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まりの http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/yume/1308797364/ 1 :まりの:2011/06/23(木) 11 49 24.11 O まりの 248 :夢見る名無しさん:2011/07/09(土) 23 40 53.80 O くろねこ ごはんは若手 期待 コンビ組め 257 :くろねこ仮面:2011/07/09(土) 23 46 49.79 0 キャプテンさん>のりたまは神ですよね。たらこも好きです。 あ、キッチンにのりたまありました!コレごはんにかけよ。 248>いいですね。中2のコンビで。 261 :夢見る名無しさん:2011/07/09(土) 23 50 26.96 O くろねこ ごはん のネタみたい あるあるネタなら焼かれるから覚悟せなあかん 268 :(=^・~・^)ゞごはん ◆U2/TgYGkC. :2011/07/09(土) 23 59 25.39 O 261 ネタ帳作らなあかんなw くろねこ仮面 軍団にめっちゃ馴染んでるやんw 俺負けそ~(笑)) おにぎり食いてぇぇぇぇぇ~!
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名前: SHOTA.COM 通称: おじさん、おじちゃん、おいたん、納豆、ミキティ、納豆神、神の粒 よく使われるタグ: ヘッドフォン推奨、耳レイプ、目レイプ 声の特徴: ねっとりした感じ、渋い。 作品の特徴・傾向 多重音声、テラステレオ。ヘッドフォンやイヤホンで聴くと耳元でおじさんがつぶやきながら動き回る 「きんもー☆」の米がよく流れる 歌よりも動画が気になって仕方がない 本編が始まる前の歌にも手が込んでいる 英語詩のある曲はそっちを優先する傾向あり 動画作成に定評がある 何の予備知識もなく動画を見た皆様方には、「もれなくトラウマプレゼント」←タグロック 動画のためにタイへ海外旅行に行ったり、機材の買い替えなどを行うという、異常なほどのコストを掛けて製作されたものが幾つかある。 人物・その他の特徴 中年太り、短髪、黒いサングラスをかけている しかし、後述のホームレス生活の影響か少し痩せている。最近さらに痩せた模様。 森本レオやネズミーマウス等のモノマネができる デーモン小暮風の笑い方をする たまに画面の奥で奇怪な踊りをしたり、脱いだりする 口からバナナやチョコを作る技術を習得している 某王国で踊っているところを職務質問された 着ている方がエロい 厨二病が再発して家出したため、一時期ホームレス生活をしていた でも、女子中学生 年に一度「女子中学生(n才・おじさん)」のnの値が増える 2008年2月9日、この歌い手の名付け親となる。 2008年3月9日、秋葉原の路上にて突発的に路上ライブを行い、「きりんさん」を歌う。 動画 公開マイリスト 「アンインストール」してみた。 「ハレ晴レユカイ」を歌って踊ってみた。 「恋のミクル伝説」をハモリつつ歌ってみた。 ランティス組曲 with JC24o エリンギの山芋和え 「エリンギの山芋和えが「nowhere」を歌ってみた」女子中(23)×藤きのこ コラボ 「あい☆ます」を最高に可愛い2人組で歌ってみた。女子中(23)×D様 合唱 合唱組曲『ニコニコ動画』A姉×雪弥×かにぱん。×女子中(23)×ボク×三段峡 編集業務連絡 僕女子中学生と友達なんだよ -- 永江聡 (2011-02-18 08 28 31) 女子中学生からバンンタインにチョコもらいました -- 永江聡 (2011-02-18 08 29 20) 女子中学生のアンインストールよく合唱で使われるwwwww -- GON (2013-05-14 19 40 55) 納豆神w -- 名無しさん (2013-07-07 12 38 52) なぜ薬売り? -- 名無しさん (2013-07-07 12 40 15) 確かにww -- 名無しさん (2013-07-26 19 45 51) 名前 コメント
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◆j1I31zelYA氏 ◆j1I31zelYA氏の手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 002 もしもふたり逢えたことに意味があるなら 越前リョーマ、綾波レイ 007 友情の法則 植木耕助、日野日向、バロウ・エシャロット 010 痛みなど感じない世界 ロベルト・ハイドン、御手洗清志 012 Boy meets Girl and Gay 月岡彰、真希波・マリ・イラストリアス、手塚国光 016 残酷な天使のアンチテーゼ 中川典子、常盤愛 017 最初の過ちをどうか 相沢雅、園崎魅音 019 重なり合う死をかわして 神崎麗美、マリリン・キャリー 020 いつまでも絶えることなく友達でいたいから 碇シンジ、式波・アスカ・ラングレー 022 とある七人の接触交戦【エンカウント】(前編)とある七人の接触交戦【エンカウント】(後編) 船見結衣、真希波・マリ・イラストリアス、桐山和雄、七原秋也、宗屋ヒデヨシ、園崎詩音、竜宮レナ 024 LEVEL4 -justice- 白井黒子、赤座あかり 025 手ぬぐいを鉄に変える程度の能力/雷のように動く程度の能力 佐野清一郎、真田弦一郎 028 情報交換という名の、何か 越前リョーマ、綾波レイ、菊地善人、杉浦綾乃 031 少年御手洗と六人の可哀想な少女 御手洗清志、御坂美琴、相馬光子、吉川ちなつ、式波・アスカ・ラングレー、相沢雅、園崎魅音 033 皇帝と探偵のパラドックス 月岡彰、真田弦一郎、秋瀬或 034 化物語 ―あかやデビル― 切原赤也、バロウ・エシャロット、ロベルト・ハイドン 035 冷たい病院の時は動きだす 浦飯幽助 038 検索中 遠山金太郎、天野雪輝、前原圭一 039 バトロワの王子様 高坂王子 041 「部活がしたいです」 船見結衣、竜宮レナ 042 少女には向かない職業(前編)少女には向かない職業(後編) 我妻由乃、マリリン・キャリー 043 君は何を望むの? 桐山和雄、七原秋也、宗屋ヒデヨシ 047 Driving Myself(前編)Driving Myself(後編) 越前リョ―マ、綾波レイ、高坂王子、常盤愛 049 対象a 切原赤也 050 新しい国が生まれた…!(前編)新しい国が生まれた…!(後編) 神崎麗美、跡部景吾、滝口優一郎、我妻由乃 053 アンインストール 碇シンジ、植木耕助、菊地善人、杉浦綾乃、バロウ・エシャロット 054 私が疑心暗鬼なのはどう考えてもお前らテニスプレイヤーが悪い! 遠山金太郎、天野雪輝、前原圭一、秋瀬或 056 Dear My Friend 初春飾利 058 しあわせギフト(前編)しあわせギフト(中編)しあわせギフト(後編) 桐山和雄、七原秋也、宗屋ヒデヨシ、白井黒子、赤座あかり、ロベルト・ハイドン、佐野清一郎、真田弦一郎、月岡彰 061 相馬光子という女(前編)相馬光子という女(後編) 御手洗清志、御坂美琴、相馬光子、吉川ちなつ、式波・アスカ・ラングレー 062 「希望は残っているよ。どんな時にもね」 遠山金太郎、天野雪輝、秋瀬或、初春飾利 065 HAPPY FATE 我妻由乃 066 さよなら鬼塚先生 神崎麗美 068 三人でいたい 越前リョーマ、綾波レイ、高坂王子 070 枯死 ~絶対危険領域~ 神崎麗美、越前リョーマ、綾波レイ、高坂王子 071 「正義」「夢」どんな言葉でも バロウ・エシャロット 072 探偵と探偵のパラドックス 浦飯幽助、常盤愛、秋瀬或 073 100%中学生 植木耕助、菊地善人、杉浦綾乃 075 悪魔にだって友情はあるんだ 宗屋ヒデヨシ、切原赤也 076 子どもたちは毒と遊ぶ 御手洗清志、御坂美琴、相馬光子、吉川ちなつ、式波・アスカ・ラングレー 077 第二回放送 坂持金発、ジョン・バックス 079 その目は被害者の目、その手は加害者の手 浦飯幽助、常盤愛、秋瀬或、神崎麗美 080 桜流し 越前リョーマ、綾波レイ、高坂王子 083 君に届け(I for you) 秋瀬或、天野雪輝、我妻由乃、バロウ・エシャロット、菊地善人、越前リョーマ、綾波レイ、高坂王子 084 四人の距離の概算 七原秋也、船見結衣、竜宮レナ、白井黒子 085 錯綜する思春期のパラベラム(前編)錯綜する思春期のパラベラム(後編) 植木耕助、杉浦綾乃、菊地善人、式波・アスカ・ラングレー、初春飾利、浦飯幽助、常盤愛、相馬光子、御手洗清志、宗谷ヒデヨシ 086 中学生日記 ~遠回りする雛~中学生日記 ~未完成ストライド~ 秋瀬或、天野雪輝、越前リョーマ、綾波レイ 091 狂気沈殿 我妻由乃、坂持金発、ジョン・バックス 093 革命未明 七原秋也、船見結衣、竜宮レナ、白井黒子 094 7th Direction ~怒りの日~7th Direction ~わたしたちの■■■部~7th Direction ~こころむすび~ 七原秋也、船見結衣、竜宮レナ、白井黒子、切原赤也 096 こどものおもちゃ(Don t be) バロウ・エシャロット 098 第三回放送 坂持金発、ジョン・バックス 099 天国より野蛮 浦飯幽助、常盤愛 101 ――ただひとつの答えがなくとも、分け合おう。eternal reality(自分だけのものではない現実) 七原秋也、白井黒子、切原赤也、植木耕助、菊地善人、バロウ・エシャロット 102 ぼくらのメジャースプーン 秋瀬或、天野雪輝、越前リョーマ、綾波レイ 103 ガーネット 杉浦綾乃、式波・アスカ・ラングレー、初春飾利 104 天体観測 ~愛の世界~天体観測 ~或の世界(前編)~天体観測 ~或の世界(後編)~天体観測 ~世界の終わりの始まり~ 浦飯幽助、常盤愛、秋瀬或、天野雪輝、越前リョーマ、綾波レイ、我妻由乃 106 言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、俺は俺を騙すことなく生きていくPOISON 七原秋也、菊地善人 登場させたキャラ 10回 越前リョーマ、綾波レイ 9回 秋瀬或、七原秋也 7回 バロウ・エシャロット、常盤愛、天野雪輝、菊地善人 6回 高坂王子、白井黒子、切原赤也、式波・アスカ・ラングレー、我妻由乃、浦飯幽助 5回 神崎麗美、宗屋ヒデヨシ、御手洗清志、 船見結衣、竜宮レナ、植木耕助、杉浦綾乃 4回 相馬光子、初春飾利 3回 月岡彰、真田弦一郎、ロベルト・ハイドン、桐山和雄、遠山金太郎、御坂美琴、吉川ちなつ、坂持金発、ジョン・バックス 2回 真希波・マリ・イラストリアス、相沢雅、園崎魅音、マリリン・キャリー、碇シンジ、前原圭一、赤座あかり、佐野清一郎 1回 日野日向、手塚国光、中川典子、園崎詩音、跡部景吾、滝口優一郎 驚異的な執筆速度で中学生ロワのトップを突き進む書き手さん。心情の描写に長け、ロワ内の喜怒哀楽を様々な筆致で描いている。 -- 名無しさん (2011-11-25 04 11 32) なんといっても心理描写を描くのがとても上手くて、救いと鬱をバランスよく書いてくれる書き手さん。また、リョーマとレイの名コンビの生みの親でもある。 -- 名無しさん (2014-06-14 21 44 39) 名前 コメント
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用語集 原作設定及び企画進行中に生まれた用語の解説です。 とんでもないネタバレが含まれるので注意してください。 【あ行】【か行】【さ行】【た行】【な行】【は行】【ま行】【や行】【ら行】【わ・を・ん】【英数字】 あ行 【跡部様】 【跡部王国】 【\アッカリ~ン/】 【お前らのような中学生がいるか】 か行? さ行? た行 【テニスの王子様勢は一般人です】 な行? は行? ま行? や行? ら行? わ・を・ん? 英数字?
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僕が中学生の時に父が再婚した。 ずっと前妻を忘れられずに引きずっていた父親が再婚を決めたのは いい兆候だと思っていた。 他の男に走った女の事など早く忘れた方が言いに決まっている。 僕は冷めた中学生で、男側の視点からそんな風に考えていた。 僕が再婚に賛成する最大のメリットは何と言って家事を一切しなくて済むように なることだった。旨そうな弁当も作ってもらえそうだ。 母親と言うよりお手伝いさんが来たと思えばいいだけだ。 それだけのことだ。 しかしこの再婚にはもう一つ僕が気に掛かる事があった。 新しい母親は小さい女の子を連れてきた。連れ子だ。 血の繋がらないこの小さな妹は美しかった。 初めて見たときそのかわいらしさに心奪われて、みとれてしまった。 だが、僕の恋愛対象になるには彼女は幼すぎた。 彼女はまだ小学生だった。 可愛い女の子が家の中をうろついている生活は刺激的な日々だった。 「お兄ちゃん」と呼ばれるとくすぐったい。でもなんだか嬉しい。 僕は幼い妹を膝に乗せたり誰も見ていない時に密かに抱きしめたりして その柔らかさを楽しんだ。 彼女は僕の腕の中でくすくす笑っていた。 彼女に僕が恋をするには充分だったが、余りにも小さすぎた。 彼女の小ささが僕の理性を確立させていた。 一線は越えられそうにないので、僕は彼女にキスしたり 抱きしめたりしただけでその思いを遂げていた。 彼女が優しく接する僕に心を緩めるにしたがい、優しく抱きしめ 最初は頬にキスをするところから始めた。 何度もキスを重ねていくうち突然唇にキスをすると 彼女も僕にキスしてきた。 上出来だ。 ぼくはキスだけで満足していた。 親の目を盗み、彼女を膝に乗せると抱きしめてキスをした。毎日。 そのあと彼女は僕に抱きついて来るので、僕も抱き返して 彼女の体の柔らかさを堪能した。 女の子はいい匂いがする。 多分シャンプーの匂いだったりするのだろうが 僕にはそんな風に感じられた。 健康な男子中学生が性に目覚めないわけが無かったが 僕を慕う妹に手を出すわけにはいかないと 毎日理性と戦った。 やがてその戦いに疲れてしまい、僕は他県の全寮制の高校に入る事にした。 賢明な選択だ、 このままだったら僕は妹に何をするかわからない。 僕は自分を戒めた。 やがて僕は高校生になる 妹は別れに泣いていたが内心「お前の為だ」と思っていた。 僕は妹を犯す野獣になる前に、自らの姿を妹の前から消した。 夏休みも部活に専念した。 妹の顔を見るのが辛かったからだ。 それほど僕は妹に恋していた。 血は繋がっていなかったが、でも妹には違いない。 理性との闘いだ。 だが、一人になると僕は時々彼女の体の抱き心地を思い出していた。 彼女とのキスを思い出して体を熱くしていた。 それだけで耐えていた。 やがて僕は妹を忘れていく。 忙しい高校生活に没頭していった。 3年間はあっというまに過ぎ去り やがて高校も卒業となり僕は自宅に戻る。 春から大学生だ。 年月が過ぎて、余り自宅に戻らなかった僕は少しずつ妹を忘れて行く事に 成功した。 まもなくはじまる新生活にワクワクしながら大荷物を抱えて 自宅にもどった。 自宅に戻ると・・・・・ まずい・・・・・ * o + # * o 美しく成長した妹がいた。 妹は春から6年生になる。 可愛いい妹を見ると昔の恋心が再燃してきた。 彼女は昔のとうりに美しく、可愛かった。しかも 幼いといえども僕を惹き付ける魅力を身にまとっていた。 しかしそうはいっても6年生だ。 もうキスはさせてくれないだろうし、抱きしめさせてもくれないだろう。 昔にもっとやっておけばよかったとほんの少し後悔した。 僕は自宅から大学に通うことになっていたので 入学すると積極的に合コンに出席して早く本物の彼女が出来るように専念した。 妹を抱きしめてキスをしたい衝動を他の女で癒す為だ。 春の浮かれた大学生活は僕に彼女をもたらした。 そして僕はとても自然にすんなりと・・・・童貞を喪失した。 これで妹は卒業できると思っていた。 思っていたのだ。 僕の大学には春にも大学祭があった。 「お兄ちゃんの大学に行ってみたい」と妹が言うので 連れて行くことになった。 連れ立って歩くと僕に腕を回した。 愛する妹と腕組みをしながら歩く僕は浮き足立っていた。 なんだか本物の自分の彼女とデートするときより嬉しい。 僕は内心「いけない・・これは妹だ」と自分に言い聞かせながら歩いていた 大学構内で友人に会う。 「これ妹」と紹介した。 3人で店にむかい、妹はジュースを、僕と奴はビールを飲んだ。 青空の下スカートをはいて化粧をした柔道部のイカツイ兄さんが運んでくる、 あのよく大学祭で見るような店だ。 僕らの会話に飽きた妹はしばらくするとノラ猫を見つけて撫でにいった。 友人が言った「ぜんぜん似てねぇな」 「そりゃそうだろ。血繋がってないから」 「え、そうなの?」 「二度目の母親の連れ子だよ」 「へぇ、そうなんだ」 ーーーーー沈黙ーーーーーーーーーーーーーーー 友人が気まずそうに言う 「あんな可愛い子が家にいて・・・・お前大丈夫なのかよ」 「・・・・」 「お前の今の彼女より可愛いよな?」 確かにそうだ。彼女より妹の方がずっと可愛い。 仕方なく口を開く「でも・・・妹だぜ」 「血は繋がっていないんだろ?」 「まぁな・・・でもガキだし妹だぜ」「・・・・・そっか・・・」 * o + # みんな考える事は一緒なようだ。 ポツリと友が洩らす。 「小学生にも色気っつーのがあるんだなぁ・・・」 夕方まで遊んで家に帰ろうとすると 妹が腕を掴み「まだ帰りたくない」と言った。 「どこにいきたいの?」「どこでもいいからまだ帰りたくない」と言う。 妹の思惑がイマイチよくわからなかった。 でも小学生を夜遅くまで連れ歩くのも気がひける。 「お母さんが心配するだろ?」となだめて帰宅した。 家の前に着くと妹は僕の腕をぎゅっと掴んだ。 もっと遊びたいのかな?と思ったがそうもいかない。 僕らは帰宅し、母の作った夕飯を4人で食べた。 食事中の妹の顔が暗かった。 内心「もうちょっと遊んでやればよかったかな・・」と後悔した。 次の日、大学から帰ると妹が 「お兄ちゃん、彼女から電話がきたよ。携帯が繋がらないって」 「あ・・・」携帯の電源をきったままだった。 「わかった。ありがとう」 「・・・おにいちゃんさぁ・・・」 「なに?・・」 「やっぱ、彼女とキスするの?」僕はギョッとした。 「なんだよ、急に・・・」 「むかし私にしたように彼女にもキスするの?」 「え・・・あ・・・・」僕はしどろもどろだ。 「お兄ちゃんはもう私にキスをしてくれないんだよね? 彼女がいるからでしょ?」 思いがけない妹の言葉に僕は絶句した。 「昔はよく膝に乗っけて抱きしめてキスしてくれたじゃないの」 「あぁ・・・あれは・・・・」と言いかけてから「キスしてほしい?」と 聞いてみた。「うん」と答える。・・・ほんとかよ・・・。 僕は内心飛び上がって喜んだ。 チャンスは向こうから飛び込んできた。 僕は妹の顔に自分の顔を近づけるとチュッと唇にキスをした。 そしてそのまますぐ二階にあがった。 経験をそれなりに積んだ僕はキスぐらいではたじろがない。 しかし、複雑な気分だった。 これから先どうしたものか…と、たった今、妹と重ねたばかりの唇を指で 触りながら考えていた。 そんな兄としての僕の心配はよそに妹は積極的だった 僕らは親の目を盗み頻繁にキスをするようになった。 ある日友人が言った。 「あの妹元気か?」「ああ」 「・・・妹かぁ・・・残念だよなぁ絶対に手ぇ出せねぇもんなぁ」 「・・・」 「そういうのってどうよ?」「どうって?」 「あの可愛い妹もいつかは他の男のものになるんだぜ」「・・・」 「いつかは男に股開くんだぜ」 一番聞きたくない言葉だった。 帰宅して妹とキスをしていると、友人の言葉が頭に浮かんだ。 妹が僕を慕っているのをいい事に いっそのこと僕が犯してしまおうかと思ったが それではあの3年間はなんだったのだろうと、とどまった。 しかし、ある日洗面所に入ろうとして偶然風呂からでてきた妹に出くわして しまった。 全裸だった。 妹の胸はそれなりに膨らんでいた。 陰毛はまだ生えていなかった。 「あ・・ごめ・・」あわててドアを閉めて二階に駆け上がった。 僕はいっきに・・・・・・・・勃った。 妹に欲情した自分が恨めしかった。 いつまでも妹の裸体が脳裏から離れなかった。 無理も無い。美しい妹はずっと僕の憧れだったんだから。 今となっては父親の再婚が恨めしかった。 僕は依然として兄の理性を保っていた。 だから、理性を捨てる日がこんなに早く来るとは思わなかった。 ある日、両親が用事で出かけていた。 電車の事故で地方に出かけていた両親が帰宅できなくなった。 突然僕は妹と二人で家で一晩過ごす事になった。 それでも僕は妹と一線を越えるつもりなど無かった。 しかし、おやすみのキスをすると妹が抱きついてきた。 「お兄ちゃん、怖いよ」 夜になって雨が降り出し、小さくカミナリが鳴っていたからだ。 「でも・・・」と言葉に詰まると「お兄ちゃんと一緒に寝たい」と言った。 正直自分でもどうしたらいいのかよくわからなかったが、 もうどうにでもなれ!と思っていたのは確かだ。 僕は自室の電気を消した。 暗がりの中で妹が聞いて来た 「お兄ちゃんはなんであんな遠くの高校にいったの?」 「なんでって・・・・いい学校だと思ったからだよ」 「私は悲しかったよ」「・・・」 「私はずっとお兄ちゃんに会いたかったよ」 僕はたまらず妹にキスをした。 妹が僕に抱きついてきて更に激しいキスをすると 「ずっとずっとお兄ちゃんに会いたかったよ」と言った。 もう理性など・・・・無くなっていた。 感情を我慢していたあの3年間も積もり積もって僕の中で爆発した。 僕はキスをしながら妹のパジャマの中に手を入れた ちいさな膨らみの感触が僕を勃たせた。 妹は嫌がらなかった。僕が下着の上から触った時も 下着を脱がせようとした時も嫌がらないで大人しかった。 僕は妹に受け入れてもらったと嬉しくなった。 妹の体は大学生の彼女のものとは違っていた。 ちいさい体が僕に理性を完全に失わせていた。 小さな体から発せられる魅力は大学生にはかもし出せない美しいものだった。 そうして僕達二人は自然に一つになってしまった。 妹が言った。「お兄ちゃんだったら・・・」 そのあとも何か言っていたが聞き取れなかった。 後悔は怒涛のようにやってきた。 次の朝目覚めるともう妹は既に起きているようだった。 多分朝ごはんを作っているのだろう。 昨夜のことを考えると気が重かった。 血が繋がらないとはいえ妹を犯して処女を奪った後ろめたさに気が滅入った。 しかし、妹の方はあっけらかんとしたものだった。 今時の子供はこんなものなんだろうか、と悩んだが 妹がたいして気にしてないというのが気になったが 彼女が気にならないのならまぁ、いいかと考えながら 妹を学校に送り出し、自分も大学に出掛けた。 大学に出かけたものの講義は全く頭に入らなかった。 気が重いと体も重い。 僕は「具合が悪い」と友に告げると帰宅することにした。 心身ともに疲れていた。 何もする気がせず一人で憂鬱な気分で店で時間を潰していたら あっという間に夕方になってしまった。 重い足取りで家に帰ると玄関に父親の靴があった。 今日は会社を休んだようだ。 昨日は動かない電車の中で寝る事になったとメールが来ていたので、 休んだのだろう。 居間には誰もいなかった。 僕は二階の自室にあがった。 ある部屋の前にくると中から声がした 「あッ・・あっ・・んっ・・んっ・・・」ギシギシ・・・・。 両親は仲良くヤッているようだ。 僕は内心「こんな時間からいい歳してよくヤッてくれるよな~」と 思いながら、ふと足を止めた。 声がするのは両親の寝室からではなく妹の部屋からだった。 「なんだ?」と思った。 別に両親の夫婦の営みが見たかったわけじゃない。 両親が妹の部屋で何をしているのかが知りたかっただけだ。 僕はそうっと妹の部屋のドアノブに手をかけた。 妹のベッドの上で二つの裸体が絡み合っていた。 僕は目を凝らして、息を呑んだ。 父親が全裸で懸命に腰を振っていた。 女性の足が二本開かれて、そこに父が腰をあてがい振っていた。 何かが違う・・・・。 あれは・・・母親の足じゃない。どうみても子供の足だ・・・・。 僕は血の気が引いた。 絡み合っていたのは父と母ではなく・・・・・・・父と妹だった。 父の腰の動きにあわせたかのように妹が声を出す。 「んっ・・んっ・・・あっ・・・あっ・・あぁっ・・・・」 僕が昨夜聞いた声と同じ声だった。 父親が腰を振りながら、妹の小さな胸の膨らみを手の平で包み、 もう一つの膨らみを口にふくんでいた。妹が激しく喘ぐ。 180㌢近い父親が小さな妹に覆いかぶさり、妹の体をもてあそんでいた。 僕はそうっとドアを閉めた。 そうして全てを理解した。 僕はそのまま、そっと玄関を出て、ふらふらと外に出る。 歩きながらいろいろな事を考えていた。 今までの疑問が解かれていく なぜ父親がいとも簡単にあっさり再婚を決めたのか。 (はじめからそのつもりだったのだ。 父は母に惚れたんじゃない、幼い娘の方に惚れたんだろう) ゆうべ妹は痛がらなかった (既に処女ではないからだ) セックスをしたのにあまりにもあっけらかんとしていた (既に頻繁にセックスの経験があるからだ) 友人が言っていた妹の色気 (あたりまえだ、既に男を知っていたんだから) しかし考えれば考えるほど疑問が湧いてきた。 妹はどう考えているのだろうか? 僕に言ったように父にも甘えているのではないのだろうか? 強姦なのか、和姦なのか・・・。 「あぁ・・そうか・・」 あの時(大学祭の時だ)家の前で僕の腕をぎゅっと掴んだのは、 もっと遊びたいという訳じゃなかったんだろう。 あれはきっと家に帰りたくないという意思表示だったんだ。 実際彼女は家に帰りたがらなかった。 あの時の食事中の妹の暗い顔はそのあと父親にもてあそばれるのがわかって いたからなのだろう 深いしじまの中で昨夜妹がつぶやいた言葉が思い出された。 あの時妹はこう言ったんだ・・・・・。 「お兄ちゃんだったら・・・よかったのに」と。 幼い妹が不憫だった。 しかし既に僕も父親と同じケモノだった。 ケモノの息子はケモノというわけか・・・・・。 僕は消えてしまいたかった。
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0275:ある中学生男子の考察 やあ。こんにちは。 いや、そろそろ「こんばんは」かな。 俺の名は乾貞治。 青春学園中等部3年11組、テニス部所属の普通の中学生だ。 何の因果か突然、最後の一人になるまで殺し合うというゲーム――――まさしく「バトル・ロワイアル」だな――――に巻き込まれている最中だ。 ただの中学生である自分がこのようなゲームに巻き込まれる確率は、開始から丸一日近く経とうとしている今でもまだ計算しきれていない。 何せ答えを出すためのデータが足りなさすぎるのだ。 香川県――――ここが本当の日本でないため、香川県(仮)としておこうか――――瀬戸大橋のすぐ側。 古びたビルの入り口に、俺は腰掛けている。 支給された時計を見ると、もう夕方を過ぎる頃だ。 元いた東京都とは違い灯りに乏しいこの場所で、俺が何をしているのかというと。 「だ、大丈夫か?乾」 ビルの中、入り口付近に待機している鵺野先生がそっと顔を覗かせる。 「大丈夫ですから、鵺野先生は中にいてください。 そうやって出てきてしまったら、近づいてくる人間がいても警戒してしまうかもしれないじゃないですか」 「だが……」 心配そうな顔で鵺野先生が言い淀む。 「やっぱり、子供にこんな危険な役をさせるのは……」 鵺野先生はさっきからこの調子で5分に1回は顔を覗かせる。 確かにこの状況下で、人と接触し仲間になってくれるように交渉するという役目は危険極まりないものだ。 だが、自分と鵺野先生と両津さんというグループの中で、この役に適してるのはどう考えても自分なのだ。 それについては再考の余地はない。 「それについては先程説明したとおりです……大丈夫です。だからもうしばらく中にいて下さい」 説得力の欠片もないな、と自分でも思う。 どういったデータと確率を持って大丈夫と言えるのか、相手を納得させられるほどの根拠は全くない。 だが鵺野先生は心配そうな顔を保ちながらも大人しくビルの中に戻ってくれた。 それを見送り、乾はまた思考に耽る。 (まずは――――人との接触。可能ならば仲間となり共に脱出を目指す。脱出を目指すにあたり、問題点がいくつかあるな) 薄暗い中、眼を凝らし、乾は手帳に自分の考えを書き綴る。 脱出についての問題点、其の一。首輪。 首輪爆発の条件は、 ①禁止エリアに踏み込む ②無理に外そうとする ③24時間1人の死者も出ない 「……ん?」 何かが引っかかる。 首輪爆発の条件。 この首輪の中に爆発物が仕掛けられているのは、あの大広間で大男が殺された事から判断しても間違いないだろう。 なぜ、あの大男の首輪は爆発したのか。 あの大男は禁止エリアに留まったわけでも、無理に外そうとしたわけでもない。 当然③の条件は論外だ。 ならば――――答えは一つ。 辿り着いた推論に呼応するかのように乾のメガネがきらりと光る。 「爆発させた、ということか……」 主催者が、主催者の意思で。 それはつまり、主催者は彼らの意思でいつでもこの首輪を爆発させることが出来る可能性が高いということだ。 もしそうならば……それは『いつ』だ。 考えられる状況は、参加者達が主催者の意に背いたとき――――例えば、脱出が可能になったときなどだろう。 ならば、主催者達はどうやってその事実を把握できるのか。 「首輪、か」 盗聴器や、そういった参加者の動向を主催者に伝える手段が首輪に搭載されている可能性は高い。 そっと自分の首に嵌められている金属物を撫でるが、指先に伝わる感覚からは継ぎ目も凹凸も見つけられない。 どうやってこの小さな薄いモノの中に爆発物や盗聴器の類を組み込んでいるのだろう。 もしかして異世界の文明の産物なのだろうか。 そうだとしたら自分の持っている知識がどこまで通用するのか……… あくまでも推論に過ぎないが、とにもかくにも、これからは発言にも注意した方がいいのかもしれない。 (やっかいなことになったな……) 表面上は無表情に、乾はため息をついた。 わずかにひそめた眉はそのままに、更に乾は手を動かし続ける。 先程記した首輪爆発の条件の下に、とりあえず今わかる事実を書き連ねる。 ①から、参加者達の居場所を主催者側が把握していることがわかる。 ②から、首輪にある程度以上の衝撃を与えると爆発する仕掛けになっていることがわかる。 ③から、参加者達の生死を主催者側が把握していることがわかる……これは、「放送」からもわかることだが。 続けてそれらについての自分が感じた疑問を更に書き付けていく。 ①について。 主催者側はどうやって参加者達の居場所を把握しているのか。 考えられるのは、首輪に発信器のようなモノが組み込まれているという事。 その発信器が参加者の生死を判断し、更には居場所も判断しているのだろう。 そのような働きをする機械とはどんなモノなのだろう。 そして……参加者の居場所を把握するメリットは何か。 ②について。 首輪は、どの程度の衝撃を与えると爆発するのか。 無理に外そうとすれば爆発するというのなら、ただの中学生である自分の力でも爆発させることができるということか。 つまりは……自分にも、人を殺せる手段があるということか。 人を殺す気などさらさらないが、あらゆる可能性を考え対策を練っておくのは性格なのだ。 今更どうしようもない。 思考を元に戻そう。 首輪に衝撃を与えると爆発するとされているが――――衝撃以外の要因ではどうだろうか。 手っ取り早いところで、水。 自分の知る限りでは機械というモノは水に弱い。 「……それはないな」 何度か自分の首輪をそっと触って確かめてみたが、この首輪には継ぎ目や凹凸が感じ取れない。 継ぎ目がなければ水が中に入り込む余地はない。 ならば、氷ではどうだろうか。 人の首に巻かれた首輪を凍らせることができれば、壊すことは可能だろうか。 試してみる価値はあるかもしれない。 ③について。 脱出を目指すにあたり、非常なやっかいな枷だ。 首輪を外そうにも、出口を探そうにも、24時間という制限時間の中で行わなければならない。 首輪を爆発させずに外せるのであれば、それをカモフラージュに使うことも出来るが…… 脳内で考え得る限りの状況と可能性を組み立て、それらを手帳に綴っていく。 少しずり下がったメガネの位置を直し、乾は思考を先へと進める。 脱出についての問題点、其の二。出口。 一言に「脱出」と言うが、『どこから』脱出するのか。 この奇妙な世界から出るための扉はあるのか。あるのならそれはどこに存在するのか。ないのならどうやってここから外に出るのか。 そして――――この世界から出ると、どこに辿り着くのか。 あの大広間なのだろうか。 それとも主催者達の目前か。 少なくとも……元いた世界にすんなりと帰れる可能性は低いだろう。 高く見積もっても、5%くらいの確率か。 もし――――脱出が現実になり、主催者達と戦うようなことになったら自分はどうするべきか。 戦闘において役に立たないだろう事は明らかだ。 ならばせめて足手まといにならないように、なんらかの対策は立てておくべきだろう。 いや。その前に戦う力を持った人物を捜し出すのが先決だ。 そしてその人物と協力体制を作らなくてはならない。 一般人の自分には、主催者達と戦うにはどの程度の戦闘力が必要なのか想像も付かない。 ヤムチャは「俺には無理だ」と言っていた。 自分と比べれば遙かに力を持つヤムチャでもそう言うのであれば、戦える人物を1人ではなく何人か探し出さなくてはならないだろう。 それも2,3人ではなく、できればもっと沢山の人を。 人海戦術というのは、使いどころさえ正確なら有効な策なはずのだ。 脱出についての問題点、其の三。越前。 人を集め、戦力が整い、脱出が可能となった時にその場に越前がいなければ、自分にとってはその状況もあまり有り難くないものになってしまう。 越前は必ず共に連れ帰らなくてはいけないのだ。 青学が全国制覇を為すためにも。 これからの青学テニス部のためにも。 一体……越前はどこにいるのだろう。 無事なのだろうか…………生きているのだろうか。 昼の放送では、越前の名は――――ついでに跡部の名も――――呼ばれなかった。 だがもうあと数十分後となった午後6時の放送で彼の名が呼ばれない保証はないのだ。 隠しきれない不安に、動き続けていた乾の手が止まる。 (やはり今すぐ越前を探しに行くべきか……?だが、むやみに動いてはすれ違いになる可能性もある。 となるとやはり東京を目指すべきか。しかし……) ――――――――――――ザッ 微かにした物音に、乾はハッと顔を上げた。 立ち上がり、周囲を見回す。 日が落ち、「薄暗い」から「暗い」へと移りつつある前方から、誰かが歩み寄ってくるのがわかる。 次第にはっきりとしてくるシルエットから、近づいてくる人物の背が低いことが視認できた。 (越前だとよかったんだが……) どうやら違うらしい。 乾から3メートル程の距離を取って歩みを止めた少年は、しっかりとした声で乾に話しかけた。 「俺の名はダイ。あなたは?」 油断なく乾を見つめ、そう名乗る少年には見覚えがある。 確か、あの大広間でバーンという主催者の1人に飛びかかっていった少年。 これはどうやら。 「大当たり……ってことかな」 メガネを中指で持ち上げ位置を直し、乾はにこやかに――――本人はあくまで爽やかなつもりで、口を開いた。 「やあ。はじめまして、だね。ダイ君。俺の名は乾貞治。もちろんこのゲームには乗っていないよ」 「本当に?……後ろの建物にいる人たちは?」 隠れているはずの両津と鵺野の存在を察知されたことに驚きを感じつつ、乾は笑顔のまま言葉を続けた。 「ああ。その人達は俺の仲間なんだ。俺達はここから脱出するために仲間を捜していたんだが、状況が状況だからね。 少し警戒させてもらっているんだ。もちろんゲームには乗っていない。 君に会えたのは本当に幸運だったよ。もちろん君もゲームには乗っていないのだろう?」 「……どうしてそうわかる?」 「だって、君はあの大広間で主催者の1人に飛びかかっていったじゃないか。つまりはアイツらと敵対しているんだろう?」 「そうだけど……」 困惑した様子のダイに、乾は更に言葉を重ねる。 「しかも、君はあの時『皆はどうした?!』って叫んだだろう? そのことから、君が仲間を気にかける程度には優しさを持ち合わせてると判断したんだ。 だから俺は、君がこのゲームには乗らず主催者達を倒すために動くんじゃないかと思っているんだが……俺の判断は間違っているかい?」 淡々と、それでも熱を含む乾の言葉に心を動かされたのか、ダイはようやく肩の力を抜き笑顔を見せる。 互いに歩み寄り改めて自己紹介をしたところで、事の成り行きを見守っていた両津と鵺野がビルから走り出てきた。 「乾、その子は……!」 驚きの声を上げる両津も、目前の少年を思い出したのだろう。 隣に立つぬ~べ~も警戒心を解いたようだ。 「とりあえず情報交換をしないか?君は1人なのかい?」 「……ううん。他の人達は別の場所にいる。あなた達がここに来たのが見えたから俺が様子を見に来たんだ」 少しの戸惑いの後、ダイはそう3人に告げた。 恐らく、自分達に仲間の存在を教えることを迷ったのだ。 だがダイは迷いながらも教えてくれた。 自分達を信用することにしてくれたのだろう。 「君の仲間のところに案内してくれるかい?もし、俺達が信用できないのなら案内はせずにここで話し合っても構わない。君に任せるよ」 「……信用するよ」 再び迷った後で、ダイはそう言い切った。 「実は俺達、あなた達があの橋を渡ってくるのをずっと見てたんだ。 その時はまだ敵か味方かわからなかったから様子を見ることにして…… 太公望が味方を送ってくれたのかとも思ったんだけど何の連絡もなかったし。 でもしばらくしてもあなた達が動く気配がなかったから、思い切って俺がここに来たんだ……行こう。みんなのところに案内するよ」 「ああ……ありがとう。信じてくれて。両津さんも鵺野先生も異論はありませんか?」 「わしはない。多くの人と接触して仲間を増やすのがわし達の目的だからな。鵺野先生、あんたは?」 「俺もないです……それに、一緒に行けばこの子を守ってやれる。俺は二度と子供を殺させはしない……!!」 手袋に覆われた右手を強く握りしめ、ぬ~べ~はギリギリと奥歯を噛みしめた。 ダイがバーンという主催者に一目置かれていることは知っている。 だが、この子はまだ子供だ。 自分が守れなかった郷子や、元の世界で心配しているだろう広や美樹や克也達と同じ子供なのだ。 「必ず、君を守って……主催者達を殺してやる……!!」 「鵺野先生……」 かける言葉が見つからず、乾も両津も視線だけをぬ~べ~に送る。 自分の最愛の妻を、大切な生徒を殺された彼の痛みは自分の想像を絶するものなのだろう。 3人の雰囲気に何かを感じ取ったのか、ダイも困惑しながらもぬ~べ~を見守っている。 気まずい沈黙が、いい加減暗くなってしまった辺りに立ちこめる。 「行きましょう」 それでも乾はあえて口を開いた。 「こういう状況になってしまった以上、俺は俺が出来ることをするだけです。 それは両津さんも鵺野先生もダイ君も同じでしょう?ならば先へ進みましょう」 「そうだな!行こう、鵺野先生!わし達は死んでいった者達の分までやるべき事をやらなきゃいかん。 今わし達がやるべき事は一刻も早くこのゲームを壊すことだろう」 乾の言葉に、両津も力強く賛同する。 悲しみも、怒りも、戸惑いも、恐怖もある。 だが自分のやるべき事を見失ってはならない。 今自分達がやるべき事は――――マイナスの感情をプラスに変えて『ゲーム破壊』へ向けて進むことなのだ。 「両津さん……乾……」 自分と両津の言葉を、鵺野先生がどう受け止めたのかはわからない。 だが先程よりは明らかに落ち着いた様子の鵺野先生は、ダイに歩み寄るとその頭をくしゃりと撫でた。 「君に一つ言っておく。俺はもう、子供を絶対に死なせはしない。だから俺は全力で君を守るよ」 突然のぬ~べ~の宣言に戸惑った様にダイが乾へ視線を向ける。 それに笑顔で頷いて見せた乾は、再度口を開いた。 「行きましょう……もう誰も死なせないために」 その言葉を合図に、4人は歩き出す。 彼らの行く先は、彼らの求める希望かそれとも絶望か―――――――― 時刻はもう間もなく午後6時を迎えようとしている。 【初日香川県瀬戸大橋@夕方】 チーム【公務員+α】 【共通思考】1、ダイについて行く 2、仲間を増やす。 3、三日目の朝には兵庫県へ戻る。ダメなら琵琶湖へ。 【両津勘吉@こち亀】 【状態】健康 【装備】マグナムリボルバー(残弾50) 【道具】支給品一式(一食分の水、食料を消費) 【思考】1、ダイの仲間達に合い、これからのことを話し合う 2、伊達、玉藻と合流 3、主催者を倒す。 【乾貞治@テニスの王子様】 【状態】健康 【装備】コルトローマンMKⅢ@CITY HUNTER(ただし照準はメチャクチャ)(残弾30) 【道具】支給品一式(ただし一食分の水、食料を消費。半日分をヤムチャに譲る)、手帳 弾丸各種(マグナムリボルバーの分は両津に渡してある) 【思考】1、ダイの仲間達に会い、これからのことを話し合う 2、越前、跡部と合流し、脱出を目指す。 3、脱出、首輪について考察中 【鵺野鳴介@地獄先生ぬ~べ~】 【状態】健康 【装備】御鬼輪@地獄先生ぬ~べ~ 【道具】支給品一式(水を7分の1消費) 【思考】1、ダイを守る 2、武器を探し玉藻、伊達と合流。 3、戦闘になった場合、相手を殺す。 4、マーダーを全員殺す(主催者を含む)。 ※(乾と両津の言葉により、今は落ち着いています) 【ダイ@ダイの大冒険】 【状態】健康、MP微消費 【装備】出刃包丁 【道具】トランシーバー 【思考】1、両津、乾、鵺野を公主とターちゃんのいる場所へ案内する 2、四国を死守 3、公主を守る 4、ポップ、マァムを探す ※ダイの荷物一式、公主の荷物一式、ペガサスの聖衣@聖闘士星矢は公主とターちゃんのいる場所へ置いてきています。 ※太公望からの伝言は、ターちゃんには伝えました。 時系列順で読む Back 無人東京考察記 Next 太陽光は沈み消え行く 投下順で読む Back 無人東京考察記 Next 太陽光は沈み消え行く 245 日が暮れて 両津勘吉 310 出発 245 日が暮れて 乾貞治 310 出発 245 日が暮れて 鵺野鳴介 310 出発 202 小さな成果と次なる努力 ダイ 310 出発
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3ページ目 歩美「あ、コナンくん!」 コナン「歩美!?」 歩美は茶色い髪に着崩した制服と、とても中学生にはみえなかった。 歩美「コナンくん、一発やらない?」 コナン「はあ?」 歩美「いいじゃん!歩美と楽しいことしよ?」 コナン「・・・バーロー。ガキに興味ねえよ」 歩美「もう!コナンくんもガキでしょ!」 コナン「バーロー、俺は高校生だよ」 灰原「工藤君、心の声聞こえてるわ」 コナン「おっと」 次へ トップへ
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このページはこちらに移転しました 健全な中学生男児のある日 作詞/74スレ34 油性のペンで 爪を黒く塗ったよ マニキュアみたいで なんだかオシャレ 洗面台の鏡に 口元が緩むオレ 手の甲を向けて 「ちょっとビジュアル系じゃね?www」 けど風呂のとき 後悔したんだ 爪と指との間にしつこく残って ふんがちょ! ふんがちょ! 洗剤色々試してこすって ふんがちょ! ふんがちょ! (このページは旧wikiから転載されました)
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Break Card E.G.O. 1F/1C スチューデント/ヴァンパイア 3/2/2 バインド1/ドロー+1 「私も、こんな風にできたらいいのにな……」 No.1013 Rarity C Illustrator 水上カオリ Expansion 月光の秘儀 カード考察
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神様ゲーム ◆qp1M9UH9gw 【0】 少女が一人、立ちつくす。 左手には携帯電話が握られている。 少年が一人、倒れ伏す。 何が起きたのか理解できないまま、意識を遠のかせる。 少年が一人、驚愕する。 少女の行動に、動揺を隠せないでいる。 【1】 遠山金太郎が島に転移されてから最初に出会ったのは、どこか中学生離れした少年である。 背格好は中学生のそれなのだが、妙に達観した雰囲気を醸し出しているのだ。 殺し合いの最中だと言うのに驚くほど冷静である点も、彼の「中学生らしさ」が薄い原因の一つだろう。 まるで数百年生きた仙人のようなその少年は、「天野雪輝」と名乗った。 「――で、その人達は全員信頼できるの?」 「当然やろ!テニスやる奴が殺し合いなんてするわけあらへんからな!」 「……その理屈はおかしいと思うんだけどなぁ……」 お互い殺し合いには乗る気がない事を知った二人は、歩きながらも情報交換を行っていた。 まずはお互いが持っている情報を交換するべきだと、雪輝が提案したのである。 その口調はまるで、殺し合いを既に体感しているかのようだった。 彼の話によると、この殺し合いでは雪輝の知り合いは一人も呼ばれていないらしい。 一方的に知っている人はいるが、親しい人は此処にはいない――まるで昔を思い出す老人のように、彼は話してくれた。 そう、とても十代前半の少年とは思えない眼つきで。 「……なあ、天野ってジジ臭いとか言われへんか?」 思い切って、質問をぶつけてみる。 体格は少年のそれなのに、雪輝は何故だか中学生に見えない。 四天王寺中にも中学生離れした風貌の者はいるのだが、彼はそれらとは比にならないほど「らしくない」のだ。 いや、「中学生離れ」なんてものではないだろう。 常に遠くを見つめているようなその瞳は、まるで人間であることを捨ててしまっている風にも見える。 「…………やっぱり、そう見えるかな?」 返ってきたのは、否定でも肯定でもなかった。 その台詞は、まるで何かを悟ったような言い方である。 触れてはいけなかっただろうか――金太郎の胸に罪悪感が生じていく。 しかし、次に雪輝から発せられた台詞は、彼の予想とは全く別のものだった。 「本当の事を言うと、僕は中学生とはちょっとだけ違うんだ」 「……へ?じゃ、じゃあ、なんやって言うんや?」 「……僕は――――"神様"なんだ」 【2】 今の所、神である事を証明できるものはない。 因果律も弄くれないし、神になってから1万年間の記憶もかなり曖昧になってしまっているのだ。 大方、この殺し合いを始めた者が自身に何か細工をしたのだろう。 しかし、「天野雪輝」は「神の座を賭けた戦い」に優勝し「本物の神」となった事は、紛れもない事実だ。 「……あまのがかみさま?」 「うん、一応神様って事になってるんだ」 金太郎はきょとんとした表情のまま、会話を続けている。 こんな突拍子も無い事を言われたら、そりゃ誰だってこんな反応を取るだろう。 そして数秒後にはこう言うのだ――「そんな馬鹿な冗談を言うな」、と。 「……あ、天野ってそんな偉い人やったんか!」 信じやがった。 半分冗談のつもりで言ってみたが、まさか本当に信用してしまうとは。 情報交換の時に「まさか」とは思ってはいたが――これは流石に純粋すぎるだろ。 「……てことは……ワイって神様と一緒におるってことやんけ!スゲエ!」 「え、ちょっと、今のは」 「さ、サインお願いしてええか!?」 「いや、だからさっきのは冗談で――」 と、そこで金太郎の動きが急に停止する。 彼の目を見てみると、視線が雪輝の真後ろに注がれている事が分かった。 「……どうしたの?」 「……人、人がおった」 そこでようやく、雪輝は自分がしでかした事の大きさに気付く。 こんな場所で大騒ぎするのは、「自分は此処にいる」と宣伝するようなものではないか。 殺し合いに乗った者にからすれば良い的である。 危機を察知した雪輝は、すぐにここから離れようと試みる。 が、金太郎の目撃した人間の正体が明らかになるにつれ、その考えは薄れていった。 「…………ユッキー?」 何故なら――二人の前に現れたのは、雪輝がこの世で最も深く愛した女性だったからだ。 【3】 雪輝は、知り合いの4人は全員"三週目の世界"の人間だと考えている。 何故なら、自身が生きていた"二週目の世界"では、彼らは全員死んでいるからだ。 消滅した魂は例え神であっても取り戻す事はできない。 死んだ人間は生き返らないから、彼らは"二週目の世界"の住人ではない筈だ。 とすれば、彼らは必然的に"三週目の世界"の存在と考えられる。 "三週目の世界"では未来日記そのものが存在しない為、雨竜みねねによる爆破テロも起こらない。 故に、"三週目の世界"の秋瀬と日向は雪輝を知っている訳がないのだ。 高坂も未来日記による騒動がなければ、友人にはならなかっただろう。 "三週目の世界"の人間は、"二週目の世界"の雪輝とは赤の他人なのである。 だから由乃も、雪輝を知らない。 どれだけ深く愛しても、"三週目の世界"の彼女には全くもって無意味なのだ。 ――しかし。 目の前の由乃は今、雪輝をなんと呼んだだろうか。 「ユッキー」と、確かに雪輝をあだ名で呼んでいた。 「どうして……それを……いま……ゆっきーって……」 「……?どうかしたのユッキー?」 この我妻由乃は、雪輝の事を「ユッキー」と呼んでいる。 そんな馬鹿な。 こんな事は決して起こらない筈だ。 だが、目の前にいる由乃は、間違いなく。 彼女は――――"二週目の世界"の由乃だ。 「ゆ……の!ホントに……!?」 目から勝手に涙が零れ落ちる。 足が自然と由乃の方へと向かっていく。 もう二度と出会えないとばかり思っていた彼女に向かって、ゆっくりと進む。 滝のように涙を流しながらゾンビのように進行する様は、さぞかし滑稽だっただろう。 だが、今の雪輝にとっては身なりなどどうでもいい話であった。 1万年間恋焦がれた相手が、すぐ目の前にいたのだから。 由乃と雪輝の距離が僅かになったその時――何かが、首筋に当たった。 一体何が起きたかと思う前に、雪輝の全身に衝撃が走る。 体を駆け巡る異様な感覚によって、彼の思考回路が混乱を起こす。 衝撃が止んだかと思うと、今度は全身から力が抜けていった。 事態を把握する前に、意識が遠のいていく。五感が消失し、精神が闇に沈んでいく。 由乃の手が、雪輝のズボンのポケットへと伸びていく。 そして、そこから隠してあった拳銃を抜き出した。 彼女はそれで何をするつもりなのか。 それを知る前に――雪輝の意識は消失した。 【4】 雪輝の支給品の中には拳銃が含まれていた。 彼は護身用にそれをポケットにしまっている事は、 雪輝日記を使用すれば簡単に判明する事であった。 由乃は奪った拳銃の銃口を、雪輝の頭部に向ける。 このまま引き金を引けば、彼の命を確実に刈り取れるだろう。 「な……何やっとんのやオマエッ!」 そういえば、一緒に行動していた奴がいたか。 由乃は雪輝に狙いを定めていた拳銃の銃口を、赤毛の少年へ向ける。 「決まってるじゃない――殺すつもりよ」 「な、なんでや!よく分からへんけど天野はオマエに会ったの喜んどったやないか!」 「ッ……関係ないわ……"この"ユッキーは殺さなきゃならないのよ」 そう、「"この"ユッキー」――すなわち、"二週目の世界"の天野雪輝は殺さなくてはならない。 自身に関する情報の漏洩と、そして自らの覚悟の証明の為に、真っ先に殺さなければならないのだ。 この雪輝は"二週目の世界"の存在だから、既に自身の暴かれてはならない秘密を知ってしまっている。 自分が神になる為に彼を殺そうとした事実を流されると、これから先、面倒な事になりかねない。 故に、雪輝はできるだけ早い段階で殺す必要があるのだ。 例え恋人であったとしても、死なせなくてはならない。 銃口をすぐさま雪輝の顔面に移動させる。 もう一人に対応される前に引き金を引けば、確実に彼の息の根を止められる。 それが雪輝日記に書かれた未来――回避不可能の予知なのだ。 日記の未来が変わらない事から、二人には未来日記は支給されていないだろう。 もう決して予知は覆らない――殺せる! 「…………ッ!」 殺せる――筈だった。 予知通りに動きさえすれば、この場にいる二人を殺せる。 それなのに、動けなかった。 彼の顔が視界に入った瞬間、僅かだが動きが硬直してしまったのである。 振り切ったとばかり思っていた迷いが残っていたが故のミス。 命の奪い合いという場面における"一瞬"がどれだけ重いかを、由乃はよく理解していた。 【5】 一瞬だけ生まれたスキを、金太郎は見逃さなかった。 テニスで鍛えた瞬発力を利用して、由乃に接近。 そしてそのまま重心を前方に持っていき――繰り出されるのは、渾身の体当たり! 決死の体当たりの威力は大きかったようで、 直撃を食らった由乃は勢い良く地面を転がる事となった。 その隙に雪輝を抱きかかえて、由乃の元から撤退する。 デイパックを拾い忘れていたが、もうそれを気にしている場合ではない。 さながら疾風の如く、金太郎は走る。 撤退する事しか選択肢がなかった自身の不甲斐なさを噛み締めながら。 ひたすらに、走る。 少年が一人、倒れ伏す。 事態を把握できないまま、意識を闇に埋める。 少年が一人、疾走する。 少年の体を抱えながら、ひたすらに。 【深夜 / E-1 / 市街地 】 【遠山金太郎@テニスの王子様】 [状態]:健康、雪輝を抱えている [装備]:無し [道具]:携帯電話 基本:殺し合いはしない 1:とりあえず天野と一緒に逃げる 2:知り合いと合流したい 【天野雪輝@未来日記】 [状態]:健康、気絶、金太郎に抱えられている [装備]:無し [道具]:携帯電話 基本:??? 0:由乃……? ※神になってから1万年後("三週目の世界"の由乃に次元の壁を破壊される前)からの参戦 ※神の力、神になってから1万年間の記憶は封印されています 【6】 殺せなかった。 あれだけ殺すと誓っていたのに、雪輝を殺せなかった。 二人が逃げ去った方向を睨みつけながら、由乃は歯軋りを立てる。 自身の「雪輝日記」通りに行動していれば、あの二人は始末できたのである。 しかし由乃自身が"動揺"という形で未来を変えてしまった為に、二人を仕留め損ねてしまった。 (……どうして) 何故、動揺してしまったのか。 もうあの周回の雪輝には未練は残っていないと言うのに。 心を揺らす要素なんて、もうどこにも無い筈なのに。 (そうだ――きっとアイツが全部悪いんだ!アイツさえいなければユッキーを殺せたのに!) きっと、あのタンクトップの餓鬼が悪いのだ。 奴が余計な口を挟まなければ、ちゃんと予知通りに事は進んだに違いない。 そうに決まっている――決して殺すのを躊躇しているのではないのだ。 自身の「HAPPY END」の為に、由乃はこの場にいる全員を殺す事を決意したのだ。 優勝者に与えられるであろう神の力は、恐らくはデウスすらも凌駕する力を有している。 死者の蘇生が、その代表的なものだろう。 その能力がなくては、殺した筈の三人が当然の如く殺し合いに参戦している訳がない。 あの力さえあれば、本当の「HAPPY END」に辿り着ける。 愛する者と一緒に生き続けるという最良の理想を実現できるのだ。 その為ならば、その恋人だって殺してみせる。 そう決意を固めながらも――彼女の表情には、依然として迷いが含まれていた。 少女が一人、立ちつくす。 左手の携帯電話からノイズが漏れている。 【深夜 / E-1 / 市街地 】 【我妻由乃@未来日記】 [状態]:健康、雪輝の殺害に迷い? [装備]:雪輝日記@未来日記、詩音の改造スタンガン@ひぐらしのなく頃に、来栖圭吾の拳銃@未来日記 [道具]:基本支給品一式 不明支給品0~1 基本:真の「HAPPY END」に到る為に、優勝してデウスを超えた神の力を手にする。 1:ユッキーだろうと殺す。殺せる筈。 ※54話終了後からの参戦 ※由乃のすぐ近くに金太郎のデイパック(基本支給品一式、不明支給品1~3)、雪輝のデイパック(基本支給品一式、不明支給品0~2) が落ちています Back 痛みなど感じない世界 投下順 Boy meets Girl and Gay Back 痛みなど感じない世界 時系列順 Boy meets Girl and Gay START 遠山金太郎 ネガティブコンディション START 天野雪輝 ネガティブコンディション START 我妻由乃 TRIP DANCER