閉じた。アルカナを失った体が、ゆっくりと砂のように崩れ去っていく。そして、消滅を迎え入れようとしたその時、彼の体を温かい光が包み込んだ。それは、白き焔。薄れゆく意識の中で、彼は声を聞いた。――私の残された命を…兄さんに託します… どうか生きて…世界を…救って…。その体が、徐々に白く輝く鎧へと変化していく。「そうか…リシア、ドゥクス…オレはまだ…戦えるのか」こうして、彼は――転醒を果たした。 +Ver3.5DS Ver3.5DS その力 悪しき者を討つために その意志 剛毅なる鋼の如く 出身 アヴァリシア王国 殲滅対象 混沌種 趣味 心身を鍛えること 真名 ニド イラストレーター タイキ フレーバーテキスト 「なんだ…これ…」制止する妹の手を少し強引に引いて、僕はその部屋へと入り込んだ。父から立ち入りを禁じられていた、王城地下のとある一室。いつも気になって仕方なかったその部屋――そこで僕と妹が目にしたものは、何に使うのかさっぱりわからない、複雑な機械の山。そこは何かの“研究室”のようだった。その中でも一際目を引いたのが、たくさんの線に繋がれた状態で座り込んでいる――“人の形をした機械”だった。すごい――僕は興奮気味に、その“機械”に近づいて観察した。機械そのものは見たことがあっても、こんな風に――人を模したような機械なんてはじめて見た。すっかり怯えてしまったのか「帰ろう」と妹が言い出したのにも構わずに、その機械人形を覗き込む。そして、妹が背後で慌てて止めようとしているのも気付かなかったふりをして、その“頭”の部分に手を触れた。瞬間――何かの駆動音と共に、その機械はガチャリと音を立て、まるで人がそうするかのようにその首をもたげた。「――ッ!」咄嗟にその場から飛びのいて様子をうかがう。やっぱり、まずかったかな――浮かれすぎたと唇を軽く噛む。もしもこの機械人形が立ち上がり襲い掛かってきたら、妹を守って戦わなければならない…でも、勝てるだろうか。稽古でも、父上から一本もとれたことないのに――手に汗をかき、緊張しながらその機械人形の動きを警戒する。【………お…】そのとき、機械人形が何かしらの音を発した。今だ――そう判断し、背後で震える妹に声をかけ、その背中を軽く押す。「走って…!」言葉通り、妹は一目散に走って逃げてくれた。機械人形がそれを追う様子は無い。これでひとまずは安心――あとは僕自身がなんとか…さらに警戒を強め、機械人形を睨みつけていると、機械人形は先程の続きのように、さらに音を発した。【…お…おは…おはよう… ニド… リシア…】そう言って、ギギギとぎこちなく腕を上げる機械人形。それは攻撃ではなく、明らかに――「あい…さつ…?」僕は呆けたように、その世にも珍しい“人型のしゃべる機械”を見つめた。――――――それからしばらく“会話”らしきものを続けていくうちに、その機械人形にはこちらを害する気が全くないということがわかった。「…すごいなお前!」しゃべる機械、それも人型の――敵意が無いことがわかると、残ったのは純粋な好奇心だけだった。逃げ出してしまった妹のことが気がかりではあったが、今は目の前の機械人形に対する興味が勝っていた。自分と妹――リシアのことをなぜか知っているらしいその機械人形との会話は楽しく、いつしか僕はそれに夢中になっていた。【言い付け…を… 破って…こ…ここ…に…きたのか… それ…は…いかん… 早く…戻らね…ば…】言葉を発生させる機能がまだ完成していないのか、その機械人形が話す言葉は常にたどたどしかった。【王族…たるもの… 強さと…教養を…両立…す…るべし…】【今日は…いい…天気…だ…】すごく的確な返事をすることもあれば、何も言っていないのにふと脈絡のないことを勝手にしゃべったりもする。だから時々会話が成り立たないこともあったけれど、たまに妙に説教臭いことを言うところなどが、忙しくてなかなか話す時間の取れない父の姿を思い出させて――僕はだんだんその機械人形のことが、好きになっていった。それから僕は、事あるごとにその機械人形の元を訪ねた。妹には何度か声をかけたが、来ることはなかった。きっと怖がっているのだろう。無理強いはよくないと思い、いつも一人でこの機械人形と話をしていた。妹と喧嘩をしたとき、父に叱られたとき、良いことがあったとき、嫌なことがあったとき…色々なことを話しては、その機械人形に褒められたり、たしなめられたり、慰められたりする。それが、日々の小さな楽しみとなっていった。――でも、やっぱりそんな生活は長く続かなかった。* * * *「これで最後だってさ…」無念さを隠せずに、それでも僕はいつものように機械人形に話しかけた。“研究室”に出入りをしていることが、父にバレてしまったのだ。こっぴどく叱られて、次に見つかった場合は罰を与えるとまで言われてしまった。そう言われてしまえば、所詮子供である自分にはどうしようもない。「せめて最後にもう一度話をさせて欲しい」と、わがままを言ってどうにか作ってもらった時間が今だった。背後には珍しく――本当に珍しく、妹のリシアの姿もあった。それからは、別れを惜しむようにその機械人形とたくさんの話をした。剣術をならうのは好きだけど、勉強の時間はあまり好きではないこと。妹のリシアはその逆で、運動はあまり得意ではないけど、勉強が得意でかなわないと思っていること。他にも、くだらない世間話や日頃の悩みを、時間の許す限り話し続けた。妹も最初は警戒していたが、途中からはすっかり気を許したようで楽しそうにしていた。「もっと話したいこともあったんだけどな…」【ニド…お前の…その…何物にも…臆せず…向き…合う…心を…大切に…し…ろ…】なんだって? 不意に告げられた言葉に、思わず聞き返す。【お前…は…兄として…何があっ…ても…しっかり…リシア…を…】ああ、ダメだ。話が噛み合わなくなってきた――僕はため息をついてうつむいた。これは、会話終わりの合図だ。一度ずれ始めるとだんだんと話が噛み合わなくなり、最後には会話が成立しなくなる、お決まりのパターンだった。「…じゃあ、そろそろいかないと」残念に思う気持ちを胸の奥にしまい、重い腰を上げた。今この部屋を出てしまえば、この機械人形とはもう会うことができないだろう――それに、「父上が、戻ったらこれまで黙ってここに来てたお仕置きだってさ…でも、お前は僕たちの味方だよな?」特に返事は期待していない、冗談めかした軽口――だったのだが、その機械人形はゆっくりと頷いた。【安心し…ろ…私は…い…つでも…2人の味方だ… この…命に…代えても…必ず…守…る…】命って、そんな大げさな――僕は笑って、そのどこまでも優しい機械人形に、今度こそ別れを告げた。* * * *これは追憶――まだ、そこに笑顔と優しさがあり、白く悲しみに染まった彼の髪が、父や妹と同じ、美しい黒に輝いていた頃の――剣を振るう手を止めると、青年はひとつ息をつき、背後に立つ影へと振り返る。そこには、同じように剣を取り、戦う一人の女性――一度は永遠に失ってしまったと思った、妹の姿があった。「…ここには俺がいて、リシアがいる。お前が守ってくれたおかげだよ――ドゥクス」青年は空を仰ぎ見て、今は亡きもう一人の父のことを想った。 考察 以下の考察はVer3.407以降に対応していません 速度重視の自己強化型のアタッカー降魔。 同じく自己完結型の~嘆きの竜皇~に比べてカルマ速度がNOMALなので扱いやすい。 成長するとダッシュアタックを決め続ける事ができるようになり、特にアタッカー相手でも追撃がしやすい。 カルマ3まで行くと強化版STリヴァイの用に扱えるがあちらとの大きな違いはアーツを使わなければ固定値付加はない事。 ハイアーツを使うと90cの間、ダッシュアタックによる与ダメージが70ダメージ増える。 固定ダメを追加するアビリティ・アーツの中でも最大クラスの数値で、どんな相手でも7~9回のダッシュアタックで瀕死にさせる事ができる。 カルマ3でハイアーツを使用するとダッシュアタックだけで大凡180前後の固定ダメージを出せるためガーディアンで守るディフェンダーに対して下手なマジシャンよりも突破できるようになる。 もしスロウで噛みつかれても一度弾くだけでアビリティの効果により逃亡は安定しやすい。 またマジシャンは勿論のことアタッカー同士でも固定値のおかげで殴り負けることはまずなくディフェンダーがいなければ少数戦では無類の強さを誇る。 シンプルなダッシュアタック特化降魔であるが、部隊に加えると操作がかなり忙しくなるという欠点はある。 忙しい操作をためらうならば、集団行動が得意な~背徳の騎士~や~終角の暴獣~の方が決定力は高い。 ○2体の連続突撃で組むのであればSR風魔小太郎、C服部半蔵、SR高坂甚内の忍組が召喚、覚醒でスピードアップを所持しているので同じ速度で併走できる。特に2015/12/24で大幅強化されたSR風魔小太郎は攻撃を当てると固定ダメージの毒を周囲に与えるため非常に相性が良い。逆にSRオーディン、SRバハムートは超覚醒にキル系を所持しているため相性はあまり良くない。C服部半蔵は超覚醒にスピードアップを所持しているため相手の方が速度が若干速い。 五影剣のダーインスレイヴのスピードチェインは1.3倍なのでパーシヴァルを使わない限り置いていかれてしまう。 □がいなければかなりの強さを発揮するので△と組むのも手。 キャラクター説明 真名はニド。LoV1、LoV2、LoVRe 2の主人公の一人。 前作の舞台、アケローン大陸の国家"アヴァリシア王国"の王子である。 同じく主人公のリシアが双子の妹にいるが、幼い頃に死別している。 何故彼がレムギア大陸にいるのか、Re 2から何があったのか、それ自体がLoV3のストーリーモードのネタバレなので、ここでは伏せる。 セリフ付きで喋るのはLoV3からが初めてで、前作では「…………」や「………!」といったセリフしか無かった。 ハイアーツを使用した後ダッシュアタックすると、当時の主人公の必殺技のひとつ「レイジングスラッシュ」を掛け声にして攻撃する。 余談だが、前作の【妖艶】サキュバス(現ミリア)のフレーバーを読むと、ニドにとって理想の女性は自分の母親であることが分かる。実はマザコン ちなみにスリーサイズはリシアがB 86、W 58、H 83であるのに対し、ニドはB 87、W 73、H 91。ニドのほうが大きい 関連カード コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします ガーディアン状態のラーにカルマ3アーツありのスマッシュで135減りました -- (名無しさん) 2015-11-27 00 37 12 紅蓮童貞と一緒にデッキ登録できないのでご注意を -- (名無しさん) 2015-12-18 01 14 26 ハイアーツ継続時間は90秒の様です -- (名無しさん) 2015-12-18 23 40 29 今のダーインスレイヴのスピードチェインは1.3倍かと -- (名無しさん) 2016-01-07 10 26 30 ?ニドのスリーサイズがバストになってるけど、ニドって女なの? -- (名無しさん) 2016-01-17 18 43 22 胸筋という言葉を知っているか -- (名無しさん) 2016-01-17 20 31 04 まあ男の場合は胸はBじゃなくCだよね -- (名無しさん) 2016-01-18 10 41 38 元々LoV2のOtLでクイズとして登場した情報なんだけどね そのときはBWHとは書いていなかったから、本当は胸囲と書くのかも -- (名無しさん) 2016-01-18 12 04 20 初代のキャラ選択画面が初出 ニドのスリーサイズ -- (名無しさん) 2016-02-18 04 09 03 アーツ使うと、尻尾のように垂れ下がっている4本の剣が赤く光る -- (名無しさん) 2016-03-20 15 38 39 何で降魔の記事なのにスリーサイズの話になってんすかねぇ…(wktk) -- (名無しさん) 2016-03-27 23 24 07 5-004のフレーバーです。*ネタバレ含む 「なんだ…これ…」 制止する妹の手を少し強引に引いて、僕はその部屋へと入り込んだ。 父から立ち入りを禁じられていた、王城地下のとある一室。いつも気になって仕方なかったその部屋――そこで僕と妹が目にしたものは、何に使うのかさっぱりわからない、複雑な機械の山。 そこは何かの“研究室”のようだった。 その中でも一際目を引いたのが、たくさんの線に繋がれた状態で座り込んでいる――“人の形をした機械”だった。 すごい――僕は興奮気味に、その“機械”に近づいて観察した。 機械そのものは見たことがあっても、こんな風に――人を模したような機械なんてはじめて見た。 すっかり怯えてしまったのか「帰ろう」と妹が言い出したのにも構わずに、その機械人形を覗き込む。そして、妹が背後で慌てて止めようとしているのも気付かなかったふりをして、その“頭”の部分に手を触れた。 瞬間――何かの駆動音と共に、その機械はガチャリと音を立て、まるで人がそうするかのようにその首をもたげた。 「――ッ!」 咄嗟にその場から飛びのいて様子をうかがう。 やっぱり、まずかったかな――浮かれすぎたと唇を軽く噛む。 もしもこの機械人形が立ち上がり襲い掛かってきたら、妹を守って戦わなければならない…でも、勝てるだろうか。稽古でも、父上から一本もとれたことないのに――手に汗をかき、緊張しながらその機械人形の動きを警戒する。 【………お…】 そのとき、機械人形が何かしらの音を発した。 今だ――そう判断し、背後で震える妹に声をかけ、その背中を軽く押す。 「走って…!」 言葉通り、妹は一目散に走って逃げてくれた。機械人形がそれを追う様子は無い。 これでひとまずは安心――あとは僕自身がなんとか… さらに警戒を強め、機械人形を睨みつけていると、機械人形は先程の続きのように、さらに音を発した。 【…お…おは…おはよう… ニド… リシア…】 そう言って、ギギギとぎこちなく腕を上げる機械人形。 それは攻撃ではなく、明らかに―― 「あい…さつ…?」 僕は呆けたように、その世にも珍しい“人型のしゃべる機械”を見つめた。 ――― ―― ― それからしばらく“会話”らしきものを続けていくうちに、その機械人形にはこちらを害する気が全くないということがわかった。 「…すごいなお前!」 しゃべる機械、それも人型の――敵意が無いことがわかると、残ったのは純粋な好奇心だけだった。 逃げ出してしまった妹のことが気がかりではあったが、今は目の前の機械人形に対する興味が勝っていた。 自分と妹――リシアのことをなぜか知っているらしいその機械人形との会話は楽しく、いつしか僕はそれに 夢中になっていた。 【言い付け…を… 破って…こ…ここ…に…きたのか… それ…は…いかん… 早く…戻らね…ば…】 言葉を発生させる機能がまだ完成していないのか、その機械人形が話す言葉は常にたどたどしかった。 【王族…たるもの… 強さと…教養を…両立…す…るべし…】 【今日は…いい…天気…だ…】 すごく的確な返事をすることもあれば、何も言っていないのにふと脈絡のないことを勝手にしゃべったりもする。 だから時々会話が成り立たないこともあったけれど、たまに妙に説教臭いことを言うところなどが、忙しくてなかなか話す時間の取れない父の姿を思い出させて――僕はだんだんその機械人形のことが、好きになっていった。 それから僕は、事あるごとにその機械人形の元を訪ねた。妹には何度か声をかけたが、来ることはなかった。きっと怖がっているのだろう。無理強いはよくないと思い、いつも一人でこの機械人形と話をしていた。 妹と喧嘩をしたとき、父に叱られたとき、良いことがあったとき、嫌なことがあったとき…色々なことを話しては、その機械人形に褒められたり、たしなめられたり、慰められたりする。それが、日々の小さな楽しみとなっていった。 ――でも、やっぱりそんな生活は長く続かなかった。 * * * * 「これで最後だってさ…」 無念さを隠せずに、それでも僕はいつものように機械人形に話しかけた。 “研究室”に出入りをしていることが、父にバレてしまったのだ。こっぴどく叱られて、次に見つかった場合は罰を与えるとまで言われてしまった。 そう言われてしまえば、所詮子供である自分にはどうしようもない。 「せめて最後にもう一度話をさせて欲しい」と、わがままを言ってどうにか作ってもらった時間が今だった。 背後には珍しく――本当に珍しく、妹のリシアの姿もあった。 それからは、別れを惜しむようにその機械人形とたくさんの話をした。 剣術をならうのは好きだけど、勉強の時間はあまり好きではないこと。妹のリシアはその逆で、運動はあまり得意ではないけど、勉強が得意でかなわないと思っていること。 他にも、くだらない世間話や日頃の悩みを、時間の許す限り話し続けた。 妹も最初は警戒していたが、途中からはすっかり気を許したようで楽しそうにしていた。 「もっと話したいこともあったんだけどな…」 【ニド…お前の…その…何物にも…臆せず…向き…合う…心を…大切に…し…ろ…】 なんだって? 不意に告げられた言葉に、思わず聞き返す。 【お前…は…兄として…何があっ…ても…しっかり…リシア…を…】 ああ、ダメだ。話が噛み合わなくなってきた――僕はため息をついてうつむいた。これは、会話終わりの合図だ。一度ずれ始めるとだんだんと話が噛み合わなくなり、最後には会話が成立しなくなる、お決まりのパターンだった。 br 「…じゃあ、そろそろいかないと」 残念に思う気持ちを胸の奥にしまい、重い腰を上げた。今この部屋を出てしまえば、この機械人形とはもう会うことができないだろう――それに、 「父上が、戻ったらこれまで黙ってここに来てたお仕置きだってさ…でも、お前は僕たちの味方だよな?」 特に返事は期待していない、冗談めかした軽口――だったのだが、その機械人形はゆっくりと頷いた。 【安心し…ろ…私は…い…つでも…2人の味方だ… この…命に…代えても…必ず…守…る…】 命って、そんな大げさな――僕は笑って、そのどこまでも優しい機械人形に、今度こそ別れを告げた。 * * * * これは追憶――まだ、そこに笑顔と優しさがあり、白く悲しみに染まった彼の髪が、父や妹と同じ、美しい黒に輝いていた頃の――剣を振るう手を止めると、青年はひとつ息をつき、背後に立つ影へと振り返る。 そこには、同じように剣を取り、戦う一人の女性――一度は永遠に失ってしまったと思った、妹の姿があった。 「…ここには俺がいて、リシアがいる。お前が守ってくれたおかげだよ――ドゥクス」 青年は空を仰ぎ見て、今は亡きもう一人の父のことを想った。 -- (名無しさん) 2016-06-26 17 56 47 その力:悪しき者を討つために その意志:剛毅なる鋼の如く 出身:アヴァリシア王国 殲滅対象:混沌種 趣味:心身を鍛えること 真名:ニド -- (名無しさん) 2016-06-26 17 57 51 ニドの方が大きいは流石に笑う -- (名無しさん) 2016-07-10 06 43 15 名前 コメント すべてのコメントを見る