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898 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/06(日) 16 07 10 {待ってる} 虹の始まる場所に 私はうまれた 気が付いたら一人だった 一人という言葉さえ、ことさえ わからずに 崖のそこは寒かった 空気の声はきこえなかった 声がする あー あー って 誰?私を迎えにきてくれたの? 声は頭にひびき、私を震わせた 自分の声を知らない私の 小さな夢 {Second Flight ~そして春風にささやいて~} きっと巡り合わせた 天使のほんのきまぐれだよ バイオリンを聞いた あの時 きっと 始まってた 人に触れられたくない 思い出す辛いあの記憶 でもどうして今は こんなに 心 惹かれていく 会話を やりすごすのには 馴れてるのに 瞳をそっと のぞきこまれて心臓が 高鳴る やっと手に入れたやすらぎの かすかな 手触り 心で感じて 見詰め合う時の短さを 愛しい気持ちが なびいて知らせる そして 春風がそっと 二人つつんでく {今こそ決別の時なのか} そっとキー打つ手が 悲しみにつつまれ止った いつか戻れるだろう 希望捨てない この間の規制とけた時には もう二度とこんな想いはいやだと 不幸は突然ふりかかる 抱きし めてた 希望さえ 落ちる 堕ちる オチル 壊していったのは 希望と 心 ココロ こころ 悲しみにそめてく {夏の台所} それみたことか! ちょっと放置 いつものこと 今日も放置 明日やるから大丈夫 そして次の日も また次の日も ついにきた 手を下すときが ああ ヌルヌルする 25 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/10(木) 01 42 57 {深夜組へ} 俺のこと忘れてないでください このまま規制とかれなくても 仲間だよに 毎日社会言ってますから ね るゆ http //www4.uploader.jp/dl/niconicotenimyu/niconicotenimyu_uljp08841.jpg.html {矯正の果てに} カツッ…カツッ…カツッ…←歩く音 歯並びの呪い 言葉にすれどすれど儚く 妬み憎しみが つもりつもりあふれて抱えきれなく散る 暗いラボラトリー 一人たたずむ 危ない目をした 歯がガタガタの bad boy 綺麗な白い歯 許せないよね 全部ここでいま ガタガタにして あげる 本当は 言いたい 声あげて 言いたい 悪いのは 俺じゃなく 親 歯並びの呪い 襲いくるガタガタの恐怖よ 矯正したって 頑固すぎて矯正捻じ曲がって終わる bad boy←吐息混じり 70 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/19(土) 03 45 07 {さまー・ないと} 夏の夜はこんなにも 僕を、夢の中に誘うよ ふわふわ風にゆらめいて 今日も迎えがきたよ 虫の声 リンリンって 歌ってる 暗い空 やすらぎの 時間をくれる おやすみ おやすみ 夢の中で会いましょう おやすみ おやすみ やさしい一時、すぎる 360 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/19(土) 13 21 08 {されてた} oh 知らなかった ah 嬉しかった またお前らと語り合えるなんて またこうして書き込めるなんて thank you まるで thank you 夢みたい 931 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/19(土) 23 44 23 {HIGH!夏休み!} さあ 始まった ドキドキする夏が セミたちがさわぎだす 祭りばやしも踊りだす 社会人には無関係 128 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/20(日) 01 11 02 {若者よ} 嗚呼、若者よ 今のうちにたくさん学んでおけ 嗚呼、若者よ 今のうちにたくさん笑っておけ たくさん泣いて、怒って、 感情をむきだしにして声を張り上げろ お前らは、水中しか知らない魚ではない 争いしか知らない野獣ではない 生きろ 学んで、走って、呼吸しろ 332 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/20(日) 01 57 00 {甦る邪神} 胸打つ鼓動が 赤い血に高鳴るときに 俺の中の もう一人の俺が 目を覚ました 日に日にくいつぶされあられもない心 その日はやってきた さあ ハジマリだ 飛び出した黒い炎 赤い炎さえも焼き尽くして ここに 現われし 伝説の影羅 736 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/20(日) 13 35 39 {太陽} ぎらぎらと 照らすその笑顔 君は僕の太陽だ じわじわ汗ばむ 夏の日の空の下 ああ 日差しまぶしくて アスファルト見つめたよ おお うつむいてるわけじゃないその笑顔まぶしいから 目をそむけないと飲み込まれてしまうよ ぎらぎらと 照らすその笑顔 涙なんかにあわないさ 笑ってて 笑っててほしい 今日も僕を照らして 154 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/24(木) 02 34 36 {あのね} かたたた がっ 157 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/24(木) 02 35 47 154 どうしたポエッたsん 158 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/24(木) 02 36 48 ポエム途中でかきこんじゃた! 携帯で打つたいへんたいだ 27 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/24(木) 15 37 04 {わかってるよ} 住人は皆 辛い日々生きてる 働いて 働いて 涙ながして それでもこの雑スレでは ニート 装ってるんだよね 逃げたくて逃げたくて でも逃げられない現実を ニートを装うことで守ってる かわいそうな自分を 大丈夫だよわかってる みんなわかってるから いいんだよ 泣いていいんだよ 52 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/24(木) 15 55 08 {お昼の明るい日差しの中で} 学生たちは 夏休みだね でも俺は 今日も これから会社に行きますよ プールの塩素のニオイ 夏休みのドリル なつかしいそんな 思い出 思い出す 雑スレも もう夏のニオイさせてるね たまにくる 昼は ちょっと現実的かな ああ ああ 890 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/25(金) 01 16 57 {melodiy!} 今この声天高く ひびいてゆけよどこまでも みんな手をつなぎ 輪になって笑って 好きや愛してるなんて 言葉にするよりもすぐに 歌にして伝えちゃいましょっ 声に胸の鼓動乗せて I love you なんてそんな 恥ずかしい言葉も 歌なら言えちゃうもんっ ほら赤く染まった頬 896 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/25(金) 01 19 03 {melody!} 今この声天高く ひびいてゆけよどこまでも みんな手をつなぎ 輪になって笑って 好きや愛してるなんて 言葉にするよりもすぐに 歌にして伝えちゃいましょっ 声に胸の鼓動乗せて I love you なんてそんな 恥ずかしい言葉も 歌なら言えちゃうもんっ ほら赤く染まった頬 899 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/25(金) 01 20 09 896 なあああああああああああああああああああああああんじゃそりゃあああああああああああああ 900 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2008/07/25(金) 01 20 42 899 はずかしかったから無言でなおしたのおおおおおおおお
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キャラクターの一人称一覧 ハーベストムーン クリフ 俺 ドクター 俺 リック 俺 グレイ 俺 カイ 俺 ハーベストムーン for ガール クリフ 僕(遭難イベント時のみ『俺』) ドクター 僕 リック 俺 グレイ 俺 カイ 俺 ミネラルタウンの仲間たち クリフ 僕 ドクター 僕 リック 僕 グレイ 俺 カイ 俺 牧場物語しあわせの詩 花婿候補 ブルー おれ シン オレ ハヤト おれ アズマ ボク カール おいら ダン オレ レイフ オラ バジル ぼく カザン おれ ルーン ぼく 花嫁候補 ニーナ わたし アン あたし エレン わたし マリア わたし イヴ わたし ジーナ 私 ディア わたし ケティ わたし サラ アタシ ライラ わたし その他・町民キャラ リオン ボク 女神様 わたし テオドール 不明 ハンス 不明 リーズ 私 マイケル 不明 ウッド わし マーサ 不明 テッサイ おれ ティム おいら ロナルド オレ メリル わたし ディーン おれ オギハラ ワシ ウェン おれ ヘンリー ボク テリー わし グルメマン わたし ナミ アタシ ※公式サイト「しあ詩通信」(閉鎖?)でのティート(男主人公)の一人称はぼく 女主人公は不明。
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魔海の手 アンコモン 水 コスト5 呪文 ■自分のマナゾーンにある闇のカードの数だけ、相手クリーチャーをタップする。 (F)d nah reta weh t mor fepa cse tonn acuoy. nae coeh tniera uoy esua ceb.(水の手から逃れるすべはない。あなたは海にいるのだから。) 作者:まじまん フレーバーに並んでいるのはオリジナル言語ですので気にせず。 評価 9/26.フレーバー変更しました。 オリジナル言語なのは変わらない。 まじまん
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~第四十五章~ 「黙れっ! いい気になるなよ、小娘がっ!」 鈴鹿御前の斬撃が、真紅の身体を真っ二つに引き裂こうと迫る。 いくら潜在能力を覚醒させたと言っても、喩えるなら、産まれたばかりの赤ん坊。 今ならば、両断することなど、文字どおり『赤子の手を捻る』ようなものだった。 事実、鈴鹿御前はまだ、自らの勝利を揺るぎないものと信じていた。 ――その時、空を斬って、一陣の黒い旋風が駆け抜けた。 その気配に気づいたものの、鈴鹿御前は反応できなかった。 なぜなら、彼女が反応するより早く、ソレは到達していたのだから。 真紅を両断すべく振り降ろされる筈だった鈴鹿御前の剣は、 しかし、目的を果たすことなく、彼女の手首ごと吹き飛ばされた。 一瞬、何が起きたのか理解できなかった鈴鹿御前も、右手首から迸る漆黒の血と、 二の腕を駆け上がってくる激痛に、獣のような絶叫を上げた。 「あんまり調子に乗ってるんじゃないわよぉ」 聞き慣れた声に、真紅が振り向いた先には―― 「お待たせぇ、真紅ぅ。不細工な顔が、少しはマシになったんじゃなぁい?」 太刀を冥鳴の発射態勢に構えて、いつもどおりの軽口を叩く、水銀燈の姿があった。 鈴鹿御前の右手首を吹き飛ばしたもの……それは、水銀燈の放った冥鳴だったのだ。 けれど、従来の冥鳴とは、明らかに速度、威力ともに増していた。 「水銀燈っ!? 貴女、本当に……水銀燈なの?!」 「……なぁに、その言い方。私が生き返っちゃ悪かったのかしらぁ?」 「そんな訳…………そんな訳がないのだわ! 私は、貴女に――」 「ああ、待って待ってぇ。話の続きは、後でゆっくり聞かせて貰うわぁ。 それより、他の娘たちも、そろそろ夢の世界から戻ってくる筈よ」 水銀燈の言葉が、目覚めの挨拶だったのだろうか。 仰向けに寝かされていた薔薇水晶と雛苺が、静かに半身を起こし始めていた。 そして、金糸雀が、翠星石と蒼星石が、雪華綺晶が…… 汚泥のような黒い穢れを振り祓って、立ち上がろうとしていた。 志半ばで斃れてしまった姉妹たちが、また、帰ってきてくれた。 その歓喜は、無限の勇気となって真紅の胸を満たし、全身を震わせる。 私は独りじゃない。 そう思えることが、こんなにも嬉しく、心強いことだなんて。 「あぁ…………貴女たち……良かっ……本、当に」 もう涸れ果てたと思っていた涙が、真紅の赤い瞳から、ぽろぽろと流れ落ちる。 涙の粒は、すぐに大きさを増して、ついには大洪水となってしまった。 涙ばかりか、鼻水まで溢れてしまっている。 「あらあら、酷い顔ねぇ、真紅ぅ。ちょっとは凛々しくなったと思ったのに。 はっきり言って、貴女の不細工な泣き顔は、もう見たくないわぁ」 「し……仕方……ないじゃない。私だって、泣きたくない……のに」 涙は、尽きることなく湧きだしてくる。拭いても拭いても、キリがなかった。 けれど、再会を喜び合う彼女たちの会話に、恐ろしい呻き声が割って入る。 悠長に和んでいる暇は、与えてくれないらしい。 「ぐうぅ……おのれぇ。よくも、ふざけた真似をしてくれたな! 死に損ないどもがっ」 「ふっ……それは、こっちの台詞よぉ。くたばりぞこないの、おバカさぁん。 ウチのへっぽこ退魔師さんを、よくも可愛がってくれたわねぇ。 これは、その御礼よ。ありがたぁく、とっておきなさいなっ!!」 ところが―― 水銀燈が、太刀を構えて精霊を起動しかけた直前、驚愕すべき事態が発生した。 彼女の手の中で、太刀が眩い光に包まれたのだ。 何が、どうなっているのか? 突然の激変に、水銀燈は狼狽した。 「ちょっとちょっとぉ……な、なんなのよぉ、これぇ!」 「大丈夫よ、水銀燈。それは……最後の神器を貴女に授ける儀式なのだわ」 真紅の穏やかな声色に、水銀燈も落ち着きを取り戻す。 そして、数秒で光が収まった後―― 「……こ、これ……が?」 「ええ。それこそが、第三の神器……神刀『紫綺』なのだわ」 水銀燈の手には、ひと振りの薙刀が握られていた。 その刃は紫水晶の様に透き通って、不可思議、且つ、神々しい輝きを放っている。 人の手では造り得ない細工は、正しく荘厳の一言に尽きた。 眺めているだけで、息苦しいまでの圧迫感を覚えた。 「神剣『菖蒲』、神槍『澪浄』、そして神刀『紫綺』。 穢れの元凶を討ち果たす上で、これら三本の武器は、必須なのだわ」 「凄いわ、これぇ。でも、ホントに……私が貰っちゃっても良いのぉ?」 「私は、貴女にこそ貰って欲しいわ。水銀燈」 「……ふぅん? たまには、可愛いことを言ってくれるのねぇ」 水銀燈は、真紅に向けて片目を瞑ってみせ、薙刀を鈴鹿御前に向けた。 「そういう訳だから、覚悟しなさぁい」 「ぬぅっ!」 「行くわよ、冥鳴っ!」 水銀燈のかけ声と共に、神刀の切っ先から、漆黒の精霊が解き放たれる。 その姿は従来と全く異なり、精霊の進化形態『冥鳴・黒龍変化』を取っていた。 黒龍と化した冥鳴が、漆黒の顎を開き、凄まじい速さで鈴鹿御前に迫る。 「こんな子供だまし、弾き返してくれるわっ!」 冥鳴の突進を食い止めるべく、鈴鹿御前は両翼を前方に広げた。 赤い翼に、漆黒の顎が牙を立てる。その状態で、暫しの鬩ぎ合いが繰り広げられた。 みしみしと、翼が軋む。 ぎしぎしと、牙が食い込んでいく。 そして遂に、鈴鹿御前の足が地を離れ、吹き飛ばされた。 冥鳴は、鈴鹿御前の翼に噛みついたまま飛び過ぎ、彼女の身体を壁に打ちつける。 それだけに留まらず、壁を砕き、数多の瓦礫を鈴鹿御前に向けて降らせた。 鈴鹿御前の身体が、瞬く間に瓦礫の下敷きになっていく。 壁を砕いた凄まじい衝突音は、室内の空気を震わせた。 その大音響によって、目覚めたばかりで朦朧としていた娘たちの意識も、 完全に呼び覚まされる。 「真紅っ! キミは――」 「無事ですか、真……くぅ!」 「……真紅。耳……生えてる」 「え? え? ど、どうなってるかしらー!」 「真紅が、狗になっちゃったのよー!」 「っ!? 真紅っ……貴女の、その目はっ?!」 蒼星石が、翠星石が、薔薇水晶が―― 金糸雀が、雛苺が、雪華綺晶が―― 正気を取り戻すなり、真紅の元に駆け寄ってきた乙女たちが、 口々に真紅の容姿について言及した。 特に、雪華綺晶と薔薇水晶は、赤目に対し、敏感な反応を見せる。 今まで、彼女たちが人々に忌み嫌われる理由だった、狗神憑きの証。 その赤目の輝きが、真紅の双眸に宿っていたのだ。 「これは……まさか……。薔薇しぃ、ちょっとゴメンナサイ」 「え? ちょっ……ヤダぁ」 嫌がる薔薇水晶の手を払い除けて、雪華綺晶は妹の眼帯を外した。 そこに有ったのは、左右とも同じ琥珀色の瞳だった。 「……ねえ、薔薇しぃ。私の眼帯を、外してみて下さらない?」 「赤目……見たくない」 「お願い。ね?」 「…………うん」 渋々と頷いて、薔薇水晶は震える指先を、姉の眼帯へと伸ばした。 どうして、今更、こんな事をさせるのだろう。この非常時に。 薔薇水晶は、釈然としない心持ちで、自分が造って姉に贈った眼帯に触れて、 そっ……と、取り外した。 そして、隠されていた姉の右眼を見て、ハッと息を呑んだ。 そこに有るべき赤目は無く、左眼と同じ、琥珀の眼差しが有った。 「お……お姉ちゃん……これは」 「おそらく、真紅と一体となった時に、彼女へと引き継がれたのでしょう。 だって、元々は彼女の能力なのですから。 八つに別れたとき、私たちが受け継いだに過ぎないのですわ、きっと」 「そのせいで、酷い目に遭ったよね……私たち」 「でも、そのお陰で、私たちは強い絆を得ることが出来ましたわ」 「……そうだね」 薔薇水晶の左目から、涙が零れ落ちた。 不思議な事に、涙は左の目からのみ流れ、右目からは一滴も溢れなかった。 そして、雪華綺晶もまた、右の瞳から落涙していた。 左の瞳からは、一滴も溢れさせずに……。 「変だね、私たち。片方の目だけで、泣いてるなんて」 「この涙は……子供の頃から隠され続けてきた涙ですわ。 だから、思いっきり流してあげましょう。一滴残らず、涸れてしまうまで」 「……でも、闘いにくいよ」 「それならば、私が拭ってあげますわ。これから、いつまでも、ずっと」 言って、雪華綺晶は妹の華奢な身体を抱き寄せて―― 涙を流す左目に、そっ……と、唇を触れさせた。 「えへっ…………なんだか、恥ずかしいね」 「ええ。少しだけね。でも……なんだか心地よいですわ」 「……じゃあ、私も……お返し」 薔薇水晶は、両手で姉の頬を挟み込んで引き寄せ、泣き止まない右の瞳に、 優しい口づけを送った。 今まで、辛く、悲しいことばかりだったけれど……もう、平気。 支えてくれる人が側に居るから、私たちは、強くなれる。 至高の存在へと、昇華できる。 いつしか、二人の涙は止まっていた。 辛さも悲しさも、どこかに消え去って、幸せな感情だけが、胸を満たしていた。 「さあ! 行きましょうか、薔薇しぃ。決着をつけに!」 「うん! でも、お姉ちゃんは、真紅を手伝ってあげて。 神槍の所持者として……勤めを果たしてきてよ」 「解りましたわ。貴女は、大丈夫?」 「だいじょぶ。見ててね」 薔薇水晶が瞼を閉じて、精神を集中する。精霊、圧鎧を起動……。 次の瞬間、彼女の全身を、純白の甲冑が包み込んでいた。 荘厳なまでに美しい光沢は、全ての穢れを跳ね返す、退魔の輝きを放っている。 「……どう? 真紅と一体になっている時に、やり方が解ったの。 これが『圧鎧・玄武変化』だよ」 「凄い……素敵ですわ、薔薇しぃ」 「私だけの力じゃないよ。みんなが教えてくれたから、できた」 雪華綺晶が感嘆の溜息を吐いて、褒め称えると、薔薇水晶は嬉しそうに微笑んだ。 そして、彼女は自分たちを温かく見守っている乙女たちを見回して、話しかけた。 「みんなだって、きっと出来るよ。精霊たちは、きっと応えてくれるから」 「じゃあ、ボクも試してみよう」 「みんなを信じて、やってみるかしら!」 「ヒナも、挑戦するの。少しでも、みんなの力になりたいのよ」 蒼星石は、剣を構えて精神集中に入った。 精霊、煉飛火が、どんな姿に変わっていくかは、何故か解っていた。 それは紅蓮の炎を纏い、翼を広げた気高い姿。 金糸雀の脳裏に浮かぶ氷鹿蹟は、青く透き通った、水晶の飛竜へと変貌を遂げて、 その雄々しい姿を惜しみなく見せつけている。 雛苺は想像の中で、驚嘆していた。 単なる光球に過ぎなかった縁辺流が、地に降り、逞しい四肢を生じていく。 変身は尚も続き、縁辺流は今や、威風堂々たる白い獣と化していた。 「おいで、煉飛火」 「さあ、出てくるかしら。氷鹿蹟」 「縁辺流……お願いなの」 三人の求めに応じて、精霊たちが起動する。 煉飛火は、蒼星石の剣『月華豹神』から。 氷鹿蹟は、金糸雀の足元に落ちた影から。 縁辺流は、雛苺の首筋から。 それぞれが、起動直後から進化形態を取っていた。 「蒼星石の煉飛火は、朱雀変化。金糸雀の氷鹿蹟は、青竜変化。 そして、雛苺の縁辺流は、白虎変化ね。 みんな上出来よ。とても立派で、素晴らしいのだわ」 「真紅の法理衣は、どんな変化を見せるのかしら?」 「さあね? あまり、変わらないと思うのだけれど……法理衣!」 赤い瞳、頭の狗耳、そして、ふさふさの尻尾。 狗神の徴を露わにした真紅が起動した精霊は、赤く色づいた紅葉の形をしていた。 無数の紅葉が宙に浮遊して、真紅を護る障壁を形成している。 効果範囲は、全方位。身体との間隔も広く開いているため、衝撃も伝わり難い。 まさに、理想的な防御障壁だった。 「これで、全員……準備は良いわね」 「私は、いつでも良いわよぉ」 「カナも、準備完了かしら」 水銀燈は神刀『紫綺』を肩に担ぎ、金糸雀は銃に弾丸を詰めて、弾倉を押し込む。 「いつでも、かかってきやがれです」 「ボクたちだって、今すぐにでも戦えるよ」 双子の姉妹も、既に臨戦態勢に入っている。 雛苺、薔薇水晶、雪華綺晶も、真紅の号令を黙って待っていた。 空気を震わせる穢れの者どもの怒号が、確実に近づいている。 真紅は、黒龍変化した冥鳴によって崩され、瓦礫の山を成した壁を見据えて、 姉妹たちに声を掛けた。 「みんな……聞いてちょうだい。 私たちは、御魂の絆によって導かれ、一つの目的を果たすために、 こうして集まったわ。そして、一時的に不幸な状況を経験したけれど、 今は、心が一つに纏まっている。少なくとも、私はそう信じている。 つまりは、八つの御魂が収束、融合したに等しいのだわ」 「なるほどね。そういう捉え方も、出来たかしら」 「必ずしも、真紅の中に宿る必要なんて、無かったですね」 「ええ、そうよ」 真紅は、七人の顔を順に見回して、言った。 「これは、私が選び取った運命。私なりのやり方で…… 一人も欠けることなく、穢れの元凶を討ち果たす結末を、私は望んだわ。 だから、いま一度……みんなの力を、私に貸してちょうだい。 そして、必ず勝利して……これで終わりにするのよ!」 「今更……言われるまでもない」 薔薇水晶が、不敵に微笑む。 「私たちは、ずっと以前から」 雪華綺晶は、神槍を頭上で回転させて見せた。 「そのつもりだったのよ?」 雛苺は、白虎と化した縁辺流に跨って。 「ボクたちは一蓮托生」 蒼星石は『月華豹神』を構え。 「どんな時だって一緒かしら」 金糸雀も、迷いなく頷く。 「今更、負けるつもりなんか無いですぅ!」 翠星石は、誰よりも元気に。 「さあ、真紅ぅ! ケリを付けようじゃないの。私たちの因縁に!」 水銀燈の一言で、全員が気合いを漲らせた。 怒号に混じって、けたたましく廊下を踏み鳴らす音が、近づいてくる。 敵の先鋒は、目と鼻の先まで来ていた。 真紅は、姉妹たちに微笑みかけて、号令を下した。 「水銀燈と雪華綺晶は、私と共に、鈴鹿御前を討つのだわ。 翠星石と蒼星石、金糸雀は、彼らを護りながら、敵を迎撃してちょうだい。 薔薇水晶と雛苺は、私たちの妨害をする敵の部隊を掃討、殲滅する役よ」 銘々に了解の返事をして、彼女たちは素早く展開した。 蒼星石、翠星石、金糸雀の陣取った場所から程近い廊下に、穢れの槍足軽どもが姿を見せる。 長槍を構えて、躊躇いなく全力疾走してくる。 「来たですよ、蒼星石。油断するなです」 「凄い数だね。でも、今なら……大した驚異じゃないよ」 蒼星石は、そう言うと、廊下に向けて朱雀の姿となった煉飛火を放った。 朱雀が貫いた後には、一瞬にして灰となった足軽どもが、崩れ落ちていく。 忽ちの内に、廊下は灰の山で一杯になった。 いきなり、彼女たちの側を弾丸が過ぎった。 別の方角から、鉄砲足軽の一団が、鉄砲を撃ちかけようとしている。 第一射目が外れたのは幸運だった。 「油断するなと言った側から、これですか! 睡鳥夢ぅっ!」 腹立たしげに吐き捨てると、翠星石は精霊で、一時的な障壁を形成した。 睡鳥夢の表面で、弾丸の跳ねる音が鳴り、止む。 その一瞬を待って、翠星石が精霊を格納した。 「金糸雀っ! 今ですよ」 「任せておくかしら」 一分の隙も見せない見事な連携で、金糸雀の氷鹿蹟が飛翔してゆく。 水晶を透かして見える篝火の明かりが、分光されて、虹色の光沢を放つ。 氷鹿蹟は、次弾を込めていた鉄砲足軽どもの頭上で滞空すると、 牙の生え揃った顎を開いて、人の耳には聞こえない極超短波の咆哮を上げた。 圧電現象によって水晶を発振させ、極超短波の電磁波に変換して放っているのである。 鉄砲足軽の骸骨たちは、何が起きたかも解らない内に、粉微塵に砕け散っていた。 「…………ウソぉ」 「へぇ。凄い威力だね。驚いたよ」 「カナが一番、驚いたかしら」 「できれば、私たちの近くでは、使って欲しくねぇですぅ」 「もも、勿論! あんな攻撃の巻き添え食らったら、死んじゃうかしら」 【智】の御魂を持つ金糸雀ですら、どうなるか見当もつかなかった。 もし巻き添えを食らった場合、細胞内の水分子が励起、振動して、発熱を経て沸騰する。 その結果、肉体が内側から破裂してしまうのだ。 強力ではあるが、諸刃の剣でもあった。 その頃、真紅は水銀燈と雪華綺晶と共に、瓦礫の山へと近づいていた。 精霊の攻撃で斃れてくれる相手なら、何の苦労もない。 常人で有れば確実に圧潰している状況でも、鈴鹿御前ならば生きていると思えた。 案の定、真紅たちの接近を悟ってか、瓦礫の山が蠢き出す。 そして――赤い翼で瓦礫を撥ね除けながら、鈴鹿御前が立ち上がった。 憤怒と怨念によって鬼女に身を窶した、もう一人の真紅が。 「わたしを、ここまで痛めつけるとは……思いもしなかったぞ」 冥鳴に引きちぎられて、失われた彼女の右手は、既に再生を果たしていた。 やはり、精霊の攻撃くらいでは滅びてくれないらしい。 鈴鹿御前の表情に、最早、嘲笑は無い。 右手に皇剣『霊蝕』、左手に龍剣『緋后』を握り締めて、鈴鹿御前は真紅を睨みつけていた。 「もう、遊びは終わりよ。全力で、相手をしてやるわ」 「上等よ。完膚なきまでに、叩きのめしてあげるわ」 お互いが放つ猛烈な闘気が、二人の間でバチバチと火花を散らして、鬩ぎ合っていた。 =第四十六章につづく=
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闇の中 眠れずにいるあなたを 寝かしつける手を 持っていたなら 安らかに 夢の中へと誘える 私のこの手が そんなものであったなら でも残念ながら 私にはそんな力はなくて 寝ぼけ声のまま あなたの話に耳を傾ける 眠りを探して さまようあなたに 私が出来ることは 電話口で 話をすることだけ 現実と夢が 交差する時間に つかのまあなたの 孤独を紛らわせる その手伝いをするだけ はるか遠いこの地で 私が出来ることは ただそれだけ 夜の闇に 溶けてしまいそうな あなたの幻を 描きながら 今日もまた 深夜の電話に 付き合うのでしょう それが少しでも あなたの孤独を癒すなら 授業中の眠気なんて なんてことはないのだから ←back
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は ← 前 次 → は 索引萩野聡史(はぎの さとし) 羽黒薫(はぐろ かおる) 橋垣駿(はしがき しゅん) 橋本美也(はしもと みや) 長谷部勇介(はせべ ゆうすけ) 畑(はた) 畑中亨(はたなか りょう) 八戸安蘭(はちのへ あらん) 服部拓磨(はっとり たくま) 初見一仁(はつみ かずひろ) 花田(はなだ) 浜平昂暉(はまひら こうき) 早坂桃子(はやさか ももこ)早坂花音(はやさか かのん) 林(はやし) 丸茂多江(まるも たえ) 林吉夫(はやし よしお) 原恵理子(はら えりこ) 原口瑞希(はらぐち みずき)原口章正(はらぐち あきまさ) 原口慶子(はらぐち けいこ) 坂東淳(ばんどう あつし) 索引 [部分編集] 萩野聡史(はぎの さとし) 登場作品:特 種族:人間 職業:鳴神学園高校 生徒 関連人物:岩下明美《噂》,鍋島香織《恋人》 関連用語:心中 『特別編』岩下シナリオ「図書室の話」に登場。 図書委員をやっていた縁があったためか「図書室」に通っていた「鍋島香織」と付き合うことになった男子生徒。 ちなみに鍋島さん本人は彼女の項目で取り上げた通り、性格に少々難のある人だが、眼鏡を外したら意外と――というベタなタイプではないかと語り手は岩下さんは想像されていた。 鍋島さんの顔の良し悪しは話にはあまり関係ないので脇に置くが、萩野くんの方から鍋島さんに惚れて接近したことは確かなようだ。 そこから萩野くんめがけてやってくる末路は二択である。 鍋島さんの外見と実像のギャップに幻滅して彼女を捨てた結果、とてつもないことになったり……。 それほど追いつめられていたわけでもないのに彼の方から「心中」と言う白痴的な提案を行った結果、死後巻き込んで死なせてしまった両親を含めた四人かたまりで怨念を残すことになったり……。 どちらにしても文学を愛し、美しい物語を求める夢見がちな少年には不本意な、ぶざまで血生臭い結末であるのは確かだろう。 『鳴七』 ⇒「長臣英俊」の項を参照のこと。 「萩野聡史」のエピソードは上記の人物へと集約された。 [部分編集] 羽黒薫(はぐろ かおる) 登場作品:流神A ⇒「羽黒薫」 [部分編集] 橋垣駿(はしがき しゅん) 登場作品:探偵局 種族:人間 職業:料理人 関連人物:服部拓磨 『探偵局』第四話「服部家の災難」に登場。 服部家に仕える使用人の一人でフレンチ担当のコック。お抱え料理人としては板前の梶山さんの他に中華担当の陳さんがいるらしい。 [部分編集] 橋本美也(はしもと みや) 登場作品:学怖S 種族:人間 職業:鳴神学園高校 生徒 関連人物:福沢玲子《噂》,河原《恋心》,小泉,福沢姉 関連用語:赤い教科書,自殺,タイムトラベル 福沢六話、隠しシナリオに登場。 福沢の姉が在学していた時に、自殺事件を起こし帰らぬ人になってしまった女子生徒。 彼女の死をきっかけとして生徒に反省文を書かせるための教室「反省室」が使われなくなったという。 反省室には橋本さんと、もうひとり「河原」が自殺の直前に記した反省文が今もなお遺されており、読むことができる。 福沢六話「仕組まれた化学の教科書」。 当時、優等生だった「河原」に恋をしていた女子生徒。 河原に恋文を送ったのはいいものの、思いも寄らないことに、橋本さんの方に恋していた「小泉」と言う男の妨害に遭ってしまう。そして回り回って紆余曲折を経た末に、河原は自ら命を絶ってしまう。 もちろん橋本さんは河原がとんでもなくめんどくさい性格を秘めていることを知る由もなかった。そのため自殺の遠因を作ってしまったことを気に病み、河原と同じリストカットと言う手段で後を追うことになってしまうのだった。 上記が福沢六話の彼女サイドでの顛末である。 ただし隠しシナリオでは結末が微妙に異なる。それはすべて河原に起因する問題である。 隠しシナリオ「赤い表紙の謎の教科書」。 (執筆者募集中) [部分編集] 長谷部勇介(はせべ ゆうすけ) 登場作品:最終 種族:人間(能力者?) 職業:鳴神学園高校 一年G組 関連人物:福沢玲子,穂波暁子《クラスメート》,元木早苗《はとこ》,高坂まどか《恋人》,逆さ女《契約》 『最終版』追加シナリオ「生徒編」に登場。 同じクラスメートの「高坂まどか」と付き合っている男子生徒。 逆さ女に会ったことで悩んでいる高坂まどかから相談を受け、彼女のためにはとこの「元木早苗」を紹介する。 以降は高坂を守るため、早苗ちゃんと一緒に同行してくれる。ちなみに早苗ちゃんの体には長谷部の祖母と祖父もいるらしい。 (執筆者募集中) [部分編集] 畑(はた) 登場作品:学怖S 種族:人間 職業:鳴神学園高校 生徒 関連人物:岩下明美《噂》 岩下四話「赤い傘青い傘」に登場。 土砂降りに降られても平気なほど雨が大好きな男子生徒。 性格は真面目で優しく成績も中の上だったが、肝心の容姿に優れなかったため女の子受けはしなかった。 そんな畑くんだったが、雨の日だけいつも同じ店の軒先に雨宿りしている謎の美少女に出会う。喋らないけど弱々しげな仕草と笑顔が愛らしい彼女を見て、畑くんは恋に落ちた。不器用ながらに交流を持っていくが、その関係は思わぬ形で破局を迎える。 とある日に畑くんは意を決し告白したのだが、困った素振りで返答なくうつむいてしまった彼女に苛立った畑くんは彼女のことを突き飛ばしてしまう。経験のなさが祟ったか。が、雨に当てられた彼女は見る間に溶け出し、あっと言う間に消えてしまった。 彼が某「石井」のように人外萌えな性癖の持ち主であったらこの話はもうちょっと続くのだろうが、残念ながら彼の話はここまで。次の日も変わることのない姿と表情を向ける彼女に恐怖した畑くんは錯乱して車道に飛び出してしまう。彼の生死は語られていないが、彼女の正体が不明なだけに不気味な結末を迎えたことになる。 果たして、彼女の正体は何だったのだろう。 雨の日だけに現れ、そのくせ水溶性。ただし溶けても翌日には何事もなかったかのように復帰。言葉を持たず、気に入られた畑くんだけにしか見えない。 これだけ特徴があれば、何らかの妖怪か特定も出来そうだが……? [なんらかの特質を持った「地縛霊」などとも考えられるが、真相は闇の中である。] [部分編集] 畑中亨(はたなか りょう) 登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD,鳴七,稲in 種族:人間 職業:鳴神学園高校 一年生 関連人物:新堂誠《噂,正体?》,赤坂陽介《いじめ》,仮面の少女《?》 関連用語:ボクシング部《所属》 かつてのボクシング部の「地獄の合宿」に参加したもののあまりにも過酷な練習に耐え切れず、同じ心境の一年生部員たちと組んで脱走を目論んだ男子生徒。 先輩に密告されるのでないかという疑心暗鬼から同じく計画を持ちかけたものの拒絶するなどした「赤坂陽介」を口封じのためによってたかってリンチしてしまう。 その際誰かが思い切ったのか単に打ち所が悪かったのか、痛めつけるだけでその気はないはずが赤坂を殺してしまう。それから畑中は保身のためリンチ仲間を共犯として引き入れ隠蔽に手を染めるのだった。 ちなみに彼の話は連鎖シナリオ「仮面の少女」のピースのひとつを占めるのだが……、その場合の彼は「新堂誠の名前を騙る亡霊」と解釈されることが多い(諸説あり、後述)。 そのため、後続の作品(『追加版』)中で同じく「新堂誠」の偽名を名乗って凶行を働く悪霊(「 」など)が登場した際に、この畑中の存在が脳裏をよぎったプレイヤーも多いかもしれない。 もしかすればセルフオマージュなのかもしれないが、詳細は不明である。 新堂四話「ボクシング部の地獄の合宿」に登場。 姓名が出た場合は上記「リンチ殺人」&「死体遺棄隠匿」の状況を確実に引き出す。 群集心理というのは恐ろしい。 一人では絶対に出来ないことを集団の流れや雰囲気に引きずられることでやってしまう。 誰か先導人がいれば、全てはその人が責を負ってくれるのだと思い、思考停止に陥ってしまう。 そして、畑中は皆が動けなくなる中で一歩先んじた男だった。 死体を埋めるよう提案するか、もしくは悪知恵を働かせてしごきを行っていた先輩の方に罪を被せようとする。 が、このゲームでも悪いことはやれば報いがやって来るという因果応報には案外逆らえなかったりする。 赤坂の亡霊によって彼らの凶行は露見し、然るべき社会的な制裁を受けるのだった。 もしくは畑中たちは状況こそ異なれど直接赤坂から血の制裁を受けるなどして全員死んでしまう。 赤坂を殺したが最後、これら凄惨な結末からはけして逃れることはできない。 よって、ここで話が終われば、話はスポーツ競技に隠された精神主義の負の側面や陰惨な「いじめ」にまつわる構造への社会提起を兼ねた因果応報の復讐劇で幕を閉じることになる。 ただし、ここまでで三人の語り部が消えていれば話は別、仮面の少女の主導するところとなる。 新堂さんの提案に乗っかって、十三年前の卒業アルバムで赤坂の顔を確認した一同はその隣に同じく死者の列に加わった畑中を発見、その顔は目の前にいるはずの「新堂誠」その人だった……。 そして主人公たち三人がアルバムに注目していたわずかな隙の間に新堂誠は部室から消失、ひとりが語るとひとりが消えていく不可思議な七不思議の集会は、いよいよ佳境を目指していくことになる。 と、ここでこの事態を目撃したプレイヤーすべてに疑問が残る。「畑中亨」とはなんだったのか? まず、新堂誠と同じ顔をしていたことから全くの無関係とは考えづらい。 仮説としてはいくつか考えられ、そのいずれも「仮面の少女」が手を下したと思われる。 ただし、作中で死者としてであれ再登場した新堂誠がどういった裏事情を抱えていたのか説明してくれることはないし、公式から答え合わせの機会が設けられることもなかった。 よって、あくまで参考程度の仮説を列挙する形になる。 たとえば「岩下明美」と「内山浩太」の関係のように、年が離れて生まれた兄弟が時間差で仮面の少女に殺されたと考えられる。また、新堂誠を名乗って集会に参加しているが、実際は畑中亨の亡霊であり、十四年前に仮面の少女に殺されているとも考えられる。 後者の場合はほか五人がリアルタイムで仮面の少女に殺されている中、彼だけは数合わせで召喚されていることになる。 ただし、仮面の少女が「六人に殺された自分が六人を殺し返す」という意趣返しを求めていたと考えれば死者が混じっていたとはいえ、復讐の決行日に六人が揃っている意味合いは大きい。 また、いずれの仮説でも仮面の少女は無念の死を遂げた赤坂の仇を本人の代わりに取ったとも考えられる。同じ「いじめ」という構図にまつわる話だけに彼女が肩入れする理由は十分に存在する。 ただし「隠し01(男)」ではすべての前提がひっくり返される。この場合、仮面の少女と「新堂誠(畑中亨)」たちが口裏を合わせた狂言であるとも考えられる。結論、解釈は人それぞれというしかないだろう。 『ドラマCD』Disc.2 「ボクシング部のしごき」に登場。 今回の新堂さんの語りでは「二十年くらい前」と前置きがされていることやボクシング部が健在で自身が部長を務めている事情、過去の恥部であることを前提に置いた公平な話運びなどからわかるように、仮面の少女にまつわる展開は採用されていない。 今回の畑中を加害者としたストーリーだが、『学怖』および『学怖S』の様々な分岐から展開を抽出、折衷しつつオリジナルの結末に辿り着く。畑中らに殺された赤坂が復讐の念をボクシング部に残した……という大まかな流れは同じである。 とは言え赤坂周りに大きな差異こそあるものの、畑中が完全とは言わないまでも自業自得の末路を迎えることに変わりはない。 今回の事例でも大スキャンダルの立役者になった畑中は一年生部員のリーダー格だったらしく、一年生部員全員を引き連れて脱走を目論むなど求心力が上がっている。 また、群集心理がもたらす狂気を飛び越えて畑中個人の危うさに注目しているのも特徴である。 が、紆余曲折を経た恐怖体験の末に畑中は発狂、「地獄の合宿」の果てに死者四名の大惨事を引き起こす。 畑中は、いまも赤坂の幻影に憑りつかれながら病院に入院中だそうである。 『鳴七』「ゴングが鳴って」ほかに登場。 鳴神学園の卒業生で元ボクシング部所属。 (執筆者募集中) 「ゴングが鳴って」。 (執筆者募集中) 「バイク愛好会」。 バイク屋の「若い店員」名義。 具体的な姓名は挙げられていないが彼の立ち絵を持った人物が現れる。 はじめてのバイクを探し求めにやってきた「西澤仁志」を魅了するバイクを五万円という破格の値段で売却した。 ただし、その際に店員の側から提示した条件はどんな些細なメンテでも絶対に自分のところで受けてほしいというものだった。 妙な条件にいぶかしみながらも、中古品とは思えないほどに軽快に作動して心身ともにフィットするバイクに満足していた西澤だったが、次第に違和感を感じてにっちもさっちもいかないようなところにまで追い込まれてしまう。 ただ、西澤はギリギリのところでバイクに施された仕掛けを看破して、店員がいたバイク店を訪れたところいつにないほどに荒れ果てていた。また店員は偏執的になにかを呟きながら窓越しに普通の人間がするとは思えない奇怪な動きを取っていた。 結局、畑中の成れの果てと思しき店員はこの世のものではないか、仮に生きていたとしても完全に普通の人としての道から外れていたと思われる。彼が何をしたかったのかについては、エンド名がすべてを物語るのかもしれない。 「狂気の夜」。 (執筆者募集中) 「交換日記の怖い話」。 (執筆者募集中) 「殺人クラブ」。 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。 「畑中亨」はその中のひとりであり、情報棟一階エントランス西側にいる。 (執筆者募集中) 『稲in』に登場。 坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩く。 そんなあなたが新堂さんの所属する部活である「ボクシング部」の部室を訪れたところ、赤坂と一緒に出迎えてくれるのが彼である。 (執筆者募集中) [部分編集] 八戸安蘭(はちのへ あらん) 登場作品:鳴七 種族:人間 職業:鳴神学園高校 三年生 関連人物:唐木田剛人《部活,恋人》,名倉寧々 関連用語:写真部《所属》,心霊写真 『鳴七』「歪んだ被写体」、「ポプリ」ほかに登場。 『特別編』などに登場する「向井」、「弘前歩美」などの要素・エピソードを折衷し、習合することで生まれた新キャラクター。今回はOGとしての登場であり、過去に起こった事件の当事者として噂にのぼる形で言及されている。 なにがとは言わず、作中でも特に言及されていないが体の一部分が強烈に大きく猛烈に目を惹くビジュアルの持ち主である。 ひるがえって性格の方は地味で、なにかと不幸な目に遭いがちな可哀そうな人物である。 「心霊写真」にしても「ポプリ」にしても自分から関わりを持たなければ特に問題なく平穏な生活を掴めたのだろう。 だが、それはあくまで部外者の意見に過ぎず、八戸さん本人にとっては思い入れ深く重大なものであったのかもしれない。 (執筆者募集中) 「カエルですか?ネズミですか?」。 (執筆者募集中) 「歪んだ被写体」。 「向井」のエピソードを踏襲している。 (執筆者募集中) 「ポプリ」 「弘前歩美」のエピソードを踏襲している。 (執筆者募集中) [部分編集] 服部拓磨(はっとり たくま) 登場作品:探偵局 種族:人間 職業:鳴神学園高校 三年A組 関連人物:中雅臣《部活》,久多良唯桜《恋心》,梅沢佳代,梶山三郎,久留米宗吉,駿河俵太,反内源平,橋垣駿《実家》 関連用語:サッカー部《所属》 探偵局第一話、第四話、第十四話に登場。 サッカー部のキャプテン(2007年度)で、文武両道を地で通し、爽やかな笑顔がまぶしい好青年。実家は多数の使用人を抱え立派な屋敷を構える。いわゆる「いいとこの坊ちゃん」であるが、性格としては金持ちどうこうより育ちの良さが先立つ。 人柄は非常に良く、たとえそれが使用人達相手でも偉ぶることがないなど、本当によくできた人間である。 しかし何事にも大らか過ぎるため、細かいことは気にしない……、と言うより半ば気付いていなかったりする。 第一話「トモダチのトモダチ」。 展開によってはいきなり主人公置いてけぼりのまま唯桜に愛の告白をするわ、よく分からない説明を元に来てみたら自宅の隣だったなど……、『探偵局』特有のマイペース過ぎて主人公(プレイヤー)を煙に巻くキャラの好例と言えるだろう。 (執筆者募集中) 第四話「服部家の災難」 経緯はどうであれ、賽臥が彼の家に招かれてやってきた場合、定期的に家の中を通り抜ける老人の霊をどうにかしてほしいと依頼を受けることになる。どうやら服部家には「霊道」が通っているようだ。 (執筆者募集中) 第十四話「妖怪ベロリ」 (執筆者募集中) [部分編集] 初見一仁(はつみ かずひろ) 登場作品:ドラマCD 種族:人間 職業:鳴神学園高校 生徒 関連人物:綾小路行人《クラスメート?》,福沢玲子《同好会,?》 関連用語:占い同好会《所属》,予知 『ドラマCD』Disc.10 エンディング type.C「占い同好会にて」に登場。 彼のことを一言で切って捨ててしまえば容姿も性格も「残念な男」である、以上。 なお、容姿の記述についてはここでは省くが、どうしようもなくネタキャラにしか見えない形容が綾小路の口からされている。 で、終わってしまうのも芸がないので一応補足すると女の子目当てに「占い同好会」に入会した動機を部外者の綾小路から見ても見え見えな態度によって悟らせる男である。[綾小路と初見の会話の感じから、ほぼクラスメートと思われるが、明言なし。] 下心で同好会に入ったはいいが意欲にも積極性にも欠けており、自分から女の子に近づこうと行動に出ることもなかった。 同好会のほかの部員たちからは「まぁ(どうでも)いいんじゃない?」とでも思われていたのか、籍を置くことは認められ時々は用事を遣わされていたようである。要するに、別に善人でもなければ悪人でもないただの(ダメっぽい)人間である。 そんな初見だが、ある日「魔導書」を手に入れたことから「予知」めいた力を手に入れ、同好会の中でモッテモテになる。 ただ、初見は魔導書を読み解く技能を持たない自分がこんなことをできるのは、何者かに誘導されての結果ではないかと内心では疑っていた。しかして、そこは男のサガか、迫りくる危機を知りながらハーレム状態を享受していたが……。 自分が同好会の女子たちにバラバラにされるビジョンを見てしまい、助けを求めようと綾小路に相談を持ちかけたそのタイミングで現れた女子たちに連れ去られ、行方不明になってしまった。さんざんいい思いをした報いと言ってしまえばそれまでだが。 (ネタバレにつき格納) + ... 初見の増長からの転落は黒幕である「福沢玲子」が仕組んだことである。 初見は「占い同好会を魔女の巣窟にする」=「お友達を人間界に増やす」にあたっての布石、当て馬として利用されたようだ。 連れ去られた初見自身は福沢の家で奴隷のように働かされているだけらしい。 ちなみに劇中でも言及されているが、初見が姿をくらませたなら真っ先に探すはずの彼の家族はなぜか動かなかった。 これには福沢の術で操られている、暗示が掛けられているなどと考えられるが、実際のところは不明である。 ただ、この事態を看破した綾小路の立場としては初見のことまで面倒を見てやる義務はないといったところである。 よって、彼が今後救い出されるかは不明だが分は悪かったりする。むしろ捨て置かれる可能性の方が高いかもしれない。 [部分編集] 花田(はなだ) 登場作品:晦 種族:人間 関連人物:真田泰明《仕事》 泰明六話「洋館に宿った尾岳冬良の魂」に登場。 「尾岳冬良」の作品をドラマ化するに当たってシナリオを書くことになったライター。なぜか、終始後姿なグラフィックが印象的。男は背中で語る。 そのためか、探索でも二人して騒ぐ「河口」&「吉川」をよそに、古書を漁ったりと物静かなところを多く見せた。 [部分編集] 浜平昂暉(はまひら こうき) 登場作品:特,鳴七,稲in 種族:人間 職業:鳴神学園高校 三年L組 誕生日:11月5日 身体:178cm/60kg ♂ O型 趣味:昼寝 好きな/嫌いな食べ物:牛丼、ハンバーガー/固いグミ、煎餅 関連人物:栗原幸大,墨田あかり(墨田美玖)《部活》,陣内東児《?》 関連用語:野球部《所属》,我慢クラブ《噂》 ついこの間まで野球弱小校だった鳴神学園の野球部を率いる主将。 試合に勝とうという意気込みも練習に打ち込む意欲もほとんどなかった部を代表するような人物。とは言え、ダメっぽさはひたすら漂うものの人間としてみる分にはそんなに悪い人とは思えなかったりする。 ただし、スポーツを真面目な勝負事として捉えている人には怒られて当然な、そんな御仁といえるだろう。 『特別編』新堂シナリオ「野球部の秘密」。 「主将」名義。 特に姓名は明らかにはされず、肩書でのみ彼のことは言及される。 不真面目で覇気こそないが、妙に気の抜けたセリフが結構用意されており、なんとなく愛嬌ある人柄がにじみ出ていたりする。 結果、真面目な「栗原幸大」とその他大勢のダメ人間たちからなる周囲の野球部員との間ではとぼけた掛け合いを繰り広げることになる。 結果、必然的にキャラが立ってしまった。このことが幸いして『鳴七』での躍進につながるのかもしれない。 それはそうと部長の彼もかろうじて存立している野球部には内申点目当てに籍を置いているようなありさまで、栗原がセッティングした野球強豪校「安曇ヶ丘高校」の野球部との練習試合も「早く終わってくれないかな」くらいの認識だった。 しかし、そんな彼らの甘い考えを覆す衝撃の種明かしが行われ、一転して一同は悲壮な覚悟で試合に臨むのだが当然一蹴される。その後の彼らはヤケクソ気味なのかもしれないが、心機一転練習に励む日々を送っており、ついでに肝も太くなったようだ。 『鳴七』「野球部の秘密」ほかに登場。 固有の立ち絵と姓名を得て再登板。 妙に間延びした特徴的な口調と馬面の間抜けっぽいビジュアルが与えられた。 親しみやすさとダメっぽさに関しては、当社比170%(適当)くらいでマシマシかもしれない。 ただし、浜平部長が適当極まる性格になったのには理由があり、それを知ってしまえば彼の気の抜けっぷりは諦念の裏返しと取ることもできるだろう。必要最小限の労力でそこそこ留まりの成果を持ち帰る彼のスペックは意外と高いのかもしれない。 「野球部の秘密」。 基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。 (執筆者募集中) 「ヒナキちゃん」。 某N君にのせられ、僻地でアルバイトをする羽目になった一人。何かと口うるさい吉田をやんわりとたしなめる。馬鹿にされても腹を立てずにマイペースを貫けているあたり、結構気丈夫なのかもしれない。 (執筆者募集中) 「パーフェクトじいさん」。 栗原の誘いに応えて野球部員一同を引き連れて彼がイチ押しするパフェの店に赴くのだが……。 パフェの値段が「一万円」という法外さだと聞くや、さすがに難色を示しほかの部員たちもあからさまに顰蹙の声を上げる。 (執筆者募集中) 「殺人クラブ」。 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。 「浜平昂暉」はその中のひとりであり、「三年L組教室」にいる。 (執筆者募集中) 『稲in』に登場。 (執筆者募集中) [部分編集] 早坂桃子(はやさか ももこ) 登場作品:学怖,学怖S 種族:人間 関連人物:荒井昭二《知人》,立花ゆかり《協力》,奥沼美里《?》,早坂花音《妹》 関連用語:園芸部《所属》,産婦人科《実家》,花壇,紫陽花.地縛霊《犠牲者》,百合《嗜好》,心中 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。 六年前にこの学校の「園芸部」にいた女生徒で、誰よりも花を愛し、放課後になると率先して花壇の世話をしていた。その性格は物静かで明るい方ではなかったが、笑うとえくぼがとてもかわいらしく素直で心の優しい人であった。 そんな彼女が園芸部の皆から付けられたあだ名を「花壇の番人」と言う。 しかし、六月となり――梅雨がはじまり、そして終わろうと言う季節、花と同じく長雨に当てられるようにして肺炎で寝込んでしまった。 草を褥(しとね)に 木の根を枕 花を恋して 五十年 かの植物学の大家である牧野富太郎氏が詠った詩であるが、私には彼女もまたこの歌を口ずさむに値するお人になられたと思われる。 しかし、彼女は二十を待たずにして、その生涯を閉じることに。 病に蝕まれた体を押して、今生の別れとばかり、「花壇」を世話する彼女。 その顛末とは自らの体を肥料とするか、それとも自らの血か、我が身を損じることを厭うことなく花壇を潤すか。ちなみに喀血する病と言えば肺の病、特に結核が挙げられる。佳人薄命をここまで体現する病もないだろう。 彼女の死について残った小さな謎を荒井一話のお題である「地縛霊」と絡めつつ、噂を知った理由を兄と同輩の園芸部員であったためと明かす。 草花を踏みつける人へ静かに警鐘を鳴らし、何よりも美しく締め括られる彼女の話は、おそらく『学怖』で「石川小夜子」のルビーの指輪と並び立つほどの美しい話であろう。 しかし、ちょっと分岐でいらぬ心を出すと、おぞましくも艶やかな結末を描き出す羽目になる。それは本田さんと同じく、著しく少子化に貢献しそうなお話であり、この項に記すには値しなくなるため、該当項目「産婦人科」に記述を譲ろうと思う。唯一、彼女は生存する展開になるが、花壇にはまた異なった花を咲かせることになるだろう。 また、「隠し02(男)」(『学怖S』追加分岐)ではかの「赤い傘青い傘」の立花ゆかり嬢と手を結んで、感動も台無しな暴挙を働いていたりする。 さて――、「旧作」の彼女は紫陽花や向日葵の花を咲かせたが、舞台は「アパシー」に渡り、彼女は百合の花を咲かす。 「鳴神学園短編集」に収録された短編小説「花壇の恋」で改めて彼女の存在が言及されることになった。新解釈に基づき、描き出される人と人のドラマは心霊や猟奇の関わりだす余地を持ちはしない。そこにあるのはただの恋、二人と二人と二人の物語。 (ネタバレにつき格納) + ... 早坂桃子の名は花壇を荒らす者を罰する「花壇の番人」と言う名の怪談として鳴神に伝わっている。かつてと歴史が違うのには理由があった。 だって早坂桃子のホントウが愛していたのは花でなく、たった一人の女性、現園芸部部長である奥沼美里の姉「奥沼美貴」だった。園芸部に入ったのも彼女に近づくためで、二人はやがて相愛の仲となる。 しかし、それは今生では叶わぬ夢。心中を決意した二人であったが、結果は無惨なもの。一人が彼岸へ渡るだけとなり、残された奥沼美貴は「花壇の番人」を演じることによって愛しい人への罪滅ぼしをしようとする。もしくは恋人の面影を自らの内に見ようとしたのだろうか。誰よりも花を、本当は人を愛していたはずの早坂桃子の名がネガティブに伝わっていたのはこれが原因である。 そして、この物語を受け継いだ坂上修一と奥沼美貴の助けがあり、二人の意思はやっと伝わりあう。もう施設に彼女は、自分の中に閉じこもっているだけの人はいない。片翼の鳥は、やっと本当の意味で止まり木に留まることが出来たのだ。 『学恋2』での「清水智子」の真実と言い、「アパシー」では単なる落ち穂拾いに留まらず、新たな解釈からファンの中での聖域に切り込んでいることがわかる。 荒井ファンに対してはやや厳しい形になるひとつの真実であったことに変わりはないが、筆者としてはただ飯島多紀哉のチャレンジ精神に敬意を表するのみである。 [部分編集] 早坂花音(はやさか かのん) 登場作品:鳴七 種族:人間 関連人物:坂上修一《 》,立花ゆかり《協力》,奥沼美里《?》,早坂桃子《姉》 関連用語:園芸部,花壇 『鳴神学園短編集』「花壇の恋」に登場。 入学から一ヶ月も経たない頃に坂上修一が出会った女子生徒。 それもなぜか学園の「花壇」に首から下を生き埋めにされていたところを――というなかなかに衝撃的な出会いである。 ただ、シュールとも幻想的とも取れない光景を目にした坂上は、意外なことにその現実をあっさりと受け入れる。 その上で、少し間の抜けたとも取れる会話を彼女との間に繰り広げることになる。当の花音さんの方は、意外と負けん気が強い一方で現実的とも夢見る乙女とも取れない返答を返し、坂上の助けの手も拒むなど、仔細は不明ながら複雑な情緒を見せている。 立ち去る坂上に向けて自分の名前を返すのだがこの際に名乗ったのは「鯨井花音」。 この項目の名称を見ればわかる通りに偽名である。 (執筆者募集中) 『鳴七』「殺人クラブ」に登場。 (執筆者募集中) [部分編集] 林(はやし) 丸茂多江(まるも たえ) 登場作品:学怖,学怖S,鳴七 種族:人間 関連人物:福沢玲子《噂》,瀬戸裕子《ライバル》 関連用語:水泳部《所属》,生霊,無限ループ 福沢五話「呪われたロッカー」に登場。 同じ「水泳部」で「瀬戸裕子」に次ぐ泳手だった女生徒。よって瀬戸さん亡き後は水泳部のホープとして脚光を浴びる。 ただ、その後、誰もいないプールから「手」が出てくると言う怪現象が発生するようになり、これを瀬戸さんのものだと判断した水泳部総出で、彼女を救出する儀式を行うことになる。 当然林さんも参加したのだが、よりにもよって彼女の番で儀式は達成されてしまった。 ただし、瀬戸さんが成仏したという穏当な形で達成されたわけではない。 水面に映った手は瀬戸さんでなく、林さんのものであるという思いがけない事実が判明してしまうのだ。 これによって、林さんの「生霊」が瀬戸さんを害したという説が水泳部を席巻することになってしまう。 瀬戸さんの死、次の犠牲者探し、確かにつじつまの合う部分も多い。 嘘か真かはまさしく闇の中だが、林さんの打ち立てた数々の記録と他の水泳部員が残した文字通り足を引っ張られたと言う証言は真実である。 ただ、林さんへの風当たりは部内でも強く、一部からはいじめられていたらしい。福沢さんは瀬戸さん黒幕説を唱えてみるが、明るく「なんてね」と流してもみる。 まさに福沢節炸裂。 「林さん生霊説」への質問を肯定しただけなのになぜか罪悪感が湧き出すこと請け合いである。 下手を打たなくても、無責任な部外者による無実の人間の吊し上げそのものではないだろうか。 『学怖S』追加分岐。 林さん視点に立った大量の分岐が追加された。どうあがこうと瀬戸さんの影は林さんにまとわりつくようである。 瀬戸さんの溺れたコース「死の四コース」で様々な怪現象に見舞われ、命こそ拾ったものの怪我をしたり退部する羽目になったりと散々な目に遭う。 『鳴七』「呪われたロッカー」ほかに登場。 名前を「丸茂多江」に変更されての再登板である。 水泳部員らしくスクール水着を着ての立ち絵が発表されたが、隣に立つ瀬戸さんと比べ水の抵抗が大きそうなメリハリの激しい体型をしており、差が付けられているのも納得できてしまうかもしれない。 林さんについては『学怖S』でのキャラ付けでは単にとばっちりを喰らっただけの普通の人としても描かれていた。 ただし、こちらの丸茂さんは確信犯的な手法で成り上がろうとしている強欲な人という匂わせが働いており性格的にはかなり異なっている。 「呪われたロッカー」。 (執筆者募集中) 「殺人クラブ」。 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。 「丸茂多江」はその中のひとりであり、屋内プールの「シャワールーム」にいる。 (執筆者募集中) [部分編集] 林吉夫(はやし よしお) 登場作品:小学怖 種族:人間 職業:鳴神学園初等部 生徒 関連人物:元木香苗《噂》 関連用語:無限廊下《犠牲者》,野球部《所属》 『小学怖』火曜日「無限廊下」に登場。 「加賀先生」という行方不明者を出した事件から数年後、例の危険地帯「無限廊下」の噂を実体験してしまった男子児童。 部活の練習帰りに忘れ物を取りに行ったという些細な理由で、いわくつきの廊下に迷い込み、一夜明けて発見された。 ただし、彼の体感ではとても長い時間を孤独に過ごしたため、落ち着いて話を聞き取れるまでには数日の時間を要したという。 林くんの証言によると彼は前進しても後退しても意味がない異常空間と化した廊下に取り残されたという。彼が迷い込んだ廊下は空間の位相でもズレているのか、探しに来た大人たちに呼びかけても反応してもらえなかった。 果ては二階から飛び降りても元の位置に戻っているなどの、ほとんど生殺しに似た絶望感を味わったのだという。 ちなみにこの話をしてくれた元木さんから意見を求められたマッドくんは林くんが目立ちたがったのか、ウソをついて行った狂言だという説を述べて一笑に伏せている。 なお、元木さんはこの意見に筋は通っていると思いつつも、朝まで大人の目をかいくぐれるものなのかと懐疑的だった。 ちなみに林くん自身は中高と鳴神学園の系列校に進学し、今なお元気に暮らしているのだとか。 林くんが持ち帰った話の真偽はさておき、「無限廊下」という名称といわれは彼の事件をきっかけに決定づけられることになり、さらなる時を経て第三の事件とその犠牲者「金田宗春」を迎えることになる。 [部分編集] 原恵理子(はら えりこ) 登場作品:学怖,学怖S 種族:人間 関連人物:新堂誠《噂》,飴玉ばあさん《?》,片桐里子《親友》 新堂二話「飴玉ばあさん」に登場。 親友の「片桐里子」といつもつるんでいたが、容姿のよろしくない相方とは違い、外見はそこそこに可愛い子だったらしい。が、性格は超悪く「志田さん」よろしく片桐のことを自分の引き立て役だと思っていた節さえある。 が、豹変した片桐に驚いて図々しくも彼女を問い詰めることに。 片桐が親友の今までの態度に面白くないものを感じてすっとぼけた場合、片桐の悲惨な末路を尻目にあっさりとフェード・アウトする。 一方で、あっさり秘密を話した場合はどっかのツンデレよろしく飴玉ばあさんを待ち受ける張り込みを開始。そして、首尾よく会えたのはいいのだが、一々可愛くない態度の末(これなんてデジャ・ヴ?)、止せばいいのにばあさんの説明無しに飴玉を"もらって"しまう。正確にはむしり取る? 数日後、そこにいたのは彼女の歪んだ心をそのまま表したかのように意地悪そうな顔をした原自身だった。原が手に入れたのは皮肉にも片桐と同じ「心がそのまま自分の姿に現れてしまう効果」の飴だったのだ。 が、彼女の話は『学怖』でも珍しい二段オチとなっており、結果的にハッピーエンドになっていたりする。 その後、整形してようやく本来の顔を取り戻した原だったが、その業に感動し、以降は改心して勉強に励むことになる。今の彼女は日本で五指に入るほど有名な整形外科の医師になったと言うのだからオドロキである。 親友の片桐は分岐次第で悲惨な末路を辿る事を考えると、見方によっては現状で只一人、ばあさんに出遭って噂通りの恩恵のみを享受できた人物とも言えるだろう。 因果は巡ると言うが、それを見越したとするなら、飴玉ばあさんはやはりすごい。 『鳴七』 ⇒「名倉寧々」の項を参照のこと。 「原恵理子」の要素・エピソードなどは上記の人物へと集約された。 [部分編集] 原口瑞希(はらぐち みずき) 登場作品:レンタル,極 種族:人間 年齢/誕生日:11歳/不明(本当は4月22日) 血液型:B型 好きな/嫌いな食べ物:卵焼き,チョコレート/特になし 関連人物:原口章正,原口慶子《両親》,田村恵子,田村一義《仕事》,猫ばばあ《恩人》,帆加辺春生《犠牲者》 関連用語:レンタル家族《仕事》 『レンタル家族』「帰る場所」の主人公。 物心つく前に両親に捨てられ、養護施設で育った少女。この境遇にある児童として例外なく「レンタル家族」としての教育を受け、幼い頃から働いてきた。 同輩の子どもの中に役割を果たせずに懲罰部屋送りにされている者はいたが、なんとか彼女自身は大きな問題を起こすこともなく過ごしてこられた。 そんな環境で育ったためか、歳不相応に大人びた考えの持ち主で「レンタル家族」と言うシステムの舞台裏にある自分達の境遇についても悲観的でシニカルな見方を持っている。彼女は親の愛を受けることが出来ず、不安定な立場ゆえに安心できる場所を見つけることが出来ないそんな子どもの一人。彼女のシナリオは働かされる子どもの側から「レンタル家族」を表し、見つめると言った点から作品にとっては欠かすことの出来ないものである。 そんな環境の中で素直ないい子に育ったのには子どもなりの処世術もあっただろうが、それ以上に誰かに必要とされることを望んでいたから? 作中では「田村裕子(たむら ゆうこ)」の名前で田村家に赴任し、そこの子どもを演じることになる。一年という長期の出張の中、理想的ないい子を演じ、それでかつ偽物の"母"にもそれなりの情を抱いていた彼女だったが、そこで大人の勝手な都合によって振り回される羽目になる……。 そんな彼女も「猫ばばあ」と出会ったり、そのお手伝いをしたり、出産から育児をする母親の色んな姿を目にしたりして、かつて自分が辿った道、自分がこれから辿る道について思いを巡らせ、成長していく。振り回された子どもは最後に一年間の仕事を終わらせる行動に出た。 (ネタバレにつき格納) + ... 猫ばばあの言葉もあって考えを改めた田村恵子から養子の申し出もあったが、それを断り自分の手でいつか「帰る場所」を見つけることを誓った。 直後、赤ん坊を連れ出してしまったことによって相応だけど苛烈な罰を受けたようだが、現れたハロー君に向ける彼女の顔は晴れやかだった。 きっと彼女が持てた「決意」はそれだけ素晴らしいものだったのだろう。 養護施設の人間は偽っていたが、本当の両親は彼女を捨てたのではなく、予期せぬ事故によって亡くなってしまった。 本当に愛されていたのに、人の手にはどうしようも出来ない運命が親子を切り裂いたのである。 ハロー君のがむしゃらな意志によって正されたもう一つの歴史では両親と手をつないだ笑顔の彼女が確認できた。彼女にとって最高の幸せはここにある。 「決意」こそ持てないだろうが、いや、彼女は同じ彼女。もう一人の彼女もいつか別の物語を持てるのかも知れない。 なお、主人公の一人である「帆加辺春生」は“彼女"に出会ったことがある。 その際に彼が取った行動はとんでもないものだったが、果たして汚名を返上する機会はあるのだろうか。多分怒られて落ち込んでいた瞬間にアレじゃあトラウマものでしょうに。 そんな彼女は表向きに『レンタル家族』を引っ張る顔としての役割も持つのか、メロンブックスの購入特典「猫ばばあ」でも主人公「田村瑞希」として登場している。 また、『AMC2』と『学恋』において「通りすがりの占い師」として「占いの館」と言う名のヒントコーナーの担当をしており、『レンタル家族』きっての出世頭と言っても過言ではない。本人は自分が原口瑞希であることを否定しているが、まぁそれはご愛嬌か。 『極』「イノチ」に登場。 『レンタル家族』の彼女と同一シルエット立ち絵を持つ同姓同名の人物。 自称「蒼樹ローラ」と同じ学校に通っている生徒だが、彼女の口ぶりからすると小学生にしか見えないそうである。 「大沼繁夫」のイノチを欲しがるローラの物騒な発言を聞きつけ、彼女のオーダーを叶えると半ば一方的な形だが請け合ってくれる。なんでも「彼女の世界」では身体はレンタルするものであるといい……。 (執筆者募集中) [部分編集] 原口章正(はらぐち あきまさ) 登場作品:レンタル 種族:人間 年齢:29歳 関連人物:原口瑞希《娘》,原口慶子《妻》 関連用語:トラック《犠牲者》 『レンタル家族』「自殺志願-転生-」に登場。 原口瑞希の実父。新進気鋭のインテリアデザイナー。 娘、瑞希の一歳の誕生日に「トラック」事故に巻き込まれ帰らぬ人になる。 (ネタバレにつき格納) + ... 娘のことは本当に愛していた。施設の人が言ったことは偽り。 別世界のハロー君の手により改変された世界では家族三人手をつないで仲良く帰る一葉を目撃できる。 [部分編集] 原口慶子(はらぐち けいこ) 登場作品:レンタル 種族:人間 年齢:26歳 関連人物:原口瑞希《娘》,原口章正《夫》 関連用語:トラック《犠牲者》 『レンタル家族』「自殺志願-転生-」に登場。 原口瑞希の実母。夫の章正とは同じ職場で知り合い、結婚を機に退職。 夫と同じく「トラック」事故に巻き込まれ帰らぬ人に。しかし彼女が盾となることで愛娘の命だけは守りきった。 (ネタバレにつき格納) + ... 娘のことは本当に愛していた。施設の人が言ったことは偽り。 別世界のハロー君の手により改変された世界では家族三人手をつないで仲良く帰る一葉を目撃できる。 余談だがハロー君の通っていた幼稚園で彼女と同じ立ち絵をした保育士が確認できる。 ふたつの世界の謎を解く数少ない材料のひとつなのだろうか? [部分編集] 坂東淳(ばんどう あつし) 登場作品:小学怖 種族:人間 職業:鳴神学園初等部 児童 関連人物:富樫黎雄《噂》,脇坂安奈《クラスメート》,飴玉婆さん 『小学怖』水曜日「飴玉婆さん」に登場。 怠惰な性格をしており、たいして苦労したくない、楽をして暮らしたいという思いを抱いていた男子児童。 そんな彼だったが、夢をかなえる飴玉を配る「飴玉ばあさん」の噂を知ってしまう。 余計な労力は厭うくせに毎下校時に鳴神学園裏門付近に張り込むという謎の忍耐力を発揮するのだから人間わからないものである。 ただ前言した通り坂東は漠然と幸せになりたいと思っているだけであり、未来に大したビジョンを持っているわけではない。 飴玉ばあさんの飴玉にリスクがあることに気づいており、首尾よく出会えたばあさんから手に入れた飴玉を使って別の手段で幸せになろうとするのだが……。 身も蓋もないことを言ってしまえば、彼の発想は小学生の浅知恵である。 目の付けどころは良かったのかもしれないが、坂東は自分はもちろん周りの人間も「小学生」だということを忘れていた。 そんな中、唯一彼の話を真に受けてくれたクラスメートの「脇坂安奈」、そして自分のなりふり構わない行動によって坂東は飴玉の持つリスクを真の意味で「味わう」ことになってしまう。 結論を言ってしまえば、機を見計らったかのようなタイミングで現れた飴玉ばあさんだったが、坂東の不始末に対する恒例の仕置き(報復もしくは帳尻合わせ)を行ったものの、手加減はしてくれたようだ。 彼自身は高校生の先輩たちとは違って正気を失うことも命を失うこともなく、家族とともに遠方に引っ越していったと語られている。 ← 前 次 → 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 名前 コメント
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#blognavi オカエリ. 何の感慨もない。 実家でやったこと。 読書(少々) 野良仕事(多) 子守(多) 殆ど家の手伝いで過ごしました。 好きでやったんだからいいんだけどね。 あと、子供は本当に元気だ。 - - 念のため書いておくが、 上の「子守」の相手は「甥」である。 (3才が2人、1才が1人) 母よ。 兄弟(母から見て子供)が私以外全員結婚し、 子供が出来る(出来た)からと言って、 今から私の心配をするのはどうかと思うぞ。 そもそも相手がいない。 - - 子供を見ていて思ったことが一つ。 普段は、子供を”子供”として見がちなんだけど、 ふと見方を変えて、一人の人間としてみると、 案外、ちゃんと考えて行動していることに気付いた。 褒めてもらおうと掃除とかやったり、 気に入らない相手にいじわるしたり、 本人はきっといいこと(大人の手助けとか)をしようとしたつもりなんだけど、 逆に叱られて大泣きしたり。 たぶん子供も自分を否定されるのは怖いんじゃないかと思う。 あと、子守する側(自分)がやめろと言っている事を明らかに理解しているくせに、 あえてそれをやるってのがねえ、もう。 子供は、力がないとか、知識がないとか、大人の常識がないってだけで、 感じることってのは、大人も子供も大差ないんじゃないかな。 とまあ、そんなことを感じた。 - - ところで、 「ハハキトク、スグカエレ」 は全年代に通用するネタなのか? カテゴリ [日記] - trackback- 2006年08月18日 00 21 32 少なくとも「ソロモンよ!私は帰ってきた!」よりは通用するかと -- 少佐 (2006-08-19 17 48 00) なるほど。てか「ソロモン」も分かるとは、流石。 -- アカシン (2006-08-19 20 53 05) 名前 コメント #blognavi
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大学生になって念願の一人暮らしを始めた 立派ではないけど俺の城だ 自由って最高! ・・・だけどひとつだけ気になることがある 3ヶ月たつが隣の住人を見たこと無い たしか入居してるって不動産屋が言ってたけど・・・なんか気味が悪い・・・ 更に気味が悪いことに夜中になるとその部屋から女の押し殺したような笑い声が聞こえる 毎日決まって3時ぐらい・・・ヤバイ女でも住んでんのかな? ある日体調が悪く大学をサボっていたら不動産屋が新しい客を連れてきたのが窓から見えた そこで隣の入居者について ちょっと聞いてみた 『ああ、隣は君と同じ歳の男の子だよ、同じ大学の子じゃなかったかな?多分今いるよ』 俺は思いきって挨拶しに行くことにした 「こんにちはー、隣のものですけど・・・」 『はーい、なんですか?』 (お、いた!)出てきたのは普通の男だった 「いやー、なんか越してきて一度も会ってなかったんで・・・なんか不動産屋から同じ大学とも聞いたんで・・・」 『ああ、君も○△大学なんだ、これから宜しく!俺いつも遅くまで居酒屋でバイトしてるからあまり家に居ないんだけど ね』(なんだそういうことねw) 俺たちは他愛も無い話をした 「そういやあ時々女の子の声するけど・・・」 『ああ、彼女同じバイトなんで一緒に仕事入った日は時々終わってからこっちに来てるんですよ』(マジかよ!?うらやましいなあ・・・) 「ふーん、そうなんだ、じゃあ彼女さんに宜しく」 『もし良かったら今度一緒に部屋で酒でも飲みましょう!そっちの彼女が来てる時に』(チクショー・・・俺彼女なんかイネーよ・・・) .
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登録日:2011/10/20 Thu 12 51 30 更新日:2023/04/22 Sat 16 38 14NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 …ずえ! あべし ぐわし のだめカンタービレ リアルタイムあべしシステム 中田氏との共通点はイク(逝く)こと 伝説的叫び声 北斗の拳 叫び声 台詞 名言 安倍氏 安部氏 断末魔 迷言 阿部氏 もしかして: ファミリーコンピュータソフト『北斗の拳』で赤い雑魚を正拳突きで倒すと出る文字。取るとスコアが3000点加算され、ケンシロウが最大7段階までパワーアップして服が破れる。 『北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝』でジャギ(北斗の拳)に秘孔を突かれて自分の名前が言えなくなった男。「俺の名はひでぶ。隣の息子はあべしって言うんだ」 『北斗の拳4 七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ』でかつてファルコが治めていたロザリアに住む男。ミスミの畑があるレジェンダに住むひでぶの息子。「ぼくあべし ひでぶの おやじなら レジェンダにいるよ」 『北斗の拳5 天魔流星伝 哀★絶章』でマイダラの妖術にかけられて周りつづける女。 これらの元ネタ。この項目で説明します。 世紀末救世主と言う名の鬼畜がヒャッハーなモヒカンを虐殺するハート様フルボッココメディ、北斗の拳。 この漫画には数多くの断末魔が存在するが、中でも「ひでぶ」と並び他とは一線を画す知名度を誇る断末魔が有る。それが、 あ べ し ! である。別にノンケでも構わず食っちまうイイ男や映画『真救世主伝説』での世紀末救世主の演者の名前ではない。 PS版『北斗の拳 世紀末救世主伝説』にて「秘孔 リアルタイムあべしシステム(正式名称)(*1)」や、それをフル活用したおまけモード「THE・あべし」まで出来る程の断末魔だが、それは果たしてどのように産まれたのか? それは南斗爆殺拳(火薬に頼って何が拳法だ)の使い手、ジャッカル様の部下である元プロボクサーから話は始まる… バットの義母トヨの居る村に立ち寄ったケンシロウ一行、そこは捨てられた孤児達がババア(バット談)一人の手で養われていた。 この村には堅い岩盤の下に眠ったままの水源が有り、そのためジャッカル一行に密かに狙われていたのであるが、 そんなことは露ほども知らぬケンシロウは拳であっさり岩盤を砕き水源を見つけてしまう(*2)。 野盗に水がある事を知られぬように口外しないことをトヨに忠告しケンシロウ一行は村を去るが、 当然ジャッカルには既知の話であり魔王が去ったのを確かめてからジャッカル一行は村を襲撃。 「われわれのオアシスがみつかった!!」 そして隠し持っていたライフルで抵抗するトヨを、子供を人質に撃破してしまう。 ついに ねんがんの みずを てにいれたぞ! しかし…! そこには世紀末救世主の姿が! 銃声を聞きつけ舞い戻ったケンシロウだが、その強さを知るジャッカル様は意外や意外、人質を使い撤退を宣言。 北斗では珍しい聡明な判断で全ては過ぎ去るかと思われたが、 「ちょっとまってくださいよジャッカルさま」 「なんであんな青二才ひとりに逃げなきゃいけねぇんです」 「どんな拳法をつかうかしらねぇが、おれが殺ってやりますよ」 チャレンジャーが 現れました 止せばいいのに好き好んでケンシロウに挑むと言う屈強な男が。 ジャッカル様に忠義を尽くすが故、魔王相手でも撤退を良しとしない彼は元プロボクサーを名乗り華麗なジャブで挑発するが、 ケンシロウ「おい、こいつから殺していいのか」 ジャッカル様「フ…好きにしろ」 と、主人公らしからぬセリフで完全無視。 それに腹を立てたのかプロボクサー、怒りの右ストレート! プ「なっ!? このガキャ~死ねぇ!!」 その轟腕は凄まじく、かの世紀末小パン王すら彷彿させた。 が、相手が悪かった…… ピピッ クルッ 北 斗 断 骨 筋 顔の横を通り抜けたプロボクサーの腕にチェケラッチョした世紀末救世主。呆けるプロボクサーだったがやがて、 ゴキッ バキッ プ「ゲッ!!」 ベキッ ゴキッ バキッ グシャッ プ「あ~~~!!あ~~~!!」 なんと腕が潰れ、体にまで押し寄せて来た! 嗚呼、有能な元プロボクサーの命も最早これまでか…そして次の瞬間! あ べ し ! 顔が潰れたと同時、彼は最後の力を振り絞って断末魔の叫びを放ち息絶えた。偉大な名言だけを我々に残して……… ともあれこうして残った叫び声が、未だに根強く残っている。 原作者曰わく、あの特徴的な断末魔には全てシチュによって意味が有るらしい。 例えば「ひでぶ」は、ハート様が残した断末魔だが、あれは「ひでぇ」+「でぶ」を略して「ひでぶ!」になったらしい。 ではあべしは……? 謎は尽きないが、北斗を代表する有名な断末魔。 それはジャッカル様の部下、元プロボクサーの偉大な功績だと言うことを忘れてはならない…… 追記・修正をお願いしま…あ…ああ… あ べ し ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 残念ながら(?)プロボクサーの彼はアニメ未登場 -- 名無しさん (2013-08-07 23 52 46) 柳田理科雄先生の本にあったあの説はワロタw主にその力説にw -- 名無しさん (2013-11-30 14 25 47) ひでぶは誤植らしいな -- 名無しさん (2013-11-30 14 33 28) 個人的にはあんまアレだけど2013年5号機スロに革命をもたらした「あべしシステム」はスロットの歴史に残るだろう。 -- 名無しさん (2014-02-22 00 25 27) あべしとかひでぶとかは有名な断末魔だが実際は1回しか言ってないのが多い。それだけインパクトが強いんだろうな。 -- 名無しさん (2014-11-15 23 45 28) たわばは? たわばはいつどこで? -- 名無しさん (2015-02-10 17 04 00) ↑×6 実はアミバ編で出てる -- 名無しさん (2015-02-10 17 07 48) 阿部敦「呼んだ?」 -- 名無しさん (2015-02-10 17 21 14) PS版北斗にリアルタイムあべしシステムなるものがあったことやモヒカン共の断末魔を楽しむザ・あべしなるモードがあったことも記述すべきでは? -- 名無しさん (2016-09-27 17 34 05) そして、パワーアップアイテムにもなる。とても便利な言霊だ「あべし」 -- 名無しさん (2017-07-04 13 17 46) あ べ し オ ー デ ィ シ ョ ン 開 催 -- 名無しさん (2017-12-05 09 29 15) 如くPVであべしをケンシロウが振り回してて草生えた -- 名無しさん (2018-01-13 10 17 06) 核戦争が起きて世紀末な世の中になったら使いたい台詞 -- 名無しさん (2018-06-29 09 08 53) 「たわば」は、大佐(カーネル)の部下、マッド軍曹(サージ)が倒されるときの台詞だね。 -- 名無しさん (2019-10-24 10 33 05) あー!→顔と口が潰れてべしっ!なんだろうけど実際に発音するとあぶひっ!とかになりそう -- 名無しさん (2019-10-24 22 22 24) 世紀末ドラマ撮影伝にて「過激な爆死表現を抑えたのでインパクトを強めるため断末魔が欲しいと要求され、実際に特撮セットが潰れていくのを見ながらアテレコした結果、言葉に悩んでの「あ、あ~?」から潰れる擬音をつい口に出してしまい「あ、べし!」になった」と解釈された -- 名無しさん (2022-05-15 07 23 31) 哀★絶章の雑魚の断末魔でもある。ボイスつきで「あぁっべっしっ!」と弾けてくれるので爽快感がある。 -- 名無しさん (2022-11-22 18 03 46) 名前 コメント
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