約 4,150,814 件
https://w.atwiki.jp/namagakihotel/pages/65.html
小ネタ/その他 106 :名無し募集中。。。 :2012/07/03(火) 01 39 43.74 0 川* ^_〉^)。oО(3Pって何だろ…3ポイント?先輩って事かな) 川* ^_〉^)<生田さんが4Pなら新垣さんは10P位ですかね? Σ( ;・e・)<な…何を言ってるのだ佐藤 108 :名無し募集中。。。 :2012/07/03(火) 01 49 17.72 0 川* ^_〉^)<あ!たなさたーん!まーちゃんは3PでOKみたいです Σ从;´ ヮ`)<ブフォ =≡≡( ;・e・)ノ<コラー!生田ああああああ =≡≡|||9|*‘_ゝ‘)<追いかけられるのも悪くないっちゃん 111 :名無し募集中。。。 :2012/07/03(火) 02 05 35.21 0 川* ^_〉^)<うーん…くどぅーくどぅー、鞘師さんは4Pってよりも2Pだよね? ハo;´ 。`ル<まーちゃん、ちょっと何言ってるか分からない Σノリ;´ー´リ イヤナヨカン 从*・ 。.・)<まーちゃんは良く分かってるの 122 :名無し募集中。。。 :2012/07/03(火) 02 29 40.64 0 川* ^_〉^)<みっしげさんは…?\…あ、何でもないです(年の事は言わないでおこうっと) 从*・ 。.・)<えっ? ( ;・e・)<さゆすけー、生田のせいで佐藤が変な事言わなかった? 从*;・ 。.・)<何にも言われなかった方が逆に悲しいなんて…… 145 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 05 13 47.72 0 ( ・e・)<慰めてやるからこの胸に飛び込んでおいで! |||9|T_ゝT)<新垣さーん! ( ・e・)<よしよし |||9|*T_ゝT)<うわぁあん悲しいけど嬉しい~ ( ・e・)<ほんとよく泣くねぇ生田は~ |||9|*‘_ゝ‘)<ちっぱいでしたけどおかげで泣き止めました!ちっぱいでしたけど! ( #・e・)<2回もちっぱい言うな! 148 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 06 59 30.61 O ||c|* ・e・)|<生田を独占するのだ ||c| ・e・)|<あべさんも愛ちゃんもまこっちゃんもやすしもみんな独占なのだ 154 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 13 26 08.50 0 从*^ー^)<うへへ ガキさぁ~ん ガキさんに忍び寄るえりりん 155 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 13 47 22.77 0 じりじり… 从*^ー^) ( ・e・) 157 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 15 08 55.28 0 捕まえた♪>从*^ー^)(・e・ )<うおっ!びっくりした~! |||9|*‘_ゝ‘) 158 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 15 09 56.48 0 じりじり… |||9|*‘_ゝ‘) ( ・e・) 159 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 15 11 36.92 0 捕まえ…>|||9|*‘_ゝ‘) 三( ・e・)ささっ |||9|‘_ゝ‘)<えっ 182 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 22 30 50.51 0 |||9|‘_ゝ‘)<新垣さん今日もかわいいですね ( ・e・)<はいはい |||9|‘_ゝ‘)<みのり凄くよかったです ( ・e・)<はいはい |||9|‘_ゝ‘)<結婚してください ( ・e・)<はいはい |||9|^_ゝ^)<ヤター (;・e・)<え!? |||9|‘_ゝ‘)<重大発表します |||9|^_ゝ^)<生田衣梨奈と新垣里紗は結婚することになりましたー 184 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 22 34 21.23 0 (#・e・)<沙! 185 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 22 44 28.11 0 あーん、破局・・・好きな人の漢字間違うなんてありえないの! 186 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 22 45 04.48 0 ||9|;゜_ゝ゜)<あ・・・ |||9|;_ゝ;)<これって婚約取り消しですか? 191 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 23 04 34.25 0 ( ・e・)<何泣いてんの?さっさと教会いくよ |||9|;_ゝ;)<え? ( ・e・)<私たち結婚するんでしょ |||9|^_ゝ^)<はい ( ・e・)<(ったくしょうがない奴なのだ) 196 :名無し募集中。。。:2012/07/03(火) 23 28 29.77 0 |||9|‘_ゝ‘)<黄緑をもらうのにふさわしいアイドルになるまで黄緑は貰えません 事務所<じゃあ黄緑は11期にやるから ||9|;゜_ゝ゜)<え? 199 名無し募集中。。。 :2012/07/03(火) 23 39 26.09 0 生田「はぁー、昨日も新垣さん可愛かったっちゃん」 飯窪「流石新垣さんって感じの舞台でしたねー、まだ余韻が…」 譜久「聖も何回でも見に行きたい」 飯窪「お2人は2回目ですもんね」 鈴木「ええっ!?2人共もう2回目行ってきたの!?」 石田「私達はまだこれからなのに…」 生田「これから行くなら衣梨奈も一緒に行く!」 工藤「いやいやいや、行きすぎですよ生田さん!」 佐藤「まーちゃんも見に行きたいです」 鞘師「○曜日が私のラストチャンス…!」 ↓ 佐藤「んはー!面白かったですね!」 鞘師「そうだねー(新垣さんやっぱり大好きじゃけん)」 工藤「てかなんでまた生田さんも来てるんですか…」 鈴木「あ、えりちゃん、…そういえば今日も新垣さんに手紙渡してた?」 石田「まさか、今迄のも本当にラブレターだったとか」 震えながら小さく頷く生田 田中「えっ」 6人「えっ」 200 :名無し募集中。。。 :2012/07/03(火) 23 56 00.49 0 川* ^_〉^)<生田さんの手紙見せて下さいって言ったら新垣さんが逃げました…なんでだろう? 233 :名無し募集中。。。:2012/07/04(水) 20 02 07.34 0 |||9|‘_ゝ‘)<イケメン衣梨奈の女性関係っちゃ ( ・e・)・・・本妻 ノノ∮‘ _l‘)・・・愛人 ノリ*´ー´リ・・・遊び相手 ノハ*゚ ゥ ゚)・・・居酒屋のママ 234 :名無し募集中。。。:2012/07/04(水) 20 20 17.89 0 (・e・)新垣さんの場合 |||9|‘_ゝ‘)…夫 (●´ー`)…不倫相手 川*’ー’)…元彼1号 从*^ー^)…元彼2号 从*´ ヮ`)…近所の気になってる人 250 :名無し募集中。。。:2012/07/04(水) 23 10 00.88 0 从*・ 。.・)<もしもしりほりほ今度・・・ ノリ;´ー´リ<道重さんと2人でUSTなんてやらないヤシ 从*・ 。.・)<・・・ 299 :名無し募集中。。。:2012/07/05(木) 21 09 46.00 0 |||9|‘_ゝ‘)<こういうのもいいちゃよ ノリ*´ー´リ<えりぽんうまいヤシ ノリ*´ー´リ<えりぽん気持ちいいヤシ ノリ*´ー´リ<えりぽん最高ヤシ ノリ*´ー´リ<えりぽんハァハァ 300 :名無し募集中。。。:2012/07/05(木) 21 20 46.36 0 (#・e・)<さすがに我慢の限界なのだ (#・e・)<何をやっているのだ! 从#・ 。.・)<えりぽん許さないの! |||9|‘_ゝ‘)<マッサージっちゃけど・・・ ノリ*´ー´リ<えりぽんすっごく上手ヤシ 314 :名無し募集中。。。:2012/07/06(金) 01 07 52.13 0 ノリ*´ー´リ(・e・ )<たまには鞘ガキ ノリ*´ー´リ<道重さんの居ない隙に二人きりでご飯食べに行った仲ですからね ( ・e・)<また一緒に行くのだ 320 :名無し募集中。。。:2012/07/06(金) 03 47 20.14 0 |||9|‘_ゝ‘)<女体盛り… 从*・ 。.・)<(ぴこーん!) |||9|‘_ゝ‘)<新垣さーん!いいこと思いついたんですけど! 从*・ 。.・)<りほりほー! 321 :名無し募集中。。。:2012/07/06(金) 04 03 20.30 0 从*・ 。.・)<りほりほー! |||9|‘_ゝ‘)<あ!新垣さんちょっと来てください! ( ・e・)<んー?いいよ~! |||9|‘_ゝ‘)<(よしっ) 从*・ 。.・)<りほりほー!りほりほー! 从*・ 。.・)<………りほりほ~ 从;・ 。.・)<りほりほ… 322 :名無し募集中。。。:2012/07/06(金) 06 14 45.35 0 从;・ 。.・)<2時間も探し回ったのに居なかったの… |||9|-_ゝ-)(-e- )<ZZZ… 从#・ 。.・)<ぐぬぬ 338 :名無し募集中。。。:2012/07/06(金) 21 05 23.65 0 |||9|‘_ゝ‘)<新垣さんを柱に縛り付けて目の前で里保といちゃいちゃしてやるっちゃ ||9|*‘_ゝ‘)<そしたらさすがに新垣さんも・・・ 339 :名無し募集中。。。:2012/07/06(金) 21 32 29.42 0 ( ・e・)<そんな子に育てた覚えはないわ! 340 :名無し募集中。。。:2012/07/06(金) 21 34 22.71 0 |||9|‘_ゝ‘)<そんな新垣さんに育てた覚えもありません! 351 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 00 19 48.05 0 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ガキさんの愛を感じる 349 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 00 13 04.27 0 |||9|^_ゝ^)<にーがきさーんにーがきさーん ( ・e・) …。 |||9|‘_ゝ‘)<もー、つれないっちゃんねー にーがきさんのブログ読も Σ|||9|‘_ゝ‘) ! |||9|*‘_ゝ‘) (・e・* ) 365 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 01 30 13.16 0 ( ・e・)<生田ぁ! |||9|*‘_ゝ‘)<はい!何ですか新垣さん! ( ・e・)<誕生日おめでとうのちゅー! うひゃぁあああ>|||9|*‘_ゝ‘)(-e- )<ちゅー |||9|*‘_ゝ‘)<という夢を見ました (・e・ )<へー 388 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 09 18 17.72 0 |||9|*‘_ゝ‘)<新垣さんぺろぺろ (・e・)<佐藤は生田みたいになっちゃだめだよ 川* ^_〉^)<はーい! |||9|*‘_ゝ‘)<ぺろぺろ 391 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 09 39 51.88 0 ぺろぺろ>|||9|*‘_ゝ‘)( -e-)<… 392 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 10 48 56.84 0 ぺろぺろぺろ>|||9|*‘_ゝ‘)( -e-)<ZZZ… 393 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 11 19 04.95 0 ぺろぺろぺろ>|||9|*‘_ゝ‘)( ・e-)<… 394 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 11 20 49.21 0 ぺろぺろぺろぺろ>|||9|*◎_ゝ◎)(;-e-)<う~ん…zzz 395 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 13 32 52.43 0 从*・ 。.・)<さゆみもぺろぺろしたいの 396 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 14 03 59.35 O ぺろぺろぺろぺろ>|||9|*◎_ゝ◎)(*-e-)<あっあっあ~ん… 398 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 16 24 44.37 0 ぺろぺろっ>|||9|*◎_ゝ◎) 三( ・e・)<助けてカメ! |||9|‘_ゝ‘)<…ぺろぺろ 399 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 17 26 59.62 0 よしよし>从*^ー^)(TeT )<怖かったよー |||9|‘_ゝ‘)<ぺろり 401 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 17 30 18.46 0 ぺろぺろぺろぺろっ>从*^ー^)(TeT )<?! 404 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 17 50 13.49 0 ぺろぺろぺろぺろっ>从*^ー^) 三(;・e・)<助けて愛ちゃん! 从*^ー^)<… 406 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 17 51 13.41 0 ペチャクチャペチャクチャアッヒャー ペチャクチャペチャクチャアッヒャー>川*’∀’) (xex )<… 414 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 19 32 57.94 0 (*・e・)<(今夜はレストランとホテルを予約してるのにどう誘えばいいのだ) |||9|‘_ゝ‘)<(今夜は予定を空けてるのに新垣さんは何をしてるっちゃ) 415 :名無し募集中。。。:2012/07/07(土) 20 08 32.05 0 ノリ*´ー´リ<えりぽん今夜空いてるなら2人でカラオケにいくヤシ |||9| _ゝ )<(いいんですか新垣さんいっちゃいますよ?) 416 :名無し募集中。。。 :2012/07/07(土) 20 54 54.14 0 ∬´▽`)<生田ぁ~!仕事終わったならレストラン行くよ! 今から私の所に来なさい!ってぐらいのノリで良いんじゃないの? ( *・e・)<まこちぃ…それが出来たら苦労しないのだ 418 :名無し募集中。。。 :2012/07/07(土) 21 23 35.71 0 カチャカチャ ∬´▽`)っ¶<そうかそうか(ガキさんヘタレだなー) ( *・e・)<そもそも15歳なったばっかなのに連れまわせないでしょうがー ( ;・e・)<てかさっきからなにやってんのまこちぃ ∬´▽`)<あ、生田ちゃん呼び出しといたから Σ( ;・e・)<ええええぇぇぇえぇ!ちょっ!待って待って待って! ( ;・e・)<嘘だぁ… (´▽`∬<本当よぉ~ ( ;・e・)<幻聴が聞こえてきたのだ ニーガキサーン!!> ∬;´▽`)<早いね・・・・・流石生田ちゃん と言う展開しかこの後浮かばなかった俺はどうしたらいいんだ 427 :名無し募集中。。。 :2012/07/07(土) 22 04 30.06 0 ミ /彡 ..ミ、|ミ //彡 ミ.|.ミ/ ./.| (・e・*) .|//|. [] と ) /. [] し―J ┌─────────────――──── ┤|||9|*‘_ゝ‘) 新垣さんとご飯に行きたいです └───────────────―――― 438 :名無し募集中。。。:2012/07/08(日) 01 01 03.49 0 |||9|-_ゝ-)(-e・ )ちらり |||9|-_ゝ-)(-e・ )<………生田は譲らんよ むにゃむにゃ|||9|-_ゝ-)(-e- )ZZZ… 448 :名無し募集中。。。:2012/07/08(日) 06 11 02.24 0 すぴすぴ|||9|-_ゝ-)(-e・ )<…おはよう すぴすぴ|||9|-_ゝ-)(-e- )<二度寝! 449 :名無し募集中。。。:2012/07/08(日) 07 19 16.09 0 川* ^_〉^)<朝ですよ、起きてくださいよ 450 :名無し募集中。。。:2012/07/08(日) 09 01 10.26 0 すぴすぴ|||9|-_ゝ-)川*- _〉-)(-e- )<ZZZ 452 :名無し募集中。。。:2012/07/08(日) 09 06 57.29 0 ノリ*´ー´リ<… 453 :名無し募集中。。。:2012/07/08(日) 09 14 44.16 0 これでいいヤシ>ノリ*´ー´リ(- _-|9|||川*- _〉-)(-e- )<ZZZ 456 :名無し募集中。。。:2012/07/08(日) 11 48 12.80 0 zzZ.. Σ パチッ ノリ*´ー´リ(- _‘|9|||川*-_〉-)(-e- )<ZZZ Σ ンフフゥ ノリ*´ー´リ(-〈_-川|||9|*^_ゝ^)(-e- )<ZZZ 499 :名無し募集中。。。:2012/07/09(月) 07 36 09.76 0 ( *・e・)<生田にモーニングコールするのだ ( ;・e・)<やすしがでるかも・・・・ ( TeT)<怖くてできないのだ 500 :名無し募集中。。。:2012/07/09(月) 07 57 07.64 0 从 ´ ヮ`)<ガキさんおはようっちゃ 501 :名無し募集中。。。:2012/07/09(月) 09 12 53.22 0 (*・e・)<田中っちおはよう~♪ (・e・)<(もしも鞘師が出たら田中っちと付き合うことにしよう) 502 :名無し募集中。。。:2012/07/09(月) 09 45 53.86 O 電話したらフクちゃんが出てしまい途方に暮れるガキさん 503 :名無し募集中。。。:2012/07/09(月) 09 49 28.83 0 ( ・e・)<田中っち付き合おうか 从*´ ヮ`)<ガキさーん♪ 579 :名無し募集中。。。:2012/07/10(火) 19 01 15.41 0 生田!?どこ!? モゴモゴ、んー!んー! 声がする!この部屋!? バタン! ん~!! 生田!!どうしたの!? ぷはぁっ、にーがきさぁーん!! どうしたの一体!?それにしても手は縛られてないんだから口のテープくらい自分で取れるでしょーが あっ えっ? えっ? 602 :名無し募集中。。。:2012/07/11(水) 02 51 31.71 0 ( ・e・)<ナマタ帰っておいで 603 :名無し募集中。。。:2012/07/11(水) 03 01 09.99 0 |||9|*‘_ゝ‘)<呼んだ? 604 :名無し募集中。。。:2012/07/11(水) 03 13 33.40 0 (*・e・)<勝手に目の届かないところに行くんじゃないのだ 627 :名無し募集中。。。 :2012/07/11(水) 11 52 46.39 0 ⊂ ⊂ヽ、 /)/) ノノハヽヽ ( っ ( ヽ (‘ _‘|9∩ 川川リ,) ( `っ __ノ ノ ルレノノ 川川リ / ̄`⊃ レレ―´ ルレノノ | ⊃ トウッ \ イキマスヨー! / 川川リ ノノハヽヽ ノノハヽヽ Uノノ⊂⊂^ヽ ノノハヽヽ (^ _^|9||| ||b|;・e・) | | ∩_∩ (‘ _‘|b|∩ ⊂⊂ ヽ |つと| |川川リ (ヽノノハヽ ) ヽ ノ ) | | UノノU (‘ _‘|9|ノ ..ノ .) (/( <,;, し ̄J ノヾ ノノ (/^ヽ\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 762 :名無し募集中。。。:2012/07/13(金) 20 51 20.78 0 __[警] ノノハヽo ( ) (・ 。.・*从 ( )Vノ ) | | | | 765 :名無し募集中。。。:2012/07/13(金) 21 19 42.81 O ノリ*●●●リ<いつかやるだろうと思ってました ※プライバシー保護のため顔の一部を隠してあります 766 :名無し募集中。。。 :2012/07/13(金) 21 34 19.83 0 ( ●e●)<あれほど道を誤るなと言い続けたのに ※プライバシー保護のため一部顔を隠してあります 769 :名無し募集中。。。:2012/07/13(金) 21 57 18.21 0 |||9●_ゝ●)<エリはアラガキさんになら逮捕されてもいいっちゃ ※プライバシー保護のため顔の一部を隠してあります 771 :名無し募集中。。。:2012/07/13(金) 22 14 23.20 0 ノハ*●ゥ●)<ピンク空きましたよね? ※プライバシー保護のため顔の一部を隠してあります 792 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 05 01 00.40 0 从*・ 。.・)<りほりほ独占なの 793 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 05 02 52.02 0 |||9|‘_ゝ‘)<そしだばか 794 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 05 08 24.20 0 从#・ 。.・)<あ?やんのかこら?お?お? ノリ*´ー´リ<あーみちしげさぁん 从*・ 。.・)<りほりほ~んどうしたの~ フッ ノリ;´ー´リ<えりぽん守ったヤシ 795 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 05 10 40.62 0 _, ,_ ( #・e・) <先輩に向かってその口の聞き方は何だ つ<;゜_ゝ゜>⊂ <スイマセン 796 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 05 18 27.30 0 ノリ*´ー´リ<おい豆!サイダー買ってこんかい! ( ノリ;´ー´リ<えりぽんを助けるためヤシ) |||9|‘_ゝ‘)<にーがきさーん♪ イチャイチャ ( ・e・)<なーんなーのだー♪ ノリ;´ー´リ<… 797 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 05 25 15.40 O りほりほはこんな時にリーダーの胸に飛び込めばいいなの 815 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 14 44 47.15 0 (・e・ )<豆しば~ (・e・ )<ねぇ知ってる?モーニング娘。の新垣里沙ってほっぺたつねられても痛くないんだよ ♪まーいーにーちーひとーつ~ まーめ知識らんらんらん♪ (*1))<ふふふ 821 :名無し募集中。。。:2012/07/14(土) 16 33 48.40 0 (・e・ )<豆しば~ (・e・ )<ねぇ知ってる?モーニング娘。の生田衣梨奈って9000人の目の前で愛の告白をしたんだよ ♪まーいーにーちーひとーつ~ まーめ知識らんらんらん♪ (*2))<ふふふ 852 :名無し募集中。。。:2012/07/15(日) 15 40 59.93 0 〃ノノノハヽ パコーン (‘ _‘*|9||| んふんふ―――! _, ,_ ((=====)) ( ・e・) __ ((⌒(⌒ ))@)) ⊂彡☆(( /\ ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄\ ))  ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ | | / \ 873 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 02 25 46.86 0 |||9|‘_ゝ‘)<新垣さん深夜になりましたよ ( ・e・)<だから何なのだ? じりじり…|||9|‘_ゝ‘) (・e・;)<!? 876 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 02 42 48.90 0 むふ~ |||9|*´_ゝ`)(・e・;)<は、離すのだ! くんくん|||9|*´_ゝ`)(TeT )<タスケテー 877 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 03 02 02.39 0 ごそごそ |||9|*´_ゝ`)(TeT )<ヒィッ (暗転) 878 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 04 18 20.86 0 ノノ∮‘ _l‘)<じーハァハァ 879 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 05 11 00.54 0 ≡从+` ロ´)<なんしとーとっ?! ノノ*^ー^)<か~めがーたぁ~すけ~にき~まし~たぁ~!ウヘヘw 从*・ ∀.・)<大人しく成敗されるがいいの! 880 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 06 39 08.72 O ここっちゃよね>|||9|*‘_ゝ‘)||c|* -e-)|<あっあんっ…逝、逝きそう 逝って良いっちゃよ>|||9|*‘_ゝ‘)||c|* °e°)|<ああああっ逝くううううっ 881 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 06 40 03.15 0 というナマタの夢 883 :名無し募集中。。。:2012/07/16(月) 09 00 02.40 0 |||9|-_ゝ‘)<夢だったっちゃか ||9|;゜_ゝ゜)<この横にいるのは何っちゃ!? |||9|;_ゝ;)<まさか・・・ |||9|;_ゝ;)(- 。.-*从 963 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 20 07 28.05 0 川* ^_〉^)<そろそろまーちゃんも部屋にお呼ばれしたいですね 964 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 20 13 34.46 0 ( ・e・)<カムオーン! 966 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 21 07 24.66 0 川* ^_〉^)<おじゃまします 从*・ 。.・)<よくきたのなの 川* ^_〉^)<新垣さんんはどこですか? 从*・ 。.・)<ガキさんは急用でこれなくなったの(ジュル) 川* ^_〉^)<はい 从*・ 。.・)<それでさゆみが代わりに相手してあげるの(ジュルジュル) 川* ^_〉^)<ちょっと電話してもいいですか? 从*・ 。.・)<いいけど早く済ませるのなの(ジュルジュルジュル) 川* ^_〉^)<もしもし警察さんですか 从*・ 。.・)<・・・ 973 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 21 43 35.43 0 きちんと躾けはされてるんだけど飼い主ガキさんが好きすぎて 押し倒して顔中ぺろぺろ舐めてるレトリーバー生田 尻尾ぶんぶん振りながら得意げに散歩するレトリーバー生田 お腹をなでられて喜び悶えるレトリーバー生田 悪戯でガキさんの服や下着を引っ張り出して埋もれ至福を感じるレトリーバー生田 ガキさんに怒られてシュンとするも2秒で忘れてじゃれついてくるレトリーバー生田 ああ可愛い 975 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 22 22 07.63 O ( ・e・)<ぽん!おいで! 976 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 22 26 23.05 0 ノノ∮‘ _l‘)<みずぽん参上 |||9|‘_ゝ‘)<えりぽん参上 ノリ*´ー´リ<ぴんぽん参上 977 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 22 26 30.61 0 |||9|*´_ゝ`)<新垣さぁぁあああん!ぺろぺろぺろ 978 :名無し募集中。。。:2012/07/17(火) 22 27 16.62 0 ( ・e・)<よーしよし、ステイ! |||9|*´_ゝ`)<えへへ
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10222.html
りょこうぜんじつ! 唯「遂に明日はラヴい温泉旅行だね!」 梓「はい……」 唯「あり? あずにゃん、あんまし乗り気じゃない?」 梓「その……紬先輩の条件が、引っかかっちゃって」 唯「ああ、写真を撮ってきて、っていうやつだよね。それがどうかしたの?」 梓「…………」 唯先輩、わかってるのかな、わかってないのかな。 別に私は、唯先輩と女の子同士でお付き合いしてるのが周囲に知られるのが嫌なわけじゃないんです。 知られたところで、ちょっとうるさくなるだけで、抱き着いたり抱き着かれたり、それ以上のことをするのも変わらないと思うんです。 でも、例え紬先輩であっても、私達ふたりの関係に割り込まれるのは抵抗があるんです。 唯「写真、嫌なの?」 梓「……はい。風景とか、建物とか、記念写真みたいなのは構わないんですけど……お布団の上とか、そういうのはちょっと」 唯「嫌、なんだね?」 梓「はい」 唯「……うん、わかった。旅行は残念だけど、あずにゃんが嫌なことはしたくないもん」 梓「え……」 唯先輩が携帯を取り出す。 ぴぴ、ぴってダイヤル先を選んで、発信ボタンを押そうとする。 梓「あっ、あの、でも、紬先輩が手配してくれた旅行なんですし、一緒に温泉行けるんですし……」 唯「でも、あずにゃんが嫌がってるんなら、私も嫌だよ。このまま旅行に行くくらいなら、あずにゃんのおうちにお泊まりする方がのんびり出来ていいと思うよ」 梓「ん……」 のんびりっていう話なら、確かに私の家に泊まってくれた方が色々と便利で楽ですけど。 でも、でもですね。 唯「あ、ムギちゃん? 旅行ね、やっぱ止める。写真撮りたくないから」 電話越しに、『え~?』って、ものすごく残念そうな声が聞こえてくる。 唯「うん、記念写真は別にいいんだけど、それ以外はやだよ。え? うん、だって、デジカメでそーゆー写真撮ったら、怖いインターネッツなんでしょ?」 いやあそれは何というか、紬先輩が自信を持って扱うって言ってるんですから、きっとスタンドアロンな感じだと思いますが、でもやっぱり怖いですよね。 唯「ええ? よくわかんないよ、とにかくやだよ、写真が条件なら行きたくな……え? ムギちゃんのデジカメは置いてってもいいの?」 ……え? 唯「代わりにレポート? それ、どういう……旅行の感想? そんなんでいいの? うん、うん……別にいいけど」 ど、どういう話になってるんですかね、唯先輩? 夜のレポートとかだったら、全力でお断りさせてもらいますよ? 唯「ん……うん。じゃあ、予定通り行くね。ありがと、ムギちゃん」 ぴ。 唯「えへへ……何かね、写真はどーでもいいんだって。その代わりに、ツアーに参加した感想をレポートに書いて提出して欲しいって言われちった」 梓「あ、あの……唯先輩? どうして、こんな簡単に……紬先輩が出した条件を引っ繰り返しちゃえたんですか?」 唯「条件って……だって、私達、友達で仲間でしょ? ……あ! 私とあずにゃんはちょおラヴい恋人同士だけど!」 梓「そういう無駄に細かいフォローはいりませんから」 唯「うっ、うん……えっとね、ムギちゃんがね、『重荷になるようなら純粋に旅行を楽しんで来て』って。その後、カメラの代わりにレポートの話になって」 梓「…………」 あの金毛白面九尾ったら……女狐のくせに、小憎らしいことしてくれるじゃないですか。 悩まされただけに、素直に感謝は出来ないけど……ま、まあ? 旅行から帰って、来週顔を合わせたら、頭を下げるくらいはしてあげてもいいですよ。 唯「ね、ねっ、あずにゃん。温泉旅行、やっぱし行くよね?」 ものすごく行きたそうにして、準備だってしっかり済ませてるだろうに、今更そんなことを聞きますか。 私の方の中止に足る懸念材料は、完全に消え去りましたよ。 梓「はい。変な写真撮らなくてよくなりましたから」 唯「……撮っちゃ駄目なの?」 梓「……はい?」 あれ、何ですかその見慣れない最新型デジカメ。 しかも表情をきらきらさせて、早速撮影ポーズになったりして。 唯「あずにゃん! セイ、ウィスキー!」 梓「…………」 ぱしゃ、って。 ……ウィスキー? 唯「あれ……ううん、これはこれで、いつものあずにゃんだけど……にこにこ笑顔が欲しかったよ……」 梓「普通はチーズって言うんじゃないですか?」 唯「憂に、世界共通って聞いたんだよ! 旅行に行くって言ったら、外国の人にも通じるからって教えてくれたんだよ!?」 梓「日本人にはチーズの方がいいと思いますよ」 唯「そう言ったら、あずにゃんもにっこり笑ってくれる?」 梓「……え、ええ」 や、やだなぁ、自分でハードル上げちゃったよ。 タイミング外したらやだし、作り笑いを撮られるのもやだし。 梓「あの、唯先輩っ! 写真は後でいくらでも撮れますから、旅行先でどうするか相談しましょうよ!」 唯「あ、そうだね! 旅館でゆっくりするのもいいし、温泉巡りもいいし……ううん、ムギちゃんのいけずぅ!」 梓「ツアーですから、観光地回りますんで……旅館以外はそんなに自由時間ありませんよ」 唯「……でも、夜はゆっくりあずにゃんといちゃいちゃ出来るんだよね」 梓「え、ええ、そうですけども」 唯「えへー……じゃあ、いいや。このカメラで記念写真撮ってもらおうね! 普通のはムギちゃんにも分けてあげようね!」 梓「は、はい。いちおー、渡す前に画像チェックさせてもらいますけどね」 これだけは譲れない。 唯先輩にならどんな写真を撮られてもいいけど、これだけは! これだけは! 唯「んへー……んじゃ、はい。チーズっ」 梓「チーズっ」 ぱしゃ。 梓「…………」 いえ、今のは何ていうか、つい、反射的に。 唯「わ、かわいー! ほらほら、あずにゃんが笑ってる可愛い写真だよ!」 梓「あは、あははは……よかったですね、滅多に撮れませんよ? そんなの」 もう、いきなり撮るもんだから半分くらい素だったじゃないですか。 見たところ、買ったばっかりでバッテリーもメモリーもたっぷりだし……ん、まぁ、撮られる練習だと思えばいいのかも。 唯「えへへ。後で憂に頼んで印刷してもらって、それと携帯の待ち受けにしてもらおっと」 梓「ちょぉ!? そういう用途だったら、ポーズ決めたり着替えたりしますから!?」 唯「おお……それは、何と素敵な……でもこの写真も可愛いから、これはこれでね!」 梓「嫌ああああああっ!?」 結局、使い方がわからないからって削除とかしてくれなくて。 唯先輩の部屋を後日訪れると、ポスターみたいに大きく引き伸ばされて、唯先輩がベッドに寝た時に真上になる場所に貼られてた。 ……嬉しい、けど恥ずかしい、けど嬉しい、けど恥ずかしい、けど嬉しい、っていうか……まさか、憂が引き伸ばし加工したんじゃないよね? りょこう! 唯「ごっめーん、待った~?」 梓「はい、15分くらい」 唯「やんやん、そこは『ちっとも、今来たところだよ』ってゆってくれないと!」 梓「でも、唯先輩が約束の時間に遅れたのは事実ですから」 唯「んむー。あずにゃんのいけずー」 そんな可愛らしくほっぺ膨らませても駄目ですよ。 電車の時間まで、あと10分しかないんですからね。 梓「唯先輩、朝ご飯は食べてきましたか?」 唯「ううん! 駅弁食べたかったから!」 梓「やっぱり……ええと、横浜しうまい弁当でいいです?」 唯「うん、どこで売ってるのかな、早く買わないとね!」 まだ駅舎に入る前からきょろきょろされても……。 もう、唯先輩は本当に、私が付いていないと駄目なんですから。 梓「切符は指定席ですし、乗り遅れたら大変です。先にホームに入っちゃいましょう」 唯「え~? しうまい弁当は~?」 梓「最悪、車内販売で買えますから。あとホームだと他の駅弁も選べますけど、乗り遅れると思ったら首根っこ掴んで電車に乗りますからね」 唯「ううん、何だか強引な雰囲気のあずにゃんにどっきどきだよ!」 梓「冗談言ってる場合じゃないんですってば! ほら、急ぎますよ!」 しゃない! がたんごとん、がたんごとん……。 唯「しうまい美味しい! 冷たいけど美味しい! 不思議!」 梓「ふう……」 何とか間に合った。 案の定、唯先輩が他の商品に目移りしちゃって、新幹線に駆け込み乗車する羽目になっちゃったけど。 梓「駄目ですよ、もう。これに乗り遅れたらツアーも旅館もキャンセルしなきゃいけないところだったんですから」 唯「まーまー、乗れたんだからよかったじゃない。あ、あずにゃんもしうまい食べる?」 梓「遠慮しときます」 唯「美味しいのになぁ」 ええと、これからの予定は……っと。 しばらく新幹線。 着いたらツアーに参加して、あとは流れに任せるだけ。 ……現地集合・解散のツアー旅行っていうのも何だかなあ。 交通費を削った分だけ、料金を安く見せられるからかな。 唯「ふぃー、ご馳走様でしたっ」 梓「あ、唯先輩。ちょっと動かないでくださいね」 口の横にちょっと汚れが……ふきふき。 梓「はい、もういいですよ」 唯「はわぁ……何か今、恋人ちっくだったね! ねっ!」 梓「子供の面倒を見る母親の気分でしたよ……」 唯「んむー」 少しご機嫌を損ねちゃったみたいで、ほっぺを膨らませる唯先輩。 そんなことすると、ますます子供みたいですよ? 梓「唯先輩。水筒に紅茶入れてきましたけど、飲みます?」 立ち上がって、頭上のバッグの中を探る。 すぐに見付かって、またうとんと自分の席に戻ると。 唯「えい」 ぱしゃ。 梓「…………」 唯「……てへっ」 梓「不意打ちで写真撮るの禁止ですっ」 唯「う、うん」 今、ものすごく無防備な顔してたのに。 後で絶対削除してやるんですからね、もう。 がたんごとん、がたんごとん……。 梓「ふわあぁ……」 しかしながら、この眠気を誘う独特のリズムはどうにかなりませんかね。 ちょっとくらいなら眠ってもいいかなと思うけど、お連れ様が唯先輩だから、一緒に寝こけたら乗り過ごしちゃうし……。 唯「すぴょ~……くぅ~……にゃむ~……」 もう寝てるし! わ、私だって昨夜は楽しみで楽しみでなかなか寝付けなくって、今朝も寝坊したら大変だと思ってやたら早起きしたっていうのにこの人は! 唯「んにゅぅぅ……あずにゃぁん……♪」 梓「…………」 まあ、眠ってしまったものは仕方がないですよね。 私の方は何とか、唯先輩の寝顔を見物させてもらって、眠気を誤魔化すことにしますか。 梓「……えいえい。ほっぺむに~」 唯「んー♪」 あらやだ、可愛い反応。 でもやりすぎると起こしちゃうし、程々に……。 梓「…………」 胸を、ぷにっと突ついてみたり。 唯「にゅ~……んう……ふみゅ、すぴょぴょ……」 何ていうかこれは、ひとりでも結構退屈しなくて済みそうな予感ですよ。 とうちゃく! 唯「ふわああ……よく寝たぁ。これですっきりした気分で観光を楽しめるよ!」 梓「あは、ははは……そおですか、それはよかったです……ね」 元気一杯の唯先輩とは対照的に、私の方は寝不足で足下も覚束ない。 やっぱり、遊んでないで少しくらい仮眠取った方がよかったかもしれない。 梓「あ、集合場所に人が集まってますよ。多分私達と同じツアー参加者じゃないですか」 唯「うん、そうだね。行ってみよ~」 唯先輩と人だかりのとこまで行くと、旗を持ったお姉さんがすぐにこちらに気付いた。 今まで頭数が揃わなかったんだろう、参加者名簿を見せられて、確認が取れると、すぐ近くに停まっていたバスへ乗り込むよう案内された。 『本日は○○旅行社、□□ツアーにご参加いただきありがとうございます。本日ご案内いたしますのは……』 適当な席を確保して、バッグも頭の上の棚に押し込んで、ようやくひと息。 アナウンスはまだ続いてるけど、あれですよね、自己紹介とか回るルートの説明とかですよね。 唯「あずにゃん、窓側と通路側、どっちがいい?」 梓「通路側で。っていうか唯先輩、窓側に座りたくて仕方ないって顔してますし」 唯「うんっ! 実はそうだったんだよ!」 はあ。 そんなの、聞く意味ないじゃないですか。 梓「よっ……と。ほら、唯先輩」 唯「おお?」 梓「肘掛けが動かせるんですよ、この座席。こうすれば……窓の外も、一緒に見られます」 唯「う、うんっ……そう、だね」 梓「でもまだ駅前ですからねー。特に目を引くようなものはないですか」 唯「…………」 梓「……唯先輩?」 唯先輩が不意に押し黙ってしまったので、何事かと思って目をやると。 唯「い、今のアングルで一枚、撮らせてもらってもいーい?」 もう指がシャッターを押す寸前。 アングルっていったって、ごく普通に窓の外を眺めていただけなのに。 梓「……はあ。いいですよ、減るもんじゃないですし」 ぱしゃ。 唯「わーい、ありがと~♪」 何だろう、初めてカメラを手に入れて、目に映るもの全てを撮影してはしゃぐ子供……じゃないよね。 今時デジカメなんて珍しいものじゃないし、携帯にも付いてるんだし。 唯「おお、撮影可能枚数が999枚から減らないよ! すごいねあずにゃん!」 梓「メモリーがやたら多いんですね。正直、それだけ写す前に電池切れになったり旅行が終わったりすると思いますが」 唯「ふっふうん。抜かりないよ、あずにゃん! スペアの電池も充電器もばっちりさー!」 梓「その準備のよさを早起きとか音楽なんかに向けてくれれば……よよよよよ」 唯「あ、ほらほらあずにゃん、もうすぐ最初の目的地のお寺さんだって。カメラ持ってるけど写真撮るの何か怖いねぇ~」 え? 私の相手しながら、バスガイドの人の話もちゃんと聞いてたんですか、唯先輩? なんて思っていたら、ぷしう~っていう大型車がよく鳴らす音と共に、バスが停車した。 『それでは皆様、こちらでの滞在時間は20分程になります。くれぐれも時間までに集合くださいますよう……』 唯「さて、行こうかあずにゃん。真昼の肝試しだよ!」 梓「いっ、いえいえいえいえ! 肝試しなんかじゃありませんから!」 手を引っ張られるようにしてバスを降りて、お寺の門をくぐる。 た、確かこの下の木を踏んじゃいけないんだよね、うんっ。 唯「あれ~? お寺って言ってたのに、全然お墓ないね」 梓「どうして残念そうなんですか」 唯「それは勿論……お墓とあずにゃんのツーショットを撮って、変なのが写ってたら面白いかなって!」 梓「私そんなの絶対に嫌ですよぉ!?」 唯「まあまあ。旅の記念に、ね?」 そんなホラーな記念はこの先の人生においても絶対にお断りです。 も、もう、唯先輩ってば、私を怖がらせようとして……っていうか、唯先輩は平気なのかな、こういうの。 唯「んう?」 梓「あのっ……は、はぐれたら困りますから、ここ掴んでていいですか?」 唯「……手、繋ごっか。はい」 梓「でも、デジカメ……」 唯「写真は片手でも写せるよ、何たって手ブレ補正付きだし! でも、あずにゃんが怯えてるっぽいのは、放っとけないもん」 梓「ん……じゃ、じゃあ、手、お願いします……」 12
https://w.atwiki.jp/pso2himek/pages/40.html
なんでこうまで日本語不自由なんだ ニコラスとかいう奴が配信してたら人が居なくなる理由は不明。PSO2やるような奴なんかみんな写りたがりなんだからその場にわんさか来てごった返すだろ 筆者はDQXプレイヤーだから疑問にも思わなかったが、PSO2は鯖移動は課金が必要らしいですね。 ニコラスが配信し始めたからみんなお金払って鯖缶テレポしたのかな?(ヒメキ並みの知能) Q.新規さんはShip9に多いという事ですか…??? A.いやそうじゃなくて抽選で9配信になったんですよ。 会話しろ。 どうしてここまで相手の言ってる言葉がわからないのかが謎。普段人と会話しないのか? あっ……(あり得ない勤務形態のおちごと・緊急やってからおちごと・このクズからは考えられないほど出ない仕事の愚痴etc…)無職引きこもり…… えっと…今放送してるのは知ってるんですけど… かわいい。 ウキウキでPSO2の現状ツイートしたらガイジに絡まれて縮こまっちゃった報告者さんまじかわいいですね。 あたちつよーい!かわいー!してるヒメキさんは全くかわいくないのなんなんでしょうね。それどころか日本語があまりにも下手すぎて恐怖すら覚える。 まあでも日本語を常用しない国の人かもしれないから ヒメキさんがいくらバカで無能で低知能で人の気持ちを思いやれない慮らない救いようのないクズで自己愛だけは一丁前のアスペ野郎だったとしても、流石に日本生まれ日本育ちで日本語ができないってことはないだろう。 ここで少しヒメキさんの設定(笑)を見てみましょう。 貴族の礼儀・嗜み等も身につけているので場に応じた対応もできる。 天真爛漫で好奇心旺盛、もともとトレジャーハンターをしていたのでさまざまな惑星に行くのが楽しみ。 …… なんかこの文章にもツッコミどころが複数ある気がしないでもないけど、今回はそこは論点じゃないのでハイ次のスライド これらを無理矢理曲解すれば、「世界公用語くらいは使える」という事にならないだろうか?公用語を使えないとお話にならない、の方が正しいか? 納得出来なくても出来るように心ん中でこじつけるんだよごりかいいただきたい なるほど、世界公用語に慣れすぎてて日本語が不自由なのかもしれませんね! ハイ次のスライド やっぱバカなだけだわ!
https://w.atwiki.jp/godeater2/pages/758.html
修正された不具合 ◆Ver.1.40で修正された不具合◆ :2014.5.26 update誤字脱字・表記ゆれなど 操作関連の不具合 ◆Ver.1.30で修正された不具合◆ :2014.2.14 updateキャラエピソードがリストから消失[ver.1.30] アイテム・装備関連の不具合[ver.1.30] BGM・SE・ボイス関連の不具合[ver.1.30] NPC・アバター関連の不具合 ◆Ver.1.20で修正された不具合◆ :2014.1.21 update誤字脱字・表記ゆれなど[ver.1.20] 操作関連の不具合[ver.1.20] BGM・SE・ボイス関連の不具合[ver.1.20] 表示関連の不具合[ver.1.20] ミッション関連の不具合[ver.1.20] アイテム・装備関連の不具合[ver.1.20] ◆Ver.1.10で修正された不具合◆ :2013.12.18 update超密度感応波受容体が合成リストに表示されない[ver.1.10] キャラクターエピソード中のミッション受注確認画面でスタートを押すとエラー[ver.1.10] 見えないエミールに話しかけるとフリーズ[ver.1.10] エリナのキャラクターエピソード4でエラー[ver.1.10] 誤字脱字・表記ゆれなど[ver.1.10] 操作関連の不具合[ver.1.10] 表示関連の不具合[ver.1.10] アイテム・装備関連の不具合[ver.1.10] バレット関連の不具合[ver.1.10] ◆Ver.1.01で修正された不具合◆ :2013.11.14(発売日) updateショットガンのバレット編集でフリーズ[ver.1.01] 自分のキャラが他人のアバターと同じになる[ver.1.01] カノンが剣形態になる[ver.1.01] ◆現時点で修正が確認された不具合◆ (ver.不明)左スティックを前に倒して移動すると移動速度が落ちる(左スティック上方向が利きづらくなる) 誤字脱字・表記ゆれなど[ver.不明] 操作関連の不具合[ver.不明] BGM・SE・ボイス関連の不具合[ver.不明] 表示関連の不具合[ver.不明] ミッション関連の不具合[ver.不明] バレット関連の不具合[ver.不明] その他の不具合[ver.不明] メモ ◆Ver.1.40で修正された不具合◆ :2014.5.26 update 誤字脱字・表記ゆれなど 【Vita版 Ver.1.30】ブラストの回復LL大型爆発の消費OPは実際は180だが、エディット時(弾種選択時)の表示は200になっている 操作関連の不具合 【PSP/Vita版 Ver.1.20】インパルスエッジは剣の切断攻撃力のみを各IEのブラッドアーツに対応した攻撃属性に変換する仕様なので、破砕攻撃力しかない墓石之剣でIEを使うとIEの種類に関係なく100%剣破砕属性になる ◆Ver.1.30で修正された不具合◆ :2014.2.14 update キャラエピソードがリストから消失[ver.1.30] 【PSP/Vita版 Ver.1.20】 特定のキャラクターの特定のエピソード番号にて、アーカイブのキャラクターエピソードのリストから当該キャラクターの項目が消滅するケースがある。 当該キャラクターがアナグラ内に居れば△ボタンでエピソードを進めることは出来るが、コールが出来ないので、居ない場合はストーリーを進める必要がある。 症状が発生してもエピソードを進めればリストに復活する。また、エピソードをコンプリートしていれば少なくとも当該キャラにおいてはこの現象は発生しない模様。 現在、STORY22でのエリナEpisode2、およびSTORY22でのコウタEpisode3の組み合わせでこのバグが発生することが報告されている。 アイテム・装備関連の不具合[ver.1.30] 【PSP/Vita版 Ver.1.20】予約特典DLC『フェンリル初代制服』で追加されるF制式上衣は上下セット衣装のアイコンをしているが、実際は通常のトップス 【Vita版 Ver.1.20】リンクサポート『怯み↑被ダメ↓0~5』の数字間の文字が全角文字ではなく半角文字のチルダになっており、縦位置が上の方に表示される 【Vita版 Ver.1.20】ショートブレード『ブルートハウル』系の外見が全て、最終段階の蝕刀ブルートハウルに近いものに変更されている BGM・SE・ボイス関連の不具合[ver.1.30] 【PSP/Vita版 Ver.1.20】高難度4『ゴールドラッシュ』をクリアすると、オペレーターのクリア時の台詞は通常時の物だが待機中の台詞は苦戦時の物になる NPC・アバター関連の不具合 【PSP/Vita版 Ver.1.20】ストーリー86時点で、ソーマがキャラエピの項目では「すでに支部内にいます」となっているにも関わらずどこにもいない。フライアも含めくまなく探したが、進入可能なエリアにはいなかった。そのため、ストーリーが86である間はソーマのキャラエピを進められない。ひとつストーリーを進めればソーマはエントランスにいるので、事態は解消される→ストーリー86時点で、ソーマが研究室内に配置されるように修正された ◆Ver.1.20で修正された不具合◆ :2014.1.21 update 誤字脱字・表記ゆれなど[ver.1.20] 【Vita版 Ver.1.10】難易度4「消化試合」のミッション説明に誤字。「局地適応型」→「極地適応型」 【PSP/Vita版 Ver.1.10】難易度5「朧月の咆哮」のミッション説明に誤字。「局地」→「極地」 【PSP/Vita版 Ver.1.10】難易度6「三重奏」ミッション説明で中型のグボロ、シユウ、ハガンコンゴウを「大型」と書いてある 【PSP/Vita版 Ver.1.10】難易度6「バベルの人形」ミッション説明2行目に衍字。「~同地域には"と"ヴァジュラの~」 【PSP/Vita版 Ver.1.10】難易度7「ガウガメラ」ミッション説明に誤字。「願いに"答えて"やれ」→「願いに"応えて"やれ」 【Vita版 Ver.1.10】通常7「ディープ・レッド」の説明文の5行目に「氷属性"を"武器と銃弾が~」とあるが「氷属性"の"」の間違いか 【PSP/Vita版 Ver.1.10】難易度8「死麗蝶」のミッション説明に誤字。「驚異の殲滅」→「脅威の殲滅」 【Vita版 Ver.1.10】高難度8「ファントム・イーター」のミッション説明に誤字。「天敵"との"言える強敵」→「天敵"とも"言える強敵」 【Vita版 Ver.1.10】難易度9「魔照の日輪」ミッション説明に誤字「内部"の"に大きな被害が~」 【PSP/Vita版 Ver.1.10】難易度9「スカーレット・リバー」の説明が意味不明。おそらく文章が途中で途切れている 【Vita版 Ver.1.10】「闇神ノ水晶」の説明文に誤字。「考えらる結晶体」→「考えられる結晶体」 【Vita版 Ver.1.10】「堕天神爪」の説明に誤字。「鋭利で発"行"する」→「鋭利で発"光"する」 【Vita版 Ver.1.10】スピア「神蝕槍 オキツ」の説明文に誤字。「神蝕"剣"」→「神蝕"槍"」 【Vita版 Ver.1.10】ショットガン「EZ-1キロトン」のHELPに誤字「敵を狙い打つ」→「敵を狙い撃つ」 【PSP/Vita版 Ver.1.10】バックラー「インキタトゥス」の説明文に誤字。「持つ"物"に」→「持つ"者"に」 【Vita版 Ver.1.10】強化パーツ「捕喰強化B」のHELPに誤字。「体力"を"吸収を可能に」→「体力"の"吸収を可能に」 【Vita版 Ver.1.10】データベース「ユノ:3」の項目に誤字。「機会を伺う」→「機会を窺う」 操作関連の不具合[ver.1.20] 【PSP/Vita版 Ver.1.10】剣から銃に変形時にカメラが明後日の方向へ向く。変形時にエイムモードに「する」にしてるとならない変形時にエイムモードもしくはロックオン状態だと、変形完了時に記憶されていたモード移行前の視点へキャラクターの向きだけが戻るために発生するカメラリセットはエイムモードにしたときのものなので、設定しても意味は無い 【PSP/Vita版】1.10で不完全だった「エイムモード中、アイテムメニュー表示中にLボタンを押すとエイムが解除されてしまう」現象を完全に修正 BGM・SE・ボイス関連の不具合[ver.1.20] 【PSP/Vita版 Ver.1.10】アーカイブでのキュウビとマガツキュウビの曲名が逆になっている。ミッション「白面金狐」と「原初の荒神」での標準設定の曲から判断 【PSP/Vita版 Ver.1.10】アーカイブでの神機兵と暴走神機兵の曲名が逆になっている。ミッション「コンクリート・イグルー」と「リヴォルト」での標準設定の曲から判断 表示関連の不具合[ver.1.20] 【Vita版 Ver.1.10】アップデートで追加された女性用アクセサリーのストライプのリボンがヘアスタイル8のみ全て赤白のリボンになっている(No.58~61) 【Vita版 Ver.1.10】クラシックコウタとクラシックカノンの瞳の色が逆。それぞれクラシックコウタが青緑系、クラシックカノンは茶系の瞳になっている。正しくはコウタは茶系で、カノンは青緑系の瞳。(GEBのイラストより)→衣装にかかわらず、コウタは茶系の瞳、カノンは青緑系の瞳で統一された。 ミッション関連の不具合[ver.1.20] 【PSP/Vita版 Ver.1.10】高難度4「ゴールドラッシュ」はNPCを同行するとSSSが取れない可能性がある。同行者1人、捕喰30回、5分間捕喰のみで討伐したがSS止まりだった、とのこと 【PSP/Vita版 Ver.1.10】ミッション受付では前回受けた難易度は記憶されているが、ミッション自体は記憶されてない(カーソルが合わない)。ところが1つ下の難易度を選ぶとミッションの位置が記憶されている例:通常任務の難易度8「ムーン・ソング」(上から10番目)に出撃、帰還→ミッション選択で通常任務の難易度7を選択→カーソルが上から10番目の位置にある→難易度とミッションの位置の両方が記憶されるように修正され、同じミッションを再度受諾するのが楽になった 【PSP/Vita版 Ver.1.10】通常7「グレイブヤード」の説明で教会横の広場の地下に小型アラガミとあるが、実際の出現エリアは屋外のほぼ全域→教会横ではない場所(M地点など)では出現しないことを確認 アイテム・装備関連の不具合[ver.1.20] 【Vita版 Ver.1.10】バーストスキルによる被ダメージ増加と減少の効果が逆転している 【PSP/Vita版 Ver.1.10】複合コアを合成時、所持から投入されていくのに実際に作ると倉庫の素材が使われる ◆Ver.1.10で修正された不具合◆ :2013.12.18 update 超密度感応波受容体が合成リストに表示されない[ver.1.10] ギルバートのエピソードをクリアして、「超密度感応波受容体が作成可能になりました」と表示されても合成リストに表示されないことがある。 実は超密度感応波受容体の作成条件は 「STORY進行80以降で超密度複合コアを入手済みであること」で、ギルバートのエピソードをクリアせずとも作成可能。 この件については該当エピソードが作成可能になるより前に発生するのが原因。 これに限らず、感応波受容体系の作成条件は「ギルバートのエピソード進行」は関係なく、「キー素材」と「ストーリー進行度」だけである。 エピソードの内容とクリア時のメッセージからすると、作成条件の設定ミスである可能性が高い。 Ver.1.10で感応波受容体系の作成条件が「ギルバートのエピソード進行」に変更されたもよう。 キャラクターエピソード中のミッション受注確認画面でスタートを押すとエラー[ver.1.10] 【PSP/Vita版】キャラクターエピソードなどで会話状態のままミッション受注確認画面が出てる時にスタートを押すとエラー落ちする。 (エラーコードC2-12828-1) 見えないエミールに話しかけるとフリーズ[ver.1.10] 【PSP/Vita版】キャラクターエピソードが解放された直後、エミールをコールで呼び出す。 スルーしてシエルのエピソードを進め、ミッションから戻るとエミールは消えている。 ところが彼がいた場所に近づくと「エピソードを進める」というコマンドが右下に見える。 これを押すとフリーズしてしまう。 エリナのキャラクターエピソード4でエラー[ver.1.10] 【PSP/Vita版】エリナのキャラクターエピソード4で「ハント・ザ・ハンター」を受注した後にエリナやヒバリに話しかけ、ミッションキャンセル画面を開こうとするとエラー発生。 また、ミッションを受けた後もう一度「エピソードを進める」を選択してもエラーが発生。 ミッションを受けた後、△ボタンで誰かに話しかけると強制終了との報告もある。 誤字脱字・表記ゆれなど[ver.1.10] 【PSP/Vita版】ミッションのメンバー選択の際にアバターが"avater"となっているが、正確には"avatar" 【Vita版】コウタのキャラクターエピソード1で誤字「食べさ"れ"られて」 【機種不明】フランが極東支部配属になった時のシエルの台詞に誤字。人事移動→人事異動 【機種不明】通常任務5「コーナーバック」のミッション説明に誤字。「生態反応」→「生体反応」 【機種不明】難易度5「綿津見の霹靂」でミッション説明に誤字。「いづれ」→「いずれ」 【Vita版 Ver.1.01】難易度6「コンクリート・イグルー」のミッション説明に誤字。「異常自体」→「異常事態」 【Vita版】難易度6クリア後、庭園のフライア職員が「職人全員で~」と言うが、おそらく「職員全員」の間違い 【PSP/Vita版】高難度7「アケローンの岸」のミッション説明で低温性クアドリガが出現すると表記しつつ、クアドリガ基本種の弱点について述べている。実際に出現するのは堕天 【Vita版】ストーリーで初めてウロヴォロス堕天がでたとき、ヒバリの台詞に誤字。「ウロ"ボ"ロス」 【PSP/Vita版】STORY83(難易度9「魔氷騎行」クリア直後)のアナグラ内でシエルとの会話にて衍字(誤字?) 「素晴らしい部隊だと思います"も"」 【機種不明】「怯み↑20% 0~2」の説明に「10分間有効」とある 【Vita版】データベース-その他-アラガミ 「2060年代に突如として~」とあるが"2050年代"の間違い 【PSP/Vita版】データベース、ヨシノの項目で2がでる前に[2に続く]と書いてある 操作関連の不具合[ver.1.10] 【PSP/Vita版】「エイムモード中、アイテムメニュー表示中にLボタンを押すとエイムが解除されてしまう」が完全に修正されていないLボタン長押し(リストをスクロール)なら解除されず、軽くLボタンを押すと(隣のアイテムを選択)解除されてしまう 表示関連の不具合[ver.1.10] 【Vita版】STORY54にてサツキの位置と話しかけられる位置がずれている アイテム・装備関連の不具合[ver.1.10] 【Vita版】衣装のタレット系(女性)がトップスとボトムスを同じ名前で揃えようとすると色が揃わない。おそらくボトムスの名称・説明文がずれているずれていたのはトップスの方だったようで、トップスの名称が入れ替わった 【Vita版】極密度複合コアの合成においてサリエル系で魔女系素材のみ合成素材一覧にでてこない バレット関連の不具合[ver.1.10] 【PSP/Vita版】アサルトの初弾に連鎖複製チップをつけると、子接続していない2つ目以降のモジュールにも連鎖複製の効果が適用され、OPコストを上げずに強力な連鎖弾が作成できる ◆Ver.1.01で修正された不具合◆ :2013.11.14(発売日) update ショットガンのバレット編集でフリーズ[ver.1.01] 【PSP/Vita版】ショットガンのバレット作成で4つ目か5つ目に多段ヒットの変異チップをセットするとフリーズする。 多段ヒットを設定するとモジュール限界が最大5から最大3までに制限されるのが原因だと思われる。 初期アップデートVer.1.01にてモジュール4と5に多段ヒットをセットできなくされている。 ※PSP版ではVer.1.01でもモジュール4以降に多段ヒットをセットできるとの報告もある。 自分のキャラが他人のアバターと同じになる[ver.1.01] 他人のアバターカードを見ていると、自分のキャラの外見や声がそのアバターに変わってしまい、元に戻らなくなってしまうことがある。 アバターカードのバレットを複製したときに発生したとの報告もある。 セーブせずに一度再起動すればもとに戻るが、セーブしてしまった場合の対処方法は現状存在しないので、対応を検討中とのこと。 後日発表された12月予定のVer.1.1アップデート内容はこの対応と思われる。 初期アップデートVer.1.01にて現象が発生しないように修正済み。 ※修正が完全ではないのか、PSP版Ver.1.01でも発生報告あり。 カノンが剣形態になる[ver.1.01] 【PSP/Vita版】カノンがオラクルリザーブを習得後、オプションでオラクルリザーブ直後を「剣形態に変形」にすると、カノンがオラクルリザーブをした際に剣形態になる。 扱いとしてはショートブレード。攻撃・捕喰・ガードはするが、火力は皆無。ブラストに戻ることもない。 この不具合はVer.1.01で修正済みの可能性が高い。 なおマルチプレイの場合は、アップデート未適用者が1人でもいるとこの現象が発生することがある模様。 ◆現時点で修正が確認された不具合◆ (ver.不明) 左スティックを前に倒して移動すると移動速度が落ちる(左スティック上方向が利きづらくなる) Vita本体のシステムアップデートによって改善された模様。 【Vita版 Ver.1.30】 《!頻発中!》 左スティックで前(画面奥)に進むアクションのみ移動が遅くなる。正確にはスティックの上方向を最大まで入力しても微入力にしかならなくなる。 Rボタン長押しでのダッシュも含む。アナグラ内での移動も画面奥に向かっての移動が遅い。 バレットエディットでは角度が上に上がらなくなる。 他のゲームやミッションではスティックは普通に効いているという報告が多い一方、他のゲームでも発生したという報告やフェンリルエディションではHOME画面でも同様にスティック上方向が利かないという報告もある。 上記の通りキャラクター自体は低速ながら動かせるので、バレットエディットやHOME画面、他のゲームやアプリなど一定まで入力しなければ反映されない動作を行わないと症状に気が付きにくい。 このバグについてはGE2の不具合なのか、それともVita本体に由来するものなのかが、現段階で判別がつかない状況。 主に新型Vitaでの報告が多い。 本体の電源を落とすと一時的に直るようだが気休め程度。 前に倒すときに上から力を入れて倒さず、真横から倒す様にすると回避できるという報告や、左スティックで移動しながらミッションに出撃すると高確率で発生したという報告も。 難易度4に突入したあたりからパッタリと起きなくなった人もいれば、難易度4以上でも変わらず発生するという人もいる。 公式サポートサイトには「スティックを円を描くように回すと、デュアルアナログスティックがリセットされ最適な状態に調整されます」と記載されているので、こちらを試してみてはどうだろうか。 ※ただしそれでも治らないという報告も多数有。その場合は本体の販売を行うソニーのカスタマーセンターに問い合わせてみるしかない。だが、症状を伝えてクリニックに出しても不具合が確認できないため返却されたという報告がかなりある。 富澤PのTwitterによると、開発側で調査中とのこと。 誤字脱字・表記ゆれなど[ver.不明] 【PSP版】STORY32を過ぎたあたりからリンクサポート選択画面でナナとギルバートの効果が逆になっている 【PSP/Vita版】STORY40で、アリサをキャラクターエピソード2で呼び出して話しかけると、「「御用の方は研究室まで」・・・と書いてある」と表示される。 【Vita版】ロミオ脱走中、アナグラのリッカのセリフで「ロミオさん」と呼んでいる部分がある(普段はロミオ君) 【Vita版】ジュリウス脱退直後、フライアのナナのセリフで「ロミオ」と呼びすてにしている部分がある(普段はロミオ先輩) 【Vita版】「朧月の咆哮」直前、サカキの台詞に脱字「きっとアラガミに囲まれてしまって("いた")だろう、それに……」 【PSP/Vita版】STORY59、レア博士の昔話直後のシエルの台詞にて、『マーガナルム計画』なる誤字 【Vita版 Ver.1.01】「全てをひとつに」直前のヒバリ、直後のサカキのセリフに誤字。「終末捕食」→「終末捕喰」。他にもあるかも 【PSP版】ロング「クラウソラス」の説明文に誤字。「何物も」→「何者も」 操作関連の不具合[ver.不明] 【機種不明】ガードからの銃特殊行動が近接攻撃扱いになっている。この動作で破壊の一撃が消える、全力攻撃があるとスタミナを消費するので確認 【機種不明】破壊の一撃は効果発動中にガードやCCのチャージでも効果が消える 【Vita版 Ver.1.01】破壊の一撃は、銃でOP不足の状態で撃とうとしても消える模様 BGM・SE・ボイス関連の不具合[ver.不明] 【Vita版 Ver.1.01】進行度12にてフリーミッション時、ミッション終了後セリフと帰投時セリフを言わない。進行度13に進めたところ現象は解消したため、仕様の可能性有? 表示関連の不具合[ver.不明] 【Vita版】ミッション終了やイベント終了後の暗転中、移動ができる。拠点で確認(足音で確認できる)。その状態でNPCやターミナルを選択すると、装備変更やアイテムの出し入れなどの項目を選ぶたびにアナグラの画面が一瞬表示されるようになる 【Vita版】ナナのハンマーが主人公のものと若干違い、側面の突起がPSP同様にテクスチャのみで表現されたものになっている 【PSP/Vita版】エミール登場シーンの「その心意気、分かるよ…」の台詞で放置するとエミールの動きだけループする ミッション関連の不具合[ver.不明] 【PSP/Vita版 Ver.1.01】マガツキュウビと戦闘中、HP最大値を1にされた状態で体力増強剤やファイトドリンクを使用すると、HP0・未発見状態で動ける。攻撃等も行えるが、ジャンプして着地した瞬間に戦闘不能になる。HPが変動する行動を行うと正常に戻る。再現性は100%HP最大値を1にされた状態で再度殺生石の効果を受けてもHP0になるとの報告あり 【機種不明】リンクサポート「破壊の一撃 2~5」は、同じ時間に結合崩壊時活性化阻止を設定すると5秒で効果がなくなる 【PSP版】シエルのエピソード2「アウトサイダー」はシエルから貰ったバレットで挑まないとミッションをクリアしても進行しない バレット関連の不具合[ver.不明] 【PSP/Vita版】シエルから試作バレットを受け取り、出撃後リタイアするともう一回バレットが貰える。そのバレットを消そうとすると前に貰ったバレットも消えてしまう。引き継ぎプレイで1周目に貰っていた場合でも同様削除した直後にエラー(コードC2-12828-1)を出して強制終了したという報告もある その他の不具合[ver.不明] 【Vita版 Ver.1.01】既存のデータの上に新しいデータを作るとブラッドアーツの成長が引き継がれる。GEBからの引き継ぎの有無は関係なし(旧体験版からの引き継ぎがあった場合はどちらになるのか不明)、ブラッドバレットは初期状態に戻る。 【PSP版】レア博士の事情聴取(一回目?)前後のアナグラで、ユノ、サツキともにエントランスにいるにも関わらずユノの部屋に入れる(他のときは「外出中」と出て入れない) メモ ここは質問・交流用コメント欄ではありません。編集関連の話題や情報提供以外は禁止します。 情報提供される場合、必ずVita版かPSP版かとゲームのバージョン(Ver.1.01等)を明記してください。また、報告が多くなってきた場合、コメント欄を整理する可能性があります。ご了承ください。 Vita版アプデ1.20適用後だが、アラバレ取得時の名称変更の2つ目のほうの症状は治ってない - 名無しさん 2014-02-10 18 17 46 左スティックを上側にたおしたとき動作がおそく時々操作がきかなくなる - アラタ 2014-02-13 20 31 16 Vita,Ver1.30だけどアラガミバレットを取得すると名称のみ変わるの2つ目は治ってないと思う - 名無しさん 2014-02-25 16 20 40 デコイに向かう回復弾、修正されたみたいです。 - 名無しさん 2014-06-02 01 31 07 ハルのキャラエピでフライアに呼び出して前半を終えて中盤へ進もうとすると、ハルの姿はないのに話しかけれる。でもフリーズする - PSPVer.1.40へアプデ済み 2014-09-12 00 19 44 名前 上にもありますが、この欄には編集関連の話題や情報提供のみコメントしてください。雑談は左メニューの外部リンクにあるフォーラムでされるといいでしょう。 情報提供される場合、必ずVita版かPSP版かとゲームのバージョンを明記してください。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18254.html
◎ 浴槽にお湯を張って、私は一人で風呂に浸かる。 日本の風呂と違って比較的浅い浴槽だから、お湯を張るのは五右衛門風呂より簡単だった。 いや、お湯を張る……ってのは、ちょっと違うか。 ムギが見つけてくれたバッテリーに、 片っ端から電気ポットをタコ足配線で繋いで、沸いたお湯を浴槽に入れてるだけだからな。 ちなみに使ってる水は、コンビニとかで見つけたミネラルウォーターだ。 贅沢な気はするけど、水道は使えないし、流石に近所の川から水を汲んでくるわけにもいかない。 とは言え、正直、風呂一つにかなり手間が掛かってる気がしないでもない。 でも、今はそれがありがたかった。 実は今日は梓が風呂当番だったけど、無理を言って代わってもらった。 梓は不審そうな表情を浮かべていた。 だけど、それは「私が一番風呂に入りたいから」って言って、どうにか誤魔化した。 落ち着く時間が欲しかった。 面倒な作業を行いながら、自分の考えをまとめたかったんだ。 まとめなきゃ、唯とムギの前で落ち着いた姿を見せられないからだ。 湯船に浸かりながら、唯の姿を思い出す。 憂ちゃんみたいなポニーテール、和みたいな眼鏡……。 正直言って、唯が何を考えてるのかは理解し切れてない。 唯は単純に今この場所に居ない二人の真似をしたかっただけかもしれない。 ちょっと思いついて、やってみただけなのかもしれない。 でも、その心の奥底に寂しさがあるのだけは間違いないはずだった。 どんな理由があるにしても、唯は自分の中の寂しさと戦うためにそんな恰好をしてたんだ。 過去と立ち向かうために、きっと……。 羨ましかった。 羨ましくて、怖い。 私は未来に進むために過去を見ないようにした。 未来に突き進まなきゃ、恐怖でどうにかなっちゃいそうだった。 だから、私は残された皆と一緒に、この世界で生きてく事を重視しようって思ったんだ。 失った物にいつまでも目を向けていられるほど、私は強い精神を持ててない。 胸の痛みと戦いながら、失くした物を捜し続ける勇気なんて持てない。 これ以上失いたくないから、私は失くした物より残された物を護りたいんだ。 本音を言うと、過去に目を向けられる唯達を羨ましく思う気持ちはある。 私だってそうしたかった。 出来る事なら。 だけど、それはしちゃいけない事だったんだ。 絶対に、しちゃいけない。私だけは、それを選んじゃいけない。 過去に目を向ける事は立派だけど、過去ばかり見てちゃ絶対に前には進めない。 残された五人の中のリーダー的な存在の私だけは、それをやっちゃいけないって思うんだ。 残された皆を、何が何でも護るためには。 それにこれは私だけの決意じゃなくて……。 「失礼します」 不意にバスルームの扉が開いたかと思うと、聞き覚えのある声が響いた。 私はちょっとびっくりして、つい胸元を二の腕で押さえてしまう。 やってしまった後で気付く。 私、何でこんな女の子っぽい行動してるんだ……? 別に見られて困るような身体じゃないじゃないかよ。 見られるほどの凹凸が無いって意味だが……。 いやいや、そういうのはどうでもよくて……。 バスルーム内、立ち込める湯気の中、目を細めて突然の訪問者に視線を向けてみる。 正体は声で分かってたけど、自分の目で確認しない事にはすぐに信じられそうになかったからだ。 訪問者は長い黒髪を下ろし、タオルも巻かずに全裸でバスルームに入って来ていた。 そりゃそうだ。 銭湯ならともかく、個人用のユニットバスに入るのにタオルを巻く奴は居ない。 いや、小学生の頃の澪は恥ずかしがって巻いてたっけか? 確か「すぐにお風呂に浸かるんだから」って澪の巻いたタオルを無理矢理剥ぎ取った覚えがあるな……。 まあ、それはともかく。 私はその訪問者の予想通りの顔を確認すると、少し溜息を吐きながら言ってやった。 「何だよ、梓……。 まだ私が風呂に入ってから十分も経ってないじゃんか。 おまえは私を大雑把でいい加減って思ってるかもしれないけど、 そんなカラスの行水みたいな風呂で満足出来るほど大雑把じゃないんだぞー」 少し頬を膨らませてやると、私のその表情を見た梓が苦笑して首を傾げる。 どうも私の風呂を急かしに来たってわけでもないらしい。 梓は長い髪を少し後ろに流すと、湯船に手を置いて笑った。 「違いますよ、律先輩。 たまには気分転換に私も律先輩とお風呂に入ってみようかって思ったんです。 ……ご迷惑ですか?」 「いや……、別に迷惑じゃないけどさ……。 でも、どんな風の吹き回しだ? おまえ、この前まで学校に居た時も、私と風呂に入ろうとしなかったじゃんか」 「だから、気分転換ですよ、気分転換。 それに私とお風呂に入りたがらなかったのは、律先輩の方もじゃないですか。 律先輩こそ、どうして私とお風呂に入るの嫌がってたんですか?」 梓が頬を膨らませながら微笑む。 一緒に風呂に入ろうとしなかった私を怒ってるわけじゃないらしい。 純粋に疑問に思ってるだけみたいだな。 でも、……あれ? 確かに私は梓と一度も風呂に入ってないな。 憂ちゃんや純ちゃん、和ですら一緒に風呂に入ってたのに、 何故か梓と澪とだけは一緒に風呂に入った覚えが無い。 澪は顔馴染み過ぎて気恥ずかしかったからだけど、梓の方はどうしてだったっけ? はっきりとは思い出せない。 でも、確か私と同じくらいの体型の梓と自分を比較するのが恥ずかしかったからだった気がする。 不本意な事だが、軽音部設立メンバーの中で一番身体にメリハリが無いのは私だ。 悲しくなるくらい、メリハリと凹凸が無い。 それでも、後輩の梓には何とか勝っていた。身長も胸も勝っていた。 万が一……だけど、梓に胸で負ける事になったら、私はしばらく立ち直れそうにない。 だって、あの幼児体型の梓だぞ? あの幼児体型の梓にまで負けたら……、そう思うと怖くて梓と一緒に入れなかったんだ。 今思うと、ものすっごく下らない理由だな……。 だけど、梓が私と風呂に入りたがらなかったのも同じような理由だろうな。 梓の場合は同じくらいのレベルだと思ってた私が、成長してるんじゃないかって心配してたはずだ。 それを確かめたくなくて、一緒に風呂に入る気になれなかったんだろう。 心配するな、梓。 私もおまえと同じく全然成長してないから……。 失礼な気がしながら、私は髪を下ろした梓の身体を見つめてみる。 今まで梓とは何度か風呂に入った事があるけど、 初めて風呂に入った時から胸も腰回りも全然変わってないように見えた。 まあ、その柔らかそうな肌が劣化してるわけでもないし、 シワが増えてるってわけでもなさそうだから、女としては悔しさと喜びがトントンって感じかな。 「何ですか、律先輩……?」 私の視線に気付いたらしく、ジト目になった梓が私に訊ねる。 私は肩をすくめると、浴槽の隅に背中を寄せて梓を手招きしてやった。 「悪い悪い、何でもないって。 いいよ、たまには一緒に風呂に入ろうぜ? 梓もそのままじゃ風邪ひいちゃうぞ? 若干狭くなるけど、ま、二人なら何とかなるだろ」 「はい、それじゃ失礼しますね。 ありがとうございます、律先輩」 笑顔になった梓が、お湯を何度か自分に掛ける。 それから、私に背中を向ける体勢で浴槽に入った。 お湯を高く張ってるわけじゃないから、お湯が浴槽から溢れる事は無かった。 二人で並んで体育座りしてるみたいな体勢になる。 何だか変な感じだな。 折角だから梓も私と向き合う体勢で浴槽に入ればよかったのに……。 って思ったけど、その自分達の体勢を想像してみて、すぐに思い直した。 二人で全裸で至近距離で向かい合うとか、何だよ、その体勢……。 いくら何でも恥ずかし過ぎるだろ……。 そうだ。 二人でちょっとだけ立ち上がって、二人で肩を並べる体勢で浴槽に入り直すのはどうだろう。 それなら漫画とかでもよく見る体勢だし、無理なく会話出来るよな。 そう考えて立ち上がろうとした瞬間、 梓が首だけ私の方に回して視線を向けている事に気付いた。 私と梓の視線が交錯する。 梓の背中と私の膝や腕なんかが触れ合う。 何となく、まあ、いいか、と思った。 この体勢でも会話が出来ないわけじゃないしな。 たまには、こういうのも悪くないかもしれない。 急に。 梓が苦笑しながら喋り始めた。 「やっぱり……、ちょっと狭かったですね……」 「だから言っただろうが、中野よ……」 私はお湯に濡れた梓の頭を掴み、手の中でクルクルと回してやる。 分かり切った事を言うなってんだよな……。 「やめて下さいよ、律先輩。 お風呂の中でそれやられるとのぼせやすくなるじゃないですか」 言いながら、梓が微笑む。 元気だよな、こいつは……。 でも、梓の言う事にも一理ある。 それなら久々にチョークスリッパーでも喰らわせて……。 と、そこで不意に私は妙な事に気が付いた。 そういや、今まで梓の日焼けが痛いだろうからってチョークを自重してたんだが、 少し肌寒いロンドンに転移して三日経つってのに、何で梓の肌はまだ日焼けしてんだ……? 赤ちゃん並みの新陳代謝の梓だぞ? あっという間に日焼けが治っててもおかしくないはずだろ? 私は首を傾げ、唸ってしまう。 「あれ? どうしたんですか、律先輩? もしかして律先輩の方がのぼせちゃいましたか? すみません、大丈夫ですか?」 梓が心配そうに私の顔を覗き込んで来る。 その梓の顔を見て、私は少しだけ思考を元に戻す事が出来た。 心配そうな梓の頭を軽く撫でて言ってやる。 「いや、何でもないよ、梓。 まだのぼせてもないって。 ちょっとどうでもいい事を考えちゃっただけだよ」 「本当ですか? 本当に大丈夫なんですか? 何かあったら、いつでも私に言ってくださいよ?」 「ああ、分かってるって、梓。 サンキュな」 また、梓の頭を撫でる。 うん、治ってない梓の日焼けなんて、今はどうでもいい事だよな。 多分、たまたま治りが遅いだけなんだろうし、今は私に気を遣ってくれる梓の様子が嬉しい。 とても……、嬉しい……。 思った。 私が過去よりも未来を大切にしようと思えたのは梓が居たからだって。 この閉ざされた世界に来る前から、梓は私達に翼を与えてくれた。 未来へ進む意志ってやつを与えてくれた。 それだけじゃない。 ロンドンに転移してからも、梓は私達を、私を支えてくれた。 今だって、きっと私の事を心配して一緒に風呂に入ってくれてるんだ。 私を励ますために。 無理をしてるのかもしれないけど、まっすぐに未来に進もうとしてるんだよな、梓は。 だったら、私は未来に進まなきゃいけないじゃないか。 梓と一緒に前に進むべきなんだよ、私は。 それが皆のために繋がるはずだ。 私は右手を梓の頭から肩に置き直して、梓の温もりを感じる。 温かい……。 風呂には入ってるからってだけじゃなく、梓の全身は心から温かい。 梓と一緒に進んでいければ、何だって乗り越えられる。 乗り越えたい。 「あの……、律先輩……」 梓が笑顔を消して、躊躇いがちに口を開いた。 何か言いにくい事を言い出し始めるつもりなんだろう。 多分、それは私も分かってたけど、梓の言葉を止めようとは思わなかった。 話しにくいけど、話しておきたい事でもあったからだ。 梓がゆっくりと続ける。 「唯先輩の事なんですけど……、律先輩も見ましたよね? 唯先輩の憂と和先輩みたいなあの恰好……」 やっぱりそうなんだな、って思った。 今日は梓は唯と澪と一緒にホテルに留守番してる日だったんだ。 私より先に唯の姿を見てても全然不思議じゃなかった。 唯の姿を見て、梓はどう思ったんだろう。 多分、残された仲間の中で、一番私に近い考え方を持ってるのは梓だ。 未来に進んで、残された仲間達を何としても護りたいって思ってくれてるはずだろう。 そんな梓が唯の姿を見て思った事は……。 「ああ、見たよ。正直、驚いた。 唯の奴があんな恰好をするなんて、思ってもみなかったからさ……。 唯の想いが……、痛いくらい分かったよ……」 私が呟くと、梓も神妙な表情で頷いた。 辛そうだけど、でも、何かを決心したみたいな表情だった。 梓は私の方に少し近付いてから、口を開いた。 「私も唯先輩の気持ちは分かります……。 私だって、どんな形でもいいから、憂達を感じていたいって思いますし……。 憂や和先輩の真似をする事で憂達を感じられるなら、それでいいのかもとも思います。 それが……、唯先輩の選んだ事なんですから……。 でも……」 「ああ……、そうだな……。 でも……、だよな……」 梓の言葉は私が継ぐ事にした。 梓にばかり辛い言葉や言わせたり、痛い決心をさせてちゃいけないって思ったからだ。 私だって、梓を引っ張ってやらなきゃいけないんだ。 「唯は……、唯達はそれでいいと思う……。 唯の姿を見ると、憂ちゃんの事を思い出して辛くなるけど、それでいいんだよ、きっと。 あいつには……、皆の過去を持ち続けてもらおうって思うんだ。 私は皆の未来を探したいし、守りたい。 その分、唯達には私と梓の過去を捜してもらおう。 私と梓は唯達の未来を見つける。唯達には私達の過去を捜してもらう。 役割分担だよ、バンドのパートみたいなさ。 それがきっと……、一番いい事なんじゃないかな……」 私が想いを言葉にすると、「はい」と梓が頷いてくれた。 実は本音を言わせてもらうと、かなり無理をしてた。 必死に皆の事を考えて、どうにか無理矢理に出せた答えだった。 唯の姿を見ているのは辛い。過去を思い出して悔しくて、悲しい。 だけど、唯の選択は私が選びたかった選択でもあるから、 せめてその唯の、唯達の気持ちだけは守りたかったんだ。 だから、きっとこれが私に出せる最善の答えなんだと思う。 私達は未来に突き進んで、唯達は過去を大切にするんだ。 それでやっと皆が生きていけるはずなんだ。 胸に痛みを抱えながらでも……。 急に梓が笑顔になった。 優しい笑顔と甘い声色で喋り始めた。 「もう……、律先輩に全部言われちゃいましたね……。 律先輩ったら大雑把でいい加減なのに、色々考えてて困ります。 たまには私にもカッコつけさせて下さいよー」 何を言ってるんだよ、梓。 私が前に進めてるのはおまえのおかげだよ。 おまえが支えてくれて、励ましてくれるから、私は未来に進めるんだ。 おまえが私達に翼をくれたんだ。 おまえの笑顔が私を私で居させてくれてるんだ。 梓が居るから……。 梓が……。 そうだよ……。 きっと梓なら何度も私を立ち直らせてくれるし、 何があったって私を支え続けてくれるはずなんだ。 私は両手を伸ばして梓の肩に手を置く。 梓が私の方に視線を向ける。 私の大好きな笑顔を見せて、温かさを手のひらに感じさせてくれてて……。 もっと……、梓の体温を感じていたい……。 心にぽっかり空いた穴を、誰かの体温で埋めたい。 梓だってそう思ってるはずだ。 たった五人きりの世界、誰かの体温を感じたいって思ってるはずなんだ。 梓の柔らかそうな唇が目に入る。 梓の唇に私の唇を重ねたら、この不安は消えるだろうか。 梓の不安も消してやる事が出来るだろうか……。 そうだな、大丈夫。女同士でも不安を消すためならキスくらい別に……。 そうして私は……、 梓の肩を私の方に引き寄せようとして……。 限界の所で押し止めた。 どうにか……、それ以上の事をせずにいられた。 梓の両肩から手を離して、嫌な汗を掻くのを感じながら拳を強く握り締める。 何だ……? 今、私は何をしようとしてたんだ……? 梓を抱き締めようとしてたのか……? 抱き締めて、キスをしようとしてたのか……? どうして……? 何で私は急に梓にそんな事をしようと……。 自分のしようとした事が信じられなかった。 裸で梓とキスをしようとするなんて、どうかしてる。 そんなの一時の気の迷いだ。 そうに決まってるじゃないか。 どうして私が梓とキスしなくっちゃいけないんだよ。 女同士だし、梓の事は好きだけど、そういう意味なんかじゃないんだ だけど……。 必死に自分の行為を否定しようとしながら、 妙に冷静な自分が自分の行動を客観的に判断してしまってた。 私は寂しかったんだ、って。 寂しかったから、梓の体温で自分を慰めたかったんだ、って。 誰かの温もりを感じてたかったんだ、って……。 大好きな梓なら私を受け止めてくれるはずだって思って……。 いや、それならまだ全然マシだった。 私がさっき考えてたのは、もっとずっと最低な事だった。 梓の事が好きなら、好きだって言えばいい。 好きだって言って、それから慰め合いになるのなら、それはそれで一つの選択肢だ。 でも、違う。さっきの私は全然違う。 未来に進むための支えって言い訳を考えて、 梓なら私を拒否せずに受け入れてくれるはずだって下心も持って……。 皆の未来を守るんだから、それくらい許されるって思っちゃってたんだ、私は……。 何だよ。 何なんだよ。 そんなの許されるわけないだろ! どうしてそんなの許されるって思っちゃったんだよ! どうかしてるぞ、私は! でも……。 でも……。 気が付けば、私はまた梓に手を伸ばそうとしてしまっている。 梓を抱き締めて、体温を感じようとしてしまっている。 心に空いた穴を塞ぐためなら、何だってしてしまいそうになっている。 さっきの決意が馬鹿みたいだ。 未来に進むって考えてたのは建前だったのか? 辛かったのは確かだ。悲しかったのは本当だ。苦しかったのは現実だ。 だけど、皆の未来を護るはずの私が、 梓の未来を奪おうとしてるなんて、どういう事だよ……。 それが許されるって考えてるとか、最悪以外の何物でも無いじゃないか……。 どうやら……、私は自分で思う以上に浅ましくて最低らしい……。 「律先輩……? どうか……したんですか……?」 39
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/100.html
下賜された軍配(かしされたぐんばい) このアイテムは1回消費型で1時間ブロックの間だけ、戦闘力が+1シフトします。 このアイテムを持つ限りは便宜的に天戸(華族)を持ちますので、天戸リストにこれらを加え、保有アイテム名を追記して書いて置いてください。 L 下賜された軍配={t 名称=下賜された軍配(アイテム)t 読み=かしされたぐんばいt 所得条件=ステージ0イベント04尚書作業報酬t 要点=不明t 周辺環境=不明t 評価=なしt 特殊={ *下賜された軍配のアイテムカテゴリ =マジックアイテムとして扱う。 *下賜された軍配の効果=使用すると、一回の行動(1時間ブロックの間)について戦闘力に+1修正(×1.5)を与える。 *下賜された軍配の側面=所有者は天戸(華族)として扱われる。 *下賜された軍配の消滅 =一度使うとこのアイテムは消滅する。}→次のアイドレス:未開示} 解説 もはや伝説化している最初の吏族チェック(Ev-04吏族出仕)で尚書に与えられたマジックアイテム。「1時間ブロックの間だけ、戦闘力が+1シフト」という現在では耳慣れない言葉は、当時戦闘ルールの名残である。設定的には吏族チェックの指揮で使われた軍配が記念品的に尚書に下賜された、というあたりであろうか。 性能的に見ると消費型でなおかつ時間制限があるものの、継続して全能力を底上げできるのは希少かつ優秀。所有者は天戸扱いを受けるという効果もあるが、出仕吏族がすべて天戸となったver0.75以降ではあまり意味のない効果である。 3つ存在するうち川原雅氏の手に渡ったものはターン4の「FEGの死闘」で使用され、影法師氏の手に渡ったものはターン10になって対空迎撃戦で使用された(なお、戦闘ルール変更後のEv108ではイベントを通じて効果が持続するという形をとられている)。最後の無量小路氏のものは、2008年6月現在所持者と共に行方不明である。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 フィールド・エレメンツ・グローリー ステージ0イベント04尚書で入手確認 川原雅 イベント53FEGの死闘にて使用 0 天領預り ステージ0イベント04尚書で入手確認 影法師 08/5/15:E108てに使用 0 無所属(所在不明) ステージ0イベント04尚書で入手確認 無量小路 不明 ? 参考資料 ステージ0 Hello New Game (3)最後 下賜された軍配-アイドレスWiki 電網適応アイドレス吏族連絡所ステージ0イベント04尚書 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@土場藩国 (2009/10/20) 解説:時雨@FVB(2008/06/22) i言語:あさぎ@土場藩国 イラスト製作 松井@FEG (2007/5/13)
https://w.atwiki.jp/marurowa/pages/162.html
残されたものは一つ ◆Wott.eaRjU 「はぁ、どうなるのかな……僕」 デイバックを背負って、眼鏡を掛けた少年が暗闇を歩く。 彼は殺し合いが始まった直後、空き家に身を寄せていたが次第にもの寂しさを感じていた。 危険な事はわかるがそれでもせめて、周囲の光景が変化すれば気が紛れるかもしれない。 そう考え、彼は襲われてもいつでも逃げられる準備をしながら、取り敢えず線路を目印に沿って早足で歩いていた。 彼の名は桜田ジュン。現在はとある事情により所謂引き籠りを続けている中学生。 唐突にギラーミンという男により殺し合いに巻き込まれた現状。 まるで漫画やアニメのような筋書きに則った出来事をどうするか。 今のジュンが考えるべき事はその事だけであり、他の事については碌に考えが回らない。 只、もし参加者の中に警察の人が居れば自分を保護してくれるかもしれない――と、半ば願望に似た感情はあったが。 また、既にモンスターボールは説明書とやらを見つけ、使い方はわかった。 そのため思わぬ形で出す事になったエイバムことエーたろうとやらは、モンスターボールに戻してある。 但し、ジュンは滅多な事でなければモンスターボールを使う気はない。 気味の悪い紫の毛色、馬鹿でかい頭部と大きく発達した両耳、そしてまるで三つの指が生えたような長い尻尾。 猿の一種のように見えるがどれをとっても異常であり、ジュンの常識を超えている。 説明書に『ポケモンの一種』とは書いてあるものの、肝心のポケモンが何かは特に書かれていなかった 更にこれはギラーミンが用意した品の一つであり、必ずしも自分にとって得になるという保障もない。 よって必要以上にモンスターボールは使わない事を決め、今はズボンのポケットに収まっている。 「何か良い考えが浮かぶかとは思ったけど……駄目だ、何も浮かばない……浮かぶわけないだろ。 こんなわけわかんない場所じゃ……」 線路に則した歩道を、ある程度の辺りまで歩いた所で思わず零れた呟き。 歩行と思考、警戒に意識を傾け過ぎていたため此処がエリアF-1の中心である事も気づいていない。 また、最早時間の間隔すらも忘れかけ、ジュンは時計を取り出して確認する気にもなれなかった。 単身外へ出歩き始めた事を、後悔し始めるが既に時は遅し。 必死に周囲に気を配り、怪しい人間が居ないか探るが己の疲労が高まるばかりで、碌に安心も出来ない。 少し眼を放せばその間に……一度でもそう思ってしまえば恐怖心を拭いさるのは容易ではない。 段々と歩幅の間隔も狭まり、視線すらも俯きがちになっていた。 まるで自分には不釣り合いな、重い荷物を背負わされているような感覚がこびりつく。 投げ出したい。 さっさと何処かにでも投げ捨てて楽になりたい。 本音を言ってしまえばたった一言で終わってしまう。 元々体力にも自信があるわけではなく、ジュンが早々に根を上げるのは特に可笑しい話でもない。 だが、楽になりたいと言葉にするのは容易だが実際に行動へ移すとなるとわけが違う。 優勝してギラーミンに頼んでここから抜け出す? 考えるだけでも馬鹿らしい。 ジュンには人を殺す力もなく覚悟もなく、何より自分がそこまで行動力があるとは思っていない。 ならば楽になるにはどうするか。 思い当たる節はある事はある。 毎朝、姉が学校に行った後に一人で行う朝食で何度も耳にしたキーワード。 あの時は自分には関係のない話だと思っていた。 自分には自分の部屋という誰にも侵されない領域がある。 他の同世代の奴らとは違って、ずっと此処で生きていればいい。 自分達を放り出し、外国にでも行ってしまった両親達も流石に生活費ぐらいは、これからも送ってくれると思っていたから。 だから、今までのジュンには明確なイメージは出来なかった。 毎日毎日飽きもせずに、大勢の人が色々な方法で行っているらしい行為―― ――自殺という最後の手段を。 「――ッ」 無意識的に奥歯で自分の舌の感触を確かめた。 予想以上に弾力があるような気がする。 コリコリと、分厚いゴムを触ったのに近いような感じ。 いつだったかはわからない。 テレビかネットでは確か舌を噛み切れば、自分の命を絶つ事が出来るらしい。 切断面を境目に残った方の肉片が丸まり、そのまま喉を塞いでしまう。 酸素を吸いたくても吸う事は出来ずに窒息状態に陥り、やがて待つものは死という結末。 怖いとは思う。 きっと舌を噛み切ってしまった時には、口の中で苦い鉄の味が広がるに違いない。 美味い筈もない。 ただただ嫌悪を催す臭いなど、出来れば嗅ぎたくない。 だが、それでも映画のワンシーンで見かけるような拳銃や刃物での殺害に較べれば未だましではと思いもした。 嫌なのは一瞬の事。 只、あまり発達してない顎の力を使って、力の限り噛み潰せばいいだけ。 一思いにやってしまえば――この地獄から逃れる事が出来る。 しかし、ジュンの身体は一向に動きを示さない。 「……無理だよ、僕にはそんな度胸もないんだ……そんなものがあれば学校にだって……!」 そう。ジュンには自らの命を絶つ程の行動に伴う覚悟はない。 普段のジュンならば絶対に言わなかったであろう、自分の不登校に関しての弱音すらも吐き捨てた。 いつしか歩みは完全に止まり、その場に一人立ち尽くす。 まるで全身から力が抜けきった、抜け殻のような様子さえも今のジュンからは見て取れる。 耐え切れない不安を、どうにか振り落としたく思うが、ままならない。 代わりに崩れ落ちたのはジュンの身体。 遂には歩道の真ん中で頭を抱えながら蹲る。 全くの無防備と言えるその姿を親切心に注意してくれる者も居る筈もなく、ジュンもそこまで気が回らない。 確かに震え、自分の意に反するかのようにざわめくちっぽけな体躯を必死に抑えつけるのに意識を傾ける。 どうにもならない現実、止まらない恐怖や後悔、そしてふつふつと湧き上がる疑問。 何故、自分がこんな目に遭わないといけないのか。 答えらしい答えは見つからず、『運が悪かった』という言葉だけでは納得がいかない。 だが、いつまでも此処に留まるわけには、時間を無駄にするべきではない事もジュンはおぼろげに感じていた。 「兎に角、あの真紅とかいう人形に会おう……もしかしたら何か良い方法があるかもしれない……」 未だ共に過ごした日は浅い、奇妙な少女人形――真紅。 胡散臭い奴ではあるが、それでも赤の他人よりは信頼は大きい。 現実から目を背ける様に、たった一人だけの知人である真紅との合流をジュンは深く心に刻みつける。 そう思い始めた先にほんの少しずつ冷静さが蘇り、ジュンは大きく深呼吸を行い、やがてゆっくりと立ちあがった。 が、その時、視界に見慣れない影がある事にジュンは漸く気づいた。 「だ、誰――」 長身、黒髪の男。 パッと見ただけでも、男の着込んだ服装はジュンの常識ではあまり馴染みはない。 甲冑、西洋の騎士が着装する鎧に似ているが、それでいてどこか和の風味も漂わせる。 しかし、ジュンに男の外見についてあれこれ考える時間はなかった。 こうしている間にも、刻一刻とジュンには別の事について決断を迫れている。 男に対する疑問の声を上げ終わる前に、ジュンは無我夢中で右腕を突き出す。 自分でも驚くぐらいに早く、一度乱暴にポケットに突っ込んでから。 お目当てのモンスターボールを、焦りのために生じた汗に塗れた右手で掴み終わってから――ジュンは精一杯の威嚇を行おうとした。 理由は目の前の男が片手に握り締めた一物。 鋭い切っ先を引っさげた、赤黒い槍を男がジュンに向けて走ってきていたのだから。 『止まれ!』と、大声で叫ぶと同時にモンスターボールを使えば男の動きは鈍るかもしれない。 反射的に後ろへ身を傾けながら、ジュンはそう思い立ったが――ふいに彼の右腕に何かが走る。 そう。所詮、ジュンは只の中学生であり、彼の身体能力、反応の速さは男のそれらと比べものになっていなかった。 「う、うわあああああああああああああ!!」 絶叫。 冷静な状態なら、自分がこれほど大きな声を出せたのかと思う程に、ジュンの叫びが周囲に響く。 走ったものは電撃のような痛み、乱暴に己の一部を引き裂かれた感覚。 見れば自分の右手の甲から何かどす黒いものが更に赤みを帯びながら、生えている。 痛い。 声を出してしまう程に感じる痛みから、それは自分の右腕を刺し貫いた槍の矛先である事がわかった。 槍は右腕で掴んでいたモンスターボールごとジュンの右手を刺し貫き、モンスターボールの成れの果てからは不気味な液体が滴り落ちている。 そこで何が起きたか想像するだけでジュンは気分が悪くなり、密かに心の奥底で謝った。 何故なら、今のジュンには酷な言い方であったが自分の身の方が心配であったから。 「痛い! 痛い! 痛いよ……なんで、なんでこんなコトするんだ!? 僕が……一体何をしたって言うんだ!?」 男から一刻も早く離れるために、無我夢中に右腕を引き抜く。 幸いモンスターボールが衝撃を和らいでくれたせいか、ジュンの力でも引き離す事は出来た。 しかし、刺された右腕を己の身に引いた瞬間、更に傷口から大量の血を失い、ジュンの表情は思わず引きつった。 段々と肌からは血色が失われ、確実にジュンの命の灯を奪ってゆく。 必死に自分の不運さを言葉にして呪うが、男は答えない。 只、全身を伝う恐怖と痛みでグシャグシャに歪んだジュンの顔を凝視し、無表情に槍を構え直す。 ジュンが零れ落とすのは涙、男が零れ落としたように見えるのは一切の感情。 ジュンがしきりに放出するものは叫びに似た言葉、男が只、黙って秘めるものは明確な殺意。 無反応な男により一層の恐怖を覚えるジュンは、必死に助けを願い続ける。 誰でも良い。 出来るものならば誰か、誰かに自分を助けて貰いたい。 たとえ身なりは悪く、近寄りがたい大人でも構わない。 昔、テレビで見た事があるような、正義の味方が駆けつけてくれたらどんなに良いことか。 そう。今にも自分か名前も知らない男の後ろから駆け寄って――夢のような話をジュンは無性に信じたかった。 だが、ジュンの耳に、視界に飛び込んだものは彼が望んでいたものとは違っていた。 「――すみません」 誰に対して謝ったのだろう。 ジュンが疑問を抱いた矢先に、男が動いた。 速い。さっきよりももっと速い。 距離が近いせいなのかもしれないとおぼろげながらに思った。 右胸を押し潰すように迫ってきた痛みをハッキリと受け止めながら。 「あ――――」 不思議とあまり声は出ない。 いや、正しくは出す暇すらもなかった。 男が勢いを乗せて繰り出した剛槍――ゲイ・シャルグの切っ先がジュンの一点を突き進む。 真っ直ぐに差し出されたゲイ・シャルクがジュンの肉を裂き、赤一色に染まり、心の臓を貫く。 痛い。 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。 声に出して、この痛みを訴えてやりたいのにそれすらも行う力がない。 声の代わりに出たものは己の吐血。 身につけていたパーカーが朱色に染まり、口の中で苦味が広がる。 全身から大事な何かが抜けていくのがわかり、思わず掴むように手を伸ばした。 伸ばした手に広がる赤い血だまりをぼんやりと見つめ、ジュンは口をパクパクと動かす。 眼の淵からどろりと、感触の悪い液体が零れ出ているような気がしたがその流動は止まる事はなくジュンの頬を伝う。 それはゆっくりと、ジュンの全てを奪う痛みの速さと反比例の関係を保つかの如くに動き続ける。 やがて男は突き出した筈のゲイ・シャルグを、ジュンの胸から勢い良く引き抜く。 あまりにも悲痛な顔で泣き叫ぶジュンに同情したのか。 違う。 ジュンの代わりに抜いてやったかのように見えた動作には優しさは見られない。 只、これ以上は必要ないから、と告げるような淡々とした挙動。 付着した血を振り払うためかゲイ・シャルクを器用に振り、男は矛先を下に向ける。 そしてジュンの身体も動く。 ジュンが意識したわけでもないし、男がそう意図したわけでもない。 極自然に、既に両の脚では支えきれなくなり、ジュンはゲイ・シャルグの矛先に頭を向けて前のめりに倒れ伏す。 歩道に打ちつけたショックで額が切れ、更に出血が起きたのをジュンは息苦しさに咽びながら理解する。 両肩を震わせ、なんとか楽な体勢を取ろうと身体中をくねらせるがもうどうしようもない。 涙や唾液や胃液、そして鮮血が入り混じった溜まりに浸されながら、ジュンは何もかもが手遅れなのだと実感した。 (嫌だ……こんなの嫌だ…………) だが、受け入れたくはない。 このまま死にたくない。 未だ……生きたい、自分の人生を歩みたい。 もしかすれば学校に行けるようになるかもしれない。 そんな自分の未来を少しでも見てみたい――言葉に出来ない、言葉にしたい希望が喉まで来ているのだがそれ以上押し出ようとはしない。 両腕を、グシャグシャに潰された右腕すらも足掻くように必死に動かす。 自分の下に広がる歩道帯に手を伸ばすが、柔土で出来ているわけでもなく碌に掴む事も叶わなかった。 その行動の末の結果が、自分の全てを否定されたような気がしてジュンの表情が一段と崩れる。 そう思った矢先に一際大きな嗚咽をあげて、込み上げていた赤黒いものを外へ吐き出す。 何も出来ない。 結局、何も出来なかった自分を再びちっぽけな存在なのだと確認し、ジュンはやがて身を委ねる。 見知っている人物の顔が順々に浮かんでは消えてゆき、これが走馬灯なのかとぼんやりと思いながら―― (僕は……………) ジュンの意識はゆっくりと深き闇へ沈んでいった。 【桜田ジュン@ローゼンメイデン:死亡確認】 ◇ ◇ ◇ 「先ずは一人、と言ったところでしょうか」 ジュンの命を奪ったゲイ・シャルグを携えて、彼のデイバックを漁って謎のカギと忍術免許皆伝の巻物仮免を手に入れた男がそう呟く。 ベナウィ。 それが男を示す名前であり、かつてはケナシコウルペという国の侍大将であり騎兵衆隊長としての肩書きも持っていた人物。 しかし、今のベナウィは違う。 現在はこの殺し合いの参加者の一人、ハクオロが治めるトゥスクルの騎士。 そして、ハクオロの生還のためにはどんな事も、どんな命も辞さない覚悟を返り血で染めた騎士甲冑を纏い、そう決めていた。 「後戻りなど出来ない、するつもりもありません」 何も抵抗してこなかった。 いや、抵抗出来なかったジュンの命を蹴落した事にも既に後悔はない。 態々奇襲という策は取らずに、真正面から挑んだのはベナウィの気真面目さによるもの。 自分が何をするまでもなく蹲っていたところ余程この状況に怯えていたのだろう。 無理もない。 ベナウィにも一切の動揺がないわけでもなかった。 突然突きつけられたこの状況は、特に年端もいかぬ少年や少女には耐えがたいものだと想像には難しくもない。 そんなあまりにも哀れな姿を見て、自分は凶槍を奮う頃合いを、若干遅れたと言われれば完全に否定出来る保証はない。 己の力を過信するつもりはないが、もしそうでなければもう少し早く終わらせる自信がベナウィにはあった。 だが、これからのベナウィにはそんな小さな迷いのようなものは絶対に生じないだろう。 何故なら、既に一人の命を奪う事はやり遂げた。 秘めた想いの果てに奮ったゲイ・シャルグで他人の命を引き換えに、己の為すべき事を為す覚悟は更に強まっている。 途中で断念する事は出来ない。 投げ出してしまえば、自分に肉と血を捧げる形となったジュンが報われない。 一国に仕える騎士や兵士ではなく、守られるべき存在であったジュンには殺される覚悟もなかっただろうから。 やがて惨劇が行われた路線を沿うのを止め、ベナウィはある建物の前で立ち止まる。 それはエリアE-2に位置する一つの駅。 ベナウィの住む世界には駅という施設はなく、列車という概念もない。 故にベナウィは興味があった。 駅たる施設には一体どういう意味合いが隠されているのだろう。 騎馬の一頭でも其処で繋がれているかもしれない。 もし現実の話であるならば騎兵であるベナウィにとってこの上なく利点がある。 気づいた時は既に歩き始めてかなり経っており、エリアD-1の辺りを歩いていた。 更に此処は慣れない地形のため、先ずは最寄の駅とやらに続く道に辿り着き、其処を辿って目的地を目指す。 時間が制限されているわけでもなく、確実に迷う事のない道を取り、ベナウィは歩き、そしてジュンと出会ったというわけだ。 入り口に足を踏みしめ、ベナウィは駅内に侵入する。 「この身が朽ち果てる、その時まで――必ず」 そこに迷いはない。 【E-2 駅入り口 1日目 釈明】 【ベナウィ@うたわれるもの】 [状態] 健康 甲冑に返り血 [装備] 破魔の紅薔薇(ゲイ・シャルグ)@Fate/Zero、腰に和道一文字@ONE PEACE [道具] 支給品一式 シゥネ・ケニャ(袋詰め)@うたわれるもの 忍術免許皆伝の巻物仮免@ドラえもん 謎のカギ [思考・状況] 1 聖上を生き残らせるため、殺し合いに加担 2 かつての仲間を優先的に殺したい 3 駅内を探索する。出来れば馬も欲しい。 ※破魔の紅薔薇:あらゆる魔力の循環を遮断する事が可能で、対象に刃が触れた瞬間その魔術的効果をキャンセルする。ただし、魔術そのものを根元から解除するわけではない。破壊される、触れてから一定時間経過などすると効果は解除される。 ※『忍術免許皆伝の巻物仮免@ドラえもん』 ハテノハテ星雲にあるアミューズメントパーク・ドリーマーズランド における忍者の星における忍者の免許皆伝のための実地試験の 忍術が少し使えるようになる巻物。使える術は次の3つ 壁抜けの術 その名の通り壁をすり抜ける事が出来る。しかし厚すぎる壁は越えられない バッタの術 バッタのように高く飛ぶことが出来る。だいたい一般家庭における屋根裏までが限度 ネズミ変化の術 少しの間、小さなネズミの姿になることが出来る。ある程度時間がたつと元の姿に戻ります。 ※『謎のカギ』 詳細不明、何のカギでどこに使うのかは後続の書き手におまかせします。 「あーさむさむ……なんでワイがあんな目にあわなあかんねん!」 黒スーツ、いかにも堅気の職に就いてないと言わんばかりの風貌の男が愚痴る。 両肩を抱く様にトボトボと歩く男はウルフウッド、ニコラス・D・ウルフウッド。 世界を渡り歩く巡回牧師は表の顔であり、裏の顔は一流の殺し屋。 GUNG-HO-GUNSの一員、ミカエルの眼で殺人術を叩きこまれた男だがウルフウッドは此処に来て以来災難に見舞われている。 けったいな殺し合いに巻き込まれたと思えばいきなりのダイブ。 水。それもかなり冷たい水が張り巡らされた湖への理不尽な突入。 当然、身体中は水浸しになり、折角支給された銃器も使いものにならなくなった。 無事であった円盤は何故だか使う事も出来ずに、全くどうしようもない。 やばい。代謝機能の異常強化により、そこらのトーシローよりしぶとく生き残る自信はある。 だが、武器がなければ心細い。 そう。心細過ぎる。 知り合いの金髪トンガリのノーテンキな奴は『な、なんとかなるさ!』とでも言うかもしれないが、生憎ウルフウッドは違う。 きっちりと身の装備を整えて、たとえば敵に対し頭に二発、心臓に二発銃弾を叩き込めるような準備はしておきたいものだ。 「べーくっしゅい! あーあかん、風邪でも引いたらどないしてくれるんじゃボケェ!」 よってウルフウッドは、何処かに手頃な武器はないかと、辺りを手当たり次第に散索していた。 ちなみに地図はよれよれで、文字の所々が消えており、良く眼を凝らせば何処に何があるかはわかる。 そのため自分が居る位置はわかっていたが、特にこれといって目的地もない。 そんな時、ウルフウッドはふと疑問に思った。 地図の端はどうなっているのだろう、と。 そのまま此処から脱出でも出来たら儲けの至り。 まあ、そんな甘い話は転がってないだろうとは思うが、ウルフウッドは取り敢えず試していた。 湖に落ちたのはエリアE-8、其処から東に向けて前進。 途中で小さな河川を通って歩きやすそうな道路を踏みしめて、また前進。 未だ完全に水気は抜けず、ひんやりとした冷たさを感じながらも、またまた前進。 どうなるかはわからないが、やばいと感じれば一目散に逃げればいいだけの話。 逃げ出す事はウルフウッドにとって慣れ親しんだ行為であり、身体が覚えている。 平和ボケのトンガリ――ヴァッシュ・ザ・スタンピードと馬鹿をやり合った旅で何度もそんな羽目に陥った。 そう。何度も何度もやってられるかー!と叫んだ旅の中で。 「まあ、なんや。トンガリは……多分大丈夫やろ。あいつはそうそう死ぬタマやあらへんし」 そしてヴァッシュもこの殺し合いに呼ばれている事は、デイバックに入っていた名簿でわかっている。 一言で言えば甘い男。 ウルフウッドにとってはあまりにも危うく、己の命を今にも投げ捨てそうな様子さえある。 たとえ全身に銃弾を受けたとしても、一つの愛を、誰かの幸せを守れればそれでいい。 本気でそう思っているような男だが、ヴァッシュの銃の腕は抜きん出ており、他にも様々な力を保持している。 GUNG-HO-GUNSの一人、『チャペル』という名で呼ばれるウルフウッドはヴァッシュを彼の兄、ナイブズの元へ連れてゆく仕事があった。 故にこんな良くわからない場所でのヴァッシュの死は避けておきたい。 気に掛かるのはヴァッシュが誰か見ず知らずの他人ですらも庇い、己の命を散らせるような事を仕出かす事だ。 殺し合いをしろと宣告されているため、異常な状況に慣れていない人間には激しく動揺している者も居るだろう。 慎重に行動しなければ後ろからバッサリと……いっても可笑しくはない。 幾らヴァッシュといえども首を切られるなどの致命傷を受けてしまえば、彼とて死からは免れないであろうから。 流石に向こう見ずな行動は取らず、少しは慎重に動くだろうとウルフウッドは推測する。 「……あかん、前言撤回や。ムッチャ想像出来るで、おい……」 だが、ウルフウッドが見せたものは冷や汗が流れ始めた表情。 自分では否定したものの、一瞬でその自信は何処かへ消え去ってしまった事によるもの。 幾ら状況が過酷なものであっても、ヴァッシュはやる。 一人でも多くの人間を守るためには、どんな痛みすらもヘラヘラとした笑いで誤魔化す。 そう。ヴァッシュはそういう男なのだ、とウルフウッドは次第に呆れ返ったような顔をつくりながら、確認するように胸中で思う。 やがてヴァッシュの事より、一人の男の方をウルフウッドは考えだした。 名簿に載っていた、ウルフウッドが知っているもう一人の名前の事を。 「それよりも、リヴィオ……生きておったんか」 リヴィオ・ザ・ダブルファング。 いつも泣いてばかりであったが、優しい心を持っていた少年。 ウルフウッドと同じ孤児院で育ち、そしてある事件を境目に姿を消してしまった男。 『ザ・ダブルファング』という名称にウルフウッドには聞き覚えがないが、どうにもあの泣き虫リヴィオの気がしてならない。 そして同時に嫌な胸騒ぎがしていた。 孤児院から殺し屋養成の人材として引き取られ、やがて名前を貰った自分のように――。 これ以上、自分のような殺すためだけの全てを注ぎ込まれた人間が出せないためにも。 そう思い立ち、己の師であり諸悪の根源でもあった、マスターチャペルを事故に見せかけて殺したのは遅すぎたのだろうか。 答えは一向に出ず、それが遅すぎたと言われるのもウルフウッドにはどうにも堪えられない。 兎に角、このリヴィオ・ザ・ダブルファング――恐らくあのリヴィオに間違いない――には必ず会うべきだ。 堅く心に留め、歩き続けていたウルフッドはやがて行き着く。 数十分前程に、敢え無く命を落とした桜田ジュンの元へと。 「……運が悪かったな、坊主」 ウルフウッドが足を止めたのは一瞬の事。 もう少し早く此処に着いて居ればジュンの命を救えたかもしれないが、関係ない。 確かにジュンは未だ若い年齢であり、不憫だとは思うがウルフウッドとは接点はゼロ。 所詮、他人が一人死んでしまっただけの事であり、ウルフウッドは仇打ちをしてやろうなどという気はこれといって起きなかった。 そう。自分の生を生きるだけで精一杯なのに、他人の事にまで首を突っ込むなど自殺行為に等しい。 良くも悪くもヴァッシュとは反対の価値観の持ち主であり、それゆえにウルフウッドは次の行動に移る。 ランタンを取り出して、辺りに小さな光を齎す。 光に浮かんだジュンの姿を確認。 しっかりとデイバックを背負っている事も見て取り、ウルフウッドは近寄った。 中腰の体勢でうつ伏せに倒れているジュンの遺体の後ろへ手早く回る。 密かに、こっそりと『堪忍なぁ』と小声でジュンに謝りながらウルフウッドは何か銃器を得るために、荷物漁りを始めた。 「あかんか、そらぁ持ってたとしても殺ったヤツが持っていたんやろなぁ……」 デイバックを器用にジュンの身体から取って、探ってみるが碌なものはない。 残っていた名簿や地図は一応回収したが、一丁の拳銃も見当たらない。 着用していた衣服も調べた所、ご丁寧に『桜田ジュン』と女の字で書かれたため、名前はわかったがどうでもいい。 予想していた事だが、現実を突きつけられるとショックはあるものだ。 ならばもういいだろう。 そう思い、デイバックをジュンの背中にでも戻してやり、立ち去ろうとウルフウッドは顔を上げようとする。 そんな時、ふとウルフウッドの視界に映るものがあった。 「ん? なんや……」 力なく倒れたジュンが伸ばした左腕の先に赤い線が走っているのをウルフウッドは見つける。 赤い線の正体は言うまでもなく、滴り落ちた血液。 ジュンの胸部を起点として円心状に広がっている血だまりによって、指にでも血液が付着したのだろう。 ウルフウッドは血の線が何かの文字を描いているように見えた。 死ぬ前に何かメッセージでも残したのだろうか。 たとえば自分を殺した人物への恨み事が、それともその人物の名前か。 若しくは只、簡潔に『死にたくない』といったような自分の不運さを嘆いたものかもしれない。 死者が最期に遺した言葉を見てやろうなど、あまり趣味の良い話ではないがウルフウッドは一応牧師の職に就いている。 ついさっき死んだと思える人間が果たして、どんな気持ちであの世とやらに逝ったのか。 小さな興味ではあるが、どうせ荷物漁りまでもやってしまったのだから、とウルフウッドはランタンを向ける。 ハッキリと、地面に何が書いてあるのかを確認するために。 きっと力がなくなっていく身体を無理に使い、書いたのだろう。 所々、不自然に歪んで汚い字ではあったがウルフウッドはその両眼で、その血文字を焼きつけた。 ――『おねえちゃん』と書かれた文字を 「――ッ!」 なんでもない。 きっと仲の良い姉に宛てた言葉だったのだろう。 そうだ。服に態々名前を書いてくれる程に世話焼きの姉への言葉に違いない。 ありふれた文字であり、なんら可笑しくはない。 だが、ウルフウッドは自身でも驚くほどに衝撃を覚えた。 「あかん……あかんぞ、ニコラス。オドレはもう手一杯なんや、銃も碌に持ってないオドレが……あのトンガリのような真似は無理やろうが!」 思わず上げた叫び声。 現実を見定めろという声と、激しい感情を訴える自分の声が正面からぶつかり合う。 死んだ少年が桜田ジュンだとわかったせいではない。 そんな名前は聞いた事がないし、ウルフウッドが気に留める事はない。 只、考えるだけで全身が震えてしまった。 万が一の話だ。もし死んでしまったのがあの孤児院に居た誰かだったら。 いつも一人ではトイレに行けず、自分に連れて行ってくれるように頼んだ少年でもいい。 猫を追いかけて、屋根にまで上ってしまい、泣きべそをかいたあの少女でもいい。 あの中の誰かがこんな風に死んでしまったら。 憐れむ程にか細い文字で遺したら。 『二コにぃ』と、自分に対しての最期の言葉を遺したら、果たして自分は何を想うだろう か―― きっと――解き放つだろう。 滾らせて、あまりにも膨張させた想いを連ねて拳を叩きつけるに違いない。 しかし、その事はジュンの死とは関係ない。 そう。関係ない筈なのだが――ウルフウッドはなかなか落ち着かなかった。 やがて、ウルフウッドは徐に立ち上がる。 両の拳は固く握りしめ、鋭い眼光は雄々しさを印象付けるもの。 そう思いきや、ウルフウッドは踵を返し、歩き出す。 「ええか、今回だけや。乗りかかった船や……期待せんで待っとれ。 なぁ、坊主……」 何でも一人で背負い込む子と、親代わりの保母にかつて評された男が。 一人の少年が最期に残した言葉に、風変りな男がこれまた風変わりな形で応える形となる。 そう。ウルフウッドにとって危険と成り得る人物。 ウルフウッドの言葉は、そこに名も知らない一人が新たに入った事を意味していた。 【F-1/中心部/一日目/黎明】 【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン・マキシマム】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品(地図と名簿は二つずつ) デザートイーグル50AE(使用不能) SPAS12(使用不能) スタンドDISC『スター・プラチナ』 [思考・状況] 1:襲われたら返り討ち、必要以上に危険な事に首は突っ込まない。 2:ヴァッシュとの合流、リヴィオとの接触 3:ジュンを殺害した者を突き止め、状況次第で殺す。 4;武器を手に入れる、出来ればパ二ッシャー 【備考】 ※リヴィオは自分が知っているリヴィオだと思っています。 ※まだループには気づいていません ※どこへ行くかは次の方にお任せします。 ※参戦時期は未定です 時系列順で読む Back 輪廻-ロンド- Next 一人では解けない 真実のパズルを抱いて。 投下順で読む Back 輪廻-ロンド- Next 一人では解けない 真実のパズルを抱いて。 一人の夜 桜田ジュン 死亡 あり得る事、成し得る事、求め得る事…… ベナウィ 想いは簡単に届かない ニコラス・D・ウルフウッドの受難 ニコラス・D・ウルフウッド ネズミの国
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/79.html
残されたものは一つ ◆Wott.eaRjU 「はぁ、どうなるのかな……僕」 デイバックを背負って、眼鏡を掛けた少年が暗闇を歩く。 彼は殺し合いが始まった直後、空き家に身を寄せていたが次第にもの寂しさを感じていた。 危険な事はわかるがそれでもせめて、周囲の光景が変化すれば気が紛れるかもしれない。 そう考え、彼は襲われてもいつでも逃げられる準備をしながら、取り敢えず線路を目印に沿って早足で歩いていた。 彼の名は桜田ジュン。現在はとある事情により所謂引き籠りを続けている中学生。 唐突にギラーミンという男により殺し合いに巻き込まれた現状。 まるで漫画やアニメのような筋書きに則った出来事をどうするか。 今のジュンが考えるべき事はその事だけであり、他の事については碌に考えが回らない。 只、もし参加者の中に警察の人が居れば自分を保護してくれるかもしれない――と、半ば願望に似た感情はあったが。 また、既にモンスターボールは説明書とやらを見つけ、使い方はわかった。 そのため思わぬ形で出す事になったエイバムことエーたろうとやらは、モンスターボールに戻してある。 但し、ジュンは滅多な事でなければモンスターボールを使う気はない。 気味の悪い紫の毛色、馬鹿でかい頭部と大きく発達した両耳、そしてまるで三つの指が生えたような長い尻尾。 猿の一種のように見えるがどれをとっても異常であり、ジュンの常識を超えている。 説明書に『ポケモンの一種』とは書いてあるものの、肝心のポケモンが何かは特に書かれていなかった 更にこれはギラーミンが用意した品の一つであり、必ずしも自分にとって得になるという保障もない。 よって必要以上にモンスターボールは使わない事を決め、今はズボンのポケットに収まっている。 「何か良い考えが浮かぶかとは思ったけど……駄目だ、何も浮かばない……浮かぶわけないだろ。 こんなわけわかんない場所じゃ……」 線路に則した歩道を、ある程度の辺りまで歩いた所で思わず零れた呟き。 歩行と思考、警戒に意識を傾け過ぎていたため此処がエリアF-1の中心である事も気づいていない。 また、最早時間の間隔すらも忘れかけ、ジュンは時計を取り出して確認する気にもなれなかった。 単身外へ出歩き始めた事を、後悔し始めるが既に時は遅し。 必死に周囲に気を配り、怪しい人間が居ないか探るが己の疲労が高まるばかりで、碌に安心も出来ない。 少し眼を放せばその間に……一度でもそう思ってしまえば恐怖心を拭いさるのは容易ではない。 段々と歩幅の間隔も狭まり、視線すらも俯きがちになっていた。 まるで自分には不釣り合いな、重い荷物を背負わされているような感覚がこびりつく。 投げ出したい。 さっさと何処かにでも投げ捨てて楽になりたい。 本音を言ってしまえばたった一言で終わってしまう。 元々体力にも自信があるわけではなく、ジュンが早々に根を上げるのは特に可笑しい話でもない。 だが、楽になりたいと言葉にするのは容易だが実際に行動へ移すとなるとわけが違う。 優勝してギラーミンに頼んでここから抜け出す? 考えるだけでも馬鹿らしい。 ジュンには人を殺す力もなく覚悟もなく、何より自分がそこまで行動力があるとは思っていない。 ならば楽になるにはどうするか。 思い当たる節はある事はある。 毎朝、姉が学校に行った後に一人で行う朝食で何度も耳にしたキーワード。 あの時は自分には関係のない話だと思っていた。 自分には自分の部屋という誰にも侵されない領域がある。 他の同世代の奴らとは違って、ずっと此処で生きていればいい。 自分達を放り出し、外国にでも行ってしまった両親達も流石に生活費ぐらいは、これからも送ってくれると思っていたから。 だから、今までのジュンには明確なイメージは出来なかった。 毎日毎日飽きもせずに、大勢の人が色々な方法で行っているらしい行為―― ――自殺という最後の手段を。 「――ッ」 無意識的に奥歯で自分の舌の感触を確かめた。 予想以上に弾力があるような気がする。 コリコリと、分厚いゴムを触ったのに近いような感じ。 いつだったかはわからない。 テレビかネットでは確か舌を噛み切れば、自分の命を絶つ事が出来るらしい。 切断面を境目に残った方の肉片が丸まり、そのまま喉を塞いでしまう。 酸素を吸いたくても吸う事は出来ずに窒息状態に陥り、やがて待つものは死という結末。 怖いとは思う。 きっと舌を噛み切ってしまった時には、口の中で苦い鉄の味が広がるに違いない。 美味い筈もない。 ただただ嫌悪を催す臭いなど、出来れば嗅ぎたくない。 だが、それでも映画のワンシーンで見かけるような拳銃や刃物での殺害に較べれば未だましではと思いもした。 嫌なのは一瞬の事。 只、あまり発達してない顎の力を使って、力の限り噛み潰せばいいだけ。 一思いにやってしまえば――この地獄から逃れる事が出来る。 しかし、ジュンの身体は一向に動きを示さない。 「……無理だよ、僕にはそんな度胸もないんだ……そんなものがあれば学校にだって……!」 そう。ジュンには自らの命を絶つ程の行動に伴う覚悟はない。 普段のジュンならば絶対に言わなかったであろう、自分の不登校に関しての弱音すらも吐き捨てた。 いつしか歩みは完全に止まり、その場に一人立ち尽くす。 まるで全身から力が抜けきった、抜け殻のような様子さえも今のジュンからは見て取れる。 耐え切れない不安を、どうにか振り落としたく思うが、ままならない。 代わりに崩れ落ちたのはジュンの身体。 遂には歩道の真ん中で頭を抱えながら蹲る。 全くの無防備と言えるその姿を親切心に注意してくれる者も居る筈もなく、ジュンもそこまで気が回らない。 確かに震え、自分の意に反するかのようにざわめくちっぽけな体躯を必死に抑えつけるのに意識を傾ける。 どうにもならない現実、止まらない恐怖や後悔、そしてふつふつと湧き上がる疑問。 何故、自分がこんな目に遭わないといけないのか。 答えらしい答えは見つからず、『運が悪かった』という言葉だけでは納得がいかない。 だが、いつまでも此処に留まるわけには、時間を無駄にするべきではない事もジュンはおぼろげに感じていた。 「兎に角、あの真紅とかいう人形に会おう……もしかしたら何か良い方法があるかもしれない……」 未だ共に過ごした日は浅い、奇妙な少女人形――真紅。 胡散臭い奴ではあるが、それでも赤の他人よりは信頼は大きい。 現実から目を背ける様に、たった一人だけの知人である真紅との合流をジュンは深く心に刻みつける。 そう思い始めた先にほんの少しずつ冷静さが蘇り、ジュンは大きく深呼吸を行い、やがてゆっくりと立ちあがった。 が、その時、視界に見慣れない影がある事にジュンは漸く気づいた。 「だ、誰――」 長身、黒髪の男。 パッと見ただけでも、男の着込んだ服装はジュンの常識ではあまり馴染みはない。 甲冑、西洋の騎士が着装する鎧に似ているが、それでいてどこか和の風味も漂わせる。 しかし、ジュンに男の外見についてあれこれ考える時間はなかった。 こうしている間にも、刻一刻とジュンには別の事について決断を迫れている。 男に対する疑問の声を上げ終わる前に、ジュンは無我夢中で右腕を突き出す。 自分でも驚くぐらいに早く、一度乱暴にポケットに突っ込んでから。 お目当てのモンスターボールを、焦りのために生じた汗に塗れた右手で掴み終わってから――ジュンは精一杯の威嚇を行おうとした。 理由は目の前の男が片手に握り締めた一物。 鋭い切っ先を引っさげた、赤黒い槍を男がジュンに向けて走ってきていたのだから。 『止まれ!』と、大声で叫ぶと同時にモンスターボールを使えば男の動きは鈍るかもしれない。 反射的に後ろへ身を傾けながら、ジュンはそう思い立ったが――ふいに彼の右腕に何かが走る。 そう。所詮、ジュンは只の中学生であり、彼の身体能力、反応の速さは男のそれらと比べものになっていなかった。 「う、うわあああああああああああああ!!」 絶叫。 冷静な状態なら、自分がこれほど大きな声を出せたのかと思う程に、ジュンの叫びが周囲に響く。 走ったものは電撃のような痛み、乱暴に己の一部を引き裂かれた感覚。 見れば自分の右手の甲から何かどす黒いものが更に赤みを帯びながら、生えている。 痛い。 声を出してしまう程に感じる痛みから、それは自分の右腕を刺し貫いた槍の矛先である事がわかった。 槍は右腕で掴んでいたモンスターボールごとジュンの右手を刺し貫き、モンスターボールの成れの果てからは不気味な液体が滴り落ちている。 そこで何が起きたか想像するだけでジュンは気分が悪くなり、密かに心の奥底で謝った。 何故なら、今のジュンには酷な言い方であったが自分の身の方が心配であったから。 「痛い! 痛い! 痛いよ……なんで、なんでこんなコトするんだ!? 僕が……一体何をしたって言うんだ!?」 男から一刻も早く離れるために、無我夢中に右腕を引き抜く。 幸いモンスターボールが衝撃を和らいでくれたせいか、ジュンの力でも引き離す事は出来た。 しかし、刺された右腕を己の身に引いた瞬間、更に傷口から大量の血を失い、ジュンの表情は思わず引きつった。 段々と肌からは血色が失われ、確実にジュンの命の灯を奪ってゆく。 必死に自分の不運さを言葉にして呪うが、男は答えない。 只、全身を伝う恐怖と痛みでグシャグシャに歪んだジュンの顔を凝視し、無表情に槍を構え直す。 ジュンが零れ落とすのは涙、男が零れ落としたように見えるのは一切の感情。 ジュンがしきりに放出するものは叫びに似た言葉、男が只、黙って秘めるものは明確な殺意。 無反応な男により一層の恐怖を覚えるジュンは、必死に助けを願い続ける。 誰でも良い。 出来るものならば誰か、誰かに自分を助けて貰いたい。 たとえ身なりは悪く、近寄りがたい大人でも構わない。 昔、テレビで見た事があるような、正義の味方が駆けつけてくれたらどんなに良いことか。 そう。今にも自分か名前も知らない男の後ろから駆け寄って――夢のような話をジュンは無性に信じたかった。 だが、ジュンの耳に、視界に飛び込んだものは彼が望んでいたものとは違っていた。 「――すみません」 誰に対して謝ったのだろう。 ジュンが疑問を抱いた矢先に、男が動いた。 速い。さっきよりももっと速い。 距離が近いせいなのかもしれないとおぼろげながらに思った。 右胸を押し潰すように迫ってきた痛みをハッキリと受け止めながら。 「あ――――」 不思議とあまり声は出ない。 いや、正しくは出す暇すらもなかった。 男が勢いを乗せて繰り出した剛槍――ゲイ・シャルグの切っ先がジュンの一点を突き進む。 真っ直ぐに差し出されたゲイ・シャルクがジュンの肉を裂き、赤一色に染まり、心の臓を貫く。 痛い。 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。 声に出して、この痛みを訴えてやりたいのにそれすらも行う力がない。 声の代わりに出たものは己の吐血。 身につけていたパーカーが朱色に染まり、口の中で苦味が広がる。 全身から大事な何かが抜けていくのがわかり、思わず掴むように手を伸ばした。 伸ばした手に広がる赤い血だまりをぼんやりと見つめ、ジュンは口をパクパクと動かす。 眼の淵からどろりと、感触の悪い液体が零れ出ているような気がしたがその流動は止まる事はなくジュンの頬を伝う。 それはゆっくりと、ジュンの全てを奪う痛みの速さと反比例の関係を保つかの如くに動き続ける。 やがて男は突き出した筈のゲイ・シャルグを、ジュンの胸から勢い良く引き抜く。 あまりにも悲痛な顔で泣き叫ぶジュンに同情したのか。 違う。 ジュンの代わりに抜いてやったかのように見えた動作には優しさは見られない。 只、これ以上は必要ないから、と告げるような淡々とした挙動。 付着した血を振り払うためかゲイ・シャルクを器用に振り、男は矛先を下に向ける。 そしてジュンの身体も動く。 ジュンが意識したわけでもないし、男がそう意図したわけでもない。 極自然に、既に両の脚では支えきれなくなり、ジュンはゲイ・シャルグの矛先に頭を向けて前のめりに倒れ伏す。 歩道に打ちつけたショックで額が切れ、更に出血が起きたのをジュンは息苦しさに咽びながら理解する。 両肩を震わせ、なんとか楽な体勢を取ろうと身体中をくねらせるがもうどうしようもない。 涙や唾液や胃液、そして鮮血が入り混じった溜まりに浸されながら、ジュンは何もかもが手遅れなのだと実感した。 (嫌だ……こんなの嫌だ…………) だが、受け入れたくはない。 このまま死にたくない。 未だ……生きたい、自分の人生を歩みたい。 もしかすれば学校に行けるようになるかもしれない。 そんな自分の未来を少しでも見てみたい――言葉に出来ない、言葉にしたい希望が喉まで来ているのだがそれ以上押し出ようとはしない。 両腕を、グシャグシャに潰された右腕すらも足掻くように必死に動かす。 自分の下に広がる歩道帯に手を伸ばすが、柔土で出来ているわけでもなく碌に掴む事も叶わなかった。 その行動の末の結果が、自分の全てを否定されたような気がしてジュンの表情が一段と崩れる。 そう思った矢先に一際大きな嗚咽をあげて、込み上げていた赤黒いものを外へ吐き出す。 何も出来ない。 結局、何も出来なかった自分を再びちっぽけな存在なのだと確認し、ジュンはやがて身を委ねる。 見知っている人物の顔が順々に浮かんでは消えてゆき、これが走馬灯なのかとぼんやりと思いながら―― (僕は……………) ジュンの意識はゆっくりと深き闇へ沈んでいった。 【桜田ジュン@ローゼンメイデン:死亡確認】 ◇ ◇ ◇ 「先ずは一人、と言ったところでしょうか」 ジュンの命を奪ったゲイ・シャルグを携えて、彼のデイバックを漁って謎のカギと忍術免許皆伝の巻物仮免を手に入れた男がそう呟く。 ベナウィ。 それが男を示す名前であり、かつてはケナシコウルペという国の侍大将であり騎兵衆隊長としての肩書きも持っていた人物。 しかし、今のベナウィは違う。 現在はこの殺し合いの参加者の一人、ハクオロが治めるトゥスクルの騎士。 そして、ハクオロの生還のためにはどんな事も、どんな命も辞さない覚悟を返り血で染めた騎士甲冑を纏い、そう決めていた。 「後戻りなど出来ない、するつもりもありません」 何も抵抗してこなかった。 いや、抵抗出来なかったジュンの命を蹴落した事にも既に後悔はない。 態々奇襲という策は取らずに、真正面から挑んだのはベナウィの気真面目さによるもの。 自分が何をするまでもなく蹲っていたところ余程この状況に怯えていたのだろう。 無理もない。 ベナウィにも一切の動揺がないわけでもなかった。 突然突きつけられたこの状況は、特に年端もいかぬ少年や少女には耐えがたいものだと想像には難しくもない。 そんなあまりにも哀れな姿を見て、自分は凶槍を奮う頃合いを、若干遅れたと言われれば完全に否定出来る保証はない。 己の力を過信するつもりはないが、もしそうでなければもう少し早く終わらせる自信がベナウィにはあった。 だが、これからのベナウィにはそんな小さな迷いのようなものは絶対に生じないだろう。 何故なら、既に一人の命を奪う事はやり遂げた。 秘めた想いの果てに奮ったゲイ・シャルグで他人の命を引き換えに、己の為すべき事を為す覚悟は更に強まっている。 途中で断念する事は出来ない。 投げ出してしまえば、自分に肉と血を捧げる形となったジュンが報われない。 一国に仕える騎士や兵士ではなく、守られるべき存在であったジュンには殺される覚悟もなかっただろうから。 やがて惨劇が行われた路線を沿うのを止め、ベナウィはある建物の前で立ち止まる。 それはエリアE-2に位置する一つの駅。 ベナウィの住む世界には駅という施設はなく、列車という概念もない。 故にベナウィは興味があった。 駅たる施設には一体どういう意味合いが隠されているのだろう。 騎馬の一頭でも其処で繋がれているかもしれない。 もし現実の話であるならば騎兵であるベナウィにとってこの上なく利点がある。 気づいた時は既に歩き始めてかなり経っており、エリアD-1の辺りを歩いていた。 更に此処は慣れない地形のため、先ずは最寄の駅とやらに続く道に辿り着き、其処を辿って目的地を目指す。 時間が制限されているわけでもなく、確実に迷う事のない道を取り、ベナウィは歩き、そしてジュンと出会ったというわけだ。 入り口に足を踏みしめ、ベナウィは駅内に侵入する。 「この身が朽ち果てる、その時まで――必ず」 そこに迷いはない。 【E-2 駅入り口 1日目 釈明】 【ベナウィ@うたわれるもの】 [状態] 健康 甲冑に返り血 [装備] 破魔の紅薔薇(ゲイ・シャルグ)@Fate/Zero、腰に和道一文字@ONE PEACE [道具] 支給品一式 シゥネ・ケニャ(袋詰め)@うたわれるもの 忍術免許皆伝の巻物仮免@ドラえもん 謎のカギ [思考・状況] 1 聖上を生き残らせるため、殺し合いに加担 2 かつての仲間を優先的に殺したい 3 駅内を探索する。出来れば馬も欲しい。 ※破魔の紅薔薇:あらゆる魔力の循環を遮断する事が可能で、対象に刃が触れた瞬間その魔術的効果をキャンセルする。ただし、魔術そのものを根元から解除するわけではない。破壊される、触れてから一定時間経過などすると効果は解除される。 ※『忍術免許皆伝の巻物仮免@ドラえもん』 ハテノハテ星雲にあるアミューズメントパーク・ドリーマーズランド における忍者の星における忍者の免許皆伝のための実地試験の 忍術が少し使えるようになる巻物。使える術は次の3つ 壁抜けの術 その名の通り壁をすり抜ける事が出来る。しかし厚すぎる壁は越えられない バッタの術 バッタのように高く飛ぶことが出来る。だいたい一般家庭における屋根裏までが限度 ネズミ変化の術 少しの間、小さなネズミの姿になることが出来る。ある程度時間がたつと元の姿に戻ります。 ※『謎のカギ』 詳細不明、何のカギでどこに使うのかは後続の書き手におまかせします。 「あーさむさむ……なんでワイがあんな目にあわなあかんねん!」 黒スーツ、いかにも堅気の職に就いてないと言わんばかりの風貌の男が愚痴る。 両肩を抱く様にトボトボと歩く男はウルフウッド、ニコラス・D・ウルフウッド。 世界を渡り歩く巡回牧師は表の顔であり、裏の顔は一流の殺し屋。 GUNG-HO-GUNSの一員、ミカエルの眼で殺人術を叩きこまれた男だがウルフウッドは此処に来て以来災難に見舞われている。 けったいな殺し合いに巻き込まれたと思えばいきなりのダイブ。 水。それもかなり冷たい水が張り巡らされた湖への理不尽な突入。 当然、身体中は水浸しになり、折角支給された銃器も使いものにならなくなった。 無事であった円盤は何故だか使う事も出来ずに、全くどうしようもない。 やばい。代謝機能の異常強化により、そこらのトーシローよりしぶとく生き残る自信はある。 だが、武器がなければ心細い。 そう。心細過ぎる。 知り合いの金髪トンガリのノーテンキな奴は『な、なんとかなるさ!』とでも言うかもしれないが、生憎ウルフウッドは違う。 きっちりと身の装備を整えて、たとえば敵に対し頭に二発、心臓に二発銃弾を叩き込めるような準備はしておきたいものだ。 「べーくっしゅい! あーあかん、風邪でも引いたらどないしてくれるんじゃボケェ!」 よってウルフウッドは、何処かに手頃な武器はないかと、辺りを手当たり次第に散索していた。 ちなみに地図はよれよれで、文字の所々が消えており、良く眼を凝らせば何処に何があるかはわかる。 そのため自分が居る位置はわかっていたが、特にこれといって目的地もない。 そんな時、ウルフウッドはふと疑問に思った。 地図の端はどうなっているのだろう、と。 そのまま此処から脱出でも出来たら儲けの至り。 まあ、そんな甘い話は転がってないだろうとは思うが、ウルフウッドは取り敢えず試していた。 湖に落ちたのはエリアE-8、其処から東に向けて前進。 途中で小さな河川を通って歩きやすそうな道路を踏みしめて、また前進。 未だ完全に水気は抜けず、ひんやりとした冷たさを感じながらも、またまた前進。 どうなるかはわからないが、やばいと感じれば一目散に逃げればいいだけの話。 逃げ出す事はウルフウッドにとって慣れ親しんだ行為であり、身体が覚えている。 平和ボケのトンガリ――ヴァッシュ・ザ・スタンピードと馬鹿をやり合った旅で何度もそんな羽目に陥った。 そう。何度も何度もやってられるかー!と叫んだ旅の中で。 「まあ、なんや。トンガリは……多分大丈夫やろ。あいつはそうそう死ぬタマやあらへんし」 そしてヴァッシュもこの殺し合いに呼ばれている事は、デイバックに入っていた名簿でわかっている。 一言で言えば甘い男。 ウルフウッドにとってはあまりにも危うく、己の命を今にも投げ捨てそうな様子さえある。 たとえ全身に銃弾を受けたとしても、一つの愛を、誰かの幸せを守れればそれでいい。 本気でそう思っているような男だが、ヴァッシュの銃の腕は抜きん出ており、他にも様々な力を保持している。 GUNG-HO-GUNSの一人、『チャペル』という名で呼ばれるウルフウッドはヴァッシュを彼の兄、ナイブズの元へ連れてゆく仕事があった。 故にこんな良くわからない場所でのヴァッシュの死は避けておきたい。 気に掛かるのはヴァッシュが誰か見ず知らずの他人ですらも庇い、己の命を散らせるような事を仕出かす事だ。 殺し合いをしろと宣告されているため、異常な状況に慣れていない人間には激しく動揺している者も居るだろう。 慎重に行動しなければ後ろからバッサリと……いっても可笑しくはない。 幾らヴァッシュといえども首を切られるなどの致命傷を受けてしまえば、彼とて死からは免れないであろうから。 流石に向こう見ずな行動は取らず、少しは慎重に動くだろうとウルフウッドは推測する。 「……あかん、前言撤回や。ムッチャ想像出来るで、おい……」 だが、ウルフウッドが見せたものは冷や汗が流れ始めた表情。 自分では否定したものの、一瞬でその自信は何処かへ消え去ってしまった事によるもの。 幾ら状況が過酷なものであっても、ヴァッシュはやる。 一人でも多くの人間を守るためには、どんな痛みすらもヘラヘラとした笑いで誤魔化す。 そう。ヴァッシュはそういう男なのだ、とウルフウッドは次第に呆れ返ったような顔をつくりながら、確認するように胸中で思う。 やがてヴァッシュの事より、一人の男の方をウルフウッドは考えだした。 名簿に載っていた、ウルフウッドが知っているもう一人の名前の事を。 「それよりも、リヴィオ……生きておったんか」 リヴィオ・ザ・ダブルファング。 いつも泣いてばかりであったが、優しい心を持っていた少年。 ウルフウッドと同じ孤児院で育ち、そしてある事件を境目に姿を消してしまった男。 『ザ・ダブルファング』という名称にウルフウッドには聞き覚えがないが、どうにもあの泣き虫リヴィオの気がしてならない。 そして同時に嫌な胸騒ぎがしていた。 孤児院から殺し屋養成の人材として引き取られ、やがて名前を貰った自分のように――。 これ以上、自分のような殺すためだけの全てを注ぎ込まれた人間が出せないためにも。 そう思い立ち、己の師であり諸悪の根源でもあった、マスターチャペルを事故に見せかけて殺したのは遅すぎたのだろうか。 答えは一向に出ず、それが遅すぎたと言われるのもウルフウッドにはどうにも堪えられない。 兎に角、このリヴィオ・ザ・ダブルファング――恐らくあのリヴィオに間違いない――には必ず会うべきだ。 堅く心に留め、歩き続けていたウルフッドはやがて行き着く。 数十分前程に、敢え無く命を落とした桜田ジュンの元へと。 「……運が悪かったな、坊主」 ウルフウッドが足を止めたのは一瞬の事。 もう少し早く此処に着いて居ればジュンの命を救えたかもしれないが、関係ない。 確かにジュンは未だ若い年齢であり、不憫だとは思うがウルフウッドとは接点はゼロ。 所詮、他人が一人死んでしまっただけの事であり、ウルフウッドは仇打ちをしてやろうなどという気はこれといって起きなかった。 そう。自分の生を生きるだけで精一杯なのに、他人の事にまで首を突っ込むなど自殺行為に等しい。 良くも悪くもヴァッシュとは反対の価値観の持ち主であり、それゆえにウルフウッドは次の行動に移る。 ランタンを取り出して、辺りに小さな光を齎す。 光に浮かんだジュンの姿を確認。 しっかりとデイバックを背負っている事も見て取り、ウルフウッドは近寄った。 中腰の体勢でうつ伏せに倒れているジュンの遺体の後ろへ手早く回る。 密かに、こっそりと『堪忍なぁ』と小声でジュンに謝りながらウルフウッドは何か銃器を得るために、荷物漁りを始めた。 「あかんか、そらぁ持ってたとしても殺ったヤツが持っていたんやろなぁ……」 デイバックを器用にジュンの身体から取って、探ってみるが碌なものはない。 残っていた名簿や地図は一応回収したが、一丁の拳銃も見当たらない。 着用していた衣服も調べた所、ご丁寧に『桜田ジュン』と女の字で書かれたため、名前はわかったがどうでもいい。 予想していた事だが、現実を突きつけられるとショックはあるものだ。 ならばもういいだろう。 そう思い、デイバックをジュンの背中にでも戻してやり、立ち去ろうとウルフウッドは顔を上げようとする。 そんな時、ふとウルフウッドの視界に映るものがあった。 「ん? なんや……」 力なく倒れたジュンが伸ばした左腕の先に赤い線が走っているのをウルフウッドは見つける。 赤い線の正体は言うまでもなく、滴り落ちた血液。 ジュンの胸部を起点として円心状に広がっている血だまりによって、指にでも血液が付着したのだろう。 ウルフウッドは血の線が何かの文字を描いているように見えた。 死ぬ前に何かメッセージでも残したのだろうか。 たとえば自分を殺した人物への恨み事が、それともその人物の名前か。 若しくは只、簡潔に『死にたくない』といったような自分の不運さを嘆いたものかもしれない。 死者が最期に遺した言葉を見てやろうなど、あまり趣味の良い話ではないがウルフウッドは一応牧師の職に就いている。 ついさっき死んだと思える人間が果たして、どんな気持ちであの世とやらに逝ったのか。 小さな興味ではあるが、どうせ荷物漁りまでもやってしまったのだから、とウルフウッドはランタンを向ける。 ハッキリと、地面に何が書いてあるのかを確認するために。 きっと力がなくなっていく身体を無理に使い、書いたのだろう。 所々、不自然に歪んで汚い字ではあったがウルフウッドはその両眼で、その血文字を焼きつけた。 ――『おねえちゃん』と書かれた文字を 「――ッ!」 なんでもない。 きっと仲の良い姉に宛てた言葉だったのだろう。 そうだ。服に態々名前を書いてくれる程に世話焼きの姉への言葉に違いない。 ありふれた文字であり、なんら可笑しくはない。 だが、ウルフウッドは自身でも驚くほどに衝撃を覚えた。 「あかん……あかんぞ、ニコラス。オドレはもう手一杯なんや、銃も碌に持ってないオドレが……あのトンガリのような真似は無理やろうが!」 思わず上げた叫び声。 現実を見定めろという声と、激しい感情を訴える自分の声が正面からぶつかり合う。 死んだ少年が桜田ジュンだとわかったせいではない。 そんな名前は聞いた事がないし、ウルフウッドが気に留める事はない。 只、考えるだけで全身が震えてしまった。 万が一の話だ。もし死んでしまったのがあの孤児院に居た誰かだったら。 いつも一人ではトイレに行けず、自分に連れて行ってくれるように頼んだ少年でもいい。 猫を追いかけて、屋根にまで上ってしまい、泣きべそをかいたあの少女でもいい。 あの中の誰かがこんな風に死んでしまったら。 憐れむ程にか細い文字で遺したら。 『二コにぃ』と、自分に対しての最期の言葉を遺したら、果たして自分は何を想うだろう か―― きっと――解き放つだろう。 滾らせて、あまりにも膨張させた想いを連ねて拳を叩きつけるに違いない。 しかし、その事はジュンの死とは関係ない。 そう。関係ない筈なのだが――ウルフウッドはなかなか落ち着かなかった。 やがて、ウルフウッドは徐に立ち上がる。 両の拳は固く握りしめ、鋭い眼光は雄々しさを印象付けるもの。 そう思いきや、ウルフウッドは踵を返し、歩き出す。 「ええか、今回だけや。乗りかかった船や……期待せんで待っとれ。 なぁ、坊主……」 何でも一人で背負い込む子と、親代わりの保母にかつて評された男が。 一人の少年が最期に残した言葉に、風変りな男がこれまた風変わりな形で応える形となる。 そう。ウルフウッドにとって危険と成り得る人物。 ウルフウッドの言葉は、そこに名も知らない一人が新たに入った事を意味していた。 【F-1/中心部/一日目/黎明】 【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン・マキシマム】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品(地図と名簿は二つずつ) デザートイーグル50AE(使用不能) SPAS12(使用不能) スタンドDISC『スター・プラチナ』 [思考・状況] 1:襲われたら返り討ち、必要以上に危険な事に首は突っ込まない。 2:ヴァッシュとの合流、リヴィオとの接触 3:ジュンを殺害した者を突き止め、状況次第で殺す。 4;武器を手に入れる、出来ればパ二ッシャー 【備考】 ※リヴィオは自分が知っているリヴィオだと思っています。 ※まだループには気づいていません ※どこへ行くかは次の方にお任せします。 ※参戦時期は未定です 時系列順で読む Back 輪廻-ロンド- Next 一人では解けない 真実のパズルを抱いて。 投下順で読む Back 輪廻-ロンド- Next 一人では解けない 真実のパズルを抱いて。 一人の夜 桜田ジュン 死亡 あり得る事、成し得る事、求め得る事…… ベナウィ 想いは簡単に届かない ニコラス・D・ウルフウッドの受難 ニコラス・D・ウルフウッド ネズミの国
https://w.atwiki.jp/seigeki/pages/71.html
属性とか化粧って重要だよね意外と 作者:変態 ◆9lpMgcDCvw 前書き 洋服選びも大切だねの続きかもしれない 実際は間に舞台入ってるけど、小説になっちゃうから書かないかもしれない 舞台の話は、HPで 男(?) 前回と同じく普通じゃない人 属性を教える 台詞多くてごめんね 女(?) 前回と同じく普通じゃない人 純粋無垢(?) 男? 男(?)の仲間 おっとりした人 普通じゃない 以下本文 男01「いやー、大成功だったな。お前のおかげだよ」 女01「そ、そんな……僕はオロオロしちゃって役にたたなかったし……」 男02「いいか? 世の中には特殊な需要という物があってな? 俺がやったキリっとしたのが好きな人もいれば、お前が素でやったオロオロしてる子が好きなヤツもいる」 女02「べ、別に素でやった訳じゃ……」 男03「そうか? まぁそれはともかくとして、正直な話、最近マンネリ気味だったんだよな~。キャラとしてキリっとした人って言うのがついちゃってるから、今更違う系統の子は出来ないし。いやまぁ流行のツンデレって言うのをやることが出来ない訳じゃないけど、俺のイメージとは違うしな」 女03「へぇ~。色々あるんだねぇ」 女素直に頷く。 男04「……可愛いヤツめ! 撫で回してやるっ!」 女04「ちょ、ちょっとやめて! 痛いよぉ……」 扉が開いて誰かが入ってくる。 男?01「よっ! 今回も大成功だったなぁ~。ん~、新人ちゃんも、い~味出してたし。お前もいつもどおりで僕は満足満足~」 女05「……誰?」 男05「あのおっとりした人だよ」 女06「え? ええええええええええええええ!!!!?」 女絶叫 男?02「な、なんだよ~……びっくりしたな~も~」 女07「え、だって、あの人、え? え?え?」 男06「まぁ、化粧って怖いなって話だな。俺もそうだし、お前もそうだろ?」 女08「え、うん。確かにあそこまで変わるのはびっくりしたけど……」 男?03「ん~? なにか~? 舞台の上と印象が違いすぎるって?」 男07「長く付き合ってるとそうでも無いが、まぁ発対面の人からすればそうかもな」 男?04「え~? 素でやってるつもりなんだけどな~」 女09「いや、かなり足されてると思いますよ……おっとり分が」 男?05「失礼な~!」 ぷ……あはははははは 【あとがき】 特に言うこと無いですけど、私の趣味は不規則らしい(友人談)。なので、いつ変な人が出てくるかわかりませんね~w
https://w.atwiki.jp/kokigame/pages/140.html
へんしん彼女~はるかが○○に着替えたら~ 419 :名無したちの午後:2008/08/24(日) 22 16 30 ID llOyyTD50 へんしん彼女~はるかが○○に着替えたら~ ttp //www.flap-game.com/ アナル舐め手コキ1、他手コキ3 手コキからフェラに移行してガッカリかと思いきや、回想におまけとして手コキ射精シナリオありという親切設計w フェラシーンでもしっかり手コキを意識したテキストで高評価。久々の当たりだった ライターが今は亡きMeteorの人(恋Q、ちょこっとばんぱいあ) 基本的に受けシチュ。赤ちゃん言葉で素股などもあり 「手マンコ」「しこしこ」とか卑語スキーにもオススメ。 関連レス 541 :名無したちの午後:2011/10/08(土) 11 56 23.67 ID Dxzok6FZ0 奉仕系の手コキって、結構色んなゲームでイメクラプレイの1枠として扱われてると思う。 そんな中でも、「へんしん彼女」のウェイトレスさんのが自分は鉄板。