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「あっ、お買い物……もうちょっと、追い込みたいのに」 ハルカが参考書の山に埋もれて言った。 「私がいきましょうか、ハルカ姉様」 「うん、今書くから、お願い。帰って来たら作るから」 チアキはメモを待つ間、ちょっと外を眺めてみた。 「白い物がチラチラ……いや、わさわさと」 「参ったなあ、傘もってきてないや」 中学校の下駄箱で、カナが嘆いていた。今朝は晴れてたはずなのに。 「送ろうか?」 「お、藤岡。いいところに湧いた。傘貸してくれ」 声の方を見ると、すぐ外で藤岡が傘を開いてたって居た。 「いや……だから、送ろうか?」 カナは肩をすくめる藤岡を「ふ~ん」と眺め、「しょうがない、たのむよ」と答えた。そして靴を履き替え藤岡の隣りへ。 「遠回りにならないか?」 「みなみんちなら、しょっちゅうおじゃましてるから」 「また夕飯にありつこうって魂胆だな」 「いや、今日はいいよ。塾も有るし」 二人はたわい無ないことを話しながら、学校を後にした。 「じゃあチアキ、お願いね。有希振って来たから、気をつけてね」 「はーい」 メモを受け取り、玄関へ。 長靴を履いて傘を持ち、戸を開く。 「おお、銀世界……」 「なあ藤岡。これってアイアイ傘だよな」 訊かれた藤岡は、暫く「ん~」と悩んだ後「そうだね」と、苦笑した。 「そういや、高校決まったんだってな、藤岡。で、どこ?」 「春香さんと同じ所」 「姉はもうすぐ卒業だ。残念か?」 藤岡はすこし俯き「ちょっとね」とだけ言った。 カナが「ふ~ん、モテるなハルカは」と傘のホネが揺れるのを眺めた。 そしてふと横に視線をずらすと、藤岡の顔が赤くなってるのに気がついた。 「おい、風邪引いたか? この寒さだしなあ。無理しないで、真っすぐ帰れよ」 「平気だよ。それに、もうここまで来ちゃった」 気がつけば、マンション近くの川原を歩いていた。 「なあカナ、もうすぐ卒業だし……」 もう、こんな風にカナと一緒にいられる時間は、取れなくなるな。 藤岡はそう思いつつ、大きく息を吸った。 「あの、ほら、もう一度言っておきたいことが」 「なんだ、急に改まって」 「スキ……」 藤岡が言いかけた所で「のわっ!」と盛大にカナが滑った。 咄嗟に傘が放り出され、背中を抱きかかえるようにして、その体が支えられた。 「あははっ、たしかに、スキだらけだ。サンキュ」 立ち直って吹っ飛んだ傘を拾いに行こうとしたカナだが、支えた腕が巻き付いてて手が届かなかった。 「ふ、じ、おか?」 「あの、卒業しても、ずっと仲良くしてくれるかな?」 「あ、ああもちろんだとも。どうしたんだ、さっきから」 「ほんと?」 「ほんとだって。だからその手……んーーーーー!?」 チアキは川原の道をスーパーに向かって歩いていた。 「あ、カナだ。藤岡もいる……なんだ、どっちか傘わすれたのか」 雪で視界が悪い中、身内だけが辛うじて判別できる距離でその姿を見付けた。 「あ~~、カナったらコケてるし。あのバカ野郎、藤岡が居なかったら雪まみれじゃないか。あ~、なんか怒られてるみたいだし」 「……今のは、なななななななな、なんだ? 顔がその、異様に近かったけど」 この寒い中、ほんの数秒の間、唇だけが暖かかった。 「あ、あの……まだ、仲良くしてくれる、って気、ある?」 藤岡は、試合の後よりも息切れしながら、とぎれとぎれに訊いた。 「ほほほら、もちろん。あたしだってほら、藤岡のこと、キライじゃないし」 カナはころげるようにして傘を拾った。 「ところでそこの二人」 にょっきり。 傘を持ち、藤岡のもとに戻るカナの背後から、チアキの声がした。 「おかしなことを、していなかったか?」 硬直する二人。もちろん、チアキではない。 「なななな、なんにもしてないよなー、藤岡」 「カナがコケただけさ。あは、あは、あは、はゴホッ」 「顔が赤いな。風邪か? カナもだ。伝染したか」 「いやこれは、そんなんじゃない。チアキもほら、赤いぞ。寒いからsだ」 カナがあたふたしながら言い訳する。 「ならいいけど。それじゃ、私は買い物に行って来る」 チアキは少し首を傾げつつ、去って行った。 「タワシに網、タマ~ねぎ♪海苔海苔海苔サンマ~♪」 唄いながらちょっと振り向く。 あの二人、腕組んでやがる。 藤岡は私の座椅子だ。返しやがれバカ野郎。 名前 コメント 8.1-896氏 8.1スレ目 保管庫
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あらすじ 月の罪人である永遠亭が何故か急に恩赦を与えられ月に戻って来るように言われた 懐かしさのあまり永琳達は月に帰還するが・・・ 待っていたのは長きに渡る平和で堕落し腐敗した月の都だった・・・ 解説 機動戦士ガンダムをパロディしたストーリー動画 舞台は東方の世界である幻想郷なので極めて多数の東方キャラが出演している じゃあ始めるわよ・・・ 第三次月面戦争を!!! 登場人物 月面軍 + ... 蓬莱山輝夜 八意永琳 鈴仙・優曇華院・イナバ 因幡てゐ 綿月豊姫 綿月依姫 レイセン 月面軍協力者 + ネタバレ 第0話で参入 アリス・マーガトロイド 第1話で参入 風見幽香 メディスン・メランコリー 四季映姫・ヤマザナドゥ 小野塚小町 ミスティア・ローレライ リグル・ナイトバグ 星熊勇儀 キスメ 黒谷ヤマメ 水橋パルスィ 幻想軍 + ... 八雲紫 八雲藍 橙 博麗霊夢 霧雨魔理沙 射命丸文 コメント 名前 コメント マイリスト
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『ゆっくり一年』 7KB 観察 差別・格差 日常模様 書く事は楽しいけれど、それが読み手に伝わる自信は… ※観察系です ※後半に超愛でタイムがはっじまるよー ※食べたかどうかは皆さんの想像にお任せします。 今までに書いた作品 anko3828 れみりゃ会議 他ちょこちょこ ゆっくり一年 春 「春さんゆっくりしていってね!」 巣穴から元気な声を上げる一匹のゆっくり。 彼女はゆっくりの中でも最もゆっくりしていると言われる、ゆっくりれいむ。 どうやら越冬に成功したようです。 「かぜさんもとってもゆっくりしてるね!ことしもゆっくりがんばるよ!」 越冬後、初の抱負を述べるとともに元気に跳ねるれいむ。 そんなれいむの前を一匹の蛙が横断します。 「ゆゆっ!?かえるさんもこんにちはなんだね、でもれいむおなかがぺこぺこだから、ゆっくりたべられてね!」 越冬に成功したと言っても後半は断食に近い状態だったため、空腹はとっくに限界突破していました。 そんな中で餌の中でも上等の部類に入る生物、それも肉の詰まった蛙とあれば飛びつかないわけにはいきません。 「いっただきまーすっ!むーしゃむーしゃ、ゆゆゆっ!?しあわっせーっ!!!!」 久しぶりの食事にして最高級の蛙肉。 数ヶ月振りの、味に至っては半年以上も食べていない極上の味に幸せを感じないわけにはいきません。 「むーしゃーむーしゃー、ゆーゆゆゆー♪とってもおいしーよ、むーしゃむーしゃ……ゆゆっ!?」 おや?幸せの表情から一転。 れいむは脂汗を流しながら歯を食いしばり、苦悶の表情を浮かべるようになりました。 「ゆぎぎぎぎ、な、なにごれどぐがはいっでる!!!」 ゆっくりにとって毒とは辛味・苦味が大半です。 そもそも虫は苦くないのかとの意見がありますが、ゆっくり視点では苦くないのでしょう。 となると蛙も別に苦いわけでも辛いわけでもないと思われるのですが…… 「ゆげぇぇぇぇぇぇぇ、れいむのあんござんでないでぇぇぇぇ、でもどぐざんはででっでぇぇぇぇ、ゆげぇぇぇぇぇぇ!」 一所懸命に毒と思っている部分のみを吐き出そうとしているようです。 しかし残念な事にゆっくりにそんな器用な能力はなく、れいむは体内の餡子をどんどんと吐き出す結果となってしまいました。 「もっど……ゆっぐり……ゆぎぎぎぎぎ」 餡子の吐きすぎかと思われましたが、どうやら毒が回ってしまったようです。 巣穴から飛び出した時とは真逆の、この世のものとは思えない苦悶の表情になりながら、哀れれいむは餡子の塊となってしまいました。 しかしあの蛙の一体何が彼女にとっての毒となってしまったのでしょうか。 れいむの食べた蛙をよくよく見てみると……ああ、これヤドクガエルですね。 夏 「あめさんゆっくりやんでね!!」 巣穴から懇願の声を上げる一匹のゆっくり。 彼女はゆっくりの中でも最も元気だと言われる、ゆっくりまりさ。 どうやらおうちで雨宿りのようです。 「ゆぅ……こんなにあめさんがつづいたら、ゆっくりできないよ」 基本構造が饅頭のそれに酷似しているゆっくりにとって雨や湿気は大敵です。 本来はカビたりする事のないゆっくりもこの時ばかりはその可能性をぬぐえません。 「……おなかがすいたよぉ」 雨季は狩りに行く事ができず、免疫力が低下してしまいます。 その上でこの湿気。 ゆっくりの免疫力はとても重要で、カビはもちろんの事、外傷からの修復や、餡子の腐敗、耐水性等の維持に必要です。 「……ゴホッ、ケホッ!!」 このまりさはもう4日も食事をしていません。 燃費の悪いゆっくりにとって、4日はかなり致命的な日数です。 「……ゴホッゴホッ、ガハッ!!……もっと……ゆっくり……」 ですがまりさの死因は餓死ではありませんでした。 連続する大雨の結果、体内の餡子が腐敗していたのです。 「……おねーしゃん……まりさ……いいこに……」 特に大きなドラマもなく、まるでドキュメンタリーの如く、まりさは一人巣穴にてひっそりとそのゆん生を終えました。 しかしこの様な運命を迎えるゆっくりはまりさだけではありません。 群れ中で同じ状況のゆっくりが多数存在し、その多くがまりさと同じ運命を辿ります。 こうして森の生態バランスは調節されていくのでした。 自然は大きなホスピタル。 秋 「ゆっくりがいたんだどぉ!!」 まだ心地よい涼しさの残る秋山に、とても元気に響き渡る声。 彼女はゆっくりの中でも超越した待遇を受ける事のできる可能性を持っているはずなのに、昨今の扱いが微妙な胴付れみりゃです。 「これはなかなか高いエンカウント率なんだどぉー」 「さぁもりもり倒してれみりゃの強さを全世界に知らしめるんだDo!」 ……どこかで見かけたご一行。 「ゆゆっ!?れ、れみりゃだぁぁぁべぼっ!!」 地獄とも思える冬を乗り越え。 ゆっくりにとって唯一と言える幸せな春を越え。 生涯を誓い合ったまりさと出会い。 激動とも言える雨季を乗り越え。 到来した秋の恵みに囲まれて、頼れる夫と可愛い子供を手に入れたれいむ。 まさに順風満帆、今までの経験を活かせばゆっくりにしては稀と言える寿命を迎える可能性を秘めていたれいむ。 狩りに秀でた夫は群れの食糧事情を安定させ、冬と夏をそつなくこなしたれいむはその知識から次期長とも呼ばれていた。 子供達は夫の身体能力とれいむの知識を併せ持つハイブリッドゆっくり。 ifストーリーが許されるならこの群れは間違いなく繁栄し、下界の人間とも良好な関係を結び、 後々ゆっくりにも人間にも伝説のぱーふぇくと群れと称賛される事は間違いのないであろう群れの長になれるはずのれいむ。 「れみりゃのでんこーせっかなんだどぉ!」 「おお、最速最速」 「さすがだDo!、れみりゃの遅いイメージを上手く払拭できてるんだDo!」 そんな伝説のれいむも、たった一振りの蹴りによってそのゆん生を終えました。 「地位向上のためとは言えチマチマと涙ぐましい営業活動にこのふらんも感動を禁じえない、さすがおねーさま、じゃあそろそろ滅びタイム」 「「「ふ、ふらんだどぉおおおおおお!?」」」 ゆっくりはよく運が悪いと言われます。 善良に暮らしていたのに、ふとした事で命を落としてしまう。 今回の件も運が悪かったと言えます。 ただしれみりゃの広報活動に見つかった事ではなく“簡単に命を握られる価値”に生まれた事が。 冬 「わかるよーおねーさんの手作りタンドリーチキンさんはとってもゆっくりできるんだねー!」 「むきゅ!お姉さん、本当にこんないいものを貰っていいのかしら?」 「ええ、いつもちぇんとぱちゅりーが良い子にしているから、今日はお姉さんからのご褒美よ」 この氷はとても冷たく、ゆっくりには割る事はできません。 何故か溶ける事はなく、冷たいはずの氷の向こう側は室温的にも、そして心にもとても温かい空間が広がっています。 まりさ達と何が違うのか? れいむ達ならもっとゆっくりさせる事ができる。 彼女達はそんな思いを抱きながら、氷の向こうのちぇんとぱちゅりーを凝視します。 確かにこのれいむは人間をゆっくりさせる事ができるかも知れません。 しかし重要なのは、人間をゆっくりさせる事ではなく、人間をゆっくりさせる事のできる立場である事。 例えこのちぇんが善良だろうとゲスであろうと、氷の向こう側にいれば勝組。 まりさとれいむが希少種を超越するほどの善良だとしても、氷のこちら側にいれば負組。 たった一枚の氷を隔てて、ゆっくりのしあわせは天と地ほどの差が生まれるのです。 街のゆっくりに中間はありません。 地獄の様な毎日か、浄土の様な日々か、そのどちらかなのです。 今夜もまりさとれいむはガラスの向こうのちぇんを眺め続けるのでしょう。 それが地獄の様な毎日に折れそうな心に、大きな拍車をかけているとも知らずに。 あとがき SSは書きたいのだけど、自分の書きたい事を上手く文章にできない悔しい。 おまけーね 朝目覚めると、ベッドの前にちぇんとぱちゅりーがいた。 私が「どうしたの?」と声をかけると、二匹はもじもじとしながら皿を前に出した。 その皿には昨日のタンドリーチキンが食べさしの状態で乗っていた。 この二匹は食欲旺盛だ、そんな二匹が残すほどだからよほど美味しくなかったのだろうか。 私は動揺を隠し切れずにその皿を手に取る。 その時、二匹はいつも良く見る目をしていた。 ゆっくりフードを食べながら私の食事風景を見つめるあの目。 お風呂あがりに裸体で雪見大福を食べている私を見つめるあの目。 ケーキのカタログを眺めるあの目。 「おねーさんのタンドリーチキンさんはとっても美味しかったんだねーわかるよー!」 「むきゅ、ぱちゅりー達だけで食べるのは申し訳ないから、お姉さんの分も残しておいたの!」 私はクスクスと笑った、そして凄く嬉しかった。 この二匹は私のために残しておいてくれたのだ。 自分達がとても美味しいと言ってくれたタンドリーチキンを。 「……ありがとう、とても嬉しいわ」 私はゆっくりと一緒に暮らして良かったと、今でも胸を張って言える。
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【中学一年 ―― 12月第一週】 京太郎「(結局、あのまま一睡も出来ないまま数時間が過ぎた)」 京太郎「(その間いろんなものと戦ってた俺とは対照的に宥さんの表情はとてもにこやかで幸せそうだった)」 京太郎「(…まぁ、うん。その顔が見れただけで良かったんじゃないかなって思うくらいには…さ)」 京太郎「(…でも、今度あんなふわふわで暖かい人に抱きしめられたら…俺、冷静でいられるだろうか)」 京太郎「(…うん。今度は絶対に拒否しよう)」 京太郎「(…さて…色んな人のお陰で気分も切り替わった訳だし)」 京太郎「(来週には【秋季大会の全国戦】があるんだ)」 京太郎「(それまでに俺に出来る事と言ったら…やっぱりあの三人の説得だろ)」 京太郎「(でも…説得ってどうすれば良いんだろうな…)」 京太郎「(とりあえず麻雀を打つべきか、或いは雑用でチームに対して真摯な態度を見せるべきか…)」 +2 末尾偶数:麻雀で対話(対局)する 末尾奇数:雑用して何かを感じ取ってくれるのを期待する 雑用して何かを感じ取ってくれるのを期待する ※大天使アラタソの効果により自動的に大成功 京太郎「(ふふ…誰よりも早く来て掃除を始めるこの快感…)」 京太郎「(そして誰かが来るよりも早く掃除を終わらせる優越感!)」 京太郎「(これがあるから雑用ってのは止められないんだよなぁ)」ウットリ 京太郎「(その上、人に感謝されるんだからまさに最高って奴だよはははは!!!)」 京太郎「(…ま、何時もならテンションに任せて、卓に入るんだけどさ)」 京太郎「(今週はそういうの無しで…人の指導やフォローに回るか)」 京太郎「(まだ一年ではあるけれど、同じ一年相手に教えるくらいは出来るからな)」イソイソ モブA「……」 +2 00~30 良い雑用だ。感動的だな。だが無意味だ 31~60 少しだけ影響があったかもしれない 61~99 影響は確かにあった 影響は確かにあった モブA「…あいつ何やってんだ?」 モブB「さぁ、エース様の考える事はいまいちよく分かんねぇよ」 モブC「まぁ、次期部長になる為の点数稼ぎちゃうか?」 モブA「…本当にそう思うか?」 モブB「……」 モブC「……」 モブA「そういう…損得勘定出来るタイプじゃねぇだろ」 モブB「じゃあ…なんでいきなり下級生の練習に付き合い始めてるんだよ」 モブC「そんなん…知らんって」 モブA「……」 モブB「……」 モブC「……」 モブA「…あいつら…楽しそうだな」 モブB「そりゃエース様は人懐っこい性格してるし、腕も良いからな」 モブC「そんな奴直々に教えられるんやから、気分もええやろ」 モブC「…ワイらもあんな時期があったんかなぁ…」 モブA「…あっただろ、そりゃ…」 モブB「…モブ1先輩たちは面倒見良かったからな」 モブA「……」 モブB「……」 モブC「……」 モブA「…俺ら何してるんだろうな」 モブB「知るかよ、そんなの…」 モブC「…そんなんワイが知りたいくらいや」 モブA「…そっか…そうだよな…」 【System】 須賀京太郎の雑用力が2あがりました 部内評価が3あがりました モブAたちの心に変化の兆しが生まれてきたようです
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1 2 3 唯「一年で京都大学?」 ※未完 2009/10/25 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1256407781 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る ていうか旧帝大生多いなw -- (九大生) 2012-03-18 18 33 37 親友が自分以外受かったらこれくらいの暴挙は当たり前 -- (名大生) 2012-03-18 08 29 59 泣きたいorz -- (名無しさん) 2012-03-17 13 59 54 京都府立っていう選択肢はなかったのか… -- (名無しさん) 2012-03-17 13 42 25 面白いがオリキャラは気に入らない 4人仲良く不合格のほうが良かったんじゃね? -- (東北大生) 2011-10-12 11 57 04 まぁ、既に唯達は大学行ってるけどね -- (名無しさん) 2011-07-02 22 57 54 未完なのがもったいない。。 -- (名無しさん) 2011-07-02 22 29 19 やらなくては… -- (march) 2011-05-24 18 16 32 アイス好きネタかと思ったwww -- (名無しさん) 2011-05-18 12 46 03 勉強頑張ります。 作者さんも唯も頑張れ! -- (名無しさん) 2010-12-09 09 20 37
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喧嘩番長4 ~一年戦争~ 喧嘩番長4 ~一年戦争~ID+ゲーム名プレイ時間 気合最大 所持金MAX 息切れない 喧嘩魂99個 シブシャバ度 倉庫アイテム 特殊効果付加 武勇伝関係 超気合技の使用回数 ID+ゲーム名 _S ULJS-00268 _G Kenka Banchou 4 プレイ時間 _C0 Play Time _L 0x2164378C 0x00xxxxxx 気合最大 _C0 Kiai Max _L 0x11643962 0x0000437F 所持金MAX _C0 money max _L 0x216437A0 0x000F423F 息切れない _C0 Breath Unlimited _L 0x01643967 0x00000000 喧嘩魂99個 _C0 KenkaTamashii 99 _L 0x016437B8 0x00000063 シブシャバ度 _C0 Shabazo-do _L 0x11643968 0x0000xxxx xxxx シャバゾウ度 FF9C シブ過ぎる! FFD2 けっこうシブい FFEA 凡人 001D けっこうシャバい 0047 シャバ過ぎる! 012E シャバ王 01F4 シャバ神 倉庫アイテム _C0 Onigiri 99 _L 0x016437F7 0x00000063 特殊効果付加 _C0 HP Recover _L 0x01643942 0x00000001 _L 0x01643944 0x00000063 _L 0x01643946 0x00000063 _C0 Attack UP _L 0x016438E2 0x00000001 _L 0x016438E4 0x00000063 _L 0x016438E6 0x00000063 _C0 Defense UP _L 0x016438EA 0x00000001 _L 0x016438EC 0x00000063 _L 0x016438EE 0x00000063 _C0 Breath UP _L 0x016438F2 0x00000001 _L 0x016438F4 0x00000063 _L 0x016438F6 0x00000063 超気合技 ベアーズタフネスの効果 _C0 Super Armor _L 0x016438FA 0x00000001 _L 0x016438FC 0x00000063 _L 0x016438FE 0x00000063 超気合技 伊達男のやせ我慢の効果 _C0 Breath Not Decrease _L 0x01643902 0x00000001 _L 0x01643904 0x00000063 _L 0x01643906 0x00000063 超気合技 絶対回避の効果 _C0 Auto Avoid _L 0x0164391A 0x00000001 _L 0x0164381C 0x00000063 _L 0x0164381E 0x00000063 武勇伝関係 _C0 敵を拳一つで倒した数 _L 0x116494F4 0x0000xxxx _C0 若い男性にメンチ100回 _L 0x01649494 0x00000064 _C0 年上の男性にメンチ100回 _L 0x01649498 0x00000064 _C0 若い女性にメンチ100回 _L 0x0164948C 0x00000064 _C0 年上の女性にメンチ100回 _L 0x01649490 0x00000064 _C0 車に轢かれた回数 _L 0x01649524 0x00000032 超気合技の使用回数 使用回数が一定に達するとレベルが上がります。 _C0 不知火 _L 0x016695A6 0x000000xx
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一年、エピローグ――if 京太郎「今日から俺ら二人かー」 久「名前だけの幽霊だったらいるわよ」 京太郎「いないのと同じだな」 久「ま、部の存続に役立つからまだマシね」 京太郎「わお、すっげー上から目線」 久「それよりも部活動紹介のことよ」 京太郎「それってまだ一月以上先だろ」 久「準備は早いほうがいいの。なんたって、来年度はやることが山ほどあるんだから……」 京太郎「……久ちゃん」 久「もちろん手伝ってくれるわよね?」 京太郎「当たり前だろ」 久「でも……よいしょっと」 久「しばらくは二人きりも、悪くないかもね」 京太郎「いきなり人の膝の上に乗ってなんだよ」 久「ちょっと小学校の頃思い出したからさ」 京太郎「ああ、罰ゲームで椅子になるってやつか」 久「そうよ」 京太郎「懐かしいなー、いっつも負けてた覚えしかないけど」 久「得意分野だったらそうそう負けないってことよ」 京太郎「……そういや勝負の中身はそっちが決めてたんだっけ」 久「そういうこと」 京太郎「ずるいな」 久「女の子の特権よ?」 京太郎「じゃあ……これでどうだっ」 久「ひゃっ」 京太郎「くすぐりに弱いことだって覚えてるんだからな!」 久「ちょっ、やめっ、あひっ――」 京太郎「――っ」 京太郎(やばい、やばいぞこれ) 京太郎(久ちゃんの尻が当たって……!) 久「はぁ、はぁ……あれ?」 京太郎「……」 久「ねぇ、なにこれ」 京太郎「いや、それはあの……生理現象?」 久「ふぅん、生理現象ねぇ」 京太郎「も、もういいだろっ。そろそろ下りてくれよ」 久「じゃあこれはどうするの?」フニフニ 京太郎「ちょっ」 久「男の人って、一回出さないとおさまらないって聞いたけど」 京太郎「いや、それは……」 久「ねえ……わ、私が手伝ってあげようか?」 京太郎「だ、ダメだろ」 久「どうして? こんなに硬くしてるのにさ」 京太郎「そういう問題じゃないって! 俺と久ちゃんはそんな関係じゃ……」 久「じゃあどんな関係なのよ?」 京太郎「それは――」 久「幼馴染……そう言いたいんでしょ」 京太郎「わかってるならやめようぜ……な?」 久「……やだ」 京太郎「久ちゃん!」 久「もうそれだけじゃ満足できないの!」 久「あんたが全部悪いんだから」 久「あんなことして、ずかずかと人の中に入り込んできて」 久「それなのに他の子と仲良くしてさ」 久「勝手言ってるのはわかってる」 久「でも、もう抑えられないの」 久「受け入れてよ……じゃなきゃいっそ突き放して……」 久「中途半端に優しくしないで……」 京太郎「……」 久「……ごめん、今の忘れて――」 京太郎「久ちゃんの髪、いい匂いだな」ギュッ 久「はな、してよ……」 京太郎「なんで。さっきと言ってること違うだろ」 久「優しく、しないでよ……」 京太郎「中途半端じゃなきゃいいんだろ? じゃあ――」 久「――んむっ」 京太郎「――口と口なら、いやでも伝わるだろ」 久「……バカ」 京太郎「久ちゃん、悪いけどもう止まれないからな」 久「うん、私も……」 久「……体痛い」 京太郎「まさかロッカーの中ですることになるとはなー」 久「いきなり先生が入ってくるなんて……」 京太郎「でも、興奮したろ?」 久「……とんだ初体験ね」 京太郎「絶対思い出に残るとは思うけどな」 久「とりあえず疲れちゃった……シャワー浴びたい」 京太郎「ならもう帰ろうぜ」 久「……待って、立てない。腰抜けて力入らないみたい」 京太郎「そんなに気持ちよかった?」 久「――っ、バカ!」 久「……責任、とりなさいよ」 京太郎「それってたしか二回目だよな」 久「え……」 京太郎「やっぱりあの時のも今のと同じ意味だったのか?」 久「き、聞こえてたの?」 京太郎「まあな。で、どうなんだ?」 久「……おなじだと、思う」モジモジ 京太郎「……やべ、撃ち抜かれたかも」ガバッ 久「ちょっ」 京太郎「久ちゃんかわいすぎだろ。もう一回戦、いってもいい?」 久「なに発情してんのよ……!」 京太郎「俺をその気にさせた久ちゃんが悪い。そんじゃ、いただきますっと」 久「やぁ、ダメ……あっ――」 つづ……かない
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喧嘩番長4 ~一年戦争~ 喧嘩番長4 ~一年戦争~ID+ゲーム名プレイ時間 気合最大 所持金MAX 息切れない 喧嘩魂99個 シブシャバ度 倉庫アイテム 特殊効果付加 武勇伝関係 超気合技の使用回数 ID+ゲーム名 _S ULJS-00268 _G Kenka Banchou 4 プレイ時間 _C0 Play Time _L 0x2164378C 0x00xxxxxx 気合最大 _C0 Kiai Max _L 0x11643962 0x0000437F 所持金MAX _C0 money max _L 0x216437A0 0x000F423F 息切れない _C0 Breath Unlimited _L 0x01643967 0x00000000 喧嘩魂99個 _C0 KenkaTamashii 99 _L 0x016437B8 0x00000063 シブシャバ度 _C0 Shabazo-do _L 0x11643968 0x0000xxxx xxxx シャバゾウ度 FF9C シブ過ぎる! FFD2 けっこうシブい FFEA 凡人 001D けっこうシャバい 0047 シャバ過ぎる! 012E シャバ王 01F4 シャバ神 倉庫アイテム _C0 Onigiri 99 _L 0x016437F7 0x00000063 特殊効果付加 _C0 HP Recover _L 0x01643942 0x00000001 _L 0x01643944 0x00000063 _L 0x01643946 0x00000063 _C0 Attack UP _L 0x016438E2 0x00000001 _L 0x016438E4 0x00000063 _L 0x016438E6 0x00000063 _C0 Defense UP _L 0x016438EA 0x00000001 _L 0x016438EC 0x00000063 _L 0x016438EE 0x00000063 _C0 Breath UP _L 0x016438F2 0x00000001 _L 0x016438F4 0x00000063 _L 0x016438F6 0x00000063 超気合技 ベアーズタフネスの効果 _C0 Super Armor _L 0x016438FA 0x00000001 _L 0x016438FC 0x00000063 _L 0x016438FE 0x00000063 超気合技 伊達男のやせ我慢の効果 _C0 Breath Not Decrease _L 0x01643902 0x00000001 _L 0x01643904 0x00000063 _L 0x01643906 0x00000063 超気合技 絶対回避の効果 _C0 Auto Avoid _L 0x0164391A 0x00000001 _L 0x0164381C 0x00000063 _L 0x0164381E 0x00000063 武勇伝関係 _C0 敵を拳一つで倒した数 _L 0x116494F4 0x0000xxxx _C0 若い男性にメンチ100回 _L 0x01649494 0x00000064 _C0 年上の男性にメンチ100回 _L 0x01649498 0x00000064 _C0 若い女性にメンチ100回 _L 0x0164948C 0x00000064 _C0 年上の女性にメンチ100回 _L 0x01649490 0x00000064 _C0 車に轢かれた回数 _L 0x01649524 0x00000032 超気合技の使用回数 使用回数が一定に達するとレベルが上がります。 _C0 不知火 _L 0x016695A6 0x000000xx
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「おーい、のっちぃ。 そろそろ起きてくれんかなぁ」 新しい一年を迎えて、二日目。 ゆかは、のっちとこにお泊り。 もう昼前だってのに、のっちは一向に起きる気配は、、ない。 「ねぇ〜、初詣行くって約束したじゃん!」 そう、今年こそは、二人で行きたいの。 なのに、、、のっちったら・・ 「・・・・・・・してない」 なんなん一体!? … まぁ、、、、うん、 約束はしてない、よ。 昨日、散々、ゆかが一方的に 初詣行こう!って、お願いしてた、だけ。 のっちは そんな人がいっぱいのとこ行かんくっても 二人でまったり過ごしたらいいじゃんって 結局、いい返事はしてくれなかった。 でも、、、、どうしても行きたい! 「・・・じゃ、いいよもう! 誘ってくれてたスタッフさんと一緒に行くから!」 そう言うと のっちは、 「うぇっ!!それは、あかん!!」 そう言って、飛び起きた。 「んぁ、なっ、、、えっ!?」 目を見開いて、パクパクしてるのっち。 「んなわけないじゃろw」 あまりの慌てぶりに なんだか、嬉しくなっちゃって、笑いがこみ上げてきた。 「えぇ・・・やっ、、、まじでぇ・・」 ベッドの上で、うなだれるのっち。 いや、だから 「行かんって言っとる、、じゃろ」 すると、のっちは がばっと身体を起こして 「いや、、そじゃなくて、、、 やっぱ、誘われてたん、、、だ?」 あ、しまった。 「あぁ、、、それは、コトバのあやってか・・ ・・・ごめん、、てか、即行、断っとるけぇ・・」 すると 目の前のハの字眉ののっちは にかっと笑ったかと思うと すっと長い腕を伸ばし、ゆかの手を掴み ぐっと引き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。 そして うーん、、、と唸ったかと思うと ぱっと身体を離して・・ んっ!? キスされた。 それも、舌が侵入してきてどんどん深くなる。 息もつかせない・・ 口いっぱいにのっちの甘い吐息が広がっていく。 心臓はばくばく。 頭ん中は真っ白になって、全てもってかれそうになったころ・・ すっと、唇が離された。 「ゆかちゃんは、のっちのじゃ」 へらっと笑い、ゆかの頭を撫でるのっち。 この人は、ゆかの心臓を破裂させて殺す気なんだろか? 「はは、真っ赤になっちゃって、か〜わいいねぇw」 一体、誰のせいよ!? 反論する間もなく のっちは、ベッドから抜け出し ごそごそと身支度を始めた。 「の、のっち?」 「ん?初詣、行くんでしょ?」 「えっ、いいの!?」 「いいのってw 行かなきゃ、のっち捨てられちゃうんでしょ?」 「だから、んなわけないって!!」 はいはい〜 なんて言いながら、さくさくと 身支度を進めていくのっち。 「それに、やっぱ、参らないといかんと気がついた」 「なんで?」 「ゆかちゃんに、変な“むし”がつかんように 神様?仏様?に、お願いしに行く!」 「もう!なに言いよるん!!」 もう、ゆか絶対 顔が赤いだけでなく、にやにやして 気持ち悪くなってるよ。 「さ、行こう!」 「えっ?もう!?てか、メイクは?」 「あぁ・・・めんどうだからもういい」 「めんどうって、、、あんた、曲がりなりにも アイドルなんだからさぁ、、それはどうなのさ?」 呆れるゆかを尻目に 「いいじゃん、どうせバレんだろうし、、、 てか、んなこと言ってたら、のっちの気が変わっちゃうよ?」 「えっ、それはヤだ!じゃ、行こう!」 にやっと笑うのっち。 あぁ、もう 今日は、のっちの思うツボ、だ。 悔しい、、、、 ほんとは、でっかいとこに行きたかったんだけど 人ごみがヤだというのっちの希望もあり 比較的、すいてるであろう近くの神社に行くことにした。 それでも、やはり多くの人で賑わっていた。 手を繋いで、お参りの順番を待つ。 家族なんかで来たときは 寒いし、待つのもヤだったけど 今年は、違う。 こんなに初詣で、わくわくしたことあったっけ? 一年のスタートを 大好きな人と過ごせるって こんなに幸せなことだったんだ。 ゆかたちの番がきた。 お賽銭を入れて、手を合わせる。 ずっとずっと これからも、のっちの傍にいれますように。。。 視線をのっちにむけると のっちはまだ、真剣な顔して手をあわせてた。 キレイな横顔。 ほんと、黙っていればいい女、なのにね。 お願い事がすんだのか ぱちっと目を開けたのっちが こっちを振り向き 「これで、万全っ!」 なんて言って、最高の笑顔を見せてくれた。 「なにが、万全なんw」 「えぇ、ゆかちゃんがのっちから離れていかんように へんな“むし”につれていかれんように ちゃんと、言い聞かせといたけぇ」 「言い聞かせたって、、お願いじゃないん?w」 「こんなけ人がいっぱいおったら、 強気でいかんと、聞いてくれんかったら困るじゃん〜」 「なんなんそれ〜w」 隣を歩くのっちは ころころと表情がかわって まるでコドモのようだ。 こんなのっちの姿が見れるの ゆかだけ、だよね? いつもまっすぐなあなた。 あなたといれたら あたしはあたしのことを 少しずつ、好きになっていける気がするんだ。 あなたの 好き、ていうコトバが 少しずつ、ゆかに自信を与えてくれる。 ほんと不思議だ。 決して完璧ではない、ぐだぐだなこの人が ゆかにとっては、 かけがえのない存在で 最高に幸せにしてくれるんだから。 だから、神様? ゆかのお願い。ちゃんと聞いてよね。 「ねぇ、今夜はゆかちゃん、家族と過ごすんよね?」 「うん、で、明日から、親戚まわり?かな・・ のっちも、実家帰るんよね?」 「そうそう。んで、どうする? もう帰るなら送っていくし、まだ時間大丈夫なら なんか買って帰って、のっちとこでまったりしようよ」 「時間は大丈夫よ。夜ご飯まで帰ったらいいし」 「ほんま?やった!」 でも・・・ 「のっち?」 「ん?」 「まったりもいいけどさぁ、、、」 今朝、奪われてしまった“主導権”を 返してもらわないと、ね? 「ゆか、、、今朝のキスの続きして欲しいなぁ」 上目遣いのおねだり。 のっちは、今朝のゆかに負けず劣らず 真っ赤になって固まってしまった。 「なんてねw」 そう言うと、のっちは 「あぁ、もう、、ゆかちゃんにはかなわないな・・」 なんて呟きながら 耳まで真っ赤になった、顔を左手で隠しつつ 右手はしっかりとゆかの手を握って 歩くスピードをわずかに速めた。 「真っ赤になっちゃって、か〜わいいねぇw」 今朝ののっちのセリフを繰り返すあたし。 はいはい あぁ、もう反則じゃろ とかなんとか呟きながら あたしの手をひっぱって歩くあなた。 さてさて うちに帰って なにしよっか?
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【高校一年 ―― 6月EX】 京太郎「(それから阿知賀の快進撃が始まった)」 京太郎「(元々、阿知賀はギリギリだったとは言え、あの晩成を倒せるほどなんだ)」 京太郎「(実力的に晩成一強とかしている奈良の中で追いつける高校などありはしない)」 京太郎「(その後には玄の対策が不十分だった事もあり、次鋒まででほぼ決着がついているような有り様だった)」 京太郎「(あまりの勝ちっぷりに、初戦敗退した晩成が弱くなったなどと口が裂けても言えないくらいくらいである)」 京太郎「(寧ろ、あの阿知賀と五角に渡り合ったという時点で、賞賛されていた)」 京太郎「(そして、王者晩成を破り、インターハイ出場を決めた阿知賀にはソレ以上に注目されていて…)」 穏乃「わわっ!」 「すみません!一言!一言お願いします!」 宥「あ、あわわ…」カチカチ 憧「あ…き、京太郎…!」ギュッ 京太郎「大丈夫だ。俺がいるからな」ギュッ 晴絵「あ、すみません。うち疲れてるんでまたインタビューとかはまた今度に…」 灼「…わずわらし…」ボソッ 玄「あ、あぅ…動けないよぉ…」 京太郎「(出場を決めた瞬間、この囲まれっぷりである)」 京太郎「(どうやら奈良個人一位のやえさんを取材しに来た人が一気にこっちになだれ込んできたらしい)」 京太郎「(お陰でその人たちに囲まれて数十分ほどこっちの足が止まったくらいである)」 京太郎「(男慣れしてない宥さんや男が未だ怖い憧なんかはずっと俺の手を握っていた)」 京太郎「(それでも割りと外面がしっかりしてる玄やレジェンドの回答で満足したのかその人たちも引き上げていって…)」 晴絵「ふぅ…改めてお疲れ様ー」 憧「ぅぅ…こ、怖かった…」 宥「…あ、あったかくなかった…」プルプル 京太郎「…大丈夫か?二人とも…」 憧「うん…京太郎が側にいてくれたから…」 宥「あ、ありがとうね…須賀君」 京太郎「ま、雑用だしな。これくらいの仕事はしないと」 京太郎「本当は俺が広報担当って事でメディアの前に立てれば良いんだろうけど…」 穏乃「そ、それは駄目!」 京太郎「え?」 灼「…うん。また全国放送で告白とかするから…ダメ」 京太郎「だ、だからアレはそういうんじゃないって…」 京太郎「それにもう麻雀止めたインターミドルチャンプとか相手にされないって」 晴絵「(…寧ろ、京太郎がいたからこそアレだけ囲まれたって可能性もあるんだけど…)」 晴絵「(インターミドル王者が個人戦にも出場していない理由なんて誰もがしりたいだろうし…)」 晴絵「(独占で対談したらそれこそ一つの特集書けるレベルだし…)」 晴絵「(ま…それは言わない方が良いかな。それより…)」 晴絵「…皆、おめでとう。よく頑張ったね」 灼「ハルちゃん…」 穏乃「あはは…まだ実感沸かないけどね」 玄「でも…私達やったんだよね…?」 宥「うん…インターハイ…皆で行けるんだよ…」 晴絵「だから、今日はぱーっとお祝い!私のおごりで焼き肉よ焼き肉!」 穏乃「ウソ!焼き肉!?本当に良いの!?」バッ 憧「ってお祝いが焼き肉なの…?」 玄「あはは…えっと…私も焼き肉はちょっとなぁって…」 宥「焼き肉あったかい…」ホワァ 晴絵「べ、別にいいじゃないの!焼き肉美味しいし!」 灼「私はハルちゃんと行けるなら何でも良い…」 晴絵「灼は偉いなー」ナデナデ 晴絵「灼だけだよ…素直にそういう事言ってくれるの」ギュー 灼「…えへ…」ニコー 穏乃「あ、でも…京ちゃんは…」 晴絵「勿論、一緒よ。京太郎だって阿知賀麻雀部の一員なんだから」 晴絵「個人戦出場決めたαやβたちも誘って今日はぱーっと騒ぎましょ」 京太郎「あー…その…俺は…」 京太郎「(本当はそこで頷いておくべきなのだろう)」 京太郎「(今日は阿知賀麻雀部にとって記念すべき日だ)」 京太郎「(今までの努力が無理だと言われていたインターハイ出場で実ったのだから)」 京太郎「(皆を助け、彼女たちの努力を見てきた俺にとっても感動は一入である)」 京太郎「(けれど…やっぱり…俺は素直にそれを祝えない)」 京太郎「(…そうやって騒いでる裏で…きっと我慢しているであろう人を知っているから…)」 京太郎「(素直に…こいつらの事を…祝ってやる事が出来ない)」 京太郎「(…だから…俺は…)」 京太郎「…ごめん。俺、行かなきゃいけないところがあるからさ」 穏乃「え…」 憧「……」 京太郎「お祝いはそっちでやっててくれ」 灼「…京太郎…もしかして…」 京太郎「ごめんな。俺…阿知賀の事も大事なんだ」 京太郎「だけど…俺にとって…やえさんは…同じくらい大事な人だから」 京太郎「その人が傷ついてるかも知れないのに…放っとくなんて出来ない」 玄「…う…ん…」シュン 宥「そう…だよね。須賀君は…そういう人…だよね」 京太郎「…ごめんな…ホント」 京太郎「一応…合流出来たらするつもりだけど…あんまり期待しないでくれ」 京太郎「じゃ…ちょっと行ってくる」 憧「…っ!」 京太郎「(…勝利者側の人間が何をやっているのかと言われるのかもしれない)」 京太郎「(余計なお節介だとか…阿知賀の皆を裏切るのかとか…)」 京太郎「(…自分でそんな事を思わない訳じゃない)」 京太郎「(でも、それこそ勝利を素直に祝えない俺が…祝宴の場に居ても邪魔なだけだ)」 京太郎「(どちらに行ってもダメなら…俺はやえさんの側にいてあげたい)」 京太郎「(少なくとも…俺がやえさんの側に居れば…感情のぶつけ先くらいにはなれる)」 京太郎「(ま…それさえも拒絶されたら…それまでだ)」 京太郎「(おとなしく一人で帰れば良いだけだし…っと…)」 京太郎「(晩成の控室…ここか)」 京太郎「(一回戦で敗退してるとは言え…明日からの女子個人対策に団体戦の画像はチェックしてるだろうし…)」 京太郎「(まだ誰か居てもおかしくないはず…)」コンコン 「…はい」 京太郎「っ…!し、失礼します…!」 やえ「…」 京太郎「あ…」 京太郎「やえさん…」 京太郎「(良かった…やえさんが居てくれて…)」 京太郎「(アレ…?でも…一人だけ?)」 京太郎「(他のメンバーの荷物は見えないし…もう帰ったのか?)」 やえ「…まったく…本当に来るとはな」ハァ 京太郎「え?あ…いや…」 京太郎「迷惑…でしたか?」 やえ「…迷惑だ。ホント…良い迷惑だよ」 京太郎「す、すみません…でも、俺…」 やえ「そもそも…来るならどうして晩成敗退の時に来てくれなかった?」 やえ「どうして…何もかも終わった今のタイミングで来るんだ?」 やえ「京太郎君。君は…私ではなく阿知賀を選んだんだろう?」 京太郎「…そ、それは…そうですけど…」 京太郎「でも…俺はやえさんが心配で…」 やえ「…君に心配される事など何もない」 やえ「…帰りなさい。君がいる場所はここじゃない」 やえ「君が選んだ阿知賀の方だ」 京太郎「…っ」 やえ「打ち上げだってあったんだろう?」 やえ「そんなものを蹴ってまで私に会いに来るだなんて…惨めにさせるだけだ」 やえ「そんな風に選ばれても…嬉しくともなんともない」 やえ「だから…今からでも遅くないから…戻れ」 やえ「阿知賀の皆もきっと優勝の喜びを君を分かち合いたいはずだ」 京太郎「……じゃあ…」 やえ「…」 京太郎「じゃあ、どうしてここに居たんだ?」 京太郎「もう皆帰った後なのに…どうしてここに居たんだよ?」 やえ「…それは…」 京太郎「…本当に来るなんてって事は…俺が来るって事を想像していたんだよな」スッ やえ「確かに…そ、想像はしていた。でも、私は別に君を待っていた訳じゃ…」 京太郎「じゃあ、何の為にここに残ったんだ?」 京太郎「俺に会いたくないなら…想像していたなら」 京太郎「皆と一緒に帰って…メールの一つでもくれたらそれで終わりだろうに」スタ やえ「く…来るな…!」 京太郎「それでもここに居たって事は…」スタ やえ「来るな…来るな…来るな…!」 京太郎「…少しはそれを期待してくれていたって…」スッ 京太郎「この…震えるほど握りしめた手を…解く権利があるって…」 京太郎「…そう自惚れても良いんじゃないかな」 やえ「ぅ…く…ぅ…」ポロ やえ「…君は…卑怯だ」 やえ「私を…こんな…惨めな女にさせて…」 やえ「選ばなかった癖に…本当に居て欲しい時には側に居て…」ギュッ やえ「それが嬉しくて堪らない私が…とっても惨めで…」ギュゥ 京太郎「…ごめんな」ナデナデ 京太郎「でも…俺…やっぱりやえさんの事放っておけなかったんだ」 京太郎「空気読めてないって…馬鹿な事してるって…自分でも分かってるよ」 京太郎「でも…ようやく会えるようになったのに…」 京太郎「こうして…顔を合わせて話せるようになったのに…」 京太郎「泣いているかもしれないやえさん放っておいて…」 京太郎「何もしないで…憧たちと騒いで笑ってるなんて…」 京太郎「俺には…やっぱり出来なかったんだ」 やえ「それが…それが…残酷だって言うんだ…」 やえ「放っておいてくれれば良いんだ…私の事なんか…」 やえ「そうすれば…もう期待しないで…済むのに…」 やえ「辛い時に来てくれるかもしれないって…そう…思わずに済むのに…」 京太郎「…そんなの…俺が嫌だよ」 京太郎「俺はやえさんが辛い時には…一緒にいたい」 京太郎「側にいて…慰めてあげたい」 京太郎「その役目だけは誰にも譲りたくない」 やえ「最低だ…」 京太郎「うん」 やえ「卑怯だ…」 京太郎「うん」 やえ「ワガママだ…」 京太郎「うん」 やえ「その上…タラシで…残酷で…馬鹿で…」 京太郎「うん」 やえ「…だけど…そんな君だから…私は…私は…」 やえ「こんなにも…ダメな女に…なっちゃうんだよぉ…」ギュゥゥ 京太郎「…今のやえさんはダメなのか?」 やえ「…ダメだよ…だって…私…」 やえ「やっぱり…離したく…ない…」 やえ「京太郎君と…こうして…ずっと一緒にいたい…」 やえ「阿知賀になんて…返したく…ないよ…」ポロポロ やえ「こんな風に優しくされて…期待させておいて…」 やえ「帰せる訳…ない…」ギュゥゥ 京太郎「やえさん…」 京太郎「俺は…」 やえ「……」ビクッ 京太郎「俺は…今日一日…やえさんと一緒にいる」 やえ「…え…?」 京太郎「…ずっとは…やっぱり無理だ」 京太郎「そもそも年齢が違う以上…ずっと一緒になんていられない」 京太郎「例え晩成を選んでも…俺がやえさんと一緒にいられる時間は…一年しかないんだから」 やえ「それは…そうだけど…」 京太郎「…でも…やえさんをそんな風にした責任が俺にあるのなら…」 京太郎「俺は…出来るだけその責任を取りたい」 やえ「それは優しさじゃないよ…」 京太郎「そうだと思う。多分、これは俺のワガママなんだって…自分でも分かる」 京太郎「でも…俺も本当はやえさんに会いたかったんだ」 京太郎「団体戦終わるまで…お互いの為に会わないってのは寂しくて…だから…」 やえ「…卑怯だよ…そんなの」 やえ「私の弱みに漬け込んで…そんな事言うなんて…」 やえ「そんなの言われたら…本当に離れられなくなっちゃう…」ギュッ 京太郎「…離れなくて良い」 京太郎「いや…寧ろ、離れないでくれ」 京太郎「俺も…やえさんとここで終わりだなんて嫌なんだ」 京太郎「俺は…ずっと…やえさんと一緒にいたい」 京太郎「今のままの関係で…ずっと」 やえ「…今まで通りなんて…嫌」スッ 京太郎「え?」 やえ「…その程度の覚悟でずっと一緒なんて…軽く言わないで」 京太郎「あ…その…ごめん…」 やえ「ふふ…良いよ」 やえ「お陰で…少し頭の中冷静になれたから」 京太郎「冷静?」 やえ「そう。京太郎君相手に勝負を急いでも意味ないんだって事」 やえ「…それに…嬉しかったから…」 京太郎「え?」 やえ「例え…京太郎君がその意味を分かっていなかったとしても…」 やえ「君は私と一緒にいたいって…そう言ってくれた」 やえ「例え…先輩としての友人としてのそれでも…離れがたい存在だって思ってくれている」 やえ「なら…私にはまだチャンスがあるって事だよね」 京太郎「チャンスって…」 やえ「勿論…今更、晩成に来て…なんて言わないよ」 やえ「でも…ソレ以外は私絶対に譲らないから」 やえ「私も…京太郎くんと同じように…ううん、ソレ以上に…」 やえ「君と一緒にいたいって…そう思ってるから」 やえ「…例え…君が誰かと結ばれたとしても…絶対に諦めたりしない」 やえ「最後の最後まで…私は…勝負を降りたりなんかしないから」ギュッ 京太郎「え?やえさん…?」 やえ「ほら…今日は一緒に居てくれるんでしょ?」 やえ「とりあえず…一緒に帰って…ご飯食べて…」 やえ「一緒にネト麻しながら盛り上がって…そんな日を・・一緒におくってくれるんでしょ?」 京太郎「あぁ…勿論だ」 やえ「ふふ…じゃあ…ちゃんと楽しませてくれないと許さないんだからね」 やえ「これまで会えなかった分…一杯一杯…ね」クスッ 【System】 小走やえの愛情度がLv3になりました 小走やえは諦めが悪いようです 小走やえは依存奴隷小走やえルートから外れ