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乙女ロード 移転しますた 移転先はこちら - -
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98 名前:一手義雄 ◆YYYYeqzEEE [sage] 投稿日:2006/10/18(水) 01 35 06 ID u/YA/Fph __l\トト 、ト 、_、 \ー-----------┘ _ ゞ三ミミミミミミミミ\ト、|、 _Z z≦三三三三ミ \ミミミミヽミミ!ヘ. \ __「|__ -=彡三三三二\ミミ\ミ\ミ|ミミ|ミミV| ハ \ └―、t┘ 彡三三ミミミミ\ヽミミミヽミミヽミ!ミミミヾミ! \ (└―┐ -=彡三三三三ミミヾ`ヾ^ヾミミミミミミ |ミミ|ミ|ミ|ハ /  ̄ ̄ 〃彡彡ア⌒Y三三ミ u ヽト、Mミミ!ソ州ル/ 「| /彡彡イ { r} !ニ三f ̄ ニミ、 u lハリ州レ/ l ! . /ニニ彡ヘ ヒソ三≧‐  ̄`ヾヽ、 ∠._ |」 / ´ ̄ テ三弐 ‐=ミ_ヾテ ノ / / / lニニア ‐ ´ ≦三三弐 u _ノ≦メ / rァ ヽテ三三≦z_ u ;ノ /=ミ_/ / ヾニニ! 斥三彡==z_- 廴 / / / _ u ヾ弐_ ,.ィヘ \ヽ._ ´ /  ̄ ̄ / 「| くヽ マ Y { {⌒ヽ\\ トィ{ / -/- ./ | し、 }_} -―――- _マヘヾ.`ー_}/´ィf ´ ./ (7ヽ / `¨´ u `ヾミ不ィィf ´ __,_ / 「| 「| `ヾ ´ _/__,  ̄ ̄7___ |」 |」 \ (_{/ ) / ロ ロ ー--一 ⌒丶、 / -/- / ヽ \. / (7ヽ / ,.イ_ u . ヽ __,__ // | . _/__, | /|∧ . (_{/ ) l / .∨|∧∧ ∧/ 久間田(すすめ!乙女ロード)
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【初音ミク】【オリジナル】乙女ロード http //www.nicovideo.jp/watch/sm1631845 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1631845 Vocaloid2のオリジナル曲 使用Vocaloidは初音ミク 製作者は裸時氏(宇宙電波受信P) 一つ前のページにもどる
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111 名前: ◆odaAq0EgoE[sage saga] 投稿日:2012/12/07(金) 23 18 14.47 ID kYdgp/fDO [2/6] 「ねえ・・これみて」 せなちーとの通信を切ってすぐ。 あたしは京介の部屋に行くと、さっき教えてもらったURLを京介のパソコンに打ち込んだ。 「・・・なんだこりゃ?」 ディスプレイを見ながら呟く京介。 そこにはさっきせなちーに見せられたのと同じホモ系イラスト・・・京介が桐乃くんとやらに襲われているシーンがデカデカと映し出されていた。 『突撃・乙女ロード!after』 「・・・お前はこれを俺に見せてどーしろと言うんだ?」 呆れたような声音で言う京介。 まったくおんなじリアクションだあたしと。 ま、まあそうだよね。 べ、別に疑ってたわけじゃないよ、うん。 セ、せなちーがあんまりにも断言してくるもんだから、ちょっとね。 ちょっとした確認みたいなものよ、うん。 まっさかせなちーのお兄さんとなんて・・・。 「・・・なんかおぞましいこと考えてないかお前・・・?」 「べ、別に!?」 あぶなーい! どうやら顔に出ちゃってたらしい。 ドン引き気味な表情の京介から視線を逸らし、そっぽを向いて動揺を隠す。 大丈夫だよね、京介? 「あの、さ・・・」 「ん?んだよ?」 「・・・せなちーのお兄さんとは・・・」 「なんか怪しいと思ったらやっぱりか!!なんもねーよ!?」 「だ、だよねー・・・あ、あたしは信じてるよ?」 「なにまだ少し疑ってます的な空気出してんのお前!?ホントに何もないんで勘弁してください!!」 ああ・・・このツッコみ具合は本当だ。 よかった・・・。 ウチの兄貴は、まだそっちにいってなかった。 「まだ健全だね・・・兄貴・・・」 「なんで泣いてるの!?俺はずっと健全だよ!?とりあえず戻ってこよーか妹!?」 「だって・・・せなちーがあんまりにも自信満々にゆーから・・・」 「あの女の脳みそは腐ってんだから信用するなよっ!!」 「だって・・・赤×京は世界を救うって言うし・・・」 「それで救えるのは腐海に沈没した特殊な世界だけだから!!てか、お前もそっちに行っちまってんじゃねーだろなっ!?」 本気で京介が心配してきたので、それはないと強く念を押しておいた。 少しだけ興味があることは黙っておこう。 「・・・まあいいや。んで?」 「え?」 「この不快なイラストはどーゆーことなんだよ?」 ピッと親指でディスプレイを指しながら京介が聞いてくる。 「ふ・・・不快って?」 「とぼけんな。これ・・・受け側どーみても俺だろ!?」 「うえっ!?」 京介の指摘に、あたしは思わず身構えるような体勢で一歩引き下がった。 す、するどい・・・。 思わずゴクリと喉が鳴る。 初めて見るホモ画像。 その片割れが自分だと見抜くなんて、とても普段のこいつからは考えられない鋭敏さだった。 そう。 今あたしは、とても恐ろしいことに気づいてしまった。 あたしはざっと引いた姿勢のまま京介にとりあえず聞いてみた。 「あ・・・あんた」 「んだよ?」 「なんでそんな簡単にホモ画像の自分を受け入れちゃってるわけっ!?」 「うおお、しーまったーっ!!!」 あたしの指摘に、頭を抱えながら明らかに動揺する京介。 その反応に、あたしの中の疑惑が確信に変わっていく。 「やっぱ・・・あんた・・・」 「違う!落ち着け!!これには深いわけが・・・!!」 ぶんぶんと必死に手を振りながら否定する京介に、あたしは・・・精一杯の優しい笑顔を浮かべた。 「ううんいいよ・・・京介。もういいんだ・・・」 「なにがもういいんだ!?てゆーか受け入れるなマジで!!とりあえず、その慈愛に満ちた泣き笑いの表情やめてください!!」 その後すったもんだあった挙句、どうにかあたしは京介の説明に納得がいったのだった。 「へえ。ガチホモRPG ねえ・・・」 「そーだ。そこで一回俺は、自分がモデルになったおぞましいイラストを見せられてるんだよ・・・」 聞けばあたしの留学中の話で、ゲー研にて黒いのとせなちーが、お互いに企画を出して競い合った時のことだとか。 「ちなみにどんなイラストだったの?」 「聞くな」 即答した京介は、なにやら頭を抱えてがたがたと震えている。 どうやら相当なトラウマになってるみたいね・・・。 とりあえず、時折聞こえてくる「肉○器・・・輪○・・・」などの単語は華麗にスルーしとこう。うん。 「なるほどねー」 あたしは京介のベッドに倒れこみながら、今までのいきさつをようやく理解していた。 しっかし、あんの腐海女子。人の兄貴になんてことしてくれてんのよ。 今度会ったら、それなりの目にあわせてやる。 具体的にはメル×アルのガチレズ本をこれでもかと読ませる。 決定。 「・・・でよう?」 「うん?」 あたしが密かにせなちーへの復讐を企ててると、ようやく立ち直ったのか、京介が再び声を掛けてきた。 「なに?」 「結局・・・このイラストはどーいうことなんだ?」 「あ」 そういえばそうだった。説明がまだだっけ。 んー・・・なんかもう面倒くさくなっちゃったなー。 せなちーのフォロー入れるのもなんか癪だし、とりあえず洗いざらい吐いちゃおう。 「いや実はね・・・」 あたしはせなちーが、乙女ロードで嬉々として話した、京介の人物像(腐女子補正有)についてとつとつと語ってみせた。 「なんだよ凄まじいまでの受けオーラって・・・ネコ耳着けたいとか、あいつの脳内で俺、どうなってるんだ・・・」 案の定京介は、ぐったりと疲れたように肩を落としてうなだれていた。 精神的にかなりキタのだろう。 幾分やつれたように見えた。 もしくはコーナーでぐったりと座り込んでる、ダウン寸前のボクサー。 「いやーホントあんたって後輩に恵まれてるよねー」 しかしあたしはそのまま追い打ちをかける。 なんでって? 楽しいからに決まってんじゃん。 「ああ・・・お陰様でな・・・」 応える声にも力がなく、あたしは益々ヒートアップ。 「邪気眼電波に腐れ脳の巨乳だもんねー・・・次あたり、高慢ちきな勘違いお嬢とか来るんじゃない?」 にやにやと笑いながらあたしはからかうように京介を嬲る。 ああ楽しい。 しかし京介はあたしの言葉に、 「・・・」 と、無言で視線だけを向けてきた。 「・・・なにその目?」 「いや別に・・・」 京介はなにやら意味深に、ため息交じりに呟いてから言葉を続けた。 「・・・あと、少し病み気味のモデルとタメ語上等のちんちくりんもいるな」 「あー確かに。いやーホントあんたって一癖も二癖もあるのばっかり周りにいるねー」 あたしはバタバタと足でベッドを叩きながらケラケラと笑った。 笑い過ぎて涙まで出てきた。 その時、ここぞとばかりに嬉々として京介をいじり倒しているあたしに、ぼそりと呟く声が聞こえた。 「・・・まあでも」 「ん?」 「全部お前の友達だけどな」 「うぎ!」 思わぬところからの反撃に、あたしは笑顔から一転、渋面を作る羽目になった。 うう・・・素で気づかなかったよ。 「そ・・・それはそうだけど・・・」 「良かったじゃないか。いい友達に恵まれてて」 ニヤリ、と笑って重ねられた言葉に、あたしはますます渋面を深くする。 「ぐ・・・あんた、さっきの仕返しね?」 「さあな」 あたしの反応に満足したのか、京介はもうすっかり元通りになっていた。 うー、くやしい! もう少し弄りたかったのにっ! 115 名前: ◆odaAq0EgoE[sage saga] 投稿日:2012/12/07(金) 23 31 35.26 ID kYdgp/fDO [6/6] 「しかしほんとに何してくれてんだろなあの腐れ姫は」 「腐れ姫?」 「赤城のこと」 「へーせなちーってそう呼ばれてんの?」 「いや直接じゃなく、ほかの部員の間での通り名みたいなもんだ」 「ああ。黒いのの邪気眼厨二みたいなもんね?」 「それはお前しか使わないし、お前は直接言ってるけどまあ概ねそんなもんだ」 兄貴はそう言うと、マウスを操作して件のイラストにカーソルを当てる。 しかし腐れ姫か。 なんというか、付けた人GJ.。 「しかしこれ、赤城の絵にしちゃ上手すぎないか?」 京介の言葉にあたしもイラストに視線を向ける。 「ああ。なんか凄腕絵師さん巻き込んで描かせたみたい」 「マジで?・・・意外にあいつのネットワークも広いのか?」 「まあ同好の士ってのは意気投合したら仲良くなるの早いからね」 「ああ・・・それはよくわかってるよ」 一瞬だけ兄貴が、優しげな眼差しであたしをみつめてきた。 その意図に気づいて、あたしはわざと大袈裟にそっぽを向いた。 「ま、まあ一般的な話だけどねっ!!」 「そうだな」 クスクスと笑いながら兄貴はあたしの言葉を軽く流す。 むー・・・なんかしてやられた感があって釈然としないんですけど? 「んでこれ消させたのか?」 「へ?」 あたしの返事に京介は言葉を重ねてくる。 「いやだってこれネットだろ?誰かに見られる前に消さねーと」 「あーそれ無理だって」 「な!?なんで!?」 落ち着いた様子から一転、ガタガタと椅子を蹴倒して京介が振り返る。 ああ・・・あたしも同じリアクションしたなー。 「んーなんかね?一旦ネットに流出しちゃうと、もう独り歩きして多岐に亘っちゃうんだって言ってた」 「ま・・・マジで?」 「マジで」 あたしがコクリと頷くと、京介は絶望したように頭を抱えた。 「あ・・・あんの雌ブタ・・・なんてことを・・・」 「まーどうせこれ見たって皆京介のこと知らないし平気じゃん?」 とりあえずありきたりの慰めの言葉を掛けてみる。 正直、今回こいつは理不尽な被害者なわけだし。 「そ・・・そうだよな。知り合いに見られることもまずないだろうし・・・見られても気づかないよな?」 「そういうこと。いくらこれが京介に似てたって、すぐそれって気づくのはよっぽどのことがない限り有り得ないって」 「だ、だな!腐った知り合いは赤城しかいないし、なら大丈夫だよな!」 ふー焦ったぜー、と安堵の息を吐きながら笑う兄貴。 その顔を眺めながら、あたしはにんまりと笑う。 なんだかほっこりとした気持ちを感じながら。 「まーね、あたしだってあんたと一緒のイラストに乗っかるのは嫌だけど、そこはまあ我慢するし」 「・・・はい?」 「ん?」 見ると、きょとんと京介があたしをみつめていた。 「・・・なんのことですか?」 「へ?いやだからコレ。あんたと一緒にいるイラストが流失なんて嫌だけど我慢するって」 「・・・」 「?どうしたの急に黙って?」 「・・・桐乃さん・・・」 「へ?」 「この俺を襲ってる相手・・・もしかしてお前なのかっ!?」 「ああああっ!!しーまったーっ!!」 あたしは思わぬ自爆に頭を抱えながら、どこかで聞いたような叫びを上げた。 NORMAL END 115続きその1 「お・・・お前まさか・・・俺に対してこんな・・・?」 「ち、違う!勘違いすんな!!こ、これはあたしの意思じゃなくて、あの腐った脳みその妄想だって言ったじゃん!!」 「に、にしたってよ・・・なんであいつが、俺を襲うお前なんてのに行きついちゃってんだ?しかもホモ画像に加工して・・・」 「そ・・・それは・・・」 ここであたしはぐっと言葉に詰まった。 だって言えるわけない。 『いやー実はせなちーとさーどっちの兄貴がよりシスコンか対決してさー延々京介のシスコンエピソード聞かせちゃったんだよねーwえ?どっちが勝ったかって?そんなのあたしに決まってるじゃーんwせなちーったら泣きながら『お兄ちゃんに言いつけてやるんだから!』なーんて捨て台詞残して逃げ帰っていったよーwきりりんだーいしょーりーっ!!www』 むり。 無理無理無理無理ぜったい無理。 絶対言えない死んでも言えない。 てゆーか言ったらあたしが死ぬ。 もう絶対に恥ずかしさで悶死する。 今更ながらに思う。 なんて危険なブツを抱えてしまったんだろう。 これは墓場まで持っていかないと・・・。 「おい・・・」 「え?な、なにっ!?」 不意にかけられた言葉にはっと我に返る。 いけないちょっとの間トリップしてたみたい。 落ち着け・・・落ち着けあたし。 「なにじゃねーよ・・・そこで言葉に詰まるってことはお前・・・やっぱり赤城に頼んで、これ描かせたんだな?一体どういうつもりで・・・」 「ち、違うっての!!」 思いも掛けない濡れ衣に、思わずカッとなる。 「こ、こないだせなちーと池袋行って、そんときにせなちーが『あたしのお兄ちゃんがシスコンで困るー』みたいなこと言いだしてきたの。うれっしそーにノロケ話添えて。そしたらあたしも『ウチの京介のがシスコンだけどねー』とか返すしかないじゃん?事実、そうなわけだし。そしたらさせなちーが『ウチのお兄ちゃんに比べたら先輩なんかシスコンじゃない』とか言い出すわけ!そうしたらこっちだってカチンとくるわけじゃん?『京介の方が絶対にシスコンだよ!』って言ってやったわけ。そーしたらあの腐女子なんて言ったと思う!?『お兄ちゃんは桐乃ちゃんのお兄さんみたく、他の女の子にふらふらしないであたし一筋だもん!』だって!!まあ、あんたが?あちこちフラフラしてるのは事実だし?それはあたしにも正直イライラしてるけど、それとこれとは話が別じゃん!?あんたがあたし好きなのなんてわかりきってるし?黒いのには悪いけど、あれでもうわかっちゃってるし?でもそんな言われ方したらカチンとくるってのよねえ!?だから言ってやったのよ!『兄貴、あたしがいないと死んじゃうって言ってアメリカまで迎えに来たんだよ?』って。あ、あとこないだ夜這いされかけたのも。そーしたらせなちーさー、涙目になって『お兄ちゃんに言いつけてやるー!!なんつって、泣きながら逃げ帰っていったわけ。チョー受けるw京介のシスコン舐めんなっての!ねえ!?・・・あれ?どうしたの京介?手で顔覆っちゃって?」 「お前・・・」 そう言ったっきり、京介は耳まで真っ赤にしながらあたしから視線を逸らした。 ん?耳まで真っ赤・・・? 。。あ。 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」 そうしてあたしは本日2度目の絶叫を上げたのだった。 ※ 30分後 「・・・よーするにだ、これは、お前が俺のシスコンネタをさんざ赤城に暴露したことによる弊害ってわけだな?」 「うん・・・」 京介とあたしは、ベッドに並んで座りながら状況を整理していた。 て言っても、端にあたしが洗いざらい喋っただけだけどね。 「・・・はあ~・・・」 隣の京介が大きくため息をついた。 うう・・・嫌だなあ。 怒ってるのかなあ・・・。 あたしはどうしていいかわからず、チラチラと京介の顔色を横目で伺う。 「あ」 そんな事を繰り返してると、不意に京介と目が合った。 うう・・・睨まれてる気がする・・・。 「あ、あの・・・ごめん・・・」 「ったく・・・」 京介は不意にあたしの手を取ると軽く引っ張るように自分へと引き寄せた。 そのまま軽く持ち上げられて。 ポスン。 気が付けば、あたしは京介の膝の間に座っていた。 後ろから京介の手があたしの腰に回された。 お腹の辺りで組まれると同時に、頭の上に京介の顎が乗せられる。 京介が最近いつもしてくれる抱っこだ。 「京介?」 「・・・あーあー、明日っから俺どんな顔して赤城に会えばいいんだー?」 「う・・・だ、だってせなちーが自慢してくるから・・・その、あたしも・・・」 もじもじと両手の指を絡ませていると、京介が顎で頭をぐりぐりとしてきた。 「にしたって限度ってもんがあるだろー?お前まさかあたしの為に彼女と別れちゃったとか言ってないだろーな?」 すいません。言っちゃいました。 「桐乃・・・」 「わ、悪かったと・・・思ってる」 京介が頭の上でまた、ふうとため息をついた。 ううう・・・いたたまれないよう・・・。 でもそこで、不意に京介の声が柔らかくなった・・・気がした。 「そこまでしても・・・」 「え?」 「負けたくなかったってか?」 「・・・うん」 あたしは京介の言葉に素直に頷いた。 そう。あたしは負けたくなかった。 京介が今まであたしにしてくれたことは、世の中のどんな兄貴でもかなわないくらい凄いことなんだって言ってやりたかった。 ちょっとやりすぎちゃったけど・・・。 そのまま会話が途切れ、あたしはどうしていいかわからず、とりあえず頭の上の気持ちいい感触を味わってると、不意に京介が吹き出した。 「京介?」 「いや・・・」 京介の顔が頭から離れた。 どうしたのかと見ようとしたら、今度は左の肩口に京介の顔が見えた。 その顔はもういつもの見慣れた京介の顔で、あたしはさっきまでの落ち込んだ気持ちなどどこへやら。あっという間に吹き飛んでいたりして。 そのまま京介はあたしの肩に顎を乗せると、少しだけ抱きしめる手を強くした。 「兄妹揃って同じようなことしてんなーって思ってよ」 耳に吐息がかかるくらい至近距離から言われて、ちょっと首を竦める。 「くすぐったいよ」 「ああ悪い」 言いながらも京介はあたしから離れず、あたしも安心して京介に寄りかかる。 「で?同じって何?」 「ああほら。こないだお前に写真送ってもらったじゃん」 「あー・・・あんたが負けたやつ」 「負けてねーよ。ツーショットプリクラすげー羨ましがられたし」 「あんまり見せびらかしてないでしょうね?」 「大丈夫。自慢したいけどグッと我慢してる」 「ばーか。・・・あたしまで貼ってるのせなちーにばれちゃったよ。かま掛けられて」 「あー・・・そりゃまた顔合わせづらい話が一個増えたな」 「まあせなちーにも、ほっぺにチュー話でお返ししといたからおあいこなんだけどね」 「はは・・・じゃあ、アレはばれないようにしないとな。ばれたら反撃どころじゃすまない」 「あんたが見せない限りばれないっての」 そうしてあたしは少し身をよじって携帯を取り出す。 ピピピと弄っていると、京介が声を掛けてきた。 「まさか待ち受けにしてないだろうな?」 「するか。もししてたらあんたもうこの世にいないし」 「・・・相変わらずですかあやせ様は・・・」 「むしろ悪化の一途を辿ってます」 「・・・俺、日々命がある幸福を噛み締めて生きていこう・・・」 「あたしが傍にいるんだから、それだけで超絶に幸せでしょうが」 「それが俺の命を危うくさせてるんですけどねえ・・・」 「確かに」 そうして二人で吹き出した。 「まあなるようになるか」 「まあなるようになるよ」 そう言って近づいていくあたしと京介。 そのあたしの手の中では、携帯のレンズをそれぞれ左右片方の目で見つめながら、今と全く同じことをしているあたしと京介の画像が画面いっぱいに表示されていた。 HAPPY END 115の続きその2 「お前!これはいったいどういうことなんだよっ!?お前が描かせたのか!?」 そんなあたしに向かって京介が詰め寄ってくる。 「さすがに看過できねーぞ、これ!?」 京介が怒るのももっともだ。 いきなり見せられたのが自分が襲われているホモ画像。 そしてその相手が、よりにもよって実の妹であるあたし(男性化)。 それは心中穏やかじゃないだろう。 全く本当に余計なことをしてくれる。腐れ脳みそめ。 まあそれはそれとして、ここはきっちりと対応しなくちゃだ。 『今後の為』にも。 「知らないわよ」 「はあっ!?」 あたしはベッドから立ち上がると、ゆっくりと腕を組んでフンッと鼻を鳴らせた。 「知らないって言ったの」 「おまっ・・・現にここにこうして証拠がありますけど?」 「はあ?」 殊更小バカにする響きを含ませてあたしは応える。 「なんでそれがそこにあるだけであたしの所為になるわけ?そんなもの、あんたの後輩の腐れ姫の妄想の産物でしょ?あたしに関係なんか一つもないじゃん」 「ぐ・・・お、お前が何か言ったりしなけりゃ、こんなことにはならねーって言ってんだよ。そもそもお前が男として描かれている時点でおかしな話じゃねえか」 「はん?腐女子の脳内なんか理解できるかっての。大方あんたがあたしの下僕なのにインスピッちゃったんじゃないのー?」 「そ、そんなもん、赤城が知るはずないじゃねーか!」 「さあ?あたしそんなに接点ないからねー。案外あんたが自分で言っちゃったんじゃないの?僕は妹の下僕です、って」 ケラケラと笑いながら言うあたしの目の前で、京介の体がプルプルと震えだす。 「ん?心当たりでもあんの?まあねーあんたが口滑らすなんて日常茶飯事だもんねー。それをあたしの所為にされてもねー。どうせならもっとはっきり言っちゃえばよかったんじゃないの?」 あたしは一歩京介に近づくと、ひょいっと顔を覗き込むようにして言った。 「僕は毎晩妹に虐められて喜んでるドMの変態兄貴です・・・ってさ」 「んな自殺もんのカミングアウト誰がするかよっ!!」 言いながら京介は頭を抱えてぶんぶんと左右に振った。 「うああああああ!!!なんであいつ・・・俺がお前に攻められてるの知ってるんだよーっ!?」 そうなのよね。 せなちーのイラストは、実のところまったくの正解。 あたしと京介は『そういう関係』なのだ。 攻受の類いも含めて全て。 「・・・ほんっとーに、バラしたりしてないのね?」 「・・・当たり前だ」 あたしの問いかけに答えてくる京介。 だとするとさっきせなちーがスカイプで言っていた通り、こないだのあたしとの会話でインスピッただけってことか。恐るべし腐海人・・・ん? 「京介?」 「なんだよ?」 「・・・さっき、なんで間が空いたの?」 「?」 「あたしが本当にばらしてないのね?って聞いた時」 「・・・あ」 そう。なんか変だった。 ばらした覚えがないなら即答すればいいはずなのに、さっき京介は明らかに逡巡した。 「い、いや・・・その・・・」 「?」 あたしがジト目で睨むと、京介は作り笑いを浮かべて視線を彷徨わせる。 んー?なーんかおかしいなあ・・・ん?ははーん・・・。 あたしはニヤリと口元を歪めると、京介に体を摺り寄せるようにして密着する。 「お、おい桐乃・・・?」 その言葉を無視してあたしは京介の耳元へ唇を寄せながら、人差し指で京介の顎をなぞる。 「もしかして・・・期待しちゃったんだあんた?・・・どうした方がより一層虐められるかって?」 「!?そ、そんなことは・・・」 京介が喋ってる間に、フッと耳に吐息をかける。 瞬間、京介の体がゾクゾクっと奮えたのが伝わってくる。 そのまま囁くように言葉を紡ぐ。 「言い訳なんていらないよ・・・京介?」 「っ!!」 「・・・今夜は寝かせないから・・・ね?」 「お・・・はい」 恥ずかしそうにはにかむ京介の顔を見て、あたしの背筋にもゾクゾクとした快感が上ってくる。 「じゃ、とりあえず・・・あたしの部屋いこっか?」 「はい・・・」 従順に従う京介。 その姿を見ながら、あたしはペロリと唇を舐めると、今日の攻め方を色々と模索しだしたのだった。 ※ 「ん?桐乃ちゃんからメール?なになに・・・『せなちーGJ!!』・・・なんで?」 ADULT END
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343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/05(土) 21 15 45.53 ID zjCYu/jI0 【SS】再戦・乙女ロード! 「ねえ、せなちー。あたし読モやってるじゃん?」 あたしは再びサンシャインのカフェでせなちーとお茶をしていた。 「そういえばまた再開したらしいですねー。 あたしも桐乃ちゃんが載ってる雑誌買いましたけど、ウェディングドレス綺麗でしたよ?」 うっ。せなちー、あの雑誌を見たのか。 ということは、あのコラムも読んじゃったんだよね? せなちーから何か言いたげな視線を感じるけど、それは無視して、先にあたしの用事を済ませることにする。 「それで時々あたしへのファンレターが編集部宛に届くんだけどさ」 「へーそうなんですか。それで?」 「この間あたし宛に届いたファンレター15通の内、12通が腐女子からだったんだけど! しかも桐乃くんに関しての感想とか、考察とか、イラストなんかまで書かれてるし!」 あたしは持ってきたファンレターのうち一枚をせなちーに突きつけた。 そのファンレターの中心には、美化128%の京介の胸に力強く抱かれ、幸せそうな表情をするあたし―もとい桐乃くんが耽美なタッチで描かれている。 「これは・・・・・・許せません!」 おお、せなちーが怒ってる。 せなちーが発端だから言うだけ無駄かと思ったけど、ちゃんと迷惑だって事を分かってもらえた! 「そうだよね、許せないよね!」 「当たり前です!」 「高坂せんぱいと桐乃くんは、絶対に桐乃くん攻め、せんぱい受けに決まってるじゃないですか!」 「問題はそこじゃないから!」 それに、あたしとしては、京介に優しく攻められてる桐乃くんの方が好きだし! 「ファンレターは直接あたしに届くんじゃなくて、編集部で確認されてからあたしのところに来るの。 知り合いにニヤニヤされながら手紙を渡されて、すごく恥ずかしかったんだからね!」 おまけに、美咲さんが『サブカル的なイメージキャラを作って売り出すのも面白そうね』とか言い始めちゃうし! あと、BL好きなの?って聞かれたけど、もしかして美咲さんも腐女子なんじゃあ・・・・・・怖いから、これ以上は考えないでおこう。 「そもそも、なんで『桐乃くん』の元があたしだって知られてるの?」 「桐乃ちゃん、腐女子も普段は大人しい女の子なんですよ?」 うん。その大人しいせなちーは見たことないけど、多分そうなんだろう。 「女の子ならティーンズ雑誌くらい見ますって」 「そうじゃん!あたし知られちゃってるじゃん!」 考えれば当たり前のことだった。 うーん、あたしは京介と違って目立つし、これからはアキバとか池袋に行く時も、言動とかファッションとか、色々気をつけなきゃ。 「それなら桐乃くんがあたしに良く似てるのはわかるんだけど、なんで相手の京介は厨二病全開のナルシストな痛いヤツになってるの? pixivで桐京を見てたら、あいつがマスケラの漆黒コスしてるのよく見かけるんだけど」 「設定上、高坂せんぱいは桐乃くんがピンチの時に颯爽と駆けつける、格好いいお兄ちゃんだからですね」 「そうだとしてもさ、何で漆黒なの?」 「だって、夏コミの五更さんの同人誌で漆黒コスを披露してたじゃないですかー」 「ぎにゃぁぁぁぁああ!」 そうだった!あいつのコスはいろんな掲示板に貼りだされてるんだった! ワザワザ黒歴史確定の痛い写真を参考にBLイラスト描かれるなんて、なんて羞恥プレイ!? もう止めて!京介は何も悪いことしてないじゃん! 「桐乃ちゃん、平気?」 頭を抱え込み悶絶していたあたしを心配し、せなちーが話しかけてきた。 「あたしは平気だから・・・・・・それより、あいつには絶対にこのこと話さないであげて」 たぶん泣いちゃうから。 「う、うん。わかりました」 あたしはお茶を一口のみ気分を落ち着ける。 ふぅ。 「あ、そういえば桐乃ちゃん」 「なに?」 「今度桐京のオンリーイベントあるんですけど、一緒に行きましょう!!」 「ぶっ!」 なにそれ! オンリーイベントってあれだよね? 好きな人たちが集まって、そのテーマの同人誌とか販売したりするアレだよね? 「なんでオンリーイベントなんて企画されてんの!? 桐京カップリングなんてまだできて2ヶ月くらいじゃん! 腐女子ってどんだけアクティブなの!?」 「いやー、あたしも驚いたんですけど、思いのほか人気が出ちゃったみたいで・・・・・・ 結構有名な人が喰いついちゃってるみたいですよ」 「それでもBLだけでそんなに人集まるの?」 「いろんな方面で人気が出ちゃって、女体化とかもされてるみたいですね」 「女体化?」 それってアレだよね? 桐乃くんを女体化して、京介×桐乃ちゃんを愛でたりしてるってことだよね!? なにそれ!まじヤバいんだけど! 「腐女子なのに女体化なんてするの?」 とりあえず、そこが気になったので聞いてみる。 「やおいとか抜きに、二人をイチャイチャラブラブさせるのが好きって人が多いみたいですよー。 だから自分がハマりやすいように設定を改変してるって感じですね」 へ、へぇ~。 あたしと京介がラブラブなのを見るのが好きな人がそんなにいるんだ。 あたしとしては止めてほしいけど、京介は喜んでくれるのかな? それならあたしとしても京介×桐乃だけは認めてあげても…… 「あたしも気になって見てみたんですけど、ブラコンな京子ちゃんが桐乃くんを誘惑したりとか、 桐乃ちゃんと京子ちゃんのラブラブ日常百合モノとか、バラエティ豊かですよ」 「なんで無理矢理性別変えるの!? 男×女でやりたいなら素のままでいいじゃん!」 あたしが男になって女になった京介に迫られるとか、京介が女になって一緒にお風呂入ったり、一緒にハダカで寝たりとか、 すごい倒錯的じゃん! ……あれ?それはそれでありかな? いや、ダメなんだけど! そんな話は認められないけど、一応話のモデルなんだから、後で調べないとね。 仕方ないから。 「実在してる人物をそのまま使うのは気が引けちゃうんですよぉ。 いくら桐乃ちゃんがブラコンでも、桐乃ちゃんもお兄ちゃんとそういう話書かれるの嫌ですよね?」 「それは……嫌だけど……でも、ヘンに弄繰り回されるよりはマシというか……絵師さんの愛があるなら受け入れられるというか…… あと、あいつと違ってあたしはブラコンじゃないからね」 これだけは言っておかないと。 「…………」 あたしの『ブラコンじゃない』発言に対し、せなちーが何か言ってくるかと思ったけど、そんなこともなく、 「あ、でも、いくつかのサークルは『桐乃×京介』本を書くみたいですよ」 と言うと、例のイベントのパンフレットと思わしきものを取り出した。 「え!?どこどこ!?どこのサークル?」 あたしはせなちーが取り出したパンフレットを身を乗り出して覗き込む。 「えっと……有名所だと『めいどちょう』と『EBS』ですね」 「御鏡さん、なにやってんの、あの人!!」 妹好きでイラストも書けるの知ってたけど……とうとう同人誌にまで手を出し始めたか…… それにしても、よりによって対象があたしと京介なんて…… 『しゅーてぃんぐすたー号』のこともあるし、これからあの人にどう接すればいいのか本格的にわかんない。 もう一つの『めいどちょう』は、確かあたしが夏コミで『兄妹SM本』を買ったサークルだよね。 あのキャラがあたしと京介にチョー似てて、SMなのにすっごいラブラブなやつ。 前作が気になってとらで買っちゃったけど、あの本のモデルってやっぱり…… とすると、今度のイベントで三作目を発表するつもりなのかな? 絶対に買わないと。 でも、イベント自体は開いて欲しくないんだけど…… 「……ねえ、今度のオンリーイベント、肖像権を主張して止めさせる事できると思う?」 「うーん。できるとは思いますけどぉ、もう色んな人がイベントに関わっちゃってますし、楽しみにしている人も多いですよ」 「楽しみにするのはいいんだけど、こういうのって最低限他人に迷惑をかけないようにするべきでしょ?」 好きな趣味に没頭するのはいいケド、ちゃんとTPOをわきまえて、誰にも迷惑をかけないようにしなくちゃいけないと思うんだ。 相手のことも考えずに『好きなんだからいいでしょ』て押し付けるのなんかサイアクだし。 「それにあたしの場合なんか、モデル活動にも影響しかねないしなぁ」 例えば美咲さんがこの件を知ったら、いろんな意味でヤバい影響が出てきちゃうよね。 『これはいいわね』とか言って。 ……もしかして、このイベント裏であの人が糸を引いてたりしないよね? イベントの協賛関係の名前に目を通したいような怖いような…… 「……ねえ、桐乃ちゃんは絵を書かれるの自体はイヤじゃないんですよね?」 「書かれるのもイヤだけど……でも、あたしとか他の人に迷惑がかからなかったらいい、かな? そりゃ確かに京介とのイチャラブを書かれるのはイヤだけど! でも、同姓同名の人だと思えばそれはそれで萌えられるというか、京介×桐乃はあたし的にド真ん中ストライクというか…… だからちょっとくらいなら認めてあげるのもやぶさかじゃないと言うか…… でも、どうしてもって言うならだけどね!?」 「…………なるほど、そうですか。 それなら、桐乃ちゃんが開催側について最低限のルールを決めたらいいんじゃないですか?」 えっと……つまり、出品される同人誌の内容についてあたしが決めるってこと? 「イチャラブはいいけど、陵辱モノとかの暴力的なのはダメとか、多少エッチでもいいけど、成人向けになっちゃうのはダメとか、 本人の人格を無視したもの、奇抜すぎる設定はアウトとか…… あと、『この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません』とか記載してもらえばいいんじゃないですか?」 「う、う~ん。あと大々的に宣伝したりするのもダメかな? あんまり人目につきたくないし…… それと、最終的にはあらかじめ各サークルに何冊か提出してもらって、あたし直々にセーフかアウトを判断させてもらえれば……」 そうすれば欲しい本があってもサークルに行かなくてすむし。 さすがのあたしも自分がモデルになってる同人誌を売ってるところに顔を出す勇気はないしね。 『めいどちょう』とか『EBS』のは絶対に欲しいけど、人気だろうし直接買いにいけないからそうしてもらえると助かる。 委託販売があるとも限らないし、欲しい本はちゃんと早めに手に入れておかないと。 発禁対象のエッチなやつも確保できるしね! 「でも、そうすると自由に書けなくなっちゃうけど平気かな? こういうのってほとんど成人向けでしょ?」 「さっきも言いましたけど、二人をイチャイチャラブラブさせるのが好きって人が多いんですよー。 だから成人向けがダメでも問題ないと思いますよ。 さすがにハグしたりはOKですよね?」 「うん。直接エッチなことしちゃうのはダメだけど、愛の篭ったキスしたり、ギュッとして一緒に寝たり、 恥ずかしがりながら一緒にお風呂入ったり、結婚式挙げたりするのはOKかな。 あとボテ腹妊娠ENDとか」 少年誌でもそれくらい書かれてるしね。 「…………」 あたしの提示したシチュエーションに、せなちーは少し顔をしかめてこちらを見る。 むむ。ちょっとライトすぎたかな? 「もっとハードな方がいい? これ以上だとちょっと恥ずかしいんだけど……」 「え? えっと、あたしが気にしてるのはそうじゃなくて……」 ん? それじゃあ、なにが気になるのかな? 「とりあえず、混浴がOKなレベルなら全然問題ないと思いますよー。 それなら桐乃ちゃん的にも平気なんですよね?」 「うん。 さっき言った他の用件も満たしてもらえるならね」 あたしに迷惑がかからないならむしろ楽しみ、かな? もちろん、あたしと京介のイチャラブ話が楽しみというわけじゃなくて、『京介×桐乃』というジャンルが楽しみってだけだからね? 妹のために頑張る兄と、健気な妹とか最高だし! 「ところで、その辺りはどこと話をつければいいのかな?」 「それならあたしが連絡先知ってますんで……」 「……という感じでどうです? 結果は明後日にでも桐乃ちゃんに報告しますんで」 「うん。問題ないね」 詳細も煮詰めたし、これで一安心かな? 「それじゃあこの件はこれで終わりですね。 ……それで、次の話なんですけど」 あたしの話が終わって、次はせなちーの番。 この間買った同人誌のことかな? まあ、宿題だったし、せっかく買ったから読んだんだけどさ。 これくらいならいいけど……せなちーには悪いけど、次の実践編はついていける気がしない。 「前回はあたしと桐乃ちゃん、どっちのお兄ちゃんがシスコンか対決したじゃないですか」 「う、うん」 そういえば、あの後家に帰ってどうしたんだろう? やっぱり、お兄ちゃんに甘えてエロゲーみたいなことしちゃったのかな? 「だから今日はあたしと桐乃ちゃん、どっちがブラコンか対決しようと思ってたんですよー」 「なにそれ!? どっちが勝っても勝った方が恥ずかしいだけじゃん! それに、あたしはシスコン勝負に負けて 『お兄ちゃんに言いつけてやるんだからあああああーーーーッ!』 て叫ぶせなちーに勝てるほどブラコンじゃないし!!」 そりゃあちょっとはブラコンかも知れないけどさ。 でも、負けたからってお兄ちゃんに慰めてもらうなんて恥ずかしいことできないし。 「あ、あれは忘れてください!」 せなちーは顔を赤くし、手をブンブンと振った。 ちなみに手を振るたびにたゆんたゆんと揺れるその胸って何カップ? 京介が揉みたがるサイズらしいけど。 「それで、お兄ちゃんから高坂せんぱいの『妹自慢話』を聞いて、桐乃ちゃんがどれだけブラコンか調べてきたんです! ……五更さんとの真偽も確かめたかったですし」 せなちーのお兄さんから京介の『妹自慢話』を聞いた? それって、京介があたしのことどう見てるのかも聞いたって事だよね!? そんで、今からその惚気話について延々と聞かされちゃうんだよね!? 「その結果、あたしはある仮説を立てました。 そして今日、桐乃ちゃんと話してその仮説は確信に変わりました」 せなちーの仮説とやらは後で聞くからさ、まず京介の『妹自慢話』とやらについて詳しく聞かせてくれない? 「まず初めに言わせて貰います。 ブラコン勝負はあたしの勝ちです」 「……はぁ?」 せなちーなに言ってんの? 「それどこ情報~?どこ情報よ~? 確かにせなちーはドレッドノート超過級のブラコンで、それに対してあたしはブラコンと言えなくもないかなってレベルだよ? でもさ、あたしだって京介のこと結構気にかけてるし、京介が嫌がるから絶対に彼氏とか作んないし、京介が超シスコンでマジ嬉しいしで、 それなりにせなちーに対して善処はしてると思うんだ。 あたしはほんのちょっとはブラコンだけど、せなちーと違ってまだまだ精進が足りてないから、京介にあまり素直に接することが出来ない時があるの。 京介が色々と勘違いしちゃってることがあるのもわかってる。 だからさ、そのせいであたしが京介にどう接しているのかが正しくせなちーに伝わってないってことも考えられるでしょ? まあ確かにせなちーの言うとおり、せなちーの方がブラコン勝負には勝ってるよ。 あたしそんなにブラコンじゃないし。 というか、兄貴のことなんか嫌いだし。 あいつもあたしのこと嫌ってるし。 だけどさ、だからといってどちらの方が兄貴のことを強く想ってるかは別問題だよね。 別に京介のことなんかどうでもいいけど、あたしの方が兄貴に対する想いが小さいと思われるのは心外だから。 まあ、京介はシスコン勝負でも妹への想いでもせなちーのお兄さんと比べ物にならないくらい圧倒的大勝利だけど。 なにが言いたいかと言うとね、確かにせなちーはお兄さんのほっぺにちゅーするくらいお兄さんのことが大好きかもしれないけど、 あたしだってちょっとは京介のこといいかなって思ってるし、これからもずっと一緒にいたいと思ってるし、 京介が彼女を作るのなんか絶対に認めないし、あたしが京介以外とくっつくとかマジありえないし、京介があたし以外とくっつくとかマジありえないし、 京介にはいつも感謝しっぱなしだし、京介にしてもらった色んな事は絶対に忘れてなんかやらないし、 京介にされたことをいつか絶対にやり返してやるし、京介にだっていつかちゃんと絶対にあたしの気持ち伝えるし、 というか、あたしが一番京介のこと大切に想ってるし!」 せなちーが当たり前のように勝ちを宣言してきたことが気に入らなかったから、 あたしはついちょっとだけ力をこめて反論してしまう。 まあ勝ちたい勝負ってわけじゃないけど、あたしともあろうものが簡単に勝ちを譲るのはしゃくだからね。 ……ホントに勝ちたいわけじゃないよ? 「だからなんです」 あたしの反論を聞いて、せなちーが眼鏡を光らせる。 「へ……? どういう意味?」 「簡単ですよ。 つまり―桐乃ちゃんは高坂せんぱいを兄として好きなんじゃなくて、男として好きなんです。 だから桐乃ちゃんはブラコンじゃありません。 よって、ブラコン勝負はあたしの勝ちです!」 せなちーは揉みしだきたくなるような乳を強調するように胸を張ると、勝ち誇ったようにあたしを睥睨した。 「は?」 あたしはというと、とりあえずそう口に出すのが精一杯だった。 「まあ、あたしもブラコン勝負に勝つのはあんまり嬉しくないですけど、 今回はあたしの勝ちということで」 「ちょちょちょちょちょちょちょちょちょっと待って。 ど、どこをどう解釈したらそんな頓珍漢な答えに行き着くワケ? ワケわかんないんですケド!」 勝利宣言をしてどことなく嬉しそうなせなちーにあたしは顔を赤くして詰め寄る。 ちなみに顔が赤いのもちょっとどもってしまったのも怒りのためだ。 それ以外の理由なんてない。 「桐乃ちゃん、今更どう言い繕っても無駄ですよ。 桐乃ちゃんが高坂せんぱいを兄以外としてみてるのはバレバレなんですから」 はぁ?なに言ってんの? いい加減なことばっか言ってるとおっぱい揉むよこの雌豚。 「いいですか、桐乃ちゃん。 まず一つ。 いくらブラコンでも妹は兄のことを名前で呼びません。 というか、ブラコンならおにいちゃんとか兄貴とか、そんな風に敬称で呼ぶものですよ」 あれ? あたしせなちーの前でも『京介』呼びしてたっけ? 「むっ。 でも、ゲームとかだと時々いるよ、名前呼び」 「でも桐乃ちゃんはこの間までは『あいつ』とか『バカ兄貴』って呼んでたって話じゃないですか。 今更になって名前を呼び捨てにすることなんてありえません」 「ぐぬぬ……」 元々あたしの中では京介って呼んでたから、それを表面に出しただけなんだけど、それだとその理由について聞かれちゃうよね? なにか、何か納得してもらえる理由を言わないと…… 「だって、ほら、『兄貴』だとあいつをあたしとの相対関係だけで認識してるみたいで嫌じゃん? きょ―あいつだって一人の人間なんだから、ちゃんと人格を尊重して一人のひととして見てあげたほうが良いというか……」 「つまり兄として見ないって事ですよね」 「ちがっ!そうじゃなくて」 「じゃあ、桐乃ちゃんはお父さんのことも名前で呼んだりしてるんですか?」 「うぐっ…… それは、してないけど……」 「つまりそういうことなんです。 そして二つ。 普通兄とのカップリングはもっと拒否反応を示します。 あたしだってさすがにお兄ちゃんとカップリングされるのはイヤですもん」 「自分がされていやなことをあたしにやったの!? しかも悪びれてないどころかどんどん焚きつけてたし!」 さすがにそれは酷いよね!? 「せなちー、前にあたしのこと性格悪いって言ってたけど、せなちーも十分性格悪いよね」 「……と、とにかく! ホモが嫌いな女の子なんていないんですから、男体化した自分と兄との絡みに萌えるのは問題ありません。 あたしだって『浩平×瀬菜くん』なら萌えられる自信があります」 「いや、十分気持ち悪いけど」 「ですけど、自分たちのTSモノに萌えるどころか、素のままの自分と兄とのカップリングに萌えるのは問題です!」 あ。スルーされた。 「でも、ほら、あたしってシスコンじゃん? だから兄妹モノならオッケーなの! だから『京介×桐乃』は嫌いじゃなくて、むしろ好きというか…… 京介に優しく愛されてる桐乃ちゃんマジ可愛いというか…… でも勘違いしないで欲しいけど、あたし自身と京介のイチャラブ話が楽しみというわけじゃないからね」 「桐乃ちゃん、そんな言い訳が通用するわけないじゃないですか。 それにもしそうだとしても、兄×自分のイチャラブで萌えられるのって、そうとうヤバいですよ」 「だから、あたしが萌えてるのは『京介×桐乃』というジャンルであって、『京介×あたし』じゃないと何度言えば…… それに、もし、もしもだよ? もしも万が一にでも、せなちーがお兄さんを好きなのの1/500くらいあたしがあいつのこと好きだったとしても、 あたしがあいつのことを男として好きなはずが―」 「それです」 それ? あたしなんかマズいこと言った? 「第三の理由です。 先ほどあたしは桐京本の表現で、兄妹の愛情表現のつもりでハグはいいかと聞きましたけど、 桐乃ちゃんはハグやキスどころか、エッチと結婚、妊娠までいいって言ったじゃないですかー。 これもう明らかに男と女の関係を望んでますよね!?」 「はぁぁぁぁぁあああああ!? なななななななナニ言ってんの!?」 あたしは周りの目も気にせずにせなちーに詰め寄る。 腐女子の集まるここで『桐乃くん』として知られ始めたあたしが目立つのは良くないんだろうけど、そうも言ってられない。 「あたしせなちーに全然負けるし! あたしは京介と一緒に腕組んでプリクラとったりしただけで、京介にキスなんて恥ずかしくて出来ないもん! それにお兄さんが自分そっくりのらぶドールを買おうとしてたって嬉しそうに言ってたし! それって、お兄さんに女として見られて嬉しいって事だよね!? だからせなちーの方がエロエロなんですぅ!」 あたしは勢い良くせなちーを指差す。 そして指差しついでにせなちーの乳を突いてみる。 むぅ。これが京介とせなちーのお兄さんが惑わされる乳力か…… あたしだって、来年にはこれくらい……は無理にしても、再来年にはこれくらいには! 「そ、それを言うなら桐乃ちゃんはせんぱいに妹もののエロゲを買いに行かせてましたよね? それってせんぱいにそういう風に見てもらいたいって事なんじゃないですか?」 せなちーもずずいと身を乗り出してくる。 ぐぬぬ……なんという乳力……まさか減り込むとは…… 「そ、それは……別に関係ないもん。 京介もそう言ったらちゃんと納得してくれたし!」 あたしはせなちーの乳力にうろたえながらも反論する。 「ふ~ん、そうなんですか」 ふぅ、京介と同じで、せなちーも納得してくれた様だ。 なんかニアニヤしてるけど。 「ところで、せんぱいにヤダって言ったら、せんぱい五更さんと別れちゃったんですよね。 せんぱいに彼女が出来るのの何がそんなにイヤだったんですか?」 せなちーがしれっと言ってくる。 「そ、それは、その、あたしが一番じゃなきゃイヤだっていうか……」 「この間自慢するように『夜這いされかけた』って言ってましたよね。 それも嬉しそうに」 戸惑うあたしに追撃するせなちー。 「うぐっ」 「桐乃ちゃんが留学した時、せんぱいに『おまえがいないと死ぬ』って言われて帰ってきたんですよね? そんなに嬉しかったんですか?」 「…………」 あたしは黙った。 せなちーは数秒の間を開けてから、ぼそぼそっと問う。 「ねぇ……どう思います?」 「き……ッ」 「京介に言いつけてやるんだからああああああああーーーーーーーーッ!!」 あたしはつい、その場から逃げ去ってしまった。 後ろから 「せんぱいに言いつけるって…… はっ!ま、まさか、お兄ちゃん大好きとカミングアウトするつもりなんですか……! ふひひひひ……!これは、新たな桐京の世界への扉が開く予感……!!」 と聞こえた気がするけれど、気のせいだろう。 そして後日、あたしはまたもやせなちーからスカイプの通話モードで話しかけられていた。 『桐乃ちゃん、やってくれやがりましたね』 開口一番にそう言うせなちー。 「やってくれたって何のこと? あ、この間のことはごめんね。せなちー一人置いて言っちゃって。 でもその前はあたしがせなちーに置いて行かれたんだし、これでお相子だよね」 『それもですけど! でもそれじゃなくて! あの事を高坂せんぱいに伝えたの、桐乃ちゃんですよね!?』 「あの事? ああ……」 「せなちーがあたしとのブラコン勝負で勝ち誇ったってこと?」 『そうです! 何でそんな根も葉もないことを高坂せんぱいに言うんですか! 高坂せんぱいからお兄ちゃんに伝わって、そりゃあもう凄かったんですからね!』 そう、あの後あたしは帰ってから京介にせなちーにブラコン勝負に負けたことを伝えたのだ。 「あの時ちゃんと言ったじゃん。 『京介に言いつけてやる』って。 そもそもブラコン勝負を持ち出したのがせなちーなら、勝ちを宣言したのもせなちーでしょ? 根も葉もない話どころか、せなちーが言いだしっぺじゃん。 自慢したくてしょうがないんだと思ってたわー」 『ぐぬぬ…… 一応あたしもお兄ちゃんに『桐乃ちゃんはお兄ちゃんのことを愛してる』って伝えましたけど……』 「京介なら『おまえって俺のこと愛してるの?』って聞いてきたから、 『はぁ?ナニ言ってんの?バカじゃん?』って言ったら、納得してくれたよ」 さすが京介。 『そうだと思いましたよド畜生! ……やっぱり、桐乃ちゃんて性格悪いですよね』 「んなことないって」 失礼な。 「それで、今回の用件はそれだけ?」 『それだけって……あたしがどんだけ苦労したかと…… まあそれはそれとして、この間桐乃ちゃんに伝え忘れてたことがあるんですよ』 伝え忘れてたこと?なんだろう? 『えっと……このURL見てもらえますー?』 チャット画面にURLが表示される。 あれ?このURLって…… 「なに?例の桐京の絵師の人がまた何かやらかしたの?」 このURLには見覚えがある。 前回せなちーに紹介された、桐京のカップリングの絵を書いていた人のホームページだ。 ブックマークしてあるから覚えてる。 ここ何日かチェックしてなかったけど、またなんか書いたのかな? 『見てみればわかりますって』 「はぁ……」 イヤな予感を覚えながらも、そのURLをクリックしてみる。 トップは相変わらずホモ画像。 けれどそこに躍る字は…… 「はぁぁぁぁああああ!?」 『でゅふふふふ…… どうです!?楽しみですよねー!?』 男体化したあたしと京介が絡み合う画像……その上にはこんなことが書かれていた。 桐京オンリーイベントにて、新作ゲーム発表!! 「ゲーム化ぁぁああ!?」 なにそれ!?この人どんだけあたしと京介を絡ませたいの!? ってか…… 「このゲーム、シナリオとスクリプト担当あんたでしょ!」 『あ?わかります? 色々とシチュエーションを考えているうちに作りたくなってきちゃって…… 絵師の人に相談したらすっごい意気投合して、即日GO!ですよー』 つまりこれが……これがあの日あたしを桐京オンリーイベントに誘った本当の理由! つまり、遠まわしにあたしの了承を得てゲームを販売するための……!! せなちー、恐ろしい子!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 『人生相談を通じて不器用に甘えてくる桐乃くん……ツン9割の中に見え隠れする1割のデレ! やればやるほど桐乃くんの本心が伝わってくる…… タイトルはその名も 『俺の弟がこんなに可愛いわけがない』 美形にしすぎず、ちょっとショタ入れたのがミソですねー。 あ、安心してください。 直接エッチなことはせず、愛の篭ったキスしたり、ギュッとして一緒に寝たり、 恥ずかしがりながら一緒にお風呂入ったり、結婚式挙げたりしてるだけですんで。 残念ながらボテ腹妊娠ENDは無いですけど。 友人に諭され、お兄ちゃん大好きとカミングアウトするシーンとか最高ですよフヒ』 「腐海へ帰ってもう二度と出てくんなぁーーーーーーッ!?」 バンッ! はあ、はあ、はあ、はあ…… スカイプを叩ききって、肩を上下させるあたし。 「ったく……せなちーめ……どうしてくれんの。 はぁ……ぁあ~~あたしのトラウマがまた1ページ……」 がっくりと突っ伏してため息を吐く。 なんか、せなちーと関わると毎回こうなっているような…… なんとかこのゲームの発売は阻止したいけど、阻止しても別の形態で販売されるから無駄だよね…… あたしは突っ伏したまま、机の上に置いておいた桐京オンリーイベントの作りかけのパンフレットを手に取る。 一体どれだけのサークルがこれほどの猛者なのだろうか。 せなちーの所だけが特筆ならいいんだけど…… あたしは列挙されたサークル名を確認しながら顔を顰めた。 -END- オリジナルサイズ
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紹介文 プロフィール 名 前 早乙女ロビン(さおとめ ろびん) ファンマーク 🚪🔔 誕 生 日 12月23日 年 齢 26歳 身 長 188cm
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パティ「ハ~イ、シン♪」 シン「やぁ、パティ。今からお出かけかい?」 パティ「ハイ♪ 今から乙女ロードに行きマス」 シン「乙女ロードね……」 パティ「そうなんですよ。楽しみデスよ♪」 シン「……」 パティ「シン? どうかしまシタか?」 シン「ふっ。いや、本当にパティは駄目なアメリカ人だな、と思ってね」 パティ「エッ……」 シン「いや、ダメって言うよりバカ? 分かるかな? a fool」 パティ「なっ……ひどいデス、シン! ワタシのドコが馬鹿だっていうんデスか!」 シン「バカさ。お前は何も分かってないからな」 パティ「ワタシが何を分かってないて言うんデスカ!」 シン「分かってないさ。だって、お前が歩かなきゃいけないのは乙女ロードじゃなくて……」 クルクルシュピン。 シン「俺へ向かって伸びるヴァージンロードだろ♪」ウィンク♪ パティ「スィ~~~~~~ト!/////////」 シン「そんな事も分からないダメなパティは今から俺と二人でUSA(ウルトラ・すげぇ・あ~んな事やこ~んな事)のお勉強だ♪」 パティ「エローーい!////////」 ○らき☆すたに登場するキャラクターは全て十八歳以……えっ? 違う? 戻る
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池袋乙女ロード http //ja.wikipedia.org/wiki/乙女ロード 執事喫茶Swallowtail http //www.butlers-cafe.jp/ 男装喫茶 地蔵通り商店街 http //www.sugamo.or.jp/ ナムコ・ナンジャタウン http //www.teamnamja.com/tp/namjatown/ 食べ物屋 一蘭池袋東口店(ラーメン店) http //www.ichiran.co.jp/index.html
https://w.atwiki.jp/nicecanblog/pages/56.html
#blognavi 水曜日を担当しますキョセンです。学校が始まらないとニートな生活をしている自分は書くことがないのですが、今日は新歓企画を話し合うため池袋に行ってきました。時間に余裕をもって電車に乗ったのに案の定道に迷い集合時間ギリギリにつきました。 みんなで昼食をとりながら話をした後、嫌がるペンペンさんをまきこんで映画「サイレン」を見ました。サイレンを見るのは二度目だったのでもう大丈夫だろうとなめていましたが、普通にビビりました。自分のチキンハートではたとえ何度見ようがこのビビりが治ることはないと痛感しました。 映画を見終わり解散した後、ペンペンさんと一緒に乙女ロードを探索しにでかけました。しかし、したしらべもなく歩いていたのでどこが乙女ロードなのかわからず、ようやくアニメイトを見つけました。 せっかく来たのだからと、ネタとして同人誌買って帰ろうとしました。が、そこはやはりチキン。同人誌を手に取ることもできませんでした...。 明日の担当はペンペンさんです。よろしくお願いします。 カテゴリ [キョセン] - trackback- 2006年03月08日 23 32 13 アニメイト周辺の事を一般に乙女ロードと呼ぶそうです。 -- 提督 (2006-03-09 10 23 32) そうなんだ.....じゃあ俺行ったことあるわ -- ちゃり男 (2006-03-09 13 47 08) 通った、じゃなくて行った、ってのが気になりますね、それは -- ミコト (2006-03-10 00 53 42) 名前 コメント #blognavi