約 1,472,614 件
https://w.atwiki.jp/kmpnote/pages/435.html
供述によるとペレイラは…… アントニオ・タブッキ 須賀敦子訳 白水社 新書 \880 カテゴリー-小説 第1次世界大戦後、ポルトガルには暗殺、クーデター、インフレなどの様々な苦難が満ちていた。世界的にも苦難からの救済として、独裁政権が生まれていた。イタリアのムッソリーニ、ドイツのヒットラー、スペインのフランコ。ポルトガルでは経済学の教授であるサラザール博士が大蔵大臣として経済を立て直し首相に就任。その後36年に渡りその地位を維持し、独裁者となる。表面上はファシストでなくとも、教育や出版、言論には厳しく秘密警察も存在していたという・・。この小説はまさにその時代に生きていたある新聞記者を描いている。大手をやめ、リスボンの小新聞社の文芸主任をつとめているペレイラ。 主人公のペレイラは変わらない日常を生きることにより、知識人としての国家への矛盾意識、体制的な社会への思いをどこかへ隠して来ていたのだろう。その「変わらなさ」だけが「安心」というわずかな支えとなって。 この小説には、主人公が一組の若い男女に出会って、それまでの「安心」に隠れていた「軋轢」を、心の中からじわじわと出していく過程が細やかに描かれている。あくまでも日常の繰り返しのなかに見え隠れしている微妙な「変化」をとおして。 それにしても再三登場する「国家」の抑圧。そこには「世間」という身近なつき合いの中まで浸透している、体制への忠誠心がある。そしてそれは、まったく「思考の停止」という状態でもあって、次々に共同体としての堕落につながっていった。人間本来の生き方や死に方などは認められず、ただ国家の一員としてのあり方だけが許されていた。個として思考し振る舞うことは時流への軋轢を生みし、命までねらわれる羽目になっていたのだから。 この恐ろしい「道のり」は未だなくならず、世界のどこかで繰り返されている。それでも必ず存在するのが、この小説の主人公のような葛藤と、その末の行動とが見せてくれる人間としての「自由な強さ」である。ただこの小説が共感出来るのは、英雄的な強さではなく、ごく身近に居そうな、弱くてしたたかな存在でもあるということ。だれしもが自由に素直に行動など出来るものではなく、むしろ常にどこか抑制を感じながら暮らしているのが現代であもること。そしていつの時代にも国家というものが、国民には気づかない内に、危険な方向にもいってしまう可能性をもつということ。 2002.03.05k.m
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/3114.html
【作品名】無職転生 - 異世界行ったら本気だす - 【名前】ルーデウス・グレイラット 【ジャンル】web小説 【属性】無職転生者 【年齢】108歳 【長所】葬儀には5000人もの人々が参列する 【短所】前世は無職小太りヒキオタニート 【備考1】享年 【備考2】本作品はweb小説ではあるが書籍化、アニメ化などでメディアミックス展開しているのでエントリー可能 【備考3】前世はニート、34歳で死亡 転生後は人生をやり直す機会を得たと判断し 前世と同じ轍を踏まないために努力し続けた その結果、種族や人種を問わず様々の人々と 交流をもつ人生を歩むことができた 自宅のベッドで眠るように74年の生涯を終えた 34+74=108とする vol.8
https://w.atwiki.jp/pmvision/pages/1739.html
《騒霊三姉妹チーム》 No.584 Character <Special Collection Vol.4> GRAZE(0)/NODE(4)/COST(2) 種族:幽霊 【連結(「ルナサ・プリズムリバー」+「リリカ・プリズムリバー」+「メルラン・プリズムリバー」)】 奇襲 速攻 先制 貫通 (自動α): 〔このキャラクター〕は、あなたの冥界にある、名称に「プリズムリバー」を含むカードの枚数によって以下の効果を得る。 ・3枚以上…「戦闘修正:+3/+3」 ・4枚以上…「(自動α):〔このキャラクター〕はスペルカードの効果の対象にならない。」 ・5枚以上…「(自動α):〔このキャラクター〕は他のキャラクター効果の対象にならない。」 ・6枚以上…「(自動α):〔全ての相手キャラクター〕は「戦闘修正:-3/-3」を得る。」 攻撃力(6)/耐久力(6) 「一曲聴いていかない?友達のよしみで」 「お代は見てのお帰りよ。友達のよしみの所為で」 Illustration:cercis エラッタ@2012/03/09 コメント 連結を持つカードの一枚。 ノード・コスト・グレイズや戦術、戦闘力のみを単純に見た場合、三姉妹合体を果たしたルナサ・プリズムリバー/1弾が一枚に収まっただけだったりする。 「ルナサ・プリズムリバー」「リリカ・プリズムリバー」「メルラン・プリズムリバー」の三枚を要求されるという連結の中でも条件を満たすのが一見難しそうに見えるカード。 しかし、このカードやレイラ・プリズムリバー/3弾の存在から黄泉の舟や香霖堂をデッキに無理なく採用出来るという点や、プリズムリバー専用サーチカード合葬「プリズムコンチェルト」、そして何よりこのカード自体の異常なまでに安いノード・コストとサーチカードである倫敦人形/7弾、またサルベージ兼コスト軽減ができる夢殿大祀廟によって、比較的楽に、また安定して場に出す事が出来る。 その戦闘能力は圧巻の一言。速攻による圧倒的なスピードだけにとどまらず、先制を持っているため耐久力6以下のカードはほとんどが何も出来ずに決死状態になる。先制を持っているキャラクターも同じ連結持ちを除けば攻撃力6以上は6ノード帯からのため追いつけない。 奇襲持ちであるため1ターンに複数枚出せる可能性も持ち、さらに貫通を持っているため小型キャラクターによるチャンプブロックすら許さないという高性能ぶり。 さらにこれだけのカードパワーを持ちながら、なんとグレイズは0。強烈な一撃をあえて受け、そこから得たグレイズで反撃という事も許さない。 奇襲+速攻による防御もできるが、それすらも余技と言わんばかりの攻撃性能であり、このカードへの対策を考えておかないと一方的に負けてしまうだろう。 なお、奇襲を持っているため、相手がこのカードに向けて除去をプレイしてきたときに手札の2枚目を出すことで、場の1枚目を3姉妹の誰かとして除外しつつ除去を目標不適切にさせられる。覚えておきたいテクニックである。 戦術と戦闘力、グレイズだけでも十分過ぎるほどに強いこのカードであるが、この連結の真価を発揮するためには(自動α)を発生させる必要がある。 (自動α)は、このキャラクターのプレイヤーの冥界にある名称に「プリズムリバー」を含むカードの枚数で効果が変化する。 プリズムリバー3枚以上で得られる一つ目の効果は戦闘修正。+3/+3と、これだけでも非常に強力であり、最低でもここは狙いたい。9/9先制貫通を安定して受けられるキャラクターは一握りしか存在しない。 4枚以上で得られる二つ目はスペルカード耐性。「対象にならない」効果なので、全体除去も回避可能。ただし、自分のスペルカードの対象にもならないので注意。 5枚以上で得られる三つ目はキャラクター効果耐性。出すのに手間がかかるユニオンキャラだけに、西行寺 幽々子/5弾や符ノ壱“八雲 紫”/5弾を自力で回避できるのは非常にありがたい。二つ目の効果と相まって、除去などにはかなり高い耐性がつくことになるが、自分のキャラクターからの支援も受けられなくなる点は覚えておこう。 そして6枚以上で得られる四つ目の効果は、相手キャラクター全てに戦闘修正:-3/-3を与える能力。耐久力3以下のキャラクターは存在すら許されず、たとえ生き残ったキャラクターでも戦力として数えるのが難しくなるだろう。 このように、どれも強力であるが、「冥界にある名称に「プリズムリバー」を含むカードの枚数」という条件は、普通にプレイするだけではクリアは非常に困難。その力を十全に発揮するためには、黄泉の舟や香霖堂はもちろん、手札にきた「プリズムリバー」をノードに送ってからのコスト支払いや裏取引で処理しつつ、祟り神の薫陶なども使った大量ドローによる2枚目以降の黄泉の舟の引きこみなどで積極的に落としていくというようなデッキ構築段階からの工夫が必要だろう。 また、このキャラクターを場に出すために3枚除外してしまうことを考えると、「プリズムリバー伯」や「レイラ・プリズムリバー」といった他の名称「プリズムリバー」のカードをデッキに組み込まない限り、場にルナサら三姉妹が出せないことになる。 また、全ての能力を得てもコマンドカード耐性だけはつかないので、少女密室や聡慧なる守護者などで対策する必要もある。特に緑眼のジェラシーは採用率も高いので危険。 各々の専用スペルカードでもある騒符「ルナサ・ソロライブ」、騒符「リリカ・ソロライブ」、騒符「メルラン・ハッピーライブ」や、レイラ・プリズムリバーの効果との相性はあまりよろしくない。冥界から場に出てしまうため、能力の条件と真逆の行動になってしまうのである。一応、メルラン・プリズムリバー/11弾とリリカ・プリズムリバー/11弾は自らの効果により独力で冥界に落とすことができるためそれなりではあるのだが。 相手のレイラ・プリズムリバー/11弾には注意。このカードが場にいる場合、連結の効果によって「ルナサ・プリズムリバー」「リリカ・プリズムリバー」「メルラン・プリズムリバー」としても扱われているため、レイラ・プリズムリバー/11弾が決死状態になるとその(自動γ)でこのカードも除外されてしまう。冥界に5枚以上のプリズムリバーがいる場合はキャラクター効果の対象にならなくなるので除外されることも無くなる。6枚以上が適用されていてレイラが出落ちしても巻き添えを食うことは無い。 2012/03/09のエラッタにて、ノード・コストが(3)/(1)から(4)/(2)に引き上げられた。あまりの高速展開を抑制するためのエラッタだが、上述の夢殿大祀廟を採用すれば軽減自体は可能である。また、ノード・コストの引き上げにより裏切りの少女などの一部の対策カードの範囲から逃れることにもなった。全体的には当然弱体化しているのではあるが。 収録 Special Collection Vol.4 Power Of Union Dark Night Illusion 関連 「ルナサ・プリズムリバー」 ルナサ・プリズムリバー/1弾 ルナサ・プリズムリバー/3弾 ルナサ・プリズムリバー/11弾 ルナサ・プリズムリバー/14弾 ルナサ・プリズムリバー/17弾 ルナサ・プリズムリバー/20弾 「リリカ・プリズムリバー」 リリカ・プリズムリバー/1弾 リリカ・プリズムリバー/3弾 リリカ・プリズムリバー/11弾 リリカ・プリズムリバー/14弾 リリカ・プリズムリバー/17弾 リリカ・プリズムリバー/20弾 「メルラン・プリズムリバー」 メルラン・プリズムリバー/1弾 メルラン・プリズムリバー/3弾 メルラン・プリズムリバー/11弾 メルラン・プリズムリバー/14弾 メルラン・プリズムリバー/17弾 メルラン・プリズムリバー/20弾
https://w.atwiki.jp/zatchbell/pages/745.html
M-140 カルーラ 石版魔物 3500 《薔薇の戦士》このカードが場にある→この効果は、自分の場の魔物が石版魔物3体のとき使える。 相手は、「このカードが場にある→」の「魔物の効果」を使えない。 パートナー=マレーネ・ヤネンツ バランシャを倒した四戦士の1人。薔薇を操る華麗な術を使う。 LEVEL 7 石版魔物3体の条件付きではあるが、「このカードが場にある→」の効果を使えなくできる。 この魔物自身の効果も「このカードが場にある→」の効果で、【ステイ】【スタンバイ】などの効果ではないので、石版魔物3体の条件を満たせば永続的に効果を発揮でき、相手はこの効果を取りのぞく効果では取りのぞけない。 真ルールになり、妨害する時に割り込んで、相手の効果を無効にするという行為ができなくなったため、場にあるだけで持続する「このカードが場にある→」の効果がより重要視されるようになった。また、上記の効果をもつ《伝導のエレメント》や《愛のために》などの効果が真ルールに変更された後も猛威を奮う、以前として対策する必要のカードであったため、その対策の一つとしてこのカードが有効になった。 三位一体の効果は、割り込みの頃と比べ、相手のターンにもカードを出せる行動ができるため、揃えやすくなったという点がある。また、「このカードが場にある→」を封じる多くのメタカード(アリシエ《本物の男》、マルス《裏切り》など)は、ターン中に【ステイ】【スタンバイ】する効果のため、何度も使う必要があったり、ロップス《かう!》やチェリッシュ《失われた笑顔》などの効果を取りのぞくカードの対策をする必要があったが、魔物縛りはあるものの《薔薇の戦士》は1枚で対策できる。 ただ、石版魔物の3体の条件を満たせなくなるような相手、魔物破壊や石版状態の効果を使ってくる相手が弱点になるので、ある程度の対策が必要になってくる。 このカードは、 第6回ミドルクラス魔界王 が使用しており、上記の対策には、月の石のカケラや決戦などのメタカードが採用されている。 石版魔物3体の条件を満たせなくても、パートナーのマレーネ・ヤネンツ《カルーラのクグツ》を使えば石版魔物2体でも使うことができ、空いた1体を石版魔物以外の魔物にすることができる。 + 「このカードが場にある→」の「魔物の効果」を持つカード M-002 ガッシュ・ベル《おちこぼれガッシュ》 M-003 ガッシュ・ベル《傷だらけのヒーロー》 M-004 レイコム《悪事の道具》 M-006 ゴフレ《偽りの友》 M-007 ゴフレ(変身後)《魔物の本性》 M-009 コルル《優しい少女》 M-014 ティオ《信頼できる仲間》 M-023 ポッケリオ《植物の魔物》 M-024 ロブノス(分身体)《二身一体》 M-025 ロブノス(完全体)《フルパワー》 M-028 バルトロ(本体)《狂暴な本体》 M-031 キクロプ《キクロプの鎧》 M-036 フリガロ《氷の魔物》 M-038 ロップス《自由な王さま》 M-040 パピプリオ《ダダっ子》 M-047 金色のガッシュベル《輝く体》 M-049 キャンチョメ《高貴なる魂》 M-051 ゼオン《無敵》 M-053 ブラゴ《王の風格》 M-071 ブラゴ《高き理想》 M-072 キャンチョメ《お菓子大好き》 M-074 ウマゴン(ゴウ・シュドルク形態)《超回避》 M-075 エシュロス《隠された本性》 M-076 バランシャ《狩人》 M-078 キッド《さっすが博士!》 M-079 パティ《乙女の想い》 M-085 ゴーレン《石化》 M-086 ガッシュ・ベル《前進あるのみ!》 M-089 パティ《ケーキ強奪!》 M-092 キャンチョメ《無敵のキャンチョメ様》 M-094 レイコム《悪の喜び》 M-097 コルル(変身後)《魔物の涙》 M-098 キッド《小さな軍師》 M-099 パティ《乙女のポリシー》 M-101 グリサ《貧乏生活》 M-102 グリサ(変身後)《灼熱地獄》 M-110 ティオ《守りの陣》 M-111 フェイン《さからえぬ王》 M-115 ボルボラ《ボルボルボル》 M-116 ドグモス《ジシャアアア》 M-117 エルジョ《フォオオオオ》 M-119 ゲリュオス《ブリュオオオ》 M-120 ガンツ《ギルァアアア》 M-121 ビクトリーム《ベリーシット!》 M-125 レイラ&ビクトリーム《ベリーメロン!》 M-127 ガッシュ・ベル《友の力》 M-131 キャンチョメ&ティオ《スター アイドル》 M-132 ガッシュ・ベル《金色の光》 M-133 ウマゴン《決意の目》 M-138 イバリス《ジャアアアア》 M-139 デンシン《グルォオオオ》 M-140 カルーラ《薔薇の戦士》 M-141 バビル《超能力少年》 M-160 レイラ《堕ちたものね》 M-162 ブラゴ《王の威厳》 M-164 ガッシュ・ベル《レベルアップ》 M-166 コルル《禁断の呪文》 M-176 バリー《屈さぬ強さ》 M-178 パティ《ガッシュLOVE》 M-179 ビクトリーム《華麗なるビクトリーム様》 M-180 レイラ《石の呪縛》 M-183 ブラゴ《今のために》 M-184 キャンチョメ《ガッシュ!?》 M-188 バディオス《空輸/回収》 M-189 フェリウス《空輸/捕獲》 M-190 バムウ《フン、なめるな!》 M-191 ファウスト《静寂の支配者》 M-192 ツヴァイ《静寂の支配者》 M-193 トロワ《静寂の支配者》 M-199 ガッシュ・ベル&パムーン《友達》 M-200 パティ&ビョンコ《最後のワガママ》 M-203 ゾフィス《後悔しやがれ》 M-214 レイラ《本物の力》 M-222 ブラゴ《威圧》 M-227 パラマキロン《探知アンテナ》 M-228 ザミー《伸びる爪》 M-229 バラホー《腕の盾》 M-239 ガッシュ・ベル&パティ《だいすき!》 M-242 ビクトリーム VS 夕張の珍獣《Vの冒険》 M-243 ガッシュ・ベル《勇気凛凛》 M-246 ガッシュ・ベル《そ~っと》 M-248 アース《引導》 M-250 ガッシュ・ベル《天真爛漫》 M-251 パティ《ありがとう》 M-252 ビョンコ《おやつは3時に》 M-253 アルム《負けんじゃねぇぞ》 M-254 ビクトリーム《赤ちゃんとV》 M-255 レイラ《お遊び》 M-263 レイラ&ビクトリーム《意外なコンビ》 M-265 ガッシュ・ベル《私は負けぬ》 M-267 ブラゴ《容赦なし!》 M-268 ウマゴン《臆病ものじゃない》 M-274 コーラルQ(ムロム・ロボルク形態)《不導体》 M-275 コーラルQ(ディゴウ・ロボルク形態)《アクセル全開》 M-276 コーラルQ(ガンジルド・ロブロン形態)《複数の盾》 M-282 レイン《使わぬ力》 M-283 レイン(人間形態)《財産管理》 M-285 マジロウ《マルマジロ~》 M-290 ガッシュ・ベル《金と銀》/ゼオン《表裏一体》 M-293 コーラルQ(変形前)《先遣調査》 M-298 ウマゴン VS カルディオ《北の出会い》 M-299 ガッシュ・ベル《ファウードへ!!》 M-302 レイン《前を向いて》 M-304 ガッシュ・ベル《ちょこんと正座》 M-305 ブラゴ《黒き王者》 M-311 モモン《逃げの一手》 M-315 ガッシュ・ベル&レイン《旧友》 M-317 ロデュウ VS レイン《本気の戦い》 M-320 ガッシュ・ベル&ブラゴ《相反する者》 M-321 ガッシュ・ベル《覚悟アリ》 M-322 ティオ《すっきり》 M-323 ガッシュ・ベル《バトルスタート!!》 M-327 ティオ《大逆転!?》 M-329 ガッシュ・ベル《特急電車》 M-331 ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)《炎纏いて》 M-332 ガッシュ・ベル《みなぎる勇気》 M-333 キャンチョメ《あふれる希望》 M-336 ティオ《光り輝く絆》 M-343 パピプリオ《豪邸》 M-345 ザルチム《千里眼》 M-346 ブザライ《刃物使い》 M-349 ウォンレイ《愛のために》 M-351 ウマゴン&ティオ《素早い標的》 M-352 キース&ブザライ《各個撃破》 M-354 ガッシュ・ベル《みんなの力》 M-355 ブラゴ《BREAK!》 M-356 キャンチョメ《僕が守るんだ!!》 M-357 ティオ《負けるな女の子!》 M-358 ウマゴン《炎の闘志》 M-359 バリー《強さを求めて》 M-361 石版魔物四天王《四天王》 M-362 ガッシュ・ベル《伝導のエレメント》 M-371 キース《指揮》 M-372 ガッシュ・ベル&キャンチョメ《負けるもんか》 M-373 キース VS キャンチョメ《チッキショー!!》 M-374 キース《虫ケラが!!》 M-375 ガッシュ・ベル《キャッチ・マイ・ハート》 M-393 ガッシュ・ベル《全てをかけろ》 M-397 ガッシュ・ベル《振り向くな》 M-403 ウォンレイ《守る覚悟》 M-406ab ファウード《超巨大/ファウードの力》 M-408 雷帝ゼオン《初めまして...》 M-410 ロップス VS ゼオン《力の差》 M-413 ガッシュ・ベル VS レイラ《打ち勝ってくれ!!》 M-418 ウォンレイ《この笑顔を...》 M-420 パティ《手をつないで・・・》 M-421 ビョンコ《四つ葉のクローバー》 M-422 ビクトリーム《幻のメロン》 M-423 レイラ《魂の解放》 M-424 ゾフィス《自作自演》 M-425 リオウ《いたぶり》 M-426 ゼオン《必死になれ》 M-430 ゼオン VS リオウ《格の違い》 M-431 ゼオン VS ガッシュ・ベル《金と銀》 M-432 ゼオン《ファウードへの誘い》 M-433ab ガッシュ・ベル&キャンチョメ&ウマゴン《3つの力/3人は無敵》 M-434ab ゼオン&ファウード《ファウードの主》 M-436 ウマゴン(ディオエムル・シュドルク形態)《炎の天馬》 M-438 リーヤ《野性の血》 M-439 ザルチム《目をそらすな》 M-442 パピプリオ《ガス排出》 M-444 ウマゴン&リーヤ《大きな違い》 M-445 ザルチム&リオウ《バカッタレがよ》 M-446 ザルチム VS アリシエ《鬼気迫る》 M-447 ウォンレイ VS ロデュウ《最後の鉄拳》 M-449 ザルチム《オレの盾》 M-450 ゼオン《絶望へのスタート》 M-452 キャンチョメ&ティオ(暴れん坊状態)《怒りの女神》 M-453 ブラゴ《仲間という光》 M-454 バリー《大きな背中》 M-457 エルザドル《気高き目》 M-458 ジェデュン&エスカルロ・ルン《カプセルの中》 M-461 デゴスミア《バカ力/バカ丈夫》 M-467 チェリッシュ《はきだめの宝石》 M-468 カルディオ(ディオギコル・ギドルク形態)&アース《もっと速く!!!》 M-469 バリー VS キース《段違いの強さ》 Ex-051 ガッシュ・ベル《不屈の闘志》 Ex-053 パティ《乙女の祈り》 Ex-054 キッド《進め!キッド》 Ex-056 ボルボラ《ガロン》 Ex-057 ドグモス《グランセン》 Ex-058 エルジョ《ビライツ》 Ex-082 レイラ《微かな笑み》 Ex-099 ガッシュ・ベル《泣き虫ガッシュ》 PR-003 ウマゴン《走れ!ウマゴン》 PR-004 ガッシュ・ベル《電撃の子》 PR-011 ガッシュ・ベル《元気ハツラツ》 PR-012 黒騎士《本の番人》 PR-015 ガッシュベル&ブラゴ《赤と黒》 PR-030 ビクトリーム《フルパワー!》 PR-033 テッド《ファイティングポーズ》 PR-034 アース《深夜の呼び出し》 PR-035 ガッシュ・ベル《目覚めた力》 PR-036 キース《歓喜の歌》 PR-046 テッド《疾風の如く》 PR-052 キース《容赦はせん!》 PR-059 ゼオン《大きな力》 PR-069 ガッシュ・ベル&キャンチョメ&ティオ《負けるもんか》 なお、このカード同士のミラーマッチとなった場合、お互いに《薔薇の戦士》が相手側の《薔薇の戦士》を封じ合う形になってしまう。 この場合にどのような処理となるかは裁定不明の問題となっているので、ジャッジや対戦相手と相談し、当日裁定にて対応する必要がある。 収録パック LEVEL:7 蒼き斥石の光芒 タグ:3500 カルーラ 石版魔物 自分の場の魔物が石版魔物3体
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/11297.html
小説『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』の登場人物。 アニメの担当声優は 加隈亜衣 女史。 アスラ王国の上級貴族であるボレアス・グレイラット家の令嬢で、 主人公のルーデウス・グレイラットが家庭教師として面倒を見る事になった教え子。 同じグレイラット姓である事からも察せる事だろうが、ルーデウスとは親戚関係にあり、 彼から見ると父方の祖父の弟にあたる当主サウロスの孫娘である (なおこの事からも分かる通りルーデウスの父パウロも本家であるノトス・グレイラット家の出身なのだが出奔したため、弟が当主を継いでいる)。 祖父サウロスの教育方針もあり「狂犬」と称されるほどの凶暴な性格に育ち、 暴力事件を繰り返して貴族学校を退学し、ルーデウス以前の家庭教師は病院送りにして辞めさせおり、 残っていたのは礼儀作法を教える乳母のエドナと剣神流という剣術を教えるギレーヌ程度で、 父親のフィリップからも「貴族としては生きていけない」と、 ギレーヌから剣神流を身に付けさせて将来は冒険者にでもするしかないと考える程であった。 元々勉強嫌いだった事もあり出会った当初はルーデウスへの態度も辛辣であったが、 誘拐事件をきっかけに関係は大きく改善され、一緒に過ごす内に徐々に心を開いていく。 しかし、フィットア領転移災害によりルーデウスと共に魔大陸へ転移したのを機に、 彼女もまた波乱万丈な運命に身を置く事になる。 そのキャラクター像は、暴力系ヒロインというよりは見た目が良いだけのスケバンで、 ルーデウスも「不良漫画の主人公」と評している。 一応、心を開いた相手には納得できる説明を受ければ嫌なことでも従う素直な一面もある。 MUGENにおけるエリス・ボレアス・グレイラット Xkleitoss氏製作の『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。外見は幼年期準拠。 剣による近接戦が得意な性能をしており、機動力及びコンボ性能も高め。 超必殺技では相手を連続で斬り付ける攻撃を行う他、勝利ポーズでは「教えてくださいニャん☆」のポーズを行う。 AIもデフォルトで搭載済み。 DLは下記の動画のコメント欄から 出場大会 「[大会] [エリス・ボレアス・グレイラット]」をタグに含むページは1つもありません。
https://w.atwiki.jp/wiki15_you/pages/17.html
ら ラーズグリーズ ラビット リーア リザ リト リュシファ リリー ルーズァ=煌=アリベンティス ルーニ レイジア レイラ レッドアイ レミング レギナ レトロヴィールス ローズアイ ロサ ロスヴァイセ ロスカ ロゼッタ ロビン ロリー
https://w.atwiki.jp/actors/pages/8326.html
スーザン・トレイラーをお気に入りに追加 スーザン・トレイラーのリンク #blogsearch2 スーザン・トレイラーとは スーザン・トレイラーの95%は玉露で出来ています。スーザン・トレイラーの4%は果物で出来ています。スーザン・トレイラーの1%は黒インクで出来ています。 スーザン・トレイラー@ウィキペディア スーザン・トレイラー スーザン・トレイラーの報道 『モダン・ラブ』シーズン2、8月13日配信決定 8つの恋が垣間見えるトレーラーも(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - yahoo.co.jp スーザン・サランドン74歳、安楽死と向き合った『ブラックバード 家族が家族であるうちに』。 - VOGUE JAPAN 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 スーザン・トレイラーのキャッシュ 使い方 サイト名 URL スーザン・トレイラーの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ スーザン・トレイラー このページについて このページはスーザン・トレイラーのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるスーザン・トレイラーに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/zatchbell/pages/2015.html
魔本リスト P NO. カード名 P NO. カード名 01 M-084 パティ《怨怒霊!》 02 M-090 ロード《不敵な笑み》 03 MJ-003 フライング・ビート 04 E-145 黒と白の Harmony 05 MJ-013 ビッグ・ボイン 06 E-056 およしになっておとのさま 07 P-047 ウルル《やれやれだ》 08 P-093 ココ《旧友の叫び》 09 M-413 ガッシュ・ベルVSレイラ《打ち勝ってくれ!!》 10 E-149 新たなる戦い 11 V-002 バルカン四代目 12 M-145 およしになっておとのさま 13 E-056 デモルト《咆哮》 14 M-154 魔界学校の校長《合格のハンコ》 15 MJ-003 フライング・ビート 16 M-310 リオウ《呪い》 17 M-122 ゴーレン《悪夢》 18 E-187 小腸の罠 19 P-013 ココ《狂った笑み》 20 E-056 およしになっておとのさま 21 P-047 ウルル《やれやれだ》 22 E-089 結婚 23 S-307 オルガ・ラドム 24 E-056 およしになっておとのさま 25 E-061 アーイル・ビー・バーック !! 26 E-063 絶対に勝つんだ! 27 S-307 オルガ・ラドム 28 E-024 プロフェッサー・ダルタニアン 29 M-203 ゾフィス《後悔しやがれ》 30 E-159 わたしのブラを離しなさい 31 Ex-022 ヨポポの踊り 32 S-309 ディガン・テオラドム 2015年6月秋葉原チェルモの大会で参加した魔本です。 ルールは真ルール(16弾環境)。前回より若干のカード変更を加えています。 テーマは魔物破壊。「ゾフィス」と「パティ」の悪しき力コンビで組んでみました。 おおよそな流れは序盤から「魔界学校の校長」「リオウ」「デモルト」等で攻め、 後半は「ココ」+「オルガ・ラドム」でめくっていく仕様になってます。 使い方 「フライング・ビート」「ロード」を出す。 次のターン1枚めくり、「黒と白の Harmony」で「ココ」、「ビッグ・ボイン」を出してエンド。 相手ターン「およしになっておとのさま」を使用。「ウルル」を出し、「フライング・ビート」から 「魔界学校の校長」か相手の場に「ガッシュ・ベル」か「レイラ」がいるなら「ガッシュ・ベルVSレイラ」を出す。 ※相手の場が早く揃いそうなら8ページ以前に「魔界学校の校長」を出すのも手です。 次のターン2枚めくり、「新たなる戦い」で「リオウ」「フライング・ビート」を出す。 《呪い》で相手魔物を指定。エンド前に「バルカン四代目」を出す。 ※相手の場に「ロップス」などの厄介なカードがあった場合は、「新たなる戦い」で「ゴーレン」を出し石にします。 その後に「フライング・ビート」から「リオウ」をもってくる流れになります。 相手ターン「およしになっておとのさま」を使用。「デモルト」を出し《咆哮》を使用。 その後は魔本めくり効果や術で攻めていきます。
https://w.atwiki.jp/venuselevenvivid/pages/154.html
開催期間:2021年4月4日 17時 ~ 2021年4月9日 23時59分 報酬 イベント特効 敵編成 低級(衣装無し) イースターイベント! 4-4-2Bポジション アイコン 名前 衣装名 スキル CF 寿々花むつみ ビーナスユニフォーム パス×8 CF 花村りお ビーナスユニフォーム ドリブル×8 LMF 夏凪よう ビーナスユニフォーム スライディング×8 CMF 狩屋うるむ(準適正) ビーナスユニフォーム パス×8 CMF 篠宮さくらこ ビーナスユニフォーム シュート×10.5 RMF エヴァ 神殿騎士の装束 ドリブル×8 LSB 青葉ユズ ビーナスユニフォーム スライディング×8 CB 伊集院レイラ ビーナスユニフォーム スライディング×8 CB 飯綱みれい ビーナスユニフォーム スライディング×8 RSB 中森こむぎ ビーナスユニフォーム パスカット×8 GK 宿星めぐる ビーナスユニフォーム シュート×8パンチング×13 上級(スキル使用あり、衣装着用) 犯人は… 4-4-2Bポジション アイコン 名前 衣装名 スキル CF 寿々花むつみ Spring♡Egg シュート×11.5 CF 花村りお タマゴ、はっけーん! ダイレクト×12 LMF 夏凪よう 春のうさぎさん♪ スライディング×9.5 CMF 狩屋うるむ(準適正) 今回はエッグハンター ダイレクト×9.5 CMF 篠宮さくらこ カラフル・パーティー パス×12 RMF エヴァ 春を告げる妖精さん ドリブル×12.5 LSB 青葉ユズ 集めて!イースターエッグ ドリブル×12 CB 伊集院レイラ Luxury&Cute bunny パスカット×10 CB 飯綱みれい Happy Easter♡ パス×9.5 RSB 中森こむぎ PASTEL☆BUNNY スライディング×12 GK 宿星めぐる イースターを楽しもう♪ パスカット×10.5パンチング×13
https://w.atwiki.jp/blazer_novel/pages/184.html
ゼゼがレイラを連れて戻ってきたのを見て、スティーブとレベッカは胸を撫でおろした。 「レイラ!心配したのよ…!」 「ごめん…なさい…」 素直に頭を下げるレイラを見て、レベッカも強くは言えなくなる。 スティーブはそのやり取りに構わず、レイラを見据えて聞いた。 「頭の中に話しかけてきた奴がいたって?」 「う…ええ、と…」 急に言葉に詰まるレイラ。そして彼女は、傍らにいたゼゼへと視線を向ける。 当のゼゼは、無表情のままでスティーブに言った。 「後で、詳しくお話しします」 「今言え」 ただでさえ思うように情報が得られず、朝から苛立ちが募っていたせいか、スティーブは即座に有無を言わさぬ声でそう返す。 だが、ゼゼは首を振った。 「事情がありますので、ここでは」 「ああそうかい、分かったよ」 彼は、一行から離れて歩き始めた。 「ちょっと、どこ行くの!?」 呼び止めるレベッカに、スティーブは言葉を返す。 「お前らはお前らで好きにやれ。俺もそうする」 「あいつ…!!」 追いかけようとするレベッカの肩に、ゼゼが手を置いた。 「そっとしておきましょう」 「…何かあったの?」 レベッカの問いに、ゼゼは目を伏せ頷いた。 「とりあえず、レイラさんはホテルに連れて帰ります。少なくとも、まだ町の人間から思考を読み取らせるべきではないと判断しました」 突然のゼゼの言葉に、呆気にとられるレベッカ。当然だ、先程までは、レイラに町の人間から思考を読み取らせて手掛かりを掴む予定だったのだから。 「…分かった、じゃあ私もついてくわ」 「はい、事情ならホテルでお話しします」 町を歩くスティーブ。 雪がちらほら降り始めており、道行く人もまばらだ。 まだ時刻は昼前で、酒場もやっていない。 彼は、ポケットに入れておいたカーネル・ジョンソン警部の名刺を取り出した。 「仕方ない」 そして、彼は警察署へ向かう。手掛かりを求めて。 「スペード警部」 デスクで業務中のサマンサ・スペード警部は、部下から呼び止められ、顔を上げた。 「受付にスティーブ・ハントという方が来ています。これを渡すようにと」 「…ええ、分かった」 そう言いつつも、覚えのない名前に疑問を覚える。 部下から受け取ったのは、一枚の名刺だった。 「…!」 カーネル・ジョンソン。 その名前には、彼女にも憶えがあった。 「どうします?面会予定の無い客なら、僕が追い返しますが」 そう言いつつ、その刑事は自信満々といった風に腕を組んで見せる。 赤みがかった茶髪を後ろで縛った、少し小柄な若い刑事は、そう言ってサマンサ・スペード警部の指示を待った。 「ローズウッド刑事、貴方はすぐ暴力に訴えるわね。客人は会議室に通して」 「分かりました」 そう言いつつも、少し落胆した様子でオフィスを出て行く。 若い刑事――アクセル・ローズウッドは、同年代の人間よりも突出した早さで刑事まで出世した将来有望株だが、その血気盛んな気性にはサマンサ警部も手を焼いていた。 とはいえ、基本的にここは平和な田舎町だ。まだ若い彼のような刑事では、暇を持て余すのも仕方ないだろう。もう少し有能さを見る機会ができれば、都会の警察署に推薦するのも吝かではないのだが。 そんなことを考えながら、サマンサ警部は自分のPCを操作して今日の予定を見る。 まだ次に出席予定の会議までは少し時間があった。 懐かしい名前の名刺を持ってきた人物がどんな用件なのか。ほんの少しの好奇心と共に、サマンサ警部は席を立つ。 スティーブは会議室に入ってきた年配の女性を見据えた。 「お待たせしました、サマンサ・スペード警部です」 サマンサ警部は、スティーブと向かい合うように席に座ると、再度口を開く。 「カーネル・ジョンソンの知り合いとか」 「ええ。彼に言われて、ここへ来ました」 慎重に言葉を選びつつ、スティーブは言う。 彼の返答にサマンサは頷くと、持っていたカーネルの名刺を差し出しながら言った。 「懐かしい名前ですね。まだこの町に戻る前、ここより遠い都会で刑事をしてた頃の同僚でしたが、その辺の話はもうお聞きに?」 「いえ、カーネルはその辺の関係性については話してはくれませんでした」 カーネルの名刺を受け取り、スティーブもそう返す。 その返答に、僅かに顔をしかめたサマンサは言った。 「ご用件は何でしょう。彼の昔話のために来たわけではないでしょう?」 サマンサの問いに、スティーブが回答を考えている間に追撃が入る。 「それに、貴方の名前は聞きましたが、素性は聞いていないわ。一体、何のためにここへ?」 正直に答える他無さそうだ。そう結論付けて、スティーブは自分の名刺を取り出した。 「スティーブ・ハント。カーネルがいる街で私立探偵をしてます」 「私立探偵?」 スティーブの名刺を受け取り、その内容を読みながらサマンサ警部は言葉を返す。 「遠くの街の私立探偵が、こんな田舎町の警察署へ何のご用です?」 「そうですね、情報収集と警告といった所ですか」 その回答を聞いて、サマンサ警部は目を細めた。 「情報収集?」 「さて…どう話したものか」 馬鹿正直に全て話したところで叩き出されるのがオチだろう。そうスティーブは判断し、とりあえず目下の危険性の所まで伝えようかと悩む。 マーク・ウィルクスには、極力隠密行動を依頼されていた。どうやら、この町の市長が他所からの介入を認めていないのだと。 「一つ約束して頂きたい。これから話す内容は、他言無用に」 「…分かった。約束しましょう」 目を細めたまま、サマンサ警部はそう返す。スティーブは意を決し、言った。 「私の居る街には、『ロワイアル・ファミリー』というマフィアが裏社会を取り仕切っていました」 「ロワイアル・ファミリー…ええ、大分昔に聞いたことあるわね」 サマンサ警部が頷く。どうやら話は聞いてくれそうだと判断し、スティーブは続けた。 「そのマフィアの最高幹部の一人が、この町で『ゲーム』とやらを行うという情報が入ってるんですよ」 「…ゲーム?」 「詳細は分かりません。ただ一つ分かるのは、市民の命を脅かすだろう事態であるというだけです」 サマンサ警部が黙る。スティーブは緊張した。 流石に、これだけの情報だと話半分で聞かれるのが精々だろう。 それに、次に聞かれる言葉も分かっていた。 「それが事実なら、何故その街の警察からこちらに情報が無いの?」 スティーブは肩を竦める。 「どうも、この町の市長から圧力でもかかってるみたいで。カーネルから頼まれて、警察組織とは関係の無い俺が秘密裏に調査してるんですよ」 「…その話の根拠は?」 彼は首を振った。 「残念ながら、ありません」 スティーブの町の警察署長がビートルジュースに拷問の末に殺害された件でも話そうかと思ったが、それを聞けばサマンサ警部はスティーブの街の警察に必ず問い合わせるだろう。 マザー達との会議で、街の警察組織からカーネルしか来ていないことが気がかりの一つだったスティーブは、そちらに連絡されるのはまずいように思えてならなかった。 そのため、警察署長の件は伏せることにしていた。 サマンサ警部は、少しの間黙っていたが、やがて言う。 「スティーブ・ハントさん、どうも貴方の話は荒唐無稽で、とても信用できるものではないですね」 この反応は、スティーブにとっては予想通りだった。 「ええ、今の時点じゃそうでしょうね」 「お引き取り下さる?」 鋭い視線でそう告げるサマンサ警部に、スティーブは頷いて席を立った。 だが、歩き出す前に言う。 「名刺は置いていきます。そこに書かれたホテルの電話番号が私の滞在先ですので、何か私の話を連想するような事件でも起きたら、連絡を下さい」 「…いいでしょう。期待しないで下さいね」 最悪、名刺すら突き返されるかと思っていたのでスティーブは内心ホッとした。 そして、帽子を被ってコートを着ると、会議室を出て行った。 「何者でした?」 席に戻ったサマンサ警部に、部下のアクセル・ローズウッド刑事が聞く。 彼女は、無造作に言葉を返した。 「私立探偵だって。良く分からない話を言ってきたわ」 「…私立探偵…」 アクセル刑事は呟くと、しばらく考え込んでいた。 だが、急に席から立ち上がると、上着を片手に走り出す。 「すみません、少し出てきます」 「ちょっと、ローズウッド!?」 サマンサ警部の制止も聞かず、彼はオフィスを出て行った。 「…まぁ叩き出されなかっただけマシだったな」 警察署を後にし、スティーブはそう呟いた。 サマンサ・スペード警部は、スティーブの予想していたよりも年配の刑事だった。 同僚とは言っていたが、年齢差を考えるとカーネルの恩師あたりか。そう分析する。 「さて、この後はどうするか…」 時刻は昼前である。酒場と警察署に渡りこそ付けられたものの、依然として情報不足だ。 というか、事前に与えられた情報が少なく、この町では今使ったカーネルのもの以外にコネも無い。 この依頼受けたのが間違いだったか。そんな考えが頭を掠めるが、無理矢理にそれを追い払い、スティーブは今後の行動をどうするか考えた。 「…仕方ない、どう行動するか読んでみるか…」 レオン・トラヴァースの情報が確かなら、昨日の夜に北山の屋敷の方角でクロウ・エリュシオンとジャンゴ・ザネッティが交戦したということだ。 もしそこからクロウ・エリュシオンが逃げたとしたら、今この町のどこにいるのか。それを、行動を予測して考えてみよう。 そう思い、スティーブはダイナーの方角へ歩を進めながら考えた。 「レイラを見つけた路地裏で、一人の男が待ってまして」 ホテルの一室で、ゼゼがレベッカに事情を話す。 「夕方に教会の近くで、その男と会う約束をしました」 「って…一体誰よ?」 唐突にそんな話を言われたので、レベッカはそう突っ込まざるを得なかった。 「その男が、レイラに『話しかけた』男なの?ってことは、そいつがビートルジュースの仲間ってことじゃ」 「いえ、それはありません」 ゼゼがそう断言して首を振ったため、レベッカは益々困惑する。 「じゃ…何者なの?」 「…私と同じ、ヘブンの関係者…古代人です、恐らく」 「恐らく?」 「話したのが僅かな時間だけだったので、断言はできません」 ゼゼの話の内容は、レベッカの心配を益々募らせるものだった。 「何か…聞けば聞く限り怪しい話だと思うんだけど…本当に一人で行くの?」 「ええ、貴方の言う通り、何らかの罠だった場合、被害を最小限に抑えたいので」 そのゼゼの言葉に、逆にレベッカは詰め寄った。 「自分を犠牲にするようなことはやめて」 「そうではなく、私くらいしか対応できなさそうな事態になる可能性が高いからです」 ゼゼは、即座にそう言葉を返す。 「でも!」 声を上げるレベッカに対し、ゼゼは静かに手で制した。 「何かあれば、必ず連絡しますから」 そう言うと、ゼゼは傍らの椅子に座り、茫然と二人のやりとりを見ていたレイラに笑顔を向けた。 「何も無ければすぐに戻ってきますので、心配しないでください」 先程朝食を食べてから、まだ2時間余りしか経っていない。 とはいえ何度か緊張状態が続き、またそれなりの距離を歩いたせいか、スティーブは既に空腹状態だった。 そのため、再びダイナーへ向かう。今はゼゼやレベッカ達もおらず、気軽に飯が食えそうだと思いながら。 しかし、その前に。 スティーブは方角を変え、路地裏へと歩いて行った。 この町の路地裏は、まだどういう道になっているのかスティーブも全容を頭に叩き込めてはいない。 そのため、しばらく路地を縫うように歩いていき、角を曲がって手近な大通りへ通じている細い路地を見つけると、そこで立ち止まって振り向いた。 しばらくして、一人の小柄の男が角を曲がってくる。 「何の用だ」 小柄で20代前半くらいの顔立ち、赤みがかった茶髪を後ろで縛り、紺色のキャップを目深に被った男。 茶色い厚手のコートで身体を覆っているが、足から覗くスラックスと袖から見える服が警察署の制服であることを、スティーブは即座に見抜いた。 その男は、待っていたスティーブの姿を見て、面食らったように目を見開く。 スティーブはそれにも構わず言葉を続けた。 「大方、あの警部の差し金だろうが、人選を誤ったな」 「まっ、待て、何の…」 「とぼける必要は無い。俺の素性を確かめるつもりでつけてきた。そうだろ」 男は、観念したように溜息を吐く。 「いつから…」 「警察署を出てからしばらくしてだ。警察の癖に尾行が下手過ぎる。まぁお陰でビートルジュースの手下じゃないと分かったから幸いだったが」 「ビート…誰だそれ」 今度はため息を吐くのはスティーブの方だった。 「とりあえず、俺は腹が減った。話はダイナーまで行ってからだ」 「俺はアクセル・ローズウッド。あんたをつけてたのは俺の意思だ。警部も警察も関係ない」 ダイナーで食事を注文すると、男――アクセル・ローズウッドは自己紹介した。 「…俺の事はどこまで知ってる」 「あんたが探偵ってことだけだ。警部から名刺だけ見せられた」 「お前、よっぽど暇なのか」 「こういう田舎町じゃ、都会と違って滅多に凶悪事件なんて起こらないんだよ」 言いつつ、アクセルはコーヒーを一口飲む。 そして、視線をスティーブから窓の外の雪の降り積もる道路へ移し、口を開いた。 「ただな…この所、どうも嫌な予感が拭えないんだ。俺が退屈だからなのかもしれないけどな」 「嫌な予感?」 運ばれてきた食事を食べ始めつつ、スティーブは先を促す。 アクセルは視線を窓の外に向けたまま、言った。 「初めは些細な事だったんだ。この町にいる顔馴染みの猟師――結構な高齢だ――彼が酒場で話してるのを耳にした。『今年は山でリーバードに全く出会わない。不気味なくらいだ』って」 「出会うのが普通なのか?」 スティーブの問いに、アクセルは首を振る。 「あの漁師の爺さんは、山で犬を連れて鹿や兎を狩って肉屋に卸してる。だから遭遇しやすいんだよ。それなのに、今年は全く出会わないと」 「確かに不思議ではあるが…偶々じゃないのか」 アクセルは頭を掻きながら言う。 「まぁ、それだけの話だったらそれで済んだんだが」 「他にも?」 「この町に一つだけあるパン屋に、美人の一人娘がいるんだが、猟師の爺さんの飼い犬が最近になって、その娘に近づくと吠えるようになった。普通の吠え方じゃない。狂犬病にでもかかったみたいに激しい気性でだ」 「本当に狂犬病にかかったって線は無いのか」 その言葉に、アクセルは笑みを浮かべつつ言う。 「この町で犬を飼ってるのはあの爺さんだけだ。更に旅行者も滅多に来ない町だぞ?どうやって感染するというんだ」 「その辺の専門的なことは分からんが」 「それに、吠えるのはその娘に対してだけで、他の人間には全くそんな素振りを見せない。それも引っかかる」 アクセルの言葉に、スティーブは黙って食事を続けるしかない。 彼は話を続けた。 「極めつけに北山の屋敷だ。北山の屋敷ってのは…」 「その説明はいい。その情報ならもう知ってる。お前の体験だけ話してくれ」 北山の屋敷について説明しようとするアクセルに、スティーブはそう遮る。 アクセルはしばらくスティーブの顔色を見ていたが、やがて続きを話し出した。 「それもあの猟師の爺さんが見つけた。三度目なんで、もう関わりたくなかったんだが、それまで俺が色々話を聞いてたんで、渋々現場に行ったよ」 言葉を切り、そして続けた。 「本当にあったんだ。豪華な屋敷が、北山をしばらく登った所に。あんな豪華な屋敷、今まで見たこともないくらいのものだった」 「それで、どうした?」 促すスティーブに、アクセルは記憶を手繰る様に考えながら言葉を紡ぐ。 「ベルが無かったんだが、代わりにドアノッカーがあったんで、それでノックした。だが何も反応が無い。周囲を回ってみたが、どの窓からも明かりは無かった。だから何もせずに戻るしかなかったよ」 「無人だったということか」 スティーブの問いに、渋々といった様子でアクセルは首を縦に振った。 「そう判断するよりなかった」 食事を終え、スティーブは水を一杯飲むと、アクセルに向かって言う。 「で、その北山の屋敷の件は、お前以外にも誰か知ってるのか」 「ああ。スペード警部にも報告した」 「反応は」 「特に何か問題でもなければ放置しろとさ。確かに、でかい屋敷があるってだけじゃ俺達には手の出しようが無い」 そう語るアクセルに、スティーブは目を細めて言う。 「結局の所、お前はどうしたいんだ。その屋敷をもっとよく調べたいのか?」 アクセルはしばらく考えた後、やがて言った。 「情報が欲しい。特にあんたみたいな余所者がこんな田舎町に来た理由、どうも無関係とは思えない」 やっぱりか。そうスティーブは思う。 どうやら相当退屈していたのか、それとも細かい違和感が気になる性格なのか。今話してみた様子だと前者の方が可能性が高そうだが。 どちらにしろ、目の前の刑事は日常の中の些細な出来事に違和感を抱き、そしてこうしてスティーブと接触したということだ。 これは、利用しない手は無い。そうスティーブは判断した。 「仕事柄、全部明かせるわけじゃない」 「守秘義務って奴だな…!」 スティーブが協力しそうなのを悟ったのか、少し興奮した様子でアクセルは身を乗り出してくる。 その様子を見て、スティーブは考えを巡らせた。 こいつはレベッカと同じ、積極性はあるが安定感が無いタイプだ。少しでも情報を多く与え過ぎると、敵のアジトに特攻して即死しそうな気配がする。若造とはいえこの町をよく知ってる刑事なら、現段階で無駄死にさせるのは惜しい。 「ギブアンドテイクだ。お前の知ってる情報も教えろ。何でもいい、この町のことについてならな。それによっては俺から情報を渡してやる」 アクセル刑事は、そのスティーブの返答に指を鳴らした。 「決まりだな!!」 恐らく、アクセルの言っている『猟師の爺さん』は、レオン・トラヴァースの言っていた猟師と同一人物だろう。レオンがその猟師から山の情報を貰っているとするなら、自分はこの刑事から町の情報を貰うことでアドバンテージを得れる。 そう考えつつ、スティーブは言った。 「まず、この町の構造を把握したい。特にお前みたいなこの町で育った奴が知ってるような、裏路地がどこへどう繋がっているか、とかな」 「?何故そんなこと…」 「念のためだ」 そしてスティーブは、アクセルと共にダイナーを出ると、プリズナの町の各所を巡って町の構造を把握するように努めた。夕方まで。 無論、アクセルの方は勝手な行動をした結果、夕方に警察署へ戻るとサマンサ警部から雷を落とされたのは言うまでもない。 数時間後、太陽が落ちて間もなくの時間帯。 ゼゼは、東に向かって伸びる大通りを歩いていた。 が、その突き当たりに位置する教会が見えそうな位置に来ると、細い路地の方へと歩を向ける。 もう太陽が落ちていて、更に教会の周辺には民家しかないためか、人通りは全く無い。 「言われた通り、私一人で来ました。姿を見せて下さい」 声を張ってそう路地裏で言ったゼゼ。 その声が響いてから数秒後に、彼女の視線の先にある路地裏の角から、クリストファー・セレナードがフードを被った姿で現れた。 「静かに」 そう言いつつ、彼はゼゼに向かって手招きする。無言のままゼゼは彼の居る場所へと急いだ。 クリスの居る路地は、少し先が開けており、柵を挟んで遠くに教会が見えた。 そちらの方をずっと彼は見つめている。 「…あの教会がどうしたというのです?」 クリスの横から同じように教会を眺め、ゼゼが問う。 その問いに、やはり教会の方へ視線を向けたままクリスは答えた。 「少し前に、あの教会に二人、入っていくのが見えました。一人は白いスーツの男、もう一人は少女に見えた」 「…教会なら、参拝の方では…?」 「あの教会は1年前に神父が亡くなってから閉鎖されている。誰も入れない筈です」 クリスの言葉に、ゼゼは目を見開く。 教会の方を見るが、何ら変化は無い。 「あの中で、何かが行われていると?」 「さぁ…そこまでは。ただ一つ言えるのは…男の方は貴方達が追っている男だろうということだけです」 教会の方を眺めたままのクリスの横顔を、ゼゼは見つめた。 「…詳しい話を聞いていませんでしたね」 ゼゼの言葉に、やはりクリスは無言のまま、教会の方へ視線を向けている。 そのままゼゼは言葉を続けた。 「貴方の情報などマザーは何も言わなかった。それなのに、貴方は私達の事情を知っている様子でレイラに接触してきた」 クリスはやはり無言だった。尚もゼゼは続ける。 「私の方は貴方が何者なのかも分かりません。古代人なのかさえ、確かなことは何も分からない」 言いながら、覚悟を決めてゼゼはクリスを見据えた。 「貴方は一体、何者です…!?」 「来ました…!」 クリスは、突然そう言った。 一瞬何のことかゼゼは分からなかったが、教会の方へ視線を向けて、その言葉の意味を悟る。 一人の人物が、柵を跳び越えて教会へ歩いていくのが見えた。 「クロウ・エリュシオン…!!」 今日一日で町の構造を大分把握できたことで、スティーブはやっと気分が良くなっていた。 ついでに先日行った酒場で情報収集でもしようかと思いかけたが、朝に会話したレオン・トラヴァースが入り浸っている可能性があることを思い出し、やめておくことにする。 それでホテルまで戻ってきたスティーブだったのだが。 自室に入って地図に路地裏の情報を書き込んでいる最中、ドアをノックされた。 「誰だ」 「私よ」 レベッカの声に、スティーブはドアを開ける。 「やっと戻ってきた。どうしようかと思ってたのよ」 「何かあったのか?」 スティーブの言葉に、レベッカが頷く。 「ゼゼさんが町に出たの。心配ないって言ってたけど、やっぱり不安で…」 「町に出たって…もう日が落ちてるんだが、一体どこへ?」 「レイラを迎えに行った時のことを話してくれたんだけど…」 レベッカの話に、スティーブは昼間にホテルに戻らなかったことを後悔した。 「じゃ、何者かも分からない奴に呼び出されて、あいつは一人でノコノコ指定された場所に行ったってのか!?」 レベッカが力無く頷く。スティーブは舌打ちした。 「どこに行ったかは聞いてるのか?」 「教会の方とは言ってたけど…」 それを聞き、即座にスティーブは部屋を出る。 「スティーブ!!」 「レイラを見てろ!絶対にここを動くな!!」 背にかけられる声に、スティーブがそう返して走り出す。 レベッカの返事も聞かぬまま、スティーブはホテルの廊下を走り抜け、エレベーターに飛び乗った。 スティーブが廊下を行ってしまうのを、見送ることしかできなかったレベッカは歯噛みした。 結局、ここでも自分は置いてきぼりなのか、と。 そんなレベッカだったのだが。 「…居る」 不意に後ろから声をかけられて、彼女はビクリと背を震わせた。 見ると、レイラが部屋から廊下に出てきている。 「レイラ…どうしたの?」 レベッカの問いに、僅かに怯えた表情で、レイラは―― 『下の階。誰かが…誰かを殺そうとしてる』 頭の中に響くレイラの声。その内容に、レベッカは戸惑った。 「殺そうとしてるって…一体」 その瞬間。 銃声。それが響いたのは、レベッカとレイラの居た階より幾つか下の階からだった。 驚愕する二人。その時スティーブは、まだホテルのエレベーターの中だった。 そのためその音に気づかず、エレベーターから出ると、ホテルの表から外へ駆け出していく。 既に暗くなった、雪の降り積もる路上の先へ。 「何があるにせよ…間に合えばいいが…!!」 教会へ向けて、スティーブは速度を緩めることなく走っていった。 ホテルから狙撃し、そして何者かに防がれた。 更なる追撃をバアルから禁じられ、その男――ファフニールは苛立ちを募らせる。 それでも、彼は数々の殺しを行ってきたプロだ。私情に惑わされず、予定通りのルートでホテルの裏口から離脱しようとしていた。 待ち伏せていた別の男と遭遇するまでは。 「…チッ」 片腕にボストンバッグを持ったファフニールは、ホテルの裏口から通りを挟んで向こうにいる、その人影を睨むと、舌打ちした。 その男――テンガロンハットに茶色の外套を纏った男は、葉巻を近くの民家の壁に押し付けて、ジャンゴを見据える。 「会いたかったぞ…!!」 次の瞬間レオン・トラヴァースは、亡くした左腕の代わりに取り付けられた機関銃を構え、ファフニールへ向けて引き金を引いた。 最終章へ 続・雪の町に集う者たち・目次