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がらくたらぶじぇらしー【登録タグ GUMI WENTY か 曲】 作詞:WENTY 作曲:WENTY 編曲:WENTY 唄:GUMI 曲紹介 『嫉妬深い少女の非日常的な日常的人生』そんな物語。 WENTY氏の四作目。 歌詞 (動画より書き起こし) 迷子の小鳥さん カラスとワルツを踊る 矛盾がルール ふざけたworld 作ってみました 幻想 さあ 求めて 愛して 抱きしめさせてよ 集めたガラクタ 晴天 決行 半信半疑の シリアスダウトは 矛盾の兵士と ブリキの看板 ただ愛してる だから殺させてね? 何が不安なの? 頭が痛い 嫌 ガラスの靴割れました ガラクタ集め直しました 悲劇のカーニバル 今… ランランラルラ… 「禁断の果実ってどこで売ってるの?」 「恋は落ちるものだって、それ知ってどうするの?」 クラシックかけて 素顔を隠して 廻る回る 観覧車 「ここはどこ?」「アタシ誰?」 タンタラタンタラ 踊りましょう? とあるジャズバー ハイハットの音 耳が痛い 重なるあなたの偶像 いや いや 嫌 嫌 あっちむいてほい これから始まる これから始まる 崩れてく 崩れてく バスの中 ガラスの靴割れました ガラクタ集め直しました 悲劇のカーニバル 今… ランランラルラ… 踊りましょう 愛しましょう 何のため? 分からない 激しくて 躊躇わない ただ… ランランラルラ… ただ愛してる 虫唾が走る ガラスの靴割れました ガラクタ集め直しました 悲劇のカーニバル 今… ランランラルラ… コメント 名前 コメント
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663 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/10/17(水) 21 23 48.74 ID ??? 呂布「貂蝉! 今日も猪を捕ってきてやったぞ!!」 マリナ「ふふ、いつもありがとう」 呂布「魂ィイイイ!!」 フリット「マリナさんオーブン直しましたよ! ついでに新機能もつけておきました」 ネーナ「うわあ、オーブンにテレビと除湿機が付いてる!?」 シーリン「(なぜにオーブンにそんな機能を付けた…?)」 マリナ「まあありがとう。フリット君は本当に手先が器用なのねえ」 フリット「えへへ」 刹那「…………」 ギリ「誰だ! 店中にガンプラを置いたのは!! しかもガンダムばっかり!」 マリナ「ごめんね、刹那。細かい部品のあるものはちょっと…」 刹那「俺はガンダムになれない・・・…」 シーリン「ニヤニヤ」 ルナマリア「ニヤニヤ」
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初代会長がロンドン酒場娘のアンジェラ嬢に一目ぼれしての。 嬢への想いが募って、商会設立の折、商会名にまでしてしまったのじゃ。 しかし、恐ろしいことに、入会した会員さんの何人もが な、なんと、嬢と既にお泊りを済ませておったのじゃー! 戻る
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嫉妬「ジェラシーボンバー」/Jeakousy ''Jealousy bomber'' 嫉妬「ジェラシーボンバー」/Jeakousy ''Jealousy bomber''(3)(B)(B) ソーサリー 対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚捨てる。そのプレイヤーの手札にカードが5枚以上ある場合、代わりにそのプレイヤーはカードを4枚捨てる。 参考 記憶される幻想郷-アンコモン
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【検索用 はそろしかるしぇらしぃ 登録タグ Shu VOCALOID appy は 巡音ルカ 曲 曲は 藤墅。】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Shu 作曲:Shu 編曲:Shu イラスト・動画:藤墅。 ギター:appy 唄:巡音ルカ 曲紹介 大好きなSohbanaさんにインスパイアされて作った作品です。MVに20ヶ所のオマージュがあります。探してみてください! 曲名:『パソロジカル・ジェラシィ』 Shu氏の25作目。 Sohbana氏主催『ばなそ祭』参加楽曲。 第14回プロセカNEXT応募楽曲。 歌詞 (piaproより引用) あらまあ今宵も出稼ぎね 順調みたいでおめでとさん アフガン帰りの貴方には緩い戦場でしょうね Uh oh 忖度は興味がないので 馴れ合いならよしてくださいな 音楽じゃ勝機はないとか 裏じゃ言われ慣れてるので 嗚呼 曖昧にこさえた虚飾の美 化けの皮を剥がしゃ蠱毒の瓶 そう 簡単なウソや浅はかなトリックじゃ賞味期限が迫るもので 落ちてゆく貴方が愛おしい ひと時の栄華を楽しんでら 鑑みりゃ甚だ麗しい だから逝く時にゃ笑ったげるわ 単純におもんない 中身を知る前から付いてくいいねは 人間味もクソもない そのミステリアスなブランドの力で そういうのが良いんでしょ 分かってる風のハイカラな皆様は 叩き上げの僕など 唯置き去りで Uh oh 本当の貴方が見たいので 目出し帽は取ってくださいな 「音楽は音の闘いさ」そんな詭弁は くだらないね 淡々と連ねた恨みの句 貴方には届かぬ苦い毒 まあ 散々な言葉も角のみ立つので 詩に込めて仕舞い さよなら 難解に仕立てた模造の儀 国破れこちとら孤独の身 そう肝心なモノすら他所に依頼した 選りすぐりのプロもどきさん 朽ちてゆく貴方をオカズに 夜明けまで煙草をふかしながら 泣いてみりゃ甚だアホらしい だからそのうちに笑ったげるわ それはもうクソほど嘲笑ったげるわ Woah oh 堕ちて行け お前が憎らしい だからはらわたまで刺したげるわ コメント 名前 コメント
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「ああもう、またこんなに散らかして…」 翠星石との相部屋である自分の部屋を見て蒼星石は呆れたように溜息を吐いた。 お菓子は食べっ放し服は脱ぎ散らかしっぱなし、更には翠星石の机の上もグチャグチャ…。 だらしないのは分かってた事だが、片付けるほうの身にもなってほしい。 「…まあ、だから僕がずっとそばに居てあげなきゃダメなんだけどね…」 それでも許してしまうのは、やはり翠星石が最愛の人だからだろうか。 双子の姉であり恋人、だからこそすべて許してしまう。 そんな甘い自分を自嘲気味に笑い、やれやれと片付け始めた。 「あれ…なんだこれ」 ベッド上に脱ぎ散らかされた服を片付けていると見慣れない物を見つけた。 それを手に取り裏返してみると、それは水着姿の雛苺の写真だった。 「…雛苺? 何でこんな写真が…?」 これは前にみんなで海に行った時に撮った写真。 その時の写真は全員にそれぞれ渡したから、こんな写真が残っているとは思わなかった。 ただ単に渡し忘れたのだろうかと思ったが、それにしてはシワが多く渡す物としては考えにくい。 そもそも、なんでそんな写真がベッドの上に…? 考えを進めていくうちに蒼星石の胸にチクチクとした棘が刺さっていくような感覚がしてきた。 不快な感情が沸きあがってきて、無意識の内に手に力が入る。 「…何で…? 何でこんなのを…」 嫌な想像が沸きあがってきて、それを振り払うように頭を振る。 それからそれを忘れるように部屋の片づけを再開させたのだが、胸のモヤモヤは晴れなかった。 「ただいまー。ふう、今日も部活が疲れたですぅ…」 「ああ…お帰り。遅かったね」 部屋の片付けを終え、夕飯の準備をしていると部活を終えた翠星石が帰って来た。 「う~ん、良い匂いですぅ。今日は何ですか?」 「今日はペペロンチーノだよ。そうそう、部屋片づけしておいたから」 「どうもありがとうですぅ」 片づけした事を伝えると翠星石は蒼星石の頬にキスをした。 それで蒼星石の頬も緩んだが、写真の事を思い出し不快な物が胸に沸く。 「どうしたですぅ? 何かあったですか?」 「え…いや、なんでもないよ。もうすぐ出来るからお皿出してくれる?」 「…何でもないなら良いですけど…」 そう言いながら食器棚に向かう翠星石。 「…そう言えば…」 その背中に思わず声を掛け、翠星石がこちらを向いた。 だが、その顔を見て思わず言葉が詰まる。 聞いてどうするんだ、聞いてどうなるんだ、そう冷静な頭が問い掛ける。 「何ですか?」 「…あ、いや…化学の宿題っていつまでだっけ?」 「え、来週ですけど」 「そう…ありがとう」 適当な言葉で誤魔化し、調理の仕上げに掛かる。 もう忘れよう、そう思いながら。 それから二人で夕食を食べ終わると、風呂が沸いたのを知らせるコールが鳴った。 「あ、お風呂沸いたみたいだね」 「そうですねぇ。食器片付けておくから先入っていいですよぉ」 「良いの? じゃあお言葉に甘えて先に入ろうかな」 「そうするですぅ」 翠星石に片づけを任せ、着替えを持って風呂へと向かう。 それから風呂に入りぼーっとしていると、あの写真の事がまた気になりだした。 忘れようと思ってるのに、どうしても頭から離れない。嫌な予感がしてならなかった。 「…そう言えば最近翠星石としてないな…」 思い返すとここしばらく翠星石と夜の営みをしてないことを思い出した。 以前は週に少なくとも3回は体を重ねていたのに、もう2週間ぐらい体を重ねてない。 いつも向こうから求めてくるのだが、これはもしかしたら自分からしてもらうのを待ってるのかも、と思った。 そこであの写真がそんなに気になるのは、自分が欲求不満だからかも知れない…そう思うと納得が行くような気がした。 「たまにはこっちから襲っちゃおうかな…」 蒼星石は笑って、今夜こっちから襲うことを決めていやらしい笑みを浮かべた。 翠星石の喘ぎ声や肌の感触を思い出し、蒼星石の体も疼き始めた。 「…よし、今夜イっちゃおう!」 そう意気込んで浴槽から立ち上がり、蒼星石は風呂から出た。 「翠星石、出たよ…って、あれ…?」 着替え終わって翠星石を呼ぼうとリビングに行ったが誰もいなかった。 まだ片づけが終わってないのかも、と思ってキッチンに行っても翠星石はいない。 「部屋に行ったのかな…ん?」 キッチンを見渡すとある事に気が付いた。 シンクに食器類がまだ洗われないでそのまま水に浸けてあった。 普通ならもうとっくに洗い終わっても良いはずなのに、このままどこに行ったのだろうか。 「何でこんな中途半端なまま…何かあったのかな」 疑問に思いながら、相部屋へと向かって行った。 部屋の前まで来てドアをノックしようとした時、扉越しに変わった声が聞こえて来た。 『…あ…うん…はぁっ…』 「…翠星石…」 ドア越しでも分かるくらいの甘ったるい声。 なぜそんな声が聞こえてくるのか一瞬分からなかったが、写真の事を思い出し一気に全身から血の気が引いていった。 これまで考えようとしていなかった可能性が浮かんできて、全身から嫌な汗が吹き出す。 「…いや、そんなこと、あるわけ…」 湧き上がる吐き気を堪えながら、ドアをそっと開けて中を窺う。 中では翠星石がベッドに座り、何か紙切れのような物を見て惚けた表情をしていた。 その反対側の手は、スカートの中のパンツ内に潜り込ませていてそこでもぞもぞと動いている…。 誰がどう見ても完全な自慰行為だ。 (…す…翠星石…) 現実に打ちひしがれ、思わず吐きそうになる蒼星石。 それに気付かず、翠星石は夢中で行為を続け更に甘い声を出し続ける。 「あ…ううん…! ひ、雛苺…あぁっ…!」 (雛苺…!?) 疑問はその呟きですべてが一つに繋がり、一瞬にして理解した。 写真の事も、最近求めてこなかった事も…そういう事だったのか。もはや翠星石の心に自分は…。 そこまで理解して、蒼星石の心は完全に壊れてしまった。 「あっ、ああ、雛苺…ああぁぁん!!」 一際大きい声を出し、翠星石の体が震えて絶頂を迎えたことを知らせた。 それからぐったりして肩で息をしながらベッドに倒れこみ、うっとりした表情で手の写真を眺める。 「…雛苺…好きですぅ…」 「…そう、だったんだ」 ギィ、と音を立てドアを開けて部屋に踏み込む。 そこで蒼星石に気が付き、翠星石は慌てて起き上がった。 「そ、蒼星石!? いつからそこに…」 「…雛苺」 「っ!」 濁りきった目でその名前を呟かれ、翠星石の顔色が一気に青くなった。 その翠星石に一歩一歩ゆっくりと迫る。 「…最近求めてこなかったのはそう言うわけだったんだね…」 「う…あ…」 「…雛苺が翠星石の心にいるんだ…僕というものがありながら…」 「ち、違うですぅ! そんな…」 「じゃあこの写真は何!?」 「きゃあっ!」 そう言って乱暴に翠星石の手から雛苺の写真を奪い取った。 その写真は絶頂を迎えたときに力が入ったのか、見つけた時よりもシワが増えていた。 「…何で、何で雛苺なんかに? 僕が居るのに? ねえ何で?」 「そ、蒼星石…ご、ごめ…」 パンッ! 涙目で謝ろうとする翠星石の頬を叩き、更に胸倉を掴んでベッドに押し倒した。 突然の豹変振りに、恐怖で翠星石の目から大粒の涙が幾つも溢れ出す。 「僕が聞きたいのはそんな事じゃないんだ…何で雛苺なんかでオナニーしてたの? 僕がいるのに…」 「ごめんなさいごめんなさい!! 許してですぅ!!」 「…答えたくないなら仕方ない。…僕の事、愛してる? 愛してるよね?」 殺気の篭った笑みで目を覗きこまれ、翠星石は狂ったように首を縦に何度も振った。 「じゃあ、こんな写真いらないね」 「ああっ!」 奪い取った写真を翠星石の目の前で粉々に破り投げ捨てた。 それを見た翠星石は絶望的な顔でその欠片を拾う。 「…そ、そんな…」 「なんでそんな顔するのさ? 僕の事愛してるならいらないでしょ?」 「ひ…酷いですぅ…! えぐ…!」 尚も破られた写真を見ながらすすり泣く翠星石。 それにイラついた蒼星石は翠星石の顔をこちらに向けて強引にキスをする。 更にそのまま唇をこじ開け、乱暴に口内を舌で犯していく。 いつもとは違う、狂った愛によるディープキスに翠星石の恐怖感はますます高まっていった。 「ん、ん~!!」 「…はぁ…まだまだ調教が必要なようだね…。君は僕の物だって事を体で教えてあげなくちゃ…」 口を離し、狂った笑顔のまま問い掛ける。それを見て翠星石の心が絶望に支配されていった。 もうただじゃ済まされない、その事だけを理解して。 終
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Last up date 2009-09-08 11 41 51 (Tue) ジェラルシールド データの直接編集をされる方はコチラより編集してください。 画像 編集 名前 編集 種別 編集 説明 編集 鍛錬素材 編集 装備可能Lv 編集 物理防御力 編集 魔法防御力 編集 入手 編集 購入額 編集 販売額 編集 装備可能種族 編集 装備可能職業 ウォーリア 編集 ウィザード 編集 テイマー 編集 バード 編集 耐久度 編集 スロット 編集 作成者銘 編集 ドロップ 編集 備考 編集 +盾一覧 画像 名前 装備可能Lv 物理防御力 魔法防御力 装備可能種族 装備可能職業 耐久度 スロット 鍛練素材 購入額販売額 入手 備考 編集 ウォ|リア ウィザ|ド テイマ| バ|ド 編集 サフルシールド 3 16 8 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 - カナリーウッド板 購 520販 ナストリタン東地区防具屋ナストリタン西地区防具屋ナストリタン南地区防具屋木製品作成 編集 シェイダシールド 8 24 12 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 - メープル板 購 3705販 ナストリタン東地区防具屋ナストリタン西地区防具屋ナストリタン南地区防具屋木製品作成 編集 ジェラルシールド 13 40 16 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 - ブラスプレート 購 10040販 ナストリタン東地区防具屋ナストリタン西地区防具屋ナストリタン南地区防具屋金属製品作成 編集 ハルデゥアスピス 15 48 20 全種♂♀ ○ × × × ブラスプレート 購 販 金属製品作成 最大HP+15VIT+2AGI-1水耐性+5 編集 メソンシールド 16 40 20 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 - ラバーウッド板 購 14820販 アネフタス-ブラスラバ武器・防具商人モーネリア-ボルコット武器・防具商人木製品作成 編集 イルバンシールド 18 52 22 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 - ブラスプレート 購 販 11/18現在生産のみ確認? 編集 グロースシールド 23 64 26 全種♂♀ ○ × × × 100/100 アイアンプレート 購 販 金属製品作成 編集 アルソスシールド 25 60 30 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 - ウォルナット板 購 販 木製品作成 編集 ランディスシールド 28 72 30 全種♂♀ ○ × × × 100/100 アイアンプレート 購 販 金属製品作成 編集 インバルシールド 購 販 金属製品作成 イルバンシールドの改名品? 編集 シルクルアスピス 33 84 34 全種♂♀ ○ × × × 100/100 スチールプレート 購 販 金属製品作成 編集 エクセラシールド 36 80 40 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 セコイア板 購 販 木製品作成 編集 クライスアスピス 38 96 38 全種♂♀ ○ × × × 100/100 スチールプレート 購 販 金属製品作成 編集 フィールスクトゥム 43 108 42 全種族♂♀ ○ × × × 100/100 0/0 シルバープレート 購 販 装備可能レベル:43 角型盾 編集 ラシークシールド 45 100 50 全種♂♀ ○ ○ ○ ○ 100/100 インシア材 購 販 木製品作成 土・水耐性+3 編集 クアドラスクトゥム ○ × × × ゴールドプレート 購 販 金属製品作成 編集 購 販 編集 コメント 名前
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『聖なる夜のジェラシー』 24KB 嫉妬 妬み 越冬 同族殺し 野良ゆ 希少種 現代 めりーくりすまーす(棒読み) 以下:余白 『聖なる夜のジェラシー』 *善良なゆっくりが酷い目に遭います *希少種 *希少種優遇 一、 「せっせ、せっせ……」 身も凍るような冷たい風が吹き抜ける路地裏を忙しなく走り回る一匹の野良ゆっくりがいた。 ほこりにまみれて淡い灰色になりつつある黒い三角帽子。 土や泥水がこびりついた金髪と、傷だらけのあんよ。 跳ねるたびにゆらゆらと揺れるお下げのリボンは半分ほどが破れている。 野良ゆっくりのまりさ。 大きさはバスケットボールほど。 その口にはどこかのゴミ捨て場から拾ってきたのか、破れたタオルが咥えられていた。 大方、この冬を乗り切るために必要なのだろう。 街で暮らす野良ゆっくりの越冬は難しい。 野生と違い、暖かい巣穴の奥で過ごすことができないからだ。 皮しかない顔に容赦なく吹き付ける北風。 雪が降る日は頭に積もった雪を舐め溶かさないと、すぐにぐずぐずの濡れ饅頭になってしまう。 さらに四方をコンクリートに囲まれ、陽も満足に当たらない冬の路地裏は天然の冷蔵庫と化す。 陽の当たる場所に出て行き暖を取ろうとすれば間違いなく人間によって駆除されてしまうので、冷蔵庫の中に閉じ籠るしかない。 それでも、野良ゆっくりたちは明日を生きるため、懸命に跳ね回る。 「れいむがさむいさむいにならないように、がんばるよっ!」 かじかむあんよ。 冷たい顔の皮がアスファルトにぶつかるたびに、痛みが走る。 それでもあんよを動かし続けるしかない。 おうちに帰れば寒さに震え、飢えに苦しむ最愛のれいむが待っているのだ。 断っておくが、れいむは生活のすべてをまりさに任せてゆっくりしているわけではない。 一週間ほど前に、“ゆっくり狩り”と称して路地裏に雪崩れ込んできた小学生グループによって“遊ばれて”しまったのである。 あんよは使い物にならないほどに痛めつけられ、片方の目玉は在るべき場所にない。 ぺにぺにを引き千切られ、まむまむもぐちゃぐちゃのミンチにされた。 れいむが、まりさと一緒に冬を乗り切ったあと、二匹のちびちゃんを生んで育てるのが夢だと話していたことが、文字通りの夢 物語となってしまった。 れいむはズタボロになってしまった自分の顔や、身体のあちこちを見て泣きながらまりさに「れいむとわかれてね」と訴えてい たが、まりさはそれを聞き入れなかったのだ。 「れいむ! ゆっくりただいま!」 「ゆっ……。 ま、まりさ……ゆっくり、おかえりなさい……」 「どうしたの? げんきがないよ? ぐあいでもわるい?」 まりさがれいむの頬をぺーろぺーろと舐めながら心配そうに瞳を覗き込む。 れいむがまりさの優しさに思わず揉み上げを震わせる。 「いつも、ごめんね……。 れいむ、なんにもまりさのやくにたてなくて……」 「そんなことないよ! まりさは、れいむがいるからがんばれるんだよ!」 「……まりさ……。 ゆっくり、ありがとう……」 二度、三度と互いに頬をすり寄せ合った後、二度、三度のふれんちちゅっちゅ。 れいむが嬉し恥ずかしそうに頬を染める。 (まりさ……ほんとうに、ほんとうに、だいすきだよ……) 動けない自分を。 愛するゆっくりの欲求を満たしてあげられない自分を。 迷惑ばかりかけている自分を。 何も言わずに支えてくれて、自分のことを好きだと言ってくれるまりさは、れいむにとっての全てだった。 「れいむ! みて! とっても、あったかそうな“もうふさん”をみつけてきたよっ!」 「ゆ?」 まりさが自慢げに破れたタオルをれいむに見せる。 れいむが「ゆわぁ」と目を輝かせた。 気温は日に日に下がってきており、特に朝夕の冷え込みが激しい。 ワンルームの段ボールハウスで暮らす二匹は、寄り添うことでした暖を取る方法がなかった。 まりさが嬉しそうに咥えたタオルをれいむにそっと巻いていく。 「ゆ、ゆゆーん……。 まりさ、あったかいよ……。 まりさも、こっちにきてね」 「ゆっくりりかいしたよ」 破れているとはいえ、少し長めのタオル。 まるで一本のマフラーを二人で巻き合う恋人たちのように、タオルで繋がるまりさとれいむは互いに見つめ合って微笑んだ。 「れいむ……」 「なぁに?」 「まりさと……ずっといっしょにゆっくりしようね」 「……うん。 ありがとう……まりさ」 もそもそと顔だけ動かして、まりさの頬にそっと唇を当てるれいむ。 それから二匹は段ボールハウスの中から長方形に区切られた世界を無言で見つめていた。 「ゆ……?」 その長方形に白い粒が降りてくる。 「ゆきさん、だね……」 「きょうのよるもさむくなりそうだよ……。 れいむ、まりさにぴったりくっつていね」 「ゆんっ////」 寄り添う二匹。 生きて行くことがどんなに辛くても、互いの頬から伝い合う温もりが「明日も生きていたい」と願わせる。 そのとき。 近くに何者かの気配がした。 勘のいいまりさが視線をきょろきょろと左右に動かす。 「どうしたの、まりさ……?」 横目でまりさに声をかけるれいむ。 まりさはすぐにでも段ボールハウスを飛び出していって、周囲の確認をしたかったがタオルで包まれているため、それができな かった。 「ゆぅ……。 なんでもないよ。 まりさのきのせいだったみたい。 ごめんね」 「んーん……いいよ、べつに」 (……たしかに、だれかいたようなきがしたんだけど……。 にんげんさんだったら、すぐわかるよね……。 ねこさん、かな ……? それとも、いぬさん……?) 思考を巡らすまりさを余所に、れいむはまりさの温もりに安心しているのかいつのまにか、「すーやすーや」と寝息を立ててい た。 まりさが寄りかかるれいむの顔に自分の顔をそっと重ねる。 この日の夜も寒かった。 それでも、まりさが見つけてきた破れたタオルのおかげで幾分寒さが緩和されていたのか、真夜中に寒さで目が覚めるような事 はなかった。 二、 「くりすます?」 「むきゅ。 そうよ。 ぱちゅをかってくれていたにんげんさんにむかしきかせてもらったおはなしだから、まちがいないわ」 クリスマス。 人間たちの文化にそういうものがあるらしいことをまりさは初めて聞いた。 「とおくから、にんげんさんたちのおうたがきこえてくるでしょう? あれは、“くりすますそんぐ”さんっていうのよ」 最近野良ゆっくりになったばかりの元・飼いゆっくりのぱちゅりーが目を細めてまりさに語る。 「むきゅきゅ。 ぱちゅも、ずっとまえに、にんげんさんといっしょに、くりすますをおいわいしたわ」 懐かしそうに、悲しそうに、寂しそうに、言葉を紡いでいくぱちゅりー。 まだ白さが残っているナイトキャップには、一部だけ激しく破れた痕跡がある。 捨てられる際に、バッジをむしり取られたのだろう。 飼いゆっくりの転落ゆん生話はありふれている。 ぱちゅりーの過去も想像に難くない。 「おいわい、ってどんなことをするの?」 「そうね……。 だいすきなひとといっしょにすごすひとがおおいらしいわ」 「だいすきな……? それなら、まりさは、まいにち、くりすますさんをやっているよ!」 「むきゅきゅ。 でも、くりすますさんは“とくべつなひ”なのよ?」 「どういうこと……?」 まりさが小首を傾げるような仕草をしてぱちゅりーに視線を向けた。 「だいすきなひとに、“くりすますぷれぜんと”をあげたり、いっしょにいーちゃ、いーちゃ、したりするのよ」 ぱちゅりーの言葉にまりさがしばらく考え込む。 ぱちゅりーはまりさを見つめながら「少し難しかったかしら?」と様子を伺っていた。 当のまりさはというと、ちゃんとぱちゅりーの言葉を理解しており、「いーちゃいーちゃなら毎日してるよ」だの、「毎日れい むと一緒にいるよ」だのと思いを巡らせている。 しかし。 「くりすますぷれぜんと、っていうのはなんなの?」 「だいすきなひとに、おくりものをあげることよ」 「ごはんさんとかじゃなくって???」 「それは、ふだんからもっていってあげているのでしょう? ふだんとちがうものを、くりすます、というとくべつなひにあげ ることに、いみがあるのよ」 「なんだかとってもゆっくりできそうだね。 よーし、それじゃあ、れいむにすてきなぷれぜんとさんをさがしてくるよ!」 「きっと、れいむもよろこぶとおもうわ」 クスクスと笑うぱちゅりーを見て、まりさがふと気になったことを訪ねようとした。 「ぱちゅりーも何か貰ったの?」と聞きかけてしまったまりさが慌てて口を閉じる。 ぱちゅりーはまりさが何を言おうとしたのか察しているのか、むきゅきゅ、と小さく笑っただけだった。 実はと言うと、ぱちゅりーはまりさとれいむの関係について知っている。 れいむがどういう状況に置かれているかも、何もかも。 ぱちゅりーとれいむもお喋り友達である。 だからこそ、まりさに、クリスマスの話題を振ったのだ。 友達のれいむに幸せになってほしかった。 友達のまりさにれいむをもっと幸せにしてあげて欲しかった。 あるいは、一年前に飼い主と共に祝ったクリスマスの幸せをまりさとれいむにも感じてほしかったのかも知れない。 ――もう、みんな、死ねばいいのに……。 どこからか声が聞こえた。 まりさとぱちゅりーが周囲を見回す。 しかし、誰もいない。 まりさとぱちゅりーが背中合わせにくっついて警戒を始めた。 「いま、たしかに、なにかきこえたわよね……?」 「ゆっ。 まりさもきいたよ。 このちかくにだれかがいるよ……。 にんげんさん……かな?」 「だとしたら、たいへんよ……。 はやく、どこかにかくれないと……」 しかし、何処へ行きようもなかった。 先ほどの声がまりさとぱちゅりーに向けられたものであれば、声の主はまりさとぱちゅりーの動きを把握しているだろう。 下手に何処かへ隠れれば、逃げ出すこともできないままに窮地に陥ってしまう可能性も高い。 だが、それ以上声は聞こえなかった。 また、誰もまりさとぱちゅりーの前に現れることもなかった。 「さいきん、だれかにみられているようなきがするんだよ……」 ようやく周囲の空気も落ち着き始めた頃に、まりさがぽつりと呟く。 「むきゅ……?」 「おうちのちかくに、だれかがいるようなきがして……。 いつも、おうちのまわりをみにいくんだけど、だれもみつからなく て……。 ごはんさんをとりにいくときも、うしろがきになってしかたがないよ……」 「そういうことが、なんどもあるのかしら?」 「ここさいきんはずっとだよ……。 まりさはともかく、れいむのことがしんぱいで……」 「れいむは、なにかいっていないのかしら?」 「れいむは、なにもかんじていないみたいだったよ」 「そう……。 なんだか、ゆっくりできないわね……」 人間がこんな事をするはずがない。 人間がゆっくりを監視するぐらいなら、一思いに出て行って潰しにかかるほうが圧倒的多数だろう。 では、犬や猫なら。 これも同じで、犬や猫はゆっくりを食糧としか見ていないので、見つけた瞬間襲いかかるはずだ。 元・飼いゆっくりである本物の賢者・ぱちゅりーでもこの疑問を解決することができなかった。 謎は深まるばかりである。 不意にまりさが口を開いた。 「ゆっくり……なのかな……?」 「まさか。 もうすぐ、ほんかくてきにふゆさんがくるのよ……? みんな、ごはんさんをあつめたり、あたたかいものをさが すのに、おおいそがしのはずだもの。 おうちをうばいにこないということは、そういうことにはこまっていないはずだから、 ゆっくりとはちがうとおもうわ……」 「ゆぅ……たしかにそうだね……」 なんとなく、きょろきょろと周囲を見渡すまりさに、ぱちゅりーが再び言葉をかけた。 「まりさ……。 さっきのはなしはわすれてちょうだい」 「ゆ……? くりすますのこと?」 「そうよ。 さっきは、れいむにくりすますぷれぜんとをあげてほしいとはいったけれど、れいむをひとりにしないほうがいい かもしれないわ……」 「ゆ…………」 「まりさも、きをつけて。 なにかに、ねらわれているかもしれないわ……」 「ぱちゅりー」 「むきゅん?」 「くりすますさんは、いつかわかるの……?」 「……まちのにんげんさんのなかに、あかいふくをきた“さんたさん”というひとがあらわれたら……たぶん、そのひがくりす ますだとおもうわ」 それから言葉を繋げようとしたぱちゅりーに、悪戯っぽい笑みを浮かべてみせたまりさが「じゃあ、まだクリスマスまで時間が あるんだね」と言い残し、路地裏の奥へと走って行った。 ぱちゅりーはそれを制しようとしたがいかんせん、間に合わない。 跳ね去っていくまりさの後姿を見ていると、それ以上声を張り上げることもできなかった。 「むきゅー……」 のそのそとこの場を移動し始めるぱちゅりー。 向かう先はまりさとれいむのおうちだ。 最初は二匹で狩りに出かけると話をして、まりさとれいむのおうちを後にしたので、まりさの帰りが遅くなるとれいむに余計な 心配をかけてしまう。 ずりずりとあんよを這わせながら、どうやってプレゼントの事を伏せたまま、れいむにまりさの行動について教えるべきかと考 えを巡らせていた。 大通りへと道が続く路地裏の十字路には、人間の街の陽気な音楽が風に乗って届いてくる。 とても、同じ世界で生きている生き物だとは思えなかった。 自分たちがこれほどまでに冬の冷たい風に苦しんでいるというのに、人間たちはまさにどこ吹く風と言わんばかりである。 昼間なのにキラキラと彩られた街の欠片を見つめながら、ぱちゅりーはそれから目を逸らすように再びあんよを蹴った。 この日が十二月二十三日。 テレビのニュースでは、今年はホワイトクリスマスになるだろうとの事だった。 三、 ぱちゅりーと別れたまりさは一直線にある場所へと向かっていた。 まだれいむが元気だった頃。 一緒に路地裏を跳ね回っていた頃。 二匹だけで遊びにきた廃材置き場。 ここでは、れいむの好きなものが良く見つかる。 その正体はというと何でもないただのパチンコ玉なのだが。 良く二匹で転がし合って遊んでいたパチンコ玉も、れいむがあんなことになってしまって以来、目にすることもなかった。 あの頃は二匹で食糧を集め、拠点である段ボールハウスに暗くなる前に戻ってくれば良かったのである。 たまに遊びに行くことだってできた。 「ゆぅ……。 さがそうとするとなかなかみつからないね……」 廃材置き場のあちこちをうーろうーろするまりさ。 まりさの言葉は的を射ており、探そうとすればするほど見つかりにくい物というのはこの世界に山ほどある。 暗くなる前に見つけてしまいたい、という気持ちがまりさを更に焦らせた。 目に見える範囲はすべて探したつもりである。 今度は廃材の隙間に潜り込んでいかなければならない。 一度、廃材の下に潜り込んで壊れた傘を拾おうとしていたとき、廃材のバランスが崩れあわや生き埋めにされるという事態にな りかけたことがある。 なるべくなら、そこに目をつける前に目的の物を見つけてしまい、早くれいむの元へと帰りたかった。 「ゆぐ……やっぱり、このたいせいはきついね……」 廃材の山の中に頭だけ突っ込んでお尻をぷりんぷりんと動かしながら無理矢理、廃材の隙間に入り込んで行く。 当たりだった。 廃材の下に、一個だけパチンコ玉を見つけた。 それも最近捨てられたばかりなのか、あまり錆びておらず銀色がなかなかに美しい。 舌を伸ばせばこれ以上奥に進まなくても良さそうだ。 「ゆっくりみつけたよ!」 四苦八苦しながら自らの手中に収めたパチンコ玉を見てまりさが満足げな笑みを浮かべた。 そのときだった。 「…………っ!!」 あの視線を感じる。 どこからだろうか、それは判らない。 だが、確かに見られているのだ。 動くことができなかった。 ここは廃材置き場である。 逃げ道は一か所……すなわち、ここまで来た道しかない。 「だれなの……? いいかげんにでてきてね……? まりさ、おこるよ……?」 後半から徐々に声のボリュームを小さくしていきながら、まりさが恐る恐る静かな空間に問いかける。 しかし、返事は返ってこない。 それなのに、確かに何かがいる。 「……へぇ。 くりすますなんだ。 ふたりでいっしょに……? たのしい? しあわせ? そう、よかったわね……。 ねた ましいわ」 「…………!!」 「ほんとうに、もう……しねばいいのに」 「だれ……なの……?」 廃材の陰から一匹のゆっくりが姿を現した。 緩いウェーブのかかった少し明るめの茶色の髪の毛。 そして、まりさを射抜く不気味なほどの光を湛えた緑色の瞳。 それは希少種・ぱるすぃである。 ペットショップ市場に出回ってからまだ日が浅い。 ゆっくりの中では珍しく、疑い深く警戒心が強い、ある意味ではもっとも野生ゆっくりらしいゆっくりである。 ちなみに捕食種ではないらしい。 捕食種ではないが……。 「ああ、ねたましい……。 かえりをまっているこいびとがいるのがねたましい。 そのこいびとにぷれぜんとをあげようだな んてかんがえかたがねたましい。 くりすますにふたりですごすあいてがいるのがねたましい。 りあじゅーがねたましい……」 恐ろしいほどまでの嫉妬心を持つゆっくり。 相手の一挙一動に対して嫉妬心を剥き出しにするのが、このぱるすぃの特徴である。 故にペットとしては向かなかったのだろう。 こんな都会の路地裏で見かけるということは、ぱちゅりー同様に人間に飼われていたものが捨てられたのに違いない。 怯えて動けないでいるまりさに体当たりを仕掛けるぱるすぃ。 理由は判らないが、あの緑色の瞳に覗きこまれた瞬間、まりさは金縛りにあったように動けなくなってしまった。 それはゆっくりにしては勘のいいまりさが感じた確かな畏れ。 目の前のゆっくりが確実に自分を殺そうとしていることが理解できる故の硬直。 「や、やめてね……。 ねたまないでね! ねたまないでね!」 「ああ……ねたましい、ねたましいわ……」 体当たりで突き飛ばされたまりさが螺旋階段の縁で止まった。 ビルの非常階段だが、地下に向かって続いているようでまりさがいる位置から下までの高低差は五メートルほどもある。 「どぉして、こんなことするのぉぉぉぉぉ?!!」 「こいびとがいるのがねたましい。 ぱるすぃはしあわせになれなかったのに、まりさがしあわせそうにしているのがねたまし い……」 「ま、まりさはぱるすぃのことなんてしらないよ! いいがかりはやめてね!!!」 「……くりすますをいわえる、まりさが……ねたましい」 「ゆひいいぃぃぃぃぃぃ??!!!」 聞く耳持たぬぱるすぃの冷たい視線にまりさがおそろしーしーを漏らしながら後ずさる。 それからすぐに気付いた。 これ以上後ろに下がると螺旋階段の下に落ちてしまう。 それだけはなんとしても避けなければならない。 それなのに。 「やめてね! ぱるすぃ! まりさ、おちちゃうよぉぉぉぉぉぉ」 「いきるきぼうがあるのがねたましい。 たすかりたいとおもえるのがねたましい」 「ゆああああああああああ!!!!」 ぱるすぃがまりさに体を当てる。 そのまま体勢を崩したまりさは螺旋階段の下へと真っ逆さまに落下していった。 「おそらをとんでべびゅぎゅぇッ??!!!」 螺旋階段の底に叩きつけられた衝撃でまりさの皮が破れ、目玉が飛び出し、中身の餡子を周囲にぶちまけた。 「ゆ゛っ、ゆ゛っ」と呻き声を上げながら最早動くことの叶わぬまりさが虚ろな目で、螺旋階段をゆっくりと降りてくるぱるすぃ を見上げている。 やがて、潰れてしまって切れ切れの呼吸をしているまりさの傍までやってきたぱるすぃがにこやかに微笑んだ。 「さかさまてんろーのはてまでようこそ」 「っ?!!」 「こんなたかさからおちて、いきているうんのよさがねたましい……」 「~~~~~ッ??!!!」 ぱるすぃの口に咥えられているのは尖った木の枝。 ぱるすぃはそれをまりさの皮にゆっくり、ゆっくり、何度も、何度も刺し込んだ。 「ぱるすぃもしあわせになりたかったわ……。 くりすますをだいすきなひとといっしょにすごしたかったわ。 すてきなくり すますぷれぜんとさんをもらいたかったし、わたしてあげたかったわ……」 自虐的な笑みを浮かべながら、ぱるすぃがまりさの残されたもう片方の目玉に木の枝をずぶりと突き刺した。 瀕死のはずのまりさが皮をびくつかせて痙攣を起こす。 血走った目玉の奥からぷしゅぷしゅと餡が溶けたような液体が噴き出している。 「まりさは、しあわせなゆっくりだから……しねばいい」 「!!???」 滅茶苦茶な理屈をまりさに対してぶつけるぱるすぃ。 ぱるすぃはまりさの目玉にそっと唇を当てると、まりさの目玉を上下の歯で挟んで噛み千切った。 瞬間、目の前が真夜中になってしまうまりさ。 「ぱるすぃとおんなじせかいをみているはずなのに、ぱるすぃがみているよりもたくさんのきれいないろをみている、そのおめ めがねたましい。 だから、もう、みえなくなっちゃえばいいのに」 それからまりさの唇を噛み千切って吐き捨てる。 「こいびとにやさしいことばをかけてあげられるこのおくちがねたましい。 ちゅっちゅなんてして、こいびとをどきどきさせ てあげられるこのくちびるがねたましい……」 びくびくと痙攣を起こすまりさにもはや意識はない。 「……まりさがいきていることのすべてが……ねたましい……」 そう言ってぱるすぃは、まりさがぴくりとも動かなくなるまで、延々と尖った木の枝を刺し続けた。 くすくす、くすくすと笑いながら。 「妬ましい、妬ましい」と呟きながら。 四、 ぱちゅりーはまりさの後を追いかけていた。 れいむにまりさのことを話した後、いつまで経っても戻ってこないまりさのことが心配になったのだ。 そこでぱちゅりーはれいむに全てを打ち明けて、尋ねた。 まりさはきっと、れいむにあげるプレゼントを探しに行ったに違いない。 どこに探しに行ったか心当たりはないものか、と。 しばらく考え込んだれいむが思いついたように、まだ自分が元気だった頃にまりさと良く遊びに行った廃材置き場の事を語って 聞かせた。 まだ、日没までには時間がある。 だが、何かトラブルに巻き込まれているのかも知れない。 「まりさぁ! どこなの? ここにいるのぉ……?」 ようやく廃材置き場までたどり着いたぱちゅりーが息を切らしながら叫んで呼びかける。 しかし、自身の声が周囲のコンクリートに反響するだけで、まりさからの返事はない。 ずりずりとあんよを這わせて廃材置き場の周辺を調べ始めるぱちゅりー。 ぽん……ぽん……ぽん……ぽん…… 目の前の螺旋階段から何か音が聞こえてきた。 ぱちゅりーが思わず身構える。 ぽん……ぽん……ぽん……ぽん…… 人間の足音とは違う。 まして、犬や猫のものでもない。 そう、まるで。 (ゆっくりが……とびはねて、のぼってきているみたいな……) 「たすけにきてくれる、ともだちがいるのがねたましいわ……」 「!!!」 螺旋階段の下から声がした。 ぱちゅりーが恐る恐るあんよを踏み出すのと、ぱるすぃの緑色の瞳が視界に入るのがほぼ同時。 ぱるすぃはぱちゅりーの事を見つめながらゆっくりと螺旋階段を昇り終え、ゆっくりと近づいてきた。 先ほどのまりさと同様、どうしてかぱちゅりーも動くことができない。 「まりさを……みかけなかったかしら……?」 「みかけたわよ……。 さっき、ぱるすぃがえいえんにゆっくりさせちゃったけれど……」 ぱるすぃの言葉を聞いたぱちゅりーが後頭部を鈍器で殴られたような衝撃を感じる。 今、このゆっくりはなんと言ったのだろうか。 永遠にゆっくりさせちゃった。 そんな事を軽いノリで言ってのけたのである。 「そこのかいだんのしたをみてみるといいわ。 まりさが、つぶれているから……。 まりさはやっとしあわせになれたのよ。 だれからもねたまれることなく、しずかにねむりについたの」 「なにを……いってるの……」 「ぱちゅりー? ぱるすぃはね、まりさと“れいむ”のことがねたましくてしょうがなかったわ。 あんなになかがよくて、い つもいっしょで……」 「まりさとれいむのおうちのまわりにいたのは、ぱるすぃ……なの?」 「そうよ。 ねぇ? ぱちゅりー。 ぱちゅりーも、ほんとうは、まりさとれいむがねたましくてしかたがなかったんじゃないの?」 「!!!!!」 「ぱちゅりー“も”にんげんさんにかわれていたのでしょう? いっしょに、くりすますをおいわいしたんでしょう? でも、 いまはできないのよね……? でも、まりさとれいむはそれができる……。 ねたましかったはずよ……ほんとうは」 淡々と言葉を続けるぱるすぃに、ぱちゅりーは微かに震えていた。 ぱるすぃはクスクスと笑うと、ぱちゅりーの横を通り過ぎて廃材置き場を出て行こうとする。 「……れいむのところにいくの……?」 「まさか。 れいむは、ねたましくないもの……。 むしろ、かわいそうとおもうぐらいよ……。 だって、くりすますのよる に……それまでいっしょにいただいすきなひとをまちつづけていも……そのひとはもう、じぶんのところにはこないのだから……」 「ぱるすぃ……あなたは……」 「くりすますなんてだいきらい。 ぱるすぃをすてたにんげんさんのことをおもいだすから。 ぱちゅりーだってそうなんでし ょう? まりさとれいむにもくりすますのことをおしえてあげたのは……、いやなおもいででしかないくりすますを……かえよ うとしただけじゃないの……?」 「そんな……ことは……」 「だから、ぱるすぃは、ぱちゅりーのことがすきよ。 ぱるすぃと、おんなじおもいをして、なにかしようとしたのだから」 「……それだけのりゆうで、まりさをえいえんにゆっくりさせたの?」 震えながらぱちゅりーが尋ねる。 ぱるすぃはまるで枯れ木に突如として咲いた桜のような笑顔を浮かべて「そうよ」と言った。 「あぁ……。 でも、そうね……」 「むきゅ……?」 それから、百面相のように表情を変えるぱるすぃが突如として、ぱちゅりーを睨み付けた。 口元が歪んでいる。 「おともだちとたくさんおしゃべりできて、たのしそうなぱちゅりーは…………」 ぱちゅりーが顔面蒼白になって後ずさる。 それ以上、動くことはできなかった。 ぱるすぃの口に咥えられた尖った木の枝。 その先端にこびりつく餡子。 「――――ねたましいわ」 五、 日付が変わってクリスマスイヴ……。 れいむは段ボールハウスの中でガタガタと震えていた。 まりさが持ってきてくれたタオルにくるまっていても、寒さは緩和されない。 まりさの温かさが恋しくて恋しくて仕方がなかった。 「さむい……さむいよぅ……。 おなかが……すいたよう……」 飢えと寒さがれいむを容赦なく襲った。 深夜。 テレビのニュースの通りに雪が降り始めた。 雪を見ていると、ますます寒さが激しくなってきたような錯覚を覚える。 「まりさ……どこぉ……」 いつまで経っても帰ってこないまりさ。 動けないれいむには、まりさを探しに行くことも何もできない。 ただただ、待つしかない。 決して戻ってくることはないまりさを……れいむは待ち続けた。 まりさが帰ってきたら「おかえり」と言ってあげよう。 きっとまりさも寒いと思っているはずだから、すーりすーりして温めてあげよう。 何か嫌なことがあったのなら聞いてあげよう。 ……「おかえり」と言ってあげたい。 すーりすーりして温めてあげたい。 まりさの話を聞いてあげたい。 「ただいま」と言ってほしい。 すーりすーりして温めてほしい。 まりさに話を聞いてほしい。 会いたい。 逢いたい。 「まりさ……れいむは……まりさに、あいたいよ……。 あいたいよ……。 あいたいよぅ……」 ぽろぽろと涙を零すれいむ。 その涙も凍りつくのではないかと思うほど、冷気は容赦なくれいむを蹂躙していた。 目の前が霞んでいく。 れいむにも限界が訪れ始めているのだろう。 思い出が巡っていく。 ぱちゅりーに話した言葉。 まりさと一緒に遊んだ廃材置き場の光景が思い浮かぶ。 まりさは、本当に自分にあのとき遊んでいたパチンコ玉をプレゼントしてくれるつもりだったのだろうか。 幸せだな、とれいむは心の中で呟いた。 一度は捨てた自分の命を繋いでくれたのは他ならぬまりさ。 れいむはまりさをずっと信じている。 それでも、まりさは来なかった。 れいむはいつの間にか眠りについていた。 そして、そのまま、二度と目覚めることはなかった。 元はあの一件以来極端に落ちていたれいむの体力。 まりさが傍にいてくれることで辛うじて繋がっていた命の断片。 それを冬の凍てつく風が容赦なく壊してしまったのである。 翌朝。 固まったように動かなくなったれいむが入った段ボールハウスの前にぱるすぃがいた。 口に咥えたパチンコ玉をそっと段ボールハウスの中に入れる。 れいむの死に顔は不思議と穏やかなものだった。 帰ってこないまりさを恨むようなことはしなかったのだろうか。 自分が裏切られたのだとは思わなかったのだろうか。 ぱるすぃが唇を噛み締める。 それから、溜め息をついた。 「……それでも、まちつづけてしまうのは……。 いったい、どうしてかしらね……。」 「……だから、くりすますは“とくべつなひ”なのかしら……」 「ねたましいわね……」 La Fin
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【検索用 みすふぉおちゅんしぇらしぃ 登録タグ 2024年 CeVIO VOCALOID ねこおもち み りむる 初音ミク 曲 曲ま】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ねこおもち 作曲:ねこおもち 編曲:ねこおもち 唄:初音ミク,りむる 曲紹介 「同じ空間じゃ物足りない。俺は欲張りか?いや、違うよね。」 曲名:『ミスフォオチュンジェラシィ』 ねこおもち氏の7作目。 2024冬ボカコレルーキー参加曲。 作者による解説(pixiv) 歌詞 (youtubeより書き起こし) あなたの声が聞こえない 仕方なく独り言 俺が死んだら… って冗談! 笑わせないでね. え? ■(あい)も 恋も 悲壮感も 馬鹿みたいだ ざこみたいだ だって 俺は最強でしょう? 躁も 鬱も 偽善者等(ぎぜんしゃら)も みんな 所詮ただの人だったらしい これ以上はさぁ… あなたの声が聞いてみたい もっと近くは嫌…? 自業自得だ… って散々 …笑わないのね 肺も肝も頭蓋骨も ■(あい)してね ■(あい)してね だって 雑魚も大概にしよう? あなたの気持ちも何もかも 知りたかった 喋りたかった ただ それだけのこと ?(あい)も ?(こい)も 悲壮感も 隠し通す 隠し通す 日々に 疲れちゃったんだよ… ハイも 薬も 全部無駄! 逃げたかった! 逃げたかった! ただ それだけなのに… (あああああああああああああああああああああああああ) 哀も 皆も 消えちまえ! 信じ待った 死んじまったら 皆幸せだったんでしょう!? 叶わぬ恋は、どこまでも! 悲しかった? 嬉しかった? だって…。 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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元ネタ:ジェラシー(原題Jealousy Queen) 作:ヤジタリウス Oh how long can I take? Oh one breath in death Is my very most request How is it to be done? I ll wheeze far too much in life to die, oh Ready to book bed to end Already to block things unkind I have it assigned Get me laid demise Ready to let me go I couldn t rise I couldn t avail I d get omission of my wail How how how about getting ready I m not man tough to make it right inside Now I ll surely breathe with one tone already Oh how strong can I keep? With beating of the heart Life is such a heart rate For a while, away from fears If really I could do Where could I count to being ready Ready to bind me down Already to do on my own Who brings it according to reason for pain Ready when I am let me go Wanna keep going to have a rest in peace Yearn for the due long goodbye How how how come I m not ready I couldn t come into the world through my own volition Now can I long to die a decent death with option And now it s after a lot If I should live or die Now I ask as my peace for having passed away... 検索タグ Queen その他ネタ フルコーラス ヤジタリウス 洋楽 メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト