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二千年... 若しくは... 二万年後の君へ… 二千年... 若しくは... 二万年後の君へ… アーティスト Linked Horizon 発売日 2023年11月5日 レーベル ポニーキャニオン DLデイリー最高順位 1位(2023年11月6日) 週間最高順位 4位(2023年11月14日) 月間最高順位 7位(2023年11月) 初動総合売上 3341 累計総合売上 20877 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 二千年... 若しくは... 二万年後の君へ… 進撃の巨人 OP 配信/総合ランキング 週 月日 デジタルシングル 総合シングル 順位 週/月間DL数 累計DL数 順位 週/月間枚数 累計枚数 1 11/7 6 3523 3523 11 3341 3341 2 11/14 6 4054 7577 4 15293 18633 3 11/21 18 1187 8764 16 2244 20877 進撃の巨人 OP 前作 次作 The RumblingSiM 二千年... 若しくは... 二万年後の君へ… 最後の巨人 関連CD 最後の巨人 自由への進撃 進撃の軌跡 楽園への進撃 真実への進撃
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※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『ワンピース』や『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。 まとめ ●2014/11/21 (金)~ 1巻 第1話「二千年後の君へ」 ●2019/02/25 (月)~ 第1話「二千年後の君へ」は「三十年後の天皇へ」 万葉集と梅毒 ●2019/03/04 (月)~ 第一話「二千年後の君へ」 エレンの眠る木はニレの木 ●2019/03/14 (木)~ 第1話「二千年後の君へ」は「十三年後の君へ」 ●2019/03/15 (金)~ 第1話「二千年後の君へ」は「第1話の十年後の君へ」
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曲Data Lv BPM TOTAL NOTES 平均密度 ★15 308-308 2500 14.22Notes/s 譜面構成・攻略 譜面画像
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一万年と二千年前からアイシクルフォール \あたい/ チルノ! 最強で天才なのよ!! 本当だもんー まあ、そんなことはどうでもいいわ! あたいはあの女の子を探すのよ!! 天才のあたいだからすぐ見つけれる! 絶対にすぐ見つけれるよ!! 少女探索中 …………… 「どこー?どこにいるのー?」 …………… 「ねえねえ あたいチルノだよー?出てきてよー」 …………… 「ど、どこなのよー!!」 …………… 「ガハハハハ 第一放――「うるさいわね!!」 …………… 「あたいは天才……すぐ見つけれる……もんね!!」 …………… 「………あれ?おかしいな 見つからないわね」 …………… 「ど、どこー!!><」 …………… 「み、見つからないぃ………」 …………… チルノは必死にあの子 諸葛亮を探した だが、⑨だからなのか……見つけられない いや、この場合⑨じゃなくてもこうなるかもしれない そう簡単に目的の人物を見つけることは出来ない チルノはそういうことがわかった \あたい/はひとつ 賢くなったんだ 「……あの子はどこだろう 無事かな?」 あの子が心配で仕方ない氷の妖精 どこにいるか全然わからない 自分は天才なはずなのに……まあ⑨ですが あの子にはあたいが必要なのに! あたいには部下のあの子が必要なのに! 何で……こうなったの……? 「あの子はなんでいないの?」 ⑨にはわかってないが……あの子がいない理由は正直チルノのせいである あたいは部下に部下を探せと頼んだ そして出会ったリョホーセンはあたいと勝負して で、負けて……あの子は帰ってこない 「………っ!! もしかして!?……な、ないよ!絶対にそんなことないよ! リョホーセンにやられちゃったなんてことなんて………」 ⑨はリョホーセンが強い人であるのを知っている 最強(自称)のチルノにも圧倒的な武力で勝利した相手だ チルノはリョホーセンを倒さないと最強になれないと思っている。 ⑨リスマチルノとかチルノ補正とかがあったらいけるかもしれないが、あいにく作品が違った あれはチルノ放浪記 三国市Ⅸを改造して作ったシナリオ的な物だ だがこのチルノは普通の二面ボスで⑨のチルノだ 「あたいの部下だもん!大丈夫よね…?」 大丈夫だと自分にも言い聞かすが、どんどん心配がましていく はやく見つけないとあの子は危ないと判断している 「……はやく見つけてあげないと!!部下を助けないと!!」 チルノは部下の為にまた立ち上がったんだった あの子がどこにいるかなんてわからない でもそんなのいい!見つけたらいいのよ!! 「あっ!ところで…… こ こ ど こ ? ……………」 地図は⑨には読めない 完全にどこにいるかわからない状態になってしまった…… 部下どころではないかもしれない……… ??? チルノ@東方project 状態:健康 羽を負傷 不安 心配 迷った 装備:なし 道具:基本支給品 はさみ@涼宮ハルヒの憂鬱 ハイポーション@ハイポーションをつくってみた ラジカセ@けいおん! 1、さいきょーのあたいの部下探し!そして皆でしゅさいをたおす→さいきょーのチルノ軍団 2、天才のあたいは絶対生き残るんだから! 3、リョホーセンをいつか部下にする 4、アタイの部下(諸葛亮)が凄く心配で見つけたい ※羽を撃たれて、飛べません ※第一放送を聞き逃しました ※地図が読めません sm070 お値段以上 ニトリ 投下順 sm072 炬燵外伝 sm055 おジャ魔女?妖精 ドッカ~ン チルノ sm090 GREEN_ZONE
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451 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/01(水) 20 16 13.98 ID yYY5Spc40 [5/6] 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なに?」 京介「一万年と二千年前から愛してる」 桐乃「え?」 京介「八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった」 桐乃「え?え?」カァァァ 京介「一億と二千年経っても愛してる」 桐乃「そ、その…… あたしも……」ボソ 京介「という歌詞の歌、なんだっけ? 昨日の夜から頭ん中回ってんだよな」 桐乃「へ? ……ああ、そういうことね」 京介「なんかのアニソンだったと思うんだけどよ。 おまえなら知ってるだろ?」 桐乃「はぁ…… 知ってるも何も、基礎教育レベルだよ。 知らなきゃ恥ずかしくて死ぬくらい」 京介「そこまで!?」 桐乃「あんたもオタクなら、これくらいのことちゃんと知っててよね。 あんたをシスコンエロゲオタに引き込んだあたしの教育がちゃんとしてなかったみたいで、 あたしが恥ずかしい思いしちゃうじゃん」 京介「俺はオタクじゃねえ!」 桐乃「そういうわけで、あたしが色々教えてあげるから、明日カラオケに付き合いなさいね!」 -------------
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タイトル「二千年後の君へ」の意味 第1話で唯一の「謎の開示」にあたるシーンは、グリシャが地下室をエレンに見せると約束するシーンである。 つまり、地下室でエレンに開示されるのが「二千年後の君へ」というメッセージだと考えられる。 2つ上の街(ウォール・シーナ?)に診療に行く直前、ミカサがエレンの調査兵団に入りたいという希望をばらし、グリシャとカルラ、エレンの間で次のような会話が交わされる。少し長いが、エレンとミカサが家に戻ってきたシーンから会話を確認してみる。 -----<会話>----- エレン「ただいま」 グリシャ「おかえりなさい」 ※重要。冒頭でエレンの夢?に出てきたミカサらしき少女の「いってらっしゃい」に対応している。 カルラ「遅かったのね 二人とも」 エレン「イヤ・・・ まぁ・・・・・・ 色々あって・・・ アレ? 父さん 今から出かけるの?」 ※冒頭で、ミカサが木の根元で寝ていたエレンを起こす時に「もう帰らないと日が暮れる」と言っているため、だいたい午後3~4時くらいではないかと思われる。つまりエレンは「もうすぐ日が暮れて夜になってしまうのに外出するのか」とグリシャに質問している。 ※冒頭の寝ているエレンと起こすミカサのシーンは、ヒストリアとフリーダが農場で絵本を呼んでいたシーンに重なる。記憶操作の可能性は? ※エレンの見ていた夢は本当にエレンの記憶なのか?寝ていたのが壁の近くだったのと関係はないのか? グリシャ「ああ 2つ上の街に診療だ」 ※ウォール・シーナの事だと思われる。第62話「罪」と第63話「鎖」でのエレンとロッド・レイス卿に関する映像を見るかぎり、グリシャはウォール・シーナ内の教会にいるレイス家を襲撃しに行くのだと想像される。ただし、この映像には疑問や矛盾があり、断定はできない。詳細は各話考察を参照。 ミカサ「・・・エレンが・・・ 調査兵団に入りたいって・・・」 エレン「ミ・・・ミカサ!!言うなって」 カルラ「エレン!! 何を考えているの!? 壁の外に出た人類がどれだけ死んだか分かってるの!?」 ※カルラは「人類」という言葉を使っている。 エレン「わ・・・分かってるよ!!」 グリシャ「・・・・・・ エレン どうして外に出たいんだ?」 エレン「外の世界がどうなっているのか 何も知らずに一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!! それに・・・ ここで誰も続く人がいなかったら 今までに死んだ人達の命が無駄になる!」 グリシャ「・・・そうか・・・ 船の時間だ そろそろ行くよ」 カルラ「ちょっと・・・あなた! エレンを説得して!!」 グリシャ「カルラ・・・ 人間の探究心とは 誰かに言われて抑えられるものではないよ」 ※カルラは グリシャは「人間」という言葉を使っている。(※2015年1月14日訂正) ※「他人が言っても人間はあきらめない。だから自発的にあきらめさせるしかない」という意味にも取れる。 ※カルラは人間ではない?だからグリシャは「人間の探究心は他人に抑制できないぞ。言ってもムダだ」と教えている? エレン「!!」 グリシャ「・・・・・・・・・ ・・・・・・ ・・・エレン」 ※「・・・」が非常に長い。グリシャにかなりの心的プレッシャーがかかっている事が表現されている。 グリシャ「帰ったら・・・ ずっと秘密にしていた地下室を・・・ 見せてやろう」 ※ここではグリシャの表情が隠されているが、後にエレンの回想で虚ろな目をしたグリシャの顔が描かれている。避けられぬ死を目前にしたかのような茫然とした顔である。 エレン「ほ・・・ 本当に!?」 -----<会話終了>----- グリシャは、なぜエレンに地下室を見せると決めたのだろうか? カルラに「人間の探究心とは 誰かに言われて抑えられるものではないよ」と答えているため、表面上は、グリシャはエレンの「外の世界を知りたいという探究心」を認めたので地下室を見せることに決めたかのように見える。 しかし同時に、グリシャは「エレンの探究心を抑えるために」地下室を見せようとしているようにも見える。 また、グリシャはエレンの外の世界を知りたいというセリフよりも、その次のセリフ「ここで誰も続く人がいなかったら 今までに死んだ人達の命が無駄になる!」の方に心を動かされたのではないだろうか。 以上の2点を合わせると、地下室には「エレンが壁外に出るのを自発的にあきらめざるを得なくなるような、今までに死んだ人達が命を懸けた何かがある」という事になる。 たとえば、地下室には「グリシャ家は二千年間ずっと何らかの目的のために努力を繰り返して死んできた家系であり、エレンはそのために絶対に死んではならない理由」が隠されているのかもしれない。 グリシャは、エレンに重大な使命を伝え、その使命のためにもエレンは死んではならないと伝えようとしていたのではないだろうか。 つまり、「二千年後の君へ」とは、本来ならエレンに届くはずだった地下室の二千年前からのメッセージの事である。 別の可能性も考えられる。 地下室には何も無いのかもしれない。 たとえば、グリシャはただ単に外部から見えない誰にもバレない密室で、エレンの記憶を改竄するつもりであり、秘密行動や記憶改竄後のエレンの急激な変化の理由づけのために、普段から地下室に秘密が隠されているかのような偽装工作をしていたのかもしれない。 ただし、このアイディアはショッキングな展開には利用できるが(たとえばエレンたちが死ぬ思いで地下室にたどり着いたら何もない、など)、イェーガー家が代々カギを継承している理由付けにならない。 また、グリシャが地下室の事を口にした時のカルラやミカサの表情が描かれていないのが気になる。 その日人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を… この冒頭のナレーションにはいくつかの疑問点がある。 ◎「ヤツら」という言い方 自分たち人間を食べる巨人に憎悪があるのは当然だが、「巨人」と言わずに「ヤツら」と言っているのは、「ヤツら」という言葉は巨人そのものを指しているわけではない? ◎壁の意味が正反対 ハンネスたちの言動でも分かるように、壁内人類は壁に守られていると考えているが、ナレーションでは閉じ込められているとしている。 ◎支配と屈辱 閉じ込めたのは巨人であり、壁内人類は以前に巨人に支配され、巨人を恐怖し、壁に閉じ込められていた事を屈辱だと感じていた事になる。 しかもそれを忘れていたが、超大型巨人の攻撃を受けて思い出したのだという。 では、「壁内人類は巨人の支配から逃亡し、その事実を忘れた頃に巨人に発見された」のか? それとも「最初から巨人の監視下にあったが、それを知らずに壁の中に住んでいた」のか? 壁内人類はウソの歴史を教えられているが、それは「壁内人類が壁外に逃亡するのを防ぐのが目的」だったのではないのか? だとすると、真実の歴史を知った場合、壁内人類は壁外に逃亡してしまうと予測されている事になる。 以上の事から、壁内人類が壁内に居続けた場合、必ず全滅してしまう(だから真実を知ると逃げてしまう)のではないかと想像できる。 ◎壁と鳥籠の違い 壁は水平方向には閉じているが、上(下)は開いている。 しかし、鳥籠は上下左右の全方位を塞がれている。 ということは、この世界は実は全方位を壁で囲まれいてる卵やドーム、宇宙コロニーのような構造だという事になる。 第一、「鳥籠」は、隙間の無い壁とは違う。 壁と言うよりは、網状に囲われた檻と言うべきだろう。 また、倉庫でもなく、檻でもなく、牧場でもなく、「鳥籠」という語句を使っているという事は、内部に囚われている対象が観賞用や愛玩用である可能性もあるが、単に上記のごとく「全方位を囲われていて逃げられない」という状況を表現しているだけかもしれない。 ◎アッカーマン 「鳥籠」状の物に「囚われて」、なおかつ「屈辱」を感じるものというと、やはり奴隷や戦争捕虜のイメージが強い。 檻に囚われている罪人なら、感じるなら「屈辱」ではなく後悔だろう。 このナレーションからは、絶対的な支配者と、意思に反して支配者に隷属しなければならない者の屈辱、そして囚われている事への恐怖が読み取れる。 さらに作中にはアッカーマンという姓が重要な人物として登場する。 アッカーマンのアッカーとはドイツ語または古英語のackerが語源で、英語で言えばfieldやacre(エーカー)に相当する。 もとは「牛が一日に耕せる範囲の土地」を表し、転じて農地を指す言葉である。 つまり、アッカーマンとは「農夫」という意味だ。 また、fieldmanと書くと、一転して流通用語となる。 フィールドマン【fieldman】 営業マンの活動を側面から援助するとともに、市場情報の収集活動を担当する者。具体的な業務は、担当する特定の地域内の販売店などを巡回し、全体的な販売店援助活動を実施したり、自社製品に対する販売店主の熱意や自社製品の販売動向などをチェックしたりすることである。 情報収集や動向チェックをする人間と考えると、ケニー・アッカーマンが想起される。 さて、私はこのアッカーマンと「囚われた」「屈辱」「恐怖」「鳥籠」という言葉から、別の存在を連想した。 「ウィッカーマン」である。 ◎ウィッカーマン wikipediaには、こうある。 ウィッカーマン(wicker man)とは、古代ガリアで信仰されていたドルイド教における供犠・人身御供の一種で、巨大な人型の檻の中に犠牲に捧げる家畜や人間を閉じ込めたまま焼き殺す祭儀の英語名称である。 「巨大な人型の檻」という点が、作中の巨人に重なる。 これは単にアッカーマンという姓からの連想でしかないが、前述のナレーション読解に従い、「壁内人類は壁の中にいる限り死滅を避けられない」と考えた場合、このウィッカーマンと関連付けて、「巨大な人型の檻の中に閉じ込められたイケニエの家畜や人間」が壁内人類ではないかと考えて見るのはどうだろうか。 原作チームがアッカーマン一族という設定をウィッカーマンから連想して設定したとすれば、壁内人類は実は壁に囚われているのではなく、「巨人型の檻」に囚われているのかもしれない。 そして、人体で密閉された鳥籠状の空間がある部位と言えば、頭蓋骨である。 壁内人類は、巨人型の檻の頭蓋骨の中、すなわち脳の部分にいるのかもしれない。 ◎檻と収穫 推測にすぎないが、もしもアッカーマンとウィッカーマンが関連付けられているとしたら、アッカーマンは農夫で「収穫する者」、ウィッカーマンはイケニエを焼き殺す「檻」であり「執行人」なのかもしれない。 だとすると、アッカーマン一族はもともと巨大な人型の檻を作ってそこに壁内人類を閉じ込めた原因であり、何らかの条件が整えば壁内人類をイケニエとして処刑する存在なのかもしれない。 壁内人類が最初に壁に閉じ込められる原因を作ったのがアッカーマン一族なら、アッカーマン一族が迫害されるのも理解できるし、歴史捏造によってその理由が忘れられている事も説明できる。 また、ミカサ・アッカーマンの謎の頭痛も、実は彼女は記録係、兼、アンテナであって、壁内人類をイケニエにする条件やフラグがたった場合に、そのフラグを記録して発信(または受信)しており、頭痛はフラグの記録や発信(受信)のために脳にかかる負荷だと設定する事も可能である。 キースやエルヴィンの調査隊が攻撃した「顔の見えない巨人」の正体 ◎口の右側から蒸気 エルヴィンが「目標との距離400!!こちらに向かって来ます!!」と叫ぶシーンで登場する巨人は顔の右側(読者から見て左側)から蒸気を出している。 その後のモーゼス・ブラウンと思われる隊員が「人類の力を!!思い知れッッ!!」と叫んで巨人を後ろから攻撃するシーンでも、きちんと口の右側から出る蒸気が描かれている事から、明らかに意図的な描写だ。 つまり、作者は「この巨人は顔の右側から蒸気を出していますよ」とヒントを出しているのである。 したがって、「顔の右側から蒸気を出す巨人」が、冒頭の「顔の見えない巨人」の正体である。 第1話のラストで登場する超大型巨人は、顔の左側(読者から見て右側)から蒸気を出している。 他の巨人は蒸気を出していない事からも、顔から出す蒸気が作者の意図的なヒントである事が分かる。 そして、次の第2話「その日」で登場する鎧の巨人は、顔の右側(読者から見て左側)から蒸気を出している。 第1~2話で、超大型巨人と鎧の巨人の他に顔から蒸気を出している巨人は皆無である。 そして11巻44話「打・投・極」においても、鎧の巨人は右側から蒸気を吐いている。 したがって、冒頭の「顔の見えない巨人」の正体は鎧の巨人であると考えられる。 つまり、ライナー・ブラウンである。 また、知性巨人が記憶を継承している事はグリシャの発言やエレンがフリーダ・レイスの巨人化方法、レイス家襲撃を記憶している事からほぼ確定的と見られる。 ライナーたちはこの世界に潜入して以来、工作活動を容易にするため、定期的に巨人化して壁内人類を食べ、その記憶と壁内の知識を収集していたのかもしれない。 しかし、冒頭の顔の見えない巨人は、鎧の巨人とは外見が違う。 これはどう解釈すべきだろうか? 情報が不足していて憶測の域を出ないが、おそらくライナーはこの後「鎧の巨人」の注射を使って、現在の鎧の巨人に変化したのではないだろうか。 エレンの記憶映像によれば、グリシャ(らしき人物)はエレン(らしき少年)に注射をして、巨人に変身させて自分を食わせている。 この時、グリシャの記憶や人格がエレンにコピーされたと考えられる。 しかもグリシャが食べたとされるフリーダ・レイスの記憶もエレンにコピーされている。 そのため、食べる人間が巨人化能力者や記憶継承者である場合、不特定多数の人間の記憶を継承できると予想される。 エレンが最初に変身した巨人と、現在のエレン巨人とは外見が異なっている(ただしエレンの年齢によって巨人の外見も変化する可能性がある)のは、注射前の姿が本来のエレンの姿であり、グリシャを食べた後に人間に戻ったエレンの姿は、実はグリシャの同年齢の姿ではないかと考えられる。 ロッド・レイスもグリシャと同じ注射を所持しているが、その注射には例のユミルが読める逆さカタカナ文字で「サイキョウノキョジン」と書かれているように見える。 という事は、ただ人間を食べるのではなく、「用途に合わせた巨人の注射」をした人間が巨人化して他の人間を食べると、その人間の記憶や人格をコピーすると同時に、注射の中身によって様々な能力を持つ巨人に変身できる能力を得るのではないだろうか。 ライナーの注射は鎧の巨人になれる注射だったのだろう。 注射器には鎧の巨人とは書かれていないと思うが、もしかしたら「ケンチクノキョジン(建築の巨人)」と書かれているのかもしれない。未知の惑星の過酷な環境下で巨大建造物を作るような重労働用巨人というイメージである。 予想される手順は以下の通り。 (1)ライナーが巨人形態でモーゼス・ブラウンを口に入れたまま逃走する。 このとき、巨人はモーゼス・ブラウンの右腕を噛みちぎって残してしまい、腕だけが母親に渡される。 これは非常に重要な描写だと思われる。 なぜなら、11巻でエレンが鎧の巨人=ライナーに噛み取られて誘拐された時、モーゼス・ブラウンのようにエレンの両腕も噛みちぎられているからだ。 ベルトルトの超大型巨人はユミルを傷つけていなかったと思われる。(ユミルの怪我はその前のウトガルド城での戦闘によるもの) アニ巨人がエレンを口に入れた時には全身を傷つけずに口に含んでいた。 アニの場合は丁寧に噛み取る余裕があっただけかもしれないし、エレンの体を気遣った可能性もある。単に他の巨人と機種が違うだけかもしれない。また、アニは口の端を裂いてまで、蛇のように大きく口を開けている。アニ巨人は他の巨人と口の構造自体が違うとも考えられる。 また、12巻でユミル巨人がヒストリアを口に入れた時も、傷つけることなく口に含んでいる。 誰かを拉致する時に、腕を噛みちぎっている巨人は鎧の巨人=ライナーだけなのである。 (2)モーゼス・ブラウンが死ぬ前に「鎧の巨人の注射」で巨人化させ、ライナーが自分を食わせる。 おそらく、細胞が死なない死亡直後なら巨人化注射の効果があるのではないだろうか。 巨人化すれば傷はすぐに修復されるからである。 また、2巻第6話「少女が見た世界」でミカサの両親が殺害された時に、グリシャが「駄目だ… 2人とも死亡してから時間が経っている…」と発言しているのは、どちらかが生き残っていれば注射で記憶を継承できたかもしれない、生き返らせることができたかもしれないという意味かもしれない。 この「2人とも」という個所も重要で、1巻2話で家の下敷きになったエレンの母カルラが「このままじゃ3人とも…!!」と考えているのと関係した描写だと思われる。 つまり、イェーガー家とアッカーマン家には何らかの共通点があるという伏線である。 同時に、両家とも「全員が死ぬことは絶対に避けなければならない」と考えている点は非常に重要だと思われる。 そして、第63話「鎖」では誘拐されたエレンとレイス家の「サイキョウノキョジン」注射、そして巨人化能力を持つフリーダの腹違いの妹ヒストリアが地下に集められ、前述の「誰かを巨人化させて自分を食わせる事で、自分の記憶と人格を強制的に継承させる」条件が揃っている。 ※継承しているのは人格というより「目的意識」なのかもしれない。 (3)ライナーの記憶が巨人にコピーされ、巨人の中でモーゼスの遺伝子が混じった新しいライナーの肉体が再生される。 (4)巨人モードを解除して人間に戻れば、巨人化能力とモーゼス・ブラウンの記憶(壁内の知識や立体機動の技術など)を得たライナーが誕生する。 このとき、ライナーの脳内にはライナーとモーゼスの記憶や人格が混在している事になる。 作中でライナーの精神は、潜入工作の過酷さと調査兵団の仲間への感情移入から精神に変調をきたし、壁内人類を抹殺する「戦士」と、壁内人類を守る「兵士」という二つの人格に分かれてしまったように描写されている。 しかし、これは二重人格というよりもモーゼス・ブラウンの記憶とライナーの記憶が一致しないために起こった現象とも考えられる。 という事は、他者の記憶を継承する巨人化には精神不一致が起こりやすいため、どれかの人格が他の人格を「支配」しなくてはならないのではないだろうか? そして、その時の肉体に最もふさわしい人格が他人格を「支配」した時、最大の力を発揮できるのではないだろうか。 ロッド・レイス卿は、フリーダ巨人が巨人の頂点に立つ力を持ちながらグリシャ巨人に負けたのは「経験不足」だったからと説明したが、それは「食べた巨人化能力者の数が少なかった」という意味なのかもしれない。 もしもフリーダが「食べた巨人化能力者の数が少なかった」とすると、矛盾が発生する。 レイス家は代々真の王家として記憶を継承してきたはず。 ならば、かなりの数の巨人能力者を食べているはずである。 それが「食べた巨人化能力者の数が少なかった」のであれば、フリーダ以前にレイス家の記憶継承がどこかで途切れているという事になる。 つまり、真の王家は以前にも襲撃を受けて記憶を奪われているか、あるいは真の王家そのものがすり変わっている事が考えられる。 支那の王朝のような易姓革命によって、真の王家を滅ぼし、その記憶を奪った者が次の真の王家となる。 ただし、それはレイス家と同じ血筋や遺伝子を持つ者、あるいは特殊な注射をした者でないと不可能だと思われる。 では、イェーガー家の注射には、何と書かれているのだろうか? アニメの最終回を見ると「ホノオノキョジン(炎の巨人)」、あるいはサイキョウノキョジンに掛けて「サイシュウノキョジン(最終の巨人)」とでも言うのかもしれない。(ではユミルは「サイショノキョジン」か?) 私はミカサは「かみさま」で壁教の神祖でエウロパの王女であり、やはり巨人の家系だと予想しているので、アッカーマン家の注射も存在するのではないかと推測している。 その注射には「ザヒョウ(座標)の巨人」と書かれているのかもしれない。 参考になるかもしれないので、それぞれの姓の意味を書き留めておく。 ・レイス(英語 race)=人種、種族、屍霊。参考は『ターンAガンダム』のムーン・レイス(月の種族)。 ・イェーガー(ドイツ語Jäger、Jaeger、英語の固有名詞ではYaegerとも)=ドイツ語で狩人、猟師、猟兵、戦闘機、駆逐戦車。『進撃の巨人』のモチーフのひとつは『魔弾の射手』だと思われる。 ・アッカーマン(ドイツ語 acker-man 姓 ackermann)=農民。古代ケルトのドルイド信仰における「ウィッカーマン」にも掛けてあると思われる。1973年の映画『ウィッカーマン』も参照。ニコラス・ケイジがリメイクした2006年版も存在する。 ・ブラウン(ドイツ姓 Braun)=古いドイツ語のBruno(ブルーノ)に由来。おそらく建築家のブルーノ・タウトが本当の由来ではないだろうか。
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※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『ワンピース』や『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。 1巻第1話「二千年後の君へ」読解シリーズ。 最近の分析 ●「三十年後の天皇へ」という意味だと読み解き、「梅と万葉集」が関係することを解説中。 ●冒頭でエレンが寝ている木は「楡(ニレ)の木」であり、ニレの木は「ブドウの支え」であるのと同時に、天と地下との「道」になる点を解説中 →最新115話「支え」で関連する描写が登場 「二千」を読みかえる 第1話「二千年後の君へ」は「三十年後の天皇へ」 万葉集と梅毒では「二千=三十」と読み解きました。 今回はさらに読解を勧めます。 まず「二」は片仮名だと考えます。 第一話タイトルの「二」だけ読み仮名がついていないのは、「この字は漢数字ではなく片仮名で読め」という作者のメッセージだと考えましょう。 ※小難しい言い方で言えば「読み仮名が無いのは表意文字ではなく表音文字だから」ということ。 この「ニ(ni)」を回転させて、「二本の縦棒で書かれた片仮名」だと考えてみます。 この条件に合致する片仮名は「ハ(ha)」です。 さらに漢数字の「千」を片仮名の「チ」に読み替えます。 私はこれを「日本語を未来人や宇宙人が翻訳したが、形や向きで判断したので誤訳した、というイメージ」で考えています。 すると、「二千」は「ハチ(hachi)」になります。 「ハチ」を変換すると、8、八千、蜂、鉢などになります。 そこから連想すると、こうなります。 「8=∞(無限大)」=無限ループとも考えられる。 ※「845」が「無限+45」である場合、反日思想では「敗戦の 45年をずっと繰り返せ、負けっぱなしでいろ」という呪いの言葉となる。 ※韓国は東日本大震災で「神が日本にちょっとした罰(バツ)を与えた」と言ったり、反日デモでは日本の国旗を燃やして、天皇陛下や日本の首相の顔写真をつけさせた犬や、日本の国鳥である雉(キジ)を殺して首を切ったり、最近も韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が天皇陛下を侮辱して外交問題になるなど、日本への異常なヘイトスピーチを繰り返している。 ※チャイナ共産党でも、日本の災害時には「日本の地震をお祝いします」などの横断幕を掲げ、日本人の不幸を喜ぶヘイトスピーチが多い。ただしチャイナの場合、反日デモは政府が管理しており、政府批判が出始めると即座にやめさせる。庶民も反日活動なら政府が許すと知っているので、それを口実に憂さ晴らしをしたり、こっそり政府批判を混ぜて”抵抗”する。 ※たとえば日本政府が尖閣諸島を国有化した時の反日デモでは、「中国は日本と戦争しろ。勝てば尖閣が手に入る。負ければ中国が手に入る」という横断幕が登場した。要するに、「戦争で外国が共産党を打ち破ってくれれば、共産党に盗まれた中国が帰ってくる」という意味。チャイナの庶民は、日本がチャイナに戦争を仕掛けて、自分たちを解放してくれることを望んでいるという事。 「八=富士山」※以前も書いたが『進撃の巨人』は北朝鮮のプロパガンダにもなっている。 「蜂(ハチ)=蟻(アリ)」※実は蜂とアリはほぼ同じ生物。ミカサの特殊能力に関係。 「鉢=能の『鉢木(はちのき)』。燃やされる盆栽は松、梅、桜。能は能や農に通じる」※アッカーマン=アカマツ。 さらに漢数字の「二千」を片仮名の「ニチ」だと読むと、「日」になりますよね? というところで唐突に話を変えますが、「B-R サーティワンアイスクリーム」をご存知でしょうか? 正式には「B-R 31 ICE CREAM CO., LTD.」です。 この「31」は創業者2人の頭文字「B」の右半分から「3」、「R」の左半分から「1」を取出し、合わせて「31」と表記しています。 同時に「31日間(一か月)毎日違った味をお客様に楽しんでいただきたい」という思いがこもっているとのこと。 この変換方法を「日」に当てはめてみましょう。 「日」を左右で分けると、「13」になります。 すると「十三年後の君へ」と読み換える事ができます。 ちょうど今、作中は「858年」で13年後のエレンが、ジークと「地鳴らし」をしようとしていますね。 ※これは勘違いでした。今、作中では「854」年で、「845」年から9年後ですね。「年後」は「年号」でしょうか。 エレンやジークは「トンボ」なので、13年後の「858年」はトンボの幼虫の「ヤゴ」を表現しているとも考えられます。 幼虫のヤゴは「稲(イネ)を食べる田(タ)の害虫を食べる益虫」であり、成虫のトンボも蚊(カ)や虻(アブ)を食べる森や農業の益虫です。 この話も別項で。 ちなみに、このよう虹を分解して新しい意味を求める方法は「破字」と呼ばれます。 別に新しい方法ではなく、昔から占いなどでよく使用される方法で、特にチャイナ人や朝鮮人が好きな方法です。 そして「二」を2本の線だと考えると「日本(ニホン)」となります。 以上を画像にまとめてみましょう。 そう言えば、「日本(ニホン)」は一字だけ変えれば「ニシン」になりますね。
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※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『ワンピース』や『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。 1巻第1話「二千年後の君へ」読解シリーズ。 最近の分析 ●「三十年後の天皇へ」という意味だと読み解き、「梅と万葉集」が関係することを解説中。 ●冒頭でエレンが寝ている木は「楡(ニレ)の木」であり、ニレの木は「ブドウの支え」であるのと同時に、天と地下との「道」になる点を解説中。 →最新115話「支え」で関連する描写が登場 ●漢数字の二千(にせん)を「日(ニチ)」と読み、左右に分解(破字)して「13年後」にする。 「第1話」を含めて一つの文章と考える 今までは「二千年後の君へ」の部分にだけ注目して考察してきました。 次は「第1話」も含めて一つの文章だと仮定して考えます。 まず、「二千年後の君へ」の「二(読み仮名無し)」を、文字ではなく記号だと考えます。 「→(右向きの矢印)」が上下に二本並んでいると思ってください。 この二本の矢印は次の漢数字「千(せん)」の上下を指しています。 これは、「千を上下で分解(破字)しろ」という意味だと考えましょう。 つまりこういう事です。 二千(せん) ↓ →ノ(片仮名の「の」) →十(漢数字の10) これを「第1話」から並べて読んでみましょう。 こうなります。 「第1話ノ十年後の君へ」=「第1話の10年後の君へ」 第1話は「845」年。 その10年後は「855」年です。 今『進撃の巨人』は、シガンシナ区決戦の4年後、マーレ編に入った時点で「854」年です。 第1話で予告された「855」年まで、あと1年ですね。
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鬱蒼とした樹林を突き抜け、そびえ立つ鉄の塔。 その頂で夜風に晒されるマッチョ・ボディ。 ワムウは今、鉄塔の頂上にいた。 地図を片手に直立し、会場をぐるりと見渡していた。 満月とはいえ、今は真夜中。 ロクに街灯も無い幻想郷の夜の大地は、ほとんど『真っ黒』といって良かった。 僅かに得られる会場の地形の情報は、支給された地図の大雑把な地形図を上回る程のものでは無かった。 この程度の明るさでは地上を歩く人の姿など、到底視認することができない。 だが、そんな黒の大地だからこそ、ひときわ目立つものがあった。 (北の方角に赤い光……何かが燃えているのか? 位置は……C-3エリア、霧の湖の南岸か……ここから北に約1キロメートル……! 炎が水面を反射して……水の上を燃えている、だと……油……いや、人間の作った武器か!) 『火』。 この暗さだからこそ、『戦火』が見える。 鉄塔の頂上、約40mの高さから会場を見渡せば、ワムウの求める闘いのありかが一目で分かる。 もちろん火のない所でも数々の闘いが繰り広げられてはいるが 何のアテも無く探しまわるよりは余程効率が良い。ワムウはそう判断した。 二人の主の片割れ、カーズ様の『光』の流法の光は流石にここから見えるとは思っていないが、 もう片割れのエシディシ様は草木を焼くほどの高温の血液……『火』の扱いを得意としている。 エシディシ様が戦って周囲の物を燃やせば、ここからそれが見えるかも知れない。 (北東の方角……D-4エリアにも『火』が! ……なんだ、さっきの俺とあの小娘の闘いの跡だな……この森の湿気のせいか、既に鎮火しつつあるが……) (E-2エリア、大蝦蟇の池とやらの傍でも何やらくすぶっているな……。 ん?……何だ、アレは?『自動車』とやらの明かりにも見えるが……あんなに派手な色遣いだったか?) (ムウ……!さらに遠方に、赤白い光……地図でいう、F-2エリア…… あれは……明らかに『火』ではない……! だが、『電気』とやらの光とも、翼の生えた小娘の『小さな太陽』とも異質……!) (北西は……雲が出ているせいか、よく見えんな……) (南西の方角……B-5エリアの森の中でも戦闘があったようだ……今は残り火がくすぶっているだけだが) 「北東か」 会場を一通り見回し、ワムウは次の行き先をそう結論づけた。 一番多くの『火』が見えたから、というごくシンプルな理由だ。 このまましばらく会場の様子を見ていようという気は、さらさら無かった。 鉄塔を一気に飛び降り、北東に向かって走りだすワムウ。 昇り降りの際、鉄塔に人間の生活に必要な器具が一通り揃っているのが視界に映ったが、気にも留まらなかった。 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ ワムウが最初の目的地と定めた大蝦蟇の池に到着したのは、それから20分もしない間のことだった。 鉄塔からここまでの直線距離はおよそ3km。 もちろん移動経路は一直線ではないし、無粋な不意討ちを避けるために周囲を警戒しながらの移動だったが、 それでも駆け足で移動すればエリアをまたいだ移動でもさほど時間は掛からない。 1マス1km、6×6マスのこの会場、何かを探して回るには少々広すぎるが、 目的地を決めて移動する分にはそこまで広い訳ではない。 『柱の男』たるワムウの身体能力があればなおさらだ。 大蝦蟇の池のほとりで、ワムウは二人の亡骸を発見した。 「屍生人、と娘か」 屍生人の方は、ワムウをも上回る体格の、鎧兜を身に付けた戦士である。 首を落とされた上、胴体も鎧ごと深々と切り裂かれ、全身が焼けただれている。 おまけに近くに転がっていた首の左目は潰れていた。 娘の方は灰色の服を着た、小柄な人間の女の様に見えた。 『人間』なら歳は15を超えるか超えないか、だろうか。 屍生人の方に比べると外傷は少ない。頭に穴が空き、そこから血液や脳漿が吹き出した形跡がある。 ……人間の使う『銃』のような武器を頭に受けて死んだのだろう。 慎重に屍生人の方に近づき、死体を検分するワムウ。 すぐに気付いた。 「この傷口……!カーズ様か」 この屍生人の胴体と首を切り裂き、死に至らしめたであろう刃物は、 間違いなく我が主カーズ様の『輝彩滑刀』である。 刀剣や斧で断ち切るというよりは、チェーンソーや回転ノコギリのように、 小さく速く動く無数のヤスリで線状に削り取られたとでも表現すべき独特の傷口。 ワムウの知る限り、このような切断痕を作ることが可能な武器は『輝彩滑刀』だけだ。 この戦士、無謀にも屍生人の身でカーズ様に闘いを挑み、敗れたのだろうか。 ……胴体の傷は明らかに『腹側から背中に向かって』切り裂かれた傷だ。 逃げようとして背後から斬られたのでは、こんな傷は付かない。 「ん?この男……」 ふと拾い上げた生首が、歯を見せて不敵に笑っているように見えた。 カーズ様の発明である石仮面の副産物……吸血鬼の、そのまた副産物ともいえる屍生人。 屍生人化すると力は人間より強くなるものの、吸血鬼のような再生力を得るには至らない。 それどころか、吸血鬼と同様に『日光』や『波紋』に極端に弱くなってしまい、 人間の様に我々に対抗することもできなくなる。 屍生人とは我々の栄養源以下の、家畜の糞の様に全く取るに足らぬ存在なのだ。 そんな存在が、なぜカーズ様に挑み、笑顔で敗れていったのか。 「カーズ様がどのような存在かも知らなかったのか、あるいは……」 ……屍生人の最期の表情の意味を、ワムウには知るよしも無かった。 小娘の方へ目をやる。 頭に生えた丸い耳は、ネズミの仮装のつもりだろうか。 西の海を超えた先から届いた書物で似たような絵を見たことがあるが……。 一見、どう見ても戦う力のある者には見えない。 銃弾で死んだ様に見えるが、カーズ様の手によるものなのか。 我々なら火薬の力を借りずとも、銃弾の代わりになるものさえあれば同じことができるが……。 わざわざ、弾丸をぶつけたということは、不意を討って遠方から狙い撃ったのか。 ともかく、俺なら戦意を示さなければ見逃していたかもしれない相手だ……。 よく見ると、頭に生えている耳は飾り物ではない。 先ほどまみえた『紛い物の太陽』を操る娘が背中から翼を生やしていたように、 この人間に動物の部品を取り付けたような小娘も、何らかの特殊な能力を持っていたのかも知れない。 ワムウは少女の身体に腕をめり込ませ、捕食が可能かを調べた。 「ただの人間よりはエネルギーが高い様だが…… 『生きている』状態で捕食せねばあまり足しにはならんか。 今はそこまで腹が減っている訳ではない。運が良かったな」 そっと腕を抜き取りながら、ワムウはそう呟いた。 最後に大きな錨を握る屍生人の右手から指の一部を切り取り、ワムウ自身の右手にくっつけて 「俺の手には少し太いが……いずれ馴染むだろう。 ……できる事なら、『生きている』時の貴様とまみえてみたかった」 と言い残すと、もう一度錨をその手に握らせてワムウは立ち去っていった。 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 次の目的地、F-2エリアの『赤白い光』の発生していた地点には、 予想できたことだが、既に誰も居なかった。 死体が残っていないということは、戦っていた者はこの場を離れたのだろう。(あるいは、跡形もなく消滅したか。) 闘いの後、傷を癒やすために休憩するとすれば…… ここから一番近くの建物、『サンモリッツ廃ホテル』だろうか。 何故スイスに潜伏していた際のアジトがここにあるのかはひとまず置いておく。 こうしてワムウがホテルの方角へ足を向けようとした時、背後からジリジリとした、微かな熱を感じた。 振り返ると、遠くの上空で、記憶に新しい光球が輝いていた。 ――紛い物の太陽! ――黒い翼の娘! ――波紋戦士と並ぶ、このワムウを、いや、『闇の一族』を脅かす存在! ――再戦だ……!一刻も早く! ワムウは南方で輝く光球に向かって全速力で飛び出した。 ――紛い物とはいえ、あの『太陽』の力! ――まともにやりあえば、カーズ様やエシディシ様でさえ万一の事があるかも知れぬ! ――サンタナなどにはとても歯が立たぬだろう! ――そうなる前にこのワムウが仕留める! ――……というのは建前! ――……あの娘、誰にも横取りなどさせん! ――無論、我が主たちにも! 目標となる光球が消えても、ワムウの突風のような疾走は止まらない。 ――『太陽』が消えた……! ――頼むから逃げ去っていてくれるなよ、翼の娘! ――頼むから死んでいてくれるなよ、この俺の生命を脅かす……友となりうる存在よ! ――今、俺には貴様しか居ないのだ、翼の娘よ! ――ひと月前に遭った波紋戦士どもはまだ未熟! ――まさか我が主たちと生命のやりとりをする訳にもいかぬ! ――サンタナは落ちこぼれ!他の同胞はもういない! ――ライオンも、カバも、ヒグマも、吸血鬼も、他の地上の生物は全て我らが『食料』! ――翼の娘よ、貴様しかいないのだ! ――一万数千年に渡る、この俺の孤独を癒せるのは! ――この俺を殺しうる……『対等』となりうる存在は! ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ 「……フゥーーーッ……!」 光源と思しき位置の直下、D-4エリアの湿地帯に到着したワムウ。 バシャバシャと派手にしぶきを上げながら、勢い良くぬかるみに突っ込む。 「あの娘、どこだ……!?」 周囲を見回したワムウだったが、辺りは白いもやが薄く立ち込めるばかりで『ヒト』の姿は見当たらない。 膝の下まで浸かった水が、温泉のように、不自然に温かい。 この近くであの娘があの『紛い物の太陽』の力を振るった事は確かなようだが……。 どうやら、また『乗り遅れて』しまったらしい。なんと間の悪いことか。 「……戻るか」 ワムウは小さく呟いて、北に向かって歩き出した。 もうこの場に用は無い。そして、ここは元々サンタナに我が主たちの捜索を指示した範囲。 鉢合わせしてしまってはバツが悪い。早く北へ向かおう。 ザブザブと湿地帯を歩くそんなワムウの背中が、少し小さく見えた。 【D-4 湿地帯/黎明】 【ワムウ@第2部 戦闘潮流】 [状態]:全身に中程度の火傷(再生中)、右手の指をタルカスの指に交換(いずれ馴染む)、疲労(小) [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品(確認済) [思考・状況] 基本行動方針:他の柱の男達と合流し『ゲーム』を破壊する 1:カーズ・エシディシと合流する。南方の捜索はサンタナに任せているので、北に戻る。 2:霊烏路空(名前は聞いていない)と再戦を果たす 3:ジョセフに会って再戦を果たす 4:主達と合流するまでは『ゲーム』に付き合ってやってもいい [備考] ※参戦時期はジョセフの心臓にリングを入れた後~エシディシ死亡前です。 068:ゆめみみっくす 投下順 070:リビングデッドの呼び声 068:ゆめみみっくす 時系列順 071:ハルトマンの幸福理論 040:Missing Powers ワムウ 080:嵐の中で輝いて