約 883,659 件
https://w.atwiki.jp/sazae_yaruo/pages/139.html
ニコニコ動画での作品一覧 ニコニコ動画ではサザエPの名義で活躍されています。 関連weblog エチオピア王立放送局 エチオピアに春の香りを アイドルがレトロゲームを遊ぶ動画 闇を拓く双子星(未完) 冒険企画局のRPG「 迷宮キングダム 」(略称:まよキン)をネタとした作品。 アイドルマスターの亜美・真美をメインプレイヤーとして迷宮でヒトが生きることを描き出します。 【迷宮キングダム】闇を拓く双子星1-1【アイマス】 再生時間:|5分21秒 投稿日時:10/10/30 08 58 http //www.nicovideo.jp/watch/sm12589057 エレベーターアタック!
https://w.atwiki.jp/remitabi2/pages/20.html
[部分編集] マザー 魔人 魔血魂 ムー メーテル メモリア マザー 光の世界の聖杯によりもたらされた機械。安定を司る。 意志はなく、主義主張に関係なく全ての生命に恩恵をもたらす。 内部に聖杯が収められており、管理者以外は手を出せない。 魔人 悪の世界に生息する化け物。無敵結界を持っており、残虐非道。 魔王の配下。 魔血魂 魔人の魂。魔王より与えられた力の源。 適正者にこれを飲ませると、魔人がその肉体を乗っ取る。 ただし対象の心が強いと、乗っ取られることなく対象が新しい魔人となる。 ムー 暗黒領域にある幻の大陸の一つ。大陸の9割が北条悟史。 北条悟史に寿命はなく、病気にもならない。繁殖もしない。 北条悟史ではない普通の人間は五十人にも満たない。 メーテル 無限動力炉、無敵装甲、多元演算装置、感情型AIを搭載したロボット 強いわけではなく、四つの勢力によって分解されてしまった 星の聖杯により呼び出された七体のロボットのうちの一体。最も優秀。 メモリア 世界を解体した者の末路。世界と共に解体された者の十三の肉片。 それぞれが意志を持ち、世界のどこかにいると言われている。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/41284.html
ワールドジャッジ・デスティニーバレット (新世代SR) (闇/火) (10) 呪文:ナイト ■このカード名の呪文は、ゲーム中、6度しか唱えることは出来ない。 ■真アタック・チャンス:古を貫く魔弾 Destiny Zero (古を貫く魔弾 Destiny Zeroが攻撃する時、ターン中、まだ1度もこの呪文を唱えていなければ、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) ■相手のバトルゾーン・マナ・墓地からカードを1枚選ぶ。古を貫く魔弾 Destiny Zero が自分のバトルゾーンに1体のみいるかぎり、そのカード及び、相手の全てのゾーンにある同名カードの能力は全て無視される。(相手はそのカードが持つ能力を使用できない。) ■この呪文を唱えたターンの終わり、自分は手札を2枚墓地に置く。手札を墓地に置けなければ、自分はゲームに負ける。 作者:Rose Crown フレーバーテキスト その音は雨にかき消され 深き闇夜を、幾多の伝説と共に貫いた。 関連 + ... 《古を貫く魔弾 Destiny Zero 》 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/149.html
――では、今回のミッションについておさらいしよう。 今回特異点化の兆しが見られたのは、西暦1600年の日本。 藤丸君に分かりやすいよう言うなら、東海地方の岐阜県あたりを、中心とした一帯だ。 この時代のこの場所においては、大きな戦争が起きている。 安土・桃山時代の終わり、そして江戸時代の幕開け――天下分け目の関ヶ原だ。 この地でかの徳川家康は、石田三成の一派を打倒し、日本を支配する江戸幕府を築き上げる。 その後日本がどうなったかについては、学校で教わっているはずだよね。 とはいったものの、この介入によって、歴史にどのような変化が起こるのかは、正直なところ不透明だ。 確かに徳川政権下の日本は、鎖国によって外国との接触を制限し、独自の文化を築き上げてきた。 しかしそれが成ったのは、徳川家康の体制から、二代も替わった後の話だ。 あるいは新宿の時のように、それ以上の何らかの変化を、起こそうとする意志がある……のかも、しれないけれどね。 ともあれ、下手人の意図が分からない以上、厄介を強いられることは覚悟した方がいい。 状況は過酷かもしれないが、それでも、成果を期待させてもらうよ。 それでは、レイシフトスタートだ。 頑張ってくれたまえ、藤丸君。 ◆ 剣戟が聞こえる。鬨の声が響く。 轟咆に込められるものは、闘志か憤怒か。赤く染まる土煙から、響き渡るものは勇気か怨嗟か。 具足の音は絶えることなく。斬撃の音は断ってなお続く。 いざ行け、進め、戦慄の大地を。矢を撃ち落とし、刃を退け、生存と使命を担保にかけて、地獄を踏破し疾走せよ。 この有りようこそ戦である。祈りと怒りと誇りと恨み、全てを煮詰めて坩堝と成した、この灼熱こそ戦場である。 『戦場です、先輩! そこは戦闘の真っ只中! レッドアラート・鉄火場・ナウです!』 「見れば分かるよそんなことぉ!」 そうだ。そうなのだ。 人類最後のマスター・藤丸立香は、目的地へレイシフトした矢先に、その戦場へ放り込まれたのだ。 似たようなことは前にもあった。永続狂気帝国・セプテムの旅も、最初は合戦からのスタートだった。 しかしながら、それにしたって、いきなり戦場のド真ん中に、投げ出されることはなかったはずだ。 オペレーター席のマシュの言葉に、悲鳴のような声を上げながら、立香は生存のためにひたすらに走った。 矢と鉄砲と怒号が飛び交い、血飛沫が乱れ飛ぶ戦乱の最中で、只人たる立香はまさしく、無力だった。 『うーん、しかしこれは妙だね。念のため、本来の合戦場からは、転移座標をずらしていたはずだ。加えて両軍いずれにも、徳川・石田の特徴は見られない』 通信システムの向こうでは、ダ・ヴィンチが首を捻っている。 どうにも今まさに起きているのは、本来の関ヶ原の戦いとは、また異なる戦であるようだ。 赤備えの鎧武者達が、挑む相手は人ではなく、かたかたと骨を鳴らす竜牙兵である。なるほど確かにこの合戦は、まともな戦国時代のそれではない。 『しかしその色で騎馬武者となると、どこかで……』 「どうだっていいよ! とにかく、何とかこの場を切り抜け――」 「貴様、一体何者だ!」 テンパる立香の敗走が、遂に武者達に見咎められた。 武器を構え立ちふさがる鎧に、立香は悲鳴と共に身を竦める。 「怪しい装いだ。さてはランサーの手の者だな!」 「ひっ捕らえよ! 抵抗するなら首を取れ!」 「うわぁあああっ!」 はぐれたサーヴァントの強制転移――駄目だ、命令が間に合わない。 槍と剣とを構えた武者は、ものすごい剣幕でこちらに迫り、今にも斬りかからんとしている。 こんなところで終わるのか。これまで窮地を切り抜けてきたというのに、こんな訳の分からない形で、呆気なく終わってしまうというのか。 サーヴァントでも魔神でもない、どこの誰かも分からない、人間の手にかかって死ぬというのか。 「――ッ!」 しかし、その時だ。 目を瞑らんとしたその直前に、紫の影が躍ったのは。 鋼が響く。刃金が唸る。光輝を放って迸る刃が、迫る赤鉄を次々と切り裂く。 その太刀筋を、知っていた。藤丸立香の前に飛び出し、剛剣を振るう男の姿を、彼は確かに、記憶していた。 「久しいな、藤丸殿。マシュ・キリエライトは息災か?」 「ランスロット……キャメロットの、ランスロットか!」 鈍く光る紫の甲冑。短く切りそろえられた髪。涼やかな顔立ちでありながら、眼光は怜悧に、そして鋭く。 現れたのは円卓最強。かつて第六特異点にて、激しく火花を散らし合い、最後には共に戦った湖の騎士。 セイバーのサーヴァント、ランスロット――この場においては間違いなく、最高の援軍の姿が、そこにはあった。 『第一声でそれですか! ……ああいえ、今はそれどころではなく! 貴方も来ていたんですか、ランスロット卿!』 「うむ、息災で何よりだ」 思わず声を荒げるマシュに、ランスロットが冷静に応じる。英霊の力を失ったとはいえ、奇妙な宿縁は健在ということか。 かつてかの騎士の息子である、サー・ギャラハッドの魂を宿していたマシュは、唯一この男の前では、どうにも感情的になってしまうのだ。 「ともあれ、今はこの場を切り抜けるのが先か。突破するぞ、藤丸殿!」 「ああ、頼む!」 とはいえ、今はそうした些事にも、感慨にも囚われている場合ではない。 一度連携した仲だ。状況を把握してからの、互いの行動は素早かった。 謎の敵対者の姿を認め、襲いかかってくる武者達を前に、ランスロットが聖剣を構える。 湖光、炸裂。快刀乱麻。唸りを上げる『無毀なる湖光(アロンダイト)』が、青き光を剣閃と変えて、赤い鎧を鉄屑と砕いた。 「囲め、囲め! 敵は一人ぞ!」 一騎討ちでは敵わない。この男はそれほどに強い。 僅かな打ち合い斬り合いからでも、それはありありと察せられる。故にこそ赤鎧の軍団は、集団戦法による打倒を選んだ。 されどそれでも未だ足りぬ。そこらの手練は討てたとしても、円卓最強は止められぬ。 「フッ――!」 四方八方から刃が迫れど、空の一点には死角があった。 ランスロットは迷うことなく、蒼天目掛けた跳躍を見せた。 まるで鎧など無いかのごとく、湖の騎士は軽やかに舞う。目標を見失い、友軍とぶつかり、もみくちゃになった鎧武者達の、赤い甲冑をとんと蹴り逃れる。 一箇所に固まった標的に対し、魔力の斬撃波を、一閃。飛燕の刃は彼方の敵を、爆裂と共に吹き飛ばした。 「……!」 そして、敵はそれだけではない。敵の敵は味方ではないのだ。 正体不明の竜牙兵達も、立香の敵となり襲いかかった。無骨で不気味な武器を構えた、髑髏の軍団がその首を狙った。 されど、今なら問題ない。頼もしい味方の背中を見届け、余裕を取り戻した立香ならば、平静を取り戻し戦うことができる。 牙持たぬ彼の、彼なりの刃――絆を育んだサーヴァントを、呼び寄せ使役することによって。 「来い――風魔小太郎ッ!」 赤い令呪が光を放った。強制転移の命令を発した。 瞬間、ちゅどっ――と爆ぜるのは、熱と圧とを伴う爆風。藤丸立香の目の前で、忍の火薬弾が吼える。 灰色の煙の奥底から、躍り出るものは赤毛の戦士だ。されど身軽なその姿は、剣持つ鎧武者のそれではない。 侍の支配の影を疾駆し、戦い続けた異形の戦士――隠密集団・忍者の姿だ。 「せいッ!」 風魔が頭目、名を小太郎。 幼き少年の姿にあれど、研鑽悪辣全てを賭して、磨き上げられた力と技は、微塵の陰りも見せることなく。 クナイを手に取り、鈍く光らせ、骨の継ぎ目と継ぎ目を一撃。バラバラに砕けた竜牙兵から、剣を奪って掴み取ると、次なる標的目掛けて投げる。 電光石火の早業は、さながら闇夜の流星か。立香の言霊に呼応し、駆けつけたアサシンのサーヴァントは、見定めた敵を次から次へと、的確に迅速に打倒していった。 「――ははは! なかなかどうして、やるではないか!」 そして、その時だ。 獅子奮迅の二騎によって、敵の攻勢が崩れ始めた、その時にこそその声が響いた。 中性的。否、このトーンなら女性か。豪快に大笑する声は、遥か頭上から轟いてきた。 慌てて、その場から退く。何がやって来るかと思えば、降ってきたものはなんと馬だ。驚嘆に値する脚力によって、一跳びで乱入してきたのだ。 当然、獣は人語を話さぬ。であれば舞い降りた馬には、言葉を発する主がいる。 「御館様!」 「御館様だぞ!」 侍達が活気づく。もうもうと土煙を立て現れた、乱入者の姿を讃えて叫ぶ。 やはりと言うか、当然というか、馬上の女の姿も鎧だ。両の肩と膝のあたり、合計四ヶ所に備えられた、山吹色の水晶玉が、不思議と目を引く鎧だった。 女性にしては背の高い肢体を、一際剛健な赤備えに包み、存在感をアピールしている。 かと思えば、腿やら胸やら、随所には扇情的な露出も見られた。豪快に開かれた胸元は、くっきりと濃い谷間を築いていた。 「貴殿がこの部隊の長か。惜しいな。敵でなければゆっくりと、語らうことも叶ったのだが」 「死合う相手を口説くとは、くく、よほどの肝かあるいは阿呆か」 この惨状を見る限り、恐らくは前者なのだろうよ。 乱入者は悠然と構えながら、ランスロットを見定めた。 見た目にはアレな部分もあるが、だからといって油断ならない。二本の大角の甲の向こうで、犬歯と金眼を光らせる女は、まごうことなき強敵だ。 大国の神祖、ロムルス王。漆黒の凶王、クー・フー・リン。そして女神ロンゴミニアド。 これまで対峙した強敵達が、等しく発してきた恐るべき王気(オーラ)を、この女武者もまた兼ね備えている。 百獣の王を思わせる、白いたてがみをたなびかせる姿は、後光を発しているかのようだ。 『自重して下さいよ、ランスロット卿。あの方もまたサーヴァントです』 「然り。此度の流儀に沿うならば、ここはライダーと名乗らせてもらおうか」 にやりと笑うその姿は、確かに人のそれではなかった。 カルデアから観測を行っているマシュには、そしてマスターである立香には、目の前の存在がサーヴァントであると、確かに認識することができた。 これだけの気迫、風格である。恐らくはこの日ノ本においても、相当に名の知れた大英雄なのだろう。 それがモニター越しであっても、その恐るべき気配を察知していた、マシュ・キリエライトの推測だった。 「藤丸殿、ここは後ろに……藤丸殿?」 「………」 ああ、しかし。されどしかしだ。 立香には、ついでに小太郎には、それ以上のものが見えていた。 マシュにも、そしてランスロットにも、はたまた恐らくはダ・ヴィンチにすらも、見えていないものが見えていたのだ。 ぎょっと目を見開いた様子で、二人がぱくぱくと口を開く。何と言ったら分からないが、とにかく言いたいことが山ほどある。そういった類の動揺だ。 「うん? どうした、そこの細いの」 そして遂にその様子を、敵すらも不審に思ったのだろう。 気迫も風格も一時引っ込め、怪訝百パーセントといった様子で、ライダーが立香を気遣うように問うた。 「あの……その……ライダー、さん。俺、こんな格好してますけど、その、日本人なんです」 「ふむ、まぁそうだろうな。大陸や半島の者でないなら、必然同郷となるだろうよ」 「ええ、ですからその、知ってるんです。色々と」 「何を」 「有名なんですよ。そのアレとか、ソレとか、本当にもう、色々と」 何からどのように言っていいか。探るように口にする、藤丸立香のすぐ傍で、小太郎がかくかくと小刻みに頷く。 そうだ。有名なのだ、この女は。 ライダーと名乗って名を隠すのが、全く意味をなしていない。どう考えても日本人の前で、その真名を隠そうというのは、無理がありすぎる話なのだ。 何で女だったのかとか、色々疑問は尽きないのだが、それでも思い当たる節ばかりが目立つ。 何せ赤い鎧を纏って、その上馬に跨っている姿は。 巨大な二本角が印象的な上、たてがみまで生やしている兜飾りは。 これは後世には伝わっていないが、目元をバイザーのように覆っている、面当ての彩りが虎柄というのは。 そして何より、何よりも、その鎧の背後ででかでかと、掲げられている軍旗は。 風と林と火と山の、四文字が目立ちまくっているその旗印は――! 「……ああもう! そんな格好してる人は、貴方しかいないんですよ信玄公――――――っ!!!」 ◆ 真 名 開 放 関ヶ原のライダー 真名 武 田 信 玄 BACK TOP NEXT 決戦前夜、あるいは遅れて来た者の話 天頂統一戦線 関ヶ原 世界を変える準備はいいか(2)
https://w.atwiki.jp/ydlnwams/pages/41.html
ttp //bbsa.yugioh-nintei.com/view.cgi?no=2876 ●一日一クリックで命、自然、子供を救えます。 スポンサー企業が寄付をするので、【押してくれた方には一切お金がかかりません。】 たった一クリックで命が救える事も出来るんです。 ●たまたま押してみようかな、おお!助けてあげたい!、一クリックでも押そう! って方はぜひ【ポチッ】と押してみてくださいな|U。・x・)ノ ワンクリック! ミラージュとmonmon、アイザックによるクリック式募金による偽善者スレ そんな暇があれば副管理人としての仕事を全うして頂きたい所である。
https://w.atwiki.jp/nioka/pages/1076.html
1 :どうですか解説の名無しさん:2008/06/04(水) 15 37 33.76 ID RrHGLNMh (最初からになるとは)知らなかった 3 :どうですか解説の名無しさん:2008/06/04(水) 15 39 24.21 ID LYwXeA6n 「そんなひどい・・・」 (いいえからはいに)切り替えていく 4 :どうですか解説の名無しさん:2008/06/04(水) 15 39 27.08 ID MQd4p1Ia 二岡元気かなぁ 5 :どうですか解説の名無しさん:2008/06/04(水) 15 40 41.29 ID aDfe7U+T 二岡、橋の先は別世界だと知る
https://w.atwiki.jp/vsaikoro/pages/19.html
【初日】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか?【#天波少年的サイコロ勇者】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その2【#天波少年的サイコロ勇者】 【2日目】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その3【#天波少年的サイコロ勇者】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その4【#天波少年的サイコロ勇者】 【予備日】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その5【#天波少年的サイコロ勇者】 【延長戦】 【8月24日】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その6【#天波少年的サイコロ勇者】 【8月25日】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その7【#天波少年的サイコロ勇者】 【9月3日】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その8【#天波少年的サイコロ勇者】 【9月4日】 Vtuberはサイコロで世界を救えるか? その9【#天波少年的サイコロ勇者】
https://w.atwiki.jp/shosensyojodokusen/pages/194.html
『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する』 書籍5巻まで 言い寄られるヒロインを主人公が助ける展開が2回。 学校ではサブ女キャラが巨乳ヒロインの乳を揉む、運動中にその乳が大きく揺れるとかがあって、 それを見た周りの男子生徒たちが反応する目の保養展開。
https://w.atwiki.jp/remitabi2/pages/24.html
[部分編集] BETA GATE SCP TokuTube BETA ファウンデーションの極秘資料のファイル名。外宇宙からの侵略者に関するもの。 GATE 異世界転移支援組織。各世界に支部がある(闇の世界を除く) 難民を別の世界に送り届けるのが使命。アフターケアも忘れない。 SCP 闇の世界で跋扈する不可解な物体。あるいは存在。または現象。 他世界でも稀に観測される事がある。 TokuTube 刀の世界で大人気のサイト。個人で動画を投稿できる。 ただし検閲が入りまくりなので、トクガワに害する動画は投稿できない。 尚、幼女が飯を食ってるだけで87万再生いく
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/272.html
← ○ 「つまり、会場の何処かにいる魔女を倒せばこの呪術式―――魔女の口づけとやらも消える。 と、いうことでいいのかな?」 「はい。草加さんのおっしゃった灰化……オルフェノクの死因のように多少の加工は施されてるようですが、 わざわざ『参考にした』と明言してる以上、最低限のシステムは模倣されて然るべきです。 この会場そのものも魔女の結界であれば、魔女の消滅と同時に解放される見込みもあります」 あくまで希望的観測ですが、と付け加えて少女、美国織莉子は自己の推論を説明した。 罠の可能性も見越して草加から指定した路地裏に移動し、まずは互いの簡略的な自己紹介をする。 魔法少女の美国織莉子に、ポケモントレーナーのサカキ。 今は共に進んで殺し合う気はないという。 言い方に含みがあるものを感じるが、今それを気にしても話は先に進まない。 出会った人物、経験した出来事。危険と思われる、実際に襲われた人物の情報。 互いに情報を持ち込み検証を重ねた結果、収穫は草加にとって予想以上のものといえた。 中でも重要だったのは、厄介な呪術式の詳細が憶測混じりとはいえ判明したことだ。 人を限定空間に隔離してその身を食らう魔女なる存在。自殺衝動を植え付ける魔女の口づけ。 まどかからの証言と一致するし、この殺し合いの儀式そのものと符号する部分も多い。 これらが全て事実だった場合、魔女さえどうにかできれば事態が一挙に解決する事が出来る。 無論、鵜呑みにするのは危険だ。思い込みは視野を狭める温床に変わりやすい。 「……けど、全てを魔女に結び付けるのは早計だな。 君も言ったようにオルフェノクの能力、いや生態が組み込まれているし、スマートブレインの手も伸びているかもしれない。 奴らオルフェノクなら、こんな非道な真似も容赦なくやるからな」 その場合、社長である村上峡児も参加しているのが疑問となるが、奴らの社会構造など知りもしない。 いざこざに巻き込まれて切り捨てられたとしても、別に不思議ではあるまい。 アカギが強硬に技術のみを奪ったという線も捨てがたい。 その末路は大いに痛快である一方、与り知らぬ余所の手で復讐がご破算になったというのには忸怩たる感情も抱いていた。 「それは承知しています。 サカキさんの知るポケモンのように、私達魔法少女とは別の世界の要素がここにはある。 ですが、魔女あるいはそれに相当する存在が、式の構成の根源を担っているという確率は高いと見ていいでしょう」 「別の世界、ね。 確かにアカギもそんな事を言っていたが、まさか本当にそんなものがあるとはな」 アカギの発言に、サカキの話した神とも形容されるポケモン。 荒唐無稽な話だが、ニドキングというポケモンも見せられた上では無視するわけにもいかない。 願いを叶える対価に、魔女と戦う使命を背負う魔法少女。 オルフェノクに魔女。考えて見るとこの二要素にも類似した点は多い。 これらが同じ場所にひしめき合うというのも流石に無理がある。 なら別々に区切られた同士ということにすれば、草加にも折り合いが付けられた。 「となると、次は魔女の潜む場所か。 そっちに心当たりはないのかい?」 「おおよその見当は。 もっともこの仮説が正しい場合、我々は八方塞がりとなってしまうわけですが」 「……やはり禁止領域か。連中にとって都合の悪いものを隠すにはうってつけだからな」 会場の行動範囲を狭めさせ、殺し合いというシステムを滞りなく進行させる措置である呪術式。 しかしそこに魔女という『儀式の核』が紛れ込んでいるとすれば、また別の意味を加えることが出来る。 つまり、禁止領域には核を守る障壁としての役割もあるということ。 織莉子の言う通り、この説を完全に認めるとほぼ詰みの形に入ってしまう。 最悪のパターンも想定しつつ、別の切り口を探していくのが懸命だろう。 「織莉子。君は既に魔女が会場内にいると断定しているようだが、その根拠は何だ? 魔女がこの儀式の核であるなら、安全な場所に隔離していた方が奴らにとって万全だろうに」 合議の結論を待ったをかけるような、重く低い声が耳に届いた。 このように、サカキは普段会話に参加せず傍観の立場を取っているのに、時折こうして声を挟んでくる。 それも決まって、こちらの意見が出揃い煮詰まった頃にまるで計ったようなタイミングにだ。 ここぞという時に、婉曲的にこちらの求めている答えを差しに来る。 もし正面きって話していたとしたら、上手いように誘導されていたかもしれない。 織莉子よりもよっぽどやりにくい相手だ。会話の主導を彼女に任せているのもその自覚があるからなのか。 「それは―――先程も伝えたように、結界とは魔女が効率よく人を襲う為の狩場のようなものです。 人が多く行き交う場所の隙間から獲物を誘い込み、外からの邪魔もなく逃げ場もない空間に閉鎖する。 だから魔女は、基本的に自分のテリトリーから出る事はない。 というよりは、結界そのものが魔女の一部ともいえるものです」 結界の維持に魔女の力が使用されているのなら、外部と切り離す事は出来ないのではないか。 直に魔女と戦ってきた経緯を持つ魔法少女としての見地だけに、否とは言い切れる材料はない。 それを抜きにしても、理屈は筋が通っているものだ。 「魔女は人を喰らうもの。絶望を糧とし肥え太る負の化身。 そんな人外の物の怪を、完全に支配下に置けることが果たして本当に出来たとして――― この式などの維持にも必要なエネルギー、即ち餌が必要となる」 「つまり―――。 核が魔女の性質を備えているのなら、人間への食欲という本能も残っているかもしれない。 自らの領土内で死者が出れば、そいつが空腹に耐えかねて暴れ出すリスクも減ると」 締めくくるサカキの言葉に織莉子も頷く。 つまりは、魔女による「自殺死」を「他者同士の殺し合い」の形に置換しているわけだ。 そしてこの説は、アカギは魔女の全てを制御してるわけではない事実を示すものだ。 「……これ以上は仮定の上塗りです。 私の偏見に寄る部分も多くなりますし、ひとまずの結論はこれでいいでしょう」 『呪術式』は、『魔女、あるいはそれに相当する存在(以下、魔女と呼称する)』によって作用している。 『呪術式』は、オルフェノクの灰化等、多数異世界の技術によって加工されている。 また、会場の構築も『魔女の結界』に分類される可能性がある。 その場合、『魔女』を倒す事でそれらを全て消失できる見込みがある。 『魔女』は、この会場のいずれかに潜んでいる可能性が高い。 『禁止領域』は、それを隠匿する意味も込められている。 アカギは、『魔女を操る術』を備えている。 アカギは、『時間と空間を操るポケモン』を捕獲、所持している可能性がある。 『魔女』とは、このポケモンである可能性もある。 それ以外に、オルフェノクに関する技術も保有している事から、『技術、資金的な協力者』を抱えている。 「こうして揃えてみると……殆どが憶測だな」 「想像できた、という時点で十分な進歩だ。 こうなれば後は、そこから何が真実かを見極める検証の時間になる。 そうやって虱潰しに選択肢を絞り、残った事実を法則として定める。人間の歴史はそうやって続いている」 不確かといえど、何の手がかりも得られなかった以前からすれば比べ物にならない前進といえる。 なら次は、推論を如何に正論に変えていくかの行程に進んでいく。 「判明している時点で、この儀式の根幹を成していると思われるのはのは三つ。 魔女。 シンオウ地方に伝わる、時間と空間を操るポケモン。 オルフェノク、ひいてはスマートブレインの技術。 これらについてより深く知悉している者と接触するのが、目下の課題となるだろうな」 奇しくも、この場に集った三人は主催の保有する力とそれぞれに関係のある世界の人間だ。 この短時間に一定の仮説を揃えられたのもそれが理由だ。 同じことを、より広い範囲、広い関係で行えば、自ずと見えてくる答えがあるに違いない。 「オルフェノクの秘密、癪だが村上という男なら何か知ってるかもしれません。 しかし決して隙は見せないように。奴も乾巧同様卑劣なオルフェノクだ。 倒すという前提の元、あくまで機会があれば聞いてみるようにして下さい。」 草加が提示するのは、現スマートブレイン社長の村上峡児。 素直に情報を渡してくれるとは思えないが、どうせ殺すべき敵だ。 さんざん痛めつけた上で白状させるのには何の抵抗もない。 「シロナというトレーナー……アカギと同じ同じシンオウ地方出身でポケモンの歴史にも詳しい人物だ。 彼女なら詳しい話を聞けるかもしれないが……私の名は出さないでいた方がいい。 あまり良い関係とは言えないものでな」 サカキからは、アカギと直接関わりがあるかもしれないトレーナーが挙げられた。 この中では一番に会いたい相手といえる。 名を出さないよう忠告しているのは敵対した過去があるのかもしれないが、むしろ草加にとっては都合がいい。 やり用次第では、この男を追い詰める口実にも使える材料だ。 「織莉子ちゃん、君の他に魔女について詳しい人はいるのかい?」 「……残念ながら、他の魔法少女が知るのは、私が知るそれと似たり寄ったりでしょう。 私達以外に魔女を感知できる者がおらず、戦いにのみ専心するので精一杯なので、そういった核心に迫る事は難しいのです」 目を伏せて、申し訳なさげになる織莉子。 その仕草を見て、草加ははっきりと胡散臭いものを覚えた。 なぜなら草加は、魔法少女の秘密の一端を知っている。 自らの魂を肉体と切り離してソウルジェムなる宝石に加工する。 そして、契約と称してその処置を執り行うキュゥべえなる使者。 この秘密を聞いたのは鹿目まどかからもたらされたもの。 しかし織莉子は、会議の際この話題について一切触れることはなかったのだ。 ここにきて情報を渋むつもりか? だが事態解決に対しての織莉子の対応は積極的だ。 にも拘らず出し惜しみをするのは、弱みを見せて出し抜かれる懸念を抱いているからか。 それとも、本当に何も知らないのか。 キュゥべえに騙された、とまどかは嘆いていた。 つまりキュゥべえは始めからその真実を隠したまま契約を迫ったことになる。 とんだ詐欺まがいの行為だが、今攻めるべきは別の点にある。 織莉子は魔法少女についてどこまで知っているのか。 如何によっては、自分の中での彼女の評価を決めざるを得なくなる分水嶺だ。 全てをまとめて暴露してもいい。そうすれば結果ははっきりとする。 しかしまどかの友人はこの事実を知った時大層ショックを受けたと聞いている。 織莉子が知らなかった場合、自分が騙された事を知り同じ状態に陥る危険性もあった。 まかり間違って錯乱でもされようものなら被害を受けるのはこっちだ。 始末するのならともかく、今されても要らぬ手間が増えるだけだ。 「織莉子ちゃん。少し聞きたいんだけど―――」 密やかに算段を立てる草加の前で、織莉子が突如、あらぬ方向へと首を向けその先を食い入るように見つめた。 周囲に物音はしない。誰かそば耳を立てている者を見つけたと思ったが、そうでもないらしい。 「草加さん。 あなたが捜していると仰っていた、園田真理さんですが―――」 そういえば、と彼女が言っていた事を思い出す。 魔法少女はその願いに応じて固有の魔法が使えるようになると。 織莉子自ら申告してきた、その魔法は確か――― 「今、その人と思しき女性の姿が視えました。 場所は、施設から見てこの先、D-5の病院内に立ち入っているようです」 「なに……!?本当なのか、それは!?」 予見と予知の魔法少女の発した言葉は、草加の思考を染め上げるのに十分な衝撃だった。 今まで考えてた全てが頭から吹き飛んで、織莉子に激しく食ってかかった。 「ええ。あなたからの外見特徴が正しければ、それと一致した方の顔が映りました。 ですがどうやら……彼女は今危険な状況に置かれているようです」 目を伏せて申し訳なさげの織莉子だが、草加に渦巻くのは信用ならないという疑念だ。 予知のタイミングは突発的だと聞いていても、このタイミングは都合がよすぎる。 真に受けるにはあまりに危険と勘繰るのも無理からぬことだった。 「……私の言葉が疑わしいと思うのは当然でしょう。 奸計に陥れんとしてるのかと見做されるのも仕方のないことです。 ですが―――」 細い指に嵌められた指輪から出現した、装飾の施された宝玉を草加へと見せる。 美しい銀色の内部には、澱むような濁りが混ざっていた。 「魔法には、対価がある。 魔力を使う度ソウルジェムには濁りが生じ、疲労のように蓄積され、私達の負担となる。 私の魔法は範囲が広い反面、常時機能させておくには消耗が激しすぎる。 それをあなたのご友人のために使用した―――この意味をもって、今は納得して頂けないでしょうか」 しかし、何よりも守るべき相手と誓った人が目に見え、手に届く場所にまでいると知れば。 避けれる危険を冒してまで、急ぐ意味がある。 草加雅人にとっての園田真理こそ、その価値を求めるだけの愛の姿だ。 「―――ッ!済まない、そのバイクを使わせてもらう!」 返事を待つことなく、停めてあったバイクに駆け走る。 キーは奇襲を想定してか、繋がったままなのが幸いした。エンジンをかけグリップを握り締める。 元々このオートバジンはファイズのために宛がわれたサポートメカ。 ファイズを所持している自分こそが、一番の性能を引き出せる。手元を離れた所有物を取り戻すのは当然のことだ。 路地裏の出口に振り向きざま、持っていた最後の支給品を置いていく。 まどかから聞いたこれの用途が、魔法少女に必要なものであるのは分かっている。運賃代には十分釣り合うものだ。 アクセルを上げ、路面を疾駆する。 真理がいるとされる病院とはせいぜい2キロもない。バイクという高速で移動する手段がある今ならば僅かな時間で到着できる。 予言が真実であるならば、いい。 真理の救出に繋がり、織莉子自身にも利用価値を見いだせる。 心から善意で援助をしてくれたとすれば、役に立つ駒として協力してもらいたいものだ。 だがもし自分を利用するために真理の名を出汁に使い、偽の情報を渡したとすれば……。 そうなればあの二人は草加にとってただの障害だ。オルフェノク同様始末する対象に決定される。 悪評を広め、孤立させ、当て馬をぶつけてじわじわと嬲り殺す。 自分を好きにならない人間は、全て邪魔でしかないのだから。 真理―――。 今すぐ会いたい。笑顔を見たい。声を聞きたい。 優しく甘美な手で、子をあやす母親のように触れて欲しい。 その為に―――君を害する奴は全て滅する。 人も化物も区別なく、謂われなく死に目に会わせる。 全ては、君という存在を護る為。 俺という存在を守る為。 己の内を占める我心(エゴ)を膨らませ、銀の車体は直進を続けていく――― ☬ ☬ 止める声をかける暇もなく、草加雅人はこちらの所有していたバイクに乗り込んで路地の影に消えて行った。 尤も、始めから止める意思など美国織莉子は持ち合わせていなかったが。 運賃代わりとばかりに置き捨てられていったグリーフシードを拾い、自らのソウルジェムに重ねる。 度重なる予知魔法と感情の濁りで、穢れは五割に達しようとしていた。 その溜まった穢れを吸収させ、制服のポケットに仕舞う。 もたらされた情報のおかげで、検証の余地がある推論も立てられた。 ……まあ、一部の方に随分偏見的な意見も見られたが、差し引いてもお釣りが出るほどに価値はあっただろう。 サカキは勿論、織莉子にも、特に。 「行かせてしまって、よかったのか?」 問いただすサカキは、今まで移動に使ってきたバイクを横取りされて、些か不機嫌そうに見える。 「替わりのない大切な人を救わんとする……彼のその思いだけは本物だと思いましたから。 彼が間に合い、犠牲が出ないのであればそれが一番望ましい形です」 「ほう、するとあの予知は本当だったわけか。 私はてっきり、あの男を余所に飛ばす為の方便かと思ったが」 嘘ではない。 園田真理と思われる人物が予知に映ったのは本当のことだ。 ただ。実際に危機的な場面に直面してるかについては、真実ではかったといえる。 視えたのは『憔悴した様子の園田真理』のみ。 傷を負った姿を視たのでも、襲撃されたのでもない。 それでも、まるきり嘘にはなり得ないだろう。 ここは既に死地、いつどこで戦陣が切られても不思議ではない場所なのだから。 「……サカキさんは、人が悪いのですね」 言外の意味を込めたのでもない、率直な感想だった。 なのにそれを聞いたサカキは、堪え切れないとばかりに吹き出し、愉快そうに忍び笑いをした。 「……クハッ!いや失礼。馬鹿にしたつもりはないんだ。 しかし、そうだな……仮に私が悪い人だったとして、君は私をどうする。 正義の名を立てて罰するかね?」 「いえ。それには及びません。 法の裁きとは、それが機能しない場でない限り効力は持ちません。 ここはアカギ個人が支配する無法の地。まして次元の異なる世界に住まう人同士が邂逅している。 あなたの過去の罪業に対して、私が裁く権利は持ち合わせておりません。 あり得るのは、この場において私に害をもたらす行為をあなたが起こした時になるでしょう」 「ありがたい限りだな、それは。 ではここでは慎ましく自重してるとしようか」 この男は、少なからず犯罪に手を染めているのだと織莉子は直感した。 汚職を犯した父、本家の傲慢で冷徹な叔父達とは隔絶たる違いのある、より大きな野望を掲げる大志。 それは、初めて対峙し、言葉を交わした頃から察していたものだ。 相互に協力し合える「味方」ではあっても、背を預けられる「仲間」には、決してなれない。 「それより、元より了解は得ていましたが、私が先導する形で本当に宜しかったのでしょうか」 「寂れた中年より、可憐な少女に頼まれた方が色よい返事も貰えるというものだろう?」 「お上手な事を」 この関係を、不満とは思わない。 むしろ現環境では最上と言ってもよいだろう。 ポケモンの知識を持ち、サカキ自身にも優れた判断力、統率力がある。 直に草加と話して中心に立っているつもりでも、その実背中から手綱を取られている気すらある。 裏を取られるのは危険。本当ならもう少しの間、腹の探り合いに終始していたかもしれない。 けれど、その結果もたらしたのが、彼女―――呉キリカの死だ。 因果関係はないものだとしても、消極的に動いていたのが恨めしい。 キリカの死を、その直前まで予知出来なかった自身が許せないでいた。 この自責に押し潰されてはいけない。故に、為すべきは使命の完遂だ。 焦りはあるだろう。 心に気づかぬ隙が生まれ、油断ならない同行者につけこまれるのかもしれない。 リスクを承知し、危険があるのは予知せずとも考え付く。 それでもなお、手にする未来が視えているのなら。 伸ばして指にかかる所まで、近付いているのなら。 草加雅人を誘導したのもそのためだ。 友人に会わせたかった心も確かにある。しかしそれは表面上の理由。 真の狙いは、「壁」をひとつ取り除くこと。 過たず狙い撃つのに邪魔な障害を穏便に退かすことこそが肝要。 「遅れましたが、ここからは予定通り鹿目邸へと向かいます。 幸いバイクがなくとも近い距離です。徒歩でも時間はかからないでしょう」 「―――仇を討ちには、いかないのか」 断層で生まれたばかりの亀裂の隙間に差し込むような、サカキの鋭利な一言が胸を刺した。 脳裏に浮かぶ黒い騎士。 自分とサカキを圧倒した魔女を凌ぐ魔王。 草加からの目撃で判明した、呉キリカを殺した者。 湧きあがる黒々とした情感。 煮えたぎる溶岩のような気持ちを、決然とした意思で掻き消した。 「………………いずれ、打倒しなければならない相手なのは変わりません。 ですが今は、その時には遠い。 斃すと決めた限り、万全を期さなければ意味がないのですから」 ここで我を忘れ躍起になり、勝算のない復讐を優先するのは、キリカの望む私ではない。 自惚れでなく、彼女を深奥まで理解しているからこその、感情値への折り合いだった。 「確実に始末するのに十分な戦力を確保するか。 冷静な判断だな、実に結構」 ……やはりこの男は、人が悪い。 少しばかりの不満を溜め込みつつ、サカキの後を追い暗い路地裏を出ていく。 陽は天上に昇り、燦々と照らしている地上を、白と黒の男女は緩やかな足取りで歩いて行った。 ◆ 美国織莉子は抱えている。 呉キリカへの愛を。 それを奪った黒い騎士への殺意を。 それらを制御できるほど強靭な、自己の存在の意義を。 そして自分だけが秘め持つ、真実に辿り着く一片を。 ソウルジェムの秘密。 魔女を生み出す孵卵器という本来の役割。 それを仕組んだ全ての元凶、インキュベーター。 これらの公開に踏み切るのはまだ早い。 鹿目まどかという極上の魔女がいるためその可能性を否定してきたが、 儀式の構築に魔女が大きく関わってるとなると、その考えにも迷いが出てくる。 その疑念を決定的にしたのが、キリカの死を目にした瞬間だ。 魔力を浪費し、感情を疲弊させ、ソウルジェムの濁りが臨界に達した瞬間。 ソウルジェムという卵の殻を破って、魔女という雛は誕生する。 あの時のキリカのジェムの濁りは、魔女が生まれる直前まで溜まり切っていた。 なのに魔女は生まれず、宝石が砕けてキリカが絶命するだけに終わった。 これだけなら、単に制限の一環と見落としていただろう。 殺し合いをさせる隔離させた場所で、更に隔離させる結界が出来るのは許すわけがないと。 だが間近で砕け散る瞬間に立ち会った織莉子は、それだけでは説明できない現象を見つけていた。 罅割れ、亀裂を深めるキリカのソウルジェム。 完全に割れる直前、それは姿を変じ、グリーフシードへとなろうとしていた。 つまり、正確には割れたのはソウルジェムではなく、グリーフシードなのだ。 ソウルジェムのまま砕けるのとでは、これは雲泥の差がある。 そして新たな疑問が出てくる。その際に生まれた筈の魔女は、いったい何処に消えたのか。 そのヒントこそが、草加とサカキとによって練られた考察だった。 呪術式、それに結界が魔女を源として機能しているという仮説。 この説を正解と取るならば、プレイヤーと魔女は式を媒介にリンクしているのを意味している。 だとすれば、だ。 グリーフシードから漏れ出た魔女を、外界に現出するよりも前に、その魔女が式を通じて吸収したという説は成り立たないだろうか。 グリーフシードが支給されるにおける問題点も、これなら解決できるのだ。 穢れを取り込んだグリーフシードはまた新たな魔女を生み出す。 アカギが望むのはあくまでプレイヤー間による殺し合いだ。 参加者ですらない、自律的に暴走した支給品が介入するのは避けたいに違いない。 それも会場が魔女の結界の範囲内だとすれば、グリーフシードごと魔女を取り込むという芸当も可能かもしれないのだ。 魔女を喰う魔女など聞いたこともないが、もし可能ならこれほど強大な結界を築けるのにも理屈が立つ。 この仮説は、儀式の核心に迫る真実であると同時に、魔法少女にとっては災厄になりかねない諸刃の剣だ。 最悪、敵意を向けてくる者もいないとは限らない。 あの草加雅人も、人外のものへの異常な敵愾心を見せていた。 味方になり得るかもしれない人をも敵に回す仲間割れは、可能な限りは避けたいものだ。 だから、この考えはまだ公にするべきではない。 参考に編まれた考察自体、穴の多い不十分な出来だ。 ありもしない空想に不安を抱き、迷走の果て自滅するなど、それこそキリカに向ける顔がない。 それに考えが正しく、本当にインキュベーターが関わってるとすれば、絶対に知られてはいけない。 以上の思考は、織莉子が殺し合いの儀式を破る為に巡らせているもの。 それとは別の、織莉子自身が果たさなければならない使命。 全ては、その使命を果たす方にこそ優先すべきだ。 邪魔の入りづらい特殊極まるこの環境を利用して、己が大望を叶えてみせる。 砕けた魂の欠片を握り締める。 掌に伝わるのは心の温もりではなく、硬く冷えた肉に食い込む感触。 こんな小さなカケラの中に、かつて自分に全てを奉じてくれた少女がいた。 人格すらも投棄して変換して、何もかもを捨ててでも守ると誓った、傍から見れば哀れにも見られる命。 無意味な犠牲になるなど、無価値な石くれになるなど、絶対に赦さない。 歩く先にあるのは、遠からず見えてくるだろう一件の家。 千里を透かす未来(め)に映った、幼い一人の少女。 破滅の引き金。 悲劇の温床。 絶望を救済に変える路は、あと僅かで終着を迎えようとしていた。 ☬☬ "織莉子の魔法少女の衣装ってさ。可愛いよね。 白くてヒラヒラしてて、まるで蝶々みたいだ" 汚れを払い清め終わった顔は、膝の下を占拠して眠っているのと変わりない、安らかな寝顔。 頬を撫で、腕を通して急速に胸まで迫ってくる冷たさを感じなければ、これが死体とは思えないほど、綺麗な有様だった。 "そのままでも十分、有り余るほど綺麗で可愛らしくて美しいけど、 月夜で踊る様なんかは、それはもう輝くほど素敵なんだろうな" 少し待てば唐突に瞼を開き、跳ねるように飛び起きてお茶とお菓子を催促してきそうな、そんな夢想をしてしまう。 砂糖三個にジャム三杯。甘い甘い、シロップの思い出。 "ねえ織莉子。君の使命が終わったらさ。 そうじゃなくても、魔女の出ない夜があったらさ、二人で一緒に公園にでも出かけない?" あなたは知っているだろうか。 共に過ごした生活に、あなたという友達がいてくれたことに、私がどれだけ救われていたか。 "ん?何をするかって?月の光だけに照らされて、夜の公園で踊るのさ。 そこらの有象無象のアイドルなんかとは比べ物にならない、ヲタクとやらが視たら腰砕けものだよ。私が保証する" あなたは私(おりこ)を見てくれた。 私を個人(おりこ)として扱って、とても大切な人だと言ってくれた。 無邪気にじゃれ合うあなたと同じくらい、私もあなたに甘えられていた。 "―――え?踊るなら私も? む、無理無理無理無理!私、踊ったことなんかないし―――え、織莉子もないの?ホントに? ブルジョワって休日は夜な夜な社交パーティーとかしてるもんじゃないの?" あなたと過ごした時間は、短い人生においてさらに短い秒針に過ぎないけれど。 あなたがくれた思い出は、装飾だった私の人生と比べてもより重く、光り輝いた宝石のようだった。 "う……君からの頼み、ときたか。 困った。それは、断れない。 ええい、こうなりゃヤケだっ、誘ったのは私なんだし腹はくくる! だからその―――ヘンテコな動きでも、笑わないでくれよ?" あなたが―――私の、希望(ひかり)だった。 "笑ったら莉子のお手製ケーキだからね!あれ、これじゃ私が罰ゲー、なんでもありません! とにかく、約束だよ―――" 呉キリカという希望が持っていた思い。叶えたい願い。 最後まで信じてくれた美国織莉子こそが、その結晶だ。 それを忘れない限り、私の中には希望が生き続ける。 あの頃のように絶望するコトなんて、ない。 "織莉子"―――――― キリカ。 たったひとりの、私の友達。 わたし(あなた)の世界を救うためなら、私はどんな罪を背負う事になろうとも、構わない。 【E-6/市街地東部/一日目 昼】 【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】 [状態]:ソウルジェムの穢れ(0割)、白女の制服姿、深い悲しみと揺るがぬ決意 [装備]:グリーフシード(濁り 5割)、砕けたソウルジェム(キリカ) [道具]:共通支給品一式、ひでんマシン3(なみのり)@ポケットモンスター(ゲーム) [思考・状況] 基本:何としても生き残り、自分の使命を果たす 0:鹿目邸に向かい――― 1:鹿目まどかを抹殺する。ただし、不用意に他の参加者にそれを伝えることはしない 2:優先するのは自分の使命。そのために必要な手は選ばない。 3:キリカを殺した者(セイバー)を必ず討つ。そのために必要となる力を集める。 4:ポケモン、オルフェノクに詳しい人物から詳しく情報を聞き出す。 5 積極的に殺し合いに乗るつもりはない。ただし、邪魔をする者は排除する 6:サカキと行動を共にする。隙は見せないが、事態打開に必要であれば情報手助けもする。 [備考] ※参加時期は第4話終了直後。キリカの傷を治す前 ※ポケモン、オルフェノクについて少し知りました。 ※ポケモン城の一階と地下の入り口付近を調査しました。 ※キュゥべえが協力していることはないと考えていましたが、少し懐疑的になっています。 ※草加に伝えた予知は正確には『ひどく憔悴した様子の園田真理』です。 今後の状況には変化の可能性もあります。 【サカキ@ポケットモンスター(ゲーム)】 [状態]:左腕に裂傷(軽度) [装備]:高性能デバイス、ニドキングのモンスターボール(ダメージ(小)疲労(小))@ポケットモンスター(ゲーム) [道具]:共通支給品一式 、技マシン×2(サカキ確認済)@ポケットモンスター(ゲーム) [思考・状況] 基本:どのような手段を使ってでも生き残る。ただし、殺し合いに乗るつもりは今のところない 1:『使えそうな者』を探し、生き残るために利用する 2:織莉子に同行する。暫くは自由にさせるが主導権は渡さない。 3:織莉子の提案通り、鹿目邸を調査。その後市街地を巡回した後病院へ向かう。 4:ポケモン、オルフェノク、魔女に詳しい人物から詳しく情報を聞き出す。 5:力を蓄えた後ポケモン城に戻る(少なくともニドキングとサイドンはどうにかする) 6:『強さ』とは……何だ? 7:織莉子に対して苦い感情。 8:高性能デバイスの存在は伏せておく。 [備考] ※『ハートゴールド・ソウルシルバー』のセレビィイベント発生直前の時間からの参戦です ※服装は黒のスーツ、その上に黒のコートを羽織り、黒い帽子を頭に被っています ※織莉子の予知能力について大凡明確に理解しました。 ※ポケモン城の一階と地下の入り口付近を調査しました。 ※サイドンについてはパラレルワールドのものではなく、修行中に進化し後に手放した自身のサイドンのコピーだと思っています。 【草加雅人@仮面ライダー555】 [状態]:負傷(中) [装備]:ファイズギア@仮面ライダー555(変身中)、オートバジン@仮面ライダー555 [道具]:基本支給品、 [思考・状況] 基本:園田真理の保護を最優先。儀式からの脱出 0:病院に急ぎ、真理を助ける。 1:ついでだがまどかには有る程度、協力してやっても良い 2:オルフェノクは優先的に殲滅する。そのためにLと組む 3:織莉子とサカキは今の所信用する。だが織莉子が嘘言を弄していた場合は…… 4:ポケモン、オルフェノク、魔女に詳しい人物から詳しく情報を聞き出す。 5:Lとの約束のため病院か遊園地へ 3:長田結花は殺しておく。……が、今は手出し出来ない。 6:地図の『○○家』と関係あるだろう参加者とは、できれば会っておきたい [備考] ※参戦時期は北崎が敵と知った直後~木場の社長就任前です ※自分の知り合いが違う人物である可能性を聞きました 【オートバジン(ビークルモード)@仮面ライダー555】 現在の護衛対象:草加雅人 現在の順護衛対象: [備考] ※『バトルモード』時は、護衛対象の半径15メートルまでしか行動できません ※『ビークルモード』への自律変形はできません ※順護衛対象はオートバジンのAIが独自に判断します [情報(織莉子、サカキ、草加)] 考察(織莉子、サカキ、草加) ポケモン、オルフェノク、魔法少女と魔女についての基本的な知識 危険人物の開示(バーサーカー、黒い騎士(セイバー)、乾巧、北崎、木場、結花、海堂) (織莉子、サカキは一部人物情報に懐疑的) [考察(織莉子、サカキ、草加)] 『呪術式』は、『魔女、あるいはそれに相当する存在(以下、魔女と呼称する)』によって作用している。 『呪術式』は、オルフェノクの灰化等、多数異世界の技術によって加工されている。 また、会場の構築も『魔女の結界』に分類される可能性がある。 その場合、『魔女』を倒す事でそれらを全て消失できる見込みがある。 『魔女』は、この会場のいずれかに潜んでいる可能性が高い。 『禁止領域』は、それを隠匿する意味も込められている。 アカギは、『魔女を操る術』を備えている。 アカギは、『時間と空間を操るポケモン』を捕獲、所持している可能性がある。 『魔女』は、このポケモンである可能性もある。 それ以外に、オルフェノクに関する技術も保有している事から、『技術、資金的な協力者』を抱えている。 以上の説の検証の為、ポケモン、オルフェノク、魔女に詳しい人物から詳しい事情を聞き出す。 オルフェノクについて:村上峡児(強硬手段を前提) ポケモンについて:シロナ(比較的穏健に接触可) 魔女について:該当者なし? [考察(織莉子のみ)] ソウルジェムから生まれる魔女は、この儀式を構成している『魔女』に吸収されている。 グリーフシードから生まれる魔女も同様である。 裏付けが取れるまで、この考察はなるべく秘匿しておく。 108 I was the bone of my sword(後編) 投下順に読む 110 君の銀の庭 時系列順に読む 096 美国織莉子、私の全て 美国織莉子 112 Fragment Hope サカキ 094 暴君主権 草加雅人 120 この醜く残酷で、美しく優しい世界(前編)