約 633,869 件
https://w.atwiki.jp/azusa_honami/pages/20.html
各ENタレントのXタイムラインページ 目次 火継みき / Miki Hitsugi 望月歌姫 / Utahime Mochizuki ヴィクトリア・ヴァレリー / Victoria Valerie あくみゃみう / Miu Akumiya 火継みき / Miki Hitsugi Tweets by Miki_Hitsugi?ref_src=twsrc%5Etfw 望月歌姫 / Utahime Mochizuki Tweets by UtahimeMochi?ref_src=twsrc%5Etfw ヴィクトリア・ヴァレリー / Victoria Valerie Tweets by Victor1aValerie?ref_src=twsrc%5Etfw あくみゃみう / Miu Akumiya Tweets by Miu_Akumiya?ref_src=twsrc%5Etfw
https://w.atwiki.jp/sippaisure/pages/60.html
孤独な老婆がスーパーピンチ 参加PC PL PC レベル 性別 種族 クラス(メイン/サポート) アラン ヴァレリー・マジャリス 3 女 ドゥアン(天翼族) メイジ/サモナー 大将 リゲル・ハイトマー 1 男 ヒューリン アコライト/ウォーリア ナワコスキー ノラ 3 女 ヴァーナ(猫族) シーフ/サムライ 速水 リョウギ・シュンヤ 2 男 ヒューリン ウォーリア/ウォーリア 遙 エミリィ・ホープライツ 2 女 エルダナーン メイジ/アコライト GM 連邦 成長点 PC 30点 GM 51点 ギルド 12点 報酬 ドロップ品 売値 備考 お駄賃(100G)×5 500 ダイアモンド(250G)×2 500 オウガの大腰ひも(1500G)×2 3000 老婆の贈り物(3500G) 3500 合計 850 1人1370G
https://w.atwiki.jp/arcoiris/pages/50.html
"虹星の叡知(アルマゲスト)"。この街の中枢はそう呼ばれている。 いわゆるお役所であり、魔術学院でもあったりするそこは、サークとあまり縁のないところであった。 時々の学生の実験台アルバイトなんかに訪れるが、基本的には寄り付かない。 サークが普段は基本魔法うんぬんのものには深く関わらないというスタンスなので、当然といえばそうなのだが。 しかしこのたびそうも言ってられないことになりつつあるっぽいのを思い出し、丁度出会った街妖精に頼って魔術に詳しい者に連絡を取ってもらった。 指定された場所は塔の中、魔術学院の敷地内であり、指定された時間も学院の放課後であったから、おそらくその人物は教師か何かなのだろう。 それにしても黒っぽいマントに制服の学院生たちがあふれる学院のエリアでは、サークの白い姿はよく目立つ。 さっきから何人かがキャッキャとはしゃぎながら後ろをついてきているような……。 パシャッとかいう聞きなれぬ音も聞こえるような……。 全てを気のせいということにして、やや早足で目的地へ向かう。 「つーか、どこだよ部屋は……」 このフロアにあるとしか言われてねーぞ、とサークが頭をかく。 仕方が無いのでそのへんを歩く学生に聞いてみた。 「ヴァレリオ・レアルディーニって奴の部屋知ってっか?」 「ヴァレ……?ああ、ヌッさまのことか!えーと部屋は次の角を右に行って突き当たったとこー」 二人組の少女に声をかけると、薄桃色の髪をした活発そうな少女がサークを見て「おおっ美人!」とか言いながらもさらっと教えてくれた。 ありがとよ、と礼を告げ教わった方へ歩き出す。 「なんぞーあのエルフ。部外者っぽいけどなんつう美貌!ギリギリとハンカチを噛む気も起こらないっつーか思えば美形なんていっぱいいるよね俺の周りに」 「ヌッさまとはなんですの、アエマ」 「おっとソルっち知らなかった?ヌッさまはみんなにヌシさまって呼ばれてるー……、……変な人。 うーん、それ以外に言うことはない。私のボキャブラリーが敗北するとは!くっ、さすがヌッさま……!」 「ちっとも分かりませんわ」 「あの人結構色々授業出てるからそのうち嫌でも会うと思うぜー」 「授業に出ている……?授業をしている、ではなくて?」 去り際に後ろからこんな会話が聞こえたが、進行方向が逆だったためサークの耳には半分ぐらいまでしか入らなかった。 自分が会いにきた人物はやっぱり教師なのだな、と、目的地の扉を見て思った。 「偉い人の部屋!」と言わんばかりの豪奢な作りの大きな扉で、位置取りも良好。 学院的にかなりの重要人物なんじゃね……?と街妖精のコネクションにちょっとビビる。 「入りたまえよ」 扉の向こうから声が響いた。柔らかな印象の男の声。ノックもしてないのに何故、とかは魔術師相手には愚問だと分かっている。 魔術の知識も何もないが、魔術師の知識は無駄にある。 サーク的分類では訪ねて来た来客に興味を持つやつと持たないやつの二種類がいて、付き合いやすいのは意外に後者の方なのだがここの奴は前者らしい。 ちょっと先行き不安だと怯みつつ、分厚い部屋の扉を開いた。 サークがその部屋に足を踏み入れると、視界は本で埋まっていた。 本棚に遮られて全貌が見渡せないが、おそらく『踊る荒獅子亭』のフロアの二倍ほどもあろうかという広い部屋。その、八割以上が本だ。 ひしめく本棚の間の細い通路を奥へ進むと、部屋の最奥であろう場所が見えた。 「とりあえず狭苦しくない」と言える程度の本棚のないスペースに絨毯が敷かれている。 その向こうには本棚が据え付けられたセミダブルサイズのベッド、本が山と積まれた机。怪しげなアイテムぎっしりの棚。 そしてそれだけがこの部屋において「ゆったり」と表現し得る―ベッドには本が山と積まれているため―大きなアームチェアがあった。 チェアがくるりとサークの方を向く。座っていた男性は、思っていたより若かった。 「やあやあ、君がサークリフだね?アルゥから聞いているよ。なにか頼みがあるそうじゃないか」 「頼みっつーか、まあ、えーと。あんたがヴァレリオ?」 「いかにも、私がヴァレリオ・レアルディーニだよ?」 若かったというか、年自体は二十いくらかだろうが、問題はその姿だった。 長いエメラルドグリーンの髪がかかるマントの中から、"七芒星(ヘプタグラム)"をあしらった魔術学院の学生服が覗いている。 「せ……生、徒……?」 「そうその通り、私はこの最高学府"虹星の叡知(アルマゲスト)"の学徒だねぇ」 にっこり!と力強く微笑むヴァレリオ。サークはとたんにガックリと肩を落とした。 「生徒じゃムリだろ街妖精ちゃんよ……」 「アルゥの名誉のために言っておくけれど、私はこれでも『大達人』(アデプタス・メジャー)にして"虹星の叡知(アルマゲスト)"議会の魔術顧問だよ?」 さらりと言い放たれた言葉に、サークは今度はぽっかんと口を開けて固まることになった。 「は……?」 「おやぁ、整った顔が台無しだ」 「議会って……生徒の議会とかじゃなくモノホンのアレか?……つーことはガチで偉いんじゃねーか!?」 「いやぁ、それほどでもあるねぇ」 なんで議会の魔術顧問が学院で生徒やってるかという疑問はあったが、聞いてもどうせまともな答えは返ってこないだろうということは出会って今までの短い間に十分感じ取れたのでスルーしよう。……スルーったらスルー!生徒のくせにこんなとこにこんな部屋持ってることもスルー!! 「とりあえず座りなよ」 そう言ってヴァレリオが本棚の根元の本の山に指先を向けたかと思うと、ボコリと山の下から本を崩しながらスツールが現れ、フワフワ寄ってきた。 絨毯の上に着地したそれに腰掛けながらサークがやっと本題を口にする。 「…………で、用件だけど」 「私の暇つぶしぐらいにはなってくれるんだろうねぇ?」 「お前みてーのにつまんねーと言われたことはねぇよ」 七段階まで検視(サーチ)しろ、と言うと瞬時にやってのける。ヴァレリオの金茶の瞳がうす青く光った。 無詠唱でその段階まで見えるのは割とすごいことなのだが、サークは魔術に疎いので、それが出来るということが用件を頼める前提だという程度の認識しかない。 とたんにヴァレリオの顔が嬉色を帯びたのを見て、サークはちょっとげんなりした。 一般に「変わり者」と呼ばれるようなやつは亜人やなんかに多いが、本当にヤバイのはトチ狂った人間(ヒューマン)である、というのがサークの(経験からの)考えだ。そして目の前の人物は明らかにトチ狂った部類だと感覚が告げている。 だが"そういうの"は大抵が自分の必要とする技術に精通していて、求めればやってくるのは必ずと言ってよいほど"そういうの"なのだ。であるから、サークはそれに慣れていた。否、慣れざるを得なかった。 はぁ、とため息をついて、解剖でもしたそうに(実際に)目を輝かせて自分を見る魔術師に聞いた。 「感想はどうよ」 「塔(わたしたち)でさえ強大に過ぎてあまり手を出せぬものに繋がれているなんてねぇ。間抜けと笑うには些か犠牲が多過ぎる」 しかしそう言ったヴァレリオの喉の奥からは「面白いものを見つけた」嬉しさに笑いが漏れている。 その笑いを隠そうともせず青い光を通して見るサークの胸あたりを指さした。 「しかし斬新だねぇ。こうすれば根源を―少なくとも大まかな位置を―コントロールできる、か」 「まあ今は逆に引っ張られてるけどな」 「くっくく……全く残酷で、贅沢な術式だ。半永と言われるエルフの魂がにぃしぃ……六つもあれば、それはそれは強く結び付いていようなぁ」 「……イカレてるんだよ。頭腐ってたんじゃねぇか、あのジジイどもは」 過去の悲劇を思うと締め付けられるように胸が痛んだが、いつかのように暴れたりはしない。 歳月は昔の記憶と感情を蝕み風化させていく。半世紀ほども前の出来事は、復讐の炎に育つでもなく、ただの傷になりはてていた。 「律する者の森(レギュラス・フォレスト)だね?この間クーデターが起こったとか」 「まあそりゃ荒れてんだろ、俺が根源連れて……って、何でんな事知ってんだ?こっから馬で百年はかかるぞ」 「魔術は進化しているんだよ?あの森も既にお伽話のものではない。それでもたどり着くのに多少かかるだろうがねぇ」 世界は進歩しているのだなあと感心した後、だからあのアクロスとかいうやつがこの街にいたのかと納得する。 「しかしもったいない。君は魔術を習う気はないのかい?今からでも学院に入れば……」 「俺がちっとでも『魔法使いたい』と思ってればとっくのとうに使ってるし、そしたらこの世はメッタメタだぜ。破滅的で今更過ぎる提案をどうもだな」 「共鳴力も高いようだしその通りだねぇ。結構本気なのになあ……。見てみたいものだねぇ、無限に溢れいずる根源の力を操る大魔術師」 「大魔王の間違いだろ」 本当に残念そうにしているヴァレリオに呆れる。森を飛び出してからはじめに面倒を見てくれた魔術師がこんなんじゃなく人道的な奴でよかった、と、もう何十年も前のことを思い出し、自分のことながら安堵した。 経緯が経緯だけに、あのとき何か邪悪な思想を吹き込まれていれば今の自分は魔王と呼ばれるような存在になっていたのかも、と改めて思う。 「ところで頼みたいのはそっちじゃなくてこっちだ」 肩の後ろをトントン、と指差して後ろ向きに腰掛け直す。 サークの胸のあたりを眩しそうに見ていたヴァレリオが背中、左右の肩甲骨の中心あたりに目を凝らした。 「『無限依りし舵(インフィニットステアリング)』だねぇ。中々の技量だ……しかしやや足りないな」 「ここのとくっつく前につけてもらった奴だからな」 「思い切ったことを……相当の苦痛を伴う術式だろう?」 「今からそれを付け足してもらおうってんのに挫けそうなこと言うな!思い出させんな!」 嫌でも思い出すことになるのに、と嫌な笑いを浮かべながらヴァレリオは検視(サーチ)を解いて立ち上がり、怪しげなアイテムの棚を漁り始めた。 「おっと、ドラゴンの鱗が足りないなぁ。この前使ってしまったんだっけ。術式の要だからそのへんの下位種のじゃ話にならないし……どうしようかなぁ」 良いの見つかるまで闇市で粘ってもいいけど、とブツブツ言うヴァレリオを、サークがすこし不安そうに見ていると。 魔術師はそうだ!と手を叩いて棚からこちらへ振り返り、含みのある笑みを浮かべて言った。 「君、自分で貰ってきなよ」 * 変なとこで切れてますがつづく!このくらいの長さじゃないと集中が続かないらしいです。 くっくっく……特区フラグと言ってみる。予定は未定……。 変なNPCを作ってしまった。そしてまた男。いやちょっとは女にしようかとも思いましたけど、その、変人女より変人男のほうがしっくり、というか、萌えるというかうぐう…… 実はハルトマンさんを借りようかとも思ったんですがNPC登録所に書かれていなかったので自分で作りました変人魔術師。 そしてそのかわりというか、学院だし出さなきゃというかでソルト嬢とアエマさんをお借りしました。銀狐さんも書かれてますがアエマさんの書きやすさ異常。
https://w.atwiki.jp/seadra-library/pages/82.html
「『落涙の痛み』」 高速で飛来する水塊達をかわしつつヴァレリアへと迫る。 避けた水塊がボッ!と音を立てて地面に炸裂して抉る。 当たれば骨折くらいは覚悟せねばなるまい。 「そうそう、上手に避けなさい」 ぱちぱちと彼女が拍手する。 「では次よ。『螺旋を描く蛇』」 ジャアアアアッ!!と上空から飛来音がする。 まるで鎌首を擡げた蛇のような、先端をドリルの様に回転させた水の鞭が何本も襲い掛かってくる。 数本を避け、1本を剣で打ち払った。 やはり物凄い水圧だ。剣で触れた瞬間、弾かれるかと思った。 ふーっと大きく息を吐く。 攻撃は凌ぎきった。 しかし私と彼女の距離は再び大きく開いてしまっていた。 オルヴィエが神速でベイオウルフの懐へと飛び込む。 そして繰り出される連撃。全てが必殺の威力と速さを兼ね備えた刃の弾幕。 しかしベイオウルフはその全てを巧みな体捌きと手の先に生み出した高速回転する水の円盤で防いで見せた。 「・・・・良い動きだ」 「ありがと!!」 言いながらオルヴィエがさらに追撃を仕掛ける。 迎え撃つベイオウルフの右のヒザがすっと上がった。 「!!!」 まだ蹴りの届く間合いではない。しかし何かを感じたオルヴィエが大きく左へ跳ぶ。 バシッッッ!!!!と激しい炸裂音を響かせてベイオウルフが足の先に生み出した人間の頭部程の大きさの水塊を蹴り出した。 オルヴィエが避けた事で水塊は背後の大岩に炸裂し、それを粉微塵に打ち砕く。 「ひえー・・・・おっかな! 変わったバトルスタイルね。水の魔術と格闘術を組み合わせて戦うんだ」 それは氷の魔力と格闘術が組み合わさっているDDの戦闘スタイルと酷似している。まあDDの場合は意識にしてそうしているわけではなく生まれつきなのだが・・・。 「自分はお嬢様程の水使いの技量は無いのでな」 表情を変えずに静かにベイオウルフが言う。 「流石は水使いの系譜バスカビル家の末裔というわけね」 ぴくりと微かにベイオウルフが眉を上げた。 「驚いた?こっち書物のプロフェッショナルでね。名家の系譜なんかにも詳しいのよ。バスカビル家が表の歴史から消えたのって500年くらい前だったかしら?」 「・・・・466年前だ」 言われてオルヴィエがマントの内側から1冊の本を取り出しパラパラとめくった。 「466年前。バスカビル家のあったカーレオン王国に北方騎馬民族の襲撃があった年ね」 そうだ、とベイオウルフが肯く。 「その年、北よりバルト族の侵略があった。当家のあった国境の街は瞬く間に奴らに蹂躙され、多くの住民が殺された。惨状を見かねたお嬢様は秘めていたご自身の力を解放してバルト族を撃退した。人々は歓喜し、お嬢様は救国の英雄として祭り上げられた。・・・・だが!!!!」 初めてベイオウルフの言葉に憤怒の炎が宿った。 拳をぎゅっと握り締めて言葉を続ける。 「当時あの国を治めていた俗物どもは高まっていくお嬢様の名声が自分達の治世を脅かすものだと危惧したのだ。お嬢様は大きすぎる力を持つ『危険因子』であると聖地の連中へ情報は密告された」 いつの間にかヴァレリアも私もベイオウルフの言葉に気に入っていた。 ありえる話だ。私は聖地の連中が決して世に広く認識されているような正義の体現者達ではない事を知っている。 私自身、神剣を手にした当時は身の回りに何度も聖地の調査員が派遣されてきていた。 私が大国の要職に就く身でなければ果たしてどうなっていただろうか・・・。 彼らは「危険な存在」のみを裁いているわけではない「危険になりうる存在」も先行して見つけ出しその芽を刈り取る。 善も悪も、罪も罰も結局は人間が定めて人間が行う事なのだ。 「封印部隊が派遣されたと知った時、私はお嬢様に国を捨てて逃げるようにと進言した。しかしお嬢様は最後までお逃げにはならず、聖地の連中へ堂々と自身の正しさを訴えられた」 ヴァレリアの横顔を見る。 凛としたその表情からはいかなる感情も読み取る事はできなかった。 「そして封印がなされた時、私は魔方陣へと飛び込みお嬢様と同じ封印をこの身に受けたのだ。私達は2人で1人分の封印とこの島への呪縛を受けている。そして皮肉な事に同じ封印を受けている事でのリンクにより、私はお嬢様と同じ超魔力での延命効果と水使いの能力を持つに至った」 なるほど・・・それが「二人で一人の魔人」の理由なのか。 しかし、戦いにくくなった。 「・・・・・・・・・・・・・・・」 ヴァレリアがこちらを向き直る。 そして手の先にまた水塊を生み出した。 「目から戦意が消えているわ。半端な同情はこの上無い侮辱であると知りなさい」 水塊を放つ。 剣でそれを打ち払う。 しかし水塊はその私の剣にまとわりつくと、そのまま高速で腕を這い上がり頭部を包み込んだ。 !!!?? ゴボッと大きく泡を吐く。 「『逃れ得ぬ嘆きの淵』 そのまま溺れ死ぬがいいわ。ウィリアム・バーンハルト」 もがく。水塊は頭部から離れない。 腕で水を散らしてもまたすぐ元通りに飛んでくる。 まずい!! このままでは・・・・。 その時、ヴァレリアに何者かが襲い掛かった。 シンラだ。大剣を振りかざして斬りかかる。 「・・・・雑兵に用はないわ。身の程を知りなさい」 高水圧の弾丸がシンラに襲い掛かる。彼女はそれを何発か避けて凌いだが数発を食らって吹き飛ばされた。 しかし、無駄では無かった。 集中が乱れたのか、私を苦しめていた水塊の呪縛が緩んだのだ。 大きく水を掻き散らし、再び集まってくる前に一気にヴァレリアへと走り込む。 「小癪な。接近を許した覚えはなくてよ」 水の鞭が襲ってくる。それをかわし斬撃を叩き込む。 私の一撃は彼女の肩口を浅く切り裂いていた。 「お嬢様!!!」 オルヴィエとの交戦を放棄してベイオウルフが間に割り込んできた。 「許さん!よくもお嬢様を・・・・」 「ベイオウルフ。控えなさい」 しかし・・・と言い淀むベイオウルフをヴァレリアがキッと睨みつけた。 「私に同じ事を二度言わせるつもり?」 「・・・申し訳ありません。出過ぎた真似を」 ベイオウルフがヴァレリアの背後に控える。 彼女が自身の傷口を撫でて、指先についた血を見た。 「・・・・よくてよ、バーンハルト。些か物足りない結果ではあるけれど、及第点はあげてもいいわ」 そして薄く笑う。 「ここまでの事もまぐれではなさそうね。これからもその調子で私達以外の魔人を狩り続けなさい」 ぶあっと周囲を霧が覆う。 「・・・・期待していてよ」 そして霧が晴れた時、2人の姿はどこにもなかった。 一先ずやり過ごしたか・・・・。 恐ろしい相手だった。「圧し流すもの」ヴァレリアとベイオウルフ。 自身の領域の外であそこまでの戦闘力を誇るとは。 気を抜いたその時、周囲の空気を震わせて恐ろしい咆哮が響き渡った。 なんだ!!! まだ何かいるのか!!! 見ればラハンが天を仰いで咆哮している。その身体は先程までと違って筋肉で肥大化し二周り程巨大化していた。 だがラハンは白目を剥いて口から泡を飛ばしており、到底正気であるとは思えない。 オババの声が聞こえてくる。 『さあラハンよ!!お前を寿命3年と引き換えに呪いで狂戦士化させたわい!!!!姫様の敵を討ち果たすのじゃ!!!!』 ええええええええええええええええええええ酷いよ!! てか遅いよ!!!! 夕闇の迫る山間に、ラハンの悲しげな咆哮は何時までも響いていたのだった。 ~探検家ウィリアム・バーンハルトの手記より~ 第22話 5← →第23話 ヤマトナデシコ、来島
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/265.html
フェアリーテイルは、フェアリークレリック(B)に進化しましたよー!。 -- (名無しさん) 2013-04-13 14 47 56 フェアリークレリック,コスト10,B,LVMAXでHP585,AT497,ASファイアヒール,SS樹木の癒し,進化素材 火石のロシェ,ヒノキノ・ルーキー,火吹きのロシェ,オヤブンヒタヌキ,ヒノキノ・ヒーロー -- (名無しさん) 2013-04-13 21 50 21 フェアリークレリック,進化先フェアリープリースト,進化コスト35000 -- (名無しさん) 2013-04-15 04 26 06 ↑更新しました!ありがとうございます。 -- (ひがし) 2013-04-15 11 07 49 灼熱のレッドドラゴン Bランク コスト8 -- (名無しさん) 2013-04-19 12 23 15 ↑更新しました!ありがとうございます。 -- (ひがし) 2013-04-19 13 15 31 ネオスフィンクス LVMAX HP597 攻584 ASキュアセルフ++ SS樹木の癒し コスト10 -- (名無し) 2013-04-20 23 21 49 ランクA 絶対障壁 デューンゴーレム アンサーハードフラッシュ++ Spフレイムブレス コスト18 ~マッドゴーレムより進化 -- (名無しさん) 2013-04-22 09 21 43 魔炎ベリアル・ディザスアー ランクB+ コスト14 LVMAX HP650、攻撃720 アンサーリフレッシュSP妖精の癒し -- (名無しさん) 2013-04-22 09 25 20 ↑3まで更新確認しました!編集者様、ありがとうございます。 情報提供者様、助かります。 -- (ひがし) 2013-04-22 11 59 59 ヒートレイヴンはクリスタルガチャでも出てきました。進化素材:ヒノキノ・ヒーロー、躍動のフレイフラウ×2、フレイフラウ、ヒタヌキ -- (名無しさん) 2013-04-24 03 05 27 ↑更新しました!ありがとうございます。 -- (ひがし) 2013-04-24 09 46 47 フェアリークレリック クリスタルガチャでも出ました -- (名無しさん) 2013-04-25 21 39 19 ↑更新しました!ありがとうございます。 -- (ひがし) 2013-05-02 18 33 41 闇刃使いロナ ランクB+ コスト10 。MAX -- (名無しさん) 2013-05-04 00 47 30 ↑HP703 攻撃648 ASハードラッシュ SS火炎の刃 -- (名無しさん) 2013-05-04 00 49 47 アースゴーレム、クリスタルガチャで出ました。出た時点でLv10、HP375、攻撃483でした。 -- (名無しさん) 2013-05-05 22 16 01 レイヴン Lv MAXで、HP431 攻撃449です。進化費用は10000、進化素材は火石のロシェとヒノキノルーキーとヒタヌキです。 -- (名無しさん) 2013-05-05 23 48 32 フェアリーテール、クリスタルガチャで入手、LV 10,HP 296,攻撃力 270 -- (名無しさん) 2013-05-06 10 28 01 ↑ここまで更新と、行間埋めました。 -- (ひがし) 2013-05-09 18 06 36 ネオスフィンクスボス討伐で出ました。 -- (名無しさん) 2013-05-29 00 49 42 ↑どこでかを書かないと… -- (名無しさん) 2013-06-06 10 39 37 灼熱のレッドドラゴン ラリドン10-4でおちました。 -- (名無しさん) 2013-06-09 19 06 22 フェアリークレリック、売却価格7500 -- (名無しさん) 2013-06-14 02 07 55 フェアリークレリック反映しました -- (名無しさん) 2013-06-15 00 11 36 ラリドン、5-4でマッドロックというのドロしました。LV5ランクB、HP397、攻撃力、237 -- (名無し) 2013-06-20 15 00 12 イグニスがメイトガチャで出ました -- (名無しさん) 2013-06-21 19 24 18 クエスト森の村ラリドンで、赤 B マッドロック入手。MAX HP699,攻撃444 。進化素材フレイフラウ2枚・ヒノキノルーキー1枚 -- (san) 2013-07-12 10 18 41 ラリドンってなんですか? -- (名無しさん) 2013-07-13 06 41 31 A以上が1枚もでません助けてください -- (名も無き冒険者) 2013-07-19 12 17 08 ラリドンは場所の名前だよ -- (名無しさん) 2013-07-22 08 53 16 赤色のホップペンギンC+から進化で緋色のステップペンギンB、Lv1で281/248、売却8500、進化素材タヌキB+1、ロシェB2、ロシェC+1、キノコC+2 -- (名無しさん) 2013-07-27 15 00 03 ステップペンギンの進化価は120,000です -- (名無しさん) 2013-07-29 01 57 13 ホップペンギンの進化コスト120000でした。紅玉色のジャンプペンギンに進化しました -- (名無しさん) 2013-07-29 08 05 04 ジャンプペンギンはAでした -- (名無しさん) 2013-07-29 08 05 38 ステップペンギンのMax値 HP562 AT497 です -- (名無しさん) 2013-07-29 17 20 25 ジャンプペンギンのMAXステ情報まってます>< -- (hiro) 2013-07-30 15 20 20 赤熱のインプ(B)のMAX、HP512AT614 売却6500 進化素材キノコB+2、タヌキB+1、フラウC+1、タヌキC+2 です -- (名無しさん) 2013-07-31 19 39 23 ヴァレリィが進化するとどげな感じになるとですか? -- (名無しさん) 2013-08-09 01 50 42 イグニス(B)⇒(B+)、アプデにより、進化素材はタヌキ(C+)のみに変更されています。 -- (名無しさん) 2013-08-10 22 02 48 アレク SSが錯綜の紋章(ジャンルパネルをシャッフル)に変更されてます。 -- (ABC) 2013-08-10 22 46 47 錯綜の紋章はSSターン4ターンです -- (ABC) 2013-08-10 22 50 19 ↑反映しました -- (名無しさん) 2013-08-10 23 01 21 ↑↑↑↑反映しました -- (名無しさん) 2013-08-10 23 04 46 緋色のステップペンギン MAXはHP562 AT497で間違い無いです 未反映のようなので -- (名無しさん) 2013-08-12 00 37 46 見習い サクラの進化費用38500 -- (名無しさん) 2013-08-13 13 30 32 ↑ 進化費用反映、余分な改行削除 -- (名無しさん) 2013-08-13 23 53 25 サクラ B+ HP 358-651 ATK 435-871 -- (T4) 2013-08-14 21 04 01 サクラ B+~A 進化素材 きのこC+ タヌキC+ ロシェC+ の3枚 -- (T4) 2013-08-14 21 05 32 花火師 サクラ A MAX HP 962 ATK 1260 初期値忘れた・・・ -- (T4) 2013-08-14 21 07 15 花火師 サクラ A~A+ 進化素材 木A+ キノコB+2枚 タヌキB+ 花C+ タヌキC+ の6枚 -- (T4) 2013-08-14 21 09 10 国宝花火師 サクラ・スターマイン A+ 初期値 HP578 ATK754 -- (T4) 2013-08-14 21 10 22 サクラだけど、A+まであげても何故かカードのイラストは進化の○に3つ空きがある 現時点でこれ以上の進化はできず。なんでだろう? -- (T4) 2013-08-14 21 11 47 国宝花火師 サクラ・スターマイン MAX HP1052 ATK1508 -- (T4) 2013-08-14 23 27 45 精霊図鑑の番号順に並べてみました。 -- (アルカナ) 2013-08-19 01 04 08 クリガチャ 玉乗りねずみ&コロル(B) COST10 Lv10 HP339 ATK466 -- (名無しさん) 2013-08-19 16 18 16 ASロール&ロール(2回攻撃)/SS炎の紋章 -- (名無しさん) 2013-08-19 16 18 49 進化素材 C+キノコ, C+狸, C+ロシェ -- (名無しさん) 2013-08-19 16 19 11 「女怪盗キティ」Bランク、LV10、HP469、攻撃448、進化は三段階。新しいカード? -- (名無しさん) 2013-08-19 17 57 22 新キャラ 牛頭民族少女 シリア 赤Bコスト6 LV10 HP421 攻撃486 ASチャージスイング(敵単体へのダメージ小アップ) SS火炎の魔術 -- (名無しさん) 2013-08-19 20 13 00 クリスタルガチャ 弱虫勇者 マシュー・ライト HP432 攻撃497 CP8 AS ハードラッシュ+ SS:ペイン・リリーフ:味方全体のHPを小回復する 次進化→C+キノコ C+ロシェ C+タヌキ 全3段階 -- (名無しさん) 2013-08-19 20 35 15 女怪盗キティ追加情報 COST8 ASハードラッシュ+ SS一瞬のひらめき 入手はクリガチャ -- (名無しさん) 2013-08-20 00 16 43 進化素材 C+きのこ, C+狸, C+ロシェ -- (名無しさん) 2013-08-20 00 17 52 コスト>図鑑No順で並べ直しました。 -- (アルカナ) 2013-08-20 04 43 44 新キャラ・シリアのページ作りましたが、レベル10の写真自分で撮ってませんでしたので、上記の情報を使わせていただきました。ありがとうございますm(__)m あと、初めて作成したので、何か問題があったら教えてください。 -- (あぷりおり) 2013-08-20 14 28 33 キティ二段目 猫女怪盗キティ(B) MAX HP766 攻790 コスト10 スキル変わらず -- (名無しさん) 2013-08-29 14 54 34 猫女怪盗 進化素材 茸(B+)、狸(B+)、ロ(B)茸(C+) ロ(C+) -- (名無しさん) 2013-08-29 14 59 06 ↑作成しました -- (名無しさん) 2013-08-30 03 23 01 マッドロック作成。 -- (名無しさん) 2013-09-01 23 35 30 ファイアでんぱくん、ニコ生クエストで登場しました -- (名無しさん) 2013-09-12 14 48 03 No.0820ヒノクマくんLv.1 HP:261→523 攻撃:324→649 AS:ハードラッシュ+(単体ダメージ小Up) SS:火炎の魔術(全体火属性攻撃・小) コスト:8 -- (名無しさん) 2013-09-17 18 11 48 No.0826あかウサちゃんLv.1 HP:278→556 攻撃:286→573 AS:ファイアヒール(火属性の味方のHP小回復) SS:炎の紋章(ジャンルパネルを火属性化) -- (名無しさん) 2013-09-17 18 14 39 ↑あかウサちゃん コスト:14 -- (名無しさん) 2013-09-17 18 15 30 魔導書Lv1がたまに手に入るけど、何に使うんでしょう…… -- (名無しさん) 2013-11-03 09 30 42 説明に読書犬カズヒト1500P(4枚)でSまで進化可能って書いてあるけど、図鑑見ると進化3までしかない・・・1500Pも必要なのかな? -- (名無しさん) 2013-11-09 05 57 50 書く場所まちがった・・ -- (名無しさん) 2013-11-09 06 00 47 隠密ロナLv.10 HP:402 攻撃 359 AS:ハードラッシュ+(敵単体へのダメージ小アップ) SS:火炎の刃(敵全体へ火属性の小ダメージ) -- (名無しさん) 2013-11-10 00 41 13 sabaku no -- (名無しさん) 2014-01-03 13 39 51 砂漠の狩人 ルビースコルピア コスト12 Lv1 HP319 ATK411 ASデス・シザーズ SS火炎の刃(6ターン) C+から進化 -- (名無しさん) 2014-01-03 13 42 24 ↑追記 Lv MAX HP639 ATK749 -- (名無しさん) 2014-01-05 13 11 52 ↑1,2スコルピア作成しました -- (名無しさん) 2014-01-10 22 04 38
https://w.atwiki.jp/arcoiris/pages/52.html
"虹星の叡知(アルマゲスト)"の地下には、いくつもの儀式空間がある。 強大な魔術を行使するためには、(例外もあるが)広い空間が必要だ。そのような魔術を使う時に貸し出される場所の一つに、サークとヴァレリオはいた。 「なんだこのだだっ広い場所は……てか、これだけ広いとダンジョンに引っかかったりしねーのか?地下だろ、ここ」 「ああ、そんなの空間をいじってあるに決まってるじゃないか」 「そらそーか」 30人クラスの教室がすっぽり4つは入りそうな広さの空間は薄暗く、ぽつぽつと浮かぶ蝋燭が青白い光を放っては揺れている。 サークが目を凝らすと、足元に何やら描いてあるのが見えた。のたのたぐねぐねと意味不明の図形とも文字ともつかぬものが床いっぱいに広がっている。 巨大な魔方陣だった。何重にも円と文字が重なり、空間いっぱいの床にみっしりと書き込まれている。 サークはへえ、と感心したような声を上げる。 「仕事はえーなあ。前やったときは魔術師が1月かけて描いてたぜ」 「何、30人いれば1日で終わる事だよ」 「…………」 お前、30人も部下がいんのか?とサークが目で問うと、ヴァレリオはいたずらっぽく笑ってみせる。 サークはほんの少しどこかの30人に同情した。 「はい、脱いで脱いでー」 入り口の横に籠が置いてあった。ヴァレリオはそこからこまごました呪具をいくつか取り出し、サークを促す。 サークははいはいと気乗りしない表情で(何しろこれからどうなるか知っている)、上半身の衣服を脱いでその籠へぽいと放った。 あらわになったサークの背中には、魔方陣が描かれていた。否、刻まれていた。線の部分は窪み、肉に刻まれつけられた痕だと分かる。 紫の線から成るその精巧な傷痕はチカチカと濃淡を繰り返し明滅していた。 「あーあー、もうボロボロだなぁ。使い減りしたりはしないから、単純にキャパの問題だね」 「だから頼みに来たんだって」 はいはい、じゃあ寝て、と示された床の魔方陣の中心に寝そべった。 「床が冷たい」 「それはしょうがないよー。布とか敷いちゃダメだしねぇ」 ぶちぶちと不満を呟きながら魔方陣の中央にうつ伏せに横たわるサークの背中を、ゆらりと蝋燭の火が照らす。 蝋燭以外に光源のない儀式空間では、サークの抜けるように白い肌はぼんやりと光を放っているようにも見える。 「じゃあ始めるから」 「おう」 サークの背中にひたり、とヴァレリオの手が触れる。床より冷たいんじゃないかこの手、とサークが身をよじると、上から低い声が降ってきた。 「枷・搦め捕る檻・溢れざる器・行使を開始する」 意味がわかったのは最初のこれぐらいで、後はよく分からない言語がもにゃもにゃと続いている。 低く通る声は耳に気持ちよく、意味が分からないことも相まって意識がぼんやりとしていく。 ヴァレリオの手が背中の魔方陣をなぞると、なぞった端から消えていくのが分かった。 ずっと押し付けられていた枷から解き放たれる感覚。指先がビリビリする。胸の中心から湧き上がる力がものすごい速さで体を巡っていく。 サークの背中の魔方陣が綺麗に消えた頃には、周りの魔方陣が煌々と白い光を放ち始めていた。 「分かってると思うけど、この床の魔方陣は君の力を留める枷だ。この中でならそのチート根源力をいくら使っても丁度良く抑制してくれる」 「チートって言うな」 「これからこの魔方陣を圧縮して君に刻むからねぇ。覚悟はいいかい?」 「おう」 「すごくすごくすごくすっっごく痛いからね。そしてそれは仕様だから、私に文句を言わないでね」 「わーってるっつーの!はやくやれ」 しつこく念押ししたヴァレリオは、こまごました呪具の中からひとつを手にとった。透明な万年筆。 古の龍の鱗を原料とする虹色の液体が、中でちゃぷちゃぷと音を立てている。 「いくよ」 言うやそれをサークの背に当て、新たな魔方陣を肉の上に描き始めた。 一筆入るごとに、部屋の端から魔方陣が消えて行く。 「ガッ……!!く、うぅっ」 柔い泥に小枝で線を引くような滑らかさで描かれていく図形と文字は、しかし焼けた傷口を刺で抉られ続ける様な痛みをもたらす。 生理的な涙が目の端に滲む。こういう姿を見せなきゃならねーから魔術師は苦手なんだよ、しかも大体の奴は気にもとめねーと来た。 「ぎッ…ィ……グ、ァぁっ」 「うん、痛いけど動いちゃダメだよー。その痛みも枷の材料だから我慢我慢」 「分カッ……てっ、ック、……よ、二度、目だっァア゛!!」 「つらいなら喋らなきゃいいのに」 喋ってねーと狂っちまう。そう言いかけたサークの意識は痛みに覆われ、言葉は呻きに塗りつぶされる。 意識を失うことはない。痛みと術式と血と龍の破片は混じり合い消えず残る枷となる。 どれほど時間が経っただろうか。おそらく数刻と経っていないのだろうが、サークには1日にも2日にも感じられた。 痛みを与える無慈悲な手に憎しみを向けそうになるたび、これは自分で望んだことだと引き戻され、また痛みの渦に落ちる。 それを幾度と無く繰り返し繰り返し繰り返し繰り返しあれと自分を繋げたのは繰り返し繰り返し繰り返し術師、だけれど繋ぎ続けているのは繰り返し繰り返し繰り返しきょうだいたちで繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し憎むことすら出来ないのは繰り返し繰り返し繰り返しきょうだいたちが繰り返し繰り返し繰り返し繰り返しどんなに自分を想っていたか繰り返し繰り返し知っているから繰り返し繰り返し繰り返し自分も彼らを愛して繰り返し繰り返し繰り返しいるから繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返して、ぷつりと意識が途切れた。 「……痛々しいねぇ……術式が終わるまで意識を飛ばすことも許されないのは」 すっかり魔方陣が消えた床に座り込んでいたヴァレリオは魔法具を片すと立ち上がり、サークをよいしょと抱き上げた。 転移した私室のベッドに蔓延る本の山を手を翳して退かしサークを寝かせる。 ヴァレリオはその涙の跡を指で拭うと、呟いた。 「過去に囚われているのか、過去を繋ぎ止めているのか……変な人だ」 短い!気がする!多分気のせいじゃない! 他にやることいっぱいあるのは分かってるけど気がついたらなぜかこれを書いていた! リョナって……いいよね……(ほんわり)(ダメダーッ)。 ああ分かってたの書いててただ私が悶えるだけの話だったじゃんやっぱり…… でも省くのもアレだし、やっぱ書かないとなと思ってえええ ごめんよサーク、痛かったかい^^(いろんな意味で) やっぱり文体はハリーポッターの影響うけてんなあと感じずにはいられない。 一人称と三人称が混じり合うところが……。あまりいいものではないけど書きやすいんだよなっ。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/16495.html
登録日:2011/01/22(土) 23 19 42 更新日:2023/01/11 Wed 23 17 53 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Tarte カタハネ クロハネ Tarteのゲーム、カタハネの「クロハネ」編に登場するキャラクター。 過去存在した白の国、その摂政であり、現代編であるシロハネにおいては既に彼の物語は終わっている。 忠臣を装いつつも自国を挟む赤・青に戦争を起こさせようと画策、それを阻害する青の大使を殺害。 さらには後見人として仕えていた姫を殺したとして、史劇「天使の導き」では史上最悪の逆賊として描かれる。 最期は、姫が生前教育した人形によって導かれた、赤・青の両軍に討たれたとされる。 死後はそのまま白の都郊外の街道上に葬られた。 墓石も道に埋め込まれる形になっている。いつまでも彼の悪行を忘れないよう、また道行く人が踏みつけていけるように。 以下、クロハネ編ネタバレ 【人物】 いまだ若く国政の知識・経験の不足しているクリスティナ姫を案じて、先王が崩御する前に後見人に任じられた人物。 白の国の、自身も若輩といえる立場ではあるが、摂政として実質的に国を動かしてきた。 既に故人である優秀な父がいたため、アインを嫌うユッシは彼と父親を引き合いに出すべく彼を姓で呼ぶ。 ユッシ以外にも多くの政敵を抱えていた描写があるが、それらを今まで全て乗り越える、政策・政略の実力を備えている。 ただし、財政が圧迫していたにせよ、有事に軍備の不足を悔いるなど、万事有能というわけでもないようだ。 実用的なものを好む。執務室から華美な装飾はほぼ取り払っており、他国の使節には驚かれた。 執務室にたまにやってくるココのために机にはお菓子を常備。 エファに対しては他国の者への警戒をなかなか解けないが、ココには「神に愛されているよう」だと、疑念を抱く気にすらならない。 姫の護衛隊長であるデュアには、女性的な振る舞いが苦手な彼女をエスコートしてからかう態度を見せることも。 彼女の生真面目さには辟易しつつも、クリスティナへの忠誠を誰よりも理解してしており、また誰よりも信頼している。 アインもデュア同様に国を愛し、己の主を内心誇りに思っている。 剣の腕は「中の中」と普通。 デュアの強さを誉めたところなぜか怒られ、デュアの構えたサーベルの半分程度しかないリーチの木の棒で、理不尽と思わせる訓練を受けさせられたことがあった。 が、このときの教えが後で…。 さらにネタバレ 記念式典が近づいた頃、青の国の大使ヴァレリーが来訪。 彼とユッシ、ハンスの密談をデュアが目撃したときから3人を警戒。特にヴァレリーを直感で「危険」と判断。 ユッシの事故死にまつわる探りあいなどを挟みながらも、クリスティナ・エファ・ココの参加する劇のリハーサルの日に。 劇終盤、クリスティナが襲われ、エファが片羽根を失う惨事となる。犯人は正体を知る前に変死し、赤・青との3国は緊張関係に。 赤以上に青、ヴァレリーを疑うアインは、デュアと協力して共犯者と思しきハンスに自白をせまった。 しかし、あと少しで逃げられ、そのままハンスは口封じに殺害されてしまう。 式典(劇含む)の本番は無期延期。襲撃の証拠を得られないまま両国の人員が引き上げる段になり、ココは白に留まり、エファは帰国することに。 そして、エファを連れて帰国途中の赤の使節団が襲撃される事件が発生。 クリスティナの命でその場に駆けつけたデュアはエファを無傷で救出するも、自身が致命傷を負う。 エファ・ココに見取られ、ココの額への口付けを報酬に「姫を守ってくれ」と約束を交わし、息を引き取った。 失って改めてデュアに支えられていた自分に気付きながらも、生き残った赤の使節団長との会談で一連の事件の黒幕をヴァレリーと断定したアインは、人払いの上ヴァレリーと1対1の勝負に挑む。 初めに用意していた短剣を弾き落とされ、その上ヴァレリーは武器を短剣からリーチのあるサーベルに持ち換える。 足元の短剣を拾え、と隙を見逃す積もりもないだろうにそう言いながら、これまでに逝った者たちを愚弄される。 追い詰められ、アインは短剣に手を伸ばそうと、またヴァレリーはその手にサーベルを振り下ろし… 《――よろしいですか、アイン殿?》 《長い剣を持った敵に、短い武器で勝ちたいのであれば、……相手の懐に飛び込み、至近距離で戦うことです》 《……もちろん、懐に入るにも多少は技術も必要です。が、それよりも大切なのは何より……勝つという気迫と――》 「――臆することなき勇気、だ……」 (短剣は拾うフリ。本命は、ジュストコールに忍ばせた―――) 懐に温存した、デュアの短剣と彼女の教え、2つの加護で辛くもヴァレリーを討ち果たす。 しかし、赤・青両国とも一連の事件を相手国の陰謀として戦争の準備を行いつつあり、ヴァレリーの思惑通り、状況は既にカウントダウンを始めていた。 クリスティナに選択を求めるアイン。 どちらかに付くか、どちらとも戦うか、ただ何もしないか。いずれも小国の白にとり、先が無い選択。 最終的にアインは、クリスティナと人形の3人だけでも逃がそうと考える。 先王や国民からどれほど謗りを受けようとも、クリスティナは赤にも青にも渡すわけにはいかない。 馬車の準備を急がせつつ、クリスティナを探すが、見つけた主はエファに命じ、自らの命を絶ってしまっていた。 せめて主が生かそうとしたエファやココを逃がそうとするが、自分が逃げれば赤は必ず追ってきてしまう、とエファ。 人形としての命などクリスティナがいなければ無意味。囮にでもして、自分は「クリスティナの記憶」である記憶石としてココと行く、と二つ目の後付けの記憶石をココに託すとエファは言う。 エファの決意は変えられないと悟ったアインは、それ以外のものを護るべく、 「では、『姫君殺しはアイン・ロンベルク』……ということにしてもらおう」と持ちかけた。 ――たとえ、後世に逆賊の汚名を残そうとも。 エファは拒否するが、アインの決意も変わらず、それを了承。 「――姫様を殺した、アイン、宝を持って逃げた」と後から来る者に伝えるようエファに頼む。 自らの後付けの記憶石と王家の秘宝ドルンの貴石をココに託して最期の時間をクリスティナと過ごすエファと、最後の別れをするアインとココ。 ココを逃がすため手配した馬車のもとへ向かうなかで、ココからデュアと交わした約束と報酬の話を聞く。 アインも同じ約束をココと交わし、亡き人に対する言葉に出来ない想いとともにココの額に口付けをし、ココを送り出した。 赤・青には、指示に従わなければ両国ともの陰謀が明らかになる、と脅迫の文を出している。 赤・青両軍に討たれることで、姫君殺しの逆賊討伐に軍を出したと両国の大義名分を成立させ、衝突を防ぐ。 予定時刻を待ちながら、自分に白の国の将来は見られないことを残念に思いつつ、――なお誓う。 ――デュアがエファを護ったように。 私は、この国とココの未来を護ろう。 それが、このアイン・ロンベルク……最後の仕事だ。 もう少しネタバレ 彼の遺骨は後にある人物に掘り起こされ、誰も知らない場所で無名の墓石と共に埋葬し直されている。 ちなみに、三国の関係が差し迫ったものになる中で、青・白以外の土地を知らないらしいココに「いつか一緒に他の国を見てまわろう」とアインが誘う場面がある。 シロハネ編でココがセロ達と各地を巡った旅は、かつて果たされなかった約束との対比なのかもしれない。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アイン・デュア・ココ 3者の関係はなによりも尊く、切なく、嗚咽を抑えきれなかった -- 名無しさん (2021-05-09 22 02 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/etoilesw/pages/136.html
アンドリアーノ 3氏族であるヴァレリアヌス大公家の治める街。 元々魔動機文明時代の遺跡の上に建設された街で、街の地面を掘れば何処もかしこも遺構だらけ。 時には危険な魔法生物の居る様な遺跡も発見される為、それらを退治したり、遺跡の危険性を調べてくれる冒険者が大変重宝されています。 それから宮殿に出仕し、領主である快楽公ルキウスのお眼鏡にかかろうと、たくさんの美女がこぞって集まって来る為、綺羅びやかな宝飾店や服飾店が多いのも特徴です。 なにせ快楽公ルキウスは見た目で侍女を選ぶからです。 その為風俗はかなり乱れており、人身売買も横行する程で、中にはそれらを蛮族に売る様な輩も居ます。 関連項目 シュロムス帝国 アンドリアーノ大公:ルキウス・ヴァレリアヌス
https://w.atwiki.jp/nijiame/pages/432.html
ジョニー・ストームが戦死した事により ファンタスティックフォーがチーム名を変更しこの名前を名乗る。 加えて、FFの仲間達が数多く加入。 さらに、リードの娘ヴァレリアの発案で、Drドゥームが加わり、「ドゥーム評議会」が作られ、ヴィランまでもが協力者となる。 メインメンバー ミスター・ファンタスティック インビジブルウーマン ザ・シング スパイダーマン メンバー フランクリン・リチャーズ ヴァレリア・リチャーズ ドラゴンマン アレックス・パワー アーチー リーチ ベントレー(ウィザードのクローンの少年) アントマン(スコット・ラング) ヴィランメンバー ドクタードゥーム ナサニエル・リチャーズ ハイエボリューショナリー ディアブロ ウィザード トリビア ムーン・ガールは、フューチャー・ファウンデーションに応募したものの落選している。
https://w.atwiki.jp/aphtrpg/pages/29.html
キャラ名 サバト=ニーズヘッグ %E3%82%B5%E3%83%90%E3%83%88.png 年齢 19歳 性別 男 髪/目の色 黒/深紅、金 身長/体重 172㎝/60㎏ 誕生日 6/22 種族 ウィークリング(バジリスク生まれ) システム ソード・ワールド2.0 参加卓 蛮族卓 経歴 同族になじめない特徴があったかつて従者が居た人肉が食べられない 【キャラクターシート】 キャラ概要: コンジャラー/ウォーリーダーの前衛型コンジャラー軍師。 メインはコンジャラーとウォーリーダー。サブにソーサラー、レンジャー。エンハンサーとアルケミストは齧る程度。 一般技能はドラッグメイカー(薬剤師)、ボーンカーバー(骨細工師)、バリスタ(抽出技師)。 ガリア(オリジナルタウン)の特殊部隊パーティに所属。 迫害対象であるウィークリングとして生まれ、幼少時に被虐の末行き倒れていたところをギャレット・ヴァレリーに拾われる。 以降はヴァレリー家でギャレットと共に育つ。コンジャラーやウォーリーダーの技能はヴァレリー家で学んだもの。 自分を迫害から護るために子分を名乗ったギャレットのことをとても大切に思っており、 彼の「大将」として相応しい自分になるべく励んでいる。また、自分を護ると言う彼を護りたいとも思っている。 前衛技能を一切持たないが、前線にて指揮を執り支援を行い、近接魔術によって戦う。 最初の頃はギャレットをひやひやさせていたがぶっちゃけPTいち堅い。 喋り方が少し独特。また、鼓舞の折に戦旗をつけたモーニングスターを振るってみたりとどこかズレた部分も。 指輪や魔晶石はヒールブーツで踏み抜き、媒体の人形はモーニングスターでひき潰す。 「ふふ。軍師をお舐めじゃないよ」 「――展開、抗心の陣。精神一到、なれば全霊研ぎ澄ませ!」 「…それなら僕は、お前の鞘になる。」