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植田駅 電略 ウタ 駅名標 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 概要 第04話で開業した奈須線の駅。当時は2面3線の国鉄式配線で、特急なすのが停車していた。 開業当初から本編最終回である14話まで2面3線の国鉄式配線で中線を退避用としていた。 実質2面4線の八神駅の隣駅であり、平面交差の兼合いから当駅で退避する電車も少量設定されていたが、八神での緩急接続を重視して出来るだけ当駅での退避は行わないというダイヤが組まれてきた。 しかし、本数の増加と共に当駅で退避する運用が急激に増えたため、後の第15話より3面4線の上下とも退避設備を持つ駅に変更された。現在では約半数の普通電車が当駅にて主に特急の退避を行う。 駅前はハッテンしたビル街であり、奈須の中心・八神の一角を築いている。ビル街である為利用者は多いが、快速以上の電車は停車しない。しかし、普通電車が1日あたり2本づつ設定されている為発着本数はそこそこ多い。 運行本数 乗り場案内 乗り場 路線名・行き先 備考 1番線 奈須線 幻冬舎前・角川文庫方面 待避線 2番線 奈須線 幻冬舎前・角川文庫方面 通過専用 3番線 奈須線 八神・奈須高原方面 通過専用 4番線 奈須線 八神・奈須高原方面 待避線 停車する電車は退避の有無に関わらず外線を使用する。 配線図 名所・ランドマーク 路線・隣の駅 ● [[奈須線 ../奈須線]] ■ 特急フォーシーズン・ ■ 特急ツインターボ・ ■ 特急ハイランドエクスプレス・ ■ 特急プリマ・ ■ 特別快速・ ■ 快速 通過 ■ 普通(各駅停車) [[八神駅 ../八神駅]] ← 植田駅 → [[穂波高瀬駅 ../穂波高瀬駅]]
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レクイエムは誰がために(前編) ◆92mXel1qC6 人間とは、儚き生き物だ。 そうは思わぬか、空蝉よ。 かの者達は常に身の程をわきまえぬ願いを抱く。 時には、我らが業の真似までして、生命の進化を促し、新たな命までも創造する。 されど。 人間達に与えられた力も時間も、我らからすれば実に小さく、実に短い。 それでも。 それでも汝は人を信じると言うのだろうな。 我が子ども達を愛しているように。 汝は子ども達を信じている。 それもまた、よかろう。 汝は我、我は汝。 我には理解できぬ想いであれど、汝の感情は我の願いに他ならず。 我の願いもまた、汝の想いと形は違えど同じものなのだから。 ああ、なればこそ、子ども達よ。 今を生きる人間達よ。 死しても尚抗う霊体達よ。 子ども達によって生み出された孫たちよ。 応えてみせよ、空蝉の想いに。 叶えてみせよ、我が願いを。 果たすがいい、原初の契約を。 さあ、今一度、汝らに言おう。 「――生きてみせろ」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 倒壊音が立て続けに背後より響く中、シルファ達は必死の思いで逃げていた。 追ってくる者もいない以上、逃げるという言葉を使うのはおかしいかもしれない。 あの時、あの場では、妥当な判断であった以上、戦術的撤退と呼んでも差し支えないかもしれない。 それでも、シルファからすれば、これは紛れも無い逃亡だった。 人間を護ると誓ったはずの身でありながら、人間に助けられ、あろうことかその恩人をおいて逃げた、ただの逃亡だった。 あの後。 立華奏、岡崎朋也両名が、いや、正しくは、立華奏が駆けつけてくれたこともあり、戦況は一変した。 音無と二人がかりをして圧倒された女傑、カルラを相手に奏は一人で互角以上に戦いを推し進めた。 それほどまでに、立華奏は強かった。 人ならぬメイドロボの身で言うのもおかしな話だが、否、人の叡智に作られたメイドロボだからこそ言える。 立華奏は人智を超えた存在だった。 無から有を創造するハンドソニック。 条理をねじ曲げるディストーション。 世界より身を浮かすディレイ。 垣間見たのは少女の手札のほんの一部だけだったが、それでも、シルファは断言できる。 如何なメイドロボにもあのような芸当はできないと。 その超越した能力を使いこなす立華奏は、こと戦闘面においては、自分はおろか、姉のミルファ、イルファすら追随を許さない存在だと。 分かっている、分かっているのだ。 「おい、良かったのかよ、あんた! あいつ、あんたの知り合いだったんだろ!? あーっと……」 「音無、音無結弦だ。奏から俺のことは聞いていないのか?」 「あいつ、あんま自分のこと話してくれなかったからさ。それに何だかよく分からねえことも言い出すし」 「……よく分からない、か。それでも、あいつの強さは分かってるだろ」 「まあ、な」 「なら、そういうことだ。あいつは絶対に、あのカルラってのには負けないさ」 音無の言葉は何も希望的観測に沿うものではない。 そのこともシルファには十分に分かっている。 カルラが全てを貫く矛だとすれば、奏は全てを弾く盾だ。 そう言い現せば、矛盾という故事のように結果は相討ちだが、カルラも奏も人間だ。 誰かに使われるのではなく、自ら動く、人間だ。 そしてその動くという要素にこそ、奏がカルラに負けないと言い切れる秘訣がある。 速さだ。 こと速さにおいて、奏はカルラを遥かに上回っているのだ。 それは、もし奏が身の危機に瀕しても、逃げの一手を打てば、確実に逃げ切れるということを意味する。 常人ならば、カルラに背を向けるなど自殺行為にすぎないが、奏なら、逃げ切れるまでの数発は、ガードスキルで凌ぎきれる。 そう判断したからこそ、奏のことをよく知る音無はもとより、不満を感じている朋也も、こうして逃げを選択したのだ。 ああ、だから。 だから。 今この身が切り裂かれん程に軋みを上げているのは、奏のことが心配だからじゃない。 護ると誓ったはずの人間に助けられ、あろうことか置いて来た我が身の不甲斐なさを恥じてのことだけではない。 要らないと、邪魔だと。 言外に訴えられたことが答えているのだ。 何度でも言おう。 シルファ達は逃げている。 奏の助力で優勢に立ったはずのカルラから、逃げている。 何故か。 普通に考えれば、奏と協力して立ち向かうべきではないか。 いくら奏が相性もあり優位に立てているとはいえ、カルラが強敵なことには変わらない。 ならばこそ、微力ながらも、助太刀すべきだ。 特にシルファはメイドロボだ。 人を助けることが本業だ。 元がロボサッカー用に設計されていたこともあって、ただでさえ高性能なメイドロボの中でも、運動能力は群を抜いている。 経験不足故にイルファほどではないが、それでも、カルラと紛いなりにも打ち合えた位だ。 援護の一つや二つはできるはずだ。 シルファ自身、そう思っていた。 思っていたのに。 紛い物は紛い物で。 想像は幻想だった。 繰り広げられる英雄同士の戦いを前にして、シルファは打ちのめされた。 カルラにどれだけ手を抜かれていたのか、思い知らされた。 援護? 冗談ではない。 手助けどころか、余波から身を守るだけで精一杯で、それさえも出来なかった。 メイドロボの本業である、人間を護ること以前に、自分の身さえ、自分で守れなかったのだ。 シルファは恐怖と共に思い出す、彼女達が逃亡に踏み切った時の光景を。 絶大な防御技能と急加速力を誇る奏に対し、カルラは広範囲に大威力の攻撃を成すことで対処しようとしたのだ。 カルラが選んだ手段は、大質量攻撃。 具体的に言えば、ビル崩し。 持ち前の怪力で振り回した電柱による打撃と、トドメの一撃とばかりにビルを駆け上がって叩きこんだ蹴りで、奏に向かってビルの上層部を崩し落としたのだ。 だがそれさえも、奏にとっては対処可能な範囲だったらしい。 現に彼女は証明してみせた。 あまりの出来事に絶句して硬直していたシルファ達を、落下してくるコンクリートの塊から救うことによって。 あの時の自分は一体何をしていたのだろうか。 本来ならば、メイドロボである自分が、動くことも叶わない葉留佳達を護らなければならなかったのに。 咄嗟のことで動けず、護るはずの人間に救われて。 そして、そして。 『逃げて。私一人じゃ、護り切れない。あの人は、あなた達を庇いながら戦える相手じゃない』 邪魔だと、不要だと、言外に告げられたのだ。 それはシルファの被害妄想かもしれない。 奏は一言も、そんなことは口にはしなかった。 けれども、だけれども。 人を護ることを生業としているメイドロボを前に、天使の如き少女は言ったのだ。 私一人では、と。 シルファは、奏に護られる側ではなく、護る側の者だとは捉えられなかったのだ。 (私はメイドロボなのに。護るろころか、足を引っ張って。 護られて。……やっぱり私はらメイドロボなのれすか? 欠陥品なのれすか? 要らないのれすか?) そのことが、呪いのようにシルファを蝕んでいく。 今でこそ、イルファの差金による河野貴明という主人を得たことで、シルファはある程度、メイドロボとしての自信と自覚を得た。 しかし、少女は元来、人と接するのが苦手という、メイドロボとして致命的な弱点を持っていた。 転じて、それ以外の能力には問題ないにも関わらず、シルファは自分ことをダメなメイドロボだとしてコンプレックスを持っていたくらいだ。 そのコンプレックスが、ここに来て、再び鎌首をもたげ出す。 いくら克服してきたとはいえ、生誕以来ずっと抱えてきた悩みは、そうそう完全に消え去るものではない。 加えて、追い打ちをかけるように、朋也が、音無へと問いかけてしまう。 「あー、なんだ。ところでだ、音無。お前、なんだかかなり奏のことに詳しいみたいだけどさ。 ちょっと聞きにくいことなんだが、奏はその、電波ちゃんかなにかなのか?」 朋也からすれば、奏を置いて逃げたことへの負い目をごまかそうという思いもあったのだろう。 或いは、信じたくない言葉だったからこそ、早く事の真偽を知りたかったのか。 だがそれは、苦しむシルファに止めをさして余りある、問いかけだった。 「俺達が既に死んでるって」 は? 「な、何をいってるのれすか、岡崎さん。私達が、既に死んれ、る?」 「そうだよな、死んでるなんてんなわけねえよな。 そりゃあんな不思議な力を使えたら、中二病になっちまうのもしかたねえけどな。 はは、ははは。……おい、頼むよ、なんとかいってくれよ、なあ!」 始めは茶化すように、おちゃらけているような表情で、問いかけていた朋也の顔が、無言の音無を前に、徐々に焦りを帯びていく。 そして、僅かの沈黙を経て、音無は答えたのだ。 シルファには許容できないその答えを。 「……少なくとも、俺とその仲間達は、な」 知られてしまった以上、下手に隠していても悪い想像や憶測を呼ぶだけかと。 音無は自分が知るかぎりの全てを話してくれた。 自分が事故に巻き込まれ、既に死んだ人間であること。 記憶を失い死んだ世界へと紛れ込んだこと。 その世界と、その世界へと来る人間達のルールについて。 全部、全部、話してくれた。 あくまでも、この殺し合いに呼ばれるまではの話で、この殺し合いに参加させられている今の自分達や、他のみんながどうかは分からないと前置きはしていたけれど。 説明はつく。 ついてしまう。 覚えもないのに、突然にあのホールにいたことも。 ディーや奏、カルラといった人を超えた者が存在することも。 ここが死後の世界ならば。 自分達が死者ならば。 ……自分達が? 一つの可能性に気付き、シルファが青ざめる。 そうだ、自分“達”だ。 名簿には、シルファだけでなく、ご主人様である貴明や、姉妹であるイルファ、ミルファ。 創造主である珊瑚とその姉達も記載されていた。 それは、つまり。 「ちょっと待って欲しいのれす。今の話からすれば、この名簿に載ってる人はみんなもう既に」 「……否定も肯定も俺にはしきれない」 言葉を濁す、音無。 「っ、嘘だろ……。そんなのって、ありかよ。けど、古河がここにいるってそういうことなのか? 身体の弱いあいつなら……。それでおっさんたちも後を追って。 けど、いくら何でも、おかしいだろ、俺の知り合い全員って!? そんなわけ、ねえよな……」 朋也は必死に自分を納得させようとしているが、そんなわけが有りうるのがシルファなのだ。 彼女の創造主、姫百合珊瑚は来栖川エレクトロニクスの新型メイドロボの設計も行っている程の天才だ。 無論、それ相応どころではない財産も所持している。 その頭脳にしろ、財産にしろ、悪意を持つ者達に命を狙われてもおかしくないのだ。 そしてもし、これが、その結果だったのなら。 この殺し合いに、姫百合姉妹と、彼女専属のメイドロボ、そしてご主人様と、ご主人様専属のメイドロボ二体、全てが参加させられているということは。 珊瑚も、琥珀も、貴明も、死んでいるかもしれないということは。 (……私は、マモレナカッタ? ご主人様も、イルイルも、ミルミルも、珊瑚様も、全部、全部マモレナカッタ?) がらりがらりと、何かが崩れる音がシルファの中で反響していく。 崩れ行くはレーゾンデートル。 人を護るという存在意義の元に成り立つ、メイドロボとしての自分自身。 嘘だと言いたい。 朋也のように否定したい。 でも、だけど。 直前まで、彼女の心を蝕んでいた呪いが、シルファに前向きな思考を許してくれなかった。 どころか、再発したコンプレックスと、誰も護れなかったというレーゾンデートルの崩壊が、螺旋を描き、悪循環を産んでいく。 ありもしないはずの悪夢が脳裏へと描かれていく。 (私が欠陥品らったから? 私が、イルイル達の足を引っ張ったから? それでご主人様が。巻き込まれて、ああ。 「ああ、い、い、いや、嫌、いっ」 遂に、悪夢が現実へと漏れで、悲鳴を型作りかけてしまう。 「お、おい、しっかりしろ! まだお前達までそうだと決まったわけじゃ!」 音無が咄嗟にシルファの肩を掴み、正気へと戻させようとする。 けれど、もう遅い。ここまで来れば後は叫ぶしかないだろという寸前で。 「あいやー、困ったなー。そっかそっか、はるちん死んじゃってたのかー」 シルファの悲鳴は場違いな調子の声で寸断された。 声の主はこれまでシルファに肩を貸されるままだった葉留佳だった。 「はる、はる?」 思わず、葉留佳の方を振り向いたシルファは、ぞっとした。 先ほどまでシルファが抱いていた恐慌、それを全て飲み干してしまうかの如く。 笑みのような何かを浮かべる葉留佳の瞳には。一切の光が宿っていなかったのだから。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 芳野祐介は春原芽衣にとってのヒーローだった。 熱く、強く、激しく歌われる夢と希望は、辛い時や苦しい時に、再び立ち上がる勇気を与えてくれた。 少女にとっては頼れる兄であった春原陽平が夢を捨て堕落してからは、より一層、芳野祐介の歌を心の拠り所とした。 幼き少女とて知っていた。 芳野祐介もまた、禁忌を犯し、夢破れて失墜した人間だということくらいは。 兄以上に荒れ、兄以上に壊れ、光り輝く舞台から追放されたということも。 知っていて尚、少女は、男の歌を心の支えとし続けた。 思い出の中に残る在りし日の兄の姿が、尚変わらず、少女の心を守ってくれていたように。 記憶媒介の中に残された男の歌は、いつまでも変わることなく、少女の背を押してくれた。 春原芽衣はそうやって、二人の男にずっと、ずっと、ずっと、守られて生きてきた。 守られていたからこそ、幼き心は、生きる苦しみにも負けずに真っ直ぐに生きてこられた。 なのに。 兄は、もういない。 芽衣が泣いていれば絶対に助けに来てくれた兄は。 少女が涙を流すよりも速く、この世から去っていた。 助けてと嘆いても助けに来てくれないはずだ。 兄は既に死んでいたのだから。 もしかすると、兄のほうこそが、妹に助けを求めていたかもしれなかった。 死の間際に、彼女の名前を呼んでいたのかもしれなかった。 ならば、これは罰なのか。 助けを求めるばかりで、兄を助けようとしなかった自分への罰なのか。 兄が後ろ指を刺された時に、すぐに助けに行かなかった罰なのか。 そのきっかけになった暴動事件を起こすほどに兄が追い詰められていたことに気付かなかった罰なのか。 ……これが罰だというのなら、余りにも酷すぎるではないか。 呆然としたままだった芽衣は、いつしか男に腕一本で首から抱え上げられていた。 首筋に感じるのは研がれた鉄の冷たさ。 大人顔負けレベルに料理も嗜んでいる少女は、それが何かを知っていた。 誰に何をされているのか理解してしまった。 春原芽衣は、憧れの芳野祐介に包丁を突きつけられている 芳野、さん…… カタリ、カタリ、カチリ。 男の名を呼んだはずの口は、自らの意思に歯をかち鳴らし意味を成さない音を立てる。 「動くな」 言われるまでもない。 言われるまでもなく、動けない。 どれほど年齢の割にはしっかり者だとはいえ、芽衣はまだ中学生の少女なのだ。 刃物を突きつけられて、怖くないはずがない。 いや、それ以前に。 春原芽衣はこの現実を受け入れられず、未だ愕然としたままだった。 殺し合いなどという非現実に巻き込まれ。 凄惨な陵辱現場を目の当たりにし。 二度も眼前で人を殺され。 自分を守ってくれた人と、自分を絶対に助けに来てくれると期待してしまっていた兄の死を知らされ。 追い詰められていた芽衣にとって芳野祐介は最後の希望の砦だったのだ。 その彼が、あろうことか。 自身から兄を奪い、絶望の底に突き落とした人達と同じ“人殺し”だということを、信じられようはずがなかった。 信じたくなかった。 たとえしかと彼が人を殺す光景を我が目に焼き付けてしまっていたとしても。 心が受け入れられるはずがないのだ。 だからだろうか。 少女は泣くでもなく喚くでもなく、この期に及んでただ、自らを害そうとする男の歌が無性に聞きたくなった。 こんな時だからこそ、絶望の中で喘ぐ少女は、希望に満ちた男の歌が聞きたくなった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「やーやー、参った参った。本当に参ったヨー。 メイドロボなんていうロマンな存在をこのはるちんが知らないなんてと思っておりましたが、そりゃあ天国産じゃあ知るわけもなく」 三枝葉留佳は笑っていた。 「おまけにさっきのあの子は天使さんということですかー? うっはー、すげえぜ、天国! 美少女、いっぱいじゃねえかあ! あ、でも、あのケモミミ野郎は獄卒っぽいってことは、もしやここは賽の河原!?」 けたけたと、けらけらと、乾いた音を立て、笑っていた。 「親よりも早く死んだ子どもは罰を受けねえとだめってことですかい。つまりはその罰が殺し合いっつうわけですな。知ってますヨ、はるちん」 可能性にすぎない話を受け入れて。 自分は死んだのだと決めつけて。 「三枝、お前……」 「お、おい、どうしちまったんだよ、何いってんだよ!?」 「はるはる……?」 何かを理解したかのように目を細める音無の声も、突然の変容に呆然としている岡崎とシルファも無視して。 「極卒達は、な、なんと! 積み上がった石を崩しちまうとか。 あれ、でもあの極卒さん、石どころか直接子ども達をぶっ殺そうとしてましたなー、こう、ぐしゃりと。 いやあ、賽の河原っつうよりも、もはや地獄じゃないですかー」 あーまたですかと。 いつものことだよねと。 自嘲と諦めを含んだ声で笑っていた。 「……死んでからも地獄だなんて、素敵過ぎるじゃねえか、このやろがーっ!」 呪詛と憎悪を込めてワラッテイタ。 「だいたいなんですか、それは? 親より先に死んだから罰だあ? またですか、そうですか、またあいつらのせいかよ! その上名簿に載ってないってことは、あいつらは生きたままってことですか。子どもを生贄に捧げて逃げた親にはお似合いですなー」 生まれて間もない自分を見捨てて家を出ていった両親を。 「あ、でもでも。“あいつ”の名前が載ってるってことは、あいつも死んでるんだよね?」 自分から全てを奪った双子の姉妹を。 「……ざまあみろ。ほんといい気味! あははははは! えらそうにしていたくせに! あたしより長生きできないんじゃ世話あないよねー」 ただただただただ嘲笑っていた。 けたけたと。 ケラケラと。 「ね、そう思うでしょ、朋也くん?」 「な、何いってんだよ。なんでそこで俺に振るんだよ」 「さあ、なんでだろ。なんとなーっく、朋也くんなら分かってくれそうな気がして」 なんとなくはなんとなくなのだ。 理由なんてない。 理由なんて……理由? ピタリと、葉留佳の狂笑が止む。 当たり前といえば当たり前過ぎる疑問に行き着いてしまったからだ。 「はて、なんでといえば、疑問が一つ。はるちん、なんで死んだんだろ?」 問うまでもなかった。 「……決まってるよね」 その問への答えこそ、葉留佳にとっては当たり前のものだった。 奪われてばかりの人生だった。 家族も、自信も、居場所も、存在価値も。 全部、全部、全部、三枝葉留佳は奪われ続けた。 過去の栄光に縋り、自分達の神を崇める愚かな血族。 彼らの傀儡たる姉妹により、葉留佳はずっと、ずっと、ずっと、奪われ続けた。 今回だってそうだ。 きっとそうなのだ、そうに違いない! 「私っからいつも何か奪うのは、あいつだもんね。あいつが、二木佳奈多があたしを殺したんだ」 二木佳奈多。 優秀な片割れ。 三枝葉留佳の比較対象。 全てが葉留佳より優ってるとされ、その結果、犯罪者の娘だというレッテルを一人、葉留佳に押し付けた、諸悪の元凶! (あいつだ、あいつが殺ったんだ。全部あいつのせいなんだ。あたしは悪くない、あたしは悪くない!) 音無も言っていたではないか、死者の中には直前の記憶を失っている者もいると。 自分もそうなのだ。 ただ、忘れているだけなのだ。 だからこれは被害妄想なんかじゃない。 真実だ。 三枝葉留佳にとっては疑いようのない真実だ! 「そうだ、そうに決まってる。理樹くん達が死んでるのもそうなんだ」 三枝の家にいる時、葉留佳は学校に行くことさえも許してもらえなかった。 それが通学できるようになったのは、佳奈多が逃げた両親を探し出し、葉留佳を彼らに預け、三枝の家から追放したからだ。 別に感謝なんてしていなかった。 佳奈多にとっては単に三枝の面汚しである自分を追い出したかっただけなのだと葉留佳は踏んでいる。 ただ、それでも。 間違いなく、学校に行きだしてからの時間は幸せだった。 どこにも居場所がない家とは違い、学校には自分の居場所があったからだ。 リトルバスターズというありのままの自分を受け入れてくれる最高の仲間達さえできた。 楽しかった。 今までの人生の中で、初めて楽しいと感じられた。 楽しくてしょうがなかった。 なのに、なのに! 「私から、すべてを奪うために、リトルバスターズのみんなを殺して、最後に笑いながらわたしの命を奪ったんだ」 今になって佳奈多は惜しくなったのだ。 気まぐれで与えたものが、予想以上に葉留佳を幸せにしてしまったことを妬んだのだ。 だから、全部奪うことにしたに違いない。 そう考えれば、リトルバスターズのメンバーが全員死んでいることにも説明がつくではないか。 腐っても、三枝家は地元の名士だ。 子どもの一人や二人、殺すことくらい容易いことだろう。 何よりも。 葉留佳が全てを失うことになったきっかけは。 佳奈多と比べられて育つことになった理由は。 異父重複受精だった自分達双子の父親が、犯罪者だったからではないか。 なら、ならば。犯罪者の娘ならば。人殺しくらいやすやすとできてもおかしくはない! (はて? この理論だと、つまりはあいつが犯罪者の娘ということになるってことじゃあないですか。 そうだよ、やっぱり私じゃなかったんだ! 悪くなかったんだ! 悪かったのはあいつだったんだ!) ようやく掴んだ真実は、けれど、葉留佳にとって今更のものだった。 だって彼女達は死んだから。 二人揃って死んだから。 「それで自分まで死んじゃってるってことは、りきくんや恭介くんが刺し違えてくれたのかな? さすがりきくんです。偉い子偉い子なのですよ~」 嬉しいことのはずなのに、ぼろぼろと涙が零れ落ち始める。 何度でも言おう、いまさらなのだと。 自分が犯罪者の娘じゃないと分かったところで、奪われたものは戻ってこない。 どころか、巻き添えにしてしまったと思い込んでいるリトルバスターズのメンバー達が、代わる代わる葉留佳の脳裏に現れ彼女を苛んでいく。 おまえのせいでぼくたちはしんだって ぜんぶおまえがわるいんだって おまえなんかいらないって (ごめんなさいごめんなさい巻き込んじゃってごめんなさい 私のせいですごめんなさいごめんなさい全部私のせいですごめんなさい) 幻影の彼らにいくら謝れど、葉留佳の涙が神に許され酒に変わることはなかった。 真に望んでいたはずの人の輪にも、葉留佳はもう帰れない。 結局、三枝葉留佳は、どこまで行っても、死んでからでさえ、奪われ続ける宿命だったのだ。 「私、こんななら、こんななら――生まれてこなければよかった」 「……そうか、お前も、直井と同じで」 「へー、わたしみたいな人もその戦線の中にいたんだー。少佐、もう一つ証拠が増えましたぜ! やっぱりあいつがわたしを殺したんです!」 諦めと共に静かに呟く。 それを目ざとく聞きつけた音無は何か得心が言ったようだった。 どうでもいい。 自分と似た人間がいようが、そいつが今、どんな想いでこの地にいようが、そんなのはどうでもいい。 あれだけ求めていた居場所を失くしてしまった葉留佳に残されているのはただ一つ。 「あ、よくよく考えればチャンスじゃね、これ? どうせ死んじゃってるけど、せっかくの機会だし。 あいつより先に死んじゃうのも癪だし。今度はわたしがあいつから……」 消える事無き、半身への恨みだけだ。 「いいかげんにしろよ! 奪うとか、殺すとか! 偉いわけないだろが! 死ぬんだぞ、死んじまうんだぞ!? 偉いわけ無いだろが! 命を何だと思ってるんだ! それに、お前の命だって!」 「うるさい、離して!」 その恨みさえ、どうやら糞ったれな三枝の神さまは晴らさせてくれないみたいだ。 ぐらり、と葉留佳の身体が大きく傾く。 足を怪我し、一人で立てない身であるのに、肩を貸してくれているシルファのことを突き放す勢いで音無から逃れようとしたのだ。 葉留佳同様ありもしない罪に囚われ気力の削がれていたシルファは暴れる少女一人支えることもできず、突き飛ばされる。 それは同時に、葉留佳が支えを失うということで。 ぐしゃり、と。 少女は自らの流した涙で濡れたアスファルトの上に崩れ落ちた。 「はは、あれですか。負け犬には地を這い蹲る姿がお似合いってえことですか。 笑え、笑えよ、本家の連中みたいに。わたしを見下ろしてさ」 その痛々しい様に、誰もが言葉を失った。 何かを伝えようとした音無でさえ、一度強く唇を噛みしめると、視線を葉留佳から、倒れたシルファへと移す。 「シルファ、立てるか?」 「らいじょうぶ、なのれす……」 「そうか。だが三枝のことはしばらく俺達に任せろ。岡崎、もう片側を頼む」 シルファの無事を確認した音無は、今度は葉留佳の右側へとしゃがみ込み、肩を貸してきた。 ありったけの呪詛を出しきったからか大人しくなった葉留佳は、されるがままに、立ち上がろうとして。 気付く。 “左側”を任されたはずの朋也が、苦悩も顕に立ちすくみ、一向に葉留佳に“右肩”を貸そうとしないことに。 「岡崎、お前、まさか……」 「……っ、すまない、三枝、俺は、俺のっ」 「あーあー、いいんですよ、いいですよ」 何かに気付いた音無と、何かを伝えようとする朋也を遮り、再び葉留佳は乾ききった笑みを浮かべる。 そうして少女は言葉を吐いた。 それは、葉留佳にとっても、この場の誰にとっても、とびっきりの呪いの言葉だった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 芳野祐介はかつて、光の中にいた。 それは単に、多くのスポットライトやコンサートスティックに照らされていたということの比喩ではない。 愛を歌い、命を歌っていた祐介は、文字通り“光”だった。 絶望にくれる者達や、怠惰に沈む者達にとっては、生きる希望を与えてくれる“光”だった。 だが、当の祐介にとって、その“光”は強すぎた。 ある難病を抱えた子ども達の施設を訪れたことで、自分の歌がどれだけ多くの人の人生の支えとなっているのかを知ってしまった祐介は。 その重責に苦しみ、強すぎる自らの“光”に焼かれ出した。 それでも、祐介は歌を止めることができなかった。 彼が歌うのを止めてしまえば、あの子ども達のような多くの人間が、生きて行く希望を失ってしまう。 実際に一つ、彼が歌から離れようと休暇をとっていた時に事件が起きたこともあり、祐介は強迫観念に支配され、歌い続けた。 文字通り血反吐を吐く想いで支離滅裂な歌を歌い続け。 挙句の果てには歌を歌い続ける為に手を出した麻薬が元で歌えなくなり。 太陽に近づきすぎ、自らが太陽と化してしまったイカロスは、哀れ、羽を失い、地へと堕ちた。 けれども、それは、祐介にとっての救いだった。 彼を待ち続け、堕ちた心と身体を受け止めてくれた人が、地上にはいたからだ。 彼はようやっと、自分だけの“光”を見つけた。 それは昔彼を焦がし続けた“光”と比べて、本当に小さなものだったけれど。 祐介にとっては他の全ての“光”よりも大切な、ただ一つの灯火だった。 だから、だから。 この道を選んだことを、祐介は後悔していない。 護りたい“光”の為に、“闇”の道を行くことに、一切の躊躇はない。 神が何度も何度も皮肉な出会いを以てして問いかけてきても。 芳野祐介は揺らがない。 それがたとえ、自らが殺した少女の想い人を相手にしてでも。 在りし日の自分のファンで出会えてよかったと言ってくれた子どもを人質にとっても。 芳野祐介は揺るがなかった。 揺るがな、かった。 それを前にするまでは。 その瞳の奥に眠るものを垣間見る前は。 (くそっ! どこまで、どこまで俺を試すようなことをすれば、神様ってのは気がすむんだ!?) 湧き上がる感情を必死に押しとどめ、表面上は冷静を保つ。 祐介には、一時の相棒であるカルラのような卓越した武力はない。 電気工を職にしている以上、一般男性よりは体力があることは確かだが。 それでも、凡人の範疇である以上、数や装備の利で軽く覆される程度の優位性だ。 愛する人のために、死ぬ訳にはいかない以上、祐介は打てる手は全て打つことを選んだ。 その為に、恭介が怒りに囚われ、視野が狭くなった隙をつき、人質を取るという非道な真似もした。 しかしそれは失敗だったのかもしれない。 或いは、自らを好いてくれたファンの想いを裏切った罰だろうか。 少女の首をフックし、掲げ上げ、銃を突きつけたその時。 「あ……」 僅かに響いた悲しげな女性の声。 それを追い、恭介の背に庇われるように立つ一人の少女と目を合わせた時、祐介は。 不覚にも、一瞬、小女以外の全てが、脳裏から消え去っていた。 それほどまでに、少女は、須磨寺雪緒が芳野祐介に与えた印象は、圧倒的だったのだ。 (なんて美しいのだろう) 少女を直視してあろうことか、祐介は第一にそう思った。 それ以外に雪緒のことを言い表すすべを祐介は知らなかった。 一線を退いたとはいえ、祐介は一つの時代を築き上げたアーティストだ。 その感受性は、恭介や木田姉妹のものとは段違いの良さだ。 故にこそ、ただ一目見ただけで、否、ほんの僅かといえど、雪緒が感情を揺らしてしまった声を聞いてしまったからこそ。 祐介は直感的に、少女の本質を悟ってしまった。 かつて、生きることを醜いこととし、醜いからこそ、美しいと感じたように。 (そして、なんて醜いんだ……) 祐介は雪緒を、雪緒を通して見た“死”の醜さを痛いほどに理解してしまった。 (さしずめ、彼女は死の天使といったところか? なら俺はどうなんだ? 三人もの罪なき人々を殺めてきた俺は……) 自分がこれまでにもたらし、これからももたらすであろうものの醜さを、理解してしまった。 芳野祐介はかつて光の中にいた。 今は闇の中にいる。 そして、そしてその果ては。 かつて“光”に焼かれたように。 今度は“闇”に溺れてしまうのではないか。 “光”と対を成す“闇”のおぞましさを知ってしまった祐介を、新たな恐怖が襲う。 人は堕ちる時はどこまでも落ち続けるのだということはこの身で十分思い知っている。 誰かの為に“無理して歌った”あの時のように。 たった一人の為に“無理して人を殺している”今もまた失敗してしまうのでは。 恐ろしかった。 ただただ恐ろしかった。 あの時はまだ良かった。 失うのは芳野祐介の全てでことが済んだ。 だが今回は違う。 失うのは、我が身全てですら引換にしても足りない程のものだ。 愛する者だ。 ああ、そうだ。 そうなのだ。 たとえ他の全てがあろうとも、一番大切な人がいなければ、何も無いのと同じだ。 ならば。 ならば。 迷うことなどない。 恐れるものなど何もない。 たった一つの灯火をこの胸に抱き、“闇”の底だろうとなんだろうと。 大切な人を護るために、どこまでも深く、深く、堕ちてやる。 死神にだってなってやる。 (俺は、“光”でも“闇”でもなく、俺の“愛”を信じる……ッ!) 永遠にも思えた思考の闇から回帰する。 どうやら思ったほど闇に囚われていた時間は長くはなかったらしい。 一度強く、雪緒を睨みつけた後に、恭介へと注意を戻したが、変わった様子は見られなかった。 だが、これ以上、人質をとった上で、何も要求しないのでは、こちらに何かがあったと悟られるかもしれない。 そう判断した祐介は、デイバックを投げてよこすよう命じつつ、同時に、まだ答えが返ってきていない問を再び恭介へと投げかけた。 「もう一度聞く。あの子の最後の様子を聞きたいか?」 答えは言葉よりも雄弁な形で返された。 命令に従い祐介に投げ渡されたデイパック。 それが突然、火の玉と化し祐介を襲った。 ]]|[[時系列順 第二回放送までの本編SS 134-2 レクイエムは誰がために(中編) 133 Sorrowless 投下順 134-2 レクイエムは誰がために(中編) 129-2 喝采すべき、英傑の唄(後編) 音無結弦 134-2 レクイエムは誰がために(中編) 三枝葉留佳 シルファ 岡崎朋也 立華奏 カルラ 芳野祐介 香月恭介 須磨寺雪緒 春原芽衣
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A72ゴールデン ※ゴールデンはHQの為感覚に+1されて9となる。 L:ゴールデン={ t:名称=A72 ゴールデン(乗り物) t:評価=体格12,筋力14,耐久力12,外見9,敏捷12,器用5,感覚8(+1),知識5,幸運5 t:特殊={ *ゴールデンの乗り物カテゴリ = I=Dとして扱う。 *ゴールデンは白兵戦行為ができる。 *ゴールデンは近距離戦闘行為ができ、この時、近距離戦闘の攻撃判定は評価+2される。燃料を1万t消費する。 *ゴールデンは遠距離戦闘行為ができ、この時、遠距離戦闘の攻撃判定は評価+2される。燃料を1万t消費する。 *戦闘時に1機につき燃料3万tを使用する。 *戦闘時に1機につき資源3万tを使用する。 *パイロットの他、コパイロット2名を必要とする。 *ゴールデンの人機数=10人機として扱う。 *アタックランク15として数える。 } →次のアイドレス:・ダンボール(I=D)の開発(イベント)・ケント(I=D)の開発(イベント) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 PGGの前のぽち王女とになし藩王、PGGは胸部コパイロットケージを取り外している。場所は不明 もとは帝國I=dA71トモエリバーのコンペ案のひとつ。 になし藩の騎士であり、藩国建国当時は主に騎士の甲冑の作成を担当していた「イタ」なる男(?)が設計し 提出した。「になし藩」は所謂「I=D国家」ではなく「騎士の国」であり、イタもパイロットではなく「騎士」 であったためか、どこか「ランスを掲げる巨大な騎士」のイメージがある。 A71としては採用されなかったが、目出たくも特別枠としてA72の制式番号を付けられ、帝國共通I=D(I=D 工場を有する帝國内の藩国であれば生産ができる)として、正式に「設計の詰め」が帝國宰相府より指示された。 のちにPGG(プリンセスガードゴールデン)なる専用機も作られた(上画像のものがそれであると思われる)。 どうやらお目出度い外見が(帝國に)気に入られたと思われる、当時のヒロイックな気風に合っていたのだろう。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 「魔を祓うなら銀では?」「ですわね、これは金で魔を誘い、横つらを殴りつける為ですわ。でもハァトは純白でありたいと」 長大なランス砲塔、盾と一体化した4連対人(猫)機関砲、禍々しいカタチの太刀、実に特徴的な装備を持つ ゴールデンだが、何よりも特徴的なのは、その本体のデザインであろう。 「砲兵として視界を得るためにコパイロット(犬妖精/騎士)のポジションを上にしている」。 「よって「女性的」な外観は、狙ったものではなく、結果そうなったもの」とのこと。 頭部装着のエキゾーズドパイプも、「そこにエンジンがあるので」と言うことらしい。 (と、「ほほほ」」と縦ロールを揺らし笑っていた、とても信じられない) 特徴的なコックピット配置 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 パイロットシートとパイロットケージ、パイロット区画の改善が急遽とりおこなわれたのは、やはり王女搭乗を受けてのことだろうか コクピットは人間で言う股間から臍の位置に設けられている、現在大多数のiーDやRBが選ぶ「胸部」より も「機体中央」に作ったほうがバランスが良い、との判断である。 PGG採用とともにコクピットサイズは多少大型になった(臍の位置に新たに天蓋が設けられている) 一方、コパイロットは、いままで同様、上の写真のように搭乗するのだが、何時見ても、搭乗というよりも「装着」「装填」 と言うほうが相応しい、と思わざるを得ない。 この「犬小屋」の中でハガキを半分に切ったようなサイズの操作卓を用いピコピコとオペレートする。 (情報の大部分は、キャノピー内側に投影され、それを触って操作も出来る) 背面ロケットによる姿勢制御 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 キャノピー、及びカメラカバーなどのクリアパーツは実際には「琥珀色」。識別のため、ここでは緑にしている 後ろにもうひとつコクピット区画がある。「黒騎士」などの騎士の為に急造された。普段は備品入れに使われる ゴールデンは背中のロケットにて、大砲(麗しの王女殿下のランスロット号)の反動を受け止め、 ロケットにて次の射撃ポイントに高速移動する「ばかですわねー(某設計者談)」なコンセプトにてデザインされた。 PGG向け暫定出荷版からは、このタイプのものに成っている。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 この部分、元は無人偵察機(の為の実験機)であり、帝國が募集した「スクラムジェット」の設計、実証時に 「模型」として使用していたものを機体のみ設計流用している。ロケットとジェットエンジンのハイブリッドであり、 ベクタードノズルにて細かな姿勢制御が行えるといった豪華仕様である。 (ただ残念ながら切り離して無人ドローンにする、などの使い方は出来ない>母体たるゴールデンが常に動き回る為) 100MMランス砲 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 大砲に付けられた風車のようなプロペラのような新装備は用途不明、なんでも「すごい扇情的な音で、そ、その…」らしい 他藩のものよりだいぶ大型化しているが、これは外装甲に「空力処理」を施したためである。 爆風、衝撃波、などを成る可く後ろに流すように設計された、フラップを立て、ダウンフォースを稼ぐ。 (それでも抑えきれない故、左手の太刀をアンカーがわりに地面に刺す事が専らであった) 肩に装着する弾倉ユニット(画像右下)なども試案された。これは元のランス砲が「6発で曲がる」 代物なため、勇み足すぎたというところだが、ランス砲の装甲下に砲芯を包む冷却装置を装着、常時冷媒 を循環させることで漸く連射が可能となった。 (注:給水用のi-Dの随伴もしくは冷媒の携行(ウィング下部のタンクがそれ)が必要となる) 画像左上のピストル状の物は、砲撃時に近寄る敵を撃つために試作されたもの。しかし帝國の仕様は 「4連結束式対人(猫)砲」であったため、実戦には持ち込まれていない。 同じく、その「仕様要求」により正式化されていないものに、腰後ろ(臀部)に装着するブースターパック もある。「次の機体」のためのテストであり、(帝國、及び本国への)正式採用化のためのアピールであろうか。 結び(Signora di futurismo) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 数多在る「机上計画機」の中のひとつ、結局「本体」が重すぎ、なによりランス砲を携行できない事がネックになり廃案となる 採用から戦線投入までかなりの時間が空いてしまったせいか、投入時には「歩兵随伴I=D」や 「航空(宇宙)機」が重用され始めた展開となっていたため、中盤戦の僅かに出撃しただけで ターンを終えている。残念ではあるが、兵器の用法は戦況や「必要とされる用途」により移り 変わるものであり仕方ないことであろう。 デビューが遅れ、あのになし藩炎上にて初陣を飾れなかったの事は残念だったが、 当初の予定(開発計画)どおり「督戦部隊」として帝國藩どうしの戦いに投入され なかったことは有る意味、この機体にとって「幸運」だっただろう。 早々に前線を退いたのちも、ロケットモーター開発で得た技術が後にスクラムジェット試作機 疾風に活かされたり、頑丈な骨格は、ほぼそのまま無人機5式仙[に骨格デザインが流用されたり、 多くのデザインアイデアを設計士に齎してくれた、まさに孝行娘、いえ妹ですわ、おほほほ。 ち、ちなみに、になし藩内では[小学校付属のダンジョンから時折迷い出るモンスターを追い返すための 防盾として今でも現役であり、最近ではPHG(プリンセスハートガード)で使用されることも決定し、 「近代化」が進められているようだ。 READY END 以上 ゴールデンデザイン及びウィキ編集:イタ@になし藩国 おまけ Q&A Q:コンペ時に提示された図案と随分違うのですが? A:何か問題が?(目が血走っている)
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2009.10.25 18 10 今春、神戸市内にある金型製造メーカーで、従業員十数人に解雇が言い渡された。別の会社との業務提携について、2度目の従業員向け説明会が行われる予定の日のことだ。説明会前の夕方、従業員は会議室に集められ、会社幹部が解雇通知書の束を机に置いた。「これを持って行ってほしい」。社印さえなかった。 従業員100人に満たない、このメーカーには労働組合(労組)がなかった。個人では難しい会社側との交渉も団体なら可能だ。30~50代の男性5人が、1人で加盟できる地域ユニオン「神戸ワーカーズユニオン」に入り分会を結成した。 このうちの50代の男性は3月ごろ、業務提携の噂(うわさ)を知った。勤続約20年。会社の「危機」は何度も聞いたが、今回は違った。しばらくして相手企業のホームページで、自身がいる製造部門が事実上売却されると知り驚いた。 上司を通じて会社側に問い合わせた。回答は「心配するな」。説明会の後、4月1日には、会社幹部が「社員は守る」と約束した。解雇が言い渡される約10日前のことだ。これらの経緯が、自身の雇用、生活がモノのように扱われたようで腹が立ったという。 6月末の解雇後、現在は、次の職を探しながら退職金の上乗せを求め交渉を続けている。男性は言う。 「定年まで働くと思っていたから、不安なことがあっても会社に反発せず、このままいけばいいと思っていた。いままで労組が必要とも思わなかった」 働く者を守るはずの労組の組織率低下が続いている。厚生労働省の調査によると、戦後間もなくの昭和24年に55・8%だったが、日本労働組合総連合会(連合)が結成された平成元年に25・9%、平成20年6月時点で18・1%に減った。 しかも、これらは大企業、公務員中心の労組の数字。100人未満の中小企業だと、わずか1・1%(20年)で、つまり労組はないに等しい。冒頭のケースもこの一例だ。 組織率低下に、連合も危機感を抱く。47都道府県の組織下に300以上の地域協議会を設置するなど活性化を図り、今月8、9日の定期大会で改革推進を確認した。 一方で、企業別に組織されている日本の労組のあり方には、労組側から自省の声があがる。 昨年5月、一橋大学の寄付講座で、連合幹部は「(労組という)言葉自体が暗い。色にたとえるなら灰色」という意識調査を紹介した。確かに労組のイメージは芳しくない。また、15年に連合評価委員会が出した最終報告は、企業別組合が社会変化に対応できず、組織率低下につながったと指摘し、労組に抱く社会のイメージをこう記している。 《労使協調路線のなかにどっぷりと浸かっていて、緊張感が足りないとも感じられる》 これも厳しい指摘だ。 男性らが頼った「神戸ワーカーズユニオン」は約20年前、従来の組織を改め結成された。労働相談などを通じ、雇用環境の改善に取り組む地域ユニオンだが、その輪は静かな広がりをみせる。 同ユニオンが加盟する「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」(全国ネット)には計75団体が参加し、約1万5千人の組合員がいる。 同ネット元事務局長で、神戸ワーカーズユニオン副委員長の黒崎隆雄(57)は昭和50年に春闘を手伝い労働運動に携わり始めた。「当時は労働者の力がまだ強かった時代で、自身も社会を変えられると思っていた」。その後、神戸ワーカーズユニオンの前身の地区労組に入ったが、電話相談の内容は、社会の問題点を映し出す「鏡」のように次々と変わった。 主婦パートや派遣、外国人労働者、名ばかり管理職、ワーキングプア…。今年1月から取り組む外国人研修生問題には驚いた。 雇い側の企業は、研修生と周囲の接触を途絶えさせて午前9時から午後6時まで働かせていた。15分だけ食事休憩をとらせ、さらに午前0時まで労働を強いる。働く女性らに渡されるのは毎月1万円だけ。残りは通帳に入金され、通帳は会社が管理する。その過程に働く者の「誇り」は見いだせない。 18日で7年間務めた事務局長を退いた黒崎は自戒も込めて言う。 「この20年間、組織的な形はできたが、労働運動は後退し続けた。ひとつの例だが、不祥事があると、会社の恥をさらせないという意識が経営者側、労働者側双方にあり、発覚が遅れることがある。労組には企業内の不正を監視する役割があるし、また、そのことを通じて人々が誇りを持って働くための手助けをする役割もあるはずだ。ここに衰退の原因はないだろうか」 ◇ 働く環境が悪化する中で労働組合や労働行政、司法が果たす役割は何か。現状をみる。 (敬称略) ソース:MSN産経ニュース http //sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091025/sty0910251811004-n1.htm 【コメント欄】 名前 コメント
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戦線を支える者たち [部分編集] 雷鳴の使徒 COMMAND VC-1 青 2-3-1 U (ダメージ判定ステップ):「特殊攻撃」を持つ自軍ユニットと交戦中の敵軍ユニット1枚を破壊する。 破壊 COMMAND VC-1 緑 2-3-1 U (ダメージ判定ステップ):「特殊攻撃」を持つ自軍ユニットと交戦中の敵軍ユニット1枚を破壊する。 破壊 COMMAND VC-1 黒 2-3-1 U (ダメージ判定ステップ):「特殊攻撃」を持つ自軍ユニットと交戦中の敵軍ユニット1枚を破壊する。 破壊 COMMAND VC-1 赤 2-3-1 U (ダメージ判定ステップ):「特殊攻撃」を持つ自軍ユニットと交戦中の敵軍ユニット1枚を破壊する。 破壊 COMMAND VC-1 茶 2-3-1 U (ダメージ判定ステップ):「特殊攻撃」を持つ自軍ユニットと交戦中の敵軍ユニット1枚を破壊する。 破壊 COMMAND VC-1 白 2-3-1 U (ダメージ判定ステップ):「特殊攻撃」を持つ自軍ユニットと交戦中の敵軍ユニット1枚を破壊する。 破壊 全色共通のビジュアルカード用コマンド。特殊攻撃を持つ自軍ユニットと交戦中の敵軍ユニットを破壊できる。 特殊攻撃は戦闘ダメージを与えないと起動しないので、このカードなどで敵軍部隊を全滅させてしまうとダメージを飛ばせなくなる点に注意。
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キャラクター一覧へ戻る 赤坂 あけみ アカサカ アケミ (絵:- / 声:-) 【基本的なキャラ属性】大人しいヤンデレキャラ 【学年】1年 (主人公と同じクラス) 【性格】外面よく誰とでもそれなりに話せる。 好きな人とはいつでも一緒にいたいという依存傾向が強い。 【身長/体重】150cm/43kg 【誕生日】3/1 【好きなもの】読書 【嫌いなもの】アングラ的要素。孤独。 【一人称】ワタシ 【呼称】 主人公…苗字+さん。 トレスフェミナ…苗字+さん。 【口調】基本ですます口調。 ○○だと思いますけど……、など何か自分の意見を主張する時は控え目な言い方が多い。 【外見の特徴(髪の色や雰囲気など)】 【イメージイラスト】 設定 入学初日、寮の部屋割りで主人公のルームメイトとなる。 成績は中の上、運動能力は中の下くらい。 文化系なタイプで部活等には所属していない。内気で引っ込み思案な性格。 真面目で融通の利かない節はあるが、押しに弱く頼まれ事にも弱いのでなんだかんだで甘い。 クラスの委員長とか(推薦されて)つとめる感じ。 内向的で部活に入ってないので、クラスで話す人はいるが他クラス、特に他学年になると仲のいい人はいない。 勉強は好きというわけではないけど、しなければならないという認識があるのでちゃんとやっている。 仲のいいと思っていた友人に絶対秘密にして欲しいと言った事(百合CO)をクラス全体にばらされてしまい、それ以降暗い中学生活を送った過去がある。その時、心に傷を負っている。 中学までとは離れたこの学園に来たため、それを知ってる人はいないが、大切なところは踏み込ませない、話さない。 一線を越えた付き合いをしない事で自身の安全を保とうと思っている。 主張に控え目な態度も過去の生活からきている。 クラス同級生とも、波風立たないように外面良く接している。 笑顔を絶やさずに物事を円滑に進めて危なげない会話をする。始終優しい態度だが、踏み込まれないように常に一線をひいている。 トレスフェミナの三人と、あけみ個人では交流なし。(一緒にいる主人公が接点があるので、目が合えば挨拶する程度) 主人公に対して 主人公の事は同室になった時から、いいな……と思っていた。 ただ優奈本人に嫌われたり、気持ち悪がられたりする事が嫌でその気持ちは隠している。
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2013/4/1の月初パッケージガチャでリリース。 それまでのLRとほぼ同じコストにもかかわらず一線を画するステータスは、プレイヤーを驚愕させた。 特に戦士属性は利用人口が多いため、一時期はイベントランキング上位のリーダーがアスカばかりという事態になった。 エレメントは固有エレメントのスキルミラージュ以外見るところはないが、そもそもLRを10も15も集められる人は、そうはいないだろう。
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2008年12月20日(土) 18時16分-カンパニール 「……人間の進化も打ち止めかもしれないな」 「なぜ? 心境の変化というヤツかい?」 恒星間コンコース。あの日と同じカウンターバー。 「人間の、なんて言うかな、“可知域”は確実に拡大してきたと思うんだ。これまで逆行したことはない。少なくとも絶対的に見れば」 「いったん知ってしまったことを、それこそ知らなかったことになどできないからな。共通認識されるべき知識であればあるほど」 「生存権は母なる太陽系をゆうに超えて、さまざまな未知を既知に更新してきた」 「その度に、新たに現出した未知に立ち尽くしてはいるが。国境の長いトンネルを抜けるとまたトンネルであった、なんてことはざらさ」 「ああ。探究の歴史とはその繰り返しだと思う」 「で、悲観的な思いに至った理由は?」 「こうして地球外に人間が暮らすようになって何世紀も経つが、そういうことは私も実感している。仕事柄結構な数の星を回っているから」 「それは俺も承知している」 「自らの目で見てきたからこそ、土地土地の変わりばえの無さが嫌でも目に付くんだ」 「変わりばえの無さ?」 「そう。何十パーセクと隔てた主系列星でも、同じように港へ公社の船が接舷し、同じように入管手続きを受け、こうして電気ブランが飲める。これがすごいことだというのはわかる。その反面、つまらなく思う時もある」 「ほう。それは忙しいことだな」 「この宇宙そのものが対称形をしたホモジェナスではと感ずることすらある」 「その理屈っぽい性格もホモジェナスだと?」 「そうじゃない。個々の性質が出来上がる土壌となるような、もっと一般性の問題なんだ」 「没個性とでも嘆きたいのかい? ジャーナリストじゃあるまいし。それこそ一般論じゃないか」 「フムン。そういう節もあったかもしれない。自分では気付かなかったが」 「知り合った時のことを覚えていないのかい? 君はずいぶんと目を白黒させていたよ。それは物理的差異によるものだろう?」 「そう、そうだったな。でも慣れてしまったよ。見た目の違いなんてその程度の些事じゃないかな」 「旧世紀の人間はそうは思わないだろう。歴史を顧みるまでもなく。そういう感覚はまだ新しいよ」 「旧世紀か…。その時代を生きた人間だって、後世の子孫にこんな呼ばれ方をするとは思わなかったろうな」 「宇宙がまだフロンティアだった楽しい時代さ」 「当時は地域ごとに全然通じ合わない別々の言葉を話していたそうだよ」 「えぇ? ならどうやって互いにコミュニケーションを取るのさ? 筆談かい?」 「いやいや、文字も違うんだ。食べ物も嗜好も歩き方も、用の足し方までまたしかり。たった数千キロでも生活圏が隔たってしまうと、それが当たり前なんだ」 「ますますわからないな。いくらなんでも、それじゃあ別の生き物じゃないか」 「両方の言語を習得した専門職の人間が少数いて、仲立ちになることでやっと意思疎通していたらしい」 「七面倒くさいことをやるなぁ」 「そういう人員を養成するための大学まであったという記録も残ってる」 「そりゃいいや! 旅行者に道案内できるようになれば学位がもらえるなんて、夢のような時代だな」 「決して甘いものじゃないぞ。せめてハイスクールの生徒と弁論できるくらいでないと」 「しかしそれは合理化への努力の結果だろ? 想像してみたまえ。バザーの客引きばあさんが自分にはさっぱり意味を持たない売り文句をわめき散らしながら寄ってくるのを。そのくせ俺が異言語人と悟るや、まるで知恵遅れでも見るかのような侮蔑の目で罵り言葉を残して去っていくんだ。表情を見れば容易く知れるようなことをここぞとばかりに吐き捨ててさ。まっぴらごめんだよ。そうだろう? 言語が統合された理由がわからないわけじゃあるまい?」 「もちろん理解しているつもりさ。私が言いたいのは……」 「言いたいのは?」 「山や谷、海、湖。いろいろな地形があるからこそ、自分がどこにいるのかわかるってことだよ……。どこもかしこも切り崩して埋め立てて、真っ平らにしてしまったら、見通しはいいかもしれないが、すぐにどちらへ進めばいいか迷ってしまうと思うんだ。本当にまっすぐ歩いているのかさえ……」 「一過性の懐古主義に浮かされてるだけさ。そう深刻に考えるな。俺と君とでは完全に別個の個性である事実は、役所に問い合わせる必要も無いはずだ」 「懐古主義か…。どうなのかな」 「楽しかった過去への憧憬を抱くことは誰もが通る道さ。ただ君の場合は、それがこの世に生を受けるはるか以前に遡っただけの話だな」 「過去への憧憬と言っても、当の宇宙そのものは何も変わっていないのかもしれい」 「だがついに宇宙が収縮しだしたと主張する学者もいるそうじゃないか」 「膨張し続けてきた宇宙がやがて収縮することは、旧世紀からとっくに予想されていたことさ。ただそれが今起きようとは思ってもみなかったんだ。遠未来の可能性のひとつに過ぎなかったから」 「月に旗を立てて喜んでいた時代に比べれば、現代なんて立派な遠未来さ。夢と希望に満ち溢れたワンダフル・エポック!、ってな」 「ハハ、まったくだ」 「私には日本人の血が流れているらしい」 「どうりで。舌を噛みそうな名だと前々から思っていたんだ」 「先祖がどういったものか気になってね。いろいろ調べてみたんだ」 「それが原因ってわけか」 「うん。世界はうんと広くなったのに、人間の多様性は逆に狭くなっているように感じたんだ」 「確かに、宇宙空間では行動に制約があるぶんそうなる傾向があるのかもしれないな」 「あれを見なよ」 「すごい混雑だな。……地上はちょうど夕暮れ時か」 「みんな、急いでエスカレータを駆け下りる。家に帰ってのんびりしたいがために。先日免許を更新した折、シャトルの教官が口酸っぱく言っていたが、帰途、しかも見慣れた自宅周辺というのは特に事故率が高いらしい」 「油断一秒なんとやら、かい?」 「のんびりしようとするあまり、人生の多くの部分はまったく反対の状態にある。これは大いなる矛盾じゃないか?」 * * * 光は放物線を描いて、ポーラースターからサザンクロスへと、開放されたディスプレイの上をなぞっていく。行き交う乗客は見向きもしない。強化ガラス一枚を隔てた真空。 二人はそれを眺めながら、意識の中の流星を飛ばす。アロー、アロー、シリウス。元気シテルカイ? ヘイ、オリオン。ベルトガ緩ンデルゾ。ゴキゲン麗シュウ、ミセス・ベガ。 何千光年と延びたカウンターが二人の間にはあり、シェイカーの小気味いい音も遠のいていく。その眼に映るのは、はるか過去の追憶。何千年と虚空を彷徨ってきた一条の光線。 * * * 「電気ブラン」 「私も同じものを」 「…………」 「いかがされました?」 「……失礼。ヒューマノイドの方にお目にかかるのは初めてなもので…」 「ああ。この辺りではそれほど珍しくもないのですが…。確かに初対面では面食らわれるのも当然ですな。こちらこそ失礼した」 「こちらの星系へは今朝到着したばかりでして」 「ほう。ビジネスですかな?」 「ええ」 「ゲラッフ・F・ボールド」 差し出された手。 「ホーク・ミマサカです」 恒星間コンコース。その一角の、カウンターバー。 エス☆エフ!
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#1 新暦96年某所――― 足元の感触を確かめるように踵を鳴らす、 久しぶりの転送でつい不安になってしまったが、無事到着したようだ 「あのな、ヴィヴィオたちが心配なのは分かるけど、 毎度毎度お前が何処か行くたびに呼び出されるあたしの身にもなれっての」 暇じゃねぇんだよ、とお決まりの文句を続ける相方をなだめながら洞窟の奥へ進んでいく、 もう十では足りぬ年月を経たと言うのに変わらぬこのやり取りに笑みを浮かべながら、 顔なじみの調査班と挨拶を交わしつつ、漸く開けた場所に出た 「なのはさん!」 こちらに気づいて開けた場所の真ん中で“それ”を見上げていた一人が振り返る その声で気づいたのか、一人、また一人と周囲に居た者たちが集まってきた 「なんだよ皆雁首揃えやがって、 同窓会かってーの」 「まぁまぁ、ヴィータちゃん、いいじゃない」 ヴィータのいうとおり、元六課フォワード部隊全員が揃っていた、 なのは同様第一線を退いたものも中にはいるが、全員決して暇を持て余す立場でもない 「通信の目処が立ちそうだって聞いたけど、どう?」 「うん、いまユーノとシェリーが頑張ってるところ」 フェイトに促されて“それ”のところまで行く、 稼動状態ではないのか魔力反応らしきものは無い 「あれ?」 「どうしたんですか、スバルさん?」 “それ” ―――ロストロギア『カレイドスコープ』の本体を間近に見て、 首を傾げるスバルにエリオが声をかけた 「うん、あの子達と一緒に十二個の端末が落ちたんだよね?」 「そのはずですけど―――あれ?」 首を傾げながらスバルの見ている祭壇―――端末の収められていた場所を見ると 「そう、二十一個全部あるんだよね」 「ユーノ君、どういうこと?」 祭壇の手前に立つ、四十になろうかと言うのに未だに貫禄の付かない優男に問う 以前、一度髭を生やしてみたものの身内全員に爆笑されてやめた過去があるのだが、 そのあたりは余談だろう 「推論の域を出ないけど、 このロストロギアは平行世界同士で自分自身を補完しているんじゃないかな」 もちろん伝え聞くとおりの性能があればだが 並行世界Aで起きたトラブルに対し、起きていない並行世界Bの情報を上書きすることで 無かったことにする、と言うわけである 「それだと理論上壊せない訳ですよね?」 「うん、移設も難しいだろうから、 コレを封印するにしてもどうしたものだろうね」 ロストロギア指定されるものは使い方次第によっては極めて危険な代物ばかりであるが、 このような辺境の無人世界に観測員以外の人員を配置し続けるのもあまりメリットが無い 果たしてどうしたものか 「まぁその辺はお偉方の判断次第だろ、 それで、本題はどうなんだよ?」 難しい話に面倒になったのかヴィータが話を戻す、 これで最前線では部隊指揮官だったりするので不思議である 「大体できたよ、後は試してみるだけだね、 『カレイドスコープ』を中継して普通の次元通信の要領でデバイスに送れるはずだから」 だれかやってみる? と手元にコンソールを呼び出しながら問う 「どうしようか?」 「なのはさんどうですか、ヴィヴィオ達心配でしょ?」 それを言うならスバルもだけどねと言いながら、 特に反対意見も無い様なので頷いてユーノに指示を出す 「さて、それじゃ始めるよ」 キーを叩くユーノにあわせカレイドスコープに薄い明かりがともる、 さて、繋がるかなと思いながらなのはは空間モニターを開き呼びかけた #2 新暦78年――― 聖王医療院 「あ―――」 目を開けて最初に飛び込んできたのは、 泣きそうな顔で自分の手を握るフェイトの姿だった 「フェイトさん……」 「よかった…… ずっとうなされてたから心配したんだよ?」 酷く寝疲れをしているが、魘される様な夢を見ただろうか? 内容が思い出せないが、夢の内容を常にはっきり覚えている人間は居ない、 大方、軟禁されていた頃の夢でも見たのだろう 「皆に伝えてくるね、 あ、何か食べるもの持ってきた方がいいかな?」 勇んで席を立つフェイトに苦笑する、 空腹なのは事実だが、やはりフェイトから見ればまだまだ子供の域を出ないのだろうか 「いい女じゃねぇか」 病室の窓から聞こえた声にそちらを向くと、 窓枠に人がぶら下がっていた 「何でそんなところに居るんですか?」 「なに、やれ検査だなんだと面倒なんでばっくれたところでな、 で、通りがかったら逢瀬の最中だったんで」 空気を読んで窓の外で見てた、と窓枠に腰掛けて言う男 一般論として、人それをデバガメという…… 「そりゃ日ごろからあんな女の世話になってりゃ肉付き薄い女に興味もわかねぇか それで、坊主―――もうやったのか?」 「んな……なななな」 「何を」と男の言葉に返しかけ、その内容を直感的に察して、 エリオは耳まで真っ赤になって言葉に詰まった 「なんだよ勿体ねぇな―――それともあれか、 他に囲う女が……」 「プラズマザンバー!!」 轟音立てて振りぬかれた雷光の剣から身をかわす、 病室がずいぶん風通しがよくなった気がするが気にしてはいけない 「子供に! 何を!! 吹き込んで!!! いるんですか!!!! 貴方は!!!!!」 いつの間に戻ってきたのか、肩を震わせて叫ぶフェイト 「ネンネじゃあるまいしそんな目くじら立てるもんじゃねぇだろ、 それとも―――その歳で“まだ”なのか?」 もしくはそっちの趣味かなどといぶかしむ男、 実際にそういう噂が立っているのは間違いではないのだが 「ここにいたのかランサー」 その時、 この状況に対し、どこから突っ込めばいいのかと言った表情でアルトリアが顔を出した 「フェイト、食事はこの荷車で良かったのでしょうか? 一人分にしては些か多すぎる気がするのですが」 「あ、うん」 運んで来たカートの積荷(食べ物)に頷く、 状況を無視したかのようなアルトリアの態度だが、 どうやらフェイトに冷や水を浴びせる効果はあったらしい この男―――ランサーとフェイトの相性はあまり良くない 粗野と几帳面と言う性格面の齟齬は言うに及ばず、 こうした下世話なやり取りとなるとフェイトは些か潔癖過ぎる 「では荷車はこの辺に置きます、 ―――待てランサー、どこへ行く」 「もともと声をかけたのはついでの寄り道なんでな、 うるさいのが来る前にふけさせて貰うぜ」 言うなり窓枠に手をかけて出て行くランサー、 サーヴァント最速の名は伊達ではないのかあっという間に見えなくなる 「逃げられましたか」 間一髪で出遅れた形でシスターシャッハが病室に現れた こちらの方は既に石化の影響は無いらしく、 取り立てて怪我も無い為いつも通りの法衣姿である 「追います、シスターは下を あの英雄は生き延びることに関しては最優と言って良い、 森の中でサバイバルとなれば恐らく並みの騎士では歯が立たないでしょう」 医療院の敷地の外はそれなりに木々なども生い茂り、自然豊かな山並みもある そんなところに逃げ込まれれば並みの魔導師では見つけることすら困難である それ故に、逆に下に飛び降りたのではなく建物の上に登っている可能性もある 「手伝った方が良いのかな?」 「いえ、それには及びません、 ランサーにしてもここに現れたのは彼なりにエリオを認めた故でしょう、 あるいは此処に戻ってくる可能性も否定できません」 その時は任せます、と言うと、 こちらも窓枠に足をかけ、一蹴りで飛び上がる、 数度とかからず屋上へ消えていくその速さは一陣の風のようであった 「あぁいう男の人にはなっちゃ駄目だからね、エリオ」 みなが立ち去り、食事の用意をしながらのフェイトの言葉に エリオは苦笑いしながら、はいと頷いた どちらかと言うとヴァイスに近い性格なので 自分には到底真似できないだろうというのもあるが、 ―――槍技に関しては教えを請いたいほどなのだが、きっと反対するんだろうなぁ などと思いながら、少年は箸を手に取った #3 ミッドチルダ地上本部八神はやて二等陸佐執務室 「はい、どうぞ」 ノックの音にはやては作業の手も止めずにそう言った 「失礼します、 シグナム二等空尉、スバル・ナカジマ防災士長両名、 本日より現場に復帰いたします」 ならんで入るなりびしりと隙無く敬礼する二人に頷く、 二人とも重症では済まない傷であったはずだが、突貫工事で治してきてくれた様だ 正直に言って本来なら当面休ませてやりたいところなのだが、 現実問題として人手が足りないのでそういうわけにも行かない 「早速で悪いけど、こっちが今現在分かってる分の資料になってる、 それと、近日中に地球に出張してもらうかも知れへんから二人もそのつもりでな」 「はい」 「了解です」 二人が資料を受け取った所で誰かが入ってきた、 「シグナムさん、スバルさん、 おかえりなさーい!」 「ただいま、ヴィヴィオ久しぶり……って、 増えてる?!」 見覚えの在る金髪とオッドアイの―――二人組に面食らい、 目を丸くして、スバルはとりあえず大きい方のヴィヴィオの頬を引っ張った 「ひひゃい、ひひゃい~!」 「変身魔法とかじゃないみたいだけど、どうなってんの?」 機人モードのセンサーまで使ってひとしきり確認し、 とりあえず変装の類でないと理解して、スバルは改めて問いかけた 「なんだ、お前は聞いてなかったのか?」 「目を覚ましてすぐ調整やって、荷物整理したらこっちに直行でしたから、 詳しいことは何も」 移動中は寝てましたし、と言うスバルにシグナムはそうだったなと頭を掻いた 「まぁなんと言うか、 ―――ちょっと違う未来から来たヴィヴィオなんよその子、 あと一緒にヴァイス君とスバルの子供いうんも来てる」 「私の子供、ですか?」 それは、会ってみたいような怖いような、とスバルが興味深げに呟く、 実際問題としてそもそも真っ当な生殖、出産が可能なのか不安なのが怖い理由である 「みんな向こうで待ってるんだよ」 「そうだな、面倒なところは私と主はやてで片付けておく、 お前は先にみなに顔を見せて来い」 シグナムにそう言われ、ヴィヴィオ(×2)に連れられて休憩室に向かう、 途中、大雑把に二人に説明を受けたがいま一つ駆け足過ぎて理解できなかった で――― 「あの子が、そう?」 休憩室のベンチに座りボーっとしている少女を指しての問いに皆が頷く、 ヴァイスの子供だという青年の話によれば普段はもう少し明るい子であるらしい 「機人モードの制御とか、 いろいろこっち来る前から思いつめてるとこがあったからなぁ」 心配なんだけど、どうしよう? と言うヴィヴィオ(大)に対し、 大丈夫任せてと、胸を張って答えるスバル まったく持って根拠の無い自信であるのだが 「ほんとに大丈夫、あんた?」 「大丈夫だよティア、平気ヘイキ」 一度なのはに目配せしてから、心配そうなティアナに向けて笑いかけ、 無警戒にひょいとスバルは少女の隣に腰を下ろした 「……お母さん―――」 「は~い、お母さんですよ」 隣の気配に気づいてようやく首を巡らせた少女に対し、暢気にそう答える 「怪我は―――いいの?」 「大丈夫だよ そっちこそ手、大丈夫?」 振動破砕の過負荷は並ではない、 骨格系が一撃で全損などということもありうるのである それをよく知るだけにスバルの心配は少女の体のほうだった 「平気だよ、そんなの……」 いま一つ会話のリズムが悪い、かと言って拒絶している訳でもない なんと言うか――― 「何か、不安?」 「ふぇ?」 成長に実感が無かったり、能力が制御できなかったりする状況で、 不安でないはずが無いだろうと思いながらも聞いてみる、 返答は無いがなんとなく当たりかなとスバルは思った 「いいんじゃないかな別に、 ヴィヴィオも、アルバート君も、別にそれで怒ったりしないでしょ?」 「そうだけど……」 「苦しかったり、悲しかったり、悩んでたりする時に傍に居て支えてくれて、 嬉しかったり、楽しかったりするときに一緒に喜んでくれる ずっと、そうしてくれる人達なら、迷惑掛けても言いと思うよ いつかその人が苦しかったり、悲しかったり、悩んでたりする時に傍に居て支えてあげて、 嬉しかったり、楽しかったりするときに一緒に喜んであげられれば」 それが友達で、家族で仲間ってことだよと締めくくる 別に捻ったところの無い唯ありきたりの常套句だがそれゆえに真実だとも言える 「なんか、綺麗に纏めたような、単に他力本願な様な……」 「別にどうでもいいだろ、お前の頭で考えて答えが出るわけでもあるまいし」 「ひどいカズ君、なんか私馬鹿みたいじゃない」 「馬鹿みたいって、 ―――そもそも頭よくないだろお前」 む~と唸ってそっぽを向く、 その様に誰かが笑い出し、気が付くとその場に居た全員が笑っていた 「ふむ、なにやら知らんが纏まった様で何よりだな」 「そうですね」 なのはも彼らの様子に笑みを浮かべながらライダーの言葉に頷く、 何だか士気が上がってきた気がするのは気のせいではなかろう、それは良いことだ 「なんでアルバート・グランセニックなのに“カズ君”?」 スバルの問いにアルバートが目をそらす、 その問いは彼が此処に来てから幾度と無く繰り返され、 ヴィヴィオ(小)も躍起になっている謎であるのだが 本人が黙秘を続けるため分からないままである 追求しようとスバルが身を乗り出しかけたその時だった 「アル、デバイスに通信が入ってるよ?」 ヴィヴィオの言う通り、 テーブルに置かれた待機状態のアルバートのデバイスに小型の空間モニターが開き、 着信を告げている 「発信者は―――あれ? レイジングハートになってる」 当の本人、レイジングハートとそのマスターは目の前に居るのだから そんな通信をする必要性はまるで無い、つまり――― “The communication from the other party ties.” 「まてRヴァリスタ―――なんかやな予感がする」 マスターの指示を豪快に無視してデバイスが通信を接続する 当人(機?)いわく“It is a most immediate priority”.との事で、 マスターよりも上位の命令によるものであるらしい 「18年後の私か、 どんな人になってるんだろ?」 接続に時間がかかるらしいRヴァリスタの映すモニターのノイズに目を向けながら、 期待と不安を乗せた言葉をなのはが口に出す 一応一つの可能性に過ぎないためそう“成る”とは限らないが、 皆思いは同じらしく、固唾を呑んで見守っている そして、 “The communication ties.” Rヴァリスタが報告し、モニターに一人の人物が浮かび上がった
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現在の議題の対立点まとめ補足 現在の議題について、ここではまとめられなかった点をまとめてみました。 考察や議論の際の参考になれば幸いです。 『穢れ』や『想い(仮)』の発生元となる感情や心をあげてみることで、傾向が見えたらいいなあという仮まとめ 『穢れ』 負の感情、罪悪感、心(精神)の疲弊、行き過ぎた感情(妄執)、呪い、世界そのものをも含んだ他者への恨み 責任感・情熱・諦めない根性を持った者の挫折(責任感に押しつぶされるなど)、恐怖 『想い(仮)』 正の感情、誰かを想う心、責任感、情熱、諦めない根性 『人間』『天族』と『穢れ』『想い』の関係についての疑問点 人間に大量の『穢れ』が付着した結果→憑魔 人間に最大限の『穢れ』が付着した結果→災禍の顕主 人間に大量の『想い(仮)』が付着した結果→a 人間に最大限の『想い(仮)』が付着した結果→b 天族に大量の『穢れ』が付着した結果→憑魔 天族に最大限の『穢れ』が付着した結果→ドラゴン 天族に大量の『想い(仮)』が付着した結果→c 天族に最大限の『想い(仮)』が付着した結果→d +返答例 a,天族 b,天族 c,加護天族 d,五大神 525 :真の名無し@転載は禁止:2015/04/11(土) 15 10 23 ID zrpsWO2M0 (穢れが溜まり過ぎる)憑魔←人間→天族(想いが溜まり過ぎる) 想いが溜まり過ぎたらどうなるかって考えてみたらこうなった ある一線を超えるまでは人間に戻れるけど、それを超えたら人間に戻れず別の存在になっちゃって、それが天族なんじゃないかと 穢れの方はまだその一線を超えた事がなく、天族は過去に一線を超えてしまい別の種族として確立した元人間 だから人間を超えた存在としての意識があってそれ故に人を見下しているってところかな 人間という存在から離れれば離れるほど人間からは知覚出来なくなっていき、霊応力とは普通の人間より知覚範囲が広いって感じ 天族は人間辞めちゃってるから、穢れの影響を受けやすく人間を辞めたレベルの想いと同レベルまで穢れると存在自体は人間レベルにまで戻るけど、人間はもう辞めちゃってるから人間には戻れずにドラゴンという形で実体化し、急激な変化に精神が耐えられずに自我を失う 憑魔と天族はどっちも人間から離れていってる存在だから相互認識は出来るようになっているって感じか ミクリオみたいな人間から天族への転生は、穢れの坩堝と似たような想いの坩堝(名前は適当)とでも言うようなもので行うことで可能になる