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本来、ソレには人格があった。 生い立ち、名前、生涯。 だが今は記憶がない。 ただ、キオクというものがあったような感覚だけが脳のどこかに澱のように沈殿している。 しかし、その感覚もすでに薄れ始めていた。 誰かがいる。 自身の中に、別の誰かが。 その誰かはソレの人格を塗り潰し、徐々に、ゆっくりとソレを別の"誰か"へと変えていく。 抗う術はなかった。 ソレはただ、抗う意思すら奪われて、静かにガラスの中で眠る。 そうしてやがて、ソレの持つソレ"自身"は、周囲の液体に溶けるように霧散した。 * * * 『脊髄リンクオンライン』 アルエの音声と同時。 脊髄に挿入された針を通し、人工的な電気信号がじかに全神経を疾駆し、侵し、支配していく。 動脈から毛細血管に至るまで冷水に満たされる感触。 視界が暴力的なまでの速度で広がっていく。 『――ンク、クリア。運動神経リンク、クリア。自律神経リンク、クリア。副交感神経リンク、クリア』 耐Gスーツの圧迫感が消失し、全ての五感が研ぎ澄まされる。 脳がアルエの本体であるスーパーコンピュータと融合し、肉体の全機能が拡張、強化されていくのを実感した。 『システムオールグリーン』 軽く拳を握り、れいなは動作に支障がないことを確認する。 掌を開き、閉じる度に木霊する機械的で無機質な作動音。 最先端科学の結晶に身を包み、しかしれいなの意識はそれとは真逆の世界へと飛んでいた。 「ん? なにか問題でもあった? れいな」 無言のれいなを訝しんでか、あさ美が声をかけてきて、それで意識を引き戻された。 つい先日に中澤から聞かされた話のせいで、やはり動揺しているのかと自問する。 「や、ちょっと美貴ねえ……いえ、姉のこと思い出してたんですよ」 「ああ例の……。そりゃ、あんな話聞いた後じゃ心配にもなるよね」 藤本美貴。 苗字こそ違うが、血の繋がったれいなの実姉である。 彼女は魔女だった。 なんの比喩でもなく、本物の魔女。 より正確に言うのなら魔術師だ。 魔術師。 超能力者が現れるより遥か昔、それこそ紀元前の頃からそれは実在した。 魔道を探求し、人であることを捨て、人智を超えた神秘を体現する者たち。 れいなの生家である藤本の家系も、 開国後に大陸からもたらされた西洋魔術とアイヌの精霊術を組み合わせた魔道を探求する魔術師の血統だった。 そして両親は共に出自が極東の島国の身でありながら、 魔術の本場イギリスの魔道協会に行けば名を知らぬ者はモグリと言わしめるほどの凄腕の魔術師だ。 その血を受け継ぐ姉の美貴も、若くして"氷結の魔術師"の高名を轟かせる才覚ある人物だった。 魔術師には生来生まれ持った素養がある。 大別するとそれは四大元素。地、水、火、風の四つだ。 姉の美貴は強い水の素養を宿して生まれ、長い時間をかけ積み重ねられた魔術研究の成果を修得、応用し、実践によってそれを氷結まで高めた。 しかし、次女であるれいなにはそのどの素養もなかった。 端的に言えば、魔術師として落ちこぼれだったわけである。 結果、両親は幼いれいなを福岡に住む遠縁の親戚の下へと養子に出した。 なにも両親に愛情がなかったわけではない。 職業柄、海外を転々とする多忙な身でありながら、暇があればれいなに会いに来てくれるし、 西洋じこみの厚い抱擁には溢れんばかりの愛が詰められている。 だがそんな両親のような魔術師を統括、管理する魔道協会には鉄の掟がある。 魔術とは神秘なり。神秘はその全容の秘匿があってこそ神秘たりえる。 魔道協会は魔術の実在を徹底的に秘匿する。 その体質は、中世に行われた教会による魔女狩りという歴史を経て、より強固なものとなった。 魔道協会には魔術の戦闘運用に特化した魔術師が籍を置く部署があり、誰あろう藤本家の人間もみなその部署の人間だった。 職務内容は、魔術の実在を世間へ露見させうると判断された人物の抹殺。 研究に没頭するあまり、周囲の被害をかえりみない実験、 悪質なものでは意図的に一般人を実験用のモルモットとして使用するような外道も存在するのだ。 協会はそういった魔術師を徹底的に追い詰め、容赦なく削除する。 それが協会の体制だった。 北海道に居を構える藤本の屋敷には魔術の真髄とでも呼ぶべき魔道書、 両親や姉、先祖の遺した膨大な魔術研究に関する書籍が存在している。 そんな場所に魔術師としてなんの素養もない人間を置いておくわけにはいかない。 れいなを養子に出すことは、両親にとって苦肉の策だった。 協会本来の徹底ぶりを考慮すれば、記憶の抹消、肉親との接触すら禁止される可能性も高かった。 れいながこうして魔術師に関する知識を持ちながら一般社会への存在を許されているのは、 両親のそれまでの協会への貢献から許された恩情、ひとえにただ幸運だったとしか評しようがない。 「まあほら、お姉さんが超能力者だったって言っても、レベルは2でしょ? 統計上はやっぱりハンターや警察官として殉職扱いになってる高レベルの人間の方が圧倒的に多いし、きっと大丈夫だよ」 知らず沈黙を宿したれいなに、あさ美が気遣わしげな声をかけてくれる。 おそらくは魔術師の間で魔力と呼ばれるそれが超能力エネルギーと同一のものなのか、 魔術師も超能力判定では無能力者とは判定されない。 とは言え、魔術師はあくまで術式、陣、詠唱、兵装といった媒体を介して魔術を行使するものなので、レベルはせいぜい1か2だ。 両親や姉のように戦闘魔術に特化した魔術師を知る身としては 高レベルの超能力者が魔術を身につけるとどうなるのか想像するだに恐ろしいが、 血統や家系を重んじ、幼少期から魔術修行を課される魔術師の性質を考えれば杞憂だろう。 「……そうですね。すいません、任務に集中します」 「うん。じゃ、改めて状況を説明するね。今回のヴァリアントは――」 あさ美には、魔術師については何も話していない。 話してあるのは、家の事情で苗字の違う実の姉が行方不明になっているという事実のみ。 ヴァリアント殲滅任務に志願したことについても、 自身の特異な才能を社会を守るために使いたいだけだと濁してある。 もちろんそれも動機のひとつではあるが、真の目的は行方不明になった姉の捜索にある。 美貴は、れいなにとって特別な存在だった。 両親とは違い、決して優しい姉ではなかった。 むしろその二つ名の示す通り、氷のような冷徹さを纏った人間だった。 それこそ、魔術など用いずとも視線の一瞥だけで通行人を凍りつかせるような。 グズだのバカだのマヌケだのと口汚い罵詈雑言を浴びせられたことも一度や二度ではない。 ただ、それでも両親以上に頻繁に訪ねてきてくれたし、 誰よりも早く超能力、魔術問わずにその力を打ち消すれいなの体質を見抜き、 幼少期から厳しい戦技指導をしてくれたのも彼女だった。 美貴が協会に籍を置いて多忙になってからは道場通いになったが、 暇を見つけてはれいなを訪れ、米国じこみの射撃訓練などにも付き合ってくれた。 美貴はれいなの姉であり、師であり、常に憧憬の対象であり続けた。 そんな彼女が、ある日突然姿を消した。 美貴とは旧知の仲で、魔道の家系の出でもないくせに魔術師についても一定以上の知識を持つ中澤が言うには、 掴めた最後の足取りは米国のヴァリアント出現現場。 そのヴァリアントのランクは3。 現地の警官の証言によれば、制止に入った五人の武装警官を素手で気絶させ、 そのまま活動期のヴァリアントがいる方向へと歩み去ったという。 ヴァリアント自体はその後、数時間後に米国のハンターによって処理。 現場近辺には美貴の遺体も殺害の痕跡も見つからなかった。 ちなみに両親の話では、魔道協会の粛清人としての用事も現地にはなかったはずだという。 美貴がその場に現れた意図、行方不明の原因、なにもかもが謎のままだ。 あさ美の言う通り、ヴァリアントの"材料"として拉致されたというケースも可能性としてはあるだろう。 だが、ただのレベル2の超能力者ならまだしも、藤本美貴は百戦錬磨の魔術師だ。 ランク3程度のヴァリアントや"ヴァリアントを製造している"側の人間程度に遅れを取るとは考えにくい。 その気になれば大気中の水分を掻き集め、直径20メートル以上の空間を凍結させることもできるのが"氷結の魔術師"だ。 ヴァリアントがいかに強固な障壁を誇ろうと、他の哺乳類同様に肺呼吸によって生命活動を維持する生物である以上、 そんな魔術を喰らえば酸欠死は免れないだろう。 「説明は以上。じゃ、後は手筈通りによろしく」 大型トラックを改装した運用車の後部ハッチが開く。 青いパワードスーツをまとったれいなは、車体を大きく軋ませながら外へと身を滑り出した。 手近な送電用鉄塔から運用車の底部を介して繋がるケーブルが、作業員二人の手によってスーツ背部に接続される。 ヴァリアントを追っていれば、いずれは藤本美貴失踪の謎に届く可能性は低くない。 特異体質と戦闘技術を見込まれて受けた中澤の誘い文句だが、 徐々にその推測は現実のものとなろうとしている。 今のれいなにできるのは、ヴァリアントの背後に蠢く何者かの真意を掴むこと。 その先に、きっと藤本美貴はいる。 ゆっくりと、しかし確実な覚悟を持って、れいなは標的のいる位置へと歩を進めた。 スーツの触覚を通し、踏みしめた地面が重々しく軋むのを感じる。
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ParsonalData 名前:楓[Kaede] 年齢:17~18歳(茜と同い年) 紅葉の双子の兄。 茜の同級生。現在は休学中(行方不明)。 →箱船の外で、エデンと行動している。 箱船の内部に入り込んできた幻獣を狩る存在。 紅葉、楓の両親が過去幻獣と戦った際、両親が命を賭けて死産した双子に封印した。しかしきっぱり二つにならずに、強大な力は楓に、感情は紅葉に偏って分割された。 そのため感情が乏しく、嬉しい、悲しいが全く理解できない。 →だがそれだと人間関係が破綻するため、表情だけは作ることが出来る。
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TOKIWA-Senri モチーフ 所属 称号 悪路王 肩書き 構成因子 鬼 病 怪力 棍 根暗 当主 混血 主要人物関係 叔父:月島社 戦闘体系 自分の体を紫色の鬼と変え、巨大な棍棒を振るうパワーファイター 補助能力として、病の風を吹かせる能力ももつが、自分でもコントロールしきれないため使いたがらない 外見 両親を交通事故で失っており、母方の伯父一家の家に引き取られた 自分が両親を救えなかったことを悔いていた 社の遺言より継承印を手に入れ、鬼になる力を手にした が、あくまで社の意志であるため、他の氏族長に認められていない
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シソーラム クラス 演者レベル:6 クラス名 Lv 逸脱 職工 2 従者 3 戦人 1 基本剥離値:3 消費経験点: 配役 出自 聖職者の家庭 境遇 出会い パートナー: 感情 ステータス 能力値 肉体 知覚 意志 感応 社会 縫製 基本値 15 15 12 12 10 8 ボーナス 5 5 4 4 3 2 戦闘値 戦闘能力値 未装備 武器右 武器左 防具 アクセサリー1 アクセサリー2 その他 特技修正 合計値 命中値 11 -1 10 回避値 8 1 1 -1 1 10 術操値 7 7 抵抗値 7 1 8 行動値 16 -1 -3 -1 11 耐久値 30 4+7 37 精神力 26 2 28 攻撃力右 4 殴1 4+殴1 攻撃力左 4 殴4 4+殴4 防御[斬] 1 1 6 2 3 13 防御[刺] 1 1 5 2 3 12 防御[殴] 2 4 2 1 9 防御[術] 0 防御[縫] 0 戦闘移動 17m 全力移動 34m 装備・アイテム 常備化ポイント:40 装備 部位 種別 装備名 射程 常備化 備考 武器右 白兵(殴) 円盾 至近 2 武器左 白兵(殴) 鋼鉄の大鍋 至近 10 防具 珊瑚の鎧 アクセサリー フジツボ アクセサリー 細工時計 10 重圧,放心,狼狽1つを打ち消す/シーン1回 その他 大海亀 全力移動が10m/40m その他 自動人形 1 一般アイテム 名前 種別 タイミング 効果 名建築 その他(職工装備) 常時 達成値+2 お手伝いからくり その他(職工装備) 能力値判定直前 達成値+2 特技 特技名 Lv 種別 タイミング 判定 難易度 対象 射程 代償 効果 熟練工の極意 1 ア 常時 自動 自身 職工装備の常備化 王佐の才 1 必 オート 自動 単体 視界 3MP 判定の振り直し/1RにLv÷3(端数切り上げ) 勇猛なる血 1 必 常時 自動 自身 命中値,肉体による判定のクリ値-1/最低9 きらめきの壁 1 術 オート 自動 至近 4MP 命中判定直後に自分のいるエンゲージで「範囲」を自分1人に 我が身を盾に 1 オート 自動 自身 1MP 同一エンゲージ内のカバーをして実ダメージ6軽減 衰え知らぬ身体 2 常時 自動 自身 耐久力を〈Lv×3+クラスレベル〉 鋼の肉体 3 常時 自動 ダメージをLv個のD6+クラスレベル軽減 典雅なる笑み 3 オート 自動 自身 3HP 自分のバッドステータスをLv回回復 贋作 1 ア 「海と共生せしもの」により3個の海守り装備 設定・その他 18歳くらいの女の子。愛称はソラ。 共に聖職者の両親のもとに生まれた。二人とも神の信者というより、奉仕者に近い。神のお告げであるところの御標にも絶対的な信頼を置いている。シソーラム自身、幼い頃から両親の結婚や出産は全て御標のお告げであると言われて育ってきたが、そこにマイナスの感情はない。誰かに仕え尽くし信じることは強さであると、両親の懸命な姿を見ていたから。ところが12,3歳頃のある日、「自身の失敗により両親が死ぬ」といった旨の御標が下りる。両親は神を信じることを望んだが、シソーラム自身は奉仕に対する神からの裏切りであると怒り、御標に逆らうことで紡ぎ手となった。 その後、紡ぎ手に否定的な教会を出て桂緒の国にやってくる。そこで一心斎の精巧なからくりと出会い、一心斎に弟子入り。教会での教育もあり、比較的器用にこなす。また、歳の割りに大人びて見える言動が多い。 「仕える、親、信用」などに関して複雑な感情を持っているが、本質の部分が従者であり、からくりは自身の奉仕に裏切らないという気持ちから、現在はからくりへの奉仕で本質部分の渇望を埋めている。
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「・・・・・・きろ・・・・・・起きろ!アリウス!!」 「う・・・・・・ん?」 昨日はあの後アルルが宿を取ってきて、そのまま俺達三人は宿屋へ向かった。そして、今は寝坊している俺を二人が起こしてくれているようだ。 「やっと起きたか。そろそろ行かなきゃ間に合わなくなるぜ」 「アリウス、眠いかもしれないけど起きて。もう行かなきゃならないの」 「ああ・・・・・・ごめん。行こう」 身支度をして、俺達はサレッドを出た。 「長旅になりそうだな。これじゃあしばらく元の世界には帰れそうもないぜ・・・・・・」 「そうかもな・・・・・・。二人とも、両親と離れ離れにされてるんだろ?」 その言葉をルークが言うと、俺達は少し苦い顔をした。 「ん?どうした?」 「・・・・・・俺達にはもう、両親がいないんだ」 「・・・・・・・」 「そんな!二人とも!?両方の親がいないだって?」 「ああ・・・・・・。俺の両親は不慮の事故で亡くなった。アルルの両親は・・・・・・」 「・・・・・・殺されたの」 「だっ・・・・・・誰に!!」 「名前はまだ言えないけど・・・・・・人間じゃ、ないの。魔族の者としか言えない・・・・・・」 「・・・・・・悪かった」 「別に謝る必要はないさ。ルークが謝ってくれたところで両親が生き返るわけじゃない。気にするなって」 「ああ。でも、ごめん・・・・・・」 そんなことを言っているうちに、魔物が俺達の前に現れた。 「やっぱり出たか・・・・・・。戦うぞ、アリウス、アルル!!」 「ああ、分かってるさ!!」 魔物は3匹。丁度俺達も三人なので、1人1匹と戦うことになった。 「甘いっ!!円陣舞!!」 ルークは魔物の攻撃をかわし、円陣舞で切り裂いた。 「この魔物、そこまで強くないぞ!簡単に倒せる!」 「わかった!炎の力、見せてあげるよ!!『ファイアー・ボール』!!」 その名の通り、大きめの火の玉が敵を包み込み、燃え上がらせた。こちらも一撃だ。 「!?俺のは弱くないぞ!!」 俺が戦っている魔物だけ、二人の戦っていた魔物より一回り大きく、力も強かった。 「手伝おうか?アリウス。」 「いや・・・・・・必要ねえよ。風の力よ、我が右腕に宿れ!!新技行くぜ!『烈神衡(レッシンコウ)』!!」 風の力を宿した掌底(手を開いたまま指と指の間を閉じ、手のひらを相手に向けて手を真っ直ぐ押し出す攻撃)を相手に喰らわせた。普通の掌底とは違い、風の力を使っているので威力が高く、相手をより遠くに吹き飛ばすことができる。相手が吹き飛んでひるんでいる隙に、俺は短剣で魔物を切り裂き、体に深く短剣を刺した。 「ふう・・・・・・倒したな」 「さすがに三人ともなると戦闘が楽になるな、俺とアリウスだけじゃいまいち人数不足が否めなかったが・・・・・・」 「そうだね。私もこれからは戦えるようになったし」 そう言っている内に、再び俺達の前に魔物が現れた。 「んな!?また魔物かよ!!」 「この辺りは魔物が多いんだよ!!戦うぞ!!」 結局魔物が大量に現れたため、俺達は船着場に間に合わず野宿することになってしまった・・・・・・。 名前 コメント 22話へ戻る 24話へ進む 小説ページへ戻る トップページへ戻る
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ディートリッヒ一家は、イギリスから移住した人間の一家である。 両親がバルシュタイン兄妹の家庭教師をした縁で、ミヒャエルとヒルダは二人の幼馴染になった。 ミヒャエル・ディートリッヒ |ヒルダの兄。人間。フェレットに想いを寄せている。 絵本作家になるのが夢。ルーディーの襲撃で右手に障害を負う。 ヒルダ・ディートリッヒ |ミヒャエルの妹。人間。レリックの恋人である。 ディンギルに吸血され、吸血鬼となる。 ディートリッヒ夫妻 |ミヒャエルとヒルダの両親。人間。バルシュタイン兄妹の家庭教師を務めていた。 子爵一家を怖れ、息子達を彼らから引き離そうとする。 名前 コメント
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ピンポーン 『清澄高校麻雀部の者ですが、京太郎君はいらっしゃいますか?』 『あら、京太郎の彼女かしら。京太郎は部屋で寝てるわよ』 『そうですか、ではまた日を改めさせて貰いますね』 『……実はね、私達これから出掛けなきゃいけないの』 『はい……?』 『京太郎は一度寝たらしばらく起きないし、貴女、京太郎が起きるまで留守番を頼めないかしら?』 『!』 『あ、京太郎のことが嫌いとか、別に用事があるとかなら』 『引き受けます!(迫真)』 『く、食い気味ね……電話も来客の対応もしなくていいわよ。なんなら寝てる京太郎で遊んでも良いからね』 『ありがとうございます、お義母様!』 『じゃあ、後はよろしく頼むわね。……あ』 『はい?』 『私達が帰るのは、一週間後…大晦日になるからって、京太郎には伝えているからね?』 『い、一週間……!』 (京太郎……強く生きろよ……!) 和「さて、ご両親から嫁入りの許可も得たところで……」(得ていません) 京太郎「zzz………おもち……うぇへへ…」 和「部室での寝顔と違って、少し可愛いですね」 京太郎「zzz………」 和「……寒いですね。暖房は付けないと言っていましたけど……」 京太郎「zzz………」 和「私と須賀君が風邪を引くよりはいいでしょう。失礼しますね」ノソノソ 京太郎「zzz…寒い……」グイッ 和「きゃあっ!?」 京太郎「zzz………ぅん…?」 和「」プシュー 京太郎「………和?なんでうちに和が……?……あぁ、夢か…」 和「夢じゃありません!」 京太郎「………あれ、マジで和?なんで?」 和「夜、買い物に行くと約束したでしょう」 京太郎「……でもまだ昼だぜ?」 和「待ち遠しくて来ちゃったんですが…そうしたらご両親に、留守を任されまして」 京太郎「……うん、じゃあもう大丈夫だぜ。またな、和。夜にまた会おう」 和「買い物は明日の朝から行きましょうか」 京太郎「うん?なんか用事が出来たのか?」 和「今日は一日中、明日の朝まで須賀君と家でゆっくりしていたいです」 京太郎「…………あの、和?」 和「はい?」 京太郎「つかぬことを聞くけど、この感触………」 和「はい、その通り。脱いでいますよ」 京太郎「風邪引くぞ!?」 和「引かないように暖めてくださいね、須賀君……いえ、京太郎君♪」 翌々日には原村家のご両親に挨拶に向かう事になる京太郎と、面倒な性格の娘を貰ってくれることに歓喜するご両親が仲良くなります カンッ
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refer to ■ ロベリア -田村芽実- ■ ■ リイビングビハインド -小数賀芙由香- ■ あなたの能力は処置をしたところで あなた自身の寿命を短くするだけよ それでもかまいません 一緒に戦いたいんです なぜわたしだけだめなんですか? なぜ?なぜ? 和田さんの語ってくれた私たちの理想郷 そこに私も連れて行ってください ごめんなさい むりよ あなたは私たちの役には立たないの 役立たずは、いらないのよ ちがう!わたしは役立たずじゃないです! おねがい!福田さんおねがい! さようなら やめて福田さんやめて いやいやぁ おいていかないで わたしひとりだけ おいてかないでぇ ―――― …ふゆか…ふゆか…芙由香! ……目覚めると、私は病院のベッドに横たわっていました。 長い夢を、見ていたような気がします。 涙をながし、喜ぶ両親がいました。 両親、私の事を一番に愛してくれる、私の大切な人たち。 よくわからない。 なんだか、いろんなことを、とっても大切な、いろんなことを忘れてしまったような。 不思議な気持ちでした。 私は、原因不明の免疫不全で意識不明となり、その後、ずうっと昏睡状態だったんだそうです。 おそらくはこのまま、仮に目覚めてもいろんな臓器や脳にも重い障害が残るだろうって。 奇跡だそうです。 だから、ちょっとぐらい記憶が無くなっても、運が良かった方だって。 そうなんだ、不思議です。 そんな病気あるんですね。 わたし、倒れる前って、どんな子だったんでしょう。 どんなことして、どんなお友達がいて……、でも、いいっか。 生きている間、私は通院と入退院を繰り返す一生です。 ううん。両親はきっと元気になるって励ましてくれました。 でもわかります。 私だって、それぐらい、わかります。 でも、こんなに愛してくれる両親に出会えた。 まるで初めて会ったような気がするけど、 とってもやさしくて、とってもあったかい。 お二人の事、ちゃんと覚えてなくて、なんだか申し訳ないんです、私。 生きてるうちに、ちゃんと、思い出せたらいいな。 きれい。 ええ、病院のベッドから見える景色、なんだか私には、とっても綺麗に見えるんです。 ずっと、こういう景色が見たかった。 なぜでしょう、そんな気がするんです。 ほら、雲が晴れてきました。 雲間からこぼれる日差し。 とっても眩しい、とっても、とっても。 こんにちは 私の短い一生 こんにちは わたしのしあわせ こんにちは! わたし、とっても、しあわせっ! 【index】 投稿日:2013/11/19(火) 18 58 37.67 0 beck ■ セットドキュメントミズキ -譜久村聖- ■ next ■ コートヤード ‐竹内朱莉- ■
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ガートルード(ガート)・ヨークス(Gertrude Yorkes) (キャラクター、マーベル) 初登場:Runaways #1 (2003年7月) 種族:人間、女性 チーム:ランナウェイズ 概要 両親たちが犯罪者グループザ・プライドだと知り、逃亡生活を送ることになった6人の少年少女たちランナウェイズの1人。 両親はタイムマシーンを盗んでタイムトラベルを繰り返していたタイムトラベラー。 87世紀の遺伝子工学で創られた恐竜”オールド・レース"とテレパシーでつながっていて、自在に命令することがきる。 外見は、髪を紫色に染めた、メガネ(コンタクトレンズも使用?)で小太りの少女。 性格は常に沈着冷静。 Runawaysvol.1の終盤では、仲間の1人チェイス・ステインが溺れて心肺停止になり、ガートルードがマウス・ツー・マウスで命を救った。これ以来、ガートとチェイスは恋仲になる。 一応、"アルセニク(Arsenic)"というコードネームも持つ。 能力 本人は特殊な能力を持たないが、オールド・レースと名付けた恐竜を使役する。 オールド・レース(Old Lace) 87世紀の遺伝子工学で誕生した恐竜。体格は人間より少し大きい程度。 ガートルードとテレパシーでつながっており、命令の通りに行動する。 ただし、ガートルードの両親を攻撃することはできない。 逃亡者となったガートルードが自宅の倉庫に侵入し、発見。 両親はガートルードが18歳になったとき、自らの素性を明かし、守護者としてオールド・レースを残す予定だった。 映画などの適当な知識からヴェロキラプトルだと看做されていたが、Runawaysvol.2でデイノニクスだということが明らかになった。 Runawaysvol.2 Runawaysvol.2では、タイムマシンに乗って未来のガートルードが現れる。 未来の世界では、ガートルードはヒロインという名のアベンジャーズのリーダーになったが、ある人物によりメンバーが殺害され、全滅するという。瀕死のヒロインは、チェイス・ステインの腕の中で息絶える。 "Runaways vol.2"#18で復活したザ・プライドのリーダー、ジョフリー・ワイルダーの手にかかって死亡。チェイスの腕の中で息絶える(チェイスは二回ガートの死を見届けている)。 オールド・レースの主はチェイスに譲られた。 BattleWorld インカージョンにより崩壊した世界をドゥームが再構成したバトルワールドでは、スーパーヒロインたちが守るアルカディアの一員として久々に登場した。 オールド・レースに乗って戦う姿が見られたが、Earth-616の再構成とともに再び死亡扱いになっているものと思われる。 RAINBOW ROWELL版ランナウェイズ チェイス・ステインがタイムマシンを使い、ガートの死体を回収。ニコ・ミノルの部屋へ降り立ち、魔法によるガートの復活を願う。ニコはいろいろな魔法を使い、何とかガートの蘇生に成功。再度、ランナウェイズが集結する。 アメコミ@wiki
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601 :名無しの心子知らず:2009/04/29(水) 16 15 20ID BcrTZtPi 過疎ってるみたいなのでプチ投下。 私の実家(ド田舎)はコンビニもどきをやってる。 レジ番は私(小学生)と兄(中学生)と母で交替の家族経営(父は会社員)。 そこにいつもワンカップを購入していくアル中ママ。 目つきが明らかに酔ってて、子供ながらに酒さましてからこいよ、と思ってた。 ある日から帳簿が合わなくなった。 気のせいかと思っていたが、額が些細なものでレジ打ち間違えたかな? と思っていたが、在庫も微妙に合わない。 私と兄はアル中ママでは、と思っていたが両親はあまり動きたがらない (田舎ゆえのご近所付き合いを気にしていた) 証拠もない。そこで一計。 いつもの購入時間に、酒コーナーのエリアの酒をみっちり補充した。 いつものように、アル中ママがワンカップ購入。 外に出たのをみはからって、さっそく確認すると、ワンカップ列が綺麗さっぱりない。 少しは残せよと思いつつ兄と追跡。千鳥足なのですぐ見つかる。 兄がママを呼びとめている間に両親に報告。両親慌てて兄を追う。 必死に逃げようとしながら怒鳴ってるママの腕をしっかりつかんでる兄。 父が反対の腕を掴んだところでがっくりきたらしく、その後大人しく派出所へ。 これまで盗んでいたことも認め、謝罪された。その後返金はあったかわからない。 家に帰ってから両親にみっちり叱られた。 当時は家を守ったデキタ兄弟のつもりだったのだがw、 世間はそんなに簡単ではないのを知った今は、身勝手な正義感で 突っ走った兄弟のために、ご近所にオオトリモノを披露することになって、 商売をしているものとして肩身の狭い思いをしてしまったのだとわかる。 酔っ払い相手としても、何されるかわからなかっただろうしね。 602 :名無しの心子知らず:2009/04/29(水) 16 22 00ID hy0Nhzob えーと、「小学生時代の話」だよね? 田舎で昔でもそこまでやったらきっちりした方がいい案件だよ 603 :名無しの心子知らず:2009/04/29(水) 16 41 17ID Msy1wiQS 外野はいくらでも何とでも言えるよ。 601のご両親が表沙汰にしないと決めていたなら、仕方ないでしょ。 604 :名無しの心子知らず:2009/04/29(水) 16 43 52ID H8+JiAuC DQNはそういう弱腰の間隙をついて増殖する。 608 :名無しの心子知らず:2009/04/29(水) 17 50 25ID S5fEpank 昔は今以上にお客様=神様という考え方が強かったし、田舎で顔なじみ同士だと 「男の子達の気持ちもわかるけど、もうちょっと穏便に、ねぇ」 なんて無責任な事言う輩も多いだろう。 商売やる側から見れば、なんの対策もとらないヘタレな親こそ非難したくなるわ。 611 :名無しの心子知らず:2009/04/29(水) 22 09 54ID AHCobW7d 田舎の事情があるにせよ、子供の手に余ることに直面させていた親も悪いよ。 当時のあなたと兄ちゃんの頭撫でてやりたい気分だ。 620 :601:2009/04/30(木) 06 03 55ID Hp/isPbp レスもらえると嬉しいなぁ。 ちょっと弁解させていただくと、本当に物凄い田舎で、 実際は血のつながりはないけど、近所顔見知りみんな親戚家族という雰囲気なんだ。 商売って言っても、あれ、お金忘れてた→ああいいよ、次来た時でー が、まかりとおり、本当にぬるい。 それでもママが来るまではそれでやっていけるくらいだったんだよな。 20まで暮らしたが、警察沙汰なんてそうそう起こるものではなかったし、 まして内部の人間が、という雰囲気。 今思うと、両親は水面下では何かしていたかもしれない。 数回の被害でじれったくなって暴走したのがうちら兄弟ですw おほめの言葉を下さった皆さん、ありがとうございます。 余談ですが、それが影響したのか兄は刑事になりました。 ではROM戻りますノシ 621 :名無しの心子知らず:2009/04/30(木) 07 21 25ID ZQirOuZr 620 乙でした。刑事兄カコイイ 622 :名無しの心子知らず:2009/04/30(木) 08 40 17ID EAf9/C/G あーなんかいいねぇ。 真っ直ぐ育った見本みたいだ 627 :名無しの心子知らず:2009/04/30(木) 10 30 35ID 8RwUgpXu 刑事って。なんかすげえ!お兄さんお疲れ様です 次のお話→612