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最後の塔 拾得可能アイテム ストーリー 全10000フロア 文字通り最後の塔。 一度登り始めるとやり直すのが面倒なので、キャラメイクやステータスアップ等、準備はしっかり整えましょう。 楽をしたいなら、セーブの像を見つける度にセーブしてワープロッド使用→壊れたらリセットしてロードが一番です。それでも大変ですが…。 ここまで来たら、後は無心で登るだけなので頑張りましょう。 拾得可能アイテム さびた剣? サムライブレイド フラッシュソード コインマンキラー ドラゴンブレイク 人斬り刃 エクスカリバー パピルス 黄金の実 こけだんご こげら玉 天魔石 命のしずく いもむし ねずみのしっぽ 光る石 なぞのメダル 対鬼のメダル 対霊のメダル 対魔のメダル 対竜のメダル 対人のメダル 対悪のメダル シェフのメダル シーフのメダル 戦士のメダル 石ロッド? ジャンプロッド ユニコーンロッド ブリキのロッド フェアリーロッド イプシロンのつえ リターンロッド 金のかけら 小さな木の実 大きな木の実 ほし肉 きのこ どくけし せいすい草 まほうのといし ストーリー 俺はついに挑むのか…、終わりなきあの塔に。 途中で挫折し、諦め、この世界を呪おうとも、誰が俺を責められる? だってそうだろう? あの塔は、永遠に続く苦しみと絶望の塔なんだから…。 <クリア後> +... ここは全ての命が目指す場所。 あなたの命は全ての罪を償ったのです。 しかし、地上でもあなたには沢山の試練が待ち構えているでしょう。 案ずることはありません。 あなたはこの限りなき世界を、自分の力で手に入れたのですから。 <スタッフロール後に地上の民家で産声が上がって終わり> 修正・追加は自由に行ってください。 編集の仕方が分からない場合は、下記コメントフォームもご利用ください。 コメント すべてのコメントを見る
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最後の旋律 最後の旋律―87分署シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1787) 題名:最後の旋律 原題:Fiddlers (2005) 作者:エド・マクベイン Ed McBain 訳者:山本 博 発行:ハヤカワ・ミステリ 2006.5.31 初版 価格:\1,100 本当に本当に、これが87分署シリーズ最後の作品なのか? 軽妙洒脱なセリフの行間を味わう。意表を突く場面展開を味わう。刑事たち一人一人の登場シーンを、本当にこれが最後の彼らの登場シーンなのか? と自問しながら、じっくりと読み進む。 キャレラの子供たちが成長し、まるでかつてのバーンズの息子みたいに薬物に手を伸ばすシーンがある。キャレラは年を取らなくても、子供たちは少しずつだが、シリーズの中で生まれ、そして成長してきたことを、今さらながら感じる。 麻薬がらみの連続殺人事件が勃発する。高年齢層の被害者が次々と殺される。昔々に起源を持つ長い長い因縁の犯罪との疑いが持たれる。癌と闘いながらこれを書いたマクベインは作家自らが老境である。そんな老境の作家が書いた、高齢者犯罪の街。 1956年から続いたこのシリーズは、まさしくマクベインが人生において、死ぬまで延々と書き続けた壮大な叙事詩である。ある時代時代を切り取り、世相を犯罪という形で風刺した。その中で、悩める等身大の刑事たちを、まさしく生かしてきた。 そんな大河物語、アイソラのサーガが、今ここに終焉する。作家の人生とともに。半世紀を継続してきたこのシリーズは、作家の想像を超える9・11のような巨大テロをも過去に呑み込み、まさに世界史の一角としての都会史を構築した末に、永遠に消えようとしている。 作家が来日の折にジョークで(?)言っていた。 「誰も書き続けられないように最終話を書いてある。そいつは金庫に閉まっておくので死後に開けてくれ」 その言葉をぼくは永遠に忘れないだろう。最終話はもしかしたら、永遠に金庫の鍵とともに消失して読むことができないかもしれない。それでも最終話が世界のどこかに眠り続け、そこでキャレラが、マイヤーが、クリングが、ウィリスが、ホースが、アイリーンが、ブラウンが、パーカーが、ジェネロが、オリーが、モンローとモナハンが、テディが、他の作家の誰も書けない何か巨大な事件にぶつかっている姿を、想像し続けるだろう。 永遠に87分署は読むことができない。しかし永遠に87分署の続き話を想像することはできる。終わっていない街の今後を見つめ、終わらない人間の愚かな歴史的リンクを感じ、犯罪や捜査がもたらす世界表現の形のあれこれを、どこまでも想像することはできる。 多くの味のあるレギュラー刑事たちに、アイソラという救いようのない愚かな都会に、マクベインの遺影に浮かぶ優しげな眼差しに、ともあれ、本当に、さよなら! だ。 (2006/05/28)
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このページはこちらに移転しました 帆手の一日 作詞/21スレ533 早起きしてちょっと背伸びして水を一杯 向かう先はいつものスレ マウスをカチカチクリックするが 誰一人として応じない kskkskksksksk kskの波はまだ来ない いつか人が応じる時まで 僕は一人でマウスを叩く いつかのビックウェーブを待って (このページは旧wikiから転載されました)
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用語:最後の鍵 ゲーム内に最後の鍵 最終部の岬の塔にてブオーンを倒すと出現する宝箱に入っている。 が、イチロー達が手にする前にルパン三世によって持ち去られてしまうため入手することは出来ない。 その後魔王を直前にしたイチロー達の前に再度ルパンが現れ、どうやっても開けることが出来ずにいた扉の施錠を解除するために使用された。 原作における最後の鍵 ドラゴンクエストシリーズに登場する鍵で、施錠されている扉の殆どを開けることができる。 マネマネ銀という特殊な金属でできており、鍵穴に差し込むと鍵自体が錠前に合うように変形して開けることができるという理屈。 その性質からストーリー終盤での入手になることから、この鍵を手に入れる=物語が終息に向かっていることを実感する。
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最後の最後 光、水、闇、火、自然 ✜ 25 呪文 ■この呪文を唱える時にタップしたマナゾーンにあるカードの枚数が25枚未満だった場合、この呪文を唱えるかわりに自分はゲームに負ける。 ■自分はゲームに勝利する。 誰がこの展開を予想したか、分かってはいても、そう簡単にできるものではない。しかし、運命は受け止めなければならない。最後の最後に皆に言いたい事、それはデュエマは楽しいトレーディングカードゲームなんだ! 作者:影虎 オレの最後のカード。 僕がこのWIKIに参加したのは、2010年の5月と結構最近でした。 最初に僕に声をかけてくださった方は、「まじまん」さんでした。 初心者の僕にやり方を丁寧に説明してくださってとてもうれしかったです。 他の皆さんからも、カードにコメントを下さったり、アドバイスをして下さったり、 とてもお世話になりました。 壊れカードを作ってしまった時もありました。 しかし、僕にとって、皆さんとこんなに楽しく、趣味のデュエマで交流できたことを 本当にうれしく思います。 僕は新オリカWIKIの方に移って引き続き、オリカを作成します。 最後に、WIKIに参加されていた皆さん、本当にありがとうございました!! by影虎
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【登録タグ 曖昧さ回避】 曖昧さ回避のためのページ よんせんPの曲最後の歌/よんせんP FB777の曲最後の歌/FB777 外道さんの曲最後の歌/外道さん 曖昧さ回避について 曖昧さ回避は、同名のページが複数存在してしまう場合にのみ行います。同名のページは同時に存在できないため、当該名は「曖昧さ回避」という入口にして個々のページはページ名を少し変えて両立させることになります。 【既存のページ】は「ページ名の変更」で移動してください。曖昧さ回避を【既存のページ】に上書きするのはやめてください。「〇〇」という曲のページを「〇〇/作り手」等に移動する場合にコピペはしないでください。 曖昧さ回避作成時は「曖昧さ回避の追加の仕方」を参照してください。 曖昧さ回避依頼はこちら→修正依頼/曖昧さ回避追加依頼
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http //www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium illust_id=10470395 都市上空に到達、空港はどこだろう。 空高くに雲を見つけた。 宇宙へと向かう往還機の描く雲。 レシプロ機では届かない高み。 前へ→空での一日2 次のページへ→空での一日4 元絵 http //www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium illust_id=10145915
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武器名 攻撃力 値段 効果 最後の剣 9 ¥1000 使用後、敵が1体でも残っていたら完全消滅。 +画像 通常 武器会にて登場した、完全消滅呪い武器のひとつ。使用後戦闘が終わらなければ完全消滅してしまう。 1ターンで終わる戦闘であれば、あんまり縛られることは無いが、1ターンでは絶対終わらない増援付き戦闘が厄介。 複数ターンかかる戦闘では最後のターン以外ぜんぜん役に立たない武器が武器欄を占領することになる。 長い戦闘の予感がしたら乗り換えるか、魔法欄に一時退避した方がいいだろう。 この武器と組ませよう 特に無し-最後の敵にとどめをさせるときに使おう。 入手方法 封印壷 選択肢 投票 とても強い (0) 強い (0) 普通 (0) 弱い (0) とても弱い (0) コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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33 名前:呂蒙の一日1/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 34 25 コケッコー! どこかで鶏が鳴く声を聞きながら起床。 横では陸機が大口開けてよだれ垂らしながら爆睡中だ。 その無邪気な寝姿に苦笑しながら顔を上げれば、 側では曹操が真剣な顔で果物を取り分けている。 「おはよう呂蒙」 「お、おはよう……です」 彼のことを何と呼べばいのかわからない。 陸機は敬愛込めたきらきらした目で「曹操殿!」と叫ぶ。 あいつは本気で曹操に傾倒しているらしく、 彼に対する態度はあからさまに呂蒙に対するそれとは違う。 孫尚香は親戚の叔父さんに話しかけるような気さくさで「曹操さん」と呼ぶ。 黙っていると小柄な文官にしか見えぬ曹操とさばさばした性格の孫尚香は 意外にウマが合うらしく、 一度ふたりでどの果物が甘くて美味いかを真剣に議論していた。 孫尚香が持っていた謎の液体が身体を洗うものだと教えたのも曹操で (西域から来た商人に貰っていた”石けん”とやらにそっくりらしい) 近くの湖に行き、交替で身体を洗ったのは昨晩のこと。 数日分の汚れと逡巡をぬぐいさるように、呂蒙はやけくそになって身体を擦ったのだ。 34 名前:呂蒙の一日2/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 35 06 朝食に果物を食べる。 温州蜜柑、山葡萄、茘枝が主な収穫物だったが、 なぜか曹操の皿(大きな葉で代用している)だけ蜜柑が多い。 「蜜柑が大好物なのだ」 照れたようにその理由を話し出す彼に、いい歳した男が何言ってんだ!と呂蒙は唖然としたが、 「それならば僕の蜜柑と曹操殿の山葡萄を交換ですよ!」 と言い出した陸機にはもっと驚愕した。 「おい、陸機。俺は茘枝が好物だ」 「意外ですね」 試しにそんなことをほざいてみたがその一言で終わる。なにこの違い。 「ねえねえ子明、私の茘枝と貴方の山葡萄交換しない?」 孫尚香に至ってはそんなことを言ってくる。 おまえら俺の話聞いてないだろ? 35 名前:呂蒙の一日3/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 36 04 食後は車座になって陸機の「歴史講座」を拝聴する。 この中では最も後世代に生きた陸機による、滅亡と再生の物語である。 いや、物語ではなくそれは歴とした真実なのであるが。 呉の滅亡のくだりでは涙が止まらなくなった。 なんてことだ。俺が死んだ後、国はそこまで乱れてしまったのか。 陸遜が死んだ辺りなど噴飯ものである。 破竹の勢いで杜預が進軍して来た時など失禁しそうになった。 波にもまれるように消滅してしまった呉を思うと、慟哭が喉をつく。 しかし、その呂蒙の猛りが激しく場違いと化してしまったかのように、 臣下の司馬氏に国を奪われた魏の実質上の創設者と言えば、 ふんふんと頷いてまるで他人事のようなのだ。 「そうか、陸機も苦労したんだのう」 「そうなんですよ! 最後なんて八王の乱っていう くだらない皇族同士の権力争いに巻き込まれてあぼーんですよ」 「そ、そ、曹操……殿、あんたは自分の作った国が無くなったと聞いて、悔しくないのか」 耐えきれずに呂蒙がそう問うと、曹操は一瞬きょとんとした顔をし、次には笑みを見せた。 「それは仕方ないことだろう」 36 名前:呂蒙の一日4/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 37 35 仕方ない? 仕方ないで終わらせていいものか? 確かにこの状況で何をどう藻掻いても何がどうなるものでもない。 出自など関係ないと陸機は言う。 曹操には少し頭が固いと言われた。 確かにそれが自分の欠点だろう。それでも、どうしても感情を捨て去ることは出来なかった。 此の期に及んでも己は関羽を嫌い抜いており、 間接的に陸遜を憤死させたらしい孫権に対する忠信と不信がまぜこぜになり、 司馬一族を始めとする”晋”の連中に出会ったら殺してやりたいと思う…… 「子明、なんか浸ってるとこ悪いんだけど」 我に返ると孫尚香が悪戯っぽい目つきで下から顔を覗き込んでいる。 「あなたすごく不器用だったのねえ」 午後一番で武器を作ることになり、四人はそれぞれ棒きれを手にしていた。 手頃な太さの棒を拾ってくると、今度はその先を尖らせるべく細工をする。 剣や戟と言った便利なものが無いので、 仕方なく木片をうまく剣のように使い、削り取るように加工していたのだ。 ふと見れば呂蒙の手にする棒きれの先は割れてめちゃくちゃになっている。 「か、考え事をしていたからな」 「考え事って? なに?」 「いや、別に言うほどのことではないが」 孫尚香は理知的な瞳をゆっくり瞬かせた。 少し離れた箇所で仲睦まじく話を交わしている陸機と曹操をそっと見やり、 声を潜めるようにして彼女は囁く。 「なんだか子明、今朝からおかしいわよ」 「いや、至って普通のつもりだが」 「何か葛藤してるみたい。あれなの? 曹操さんといるのが辛いの?」 37 名前:呂蒙の一日5/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 38 25 自分は曹操が嫌なのだろうか? 陸機のように懐くことは出来ず、 かといって孫尚香のように天真爛漫に接することも出来ず、 混沌たる世界に落とされてまで、 以前の記憶……前に立ちはだかっていた強大なる敵としての姿……が忘れられず、 それで気持ちが定まらぬのであろうか。 彼は悪い人間ではなかった。 たかが一日二日共に行動しただけだが、 さすがに才能豊かな人間を集めて一代で国を興した人間だけあると感心させられることが多い。 彼は年長であるからと言って場を支配しようとすることもなく、 見下した態度を取ることもない。 陸機の質問には父親のように答えてやり、孫尚香の不安を一言で取り除く。 ……過去にこだわっている己が、ひどく矮小な人間に思えてくるのだ。 38 名前:呂蒙の一日6/6 投稿日:2006/07/30(日) 15 39 30 午後三時。 曹操が袋を持って立ち上がる。 三人がそれを待ち望んでいたかのように手の平を上にして差し出すと、 順にころんとした小さな四角形が載せられた。 午後三時のおやつタイム。 もちろん食べるはちろるちょこ。 。*・゜゚・* .。..。. *・゜この芳醇な香りヽ(´▽`)ノ゚・* .。. .。. *・゜゚・* 呂蒙はゆっくりと手の中に収まったものを見た。 おお! 大好きなきなこもちだ! 陸機はシナモンオレ、孫尚香はいちごプリン、きなこは俺だけだ! 思わず曹操を見ると、彼は微かな笑みを浮かべて親指を突き出している。 (操・∀・)b ……そうか!! 曹操の奴、俺がきなこ味を好きだからって、わざわざ…!! 「そ、曹操殿、ありがとう」 「礼には及ばぬ。これは皆のものだ」 ちろるちょこが入った袋を掲げる曹操を、三人はきらきらした瞳で見上げていた。 39 名前:外伝:孫権の一日1/3 投稿日:2006/07/30(日) 15 40 45 そんな様子を遠くから眺める男がいた。 孫仲謀。碧眼紫髭の江東の風雲児である。 孫権は片目を擦った。慣れたつもりではいるのだが、 どうにもこの隻眼ってのはひどく眼に負担がかかる。 いままで両の目で見ていたものをひとつで済まそうとするのだからそれも当たり前だろうが、 その事実にぶち当たる度に無力感に囚われるのだ。 二心同体であるという董衡&董超から武器を奪い、しばらくは行動を共にした。 奴等は虞翻を、自分は他の呉将を待とうと考えていたのだが、 暇ゆえに様々な感情が胸に過ぎるうち、ある種の不安に苛まされるようになった。 果たして、ここで呉将が来るのを待ち受けていいのだろうか。 孫権は生前を思い出した。 豪族の集合体であった呉をうまくまとめたとの自負はある。しかし、それは晩年に少し乱れた。 ……あの頃のことはあまりよく覚えていない。 ただ、こうしたら良かれと思ってやったことが悉く裏目にてしまったのだ。 己を恨んでいる人間がいないとも限らないではないか…… 40 名前:外伝:孫権の一日2/3 投稿日:2006/07/30(日) 15 42 17 武器を奪ったまま彼らと別れ、しばらく辺りをうろついた。 仮眠を取り、南に向かおうと漠然と足を運んでいたところ、人影を見た。 最初に目が入ったのは尚香だった。 我が妹よ! 飛び出しそうになって慌てて堪えた。 他にも人がいる。呂蒙、そしてなぜか曹操。もう一人若い男。彼は、彼は誰だ? 「祖父はそれで憤死したそうです」 「なんだって、そんな、殿がそんなご判断を」 「老人特有のボケじゃないですか?」 若い男は孫権にとって耳の痛い二宮の乱について説明していた。 ……祖父はそれで憤死したそうです…… 祖父? 祖父とはなんだ? 藪に隠れたまま男の顔を見ようと片目をこらす。 距離はあるのだが、日の光があるために輪郭は掴める。 ……孫権は思わず口を押さえた。 陸遜だ。 あいつは陸遜だ! 41 名前:外伝:孫権の一日3/3 投稿日:2006/07/30(日) 15 43 01 妹がいる。大事な家臣がいる。 それでも、前には出て行けなかった。 どうしようもない思いを抱えたまま、孫権は藪に潜み続けた。 奴等が早く移動することを祈りつつ。 ふたりの詩人とひとりのアモーと弓腰姫/4名 曹操[治りかけの打撲]【チロルチョコ(残り80個)】、陸機【液体ムヒ】 呂蒙[鼻にかすり傷]【捻りはちまき】、孫尚香【シャンプー(残り30回分)】 ※棒を加工して武器を作りました。 ※さらに南下して落ち着ける拠点を作ろうと考えています。 @孫権[右目負傷・失明]【防弾チョッキ、日本刀、偽造トカレフ、空き箱】 ※上記パーティ移動まで藪の中に潜んでいるつもりです。
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最後の巡礼者 題名:最後の巡礼者 上/下 原題:Den SIste Pilegrimen (2013) 著者:ガード・スヴェン Gard Sveen 訳者:田口俊樹 発行:竹書房文庫 2020.10.8 初版 価格:各¥1,200 ノルウェイのミステリーといえばジョー・ネスポとサムエル・ビョルクくらいしか読んでいない気がするが、本書は「ガラスの鍵賞」他、北欧ミステリーで三冠を挙げた警察小説であるらしい。それも本邦初訳となる作家。それにしてもぐいぐい読める本とは、こういう作品のことを言うのだろう。 2003年の猟奇的殺人事件を捜査するオスロ警察のトミー・バークマン刑事。1945年戦後に起こるミステリアスな殺人。1939年に始まるイギリス籍ノルウェー人女性アグネス・ガーナーによるスパイ活動の物語。これらが、場面と時代を変えて語られてゆく。最初はわかりにくいジグソーパズルの断片に見えるものが、次第に一枚の絵を完成させてゆく、そのストーリーテリングが何と言っても素晴らしい。 特に、バークマンとガーナーという二人の異なる時代の男女主人公が、それぞれの物語を紡いでゆく話法にはがつんとやられます。この辺りから、物語の加速感が半端ではなくなる。 最後には二つの世界がやがて一つになり、現在の殺人事件の真相に繋がってゆくという構成である。ある意味で北欧圏に戦後を生きた人々にとっては、このような戦後処理とそのどさくさにまぎれた犯罪とは、王道とも言える主題の一つなのではないだろうか。 これが作者デビュー作というが、相当な手練れとしか思えない小説作法ぶりである。ナチのヨーロッパ侵攻。これに対抗する英国との狭間にあって、屈した国、屈する間際だった国。それぞれがそれぞれの形で第二次大戦の洗礼を浴びたのだ。その光と影の中で生きた人間たちが、寿命を迎えようとするそんな現代。埋没した時代の証言者たちにとっては最終機会と言えそうな、そんな現代に。 ナチ党員だった者、そうでなかった者の、隠れた闘争が引き金となり、その渦中にあって恐ろしいばかりのスパイ活動に身を投じたガーナーの苦しみ。その周囲で政治的、あるいは経済的理由で起こったいくつかの殺人とその犠牲者たち。現在に起こった冒頭の猟奇殺人の画面の裏で、フラッシュバックさせながら読者は様々な時代の断片を見せられる。 徐々に明かされる真実のめくるめく多重構造には驚かされる。それ程、ミステリとその背後の迷宮地図が精巧に構築されているということである。それでいて人間的な強さも弱さも曝け出された、現在のヒーローと過去に生きたヒロインとは、感情を引き毟られるほどにスリリングで危うい。二人の物語が交錯する最終インパクトへのスリリングな疾走感は早朝にエネルギッシュである。つまり、ぐいぐい読めるのだ。 ツイストにツイストを連ねるサスペンス。歴史の厚みと闇の暗さをすべて重ねつつ、迎える大団円。予想外の真実。秀作である。 刑事バークマンのシリーズは既に四作までが刊行されているそうである。続編翻訳が大いに期待される作家が、また一人。 (2021.02.24)