約 699,222 件
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/9318.html
薬 つと蛇の薬食い (ツトヘビノヤクグイ) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (つと蛇の薬食い.JPG) 性能 分類 価値 重量 特殊効果 薬 3 0.1 自己回復・壱 備考 つと蛇のドロップ
https://w.atwiki.jp/pipopipo777/pages/190.html
http //www.asahi.com/international/update/0328/TKY200903280106.html イスラエル軍「ガザ攻撃の死者、大半は戦闘員」 2009年3月28日11時44分 【エルサレム=平田篤央】イスラエル軍は26日、昨年末から約3週間にわたったパレスチナ自治区ガザへの攻撃による死者の大半は、イスラム過激派ハマスなどの戦闘員だったとする声明を発表した。イスラエル軍が死者数を公表するのは初めて。攻撃は「市民ではなく、ハマスのテロ組織を狙ったものだ」と強調している。 パレスチナ側は一貫して犠牲者の大半は一般市民だと主張。イスラエル紙も今月、無抵抗の市民を殺害したとする兵士の証言を報じており、国内外で高まる批判を静めたい狙いとみられる。 軍の声明によると、死者は1166人で民間人の犠牲は295人。709人はハマスなどの戦闘員で残る162人は特定できていない。民間人のうち16歳未満が89人、49人が女性だったとしている。 ガザの「パレスチナ人権センター」が19日に発表した調査結果では、死者は1417人で、民間人は926人。うち18歳未満が313人、女性が116人。戦闘員は236人で警察官が255人だったとしている。 国内報道
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/3117.html
《不死》をもつカード これはゾンビですか?&これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド KZ/081 炊飯係 歩/ゾンビ KZ/082 変身の呪文 歩/ゾンビ KZ/083 雨に打たれる歩/ゾンビ KZ/084 お弁当トレード歩/ゾンビ KZ/085 限界を超えた歩/ゾンビ KZ/086 マスク・ド・アユム/ゾンビ KZ/087 魔力を引き受けた 歩/ゾンビ KZ/088 勝利のポーズ歩/ゾンビ KZ/089 会計中 歩/ゾンビ KZ/090 タワーでの決闘 歩/ゾンビ KZ/091 変わらぬ風景 歩/ゾンビ KZ/092 ドラキュラの花嫁 歩/ゾンビ KZ/093 引っ張られる歩/ゾンビ KZ/109 ゾンビで魔装少女 歩/ゾンビ 関連効果 強化KZ/082|変身の呪文 歩/ゾンビ【自】〔リング〕このカードがアタックした時、あなたのリタイヤ置場に《不死》がいるならあなたは自分のベンチの《不死》を1枚選び、自分の控え室に置いてよい。1枚以上置いたら、そのアタック中、このカードを+1500/+0。 KZ/089|会計中 歩/ゾンビ【自】〔ベンチ〕 このカードがサポートした時、そのアタック中、あなたのリングの《不死》を+1000/+0。 除去KZ/085|限界を超えた歩/ゾンビ【スパーク】【自】 あなたは相手のフィールドのカードを、自分のリタイヤ置場の《不死》と同じ枚数選び、相手の控え室に置く。 KZ/086|マスク・ド・アユム/ゾンビ【スパーク】【自】 あなたのリタイヤ置場の《不死》が3枚以上なら、あなたは相手のフィールドのカードを1枚選び、相手の控え室に置く。 ドローソースKZ/092|ドラキュラの花嫁 歩/ゾンビ【スパーク】【自】 あなたは自分のベンチの《不死》を1枚まで選び、自分の控え室に置く。1枚以上置いたら、あなたは1枚引く。 ヒールKZ/084|お弁当トレード歩/ゾンビ【スパーク】【自】 相手のリタイヤが、あなたのリタイヤ置場の《不死》より少ないなら、あなたは自分のリタイヤを1枚選び、自分の控え室に置く。 キャンセルKZ/087|魔力を引き受けた 歩/ゾンビ【キャンセル】【起】〔手札〕[このカードと、あなたのベンチの《不死》を1枚選び、自分の控え室に置く]→ あなたは相手の【自】の技を1つ選び、無効化する。 パートナーアタックKZ/090|タワーでの決闘 歩/ゾンビ【スパーク】【自】 あなたは自分のベンチの《不死》を1枚まで選び、自分の控え室に置く。1枚以上置いたら、このカードの次のアタックはパートナーアタックになる。 パートナーブロックKZ/088|勝利のポーズ歩/ゾンビ【永】〔手札〕 このカードはあなたのリングの《不死》のパートナーとしても扱う。(このカードでリングのカードをパートナーブロックできる) サルベージKZ/081|炊飯係 歩/ゾンビ【自】【レスト】しているこのカードが技によってベンチから控え室に置かれた時、あなたのリタイヤ置場の《不死》が2枚以上なら、あなたはこのカードを自分の空いているベンチに【リバース】して置く。
https://w.atwiki.jp/marurowa/pages/117.html
死-Death- ◆YhwgnUsKHs タロットカード、というものを知っているか? 知らない? メジャーなものだと思っていたのだがな……まあいい。 起源については諸説ある。エジプト、ユダヤ、インド……だが製作自体は15世紀前半の北イタリアだ。 22枚のカードで構成されており、それぞれが意味を持っている。 それを並べて未来や現在を占うというわけだ。 この22枚のカードの意味とやらも面白いものだ。 例えば、8番目のカード、『正義』。これはそのままならば、『善行』『正当性』『正しい判断』の意味を表す。なるほど、確かに正義に相応しい意味だ。 だが、この絵柄を逆にした場合、カードの意味は変わる。 これを逆位置、と言う。その場合、『正義』のカードは『偏向』『不正』『均衡の崩壊』。 逆。まさに正義とは正反対の意味だ。 正義と悪が紙一重、ということをこのカードは言いたいかもしれんな。例えば、互いの似通った正義が少しの誤解により互いを悪としか断じなくなる。 例えが具体的過ぎるかもしれないが……まあいい。 では、『死』のカードについても教えてやろう。 なあに、少しは付き合え。 『死』は13番目のカードに当たる。解釈によっては『死神』とも言う。死神に13、あきらかに悪い印象があるだろうな。 まあ、確かにイメージが良いか悪いかといえば、悪い。 正位置の意味は……『終末』『結末』『終止符』。 つまり……『死』そのものが……。 ***** 目の前の少女は、瞼を閉じて動かない。 もう、動かない。 あの日、ハクリューから助けた少女は、 あの日、コラッタの捕まえ方を教えた少女は、 あの日、ジムリーダーになると約束した少女は、 あの日から成長したその愛らしい眠っているような顔を晒しながら、もう、動かない。 レッドは、彼女、イエローの手を握り涙を流しながらそれを見ているしかなかった。 目の前の少女はもう動かない。 もう笑わない。 もう泣かない。 もう喜ばない。 もう怒らない。 もう目覚めない。 何故だ? 「俺の、せいだ……!」 レッドは悲痛な声でそう呟き、唇を噛み締めた。 負けるものはないと思っていた。 長い旅の末、チャンピオンに輝いたあの日から数年。 挑戦者には軽々と勝ってきた。強い相手など、会えなかった。 自分に匹敵するであろう二人のトレーナー、グリーンとブルーとはあの日以来会っていない。 だから少し冗長していたところはあったかもしれない。 自分は強い。自分は勝てる。 その自惚れが、否定しつつもどこかにあった。 そんなわけがない。 ポケモンがあればこそ、自分は強かった。 ポケモンを使い、それで戦いあう中でなら自分は強かった。 そこ、だけだった。 ポケモンなしで拳銃を向けられればただの無力な子供。 強くなど、なかった。 その結果、彼女、イエローは死んだ。 「俺が、俺が、俺が……!」 悔しい。 そして怒りを覚える。 あのスーツの男に。 いや、それ以上に自分自身に。 自分がもっとあの男に立ち向かえていたなら、フッシーを奪われるような失態を犯さなければ、イエローは死なずに済んだ。 フッシーも奪われなかった。 すべては、自分のせいだ。 「俺なんて……こんな、俺なんて……」 次にレッドを包んだ感情は、絶望。 自分自身に自信がなくなっていく。 自分には何もできない。ただの子供。 さっきのような男がうろつくこんな場所で、自分はもう何もできないのだろう。 むしろ、誰か殺してくれないだろうか。 誰かにこれ以上迷惑をかける前に。 イエローのような死者を出す前に。 誰か……。 「……何してるんだ?お前」 若い声がした。 さっきの男ではない。 レッドが力なく顔を上げると、そこには童顔にスーツを着た青年がいた。 青年は、ひざまづいているレッドを見下ろしている。 その目に動揺はない。 レッドの目の前には死んでいるイエローがいるのに、青年は顔色を変えない。 まるで、そんなものは当たり前にあるものだと言わんばかりに。 ***** フィーロにとって、死体とは珍しいものではない。 カモッラの幹部の身だ。 そうなる前も後も、死は身近にあった。 もっとも、ある時点を境に自身の死は少し遠のいたが。 いずれにしろ、彼の周りに死はよくあることだ。 自分で殺した、ということも……ない話ではない。 冷徹に手を下す事も幹部には必要な事であり、組織にも必要な事だ。 見えない敵が潜んでいるかも知れない病院から抜け出し、走ってきた先で彼はその二人を見つけた。 地面に膝をつき俯く少年と、その目の前に倒れている少女。いや、死んでいる、なんていうのは見た時点で予想が付いていたことだ。 フィーロとしては、そのまま見過ごすという手もあった。 なにせ相手は子供だ。大した戦力にはなりそうにない。よって、一緒に行動するにはリスクが高い。メリットも薄い。 それにこの状況だと、少年が少女を殺したという事もありえるわけで、むざむざ近づくのは襲われる危険を作り出す事になる。 だが。 「……この状況じゃ、子供でもどんな情報を持っているかわからないからな」 フィーロは少年に向かって足を進めた。 少しでも情報を得る。情報は重要だ。それは今までの経験でよくわかっている。 だから、あくまで情報の為だ。わざわざ子供に接近するのは。 だが、そんなフィーロの姿はそれを近づく免罪符にしているかのように見えた。 ***** いつの間にか近くにいた青年をレッドは見上げた。 だが、それだけだった。 絶望したレッドにとっては、青年の登場など、イエローの死に比べればどうでもいい。 何もかもが、どうでもいい。 「あんたも……俺を、殺すのか……?あのサングラスの男みたいに」 心中にあるのは、絶望。 幼い少女を死に追いやってしまった、レッドと言う自分への絶望。 なんで生きている。お前が死ねばよかったのに。 そんな自責の念。 いや、それすらも言い訳かもしれない。 「……サングラス?」 「この子を……イエローを、殺した奴だ……サングラスに、黒いスーツ……イエローは、そいつから俺を庇って……」 青年の問いかけに、レッドは虚ろな声で起こったことを話していた。 それは、自分の罪を誰かに聞いてほしいという、懺悔の念からか。 「俺なんか……なんで、助けたんだ……。 いっそ、死にたい……死にたいよ……こんな、心が苦しいのは……耐えられない……」 レッドの心を締め付ける痛み。 あの男からさっさと逃げていればイエローは助かった、という後悔。 イエローは自分のせいで死んだ、という自責の念。 少女の命が無残に散った事に対する、純粋な悲しみ。 自分には何もできない、という無力感。 少年が背負うには、あまりに重い負の感情だった。 「そう、か……死にたい、か」 青年がそう呟いた。その顔には別に怒りも呆れもないように、レッドは思った。 「ああ……いっそ、あんたが殺」 「ふざけるな」 レッドの声は阻まれた。 その喉に、いつのまにか男が手に持った刃付きの帽子が突きつけられていたからだ。 レッドはさっきの言葉を訂正せざるを得なかった。 青年は、明らかに怒っていた。 ***** 「確かに、誰かに庇われて死なれるってのは辛いだろうよ。 庇われて相手が死ぬっていうのは、庇われた奴にとっては一度死んだのと同じ事だからな。 なにせ、相手は自分が死ぬはずだった一撃をくらうわけだからな」 フィーロはレッドに喉に刃を突きつけながらそう言う。 レッドの顔は、喉もとの刃に目を向けて蒼白になっている。 やはり、いくら死にたいと言っていても、目の前に死が来ればこうなる。 (ちっ……いらつくな) フィーロはさっきからイラついた感情を抑えられないでいた。 一体何故だろうか。 理由はわかっている……はずだ。理屈では思い浮かんでいる。 けれど、それでも説明できないほど、やけに。 「でもな……そうなったら……そいつの命はもう、そいつ自身の命じゃねえ。 庇った奴の命なんだよ。庇われた奴の命は、もうそこで死んでる」 「!?」 フィーロの弁にレッドの顔が驚きに満ちた。 「お前の命はもう、お前のものじゃない。その子の命をお前が借りてるだけだ。 わかるか? つまりお前が俺に今ここで殺されるってのは、借りてる命を無駄にしてるだけなんだってな」 「む、無駄……?」 レッドの言葉に、フィーロは嫌らしい笑顔を顔に貼り付けた。 あくまで、貼り付ける。 それは幹部として培ってきたスキルであり、そして、自らのある経験によって行うもの。 (あの爺なら……きっと、こう笑うだろうさ) 思い返す、とは少し違う。 自分の中にある下種なそいつを、少し抽出する。 そいつの嫌らしい、嫌悪感を引き起こす笑顔を引きずり出す。 「そうさ。この子の命はそこで終わりだ。 その子の命は、お前を数時間生き延びさせただけで終わりだ!はっ!お笑い種だな。 たったそれだけの為にこの子は命を落としたんだからな。 無駄死にだ。何の役にも立ちやしない。 お前が、その命をここで捨てるばかりになぁ!」 フィーロが嫌らしい笑顔をしながらそうレッドに叫ぶ。 相手に嫌悪感を、怒りを抱くような嘲り笑いを。 「っ!」 レッドの背筋に悪寒が走った。 イエローが、無駄死に? そんなのは……嫌だ。 でもそれは、俺のせいだ。 俺がこんな所で、あの子に護られた命を無駄にしようとしていたから……。 そこで気付いた。 自身の行為が、イエローが最後にやったことへの大きな冒涜である事を。 「俺、は……」 レッドはショックを受けた様子でいる。 恐らく、やっと自分のやっていたことの意味に気付いたのだろう。 そんな彼に対して、フィーロは喉元から刃を離してやり―― 「死にたいなら死なせてやる……。 あの世でせいぜい、バカな娘とよろしくやるんだな!!」 その刃を思い切り振りかぶり、レッドに向けて振り下ろした。 ***** そうだ。 俺は何をやってたんだ。 イエローが俺を庇った。 そして、死んだ。 イエローは死んだ。もう、蘇らない。 なら、俺ができることは……。 イエローによって護られた、この命を……いや、イエローの命を……。 ***** この『死』のカード。 『死』そのものが、一つの結末であり、終わりであると言っているのかもしれんな。 確かに、死んだ生物そのものにとって、それは紛れもなく結末であり、他者にとっても、その死は何かの終わりなのだろう。 もっとも、例外もいるのだが……まあいい。 悪い意味しかない、と思っているだろうが、当然この『死』にも逆位置の意味がある。 ある意味こちらは……その例外向きの意味かも知れんな。 いや、そうでもないな。普通の人間にとっても、これは充分に当てはまる。 『死』の逆位置は……『復活』、『再生』、『転換』を表す。 それは、『死』という結末から復活するという意味なのかも知れんな。 それは不死者という例外もだが、普通の人間でも……。 ***** 「なっ!?」 フィーロの驚きが口から漏れた。 帽子の刃がレッドに触れようとした瞬間、レッドが勢いよく後ろにとび、その一撃を大きく交わして見せた。 さっきまで、虚ろな目だったレッドが……。 (いや。もう違うな) フィーロが見据えるレッドの目は、もう絶望に満ちた虚ろな目ではなかった。 こちらをしっかりその瞳に捉え、攻撃した自分に対してしっかりした敵意を向けている。 その瞳はフィーロもよく見たことのある目だ。 つまり、『戦う者』の目だ。 「悪いけど、俺は誰にも殺されない」 「……その子のためか」 「うん」 レッドは倒れているイエローすらも庇う形でフィーロの前に立つ。 手にはデイパックを持っているだけで、武器はない。 対するフィーロは武器を持ち、体格差も歴然。 勝負は明らかにレッドに不利だ。 「俺はもう、誰にも殺されるわけには行かない。この子の命を、絶対無駄にしないために」 「なら、どうするんだ? やられる前に、ここにいる奴らを全員殺すのか?」 フィーロはそう聞く。 もしもレッドが、自らの命の為に他者を殺す道を歩むなら……。 フィーロは、レッドを殺さなければならない。 「違う。そうしたら、イエローのやった事は本当に無駄になる。イエローを殺したあいつみたいになるなんて、きっと彼女は認めない。 あの日、優しく笑ったあの子なら。 だから、殺し合いなんて止めて、そして帰るんだ。」 レッドは強いまなざしをこちらに向けながらそう言った。 (なるほどな。ただの子供じゃない、ってことか) ただ暴走するようなら考えものだったが。 これなら……。 「かかってこいよ!俺は、あんたになんか殺されない!」 宣戦布告。 レッドがデイパックを探りながらそう叫んだ。 戦いの中で、方法を模索する気か。 行き当たりばったりだが……。 フィーロは帽子を頭に戻し、そのまま踵を返した。 「……あ、れ?」 「ばーか。子供相手に付き合うほど、俺は暇じゃないんだよ」 レッドは意表を疲れた様子で、しばし呆然とする。 何故だ。自分の首に刃を突きつけておいて……。 レッドは気付いた。 もしかしたらさっきまでの言葉は……。 「もしかして、俺を煽って……」 「別に。ちょっとした気まぐれだよ。忘れろ」 フィーロはそのまま去ろうとする。 レッドは慌てて呼び止める。 「待ってくれよ!俺、やっぱり仲間が必要だと思うんだ! 死なない為に、それでいてイエローの無念を晴らすようにここから脱出する為には! ポケモンみたいに……あ、いや、ちょっと失礼かも知んないけど……でも、互いに護れるようなそんな仲間が……」 「悪いが子供のお守りはする気ねえんだ」 レッドの訴えをフィーロはあっさりと棄却する。 戸惑ったレッドに向かって、フィーロはさらに言う。 「気を落とすなよ。結構いい線いってると思うぜ、俺は。 仲間ってのは大事だ。ただし、その相手は慎重に見極めろよ。特に、こんな場所じゃな。 そうだな……クレアなら、こんなゲーム乗ってないだろ」 「クレア?」 フィーロが突然出した名前に、レッドは反応した。 「ああ。すごい強い。俺がこの殺し合いに乗らないのも、そいつに勝てる気がしないからなんだけどな。 気分屋だから機嫌を取るのは難しいだろうが……幼馴染の俺の紹介って言えば、話くらいは聞いてくれるだろ。いいか? 赤い髪のクレアだ」 「わ、わかった……」 フィーロの推薦にレッドは素直に従った。 レッドもフィーロが悪人ではない、と判断したらしい。 「なら、俺はもう行く」 「あ、ま、待ってくれよ! 名前は? 俺はレッド! マサラタウンのレッド!」 そう叫んだレッドに、フィーロは少し呆れた。 「あのなあ……こんなところじゃ、迂闊に本名をバラすなよ。慎重に行け、って言ったろ?」 「あ、ご、ごめんなさい」 素直に謝ったレッドにフィーロはその童顔を苦笑に満ちさせた。 そう言えば純粋なコレほどの少年にあう機会はそうそうなかった。 精神年齢がこれくらいになりそうなのはいたが。 「まあいい、か……。フィーロだ。カモッラのフィーロ・プロシェンツォ。お前だから言ったんだからな? 軽々しく言いふらすなよ」 「わかった」 頷いたレッドに満足すると、フィーロは今度こそそこから去った。 ***** イエローの手を胸で組ませ、辺りに落ちていた葉や茂みでできるだけその体を見つからないように隠した。 本当は埋めるなりしたかったが、イエローのデイパックの中には穴堀りに使えそうなものはなかった。 手で掘ろうにも、それはあまりに無謀だと思った。それに、それではやはり自らを危険に晒してしまう事になる。 だから、レッドはひとまずイエローをここに隠し、仲間を捜す事を優先する事にした。 「イエロー、ごめん。できるだけ急いで戻るから。だから……待っててくれ」 レッドは立ち上がり、しっかりと行き先を見据えた。 まずは仲間だ。互いに信頼でき、互いに護りあえる仲間。 それを捜し、みんなでここから生き残る。 (俺、守り抜くから。イエローのこの命……。だから、見ていてくれ!) 【D-5 中部/一日目 黎明】 【レッド@ポケットモンスターSPECIAL】 【装備】:なし 【所持品】:基本支給品一式、不明支給品1~3個(確認済み。スコップなどの類はなし) 【状態】:疲労大 背中に擦り傷、左肩から出血 【思考・行動】 1:殺し合いを止める。必ず生き残る。 2:仲間を捜す。ただし慎重に。 3:赤い髪の『クレア』に会ったら、フィーロの名前を出す。 4:絶対に無常からフシギダネと取り戻す。 【備考】 ※未だ名簿は見ていません ※参戦時期はポケモンリーグ優勝後、シバの挑戦を受ける前です(原作三巻) ※何処へ向かうかは次の書き手さんにお任せします。 ※フシギダネが何故進化前か気になっています ※フィーロのことを信用しました。 ※『クレア』を女性だと思っている可能性があります。 ***** 「柄にもないこと、したかもな」 レッドから離れてフィーロはそう呟いた。 レッドへのイライラ。それがあんな形で出てしまった。 子供に発破をかけるなど……幹部の自分としては、利益にもならないことだろう。 なら、彼に発破をかけたのは……幹部でもカモッラでもない、純粋なフィーロ・プロシェンツォとして、ということになる。 「……死、か。 俺は……死なないってのに。あいつに説教するには、説得力なかったかもな」 フィーロ・プロシェンツォは、死なない。 フィーロはある酒を飲んで以来、切っても刺しても締めても焼いても死なない体になっている。『不死者』と呼ばれている。 一部の例外はあるが、自分が死ぬことはまずない、と思っている。 だからこそ……死というものに抵抗を無くしたレッドに、苛立ったのかもしれない。 それは、まるで死に対する恐怖が薄れ、抵抗を無くす自分の未来のようで。 それがフィーロにあの行動を起こさせたのかもしれない。 (……ともかくだ。俺がこれからすることは決まってる。 なんにしてもこの首輪を外さないと) そう言って彼は忌々しい首輪をさすった。 ここから出るには、主催者の意思で爆破ができるこれを外すのなにより先決だろう。 でなければ、どんな叛逆好意も行う事はできない。 フィーロはそう判断した。 (錬金術の知識はあるが……機械の知識は生憎それほどない。 やっぱり、他の参加者を頼るしかないか。できれば技術者だ。 かといって、それで終了とはいかないよな。 それだけだったら、その技術者を参加させる意味がない。 だから、奴らに想定できないような何かで対抗するしかないわけ、か。 先は長いな) フィーロはそう考えつつも、歩を止めない。 たとえ、皆殺しの方が道が近くても。不死者の自分が有利にもかかわらず。 (そうしたら、本当にあの爺と同じになっちまうからな) フィーロが殺し合いに乗らなかった、本当の理由。 彼はその身に、セラード・クェーツという人間の記憶を持っている。 先の不死者の死の例外、それが『喰らう』こと。 不死者が右手で別の不死者の頭を掴み、『喰らいたい』と願う事で、捕まれた不死者はその右手に吸収され、消え失せる。不死者にとって、唯一の死だ。 そして、それはただ消えるわけではない。喰らったほうは、喰らわれ消えた方の不死者の記憶を受け継ぐ。 フィーロはセラードを喰らい、その記憶を受け継いだ。だが、それはフィーロにとって苦悩の始まりだった。 セラードという男は、きわめて自己中心的な下種であった。自らの仲間を何人も『喰らい』、自分の手下もあっさりと切る。 人間を殺すのにも躊躇しない。 そんな男の記憶を持つ自分が、いつかセラードと同じになってしまわないか、それがフィーロにとっては不安だった。 そして、殺し合いでの皆殺しなど、セラードをなぞるような行いだ。 それをしてしまえば、フィーロは自分が自分でなくなるような気がした。 帰りたい場所はある。他者を蹴落としても戻りたい場所が。 けれど、それはできない。 フィーロがフィーロ・プロシェンツォでいるためには。 「くそ、難儀な話だよな……まったく」 フィーロはそう呟くと、その脚を進めた。 まずは、技術者を見つけるために。 【D-5中部/一日目 黎明】 【フィーロ・プロシェンツォ@BACCANO!】 [状態]:健康、不死者 [装備]:スピードワゴンの帽子@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:支給品一式、タイム虫めがね@ドラえもん [思考・状況] 1:脱出する為に、技術者を捜す。 2:とりあえず”見えない殺人者?”から離れる。 3:殺し合いを積極的にするつもりはないが、降りかかる火の粉は容赦なく払いのける。 4:サングラスにスーツの男を危険視。 ※タイム虫めがねは過去しか見れません。また、音声は聞こえません。 ※不死への制限にはまだ気が付いていません。 時系列順で読む Back 我はここに在り Next 『友達』 投下順で読む Back 匙は投げられた Next 『友達』 Back Next 思い出の中で レッド 戦いへの想い 主役 フィーロ・プロシェンツォ 炸裂―エクスプロード―
https://w.atwiki.jp/yugiohcn/pages/95.html
死者苏生【从哪里开始,在哪里终止】
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/4255.html
番号 カード名 レベル 攻撃力 防御力 技属性 アイコン レアリティ YZQ/096 東 鈴/宝々蘭の店員 1 2000 4000 《不死者》 RR YZQ/097 狂巻 ざくろ/死霊使い 3 3000 5500 《操作》 R YZQ/098 YZQ/099 YZQ/100 YZQ/101 YZQ/102 YZQ/103 YZQ/104 YZQ/105 YZQ/106 YZQ/107 YZQ/108 フルート奏者 鈴/宝々蘭の店員 3 3000 5500 《不死者》 【スパーク】 U YZQ/109 バイト中 鈴/宝々蘭の店員 1 2000 4500 《不死者》 【スパーク】 U
https://w.atwiki.jp/ng3ggc/pages/966.html
名稱:老不死 伺服器及顏色:5服綠 類型:武 性別:女 生命值:465 武力:31 智力:23 防禦:11 敏捷:42 運勢:21 敘述:老頭子獨女-出自《笑傲江湖》
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/65.html
死-Death- ◆YhwgnUsKHs タロットカード、というものを知っているか? 知らない? メジャーなものだと思っていたのだがな……まあいい。 起源については諸説ある。エジプト、ユダヤ、インド……だが製作自体は15世紀前半の北イタリアだ。 22枚のカードで構成されており、それぞれが意味を持っている。 それを並べて未来や現在を占うというわけだ。 この22枚のカードの意味とやらも面白いものだ。 例えば、8番目のカード、『正義』。これはそのままならば、『善行』『正当性』『正しい判断』の意味を表す。なるほど、確かに正義に相応しい意味だ。 だが、この絵柄を逆にした場合、カードの意味は変わる。 これを逆位置、と言う。その場合、『正義』のカードは『偏向』『不正』『均衡の崩壊』。 逆。まさに正義とは正反対の意味だ。 正義と悪が紙一重、ということをこのカードは言いたいかもしれんな。例えば、互いの似通った正義が少しの誤解により互いを悪としか断じなくなる。 例えが具体的過ぎるかもしれないが……まあいい。 では、『死』のカードについても教えてやろう。 なあに、少しは付き合え。 『死』は13番目のカードに当たる。解釈によっては『死神』とも言う。死神に13、あきらかに悪い印象があるだろうな。 まあ、確かにイメージが良いか悪いかといえば、悪い。 正位置の意味は……『終末』『結末』『終止符』。 つまり……『死』そのものが……。 ***** 目の前の少女は、瞼を閉じて動かない。 もう、動かない。 あの日、ハクリューから助けた少女は、 あの日、コラッタの捕まえ方を教えた少女は、 あの日、ジムリーダーになると約束した少女は、 あの日から成長したその愛らしい眠っているような顔を晒しながら、もう、動かない。 レッドは、彼女、イエローの手を握り涙を流しながらそれを見ているしかなかった。 目の前の少女はもう動かない。 もう笑わない。 もう泣かない。 もう喜ばない。 もう怒らない。 もう目覚めない。 何故だ? 「俺の、せいだ……!」 レッドは悲痛な声でそう呟き、唇を噛み締めた。 負けるものはないと思っていた。 長い旅の末、チャンピオンに輝いたあの日から数年。 挑戦者には軽々と勝ってきた。強い相手など、会えなかった。 自分に匹敵するであろう二人のトレーナー、グリーンとブルーとはあの日以来会っていない。 だから少し冗長していたところはあったかもしれない。 自分は強い。自分は勝てる。 その自惚れが、否定しつつもどこかにあった。 そんなわけがない。 ポケモンがあればこそ、自分は強かった。 ポケモンを使い、それで戦いあう中でなら自分は強かった。 そこ、だけだった。 ポケモンなしで拳銃を向けられればただの無力な子供。 強くなど、なかった。 その結果、彼女、イエローは死んだ。 「俺が、俺が、俺が……!」 悔しい。 そして怒りを覚える。 あのスーツの男に。 いや、それ以上に自分自身に。 自分がもっとあの男に立ち向かえていたなら、フッシーを奪われるような失態を犯さなければ、イエローは死なずに済んだ。 フッシーも奪われなかった。 すべては、自分のせいだ。 「俺なんて……こんな、俺なんて……」 次にレッドを包んだ感情は、絶望。 自分自身に自信がなくなっていく。 自分には何もできない。ただの子供。 さっきのような男がうろつくこんな場所で、自分はもう何もできないのだろう。 むしろ、誰か殺してくれないだろうか。 誰かにこれ以上迷惑をかける前に。 イエローのような死者を出す前に。 誰か……。 「……何してるんだ?お前」 若い声がした。 さっきの男ではない。 レッドが力なく顔を上げると、そこには童顔にスーツを着た青年がいた。 青年は、ひざまづいているレッドを見下ろしている。 その目に動揺はない。 レッドの目の前には死んでいるイエローがいるのに、青年は顔色を変えない。 まるで、そんなものは当たり前にあるものだと言わんばかりに。 ***** フィーロにとって、死体とは珍しいものではない。 カモッラの幹部の身だ。 そうなる前も後も、死は身近にあった。 もっとも、ある時点を境に自身の死は少し遠のいたが。 いずれにしろ、彼の周りに死はよくあることだ。 自分で殺した、ということも……ない話ではない。 冷徹に手を下す事も幹部には必要な事であり、組織にも必要な事だ。 見えない敵が潜んでいるかも知れない病院から抜け出し、走ってきた先で彼はその二人を見つけた。 地面に膝をつき俯く少年と、その目の前に倒れている少女。いや、死んでいる、なんていうのは見た時点で予想が付いていたことだ。 フィーロとしては、そのまま見過ごすという手もあった。 なにせ相手は子供だ。大した戦力にはなりそうにない。よって、一緒に行動するにはリスクが高い。メリットも薄い。 それにこの状況だと、少年が少女を殺したという事もありえるわけで、むざむざ近づくのは襲われる危険を作り出す事になる。 だが。 「……この状況じゃ、子供でもどんな情報を持っているかわからないからな」 フィーロは少年に向かって足を進めた。 少しでも情報を得る。情報は重要だ。それは今までの経験でよくわかっている。 だから、あくまで情報の為だ。わざわざ子供に接近するのは。 だが、そんなフィーロの姿はそれを近づく免罪符にしているかのように見えた。 ***** いつの間にか近くにいた青年をレッドは見上げた。 だが、それだけだった。 絶望したレッドにとっては、青年の登場など、イエローの死に比べればどうでもいい。 何もかもが、どうでもいい。 「あんたも……俺を、殺すのか……?あのサングラスの男みたいに」 心中にあるのは、絶望。 幼い少女を死に追いやってしまった、レッドと言う自分への絶望。 なんで生きている。お前が死ねばよかったのに。 そんな自責の念。 いや、それすらも言い訳かもしれない。 「……サングラス?」 「この子を……イエローを、殺した奴だ……サングラスに、黒いスーツ……イエローは、そいつから俺を庇って……」 青年の問いかけに、レッドは虚ろな声で起こったことを話していた。 それは、自分の罪を誰かに聞いてほしいという、懺悔の念からか。 「俺なんか……なんで、助けたんだ……。 いっそ、死にたい……死にたいよ……こんな、心が苦しいのは……耐えられない……」 レッドの心を締め付ける痛み。 あの男からさっさと逃げていればイエローは助かった、という後悔。 イエローは自分のせいで死んだ、という自責の念。 少女の命が無残に散った事に対する、純粋な悲しみ。 自分には何もできない、という無力感。 少年が背負うには、あまりに重い負の感情だった。 「そう、か……死にたい、か」 青年がそう呟いた。その顔には別に怒りも呆れもないように、レッドは思った。 「ああ……いっそ、あんたが殺」 「ふざけるな」 レッドの声は阻まれた。 その喉に、いつのまにか男が手に持った刃付きの帽子が突きつけられていたからだ。 レッドはさっきの言葉を訂正せざるを得なかった。 青年は、明らかに怒っていた。 ***** 「確かに、誰かに庇われて死なれるってのは辛いだろうよ。 庇われて相手が死ぬっていうのは、庇われた奴にとっては一度死んだのと同じ事だからな。 なにせ、相手は自分が死ぬはずだった一撃をくらうわけだからな」 フィーロはレッドに喉に刃を突きつけながらそう言う。 レッドの顔は、喉もとの刃に目を向けて蒼白になっている。 やはり、いくら死にたいと言っていても、目の前に死が来ればこうなる。 (ちっ……いらつくな) フィーロはさっきからイラついた感情を抑えられないでいた。 一体何故だろうか。 理由はわかっている……はずだ。理屈では思い浮かんでいる。 けれど、それでも説明できないほど、やけに。 「でもな……そうなったら……そいつの命はもう、そいつ自身の命じゃねえ。 庇った奴の命なんだよ。庇われた奴の命は、もうそこで死んでる」 「!?」 フィーロの弁にレッドの顔が驚きに満ちた。 「お前の命はもう、お前のものじゃない。その子の命をお前が借りてるだけだ。 わかるか? つまりお前が俺に今ここで殺されるってのは、借りてる命を無駄にしてるだけなんだってな」 「む、無駄……?」 レッドの言葉に、フィーロは嫌らしい笑顔を顔に貼り付けた。 あくまで、貼り付ける。 それは幹部として培ってきたスキルであり、そして、自らのある経験によって行うもの。 (あの爺なら……きっと、こう笑うだろうさ) 思い返す、とは少し違う。 自分の中にある下種なそいつを、少し抽出する。 そいつの嫌らしい、嫌悪感を引き起こす笑顔を引きずり出す。 「そうさ。この子の命はそこで終わりだ。 その子の命は、お前を数時間生き延びさせただけで終わりだ!はっ!お笑い種だな。 たったそれだけの為にこの子は命を落としたんだからな。 無駄死にだ。何の役にも立ちやしない。 お前が、その命をここで捨てるばかりになぁ!」 フィーロが嫌らしい笑顔をしながらそうレッドに叫ぶ。 相手に嫌悪感を、怒りを抱くような嘲り笑いを。 「っ!」 レッドの背筋に悪寒が走った。 イエローが、無駄死に? そんなのは……嫌だ。 でもそれは、俺のせいだ。 俺がこんな所で、あの子に護られた命を無駄にしようとしていたから……。 そこで気付いた。 自身の行為が、イエローが最後にやったことへの大きな冒涜である事を。 「俺、は……」 レッドはショックを受けた様子でいる。 恐らく、やっと自分のやっていたことの意味に気付いたのだろう。 そんな彼に対して、フィーロは喉元から刃を離してやり―― 「死にたいなら死なせてやる……。 あの世でせいぜい、バカな娘とよろしくやるんだな!!」 その刃を思い切り振りかぶり、レッドに向けて振り下ろした。 ***** そうだ。 俺は何をやってたんだ。 イエローが俺を庇った。 そして、死んだ。 イエローは死んだ。もう、蘇らない。 なら、俺ができることは……。 イエローによって護られた、この命を……いや、イエローの命を……。 ***** この『死』のカード。 『死』そのものが、一つの結末であり、終わりであると言っているのかもしれんな。 確かに、死んだ生物そのものにとって、それは紛れもなく結末であり、他者にとっても、その死は何かの終わりなのだろう。 もっとも、例外もいるのだが……まあいい。 悪い意味しかない、と思っているだろうが、当然この『死』にも逆位置の意味がある。 ある意味こちらは……その例外向きの意味かも知れんな。 いや、そうでもないな。普通の人間にとっても、これは充分に当てはまる。 『死』の逆位置は……『復活』、『再生』、『転換』を表す。 それは、『死』という結末から復活するという意味なのかも知れんな。 それは不死者という例外もだが、普通の人間でも……。 ***** 「なっ!?」 フィーロの驚きが口から漏れた。 帽子の刃がレッドに触れようとした瞬間、レッドが勢いよく後ろにとび、その一撃を大きく交わして見せた。 さっきまで、虚ろな目だったレッドが……。 (いや。もう違うな) フィーロが見据えるレッドの目は、もう絶望に満ちた虚ろな目ではなかった。 こちらをしっかりその瞳に捉え、攻撃した自分に対してしっかりした敵意を向けている。 その瞳はフィーロもよく見たことのある目だ。 つまり、『戦う者』の目だ。 「悪いけど、俺は誰にも殺されない」 「……その子のためか」 「うん」 レッドは倒れているイエローすらも庇う形でフィーロの前に立つ。 手にはデイパックを持っているだけで、武器はない。 対するフィーロは武器を持ち、体格差も歴然。 勝負は明らかにレッドに不利だ。 「俺はもう、誰にも殺されるわけには行かない。この子の命を、絶対無駄にしないために」 「なら、どうするんだ? やられる前に、ここにいる奴らを全員殺すのか?」 フィーロはそう聞く。 もしもレッドが、自らの命の為に他者を殺す道を歩むなら……。 フィーロは、レッドを殺さなければならない。 「違う。そうしたら、イエローのやった事は本当に無駄になる。イエローを殺したあいつみたいになるなんて、きっと彼女は認めない。 あの日、優しく笑ったあの子なら。 だから、殺し合いなんて止めて、そして帰るんだ。」 レッドは強いまなざしをこちらに向けながらそう言った。 (なるほどな。ただの子供じゃない、ってことか) ただ暴走するようなら考えものだったが。 これなら……。 「かかってこいよ!俺は、あんたになんか殺されない!」 宣戦布告。 レッドがデイパックを探りながらそう叫んだ。 戦いの中で、方法を模索する気か。 行き当たりばったりだが……。 フィーロは帽子を頭に戻し、そのまま踵を返した。 「……あ、れ?」 「ばーか。子供相手に付き合うほど、俺は暇じゃないんだよ」 レッドは意表を疲れた様子で、しばし呆然とする。 何故だ。自分の首に刃を突きつけておいて……。 レッドは気付いた。 もしかしたらさっきまでの言葉は……。 「もしかして、俺を煽って……」 「別に。ちょっとした気まぐれだよ。忘れろ」 フィーロはそのまま去ろうとする。 レッドは慌てて呼び止める。 「待ってくれよ!俺、やっぱり仲間が必要だと思うんだ! 死なない為に、それでいてイエローの無念を晴らすようにここから脱出する為には! ポケモンみたいに……あ、いや、ちょっと失礼かも知んないけど……でも、互いに護れるようなそんな仲間が……」 「悪いが子供のお守りはする気ねえんだ」 レッドの訴えをフィーロはあっさりと棄却する。 戸惑ったレッドに向かって、フィーロはさらに言う。 「気を落とすなよ。結構いい線いってると思うぜ、俺は。 仲間ってのは大事だ。ただし、その相手は慎重に見極めろよ。特に、こんな場所じゃな。 そうだな……クレアなら、こんなゲーム乗ってないだろ」 「クレア?」 フィーロが突然出した名前に、レッドは反応した。 「ああ。すごい強い。俺がこの殺し合いに乗らないのも、そいつに勝てる気がしないからなんだけどな。 気分屋だから機嫌を取るのは難しいだろうが……幼馴染の俺の紹介って言えば、話くらいは聞いてくれるだろ。いいか? 赤い髪のクレアだ」 「わ、わかった……」 フィーロの推薦にレッドは素直に従った。 レッドもフィーロが悪人ではない、と判断したらしい。 「なら、俺はもう行く」 「あ、ま、待ってくれよ! 名前は? 俺はレッド! マサラタウンのレッド!」 そう叫んだレッドに、フィーロは少し呆れた。 「あのなあ……こんなところじゃ、迂闊に本名をバラすなよ。慎重に行け、って言ったろ?」 「あ、ご、ごめんなさい」 素直に謝ったレッドにフィーロはその童顔を苦笑に満ちさせた。 そう言えば純粋なコレほどの少年にあう機会はそうそうなかった。 精神年齢がこれくらいになりそうなのはいたが。 「まあいい、か……。フィーロだ。カモッラのフィーロ・プロシェンツォ。お前だから言ったんだからな? 軽々しく言いふらすなよ」 「わかった」 頷いたレッドに満足すると、フィーロは今度こそそこから去った。 ***** イエローの手を胸で組ませ、辺りに落ちていた葉や茂みでできるだけその体を見つからないように隠した。 本当は埋めるなりしたかったが、イエローのデイパックの中には穴堀りに使えそうなものはなかった。 手で掘ろうにも、それはあまりに無謀だと思った。それに、それではやはり自らを危険に晒してしまう事になる。 だから、レッドはひとまずイエローをここに隠し、仲間を捜す事を優先する事にした。 「イエロー、ごめん。できるだけ急いで戻るから。だから……待っててくれ」 レッドは立ち上がり、しっかりと行き先を見据えた。 まずは仲間だ。互いに信頼でき、互いに護りあえる仲間。 それを捜し、みんなでここから生き残る。 (俺、守り抜くから。イエローのこの命……。だから、見ていてくれ!) 【D-5 中部/一日目 黎明】 【レッド@ポケットモンスターSPECIAL】 【装備】:なし 【所持品】:基本支給品一式、不明支給品1~3個(確認済み。スコップなどの類はなし) 【状態】:疲労大 背中に擦り傷、左肩から出血 【思考・行動】 1:殺し合いを止める。必ず生き残る。 2:仲間を捜す。ただし慎重に。 3:赤い髪の『クレア』に会ったら、フィーロの名前を出す。 4:絶対に無常からフシギダネと取り戻す。 【備考】 ※未だ名簿は見ていません ※参戦時期はポケモンリーグ優勝後、シバの挑戦を受ける前です(原作三巻) ※何処へ向かうかは次の書き手さんにお任せします。 ※フシギダネが何故進化前か気になっています ※フィーロのことを信用しました。 ※『クレア』を女性だと思っている可能性があります。 ***** 「柄にもないこと、したかもな」 レッドから離れてフィーロはそう呟いた。 レッドへのイライラ。それがあんな形で出てしまった。 子供に発破をかけるなど……幹部の自分としては、利益にもならないことだろう。 なら、彼に発破をかけたのは……幹部でもカモッラでもない、純粋なフィーロ・プロシェンツォとして、ということになる。 「……死、か。 俺は……死なないってのに。あいつに説教するには、説得力なかったかもな」 フィーロ・プロシェンツォは、死なない。 フィーロはある酒を飲んで以来、切っても刺しても締めても焼いても死なない体になっている。『不死者』と呼ばれている。 一部の例外はあるが、自分が死ぬことはまずない、と思っている。 だからこそ……死というものに抵抗を無くしたレッドに、苛立ったのかもしれない。 それは、まるで死に対する恐怖が薄れ、抵抗を無くす自分の未来のようで。 それがフィーロにあの行動を起こさせたのかもしれない。 (……ともかくだ。俺がこれからすることは決まってる。 なんにしてもこの首輪を外さないと) そう言って彼は忌々しい首輪をさすった。 ここから出るには、主催者の意思で爆破ができるこれを外すのなにより先決だろう。 でなければ、どんな叛逆好意も行う事はできない。 フィーロはそう判断した。 (錬金術の知識はあるが……機械の知識は生憎それほどない。 やっぱり、他の参加者を頼るしかないか。できれば技術者だ。 かといって、それで終了とはいかないよな。 それだけだったら、その技術者を参加させる意味がない。 だから、奴らに想定できないような何かで対抗するしかないわけ、か。 先は長いな) フィーロはそう考えつつも、歩を止めない。 たとえ、皆殺しの方が道が近くても。不死者の自分が有利にもかかわらず。 (そうしたら、本当にあの爺と同じになっちまうからな) フィーロが殺し合いに乗らなかった、本当の理由。 彼はその身に、セラード・クェーツという人間の記憶を持っている。 先の不死者の死の例外、それが『喰らう』こと。 不死者が右手で別の不死者の頭を掴み、『喰らいたい』と願う事で、捕まれた不死者はその右手に吸収され、消え失せる。不死者にとって、唯一の死だ。 そして、それはただ消えるわけではない。喰らったほうは、喰らわれ消えた方の不死者の記憶を受け継ぐ。 フィーロはセラードを喰らい、その記憶を受け継いだ。だが、それはフィーロにとって苦悩の始まりだった。 セラードという男は、きわめて自己中心的な下種であった。自らの仲間を何人も『喰らい』、自分の手下もあっさりと切る。 人間を殺すのにも躊躇しない。 そんな男の記憶を持つ自分が、いつかセラードと同じになってしまわないか、それがフィーロにとっては不安だった。 そして、殺し合いでの皆殺しなど、セラードをなぞるような行いだ。 それをしてしまえば、フィーロは自分が自分でなくなるような気がした。 帰りたい場所はある。他者を蹴落としても戻りたい場所が。 けれど、それはできない。 フィーロがフィーロ・プロシェンツォでいるためには。 「くそ、難儀な話だよな……まったく」 フィーロはそう呟くと、その脚を進めた。 まずは、技術者を見つけるために。 【D-5中部/一日目 黎明】 【フィーロ・プロシェンツォ@BACCANO!】 [状態]:健康、不死者 [装備]:スピードワゴンの帽子@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:支給品一式、タイム虫めがね@ドラえもん [思考・状況] 1:脱出する為に、技術者を捜す。 2:とりあえず”見えない殺人者?”から離れる。 3:殺し合いを積極的にするつもりはないが、降りかかる火の粉は容赦なく払いのける。 4:サングラスにスーツの男を危険視。 ※タイム虫めがねは過去しか見れません。また、音声は聞こえません。 ※不死への制限にはまだ気が付いていません。 時系列順で読む Back 我はここに在り Next 『友達』 投下順で読む Back 匙は投げられた Next 『友達』 Back Next 思い出の中で レッド 戦いへの想い 主役 フィーロ・プロシェンツォ 炸裂―エクスプロード―
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/171.html
心に滲んだ赤いアラベスク◆YhwgnUsKHs 「そ、そんな……チ、チビ人間……」 「……まさか、ね」 自然の満ちた森林の中、クリストファーはは抱えていた沙都子と翠星石を地面に置き、暫しの休憩を取っていた。 それなりに和やかな雰囲気だったが……それは、かの放送によって無残に打ち砕かれた。 告げられた15人の死亡者の名前。 その中にあった、それぞれの知り合い。 桜田ジュン。フィーロ・プロシェンツォ。 それぞれの知人の死に、2人の反応は異なるものだった。 翠星石はジュンの死が信じられない様子で、表情は凍り、唇が震えている 「う、嘘です……あいつが、死んだなんて……ギ、ギラーミンの奴のバカ人間が翠星石たちを困らせようと」 なんとか信じまいと、言葉でそう思い込もうとした。 けれど。 「でもさ。そんな嘘、本人が生きてこの会場にいるなら意味ないよ? 出会ったらすぐバレちゃうじゃない」 そんな幻想を切り捨てるように、それなりに現実は見ているクリストファーがあっさりと翠星石の言葉の穴を突く。 その指摘に翠星石はぐうっ、と言葉を詰まらせたが、すぐにクリストファーに反論した。 「じゃ、じゃあ、ギラーミンの奴が捕まえて拉致してるです!で、本当は誰も殺し合いなんてしてないって訳です!ほーら、今度は穴なんてないです!」 「…………あのさ。確かに僕たちは今のところ死体なんて見つけてないけど、その可能性も正直低いんじゃない? いくらなんでも、誰も彼も死体を見ていない、なんてありえるのかな? 5人くらい集まったら、そんなのすぐわかっちゃうじゃない」 「うううう」 「悪い事は言わないよ。現実を見ようよ、現実を」 クリストファーの言葉に翠星石は折れたのか、口を結び黙ると地面に座った。 (って言いながら、実は僕も信じられないんだけどね…) 現実を見ろ、と翠星石に言ったクリストファーも、実は知人の死は信じられないでいた。 フィーロ・プロシェンツォ。 友人(クリストファーとしては)である彼は不死者だ。クリストファーの主人、ヒューイと同様に、殺してもすぐ再生する脅威の人間であるはず。 そんな彼が、死んだと。 (そもそも、フィーロがこの殺し合いに参加させられているって時点でおかしいんだよなぁ。だって殺せないんだもん。フィーロが優勝するに決まってるじゃない) 死なない人間がいる以上、この殺し合いは不死者が優勝するワンサイドゲームなはずだ。殺し合いを行うギラーミンの趣向が最初から破綻してしまう。 (ってことは……実は参加者に不死者がいっぱいいるか、あるいは……フィーロの不死を弱める何かがある、とかかな?) 不死者を殺せるのは不死者のみ。つまり、不死者が複数参加していれば、確かにフィーロを参加させる意義はある。 だが、結局不死者と一般人の格差は消えない。最後には不死者が勝ってしまうのでは、最初から不死者だけでやればいい話だ。 となれば、妥当な線は不死を弱める方法ということになる。 (ヒューイ氏はそんなのできたかな? まあ、あの人ならそれくらいできても案外不思議じゃないよねぇ。 ギラーミンはなんか宇宙がどうたら言ってたけど……もしかして、宇宙人パワーって不死者より凄いのかな? ……まあ、いずれにせよ、やっぱりフィーロは死んじゃったって、考えた方がいいよね。 ……残念だなあ。せめて一目くらいは会いたかったよ。友人の顔くらい、見たいじゃない) 明るくなってきた空を見上げながら彼は思う。そして確認する。やっぱり、自分にとって敵対している立場でもあった彼は、それなりの存在ではあったのだと。 (にしても……) クリストファーはここで手元の名簿に視線を落とした。 そこには65人の名前が書かれており、そのうち15人の名前には横線が引いてある。今の放送で死亡が確認されたもの達だ。 放送が流れ出した時、禁止エリアはわかりやすく地図にメモしていたものの、死亡者の発表で慌ててデイパックを探り名簿を取り出した。その時、クリストファーは初めて名簿を見たのだった。 なにせ、今までそれなりに忙しい展開だった上、翠星石の愚痴を聞かされてばかりで名簿なんてすっかり忘れていたのだった。 今改めて目を通すと、クリストファーの知り合いは2人いた。知っている名前は、3人だが。 友人で不死者のフィーロ・プロシェンツォ。 自分が世話になった人物のファミリーの一員、グラハム・スペクター。グラハムとは一度戦いあったりした仲で知らない仲ではない。 その実力もよく知っている。そうそう死ぬことはないだろう。 そして、そのファミリー、ルッソファミリーと明らかに縁のあるラッド・ルッソ。苗字の時点で予想は付くが、確かあそこにいたころ『ラッド』という名前はよく聞いた気がする。 会った事はないので人となりはわからないが……噂からして温厚、優しい、安全、という印象はない。説明の時にがなり騒いでいた様子からしても、噂は真実らしい。 彼は別の名前に視線を移した。 それは彼の知り合いの名前ではない。 ここに来るまでの愚痴の中で聞いた名前。 頼りになるらしい真紅。陰険で悪辣で絶対に会いたくないらしい水銀燈。おこちゃまな雛苺。あと……なんか、黄色いの。 それは翠星石の姉妹たちの名前で、時々怒って話したり喜んで話したりする翠星石の話をクリストファーも和やかに聞いていた。 その中で、『彼女』の話を聞いた。 姉妹の仲でも翠星石にとって特別な存在であり、水銀燈に関する愚痴の中で出てきた、最愛の姉妹の名前。 『蒼星石』 (彼女の事を僕に話した、ってことは結構信用されてきたってことなのかな? うん、友人として大分前進してるな僕たち。 でも……彼女、死んだはずだよね?) 翠星石があれだけ死を拒んだ理由であるらしい、蒼星石。彼女は死んだはずであり、彼女たちの動く元であるらしいローザミスティカという物は水銀灯に奪われたはずらしいのだが。 (どう見ても名簿に載ってるんだよなぁ。彼女は名簿見てないみたいだから気付いてないみたいだけど。嘘ついてる感じでもなかったし。 ……やっぱり言ってみようか) クリストファーは蒼星石について翠星石に言ってみることにした。嘘ならばその時点で反応でわかるだろう。 「ねえ、あのさ」 「?なんですサメ人げ」 「い、嫌……」 ***** 突然傍から聞こえてきたか細い、けれど聞き覚えがある声に翠星石は振り返った。 そこには、さっきまで気を失っていたカチューシャの少女――北条沙都子と言う少女だが、2人ともその名前を知らない――が目を覚まし、こちらに恐怖の視線を向けていた。 目を見開き、体を震わせている。2人が放送に気をとられている間に立ち上がったのか、その脚はしっかり大地を踏みしめ、だんだんと後ろに下がっている。 まずい、と翠星石が思う間もなく。 「い、嫌ぁぁぁ!助けて!助けてにーにー!!」 沙都子はすぐに身を翻すと、さっきまで寝ていたとは思えない速度で2人から離れて茂みの中へと飛び込んで行ってしまった。 このままでは見失ってしまう。 翠星石は今のところ自分に危害を加えるような人物には会っていない(クリストファーのあれは自分を試すみたいなことだったようなのでカウントしない)。 けれど、今の放送を信じるならば危険人物がいない、という事は無い。そんな中にあんな状態で走っていくなんて自殺行為他ならない。 (冗談じゃないです! 見ず知らずで、そりゃサメ人間を刺したりしたけど……あいつは怖かっただけです! 怖くて……怖くて、誰も信じられないだけなんですぅ!) 思い出すのはかつての自分。人間を全て拒絶していた頃の自分。 その姿を、思い出すからこそ。 「サメ人間! チビ人間を追いかけるです!!」 「…………」 翠星石はすぐに沙都子を追いかけようと、背後のクリストファーに声をかける。 だが、いつも喧しいくらいなのに、なぜかクリストファーはやけに静かで、こちらの声に全く答えない。 「こ、こら! 聞いてるですかサメ人」 間、と叫んでやろうと顔を後ろに向けた翠星石の目に……何か飛び込んできた。 それは、石。 変哲も無い、人間の拳大程度の石だった。 それが、自分の目の前にある。 けれどなぜ? なぜ、地面に立っている自分の目の前に石が現れるのか。 その石は回転していた。 スローモーションのように回転しているのが感じられた。 けれど、それは時間が遅くなっているのではなく、単に自分の感覚がおかしくなっているのだと翠星石は思った。 人間は感覚が集中すると、スローモーションの感覚を味わうとよく言うが、それは人形にも適用されるらしい。 大きな石の礫、それが回転しながら……豪速で自分の真ん前に接近している。 石とはいえ、かなりの早さだ。命中すれば、顔のに皹……もしかしたら、砕けてしまうかもしれない。 (よ、避け、なきゃ) 避けたかった。けれど、反応が追いつかない。脚が動く前に、石は当たってしまう。 「さ」 何かを言う間もなく、石は翠星石の眉間に急接近し―― 何かによって、上空へと打ち上げられた。 ***** 「サ、サメ人間……」 翠星石が恐怖で凍りそうな口をなんとか動かして彼を呼ぶ。 銃身で翠星石に迫る石を上に打ち上げた、赤髪、赤目の男、クリストファーを。 「ほら。早くいきなよ。彼女、どんどん行っちゃうよ? 止めたいんでしょ?」 「で、でも、それじゃあお前が!」 翠星石を全く見ず、さっきから同じ方向――そう、石の礫が飛んできたまさにその方向――を見据え、銃を改めて構えるクリストファーに、翠星石は叫ぶ。 誰かが自分たちを狙っている。 それは今のでわかった。クリストファーはあの時点で既にそれに気付いていた、ということも。 となれば、そんな相手をクリストファー1人に任せるわけには。 「大丈夫だってば。ほら、僕強いの知ってるでしょ?」 「で、でも、です!」 翠星石はなおも引き下がる。 そんな翠星石にクリストファーはふう、とため息をつくと、今までと少し違う雰囲気で翠星石を見つめた。 その目は、今まで以上に冷たく見た。 「……じゃあはっきり言うけどさ……邪魔なんだ」 「え……」 「誰かを庇いながら、ってのは慣れてなくてさ。だから、君が彼女を追ってくれたほうがいいんだ。 むしろ、行って欲しい……って、お願いじゃダメかい?」 「う……」 翠星石は逡巡した。 あの少女を今捕まえないと、どうなってしまうかわからない。誰かに殺されてしまうかもしれない。 クリストファーは自分に任せろ、と言っている。けれど、死んでしまうんじゃないか。 誰にも、死んで欲しくない。 そう願う翠星石にとってはどちらも酷な選択だった。 けれど、わかっていた。 選ばなければ、どちらも取りこぼしてしまう。そんな悲劇があることを。 だから 「し、死にやがったら絶対許さないです! もしお前が死んだら、ボコボコのバキバキのギッタンギッタンにしてやるのです!!」 「うーん。どうなるかわかんないけど、凄い目に合いそうだから、頑張る」 翠星石はクリストファーに後を任せ、茂みに飛び込んだ。 大分時間をロスした。 早く追いかけねばならない。 翠星石はデイパックを探りながら、茂みの中を突き進んだ。 ***** 「行ったみたいだね」 クリストファーは翠星石が走り去ったのを確認すると、改めて襲撃者がいる方向を見据えた。 「待っててくれるなんて案外律儀なんだね? そんな優しさに、僕はやっぱり感謝するべきなのかな?」 自然の象徴たる木が並び立つ森林の中。 この中のどこかに襲撃者がいる。 わざわざ石の礫を使った辺り、銃は持っていないかもしれない。いや、温存しているという手はあるか。 いや、そもそも石を銃弾並みのスピードで投げた事自体も考えるべきかもしれない。スリングショットにしても速すぎる。 それに。 (なんだろ……僕、やけに余裕がない気がする) 何か、変だ。 体がざわつく感じがする。 本能が警告しているようだ。 逃げろ、と。 クリストファーはまだ相手の姿を見ていない。だから、誰かなんてわからないはずなのに。 (まさか) 自分のわずかな震えの正体に、クリストファーは気がついた。 けれどそれは。 「いや? 何にしても、数は少ないに越した事は無いだろう」 ――そんな 「それに女子供と男の2人組には少し前に逃げられていてな。同じ徹は踏みたくない」 ――嘘だろ? 「もう姿を晒してもいいだろう。最初から晒してもよかったんだが、どんな反応をするか実は見てみたかった」 ――神さま。 「ああ、そうだ。少女を逃がして1人で俺に相対するその雄姿と奇天烈なその顔に免じて、名前を教えておいてやる。 何、俺自身の心配はしなくていい。ここでお前を仕留めればいい話だ」 ――あんたはとことん、僕が嫌いなんだね。 「レイルトレーサー。名簿上じゃあ、クレア・スタンフィールドだ。よろしくな、赤眼男」 あまりに、遅かった。 ***** クレア・スタンフィールドはクリストファーを倒した男だ。 もっとも、クリストファーは彼の偽名(というか、別の本名とも言うか)フェリックス・ウォーケンで認識している。 ヒューイの指令の下に行った実験、そこに居合わせただけの男のはずだった。 けれどその男は、今まで負けたことなど、ほとんどなかったクリストファーを、不死者でも肉体を強化されているわけでもなく、素の実力で倒してしまった。 それ以来だ。クリストファーが人を殺せなくなってしまったのは。 つまりはそれほどに敗北の衝撃は大きかった。そして同時に、クレア自身の存在もとても大きい。 自分が勝てなかった存在。自分を叩きのめした存在。そんな存在が。 よりにもよって、この殺し合いの場で立ちはだかる事が……悪夢以外の何と言えようか。 「ちっ!」 軽快な破裂音が連続する。 クリストファーの持つF2000Rトイソルジャーから発射される銃声だ。 現実に存在するアサルトライフル、F2000をカスタム化しているらしいそれは、赤外線ポインタによる自動照準、電子制御による弾道計算など、 クリストファーのいる時代の技術ではまずありえないような機能を持っている。 今撃っているクリストファーも、その照準のよさと当たりやすさ、加えて弾道の無さには感嘆したものだ。 けれど、それも一瞬のこと。 (これでも、届かないってのかい) 元々の機能からして1分に850発、1秒に約14発の弾丸を撃って、弾幕を形成している。 それでも。 (これでも、当たらない) 自分の先制攻撃の後、木々の中を縦横無尽に駆け抜けるクレアに、弾が当たった気配はちっともない。 クリスとて、下手な弾丸を撃っているつもりはない。 牽制の弾幕、そして必殺の弾丸を使い分け、撃っているつもりだ。 それでも、当たらない。 (いや……当然って言えば当然かもしれないけどさ) 必殺の弾丸などと言ったが、照準は明らかに急所を避けている。 そんなものでは、当たるものも当たらないだろう。 しかも自分でもわかっているはずの超強敵には。 それでも。 (体が、言う事を聞かないなんて……情けないなぁ) 体が、震える。 目の前のクレアと言う存在に、肉体が恐怖している。 だから、いつにもまして照準がズレる。 相手に接近しようとしても脚が鈍る。 (こういう場面じゃ、かつて負けた相手を倒して克服する、とかそういう場面の……はずなのにさ) クレアからの攻撃は今のところない。 さっきのような石の礫は飛んでこない。こちらの弾切れを待っているのだろうか? と、クリスから少し離れた地にクレアが降り立った。 さっき攻撃を避けた際身軽に木の上へ飛び上がったのだが、そこから飛んで降りてきたらしい。 その目はクリスを見つめ、更に震えさせる。 「お前はどうやら俺をまともに相手をする気がないらしい。照準は急所を避けているし、まるで俺に近づく気配が無い。 結構見込みがあったんだが……仕方ない。 手っ取り早く、済ませよう」 「えっ……」 クレアがそう宣告すると、彼の背後になにやら奇妙な人影が現れた。 半透明で、クレアよりも大きい筋骨隆々とした男の姿。 「なんだい、それ……」 「少し前に身に着いた力だ。元々俺は強いわけだが……これで更に強くなってしまった。やはり」 「世界は俺を中心に回っている、かい?」 やっと発することができた自分の声。 それに対する言葉は、やはりクレアらしいもので……クリスすら、先が読める言葉だった。 その返答に、クレアは、ん?と目を細める。 「お前……なんで分かった?」 「……君こそ、さっきから変じゃないかい?」 ―なんで聞いちゃうのさ、僕。 それは聞きたくない質問。 今までのクレアの言動は、あまりにおかしい。 ある一点がどうしてもおかしい。 それを説明できる理由はある。 けれど、それは……信じたくない。 それなのに、口は質問をつむいでいた。 「君、僕の事覚えてないのかい?」 「ああ、まるで覚えがない」 ――…………きついなぁ。 力が、なおさら抜けていくのを感じた。 ***** 「乗客の顔は全員それなりに覚えているはずなんだがな。いや、だが車掌の時は乗客にはそういうことは言わないんだが……殺し屋の時か? なら済まないな。どうでもいい奴はとことん覚えないんでな」 「どうでもいい、か……」 「ああ。だが、お前を見込みがある、と思ったのは本当なんだし……本当に会った覚えが無いぞ。人違いじゃないのか?」 ――なんとも、白々しいなあ。わざと言ってくれてるならまだいいのにさ。 だが、クレアの言動は本当に思える。嘘という感じがしない。 ショックだった。 確かに勝負は自分の負けだった。だが、クレアもそれなりに追い詰められたという感じだった。 だから、覚えている、くらいはあると思った。 だが、実際は……彼の記憶にすら、残らないような……存在でしか、なかったのか。 自分にとっては、クレアの存在はあまりに大きいというのに。 ――これは、仕打ちかい? 「少し長くなったな……俺は一刻を争う。 さっきのことは、人違いということにしておけ。俺の言葉を予想してみせたことは……偶然だ。 だから、終わりだ」 そういうと、クレアは背中の人影をそのままにクリスに向かって盾もなしに走ってくる。 クリスも走ってくるクレアに向かってトイソルジャーを掃射する。 だが、それを背中の人影がクレアの前面を両腕で守るようにし、弾丸を全て弾いていく。時には腕を動かす事から、銃弾が完全に見えているらしい。 ――存在自体が、不自然な僕への。 クレアが至近距離で繰り出した蹴りを、クリスも身軽に避ける。 だが、その隙を突いて、人影の大きな腕が伸びてきていた。 避ける暇も、与えられなかった。 ――……どこまでも、惨めに堕ちろというのかい? 激しい痛みを腹に感じた瞬間……クリスの体は砲弾のように弾き飛ばされ……茂みの中へと突っ込んだ。 茂みを抜けると……そこには、地面がなかった。 崖、と言うほどではないが……だが、段差が確実に有り、そこから下の地面へと。 放物線を描き…落ちて、いった。 時系列順で読む Back エル・ブエロ・ガザ・デ・フローレンシア Next 涙で飾ろう黒いマリアージュ 投下順で読む Back エル・ブエロ・ガザ・デ・フローレンシア Next 涙で飾ろう黒いマリアージュ Back Next にんげんっていいな クリストファー・シャルドレード 涙で飾ろう黒いマリアージュ にんげんっていいな 翠星石 涙で飾ろう黒いマリアージュ にんげんっていいな 北条沙都子 涙で飾ろう黒いマリアージュ 時を止める幼女/チート野郎ってレベルじゃねーぞ! クレア・スタンフィールド 涙で飾ろう黒いマリアージュ
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1327.html
封印されかかっているテラカオスの中からスライム状の液体が次々と流れてきた。 それはだんだん人の形となった。ところどころ腐食しておりいつ崩れ落ちても不思議ではない。 その数数多っ…!!数え切れないほどの亡者の群れが対主催陣を包囲する。 だが、対主催陣のメンバーの繊維が薄れることはない。逆に燃え上がっていた。 さっきの幻影のおかげだろうか。 「こっちに来るんじゃねぇーよバカ野郎。」 千秋がウォータードラゴン(春香)やレッドアイズ(夏奈)を召喚し、亡者どもを粉砕し、 「お前ら…あの世に落ちやがれ…!」 アカギが拳銃で亡者を射殺し、近寄ってきたものは刀で切り刻む。 「数は多いが個々の戦闘能力は脆弱。問題はない。」 長門が無数の槍の弾幕をはり、亡者どもを蹴散らす。 「私がいる限り長門さんに手を出させはしないからね。」 朝倉のお水ドーーーン!!やコンバットナイフが唸りを上げ、 「なぁにこれぇ。まあいいや爆☆殺!!」 闇AIBOが亡者どもを爆☆殺していく。 亡者の数は一向に減る様子を見せないが対主催たちの目の炎は消えることを知らない。 ★ ★ ★ マスオ、カツオ、荒木はさっきの幻影を見てやる気を出すものの、マスオはとても強かった。そんな状況を打開すべく 「こうなったらロザリオを外す!!!」 荒木は自分の首に飾られているロザリオを外す。 すると強大な魔力のオーラが荒木を包み込んでいく。 「なっ…このオーラは…」 マスオは荒木に脅威を感じた。 「ハッハハハ!!一発で決めるぞ!!!ダークネスジェノサイドエターナルフォースブリザード!!!」 暗黒の波動と凍てつく冷気がマスオを襲う。荒木の最強の魔法だ。厨くさい名前は伊達ではない。 だがマスオは落ち着きを取り戻すと… 「罠カード発動。エネルギー吸収板。」 マスオの前に黒い板が出現し、荒木の放った魔法を吸収していく。マスオのチート力で吸収板は荒木の最強魔法でさえ吸収した。 「ばかな…」 「フフフ…さらに吸収板から僕に君の魔法の力が流れてきたよ。君の魔力はこれでほとんど消えたも同然さ。」 そしてマスオはさらなるパワーアップを遂げた。アナゴ、カツオ、荒木は顔面蒼白になる。 「そしてさらなる絶望を見せてあげよう。」 すると周りにスライム状の液体が出現し、数多の亡者を生んだ。 「テラカオスが無意識に発生させている固有結界― その名も『無限の死者』。能力はそのままの意味さ。どうだ絶望するだろう?」 だが荒木は不敵な笑みを浮かべた。 「いや…逆に好都合だよ。」 「なっ…どういうことだ!?」 「クックククク…これは食べきれるかな!!!?」 「まっ…まさか―!!」 マスオが気付いた時にはもう遅い。荒木は暴れまわり、亡者を次々と喰らっていく。 「ハハハハハ!!!カットカットカットカットカットカットカットォォォォォォォォォォォ!!!」 アナゴたちの周りの亡者達は全て食い尽くされてしまった。 「フッフフフ…まぁ生者の方がうまいが、これだけ喰えば亡者でも腹の足しになるには十分だったようだな!!! どうした…アナゴ、カツオ?何をボォーッとしている。死んだ奴らが見ているんだぞ?」 アナゴとカツオは荒木の言葉を聞き、戦闘意欲を取り戻し再び燃え上がる。 「まさか…『無限の死者』が不利な方向に及んでしまうとは…」 「さぁフグ田マスオ。豚のような悲鳴を上げろ。」 【二日目・8時頃(世界崩壊まで後4時間)/幕張メッセ外部、テラカオスの固有結界内部】 【南千秋@みなみけ】 [状態]健康、超強気、光竜(ブルーアイズ・シャイニングドラゴン@劇場版遊戯王DM光のピラミッド)に変身可能 [装備]水竜剣@ロマンシングサガ、デュエルディスク@遊戯王DM、海馬のデッキ [道具]ウォータードラゴン(南春香)@遊戯王DMのカード(展開中) レッドアイズブラックドラゴン(南夏奈)@遊戯王DMのカード(展開中) [思考]基本:カオスロワを終わらせる 1:目の前の亡者達に対処 2:海馬の意思を継ぐ 3:アカギと海馬に兄の雰囲気を感じる ※春香と夏奈は、人間形態を長くは維持できません。竜なら制約無し ※ウォータードラゴン、レッドアイズブラックドラゴンを展開中 【赤木しげる@アカギ】 [状態]強運、神域、悪漢 [装備]刀、拳銃 、デュエルディスク@遊戯王DM、マリクのデッキ(元は喜緑のもの) [道具]支給品一式 [思考]基本:ゲーム転覆。 1:目の前の亡者たちに対処 2:千秋は大したガキだよ… 3:封印中の野比玉子の様子を見る ※ラーの翼神竜はカタパルトタートルに射出されて消滅しました 【朝倉涼子@ハルヒシリーズ】 [状態]対有機生命体コンタクト用インターフェース、超強気 [装備]朝倉専用コンバットナイフ、 デュエルディスク@遊戯王DM、十代のデッキ [道具]支給品一式 [思考]基本:カオスロワを潰す。 1:封印中の野比玉子の様子を見る 2:長門さんを守る 3:目の前の亡者たちに対処 ※真・長門の力を5割ほど受け継ぎました ※十代のデッキは情報解析でほとんど使い方を把握しました 【真・長門@涼宮ハルヒシリーズ】 [状態]真の長門、ロリ、若干強気 [装備]ベビー服 [道具]なし [思考]基本:アカギと朝倉についていく。対主催 1:力は戻ってきているがまだ不安 2:ベビー服きつい 3:封印中の野比玉子の様子を見る 4:目の前の亡者たちに対処 ※情報操作能力は戻りましたが、完全に戻すにはまだ時間がかかります ※老賢者の力を受け継いで、肉体が少し元の年齢に戻りました(現在10歳程度) ※ベビー服は情報操作で自分の体系に合わせました 【武藤遊戯@遊☆戯☆王(テレ朝アニメver.)】 [状態]闇AIBO、超強気 [装備]不明 [道具]DMカード他 [思考]1:封印中の野比玉子の様子を見る。 2:目の前の亡者達に対処 【磯野カツオ@サザエさん】 [状態]やや疲労、磯野KASオ、超強気 [装備]不明 [道具]不明 [思考]基本 マスオを止める 1:マスオを倒す 【アナゴ@サザエさん】 [状態]最後の若本、ア名護さん、首輪解除 、疲労、超強気 [装備]不明 [道具]不明 [思考]基本 主催を倒す 1:マスオを倒す ※若本達の魂を完全に受け継ぎました ※名護さんの遺志も受け継ぎました 【荒木飛呂彦@現実】 [状態]究極の吸血鬼、見た目はエヴァンジェリン@ネギま、魔力全快、 [装備]ナイフ 、ザ・ワールド 、ジャッカル [道具]フランドール・スカーレットのスペルカード レミリア・スカーレットのスペルカード ロザリオ@ロザリオとヴァンパイア [思考]基本 世界の崩壊をとめる 1:マスオを倒す 2:カオスロワ世界の崩壊を止める方法を考える。 ※吸血鬼キャラの能力を使えます(DIO、レミリア、フラン、アーカード、エヴァ、アルク、ワラキアの夜等) ※ロザリオを首から外すと真の力を引き出せますが強大なので制御するのは難しいです ※ようじょ化はアーカードの能力ですが、声も女の子になっているようです ※37564回の死亡の末主催側の人格調整が無効になってしまいました。テラカオス戦以降は対主催側のようです 【フグ田マスオ@サザエさん】 [状態]主催、フグTAマSオ、パワー全快 [装備]不明 [道具]不明 [思考]基本 カオスロワを遂行し、カオスロワを終わらせる 1:終焉を楽しむ 2:皆殺し ※英霊TASさんと同等以上のチート力を持っています テラカオスの固有結界『無限の死者』について ※その名の通り無限にゾンビというか亡者を結界内に生み出します。 ※野比玉子の固有結界を上塗りしている形で発動しています。 ※無意識に発動しているので6/と交戦しているテラカオスはこれを知りません ※テラカオスを倒せば死者は消滅します。