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登録日:2023/01/03 Tue 22 28 46 更新日:2024/03/20 Wed 11 44 17NEW! 所要時間:約 16 分で読めます ▽タグ一覧 おチリちゃん まいど! チリちゃん(戦車)やで やわらか戦車(時代比) カチカチ戦車(当社比) チリ 三菱 中戦車 五式中戦車 兵器 半自動装填装置 大日本帝国 太平洋戦争 戦車 日本 決戦兵器 第二次世界大戦 自動装填装置 試作機 試製五式中戦車 軍事 革新的ポインツ 五式中戦車 チリとは 大日本帝国が開発・試作した最後にして最強(当社比)の戦車である。 ただし量産の目途が立たないままに試作段階で終戦を迎えたため、厳密に言うと「試製五式中戦車」と呼ぶのが正しいかもしれず、書籍やwebサイト等でもそっちの表記が使われている場合もある。 ▽目次 【どんな戦車?】 【性能】「走」 「攻」 「守」 【開発経緯】 【活躍】 【余談】・「88mm砲搭載?」 ・「オイオイオイ」「影響受けてるわアイツ」 【バリエーション】「チリII」 「ホリ車(試製五式砲戦車)」 【フィクション作品】ゲーム 【どんな戦車?】 冒頭でも触れたが、第二次世界大戦において日本陸軍が開発した最後の中戦車であり、戦争を通じて陸軍の主力だったチハたん即ち九七式中戦車、その末弟にあたる戦車こそがこのおチリちゃんである。 チトこと四式中戦車は、ほぼ同時期に開発されていた、いわば兄弟機にあたる。 チハたんとは分類こそ同じ「中戦車」だが、主砲口径は約1.5倍、車体重量は約2倍、正面装甲厚に至っては3倍となっているなど、性能インフレが非常に激しい。 これは世界の中戦車界(?)のインフレに合わせたためで、列強の戦車に比べて圧倒的に立ち遅れていた日本戦車の性能を一気に引き上げるべく、大幅な技術的ステップアップを目指して開発された、まさしく期待の新星だった。 なのでそれまでの日本戦車には見られなかった新技術やノウハウがふんだんに使用されており、様々な部分で他の日本戦車とは一線を画する革新的ポインツが多々みられる。 【性能】 「走」 五式チリちゃんの革新的ポインツその1。 それまでの日本戦車は、伝統的にディーゼルエンジンを採用してきた。 ディーゼルはガソリンエンジンに比べて重い!デカい!その割に出力が低い!取り扱いが難しい!と難点も多いのだが、燃費の良さやトルクの大きさ、被弾時の引火しにくさなどの長所もあり、そちらが買われたためだった。 しかしフル装備でも16tに満たなかったチハたんに対し、五式は本体重量だけで35tを越えるヘビィ級。シャーマンやT-34とほぼ一緒なのにヘビィ級?とか言わないように その重量を軽快に動かせるレベルの高出力ディーゼルはいまだ完成してなかったため、五式では日本中戦車としては初めてガソリンエンジン、具体的には川崎重工製の液冷V型12気筒エンジン「ハ9-II乙」の改修型を搭載することになった。 これは川崎が主に陸軍航空機向けにライセンス生産&改良してきたドイツBMW製の液冷/水冷エンジン、いわゆる「ベ式発動機」シリーズの(ほぼ)最終モデルを戦車用に改修(*1)したもので、既に航空機用としては旧式化していたが、その出力は貫録の550馬力に達する。 改修の際になぜか(*2)重量が爆増(0.6t→1.9t)しているのが気になるが、それでもチリちゃんのグラマラスボディを動かすのに十分な出力を持ち、エンジンパワーに対する車重、即ち出力重量比は1tあたり15馬力超。日本中戦車の中では最強を誇る。 さらに日本戦車のもう一つの伝統だったムカデめいた懸架装置、いわゆるシーソー式ダブルボギーサスも大胆に廃止。世界的流行となっていたトーションバーサスペンションの採用に踏み切った ……のだが、開発中にトーションバー機構の研究者だった博士が事故死するというまさかの事態が発生し目論見が破綻。結局従来型のサスペンションで我慢することになってしまう。 しかしチハたんなどから得た運用データを反映した改良はきっちり施され、左右それぞれが全ての車輪を一つのサスで連動させていたそれまでの方式を改め、それぞれをさらに前後に分割して独立させた。 これによりシーソー式の欠点だった「登攀性の低さ」「耐ダメージ性の低さ」などがある程度改善されている。 またトランスミッションも非常に野心的な設計で、世界的にもかなり最先端、日本戦車としては無論初めてのオートマチック・トルクコンバータ機構を搭載……する予定だったのだが、これまた技術不足で開発に失敗。 結局は旧来の操作系の発展強化型となったのだが、それでもシンクロメッシュギア(現代のMT車のトランスミッションにも使われている高度なギア)の変速機や、操縦系の油圧補助装置など、世界水準に近づけるためかなりがんばった事が読み取れる。 「攻」 日本陸軍の誇る最新型75mm砲「五式7センチ半戦車砲I型」を主砲として搭載。 日本戦車のそれまでの戦車砲と違って対戦車戦重点なだけあって、1000mの距離で約110mmの装甲を貫徹できる強力な貫通力を持つ。 これはチハたんや一式中戦車のような従来の日本戦車はもちろん、米帝擁するかのM4シャーマン(75mm砲搭載型)すら上回り、対ドイツ戦車仕様の76mm砲搭載型シャーマンとほぼ互角レベルに達する。 またこの砲の最大の特徴は何と言っても、チリちゃんの革新的ポインツその2こと「自動装填装置」の搭載にある。 高速かつ省力で砲弾を装填できる戦車用自動装填装置は、大戦中各国で研究・試作されてはいたのだが、量産型への搭載を実現させた例は依然無く、この点においてはまさしく世界に先んじた一大快挙であったと言える。 ……はずだったのだが、当初予定されていたベルト給弾式のハイテク自動装填装置は、やはりというべきか技術的ハードルが高すぎて早々に頓挫。 それでも一応「自動装填装置」自体は搭載されたのだが、これはかなり機能が限定的な……というか、 ~砲弾装填の流れ~ ① 即応弾の弾薬庫/弾薬架から砲弾を取り出す ② 砲尾(砲のお尻)に持っていく ③ 尾栓(砲弾の装填部分)を開く ④ 砲弾を入れる ⑤ 尾栓を閉める << 発射! >> ⑥ 尾栓を開いて砲弾の薬莢を排出する この内の③~⑥を自動化しただけの装置で、しかも大抵の戦車砲で③⑤⑥はもともと自動化されているため、厳密に言えば④だけを自動化したのが五式の「自動装填装置」であると言える。 なので①~⑥まで全てを自動で行う、現代的な意味での「自動装填装置」とはかなり意味が異なる(*3)。 ※チリちゃんの自動装填装置の詳細(クリックで展開) 五式の自動装填装置は、おそらく製造元が同じ海軍の高射砲(八九式12センチ7高射砲とか、あるいはそれを基に開発された陸軍の三式12センチ高射砲とか)の自動装填装置を基にしたものと考えられている。 これは普通の大砲の砲尾に砲弾を乗せるお皿、通称装填トレーを搭載し、弾を発射するとその反動の一部を使って機械を動作させ排夾(薬莢の排出)を行い、同時にトレーの上に載っている次弾を自動装填してくれる……という、一般的に「半自動式装填装置」あるいは「装填補助装置」などと呼ばれるタイプである。 原理的にはものすごくシンプルなオートマチック拳銃みたいなものだと思えばまあよろしい。 この技術自体は大戦時には各国で確立されていたのだが、 ・これ単体では連射速度の向上にあまりつながらないし、装填手を省略もできない ・その割に搭載スペースはがっつり取る ・搭載場所の都合上、砲塔が巨大化するか砲の可動範囲が狭くなるかの2択になる ・構造が複雑化し、信頼性にも悪影響が出る ・装填中の砲弾の交換(徹甲弾→榴弾とかの弾種交換)が難しくなりがち などなどメリットのわりにデメリットが大きく、量産型戦車への搭載例はほぼなかった(砲弾が重すぎて人力装填しにくい自走砲では結構ある)。 そして砲の連射速度に関わってくるのは圧倒的に①②の部分なので、そこが人力のままの五式では、実は装填速度という点では完全手動と大差なかったりする。 しかし「砲の中の発射可能な1発、トレイに乗せた1発、装填手が抱えた1発」の最初の3発に限ってはかなり高速で連射することが可能(普通の戦車砲はトレーがないので1発少ないし、装填も人力な分遅い)なので、いわば3点バーストが可能な戦車である……と言うとなんかすごくかっこいい気がする。 またもう一つの特徴が、中戦車としては非常に珍しい「副砲」を搭載していること。 中戦車の副武装といえば、一般には歩兵などに対応するための機関銃が圧倒的多数派なのだが、五式の場合はなぜか車体正面に「一式37mm戦車砲」を装備しているのだ(機銃もちゃんとあるよ!)。 しかしこの副砲は時期的には明らかに中途半端な代物で、対戦車用としては全く貫通力が足りないし、榴弾威力もせいぜい手榴弾の1.5倍ぐらいでしかない。 よって戦車や火力陣地相手なら主砲の出番だし、軽装甲車両や航空機を目標とするなら大口径機関銃や機関砲のほうが効果的なはず。 というかこの副砲、実は開発段階になっていきなり要求仕様書に乗せられていて、その前の検討会などでは議論された形跡がほぼないため、いまいち搭載意図がはっきりしていなかったりする。 というか関係者ですらイマイチその意図をわかっていなかったらしく、開発中に「まあ主砲を撃つのがもったいない目標に対して撃てるし経済的じゃね?」とか「いや不格好だしそもそも固定砲だし使いづらいって絶対……」等と活発な議論が交わされていたほどである。 そういう議論って搭載する前にするもんじゃないの? まあ現実的な理由があるとすれば、おそらく当時の日本陸軍が脅威として認識していたアメリカの「M6重戦車(*4)」が同じく37mmの副砲を搭載していた(ただし砲塔に主砲同軸としてだが)ため、そこから「重戦車と言えば副砲が常識なんでしょ?」と思い込んでいたから‥‥‥とかだろうか? 「守」 『日本戦車の装甲を盛るな高校校歌』 作詞作曲 : 大日本帝国陸軍省 演奏 : 陸軍戸山学校軍楽隊 旭日が昇る丘の上 日本戦車の装甲を厚くするな 若き(※:戦車兵の)生命を炎と燃やし 正面装甲など75mmで充分だ 露助の重戦車KV-1(※:1939年完成)と互角だぞ おゝ大和魂 弾薬庫in砲塔バスル(※:側面装甲35mm)で高速装填だ 被弾誘爆は気にするな おゝ心頭滅却 図体デカいけど大丈夫だ ティーガーII(※:正面装甲230mm)よりゃギリ小さい おゝ八紘一宇 靖国へと今旅立とう この防御力でIS-3やM26やセンチュリオンと殴りあえってマジか おゝ 日本戦車の装甲を盛るな高校 いざ進め 日本戦車の装甲を盛るな高校 (※:コーラス) 【開発経緯】 記事冒頭で述べたように、チリちゃんこと五式中戦車は戦中日本中戦車の最終到達点であり、チハたんツリーの到達点である。 しかしそもそもはチハたんの後継機として作られたわけではなく、厳密にはチハたんの直系ライン(一式中戦車→三式中戦車)とは別の出発点から生まれた戦車だったりする。 具体的に言うと、ミッドウェーで海軍が大敗して戦局が折り返しつつあった1942年の9月頃、陸軍で「長砲身57mm砲を搭載した固定戦闘室(*5)の駆逐戦車」として新たに構想された「新中戦車 乙」プランこそが、五式の最も古いオリジンである。 ちなみにこの時、通常の砲塔に長砲身47mm砲を搭載した「新中戦車 甲」案も同時に誕生しており、こちらが後の四式中戦車 チトになる。 しかし1942年の9月と言えば、列強各国では既に T-34(正面装甲80mm、主砲口径76.2mm、貫通力70mm)(*6) IV号戦車G型(正面装甲80mm、主砲口径75mm、貫通力80mm) M4A1シャーマン(正面装甲85mm、主砲口径75mm、貫通力70mm) といった強力な中戦車の量産・配備が始まっていた頃。 それらに対して貫通力60mmの57mm砲を搭載した砲塔無し戦車程度では対抗できるわけもなく、そうした新型戦車の情報が入るにつれ、この新戦車乙型プランはどんどん拡大・強化されていく。 そして最終的には翌1943年の中ごろ、 ●・基本重量は35t程度 ●・主砲に1000mで80mmの装甲を貫通できる長砲身75mm砲、あと小口径の副砲を1門搭載。 ●・バスケット(*7)付きの砲塔を車体中央に装備し、さらに主砲用の完全自動ベルト給弾式装填装置を内蔵。 ●・装甲厚は車体正面75mm(傾斜部は50mm)、側面35mmで、避弾経始を重視する。 ●・エンジンは600馬力級ガソリンエンジンで、履帯幅は600mm。速度は40km/hが出せる。 ●・操縦系には油圧サーボの操縦補助機構を搭載。 ●・整備性の向上のため各所に工夫。 などといった目標諸元がまとめられ、「チ」ュウセンシャ・「リ」型、即ち「チリ車」の開発が具体的にスタートしたのだった。 ……がしかし、この1年の間に列強各国の戦車はさらなる進化を遂げており、特にその2大トップであった独ソ両国では パンター(正面装甲140mm、主砲口径75mm、貫通力150mm) T-44(正面装甲180mm、主砲口径85mm、貫通力105mm) などの激烈な性能を持つ中戦車が既に完成していたのだった。 そして米英でもこれらの新型中戦車(あるいはちょっと前のティーガーIとか)を知ってあわてて対抗できる新型戦車の開発に乗り出しており、そこに五式中戦車をぶつけたところで、もはや全く勝ち目がないのは明らかだった。 つまり身もふたもないことを言うなら、日本中戦車にて最強……である五式中戦車は、性能的には生まれる前から死んだも同然だったのだ。 しかしだからといって諦めてしまえばそれこそ列強との格差は開くばかりであり、開発担当の陸軍第4技術研究所&三菱重工では必死の努力で開発が続けられた。 だが車体正面装甲50mm、主砲口径47mm、貫通力50mmの一式中戦車ですらやっとの思いで完成させたばかりの陸軍技術陣にとって、大幅なスケールアップに加え、新技術も多用された五式中戦車はあまりにも技術的ハードルの高い代物だった。 このため ●・ベルト式自動装填装置をあきらめ、簡易的な半自動装填装置に ●・避弾経始の徹底をあきらめ、主要装甲部は垂直構成に ●・スタビライザー(砲を安定させて命中精度をあげる装置)の搭載を断念 ●・トーションバーサスペンションをあきらめ、従来型のシーソー式ダブルボギーに ●・トルクコンバータ式オートマをあきらめ、従来の乾クラッチ式マニュアルに などと妥協できる部分はことごとく妥協していったのだが、それでも開発は長引き、ようやく試作車の走行試験が可能になるレベルまで到達したのは1945年の3月だった(本来はこの辺が完成予定時期だった)。 さらには肝心の主砲、というかその半自動装填装置が(妥協したにもかかわらず)いまだ不具合だらけであり、したがって砲塔構造の詳細も詰められないまま……と、戦車自体の完成には依然として程遠い状態だったのである。 だが戦局は既に絶望的で、日本全土が戦略爆撃によって製造施設も流通インフラもズタボロにされつつある状態だったため、このあたりで五式の開発は実質的に「間に合うわけがない」と完全凍結されたらしく、ここからほぼなんの進捗もないまま終戦を迎えることとなった。 終戦後は他の試作兵器と同様にアメリカ軍に接収され、メリーランド州のアバディーン試験場で「45t試作戦車(*8)」として各種調査を受けた後、最終的にスクラップとして廃棄されたらしい。合掌。 【活躍】 「こんな未完成戦車に活躍の記録なんかありえませぇええん!」 ※「なんだとぉ・・・」(クリックで展開) と、1行で済ませるのも寂しいのでちょっとIFを考察してみると…… まず試作中の時期(1945年3月)に量産が開始されていたり、同じく試作中だったりした同期の列強戦車と比べてみると M26パーシング(車体装甲140mm、主砲口径90mm、貫通力140mm) センチュリオン(車体装甲130mm、主砲口径76.2mm、貫通力150mm) T-54(車体装甲240mm、主砲口径100mm、貫通力160mm) とあまりにも絶望的な性能差があるので、正直同期たちと戦っても全く活躍はできなかっただろう(しかしチハVSシャーマンよりは相対的にマシだったはず)。 だがもし五式が実戦に間に合うレベルで量産体制に移れていたとしたら、実戦での相手はおそらくほとんどが既に配備されていた米英のシャーマン、あるいはソ連のT-34などとなっていたはず。 これらが相手なら、75mm砲搭載のシャーマンやT-34に対しては互角から微有利、76.2mm砲搭載のシャーマンやT-34-85相手でも互角に近い戦いができたはずである。数という最大の問題を考慮しなければだが。 ただしある程度リアリティのあるIFを想定するとなると、おチリちゃんは活躍どころかそもそも量産されていなかった可能性が非常に高い。 その理由は、兄弟機である四式中戦車チトの存在である。 五式と四式は装甲厚も主砲の貫通力も同じ(*9)なので、実戦レベルでの戦闘性能・運用性能の差は 主砲の自動装填装置がない 副砲を搭載していない 出力の劣るディーゼルエンジン搭載 というぐらいでしかなく、しかもこれは現実的に考えると 主砲の自動装填装置がないので、信頼性が高く、車体や砲塔が小さくなって露呈面積も下がる 副砲を搭載していないので、防御上の弱点が少ない ディーゼルエンジン搭載なので、燃料の調達が容易(*10) などといったかんじで、むしろチトの長所とすらみなしうる。 というか史実でもこの事実は当然認識されており、1944の4月、四式にチリの主砲とほぼ同一(自動装填装置がないだけ)の「五式7センチ半戦車砲II型」の搭載が決定された時点で、明らかに「本命」は四式一本で絞られていたらしい。 その後も技術検証を兼ねてか五式の開発自体は進められていたようだが、ぶっちゃけそれほど期待もされていなかったようで、1945年初めには既に生産・配備の予定すらなくなっていた。 やっぱ生まれる前に死んでるじゃねーか! 【余談】 ・「88mm砲搭載?」 一部の資料では「実は88mm砲を搭載する予定があったのでは?」とされ、ゲームなどでもよく登場するが、実際にはチリに関する会議などの議事録はかなり残されているにもかかわらず、そういった計画の記録は全くない。つまり事実無根である。 ではなんでこうした説が出回ったのかと言うと、どうも 「75mm砲搭載にしては砲塔デカすぎるだろコレ……」 →「もう一回り大きな砲をのせるはずだったんじゃないの?この88mmとかさ……」 →→「そうか!チリは88mm砲(九九式8センチ高射砲?)搭載戦車だったんだ!」 という、ネットとかにありがちな伝言ゲームの結果らしい。 実際、直径2mを越えるチリのターレットリングは88mmどころか120mmクラスの砲を乗せてもおかしくない大きさだが、これは素材強度の不足や自動装填装置の重さのために止むを得なかったためで、高初速88mm砲の反動を受け止められるようには無論できていない。 また砲塔自体がクソでかいのも、前述したとおり自動装填装置がものすごく内部スペースを食うためであり、大型砲の搭載を前提としたためではない。 ・「オイオイオイ」「影響受けてるわアイツ」 日本戦車ファンにはおなじみの150t級試作重戦車、通称オイ車。 開発コストを盛大にドブにすてたと揶揄されがちなオイ車だが、実は五式の開発には、オイ車の開発過程で得られた経験が結構反映されていたりする。 最も顕著な点としては、例えばお揃いのエンジン(オイ車はダブルエンジンだが)などが挙げられるが、それ以外にも履帯やサスペンションの基礎構造部分など、各所で明らかにオイ車の影響がみられるのだ。 すごいや!やっぱり岩畔大佐は正しかったんだ! 【バリエーション】 「チリII」 エンジンを500馬力級の新型試作ディーゼルエンジンに換装したタイプ。 副砲は無く、五式七糎半戦車砲の携行弾数も100発から66発に減少したことで、全備重量がI型の36~37トンに対して35トンに収まった。 出力はやや下がったものの、扱い慣れたディーゼルにしたことで整備性や補給性は大きく改善された……と思われる。 推定なのはもちろん完成しなかったからである(試作すらされず、計画のみ)。 「ホリ車(試製五式砲戦車)」 砲塔をやめて固定戦闘室にし、新型の105mm砲を搭載したタイプ。 パンターに対するヤークトパンターのような存在(というか設計コンセプトを含め、明らかにそのパクリである)だが、バリエーションというか同一の車体を使っただけの新型駆逐戦車と言った方が近いかも。 五式の開発が具体化した1943年の時点で、「75mm砲では多分将来的に対戦車線で力不足になるが、旋回砲塔では75mm以上の砲をろくに使えないだろう」と判断されたため、「なら旋回砲塔じゃなければいいじゃん!」という発想の下に開発が始まった。 つまり五式とほぼ平行で開発が進められていたのだが、肝心の五式の開発が遅れていたため、こちらもろくに捗らず、結局はペーパープランで終わっている。 【フィクション作品】 史実に基づく限りでは日本軍最大最強の中戦車なので、第二次大戦を舞台にした戦略SLGなどでは割とよく登場する。 しかし主砲が75mmではどうにも時期的にインパクト不足なせいか、88mm砲搭載型にされてしまってることが少なくない。だから事実無根だって言ってんだろ!? ゲーム 『World of Tanks』 最大手の戦車TPSとして知られる当作品では、日本MT(中戦車)ツリーの名物戦車「Type5 Chi-ri」として(いろんな意味で)名高い。 五式最大のユニークポイントと言える自動装填装置は、「3発装填のオートローダー(*11)」という形で反映されており、これによる3連射の高い瞬間火力が持ち味。 一方で最大75mm厚の装甲は、やはりというかtier7MTとしてあるまじきレベルの紙装甲。正面どころか全身余すところなくペラペラなので、(敵の)自走砲からも大人気である。 格下戦車の通常弾ですらほぼ弾けないため、防御手段は回避に頼るしか……と言いたいところだが、なぜか史実の計画よりも砲塔がクソ重いせいで機動性が低く、かつMTとしてあるまじき隠蔽性の低さを誇るため回避にも頼れないのが困りもの。 その長所である瞬間火力を発揮しつつ生き残り続けるには、熟練の技量と、(少なくとも終盤までは)断固として前線には立たぬ!撃つなら俺以外を撃て!と割り切る鋼の心が不可欠。 ※「追記:修正するんは文章できてからがキッツイねん(*12)」「……でも自分は違うやろ?」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 「ども!チリちゃんやで」と言うまでもなく頓挫した水子 -- 名無しさん (2023-01-04 04 08 17) もし実践投入されていたとしたら副砲は現地判断でとっぱずされていたろうな -- 名無しさん (2023-01-04 08 36 11) 惑星WTでは遮蔽物に向けて一発外すと相手がノコノコ出てくるので意外と強いアイツ。チヌⅡの方がもっと強いのは内緒 -- 名無しさん (2023-01-04 08 41 59) 唐突な盛るな高校で吹いた -- 名無しさん (2023-01-04 11 32 22) 追加修正に注釈入ってんなと思ったらポケモンのチリじゃねーか! -- 名無しさん (2023-01-04 23 00 18) 合いの手でも何でもない場所で素が出る校歌で耐えられなかった -- 名無しさん (2023-01-05 15 41 54) 追記修正で草生やした。チリ自体は何の活躍もできなかったけど、そこから61式、74式…と発展したから意味はあったと思う。思いたい。 -- 名無しさん (2023-01-15 13 00 38) 37mm榴弾は一見ショボいように見えて殺傷半径の存在は結構大きくて敵のちょっとした陣地・防盾付き対戦車砲に対する制圧力という点では7.7mm車載重機より圧倒的に高く有効射程も長いんで、車載重機より更に制圧力を求めた代替としての37mm砲は十分にアリ。ルノーFTの37mm短砲身砲搭載型の頃から小口径砲の榴弾による制圧は意外な程期待されてきたし九五式軽戦車の37mm砲もそれだった。長砲身だから対戦車用と誤解されがちだけど多砲塔戦車やM3やM6が37mm/45mm副砲を持ったのも対戦車用より陣地・対戦車砲との対決を考えていて対戦車用にも使えるのは副次的なものだった -- 名無しさん (2023-07-19 01 41 11) 名前 コメント
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八九式中戦車 89シキ イゴウ 軽戦車 移動力 4 索敵範囲 2 燃料 50 索敵海中 1 生産資金 360 搭載 不可 防御力 対空 10 対地 8 対艦 50 搭載武器 武器名称 対司 対空 対装 対非 対艦 対潜 射程 優先 1 2 3 4 57mm砲L18 10 0 25 55 0 0 1 8 7 - - - 6.5mmMG 3 0 15 50 0 0 1 4 5 - - - NOT - - - - - - - - - - - - NOT - - - - - - - - - - - - 日本陸軍初の制式戦車。秘匿名称はイ号。本格的な国産戦車取得を目指し イギリスのビッカースC型中戦車を参考に開発、1929年に仮制式化された。 当時は戦車運用の方向性が確立していなかったため、軽戦車と中戦車の コンセプトが入り混じった試行錯誤の域を出ないシロモノではあったが、 その経験が以降の戦車開発に活かされている。ガソリンエンジン搭載型が 甲型、ディーゼルエンジン搭載型(世界初)が乙型に分類される。 ディーゼルエンジンは使用燃料が軽油でガソリンよりもお得、ガソリンよりも燃えにくい軽油によって火炎攻撃に対する耐性が高い、質の悪い軽油でもエンジントラブルが起きにくいといったメリットがあり日本軍はこのエンジンを基に後継の戦車を開発することになった。がディーゼルエンジンは大きさ、重さに対して馬力が小さいというデメリットがあり後々この欠点が日本の戦車開発に支障をきたすこととなる。 「中戦車」と名乗ってはいるが、ゲームでは軽戦車に分類されている。 これは開発当初は9tだったため「八九式軽戦車」と呼ばれていたが、 その後改修によって重量が増加したため中戦車に分類された、という史実を 反映したものと思われる。 ノモンハン前哨戦から生産・運用できる中戦車、と言えば聞こえはいいが、 所詮は旧式戦車、間違っても対戦車戦闘をさせてはいけない。これを保有 する理由は試製超重戦車オイのためと言ってよい。 それもインパール攻略かアメリカ西海岸上陸作戦まで待たされるのだが。 真珠湾奇襲作戦以降は九七式中戦車にバトンタッチするため、生産不可能。 コレクション目的で確保しようと思った人は、お早めに。
https://w.atwiki.jp/1942_fhsw/pages/743.html
名称 八九式中戦車 略称 弱点 側面、背面、上面 座席 1番席 九〇式 18口径57mm戦車砲、九一式 6.5mm機銃 (装甲貫徹力) HE → 26.7mm 2番席 キューポラ席(砲撃要請) 3番席 九一式 6.5mm機銃 4番席 デサント席 5番席 デサント席 概要 日本軍の中戦車。火力は九七式中戦車と同等。 装甲は薄く、機動性も悪い。 一部の車両には砲塔前面等に増加装甲が設置されている。 コメント 名前 コメント
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八三式中戦車 メタ解説 1922年11月-12月に採用された【戦車の開発IV】によって開発された、史実五式中戦車チリ相当の戦車です。 新規開発扱いですが史実のチトとチリはほとんど同型車のため、おそらくこの車両も七二式の改良型的扱いになると思います。(T-54とT-55の関係みたいな?) 見た目としては、空間装甲とパワーパックのスペースのために車体が延長され、砲塔がレオパルト1A5のように角ばった防盾と側面追加装甲が取り付けられた形になっていると想定しています。 しかし、設計から十年以上経ってるだけあって改良点はそこそこあり、史実チリに基いての装填補助装置の配備、【仮帽付被帽付徹甲弾の開発】で砲性能はそのままですが装填速度と貫通力が上がり、 【空間装甲の研究】で空間装甲が追加され、【光学照準器の改良】で照準器の性能が上がり、【パワーパック研究】【後輪駆動研究】でトランスミッションがエンジンと一体化して車体後部に移動しました。 1900年の試製六十式から七二式までは数年ごとに狂ったように戦車開発を進めていましたが、七二式は上記のように十年以上配備され続け、本車の開発でも見た目上大掛かりな変更点はないため 恐らく日本の戦車≒七二式と本車とイメージされ(ソビエトロシアではチハの方が有名かも)、列強諸国の戦車開発及び仮想敵戦車の基準にされると思われます。 車両概観 - 車種 中戦車 秘匿名称 チリ 従来機 七二式中戦車 後継機 派生型 性能諸元 - 全長 6.8m 全幅 3.0m 全高 2.7m 重量 36.4t(全備 39.2t) 懸架方式 トーションバー方式 機関 4ストロークV型12気筒液冷ディーゼル 550馬力 速度 48km/h 航続距離 340km 乗員 4名 兵装 七二式七糎半戦車砲(口径75mm・56口径)*1 七二式同軸機関銃(7.7mm)*1 七二式車載重機関銃(12.7mm)*1 装甲 車体:前面上部65mm+20mm(30度 空間装甲) 前面下部65mm+20mm(35度 空間装甲) 側面40mm+10mm(70度 空間装甲) 後面50mm(60度) 砲塔:防盾100mm 前面90mm+20mm(空間装甲) 側面70mm(収納スペース兼モジュール装甲) 後面50mm 備考 性能諸元は史実における五式中戦車、T-54、レオパルト1などを参考にしています。
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六七式中戦車 メタ解説 1906年7月-8月に採用された【戦車の改良】で開発された、史実一式中戦車チヘ相当の戦車です。 見た目としては、上から叩いて引き伸ばしたチヘの車体にT-34の初期型砲塔を載せたようなものを想定しています。 見た目は比較的保守的ですが、実態は【液冷V型エンジンの改良】【トルクコンバータの開発】【オートマチックトランスミッションの開発】【均質圧延装甲の開発】【坩堝鋼徹甲弾の開発】など 時代を先取りした様々な技術により、完全に史実(笑)な車両になっています。特に足回りは戦後第一世代戦車並の技術が使われています。(工業精度などが追いついてないのでそこまでの性能はないでしょうが) 主砲が、57mmなのは史実と違って対戦車能力をそこまで急ぐ必要がなく、むしろ榴弾の威力が減ることを嫌うと考えたからです。データは試製五十七粍戦車砲に基づいています。 車両概観 - 車種 中戦車 秘匿名称 チヘ 従来機 六二式中戦車 後継機 七〇式中戦車 派生型 性能諸元 - 全長 6.2m 全幅 2.8m 全高 2.5m 重量 17.3t(全備 19.3t) 懸架方式 トーションバー方式 機関 4ストロークV型12気筒液冷ディーゼル 300馬力 速度 56km/h 航続距離 400km 乗員 5名 兵装 六七式五糎七戦車砲(口径57mm 48.5口径)*1 六二式車載重機関銃(7.7mm)*2 装甲 車体:前面上部50mm(45度) 前面下部50mm(55度)前面接合部20mm(15度) 側面25mm(60度) 後面20mm(60度) 砲塔:防盾50mm 前面50mm 側面50mm(70度) 後面25mm(80度) 備考 性能諸元は史実における一式中戦車、T34などを参考にしています。
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七二式中戦車 メタ解説 1911年7月-8月に採用された【戦車の開発III】によって開発された、史実四式中戦車チト相当の戦車です。 見た目としては、小型化したパンターの車体とIS-1の砲塔を組み合わせたようなものを想定しています。 車体がT-34系やT-54系じゃないのは後輪駆動車やパワーパックを研究していないためおそらく前輪駆動だからです。 車両概観 - 車種 中戦車 秘匿名称 チリ 従来機 七〇式中戦車 後継機 派生型 性能諸元 - 全長 6.4m 全幅 3.0m 全高 2.7m 重量 32.8t(全備 34.8t) 懸架方式 トーションバー方式 機関 4ストロークV型12気筒液冷ディーゼル 500馬力 速度 50km/h 航続距離 340km 乗員 4名 兵装 七二式七糎半戦車砲(口径75mm・56口径)*1 七二式同軸機関銃(7.7mm)*1 七二式車載重機関銃(12.7mm)*1 装甲 車体:前面上部75mm(30度) 前面下部75mm(35度) 側面50mm(70度) 後面50mm(60度) 砲塔:防盾100mm 前面90mm 側面90mm 後面50mm 備考 性能諸元は史実における四式中戦車、パンター、IS-1などを参考にしています。
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名称 四式中戦車 チト 略称 chito 弱点 座席 1番席 五式75mm戦車砲 (装甲貫徹力) AP → 135.8mm 2番席 3番席 4番席 デサント席 5番席 デザント席 関連 概要 日本軍の中戦車。 シャーマンなら正面から1発、パーシングなら正面から3発程度で破壊できる。 装甲も他の日本軍戦車より強力で、シャーマンなら正面に撃たれても平気。 側面は装甲が薄いので気をつけよう。車体が緑色なので、草むらに隠れれば敵から発見されにくくなる。 コメント SWすぎて全く見たこと無いぞ!! -- 名無しさん (2015-03-25 01 08 49) 今いるマップが回ってないんじゃね?確か内地だけだったような -- 名無しさん (2015-03-25 16 55 48) 内地にいたけど5式戦車砲搭載チヌ改に置き換えられた子 -- 名無しさん (2015-03-27 22 48 22) 名前 コメント
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名称 三式中戦車 チヌ改 略称 chinu 弱点 座席 1番席 五式 56.4口径75mm戦車砲 (装甲貫徹力) AP → 135.8mm 2番席 キューポラ席(砲撃要請) 3番席 四式 7.7mm機銃 4番席 デサント席 5番席 デザント席 関連 三式中戦車 チヌ 三式中戦車 チヌ改 三式中戦車 チヌ改(五式戦車砲I型) 概要 三式中戦車チヌに五式75mm/L56戦車砲を搭載したFHSW追加兵器。パーシングに正面から挑める。 装甲も強化されているので、シャーマン程度なら被弾してもそこそこ平気。 車体機銃が連射速度の高い四式車載重機関銃に換装されている。 コメント 日本待望SW、ここでようやく前線を支えられる戦車となる。砲も戦車砲として初速や低伸性等が良好になったため、より狙いやすくなった。但し戦車故に共通する弱点は変わらず、そのスペックから重要兵器の部類に入るので運用に過信は禁物である。 -- 名無しさん (2013-05-15 14 36 55) 日本戦車は稜線射撃を心がけるといい -- 名無しさん (2015-03-25 01 07 44) 名前 コメント
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九七式中戦車改 中戦車 移動力 5 索敵範囲 2 燃料 50 索敵海中 1 生産資金 450 変形 不可 防御力 対空 10 対地 20 対艦 50 搭載武器 武器名称 対司 対空 対装 対非 対艦 対潜 射程 優先 1 2 3 4 47mmホウL47 10 0 45 50 0 0 1 13 7 - - - 6.5mmMG 3 0 15 50 0 0 1 4 5 - - - NOT - - - - - - - - - - - - NOT - - - - - - - - - - - - ユニット概要 スチュアートに対抗すべく、フィリピンにて急遽47mm砲を搭載された九七式中戦車。 新型砲塔も合わせてちょっとは対戦車用戦車らしくなっている。 ノモンハンでソ連戦車に負けて、長砲身47mm積みましょう、って話にはなってたけど、 肝心の47mm砲がなかなか出来上がってこなかったという話っぽい。 カタログスペック的にはⅢ号G型あたりとどっこいくらい。そう考えればなかなか。 ちなみに九七式「改」の部分は当時の文書にはどこにも無く、戦後の研究者が便宜上付けた名前。 戦中は「新砲塔チハ」とか呼ばれていたとのこと。 対戦車を重視した新型砲だけに、対戦車攻撃力が微増。その分か必要経験値も微量。 ただようやく米軍戦車とマトモに撃ち合えるようになる優先の上昇はかなり助かる。 スチュアートが相手なら対抗できるので、九七式中戦車があるなら改良しておいても良いが リーやシャーマンが相手だと敵わないので、地上戦は野砲や高射砲に頼らざるを得ないだろう。 一式中戦車・三式中戦車に進化可能。 一式砲戦車・一式自走砲に改良可能。
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八九式中戦車 メタ解説 1928年春に採用された【戦車の開発V】によって開発された、史実61式戦車相当の戦車です。 見た目としては、主砲が細長いレオパルト1A5といった想定をしています。 主砲の大幅な強化に加えて、ターボディーゼルエンジンやステレオ式照準器などが装備され、列強の新型戦車にも対抗できるようになりました。 車両概観 - 車種 中戦車 秘匿名称 従来機 八三式中戦車 後継機 派生型 性能諸元 - 全長 7.1m 全幅 3.2m 全高 2.6m 重量 42.4t(全備 44.6t) 懸架方式 トーションバー方式 機関 空冷4ストロークV型12気筒直噴式ターボチャージド・ディーゼルエンジン 600馬力 速度 42km/h 航続距離 200km 乗員 4名 兵装 八八式八八粍戦車砲(口径88mm・71口径)*1 八九式同軸機関銃(7.7mm)*1 七二式車載重機関銃(12.7mm)*1 装甲 車体:前面上部65mm+20mm(30度 空間装甲) 前面下部65mm+20mm(40度 空間装甲) 側面40mm+10mm(50度 空間装甲) 後面20mm(70度) 砲塔:防盾100mm 前面90mm+20mm(空間装甲) 側面70mm(収納スペース兼モジュール装甲) 後面50mm 備考 性能諸元は史実における61式戦車、レオパルト1などを参考にしています。