約 1,472,485 件
https://w.atwiki.jp/aniradibgm/pages/124.html
OPジングル Free Use Music / Short (26) OP Free Use Music / Counterattack Ray / Lovley Storm ED Free Use Music / SC-8006 Ray / Sweet Days Ray / My Future レイラのUSAからI LOVE YOU Free Use Music / パパイヤ アイランド ジングル Free Use Music / Short (8) Free Use Music / Short (9) Free Use Music / Samba de Janeiro
https://w.atwiki.jp/1h4d/pages/27.html
個人サークル「Rabbit Light」(ラビットライト)として活動中。 活動ジャンルはオリジナル、仮面ライダーなど 1h4dでのボブヘアピンシリーズは参加者内でカワイイと人気。 が、制限時間に追い詰められるとシモネタに走る傾向がある。 関西弁を喋る美少女との噂があるが真偽は不明。 関連項目 ヘアピンちゃん インサート!ホイ! 関連リンク ボブヘアピン 閃光のレイラ pixiv twitter
https://w.atwiki.jp/teltel55/pages/64.html
カレイドスター ●1点 ミュージカルサーカスを舞台に置いた設定は大変面白いのだが、 ストーリーの土台となっている友情・努力・勝利の描き方が弱く面白くない。 まず友情だが キャラクターの心像やキャラクター達の結び付きのシーンが少なく、 あっても表面的で感情移入も共感もできない。 又ストーリーによって微妙に変わる性格は都合良く どこまでいってもアニメ・アニメした薄っぺらいキャラクターに感じた。 又努力の描き方だが いきなり基本もなってないずぶの素人が大技を完成させそうになったのは 見ていて正直落胆した。 努力を積み上げた上での結果なら理解できたのだが、 1夜漬けの様な付け焼刃での結果は見ていて怒りさえ感じた。 そんな上記の2点が破綻しているからこそ 達成という勝利はとても軽く感じアホ臭くさえ感じた。 結びつきの弱い友情に一夜漬けの様な努力実の無い勝利を描いた紙芝居の様な薄っぺらいアニメだった。 ●9点 夢とはなにか?をバカ正直に描いた作品。 文句いいたい部分もあるが、ひとつのテーマを完遂したというのはすごい。 基本的に楽しめるデキなので、大ハズレはないはず。 逆にスポコンだと単純に捉えてるなら、後半失望するかも。 ●6点 (8話でギブ) 1、2話は面白かった でもそれからずっと話の展開がワンパターンだからいい加減飽きる トラブル→努力→解決、トラブル→努力→解決ばっか そらのキャラが潔白過ぎて気持ち悪いのも合わない とてもじゃないけどあと何十話も見ようと思えない ●3点 第一部で断念 話が単調で見るのにかなりの努力が必要 壁→あきらめる→励まされる→壁突破の繰り返しで「おっ!」と思うところがまるでない 正直拍子抜けしてしまった ●0点 50話のレイラさんを越えた回のが感動したし最終回っぽかった 正直51話は蛇足でした ●10点 今時珍しい王道スポ根アニメ。 特に奇抜なものもなく、ベタな展開ながらも、飽きさせずに引きこまれるほど完成度は高い。 1期クライマックスや最終回へ向けての盛り上がりはすごいの一言。 アニメをエンターテインメント作品として捉えるならば確実に、見て損はないだろう。 ●6点 カレイドスターと呼ばれるサーカスのスターをめざす少女のスポ根もの。 やたらと褒めちぎる人がいるが、中身は何てことない少しばかり良くできた 普通の少女向けアニメ。 ●7点 台詞が青臭い。話が青臭い。で見るのが辛かったりするときもあるが お笑いを取るのが上手かったりするので何とか見続けられる で、見続けるとだんだん面白くなる。前半・後半とも山場に向けて盛り上がり素直に楽しめる スコポン物はやっぱり面白い分野だと再認識。(”エースをねらえ”路線) ロゼッタの声が良かった 点数は 26に準拠。作品の完成度の点数ではなく、お奨め度としての点数 (1~3:駄目 4~6:普通 7~9:お奨め 10:神) ●8.5点 サーカス少女の青春サクセスストーリー。 実は作画がよいのは1,8,41の三話だけではないかと。 全体を通して徐々に盛り上がっていくのでつまみ食い では真価は見えてこないかも。 良い作品なのは確か。 ●3点(OVA) TVシリーズの後の話。 さてどんなものやらと蓋を開ければ、まずOPで1パッセル獲得。 そらとロゼッタのふぬけたデュエット曲をバックに、決してTVでは見せなかったサービスカットが ふんだんに盛り込まれ、もはや違うDVDかと思うほどの気まずさ。 本編の方はといえば、明らかに尺が足りず描ききれてないのだが、そんな中ひときわ目を引いたのが メイの変な歌とレオンのキモい動き。 記録ではなく記憶に残る彼らの勇姿に2パッセル。 …まあなんだ、ロゼッタに思い入れがあるかどうかだろう。俺は メイが 大好きだ! ●8点 この番組を観て、思ったことは4コマ漫画だなぁってこと 悪い意味じゃなくて、一話一話に起承転結があって、必ず見せ場があるってことね そして、4クール全体でみても、伏線があったりキャラがたっていたりで非常によくまとまっている さすが、佐藤順一監督といったところ ただ、一期・二期が良かっただけに、第二の主人公レイラが抜けた第三期は悲惨だった 鬱展開というのもあるが、これは長期作品には欠かせないし、ラストへの布石と考えればかなり優良だった ただ、視聴者の意識の革新を図るためか、新キャラの個性や演技が強調されすぎの感があった 故に2期との繋がりを考えると、微妙な感じ そして、逆に強調されすぎたお陰で4期では、この人ってこんな感じの人だったっけ?みたくなる これが、主人公の他人を変える力ってことなのかもしれないが、漏れには単に整合性がないだけに思えた まぁ、それを差し引いてもかなり面白い作品だと思う 絵にさえ慣れれば、きっと大丈夫・・・かな? また、この作品は声優陣が本当にいい仕事をしている 芸能人も、ホリプロの某盗人タレントの下手糞さがキャラの憎たらしさに直結、起用は成功だと思った 漏れ的には第一期から順に9点8点6点9点って感じかな ●7点 今時珍しいスポ根サーカスアニメ。 キャラも個性的で、ストーリー、演出も盛り上がり所を押さえた質の良い出来だが、 第1部の主人公が主役を張るまでに成長する過程が少し急過ぎる感じがした。 あと、第1部の結末は良かったがそこから第2部への繋ぎにも違和感が。 どちらも納得行かないって程では無いけどね。 ●10点 燃えスポ根アニメ。全51話+OVA1話 展開はベタベタかもしれないが、最後まで一気に見てしまう面白さがある。 本当なら10点をつけてもいい作品だが、OVAが蛇足だった気がするので-1点。 ●10点 テレビから離れて客観的にみました楽しかった。 つーかこの作品の良さはみなければ絶対わからないとおもった ●9点 :05/01/31 主人公の少女がスター(サーカスっぽいの)を目指す話。 基本的にスポ根もの。 1話完結形式で主人公だけでなく周りの仲間達のストーリーも結構あり、 キャラも立っていて好感が持てました。 仲間・目標・ライバル・難題・挫折・成功など、スポ根ものにはかかせない 要素は殆ど入っており王道だからこそ楽しめる部分も結構あった。 4クール、全51話と長い印象を受けるが、見終わった後は特に長かった感じはしなかった。 1話と51話の動画は必見。 絵にも特別クセは無くオススメ出来る作品ではなかろうか。 ●10点 俺も10点つけときます。れびゅーはまんどくせーからしない。 ●10点 レビューはめんどくせーから無し。まあこのアニメの良さは見れば分かるよ。 ●9点 本編は7点ぐらい。ありふれてはいるが、よくできた娯楽作品。ギャグシーンがとてもよかった。 舞台のレイアウトやアクションといった、作画と手間なければ説得力がだせない要素にチャレンジした部分で+1 そして…「普通に面白い」という点で+1 毎回見せ場をつくり、わかりやすく、ギャグとシリアスで緩急をつけて、強引でもオチをつける。 これは当たり前のことだが、その当たり前ができないのがいまのアニメ。 他の作品は、「視聴者に見せる」ということを、もっと意識してほしい。 ●8点 日韓合作アニメでも、良いアニメは良いとしらしめた作品。それだけでも高得点に値します。以上。 ●8点 カレイドは日韓合作アニメの代名詞みたいなもんだからな。 出来も良いし、日本人が喜ぶ萌え萌え要素たっぷりだし、 非の打ち所がない点では同意だね。俺は8点つけておく ●9点 合作アニメにしては良い出来。 ●10点(100点) 韓日合作アニメの最高潮。 魅力的なキャラクター、はらはらドキドキなストーリー展開、 安定した作画、悶絶寸前の実力派声優達。 これ以後、この韓日合作アニメを越える合作アニメはないだろう。 ●8点 佐藤順一監督作品だけあって、全般的に考えてみたら安定した出来だったと思う。 あんまり萌え要素があるとは思わず実際萌えもしなかったが、最近のアニメに良くあるキ モい暑苦しさが無かったのは良かった。 Gonzoのアニメで一番」まともなのは、実はコレなんじゃないだろうか? ただ、作品がプレーンなものに限ってファン層がキモいという現状はどうにかならないん だろうか? 作品単体なら良作なので8点、ファンのキモさを考えると、6点ぐらいにして おいたほうがいいかな? ●9点 毎週楽しくみさせて貰いました。 韓国の底力を見せつけられた作品。 日本のファンの異常人気で ただの萌えアニメと勘違いされることがありますが 近年みない根性もののアニメになっていてオススメです。 ●6点 結構きわどい作画に決して下心などを交えることなく、健康的で楽しいシリーズに 仕上がっている。 1話、41話、51話の動画は良。とくに41話は、アメリカが舞台の アニメなんだと気づかされる動画がいくつかあった。 あまりに毒がなさすぎて、2度3度見たい気はしないな。 ●10点 アニメ界にも韓流を浸透させたアニメ。 日韓合作で、日本、韓国の両アニメーターが 切磋琢磨し築き上げた、次世代スポコンアニメ。 ●10点 全51話。4クールと最初はウンザリ感もあったが 振り返るとこのボリュームだからこそ成しえた感動が襲う。 テンポも良く、毎回気持ちよく楽しめた。 夢・目標・試練・スポ根な部分も含めて 最近の数多いオサレ系萌え系アニメには無い新鮮味を覚えた。熱い。普通にアツい。 キャラひとりひとりの設定も際立ってる 中でも前編、後編を通してのユーリの扱いは非常に巧い 3クール目からは鬱展開とよく書き込まれているが、個人的にはラストへの布石としか思えない。 ただ単に主人公が試練にぶつかり乗り越えていくだけでなく、挫折もするし敗北もある。 それを糧に初心を忘れず成長を重ねるそらには非常に好感が持てた。 そしてレイラの存在こそがこの作品の要。カレイドスターの主人公は二人いるのだと。 一番心配だったラストステージの見せ方も、純粋に観客になったつもりで楽しめた。 真の「カレイドスター」が誕生する様を見られた事に幸せすら感じる。 見終えた後の感動、余韻、爽快感・・・ どれをとってもぐっどだよ。ぐーーーっっど!! ●9点 (DVDの販売方法がアクドイので-1) 謀事件や、カレイド厨等と、アニメ板ではあまり評判はよくないが 作品自体は今年放送されたアニメとしてはかなり優秀。 およそGONZOらしくない丁寧で安定した出来で 萌えと燃えを両立させた画期的作品。スポコン好きは、はまるハズ 終盤の怒涛の展開や、広橋涼の好演等、見所多数 とりあえず すごい 百聞は一見に如かず な作品。 「見てもらえばわかる!」それがカレイドクオリティー。 佐藤順一監督作品 ●?点 最初見た時本当にgonzo?って思ったけどかなりおもすれ~ ロゼッタ萌え ●5点 客観的に見て良質なアニメだとは思う。 でも、ベタなスポ根少女漫画のノリが・・・ いや、必ずしもベタなノリは嫌いじゃないし、 スポ根少女漫画の中でも好きな作品はある。 それなら何がダメなのかよくよく考えてみると・・・ 「毎回挫折してその度に何かの教訓を得て立ち直る主人公」 そんなベタさを漏れは受け入れられない!ない!!ない!!! あとオーナーの偽悪的な態度にもムカつくし、 観客の子供描写も漏れの嫌いなタイプのベタさ加減。 ●9点 全体を通して良かった。 ●10点 青春サクセスストーリーの決定版。 努力・友情・勝利が基本のベタベタにベタなストーリーだが、 次に挙げる二つの要素によってより高次へとステップしている。 一つは主人公・苗木野そらのキャラクター。 彼女は様々な葛藤や困難にぶつかるが、 その中心にはいつも他者への思いやりがあり、 そして誰もが幸せな形で決着をつけていく。 自分のためでも、特定の誰かのためでもなく、 全ての人の幸せのために心血を注ぐ姿に胸が熱くなる。 とはいえ聖人君子というわけではなく、 人を傷つけてしまうこともあるし(もちろん解決するが)、 人並みにエゴも持っている。 「わたし自惚れてるんだ」と胸のうちを告白するシーンは印象深い。 二次元キャラが体温を持った名場面。 また一つは、シルク・ド・ソレイユのようなショウビジネスを舞台にした点。 葛藤や困難を乗り越えた先にあるステージは、 まるで魔法のように美しく、バイタリティに溢れ、震える。 作中で何度も「そらのステージは魔法のようだ」と形容されるが、 それは確かにその通りで、 それだけの説得力を実現させた本作制作陣こそが真の魔法使いであると言える。 全51話の長尺だが、ほぼすべての登場人物にドラマがあり、 物語に深みを与え、テンポの良さも相まって決して飽きさせない。 宝石のように強い煌めきを放つ感動作。 ●6点 悪くはない主人公が結構生き生きしていて結構見れる。 ●5点 前半だけなら8点はあげたいけど、中盤以降は評価できません。 主人公が舞台のスターを目指すという作品。 前半は「パフォーマーが敢えて静止する」という表現や、人魚姫の新たな解釈、 ロゼッタ・レイラとのガチンコ勝負など見所がたくさんあります。おもしろい。 しかし中盤以降は工夫がなく、単なるキャラアニメになり、ひたすら馴れ合いに。
https://w.atwiki.jp/greefifa/pages/1879.html
レア 選手名 ポジション コスト 初期能力 MAX能力 スキル 国籍 備考 メイン サブ OFF DEF PHY OFF DEF PHY 名称 効果 N ルイ・ペドロ・ドス・サントス・パトリシオ GK - 8 74 770 319 249 2572 1066 - - ポルトガル 1 N アレシャンドレ・バプティスタ・フェレイラ GK - 5 69 698 294 232 2334 982 - - ポルトガル 16
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5357.html
184 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/04/29(金) 02 20 35.07 ID ??? 長編投下します。長いので分割して連載という形にする予定です イラネって方はお手数ですがタイトルでNGをお願いします 185 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 1/14 :2011/04/29(金) 02 21 53.90 ID ??? 【―― Introduction】 「デュオ! お前はコロニーの味方なんだろ! なのに何で俺たち敵になってんだよ!!」 「ガロード! お前は言ったよな。いろんなものをみて、いろんな人にあって、未来を考えたいって!!」 二つの黒き巨人が星々の煌めきの中でぶつかりあった。 地球とコロニーを背負い、ガンダムDXとガンダムデスサイズHの二機は両手を組み合う。 武器を使用しないのは、互いの躊躇い故だ。 「同い年の奴じゃ一番気があった! 親友だと思っていた!」 「へっ、奇遇だな。俺もだ!!」 DXの拳が、デスサイズHの蹴りが、互いの距離を引き離す。 銃爪を引く覚悟に、操縦桿を握る手が汗で滑った。 「悪いな、相棒……気が進まないよな、ガンダムを壊すってのは!」 「ジャミル……道を間違った奴には、拳を振り上げることも必要なんだよな!!」 15歳の少年達は、宇宙という黒いキャンパスに一条の線を描いていく。 186 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 2/14 :2011/04/29(金) 02 22 57.05 ID ??? 【―― 発端(1)】 『申し訳ありません。本当はロウがするはずの仕事だったのですが』 「その分、報酬に色を付けてくれればOKだって」 『あ、14号機の角度は38度でお願いします』 「了解」 リーアム=ガーフィールドの指示に従い、ガロードは彼が操縦するガルスJの手に持つミラーを動かした。 作業用MAではなく、普通のMSで繊細な調整ができるのは操縦センスの高さの証明だろう。 ガルスJはリーズナブルで玄人好みのMSだ。ネオジオン社初期に生産されたMSでは中々の人気を誇る。 ジャンクとして弄ったことはあるが、操作するのはガロードも初めてであった。 全天周モニターは宇宙空間に居るという実感を与えてくれて良いが 長時間乗り続けていると、宙に投げ出されているという感覚が心をざわめかせる…… それはきっと自分が地球育ちだからだろうとガロードはミラー――コロニーに電力を送るソーラーパネルの設置を急いだ。 × × × × × 「……お仕事終了っと。そっちの方は?」 月の裏側のコロニー『ゼブラゾーン』の外宙から帰還したガロードは、リーアムに訊ねた。 彼らジャンク屋に依頼された仕事はゼブラゾーンの環境管理装置、特に空調関係の修理。 老朽化し、破棄されたコロニーに住む不法滞在者には政府の保証が無い為、ジャンク屋に頼むことになる。 その為、ジャンク屋は足元を見て高額な報酬を吹っ掛ける事も多い。 真空の宇宙に暮らす上で空気は必要不可欠である為に、この様なコロニーに住み着く人々は涙を呑むしかない。 では、リーアムやガロードがそのような悪徳ジャンク屋かと言われれば異なる。 そもそもゼブラゾーンの住人に彼らを斡旋したのは、本来なら彼らを取り締まるべき、トキオ=ランドール刑事であった。 これは当事者達だけの秘密であるが。ガロード達はいわば善意の繋がりによって、このコロニーに訪れている。 地球連邦政府の統治は杜撰で、廃棄されたコロニーはそのまま放置されている。 稀に業者に解体を依頼することもあるが、そのような例は政府と企業の癒着が背景にあることが殆どだ。 在野のジャンク屋も、個々で廃棄コロニーに"お宝探し"に来ることはあっても、コロニーそのものの解体は滅多に行わない。 巨大なコロニーを解体するには、数十のジャンク屋が合同で行わなければならないためだ。 個々人で逞しく生きているジャンク屋達がその単位で纏まるのは殆ど不可能である。大抵の場合、報酬の内訳で揉めるからだ。 (ジャンク屋組合の肝煎りでジャンク屋連合がコロニーを解体した事はあるにはあるが) そうして放置されたコロニーに、難民や無戸籍者、落人、逃亡者など"訳あり"の人間が住み着くことは珍しくない。 「難しいですね。電気分解の装置は完成しましたが、除去フィルターが足りません」 「フィルターか……」 ゼブラゾーンに足を踏み入れ、管理装置を確認した時、リーアムは頭を抱えた。 彼の仲間であるロウ=ギュールがこの場にいれば「このメカの悲鳴が聞こえる」とでも言ったであろう。 耐久年数を超えて稼働し続けた管理装置は、相当ガタがきていた。 しかし、酸素タンクを含む管理装置をオーバーホールすれば、コロニーの空気を維持できなくなってしまう。 だからといって装置を稼働させながら修理を行うのは困難である、と説明した上で リーアム達とガロードが話し合った結果、装置を停止している間、"他から酸素を持ってくる"という案を採った。 具体的に言えば、宇宙を漂っている氷隕石から水を精製し、太陽発電による電力で水を電気分解、酸素を生み出すという作戦だった。 問題は氷隕石に含まれる不純物を除去しなければ電極を長時間稼働させることが難しいということである。 187 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 3/14 :2011/04/29(金) 02 24 13.81 ID ??? 「ジャンク屋組合に要請すると時間がかかってしまいます」 「事情を話して、どっかから借りられないかな?」 「不法居住者に手を貸してくださいって?」 ゼブラゾーンの住人、レイラ=ラギオールが鼻で笑う。 世間はコロニーの不法居住者に厳しい。それは彼らが社会の落伍者というだけではない。 月のムーンレイスや地球のサンクキングダムなどの国家は、彼ら彼女らのような難民の受け入れも行っている。 しかし彼らは望んでこの生活を送っているのだ。社会的な保証は受けられない代わりに世間の喧騒からも隔絶された空間を望む…… あるいは、たとえ見捨てられても、宇宙こそが故郷だと思っているからなのかも知れない。 兎に角、差し伸べられた手を弾いた者が、困ったときだけ頼ってくるのにいい顔をする者は居ないだろう。 そのような事情なだけに真っ当なやり方で手に入れるのは不可能な様だった。 「フィルターが余っているところとか無いかな?」 「オーストラリアはコロニー落としの影響で汚染が酷いですから、除去フィルターが生活に欠かせません。 逆を言えば、必需品なので予備もかなりの数が存在していると聞きます」 長時間の作業でリーアムも判断が鈍っていたのだろう。 普段ならば、そんな情報をガロードに教える筈がない。 なぜならこの少年は、行動力という一点では"あの"ガンダム兄弟の中でも群を抜いているからだ。 そして、それと引き替えにと言うべきか、ルールに従うという感覚がやや欠けているきらいがあった。 有り体に言ってしまえばアウトロー精神に溢れているのである。 その夜、コロニーからガロードとレイラの姿が消えた。 188 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 4/14 :2011/04/29(金) 02 26 34.79 ID ??? 【―― 発端(2)】 「ビーチャの奴、人の善意につけ込みやがって」 逃げも隠れもするが嘘はつかない男・デュオ=マックスウェルは、赤茶けた荒野が続くオーストラリアの地を踏んでいた。 彼がオーストラリアに立ったのは一人の少女の依頼によるものだった。 その少女・レイラ=レイモンドは、ビーチャ達にデュオを薦められてやってきたのだ。 ビーチャ達がデュオを薦めたのは単純な理由だ。 採算が取れない、けど見捨てるのは可哀相、義理人情で動きそうな奴に押し付けよう そして、丁度暇をしていた義理人情で動きそうな奴――デュオに白羽の矢が立ったのだった。 それがつい先日の事である。 余談だが、後にこの事件を振り返ったデュオは、 自分とガロードが同じ"レイラ"という少女に導かれて事件に飛び込んだという、 その不思議な巡り合わせに感嘆することになる。 「お前の助けなんて不要だ。さっさと帰れ」 「その声で怪我してるとか信じられねぇよ。骨折とか自分で直せるんじゃねーの、お前って」 「ボクは"人より優れた人間(ニュータイプ)"だ。でも人間そのものを止めたつもりはない」 頭に包帯を巻き、片腕を釣っている緑髪の男、ゼロ=ムラサメに向かってデュオは軽口を叩いた。 どうにもこの男の声は、彼の仲間であり、親友の双子の兄弟でもある、どこかの自爆魔を彷彿とさせた。 「コロニー落としで更地になったオーストラリアの大地にソーラーパネルを並べる、か」 荒れ果てた大地が復活するのはまだ先の事だろう。 農産業が出来ないのであれば、エネルギープラントとして活用する、その考えは悪くない。 ただ、インフラも整ってないオーストラリアでそれをするには困難そのもので とても効率の良いプロジェクトとは言い難かった。 それでもこのオーストラリアを人が暮らせる場所にしたいと思うのは 彼――ゼロがこの地の出身だからだろう。彼が養っている強化人間の中にも、そういう子がいるかも知れない。 コロニー落としの記憶を利用された少年が、それでも故郷にすがる。いや、だからこそ縋る。 その感覚はデュオにも分からなくはない。 楽しかった記憶だけじゃない、辛い記憶もあってこその『故郷』なのだとデュオは思う。 「一件25%ほど完成ってところだが、実際は15%程度だな。ソーラーパネルを並べればいいってもんじゃない」 渇いた風に三つ編みを靡かせるデュオは、荒野に整然とならぶソーラーパネルから伸びる配線を撫でなでた。 宇宙から輸入しているソーラーパネルは中古の品で、さらに運搬の為にバラしてあるので地上で組み立て直す必要があった。 さらにそのソーラーパネルは中古品なので規格もバラバラであり、調整が必要なのだ デュオはそういった組み立てや調整だけでなく、資金難で苦しむ彼らの為に四方八方手を尽くし、 パネルそのものも宇宙でかき集め、その作業をレイラに引き継いだ後、デスサイズHと共に地上に降りてきたのだった。 そのパネルの到着がもうすぐだと、デュオは空を見上げる。 いい運び屋が見つかったので、集めたパネルを地球に送る、というレイラの連絡をデュオは受けていた。 「!!」 189 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 5/14 :2011/04/29(金) 02 28 29.23 ID ??? デュオの瞳に映ったのは、火炎を吹き上げながら落下する輸送船。 さらに数機のMSがそれを追い立てている。どう見ても尋常な事態ではない。 輸送船の船体に書かれた「運び屋リ・ガズィ」の文字。それはデュオが依頼した運び屋の名前だ。 「ちくしょう! コイツが"妨害"ってわけか!!」 「くっ…やらせるか!!」 「おい、その身体でムチャすんな。俺が行くからよ!」 順調に進んでいたプロジェクトが、最近何者かの妨害を受けている。 それは単に、オーストラリア近海を生業にするシーバルチャーが略奪しているだけで、計画的なものでは無いのかも知れない。 それでも戦わなければ、夢は守れない。ゼロはMSで何度も出撃を繰り返した。 何度目かの戦闘で、修理や補給が間に合わないまま出撃したゼロは怪我を負った。 デュオが受けた仕事は、ジャンク屋としてパネルの組み立てやメンテナンスを行う他に、用心棒をするということであった。 (つーかまぁ、ザックリ言えば”ゼロを助けて!”ってことだろ! ぞっこんってヤツだ!) デスサイズHのコクピットに乗り込んだデュオは、依頼人の少女を思い出す。 その気持ちに心動かされて仕事を受けた自分は、確かにお人好しだ。 鮮やかな青と白のコントラストを描くオーストラリアの空へ、デュオは愛機を飛ばした。 × × × × × 「敵は……PMCイナクトが5機か!」 輸送船を狙うPMCイナクトのライフル弾の前にデスサイズHが割ってはいる。 ガンダニュウム合金の機体は、リニアレールガンを容易く弾く。 「盗賊ってんなら最悪だが、傭兵ならもっと最悪だぜ!!」 イナクトは値崩れを起こして格安で売り叩かれている機体だ。そこらのゴロツキが所持しているのは珍しくもない。 だがPMC――民間軍事会社所属の機体となると話は別だ。 雇われて輸送船を襲ったのであれば、それは何者かがオーストラリアにエネルギープラントを建てるのを良しとしてないという事になる。 「魂ィィィィィ!!!」 「おっと! ムチャな操縦しやがって! 内臓が潰れても知らねーぞ!!」 急速度、急角度の旋回を繰り返し、先頭のPMCイナクトがデスサイズHの懐に潜り込む。 だが、デュオはコクピットの中で「死神」の名前に相応しく、不敵に笑った。 「オォッ!!」 ブレイドライフルが当たるのを構わず、デスサイズHは突進する。 ガンダニュウム合金の装甲は、並の兵器では傷一つ付かない。体当たりを受け、飛ばされるのはPMCイナクトの方だ。 自機の特性を理解し尽くしたデュオの戦い方に、しかしPMCイナクトのパイロットは恐怖より歓喜した。 「いいぞ! もっと俺の血を滾らせろ!!」 「悪いがお遊びをしてる時間はないんでね!!」 PMCイナクトが体勢を立て直すよりも早く、デスサイズHのツインビームサイズがPMCイナクトの下半身を切り捨てる。 コクピットは狙ってなかったが、しかし狙っていても避けられただろう。 咄嗟のPMCイナクトの回避行動を見ながら、デュオは内心舌を巻いた。 他のPMCイナクトが援護に駆けつける。彼らはやられた味方を回収して撤退するだろう。 そうすれば自分もリ・ガズィの輸送船を助けにいける……そのデュオの予測は裏切られる。 「滾るっ! 滾るぞ、魂ィィィィ!!!!」 「何っ!?」 190 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 6/14 :2011/04/29(金) 02 30 43.88 ID ??? 上半身だけになりながらも、PMCイナクトはブレイドライフルを突き立ててきたのだ。 それも機体の脆い部分、メインカメラに向かって。 コクピットの映像が一瞬ブラックアウトする。 サブカメラの映像に移り変わる刹那、並のパイロットは動きを止める。 だが、デュオは並のパイロットではない。 「なろぉ!!」 「おおっ?!」 暗闇の中で行動するのは慣れている…… 視覚を失いながらも反撃に出、今度はPMCイナクトの上半身を裂いたその動きは デュオの天性の勘と、長年の経験によるものだった。 「水被って頭冷やしてこい!!」 ツインビームサイズの柄でコクピットブロックを叩き落とすと、他のPMCイナクトに対して殺気を向ける。 それはこのまま戦い続けるか、リーダーを回収して終わりにするか、その選択肢を突き付けたのと同意だった。 「奉先を回収する」 敵は後者を選んだらしい。高度を下げるPMCイナクト達は、デュオを警戒しながら戦域から撤退していく。 デュオもまた、サイズのビームを切り、輸送船の落下地点へと踵を返した。 【―― 渦動(1)】 ギュネイ=ガスは苛立っていた。 オーストラリアのプロジェクトは個人で行えるものではない。 発起人はゼロ=ムラサメであるが、それに賛同した者や企業がそれを助けている。 シャア=アズナブルが社長を務めるネオジオン社もその一つだ。 コロニー落としに関してはネオジオン社の前身であるジオン社が引き起こした事でもある。 よってシャアは腹心であるギュネイをオーストラリアに派遣したのだが 本人はこれを左遷と受け取ったらしい。 これが現地で存分に手腕を発揮できるとしたら、そうは思わなかったかも知れない だが、このプロジェクトの中心人物であるゼロと彼は相性が悪かった。 だけでなく、例えばシーバルチャーの撃退などは各自が協力して行うベキであるのに 西地区担当のゼロが北地区担当のギュネイに行うのはシーバルチャー撃退の「事後報告」だけであった。 それでいて、ゼロは現在そのシーバルチャーとの戦いで怪我を負ったと言う。 素直に援軍要請をしていれば、そんなことはなかっただろう。 資金面、技術面ともに苦労しているゼロの西地区と違って、 大企業であるネオジオン社が担当している北地区は順調にプロジェクトが進んでいた。 しかしゼロは自分の担当地区だけはジオン系列の協力を受けるのが嫌らしく、頑なに自力での完遂を目指していた。 さて、このまま順調に仕事が進んだとして、自分の担当を終えて仕事を成功させたとのだから……とギュネイは本社に帰る事ができるだろうか? そんなことをすれば、ネオジオン社はやれ冷血だの、機械的だのとバッシングを受けるに違いない。 また別の支部に飛ばされる、なんて事にギュネイは成りかねない。 かといって、北地区は終わったから手伝うよ、と手を差し伸べても、あの強化人間は手を握り返しはしないだろうとギュネイは歯噛みする。 では自分はゼロの仕事が終わるまでここに拘束されるのか……そう思うと彼の苛立ちは止まらないのであった。 191 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 7/14 :2011/04/29(金) 02 32 24.55 ID ??? 「いっそ、西地区のプロジェクトリーダーが代わればいいのですがな」 ギュネイよりも歳を取った部下が、彼の顔を見ずに言った。 気まぐれで現場を視察しているギュネイに、用もないのに付いてきた男だ。 いや、ギュネイにゴマをするという目的が彼にはあるのかも知れないが。 「怪我程度ではなく……何か大きな失敗でもすれば……」 「そういうやり方は好かないんだよ!」 「若いですな」 「老人の知恵が正しいとは思わないな!」 現地の部下がこのレベルであるという事も、ギュネイには自分が左遷を受けたと思いこんでいる一つの原因だった。 と、彼の目に黒煙が天に昇っていく姿がとまる。 「事故か?」 「すぐ部下を調査に向かわせましょう」 「いや、俺がMSでいく。お前は会社に戻って待機していろ」 MSに乗ることで僅かでもストレス発散になれば……この時のギュネイの頭にあったのはそれだけだった。 後に、彼は自分のその判断を後悔することになる。 【―― 渦動(2)】 「なにか騒がしいね」 「へへっ、なんだか知らないけど忍び込むチャンスだってね」 ガロードはレイラを手招きしながら、物陰を移動していった。 本来ならガロードはレイラには外で待機してもらう予定であった。 彼にはデュオのような突出したセキュリティー解除の技能はない。 しかし施設に忍び込むだけなら、他に幾らでも方法はある。トラックの底に張り付くとか。 だがそれは逞しく生きているとはいえ、少女のレイラには少々荷が重いように思われた。 故にレイラには外で待機して貰い、自分が逃げる時に外から掻き回して隙を作ってもらおうと考えていたのだ。 だが、今ネオジオン社には何事かが起こり、警備が緩んでいる。 それなら一人より二人の方がいい。二人は警備員の視線をかいくぐりながら、倉庫へ向かって駆け出した。 × × × × × 「あった、あった。ここだ」 排気口を押し外し、煤だらけのガロードが倉庫の床に飛び降りる。 深閑とした倉庫内の空間に、ガロードの足音が波紋のように広がった。 続いて飛び出たレイラが、その場に並べられたフィルターの列を確認する。 工業用のフィルターは一枚がゆうにMS一機分の高さがある。 「あるところにはあるもんだね」 「これだけあるなら、ちょっとくらい失敬しても大丈夫だよな?」 ガロードは頭の後ろで手を組みながら、兄(誰とは言わないが)のおやつをこっそり頂くのと同じ調子で言った。 192 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 8/14 :2011/04/29(金) 02 33 40.25 ID ??? 問題はこんな巨大なモノをどうやって持ち出すか、だ。レイラはガロードを見返した。 「んじゃ、ちゃっちゃとやりますか」 ガロードはどこからか作業用のプチモビ・ゲゼと運搬用の大型トレーラーを調達していた。 レイラは唖然とするしかない。 「向こうにソーラーパネルもあったぜ」 「ソーラーパネルか……電気は幾らあっても困らないよね」 「了ー解っ」 言った頃にはガロードは既に荷積みを終わっている。 レイラは驚きや感心よりも、呆れた。一体どんな生活をしていれば、そんなに抜け目なく行動できるのか…… 廃棄コロニーに隠れ住むレイラですら、ガロードの鼬のような敏捷さは持ってない。 そんな事を思っていたからだろう、レイラは背後の気配に気づけなかった。 「お前達、そこで何をしている!?」 「ヤバッ!! レイラ、こっちだ!!」 「ま、待てーー!!」 「悪いね、後でお菓子持って返しに行くから許してよ!!」 ガロードは閃光弾を床に叩きつけるのと同時に、トレーラーの運転席へと乗り込む。 トレーラーのハンドルをきりながら、逃げるのにワンテンポ遅れたレイラの腕を掴み、席へと引き上げる。 「いただき、そしてさらば!ってね!!」 "レイラを抱きかかえながら"、ガロードは軽快に叫んだ。 × × × × × 「――はっ!!」 「どうしたんだ、ティファ?」 マクダニエルバーガーの制服に身を包んだカミーユは 同僚にして、弟の彼女であるティファ=アディールの様子に疑問を持った。 基本的におっとりというか、穏やかな性格ではあるが、仕事はキチンとする彼女が 見ればフライドポテトを揚げすぎている。 心ここにあらずといったティファに代わってカミーユはフライの油を切った。 「……今、とても厭な予感がしました」 「ん?」 「おいカミーユ、ティファ、もうすぐ上がりだからって、手休めるんじゃない」 「分かってますよ、ヘンケン店長!」 彼女が不安になることといえば、まずガロード絡みだろう。 カミーユは帰ったらガロードを掴まえて一言アドバイスでもしておくか、等と気楽に考えていた。 その時彼は、従業員入口でロザミアが出待ちしているなんて思いもしていなかったのである。 さらに家にファが遊びに来ており、ロランと一緒に夕飯を作っているなどと全く予測もしていなかったのである。 流石のNTもそこまで便利ではないのだ。修羅場が見えるぜ。 193 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 9/14 :2011/04/29(金) 02 35 15.88 ID ??? 【―― 渦動(3)】 「なんだよ。アイツの関係者かよ」 ギュネイは黒いガンダムのパイロットから説明を受けて、毒突いた。 煙を上げていたのは輸送船で、それの中身はゼロの依頼したソーラーパネル。 そうと知っていれば自ら出撃なんてしなかった……ギュネイは思いつつも部下に指示をだす。 「お前達はそのPMCイナクトが現れた海域に向かえ」 「おいおい待てよ、まずは輸送船の消火と中身の運び出しが先だろ」 「その中身と同じだけのパネルを呉れてやる。デュオ=マックスウェルだったな。それでいいだろ?」 「随分太っ腹じゃねえか」 「嫌がらせなんだよ、これでも」 地力で建設することに拘るゼロも、デュオの顔を立ててパネルを受け取らざるを得ないだろう。 中古を組み立て直すより、新型のパネルを設置するだけの方が作業も楽だ。 つまり、ゼロを不快にさせるのと、時間の短縮と、ギュネイにとっては一石二鳥なのだ。 社長であるシャアからは、プロジェクトには好きなだけ予算を使ってよいと言われている。 エネルギープラント完成後、エネルギーの利権を一部握ることでペイできるから、というよりも ネオジオン社がオーストラリア復興に惜しみなく尽力したという評判を得るための参加であるからだ。 しかし、ギュネイの意趣返しは部下の通信によってあっけなく断たれる事になる。 「……盗まれただと!?」 「も、申し訳ありません!」 「いい。ソイツが逃げた方向を教えろ。俺が直々に捕まえてやる」 ギュネイの元に入った、ガロード達によるフィルターとパネルの強奪事件であるが 彼らが盗み出した量は全体からすれば微々たるもので、ギュネイがゼロに貸し出しても ネオジオン社の担当区でプロジェクトを進めるに支障をきたすことはない。 ただ、このタイミングで盗まれたという事実が、ギュネイのプライドを刺激した。 「恩返しだ、協力するぜ」 「ふん、頭が潰れた機体がいても足手まといだ」 そう言われてはデュオも引き下がるしかない。 「人を貸してやるからMSも輸送船も修理していけ」 「ひゅー♪ ホントに太っ腹だぜ、大将」 デュオは満面の笑顔で、ギュネイのヤクトドーガがドダイ改に跨るのを運び屋リ・ガズィと共に見送った。 194 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 10/14 :2011/04/29(金) 03 00 13.89 ID ??? 【―― 幕間】 海上に出たギラドーガのパイロットは戦慄していた。 ギラドーガは単独飛行が不可能でドダイ改に乗っており、目の前の未確認MSは単騎飛行可能という差はあっても こうも為す術もなく撃墜されるのは、パイロットの差と言うほかない。 「っ!!」 彼らがこの場所にやってきた時、報告にあったPMCイナクトの姿は無かった。 代わりに現れたのは正体不明のMS――… それは異様なMSだった。 二つ目だが、ガンダムのようなゴーグル基調のデュアルアイではない。 クロスボーンバンガードやザンスカールのものとも違う。 ジオン系のモノアイが二つあるような……それは生物的であるのに、酷く嫌悪感を抱かせた。 顔のフォルムのせいもある。 楕円形の頭部から銀杏の葉のように広がった頭部は、一言で表現するならエイリアン。 肩部から先細っていく腕のラインや、酷く開いた股関節が虫を想起させた。 「ふっ…」 肩部から機関砲を撒き散らしながら、ビームサーベルを抜いたその機体は すれ違い様にギラドーガの腕を切り捨てていく。 その呼吸は、戦闘に楽しみを見いだしているような傲慢さがあった。 あるいは、ギラドーガのパイロットが抱いた嫌悪感とは、MSのフォルムではなく そのMSを通して出るパイロットの意志であったかも知れない。 緑の閃光がギラドーガのバックパックを撃ち抜き、 ネオジオン社が他社に誇る名機ギラドーガは、無惨にも海へと落下していった。 195 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 11/14 :2011/04/29(金) 03 02 32.59 ID ??? 【―― 挫折】 ギュネイは青と黄色のコントラストが鮮やかな自身の愛機・ヤクトドーガの中で、 レーダーの範囲を最大に拡げながらも、トレーラーの足取りを掴めないことに歯ぎしりをした。 「まさかネオジオン社の管轄を抜けたんじゃないだろうな?」 自分の失態を他の人間に知られたくない。 そういう矮小な自尊心の為に近視眼的になるのは彼の悪い癖であり、シャアが改善を望むものである。 尤も、シャア自身もアムロに拘りすぎていたりするのだが。 「捉えた!」 針葉樹林帯を爆走するトレーラーは、東のネオジャパン管轄の地区に入り込もうとしていた。 警備のノブッシに警告を受けている。が、そんな警告を受けるような相手なら、初めから盗みなどしないだろう。 ギュネイはネオジャパンの回線に割り込んだ。 「そいつはこちらで処分する」 『処分? 処分とはどういう意味だ?』 「いけ、ファンネル!!」 ネオジャパン兵の疑問を無視し、ファンネルを飛ばす。 トレーラー一台にファンネルを使う必要などどこにもないのだが、頭に血の上ったギュネイは省みない。 × × × × × 「きゃあっ」 「くっそぉぉ!!」 流石のガロードも、背後にファンネルを背負って車の運転はできない。 一瞬、目の前のノブッシを強奪できないかと考えたが、それを実行する余裕はなかった。 「どうするの、ガロード!?」 「積み荷は捨てる! 命あっての物種だ!」 ガロードは懐から茶筒ほどの缶を取り出すと、先端のピンを口で引き抜いた。 窓から流れ込む風に緑髪を揺らしながら、彼は自分を追いかける一つ目の巨人に向かい投げた。 それはヤクトドーガからすれば、人に羽虫がぶつかった程度の衝撃だ。 だがその瞬間、ヤクトドーガのコクピットのモニターは、一面灰色に塗りつぶされた。 「うっひょー、シュウトの奴スゲーもんつくるな!!」 MSのモニターは、カメラは映した光景をそのまま流しているのではない。 爆煙や小型の隕石、デブリを処理したCGが映し出されているのだ。 だから、ガロードが投げた煙幕弾は普通の煙ではなく、チャフ等のコンピューター対策をした煙なのだ。 196 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 12/14 :2011/04/29(金) 03 04 43.48 ID ??? 「ガロード、このまま逃げられるんじゃない?」 想像していたよりも煙幕の広がりが大きい。 ヤクトドーガどころか、トレーラーまで包むほどだ。 「ここは命を賭けるステージじゃないってね! 向こうがココまで必死になってくるんじゃ、俺達も木が引けるしな。 余りモンちょっと失敬しようってのに、最後までやりあって怪我するのは割りに合わなねえ」 トレーラーのブレーキを踏み、レイラと共に森林の中に身一つで飛び出すガロード。 この様な地形に紛れた人をMSで捜すのは非常に困難だ。 まずはココをやり過ごした後で、バイクなりエレカなりを調達した方がよい トレーラーはとかく大型過ぎた。 「ハッ、ハッ……」 木を陰にしながら、走るガロードとレイラは何度目かの背後確認をした。 ヤクトドーガは自分たちに気づいてない……運動で激しくなる鼓動とは裏腹に、心には安堵が広がっていく。 「え?」 煙が晴れる頃、後ろを振り返る二人の瞳にオレンジ色の光が映る。 それはトレーラーの燃料に火が付き、フィルターやパネルを巻き込んで爆発を起こした光だった。 「なんだよ、結局要らないのかぁ~?!」 必死に追ってくるから返却したというのに、敵はトレーラーごと積み荷を爆発させたらしい。 停止しているトレーラーに人が乗っていないのを確認するのは容易いであろうに、爆発させるのは 腑に落ちない行動ではあったが、逃走を最優先にしているガロードは、それ以上は考えないことにした。 × × × × × 「くっ……逃げ切れないとみるやトレーラーを爆発させるとはな。腹立たしいヤツらだ!」 ギュネイは眉間に皺を寄せて、煙を上げるトレーラーの残骸を見下ろした。 だが、彼の今日最大の不幸はこの後に起こる。 支部からの緊急通信。慌てて要領を得ない報告をする部下を怒鳴りつけ、内容を耳にしたギュネイは言葉を失った。 「ミサイル攻撃を受けただと……!」 197 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 13/14 :2011/04/29(金) 03 06 41.29 ID ??? 【―― 汚名(1)】 ネオジャパンのカラト委員長、そして偶々居合わせたデュオがゼロの代理として ネオジオン社の支部の一室でギュネイの報告を聞いていた。 攻撃を受けたのは倉庫の方であり、事務仕事を行うビルは全くの無事であった。 「おそらく、あのトレーラーは陽動だったんだろう。トレーラーを追って手薄になった支部に攻撃を仕掛ける、そんな作戦だろう」 「掠奪ではなく破壊というのが気になるが?」 「エネルギープラント計画自体を潰したいんだろう。プラントが完成すれば、治安も回復するし、駐留するMSも増える。 シーバルチャーの活動は難しくなるって訳だ。やつら、傭兵まで雇って本気かもな」 「でもよ、ホントにトレーラーは陽動だったのか? 盗まれたもんって、パネルより除去フィルターの方が多かったんだろ?」 「盗むものは何だってよかったのさ」 デュオは自分の目でトレーラーの残骸を確かめてみたいと考えた。 もし、この思案を実行に映していれば、トレーラーを爆破させたのは設置型の爆弾 つまり、トレーラーの搭乗者ではなく、外部からのビームライフルの狙撃だと判明しただろう。 それもヤクトドーガやノブッシとは逆の、しかも支部からみてもミサイルが飛んできた方向から放たれたものだと。 しかしそれは、革靴の音を立てて乱入してきた男によって、結果的に阻まれてしまう。 「おいおい、あまり私を除け者にしないで欲しいな」 「ジャック=ヘイル……」 「流石にネオジオン社は自由な社風だ。私もギュネイ=ガス"君"ではなくギュネイ=ガスと呼び捨てようか?」 南地区担当のセツルメント国家議会の代表は、図々しく空いていた椅子に音を立てて座った。 その屈強な身体に似合わずお喋りだと、嫌味を続ける男をデュオは盗み見た。 「ま、お茶会の招待状が届かないのはいいんだ。こう見えておしゃべりは苦手でな。 しかしプロジェクトの進行が滞るのは迷惑というものだろう? なあ、カラト委員長?」 「そういう事はキミ達の進行状況がネオジオン社を超えてから言うべきではないかね?」 「ハッハッハ、無能な部下をもって苦労している。 しかしまあ、ソーラーパネルの数が足りないということはない」 「ぐっ……」 倉庫に襲撃を受けたネオジオン社は、ソーラーパネルの数が不足していた。 言葉に詰まるギュネイの代わりに、デュオはジャックに駄目元で交渉する。 「譲ってくれたりは……」 「コチラにも予算がある」 「だと思ったぜ」 「だが、無いならばあるところから持ってくればいいのではないかな?」 簡単に言ってくれる……デュオは呆れた。 自分がジャンク屋のツテで中古市場を探し回って集めたパネルがついさっき駄目になったばかりだ。 そう説明する少年に、ジャックは犬歯を剥き出しにして答えた。 「買うのではなく拾えばいい。捨ててあるものをなぁ?」 「はあ? ソーラーパネルなんてそう簡単に落ちてるもんじゃないだろ」 「廃棄されたコロニーは誰のものでもないだろ?」 198 名前:TOWARD THE COUNTRY (ep.01) 14/14 :2011/04/29(金) 03 09 15.05 ID ??? 鼻と鼻が触れあいそうになるような距離で、臭い息を吐きながら、ジャックはデュオに語る。 確かに、廃棄コロニーならば使えるソーラーパネルは大量に残っているだろう。 ゼネコンと癒着した政府が、無計画に新造コロニーを建設するに及んで、廃棄されるコロニーの数は増え続けている。 余談ではあるが、乱造されるコロニーは、建設すること自体が目的になっているために、居住環境が必ずしも良いとは言えない。 「その廃棄コロニーにアテはあるのか?」 「そこまで面倒みきれんな。自分で捜せ」 「ちっ……」 「だが悪くない案ではないかね?」 カラドの言葉に、ギュネイも逡巡する。 ネオジオン社の大型輸送船を使えば、輸送コストも低く抑えられるだろう。 少なくとも、本社に予算の追加を申請するよりはよい。 「失礼します!」 入室したネオジオン社の若い社員は、ジャックの視線に些か竦んだが、ギュネイに促されて報告を続けた。 「デスサイズHの修理は完了しました」 「悪ぃな。やっぱ代金払おうか?」 「要らん。……どうした、まだ報告があるか?」 社員が下がらないのを見て、ギュネイが顎で続きを促す。 「あ、はい。侵入者の姿が監視カメラに写っていたようです」 「見せろ」 備え付けのモニターに映像記録メディアを挿入すると、あまり鮮明とは言い難い映像が映し出される。 そこには黒髪の強気そうな顔立ちをした少女と、同じぐらいの歳の少年の後ろ姿があった。 「ッ!?」 気のないフリでモニターを眺める演技をしながら、デュオは心の底で親友の名前を叫んだ。 赤いジャケットの少年なんて世の中には何千、何万といるだろう。 彼と同じジャンク屋仲間であるジュドーもそうだ。 だから他の人間には、その少年の正体はわかるまい。 ただデュオだけが、身のこなしや雰囲気が良く知っている親友のものであると気づいたのだ。 (何やってんだ、ガロード!?) > To be continued...
https://w.atwiki.jp/wiki11_library/pages/210.html
マーカス・ミラー ≪戻る≫ フリー(DVD付) マーカス・ミラー メンバー レイラ・ハザウェイ (アーティスト), ケブ・モー (アーティスト), コリーヌ・ベイリー・レイ (アーティスト), マーカス・ミラー (演奏), キース・アンダーソン (演奏)その他 詳細 CD (2007/7/25) ディスク枚数 2 フォーマット: CD+DVD, Limited Edition レーベル Viictor Entertainment,Inc.(V)(M) 収録時間 63 minutes ASIN B000RRD4A4 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/squad/pages/241.html
1 GK ブルーノ・ヴェリシモ 3 MF マルコ・コウト 4 DF パウロ・レナト 5 MF ディオゴ 7 MF ルイ・バイアン 8 MF メッシ 9 FW トイ 10 MF カストロ 11 FW ジャウミール 12 GK リカルド・フェレイラ 16 MF ルイ・ドゥアルテ 17 MF ファビオ 18 DF ジョアン・ゴンサウヴェス 20 DF ステファーヌ 23 MF ハイメ 26 FW ブルーノ・メストレ 27 DF アンセウモ 30 FW グガ
https://w.atwiki.jp/progrews/pages/135.html
ゲームメイカー 活躍の期待できるフォメ&ポジ ※表示上P型OHに見えるがT6.0の選手と遜色ない働き 適正範囲・ステ共にバランスもよく、メインのOHの他にWHやFWなんかでも トップクラスの動きを見せる。 モデル:リヴァルド・ヴィトル・ボルバ・フェレイラ 国籍:ブラジル ナショナルチーム:# 10 (08/01/09更新) SS・SP選手一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/orikyara3rd/pages/474.html
レイラ(やっとテスト終わったー……) シャル「レイラ、一緒に帰らぬか?」 レイラ「あー、えっと、今日は早く帰らないといけないから……テスト終わりだし」 シャル「ああ、そういえばそうだな……じゃあ気を付けろよ」 レイラ「ありがとシャル!じゃあね!」ダッ レイラ(あいつに見つからないうちに帰らないと……) レギ「はーいストップ」 レイラ「!」 レイラ(なんで見つかるんだ!ストーカーか!?) レギ「なーに廊下走ってんのー?駄目でしょ」 レイラ「すみません父が危篤で」 レギ「嘘つけ」 レイラ「先生に会うのが嫌で」 レギ「わーこれはまたストレートだね」 レイラ「先生に会うとろくなことにならないので……特にテスト終わりの日は」 レギ「そんな人を疫病神みたいにー」クスクス レイラ(疫病神より性質が悪いわ) レイラ「……で、何か用ですか?」 レギ「ああ、ちょっと採点手伝っ「お断りします」 レギ「そんなかぶせ気味に言わなくても」 レイラ「それはすみませんでしたね」 レギ「素晴らしいほどの棒読みだ」 レイラ「……別に私に手伝わせる意味がわからないですし……大体他の先生と分担するものじゃないんですか?」 レギ「だってレイラのが優秀だし」 レイラ(さらっと他の先生貶したこの人) レギ「頼むよー、パフェ奢ってあげ……げほっ、げほ」 レイラ「……大丈夫ですか?」 レギ「ん?大丈夫、ちょっと風邪気味なだけだから」 レイラ「……ほんとに?」 レギ「当たりま……」フラッ レイラ「ちょっ!?」ガシッ レギ「あれ、思ったより駄目だったりして」クスクス レイラ「笑いごとじゃないでしょ!……手伝いますから先生は少し休んでください」 レギ「え?本当?」 レイラ「本当ですよ、だから早く治してください」 レギ「やった!じゃあちょっと待ってて!」ダッ レイラ(……滅茶苦茶元気じゃねーか!) レイラ「先生仮病使ったんですか?教師の癖に」 レギ「風邪気味なのは本当だから」 レイラ「……」イラッ レイラ「……終わったらパフェ10杯奢ってくださいね」 レギ「そんだけでいいならお安い御用だ」 レギ(あれ、そういや給料日前……まあいいか) 作者 銀
https://w.atwiki.jp/anthome/pages/25.html
えれな チャンと共に“オアシス”を担当している“裁き手”。不意の実験体との遭遇で命を落とすが、仲間内の評判は高かった。見栄えの良いコンビなので生前のエピソードを書く事もあるでしょう。レイラ・バルドと似ているとは言ってはいけない(笑) LIR補足 かなりマイナーな漫画なので大丈夫でしょう(謎) 関連項目 No.1455975 スカウター Index