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人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
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ユニフォームを自作しよう! ユニフォームのベースはユニクロなどで購入しよう! 「R」ロゴはアイロンプリント用紙などを使うと便利 上手なアイロンプリント方法 http //www.sanwa.co.jp/support/list/html/paper_tshirt/index.html 本格的じゃなくてもおk!! こんな感じで ロゴ素材 ワードで反転Rマークつくってみた http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1043992.doc.html 素材詰め合わせ http //www1.axfc.net/uploader/Sc/so/136442 pass vip こういうのが入ってます imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 作品例 626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 21 42 25.47 ID E3e4BK400 [1/4] 589です Tシャツにプリントなんて初めてなんでいろいろミスった 後ろはまあまあできたけど、裏はっつけるときに台紙を剥がすのを忘れてて\(^o^)/ しゃあないからセロハンテープでつけたwwwww なんかすげえクオリティ低くなってすまんかった 時間なかったのもあるし、今度はしっかり計画立ててやります。 http //www1.axfc.net/uploader/Li/so/72707 pass:基本 192 名前:1 ◆LlaEzIIgRU [] 投稿日:2010/07/23(金) 14 22 14.64 ID FOjACPMp0 http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQYho3PAQw.jpg http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQYjpjCAQw.jpg imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 とりあえずセロハンテープで貼り付けただけだけと 七分と半袖ではこんな感じになると思われる * 役に立つレス集 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 15 19 49.30 ID Ye73sY+v0 [2/7] http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULE imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 gxJbWFnZUFuZFRleHQYnoLQAQw.jpg http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQY4fPRAQw.jpg imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 18 11 14.08 ID CmpGt9VWO [3/6] ttp //exexe.up.seesaa.net/image/20070901_2.png こんなんでいいんじゃね 475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 18 20 16.59 ID fxSfYkx90 [7/10] ttp //www.google.co.jp/images?q=%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E5%9B%A3 oe=utf-8 rls=org.mozilla ja official hl=ja client=firefox-a um=1 ie=UTF-8 source=og sa=N tab=wi 黒のハンチング帽みたいなのが結構決め手だな 541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 19 30 29.53 ID 41OaAStV0 [61/66] 買ってきた装備品はこんな感じ 本当はプリントした状態でうpしたかったけど間に合わなかった http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQYuvfQAQw.jpg imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 この帽子はユニクロで800円で売っていた http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQY7czRAQw.jpg imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 服は違う店で買った http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQYvubGAQw.jpg imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 19 47 42.11 ID fxSfYkx90 [10/10] プリントシャツ(黒) 男はパンツ、女はタイトスカート(黒) ハンチング帽(黒) ベルト 手袋 ブーツ モンスターボール 重要っぽい順に並べてみた 558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 19 48 23.87 ID T2jrPwDK0 [2/3] 腰にベルト巻いてモンスターボール付けるとそれっぽいんじゃないかな! 559 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 19 48 29.95 ID y5V6/DDHO [7/7] 腰にポケヲ付けて行こう 560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 19 51 16.46 ID 41OaAStV0 [65/66] http //beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchULEgxJbWFnZUFuZFRleHQYofrPAQw.jpg あと今だとユニクロでこういった無地のTシャツが500円で売ってるから これにプリントすればいいかも 626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/22(木) 21 42 25.47 ID E3e4BK400 589です Tシャツにプリントなんて初めてなんでいろいろミスった 後ろはまあまあできたけど、裏はっつけるときに台紙を剥がすのを忘れてて\(^o^)/ しゃあないからセロハンテープでつけたwwwww なんかすげえクオリティ低くなってすまんかった 時間なかったのもあるし、今度はしっかり計画立ててやります。 707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/23(金) 00 06 55.64 ID fD9Pj+060 あるもんでやってみた ポケセン良く行くから出禁にはされたくない ブーツは時期的にきついし安価なほうが参加しやすいよな http //uploadr.net/file/65ee39bdfb imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
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動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
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名前 ポジション 備考 音無やる夫 このスレの主人公 リア充 在りし日のやる夫 やる夫の黒歴史 音無かなで やる夫の母親 ポケモンを2人まで育ててもらえる 音無結弦 やる夫の父親 ポケモンセンターの重役 やらない夫 やる夫の親友 筋肉 パチュリー やる夫の幼馴染 スルー安定 オーキド暦 やらない夫の父親 ポケモン博士 オーキドひたぎ やらない夫の母親 夫いびりが得意 キング・クリムゾン 健全の守護者 ※※があると飛んできてカットしてくれる イエロー トキワの森で出会ったトレーナー カルタ 二番道路で出会ったトレーナー よく食べる まどか ジムのアドバイスの人 いろいろとカオス 花中島マサル ニビジムのジムリーダー めそ………げふんごふん 忍野メメ 暦の知り合い 人型ポケモンを研究していた 忍 やらない夫の姉 毛づくろいをしてくれる ギンコ 虫ポケモンの研究者くずれ 金を払えば虫ポケモンに本来覚えない技を覚えさせられる 宮小路瑞穂 ニビシティで出会った旅のトレーナー 男の娘 泉こなた ロケット団に雇われた傭兵 人とポケモンが共存できると考える全ての者への復讐が目的 みゆき ロケット団幹部 愛に狂った女 サカキ ロケット団のボス 雪華綺晶を連れ去った マサキ ポケモンマニア 悪の科学者っぽい顔をしている 智樹 ハナダシティで出会ったトレーナー 世界全国の美女を拝むために旅をしている 久城一弥 ハナダシティで出会ったトレーナー やる夫の同類 まゆしぃ まどかの友達 いろいろとカオス さやか ハナダジムのジムリーダー 寝とられ経験あり 球磨川禊 ハナダシティで露店をしていた いったい何天王なんだ… ポケモンマスター ざんげ 小物を扱っている店の店員 ポケモンコーディネーター バラライカ クチバジムのジムリーダー 詩緒 タマムシジムのジムリーダー 少佐 ポケモン大好きクラブの会長 ポケナー パピヨン やる夫の父親の元同僚 白鬼院凛々蝶 サントアンヌ号で出会ったタマムシ出身のトレーナー カルタの友人 ジョーイ ポケモンセンターの職員 涼子 ポケモンセンターの職員 長門 ポケモンセンターの職員 店員 フレンドリーショップの店員 できる夫博士 グレンタウンのジムリーダー ミュウの研究の第一人者 *未登場 やるお? やる夫の可能性の一つ ミト・ジュエリア キング・ブラッドレイ シオンタウンで出会ったトレーナー リズベット アイテム加工屋 折原臨也 情報屋 クエストを斡旋している フジ老人 シオンタウンでポケモンの保護をしている 蒼崎青子 フジ老人の手伝いをしている 衛宮士郎 フジ老人の手伝いをしている 垣根帝督 姓名判断師 クラフト・ロレンス ポケモンの持ち物の販売をしている ウェイトレス ピザ屋の店員 トリコ ピザ屋の客 ロケット団員 モブ1~4 クチバシティのモブ モブA~D シオンタウンのモブ 筋肉男A サントアンヌ号での筋肉祭参加者 筋肉男B サントアンヌ号での筋肉祭参加者 筋肉男C サントアンヌ号での筋肉祭参加者 筋肉男D サントアンヌ号での筋肉祭参加者 会員A ポケモン大好きクラブの会員 ポケナー 会員B ポケモン大好きクラブの会員 ポケナー
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/ ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ●)(●) | (__人__) | ` ⌒´ノ | } ヽ /___イ.ヽヽ、___ _ノ゙-、. | '; \_____ ノ.| ヽ | \/゙(__)\,| i > ヽ. ハ | | やる夫と同時期にロケット団に入社した人物。 能力は智謀が最も高く、魅力が60しか不明だが、少なくとも《悪の矜持》と《ロケット団ブースタ》は所持しているだろう。 手持ちのギャオス(変異種)は実家の裏庭にある【柳星張】が眠る洞窟で見つけた【タマゴ】を孵して産まれた。 手持ちポケモン ギャオス(変異種) さとり 第一疾走者
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カツラ「ここだ」 ゴン太「♪♪♪」ガツガツ 唯「あ!ゴン太あ~!」 カツラ「この辺りには珍しい果物の木が多い。カビゴンはそのにおいを察知してきたんだろうな」 律「フリーザーよりも果物に反応したのか・・・大物だな。 それにしてもカツラさん、なんでこの島に詳しいんですか?」 カツラ「最近はよく調査で来ているからな」 律「調査?」 カツラ「最近グレン島で地震が増えてきてな・・・ 一部の間じゃ数年のうちにグレン島の火山が噴火するという噂もあるんだ。 まああくまで噂なんだが、万が一グレン島に住めなくなった時の為に島民が移住できないかとこの双子島を個人的に調査してるんだよ」 唯「えへへ、お待たせしました!行きましょう!」 律「ったく。ポケモンもトレーナーもお気楽だなあ」 ……………… グレンタウン カツラ「着いたぞ。グレン島へようこそ」 唯「(ここがムギちゃんの暮らしてた島・・・)」 カツラ「私に話があるんだったな。ジムで話を聞こう」 グレンタウン ポケモンジム カツラ「さて・・・それで話というのは?」 律「信じられないかもしれませんが・・・正直に話します」 唯「私たち、ムギちゃん、琴吹紬ちゃんが探していた友達なんです!」 カツラ「!!!」 ……………… 律「これが私たちの今の状況です・・・」 カツラ「そうか・・・フジ博士は元気みたいだな。よかった」 唯「あの・・・信じてもらえますか?」 カツラ「信じるさ・・・唯と律。紬が言っていた友達の名前のなかにあったよ それに、違う世界から来たという方が記憶喪失よりしっくりくる・・・ 言いにくいが彼女の雰囲気はそんな感じだった」 唯「あ、ありがとうございます!」 律「あの、やっぱり今どこにいるかはわからないですか?」 カツラ「ああ。すまんな・・・だが」 唯「?」 カツラ「・・・いや、何でもない。忘れてくれ」 カツラ「それとロケット団の件だが、もちろん私も協力するよ」 律「本当ですか!ありがとうございます!」 唯「ここまで来たかいがあったね!」 律「そうだな!ジムリーダーの協力者がまた一人・・・あれ?」 唯「どうしたの?」 律「私たちの目的の一つはジムリーダーに協力を頼むことだったけど」 唯「うん」 律「セキチキクジム行くの忘れてた・・・・」 ……………… タマムシシティ ポケモンジム 梓「はあ、はあ・・・」 エリカ「疲れてますわね。そろそろ休憩にいたしましょう。戻りなさい、ウツボット、ラフレシア」 梓「はあ・・・はい、すいません。戻って、あずさん、ぴーたん」 エリカ「とても素晴らしいですわ梓さん。ニャースもバタフリーもあなたのことを信頼しています。 きっとあなたはとても強いトレーナーになれますわ・・・やはりあの時あなたが秘める可能性を感じて不戦勝にしたことは間違いじゃなかったみたいですわね」 梓「本当ですか・・・?」 エリカ「あら嫌だ」 梓「どうしました?」 エリカ「ジムの外に男の気配を感じますわ」 梓「まさか・・・ロケット団?」 エリカ「いえ、たぶんただの変態さんですわ」 梓「へ、変態!?」 エリカ「このジムのトレーナーは女の方ばかりですから、たまにジムを覗きにくる変態さんが現れるんですの」 梓「こ、こわいですね・・・」 エリカ「大丈夫です。こういう時の為に外に私のポケモン、モンジャラが隠れてますわ。 怪しい男を見つけたら縛るように言ってありますの。・・・そろそろですわね」 タケシ「ぎゃあああああああああ!」 エリカ「ほら、かかりましたわ」 タケシ「な、なんだこのモンジャラは!いきなりからまれちまった!」 エリカ「こんにちは変態さん。今警察を呼ぶので少々お待ちくださいまし」 タケシ「ま、まま待ってくれエリカさん!俺だよ!」 エリカ「わたくし殿方のお知り合いはいませんの。あなたのことなど知りませんわ」 梓「(変態ってどんな人なんだろう。怖いけど気になる)」ソー 梓「ってタケシさんじゃないですか!?」 タケシ「あ、君は!」 エリカ「タケシ・・・聞いたことがあるような気がしますわ」 タケシ「エリカさんの就任式の時に会っただろ!俺はニビジムリーダーのタケシだよ!」 エリカ「あら嫌だ。そういえば思い出してきましたわ」 タケシ「それは良かった。早くほどいてくれ」 エリカ「それで、ジムリーダーがなぜ覗きを?」 タケシ「だから覗きじゃない!律たちに言われて協力しに来たんだ!」 梓「先輩たちに会ったんですか!?」 タケシ「ああ、12番道路でな。ジムリーダー達と協力してロケット団と戦うから手伝ってくれと」 エリカ「でしたらそう言ってくだされば良かったのに・・・」 タケシ「必死に言おうとしてただろ!」 エリカ「あら嫌だ。殿方はすぐに怒鳴るんですのね」 タケシ「ごめんなさい・・・」 カスミ「あら?タケシじゃない。こんなところで何してるの?」 ナツメ「モンジャラにからみつかれて滑稽な状態になってるわね・・・」 エリカ「あら、カスミさん、ナツメさん。いらしてくれたんですね」 カスミ「やっほー。久しぶりエリカ!それに梓も」 ナツメ「あなたには確かハナダジムで・・・」 梓「はい、少しだけ会いましたね。来てくれてどうもです」 エリカ「良く来てくださいましたわ。ジムの中でお休みください。 あ、タケシさんも一応協力者ですわ」 ナツメ「・・・信用できるの?」 エリカ「覗きはしましたがロケット団とは関係なさそうですから、大丈夫ですわ」 タケシ「覗きじゃないっていってるだろう!」 エリカ「おかしいですわね。私のモンジャラは下心に反応して攻撃するのですが・・・」 タケシ「な!しまった!そんなの反則だろ!」 エリカ「あら嫌だ。本当に下心がありましたの?冗談でしたのに・・・」 タケシ「」 エリカ「とにかくみなさん中に入ってください、作戦会議をいたしましょう。 どうぞこちらへ。あ、すいませんがこのジムは男子禁制ですので。 でもジムの屋外スピーカーで会話には参加できますから安心してください」 ゾロゾロ タケシ「・・・」 ナツメ「ロケット団はヤマブキシティを完全に占領しているわ。東西南北のゲートは封鎖、 街の至る所にロケット団がいて住人は監視されてる」 エリカ「梓さんのお話だと、ロケット団の本部はヤマブキに置かれて兵力を集結させてるらしいですわ。 それにジムリーダーの動きも察知しているみたいですの」 梓「はい。それに、リーグ本部にコネがあると言っていました」 カスミ「やっぱり!道理で本部がまったく動かないと思ったわ。 ヤマブキの占領くらいすぐに気づくのに・・・」 タケシ「リーグ本部が動かないとなると四天王への協力要請は難しいな・・・ 彼らがいれば・・・」←スピーカー 梓「四天王?」 カスミ「四天王っていうのは、ポケモンリーグ本部に選出された四人の強いトレーナーたちのことよ。 リーグ期間中にこの四人を倒し、現在のチャンピオンを倒せばポケモンチャンピオンになることができるわ」 エリカ「ですが、四天王の個人情報は非公開で、リーグ期間以外は各々の暮らしにもどりますので、リーグ本部に頼まないと連絡することは不可能なんですわ」 梓「そうなんですか・・・」 ナツメ「本部が腐ってるんなら四天王も信用できないけどね・・・」 タケシ「ところで、集まるリーダーはこれだけなのか?他のリーダーたちは?」 エリカ「他のリーダーの方は信用できないので、連絡していませんわ」 タケシ「カツラさんはいい人だと思うぞ」 エリカ「ご存じなのですか?」 タケシ「俺は博物館の頼みでたまにグレン島のポケモン研究所に行くからな。カツラさんは研究所も手伝ってるみたいで何回か会ったことがあるんだ」 カスミ「連絡できる?」 タケシ「連絡先はおれのジムじゃないとわからん」 エリカ「使えませんわね」 タケシ「ごめんなさい」 梓「あ、でもどちらにしろ先輩達が会いますから」 エリカ「あら、そうでしたわね。唯さん達にまかせましょう」 梓「(唯先輩、律先輩・・・今頃どうしてるかなあ)」 ……………… グレンタウン カツラ「セキチクジムのキョウは少々変人だがいいやつだ。 私から連絡しておこう」 律「すいません。いといろと」 カツラ「いいんだよ。私はこれからタマムシに向かう準備をするとしよう」 唯「私たちは・・・ムギちゃんが住んでたポケモン屋敷を見に行きたいです!」 律「あと研究所に用もあったな」 カツラ「ポケモン屋敷か。あそこはもはや完全な廃屋で少し危険だが・・・まあ君たちなら大丈夫だろう気をつけろよ」 ……………… グレンタウン ポケモン屋敷 律「ここでムギは暮らしてたのか・・・」 唯「なんかちょっとだけムギちゃんに近づけた気がするね」 律「そうだな・・・あ、唯ピアノがあるぞ」 唯「ホントだ!ボロボロだけど・・・」 律「もしかしたらムギがこれを弾いてたかもしれないな」 唯「きっとそうだよ!触ってみよ」 ボロロン♪ ボロン♪ 律「やっぱ音も酷いな・・・」 唯「あ、りっちゃん。楽譜がまだ置いてあるよ」 律「当然だけど楽譜もボロボロか・・・どれどれ・・・!これって!」 唯「え・・・なに?」 律「この曲・・・ふわふわ時間だよ」 唯「ええ!じゃあやっぱり!」 律「ムギが書いたんだな・・・やっぱりムギはこの屋敷でこのピアノを弾いてたんだ」 唯「ムギちゃん・・・」 律「何もないと思ったけど、来て良かった・・・」 唯「そうだね・・・」 ……………… タマムシジム カスミ「それにしても、ロケット団はなぜヤマブキシティを占拠したのかしら・・・」 ナツメ「ヤマブキシティには、大企業シルフカンパニーをはじめとして、カントー中で流通する製品を作っている会社が多数あるわ。金儲けが第一目標のロケット団にとってはこの上ない町なんだと思う」 エリカ「たしかにそうですけど、それだけではない気もしますわ・・・お金のある所に行って奪うだけでは、ただの強盗と同じですもの」 トレーナー「失礼します、カスミさん!ハナダジムから緊急通信が来てます!」 カスミ「どうしたの!?」 トレーナー「こちらでお話しください」 カスミ「もしもし、私よ!」 海パン野郎『カスミさんですか!今、ハナダシティを大量のロケット団員が通過していったんです!』 カスミ「な・・・!」 海パン野郎『止めるべきだとは思ったんですが・・・団員の人数が多くて・・・ カスミさん抜きの我々ジムトレーナーではとても手出しできませんでした!』 ナツメ「まさか、ロケット団が私たちの動きを知りながら妨害してこなかったのは・・・ハナダから遠ざけるため・・・?」 カスミ「通過って、どこに!?」 海パン野郎『24番道路、岬の小屋方面です!』 一同「!!!」 タケシ「岬の小屋・・・まさか」 エリカ「そういうことでしたの・・・」 ナツメ「やられたわ・・・」 梓「え?どういうことです?」 カスミ「岬の小屋のマサキって知ってる?」 梓「はい」 カスミ「彼はポケモンマニアとして有名だけど、ポケモン転送システムの管理者でもあるの・・・」 梓「ポケモン転送システム?」 カスミ「あなた達は少数のポケモンしか持ってないから使ったことないかもしれないわね。転送システムって言うのは、ポケモンをデータ化してネット上に預け、どこのパソコンからでも取り出すことができるっていう画期的なシステムよ」 梓「ポケモンをデータ化・・・?そんなことできるんですか?」 ナツメ「マサキも参加していた開発チームはそれをやってのけたの。最初はみんな信じられなかったけど、今ではあらゆる地方のほとんどのポケモントレーナーが使っているわ。 ポケモン界では、モンスターボールに並ぶ最大の発明として評価されているの」 カスミ「マサキはそのシステムの、カントー地方での管理責任者をやっている」 梓「じゃあ、その人の所にロケット団が向かったというのは・・・」 カスミ「ええ、ロケット団にポケモン転送システムを奪われれば、 カントー全域のトレーナーのポケモンが彼らに支配される・・・」 梓「そ、そんな!止める方法はないんですか?」 ナツメ「転送システムのサーバーはヤマブキの企業が提供してる・・・ マサキの家とヤマブキ以外から転送システムをいじることはできない」 タケシ「奴らの狙いはこれだったのか・・・」 エリカ「カントーの人口の半分近くは転送システムにポケモンを預けていると思いますわ」 カスミ「転送システムを直接いじれば・・・データを消去することもできるはず」 梓「で、データを消去ってまさか・・・」 カスミ「ポケモンを消去してしまうってことね。自分のポケモンを消すと脅されれば、 多くの人がロケット団に逆らえなくなるわ」 タケシ「ロケット団は本気でカントーを支配する気か・・・!」 ナツメ「こうなってしまったら、私たちも急いで動くしかないわね」 カスミ「ええ、手数は少ないけど・・・ヤマブキに攻め込みましょう」 ナツメ「今言ったとおり転送システムのサーバーはヤマブキの企業、シルフカンパニーが提供してる。シルフカンパニーからロケット団を退けて転送システムを守るのが最終目的よ。 そこを落とせばロケット団もヤマブキから去らざるを得ないはず」 梓「先輩達が帰ってきてないのに・・・」 エリカ「梓さん、このような状況になってしまっては仕方ありませんわ。 この戦いはかなり厳しいものになるとおもいます。梓さんはどうされますの? ここで待っていてもいいんですわよ?」 梓「いえ、私も戦います!先輩たちの分も!」 エリカ「そうですか。では一緒に頑張りましょう」 梓「はい!(唯先輩、律先輩・・・早く戻ってきてください・・・)」 タケシ「どうやって攻め込む?一番近い西ゲートから一気に行くか?」 ナツメ「いや・・・皆が固まってしまっては最悪全滅もあり得る。 リスクを分散した方がいいわ。私たち四人のリーダーで東西南北のゲートを同時に攻めましょう」 カスミ「西と東のゲートにはすぐ行けるけど、北と南のゲートに行くには時間がかかるんじゃ?」 タケシ「いい考えがある。東西と南北の地下通路が交差する部分で穴を掘れば、 東西地下通路から南北地下通路に入ることができる。さすがに直接掘ってヤマブキ に侵入するには地盤が厚くて無理だが、これなら南北のゲートにすぐ行ける」 カスミ「いいわね。なら私はハナダ方面の北ゲートを攻めるわ!」 タケシ「穴を掘るには俺のポケモンがいるからな。俺は南ゲートを攻めよう」 エリカ「でしたら私は西ゲートを」 ナツメ「いいの?私たちの場所がばれているとしたら西ゲートは敵が一番強力かもしれないのよ。一人では・・・」 エリカ「あら嫌だ。一人ではありませんわ。・・・一緒に戦ってくださるんでしたわね?」 梓「は、はい!」 ナツメ「・・・わかった。私は東ゲートね」 梓「みなさん・・・気を付けてください」 カスミ「大丈夫。私に任せなさい」 タケシ「必ず突破してやるさ」 ナツメ「あなた達も油断してはだめよ・・・」 梓「が、がんばります」 エリカ「梓さんの腕は私が保証いたしますわ。自信をもってください」 ナツメ「それじゃあ・・・」 「ヤマブキシティ奪還作戦、開始!」 12
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基本情報 あらすじ パニック!ゴクリン球!! カモンカムカメカメレース! キャラクター 「パニック!ゴクリン球!!」のみ 「カモンカムカメカメレース!」のみ 声優 内容 コメント 基本情報 パニック!ゴクリン球!!/カモンカムカメカメレース! 脚本 赤尾でこ 絵コンテ 湯山邦彦 演出 ウヱノ史博 作画監督 篠原隆 初回放送 2021/03/05 オープニング 1・2・3 エンディング ポケモンしりとり 前回 恋はコダック 次回 迷子のサルノリ!トレーナーは誰だ!? あらすじ パニック!ゴクリン球!! 遊び疲れて眠ってしまったロケット団。そこへペリッパ―がやってきて、ロケットガチャットを回すと次々と出てくるゴクリン!ゴクリンの特性"ねんちゃく"でサトシとゴウ、街中のポケモンがくっついて大パニック!? カモンカムカメカメレース! 目が覚めたニャースとソーナンスの前に、何やら不穏な雰囲気のカムカメとナエトルが。ちょっと見た目が似ている2匹の熱いレースが今、はじまる! キャラクター 【ムサシ】 【ソーナンス】 【コジロウ】 【ニャース】 【ペリッパー】 「パニック!ゴクリン球!!」のみ 【サトシ】 【ピカチュウ】 【バリヤード】 【ゴウ】 【コハル(ポケットモンスター2019)】 【サクラギ博士】 【キクナ】? 【レンジ】? 【コイル】(フランソワーズ) 【モルペコ】 ロケット・ガチャットのポケモン 【ゴクリン】 【ラッタ】 【アーボ】 【ニドラン♀】 【ニドラン♂】 【ピッピ】 【コダック】 【フーディン】 【ゴーリキー】 【カビゴン】 「カモンカムカメカメレース!」のみ ロケット・ガチャットのポケモン 【カムカメ】 【カメマスター】 【ゼニガメ】 【カメール】 【カメックス】 【コータス】 【ナエトル】 【ハヤシガメ】 【ドダイトス】 【プロトーガ】 【アバゴーラ】 【バクガメス】 【カジリガメ】 声優 担当キャラ 名前 サトシ 松本梨香 ゴウ 山下大輝 ピカチュウ 大谷育江 コハル 花澤香菜 サクラギ博士 中村悠一 ムサシ 林原めぐみ コジロウ 三木眞一郎 ニャース 犬山イヌコ ソーナンス うえだゆうじ カメマスター 北沢洋 キクナ 千本木彩花 レンジ 観世智顕 ナレーション 堀内賢雄 内容 A・Bパートで別々の話を放映した短編2本立ての回。両方とも捨て回。 珍しくゴウのポケモンが1匹も出てこなかった。 パニック!ゴクリン球!! ロケット・ガチャットをペリッパーが回すと大量のゴクリンが出現し、それがサトシとゴウに群がった後にクチバシティ中を転がるパニック回。 ひっついていたのはゴクリンの特性「ねんちゃく」によるものであった。 サクラギ博士が「いえき」で解除できる事を伝え、2人が「イエー!」と指示した事でいえきを使用。そのまま球が弾けて終わった。 カモンカムカメカメレース! ロケット・ガチャットをソーナンスが回すとカムカメが出現し、ナエトルと出会って突然レースを始める。 ナエトル以外にも大量のカメポケモンが登場。全てのカメポケモンが勢揃いして爆走するという凄まじい絵面になった。 最後にはカメックスのピラミッドの上に乗った謎の老人カメマスターが登場し、カメポケモン達と共に引き上げていった。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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ろけっとどらいぶ【登録タグ GUMI かっつん♪(シャッハP) ろ 曲 神威がくぽ 糖質0P】 作詞:かっつん♪(シャッハP) 作曲:かっつん♪(シャッハP)・糖質0P 唄:GUMI・神威がくぽ 曲紹介 機長を努めますシャッハPこと、かっつん♪です。 強力な『糖質0Pコラボエンジン』で、あ・な・た・とぉ宇宙へ飛び出すぜ!(作者コメより転載) 動画中で使用している月の写真は星u氏、可愛い一頭身のイラストはもいころ氏のイラストを使用している。 PVで使われているそれ以外のイラストは、糖質0Pのお手製 BinaryMixx RecordsのコンピCD『V love 25 -Exclamation-』収録曲。 歌詞 (V love 25 -Exclamation-のブックレットより転載) もしも退屈してたら今夜 少し私と出かけてみませんか 満天の星が輝く中 ぎゅんぎゅん行こうよ真夜中ドライブへ ドキドキしちゃうね 真夜中ドライブ 窓から夜空見上げてるなら 気分転換に出かけてみませんか 大体似たような毎日から 地球を飛び出そうロケットエンジンで ワクワクしちゃうね 宇宙へドライブ 月に照らされ ふたりでダイブ 揺られ揺られて きらめくダンス あなたと戯れたままで its オーライ 流れる星を 追いかけフライ スピード出して 思わずクライ 私と一晩中だって its オーライ このまま朝まで 銀河の果てまで 地球生まれの宇宙育ち 悪そうな星はだいたい友達 そんな事より楽しみましょう きゅんきゅんときめく宇宙のドライブを 私の宇宙へ ロケットドライブ 月に照らされ ふたりでダイブ 揺られ揺られて きらめくダンス あなたと戯れたままで its オッケー 流れる星を 追いかけフライ スピード出して 思わずクライ 私と一晩中だって its オーライ 「あのさあ」「何~?」 「どこまで行こうか?」 「えーと」「うん」 「どこでも、まかせる~」 「え~、じゃあ、月まで行っちゃおうか」 「え~やだぁ」「なんで~!?」 想像だけで叶えられる 夢に見ていた無限の宇宙 あなたと光の速さで its オッケー 行きたいのなら何処までだって もしも望むならば何回だって わたしと遥か彼方へと its オーライ 宇宙の海は二人の海 旅立つ船 地球にアディオス! こんな感じでどうですか!? コメント GUMIとがくぽの掛け合いが好き! -- 名無しさん (2013-02-19 00 09 31) ↑掛け合い確かに良かったwww -- コットン (2013-03-04 19 50 41) なんで〜!?のがくぽさんがえげつな可愛い この曲のお陰がくぽさんも美人さんというレッテルだけではなく可愛らしいというレッテルも貼られるのである この曲調好きです(^q^) -- 名無しさん (2013-03-24 20 28 38) あと「大体似たような」ではなく「大体似たよな」だと思います -- 名無しさん (2013-03-24 20 31 15) えーなんで〜がちょー好きだな。! -- せなりん✩ (2014-12-01 21 29 32) 名前 コメント
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873. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 22 09.85 ID PTVCnvIF0 マコト 『また、お前かよ』 梓達が脱出した後、崩れゆく、ポケモンタワーの中で、マコトはフードの女……AYUに語りかける。 『ひどいな〜、その言い方は。プンプンだよ』 可愛らしく言うが、この場では不釣合いだ。 『なんだ、助けにでもきたのか?』 『それはないわね。3度も失敗したんだから』 AYUの隣にいた曽我部が言う。 『まったく、殲滅班の部長まで来るのかよ』 『私はファイヤーの回収に来たのよ。後の始末は……』 『私がやるよ〜』 『それはご苦労なことだ。……AYU、お前は何者だ?』 『私? そうだね〜、一応、殲滅班の班員だよ〜。私、1人だけだけど』 『……』 『さて、遺言はあるかな?そろそろ、ここもやばいしね』 『……聞きたいことがある』 『いいよ、答えてあげる』 『……お前は何者だ』 『さっきも言ったよ』 『本当のことが知りたいもんだ。冥土の土産にな』 『……残念だけど、お土産はなしだよ。冥土で皆に謝ってね』 AYUは手にエネルギーを溜める。それを見て、マコトは言う。 『お前は人間なのか、それとも、ポケモンなのか?』 AYUは手をマコトに向ける。 『私は人間でもあるし、ポケモンでもあるんだよ。それじゃ、バイバイ』 その言葉を最後にマコトの意識は途絶えた。 874. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 23 40.92 ID PTVCnvIF0 次の日 私達はロケット団の占拠から逃れたので、フジさん達をポケモンハウスへと送り届けます 「落ち着いたら、もう一度、ここに来ます」 「来れたらでいいぞ。……達者でな」 「ええ」 「またね〜」 「お世話になりました」 「さようなら」 875. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 24 29.05 ID PTVCnvIF0 私達はシオンタウン郊外に来ました。 「それじゃ、私達はここで」 「え、もう?」 「な〜に、梓は私がいなくて寂しいの?」 「別にそういうわけじゃ……もう少し、おしゃべりとか」 「なにを言ってるの。あんたにはあんたのやることが。私には私のやることがあるのよ」 「……そうだね。じゃ、また会おうね、純、うい」 「また会おうね、うい、純ちゃん。今度会う時は私ももっと強くなってるよ」 「私ももっと、強くなるよ、お姉ちゃん。梓ちゃんもまた会おうね」 「それじゃ、またね」 私達は純たちと別れました。 「これから、どうするの、あずにゃん」 私の頭の上で聞いてくる、ゆい先輩。 「そうですね、とりあえずは、ヤマブキシティを目指します」 「……まさか、着いたら、ジム戦とか?」 「さすがに昨日の今日で、そんなことしませんよ」 「そうだよね。それじゃ、着いたら、遊びに……」 「昨日の戦いで、自分のレベルの足りなさを感じたので、特訓です!」 「ええ〜、それはないよ〜、あずにゃ〜ん」 「冗談ですよ。とりあえず、ホテルで、寝たいですね。次の日はお休みにしましょう」 「わ〜い、さすがはあずにゃんだね〜」 私の頭を撫でてくる、ゆい先輩。本当は特訓もしなきゃいけないんですが……。 「えへへ〜、久しぶりの休みだよ〜」 まあ、ゆい先輩も喜んでいるからいいかな、と思い、ヤマブキシティへと向かいました。 876. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 25 35.90 ID PTVCnvIF0 「……ついてきてるんでしょ?」 私は足を止めて、振り返る。 「どうしたの、純ちゃん」 ういは不思議そうに聞いてくる。 「さっきから、ずっとつけられてるわね」 「え、嘘!?」 「そこに隠れてるのは分かってるから、出てきなさい」 木の中から、ポケモン……ゲンガーが出てくる。 「あなたは!?」 ういは驚いている。おそらく、このゲンガーは昨日、話していたポケモンなんだろうな。 「何で、ついてきたの?」 私はゲンガーに聞く。 「ゲンガ(仲間にしてくれ)」 「うい、なんて言ってるの?」 「な、仲間にしてくれって」 「……なんで?」 「ゲンガ(もう、1度だけ、あの、ツインテール達と戦いたいんだ。……それに)」 ゲンガーは一息いれて、何かを言う。 「ゲンガ(……いいトレーナーの元で戦ってみたいんだ)」 「えっとね、純ちゃん。ゲンガーは……」 私はういが言い切る前に、モンスターボールをゲンガーに当てる。そして、ゲットした。 「純ちゃん! どうして、ゲンガーをゲットしたの?」 「私達はそもそも、ゴースをゲットしにシオンタウンにきたからね。……それに」 「?」 「寂しそうな眼をしてたからね。さて、最後のバッチをゲットしに、トキワに行くかな」 「……純ちゃん、私、純ちゃんのポケモンになれてよかったよ」 「気持ち悪いこと言わないでよ、まったく」 877. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 26 41.92 ID PTVCnvIF0 シオンタウン編? 「VSファイヤー?」 終了 879. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 04 02.95 ID JFqXJu2f0 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ ミニリュウ ポリゴン2 プテラ 澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ 律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス 純 うい カビゴン ゲンガー ヤマブキシティ編? 「敗 北!」 以下、投下 880. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 04 50.06 ID JFqXJu2f0 ヤマブキ・ホテル 皆さん、おはようございます。ゆいです。今は早朝。普段の私なら、まだ、ぐう〜ぐう〜寝ていて、あずにゃんに起こされるまで、寝ていることでしょう。でも、今日は違います!!何故なら……。 「昨日が『月刊あずにゃん』の発売日だったからだよ〜」 いや〜、昨日、買ったはいいけど、見る時間がなくてね〜。楽しみで楽しみで。 「さてっと。ふむふむ」 今月のカプは誰得って感じだったから、飛ばして……来月は……『澪梓』か。 「また、唯梓じゃないのかよ!!」 「にゃっ!!」 おっと、いけない。また、大きな声を出しちゃったよ。あずにゃんはまだ、寝てるようなので、よかったけど、気をつけないとね。 1時間後 「さて、雑誌も読み終わったし、また、寝ようっと」 早く、起きると駄目だね。もう一眠りしようっと。私がベットに入ると、 「……もう、朝ですか。ほら、ゆい先輩も起きてください!」 「ええっ!!」 そんな感じで、今日も始まります。 881. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 06 26.72 ID JFqXJu2f0 「今日はどこに行きましょうか」 「そうだね〜、とりあえず、ぶらぶらしようか」 「それもいいですね」 初めて来る場所とかって、ワクワクするからね。というよりも、あずにゃんといれれば、どこでもいいけどね。 「ヤマブキシティで有名なところは……シルフカンパニーですかね」 「何それ?」 「まあ、ただの会社の本社ですけど」 「つまんな〜い」 「ですよね」 さてさて、どうしたものかな。正直、眠いんだけどね。 「それにしても……」 「どうしたの?」 「今まで、旅をしてきたんですけど、どこもマサラタウンと大分、雰囲気が違いますよね」 「そうだね」 マサラタウンに私は長くいたわけではないけど、むこうはまだ自然に溢れていたね。 「マサラタウンは民家もまばらで、自然に溢れていたのに、ヤマブキシティやタマムシシティとかはもう、ビルばっかりだし、都会って気になりますよね」 「そうだよね〜。でも、私はマサラは好きだよ」 「私もです」 「マサラに帰りたい?」 「まあ、多少は……。でも、旅も悪くないですよ。いろいろな人やポケモンにも会えますし」 「私も、旅をしたから、あずにゃんに出会えたわけだしね」 「でも、行き倒れですよね」 「むぅ〜。それは言いっこなしだよ」 私達はそんな話をしながら、町並みを歩いていました。もっとも、私はあずにゃんの頭の上だけどね。 882. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 07 06.95 ID JFqXJu2f0 「梓じゃないか?」 そんな時、私達の正面から澪ちゃんが歩いてきて、私達に声をかけます。 「あ、澪先輩!」 あずにゃんの声が私に発するそれと違う気がする。それに、澪ちゃんを見る眼も。これは嫉妬かもしれないけどさ。なんか、面白くない。 「どうしたんですか、こんなところで」 「まあ、いろいろとさ。えーと、バッチも全部持ってるから、適当にいろいろな所を巡ってるだけだよ」 これは私の勘だけど、きっと、あずにゃんに会いにきたんだろうな。 「へえ〜、偶然ってあるんですね」 「そ、そうだな。えーと、喫茶店でも行かないか?」 「いいですよ。ゆい先輩もいいですよね?」 「……」 「ゆい先輩?」 「え、うん、な〜に、あずにゃん」 「だから、喫茶店に行きませんか?」 「うん、いいよ〜」 私は嫌な予感をビンビンに感じながら、喫茶店に向かった。 883. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 08 23.57 ID JFqXJu2f0 喫茶店 「それにしても、どうして、ヤマブキシティに来たんですか?」 さっきはいろいろな所を巡ってるとは言ってましたけど、ヤマブキシティって、面白いところって、なかったと思いますけど。……って、ヤマブキシティに住んでる人に失礼ですよね。 「さ、さっきも言ったけど、適当にいろいろな所を巡ってるだけだよ」 「でも、ヤマブキシティには特に何もない気がしますけど」 「ま、まあ、バッチを集めるのに集中したから、町を巡るってことをあんまりしなかったからな、時間のある今のうちにやっておこうって、思ってな」 「なるほど」 私だったら、レベル上げに勤しむのに、さすがは澪先輩です。 「それで……あ」 私は会話を続けようとした時、オーキド博士から、電話がありました。 「すいません、ちょっと、電話で……」 「いいよ、私は気にしないででていいよ」 「すいません」 私は一旦、喫茶店を出て、電話に出ました。 『やあ、梓君』 「どうしたんですか、博士」 『お前さんが預けたイーブイの治療が終わったから、連絡を、と思ってな』 「そうなんですか!!ありがとうございます!」 『それで、梓君も様子を見たいじゃろうと思ってな。今から、転送するかのう?』 「お願いします!」 『ほっほ。それじゃ、ポケモンセンターに着いたら、電話してくれんかのう』 「分かりました」 私は電話を切ると、喫茶店に戻りました。 「すいません、澪先輩。私、ちょっと、ポケモンセンターに用事ができまして……」 「じゃあ、私も一緒に……」 「私はゆいと一緒に待ってるよ。前に会った時はそんなに話せなかったしな」 「すいません。すぐに戻ってきますから、ゆい先輩をお願いしますね」 「ああ」 「……」 私はゆい先輩を澪先輩に預け、ポケモンセンターに向かいました。 884. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 09 48.94 ID JFqXJu2f0 「パクパク」 「……」 あずにゃんが行った後、私と澪ちゃんの間に、沈黙が流れる。というより、澪ちゃんは私に何かを言いたいけど、なかなか、切り出せないって 感じだけどね。 「ここのケーキ、美味しいよね」 「……あ、ああ。そうだな」 澪ちゃんは答えるけど、まだ、一口も食べてないんだけどね。 「……なあ、ゆい」 「な〜に、澪ちゃん」 「……頼みたいことがあるんだ」 「いいよ。私でよければ、力になるよ」 「梓にさ、旅をやめるように言ってほしいんだ」 澪ちゃんは覚悟を決めたかのように言った。やれやれ、なんか、こういうのなんていうんだっけ?シリアル?まあ、なんでもいいや。そんな展 開になりそうだね。もっとさ、けいおんっていうアニメだか漫画みたいにのんびりというか、ほのぼのとすればいいのにさ。まったく 「……どうして?」 「……これ、梓達だろ?」 澪ちゃんが見せたのは、昨日の新聞だった。その新聞にはセキチクシティのサファリゾーンのポケモン脱走とシオンタウンのロケット団占領について書かれたものだった。その中には、未確認だがツインテールの少女と幼稚園児の子供が活躍したと書かれていた。 「そうかもね」 「ゆい!私は真面目に聞いてるんだ!」 「声、大きいよ」 周りの人達も見てるし。 「あ、ごめん」 「……その新聞のだけどね、多分、そうだと思う」 「やっぱりか」 澪ちゃんは嘆息する。 885. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 11 22.01 ID JFqXJu2f0 「どうして、こんなことをしたんだ?」 「なんか、悪いことをしたみたいに言うね。私達のおかげで、セキチクシティやシオンタウンの平和は守られたんだよ! フンス」 「……そうだな。それはいいよ。でもな、ここまでのことをしたら、ロケット団にも、マークされることになるぞ。ただでさえ、タマムシの事件で、目をつけられてるのに」 「……」 「そうなったら、梓の命も狙われることになるぞ」 「大丈夫だよ〜。あずにゃんは私が守るもん」 「ゆい、ふざけてる場合じゃないんだ」 別にふざけてるつもりはないんだけどね。 「つまり、あずにゃんの命が危ないから、私に説得してくれというわけだね」 大げさだと思うけどね、さすがに。 「そうだ」 「でも、どうして、私に?澪ちゃんが言えばいいじゃん」 「たしかにそうだけど、ゆいは梓のポケモンだろ?ポケモンを大事にする、梓なら、ゆいの言うことを聞いてくれるはずだ」 「そうかもしれないね」 ちょっと、卑怯な言い方な気もするけどね。 「それに……認めたくないが、ゆいが1番、梓に信頼されているからな」 「そう見える〜?いや〜照れるな〜」 「……それで、どうする?」 「……」 「ここで、旅を終われば、ゆいは梓とマサラで一緒にほのぼのと暮らせるんだぞ。ただ、この状況だから、他の地方に引っ越すことになるかもしれないが」 「……それはいいね」 「だろ?だから、頼むよ、ゆい」 886. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 12 24.09 ID JFqXJu2f0 「分かったよ、澪ちゃん。私、あずにゃんを説得するよ」 「分かってくれて嬉しいよ、ゆい」 「そのかわり、必ず、ポケモンリーグで優勝してね」 「任せろ」 その時、あずにゃんがタイミングよく戻ってきた。 「お待たせしてすいません」 「ちょうどいいところにきたよ、あずにゃん」 「何ですか?」 「もう、旅をやめてさ、マサラに戻ろうよ」 「……え、どうして、突然そんなことを……」 「旅もいいけどさ、2人で早くのんびりとしたいからね。そうすれば、ほのぼのと出来るしね」 「……でも」 「大丈夫、他の仲間も一緒だからね」 「……分かりました、マサラに戻りましょう」 「本当に!?」 「はい!ちょっと、今までの雰囲気は私に合わないと思ってたので」 「あずにゃん」 ダキッ。 「ゆい先輩」 ダキッ。 こうして、私達はマサラタウンで幸せになりました。 ヤマブキシティ編? 「敗 北!」 終了 ポケットモンスターゆい 終了 887. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 13 47.89 ID JFqXJu2f0 となれば、いいんだろうけどね。でも、私は……。 「いやだ」 と、答えた。 「……どうして?」 「だって、あずにゃんは頑張ってるもん」 あずにゃんはポケモンリーグに出るために毎日、頑張ってる。そんなあずにゃんに諦めて、帰ろうなんて言えないよ。というか、言いたくないよ。 「……ゆい、分かってるのか。こうは言いたくないけど、梓は人間なんだ。ゆいなら、多少の深い傷でも、すぐに治るだろうが、梓はそうじゃないんだ。ミュウツーの戦いでも分かってるだろ」 「……」 澪ちゃんの言ってることは……まあ、間違ってない。私はポケモンだから、多少の傷なら治るし、痛みもないけどさ。 「ゆいだって、戦うのは好きじゃないだろ」 「……そりゃあね」 「一緒にマサラに戻れば、美味しいお菓子とかだって、ムギに頼んで用意してあげられる。始めのうちはロケット団から匿うために不自由があるかもしれないけど、2人なら大丈夫だろう」 「楽しそうだね!」 「だろっ!」 「でも、いやだ」 私は約束したからね。一緒にポケモンリーグで優勝するって。 「……」 「ごめんね」 「いや、ゆいの気持ちも分かる」 澪ちゃんは一息入れて、お茶を飲む。でも、ちょっと、まずそうにする。それはね、冷めてるからね。 「私だって、梓が頑張ってたことは知ってるんだ。やっぱり、私が言うことにするよ」 「大丈夫?体、震えてるよ」 「だ、大丈…夫だ…よ。……たぶん」 全然大丈夫そうに見えないけどね。はあ。またシリアルな展開になりそうだね。何事もないことを祈るよ。 888. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 14 59.83 ID JFqXJu2f0 「ごめんね、イーブイ」 「ブイ〜♪」 私は治療してもらった、イーブイを撫でながら、ゆい先輩たちの待つ喫茶店に向かいます。 「なんか、雨降りそうだね」 「ブイ」 上を見ると、どんよりとした雲になってる。天気予報では午後から、雨って言ってましたしね。天気予報っていうのは嫌な予報の時には当たるんだから、困ったものです。 「ゆい先輩達、待ってるかな」 私はなるべく急いで、喫茶店に到着しました。 「すいません、遅くなりました!」 「おかえり〜、あずにゃ〜ん」 「……」 明るく迎えてくれるゆい先輩とどことなく、暗い雰囲気の澪先輩。私がいない間に何かあったのでしょうか?そのわりにはゆい先輩の雰囲気は明るいんですが……。 「あずにゃんがいなくて寂しかったよ〜」 私が席に着くと、ゆい先輩が抱きついてきます。私はそんなゆい先輩の頭を撫でながら、澪先輩に話しかけます。 「あの、澪先輩」 「……」 「澪先輩!」 「え、梓!?いつの間にいたんだ」 「いや、今さっきですけど……。どうしたんですか?悩みがあるなら、相談に乗りますけど」 889. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 16 36.31 ID JFqXJu2f0 「えーと、だな。少し、言いづらいんだが……」 澪先輩は一息入れて、意を決したようにこう言った。 「なあ、梓。もう、やめないか」 「何をですか?」 「旅を……ポケモンリーグを目指すのを諦めないか」 「……えっと、今なんて」 「ポケモンリーグを目指すのを諦めてくれないか」 いきなり、こんなことを言われて、私の頭はちょっと、混乱している。皆で約束したじゃないですか、一緒にポケモンリーグに出るって、と か、言いたいことはいろいろあったけど、 「……どうしてですか?」 月並みな言葉でしか返せなかった。 「……さっき、ゆいにも見せたけど、これ、梓達だろ」 澪先輩が見せたのは、昨日の新聞だった。その新聞にはセキチクシティのサファリゾーンのポケモン脱走とシオンタウンのロケット団占領について書かれたものだった。その中には、未確認だがツインテールの少女と幼稚園児の子供が活躍したと書かれていた。 「分かるだろ?ロケット団もこれだけのことを邪魔されたんだ。ロケット団に眼をつけられているだろう。これ以上、旅を続けるのは危ない」 「……」 「ムギの知り合いが梓達を匿ってくれる。だから、ゆいやポケモン達も一緒にそこで暮らすんだ」 澪先輩の言ってることも分かる。私を心配して言ってくれてるんだから。……でも。 「……嫌です」 「……え?」 「嫌です!!澪先輩達が私を心配してくれるのはありがたいことだと思いますが、ここまで、一生懸命旅をしてきましたし、なにより、ポケモンリーグで、澪先輩達と戦いたいんです!」 私はそう言うと、澪先輩は驚いたような顔をした。 「あずにゃん、声大きいよ」 「あ、すいません」 私は周りの人に頭を下げて、いすに座る。 「とにかく、私は旅を続けます」 「……死ぬかもしれないんだぞ」 「大げさですよ。それに、私にはゆい先輩やポケモン達がいますし」 「えへへ〜、あずにゃんは私が守るよ〜」 「……分かった。じゃあ、勝負しよう」 「はい?」 「勝負をしよう。私が勝ったら、諦めてもらう」 「それはいいですけど、私が従うとは限りませんよ」 「従ってもらう」 「そんな無茶な」 「分かった。従わなくてもいい。とにかく、梓には現実を見せてあげるよ。勝負は2対2だ。先に相手のパーティを全滅させたほうが勝ちだ」 「まあ、いいですけど」 890. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 17 10.68 ID JFqXJu2f0 私達は、ヤマブキシティ郊外に来ました。 「ルールはさっき言ったとおりだ」 「分かりました」 私は内心ワクワクしていました。状況はあれですけど、憧れの澪先輩と初めて、自分のポケモンで戦うんですから。 「雨も降りそうだから、サッサと始めよう」 「はい」 「では……」 「「バトルスタート」」 891. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 18 31.89 ID JFqXJu2f0 「来てください、ハッサム!!」 「来い、エビワラー」 さあ、いよいよ、戦いが……!? 「……」 「大丈夫、あずにゃん。手が震えてるよ」 「あ、はい。大丈夫です」 さすがは澪先輩です。戦いが始まったら、なんていうオーラですか。今まで、戦ってきたどのトレーナー達よりもすごいです。 「いきますよ、まずは先制をとって、バレットパンチです」 ハッサムは素早く、エビワラーに接近し、パンチを繰り出す。 「受け止めろ、エビワラー」 2匹のパンチが激突する。その衝撃で私達に風が吹く。 「やるじゃないか」 「澪先輩こそ」 2匹のモンスターはお互いにパンチを打ち合う。力はほぼ互角。このままいけば、澪先輩にも……。 「ところで、梓」 「何ですか?」 「何時になったら、本気になるんだ?」 「え?」 その声とともに、ハッサムはふっ飛ばされそうになるも、なんとか、こらえてました。 「今の攻撃は……」 「エビワラー、こうそくいどう!」 私が状況を理解する前に、エビワラーはハッサムに一瞬で、接近します。 「エビワラー、トドメだ。ほのおのパンチ!!」 エビワラーの鋭いパンチがハッサムに命中し、体が炎にまみれて、吹っ飛ばされて、そのまま、気絶してしまいました。 892. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 19 44.81 ID JFqXJu2f0 「そ、そんな、ハッサムが……」 「どうした、梓。もう、ハッサムは終わりだよ。次のポケモン……どうせ、ゆいだろうけど、出しなよ。もっとも、私はゆいの攻略法は分かってるけどな」 「むむ、すごい自信だね。こうみえても、私はあずにゃんがトレーナーになってから、私はまだ、負けてないもんね。強がったって、無駄だよ」 「……」 「どうしたの、あずにゃん」 「……」 「あずにゃん!!」 「は、はい、なんですか」 「ボーっとしてちゃ駄目だよ。ほら、早く、次に出すポケモンを決めなきゃ。もっとも、次は私だよね」 私には嫌な予感をビンビンと感じていましたが、実際問題として、ハッサムより強いポケモンはゆい先輩しかいませんし。 「では、頼みますよ、ゆい先輩」 「うん!!」 「きたか、ゆい」 「澪ちゃんはポケモンを交替させないの?」 「必要ないだろ」 「ふん!その自信が命取りになるんだよ。いくよ、 ゆいちゃん真拳……」 「見せてあげるよ、ゆいの攻略法を」 エビワラーは素早くゆい先輩に接近し、その小さい体に、最初にハッサムに与えた技、おそらく、マッハパンチを繰り出してきます。 「わーーーーー」 ゆい先輩は小さい体にその攻撃を受け、コロコロと転がっていきます。 「大丈夫ですか、ゆい先輩」 「うー、大丈夫、大丈夫。まだまだ、余裕だよ」 893. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 21 06.06 ID JFqXJu2f0 ゆい先輩は立ち上がろうとします。追撃があるかもしれないと攻撃をしたエビワラーのほうを見ると、エビワラーはいません。 「あれー?エビワラーは?」 「ゆい先輩、上です!」 エビワラーはゆい先輩の上空に飛び上がり、ゆい先輩にその拳を振り下ろします。 「あでっ!!」 立ち上がろうするゆい先輩の背中にエビワラーの拳がめり込みます。 「ゆい先輩!!」 「へ、平気、平気。まだまだ、大丈夫だよ」 「……降参しないのか?」 「ま、まだまだ、戦えるよ。これから、私の大逆転劇だよ」 「……」 「どうして、そんなに悲しそうなんだい、澪ちゃん」 「……いや、なんでもない。エビワラー、続けるんだ」 エビワラーはゆい先輩の背中に拳を打ち付けるべく、上に手を上げます。 「そう何度も、同じことはさせないよ。ゆいちゃん……」 「させるな!!れんぞくパンチだ!」 エビワラーはゆい先輩の背中に何度も何度も、打ち付けます。……私はその光景を見たくなくて、眼をそらします。そんな時、空から、ポツポ ツと雨が降り始めました。 「………めて下さい」 「どうした、梓」 「止めてく……」 「待って、あずにゃん。まだ、私は戦えるよ!」 私が降参をしようとすると、ゆい先輩に止められました。 「で、でも……」 「ポケモンなんだから、多少のダメージは平気だよ。それに、ここから、逆転だよ」 ゆい先輩は仰向けになり、リズムよく、パンチを繰り出すエビワラーの目に砂……(といっても、雨も強くなり、泥といった方がいいかもしれませんが)を投げます。 「エビ!」 エビワラーは目を押さえて、よろめきます。 「よし、ここから、逆て……あれ?」 ゆい先輩の足がガクッと崩れ落ちます。 「あれれ、どうしたんだろ。まだ、戦えるのに、体が言うことをきかないよ」 多分、さっきのダメージがきいているのでしょう。立ってるだけで、やっとといった感じです。 「……ゆい。立ってるってことがどういうことか、分かるか?」 澪先輩は顔を歪めて、ゆい先輩に問いかけます。雨もだんだんと強くなってきます。 「分かってるよ。でも、私は倒れないよ」 「……どうしてだ?」 「あずにゃんとポケモンリーグで優勝するんだ。だから、倒れない」 「……そうか。じゃあ、トドメだ」 エビワラーは拳を構えて、ゆい先輩に叩き込もうとします。 「ゆい先輩!」 私の体は自然に動き出しました。 894. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 23 21.86 ID JFqXJu2f0 エビワラーの拳が私に迫ってくる。ああ。多分、この一撃で、私は負けるだろうな。 「ゆい先輩!」 突然、あずにゃんが私とエビワラーの間に割り込んできた。 「あずにゃん、危ないよ!!」 バン エビワラーはあずにゃんの顔スレスレで、拳を止める。でも、びっくりしたのか、あずにゃんは尻餅をついてしまいました。雨が強くなってき ているので、あずにゃんの服はビショビショのドロドロだね。澪ちゃんの体は震えている。それはきっと、雨のせいではないだろう。まったく、そんなに辛いなら、こんなことやらなきゃいいのに。でも、きっと、それだけ、あずにゃんのことが大切なんだろうね。 「分かっただろ、梓」 澪ちゃんはあずにゃんに近づいてくる。 「これが敵なら、梓は死んでたんだ」 「……」 「たしかに、今まではロケット団を倒してきたかもしれない。でも、次はこうなるかもしれないんだ」 「……」 「私だって、ポケモンリーグで梓と戦いたいさ。それはそうだろう、梓は私、いや、私達にとって大切な仲間なんだから。でも、それ以上に、 命が危ないかもしれないんだ。命にはかえられない」 澪ちゃんは目に涙を浮かべて、あずにゃんに訴えかける。 「……」 あずにゃんはうつむいて、黙っている。 「……私はもう行くよ」 「……」 「いきなり、こんなこと言われても、判断できないよな。明日まで、ヤマブキシティにいるから、梓の答えを聞かせてほしい」 「……」 「……じゃあな」 澪ちゃんは去っていった。。 「……あずにゃん、帰ろうよ、雨も強くなってきてるし」 895. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 24 03.64 ID JFqXJu2f0 「……ゆい先輩」 「なんだい、あずにゃん」 「澪先輩の言うことも、分かるんです。もし、今のがロケット団だったら、負けてましたもんね」 「うん」 「今までの戦いで、私は大分強くなったって感じて。これなら、澪先輩にも勝てるって」 「……」 「でも、澪先輩に簡単に負けました」 「そうだね」 私としては情けないけどね。 「……ゆい先輩、私はどうしたら、いいんでしょうね」 「それはあずにゃんが決めることだよ」 「ですよね」 「でもね、あずにゃんがどんな答えでも、私はあずにゃんについていくよ」 「ありがとうございます。……雨も強くなってきましたから、帰りましょうか」 「うん」 「あ、ポケモンセンターにも寄らなくちゃ。でも、服も濡れてるから、後でもいいかな。すいません、ゆい先輩、それでもいいですか?」 「……うん」 私には分かる。あずにゃんは一生懸命誤魔化しているけど、本当はとっても悔しいんだってことを。だって、私を抱く手はこんなにも震えているから。 896. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 24 57.01 ID JFqXJu2f0 「……」 「おい、澪」 私は声をかけられ、振り向くと、傘を持った律とムギがいた。 「ほら、傘だ。……といっても、もう無駄だろうけどな」 ずぶ濡れの私を見て、律は笑う。 「余計なお世話だ」 「そうかい、そうかい」 「何しに来たんだ、お前は」 「まあまあ。……梓ちゃんはどうするのかしら?」 「戻ってくれるといいけどな」 「ごめんなさい。オーキド博士に頼まれたことを澪ちゃんに押し付けるみたいになってしまって」 「……いいよ、別に」 「まあ、これで、澪は梓に嫌われるわけだな」 「……」 「りっちゃん!大丈夫よ、澪ちゃん。梓ちゃんも分かってくれるわ」 「……だといいけどな」 「さてと、じゃあ、私達も戻るか」 「……さっきから、楽しそうだな」 「そうか?」 「りっちゃんは梓ちゃんはどうすると思うの?」 「さあ。私には分かんないさ。梓が決めることだしな。……ただ」 「ただ?」 「……いや、なんでもない」 897. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 26 10.94 ID JFqXJu2f0 「……はあ」 私はゆい先輩の髪を洗いながら、考える。これから、どうすべきか。 「悩みごとかい、あずにゃん」 「ええ、まあ。……というか、ゆい先輩も知ってますよね」 「まあね。どれ、私が話を聞いてあげよう。話してみんしゃい」 「でも……」 「話してるうちに考えがまとまるかもしれないじゃん」 「……そうですね」 「まあ、私じゃ、頼りにならないかもしれないけどさ」 「いいえ、そんなことありませんよ」 「ははは。褒めても、何もでないよ」 「……澪先輩が私を心配してくれてることも分かります」 「うん」 「現に純がいなかったら、前回もあぶなかったですしね」 「そうだね」 「でも、澪先輩と戦って怖かったですけど、楽しかったんです」 「ほうほう。どんな風にだい」 「ワクワクしたんです。ポケモンリーグにはもっと強い人がいるのかなって」 「なるほど、なるほど」 「だから、もっと、旅を続けたいんです」 「なら、続ける?」 「でも、澪先輩が私のことを心配してるのは分かるんです。それを無視するのはどうかと」 「結局どうしたいのさ」 「どうしましょうね」 「それはあずにゃんが決めるんだよ!」 「分かってますよ。まあ、とりあえず、お風呂を出て、ご飯にしましょうか」 「そうだね」 898. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 27 00.35 ID JFqXJu2f0 「気にすることないわよ。梓ちゃんなら、分かってくれるわよ」 「だといいがな」 私はムギたちとホテルの食堂で食事をしている。正直、気が重い。 「あ、あれ、梓じゃないか。おーい、あずさー」 「ブー」 「おい、汚いぞ、澪」 「誰のせいだ!」 「あ、律先輩にムギ先輩、それに……澪先輩」 「や、やあ」 「……どうも」 (おい、どうするんだ、律) (どうするんだって、一緒に飯を食うだけだよ) (おい) 「一緒に食事でもしない?」 (ムギー) 899. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 27 46.13 ID JFqXJu2f0 「え、……まあ、いいですけど」 梓は席に着く。さて、どうしたものだろうか。 「ところで、梓」 「何ですか?」 「澪にぼろ負けしたんだってな」 「ブー」 「汚いわよ、澪ちゃん」 「ごめん」 「……ええ」 「で、どうするんだ?」 「……私は」 さっきの今で、答えられるはずないだろ、と思ったが、 「あずにゃんは旅を続けるよ」 言いよどむ、梓のかわりにゆいが答えた。 900. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 28 56.56 ID JFqXJu2f0 「あずにゃんは旅を続けるよ」 私が答えあぐねていると、ゆい先輩がかわりに答えていました。 「ちょ、ゆい先輩」 「あずにゃんはポケモンリーグで澪ちゃんを倒すよ」 「……それでいいのか、梓は」 律先輩が私に聞いてきます。 「私は……」 私はゆい先輩がそう答えたのは自分のやりたいようにやりなさいといってるように感じました。だから……。 「私は澪先輩には悪いですけど、旅を続けます!」 「…そうか」 律先輩はニコッと笑いました。まるで、その答えを待っていたかのように。 「だってさ、澪。どうする?」 「どうするもなにも……。どうして、梓はそう判断したんだ?」 「……さっきの戦いで澪先輩ともっともっと、戦いたくなったんですよ」 「え?」 「ポケモンリーグで、皆の見てる前で、最高の戦いをしてみたいって」 「……」 「こりゃ、澪が戦わないほうがよかったな」 「そうね」 「ロケット団に狙われるかもしれないぞ」 「勝てばいいんですよ!」 「そうだよ。あずにゃんには私がついてるもん」 「ぷっ、ゆいに大分、毒されたな」 「あ〜、りっちゃん、ひどいよ〜」 「……手は抜かないぞ」 「望むところです。やってやるです!」 901. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 29 56.31 ID JFqXJu2f0 ヤマブキシティ編? 「敗 北!」 終了 24
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――クソッ……クソォォォォォォォ!! ――……ッ!ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!! ――な、なんだありゃ!?う、うわーーーーーー!! 団員1「へへ、大量大量! すげぇなここは!」 団員2「あぁ、ボスも大喜びだろうよ! 石を使わなきゃ手に入らないポケモンまで野性でいるしな」 好き勝手暴れてる馬鹿野郎がいるな、まったく…… 主「マスターズ状態でエイはダイブして待機。ヨクは高度30を保ってついて来い」 「「了解」」 そう言うとエイは地面に沈んで見えなくなり、ヨクは30m上空に移動してついてくる。 団員1「んー?なんだアイツ」 団員2「ハッ!誰だかしらねぇけど、俺らがロケット団って知らないのかねぇ?」 団員1「ハハ、辺境に住んでるくらいだからしらねぇだろうな」 到着する俺にそんなよく分からない自慢を見せ付けられた。 いや、馬鹿にされてるのかもしれない。 まぁ、なんにせよだ。 主「馬鹿みたいに笑ってるのは結構だが、さっさとポケモン出さないと痛い目見るぞ?」 団員1「何?」 小指を折って合図するとほぼ同時に、エイがロケット団の一人の真下に現れアッパーを決める。 宙に浮くほどの強烈なアッパーだが、浮きもせずまるで地面に張り付いたかのように体は固定され立ったまま気絶した。 団員2「なっ……」 主「遅いぞ」 もう一人の体は急に宙に浮き始め空高く飛び始めた、かなりの勢いで。 主「ヨク!」 言うが早いか、急上昇するロケット団の下っ端に強烈な体当たりをかました。 それとほぼ同時に急上昇は止まり、そのまま空中に固定されたロケット団員は痛みに悶えていた。 主「ボールはその袋の中か」 団員2「ひ……卑怯……だぞ……!!」 主「何が卑怯か、俺の"家族"を守るのは当然の事だ」 近くにあった袋をひっくり返すと大量の使用済みボールが出てきた。 あの数分の間でよくこんなに乱獲出来たものだと若干呆れてしまう。 主「エイ、死なないように叩き落せ」 団員2「は?」 エイが指を下に向けると今度は急降下し、結構な勢いで背中から地面に激突した。 団員2「カハッ!ア……アグ……」 気を失うことも出来ず呼吸困難に陥るロケット団員。 主「えーと……ああ、これだな。解除スイッチ」 ボール最下部、力強く押し込むと強制的に捕縛状態を解除する事が出来る。 誤作動が無いようにジョーイさんやジムリーダーといった特殊な面々しか弄れないようになっている。 というのも、ジムバッチや警察のバッチ、四天王を証明する認定バッチなどがないと認証されない為だ。 とりあえず全部解除してボールから全員出してやる。 団員2「お……お前……まさか!」 ?「ふむ、チャンピオンがここにいるとは思わなかった」 どこからともなく現れるもう一人の男。 格好は殆ど同じだが、唯一違うところがあった。 主「特殊な海流と風を発生してるエリアに進入しておきながらよく言う」 ?「ふふ……人は好奇心には勝てぬものさ」 ――何て鋭い眼光だ それに、この雰囲気は…… 主「そうか、貴様がロケット団の片腕の一人か」 ?「ご名答!いやはや、素晴らしい洞察力、考察力、想像力……やはりマスターズのチャンピオンは一味違うものだ!」 主「くだらんことはどうでもいい、何用だ」 そう言うと彼はククッと喉を鳴らして笑った。 ?「……分かっているんじゃないのかな? 君にはどういうことかくらい」 主「……力の増大を狙った孤島の襲撃、片腕自ら動く事の重大さ……それが示す事は一つ」 ――嫌な予感が頭をよぎる。 いや、予感じゃない。これは…… ?「そう……我々ロケット団の力を見せ付けるのだ」 主「その為の戦力増大? 地道な努力な事だ」 ?「いいや……」 また笑った。 笑った……? 主「まさか……!」 ?「ご名答! もう始まっているんだよ、チャンピオン!! 今ある戦力でも十分。ただ保険が欲しかっただけに過ぎない」 遠目に小型のヘリが近づいてくるのが見えた。 「R」という文字のついた、ヘリが。 ?「チャンピオン、貴方の行動力と知略には驚かされるものがある…… だからこそ後手に回っていては永遠に勝てないだろう……なれば此方から行動を起こすのみ そう……リーグもチャンピオン不在という事で今だ混乱が起きているこの瞬間に!!」 ヘリは彼らの近くに来ると梯子を降ろした。 団員達が急いでそれに登る、気絶した団員はドガース達に運ばれていたが。 主「……やってくれる」 ?「ふふ、正直それは此方の台詞でもあるんだがね。たった一人で各地で我々の作戦を潰してくれた。 それに、今この瞬間もだ。普通のトレーナーなら間違いなくヘリを攻撃していただろうに」 主「……"保険"をかける貴様がこの状況に"保険"をかけないわけがないからな」 ?「……!ふ、はははははははははは!!! やはり恐ろしい、人の身であることすら疑問に感じるぞ!!」 初めてこいつの「本物の笑い」を見た。 本気で楽しんでいる、この状況を。この駆け引きを。 アイツが梯子に捕まると同時にヘリはゆっくりと高度を上げ始めた。 ?「今だ語り継がれる伝説に、そして最強の敵に敬意を表して名前は教えてあげよう…… 私の名は千堂 豪治(せんどう ごうじ)!サカキと並ぶボスの片腕! また会おう……チャンピオン!」 そう言うとヘリは飛び去っていってしまった。 と、同時に後ろから羽音。 ヨク「マスター……!」 エイ「あんた!」 主「ああ、分かってる! ヨク、エイ、お前達はボールに戻れ、すぐに迎えが来るはずだ!」 急いで小屋に向かう、マサラの方を一瞬見ると大きな姿が此方に向かってくるのが見えた。