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それでは今日のテーマ「安価下」 今日の相方「安価下2」(501の人がいいな)で 678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 14 46 55.84 ID dF4YLQAy0 [6/17] 尻 680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 14 48 50.64 ID JAnV3Dic0 [1/9] サーニャ 私「ねぇサーニャちゃん」 サーニャ「はい?」 私「……お尻ってどう思う?」 サーニャ「エイラ、エイラァー!」 私「わっちょっと! 保護者呼ぶの止めてって! ただ単に聞いただけだってば!」 サーニャ「……で、でも……そんなこと急に言われても……」 私「私は好きだけどね、お尻……たとえばそう、安価下のとか」 私が例に挙げた、素敵な尻は誰の尻? 安価下2 684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 14 54 54.46 ID JAnV3Dic0 [2/9] エイラ 私「たとえば、そう……エイラちゃんのとか」 サーニャ「えっ!? え、エイラの……?」 私「いっつも白いストッキングに隠れて見えないけど……いやね、普段見えないってのが、また何とも……」 サーニャ「え、えぇ……」カァァァッ 私「……あ、興味沸いた?」 サーニャ「えっ、そ、そんな……」 私「いーのよ隠さなくたって。わかるわかる、そーいうことにだんだん興味が出てくる年頃だもんね」 サーニャ「っ、も、もう……! だ、だから……」 私「じゃ、早速見に行きましょうか? エイラちゃんのお尻」 サーニャ「ど、どうしてそういう話になるんですか?」 私「大丈夫大丈夫、サーニャちゃんが一言『見たい』って言ったら、エイラちゃん鼻血出しながら見せてくれるわよ」 私「じゃ、早速……あ」 サーニャ「?」 私「……ふと思ったけど、せっかく一世一代の行事なんだし、いつもの服じゃあ味気ないわよね」 サーニャ「そ、そんな大きいイベントじゃないのに……」 私「うーん……サーニャちゃん、なんかいい服とか持ってない? こう、いかにもイベント、って感じの奴」 サーニャ「え、えっと……あ、安価下セットがありますけど」 サーニャが持ってきた、いかにもイベント、って感じの服とは? 安価下2! 690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15 05 55.34 ID JAnV3Dic0 [3/9] 体操服+ブルマ(紺) サーニャ「体操着セット……っていうんですって。芳佳ちゃんから貰ったんですけど」ピチッ 私「……グッド」(あえて紺…ブラボー、おおブラボー) サーニャ「……わ、私さん?」 私「ペロペロしてえ」(あ、ごめんなさい。じゃあ行きましょうか) サーニャ「えっ」 私「えっ……あっ」 サーニャ「……」ジトーッ 私「あ、あははは……じゃ、エイラちゃん探しに行きましょうか……」 (美少女にゴミを見るような目で見られる……ああ、至福!) サーニャ「……エイラだったら、たぶん安価下2にいると思います」 エイラのいるらしい場所とは? 安価下2 693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15 12 07.97 ID JAnV3Dic0 [4/9] サーニャの部屋でサーニャのベッドの残り香をクンカクンカしている ――エイラーニャ自室―― エイラ「ハァハァサーニャサーニャクンカクンカハァハァ」ギシギシ サーニャ「」 私「Oh……」 エイラ「ハァハァサーニャ! サーニャ! いいよ、私がイかせてあげ……」 サーニャ「どこに行かせてくれるって?」 エイラ「ハァハァそりゃもちろ――え?」クルッ サーニャ「…………」 エイラ「」コヒュッ 私(んー……いい腰) サーニャ「エイラ……安価下2」 サーニャの口から放たれた、衝撃の一言! それは何だ!? 安価下2! 697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15 19 42.05 ID JAnV3Dic0 [5/9] 嗅ぐなら直接嗅いで! サーニャ「エイラ……嗅ぐなら直接嗅いで!」バァァン!! エイラ「……え?」(あ、ブルマだ) 私「……え?」 サーニャ「……やっぱり、嫌?」 エイラ「えっ、あっ、えっ……い、いや……その……え? なに、夢?」 私(これが……サーニャちゃんの本性ッ……! あ、録画録画……)ゴソゴソ サーニャ「……もう! はっきりして! 嗅ぐの? 嗅がないの!?」 エイラ「! は、ハイッ! ふ、ふつつつかものですが、よろしくお願いしまびゅっ!」 私(あ、噛んだ) サーニャ「……ふふっ、そう……じゃあ、まずは……」 エイラ「は、ハイッ!」 私「……なんで敬語使ってるんだろ」 ガララッ!! ?「話は聞かせてもらった!!」 危険なムードを破り現れた、突然の来訪者! いったい何者だ!? 安価下2! 702 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15 30 16.15 ID JAnV3Dic0 [6/9] お父さん 父「話は聞かせてもらった!!」ガララッ サーニャ「!?」 エイラ「! お、お父さん!?」 私「あ、ちょっと! 今からいい所なんだから、邪魔しないでよ」 父「それどころじゃないんだよ! リトヴャク大尉、いいから早くそのブルマを脱げッ!」 サーニャ「えっ!?」 エイラ「い、いきなり入ってきて何言い出すんだ、このエロ犬!」 父「そのブルマは……おそらく宮藤軍曹から貰ったんだろうが、そいつは扶桑の新兵器の試作品なんだ」 私「は、ハァ? 新兵器?」 父「ああ、そのブルマを15分以上身につけていると……安価下2が起こってしまう!」 一体何が起こるというのか……安価下2! 706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15 37 53.54 ID 5KWY3NSa0 [4/12] 使用者を強制的に発情させてしまうんだッ!!! 父「使用者を強制的に発情させてしまうんだッ!!!」 私「……それ、どこが兵器?」 父「……だよなぁ」 サーニャ「――ッ! え、エイラ……」ハァハァ エイラ「えっ? さ、サーニャ……?」 父「クソッ、手遅れか!」 私「……元からあんな感じだったけど」 父「……だよなぁ」 サーニャ「エイラ……エイラのお尻って、すごく可愛い……」ハァハァ エイラ「えっ、う、うぁっ……さ、サーニャぁ……」カァァッ 父「……始めてしまったか」 私「……どうしよっかな」 1 空気を読んで立ち去る 2 混ざる 安価下2 710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15 47 25.45 ID JAnV3Dic0 [7/9] 2 私「据え膳食わぬは変態の恥! 私、混ざらせていただきまーすッ!」ピョーン 父「あっ、オイッ!」 サーニャ「エイラ……ふふ……」ハァハァ エイラ「あっ……サーニャ……んんっ! ああっ……!」 私「ペロペロペロペロペロ……」 エイラ「んぁっ! んっ……あんっ……や、やめ……」 (省略されました 全て読むにはここをクリックしてください) ――2時間後―― 私「いやー……久しぶりに堪能したわ……」 エイラ「」グデッ… サーニャ「……ふー、ふー……」 父「! ま、まずい! そろそろ副作用が出る頃だ!」 私「ふ、副作用?」 父「あの発情ブルマは、2時間以上着用すると安価下2という副作用が出るんだよ!」 ブルマの副作用とは!? 安価下2!! 713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 15 54 52.57 ID JAnV3Dic0 [8/9] ウルトラマンになる 父「ウルトラマンになってしまうんだッ!」 私「……は?」 キィィィーッ… 私「な、何この音?」 父「ま、まずい……始まってしまった! 見ろ、リトヴャク中尉が……!」 私「!! さ、サーニャちゃんが、光って……!?」 キィィィーン…ゴウィンウィンウィンウィンウィンウィンウィン (帰マンの変身音) サーニャ「へやっ!」ドォーン!! ガラガラガラガラ… 私「わっ! き、基地が……!」 父「……なんて大きさだ……!!」 サーニャ「しぇあっ!!」バァーン!! 私「……どっちかっていうとウルトラウーマンじゃない?」 父「そういやそうだな」 (テーマソング) きみーにも みえーるー オラーシャのー 山ー♪ とおーくー はなーれてー 戦場にひーとーりー♪ ネウロイ退治にしーめいをかけてー♪ もーえーるー まーちーにー あーとわーずーかー♪ 私「……どうしろっていうの、これ」 父「さぁ……」 ドォォォン!!! サニャトラマン「!?」 私「!?」クルッ 父「あ、あれは……まさか! 怪獣って奴か!?」 私「嘘でしょ……?」 突如現れた怪獣はどんな奴だった? 安価下2!! 722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 16 10 28.73 ID JAnV3Dic0 [9/9] 眼鏡怪獣ペリヌゴン 眼鏡怪獣ペリヌゴン「デスワーッ!」 私「……なんか見覚えある怪獣ね」 父「奇遇だな、俺もだ」 サニャトラマン「じゅわっ!」バッ! ペリヌゴン「デスワワワーッ!!」バリバリッ!! 私「あ、あの怪獣、電撃を!」 父「まずいぞ……どうするんだ、サニャトラマン!」 サニャトラマン「しぇあああっ!!」バリバリッ! 私「ああっ! サーニャちゃ……サニャトラマンが倒れちゃう!」 父「なぜ言い直した」 私「なんとなく」 エイラ「……う、ん……」ムクッ 私「あ、起きた」 エイラ「…………え?」 サーニャによく似た巨人と、某眼鏡の人によく似た怪獣のガチバトル! それを目にしたエイラの放った一言とは!? 安価下2!! 725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 16 21 27.06 ID LfSbFNv10 [4/8] 怪獣の弱点は眼鏡だ!! エイラ「怪獣の弱点は眼鏡だ!!」 私「!? な、何で分かるの?」 エイラ「私の未来予知には、サーニャが負ける姿なんてない……あのツンツンメガネ野郎のメガネが砕けて、大爆発する姿が見えた!」 私「そ、そう……」ポカーン エイラ「サーニャァァ――!! 弱点はメガネだーっ! 思いっきり叩き込めーっ!!」 サニャトラマン「!! しゅぁっ!」バッ! BGM: ペリヌゴン「デスデスデスワーッ!?」クルッ 父「やった! 奴が振り向いた瞬間、隙が出来た!」 エイラ「今だーっ! 行けええええ!!!」 サニャトラマン「――だぁぁぁぁぁっ……」ゴゴゴゴゴ サニャトラマンは必殺技を放つために力を溜めている! サニャトラマンの必殺技とは!? 安価下2! 728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 16 30 59.93 ID 5KWY3NSa0 [9/12] ラーゲリ送り サニャトラマン「怪獣はラーゲリへ」ドゴッ ペリヌゴン「ショウサァァァァァ!!!」ドゴォォォォン!! 私「あ、爆発した」 父「メガネを右フックで貫いたか……」 エイラ「……ラーゲリって何?」 私「さぁ……?」 サニャトラマン「……しぇあっ!」キーン 私「あ、飛んでいく」 エイラ「ありがとーう! サーニャァァーッ!」 父「……あれ? これ、中尉戻ってくるのか?」 私「えっ」 エイラ「えっ」 タッタッタッタ… サーニャ「はぁ、はぁ……みんなーっ!」 エイラ「!! さ、サーニャ!」 私「……フツーに戻ってきたわね」 父「お約束って奴だろうな」 エイラ「さ、サーニャ、大丈夫だったか!?」 サーニャ「……? 何が?」 エイラ「えっ、な、何って……サーニャ、さっきまで怪獣と戦ってたじゃないか!」 サーニャ「え? 怪獣……? そういえば、そんな夢を見たような……ごめんなさい、よく覚えていないの」 エイラ「……???」 私「……結局、何が何だったのかしらね」 父「さぁ? まるで分からんな……ま、とりあえずは……」 サーニャ「ね、エイラ……それより、早くさっきの続き……」 エイラ「うぇぇぇっ!? ま、またかよ!? で、でもまぁ、サーニャがそう言うんなら……」カァァッ 私「……ま、いっか」 おわり
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ミケーレ・フィルマーニ 改革派の兄 守備型 / イタリア / 統率力:415 × バルセロナ 1999-00 ○ イタリア 2000 △ オランダ 1970 △ アルゼンチン 1998 △ ドイツ 2000 × 韓国 1999 △ 日本 2001 △ ルーマニア 2000 × 日本 2000 ○ フランス 2000 × ノルウェー 2000 ○ スペイン 2000 ○ ブラジル 1998 ○ ユーゴスラビア 2000 × イングランド 2000 ○ チリ 1998 △ ポルトガル 2000 × イラン 1997 ○ カテナチオ ○ スロベニア 2000 ○ チェコ 2003 △ セネガル 2002 × 日本 2003 ○ フランス 2004 △ スウェーデン 2004 × デンマーク 2004 × 日本 2010 ○ オランダ 1974 △ フランス 1982 × イタリア 1994 ○ デンマーク 1986 ○ アイルランド 1994 × ギリシャ 2004 × ユーゴスラビア 1994 ○ ブラジル 1982 ○ ブラジル 1994 × アルゼンチン 2001 △ パラグアイ 2002 × ウルグアイ 2002 × ナイジェリア 2004 × 日本 1996 ○ 韓国 2002 × ロッソネーロ 1989-90 △ ビアンコネーロ 2002-03 ○ バルセロナ 1993-94 ○ バルセロナ 2004-05 △ マドリード 2001-02 △ ヴァレンシア 2003-04 △ アーセナル 2003-04 ○ チェルシー 2004-05 × バイエルン 2000-01 △ レバークーゼン 2001-02 ○ ガラタサライ 1999-00 × N-BOX × 大阪 2005 △ 日本 2011 ○ ネラッズーロ 2010-11 × 浦和 2006 × 名古屋 2010 ○ ローマ 2007-08 更新日:2011-12-11 コメント欄 名前 コメント
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カード名 レアリティ カテゴリ レベル 詳細説明 指輪の魔神ムーニャ WR ソウル 2 【アシスト】使用可能レベルに達すると、以下の効果を発動する。〔小/中/大/特大〕 ▲最大HPが上がる 〔小/中/大/特大〕 ▲スピードが上がる〔 特殊 〕 ▲一定時間経過するたびにスキルの妨害効果を無効化する〔 特殊 〕 ▲一定時間経過するたびに一定時間スキル妨害効果への耐性を得る 【ソウル】巨人召喚 投擲岩【モチーフ作品】"アラジンと魔法のランプ"より、指輪の魔神【イラスト】竜徹 / 【CV】石田晴香 「呼ばれてとび出てただいまさんじょー」 2017年10/16~11/1、11/2~11/19におけるWonderland Libraryスタンプラリー(第18弾)で、各期間3枚ずつ、計6枚まで入手可能。 その後、期間限定で開催されるリリィフェスタにて、スペルリリィ30枚と交換可能であった。 現在はVer.2のカード扱いになっており、「オールドパック②」で入手可能。 HPとスピード(2目盛り弱)の強化 一定時間毎(40秒)にリフレッシュとレジストの付与。 効果時間は7.5秒(+0の時)、10秒(+MAXの時)。 時間経過で発動するようになった「豊穣」といえる。 40秒のクールタイム→効果時間分のレジスト→40秒のクールタイム→・・・と、おおよそ50秒周期でONとOFFを繰り返す。 豊穣と比較して効果時間がかなり短くなったが、発動タイミングが可視化され安定して効果を得られるのが特長。 また発動周期が固定されているのを利用し、ロビンのシャーウッドアイをレジストが発動する50秒ごとに撃ってデメリット(最大HP減少)を踏み倒し続ける、なんてことも可能だった。(※Ver5.3現在はデメリット自体が削除されている) 研究次第では様々な活用法が見えてきそうなソウルである。 +5,MAXで効果時間が強化 リフレッシュ・レジスト効果について詳しくは「 支援・妨害効果について 」の項目を参照されたし。 このソウルでは解除できないデバフも複数存在する。 【レジスト効果を持つソウルカード】 豊穣:Lv3,レベルアップ毎一定時間 【リフレッシュ効果を持つソウルカード】 豊穣:Lv3,レベルアップ毎 放浪の王 フロッシュ:Lv5,敵キャスト撃破時 厚狭の寝太郎:Lv4,一定時間立ち止まり アラジンによって呼び出されたもう一人の魔神。 原典では洞窟に閉じ込められたアラジンを家に送り届けたほか、 奪われたランプを取り戻す手伝いをするなどの活躍をしている。 wlwでは「俺の魔神は1つじゃないぜ?」のカスタムチャットから存在だけ示唆されていたがようやくの登場。 召喚台詞は1969年のアニメ「ハクション大魔王」を意識したものだと思われる。 カードイラストもどことなくアクビちゃんに似ているような…? 設定資料集2にて全景イラストが収録されているが、人差し指に嵌められた指輪から飛び出す姿でムーニャが手のひらサイズであることがうかがえる。 褐色の肌をしているのと設定的にはジーンの手……と言いたいのだが、手首まわりの装飾がジーンの公式絵と異なる上に、ジーンは爪がオシャレにエメラルド色で長く伸びているのにこのカード絵の人物は普通なのである。現物を確かめたい人は設定資料集をご購入してください 魔神を従えるようになって以降にジーンが爪や腕輪などオシャレにした(ので、出会った当初は地味な爪だった)などと理由付けはどうとでもできるが、他のキャスト関連ソウルの絵はそういう要素もしっかり発注している絵が多いので気になるところ。 互換ソウル(HP&スピード) レアリティ Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 SUPER RARE ロストボーイズ【HP大SP中投擲岩】毒ある美 カタリーナ【HP大SP中貫通光】稀代の銀職人 ロール【HP中SP大】 魔術師メイヴ 青の仙女 カーライス ヘイヤ 耐える旅人ドロテ【HP特大SP特大投擲岩】玉石琵琶精 王貴人【HP特大SP特大猛突進】 WONDER RARE 皿屋敷 お菊【一定時間毎にHP回復】銀靴の精霊 ネッサ【特殊MS装備時、帰城時間短縮】モルジアナ【HP一定割合以上でブースター効果UP】【HP一定割合以下で帰城時間短縮】 指輪の魔神ムーニャ【一定時間毎にリフレッシュ&レジスト】 神酒【停止時MP回復速度UP】エラッタにて変更 初代隊長ビクトリアス【撃破ダメージUP】ナーサリー・ライム【一定時間毎にHPMP回復】若紫【HP一定量以上でスキルMP軽減】モルガナ【HP一定量以上でスキルMP軽減】詐欺王キング・ウルフ【マスタースキルの残り使用可能回数が一定以下でストレートとリンクの攻撃力UP】魏王 曹操【マスタースキルの残り使用可能回数が一定以下でストレートとリンクの攻撃力UP】 紅孩児【武器統一時消費MP軽減】 侯爵を導くポットゥ【ブースター使用で一定時間アシストの特殊効果時間延長、HP一定量以上でスタン耐性付与】五体宝貝 太子元帥【WRアシスト4枚以上発動でスピードUP+凍結耐性付与】 表を編集する ソウルカード一覧に戻る
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No.QR067 レアリティ:☆ ライフ:3 必要アビリティ:リベリオン1 攻撃力/防御力:―/20 アビリティ:リベリオン1 スピード1 テキスト 相手がアタック宣言したとき、このカードを場に出すことができる。 (距離制限なし) 収録セット クイーンズブレード・リベリオン 叛乱の騎士姫編 (アンネロッテ・ヴァンテ・ターニャン・シギィ) イラストレーター 中野友和
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俺「人型ネウロイはまだ生きてるっ!!」 竹井「!!」 俺「さっきのビームは人型を狙っていた!あの人型には何か秘密があるはずだ!」 竹井「・・・サーニャさんとエイラさんはネウロイの探索を!」 エイラーニャ「了解!」 竹井「他のみんなは輸送機の撤退支援を!」 フェル「タケイは!?」 竹井「殿を勤めます!全員、状況開始!」 俺「クソッ・・・応答してくれよ、ネウロイ・・・」カタカタカタ・・・ 俺(このアドレス・・・新手のネウロイか・・・?) 俺(今までの方法じゃ変換できない・・・新種のネウロイなのか・・・?) ズン! 俺「うぉぉっ!?」 フェデリカ「どうしたの!?」 ルチアナ「はぁ・・・はぁ・・・ちょっと手がすべちゃって・・・」 フェデリカ「怪我をしたの!?きついなら撤退を!」 ルチアナ「大丈夫です!やれます!」 フェデリカ「でも・・・」 フェル「オーケーオーケー、ちょっと我慢してね」キィーン・・・ ルチアナ「隊長!」 フェル「こんなもん?」 ルチアナ「ありが・・・」 ビィーーーッ! フェル「きゃぁっ!?」 ルチアナ「大丈夫ですか、隊長!」 マルチナ「敵がもう迫ってきてるよ!!」 サーニャ「人型、発見しました!」 エイラ ガシッ 「お・・・オモイ・・・」 ネウ子『・・・・・・』 竹井「みんな聞いた?輸送機と人型ネウロイを守りつつ全機退却・・・きゃぁっ!?」 フェル「タケイ!?」 竹井「わ、私なら大丈夫!だから早く撤退を!」 フェデリカ「基地、聞こえる!ドミニカいる!?」 ドミニカ『ザッ・・・聞こえてる!これより撤退支援に向かう!』 フェデリカ「ヴェネツィア上空に巨大なネウロイの巣が発生!陸軍にも掛け合ってヴェネツィア国境の警備を増やさせて!」 ドミニカ『ジェーン、任せた!』 ジェーン『た、大将!?もぉ!・・・こちら504、付近の航空団、応答願います!』 サーニャ「足の速いネウロイが15機、このままだと追いつかれます!」 アンジー「・・・私に任せてください!」 フェデリカ「アンジー!?」 アンジー「俺少尉、過去に例を見ないネウロイの鹵獲成功だ。くれぐれも落とされるなよ!」 フェデリカ「アンジー!戻って!・・・竹井!アンジーが!」 フェデリカ「・・・・・・竹井?竹井!?」 竹井「だ・・・大丈夫よ、フェデリカ・・・聞こえてる・・・」 フェデリカ「ぜんぜん大丈夫じゃないわよ!竹井っ!」 フェル「タケイ!?」キィーン・・・ 竹井「・・・フェル・・・?」 フェル「応急処置だけど・・・基地までもって・・・タケイ!」 アンジー「来い、ネウロイども!この先一匹たりとも通しはしない!」 ドミニカ「勇ましいね」 アンジー「ドミニカ大尉!?」 ジェーン「手伝います!」 アンジー「ジェーン大尉まで・・・ロマーニャ防衛は!?」 ジェーン「パティさんが向かってますし、ほかの部隊にも援軍を要請しました。私たちもこいつらを片付けてすぐに向かいましょう!」 アンジー「わかりました!」 ドミニカ「それじゃあ行くぞ、相棒!」 ジェーン「任せてください、大将!」 504基地――― フェデリカ「医療スタッフ!竹井を!」 医療班「はい!」 フェデリカ「人型ネウロイはまっすぐ第8倉庫へ!」 俺「わかりました!」 フェデリカ「私はすぐに戦域に戻るわ!あとの指示は任せたから!」 俺「や、やってみます!」 サーニャ「私たちも行きます」 エイラ「アイツらを連れ戻さねートナ」 フェデリカ「あなたたち・・・いいわ、行きましょう」 フェル「フェデリカ」 マルチナ「僕たちももちろんついていくからね!」 ルチアナ「もちろん私も行きます」 フェデリカ「・・・ついてきなさい三変人!」 フェル「その名で呼ばないでっていつも言ってるでしょ!」 ブロロロロ・・・ 俺「いったか・・・・・・総員!なにをぼさっとしている!彼女たちがいつ戻ってきてもいいように医療スタッフと整備班は用意をしておけ!」 俺「技術部!ネウロイを運ぶのを手伝え!こいつは重いぞ!」 技術士「おう!」 俺「・・・・・・」 技術士「・・・・・・」 俺「・・・って、早く運べよ!」 技術士「いや・・・だ、だって、ネウロイだぜ?」 俺「わかった、もういい!お前らは整備班を手伝ってろ!俺がやる」ヨッコイショ 技術士「・・・すまねぇ」 俺「俺だってすぐにネウロイと分かり合えるとは思ってない。でも、自分から歩み寄らなきゃ友達は作れないんだ」 俺「そうだろ・・・サーニャちゃん」 ロマーニャ北部、ヴェネツィアから撤退中――― ドミニカ「これで20機!」カチン ドミニカ「なっ?弾が・・・」 ジェーン「大将!さがって!」ダダダッパリン・・・ ジェーン「はぁ・・・はぁ・・・」 アンジー「ジェーン大尉!後ろ!」 ジェーン「えっ?きゃああっ!」 ドミニカ「ジェーン!」ドン!「ぐぁっ!?」 ジェーン「大将!?」 ドミニカ「だ、大丈夫だ・・・」 ジェーン「ぜんぜん大丈夫じゃありません!」 アンジー「・・・ドミニカ大尉、ジェーン大尉を連れて先に行ってください」 ジェーン「・・・援護に来てこれは・・・すみません」 アンジー「もうすぐ近くの基地から援軍がきます、私は気にせずドミニカ大尉を!」 ジェーン「・・・・・・御武運を!」ブロロロロッ・・・ アンジー「了解!」ジャキッ! フェデリカ「ドミニカ!ジェーン!アンジー!・・・まだ無線がつながらない・・・もっとスピードは出せないの!?」 操舵士「無理ですこれ以上は!」 フェデリカ「・・・三人とも、無事でいて・・・っ!」 「ザッ・・・ザザッ・・・」 フェデリカ「ジェーン!?」 ジェーン「少佐・・・大将が!・・・ぐっ!」 フェデリカ「あなたは!?」 ジェーン「たいしたことは・・・それより大将を・・・くっ」バシュインバシュイン! フェデリカ「赤ズボン隊の三人は戦線の撤退支援!」 三変人「了解!」 フェデリカ「エイラとサーニャは周囲の警戒と状況予測を」 エイラーニャ「了解!」 フェデリカ「ジェーン、アンジーは!?」 ジェーン「中尉は最・・・で・・・ザザッ・・・法力もな・・・ザッ、ザーーーッ・・・」 フェデリカ「ジェーン!?ジェーン!?応答しなさい!」 サーニャ「二人を発見・・・北北東約2000です」 マルチナ「見つけた!」 ルチアナ「ここから援護射撃をします・・・!」ガチャッ・・・ダン! エイラ「私が先行する、ついて来イ!」 フェル「二人とも!大丈夫!?」 ジェーン「・・・くっ・・・フェルさん・・・?」 フェル「すぐに治療するわ!応急手当程度だけど・・・」キィーン・・・ フェデリカ「終わったら二人を輸送機に入れて!その後すぐにアンジーを!」 フェル「わかってるわ!」 マルチナ「僕が先に行ってアンジーを探してくる!」 ルチアナ「待って!私も先行します!」 サーニャ「わ、私も!」 ブロロロロ・・・ アンジー「もう弾も魔法力も残り少ない・・・か」 アンジー「・・・オストマルク、カールスラントと私は撤退戦に縁があるな」 アンジー「ふっ・・・こうなったら、一体でも多く道ずれにしてやるっ!」キィーン! ダンッ! サーニャ「北東、ネウロイが集まってる・・・?」 パッ マルチナ「・・・!?今の光・・・」 ルチアナ「アンジェラ中尉の炸裂弾!?」 マルチナ「いそぐよっ!」 。 。 。 少将「で、隊の損害状況は?」 フェデリカ「報告書のとおりです」 少将「・・・戦闘機12機損失、ウィッチが5名軽症、3名重症、うち一人は意識不明だと!?」 フェデリカ「・・・もうしわけありません」 少将「この作戦には軍以外からも多くの関心が寄せられていた。それがこんな有様だとは・・・」 フェデリカ「返す言葉もありません」 大将「もう起こってしまったことだ」 少将「しかし・・・」 大将「それより報告にあったネウロイの巣、あれは本当なのか?」 フェデリカ「504部隊全員が確認しています」 大将「・・・これまでの数倍から十数倍ほどのネウロイの巣・・・そんなものが・・・」 大将「504は再建までどれくらいかかる?」 フェデリカ「・・・早くて1ヶ月、完全に立て直すのに3ヶ月ほどです」 大将「1ヶ月か・・・ではその間、504は一時戦線を退避し他の部隊をロマーニャ防衛に当てよう」 少将「いえ、ロマーニャ公直属の赤ズボン隊を邪険に扱うことはできません。彼女たちに任せましょう」 大将「しかし・・・」 少将「こちらから支援を送る。1週間で立て直したまえ」 フェデリカ「・・・っ、ご命令なら」 大将「・・・本当に大丈夫かね?」 フェデリカ「・・・やってみせます。『パンタローニ・ロッシ』の名誉にかけて」 フェデリカ「それでは、失礼します」 少将「待ちたまえ。この資料の最後のページ・・・ネウロイを“保護”したというのは?」 フェデリカ「・・・・・・人型のネウロイは我々と友好的でしたが、それ以外のネウロイは人型ネウロイを敵性として攻撃しました」 フェデリカ「よって我々が保護、救出を行いました」 大将「・・・友好的なネウロイと、それを阻むネウロイか・・・」 少将「わかった。支援は近日中に送ろう」 フェデリカ「ありがとうございます。それでは・・・」 504基地――― フェデリカ「・・・以上の命令で、私たちはこれからもロマーニャの防衛を任されたわ」 ジェーン「この戦力じゃ無理じゃないですか・・・?」 フェデリカ「なんとかするわ。幸い元501の二人もいるしね」 サーニャ「わ、私たち・・・ですか?」 フェデリカ「期待してるわ」 エイラ「マカセトケ!」 フェデリカ「それと・・・支援物資と補充要員が明日には来るから用意しておいてね」 ジェーン「はぁ・・・竹井大尉もいないし、また書類仕事が・・・」 俺「作戦前も酷かったけど・・・作戦が終わったあとのほうが書類が多いってどうなってんだ・・・」 第8倉庫――― 俺「よう、ネウロイ。調子はどうだ?」 ネウ子「」 俺「まだ起きてないのか・・・お前にはいろいろ話を聞きたかったんだけどな」 俺「ま、寝てる間は安心しろ。ネウロイを怖がってほとんどこの倉庫には人が来ないからさ」 ギィッ・・・ 俺「(って言ってるそばから誰か来たし)誰だ?」 サーニャ「わ、私です・・・」 俺「サーニャちゃんか。散らかってるけど好きなところに座ってくれ」 サーニャ「は、はい・・・あの、ネウロイは?」 俺「まだ目を覚まさない。人間で言えば意識不明ってヤツだな」 俺「サーニャちゃんも調べてみてくれないか?何か分かるかもしれない」 サーニャ「はい・・・」ピョコッ サーニャ「・・・・・・?」 俺「どうかした?」 サーニャ「いえ・・・ふと気になったことがあって」 サーニャ「このネウロイは・・・瘴気を出さないんですか?」 俺「ああ、そのことか」 俺「俺も詳しくは分からないんだが、ネウロイの生命力みたいなものが自己修復に必死で瘴気を撒いてる暇がないんだって」 サーニャ「・・・そうなんですか・・・それじゃあ、意識を取り戻したら瘴気を出すってことですよね?」 俺「そうだなぁ・・・その前に説得して出さないようにしてもらえれば一番なんだけど、できるかどうか」 ギィッ・・・ エイラ「サーニャー、ここにいるカのー?」 サーニャ「エイラ」 俺「どうかしたのか?」 エイラ「皆で他のメンバーのお見舞いに行こうって話になってサ」 俺「竹井大尉は入院してないんだっけ?」 エイラ「怪我自体はたいしたことなかったからナ。疲れて眠ってるだけだってサ」 俺「そうか・・・よかった」ホッ エイラ「ムムムッ・・・」 サーニャ「・・・・・・」ムスッ・・・ 俺「い、いや、竹井大尉にはお世話になってるし・・・それに」 エイラ「それになんだよ?」 俺「この隊に二人を引っ張ってきたのは竹井大尉だからさ。二人に会えたって意味で感謝してるんだ」 エイラ「・・・そーゆーことなら・・・少しは感謝してやってもいいかナ」 サーニャ「・・・それでエイラ、いつお見舞いに行くの?」 エイラ「そうだった!サーニャ、すぐに準備するゾ」 サーニャ「え・・・今すぐ?」 エイラ「フェデリカ少佐がどうしてもっていうからサ」 俺「俺は仕事があるから、二人で行っておいで」 サーニャ「そうですか・・・・・・それじゃ、いってきます」 俺「いってらっしゃ~い」 病院――― 医師 ドタドタ サーニャ「あそこって・・・アンジェラ中尉の部屋よね?」 エイラ「なんか忙しそうダナ」 ガチャッ 竹井「二人とも、来てくれたのね」 エイラ「フェデリカ少佐に連れてこられたんダ」 サーニャ「竹井大尉・・・寝てたんじゃ?」 竹井「起きてすぐにフェデリカに言われてね。みんなの様子を見に来たのよ」 フェデリカ「それでアンジーはどうかしたの?」 竹井「安心して。さっき目を覚ましたの。あとは体が治るのを待つだけだって」 ジェーン「どのくらいかかりそうですか?」 竹井「2ヶ月くらいだそうよ」 ガチャッ 医師「もう大丈夫です」 竹井「そうですか。ありがとうございます」 医師「また何かあったら呼んでください」タッタッタ・・・ ガチャッ アンジー「・・・・・・」ボー・・・ フェデリカ「もう大丈夫なの?」 アンジー「フェデリカ少佐・・・」 フェデリカ「全治2ヶ月ですって?よかったじゃない。すぐに治るわよ」 アンジー「2ヶ月ですよ!?そんなに待っていられません!」 竹井「アンジェラさん、本当はあなたとパトリシアさんの二人は本国に戻って療養するはずだったのよ」 フェデリカ「そんなに待ってられないなら自力で直して戻ってくること。わかった?」 アンジー「・・・了解しました」 フェデリカ「リハビリ、がんばってね」 フェデリカ(あなたはまだ飛べるんだから・・・) 第8倉庫――― 俺「この前の新手のネウロイ、これまでの言語変換が使えなかった」 俺「新しい方法を探すしかないわけか・・・」 俺(何人かの部下を使って解読グループを作るか)ブツブツ 俺(それともフェデリカ少佐に頼んで暗号解読の専門家とかを呼んでもらうとか)ブツブツ パソコン ピピッ・・・ 俺「ん?なんだ・・・?」 俺「勝手にインターネットに接続・・・ってことは、ネウロイがしゃべったってことか・・・」 俺 チラッ 「起きたのか・・・?」 ネウ子『・・・・・・』 俺「動かないけど・・・こっちから話しかけてみるか」カタカタカタ・・・ ネウ子『あ・・・う・・・』 俺「・・・寝言か?ネウロイでも寝言いうのかな・・・」 俺(それにしてもさっきから頭が痛い・・・風邪でも引いたのか・・・?) 俺 ヨロッ・・・ 俺(あれ・・・おかしいな・・・耳鳴りが・・・・・・) 俺 ドサッ・・・ ネウ子『・・・・・・』 ブゥーン・・・ フェデリカ「ドミニカも元気そうだったわね。パティは真横でのろけられて大変でしょうけど」 エイラ「あの二人は何なんだ・・・見せ付けてんのカ?」 竹井「あれが自然体なのよ」 サーニャ「・・・自然に仲良くできるんですね・・・羨ましいです」 フェデリカ「あらあら、あなただって彼と仲良くしてるじゃない?」 サーニャ「えっ!・・・あ、あの人は・・・///」 エイラ「・・・・・・」ガマンガマン フェデリカ「ま、あなたが彼と仲良しなのはみんな知ってるから、今後は堂々としてなさい!」 サーニャ「ど・・・堂々と・・・///」 エイラ(み、未来予知でもして気を紛らわせるんダ!)ピョコッ エイラ(あれ?でも未来予知したらこの二人の会話を予知するってことカ?) エイラ(意味ネェ・・・って、あれ?)キィーン・・・ エイラ「・・・ネウロイ?」 フェデリカ「・・・えっ!?」 サーニャ ピョコッ、キィーン・・・「・・・近いです・・・これは・・・!?」 竹井「距離と方角は!?」 サーニャ「・・・・・・504基地内部です」 フェデリカ「なんですって・・・!?」 フェデリカ「飛ばすから、しっかりつかまって!」 ブゥゥゥゥン! 第8倉庫周辺――― ザワザワ・・・ フェデリカ「状況は!?」 技術仕官「はっ。例の人型ネウロイが回復したと思われますが、瘴気で直接確認できてません」 技術仕官「ネウロイからの攻撃などは今のところありませんが・・・」 サーニャ「俺さんは!?」 技術仕官「周辺にはいらっしゃらないので・・・おそらく中にいるものと・・・」 サーニャ「っ!?」ダッ! エイラ「サーニャ!?」 フェデリカ「サーニャさん、まって!」 ギィッ・・・バタン エイラ「私も!」 フェデリカ「ちょっとまって」 エイラ「離せ少佐!」 フェデリカ「ほら、あれ」 エイラ「?」 タッタッタッ・・・ 竹井「遅くなってごめんなさい」チャキッ エイラ「フソウトウ・・・竹井大尉も持ってたのカ」 竹井「一応ね。あなたたちも知ってる美緒・・・坂本少佐に教わったのだけれど・・・それはまたあとで」 フェデリカ「各員!非常時のために周辺500メートル圏には入らないで!私たちが確認するわ!」 竹井「それじゃ、突撃します!」 サーニャ「俺さん・・・どこ?」 カツカツカツ・・・ サーニャ「っ!」 ネウ子 ツンツン 俺 「」 サーニャ「俺さんから・・・離れて!」 ネウ子『・・・・・・』 エイラ「サーニャ!」 サーニャ「・・・・・・」 ネウ子『・・・・・・』 フェデリカ「ネウロイさんが起きたのはいいけど、俺さんが眠ってるのは困るのよ」 竹井「・・・・・・」チャキッ ネウ子 スッ サーニャ「え?」 エイラ「・・・ケータイ?」 竹井「たしか、1ボタンのあとに5ボタンだったかしら・・・」ピピッ ネウ子『この人間は、生きてるの?』 翌朝、医務室――― 俺「・・・あれ?ここは・・・」 サーニャ「・・・・・・」ウトウト・・・ 俺「医務室?たしか倉庫で仕事をしてて・・・倒れたのか?」 サーニャ「・・・・・・」ハッ! 俺「おはよう、サーニャちゃん」 サーニャ「俺、さん・・・俺さん!」ダキッ 俺「うおっ///」 サーニャ「俺さん・・・死んじゃったかと思った・・・」 俺「・・・・・・ごめん」ナデナデ 俺「つまり、ネウロイが回復したから勝手に瘴気が出てきて俺が倒れたってこと?」 サーニャ「はい」 俺「・・・それじゃネウロイとコミュニケーション取れないな・・・」 サーニャ「私たちウィッチなら魔法力をつかって耐えることができますけど・・・」 俺「ネウロイの瘴気・・・あとで資料を見直しておく必要があるな」 俺「あとは・・・そういえば先日ウォーロックの研究資材が届いてたな」ブツブツ・・・ サーニャ「俺さん?」 俺「あ、ごめん。どうかした?」 サーニャ「いえ、また寝ないで仕事を続けちゃうかと思って」 俺「あはは・・・たぶんやっちゃうな」 サーニャ「私が見に来ますから、無理しないでくださいね」 俺「わかった。そういえば、ネウロイは今どうしてるの?」 サーニャ「それは、エイラと竹井大尉が―――」 竹井「あなたはネウロイのリーダーなの?」 ネウ子『ネウロイとは?』 竹井「あなたたちのこと。私たちはあなたたちをネウロイと呼んでるの」 ネウ子『私という個体は集団の一つでしかない』 エイラ「ひらネウロイってことカ?」 ネウ子『そもそも我々に集団的指導者は存在しない』 竹井「ではどうやって集団行動を?」 ネウ子『我々は本能で動く。集団的行動を本能で行っているに過ぎない』 エイラ「オマエはどうなんだヨ?」 ネウ子『私という個体はおそらく特殊な例』 竹井「理性があるかどうかは不明、コミュニケーションは難しい・・・か」 ネウ子『私から質問を行いたい』 竹井「なにかしら?答えられることなら答えるけれど」 ネウ子『先ほどの人間は?』 食堂――― 俺 ペラッ「瘴気・・・魔女のシールドがなければ長く生きることができない。植物や土壌などに感染し生産力などを低下させる働きがある」 俺「これ、地中の微生物とかを殺してるんじゃないだろうな・・・」 俺「だとすれば瘴気は生命体にとって単純な毒ですむんだけど・・・」ブツブツ サーニャ「俺さん・・・」 俺「あ、ごめんごめん・・・つい、ね。気になることは調べたくなる性質で」 竹井「俺さん、起きて大丈夫なの?」 エイラ「あんまり無茶すんなヨ、困るのはサーニャなんだから」 俺「あはははは・・・」 サーニャ「え、エイラったら・・・」 エイラ「いいか俺!サーニャは夜間哨戒に行く前と行った後、寝ないでずっとオマエを見てたんだからナ!」 俺「え・・・」 サーニャ「エイラ、それは・・・」 エイラ「サーニャに感謝するんダナ」 俺「ありがとう、サーニャちゃん」 サーニャ「・・・///」 俺「あと、教えてくれてありがとう、エイラ」 エイラ「え・・・べ、別に感謝なんかいらないゾ!」 俺「あはは」 食後――― 俺「みんなの様子は?」 竹井「ジェーン大尉と501の二人、ここにいる私を含めた四人はすぐにでも戦えるわ」 竹井「ドミニカ大尉は全治1ヶ月、飛べるようになるまで1ヶ月半ってとこ」 竹井「アンジェラ中尉は飛べるまで2ヵ月半、パトリシア中尉は3ヶ月ってとこかしら」 エイラ「パトリシア中尉はそんな大怪我してなかったゾ?」 竹井「彼女は魔法力を全部使い切ってしまったから回復に時間がかかるの」 俺「赤ズボントリオは?」 サーニャ「たいした怪我じゃないので1週間ぐらいで復帰できると思います」 竹井「・・・俺さん、あのネウロイ、どうするの?」 俺「瘴気はどうなっていますか?倉庫から溢れてます?」 竹井「そうだとしたらすでに倒すか退却命令が出てるわ」 俺「なら、倉庫を開けない限りは大丈夫なんですね?」 竹井「ええ。でもあなたじゃ中に入ることは・・・」 俺「では頼みがあります」 第8倉庫前――― 俺「まずネウロイ語変換を逆変換してブリタニア語をネウロイ語にする」 俺「次に接続対象は無線LAN、変換したネウロイ語をアドレス入力して・・・」 竹井「彼は何をしているの?」 サーニャ「たぶん、あの薄い機械『ぱそこん』からネウロイに電波を送って会話をしようとしているのかと」 竹井「そういえばネウロイを呼び出したときもこちらから声をかけるとかいってたわね」 俺「あー、ハローCQ,ハローCQ。こちら俺、ネウロイさん聞こえる?」カタカタ・・・ ネウ子『あなたは・・・あのときの?』 俺「お、返事が返ってきた」 竹井「本当に会話してるのね・・・言葉を介さず話すなんて・・・」 サーニャ「ナイトウィッチならそれも可能ですけど」 竹井「そうなの?見慣れてないと不思議な光景ね」 俺『俺は彼女たちと違って直接会うことができない。瘴気があるからだ』カタカタ ネウ子『瘴気とは』 俺『ネウロイが空気中に排出している物質で、人間・・・いや、ネウロイ以外の生物に対して有毒性を持つ物質だ』カタカタ 俺『もし可能ならばそれを止めて欲しいんだけど』カタカタ ネウ子『・・・・・・難しい』 俺『難しい?無理ではなく?』カタカタ ネウ子『止めることはできるが、私の体が形を保てなくなる』 俺「・・・・・・」 俺『たしかネウロイの体は金属で増殖するって聞いたけど?』カタカタ ネウ子『たしかに』 俺『それなら、一定周期で金属を摂取すれば瘴気を出さなくても体を保てるんじゃないか?』カタカタ ネウ子『試したことがない』 俺『じゃあ試してくれないか?』カタカタ ネウ子『了解した』 俺『いいのか、そんな簡単に』カタカタ ネウ子『あなたたちと相互理解するにはそれが一番早いと考えた』 俺『わかった』 俺「竹井大尉」 竹井「なにかしら?」 俺「瘴気が完全に消えるのってどのくらいですか?」 竹井「・・・わからないわ。ただ、完全にネウロイに支配された土地でも10年ほど経てば土地が戻るということを聞いたことがあります」 俺「10年か・・・話は変わりますけど、今空いている倉庫って他にあります?」 竹井「確か・・・5番倉庫がガラクタ置き場になっているって報告が・・・」 俺「それだ」 サーニャ「それがどうしたんですか?」 俺「ネウロイは瘴気がないと体が保てないらしい。だから瘴気をとめてもらう代わりに金属で自身の体を回復してもらうことにしたんだ」 竹井「・・・妙案ね」 俺「二人とも、ネウロイを第5倉庫に移動するのを手伝ってくれないか?」 サーニャ「もちろんです」 竹井「私はフェデリカに報告してくるわ」 俺「そうですね。そのほうがいいかもしれません」 竹井「それじゃ、後は頼んだわよ」 数日後――― 俺「ネウ子~、飯持ってきたぞ~」 ネウ子『ありがとう』 エイラ「コイツ、今しゃべったのカ!?」 サーニャ「でも横から声が聞こえたような・・・」 俺「彼女の言葉が俺のパソコンから聞こえるようにしたんだ」 エイラ「でもずいぶん棒読みだナ」 俺(エイラに言われたくないだろうけど・・・) 俺「まあ“ゆっくり”だし、仕方ないだろ・・・」 サーニャ「ゆっくり?」 俺「いや、こっちの話」 ネウ子『早く、おなかすいた』 エイラ「ネウロイでも腹減るのか?」 ネウ子『比喩的表現。そろそろ体が崩壊しつつある』 俺「うわ、ごめん!はいこれ」 ネウ子『もぐもぐ』 サーニャ「口から食べるんですね」 ネウ子『比喩的行動。どこからでも摂取可能』 エイラーニャ「・・・・・・」 俺「んじゃ、今日も定期診断するから」 ネウ子『了解』クパァ サーニャ「・・・コア?」 俺「まさかウォーロックの機材が役に立つとは思わなかったな」ガチャガチャ エイラ「あんまりいい印象がないけどナ」 俺「まあな・・・あれ、ネウ子。昨日より回復量減ってないか?」 ネウ子『体感では同じ』 俺「・・・そこまで大きく減ってないのか・・・何かあったら言ってくれよ」 サーニャ「ネウ子って・・・ネウロイさんのことですか?」 俺「ああ。人型とか、ネウロイとかじゃ紛らわしいないだろ?」 エイラ「でもネウ子ってネーミングはどうなんダ?」 俺「いや、名前付けたの俺じゃなくて・・・」 ネウ子『ダメ?』 エイラ「あ・・・いや、ウン・・・いいと思うゾ、ウン」 ネウ子『よかった』 サーニャ「いい名前だと思うわ、ネウ子さん」 エイラ「そ、そーか・・・?」 俺「ん?何か言ったか?」 エイラ「な、なんでもない」 一週間後、食堂――― フェル「たっだいま~!」 竹井「お帰り、三人とも」 ルチアナ「本当はまだ体の節々が痛むんですけど・・・」 マルチナ「ずっと休んでも居られないしね!」 エイラ「ムリだけはすんなヨ?」 フェデリカ「これで7人。とりあえずは何とかなる人数ね」 ウウーーーーーーーー! フェデリカ「って、言ってるそばから・・・竹井?」 竹井「行くわよ、みんな!」 一同「了解!」 竹井「こちら竹井、本部、聞こえますか?」 フェデリカ「感度良好よ」 竹井「サーニャさんによると敵は大型が1機だそうです。ほかに伏兵などの気配は?」 フェデリカ「レーダー上では無いわ。速やかに撃墜、帰還すること」 竹井「了解」 フェデリカ「ふぅ・・・」 コンコン フェデリカ「どうぞ?」 俺「失礼します」 フェデリカ「俺さん?今は戦闘中よ?」 俺「少し気になることがあって」 フェデリカ「何かしら」 俺「ヴェネツィア撤退戦の各員のスコア、ならびに戦闘状況の確認を行いました・・・正確にはほかにやる人が居なかったんですけど」 フェデリカ「ルチアナが倒れてたからね・・・それで?」 俺「うちの部隊だけじゃなく、撤退戦に参加したほぼ全員の撃墜スコアがこれまでの撤退戦の半分前後になっていました」 俺「実際に戦況報告書を読ませていただいたところ、陸空問わず『以前のネウロイよりも防御力が上がっている』との報告がありました」 フェデリカ「・・・・・・」 俺「一応、彼女たちには可能な限り火力の増加を指示しましたけど・・・」 フェデリカ「ありがとう・・・私ももしかしたらと思ってたんだけどね」 俺「やっぱり・・・」 フェデリカ「ええ。新しい巨大なネウロイの巣、およびそこから現れるネウロイは新型と呼ぶにふさわしい防御力、もしくは回復力を持っているわ」 上空――― 竹井「硬い・・・!?」 ジェーン「コアまで攻撃が届きません、どうしますか!?」 竹井「可能な限り広域に攻撃、コアの位置を特定しだいその位置を集中攻撃します!」 フェル「了解!」 エイラ「くっそ~・・・コアはどこだ!?」ダダダダッ 竹井「・・・これだけやってないとなると・・・移動タイプかもしれないわ」 マルチナ「この大型がコア移動するなんてどこ狙えばいいのさ!」 ジェーン「それにこの防御力、削るだけでも弾を消耗してしまう・・・ぎゃぁっ!?」バシュン! 竹井「このままでは・・・」 ルチアナ「竹井大尉、これは使えませんか?」 フェル「・・・って、あんたなんで爆弾なんてもってきてるのよ!?」 ルチアナ「俺少尉に火力重視といわれて・・・」 フェル「だからってボーイズ対戦車ライフルと爆弾しか持ってきてないってどういうことよ!」 竹井「今は助かるわ。弾は3つ・・・三人とも、お願いできる?」 マルチナ「まかせてよ!」 ルチアナ「了解です」 フェル「りょ~かい!」 竹井「一斉に爆撃を行います。タイミングはフェルナンディア中尉、お願いします。ほかのみんなは三人の援護を!」 一同「了解!」 エイラ「こっちだこっち~!」 竹井「はあぁぁっ!」ダダダダッ! フェル「・・・・・・今っ!」 ドフッ!ドフッドフッ! ジェーン「コアがっ!」 エイラ「当たれッ!」 パリーン! サーニャ「・・・ネウロイの反応消滅、撃墜しました」 竹井「了解、全機帰還します」 フェル「いや~、手間取ったわね~」 フェデリカ「何とかなったみたいよ?」 俺「・・・よかった」 フェデリカ「竹井、あとで報告書をお願い」 竹井『了解』 俺「・・・確か今回のネウロイは新しいネウロイの巣から出現したらしいですね?」 フェデリカ「ええ。あの巣はこれまでの巣より大きいから、より性能のいいネウロイが出てくるのかも」 俺「・・・ネウ子に聞いてみます」 フェデリカ「ネウ子?」 俺「人型ネウロイの名前です。自分で考えたそうで」 フェデリカ「・・・後で私も会いに行こうかしら?」 俺「彼女は我々に友好的です。喜んでくれますよ」
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前回までのあらすじ シャーリー「負けるかぁぁぁ!」 空母『天城』格納庫、ネウロイ化まで後4分 砲声と轟音が飛行甲板直下の格納庫に響く。 艦載機を全く搭載していないので、殆どがらんどうな格納庫の中を鐘のような 余韻を持って鳴った。 僕「発進ユニットをエレベータの近くに寄せるぞ!重いから気をつけろ!」 そう言って、5人掛かりで後ろから発進ユニットを押す。 単体の重量が500kgを超えるそれは、縦揺れを繰り返す艦の中では酷く重い。 だが、格納庫の前後を占領している蓄電池にぶつけたら作戦が終わる。 僕「こんな邪魔っ臭いモン置くなってーの!」 恨みたくなるほど重い発進ユニットを押しながら、蓄電池に向けて文句を言う。 空母の主缶だけでは賄い切れない、魔導ダイナモの起動に必要な電力を補助しているが お陰で加熱した鉛電池から硫酸蒸気の匂いが漂う。 息を切らせながらエレベータ近くまで寄せ、発進ユニットを並べた。 僕「チョーク噛ませ!」 「チョーク噛ませ!」 艦載機用のチョークを持った別の整備兵が復唱して 発進ユニットの下の車輪にチョークを噛ませた。 これで動かなくなるだろう。急激な回避運動をしなければ。 隣の整備兵がふらついて転びそうになったのを慌てて支えた。顔色が悪い。 僕「戻すときは戻したほうがいい。お前は休め」 「了解です…」 ふらつきながら端にあるゲロ壺に向かっていった。その姿を横目で見送って次の指示を出す。 僕も船酔いと硫黄臭からきた吐き気を抑え 格納庫の床から備え付けの固定用ワイヤを引っ張りだした。 僕「発進ユニットをワイヤで固定しろ。先端のカラビナでポイントに引っかけろ」 ワイヤの先端についたカラビナを、発進ユニットの固定ポイントに引っ掛けた。 汗と機械油の匂いが染み付いた手ぬぐいで額の汗を拭う。 僕「いいか、気分が悪くなったらすぐに休憩しろ!動ける奴はあと2台を手伝え」 まだ2台後ろから押してきている。 発進ユニットの固定を終えた整備兵がぞろぞろと動き始めた。 僕「ネウロイに負けんなよ…」 上空で戦っているウィッチたちに向けて呟き、片方の発進ユニットの取っ手を引っ張った。 上空、ネウロイ化まであと3分 ネウロイに向けてBARを構えトリガを引く。はじき出された弾丸はネウロイを 破片へと変えるが別のネウロイの集団が空いた穴をカバーするように降りてくる。 シャーリー「このっ…」 手のひらを奴らに向けてシールドを展開。腕の少し先で赤いビームが止まる。 後ろで待機していたルッキーニがブレダを撃った。 ルッキーニ「落ちろーっ!」 あたしを狙うネウロイが墜ちると、一度逃げるために急降下。 一気に高度を落として、次に急上昇できるだけのエネルギーを蓄える。 海面すれすれまで近づくと、上からビームの雨が降ってきた。 シャーリー「邪魔すんな、よっ!」 バレルロールと横滑りを加えて複雑に動く。たちまち速度が落ちた。 ビームの雨が止んだところでネウロイをオーバーシュートさせてBARを撃った。 3匹のネウロイを撃墜して、40発弾倉を交換して初弾を送り込む。 左を見ると、ルッキーニに覆いかぶさるようにしてネウロイが集まっていた。 シャーリー「ルッキーニ、危ない!」 とっさにBARの銃口を奴らに向ける。 ネウロイがビームを撃つよりも早く、ルッキーニが目にも留まらぬ速さで爆転するように避けて ビームは1発も当たらず海面に派手な水柱を立てた。 襲撃を失敗して逃げようとするネウロイの小隊に向けてルッキーニが翻る。 シャーリー&ルッキーニ「当たれっ!」 構えたBARとブレダで5匹のネウロイが砕け散った。周りを見渡したが 今のところ近くにネウロイはいない。崩れた体勢を立て直して、少し休むように水平飛行に移った。 ルッキーニ「そろそろ疲れてきたよ~」 隣を飛ぶルッキーニの息が上がってきている。 シャーリー「頑張れ、ルッキーニ。あと少しだ」 へばってきたルッキーニを励ますが、いつもよりネウロイの数が圧倒的に多いから 捌ききれなくなるのも時間の問題か。魔法力が底をつくのが先か取り囲まれるのが先か。 どちらも考えたくはないな。 シャーリー「ルッキーニ、空母に……ッ!」 途中まで言いかけたところで、背筋をチリチリと焦がす殺気のようなものを感じた。 後ろを振り向くと、また別のネウロイが送り狼のように追いかけて来ている。 シャーリー「ルッキーニ、後ろだ!」 ルッキーニ「えっ!?」 急減速でルッキーニの後ろに回りこんで、ネウロイに振り向いてシールドを張る。 襲撃に遅れて気づいたルッキーニが振り向いて機銃を撃った。 ブレダから弾丸が火線となって吐き出されるが 射線がぶれて弾丸のほとんどがネウロイに当たっていない。 シャーリー「くそっ…重い…」 シールドを展開して攻撃を防いではいるものの、そろそろあたしもヤバい。 戦闘の疲労が溜まってきているのか、いつもよりビームが重く長く感じられる。 長いように感じられた集中砲火が止んだ。 シャーリー「このやろっ!」 ネウロイが次のビームを撃とうとする前に弾丸を叩き込む。 10発ぐらい当たったところでネウロイが墜ちた。 このままじゃじり貧だが、上を向くとまだ戦っている仲間たちが見えた。 ミーナ 魔法力を消耗した人は、各自、空母『天城』に帰還して! ルッキーニのことがあるから戻ったほうが良いかもしれないけど、まだ残って戦っている仲間は? 頭の中で躊躇していると、インカムからバルクホルンの声が聞こえた。 バルクホルン シャーリー、お前はルッキーニ少尉と先に空母へ戻れ! シャーリー「おい、どういう風の吹き回しだ!?」 思わず上空を振り返ると、2人がネウロイの大群を次から次へと落としているのが見えた。 エーリカ 戦いで一番難しいのは、護衛をしながらの撤退戦だからね~。 ここは私たちに任せて先に戻った方が良いよ バルクホルン 疲弊したルッキーニ少尉を守りながらの撤退は難しい。 背中は任せろ!お前は先に戻れ! 2人ともダンケルク撤退戦を経験しただけのことはあるからか、言葉の重みが違う。 隣のルッキーニも、これ以上の戦闘は難しいだろう。 シャーリー「戦闘中に、背中は任せろとか言うなよ…」 バルクホルン ふん!そんな在り来りな運命なんて、私がへし折ってやる! 語気を強めたバルクホルンの怒鳴り声がインカムの容量を超えてハウリングした。 本当にやりそうな勢いだ。『とっとと行け!』と片手のMG42を振り回している。 シャーリー「…わかった。ルッキーニを守りつつ、空母に帰還する。 あたしとルッキーニの背後は任せた」 バルクホルン ああ、任せとけ! エーリカ りょうかーい、任されました! いつもの堅物軍人らしい声と飄々とした返事が耳元に聞こえる。 2人の好意をありがたく受け取って、空母へ進路を向けた。 空母『天城』格納庫 発熱する電池の暑さと硫黄臭でへばっていると、スピーカが鳴った。 こちら、管制室。ユーティライネン中尉とリトヴャク中尉が着艦する。着艦準備を 僕「…さぁ仕事だ」 壁に手を付いて立ち上がり、ヘッドセットを掛ける。 ついでに懐中電灯と点検項目を挟んだバインダーと鉛筆も持つ。 同じようにヘタっていた整備兵も立ち上がり、床に固定していた発進ユニットから ワイヤとチョークを外した。動かないように周りを5人位で取り囲んで手をかけ、 僕「轢かれないように気を付けろよ…せぇのっ!」 いつもより増して重い発進ユニットを中央エレベータまで押す。 エレベータの床に着いたところで、車輪にチョークを噛ませる。隣のもう1台も同じように固定。 2台とも固定されたことを確認する。ちゃんとチョークを噛ませてあるな。 僕「固定完了。管制、中央エレベータ使用許可を」 了解。中央エレベータ、使用可能 「エレベータ、上げます!」 操作盤の前にいる整備兵が昇降ボタンを押す。 蒸気駆動のエレベータが鈍い振動を立てながら上がり始めた。 蒸気機関車のように盛大に吹き出した水蒸気で視界が白く染まる。 染み付いた硫黄臭が水蒸気で落ちるかと期待したが 硫黄は水に溶けにくいから、飛行甲板に出てから直に風で飛ばすしかないようだ。 人工的に作られた向かい風で水蒸気が吹き飛ばされ、間もなく甲板に出ることがわかった。 僕「風で略帽を飛ばされないようにしろよ…チョーク外せ」 飛行甲板に着いたと同時に、何も持っていない整備兵が2台分のチョークを外した。 イェーガー大尉とルッキーニ少尉が着艦する。 事故防止のため、前部エレベータから発進ユニットを上げろ こちら格納庫、発進ユニットを固定した。管制室、前部エレベータの使用許可を こちら管制室。了解した ヘッドセットから一気に賑やかくなった無線の指示が入る。 僕「僕達は今からが本番だ。戦ってきたウィッチに、情けない格好は見せるなよ!」 「「「「了解!」」」」 発破をかけると、いつにも増して気合の入った声が返ってきた。 彼らは女の子の前では世界最強だろう。艦尾側からユーティライネン中尉とリトヴャク中尉が 艦首左舷からはシャーリーとルッキーニ少尉が近づいている。 僕「艦橋側まで一気に押すぞ……3、2、1、Go!」 先のに着艦する2人の邪魔になる前に寄せるべく、発進ユニットを押す手に力を込めた。 空母『天城』上空 しばらく飛ぶと、『大和』に随伴している『天城』が見えた。 艦橋近くでは整備兵に混じって先に降りたエイラとサーニャのストライカーを固定すると 何か指示を出している僕中尉の姿があった。それを横目に見ながら着艦許可を求める。 こちら管制室。貴機の着艦を許可する ノイズとともに着艦許可が下りた。空母と進行方向が正対しているから左舷を一航過して左へ旋回。 旋回を終えて、艦尾に向けて減速しつつ直進する。 着艦まで1マイル インカムから管制官の声が聞こえた。 右舷にある誘導灯で仰俯角を確認しながら艦尾からゆっくりと近づく。 着艦できる距離は確保してあっても滑走路より短いし 上から見ると甲板がまな板ぐらいの大きさにしか見えない。手に汗が滲んだ。 進入コース、適正 管制の指示を信じながら、冷や汗を流して『天城』に着艦した。 作業員の手信号でストライカー発進ユニットへ歩くの速さで近づき、P-51を固定してもらった。 ストライカーを脱いで飛行甲板に下りると、艦が大きく揺れてバランスを崩した。 シャーリー「あっ…」 何も出来ずに後ろへ倒れるかと思ったが、走ってきた影があたしを支えた。 僕「大丈夫か?」 シャーリー「あ、ああ…」 中尉が心配そうに覗き込むが顔がかなり近い。 肩と膝裏に後ろから回された腕で、そのままヒョイと抱かえられた。 シャーリー「えっ、わ、ちょっと待って…」 抗議する間もなく、先にストライカーを脱いだエイラとサーニャがいるほうへ 『お姫様だっこ』されたまま運ばれる。寝転がっていたルッキーニがこっちに気づくと 隣に座っていたサーニャの袖を引っ張った。 ルッキーニ「ねぇサーニャ、見て見て」 サーニャ「どうしたのルッキーニちゃん…」 あたし達の方へ顔をを向けたところでサーニャの顔が真っ赤になった。 エイラ「スゲ~こんなの初めて見たヨ」 ルッキーニ「あー、シャーリーうらやましーな~」 シャーリー「わわ、やめろ見るな恥ずかしい!」 中尉に先に降りた3人のところまでどこ吹く風というように運ばれ、甲板へ足から丁寧に下ろされた。 あたしを下ろしたあと、頭をクシャクシャと撫でられる。 僕「戦闘の疲れが出ている。しばらく休んだほうがいいよ」 それだけ言うとヘッドセットマイクに二言三言話して、P-51のある方へ戻っていった。 あっけに取られて、撫でられた頭を押さえたまましばらくその姿を眺めていた。 同飛行甲板 シャーリーをルッキーニ少尉がいる方へ運んだあと、発進ユニットのあるほうへ戻る。 先に発進ユニットを押してる整備兵に混じって、それを前部エレベータに向けて押した。 格納庫から上げた空の発進ユニットと入れ替えると 大和、ネウロイ化まであと10秒! 空の発進ユニットを甲板へすべて出したのと同時にカウントダウンが始まった。 1台につき5人で残りのそれを取り囲んで押す。 …3、2、1…魔道ダイナモ、起動! 艦橋から船体中央、そこから艦首艦尾方向へ別れて禍々しい六角形の紋様で戦艦を染め上げていく。 僕「余所見すんな!物見遊山で来たんじゃねぇぞ!」 口を半開きにして『大和』の方を見ている整備兵達を叱責すると、慌てて進行方向を向いた。 空の発進ユニットを左舷艦橋近くまで押してから戦艦の方を見遣った。 僕「バケモノめ…」 禍々しく変色していく『大和』を見て思わず吐き捨てるた。 狂気の沙汰としか言うようが無いモノを実戦投入か。 『大和』を染め抜いた『それ』が、最後に指揮所の窓を赤く光らせた。 大和、浮上! 『天城』に乗艦する指揮官の号令一下で 『大和』だったものがホースを引き千切って海面から離れる。物理法則もクソもない。 僕も口を半開きにして『それ』が右から左へと浮上するのを見た。 …整備班、バルクホルン大尉とハルトマン中尉が戻ってくる 管制室からの指令で止まっていた手を慌てて動かす。 艦尾からは護衛任務を終えたバルクホルン大尉とハルトマン中尉が 最終旋回を終えて、着艦のアプローチに入っていた。 僕「…毒を持って毒を制したつもりか」 「中尉、どうしました?」 僕「いや、何でもない。独り言だ」 整備兵に手を振って適当な言い訳を答えた。 ネウロイ化を考えた奴はアスクレピオスのように雷霆で、今回はネウロイの赤いビームで撃ち殺されるだろう。 僕「…嫌な予感がするな」 眉間に皺を寄せて頭を振って不安を追いだそうとしたが タールのようにへばりついて離れなかった。 同飛行甲板 …3、2、1…魔道ダイナモ、起動! 寝転んでいた上体だけ起こして『大和』の方を見た。『大和』の艦橋から徐々に真ん中が その後に前後方向へ戦艦の鉄の黒色が、ネウロイのような模様 に染められていく。 大和ネウロイ化、完了しました!残り約9分 大和、浮上! この空母に乗っているらしいお偉いさんの一声で、隣で航行していた『大和』が 盛大な水しぶきを上げて空へゆっくりと上がった。 シャーリー「おおー、すげー」 ルッキーニ「うひゃー」 エイラ「サーニャ、見ロ見ロ」 サーニャ「もう見てるわ…」 思ったままの感想をこぼして『大和』が向かっている方向を見ていると 『天城』に戻ってきたバルクホルンとエーリカがこっちにやってきた。 シャーリー「2人とも見たか?」 バルクホルン「ああ。空中から大和がネウロイ化しているところを見た」 エーリカ「見てたけどすごいよね~、戦艦をまるごとネウロイにしちゃうなんてさ」 2人と話していると宮藤とリーネ、ペリーヌもあたし達がいる方に来た。 だけど中佐と少佐がまだ帰ってきていない。 シャーリー「宮藤、ミーナ中佐と坂本少佐はまだ帰ってきていないのか?」 宮藤「ええ、まだ空に残っているみたいです」 目を凝らすと、豆粒ほど小さくなった2人のシルエットが見える。殿として残ったのかもしれないな。 シャーリー「ん…本当だ。サンキュー、宮藤」 しがみついたルッキーニの肩に腕を回して、『大和』が飛んでいった方角を見上げる。 ネウロイの巣まで残り5000! 艦橋のスピーカから一刻一刻縮まる距離が伝えられた。 ネウロイを蹴散らしながらたった1隻で突入する姿を見守る。 残り1000…500…0です! 今だ!主砲、斉射ぁ! 0宣言から遅れて吹いてきた突風が、あたしたちの間を抜けて髪を暴れさせた。 髪を押さえ固唾を飲んでその時を待ったが、何も起こらない。 シャーリー「おいまさか…」 ここまで来て失敗か?それはいくら何でも… 主砲撃てません!魔道ダイナモが停止しています! なんてザマだ! 偉いさんが憤慨して拳を打ち付けた音を、マイクが忠実に拾ってスピーカから流れた。 今まで蹴散らされていたネウロイが仕返しとばかりに、今度は『大和』を袋叩きに爆撃し始め 直撃弾が船体を明るく照らすのがここからでもよく見える。 皆、よくやってくれた。だが魔道ダイナモが起動せず主砲が撃てない。作戦は…失敗だ シャーリー「嘘、だろう…?」 爆発が遠雷のように聞こえる中、失敗と周りのどよめきだけが実態を持って聞こえた。 同飛行甲板 皆、よくやってくれた。だが魔道ダイナモが起動せず主砲が撃てない。 作戦は失敗だ……全艦16転回頭 宮藤の震電を止めた発進ユニットに手を掛けたところで止まる。 空母がゆっくりと取り舵をとって左へ傾いた。 「おい、マジかよ…」 「そりゃ無いだろう、ふざけてんのか!?」 「ここまで来て逃亡かよ…」 「まだサカモト少佐とヴィルケ中佐が戻っていないぞ?2人を置き去りにするのか!?」 「バカ、あの人達はちゃんと戻ってくるから変なコト言うな!ここは一度戻るんだよ!」 「だから、こんなところで…」 「何言ってんだ、それじゃ…」 作戦失敗と撤退の宣言で、発進ユニットを押そうとしていた 整備兵たちが任務そっちのけで口論が始めた。 失敗したらロマーニャを明け渡す重要な作戦で、冷静になれなくなるのも仕方がないだろう。 ほぼ全員がロマーニャ人ならば尚更か。思い出したように、今度は僕に矛先が向けて詰め寄った。 「中尉はどっち何ですか!?」 僕「…少し待て。もう一度管制に聞いてみる。 こちら整備班の僕技術中尉だ。ここまで来て逃げ帰るのか?」 何を言っている!上が撤退すると言ったんだ、従うしか無いだろう! 僕「ロマーニャはどうするんだ?市民を見殺しにせよとでも…」 いい加減にしろ! 怒りを顕にした管制官の怒鳴り声が鼓膜を貫いた。 後ろでは撤退準備で火の車になっているらしい指揮所の怒号がヘッドホンから聞こえてくる。 …我々は軍人だが、今ここで撤退して次の戦いに勝てるのなら 1万の市民は犠牲にするしかあるまい。わかってくれ、これは今後のためでもあるんだ… 市民を見捨てロマーニャを捨石にするつもりで、次の戦いに勝つためだの今後のためだと? 怒りと諦めが渦巻き、終いには呆れ、今までの苦労がバカバカしく思えると瞬時に熱が冷え切った。 僕「……了解、任務に戻る。邪魔をしてすまなかった」 重い口を開き、ヘッドセットの電源を切った。黙ったままの整備兵の方へ向き直る。 「中尉、俺たちは…」 僕「…我々はストライカーの整備兵で、作戦の指揮に意見することは任務ではないはずだ」 黙りこくった整備兵たちに向けて白けた言葉を吐いた。 自ら喧嘩を売っておいて、負け戦となると尻尾を巻いて逃げ始める僕達軍人の 鼻で笑ってしまうような愚かさに呆れて力が抜けていく。説明するのも億劫になってきた。 「でも…」 僕「デモもストも無い。本来の任務に戻れ……これは命令だ」 自分たちの国土を踏み躙られて黙っていろなんて言えないし、僕達ではどうすることもできない。 詰め寄った彼らが溜息を付いて、諦めたように発進ユニットを前部エレベータへ押しはじめた。 僕「………」 ヴェネチア上空で鎮座したままのネウロイを黙ったまま睨みつける。 人間の無力さと土壇場でヘマった大和と、全ての元凶となったネウロイを呪った。
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ミューロック飛行場、兵員食堂 僕「ウムム………」 誰もいない食堂で唸る。机の上には、雑誌に載っていたクロスワードパズルの白黒がある。 達成度は8割程。私物の辞書のみで何とか残りの白枠を包囲しつつあるが 最後の2割前後がなかなか陥落しない。 僕「…訳すと『インディアンの酋長』か。意味は分かるんだけど、絶対に7文字で表せないだろ」 雑誌にしてはやけに手の込んだものだ。 ただ単に、僕の持っている語彙が少ないのかもしれない。 1人で悶々としていると、急に視界が塞がれた。 「だ~れだ?」 僕「あー…シャーリーか」 声の記憶を辿って言い当てると、目を塞いでいた手が取り払われた。 見上げた視界の真ん中に、蛍光灯の光で陰になったシャーリーの顔が見える。 シャーリー「よっ、何してんだ?」 僕「ああ、クロスワードパズルを解いているんだ」 シャーリー「へぇ。でも最終的な答えはもう出来てるじゃん」 よく見えるように雑誌をシャーリーの方へずらす。 僕の右側にある椅子を引き出しながら、殆どが埋まっているマス目を見て呟いた。 僕「どうせやるなら徹底的に、ってやつだよ」 シャーリー「ふぅん。でも、手が止まってるってことは分からない事でもあるのか」 僕「まぁ、そうなるね」 右手に持った鉛筆が手の中で回しながら答える。 懸賞に応募するわけでもないので、全部解いてしまっても構わないだろう。 それ以前に、締め切りはとうの昔に過ぎている。 シャーリー「『インディアンの酋長』?chiefじゃないのか?」 僕「そうなんだって。どう考えても分からないでしょ」 しばらく紙面とにらめっこをした後、シャーリーが『降参だ』と言うように両手を肩まで上げた。 シャーリー「ん~、わからん。でも何で中尉がクロスワードを解いているんだよ?」 僕「その、ここの人間とブリタニア語で話し合ったりすると どうしても単語の面で何を言っているのかわからないことがあってね。」 日常的な会話は充分に出来るのだが、そこから更に突っ込んだところにある専門用語は どうしても周囲よりも遅れをとってしまう。何かいい勉強法は無いかと主任に聞いたところ 要らなくなった雑誌を渡された。これを解いて語彙を増やせということらしい。 シャーリー「ふぅん。頭を使うことは良い事なんじゃないかな?」 僕「ネイティブにそう言ってもらえるとありがたいよ」 一段落した所で、薄い紅茶を一口飲む。 珈琲が一般的なお国柄なのか、ロマーニャの紅茶と格段に違う味だった。 もちろんロマーニャの紅茶のほうが美味しかった。 シャーリー「あ、そうだ。ロケットストライカーはどうなってる?」 僕「えっと、いつ来るかってこと?」 唐突に話の内容が変わったので、多少驚きつつ聞き返す。元々その話が目的だったのだろう。 僕「多分そっちが聞いてることと大して変わりは無いよ」 シャーリー「じゃあ、こっちに来るのはエアショーの後か?」 僕「そうなるみたい」 そう言うと、シャーリーは椅子の背もたれに体重を預けた。抗議するようにギッと軋む。 シャーリー「中尉もそれ以上のことは聞いていないか…」 僕「むしろ、他国の人間が機密を知っていたらスパイと間違われるって」 シャーリー「そりゃそうか」 僕「そりゃそうだよ」 話すことも無くなったのか、2人しかいない食堂に沈黙が訪れる。天井の蛍光灯が唸る音が聞こえる。 クロスワードの残りを解こうとして目線を机に落とすと、僕の名前を呼ぶ声がした。 僕「どうした?」 一度落とした視界を上げながら訊く。机に頬杖をついたシャーリーがこちらを向いていた。 シャーリー「なんかさ、中尉ってこっちに来てから丸くなったような気がする」 僕「そうなのか?」 意外だと思った。歳を取れば誰だって穏やかになるかもしれない。 シャーリー「ん~、501にいた時は『あれもしなきゃ、これもしなきゃ』って感じで なんとなく話し掛けづらい雰囲気だったけど、今は余裕を持って話せるよ」 僕「まぁ、向こうは最前線だったわけだし 僕は僕で実戦配備の間も無いルーキーだったからじゃない?」 シャーリー「あはは、そうかもな」 快活に笑って同意すると、シャーリーは椅子を引いて立ち上がった。 シャーリー「それじゃ、来週のエアショーは頼んだよ」 僕「頼むも何も、使うストライカーはちゃんと診ておくって」 シャーリー「うん、任せた。じゃあね」 僕「じゃ、おやすみ」 手をひらひらと振ってシャーリーを見送る。姿が見えなくなった後、不味い紅茶を一口飲んで まだ解けきっていないクロスワードの残りを解くことにした。 エアショー当日 僕「人が多い…」 地上展示されているB-36に群がる見物客を見て呟く。 荒野しか無い片田舎なのに、どこから湧いて出てきたんだと疑問になるほどの来客に驚いた。 主任曰く「毎回これくらい。戦争が一段落したから、これからはもっと増える」とのことだ。 僕「そろそろか?」 取り出した懐中時計で今の時間を見る。まもなく曲技飛行が始まる頃だろう。 体重を預けていた格納庫の壁から背を離すと 視界の端で13、4歳ぐらいの女の子がこちらをじっと見ていた。 僕「あー、Can I help…」 「あ!やっぱり僕じゃん!ひっさしぶりー」 どうされましたか、と聞く前に元気そうな声が被さった。 相手は僕の顔を知っているようだが、いまいち思い出せない。 僕「えーと、どちら様ですか?」 「あたしだよ、あたし!フランチェスカ・ルッキーニだよ!」 僕「…ああ!お久しぶり」 名前を出されてやっと思い出した。ぱっと見、以前ツインテールだった髪を下ろして 少し背が伸びたぐらいだろうか。それ以外に大きな印象の変化はない。 ルッキーニ「ねね、シャーリーに会いに来たんだけど、今どこにいるか分かる?」 僕「シャーリーなら、今は空の上だよ」 ルッキーニ「ん?どーゆーこと?」 頭の上に「?」が浮かんだ。あたりまえか。 僕「滑走路の近くに行けば分かるよ。もうじき分かるから、見に行くかい?」 ルッキーニ「うん!早く行こっ!」 シャーリーに会えると分かると、その先の行動は早い。 僕はルッキーニに右手首を引かれながら滑走路へ走った。 滑走路付近 ルッキーニ「ねーねー、ま~だ~?」 僕「もうじき来るよ。我慢だ、ルッキーニ少尉」 雲ひとつ無い青空から視線を落として、ぐずり始めたルッキーニに答える。 何があったか知らないが、開始時間から5分ほど遅れている。 ルッキーニ「さっきから『もうじき』って何回も言ってるけど、全然来ないじゃん」 僕「大丈夫、もうじき来る」 ルッキーニ「また言った~」 すかさずルッキーニのツッコミが入った。 僕「シャーリーが約束をすっぽかしたことは無いだろう?だから、ちゃんと来るよ」 ルッキーニ「もーホントに来る…来た!」 落とした目線をもう一度空に上げる。 空に『士』の字にも似た影が映り、一拍遅れてライトR-3350のブルースが聞こえた。 『曲技』に続く
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1 GK エミリアーノ・ヴィヴィアーノ Emiliano Viviano 3 DF ラファエウ Rafael 5 MF マッシモ・ムタレッリ Massimo Mutarelli 6 DF ミゲル・アンヘル・ブリトス Miguel Britos 7 MF フランチェスコ・ヴァリアーニ Francesco Valiani 8 MF ニコラ・ミンガッツィーニ Nicola Mingazzini 9 FW マルコ・ディ・ヴァイオ Marco Di Vaio 10 MF ダヴィデ・ボンバルディーニ Davide Bombardini 11 MF ルカ・ヴィジャーニ Luca Vigiani 13 DF ダニエレ・ポルタノーヴァ Daniele Portanova 14 MF ロベルト・グアナ Roberto Guana 15 GK ロベルト・コロンボ Roberto Colombo 18 DF ヴァンゲリス・モラス Vangelis Moras 19 MF ジャコモ・テデスコ Giacomo Tedesco 20 FW ダミアン・ヒメネス Henry Damián Giménez 21 DF クリスティアン・ゼノーニ Cristian Zenoni 22 FW パブロ・オズヴァルド Pablo Daniel Osvaldo 23 DF サルヴァトーレ・ランナ Salvatore Lanna 25 FW マルセロ・サラジェタ Marcelo Zalayeta 26 MF ガビ・ムディンガイ Gaby Mudingayi 28 GK フィリッポ・スピトーニ Filippo Spitoni 32 MF フェデリコ・カザリーニ Federico Casarini 33 GK ジャコモ・ヴェントゥリ Giacomo Venturi 41 FW マッシモ・マラッツィーナ Massimo Marazzina 50 DF アレッサンドロ・バッソリ Alessandro Bassoli 51 MF ヤコポ・マントヴァーニ Jacopo Mantovani 74 MF ルイジ・ラヴェッキア Luigi Lavecchia 84 DF アンドレア・ラッジ Andrea Raggi 85 FW アダイウトン Adaílton 90 MF リッカルド・パジ Riccardo Pasi
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https //galge.btdstudio.co.jp/sp/gals_profile.php?app_id=8 gal_id=1091 ベレギーニャ(HD) (15才) 妖怪 B78/W56/H80
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イスマーイールサーマーニー(イスマーイール・サーマーニー) イスラム王朝サーマーン朝の君主。 関連: アフマドイブンアサド (アフマド・イブン・アサド、父)