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372 :メドレー ◆vwbuPYLdgA [sage]:2010/10/21(木) 17 21 50.76 ID M7klGfA0 この時こんな感じで繰り広げてたから ー下駄箱ー ◯←ハスキー ◯←メドレー ー下駄箱ー この真ん中を通らなきゃいけない子が結構いて すんごい迷惑かけてましたwwwごめんなさいwww 373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 22 35.35 ID eo5XgiMo 372 ワロタwwwwww 375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 23 50.98 ID yyVXvKI0 372 こwwれwwはwwww気まずいwwwwwwww 386 :メドレー ◆vwbuPYLdgA [sage]:2010/10/21(木) 17 37 45.01 ID M7klGfA0 そういや 372状態で白子が通ったときがあったw 白「え、なんすか?なんすか?修羅場?www」 ハ「・・・」 メ「・・・」 白「すいません帰ります・・・」 今考えるとワロスwww 387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 38 19.23 ID 5dqH2dgo 白子wwwwwwwwww 392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/21(木) 17 39 30.47 ID KA6dWEI0 白子wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww KYと思いきや空気を察して帰れる凄い子www 393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 39 37.70 ID s7F/TAAO 白子好きだwwwwwwww 394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 41 22.70 ID rTiZz6U0 白子wwwwwwwwいい奴wwwwwwww 395 :メドレー ◆vwbuPYLdgA [sage]:2010/10/21(木) 17 41 37.87 ID M7klGfA0 白子なにしてるかなwwwwww無事痩せたかなぁ ハ「確かにそういう風に言った。 でも、本当の事言ったら絶対止められると思って・・・ そんな、楽とか・・・本心で思うわけないよ。あれは建前」 メ「どっかでそう思ってるからその建前が出てくんでしょ」 ハ「・・・もう・・・なんなの?」 まぁ本心じゃないことなんか分かってたけど でも、とにかくハスキーに怒りをぶつけたくてしょーがなくて 何に対してでもつっかかってた。 本当にヤなキレ方だな・・・ 401 :メドレー ◆vwbuPYLdgA [sage]:2010/10/21(木) 17 46 17.65 ID M7klGfA0 ハ「・・・メドレーは私をどうしたいの?突き放したいの? 進路の話になるとそうやって関係ないみたいな態度してさ・・・」 メ「どうしたいとかない。だってぶっちゃけ大学選びにハスキーがどうとか関係ないし そもそもさぁ、最初かr」 ハ「関係ないんだ?どうでもいいってこと?私の事キライになったんだ?」 メ「・・・だからキライとかじゃないって・・・ちゃんと最後まで聞いてよ」 ハ「じゃあ何?キライ以外の何?幻滅した?」 メ「いま大事なのそこじゃないじゃん」 当時のハスキーとメドレーもうちょっとボリュームを落としてくれ・・・・・・ だんだんみんなが避けて通るようになったよおおおおおお 402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/21(木) 17 47 41.48 ID KA6dWEI0 ハスキーヤンデレwwwwwwwwwwwwwwww 405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 50 42.60 ID YK03t9Mo 喧嘩しつつも大っぴらにカミングアウトしてるようなもんだなそれ 405 もう後半の方はそんなに人いなかったけど たぶん聞いて「え?そういう感じ?」って思った子は絶対いると思うwww 407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 54 11.63 ID gsdWZADO 関係ないと言われるとへぇ?関係ないんだ?って思ってしまうらしい… 言ってはいけない言葉…(*1)) 407 ハスキーに「関係ない」は禁物だぜ… 410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/21(木) 17 55 07.59 ID s7F/TAAO そういえばミサミサにカミングアウトしたのか気になる 410 してないぜ! →続き
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ある朝学校に着くと、下駄箱の近くに唯先輩が立っていた。珍しいこともあるものだ。 梓「あ、唯先輩…おはようございます。どうしたんですか?」 唯「あ!お、おは…よ…えっと…その…」 私が話しかけると唯先輩はぶつぶつとつぶやきながら、顔を赤らめてうつむいてしまった。 なんだか唯先輩らしくない反応だ。また何か変なことを考えているのだろうか? 梓「なにか用ですか?なにもないならもう行きますけど」 唯「えっと…その…今日のお昼なんだけど…暇?」 梓「多分暇だと思いますけど…なんでですか?もしかして部活の練習ですか?」 唯「そうじゃなくて…もし、もしよかったら…」 唯先輩は一瞬ためらうような表情を見せて、やがて意を決したように言った。 唯「あずにゃん、今日二人だけでお昼食べない?」 梓「え?お昼…ですか。まあ別にいいですけど、なんで二人なんですか?」 唯「それは…その…」 梓「先輩?」 唯「とにかくありがとうあずにゃん!じゃ、昼休みになったら部室でね!」 私の質問に答えずに唯先輩は去って行った。一体なんなんだろう… 憂「梓ちゃん?」 梓「……」 憂「梓ちゃんったら!」 梓「うあぇっ!?」 憂に話しかけられて、私は思わず間抜けな声をあげてしまう。 午前中はずっとこんな調子だった。私はなにを悶々としているのだろうか。 憂「もうお昼休みだよ?お昼食べようよ」 梓「あ…ごめん憂。私ちょっと用事があるから…純と食べてて!」 憂「え?梓ちゃん?」 私は教室を飛び出して急ぎ足で部室へと向かう。 唯先輩はなんで私を呼んだのだろう。なにか言いたいことがあるのかな。 色々と考えているうちに、部室に着いてしまった。 まあいいや。本人に会えば分かることだ。私はゆっくりと扉を開いた。 梓「先輩…?」 唯「あ、あずにゃーん♪こんにちはー♪」 唯先輩は朝とはうってかわって、弾けるような笑顔を私に向けた。 梓「あ、あの…」 唯「あずにゃん、座って座って!お昼にしよう!」 なんだ。いつもの唯先輩だ…私は拍子抜けして椅子に座る。 梓「もう、なんなんですか?わざわざこんなところでお昼なんて」 唯「たまにはいいでしょ~?それよりあずにゃんのお弁当、どういうの?見せて見せて~」 梓「わ、ちょっと…」 唯先輩とたわいもない話をしながら時間が過ぎた。 澪先輩たちがいないという点を除けば、部活となにも変わらない時間だった。 どうやら唯先輩は本当に気まぐれで私とお昼を食べたかっただけのようだ。 そうこうしているうちに、チャイムが鳴る。 梓「あ、じゃあそろそろ教室戻りましょうか」 唯「…やだ」 梓「え?」 唯「やだよ、あずにゃん」 梓「え…え?」 唯先輩の言葉に戸惑って何も言い返せずにいる私に、唯先輩は続けて言う。 唯「あずにゃん、ここで部活の時間までずっと二人きりでいよう? 今日の午後はどのクラスも音楽の授業ないし」 梓「…え?唯先輩、どうしたんですか?戻らないと皆心配しますよ?」 唯「…わかってるよ…でも、それでもあずにゃんと一緒にいたいの」 梓「な、なんでですか?どうせ放課後になれば一緒にいられるじゃないですか」 唯「それじゃ嫌なの…私はあずにゃんと二人だけでいたいんだよ」 その言葉になぜかドキッとしてしまう。なんだろう今の… 梓「よ、よく分かりません…なんで授業サボってまで…」 唯「あずにゃん…」 不意に、唯先輩は私を抱き締めた。普段とは違う、優しい抱き締め方で。 梓「あ、あの…」 唯「私、あずにゃんのことが大好きなの…だから…お願い。一緒にいて?」 梓「ゆ…唯先輩…」 大好き。その言葉に体中が熱くなる。幸せで、むずむずするような、そんな感覚に襲われる。 梓(どうしちゃったんだろ私…なんでこんな…) 唯「あずにゃんは私のこと…好きじゃないの?」 梓(好きじゃない?そんなわけない) 唯「あずにゃん…?」 梓(だって唯先輩は、あったかくて、優しくて…そうだ、私は…) 今気付いた。 私があんなに悶々としたり、今こんな気分になるのは…この人のことが、好きだからなんだ。 唯「あずにゃ…!」 私は不安そうに私の反応を待つ唯先輩に、そっと唇を重ねた。 唯先輩の唇は、メロンパンの砂糖で少し甘かった。 唯「あ、あず…?」 梓「…唯先輩、キスって甘いんですね」 唯「な、なんで…」 梓「キスしたかって?そんなの簡単です。好きだからですよ」 唯「あずにゃん…」 梓「…先輩、お茶でも飲みましょうか。放課後までは時間がありますよ」 唯「…うん!!」 内心点が!? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-04 03 25 27 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 3』というスレに投下されたものです http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253346269/l50 266 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/01(木) 03 59 33 ID yUaX/NBV ある朝学校に着くと、下駄箱の近くに唯先輩が立っていた。珍しいこともあるものだ。 梓「あ、唯先輩…おはようございます。どうしたんですか?」 唯「あ!お、おは…よ…えっと…その…」 私が話しかけると唯先輩はぶつぶつとつぶやきながら、顔を赤らめてうつむいてしまった。 なんだか唯先輩らしくない反応だ。また何か変なことを考えているのだろうか? 梓「なにか用ですか?なにもないならもう行きますけど」 唯「えっと…その…今日のお昼なんだけど…暇?」 梓「多分暇だと思いますけど…なんでですか?もしかして部活の練習ですか?」 唯「そうじゃなくて…もし、もしよかったら…」 唯先輩は一瞬ためらうような表情を見せて、やがて意を決したように言った。 唯「あずにゃん、今日二人だけでお昼食べない?」 梓「え?お昼…ですか。まあ別にいいですけど、なんで二人なんですか?」 唯「それは…その…」 梓「先輩?」 唯「とにかくありがとうあずにゃん!じゃ、昼休みになったら部室でね!」 私の質問に答えずに唯先輩は去って行った。一体なんなんだろう… 267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/01(木) 04 01 11 ID yUaX/NBV 憂「梓ちゃん?」 梓「……」 憂「梓ちゃんったら!」 梓「うあぇっ!?」 憂に話しかけられて、私は思わず間抜けな声をあげてしまう。 午前中はずっとこんな調子だった。私はなにを悶々としているのだろうか。 憂「もうお昼休みだよ?お昼食べようよ」 梓「あ…ごめん憂。私ちょっと用事があるから…純と食べてて!」 憂「え?梓ちゃん?」 私は教室を飛び出して急ぎ足で部室へと向かう。 唯先輩はなんで私を呼んだのだろう。なにか言いたいことがあるのかな。 色々と考えているうちに、部室に着いてしまった。 まあいいや。本人に会えば分かることだ。私はゆっくりと扉を開いた。 梓「先輩…?」 唯「あ、あずにゃーん♪こんにちはー♪」 唯先輩は朝とはうってかわって、弾けるような笑顔を私に向けた。 梓「あ、あの…」 唯「あずにゃん、座って座って!お昼にしよう!」 なんだ。いつもの唯先輩だ…私は拍子抜けして椅子に座る。 梓「もう、なんなんですか?わざわざこんなところでお昼なんて」 唯「たまにはいいでしょ~?それよりあずにゃんのお弁当、どういうの?見せて見せて~」 梓「わ、ちょっと…」 268 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/01(木) 04 03 02 ID yUaX/NBV 唯先輩とたわいもない話をしながら時間が過ぎた。 澪先輩たちがいないという点を除けば、部活となにも変わらない時間だった。 どうやら唯先輩は本当に気まぐれで私とお昼を食べたかっただけのようだ。 そうこうしているうちに、チャイムが鳴る。 梓「あ、じゃあそろそろ教室戻りましょうか」 唯「…やだ」 梓「え?」 唯「やだよ、あずにゃん」 梓「え…え?」 唯先輩の言葉に戸惑って何も言い返せずにいる私に、唯先輩は続けて言う。 唯「あずにゃん、ここで部活の時間までずっと二人きりでいよう? 今日の午後はどのクラスも音楽の授業ないし」 梓「…え?唯先輩、どうしたんですか?戻らないと皆心配しますよ?」 唯「…わかってるよ…でも、それでもあずにゃんと一緒にいたいの」 梓「な、なんでですか?どうせ放課後になれば一緒にいられるじゃないですか」 唯「それじゃ嫌なの…私はあずにゃんと二人だけでいたいんだよ」 その言葉になぜかドキッとしてしまう。なんだろう今の… 梓「よ、よく分かりません…なんで授業サボってまで…」 唯「あずにゃん…」 269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/01(木) 04 09 15 ID yUaX/NBV 不意に、唯先輩は私を抱き締めた。普段とは違う、優しい抱き締め方で。 梓「あ、あの…」 唯「私、あずにゃんのことが大好きなの…だから…お願い。一緒にいて?」 梓「ゆ…唯先輩…」 大好き。その言葉に体中が熱くなる。幸せで、むずむずするような、そんな感覚に襲われる。 梓(どうしちゃったんだろ私…なんでこんな…) 唯「あずにゃんは私のこと…好きじゃないの?」 梓(好きじゃない?そんなわけない) 唯「あずにゃん…?」 梓(だって唯先輩は、あったかくて、優しくて…そうだ、私は…) 今気付いた。 私があんなに悶々としたり、今こんな気分になるのは…この人のことが、好きだからなんだ。 唯「あずにゃ…!」 私は不安そうに私の反応を待つ唯先輩に、そっと唇を重ねた。 唯先輩の唇は、メロンパンの砂糖で少し甘かった。 唯「あ、あず…?」 梓「…唯先輩、キスって甘いんですね」 唯「な、なんで…」 梓「キスしたかって?そんなの簡単です。好きだからですよ」 唯「あずにゃん…」 梓「…先輩、お茶でも飲みましょうか。放課後までは時間がありますよ」 唯「…うん!!」 すばらしい作品をありがとう
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1 2 憂紬編 唯紬憂 2010/05/06 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1273078314/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る ↓確かに(笑) でも本編にしろ憂ムギ編にしろ、あまり幸せな終わり方とは言えないなぁ。 -- (名無しさん) 2014-12-13 16 40 13 唯宛のラブレター見て憂選手が活躍するのかと思った -- (名無しさん) 2013-03-22 23 45 29 ↓星の数だけ女がいるって言葉にその返しはおかしくね? -- (名無しさん) 2013-01-18 15 13 52 ↓×6星に手はとどかないけどな。 -- (ミナサン) 2011-05-17 23 58 24 憂のいい仕事っぷりが半端じゃないな。。。って言いたい所だが やり方にどう考えても難があるだろ、正着は唯にムギからだって伝えて 自分でちゃんと言わせることだと思うがな。 -- (真・けいおん厨) 2010-11-29 17 42 32 どちらにせよ後味悪いのは変わらんね。 -- (ごはんはおかず) 2010-11-29 16 48 21 紬さんこれで良かったのか。まあ良いか。 -- (通りすがり) 2010-11-28 23 52 37 ムギ救われないとか泣いた -- (名無しさん) 2010-11-28 22 06 13 ラブレターが破れたー ってか? -- (名無しさん) 2010-08-13 08 45 20 憂紬編…短い目で見ると報われていないかもだけど、 長い目で見ると、これから予期せぬ形で報われるんじゃあないかな 唯紬編…星の数だけ女は居るぜ、これは春じゃない、春一番だったんだ(´;ω;`) -- (名無しさん) 2010-05-08 09 53 42
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唯「今日のご飯何かなぁ~」 憂「お姉ちゃ~ん!!」 唯「あ……憂!」 憂「よかった追い付いた…一緒に帰ろうよ!」 唯「うん!いーよ!」 唯「あ…憂」 憂「なぁ~にお姉ちゃん?」 唯「私ラブレター貰ったんだよ!」 憂「わぁ~そうなんだよかったね!」 唯「でも女の子見たいなんだラブレター書いた人」 憂「ほ、本当?」 憂「お、お姉ちゃんそのラブレターを書いた人と付き合うの?」 唯「付き合わ無いよ!女の子同士で恋愛はしないよ!」 憂「そうだよね!お姉ちゃんラブレター見せてよ」 唯「恥ずかしい!」 憂「兄弟だからいいじゃん!」 唯「うーん…じゃあ憂だけだよ」 憂「ありがとう!」 憂「ふむふむ………」 唯「どう…かな?」 憂「凄く達筆だね!」 唯「でしょ!私も思ったんだ」 憂「でも……」 唯「なに?」 憂「ううん…何でも無いよ!」 唯「おかえりー!」 憂「お姉ちゃんアイスがあるよ!」 唯「うん!食べよっーと」 憂「………あ、そう言えばお姉ちゃん今年の年賀状何処にしまったの?」 唯「えーなんで?」 憂「見たいんだお姉ちゃんの年賀状」 唯「待ってて取ってくるから!」 唯「はい!澪ちゃんの」 憂(これじゃない) 唯「そしてりっちゃんの!」 憂(大吉?これじゃない) 唯「あずにゃんの!」 憂(違う…) 唯「ムギちゃんの!」 憂(……これだ) 憂「ねぇ…紬さんと最近話した?」 唯「うん!でも今日学校に来なかったんだよ」 憂「え…なんで?」 唯「体調が悪いんだって!」 憂「そーなんだ…」 憂「あ…私部屋に戻るね」 唯「うん!アイス食べないの?」 憂「いらないよ二つ食べていいよ」 唯「本当?ありがとう」 憂「全然…大丈夫だよ」 憂「よいしょ……」 憂「あった…ヘアピン」 憂「こうして……お姉ちゃんに変身!」 憂「これで紬さんを呼び出して…………」 翌日 唯「みんなおはよー!」 澪「おはよう唯」 律「おいーっす」 紬「ゆ、唯ちゃんおはよう……」 唯「あ!ムギちゃん来てたんだ!」 紬「え、えぇ…」 梓「おはよう憂」 憂「うん、おはよう」 梓「あれ?リボンの色が違うよ三年生のリボンの色だね」 憂「あっ…わっ…お姉ちゃんのと間違っちゃったかなぁ」 梓「珍しいわね」 憂「えへへ…あずにゃん♪」 梓「ど、どうしたの?」 憂「今の私の声お姉ちゃんに似てた?」 梓「うん…似てたけど」 憂「本当に?よかった」 放課後 紬「はぁ……」 唯「ムギちゃんやっぱり体調悪い?」 紬「え…あ…えと………少しトイレに行ってくるわね」 唯「うん!」 紬「すぐ戻るからね」 律「ああわかった」 ガチャバタン 紬「はぁ………」 憂「ムギちゃんいる?」 紬「は…え?ゆ、唯ちゃん?」 憂「うん…そーだよ」 紬「ど、どうしたの?」 憂「ちょっとお話ししようよ」 紬「え…えぇ」 ガチャ 憂「つ……えと、ムギちゃん」 紬「…話しってなに?」 憂「ここじゃ話しづらいから体育館裏に来て」 紬「う、うん…」 体育館裏 憂「…………えと」 紬「………………」 憂「あのね、私…ラブレター出したのムギちゃんって気付いたの」 紬「…………うん、ごめんなさい」 憂「な、なんで謝るの?」 紬「不快な思いをさせたと思って…」 憂「でも嬉しかったよ」 紬「……………気持ち悪いのよね…破いちゃうぐらいに」 憂「気持ち悪く無いよ!……破いちゃったのは…アレだよ!ほら…わざとじゃないんだよ」 紬「………そうなの」 憂「あのね…私の気持ちを伝えるとね」 紬「えぇ………」 憂「ムギちゃんの気持ちには答えられないの…」 紬「……………ぐすっ」 憂「ごめんなさい…あの…これからも良い友達でいましょう」 紬「うっ……うっうっ……」ポロポロ 憂「…………(傷付け無いように言ったつもりだけど…逆効果だったかなぁ)」 憂「………(お姉ちゃんなら…きっとあまり上手く言えると思え無いし)」 紬「うっ…うっ…うぅぅ…ひぐっ」ポロポロ 憂「ごめんなさい…泣かないでムギちゃん」 紬「…ひぐっ……えぇ……ありがとう…でも気持ちがスッキリしたわ」 憂「ほ、本当?」 紬「ありがとう唯ちゃん…」 憂「それじゃあ私先に部室に戻ってるから…」 紬「えぇ……」 憂「バイバイ…」 紬「うん……」 憂「……………」 紬「ありがとう唯ちゃん……」 ガチャ 唯「あ…ムギちゃん」 澪「大丈夫か?」 紬「えぇ…大丈夫よ唯ちゃん」 唯「なぁに?」 紬「これからも…良い友達でいましょうね♪」 唯「うん!」 ―――私と唯ちゃんは友達それ以上にもそれ以下にもなれない。 これは凄く悲しい事だけど…私はこれで満足してる。 時々、唯ちゃんが私に天使な様な笑顔を見せる。 その笑顔を見ると私の心は苦しくなるけれど。 溢れる程の感情を私はグッと我慢して私も唯ちゃんに微笑む。 ありがとう唯ちゃんこれからもいい友達でいましょうね――― END 戻る 憂紬編
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戻る シリアス系 ムギ・・・切ないな。 -- (名無しさん) 2010-05-08 00 15 39 どっちに転んでも報われないとか -- (名無しさん) 2010-05-08 00 56 37 後味悪い -- (名無しさん) 2010-05-08 01 10 24 憂紬編…短い目で見ると報われていないかもだけど、 長い目で見ると、これから予期せぬ形で報われるんじゃあないかな 唯紬編…星の数だけ女は居るぜ、これは春じゃない、春一番だったんだ(´;ω;`) -- (名無しさん) 2010-05-08 09 53 42 ラブレターが破れたー ってか? -- (名無しさん) 2010-08-13 08 45 20 ムギ救われないとか泣いた -- (名無しさん) 2010-11-28 22 06 13 紬さんこれで良かったのか。まあ良いか。 -- (通りすがり) 2010-11-28 23 52 37 どちらにせよ後味悪いのは変わらんね。 -- (ごはんはおかず) 2010-11-29 16 48 21 憂のいい仕事っぷりが半端じゃないな。。。って言いたい所だが やり方にどう考えても難があるだろ、正着は唯にムギからだって伝えて 自分でちゃんと言わせることだと思うがな。 -- (真・けいおん厨) 2010-11-29 17 42 32 ↓×6星に手はとどかないけどな。 -- (ミナサン) 2011-05-17 23 58 24 ↓星の数だけ女がいるって言葉にその返しはおかしくね? -- (名無しさん) 2013-01-18 15 13 52 唯宛のラブレター見て憂選手が活躍するのかと思った -- (名無しさん) 2013-03-22 23 45 29 ↓確かに(笑) でも本編にしろ憂ムギ編にしろ、あまり幸せな終わり方とは言えないなぁ。 -- (名無しさん) 2014-12-13 16 40 13
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律「ほ、本当か?」 唯「うん!」 澪「でも…ここは女子高だぞ」 唯「あ…………」 梓「とりあえず読んで見たらどうですか?」 唯「うん、そうだね」ビリッ 紬「………………」 唯「うわぁ達筆だねこの人」 律「見せて見せて」 唯「や、やだよぉ」 唯「えーと…………」 律「どうだ?」 唯「まだ全部読んで無いよ…」 律「見せろよ~」 唯「恥ずかしいからダメ~」 律「じゃあ早く読んで」 唯「うん……………」 唯「よーし読んだよ」 紬「…………どうだった?」 唯「感想言うの?恥ずかしい!」 梓「でも一体誰が唯先輩にラブレターを…」 澪「男の先生とかじゃないか?」 律「教師と生徒の禁断の恋!」 唯「先生かぁ~それは無いと思うんだけどねぇ」 梓「なんでですか?」 唯「このラブレターには同じ三年生って書いてあるんだよ」 澪「やっぱり…女の子から…」 律「そうとしか考えられないよなぁ…」 梓「唯先輩はどうなんですか?」 唯「え?何がぁ?」 梓「女の子と付き合う事ですよ」 唯「私はあずにゃんに抱き付いたりしてるけどそれは無いよぉ~」 律「だよな~」 紬「…………………」 唯「言ったら悪いけど流石に気持ち悪いよね…」 澪「まぁ…一般人の意見なんかそんな物だしな」 律「しかし誰が出したんだろうな~」 梓「本当ですよね」 紬「ごめんなさい少しトイレ行って来るわね」 律「あぁ、顔色が少し悪いぞムギ?」 紬「えぇ…少し体調が優れなくて」 唯「ムギちゃん大丈夫?」 紬「本当に大丈夫よ」 唯「熱があるのかな?」ピトッ 紬「ゆ、唯ちゃん」 唯「熱は無いみたいだね!」 紬「えぇ……」 紬「それじゃあトイレ行ってくるわね」 ガチャバタン 梓「大丈夫なんですかね?」 律「少し心配だな…」 唯「目が潤んでたし…病気じゃないといいな」 紬「…………唯ちゃん」 紬「やっぱり……同性愛なんて…気持ち悪いわよね…そう考えるのが普通だよね…」 紬「ぐすっ………ラブレターなんて出さなければよかった」ポロポロ 紬「………唯ちゃん」ポロポロ 紬「でも…唯ちゃんを見ると……心が苦しいの」 紬「あんな…ラブレターなんて…ひぐっ…」 紬「………唯ちゃんとデートしたり……二人で手を繋いで…学校を帰りたい」 紬「………今日わかったわ…それは無理なのね」 職員室 紬「失礼します…さわ子先生はいらっしゃいますでしょうか?」 教員「あーわかった呼んで来るから少し待っててね」 紬「はい………」 さわ子「あら?どうしたの?」 紬「いえ…少し体調が優れ無いので早退しようかと思いまして…」 さわ子「本当?大丈夫?」 紬「いえ…今も頭が少し…」 さわ子「うーんわかったわ今日は家に帰ってゆっくり休んでおいで」 紬「はい、ありがとうございます」 さわ子「気をつけて帰ってね」 紬「はい……」 紬「はぁ…………」 紬「でも…名前書かないでよかった…」 紬「私が唯ちゃんの事を好きなのがバレたらきっと唯ちゃんいつも通りに接してくれない…」 ガチャ 唯「あ…ムギちゃん…じゃない」 さわ子「悪かったわね私で」 律「さわちゃん今日もムギのお菓子を食べに来たのか?」 さわ子「あれ?聞いて無いの?早退したわよ」 梓「ほ、本当ですか?」 さわ子「本当よ」 澪「やっぱり体調が優れないって言ってたから」 唯「心配だね…帰って電話かけてあげよ」 律「そう言えばさわちゃん今日、唯がラブレター貰ったんだぞ」 さわ子「ほ、本当に?見せて」 唯「恥ずかしいから嫌だよぉ…」 さわ子「いいから見せなさいよ~」 唯「い、嫌だよぉ!」 さわ子「減るもんじゃないしほら!ほら!」 唯「は…離して…」ビリッ さわ子「あ………」 唯「あ……酷いよさわちゃん」 さわ子「ご、ごめんなさい唯ちゃん」 唯「書いてくれた人に悪いよ…」 さわ子「ごめんね唯ちゃん」 律「でも、このラブレター書いた人ってさ女なんだぜ」 さわ子「本当?」 唯「うん………」 さわ子「唯ちゃんはこのラブレターに対してどう思ってるの?」 唯「私あまりそー言う事に興味が無いし…この書いた人には悪いと思うけど気持ちには答えられない」 梓「そうですよね…」 唯「うん…」 さわ子「そうよね~私、仕事があるから行くわね」 夜 唯「ムギちゃん大丈夫かな…電話かけて見よ」 紬『……もしもし』 唯「あ…ムギちゃん大丈夫?」 紬『え…えぇ大丈夫よありがとう唯ちゃん』 唯「ううん!私達は友達じゃん!」 紬『……えぇ、そうね』 唯「そう言えばムギちゃんあのラブレター」 紬『え?あ…ラブレターね…』 唯「あのラブレター破けちゃったんだ…初めてもらったラブレターなのに」 紬『…………え?』 唯「でも…初めて貰ったラブレターが女の子からって…あまり嬉し気持ちはしなかったなぁ」 紬『……………』 唯「気持ちは伝わったんだけどね!」 紬『あの…私…ごめんなさい』 唯「え?」 紬『急がしいの…わざわざ電話ありがとうね』 唯「うん!早く直るといいね」 紬『ありがとう…切るわね』 唯「バイバイ!」ブツッ 憂「お姉ちゃんごはん出来たよー」 唯「わかったすぐ行く!」 唯「ムギちゃんやっぱり元気無かったなぁ…」 唯「明日学校行けるのかなぁ…」 紬「……うぅ……ひぐっひぐっ」ポロポロ 紬「唯ちゃん…ぐすっ……」 紬「ラブレター…出さ無ければよかったのよ…」 紬「………きっと唯ちゃん…気持ち悪がって破いちゃったんだ………」 紬「うっ…うぅぅ……」 翌日 唯「みんなおはよう!」 澪「おはよう唯」 梓「今日は早いですね」 唯「うん!あれ?ムギちゃんは?」 律「あぁ…今日は休むらしいぞ」 唯「そうなの?」 律「さわちゃんが言ってたやっぱり体調が悪いって」 唯「そっかー大丈夫なのかな?」 澪「早く直るといいな」 唯「うん!昨日電話掛けたんだけど…元気無かったもん」 律「私も掛けたけど電話に出なかったな」 唯「本当?多分寝てたんじゃないかな」 … 紬「はぁ……学校休んじゃった…」 紬「………みんなに悪い事したな……」 紬「明日は学校行かないと…」 紬「でも唯ちゃんと…何て話したらいいかわからないよ…」 ジャカジャカジャーン 唯「ふぅ……」 澪「んーやっぱりムギがいないと何か物足りないな」 梓「そうですね…」 唯「ティータイムもまだだしね!」 律「もうそろそろ授業始まるから教室に戻るか」 唯「うん」 放課後 律「よっしゃー部室に行くぞー!!」 澪「どうしたんだ?そんなに張り切って」 律「ムギがいない分、私が頑張らないとな」 澪「それは私の台詞だ…唯行くぞ」 唯「うん!」 唯「ほぇ~疲れた」 澪「ティータイムの分の時間を練習に回す事が出来たからな」 梓「いっぱい練習できましたね…」 律「うぅ…ケーキ…紅茶……」 唯「やっぱりムギちゃんがいないと部活に身が入らないね!」 唯「みんなまたねー」 律「あぁまた明日」 澪「気をつけて帰れよ」 梓「明日もいっぱい練習しましょうねー」 唯「うぅ……」 唯「さぁ…帰ってアイス食べよ!」 2
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体育館裏 憂「…………えと」 紬「………………」 憂「あのね、私…ラブレター出したのムギちゃんって気付いたの」 紬「…………うん、ごめんなさい」 憂「な、なんで謝るの?」 紬「不快な思いをさせたと思って…」 憂「でも嬉しかったよ」 紬「…………本当に?」 憂「うん……ムギちゃんの気持ちが伝わって来て嬉しいかった」 紬「………唯ちゃん」ギュッ 憂「ど、どうしたの?」 紬「一回だけでいいから…唯ちゃんを抱きしめたかった…」 紬「……ご、ごめんなさい…いきなり抱きしめたりして」パッ 憂「ううん…いいよ大丈夫だよ…」 憂(なんか…ドキドキしてる) 紬「…………好き」 憂「…え?」 紬「やっぱり私は唯ちゃんの事好き…諦められないわ」 憂(こ、告白されちゃった…) 紬「…………やっぱり気持ち悪いわよね」 憂「そ、そんな事無いよ!私も時々だけど…思うもん女の子とつ…付き合って見たいなぁ…って」 紬「……………本当?」 憂「う、うん…男の子の事あまり知らないし…あまり興味が無い…だから良く知ってる女の子と付き合う方がいいかなって……」 紬「それは私じゃダメ?」 憂「……………えと」 憂(ど、どうしよう…) 紬「ねぇ…唯ちゃん」 紬さんは私の手を握り涙を浮かべた瞳で私を見て来た。 その瞳は綺麗で…宝石のみたいだった。 なんでだろう紬さんに手を握られると心が体が熱くなる。 憂「……………」 紬「……………ダメだよね」ポロポロ 紬さんの綺麗な瞳から涙が溢れ出した。 憂(どうしよう…) いつの間にか私は紬さんの事を意識してしまっている。 綺麗な瞳…綺麗な唇…吸い込まれるように紬さんの唇に自分の唇を重ね合わせた。 紬「ゆ…いちゃ……ん」 すべてが吹き飛んだ。 私の同性愛に対する不安も何もかもすべて吹き飛んだ。 私は驚いて目を開けたままだった。 唯ちゃんは目を閉じていた。 唯ちゃんの顔がこんなに近くに…しかも私とキスをしている。 私は唯ちゃんを抱きしめた…ずっとこうしていたかった。 憂「ムギちゃん……」 どうしよう…もし私がお姉ちゃんじゃない事が知れてしまったら。 紬「唯ちゃん……」 やっと私の恋が実った…ラブレターを出して正解だった。 紬「もう一回キスしていい?」 憂「………うん」 紬「ありがとう」チュッ 憂「ん………」 私の体と紬さんの体が密着している。 体の凹凸が温もりが洋服を通じて伝わってくる。 意外と…柔らかい…。 紬「んっ……ふぅ…」 口の中に何かが入ってくる……舌が入ってくる。 憂「……んっ……」 紬さんの舌はピチャピチャと音を立てて私の口の中を踊る。 私も自分の舌を紬さんの舌に絡めた。 紬「……っぷは」 憂「はぁはぁはぁ」 紬「ごめんなさい…大胆だったかしら?」 憂「………ううん…でも何だろうこの気分」 紬「多分…私も唯ちゃんと同じ気分よ」 憂「………エッチな気分なの?」 紬「え…えぇ…」 紬「………どうする?」 憂「……………えと、私は…ムギちゃんの事知りたい」 紬「……私も……私ってエッチなのかな?」 憂「ううん……積極的で…いいと思う」 紬「ありがとう♪」 体育館の物置へと私達は来ていた。 ここは運動会用の道具をしまう所であり人も来ない、だから体育系の部室の人が来る事はあまり無いと思う。 私はマットの上に寝転んだ。 紬さんが私の上に被さりまたキスをした。 紬さんは上着を脱いでいた。 シャツからチラリと見えるブラジャーが私を興奮させた。 紬「んっ…っはぁ」 憂「ふはぁはぁはぁ」 私はキスをする時に息を止めてしまう癖があるらしい。 紬「………唯ちゃん好きよ」 憂「私も………」 紬「本当に好きよ…」ポロポロ 憂「ど、どうしたの?」 紬「何でも無いわ…」 憂「でも泣いて…………ん」 紬「嬉しいからよ」チュッ 違う本当は悲しいから…今気が付いたよ。 憂ちゃん…どうして唯ちゃんの格好をしているの? 憂「ムギちゃん……」 どうして憂ちゃんが唯ちゃんの格好をしているのか分からない。 でも…今さら分かっていても私は自分を止められない。 溢れ出る性欲を私はコントロール出来無い。 憂「………んっ…」 紬「唯ちゃんの胸柔らかいわね…」 憂「…んんっ……」 紬さんは私のシャツのボタンを外してブラジャーを取り私の胸を舐めた。 憂「うぅっぅ…はぁ~んっんっ」 知らなかった…人から胸を舐めて貰う事がこんなに気持ち良いなんて。 紬「気持ち良い?」 憂「う……うん」 紬さんは微笑むと私のスカートの中に手を入れた。 紬「…………指入れるわね」 憂「は、恥ずかしいよ」 紬「それは…お互い様よ薄暗いからあまり見え無いしね」 憂「う、うん…」 紬「痛かったら言っね」 憂「うん…」 紬「入れるわよ」ヌプッ 憂「………んっ……」 紬「……動かすわね」 憂「っはぁ……い……」 クチュリクチュリと卑猥な音と何だかよく分からない匂いが部屋全体を包む。 憂「うっ…はぁ…んんんっ………いやっ…」 憂「んんんっ…はぁんぅっ」 紬「気持ち良い?」 憂「あっ……うぅん」 紬「私もお願いしていい?」 私は紬さんの白く柔らかな太ももに触れた。 紬「ありがとう」 憂「…んっ…あっ……い、入れて…いい?」 紬「えぇ…」 憂「ん…ん…」ヌプッ 紬「ひゃ………」 憂「…ご、ごめんなさい」 紬「いいのよ…続けていいのよ」 紬「…………っ」 憂「はぁっ……」 紬「はぁ…はぁっ…」 憂「わ、私何か変な気分だよぉ」 紬「あっ………んっ…」 憂「凄く何か…変な気分だよぉ……」 紬「どっ…んな気分?」 憂「わかんなぁい…よ」 紬「………あぁっ…」 憂「……もっ…もうやめてっ……おしっこが…出そうなの」 紬「そっそうなの…」 紬さんは怪しく笑うと指を激しく動かした。 憂「ダ、ダメだってっばぁ…んんんっ…いやぁっ」 紬さんの制服に何か透明な液がかかったのがわかった。 憂「は、恥ずかしいよぅ…」 憂「恥ずかしいよ……」 紬「私はまだよ…イッて無いわ……」 憂「イッて無いってなに?」 紬「後で教えるから…ね」チュッ 憂「う、うんじゃあ続けるね」 紬「………んんっ」 紬「あぁぁっ……」 私は初めて自分から紬さんにキスをした。 紬「んんんっ…っはぁ」 溢れた唾液が私の頬を伝って落ちる。 紬「…んっんっっ…はぁっ……」 憂「あの……苦しいの?」 紬「んっ…気持ち良いのよ…」 紬「も…っと激しくして…」 憂「う、うん…」 紬「あぁっ…いやっ………私も変な感じ…」 憂「私と同じ感じ?」 紬「いやっ…あぁぁっ…んんんっ…」 憂「おしっこ……えと…イッたの?」 紬「えぇっ制服洗わ無いとね…」 憂「うん……」 憂「………えへへ」 紬「どうしたの?」 憂「ううん…私達ってイケない事してるんだね」 紬「ええっ…そうよ憂ちゃん」 憂「うん………ムギちゃん好き」 憂「……………え?今憂ちゃんって…」 紬「気付いてたわよ…」 憂「……ごめんなさいあの、私お姉ちゃんのフリして…本当にごめんなさい」 紬「いいのよ…私憂ちゃんの事が好きになっちゃったし」 憂「ほ、本当?」 紬「えぇ…これからもいい恋人でいましょうね」 憂「…はい」 ―――妥協はしていない憂ちゃんが唯ちゃんに似ているからじゃない。 私はそう言う理由で憂ちゃんと付き合う事にしたんじゃない。 確かに私は憂ちゃんの事が好き…でも何処が好き?と聞かれると私は一瞬言葉に詰まる。 いや…本当は好きじゃ無いのかも知れ無い。 唯ちゃんの事を忘れる為に憂ちゃんと付き合ったんだと思う――― END 戻る
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戦闘バレンタインデー ♂ 嗅覚で見つける 教室 三角関係にもつれこませる ダーリンを 大樹 偽料理教室を開く 保健室だ 石をも包み込むのさパー! 変装でだます H本を奪い取る 秘孔を突く 尻の秘孔をつく! 一段目 竜崎さんの下駄箱 3段目 ♂ 下駄箱 荷物検査 屋上 悪い噂を流す 家庭科室 不良をからかう 紙なんか切り裂くでおじゃるチョキ! 僕を好きにしてくだされ! 交渉する こめかみはヤバイのだ! チョコを滅ぼす 風見さんの下駄箱 6段目 根本さんの下駄箱 キーワード 「チョコレート撲滅」
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第一回戦【学校】SS ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「えっと…紅茶を1600℃にする!?」 「そう、ティーカップに入れた紅茶を1600℃にするの!」 「成程…訳の分からない能力ね」 ザ・キングオブトワイライト第一回戦の二日前 四つ目興信所の所有するパネルバンの中で 山田、兎賀笈澄診、兎賀笈穢璃の三人はパイプ椅子にすわり アウトドア用の折りたたみ机を囲い一回戦の対戦相手の 分析と対策の為の作戦会議を行っており 今は澄診が魔人能力「フォーアイズ アナライズ」によって知った 対戦相手である不動大尊の魔人能力についての説明を行っていた 「しかし…訳の分からない魔人能力ってのは経験則的に…」 「それほど厄介」 「そうそう、そなんだよねー」 山田と澄診は腕を組みうーんと唸り 穢璃は小さくため息をついた 「ま、とりあえず澄診ちゃん、もうちょっと詳しく能力の説明してくれない?」 「おっけー、そんじゃ説明するよ、まず能力範囲は半径100m!」 「結構広いな」 「そして紅茶を1600℃にするっていう部分についてなんだけど まず紅茶はカップに入ってる奴にしか使えない そして紅茶の温度は1600℃よりも高い温度にも低い温度にもできない」 「ねえちょっといい?その能力についてなんだけど…」 説明を続けようとする澄診に対して穢璃が質問する 「紅茶を1600℃にするなんて言うけどそんな事したら 紅茶が蒸発しちゃうんじゃないかしら…」 「そーいえばそーだよね」 穢璃の言葉とそれに追従する山田に対して澄診は わざとらしく目を瞑り僅かに笑みを浮かべながら首を振った そしておもむろにティーポットとティーカップを取り出す 「ところがドッコイ!この能力によって1600℃になった紅茶はカップに入った状態である限り なんとずっと『紅茶である状態』を維持し続けるという特徴があるの! 1600℃だけど液体!1600℃だけど紅茶の香り!1600℃だけど紅茶の味!」 そう言いながら澄診はティーカップに紅茶を注ぎ 穢璃と山田に紅茶の入ったティーカップを渡す 「なるほどなー、ところでカップの方はそんな高温で なんかこう溶けたり割れたりしないの?」 山田は受け取ったティーカップを指でコンッコンッと弾きながら質問をする 「カップの方も能力を使って紅茶が入ってる限りは その紅茶の熱によって割れたり溶けたりとかはしないみたい ついでに言うとカップから紅茶がこぼれたりしても 3秒間の間は紅茶もカップもこの特性を保つようねー」 「つまり相手が紅茶をひっくり返して来たら 液体状のままの1600℃の紅茶が飛んでくるって訳か」 山田はカップを前後左右にくるくると動かしながらカップの中を見つめる 「でもって能力は一度発動させると紅茶がカップの中に入ってない状態になったり 射程範囲の外に出るかしない限り本人の意思とも関係無しに解除されない 逆にカップから出たり射程外にでると解除される訳ね! そして解除されると一瞬で紅茶は能力を使用する前の温度に戻るの」 「ところで気になったんだけど能力を使った紅茶は その温度を周りの空気とかに伝えたりするの?」 紅茶を飲みほした穢璃が質問をする 「えっとその辺は良く分かんないんだけど…つまり能力的に特別に 熱を遮ったりはしない訳だから空気とかにも熱は伝わるはず、多分間違いないね!」 「なるほどね…もしかしたら相手は可燃物の近くに 紅茶のカップを置いて発火トラップとして使うかもしれないわね」 「発火トラップか…ふんふんまあ相手の特殊能力については ひとまずはそんな所で良いかな…」 山田は空のカップを机に置いた ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 第一回戦当日、試合場の学校の五階にて 山田は濃紺の服を身にまといショットガンを構えていた 試合開始と同時に山田は能力によって不動の位置を確認しながら階段を駆け降りる。 四階、三階、二階…そして一階と二階の間の踊り場に来たところで山田は 一度足を止める。不動は先程から玄関で何かをしているようだ。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「んじゃ次は試合会場について見てみるか」 山田はそう言いながら運営から貰った見取り図を机の上に広げる 「大会の運営から貰った見取り図によると校舎の構造はかなり単純だな 五階建ての東西にのびた長方形型で、二階から四階は南側と北側にそれぞれ教室があって、 五階には家庭科室とかそういう特殊な教室が同じように並んでて一階は南側の殆どが玄関 あとは北側に保健室、職員室、用務員室、校長室、応接室が並んでるってところだな 外への普通の出入り口は一階の玄関のみ、階段は東側、西側、そして中央の3つと…」 「そしてこっからがポイントだけど、試合開始地点が 俺は五階西側階段前で相手は一階の東側会談前になっている 俺としては校庭に出て待ちの戦法に出るのが確実なんだろうけど…」 「これじゃ邪魔される可能性高いかもねー」 「まあ待ちの戦法そこまで得意じゃないしこっちは相手の位置が分かるんだ もしかしたらうまい事相手をすり抜けて校庭に出れるかも知れない。 そもそも相手に気付かれずに近づいて一発でお終いにしてやるのもいいしな」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 山田は不動の動きを眺め、こちらを見ていないであろうタイミングを見計らい ゆっくり壁から顔を出す。 不動が下駄箱の陰になりこちらを視認できない状態であることを確認すると 山田は音を立てないように慎重に下駄箱へと近づいて行く (相手に気付かれずにコイツをぶち込んでやれば終りなんだ…やるぞ!) 山田は固唾をのみ込み自分が持つショットガンを見つめた ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「次は武器!」 そう言いながら澄診は木箱の蓋を外す 「メインアームはショットガンが良いと思うの!シャッガーン!!屋内での戦闘がメインで尚且つ 相手はボクシングのフットワークを生かした戦い方をしてくると思うし!」 「ふんふんなるほどね具体的にはどんなシャッガンにすんの?」 「じゃじゃーん!オオツキM14BSG!」 そう言いながら澄診は木箱から一丁の銃を取りだした 「ほっほう、PSP(ぽぽセキュリティサービス)で正式採用されてるブルパップ式のセミオートショットガンだね」 「そう、素早い相手を狙いやすい散弾、しかもセミオートで連射可能だから隙も小さい 加えてブルパップ式で携帯しやすく取り回しが効く!」 「俺はショットガンってもっとこう一発凄いがズドンって感じのが好きなんだけど まあ、今回の相手に対してはこいう奴の方が向いてるか」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ (音を立てるなあ…呼吸もゆっくり慎重に…) ギシッ 「あっ」 山田が不動との間に下駄箱一つを挟んだ位置まで移動したその時 すのこが軋む音が鳴り山田は思わず声を上げてしまった。 その音は山田の足元のすのこの物ではない、不動の足元のすのこが軋む音であった しかし山田は自分が歩を進めた時と同じタイミングで軋む音が鳴り響いた事に よって思わず声を上げてしまったのだ 「おっと!対戦相手の山田さんスか?こんな近くに来ていたとは全く気付きませんしたよ!」 「いやあ、本当はもう少しバレ無いように近づいて一発で勝たせて貰うつもりだったんだけどねー!」 山田はそう言いながらショットガンを下駄箱の向こう側の不動がいる方向に向け 引き金を連続で引く! 『ズガスズガガシャズガスンッ!』 ショットガンの連続発砲音がこだまする! しかし12ゲージバックショットでは下駄箱を貫通するには至らない ただ悪戯に騒音と下駄箱の破片をそこらにまき散らすだけに終わった! (あ、やっぱ流石に無理か、しかし今なんかちょっと変な音したな) 「凄い音ッスね、もしかして銃を持ってるんスか?本気ッスねお兄さん、 まあこうやって下駄箱越しに話するのも何なんで今からそっちに行かせて貰いまスね!」 「そう、俺は銃を持ってる!イイっしょ?あと別に俺としては このまま下駄箱越しに会話を続…うゎチッ!なんだ!?」 突如山田の背後から強烈な熱気が浴びせられる なんと背後の下駄箱がいつの間にか燃えているのだ! そう、この発火現象は不動の能力『ネッツ・エクスパンド』によるものである 不動は事前に複数の下駄箱の中に紅茶入りのティーカップを入れ更にその中に 新聞紙の切れ端を入れる事により能力を発動して直ぐに下駄箱が発火しやすい状況を作りだし、 山田の背後の下駄箱に入った全ての紅茶に対して能力を使う事によって 下駄箱を発火させ炎に包んだのだ! (なんてこった、防火服を着ていなければ火だるまだったね) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「じゃあ次は装備について決めよう!色々良さそうなのを選んだよ! まず相手の能力に対抗する為の耐熱服!じゃじゃーん!!」 嬉しそうに声を張り上げながら澄診は木箱の中から二つの衣服を取りだす。 片方は濃紺の防火服であり、もう片方は銀色の耐熱防護服だ 「こっちの方は所謂消防服みたいな感じの防火服、直接1600℃の 紅茶を浴びたりしたら流石に燃えたり溶けたりするだろうけど ちょっとやそっとの炎くらいじゃ燃えない上に動きやすい素材で出来てるの! 今までも発火能力を持つ賞金首を殺す時に使った事あるよね!」 そう言いながら濃紺の服を前に突き出す 「でもってこっちの方は高温耐熱防護服、溶鉱炉の周りの作業とか高温の蒸気が 噴き出すような場所で着る為の防護服、4000℃までの熱に耐えれるらしいよ ただ、結構重くって動き辛いし視界も若干狭くなってしまうのね、これが といっても淀輝ちゃんなら能力で相手その物は見えるからそこまで視界のハンデはないかもね」 今度は銀色の服を前に突き出す。 「じゃあ、消防服の方にする」 山田は即答した 「やっぱ動きやすい方が好きだし、そっちの物々しい奴は上からモジュラーベストとか 着けれないだろ?何より消防服の方は何度か使った事もあるしね」 「んじゃあ服はこれに決定ね!あ、そうそう服は防火性でもモジュラーベストは いつも通りのを使う訳だから調子こいて弾薬とかに引火とかしないように気を付けてねー」 澄診はそう言いながら二つの服を一度木箱に直し新たな木箱を取りだした ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ (この下駄箱は木製か、なんかクリーム色の塗料がなんか妙に綺麗に 塗られてるからなんかもっと金属かなんかで出来てるのかと思ったよ、くそう) 「しかし防火服を着ていなければ火だる…うぉっ!?」 山田が背後の炎に気を取られているうちに不動は下駄箱を回り込み そのヘビー級の肉体に似つかわしくない華麗で俊敏なステップにより 山田に急接近!山田に対して左ストレートを放つ! 山田は真正面から胸部に拳を受け、後ろへ吹っ飛ぶ! しかし吹っ飛びながらも右手のショットガンを横へと放り モジュラーベストから拳銃を引きぬき構える そして発砲!発砲!そして発砲!! しかし不動の素早いサイドステップにより三発の弾丸は外れ空を切る 山田は受け身を取り体勢を立て直しながら 今度は先ほどよりも正確に狙いを付けて不動めがけて残りの銃弾を放つ! 1発目。 不動の頭を狙った一撃必殺の.50口径マグナム弾! 不動は持ち前の動体視力により銃口の先を読み 姿勢を低くし回避! 2発目! 不動の胴体目がけて銃弾が飛ぶ! 不動はそのまま上体を大きく左に逸らし銃弾を回避! 3発目!! 腹部を狙った銃撃! 不動は身体全体を左に動かし回避! 銃弾は不動が腰に付けていた護身用スタンガンに命中し スタンガンが破損! 4発目、最後の銃弾!!! 再び不動の胴体を狙った銃撃! 不動の左には下駄箱がありこれ以上の移動は不可 そして先程の移動の勢いにより右側への咄嗟の移動は難しい 仮にかわせたとしてもその先には燃え盛る下駄箱があり 勢い余って激突すれば火達磨となる! 万事休すか!? しかし不動は突如左腕を大きく振る! 『カ゛キュゥンッ!!』 「ツッ!」 銃弾は不動の左腕に命中! しかし.50口径弾は不動に強い衝撃を与え 皮膚の表面をえぐったものの、強靭なで豪速な筋肉に 激しくぶつかった事により弾かれてしまった! 「くそっ!」 山田は拳銃を捨てて右に飛び込み前転しつつ 先程放り投げたショットガンを回収し立ち上がり 不動の位置を確認しながら間に下駄箱を挟むように移動する すると山田の背後の下駄箱が発火炎上 そして山田の視界に映る不動の赤いシルエットは 下駄箱を回り込もうとしている (悪いが同じ手は食わないよっと!) 山田はショットガンを構え後ろに下がり距離を取る 不動が下駄箱から顔を出す、そしてその瞬間に引き金を引く! 『ズダズダン!』 乾いた発砲音が鳴り響く! しかし不動は山田の姿を確認すると一瞬で身を引っ込め 散弾は下駄箱や玄関のガラスに当たるだけに終わった (くっ、もう少し早く撃っていれば当てれたのに) そして不動は今度は猛スピードで反対側に回り込もうとする 山田もそれに応じて反対側を向きショットガンを構え距離を取る! そして下駄箱の端にかかったところで山田はショットガンを発砲する! スダズダズダンッ! しかし今度は不動は下駄箱の端まで来たところで ピタリと動きを止め姿を全く現わさなかった (なっ、フェイント!?もしかして相手はさっきの俺の反応の早さで 俺が相手の位置を探知する能力者だって事に気付いたの…かな…? そういえば結構コイツ頭が良いとか状況判断が得意って聞いてたし…) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「それじゃ次は相手のプロフィールとか能力以外の事について 穢璃さん、お願いしても良いですか?」 「わかりました」 穢璃はそう答えると膝上に置いたノートPCを見つめながら 対戦相手のプロフィール等穢璃が調べた情報について話し始めた 「不動大尊、延暦寺高校3年4組、出席番号29番、ボクシング部部長、正義感が強く 成績も優秀で聡明で的確な判断力を持ち合わせ同級生や他の部員達からも慕われ 人望が厚く、ボクシングの腕前もかなりの物で魔人である為、公式の試合には出られないが その実力はヘビー級世界チャンピオンに匹敵する程のものと言われてる それと何故か常に護身用のスタンガンを持ち歩いている。」 「筋肉最高!みたいな外見しながら結構完璧人間みたいな奴なんですね」 「魔人である事もあってか今まであまり大会とかには出る事は少なかったみたい だからあまり大した情報は得られなかったわ、ごめんなさい」 「まあ、魔人の参加できるスポーツ大会って大抵生死をかけた血みどろデスマッチ!! みたいな感じのばっかだからこういう真面目っぽい子はやらないんだろうねー」 「とんでもないですよ穢璃さん!これだけの情報があれば充分ですよ!後は 俺が自分の力でこの情報を名一杯生かして相手を倒して見せます!!」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ (…少なくとも今の銃撃でこちらの大まかな能力がバレたのは確実かな…) 山田はショットガンを構えたまま不動の動きを警戒する。 不動は素早く左右に動くが下駄箱からその身を出さずに山田を揺さぶっている (能力が分かったとしてもこっちがショットガンを持ってる以上 迂闊に攻めてはこれないといった様子だな、しかし熱いな) 山田の背後では今も下駄箱がもうもうと燃えており その火はすのこにも燃え移り、徐々に大きくなり山田の背中を ジリジリと焼いていく (向こうは高温の紅茶を生み出す魔人能力者だし、もしかしたら 高温に対して耐性とか持ってるかもしれない…だったら このまま相手の出方を待つのはジリ貧、こっちから攻めるしかないか…!) 山田はモジュラーベストに吊り下げたスモークグレネードを 二個手に取りピンを抜き左右に投げた (煙幕手榴弾投擲~!) スモークグレネードの煙幕がもうもうと広がり下駄箱の およそ半分を煙に包んでゆく これに対して不動は一目散に煙幕の外に出て比較的煙幕の影響を受けていない 東側の方へと走り、端から二列目の下駄箱に見を隠しながら様子を伺おうとする 相手がこちらの位置を把握する能力を使う以上 下手に煙幕の中に居ると一方的に攻撃を喰らう可能性があるからだ そして不動は様子を伺う為に一度足を止め背中のリュックから 水筒とティーカップを取り出し水筒の中の紅茶をティーカップに注ぐ。 山田が接近してきた場合紅茶に能力を使い1600℃にして浴びせかける為だ しかし突如、轟音が鳴り響き不動の足に激痛が走る! 「ぐぁっっ!?」 一体彼の身に何が起こったか!? なんと、山田のショットガンの弾が彼の足を貫いたのだ! 山田は煙幕の中で不動が後退するのを確認すると素早く ショットガンのマガジンをサボテッドスラグ弾(一粒弾)の入った マガジンに替え、不動に姿を見られないように自分も東側に移動 不動から下駄箱3つ分挟んだ距離まで近づくとそこで 下駄箱越しに不動を狙い銃を連射したのだ 散弾の貫通こそ防げたとしても所詮は木製の下駄箱 サボテッドスラグ弾は下駄箱を破壊しながら貫通 一発目のスラグ弾は2つ下駄箱を貫いた時点で勢いを失ったが 二発目のスラグ弾は一発目が破壊した穴をそのまま通過し 勢いを失わずに不動と山田の間にあった最後の下駄箱を貫通し そのまま不動の足に命中、更に三発目四発目も 殆ど同じコースを飛び不動の足をズタズタにしたのだ! 「最初にテキトーに下駄箱越しに散弾を撃ったのが幸いしたみたいだねえ 君は下駄箱で俺の銃を防ぐ事が出来ると思いこんじゃったんじゃないかな」 下駄箱を間に挟んだ状態で山田は不動に話しかける 「くっ…全くもって恥ずかしい限りッスね…」 両足合わせてスラグ弾を四発も受けた不動は既に立つのがやっとの状態であり 先程手にしていたティーカップも中の紅茶は全て零してしまっている そこに山田が飛び出しショットガンを発射する 『ズガガガンッ!』 発射されたのは今度は散弾! 三発分の散弾が不動の両腕と足を穴だらけにする。 「それじゃこれでお終いにするよ」 そして山田はもはや身動きを全く取れなくなった不動めがけて 飛びかかり彼の首をナイフで切りつける。 山田の胸に背徳感と充実感、そして快感が満ち溢れる 人を殺したという確かな感覚が。 このページのトップに戻る|トップページに戻る